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令和 元年文教社会常任委員会(6月)-06月19日-01号
令和 元年建設常任委員会(6月)-06月19日-01号

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  1. 町田市議会 2019-06-19
    令和 元年建設常任委員会(6月)-06月19日-01号


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    令和 元年建設常任委員会(6月)-06月19日-01号令和 元年建設常任委員会(6月)              建設常任委員会記録 1 日時  令和元年(2019年)6月19日(水)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 おぜき重太郎       副委員長 森本せいや       委員 山下てつや 松岡みゆき 三遊亭らん丈 戸塚正人          新井よしなお 細野龍子 藤田 学 4 出席説明員       文化スポーツ振興部長 環境資源部長 循環型施設建設担当部長       道路部長 都市づくり部長 都市整備担当部長 下水道部長       下水道部次長 その他担当管理職職員 5 参考人 近藤一秀 神藏孝 近間洋介 鈴木雅人 河合貞子 武田京江
    6 出席議会事務局職員       議事係長 新井亮介 調査法制係 寺内悠莉       担当 長谷川拓 7 速記士 三階佳子(澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        建設常任委員会審査順序                        令和元年(2019年)                      6月19日(水)午前10時                             第1委員会室  1 道路部  (1)請願第8号 まちっこ保育園前の登降園路に安全対策を求める請願  (2)第53号議案 南町田駅北口広場バスシェルター設置工事請負契約  2 都市づくり部  (1)請願第5号 区画整理事業「鶴川駅北地」及び「鶴川駅南地区」における請願  (2)請願第6号 「鶴川駅北口広場」及び「鶴川駅前南土地区画整理事業」における請願  (3)請願第10号 野津田公園バラ広場の現在地で存続・拡充を求める請願  (4)第46号議案 令和元年度(2019年度)町田市一般会計補正予算(第1号)  (5)第55号議案 鶴間公園の指定管理者の指定について  (6)行政報告 南町田駅周辺地区拠点整備事業について  (7)行政報告 町田市立陸上競技場観客席増設について  (8)行政報告 「町田薬師池公園四季彩の杜」整備事業について  (9)行政報告 多摩都市モノレール町田方面延伸に関するまちづくりの連携協定について  (10)行政報告 小山田桜台~唐木田駅・多摩南部地域病院間小型バス運行について  (11)行政報告 「小山田桜台団地まちづくり構想」の策定について  3 下水道部  (1)行政報告 下水道革新的技術実証事業B-DASHプロジェクト)の実施について  4 環境資源部  (1)行政報告 新たなごみの資源化施設について  (2)行政報告 境川クリーンセンター改修事業について  5 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────              午前10時2分 開議 ○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △請願第8号 ○委員長 請願第8号を議題といたします。  本件について、請願者から、意見陳述の申し出がございます。  お諮りいたします。本日、6月19日の本委員会に、参考人として請願者である近間洋介さんと鈴木雅人さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前10時3分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時4分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である近間洋介さんと鈴木雅人さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者近間洋介さんと鈴木雅人さん、お願いいたします。 ◎近間 参考人 よろしくお願いいたします。  まちっこ保育園の正面道路の安全対策を求め、意見陳述をさせていただきます。  私は、当請願に関してのまちっこ保育園保育者代表近間洋介と申します。  請願書にありますとおり、2018年4月開園となったまちっこ保育園は、南大谷地区地域住民において待望の認可保育園であります。息子は、その第1期生として現在お世話になっており、本人も毎日楽しみに通わせていただいております。大変感謝しております。  しかしながら、まちっこ保育園前に走っている町田128号線はバス道路であり、非常に交通量が多く、かつ登坂路のためスピード域が高く、自転車や歩行者が横断をするには非常に危険な道路環境であり、多くの保護者の方々は車の途切れた合間を見て横断し、登園しなければなりません。  交通量を計測したところ、1時間の間に最大370台の車の往来があり、これを均等分布したと仮定した場合、路線バスも含め10秒に1台のペースで車が往来していると言うことができます。その間に、おおよそ60%以上を占める自転車、歩行者登園の保護者の方々は急いで横断しているのが実態です。  現在、第1期、第2期をご指導いただいているまちっこ保育園ですが、今後、第3期、第4期と年を経るごとに在籍児童数、すなわち登降園する頻度がふえてまいります。また、昨今盛んに行われている町田、南大谷もしくは中町周辺の分譲住宅の建設に伴い住民もふえ、交通量もふえていくのではないかと個人的な仮説を置いたとき、危険度は年々さらに上がると予測されます。  先月、京都府大津市で発生した交差点で車同士がぶつかり、信号待ちをしていた保育園の児童ら16人が巻き添えで死傷したという大変悲しく痛ましい事故が起きました。市は、その後、安全対策として歩道の防護柵やゼブラゾーンの工事を即座に実施し、今月16日に完了したようですが、失われた命は戻りません。事故は起きてからでは遅いのです。  また、幾ら保護者や先生方が注意していても、車がぶつかってくることも昨今往々にしてあるのです。また、このような情勢の中、安全対策を全くとられていない道路を横断しなければ登園できないという環境をほうっておくことは私にはできません。  保育園は、病院に次いで妊婦が出入りすることの多い施設であるとも言われています。私の妻もその一人です。何の罪もない子どもや家族を危険から守ることができるのは一体誰でしょうか。誰でもない親であり、大人であり、地域社会なのです。ゆえに私は、こうして陳述させていただき、ご協力をお願いしている次第でございます。  私は、まちっこ保育園前が事故現場として報道されるのだけは是が非でも回避したく、見たくありません。また、1,050名にも及ぶ署名活動に賛同していただいた方々の総意として、まちっこ保育園正面道路に安全対策を早急に講じていただきたく、心からお願いしたいと思います。  以上をもって私の意見陳述とかえさせていただきます。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者近間洋介さんと鈴木雅人さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 きょうは意見陳述ありがとうございます。  まさに今おっしゃったとおりに、今、請願の箇所のみならず、大津でのああいう痛ましい事故、そして先日は残念ながら町田市の中でも鶴川のほうで事故が起きてしまいました。  そういった中で、我々も今お話しいただいたとおりに、特に大津の事故があって以来、これは市だけじゃなく、国のほうも報道のように、早急に点検をして、そういう箇所をしっかり是正するようにということの指導、そして警察署も含めて、今もう本当に全力で、そういう危険なところをなくそうということで我々も動いているところでございます。まさにおっしゃるとおりだというふうに思います。  ですので、今回、陳述が上がっているところも、一日も早い安全対策というのは、いろいろ協力しながらやっていかなきゃいけないというのは共通認識であります。  そういった中で、今回、市議会のほうに請願項目を上げられてきておりますけれども、この請願項目の中にあります信号とか横断歩道の設置に関しましては警察署の所管になります。そういった中で、我々も警察署と協力しながらやっていくことになるんですけれども、この請願の中身を、要旨を警察署にはご相談されたかどうか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎近間 参考人 警察署にはまだ提出はさせていただいておりません。 ◎鈴木 参考人 保育園を運営します社会福祉法人飛翔会の代表を務めています鈴木でございます。  きょうは、保育園が所在します町内会が中町三丁目でございまして、保育園の所在地は南大谷なんですけれども、その町内会長にかわりまして、町内会のほうからということでかわりに発言させていただきます。  保育園をつくるときに、当然警察署には、場所として市で認定をいただいてから建設するに至って、警察には道路事情が危険なものですから、何かできないかということで再三にわたって警察署にお話、相談をさせていただいております。 ◆藤田 委員 今回の請願内容、具体的に言うと、私も場所を確認させていただきましたけれども、横断歩道の設置に関して、信号もそうですけれども、警察署に要望されているということでよろしいんですか。 ◎鈴木 参考人 はい、要望はしております。物理的に道路がちょっと狭いといった事情もあるんですが、可能であれば、信号機、横断歩道、路側帯、ガードレール、また、車をよけるポールとか、あと、ちょっと所有が不明で、町田市が管理しているのり地、崖面があるんですね。現地を見ていただくとわかるんですけれども、そういったところを例えば削るなりなんなりして道幅を広げるということも、一応相談したこともございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆藤田 委員 この後、行政のほうにも確認しますけれども、最後にいたします。  通常、私のほうは地域としては小山なんですが、これは小学校でありますけれども、通学路において、やはり横断歩道の近辺も、巻き込みも含めて大変危険な状況ということで、そこで今要望させていただいているんです。これは、市のほうにはできることはやっていただきますけれども、この要望事項については警察署、そしてもっと言えば警察署の本庁判断になるんですね。  ですので、市に要望するのではなくて、まずは先日も町田警察署の交通課に、PTA会長、学校の校長先生、そして地域の町内会長とともに、改めてこのような要望書を警察署に提出させていただいて、今度、本庁でその箇所を見て判断していただくということなんです。  誤解がないように言っておきますけれども、これを早く実現するためには、まずは警察に同じような要望に行って、そして本庁確認も含めて進めていく内容であります。幾ら市に提出しても、なかなかそこは市で判断もできないですし、ここのところに例えば横断歩道を設置する場合についても、本庁の許可、警察署の許可がなければ、市では幾らやろうと思ってもできない状況にあるんですね。  ですので、改めてここは質疑というよりも、言ってみれば、この請願の提出先というか、警察署にまずは行って、そして努力をしていただくというのが必要だと思うんですけれども、改めて警察署に同じような要望をぜひしていただきたいと思うんですけれども、その辺、いかがですか。 ◎近間 参考人 貴重なアドバイスありがとうございます。ぜひとも警察署に提出して、同活動を継続してまいりたいと思います。  ですが、今回質疑をいただきましたとおり、危機管理という意味では、その危険度を十分認識していただいていると思います。私に関しては個人ですので、特に市のご協力をいただきたいと思っております。であれば、それがあってこその即時実現というふうに考えておりますので、ぜひともご協力いただきたいと思っております。としたときのご協力いただける方というのを、できればアサイン等、極論ですけれども、アサインいただければ大変助かるのですが、いかがでしょうか。 ○委員長 質疑はできないことになっておりますので、申しわけございません。 ◎近間 参考人 承知しました。 ◆細野 委員 陳述ありがとうございました。  保育園の今の状況について改めて確認をさせていただきたいんですが、今できて2年目、この4月に2年目を迎えた新しい保育園ということで、まだ通われている児童も全部定員を満たしているわけではないということでお話がありましたが、現状の人数と定員がフルになると、何年ぐらいをめどに何人になるのかという点。
