町田市議会 2020-03-26
令和 2年建設常任委員会(3月)-03月26日-01号
調査法制係 寺内悠莉
担当 長谷川拓
7 速記士
植木那津子(
澤速記事務所)
8 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
建設常任委員会審査順序
令和2年(2020年)
3月25日(水)午前10時
3月26日(木)午前10時
第1委員会室
1
環境資源部
(1)第 7 号議案 令和2年度(2020年度)町田市
一般会計予算
(2)
行政報告 「(仮称)第二次町田市
一般廃棄物資源化基本計画」の策定について
(3)
行政報告 宮城県大崎市の
災害廃棄物の受入れについて
(4)
行政報告 新たなごみの
資源化施設について
2 道路部
(1)第27号議案
玉川学園前駅
デッキ整備工事請負契約
(2)第32号議案 市道路線の認定について
(3)第33号議案 市道路線の廃止について
(4)第 7 号議案 令和2年度(2020年度)町田市
一般会計予算
(5)
行政報告 町田市無
電柱化推進計画(案)の
市民意見募集について
(6)
行政報告 シェアサイクル社会実験で使用するシステム(アプリ)の変更について
(7)
行政報告 「
市民通報アプリ・まちピカ町田くん」の機能改善について
3
都市づくり部
(1)第21号議案 町田市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
(2)第 7 号議案 令和2年度(2020年度)町田市
一般会計予算
(3)第11号議案 令和2年度(2020年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算
(4)
行政報告 南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについて
(5)
行政報告 地形地物の変更に伴う都市計画の
見直し検討について
(6)
行政報告 鶴川駅
南土地区画整理事業及び鶴川駅
南口アクセス道路事業について
(7)
行政報告 「
都市計画公園・緑地の整備方針」及び「緑確保の総合的な方針」の改定について
(8)
行政報告 町田薬師池公園四季彩の杜西園の開園について
4
下水道部
(1)第22号議案 町田市浄化槽の清掃及び保守点検に関する条例の一部を改正する条例
(2)第29号議案 町田市
公共下水道事業(2019年度)に関する
業務委託契約を変更する契約
(3)第 7 号議案 令和2年度(2020年度)町田市
一般会計予算
(4)第12号議案 令和2年度(2020年度)町田市
下水道事業会計予算
(5)
行政報告 公共下水道への
接続意向調査について(中間報告)
(6)
行政報告 浄化槽維持管理費補助金制度の改正について
(7)
行政報告 鶴見川クリーンセンター財産処分について
5 特定事件の
継続調査申し出について
6 委員派遣について
────────────────────────────────────
午前10時2分 開議
○委員長 ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
3月25日に続き、当
建設常任委員会に付託されました案件について審査を行います。
△第22号議案
○委員長 第22号議案を議題といたします。
本案について、提案者の報告を求めます。
◎
下水道部長 それでは、ご説明させていただきます。
第22号議案 町田市浄化槽の清掃及び保守点検に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、浄化槽法の改正に伴い関係する規程を整備するため、改正するものでございます。
内容といたしましては、
浄化槽管理士の研修の機会を確保するため、条例第20条の2を追加するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆おく 委員 有効期間内というのは何年、または何カ月とか、その辺の情報を教えてください。
◎
下水道整備課長 保守点検業者には5年間の期間で更新を行ってもらっております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第22号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第22号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第29号議案
○委員長 第29号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
下水道部長 第29号議案 町田市
公共下水道事業(2019年度)に関する
業務委託契約を変更する契約についてご説明を申し上げます。
本件は、国の2019年度補正予算に伴う対象事業として、2020年度に予定していた事業を前倒しして行うため、平成31年(2019年)第1回
町田市議会定例会におきましてご承認をいただき、
公益財団法人東京都
都市づくり公社と契約締結した業務委託の一部を変更するものでございます。
変更内容は、2019年4月1日から2020年3月31日までとしていた契約期間を2019年4月1日から2021年3月31日までとするものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆友井 委員 この29号議案は、国の関連の前倒しで今回ご提案されていると思いますけれども、既存の工事概要をさらりとご説明いただけますか。
◎
下水道整備課長 今回の工事内容でございますが、相原町の相原駅から西側に行きました部分で雨水の枝線工事を行います。管径が1,350ミリで約145メートルとなります。
◆友井 委員 そのお話は議案概要のことをご説明いただいたと思うんですけれども、この
公益財団法人東京都
都市づくり公社が工事を請け負っていた状態だったんでしょうか。今現在施工しているんですよね。違いますか。
◎
下水道整備課長 今回、前倒しで国の補正予算がいただけまして、工事はこれからとなります。
◆友井 委員 契約期間を見ますと、変更前の期間は2019年4月1日からになっていますけれども、これはどういうことなんでしょうか。そのあたりをご説明いただけますか。
◎
下水道整備課長 2019年度におきまして、
都市づくり公社に汚水の工事などを委託しておりました。契約期間を変更して、2019年度分として
相原雨水管をさらにやっていただくということになります。
◆友井 委員 東京都
都市づくり公社のお名前はよく見ますけれども、契約当初、実態としてこういったときの応札はほぼないんですか。今回の件はどうだったんでしょうか。
◎
下水道整備課長 都市づくり公社への入札、例えば応札というものはございません。
◆友井 委員 そのからくりを教えていただけますか。
◎
下水道部長 私からご説明します。
都市づくり公社につきましては、過去、経年にわたりまして契約しているもので、委託業務として契約しております。町田市も、
皆さんご存じだと思いますが、その当時、多摩地区の技術の向上がこれからということで、それを基本として技術の習得を我々もするということで始まったものです。それにあわせまして、東京都以下何市かで出捐金を払っているということで財団法人となっております。ですので、私
ども事務方でやります
事務適正化委員会の内容には該当しないという流れとなっています。
出捐金ということで、第三セクターではないんですが、応援をいただいているということでそういう入札、応札等についてはなく、事前に協議をしまして、我々と同じ公共単価を当然使って、我々もそれをチェックするということでの発注をして、
都市づくり公社が業者さんと個別に契約をしてやるという仕組みになっております。ですので、事務費は当然お願いしますからかかりますが、落札比率だとかそういうものは出てこないと私のほうで考えております。
◆友井 委員 そうしますと、こういった
都市づくり公社のようなところに委託業務として出すということはマージンが当然かかって、直接やる手間を省いているということですよね。では、常にこういう動きが東京都の中であるのかどうかです。当時は技術的な不足を補うための機関だったんでしょうけれども、それは経年してもう大分たつ状態だと思うので、そこにこの公社を挟むというのは、職員さんを減らせるんですよとか、そういった事由があって初めて成り立つと思うんですけれども、状況としてはいかがなんでしょうか。
