町田市議会 2019-09-12
令和 元年文教社会常任委員会(9月)-09月12日-01号
事務局長 古谷健司
議事担当課長 水元友朗
議事係担当係長 佐藤義男
調査法制係主任 渡邊祥平
担当 折本大樹
7 速記士 植木那津子(澤速記事務所)
8 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
文教社会常任委員会審査順序
令和元年(2019年)
9月12日(木)午前10時
9月13日(金)午前10時
第1委員会室
1 市民部
(1)請願第12号 並木町会の独立に関する請願
(2)第64号議案 町田市印鑑条例の一部を改正する条例
(3)第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算(第2号)
(4)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
2
文化スポーツ振興部
(1)第65号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例
(2)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(3)行政報告
インドネシア空手代表チームによる東京2020大会1年前プレキャンプの実施について
3 子ども生活部
(1)第68号議案 町田市
学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例
(2)第69号議案 町田市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の
利用者負担額等に関する条例の一部を改正する条例
(3)第70号議案 町田市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
(4)第71号議案
町田市立保育園設置条例の一部を改正する条例
(5)第72号議案
町田市立保育園における特別保育の実施に関する条例の一部を改正する条例
(6)第73号議案 町田市
家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
(7)第89号議案
三輪子どもクラブの指定管理者の指定について
(8)第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算(第2号)
(9)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(10)行政報告
南町田子どもクラブおよび
小山子どもクラブの整備について
(11)行政報告 病児保育施設の新設及び
既存病児保育施設における病後児保育の追加実施について
(12)行政報告 市立保育園の食材料費徴収について
4 学校教育部
(1)第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算(第2号)
(2)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(3)行政報告
町田市立学校適正規模・
適正配置等審議会の設置及び町田市立学校の適正規模・適正配置に関する
アンケート調査結果について
5 生涯学習部
(1)第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算(第2号)
(2)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(3)行政報告
自由民権資料館改修工事に伴う休館について
(4)行政報告
図書館情報システムの更改に伴う図書館の臨時休館について
6 防災安全部
(1)認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(2)行政報告 「町田駅
周辺地域エリア防災計画」策定方針について
(3)行政報告 町田市
安全安心まちづくり推進計画改定について
7 特定事件の継続調査申し出について
────────────────────────────────────
午前10時5分 開議
○委員長 ただいまから
文教社会常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△請願第12号
○委員長 請願第12号を議題といたします。
本件について、請願者から、意見陳述の申し出がございます。
お諮りいたします。本日、9月12日の本委員会に、参考人として請願者である石阪哲人さんと大河原繁雄さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午前10時6分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時7分 再開
○委員長 再開いたします。
本日は、参考人として請願者である石阪哲人さんと大河原繁雄さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。
早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。
それでは、
請願者石阪哲人さんと大河原繁雄さん、お願いいたします。
◎石阪 参考人 私は、並木町会会長の石阪でございます。野津田町内会より並木町会が公に独立したことを認めていただきたく、陳述をいたします。座らせていただきます。
並木町会が独立を申し入れてから、野津田町内会の平成30年度、平成31年度の収支決算書及び予算計画案は、並木町会の人数分を差し引いた数値で実行されております。それは、並木町会の独立を実質認めてくれたと認識しております。
独立に伴う確認事項につきましては、担当者間でメール、打ち合わせ会を重ねてまとめられたものを、平成30年12月20日に市民部の立ち会いをいただき、並木町会設立に双方にとって必要な区域と人数の確認を実施いたしました。特に人数の確認は、名簿の提出にとどまらず、全員のサインまたは押印が必要とのことで、別リストを提示いたしました。確認後、その場で返却していただきました。
結果、独立を認める手はずになりましたが、野津田町内会は、総会にこのことを諮りたいとして、ことしの4月の総会実施を合意しましたが、いまだ回答を得ておりません。
そこで、野津田町内会にはそのことのお断りを入れ、先月8月26日に設立申請をいたしましたところ、野津田町内会の承認がないことを理由に受理していただけませんでした。このことは、並木町会が受けられる補助金、助成金の申請、回覧などの刊行物が届かないことになります。
独立が目指すのは、自治活動の大切さ、活動への参画が誇りに思えるものにしたいからということで、今回、以上で陳述を終わります。
◎大河原 参考人 交代します。
私は、並木町会副会長及び
並木自主防災会の会長をやっている大河原といいます。座らせていただきます。
独立の原因は、
野津田自主防災会から平成21年の
野津田町内会理事会で、
並木自主防災会は独立を決定、その後、当時の町内会会長及び
自主防災会会長に勧められて独立をしました。野津田町内会の会長、理事がその後かわり、他地区の会員と同じ会費を納める中、
野津田町内会並木地区防災会員に不公平な扱いがされ、並木地区では、その後独立が議論された。
平成28年8月に、文書で独立についてお伺いを提出し、
野津田町内会理事会で住民投票して決めればよいので、野津田町内会が決めることでないとのことでした。平成29年11月12日に、住民投票をしました。結果、賛成61.2%で、平成30年4月、組織率は約90%で独立しました。
独立した後、町田市、東京都、警察署、消防署、税務署、保健所、
社会福祉協議会などの回覧は一切来ていません。補助金や助成金を当てにし、町会会館の建設資金の積み立ても始めましたが、市の登録町会になれないと、会館建設の見通しもわからなくなりました。
他の町内会・自治会と同じ扱いをお願いし、皆さんのご理解とご協力をお願いして、並木町会が独立を認められるようによろしくお願いします。
○委員長 ありがとうございました。
以上で
請願者石阪哲人さんと大河原繁雄さんからのご意見の開陳は終わりました。
質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。
それでは、これより質疑を行います。
◆田中 委員 陳述、ありがとうございました。
幾つか具体的にお伺いしたいことがあるんですけれども、町内会として市に認められていないということで、幾つかお困りのことがあるということですけれども、具体的にどういったところでこの1年間お困りになっていらっしゃるのか、また、構成している自治会員の皆さんに対して思っていることなどがあればお伺いしたい。あと、現在、町内会には何世帯いらっしゃるのかというのもあわせて伺いたいと思います。
◎石阪 参考人 最初のご質疑ですけれども、並木町会として本当に困っているというか、それこそせっぱ詰まっているような状態ではないんですけれども、経済的に申し上げますと、今まで野津田町内会にいたときには、1人200円程度の補助金が出ていたんですけれども、それは公認されてからの話で、まだ公認されておりませんので、この2年間は市からの補助金はいただけない状態です。
それから、2つ目のご質疑の会員の人数ですけれども、正確には351会員でございます。
◎大河原 参考人 補足します。
今、会長が話した中で、独立する前の会員は370人でした。
それと、お困りの件で、回覧板の件なんですけれども、並木の住民に直接関係する公園に温泉ができるというような回覧板は来ないので、ほかの情報があったので、
まちづくり委員会にお願いして、
市民協働推進課の了解をとった上で私がいただいて、地域に回しました。これが実態で、誰かが気がつかないと、回覧板は行政の担当のところへ行って今までももらっています。そんなことのないように、
市民協働推進課を通して平等に並木の住人も扱ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。
◆大西 委員 私は野津田町内会の会員でありますので、この総会にも出ておりました。私どもが町内会から受けた説明ですと、お金を請求されている、だから判こは押せないんです、そのお金の問題があったのでということなんですが、これにはそのお金のことは一切書いてありませんけれども、その辺の事実を教えていただきたいんです。
◎石阪 参考人 今の委員のご指摘の話は、先ほど私も述べました中の打ち合わせ、合議書というのが市民部の立会いでやられました。その中で、6項目を確認されているんです。その6項目の中で、今お話しした区域とか人数というのはその項目の中に入っている。
その中に、私どもは野津田町内会にいたころに、積み立ての理由が明確でない積立金があるということで、それは並木町会の会員も積み立てたのではないかという性格で、できればお金をいただきたいと、それはそういう性格のものですから、お話ししました。これは当事者同士でやると混乱のもとなので、弁護士を双方で立てました。それぞれの弁護士に向かって自分たちの言いたいことを出して、弁護士の間でお話し合いをして、その結果を双方の町会なり町内会に戻すという形をとっております。今はその交渉の最中で、具体的な数字はほとんど出ておりません。
◎大河原 参考人 ちょっと補足させていただきます。
今回の町会の――要するに承認については、お金のことは一切関係ないと私は考えています。お金に関しては、今、我々は現金の積み立てを会員の頭割り。当時、独立する前の数字で野津田全体で2,000幾つか、並木が370、それで計算したものを、要求を弁護士さんを通してやっています。そういう中で、一部回答には数字は出てくるけれども、裏づけの理由がはっきりわからない数字を、野津田町内会から提示されているということが事実です。
◆大西 委員 町内会の総会に私は出席していますので報告を受けたところでは、お金の問題があるので、それは今のところ同意していないので判こは押せない、そんな状況ですという報告を受けております。これはどうですか。もちろんあなた方は出ていないわけだから、その事実はわかりませんよね。
◎石阪 参考人 野津田町内会のことしの総会の資料はいただきました。その中では、ほとんどそのことに触れられておりません。話されているのは、野津田町内会の会長の経過報告が議事に載っているだけです。ですから、最初に陳述申し上げました独立を認めていただけるという約束は、一切上程もされないし、議案としても上げられてなく、もちろん回答はありません。そういう状況です。ですから、野津田町内会の会員にとっても何が何だか、説明されているのかどうか、私にとっては疑問に思っています。
◎大河原 参考人 ちょっと補足させていただきます。
正副会長でお互いに、去年、話し合いをしています。12月20日の最終合意で、議事録については
野津田町内会側がつくったものには、一応お金のことはお互いに弁護士さんを入れてやりましょうということなので、そこには
市民協働推進課の担当職員も立ち会っています。そういう中で、町田市としてはお金を除いた部分で独立を認めてもらえれば、お金の問題は後でやればいいと私は考えています。
◆大西 委員 私があくまで町内会の総会に出て聞いていた話でありますけれども、要は、お金の問題にまだ決着がつかないので、だから判こは押さないんだと、こういう説明は受けております。その辺はどうなっているんですか。
◎大河原 参考人 説明はどうされたか、私は野津田町内会のほうはわかりませんけれども、文書には、そういうことはさっき話したような形でやりましょうということで、正副会長、
市民協働推進課の担当者同席の上で、野津田町内会がつくった議事録には明記されていて、次の総会に提案しますという文書であったのですけれども、総会にも提案されず、このままずるずるいつ終わるんだかわからない状態で、早くやってもらわないと、並木の会員や住民はよその市民より不利益をこうむっていることは事実なので、お金の問題は別にして、その辺で議論をしていただいて、早急に町会を認めてもらいたいと思います。
◆大西 委員 大河原さん、それは自分のほうの理屈であって、
野津田町内会側には町内会側の理屈があるはずなんです。だから、お金の問題が一番問題になっている。だから、判こを押さないんですという話になっているんじゃないんですか。
◎大河原 参考人 大西委員が言っているようなことは、文書には一切書いてありません。そういった議事録の合意の中では。要するに、
市民協働推進課は地域割りと会員数の確認をしてあればいいということで、一応、野津田町内会に気を使ったような形で、今、その問題で受理されていない、書類は受け取ってもらえないという形でした。
◆大西 委員 そうしますと、弁護士同士で今話をしているわけでしょう。その話をしている間に、どうして勝手に町内会会長が判こを押せますか。問題があるから、そういう弁護士同士を立ててやりましょうということで、一種の係争状態じゃないですか。それなのに、わかりました、お金の問題は別にして判こを押しましょうというわけにはいかないんじゃないですか。
◎石阪 参考人 今の大西委員のお話でありますけれども、私たちが平成30年12月に合意した打ち合わせ事項の合意は、先ほどお話ししました1から6項目まであるんです。これは別件として合意しているんです。1項目は解決しています。2項目は解決しています。私なんかが一番メーンになるのは、総会が終われば正式に認めますというのが、1項目として入っているわけです。それがやられていない。
もう1つ、弁護士を立ててやりますというのは別項であるわけです。独立を認定していただくという一緒くたのことは一切書いていないし、話し合いの中でも双方でそんなものは合意しておりません。
◎大河原 参考人 野津田町内会の理事会では、本格的にこれを議論された様子はないんです。それは今、理事をやっている人に聞く限りでは、大西さんほど詳しくはないんです。大西さんは今、理事なのかどうかよくわからないけれども、ほかの理事さんから話を聞くと、そういう話が上程されたような様子はないんです。
◆大西 委員 申しわけないです、私は理事でも何でもない、単なる野津田町内会の会員で、ことしから班長をやれと言われまして、わかりましたと言って受けておりますが、そういう理事の話は一切聞いておらないけれども、総会での報告は、あくまで、お金を要求されまして、その問題について解決ができないので判こを押していません、こういう説明はきちんと総会でありました。
◎大河原 参考人 12月20日に合意された後、4月の総会で言われたことを優先すること自体が、何のために正副会長で集まって、市の行政の者が立ち会った中でやったのか。合意された議事録をそちら側でつくったものを、総会でそういう言い方をしたら、何か約束事が守れない、韓国と同じようなことじゃないんですか。
◆大西 委員 それはまさに韓国と同じですね、どっちが韓国なのかよくわからないけれども。この問題は市民部に振っていいんですか。まだですか。わかりました。それで僕の質疑を終わります。
◆矢口 委員 ちょっとお伺いしたいんですけれども、お金が今、弁護士さんを通して話しているところということで、例えば、お金を1円ももらえないという形になっても、それでもやっぱり独立したいという思いでしょうか。
◎石阪 参考人 今はもう独立して丸2年が経過しております。先ほどの陳述の中で申し述べたとおり、既に2年間は独立活動をしております。先ほど申し上げたように、いろんな不利な条件がありますので、早急に公が認めていただける並木町会にしたい、それがきょうのメーンでございます。
しつこいようですけれども、双方で確認したのは別件です。一緒くたにするというのは一切、野津田町内会からも一緒にして承認をしますという文書も何もいただいておりませんので、私どもの解釈は、いまだ平成30年12月に合意した1項目から6項目の中の1つでしかない。ほかにもまだ未解決のやつはあるんです。それは、今回の議題にはならないと思いますけれども、未解決が今、双方の積立金の弁護士間での相談と、もう1つはパチンコ屋の問題がありまして、それの処理の仕方でまだ残っている問題はございます。
◎大河原 参考人 補足させていただきます。12月20日に合意した中では、お金の問題は別としてやるということであって、4月の総会に提案するという合意だったんです。それと、パチンコ屋の問題も野津田町内会がいろいろやっているんですけれども、実際には光の問題とかいろんな問題で困って、医者通いをしている人も出ています。その前は、私は野津田町内会の理事でしたから、それを提案しても野津田町内会は動かないので、環境保全課に行って、いろんな問題も含めてお願いして、光害に関することはそれなりに環境保全課の人に一生懸命やってもらいました。
ほかのことは
市民協働推進課では扱ってもらえないのでお願いしたところ、最終的にこの4月に向こうから回答があったのは、環境保全課の人が、何で光害に関係のないことまで、法に触れていないものを言うんだと言われたので話はそこで終わっています。本当は野津田町内会から並木町会に移行してもらえるように、野津田町内会が相手方オーナーと文書で交わしたものをこちらにもらうと議事録に書いてあります。そういうことも実行されていないから、大西さんが言うようなことが先走ちゃって、そこの合意がどこかに行っちゃっているのが現状だと私は思います。
◆大西 委員 今の大河原さんの、私が先走っているとは何の話ですか。
◎大河原 参考人 大西さんが先走っているんじゃなく、野津田町内会がそういうものを無視して、お金の説明をしたり、理事会でちゃんと議論もされない、そういうことは情報としてもらっているのです。情けないけれども、理事さんが大西さんみたいに詳しければいいけれども、私の推測ですけれども、実際に現理事さんがそこまで知らないんじゃないんですか。
◆大西 委員 それは、理事に聞くより町内会長に聞かれたほうがはっきりするんじゃないですか。理事が詳しい情報を知らなきゃ、町内会長が一番詳しいんだから、そんな話は、町内会長に聞かれたらすぐわかるんじゃないのですか。わからない理事に幾ら聞いたって、わかるわけないじゃない。
◎大河原 参考人 聞く限りでは、理事会で議論されていないようなので、本来は理事会で議論して総会に提出するものでしょうと私は思います。理事会が決めたものを総会に提案されて、そこで否決か可決するかの問題であって、まず理事会で議論されないから、当然、本来出すべきじゃないかもしれないけれども、外の組織同士で約束したことは、私は守ってもらいたいのです。本来4月に提案されたなら話はわかるけれども、提案もされていないということは、非常に不満に思います。
◆矢口 委員 ちょっと確認したいんですけれども、もしかしたらもうお話しした内容かもしれないんですけれども、市は、独立することについて許可をしたと請願者の方は考えていらっしゃるんでしょうか。
◎石阪 参考人 私が先ほど表現したのは、野津田町内会は、並木町会の会員分の会費も取っていないし、それから並木町会の会員分の市への補助金の人数にも入っていないということは、実質、並木町会の独立を認めているんではないか。認めていないとしても、野津田町内会から切り離している現実です。
◎大河原 参考人 登録の申請をこの間出したときに、市の担当職員から受け取れないと言われて、理由は何ですかと言ったら、とにかく総会の承認がないからということであって、それはどこかに、文書に決まったことがあるんだったら、出してほしいと言ったら、そんなものはないという形なので、それは担当者の考え方でこれも受け付けたり、受け付けなかったりする可能性があるので、今後、並木みたいな問題が起こらないように、
市民協働推進課では十分みんなを平等に扱えるような決め事をつくってもらいたいです。
ほかの部署に行くといろいろあって、こういうところが不備だからだめですとかあるんだけれども、
市民協働推進課には、自分があちこちに行ってお願いする中で、ないと言われたのは初めてでした。
◆大西 委員 並木町会は、野津田町内会に金額的に幾ら請求されているんですか。それを教えてもらいたいんだけれども。
◎大河原 参考人 頭割りでいくと、計算上は四百数十万円です。
◆大西 委員 四百数十万円を野津田町内会に、どういう意味のお金かわからないけれども下さいと言っているわけですか。わかりました。
◆矢口 委員 最後、1点だけちょっと確認したいんですけれども、弁護士さんとの話し合いは今している最中ということなんですけれども、それが終わってから、改めて市に独立の届け出をするというのはないんでしょうか。一刻も早くというお考えなのか、それとも弁護士の話し合いが終わってからでもという気持ちにはならないのか、ちょっと確認を。
◎石阪 参考人 先ほどからも申し上げていたと思いますけれども、これは別の検討事項であって、一刻も早く市に認められる並木町会にしたいのが、本音でございます。お金は別で検討の場を設けておりますので、それは長期になろうが、特別に我々がそれを理由に早くしろとか、遅くてもいいという考え方はございません。
◆大西 委員 1点、最後に、あなた方が独立をしたいということは、別に野津田町内会から出ていけと言われたわけじゃないですね。あくまでもご自分たちが独立をしたいという意思のもとに動かれた、そういう理解でよろしいんですか。
◎大河原 参考人 発端の始まりは、自主防災会から始まったんです。当時、私は一番最初に
野津田自主防災会ができたときの会長でした。理事をおりた後は、並木地区の会長をやっている中で、各地区9地区あるうちの1地区で、よそはみんな6名の会員、並木地区は当時ふえて50数名になったことがあります。その時点で、災害時、何かあったときのために保険をかけていました。その負担がすごく多いので、当時の会長さんは並木地区は独立したほうがいいということで、それなりの面倒を見ますということだったので、5万幾らを年にもらっていました。その後、その会長さんがおりてからはゼロになったり、つい最近までほとんどゼロでした。
同じ会費を納めていて、同じ野津田町内会が行う防災訓練、回覧板は来なかったです。出す必要がないということで、理事会で議論されたようなんです。そういった不公平があって、いろいろ不平不満が出てきて、そういう中で長い間議論する中で、独立して自分たちも防災に関しては充実していきたいということで、だから、スタンドパイプの請願も
並木自主防災会が出しました。お金がないから買えませんでした。野津田町内会にいるときに、これを野津田町内会で東京都の資金20万円を使って買えませんかと言ったら……。
◆大西 委員 経過はいいですから、自分のほうで……。
◎大河原 参考人 ちょっと私がしゃべっていますから……。
○委員長 休憩いたします。
午前10時35分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時36分 再開
○委員長 再開いたします。
◎大河原 参考人 大西さん、では、私がしゃべって、終わったらしゃべってください。
そういう状態で、野津田町内会はそんなものは要らないよということだったので、そういうお金も有効に使いたい。私は、当時防災地区会長だったので、請願も出していました。ところがいまだに、独立したからお金に少しは余裕が出てきたけれども、当時は、十五、六万円の会費の中で、10万円以上の買い物は非常に難しい。そういう中で、やっぱり会員の中から防災にお金を使い過ぎだ、半分以上使っているんじゃないか。無線機を用意したり、防災はかなり充実させていただいています。それもみんな努力の結果、あちこち切り詰めて、小さい20万円足らずの会費で行っている。(「ちょっと整理してよ、こんな長い話聞きたいわけじゃないんだから」と呼ぶ者あり)
○委員長 休憩いたします。
午前10時37分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時38分 再開
○委員長 再開いたします。
◎大河原 参考人 防災のほうで言えば、お金の問題があるんで、私が理事をやっているときに、6人だけ負担をするから、回覧や防災訓練に参加したかったら6人だけ
並木自主防災会に入れと。当時、今も40人ですけれども、解散しろということは理事会で議論されました。そういういろんな経過があって、自主防災会が主体でこういう議論をすると、ほかのいろんな差別もあったんですけれども、独立せざるを得ない状態に追い込まれました。
私は、野津田町内会が変わってくれればいいなと思って、会長にも立候補しました。でも、私は落選しました。やっぱり、みんなが住みやすい町会で、みんなの要求を聞いてくれるような町会にしたいという夢を持っています。だから、そのために並木町会ではいろんなことをやっています。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上で
請願者石阪哲人さんと大河原繁雄さんに対する質疑を終了いたします。
この際、
請願者石阪哲人さんと大河原繁雄さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。
本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。
本委員会として、いただいたご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。
休憩いたします。
午前10時39分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時40分 再開
○委員長 再開いたします。
次に、本件について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を求めます。
◎
市民協働推進担当部長 請願第12号 並木町会の独立に関する請願についてご説明申し上げます。
町田市では、協働による地域社会づくりを推進しており、町内会・自治会はその中心的な存在として位置づけております。町内会・自治会は住民同士の自由な意思によって結成されている任意の団体であるため、団体での議論、判断を尊重したいと考えております。
本件に関しましては、協議が継続されていると聞いております。地域の皆様が連携して円滑に活動していただくことが重要でございますので、引き続き話し合いをしていただきたいと考えております。
また、町内会・自治会は、自主自立の組織であるため、例えば、市が指導するということは市の権限に属することはないと考えております。
以上のことから、本請願の願意に沿うことはできないと考えております。
○委員長 これより質疑を行います。
◆大西 委員 こうして町内会が独立して、金のことでうまくいかなかったとか、そういうふうな例は今までにあるんですか。
◎
市民協働推進課長 同様のケースということでは、今ある町内会から独立する、そして、協議の内容に資産の分配が入るということだと思うんですけれども、そういったケースは過去にございました。その場合、双方が話し合いを重ねていただきまして、お互いの主張を理解し、歩み寄っていくことで合意に至ったというケースはございます。
◆大西 委員 今言った合意に至ったというのは、お金の問題だろうから、多分、中に弁護士も入ったというケースですか。
◎
市民協働推進課長 かつての事例では、弁護士の方にも相談していると聞いておりました。
◆大西 委員 そのときの金額は、幾らで折り合いがついておりますか。
◎
市民協働推進課長 金額については、今手元に資料がないということと、内容につきましては、当事者の方が地域にいらっしゃいますので、詳細な部分については答弁を差し控えさせていただきたいと考えます。
◆大西 委員 要は、この話はさっきから聞いているように、四百何十万円も請求されて、はい、わかりましたと、普通は判こを押せるわけないじゃないですか。ここで発言することは、町内会の一員として発言しているわけじゃない、あくまで議員として発言しているんだけれども、そんなべらぼうな金を請求されて、わかりましたと通常は判こを押さない。だから、恐らく市のほうも今願意に沿わないと言われた部分については、そういうことが大いにあるんじゃないのかと思います。
ましてや自分から勝手に出ていくわけでしょう。それなのに、これは早い話が手切れ金をよこせみたいな話じゃないですか。野津田町内会の人たちが言っていることのほうが僕は正しいと今思っています。
◆田中 委員 先ほど請願者の方からは、設立届を持っていったが、受け取ってもらえなかったということですけれども、町内会として成立する要件ですとか、そういった根拠はどういったものがあるのか伺いたいと思います。
◎
市民協働推進課長 まず、町内会なんですけれども、先ほど部長から答弁がありましたとおり、住民同士の自由な意思によって結成される自主自立の組織でございます。町内会として市に登録いただくことで、補助金の対象であるとか、回覧物を送付差し上げるということになりますので、町内会として成立することと、市に登録いただくことは、まず2つ違うということでございます。
どういったものが町内会かということなんですが、町内会である以上まず区域が決まるということ、あと、そこに住んでいる会員の方がいるということと、組織としての規約、その3つが必要になると考えております。
◆田中 委員 今、成立と届けは違うということでしたが、成立というのは、その区域ですとか規約ということで、それに基づいて市が届けられたものを許可する、そういう違いがあるということでしょうか。ちょっと理解が及ばなくて済みません。
◎
市民協働推進課長 自主自立された任意の団体ですので、市が、町内会ができましたということを許可するということではございません。お届けをいただいて、市として町内会として登録をさせていただくということでございます。
◆田中 委員 許可をするわけじゃないということでしたが、登録の受け付けをするかしないかということだと理解いたしました。
町内会のそういった届けがあって、町田市として登録をする場合、先ほど請願者の方もおっしゃっていましたけれども、根拠となる何か条例とかそういったものはあるんでしょうか。
◎
市民協働推進課長 登録に当たっての明確な根拠として、条例、要綱というものはございません。しかしながら、町田市ホームページにおきまして、「既存の町内会・自治会から分離・独立する場合は、双方の町内会・自治会で区域等の調整が済んでいることが必要です」と広くご案内しております。
◆田中 委員 私もホームページを見させていただきまして、3種類ほど、新しくつくるですとか、分離をするとか、そういったケースがあるということです。私の所属している町内会もそうなんですけれども、今まで1つの町内会だったのものが一部独立するとかそういったケースはあると思うんですけれども、そういった場合に、
市民協働推進課として大事にされているのはどういったところなんでしょう。
◎
市民協働推進課長 今ある町内会からの独立といった場合、その町内会の活動が、例えば数十年間、あるいは100年という単位で、その地域社会の中で形づくられてきております。独立、あるいは分割する場合、姿形が変わっていくということですので、そこにお住まいの方々で十分なお話し合いをしていただきたいということと、町内会の活動というのは、日々の暮らしに密着しております防犯、防災、あるいは伝統ある行事を世代を超えて引き継いできたという事実の積み重ねの中で、地域間の連帯であるとかきずな、あるいは町内会の行事を楽しみにしている子どもたちがいます。そういったことで、地元の愛着とか誇りというのが受け継がれてきておりますので、このお話がどういう結論に至ろうとも、地域の中でのつながりであるとか関係性は大切にしていただきたいと考えております。
◆田中 委員 十分な話し合いをして納得する形でということだと思います。
先ほどの設立の届けのところでご説明があったときに、設立届が出されて登録されて補助金と回覧物というお話があったんです。軽くしか見ていないんですけれども、条例を見ると、町内会への補助金については設立届けが登録をされていると決まっていると思うんですけれども、回覧物については、特にそういった条例がないと私は認識をしているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎
市民協働推進課長 補助金につきましては、条例ではなく要綱で、登録した町内会・自治会を対象にということになってございます。回覧物につきましては、そういった要綱はございません。
◆田中 委員 今回、回覧物が回ってこなくて、350人の会員の方がいらっしゃるというところでは、その方々に必要な情報が届いていないという実際の現実の問題があると思うんです。なので、そういった不利益というところで、会員の方としては町内会に所属していると認識をしていると思いますので、情報が届かないというこの状況については、市民協働の立場からは何か働きかけというかそういったものが必要なんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
◎
市民協働推進課長 回覧物につきましては、現在、市に登録のある町内会のうち送付を希望されている町内会に市からお送りさせていただいています。そのほかに、情報提供を希望される個人、団体の方々からお申し出があった場合、個別に対応させていただいておりますので、情報提供につきましては、どのような形でできるのかできるのかについては検討させていただきたいと考えます。
◆矢口 委員 例えば、今、並木町会として独立したい方々が野津田町内会から全員退会して、それでまた設立するとなると、それはまた市として登録はオーケーになるという考えでしょうか。
◎
市民協働推進課長 今ある町内会からの独立に当たりましては、今の町内会の方々とお話し合いをしていただきまして、客観的に合意に至ったということがわかる形で、総会で議決をいただく形でのご案内をしております。
◆矢口 委員 分離となると、そうなるのかと思うんですけれども、私のイメージだと、例えば、町内会に全然入っていない人たちが固まった区域にいて、その人たちで設立するとなると、もともと町内会に入っていないと、多分、何の問題もないじゃないですか。例えば、今回、野津田町内会の人たちの一部の370世帯の独立したい方々が、一斉に全員で野津田町内会を抜けて、フリーになった状態で設立するとなると、その状態だと、市としては登録を受け付けられるんでしょうか。
◎
市民協働推進課長 今の矢口委員のお申し出の子細の部分がちょっと把握できないんですけれども、市としては、まず区域が町内会で決まっていて、その区域の中で新たに町内会をつくりたいといった場合には、現在、町内会を既に設立していますので、その町内会とよくお話をしていただきたいというご案内を差し上げております。
◆星 委員 私の中だと、野津田町内会と並木町会の中での関係ですので、そもそもここで議論することではないのかなというのが、まず率直な意見です。陳述の中でも、やっぱり野津田町内会との話し合い、議論の中で承認を得てからということなので、こちらでというよりはまずは双方で話し合ってというところが一番。今、ほかの委員さんからもいろいろありましたけれども、私はそういう認識なんですけれども、その認識でよろしいか、1点だけお聞きかせください。
◎
市民協働推進課長
市民協働推進課としましては、その地域にお住まいの方からのご相談にあずかるということがございますので、実は昨年度、双方でお話し合いの場がなかなか持ちにくいというお話がありまして、