     それから、登降園の際、お父さん、お母さんが連れてこられる朝の危険性というのは本当に高いと思います。私も見せていただきましたけれども、ただでさえ交通量が多いですし、スロープがあって、しかもカーブという、その先にあるということでは本当に危険な場所にあるというのは誰が見ても認識できるなというふうに思いました。  そういう中で園の活動として、やはり園庭で十分でない場合には散歩なども、結構小さい時期にたくさんの経験をさせたいということで、保育園側が、保母さんたちが連れてお散歩などにも出かけると思うんですが、今どのような形で行っていらっしゃるんでしょうか。 ◎鈴木 参考人 2019年度、今年度の保育園の定員は80名でございまして、今在籍しておりますのが73名です。そのうち、この中町、また南大谷に住所を設けている保護者は40世帯です。半分以上ということですね。来年度、また2020年度においては定員数がふえますので、90名に変わってまいります。最終的には、2021年度に96名の最終定員を予定しております。  日々の活動なんですけれども、危険な箇所を避けて、ちょうど保育園の裏側からも出入りするところがありますので、近隣の方のご配慮をいただきながら、裏側からお散歩に回ったりというような活動で、周辺の自然を楽しんでお散歩の活動をしております。 ◆新井 委員 陳述ありがとうございます。  行政、市役所も市議会も警察も一体となって、地域で子どもたちを守ってほしいという意思が大変伝わってまいりましたし、この請願が通れば、市議会としても同じ方向だよということを警察に伝えることもできるので、非常に意義のある請願だなというふうに感じているところでございます。  この請願の本文に、信号や横断歩道等と書いてあるんですね。ということは、信号、横断歩道もそうだし、それ以外にも幾つかの選択肢があるのかなというふうに受け取れたんですが、もし何か想定されているものがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎近間 参考人 全てを含んでおります。要は、危険を回避するための施策、方策の起案に関しては、それなりの専門家に検討していただきたいという意味を含めております。 ◆山下 委員 きょうはありがとうございます。  大変危険な場所ということで聞いております。それで私もここを通ったことがありますけれども、例えば具体的に専門家に判断してもらいたいというお話を今聞いたんですけれども、いろんな場所を多分見られていることがあると思うんですが、今の警察の交通規制の関係の信号であったり横断歩道以外に、こういったものはどうなのかという声がもしあれば、この場でお聞かせいただければと思うんです。 ◎近間 参考人 あくまでこれはコミュニティーの声ですが、具体案としては信号の声が上がっております。 ◆山下 委員 わかりました。  では、先ほどの質疑の中で、警察に当初から要望されているということでありましたけれども、道路行政にしても、交通行政にしても、恐らく一方で円滑な交通の車の移動というんですか、そういったことも行政上含まれていますので、常に安全対策の1つの矛盾する部分を抱えているかと思うんです。  そういった意味では今、世の中の環境が、これほど運転手のほうに起因する事故がふえているということであれば、より環境としては事故が起きない環境づくり、そういったことをつくっていかなきゃいけないというふうに今の認識というのは変わってきているかと思うんですけれども、そういう意味では、直近の段階で改めて警察のほうに要望を出されているのかどうか、あるいは市のほうにも直近の段階で、今回の請願というものは1つありますけれども、例えば現場の視察をしてもらうとか、町内会の人、あるいは保護者の方、あるいは園の人たちが立ち会って、そういう警察への要望、市のほうに調整してもらってというケースもあるかと思うんですけれども、そういう場を持たれているのかどうか確認をしたいんです。 ◎鈴木 参考人 開園する前に町田市、保育・幼稚園課、いろいろご相談、また道路管理課とも相談させていただいておりましたが、その後、特に具体的な申請なりというのは現在は行っていません。相談の段階でとどめられていますので、これを機会に今後、申請なり陳述なり、いろんな形で活動できればなと考えています。 ◆山下 委員 今、藤田委員も言われましたけれども、具体的に国とか東京都のほうから点検をしていくとか、そういう指示も当然出ている中ですので、これまで以上に安全対策を講じていくという重みといったものは大きくなっているかと思いますし、園のお散歩ルートとか、取り巻く環境についても、具体的に点検していくんだという流れがありますので、そういう意味では改めて保護者の声も含めて、そういう現場を持っていただくということをしていただくということを確認させてもらって、質疑を終えたいと思うんです。 ◎鈴木 参考人 道路の交通量が多く、道も狭いといった事情もあるんですけれども、ごらんになっていない方はぜひ現場を見ていただいて、とにかく子どもは私たちの宝ですから、どういう形であるにしろ、とにかくできることをやっていきたいなと思っていますので、ぜひご協力をお願いしたいなと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者近間洋介さんと鈴木雅人さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者近間洋介さんと鈴木雅人さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、皆様のご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前10時25分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時26分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎道路部長 それでは、請願第8号 まちっこ保育園前の登降園路に安全対策を求める請願の願意の実現性、妥当性についてご説明申し上げます。  本件につきましては、まちっこ保育園前の道路であります市道町田128号線への信号機や横断歩道等の交通安全対策を求めることについての請願であると受けとめております。  詳細につきましては、担当より説明をさせていただきます。 ◎道路管理課長 それでは、請願第8号 まちっこ保育園前の登降園路に安全対策を求める請願の願意の実現性、妥当性についてお答え申し上げます。  信号機及び横断歩道につきましては、道路交通法第4条第1項に基づき、公安委員会が設置するものです。したがいまして、今回の請願項目にある「信号・横断歩道による」安全対策につきましては、願意に添うことはできませんが、今回いただいた請願の内容を公安委員会に申し伝えます。  路側帯につきましては、道路交通法第4条第1項に基づき、公安委員会が設置することになっていますが、道路交通法第2条第2項において、道路管理者が設置した車道外側線を路側帯とみなすとしていることから、公安委員会の意見を聞いた上で町田市が設置することも可能です。  町田市で路側帯を設置する際は、まず、地域の総意として、要望書を提出していただきます。要望書を提出いただいた後、要望箇所の幅員や車両及び歩行者の通行、その他の交通規制上、問題がないかどうか、警察署、警視庁を介して公安委員会に意見を求めます。  当該箇所につきましては、5月22日に町内会長から要望書をご提出いただきました。それを受けて警視庁に意見を求めたところ、当該箇所は設置できる路側帯の幅員が狭いことや、路側帯の設置によって車道の幅員が狭くなり、路線バス等の公共交通の通行にも支障が出ることが懸念されることから、警視庁としては設置には慎重な検討が必要であるとの見解です。  今月末に警視庁と町田市で現地で実査を行う予定となっておりますので、その結果を踏まえて対応を検討いたしたいと考えております。実査の結果、設置について問題がないかどうか確認しましたら、路側帯の設置によって生じる車両の駐停車方法等の交通規制の変更について、沿道住民への周知を行い、全ての方の承諾がとれましたら施工を行います。  しかし、実査の結果、路側帯の設置には適さないと判断された場合は、町田市としても路側帯の設置を行うことはできません。  以上をもちまして、願意に対する回答とさせていただきます。  ご審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆戸塚 委員 何点か確認させていただきたいと思いますけれども、先ほどの願意の実現性の説明のところで、既に保育園側と町内会側で要望書が提出されているということで、警察のほうにもかけ合っているという話でしたが、そこで出た慎重な検討と言われておりましたけれども、そこの部分はどういうことなんでしょうか。慎重な検討というのは、どういうことが考えられるということなんでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 例えば路側帯なんですけれども、75センチ以上が推奨されております。路側帯の幅が75センチとれない場合は、50センチから75センチの間で設置は可能なんですけれども、当該箇所に設けようと思った場合、車両の通行も考えますと、なかなか75センチの設置が難しいというところがございます。そういったところから慎重な検討ということで、今、警視庁から意見をいただいているところです。 ◆戸塚 委員 では、今の話だと、50センチから75センチの間であれば、最悪いいですよということなんですかね。ということは、今回の場合、75センチは無理だけれども、50センチの路側帯であれば可能だよと、そういった警察の見解だということなんでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 基準上は、言われるように50センチから75センチというのがございます。ですけれども、実際、最終的な判断は、当該道路の交通の状況、例えば大型車がどのぐらい通っている場所なのかとか、今回の路線に関してはバスも通る路線になっておりますけれども、その辺も踏まえまして、現地で実査、実際に現地を確認して判断するということになります。 ◆戸塚 委員 そうすると、今回の場合、町内会から地域要望として路側帯をつけていただきたいという要望が出ていらっしゃいますよね。それによって町田市から警察に要望を出されたというか、検討していただきたいというところで、その結果としては、50センチならいいですよとはまだ言われていない検討段階だというところでいいんですか。そこの確認だけさせてもらいたいんですけれども。 ◎道路管理課担当課長 まだ結論には至っていないです。そのために、6月末に警視庁と町田警察署、そして町田市の3者で現地で実査を行います。 ◆戸塚 委員 わかりました。  もう1点確認したいのが、今回、昨年4月にまちっこ保育園が開園されたんですけれども、開園するに当たりまして、当然ですけれども、この道路環境の中で保育園を建てるというところで、恐らく交通安全の観点からいろいろ多分意見が出たり議論されたと思うんですけれども、その辺はどういうことになっていたんでしょうか。 ◎子育て推進課長 昨年4月に開園するに当たりまして、その前に保育所の整備に当たっては選考を行いました。その選考委員会の中で、選考に当たって通園児の安全確保等に関して対策を事業者に講じていただくというような意見がつきました。いわゆる附帯意見がつきました。具体的な内容としては、例えば信号機の設置だとかも含めて、安全対策を講じていただくというような附帯意見がついているところでございます。 ◆戸塚 委員 当然、あの環境で建てるとなると、私も現地を見たことがありますけれども、保育園から出てすぐあの道路なので、しかも路側帯もないということで、危険なのは危険だと私も思うんですけれども、それを承知で建てる中で、今言ったような信号機とか横断歩道とか、そういった対策をしていただきたいというのは恐らく出ていたんじゃないかなと思っていました。  今、信号機等の対策をとっていただきたいということで、附帯意見が出たということで言われておりましたけれども、実際あけてみたら慎重な検討が必要だということになっているんですけれども、この附帯意見の重みというのはどういったものになるんでしょうか。それは市として建てることを許可したわけですから、ある程度市のほうで重く受けとめて対策をとらないといけないというものなんでしょうか。 ◎子育て推進課長 附帯意見の内容に関して訂正をさせていただきます。  まず、選考委員会の中で何らかの安全対策が必要であろうということでお話がございました。それに対して、法人側から具体的な安全対策、こういうふうな安全対策をとるというような内容として信号機の設置等の申し出がありました。  それを受けて、選考委員会のほうで附帯意見として、整備計画段階及び開園後の運営において、通園の際の園児の安全確保及び送迎車による交通の妨げに対し、さらに十分な対策を講じることというような意見をつけさせていただいております。  附帯意見の中には、具体的な内容は含まれていないんですけれども、事業者から、こういうような対策をさせていただきますというような話を受けて、今のような附帯意見をつけさせていただいているということでございます。 ◆戸塚 委員 最後にしますけれども、その附帯意見がつけられて設立されたわけですので、当然市のほうとしても重く受けとめないといけない事項だと思っておりまして、そういった意味では、今回請願が出されておりますけれども、この間、市と法人と協力体制をしいて警察に何か附帯意見の安全対策について要望したり、そういったことというのはされてきたんでしょうか。 ◎子育て推進課長 これを受けまして、実際に2018年4月に開園されたんですけれども、その後も安全対策に向けての関係機関への事業者からの要望に関して、さまざまな形でご相談させていただいている、対応させていただいているところでございます。 ◆戸塚 委員 済みません。今回の請願が出されたということは、結果として今のところはその対応が実を結んでいませんよということでよろしいんですか。 ◎子育て推進課長 さまざまな形で開園後の運営においても、その対策をとっていただくというようなところで、事業者のほうのご要望にいろいろな形でご相談に乗らせていただいているところでございます。あとは現状の環境、例えば正面以外のところの出入りも含めて対応が可能かどうかといったところは確認が必要かなというふうに考えております。 ◆藤田 委員 先ほど願意の実現性の答弁の中で、最後のほうに5月22日に町内会長から要望書を提出いただいた。一部ご説明がございましたけれども、改めて具体的な項目として町内会から提出されている要望の内容を確認させていただきたいと思います。 ◎道路管理課担当課長 要望の内容というのが、路側帯を設け、歩行者の安全を確保するとともに、自動車運転者の歩行者への意識を高めていただきたいというような内容になっております。 ◆藤田 委員 そうしましたら、町内会から提出された内容の中に、今回は、先ほど請願者も言っていましたけれども、横断歩道等を設置していただきたいということであります。その他のとれる対策というのは、市も積極的にやっていただいていると思うんですが、その中に横断歩道の設置と信号機の設置、町内会の要望の中にあったのかどうなのか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎道路管理課担当課長 5月にいただいた要望書の中には、信号機、あと横断歩道について書かれておりません。 ◆藤田 委員 そうしましたら、市に町内会から、今回、請願という形では来ましたけれども、具体的にその箇所に安全確認のために信号機、横断歩道を設置してくださいという要望は上がっていないということでよろしいんですか。 ◎道路管理課担当課長 何度もご説明しているように、横断歩道は基本的には公安委員会が設置するものになっておりまして、横断歩道を設置するに当たってといったお話の中で、路側帯を設けてくれないかということで要望はいただいております。結局、横断歩道というのは歩道と歩道、車道を渡るものといったところで、横断歩道を設置するので路側帯を設置してもらえないかという要望はいただいております。 ◆藤田 委員 具体的な内容というよりも、市に通常住民の方から、先ほどあったとおりに、どこにどうお願いをすればいいのかも含めて、市民の人たちは通常要望するときにわからないわけですよね。そこの整理の中で、我々も横断歩道を設置してくださいと地域から要望があった場合に、我々を間に挟めば、市にもお願いをして、そのときに市からも当然警察署には要望に基づいて要望しますけれども、おっしゃるように、これはあくまでも公安委員会のことなので、通常の町内会・自治会連合会の市政懇談会でもそうなんですけれども、町内会、要望者からも、ぜひそこのところは警察に切実なことも含めてお訴えをしてください、要望してくださいという指導というか、そうして並行してやっていくという手法になるんです。  ですから、先ほど確認したのは、市に横断歩道や信号機を設置してくださいという要望が正式に上がっているならば、市でも、そういうお願いを、要望したところに、町内会とかにしてくださいというふうに指導しているはずなんですよ。そこを確認したいんです。 ◎道路管理課担当課長 今回、昨年から、まちっこ保育園のところの安全対策についてはご要望をいただいていたんですけれども、町内会の要望が出されたのは、今まで保育園の事業者の方といろいろ調整をさせていただいておりまして、今回、町内会からもご要望をいただきましたので、きちんと役割分担といいますか、その辺については町内会にご説明をさせていただこうと思います。 ◆藤田 委員 そこのところだと思うんですね。それで、先ほど今月末に本庁から現場に来ていただけるということですよね。そのときに、町内会、できれば請願を上げた保護者の方々、そして保育園の方々も一緒に立ち会って、そこで、その前に要望も含めて警察署に行って、請願の内容を警察署にも町内会なりから言っていただいて、そして何ができるか、専門的な立場で本庁の人がここの安全対策というのはベストということの判断をすると思うんですね。  さっき課長が今のところ、こういう内容で来ているということですけれども、あくまでも、それが妥当かどうかも含めて、本庁で判断して専門的な立場から安全対策をとって、それで保護者とか町内会だとか保育園の方々と一致して、この安全対策をとりましょうという流れになると思うんですよ。  だから、そういう意味でさっき請願項目の願意に沿うことはと、そういうふうに答弁せざるを得ないというか、道路交通法の問題なので、ここのところは警察を無視してできないという意味だと思うんですよね。なので、そういう投げかけを市も、請願者の方々にも、さっき質疑があって、我々は答えられないので、そういう流れをともにやって、この実現を図っていきましょうと。  だから、言ってみれば、請願の願意に沿えるか沿えないかじゃなくて、一日も早くそこの安全対策をとるためには、どうしたらいいかというご回答を早急に町内会なりに言っていただきたいと思うんです。それで、町内会の人たちにも、要望があったところにも、ぜひ今月末までに来るまでの間に、警察に同じような要望を上げてほしい。  できれば、保護者の方とかみんなで、小学校のときは校長先生だとか、PTA会長とか地域の町内会長とかと一緒に、切実な思いを我々もいつも都議を挟んだりしながらお願いをしているところでありますけれども、そういう動きをしてくださいというのを一日も早く、この請願云々よりもお伝えするということが大事だと思うんですけれども、そこのところはどうですか。 ◎道路管理課担当課長 この安全対策について、早急に市でも行動に移るということと、委員が言われたように、実査のときに地域の方も一緒に行えるかどうかというところについても、町田警察署と調整をさせていただければと思います。 ◎道路部長 今、委員からお話があったとおり、結構この請願の重みがあると思うんですね。この重みをぜひ警察のほうに伝えていきたいというふうに思います。 ◆三遊亭 委員 私も、あそこはかなりの危険箇所だと認識しているものなんですが、ですから、路側帯の設置に向けては鋭意ご努力を続けていただきたいんです。  先ほど意見陳述をされた鈴木さんもご指摘されていらっしゃいましたけれども、当該箇所には民地があって、町田市としてそこの位置指定道路を買収して、行く行くは歩道の拡幅に当たるといったような方途も探れるんではないかと思うんですが、それに関してはいかがでしょうか。 ◎道路政策課長 意見として出された拡幅について、具体的な検討を今まで行っている状況ではございませんので、そういったことは可能かどうかというのは現場の状況なども確認していきたいと思います。 ◆三遊亭 委員 検討していないということですので、ぜひ検討課題に挙げていただいて、実現すればベストなんですけれども、それに向けて町田市もご努力していただければありがたいということでございます。 ◆新井 委員 まず、都市計画道路がありますよね。計画、裏側というか、それはこの保育園からどれぐらいの位置になるんですかね。 ◎道路整備課長 都市計画道路が裏にありますけれども、こちらは隣接しております。 ◆新井 委員 もちろん、優先度的には中町一丁目からずっと行く道だと思うので、間に住宅があるので厳しいとは思うんですけれども、例えばここの部分だけでも先に整備をするという形をとれれば、道路の幅がとれますし、なおかつ歩道も、恐らく信号の近くのところにつくんですよね。そうなれば、信号で横断歩道を渡って、都市計画道路のところで太い道路を、歩道部分を歩いて、要は保育園の裏側に大きい入り口がもしできれば、安全を確保できるという考え方があるんじゃないかと思うんですけれども、そのあたりはどうでしょうか。 ◎道路整備課長 都市計画道路はあるんですけれども、今のところ、まだ事業化もされておりませんし、少し時間がかかってしまうかと思います。今、その都市計画道路につきましては、道路整備課で計画道路用地として管理しております。実際に単管パイプで囲ってはいるんですけれども、少し保育園側から通れるように、そこは道ができておりますので、そういった形で現在も公道のほうに行けるような形にはなっております。 ◆新井 委員 その公道のほうにというのは、裏側の細いほうの道路ということでいいんですかね。 ◎道路整備課長 はい、裏側にございます生活道路のほうに行けるようにはなっております。 ◆新井 委員 今、話が出ている歩道をつくるという話は、自動車整備工場のあっちのほうにおりていくことを想定しているということでいいんですかね。保育園のところから自動車整備工場側におりて、途中ちょっと擁壁があって、建物の駐車場があって、その道路用地に当たるところを想定しているということでいいんですかね。 ◎道路管理課長 今言われた保育園の前側のところに歩道敷の50センチから75センチぐらいのものを設置できないかということのお話をいただいております。 ◆新井 委員 例えば、自動車の整備工場側におりていくような歩道というのは、整備は難しいんですかね。そのあたりの用地をちょっと買収していって、ガードレールをつけて道路用地の鉄柵で囲ってあるところから横断歩道までという考え方だと、歩道を、今ある横断歩道を渡ったところから、もしかしたらつくれないのかなという可能性も考えてみたいということなんですけれども、そのあたりはどうなんでしょうか。 ◎道路政策課長 ただいま道路整備課長が申し上げました都計道の用地というのは、保育園の裏側の生活道路に隣接している部分の用地のことを説明したものです。そちらからのアクセスは比較的安全にできるかと思うのですが、正面側の道路の拡幅につきましては、先ほど三遊亭委員からお話もありましたとおり、検討等についてはこれまではされていませんので、これから確認していくというような状況になるかと思われます。 ◆新井 委員 確認ができていないのはあるんですが、可能性としては、そこはできる可能性もあるということで進んでいるということでいいんですかね。 ◎道路部長 現道のバス通りを拡幅する計画はございません。あくまで都市計画道路として整備することで考えております。ただ、その都市計画道路も、今行われています第四次事業化計画にも入っておりませんので、まだ相当先にはなってしまうんですが、現状では現道を拡幅するという計画にはなっておりません。 ◆新井 委員 こういう話を受けて、確かに保育所が足りていない。なので保育所はつくりました。つくったけれども、安全対策ができていない。それを受けて、例えば計画を早める、もしくは一部だけ先にということは可能なんでしょうか。 ◎道路政策課長 基本的には、都市計画道路の整備というところになりますと、優先整備路線から事業の認可を受けて行っていくことになりますので、都市計画道路の整備を部分的にというのはなかなか難しいというふうには現在のところ捉えております。 ◆新井 委員 お話があったとおり、基本的にはということだと思うんですね。今回、事情が違うということが、どうやったらできるかだと思うんですよ。そこの安全を確保してほしいという話なので、それをどうやったらできるかを基本、原理原則に当てはめてしまえば、結局いつになるかわからない道路整備まで待てという話になってしまうわけですから、それをいかに早くできるか、部分的にもできるかというところを、技術的にどうやればできるのかというところを探していくところに今回のポイントがあるんじゃないかなというふうに率直に感じたんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎道路部長 先ほども話が出ているんですけれども、裏方の都市計画道路用地のところに今、保育園につながっている通路があるわけなんですね。こちらの道路をこれからもさらに活用していただいて、裏の生活道路に出ていただく、こちらをメーンでこれからやっていただければ、我々としてはありがたいなと考えております。今、その道路についても舗装等もされていないようなので、今後、そこの通路について舗装などを考えていきたいと考えております。 ◆新井 委員 生活道路は、車道と歩道は分かれていないし、そこは普通に車も通るわけですよね。なので、もちろん通行量は多くないにしろ、そこに安全確保がという話になったときに、誰がどう保障するのかというのが見えてこないんですけれども、だって安全を求めているんですよね。  どう安全を担保するんですか、やっぱり歩道があって、ガードレールがあって、だから通ったときに安心ですというのを、要は生活道路を通ってくれと言われて、生活道路も車が通りますと言ったら、何も言えないじゃないですか。そこだと思うんですよ。そこをどう安全を担保した、だから、皆さん安心してくださいと言えるものが何なのかを、ここでみんなで考えて実行しなきゃいけないんじゃないですかね。どうですか。 ◎道路政策課長 保育園に通われている方、今現在も通われている方がいらっしゃるわけですので、先ほど信号設置ですとか横断歩道設置の働きかけですとか、外側線の設置というところを早急に実現に向けて関係機関とともに話を進めていきたいと考えております。
     また、その他の方策についても、現実的な手法を、何ができるかどうかというのは考えてまいりたいと思います。 ◆細野 委員 最大限できることということで担当部も受けとめてくださっているなというのはお話を伺いながら思うんですけれども、これまできちんと市に対して、この安全対策を求めるというのは、これまでは子育て推進課、保育・幼稚園課を通してお願いしていたということでなんでしょうか。去年1年は相談に乗っていたということなんですが、そこで相談に乗って検討されていたこと、あと、実際に交通安全ということで道路部に伝えていることというのはどういうことなんでしょうか。 ◎子育て推進課長 今回の話題になっております路側帯の設置も含めて、安全対策に関して、先ほどお話をしました選定のときの附帯意見に基づいて、事業者さんがご相談に来られたときに、道路部のほうとあわせてご相談をさせていただいているということでございます。 ◆細野 委員 そうしましたら、保育園のほうからのご相談は受けて道路部にはつなげていたけれども、保育園だけということで、ここまで詰めて公安委員会のほうに求めるというところまでは行かなかったというところなんでしょうか。新設して1年たって、今初めてというところで、その動きを始めたのはいつごろなのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎子育て推進課長 実際に安全対策に関しての動き、ご相談というのは開園前の段階から、こちらでご相談を受けながら、各関係部署にもおつなぎしているという状況でございます。 ◆細野 委員 そういう中で、やっぱり町内会が絡んでということで動きが早まったというか、具体的に路側帯をつくるという動きになってきたということなんでしょうか。担当のほうは、ことし、間もなくこれから一緒に話し合いを始めるということ、実地をするということなんですが、その辺の動きについては、これまでのことなんですけれども、確認させてください。 ◎道路管理課長 こちらの要望については、一番最初が2018年の2月8日に、このようなお話がありまして、粛々と担当レベルでお話はさせていただきました。  ことしに入って5月22日に正式に町内会長から、路側帯、外側線、そういったものが提出されたということで、そこに至る間には警察との協議はさせてはいただいておりましたけれども、今回、本当の実査に入りますので、これが本庁から来ていただいての実査項目になって、そこから公安委員会に上げて、どういうような判断になるかというのは今後そちらを聞きながら、または要望者の方とも調整をしていきたいと考えております。 ◆細野 委員 済みません、何度も説明をしていただいてありがとうございます。  路側帯が必要だということは認めていたけれども、ここまで来るのに1年かかったということで、ずっと努力されていたということは受けとめました。  子どもたちの命をどう守るか、また、そこを通られる皆さんの安全をどう確保するか。今ますますその重要性というか、確認されているので、そういう意味では実現に向けて本当に努力していただいていると思いますし、そういう意味では警視庁のほうも、本庁のほうにもしっかりと伝えていただきたいと思うんです。  それとあわせて町田市でできることということで、路側帯がその最たるものだということで動いているんですけれども、それ以外の安全策というんですか、注意喚起とか看板とか、あるいはカラー舗装が適しているのかどうか、そうしたことは検討はされたんでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 今は路側帯の設置に向けて調整をしているところでございます。 ◆細野 委員 今後、信号機、横断歩道につなげていくための路側帯を最優先でということで今動いていらっしゃるというところで受けとめました。本当に早急にそういう方向に動いていっていただきたいなと思いますし、警視庁が理解をしていただいて、そういう方向に公安委員会の理解も進めていただきたいと思います。  それから、もう1つなんですけれども、今、この道路を拡幅するために擁壁を削ってというお話が先ほど陳述人の方からあったんですが、それについては今回初めて聞いた課題だということなんでしょうか。 ◎道路部長 その辺の擁壁を削ってどうこうというのは初めて伺いました。 ◆細野 委員 別件の問題については、今回の請願の中にも触れていませんし、そうした要望が出されれば、また改めて正式に検討していただけるんでしょうか。 ◎道路部長 結局、歩道というのも連続してできないと意味がないわけですね。例えば、のり面があって、そこの部分だけ広げても、それでは歩道として用は足しませんので、その辺は全体の状況を見ながら、できるかどうかという検討をしていくような形になろうかと思います。 ◆細野 委員 それも含めて、道路の状況を見るとなかなか難しいとは思いますが、検討もこれからしていただくということでよろしいんでしょうか。 ◎道路政策課長 先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、そういったものも含めまして、まずは近々にできるところから始めて、具体的なものから実現していきたいと思っております。 ◆山下 委員 請願の重みを重く受けとめるという意味でなんですけれども、大津の事故を受けて、園を取り巻く交通環境、特にお散歩ルートとかについてはしっかり点検をしていくというようなことが東京都からも出ているかと思うんです。国からも、そういった話というのはあったと思うんです。  