◎
下水道部長 まさに友井委員の言う要因はあります。我々は、処理場では
下水道事業団に別に委託しているものもあります。今のお話のように、私の
説明もちょっとよくなかったのかもしれませんが、技術を習得する、私たちに教えていただくというもので、当然、うちの技術職員はそれなりの
国家資格証を持っていますので、それになっています。ただ、今の事業費をペイするために、私どもの職員も当然限られていますので、その意味としては、ちょっと特殊技術の応援もいただきますけれども、私どもの定数が変わっている分をやっていただくと。私どもも当然人件費がかかるものがありますけれども、それについては事務費という形で人件費を
都市づくり公社にお支払いしていると。
ですので今後も、今私が考える中では、
都市づくり公社への委託をやめるという方向にはならないのかなと考えております。ただ、金額的には大分落として、物にもよりますけれども、過年よりは大分落ちていると。面的整備が終わっておりますので、落ちてきているのかなというトレンドはあると考えております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第29号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第29号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第7号議案(
下水道部所管部分)
○委員長 第7号議案を議題といたします。
本案のうち、
下水道部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎
下水道部長 第7号議案 令和2年度(2020年度)町田市
一般会計予算のうち、
下水道部が所管する予算についてご説明を申し上げます。
初めに、歳入についてご説明いたします。
予算書の31ページをごらんください。
第14款、使用料及び手数料、第2項、手数料、第3目、
衛生手数料につきましては、節の3、
浄化槽保守点検業者登録手数料として9万6,000円、節の4、
浄化槽管理士身分証明手数料として7,000円、節の10、
し尿処理手数料として2,125万4,000円を計上しております。
36ページをごらんください。
第15款、
国庫支出金、第2項、
国庫補助金、第3目、
衛生費国庫補助金につきましては、節の1、
循環型社会形成推進交付金のうち、説明欄の
浄化槽設置整備事業費として788万4,000円を計上しております。
第4目、
土木費国庫補助金につきましては、節の1、
社会資本整備総合交付金のうち、説明欄の
雨水浸透設備設置助成費として90万円を計上しております。
次に、45ページをごらんください。
第16款、都支出金、第2項、都補助金、第3目、衛生費都補助金、節の7、
合併処理浄化槽整備事業費補助は394万2,000円を計上しております。
47ページをごらんください
第6目、土木費都補助金、節の6、
雨水流出抑制事業費補助として90万円を計上しております。
以上が歳入でございます。
続きまして、歳出について「
予算概要説明書」を使いご説明いたします。
「
予算概要説明書」の505ページをごらんください。
一般会計分について予算編成で重視した主な取り組みにつきましてご説明いたします。
「浄化槽に関すること」につきましては、
合併処理浄化槽設置事業補助金を交付することにより、
合併処理浄化槽の普及を推進し、
維持管理費用に対しては補助金を交付及び啓発活動を行うことにより、浄化槽の適正な
維持管理を推進していきます。
506ページをごらんください。
「
雨水浸透設備設置助成事業に関すること」につきましては、
雨水浸透設備の設置費用を補助することにより、
雨水浸透ます等の設置を促進し、河川の
流域対策強化を図るため、引き続き事業を実施してまいります。
507ページをごらんください。
「水路・
雨水調整池の
維持管理に関すること」につきましては、施設を健全な状態で維持するとともに、事故や市民からの意見に迅速に対応できる体制をつくります。また、
水路管理業務の充実を図るため、水路の現況調査を行い、構造及び境界等の
基本的情報を明記した管理図書を作成していきます。
以上の事項を念頭に予算編成を行いました。
508ページをごらんください。
(2)2020年度
下水道部予算一般会計分の総括表でございます。
下の段になりますが、
下水道部予算(一般会計)財源内訳をごらんください。
職員人件費を除いた金額ではございますが、歳入歳出の総額をそれぞれ20億384万8,000円とするものでございます。前年度と比較して1億2,317万4,000円の減額となっております。
続きまして、個々の事業についてご説明いたします。
511ページをごらんください。
2、
浄化槽管理指導費70万5,000円につきましては、市内にある浄化槽の適正な管理をしていただくために、保守点検・清掃・法定検査の実施などの管理指導を図っていくものでございます。
3、
合併処理浄化槽整備費2,214万円につきましては、
公共下水道事業計画区域外の地域において、
合併処理浄化槽への転換を促進していくものでございます。
512ページをごらんください。
4、
浄化槽維持管理補助費1,560万5,000円につきましては、
公共下水道未供用区域内における浄化槽の機能を適切に維持していただくために、浄化槽の
維持管理費の補助を行うものでございます。
予算書では115ページに記載しております。
次に、2、
し尿収集費5,881万2,000円につきましては、市内の
くみ取り便所などの
し尿くみ取り業務を行うことで、衛生的な住環境を確保するものでございます。
予算書では119ページに記載しております。
513ページをごらんください。
2、
雨水浸透設備設置助成費204万円につきましては、
雨水浸透設備の設置費用の一部を補助することにより、
雨水浸透ます等の設置を促進し、河川の
流域対策強化を図るものでございます。
514ページをごらんください。
3、
水路維持事業費1億2,782万1,000円につきましては、水路の適正な
維持管理や点検・調査を行うことにより、大雨の被害や市民要望に迅速に対応できるよう図るものでございます。
4、
雨水調整池維持事業費3,734万3,000円につきましては、浸水被害の防止を図るため、
下水道部で管理する121の
雨水調整池の
維持管理を行うものでございます。
予算書では126ページに記載しております。
515ページをごらんください。
1、総合
治水対策事業費15万4,000円につきましては、
国土交通省、東京都、神奈川県及び
流域関係自治体と連携協力し、流域全体での総合的な治水対策に取り組むものでございます。
予算書では127ページに記載しております。
516ページをごらんください。
1、
下水道事業会計費17億3,922万8,000円につきましては、雨水処理に必要な経費等で、一般会計が負担する費用でございます。
予算書では135ページに記載しおります。
以上が
一般会計予算のうち、
下水道部所管分の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤 委員 ご説明ありがとうございました。
そして、昨年10月12日に日本に上陸した台風第19号――台風第19号は
令和元年東日本台風と呼ばれていますけれども――により、境川流域においても記録的な大雨により被害が発生いたしました。
下水道部もその状況確認のために、境川の根岸橋から上流を迅速に調査していただきました。私もその調査を受けて、
神奈川県議会を通じて神奈川県に対してその復旧工事をお願いしているところであります。
町田市議会では、12月定例会において境川の早期改修と
令和元年台風第19号による
早期復旧等に関する意見書を全議員で賛成し、提出させていただいております。
そのような中、先日の24日に木島副市長、それと相模原市の森副市長が神奈川県の
県土整備局長に改修の要請書をお届けいただいたことに対しては、
町田市議会議員として感謝いたしているところであります。
その中で2020年度、ことしの境川流域についての一つのお考え等を教えていただきながら、先日行った要請活動の中のこともちょっと報告していただきたいと思っております。それとともに、治水についての2020年度の部としての考え方をお知らせください。お願いいたします。
◎
下水道部長 総合的な話になりますので、私からご答弁させていただきます。