市民協働推進課がお話し合いの場を設定させていただいたという経緯がございます。その話し合いが3回持たれまして、現在は先ほどご案内のありましたとおり、双方合意のもと弁護士を立てられて、資産の分配について協議を進めていらっしゃるということですので、現在は、
市民協働推進課は推移を見守っていきたいと考えております。
◆大西 委員 推移を見守るとはどういう意味ですか。
◎
市民協働推進課長
市民協働推進課が何か積極的にかかわっていくということではないんだろうという認識に立っております。
◆大西 委員 それが推移を見守るという意味ですか。
◎
市民協働推進課長 そういう意味で発言いたしました。
○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。
ご発言があれば、お願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 議員間討議を終わります。
休憩いたします。
午前10時55分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時59分 再開
○委員長 再開いたします。
◆わたべ 委員 今回の請願につきましては、議会で今判断できる状況ではないと思います。今回は継続ということで、皆様の話し合いの進捗状況を見守りたいと思います。それで継続ということを主張します。
○委員長 お聞き及びのとおり、継続審査にすべきであるとの意見がありますので、お諮りいたします。
本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、よって本件は継続審査とすることに決しました。
休憩いたします。
午前11時 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時1分 再開
○委員長 再開いたします。
△第64号議案
○委員長 第64号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎市民部長 第64号議案 町田市印鑑条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、住民基本台帳法施行令等の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正をするものでございます。
内容といたしましては、住民票に旧氏の記載が可能となるよう、住民基本台帳法施行令等が改正されたことに伴い、印鑑登録についても、旧氏での登録を可能とするものでございます。
施行日は、2019年11月5日を予定しております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆わたべ 委員 1点だけお伺いします。この改正に伴って市民にどういうメリットがあるか、お聞かせください。
◎市民課長 市民にとってのメリットということなんですが、割と職場とかで旧姓を使用している方がいらっしゃると思います。そういう方にとっては、例えば、住民票をとったときには旧姓も表記されますので、なおかつ印鑑についても旧姓で登録ができるといったことになります。
◆田中 委員 今のわたべ委員の質問にちょっと関連してなんですが、どういった場合に使えるのかということで、銀行で使えるのかとか、そういったものがもしわかれば伺いたいのと、あと、この改正に伴って、システム的なところで何か改修しなきゃいけないものがあるのか伺いたいと思います。
◎市民課長 まず、どういった場合に使えるかということなんですけれども、通常、いろいろ契約行為をするときに印鑑証明書とかをお使いになるかと思うんですけれども、いわゆる公に現在の氏だけでなくて旧姓もということでの証明になりますので、そういった契約行為等をするときの公な証明という形になります。
あともう1つ、システムにつきましては改修が必要でしたが、もうそちらについてはできております。
◆熊沢 委員 それを使うというか出すときは何か届け出が必要とか、町田市内だったら戸籍があれば、もう既に氏が変わって何年かたっている場合、旧姓に関して届けをするときに、どうやったらスムーズにいくというか、どうなっているんですか。
◎市民課長 まず1つは、申し出をいただいた方だけ記載するという形なので、全員に旧氏を表記するわけではないということ。お届けいただく際には、今おっしゃられたように、旧姓がこれですということがわかる戸籍謄本をお持ちいただいて、お申し出をいただくといった手続になります。
◆熊沢 委員 そうすると、まず初めに、旧姓を表記してほしい方は、戸籍謄本をとって、そこに行っていただいて手続をとるということと、印鑑登録が旧姓でも使えるというお話ですが、ただ一方で、土地の売買のときに旧姓のまま登記ができるわけではないのかなと思うので、その辺はわかる範囲でいいです。基本、旧姓ではなかなか契約ができないというのが多いと思うんですが、その辺はどういうふうになっているのかというのがもしわかればお知らせいただければと思います。
◎市民課長 全て旧姓でできるかどうか、どこまでできるか、何ができるか、具体的にわかっていなくて申しわけございません。
◆熊沢 委員 きっと疑問に思う方もいらっしゃると思いますし、旧姓で印鑑登録して、実際、自分がいろいろなところで契約をしようと思ったら、今の姓と旧姓と印鑑登録が違うからといって、そういうことになってしまって、またいろいろと課題があってトラブルが起こってしまうこともあるかと思います。ぜひそういうのは関係のところにいろいろと調べていただいて、私自身も仕事しているのと、姓が変わったことによって、さまざまなところで証明書等々でいろいろと手間がかかってしまったりすることがあるので、経験はしていますので、ぜひそういうのがスムーズにできるようにしていただければと思います。
あと、私なんかはこういう仕事しているので、そういうことがわかる環境にはおりますけれども、希望される方はこういうことができますというPRもしっかりしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
◎市民課長 今後、周知等もしてまいりますので、あと、窓口等でのご案内に際しましては、丁寧にご説明をさせていただくようにいたします。ありがとうございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第64号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第64号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第58号議案(市民部所管部分)
○委員長 第58号議案を議題といたします。
本案のうち、市民部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎市民部長 第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算(第2号)のうち、市民部所管分についてご説明申し上げます。
補正予算書の6ページをお開きください。
歳出についてご説明いたします。
第2表、債務負担行為補正でございます。
上段の南町田駅前連絡所借上事業につきましては、令和元年度から令和4年度まで3,045万6,000円を追加で設定するものでございます。これは、南町田駅前連絡所の事務所として東急株式会社から借り上げている東急南町田ビルの定期建物賃貸借契約が、2020年(令和2年)1月で終了するのに伴い、2020年(令和2年)2月から2023年(令和5年)3月までの3年2カ月間、引き続き事務所として借り上げるため、債務負担行為を設定するものです。
市民部所管分の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって市民部所管部分の質疑を終結いたします。
△認定第1号(市民部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、市民部所管部分について、担当者の説明を求めます。
◎市民部長 認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、市民部所管分につきましてご説明申し上げます。
初めに、歳入でございます。
歳入歳出決算書の22ページをお開きください。
第13款、使用料及び手数料は22、23ページ及び25ページから27ページに掲載しています。
第14款、国庫支出金は30ページ及び34ページに掲載しています。
第15款、都支出金は37ページ、44ページ及び48ページに掲載しています。
第16款、財産収入は50ページに掲載しています。
第20款、諸収入は53ページから57ページに掲載しています。
次に、歳出でございます。
85ページをお開きください。
第2款、総務費、第1項、総務管理費、第17目、市民総務費は85、86ページに掲載しています。
第18目、市民協働推進費は86、87ページに掲載しています。
第20目、忠生市民センター費は88、89ページに掲載しています。
第21目、南市民センター費は89、90ページに掲載しています。
第22目、なるせ駅前市民センター費は91、92ページに掲載しています。
第23目、鶴川市民センター費は92、93ページに掲載しています。
第24目、堺市民センター費は93ページに掲載しています。
第25目、小山市民センター費は93、94ページに掲載しています。
第26目から30目、町田駅前から南町田駅前までの各連絡所費は94ページから96ページに掲載しています。
第3項、戸籍住民基本台帳費、第1目、市民窓口費は99、100ページに掲載しています。
第7款、商工費、第1項、商工費、第3目、消費生活費は143、144ページに掲載しています。
以上が歳入歳出決算書に係る部分でございます。
続きまして、市民部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいて市民部長所管分、
市民協働推進担当部長所管分に分けて、それぞれご説明いたします。
初めに、市民部長所管分についてご説明いたします。
「町田市課別・事業別行政評価シート」の322、323ページをお開きください。市民総務課の課別行政評価シートについてご説明いたします。
まず、「Ⅰ.組織概要」及び「Ⅱ.2017年度末の総括」でございます。
市民総務課の使命は、部内及び庁内各部署との連絡、調整を図り、市民部が良質な行政サービスを提供できるように組織のマネジメントを図ることです。
また、市民ニーズを正確に把握し、多様な要望にバランスよく応えることができる施設整備を行うことが使命となります。
事業の課題といたしましては、玉川学園コミュニティセンター建替事業について、2021年5月の開所に向け着実に業務を進めていくこと。また、市民部施設の担うべき業務の明確化と地域性を踏まえた適正配置を明らかにした再編計画の策定を進めていくことです。
次に、「Ⅲ.事業の成果」でございます。
2019年2月、玉川学園コミュニティセンター建替工事に着手しました。工事に先立ち、地元住民等を対象に建替事業説明会を1回、工事説明会を2回開催し、事業の進捗や工事概要について周知するとともに近隣住宅への事前の家屋調査を実施しました。
また、市民センター等の市民部施設が担うべき機能や配置、サービス提供のあり方等について検討するため、業務主管課を対象とする市民センター取扱業務調査を行いました。調査により明らかになった内容や市民センター業務のあり方について、年4回の庁内検討会を行いました。
まちだ施設案内予約システムについて、2019年3月にシステム更改を行いました。
次に、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」と「②行政コスト計算書の特徴的事項」をあわせてごらんください。
行政費用の合計は2億5,703万3,000円となっております。2017年度と比較した主な増加理由は、玉川学園コミュニティセンター建替工事に伴う家屋調査業務委託が148万2,000円増加したこと、また、玉川学園コミュニティセンター仮設庁舎改修工事で904万5,000円が増加したことによるものです。
次に、「③貸借対照表」と「④貸借対照表の特徴的事項」をあわせてごらんください。
2017年度と比較し、建設仮勘定が2億8,445万3,000円増加いたしました。これは、玉川学園コミュニティセンター改築工事及び各種設備工事の開始等によるものです。
「Ⅶ.総括」をごらんください。
「①成果および財務の分析」及び「②2018年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」でございます。
玉川学園コミュニティセンター建替事業について、引き続き関係各所と調整を図り、2021年5月の開所に向けて着実に業務を進めていく必要があります。
市民部施設の機能再編に向けては、これまでの検討結果を庁内共有するだけでなく、市民ニーズを的確に確認する必要があります。
最後に、「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてでございます。
玉川学園コミュニティセンター建替事業について、2019年度は基礎及び躯体工事に着手します。事業に遅延が生じることのないよう、関係各所と十分な調整を図りながら確実な進捗管理を行います。
市民部施設再編計画策定に向けて将来的な需要を視野に入れた市民ニーズの把握のため、市民部施設に対する市民意識調査を実施します。
続きまして、344、345ページをお開きください。
市民課の課別行政評価シートについてご説明いたします。
まず、「Ⅰ.組織概要」でございます。
市民課の使命は、1人1人のお客様のニーズを的確に把握し、それに応じたサービスを親切、丁寧、迅速、正確に行い、市民満足度を高めることです。
所管する事務といたしましては、住民票などの証明書の発行に関すること、転入、転出などの住所異動の届け出や印鑑登録申請の受け付けに関すること、マイナンバーカードの発行や電子証明書の発行などに関すること、出生、婚姻などの戸籍届け出の受け付けに関すること、住居表示に伴う住居番号の付定に関することです。
次に、「Ⅱ.2017年度末の総括」、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業課題」でございますが、コンビニ交付の推進や、その前提となるマイナンバーカードの普及のため、効果的な
普及促進策を講じること、行政費用の8割が人件費であることから、休日窓口も含めた窓口業務のあり方についての検討が必要であること、行政窓口での市民満足度向上のため、さわやか窓口について職員全体で注力する必要があることです。
次に、「Ⅲ.事業の成果」でございます。
成果指標として、行政窓口の市民満足度、コンビニで発行した証明書の割合、マイナンバーカード交付割合を挙げております。
市民満足度につきましては、来庁者への積極的な声かけ、研修による対応力の向上に努めた結果、2017年度に比べて2.1ポイント上昇し、目標の86%を上回りました。
コンビニ交付の割合につきましては、「広報まちだ」やホームページでの周知に加え、クリアファイルなどのグッズの配布を行い、交付手数料の減額や、コンビニ交付の案内や周知に努めた結果、有料証明発行件数におけるコンビニ交付の割合が2017年度に比べて3.1ポイント上昇しました。
また、マイナンバーカードの交付割合は、「広報まちだ」やホームページでの周知や、イベント「まちカフェ!」に出展し、交付申請の受け付けを実施するなど、積極的な周知活動を行った結果、2017年度に比べて2.54ポイント上昇し、目標の15.5%を達成いたしました。
次に、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」と「②行政コスト計算書の特徴的事項」をあわせてごらんください。
行政費用の物件費は、1,559万8,000円で、2017年度に比べて463万円減少いたしました。これは、長期継続契約の行政ファクシミリ賃貸借契約が終了し、再リースしたことが主な理由です。
行政費用の補助費等の183万9,000円の増加及び行政収入の国庫支出金の3,334万8,000円の増加は、2017年度に比べてマイナンバーカードの交付事務に係る経費等が増加したことによるものです。
次に、「③貸借対照表」と「④貸借対照表の特徴的事項」をあわせてごらんください。
2017年度と比較した未収金4,000円の減少理由は、臨時運行許可番号標弁償金2件を不納欠損としたことによるものです。
「Ⅵ.個別分析」をごらんください。
市民課窓口交付収入とコンビニ交付発行件数の推移についてですが、コンビニ交付発行件数は、2017年度の約2倍である2万3,389件となりました。
一方で、窓口での発行件数は減少し、窓口交付収入は237万8,000円減少しました。
最後に、「Ⅶ.総括」でございます。
「①成果および財務の分析」、「②2018年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」、「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」をまとめてご説明申し上げます。
コンビニ交付の推進、コンビニ交付の前提となるマイナンバーカードのさらなる普及のため、市庁舎内のコンビニへの付き添いサービスやイベントでの申請支援を実施します。
窓口業務のあり方については、自治体間業務比較により、業務コストや業務体制、業務フローについて検証を行いました。これを踏まえ、窓口業務の効率化に向けて、改善計画を作成いたします。
市民満足度の高い水準を維持するため、さわやか窓口に関して職員全体で注力していく必要があります。職場内、職場外の研修に積極的に参加するなど職員1人1人の接遇の質を高めるとともに、より多くの来庁者から回答がいただけるよう市民満足度アンケートの実施方法について検討いたします。
続きまして、352、353ページをお開きください。
6市民センターを代表して、忠生市民センターの課別行政評価シートについてご説明いたします。
まず、「Ⅰ.組織概要」及び「Ⅱ.2017年度末の総括」でございます。
忠生市民センターの使命は、利用されるお客様に対し、正確かつ迅速なサービスを提供することと、地域住民の交流の場や地域コミュニティーの核として、安心して快適に利用していただけるように、施設の維持管理を行うことです。
所管する事務といたしましては、住民基本台帳や印鑑登録、戸籍届書の受け付けや証明発行などの行政窓口に関すること、忠生市民センターの管理運営やホール、会議室などの施設の貸し出しに関すること及び上小山田コミュニティセンターの管理に関することです。
事業の課題といたしましては、利用率が低い夜間の時間帯等の貸し出し施設の利用促進を図ること、忠生市民センターや上小山田コミュニティセンターの建物の保守点検等による改善箇所の把握に努め、計画的な維持、管理、補修の対応を図ることです。
次に、「Ⅲ.事業の成果」でございます。
市民満足度アンケートの満足、やや満足の割合については、職員の能力向上や朝礼時に窓口受付標語の唱和を行い、さわやか窓口推進を念頭に置き市民サービスの向上を図ったことにより、目標値を上回る満足度を維持することができました。
また、2018年度の施設利用率は、ダンスの練習等に利用できる移動式のパネルミラーの貸し出し開始や卓球台の増設、他課と連携して事業の実施会場として調理室を使用してもらうなどの工夫を行ったことにより、2017年度より4.1ポイント増加して58%となりました。
次に、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」と「②行政コスト計算書の特徴的事項」をあわせてごらんください。
行政費用のうち、物件費の92万4,000円の減少は、2018年2月から夜間機械警備を導入したことにより、忠生市民センター総合管理業務委託料が81万5,000円減少したことなどによるものです。
維持補修費の124万9,000円の増加は、上小山田コミュニティセンターの雨漏り改修工事により、121万7,000円の増加があったことなどによるものです。
行政収入のうち使用料及び手数料の70万2,000円の減少は、貸し出し施設の使用料が76万3,000円増加した一方、住民票手数料を初めとする、窓口での証明発行手数料がコンビニ交付の広がりなどの影響もあり146万5,000円減少したことによるものです。
次に、「Ⅵ.個別分析」をごらんください。
会議室等の施設貸し出しの使用料収入と利用状況の推移についてですが、貸し出し施設の利用率が4.1ポイント増加したことに伴い、使用料収入も76万3,000円増加いたしました。
最後に、「Ⅶ.総括」でございます。
「①成果および財務の分析」、「②2018年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」、「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」をまとめてご説明申し上げます。
まず、市民満足度アンケートにおける満足、やや満足の割合は89.4%と、ほぼ90%に近い満足度を得ることができていますので、引き続き高い水準を維持できるよう、職場内研修等を通して職員の習熟度を高めてまいります。
次に、施設利用者数については、2万1,000人減少しましたが、「Ⅵ.個別分析」のグラフにありますように、施設貸し出しの利用率が増加したことにより、施設使用料も増加しています。今後も、施設利用率が低い夜間の時間帯などの利用者のニーズを喚起することなどにより、貸し出し施設の利用促進を図ってまいります。
また、忠生市民センターの建物については、保守点検等による改善箇所の把握に努め、補修が必要な箇所があれば、ダメージが広がる前に、早期から小規模の保守修繕で対応が可能となるように努めてまいります。
上小山田コミュニティセンターにつきましては、老朽化した建物の維持、補修を行うために、関係部署と綿密に連携しながら、計画的な維持、管理、補修に努めてまいります。
◎
市民協働推進担当部長 続きまして、
市民協働推進担当部長所管分の
市民協働推進課の課別行政評価シートについてご説明いたします。
少しお戻りいただいて、324、325ページをごらんください。
まず、「Ⅰ.組織概要」でございます。
市民協働推進課の使命は、市民、団体との協働を積極的に推進するとともに、さまざまな地域課題の解決に向けたコミュニティー活動を支援すること、また、男女平等施策を推進することでございます。
所管する事務といたしましては、市民との協働推進に係る施策の総合的な企画、調整に関すること、町内会・自治会の活動や集会施設に関する支援をすること、市民活動の支援、また、市民活動の活動場所となる成瀬、つくし野、木曽森野、三輪にありますコミュニティセンター、町田市民フォーラムの管理、運営に関すること、男女平等推進センターに関することでございます。
また、未来づくりプロジェクトのうち地域社会づくりを基本とするまちづくりプロジェクトにおきましては、町内会・自治会の連合会を初めとした地域で活動する団体が、地域のことを地域で考え、課題の解決にみずから取り組む組織である地区協議会の設立、運営を支援することでございます。
次に、「Ⅱ.2017年度末の総括」でございますが、地区協議会につきましては、活動をさらに周知するために、地区協議会と協働してアピールすることが課題となっております。
次に、(仮称)町田市地域活動サポートセンターの設立に向けて、組織基盤を整えることが課題となっております。なお、名称につきましては町田市地域活動サポートオフィスとなりましたので、よろしくお願い申し上げます。
最後に、所管する施設の適切な管理を行い、維持補修、更新の時期、方法について長期的な展望に立った検証を行っていくことを中長期的な課題といたしました。
次に、「Ⅲ.事業の成果」でございます。
成果指標として、町内会・自治会の加入世帯数、地区協議会の設立及び町田市地域活動サポートオフィスの設立を挙げております。町内会・自治会を知っていただき、一人でも多くの人の加入につながるように、町内会・自治会連合会のホームページ運営の支援や転入者に対する加入の案内を行っておりますが、加入率につきましては、前年度比で0.8ポイント低下いたしました。なお、地区協議会につきましては、2019年3月5日に高ヶ坂・成瀬地区協議会が設立されたことで市内全域での地区協議会設立が完了いたしました。
また、町田市地域活動サポートオフィスの設立に向けて設立準備会を3回開催いたしました。
次に、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」と「②行政コスト計算書の特徴的事項」をあわせてごらんください。
行政費用の6億5,112万4,000円のうち、物件費は24.0%、1億5,627万6,000円となっております。2017年度と比べると、2,561万6,000円減少いたしました。主な減少理由といたしましては、市民フォーラムの施設共有床購入により、建物借上料が1,910万6,000円減少したことと、市民フォーラム建物鑑定委託が2017年度に完了したため、委託料が334万6,000円減少したことによるものでございます。
維持補修費につきましては、2017年度と比べると4,198万5,000円減少いたしました。主な減少理由としましては、木曽森野コミュニティセンターと町内会・自治会の集会施設で、2017年度に大規模工事が完了したことなどによるものでございます。
次に、「③貸借対照表」と「④貸借対照表の特徴的事項」をあわせてごらんください。
事業用資産の有形固定資産が100億41万7,000円となっております。
内容は、町田市民フォーラムやコミュニティセンターの施設と町内会・自治会の集会施設用地の資産になります。2017年度と比べ、土地が、公有財産引き継ぎなどにより1,609万6,000円減少いたしました。
次に、「Ⅵ.個別分析」でございます。
有形固定資産減価償却率の推移をグラフ化しております。
最後に、「Ⅶ.総括」をごらんください。
地区協議会についてでございますが、地区内の交流が進み、地区協議会の活動にかかわるスタッフ数が800名以上増加いたしました。今後、地区協議会の活動をさらに地域住民に周知するために、地区協議会と協働してアピールすることが重要と考えております。
以上、平成30年度(2018年度)町田市一般会計決算のうち、市民部所管分についてご説明申し上げました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆熊沢 委員 まず最初に確認なんですが、行政評価シートの323ページ、総括、成果および財務の分析の1行目の終わりから、改修工事費1万2,420円のうち、バリアフリー改修費369万円なんですが、これは千が抜けているということで解釈してよろしいですか。1,242万円の間違いで合っているかな。
◎市民部次長 323ページの成果及び財務の分析は、おっしゃるとおりございます。今、ここに書いてあるとおりで1万2,420円となっておりますが、そちらは今ご指摘のとおりでございます。
◆熊沢 委員 1,242万円ということで解釈してよいということでよろしいんですね。わかりました。
では、質疑に入りますが、その次のページの325ページの課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みのところに、多分、前年度に話し合われてこういう結果が出たと思うんですが、組織基盤の強化につながる支援というのはどのようなことを想定されておりますか。
◎
市民協働推進課長 組織基盤の強化にかかわるという意味で広く捉えておるんですけれども、例えば、運営についてのしやすさ、事業の見直しであるとか、また加入促進に伴って担い手になる方を探し、ふやしていくというご相談も含めて、組織基盤の強化というふうに考えております。
◆熊沢 委員 だから、運営についてのしやすさというのは余りいっぱい出さなくても、具体的に今こういうところが無理だからこういうふうなとか、事業の見直しというのはこういうことが皆さんとしてよくないから、こういうふうに見直したほうがいいとか、担い手を探すためにはどのように探していくべきかとか、具体的な事例があれば教えていただければと思うんです。それはもうわかっていることだから、ただ、そこの一歩踏み込んだところをどう考えているのかお聞かせいただければと思います。
◎
市民協働推進課長 町内会・自治会の方々からお話をいただく際に、やはり役員の方々の高齢化であるとか担い手不足といったお話をいただくことが非常に多くございます。そういう中では、現役世代の方であるとか、あと子育て世代の方も含めて町内会・自治会のよさ、例えば集会施設があってそこは使えるんですとか、あと町内会に入ることで、町内会の皆さんが地域の安全安心を見守っていますということをお伝えしていきたいと考えております。具体的には、子育て世代向けのチラシを作成して今現在配布しているということと、また、ことし12月1日に予定している「まちカフェ!」に向けてアピールしていきたいと考えております。
◆熊沢 委員 回覧板等、自治会に入っていないとわからないことと、逆にインターネットがあるからわかると思って、多分若い方々、現役世代の方はインターネットを見ればわかるだろうと思っていることもありながら、それだけでは全てが通っていないこともあるかと思うのです。多分、現役世代の人が入らないとか、担い手がなかなかいないという、なぜだめなのかというところをしっかりと、入っていない方にアンケートをとるというのはなかなか難しいかとは思うんですけれども、意識調査も市の企画に入っていると思うんですが、そういう形でなぜ出てこないのか。
ただ、今、うちの自治会なんかは、若い人たちが、逆に防災面とか地域コミュニティーということで、自治会もくじ引きのものを100円よりもっといいものを出したりとかという形で、もっともっと子どもたち、子育て世代に集まってもらって、若い人たちが出ている自治会の事例なんかも紹介しながら物事をやっていかれるといいのではないか。年々、活性化されている部分がありますので、やっていただければと思います。
次に、今お話があった集会施設の事業の件に関してなんですが、いただいた資料の56ページを見させていただくと、一番利用されていて60%ぐらいで、利用されていないところは本当に1桁程度なんです。その部分に関して、なかなかオープンに出せていないというのと、逆にオープンにこういうのがありますというのを皆さんが知られていない。逆に自治会の中では、知らない人という言い方は変ですけれども――に貸すのはちょっと難しいとか、鍵を管理しているのが自治会の方個人のお宅なので、なかなか難しいということもあるかと思うんです。
この施設があることは、子どもが小さかったり、家にお友達は呼べないけれども、みんなでそこで遊ぶということが、意外と飲食もできると思うので、その辺のことを去年も同じような質疑をさせていただいたんですが、前年度の間にどのようなことをやられたか、もしやられたことがあれば教えていただければと思います。
◎
市民協働推進課長 集会施設のご案内につきましては、昨年度作成しました子育て世代向けのチラシの中に、集会施設がありますというご案内をさせていただいております。また、そのほかに、現在、町田市町内会・自治会連合会の方々と一緒に、ホームページの改修作業をしておりまして、その中で各町内会の集会施設をもうちょっとご案内できないものかという検討を進めております。ホームページのリニューアルに向けて検討を進めておりますので、その中でまたご紹介できればと考えております。
◆熊沢 委員 町内会に入りませんかというポスターなんかに、ママ会とか、子どもたちで遊べるスペースとして集会施設もありますみたいなことをうたうと、今、マンションを買う人、借りる人たちは、そのマンションの施設の中に集会、みんなが集える場所があるかないかというところをかなり重要視されているところもあるので、町内会の中でそういうものがあるとなれば、お友達を呼ぶときに家を掃除しなきゃいけないけれども、自治会館だったら、掃除しなくていいわけではないですけれども、終わった後、みんなで片づければいいというのもあるので、その辺をしっかりと。ただ、今やってすぐ出てくることではない、何年かかかって、やっと結果が出ることだと思いますので、また機会があったら聞かせてもらえればと思います。
一方で、市民フォーラムとか、コミュニティセンターとか、市民センターとか、自治会の貸し出し施設ではなく、市のほうの貸し出し施設として、ここのところ何度も、何年も、何回も言わせていただいたら、場所によっては、空室情報の掲示を行いますとか、市民フォーラムとかコミュニティセンターではやっていただいています。逆に、忠生市民センターとか小山市民センターのほうにはそういうのは書いていないんですけれども、結局、部としてそういう形でやっていただけるようになったのか、単体でやるようになっているのか、その辺をお知らせいただけますか。
◎市民部次長 今、全体の利用率の向上ということで、一方、同じやり方ということではなくて、施設それぞれの特徴がございますので、例えば市民センターであれば、ご指摘いただいていた夜間の和室の利用の向上とかそういった部分について特化してやっていくとか、そういった施設の特徴を生かした利用促進事業という形でやっておりますので、一括して同じものということはやっておりませんが、それぞれの施設で努力はさせていただいているところでございます。
◆熊沢 委員 同じ市の持っている施設ですし、同じ部ですから、コミュニケーションとか情報交換はされているとは思うんです。私からすると、全部同じ担当がやっているのかと思ったら、コミュニティセンターは
市民協働推進課がやっていて、一方で、木曽山崎コミュニティセンターは市民課だったり、堺市民センター、なるせ駅前市民センターは市民センターの担当課があってという形になっているんです。そういう中で総括して、みんなとしてこういうやり方とか、逆に一方で、個々でPRのパンフレットをつくっているというのもあるけれども、一括して自治会館も含めた中でPRをしていくとか、そういう方法はとられているのか。とっていってほしいと思うので、その辺はどうなっているのか。
今、個々で事情があって、駅近とか駅離れはあるかもしれないけれども、逆に駅から離れたところのほうが空室の利用とか、子どもを連れて出かけるとしたら、駅から離れた人のほうがなかなか連れていくところがないと思うので、その辺はどういうふうにされているのか教えていただけますか。
◎市民部次長 今おっしゃっていただいたとおり、当然施設によって状況が違うところはあるんですが、市民部全体でということで、情報共有につきましては、部内会議等でこういったことを市民センターとして始めたいとか、市民フォーラムとしてはこういうことを始めましたという情報交換をして、それを全体として取り入れるということはやっております。
これは最近のことになりますので決算とはちょっとずれますが、例えば、クールシェアという形で、現状空いている施設、和室なんかを開放するという取り組みについては、全体でできるところからやっているというところなどがございます。
◆熊沢 委員 市民センターは、場所によってか全部なのか、飲食ができないところがあるかと思うんですが、飲食ができることによって、さっきの自治会館も同じようですけれども、パーティーでもないですけれども、みんなで食事をしながら子どもを遊ばせながらとか、相談をしながらという、飲食に関してはどのようになっていて、できないのをするようにはできないんですか。
◎市民部次長 今おっしゃったとおり、いろいろなご要望をいただいていて、特に飲食というご要望が多いところでございます。ただ、現状としまして問題も幾つかございまして、においが残るということもございます。それが夜間であればいいんじゃないかとか、いろいろなご意見がございますので、例えば、忠生市民センターなどにつきましては、今、試験期間といいますかテスト状況で、飲食を可能にしてご利用いただくということもお試しでやっている状況でございます。
◆熊沢 委員 今、子どもセンターは、子どもがお弁当を持っていったりとか、家族でお昼をそこで食べていたりというのをしているので、新しいところはできているけれども、古いところはできていないというところがあります。においと言ったって、調理をするわけでもないので、魚を焼くわけでもないだろうから、においはそんなに強烈に残らないと思うので、ぜひその辺のことは検討していただければと。一応、お酒は飲まないでくださいとか、そういうような調理はしないでくださいとか、そういうルールをつくって、より利用していただけるように、多分、利用率を上げたいと思っていると思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、消費生活センターなんですが、この間、自分もいろいろと聞かせていただいて驚いたことがあったのですが、消費生活センターは何をするところか、いまいちよくわからない人が多いかと思うんです。詐欺的なところだけではなく、消費生活センターの仕事の範囲というのはどのぐらいあるんですか。