町田市としては、そういう声を受けて具体的なチェックというんですか、点検をしていく、作業を行うというのは本会議でもあったかと思うんですけれども、そういう意味ではここの園については、具体的に今後の作業としてなのか、これまでの作業としてなのか、そういう意味でのチェックが入っているのかどうか。また、その作業はどういうことをされるのか確認をしたいんです。 ◎保育・幼稚園課長 今、委員からいただきました件ですけれども、本会議でもご答弁させていただいているところでございますが、基本的には保育指針の中では、保育園のほうにまずは行っていただくというところでございました。  ただ、今回の非常に大きな痛ましい事故が発生したことに伴いまして、法人立の保育園の園長会、それから私立幼稚園の園長会に、町田警察署の交通課長から講話をいただきまして、あと、チェックポイントというところのお話をさせていただきました。  それにあわせて、そのチェックポイントに沿いながら、各園は本当に日ごろから十分に園児の皆さんの安全を最優先に考えて取り組んではいただいているんですけれども、再確認をいただいて、そこの危険と思われる、あるいは今回のところも含めてだと思いますけれども、まずは連絡が欲しいというようなお願いをさせていただいたところでございます。それを踏まえて、今回できるところからというところもあるかと思うんですけれども、具体的なところに進めていくところになるのではないかと思っております。 ◆山下 委員 連絡が欲しいというのは、園から子ども生活部というか、そちらの部署に連絡が欲しいという意味なんですか。 ◎保育・幼稚園課長 交通安全管理者となると警察になるので、園から直接警察にいただきたいということで、具体的に例えばここがというところがあれば、写真をいただければというところもありますし、それから地図、マップなんかも添付いただけるとありがたいということでお話をいただいたところです。 ◆山下 委員 そういう意味では、市のほうでは、その作業の中で受けとめているものはないということなんですかね。受けとめる部分というのはないということなんですか。もしくはここの保育園の部分で言えば、こういう作業としてあったということがあれば確認したいんです。 ◎保育・幼稚園課長 市としましては、今回のことも受けまして、関係各所、防災安全部、道路部、それから子ども生活部で打ち合わせをさせていただいて、今後の方向性につきましては、またそこでそういう情報を何らかの形で集約できるものを、今後ちょっと進めていければなというところで考えているところでございます。 ◆山下 委員 子ども行政の部分からも、後押しするということも当然必要なんじゃないかと思うんですが、その点について今、情報共有していくという話がありましたけれども、そういう認識があるのかどうか確認をさせてもらいたいんです。 ◎保育・幼稚園課長 子ども行政のほうでも、そういう形で情報連携を含めて進めていかれればと思っております。 ◆松岡 委員 最後に1つだけ確認させていただきたいと思います。  先ほどからの請願者のお気持ちとして、このまちっこ保育園が大津市の二の舞になることだけは絶対に避けたいということがもうひしひしと伝わってまいりました。  そのためにも、子どもの安全安心対策を、我が会派の藤田委員から、そのための第1課題は緊急対策として、まず信号と横断歩道の設置を急ぐということだと思うんですね。それが公安委員会の管轄であるけれども、これからも今後、行政側がしっかりと要望者に寄り添っていただくということでよろしいでしょうか、それを再確認させていただきたいと思います。 ◎道路部長 はい、その考えでおります。 ◆松岡 委員 しっかりよろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。  ご発言があれば、お願いいたします。 ◆藤田 委員 我々の行政とも一致している、請願者とも一致しているのは、この請願の願意の実現性を問うか問わないか、いろいろ意見が出ましたけれども、ここはこうあるべきじゃないかということよりも、一日でも早くそこの安全対策をとる。  請願者からも出ている、先ほど松岡委員が最後に確認しましたけれども、緊急に警察と連携をとって、請願者からも警察に要望をいち早くやっていただいて、そして僕は鍵を握るのは、ここでいろんなやりとりがありましたけれども、やっぱり本庁から現場に来る重みですよね。そこに市も、我々もそうで、地域の議員を中心に、そこのところはしっかりとお訴えするべきこと、そしてご指導いただくこと。歩道の設置に関しては、距離とかいろいろ聞いています。そういったところも、ならばどういう対策ができるのか。とにかく今月末に行われる、本庁が来ていただくところに、どう対策を訴えていくかということが一番重要だというふうに思うんです。  そういう意味においては、ここで請願の趣旨をどうするかではなくて、本庁が来ていただける現場立ち会いに、まずは全てをかけるという意味で、この請願は継続をして、本庁立ち会いの結果を待つべきであるというふうに思います。もしかしたら継続している間に、その動きをすれば、早急に解決されるかもしれないです。  そういう意味で、本庁にかける意味で、今回の請願については前向きな意味で継続を僕は提案させていただきたいと思います。 ◆山下 委員 今、藤田委員から話がありましたけれども、とにかく安全対策が早急にできるかどうかということが一番大きなポイントだと思いますし、あとは本庁が来たときにどうなのかということになると思います。  そういう意味では、本庁が判断をしていくという一定の作業は当然のことながらすると思いますので、その際に例えば周辺の町内会、単一の町内会でいいのか、あるいは関係している周辺の道路状況、交通状況を見たときに、このエリアまでの声もきちっと拾っておくとか、そういう点検を、できる限りのことをやって、そういう作業して本庁が来るときにかけるというようなことはやっぱり必要だと思うんですね。  そういう意味では、今回、その作業も含めてやる中で判断をしていくというんですか、そういう作業をしていくという前提で私も継続をして見守りたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午前11時15分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時18分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆藤田 委員 本請願に関しましては、意見が、行政もみんな思いが一致しているところは、とにかく一日も早く安全対策をしなければいけないというところで一致しております。  あとは手法の中でのやりとりだと思いますが、私は、この請願の上げられている願意を一日も早く実現するために、先ほど行政から答弁がありましたけれども、今度、本庁から今月末に来るときに、そこに我々の思いも含めて、請願者の思いも含めて集中をして、本庁が来るときのやりとりを見守って、そして判断に基づいて一日も早く実現していくほうを、請願の是非を問うよりも、そちらのほうをとりたいということで継続をお諮りさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 お聞き及びのとおり、継続審査にすべきであるとの意見がありますので、お諮りいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって本件は継続審査とすることに決しました。  休憩いたします。              午前11時20分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時21分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第53号議案 ○委員長 第53号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第53号議案 南町田駅北口広場バスシェルター設置工事請負契約についてご説明いたします。  本議案は、南町田駅周辺地区拠点整備基本方針に基づき、主にバス利用者の利便性の向上を図ることを目的として、バス乗降場等の屋根を設置する工事請負契約を締結するものでございます。  工事内容につきましては、鉄骨造の屋根の新設工事を行います。概要といたしましては総面積716.7平方メートル、全長174.8メートル、幅2.2メートルから8.5メートルでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 当初の予算でこの整備予算がついたと思うんですけれども、予算と比較して、この契約の費用が1億円ほど下がっているんですが、その理由というか、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎廣瀬 道路整備課担当課長 予定価格でございますが、2億4,300万円であったところ、落札額が2億1,900万円ということで、90%の落札比率ということになっております。 ◆細野 委員 当初3月の予算ではなくて、予定価格ではということで、妥当なラインかなというあたりかなと受けとめました。  今、落札比率90%ということでしたが、今回も2者ですけれども、同額の入札に参加する業者がいましたが、その辺の工夫というか、その辺については、契約のほうになるとは思うんですけれども、いかがでしょうか。もし改善方向があれば、お示しいただきたいと思います。 ◎契約課長 確かに、今回、予定価格に対して90%ということで、2者によるくじ引きで落札をしております。くじ引きに至ったということではありますが、後ほどもらいます内訳書を見ましても、それぞれが積算をして、それぞれの違う金額でそういうふうになっておりますので、私どもとしては、結果的にくじ引きとはなっておりますけれども、適正な入札が行われたものというふうには判断しております。 ◆細野 委員 了解しました。今後、入札の際には、そうした中身も点検しながらということで、確認していただけるということで、単に予定価格の90%ということで出しているわけではないというふうに受けとめました。  今回、市内業者が契約をすることになってよかったなと思っているんですが、特に今回の事業については地元業者とかということで限定しているわけではなく、一般競争入札なんでしょうか。 ◎契約課長 今回は、一般競争入札の参加資格要件として、もともと市内の単体企業による入札ということで行っております。  具体的には、市内に本店があるということ、町田市の建設工事等競争入札参加資格に申請の業種が建築工事で登録されているということ、建築工事業に係る特定建設工事業の許可を受けているということ、それから2008年4月1日以降に完了した工事のうち、3分の1以上の完工実績を有しているということで入札参加を求めました。 ◆細野 委員 ついでにもう1点、こうした市内業者に限定して入札を行う場合と、一般的にそうした指定をしないで行う場合、その辺の差というのはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎契約課長 基本的には、なるべく市内の業者、これは市内業者の育成ということと市内経済の活性化ということを市としても考えておりますので、市内業者の方々の中で入札を行うという基本姿勢は持っております。  ただ、金額のすごく大きい工事案件になる場合には、なかなか市内の業者単体では難しいということもありますので、その場合はいわゆるJVという形で大企業と市内業者の方々と組んでやっていただく工事というのもございます。 ◎道路整備課長 先ほどの予算なんですけれども、このシェルター工事以外にサイン工事などもする予定になっておりまして、それも含めた形で予算はとっておりますので、済みません、そこだけ訂正をお願いいたします。 ◆三遊亭 委員 1点だけ確認なんですが、この議案概要だとよくわからないので伺うんですが、ベンチというのはどこかにつくんですか。 ◎道路整備課長 ベンチにつきましてはもう既についておりますので、今回の工事で設けることはございません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第53号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手)
    ○委員長 挙手全員であります。よって第53号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前11時29分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時32分 再開 ○委員長 再開いたします。 △請願第5号・請願第6号 ○委員長 請願第5号及び請願第6号を一括議題といたします。  請願第5号及び請願第6号の請願者から、意見陳述の申し出がございます。  お諮りいたします。本日、6月19日の本委員会に、請願第5号の参考人として請願者である近藤一秀さん、請願第6号の参考人として請願者である神藏孝さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前11時33分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時34分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、請願第5号の参考人として請願者である近藤一秀さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者近藤一秀さん、お願いいたします。 ◎近藤 参考人 近藤一秀と申します。よろしくお願いします。  1項目めについてです。現況、駅北側付近は東西に良好なる商業地が形成されているものの、計画されている町8・6・1歩行者道路は、駅西側への動線が全く確保されておらず、激変するであろうこの商業の状況に対し、西側の事業者は耐え切れないと考えております。  町田市は、基本方針のにぎわい回遊動線に関して重要と捉えるが、小田急電鉄に対し、この重要な趣旨を協議中で、電鉄も趣旨を十分に理解している旨、回答確認できるものの、締結済みである両者間の協定書、覚書には、この重要な種の一切は記載見られず、未来、小田急マルシェの建てかえにより道路ではない貫通路を封鎖された場合、動線に完全なる遮断面を設けることになり、良好なる現在状況を大きく破壊することとなります。  また、廃止予定の臨時改札付近は、夕刻、1号踏切にて線路を渡る人が西方向に帰宅する人でごった返し、その先は大蔵、金井、鶴川一丁目から三丁目と思われ、この方向に動線が全く確保されておりません。これでいいんでしょうか。  町田市は、本来、歳費の使い道につき、町田市の納税者の利便性を図る必要がありながら、これを全く無視し、行政区違いの納税者に一方的に便宜を供与するものとしか解釈できない計画を立て、これを行おうとしております。この状況は、町田市に住民票、商業登記を置く納税者の立場において全く看過できるものではございません。よって、1項目めに至りました。  2項目め、3項目めです。町田市は、バス、タクシーはタクシー広場に集約し、一般車は西口広場に集約させる方向で検討し、北口広場の入り口の一部を車両進入禁止とし、出口として左折の一方通行を計画しております。