今、予算書でもお話ししたとおり、治水に対する事業につきましては、2020年度、来年度予算につきましても同様の事業を進めていきたいと思っております。今年度の取り組みとしましては、今も来年度のでご説明しましたけれども、
雨水浸透設備設置助成費として、残念ながらですが4件の助成を行いました。また、
水路維持事業費としては水路修繕や
スクリーン点検、それから水路の清掃、水路の現況調査を行いました。
雨水調整池の維持につきましては、先ほどご紹介したとおり、
下水道部が所管します121の調整池についての管理を行いました。
また、今メーンでご質疑いただいております
総合治水対策としては、境川を所管する神奈川県の
河川管理事務所の
厚木土木事務所津久井治水センター、それから
東部センター、そして
藤沢土木事務所に、要は境川の前線の神奈川県の事務所に私のほうでお邪魔させていただきまして、現況のお話、それから私どもに皆さんからいただいている意見についてもお伝えしながら、早期整備のご要望をしているところでございます。
近々では、先日になりますけれども、相模原市、
津久井治水センターとともに台風第19号の被害のあった箇所の現場調査を3者で行い、昨日には、今ご紹介いただきましたけれども、皆さんのポストにも入れさせていただきましたが、神奈川県に対して相模原市森副市長と我々の木島副市長が神奈川県の
上前県土整備局長に面会し、台風等による浸水被害が発生していることから、整備がおくれている区間の改修を強く要請したところでございます。
上前県土整備局長からは、ことしの2月に
水防災戦略を策定したこと、その
水防災戦略は、短期的に集中的にやる、中長期的にやる、それから
ソフト対策の、大きく分けて3つの構成で実施していくご回答をいただきました。
具体的には、浸水のあった箇所の堤防の
かさ上げ等を考えており、どのようにやっていくか検討するための測量にもう既に着手しているというご報告もいただいたところでございます。また、相模原市、町田市とこれからも情報交換を行いながら、市民、都民、県民の命を守る、被害を最小化していくことを念頭に置きながら、短期、中長期的に基盤をつくり上げていくということで進めたいので、協力の要請を求められたところでございます。
◆おく 委員 ご説明いただく中で、浄化槽の管理のあり方は改正法に基づいて進めていくんだということをお話しいただいているわけですけれども、
単独処理浄化槽はまだ現存しているという話も聞いておりますけれども、市内では大体どのぐらいの数が残っているんでしょうか。
◎
下水道整備課長 単独処理浄化槽ですが、まず
市街化調整区域の中ですと約220件ほど、あと、
市街化区域ですと700件ほどまだ残っております。
◆おく 委員 そこへの
アプローチは今どのようにされているんですか。
◎
下水道整備課長 2019年度におきまして、先ほどありました
設置補助の対象のお宅には、こういう補助金がありますので、
合併処理浄化槽への切りかえをお願いしますという啓発を行っております。
◆おく 委員 それは
市街化区域、または調整区域で全く同じレベルでの
アプローチということでよろしいんですか。
◎
下水道整備課長 設置補助の対象となりますのが、
市街化区域はなりませんので、どちらかといいますと
市街化調整区域の方々に
設置補助の啓発を行うほかに、あと、
維持管理費補助というのがございますので、管理、保守点検、清掃、法定点検をやってくださいという啓発をさらに行っております。
◆吉田 委員 512ページのし尿処理のところなんですけれども、小さい項目なんですけれども、
し尿くみ取り量が
仮設トイレの分が500キロリットルという表示になっているんですけれども、あちこちで
仮設トイレは見かけるんですけれども、こんなに少ないものなんでしょうか。
◎
下水道整備課長 こちらの
仮設トイレは500キロリットルというんですけれども、500キロリットルですので相当な量かとは思うんですけれども、いわゆる工事現場であったりとか、あとは事業所、例えば工場をやられている方で外にトイレを置かれている方などがございます。そちらの方々の
くみ取り量ということで考えております。
◆吉田 委員
仮設トイレはあちこちに置いてあるので、工事現場にはまず1個は置いてあるんです。その量からすると、こんなものかなという気持ちがしておったのです。し尿ですから、そこそこの量に1カ所でもなるんじゃないかと。1カ所で少なくとも何十リットルとか100リットルぐらいにはなるんじゃないかと思って……(「キロだよ、キロ」と呼ぶ者あり)だから、それがキロなんですけれども、それ以上に工事現場のあちこちで見かけると思うわけです。
仮設トイレは何千という箇所にあるはずなんです。
◎
下水道整備課長 仮設トイレ等のくみ取りで500キロリットル、あとは、そのほかにも2018年度ですと、事業系としまして全部で――実績値といたしましてはそれぐらいになるのかなと考えております。
◆吉田 委員 私はたまたま
仮設トイレを販売したことがあるので、身近に思って聞いているんですけれども、そんなものかなという。500キロリットルといったってどんどん流していくものですし、建物の大きなところでは1台、2台じゃなく何台も置いているところもあります。また災害現場は、今回の台風第19号でも何台も置いてあったのを見たんですけれども、そんなものかなと思うところですので、きょうじゃなくて結構ですので、何件ぐらいあったか、何カ所ぐらいだというのを後で知らせてください。終わります。
◎
下水道整備課長 2018年度の件数で言いますと、約2,200件ぐらいになります。
◆わたべ 委員 「
予算概要説明書」の513ページの
雨水浸透設備設置助成費について伺います。
先ほどのご説明で昨年は4件というご報告で、補助件数も上限が10件までというところで、家を新築される方が申し込みをされるんでしょうけれども、この数字がなかなか伸びない理由についてお伺いしたいんですけれども。
◎下水道管理課長 基本的には、浸透施設というのは例えば開発とか、それから中高層の建物とかは条例とか要綱によって設置をお願い――そういうものはかなり多いです。一方で、個人のお宅の新築とか建てかえというケースがこれに当たるわけですが、1つには、この制度自体をなかなかうまくご理解いただけていないところもございます。なので今、リーフレットも見やすく、立て直しというかつくりかえをしたりして、これからさらに周知を徹底していきたいと思っております。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。これは、例えば、小規模でも中規模でもある程度まとめて戸数が建っているところは、そういう雨水浸透ますを業者が設置しなきゃいけないという理解でよろしいのかということと、あと、個人の場合に啓発に努めるというお答えだったんですけれども、もしつけるとなると、大体どれぐらいが負担としてというんですか、金額が1基当たりかかるのかについて教えてください。
◎下水道管理課長 先ほどもちょっと説明させていただいたんですが、基本的には、ある一定の規模の土地の開発がありますと開発行為とかになりますし、建物も規模があれば中高層とかになりますので、そうしますと、そもそもそこのところはもう義務的にお願いしているというところです。一方で、個人のお宅の場合にこれを使っていただきたいということなので、まず、ケースが限られているというのが1つございます。なので、なかなか広がりにくいという側面があります。
1基当たり幾らかというお話ですが、浸透施設には300の大きさのますがございまして、それに対して1基5万2,000円とか、それからあと穴があいている管があるんですけれども、そういったものに1メートル当たり1万9,000円という、これは補助の金額のベースですけれども、東京都からそういう単価が示されているので、その単価で我々はやっています。
ただし、実際に工事をやるときにこの単価だけでできるかというと、やはり業者さんの経費とか、あとは浸透施設以外にほかのところも結局工事をやることが普通はセットになりますので、汚水の配管をやるときに雨水の浸透施設も一緒にやることもありますので、当然、浸透施設だけそうだという内容ですけれども、それに汚水の部分とかが別に必要になるということにはなってきます。それは補助の範囲の外になります。
