町田市議会 2021-02-24
令和 3年 3月定例会(第1回)-02月24日-02号
令和 3年 3月
定例会(第1回)-02月24日-02
号令和 3年 3月
定例会(第1回)
町田市議会会議録第3号
2月24日(水曜日)
出席議員(36名)
1 番 東 友 美 2 番 ち だ 伸 也
3 番 矢 口 ま ゆ 4 番 深 沢 ひろふみ
5 番 村 ま つ 俊 孝 6 番 斉 藤 かつひろ
7 番 おんじょう 由 久 8 番 田 中 美 穂
9 番 星 だいすけ 10 番 木 目 田 英 男
11 番 石 川 好 忠 12 番 渡 辺 厳 太 郎
13 番 佐 藤 和 彦 14 番 森 本 せ い や
15 番 わ た べ 真 実 16 番 お ぜ き 重 太 郎
17 番 白 川 哲 也 18 番 松 葉 ひ ろ み
19 番 山 下 て つ や 20 番 佐 々 木 智 子
21 番 松 岡 み ゆ き 22 番 い わ せ 和 子
23 番 三 遊 亭 ら ん 丈 24 番 若 林 章 喜
25 番 戸 塚 正 人 26 番 新 井 よしなお
27 番 友 井 和 彦 28 番 吉 田 つ と む
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員会議案審査
報告書
1.第 1
号議案 令和2年度(2020年度)
町田市
一般会計補正予算(第6号)
本
委員会は、2月19日付託された
上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので
報告いたします。
令和3年(2021年)2月19日
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員長 若 林 章 喜
議長 熊 沢 あ や り 様
────────────────────────────────────
○議長(
熊沢あやり) 本件に関し、
委員長の
報告を求めます。
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員長 若林章喜議員。
〔
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員長若林章喜登壇〕
◎
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員長(若林章喜)
今期定例会において、当
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員会へ付託されました
議案1件につきまして、2月19日に審査を行いましたので、その結果についてご
報告申し上げます。
第1
号議案 令和2年度(2020年度)
町田市
一般会計補正予算(第6号)のうち、当
委員会所管部分につきましては、討論はなく、採決の結果、
全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で
町田市
基本構想・基本計画調査特別
委員会の
報告を終わります。
○議長(
熊沢あやり)
委員長の
報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの
委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより第1
号議案の討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第1
号議案を採決いたします。本案に対する各
委員長の
報告は可決であります。本案の賛否について、
表決ボタンを押してください。
〔
表決ボタンにより表決〕
○議長(
熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第7
――
――――――――――――――――
○議長(
熊沢あやり) 日程第7、市長から、
今期定例会に当たり、
施政方針について発言の申し出がありますので、この際、これを許します。
市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) おはようございます。市長の石阪でございます。
まず初めに、市民の皆様、そして事業者の皆様におかれましては、新型コロナウイルスの感染防止対策にご理解をいただき、またご協力をいただいております。感謝を申し上げます。
また、今この瞬間にも最前線で戦っている医療従事者の皆様方に敬意を表するとともに、改めて感謝を申し上げます。
令和3年度(2021年度)の
施政方針の前に、この場をおかりして、新型コロナウイルス感染症のこと、あるいは最近感じていることについて少しく述べさせていただきたいと思います。
まず、新型コロナウイルス感染症についてです。気がつけば、日本で最初に感染が
報告されました昨年1月から既に1年が経過をしております。思い起こせば昨年の今頃から3月、4月にかけて、その時期は日本全体で、例えば保育園への登園を控えるようにとか、学校はお休みですとか、さらには経済活動を止めるとか、社会活動すらも止める動きが加速をしていきました。
そして、陽性者が数名出ればニュースになり、新聞に大きく報道される。えたいの知れないというんでしょうか、そうした新たな感染症にみんなが恐怖心を持って生活をしていたというふうに思います。しかし、今はどうでしょうか。この長い戦いの中で、だんだんと新型コロナウイルスというものが分かり始めてきました。同時に、それにつれて少しずつみんなの恐怖心が薄れ、気が緩み、行動の緩みにつながっていって今の第3波に至ったものというふうに思います。
このコロナとの長い戦いを終息させるためには、間違いなくワクチンの接種が焦点となることでしょう。先週17日から、我が国でもワクチンの接種が始まりました。ワクチンの効果につきましては、昨年の12月から世界に先駆けて国民にワクチンを接種してきたイスラエルでは、先週末の時点でファイザー社製のワクチンを2回接種して2週間がたった場合、未接種の場合と比べて死亡に至ることを防ぐ効果が約99%、重症化や感染についても95%を超える高い予防効果が見られたという報道もございました。私たちも、ワクチンの接種をできるだけ急がなければならないと考えております。
しかしながら、日替わりとは言いませんが、なかなか確実な情報が得られないのが実情であります。昨年の特別定額給付金のときもそうでしたが、国から突然の発表で混乱をしながら仕事を進める、そういう自治体も多いように思います。そうした状況の中でも、
町田市として、そして首長として、今できる最大限の準備を進めてまいりたいと思います。
もう既に先月1月29日には、ワクチン接種の準備をいち早く進めるため、専決処分をさせていただき、約3億1,000万円の予算を確保したところであります。その予算を使って今月15日にはコールセンターを開設いたしております。また、3月から医療従事者の方から接種を開始できるようにというふうに考えております。そして、まずは高齢者の方に接種券を郵送する予定です。この先どうなるか、まだ不透明ですが、たゆまぬ努力、不断の努力を続けてまいりたいと考えております。
さて、特別定額給付金のオンライン申請におきましては、国をはじめとした行政のデジタル化が実体を伴うものではなかったということが露呈をしました。今の時代、スマートフォンやパソコンを使って様々なサービスが場所を問わずに享受できる、そういう時代になっています。わざわざ市役所に出かけて、しかも紙で手続をする。そういった現状一つとっても、国がIT基本戦略というものを出して行政手続のオンライン化の実現を目指してから既に20年がたっております。行政のデジタル化は、残念ながらこの20年ほとんど進んでいなかったというわけであります。市民の皆様に怒り、あるいは失望を感じさせてしまったのかというふうに思っております。
そして、今後推し進めるべきデジタル化は、単なるアナログからデジタル化、デジタルへの置き換えではなくて、市民サービスの在り方そのものをがらりと変えるものでなければなりません。
例えば、海外や我が国においても、民間の教育の現場においては、デジタル教材の活用によりまして、個々の児童・生徒の学習における到達度を的確に把握して、それに対応したオーダーメイドの教育も実現するようになっていますし、自宅で動画で質の高い一斉授業を受け、教室では児童生徒同士で対話をしたり、教師と児童生徒が1対1で向き合ったりすることができるようになっています。このように家庭と学校における学習そのものが変わるなど、これまでの教育の在り方そのものが大きく変化をしております。
今の例にありますとおり、デジタル化によってこれまでの当たり前が全く違うものに変わっていきます。市民サービスの場面におきましても、改めて市民の皆さんが日常の生活を営む中で何を求めているのかを考え、行政のデジタル化を契機として、サービスの在り方から大胆に見直さなければなりません。
すみません、話が長くなって恐縮です。もう1件ございます。この1年、2040年までの
町田市の
基本構想を検討してきたということもありまして、この先の将来、日本はどうなっていくのかということに思いを馳せることがございます。このまま本当に人口は減り続けるのかということです。急激に出生率が向上するといったことは少し考えにくいんですが、このまま人口が減って町が寂れていく姿を想像しにくいのかなとも思います。
世界に目を転じますと、先進国はどこでも出生率の低下に伴う人口問題に直面しております。人口減少を補完するために移民政策を取る傾向にございます。