これは特に真光寺、広袴、三輪、鶴川一丁目から六丁目などより車で駅付近を利用する人々の利便性を激しく損ない、西側広場は車両の収容について飽和状態としか思われないこの状態で、一般車を西側の広場に集約させることなどできるのでありましょうか。  さらに、南側の予定広場に12メートルの幅員道路において車両が乗り入れる計画ですが、1号踏切をまたぐ道路の幅員は6メートルしかなく、通り抜け車両については、この道路を利用するか、現況最も危険だろうと思われる第2号踏切をまたぐしかございません。1号踏切をまたいだ場合は、西側広場に一般車と付近で合流し、周辺道路は一般車と通り抜け車両と商業地に乗り入れる車両がひしめき合い、大混乱になるでありましょう。  付近には病院も存在し、車椅子を利用する患者、いわゆる社会的弱者の方々の利用車両も存在します。これら全てが西側広場の周辺の道路に、まさに集約されるのであります。この状況は、基本方針の安全で便利な交通機能の強化のまさに逆であり、危険で不便な交通機能の劣化を推進し、さらに社会的な弱者を危険にさらす、まさに暴挙であります。これでいいんでしょうか。  4項目めに移ります。今申し上げた項目について、地権者として、鶴川商店会長として、町田市よりまともな情報提供は受けておりません。常に決定していないことであることを理由として、再三にわたる会長としての無償にて広報を行おうとする意思を一切無視し、図面や日程表を隠蔽、隠匿し、個別に相談すると称して部分的に異なる説明を繰り返し、さらに交通行政の協議相手方たる先をも隠蔽し、役所内の密室的な決定事項を町田市民に対して一方的に押しつけようとするものであります。よって、民意を反映する時間確保のために4項目に至りました。  皆様に申し上げたい。これでいいのでありましょうか。初心に立ち返り、我々町田市民のために、この暴挙を是正しようではありませんか。皆様の崇高なる、高邁なる見解、見識に期待して、また、私をこの場に導いていただいた紹介議員の方々、特にいわせ議員、吉原都議会議員、小倉將信衆議院議員に感謝の意を表し、署名2,700余名の魂とともに、私の説明を終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者近藤一秀さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆森本 委員 ありがとうございました。  1点だけお伺いしたいことがあります。今いろいろとお話、4項目にわたってご説明いただきました。ありがとうございます。どうしても市とのコミュニケーションというか、情報共有とか情報提供とか、そういうところにすごく引っかかりを持っていらっしゃるようなご発言が多かったように思うんですけれども、それについてもう少し実態を教えていただければ、実態というか、お感じになっていらっしゃることを教えていただければと思います。 ◎近藤 参考人 お答えいたします。  まず、2つの立場があろうかと思います。まず、地権者、北側の――正確に言うと地権者というより、建物を法人で保有している代表者の立場ということでございまして、例えば西側の広場のところに一般車両を寄せるなどというものは見たことも聞いたこともございません。誰も来ません。  それは私が、4月22日の都市計画法第16条の公聴会になろうかと思いますが、その状況のところで図面が余りにもずさん、簡単に言うと全体のうちの一部しか書いていない。道路でありながら、それが結合されていないような状況がございましたので、私そのもの自身が、こんなばかなことはないのであるぞと言って町田市が出してきたものの図面、これは当然そういう状況になっているだろうと思いますが、隠蔽、隠匿している図面を出してきて、こういう状態になっておりますよと、そういう状況でございます。  この状態で、私がこれじゃおかしいと思って調べたところ出てきたものが、2018年1月になろうかと思うんですが、役人の答弁の中で、今私が申し上げたような西口の広場のほうに一般車両を寄せるなどといったものが出てきたということで、ついこの間、私が知ったのと同じ状況であります。北側の地権者についても全く同様な――ごめんなさい、北側のロータリーに変わるところの地権者も、私が聞いている限りにおいては全く同様のことだろうと思いますし、この部分に関してはほとんど誰も何も知らない。地権者についても、利害関係人についても知らないと思います。  今度、鶴川商店会長の立場ということでございますが、私、約6年前に商店会長を受託しました。もともと今回の区画整理全体像で申し上げますと、1期、2期、3期に分かれて、今、1期、2期が終わっている状況になっているだろうと思われますが、2期ではなくて1期です。これを遂行しようと思った場合に、実は商店会が分裂しております。地権者そのもの自身、あるいは利害関係人ということもございますけれども、会とすれば、会の取りまとめ人という意味で会長を考えておりますので、とにかく会を分裂させたくない。  あわせて、インフォメーションを地権者に、あるいは利害関係人に対してしたい、したい、したいという認識はもともと持ち合わせておりましたので、先日もちょっとお話ししたと思いますけれども、新年会、あるいは総会、その後に懇親会その他をやっておるんですが、なるべく町田市の職員の方々にお越し願って、区画整理その他の進行ぐあいについての説明を願ってまいったという状況でございますけれども、2016年にあります基本方針、これ以降ほとんど何か進行しているような話はいただいておらないんですよ。  あわせて、その中で我々はフェスタ鶴川というイベントを10月のおしまいぐらいに毎年やっているんですが、これについては町田市のほうへブースを貸し出すような形で、なるべく地権者、あるいはそこを利用されている人たちに関してインフォメーションしていただこうと思いまして、毎年毎年毎年、都市づくり部のほうに来ていただいた状態で情報を提供して、結果的には一度も来ていただいておりません。ただ、窓口はやっていただいておりますので、ことしも来ていただけると思いますが、ごみの減量のものだけをそこの部分でやっているような状況であります。  でありますので、地権者の立場だけではなくて、商店会長の立場としても、私は全く立場がないんですよ。今この状態のまま、地権者に対しても、会員に対しても、あるいは利害関係人に対しても、全く情報を提供しないような状況をつくって、もともと都市計画法第16条の都市施設としての一部を法的に有効になるようにやる手続、これは認められないんじゃないですかというふうに私は思っています。  だもので、情報の部分に関しては今、私が申し上げたように、ほぼ誰もいただいている状態にはなっておらないというのがおおむねのインフォメーションの状態だというふうにご理解いただければと思います。ありがとうございました。 ◆森本 委員 では、もう1点だけ簡潔に伺います。  4項目、今回請願を上げられております。北の当時の件は私もよく伺っておりまして、商店会の中でもかなりいろいろな議論があって、おっしゃったような分裂みたいなところも聞いております。  今回に関して言えば、別にこの請願で鶴川駅の開発を含めて、いろいろな事業がとまっていいというふうに思っていらっしゃるわけではないと多分思うんです。商店会の会長の立場、請願者の立場としては、当然に鶴川駅を盛り上げていきたいという思いも強く持っていらっしゃると思いますので、そこだけ最後に確認させていただきたいと思います。 ◎近藤 参考人 まず、会とすれば、もともと鶴川駅を考える会、あるいはアイデアコンテストその他に関しても、私はずっと出席させていただいておりまして、たまたま鶴川商店会、何と特別会計を500万円も持っている会でございまして、たまたま小田急電鉄のほうで鶴川駅を考える会をやりながら、人々がこういうふうにやりたい、ああいうふうにやりたい、そういうふうにやりたいという希望があるのであれば、実は小田急電鉄ではなくて、直接設計方のTNAを通じて、スポンサーをやるなり、あるいはスポンサーになれるような状況の人を探すなりという形のものをやっていきたいとも思っています。  また、あわせてもともと区画整理に反対しているものではございませんので、もともと情報提供がきっちり行われないことによって生じているものを、請願項目4項目め、民意の反映の時間の確保という意味合いにおいて申し上げているのとともに、現実問題として、それが一切通らなかったから、一方的に会として反対に回るということにはならないとは思います。  ただ、請願を受理されるわけでもなく、町田市のほうから説明がないというような状況になるのであれば、我々そのもの自身が多分分裂すると思います。それについては、総論賛成の者と総論反対の者に股裂き状態に恐らくなるんじゃないかなと思っています。この状況にならないようにぜひしていただきたいなというふうに私は思っています。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者近藤一秀さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者近藤一秀さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、いただいたご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前11時47分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時48分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、請願第6号の参考人として請願者である神藏孝さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者神藏孝さん、お願いいたします。 ◎神藏 参考人 ただいまご紹介いただきました神藏孝です。よろしくお願いします。  この請願は、もう1つの請願への賛同と署名を5月20日に求められ、署名とともに、その他にもお願いしたいことがあり、請願することといたしました。  請願の一番の目的は、現計画が明らかに小田急交通からの視点で計画されており、地域住民の利用者、地権者への説明が不十分であるとともに、その視点からの見直しを行ってほしいということです。  このことは先日、6月4日にもう1つの請願とともに請願を提出後、6月6日に市の方が説明に来られ、北側広場の一般車両の利用、東西のアクセスの確保については認めていただき、今後見直しの方向であるとのことでした。  しかし、一般車両は警察の協議事項であり、警察の指示である、また改札は小田急が決めるべきことであるとしています。事業の根幹となるロータリー、改札、昇降路、車の利用などが十分検討されてから事業決定を行うべきであると考えております。  また、南側についての請願についても、区域の事業決定の延期を求めるものと勘違いされていました。しかし、延期を求めることが目的ではなく、地域住民、利用者や権利者に十分な説明を行い、住民の視点からの見直しが行われることを求めているものです。  ただし、北側、南側とも現計画では利用者が反対する可能性もあり、説明や理解、見直しがないまま性急に事業決定を行うことなく、その場合は延ばしてくださいということです。  市の説明では、小田急の改札から昇降方向により南のロータリーも計画され、北側、南側と一体の事業計画であるとお話しされましたが、市の考えのとおり、もともと50年ほど前、鶴川駅前区画整理として計画されたものであり、完成時期がおくれたとしても一体として事業決定が行われることは当然であり、分けて考えるべきものだとは私も考えておりません。  南側についても、計画の根幹となる岡上、川崎市との協議の進度やバスの進入に対する詳しい説明は私の知る限り誰も受けておりません。駅前の整備は地域のためにも必要不可欠であり、この50年完成がおくれていることは残念です。南側地区にとって南北のアクセスの必要性、現在の南側臨時改札を利用する人への配慮、区画整理地域の配慮が欠けており、ロータリーの計画はバス、タクシー、電車へのアクセスのみに見えます。  それは、1つには区域が当初の区画整理区域から西側住民まで広げ、町田市の南側全域に広がっているにもかかわらず、ロータリーが区画整理区域の東側に位置し、利用者の少ない東側に昇降方向を設け、もう一方は南側に向け、住民にとって電車へのアクセスは、その昇降口から南側の道路を利用すればよいとのことでした。  踏切が危険であり、都市計画上、踏切の方向には向けられないとのことでしたが、改札を出て南北に分かれるため、現在の踏切を利用しても北側の改札を使っている人はかえって踏切の利用が減少するのではないかと思います。  補足となりますが、ことしの3月29日、市の方より渡された現計画図についても、誰にもまだ見せていない図面なので、人に見せていないというように言われました。しかし、昨年の鶴川アイデアコンテストで小田急より示された計画図は、基本が一致しているように見えました。このコンテストを知る方が感じたことを、請願に協力していただいた方から聞かされました。  個人の考え方ではありますが、このコンテストは小田急によりロータリーの位置、改札、昇降路、その方向など基本が決められており、自由な発想で考えられていないようなものでした。現計画図は、小田急の意向が反映されており、基本的な計画と日程については見直しが困難ではないか。小田急の土地利用、利益が優先された計画で、2期区画整理、南地区のロータリー以外は切り捨てられるよねなどのうわさまで聞こえたとのことでした。  この請願において、電話とこの前の6月6日の説明の折も、事業の区域決定、事業決定がおくれたり反対に遭うと、この事業そのものがなくなり、市は撤退、あとは地域の住民が勝手に行えばよいとの発言がありました。駅前の区画整理の意味を理解されている発言とはとても思えません。  このことは、南地区において何度も測量や2度の図面提示がされていることは、20年以上たてば関係ないとの発言もされましたが、少なくとも税金を使い、計画図を作成、縦覧した以上、だめになったことも含め、何としても今後の区画整理をまとめるべく検討し、進めるべきではないでしょうか。  北側広場は1期の区画整理として行われ、一番根幹となるロータリーが小田急の権利だったとしても、駅前の公共性並びに地権者の利益に配慮し、審議されたものであり、そのロータリーへの変更は地権者への説明、了解が行われないことには大変な問題であると考えています。  以上のように、最大の利用者である小田急の意向を反映することも大切ではありますが、地域住民の利用する駅前という観点から考えれば、常に利用者への視点を検討し、住民、地権者への説明と利用者からの視点が必要であり、現計画であれば、かえって反対に遭い、事業そのものをおくらせるのではないかと思います。そのためにも、もう1つの請願とともに、この請願を採択し、50年おくれている区画整理の完成を求めるものです。  なお、僕自身が言った意見に対しては、本当に区画整理に反対ならどうぞという反応でした。初めて請願すると言われたときに、先生たちの力をもって、そういう――ということでした。よろしくお願いします。