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  1. 町田市議会 2020-12-23
    令和 2年12月定例会(第4回)-12月23日-08号


    取得元: 町田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-15
    令和 2年12月定例会(第4回)-12月23日-08号令和 2年12月定例会(第4回) 町田市議会会議録第33号 12月23日(水曜日)  出席議員(36名)     1 番   東     友  美    2 番   ち  だ  伸  也     3 番   矢  口  ま  ゆ    4 番   深  沢  ひろふみ     5 番   村 ま つ  俊  孝    6 番   斉  藤  かつひろ     7 番   おんじょう 由  久    8 番   田  中  美  穂     9 番   星     だいすけ   10 番   木 目 田  英  男    11 番   石  川  好  忠   12 番   渡  辺  厳 太 郎    13 番   佐  藤  和  彦   14 番   森  本  せ い や    15 番   わ た べ  真  実   16 番   お ぜ き  重 太 郎    17 番   白  川  哲  也   18 番   松  葉  ひ ろ み    19 番   山  下  て つ や   20 番   佐 々 木  智  子    21 番   松  岡  み ゆ き   22 番   い わ せ  和  子    23 番   三 遊 亭  ら ん 丈   24 番   若  林  章  喜    25 番   戸  塚  正  人   26 番   新  井  よしなお    27 番   友  井  和  彦   28 番   吉  田  つ と む
       29 番   大  西  宣  也   30 番   お  く  栄  一    31 番   細  野  龍  子   32 番   殿  村  健  一    33 番   熊  沢  あ や り   34 番   藤  田     学    35 番   佐  藤  伸 一 郎   36 番   おさむら  敏  明       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席説明員  市長     石  阪  丈  一     副市長    髙  橋     豊  副市長    木  島  暢  夫     政策経営部長 小  池     晃  総務部長   髙  橋     晃     財務部長   堀  場     淳                        文化スポーツ振興部長  市民部長   樋  口  真  央            黒  田     豊  いきいき生活部長              子ども生活部長         岡  林  得  生            石  坂  泰  弘  北部・農政担当部長             都市整備担当部長         守  田  龍  夫            平  本  一  徳                        市民病院事務部長  下水道部長  野  田  好  章            服  部  修  久  教育長    坂  本  修  一     学校教育部長 北  澤  英  明       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席事務局職員  事務局長   古  谷  健  司     事務局課長  横  山  隆  章  議事担当課長 水  元  友  朗     議事係長   新  井  亮  介  議事係主任  三 田 村  美  子  速記士    小  島  由 佳 里(澤速記事務所)       ――――――――――――――――――――――――――――――――――――     令 和 2 年(2020年) 12 月 23 日(水)     議   事   日   程   第  33  号                                   午 前 10 時 開 議 第 1 会議録署名議員の指名     【総務常任委員会審査報告・質疑・表決】 第 2 第106号議案 町田市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例     第112号議案 町田市市民農園条例の一部を改正する条例     第121号議案 町田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例     第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)     【健康福祉常任委員会審査報告・質疑・表決】 第 3 第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)     第102号議案 令和2年度(2020年度)町田市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)     第103号議案 令和2年度(2020年度)町田市介護保険事業会計補正予算(第2号)     第105号議案 令和2年度(2020年度)町田市病院事業会計補正予算(第2号) 第 4 健康福祉常任委員会継続審査申し出について      請願第  9号 高齢者の補聴器購入費用の助成を求める請願     【文教社会常任委員会審査報告・質疑・表決】 第 5 第107号議案 町田市地域センター条例の一部を改正する条例     第108号議案 町田市フォトサロン条例の一部を改正する条例     第109号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例     第110号議案 町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例     第111号議案 町田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例     第114号議案 玉川学園コミュニティセンター改築工事請負契約の変更契約     第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)     請願第  7号 町田市のすべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願     請願第  8号 町田市立国際版画美術館の版画工房・アトリエ移転の見直しを求める請願     請願第 10号 オンライン授業の実施と制度確立を求める請願     【建設常任委員会審査報告・質疑・表決】 第 6 第113号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例     第115号議案 町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の変更契約     第116号議案 町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の変更契約     第117号議案 野津田公園拡張区域整備工事(その1)請負契約の変更契約     第118号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事請負契約の変更契約     第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)     第104号議案 令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計補正予算(第3号)     請願第 11号 野津田公園バラ広場の移設延期等に関する請願     【提案理由説明・質疑・表決】 第 7 第122号議案 人権擁護委員候補者の推薦につき同意方について 第 8 委員会提出議案第4号 市民病院の医療従事者への支援を求める決議 第 9 議員提出議案第26号 町田市市税条例の一部を改正する条例 第10 議員提出議案第23号 町田市市税条例の一部を改正する条例 第11 議員提出議案第25号 町田市市税条例の一部を改正する条例     【提案理由説明・質疑・表決】 第12 議員提出議案第24号 給与削減に伴う措置について、コロナ対策にかかわる部署の対処を求める決議     議員提出議案第27号 オンライン授業での出席を可能とする登校選択制の導入を求める意見書     議員提出議案第28号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書     議員提出議案第29号 犯罪被害者支援の充実を求める意見書     議員提出議案第30号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書     議員提出議案第31号 持続化給付金、家賃支援給付金の継続、拡充を求める意見書     議員提出議案第32号 日本学術会議会員任命拒否を撤回し、任命することを求める意見書     議員提出議案第33号 「桜を見る会」前夜祭問題の徹底究明を求める意見書 第13 各常任委員会の特定事件継続調査申し出について  議 事 日 程 追 加 の 1 第 1 議員提出議案第34号 町田市市税条例の一部を改正する条例  議 事 日 程 追 加 の 2 第 1 議員提出議案第35号 新型コロナウイルス感染症の影響による財政状況を鑑み(仮称)国際工芸美術館の抜本的見直しを求める決議       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 会議に付した事件  日程第1から日程第13まで及び追加の1の日程第1並びに追加の2の日程第1                午前10時 開議 ○議長(熊沢あやり) ただいまから本日の会議を開きます。   ―――――――――◇―――――――― △日程第1  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。
     15番 わたべ 真実議員  16番 おぜき重太郎議員  この際、事務局長に事務報告をさせます。  事務局長 古谷健司君。 ◎事務局長(古谷健司) ご報告いたします。  本日、市長から追加議案として第122号議案の送付を受けましたので、直ちにご配付いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 事務局長の報告は終わりました。  本日、開会前に議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。  議会運営委員長 森本せいや議員。    〔議会運営委員長森本せいや登壇〕 ◎議会運営委員長(森本せいや) おはようございます。本日、開会前に議会運営委員会を開催いたしましたので、協議の結果をご報告申し上げます。  まず、12月14日、健康福祉常任委員会より提出されました委員会提出議案第4号 市民病院の医療従事者への支援を求める決議につきましては、本日の議事日程第8として上程し、提案理由説明の後、お諮りいたします。  次に、議員提出議案につきましては、提出締切日までに8件提出されております。そのうち、議員提出議案第24号及び第27号から第33号までの取扱いにつきましては、申し合わせに従い、提案理由説明及び委員会への付託を省略の上、即決をいたします。  次に、11月30日、細野龍子議員外2名より提出されました議員提出議案第23号の取扱いにつきましては、本日の議事日程第10として上程し、提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、即決をいたします。  次に、12月9日、いわせ和子議員外3名より提出されました議員提出議案第25号の取扱いにつきましては、本日の議事日程第11として上程し、提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、即決をいたします。  次に、12月9日、友井和彦議員外3名より提出されました議員提出議案第26号の取扱いにつきましては、本日の議事日程第9として上程し、提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、即決をいたします。  次に、12月21日、山下てつや議員外4名より提出されました町田市市税条例の一部を改正する条例を上程し、議決してもらいたい旨の動議につきましては、議員提出議案第23号、第25号及び第26号の議決後に取扱います。  次に、12月21日、わたべ真実議員外5名より提出されました新型コロナウイルス感染症の影響による財政状況を鑑み(仮称)国際工芸美術館の抜本的見直しを求める決議を上程し、議決してもらいたい旨の動議につきましては、本日の議事日程第13の前にお諮りいたします。  次に、追加議案として人事案件であります第122号議案の送付がありましたので、本件の取扱いにつきまして協議いたしました結果、本日の議事日程第7として上程し、提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、簡易表決による即決をいたします。  次に、「議会だより」の編集につきましては、8ページ立てで1月30日に発行の予定であります。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 議会運営委員長の報告は終わりました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第2  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第2、第106号議案外議案3件を一括議題といたします。  ────────────────────────────────────                  総務常任委員会議案審査報告書 1.第106号議案 町田市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 1.第112号議案 町田市市民農園条例の一部を改正する条例 1.第121号議案 町田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 1.第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)  本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月14日                             総務常任委員長  ち  だ  伸  也 議長  熊  沢  あ や り   様  ──────────────────────────────────── ○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。  総務常任委員長 ちだ伸也議員。    〔総務常任委員長ちだ伸也登壇〕 ◎総務常任委員長(ちだ伸也) おはようございます。今期定例会において、当総務常任委員会に付託された議案4件につきまして、12月14日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。  まず、第106号議案 町田市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。  まず、委員より、合議体であること、人的配置について意見を述べることができることで、運営にどのような影響があると想定しているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、学校運営協議会の主な機能の一つである。一定程度の責任を持ち、地域の皆様が学校を運営していくのに当たり目指す教育目標や育てたい子どもの姿を共有することによって、運営を進めていくことができると認識しているとのことでした。  次に、委員より、コミュニティスクールに全体が移行する条例改正ということかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、そのとおりとのことでした。  次に、委員より、人選をした際に兼任は許されるものなのか。その場合に報酬はどうなるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、学校の兼任数分を支払う予定になっているとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第112号議案 町田市市民農園条例の一部を改正する条例について申し上げます。  まず、委員より、利用者の受益者負担の適正化方針について値上げされるわけだが、利用者の理解があるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、これから新しい3年間の利用の開始になるので、それに当たって周知をしようと思っている。今回1月に市民農園の募集の際に報告したいとのことでした。  次に、委員より、実際に利用している人たちはどのような年齢の方が多く利用しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、おおむね高齢の方が多いと確認しているとのことでした。  次に、委員より、市民農園ということで畑だけを貸して、苗や肥料などは全部個人で購入する。その後にもいろいろなお金がかかるので、受益者負担の適正化ということでは利用している人が負担増になる。次の3年間の更新で畑をやっている方を全部入れ替えるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、毎回3年ごとに一律で募集はかける。最終的には毎回抽せんという形になるので、特に全員を入れ替えるということはないとのことでした。  次に、委員より、今後の継続を判断していくことも当然大事だが、ほかの手法については、検討されてきた経緯はあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、市が市民農園を開設される方の負担になってはいけないので、今後の方向性については検討しているとのことでした。  質疑終結後、反対の立場から、市民農園の利用者は、定年後の実益と趣味を兼ね、農作業を始めた方が多いと聞く。自分で育てた野菜を家族に食べさせたい、近所にお裾分けをして喜んでもらうことを生きがいにしている方が大勢いる。市民農園は自分で野菜の苗や肥料などを購入しなければならず、使用料以外にも消費税のかかった出費が後々必要となる。農地は耕す人がいることで環境保全、都市農業を守ることにもつながっている。年金切下げが行われている下で、市民のささやかな野菜づくりの楽しみに対して3割増しの負担を課すことになる本条例改正案には反対をするとの反対討論がありました。  討論終結後、採決の結果、第112号議案については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第121号議案 町田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。  まず、政策経営部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、総務部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、財務部所管部分について申し上げます。  まず、委員より、収納事務推進事業債務負担行為補正について、市のいろいろな電話相談のように町田の外部の委託業者にお願いするのか。また、市民が納税課の電話が直接担当にかからなくなって困るようなことはないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、外部に委託業者を置くかだが、現在のところは納税課の執務室内の一角で委託を行う予定でいる。納税相談などの電話に慣れて、特化した委託業者になる。速やかに用件を聞き取って、必要があれば担当へつなぐとのことでした。  次に、委員より、委託できる業務かどうか区別や範囲について確認をしたい。業務量自体の見直しにつながると思うが、どのように整理されているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、業務の割り振りについては、全庁的に年に一度、事務と執行体制の確認シートを作っている。こちらを参考に、定型的な市の職員でなくてもできる業務を洗い出し、委託する決定をした。業務の見直しについては、業務改革の一環で検討を進めていくとのことでした。  次に、経済観光部所管部分について申し上げます。  まず、委員より、指定管理者事業継続支援事業について指定管理者の収支状況を把握した上で補助を出しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、基本的にビル管理や清掃はそのままやっているので、運営経費に関しては大きなマイナスはない。収入に関しては大きな影響を受けており、運営を休止していた期間は、収入はないとのことでした。  次に、委員より、様々な緊急対策の制度を使っていると思われるが、指定管理者のほうではどのようなものを使ってきたかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、様々な国の支援は、中小企業向けの補助金がなかなか使えない状況だった。補助金などを確保するには、雇用対策助成金といったものにとどまっているとのことでした。  次に、選挙管理委員会事務局所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、議会事務局所管部分については担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第101号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  以上で総務常任委員会の報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。第101号議案を除く議案に対する討論を許します。  討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第106号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第112号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第121号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
