町田市議会 2021-03-10
令和 3年建設常任委員会(3月)-03月10日-01号
令和 3年建設常任委員会(3月)-03月10日-01号令和 3年建設常任委員会(3月)
建設常任委員会記録
1 日時 令和3年(2021年)3月10日(水)午前10時
2 場所 第1委員会室
3 出席者 委員長 渡辺厳太郎
副委員長 深沢ひろふみ
委員 田中美穂 わたべ真実 友井和彦 吉田つとむ
おく栄一 佐藤伸一郎 おさむら敏明
4 出席説明員
環境資源部長
循環型施設建設担当部長 道路部長 都市づくり部長
都市整備担当部長 都市づくり部次長 下水道部長 下水道部次長
その他担当管理職職員
5 参考人 桜井朋広 大嶋眞之助
6
出席議会事務局職員
議事係長 新井亮介 議事係主任 三田村美子
調査法制係長 佐々木健
担当 青栁晴香
7 速記士 植木那津子(澤速記事務所)
8 事件 別紙のとおり
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建設常任委員会審査順序
令和3年(2021年)
3月10日(水)午前10時
第1委員会室
1 都市づくり部
(1)請願第 1 号 公式戦のできるテニスコートの整備を早急に進めることを求める請願
(2)請願第 4 号 野津田公園旧バラ広場への
テニスコート建設予算の執行延期を求める請願
(3)第19号議案
町田都市計画事業鶴川駅
北土地区画整理事業施行に関する条例を廃止する条例
(4)第20号議案 町田市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
(5)第38号議案
町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の変更契約
(6)第39号議案
町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の変更契約
(7)第40号議案
町田都市計画事業南町田駅
周辺土地区画整理事業の事業執行に関する協定の一部を変更する協定その3
(8)第41号議案
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託契約
(9)第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算
(10)第33号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算
(11)行政報告 町田市
居住支援相談窓口の開設について
(12)行政報告 土地の買入れについて(
薬師池北緑地用地)
2 環境資源部
(1)第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 「(仮称)第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画」(案)に対する
パブリックコメントの実施結果及び計画策定について
(3)行政報告
多摩ニュータウン環境組合への
ごみ処理支援要請について
(4)行政報告 新たなごみの資源化施設について
(5)行政報告
損害賠償請求事件について
3 道路部
(1)第17号議案 町田市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
(2)第18号議案 町田市
特定公共物管理条例の一部を改正する条例
(3)第23号議案 市道路線の認定について
(4)第24号議案 八王子市による路線認定の承諾について
(5)第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算
4 下水道部
(1)第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算
(2)第34号議案 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計予算
(3)行政報告 「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市
下水道事業経営戦略~」策定について
(4)行政報告 「町田市
公共用水域水質改善10ヶ年計画」の改定について
(5)行政報告
下水道革新的技術実証事業(
B-DASHプロジェクト)実証研究の終了について
5 特定事件の継続調査申し出について
────────────────────────────────────
午前10時 開議
○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△請願第1号・請願第4号
○委員長 請願第1号及び請願第4号を一括議題といたします。
請願第4号の請願者から、意見陳述の申出がございます。
お諮りいたします。本日、3月10日の本委員会に、参考人として請願第4号の請願者である桜井朋広さんと大嶋眞之助さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午前10時1分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時2分 再開
○委員長 再開いたします。
本日は、請願第4号の参考人として請願者である桜井朋広さんと大嶋眞之助さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。
早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。
それでは、請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さん、お願いいたします。
◎桜井 参考人 桜井です。よろしくお願いします。
野津田公園旧ばら広場は、現在バラ株が移植され抜き取られて、芝生の広場となっていますが、現在残されている緩い斜面では、例えば、旧遊具広場から撤去されたターザンロープ――人気遊具でしたが――これを例えば設置するなど、市民のアイデア次第で様々な活用が可能な場となっています。
しかし、ここは今高低差10メートルの斜面で、野津田公園二次計画の中では、ここに盛土を施し
テニスコート建設を行う計画の一部となっています。計画でコート12面という二次計画の区域ですが、現在、営農継続のため売却に応じない隣接農家の土地もそこに含まれています。そのため、現在の広場で建設可能なコートは4面だけとなり、12面はもちろん、近接する8面のコートを求めているという競技団体からの要望にも応えることが困難となっています。こうした要望に応えるためにコートを建設するということであれば、広場の区域に固執しない場所などの再検討が必要となります。例えば、現在3面のテニスコートが存在する中央駐車場付近には平地があり、計8面のコートを設置するという代替案も可能となっているので、検討に値すべきと考えます。
そんな中で、去る2月から、町田市の建設常任委員会で
テニスコート建設の予算執行をCOVID-19、いわゆるコロナ禍の蔓延のため延期する、今年度中に急がずに2022年度以降に延期するという議決があり、あたかも我々の請願の趣旨が実現したかというふうに思いました。しかし、その後、広場への盛土工事は今2020年度の多
目的グラウンド事業として施工されるというふうに伺い、これは延期された計画の事実上の先行工事で、盛土による崩落などリスクを増す上、代替案の検討も否定するものだというふうに考えます。
また、この広場においては、市民参加による計画検討の場どころか、市による市民向けの説明会も行われておりませんので、現在、路線の計画が強行されているように感じます。町田市においては、こうした無理な建設計画の予算執行を延期の上、説明会の実施を行うこと、その上で市民協働による公園計画の再検討を実施、市民のための
野津田公園づくりに努めていただきたいと考え、今回の請願を行います。
以降、大嶋さん、お願いします。
◎大嶋 参考人 大嶋です。よろしくお願いします。
私からは、私がこの請願を提出するに至った理由を簡単に話させていただきます。
野津田公園は、皆様ご存じのとおり、緑豊かな自然の景観をふんだんに有する心安らぐ公園で、ほかには代えがたい公園であると私は感じています。今回審査をお願いしている4面の
テニスコート整備につきましては、どうぞ皆様、ばら広場跡地の正面入り口に立っていただいて、足元から目の先に広がる景観をじっくりと見ていただきたいと思います。足元からのなだらかなくぼ地の斜面は、ばら会の皆さんが長年にわたって手入れをしてこられたところですが、草地が広がっていて、土の下にはモグラがすんで、虫たちもたくさん生息しています。その先に見えるのは、栗林と鶏卵農家です。鶏舎では、毎日鶏が餌をついばんでいます。さらにその先には、有機野菜農家の方が耕している柔らかい土の畑が広がっています。このような里山の景観は、一朝一夕にしてでき上がったものではありません。長い時間と人の働きによってつくられたものです。どうぞ大切にしていただきたいと思います。
くぼ地に残土を盛るようなことをすれば、景観を一変させてしまいますし、また、近年頻発している豪雨に見舞われれば、土砂流出が起こるに違いないと強く危惧いたします。このような観点を取り入れて審査してくださるように、よろしくお願いいたします。
○委員長 ありがとうございました。
以上で請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんからのご意見の開陳は終わりました。
質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。
それでは、これより質疑を行います。
◆田中 委員 陳述、ありがとうございました。
先ほど陳述の中で、
多目的グラウンドの土を今のばら広場の跡地に移動することについて言及がありましたけれども、そのことについて何か近隣の方から心配の声などを聞いていらっしゃるということでしょうか。そのあたりは陳述の中でお話が少しありましたけれども、もしありましたら詳しく教えてください。
◎桜井 参考人
多目的グラウンドのというよりも、土を今の
多目的グラウンドの場所に埋め立てて、盛土の台地を造ることについてということでお答えしてよろしいでしょうか。その話というかそういうことであれば、先ほど申した近隣に養鶏を営んでいられる農家の方がいらっしゃるんですが、そこの方については、伺ったところ、あそこに盛土をして、例えば、土を盛ったところが何らかの原因で崩れてきたり、流れてきたりすることによって、農地や養鶏への影響がもしかしたらあるんでないかということを心配されているようです。あと、ついでにというか、さらにその後で、例えば、テニスコートが完成した後の照明施設とか、そういったことについても多少懸念があるというようなお話を伺いました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上で請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんに対する質疑を終了いたします。
この際、請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。
本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。
本委員会として、皆様のご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。
休憩いたします。
午前10時10分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時11分 再開
○委員長 再開いたします。
次に、請願第1号及び請願第4号について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を一括して求めます。
◎
都市整備担当部長 請願第1号 公式戦のできるテニスコートの整備を早急に進めることを求める請願について、願意の実現性についてお答えいたします。
2014年5月に策定した第二次
野津田公園整備基本計画におきましては、現況施設の配置と樹林地や広場等の地形や自然の状況を考慮し、各施設と自然とのバランスを取りながら、新たに設置する運動施設の配置や規模を決定しており、テニスコートについても現在の基本計画における位置が適切であると判断しております。
計画どおりにテニスコートを整備するために必要な用地取得につきましては、地権者と適宜丁寧に交渉をしており、もうしばらく時間を要するものと判断しております。
よって、願意に沿うことは難しいと考えております。
続きまして、請願第4号 野津田公園旧バラ広場への
テニスコート建設予算の執行延期を求める請願についてお答えいたします。
まず、請願項目1の旧ばら広場へのテニスコート4面の建設事業に関する予算執行を延期して下さいについてでございますが、テニスコート4面の整備予定地につきましては、2020年度にばら広場の移転が完了し、2021年度には、
多目的グラウンドの造成に伴い発生した残土を、
テニスコート整備の盛土として利用し造成を行う予定です。テニスコートにつきましては、市民への事業効果の早期還元を目指して、
多目的グラウンドに引き続き整備を進めてまいります。
次に、請願項目2の野津田公園の現有3面の
テニスコート周辺におけるコート建設案を検討して下さいについてでございますが、2014年5月に策定した第二次
野津田公園整備基本計画におきましては、現況施設の配置と樹林地や広場等の地形や自然の状況を考慮し、各施設と自然とのバランスを取りながら、新たに設置する運動施設の配置や規模を決定しており、テニスコートについても、現在の基本計画における位置が適切であると判断しております。
最後に、請願項目3の野津田公園における
テニスコート建設計画について市民向けの説明会を開いて下さいについてでございますが、テニスコートの整備をはじめとした第二次
野津田公園整備基本計画につきましては、「広報まちだ」や町田市ホームページへの掲載を行い、継続して周知を図っております。また、テニスコートを含む北側拡張区域の事業着手に当たりましては、約2年前の2018年10月に近隣自治会・町内会や公園利用者に向けた事業説明会を既に実施しております。そのため、改めて建設計画に関する市民向け説明会を実施することは考えておりません。なお、2022年度以降、テニスコートの施工者決定後に、関係する地域住民の方を対象として安全対策や作業時間等の工事方法を説明する工事説明会の開催を予定しております。あわせて、事業進捗状況につきましては、引き続き「広報まちだ」やホームページの掲載等による情報提供に努めてまいります。
以上のことから、項目1、2、3、いずれも願意に沿うことはできません。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆吉田 委員 請願第1号と第4号について、どっちのことについて聞いているかというのはちょっと無視してもらって、両方かぶっているかもしれませんので、それはご承知おきいただきたい。
先ほど、この請願第1号について願意の実現性が難しいという話をされましたけれども、早急に進めることが難しいという意味ですか。先ほどの説明を聞いていると、そういうふうに捉えましたけれども。
◎公園緑地課長 場所につきましては、やはり基本計画の中であそこの場所が適切であると考えておりまして、そこで実現をしたいと考えております。現在、地権者の方と用地取得につきまして交渉をしている最中でございまして、もうしばらく時間がかかると、早急にということは難しいと考えております。
◆吉田 委員 この養鶏場のことについては、何度か会議の場で話をしたこともありますし、それ以外のところでも話をしていたということを紹介させてもらいましたけれども、これは意見として言っているわけじゃなくて質疑として言いますと、養鶏場がそのまま残ってテニスコートを整備することは、目標の数を実現することはそもそも可能な話なんですか。
◎公園緑地課長 残った状態では計画どおりの12面というのはできないと考えております。
◆吉田 委員 そうすると、養鶏場は畳んでもらうか、あるいはどこか移転することを前提にしないと、計画は進んでいかないということですか。
◎公園緑地課長 そのとおりです。
◆わたべ 委員 先ほど請願者のお話の中で、多目的広場の残土をばら広場のところに運び込むということで、養鶏場の方がそこのご心配をされているという話がありましたが、残土が周辺に影響を与えないような工夫とか、努力とかをどういうふうにされていくのかについてお伺いします。
◎公園緑地課長 造成に伴う盛土につきましては、きちんと成形をして、施設を整備するまでの間については仮設の土のうですとか、土留めをすることによって、土砂が隣接地に流れないようにきちんと対策をしてまいります。
◆田中 委員 まず、請願第1号について伺いたいと思うんですけれども、第二次
野津田公園整備基本計画において、テニスコートを整備というところで、どういった経緯で12面という整備がなされたのかを改めて確認をさせていただきたいと思います。
◎公園緑地課長 第二次
野津田公園整備基本計画の策定につきましては、2013年から2年間かけて策定をしております。その途中で懇談会を設置する、あるいは利用団体からのご要望を伺う、あとは市民意見の公募、そういったご意見を伺いながら、全体として野津田公園に入り得る施設については検討をしておりまして、そういったプロセスを経て基本計画を策定しております。
◆田中 委員 プロセスについては今お答えをいただいたんですけれども、12面というところでは公式戦という点が請願にもあると思うんですけれども、その点については、どういった経緯があったのかをちょっと伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 利用団体からの要望ということで申し上げますと、8面以上ということでご要望いただいております。私どもは、市町村大会を開催するに当たってはぎりぎりの8面ということではなくて、12面が適切であると考えております。
◆田中 委員 当時、8面以上という利用者、利用団体からの要望があったという点と、それに基づいて12面と計画をされたというお話でしたけれども、12月の議会の際には、テニスコートの稼働率や要望が高いので4面を先行整備するというお話もありました。ただ、今回の請願では公式戦ができる場所という要望も強いんだなというところが、改めて表れているのかと思っているんですけれども、公式戦ができるテニスコートという点については、この請願の要望についてどのように受け止められたでしょうか。
◎公園緑地課長 やはり大会が運営できるようなテニスコートというのは、改めてご要望が強いということは認識をしております。今後もこの12面の建設に向かって取り組んでまいりたいと考えております。
◆田中 委員 要望が強いということで受け止められたということなんですけれども、先ほどの願意の実現性の中で、もうしばらく時間を要するというご回答だったんですけれども、2014年から今2021年で、当初のスケジュール感としては2020年、2021年あたり、それも4面ではなくて12面というところだったと思うんです。そうなると、関係協会の方、関係団体の方からすると、いつになるんだろうと思われるのは自然なことかなと思うんですけれども、12面整備の見通しについて12月議会でもちょっとお尋ねしましたけれども、関連するスポーツ団体との情報共有は、12月議会については特に行われていないというお答えだったと思うんですけれども、その後はいかがでしょうか。
◎公園緑地課長 改めまして、利用団体の方ともお話をさせていただきまして、8面以上のテニスコートを望むということにつきましては、要望内容は変わらないということで伺っております。
◆田中 委員 この請願の趣旨とも、お聞きになられた利用団体の方の要望内容とも重なっているんだなというのが分かりますけれども、ただ、当時、要は12面整備の用地の獲得というところでは、実際には現状難しいというところが、12月議会でもほかの委員の方からもどうなっているかという質疑がいろいろ出されたと思うんです。例えば、2017年に都市計画審議会で拡張区域の都市計画が決定されたときの話合いの中では、代替地の交渉もしているというような話もあったんですけれども、そういった代替地の交渉について具体的にどのくらいやられていたのかを伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 まだ用地交渉の途中でございまして、詳細について申し上げることはできませんが、代替地のご要望をされているということは承知をしておりまして、そのときには、代替地として提供することは今の段階では難しいとお答えをしております。
◆田中 委員 相手からの要望はあったけれども、代替地については難しいとなると、先ほど吉田委員からのお話と合わせると、やはり営農、営業ができなくなるという前提になっちゃうんじゃないかなと思うんですけれども、その点についてはどうお考えなんでしょうか。
◎公園緑地課長 地権者の方のご意向につきましては、基本計画の段階では、この拡張区域の中に含めて構わないというご承諾をいただいて、こういう基本計画図を策定しております。詳細についてはちょっと申し上げられませんが、我々としてはまだ望みを持っておりますので、丁寧に地権者の方とは交渉を進めてまいりたいと考えております。
◆田中 委員 請願第1号についてあと1点だけお聞きしたいんですけれども、先ほどの願意の実現性の中でもうしばらく時間を要するということだったんですけれども、このもうしばらくの時間をどのぐらい見ているのかという点を伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 特に何年とかそういうことは考えておりません。
◆友井 委員 町田市第二次
野津田公園整備基本計画について、特に請願第1号との絡みでお聞きしたいんですが、これにたまたま意見要望一覧というのがあって、当時、ソフトテニス協会さんから、公式戦ができる
全天候型テニスコート8面以上及びクラブハウスと10坪程度の倉庫の建設を要望されているんですが、市としては12面のテニスコートを建設していくというのを基本計画でうたっているんです。これは、先ほど言った倉庫とか、クラブハウスといった構想も当然入っているものなんでしょうか。
◎公園緑地課長 計画にこう書いてございますとおり、クラブハウス等につきましても検討しております。
◆友井 委員 その手法としては、具体的な
マネジメント項目というのが基本計画の中にあって、民間事業者の活力・ノウハウの活用とあって、PFIというくだりもあるんです。それと同時に、公園の占用料、使用料の見直しともあるんですけれども、事業を進めるに当たって、来年度以降の建設の手法、PFI等が絡んでいるのか。もしくは、公園の使用料の見直しというのは2020年度にありましたけれども、テニスコートは、料金については現状維持でサービスを見直すと。要は低下させてコストをかけないように運営するというのがあったんですけれども、
テニスコート自体の計画はどのようなことを考えていらっしゃいますか。
◎公園緑地課長 テニスコートを整備する際の工事費についてのPFI等の導入は現在のところ考えておりません。使用料につきましては、テニスコート全体が整備をされてグレードがきちんと整うということに合わせて、また利用料金等につきましても検討してまいります。
◆友井 委員 1つだけ、PFIのことは考えていないと言うんですけれども、基本計画に載っているので、しっかりとその辺は精査して進めていただければと思っております。
あと、ここの場所が適所だというお話がずっと出ていますけれども、営農者、農業と養鶏場の方たちの了承といいますか、まだ、契約に至っていない段階ですけれども、この整備基本計画自体はいつを完成予定にしていたものなんでしょうか。
◎公園緑地課長 この拡張区域そのものにつきましては、2021年度完成を目指しておりました。公園整備基本計画の全体につきましては、完了の年度は決めておりません。
◆友井 委員 今2021年度完成といいますと、次年度、4月1日以降の完成が本来ならばスケジュールであったと。ただし、先ほど請願第4号の請願者の方から言葉もありましたけれども、営農者は売却に応じないという意思を示しているというんですけれども、このあたりの事実はいかがでしょうか。交渉を継続中であるということですから、そのようなことはあるんでしょうか。
◎公園緑地課長 私どもとしては望みを持っているというところでございます。
◆友井 委員 今3面のテニスコートがあって、新規で4面を造ろうとしている中で、センターコートを含めてだと思いますけれども、7面ですよね。そうすると、請願第1号の請願者の8面以上というのは当然できない状況です。交渉がうまくいって、営農されている農業者の方と養鶏場の方の承諾を得れば、最終的には12面になるということだと思うんですけれども、いつになるんですか。
◎公園緑地課長 現在のところは、時期については申し上げられません。
◆友井 委員 できるだけ早く完成形になるように要望して終わります。
◆田中 委員 請願第4号について伺いたいと思います。この請願では、別な場所での計画の見直しという具体的な案も出されておりましたけれども、案で出ている今の3面の脇のところ、3面を平らな場所に造るという点については、例えば、その場所に12面ないし少なくとも8面を造った場合の建設費用ですとか、それを今のばら広場の斜面地のところに造った場合ですとか、そういった費用の比較という点はされているのでしょうか。
◎公園緑地課長 費用の比較はしておりませんが、地形の状況等から考えまして同等であると考えております。
◆田中 委員 費用の比較はされてはいないけれどもというご答弁がありました。また、今ある3面のテニスコートのところについては、新たな用地取得は必要ないと私は認識しております。今の12面の整備の計画になると、先ほどの地権者の方との交渉については見通しが具体的にない中では、そういった費用は同等かもしれないというお答えでしたけれども、かかる時間というところでは、比較についてどのようにお考えでしょうか。
◎公園緑地課長 冒頭にご説明をしている中で、基本計画の中で、自然を残す、あるいは施設を配置する、そこの部分につきましては野津田公園全体で検討しておりますので、ほかの場所に移すということは、例えば、ほかの場所が予定していたものができなくなるというところでございます。公園の空間は、ただ単に空いているだけではなくて広場といえども機能を持っているというところから、ほかの施設に影響することを考えると、ほかの場所に移転することは難しいと考えております。
◆田中 委員 先ほど請願者の陳述の中では、子どもの施設として今のばら広場の跡地を使うことも考えられるんじゃないかというお話もありましたので、例えば、今のばら広場だけで完結するような施設について検討すれば、用地取得については考えなくてもいいわけですよね。今のテニスコートについては、その先に12面があるというところが、地権者との関係では大変問題になっていると思うんです。そういった点では、見通しが何年、何年ということで立てられないというところでは、やっぱり見直しについては考えざるを得ないと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。
◎公園緑地課長 現在のところ、先ほどから申し上げているとおり、施設の内容、あるいは配置、規模等につきましては、現在の基本計画のものが適切であると判断をしております。
◆田中 委員 最後に1点お尋ねします。12月議会でもちょっと触れたんですけれども、先行して4面を整備した場合に、こうやって請願第1号に出ているように、公式戦の要望というところでは、やはり早く12面を造ってほしいというプレッシャーが営農されている方にかかってしまうんじゃないか、肩身の狭い思いをされてしまうんじゃないかというふうに心配をするんですけれども、その点については無用なあつれきを生まないようにするために、どういったフォロ-を考えていらっしゃるかを伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 現在、地権者の方とお話ししている段階では、まだ都市計画決定という公園を造る区域の中に含めることをご了承いただけていないわけですので、その区域をきちんと区切った上で、もちろん整備は進めてまいります。
◆田中 委員 あくまできちんと了承がなければ進められないという点は確認をさせていただきたいと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。
ご発言があれば、お願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 議員間討議を終わります。
休憩いたします。
午前10時38分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時40分 再開
○委員長 再開いたします。
◆佐藤 委員 請願第1号については、まだ調査を要するために継続審査とすることにお願いいたします。
○委員長 お聞き及びのとおり、継続審査にすべきであるとの意見がありますので、お諮りいたします。
請願第1号は、継続審査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって請願第1号は継続審査とすることに決しました。
休憩いたします。
午前10時41分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時42分 再開
○委員長 再開いたします。
これをもって請願第4号の質疑を終結いたします。
これより請願第4号の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって請願第4号の討論を終結いたします。
請願第4号を採決いたします。
本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手少数であります。よって請願第4号は不採択すべきものと決しました。
休憩いたします。
午前10時43分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時44分 再開
○委員長 再開いたします。
△第19号議案
○委員長 第19号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第19号議案
町田都市計画事業鶴川駅
北土地区画整理事業施行に関する条例を廃止する条例につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅北土地区画整理事業が終了したため、2021年3月31日をもって条例を廃止するものでございます。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 1点伺いたいんですけれども、2020年度に清算金の支払いが終了と説明の中であったと思うんですけれども、こういった土地区画整理の事業について条例廃止までにかかる期間というところでは、今回のケースは平均的なものなのでしょうか。参考に教えていただけたらと思います。いろいろ規模とかは違うと思うんですけれども、伺います。