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者神藏孝さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆松岡 委員 本日は意見陳述、どうもありがとうございました。幾つか質疑をさせていただきたいと思います。  まず初めに、先ほどのもう1つの請願、請願第5号ですけれども、その請願に署名、賛同されていらっしゃいますけれども、新たになぜこの請願をお出しになったのか、その経緯と理由をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎神藏 参考人 当初5月20日にもう1つの請願に署名に来られ、すぐに私は市に問い合わせました。そうしたら、今回の区域決定のみでこれから変更可能であり、特に一般車両とか、そういうものを無視しているものではないと。そのときに僕も、ここは車社会であり、どうしても一般車両というものも重要な要素ではないか。  また、先ほど近藤さんのおっしゃっていたように、徒歩の人も非常に多いです。そういう人たちを無視しているというのはおかしいんじゃないかと言ったときに、今後十分変更可能です、あくまでも区域だけの決定なのでということで、ああ、わかりましたということで1回切ったんですけれども、その後、その請願に賛同して請願した方に聞いたところ、区域決定の図面が8月に出たら、その決定図に対しては変更がきかないのではないかと言われて、もう1度市に問い合わせたら、ああ、出した図面は変更がききませんよというお話をされ、そこのところで、えっ、それではちょっと話が違う、ならばもっと丁寧な説明を受けなきゃいけないし、3月29日にほかの件、タイムズに市が4年も貸し出したのはなぜですかということで説明に来られたときに、計画図を持ってこられて、これはまだ誰にも見せていない図面なので、神藏さんだけでと言われて、そのときに僕も図面の一方通行とか気がつかない程度に流して見てしまったことも事実です。  そういうような事情がありまして、それから、やっぱり自分が納得できないことについて、できたら僕も請願を追加で出したいという旨を近藤さんたちにも相談したところ、じゃ、神藏さんも請願を出したらという話になって、どこで話が伝わったか、市のほうがその週の金曜の夜になってぜひ説明を聞いてほしいと。  この請願を出されて、特に近藤さんたちの出した請願で言えば、3項目、4項目、特に4項目めの区域決定、事業決定が見直しによっておくれることがあってはならないくらいの感じが非常に強く見受けられました。ただ、私も、もう6月に入ってきちゃうので、請願する以上、文書をつくって、やっぱり多少何名かは賛同者を集めたいと思っていたものですから、その説明は今受けられませんと。  何軒が回っていくうちで非常に驚いたことは、例えば僕は区画整理の1期目の地権者であり、今度の3期目と勝手に分けられたんですけれども、もともと全体で行うべきという趣旨で進んできたんですけれども、そういう中でお会いした方々、珍しく普通は市や何かの区画整理だと、ほぼほぼ賛同者なんですけれども、全員理解していただいて、署名だけじゃなくて、これはおかしいよねというような発言がありました。そういうことからこの請願に至りました。 ◆松岡 委員 経緯はわかりました。  では、区画整理事業についての説明会に参加をしていらっしゃらないということなんですけれども、それはまずなぜなんでしょうか。
     また、もう1つですけれども、区画整理事業そのものには賛成でいらっしゃるのか、反対でいらっしゃるのかをお聞かせいただいてよろしいですか。 ◎神藏 参考人 うちは1期目から父とともに賛同して、特に1期目はご存じのように50年前にやって、10年、20年と進まずにいて、小田急が主導的な立場で、地権者10名と小田急1名の11名全員が審議員、評議員で今の北側の1期目のロータリーや何かの事業をそのまま市が引き継いで行われました。そうした中で、僕は、区画整理は推進して、地域の住民が利用するために、ぜひ南側も含めて完成すべきものであると考えています。  ただ、それだけに、なおさら逆に言うと、しっかりとした地域の目線に立ったものをやらないと、確かに小田急はいろんなことで、今回も説明では都市計画法を持ってきたり、小田急の権限、警察とか言っていますけれども、一番の根本である人の流れ、車の動き、そういうものに1つも配慮されていない計画ではいけないんじゃないですか。だから、区域決定や何かをもう少し延ばして、もう少し我々の話を進めてくださいという話をしました。  ただ、その説明に、私たちは何度も説明したのに来られていなかったとそのときも言われたんですけれども、実は改めて南側の区画整理を考えるという話が出たときに、うちに来られて、最後に図面提示があって、最初はロータリーの図面だったんですよ。その次はロータリーじゃなくて駅に横づけする図面が出て、それは測量費、そして新都市建設公社なんかでお金もかけたものですから、その後、何度言っても区画整理を進めていますという話があった。ならば、ここのところで、それの精査もしないでなぜ区域を広げるのかといったら、神藏さんが納得するようないい計画を立てますから、必要によっては説明に行きますということだったので、来ていないんです。  向こう二、三年は説明に来ていたんですけれども、近年は担当がかわったら引き継がれないのか、一度も説明に来られなかったので、僕が行けば、今言ったように、税金を使ったものは駄目になったら駄目になった理由を検証して、次に生かせるようにまでしなかったら税金の無駄遣いになってしまうとも考えているんですよね。  しかも、ロータリーから横づけにするときは、僕たちはロータリー賛成派でしたから、結構がんがんと意見を言ったのに対して、懇切丁寧に市の人は理解をするように言ってきたし、岡上や何かがいつどこまで何年たったらというようなことを言われたので、それに対していつでも対応できる計画図なんですということで賛成して進んできていた。そのために説明に行かなかったんです。  今後の区画整理についても、今思っているのは、この計画そのものを見て、それが悪いということ以上に、3月に誰にも見せていない。ところが、小田急はほぼほぼわかっていたのでなければ、コンテスト募集の基本計画が出ていない。そのような逆転現象が起きているから問題だと言っているんです。  少なくとも地域みんな、多分近藤さんにしても僕にしても、きっと意見を求められて、本格的に岡上も15年かかると言われたら、50年間我々は建築の制限を受け、下水も整備されず、途中でやってくださいと言ったら今、区画整理を進めていますという意見があったわけですよ。  私たちは、20年とまったという感覚よりも、20年継続して頑張ってこられていると思って、今までずっと2期の図面が出てから賛成して待っていたわけです。そのときも、ほぼほぼ地権者はまとまって賛成していますというお話があって、今後、換地とかの話をしますというお話があったので、ずっと待っていたわけですよ。  だから、今、僕がこれを言っているのは反対のためじゃなくて、これから先は多分僕がいろんな意見を言ったときに、正直言って全員が賛成して、ちょっとこの計画はひどいよね。市が計画するものは、多数反対者がいても、大体6割、7割、最低でも大半の人が将来よくなるからいいんじゃないのというのが1期でも多いんですよ。  ところが、1週間となかったから回られた数は少なかったけれども、その中の全員ですよ。誰一人、この計画を見直したほうがいいんじゃないのと言わない人はいなかったですよね。ただ、1つ意見があったのは、小田急がどんな建物を建ててくれるんだろう、それを期待だよねという意見は確かにありました。  しかし、この市として出している計画は、小田急の意向としか思えないほど、地権者である住民の人たちが、これをこの計画はいいんじゃないのと言う人が一人もいないで、僕がお会いした人はわずかですけれども、数は限られていましたけれども、全員請願に賛成していただいたというのが現状です。人数は非常に少なかったんですけれども、その人たちは、そういう意味で説明を受けると、誰一人、現計画図のように変わったほうが駅のためになるんじゃないのという意見を言われた人はいないんですよね。  だから、少なくとも僕は、反対者があってお互い遺恨が残ったり、いろんなことをするので、そうならないように市の方にも、ここへ請願する前に何とか思いとどまって、何カ月か意見を聞いてもらえませんか、見直しをしていただけませんかというお願いをしました。しかし、それは……。 ○委員長 請願者に申し上げます。簡潔にお願いします。 ◎神藏 参考人(続) わかりました。そんな形で、今後に対しては、今後の区画整理に関して言わせていただきますと、要は一般車両や歩行者、利用者の視点に立った計画を立ててほしいという一言に尽きます。 ◆松岡 委員 では、時間の関係もありますけれども、最後に簡潔でいいのでお聞かせください。  北側広場、あと南口の区画整理事業に対して、今後どのように進めていくことが望ましいと考えていらっしゃるのか、済みません、簡潔にお願いします。 ◎神藏 参考人 小田急主体にならなきゃいけないので、小田急の意見を重視することも大切だと思いますけれども、やはり地域住民のことを思い、一般利用者、それから北側で言えば東西のアクセス、南側の区画整理で言えば、当然そこには地域の位置として、もう少し西側がいいんじゃないかとか、南北のアクセスとかいうものをもう少し検討した上で見直ししていただきたいというのがお願いです。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者神藏孝さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者神藏孝さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、いただいたご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午後零時6分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、請願第5号及び請願第6号について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を一括して求めます。 ◎都市整備担当部長 請願第5号の願意の実現性についてお答えいたします。  1項目めの町8・6・1、これは南北自由通路のことでございますが、「歩行者道路を、原案を変更又は追加し、鶴川駅南側北側ともに、概ね小田急線沿い西向きにエスカレーター・エレベーター・階段等出入口の確保、場合によっては、既存鶴川駅北側改札口位置への出入口確保、既存鶴川駅南側臨時改札の正式な存続を含め、東西南北へ出入口を確保することを求む。」についてでございますが、まず北口において小田急線沿い西向きにエスカレーター・エレベーター・階段等出入り口を確保することにつきましては、南北自由通路と歩道を連絡するエスカレーター、階段設置のために幅員約5メートルが必要であり、その脇に歩行者空間として2メートル、合わせて7メートルの歩道幅員が必要となります。そのため、南北自由通路は歩道の幅員や配置状況、利便性を踏まえ、西側に寄せた最も適切と考える位置に設置する計画といたしました。  また、2016年10月に策定した鶴川駅周辺再整備基本方針において、新たな商業施設を中心に既存の商業施設や和光大学ポプリホール鶴川などの駅周辺施設を北口の骨格となる主要生活道路でつなぎ、さらには南北自由通路や南北の交通広場と連携していくことで、駅周辺全体のにぎわいを形成していくと位置づけております。  この方針の実現に向けて町田市では、小田急電鉄との間で小田急電鉄が所有する商業施設小田急マルシェの東西歩行者通路を維持すること、将来建てかえの場合においても、東西歩行者通路の確保と、その際に南北自由通路への具体的な接続方法について協議する旨の文書を取り交わしております。  南北自由通路設置時点では、既存商業施設が残る予定であるため、西向きのエスカレーター、階段などの設置は困難でございますが、将来商業施設建てかえの際、協議してまいります。  次に、南口についてですが、南北自由通路の歩行者動線は南口交通広場の歩道に沿って南向き――川のほう――にエスカレーター、東向きに階段を設置する予定でございます。エレベーターは、その中央に設置する予定であり、歩行者動線に沿う位置に各施設を適切に配置しております。そのため、南口に西向きのエスカレーター、階段などを設置する予定はございません。  次に、既存の鶴川駅北側改札口位置での出入り口確保、既存の鶴川駅南側臨時改札口の正式な存続と東西南北へ出入り口を確保することについてでございますが、計画では南北自由通路に面して新たな改札口を設ける予定としております。これに伴う既存の改札口の存続、廃止につきましては引き続き小田急電鉄と協議をしてまいります。  以上のことから、北口では南北自由通路設置時点で西向きのエスカレーター、エレベーター及び階段の確保はできないこと、南口には西向きのエスカレーターなどの設置を予定していないこと、そして既存の改札口の存続を含め、東西南北へ駅からの出入り口を確保することは協議中であることから、願意に沿うことはできません。  次に、2項目めの町3・3・28、これは新しい北口交通広場のことでございますが、「鶴川駅北側ロータリーの中央部に(町3・4・18)」、これは芝溝街道のことでございます。都道と芝溝街道、「都道より南側に合流する市道のロータリー側から見て左折一方通行実施の廃止及び、(町3・3・28)鶴川駅北側ロータリーの原則、終日の一般車両の利用可能の実施、併せて、(鶴川駅南側地区施設)駅前広場における、原則、終日の一般車両の利用可能の実施を求む。」についてですが、まず、請願されております道路は、鶴川駅東口交差点から西側へ向かった1つ目の丁字路、マルエツ鶴川店横の芝溝街道交差点から北口交通広場を南北に結ぶ町田市道でございます。  警視庁との計画協議時点での交通規制は、芝溝街道から当該市道への進入禁止と市道から芝溝街道へ出る際に左折すること及び芝溝街道方面への一方通行でございます。この交通規制は、芝溝街道の交通円滑化を考慮し、設定されたものでございます。  しかし、隣接する民間駐車場出入り口が町田市道に面して接していることから、町田市としても駐車場の利用勝手が低下する状況になるなど危惧をしております。そのため、現在、利用者の使い勝手と安全性の両立が図られるように警視庁に申し入れを行っているところでございます。今後も道路法に基づく設計協議に先立ち、警視庁に働きかけを行ってまいります。  次に、鶴川駅北口交通広場及び南口交通広場における終日の一般車両の利用可能の実施についてでございますが、一般車両の進入規制は予定していないため、北口及び南口の交通広場完成後も一般車両は終日利用可能となります。  以上のことから町田市といたしましては、一方通行廃止などについて引き続き警視庁に働きかけてまいりますが、決定権は警視庁にあるため、町田市が願意に沿うということはできません。  次に、項目3の「鶴川1号踏切を南北に縦断する区画道路(予定幅員6m)の幅員を12m程度に拡幅し、同時に、歩道を付すことを求む。」についてでございますが、まず1号踏切南側の区画整理道路の幅員を6メートルにした理由をご説明いたしますと、芝溝街道から踏切に向かう鶴川駅北土地区画整理事業で整備した6メートル幅員の道路にあわせて、見通しのよい直線の道路とするため、踏切から南側は現道から東側に寄せて道路幅員を整合させた6メートルの道路といたしました。  