      ―――――――――◇―――――――― △日程第3 △日程第4  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第3、第101号議案外議案3件及び日程第4、健康福祉常任委員会継続審査申し出についてを一括議題といたします。  ────────────────────────────────────                 健康福祉常任委員会議案審査報告書 1.第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号) 1.第102号議案 令和2年度(2020年度)町田市国民健康保険事業会計補正予算(第3号) 1.第103号議案 令和2年度(2020年度)町田市介護保険事業会計補正予算(第2号) 1.第105号議案 令和2年度(2020年度)町田市病院事業会計補正予算(第2号)  本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月14日                           健康福祉常任委員長  松  葉  ひ ろ み 議長  熊  沢  あ や り   様  ────────────────────────────────────                 健康福祉常任委員会継続審査申出書  本委員会は、会議規則第111条の規定により下記のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので申し出ます。                          記 1.請願第  9号 高齢者の補聴器購入費用の助成を求める請願         理由 高齢者の生活の質の向上について、色々な論点が出てきており、一番効果的な事業は何なのかもう少し議論するため。   令和2年(2020年)12月14日                           健康福祉常任委員長  松  葉  ひ ろ み 議長  熊  沢  あ や り   様  ──────────────────────────────────── ○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。  健康福祉常任委員長 松葉ひろみ議員。    〔健康福祉常任委員長松葉ひろみ登壇〕 ◎健康福祉常任委員長(松葉ひろみ) 今期定例会において、当健康福祉常任委員会に付託された議案4件及び請願1件につきまして、12月14日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。  まず、第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。  まず、地域福祉部所管部分について申し上げます。  まず、委員より、生活保護費の増額、4億1,100万円だが、当初の見込みを上回ったということだが、多くの事例においては新型コロナ感染症の影響が大きいものと思われるが、それを町田市としてはどのように捉えているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回増額した理由としては、予算を算出するときに、2017年度及び2018年度を比較して、2018年度が減少傾向にあった。その2018年度の結果を元に、2019年度に来年度以降の予算の予測を立てた。その時点で、このまま減少傾向で行くであろうということで、当初、増加を見込めなかったというのが一つ理由にある。予想よりも生活保護世帯が減らなかったことに加えて、新型コロナによる生活保護申請が増加するのではないかという見込みを立てて、今回、増額補正をすることになった。この傾向は、現時点では、正直なところ、あまり申請件数も極端に増えているという状況ではないが、今後は増えていくのではないかというところを慎重に見極めながら事業を進めていく必要があると考えているとのことでした。  次に、委員より、今後ということが非常に大事だと思うが、これは、他市町村が、この生活保護費に関してどれだけ増えているのかというのは、なかなか捕捉しがたいところもあると思うが、全く鑑みないということも考えにくいので、町田市として、これぐらいの増額というのはほかの自治体並みなのか、知っている範囲で教えていただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、現時点では、他市町村の状況というのは把握していない状況である。ただ、少し前になるが、国の報道で、思ったよりも生活保護受給世帯が伸びていないという話を聞いたことがある。その一つの理由というのが、特別定額給付金、あるいは生活保護に至る前の住居確保給付金、こういったもので生活を何とか支えているのではないだろうかというところで、伸びていないのではないかという受け止め方をしている。ただ、この状況がいつまでこのまま続くのかということは、正直に言って、ここのところ、相談件数が増加しているのではないかという状況にあるので、今後、そのあたり、十分注意し、見極めながら対応を進めていくとのことでした。  次に、委員より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策推進事業の障がい者施設へのPCRの検査だが、これはグループホーム等の入所の施設と、それから、短期入所事業所と生活介護事業所に支給するということで、グループホーム、短期入所施設事業所については全部当てはまるのか。それぞれ何施設になるのか。それから、生活介護事業所が平均で5.5以上になる事業所11か所ということで、何施設ある中の11か所なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、共同生活援護事業所が128か所、短期入所事業所が20か所になっている。それ以外に、利用者の障がい支援区分の平均が5.5以上の生活介護の事業所が11か所ということである。生活介護事業所においては、今年の9月1日の時点で町田市に30か所あるので、今回、30分の11の支給対象としているとのことでした。  次に、委員より、生活介護事業所については30か所のうち11か所ということで、支援区分が5.5以上ということで定めた理由、残りの19か所が生活介護事業所なので、障がい的には重い方もいる施設になるだろうと思うが、そのあたりで切り分けた理由について聞きたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、障がい者施設の対象選定に当たっては、まず施設内での感染拡大のリスク、あともう一つは利用者の重症化リスク、この2点を大きく考慮している。施設内での感染拡大のリスクについては、食事介助や入浴介助等、身体的接触が多いことなど、支援の時間や支援における密接度を考慮して、宿泊を伴う共同生活援助や短期入所事業を選定した。また、重症化のリスクとしては、重度の方が多い生活介護施設を選定したが、その重度の方の基準として、生活介護施設を5.5とした理由としては、東京都が市に先駆けて実施したPCR検査等補助事業の対象施設の障がい支援区分の平均が5.45ということで、四捨五入をして、それと同等として5.5以上の生活介護施設を重度と考えているとのことでした。  以上が地域福祉部所管部分についてであります。  次に、いきいき生活部所管部分について申し上げます。  まず、委員より、高齢者施設PCR検査等補助事業費について、7,000万円計上されているが、これはかなり多くの施設が該当するものと思われるが、何割ぐらいの施設がこれを利用すると、今のところ見込んでいるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、この事業の対象となっている施設だが、入所施設、ないしは宿泊を伴う施設ということで、全140施設ある。この施設のうち、どれくらいが使うかについては、予測としてはつきづらいところである。ただ、想定している利用の方というのが、例えば、新しく入られる方だとか、あとは、濃厚接触までは至らないが、近くにそういう方が発生して必要と迫られるような従業員の方、そういった方々を想定しているので、どの施設においても使われる可能性のあるものと考えているとのことでした。  次に、委員より、1施設当たり上限額が50万円ということだが、これは施設にもよるし、状況にもよるので、1施設50万円で足りるのかというのも、また難しいところだが、市の見解としては50万円をどのように考えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、50万円だが、金額を算出する根拠としては、1施設当たり25人分ぐらいをめどとして考えている。コロナに関するPCR検査等の費用が、おおよそ東京都が示している2万円ぐらいであろうと考えており、それを、新しく入る方や従業員の方、そういった方々で25人分ぐらいを目安に配付することで足りるのではないかと考えて、この金額としているとのことでした。  次に、委員より、施設で陽性者が出た場合に、この施設の今後の運営等がどうなるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、陽性者が出た場合に、その施設で陽性が出たことに対して保健所が、多分、指導等に入ると思う。その場合に、施設に入所されている方については、動かすことなどが当然できないので、その場合には、施設の必要なところの消毒等をした上で施設運営を続けていくようになると考えている。あくまでもPCR検査、今回の補助の部分というのは、陽性が出るか出ないかは、予防的に行っていただくものになるので、もし、その陽性者が出て施設として今後運営をどうしていかなければならないかとなったときについては、保健所の指導というのがまず一つあると思うし、介護サービスを続けていく上では、例えば、この間、私どものほうでも人材連携事業というようなものも立ち上げているので、そういったところで市として事業をいかに運営していくかというところは当然支援をしていかなければいけないと考えているとのことでした。  次に、委員より、予防としてこの検査が必要であるのであれば、例えば、これは検査したそのときには陰性でも、翌日には陽性になるかもしれないし、1週間後には陽性になるかもしれないというリスクも常にある中で、予防的な意味合いで全部の施設に特に基準なくPCR検査をやらせる費用を出すというのは、個人的には、ちょっと変に思ったところである。例えば、ある程度ガイドライン的なものや、指針みたいなものを今後作成したり、あとは、そういったことを事業者に積極的に周知していくことは考えられないのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、予防といっても、確実にそれをもって防げるものではないと考えている。今回、対象としたところでは、基本的に利用者の入れ替わりがないとか、感染経路がある程度限定されるなど、そういったところで選定をした事業所になるので、どういう方を対象にしていくかについては、もちろん事業所に対して、こちら側も何でもいいですよということではなく、ある程度想定されることについては伝えていくべきだと思っているし、そういったところについては、施設側にきちんと市として伝えていきたいと思うとのことでした。  次に、委員より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策推進事業については、入所施設を対象にということで、25人以下の小規模事業所を対象に実施する事業ということである。本当に施設の職員の方々から不安だという声は伺っており、こういう制度を待たれていたと思うが、入所施設に絞った内容、理由を説明いただきたい。それから、140か所を想定しているということだが、サ高住と有料老人ホームについても25人以下の施設が入っているわけだが、この考え方についてと、施設数について説明いただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、高齢者施設の対象を選定するに当たっては、まず大前提として施設内での感染拡大のリスクや利用者の重症化リスクなどを考慮した。具体的に言うと、その利用者の入れ替わりが頻繁にはないこと、それから、施設内の感染経路がある程度限定されるであろうということ、それから、長時間のサービス提供を行っていて、施設内で感染者が発生した場合に感染拡大のリスクが大きいであろうということ、利用者の平均要介護度が非常に高く、重症化の危険性が高いであろうという、この点を考慮した結果、入所系施設、または入所を伴う事業所を対象としたところである。施設の数になるが、サービスつき高齢者向け住宅だと23か所、有料老人ホームは住宅型も含めて50か所が今回対象の施設ということにした。サービスつき高齢者向け住宅や有料老人ホームについては共用部があることが条件となっている。やはり共用部があるということは入所の方が集まる場所でもあるので、食堂、リビング、レクリエーションスペース、そういったものを皆さんで共有されるようなところのある施設ということで、今回対象としたところであるとのことでした。  次に、委員より、在宅要介護者受入支援事業についてだが、利用者の方が支払う料金についてお願いしたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、この事業で、市のほうでお支払いするのが個室対応のときの個室料や、その他、感染予防対策に要する費用となるので、利用者においては通常の、例えば個室ではない普通の病床に入院したときの健康保険を使った利用料自己負担分といったところが負担していただく部分になっているとのことでした。  次に、委員より、今回、利用者は病気ではない方という形になると思うが、それでも医療保険が使えるということかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、この事業で活用する病床が地域包括ケア病床といった種類のものになる。こちらは診療報酬の改定で、2014年だったと思うが、創設されたものになっており、積極的な治療がなくても、例えば、積極的な治療が終わって在宅に帰るまでの療養のときに使うとか、介護者の方に事情があったり、お体を壊されたりといったときに要介護者を受け入れて、いわゆる介護者のレスパイトに活用するといったことが認められている病床になるので、特に積極的な治療がなくても医療保険の適用が可という形になっているとのことでした。  次に、委員より、予想される1日当たりの利用料を教えていただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、具体的には病院によって若干異なるとは思うが、大体一般的には、積極的な治療がなくて入院されてかかる費用、1か月で言うと十二、三万円ぐらいが妥当と思うので、この事業は2週間、14日間を予想しているので、その半分ぐらいの金額というふうに想定しているとのことでした。  次に、委員より、単純に12万円だとして半月で6万円。おおむね6万円を支払える方でないと、利用ができないという解釈でよろしいかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、その利用負担はしていただくことになるので、もしそういったところが不可能な方の場合は、例えば、生活保護制度とかいったところの相談対応をさせていただくことになると思うとのことでした。  次に、委員より、生活保護まで行かなくとも、なかなか、例えば一括で6万円を準備するのが難しいという方はたくさんいると思うが、そういった方々については、生活保護であれば、この費用も全て無料になると思うが、そこまで行かない方について、6万円用意できない場合は、このシステムを利用すること自体が難しいのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、生活保護は極端な例になるが、例えば高額療養費とか、そういったところも含めて活用していただいてご利用いただく形になると思う。例えば、6万円の用立てが難しいとなると、病院との相談になると思うが、ただ、そういったどうしても在宅で1人の生活が難しい方なので、市の事業として対応させていただいているので、こちらが出すということではないが、支払いの期日や、そういったところも含めて、市も入って病院と相談をする形で対応しようと思っているとのことでした。  以上がいきいき生活部所管部分についてであります。  次に、保健所所管部分について申し上げます。  まず、委員より、歳入だが、高齢者インフルエンザ予防接種補助事業が東京都の補助金として予算がつけられているわけだが、この算出根拠と内訳が分かれば教えていただきたい。今回、65歳以上のインフルエンザ予防接種の無料の接種が可能となったが、これとの関係があったら、それも詳しく説明いただきたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、歳入の根拠についてだが、今回、東京都の補助で2,500円の自己負担分が補助されることになっているので、補助対象者が昨年度実績よりも10%増、4万7,829人分を見込んで算出したものとなる。あとは、無料になったところでの影響だが、10月時点で、昨年度の実績の9割に当たる方が、もう既に実施されている状況であるとのことでした。  次に、委員より、かなりの方が今の時点で受けているということで、来年の1月までの継続なので、残り1割で足りるのかどうか、その見通しと、もし不足した場合にはどういう対応になるのか。それから、65歳以上のインフルエンザの予防接種について無料になるという情報提供については広報などで行われたということだったが、知らないで打ってしまったとか、事前に接種したという話を身近な方でも聞いたりして、市のほうとしては、早めの情報提供を検討しなかったのか。それから、その情報提供という点ではどのように考えて、どのように実施されたのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今後の予算についてだが、去年の実績の9割近い方が受けられているということがあったので、今後の接種数、状況を見ながら予算は調整していく予定である。