◆わたべ 委員 わかりました。それなりに個人負担額がある程度かかることはわかったんですけれども、一定の開発の場合、雨水が直接川に流れ込まずに地面に浸透する仕組みがちゃんとあって、そこはかなりの量が浸透しているであろうと期待されて、もし個人にそんなに期待していないんであれば、この補助金の枠にはまるかどうかわからないんですけれども、一般家庭に普及することを考えると、雨水タンクの助成金は、前3年間ぐらい限定でつけられた時期があったかと思うんですけれども、そういうこともあわせて検討することは考えられないんでしょうか。
◎下水道管理課長 要は、市域の総合的な治水、みんなでどうやって大雨に、この間の台風なんかにもどう対応していくか。大きなテーマとするとそういうテーマだと感じています。その中で大きいもの、小さいもの、いろいろありますけれども、例えば、市は市でいろんな市の施設にそういう浸透の施設をいろいろ工夫してやっていますし、それから、事業者さんがやるものについても条例とかでお願いしているところ。あとは一般家庭の方にもお願いする。だから、物の大小はございますけれども、みんなで総合的に自分たちの町を守っていこうという啓発の意味も込めてこの事業を進めているところでございます。
◆わたべ 委員 わかりました。そういう意味で、個人へ、一般市民へ浸透させるという意味ですと、今回は、
雨水浸透設備設置助成金なんですけれども、今後、雨水タンクの設置という啓発もできなくはないのかなと感じました。
というところで、これで終わります。ありがとうございます。
◆田中 委員 1点だけ伺います。
512ページの
し尿収集費なんですけれども、一般家庭対象世帯数が、今年度は450世帯だったものが今回400世帯になっているということで、その理由について伺いたいと思います。
◎
下水道整備課長 こちらにつきましては、毎年毎年のくみ取り世帯の数の減少に伴うものでございます。
◆田中 委員 くみ取り世帯が減少しているということはいいことなのかなと思うんですが、その減少の理由というところでは、整備が整ってきた世帯がふえてきているということなのか、どういった理由が考えられるか教えてください。
◎
下水道整備課長 切りかえの大きな要因といたしましては、
公共下水道への接続が大きな要因かと思っております。
◆友井 委員
総合治水対策、先ほども質疑が出ましたけれども、従前から工事が始まっています境川金森調節池について、当時、地元の皆さんと東京都がお約束したことがどのぐらい履行されているのか、現状をお知らせいただきたいと思います。
◎
下水道部次長 境川金森調節池なんですけれども、今、工事の進捗につきましては、予定どおり進んでいると伺っております。地元の住民の方たちとのそれについても工事説明会等を開いておりますので、その辺でご説明はしているとお伺いしています。
◆友井 委員 約束事は履行されているのかと聞いているんだけれども。
○委員長 休憩いたします。
午前10時41分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時42分 再開
○委員長 再開いたします。
◎
下水道部長 私からご説明させていただきます。
住民からの要望はさまざまなものがありますので、私が今、頭の中に入っているものだけご説明をさせていただきます。
まず、サイクリングコースが閉鎖したことに対してのご質問等も地元からもいただいておりますし、私も地元の団体からお話をいただいていました。それについては私も現場を直接見まして、迂回路の案内だとかそういうものについては丁寧にやっているのかと思っております。
それから今、仮設の橋、人道橋がかかっておりますけれども、それについても若干幅は狭くなってしまっている。高欄、要するにフェンスというか落ちないようにする位置が、仮設なんですけれども構造上の問題で内側に行っていますので、若干幅が狭くなっています。ただ、自転車をおりられて、相互のすれ違いについては常時すれ違っているわけではないので、改善ができるかどうかはまた南多摩東部建設事務所さんにご要望しようかと思っておりますけれども、そういうご意見もいただいて、私どももその調整をこれから、最近の話ですので来ております。
それから、私どもではないんですが、東京都さんから西田スポーツ広場の代替についてというご要望もいただいたと聞いております。これについては、私どもは調整というか申し入れという形になりますけれども、新宿の河川局と調整し、まだ結果は出ていないんですが、調整は継続して行っております。
あと、地元で係争中ということもありますので、そこら辺で改善の進みが若干遅いのかなと、これは私の個人的な考察ですけれども、ありますが、私ども市は調整というお話をいただきましたが、窓口として最大限できるものについては南多摩東部建設事務所さんに、東京都に伝えていきたいと思っております。
◆友井 委員 引き続きご努力をお願いして終わります。
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
△第12号議案
○委員長 第12号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
下水道部長 第12号議案 令和2年度(2020年度)町田市
下水道事業会計予算についてご説明いたします。
予算書の1ページをごらんください。
第3条、収益的収入及び支出の予定額につきましては、下水道事業収益を129億7,144万8,000円、下水道事業費用を124億1,109万円計上するものでございます。
2ページをごらんください。
第4条、資本的収入及び支出の予定額につきましては、資本的収入を27億9,458万7,000円、資本的支出を54億3,018万3,000円計上するものでございます。
資本的収入額が資本的支出額に対し不足している額26億3,559万6,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、引継金、当年度損益勘定留保資金、当年度利益剰余金処分額にて補填してまいります。
3ページをごらんください。
第6条、企業債につきましては、下水道事業の起債限度額を17億5,850万円、資本費平準化対策の起債限度額を3億2,800万円に定めるものでございます。
続きまして、予算の主な内容をご説明申し上げます。
6ページをごらんください。
まず、収益的収入でございます。第1款、下水道事業収益の第1項、営業収益61億1,136万8,000円につきましては、
公共下水道使用料収入及び一般会計からの負担金などの収入でございます。
第2項、営業外収益68億5,793万8,000円につきましては、一般会計からの負担金及び下水道事業に対する
国庫補助金などの収入でございます。
第3項、特別利益、214万2,000円につきましては、長期前受金の戻入益等によるものでございます。
8ページをごらんください。
続きまして、資本的収入でございます。第1款、資本的収入の第1項、企業債20億8,650万円につきましては、
公共下水道事業債及び資本費平準化債によるものでございます。
第2項、他会計負担金1億4,322万3,000円につきましては、一般会計からの負担金でございます。
第3項、補助金5億4,727万9,000円につきましては、
国庫補助金及び都補助金によるものでございます。
第6項、固定資産売却代金226万1,000円につきましては、車両売却に係る売却代金でございます。
第7項、分担金及び負担金1,426万6,000円につきましては、
公共下水道の整備に係る受益者負担金及び受益者分担金によるものでございます。
第9項、長期貸付金償還金105万8,000円につきましては、水洗便所改造貸付金に係る返還元金でございます。
収益的収入及び資本的収入につきましては、以上でございます。
次に、収益的支出及び資本的支出について「
予算概要説明書」を用い、ご説明いたします。
「
予算概要説明書」の518ページをごらんください。
下水道部予算のポイントでございます。下水道事業会計の予算編成で重視した主な取り組みにつきましてご説明いたします。
①【下水道の計画に関すること】につきましては、下水道基盤の強化を目指すために、独自の経営計画や事業計画の策定を行います。
519ページをごらんください。
②【下水道管の整備に関すること】につきましては、浸水被害軽減のため、雨水管の整備や大規模地震に備えるため、汚水管の耐震化やマンホールトイレシステムの設置などを実施します。
520ページをごらんください。
③【下水道施設の
維持管理に関すること】につきましては、汚水管や雨水管などの下水道施設の点検を計画的に行い、異常箇所を早期に発見し、修繕や清掃を迅速に行うなど、予防保全型の
維持管理を推進します。