さて、日本はどうでしょうか。これまで移民政策は表に出てきませんでしたが、今後は分かりません。国が移民政策にかじを切る時期がやってくるかもしれません。そうなると、移民と日本で生まれ育った者、つまり、様々な文化的背景を持って日本に渡ってきた者と元来の日本文化の中で育ったもの、様々な違いや格差といったものに対処できる、いわゆる多文化共生社会の実現が求められる。そして、欧米諸国のように、市民権というものが注目される世の中になるかもしれません。今はまさに時代の変革期だと思います。
もちろん、目の前のコロナとの戦いをできるだけ早く終息させなければならないのは当然のことでありますが、市の行政をあずかる身として、少し先の将来を予測しながら、未来の姿をしっかり意識して行政運営を進めていかなければならない、そんなふうに考えております。
すみません、少し前置きが長くなりました。
それでは、2021年第1回
町田市議会
定例会の開会にあたりまして、2021年度の
施政方針を申し述べさせていただきます。議員各位並びに市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
まず、市政を取り巻く状況について、私の認識をお話させていただきます。
ただいま申し上げた新型コロナウイルス感染症に関しましては、先週末時点における感染者数が全世界で1億1千万人以上、日本国内では約42万人にのぼっており、未だ予断を許さない状況が続いています。
見えない脅威によって、通勤や会議、旅行や会食など、これまで当たり前にできていたことができなくなり、私たちの日常は大きく変わりました。
このことは市内経済にも影を落としており、事業者の皆様、特に飲食業に携わる方々のご苦労は計り知れないものであるかと思います。
こうした中、皆が待ち望んでいたワクチンが開発され、我が国でも接種が始まったことから、ようやく一筋の光が見えてまいりました。
また一方では、この状況を乗り越えるべく、デジタル技術が急速に日々の生活に浸透しています。ウィズコロナの時代におきましては、人と人とがつながっていくためにはデジタル技術の活用が必須であり、活用の先に、より便利で快適な暮らしがあることを多くの方が再認識しているかと思います。
新しい生活様式が定着しつつある中、国は、デジタル庁の創設を進めるなど本格的な改革に乗り出しています。同様に私たちの市役所業務のあり方も変わっていく中では、何事にも即座に対応できるようスピード感をもって様々な改革に取り組んでいかなければならないと実感をしております。
他方では、外出自粛の経験を通して、まちが賑わい、活性化していくためには人の移動や交流が欠かせないということを改めて実感いたしました。
町田市は、その立地、あるいは交通利便性、都市とみどりの“ちょうどよさ”などから、人々の暮らし方や働き方に対する価値観の変化を受け入れるポテンシャルを多分に秘めております。
まちづくりは、一朝一夕にできるものではありません。まちへの投資が地域に根差し、広域に波及し、その成果が表れるまでに10年、或いは20年といった長い年月を要します。
持続可能なまちづくりの一端を担う行政といたしましては、先行きの見えない時代にあっても、現場から得られた確かな事実を手掛かりに、直面している困難の本質を問い、決して問題を将来に先送りしないこと、自立的な行政経営を実現することが責務であると考えております。
コロナ禍にある今、当然この目の前の問題にしっかりと向き合わなければなりません。また同時に、少子高齢化や公共施設の老朽化が進む中では、将来を見据えていち早く動き出さなければならないと強く感じております。言うなれば、今が挑戦の時であり、遅きに失することのないよう、市の責務として安定的な歳入の確保に努めながら、未来へつなげる投資、町田市のポテンシャルを更に引き出す投資を的確なタイミングで行ってまいります。
市政を取り巻く状況について、認識の一端をお話をさせていただきました。
それでは、2021年度の主要な施策について、町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」に掲げる4つのまちづくり基本目標と3つの行政経営基本方針の視点からご説明いたします。
まず、4つのまちづくり基本目標ごとにご説明いたします。
1つ目は、「将来を担う人が育つまちをつくる」についてです。
コロナ禍で小・中学校が臨時休業した経験を踏まえますと、子どもたちの学びの継続、すなわち、どこにいても学び続けられる環境を整えることが、どの自治体でも急務になっております。
町田市では、他自治体に先駆けて、タブレット端末やプロジェクターを各学校に配備し、ICTの活用に力を入れてまいりました。そして、国が示すGIGAスクール構想を受け、児童・生徒1人1台のタブレット端末の配備と、小・中学校の高速大容量通信ネットワークが整いましたので、2021年度は学校教育のデジタル化を更に加速してまいります。
具体的には、小学校5・6年生と中学校の全学年それぞれ1教科ずつに、教科用デジタル教材を導入いたします。あわせて、クラウド型小中一貫学習支援コンテンツを小・中学校の全学年で導入し、児童・生徒一人ひとりに合った効果的な学びを提供することで、学ぶ意欲やコミュニケーション能力を伸ばしてまいります。
同じく教育環境という点で言いますと、改築中の町田第一中学校につきましては、二学期から新校舎を使用できるよう、工事を進めてまいります。そして、新校舎では、交流ホールや武道場、学校図書館、音楽室などを地域の皆様に開放し、子どもたちの成長を温かく見守っていけるような、学校を支える地域づくりに努めてまいります。
また、市内全中学校に共通する課題という点で言いますと、中学校給食の喫食率の低さが課題となっておりました。そこで、成長期の中学生全員に安全・安心で、栄養バランスが整えられた「温かい給食」を提供するため、給食センター方式による全員給食を目指して、基本計画を策定いたします。
続いて、子どもたちの居場所の充実という点で、順次実施してまいりました「新たなまちとも」につきましては、この4月から全ての小学校で実施いたします。
同じく、この4月から、全ての学童保育クラブで高学年児童の受け入れを始めます。保育の質についても十分に確保し、小学校全学年の児童が安全かつ安心して過ごせるよう体制を整えてまいります。
更に、小山田中学校区子どもクラブにつきましては、建設工事に着手し、2021年度内の開館を目指してまいります。充実した子どもセンターや子どもクラブは、町田市の子育て環境の魅力の一つでもありますので、コロナ禍においてもしっかりと整えてまいります。
最後に、子どもの医療費に関する点では、この4月から義務教育就学児医療費助成制度の所得制限を撤廃いたします。このことによりまして、町田市においては、乳幼児、小学生、中学生の全ての子どもたちが医療費助成を受けられるようになります。子育て家庭の経済的負担を軽減することで、子育てしやすい環境をつくってまいります。
次に、まちづくり基本目標の2つ目「安心して生活できるまちをつくる」についてです。
まずは、新型コロナウイルスの感染予防対策に最優先で取り組み、一日も早く、市民の皆様が安心して生活できる環境を取り戻してまいります。そのため、町田市発熱相談センターと地域外来・検査センターの体制を引き続き維持し、感染症の拡大防止に努めてまいります。
また、ワクチン接種につきましても、東京都と情報共有を図り、町田市医師会とともに、万全な体制を整えております。今後も着実に準備を進め、接種を希望される方々に行き渡るよう注力してまいります。
そして感染症のほかにも、私たちの生活は地震や風水害などの自然災害のリスクと常に隣り合わせであり、これらが複合災害となる可能性が大いにあります。そこで、コロナ禍の経験や近年の大型台風の課題等を踏まえ、この度、町田市地域防災計画を修正いたしました。災害時にも市民の皆様の安全・安心を確保すべく、引き続き感染症への対応を徹底しつつ、しっかりと避難体制を整えてまいります。
防災に関する話では、市立小・中学校37校で体育館の空調設備工事を行うのにあわせて、今年度同様、体育館照明のLED化や非常用発電設備の設置工事を実施いたします。これによりまして、全ての小・中学校の避難施設機能が向上し、熱中症対策をはじめ、万が一避難中に停電が起きた場合でも対応できる環境の整備が完了いたします。
また、町田リサイクル文化センターは、2022年1月に、「町田市バイオエネルギーセンター」と名称を変え、装い新たに生まれ変わります。この新しい熱回収施設は、生ごみ等を発酵させて取り出すガスやごみの焼却熱を利用して発電を行うなど、効率良く、多くのエネルギーを創り出す施設となります。あわせて、災害発生時には自己電源を備えた防災拠点として活用いたします。更に、施設で発生する熱エネルギーは、市立室内プールや2022年4月のオープンを目指して整備しております温浴施設に供給し、有効に利用してまいります。この温浴施設は、幅広い世代の健康増進を図ることに加え、人と人がつながり、交流する場としてまいります。
一方、地域に目を向けますと、コミュニティの希薄化が進むとともに、従来の公的支援だけでは課題の発見や解決が困難な問題に直面する機会が増えてきております。そのため、これまで以上に人と人のつながりや支え合いの必要性が高まっております。
そこで、「町田市地域経営ビジョン2030」と「第3次町田市地域福祉計画」の改定にあたって、新たに「(仮称)町田市地域ホッとプラン」を策定します。そして、誰もが地域における自分の役割や活躍の機会を得て、ホッとできる居場所を地域の中で見つけられるような共生社会の実現を目指してまいります。
次に、まちづくり基本目標の3つ目「賑わいのあるまちをつくる」についてです。
コロナ禍においては、遠方へ旅行に行くことが難しい状況ですが、このような状況だからこそ市民の皆様には、是非とも地元の魅力を再発見していただき、共にまちの賑わいを生み出していきたいと考えております。