6メートル以上に拡幅することにつきましては、芝溝街道から踏切に向かって西側の1つ目の区画に無電柱化をした広い歩道があるため、歩道の連続性を考えると、同じ西側に歩道を延伸することが望ましいと考えております。しかし、西側には鶴川駅北土地区画整理事業の際、再建した既存のビルがあり、地権者のご負担を考えると、道路拡幅は困難と判断いたしました。  また、さらに東側への道路拡幅検討のため、小田急電鉄と現場で立ち会いを実施した結果、小田急電鉄の運行制御のための電気施設、ポイントなど複数の鉄道施設が踏切直近から東側のホームに向かって連続して配置されており、鉄道施設への影響が大き過ぎることから、これ以上の東側への道路拡幅は困難な状況にあります。  なお、6メートル道路を計画する鶴川駅南土地区画整理準備会の皆様には説明を行い、ご理解を得ております。  以上のことから、鶴川1号踏切を南北に縦断する区画道路の幅員は、北側は現状の6メートルを維持し、拡幅する踏切を含む南側の新設道路も北側と同じ幅員6メートルが妥当と考えており、6メートルの幅員では歩道の設置も行えないため、願意に沿うことはできません。  最後に、4項目めの「都市計画法第十六条における区画整理事業『鶴川北地区』及び『鶴川南地区』の地区計画(原案)に関する縦覧以降の予定(都市計画法第十七条における縦覧~町田市都市計画審議会実施~地区計画等の決定・変更告示)を6か月から1年程度先延ばすことを求む。」についてでございますが、8月に都市計画決定変更を予定している内容は、区画整理事業区域の変更、それに伴う地区計画、用途変更、防火及び準防火地域の変更、北口交通広場及び南北自由通路の都市計画道路の決定でございます。  小田急電鉄と町田市が協力して2019年3月から9月まで開催をしておりますワークショップは、新しい駅舎の基本設計に取り入れるアイデア、使い勝手、駅周辺公共施設などの活用や将来の担い手などについて、鶴川駅周辺をよくしたいと考えている有志の方々が集まり、さまざまなアイデアを出し、具体化していこうというものであり、都市施設の位置や構造、都市計画決定に影響を及ぼす内容を話し合うものではございません。  町田市では、これまで計画の策定に当たり、2011年から2016年までの間に鶴川駅南口街づくり検討会を計25回行い、その間、アンケート調査や意見募集を行い、住民の方々の意見を反映し、2016年10月に鶴川駅周辺再整備基本方針を策定いたしました。  その後、2016年から現在に至るまで、土地区画整理事業準備会を計7回、2018年から現在に至るまで鶴川駅周辺街づくり説明会を計2回行い、その際、欠席された方にも説明会の議事要旨、配付資料を送付し、ホームページにも内容を掲載しております。  このように計画の周知を十分行っており、住民の方々の意思を確認しながら進めてきております。事業進捗の根幹である都市計画決定の先延ばしは事業全体が停滞するもので、時間をかけて築いてきた地権者の方々、鉄道事業者、川崎市などの信頼関係、さらには事業財源の補助金まで影響を及ぼすものです。  以上のことから、都市計画決定を先延ばしにする考えはなく、願意に沿うことはできません。  請願5号についての町田市からの意見は以上でございます。  続きまして、請願第6号の願意の実現性についてお答えいたします。  1項目めの「『鶴川駅北口広場』のロータリーでは現計画においては、ロータリー中央部より都道に合流する市道のロータリー側から見て左折一方通行と、ロータリーの原則終日一般車両の使用が出来ない点は多くの利用者に不便を与えるだけではなく、交通の渋滞、危険を与え現況の悪化が考えられるので左折一方通行実施の廃止、現在の通行を可能とし、ロータリーの終日の一般車両の利用可能となるよう、関係機関と協議を進めてください。」についてでございますが、これは先ほどご説明いたしました請願第5号の2項目めとほぼ同様の内容で、違いは市に実施を求めるものではなく、関係機関と協議を進めてくださいというものでございます。  左折及び一方通行の交通規制につきましては、現在、利用者の使い勝手と安全性の両立が図れるように警視庁に申し入れを行っております。今後も道路法に基づく設計協議に先立ち、警視庁に働きかけてまいります。  また、鶴川駅北口交通広場における終日の一般車両の利用可能の実施についてですが、一般車両の進入規制は予定していないため、交通広場完成後も一般車両は終日利用可能となります。  以上のことから、町田市といたしましては、一方通行廃止などについて関係機関と協議を進めてくださいという願意に沿って警視庁に働きかけてまいります。  次に、2項目めの「『鶴川駅北口広場』のロータリーの計画は鶴川駅の一期区画整理事業とし、地権者11名が審議員、評価員となって現在の広場となっています。現在の計画図においてロータリーの面積が広くなるとのことですが、すでにその地権者はその後土地利用を行っております。新たな計画や事業の方向性について、その地権者及び利用者に対して理解してもらえるような充分な説明を求めます」についてでございますが、現在の鶴川駅北口交通広場は、鶴川駅前土地区画整理事業において、1982年に整備が完了した交通広場でございます。そして、鶴川駅北口交通広場周辺は、1982年に換地処分を行い、土地利用が図られ、現在の町が形成されております。  その後、鶴川駅周辺では、真光寺、広袴、能ケ谷、三輪緑山などにおいて大規模な開発が行われ、鶴川駅の利用者も大幅に増加してまいりました。その結果、現在の鶴川駅北口交通広場の面積では交通需要に対応できない状態になっております。  そこで、鶴川駅周辺再整備基本方針を策定し、鶴川駅周辺の町の将来像を示し、方針として掲げている安全で便利な交通機能強化と快適でにぎわいのある駅前空間の創出を実現するため、北口交通広場の拡張と新たな商業施設を整備することといたしました。このことにより北口交通広場の利便性を高め、さらには鶴川駅周辺の発展に寄与できると考えております。  なお、北口交通広場の拡張は、小田急電鉄の所有地を除き、接道要件、用途など、これまでと変わらないため、土地利用についての影響はないと考えております。引き続き、願意に沿って地権者の方などに対して説明を行ってまいります。  最後に、3項目めの「『鶴川駅前南土地区画整理事業』について現在の計画ではロータリーは小田急線への利用客のバスターミナルとしての単独の機能しか果たしていないと考えられます。鶴川1号踏切から現在の計画図までの間で、この区域のロータリーの利用として今後に発展する位置を考えるべきだと思います。このことについて行政の説明では何度も説明を行ったこと、二つ目には現計画の西側も検討したがロータリーの広さが十分確保できないとの説明がありました。しかし、河川敷までは区画整理区域内であり、河川敷に道路が接道すれば十分に広さが確保できること、また、南側改札と鶴川1号踏切の現在の使用者の多さを考えればその点をも配慮が必要だと考えられ区域決定や事業決定を急ぐことよりも将来の鶴川駅の発展、そして利用する地域の住民の利便性が高くなるよう計画の見直しとそれまで区域決定及び事業決定の延期を求めます。」についてでございますが、新たに設置する南口交通広場の位置は、南北自由通路の接続、交通広場周辺の将来的な土地利用、公共交通、一般車両交通及び歩行者動線などを考慮して計画しており、鶴川駅南口の利便性向上と駅周辺の発展に寄与する位置と考えております。  町田市では、これまでに計画の策定に当たり、2011年から2016年までの間に鶴川駅南口街づくり検討会を25回行い、その間、アンケート調査や意見募集を行い、住民の皆様の意見を反映し、十分に時間をかけ、2016年10月に鶴川駅周辺再整備基本方針を策定いたしました。  その後、2016年から現在に至るまで土地区画整理事業準備会を計7回、2018年から現在に至るまで鶴川駅周辺街づくり説明会を2回行い、欠席された方にも説明会の議事要旨、配付資料を送付し、ホームページにも掲載しております。このように計画の周知を行っており、住民の方々の意思を確認しながら進めてきております。  事業進捗の根幹である都市計画決定の先延ばしは事業が停滞するもので、時間をかけて築いてきた地権者の方々、鉄道事業者、川崎市などとの信頼構築、さらには事業財源の補助金まで影響を及ぼすものです。  以上のことから、計画している南口交通広場は適正な位置であると考えており、計画の見直しと区域決定及び事業決定の延期を求める願意に沿うことはできません。  請願第6号について町田市からの意見は以上でございます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆三遊亭 委員 まず申し上げたいのは、先ほど意見陳述を行っていただいた近藤さんからの意見陳述の末尾の部分で、吉原修都議と小倉將信代議士の名前を出して、この場に導いていただいてありがたいと言った旨のご発言があったかと思いますが、休憩時間中にそのことをご本人に確認したところ、そのような事実はないということでございましたので、まずそのことを申し上げさせていただきます。  それでは、質疑に移ります。  このようなビッグプロジェクトを市は進めようとしているわけですから、さまざまなチャンネルで地元の意見をお聞きになったことだと思うんですけれども、意見陳述された方からは、それが十分でないといった旨のご発言もございましたが、その過程についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎地区街づくり課長 これまでの過程につきまして、ご説明をさせていただきたいと思います。  町田市では、2011年から2016年までの5年間で25回、南口まちづくりの検討を行ってまいりました。鶴川駅南口街づくり検討会では、南口の地権者の方々と能ケ谷、三輪緑山、岡上町内会の代表の方々を対象といたしまして検討会を実施してまいりました。  この検討会の中では、土地区画整理事業の事業手法の勉強会や模型などを使って町の将来像などを検討しております。2014年1月と2015年6月には、駅利用者の方、駅周辺利用者の方々に対しましてアンケート調査を実施いたしました。と同時に、南口の地権者の方々には、意向調査を実施しております。  なお、アンケート調査では、雨に濡れないで素早く乗りかえができる駅、駅南北を結ぶ自由通路、エスカレーターの設置などの意見が多く寄せられました。  町田市では、アンケート調査や地権者の意向調査の結果を反映いたしまして、土地区画整理事業の範囲、南北自由通路、駅前交通広場、主要道路の配置などを決めてまいりました。これらを取りまとめたものが鶴川駅周辺再整備基本方針案でございます。  2016年5月から6月にかけましては、鶴川駅周辺再整備基本方針案の内容につきまして、鶴川町内会・自治会連合会の総会、鶴川商店会の総会、能ケ谷町内会、鶴川駅南口街づくり検討会などの場におきまして説明を行ってまいりました。  その後、2016年7月から8月にかけましては、市民意見の募集を行いまして、2016年10月に鶴川駅周辺再整備基本方針を策定いたしました。  2016年度からは南口の地権者の方々と能ケ谷、三輪緑山、岡上町内会の各代表の方々を対象といたしまして、土地区画整理事業準備会を開催しております。この準備会では、土地区画整理事業の設計図案や都市計画変更及び決定の内容の説明を行い、事業化に向けた準備を進めてまいりました。  2018年5月、2019年3月には、駅北口の地権者の方々を対象といたしました鶴川駅周辺街づくり説明会を開催してまいりました。この説明会では、都市計画変更及び決定の内容について説明しております。  町田市では、検討会、準備会、説明会のほか、地権者のご要望に応じまして、個別に説明での対応をしております。地権者の方々からは、不明な点や疑問点などについて、私ども市のほうで訪問させていただいたり、電話にて丁寧に説明をさせていただいております。  町田市といたしましては、このように地権者の方々などの意見を伺っており、大多数の方から計画に対してのご理解を得ているものと考えております。町田市では、地権者の方々のご理解や関係機関との調整が整ったことから、都市計画決定及び変更の手続に入ったところでございます。 ◆三遊亭 委員 さまざまな場を設けている、設けていたということはわかったんですけれども、そこでいただいた地権者から聞いている多くのご意見があったかと思うんですけれども、主な意見はどのようなものがあったのか、それをお知らせください。 ◎地区街づくり課長 地権者の方々の主な意見といたしましては、この地区におきましては土地区画整理区域が都市計画決定をされてから約50年が経過しております。鶴川駅南口の地権者の方々からは、いまだに道路や下水道などの都市基盤が未整備であることや、駅前において有効な土地利用が図れないなどの意見を聞いております。そういうことを踏まえまして、町田市では全地権者の方々に対しまして、1軒1軒当たってご説明をさせていただいています。その中で大多数の合意を直接確認しております。 ◆松岡 委員 幾つか質疑させていただきたいと思います。  まず、先ほどのご答弁では、請願第6号の1項目めと2項目めについては、市は願意に沿えるという答弁だったと思います。  先ほど意見陳述がありましたけれども、それからすると、接道する道路の交通規制の変更や新たに整備する鶴川駅北口交通広場による影響など、地元地権者からの切実な思いは先ほども陳述から伝わりました。この一連の整備によりまして、鶴川駅前がさらに発展していくためにも、町田市の対応が非常に重要だと思っております。  そこで、先ほどの請願第6号の1項目めと2項目めについて、市は、これからしっかりと対応していただきたいと思いますけれども、再確認のためにも改めてお答えいただけますでしょうか。 ◎地区街づくり課長 請願第6号の1項目と2項目につきましては、町田市といたしまして、交通規制に関しては引き続き警視庁に働きかけを行ってまいりたいと思います。それとともに、利便性と安全性が保たれるように今後とも努めてまいりたいと考えております。  また、鶴川駅北口交通広場の整備につきましても、引き続き地権者の方、関係者の方に対しまして丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。 ◆松岡 委員 それでは、ぜひ行政側のほうのことをよろしくお願いしたいと思います。  次に、鶴川駅の南地区の土地区画整理を進めるに当たりまして、隣接している川崎市ですけれども、その協力は絶対に必要不可欠だと思いますけれども、町田市と川崎市との協議の状況はどのようになっているのか、お聞かせいただいてよろしいでしょうか。 ◎地区街づくり課長 町田市と川崎市との協議につきましてお答えいたしたいと思います。  町田市では、2017年2月と2017年4月に鶴川駅南口へのアクセス道路について、町田市と川崎市との副市長間で意見交換をまずは行いました。その後、2017年度からは両市の担当者間で協議を重ねてまいりました。  そして、2018年10月に鶴川駅南口アクセス道路の事業協力についてということで、両市で文書を取り交わしました。この中では、鶴川駅南口アクセス道路の整備について、両市が協力して事業を進めることとしております。  なお、2018年10月31日には、木島副市長も川崎市を訪問して事業協力を再度要請いたしまして、そのことを確認しておるところでございます。 ◆松岡 委員 最後になりますけれども、鶴川地区に隣接しているのは川崎市の岡上地区もあると思うんですけれども、この事業に対しまして非常に皆さんたち、鶴川地区の方たちも関心が高いものと思われますけれども、岡上地区の住民の方々は賛成していらっしゃるのでしょうか、そこのところの状況を教えていただけますでしょうか。