521ページをごらんください。
④【下水処理場の整備及び
維持管理に関すること】につきましては、安定した水処理を行うため、成瀬クリーンセンター及び鶴見川クリーンセンターの両処理場において、老朽化した設備の更新工事を計画的に行います。また、災害時においても安定的に水処理を行うため、成瀬クリーンセンターでは、施設の耐震化を進めます。
以上の事項を念頭に予算編成を行ってまいります。
523ページをごらんください。
下水道部予算(公営企業会計)の財源内訳をごらんください。
職員人件費及び予備費を除いた金額ではありますが、歳入歳出の総額を、それぞれ170億4,708万6,000円とするものでございます。
続きまして、支出内容についてご説明いたします。
528ページをごらんください。
まず、収益的支出でございます。
1-1、営業費用106億9,173万3,000円につきましては、【下水道の計画に関すること】といたしまして、下水道の維持・修繕及び改築更新工事を計画的に行い、施設全体の管理を最適化する下水道ストックマネジメント計画の策定を行います。
【汚水・雨水管の維持に関すること】といたしましては、汚水管・雨水管の適正な
維持管理のため、点検を定期的に行い異常箇所を早期に発見し、修繕や清掃を迅速に行います。
【処理場の維持に関すること】といたしましては、下水処理場の汚水処理のために、水質の監視・調整や修繕、清掃など適正な
維持管理を行います。また、事業場の排水規制・指導などを行います。
【下水道使用料に関すること】といたしまして、下水道使用料の調定・納入通知・収納・還付・減免について委託します。
529ページをごらんください。
営業費用の主な事業費につきましては、計画策定委託料といたしまして7,667万円、施設等管理委託料といたしまして2億1,022万4,000円、処理場等管理委託料といたしまして5億5,438万9,000円、事業・業務委託料といたしまして5億1,904万4,000円などを計上しております。
町田市
下水道事業会計予算書では、27ページから32ページに対応しております。
530ページをごらんください。
続きまして、1-2、営業外費用9億6,084万8,000円につきましては、下水道事業債の2020年度償還分の利子及び下水道事業の2020年度分の消費税でございます。
1-3、特別損失7,327万7,000円につきましては、地方公営企業法適用以前に発生した貸倒引当金を計上したものでございます。
以上が、町田市
下水道事業会計予算書では、33ページに対応しております。
531ページをごらんください。
次に、資本的支出でございます。
1-1、建設改良費24億7,965万9,000円につきましては、【下水道管整備に関すること】といたしまして、雨水管延長約370メートル、マンホールトイレシステムの設置6施設、汚水管延長約2,200メートルの整備を行います。
【処理場整備に関すること】といたしまして、持続可能な下水処理施設事業を実現するため、改築更新工事を進めます。
532ページをごらんください。
建設改良費の主な事業費につきましては、整備委託料といたしまして5億9,200万円、管渠整備工事費といたしまして7億3,225万円、処理場改良委託料といたしまして8億4,510万円などを計上しております。
町田市
下水道事業会計予算書では、36ページから37ページに対応しております。
最後に、533ページをごらんください。
1-2、固定資産購入費64万2,000円につきましては、下水処理場の運営に必要な工具、器具、備品の購入費用でございます。
1-3、企業債償還金28億4,092万7,000円につきましては、2020年度企業債の元金償還に係る費用でございます。
以上は、町田市
下水道事業会計予算書では、38ページに対応しております。
以上が町田市
下水道事業会計予算の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしく申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆吉田 委員 先ほど、
都市づくり公社の話が出ましたが、それは別としまして、地元業者の工事に関しての観点でお尋ねします。531ページと532ページに関連しますけれども、まず、汚水幹線の地震対策事業なんですけれども、これはどういう工法で、推進でやっているか、オープンカットでやっているか。それにあわせて、地元業者がおおむねやっているのか、あるいはそうではないのか。口径、サイズも含めてお願いします。
◎
下水道整備課長 耐震化ですけれども、まず2020年度は設計をいたします。今やらなきゃいけないのが重要な幹線等ということで耐震化を進めておりまして、あと残っておりますのが液状化する場所の浮上対策になります。そちらの設計を2020年度に行う予定でおります。あとは、今まで行った工事ですけれども、例えば、大きな幹線――管径は手元にないんですけれども――の中を内面被覆でやる耐震化等を行っております。
◆吉田 委員 そうすると、普通の枝管250ぐらいのサイズのところは大体地元業者さんがやっているということでいいんですか。耐震の場合は、管路全体を被覆するんですか。継ぎ手のところだけをやるんじゃないんですか。継ぎ手が耐震化用で工事をやるということじゃなくて、全部内部をやっていくとなると、相当の管路になります。それを部分的にやっているだけということですか。
◎
下水道整備課長 例えば、マンホールと管渠の接続部分につきまして、今現在新設で行う際に、専用の継ぎ手がございますので、それをつけて設置しております。
都市づくり公社が委託する場合は、まれに町田市外業者が受注することもございますが、直営で発注する工事につきましては、基本、市内限定の発注形態をとっておりますので、市内業者が行っている状況です。
◆吉田 委員 汚水管についてはわかりました。
雨水管の写真を見ると、かなり大口径なので、今、地元発注云々で話をしましたけれども、雨水幹線の場合は地元じゃなくて、推進工事でどこか市外が基本的にやっているんですか。
◎
下水道整備課長 雨水管工事につきましては、2020年度は4件工事を行います。1件は滝の沢で工事を行うんですけれども、これは直営で発注しておりまして、2019年度も行っておりまして、それは市内業者が受注しております。雨水管は必ず大口径で推進かというとそうでもなくて、例えば、先ほどありました相原は開削工事で行う予定です。あと、鶴間小学校の脇も開削で行う予定でおります。ただ、鶴間小学校に関しましては、先ほどの
都市づくり公社に委託しております。
◆吉田 委員 おおむねわかりましたけれども、東京都
都市づくり公社がやると、町田じゃないケースもあり得るという感じですか。今、絶対これで全部という話じゃなくて、おおむねの話でいいんですけれども。
◎
下水道整備課長 そのとおりです。
◆吉田 委員 その件はわかりました。なるべく地元でやってもらいたいという趣旨で尋ねております。
先ほど、滝の沢の話が出たんですけれども、これは連続工事ということだったので図面を見させてもらうと、滝の沢西が最終地点ではなくて、その先に前にやった工事があるということですか。ほかのところは全部河川につながっているんです。鶴間小学校のところと、それからあとの日向台は、最後が恩田川につながっていますので、雨水幹線が最終の川につながっていると思うんですけれども、滝の沢はその前にどこかで工事をやって川につないだところがあるのか、それとも滝の沢西のところで川につないだ部分の工事が何かの関係であったのかどうか。ことしは滝の沢から先だと思うんです。お願いします。
◎
下水道整備課長 滝の沢西交差点まで、ちょうど北側の道路に雨水管が入ってございます。2019年度にはそこに接続したという形になります。最終的には恩田川に流れていく形になっております。途中、大きな雨水幹線等も入りますけれども、最終的には恩田川に流れていく形になります。
◆吉田 委員 そうすると、雨水幹線の場合は当然川下からつくっていっているということになるんですか。川の端から一番最初につくって順番に上がっていって、勾配を上げていっているという感じになるんですか。
◎
下水道整備課長 委員のおっしゃるとおり、まず下流のほうからどんどん設置しております。
◆田中 委員 「
予算概要説明書」の531ページのマンホールトイレについて伺いたいんですけれども、2019年度も避難所である学校にマンホールトイレが設置されてきていると思うんですが、設置された場合に、マンホールトイレについての説明の写真の看板とかはついているのか伺いたいと思います。