周知についてだが、市のほうでは9月24日にホームページで、東京都の補助事業が始まるというところで、自己負担なしで接種できる予定という内容を掲載している。10月1日と15日についても「広報まちだ」で市民の方に周知していったところであるとのことでした。  次に、委員より、医療機関についてはどのような形で情報が提供されていたのか。無料になればかなり大勢の人が接種に訪れるというのは予測できたと思うが、そのあたりの医療機関への情報提供と、予防接種のワクチンの確保というのがどのような形で行われていたのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、医療機関へのこの事業の周知についても、事前に委託先である医師会とは調整をしながら進めていたところである。また、ワクチンの予約の状況とか、いろいろ相談については適宜対応していたところであるとのことでした。  次に、委員より、医療機関にもよると思うが、今回、インフルエンザの予防接種に行ったら、受けられなかった、なくなっていた、断られたという声が結構至るところで聞こえてきたが、これについてはどのような状況の中でそういうことになったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、自己負担がなくなるということと、早めの接種をというところで国が周知されていた部分もあるので、かなりの問合せが医療機関にあったと思うが、その時点では予約がもういっぱいだったりとか、なかなか受けられないという事情はあったようだ。市民の方からも多数の問合せが市にあったが、適宜、医療機関等に当たっていただく等、こちらもその都度、丁寧に説明をしていったとのことでした。  以上が保健所所管部分についてであります。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第101号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第102号議案 令和2年度(2020年度)町田市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)について申し上げます。  まず、委員より、減額の部分だが、新型コロナウイルス感染に伴って事業の見直しを行ったということだが、そこを詳しく伺いたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、保険税収の減の要因になっている保険税の減免の申請手続による減収分である。これは国の財政支援に基づいて、この保険税の減免を行っているものであり、基本的には保険税の減収にはなっているが、全額国あるいは東京都から補填されていると理解いただければと思うとのことでした。  次に、委員より、どれだけの方が対象になっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、減免申請手続の直近の件数で言うと、800件ほど申請の手続をいただいている状況であるとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第103号議案 令和2年度(2020年度)町田市介護保険事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  まず、委員より、介護認定審査会、特に調査費の減額だが、新型コロナウイルス感染が影響しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、介護保険の認定申請の中で、特に更新申請に関しては、やはり認定調査が困難、例えば、施設や病院の面会が禁止であるとか、そういったことに関して臨時的な取扱いということで、認定の有効期間を12か月まで合算する扱いができるということになっており、今回減額するのが、4月から8月までの実績を見て、ただ、1年延長しているので、更新申請に関しては期限の2か月前から申請ができるので、早いものについては、この年度内で申請があるということ、また、状態が変わった方に関しては変更申請をされるので、それを差し引いた実績分を一旦減額して、最終的には3月で全体を補正しようと思っているとのことでした。  次に、委員より、一般的に言われているのが、今回の新型コロナウイルス感染の影響で、様々な社会状況もあって、申請自体はしようとするべき方も含めて、医師等と相談して増えているという報告をいただいている。そういった中で、調査の対応や対策というのは、総合的な施策として必要だと思うが、今回の新型コロナウイルス感染で認定における調査等も含めて、今回いろんな件で減額したとしても、増えているはずなので、そこのところの対応も含めて、どういうふうに捉えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、確かに現状は認定件数が減っているということだが、今後また増加していくということがあるので、やはり認定調査の効率化であるとか、調査員のスキルアップの研修や、そういったことは引き続き重点的にやっていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、その点は、今、情勢からすると、かなりケアマネ等も苦労されているみたいなので、しっかり状況把握をして、そのあたりを結びつけていただければと思うとの質疑がありました。担当者の説明によれば、確かに認定申請が介護サービスの入り口なので、そこのところは引き続きケアマネ等と連携して、きちんと対応できるようにしていきたいと考えているとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第105号議案 令和2年度(2020年度)町田市病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  まず、委員より、今回、ECMOとCTを入れるに当たって、配置や人的なもの、そういうものも必要だと思うが、どういう体制で購入して、どう取り組んでいくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回購入する機器で、ECMOについては、医師、ICUの看護師、臨床工学技士が基本的について対応するようなものになっている。基本的に、その3人で状況に応じ臨機応変に患者さんの様子を見るというところである。CTについては放射線科で現在ある機器と同様に、検査をするものに使うような状況である。人に関わる予算については、今回の補正予算には計上していないとのことでした。  次に、委員より、今、このECMOとCTのほかにも、昨今の新型コロナウイルス感染症の増大、拡大等で、医師にしても看護師にしても、その他のスタッフにしても、かなりいっぱいいっぱいな状況だと思う。やはりそういうところをしっかり補う体制というのも、機器を購入すると同時に、特に今の状況であれば必要だと思うが、今の人員の中でやるにしても、いろいろなサポートや、そういう体制を整えるとか、ただ機械を入れて、それは地域における安定的な医療提供というのはするかもしれないが、人的な部分というのは今一番求められているところだと思うので、その点の対応をどう考えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今のところ、現在の人員の中でやりくりをしながら、何とかやってきているというところである。さらにこれが深刻化してきた場合には、一部病院の機能を縮小するとか、影響の少ないところを縮小するなど、そういったことも考えていかなければならない。そういったことによって人の確保も図っていかなければならないと考えているとのことでした。  次に、委員より、現状においても感染の予防や対策として、ほかの外来あるいは手術等も含めて影響が出ているわけである。そこに影響するぐらい、今いっぱいいっぱいの状況で、今の人員の中でやりくりできるのかという心配がある。だから、事前にそういったところはしっかり想定をして、配置なり、その体制というのはやっておかないと、もうもたないのではないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回計上しているうち、CTについては、もともと放射線科のほうで運用しているものであり、それを単純に更新するという形になるので、そちらの人員については、基本的には現有の人員で稼働していくという形になる。ECMOについては、もともと当院の場合、中等症の患者を受け入れている。中等症の患者が重症化した場合にECMOという形になるので、今、院内の臨床工学技師のいるところで、どういう体制でやるのかというプランを立てているので、基本的には現有の人員の中で何とか回していけるような努力はしていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、今回購入するECMO、それから、CT撮影装置、2台あるが、これは両方ともコロナ対応で活用されるということでいいのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、ECMOとCTの購入機器については、コロナの患者に使うということを想定しているとのことでした。  次に、委員より、緊張感ある職場において、市民病院として、医療に従事される皆さんの状況や思い、そういったものというのはどのようにつかんでいるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、市民病院にも健康推進室みたいなところがあり、産業医がいる。そちらと連携をしながら、特にコロナの対応に当たっている医療従事者については、早めに心のケアを含めたものを相談するようにということでアドバイスしているところであるとのことでした。  次に、委員より、医療に直接携わる皆さんの状況など、組合などもあるだろうから、そういったところとの交渉は今行われているのか、働き方に対するいろいろな医療従事者の皆さんの考えや思いを聞く場所というのはあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今、市民病院には2つの組合がある。それぞれから、そういった職員の方のご意見を吸い上げることとしては、直接来るよりも、そういったところの窓口のほうがいい場合もある。そこから、この11月にも要望という形で提出いただいて、意見を聞いているところであるとのことでした。  次に、委員より、要望に対しては対応されるということで市民病院は取り組んでいるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、もちろん組合だけではなくて、組合以外の方も多くいるので、個別の意見等も当然上がってくるので、そういったところで意見を聞いて、可能な限り対応していきたいと思っているとのことでした。  次に、委員より、今、各地域で医療崩壊ということが危惧されて、いろいろ話題になっている。実際にそういう病院も生まれているという状況の中で、一番その要因となっているのが医療従事者の不足ということではないかと思うが、そういった医療に携わる方の意欲をしっかりと、それこそ使命感という形でずっと頑張っていただいていると思うが、それだけに頼っていたら、どこかでぽっきり折れてしまって、それがメンタルに行くのか、あるいは離職という形を選ぶのか、そういった状況になる前に、意欲をどう維持させていくのかというのが大変大事になると思う。それに対する対応は、今回、予算にはないということだったが、市民病院として何か検討されているのか。それから、危険手当が1,000円という形で決められたが、それで十分なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、医師もそうだが看護師というのは、誰でもなれるものではない。現状として、来年度の看護師の採用募集をかけているが、そこをようやくクリアできるかどうかといったところの人の確保である。逆に、ここで頑張って、すぐに看護師が増えるとか、医師が増えるということではないので、その点はご理解いただきたい。そういった中で我々のほうとして、1か所に負担が行かないために、例えば、コロナが増加していくのに併せて、最終的には、単純に一人一人の仕事量を増やすのではなく、優先順位をつけて仕事を抑えて、そういったところに人を手厚く充てていくしか方法がないといったところである。また、手当についてだが、病院の入り口のところでトリアージをやっている者に関しては、1,000円の防疫等作業手当という形で支給している。それ以外に直接的にコロナの感染者、もしくは感染の疑いの方については4,000円ということで支給している。こちらについては、院長が直々に、少しここは多めに出せるのであれば、極力出しなさいという指示もあって、近隣の公立病院よりは若干高めの設定になっているとのことでした。  次に、委員より、看護師、医者も含めてだが、使命感で頑張っているところを、さらに継続して、いつ収束するか、まだまだ見通しの立たない、そういった状況を頑張っていただくための目に見える支援という面では、やはり報酬というのが一番、自分の頑張りがそういうふうに評価されているというのが励ましになると思うので、報酬についてはぜひ検討していただきたい。あと、国のほうからの慰労金が20万円出されていると思うが、それが支給されたのか。また、ボーナスについては町田市と同じような形で今回少し下げられることになっているが、同じような形で決められているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、期末・勤勉手当等については、我々は市の職員でもあるので、そちらと合わせて同じようなことになる。それから、20万円の慰労金については、既に9月に申請を出しているところだが、ほかの病院も多数あるので、もう支給が出ているところと、うちの病院のように、まだ支給されていないところという形で分かれるところで、町田市民病院は、今のところ、まだ支給まで至っていない状況であるとのことでした。  次に、委員より、コロナ患者は、軽症、中等症、重症という分け方をしている、その分け方、それと、市民病院はコロナ患者を何人受け入れられるのかということ。それからもう一つ、ECMOを入れて、それを利用するということは、重症患者を受け入れるという体制が取れているというのか、あるいは入院中に重症になった人をこのECMOで救済しようとしているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、軽症、中等症、重症の違いだが、軽症については、せきのみで息切れがない場合である。中等症については、息切れ、肺炎の症状が見られ、酸素投与が必要な場合である。重症については、ICUへの入室、ECMOや人工呼吸器を使用した治療が必要な場合の分類になる。何人受け入れられるのかだが、市民病院は、東京都に、新型コロナウイルスの重点医療機関としての登録をしている。その際に、何床病床を運用するのかということも届け出ており、現状では20床で運用するということを届け出ている。なお、疑いの患者を受ける病床として、その20床のほかに8床を確保しているので、現状で疑い用が8床、それから、疑いと陽性患者用として20床の病床を確保している。ECMOの必要性だが、中等症で入院した患者が院内で治療している最中に重症化した場合に、より高度な治療ができる医療機関に転院していただくことを想定している。その転院に必要な期間中にECMOを使用して患者を治療していくことになるとのことでした。  次に、委員より、今、町田市民病院では、病床はどのぐらい利用されているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、20床のうち、14床、今、入院の患者がいて、それから、疑いの患者を入れる病床8床のうち6床を使っているとのことでした。  次に、委員より、大体いつも20床ぐらいは使われているという、それは平均かとの質疑がありました。担当者の説明によれば、第3波が来る前はもう少し少なかったが、やはり第3波が来てからは、常時それぐらいの人数を受けているとのことでした。  次に、委員より、現在までに中等症の方や重症になって転院するとか、そういった状況がどのぐらいあるのかとか、転院先が決まるまではどのぐらいかかるものなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今までの症例数としては、入院していた患者さんで重症のところに送られた患者さんは1名である。あとは、救急のところにいらしたときに、もう既にかなり重症ということで、ほかの病院が適用するだろうということで紹介したのが一、二例あったと思う。移動に関しては、比較的今までは重症を取ってくださる病院の対応が非常によくて、こちらで情報を提供して、移動の準備をして、トータル2時間以内ぐらいには病院を出て、その後1時間ぐらいで重症患者の病院に移せるというところであるとのことでした。  次に、委員より、思ったより早く転院先も見つかっていて、結構スムーズな対応が今できていると思うが、そうなると、例えばほかの病院で重症の病床がいっぱいになったときに、町田市民病院のECMOが1個空いているらしいから、何とか1人受け入れてくれないかという状況になることは想定されるのか。そういったときには入れるようなことになるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、町田市民病院では、重症を取るという形では手を挙げていないので、重症患者は、まず重症を取ると言われている病院で対応するということで情報が入っていくと思うとのことでした。  次に、委員より、以前、危険手当は徐々に、段階的に増えていったという記憶があるが、この危険手当というのは、今いつまで決まっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、確かに最初は1,000円だけだったが、拡大して、それも遡りをするということで、当初からこの金額で設定した。期限については、今回、12月末が今のところの期限になっている。ただ、東京都や、ほかの公立の病院等と歩調を合わせて、必要に応じて延長の措置は取っていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、スタッフの方々の休日の取得状況や時間外勤務の状況は、例年と比べてどのようになっているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今、データがそろっていないので何とも言えないところだが、今のところ、休暇が極端に取れないとか、そのようなことはないと思われる。特に看護師については、例年程度の休暇というのは取得できていると聞いている。時間外勤務についても、通常、市民病院では月の残業時間が40時間を超えると報告を上げてもらってということで、健康相談も含めてしかるべき検討をしていくが、今のところ、そういったところは去年と比べて特にないので、毎月、事務職で1名から2名出るか出ないかといったところであるとのことでした。  質疑終結後、賛成の立場から、今もって新型コロナウイルス感染拡大が長引き、拡大している中で懸命に使命を果たしていただいている医療従事者の皆さんに敬意と感謝を申し上げる。今回、医療機器の整備をするに当たり、医療従事者へのメンタルも含めた配慮、そして、増員を含めた体制の強化、場合によっては予算措置も求めて、賛成とするとの賛成討論がありました。  討論終結後、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、請願第9号 高齢者の補聴器購入費用の助成を求める請願につきましては、高齢者の生活の質の向上について、色々な論点が出てきており、一番効果的な事業は何なのかもう少し議論するため、継続審査とすべきものと決しました。  なお、委員会提出議案第4号 市民病院の医療従事者への支援を求める決議については、全員一致をもって当委員会より提出することに決しました。  以上で健康福祉常任委員会の報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。第101号議案を除く議案に対する討論を許します。  討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第102号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
       〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第103号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第105号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  健康福祉常任委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第5  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第5、第107号議案外議案6件及び請願3件を一括議題といたします。  ────────────────────────────────────                 文教社会常任委員会議案審査報告書 1.第107号議案 町田市地域センター条例の一部を改正する条例 1.第108号議案 町田市フォトサロン条例の一部を改正する条例 1.第109号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例 1.第110号議案 町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例 1.第111号議案 町田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例 1.第114号議案 玉川学園コミュニティセンター改築工事請負契約の変更契約 1.第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)  本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月11日                           文教社会常任委員長  お ぜ き  重 太 郎 議長  熊  沢  あ や り   様  ────────────────────────────────────                 文教社会常任委員会請願審査報告書 1.請願第  7号 町田市のすべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願       請願者 町田市本町田918            町田の教育をすすめる市民の会            代表 大 和  繁  外3,129人  本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。 1.請願第  8号 町田市立国際版画美術館の版画工房・アトリエ移転の見直しを求める請願       請願者 町田市玉川学園8-6-2            町田市立国際版画美術館の工房を守る会            代表 三 澤 喜美子  外693人  本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。 1.請願第 10号 オンライン授業の実施と制度確立を求める請願       請願者 町田市忠生1-16-2            大 島 仁 美  本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月11日                           文教社会常任委員長  お ぜ き  重 太 郎 議長  熊  沢  あ や り   様  ──────────────────────────────────── ○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。  文教社会常任委員長 おぜき重太郎議員。    〔文教社会常任委員長おぜき重太郎登壇〕 ◎文教社会常任委員長(おぜき重太郎) 今期定例会において、当文教社会常任委員会に付託された議案7件及び請願3件につきまして、12月11日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。  まず、第107号議案 町田市地域センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。  委員より、他の施設と同額と出ているが、新しい施設を造るときに、規格は大体同じなのか。同規模ということは、この種の部屋についてはもう規格は決まっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、規格が決まっているということではなく、敷地の面積とか、または建設に当たっては地域の皆さんの要望を聞きながら造っていくので、様々であるとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第108号議案 町田市フォトサロン条例の一部を改正する条例について申し上げます。  まず、委員より、1.5倍に料金を引き上げるという内容になっているが、その算出根拠はどのようになっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の見直しについては、サービスの位置づけに応じて、使用料の引上げ額の上限を決めて、町田市フォトサロンの受益者負担割合の実績等に応じて決めている。その方針の中でつくった基準において、1.5倍に設定をしたとのことでした。  次に、委員より、他の議案にも1.5倍が共通して出てくるが、先に1.5倍というのを決めたということか。それに合わせて算出根拠をそろえたということかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、受益者負担の適正化に関する基本方針というのは、各施設のサービスの位置づけ、利用状況、他団体の類似施設の状況等を鑑み、その中で料金の引上げ幅について1.2倍や1.5倍という基準が定められているので、それに従って町田市フォトサロンの利用料金を1.5倍に改定するという考え方をしているとのことでした。  質疑終結後、反対の立場から、町田市の観光名所の一つである薬師池公園の中にある写真の展示室として、また、障がい者の就労の場としての役割は大きいと思う。コロナ禍での利用の拡大を考えても、利用料金の引上げはすべきではないと考え、第108号議案に対して反対するとの反対討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第109号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。  まず、委員より、付加価値がついたことから値上げをするという理由ではなく、あくまでも受益者負担の適正化に基づいた値上げを周知していく中で、皆さん納得されるのか疑問であるが、対策はどのように考えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、対策としてプールを6時から開館し、夜間10時までとすることで、開館時間を延長して密にならないように分散するといったサービスを提供して、安心して利用していただけるようテスト的に行っている。また、コロナの対策としては、ツイッターで混雑状況等をリアルタイムでお知らせしており、それにより利用率も上がってきているので、そういったサービスを継続しながら、さらに教室事業も充実して、サービス向上に努めていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、この利用料金の改定により、どのぐらいの増収が見込めるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、利用料金の引上げ後、2021年度も2019年度同様の利用があった場合、利用料金収入は779万770円で、146万9,640円の増収を見込んでいるとのことでした。  質疑終結後、反対の立場から、室内プールの個人利用の1.5倍の値上げについて、コロナ禍ということもあるので、市民負担増は行うべきではないという理由で反対するとの反対討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第110号議案 町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第111号議案 町田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第114号議案 玉川学園コミュニティセンター改築工事請負契約の変更契約については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。  まず、防災安全部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、市民部所管部分について申し上げます。  委員より、業務の効率化ということで、キャッシュレス決済のためのいろいろな予算が組まれているが、職員の削減ということも見込まれるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、人員を削減するというまでの効率化は見込めないかと思っている。いわゆる支払い、窓口で現金のやり取りをする時間が削減されるとのことでした。  以上が市民部所管部分についてであります。  次に、文化スポーツ振興部所管部分について申し上げます。  委員より、指定管理者の収入減少への補助について、コロナウイルス感染症の対策として、例えば消毒液等、様々その他の経費がかかっているかと思うが、収入見込みの部分に関してだけ、その換算の元とするとした理由は何かとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の支援金に関しては、町田市の他の事業者支援制度に対する支援の割合や、施設の休止期間における管理に要した費用の状況等を総合的に勘案し、算定根拠として施設がコロナウイルス対応として休止していた期間の利用料金収入見込み額の2分の1を支給するという立てつけになっているとのことでした。  以上が文化スポーツ振興部所管部分についてであります。  次に、子ども生活部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、学校教育部所管部分について申し上げます。  委員より、コロナ禍によって、例年予定されていた子どもたちが楽しみにしていた学習や集団旅行が中止となり、そのための看護委託料が減とのことだが、事前に保護者や子どもたちに動揺が走らないように、いろいろな説明をする中での保護者や子どもたちの反応はどうだったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、保護者の方々、それから市民の方々の反応については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大ということを踏まえ、中止したということについては、これに対する反対等はなかったとのことでした。  以上が学校教育部所管部分についてであります。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第101号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、請願第7号 町田市のすべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願について申し上げます。  まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。  今年1月の新型コロナの発生後、全国一斉の学校の休業再開以来、子どもたちへの感染を防ぐ立場から、3密回避のために学級の少人数化を求める声が相次いで上がっている。小学校校長会、日本教育学会、全国知事会、複数の政党などからも提案が出されている。また、当時の安倍内閣でも、2020年度の骨太方針に安全・安心な教育環境の確保、全ての子どもの学びの保障のため、少人数教育の計画的整備をという内容が閣議決定されている。  そして、国会での論戦でも文部科学省の萩生田大臣は質問に答えて、少人数教育学級の実現に努力すると力を込めて熱く答弁されている。重要に感じたのは、少人数化が今回に限定されたコロナ対策という視点にとどまらず、コロナ後を見越してという表現で、恒久的に備えるという立場が盛り込まれていることである。そしてもう一つは、ウイルス対策だけでなく、教育改革の視点からも新しい時代の学びの環境の整備をと強調し、関係者間で丁重に検討すると述べられていることである。進行する少子化の時代にあって、豊かな教育条件づくりを受け身ではなく、積極的、能動的に提起している。  もともと文科省は、1980年代から少人数化学級の実現を目指していたが、様々な抵抗もあって2013年に断念、今日まで40人学級が続いている。この間も多くの人たちが少人数学級実現の運動を続けてきた。幾つかの自治体では実現もしているが、今回はコロナをきっかけに、全国規模で実現に向けた歯車が強く回り始めている。
     以上のようなことを受けて、来年1月の中央教育審議会が、5月には教育再生実行会議がこのことを検討し、提言を行うというふうに聞いている。今回、全国一斉の休業から再開の過程で、3密を避けてクラスの分散、分割化が行われ、図らずも全国で20人学級が一定の期間実施された。その体験で教員、子ども、保護者は効果の大きさを新鮮に実感し、大好評であった。現場の先生たちに伺うと、教室に入ってまず感じられるのが、教室の全ての子どもが目に入るということである。一人一人の子どもの様子が具体的に把握できて、授業効果にもつながる。子どもにとっても先生との距離が近くなり、気軽に先生を呼び、質問ができる。教室内の子ども同士の距離感も近くなり、会話や笑顔が増え、交友関係が深まるようである。  もう一つ重要なことは、不登校傾向の子や発達障がいの子、他人とのコミュニケーションの不得手な子どもにとって少人数の教室は入りやすく、授業、生活の両面で心穏やかに過ごせるということである。こうした様子は多くのところから顕著な例として報告されている。40人の集団は多くの子が帰属意識を持つには大き過ぎて、むしろ拒否感、疎外感を持つケースも少なくない。子どもの様子は家庭の保護者にも敏感に伝わっている。かつて、ある教育者が少人数学級の実現を訴えてこう言った。40人の学級では子どものおしゃべりは騒音に聞こえる。20人の学級では子どものおしゃべりはささやきに聞こえると。少人数学級の長所を具体的に言い表していると思う。  現在、教育現場では教員の過重労働、ストレスが深刻な社会問題となっている。教員志望の学生も極端に減少している。これらは教育の危機の大きな要因の一つになっているが、少人数学級の実現は教員を過度のストレスから解放し、ゆとりと充足感のある学校づくりにつながると思う。  もう一つの請願項目の障がい児学級の定数を2名減じる内容も、現場からの切実な願いである。困難を抱える子どもたちにゆとりを持って関わるために、人的・物的条件の整備改善をぜひお願いしたい。  今回の請願内容は本来、国や都が財源も含めて政策化し、実現していくことが最も肝要なことだが、数は多くないが、地方自治体で実施しているところもある。私たちの町、この町田市でも進取精神で町田の子どもたちのために、全国に先駆けての気概で実現できたらどんなに有意義で誇らしいことだろう。教育は国家百年の計と言う。今回の請願の内容を町田百年の計の思いで実現に尽力してくださるようお願いしたいとのことでした。  これに対し、委員より、請願項目②に学校の統廃合の中止と学校数および教室数の確保ということが上げられているが、これについてどういう理由で上げられたのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、20人学級の実現ということになると、教員の増員、教室等の増設等が必要になってくるが、20人学級になると学級数も当然増えるので統廃合の必要もなくなる。もともと学校は、地域にとって文化であり、あるいは災害時の避難地であり、とても重要な役割があるため、それらを生かしていくべきであるとのことでした。  次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。  初めに、請願項目①の町田市内のすべての小中学校での20人以下学級の実現および教職員の増員と請願項目③の障がいのあるすべての子どもたちの教育を拡充するための学級編成基準の改善についてであるが、学校における新型コロナウイルス感染症対策については、小まめな手洗いやせきエチケットの指導、多くの児童生徒等が手を触れる場所の毎日の消毒など、基本的な感染症対策を徹底するとともに、机を2人1組にして学習していた形態を一人一人机を離す形態にしたり、交互に机の位置をずらしたりして、学級内で最大限の間隔を確保するように工夫するとともに、教室は適宜換気を行っており、体育の授業では密接にならないよう配慮している。そして、国や都からの感染症拡大防止に関する通知等に基づいて、適切に感染拡大防止に努めている。  学級編制については、町田市では、通常学級、特別支援学級共に公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び東京都公立小学校、中学校、義務教育学校及び中等教育学校前期課程の学級編制基準に従って編制している。  町田市において、通常学級における20人学級、特別支援学級における6人学級を行うためには、それに伴い増加する教室の数や教員の人数が必要となる。町田市単独で実現しようとしても、学級数の増加に対して、勤務する教員は全て東京都採用の都費負担職員である。その定数配置は、東京都公立小学校教職員定数配当方針、東京都公立中学校教職員定数配当方針により定められている。このことから、少人数による学級編制を実現することは困難であると考えている。  次に、請願項目②の学校の統廃合の中止、学校数および教室数の確保についてであるが、教育委員会では、児童生徒数の減少や学校施設の老朽化を契機として、10年後、20年後に町田市に生まれ育つ未来の子どもたちの立場に立って、ソフト、ハードの両面でよりよい教育環境をつくる視点から、2019年度に町田市立学校適正規模・適正配置等審議会を設置した。2019年度の審議会では、望ましい学級数や望ましい通学区域の編成と学校配置など、町田市立学校の適正規模・適正配置の基本的な考え方をご審議いただいた。2020年度、今年度は新たな通学区域案についてご審議いただいている。また、審議会では、新たな学校づくりの在り方についても、将来の環境変化に対応するための教室数や教室の広さを確保することができるゆとりある学校施設環境の整備が必要であるという議論がされている。  教育委員会では、児童生徒数の減少と学校施設の老朽化という環境変化に対応しながら、町田の未来の子どもたちに、ソフト、ハードの両面からよりよい教育環境をつくるためには、学校統廃合を含めた通学区域の見直しは必要であると認識している。  以上のことから、本請願の願意には沿えないと考えている。  ただし、今後の学級編制や指導体制については、現在国で議論されているので、国や東京都の動向を注視していきたいと考えているとのことでした。  これに対し、委員より、学校の適正規模・適正配置の件について、現状で議論がどうなっているのか、また今後どういうスケジュールでこの議論が進んでいくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、現在、まちだの新たな学校づくり審議会では、学校をどのような位置にするか、またその中にある部会では、今後将来の学校に新たに求められる個別の施設の機能について議論している。その中で候補地を順番に決めていき、それを答申という形でまとめていく予定であるとのことでした。  次に、委員より、請願項目②の学校数および教室数の確保について、仮に20人学級が進められた場合に、現状の教室数で足りるのかどうか、足りないのであればどのくらい足りないのか、そういったシミュレーションはされているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、余裕教室は今各学校で思っている以上になく、少人数学級や「まちとも」、学童保育クラブ等で使っているため、転用可能な教室は、各学校1クラスまたは2クラスほどでかなり難しい状況である。また、40人が20人になることで、倍ぐらいの規模の校舎が必要になるが、そうした場合、例えば町田第一中学校が現在全面改築をしているが、校庭の中に同じような規模の校舎を造らなければ、この20人を網羅できる数は確保できないとの想定をしているとのことでした。  質疑終結後、反対の立場から、請願項目①の少人数学級の実現と請願項目③の障がいのある全ての子どもたちの教育を拡充するために教職員を増やすという方向性には賛同するが、請願項目②の学校適正規模・適正配置については、いまだ審議会にて審議中の案件であるので、現時点では判断ができないという理由から、請願第7号について反対するとの反対討論がありました。  