◎男女平等・消費生活担当課長 消費生活センターの業務なんですけれども、一番多いのは市民の方々がふだんの消費行動によって巻き込まれてしまったトラブルを解決するお手伝いをすることです。それ以外にも、委員がおっしゃったように、事故情報とか、いろいろこちらに情報が集まってきますので、そういったことを集約して国に上げて、それをデータベース化して、また広く市民の方にお伝えして、事故を防ぐ等の活動もしております。
また、消費活動の啓発ということで、いろいろな講座を開いたりして、市民の皆様に知識を得てもらうようなお手伝いもしております。
◆熊沢 委員 消費生活センターはいつもポスターが、私自身もバスとかに乗るとよく振り込め詐欺とかそういうのが多くて、実際この間聞いたら、暮らしの事故とかもいろいろと消費生活センターにかかわってくるということです。ぜひそういうことをもっと、消費生活センターはこういうことをしていますというような、暮らしの中の、家庭の中の事故とか、さまざまなことをPRしてもらったりとか、逆にこういう事故とかがあったら、大抵は消費生活でお困りのこととか、何か詐欺に遭ったら教えてくださいというのはあるけれども、一方で、対応はしたけれども、こういう事故で何か困ってこういうふうに解決しましたということがあったら教えてくださいという調査をして、市内でどのぐらいのこういう事故があったのかを、全部はわからないけれども、そういうものができるようにという取り組みをしていくというお考えはありますか。
◎男女平等・消費生活担当課長 消費生活センターのPRがちょっと不足しているというところなんですけれども、確かに今、PRの中心が施設の中とか、あとは市の関係するところへのチラシ配布が中心になっておりますので、そういったところをもう少し広げていきたいと考えております。
具体的には、来年度になってしまうかもしれないんですけれども、市庁舎1階のイベントスタジオあたりで、時期を見て、事故防止の啓発のパネル展などを行ってみたりして、ふだん消費生活センターに直接足を運ばない方に対しても、消費生活センターでこういうことをやっているんだよというのがわかるような取り組みを今後行っていきたいと思います。
◆熊沢 委員 一番最初の質疑と同じようなことなんですが、332ページ、行政評価シートの事業概要の基本情報のところで、受益者負担比率が真ん中だけ8.9%となっているんですが、収入の数字は余り変わらないんですが、そこのところがちょっとずれているので、今すぐわからなければ後で教えてもらえればと思います。場所はわかりましたか。よろしくお願いいたします。
◎
市民協働推進課長 済みません、今手元で、なぜここだけ数字が大きく落ち込んでいるのかというのはちょっとわかりませんので、後ほどご回答させていただきたいと思います。
◆矢口 委員 自治会のところなんですけれども、メールの加入をいろいろ工夫されて、始められていると思うんですけれども、これは2018年度中に始めたものでしょうか。
◎
市民協働推進課長 メールでご連絡いただくということは、かつてもぽつぽつとはあったんですけれども、
市民協働推進課で作成したチラシの中に2次元バーコードを置きまして、このチラシを見てスマホでという形が始まったのは2018年度からになります。
◆矢口 委員 そのバーコードという新しいやり方での入会が何件あったというのはわかりますでしょうか。
◎
市民協働推進課長 2018年度の件数につきましては、全てがメールだけかどうかはちょっと定かではないんですけれども、このチラシを活用したということでは65件の加入の統計がございました。
◆矢口 委員 予想以上の効果があってちょっとびっくりしたのですけれども、65件は結構すごい。ありがとうございます。
この子育て向けのチラシなんですけれども、インターネットとかではどこかに上げていますか。例えば、町田の子育てサイトとかは最近アクセス数もアップしているということなんですけれども、そういうところでは上げていますでしょうか。
◎
市民協働推進課長 子育てサイトには上げていなかったと思います。
◆矢口 委員 わかりました。
それと、子育てサイトの市からのお知らせのところに不定期に載せたりというのも、効果があるのかとちょっと思っております。
それとあと、このチラシなんですけれども、例えば、母子手帳の交付も市民部さんだと思うんですけれども、そのときにこのチラシは今入れて、例えば、母子手帳とあと母子健康バッグとかをお渡ししている感じでしょうか。
◎
市民協働推進課長 転入の際の転入セットということで、町田市に転入されてきた方にお渡しする書類の中に、チラシを入れさせていただいております。そのほかに、昨年度、不動産協会、宅建協会さんと協定を結ばせていただきまして、市内の各店舗にチラシを置かせていただいております。
◆矢口 委員 市民部さんはいろいろな窓口対応をやられていると思うので、窓口で母子手帳を渡すときに、例えば、子育て向けの自治会のチラシを一緒に渡すだけでも、子育てをきっかけに自治会に入るとか、自主防災組織のこともそうですし、子育てをきっかけに地域とつながらなきゃいけないということはすごく多いと思うので、母子手帳を渡すとき、せっかく面と向かって市民と話せるとても大切な場なので、自治会とか町内会の子育てチラシもあるなら活用していったらどうなのかと思っております。
それと、子育て世帯向けの加入チラシは、さっき聞いたのでは、今どういうところで具体的に配布をしているのかちょっと詳しく教えていただければと思います。
◎
市民協働推進課長 先ほど申し上げたところと同じになるんですけれども、まず、転入されてきたときに、市民センターでお渡しする転入セットの中でお渡ししているということと、あと、町田市に転入される際に、まず不動産屋さんに行くと思いますので、不動産屋さんに置かせていただいております。
それ以外に、まだいろんな形で市と接点がある場所があると思いますので、さまざまな形でのお渡し方を検討していきたいと考えております。
◆矢口 委員 いろいろご尽力されていてすばらしいと思います。例えば、町内会・自治会の方からはもしかしたら、うちの自治会は特に若い人たちが少ないんだよとか、そういう相談も中にはあるのかと思うんです。そういう相談のある地域の小学校とかに配付を一緒にお願いして、ママさんは、学校とかからのチラシはよく見るんだよねという、子どもが持って帰ってくると、自然と見なきゃいけない感じで目を通すとか、そういった心理もうまく使って何かやっていくようなことは、ちなみに今は学校とかで配付していますか。
◎
市民協働推進課長 学校での配付は行っておりません。
◆星 委員 ほかの委員さんと重複するところが多少あるかと思うんですけれども、私も子育て世代向けの加入チラシの件、行政評価シートの324ページのところで、さっき、バーコードを利用したのが65件というご答弁があったんですけれども、そんな中での何か反応、こちらのほうがいいとか、加入しやすいとか、そういう市民の声は今までにございましたか。
◎
市民協働推進課長 メールだけで65件ではなくて、チラシをご利用されて、さまざまなメールであるとか、お電話であるとかということで65件ということと、あと、いただいたメールの中で、利用しやすかったというお話は聞いております。
◆星 委員 見直そう!“伝わる日本語”推進運動の中で、「スマホだけでは、守りきれないものがある」でしたか、これは今年度の活動だと思うんですけれども、その差というか、もしそんなのでわかれば。
◎
市民協働推進課長 こちらのチラシなんですけれども、
市民協働推進課の若手の職員が、多分、他課の職員からのアドバイスも受けながら、意見交換、議論をしながら、タイトルも含めて作成したということで、市民の方からも非常にご好評いただいているということでございます。
◆星 委員 若い子育て向けの町内会・自治会の加入をぜひ今後もよろしくお願いしたいと思います。
次、329ページの市民フォーラムのところで、共有床購入が進められているとございます。そんな中で、購入をしているにもかかわらず、今後、老朽化で維持費がアップするとあるんです。これはせっかく買ったのに維持費がかかって、もちろん維持はしていかなきゃいけないと思うんですけれども、これはトータルの収支で見ると、どちらのメリットが高いんですか。もちろんメリットがあるから購入されたんだと思うんですけれども、どんなところでメリットがあるのかお聞かせください。
◎男女平等・消費生活担当課長 市民フォーラムにつきましては1999年に建てられて、もう20年近くたっております。そういった関係もありまして、やはり適切な維持補修をしていかないと、施設の使用に支障が生じるということもありまして、年々維持補修費はある程度の金額がかかるようになってきております。
今、3階、4階が市民フォーラムということで、行政の施設、あとボランティアセンター等が入っているんですけれども、2017年度の持ち分の購入によって、4階は全て市の持ち分になっています。3階が今、市と個人1名と法人1名との共有という形になっておりまして、購入前は1年間で約7,000万円ぐらいの賃料がかかっていたんですけれども、購入したことによって、1年間で2,400万円弱ぐらいに下がってきております。一時的な出費はあったのですけれども、今後、数年かけて賃料の差額でその分は埋められるという試算になっております。
◆星 委員 トータルだったらメリットが大きいので購入されたということですね。わかりました。
続いて、337ページで、先ほど市民部長からも、コミュニティセンターの夜間利用率が低いというお話があったんですけれども、その件について今まで利用推進の取り組みなど、何かされてきたことがあれば教えていただけたらと思います。
◎
市民協働推進課長 コミュニティセンターの利用につきまして、とりわけ、あいているかどうかをすぐ確認しやすいほうがいいのだろうと考えまして、市のホームページから予約システムを確認できるように、リンクを張ったということと、あと、空き室情報を館内に掲示しまして、わかりやすい形での情報提供を心がけております。
◆星 委員 そんな中で、全体的にコミュニティセンターの利用率が低いということで、でも、ホームページのリンクを張ったとか、さまざまな取り組みを今されていたということなんですけれども、そんないろんな活動の中で、ここは成功して利用率がアップしたとか、ここは高いとか、そんなことはあったりしますか。
◎
市民協働推進課長 いろいろ工夫をしておりまして、庁内の他部署に一緒に行事をやりましょうかといったお話を差し上げたり、また、地元の運営委員会の方々と協働して、例えば、和室の利用については、新春のお茶会を開催したりといったことで、お部屋をできるだけ知っていただくということに、まず今努めております。ただ、なかなかこれでうまくいったとか決め手となるようなことはないんですけれども、地道に続けていきたいと考えております。
◆星 委員 わかりました。ありがとうございます。
では、続いて341ページの右下の総括のところで、地域住民や在勤者などのニーズ調査とあります。ニーズ調査を踏まえて、サポートオフィス設立に向けてとあるんですけれども、これはどんな結果だったかというのがもしわかれば教えてください。
◎
市民協働推進課長 まず、ニーズを把握するために、3回講座を開催させていただいております。1つはNPO向けということで、10名の方のご参加がございました。2つ目のところでは子育て世代向けということで、9名のご参加、3つ目につきましては企業向けということで、28名のご参加がございました。どのような支援があったらいいと思いますかという具体的な部分と、関心のある社会課題はどういったことでしょうかといったことをお話し合いいただきながら、現在の活動についての課題であるとか、こうあったらいいという部分についてのお話をいただいております。
◆星 委員 わかりました。
続いて、344ページの左下のところです。コンビニの証明書の交付が3.1%上がった、こちらもさっきお話があって、2.98%から6.01%に上がったということで、よい結果になっているのかと思います。しかし、コンビニに流れていただいた分、人件費が下がるのかと思ったら、人件費が少々上がっているんですけれども、こちらはどうしてなのか教えてください。
◎市民課担当課長 コンビニ交付の枚数がふえているというところなんですけれども、証明書を発行しているところが、市民部でいっても全部が市民課だけではなく、6市民センターと連絡所が5つございますので、それに分散するとそこまで、目に見えるほどの効果はちょっとまだ見えない状況かと考えております。
◆星 委員 でも、できるだけコンビニに行ってもらいたいということではあるんですか。できるだけというか、より分散を広げていきたいということではあるんですよね。
◎市民課担当課長 おっしゃるとおり、できるだけコンビニに行っていただくということで、チラシを配ったりとか、書いてありますとおり、グッズを配布したり周知活動を続けております。
◆星 委員 次、また344ページ、同じページのベンチマーキングによる件で、ほかの自治体との比較で違いが明確になりましたとあるんですけれども、どんな違いがあったのか教えていただけたらと思います。
◎市民課担当課長 ベンチマーキングは、町田市と目黒区、八王子市、厚木市、郡山市という5つの団体で行いました。その中でわかったことに関しましては、証明の発行では、例えば、町田市ではワンストップという形で、1人の受け付けをしたら証明発行まで全て1人でやっているという業務をやっているんですけれども、他市では実は2人で、1人は受け付け、1人はチェックという形でやっているという団体もあったりとか、窓口の受け付けの方法とかに差があったということがわかっております。
また、業務の担い手ということで、例えば、職員しかできないものと、職員以外の者でもできるものも見ましたけれども、それに関しても、各市において考え方は若干違っていて、職員だけができるものについても考え方に差があるということが見えてきました。
◆星 委員 最後で、先ほど熊沢委員からもいろいろあった集会施設とか自治会・町内会の施設のところで、修繕とかに対して、何か案内とかチラシなのか、そういったことはありますか。
◎
市民協働推進課長 集会施設の維持補修、修繕に関しましても、個別にご相談いただいているほかに、ホームページ上ではご案内を差し上げているということと、あと毎年度なんですが、適切な管理をしていただきたいと考えておりますので、集会施設フォーラムという名前で、皆さんにお集まりいただいて、ご案内を差し上げているというふうにしております。
先ほど熊沢委員からお尋ねのありました332ページ、木曽森野コミュニティセンターの受益者負担率、2017年度が8.9%で低くなっているけれどもというお話なんですけれども、これにつきましては、2017年度に実施しました冷温水発生機工事、また高圧ケーブルの工事で、維持補修費が2,400万円ほどかかっておりまして、そのため使用料収入に対して、結果的に行政費用の割合が多くなって、受益者負担率が下がったということでございます。
◆熊沢 委員 それはどこかに一言書いておくと――あるかどうかが私は見れなかったんですが、ほかのこともそうですが、そういう重大事項みたいな部分をつくって、そういうふうにしていかないと、経年で調べていくときにあれっと思うことがあるかと思うので、もし見落としていたら申しわけないんですが、それがそうなっているというのが、なかなかリンクがつかなかったもので、できればと思います。
◎
市民協働推進課長 この332ページの行政コスト計算書の特徴的事項の維持補修費、主な増減理由の中で、私も先ほど見つけることができなかったんですが、冷温水発生機等更新工事が終了したことにより、工事請負費が減少していますと。高圧ケーブルについても一応ここに書いてあるということで、経年の受益者負担のところとは結びつかなかったんですが、数字の減少については書いてあるというところです。
◆熊沢 委員 結びつかないので、そこで受益者負担率が下がっていますという一言があると、見る者にもすごくわかりやすいかと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎
市民協働推進課長 今後、受益者負担率についての記述もしていきたいと考えております。
○委員長 休憩いたします。
午後零時7分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時10分 再開
○委員長 再開いたします。
◆田中 委員 まず、行政評価シートの338ページについて伺いたいんですけれども、男女平等推進事業ということで、新たに作成したDV防止啓発リーフレットと書いてあるんですが、私が拝見したものと同じなのかと思ったのですが、羊とオオカミが書いてあるリーフレットで合っていますでしょうか。そういった新しいリーフレットをつくったことで、何か反応があったら教えていただきたいと思います。リーフレットについての質疑です。
◎男女平等・消費生活担当課長 委員おっしゃるとおり、こちらの羊とオオカミの絵が描いてあるリーフレットになります。具体的にこれによってどれぐらい反響があったかというところまでは、統計等をとっておりませんのでわかりません。申しわけありません。
◆田中 委員 中を拝見して、被害者、加害者どちらの立場も書いてあるというのがなかなかおもしろいというか、興味深いリーフレットだと拝見をしていたんですけれども、つくった過程などで工夫されたこととかがあったら伺いたいと思います。
◎男女平等・消費生活担当課長 見ていただく方に安心して見ていただけるように、優しい感じの絵を使わせていただいて、あとはお子さんたちへの影響なんかも考えた内容にしております。
◆田中 委員 これは2018年度の取り組みですけれども、今、児童虐待と保護者間でのDVの問題がすごくクローズアップされてきていると思うので、DVへの啓発ですとかDV相談がすごく大事になってきているのかというところで、注目をさせていただいたんです。一方、女性の悩みごと相談窓口のところでは、相談件数はふえているということですが、相談日が2018年はちょっと減少したと書いてあるんですが、その理由について伺いたいと思います。
◎男女平等・消費生活担当課長 トータルの件数は、2017年が1,976件に対して、2018年が2,002件ということで若干ふえているんですけれども、委員がおっしゃられたのはDVの件数ということで、104件から93件に若干減ったというところかと思います。
こちらで減った内容、理由がどういうことかという分析までは、申しわけありません、できていないんですけれども、昨年まで数年間の都の統計なんかを見ていると、都とか市町村へのDVの相談の件数はそんなにふえていない、横ばいぐらいだったんですけれども、警察への相談件数というのはふえていたようなんです。2018年度については、都も市町村も相談がふえて、警察へもふえてという感じだったみたいなんです。なので、全体として行政に対する相談を経ないで直接警察に相談される方が多いのかと考えております。
◆田中 委員 内容の相談先の変化についてもありがとうございます。このリーフレットについても、どちらかというと夫婦間、もしくはパートナー間という視点が割と強い、あとは子どもへの影響というところも書いてあるんです。今、クローズアップされているところでは、DV関係にある中での児童虐待という複雑な関係性なんかも注目をされている中で、2018年度の時点ではありますけれども、例えば、ほかの課との連携というかそういったものはとられていらっしゃるんでしょうか。子ども家庭支援センターですとか、子ども生活部との連携というところで何か捉えているところがあれば伺いたいと思います。
◎男女平等・消費生活担当課長 我々のほうに相談が入ったときの対応なんですけれども、まず、本当に緊急性が高いものについて、今現在暴力が行われているものについては、すぐに警察に相談するようにお勧めしています。そこまでではないんですけれども、保護する必要性がある、ご本人にもそのような意思がある場合については、こちらから担当部署に連絡を入れさせていただいて、ご本人から少したってから担当部署に電話をするようにということでお勧めしています。そこまではまだいかず、ご本人からたまにこういうことがあってというご相談という場合には、お話をご丁寧にお伺いして、関係部署のご案内、制度のご案内等をするという形で行っています。
あとは、ふだんから庁内のDVの相談がよくある課とは、最低年1回は連絡会議を開いて、そこには南大沢とか町田の警察署の方とか、あと東京ウィメンズプラザの方もお呼びして開催しているんですけれども、そちらで各課の現状であるとか、最新の情報の交換などをさせていただいております。
◆田中 委員 詳しくありがとうございます。さらに連携が今後また必要になっていくのかなと感じているところです。
それでもう1点、リーフレットに関連して、被害だけでなくこういったものが加害になるんだよ、こういったことをしていたらDVをしていることになるんだと書いてあるのが、すごく大事だと思ったんです。DVを行う方は、全員が男性と限っているわけじゃないんですけれども、男性の割合が高いと思うんです。男性向けに、自分がDVをしているんじゃないかと思うんだけれども、それをどうとめられるのかとか、どう変えていけるのかという、被害のほうだけじゃなく、加害者側を変えていくといった対策も必要になってくると思うんですけれども、そういったところではどういったことをされているか、取り組みがあれば伺いたいと思います。
◎男女平等・消費生活担当課長 まず、我々の行っている講座でDVに関するようなものがあれば、直接的な身体的な暴力だけではなくて言葉によるものとか、それ以外でも相手にプレッシャーをかけるようなものはDVになり得るんだということで、お話をさせていただいているところです。そういった内容は、お子さんたちのデートDVの講座なんかも含めて行っています。
あと、町田市の女性悩みごと相談では、タイトルにあるように、今、女性ということで行わせていただいているので、男性の方のご相談は直接は伺っていないんですけれども、東京都の東京ウィメンズプラザのほうで男性のための悩み相談という時間を設けておりまして、自分が加害者になることがあってということで悩んでる方とか、自分が被害者だという男性の方とかがいらっしゃった場合は、そちらをご案内して相談をさせていただいております。
◆田中 委員 DVには、身体的なものだけじゃなくて管理ですとか、そういった支配関係というのもあるんだということをお伝えいただいているということがわかりました。ありがとうございます。DV相談については以上です。ありがとうございます。
次に328ページなんですが、それぞれフォーラムですとか市民センターなどで、使用料、手数料の主な増減理由として、料金改定によって使用料が増加したケースですとか、利用率は減ったけれども使用料は増加したケースですとか、どちらも下がったケースですとか、いろいろあると思うんですけれども、2018年度においての利用料改定というのは、2017年度の途中で行われた利用料改定の影響ということでしょうか、伺いたいと思います。
◎市民部次長 今おっしゃっていただいたとおりで、2017年7月1日付で施行いたしました使用料の改定という形になります。
◆田中 委員 2017年度は7月からということで、2018年度は年間を通してということになると思うんですけれども、利用料改定の影響についてはどのように認識をされているか伺いたいと思います。
◎市民部次長 こちらの2018年度に対する影響としましては、基本的には、収入的には増になっております。その部分としまして、地域センター部分と市民フォーラムとかそういった部分、また、コミュニティセンターのそういう使用料については全体的に上がっているんですけれども、ご指摘いただいたとおり、利用率のほうは若干下がっています。ただ、相対的に金額等は上がっておりますし、市民の利用への影響的には大きいところではないというふうには思っております。
◆田中 委員 ご答弁いただきました。各センターごとにいろいろだとは思うんですけれども、全体的には使用料収入は上がっているけれども、利用率はトータルで見た点では下がっているというご答弁と受け取ってよろしいでしょうか。
◎市民部次長 こちらは6センターと6コミュニティセンター、それと12の地域センターを含めまして2017年度と比較いたしますと、若干減っているという形になっています。
◆田中 委員 その要因として利用料の増というところが関連をしていると分析をされているとか、そういったことはありますでしょうか。
◎市民部次長 全体的に利用料金を上げる以前から、2016年度から比較しますと、2017年度、2018年度と、漸次少しずつ下がっているという状況もございます。その中には、利用率を上げるために、私どものほうでもいろいろ新たな取り組みをさせていただいているところですので、そちらの効果もあって、大きく下がるというようなことがない状況だと思っております。
◆田中 委員 ご答弁いただきありがとうございました。
だんだん下がっている中で、使用料は一方上げてきたというところでは、市民の施設というところでは、やはり利用料はできるだけ低くして、たくさんの方が利用できる条件を整えていくことが大事なんじゃないかと思っております。
会議室などの利用についてなんですが、決算の参考資料などを見せていただくと、これは2018年度に限ることではないんですが、無料で使っている数と有料の数と上がっているんですけれども、無料で使える団体の条件というのを簡単に教えていただければ、よろしくお願いします。
◎市民部次長 町田市地域センター条例と条例がちょっと違いますのであれですが、基本的に公の施設で利用する場合というのは、当然、市主催の部分は無料になっております。あと、例えば市民センターまつりの会合をするとかそういった部分についても、料金は取っておりません。
◆田中 委員 市の主催のものですとか会合で使うということで、ありがとうございます。
夜間の利用についていろいろ課題があるということは、ほかの委員の方からも出ているんですけれども、今、例えば子ども食堂が地域に広がっている中で、夕方以降に無料で子どもたちに勉強を教えるような民間の団体の方なんかもいらっしゃる。そういう意味では、平日の夜間という割と使っていない時間帯に必要になるケースが、この間、結構ふえてきているのかなと思うんですけれども、市民の方の役に立つような民間の事業について使用料を安くするとか、そういったご検討とかはされていないでしょうか。
◎市民部次長 多分、今、活動されている一般のNPOだったりそういった方々が利用する場合というお話だと思うんですが、その場合については、活動の内容がそれぞれ地域のためになっているとか、子どものためになっているという活動をされている方は非常に多くいると思うんです。では、その中の活動で、たまたまセンターを使われる方は無料にできるかといいますと、なかなかその判断は難しいということがございますので、団体ごとにお話を伺って、例えば市のどこどこ課と共催できるとか、そういった条件の部分をお話しいただいて、それを伺った上で判断するという形になるかと思います。
◆田中 委員 いろんな部との関連があってなかなか難しいかもしれないんですが、せっかく夜間があいていて、必要な方もいらっしゃるというところでは、何かしらマッチングができていけたらいいんじゃないかと思っているところです。
あと2点だけ伺いたいと思います。361ページ、右側のページの下のところなんですが、南町田駅前連絡所のところで、窓口利用者は微増していると。この南町田駅前連絡所だけ町田市公共施設再編計画などに沿ってあり方を検討しますと書いてあるんですが、ほかの駅前連絡所にはそういった記述がないので、特別、南町田駅前連絡所だけそういった検討が必要だということなのか伺いたいと思います。
◎市民部次長 これは特別にここだけ書いたということではなくて、現在、市民部全体として、その施設が持つべき機能と役割について改めて検討しているところでございますので、ここだけということではございません。
◆田中 委員 わかりました。
最後に、322ページ、323ページの中に玉川学園コミュニティセンターのことが書いてあります。先ほども少しご説明があったとは思うんですけれども、コミュニティセンターの建てかえに関連する事業もあって、2018年度もこの
文教社会常任委員会で請願が出されていましたけれども、2018年度は住民の方に対して、どういった説明ですとか理解を得るようなことをされてきたのか、あれば伺いたいと思います。
◎市民総務課担当課長 ただいまのお尋ねですが、昨年の6月議会で請願が出された経過がございまして、それ以降の経過ということですけれども、7月に地元の方を中心に事業説明会というのを開催させていただきました。具体的には、7月22日日曜日10時から実施させていただきました。こちらは、玉川学園コミュニティセンター建替事業全体の説明を行わせていただきました。
それから、昨年12月に議会で契約案件をご可決いただきました後、12月に契約いたしまして、その後、具体的な工事の説明会というのを2回実施いたしました。1月27日と29日、27日日曜日は午前中からということで、29日は平日ですが、こちらは夜間の時間を設けまして、こちらのほうも基本的には近隣の方を含めて地元の方を中心にご説明する機会を持ちました。
◆田中 委員 大体何人ぐらい参加されていらっしゃるのでしょうか。
◎市民総務課担当課長 7月の事業説明会につきましては、参加者18名ということでした。それから、1月の工事説明会につきましては、1回目の日曜日の参加者が26名、それから29日火曜日夜間の参加者は9名ということで確認しております。
◆熊沢 委員 いただいた決算参考資料の260ページの小山市民センターの流用。修繕が必要なのは仕方がない。ここだけじゃなくてほかのところもそうなんですけれども、特に今回予算額が119万3,000円なのに支出が362万円という、3倍かかっているかと思うんです。
確かに、流用で一番多いのは緊急修繕と言われるんですが、それにしても、ある程度点検とか計画的に、大規模修繕まではなかなか至らないにしても、ちょこちょこやっていくことによって余計にお金がかかっていったりとか、忠生市民センターは駐車場のあれが詰まって直したとか、意外と高額な、前もって計画的にやっていればそんなにお金がかからないはずなのに、高額になったり、危険になったりということがあるんですが、その辺の計画とか点検はどのようになっているんですか。
◎小山市民センター長 ただいまのご指摘でございますが、委員の皆様には大変ご心配をかけているかと思うんですけれども、法定点検とかそういったことでの点検はきちんとしております。ただ、例えば、昨年生じたものとしては、屋上の給排水管が破損しまして、一昨年度の修繕で外に出ているものはできたんですけれども、その後、やはり建物の中の配管についても修繕が必要だという指摘がありまして、昨年度修繕したという状況がございました。
あと、空調機ですとかそういったものについては、どうしてもふぐあいが生じた段階で手をつけざるを得ないというのはございます。計画的に修繕ができれば本当に一番よろしいかと思うんですけれども、そのご指摘については、心にとめておきたい思います。
◆熊沢 委員 計画的に修繕ができればと思いますなら、修繕をしていただければと思うのと、1点は、屋上の給水管が表に出ている部分はできたけれども、中のものもやったほうがいいという指摘を受けて、もともと屋上の給水管が壊れたのが2018年2月ですから、予算編成の段階ではなかなか難しいのかとは思ったりはするんですが、補正予算というものもあるので、いきなり決算でここで流用というよりも、補正予算できちんと明確にして、気づいたら流用でお金が使われていたということがないようにしていただければと思うんです。
まず、表に出ていたのが、中も必要だとわかったのはいつぐらいのことか、その工事のときに指摘をされていたのか、そうでなければ後になって、なぜ補正に間に合わなかったのかというところを教えていただけますか。
◎小山市民センター長 給排水の工事についてですけれども、緊急の修繕として、一昨年度に表に出ていた、破損した部分について修繕をいたしました。その後、給排水の点検をした際に、やはり建物の中についてもちゃんと見ておいたほうがいいというご指摘もありました。委員ご指摘のとおり、補正予算で対応できればよかったと思いますけれども、なかなかそこも難しいところがあったということで、結果的にほかの部署から流用ということで対応をいたしました。
◆熊沢 委員 だから、何で難しかったんですかということを聞いているんです。補正を組むまでの時間に間に合わなかったのか、それとも補正を組もうと思っても認められないからやっちゃった者勝ちでやっちゃったのか、何が難しかったのかという。難しいから補正になっていないんだろうから、何が難しかったのかというのを教えていただけますか。
もう1個は、いただいた資料の中の5ページ、
市民協働推進課の、これも流用の件なんですが、まず、集会施設用地返却に伴いはどこを返却なのか。もしかしたら報告があったのに私が失念していたら申しわけないんですが、どこなのか。対する補助を幾ら使ってこの流用額が出てきたのか。
次に、市民フォーラム費のプロジェクターの修繕は、支出が190万円全額支出だったのか、それともそのうちの幾らだったのか、その辺を教えていただけますか。
◎
市民協働推進課長 まず、集会施設管理事務の中の集会施設用地の場所なんですけれども、これにつきましては、金森一丁目総合会館という場所になります。
補助につきましては、済みません、ちょっとお時間を下さい。少々お待ちください。
◆熊沢 委員 お時間を下さいと。でも、同じことだ、
市民協働推進課なんですが、集会施設用地返却に伴って解体したんですが、この後、どのようにする予定とかはあるのかということと、もう1個、いただいた資料の14ページの公有財産(普通財産)の未利用地の状況の中で、きっとこれは長い間、寄附をいただいた土地が多々あるかと思うんですが、その辺をどのようにするかという検討はされているのか。これはずっと未利用地として置いておいて、集会所用地として置いておくのか、その辺をどのようなことを検討されたり、考えられているのか教えていただけますか。
◎
市民協働推進課長 1点目の、先ほどの集会施設用地の返却に伴った後の話なんですけれども、地権者の方からのお話がありまして、集会施設用地の返却をしております。それに伴いまして、地元の方々からは、別にどこか集会施設をいうことで、今、お話し合いを進めているという状況でございます。
続きまして、14ページの公有財産(普通財産)の未使用地の状況でございますが、開発行為などに伴いまして、集会施設用地として寄附を受けた用地でございます。これにつきましては、地元の方々に集会施設の建設についての意向の確認を行うということを進めておりまして、また、集会施設用地として使う意思がないと確認ができた場合は、ご寄附いただいた寄附者の方に、寄附いただいたときと違う形での用地の使用についての確認が可能かどうかという確認を進めております。
◆熊沢 委員 さっきの市民フォーラムのプロジェクター代の答えが返ってきていないのと、もう1個は、これは全部きちんと、その当該年度のときに町内会に意向の確認をしてきたのか、してきていないのか。逆に今までそういう確認をして、今まで寄附いただいた土地をそうじゃない形でやってきた事例があるのか。1つは、開発のときにこれをもらうということ自体が、市が公園としてもらうとか、これをもらうということにいろいろと、開発のときの条件で出てくる可能性もあるんですが、その辺のこともいろいろと考えていく必要性があると思うんです。ただ未利用地として市が持っているというのも難しいと思うので、その辺のことを、それはここで聞いてもわからないのかもしれないんですが、今ご答弁いただいたようなことが当該年度であったのか、また今までそういうことをしたことがあるのか教えていただけますか。
◎
市民協働推進課長 未利用地につきましては1件、地元の意向の確認と寄附者の方からの確認がとれまして、庁内他部署でほかの利用もないという確認がとれましたので、私ども
市民協働推進課から市有財産活用課に所管がえをして、用地の売買についての手続に入っているというのが1件ございます。それ以外につきましては、寄附者の方、地元の意向の確認を進めているという状況でございます。
先ほどお答えできなかった用地返却に伴う補助でございますけれども、全体で345万8,000円の補助金を支出しております。
◎男女平等・消費生活担当課長 市民フォーラムのホールのプロジェクターなんですけれども、こちらは約130万円が修繕にかかっています。こちらは年度の途中にもう1回修繕したんですけれども、それでも調子が思わしくなく、3月の末にまた故障が発生ということで、もう取りかえないとだめだということになりまして、流用させていただいて、取りかえという形になっております。
◆熊沢 委員 修繕してやっぱりだめだったから取りかえではなく、修繕する段階でお金をある程度かけているんですから、その辺はしっかりと、修繕する前に、だめかだめじゃないかを見きわめてやっていただけると、効率的な予算執行ができるのかなと思う。ちょっとわかりにくくて、集会施設のほうはてっきり1,300万円の支出額が出たのかと。流用額は230万円だからそうではないだろうけれども、内訳を書いておいていただかないと、1,300万円出したのかなと思ってしまいがちなので、下のつくし野の件はすごく細かく書かれていて、積み上げていった金額が出ているんですが、ここの場合は、それだけで流用が出たかどうかというとまた違うと思うので、その辺はしっかりしていただければと思います。