まず、市内経済の要所であります町田駅前の中心市街地に関しましては、都市再生整備計画を策定し、この計画に基づいて、2021年度は原町田大通りを使った社会実験を行います。具体的には、車道や歩道の一部を、休憩や飲食ができる「パークレット」に転用し、新たな憩いと賑わいの空間を創り出します。このことによって、人の流れや活動がどう変わるか、周辺にどのような効果を及ぼすかといったようなことを検証してまいります。
そして、まちの賑わいという点では、一昨年、昨年と、まちの賑わいを生み出した代表格が、南町田グランベリーパークと町田薬師池公園“四季彩の杜”です。この2つに共通するのは、今までの公園のイメージを変え、ひいては町田市のイメージも大きく変えたことです。緑豊かな自然と人々のつながり、賑わいを融合させた新しい公園のカタチが今、町田発で生まれております。
そして、次に控えているのは、原町田大通りを歩いた先にある、緑豊かな憩いの拠点、芹ヶ谷公園“芸術の杜”です。こちらにつきましても、子どもも大人も学び、楽しめるような様々な活動が展開される「パークミュージアム」の実現に向けた取組をしっかりと進めてまいります。2021年度は、引き続き(仮称)国際工芸美術館の実施設計を進めるとともに、アート・創作活動への興味・関心のきっかけを育む場となる体験工房の検討を行ってまいります。
訪れる人々がそれぞれに充実した時間を過ごすことができる、とりわけ子どもたちが「楽しかった」「また来たい」と思う体験ができる。そういったまちづくりを実現することで、市民の皆様のまちへの期待や希望、愛着を高めていくことはもとより、市外からの憧れや注目も集めていきたいと考えております。
注目というところでは、昨年から延期となっております東京2020オリンピック・パラリンピックが本年7月に開催されます。これまでのコロナ禍の経験を生かし、海外代表チームの事前キャンプやオリンピック聖火リレー、自転車競技ロードレースなど、選手の受け入れをはじめ、市内におけるイベントや競技が安全・安心に執り行えるよう細心の注意を払い、準備を整えてまいります。
大会開催に伴う様々な取り組みを通じて、多くの人が感動や興奮を共有し、「スポーツで人とまちが一つになる」ことが、まちの賑わいにつながっていくと確信をしております。
そして、活気あるまちには市内事業者のチャレンジが必要不可欠です。そこで、ふるさと納税を活用して2020年度に新設いたしました「町田市新商品・新サービス開発事業補助金」の対象に、開発経費を加えるなど、事業をより充実したものへとバージョンアップをさせます。新たなビジネスモデルや新技術の導入に意欲的な事業者への支援を一層手厚くすることで、市内事業者の競争力強化と付加価値の向上を図ってまいります。
4つのまちづくり基本目標の4つ目「暮らしやすいまちをつくる」についてです。
ウィズコロナにおける、人々のまちでの過ごし方、時間の使い方といった暮らしの変化を見ますと、町田市のような郊外都市で、ゆとりある住環境に暮らすことの価値が再認識されております。
新たに策定する「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」は、20年後の
町田市での暮らし方や、まちの中の活動イメージを描きながら、
町田市に関わる全ての人が、「まちを良くしよう、楽しくしよう」と自ら活動したくなる気持ちを共有する「まちづくりの基本書」となることを目指してまいります。
更に、地域主体のまちづくり活動を支えていくための新たな仕組みづくりとして、「
町田市住みよい街づくり条例」の改正にも取り組みます。これを基に、市内の至る所で、地域の皆様の思いのこもったまちづくりが花開くような素地を整えてまいります。
続いて、交通の話にフォーカスしますと、多摩都市モノレールの延伸ルートが近く確定し、次の段階に大きく進み出すタイミングを迎えます。私たちは、中心市街地、木曽山崎団地、忠生・北部エリアにおける3つのエリアのまちづくりなど、モノレールを迎え入れるためのいくつもの準備を進めていかなければなりません。
そこで、これら3つのエリアのまちづくりを、「(仮称)
町田市都市づくりのマスタープラン」の中で、「次世代に向けて新たな暮らしを牽引する3つのプロジェクト」として位置づけ、新しいまちの姿やそれを実現するための取り組み策の検討を深め、具体的なまちづくり事業につなげてまいります。
また、小田急多摩線の延伸につきましても、相模原市との共同による調査検討や、収支採算性等の課題解決に向けた関係機関との調整・協議を引き続き進め、早期の実現を目指してまいります。
一方、鶴川駅周辺の街づくりにつきましては、昨年、駅南口の土地区画整理事業と駅北口交通広場の事業認可を取得いたしましたので、いよいよ本格的に事業に着手してまいります。今後は、駅の南北自由通路の整備や、小田急電鉄による駅舎改良と駅前商業施設の開発などと連動して進み、新しく生まれ変わります。
鶴川駅周辺は、新たな交流が生まれ、活気あふれる
町田市の東の玄関口として、更に発展してまいります。
そして、相原駅周辺につきましては、この1月に駅東口の
地区計画を都市計画決定いたしました。
今後は、先行して定めた駅西口の
地区計画とあわせて、駅周辺の街づくりを計画的に進めてまいります。
最後に、私たちの暮らしと密接に関わり、大きく影響するのは、近年の気温上昇や局地的大雨などの気候変動であります。
SDGs、持続可能な開発目標の実現など、環境に配慮した行動が重要度を増している中、新たな環境基本計画及び環境行動指針であります「第3次町田市環境マスタープラン」を策定いたします。これに基づき、地球温暖化対策の強化や生物多様性の保全に取り組むことにより、良好な環境を将来へ引き継いでまいります。
続いて、2021年度に取り組む行政経営改革について、3つの「行政経営基本方針」ごとに説明をいたします。
まず、基本方針の1つ目である「市民と問題意識を共有し、共に地域課題に取り組む」についてです。
私は市長に就任してから、市民目線で行政経営改革を進めるという志を掲げ、市政運営に取り組んでまいりました。特に、新型コロナウイルスの影響により実施期間を1年延長した「まちだ〇ごと大作戦18-20+1」では、様々なつながりが誘発され、地域が大いに盛り上がっております。この取組の中で、市民が自らの思いを自ら実現していくという大きな力が脈々と受け継がれている土地柄である、
町田市ならではの強みが発揮されております。
また、この取組によって、組織間の連携がこれまで以上に促進され、市民がやりたい夢の実現をサポートするという、地域と行政の新たな関係性を構築することができたと感じております。
今後は、職員がいわゆる「プラットフォーマー」として、地域の人と人をつなぎ、対話をしながら、地域の課題解決を図るとともに、地域の魅力を向上させ、市民の皆様と一緒に明るい未来を創ってまいります。
次に、基本方針の2つ目である「市民の期待にこたえられるよう、市役所の能力を高める」についてです。
デジタル庁の創設をはじめ、国も行政のデジタル化に向けてようやく舵を切りました。今後、行政のデジタル化がこれまでとは全く違ったスピードで、急速に進展していくことを期待しております。
町田市はこれまで、全国の自治体に先駆けてクラウド環境を整備するなど、デジタル化の土壌を培ってまいりました。2019年度末から実施している「“e-まち”実現プロジェクト」は、この土壌に種をまくプロジェクトであり、市民の利便性向上と市役所業務の生産性向上という大きな実りを得るため、「できることから始めよう」を合言葉として、組織横断的にデジタル化を進めております。
その「“e-まち”実現プロジェクト」をしっかりと推進するため、民間のノウハウを積極的に活用するなど、これまで以上に力を入れてまいります。また、デジタル化のフロントランナーとして、行政手続きの原則オンライン化を強力に進めるとともに、キャッシュレス化、介護認定業務や教育現場におけるタブレット活用を促進するなど、行政のデジタル化を加速度的に推し進めてまいります。
あわせて、AIやロボティクスの活用により、機械でできることは機械に任せ、職員は人にしかできない対人サービスやクリエイティブな仕事に注力できるような体制を構築してまいります。
また、デジタル化によって、市と市民の皆様との意思疎通のスピードが速くなります。そのことは、市役所の仕事の進め方を抜本的に変える出来事となります。デジタル化の効果を最大限発揮することによって、市民の皆様の要望にスピーディに対応しようとする組織風土、言い換えれば「クイックレスポンス」を旨とする組織風土を確立してまいります。
最後に、基本方針の3つ目であります「いつでも適切な市民サービスが提供できる財政基盤をつくる」についてです。
新型コロナウイルスの感染拡大は市民の皆様の生活や市内経済に大きな影響を及ぼしております。これは、市政の運営においても、今後税収が大幅に落ち込み、大変厳しい財政運営を覚悟しなければならないということです。そうした状況は、国、東京都、そして
町田市を含む地方公共団体全てにおいて同様であります。
地方公共団体は、国の財政補填に頼らずして財政運営を行うことが困難な状況となります。さらに言うと、その補填財源は、国債の発行によって調達しているため、将来世代に大きな負担を残す、言わば持続可能とは言えない状況になってきています。
こうした状況にあっては、市民の皆様の生活や市内経済の支えとなる取り組みはもれなく、躊躇なく行いながらも、同時に、徹底的に歳出の見直しを行わなければなりません。
そこで、2021年度の事業の選定に当たりましては、市民の皆様の生活や市内経済を支える施策を優先的に選定する一方、実施時期の見直しや事業の縮小、廃止など、全ての事業を抜本的に見直しいたしました。あわせて、行政運営をより一層効率的なものとしていくため、一例ですが2021年度は市役所全体の時間外勤務時間を30%削減するという目標を掲げました。このように、全ての事業及びその進め方をしっかりと見直すことで、将来世代の負担をできるだけ残さないよう財政規律の保持に努めてまいります。