◎
下水道整備課長 組み立て方に関するマニュアルを施設の引き渡しとともに学校に納めさせていただいております。
◆田中 委員 特にほかの自治体の公園なんかですと、いろんな方がいるということもあってか、看板でここがマンホールトイレになりますよとか、「
予算概要説明書」にも描いてありますけれども、どういう仕組みでマンホールトイレはあるんですよというイラストですとか写真が同時に設置されているケースがあると思うんです。今、マニュアルの配付はされているということでは、何か場所ですとか、学校の敷地内にわかりやすい写真など、そうした掲示は今のところはないということでしょうか。
◎
下水道整備課長 今のところ、ここにマンホールトイレがありますという看板等はございません。
◆田中 委員 児童生徒も学校の中で、避難訓練をしたりですとか、さまざま防災教育がされている中で、ある学校とない学校が現状ある状態ですけれども、防災教育の一環にもなりますし、あと、地域の方、保護者とかが学校を訪れた際に、こういった学校の中にマンホールトイレがあって使えるようになるんだなというのは、どういう形で設置ができるかわからないですが、見やすい形で設置されていれば、説明しなくても常に看板というのは情報を発信してくれますので、ぜひ市民や児童生徒の防災意識の高まりですとか、町田市がこういったことをちゃんとやってくれているんだという意味も含めて看板の設置――看板じゃなくても何かわかるものを設置していただくような検討をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
◎
下水道整備課長 委員のおっしゃるとおりだと思います。今後、マンホールトイレの設置に関しましては、防災安全部と学校教育部と
下水道部の3者で行う形になっておりますので、今後、協議してまいりたいと思います。
◆田中 委員 3者で協議ということで、ぜひ前向きにご検討いただけたらと思います。
◆おく 委員 531ページの建設改良費の汚水管延長、約2,200メートルというのがありますが、これは、汚水管の未整備地域を解消するため、汚水管整備工事を継続と書いてあるんですが、残り2,200メートルあるということでいいんですか。それとも、今期これだけをやるという捉え方でいいんですか。
◎
下水道整備課長 2,200メートルは2020年度に予定している延長となりますので、まだこれからやらなきゃいけない延長というわけではございません。
◆おく 委員 そうすると、519ページの文章の中ほど、予算編成の考え方の丸の3つ目に、
市街化調整区域への汚水管整備を進めますという文言がありますが、この整備の条件というのは何かあるんですか。調整区域に対する条件みたいなのは。
◎
下水道整備課長 市街化調整区域への汚水管整備につきましては、今、5ヵ年計画の3年目を行っております。計画の前にアンケート調査等をいたしまして、希望される方が多い地域を抽出しまして、ここをまず優先的にやっていこうということで決めた整備を行っております。また、後ほど
行政報告させていただくんですけれども、後期事業というのも今後ございます。
◆おく 委員 これから
行政報告もあると言われているので、調整区域のエリアの中で、さっきの2,200メートルも含めてですけれども、市内にはどのぐらいの距離というんでしょうか、整備しなくてはいけないものが全体的なものとして残っているんですか。ちょっと憶測がとれない、数字をつくれないかな。
◎
下水道整備課長 済みません。距離に関しましては把握してございません。
◆友井 委員 「
予算概要説明書」518ページ、公営企業会計の件なんですけれども、これからストックマネジメント計画を策定しますということでありますけれども、予算といいますか、数字を2年続けて書いてあるところ、ちょっとお待ちください。ページ数がわかれば教えてください。――ちょっと休憩してください。
○委員長 休憩いたします。
午前11時12分 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時13分 再開
○委員長 再開いたします。
◆友井 委員 523ページに載っている公営企業会計の2年分で、予算額が当然今移行中になっている部分があるのでこういう数字の差異があると思いますけれども、作業工程等を含めて現状を今お知らせしていただけますか。では、質疑の仕方を変えて、公営企業会計の現状を教えてください。
◎
下水道部次長 公営企業の現状なんですけれども、4月から公営企業法が適用になります。それから、この2カ年の比較の件でご説明させていただきますと、事業費は、2020年度につきましては約170億円、今年度、2019年度につきましては84億円となっておりまして、2カ年の比較でいきますと85億円ということになっております。こちらにつきましては、2020年度に公営企業会計になりますと、減価償却費も経費として計上していきますので、今年度につきましては減価償却費およそ77億円ほど計上させていただいております。その分を差し引いても、事業費全体としては昨年と余り変わらない形で行っていく予定でございます。
◆友井 委員 今の次長のお話だと、2020年度のほうに減価償却費77億円程度を乗せたから数字の差異が出て、それでとんとんなんだよというお話ですけれども、数字が合わないんですけれども、2019年度の作業工程と2020年度にこれから本格的に移行するに当たって、多分、その部分が違うんだと思うんですけれども、そこをちょっと説明していただけますか。2019年度はこういうことの積み重ねでこうなったんだよという。
◎
下水道部次長 あと、2019年度、今年度は公営企業法適用に当たって打ち切り決算ということで、3月31日現在までで予算の執行をとめるという形になります。その分の予算額が減額しておりますので、その辺を含めて77億円と85億円という差、違いになると思っております。
◆友井 委員 先ほど、人件費、予備費は除くという部長のご説明があったとおり、これをなぜやるかという大もとをひもとけば、これからの下水道事業は、人口減とか、あとは要は老朽化等のことが絡み合ってこういったものに移行していこうという決断だと思いますから、それが今後、計画をつくっていくところもあると思うんですけれども、見通しみたいなものはいかがですか。
◎
下水道部次長 現時点では、今後、経営戦略というものをつくって、中長期的な、継続的な下水道サービスの維持を中心に考えた経営計画を策定していく予定になっております。今後の見通しにつきましても、先ほど委員がおっしゃったように、下水道施設の
維持管理もお金がかなりかかってきますので、そういった部分と、あと人口減少によっての使用量の減少も想定されます。そういったものを加味しながら、今後10年、中長期的にどのような形で経営をしていけばいいのかということを決めていく形にはなるんですけれども、現時点でわかっている部分でいきますと、やはりおっしゃったとおり、持っている資産の老朽化が進んでおりますので、そういったものに対して今後
維持管理をしていく中では、改修、改良ということも考えていかざるを得ないと思います。そういった部分につきましても、限られた資金の中でどのようにそれを中長期的に維持していくかが重要になっていくと思いますので、そういった部分につきましては、まずは優先順位等を考えながら、影響度の高いものから順に改築、更新という形をとっていかざるを得ないのかなと思っております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第12号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第12号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△
行政報告(
公共下水道への
接続意向調査について(中間報告))
○委員長
行政報告、
公共下水道への
接続意向調査について(中間報告)を議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
下水道部長 本件につきましては、
下水道整備課長よりご報告申し上げます。
◎
下水道整備課長 それでは、
公共下水道への
接続意向調査について(中間報告)ご報告いたします。
資料が多くございます。まず、3ページまでが報告資料でございます。その後、参考資料の1から5まで5ページ分ございますが、こちらは意向調査する際に住民の皆様方に配付した資料でございます。残りの