もう一方で、開発のときに公共用地として提供しなければならないと言われて、本来ならば公共用地で無償で出したくないところを出しているのに、それを市が使えないからといって、売りに出すというのもまた違うんではないかというのはあるんです。ただ、それは市の方針なのでここで言ってもあれですが、集会所用地としては使えないし、町内会としては使えないけれども、では、次は市民協働として何かで使えないかとか、市民部で何かで使えないかとか、そういう考え方をしていっていただきたいと思います。集会所用地として無理でしたから、土地利用に持っていって、それで売って、そこを分譲して住宅にしていたら、何か違うんじゃないか。公共用地として出したんだから公共用地として何か利用できる方法を。
それでいて一方で、子どもクラブとか子どもセンターをつくりたいときに、土地がないから買えません、お金がないからつくれませんみたいな話になることが多々あるので、そういうところはしっかりとやっていただきたい。まずは、部内とかで調整してもらえたらありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎
市民協働推進課長 先ほどの未利用地の土地の部分につきましては、まず、地元の町内会の方々の意向が第一であろうということで、地元の町内会の方にお話を差し上げて、また、時間がたつことでもう1回考えたいんだといった話もございますので、少しお時間をかけて確認をしているというのがございます。
その一方で、意思が明らかな場合は、寄附いただいた方に、当初の予定、公共的に使う集会施設の用地ではなくて使用をしてもよろしいかどうかという確認をさせていただいております。その結果、寄附者から、それはもう市に渡したものだから好きに使っていいという確認がとれた場合は、まず部内、そして庁内の中で何か公共的な用途として使えないかどうかの確認をした上で、結果として1宅地ということもありますので、なかなか使うのが難しいという確認ができた場合には、売却の手続に移るという形でやっております。
◎小山市民センター長 先ほどの熊沢委員のご質疑でございます。補正をしなかった理由でございますけれども、業者に点検の依頼をいたしましたのが、冬場でございます。凍結することによってまた破損するおそれがあるのではないかということで、点検の依頼をいたしまして、点検を行ったのが2019年、ことしの1月でございました。見積書をいただいたのが1月下旬ということで、補正予算を組むタイミングを逸してしまいましたので、流用ということで対応いたしました。
◆わたべ 委員 行政評価シートの323ページ、さっき休憩中にも出ましたバリアフリートイレのことなんですけれども、337万5,000円というバリアフリートイレの値段で、半額を社会資本整備等交付金が出るということは書いてあるんですけれども、これは1基について、こういうバリアフリートイレだとこれだけの値段がするということなんでしょうか。
◎市民総務課担当課長 こちらは、施設の中というよりも、別に土地を借りまして、形状からするとプレハブのような形になっております。公共施設につきましては設置が求められますので、設置をしております。
◆わたべ 委員 次に、338ページの男女平等推進事業のところで、先ほども女性悩みごと相談の質疑がありましたけれども、女性悩みごと相談と言っているが、昨年度の途中から「広報まちだ」の中にも、女性に限らず相談できますという呼びかけがされたと思うんですが、実際に女性、男性と区分されたくない人たちからの相談の件数とかがもしわかればお願いします。
◎男女平等・消費生活担当課長 昨年の途中から、委員がおっしゃったとおり、LGBTの方も相談できますという形の表記を追加させていただきました。その結果、昨年度についてはLGBT関係と思われるご相談が5件ほど入っております。
◆わたべ 委員 そういう相談もある程度門戸を広げて、そういうこともあって相談件数が今後も微増するという見通しでよろしいでしょうか。
◎男女平等・消費生活担当課長 この相談の件数は、そんなに毎年大きく変わってはいないんですけれども、ちょっとずつふえたり減ったりで、1,900件から2,000件ぐらいのところで推移しているんですけれども、今後、LGBTの関係の認識が世間でもっと広がってくると、その関係のご相談はふえてくる可能性があるかとは思います。
◆わたべ 委員 もう1点、あと、DVの防止啓発の講座を中学校、大学に継続してされているんですけれども、昨年、件数がふえたとか、現状維持で推移しているとか、そのあたりについてお願いします。
◎男女平等・消費生活担当課長 件数というのは講座を行った件数ということでしょうか。
◆わたべ 委員 ちょっと聞き方が悪くて済みません。例えば、中学校何校、大学何校とか、そういう意味です。
◎男女平等・消費生活担当課長 2018年度につきましては、中学校で2校、大学で1校という形で行っております。この件数につきましては、中学校と大学については1校ずつというのは、ここ数年、最低でも行わせていただいていて、あともう1件、中学校でふえたり、ちょっとできなかったりという形がここ数年続いております。
◆大西 委員 今のことに関連して、中学生にその講義をするときに、LGBTを日本語ではどういうふうに説明しているんですか。
◎男女平等・消費生活担当課長 性自認、性指向が、戸籍上の性と自分の認識する性に相違がある方という形でご説明を差し上げています。
◆大西 委員 それで子どもたちはわかるのですか。理解ができるのですか。
◎男女平等・消費生活担当課長 おおむね理解していただいているものと考えております。
◆大西 委員 すごいねということで終わりです。
◆村まつ 委員 ほかの委員の方とちょっと重なるところもありますけれども聞かせていただきたいと思います。
まず、行政評価シートの41ページになります。これはコミュニティセンターを比較していただいていると思うんですけれども、4の分析欄の中で人件費の特徴というのがありまして、成瀬及び三輪は職員の任用制度の違いによりその他のところよりも人件費が高くなっていますというのがありますが、職員の任用制度の違いというのはどういったものなのでしょうか。
◎
市民協働推進課長 成瀬コミュニティセンター及び三輪コミュニティセンターにつきましては、再任用職員をセンターに配置しておりまして、木曽森野コミュニティセンター及びつくし野コミュニティセンターにつきましては、現在嘱託職員を配置しているということで、こういった言葉で表現しております。
◆村まつ 委員 それから、5の施設マネジメント改善のための今後の取り組みなんですけれども、ほかの委員からも出ていましたが、夜間の施設利用率が午前、午後に比べて低いということ、ここに20%ぐらい低いとなっているんですけれども、和室が低いということ、あと特定のところが低いというところがあるんですけれども、和室以外の特定のところというのはどこが主に低いというのがもしわかれば教えていただければと思います。
あともう1点は、夜間の施設利用について
アンケート調査などによって、市民のニーズの把握に努めていくとあるんですけれども、これはどういったアンケートの調査をしていくのか、お伺いできればと思います。
◎
市民協働推進課長 和室以外で低いお部屋なんですけれども、これは各コミュニティセンターによってさまざまなんですけれども、例えば、三輪のコミュニティセンターであれば、第2会議室というお部屋が少ないという状況があります。また、成瀬のコミュニティセンターであれば、美術工芸室、多目的室Cといったお部屋が低かったり、木曽森野コミュニティセンターでは第1会議室という、本当にさまざまなんですけれども、夜間帯のホール利用というのは非常に多いんですけれども、とりわけ和室が低いのと、それ以外のお部屋も幾つか低いのが散見されます。
続きまして、
アンケート調査なんですけれども、どういったことがあれば利用したいと思いますかですとか、そもそも今来ている方々がどういった地域から来ていて、どうすることで使いやすくなりますかといったアンケートを今考えているところでございます。
◆村まつ 委員 続きまして、324ページになります。町内会・自治会の加入促進なんですけれども、Ⅲの事業の成果のところで、新たに子育て世代に向けてということはありましたが、それと同時に、もう1つ不動産関係の団体とも協定を結んで、今やられているということなんですが、全日本不動産協会町田支部と協定を締結して、その後、反応みたいなものがもしあれば教えていただけますでしょうか。
◎
市民協働推進課長 すごく大きな反響となって返ってきているという状況ではないんですけれども、協会に加盟している不動産のお店の方がチラシをもう少し欲しいんだけれどもということでご連絡をいただいて、私どものほうでお渡ししたということはございます。
◆村まつ 委員 それから、343ページになります。これは消費生活相談者のところなんですけれども、Ⅵの個別分析のところで、70代、60代、50代の方々の相談が前年に比べてかなりふえているという分析がございました。これは前年に対してかなり増加をしているんですけれども、この対策を新たに、どのような具体的なことをやられていく予定なのかをお伺いできますでしょうか。
◎男女平等・消費生活担当課長 こちらがふえているのは、昨年度あたりからかなりふえている架空請求のはがきによるものなんです。こちらの対策としましては、広報とかホームページ等でお伝えしているというのもあるんですけれども、あとはコミュニティバスの中つり広告なんかで呼びかけをしたりとか、出前講座ということで、各地域包括支援センターが主催することが多いんですけれども、そちらに出向かせていただきまして、そこの利用者さんとか職員の方向けに、こういう事例が今起こっています、こういうところに注意してくださいということを呼びかけております。
◆村まつ 委員 かなりいろんな高齢者の方から、架空請求もそうですし、あとは悪質な勧誘等もあるということも聞いていますので、ぜひここに力を入れて対策に取り組んでいただきたいと思います。
あともう1つ、若年層向けにやっていらっしゃるということなんですけれども、大学、中学というのも有効的かと思うんです。18歳からいろんな契約ができるようになるというところもありますので、そういう意味では高校生世代にしっかりそこも訴えていくことが大事なんじゃないかと思うんです。高校はもちろん都の管轄になるので難しいとは思うんですけれども、そういった対策というのは何か考えていらっしゃるんでしょうか。
◎男女平等・消費生活担当課長 2022年4月から、成年年齢が18歳に引き下がるというところで、今おっしゃられたように、未成年者を理由とした契約の取り消しができなくなるというところで、18歳、高校生を含んだところです――その辺の方に対する消費者教育が必要だということは我々も認識しております。
今、委員がおっしゃられたように、実際にそういった啓発事業が行われているのが中学校と大学の一部なんですけれども、高校につきましては管轄が都道府県という形になりまして、なかなか取っかかりがつかみにくいところがあるんです。今年度につきましては、これから市内の高校に、市の消費生活センターでは、こういう出前講座をやっていますという通知等を差し上げて、何らかの形でこちらの教育事業を高校の中で行わせていただければと考えております。
◆村まつ 委員 それから、344ページに行きまして、行政窓口に関する市民の満足度ということで、Ⅲの事業の成果になりますが、このアンケートというのはどのような方法で、何件ぐらい行われているんでしょうか。
◎市民課長 まず、方法なんですけれども、窓口に届け出等に来てくださった市民の方に対して、アンケート用紙をお渡ししてという形で行っております。件数につきましては、市民課は、昨年度のアンケートの回収数といたしまして192件でございます。
◆村まつ 委員 それから、ここでもうちょっとお聞きしたいのは、先ほどほかの委員からもありましたが、コンビニの交付発行件数がかなり伸びている。目標までは行っていないんですけれども、その方向に向かって大きく伸ばすことができたということと、それに伴って人件費がまたふえているという話があったのですけれども、人件費が抑えられないとしても、例えば、その分恐らく仕事量が減っていると思うので、別の業務もやることによって、全体的な業務の効率化をしていくみたいなことは可能なんじゃないかと思うんです。このあたりはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎市民課長 確かに、先ほど申しましたようにコンビニ交付がふえておりますので、証明発行をする部分では減っているということがございます。ただ、コンビニ交付をふやすためには、今度はそのもととなるマイナンバーカードの交付の枚数をふやしていかないと、やはりコンビニ交付はふえませんので、コンビニ交付の割合の下に、マイナンバーカードの交付割合も指標として書かせていただいているんですが、やはりこういう交付枚数がふえるというと、逆にこちらの業務の増加というのも出ておりますので、人件費は減っているという形にはなっておりません。
ただ、いずれにしましても、減ったところでほかの仕事ができるといいますか、効率的に業務が行えるように、今後ともしていきたいと思います。
◆村まつ 委員 あともう1つは、自治体間ベンチマーキングのところで、ワンストップでやっているところが、ほかの自治体は2人でやっているとか、いろいろあったと思うんですけれども、それを今後どうやって活用していく予定なのか、町田市としてどういうふうに取り組んでいく予定なのか、このあたりをお伺いできますでしょうか。
◎市民課担当課長 今後なんですけれども、他市のよいところが幾つか見えているところもありますし、その他、最新の技術も出てきているところですので、そういうものをベストミックスしながら業務に反映していきたいと考えております。
◆村まつ 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
356ページになります。これは鶴川駅前連絡所なんですけれども、Ⅳの財務情報の①行政コスト計算書で、賞与・退職手当引当金繰入額が2018年度は大きく増加しています。恐らく人事異動に関して、こういうことが起こっているかと思うんですが、これについて何が起こってこういうふうになっているのかを教えていただけますでしょうか。
◎鶴川市民センター長 ただいまのご質疑にお答えいたしますと、おっしゃるとおり、人員の配置の関係で、再任用職員を常勤職員に置きかえたことによって、賞与・退職手当引当金というのが増額したということになります。
◆村まつ 委員 それは、常勤にしなければいけない理由というのはどういった理由だったんでしょうか。それだけ業務量がふえているとか、もしくは高度な能力が必要だったとか、そういったことでしょうか。
◎鶴川市民センター長 業務がふえたとかそういったことではなくて、あくまでこれは人員配置のローテーションの問題で、再任用が常勤に置きかわったということでご理解いただきたいと思います。
◆村まつ 委員 市民センターですとか、駅前連絡所ですとか、恐らくコントロールできる要素は余り多くないのかと思っていまして、やっぱり人件費が、その中でも比較的コントロールがしやすいものなのかなと思っています。いろんな人事異動があって、ここは難しいところもあるんですけれども、なるべくコストコントロールをするという意味では、適正配置というか、能力のある方はそういうところに必要だと思うんですけれども、そこら辺をなるべくうまくコントロールしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆矢口 委員 参考にいただいた資料の中の啓発活動についてちょっと質疑させていただきます。いろんなテーマで、どのテーマも市民の生活にすごく大切なことだと私も感じるんですけれども、このテーマをどうやって決めているのか、決め方についてちょっと質疑させていただければと思います。
◎男女平等・消費生活担当課長 例えば、男女平等推進センターで行っている講座でしたら、男女平等推進計画というものがございまして、その中で目指すべき社会の方向性とかを定めているんです。そういったテーマに沿った形の講座を選んで行っております。あと、消費生活センターなんかでは、食品ロスであるとか、廃プラスチックの関係とか、その時々の社会のテーマなども参考にさせていただいて講座を選んだりしております。
◆矢口 委員 わかりました。この資料の中で、実績数ということで、参加者の人数が書いてあるんですけれども、別に少ないから悪いものだと私は個人的には思っていないんですけれども、少ない講座についても、例えば、もともと講座が全て少人数制なのか、8人とかのこともあります。こういうのは、集客として何か問題があったりとか、課題とかは今あるんでしょうか。
◎男女平等・消費生活担当課長 極端に1桁とかで少ないところは、もともとの募集人数が少ないものもあると思います。ただ、例えば、内容によって参加率が高いもの、低いものというのがあります。消費生活のものなんかだと、料理教室みたいなものとか、あとはテスト教室みたいな実践的というか、自分で参加できるようなものが傾向としてやっぱり人気が高いものになりまして、座学的なものについては、ほかと比べると若干参加率が低い傾向にあると思います。
◆矢口 委員 ちなみに、集客はどういったところで広報しているのか、ちょっと具体的に教えていただきたいです。
◎男女平等・消費生活担当課長 「広報まちだ」、ホームページを中心として、あとは独自にチラシをつくって、センターの中とかその他庁内で掲示していただいて、それで集客をしております。多くは「広報まちだ」を見て来られる方がかなりの割合を占めています。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって市民部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後2時10分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時13分 再開
○委員長 再開いたします。
△第65号議案
○委員長 第65号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
文化スポーツ振興部長 第65号議案 町田市体育施設条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市立総合体育館のメインアリーナ壁面に大型映像装置を設置することに伴い、附属設備の利用料金を設定するため、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 利用単位が1時間で2,500円、入場料を徴収する場合では5,000円ということなんですけれども、こういった値段を設定した根拠があれば伺いたいと思います。
◎スポーツ振興課長 根拠でございますが、町田市で定めます受益者負担の適正化に関する基本方針を根拠といたしまして利用料金を算出しております。この方針の中身ですが、受益者の負担割合は、総合体育館につきましてはサービス原価の100%となっておりますので、サービス原価は、大型映像装置の運用に当たり必要とする人件費と維持管理費が含まれております。
◆田中 委員 この大型映像装置については、何か特別に操作をする人が必要とか、そういったことはあるんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 操作をする人は必要となります。
◆田中 委員 質問の仕方が悪くて申しわけありませんでした。特別に体育館で指定管理者の方が操作をしなくてはならないとか、もしくは使用団体で操作ができるということなのか、伺いたいと思います。
◎スポーツ振興課長 操作につきましては、指定管理者がまずイベント主催者などに操作方法を説明した上で、主催者のほうで操作をしていただくよう想定しております。
◆田中 委員 最後に1点、ほかの自治体でもこうした体育館で大型ビジョンを一般の方に貸し出しているような例はあるんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 近隣でございますと、武蔵野の森総合スポーツプラザ、あとは東京体育館などで大型映像装置を設置しております。
◆星 委員 2019年、ことしの12月16日からということなんですけれども、つけるまでの工事期間というか設置期間はどれぐらいですか。
◎スポーツ振興課長 一応、12月15日までを工期としておりますので、今作業に入っておりまして、通常、大型映像装置というと、工場である程度組み立てて、設置だけ体育館を使用するみたいなことを想定しております。工期につきましては、10月中旬から工事を開始しますので、大体2カ月ぐらいと想定しております。
◆星 委員 その間は特に大きなイベントはないんでしたか。もしあってもそのまま、あそこの両面だから、特に問題なくそういうイベントは行えるという認識でよろしいですか。
◎スポーツ振興課長 そういったイベントの開催に影響がないように、工事を例えば夜間に行うとか、工事時間を調整して工事を実施してまいりたいと考えております。
◆わたべ 委員 この大型映像装置は左右対称に2基とありますけれども、私は使い方がよくわからないんですが、必ず2基同時に稼働させるという理解でよろしいですか。片方だけ使うとか、そういうことじゃないですか。
◎スポーツ振興課長 それはお好みに応じまして、片方でも使えますし、両面でも使えるという設定になっています。
◆わたべ 委員 片方使っても、両面使っても料金は変わらないということですか。
◎スポーツ振興課長 そのとおりでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第65号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第65号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△認定第1号(
文化スポーツ振興部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、
文化スポーツ振興部所管部分について、担当者の説明を求めます。
◎
文化スポーツ振興部長 認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、
文化スポーツ振興部所管分につきましてご説明申し上げます。
タブレットの302分の30ページをお開きください。歳入歳出決算書では25ページをお開きください。以降、歳入歳出決算書のページで申し上げます。
初めに、歳入でございます。
第13款、使用料及び手数料は25ページ、28ページに掲載しております。
第15款、都支出金は41ページ、46ページに掲載しております。
第16款、財産収入は51ページに掲載しております。
第20款、諸収入は65ページから68ページに掲載しております。
続いて、歳出でございます。
歳入歳出決算書の179ページをお開きください。
第10款、教育費、項の2、社会教育費、目の2、文化振興費は179ページから181ページに掲載しております。
目の10、国際版画美術館費は189ページから190ページに掲載しております。
項の3、保健体育費、目の1、スポーツ振興費は190ページから192ページに掲載しております。
目の2、スポーツ国際大会推進費は192ページから193ページに掲載しております。
以上が、歳入歳出決算書に関する部分でございます。
次に、
文化スポーツ振興部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明いたします。
タブレットの563分の264ページをお開きください。「町田市課別・事業別行政評価シート」では262、263ページになります。以下、「町田市課別・事業別行政評価シート」のページで申し上げます。
文化振興課の歳出目、文化振興費でございます。
まず、「Ⅰ.組織概要」でございますが、組織の使命は、誰もが文化芸術に親しむことができるよう、市民の文化芸術活動の振興や魅力ある文化芸術と触れ合える環境づくりに取り組み、そのための環境整備、鑑賞機会の創出、活動支援、情報発信を行うことでございます。
「Ⅱ.2017年度末の総括」でございますが、町田市文化プログラムへの市民の参画を促し、取り組みを支援することなどが課題でございました。
「Ⅲ.事業の成果」についてですが、町田市文化プログラムは目標の30件に対し、35件実施いたしました。また、(仮称)国際工芸美術館については、芹ヶ谷公園との一体的整備に向けた検討を行いました。
「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」ですが、行政費用は合計で7億3,669万6,000円でございます。このうち、物件費が全体の53.4%を占めており、主に、所管する施設の指定管理委託料になります。
また、2017年度に比べ、維持補修費が380万3,000円増加しております。これは、鶴川緑の交流館、市民ホールにおいて修繕が発生したことによるものになります。
次に、「③貸借対照表」ですが、事業用資産の建物が、市民ホールのトイレ洋式化や排気塔の改修などにより2,092万1,000円増加しております。
「Ⅶ.総括」でございます。
(仮称)国際工芸美術館については、芹ヶ谷公園芸術の杜一体整備とあわせて、検討を進めてまいります。
また、町田市文化プログラムについては、認知度を高めるためにさらなる周知を行うとともに、市内で活動するアーティストにも、積極的な参画を呼びかけてまいります。
以上が文化振興費の課別行政評価シートの説明でございます。
続いて、272、273ページをお開きください。
スポーツ振興課の歳出目、スポーツ振興費についてご説明いたします。
「Ⅰ.組織概要」についてですが、組織の使命は、市民のスポーツ活動やスポーツを支える活動を支え、また、身近な生活の中でトップレベルのスポーツに親しむことができる環境を整えることで、楽しさや喜びあふれる心豊かで健康な市民生活と、活力ある社会の実現に寄与することでございます。
「Ⅱ.2017年度末の総括」ですが、ホームタウンチームの観戦者数の増加につながる方策の検討や、「みる」スポーツをさらに充実させていくことなどが課題でございました。
「Ⅲ.事業の成果」ですが、ホームタウンチームのホームゲーム年間観戦者数は13万855人で、2017年度から3万1,518人増加いたしました。また、地域スポーツクラブの会員数は、七国山の新規クラブ設立などにより3,309人となり、1,223人増加いたしました。
続いて、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」についてですが、行政費用は合計で10億4,587万4,000円でございます。このうち53.7%を占めております物件費は、主に所管する施設の指定管理委託料でございます。物件費は2017年度に比べ8,499万9,000円減少しましたが、これはオリンピック・パラリンピック等国際大会推進課に事業を移管したことや、2018年11月から町田市立室内プールの改修工事を行ったことに伴う指定管理料の減額などによるものになります。
続きまして、「③貸借対照表」ですが、事業用資産の建物は、総合体育館エレベーター改修工事、緑ヶ丘グラウンドの新設等により6,088万円増加いたしました。また、工作物は、緑ヶ丘グラウンド、沼中央広場スポーツ施設を新設したことにより5,186万3,000円増加いたしました。
最後に、「Ⅶ.総括」の「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」ですが、ホームタウンチームの地域貢献活動等の支援を継続するとともに、総合体育館に大型映像装置を設置する等、観戦環境の充実に取り組みます。
また、地域スポーツクラブが設立していない地域において、新規設立に向け支援を行います。
以上がスポーツ振興費の課別行政評価シートの説明でございます。
続いて、286、287ページをお開きください。
オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課の歳出目、スポーツ国際大会推進費でございます。
まず、「Ⅰ.組織概要」の、組織の使命ですが、東京2020オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ2019等の国際大会の開催を契機に、子どもたちに夢を与え、文化、スポーツ、経済、観光などの多分野の振興と町田市全体の魅力の向上を図ることでございます。
次に、「Ⅱ.2017年度末の総括」は、キャンプ地招致の実現と、大会開催やキャンプ地招致を契機として町田市全体の魅力向上を図るため、オール町田での気運醸成に取り組むことが課題でございました。
「Ⅲ.事業の成果」でございますが、キャンプ地招致競技数は、ラグビーワールドカップ2019と東京2020オリンピック・パラリンピックを合わせて8競技となりました。
また、気運醸成イベントは10回実施し、2017年度からの累計数で18回となり目標を超えております。
続いて、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」についてですが、行政費用は合計で1億5,307万7,000円でございます。このうち、人件費が6,962万7,000円で、全体の45.5%を占めております。この人件費には、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会及び東京都へ派遣している4名の職員を含んでいるものでございます。
また、物件費は1,627万1,000円で、主な内訳は、気運醸成事業実施業務委託373万9,000円、障がい者スポーツ事業実施業務委託352万9,000円などになります。
次に、「Ⅵ.個別分析」ですが、まちだサポーターズ延べ活動人数、パラバドミントン体験教室参加人数ともに増加傾向でございます。
最後に、「Ⅶ.総括」でございます。
今後の取り組みといたしましては、2019年度のナミビア代表のラグビーワールドカップ公認チームキャンプの受け入れや、東京2020大会の1年前プレキャンプの実施でございます。
また、大会に向けてより多くの市民に事前キャンプの実施やオリンピック等関連事業などを知っていただくため、さまざまな機会を捉えて気運醸成に取り組み、まちだサポーターズの活動やパラバドミントン体験教室など、市内でオリンピック等にかかわる機会を確保してまいります。
以上がスポーツ国際大会推進費の課別行政評価シートの説明でございます。
続いて、288ページ、289ページをお開きください。
国際版画美術館の歳出目、国際版画美術館費の課別行政評価シートでございます。
まず、「Ⅰ.組織概要」の組織の使命は、すぐれた美術品に触れる機会と、学習、創作、発表を通して美術に親しむ環境を提供して、市民や来館者に喜びや感動、安らぎを感じていただくことでございます。
次に、「Ⅱ.2017年度末の総括」ですが、魅力ある展覧会やイベントを企画して、若年層の入場者数をふやすことや、子どもや外国人など、新たな来館者層を開拓することが課題でございました。
「Ⅲ.事業の成果」でございますが、国際版画美術館展覧会の観覧者数は11万4,069人となり、2017年度から1万2,744人増加いたしました。観覧料・施設使用料収入等は1,686万9,000円で、2017年度から135万円1,000円の減少となります。
また、春と秋の大型企画展で英語併記のキャプションを取りつけるなど、多言語化に努めました。
次に、「Ⅳ.財務情報」でございます。
「①行政コスト計算書」をごらんください。
行政費用は合計で3億5,401万9,000円でございます。このうち、維持補修費は、1,842万2,000円となり、2017年度と比べて481万5,000円増加いたしました。これは、空調の自動制御装置の更新や、設備老朽化に伴う修繕工事などによるものになります。
また、行政収入のその他は、助成金の獲得や物品売払収入の増加により368万7,000円増の1,788万1,000円でございました。
次に、「④貸借対照表」についてですが、事業用資産の建物が排気塔改修工事により22億5,818万1,000円となり、1,313万1,000円増加いたしました。
最後に、「Ⅶ.総括」でございます。
2018年度は展覧会が全体として好評だったことにより、2013年度以降で最高の入館者数となりました。
今後は、SNSを活用した情報発信を積極的に推進して、増加が見込まれる訪日外国人や若年層などの新たな来館者層を開拓いたします。
また、今まで以上に楽しめる美術館を目指して、ミュージアムショップの拡充を視野にショップ全体の充実を図ります。
以上が国際版画美術館費の課別行政評価シートの説明でございます。
平成30年度(2018年度)町田市一般会計決算のうち、
文化スポーツ振興部所管分についてご説明申し上げました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆熊沢 委員 多分、これは行政評価シートだと263ページになるのかと思うんですが、当該年度の予算書だと144ページなんですけれども、遺跡保存管理費という本町田遺跡公園の件で、当時、予算書の概要では、事業の内容が本町田遺跡公園の維持管理を行います、取り組みが適切に維持管理し公開しますというんですが、どのような感じなのか。ここで合っているよね。
◎今井 文化振興課担当課長 本町田遺跡公園につきましては、管理人を置きまして、入館者数のカウントから館内の清掃維持管理をお願いしております。そうした委託費等を含めて予算を計上しております。
◆熊沢 委員 予算を計上したのはわかっているんです。今、これが決算だから、どうだったんですかと。当該年度はどのような感じに行っていたかなんていうことは調べていないということだね。
◎文化振興課長 2018年度は、本町田遺跡公園につきましては、具体的には散水栓の修繕を行っております。その他、日常的に適切な維持管理に努めておりまして、2018年度に関しては特に大規模な修繕が必要になるような事態は起こりませんでした。
◆熊沢 委員 本町田遺跡公園の場合は、台風があったりとか、建物がないというか野ざらし――野ざらしという言い方がいいかはわからないですが、そういう部分の中でどのように適切なことをやられているのかと思ったのです。行政評価シートだと、263ページには本当にいろんなことがあり過ぎて、ちょっとわかりにくかったので聞かせていただきました。そういう風水害とかが起こった場合は、どのように対応するようになっているのか教えていただけますか。
◎文化振興課長 本町田遺跡公園につきましても、博物館の建物と同じ総合管理委託の中で、日々、毎日数時間置きに警備員が巡回しまして、状況は確認しております。今般の話になってしまうんですけれども、台風のときに関しても見回りを行いまして、今回、遺跡公園の建物、復元住居に関しては特に破損等はございませんでしたが、今年度、屋根のふきかえは予定してございます。
◆熊沢 委員 今年度のことなので、余り聞くことはできないですが、隣接している市立博物館がなくなることによって、一括で管理をお願いしているところが本町田遺跡公園だけになると、どうなっていくのかという地域の不安もありますので、その辺をきちんと管理していただきたいと思います。市立博物館がなくなったから本町田遺跡公園もなくなっちゃうではなくて、本町田遺跡公園は東京都の史跡に指定されておりますので、そうしていただきたいと思います。
縄文と弥生が一緒にあるところというのは――縄文は縄文しかない、弥生は弥生しかない、同じところに縄文と弥生があるというのはすごく珍しく、展示されているということですので、ぜひよろしくお願いいたします。
あと、フォトサロンなんですが、以前は有名な写真家の方のフォトサロンがあったんですが、今現在、フォトサロンがどのような状況にあるのか、また、どのような利用方法か。実際、一般市民がいろいろなことで、二十祭まちだとかでやっていただけたりとか、そんなことを書かれていたような気がするんです。そんなことをやられているような感じなんですが、今実際どういうふうになっているのか、また、どうしたいのか、何に活用できるのかをまず教えていただけるとありがたい。
◎文化振興課長 町田市フォトサロンにつきましては、事業別行政評価シート、266ページ、267ページにもございますが、基本的には写真の展示施設となっておりまして、大体貸し出しによって展示室をご利用いただいて、展示会等にご利用いただいているのが7割程度、残りの3割程度は指定管理者のほうでの自主事業、自主企画での利用が主となっております。
それから、指定管理者である団体による企画として、薬師池公園での撮影会ですとか、ピンホールカメラの教室なども行っています。また、指定管理者の取り組みとして、成人式での撮影等も行っているところでございます。
事業の成果にもありますが、展示室利用率というのはなかなか目標に至らず、そんなに伸びていかないところですので、利用していただけるようにPRもしていくんですが、実際、SNSなども最近は普及しておりますので、なかなか写真の展示というニーズが難しくなってきているかなという推測もしているところでございます。今後、どのような活用ができるのかということについて検討してまいりたいと思います。