また、将来にわたって必要な公共サービスを維持向上させるため、複合化を含めた再編を着実に進め、公共施設のより良いかたちを実現してまいります。
とりわけ、市立小・中学校においては、児童・生徒数の減少と学校施設の老朽化に対応しながら、より良い教育環境を整備し、充実した学校教育の実現に向けて、適正規模・適正配置の推進とそれを契機とした「まちだの新たな学校づくり」を計画的に推進してまいります。
一方、厳しい財政状況にあっても、10年、20年先を見据え、芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトのような、市民の皆様の明るい希望やまちへの愛着につながるプロジェクト、市外の方々の憧れとなるようなプロジェクトには果敢に投資をしてまいります。こういった未来へつなげる投資が、将来にわたって人々を惹きつけ、事業者を惹きつけ、消費を呼び、投資を呼び、まちに活気がもたらされ、ひいては税収にも結び付いていきます。
多くの人々や多くの事業者から「選ばれるまち」として、しっかりと
町田というブランドを高め、将来世代につないでいけるよう行政経営に取り組んでまいります。
以上のような考え方で編成いたしました2021年度の当初予算案の規模は、一般会計、1,738億4,207万円、特別会計、1,264億7,233万円、合計、3,003億1,440万円となっております。
2020年度の当初予算金額の比較では、一般会計4.7%増、特別会計4.0%増、合計4.4%増となっております。
2021年度は、現行の
町田市
基本構想と基本計画「まちだ未来づくりプラン」の最終年度になります。これまで申し上げてきたとおり、現状を踏まえ、やるべきことについては、しっかりと最後までやり遂げていくことが、まずは大事であるという風に考えております。
その上で、積み残した課題は、次期
基本構想・基本計画「(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040」で受け止めていく所存です。
こうした時代だからこそ、誰もが思いやりを持って優しくつながり、お互いが支え合っていることを実感できるまち、そんなまちが必要とされています。このコロナ禍で感じたこと、学んだことを教訓に、市民の皆様と共に、寛容で、未来に希望の持てる地域社会をつくっていけるよう、市政運営に臨んでまいります。
以上、2021年度の
施政方針を申し述べさせていただきました。各取組を進めるにあたりましては、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
ありがとうございました。
○議長(
熊沢あやり) 市長の発言は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第8
――
――――――――――――――――
○議長(
熊沢あやり) 日程第8、第8
号議案から第25
号議案までを
一括議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、今申し上げた
議案についてご説明申し上げます。
まず、第8
号議案 町田市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、押印の見直しの一環として、職員の服務の宣誓に関する規定を整備するため、所要の改正をするものでございます。
内容といたしましては、宣誓書の押印を廃止するほか、書式を縦書きから横書きに改めるものでございます。
次に、第9
号議案 町田市職員の勤務時間、休日、
休暇等に関する
条例等の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、職員の育児と仕事の両立支援を目的とした特別休暇を新設するため、所要の改正をするものでございます。
内容といたしましては、小学校1年生の子を養育している職員を対象として、勤務時間の始めまたは終わりに1日2時間以内の休暇を取得できる「子育て部分休暇」を新設するものでございます。
次に、第10
号議案 町田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の
基準等に関する条例の一部を改正する条例、第11
号議案 町田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営の
基準等に関する条例の一部を改正する条例、第12
号議案 町田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の
基準等に関する条例の一部を改正する条例、第13
号議案 町田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営の
基準等に関する条例の一部を改正する条例について、一括してご説明申し上げます。
これらの
議案は、いずれも、厚生労働省令の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
内容と致しましては、感染症対策、ハラスメント対策及び災害時等の業務継続に向けた取組の強化に関する規定を加える等、関係法令に準じ改正するものでございます。
次に、第14
号議案 町田市
介護保険条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、3年ごとに行う介護保険事業計画の見直しに伴い、2021年度から2023年度までを計画期間とする第8期
町田市介護保険事業計画に基づき、計画期間中における高齢者数及び認定率等の変化を勘案し、事業量の見込額に応じた歳入を確保するよう、第1号被保険者の介護保険料を改定するため、及び所得税法等の改正に伴い、関係する規定を整備するため所要の改正をするものでございます。
今回の改定では、
町田市介護保険事業計画・高齢者福祉計画審議会からの答申を受けて、従前の月額基準額5,450円を300円引き上げ、5,750円とし、約5.5%の上昇となっております。
介護給付費の増加などに伴う介護保険料月額基準額の上昇については、介護保険給付費準備基金を活用することで、上昇額を約350円ほど抑制しております。
個々の所得段階の年額介護保険料につきましては、第9条を全面改正しておりますので、そちらをご覧くださいますようお願い申し上げます。
次に、第15
号議案 町田市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、国民健康保険財政の健全化を図ることを目的として、国民健康保険税の税率及び税額を改定するため、また、地方税法等の改正に伴い関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
町田市では、国民健康保険事業の健全な財政運営を行うため、医療費の適正化や保険税収納率の向上など、歳出の削減と歳入の確保に努めております。
しかし、被保険者数の減少によって保険税の減少が見込まれる一方、被保険者の高齢化によって1人当たりの医療費が増加し、支出に対する収入の不足が拡大することが見込まれております。
こうした状況から、本年1月に、
町田市国民健康保険運営協議会に保険税率改定について諮問を行い、答申を受けたことから、所要の改正を行うものでございます。
改正の概要でございますが、医療分につきましては、所得割を5.44%から5.65%に、均等割を3万1,400円から3万2,700円に改めるものでございます。
後期高齢者支援金分につきましては、所得割を1.84%から1.93%に、均等割を1万600円から1万1,100円に改めるものでございます。
介護分につきましては、所得割を1.63%から1.76%に、均等割を1万2,500円から1万3,400円に改めるものでございます。
また、地方税法等の改正により、個人所得課税の基礎控除、給与所得控除、公的年金等控除の金額が見直されたことに伴い、国民健康保険税の軽減について、地方税法等の改正に対応するよう、軽減の対象となる所得額基準を改めるものでございます。
次に、第16
号議案 町田市
保健所関係手数料条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、食品衛生法及び医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正をするものでございます。
次に、第21
号議案 町田市立図書館条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、
町田市立図書館設置条例の全部を改正するものでございます。
主な内容といたしましては、
町田市立図書館の指定管理者制度導入に伴い、事業に関する規定の追加及び整理を行うとともに、指定管理に関する規定を追加するものでございます。
以上、条例
議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、第25
号議案 包括外部監査契約の締結についてご説明申し上げます。
本
議案は、
包括外部監査契約の締結に当たり、地方自治法第252条の36第2項の規定により、提案するものでございます。
契約の相手方につきましては、公認会計士である青山伸一氏、契約の金額及び期間については、950万円を上限として、2021年4月1日から2022年3月31日までの1年間でございます。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 副市長 木島暢夫君。
〔副市長木島暢夫登壇〕
◎副市長(木島暢夫) それでは、条例
議案についてご説明申し上げます。
第17