行政報告参考資料-2が意向調査結果でございます。
行政報告参考資料-3が今までの経緯、進捗でございます。
それでは、報告に入らせていただきます。
2019年3月第1回定例会の
建設常任委員会におきまして、後期事業の
公共下水道への
接続意向調査について
行政報告をいたしました。きょうは、その調査結果を報告いたします。
まず初めに、町田市公共用水域水質改善10ヶ年計画についてご説明いたします。
計画の目的は、人口減少や高齢化、厳しい財政状況等、下水道施設の増大、さらに改築更新等がございますが、それらを踏まえた上で、
市街化調整区域の地域の実情に応じた汚水処理の手法を、1点目は
公共下水道の整備、2点目は
合併処理浄化槽への切りかえ促進及び
維持管理の推進といたしまして、公共用水域の水質改善を図ることとしております。
計画の期間は、2017年度から2026年度までの10年間で、2017年度から2021年度までを前期事業、2022年度から2026年度までを後期事業としております。2019年度は前期事業の3年目を行っております。
計画の目標は、2026年度末までに水洗化率100%を目標としております。2019年4月1日現在98.8%となっております。水洗化率の説明は資料に記載がございます。1ページ目の一番下にございます。
続きまして、2ページ目をごらんください。
意向調査は、2019年6月から
市街化調整区域に位置する町内会長様へ説明の後、
接続意向調査地区にお住まいの皆様、約600カ所に対しまして、
公共下水道への
接続意向調査を行いました。
接続意向調査の方法といたしましては、職員が直接対象家屋に訪問いたしまして、調査の趣旨、内容等を丁寧に説明いたしました。また、不在宅のお宅には、調査表をポストへ投函、もしくは郵送をいたしております。意向調査において、直接職員が説明できた数といたしましては、約600カ所中300カ所、約50%となります。
調査は実際に3回、2019年度に行いまして、2019年7月から約600カ所を訪問いたしまして意向調査を行いました。2回目は、2019年11月に約300カ所に訪問いたしまして、意向調査を実施いたしました。2回目の調査は、1回目の調査のときに未回答だったお宅へ改めて訪問いたしまして、再度説明をいたしまして、意向調査への協力をお願いいたしました。3回目は、1回目、2回目の意向調査で返信された回答書に、いま1度説明を希望されるという方に対して訪問し、説明いたしました。
調査結果につきましては、お手元の
行政報告参考資料-2、意向調査結果をごらんください。配布数602カ所、回答数が439カ所、回収率73%となっております。回収率73%のうち、接続を希望するというお宅が75%ございましたので、実際に602カ所訪問しましたうち、接続を希望された方は327カ所になります。今回の
接続意向調査結果に基づきまして、町田市公共用水域水質改善10ヶ年計画の後期、2022年度から2026年度までの下水道整備地区を今後抽出し、2022年度からの工事を実施していく予定でございます。
説明は、以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(
浄化槽維持管理費補助金制度の改正について)
○委員長
行政報告、
浄化槽維持管理費補助金制度の改正についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
下水道部長 本件につきましても、
下水道整備課長よりご報告申し上げます。
◎
下水道整備課長 それでは、
浄化槽維持管理費補助金制度の改正についてご報告いたします。
2019年6月に浄化槽法が改正されました。2020年4月1日から施行されます。この法改正によりまして、浄化槽の適正な
維持管理をより一層推進することが求められております。そのため浄化槽の
維持管理に係る費用の一部を補助する制度を見直しまして、適正な
維持管理の実施を促進していくことを目的としまして、
浄化槽維持管理費補助金制度の改正を行う予定でおります。
1ページの中段のイラストをごらんください。町田市では、浄化槽管理者が浄化槽法に定められております三大義務と言われる保守点検、清掃、法定検査を年度内に決められた回数実施された方に対しまして費用の一部を補助する制度を設けております。今回の補助制度の改正では、今まで設けておりました浄化槽の区分をなくします。1ページ目の一番下にございます区分といたしまして、届出浄化槽と未届浄化槽と書いてございます。区分の1つ目、届出浄化槽ですが、こちらは、浄化槽設置の際に法で規定された設置届などの手続を行い設置された浄化槽をいいます。それら以外を、ちょっとややこしくなりますけれども、無届浄化槽と呼んでおります。区分の2つ目の未届浄化槽は、無届浄化槽のうち、
浄化槽維持管理費補助金制度の対象として手続の上、承認された浄化槽を未届浄化槽と呼んでおります。
2ページ目をごらんください。
補助制度を改正いたしましたのは、補助金額における浄化槽の区分をなくしたこととなります。補助要件や補助対象地域の変更はございません。未届浄化槽は、今まで
合併処理浄化槽及び
単独処理浄化槽どちらにおいても補助金額の上限が1万円としておりました。この補助金額を届出浄化槽の区分と同じとし、
合併処理浄化槽では上限2万円、
単独処理浄化槽では上限1万5,000円に改めます。未届浄化槽の補助金額を届出浄化槽の金額と同額とすることで適正な
維持管理をより一層推進し、公共用水域の水質改善を図ってまいります。
2020年度のスケジュールといたしましては、制度改正の案内等を補助対象者の方々に申請書を送る際に手続の案内等を送付して啓発してまいります。
今後の取り組みですけれども、浄化槽法の改正によって浄化槽の台帳整備も求められておりまして、今まで町田市では先行して浄化槽台帳を整備し浄化槽に関する行政を行っておりましたが、無届浄化槽については、情報が乏しく
維持管理に関する啓発などが行えておりませんでした。これからは無届浄化槽についてもいろんな情報の取得に努めまして台帳整備を行い、さらに
維持管理補助制度の対象となる方々に対しましては制度のお知らせを行い、より一層、浄化槽の
維持管理が進むよう努めてまいります。
説明は以上です。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(
鶴見川クリーンセンター財産処分について)
○委員長
行政報告、
鶴見川クリーンセンター財産処分についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
下水道部長 本件につきましては、水再生センター所長よりご報告させていただきます。
◎水再生センター所長 それでは、
鶴見川クリーンセンター財産処分について報告させていただきます。
1、目的は、町田市5ヵ年計画17-21のホームタウンチームとの連携の推進と、スポーツ推進計画19-28の「する」「みる」スポーツ環境の充実に基づき、鶴見川クリーンセンターの未利用地を利用したスポーツ事業の推進を支援するために、文化スポーツ振興部に対して用地の一部を貸し付けるものです。
2、貸付条件としましては4点を挙げさせていただいております。下水道事業に支障がないこと、市の施策であること、周辺住民の理解を得られること、財産処分の国及び東京都の承認を得られることです。
3、貸付場所は、町田市三輪緑山一丁目1番内になります。
4、貸付面積は4万2,044.52平米です。下に記載しました位置の赤い枠の部分が貸付用地の部分になります。
5、貸付期間は整備着手から2025年3月31日までになります。
6、貸付金額は年間284万6,713円です。
7、これまでの経緯としまして、2019年4月11日に、文化スポーツ振興部から鶴見川クリーンセンターの未利用地について、1の目的で報告しましたスポーツ事業の推進のための提供の依頼がございました。
下水道部としては、国及び東京都と、2の貸付条件などで事前協議をさせていただきました。2019年12月18日に、町田市公共施設等マネジメント委員会専門部会の第1回土地活用検討部会で、スポーツ活用に伴う
下水道部から文化スポーツ振興部への「鶴見川クリーンセンター用地」の一部貸し付けについて検討をしていただき、その結果、
下水道部から文化スポーツ振興部には、国と東京都との協議の中で決定した金額、6で報告しました年間284万6,713円で貸し付けることが決まりました。それを受けて、町田市の土地活用検討部会の考え方を踏まえて、国及び東京都と本協議を行い、2020年1月30日に財産処分承認申請書を提出し、2020年2月13日に財産処分承認通知書が受理されました。