◆熊沢 委員 薬師池公園の中にあるので、四季彩の杜とか薬師池のさまざまな構想の中では、何か位置づけされているのか。フォトサロンというと、何かスタジオとかがあるのかなと思うんだけれども、展示室しかないんですか。
◎文化振興課長 まず、フォトサロンの設備なんですけれども、基本的には1階と2階の展示室のみという形になっております。それから、薬師池公園四季彩の杜との関連でございますが、公共施設再編計画の短期の取り組みとして、町田薬師池公園四季彩の杜魅力向上計画に合わせて、今後の使い方を検討していくという位置づけをしております。
◆熊沢 委員 一緒なのか、担当がフォトサロンだけこっちとあるので、今後どうなっていくかはわからないんですが、今一生懸命、薬師池公園の中で、薬師池公園自身の集客があったりとか、そういう中で、フォトサロンをもっとうまく活用していただければと思います。
次に、行政評価シートの273ページのホームタウンチームとの連携で、2017年度末の総括の課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みの中で、交通アクセス等の観戦しやすい環境について、各ホームタウンチームとの調整を行いますというのは、どのような調整を行って、どのような結果が得られたのか。
もう1個は、キャンプ地誘致を目指すと、キャンプ地が入ったんですが、オール町田での気運醸成に取り組むため、定期的な庁内連携会議というのは、どういう人たちと庁内連携会議を行って、どのような結果が得られたのか教えていただけますか。
◎スポーツ振興課担当課長 まず、ホームタウンチームの交通アクセスの改善につきましては、主にゼルビアさんが中心なんですが、ホームゲーム開催時に、まずゼルビアさん自身の努力でマイクロバスを市内各所から出して輸送を行いました。また、交通事業者さんとも連携しまして、路線バス、あと直行バスも当日用意していただいて、観客数に応じた台数を臨機応変に対応できるように調整してまいりました。
◆熊沢 委員 今年度と昨年度の成績の関係もあるんですが、昨年度は、ツインライナーは、試合が終わって出ていったらもうほとんど乗れないという状況だったんです。ゼルビアの野津田の競技場の設備の改修の件に関すると、経済効果と言いながら、町田に行けるバスは、1万人入ったって数百人しか行けない。それでは何が町田の駅で経済効果なんだと思うところがあるので、やはり町田の駅につくってもらう。経済効果を計算するんであるならば、しっかり町田に行くためにやっていただきたいと思っているんです。
マイクロバスを分散するというのはわかるんですが、市内各所というのは、どういうところが市内各所に選ばれてやられたのかということと、あと実際、多摩センターとか淵野辺とか、路線バスの事業者さんとの関係があるかと思うんですが、町田市内の駅に出ていることはほとんどないんです。それでいて経済効果が上がるのかというのがあるので、その辺をきちんとうまく考えて、経済効果が生まれるためにはどうやってアクセスをよくして、見られた方々が町田駅とかできちんと経済活動をしてもらうということを考えて、ただ帰せばいい、ただ出ていけばいいではないんじゃないかと思うので、その辺はどのように考えられているのか。
庁内連携の件のお答えはいただいていないと思うので、よろしくお願いします。
◎スポーツ振興課担当課長 まず、町田駅への輸送というところなんですが、やはり観客の方からも町田駅に行き来したいというお声はたくさんいただいておりまして、今、交通事業者さんとゼルビアさんと一緒に調整している中では、今後、ツインライナーの台数がふえていくようなお話もありますので、うまく運転手さんが確保できるような状況に持っていって、町田駅への輸送を強化していければと考えております。
あと、市内マイクロバスというのが、昨年度は定位置からやっていたわけではなく、主に陸上競技場に行くバス路線がないようなところをわざとあえて狙ったり、あと近隣の方がちょっと歩くと不便だなというところからあえて発車しますということで、不便なところとか近隣の方の取り込みに注力をしたと聞いております。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 町田市オリンピック等国際大会関連事業推進本部会議ということで、構成としては、市長を本部長にいたしまして、副市長、それから以下全部長で構成されております。2018年度は年5回開催いたしまして、成果というところであれば、会議の中では、オリンピック・パラリンピック、それからラグビーワールドカップに係る取り組みの進捗状況を報告しながら、情報共有を図るというのがまず大きな部分です。そこから成果としては、今、庁内でいろいろオリンピックとかラグビーワールドカップの装飾なんかをさせていただいています。あとは、町なかのペデストリアンデッキとか原町田大通りにフラッグをかけたり、そういうところで各課の協力をいただきながら、成果として上がっております。
また、まちだ〇ごと大作戦の市民会議というのがございまして、そこに呼んでいただいて、町田市のオリンピック・パラリンピック、それから、ラグビーワールドカップの取り組みを少しプレゼンテーションさせていただくような機会も得られたところでございます。
◆熊沢 委員 この市内各所というのは、多分、ゼルビアがアナウンスしているのかもしれないんですが、どこからどのバスが出ているかというアナウンスが全然伝わってこないので、その辺のアナウンスはどのように行っていたのか。
確かに、ツインライナーであそこから出るのを待つのと、野津田車庫のバス停までおりていくのはそんな距離でもないんです。あそこからツインライナーじゃない臨時バスを出してもらうような形をとるとか、私自身も、ここのところ味の素スタジアムに行ったり、吹田のスタジアムにサッカーを見にいったりしたときに、吹田のスタジアムもモノレールの駅がちょっと歩けばあるけれども、最後の人がモノレールに乗るには2時間かかって、入場制限がかかっているとか、味スタも飛田給駅までは整列して、みんなが歩いているというよりもずっと行列しているみたいな感じで、なかなか入れない。この間、札幌に行ったときは、試合は見られなかったんですが、札幌は球場から臨時バスがいろんな近くの駅に出ているとか、そういうことをいろんなところがやられています。
決して町田の野津田だけが交通アクセスが不便なところではなくて、スタジアムはみんな意外と不便なところにあるのです。そういういろいろなところの事例を聞きながら、また、野津田車庫から出すとか、野津田車庫に行くまでの間の道をちょっと明るくしてもらったりとか、民地だったりとかするので、そういうことはしてもらいながらも、そういう検討とかはどのようにされてきたのか。また、他のスタジアムと比べてみたりとかはしてきたのかなと思うんですが、いかがですか。
◎スポーツ振興課担当課長 確かにシャトルバスにつきましては、主な情報発信がゼルビアさんのホームページです。ニュースというところで試合開始数日前ぐらいに掲載されるので、そこのあたりにつきましては、ゼルビアさんとちょっと話をしまして、もうちょっとわかりやすいような周知の方法を、町田市からもゼルビアさんのホームページにわかりやすく行けるような取り組みを検討していきたいと思います。
あと、ほかのスタジアムの事例なんですが、これもゼルビアさんが詳しく知っているんですが、やはりいろんな交通手段があるよというのを幅広く皆さんに周知しているようで、町田の場合も直行バスだけじゃなくて、委員のおっしゃられるように、路線バスが野津田車庫からも出ていたり、あと多摩方面に行ったり、淵野辺方面に行くという路線もあるので、そういうのをうまく周知して緩和を図っていきたいと思います。
◆熊沢 委員 多摩方面、淵野辺方面よりも、なるべく町田の駅方面に行っていただきたい。さっきから答弁を聞いていると、ゼルビア頼みなんだよね。確かに人がいっぱい来るときはゼルビアの試合が一番多いんだけれども、ゼルビアさんにやっていただいて、ゼルビアさんにじゃなくて、あれはゼルビアのスタジアムじゃなくて、町田のスタジアムなんだから、しっかりと町田市もこういうふうにやっていかないといけないし、ゼルビアだけではできなくて、町田市もバス事業者なりと、また地域の近隣住民の方々と一緒になってやっていかないと、誰のスタジアムかな。今の話を聞くと、ゼルビアのスタジアムであって、町田市のスタジアムじゃないような。また以前、南アフリカとキヤノンイーグルスのラグビーの試合をやったりとかもしているし、ゼルビア以外の試合でも大勢来たこともあるので、そういうことをしっかりと、わからないのでゼルビアさんがじゃなく、自分たちのことだと思ってやっていただければと思います。
次に、いただいた資料の21ページの、市民に貸し出している公共施設の会議室で、町田市立室内プールの会議室が100%と書いてあるんですが、会議室が100%というのは、ここは常にあきっ放しで誰でも使っているのか。市立体育館だと、昔は10%ぐらいから48%になっていたりとかするんですが、100%という考え方がよくわからないんです。いつも満員で全てが埋まっていて、あきがないというのが100%だと思うんだけれども、トレーニング室、ジョギングコースの100%というのもどういうものなのか不思議なんだけれども、そもそもこの数字の出し方を聞きたいと思いつつ、的確に答えられなかったことがあるから、答えられたら答えてください。
あと、この会議室の100%という何なのか、どのこまも利用で埋まっているということなのか教えていただければと思います。
◎スポーツ振興課長 プールの会議室につきましては、会議以外に指定管理者が教室事業をやったりしているということもございます。この100%というのは、後ほど答えさせていただくということでよろしくお願いいたします。
◆熊沢 委員 このトレーニング室とかも、和洋弓場とかもそうなんだけれども、町田市立総合体育館の和洋弓場も100%なんだけれども、和洋弓場の場所が全部埋まっていて100%だと思うんだよね。ということは、開館のときは朝から夜まで全部の弓道のところが埋まっているのか、誰も使っていないときがないなんていうことはないと思うんだけれども、その辺の数字をどのように出しているのか、きちんと正確に正しく出せるようにしていただけるとありがたい。
◎スポーツ振興課長 町田市立総合体育館の和弓とアーチェリーのスペースにつきましては、毎時間、和弓とアーチェリーの公開指導を順番にやっておりますので、100%利用ということになっています。ただ、その時間帯に利用者がいるかどうかというのはまた別な話になると思います。
◆星 委員 順番に質疑させていただきます。
まず、272ページ、先ほどの熊沢委員ともちょっと重複する部分があるんですが、陸上競技場へのアクセスというところで、まず、成果の説明の一番上のところです。ホームタウンチーム、ゼルビアのホームゲームの観戦者がふえたというところで、クラブとスポーツ振興課がいろいろな連携をして、あとシャトルバスというところは本当に理解をいたします。
そんな中、私の一般質問とかでも、周りに分散させてそこからバスですとか、そういったところをやっていただいているのは本当に理解できるんですけれども、やっぱり今後先を見て、今ある駐車場を広くというのはいろんな関係で難しいと思うんですけれども、縦に大きく立体にするとか、そんなお考えが今後あるのかというところを1回お聞きしてもよろしいですか。
◎スポーツ振興課担当課長 今お話のあった立体化というのは、今の時点では話がないんですが、今話しているのは、陸上競技場近くに持っていっちゃうと渋滞がひどくなってしまうので、少し離れたところに臨時の駐車場、それは民有地とかを借りて、ちょっと遠く離れたところに分散して渋滞を避けようということを考えています。
◆星 委員 今までもそんなご答弁をいただいたので、それは理解できるんですが、将来、小野路公園ですとか、野津田の球場ですとかの利用者もいらっしゃったりするので、都市づくり部さんとかとの連携もあるかと思うんですけれども、そちらの駐車場も今後はちょっと考えていかなきゃいけないのかなと思っております。
また、成果の説明の2番目、地域スポーツクラブのところなんですけれども、1,233人増加したとあるんですけれども、このご説明の中でも七国山にクラブハウスができたり等、いろいろあったんですが、ふえた理由は七国山に地域スポーツクラブが設立したことだけで、この1,233人という数字でよろしいでしょうか。
◎スポーツ振興課長 スポーツクラブの会員数でございますが、今回、七国山の地域スポーツクラブが設立しまして460人の会員がふえたということになっております。それ以外につきましては、各クラブが魅力的な自主事業をやったり、あとは地域の団体と連携したりして努力されながら会員数をふやしていったと認識しております。
◆星 委員 次は、274ページのⅢ.事業の成果――体育館のところで、利用者数が約1万人ですか、9,982人減少したんですけれども、こちらの理由は何かありますでしょうか。
◎スポーツ振興課長 この施設利用者数におきましては、するスポーツとして体育館を利用する方と、あとは「みる」スポーツ、観戦者の数の合計を計上しております。今回につきましては、2017年度に開催いたしました1万人規模の大会と、あとは興行イベントが2018年度には開催されなかったということが大きな要因であると感じております。
◆星 委員 1万人規模のイベントは何でしたか。
◎スポーツ振興課長 2017年度には体操のイベントがありまして、それが2018年度には開催されなかったということでございます。
◆星 委員 それは、2016年度はやられていたんですか。単発で2017年度だけやった体操イベントだったんですか。
◎スポーツ振興課長 2016年度の情報は持ち合わせておりません。
◆星 委員 わかりました。
そのページの一番最後、Ⅶの課題のところで、体育館の改修が昨年度は空調と給排水の改修で、今後また予定をしているというのはあるんですが、これの具体的な改修の内容は何でしょうか。
◎スポーツ振興課長 今後の大規模改修の予定ということでございますが、まずは、天井や屋根などの改修とか電気設備、あとは空調設備等の改修を予定しておりまして、規模拡大などの予定はございません。
◆星 委員 わかりました。ありがとうございます。
次、284ページ、スポーツ広場事業なんですけれども、町田第一中学校の施設としても平日は利用していて、そんな中、地域のスポーツクラブがあると思うんですけれども、そことの連携、あと問題点が、私はないのかなという認識はあるんですけれども、もしスポーツ振興課さんで何か聞こえてきている声等があれば教えていただけたらと思います。
◎スポーツ振興課長 地域のスポーツクラブ等と連携しているというのは聞いております。というのも、地域の課題を解決して会員をふやしていくという使命もございますので、本町田のサッカー場を使っている方とはしっかり連携をしていると聞いております。地域スポーツクラブとしての課題は、やはり会員数とあとは指導者がちょっと不足しているというところで、連携したくても、なかなかそちらに力をかせないというところが課題になっていると聞いております。
◆星 委員 わかりました。
最後、289ページの国際版画美術館の件で、こちらもⅦ.総括の①の中で、先ほど部長のご説明の中でもあったのですけれども、観覧者数は13%増加をした。そんな中で、観覧収入は減になっているというお話があったんですけれども、その理由をお聞かせいただけますか。
◎国際版画美術館担当課長 昨年度の有料の観覧者数につきましては2万6,002人でした。前年度の2017年度につきましてが2万6,031人。2018年度は29人減ってしまったという状況です。その内訳を見ますと、65歳以上は一般の半額の料金で入館いただいているんですけれども、65歳以上の2017年度の観覧者数が6,495人に対して、2018年度が9,562人と47%ふえております。それに対して一般の観覧者数が、2017年度が1万7,328人、2018年度が1万4,940人であって、14%減少しております。この数字が反映されたと分析しております。
◆星 委員 丁寧にありがとうございました。
では、この65歳以上の方がいらっしゃったというのは、何か提出をいただいて、それで数字をチェックしているということですか。
◎国際版画美術館担当課長 料金設定を一般の方と65歳以上、それから大高生というような形でしているわけなんですけれども、それに応じてチケットも別々に発行しておりまして、それで人数がカウントできるという状況になっております。
○委員長 休憩いたします。
午後3時1分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時30分 再開
○委員長 再開いたします。
◆星 委員 ご答弁ありがとうございました。
また続けて、版画美術館の件で、作品に英語表記でキャプションをつけている、多言語化をしているということなんですけれども、外国人の観覧者のデータをとっているのか、この人数の中に外国人の観覧者が入っているのか、また別でとられているのかを教えてください。
◎国際版画美術館副館長 外国人の観覧者につきましては、現在、正確なカウントをできる手だてがございませんで、今後、早急にアンケートなどでそういったものがとれるように考えてまいりたいと思っております。
◆星 委員 では、普通の入場者の中に含まれているということですか。
◎国際版画美術館副館長 含まれております。
◆星 委員 わかりました。
感覚でよろしいんですけれども、やっぱり数年前よりふえているのか、そんな感覚はございますか。
◎国際版画美術館副館長 2018年度は、浮世絵モダーンという展覧会で日本の版画芸術の推移を展示いたしましたが、明らかに白人とか、見た目にも外国人さんとわかるような観覧者の方がおいでになっていました。
◆星 委員 わかりました。ありがとうございます。
続いて、最後なんですけれども、まちだサポーターズさんについてちょっとお聞きします。人数が3,038人にふえたとここに記載があるんですが、これは延べ人数だと思います。そんな中、実質動かれている方は何人ぐらいいらっしゃるのかがわかれば。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 まちだサポーターズということで、会員というか登録していただいている方が、2018年度末で679人でございます。対前年比157人ふえております。実質どのぐらいの方が活動されているかというところは、数として把握はしておりませんが、200人から300人ぐらいかなと。四半期に1度、活動希望みたいなものをとって返してもらっているんですけれども、登録はしているけれども実質活動はほとんどないという方も中にはおられますので、200人から300人ぐらいの方が中心的に動かれているのかなと考えています。
◆星 委員 ありがとうございます。
いろいろご体調とかもあると思いますし、いつもモチベーションを高くやられている方もいらっしゃって、すごいなと思っているんですけれども、また来年のオリンピック・パラリンピックに向けたり、その後の活動もいろいろイベント等々あると思うんですけれども、そんな中で、またこれはふやしていかなきゃいけないというご認識なのか。そんな中、ふやしていかないということであれば、何か特別にやっていくような取り組みはありますでしょうか。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 登録者数については、さらにふやしていきたいと思っております。オリンピックに向けて活躍の機会もさらにふえていきますので、そういうところも含めて募集の告知というか周知を図りたいと思っています。
また、会員さんのモチベーションの維持という部分でいうと、これは会員さんの自主企画なんですけれども、新人研修みたいなのをやっていただいたり、2018年度は5周年ということで、これも会員さんの自主企画で5周年記念事業ということで、会員さん同士の親睦の機会なども持ちまして、まちだサポーターズにかかわっていることの価値みたいなのをもっともっと高めていくということが大事なのかなと思っています。
◎スポーツ振興課長 先ほどの星委員のご質疑の中にありました町田市立総合体育館が1万人減少した理由というところで、その大会は2017年度も開催されたのかということにつきまして、ちょっと回答させていただきます。2017年度は開催しておりません。
◆わたべ 委員 行政評価シート262ページのⅡ.2017年度末の総括というところの関連なんですけれども、国際工芸美術館ついては、今年度の3月議会に基本設計を提案されているわけなんですが、昨年度はいろいろ議会の中でも紛糾した覚えがありますが、その整備に向けて、2018年度はどのような検討がされたのかについてまずお伺いします。
◎文化振興課長 2018年第2回定例会以降、国際工芸美術館の整備に関しては、その後の運営も含めて、美術館単独で整備を考えていくというのではなくて、芹ヶ谷公園芸術の杜として一体的に行うという方向で庁内関係部署との調整を進めておりました。それにより、民間活力の活用のあり方、可能性についても整理していくということで、委員ご承知のとおり、ことしの3月議会でというような経過をたどっております。
◆わたべ 委員 了解いたしました。
それでもう1つ、その下の文化芸術ホール整備というところなんですが、これもさらなる研究という表現をしてありますが、そちらについての検討状況についてお伺いします。
◎文化振興課長 文化芸術ホールにつきましては、2自治体の視察を行いました。それから、文化振興課の中でワークショップといいますか、文化芸術ホールにどういう機能が必要なのか、町田市としてどういうホールを目指していくかという話し合いを進めてまいりました。
◆わたべ 委員 内部の段階だというところで受けとめました。
そして、あと、同じく262ページのⅢ事業の成果のところですが、今回の町田市文化プログラム実施件数が目標より多い35件という実績になっているんですが、これはまちだ〇ごと大作戦と連携して件数が上がったとどこかに書いてあったんですけれども、どのくらい連携した件数が含まれているのかということと成果についてお伺いします。
◎文化振興課長 まちだ〇ごと大作戦と連携しての件数に関しては、ちょっと整理して後ほどお答えさせていただきます。
成果に関しては、まちだ〇ごと大作戦と連携することによりまして、市民発で何か新しいことにチャレンジするというまちだ〇ごと大作戦の趣旨と重なる部分について、さらに文化芸術の取り組みというところで、市制60周年とラグビーワールドカップ、それからオリンピック・パラリンピックにあわせて、町田市の文化面を盛り上げていこうといった取り組みがされましたので、そういう趣旨をご理解いただいた上で、主催者の方も参画していただいたと。そのあたりが正確かなというふうに受けとめております。
◆わたべ 委員 わかりました。ありがとうございます。
別ページに移りまして、博物館事業です。265ページですけれども、Ⅶの総括のところで、図録の販売方法を工夫したことにより、物品売払収入が増加したということなんですが、どのように工夫されたのかということと、この事業はどのように今後に生かせると思われたかについてお伺いします。
◎文化振興課長 2016年度以前に発行した図録に関しては半額で、2006年度以前に発行した図録は定価の3割という価格に改定しました。また、テーマでまとまりがあるものについて、セット販売を行うことによりまして、割引後の合計金額からさらに2割引いて販売を行ったというところで、いわゆるお得感も高まって、博物館に来て買って帰ろうかなという気持ちにつながって、販売冊数も増加したのかなと考えております。
◆わたべ 委員 わかりました。この図録の在庫がどのぐらいあるかはわかりませんけれども、活用というところでのお考えとかはありますでしょうか。
◎文化振興課長 確かに抱えていても仕方がないので、今後を考えますと、少しでもご希望の方に買っていただいて、お手元で博物館の収蔵品や展覧会の図録について親しんでいただくというところが、1つ意味があることかと考えております。今後についても、図録は、博物館は閉館しておりますが、引き続き博物館の建物ですとか、あとはご連絡をいただければ通信販売でも取り扱っておりますので、そのあたりで活用を図っていければと思います。
◆わたべ 委員 ありがとうございました。
では次に、ちょっと飛んで国際版画美術館のところなんですが、先ほど星委員もちょっと触れていらっしゃいました288ページの展覧会出品作品に英語併記ということなんですが、電車の多言語化は何カ国か、韓国、中国とかいろいろありますけれども、今回の英語併記という場合に、そこはやっぱりどこかで経費がかかってきているということの理解でよろしいでしょうか。
◎国際版画美術館担当課長 キャプションの作成につきましては、キャプションだけではなくて、例えば、展覧会の小解説のようなものも英語併記をするように心がけているわけですが、その分は、やはり翻訳代と、あと別にパネルをつくるということであれば、その制作経費も当然必要になってきております。
◆わたべ 委員 理解いたしました。
それでは、スポーツに移りたいと思います。272ページです。地域スポーツクラブの会員数がふえたということで、事業の成果のところにありますけれども、2018年11月に緑が丘グラウンドがオープンしたということで緑が丘グラウンドが新設されたということで、利用人数が順調に伸びているということなんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 緑が丘グラウンドが設立されまして、その指定管理者の中に地域スポーツクラブも入ってございます。その地域スポーツクラブの方が、積極的に緑が丘グラウンドを使って自主事業を展開していただいておりますので、その分利用者が増加していると認識しております。
◆わたべ 委員 地域スポーツクラブの自主事業が活発に展開されているということに関して、さらにお伺いするんですけれども、その場合、地域スポーツクラブというものが、ある程度優先的にグラウンドを利用できるということなんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 指定管理者の自主事業となりますと、ふだん利用していない時間帯を皆さんに利用していただけるように、魅力的な教室事業をやるということになっておりますので、例えば、土日とかといったところは基本的に避けて自主事業をやっておりますので、利用者にそれほど影響はないと考えております。
◆わたべ 委員 あいている時間帯を狙って自主事業をやるということは、土日の利用に関してやっぱりいろんな団体が集中するという状況はなかなか改善できないということなんですか。自主事業ですから平日だけをやって、土日にやりたいということはなかなか難しいということなんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 自主事業を土日にやっているということもございます。ただ、そこら辺は利用者の状況を見て、利用したい人に余り影響がない、寒いときとか、そういったところを調整して実施していただくように指定管理者とは調整しております。
◆わたべ 委員 それでは、285ページのことで伺います。Ⅶの総括の①のところなんですが、2018年度にスポーツ広場2カ所を廃止、整備したことなどについて、2万9,000人減少したということになっております。そのことによって激減しているとも言えるわけなんですが、これまで広場を利用してきた方がどこでスポーツ活動をしていると認識されているでしょうか。
◎スポーツ振興課長 2カ所閉鎖ということで、1カ所は西田スポーツ広場になると思うんですが、西田スポーツ広場につきましては東京女学館の跡地を代替地として用意していると聞いておりまして、そこを主に利用されているということと、あとは近隣の学校開放等を利用されていると聞いております。もう1カ所の本町田少年サッカー場につきましては、スポーツ広場ではなくなったんですが、町田第一中学校の校庭の代替地というところで位置づけられておりますので、校庭開放の事業として今までの利用者も引き続き利用できる状況で利用していただいております。
◆わたべ 委員 スポーツ施設の別のところに利用が移ったというご説明だったんですけれども、2018年度には、スポーツをする人が減ったという認識ではないということでしょうか。
◎スポーツ振興課長 スポーツしている人が減ったという認識はございません。
◆熊沢 委員 さっき2個ぐらい聞き忘れたんですが、まず、市が持っているのを民間に委託しているスポーツ広場があると思うんです。この間の台風のときのゴルフ練習場みたいにポールが倒れたというときは、責任の所在とか、まず、そういう事例が今まであったのかというのと、そうなったときに、誰がどう対応するか教えていただけますか。
◎スポーツ振興課長 直近のことで申しわけございませんが、先週の台風で、実際、防球ネットの柱が傾いてしまったという事例はございます。
◆熊沢 委員 それは、俗に言う、市のスポーツ広場、民間に委託――2種類ありますよね。うまく私は区別が、正しい言葉が出てこない。
◎スポーツ振興課長 そのスポーツ広場は、市の所有のところで、運営を運営委員会に任せているというスポーツ広場でございます。
◆熊沢 委員 運営を任せていて、ネットとかを市が設置したんではなくて、運営委員会さんとかが設置したときに、事故が起こった場合とかそういうときは、運営委員さんになるんですか。誰がどうなるのかというのは少し疑問にあるんですが、どうなっているんですか。
◎スポーツ振興課長 実際、設置者は運営委員会としても、やはり利用者の安全等を確保しなければならないということがございますので、そういった事例で運営委員会ができないものに関しては、市のほうで対応を検討していくことになると考えております。
◆熊沢 委員 あと、先日もほかのところであったんですが、地域の人たちが地域のスポーツ広場の整備のために事故に遭ったりとか、けがをしたりとか、町田市内でそういうことがあったとか、民間の方々が、地域の運営委員の人たちがそういうことをやっていて、そういうことがあった事例とかはあるんですか。
◎スポーツ振興課長 管理者がけがをしたという事例のほうは市には入っておりませんが、やはり管理につきましてなかなか限界があって、枝の剪定とか、そういったところをなかなか自分でできないといった事例はございます。
◆熊沢 委員 そういう場合は誰がするんですか。
◎スポーツ振興課長 市のほうで対応を検討させていただくことになると思います。
◆熊沢 委員 こんなに長く議員をやっていながら、余りすみ分けがわかっていない部分があるんですが、緑が丘スポーツ広場みたいに市が全部やっているのと、そうではなくて民間の方々がやっているというのは、どこまでが市がやって、どこまでが運営委員の方々がやるとか、そういうことがきちんと決められているのか。また、そういうところで何かけががあったり、事故があったときにどのように対応するのかとか、万が一、市のスポーツ広場で何かが不備で事故があったときと、そうでないときとのルールはどのようになっているのかを教えていただけますか。
◎スポーツ振興課長 スポーツ広場につきましては管理運営を任せておりますので、通常は管理運営委員会のほうに管理運営をお願いすることになりますが、実情はなかなか対応が難しいといった事例も出てきております。今回の台風によって柱も傾いているという事例につきまして、なかなか運営委員会で対応はできないということになると思うので、市のほうで対応を検討していくことになると思いますが、柱を応急処置したとしても、そのまま何十年ともつというわけではございません。スポーツ広場は暫定利用という形になっておりますので、多額のお金をかけてネットを全て張りかえるというところはなかなか難しいと考えております。今、町田市のほうでは大規模なスポーツ広場につきましては、そういったことがないように、公の施設として整備していく方針を掲げております。
◆熊沢 委員 公の施設になると、何かがあったときとか、きちんとした設備として、風災害のときにも耐え得るという言い方は変だけれども、きちんと整備ができるけれども、運営協議会とかだとなかなか難しいということですか、それでもできるんですか。できない理由も、暫定利用だからなのか、その辺をちょっと教えていただけますか。
◎スポーツ振興課長 公の施設になれば、例えば、町田市体育施設条例とか町田市立公園条例に位置づけられますので、その条例に基づいて整備費等、予算を要求することは可能だと考えております。ただ、今スポーツ広場につきましてはそういった位置づけがございませんので、そういった条例設置されていないものに関して予算要求することはなかなか難しいので、暫定の整備、要するに応急処置みたいな形をとらざるを得ないというのが現状でございます。
◆熊沢 委員 アンケートでもないですけれども、もし運営協議会の方々が整備するときに、20年、30年ぐらい前だと、うちの近所でもやってくれるおじちゃんとか、木を自分で切るような人たちはいたけれども、最近は家の木が倒れたから自分で切るなんていう人たちはなかなかいないので、時代が変わってきて、そういうのが得意じゃない人たちもいたり、高齢になっていたりとかするので、もしかしたら危ない思いをしている方もいるかもしれないので、その辺を1回調査していただけるとありがたいと思うんですが、その辺はいかがですか。
◎スポーツ振興課長 今、委員おっしゃったとおり、そういった声もいろいろ聞こえておりますので、もう1度管理運営委員会の声を聞いて、こちらでいろいろと検討していきたいと思います。
◆熊沢 委員 いただいた資料の16ページ、別に流用が悪いわけではないんですが、宝くじスポーツフェアドリームサッカーを開催するに当たり、多くの来場者に向け町田の魅力発信やにぎわい創出の催しを会場で実施することになったためというので、これはどうやらサッカー日本代表の人たちと、星委員も出たらしいんですが、サッカーの試合があったようなんですが、どのようなことをやって、どのぐらいの人が来たんですか。
◎スポーツ振興課担当課長 ドリームサッカーにつきましては、元日本代表選手の方、町田市の元Jリーガーの方々を町田のサッカー協会の方々が集めていただきまして、元日本代表と対戦した試合を中心に、あと元日本代表の方が町田の指導者の方に指導者クリニックをしたり、あと子どもたちに教室を、直接教えていただくような大切な機会をいただいたところです。
当初は、競技場のドリームサッカーだけで考えていたところなんですが、ほかの自治体でやっている事例等を見ると、やはりかなり観客の方が来るというところで、そういう機会を大切にして、ゼルビーランド、いつも駐車場のところでいろいろ催しをやっているところで、私たちも何かできないかというところで、町田サッカー協会さんと調整しまして、町田サッカー協会さんのほうで町田のスポーツの情報発信であるとか、あと、たくさんの来場者の方が見えられるので、やはり飲食の需要もあるということで、飲食の出店者の方の調整とか、保健所との調整とかを準備していただいたりという委託をするために、流用させていただいたところです。
◎文化振興課長 先ほどわたべ委員から質疑いただいた内容についてご回答いたします。町田市文化プログラムで2018年度に実施した35件のうち、まちだ〇ごと大作戦と連携して実施したものは、35件中の21件でございます。
◆田中 委員 行政評価シートで質疑させていただきます。ほかの委員と重なるところもあると思うんですが、順番に聞かせていただきたいと思います。
まず、262ページなんですけれども、文化芸術ホールに関して、他自治体の視察を行いということなんですけれども、2018年度の予算のときに、文化芸術ホールについて今回は特別に予算を組んでいなくて、それぞれ部か何かの中に予算が入っているんですと答弁をしていただいた記憶があるんですけれども、世田谷と川崎市の視察にはどういった課で何人ぐらい行かれているのか伺いたいと思います。
◎文化振興課長 視察には文化振興課で行っております。人数については、正確なところを今確認して、後ほどお答えいたします。
◆田中 委員 わかりました。文化振興課で行っているということで、行った結果、視察の成果というか、どういったことがわかったり、成果として上がっているのか伺いたいと思います。
◎文化振興課長 重複になりますが、2018年度は世田谷区の世田谷パブリックシアターと川崎市のスポーツ・文化総合センターの2カ所の視察を行いました。
世田谷パブリックシアターは、作品の上演だけではなくて、世田谷区民の方の創作とか体験活動を通して、新しい舞台芸術の可能性を探るということを目的とした芸術でありまして、町田市の文化芸術振興という観点からも参考になるということで、視察先として選択いたしました。視察の成果として特に重要だったのは、世田谷パブリックシアターというのは、田園都市線の三軒茶屋駅に直結した複合施設ですので、他の商業施設と、例えば大道具とかの搬入、搬出の動線が重なってしまうということで、そうすると、入れるトラックの大きさに制限が出てきたりとかがあって、町田市でも中心市街地に近いところで具体的に検討を進めていく上では、こういうことを考えていくべきだという課題が見つかったというところが大きかったと思います。