◎地区街づくり課長 ケース・バイ・ケース、その事案によって変わるところはございますけれども、今回2007年に換地処分を行った後に2020年度まで清算金の処理を引き続きやっていたところになりますので、少し換地から時間がたっているんですけれども、清算金の処置を取っていたというところで、2020年度、今年度、この清算金の手続が完了したところで条例の廃止という内容になっております。
◆友井 委員 1点だけ確認をしたいんですけれども、この第19号議案に絡む事業費全体の規模を教えてください。
◎地区街づくり課長 今回の鶴川駅北土地区画整理事業の全体事業費につきましては、172億4,326万6,000円でございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第19号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第19号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第20号議案
○委員長 第20号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第20号議案 町田市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、2021年1月に告示いたしました町田都市計画相原駅東口地区地区計画の都市計画決定に伴い、地区整備計画に定めた建築物等に関する事項を規定するため、改正するものでございます。
内容といたしましては、建築することができる建築物、建築物の敷地面積の最低限度及び建築物の高さの最高限度を定めます。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤 委員 1点だけ教えてください。この第20号議案で、相原駅の東口の全体的な地区整備計画の中で主眼としていることは、ゾーンで分けてあるんですけれども、東口というイメージをどんなふうに持っていきたいのか、分かれば教えてください。
◎地区街づくり課長 今回の東口のまちづくりにおきましては、都市計画マスタープランで生活中心地という位置づけがございまして、東口につきましては、2013年から地元の方とお話をしてきたんですけれども、まず、駅前のにぎわいづくりをやっていくということと、今回、大戸踏切の立体事業化がございますので、この影響で東口に至るアクセス路が必要になるといったところで、大きく市街地の環境が変わることに併せて、その沿道のまちづくりもしっかりやっていこうというところで、まず2つ。あと、公共施設についても市民センターがございますので、そことのアクセスをしっかり取ったまちづくりを引き続きやっていくというコンセプトで地区計画を策定しております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第20号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第20号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
○委員長 休憩いたします。
午前10時50分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時54分 再開
○委員長 再開いたします。
△第38号議案・第39号議案
○委員長 第38号議案及び第39号議案を一括議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第38号議案
町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の変更契約につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、2019年第3回定例会においてご可決いただき、2019年8月29日に西武建設株式会社東京支店との間で締結いたしました、
町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の工期を変更するものでございます。
変更内容につきましては、施工区域が同一である土木工事の擁壁施工に伴い現地調査を行ったところ、地盤の耐久不足が判明し、地盤改良工事を追加する必要が生じたため、履行期限を2021年3月31日から2021年5月25日に変更するものでございます。
続いて、第39号議案
町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の変更契約につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、2019年第3回定例会においてご可決いただき、2019年8月29日に栗原・協立特定建設工事共同企業体との間で締結いたしました、
町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の工期を変更するものでございます。
変更内容につきましては、町田市立陸上競技場観客席増設工事の契約変更に伴い、履行期限を2021年3月31日から2021年5月25日に変更するものでございます。
以上、契約議案2件について、よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆おく 委員 この第38号議案、第39号議案は期間を延長するわけですけれども、先ほど答弁の中で、地質調査、地盤改良云々という話が出ました。この地盤改良が発覚というか、発見されたというか、しっかり耳に残っていないんですけれども、そういう発言をされたかと思って確認いたします。本来、あの工事をやるときに全面的な席数を設けるということで、物を建てるときには必ず地盤の調査から入りますよね。深さも、当然ボーリングをしながら確定をさせて、耐え得るだけの調査と報告がされているかと思うんですが、その報告には、今回のところが含まれていなかったという認識でよろしいんですか。
◎公園緑地課長 今回の地盤の耐力が不足した、ボーリング調査が十分ではなかったのかというようなご質疑かと思われます。実際、建築の前にボーリング調査というのは行っておりまして、地盤の耐力を算出した上で、陸上競技場の増設につきましても設計をしております。
あの陸上競技場の配置されている場所なんですけれども、谷戸が入り組んだ地形をしておりまして、全体的なボーリング調査に基づく数値というのは把握して設計をしておりますけれども、今回、土木工事で擁壁を設置する予定だった場所をピンポイントで、実際に施工する前に調査をかけた結果、その一部の範囲だけが設計時に想定していた地層状態と異なっていたということでございます。
◆おく 委員 こういうことは、建物を建てるときに起こり得る現象ですか。
◎営繕課長 今回は擁壁なんですが、一般的な話としまして建物を建てる場合の実例ですけれども、想定していた地層が弱いということは、まれに起こります。過去にも学校を新築する際にそういったことが起こって、くいの長さを変更したという事例が、5メートルぐらい深くなってしまったという事例がございます。
◆おく 委員 5メートル足りないとか、10メートル足りないはどこかで聞いたような話です。今回、横浜のほうでは建て替えをするような話になっておりますけれども、例えば、5月25日まで工期を延ばしたことによって、適切に工事が完了するという認識で捉えてよろしいですか。
◎公園緑地課長 今回問題になったのは、土木工事の擁壁の部分だけでございますので、建築物につきましては問題ないと認識しております。
◆田中 委員 第38号議案、第39号議案の変更に伴って、工事の事業費については変更があるかという点を伺いたいと思います。その額とか。
◎公園緑地課長 工期を変更することに伴いまして経費が変わってまいりますので、建築工事につきましては1,080万2,000円の増額、電気設備工事につきましては137万5,000円の増額となります。
◆田中 委員 ありがとうございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより一括して討論を行います。
◆田中 委員 第38号議案、第39号議案について反対の立場で討論させていただきます。
野津田公園の陸上競技場の観客席増設につきましては、この間一貫して大型の公共事業ということで反対をしてまいりました。よって、その関連の事業ということで反対をさせていただきます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
まず、第38号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第38号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第39号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第39号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
○委員長 休憩いたします。
午前11時1分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前11時2分 再開
○委員長 再開いたします。
△第40号議案
○委員長 第40号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第40号議案
町田都市計画事業南町田駅
周辺土地区画整理事業の事業執行に関する協定の一部を変更する協定その3につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、平成28年(2016年)第3回及び平成29年(2017年)第1回町田市議会定例会におきましてご承認いただきました、土地区画整理事業の代表施行者である東急株式会社との協定の一部を変更するものでございます。
変更内容につきましては、2021年2月24日付で東京都知事から事業施行期間の延長に関する変更認可を受けたことに伴い、協定の履行期限を2021年3月31日から2022年3月31日に変更するものでございます。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆吉田 委員 今の中で、延長期間がさっきの工事のやつは2か月ぐらいだったんですけれども、これは1年も延期なんですけれども、そのときには、何で1年延長だという理由ぐらいは言ってもらってもいいんじゃないですか。
◎政策・多摩都市モノレール推進担当課長 今回、工事の延長というよりは、今未整備で残っている複合利用ゾーンの計画検討と、それに伴う区画整理事業の換地計画を含めた変更、それから完了手続に際して、区画整理事業全体としては2020年度に終了する予定だったところ、今回2月24日に東京都の変更認可をいただきまして、1年半の延長をさせていただきました。これは、安全を見てですけれども、おおむね1年程度で完了に向けていきたいと考えております。
今回議案を出させていただいた事業執行に関する協定というのは、事業を行っていくに当たっての費用負担の協定でございますので、まだ換地の設計だとかということの事務が残っております。そちらの費用負担については来年度中に事務を終了し、費用の清算まで終わらせたいということで、この協定については1年の延長をお願いしたところでございます。
◆吉田 委員 そうしたら、前、電気屋さんがあったところが大きく変わるということがこの中に含まれているんですか。それとも、それ以外のところですか。
◎政策・多摩都市モノレール推進担当課長 おっしゃるとおり、もともと電気屋さんがありました、今、複合利用ゾーンという名称でプロジェクト上は呼んでおりますが、そちらのゾーンの計画の分で期間を延長したいというものでございます。
◆田中 委員 今回の協定の延長というところですけれども、この間の2020年の補正予算で繰越明許があったと思うんですけれども、それと関連しての協定ということで合っていますでしょうか。
◎政策・多摩都市モノレール推進担当課長 おっしゃるとおりでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第40号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第40号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第41号議案
○委員長 第41号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第41号議案
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託契約につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務を委託するため、債務負担行為での業務委託契約を締結するものでございます。
契約内容といたしましては、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に係る事務、工事、移転補償業務等でございます。契約先は、公益財団法人東京都都市づくり公社、契約予定額は56億5,384万5,000円、契約期間は2021年4月から2032年3月までの11年間を予定しております。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆友井 委員 ご説明をいただいた約57億円の内訳で、事務、工事、移転補償費などとおっしゃっていましたけれども、細目、事務は幾ら、移転補償は幾ら、工事は幾らと教えていただけますか。
◎地区街づくり課長 まず、事務費になりますけれども約8.9億円、工事費が約17.9億円、補償費等の内容が約29.7億円でございます。
◆友井 委員 工事費やら移転補償費に対しての事務の委託料みたいなものでしょうけれども、8.9億円というのは何%になるんですか。ふだんこういったものは、通常10%、20%、1桁台から始まるものもあるんですけれども、教えていただけますか。
◎地区街づくり課長 事業費全体から申しますと、8.9億円は約15%となっております。
◆友井 委員 よくこういった事業で東京都都市づくり公社への委託というのが大方見受けられるんですけれども、この事業費に対しての事務費はパーセンテージで決められているものなんですか。それぞれの工事で、物件で、案件で違うのかどうか教えていただけますか。
◎地区街づくり課長 今回都市づくり公社さんと契約をするというところで、今回の積算の根拠にもつながりますけれども、事務費算定基準というものをお持ちになっておりまして、その内容で算定をしているところですので、公社さんと契約されるところは、そこの事務費算定基準に基づいて算出されるところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第41号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第41号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第29号議案(都市づくり部所管部分)
○委員長 第29号議案を議題といたします。
本案のうち、都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算のうち、都市づくり部所管分についてご説明申し上げます。
予算書12ページをご覧ください。タブレットでは264分の18となります。
第3表、地方債でございます。
上から9番目、都市計画公園整備事業につきましては、限度額を3億6,700万円とするものでございます。
続いて、歳入でございます。
27ページをご覧ください。
主なものについて説明いたします。
第14款、使用料及び手数料、項の1、使用料、目の6、土木使用料、節の2、公園用地使用料の2,866万7,000円は、公園用地における電柱及び撮影等の占用料でございます。
節の3、町田ぼたん園入園料の706万6,000円は、有料期間中の入園料でございます。
節の4、市営住宅使用料の1億7,691万4,000円は、市営住宅6団地、全514戸の住宅使用料及び共益費並びに320台分の駐車場使用料でございます。
節の5、特定公共賃貸住宅使用料の568万円は、金森及び忠生市民住宅全5戸の住宅使用料、共益費及び駐車場使用料でございます。
節の8、公園駐車場使用料の618万円は、有料駐車場の使用料でございます。
32ページをご覧ください。
項の2、手数料、目の5、土木手数料、節の2、建築指導手数料の1,170万6,000円は、建築申請、建築基準法の規定による許可及び中間・完了検査などに関する手数料でございます。
節の5、開発行為等許可手数料の1,354万9,000円は、開発行為等に関する手数料でございます。
37ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の4、土木費国庫補助金、節の1、社会資本整備総合交付金の3番目、都市計画公園整備費の1億2,750万円は、三輪緑地の用地購入に対する補助金と野津田公園
多目的グラウンド等整備工事、香山緑地整備工事に対する補助金でございます。
その5つ下、基本計画等作成等事業費の1,000万円は、(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン緑分野の計画策定に係る事業に対する補助金でございます。
節の2、防災・安全交付金の1番目、住宅・建築物安全ストック形成事業費の2,065万2,000円は、木造住宅とブロック塀等撤去助成事業に対する補助金でございます。
その2つ下、地域住宅計画事業費の2,097万5,000円は、公営住宅ストック総合改善事業に対する補助金でございます。
その1つ下、緊急輸送道路沿道耐震化促進事業費の579万円9,000円は、緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業に対する補助金でございます。
節の3、住宅セーフティネット機能強化・推進事業費補助の500万円は、居住支援相談事業に対する補助金でございます。
節の5、官民連携都市再生推進事業費補助の530万円は、町田駅周辺まちづくりに関わるエリアプラットフォームの構築及び未来ビジョン策定に対する補助金でございます。
47ページをご覧ください。
第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の6、土木費都補助金、節の2、都市計画費補助の2番目、都市計画公園整備費の620万円は、三輪緑地の用地購入に対する補助金でございます。
その2つ下、都市計画交通事業推進費の5,696万5,000円は、鉄道駅のホームドア整備に対する補助金でございます。
節の3、住宅費補助の1番目、耐震化促進事業費の475万3,000円は、耐震化促進事業に対する補助金でございます。
48ページをご覧ください。
節の5、耐震改修費補助の483万3,000円は、緊急輸送道路沿道耐震化促進事業に対する補助金でございます。
52ページをご覧ください。
項の3、委託金、目の5、土木費委託金、節の5、開発許可等事務委託金の4,842万5,000円は、開発許可及び宅地造成等規制法許可等の事務に対する委託金でございます。
54ページをご覧ください。
第19款、繰入金、項の2、基金繰入金、目の1、基金繰入金、節の1、基金繰入金の3番目、緑地保全基金繰入金の5,055万7,000円は、三輪緑地及び松葉谷戸公園の用地購入に係る事業に対する繰入金でございます。
62ページをご覧ください。
第21款、諸収入、項の6、雑入、目の6、雑入、節の6、土木費雑入の広告掲載料、公園緑地課所管分1,870万円は、町田GIONスタジアムのネーミングライツ料でございます。
65ページをご覧ください。
第22款、市債、項の1、市債、目の4、土木債、節の1、道路整備事業債のうち、地区街づくり課所管分の1億4,600万円は、鶴川駅南北自由通路実施設計に伴う、小田急電鉄株式会社への負担金でございます。
66ページをご覧ください。
節の2、都市計画事業債のうち、都市計画公園整備事業の3億6,700万円は、三輪緑地の用地購入及び、薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲートバスベイ整備工事、香山緑地整備工事、野津田公園
多目的グラウンド整備工事に対する市債でございます。
以上が歳入の概要でございます。
次に、歳出につきまして「予算概要説明書」を使ってご説明いたします。
「予算概要説明書」の215ページをご覧ください。タブレットでは、376分の221ページになります。
都市づくり部予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取組を記載しております。町田市5ヵ年計画17-21の重点目標である(仮称)町田市都市づくりのマスタープランの策定事業、多摩都市モノレール延伸事業や鶴川駅周辺まちづくり事業などの9項目を記載しております。
216ページをご覧ください。
都市づくり部予算総括表でございます。
予算額は29億3,039万1,000円、そのうち一般財源は18億1,123万1,000円でございます。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
予算書では、127ページから132ページに記載されておりますが、説明につきましては、引き続き「予算概要説明書」を使いご説明いたします。
「予算概要説明書」の218ページをご覧ください。
第8款、土木費、項の3、都市計画費、目の1、都市計画管理費が6,301万7,000円でございます。(仮称)町田市都市づくりのマスタープランの策定、町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策の改定及びこれらの計画、方針を踏まえた用途地域等の一括変更に係る経費でございます。あわせて、モノレール延伸に向けた町田駅周辺の新たな空間形成に係る検討に要する経費などを計上しております。主な特定財源は、官民連携都市再生推進事業費補助金でございます。
219ページをご覧ください。
目の2、土地利用調整費が4,991万9,000円でございます。特定生産緑地の指定、公共基準点の管理、次期住所整理事業の準備等に係る経費でございます。主な特定財源は、都市農地費補助金、国土法事務費負担金、公共基準点成果交付手数料でございます。
220ページをご覧ください。
目の3、まちづくり推進費が2億4,544万1,000円でございます。鶴川駅南口アクセス道路測量業務、原町田中央通りまちづくり支援業務、相原駅周辺街づくり検討支援業務などに係る経費でございます。主な特定財源は、道路整備事業債でございます。
221ページをご覧ください。
目の4、交通事業推進費が2億4,282万5,000円でございます。小山田桜台から唐木田方面への小型バス運行事業のほか、小田急多摩線共同調査、鉄道駅ホームドア整備事業などに係る経費でございます。主な特定財源は、広告掲載料、鉄道駅ホームドア整備事業に伴う東京都からの補助金、まちだ未来づくり基金繰入金でございます。
222ページをご覧ください。
目の5、建築開発審査費が746万6,000円でございます。建築確認審査、開発審査、違反指導、その他の経常的事務に関する経費でございます。主な特定財源は、建築指導手数料、開発許可等事務委託金でございます。
223ページをご覧ください。
目の8、公園緑地費が20億4,176万円でございます。野津田公園
多目的グラウンド整備工事、香山緑地整備工事などに係る経費でございます。主な特定財源は、社会資本整備総合交付金、都市計画事業債でございます。
224ページをご覧ください。
項の4、住宅費、目の1、住宅費が2億7,996万3,000円でございます。(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン住宅分野の策定、管理代行制度による市営住宅の管理、木造住宅や緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進の助成金などに係る経費でございます。主な特定財源は、社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金、市営住宅使用料などでございます。
329ページから334ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに都市づくり部の支出科目を掲載しております。
以上が一般会計予算の都市づくり部所管分の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆おさむら 委員 「予算概要説明書」の10ページでございますけれども、衛生費が27.5%増、教育費が35%増、その他が2.6%、土木費が36.9%前年対比減額になって、減額のほとんどが、90%が都市づくり部の予算だと見られるんですけれども、都市づくり部は総額で56億5,000万円減ってきているんですけれども、大ざっぱに言って、どういう状況の中でこのような大きな減額になったのか、それだけ説明してもらいたいんですけれども。
◎都市づくり部長 減額の一番大きなものにつきましては、陸上競技場の増設工事が40数億円多分減っているかと思います。ここがメインで、その他、事業清算という形で満遍なく減額をしているというものでございます。
◆おさむら 委員 予算が減額になっているということで、2021年度についてはこの予算で何とかやっていけるという見通しで、お金がショートしているといったことはないですか。
◎都市づくり部長 2021年度につきましてはこの値段でしっかりと事業を進めていきたいと考えております。
◆佐藤 委員 「予算概要説明書」の221ページの②なんですけれども、小田急多摩線の延伸に絡む調査負担金が650万円になっているんですけれども、もうずっと調査を連携してやられていると思うんですけれども、そろそろ調査の報告が来年あたりあれなのかななんていう、質疑でもありましたけれども、具体的な予定がもしあれば教えてください。
◎交通事業推進課長 これまでも相模原市と共同で調査、検討を行ってきております。この間の質疑のお話でもあったとおり、調査、検討の結果につきましては、関係者会議におきまして2022年度末に取りまとめることを目指してございます。
◆吉田 委員 ページじゃなくて項目で行かせていただきたいんですけれども、佐藤委員から、小田急多摩線の延伸の話が出ていましたけれども、今予算が同じようなものが組まれていて、どんなふうなところかという趣旨だったと思うんですけれども、2021年度のポイントはどんなことになりますか。小田急多摩線の延伸の予算の今回のポイント、何を成果にするかということ。
◎交通事業推進課長 2021年度につきましては、ハードの調査、検討ということで、建設工事の工期とか、概算建築費の縮減の検討といったところを深度化していきたいと考えております。
◆吉田 委員 佐藤委員が言われているようなことで、地元の皆さんはいろんな団体までつくって頑張っておられるから、そういう質疑が出てくるんだろうと思うんです。そこのところを皆さんはどういうふうに踏まえられているか、地元の要望をどう踏まえられているかという観点で、地元に対して分かりやすい答えを出していただきたいなと思っているんです。
◎交通事業推進課長 これまでやってきた調査、検討の内容をしっかりと踏まえまして、先ほど申し上げたとおり、2022年度末までに取りまとめることを目指してまいります。
◆吉田 委員 そういうものを2022年度までにまとめ上げるということ自体が、地域に対して報告として上がったほうがいいんじゃないかなと思っているんです。そのことが、ここがこんなふうに進んでいるんだなという皆さんの理解になると思いますので、そういう意見を申し上げてこの部分は終わります。
それから、先ほど項目で言わせくださいと言ったんですが、多摩都市モノレールの積立金の部分を私は見落としたみたいなんですが、2021年度はどうなっていますか。
◎多摩都市モノレール推進室長 2021年度につきましては、今回は積立てを見送るような形になっております。
◆吉田 委員 記憶によると、決算委員会でその要望が出なかったと。私は必要だと言ったんですけれども、その要望が多数意見じゃなかったようなことが見事に反映されたのかなと思っていまして、そういうことを反映されたのか、それとも市が、2021年度は必要ないということで見送られたんですか。
◎多摩都市モノレール推進室長 必要ないということはないんですけれども、反映につきましては私のほうでは承知しかねておりますが、事業の進捗に合わせて積立金についての利用方法を調整するという形で、来年度については見送るような形を取らせていただいております。
◆吉田 委員 私は、自分がいっぱい見た中で見落としたと思っていたんです。よもや入っていないとは思っていなかったものですから、意地悪で質疑したんじゃなくて、謙虚に質疑したつもりですから、その点はご理解いただきたいと思います。ただし、私はこれがなかったんじゃないかなと思って、ぴんと頭にきたということを覚えておいてください。
それから、路線バスは小山田のほうの分を続けるという話だったんですけれども、これも自分の聞き漏らしかなと思って聞くんですけれども、コミュニティバスの推進事業は今年は入っていなかったんですか。
◎交通事業推進課長 コミュニティバス事業費につきましては、約4,000万円ほど計上しております。
◆吉田 委員 それは聞き漏らしだったんですね。あるのは安心したんですけれども、やっぱり実際に計画して実施してみると非常に難しいというのは我々もいろいろ聞くんですけれども、コミュニティバスについては新規の取組のところはどんなふうですか。
◎交通事業推進課長 新規の部分につきましてはというか、これまで検討してきた4地区があると思うんですが、ここでちょっと一休みというか、一度検討の時間を持ちまして、新たな仕組みにつきまして地域協議会と検討を進めていきたいと考えております。
◆吉田 委員 これはローカルな話なので、うちの近所で盛んに頑張っておられた、成瀬とか、つくし野とか、小川に絡んだようなところでなさっておった皆さん方がいらっしゃるし、私も意見を聞いてきたんですが、いざやってみると、なかなか乗り手が少なさそうだという話を聞いたり見たりしているんですけれども、現実はそのとおりなんですか。
◎交通事業推進課長 これまで取り組んできた内容を簡単にまとめますと、やはり集合して乗り合うほどの需要がちょっとなかったということなんです。一方で、本当に移動に不便を感じている方はある一定数はいたということでございます。ですので、広く公共交通で拡充をするというよりも、個別的な対応をしていかなければいけないのかなといったところで、そういったところも移動支援について検討していきたいと考えております。