号議案 町田市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、東京都が2020年4月1日に条例の一部を改正いたしましたことを受け、
町田市の道路占用料を東京都の占用料と同額にするため、東京都道路占用料等徴収条例に準拠して定めております本条例について、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上でございます。
次に、第18
号議案 町田市
特定公共物管理条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、東京都が2020年4月1日におのおのの条例の一部を改正いたしましたことを受け、
町田市の特定公共物の占用料を東京都の占用料と同額にするため、東京都道路占用料等徴収条例及び東京都河川流水占用料等徴収条例に準拠して定めております本条例について、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上でございます。
次に、第19
号議案 町田都市計画事業鶴川駅
北土地区画整理事業施行に関する条例を廃止する条例についてご説明申し上げます。
本
議案は、
町田都市計画事業鶴川駅北土地区画整理事業が終了したため、2021年3月31日をもって条例を廃止するものでございます。
説明は以上でございます。
次に、第20
号議案 町田市
地区計画の区域内における
建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明申し上げます。
本
議案は、2021年1月に告示いたしました
町田都市計画相原駅東口地区
地区計画の都市計画決定に伴い、地区整備計画に定めた
建築物等に関する事項を規定するため、改正するものでございます。
内容といたしましては、建築することができる
建築物、
建築物の敷地面積の最低限度及び
建築物の高さの最高限度を定めるものでございます。
説明は以上でございます。
次に、第22
号議案 町田市民病院使用条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本
議案は、妊婦の出産に係る費用負担の軽減を図るため、保険診療によらない診療料のうち、妊娠及び出産に係る入院診療料の診療単価を新設するものでございます。
説明は以上でございます。
以上、条例
議案につきまして、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、第23
号議案 市道路線の認定について及び第24
号議案 八王子市による
路線認定の承諾についてを一括してご説明申し上げます。
初めに、第23
号議案 市道路線の認定については、開発行為や土地区画整理事業により築造された道路、私道移管事業や道路位置指定の協議により移管された道路、築造予定の都市計画道路及び建築計画に伴い道路管理平面図が新たに作成された道路を認定するものでございます。
認定する路線は、
議案の1ページから3ページに記載しております23路線で、総延長は2,071メートルでございます。
各路線の位置につきましては、4ページから18ページの認定略図にお示ししております。
続きまして、第24
号議案 八王子市による
路線認定の承諾については、八王子市が
路線認定する道路区域の一部が、
町田市の行政区域内に及ぶことから、八王子市長から道路法第8条第3項に基づく承諾依頼がございました。
本
議案は、この承諾依頼につきまして、道路法第8条第4項に基づく議決をお願いするものでございます。
承諾を求められている路線は、
議案の1ページに記載しております1路線で、
町田市行政区域内面積は1,574平方メートルでございます。
承諾を求められております路線の位置及び区域につきましては、2ページの略図にお示ししております。
説明は以上となります。
以上、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第9
――
――――――――――――――――
○議長(
熊沢あやり) 日程第9、第29
号議案から第35
号議案までを
一括議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、第29
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
一般会計予算につきまして、ご説明申し上げます。
令和3年度の
町田市の予算につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、歳入の大宗を占める市税収入は、大幅に減少する見込みである一方、歳出におきましては、社会保障費が伸び、構造的収支不足に加え、循環型施設整備事業費や
町田第一中学校改築事業費などの投資的経費の増加や、引き続き、公共施設等の維持保全に係る経費が増大するなど、例年以上に厳しい財政状況の中での予算編成となりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市民の生活や市内の経済活動を支える施策を最優先とするとともに、アフターコロナにおいて必要不可欠なデジタル化を積極的に推進すること、また、
町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」及びその後期実行計画である
町田市5ヵ年計画17-21の最終年度であることを踏まえ、今実行すべき真に必要な施策を選択し、集中することを前提に、
町田市の未来につながる予算と位置づけ、編成作業を進めました。
タブレットの264分の10、予算書のページ番号ですと4ページをご覧ください。
以後、ページ番号は予算書のページ番号でご説明いたします。
第1表、歳入歳出予算につきましては、まず、歳入において、市税収入は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、納税義務者数の減少などによる個人市民税の減や、税制改正による軽減措置に伴う固定資産税の減、企業業績の悪化などによる法人市民税の減などを見込み、令和2年度に比べ、市税全体で大幅な減収を見込んでおります。
また、地方譲与税や地方消費税交付金や諸収入などにつきましては、令和2年度に比べて減を見込むものの、地方特例交付金や地方交付税、国庫支出金、都支出金、繰入金、市債などでは増を見込んでおります。
8ページをご覧ください。
次に、歳出において、令和2年度に比べて増加した主なものは、衛生費にて循環型施設整備事業費など、教育費にて小中学校体育館
空調設備設置事業費や
町田第一中学校改築事業費などでございます。
その結果、
一般会計予算の総額は1,738億4,207万3,000円となり、令和2年度の当初予算と比較しますと、77億3,818万5,000円、4.7%の増の予算を計上することとなりました。
10ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為につきましては、「広報まちだ」等企画・編集・印刷業務委託事業ほか30件、また、12ページ、第3表、地方債につきましては、庁舎建設事業費借換事業ほか18件をそれぞれ定めるものでございます。
それでは、歳入の主なものから順を追ってご説明申し上げます。
18ページをご覧ください。
第1款、市税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、納税義務者数の減少などによる個人市民税の減や、税制改正による軽減措置に伴う固定資産税の減、企業業績の悪化等による法人市民税の減などにより、市税全体では52億1,114万3,000円、7.6%の減となる636億1,957万円を計上しております。
続きまして、21ページ、第2款、地方譲与税から、24ページ、第12款、交通安全対策特別交付金につきましては、それぞれ関係法令に基づき交付されるもので、前年度までの収入額並びに収入見込額を勘案し計上しております。
第13款、分担金及び負担金7億1,500万5,000円につきましては、児童保育費負担金などを計上しております。
第14款、使用料及び手数料34億8,872万4,000円につきましては、市立保育園保育料、学童保育クラブ育成料、廃棄物処理手数料など、収入実績などを基に計上しております。
続きまして、32ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金341億4,404万5,000円でございますが、まず、第1項、国庫負担金につきましては、第1目、民生費国庫負担金で、自立支援費負担金や子どものための教育・保育給付費の増などにより、令和2年度に比べ5億5,679万5,000円、2.1%の増となりました。
次に、34ページ、第2項、国庫補助金につきましては、第3目、衛生費国庫補助金で、循環型社会形成推進交付金の増、第5目、教育費国庫補助金で、学校施設環境改善交付金の増などにより、令和2年度に比べ6億5,679万7,000円、10.6%の増となりました。
次に、38ページ、第3項、委託金につきましては、第2目、民生費委託金で、基礎年金等事務委託金の減などにより、令和2年度に比べ102万6,000円、1.0%の減となりました。
続きまして、39ページ、第16款、都支出金237億3,162万6,000円でございますが、まず、第1項、都負担金につきましては、第1目、民生費都負担金で、自立支援費負担金や保険基盤安定負担金の増などにより、令和2年度に比べ1億7,717万5,000円、1.8%の増となりました。
次に、41ページ、第2項、都補助金につきましては、第6目、土木費都補助金で、都市計画費補助の増、第7目、教育費都補助金で、学校施設整備費補助の皆増などにより、令和2年度に比べ11億1,421万5,000円、10.0%の増となりました。