次に、賛成の立場から、1つは、全ての子どもたちが20人以下という少人数の学級の下で、行き届いた教育を受けることができる環境を整えることは急務であると考える。新型コロナウイルス感染症によって、この間、子どもたちの学ぶ機会が不安定な状況になった。その中で行われた分散登校による少人数学級の実施は子どもたちからも、また教員からも歓迎されたと聞いている。文部科学省は少人数学級の指導体制について、来年度の概算要求、計画整備を求めた。そして、文部科学大臣はその30人学級の実施について頑張っていきたいと述べている。請願者が20人以下学級を今求めていることは、30人学級など少人数学級化と、それを支える正規職員の増員を推進することにつながっていくと考える。  第2に、統廃合は20人学級など、少人数学級を進めていく流れと矛盾すると考える。国を含めた少人数学級化への流れを見たときに、今からそれに対応する学校の適正規模・適正配置を再検討する必要があると考える。  第3に、特別支援学級で学ぶ子どもたちは年々増加傾向にあり、多様性の社会に対応し、1人の人間としての成長を支援するためにも、子どもたちへの教員の体制を厚くする必要があると考える。  以上の理由で請願第7号に賛成するとの賛成討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。  次に、請願第8号 町田市立国際版画美術館の版画工房・アトリエ移転の見直しを求める請願について申し上げます。  まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。  請願項目1、町田市立国際版画美術館の版画工房・アトリエを現状のまま存続してくださいについて。美術館の種類は、展示して見せる美術館、来館者が作品と直接触れ合い、空間を体感できる美術館などがある。それらとは異なり、この版画美術館は作品展示と制作現場とを併せ持つ唯一の美術館で、国内外で高い評価を得ている。それは車の両輪のように、どちらが欠けても意味がなくなる。作品を作る過程を知り、体験することで、芸術の味わい方の幅が広がり、感動も深まる。特に子どもたちにとって、ここでの体験は将来創造的なことにつながる教育的な場所でもある。  私たちは、工房がアートステージになることを美術手帖の本から知った。大事なことをなぜ版画美術館側から伝えてくれなかったのだろうか。私は町田を面白がる会の催しに3回出席し、会の進め方や報告のパンフレットを読んで、このような進め方で工房、アトリエを移転する計画に疑問を感じている。  請願項目2、現状の版画工房・アトリエのまま、今以上に子どもや一般市民への活用を積極的に行ってくださいについて。昨年度、一般開放利用者と講座の収入はほぼ600万は超えると思う。企画講座は大人、子ども合わせて200名が落選し、次の講座募集を待っている状態である。この方たちを受け入れるために、学芸員を助ける人材を増やし、講座を増やしてほしい。  私たちは版画館に多くの人を集めるために、次のようなことを考えた。版画館には2つのビデオスペースがあり、その新たな利用方法を提案する。ロビー正面の奥のビデオ室をミニギャラリーにし、個展ができるようにする。1年間48回できると仮定すると、100万円前後の収入になる。若者たちが安い価格で個展を開けるようになり、一般市民の活用が図れる。エレベーター隣のビデオコーナーは美術関係の本棚を作り、誰でも自由に見ることができるようなコーナーをつくる。ビデオは工房の近くに設置すると、工房を見学することにつながると考え、提案するとのことでした。  続いて、別の請願者から、請願項目1の補足をする。この美術館は1987年に版画に特化した国内初の公立美術館として開館し、展示空間と工房、アトリエが同じ建物にあるということで、国内外で有名になった。この工房とアトリエは誰もが使える。そして、日本有数の広さとすばらしい設備を持っているので、日本各地の美術館の版画工房の模範となっている。海外の人が見学に来て制作することもある。  この30年間でここから多くの版画家が育ち、国内外で活躍している。この中には、ここの講座を受け版画を始めた人も何人もいる。今回、存続の要望をしている利用者の60人以上が国内外の展覧会や版画の団体で活躍し、日本版画界の一翼を担っている。だから、版画界を超えて多くの美術団体や美術家、多くの画廊が私たちの活動に賛同してくれる。日本版画界の一翼を担う工房とアトリエを現状のまま存続させてほしい。  請願項目3、予算縮小のため、エレベーターを単独で美術館外に設置してくださいについて。この美術館は芹ヶ谷公園の美しい緑を背景に建っている。今回の計画では、美術館脇の池を埋め、エレベーターを設置し、動線上にある工房、アトリエを壊すというものである。エレベーターを単独で造るほうが、このコロナの時期、予算縮小になり、市民の共感を得られると思うとのことでした。  これに対し、委員より、工房とアトリエがそばに位置するという考えの下、エレベーターがあると述べられたが、工房とアトリエが今の位置のまま、近くにあったほうがよいと考える理由は何かとの質疑がありました。請願者の説明によれば、作品を理解するために必要である。版画というのは技術を必要とし、芸術作品でありながら、一方では印刷技術の発展でもある。作る過程を知り、実際に体験すると、1枚の版画が違ってもっと深く見え、その体験をするということが非常に大事であると考えているとのことでした。  次に、委員より、子どもたちに体験をさせられる工房、アトリエの部分は、まだ利用率としては低いが、これから拡大できる可能性はあると感じているかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、子どもたちには本当の意味で成長してもらいたい。それは面白おかしくというよりも、もっと深い感動を味わってほしい。版画の大きな機械もとても緊張して子ども向けではないと言われるが、その緊張こそ、子どもたちの思い出となり、成長となり、やがて将来、深いところに浸透していくような経験となる。面白おかしい場が子どもたちを育てるのではなく、怖さや、危険なことや、孤独なこと、静かなところ、そういったものを子どもたちに経験させたい。そういう意味で、子どもたちに、ここに来たら本当に静かに向き合わなければいけないという経験も含めて、まだまだ取り入れることはできると思うとのことでした。  次に、委員より、美術館の前に新しい工房を造り、今の時代に合った環境に優しく、換気その他ができ、公園から室内が見え、そして多くの人たちが版画をするきっかけとなるような場所となることについて、どう思うかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、今の規模で、今使っているもので新しいものを造るというのは、いろんな建築家の方に聞いてもほぼ不可能だと言われる。金銭的にも、建物を壊して、今と同じように使えるものを造るということは、なおかつ、その中で他のものと一緒にするということは、版画に関しては無理だと思うとのことでした。  次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。  現在町田市では、芹ヶ谷公園芸術の杜コンセプトをパークミュージアムと名づけ、公園と美術館の一体的整備を進めている。新たな美術館の建物に設ける機能は、展示、収蔵という美術館にとってのコアな機能にとどめ、執務室や講堂など共有できる機能は国際版画美術館と共有すること、サービス機能や工房については、公園全体で一体的に捉え、配置することとしている。  工房の機能は、国際版画美術館の向かいにある芹ヶ谷公園の未利用地に新たに設ける。この工房は、版画、ガラス、陶芸の体験から版画の本格的な制作までを対象とし、子どもから本格的な制作を行う方まで、誰でも利用できる施設とする。また、現在の版画工房とアトリエでできる活動はレベルを下げることなく、そのまま実施できるようにする。加えて、子どもをはじめ、誰もが楽しめる体験プログラムを充実させていきたいと考えている。また、現在版画工房とアトリエを利用されている方への影響がないよう、新しい工房が完成してから国際版画美術館の改修工事を行う。  新しい工房の設計に当たっては、工房の中で行われている創作や体験の活動が公園を行き交う方々から見えるようにしたいと考えている。芹ヶ谷公園の入り口に位置することで、多くの方々に美術への関心と創作への興味を高めていただくことができるものと考えている。  以上のように、今回の整備は、制作から鑑賞まで楽しめるという国際版画美術館の開館時からのコンセプトをさらに発展させるものと考えている。そのため、請願項目1及び2について願意に沿うことはできない。  次に、請願項目3についてであるが、今回の整備は、2つの美術館のハード、ソフト両面での連携により相乗効果を高めたいという考え方に基づいて進めている。基本設計に際しては、来館者が2つの美術館をスムーズに行き来できることを重視し、エレベーターの位置を決定した。エレベーターを単独で美術館外に設置することは、一体的な整備という基本的な考え方に関わる内容を変更することになり、来館者の利便性をはじめ、事業の目的や効果にも影響すると考えている。  したがって、請願項目3についても、願意に沿うことはできないとのことでした。  これに対し、委員より、体験工房のところに、版画と他のものとを一緒にすると問題があるとの話があったが、市ではどのように考えているかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、体験工房で行う各分野の活動について、特に一緒に行うと危険を伴うものは、当然、日にちや時間帯等ですみ分けを図っていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、喫茶けやきについて、場所をどうするかという話は、様々議論が残るところであるが、そういう意味で喫茶けやきの運営者の方は市とどのように意見交換を行っているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、喫茶けやきの運営法人とは6月以降、ばらつきもあるが、おおむね月に1回程度のペースで市と法人とのコミュニケーションを図っているとのことでした。  次に、委員より、今回このような請願が出てきたというのは、やはり説明不足の部分というのはあったと思う。請願者から、市のほうから率先した計画のアプローチがなかったとの話があったが、それは事実なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアムの検討状況の資料の説明というのは、コロナの関係から、大きな人数を集めて実施するのは控えようという方針があり、他の団体とも実施は難しそうだという話があった。そのため、ホームページ等で公開してご意見をいただく形にしたので、直接市側から説明会を開くという声かけはしなかったとのことでした。  次に、委員より、アートステージ等いろいろなものを加えて、費用を増大させており、国際工芸美術館という部分が金額的に非常に大きくなっている。そのため、基本は今の施設をどう利用価値を高めていくのかが最優先ではないかと思う。国際版画美術館は毎年3億円の赤字であり、その隣にまた維持費のかかる施設を造れば同じことなのではないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、確かに文化の施設というのは赤字のものが多く、それを黒字に転じるということは難しい部分も大きいが、できるだけ維持管理コストを削減していけるぐらい収入を得ていきたいという思いがある。そういう意味で、2つの施設を回遊できるように、さらには公園全体を回遊できるようにすることで、少しでも多くの来場者に来ていただき、そうしたコストを解消したいという思いで今の設計をつくっており、決してコスト増につながっているというだけの見方ではないと考えているとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。  次に、請願第10号 オンライン授業の実施と制度確立を求める請願について申し上げます。  まず、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。  教育委員会では、国が推進するGIGAスクール構想を受け、今年度末までに全ての小中学校の普通学級と特別支援学級に高速インターネット通信が可能なネットワークの整備と1人1台で利用できる台数のタブレット端末を全校に配置する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、オンライン学習への期待が高まっているが、家庭にインターネット環境がなければ、学校と家庭をつないだオンライン学習を行うことができない。そのため、家庭へのネットワーク環境整備については、通信事業者が通常提供している料金よりも利用料が安いプランで、2021年3月末までに市内保護者が契約できるように進めているところである。  教育委員会としては、再び臨時休業になった際の学習の保障の一つとして、オンライン授業を考えている。児童生徒が動画を視聴した後、課題に取り組む動画配信型や、タブレット端末のビデオ通話アプリケーションを活用して、教員がオンライン上で課題の提示を行い、児童生徒がその後、課題に取り組む双方向型の授業を予定しており、児童生徒のタブレット端末への習熟度を見極めた上で、2021年4月から順次行えるよう、実施する学年や教科、方法等について検討しているところである。  また、新型コロナウイルス感染症への不安等から登校できない児童生徒に対しては、希望によりタブレット端末のビデオ通話アプリケーションを活用して家庭と教室をつなぎ、学習に参加できた事例があるので、児童生徒の心理的不安を解消するとともに、学習を保障していくための支援策として、今後他の学校にも広げていく予定で検討を行っている。  以上のことから、本請願の願意については、既に取組を行っており、今後も学校に行きたくても行けない児童生徒などに寄り添った対応を実施していくとのことでした。  これに対し、委員より、願意によると、早急な実施が求められているということが明確に書いてあるが、これに対しどういう解釈をしているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、様々な環境の整備や、どういったオンラインの授業を行うのかというソフト面についても、できる限り迅速に進めているところである。現時点においても不安で登校できないお子さんや、不登校傾向にあり学校になかなか来ることができないお子さんについては、希望がある場合に、オンラインで学校の授業を見ることができるようにする等、様々なことは講じているところであるとのことでした。  次に、委員より、緊急事態宣言下の2か月において授業が遅れ、保護者の方たちが大変心配だという要望をよく聞いている。先生方のオンライン授業への万全な対策や専門的な研究等も必要かと思うが、市では、万全な対策はもうできていると理解しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、臨時休業になった際のオンライン授業について、動画配信型や双方向型の授業等を考えており、実施するのに効果的な学年や、また教科、方法がある。今現在、モデル校が3校あり、取組を様々しているので、それを参考にしながら検討しているところであるとのことでした。  次に、委員より、今回の請願で求められているのは持続的、継続的に環境を早く整えることであり、一日も早く、制度としてではなく、実行として推進をしてほしいという願意であると認識しているが、これができているという理解でいいかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、1人1台タブレット端末の環境はまだ整ってはいないが、今現在ある環境の中でできることについては進めているとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって採択すべきものと決しました。  以上で文教社会常任委員会の報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。第101号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。  討論の通告がありますので、発言を許します。  請願第7号及び請願第8号議案に対する賛成討論。  8番 田中美穂議員。    〔8番田中美穂登壇〕 ◆8番(田中美穂) 日本共産党市議団の一員として、通告に基づき、請願第7号 町田市のすべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願と請願第8号 町田市立国際版画美術館の版画工房・アトリエ移転の見直しを求める請願に対して、賛成の立場で討論を行います。  まず、請願第7号についてです。  子どもが学校には居場所がないと言っている。これは小学校1年生のお子さんの保護者から寄せられた声です。一斉休校後の分散登校時は張り切って通っていたけれども、分散登校が終わり、教室にいられなくなってしまったと相談を受けました。分散登校のときのような少人数のクラスだったら、子どもにそんな思いをさせなくて済んだのではないかともおっしゃっており、切実な声だと思います。請願者の陳述でも、特別な支援が必要な子どもが増えている中、一人一人にきめ細やかな対応に努めるためにも少人数学級が必要だという点や、特別支援学級においても、教員の体制を厚くすることの必要性が紹介されました。  さらに、少人数学級の国の動きとして、公立小学校の1クラスの人数を、2025年度まで全学年で35人以下に引き下げる学級の上限人数を定める義務教育標準法の改正案を2021年の通常国会に提出するということが、先週17日の閣僚折衝で合意がされたと報道がありました。全学年の改正は40年ぶり、新型コロナ感染拡大をきっかけに、かつてなく高まった少人数学級を求める国民の運動と声が大きく動かした重要な前進だと思います。  同時に、少人数学級の実現に伴う教員の確保とともに、学校施設、教室の確保が課題として委員会審議の中でも議論されました。こうした課題と逆行する町田市の学校統廃合の計画については、公共施設再編計画、5ヵ年計画17-21の計画ありきのものであり、子どもたちへのきめ細やかな教育の実践、ゆとりある学校空間、地域のコミュニティー、防災の拠点としての学校という視点からも、統廃合計画については見直しが必要だと考えます。  また、本請願を市議会として採択することは、35人学級からさらなる少人数学級への実現へ、国に対しても後押しとなる意義があると考えます。  以上の理由から、請願第7号への賛成討論といたします。  次に、請願第8号についてです。  初めに、国際版画美術館と附属の版画工房、アトリエは、鑑賞、造形、展示を一体に行うことのできる先進的なコンセプトの下、30年以上余り、国内はもとより世界の版画美術への役割を果たしてきたことが、請願者から様々紹介がされました。工房、アトリエをタイケンステージに移転するという点について、審査の中でタイケンステージの詳細については未定の部分が多いことが分かり、利用者としての不安は当然のことだと考えます。また、版画工房、アトリエの歴史や役割が踏まえられていない計画であることも問題だと考えます。  次に、請願審査の中で、版画工房、アトリエの利用者の方への情報提供や説明について、不十分だったということも明らかとなりました。関係者との相談、意見を求めることが十分になされないまま、計画が先行されてきたことがうかがえます。  次に、(仮称)国際工芸美術館の建設計画において、芹ヶ谷公園と国際版画美術館と一体となっている自然を壊してしまう懸念があるということもあります。現在の自然の景観については、公園と美術館、池などが一体にデザインされており、その景観を壊して多大な予算をかける建設計画について、見直しが必要だと考えます。  最後に、利用者や運営協議会との合意を得ることのないまま、この計画については一方的に進めていると受け止めざるを得ない状況になっていることが、根本的な問題だと考えます。そこで、版画工房、アトリエ移転については計画を一旦白紙に戻し、関係者としっかりと議論し直すことが必要だと考えます。  以上の理由から、請願第8号への賛成討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  1番 東友美議員。    〔1番東友美登壇〕 ◆1番(東友美) 第109号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論いたします。  