◆吉田 委員 そうすると、先ほど予算が4,000万円だったですか、その分は玉川学園と関わる部分とか、あとは成瀬、金森あたりの分で大体ほぼ消費されていくということですか。
◎交通事業推進課長 今回の予算につきましては、既存のコミュニティバスの計上のみとなってございます。
◆吉田 委員 私は、既存の分を具体的にせっかく言ったんですけれども、そういうところですか。まだほかはありましたか。玉川学園、それから成瀬、金森区間、町田駅から金森方向に出ている分は路線バスにたしか全部切り替わったんですよね。
◎交通事業推進課長 今回計上させていただいているのは、玉川学園のコミュニティバスの経費と金森地区のコミュニティバスの運行経費のみでございます。
◆おく 委員 予算書の47ページに、都市計画交通事業推進費として5,696万5,000円が計上されております。そして、「予算概要説明書」の221ページに、ホームドア整備事業補助金として1億1,393万円というのを記載されているわけですけれども、ホームドアに5,600何がし云々、さらには、こちらには補助金1億1,300万円云々、この辺の差異は何を表しているかを伺いたいと思います。
◎交通事業推進課長 ホームドアに関する補助金につきましては、東京都との協調補助になってございまして、東京都から半額、今5,600何がし、市の一財として5,600何がし、合計で事業費としては1億1,393万円となってございます。
◆おく 委員 それでは、今伺ったところ、2020年度もホームドアの整備がされたかと思います。2021年度も引き続き実施していくということですが、2021年度は場所的には、約10万人以上と書いてあるわけですけれども、どこの駅をにらんでいるのか、そこを伺っていいですか。
◎交通事業推進課長 2021年度につきましては、JR町田駅のホームドアの分が主な内容になっております。
◆おく 委員 町田駅のみということでいいんですか。
◎交通事業推進課長 そのとおりでございます。
◆おく 委員 了解いたしました。
引き続き確認したいんですが、町田駅が終わった後、大体2021年で終わったという想定を金額的にされるわけですよね。そうするならば、次のところを市の計画の中にはどこを落とし込んでいるかというのは、もし答弁ができるなら教えてください。
◎交通事業推進課長 JR町田駅が完了しましたら、次は小田急の町田駅に着手していきたいと考えております。
◆おく 委員 ありがとうございます。
そうしたらこの件は終わって、「予算概要説明書」の220ページの主な事業費、下のほうに書いてございます設計負担金の鶴川駅南北自由通路整備等という文言の等というのは何を含んでいるか教えてもらえますか。
◎地区街づくり課長 これは南北自由通路の実施設計の分でございまして、等というところは、自由通路に関連して少しデッキがありますので、そこの部分だと思いますけれども、実質的には、全て南北自由通路についての設計負担金という形になります。
◆おく 委員 そうすると、南北自由通路ですから、もともとの予算の中において協議、設計をされていくわけですけれども、目安として――あくまでも目安ですけれども、南北自由通路の実施設計を行いますと去年書いてあるんですけれども、それを踏まえていくと、完成は大体いつ頃のめどを立てればよろしいですか。
◎地区街づくり課長 自由通路の完成時期というところでございますが、現在、2022年度から整備工事を開始しまして、2025年度の整備完了に向けて目指していきたいと考えております。
1つ訂正をお願いしたいと思います。先ほどの自由通路の等のところにつきましては、現在、1号踏切の設計を行っておりまして、その分の等というところでございます。
◆おく 委員 道路整備には幾ら、1号踏切には幾ら、これも数字が出ているわけですか。
◎地区街づくり課長 これは詳細な設計を今後行っていくところになりますので、大まかな概算になりますけれども、今現在想定しております自由通路の設計費につきましては30億円程度を見込んでおりますが、実施設計を終えた後に詳細な金額が出てくるといったところでございます。
◆田中 委員 「予算概要説明書」の12ページに書いてある、先ほど吉田委員からも質疑がありましたモノレールの基金についてなんですけれども、ここにある1万6,000円というのは積立基金の利子ということでよろしいかということと、先ほど積立てをしなかった理由についてのご説明が若干あったんですけれども、もう少し詳しく教えていただきたいのと、あと、コロナ禍での町田市の財政状況というところの影響はあったのかについても教えていただけますでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 先ほどの1万6,000円につきましては、今まで積み立てた分の利子ということで間違いないです。また、来年度、基金の積立てを見送った件につきましては、財政状況は確かに影響があるとは思うんですけれども、これも必要な基金として積み立てていく、可能かどうかという内部の調査を行って、充当する時期についての調整が可能ということで、今回は見送っている次第でございます。
◆田中 委員 理由についてありがとうございました。引き続きモノレールに関して伺いたいんですけれども、「予算概要説明書」の218ページに関連した予算の説明があったと思うんですけれども、代表質疑でも共産党市議団として質疑があったんですけれども、やはりこのモノレールの整備について、環境への配慮ですとか、環境への影響についてどのように考えていらっしゃるかというところなんです。昨年、2020年の第1回定例会のときにコンクリートの量などをお聞きしたときには分からないということでしたけれども、例えば、沖縄のモノレールだと、13キロを走っているところで橋げたが何個というところは前例とかがあると思うんですけれども、そういった前例などを鑑みたところでの予定のイメージ、キロの間に何脚ぐらい出てくるのかという想定はされているんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 申し訳ございません。現時点では、まだ橋脚の位置ですとか、数につきましては、全ては計算というか設計が終わっておりませんので、お答えしかねる状況です。
◆田中 委員 現時点では計算できないということだったんですけれども、周辺の方にとってはやはりイメージというところがあると思うんです。そういった点では、市民生活ですとか、環境に与える影響、また、町田駅周辺だけではなくて新たなほかの駅を設置するに当たっての環境への負荷ですとか、財政への負担というところについては、どのように認識をされているでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 委員おっしゃるように、周辺への環境については十分配慮すべき事業だということは理解しております。また、事業につきましては、ルートが決まって設計に入る段階で周辺環境への影響を調査するアセスを実施することとなりますので、その辺につきましては具体的に決まり次第ご説明をさせていただきたいと思います。
◆田中 委員 モノレールについてもう1点だけお伺いしたいんですけれども、千葉のモノレールの設置に当たっては、競合する同じようなルートの路線については、なくしていくということがされていたと思うんですけれども、モノレールが走ることによってバスの利用が減ってしまうようなことについては、どのように検討がされているのでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 同じルートにつきましては、両者が競合するようなことがないように調整はしていくんですけれども、必ず利用者の方々に不便を来さないように補完するということで、モノレールとバスが一緒に補完し合えるような計画について、神奈中さんと今モノレール導入後のバスのルートの再編についての検討の体制を整えておりますので、これについても、また具体的にお示しできる段階になりましたらお話しさせていただきたいと思います。
◆田中 委員 ありがとうございました。
それでは、バスに関連してなんですけれども、「予算概要説明書」221ページの交通事業推進費について伺いたいんですけれども、町田市便利なバス計画というのが2021年度に最終年度を迎えると思うんですけれども、この計画については都市計画マスタープランとの関連があるのか、今年度、何か予算化されているものとかはあるんでしょうか。
◎交通事業推進課長 2021年度に関連する予算はございません。
◆田中 委員 ということは、2021年度で最終年度ということだと思うんですけれども、それに引き続くようなバスの計画はないということなんでしょうか。それとも別な、都市づくりのマスタープランに入ってくるということになるのかを伺いたいんですけれども。
◎交通事業推進課長 便利なバス計画につきましては、今改定を進めている都市づくりのマスタープランの中に包含されていくような形で考えております。
◆田中 委員 そうなると、計画の達成ですとか、新たな課題ですとか、そういったことについては、今年度が最終年度という点ではどのように検証がされたりですとか、どういった場で検討が、内部で検討がされるのかとか、そういったことが分かれば伺いたいと思います。
◎交通事業推進課長 便利なバス計画の総括というんですか、そういったところはしっかりと踏まえまして、町田市交通マスタープラン推進委員会というのがありますので、そこでしっかりと報告をしていきたいと考えております。
◆田中 委員 交通マスタープランのほうでやっていただくということで了解をいたしました。ありがとうございます。
223ページの公園緑地費について伺いたいんですけれども、野津田公園の
多目的グラウンドの整備工事が入っておりますけれども、その財源として国からの財源が予定をされているんですけれども、どの工事に対してどの交付金を使うという想定がされているか、幾つか工事が設定をされているので、伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 社会資本整備総合交付金につきましては、今書いてございます
多目的グラウンド等電気設備工事、
多目的グラウンド等整備工事(その2)、それからクラブハウス整備工事の3つに充当する予定でございます。
◆田中 委員 ちょっとよく聞こえなくて、3つ全てに使うということでしょうか。
◎公園緑地課長 そのとおりでございます。
◆田中 委員 それでは、先ほど請願の中でも話題になりました、グラウンドにある今盛ってある土の移動もこの予算の中に入ってくると思うんですけれども、全部の工事が入っているので、ちょっと難しいかもしれないんですけれども、大体どのぐらいの予算、お金がかかるということを見込んでいらっしゃるのかという点と、運ぶ際に周辺に配慮する点ですとか、そういったことについて伺いたいと思います。
◎公園緑地課長 土砂の運搬についてというお尋ねかと思いますけれども、運搬につきましては約900万円を見込んでおります。それから、土砂を運搬する際の配慮ということでございますけれども、1度グラウンドに積んである土砂を下側の道路を通って、西口のほうから回り込んで上部に運び込むということを考えております。1回、ダンプカーが一般の道路に出るということです。
◆田中 委員 前も少し質疑したことがあるんですが、あの周辺は結構道が狭いとはいいつつ、それなりに車の通行量が多いんだと地元からすると見ているんですけれども、そういったトラックの移動については何か配慮されることはありますでしょうか。
◎公園緑地課長 細いというのは、テニスコートの予定地の脇の部分かと思われますけれども、今現在、グラウンドのところまで道路が拡幅されております。そして、基本的には1度現場から出て遠くを回り込んで入りますので、影響は少ないと考えておりますが、こういう説明会で地域の方には十分ご説明をした上で工事に入りたいと思っております。
◆田中 委員 今、説明会というお話がありましたけれども、それはもう終わった説明会のことのなのか、これから行う説明会のことなのか伺いたいと思います。
◎公園緑地課長
多目的グラウンドのその2工事として今後発注する際に、契約した後、工事説明会を開催する予定でございます。
◆田中 委員 ありがとうございます。
◆友井 委員 予算書の66ページの都市計画公園整備事業、市債を発行されている案件があるんですけれども、前段ではコロナ禍での歳入減があって、台所事情が苦しいというのは共通認識だと思います。その中で、三輪緑地用地購入2,200万円、香山緑地整備工事1億800万円、野津田公園
多目的グラウンド整備工事1億7,600万円、まずはそれぞれ用地購入後の活用方法とスケジュールを教えてください。それと、香山については事務事業の見直し部分があるかと思うんですけれども、ここの区分け、今回の工事はどういう内容なのか、「予算概要説明書」に載っていたらまた教えていただいて、事務事業の見直し部分は何だというのを教えてください。あと、野津田公園については、供用までのスケジュールと使用方法を教えてください。
◎公園緑地課長 三輪緑地用地購入につきましては、都市計画緑地、三輪緑地として整備を進めているものでございまして、2021年度の事業費としましては約4,700万円ほど用地取得を考えておりまして、面積的には約1ヘクタールほどの計画を予定しております。用地の取得率につきましては約半分程度でございますので、供用開始の時期につきましては、まだ未定でございます。
それから、香山緑地の整備工事につきましては、「予算概要説明書」の中の62ページに表示してございます。こちらに基盤整備工事費とスケジュールについては掲載をしております。現在のスケジュールの予定でいきますと、2024年に香山緑地全体をオープンするということで考えております。
それから、野津田公園の
多目的グラウンド整備工事につきましては、2021年度中に
多目的グラウンド、それからその下側に駐車場を設けますけれども、その工事について完了をする予定でございます。
◆友井 委員 まず、三輪緑地については、全体の計画があって用地取得率は約半分であると。今回1ヘクタールの4,700万円分のうちの2,200万円を市債を発行するということだと思いますけれども、これは急を要する案件だったんでしょうか。2021年の「予算概要説明書」とかに記載のある内容については、こういった事業だと後にするということも考えられたのか、検討はされたんでしょうか。いかがでしょうか。
◎公園緑地課長 説明がちょっと足りなくて申し訳ございません。この三輪緑地につきましては、新規に買うというより開発公社からの買戻しでございまして、当初から買い戻す予定になっていたものを予定どおり執行するということでございます。
◆友井 委員 そうすると、コロナ禍でここ数年は多分きついことになるというのは、誰もがご承知だと思うんですけれども、特に緊急事態宣言もまださなかでありますから、もう少し予想よりも大きく影響があるのかなというのもあるかと思います。公社の買戻しということですけれども、公社自体の方向性としては、土地購入については少し見合わせるという方向が出ているものなんでしょうか。いかがですか。部長、ご存じですか。
◎都市づくり部長 そこは我々のほうで明確に把握しておりませんが、全体論で言えば、当然税収が下がるという形がありますので、その中で全体的なバランスを取っていくものだと考えております。
◆友井 委員 次に、香山緑地なんですけれども、「予算概要説明書」に載っているよということで、都市計画事業債等は分かるんですけれども、社会資本整備総合交付金とかお金の流れについては分かりました。事業の見直し部分はこれには載っていないかと思うんですけれども、どのように理解すればいいですか。もう少し説明していただけますか。
◎公園緑地課長 今回2021年度に予算計上しておりますものは、昨年度契約した債務負担の基盤整備工事でございます。その部分についての支払い額です。当初の予定からいきますと、建築物の実施設計が終わった後に、建物の耐震改修の工事そのものを実施していくという予定でしたけれども、それを2022年度からというふうに見直しております。
◆友井 委員 では、後ろに回したという耐震工事については、金額的にはどのぐらいを想定されていますか。概算でいいです。資料はないですか。では、それは今回は結構です。別途、改めて教えてください。
最後に、野津田公園の
多目的グラウンド整備工事は、スケジュール感というのは教えてもらいましたけれども、こちらでは使用方法は範疇にないから分からないのかな。要は、予約システムに入れますとか、違う手法を取りますとか。
◎公園緑地課長 これは、その他の公園と同じように、運動施設の一般の予約システムの中で運用していく予定でございます。
○委員長 休憩いたします。
午後零時1分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後零時59分 再開
○委員長 再開いたします。
これより第29号議案の質疑を続行します。
◆わたべ 委員 「予算概要説明書」の223ページの野津田公園の
多目的グラウンドの整備工事についてお伺いしたいんですけれども、3月の補正予算で債務負担行為が廃止されて、今回、
多目的グラウンドの整備工事費が債務負担行為で廃止になった部分の一部が新たに計上されたという理解でよろしいんでしょうか。ちょっと読み方がよく分からなかったので、教えていただきたいです。
◎公園緑地課長 債務負担行為は1度廃止をして、この
多目的グラウンド整備工事が単年度で終わる工事になりましたので、今年度新たに計上しているということでございます。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。今回の工事がもう最後というところだと思うんですが、今までトータルで幾らぐらいかかったか今分かりますか。今すぐじゃなくてもいいんですけれども、後で教えていただければと思います。
◎公園緑地課長 拡張区域部分ということだと思いますけれども、これはばら広場の移設も含めてになりますけれども、2020年度までで約10億6,000万円でございます。2021年度のものを加えると約12億2,000万円ということになります。
◆わたべ 委員 分かりました。ありがとうございます。
次の224ページの住宅費の事業の内容のところで、居住支援協議会をプラットホームとしてというふうな記述があって、
居住支援相談窓口については、後で行政報告の中にも含まれていますけれども、主な特定財源の中の④で住宅セーフティネット機能強化・推進事業費ということで500万円が計上されていますけれども、これは窓口の経費もかかっているのかもしれないんですけれども、実際にこういう制度を利用して住宅に入られた方に対しての補助も含まれているものなんでしょうか。
◎住宅課長 今回の経費に関しての用途になりますけれども、
居住支援相談窓口ということで窓口業務、住宅にお困りの方の相談に乗る委託という形を取るんですが、人件費という意味合いで、それに対する国からの10分の10補助となっておりますが、あくまで相談の部分になりますので、具体的な相談者、お困りの方自体に対する助成というものは含まれておりません。
◆わたべ 委員 では、今たしかほかの自治体というか、私が聞いている事例によると、住宅費の補助をする制度というのはあるように聞いているんですけれども、それはまた別の、どういう予算を引っ張ってくればそういうことが可能になるんですか。ちょっと質疑の仕方が悪いかもしれないですけれども。
◎住宅課長 ほかの自治体で家賃の低廉化であるとか、補償の代替措置、それから見守り機器の補助というような制度、いろんなものをメニューとして組み合わせている自治体があるのは承知しております。それも今回予算でのせている住宅セーフティネット機能強化・推進事業費で見られるメニューもありますし、ほかの都が単独で実施している事業であるとか、住宅系の事業だけでなくて福祉系の補助で使えるものもあったりするんですけれども、今、町田市ではそこまでのところを予算化はしていない状況でございます。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。
◆田中 委員 ちょっと聞き漏らしがあったので、1点だけ伺いたいんですけれども、「予算概要説明書」の224ページの住宅耐震促進助成金について、昨年も質疑が出されたと思いますが、耐震化という点では倒壊のおそれのあるというか、家屋の除却などにも使える制度だと思うんですけれども、それで合っているかというのと、予算の算出の根拠、何件ぐらいを想定しているのかというのと、例年並みの予算なのか、増えているのかとか、そういったことをちょっと伺いたいと思います。
◎住宅課長 今3点ご質疑をいただきました。まず1点目に、除却に使えるかということですけれども、除却には利用できる制度になっております。それから、件数の算出の根拠というところですが、2020年度までの実績を踏まえて、コロナの緊縮財政というところもありますので、例年よりも実績に見合った形で組んでおりますので、特に除却の部分に関しては、人気が今だんだん上がっているというところで例年どおり確保して、耐震工事という部分に関しては、2020年度は実績がなかなか伸びなかった部分がありますので、2020年度実績見合いで少し減らしたというところになりますので、3点目のご質疑の費用部分に関しては、全体としては、木造耐震化の部分については、例年よりは少し絞ったような予算取りになっております。
◆田中 委員 人気のある除却については、例年というか2020年度と同様に確保していただいているということで了解いたしました。ありがとうございます。
◆友井 委員 聞き漏らしが1点ありまして、先ほど質疑をしました予算書66ページの三輪緑地用地購入の件なんですけれども、まず、三輪緑地全体の計画というのはホームページ等でも掲載はされておりますけれども、概要をお知らせいただけますでしょうか。
◎公園緑地課長 三輪緑地につきましては、丘陵地で水源が非常に豊かな場所でございます。大きく手を加えるというよりは、園路についての危険な箇所があれば、そこを落ちないように保護柵をするですとか、歩くための散策路を整備する、そういったものが中心の整備をする内容になります。
◆友井 委員 先ほどは用地取得率が半分程度で、供用開始は未定ということでありましたけれども、先ほど購入する公社は今回その分を買い取ったということですけれども、購入を今のところ見合わせる予定でしょうか。再度、そこだけ教えていただけますか。特段、供用開始は未定で、用地取得率半分で、来年以降にまた1ヘクタール購入するとかというのを、もう年次計画でつくっているとか、そんなのがあるのかどうかです。
◎公園緑地課長 新年度予算につきましては、買戻しということなので、公社がもう既に持っているものを買い戻さなくてはいけないという契約に基づく買戻しでございます。新規につきましては、地権者からの状況等にもよりますけれども、その都度、検討はしてまいりたいと思っています。
◆友井 委員 了解。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。
△第33号議案
○委員長 第33号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第33号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算についてご説明申し上げます。
まず、歳入でございます。
予算書の248ページをご覧ください。
第1款、繰入金は、一般会計からの繰入金2,289万6,000円、第2款、国庫支出金は5,475万円、第3款、都支出金は2,737万5,000円を計上してございます。
次に、歳出につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明いたします。
「予算概要説明書」の225ページをご覧ください。
事業費としまして8,312万2,000円を計上してございます。鶴川駅
南土地区画整理事業の都市計画変更、先行用地取得等に要する経費でございます。特定財源は、社会資本整備総合交付金、都市再生土地区画整理助成金でございます。
364ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに鶴川駅
南土地区画整理事業会計の支出科目を掲載しております。
以上が、町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算の概要でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第33号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第33号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△行政報告(町田市
居住支援相談窓口の開設について)
○委員長 行政報告、町田市
居住支援相談窓口の開設についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎都市づくり部長 町田市
居住支援相談窓口の開設につきましては、住宅課長から説明いたします。
◎住宅課長 それでは、町田市
居住支援相談窓口の開設についてご報告させていただきます。
まず、目的でございます。町田市では、住宅確保要配慮者に対する民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため、2019年5月に町田市居住支援協議会を設立いたしました。協議会の会議においては居住支援に関する総合的な窓口の必要性も議論されていたことから、協議会における取組の一環として相談窓口を設置することといたしました。
2の支援事項でございます。相談方法といたしましては、電話による相談を想定しております。相談窓口では、相談者からの相談内容を整理し、生活状況に応じた住まいの確保を中心に、住まいの確保以外でも必要な支援が受けられるように、関係団体などにつなぎます。
2ページ目に相談フロー図を添付しておりますので、ご参照ください。
1ページ引き続きになりますが、窓口担当といたしましては、居住支援協議会の会員である社会福祉法人悠々会に担っていただき、住宅課が事務局として制度の調整を行います。なお、社会福祉法人悠々会は東京都から居住支援法人として指定されており、これまでも東京都の居住支援に関するモデル事業に取り組まれた実績がございます。
相談窓口の開設につきましては、4月1日の予定で準備を進めております。相談窓口での相談事例につきましては、協議会にフィードバックするなど今後の居住支援の検討にも生かしていきたいと考えております。
報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 幾つかお聞きしたいと思います。
先ほど相談窓口については電話による相談ということでご説明があったんですけれども、大体どのぐらい開設がされていくものなのか、伺いたいと思います。
また、この間、この協議会で何回か協議が行われてきたと思うんですけれども、どういった方を支援の対象として想定されているのかをお尋ねしたいと思います。お願いします。
◎住宅課長 2点、ご質疑いただきました。
電話による相談が中心になりまして、今のところ、まだちょっと相談中なんですけれども、携帯電話の番号を法人に取得していただいて、そこを中心に受けていただく予定です。おおよそどのぐらいの規模かというところで、基本的には1台を使った状態なんですけれども、これまで社会福祉法人悠々会が自主事業として取り組まれてきた中では、大体半年に80件程度という実績を伺っておりますが、悠々会さんが鶴川周辺を中心に活動されていたところがありますので、それが今回全市的な形になるので、それに見合った件数が今後増えていくのかなというのは予想をしているところです。
相談の対象でございますが、国の住宅セーフティネット法で、住宅確保要配慮者という形で低所得者、それから障がい者、高齢者、あと子育て世帯などというところで一応の定義づけがされておりますので、そういった方を中心に、ただ明確に所得が幾ら以下というような形での受け止めをするわけではなくて、まず、窓口にご相談をいただいた中で、支援が必要なのか、普通の不動産にご紹介で止まるのかというあたりを、今後、整理をしていくような形で、だんだん充実を図っていければと考えております。
◆田中 委員 詳しくありがとうございます。やはり住まいについては、生活保護の利用者の方でなかなか民間の不動産で住居確保に苦労するケースですとか、それこそ悠々会さんがモデル事業でやっていらっしゃるような見守りが必要なケースなどいろいろあって、すごく大事な取組だなと思っているところなんですけれども、相談をする際は、本人から相談がないといけないのか、それとも、例えば、生活援護課さんのほうでこういったところもありますよという形でご紹介がされるということも想定をされているのかという点。
あともう1点、フロー図を見てみると、連携機関のところに東京都指定居住支援法人、34法人と書いてあるんですけれども、市内だけで対応するんじゃなくて、そういった市外の法人さんとも連携が取れるという理解でよろしいでしょうか。例えば、DV被害で逃げたい場合に、町田市内だとちょっと困るとか、そういうことも想定されているのかなとか、まだまだ具体的なところが決まっていないとは思うんですけれども、せっかくの制度なので、教えていただけたらと思います。
◎住宅課長 2点、ご質疑いただきました。
まず、相談をしていただく方なんですが、一番分かりやすいのは、やはりご本人からご相談をいただくことが中心になろうかと思いますが、ご本人がなかなか相談できない場合に、親族であるとか支援者、それから市の窓口などでご本人に促してもなかなかうまくいかないようなケースについては、組織のほうからこの窓口に代わりにご相談をいただくということも、ウエートとしてはまだまだ想定の範囲なんですけれども、そういったケースがあることも想定をして、今、準備を進めております。
2点目の居住支援法人に関しましては、東京都のほうで順次手を挙げていただいた法人を指定していただいている制度になりますが、ぜひうまく活用できるところとは連携をしていきたいと思っています。都道府県単位で指定されている制度になりますので、東京都内で活動されて、基本になるのは町田をエリアに含んでいる法人が中心になろうかと思いますが、うまく連携を取らせていただきたいと、こちらとしては考えております。
◆深沢 委員 ちょっと伺いたいでんすけれども、こういう新しい窓口とかを開設した場合に、市民になかなか全体に行き渡るわけではないので、もちろん周知はされていくんだろうと思うんですけれども、その場合、都市づくり部が中心になって市民への周知などをされるのでしょうか。