それから、川崎市スポーツ・文化総合センターは、これはPFI事業の先行例でございまして、民間資金を活用した施設整備の具体的な方法について町田市としても知見を得ることができたと、このあたりを成果として考えております。
◆田中 委員 ありがとうございます。
では次に、265ページの博物館事業について伺いたいと思います。2017年度から2018年にかけて利用者数がふえて、利用料金収入もふえていますが、2018年度はどういった理由でふえてきたのか伺いたいと思います。
◎今井 文化振興課担当課長 まず、2017年度に人数が大分前年を下回ったということがありまして、広報活動には力を入れてまいりました。SNSの利用とかもございます。また、展覧会のポスターやチラシにつきましても、やはりわかりやすいようにという工夫もさせていただきました。展覧会の内容につきましても、皆様がごらんになりたいであろうことを念頭に置きながら、企画してまいりました。その結果だと思います。
◆田中 委員 ちなみに、2018年度、わかりやすいように企画をされたということなんですけれども、どういった企画が行われたのか、確認させていただきたいと思います。
◎今井 文化振興課担当課長 お答えします。
2018年度の展覧会は、まず一番最初が、旅するヴェネチアン・ビーズとタイトルした、少し女性向けのきれいな装飾品を中心に飾りました。その次が、藍色浪漫という伊万里焼の展覧会、そして次は、まちだ今昔とタイトルとしまして、考古資料と町田の古い画像、写真とか、あと小さな蒸気機関車みたいなものも借りてきまして、皆様がちょっと懐かしいような内容のものを企画いたしました。
◆田中 委員 確認させていただきありがとうございました。やはりこういった魅力的な目を引くようなタイトルですとか、テーマというところがすごくかみ合ったのかなという印象を受けました。先ほどわたべ委員からもありましたが、2018年度の(仮称)国際工芸美術館の基本設計の予算が1度とまったというところでは、2018年度で、2019年度閉館の準備がされてきたとは思うんですけれども、予算はとまっている中で、またこうやって参加者、利用者も努力があってふえていく中で、なぜ閉館を急ぐ必要があったのかというのが、閉館をした後ですけれども、思うところなんです。2018年度に閉館の準備もされていたんだと思いますが、状況も少し変わっている中で、どうして閉館の準備をしないといけなかったのか伺いたいと思います。
◎文化振興課長 竣工から45年が経過しておりますので、そういう建物を今後もずっと残して使用するというのは、大規模な修繕が不可欠でございますし、また、建てかえる場合は当然大きな投資を必要といたしますので、予定どおり閉館ということで進めました。
◆田中 委員 その次の年ではありますけれども、とても来館者もふえて、改めて、博物館の魅力に気づかれた方もいるんじゃないかという印象を受けているんですけれども、この先10年も20年もというよりか、1年2年延ばす可能性もあったのかなと思うんですけれども、2018年度はどういった議論というかそういったものが行われたのか、もう1度お聞かせいただきたいと思います。
◎文化振興課長 繰り返しになりますが、やはり2019年6月で展示事業を終了して閉館するということは予定どおり進めました。というのは、1年2年延ばすとなりますと、展覧会というのは企画構想に2年とかの年月を要しますので、そこから例えば、やっぱり、じゃ、もう1年といっても、そう簡単に展覧会を企画して実施するということは、実際はかなり難しい状況になりますので、ここはやはり予定どおりに、ことしの6月をもって閉館をしたというところでございます。
◆田中 委員 では一方で、地域の方からは博物館を残してほしいということで請願が上がって、その後も地域の方と、この博物館を施設としてどうしていくかというお話し合いもされてきているんだと思いますが、2018年度においては地域の方との話し合いですとかは、何か行われたのか伺いたいと思います。
◎文化振興課長 2018年度に関しては5回、地元、弥生ヶ丘自治会の方と連絡会を開催してございます。
◆田中 委員 どういった内容のことをお話し合われたのか伺いたいと思います。
◎今井 文化振興課担当課長 まず、地元の方には博物館の施設を見ていただきました。言葉で老朽化と申し上げましてもなかなかわかりにくい点がございましたので、まず見ていただいて、そして、請願を出された方からは、請願を出した理由を伺い、こちらからは、なぜ老朽化すると展示を続けたりするのが難しいのかとか、そういうこともお話をさせていただきました。こういう連絡会の場を持ったので、しばらくそういったものを積み重ねていきましょうということでございました。
◆田中 委員 地元の方とそういった連絡会を持っていただけるということでわかりました。
次に、博物館事業の中に三輪の森ビジターセンターのことも書かれているんですが、開室して3,300人が来室ということで、そういった人数の方が来館をされたということなんですけれども、昨年度のときに、三輪の郷土資料を中心に展示されているということなんですけれども、三輪の自然散策もあそこの周りはできるということでは、自然について何か掲示をしたとか、表示をしたとか、そういったことはなさったのかどうか伺いたいと思います。
◎文化振興課長 博物館で所蔵している民俗資料を展示しておりますので、三輪の地域で使用されていた水車の歯車とか、きこりがいたということでのこぎりですとか、そういうきこりが使っていた道具など、あとは三輪地域のものではないですけれども、本町田のエリアで使われていた消防ポンプですとか、成瀬のカヤノキとか、そういった民俗資料を現在展示しております。三輪地域の自然と関連してという展示は、現在は行っておりません。
◆田中 委員 三輪の町内会の文化祭のようなものに行ったときに、地元で自然の写真を撮られているような方もいらっしゃったので、うまくそういった方とマッチングができたら、さらに内容が充実するのではないか。以前も申し上げましたが、ビジターセンターというと、どうしても自然のイメージがありますので、自然のものも郷土資料も見られるというところになったら、もっと魅力が増すのではないかというところだけ、ちょっと申し上げておきたいと思います。
もう1点、次、289ページの国際版画美術館の事業でお聞きしたいんですけれども、先ほどほかの委員からもありましたが、来館者数がふえている、また、展覧会の観覧者数もふえているということで、2018年度はどういった企画でどういった工夫をされたのか伺いたいと思います。
◎国際版画美術館担当課長 決算参考資料にも掲載しておりますけれども、43ページをごらんになっていただけるでしょうか。
まず、2018年度の最初は、その前の年から開催されている展覧会の続きになりますけれども、浜田知明さんという戦争をテーマに版画をつくった方の展覧会を開催しております。
続いて、4月から6月にかけては、浮世絵モダーンというタイトルで、大正、昭和期につくられた浮世絵の系譜にある作品を展示する展覧会を開催しました。
続いて、夏ですけれども、小中学生が夏休みということもありまして、子ども向けの展覧会として版画キングダムというテーマの展覧会を開催しております。
同時期ですけれども、こちらは2017年度から開催しているインプリントまちだという、現代作家の方に町田を取材していただいて、それを展示するという展覧会を開催しております。
秋の大型展は、ドイツ生まれで日本にも長く滞在されていて、オーストラリアにその後移って創作活動をしていたヨルク・シュマイサーさんという外国人の方の展覧会を開催しております。
12月以降には、毎年開催しております大学版画展、それから新収蔵作品展、市内の公立小中学校の生徒さんの展覧会、年度末には収蔵品によって長谷川潔という現代作家の展覧会を開催しております。
◆田中 委員 詳しく教えていただき、ありがとうございました。私が気づいていないだけかもしれないんですけれども、長谷川潔展のときに、版画美術館の館内にある喫茶けやきさんとのコラボのメニューなんかも印象的だったんですけれども、これは2018年度に初めて始めたというわけではなく、前からやっていたことなんでしょうか。
◎国際版画美術館担当課長 いつから始めたかは今すぐ確認はとれないんですけれども、それ以前から、喫茶けやきさんのほうで提案されて、その展覧会に合わせたメニューを毎回お出ししているという状況になっております。
◆田中 委員 以前からやっていたということで、私の勉強不足で済みませんでした。やはり絵との印象がすごく強かったので、また、それをツイッターなどで紹介されていたので、さらに興味が膨らんだという印象を持っております。
それで、今後、芹ヶ谷公園芸術の杜では、木々の自然の中で版画美術館があり、そして喫茶けやきは、すごく静かに過ごして、ゆったりと過ごせるような役割を、そういった雰囲気を醸し出していると思うんですけれども、芹ヶ谷公園芸術の杜での総合的検討の中で、版画美術館や、またそういった喫茶けやきさんが果たしていく役割について、2018年度に検討されたことなどがあれば伺いたいと思います。
◎国際版画美術館副館長 2018年度にそういったことで具体的に検討したことは、特にはございませんでした。
◆田中 委員 では、現在というか、2018年度時点で構わないんですけれども、芹ヶ谷公園における版画美術館の役割というところでは、これまでも役割を果たしてきたと思うんですけれども、どういった価値ですとか、役割があると認識をされているか伺いたいと思います。
◎国際版画美術館副館長 芹ヶ谷公園という公園の中にある版画美術館ということで、公園を生かした展覧会をつくっていけないかということを2018年度から考えておりまして、ことしの話になりますが、ただいま開催中の「インプリントまちだ展2019-田中彰」という展覧会では、芹ヶ谷公園にあった、伐採される予定だったエゴノキを、アーティストさんと支援する人たちが根から掘り起こしまして、乾燥させ、それを版木として、今まさにそれを使って、作家田中彰さんがイベントをやっておりまして、また、それによる作品の展示もやっております。このように、小さなところですが、テーマを見つけて展覧会に結びつけるような試みを続けてまいりたいと思っております。
◆田中 委員 詳しく教えていただきありがとうございました。自然の公園の中にあるというところをとても意識されているということがわかりました。ありがとうございます。
あと、別のページに移りまして、272ページについて1点だけ確認をしたいと思います。「みる」スポーツのさらなる充実というところで、②に書いてあるんですけれども、ふるさと納税でキヤノンイーグルスさんの練習場を見学に行くという事業がありましたが、これは2018年度の事業ではなく、2019年度からということでしたでしょうか。確認だけお願いします。
◎スポーツ振興課担当課長 キヤノンイーグルスさんの施設見学なんですが、2018年度も行っております。内容につきましては、市内の小学校3校がキヤノンスポーツパーク、選手が練習している場所に行きまして、選手と交流したり、あと、施設内の見学をして過ごしたという内容になっております。
◆田中 委員 確認をさせていただいてありがとうございました。
最後に、274ページの体育館事業のことでお聞きしたいんですけれども、町田のホームタウンチームがありますが、体育館について、2018年度については、例えばホームタウンチームの方が体育館を優先的に練習ができるですとか、または開館の前後にそういった練習場として活用するということはあったのでしょうか、伺いたいと思います。
◎スポーツ振興課担当課長 ホームゲーム以外にも、練習場としてペスカドーラ町田が利用しているような状況です。利用に際しては、一般利用の少ない時間帯を利用して、うまいぐあいでやっていると聞いております。
◆矢口 委員 ちょっと幾つか質疑させていただきますと、まず、町田市フォトサロンのことなんですけれども、行政評価シートだと266ページです。ちょっと聞きたいのが、フォトサロンの目標としては、来館者何人とあるんですけれども、そもそもキャパとしては、このフォトサロンは年間何人ぐらい来館できる施設なんでしょうか。
◎文化振興課長 展示施設ですので、キャパシティーというのを考えるのが結構難しいのですけれども、例年の実績で見ますと、行政評価シートに書いているとおり、3万5,000人前後が来館されているというところだと思います。では、もっとふえたら困るかというと、そんなことはないと思うんですが、実績として3万5,000人前後で推移しているということでございます。
◆矢口 委員 ありがとうございます。まだ入るということで、集客をしていきたいのかなと思うんですけれども、今来ていらっしゃる方の年代はどういう方でしょうか。
◎文化振興課長 昨年度、アンケートをとった事業に関して、そこで年代を確認したものがあるんですけれども、例えば、国際写真サロン展というのがあったんですが、これでは60代以上が79%、キヤノンイーグルス写真展は60代以上が37%でちょっと下がるんですけれども、あと、「田畑にそだつ~親子三代、町田・専業農家の四季」ということで、地元の農家を題材にした写真展を行ったんですけれども、こちらは60代以上が83%ということで、来館者の年齢層等としては60代以上の方が中心と言ってよいかと思います。
◆矢口 委員 高齢の方とか、あと子どもさんに対しての事業もあるみたいで、多分、お子さんもしくは高齢者みたいな感じで、若い世代が意外といないのかとちょっと感じているんですけれども、若い世代の方々、10代後半、高校生ですとか、あと大学生ぐらいの年代の方たちに来てもらうような工夫はどのようなことをされてきましたか。
◎文化振興課長 高校生とか、大学生というとちょっとターゲットがずれてしまうんですけれども、例えば、ピンホールカメラ教室というのをやっていまして、これは小学生を対象ということで子ども向けの企画として実施いたしました。
◆矢口 委員 わかりました。何か、やっぱり若い方々が積極的に行くような事業はちょっとないのかなと感じていまして、ただ、来館者をふやすというところで、やっぱりいろんな世代の方々に来てもらうというのはとても重要なんじゃないかと思うんです。今、フォトサロンさんでSNSとか何かやっていますか。
◎文化振興課長 フォトサロンの指定管理者であるNPO法人がツイッターのアカウントを持っていますので、そこで展覧会の情報ですとか、あとは薬師池公園の情報なども発信したりしております。
◆矢口 委員 ツイッターも拝見したんですけれども、余り更新されている感じがなかったのと、やっぱりそうなるとフォロワーも自然と、更新しないと誰もついてこないので、フォローしてくれないと思うんです。
例えば、私としては、写真といえば今どきはインスタグラムかなというイメージなんです。インスタグラムだったら、写真はみんな喜んで見る。例えば、人気のインスタグラマーさんとかが、写真の撮り方の勉強会をやったりとか、動画作成は、小学生は今みんな興味があるから、ユーチューバーの方に来てもらって、動画作成の簡単な撮り方をやったりとか、そういうようなもうちょっと若い人向けの講座みたいなのは、フォトサロンの事業としては余りマッチしないんでしょうか。
◎文化振興課長 いいただいたご意見を町田市フォトサロンの指定管理者と共有して検討してみたいと思います。
◆矢口 委員 フォトサロンさんの雰囲気とかそういうのもあるのかなと思うんですけれども、立地もすごくいいですし、若い世代の方々にもっと活用していただける可能性のすごくあるところなんじゃないのかと思うので、何か工夫していただけたらと思います。
それと、事業別評価シートだと281ページなんですけれども、成果および財務の分析の3行目のところに、近年の猛暑の影響でプール開放日数が減少してきているということで、2016年だと179日だったのが、2018年だと133日ということで、40日以上減っていることになるんですけれども、監視業者の方々とかは、委託料みたいなのを監視でお金を払っていると思うので、減った分というのはどうなっているんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 委員ご指摘のとおり、最近猛暑で、普通、プールに入れば体温が下がるんですけれども、水温が高いせいでのぼせてしまうということで、学校自体がプール開放を中止する機会が多くなっております。夏期学校プール開放の実情に合わせて契約変更等をしております。
◆矢口 委員 では、この開催日数が年々少なくなってきているのに合わせて、委託料も変化してきているという解釈はいいんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 当初は、希望校を募って実施する方向で一応委託はしますので、当初予算は、前年度並みの要求はさせていただいております。その後、当日中止になったり、突然その学校が中止になったりというときに調整をさせていただくようになります。
◆矢口 委員 ありがとうございます。
それと、また次なんですけれども、行政評価シートの286ページです。まちだサポーターズの件なんですけれども、まちだサポーターズのボランティアの終了後に、ボランティアをして楽しかったかとか、ボランティアさんにもっとこういう配慮があってほしかったとか、そういう意見はどうやって集めてきましたでしょうか。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 まちだサポーターズ会員の方による会員同士のスキルの共有だとか情報交換、それからコミュニケーションの場として、まちサポ会議というミーティングというか会議というか、そういう場を設けております。2018年度は3回設けまして、内容については会員さんの自主性にある程度お任せをしてというふうになっております。そこの中で、いろいろな会員さんの思いだとか気がついたことは、会員同士で共有しながら我々としても情報として得ております。
その中で、先ほどの答弁にもかぶりますが、新人研修だったり、皆さんでの5周年事業だったり、それからそのイベント主催者と少しミーティングをするようなセッションだとかそういうところも、会員さんのほうからの発意で少し取り組んできているものもございます。毎回のアンケートというよりは、その会議の場を大事にしていきたいと考えています。
◆矢口 委員 既にそうやってやられていることはわかりました。今度、オリンピック・パラリンピックがある中で、ボランティアとしてまちだサポーターズの方々にも積極的に協力いただくことになると思うんです。まちだサポーターズの方々が集まって、ついこの間のことになるから、2018年度ではないんですけれども、ロードレースとかでもボランティアしてきて、そこでまちだサポーターズさんのみんなから来た意見というのは、きっとオリンピック・パラリンピックのときに都のほうでも役に立つものじゃないかなと思うんです。まちだサポーターズの方々から改めて都のほうに、オリンピック・パラリンピックのときにボランティアに対してこういうことをしてほしいというような意見として出したりする予定はありますか。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 この間、開催しましたオリンピックテストイベントのロードレースのテストレースですが、参加していただいたまちだサポーターズボランティアの方からは、そのときに気がついたことだとか意見だとかというのは、ほぼ全員の方からいただいております。現場はかなり混乱した部分がございまして、そういうところのお話だとか、我々が気がつかなかったような細かいところのお話もたくさん頂戴しております。
その内容については、私どもで集計して、既に組織委員会へは提出しておりまして、それを踏まえてどう対応していくのという検討は今後になりますが、参加していただいたボランティアさんの声としては集約して、組織委員会へも情報は提供しております。
◆矢口 委員 わかりました。ありがとうございます。
参考資料にある啓発のところなんですけれども、パラ競技の普及・理解促進のところなんですけれども、上段の延べ参加人数が8月7日と2月11日で大きな開きがあるんですけれども、これは何か要因とかはあったんでしょうか。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 啓発事業ということで、参考資料で提出させていただきました。上段のチャレンジマッスルの、8月7日が1,462人に対して、2月11日が6,197人というご指摘かと思います。事業の内容としましては、市立総合体育館の指定管理者が行うスポーツ体験イベントの中に、パラ競技のプログラムを入れていただいて、スポーツを体験しながらパラ競技の体験もしていただこうという内容でございます。
2月11日のトライ・スポーツ!まちだというイベントは、その中でもパラスポーツがある程度メーンになるということで、我々としてもなかなかなじみのないパラスポーツですので、多くのお客様に来ていただきたいという思いがありまして、少し予算もかけながら、著名なスポーツ選手だとかタレントさん、そういうところもお呼びしたプログラムを入れまして、人数としてはこういう差が出ているということでございます。
◎文化振興課長 先ほど田中委員からいただきました質疑につきまして、回答とあと訂正を申し上げます。
まず、文化芸術ホールの視察人数でございますが、どちらの自治体にも4人で行っております。
それから、博物館の2018年度の企画展でございますが、順番にもう1度言いますのでお願いします。まず、旅するヴェネチアン・ビーズ展、それからまちだ今昔展、次が、先ほど藍色浪漫展と申し上げたかと思うんですが、「町田発/はな・とり・こんちゅう理科をそだてた挿絵画家天木茂晴」展、次が、加藤土師萌没後50年記念展、それから、これは2019年度に少し会期が重なっているんですけれども、淡島雅吉展です。
◆村まつ 委員 ほかの委員の方ともちょっと重複するところがありますけれども質疑させていただきます。
行政評価シートの262ページになります。まず、Ⅲの事業の成果のところで、利用者数の目標と実績を見比べると、3年間見て1回も達成していないというところ、あと、2018年度を見たときに、それぞれ博物館、市民ホール、ポプリホール、フォトサロンというのをちょっとざっと見たんですけれども、どこも達成をしていないというところ、これをどのように考えて受けとめていらっしゃるのかをお伺いしたいんです。
◎文化振興課長 町田市民ホールと、それから和光大学ポプリホール鶴川に関しては、基本的に指定管理者と5年間の指定期間に当たって協定を結ぶんですけれども、その中で指定管理者の提案の目標数が反映されている形になっております。
フォトサロンについても同様でございます。
ちょっと乖離が出てきているというところで、ただ、指定管理者の掲げた提案の中での目標というところでは、特に下方修正とかは今のところ考えていないんですけれども、開きが大きいというところは事実ですので、引き続き施設の稼働率を上げるですとか、公園にお客様がたくさん来るような策について、引き続き指定管理者と協議を進めてまいりたいと思います。
それから、博物館に関しては、2017年から2018年にかけては増加しておりますが、目標には至っていないというところでございます。2016年度に関しては、先ほどちょっと話が出ましたが、展覧会の企画に2年かかるというところで、このときに、当初博物館の閉館が2016年度を予定していましたので、そこからちょっと閉館の時期をずらしたということで、展覧会を打っていくのに、ほかとの交渉が難しい中で、市の所蔵する作品の中から行ったりということで、かなりの工夫をしたんですけれども、その影響があって、2016年度、2017年度は回復がなかなか難しかったという事情がちょっと手伝っております。
◆村まつ 委員 一応、5年間で大体決めてやっていらっしゃるのかなと思うので、ルールとかいろいろあるかもしれないんですけれども、何となく乖離が大きくなってきていて、しかも指定管理の方の目標もあってとか、そういう要素を考えると、掲げるだけ掲げても、達成してもしなくてもどちらでもいいみたいな形になってしまうと、何となくここに出てくる成果というふうに考えると、結局、何をもって評価すればいいのかというのがわからなくなってしまうので、やっぱり掲げた以上、しっかり達成できるように努力をしていく。それで乖離があるのであれば、ちゃんと現実的な目標に置きかえたほうが、やるほうもモチベーションを持ってできるんじゃないかと思いますので、それはご検討いただければと思います。
それから、成果の説明のところで、先ほど世田谷のパブリックシアターで上演するだけじゃなくて、市民の方が参加して作品を出していくみたいなお話があったと思うんですけれども、そのあたりをもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思うんです。
◎文化振興課長 作品の上演というのはホールの機能としては当然のところと思うんですけれども、区民の創作活動であるとか、参加型で体験活動をする。区民が創作してそれを上演するといった、区民、市民が主体となって事業の企画から運営までかかわっていくといった特徴のある施設でございました。
それからもう1点つけ加えますと、こちらの世田谷パブリックシアターも世田谷区の外郭団体、公益財団法人せたがや文化財団というところが指定管理者になっているんですけれども、施設の管理という範囲からもう1つ先に行っていまして、世田谷区の文化芸術振興をマネジメントしていくんだと。世田谷区にとってどういう文化芸術振興のあり方がふさわしくて、そのために自分たちがどういう企画をしてというところまでマネジメントという視点があるということで、このあたりも町田市にとって非常に参考になるかと思います。
◆村まつ 委員 ありがとうございました。
それから、276ページなんですが、室内プール事業の内容なんですけれども、総括の②なんですけれども、リニューアルオープンをされると思うんですが、離れてしまった利用者への働きかけが必要ですとあります。③の課題解決のところでも、11月以降のリニューアルオープンに向け、利用者への周知を図り、室内プールを利用してもらえるよう働きかけを行いますとあるんですが、これは具体的にどのように行われるのかお伺いできますでしょうか。
◎スポーツ振興課長 休館日が長引きまして、利用者は別のところを利用されているという状況でございます。それも踏まえて、今休館中ではございますが、指定管理者が近隣の方たちに、近くの市民センター等を利用してスポーツ教室をやりながら、また再開したときには来てもらうような働きかけをしております。やはり室内プールが休館になっているときは、市内の温水プールに行っている方も多いですので、そういったところでPRをしたり、あとは市内の体育施設等でPRをしていく等、考えております。
◆村まつ 委員 かなり長い間休館になっていたので、そういった意味で、せっかくリニューアルして行う事業なので、しっかり皆さんに戻っていただけるように、周知等をお願いできればと思います。
次は280ページなんですけれども、学校施設開放事業になるんですけれども、これは恐らく中学校の温水プールで、町田第一中学校、南中学校、鶴川中学校というところで、ここは恐らく休館だったためにこちらに流れてきて、ふえたんじゃないかとは思うんです。総括のところを見ると、改修による休館ということも1つそうなんですけれども、利用者の希望に沿ったレッスンを行った結果とあるんですが、これはどういったことを実際行われたんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 室内プールが休館ということもありますので、室内プールでやっていた教室などを引き継いだということもございます。というのは、例えば、通常、泳ぐ人はクロールは泳げるんですけれども、平泳ぎとか背泳ぎは泳げないとか、そういったニーズを把握しながら、利用者に合わせた教室事業を展開していった結果、利用者増につながったというのも1つの要因と考えております。
◆村まつ 委員 そうすると、利用者に沿ったレッスンというのは、また中学校の温水プールでも継続はされるんでしょう。
◎スポーツ振興課長 継続していく方向で考えておりまして、今後もそのニーズを把握しながら、温水プールも積極的に使っていただきたいと考えておりますので、新しい教室も検討していきたいと考えております。
◆村まつ 委員 たしか昨年、温水プールは人数が減ってきているのでしっかりPRも、マーケティング含めてお願いしたいということを申し上げさせていただいたんですけれども、こういったこともやられて、もちろん改修が終わって戻られる方もいると思うんですけれども、新しい方もこうやって開拓をしていければいいのかなと思っております。
あとは、先ほど出た猛暑のために開放日数が減少したとあるんですけれども、基本的にはこれも室内の温水プールだと思うので、ある程度水温の管理とかはできるんじゃないかと思っていまして、温度管理ができるのであれば、猛暑であっても開放はできるんじゃないかと思ったんですが、その辺はいかがでしょうか。
◎スポーツ振興課長 猛暑のため開放実施が減少したのは、夏期学校プール開放で、屋外のところがほとんどでございます。なので、温水プールの営業日数が減ったということではございません。
◆村まつ 委員 理解しました。ありがとうございます。
あとは288ページで、国際版画美術館になります。これももう多くの委員から質疑が出ているんですけれども、まず、来館者数が17万人を超えた、約18万人近くまで来ているということはすごくいいことだと思っております。65歳以上の方の割合が高くなったから収入は減ったということなんですけれども、若い人に向けた、学生を対象にした何かキャンペーンというか、無料で入れるみたいな、そういったことは何かされたんでしょうか。
◎国際版画美術館担当課長 特に若い人に向けた無料にするというキャンペーンは行っておりません。展覧会の内容について、現代美術の作品を展示するような展覧会を開催し、あるいはSNSで、ツイッターを積極的に発信するなどして、若い人たちに来ていただくような試みは行っております。
◆村まつ 委員
文教社会常任委員会でいろいろ美術館も視察させていただいて、若い人をなるべく無料でご招待して、愛着を持っていただくということと同時に、お父さん、お母さんも一緒についてきてくださって、お父さん、お母さんは有料で入られるという仕組みでやっていらっしゃるところが多かったのです。有料の展覧会であっても、お子さんは無料にするみたいなことをすると、来館者数もふえますし、収入も、お父さん、お母さんが来てくれれば若干上がっていくかもしれないということがございますので、ぜひそういったこともご検討いただけたらと思います。
あともう1つ、昨年、たしかインバウンド対応で、そういったことをもっと力を入れてやってくださいということを申し上げたと思うんですが、この点、1年間たって何か変化しているところはございますでしょうか。
◎国際版画美術館担当課長 まず、若い人に来館していただくための工夫ですけれども、これは以前からやっていることではありますが、中学生以下の方は無料で来館いただけるような形にしております。あと、夏休みの期間に関しましては、2018年度につきましては、版画キングダムという展覧会で、展覧会場を冒険場に見立てて、アニメとか漫画に見られるような、ストーリー性を持たせるような内容の企画を展開しまして、多くの小中学生の方に来ていただけるような工夫をしました。その際は、無料で小中学生向けのガイドブックなども配付しております。
それから、インバウンド対応につきましては、先ほどもキャプション等について、英語の表記を進めているというお話をさせていただきましたが、それ以外に、春と秋の大型展につきましては、ホームページに英文による案内文を掲示しております。さらに、英語の年間スケジュールを作成しまして、それを外国人がお見えになりそうな施設へ配付しております。それから、まだこれは今後進めようかと思って考えていることではありますけれども、つい最近、インスタグラムの手続を済ませましたので、英語でインスタグラムを発信するという試みも行っていきたいと思います。さらに、この秋の展覧会につきましては、浮世絵展になりますけれども、英語のコンシェルジュ、案内人を国際交流センターの方にお願いして設置するという試みを今調整している状況です。
◆村まつ 委員 いろいろとありがとうございます。ぜひSNSは活用していただいて、海外の方にはSNSでかなり広がっていくというのがわかっていますので、お願いをしたいということです。
あと、この間、私は町田天満宮の町田天満宮がらくた骨董市、いつも月初にやっている、大体1日に行っているんですけれども、そこに行ったときに、そこはかなり海外の方が多くいらしているんです。聞いていると、座間キャンプだったり、横須賀の基地だったり、米軍関係の方が多かったんですけれども、着物だったりそういったものに興味があって来られていますので、そういう意味で、この版画美術館というのは距離も近いですし、親和性もありそうですし、そういうところでまたPRしてもいいのかなと思いました。
あともう1つ、墨田区のすみだ北斎美術館にも行かせていただいて、そこにもかなり外国の方がいらしていました。ということを考えると、版画のつながりで、すみだ北斎美術館さんと何か連携してやってみるということでも広がりが出てくるんじゃないかとちょっと思いましたので、そういったところもプロモーションとして絡めてやっていただけたらと、これは要望ですけれども、よろしくお願いします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
文化スポーツ振興部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(
インドネシア空手代表チームによる東京2020大会1年前プレキャンプの実施について)
○委員長 行政報告、
インドネシア空手代表チームによる東京2020大会1年前プレキャンプの実施についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
文化スポーツ振興部長 インドネシア空手代表チームによる東京2020大会1年前プレキャンプの実施について行政報告をいたします。
詳細については担当者から説明いたします。
◎オリンピック・パラリンピック等国際大会推進課長 お手元の資料、
インドネシア空手代表チームによる東京2020大会1年前プレキャンプの実施についてをごらんください。
9月6日から日本武道館で開催されました空手のオリンピック出場予選シリーズであるプレミアリーグに出場した
インドネシア空手代表チームが大会前のトレーニングのため、町田市でキャンプを行いましたので、その実施結果について御報告させていただきます。
それでは、資料に沿って説明いたします。
まず、1、練習についてでございますが、チームは8月26日に来日され、9月4日までの10日間、町田市でキャンプを行いました。
練習は、サン町田旭体育館を使用し、宿泊は市内のベストウェスタンレンブラントホテルをご利用いただきました。ちなみに、ホテルには、選手団の食事に関しての宗教上の配慮についても対応していただきました。
選手団の人数は、選手6名、その他、スタッフも含め合計9名でございます。
練習の実施概要を表に取りまとめてございます。基本的には、午前と夕方にトレーニングを行いました。また、チーム側のご厚意で、練習は全て一般公開といたしました。この一般公開については、「広報まちだ」、市ホームページや観光コンベンション協会の広報媒体等で市民にアナウンスを行い、計231名の方に見学にお越しいただきました。また、練習会場の運営サポートとして、延べ44名のまちだサポーターズの方に参加いただきました。
次に、2、児童・生徒との交流事業についてですが、これも概要を表にまとめてございます。表にあるとおり、4つの小中学校で交流事業を実施いたしました。交流の主な内容としては、児童生徒の空手体験、選手による演武の披露、学校によっては児童と一緒に給食を食べる給食交流も行いました。また、町田市空手道連盟の生徒さんにサン町田旭体育館にお越しいただき、実技指導や演武の披露などを通じた交流会を行いました。いずれも選手たちが常に笑顔で子どもたちと接していただき、とてもよい交流の機会が持てたと感じております。
また、市内の大学、これは法政大学ですが、その空手部との合同練習も行いました。空手部の生徒さんも含めると、計731名の方に交流事業に参加していただきました。交流事業に参加された方にアンケートを行い、それについては現在集計中でありますが、公開練習の見学者からは、とてもよかった、もしくはよかったという回答を多数いただいております。
次ページに、交流会の様子など写真をつけさせていただいておりますが、キャンプ受け入れの大きな目的は、市民、とりわけ子どもたちがアスリートとの交流を通じてそのすごさを実感してもらい、生涯残るような感動や思い出、将来の夢につなげていくことであり、その点では、十分な成果が得られたと感じています。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後4時57分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時59分 再開