行政のマネジメントの観点から見ても、公平公正な行政運営において、受益者負担の考え方については十分に理解するものであります。ただ、本議案の町田市立室内プールの施設のうち、個人利用の場合の利用料金値上げについては、疑義があると言わざるを得ません。  まず1点目に、室内プールは最近大規模改修を行っております。このことにより、結果的に利用者数の増加が期待でき、値上げ前の、つまり現行の利用料金でも、今後増収が見込まれる施設でございます。それに対し、1.5倍という大幅な料金の値上げでは、利用者数が施設改修前より落ち込む要因となる可能性も考えられます。これまで、繰り返し、その点についてお伺いしてまいりましたが、いずれの場合も、2017年度の利用者数をそのまま見込んでいるというご答弁でありました。これでは、利用者増減の様々な要因を十分に勘案して決めたものなのかと疑問を持たざるを得ません。  そして2点目には、近隣自治体の類似サービスとの比較についてでございます。比較した近隣自治体の類似サービスとして、相模原グリーンプール大人600円、以下、全て大人料金を申し上げます。アクアブルー多摩620円を上げられておりましたが、相模原グリーンプールは観覧席2,043席、立ち見席1,000人分相当もある50メートルを中心とした大きなプールのある施設で、アクアブルー多摩もウオータースライダーや流れるプールなど、計6個のプールを有する大きな施設でございます。対して、町田市立室内プールはご存じのとおり、50メートルプール、25メートルプール、滑り台つきの幼児プールが各1つずつあるのみの施設でございます。近隣自治体の類似施設としては、横浜や川崎、八王子、稲城などの料金200円から400円、これらの施設のほうが、相模原グリーンプールやアクアブルー多摩より、施設規模として町田市立室内プールに近いのではないかと考えます。以上の点から、類似施設の選定が適切なものであったのかどうかについても疑問を持ちます。  しかしながら、冒頭申し上げたとおり、受益者負担の適正化の趣旨には賛同するものであり、改正そのものには理解をいたします。したがって、今後、受益者負担の適正化に伴う条例等の改正が行われる場合には、以下の点について考慮を求めます。  1、利用者増減に関するものなど、収入に係る様々な要因を十分に勘案して、利用料金等の値上げ幅や金額を決定すること。  2、類似施設は、規模や内容を十分に勘案し、改正を行う市内施設と同様の施設を選定すること。  以上の点について考慮していただくことを意見し、第109号議案の賛成討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。  28番 吉田つとむ議員。    〔28番吉田つとむ登壇〕 ◆28番(吉田つとむ) 同じく第109号についてのことですが、先に申し上げておきますが、こうした場合に反対討論があって、賛成討論が出るもんだというふうにいろいろ私は先輩から伺っているところですが、ちょっと出ばなをくじかれた感じでございますので、冒頭申し上げておきます。  第109号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論をいたします。  これについては質疑の段階で推測をしていただいただろうと思いますが、今回のこの条例案でも大人の一般料金について、この高齢者――65歳以上を高齢者としていますが、僅か3分の1の料金設定がされております。大人は460円、65歳以上になると150円という設定であります。市民税の年齢別の課税額調査というのがあります。町田市は、私は何回もこれを要求していますが、作っていないのかどうかは知りませんが、一切公表してくれません。八王子市はこれを公表していまして、もうずっと小さいときの各世代から全部を書いてくれておりまして、それによりますと、65歳以上、70歳を過ぎても20代のどの世代の分よりも、この課税額が多いという状況が出ております。高齢者が若い人に見られているんじゃなくて、高齢者の人たちが、むしろほかの世代の皆さん、若い世代の皆さんを支えているというのが現実であります。理想でも私はそうだろうと思っております。高齢者の人たちが、できる人たちは、若い人たちのために負担するというのが当たり前の考え方だというふうに思っております。そういう趣旨をぜひご理解いただきたいと思います。  それから、この料金を比較しますと、この間、質疑のときに紹介しましたが、民間ではそういう区別がありません。子どもは料金を別にしているところはあるかもしれません。私は子どもの分で安くするという今度の分については、何ら異論は言っていないわけでありますが、高齢者を安くするというのは根拠がないわけであります。町田市が高齢者を優遇する町だというスローガンを立てているんだったら、これは、それはそれで分かります。  しかし、お金が足りない。市長は何かというとお金が足りないと言っています。財政が厳しいと言っています。そして、この財政は厳しい上で受益者負担を適正化するというふうに言っているわけであります。そういう原則から考えて、これは大いに矛盾した施策であります。石阪市長は、自分たちの世代に対しては甘く、若い人たちの世代に対しては厳しくしようとしているんじゃないかと。私は、政治家というのは逆じゃないといけないと思っています。私は市長と1歳違い。私もこの中で言うと高齢の中に入ります。私はそういう人たちが適正な負担をする、大人と同じ負担をするというのが当然のことだろうというふうに思っております。これからは、そういう考え方でいかないと健全な社会は生まれない、このように考えております。  もし差をつけるとすると、町田の住民じゃない人は高い料金になりますよという設定は妥当だろうと思います。私がこういう意見を書いておりますと、自分のところでは、よその住民の人は高く設定していますよという意見がありました。書き込みがありました。これが常識だろうと思っております。  ぜひ、市長と私は同じ団塊の世代と言われる一番人口が多い世代であります。そういう世代が、進んで若い人たちのために頑張るという姿勢を見せることが、本来の政治家のあるべき形だろうと思っております。私はどんな批判があろうと、同じ世代から、あんた冷たいなと言われようと、やっぱり今後の若い世代のために、こういう決意を持っていくことが必要だろうと思います。
     我々、70歳になった人間はこういうふうに思っている人間もいるということをご理解いただきまして、一人でも多くの方が、この考え方に共感していただきますようお願い申し上げまして、この反対討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第107号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第108号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第109号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第110号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第111号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第114号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  請願第7号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。  請願第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。  請願第10号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本件は採択と決しました。  休憩いたします。              午前11時52分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時 再開 ○議長(熊沢あやり) 再開いたします。  休憩前に引き続き、議事を続行いたします。   ―――――――――◇―――――――― △日程第6  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第6、第113号議案外議案6件及び請願1件を一括議題といたします。  ────────────────────────────────────                  建設常任委員会議案審査報告書 1.第113号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例 1.第115号議案 町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の変更契約 1.第116号議案 町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の変更契約 1.第117号議案 野津田公園拡張区域整備工事(その1)請負契約の変更契約 1.第118号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事請負契約の変更契約 1.第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号) 1.第104号議案 令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計補正予算(第3号)  本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月11日                             建設常任委員長  渡  辺  厳 太 郎 議長  熊  沢  あ や り   様  ────────────────────────────────────                  建設常任委員会請願審査報告書 1.請願第 11号 野津田公園バラ広場の移設延期等に関する請願       請願者 町田市大蔵町1675-40            桜 井 朋 広  外21人  本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。   令和2年(2020年)12月11日                             建設常任委員長  渡  辺  厳 太 郎 議長  熊  沢  あ や り   様  ──────────────────────────────────── ○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。  建設常任委員長 渡辺厳太郎議員。    〔建設常任委員長渡辺厳太郎登壇〕
    ◎建設常任委員長(渡辺厳太郎) 今期定例会において、当建設常任委員会に付託された議案7件及び請願1件につきまして、12月11日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。  まず、第113号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。  まず、委員より、子どものスポーツ団体について無料にできないかといった議論があったと思うが、そういった検討はなされなかったのか。または無料にならないのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の条例改正については、受益者負担の基本方針に基づき行うことになる。負担の公平の観点を含めて、ほかの施設と同様に負担していただくことを考えているとのことでした。  次に、委員より、スポーツ施設の場合はプロが使ったという判定をするのではなく、入場料を取らなかったという判定をしているということかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、帯になって取られる場合については入場料を取るという解釈もあると思うが、例えば、FC町田ゼルビアが練習に使うということは、1日ごとの予約をいただくので、そういった状況と異なってくるところになるとのことでした。  次に、委員より、受益者負担に関する基本的な考えとして、3割程度が目標値というのがあると思うが、今のところ、野津田陸上競技場と小野路球場は10%程度なので、今後も30%を目指して、毎年、改定をしていく考えがあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、利用料金の改定を行ったものについては、2年間据え置くことを基本的に考えている。ただ、その間、利用率の向上とか、サービス原価の引下げといった視点を含めながら、公園運営ができればと考えているとのことでした。  質疑終結後、反対の立場から、山王塚公園グラウンドについては、整備をされ環境が改善されたとはいえ、子どものスポーツ団体の利用料金負担が生じるという、市民の負担が増えるというところから反対をするとの反対討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、一括議題として審査いたしました第115号議案 町田市立陸上競技場観客席増設工事請負契約の変更契約及び第116号議案 町田市立陸上競技場観客席増設電気設備工事請負契約の変更契約について申し上げます。  委員より、履行期限の日にちについて、切りのいい日になっているが、これは切りを考えてこの日になったわけではなく、積み上げ算でこうなったわけかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、積み上げをしてこの日程になったとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、いずれも賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第117号議案 野津田公園拡張区域整備工事(その1)請負契約の変更契約について申し上げます。  委員より、防球ネットへの避雷設備の追加が工事としてあるが、初めから予想できなかったのか。また、避雷針設備工事費だけでどれぐらい費用がかかるものかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、避雷設備については、当初から建築の担当部署と協議はしていたが、防球ネットを設置する今回の工事の協議を行った結果、当初想定していなかった避雷設備の追加が許可条件ということになった。それに伴う増額変更の分が1,547万3,700円であるとのことでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第118号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事請負契約の変更契約につきましては、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第101号議案 令和2年度(2020年度)町田市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。  まず、環境資源部所管部分につきましては、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  次に、道路部所管部分について申し上げます。  委員より、土地売払代の具体的な内容を教えてほしいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、都市計画道路の2路線の事業完了に伴い、事業協力者に対して売却したものとなっている。全体で3件、全部で6筆あるとのことでした。  以上が道路部所管部分についてであります。  次に、都市づくり部所管部分につきましては、 担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。  質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第101号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、第104号議案 令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。  次に、請願第11号 野津田公園バラ広場の移設延期等に関する請願について申し上げます。  まず、請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。  野津田公園のばら広場は、2001年開園から多くの市内外の人たちに親しまれてきた。ところが、2013年、市ではグラウンド脇に新たなバラ園を建設、今のばら広場にはテニスコート12面を建設すると計画。ばら広場で尽力してきた町田ばら会の市民ボランティアなどの市民から、ばら広場存続を求める請願が出された。しかし、市から同じ面積を確保して移転するなどの条件が出されたため、一旦、これは取下げになった。  しかし、後に大幅な面積縮小など計画が変遷したためこれに抗議し、2度目の請願を出したが、2019年に否決、さらに説明もなしに大幅な計画変更がなされ、今の計画では8,700平米ある現在のばら広場は7割弱の敷地となり、そこに新たな株を1,000株、移植株に加えて植えるため、人もバラも密となる計画になっている。現在、市内でも感染症が蔓延しているが、それに対する対策としても反したものになっている。今の広場は数十名利用しても余裕のある広い場所なので、移植先は設計など再検討が必要ではないか。  また、ばら広場の移転の目的とされるテニスコート12面の建設についてだが、計画地内には2軒の農家が営農している。ともに営農の意思は固く、市の買収は現在困難となっている。もし、不十分な形でテニスコートの造成を急げば、養鶏などを営んでいる農家へのダメージは避けられず、このままではまずいだろう。  こうした懸念にかかわらず、市によるばら広場の移転について、一般市民向けの説明会というのは行われていない。議論を省いて無理に計画を急げば、必ず禍根を残す。感染症対策をして説明会などを行うべきと考える。現在、収束も、再発も見通せない感染症もある中で、市はばら広場の移転を急がず慎重に立ち止まって、市民とともに考える時間を持つべきと考える。  このたびコロナウイルスの蔓延という予想外のことが起こり、ばら広場の役割が非常に大きなものだということが明らかになっている。この春、夏のときにはよくばら広場に行って、皆さんの様子を見ていたが、多くの方が家族連れで見えたりして、その広場を有効に使っていた。これはほかの施設がコロナ対策で軒並み閉まっていて、屋外しか来るところがない、川沿いをウオーキングしたり、そういう楽しみ方しかないというところで、ばら広場のバラを眺め、香りを嗅ぐ、そういう心安らぐ場所が少ないもので、多くの方が利用しているんだなというのを切に感じた。まだコロナがこれから蔓延して、ますます1日の感染者が増えている今、そこを埋め立ててテニスコートにしてしまうというのは、市民のためにどうなのかなと思って、それをぜひあと1年、せめてコロナが収まるまで計画を伸ばしていただけないかというのが願いである。  そして、なぜ移転するのかという市民や私たちの質問に対して、同じような場所を移転先に造るというのが答えだが、移転先はばら広場ではなくバラ園だと思うが、今あるばら広場とは明らかに違う場所である。植物学的に見ると、確かにバラが植えてある場所という意味で一緒だが、全く違う場所になっている。そして、今のばら広場が経済的効果がないという理由でテニスコートに変えられるのであれば、十分今のままでも工夫をすれば経済的効果があるわけである。  あと、今はバラを見る場所になっているが、 いろいろほかの使い道も工夫すればたくさんあるので、ただ埋めてテニスコートにするというのは、市民の財産を無駄にすることにつながるので、ぜひ検討していただいて、例えば、市民にこのばら広場を有効利用するにはどうしたらいいかという知恵を絞ってもらい、それを実行するのもいいかと思う。ぜひ再検討をよろしくお願いしたいとのことでした。  これに対して、委員より、現在のばら広場の魅力だとか、あとは市民から知恵を絞って活用方法をというお話もあったが、どういった活用をされたらいいなというのがあれば教えていただきたいとの質疑がありました。請願者の説明によれば、ウオーキングを里山の中でやる、新鮮な酸素を吸いながら歩く、それがフットパスなので、住まいのすぐ近くにあるほうが、高齢の方も含めてフットパスができる環境にあるわけである。