以上が、
鶴見川クリーンセンター財産処分の報告になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆おく 委員 耳に挟んではおりますけれども、この赤枠のところの施設は、借りる側が全て施設を整備するということでよろしいんですか。
◎水再生センター所長 文化スポーツ振興部から聞くところによりますと、それは使う側、今回、文化スポーツ振興部のパートナーとなりますゼルビアさんがこの施設の整備費を出すと聞いております。
◆おく 委員 今度、逆にそのパートナーがお返しするとき、また、この条件で貸し出すわけですけれども、
下水道部で急遽ここの場所を使わざるを得なくなったとき、この辺の取り決めは当然されるんだろうと思います。そのときは原状復帰をしなくちゃいけないかと思うんですが、そのときの対応は借りている側が原状復帰をする、こういうことでよろしいですか。
◎水再生センター所長 そのとおりでございまして、それで申請も出して、受理を国にもされております。
◆田中 委員 1点だけ確認なんですが、文化スポーツ振興部に貸し付けということは、文化スポーツ振興部というか町田市が
下水道部にお金を毎年払うという理解でよろしいでしょうか。
◎
下水道部長 そのとおりであります。私どもの用地につきましては下水道の事業用地ですので、国全体で下水道事業用地について、遊休地は事業がまだ拡大できていない状況ですので、当然、遊休地の
維持管理等もありますので有償で貸し付ける。私どもと文化スポーツ振興部との間では貸し付けという言葉ではなくて使用料という形になると思いますけれども、それでお貸しするということで、国、東京都との協議の中で、最終的にそういうところでおさまったところでございます。ですから、毎年いただく形です。
ただ、まだ文化スポーツ振興部にお預けするところまでしか決まっていないので、具体にどういうふうにやるというのはこれからですから、まだお金のやりとりの話は今後、早急にということが多分つくと思いますけれども、それは今協議をしているところです。
◆田中 委員 詳しく教えていただいてありがとうございました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午前11時36分 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時45分 再開
○委員長 再開いたします。
これより第7号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
◆田中 委員 第7号議案に対して反対の立場で討論を行います。
今回審査しました予算は市民生活を土台から支える予算がほとんどであり、そうした点については推進していただきたいと考えます。
一方、にぎわいのまちづくりについての予算、南町田を含む4つのもりについてこれまで莫大な予算がかけられており、2020年度予算では、特に野津田公園スポーツの森事業に約44.5億円、その中には市民から反対の声が上がっていたバラ広場の移設予算が入っていることも問題だと考えます。
また、モノレール延伸については、その必要性については一定理解をしておりますが、全てモノレールありきで、ほかの新型交通などの検討がされていないこと、モノレールを前提としたまちづくりと一体で大規模な中心市街地開発などにつながり、多額の費用がかかることが想定されている点も懸念をしております。
以上の理由から第7号議案に反対いたします。
◆吉田 委員 第7号議案、
一般会計予算案に対して反対の立場で討論いたします。
(仮称)国際工芸美術館建設、縄文時代遺跡整備を主目的とした芹ヶ谷公園整備に反対する立場で討論いたします。
反対の趣旨を述べます。この施設――国際工芸美術館のことです――に収蔵予定の工芸品は(仮称)国際工芸美術館の国際とは名ばかりでありまして、ボヘミアングラス、中国、東南アジアの陶器、一般の関心を引きようもない中国の鼻煙壺、それに日本の大津絵の類いであります。どこが国際という言葉なのかわからず、インターナショナル、グローバルなのか不明な作品を持つものにすぎません。
ということで幾つかまとめますと、本来は町田市古来の伝承文化、芸術にゆかりがない施設であります。保守的な歴史観というのが欠如しております。町田の文化を象徴する人物の作品がメーンになる予定がありません。地元の一流作家、クリエーターの作品が欠けております。町田市の文化、産業の発展になる計画が入っておりません。地元の産業育成の観点を全く欠いていると言えます。
現代文明の観点で言いますと、町田市はゲームクリエーターの田尻智さんが育った、その技術や才能を習得した都市であります。田尻さんは南大谷の都営アパートに住み心豊かな少年時代を過ごし、さげすまれた中学生時代を送り、自身でひそかにピカチュウでおなじみのポケットモンスター、いわゆるポケモンの基礎を生み出す研究に没頭しておりました。すなわちデジタル分野で一大産業と呼べる規模の企業、事業を営んでおられる方であります。
南大谷の都営アパートに長く居住した田尻智さんは、高ヶ坂、本町田、原町田あたりを生活圏とする中で、この偉大な芸術品、あるいは工芸品を生み出したわけです。そうした独自の文化、地域に育ったインターナショナルなもの、あるいは人に学ぶ、勉強する館に転換する必要があります。
もう1つ、遺跡のあり方から公園整備の趣旨として、町田市歌にも出てくる高ヶ坂遺跡の石器の文明を対象とした研究、研修の場としてあるのがふさわしいと思っております。地元の高ヶ坂の牢場遺跡は、敷石住居跡として知られております。地元旧南村の小学校の校長先生という教育者であり、研究家が発掘したものであります。日本で最初に発見された敷石住居跡であり、日本の石器時代文明を解明する基礎になったものであります。芹ヶ谷公園内の遺跡全体が、石器時代文明を今に伝えることを対象にした建設であれば理解し得るものであります。それを縄文時代遺跡の公園と称するのは月並みであり、将来の町田市の中枢的機能を果たす公園のありようとしては適切でないと思っております。
以上の理由で第7号議案、一般会計に反対いたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第7号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第7号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午前11時50分 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時51分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の
継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査の申し出を議題といたします。
特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申し出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午前11時52分 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時53分 再開
○委員長 再開いたします。
△委員派遣について
○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。7月7日から9日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、深沢委員、渡辺委員、わたべ委員、友井委員、吉田委員、おく委員、佐藤委員及びおさむら委員を派遣いたしたいと思います。
なお、視察先については、正副委員長に一任願います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
視察先につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知いたします。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって
建設常任委員会を閉会いたします。
午前11時54分 散会...