50ページをご覧ください。
第3項、委託金につきましては、第1目、総務費委託金で、統計調査委託金の減などにより、令和2年度に比べ6,521万3,000円、5.2%の減となりました。
続きまして、52ページ、第17款、財産収入、17億4,646万円につきましては、物品売払収入の減などにより、令和2年度に比べ3,223万6,000円、1.8%の減となりました。
続きまして、54ページ、第18款、寄附金1億1,172万5,000円につきましては、指定寄附金の減により、令和2年度に比べ111万6,000円、1.0%の減となりました。
続きまして、第19款、繰入金48億2,478万6,000円につきましては、公共施設整備基金繰入金や廃棄物減量再資源化等推進整備基金繰入金の増により、令和2年度に比べ7億9,421万2,000円、19.7%の増となりました。
続きまして、55ページ、第20款、繰越金10億円につきましては、前年度繰越金を計上しております。
第21款、諸収入17億9,213万1,000円につきましては、道路整備等の受託事業収入、自立支援給付費などを計上しております。
続きまして、64ページをご覧ください。
第22款、市債236億1,200万円につきましては、説明欄にございますように、歳出における起債対象となる施設整備事業などについて、それぞれ計上しております。
また、臨時財政対策債は、財源確保のために借り入れるもので、減収補填債は、新型コロナウイルス感染症の影響等による税収減を補填するために、新たに借り入れるものでございます。
続きまして、歳出の概要につきまして、ご説明申し上げます。
68ページをご覧ください。
第1款、議会費6億6,478万6,000円につきましては、議会活動に要する諸経費でございます。
続きまして、69ページ、第2款、総務費163億6,121万円につきましては、税務系システム整備運用事業費や玉川学園コミュニティセンター建替事業費の減などにより、令和2年度に比べ10億5,841万8,000円、6.1%の減となりました。
第1項、総務管理費につきましては、第10目、情報システム費でシステム使用料、第14目、営繕管理費で市民ホールの改修工事費などを計上しております。
次に、84ページ、第2項、徴税費につきましては、第3目、納税管理費で市税の還付金・返還金を計上しております。
続きまして、89ページ、第3款、民生費819億4,933万2,000円につきましては、民間保育所整備支援事業費の皆減などの一方、障がい者サービス給付事業費や認定こども園等施設型給付事業費の増などにより、令和2年度に比べ13億7,856万3,000円、1.7%の増となりました。
まず、第1項、社会福祉費につきましては、第3目、障がい者福祉費で、自立支援給付費、障害児通所給付費などを計上しております。
各特別会計に対する繰出金につきましては、介護保険事業会計に59億7,908万8,000円、後期高齢者医療事業会計に54億8,973万5,000円、国民健康保険事業会計に52億4,608万8,000円を計上しております。
次に、96ページ、第2項、児童福祉費につきましては、まず、第1目、児童福祉総務費で児童扶養手当や児童手当などを計上しております。
第2目、保育・幼稚園費では、民間保育所等の施設型給付費、児童保育委託料などを計上しております。
第5目、児童青少年費では、学童保育クラブの指定管理委託料、子どもクラブの整備工事費などを計上しております。
次に、105ページ、第3項、生活保護費につきましては、生活保護世帯に対する生活扶助費、医療扶助費などを計上しております。
続きまして、108ページ、第4款、衛生費266億9,552万1,000円につきましては、廃棄物処理事業費の減などの一方で、循環型施設整備事業費の増などにより、令和2年度に比べ57億5,692万2,000円、27.5%の増となりました。
まず、第1項、保健衛生費につきましては、第2目、健康推進費で健康診査等委託料、第3目、保健予防費で予防接種委託料などを計上しております。
次に、113ページ、第2項、病院費につきましては、救急医療・小児医療など、病院事業会計に対する負担金を計上しております。
次に、第3項、清掃費につきましては、第2目、循環型施設整備費で循環型施設整備に係る事業費を計上しております。
第3目、廃棄物処理費では、廃棄物処理施設の運営経費などを計上しております。
第4目、3R推進費では、廃棄物の収集・処分等委託料などを計上しております。
続きまして、117ページ、第5款、労働費3,942万7,000円につきましては、一般財団法人
町田市勤労者福祉サービスセンターへの補助金などを計上しております。
続きまして、118ページ、第6款、農林費3億5,739万4,000円につきましては、農業
委員会運営費を計上するほか、都市農業活性化支援に係る経費などを計上しております。
続きまして、120ページ、第7款、商工費8億4,714万5,000円につきましては、中小企業融資利子補助金や
町田ターミナル運営管理業務負担金などを計上しております。
続きまして、123ページ、第8款、土木費107億3,782万1,000円につきましては、東京都からの受託事業であるみちづくり・まちづくりパートナー事業費の増などの一方で、野津田公園スポーツの森整備事業費の減などにより、令和2年度に比べ62億7,057万1,000円、36.9%の減となりました。
まず、124ページ、第2項、道路橋梁費につきましては、第3目、道路維持費では、道路の修繕料などの維持管理経費を計上しております。
第4目、道路整備費では、道路の整備工事費や物件等補償料などを計上しております。
次に、127ページ、第3項、都市計画費につきましては、第7目、公共下水道費では、下水道事業会計に対する負担金を計上しております。
第8目、公園緑地費では、公園や緑地の管理費のほか、
町田薬師池公園四季彩の杜、野津田公園スポーツの森の整備工事費などを計上しております。
次に、132ページ、第4項、住宅費につきましては、市営住宅の施設等管理委託料のほか、住宅耐震促進助成金などを計上しております。
続きまして、133ページ、第9款、消防費48億9,540万6,000円につきましては、消防団運営費のほか、常備消防に係る東京都への委託料などを計上しております。
続きまして、135ページ、第10款、教育費204億6,600万5,000円につきましては、南つくし野小学校や
町田第六小学校改修事業費の減などの一方で、小中学校体育館
空調設備設置事業費や
町田第一中学校改築事業費の増などにより、令和2年度に比べ53億104万6,000円、35.0%の増となりました。
まず、第1項、小中学校費につきましては、第1目、教育総務費で、教育
委員会及び事務局の運営費並びに小中学校の管理運営費などを計上しております。
第2目、学校施設費では、小中学校の体育館空調設備の設置工事費、
町田第一中学校の整備工事費などを計上しております。
第4目、保健給食費では、新たに中学校給食センター整備に係る基本計画策定委託料や小中学校の給食運営に係る経費などを計上しております。
次に、143ページ、第2項、社会教育費につきましては、市民ホールや鶴川緑の交流館などの指定管理委託料、生涯学習センター、図書館、国際版画美術館の施設管理費や展覧会の事業費などを計上しております。
続きまして、149ページ、第3項、保健体育費につきましては、総合体育館や室内プールなどの指定管理料や、成瀬鞍掛スポーツ施設や温浴施設の整備工事費などを計上しております。
続きまして、153ページ、第12款、公債費106億7,802万円につきましては、令和3年度に償還する元利償還金などを計上しております。
以上、令和3年度(2021年度)
町田市
一般会計予算につきまして、その概要をご説明申し上げました。
次に、第30
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
国民健康保険事業会計予算についてご説明申し上げます。
172、173ページをご覧ください。
令和3年度
国民健康保険事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ411億3,052万円で、前年度に対して8億9,387万9,000円の増となっております。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
178ページをご覧ください。
第1款、国民健康保険税75億7,026万2,000円は、国民健康保険税の税率改定などを勘案し計上するものでございます。
179ページをご覧ください。
第3款、国庫支出金907万7,000円は、社会保障・税番号制度システム整備費補助金でございます。
第4款、都支出金281億6,986万5,000円は、主に保険給付に係る費用に対し交付される保険給付費等交付金でございます。
180ページをご覧ください。
第5款、繰入金52億4,608万8,000円は、保険基盤安定繰入金と職員人件費等の繰入れや歳入不足補填のための一般会計繰入金でございます。
第7款、諸収入1億3,516万7,000円は、主に国民健康保険税の延滞金でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
182ページをご覧ください。
第1款、総務費6億2,751万1,000円は、職員人件費や事務経費を計上するものでございます。
183ページをご覧ください。
第2款、保険給付費275億4,650万円は、被保険者数や被保険者1人当たりの保険給付費の動向などを勘案し、計上するものでございます。
185ページをご覧ください。
第3款、国民健康保険事業費納付金122億5,516万7,000円は、保険給付等に必要な費用として東京都に支払う納付金を計上するものでございます。