野津田公園のばら広場は、バラを見たいという思いからばら広場に行き、その後で周りを歩く。また、車椅子で途中まで入ってきて、そこから家族に支えられて立ち上がって、自分のペースで歩かれて、香りを嗅いで、バラに癒されながら、それがリハビリになるという、何てすばらしいところだろうと思った。そういう方が何人もいらしたとのことでした。  次に、委員より、請願項目2の地権者農家との誠実な話合いの結論が出るまで延期してくださいということだが、請願者の方は、今、地権者農家と誠実な話合いが行われていないと認識しているのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、ばら広場の近くには2軒の専業農家がいる。養鶏場は、跡継ぎもいるので、少なくとも20年はここで動かない、ここでずっと営農していくとおっしゃっていた。それからもう一軒、その方も息子さんが、もし父親がいなくなったときは、私はそこで果樹園をやりますとおっしゃっていた。どちらもまだまだ農業を続けるという意思は固いように思ったとのことでした。  次に、委員より、この広場に来られる方々というのは大体散策が中心になるのか。それともこのバラの咲いている時期だけ来られるのか。年間を通して、植栽されているものを楽しみながら来られているのかどうか、もし知っていたら教えていただきたいとの質疑がありました。請願者の説明によれば、一番見に来られる方が多いのは、バラの花の咲いている春と秋だが、芝生と、あと草が生えているので、ウオーキングの目的でバラは咲いていなくてもいらっしゃる方もたくさんいる。1年を通じて、花だけではなくウオーキングで使われているとのことでした。  次に、委員より、親御さんはそうでもなくても息子さんがやられているからという話を最初説明されたように聞こえてしまったが、そうではなく、あくまで現在の所有者の方が継続したいという意思を示されているということかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、お父様はまだまだお元気でやられるだろうから、でも息子さんも一緒にやって学んでいる。今はお父様が中心でしているとのことでした。  委員から請願者への質疑後、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。  新設するばら広場の整備工事については、2020年度予算の審議を経て、6月から既に着手している。バラの移植については、2020年2月にボランティアとして関わっている町田ばら会の方々の立会いの下でバラの根切りを行うなど、これまで丁寧に移植準備を進めてきた。  まず、請願項目1のバラ広場のバラ株を新しい場所に移植するのは、移植先の感染症対策が完成し、かつ移植に最適な季節となるまで1年間延期して下さいについてであるが、新しいばら広場は、野津田公園中央の芝生広場に隣接した位置に整備面積約5,300平米、バラの植栽本数約1,600株と十分な広さを有した施設である。ばら広場は屋外にあり、ほかの公園施設と同様に施設整備において新型コロナウイルス感染症対策を行うことは考えていない。なお、ばら広場の平面図をタブレットに掲載しているが、園路はバラを多方向から鑑賞できるように配置しており、鑑賞の際に、密集、密接することを一定程度避ける効果があると考えている。バラの移植時期については、一般的にバラの休眠期である12月下旬から2月の間に行うことが望ましいとされており、今回のバラ移植に当たっても2月までに移植を終える予定である。  次に、請願項目2の現在のバラ広場でのテニスコート造成は、地権者農家との誠実な話し合いの結論が出るまで延期して下さいについてであるが、町田市では、工事の内容や進捗状況について、隣接地権者の方々に丁寧に説明を行い、拡張区域の整備事業について理解をいただいている。テニスコートの造成に当たっては、隣接地への影響がないように丁寧な施工に努めていく。なお、野津田公園の既存のテニスコート3面は、当面の間、新設するテニスコート4面と併用して合計7面で運用し、稼働率の高いテニスコートの利便性を高めていく。  最後に、請願項目3のバラ広場の移転事業について、市民に向けての説明会を開いて十分な説明をして下さいについてであるが、ばら広場の移転については、2年前の2018年10月に野津田公園整備に関わる事業説明会を行っているほか、2019年7月に関係する町内会・自治会の各会長へ個別に説明させていただき、2020年度は6月にばら広場移設工事の着工に際して、関係町内会へ個別に説明させていただいた。そのほかにも「広報まちだ」への掲載、ホームページでの平面図の公表、公園内に工事のお知らせを掲示するなど整備事業の周知に努めてきた。加えて、請願趣旨にも記述があるように、市民の方からの求めに応じて話合いの場を設定するなど、適切に対応している。  以上のことから、項目1、2、3、いずれも願意に沿うことはできないとのことでした。  まず、委員より、当初の計画総面積から考えると3分の1程度のエリアでテニスコートを運営していくということだと思うが、請願者の話を含めると、営農の意思があるようで、当初のもくろみと20年程度はずれるかもしれないということについてどう考えているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、テニスコート自体についてはニーズの高い施設と考えているので、整備については4面だが、合わせて7面ということで機能については増強されるということで、これについては進めていきたいと考えているとのことでした。  次に、委員より、ばら広場が当初出来上がった経緯というのは、青少年の健全育成を目的として立ち上げたと聞いている。既存のばら広場はシーズンになると車が止められないことが結構あった。今回、駐車場に近いからそういったことは解消されるだろうと思う。今のばら広場は山林に囲まれているので、非常に風情があるというか、憩いの場にふさわしい。ぜひ山林も含めて、憩いの場になるように、お年寄りの方に夏のちょっと暑いときに日陰になるような工夫も踏まえて計画してもらいたいと思う。この辺の考え方について示してもらいたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、入り口に近いところに配置をすることで、新しいばら広場の魅力を感じていただいて、バラを好きになっていただける、それを魅力として感じていただける、バラをお好きな方の幅が広がるようにということで、野津田公園のバラの魅力を広めたいという思いで配置している。駐車場からも近い距離で平たんな場所にあり、大勢の方の目に触れる場所にあるところが一番重要なところかと考えている。ばら広場自体は、隣にある芝生広場とも隣接しているので、バラをご覧いただきながら食事できるであろうと考えている。また、樹林地も、このばら広場は角度によっては後ろのほうが濃い緑のバックになるので、バラの花の色が映えるのではないかとも考えているとのことでした。  次に、委員より、雑木林のところの下草をきれいに刈って、ばら広場の予定地ではないところも隣接する。また、この雑木林は芝生広場とも隣接する。芝生広場の雑木林、またばら広場の雑木林と、兼ねた一体で整備してもらうとまた非常にいい。広々として、景観を含めて憩いの場所になり得るのではないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、これは単にばら広場だけを造るということではなく、野津田公園全体の魅力向上に向けて造っているので、近くの芝生広場、あるいは樹林地とも一体的に皆さんにご利用いただくことで魅力を高めていきたいと考えているとのことでした。  質疑終結後、まず、反対の立場から、請願者の今の芝生に囲まれた現在の環境を愛する気持ちというのは十分私は理解している。ただし、既に私たち議会で予算を決定して、もう移植を待つばかりの段階まで工事が来ていることを考えると、1年の延期というのは現実的にも受け入れがたいと考える。  最後に、移転先のばら広場の環境をもっと市民に愛されるように整えていただいて、今請願を出された方々にも愛されるばら広場になるように願っている。そのことをお願いして、私の反対討論とするとの反対討論がありました。  次に、賛成の立場から、請願の願意としては、まず1年間延期をしてほしいという内容で、ばら広場の今の利用状況で、市民の方がほかの場所と異なって、自然の中でウオーキングやリハビリをされているという方もいるという話だった。コロナ禍の下で、市民の新たなニーズが生まれる中、また、テニスコート整備には、答弁にあったように4億円かかるということから、今の新型コロナ禍の下で延期をしてほしいという願いについては届けるべきことだと思い、賛成討論とするとの賛成討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成少数をもって、不採択すべきものと決しました。  以上で建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。第101号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。  討論の通告がありますので、発言を許します。  請願第11号に対する賛成討論。  20番 佐々木智子議員。    〔20番佐々木智子登壇〕 ◆20番(佐々木智子) 日本共産党市議団の一員として通告に従い、請願第11号 野津田公園バラ広場の移設延期等に関する請願に賛成の立場で討論します。  請願者は11月に、担当者からばら広場の移転と、その区域にテニスコートを整備する計画の説明を求め、テニスコート12面の整備計画は、隣接地で営農されている農家の方からの用地購入を経ないと、当面はばら広場を移転したところに造る4面と既存の3面、合わせて7面しかできないことを知りました。第二次野津田公園整備基本計画が予定どおり進んでいないのであれば、バラの植え替えに最適な12月から2月中旬までの根切り作業が、コロナ禍の下でもきちんとできるよう、命あるバラのために移設を1年延ばしてほしいとしています。  請願者が陳述で述べたように、現在のばら広場は散策空間が確保され、ゆっくりとシートを広げながら腰を落ち着かせて観賞することができます。一方、二転三転した移設先は、芝生広場脇の駐車場に近い場所で、バラの花は多くの来園者の目に触れるようにはなりますが、面積を縮小したところに、ばら広場の1.2倍の1,000株を植え付けるとなれば、これまでのような十分な散策スペースがあるのか心配されます。誰もが楽しめるバラ園になるよう、移転事業の市民に向けた説明は丁寧に行うべきと考えます。  今、野津田公園ばら広場をネットで検索すると、あの場所でのバラは今年が見納めと、ボランティアの方が丹精込めて咲かせたバラの写真を多くの方が投稿しています。近隣にある生田緑地や神代植物公園のバラ園に負けないバラと里山空間を一体で楽しむ癒しスポットとして、野津田公園ばら広場は市が思っている以上にたくさんの人に愛されていますというメッセージを請願者は願意に込めているのだと思います。  よって以上の理由から請願第11号に賛成いたします。 ○議長(熊沢あやり) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第113号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第115号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第116号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第117号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第118号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  第104号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
       〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  請願第11号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。  これより第101号議案の討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第101号議案を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第7  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第7、第122号議案を議題といたします。  本案について、市長から提案理由の説明を求めます。  市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) それでは、第122号議案 人権擁護委員候補者の推薦につき同意方についてご説明申し上げます。  本議案は、人権擁護委員の再任候補者1名につきまして、法務大臣に推薦をいたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。  再任推薦候補者の1名につきましてご説明いたします。  森下勝司氏は、現在人権擁護委員を務められ、人格、識見ともに大変優れた方であり、人権擁護委員として最適任者であると思料されます。  よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  第122号議案を採決いたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり同意されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第8  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第8、委員会提出議案第4号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  健康福祉常任委員長 松葉ひろみ議員。    〔健康福祉常任委員長松葉ひろみ登壇〕 ◎健康福祉常任委員長(松葉ひろみ) 委員会提出議案第4号 市民病院の医療従事者への支援を求める決議につきましてご説明いたします。  市民病院が新型コロナ感染者を受入れ、公立病院として市民の命を守るとりでとして大変な状況の中で、一生懸命対応していただいていることに改めて感謝を申し上げたいと思います。  新型コロナ感染症が拡大する中、職員体制の強化など市民病院の医療従事者の意欲を喚起するための支援を行うことを求める決議を委員会として提出することに全員一致で決しました。  以上、議場にいる議員の皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託をいたしません。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  委員会提出議案第4号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま議決されました委員会提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第9  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第9、議員提出議案第26号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  27番 友井和彦議員。    〔27番友井和彦登壇〕 ◎27番(友井和彦) 議員提出議案第26号 町田市市税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。  本案は、現在実施している都市計画税の税率100分の0.24の軽減措置を令和5年度まで延長し、新型コロナウイルス感染拡大による現下の経済状況を勘案し、特例措置として、令和3年度の税率を100分の0.12とすることにより、納税者の税負担の軽減を図るものであります。  なお、施行期日は令和3年4月1日からとなります。  よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。  4番 深沢ひろふみ議員。    〔4番深沢ひろふみ登壇〕
    ◆4番(深沢ひろふみ) 議員提出議案第26号 町田市市税条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論させていただきます。  新型コロナウイルス感染症で市内経済は大変大きな打撃を受けております。このような状況下ですので、今は市民の負担を少しでも軽減することを考える時期だと思います。それを念頭に、近隣市の都市計画税の動向を見てみますと、国立市、八王子市では0.27%、狛江市、西東京市では0.25%、調布市、小平市では0.24%、三鷹市では0.225%、多摩市、府中市、武蔵野市では0.20%であります。  現状の町田市都市計画税0.24%と比較すると、町田市の都市計画税は決して低いとは言えないことが分かります。また、国立市、武蔵野市では、来年度は都市計画税の減税をするものと伺っております。武蔵野市では、現状でも0.20%と都市計画税率が低い市であるにもかかわらず、来年度は、さらに半分の0.1%に引き下げるそうであります。その引下げ理由について、武蔵野市のホームページにこう書かれております。自粛要請などにより収入が減少する市民及び事業者の暮らしや市内の経済を守るため、都市計画税の減税を行いますと武蔵野市のホームページに書かれております。新型コロナのような、これまで未経験な事態下にあって適切な判断だと思われます。  町田市においても、コロナ禍での市民や事業者の暮らし、市内経済を守るため、税の軽減を図る必要があると考え、当議案に賛成いたします。  以上をもって、議員提出議案第26号 町田市市税条例の一部を改正する条例に対する賛成討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第26号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第10  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第10、議員提出議案第23号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  31番 細野龍子議員。    〔31番細野龍子登壇〕 ◎31番(細野龍子) 日本共産党市議団を代表いたしまして、議員提出議案第23号について提案理由のご説明を行わせていただきます。  本議案は、現在実施している都市計画税の税率の軽減措置を延長することにより、これまでどおり納税者の税負担の軽減を図るものであります。昨年10月に実施された消費税10%への値上げで冷え込んだ市民の暮らしや営業に、新型コロナ感染拡大が追い打ちをかけています。企業のリストラも進められる中、町田市においても、市民の暮らしや営業に多大な影響が生まれています。  町田市議会が、これまで合意の下に、長年行ってきた100分の0.24への都市計画税率の軽減策は、市民生活の状況に鑑み、納税者の負担軽減のために、引き続き実施されるべきと考えます。  実際上の改正は、附則第18条で平成15年度から平成32年度としているものを、改正後は附則第18条、平成15年度から令和5年度までとするものであります。  本議案にご賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第23号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第11  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第11、議員提出議案第25号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  22番 いわせ和子議員。    〔22番いわせ和子登壇〕 ◎22番(いわせ和子) 自由民主党、まちだ市民クラブの共同提出により議案となりました議員提出議案第25号 町田市市税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。  本案は、現在、都市計画税の税率を町田市市税条例第132条による100分の0.3の規定にかかわらず、100分の0.24に軽減措置している現在の都市計画税を100分の0.27に軽減措置し、令和5年までの継続を提案するものでございます。  