○委員長 再開いたします。
△第68号議案
○委員長 第68号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第68号議案 町田市
学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、全ての市立小学校の敷地内または隣接地に学童保育クラブの設置が完了したことに伴い、つるっこ学童保育クラブを閉所するため、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆熊沢 委員 なぜ今すぐではなく延ばすのかを本会議の質疑でいろいろ聞いたんですが、それを踏まえて、4年生の学童保育が始まるとなっているのであるならば、今いる方々に、もう既にそれがありますので、今年度いっぱいでやめて、今の3年生は別としながらも、スムーズに4年生以降の学童保育に移行できるようにしていただけませんかというお願いをするわけではなく、今の1年生が3年生になるまでいて、そうすると、今の2年生は、4年生以降は違う学童保育に行くわけではないですか。4年生以降がなければ、今度の1年生が終わるまでならわかりますが、4年生以降を始めるのに、そのようなことをするのはどうしてなのかというのを教えていただけますか。
◎児童青少年課担当課長 2021年度末につるっこ学童保育クラブを閉所することで、高学年を始める中で、4年生以降の対応についてのご質問だったと思いますけれども、2021年度末までつるっこ学童保育クラブをそのままご利用いただけるということでご説明させていただいてきました。
2021年度につきましては、4月から高学年も開始する予定でございますので、その時点でつるっこ学童保育クラブをご希望する方については、高学年も含めてご利用いただけるという形にさせていただいております。そこら辺につきましても、今、現にご利用いただいている保護者の方、つるっこ学童保育クラブは8世帯あるんですけれども、その全ての世帯に高学年の受け入れを含めたところで、今後、そのようなスケジュールで考えておりますということを説明させていただいてご理解を得ておりますので、そこら辺については、周知を含めてさせていただいているところでございます。
◆熊沢 委員 私が質疑したのはそうではなくて、今の答弁は、なぜ4年生を始めるんだから4年生以降までやらないんですかという質疑に対しての答弁。私はそうではなくて、どうせ4年生以降をやって、3年生が終わった段階で、では、みんな違うところにねとばらばらになるんだったら、今からばらばらにすればいいんじゃないかということ。いきなり4年生になってぽんっと行くよりも、1年でも早くその地域で友達となって、そのほうが、もともと小学校が同じ小学校だからというのもあるから、行きやすいのかもしれないけれども、聞いたことを答えてね、お願い。
◎児童青少年課担当課長 状況のご説明をさせていただいたところなんですけれども、次年度以降、2020年度以降の学童保育クラブの入会申請をこの後、秋に開催する予定でございます。その中で、つるっこ学童保育クラブの今後のところは、そういった形でつるっこ学童保育クラブをそのままご利用いただくことも可能ですし、お住まいの学区の学童保育クラブをご利用いただくことも可能ということで、そこのところは十分説明して、世帯ごとにそれを選んでいただけるような形でご案内をしていきたいと考えております。
◆熊沢 委員 だから、私が聞いているのは、何で今年度閉所にしなかったのかということなのです。来年度以降の1年生で今度入る方々にこうやって説明をしますではなくて、もう既に入っている方々に、まず4年生以降から学童保育が始まりますので、2020年度の4月時点から、今のつるっこではなくて、自分の小学校の学童保育に行かれるという選択肢はありますかというアンケートをもう既にとっていたりとかそういう中で、やはり3年生までいたいですという声があったから、それまで残しますという意味ならわかるんだけれども、さっきから説明しているのが全然違うことを言っているので、時間が時間なので、聞いていることを答えて。
◎児童青少年課担当課長 大変申しわけありません。今年度ご入会いただいた児童につきましては、入会のご申請を昨年度の11月から受け付けをしております。その段階で、つるっこ学童保育クラブの閉所については、まだご案内をさせていただいておりませんでしたので、そういったところから、今年度1年生で入られた方が低学年である3年生までは、少なくともつるっこ学童保育クラブをそのままご利用いただけるようにということで、閉所の時期については2021年度という形にさせていただいております。
◆熊沢 委員 全然私の質問の意図を理解していただけていないみたいなんですが、わかっていてあえて答えていないなら、それはそれで構わないんだけれども、構わなくはないんだけれども、それはわかる、そういうことなんですねと理解はしますが、昨年の募集の段階では、確かに4年生からはありません。だけれども、今現在2年生なり1年生のつるっこに預けているお母さんからすれば、確かに昨年度のときは3年生までつるっこに行かせてくださいという希望はあったかもしれない。だけれども、状況が変わって、3年生までやります、だけれども、4年生以降になりますから6年生までやりますというならば、それは1つの考え方。
もう1個は、もう既に4年生で違う学童保育に行くんですから、今からでも違う学童保育に行きませんかということをしても、保護者の多くの方々は理解をする方々が多いのではないかという思いはするんです。ただ、1年生の場合はつるっこのほうが近いからとか、学校からつるっこまで移動することとかをいろいろと考えたりすると、去年、幾ら3年生までありますと説明したからといっても、去年の段階には3年生までしかないと思っていたから、それが4年生まであるんだったらというところを考えて、少なくとも、今からこれからどうこうというわけではないですが、アンケートをとって、移動されますか、されませんかとか、今入っていればあれだけれども、更新とか、今からでも、いっぱいでも移動はできますよとか、そういうことを配慮するとかは考えたりしないのかと思ったけれども、考えていなさそうだ。
◎児童青少年課担当課長 今回、この議案を出させていただくに当たりまして、いろいろな方法を検討させていただきました。もちろん、今お入りいただいている方、今後ご利用いただく方を含めて、どのような形でつるっこの閉所について進めていくのがいいのか、いろいろな形で検討させていただきました。その中で、保護者の説明会等をしながらご意見をお伺いした中で、少なくとも1年生が、ことしご入会いただいた方が、3年生までご利用いただけるというところでお入りいただいたところもあると思いますので、少なくとも3年生までご利用いただけるようにするのが一番適切な方法と判断して、このような形にさせていただいております。
◆熊沢 委員 わかりました。今、3年生までです。ただ、今度4年生以降も入れるようになりました。では、つるっこに行っている方々が4年生以降も学童保育があるならば、今あしたからでもとか、あしたからはなかなか難しいけれども来月からとか、今ある4年生以降に行く学童に行けるようにするとか、逆に保護者の方々に説明をしたときに、4年生以降の学童保育も始まりますという話はしたかしていないかだけ、最後確認して、もう1個は、そういう配慮をしていただけるか、いただけないか教えてください。
◎児童青少年課担当課長 5月11日に説明会をさせていただいたときは、まだ高学年のお話をさせていただいておりませんでしたので、改めて8世帯の保護者の方には、高学年を開始した際の点についてもご説明させていただいております。また、その説明会の中で、ほかの今お住まいの学区にある小学校に設置されている学童保育クラブにお移りいただくことも年度途中でも可能ですので、ご希望があればお話しくださいということで、その点についても御説明はさせていただいております。
◆田中 委員 時系列的に言うと、今、熊沢委員のご質問の中であったんですが、2021年度の1年間については、高学年、4年生がそこに入るということもあり得るという理解でよろしいでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 そのとおりでございます。(「4年生やるの、つるっこで」と呼ぶ者あり)
2021年度につきましては、高学年も含めてご希望があればご利用いただくことができますけれども、2022年度以降は、お住まいの学区の学童保育クラブをご利用いただくようになります。
○委員長 休憩いたします。
午後5時10分 休憩
―――◇―――◇―――
午後5時29分 再開
○委員長 再開いたします。
◎児童青少年課担当課長 それでは、田中議員のご質疑に改めてご回答させていただきます。2021年度につきましては、高学年の4年生から6年生の受け入れについても可能となります。それは条例によって設置されているということもございますので、申請があればそれをお断りすることはできませんので、お受けすることになりますが、もしそういった形でつるっこ学童保育クラブの申請を実際に受けることがあった際には、閉所となることを十分に説明させていただいた上で、お住まいの学区にある学童保育クラブの利用についてもご案内をしていきたいと考えております。
◆田中 委員 4から6年生もあり得るというところでは、そうなると、準備としては受け入れ側もほかの学童保育と一緒に研修を受けたりということになると思うんですが、それでよろしいでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 そのとおりになります。
◆田中 委員 本会議の質疑でもあったと思いますが、改めて、今通われている方の学校はどちらになるか、何校かあると思うんですけれども、もう1度確認いたします。
◎児童青少年課担当課長 2019年、今年度通われているお子さんになりますけれども、鶴川第三小学校、大蔵小学校、鶴川第四小学校、町田の丘学園になります。
◆田中 委員 4校から通われているということで、その辺ぐらいまでは通える範囲と認識いたしました。それで、2018年度はどれぐらいのお子さんが実際に、例えば、大蔵小学校ですと1年生は63人通っていたりですとか、近隣に割と大人数の学童保育クラブもあると認識しております。本会議質疑の中でも、高学年が始まっても、推計ではつるっこ学童保育クラブを廃止しても問題ない、高学年も全員入れるといった認識なんだと思いますが、その根拠というところではどういったものがあるんでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 近隣の学校の状況から、つるっこの高学年受け入れ、近隣の学校の状況がどうかということだと思いますけれども、まず2019年度の入会児童数から周辺の学校になりますけれども、鶴川第一小学校、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校、金井小学校、大蔵小学校、三輪小学校が周辺の学校かと思いますけれども、こちらにつきましては、どのクラブも今、定数、クラブの受け入れの上限に対してかなりの枠がまだございますので、このまま高学年の、推計値になりますけれども、その人数が入ってきても、それらのクラブで十分受け入れが可能と現時点では判断しているところでございます。
◆田中 委員 保育所については、推計よりもニーズが高いというこの間の町田の傾向があると思うんです。もちろん学童保育についても、高学年になるにつれて、通わなくていいという方もふえてくるとは思うんですけれども、低学年のニーズというところではさらにふえていく可能性もあると思うんです。そういった中で、せっかくスペースがあるつるっこを廃止してしまっていいのかというところに疑問があるんです。低学年のニーズが高まると、今度高学年の枠が狭くなってしまう、押し出されていってしまうということについてはどのようにお考えでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 高学年の受け入れ枠のお話だと思います。高学年を受け入れた際の推計値をもとに、今、試算をさせていただいているところです。一部の学童保育クラブでは、受け入れ枠が多少厳しいところもあるとお話はさせていただいておりますけれども、どちらにしましても、推計値ということでの現時点でのお話になりますので、今後の入会の申請状況を見ながら、必要なスペースについては可能な限り確保していきたいと考えております。
先ほども申し上げましたけれども、つるっこ周辺の学童保育クラブにつきましては、そこら辺の余裕が今のところはかなりあるというふうに判断させていただいているところです。
◆田中 委員 最後に1点だけ。低学年と高学年ということで、研修も今後必要になってくるというくらい、学童保育の指導というか預かりというところでは難しい点も出てくると思うんですけれども、例えば、つるっこは第2希望なり、高学年を中心に受け入れるとか、そういったことについては検討したことはありますでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 学童保育クラブは異年齢のお子様たちが交流する場、そこも学童保育クラブの非常にいいところであるというふうに考えておりますので、高学年まで枠を拡大した際も、そういったところを学童保育クラブの日々の生活の中で子どもたちに成長の機会として、そういった環境を整えていきたいと思っていますので、今のところ、つるっこを高学年専用の学童保育クラブにすることについては検討しておりません。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
◆田中 委員 第68号議案に反対の立場で討論をさせていただきます。先ほど、ご答弁の中で、2021年度1年間については高学年の受け入れもされるということで、そういった研修も必要になってくる、それをやって準備もして1年間ということになるということもわかりました。そうであるならばなおさら、せっかくそういった受け入れ体制もある中で、やはりこれから学童保育の利用ニーズが高まっていく中、また高学年も受け入れる中、せっかくある今の場所について今後、子どもたちの学童保育の場として残す必要があると思いますし、また、2021年度、高学年の受け入れの状況を見て、しばらくして判断する方向もあると思いますので、2022年から施行するという時期についても尚早だと思い、反対とさせていただきます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第68号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第68号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第69号議案
○委員長 第69号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第69号議案 町田市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の
利用者負担額等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、子ども・子育て支援法等の改正及び東京都の多子世帯負担軽減補助事業の実施に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
内容としましては、主に2点ございます。
1点目につきましては、幼児教育・保育の無償化に伴い、3歳児から5歳児までの
利用者負担額等と、住民税非課税世帯の0歳児から2歳児までの
利用者負担額等を無償にするものでございます。
2点目につきましては、兄弟児がいる場合の
利用者負担額等の軽減について、カウントする兄弟児の年齢制限を撤廃するものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第69号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第69号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第70号議案
○委員長 第70号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第70号議案 町田市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、子ども・子育て支援法等の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な内容としましては、幼児教育・保育の無償化に伴い、3歳児から5歳児までの子どもの給食費について、保育所が保護者から支払いを受けることができる規定を定めるものでございます。
また、年収360万円未満相当世帯及び第3子以降として認定される子どもの給食費等について免除するものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 条例の第13条の4の(3)について、改正前と改正後の違いを伺いたいと思います。
◎保育・幼稚園課担当課長 13条の4の変更については、子ども3人の数え方のところです。収入が360万円未満の世帯の給食費について、またはひとり親の世帯もそうですけれども、その世帯の給食費について無償とするというところと、第3子の給食費について無償とするというところになります。
◆田中 委員 免除規定について教えていただいたと思います。改正前のところでは、保育所が食事の提供に要する費用というところでは、主食費に限ってこれまでは保護者から徴収をしていたというのが、この(3)の意味だと思うんですけれども、そういった理解でよろしいでしょうか。
◎保育・幼稚園課担当課長 ちょっと先ほどの説明が間違っていたので、改めてご説明しますと、副食費の徴収については、もともと給食費に含まれていて徴収をしていたんですけれども、今回はその免除の対象以外は徴収ができるという形で改正をしている部分になります。
◆田中 委員 今、給食費とおっしゃったんですけれども、保育料に含まれていたということじゃないでしょうか。
◎保育・幼稚園課担当課長 そのとおりです。
◆田中 委員 ということは、これまでは主食費について保護者から徴収ができるということだったんですが、それについては実際は保護者から取っていなかったと思うんですが、それはどういった仕組みだったのでしょうか。
◎保育・幼稚園課担当課長 主食費については、もともと法令上は徴収ができるということでいたところ、東京都につきましては補助をするということで、町田市もそれに倣って食費については徴収をしないという形をとっておりました。
◆田中 委員 よくわかりました。ありがとうございます。そこを改正して、(3)改正案のところでは、「食事の提供(次に掲げるものを除く。)に要する費用」となっているということなんですけれども、食事の提供ということでは、主食費も副食費も含めて、ほかの免除規定を除いて保護者から徴収できるようになるといった条例の改正ということなんでしょうか。
◎保育・幼稚園課担当課長 こちらは副食費についてのみの決まりになりまして、主食費については、少々お待ちください。
◎保育・幼稚園課長 主食費についてはそもそも徴収するという形でございます。
◆田中 委員 これまでは主食費のみ条例上取ることができたというところを、食事の提供は両方とも含まれてという理解でよろしいでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 ちょっと繰り返しになるかもしれないですけれども、副食費につきましては保育料の一部としてご負担をいただいていた、そこに入っていたという状況になります。主食費については、先ほどの説明で、補助という形で公費で負担していたという形になります。
◆田中 委員 第13条の点については理解をいたしました。
もう1点、食材費の免除規定のところで、多子世帯について免除になるということで、概要で説明がありましたが、そのことを規定しているのは同じく第13条4の(3)の(イ)のところと理解してよろしいでしょうか。第3子以降として認定される子どもが免除されるというところはどこで規定をされているのか伺いたいと思います。
◎保育・幼稚園課担当課長 (イ)につきましては、2号児に当たるお子さん、3歳から5歳の保育園に通っている方ですけれども、その方が第3子である場合は徴収しないという内容になります。
◆田中 委員 その第3子以降として認定される子どもというのは、第1子が小学校以上でも第3子として認定をされるという理解でよろしいでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 小学校3年生以下という形になります。
◆田中 委員 先ほどの保育料の免除の第69号議案と、この保育料と給食費の第3子の扱いが異なるということでよろしいですか。
◎保育・幼稚園課長 そのとおりでございます。
◆田中 委員 実際に、現在8歳のお子さんと、あと保育園にお2人通われている方が市役所に問い合わせたときに、給食費が免除になるかどうかはっきりしたお答えがいただけなくて困っていたというお話がありまして、そういったところでは、保育料と給食費の免除規定が違うというところは周知されているというか、理解されているところなんでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 今、委員からもご指摘があったところで、事業所である園の方もその辺を、それから今我々のほうも認識が若干混乱をしているところがありますので、改めてこの辺につきましては整理して、周知を進めていきたいと考えているところでございます。
◆田中 委員 最後に1点、食事の提供に要する費用について徴収ができるということですけれども、各園ごとに給食費については決まってきているのでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 せんだって、まだ確定ではないところはありますけれども、アンケートをとらせていただきました。もう10月1日からのスタートでございますので、おおむね固まってきているところでございます。
◆わたべ 委員 各園の給食費の考え方で、園ごとにかなり金額がばらばらになると聞いているんですけれども、それに関してはいかがなんでしょうか、どういうふうに捉えていらっしゃるんでしょうか。
◎保育・幼稚園課長
アンケート調査を実施した結果、おおむね今の段階で設定できているのは65%の園ができているということでご回答をいただいたんですけれども、その中で、大体なんですけれども6,000円前後で、平均すると6,200円前後ということでご回答をいただいているところでございます。そこで各園の中で大きな差が出てくるということも全く否定はできない部分はあるかもしれませんけれども、目安にはなってくるのではないかと認識しているところでございます。
◆わたべ 委員 今、65%の園が回答して把握していらっしゃるということだったんですけれども、あと35%というと3分の1はまだ把握できていないというところで、やっぱりそこの観点からすると、6,000円前後に落ち着くというのは、ある程度確証があるということなんですか。
◎保育・幼稚園課長 国のほうで副食費につきましては、目安として4,500円という目安も示されているところでございます。それから、公定価格の中で主食費についても一定の金額が示されているところですので、大きくそこで差が生じてこないのではないかと、今のところ認識しております。利用者様への園の説明責任も生じてくるという側面もあるかと思いますので、おおむねこの辺で推移するのではないかと今捉えているところでございます。
◆田中 委員 もう1点だけ伺いたいと思います。これまで条例上、主食費は徴収ができるというところで、国も保育園は今まで主食費を徴収していたんだから、徴収事務については余り変わらないだろうというところがあるのかと思うんです。東京都としては主食費をこれまで徴収してこなかったということでは、本会議の質疑でも細野議員がお聞きしましたけれども、徴収事務が保育園の負担になるのではないかという点についてはどう認識をされているでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 その辺の懸念というご指摘のところはあるかと思いますけれども、これまでもそういう形で国が進めてきていることにのっとるところもありますし、園のほうでも延長保育をご利用されているご利用者の方もいらっしゃって、そこの部分につきましては実費負担をしていただいているという仕組みをお持ちのところもございます。それから、公定価格、いわゆる運営費の中にもその部分は、明確にというところは言いづらい部分はありますけれども、運営費にもそこで何とか対応いただけるのではないかと認識しているところでございます。
◎保育・幼稚園課担当課長 先ほど回答した給食費の第3子のカウントの部分なんですけれども、1号児と2号児で差がありまして、先ほど答えた2号児のところは年収によってまた違いまして、360万円以上の場合は、カウントしない、保育園の中だけのカウントですけれども、360万円未満の場合はカウントする形になります。第1号児につきましては、360万円未満世帯の場合は特に年齢関係なくカウントしまして、360万円以上の場合は先ほどの回答どおりなんですけれども、3年生までという形になります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
◆田中 委員 第70号議案について反対の立場で討論をさせていただきます。いろいろとお答えをいただきましたけれども、これまで保育料と一体にされていた副食費について、減免制度はさまざまあるとしても、一律に一定の所得以上、また、減免のない方については一定で食材費として徴収されるという点がまず1点問題があると思います。今まで保育料は保護者の所得に応じた保育料の設定になっていたというところからの矛盾が1点あると思います。
また、さまざまな減免規定は大事な点なんですけれども、実際に保育園がそれを誰が幾らでという徴収を具体的にしていかなくてはならないというところでは、事務の手間が多くなるという懸念が2点目にあります。
また、3点目としては、やはり給食は保育の一環として行われてきたもので、保育料と分けて考えるというところでは、保育の一環としてやられてきたものがそうではなくなってしまうという問題点が、3点あると考えます。その点から、保護者への給食費の実費徴収に関しての今回の改正については反対をさせていただきます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第70号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第70号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第71号議案
○委員長 第71号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第71号議案
町田市立保育園設置条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、子ども・子育て支援法の改正に伴い、関係する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
内容としましては、条例に規定する支給認定を教育・保育給付認定に改めるものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第71号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第71号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第72号議案
○委員長 第72号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第72号議案
町田市立保育園における特別保育の実施に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、2019年10月開始の幼児教育・保育の無償化に伴い、実費の取り扱いである食費相当分の金額については、規則で定めるため、所要の改正を行うものでございます。
内容としましては、食費相当分の料金の規定を削り、現行の料金について、実際の食材料費としてかかる実費相当額に改定した上で、その金額について規則で定めるものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 基本的なところなんですけれども、特別保育というのはどういったものを指すのか伺いたいと思います。
◎子育て推進課長 特別保育につきましては、延長保育、一時保育、休日保育及び年末保育でございます。
◆田中 委員 今回、規則で定めるということですが、このタイミングでなぜこういった変更が必要になったのか伺いたいと思います。
◎子育て推進課長 食費相当分につきましては、その性格から実費ということでございますので、条例で定める必要はないという項目でございます。今回、保育無償化に伴いまして給食費を設定するに当たりまして、そちらは規則で定めるという方針でございますので、そちらの方針に合わせたということでございます。
◆田中 委員 通常保育の給食費について実費ということでやっていくことに合わせるという理解でよろしいでしょうか。
◎子育て推進課長 そのとおりでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
◆田中 委員 第72号議案について反対の立場で討論を行います。質疑の中で、今回の改正については幼児教育保育無償化に伴う保育園への食材費実費徴収にかかわっての改正ということで、そもそも食材費の実費徴収については、第70号議案でも述べましたけれども、問題があると考えるため、72号議案にも反対をいたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第72号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第72号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第73号議案
○委員長 第73号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第73号議案 町田市
家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、国の
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な内容としましては、家庭的保育事業者等が確保する連携施設の猶予期間について、条例施行日後5年間を10年間に延長するとともに、家庭的保育事業者等が一定の条件を満たした場合、卒園後の受け入れを行う連携施設の確保を免除するものでございます。
また、居宅で行われる家庭的保育事業者の自園調理による、食事の提供に関する猶予期間の延長の対象を、居宅以外で行われる家庭的保育事業者に対しても拡大するものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第73号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第73号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第89号議案
○委員長 第89号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第89号議案
三輪子どもクラブの指定管理者の指定についてご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、指定管理者を指定するものです。
内容としましては、
三輪子どもクラブを管理運営する指定管理者として、特定非営利活動法人ワーカーズコープを指定するものでございます。
指定管理者の指定期間は、2020年4月1日から2025年3月31日までの5年間でございます。
なお、指定管理者の候補者につきましては、子どもに関する施設の運営実績のある団体から候補者を募集し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に子どもクラブを運営できる団体を選定いたしました。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第89号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第89号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第58号議案(子ども生活部所管部分)
○委員長 第58号議案を議題といたします。
本案のうち、子ども生活部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 第58号議案 令和元年度(2019年度)町田市
一般会計補正予算のうち、子ども生活部所管分についてご説明申し上げますます。
初めに、歳入でございます。
お手元の補正予算書の12ページをごらんください。タブレットでは、77分の16ページになります。以降は補正予算書のページ番号でご説明いたします。
第15款、国庫支出金、項の1、国庫負担金、目の1、民生費国庫負担金、節の5、児童手当負担金94万円は、平成30年度の児童手当の事業が確定したことに伴う、国負担分を増額するものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
補正予算書の15ページをごらんください。
第3款、民生費、項の2、児童福祉費、目の1、児童福祉総務費、説明欄の2、児童福祉事務費2,762万9,000円は、平成30年度の児童手当、児童扶養手当などの事業が確定したことに伴う、国及び都への返還金でございます。
目の2、保育・幼稚園費、説明欄の2、保育・幼稚園事務費1億9,830万1,000円は、平成30年度の子どものための教育・保育給付費負担金、子ども・子育て支援交付金、子ども家庭支援包括事業費補助金などの対象事業が確定したことに伴う、国及び都への返還金でございます。
目の3、子育て推進費、説明欄の3、子育て推進事業費921万6,000円は、平成30年度の子ども・子育て支援交付金及び子供家庭支援区市町村包括補助金などの対象事業が確定したことに伴う、国及び都への返還金でございます。
目の4、子ども家庭支援センター費、説明欄の3、子ども家庭支援センター事業費1,355万5,000円は、平成30年度のひとり親家庭ホームヘルプサービス事業補助金及び子供家庭支援区市町村包括補助金などの対象事業が確定したことに伴う、国及び都への返還金でございます。
目の5、児童青少年費、説明欄の16、児童青少年育成費66万3,000円は、平成30年度の子供家庭支援区市町村包括補助事業が確定したことに伴う、都への返還金でございます。
説明欄の17、学童保育費905万1,000円は、平成30年度の子ども・子育て支援交付金などの対象事業が確定したことに伴う、国及び都への返還金でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって子ども生活部所管部分の質疑を終結いたします。
△認定第1号(子ども生活部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、子ども生活部所管部分について、担当者の説明を求めます。
◎
子ども生活部長 認定第1号 平成30年度(2018年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、子ども生活部所管分につきましてご説明申し上げます。
初めに、歳入でございます。
歳入歳出決算書の21ページをお開きください。タブレットでは、302分の26ページになります。以降は歳入歳出決算書のページ番号でご説明いたします。
第12款、分担金及び負担金は21ページに掲載しています。
第13款、使用料及び手数料は23ページから24ページに掲載しています。
第14款、国庫支出金は29ページから33ページに掲載しています。
第15款、都支出金は35ページから49ページに掲載しています。
第16款、財産収入は50ページから51ページに掲載しています。
第20款、諸収入は53ページから68ページに掲載しています。
次に、歳出でございます。
113ページをお開きください。
第3款、民生費、項の2、児童福祉費、目の1、児童福祉総務費は113ページから114ページに掲載しています。
目の2、保育・幼稚園費は114ページから116ページに掲載しています。
目の3、子育て推進費は116ページから118ページに掲載しています。
目の4、子ども家庭支援センター費は118ページから119ページに掲載しています。