◎住宅課長 制度の窓口の周知というご質疑をいただきました。まず、一義的には住宅課が、都市づくり部で周知ということで、まずは4月1日の広報などに掲載することを想定して準備を進めております。掲載はホームページ、広報がまず一つになるんですけれども、その後、これから連携を取っていく悠々会さんでチラシを配っていただく、それから居住支援協議会の中には、町田市の福祉部門、それから民間団体ということで不動産関係の皆様にもご参加いただいておりますので、そちらの協議会のネットワーク、皆様のネットワークを使って、広くこの相談窓口に関しては周知を図っていくことで、より多くの皆様に知っていただきたいと考えております。
◆深沢 委員 ありがとうございます。こういった一元でご相談を受けるというのは市民にとっても分かりやすいことだと思うんですけれども、ともすると、こんなことはないと思うんですけれども、市役所に相談に来たときに、こういったことについては新しく町田市
居住支援相談窓口というのができたので、そちらに連絡してくださいなんていう迂回するようなことはないようにと思っているんですけれども、そういったところはどうなんですか。
◎住宅課長 居住支援協議会の活動目的もともとが、市が行政サービスとして住宅を確保するのではなく、民間の賃貸住宅にうまく受け入れていただくということが中心になっております。正直、今ご相談いただく方に関しては民間の住宅は直接はご紹介ができませんので、そこをこの居住支援窓口を通じて不動産関係につなげていただくというところでいくと、若干、今委員がおっしゃったようなたらい回しというわけではないんですけれども、一旦その窓口で受けて、不動産の民間団体のほうにつなげるという形になろうかと思います。民間をご案内する分に関しては、やはりその窓口に一旦行っていただく、私どもで持っております公営住宅にご案内であれば、当然そちらではなくて市役所のほうで相談は完結させていく形で、そこはやはり相談される方のニーズに合わせた形で、どちらをご紹介すればいいかは庁内でも共有を図っていきたいとは考えております。
◆深沢 委員 言いづらい言葉を言っていただいて、ありがとうございます。要は、市民の方がたらい回しにされているんじゃないかということを感じないようなやり方をしていただきたいなと思って、それをお願いして、私の質疑は終わります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(土地の買入れについて(
薬師池北緑地用地))
○委員長 行政報告、土地の買入れについて(
薬師池北緑地用地)を議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎都市づくり部長 土地の買入れについて(
薬師池北緑地用地)につきましては、公園緑地課長から報告いたします。
◎公園緑地課長 それでは、土地の買入れについてご報告をいたします。
資料の1枚目をご覧ください。
目的につきましては、町田都市計画緑地事業第31号薬師池北緑地の整備を進めるために、事業用地を町田市土地開発公社により代行取得いたしましたので、ご報告するものでございます。
代行取得の内容でございますが、2の概要に記載しておりますけれども、野津田町の3450番8の1筆で、売買契約締結日は2020年12月9日でございます。面積は3,049.29平方メートル、取得価格は6,098万5,800円でございます。
なお、土地開発公社からの買戻しにつきましては、2022年度を予定しております。
資料2枚目に薬師池北緑地の位置図、案内図及び平面図を表示しております。薬師池北緑地は薬師池公園の北西側に位置しておりまして、緑地の西側は七国山緑地保全地区に隣接をしております。平面図の北緑地の中で、今回の対象地を斜線で表示してございます。公社代行取得対象地として示している箇所が今回のご報告する土地でございます。
報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします
午後1時26分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後1時29分 再開
○委員長 再開いたします。
△第29号議案(環境資源部所管部分)
○委員長 第29号議案を議題といたします。
本案のうち、環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎環境資源部長 第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算のうち、環境資源部所管分をご説明申し上げます。
予算書の10ページをお開きください。タブレットでは16ページになります。これ以降は予算書のページで説明をさせていただきます。
第2表、債務負担行為です。
下から4段目、熱回収施設等整備運営事業その3は、町田リサイクル文化センターの工場棟を解体するに当たり、土壌汚染調査の業務委託、工場棟外壁の石綿の除去工事を行うものです。
その下、町田市バイオエネルギーセンター焼却灰等運搬業務委託事業は、町田市バイオエネルギーセンターから排出される焼却灰を日の出町にある最終処分場へ運搬する業務委託です。
その下、廃棄物・資源物収集運搬業務委託その2は、燃やせるごみや容器包装プラスチックなどの収集運搬業務委託です。
その下、指定収集袋製造委託事業は、ごみの指定収集袋製造委託です。
以上4件について、期間や限度額を設定するものです。
次に、12ページをご覧ください。
第3表、地方債です。
上から6段目、資源化施設整備事業に、86億4,000万円を計上しています。
続きまして、歳入についてご説明申し上げます。
予算書の27ページをお開きください。
第14款、使用料及び手数料、第1項、使用料、第3目、衛生使用料、第2節、バイオエネルギーセンター使用料の説明欄、施設使用料53万円は、町田市バイオエネルギーセンターの会議室などの施設使用料です。
次に、31ページをお開きください。
同款、第2項、手数料、第3目、衛生手数料のうち、主なものをご説明します。
第8節、廃棄物処理手数料の説明欄をご覧ください。持込ごみ処理手数料7億5,114万3,000円、家庭ごみ処理手数料8億7,470万1,000円などを計上しています。
次に、36ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金、第2項、国庫補助金、第3目、衛生費国庫補助金、第1節、循環型社会形成推進交付金の説明欄2段目、施設整備事業費42億7,260万7,000円は、熱回収施設等整備事業への補助金です。
次に、40ページをご覧ください。
第16款、都支出金、第1項、都負担金、第2目、衛生費都負担金、第1節、行旅死亡人等取扱費負担金、説明欄のうち、環境保全課分50万9,000円は、身元不明者の埋葬等取扱費への負担金です。
次に、45ページをご覧ください。
同款、第2項、都補助金、第3目、衛生費都補助金です。
46ページに移りまして、第8節、環境政策推進区市町村補助の説明欄2段目、特定外来生物等防除事業費の79万6,000円は、アライグマやハクビシンの捕獲、駆除事業への補助金などです。
次に、51ページをご覧ください。
同款、第3項、委託金、第3目、衛生費委託金、第1節、公害対策事業委託金の説明欄、公害対策事業費3,461万5,000円は、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に基づく、事業者の指導などの委託金です。
次に、53ページをご覧ください。
第17款、財産収入、第2項、財産売払収入、第2目、物品売払収入です。
54ページに移りまして、説明欄4段目、資源物売払代のうち資源循環課分2億8,520万円は、市が収集した瓶、缶、古紙などの売払い代金です。
次に、ページ下段、第19款、繰入金、第2項、基金繰入金、第1目、基金繰入金です。
55ページに移りまして、説明欄の1番上の段、廃棄物減量再
資源化等推進整備基金繰入金9億5,640万2,000円は、バイオガス化施設の建設やペットボトル、容器包装プラスチックの収集、処理、剪定枝資源化センターの運営など、ごみの資源化事業の財源とするため、基金から一般会計に繰り入れるものです。
次に、60ページをご覧ください。
第21款、諸収入、第6項、雑入、第6目、雑入、第3節、衛生費雑入のうち、主なものをご説明します。
説明欄の一番下、除草受託収入534万4,000円は、空き地の所有者からの除草受託の収入です。
61ページに移りまして、説明欄の一番上の段、みどり東京・温暖化防止プロジェクト市町村助成金の100万円は、生物多様性保全推進事業への公益財団法人東京市町村自治調査会からの助成金です。
その2つ下、余剰電力売払収入3,746万8,000円は、清掃工場で発電した電力のうち、余剰分の売払い収入です。
その2つ下、資源物売払配分金2,497万4,000円は、容器包装リサイクル協会からの配分金です。
次に、65ページをご覧ください。
第22款、市債、第1項、市債、第3目、衛生債、第1節、廃棄物処理施設整備事業債の説明欄、資源化施設整備事業の86億4,000万円は、熱回収施設等整備工事や資源化施設用地購入などのための市債です。
歳入につきましては以上です。
続きまして、歳出について「予算概要説明書」を使いご説明いたします。
「予算概要説明書」の195ページをご覧ください。タブレットでは201ページになります。これ以降、「予算概要説明書」のページで説明をさせていただきます。
環境資源部の予算のポイントを記載しております。
次に、196ページをご覧ください。
環境資源部の予算総括表です。事業費ベースでは、対2020年度比で58億2,476万9,000円の増額となっていますが、一般財源ベースでは2億6,911万9,000円の増額にとどまっています。これは、増額となった費用の多くが、熱回収施設等の整備に関わる費用で、事業費の増額に伴い、国庫支出金、市債も増額となるためです。
それでは、予算の内容をご説明いたします。
まず、197ページをご覧ください。
環境政策費2,626万9,000円です。環境政策費は環境マスタープラン、その推進計画である後期アクションプランに基づく計画の進捗管理、それから町田市環境マネジメントシステムの運用に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、第3次町田市環境マスタープラン策定支援委託料1,189万1,000円、また、町田エコフェスタ実行委員会事務局支援委託料187万6,000円、環境マネジメントシステム運用支援委託料277万2,000円などを計上しています。
次に、198ページをご覧ください。
環境・自然共生費492万7,000円です。環境・自然共生費は、燃料電池自動車の普及や生物多様性の保全に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、環境学習や普及啓発イベントに係る講師謝礼8万6,000円、生きもの調査委託料86万4,000円、外来生物であるアライグマやハクビシンの駆除委託料150万8,000円などを計上しています。
次に、199ページをご覧ください。
環境衛生費4,548万8,000円です。環境衛生費は、公害発生を未然に防止することを目的とした市内の環境の実態把握と監視、また、町の美化推進に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、河川、地下水などの調査委託料906万8,000円、主要幹線道路の大気質などの測定委託料403万5,000円、路上喫煙に対する巡回指導委託料1,589万4,000円などを計上しています。
次に、200ページをご覧ください。
資源化政策費13億5,308万円です。資源化政策費は、第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画の進捗管理に係る経費や町田市バイオエネルギーセンターの稼働に伴う管理棟の移転経費、廃棄物減量再
資源化等推進整備基金への積立金などを計上しています。2021年度の主な事業費として、廃棄物減量等推進審議会の委員報酬を37万2,000円、町田市バイオエネルギーセンターの備品購入費1,773万9,000円、消耗品費544万5,000円などを計上しています。
次に、201ページをご覧ください。
循環型施設整備費154億9,632万5,000円です。循環型施設整備費は、現在建設中の熱回収施設及び今後建設予定の資源ごみ処理施設の整備に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、熱回収施設等整備工事費146億3,739万4,000円、相原地区資源ごみ処理施設の物件等補償料として2億円、用地購入費1億8,000万円などを計上しています。
次に、202ページをご覧ください。
廃棄物処理費16億6,190万5,000円です。廃棄物処理費は、清掃工場や最終処分場などの施設を管理、運営する経費、資源物の再資源化に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、町田市バイオエネルギーセンターの運営委託料2億2,600万円、また、最終処分場の峠谷地区の盛土に係る設計委託料267万3,000円、盛土を行うための搬入車用通路の整備工事費247万5,000円などを計上しています。
次に、203ページをご覧ください。
3R推進費22億913万4,000円です。3R推進費は、資源やごみの収集運搬経費、ごみの指定収集袋の製造、保管、配送の経費、ごみ減量の取組に係る経費などを計上しています。2021年度の主な事業費として、ごみの指定収集袋の製造委託料2億930万3,000円、指定収集袋の販売における収納事務委託料1億542万5,000円、地域資源回収への奨励金として9,322万4,000円などを計上しています。
説明は以上です。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 「予算概要説明書」の順番にお尋ねしたいと思います。
198ページの③に、外来生物の情報発信や駆除と書いてあるんですけれども、市内の外来生物というところでは、駆除の対象となっているアライグマとハクビシン以外に想定しているものがあるのでしょうか。伺いたいと思います。
◎環境・自然共生課長 お尋ねの外来生物でございますが、アライグマ、ハクビシンについては防除の情報です。そのほか、例えばクビアカツヤカミキリという樹木を枯れさせてしまう昆虫ですとか、あるいは危険な外来生物ということでセアカゴケグモ、ハイイロゴケグモ。セアカゴケグモは町田では発見されておりませんが、注意喚起という意味、または同じく危険な外来生物という意味ではヒアリです。ヒアリも町田では発見されておりませんが、環境省で防除に力を入れていたりする都合、そういう外来生物の周知をホームページで行っております。
◆田中 委員 ホームページで紹介があるということで了解をいたしました。ありがとうございます。
次に、199ページの環境衛生費に関わって、2020年の予算のときには公共トイレ整備事業というのがあったと思うんですけれども、多分、環境衛生対策費の中に入ってくるのかなということでお尋ねをしているんですけれども、2021年度の取組について伺いたいと思います。昨年の議会で鶴見川沿いへのトイレの設置を求める請願がありましたが、公共トイレでの対応ということでは、今年度で何か対応があったのか、それとも来年度に何か引き続き対応があるのかというところを伺いたいと思います。
◎環境保全課長 今、委員からお問合せのありました件につきましては、これまで特筆して公共トイレ整備事業ということで出していたんですが、これに関しては項目的に金額的にも少ないので、1つの事業の中に組み込む形で事業としては継続する形です。
昨年度まで公共トイレ協力店の交換用のシール、また、協力店になっていただいた方のシールを作るということで計上しておりまして、来年度についても同様の計上をしてございます。2020年度、請願等もございまして、公共トイレ協力店については鶴見川流域で2店、あと南地区で2店、4店ほど、募集をかけた中で協力店を増やしてございます。ただ、このコロナ禍の関係もございまして、福祉施設などで協力店になっていただいた事業者さんに関しましては、一時的に辞退をされている事業者さんもございます。
ということで、募集につきましては、先月2月26日まで募集していまして、現在の成果としましては4店舗、協力店が増加してございます。来年度につきましても、引き続き協力店については募集をしていきたいと考えてございまして、年度単位で言いますと、先ほど申しましたとおり2月26日に期限を設けておりましたが、3月に入りましてまた引き続きということで、お気持ちのある方については受付できるように、期限を付さずに現在も募集をしている状況でございます。
◆田中 委員 詳細についてありがとうございます。こちらから、なってくれませんかみたいな形で、応募を待つのと同時に、行政側から声かけするとかということも2021年度は考えられるのでしょうか。
◎環境保全課長 周知という意味では、ホームページであったりとか、福祉の機関紙であったりとかでご紹介をしているところでございますけれども、今年度も直接事業者を訪問してお願いしたりなんかしているところもございますので、新年度につきましても同様にしたいと考えてございます。
◆田中 委員 訪問も含めやっていただけるということで了解をいたしました。ありがとうございます。
次に、201ページの資源化ごみ施設について伺いたいんですけれども、今回2021年度においても相原地区、上小山田地区ということで入っているんですけれども、2021年度についてはどういった予定、スケジュールというふうにお考えか伺いたいと思います。
◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 今、委員からのご質疑は、相原地区の2021年度の状況ですけれども、ただいま地権者との交渉を行っているところです。基本的にこちらの施設整備につきましては、大戸広場と併せて整備をするというところが地元の方々とのお約束になっておりますけれども、その対象区域の地権者の方々と交渉を行っているところでございます。状況としましては、予定としましては、2021年度中に都市計画決定まで運べればと考えているところでございます。
◆田中 委員 今後の予定について了解いたしました。ということは、2020年度に引き続き交渉については進んでいるということで考えていってよろしいんでしょうか。
◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 今、委員が仰せられたとおり、進めているところでございます。
◆田中 委員 ありがとうございます。
次に、202ページの熱回収施設、バイオエネルギーセンターについて伺いたいと思うんですけれども、2022年1月に稼働ということでご説明があったと思うんですけれども、この開始といった点では、バイオガス化施設も一緒に開始というふうな認識でよろしいでしょうか。そうなると、生ごみの収集についてはどのようになると想定されているのかというのを、いろいろ見てみたんですけれども分からなかったので、教えてください。
◎循環型施設整備課長 今ご質疑のバイオエネルギー化施設につきましても、同じスケジュールで稼働ということを想定しております。また、ごみにつきましては、一般で可燃ごみを集めてきて、機械でふるいにかけまして、バイオに適したものがバイオの機械に入っていくという形で、不適物であるのは一時的に分別された形で入るようになっております。
◆田中 委員 ありがとうございます。生ごみをどのように分けるのかがちょっと分からなかったので、今教えていただいてありがとうございます。となると、生ごみだけを別に収集するという想定ではないということでいいのか伺いたいと思います。南地域はプラスチックごみと分かれていると思うんですけれども、そうじゃないところは本当に全部一緒くたになっている中で、今おっしゃったことが可能なのかということを伺いたいと思います。
◎循環型施設整備課長 収集につきましては、これまでと変わらない形で変更は考えておりません。
◆田中 委員 ありがとうございます。関連してもう1点伺いたいんですけれども、運営が移っていくというご説明があったと思いますけれども、どういった運営の状況になるのかという点で、今いる市の職員の方々がどうなるのか。また、2021年度の取組の中にバイオエネルギーセンターの運営事業及び財務状況を市がモニタリングすることにより、事業費の削減、円滑な運営管理というふうに説明があるんですけれども、事業費の削減というところではどういった点で削減が図られることになるのか伺いたいと思います。
◎資源循環課長 今、委員からお尋ねがありました運営の移行についてということで、新しい熱回収施設であるバイオエネルギーセンターにつきましては、事業者さんに建設と運営を一括で発注しておりますので、来年度、2022年1月より、新しい施設は新しい手で運転を進めていくことになります。現在、町田リサイクル文化センター、市の焼却炉の運転に当たっている職員については、それ以外の資源化施設とか、関連した業務に振り分けていくという形で業務を行ってまいります。
それから、費用の削減をしていくということですが、基本的な運営に当たりましての事業費はもう債務負担設定をして決めてあります。運営が適正に行われているかどうかということを、様々提出される書類等を確認することによってモニタリングをしていくということで、モニタリングの予算をつけてありますが、このモニタリングを通じて適正に行われていないようなことがあれば、その中で必要な費用の確認をするとか、そういうところで余剰な、余計なという言い方が正しいかどうか分かりませんが、費用が発生しないように、運営についての確認は進めていくというところでございます。
◆田中 委員 市の職員の方の今後についてや内容についてありがとうございます。2021年度が建設の最終年度というところで、予算規模としては大きいということで、本会議などでも説明があったと思うんですけれども、今回の予算も含めて、熱回収施設、バイオエネルギーセンターにかかった建設費は最終的にどのぐらいになるのかというところを、最後、この件については伺いたいと思います。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 熱回収施設の事業費につきましては、今、契約変更を5回行っているんですけれども、現状の計画としましては309億7,281万6,000円となっております。あと、これから運営に関わる費用としましては、今、契約をしているんですけれども、169億5,600万円ということになります。
◆田中 委員 今の運営費については、何年から何年までというのは伺ってもよいでしょうか。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 2022年1月より2040年ということになります。
◆田中 委員 詳細ありがとうございました。
最後に、203ページなんですけれども、ごみの減量、SNSや動画配信ということで紹介があるんですけれども、私もツイッターのごみナクナーレはフォローさせていただいているんですけれども、SNSでの発信などの現状と、あと2021年度の取組について伺いたいと思います。
◎3R普及担当課長 SNSでの情報発信の2020年度分について、まだ年度が終わっていないので、今のところ、2月末現在の数字をお伝えしたいと思います。まず、ユーチューブでの発信は合計で9回行いました。それからインスタグラムでは39回、そしてツイッターでは、先ほどもご紹介がありましたけれども65回、あとそれ以外にメール配信ですとかアプリの中での情報提供という形で20回行っています。ただ、インスタとツイッターのように相互乗り入れみたいなものもあるので、全く独自に、今のだと合計で133件になるんですけれども、133件全然違う内容ということではなくて、一部の内容については相互乗り入れになっているので、実際の情報提供件数としてはこれより少なくなりますけれども、個別の内容は以上になります。
来年度なんですけれども、今年はまずコロナ禍があったということもあって、いろんな事業ができなかったということがあるので、ある意味相当SNSに力が入ったというところがありますけれども、今のところ来年度については、今のこの状況が変わればになりますが、イベント等を中心に事業をしていきたいと思っていますので、回数等については今のところ計画を立てているわけではなくて、状況を見ながら改めて取組を進めていきたいと思っています。
◆田中 委員 SNSでの発信はいろいろ工夫されているんだなと思ったので、質疑させていただいたんですけれども、実際にイベントが本来はできたほうがよかったケースもあると思うので、了解をいたしました。今後も引き続きいろいろ発信をしていただきたいなと思っています。ありがとうございます。
◆吉田 委員 今、田中委員が聞かれておったところ、バイオエネルギーセンターのことなんですが、201ページから202ページ、同じことの続きからなんですが、バイオエネルギーセンターの場合は、今、南地区、私が住んでいるほうは包装容器のプラスチックを分離している、そこ以外のところはしていないと。今後やっていくところが、今日の話で出ていたように、相原で新しい施設をつくるということなので、プラスチックが入っていても入ってなくてもこのバイオエネルギーセンターのバイオエネルギー化には、メタンガスを作る分には全然関係ないということなんですか。
◎循環型施設整備課長 一般に燃えるごみで集めてきたものにはプラスチックが混入されております。プラスチック等々一緒に、バイオガス化施設に入る前に選別機にかかります。そこで完全に取り除けるわけではないんですけれども、あらかた取り除いて、バイオに適したものだけがそちらに入っていくという形になりまして、残りは焼却という形になります。
◆吉田 委員 ちょっとまだいま一つイメージが出てこないんですけれども、バイオ化という場合は、要するに生ごみと大体考えてもいいわけですか、それとも生ごみプラスアルファ紙というようなものも入っているということですか。
◎循環型施設整備課長 バイオマスというところにおきましては、食品残渣ですとか紙、あと木片ですとか、そういうところまで含めてバイオと一くくりにされているところでございます。
◆吉田 委員 今説明のように、もともと木材のくずとかを使ってやるところがあるということが、こういうごみじゃなくて、くずを集めたやつでやるというところがあったようですけれども、町田の場合は、そういうものが全部もう一般の燃えるごみの中に混ざっているから、それが一様なものだという考え方をしているということなんですか。
◎循環型施設整備課長 委員おっしゃるとおりでございます。
◆吉田 委員 それから、施設でいうと少し具体的な話ではあるんですけれども、相当昔に京都府に行った記憶があるような気がするんですけれども――気がするじゃなくて、京都府だったような気がするところに行ったんですけれども、そこの稼働というのはその後どんな状況か調べられていますか。
◎
循環型施設建設担当部長 今、委員がおっしゃったのは京都の実験施設のほうのお話でしょうか、それとも新しくというか、タクマさんがやられた兵庫のバイオ化施設のほうでしょうか。そこだけお聞かせ願いたいんですけれども。
◆吉田 委員 南但というところです。
◎
循環型施設建設担当部長 南但でございますけれども、今町田市で施工していただいていますタクマさんが造られた施設でございます。南但のほうは組合さんが運営をされていまして、今のところ順調に稼働して、バイオガスも適正に作成して、発電に回しているという状況でございます。順調だという話は聞いております。
◆吉田 委員 それは部長が行って確かめられたという話じゃなくて……。
◎
循環型施設建設担当部長 行っています。
◆吉田 委員 直近で行って話を聞かれたということですか。
◎
循環型施設建設担当部長 私も2年ほど前になりますけれども行って、話を聞いております。その後も連絡を取り合って状況は確認させていただいております。タクマさんは、ほかにも京都で1つ施設を立ち上げまして、それも順調に稼働しています。そちらも情報はこちらにいただいております。順調でございます。
◆吉田 委員 当時、一番我々が気にしたのは、南但さんでされている事業の規模と町田市では、10倍まで行かないのか、向こうは組合でされているから、市自体は三、四万人ぐらいの市だったと思うんですけれども、もう少し大きいと思うんですけれども、そこの少なくとも3倍か4倍ぐらいは町田市のほうがあるんじゃないかなと思ったんです。先ほど私が言ったのは、兵庫県の南但です。それから、新しくまた別に京都でできているというのは、今稼働していると言われましたけれども、これは人口規模的に京都市の分をやっているんですか。それとも京都府内のまた違うところでやられているのか、人口規模で言うとどれぐらいですか。
◎
循環型施設建設担当部長 今動いています、京都に実は2つございます。京都の大きな市部のほうで南部のクリーンセンターの建て替えが行われまして、バイオですと、1日60トン処理をできるのが完成しております。町田市よりちょっと大きい形でございます。そちらは市部ですので、人口規模までは、申し訳ございません、今はちょっとお答えできませんけれども、順調に稼働しているとお伺いしています。
それからもう一つ、先ほど申しましたタクマさんの京都のほうですけれども、宮津与謝といって、天橋立、京都の上のほうになりますけれども、そちらの小さな町が固まった形で運営をしている組合がございます。そちらは、1日当たり20.6トンの規模でございますけれども、ちょっと小さめですけれども、こちらも順調に稼働していると伺っております。
◆吉田 委員 私はその後行っていないので、どんなのかなというのが一番気になっていることで、よく造ったものはうまくいっているという話を聞くのは聞くんですけれども、では、行ってみて予定どおりのものが動いているのかどうかというのは、皆さんの場合は行かれたということなので、それを信頼して考えていきたいと思っておりますが、メーカーとしては今2つあるわけですか。
◎
循環型施設建設担当部長 タクマさんのほうでは、今のところ南但クリーンセンター、それから先ほど申しました京都の宮津与謝、京都の上のほうになりますけれども、今そちらが稼働していると伺っております。
◆吉田 委員 今言われたのは、物としては3つあるような説明だったんですけれども、3つあるのでメーカーとしては2つですかという聞き方をしたんですけれども。
◎
循環型施設建設担当部長 大変申し訳ございません。京都の南部につきましては違うメーカー、日立造船さんが造られた機械になります。今ほかにも、ご承知かと思うでんすけれども、山口のほうでも稼働しています。それから、新たに鹿児島ですか、そちらのほうでも今造って、町田市と同じ竣工のタイミングで機械が動き出すという情報はいただいております。いずれしても、この辺の情報は私どもでいろいろ情報交換をさせていただいて、新しい情報を聞いているところでございます。
◆吉田 委員 今、私が知らないところで幾つもできているという話なので、幾つもできているという点では、信頼性がだんだん高まってきているのかなとは思います。今さっき日立造船と言われました。そうすると、
多摩ニュータウン環境組合と同じメーカーで方式が違うということですか。
多摩ニュータウン環境組合はたしか日立造船じゃないかなと思うんですが。