186ページをご覧ください。
第5款、保健事業費6億1,472万6,000円は、特定健康診査等に係る費用を計上するものでございます。
第6款、諸支出金8,160万1,000円は、主に国民健康保険税の還付金及び還付加算金でございます。
以上、
国民健康保険事業会計予算の概要でございます。
次に、第31
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
介護保険事業会計予算についてご説明申し上げます。
198、199ページをご覧ください。
令和3年度
介護保険事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ366億6,868万9,000円で、前年度に対して12億4,086万1,000円の増となっております。
介護保険制度では、令和3年度から令和5年度までの3か年について、第8期
町田市介護保険事業計画を策定しており、令和3年度は事業計画の初年度に当たります。
令和3年度の
介護保険事業会計予算は、この計画を基に編成しております。
200ページをご覧ください。
債務負担行為につきましては、介護保険料納入通知書等作成委託事業を行うためのものでございます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
204ページをご覧ください。
第1款、保険料75億3,725万8,000円は、65歳以上の第1号被保険者の負担割合から介護保険料を算出したものでございます。
第3款、国庫支出金80億4,735万9,000円は、主に保険給付費及び地域支援事業費に対する国の負担金並びに被保険者の所得割合及び高齢者の人数割合に応じて交付される調整交付金でございます。
205ページをご覧ください。
第4款、支払基金交付金93億7,410万3,000円は、保険給付費及び介護予防・日常生活支援総合事業費について、社会保険診療報酬支払基金を通じて交付される、第2号被保険者の負担割合に基づく交付金でございます。
第5款、都支出金52億5,712万5,000円は、主に保険給付費及び地域支援事業費に対する都の負担金及び交付金でございます。
206ページをご覧ください。
第7款、繰入金63億7,908万8,000円は、介護給付費繰入金、地域支援事業繰入金、低所得者保険料軽減繰入金、事務費等のその他一般会計繰入金及び介護保険給付費準備基金からの繰入金でございます。
第8款、繰越金6,500万5,000円は、前年度からの繰越金でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
208ページをご覧ください。
第1款、総務費10億6,858万6,000円は、主に職員人件費を含めた一般管理費、介護保険料の賦課徴収費、介護認定審査会費及び認定調査等費などの事務経費でございます。
209ページをご覧ください。
第2款、保険給付費336億2,025万7,000円は、介護サービス及び介護予防サービス等に係る費用でございます。
210ページをご覧ください。
第3款、地域支援事業費18億9,449万7,000円は、介護予防・日常生活支援総合事業に係る費用、地域包括支援センターの運営等に係る費用及びその他任意事業に係る費用でございます。
212ページをご覧ください。
第5款、諸支出金8,000万5,000円は、第1号被保険者の保険料還付金及び前年度の国庫負担金・支払基金交付金・都負担金等の精算に伴って返還する償還金でございます。
以上が
介護保険事業会計予算の概要でございます。
次に、第32
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
後期高齢者医療事業会計予算についてご説明申し上げます。
予算書の228、229ページをご覧ください。
令和3年度
後期高齢者医療事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ120億450万8,000円で、前年度に対して1億5,797万8,000円の増となっております。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
230ページをご覧ください。
第1款、後期高齢者医療保険料61億3,108万7,000円は、被保険者数の増加などを勘案し、計上するものでございます。
第3款、都支出金361万2,000円は、総合的保健推進事業に係る都の負担金でございます。
第4款、繰入金54億8,973万5,000円は、一般会計繰入金として、療養給付費繰入金、広域連合事務費繰入金、保険基盤安定繰入金、保険料軽減措置繰入金、健康診査費繰入金及びその他一般会計繰入金を計上するものでございます。
231ページをご覧ください。
第6款、諸収入3億8,007万円は、健康診査費受託事業収入及び葬祭費受託事業収入などを計上するものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
232ページをご覧ください。
第1款、総務費1億5,363万4,000円は、職員人件費や後期高齢者医療事務費等の各事業事務経費を計上するものでございます。
第2款、広域連合納付金111億3,634万3,000円は、後期高齢者医療保険事業の運営主体である広域連合に対する負担金を計上するものでございます。
233ページをご覧ください。
第3款、保健事業費5億4,393万3,000円は、健康診査等に係る費用を計上するものでございます。
第4款、葬祭費1億5,708万8,000円は、1件5万円の葬祭費を給付する費用等を計上するものでございます。
第5款、諸支出金851万円は、還付金及び還付加算金等を計上するものでございます。
以上が
後期高齢者医療事業会計予算の概要でございます。
以上、予算
議案につきまして、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 副市長 木島暢夫君。
〔副市長木島暢夫登壇〕
◎副市長(木島暢夫) それでは、予算
議案についてご説明申し上げます。
私からは、予算
議案3件について、ご説明申し上げます。
第33
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
タブレットの264分の247、予算書は241ページをご覧ください。
以後、予算書のページ番号でご説明いたします。
令和3年度予算につきましては、歳入歳出をそれぞれ1億502万1,000円とするものでございます。
248ページをご覧ください。
歳入でございます。
第1款、繰入金は、一般会計からの繰入金2,289万6,000円、第2款、国庫支出金は5,475万円、第3款、都支出金は2,737万5,000円を計上するものでございます。
続きまして、250ページをご覧ください。
歳出でございます。
第1款、総務費は2,239万6,000円を計上してございます。
説明欄の2、区画整理事務費をご覧ください。区画整理事務費68万2,000円は、土地区画整理事業の推進に係る事務経費でございます。
説明欄の3、審議会委員費をご覧ください。審議会委員費31万5,000円は、土地区画整理審議会に係る経費でございます。
第2款、事業費でございます。事務費の8,212万5,000円は、公益財団法人東京都都市づくり公社への土地区画整理事業委託料でございます。
第3款、予備費につきましては50万円を計上してございます。
以上が
町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算の概要でございます。
続きまして、第34
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
下水道事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
タブレット、会議資料一覧にお戻りいただき、令和3年度(2021年度)
町田市
下水道事業会計予算書、52分の3、予算書は1ページをご覧ください。
以後、予算書のページ番号でご説明いたします。
第2条、業務の予定量でございます。(1)計画人口、(2)年間総処理水量、(3)一日平均処理水量につきましては、それぞれ予算書に示しているとおりでございます。(4)主な建設改良事業につきましては、管渠整備費として15億4,069万3,000円、管渠改良費として7,100万円、処理場改良費として13億3,012万8,000円を予定しております。
第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。下水道事業収益には129億9,350万1,000円、下水道事業費用には127億3,803万2,000円を計上いたしました。
2ページをご覧ください。
第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございます。資本的収入には33億7,769万8,000円、資本的支出には59億6,248万7,000円を計上いたしました。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額25億8,478万9,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金処分額にて補填してまいります。
第5条の債務負担行為につきましては、債務負担行為の期間及び限度額をお示しているとおり定めるものでございます。
3ページをご覧ください。
第6条の企業債につきましては、下水道事業(建設改良)の起債限度額を18億8,120万円、資本費平準化対策の起債限度額を6億4,100万円と定めるものでございます。