目の5、児童青少年費は119ページから122ページに掲載しています。
目の6、子ども発達支援費は122ページから124ページに掲載しています。
第10款、教育費、項の2、社会教育費、目の4、ひなた村費は182ページから183ページに掲載しています。
目の5、大地沢青少年センター費は183ページから184ページに掲載しています。
目の6、自然休暇村費は184ページから185ページに掲載しています。
以上が歳入歳出決算書に係る部分でございます。
続きまして、子ども生活部所管の主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明させていただきます。
「町田市課別・事業別行政評価シート」の50ページをお開きください。タブレットでは、563分の52ページになります。以降は「町田市課別・事業別行政評価シート」のページ番号でご説明いたします。
まず、初めに児童青少年課の児童青少年費でございます。
初めに、「Ⅰ.組織概要」についてですが、児童青少年課は、子どもが楽しく安全に過ごせるよう、学びや遊びを通して子どもの育ちを支援します。また、地域団体との連携により、地域での子育てを支援します。
所管する事務は、「まちとも」や公園を利用した冒険遊び場事業を実施するほか、子どもセンターや子どもクラブ事業を所管しています。さらに、学童保育クラブへの入退会事務、施設整備、施設の管理運営の業務を所管しています。
所管する施設は、学童保育クラブが43カ所、子どもセンターが分館も含めて6カ所、子どもクラブにつきましては、3カ所になります。また、「まちとも」実施校が42校、常設型冒険遊び場につきましては3カ所、となっております。
続きまして、「Ⅱ.2017年度末の総括」、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてですが、冒険遊び場及び「まちとも」事業につきましては、地域の担い手の確保が課題となります。
また、若者が市長と語る会など子どもたちが意見を発信できる機会を設けましたが、さらに子どもたちの意見を反映できる場が必要と考えています。
続きまして、「②課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてですが、まず、冒険遊び場については4カ所目の開設を進め、担い手であるプレーリーダーの養成を継続します。また、子どもたちの意見表明についてはその機会をふやします。
続きまして、「Ⅲ.事業の成果」についてですが、2018年4月1日の学童保育クラブ入会児童数は3,667人で、児童数全体の減少により、2017年度より85人減少しました。一方で、入会率は前年度より0.2ポイント上昇し、引き続きニーズは高い状態です。整備面ではわんぱく学童保育クラブの老朽化改修工事を実施しました。
次に、2018年度の「まちとも」参加児童の延べ人数は27万4,394人で、2017年度より6万7,195人ふえました。これは、いわゆる新たな「まちとも」が8校ふえたことによります。
最後に、2018年度の子どもセンター、子どもクラブ利用者数は50万4,070人で、2017年度より9,160人ふえました。これは、木曽子どもクラブが通年開館となったことなどによります。
続きまして、「Ⅳ.財務情報」の「①行政コスト計算書」についてですが、行政費用全体では、21億6,565万6,000円で、2017年度と比べ1億3,147万3,000円の増加となりました。
物件費は全体で8,195万2,000円増加しています。これは、放課後子ども教室事業、いわゆる新たな「まちとも」実施校がふえたこと、放課後児童支援員向けにキャリアアップ処遇改善加算等を実施したことに伴い、指定管理委託料が増加したことなどが主な理由となります。
維持補修費は436万5,000円増加しましたが、これは、玉川学園子どもクラブの空調設備改修工事等によります。
行政収入の合計は9億4,619万2,000円で2017年度と比べ1億3,150万7,000円の増加となりました。主な要因は、学童保育クラブの育成料の改定による使用料の増などによるものです。
51ページをお開きください。
続きまして、「③貸借対照表」ですが、事業用資産の土地3,581万7,000円、事業用資産の建物が4,032万5,000円、それぞれ減額となっております。土地については、子どもセンターつるっこの未活用地の売却に向けて、担当部署に所管がえを行ったことによるものです。また、建物については、学校の校舎内に移転した鶴川学童保育クラブの除却によるものです。
流動資産としては、育成料の未納分が未収金として286万2,000円ありますが、2017年度より28万1,000円減少しました。
続きまして、「Ⅴ.財務構造分析」と「①成果および財務の分析」についてまとめてご説明します。
多くの施設を所管していることから、行政費用のうち物件費の割合が高く、2018年度も6割を超えています。これは、学童保育クラブ事業の委託料や施設の維持補修費などのため、今後もこの傾向は続くものと考えます。
続きまして、「②2018年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてですが、3点ございます。
1点目は、それぞれの事業規模は今後も拡大していく見込みですが、常にニーズには気を配り、質の高いサービスを提供していくことが課題になります。
2点目は、子どもたちから見た町田市の現状や課題等について、子どもたちの意見を反映できる仕組みづくりが課題です。
3点目は、施設の老朽化に対し、利用者にご不便をかけないよう、計画的に改修を進めていくことが課題です。
最後に、「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてですが、子どもクラブにつきましては、小山中学校区、つくし野中学校区に開館するなど整備を進めます。また、三ツ目山公園内に市内4カ所目の常設型の冒険遊び場を設置します。
子どもたちの意見の反映については、施策や計画等に子どもたちが意見を発信し、それを反映できる仕組みについて検討いたします。また、施設の老朽化対策については、計画的に改修等を行ってまいります。
児童青少年費の説明は以上でございます。
続きまして、78ページをお開きください。
保育・幼稚園課の民間等保育所運営事業でございます。
初めに、「Ⅰ.事業概要」についてですが、保護者の就労や疾病等の事由により保育を必要とする子育て世帯が、安心して働き、暮らすことができるよう、おのおのの生活スタイルやニーズに対応した保育サービスを提供することです。具体的には、民間等保育所の運営を支援することで、保育に携わる人材の確保及び資質の向上を図り、質の高い保育を安定的に提供することです。
市内には、2019年3月時点におきまして、68園の民間保育所がございます。運営主体別の内訳は、社会福祉法人が59園、NPO法人が4園、株式会社が2園、学校法人が3園となっております。この事業の受益者負担比率は、14.3%となっております。
続きまして、「Ⅱ.2017年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてですが、4点ございました。
1点目は、保育施設や保育サービスの利用相談や情報提供の充実。
2点目は、保育所職員の処遇改善や業務負担の軽減による保育の質の向上。
3点目は、保育士の確保対策と保育士等の働く環境の向上。
4点目は、幼児教育・保育の無償化への対応でございます。
続きまして、「Ⅲ.事業の成果」についてですが、2018年度の月当たり民間等保育所入所児童数は6,163人で、2017年度より46人増加となりました。一方で、幼稚園、認定こども園等の多様な施設での受け入れが増加したことから、民間保育所の定期保育受け入れ延べ人数は659人と、2017年度より161人減少しました。
続きまして、「Ⅳ.財務情報」の「①行政コスト計算書」についてですが、行政費用全体では112億3,764万2,000円で、2017年度と比べ1,285万2,000円の減少となりました。
これは、ゼロ歳児の入所児童数が減少したことなどにより、民間等保育所に支弁する扶助費が3,036万2,000円減少したことが、主な要因です。
行政収入の合計は73億4,015万7,000円で、2017年度と比べ2億2,091万8,000円増加となりました。主な要因は、保育所運営費の基準となる国の保育単価の見直し、保護者の負担分である分担金及び負担金がふえたことなどによるものです。
「③単位あたりコスト分析」をごらんください。
入所児童1人当たりの民間等保育所運営に係るコストは182万3,405円で、2017年度より1万5,813円の減少となっております。施設1カ所当たりの民間等保育所運営に係るコストは1億6,525万9,441円で、2017年度より265万8,380円の減少となっております。
79ページをお開きください。
続きましては「④貸借対照表」ですが、流動資産のうち、未収金については債権管理一元化などの取り組みによって2,696万7,000円で95万6,000円減少しました。
続きまして、「Ⅵ.個別分析」をごらんください。このグラフは、保育料収入と入所児童数の推移を示しています。保育料は16億1,250万円で、2017年度から1億162万1,000円増加、入所児童数は7万3,964人で、2017年度から561人増加しています。ここでの入所児童数は、月ごとの人数を12カ月分合計したもので、延べ入所児童数となっております。なお1人当たりの保育料を計算すると、月額約2万1,801円となっています。
続きまして、「①成果および財務の分析」についてですが、入所児童数に占めるゼロ歳児の割合が減少したことなどにより、行政費用は1,285万2,000円減少しましたが、民間保育所の新設によって入所児童の増加や、保育士の給料改善といった成果を得ることができました。保育所の入所を望む待機児童は、まだ2019年4月時点で127人おり、保育ニーズはもちろんのこと、そのほかの子育て支援事業に対するニーズも高く、今後も扶助費の増加が見込まれる状況にあります。
続きまして、「②2018年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてですが、4点ございます。
1点目は、一人でも多くの児童が入所できるよう、保育施設や保育サービスの利用相談や情報提供を充実することです。
2点目は、保育所職員の処遇改善や業務負担の軽減により、保育の質の向上につながる支援をすることです。
3点目は、保育士の確保対策や保育士の働く環境の向上に努めることが必要です。
4点目は、幼児教育・保育の無償化を初めとして、子育て環境を取り巻く状況の変化に対応できるよう努めることが必要です。
最後に、「③課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてですが、3点ございます。
1点目は、保育コンシェルジュの持つ知識と経験を活用しながら、園に対しては、園での保育の質の向上を図るための相談等の支援を行うこと、市民に対しては、保育サービスの利用相談や情報提供等について、質の高いサービスの提供を目指します。
2点目は、保育所職員の処遇改善や業務負担の軽減の支援を行うとともに、利用者がより一層安心して児童を預けられるよう、教育・保育施設を支援します。
そして3点目は、制度改正の情報を適切に把握するとともに、教育・保育施設と情報共有等を図りながら適切に対応できるように努めてまいります。
民間等保育所運営事業の説明は以上でございます。
続きまして、84ページをお開きください。
子育て推進課の公立保育所運営事業でございます。
初めに、「Ⅰ.事業概要」についてですが、保護者の就労などの理由により保育を必要とする児童に対し公立保育園で保育を実施すること及び一時保育などの子育て支援事業を実施することでございます。
町田市には、2019年3月現在、5園の公立保育園があります。この事業の受益者負担比率は10.4%で、2017年度と比較して1.7ポイント増加しています。
続きまして、「Ⅱ.2017年度末の総括」、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてですが、公立保育園の事業費は、その大半を人件費が占めていることから、保育士人材の安定的な確保のため、働きやすい環境づくりが求められています。
続きまして、「②課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてですが、保育士の負担を減らすため、保育業務のICT化を進めてまいります。
続きまして、「Ⅲ.事業の成果」についてですが、2018年度の公立保育園の延べ入所児童数は6,104人で、2017年度から59人増加しました。また、障がい児の延べ入所児童数は370人と、2017年度から41人減少し、1園当たりの平均受け入れ児童数は82人から74人に減少しています。
運営面では、午睡中の児童の安全対策のためにベビーセンサー等の機器を導入しました。また、大阪府北部地震のブロック塀倒壊による死亡事故を受け、町田保育園の園庭にあるブロック塀の前に倒壊防止用の防護塀を設置しました。
続きまして、「Ⅳ.財務情報」の「①行政コスト計算書」についてですが、行政費用全体では12億1,468万4,000円で、2017年度と比べ1億2,926万円の減少となりました。
主な要因は、育児休業を取得した職員が増加したことによる人件費の減少とそれに伴う賞与・退職手当引当金繰入額の減少によるものです。
行政収入の合計は6億3,900万円で2017年度と比べ788万6,000円の減少となりました。主な要因は、都補助対象である大蔵保育園の園庭排水改修工事が2017年度に完了したことにより、2018年度の都補助金の交付がなくなったことなどによるものです。
入所児童1人当たりの年間コストは238万6,413円で、2017年度より28万143円減少しました。これは、育児休業を取得した職員が増加したことによる行政費用の減少などによるものです。
85ページをお開きください。
続きまして、「④貸借対照表」です。資産としては主に公立保育園の土地、建物がありますが、建物の減価償却が進んだことで減価償却累計額が増加しています。負債としては、主に地方債、退職手当引当金があり、固定負債の地方債のうち2019年度に償還する金額を流動負債に振りかえたことに伴い、固定負債の地方債が減少しています。
次に、「Ⅴ.財務構造分析」についてですが、公立保育園を管理運営する費用においては、人件費が9億7,379万2,000円と大きく、行政費用の80.2%を占めています。2017年度に比べると3,719万円減少しましたが、行政費用に占める割合は5ポイント増加し、高い割合を占めているという傾向は変わりません。
続きまして、「①成果および財務の分析」についてですが、産休等の正規職員の代替として嘱託職員、臨時職員を配置することで、公立保育園に要望される多様な保育サービスに対応するための職員配置を行いました。また、保育士の負担を減らすため、保育業務のICT化を進めました。
続きまして、分析を踏まえた事業の課題についてですが、多岐にわたる保育ニーズに応える公立保育園であり続けるために、事業の担い手となる人材育成や日々の保育事業をサポートする臨時職員や非常勤嘱託員の人材確保が必要です。地域子育て相談センターを含め、効率的な職員配置や運営管理を図る必要があります。
また、引き続き、先進的なサービスを研究し、利用者の目線に立った業務運用を行っていく必要があります。
最後に、今後の取り組みについてですが、人材確保のため、引き続き市主催の就職相談会を実施してまいります。また、保育システムを活用し保護者向けの情報発信の範囲を拡大してまいります。
公立保育所運営事業の説明は以上でございます。
平成30年度(2018年度)町田市一般会計決算のうち、子ども生活部所管分についてご説明申し上げました。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
お手元の決算参考資料で70ページと80ページのところで数値の間違いがありましたので、それの訂正を配付させていただきましたので、そちらをごらんになってください。よろしくお願いいたします。申しわけありませんでした。
○委員長 これより質疑を行います。
◆熊沢 委員 まず最初に、多分、行政評価シートだと48ページ、49ページだったと思っているんですが、いただいた資料の3ページ目の不用額が生じた理由の中の初めに、青少年問題協議会費の不用額が17万2,459円なんですが、横に理由が書いてあって、青少年問題協議会が2017年度に廃止になったために、2018年度で不用になるというのはちょっと不思議なのです。
もう1個、当該年度の予算の概要を見ると、予算書は96ページだけれども、概要のページがわからないけれども、青少年問題協議会費で、金額が青少年問題協議会委員報酬が37万8,000円で、なぜか予算現額がこちらだと17万2,459円なんだけれども、もう片方だと37万8,000円なんだけれども、金額が違うのと、そもそも2017年度に廃止になっているのに、何で予算計上して、ましてや減額補正とか何とかをしないで、不用額で上がっているのかというのを教えていただけますか。
◎子ども総務課長 2017年度の3月議会で廃止を決定したもので、予算計上上は2018年度に計上したものでございます。
金額の違いは、不用額になったもので、実際には流用に一部使わせていただいているというようなことでございます。
◆熊沢 委員 そうすると、予算現額というのは、私なんかが思っていたのは、予算書の最初に上がっているのが予算現額としてあるのかと思ったらそうではなくて、流用で使って残った金額なんだけれども、これはもうそもそも3月議会で不用だってわかっているんだったら、補正を組む趣旨のものではないのか、これを残しておいて流用できるから流用しておくのか、もう1個は何に流用したのか教えてください。
◎子ども総務課長 委員おっしゃるように、本来、補正で減額するといったところは必要であったかとは思います。流用の先につきましては、2019年度に子ども・子育て会議の中で、子どもマスタープランを策定する中で、
アンケート調査を実施する際に封筒を用意する部分で、事前に流用して用意したものでございます。
◆熊沢 委員 それは次の決算参考資料の4ページの11万9,041円ということでよろしいのですか。
◎子ども総務課長 そのとおりでございます。
◆熊沢 委員 これは、今度からどこから流用したのか書いてもらうとわかりやすいのかなと。それは資料要求です。ただ、補正を組めばよかったと思いますなんだけれども、そうじゃなくてやっぱり補正を組むべきだと思う。それを残しておく理由というのは、こういう流用に使いやすいからなのか、そういうものなのかな。だって、ないとわかっているんだから。
◎子ども総務課長 補正すべきだったと思います。そもそも流用するものとしてとっておいたものではございません。
◆熊沢 委員 適正な予算執行をするためにも、できるところはきちんと補正をしていただいて、別に流用がいけないとか――必要なものをきちんと、必要だからつくったんだとは思うけれども、決算に出てきて、流用の資料をいただいてやっとわかるようなところだと思うので、私たちが見るときにわからないので、そういうのはきちんとしていただきたいと思います。不用でなくすときも、逆に流用で上げるときも、それはきちんとやって、流用にしないでなるべく補正で上げてから使うとかしていただければと思います。
次に、義務教育就学児医療費助成費の件なんですが、都の義務教育就学児医療費助成事業費補助金が予算の概要に2分の1と書いてあるのを見て言っているんですが、この都の補助金には所得制限はあるんですか。
◎桒原 子ども総務課担当課長 都の制度になりますので、所得制限がございます。
◆熊沢 委員 あと、行政評価シートは、そもそもなんですが、48ページ、49ページの行政評価シートは、予算の概要でいくと、すごい量のものが入ってきているじゃないですか。児童福祉事務費だけではなくて育成手当とか、扶養手当とか、医療費助成とか、これはどういう感じで1ページが決まっているんですか。
◎子ども総務課長 あくまでも課別の行政評価シートになりますので、子ども総務課の費用が全部載っているということでございます。
◆熊沢 委員 そうなんですね。でも、児童青少年課とかでも意外とばらばらになっている気はする。課別と言いながらも、事業別になっていたりするような気がするんですが、今度、これはゆっくりどこかで教えていただきたい。課別と言いながらも、児童青少年課なんて、いろんなページで持っているじゃないですか。ただ、子ども総務課だけは、事業ではないけれども、すごくさまざまなことがこの2ページでおさまるのかと思うぐらい、とても大事なことが、ひとり親家庭の問題とか、さまざまなことが本当に多くあるので、その辺はできればもう少し分けてもらえたらありがたい。分け方はどうなるかはわからないんですが、わかりやすくしていただけるとありがたいと思います。
次に、行政評価シートの50ページ、51ページ、2017年度末の総括の成果および財務分析の中では、子どもたちから意見を聞くことに関して、今までにない形で意見を発信してもらう機会を設けることができましたというのがあって、ただ、2018年度末の成果および財務分析だと、子どもたちが意見を発信する機会を設けるとともに市政に反映させていく仕組みづくりが課題ですとあると、進んだのか進んでいないのかがちょっとわかりにくいんですが、その辺はどのようになっているのか教えていただけますか。
◎児童青少年課長 子どもたちの意見の発信ということについてでございますけれども、2017年度につきましては、そもそも若者が意見を発信する場がなかったものを、若者が市長と語る会、それから市民参加型事業評価で高校生に入っていただくということで、まず、発信する場をとりあえずつくることができたということでございます。
それから、2018年度の部分になりますけれども、今のところ、個別の事業というんですか、例えば、市民参加型事業評価であれば、その事業だけで意見の発信をするということができますけれども、それ以外に、ある会議体か何かがあれば、子どもたちがそこで意見を言うことができて、それをさまざまな事業に反映させていくような体制というんですか、こういったところを何とかできないかと考えていたところでございます。
◆熊沢 委員 わかりました。何か具体例があるかなと思いながら、子どもというのは実際は年齢的には高校生ぐらいということで、中高生なのか高校生なのか、どの辺ぐらいの年齢層を考えていられるのか。今、高校生と言ったような気がするんだけれども。
◎児童青少年課長 若者が市長と語る会につきましては、中高生ということで子どもたちに集まっていただいておりまして、今、実はことし、MSP、町田創造プロジェクトという子どもたちの意見を集めるチームというんですか、こちらをつくってもらったんですが、そちらでは、まずは高校生から意見を聞いてみたいというところがありますので、そちらは高校生、それ以外につきましては、市長と語る会は中高生を対象に、子どもというところは中高生からまず聞いてみようというところで説明させていただきました。
◆熊沢 委員 子ども生活部は、子どもクラブをつくるときに、子ども委員会とかいろいろとあって、結構幅広い年齢層がいて、つくったときに小学生の子たちがもう高校生とかになっているところもあったりすると思うので、子どもクラブをつくるときからいろいろと活動していた子どもたちにも声をかけたりして、いろいろとやっていただければと思います。
放課後子ども教室が18校になったと思うんですが、実は、学童保育クラブを運営しているところによっては、放課後子ども教室に対してプラスじゃなくてマイナスのイメージを持って発信しているところなんかもあったりはするんです。学童保育との関係性とか、別に私は学童保育に預ける人は学童保育に預けるし、放課後子ども教室に行く人はそれでも構わないと思うんですが、ライバルではないので、しっかり連携を持ってもらいたいんですが、学童保育クラブの運営側から、指定管理者からそういうアナウンス的なものがあるというのを耳にするんですけれども、どういうふうな形でやられていますか。
◎児童青少年課長 今、「まちとも」のお話でございますけれども、「まちとも」には運営協議会という組織をつくって、そちらで事業を進めさせていただいておりまして、その運営協議会のメンバーに学校ですとか地域の方だったり、その中に学童保育からも1人入っていただいて、運営に携わっていただくという形でやっております。
今、委員のお話もありましたけれども、学童保育の指定管理者からそんな話があったということですが、子どもたちは学童保育に行っている子は「まちとも」に行ってもいいですし、そういった形で活動はさせていただいているんですけれども、細やかな連絡がうまくいかなかったりというところは実際にもあると聞いておりますので、そこら辺は今後の課題として、いい方向に進めていきたいと思っております。
◆熊沢 委員 両方ともいいことですし、なかなか今の子どもたちは放課後にお友達と遊ぶという機会が、危ないとか、どこで遊んでいてもすぐ怒られちゃう。ちょっと家の前で遊んでいるだけでうるさいと言われたり、公園に行ったら公園に行ったで怒られるから、結局学校で遊ぶしかない。だから、友達と遊ぶ機会としてはすごくいいことだと思うし、学童保育にいる子も、「まちとも」で遊んでいる子も一緒に連携して、言葉は悪いかもしれませんけれども、お客さんの奪い合いなわけではないと思うんです。お客さんという言い方もよくないかもしれないけれども。だから、そういう意味でうまく共存できる形で、学童保育クラブの指定管理の方々に、しっかりと情報というか趣旨を伝えて、ライバルではないということを伝えて――マイナスイメージなところを発信していくんです。学童保育クラブはきちんと指導員がいて、講習を受けてちゃんとやっていますよ、そちらはというようなこともしているというのを耳にするので、ぜひそういうことのないようにしていただきたいと思います。
もう1個は、学童保育クラブで予算の説明のときに、2カ所の学童保育クラブに防犯カメラを設置しますというのがあったのですが、今、実際、何カ所の学童保育クラブに防犯カメラがあって、これから何カ所までつけていく予定なのか、どういう計画なのか教えていただけますか。
では、それはまた後でとして、子どもセンターが5館ありまして、子どもクラブもおいおいできてきているところですが、子どもセンターによっては、ばあんでは中高生の利用が課題なのか、小学生が多いとか、ただONでは乳幼児が少ないとか。町田の場合は、午前中は乳幼児が多くて、学校が終わった放課後は小学生がいて、夕方は中高生がいるというちょうどバランスがとれていたりとかする。まあちの場合は、午前中はもう完全に乳幼児しか来ないからと言って、乳幼児用の施設みたいな形で全部開放しているみたいな形があって、そういう使い方をしているからなのかもしれないんですが、ただONだってすぐに自転車とかで行けるようなところにあって、乳幼児を抱えたお母さんたちは遊べるのを楽しみにしている部分はあるとは思うんです。館同士の中、その5館と子どもクラブの中で情報の共有とか、いろいろなことをされて、うちはこういう形で多いですとか、こういうことが課題ですという連携した取り組みというか、会議というか、協議ということはされていますか。特に子どもクラブなんかは指定管理だから、なかなか情報交換ができないのかもしれないんですが、していったほうがいいんじゃないかと思うんですが、その辺はどのようになっていますか。
◎児童青少年課長 各館の情報の共有等についてということだと思いますが、子どもセンターにつきましては、今、委員お話しされたように、ある程度地域性というものがあります。その中で、例えば今年度ですけれども、健全育成の地区委員会の皆さんにアンケートをお願いしまして、それでさまざまな地域ごとに各センターに求めるようなものということをアンケートでお答えしていただくような形で、情報をちょっと集めてみました。それを、各館の館長が集まりまして、うちの地域ではこういうニーズがあると。もしかしたらそちらの館には出ていないですけれども、隠れたニーズになっているんじゃないかとか、こういった情報共有等を行ったところでございます。こういったことにつきましては、定例的に各館の館長が集まって会議をしておりますので、今後もこういった形でそういった情報共有等は進めていきたいと考えております。
次に、子どもクラブとの連携につきましてですけれども、こちらは幾つかの事業で連携をさせていただいているというところは実際あるんですけれども、例えば、定例的な情報交換会ですとか、こういったところについては、今後やっぱりちょっと検討していかなければいけないかなと思っているところでございます。
◆熊沢 委員 大体、子どものこういう施設は交通利便性がいいところにできるんですが、町田の場合は住宅密集地、決して交通利便性がいいわけではないけれども、子どもたちが自転車で行ったり、歩いていけるような近い場所にできているというのは、ある意味利点だと思うので、そういうことを生かした形で、地域性を生かしながらも、でも地域性の中にまた潜在的なところを出してやっていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
1点、ぱおで「まちとも」の出張回数をふやしと、行政評価シートの58ページ、2017年度の総括の今後の取り組みのところに書いてあるんですが、「まちとも」に出張を子どもセンターのほうからするということがあるんですか。
◎児童青少年課長 「まちとも」につきましては、各館の子どもセンターに1人担当を置きまして、「まちとも」の運営協議会さんからご相談等があればそれをお受けして、一緒に事業を進めていくという体制をとっております。
そうした中で、子どもたちは来るんですけれども、ただ遊んで見守るということに加えて、例えば、子どもセンターでやっているようなプログラムというか、事業というか、こういったところをそこで実施できれば、子どもセンターに行かなくてもそういったサービスを受けることができるということになりますので、子どもセンターの職員がいて、遊びを一緒に指導してみるというところを続けているところでございます。
◆熊沢 委員 子どもセンターは、もうつくらないのかつくるのか、一応つくらないという話にはなってはいるらしいですが、あと一方で、子どもクラブも少しずつ整備が進んではいると思うんですが、地域によっては子どもクラブをつくってほしいというところがあったり、もう土地もあるからつくってほしいというところもあるかと思うんですが、そういう需要があるところにはしっかりと整備をしていっていただきたいと思う気持ちがあるので、その辺は頭に入れておいていただければと思います。
それと次に、75ページ、ひなた村なんですが、ひなた村の場合は、当該年度の成果及び財務の分析の中に、地域の周りに冒険遊び場とか子どもセンター、放課後子ども教室ができたことによって、他の子ども施設との機能分担を図るための事業の見直しを行ったため、利用者数がそんなに減らなかったというんですが、どのようなことを行ったのかわかりますか。
◎児童青少年課長 ひなた村の事業の見直しについてでございますけれども、新たに新規の事業を幾つか実施させていただきました。今、指定管理制度が入っていますけれども、2018年度に指定管理に向けて、運営協議会からひなた村の今後についてという答申をいただいた中で、やはり野外体験等を充実させていく方向を示すべきではないかというお話がありました。そうしたところを踏まえまして、新たな事業としては、例えば、竹細工を使ったウインドチャイムですとか、場所を使ったイブニングキャンプ、こういった事業を実施して、子どもセンター等ではできない事業を実施させていただいたというところでございます。
◆熊沢 委員 わかりました。
次に、保育・幼稚園課の幼保小学校連携に向け町田市接続カリキュラムを策定しましたと77ページに書いてあるんですが、どのようなカリキュラムか教えてください。
◎保育・幼稚園課長 幼稚園、保育園から小学校に連携するに当たって、事前にこういう能力というか力を蓄えていっていただきたいというところを踏まえて、小学校に入学されてから、スムーズに小学校生活に行かれるようにということで、定めたものでございます。
◎児童青少年課担当課長 先ほどの熊沢委員のご質疑の防犯カメラの設置箇所についてですが、現在8カ所に防犯カメラを設置させていただいております。
◆熊沢 委員 済みません、すぐでなくて調べてわかればいいんですが、先ほど、今後何カ所までにつけていくのかというところも聞いたつもりでいたんですが。
◎児童青少年課担当課長 大変失礼いたしました。今後につきまして、7カ所設置していく予定で、今、進めているところでございます。
◆熊沢 委員 全部じゃないんだと思いつつ、それは選定した理由があるので、また後日聞ければと思います。
次のページの行政評価シート79ページなんですが、民間等保育所運営事業だから余り変わらないのかなと思いつつ、申しわけないけれども、2017年度末の総括と、2018年度総括がまるっきり文章が一緒なので、何も変化がないのかなと思ったり、成果およびの部分と課題解決、一方で2018年度末の成果およびというのがほぼ一緒なので、できれば、少し変わっていれば何かを変えていただけると。私たちとしても、進歩しているのか、何も解決ができなかったのかと思ってしまいますので、お願いします。
いただいた資料の中の76ページを見ると、22点というほぼ満点という指数で入れないというのはかなり驚いたことなんですが、それは人気の保育園だから入れないということなのですか。わからなければ、後で答えていただければと思います。
もう1個、当該年度の予算の概要の中に、保育士等が働きやすい環境を整備しますというのが2018年度の取り組みの中で書かれていたのです。それなので、どのようなことをやられたのかなと。特に子育て中の保育士が、早番をしなければ、遅番をしなければ正職員にしないと言われて、皆さんなかなか仕事ができなくて、保育園が7時からなのに、6時半に保育園に行かなきゃいけないとか、8時までなのに8時から会議があって、自分の子どもを預けられない、迎えに行けないというようなことを聞いていたりするんです。保育士不足と言いながらも、時短をとらせないというところがどうなっているのかなと。その辺を指導していただけますかなんていうことを、再三お願いさせていただいていたんですが、この保育士等が働きやすい環境を整備しますというのは、どのようなことをやられたのか教えていただけますか。
◎保育・幼稚園課長 保育・幼稚園課では、具体的になかなか取り組み――今、委員がご指摘いただいたところは多々あると思います。今、保育・幼稚園課でまず取り組めているところは、保育士等キャリアアップ補助金だとか、あとICT補助金を活用しながら、少しでもそういうご負担が軽減されて、働きやすい職場環境を整えられればという状態でございます。
◎保育・幼稚園課担当課長 先ほどご質疑いただいた22点のところなんですけれども、確かに高い点数ではあるんですが、地域によって、あと年齢によってというところで、どうしても枠が少ないところ、足りないところがありますので、そういう方も出てしまうというところはございます。
◆熊沢 委員 指数の高さ、低さで判断してはいけないとは思うんですが、この指数というのは、どれだけ保育を必要としているかをあらわす指数だと思ってはいるんです。なので、22点というのはこれ以上の点数がない22点だと思いますので、そのような方が入れない環境ではないように――低くても入れないと困るんだけれども、でも、まずはそういうことで。うわさの中ではそうなってしまいますから、町田は22点でも保育園に預けられないというと、みんなが預けられないみたいな空気になっちゃうので、特にゼロ歳児なんかは、その年、その年にならなきゃわからないかもしれないですけれども、ぜひ入りやすい環境、本当に保育を必要としている方が入れるような環境をつくっていただきたいと思います。
あと、保育士が働きやすい環境。保育士が出産、育児で離職してしまうことによって、保育士が減ってしまうというのがあるのです。先ほど言った、どこの会社でも子育て中は時短がとれるのに、保育士に関しては時短をとろうとすると正規職員じゃなくて臨時職員だと言われて、正規職員にしてもらえないという現状があるのです。もう何年も前から言っているので、そういうアンケートをとっていただいたりとか、きちんと指導をしていただいたりとか、そういうことは今までされてきたのか。してきていただけたのかなという思いも含めながら聞かせていただいているんですが、ぜひその辺のことを検討していただきたいと思うんですがいかがですか。
◎保育・幼稚園課担当課長 委員のご指摘の内容を昨年いただきまして、実際の保育の採用状況について、適切に採用していただくようなヒアリングを意見交換会の中で行いまして、必要な方に対して必要な採用を行い、実際に採用された中で育児休業という形になった場合も、適切に取得してもらうようにしていますという話を伺ったところです。
それを踏まえて、園長会で意見交換会の内容を改めてお伝えして、より職員、保育士の内容に沿った採用をお願いしますということでお伝えいたしました。
○委員長 本日はこれをもって委員会を閉会いたします。
午後7時8分 散会...