◎
循環型施設建設担当部長 委員がおっしゃるように、
多摩ニュータウン環境組合につきましては日立造船さんが造られている、焼却炉自体は機械炉という形、ストーカ炉でございます。町田市もストーカ炉というところでは一緒な部分で、バイオのところについては多少形式が違うと。考え方は一緒でございます。
◆吉田 委員 順調に進んで、順調な結果が出て、南地区住民としてはプラスチックが全域で分離されることを願っております。終わります。
◆おく 委員 「予算概要説明書」の196ページのところの2021年度、2020年度、3R推進費の中で、三角の5,531万4,000円の背景は、どういう背景なのか教えてもらっていいですか。
◎3R推進課長 今、委員のご質疑があった3R推進費の5,531万4,000円というところなんですけれども、この減額分の大きなところでは、ごみ袋の製造経費が主なものです。製造経費の推移につきましてですけれども、可燃ごみの20リットルは非常に多く出る汎用のものでして、2020年度はやはりコロナの影響でごみの量というのも増えました。作っている枚数も約1,070万枚ほど作っていまして、それが2021年度は1,010万枚ぐらいで済むだろうというところで、約5.3%減をしているところで、この数字が出てきております。
◆おく 委員 そうすると、203ページに出ている指定収集袋の製造手数料、処理手数料云々とか、この辺の対前年との比較で多少減っているというのは、今、課長にご説明いただいたところが加味された数字という捉え方でいいですか。
◎3R推進課長 委員のおっしゃるとおりです。
◆友井 委員 「予算概要説明書」の198ページに、持続可能な社会の実現とか、そういうことの絡みだと思うんですけれども、水素ステーションについて記載があるんですけれども、この件についてもう少し詳しく教えていただけますか。
◎環境・自然共生課長 こちらの予算につきましては、水素ステーションを誘致するために、燃料電池車を使いまして普及啓発活動を行っております。そちらの予算になっております。内容としましては、大学の先生に来ていただきまして、小学生、中学生向けに実験を伴う体験学習をしていただくということを含んだ事業予算になってございます。
◆友井 委員 今、「予算概要説明書」で見ていて、予算のほうは、講師謝礼の8万6,000円が事業費ということでいいですか。
◎環境・自然共生課長 先ほど申し上げました大学の先生に来ていただいて体験学習をするときの報酬がこの8万6,000円、講師謝礼という形になってございます。その他、事業の中には、所有しております燃料電池車の燃料、水素代ですとか、車検代ですとか、あるいは自賠責の保険代ですとか、そういうようなものも含めてこの事業の予算を構成しているというようなことになってございます。
◆友井 委員 そうすると、事業の内容で説明がある産学連携というところの産は、燃料電池車の保険とおっしゃいましたか、それとも燃料電池車自体の提供ですか、その辺がちょっとよく……。もう1回説明いただけますか。
◎環境・自然共生課長 「予算概要説明書」の産学連携によってという言葉につきましては、小学生、中学生に向けて環境学習を行うときに、例えば、去年なんですけれども、自動車関連企業のイベントを行うチームに機材を持ち込んでいただいて、楽しく学習できるというようなイベントを行いました。それが産でございます。学につきましては、先ほど申し上げた大学の先生ですとか、そういうようなアカデミズムの関係者に来ていただくというような意味で、産学連携と記載してございます。
◆友井 委員 そうすると、2020年度が今自動車関連企業、いわゆる産の部分です。2021年度は学のみの事業、そして、このサービスステーションを誘致するというもの自体はどんなふうに絡んでくるんですか。もう1回整理して教えていただけますか。よく分からない。
◎環境・自然共生課長 2021年度の予算は、2020年度に比べて若干減額されておりまして、産学両立した形で、両者を招聘した形でできるように今努力をしているところでございます。そういうような周知活動を通しまして、水素への理解を深める、水素は危険だというイメージを持たれている方もいらっしゃる、そういうようなイメージを払拭しながら、水素ステーションの誘致を有利に進めていきたい、そういう機運醸成といいますか、そういうような働きを取っていくというのがこの産学連携の環境学習講座。水素ステーションにつきましては、その結果を踏まえて、そういう効果を得ながら水素ステーション事業者ですとか、水素ステーションを整備する土地の地権者に働きかけていくということがこの事業の概要でございます。
◆友井 委員 環境学習の一環にもなると思うんですけれども、小中学生の学習の機会、啓発の機会というのは大変大切だと思うので頑張っていただいて、後段の水素ステーションの件については、1か所誘致しますというのは2021年度中に誘致をするんでしょうから、水素ステーション事業者及び土地所有者の方たちへのアクションというのは、今どうなっていますか。
◎環境・自然共生課長 2021年度までに誘致すべく、地権者への訪問、あるいはステーション事業者への交渉を行っておりますが、ちょうど今1月7日から接触ができない状況ですので、緊急事態宣言が解除されましたら、直ちにまた再開をしたいなという形で考えておりまして、地権者への交渉、事業者への調整というような活動を取っているということでございます。
◆友井 委員 では、この件は最後にします。そうすると、ある程度、2020年度中に動きをされていて、2021年度に結果を出していくという多分スケジュールだったと思うので、時期がどうなるかはちょっとまだ緊急事態宣言後の話で分かりませんけれども、該当エリアというのはどこになりますか。
◎環境・自然共生課長 該当エリアというのは、特段推進地域というような考えはないんですが、水素ステーションは水素を高圧に圧縮して、それを燃料電池に充填するという機能を持った設備ですので、高圧ガス保安法の規制を受けます。ですので、都市計画法の用途地域の中では準工業地域とかそういうところに限られますので、そういう限られた地域の中の適切な広さを持った土地の地権者に交渉していくということで事業を継続しております。
◆友井 委員 では、その件は了解しました。
続いて、202ページを教えていただきたいと思います。これは、一般廃棄物最終処分場、今回作成されるバイオマスセンターの隣地に池の辺地区と峠谷地区があって、峠谷地区のほうに忠生スポーツ公園を計画していますと。現状、今年度の予算編成方針は、新型コロナの影響を受けて若干事業への影響もあるかとは思うんですけれども、峠谷の現状とその後の作業工程というんですか、どんなふうに供用開始をしていくかというスケジュール感を含めて教えていただけますか。
◎資源循環課長 今、委員からお尋ねいただきました峠谷地区の今後の進め方というところですが、今現在、町田市の最終処分場は、冒頭にお話しいただきました池の辺地区というエリアと峠谷地区というエリアの2か所がございます。1つの処分場だったんですが、分割して池の辺と呼ばれる地区を先行して閉鎖いたしまして、公園工事へ進んでおります。現在、峠谷地区につきましては、まだ処分場の閉鎖手続が完了しておりませんので、この後閉鎖の手続を完了して、上部を利用できる状態にするため、関係者との協議、調整を進めております。
この後の工程の一つとして来年度予算化しておりますのが、現地を見ていただくと分かるんですが、池の辺と峠谷は埋立ての進捗率が違いまして、高さが大分ずれております。その高さのずれを、レベルを一緒にしないと広い公園として使いにくいので、公園にする前段の話として、土を入れてレベル合わせを行いたいと考えておりますが、その工事の調整のために、来年度は土を入れるための搬入路をつけ、それから土の盛り方等、排水の設備等をどういうふうにつけるかというのを設計して、土を入れるための準備をするというのが来年度の予算として見込んでいるところです。
それらが済みますと、閉鎖の手続に向かっていろいろと進めてまいりまして、今のところは、まだ5年とか、そういう単位でかかるのではないかなと想定して進めておりますが、公園の整備に向けて進んでいこうとしているところです。
◆友井 委員 分かりやすい説明をありがとうございました。今回は、当然池の辺のほうが先行すると思うんですけれども、その後に控える峠谷のほう、例えば、この計画の中に整備イメージというのがありまして、図面にソフトボールグラウンド、テニスコート、フットサルコートというスポーツ系のものがメインになっているようなエリア、交通公園というのも含まれていると思うんですけれども、ここのところで一部団体の方からちょっと心配される声がありまして、この用途にしか使えないのと。例えば、ソフトボールグラウンドというのは少年野球のサイズとほぼ同じような形になります。これはイメージ図であって、それは使えないよという意味ではないということでよろしいんでしょうか。
◎資源循環課長 イメージ図をご覧いただきまして、ありがとうございます。今スポーツ公園の形としてグラウンドの絵が出ておりますので、皆様、それをご覧になっていただいているかなと思います。私ども資源循環課では、処分場を閉鎖するところまでは我々の課の仕事として進んでいるところなんですが、この間、地元の皆様と部を挙げていろいろとご要望を伺ってくる中で、スポーツができる場所が欲しいよねということでのイメージ図ができているところで、実際の使い勝手として、ソフトボールしかできないのか普通の野球もできるのかというところは、この後、公園の設計に入っていく中で最終的なところは決まってくるかと思いますので、その辺も皆様に丁寧にお話を伺いながら進めていけたらと考えております。
◆友井 委員 たまたまこのエリアの方たちの声としてそんな声もあったので、ご紹介したので、ぜひご留意いただければと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(「(仮称)第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画」(案)に対する
パブリックコメントの実施結果及び計画策定について)
○委員長 行政報告、「(仮称)第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画」(案)に対する
パブリックコメントの実施結果及び計画策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 本件につきましては、環境政策課担当課長よりご説明申し上げます。
◎環境政策課担当課長 それでは、行政報告、「(仮称)第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画」(案)に対する
パブリックコメントの実施結果及び計画策定についてご説明いたします。
本計画につきましては、前回、令和2年第4回定例会の建設常任委員会において、
パブリックコメントの実施について行政報告を行わせていただきました。
本日は、1つ目にその結果をご報告させていただきます。前回ご報告させていただいた実施予定のとおり、2020年12月15日から2021年1月14日まで
パブリックコメントを実施いたしました。その結果、15件、3名の方からご意見をお寄せいただきました。
別紙1、モアノートでは11分の2から3ページ目に、寄せられたご意見の概要と市の考え方をつけさせていただいております。
2つ目は、計画策定についてです。2021年3月1日に、これまで審議を重ねてまいりました町田市廃棄物減量等推進審議会から答申を受け、これを踏まえまして、第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画を策定いたしましたことをご報告させていただきます。
別紙2、モアノート11分の4から11ページに概要版をつけさせていただいております。
今後、
パブリックコメントで寄せられたご意見の概要と市の考え方や計画の策定につきましては、「広報まちだ」及び町田市ホームページ等で公表する予定です。
説明は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 2点、伺いたいと思います。
1点目は、
パブリックコメントの中にも同様の意見があったんですけれども、(仮称)第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画について、コロナ禍の下で、ごみが2020年については増えてしまっているという中で、計画策定に影響が出るのかとか、そういったことが
パブリックコメントにもあったと思うんですけれども、そういった点では何か影響があったのか、なかったのか伺いたいと思います。概要には2019年度のごみの量はデータとして載っていると思うんですけれども、お願いします。
◎環境政策課担当課長 コロナの前からの期間で、少しごみの量が増えております。それはそれとして増えてはいるんですけれども、全体として、今は少し落ち着きつつあるというところは分析しております。
◆田中 委員 ということで、目標値などについては影響はなかったという理解をさせていただきました。
もう1点、落ち葉とかといったごみについてのコメントもありまして、今、雑草とかは無料で収集をしていただいていると思うんですけれども、こういったものも先ほどのバイオガスの対象、原料というわけじゃないんですけれども――になるのかというのをお尋ねしたいんですけれども。
◎環境政策課担当課長 そのとおりでございます。
◆田中 委員 分かりました。ありがとうございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(
多摩ニュータウン環境組合への
ごみ処理支援要請について)
○委員長 行政報告、
多摩ニュータウン環境組合への
ごみ処理支援要請についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 本件つきましては、環境政策課長よりご説明申し上げます。
◎環境政策課長 環境政策課でございます。
行政報告、
多摩ニュータウン環境組合への
ごみ処理支援要請についてご報告をいたします。
これまで議会、委員会でも、町田市バイオエネルギーセンターが、来年、2022年1月に本稼働になると報告をしてまいりました。この新工場で市内のごみを処理し切れないことが見込まれますため、2022年度から2025年度までの4年間、多摩清掃工場を運営する
多摩ニュータウン環境組合に対して、町田市の可燃ごみを年間最大で1万トン処理していただくよう支援を要請しましたので、ご報告させていただきます。
町田市では、2011年に町田市
一般廃棄物資源化基本計画を策定し、2020年度までにごみとして処理する量を40%削減することを目標に掲げてまいりました。
2018年度までは、ごみの減量はおおむね順調に進みました。ところが、2019年度には家庭系ごみを中心にごみ量が増加に転じまして、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、さらにごみ量が増加しております。
また、容器包装プラスチック等の資源化施設の稼働は2025年度以降の予定でございますので、それまでは多くの容器包装プラスチックを可燃ごみとして処理せざるを得ない状況でございます。このような状況から、2022年1月に可燃ごみ2万1,000トンの処理能力が不足する見込みでございます。
対応としましては、新工場の点検による焼却炉の休止期間を短縮するなど運転計画を変更することで、当初の計画より1万1,000トン多い、年間7万4,000トンの焼却量を確保して、処理のさらなる増加策についても、今後、また検討を継続していきたいと考えております。
多摩ニュータウン環境組合に要請するごみ処理の支援内容についてでございますが、こちらにつきましては資料のとおりでございます。
搬入の対象地域なんですけれども、主に横浜線以南の地域を考えております。ごみの中継施設であるリレーセンターみなみでコンテナに積替えを行うことで、搬入車両の台数を抑えることができるからでございます。そのほかに水曜日のみ、既に搬入を行っている小山ヶ丘地区と隣接している小山町の地域のごみを週2回の収集のうち1回分、搬入したいと考えております。
今後でございますが、本支援要請に当たりまして、多摩清掃工場周辺の住民の皆様と意見交換会を実施してまいりたいと考えております。また、今後の取組としましては、容器包装プラスチック資源化を早期に全市域で実施をしていきたいと考えております。さらに、市民、事業者への啓発の強化、また、新たな品目の資源化など、ごみの減量を推進するための施策を強化してまいりたいと考えております。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤 委員 コロナの関係で本当に増えてきたということで、それで、
多摩ニュータウン環境組合に要請したというんですけれども、構成市の皆さんはどんな反応だったんでしょうか、簡単にお話しください。
◎環境政策課長 構成市の皆様につきましても、基本的には協力していただいておりまして、ただ、やはり住民の皆様のご理解を得なければなりませんので、こちらのほうをしっかり得ていきたいとお話をしているところでございます。
◆わたべ 委員 2020年度に関しては、ごみが処理し切れずに
多摩ニュータウン環境組合に焼却を依頼したことはなかったということですか。
◎環境政策課長 2020年度はございませんでした。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(新たなごみの資源化施設について)
○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 本件につきましては、循環型施設整備課担当課長よりご説明申し上げます。
◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設について、2020年12月の行政報告以降の進捗状況についてご報告をさせていただきます。
1、資源ごみ処理施設、資源ごみ処理施設の整備につきましては、相原地区、2025年度、上小山田地区、2027年度の稼働に向けて、引き続き関係者との協議、調整を進めているところでございます。また現在、町田リサイクル文化センター内で処理を行っているペットボトル、そして容器包装プラのベール置場につきましては、資源ごみ処理施設が稼働するまでの間、町田リサイクル文化センターに隣接しております排水浄化センターにおいて暫定処理を行うことで準備を進めているところでございます。
続きまして、2、町田市バイオエネルギーセンターにつきまして、(1)地区連絡会、2月15日に開催を予定しておりました第25回町田リサイクル文化センター周辺地区連絡会につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止対策としまして、書面会議とさせていただきました。第24回の書面会議にていただいた意見の回答などの資料を郵送いたしまして、ご意見をいただく形としております。
(2)工事の進捗状況及び今後の予定です。現在、新工場棟並びに新管理棟の内外装工事、焼却や発電、バイオガス化設備などのプラント工事が順調に進んでおります。今後は、植栽、フェンス設置などの外構工事を進めてまいります。また、西側の交差点改良工事に着手しております。工事に当たりましては、引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に進めてまいります。
では、次のページをご覧ください。こちらは2020年12月21日撮影の航空写真になります。現在は工場棟正面の工事用の足場が順次取り払われてきておりまして、青いラインの入った工場棟の外壁が姿を現してきているところでございます。
下は整備スケジュールとなります。2022年1月の稼働に向けて整備を進めてまいります。
ご報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(
損害賠償請求事件について)
○委員長 行政報告、
損害賠償請求事件についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 本件につきましては、3R推進課担当課長よりご説明申し上げます。
◎3R推進課担当課長 行政報告、
損害賠償請求事件について報告いたします。
損害賠償請求訴訟が提起されましたので、ご報告いたします。
1の訴訟の概要でございます。裁判所、大津地方裁判所彦根支部、事件番号、令和2年(ワ)の第153号、原告は市外在住者です。被告は町田市及び町田市職員でございます。訴訟内容については記載のとおりでございます。原告は、治療費、慰謝料等の損害賠償額について過失割合を、原告、被告3対7と主張しております。被告に対しまして、330万6,985円の損害賠償を請求するものでございます。訴訟提起日は2020年10月28日になっております。
2の訴訟になった経緯、争点でございます。示談交渉において、過失割合につきまして合意を得ることができませんでした。訴訟となりまして、今後はこの過失割合についてが争点となります。示談交渉におきまして、過失割合について合意を得ることができなかったことから、訴訟となりました。
3の訴訟対応でございます。本件につきましては、保険契約をしている公益財団法人全国市有物件災害共済会に、事故発生時から示談交渉を委任しております。訴訟につきましても、継続して同協会の顧問弁護士を訴訟代理人として対応してまいります。
4の事故現場です。現場写真と見取り図をつけさせていただきます。
報告は以上です。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆おく 委員 この事故現場ですけれども、車両進行方向、そして自転車進行方向、ざっと見れば、左側のところに停止線の白線があるように見えるんですけれども、この場所はどこですか。
◎3R推進課担当課長 具体的に鶴川3丁目付近の交差点になります。
◆おく 委員 それと、1ページ目の裁判所、大津地方裁判所彦根支部になっております。これは、原告が既にそちらに引っ越されているという背景から、この裁判所が舞台になったんでしょうか。
◎3R推進課担当課長 そのとおりでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後2時39分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後2時43分 再開
○委員長 再開いたします。
△第17号議案・第18号議案
○委員長 第17号議案及び第18号議案を一括議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第17号議案 町田市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例と第18号議案 町田市
特定公共物管理条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
初めに、第17号議案 町田市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について、ご説明いたします。
本条例は、東京都道路占用料等徴収条例に準拠して定めており、東京都が2020年4月1日に条例の一部を改正したことを受け、町田市の道路占用料を東京都の占用料と同額にするため、所要の改正をするものです。
続きまして、第18号議案 町田市
特定公共物管理条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本条例は、東京都道路占用料等徴収条例及び東京都河川流水占用料等徴収条例に準拠して定めており、東京都が2020年4月1日におのおのの条例の一部を改正したことを受け、町田市の特定公共物の占用料を東京都の占用料と同額にするため、所要の改正をするものです。
第17号議案及び第18号議案につきまして、一括してご説明申し上げました。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆吉田 委員 変わったことについての尋ねじゃなくて、そもそもの話なんですけれども、第18号議案の第2種の河川又は水路を直接に利用するため云々とあるけれども、具体的にはこれはどういうところの部分を言っているのでしょうか。形として、おうちが道路に面しているんじゃなくて、川を通じて道路に面しているところに橋を架けているというのは、そういうような内容なんでしょうか。改めて聞くのもおかしいんですけれども。
◎許認可・用地管理担当課長 今の第2種のご説明でございますけれども、まず、宅地がありまして、あとその対面に道路があった場合、それに挟まれている水路に通路をかける場合が、この第2種に該当するということでございます。
◆吉田 委員 具体的に言って申し訳ないですけれども、つくし野のところに桜並木があるんですけれども――桜並木とは一本離れているか――やっぱり桜並木のところに比較的大きな道路があって、その反対側に家があって、そこが橋を通じているのかなと思ったんですけれども、建築許可のときに、もともとそういうところは橋を通じれば家が建っているということですか。別にその人たちがいいとか悪いとか言っているわけじゃないですけれども。
◎許認可・用地管理担当課長 今、委員のおっしゃるとおり、桜並木がある通りの脇に水路がありまして、その水路を挟んだところにおうちがあったとしますと、そこに出入りのための橋、通路を架ける際は、この第2種の申請が必要ということになります。
◆吉田 委員 もう1回だけ聞きますけれども、そこはこういうお金を払ってちゃんと手続をすれば使えるということですね。
◎許認可・用地管理担当課長 ご申請いただきまして、審査をいたしまして、適格であれば許可をしまして、それについて占用料をお支払いいただければ使用することができます。
◆おさむら 委員 ちょっと聞きたいんですけれども、今のつくし野の場合は、水路が見えるからよく分かるんです。水路のところを全部蓋がけしちゃって舗装しちゃう、一般道路と変わらないようにしちゃったら、それもやっぱり占用料の対象になるわけでしょうか。
◎許認可・用地管理担当課長 この
特定公共物管理条例につきましては、町田市の道路認定を受けていない物件の申請となります。その該当する部分が水路であるのか、道路になるのかによって、この条例の適用に沿った形で、物件によって審査されまして許可をしていくような物件となります。
◆おさむら 委員 今水路の話ですけれども、例えば、水路をマンホールしちゃったと。そこをアスファルトで全部埋め戻したと。これも占用料の対象にはなるということですよね。
◎許認可・用地管理担当課長 この場合でも、水路敷にマンホールがあって、表面をアスファルト舗装とか道路形態に使用されている場合につきましては、道路部において道路管理をしている区域にしてあれば、この特定公共物のうちの道路敷ということでの許認可をしていくことになります。許認可する場合は、水路敷なのか、道路敷なのかによって判断が変わってきます。
◎道路部長 道路と水路、赤道と水路財産を含めて道路認定をかけている場合がございます。当然、暗渠化されて舗装が一体でかかっているという場合を含めて道路として認めているので、その場合は橋を架ける必要もないので、占用料は発生いたしません。ただ、占用といっても橋だけではなくて、上に看板があったりとか、電線があったりとかといろいろあるんですけれども、それぞれ道路の占用料というものはまた別にあるんですけれども、単純に今言ったお宅へ入るという通行するだけにおいては、その部分はオープンの水路で橋を架けるのとは違いますので、扱いは変わってくるとご理解いただければ。
◆おさむら 委員 その道路の占用と、水路と、ただ埋め戻しちゃっていて一般的な道路にしか見えない。実際は道路だと、こちらは水路だと、舗装しちゃっているからその境界線がないわけです。だけれども、区分はないけれども、市の台帳は区分してあると。見た目には全然分からない。そんなような場合は占用料を取っている、こういった例は発生するわけですよね。
◎許認可・用地管理担当課長 この件につきましては、今公共で使用されている場合につきましては、道路部でも、道路として公共に供する目的で使用されていれば、占用料は免除ということで判断をしております。
◆おさむら 委員 分かりました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより一括して討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
まず、第17号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第17号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第18号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第18号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第23号議案
○委員長 第23号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第23号議案 市道路線の認定について、ご説明申し上げます。
議案とは別に、案内図として町田市全体図を作成しております。お手元のタブレットでご確認いただきますようお願いいたします。
認定する路線は、議案の1ページから3ページに、タブレットでは19分の2ページから19分の4ページに記載しております。23路線、総延長2,071メートルでございます。これ以降、議案のページ番号で説明させていただきます。
4ページの別図1から9ページの別図6までの6路線につきましては、開発行為により築造された道路でございます。
10ページの別図7から11ページの別図8までの3路線は、私道移管事業により町田市に移管された道路を町田市道として認定するものでございます。
12ページの別図9から13ページの別図10までの2路線につきましては、築造予定の都市計画道路を町田市道として認定するものでございます。
14ページの別図11から16ページの別図13までの10路線は、小山片所土地区画整理事業により築造された道路を町田市道として認定するものでございます。
17ページの別図14の1路線は、道路位置指定の協議により移管された道路を町田市道として認定するものでございます。
18ページの別図15の1路線は、建築計画に伴い道路管理平面図が新たに作成された道路を町田市道として認定するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第23号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第23号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第24号議案