ご存じのように、都市計画税は、都市のインフラ整備の貴重な財源として活用されるものです。町田市は市制施行60年を経過し、道路、公園、学校等の公共施設の老朽化が顕著になってきました。こうしたことにより、その維持管理コストが年々増大の一途をたどっているのが現状でございます。  一方、高齢化の進展により、社会保障関係経費が増大し、構造的収支不足とも言える状況が顕在化しております。コロナ禍においてはもちろん、市民の生活や市内の経済活動を支える施策を最優先に考え、状況の変化に応じて柔軟に対応することは言うまでもありませんが、一方において、構造的収支不足を解消するための努力を怠れば、そのツケを子どもたちの世代に負わせることになってしまいます。  町田市が将来にわたって、15年後も、30年後も選ばれ続ける町となり、持続的な発展に向けて、多摩都市モノレール延伸事業、鶴川駅周辺まちづくり事業、相原駅周辺まちづくり事業などの都市計画事業の実施は、まさに未来への投資であり、必要不可欠であると考えます。  そこで、本案は、コロナ禍における市民負担への配慮と構造的収支不足の解消、持続的な発展を勘案し、都市計画税の軽減税率を基準値である100分の0.3から100分の0.27に軽減するというものでございます。  以上、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第25号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。  この際、山下てつや議員外4人から提出された「町田市市税条例の一部を改正する条例」を上程し、議決してもらいたい旨の動議について、これより表決に入ります。  お諮りいたします。本動議の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本動議は可決されました。   ―――――――――◇―――――――― △議事日程追加の1 日程第1   ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 議員提出議案第34号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  19番 山下てつや議員。    〔19番山下てつや登壇〕 ◎19番(山下てつや) 公明党市議団の一員として、議員提出議案第34号 町田市市税条例の一部改正する条例につきまして提案理由説明を申し上げます。  まず、今の動議につきまして、ご理解いただきましてありがとうございます。  本案は、現在実施している都市計画税の税率を新型コロナウイルスの影響を鑑み、1年間据え置き0.24%とし、次年度以降は新たな軽減税率を定め0.27%とし、引き続き、納税者の負担軽減と今後のまちづくりに資する措置を図るものでございます。  何とぞご賛同賜りますようよろしく申し上げまして、提案理由説明といたします。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。  32番 殿村健一議員。    〔32番殿村健一登壇〕 ◆32番(殿村健一) 議員提出議案第34号について、賛成の立場で討論を行います。  改正案の第18条1項については、1年間の期間限定での100分の0.24の改正については、私たちの提案と同じであります。という意味で賛成であります。  同時に、第18条の2については、令和3年度末に100分の0.27にするという内容でありますけれども、現在の新型コロナウイルス感染症の状況、そして市民生活への影響を考えたときに、果たして、令和3年度でそれが解決できるかという不安は引き続き伴うものであります。よって、100分の0.24を再度検討することを求めて賛成の理由とします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第34号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第12  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第12、議員提出議案第24号外議案7件を一括議題といたします。  お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって本案については提案理由の説明を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。  1番 東友美議員。    〔1番東友美登壇〕 ◆1番(東友美) 議員提出議案第28号 不妊治療への保険適用拡大を求める意見書について質疑いたします。  ご提示いただいておりますとおり、保険適用拡大をはじめとする不妊治療を取り巻く環境改善は、社会的にも多く望まれているところでありますが、その反面、多くの課題も指摘されております。例えば、実際に卵子や精子、受精卵の管理や培養業務を行う胚培養士という職種がございます。特に卵子に精子を掛け合わせる、つまり、授精作業を行うのは、基本的には医師ではなく胚培養士であり、不妊治療の成功率は、医師の知識や経験、手技だけではなく、胚培養士の腕に大きく依存します。  しかしながら、日本においては、この胚培養士に統一的な資格がございません。日本臨床エンブリオロジスト学会、一般社団法人日本卵子学会には学会認定資格がございますが、胚培養士になるには必ずしもそれらの資格が必要ではなく、胚培養士の技量は実にばらばらで、そのことは施設における授精率の差などを生み出している一つの大きな要因です。現状、この不妊治療の中心的役割を担う職種である胚培養士の技術の差が大きい中での保険適用化については、問題視するところも大きいところではございますが、この点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(熊沢あやり) 5番 村まつ俊孝議員。    〔5番村まつ俊孝登壇〕 ◆5番(村まつ俊孝) 不妊治療の保険適用に当たっては、治療の質の確保が極めて重要であると考えております。治療の質を確保するために、保険を適用する施設については、成功率や手術回数などのデータを公開するなど、一定の透明性を確保する必要があると考えております。胚培養士も含めた課題も整備しつつ、不妊治療を行う方々が安心して治療に取り組むことができるよう、保険適用の拡大を求めております。また、保険適用が実施されるまでの間については、既存の助成制度の拡充、不妊治療と仕事の両立ができる環境整備、カウンセリングなどの相談体制の拡充、不育症や事実婚も含めた保険適用、助成を求めるものであります。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。  1番 東友美議員。    〔1番東友美登壇〕 ◆1番(東友美) 議員提出議案第28号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書について、賛成の立場で討論いたします。  先ほど質疑で述べましたとおり、保険適用拡大をはじめとする不妊治療を取り巻く環境改善は、社会的にも多く望まれているところであります。しかしながら、中心的存在の一つである胚培養士について、統一的な試験や資格等が存在せず、その技量のばらつきは大変大きなものとなっており、そのことが、施設間の不妊治療成功率の差を生み出す要因の一つとなっております。  私も不妊治療クリニックにて胚培養士の一人として勤務する中で、様々な状況を実際に見聞きしてまいりました。保険適用となって社会全体で支える以上は、最低限の知識や技量を持っていると証明された方が胚培養士として認められるべきであり、不妊治療の保険適用化と同時に、あるいは先立って、国家資格化等の一定の条件を設けるべきであると考えます。  また、現在不妊治療は基本的に自由診療であるため、基本的な治療にプラスして、施設独自に研究を重ね付加価値をつけているケースも多くなっています。それらを配慮せず、保険適用という名の下に一律化を行った場合、基本的にエビデンスの強いものが保険適用になると考えられるため、多くの付加価値、すなわち各施設で培ってきた経験や研究成果は保険適用の治療では使うことができなくなり、そのことにより不利益を被る患者さんは確実に存在すると考えられます。それらの付加価値を守ることでの、さらなる不妊治療の発展、そして、患者さんの利益を守るためにも、自由診療と保険診療の混合診療についても前向きに検討するべきであると考えます。  さらには、培養液等の培養に用いられるほとんどの物品は、正式には薬剤という扱いではなく、研究用の試薬でございます。通常、保険適用できるような扱いに指定するのであれば知見が必要になると考えますが、この点はどうなるのでしょうか。患者さんの利益、そして、安全性と有効性を十分に確立できる対応を求めます。  最後に、現在政府では、不妊治療法を少子化対策という位置づけとする傾向が多く見られています。この点において、例えば、子どものいないカップルに対し周囲が、保険適用なんだから不妊治療したらと発言することが懸念されるなど、子どものいないカップルが、いわゆるハラスメントを受ける機会が増加するのではないかという見方もございます。不妊治療の保険適用が少子化対策の一つとなることは理解いたしますが、最も重要であるのは、個人の尊厳が守られることであり、子どもを持つ、持たない、不妊治療を受ける、受けないは、そのカップル、当事者のみが決めることで、その意思は何よりも尊重されるべきです。  このような個人、当事者の意思や尊厳が守られる対策も行うことを併せて求め、賛成討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第24号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。  議員提出議案第27号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  議員提出議案第28号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  議員提出議案第29号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  議員提出議案第30号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。  議員提出議案第31号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。  議員提出議案第32号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。  議員提出議案第33号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕
    ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。  お諮りいたします。ただいま議決されました議員提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。  この際、わたべ真実議員外5人から提出された「新型コロナウイルス感染症の影響による財政状況を鑑み(仮称)国際工芸美術館の抜本的見直しを求める決議」を上程し、議決してもらいたい旨の動議について、これより表決に入ります。  お諮りいたします。本動議の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって本動議は可決されました。   ―――――――――◇―――――――― △議事日程追加の2 日程第1   ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 議員提出議案第35号を議題といたします。  本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。  15番 わたべ真実議員。    〔15番わたべ真実登壇〕 ◎15番(わたべ真実) 議案提出をお認めいただきありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の影響による財政状況を鑑み(仮称)国際工芸美術館の抜本的見直しを求める決議を提案いたします。  この国際工芸美術館整備事業につきましては、今年度第1回定例会で基本設計委託料(その2)と2021年度までの実施設計委託料が債務負担行為として既に上程されております。この進め方について、第1回定例会最終日に附帯決議が採択されております。この後、第2回定例会の文教社会常任委員会の行政報告では、基本設計の検討状況の報告がなされ、そして、第3回定例会では、基本設定の工期を3か月延長するという報告でありました。そして、今議会の行政報告では、国際工芸美術館の基本設計の進捗状況について報告があり、それぞれ長い時間にわたる議論をしてまいりました。  このことを踏まえまして、以下提案させていただきます。  現在、新型コロナウイルス感染症は4月7日の緊急事態宣言以降、日本の経済を大きく圧迫し全国的な影響を及ぼし続けている。町田市においても多くの感染者が出ており、医療機関・保健所が対応に追われ、市民生活や市内事業者の生活も圧迫されている。  このような状況の中、町田市では今後も財政が危機的であり大規模な減収が見込まれる。それに伴い2021年度予算編成に当たり市民生活や市内の経済活動を支える施策を最優先することを前提に、取り組む重点事業を行政関与の必要性や緊急性、費用対効果が高い事業に限定するなど、事業の優先順位づけを行い、実施時期の見直しや事業の廃止、縮小など事務事業の抜本的な見直しを行うとしている。  (仮称)国際工芸美術館計画をめぐっては当初令和2年度第3回定例議会で予算規模を提示するとのことだったが、新型コロナウイルス感染症の影響により基本設計は3か月の延長を余儀なくされており、いまだ実施設計に至っていない。  そして本計画を実施するに当たり、今議会の文教社会常任委員会で行政報告がされ、予算規模は(仮称)国際工芸美術館整備工事に約28億5,000万円、国際版画美術館・(仮称)国際工芸美術館一体化工事約3億7,000万円、そして体験型工房棟整備工事に約8億円と総額約40億円もの財政投資が必要であることが明らかになった。  また、町田市は国・東京都からの交付金などを申請しているが、現段階において企業版ふるさと納税や東京都市町村総合交付金まちづくり振興対策地域特選事業枠がどの程度財政投資額の負担軽減になるかを見通せる状況にはない。  また、予算総額に見合う費用対効果やその必要性、利用者や地域への説明不足など、いまだ市民理解を得られる段階ではない。この状況下で多額の財政投資を要する(仮称)国際工芸美術館計画を計画どおりに進めることは今後の財政状況を鑑み、今後の予算編成の判断基準にある「緊急性」に反するものであると言わざるを得ない。  よって上記状況を鑑み、(仮称)国際工芸美術館計画については、実施時期の見直し及び規模縮小などの抜本的な見直しを求める。  ただし、原町田地域及び高ヶ坂地域より要望が出されている芹ヶ谷公園内の交通利便性を向上させる施策については、国際版画美術館内の通行手段とは別の計画を施し地域住民とともに早急な対応を進めることを重ねて求める。  以上でございます。どうぞ皆様のご理解とご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。  19番 山下てつや議員。    〔19番山下てつや登壇〕 ◆19番(山下てつや) 議員提出議案第35号について、反対の立場から討論をいたします。  (仮称)国際工芸美術館整備については、過去に見直しが求められ、市としてもそれに応え、工事費の圧縮とともに、新たに子どもと体験という視点を明確に取り入れ、延期を余儀なくされましたが、その内容がより魅力的な計画となっている、改善されてきたというふうに認識をしております。その点では、まず冒頭ではありますが、決議文にございます抜本的な見直しはあり得ないと考えます。  また、新型コロナウイルス感染症の影響による財政状況に鑑みとの決議文にありますが、先日の市長答弁からも明らかになっているとおり、本事業においては、工事年度の分散化、また、財政負担においても平準化が前提となっており、ご心配いただいている点については、解消される取組状況が既に議会質問などで確認されているとおりでございます。  その上で、現状の問題点や市の計画の取組状況について確認をしていきたいと思います。  まず、経営的な視点では、現在博物館が閉館し、その用地は民間からお借りしており、賃料や維持管理費約3,600万円が年間かかり、このまま放置をしておくことができない問題となっております。一方で、これまでの経緯から、様々な視点から(仮称)国際工芸美術館の新設は工夫や改善が見られ、予算を圧縮しながらも、魅力ある計画となっています。例えば、国際版画美術館との共有できる機能は共有をして(仮称)国際工芸美術館を造り、そこに貴重な博物館の収蔵品を移す。そして、次世代に文化を承継していく。従来に比べて、将来のランニングコストの縮減を図りながら、将来の市民への文化の承継を図るものとなっております。  世界中に残された文化財、あるいは古い芸術作品は、その時代その時代で様々な困難、例えば戦争であったり、今回のような疫病の流行であったり、困難を経て現代に承継されてきていると認識をしております。そうなると、10年、100年と長いスパンで考えると、今が困難だからといって次世代に引き継ぐ努力をしなければ、次世代の人々に文化の承継ができないと考えます。  また、国際工芸美術館整備事業も含めた芹ヶ谷公園芸術の杜プロジェクトは、町田市の主な産業である商業、特にその中心となる町田駅周辺の中心市街地を元気にしていこうという計画になっております。このプロジェクトによって町の魅力が高まり、町田駅周辺の中心市街地をはじめとして経済波及効果も期待でき、民間資金による投資を呼び込む上でも、厳しい時代であるからこそ、市が担うべき未来への投資効果を期待できる事業であると考えます。  また、我が会派としても、議場において繰り返し訴えてまいりましたが、コロナ禍において、市民の生活や経済活動を支える施策を最優先に考え、状況の変化に応じて柔軟に対応することは言うまでもありません。しかし、冷静に考えれば、(仮称)国際工芸美術館の整備工事が本格的に始まるのは2022年度以降の話でございます。今、目の前のコロナへの対応を最優先に考えるべきことは当然でございますが、一方で、未来への投資をする努力を怠れば、アフターコロナに向けた経済回復の準備が遅れるばかりか、そのツケを子どもたちに負わせることになってしまいます。  市は、(仮称)国際工芸美術館について、芹ヶ谷公園芸術の杜プロジェクトとして、中心市街地との連携や将来のモノレール導入に向けた重要な拠点としても位置づけ、明確なビジョンを持って課題に取り組んでいると認識をしております。冷静に将来を考えるべきときであるとも考えます。  以上の点から、(仮称)国際工芸美術館整備事業については、これまでの説明のとおり、市の計画を尊重することを申し上げますとともに、議員提出議案第35号について、反対の立場からの討論といたします。 ○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議員提出議案第35号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって本案は否決されました。   ―――――――――◇―――――――― △日程第13  ―――――――――――――――――― ○議長(熊沢あやり) 日程第13、各常任委員会の特定事件継続調査申し出についてを議題といたします。  各常任委員長から、目下委員会において調査中の特定事件につき、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。  以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。  今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。  会議を閉じます。  これをもって令和2年第4回町田市議会定例会を閉会いたします。              午後2時15分 閉会   ――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   議  長  熊   沢   あ や り   署名議員  わ た べ   真   実   署名議員  お ぜ き   重 太 郎...