第7条の一時借入金につきましては、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。
第8条の予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、営業費用と営業外費用の間の流用及び建設改良費と企業債償還金の間の流用ができると定めるものでございます。
4ページをご覧ください。
第9条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費8億3,489万4,000円を定めるものでございます。
第10条の他会計からの補助金につきましては、一般会計から下水道事業会計に充てる金額を479万4,000円と定めるものでございます。
第11条の利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金を減債積立金として処分する金額として3億2,792万9,000円を計上するものでございます。
次に、収益的収入及び支出の予定額の内訳につきまして、ご説明申し上げます。
8ページをご覧ください。
まず、収益的収入でございます。下水道事業収益の営業収益には、下水道使用料55億1,500万円などを計上しております。営業外収益には、他会計負担金9億2,704万円などを計上しております。
9ページをご覧ください。
続きまして、収益的支出でございます。下水道事業費用の営業費用には、処理場費24億1,882万5,000円などを計上しております。営業外費用には、支払利息及び企業債取扱諸費7億3,386万9,000円などを計上しております。
次に、資本的収入及び支出の予定額の内訳につきましてご説明申し上げます。
10ページをご覧ください。
資本的収入でございます。資本的収入には、企業債25億2,220万円、他会計負担金1億5,929万4,000円、補助金として国庫補助金6億3,738万5,000円、都補助金4,215万1,000円などを計上しております。
11ぺージをご覧ください。
資本的支出でございます。資本的支出には、建設改良費として管渠整備費15億4,069万3,000円、企業債償還金として公共下水道事業債償還元金29億7,394万2,000円などを計上しております。
以上が令和3年度
町田市
下水道事業会計予算の概要でございます。
続きまして、第35
号議案 令和3年度(2021年度)
町田市
病院事業会計予算につきまして、その概要をご説明申し上げます。
タブレット、会議資料一覧にお戻りいただき、令和3年度
病院事業会計予算書、29分の3、予算書は1ページをご覧ください。
以後、予算書のページ番号でご説明いたします。
第2条は業務の予定量でございます。(1)病床数につきましては、447床での運営を予定しております。(2)年間患者数、(3)1日平均患者数につきましては、
町田市民病院中期経営計画(2017年度~2021年度)における目標値や2020年度の実績などを勘案して設定いたしました。(4)主な建設改良事業につきましては、電子カルテシステム及び医療機器等購入費として20億8,264万5,000円を予定しております。
第3条は収益的収入及び支出の予定額でございます。病院事業収益には135億8,383万9,000円、病院事業費用には149億4,594万5,000円を計上いたしました。
その結果、純損失は13億6,210万6,000円となる見込みでございます。
第4条は資本的収入及び支出の予定額でございます。資本的収入には19億9,146万3,000円、資本的支出には29億78万2,000円を計上いたしました。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額9億931万9,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填してまいります。
2ページをご覧ください。
第5条の企業債につきましては、医療機器整備事業に係る企業債2億1,740万円、システム整備事業に係る企業債16億8,600万円を限度額と定めるものでございます。
第6条の一時借入金につきましては、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。
第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、給与費79億2,759万2,000円と交際費90万円を計上するものでございます。
第8条、たな卸資産購入限度額につきましては17億4,894万8,000円と定めるものでございます。
第9条、重要な資産の取得につきましては、医療情報機器として電子カルテシステムなど、医療機器として血管撮影装置等を取得するものでございます。
続きまして、第3条、収益的収入及び支出及び第4条、資本的収入及び支出の予定額の内訳につきましてご説明申し上げます。
4ページをご覧ください。
収益的収入及び支出でございます。病院事業収益の医業収益には、入院収益81億6,588万5,000円、外来収益32億6,700万円、地方公営企業法に基づく一般会計からの負担金3億8,005万8,000円などを計上しております。
医業外収益には、国庫補助金791万8,000円、都補助金5億3,812万9,000円、地方公営企業法に基づく一般会計からの負担金6億8,194万2,000円などを計上しております。なお、医業収益及び医業外収益の一般会計からの負担金は、合計で10億6,200万円でございます。
病院事業費用の医業費用には、給与費79億2,759万2,000円、材料費29億4,461万4,000円、経費24億3,251万円、減価償却費8億6,442万円などを計上しております。
医業外費用には、企業債利息等1億8,972万2,000円、雑損失3億5,512万円などを計上しております。
5ページをご覧ください。
資本的収入及び支出でございます。資本的収入には、電子カルテシステム及び医療機器等の購入に係る企業債19億340万円、病院整備事業費に対する都補助金8,806万2,000円などを計上しております。
資本的支出には、電子カルテシステム及び医療機器等購入費20億8,264万5,000円、企業債償還元金7億6,565万5,000円を計上しております。
以上が
町田市
病院事業会計予算の概要でございます。
以上、予算
議案につきまして、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第10
――
――――――――――――――――
○議長(
熊沢あやり) 日程第10、第26
号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、第26
号議案 町田市
表彰条例に基づく
一般表彰の
同意方についてご説明申し上げます。
本
議案は、
町田市
表彰条例に基づき、毎年2月1日をもって調査し、顕著な功績があった方々に対し表彰を行うものでございます。
各部局が市政の振興、公共の福祉の増進、文化の向上などに尽力し、その功績が顕著である方々を推薦し、
町田市表彰検討
委員会において協議、検討を行った結果、基準に該当していると認められた75件を表彰するものでございます。
よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第11
――
――――――――――――――――
○議長(
熊沢あやり) 日程第11、第27
号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、第27
号議案 指定金融機関の指定についてご説明申し上げます。
本
議案は、地方自治法第235条第2項及び同施行令第168条第2項の規定に基づき、本市の公金の収納及び支払いの事務を取り扱わせる金融機関を指定するものでございます。
現在の
指定金融機関である株式会社きらぼし銀行との契約は、本年6月30日をもって契約期間が満了いたしますので、新たに株式会社横浜銀行を指定いたします。
横浜銀行の昨年9月の中間決算における自己資本比率、これは銀行経営の健全性を表す代表的な指標でございますが、こちらは13.97%であり、国際基準の8%を超えております。また、
町田市の
指定金融機関としての実績もあることから、本年7月から2年間の指定を行うものでございます。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております
議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております
議案については、
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第27
号議案を採決いたします。本案の賛否について、
表決ボタンを押してください。
〔
表決ボタンにより表決〕
○議長(
熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
議案調査等のため、2月25日、26日及び3月1日から4日までの6日間、休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって、2月25日、26日及び3月1日から4日までの6日間、休会することに決しました。
3月5日は定刻本会議を開きますのでご参集願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午前11時59分 散会
――
――――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 熊 沢 あ や り
署名議員 松 岡 み ゆ き
署名議員 い わ せ 和 子...