○委員長 第24号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第24号議案 八王子市による路線認定の承諾について、ご説明申し上げます。
議案とは別に、案内図として町田市全体図を作成しております。お手元のタブレットでご確認いただきますようお願いいたします。
本件は、八王子市が管理する道路として路線認定する道路区域の一部が、町田市の行政区域内に及ぶことから、八王子市長から道路法第8条第3項に基づく承諾依頼がございました。この承諾につきまして、道路法第8条第4項に基づく議決をお願いするものでございます。
承諾する路線は、議案の1ページに記載しております。1路線、承諾を求められている町田市行政区域内面積は、1,574平方メートルでございます。
承諾する路線及び区域は2ページの別図のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤 委員 1点だけちょっと教えてもらいたいんですけれども、相原町の国道16号からのこのエリアは、すごく八王子市さんと町田市が入り組んでいて、何か境川のほうだったら行政界がはっきりしているんですけれども、このエリアは雑木林の山林で、こういうところがこれ以外にもまだあるんでしょうか。お聞きします。
◎許認可・用地管理担当課長 こういうところは多数あるということで認識しています。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第24号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第24号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後2時56分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後3時29分 再開
○委員長 再開いたします。
△第29号議案(道路部所管部分)
○委員長 第29号議案を議題といたします。
本案のうち、道路部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算のうち、道路部所管分の主なものにつきまして、お手元の予算書及び「予算概要説明書」に沿ってご説明申し上げます。
初めに、地方債についてご説明いたします。
予算書の12ページをご覧ください。タブレットでは264分の18ページとなります。これ以降、予算書のページのみでご説明いたします。
第3表、地方債、上から7行目、道路整備事業を限度額8億3,200万円、その下、都市計画道路整備事業を限度額7,800万円として定めております。
次に、歳入について、主なものを予算書に沿ってご説明いたします。
予算書の27ページをご覧ください。
第14款、使用料及び手数料、項の1、使用料、目の6、土木使用料、節の1、道路占用料2億3,038万9,000円は、地下埋設物や電柱など、道路を継続的に使用するための占用料でございます。
37ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の4、土木費国庫補助金、節の1、社会資本整備総合交付金、説明欄の1番目、都市計画道路整備費3,600万円は、鶴川駅北口広場整備事業に対する国庫補助金で、補助率は2分の1でございます。
47ページをご覧ください。
第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の6、土木費都補助金、節の1、道路橋梁費補助、説明欄の1番目、道路整備費のうち道路政策課分4,400万円のうち、2,800万円は図師川島橋整備事業、1,600万円は丁八反坂橋整備事業に対する都補助金で、補助率は2分の1でございます。
その下、道路整備課分3億559万4,000円のうち、2億7,159万4,000円は町田市道9路線の整備事業に対する都補助金で、補助率は2分の1でございます。また、3,400万円は無電柱化推進事業に対する都補助金で、補助率は10分の10でございます。
その下、道路維持課分2,978万円は、道路の補修工事や橋梁点検、街路灯の整備工事に係る費用に対する都補助金でございます。
同目、節の2、都市計画費補助、説明欄の1番目、都市計画道路整備費7億140万円のうち6億5,340万円は、2020年度から事業費の繰越しを行いました、鶴川駅北口広場整備事業の用地費及び補償費に対する都補助金、3,000万円は、都市計画道路3・4・41(小山)築造事業に対する都補助金で、補助率は2分の1でございます。また、1,800万円は鶴川駅北口広場整備事業の工事費に対する都補助金で、補助率は4分の1でございます。
48ページをご覧ください。
同目、節の7、地域福祉推進包括補助事業費補助、説明欄の1番目、地域福祉推進包括補助事業費6,000万円は、玉川学園前駅周辺整備事業に対する都補助金で、補助率は2分の1でございます。
56ページをご覧ください。
第21款、諸収入、項の4、受託事業収入、目の4、土木費受託事業収入、節の2、道路整備事業受託収入、説明欄の2番目、みちづくり・まちづくりパートナー事業受託収入、5億8,627万6,000円は、都道4路線の整備事業に対する東京都からの受託事業収入でございます。
65ページをご覧ください。
第22款、市債、項の1、市債、目の4、土木債、節の1、道路整備事業債、説明欄の1番目、道路整備事業のうち、道路政策課分3,900万円は、丁八反坂橋整備事業と図師川島橋整備事業が対象でございます。
その下、2番目、道路整備課分5億1,300万円は、町田市道10路線の整備事業が対象でございます。
その下、3番目、道路維持課分1億3,400万円は、町田市道6路線の補修事業と橋梁保全事業である多摩境駅駅前広場補修工事が対象でございます。
同目、節の2、都市計画事業債、説明欄の1番目、都市計画道路整備事業7,800万円は、都市計画道路3・4・41(小山)築造事業と鶴川駅北口広場整備事業が対象でございます。
以上が歳入でございます。
次に、歳出について、「予算概要説明書」を使ってご説明いたします。
「予算概要説明書」の205ページをご覧ください。タブレットでは376分の211ページとなります。
道路部予算のポイントとして、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組を記載しております。
続きまして、206ページをご覧ください。
道路部の予算総括表でございます。下段の財源内訳の比較欄をご覧いただきますと、予算額で対前年度6億1,253万3,000円の減となっております。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
207ページをご覧ください。
中段、道路計画費の①をご覧ください。事業の内容は、東京都が施行する鶴見川整備事業と都市計画道路町田3・4・40号線道路整備事業に伴い、町田市道の橋梁を架け替えるものです。2021年度の取り組みは、図師川島橋と丁八反坂橋の架け替え工事を行います。事業費は9,898万2,000円でございます。
208ページをご覧ください。
道路管理費の①をご覧ください。主な事業の内容は、道路の適正な管理のため、道路の不具合に関する通報の受付、調査、指導など、放置自転車の撤去、管理、返還などの放置自転車対策です。2021年度の取り組みは、道路の不具合をスマホで通報できる市民通報アプリ「まちピカ町田くん」などのPRを推進します。また、安全な歩行空間の実現のため、放置自転車対策を行います。事業費は5,506万5,000円でございます。
209ページをご覧ください。
道路維持費の①をご覧ください。事業の内容は、道路及び道路関連施設を計画的に、または応急的に維持管理していくものです。2021年度の取り組みは、良好な道路環境を維持するため、道路及び道路関連施設の応急修繕や街路樹の管理を行います。事業費は、道路等修繕料4億7,409万2,000円、施設等管理委託料2億3,587万4,000円でございます。
210ページをご覧ください。
道路整備費の⑤をご覧ください。事業の内容は、相原駅周辺のまちづくりの推進のため、相原駅東口へのアクセス路等を整備するものです。2021年度の取り組みは、用地取得を行います。事業費は、物件等補償料2億4,660万円、用地購入費1億1,674万2,000円でございます。
212ページをご覧ください。
街路整備費の⑥をご覧ください。事業の内容は、鶴川駅周辺の都市基盤整備を行い、都市防災の向上等を進め、交通利便と生活環境等の改善を図るために鶴川駅北口交通広場を整備するものです。2021年度の取り組みは、電線共同溝工事と詳細設計を行います。事業費は整備工事費1億3,950万円、詳細設計委託料2,250万円でございます。
最後に325ページをご覧ください。タブレットでは376分の331となります。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに道路部全ての支出科目を掲載しております。
以上が道路部所管分でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆おさむら 委員 ちょっと聞きたいんだけれども、町田市の市道の道路管理の関係で、いろんな白線が引いてありますよね、横断歩道だとか、停止線だとか、側道だとか。これは町田市が管理するところと警察署が管理するところと2種類あるのかなと思っているんですけれども、町田市は、白線はどのようなものを管理しているんですか。
◎道路管理課担当課長 道路管理者が管理するものと、あと警察、公安委員会が管理する線がございます。基本的に、警察が管理するものというのが規制を伴うものになります。例えば、横断歩道、これは横断歩道の手前に歩行者がいると、運転者は一時停止しないといけないんですけれども、そういった規制のものは交通管理者、警察のほうです。
残りの、例えば、白い道路中央線というセンターライン、こういったものは道路管理者、町田市のほうで設置いたします。
◆おさむら 委員 町田市は割と白線の管理をされているのかなと思うんですけれども、やはり年々、この白線が薄くなってきている。非常に横断歩道が薄いだとか、例えば、センターラインが薄くなっているとか、そういったところがたくさん見受けられるわけでございまして、この辺のところがどうなのかなということで、予算的なこともあるんだろうけれども、そういったことで引き続きよろしくお願いしたいと思います。
それで、1つ聞きたいんですけれども、「予算概要説明書」の10ページ、これは都市づくり部でもちょっとお聞きしたんですけれども、この10ページに2021年度の一般会計歳出予算目的別内訳表というのがあるんですが、衛生費が27.5%の増ですよ、教育費が35%の増ですよ、その他が2.6%、それぞれ金額は違うわけでございますけれども、総予算の土木費が2021年度は6.2%だと。そのうちの2021年度の減額が36.9%、土木費だけが62億円からの減額になっているわけです。
この大部分、ほぼ9割が都市づくり部の予算で、残りの1割が道路部なんです。土木費がこれだけどんどん削られてきていると。日常生活で、特に生活道路だとか、そういったところを見ると、こんなに削られて、道路部としては何の不平もないのかなと。市民要望に応えているのかと。この辺のところを非常に感じているところでございますが、実際、6億円からの予算が今回なくなってきているわけですけれども、この辺についてどのように考えているか、お聞きしたいんです。
◎道路部長 今、委員からご指摘がありましたように、大変厳しい状況ではございます。町田市全体としましても、市税が大分落ちているですとか、今の状況下におきまして厳しい状況であるということは重々承知しているところでございます。一般会計が約1,700億円ある中で、そのうち土木費が107億円で約6%と、ここに記載されております。そのうちの道路部の予算というのが約36億8,000万円です。全体から見ると2%という数字でございます。
まだまだ都市計画道路の整備率は62%と低いところもありますし、市内の道路延長といったら約1,300キロメートルございます。それも、なおかつ施設も老朽化が進んでいる中におきまして、これを維持管理、そして整備を進めていく。今、委員からおっしゃられましたように、道路は日常生活に直結しているところでございますし、昨今の市民からの要望も多岐にわたっていただいているところです。
かといって、道路だけにお金をつけていくわけにはいきませんので、予算編成の方針に従いまして、今回の予算は組ませていただいております。
特に基本方針、3つの柱というのを立てさせていただいておりまして、道路部では市民生活や市内の経済活動を支える事業ということで、都市計画道路事業ですとか、尾根幹線ですとか、あとは公共施設の維持保全事業として舗装の補修ですとか、橋梁維持なんかも入れています。
また、町の魅力向上ということで、鶴川駅ですとか相原駅ですとか、そういう拠点の駅周辺のまちづくり、それから、玉川学園では駅前デッキの整備も進めさせていただいております。あと、無電柱化も進めているというところでございます。
そういった中で選択をさせていただきながら集中的に予算を投入することで、何とかこの状況を乗り切っていきたいと思っているところではございますが、幸いなことに、2020年度はゲリラ豪雨ですとか、台風の直撃ですとか、または、この冬の大雪ですとか、そういったものがありませんでしたので、その分は大変助かっております。
来年度もそういったことがないことを切に願いながら、予算を無駄なく執行させていただければと思っているところでございます。
◆おさむら 委員 町田市の重点施策の中でも道路整備は重点項目の一つに挙げている中で減額になっているというのは面白いなと思ったんですけれども、重点施策に入っていて、結構な、11億円ぐらい減額になっていますか。大分計画道路が減額になっているので、ちょっと寂しいような気がいたします。
個々の道路計画、整備、補修についても計画的に整備されているわけでございますが、計画にのらない道路整備というのは結構あるわけですよ。道路補修、穴が空いてしまったとか、今、災害の話が出ましたけれども、災害時、雨水によって道路が削られてしまったとか、こういったことが常日頃、いつ起きてもおかしくない状況の中で、209ページで、今年も4億7,500万円ぐらい予算計上されているわけでございますけれども、緊急時、また、市民要望、こういったものを踏まえて対応していく道路補修、この補修費について、年度年度で大分違ってくるかと思いますけれども、例年の決算額と今年の予算額を比較したときに、どのように変わってきているか、この辺をちょっと聞かせてもらいたいんです。
◎道路維持課長 今、委員からご質疑いただきました道路の修繕料につきましてですが、まず決算額ということで、2か年分、ご紹介したいと思います。2019年度の決算額が4億7,000万円でございます。それから、2020年度の決算につきましては5億4,000万円になる見込みでございます。
それで、2021年度のここに記載されている4億7,000万円ということになりますと、2019年度の決算額とほぼ同額ということで、2020年度と比較すると7,000万円ほど少ない数字となっております。
◆おさむら 委員 ということは、9月に決算審査をさせていただいているわけですけれども、今話を聞いていますと、この時点で前年対比、2019年対比で7,000万円ぐらい少なくなった、こういったことでございまして、そうすると、2020年はどうなるかとなると、この辺の金額が、本来ですと7,000万円プラスになりまして5億4,000万円ですか、こういった数字をぽんと当初でもらわなくちゃおかしいのが、2019年あたりと同じような決算額で来ているというのは、こういった補修関係はいつ起きてもおかしくない状況でございますので、ある程度予算を取っておくというのは大事かと思います。
この2019年と2020年を比較した場合、工事の発注件数と、そんなに高額な工事というのはないと思いますけれども、1件当たりの工事代金というのはどのぐらいかかっているんですか。
◎道路維持課長 工事の発注件数につきまして、2019年度と2020年度を申し上げます。2019年度は323件でございました。それと2020年度が329件になる見込みでございます。また、1件当たりの金額的には、2019年度は約145万円ほどで、2020年度が約160万円ほどでございます。
一方で、道路部のほうで毎年ご要望いただく件数といたしましては400件を超えておりまして、そのうち、同年度に処理できないものが時間的だったり、ありますので、70件ほど発生しているような状況であります。
◆おさむら 委員 2020年度は、件数は同じだけれども、工事単価が145万円と165万円、20万円ぐらい上がったということで7,000万円ショートした、こういうことだと思いますけれども、今、説明の中に、工事を毎年400件近くですか、こういった依頼が――依頼というよりも、こういったところを処理しなくちゃいけないところがされていないと。毎年70件ぐらい積み残しをしているという、このことについて、積み残しというのはどういうことなのか、もう一度、説明してもらいたいんですけれども。
◎道路維持課長 今、70件ほどになりますが、やはりいろいろ時間が必要だったり、調整が必要だったり、予算的なものもあったりなんですが、次年度に早期に発注するように対応しております。
◆おさむら 委員 次年度次年度、送り送りで、予算的には、要するに、応急の場合は優先的にやっているんだろうと思いますけれども、これは基本的に生活道路という考え方でいいのかなと思っているんですよ。これが毎年毎年積み残しで残していくというのは、市民要望に応えていないということでございますので、この辺はちょっと大きな問題だなと思います。
それで、積み残しがあってはいけないんじゃないかなというふうに思いますし、この年間400件近く発生する積み残しをなくした場合、大体150万円の400件となると、最低でも6億円ぐらいの予算を毎年計上しなくちゃいけないんだと、このように単純に考えるわけでございますが、今年も当然、この辺のところは予算が不足してくるわけですよ。1億円不足するのか分かりませんけれども、少なくとも1億3,000万円か4,000万円不足してくるんだろうと。
こういった不足についてどのように補っていくのか、また翌年繰り越して先延べしていくのかどうか、これは解決していかなくちゃいけないんじゃないかと思いますけれども、この辺の考え方について、どのように考えていますか。
◎道路維持課長 1件ごとの数字につきましても、なるべく予算を無駄なく使うようにして、積み残しがないようにしていくように努力していきたいと考えております。
◆おさむら 委員 予算的なことについては、理解できないわけではございませんけれども、先ほども申しましたとおり、やはりこれは市民生活に直結した生活道路でございますので、そういったところで市民の方がけがをしてしまったとか、こういうことのないように十分に対応して、また、これを補正でやっていくとか、そういった形でやっていただきたいと思いますし、この辺は建設常任委員会の皆さん方もご理解いただけたと思いますので、ぜひともまたよろしく頑張ってやってもらいたいということを強く要望して、終わりにします。
◆佐藤 委員 私からは、道路整備のほうで3つの路線について教えてください。
まず最初に、「予算概要説明書」の31ページ、都市計画道路3・4・41(小山)【多摩ニュータウン通り】について、2021年度に行う内容を教えてください。
また、2021年度の事業費にある整備等負担金7,987万5,000円の内訳についても教えてください。
もう一つは、今後の予定と事業の完成がいつになるのか、教えてください。
◎道路整備課長 まず1点目の2021年度に行う内容はということですが、この事業は、相模原市と境川に架かる橋の管理に関する協定に基づき事業を実施しております。2021年度は、多摩ニュータウン入口交差点から相模原市に向かう境川に橋を架けるために橋梁の下部工工事を実施する予定になっております。
次に、2点目の整備等負担金7,987万5,000円の内訳はということですが、こちらつきましては、相模原市との基本協定によりまして、境川に架ける橋梁工事につきましては相模原市が事業主体となりまして施工いたします。このため、町田市では協定の中で事業に要する費用を負担することになっております。
負担割合につきましては、新設に要する工事費用の2分の1と、あと事務費が入ってまいります。このため、今回、工事費が7,500万円で事務費が487万5,000円となるため、合わせて7,987万5,000円の整備等負担金として計上させていだいております。
3点目の今後の予定と事業の完成はいつにということですが、2021年度から相模原市におきまして橋梁の下部工工事を実施してまいります。
また、2022年度は橋梁の上部工の工事と、あと、町田街道の多摩ニュータウン通りの交差点改良工事、こちらを行いまして、2023年度の開通を目指してまいります。
◆佐藤 委員 分かりました。
続きまして、尾根緑道改良事業について教えてください。
2021年度に行う内容について、そして、2021年度の工事では迂回とかをしないで車は通ることができるのかどうか。
そして、先ほどもお聞きしましたけれども、今後の予定と完成時期についてを教えてください。
◎道路整備課長 まず1点目の2021年度に行う内容はということですが、こちらにつきましては、小山馬場谷戸公園側から約370メートルの区間の整備工事を行います。本区間は北側に車道部を今年度施工いたしましたので、2021年度は南側に歩道や自転車道、また、緑地帯を設置する工事を行う予定でおります。
2点目の、迂回とかをしないで車が通れるんですかということですが、北側の車道は2020年度工事により完成していまして、既に使用も開始しております。基本的に工事に伴う車道の通行止めとかは行いませんので、尾根緑道の工事中も通行は通常どおり使用できることになります。
3点目の今後の予定と完成時期ですが、2022年度は残りの種入バス停までの間の車道及び歩道を整備してまいります。
また、2023年度は、中央に緑道、遊歩道を設置いたしまして、2023年度末の使用開始を目指してまいります。
◆佐藤 委員 3番目であれなんですけれども、忠生630号線について、同じように2021年度に行う内容を教えてください。
そして、現時点で用地取得の状況はどれくらいなのか。
最後に、今後の予定と完成時期について教えてください。
◎道路整備課長 忠生630号線ですが、2021年度は主に道路築造工事及び用地取得を引き続き進めてまいります。
2点目の、現時点での用地取得の状況はということですが、2020年度の用地取得状況としましては、全体の面積比で約82%となっております。
今後の予定と完成時期についてですが、引き続き用地取得ができたところから道路築造工事を進めていきまして、2023年度の使用開始を目指してまいります。
◆佐藤 委員 最後に、先ほど、おさむら委員のほうからもお話があって、予算が減額されているということなんですけれども、道路整備課においても2020年度20億円あったものが2021年度10億円になった、その経緯を教えてもらえますか。
◎道路整備課長 10億円の主な減額についてですが、特に大きなものとしましては用地の購入費及び物件の補償費、こちらが大変大きく減っているというところでございます。
継続的な地元の皆様との話合いの中で、来年度、用地購入の見込みが立っている路線が少ないこととか、あとは、歩道整備工事のように用地取得が2020年度でおおむね完了した路線ができたというところもございますので、そうしたところが大きく、特に用地費が減少したものでございます。
あとは、工事関連としましては、優先順位の中で事業の見直しや延期を行い減額したというところでございます。
◆佐藤 委員 引き続き、よろしくお願いしたいと思います。
◆おく 委員 予算書の47ページに出ております無電柱化3,400万円という数字、並びに、「予算概要説明書」のほうでは210ページに出ておりますけれども、2,600万円と800万円に案分されたわけですけれども、この状況の中で、記載されているのは原町田と、消防署の前でしたでしょうか、防災機能を高めるために消防署前と原町田中央通りという。昨年も進めているわけですが、2021年度はどの辺、前回のときは調査測量だとか詳細設計、また、予備設計だとか、いろいろと項目を細かく「予算概要説明書」には書いてあるんですが、2021年度は、この「予算概要説明書」を読むと、「事業効果を検証して、無電柱化に向けた検討を進めます」という、この言葉からどこまで推しはかればいいのか、それをちょっと教えていただけますか。
◎道路整備課長 2つ路線がございまして、まず、町田835号線の原町田中央通りなんですけれども、こちらにつきましては、2021年度は工事の発注に向けて試験掘りの調査とか、詳細設計を実施することとか、その他としまして、来年度から関係企業者で東京電力、こちらにおいて既存の電力予備管の撤去工事も行っていくということで、少しずつ進んでいるような状況でございます。
それと、町田623号線の消防署前についてですが、2021年度の工事着手に向けまして、こちらは電線共同溝及び道路詳細設計を実施してまいるというふうに考えております。
◆おく 委員 今ご説明いただいた中で、この町田835号線、町田623号線、共にこちらは、終了時というのは大体どのぐらいを予定と思っていればよろしいですか。
◎道路整備課長 町田835号線の原町田中央通りにつきましては、今のところ、2027年度を完成予定として考えております。町田623号線の消防署前につきましては、2026年度を完成予定として考えております。
◆おく 委員 今の答弁を踏まえて、実は「予算概要説明書」の31ページに鶴川駅北口交通広場のことが書いてあるわけです。主な事業費として整備工事費だとか詳細設計云々、または特定財源も書かれておりますけれども、「2021年度は電線共同溝工事と道路等の詳細設計を行います」という、このくだりの中で、担当部も、やはり鶴川駅前に力を入れていく、この背景からいくと、ここの無電柱化というのは、今の町田835号線、町田623号線を終えた後、または、ある程度途中から導入し始めるエリアとして考えているところなのか、または、無電柱化の次のさらなる無電柱化を図る場所をもう決めていらっしゃるのか、この辺をちょっと伺えればと思います。
◎市川 道路整備課担当課長 無電柱化に関しましては、2020年3月に町田市無電柱化推進計画というのが策定されております。鶴川につきましては、都市計画道路ということで無電柱化をしていくという形になっております。
また、既存道路につきましては、原町田中央通り、それから、消防署前の町田623号線をやっていくという形なんですけれども、またそちらのほうには文学館通りも既存道路として記載されておりますので、そちらのほうも引き続き検討していくという格好になろうかと思います。
◆おく 委員 今ご答弁いただいたところでちょっと聞き漏らしましたので、鶴川の北口交通広場については、どういう形式をもって無電柱化を図っていくのか、ご答弁いただいたんだけれども、ちょっと書き損じたので、もう1回言ってくれますか。
◎市川 道路整備課担当課長 すみません、鶴川駅北口の交通広場につきましては、都市計画道路の整備ということで、道路の整備と併せて、新設の改良と併せて築造していくという格好でございます。
◆おく 委員 そうすると、この新設に併せるということは、2025年の仮スタートをするときにはもうでき上がっているという思いでよろしいでしょうか。
◎市川 道路整備課担当課長 電線共同溝につきましては来年度の工事で完了する予定なんですけれども、その後に実際に各施設への引き込みですとか、そういったものが東京電力ですとかNTTとかが入ってまいりますので、そちらのほうが終わり次第、実際に完了するという形にはなるんですけれども、当然、駅前広場の完成前には、そのつなぎ替えが終わるという格好でございます。
◆おく 委員 ありがとうございました。大変な事業なので、北も南もいろいろと広場を開いていただいて整備していただくので、一日も早くという、これは実は、無電柱化については東京都の予算もいただくことから、無電柱化を市がやるんだというと、市民の方々も、やっぱりかなり自分の家の前のことを言い始めるわけです。一番大変なところから進むということをお伝えはするものの、意識の中では自分の家の道路のところだという、こういう意識が多いものですから、先ほどの町田835号線並びに町田623号線については、このようなお話を賜り、また、鶴川についても今いただいたので、これは意識を共有していきたいと思っております。
次に、先ほど、おさむら委員から予算の減額の取り計らいの中で、各課が苦心、工夫をしながら積み残し積み残しなんていう言葉も出ておりましたけれども、非常に苦しまれているのは重々認識をさせていただきました。
そこで、ちなみに、塩を塗り込むようで申し訳ないんですが、「予算概要説明書」の208ページに狭隘道路8件というふうなことが、数字まで具体的に入っております。僕は、この数字まで入れちゃっていいのかなと思うぐらいな今年度の進捗状況もあるわけですが、実は大丈夫でしょうか。
◎許認可・用地管理担当課長 狭隘道路につきましては例年どおりの予算で計画させていただきまして、見込みでは8件、実施をしたいということでございます。状況が合えば地元の申請者と調整しまして、よりよいものをつくっていくわけですけれども、いろいろ工夫しながら進めていけば、もう少し実施できる可能性もございます。
◆おく 委員 この1点だけで終わりにします。ちなみに令和2年、2020年は、この狭隘道路は目標に対して何件できたんですか。
◎許認可・用地管理担当課長 今、2020年度につきましては、9月に補正予算をいただきまして、今現在も狭隘道路事業につきましては進捗してございます。見込みとしては、まだ完全に終わっているわけでございませんので、かなり進んでいるということで。
◆おく 委員 これ以上は追及しませんが、少しでも、この積み残しという言葉が先行いたしましたので、非常に予算配分とのバランスも踏まえて、最優先すべきところというのもあるんでしょうから、その辺を踏まえて粛々とやっていただきたいというふうに思いますので、できる限り数字を出した以上はクリアするというのが目標設定になりますので、頑張っていただきたいというふうに思いますから、よろしくお願いいたします。
◆友井 委員 これは「予算概要説明書」の209ページに当たるのかどうか分からないんですけれども、道路維持費に関すること、今、町田街道の一部では自転車レーン、自転車専用通行帯が町田の各所で見られるんですけれども、これについては予算立てとか財源とかというのはどんなふうになっているのか、教えてもらえますか。
◎道路整備課長 自転車レーンにつきましては、ちょっと来年度の予算にはついておりません。
◆友井 委員 考え方についてちょっとお聞きしたいんですけれども、自転車レーンというのは設置していくものとして捉えているんですけれども、予算に計上していないということですが、進めていかないという町田市の方針でもあるわけじゃないと思いますから、どんなふうに対応されていくのか。今、実績としてどこがあって、今後こんなところを予定していますとか、あれば教えていただけますか。たまたま2021年度がないのかどうかも含めて。
◎道路整備課長 予定はございます。一応、今年度、町田95号線の自転車レーンの設置工事が完了いたしまして、次に考えていますのが新規路線として中央図書館前の町田414号線、664号線、こちらを予定はしていたんですけれども、今回は、そういった優先順位の中で延期となりました。
◆友井 委員 現下の情勢で予算立てがちょっと時期を見直したということになろうかと思うんですけれども、これは町田の中央図書館前を含めて、当然大きな通りをターゲットにするんだと思うんですけれども、町田市内を見ていますと、やっぱりあるところとないところといろんなところがあって、市民の方も、中には迷われることもあるのかなと思います。
どちらにしろ、自転車は自動車の幅員のところ、道路の部分を走るものだと思うんですけれども、実際には歩道を走っているのが現状としては多々あると思うんです。これをどういうふうに解決していけばいいのかなと思うんですけれども、部署が交通安全のほうにかかってしまうかもしれませんけれども、道路管理者としてどんなふうにお考えになっているのか、教えていただければと思います。
◎道路政策課長 自転車レーンの設置についてのご質疑というところですけれども、自転車の通行につきましては、道路交通法上は、原則としては車道、左側通行することと定められております。そういった中で、こちらのほうで整備済み路線なども先ほど申し上げましたとおり、自転車の通行に見合う路線を選びながら整備を進めているところではございますが、こういった形で順次整備のほうは進めていくというようなところでございます。
◆友井 委員 車道部分には違法駐車とか、一時停止している車とか、あとは運転手のほうにも自転車レーンのところに、例えば、左折しようとすると左に寄っていくわけです。そのレーンの中に入っていることもあるわけで、そうすると、後ろから来た自転車が改めてまた車道から歩道に乗り上げていくわけですね。どうもうまくそれぞれの認識がかみ合っていないものとか、点在しているしかない状態なので、やはり全部の完成を待たないと、そういうことは認識ができないのかなと思う反面、それに至るまでにどういう方策をすべきかというのをぜひご一考いただければと思っております。何かお考えがあれば、ご回答いただければと思います。
◎道路部長 自転車レーンという考え方が割と最近出てきた、もともと道路を昔から造っている際に、そういうレーンを造っていくというところまでは至っていなかったところもあると思います。ですので、既存の道路につきまして、それを確保できる幅員があるかどうかというところが一番大きな課題になっています。
歩道を走ることも、自転車、歩行者通行可能というところも当然ありますので、そういった場所はありますし、特に小さなお子さんですとか高齢の方が車道を走るのはやっぱり危ない点もありますので、そういった方々は歩道を使っていただくというのもあると思います。
ですので、物理的な要因がかなり大きな要素を占めますので、短期的な解決というのは非常に難しい状況です。全面的に設置するには、やっぱり改めて用地を確保して道路を拡幅してみたいな話ですとか、あとは、場合によっては一方通行にするですとか、そういったところまで考慮しなくちゃいけないとなりますと、かなり路線が限定されてくると思っております。
自転車レーンの設置につきましても、そういう計画を立てながら、該当地域を選定しながら進めておりますので、今、委員がおっしゃられましたように、当然ぶつ切りの部分はあるんですけれども、それでもできる範囲の、できるところから順次進めさせていただくというのが今のところの進め方かなと思っております。
◆田中 委員 「予算概要説明書」のほうから順番に伺いたいんですけれども、まず最初の28ページのところの都市計画道路築造事業について、2020年度については11事業、掲載をされていたというふうに確認をしているんですけれども、2021年度は6事業ということで、その内容と理由について伺いたいと思います。これまで出されている質疑とちょっと重なってしまっているのかもしれないんですけれども、教えてください。
◎道路整備課長 こちらは、都市計画道路は幾つか路線がございまして、まず町田3・3・7号線(成瀬)というところなんですけれども、こちらにつきましては、2021年度は今年度に引き続きまして用地取得を進めることとか、あとは、設計については道路の予備設計を行いながら、道路幅員の構成や安全施設の検討を進めまして、併せて警視庁協議も進めてまいる予定でおります。
次に、3・4・11号線の原町田ですけれども、こちらの2021年度の内容につきましては、設計については3・4・11号線の接続先であります東京都施工の3・3・36号線でございますので、その設計との調整を図りながら、地質調査の結果を基に橋梁の予備設計を進めてまいります。
あとは、併せて用地測量を今年度行っておりましたので、その引き続きの測量を進めてまいります。
あとは、3・4・22号線の小野路なんですけれども、こちらの2021年度の主な事業も今年度に引き続きまして用地取得を進めることとか、あとは電線共同溝とか河川横断部の橋梁の詳細設計などを行ってまいります。
◆田中 委員 2021年度のところについて、今詳しく教えていただきました。2020年度のときには、例えば、都計道3・4・19(矢部)詳細設計ですとか、都計道3・4・20(下小山田)予備設計ですとか、そういったものが入っていたんですけれども、そういったものは今回の選択の中で延期になったりしたものなのか、それとももう事業としては一旦終わっているので今回載らなかったのかというところを伺いたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎道路整備課長 あくまでも優先すべき事業ということで選択しましたので、決してなくなっていることではございませんので、2021年度に限りましては、ちょっと予算のほうはつかなかった状況です。
◆田中 委員 では、ほかの事業と同様に延期をしたということで理解をいたしました。ありがとうございます。
次に、今ご説明いただいた都計道3・4・22の大蔵小野路線のところなんですけれども、2020年度のときは用地取得だけだったんですけれども、今回、2021年度は物件補償料も予算に入っているというところでは、事業が進んでいるのかなというふうに思ったんですけれども、その理由ですとか、また、2026年度の使用開始に向けてというふうに書いてありますけれども、具体的な今後のスケジュールについて伺いたいと思います。
◎道路整備課長 3・4・22(小野路)につきましては、2020年度、今年度、電線共同溝の設計などもしていまして、物件調査なんかも行ってまいりましたので、実際には大きく進んでいるというふうに考えております。
2026年度の使用開始ということですが、こちらは、みちづくり・まちづくりパートナー事業の事業期間の中で完了を目指しているということですので、今回、この小野路につきましても2026年の完成を目指して進めてまいります。
◆田中 委員 詳細にありがとうございます。それでは、具体的に工事が始まるとか、そういったスケジュール感というのは、予定はあるんでしょうか。
◎道路整備課長 工事につきましては、まず用地のほうを取得させていただいて、それから順次、工事のほうに入っていきます。工事は電線共同溝もございますので、電線共同溝から工事のほうは入ってまいります。
◆田中 委員 詳細にありがとうございました。ちょっと身近な道路だったので詳しく聞かせていただきまして、ありがとうございます。
次は、「予算概要説明書」の209ページの道路維持費について、先ほどから様々質疑は出されているんですけれども、最近、地元の三輪のほうでも、応急処置ではなくて短い幅ですけれども、補修を全面的にしていただいているところが何か所もあって、補修していただくと路面標示なんかも描き直していただくので本当にありがたいなというのを感じているところなんです。
補修対象の6路線というふうに書いてあるんですけれども、例として忠生1301号ということで、ほか5路線というふうに書いてあるんですけれども、こういった補修の計画、対象というのは実態に合わせてそういったところを選んでいるのか、それとも地域で持ち回りで、今年度はこの辺り、来年度はこの辺りというようなことで選んでいらっしゃるのか、その辺を伺いたいと思います。
◎道路維持課長 6路線の選択の理由ということでよろしいかと思いますが、路面の凹凸、劣化具合を事前に調査しまして、傷んでいるものから順次選んで施工していくという計画を立てております。その路線がこの6路線ということになります。
◆田中 委員 ということは、実態に即してということで市内全域6路線選んでいただいているということで理解をいたしました。
路面の補修というところでは、例えば、駅周辺などで大型車が多く、バスなどが通る交差点なんかにはちょっと傷みが大きくなったりですとか、あとは、駅に近いバス停について、バスが止まるところについて車道の一部をコンクリートにしているようなところがあると思うんですけれども、交差点のそういった補修というのはやっぱり多いものなのかという点と、バス停のコンクリートになっているところについては、そうなっているところとそうでないところがあると思うんですけれども、その基準を教えていただきたいのと、コンクリート化するような計画というのは、今後も、2021年度についてもあるのかについて伺いたいと思います。
◎道路維持課長 今、例えば駅の近くで補修をする際、どんな規模でやられているかとか、そういうことでよろしいかと思うんですが、先ほどの6路線というのは、ある程度の幅があって延長がある規模の大きな路線で打ち替えが必要な場合の予算の計上になっておりますが、今、委員がおっしゃられた規模が小さいものに関しましては、応急的に緊急性もあるということで、単発的にどんどん発注して修理を行っていくというふうにしております。
あと、バス停のところのコンクリートのような舗装になっているところなんですが、当然バスの発着の本数とかによって舗装の傷みが変わってきますので、仮に前回補修しても、またなってしまったりという繰り返しになるような場合は、やはりコンクリートに固めて修理をしていく必要があるというふうな判断で施工を行っております。
◆田中 委員 詳細にありがとうございました。皆さんからも出されているので同じになってしまうんですけれども、引き続き対応をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
◎許認可・用地管理担当課長 先ほど、おく委員よりご質疑がありました狭隘工事についてですけれども、2020年度の現在の見込みがつきましたので報告させてください。
現在の見込みの件数といたしましては、25件を見込んでございます。
私からは以上です。すみません。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって道路部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後4時31分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後4時34分 再開
○委員長 再開いたします。
△第29号議案(下水道部所管部分)・第34号議案
○委員長 第29号議案のうち、下水道部所管部分及び第34号議案を一括議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎下水道部長 第29号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計予算のうち、下水道部が所管する予算につきましてご説明申し上げます。
初めに、歳入につきましてご説明いたします。
予算書の31ページをご覧ください。タブレットですと264分の37ページをご覧ください。以後、ページ番号につきましては、予算書のページでご説明いたします。
第14款、使用料及び手数料、第2項、手数料、第3目、衛生手数料につきましては、節の3、浄化槽保守点検業者登録手数料として5万円、節の4、浄化槽管理士身分証明手数料として7,000円、節の10、し尿処理手数料として1,751万2,000円を計上しております。
36ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金、第2項、国庫補助金、第3目、衛生費国庫補助金につきましては、節の1、循環型社会形成推進交付金のうち、説明欄の浄化槽設置整備事業費として468万円を計上しております。
37ページをご覧ください。
第4目、土木費国庫補助金につきましては、節の1、社会資本整備総合交付金のうち、説明欄の雨水浸透設備設置助成費として80万円を計上しております。
次に、46ページをご覧ください。
第16款、都支出金、第2項、都補助金、第3目、衛生費都補助金、節の7、合併処理浄化槽整備事業費補助は468万円を計上しております。
48ページをご覧ください。
第6目、土木費都補助金、節の6 雨水流出抑制事業費補助として72万円を計上しております。
以上が歳入でございます。
続きまして、歳出につきまして「予算概要説明書」を使い、ご説明いたします。
「予算概要説明書」の227ページをご覧ください。タブレットですと376分の233ページをご覧ください。以後、ページ番号につきましては、「予算概要説明書」のページでご説明いたします。
(1)一般会計分の下水道部予算のポイントにつきましては、予算編成の考え方、重視した取組を記載しております。
228ページをご覧ください。
(2)2021年度下水道部予算一般会計分の総括表及び財源内訳をご覧ください。職員人件費を除いた金額ではございますが、歳出の総額を19億8,435万6,000円とするものでございます。前年度と比較して1,949万2,000円の減額となっております。
続きまして、229ページをご覧ください。
(3)事業の説明でございます。浄化槽普及管理費の②、③をご覧ください。まず、事業の内容は、公共下水道事業計画区域外の地域において、合併処理浄化槽への転換を促進すること及び浄化槽の適切な維持管理を促進することでございます。
次に、2021年度の取り組みとして、②については、合併処理浄化槽設置補助を20基に対して実施し、③については、合併処理浄化槽約800基に対して維持管理費補助を実施します。
最後に、主な事業費は、②の合併処理浄化槽設置事業補助金が2,100万円、③の浄化槽維持管理費補助金が1,461万円でございます。
下段のし尿処理費をご覧ください。
まず、事業の内容は、市内のくみ取便所や仮設トイレ等に対し、し尿のくみ取りを行うことでございます。次に、2021年度の取り組みは、一般家庭約400世帯及び仮設トイレを対象に、し尿の収集、運搬を実施します。最後に、主な事業費は、収集・処分等委託料5,725万4,000円でございます。
230ページをご覧ください。
治水管理費の②をご覧ください。
まず、事業の内容は、水路及び雨水調整池の適正な維持管理や点検、調査を行うことでございます。次に、2021年度の取り組みは、水路や雨水調整池の点検、しゅんせつ、草刈りなどを行うほか、堺・鶴川地区の水路等35キロメートルについて現況調査を行い、管理図書を策定します。最後に、主な事業費は、水路等修繕料5,011万2,000円などでございます。
231ページをご覧ください。
治水対策費をご覧ください。まず、事業内容は、国土交通省、東京都、神奈川県及び流域関係市町村と連携、協力し、流域全体で総合的な治水対策に取り組むことでございます。次に、2021年度の取り組みは、東京河川改修促進連盟、東京都総合治水対策協議会及び鶴見川流域水協議会等に参加します。最後に、主な事業費は、東京河川改修促進連盟負担金5万5,000円でございます。
下段の公共下水道費をご覧ください。まず、事業内容は、下水道事業会計を健全に経営するため、経費区分に基づき、雨水処理に要する経費等を負担することでございます。次に、2021年度の取り組みは、雨水処理に要する経費等で一般会計が負担すべき経費のほか、下水道使用料減免費用等の一般会計で負担することが適当な経費を負担します。最後に、事業費は、下水道事業会計負担金17億1,343万円でございます。
317ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに下水道部の全ての支出科目を掲載しております。
以上が、一般会計予算のうち下水道部所管分の概要でございます。
続きまして、第34号議案 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計予算につきましてご説明いたします。
町田市
下水道事業会計予算書の1ページをご覧ください。タブレットですと52分の3ページをご覧ください。以後、ページ番号につきましては、予算書のページ番号でご説明いたします。
第3条、収益的収入及び支出の予定額につきましては、下水道事業収益を129億9,350万1,000円、下水道事業費用を127億3,803万2,000円計上するものでございます。
2ページをご覧ください。
第4条、資本的収入及び支出の予定額につきましては、資本的収入を33億7,769万8,000円、資本的支出を59億6,248万7,000円計上するものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額25億8,478万9,000円につきましては、記載の額のとおり当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金処分額にて補填してまいります。
第5条、債務負担行為につきましては、記載のとおり成瀬クリーンセンター施設維持管理焼却炉予熱器修繕ほか7件の期間及び限度額を定めるものでございます。
第6条、企業債につきましては、下水道事業(建設改良)の起債限度額を18億8,120万円、資本費平準化対策の起債限度額を6億4,100万円にそれぞれ定めるものでございます。
第7条の一時借入金につきましては、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。
第8条の予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、営業費用と営業外費用の間の流用及び建設改良費と企業債償還金の間の流用ができると定めるものでございます。
4ページをご覧ください。
第9条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費8億3,489万4,000円を定めるものでございます。
第10条の他会計からの補助金につきましては、一般会計から下水道事業会計に充てる金額を479万4,000円と定めるものでございます。
第11条の利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金を減債積立金として処分する金額として3億2,792万9,000円を計上するものでございます。
続きまして、予算の主な内容をご説明申し上げます。
8ページをご覧ください。
まず、収益的収入でございます。
第1款、下水道事業収益の第1項、営業収益61億4,883万4,000円につきましては、公共下水道使用料収入及び一般会計からの繰入金などの収入でございます。
第2項、営業外収益68億4,369万6,000円につきましては、一般会計からの繰入金及び下水道事業に対する国庫補助金等の償却に伴う戻入益などの収入でございます。
第3項、特別利益97万1,000円につきましては、貸倒引当金の取崩しによる戻入益によるものでございます。
続きまして、10ページをご覧ください。
資本的収入でございます。第1款、資本的収入の第1項、企業債25億2,220万円につきましては、公共下水道事業債及び資本費平準化債によるものでございます。
第2項、他会計負担金1億5,929万4,000円につきましては、一般会計からの繰入金でございます。
第3項、補助金6億8,037万3,000円につきましては、国庫補助金及び都補助金などの収入でございます。
第4項、分担金及び負担金1,513万円につきましては、公共下水道の整備に係る受益者負担金及び受益者分担金でございます。
第5項、長期貸付金償還金70万1,000円につきましては、水洗便所改造貸付金に係る返還元金でございます。
収益的収入及び資本的収入につきましては、以上でございます。
次に、収益的支出及び資本的支出について「予算概要説明書」を用い、ご説明いたします。
「予算概要説明書」の232ページをご覧ください。タブレットですと376分の238ページをご覧ください。以後、ページ番号につきましては、「予算概要説明書」のページでご説明いたします。
(4)下水道部予算のポイントにつきましては、予算編成の考え方、重視した取組を記載しております。
233ページ、234ページをご覧ください。
下水道部予算(下水道事業会計分)の総括表及び財源内訳をご覧ください。職員人件費及び予備費を除いた金額ではありますが、支出の総額を179億1,472万4,000円とするものでございます。前年度と比較して8億6,763万8,000円の増額となっております。
続きまして、支出の内容につきましてご説明いたします。
235ページをご覧ください。
3条、収益的支出の②、③をご覧ください。まず、事業の内容は、汚水管、雨水管を適正に維持管理すること及び下水処理場を適正に維持管理することでございます。次に、2021年度の取り組みとして、②については、汚水管、雨水管の点検、修繕、清掃などを実施し、③については、下水処理場において水質の監視、調整、清掃などを行うほか、成瀬クリーンセンターにおいて焼却炉の大規模修繕を実施します。
最後に、主な事業費は、②の施設等管理委託料(公共下水道維持管理・管渠清掃)が1億9,597万1,000円、③の施設等管理委託料(成瀬クリーンセンター・鶴見川クリーンセンター・鶴川ポンプ場)が5億6,914万円でございます。
236ページをご覧ください。
4条、資本的支出の①、②をご覧ください。まず、事業内容は、雨水管、マンホールトイレ、汚水管の整備を進めること及び下水処理場において、耐震化や老朽化した施設の改築工事等を計画的に進めることでございます。
次に、2021年度の取り組みとして、①については、過去の浸水被害に基づく雨水管整備工事、マンホールトイレの整備工事及び汚水管整備工事を実施し、②については、成瀬クリーンセンターにおける沈砂池ポンプ棟の耐震補強工事、鶴見川クリーンセンターにおける沈砂池管理棟、汚泥処理棟などの耐震診断及び町田市ストックマネジメント計画に基づく改築工事等を実施いたします。最後に、主な事業費は、①の整備委託料(雨水幹線・枝線)が3億2,600万円、②の処理場改良委託料(成瀬クリーンセンター改築)が7億300万円などでございます。
365ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに、下水道部の全ての支出科目を掲載しております。
以上が町田市
下水道事業会計予算の概要でございます。
説明は以上です。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆佐藤 委員 「予算概要説明書」の230ページの中段なんですけれども、「水路等の現況を把握するため、2021年度は、堺・鶴川地区の水路等を35km調査し、管理図書を作成します」というんですけれども、これはどういうものを成果物として考えておられるのか、教えてください。
◎下水道管理課長 もともと水路というのは、町田市内に200キロメートルぐらいあるというふうに我々は思っていますが、その場所とか、そもそも構造とかがあまりきちっと把握できていない状況です。それはなぜかというと、以前、国が持っていたものを町田市が引き継いでやっているというところです。
ですから、基本的にどういう場所にどういう水路があるのか、そういった現況を把握しようというものを収集して整理しているというものでございます。
◆佐藤 委員 すごく画期的というか、今まで所管がどこだか分からないというような水路が多くあったという中で、今度はそれを、台帳を作っていくということでよろしいでしょうか。
◎下水道管理課長 きちっとした何か台帳というルールに沿ってということではないんですが、とはいえ、一定の先ほど申し上げたような、どの場所にどういう水路が、本当にあるのかないのかもそもそも分からない状況だったので、そういったものを図面と、あと台帳的なもので整理していくという内容のものでございます。
◆佐藤 委員 もちろん水路の延長であったり、また、水路の幅員であったり構造であったり、いろんなあれがあると思うんですけれども、そういうのを少しずつでもまとめていくということでよろしいでしょうか。
◎下水道管理課長 そのとおりでございます。
◆おく 委員 「予算概要説明書」の365ページ、事業別支出科目一覧表の中ほどのちょっと下のところにポンプ場費というのがあるんです。このポンプ場費というのはどのような施設なのか、教えていただいていいですか。
◎下水道部長 では、私のほうから。下水道の歴史は、皆さんもご存じだと思うんですけれども、三輪の四ツ木橋のところに、もともと公団が事業を起こしたときに、そこに処分場を造りました。その後に全体的なもの、東京都とも協議しながら、どういう再編が全域の公共下水道をするかというところで、その適地をやめて、成瀬クリーンセンターにまず1個造ったと。次の適地が、区画整理をやってできた、ご存じのとおり、三輪のところに鶴見川クリーンセンターができました。その前に、鶴川のポンプ場のところ、ご存じかと思うんですが、そこに自然流下で全て行っていましたので、当然高低差がありますので、今ある鶴川ポンプ場に元の処分場のところから圧送して持っていかなきゃいけないというミッションがありました。その関係で、じゃ、それがどこに行くんですかというと、鶴見川クリーンセンターに行って全域をやっているということになります。
その関係で、今ご質疑いただきました365ページのポンプ場費につきましては、それの維持管理に必要なものということで、基本的には圧送管の管理ということで、管理上は、実際そこに職員は配置していなく、鶴見川クリーンセンターのほうで統括して、確認をしながら維持管理をしていくための設計費を計上しているということになります。
◆おく 委員 よくあそこの周りをうろうろしているんですけれども、特段何も動きがないように見えていて、そういうふうな圧送をされているということを踏まえれば、以前もそういう話は聞いたかなとは思っていたんですけれども、委託料だとか、やっぱり修繕費というのが常日頃、毎年計上されているものですから、この辺の改善というのは、今のお話を聞くと、当然そこがあって初めて成り立つものですからできないのかなと思ってはいたものの、この辺のことについて、改善しろとは言いませんけれども、改善する方法というか、先々を見て、あそこの活用というのは何かできるものでしょうか。
◎下水道部長 今、自然流下で鶴川ポンプ場のところに行っているものを、全てその地区のものを幹線から何から、高低差を変えて全部推進して持っていくというのは、課題としては受け止めるところなんですけれども、検討しますとか、研究するというのは、今の時点では、これから経営戦略についてもご説明しますけれども、なかなかそこまで行かず、今のものを最低限の維持管理をしながら、企業会計ですので何か資産の運用ができたものを維持管理に充てるとか、そういう手はずというのはできますが、あそこを抜本的に直すというのは、今現在ではなかなか厳しいのかなと。ちょっとお答えになっているかどうか分かりませんけれども、課題としては、ご意見として受け止めさせていただきます。
◆吉田 委員 「予算概要説明書」の235ページの成瀬クリーンセンターの焼却炉の大規模修繕のところなんですが、下のほうを見ると債務負担行為で焼却炉の予熱器の修理というふうに書いて、2021年度から2022年度、2か年で工事をやるように書いてありますが、まず上のほうに書いてあることと債務負担行為で書いてあることが全く同じ内容のことなのかどうかをお尋ねします。
◎水再生センター所長 はい、そのとおりでございます。3条予算で焼却炉の修繕ということの中の予熱器になります。同じことです。
◆吉田 委員 そうしますと、私は中の焼却炉の部分を見たことがないんですけれども、場所は横浜市に一番近い側にある、煙突がある部分の辺りに焼却炉があるのかなというふうに思うんですけれども、その部分は入ったことないのでお尋ねしますが、これは、焼却炉の予熱器を修理している間というのは、その部分は使えないでいるのか、それとも、その部分も2つか3つあって、どれか1つずつ順番に替えていくのか、どのような工法になるんでしょうか。
◎水再生センター所長 これは1号炉焼却炉の予熱器になります。成瀬のほうには50トン炉、1号炉、2号炉とございまして、最初の質疑の成瀬の東側というんですかね、門より奥のところ、長津田方面のほう、あそこに焼却炉というのが、成瀬のは2つございます。この2か年工事もなるべく炉を止めないように、また、止めたときも鶴見川のほうに搬送して処理をすると。
成瀬のほうは80トンの汚泥が毎日出ますから、50トンにして30トンをどこかへ持っていくとか、なるべく両方の処理場の中で修繕関係を考えておりますので、2か年といっても機械の設計で造るというのも1年かかりますから、次の年のほうに壊してとかというのがありまして取っていっているとか、そういう形で大体2か年で製作して、取付けが次の年と、こういう形で、なるべく短時間でやりたいと考えております。
◆吉田 委員 そうしたら、工事がずっとかかるわけじゃなくて、実際にすげ替えるのは一瞬でするのかどうかは知りませんけれども、一瞬じゃ終わらないんでしょうけれども、ある程度期間が限られていて、何日か分かだけがオーバーフローするわけじゃなくて、オーバーになった分を鶴見川まで搬出するとか、汚泥の状態でまだ固まっていない状態の分を持っていくというふうなことになるわけですか。
◎水再生センター所長 そのとおりでございます。なるべく――1年、半年ぐらいは止める可能性がありますけれども、2か年丸々使うとは考えておりません。
◆吉田 委員 浄化のほうの部分は中を見せてもらったことがあるんですけれども、焼却のところは見せてもらったことがないので、どんなふうなものかというのは、また1度、機会がありましたら見せてください。よろしくお願いします。
終わります。
◆田中 委員 「予算概要説明書」の236ページの事業の内容のところで、マンホールトイレ整備というところがあるんですけれども、2020年度はどこにやりますというのの紹介が「予算概要説明書」にあったんですけれども、2021年度については、どこにつけるとか、そういったことというのはもう予定がされているんでしょうか。
◎下水道整備課長 2021年度のマンホールトイレの設置予定箇所ですが、中学校が2校、小学校が4校を今考えております。場所ですが、鶴川第三小学校、町田第三中学校、金井小学校、鶴川第二中学校、山崎小学校、小山田南小学校の6校になります。
◆田中 委員 詳細にありがとうございます。今回、小中学校ということで了解をいたしました。
先日、芹ヶ谷公園の上のグラウンドのほう、滑り台ができた上のところに行ったときにマンホールがいっぱい設置されているところがあって、そこはマンホールトイレなのかなと思ったんですけれども、芹ヶ谷公園に設置したとかということはありますか、違うかな。
もしかして公園に設置するということもあるのかなと思って、ちょっと今お尋ねしたんですけれども、今回、小中学校ということだったので、前回も要望という形でちょっとお伝えした、マンホールトイレを設置した際の表示ですとか、そういったものについては、2021年度、何か検討されていることとかというのはありますでしょうか。
◎下水道整備課長 昨年度、委員からお話しいただきまして、学校教育部と防災安全部と協議いたしまして、その場所に、例えば、看板みたいなもので、ここにありますというものではないんですけれども、防災安全部のほうで各避難施設に、もう既に設置されている場所になりますけれども、ここにマンホールトイレが設置されていますというような資料をつくりまして、関係する各部署に送付するということを聞いております。3月中には送付できるというふうに聞いております。
◆田中 委員 資料をつくってくださったということで了解いたしました。ありがとうございます。
以前もお伝えしたんですけれども、やっぱり学校で防災教育をするときに、すごくいい教材になるなというのをいつも思っているので、引き続きまたいい形で連携していただけたらと思っております。ありがとうございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって第29号議案のうち、下水道部所管部分及び第34号議案の質疑を終結いたします。
これより第34号議案の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第34号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第34号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△行政報告(「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市
下水道事業経営戦略~」策定について)
○委員長 行政報告、「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市
下水道事業経営戦略~」策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎下水道部長 本件につきましては、下水道経営総務課担当課長から説明を申し上げます。
◎下水道経営総務課担当課長 それでは、「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市
下水道事業経営戦略~」策定についてご報告いたします。
本件は、2020年第3回及び第4回定例会での行政報告に引き続き3回目でございます。今までは中間報告でしたが、このたび策定の運びとなりました。
まず、策定の目的でございます。
町田市下水道ビジョンで掲げた基本理念である「次世代につなげる良好な水環境を目指して」の実現を目指し、経営基盤の強化と財政マネジメントを向上するために、中長期的な経営の基本計画として、「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市下水道事業経営戦略~」を策定いたしました。
策定の内容でございます。
完成した本編が130ページ、抜粋版でも20ページのボリュームになりますので、本日は論点をまとめました1枚物の別紙の資料を準備いたしました。こちらをご覧いただければと思います。
別紙の真ん中にございます経営戦略の内容イメージのとおり、全体の章立てを行っております。第1章から第3章までで現状と課題、将来推計などを踏まえた上で計画的に事業を展開してまいります。事業を実施するに当たっての投資計画を左側の第6章で、これに対する財源見通しである財源計画を右側の第7章で、それぞれを均衡させた投資財政計画を一番下の第8章で説明いたします。つまり、この計画は、事業計画のみならず財政面での管理も同時に行うものでございます。
まず、資料の左側にございます投資計画につきましては、課題を施設老朽化への対応というふうに捉えました。耐用年数を超過する施設の割合は今後増加し、特に管渠につきましては30年後には約70%となることから、計画的な更新が必要です。また、大雨による浸水対策ですとか、先日も発生しましたような地震対策など、多様なニーズに応える施策を進めていくことも求められております。
町田市下水道アクションプラン(2017年度~2021年度)の事業計画を継承しつつ、今後10年間の計画的な施策の展開を行ってまいります。
続きまして、資料の右側にある財源計画につきましては、課題を下水道使用料の収入鈍化と捉えました。人口減少に伴い使用料収入が減少する一方、建設から維持管理の時代へ移行しており、施設老朽化の対応のための改築更新事業が本格化するため、今後、支出は増加します。また、これに対する財源として国庫支出金や企業債などを引き続き確保してまいりますが、資金不足額も増加します。財源の確保以外にも、経営基盤の強化や効率的、効果的な投資など、中長期的な視野で計画的に効率化、経営健全化を図ってまいります。
この投資計画と財源計画を均衡させた投資財政計画についてですが、資料の一番下の囲みをご覧ください。
最終的な資金不足額を分析いたしました結果、補填財源や資本費平準化債による費用の最適化をもってしても2028年度から資金不足となる見込みとなりました。下水道は、人々の生活や経済活動から排水される汚水を収集、処理することで、快適な生活環境の確保であるとか、河川などの公共用水域の水質保全を実現しております。また、降った雨水を排除することによって、人々の生命、財産を浸水被害から守ることに貢献してまいりました。このことから、町田市唯一のライフライン事業である下水道事業を止めるわけにまいりません。持続的に下水道サービスを提供するには、維持管理費用と改築更新費用の確保が必要です。
今後は、決算値などに基づく経営分析を行い、諮問機関である町田市下水道事業審議会での検証を踏まえ、収入の根幹をなす下水道使用料の改定時期、改定率などを検討していくこととします。
この経営戦略では、将来的な事業環境、事業展開を予測した上で策定しております。今後の環境変化にも対応できるよう、毎年度、投資財政計画の実施、進捗に関する測定、いわゆるモニタリングを行いPDCAサイクルの手法を用いて事業の分析、把握を行うとともに、実情を勘案した見直し、いわゆるローリングを行って、その内容を公表し、経営の透明性を高めてまいります。
それでは、計画の期間についての説明に移ります。
行政報告資料のほうにお戻りください。
計画の期間につきましては2021年度から2030年度までの10年間といたします。先ほどの説明のとおり、毎年、経営状態を確認しながら、耐震化整備と市街化調整区域の公共下水道整備がおおむね完了する2025年度から2026年度にかけて見直しを行う予定でございます。
最後に、経過と今後のスケジュールということで、前回行政報告以降の経過についてご説明をさせていただきます。
2020年12月28日に第4回下水道事業審議会を開催し、第1章から第9章の全体を通して審議しました。2021年2月2日に下水道事業審議会の会長、副会長から答申を受け、3月2日に「未来につなぐ
下水道事業プラン~町田市下水道事業経営戦略~」を策定いたしました。本日、この報告の後、3月12日付で公表するものでございます。内容の詳細につきましては、本編並びに概要版をご覧いただければと思います。今後は、年2回程度の審議会を開催いたしまして、事業や決算の報告を行ってまいる予定でございます。
説明は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤 委員 下水道事業としては、本当に大変な時代に入ってくると思うんですけれども、維持管理、それから更新について、技術的にすごく今進歩してきていると思うんです。その点については、担当としてどうでしょうか。
◎下水道管理課長 管渠部分で言うと、今、町田市内では1,650キロメートルを超えるような膨大なストック、管渠があるわけですけれども、そういったものをこれからどう把握していくか、優先順位をつけてどう更新などに結びつけていくか、そういった調査の方法がやはりいろいろ、船を浮かばせるとか、場合によっては、これからドローンを使ってというのも少し検討されているということで、そういった技術の進捗というか進み具合を見ながら、これからも適宜そういったものを採用して、なるべく効率的な、効果的な維持管理に努めてまいりたいと思います。
◆佐藤 委員 何でこんな質疑をするかというと、今、ちょっとコロナの影響で開催されていないと思うんですけれども、東京ビッグサイトで下水道展というのをよくやられていて、よく見学させてもらいに行ったりすると、それぞれの会社、それから地方自治体の方たちが来て、新しい技術をすごく発表されている場があったりして、そういうのにもぜひ職員さんも行っていただいてという部分が大事なのかなと思ったので、質疑させていただきました。
◎下水道部長 ご意見ありがとうございます。実は、もう下水道展については、結構な人数を日付と時間を分けて、いろいろセミナー、ディスカッションもあったりするので、そういうのも全部、ここに行ったほうがいいよ、ここに行ったらいいと小回りで、全員が行くわけにいかないので、何日間か開催されますので、行かせていただいているということをこの場でご報告させいただくのと、それの技術革新というのがありますので、当然、これから下水道事業として技術革新をしなきゃいけないということで、国土交通省がうたっていることがありますので、技術革新は結構お金がかかるものもあるんですが、反面、その後のランニングコストから考えればトータル的に、当然、議会でもご説明しなきゃいけない要因になるとは思いますが、そういうところは鋭意、職員一同努力してまいりたいと思います。ありがとうございます。
◆友井 委員 ご説明ありがとうございました。この戦略自体も今後の少子化時代に必要なものだと認識しています。
そこで、ちょっと説明をいただいたところで確認をしたいんですけれども、まず、1ページの見直し期間が2025年、2026年とありましたけれども、これは次ページのPDCAサイクルの中のチェック、アクションに入ってくるところでいいかと思うんでけれども、まず、そこがそれでいいかということ。
それと、2ページの左下の2028年度から資金不足となる見込みだという記載がありますけれども、これはこの経営戦略を取り入れてもこの結果なのか、もしくはこれは取り入れる前の予測なのか、ちょっと教えていただけますか。
◎下水道部次長 こちらについては、経営戦略をつくっていく中での現状の数字から推測をしてつくっている数字でございますので、先ほどの説明の中でも、使用料につきましては、人口減少等に伴ってだんだん減少していくというところ。逆に、管渠とか処理場設備については老朽化が進んでおりますから、そういった維持管理、もしくは改築更新というところで今後どんどん事業費が膨らんでいく。そういった中での資金の状況をこちらの左下の状況に落としたものでございます。
PDCAサイクルの見直しなんですけれども、これはあくまでも現時点での数字でございますので、今後、社会現象、社会の経済的なものとか、社会の状況によって変わっていきますので、その都度その都度の数字を基に最適な形での推計を出していく予定でございます。
◆友井 委員 1点目のPDCAサイクルのことについては、2025年、2026年に見直し期間とあるので、この計画がスタートしてチェック、アクションのところがここですかという質疑なんです。それが1つ。
それと、今のご説明だと、こうなってしまうから戦略を描いて、この点について財源不足、資金不足を解消しましょうということだと思うんです。それでいいかと思うんですけれども、そのときにこの経営戦略を入れることによって、入りと出のバランスはどうなるかというのを教えてもらえますか。
◎下水道部次長 入りと出のバランスにつきましては、経営戦略を入れたからというところではないんですけれども、先ほども言ったように、入りについては減少傾向、出については上昇傾向になりますので、そのバランスにつきましては、例えば、新技術を用いたりとか、経費を効率的に使っていったりとか、そういったものを検討をしていくということを考えております。
◆友井 委員 何かすぱっと来ないですね。この経営戦略は、もともと先ほどのお話のとおり、使用する方たちが減っていってしまう。でも、老築化した施設を更新しなければいけない。当然、職員さんの数とかも含めて、あとは、直営がいいのかとか、委託がいいのかとか、いろんなことを考えなければいけないということが原点だと思うんです。だから、このままではいけないから、この経営戦略を出したんだと思うんです。今、その数値が見えていないのかどうか分からないんですけれども、これをやることによって入りと出はどういうふうに変わっていく予定だという、そこまでは見込んではいないんですか。
◎下水道部長 まず、PDCAサイクルにつきましては、当然この2025年、2026年でPDCAをやるんではなくて、毎年、常時最低限のことはやりたいと考えております。今は、来年度までアクションプランというのが実は生きているんですが、このアクションプランというのは事業計画になります。それを今回、この経営戦略、私どもでつくったのは未来につなぐ下水道事業プラン、未来プランと呼んでいいのか分かりませんけれども、この未来プランの中で、今までどおりに更新とかやったらこれだけお金がかかるね、起債だとか、下水道使用料が入ってきますから、そのバランスはどうなんだろう、最終的に、単純にこのまま淡々粛々とやったらマイナスになるのは当然のことですから、どこでなるんだろう、それをまず今回経営戦略として課題で出しました。
多分想定ですけれども、下水道ビジョンという上位計画があります。それが多分2025年、2026年あたりにリニューアルしなきゃいけないのかなと判断しておりますので、それと併せて、10年計画ではあるんですが、多分見直しというのは、実はつくったところからもう見直しが始まっていいと私は考えておりますので、職員にも伝えておりますので、常時そういうことでやっていきたいと。ですから、まずはつくって、問題を提起して、それを毎年問題にする。
例えば、国の補助金は、おかげさまで今満額に近いお金を頂けるように市としても努力し、皆さんのご支援もいただきながらついていますが、このコロナ禍の中で、いつ金額が満額来ないで果たしてやるべきなのかどうか、単費を入れるのか、起債を入れるかということでバランスが崩れてくる想定なんです。今は満額をもらえるという大前提で当然つくっていますので、それは誰にも読めませんので、仮置きでこのまま突っ走ったらどうなるんだと。皆さんにもお話を伝えているとおり、更新工事というのは絶対やらないと、ライフラインが止まっちゃいますので、その中で、我々のほうで今事業は計画していますけれども、それから、例えばさらに絞って、優先順位で最低限この年度までにはこれをやらなきゃいけないとか、知恵がお互いに中で出てくると思いますので、そういうのでPDCAを回すと。
その結果どうしても、見直しというのは全体的な見直しであって、下水道使用料の見直しも確かに入っていますけれども、それをやるべきかどうかは毎年蓄積して、多分やるとしたら2028年に赤字に転落するとなれば、そのときにやってもしようがないですし、その前に市民の方、要するにユーザーの方、下水道使用料をお支払いの方に額面で幾ら今上がるかというのは想定が分からないところでお伝えできないんですけれども、それをやっぱり見える化していかないと、下水は見える化できていないものでもあります。ジャって使えるようなものしか多分ないと思うので、これからそういう普及啓発もしながら、下水は大事なんだよ、でも、これだけのお金がかかっちゃう。それを皆さんに、ユーザーの方にお支払いをご負担していただくというところをお伝えするのに、鋭意、毎年PDCAをやりながら、どういう形かまだまとまっておりませんけれども、見える化で出して、じゃあ、しようがないな、トイレを使うにはやっぱり料金を上げなきゃいけないんだなとなるのか、幾らというのはちょっと今議論できませんけれども、そういうイメージで、今回取りあえずつくったということでご理解いただければ幸いなんですけれども。
◆友井 委員 先ほどの課長の説明と今の部長の説明で、モニタリング自体がもう毎年のようにPDCAが回っているんだよと。ここの見直しの時期というのはもう少し大枠のことが絡んでくるというのは理解できましたので、この件については了解しました。
それともう一つ、コンセッション方式とか、いわゆるPPP、PFI手法が、官民連携のものがここには多分絶対乗ってくると思うんですけれども、この辺については、どんなことをこの経営戦略にのせていくのか教えていただけますか。
◎下水道部次長 経営戦略の中でいきますと、第5章のところに、民間の活用についてというような見出しで考えを載せさせていただいております。それについては今後、公営企業としてサービスの継続的な提供を行う必要性が高い事業である下水道事業なんですけれども、そういったものを認識しながら先行自治体の現地視察とか、民間活力の導入の可能性、導入をしたときの効果、もしくは課題、例えば、我々ですと、民間に委託をしたときに災害時はどうなのかとか、あとは、災害時にちゃんと対応できるのか、もしくは職員の技術の伝承といったものも課題としては出てくるのかなと思います。
そういったものも例えば、浜松市とかそういった先進のところに実際に行ってみて、それを導入しているところでどのような形でやっているのか。例えば、効果的なもの、使えるものがあれば先行でやっておりますので、そういったものを参考にしながら、また、先行でやっていますから課題というのも見えてきていると思いますので、そういった課題なんかも検証しながら、町田市の下水道に合った部分のいいとこ取りがうまくできれば、そういったところも考えていきたいと思いますし、また、浜松市以外でもそういった先進でやっている自治体はまだあると思いますので、そういったところもいろいろ参考にしてまいりたいと思っております。
◆友井 委員 今、たまたま浜松市のお話をしていただきましたけれども、平成30年の3月に、本会議場でも公営企業会計についてということで質問させていただいて、そのときの部長答弁は、この件については非常に有力というかすごく注視してまいりたいと。コンセッション方式についても研究を当然していかなければいけないことであろうということだったと思います。だから、ぜひ視察をしていただいて、コロナ禍が過ぎてからになるのか、遠隔でできると思いますので、事前にいろんなものを調査していただいて、光と影があると思いますから、ぜひ町田市に光だけ持ってくるようにしていただければと思っておりますが、いかがですか。
◎下水道部次長 おっしゃるとおり、視察についてもなるべく、処理場ですけれども、我々は例えば下水道経営総務課、下水道整備課とか、処理場はそれぞれの課がございますので、できれば複数で行って、全体的に使えるところ、使えないところとか、ほかの処理場以外のやり方で何か参考になるものが得られるものがあればというところで、できれば複数の人数で実際に現地でいろいろ見ていきたいなと思っております。
◆友井 委員 期待します。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「町田市
公共用水域水質改善10ヶ年計画」の改定について)
○委員長 行政報告、「町田市
公共用水域水質改善10ヶ年計画」の改定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎下水道部長 本件につきましては、下水道整備課長から説明申し上げます。
◎下水道整備課長 それでは、「町田市
公共用水域水質改善10ヶ年計画」の改定について報告をいたします。
まず初めに、資料が大変多くなっております。申し訳ございません。今回の資料は、行政報告資料が3ページ、そのほかに、今回改定を行いました10ヶ年計画、あと接続意向調査対象家屋へ今後配付してまいりますお知らせ文、あと、2020年3月の行政報告資料として説明させていただきました接続意向調査結果と今までの経緯、進捗状況でございます。
それでは、報告をさせていただきます。
2020年3月第1回定例会の建設常任委員会におきまして、後期事業の公共下水道への接続意向調査について行政報告いたしました。本日は、その調査結果に基づき後期事業を実施するに当たり、現計画の改定について報告をいたします。
1、計画の概要からです。
計画の目的は、人口減少や高齢化、厳しい財政状況、下水道施設の改築更新の増大を踏まえた上で、市街化調整区域の地域の実情に応じた汚水処理の手法を、1点目は公共下水道の整備、2点目は合併処理浄化槽への切替えの促進、維持管理の推進として、公共用水域の水質改善を図ることとしております。
計画の期間は2017年度から2026年度までの10年間で、2022年度から2026年度までを後期事業としております。
計画の目標ですが、2026年度末までに水洗化率100%を目標としています。
2ページ目をご覧ください。
主な改定内容ですが、地域特性や地域住民の意向、人口減少等の社会情勢の変化を考慮するため、再度、市街化調整区域における整備予定地区の住民の皆様に接続意向調査を実施し、後期事業として整備する公共下水道区域の見直しを行いました。なお、昨年度実施しました接続意向調査の結果は、行政報告参考資料-3にございますのでご覧ください。
市街化調整区域の公共下水道区域における公共下水道の整備については、公共下水道への接続意向及び接道する道路状況等を踏まえまして、後期事業として、公共下水道を約490戸、36.1ヘクタールに整備を行ってまいります。なお、私道や道路境界未確定区域につきましては、地権者の承諾等が整い次第の整備となります。
公共下水道事業整備費の一部を負担していただきます受益者負担金については、前期事業として整備した区域との整合性を考慮して、負担金額を算定します。
(2)の本計画で公共下水道の整備を見送る区域、合併処理浄化槽区域についてですが、こちらは合併処理浄化槽への転換の啓発を行ってまいります。くみ取便所や単独処理浄化槽の場合ですと、トイレ以外の生活雑排水は未処理のまま河川等へ流れ込んでしまいますので、対象区域内のくみ取便所や単独処理浄化槽の世帯に対し、訪問や郵送により合併処理浄化槽への転換を啓発します。現在あります合併処理浄化槽設置事業補助金制度につきましても、補助額を維持し継続していきます。ただし、計画期間の2026年度末までには、国、都と同等の基準の補助金とする予定です。
また、浄化槽管理者が、浄化槽法により3大義務を実施することで水質が保全されていきますので、2017年度に改定いたしました浄化槽維持管理費補助金制度――こちらは3大義務全ての実施を要件としておりますが――のPR、あと訪問や郵送などにより啓発活動を行い、3大義務の実施を促進してまいります。なお、単独処理浄化槽に対しましては、2026年度までにこの補助制度を廃止し、合併処理浄化槽への転換を促してまいります。
3ページ目をご覧ください。
今後の予定ですが、4月以降、接続意向調査を行いました対象家屋に対しまして、行政報告参考資料-2のお知らせ文を配付してまいります。2022年3月に公共下水道整備地区の決定――これは都市計画決定等になります――を行いまして、2022年度から後期5か年の工事を実施してまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(
下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)実証研究の終了について)
○委員長 行政報告、
下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)実証研究の終了についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎下水道部長 この件につきましては、水再生センター松井担当課長から説明申し上げます。
◎松井 水再生センター担当課長 それでは、
下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)実証研究の終了についてご報告いたします。
本件は、2019年第2回定例会及び第4回定例会において行政報告させていただいているものでございます。B-DASHプロジェクトは、国土交通省の研究機関である国土技術政策総合研究所の委託研究として、町田市、日本下水道事業団、メタウォーター株式会社による3者共同研究体が、2019年度から成瀬クリーンセンターにて実証研究を進めてまいりましたが、この度、2021年3月末をもちまして国の研究が終了となります。本日は、実証研究の結果及び今後のスケジュールについてご報告いたします。
資料1ページをご覧ください。
実証技術の名称は、単槽型硝化脱窒プロセスのICT・AI制御による高度処理技術です。
図1の概要図をご覧ください。技術概要は、ICT、情報通信技術と、AI、人工知能を活用し、従来の標準的な下水処理では除去し切れない下水中のリンと窒素を低減するとともに、運転電力を大きく削減する革新的な水処理システムです。流入下水の日変動、季節変動に応じてAIが最適な運転方法を演算し、自動運転を行います。また、本技術を導入する際は、既存の施設のままで導入可能なため、新たな施設の建設を伴わず、工期の短縮及び建設費の縮減が期待できるものです。
続きまして、実証研究結果をご報告いたします。
初めに、処理水質についてです。実証研究では、標準的な高度処理法である嫌気無酸素好気法、A2O法と同等の処理水質を目標として実施いたしました。
表1をご覧ください。表の左側が目標とするA2O法の処理水質、赤枠で囲った右側が実証研究結果の処理水質となります。水の汚れを表す指標であるBOD、全窒素、全リン、窒素除去率の全ての項目において目標を達成することができ、A2O法と同等以上の結果を確認することができました。
資料2ページ目をご覧ください。
次に、電力削減についてです。下水処理の要となる反応タンクでは、無数の微生物が下水中の汚れを分解しています。微生物の生命活動を維持するため、反応タンクには常に空気を送る必要がありますが、従来の運転は、送風空気の圧力は最大流入負荷に対応できるよう、あらかじめ高い圧力を一定にした運転を行っておりました。実証研究では、流入負荷の変動に応じて圧力を最適化する圧力可変制御を行い、省エネルギー性の評価を行いました。
図2をご覧ください。これは制御の違いによる送風圧力を比較したものですが、グラフの左半分が圧力一定制御、右半分が圧力可変制御となります。圧力可変制御では、流入負荷の変動に応じて圧力が上下に変化していることが分かります。実証研究では、この圧力一定制御と圧力可変制御を交互に行い、電力量を比較した結果、17.4%の電力削減効果を確認することができ、削減目標10%以上を上回る結果となりました。本技術で1年間運転した場合の試算では、成瀬クリーンセンター全体で年間約90万キロワットアワーの電力削減が可能です。これは市庁舎の3.5か月分に相当する電力となり、電気代では1年間で約1,200万円のコストを削減できる見込みです。
最後に、今後のスケジュールを申し上げます。実証研究終了後の2021年度以降につきましては、さらに技術の完成度を高めるため、自主研究を実施いたします。自主研究は引き続き3者共同研究体が実施し、期間は3年以上を予定しております。町田市での2年間の実証研究につきましては、2021年度中に国土技術政策総合研究所から技術ガイドラインが発行される予定です。技術ガイドライン公表後は、他の自治体においても本技術の導入検討が可能になります。
町田市発信の水処理技術が全国の高度処理化の追い風となり、多くの下水処理場に導入していただける技術となれるよう、来年度からも自主研究に努めてまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後5時40分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後5時43分 再開
○委員長 再開いたします
これより第29号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
◆田中 委員 第29号議案に対し、反対の立場で討論を行います。
建設常任委員会所管分については、新規に始まる居住支援協議会相談窓口は大変重要な事業だと認識していますし、必要な道路整備や補修、衛生事業、下水道事業、耐震化の促進予算など、本当に市民生活に欠かせない事業がほとんどだということについては、その事業を推進していただきたいと考えております。また、コロナ禍での財政状況により、事業の厳選について工夫していただいているとも認識をしているところです。
一方、野津田公園の
多目的グラウンド整備については、ばら広場の跡地にテニスコートを前提に残土が移されることが計画をされている点ですとか、また、まちづくりについては、基幹交通としてモノレールありきで全てのまちづくりが検討されていることについて、新たな駅の開発も含めて検討されていることについて、他の交通システムの検討がないことなどについて、問題があると考えております。
以上の理由から、第29号議案に反対をいたします。
◆吉田 委員 第29号議案に今反対討論が出ましたけれども、私は別の観点で反対をさせていただきます。
先ほど質疑の中で、モノレール促進事業に関して基金の積立てが今年度は見送りという方針が立てられました。非常に残念なことであります。モノレール推進というのは全市民的に要求されている――一部違う人があるかもしれませんが――モノレールの基金に関しては、全会派一致して当時進められて、全員が賛成しているものだと思っておりましたが、そうした方針が今回見送りということになりますと、市の交通政策を非常に疑うものであります。
そういうことで、ほかの交通施策も残念ながら先進的なものが見られませんので、私は今回の第29号議案に反対をさせていただきます。終わります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第29号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第29号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後5時45分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後5時46分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査の申し出を議題といたします。
特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって建設常任委員会を閉会いたします。
午後5時47分 散会...