    ◎地区街づくり課長 岡上地区の方々の状況をお話しさせていただきたいと思います。  町田市では現在、岡上町内会、あとは岡上西町会というのがあるんですけれども、その皆様との打ち合わせを今行っているところでございます。その中で出された意見としましては、岡上小学校周辺や通過交通などの安全面には特に配慮してほしいなどの意見をいただいております。その他いろいろ意見を交換しているところではございますが、あと岡上地域のご要望としては、川崎市と連携をしながら事業を進めてほしいとの意向を伺っております。 ◆細野 委員 請願者の陳述をお聞きしまして、市のほうのできることも何点かあるというところでは、その辺の意思疎通というんですか、お互いの意思がきちんと届いていないし、市のほうが伝えたかったこと、あるいはきちんと説明してきたのかどうか、その辺もあれですけれども、そういうことがあるのかなというふうにちょっと受けとめられました。  根本的にできないという答弁のところもあったわけですけれども、やはりこれまで検討会などを20何回もそれぞれの場所で開催してきて、説明はされてきたということだと思うんですけれども、検討会などで一定固まったものをお示しして、そのことについて質問とか、せいぜい疑問とかを投げかけて、それに答えてもらうというだけでは、自分たちがつくっているまちづくりということを実感できないということもあるのではないかなというふうに思うんですね。  どの段階で検討会、協議会などを開催していくかというところはあると思うんですけれども、住民の方の意見が反映できるような余地を残しながら意見も出してもらう。そして、もんでいくというような場というのが必要ではないかなと思うんですが、その辺についてはいかがだったんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 先ほども説明をさせていただきましたが、まず、基本方針を設定するまでに25回以上、そして当然町内会・自治会の方、商店会の方、各方面に説明をして、意見を伺いながら、この配置について最適であるということを議論しながら進めてまいっておりますので、十分議論を尽くしたものと認識しております。 ◆細野 委員 そのような形で市は努力してきたということですが、ふたをあけてみてというか、この段階でこういう請願が出ているというのは、そこのところが、地元の方というところではあるでしょうけれども、不十分とは言わないですけれども、これからの努力ということもおっしゃっていますけれども、まだまだ必要だったんではないかということ。  あと、やはり大きいのは鶴川駅の自由通路、それから小田急の商業施設がまたこれから新しく整備されるという点で、その辺が基本方針の中に入っていたのか、その辺はどうなんでしょうか。既に周知されていたのか、計画の中に含まれていたんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 自由通路の位置ですとか、将来の商業施設の配置などについても、鶴川駅周辺の基本方針の中に盛り込まれております。 ◆細野 委員 そういう中で、1期の区画整理事業で整備された商店街なども、新しいお店が多いですけれども、そういったところも生かしていくようなことが配慮をされたのか。先ほどのお話ですと、通行がうまくできない、歩行者が流れていかないんじゃないかということが1つ危惧としてあったと思うんですが、その辺についての検討はどのように行われてきて、また反映されているんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 この点につきましても、基本方針の中でしっかりうたっておりまして、東西方向のにぎわい動線については重要であるということを認識しておりまして、着々と準備を進めているところでございます。それに伴って今回の小田急電鉄との、先ほど答弁がありましたとおり、現状は残す、将来的にも接続を検討していくということで進めていることでございますので、これは何ら基本方針と変わりはなく、市としても進めているところでございます。 ◆細野 委員 そういう中で、やはり地元の特に商店会の皆さんが心配しているのは、歩行者が分断されてしまうんじゃないかというのが、実際いろんなことを考えながら町をつくってみても、思いどおりいかないというところが多い中で、今そういう町の分断とかというところを、方針の中には、計画の中には、そういうことを組み入れたとしても、まだまだ不安だという思いも請願の中に込められているんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺の理解というのは得られていく――得られるためにいろいろ努力はされていると思うんですけれども、今後、何かそういった方向で検討されていることがあれば再確認させてください。 ◎地区街づくり課長 引き続き、我々としても、地元の方々に対しましては説明をしてまいりたいと考えております。 ◆細野 委員 分断して歩行者の流れが今までの整備してきた商業施設、商店会のほうに流れていかない不安というのは、ロータリーがかなり東側のほうに――北側というか、そちら側に寄せられていくというところで、ロータリーの位置というのが大変重要なこととして位置づけられているわけですけれども、これも方針の中でも定めていることだということなんですが、その定めたときには皆さん納得されていたんでしょうか。それとも、地元の皆さんにとってもう最初から問題があるという捉えられ方だったんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 この方針案を検討する際には、皆さん説明をして、駅からの乗りかえの速達性ですとか、そういったことも当然要望としてありましたので、十分にご理解をいただけているものと考えております。 ◆細野 委員 ご理解いただけていると、こういう請願は出てこないのかなというふうに思うんです。なかなか難しいかなとは思うんですけれども、一般的に考えただけでも、このロータリーの位置が移っていくことによって歩行者は、バス利用の方は商業施設を通らないでそのまま行ってしまうという危惧というのはわかるので、もう方針が確定したことであれですけれども、何とかその流れを取り戻すような工夫とか、そういったものをまちづくりの中に反映していただければいいのかなというふうに思います。 ◆山下 委員 改めて請願第5号の1項目めのところ、項目1のほうなんですけれども、願意に沿える、沿えないということは当然あるわけですけれども、いわゆる将来的な部分も含めて、あとは関係機関との調整の部分も含めて、どういう協議を行って現状どういう状況にあるか。  例えば、北側の改札位置への出入り口の確保とか、この辺というのは人の流れに相当影響するというものでもありますし、きょうも私は朝見てきたんですけれども、そういう意味では、現状の状況というのは非常に大事な部分もあるなというところから考えまして、相手のある話でもございますので、もう少し協議の状況とか、改めて確認させていただければと思います。 ◎地区街づくり課長 出入り口の件でいろいろ状況が変わるというのはあると思うんですけれども、今の小田急電鉄の中では、駅ホームへおりた方が素早く改札を通って町に出てくるようなスムーズな流れと、あとは先ほど出てまいりましたとおり、東西方向の出入り口は引き続き協議をしているところでございます。将来的にも継続して小田急電鉄とは協議を図っていきたいと考えております。 ◆山下 委員 それを何か具体的に担保するとか、そういうような枠組みというのは、客観的に理解できる形で行われているのかどうか、その辺を確認したいんです。 ◎地区街づくり課長 この点につきましては、先ほど答弁でもお話しさせていただいたんですが、2019年6月に鶴川駅東西の動線について小田急電鉄と文書を取り交わしているところでございます。 ◆山下 委員 その文書の中身についてもう少し、今言っている内容だとは思うんですけれども、どういうふうなことが書かれているか確認したいんです。 ◎地区街づくり課長 中身としましては、まずは現状の通路による東西方向の動線の維持、今マルシェの前を通っているものは残しますよということですね。2つ目が、将来、これは小田急電鉄所有の商業施設のことを言っているんですが、建てかえの際には、この東西方向の動線の確保及び自由通路への接続のことについて検討してまいりますというような文書を取り交わしているところでございます。 ◆山下 委員 そういう意味では、このことについての地元というか、今回請願を出されているような方々への説明といったことは行われているんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 今までは協議をしていますというところだったんですが、実際にこの文書の回答をいただいたのは6月ですので、これからになると思いますが、説明をしてまいりたいと考えております。 ◆山下 委員 今の件はわかりました。  あと、請願項目の3番目の1号踏切のところなんですけれども、12メートル程度に拡幅し、同時に歩道を付すこと、当然今はそういった道路を一般的にも駅周辺であれば求めていきたいというようなことは理解できるわけなんです。以前の区画整理の際に、その辺を視野に入れた、この前の区画整理があったかと思うんですけれども、視野に入れた検討というか、状況というのはあったのかどうか確認したいんです。 ◎地区街づくり課長 前回の駅北土地区画整理事業の際には、区域が線路でとまっていましたので、前回の北の区域までの整備範囲だったんですが、今回の整備によりまして、当然今、北側の道路からちょっと幅員が狭まって、踏切が斜めに入っているんですが、今回の南の土地区画整理事業によりまして、まず通りを真っすぐにするということ、一直線で新たな鶴川方面に向かっての道路がきちんと整備されるような形で整合をとれるように設計をしているところでございます。 ◆山下 委員 以前との関係性というのがあった上でのこの話に至っているのかどうなのか確認をしたかったんですけれども、その辺が今、話としては少し理解ができなかったんです。  当然、12メートルの道路にするということになれば、これは相当な負担であり、あるいは小田急電鉄の側にも、場合によっては相当な路線の改良みたいなことですか、そういう言い方が正しいのかどうなのかあれだと思うんですけれども、そうでないとなると、私なんかの認識だと、この区画整理事業の中でかなり大きな話として考えられる部分ですので、区画整理事業を進めていく段階の中で議論として、本来であれば消化されているべき話だろうと思うんです。  そういう意味では、ここの部分については、全体の事業の中ではご理解をいただいてきた話として理解していいのかどうなのか、確認をしたいと思います。 ◎都市整備担当部長 以前の区画整理との関係ということですが、もう既に鶴川駅の北の区画整理の段階で、6メートルという形で踏切のところがもう完成しております。そこに面して、もう既存のビルが2棟、逆側は公園になっておりますが、こういうことを鑑みますと、そのときはそこの踏切のところは6メートルだということで多分判断があったと思います。  芝溝街道のところについては、その少し北側になりますが、西側にきらぼし銀行というところの前になりますけれども、4.5メートルの無電柱化をされた歩道がついています。本来、我々も、広げられるということであれば、そういったことも今回の検討の中で考えてはおります。そうすると、当然北の道路を、現在の状況を考えざるを得ないと。普通に考えていけば、先ほど答弁で申し上げたように、歩道がもう既に西側にできている。それで車道がある。  今度、今の要望としては12メートル道路にしてくれということで、そのビルを当てない限りは車道ががくんとずれてしまう。真っすぐ歩道があるところに、また、さらに下の区画で歩道をつくって12メートルということになると、車道の線形自体が屈曲したものになって非常に危険な交差点をつくってしまう。そういったことも踏まえまして、北側については、当時の判断もあったと思いますが、現状でやむを得ないだろうという判断をいたしました。  それにつなげる道路についても、逆に広い道路をぶつけると、今度は広い道路が絞られた道路にぶつかる。そんなことを考えていくと、かえって危険になるということで、あともう1つは、先ほど申し上げたように、小田急電鉄の鉄道施設が連続して入っております。これを動かすとなると莫大な費用がかかっていく。  そこまでの費用対効果というものはありませんので、例えば6メートルにした場合でも、交通量がふえるといった場合、実際これはあけてみないとわからないですが、現在、遮断機というのはピーク時間1時間当たり40分閉まっております。そこにどれだけ車が抜け道として使うのかはまだ想定できませんが、仮に車が入ってきた場合、そのときこそ逆に交通規制などで時間規制をして、安全性を確保していくとか、そういったことも考えられると思います。  あともう1つは、踏切は必ず車がとまるところですから、そんなに勢いよくはいかないとは思っております。 ◆森本 委員 要点を絞って幾つか伺わせていただきます。2つのいただいた請願をあわせて伺わせていただきます。  まず、請願第5号、近藤さんのほうでやられた請願の東西の通路というか動線の話でございます。これは商店会の方はもちろんなんですけれども、駅の西側の大蔵であったり、金井であったり、もちろん能ケ谷もそうなんですが、そういう方たちの動線にも大きく影響を与えます。タクシーもバスも、これからは東側に、さっき発言がありましたように、ロータリー位置は変わらないはずですけれども、そちらに集約されるということになりますので、動線としても変わってきてしまうということで、商店会、あと地域の方も非常に心配をしているところでございます。  先ほど2019年6月、つい最近ですね。協定を結んだというお話があって少し安心はしたわけなんですが、ただ、どうしても漠然とした不安として残るのは、10年単位の先の話でしょうから、橋上化がされたときに、橋上化された改札から西側に通路を延ばそうとしたときに、すき間がないわけですから、どうしても建物に、商業施設にぶつかるわけですね。  そうすると、本当にできるのかなというのは確かに思わざるを得ないので、そこは協定を結んでいただいた。だけれども、そこには商業施設があるということで、ちょっと矛盾するところもありますので、見えるような形で小田急としっかりお話し合いをしていただいて、それをお示しいただければ多少安心感が出てくるのかなと思うんです。  いずれにしろ、移るのはまだ10年以上先の話だと思います。橋上化していくのは先の話なので、それからの話だと思いますけれども、今から少しずつそういうことを詰めていっていただいて、できるところから安心させていただきたいなと思うんですけれども、その点をまず伺います。 ◎地区街づくり課長 この文書の内容を実行していく上で、今後とも小田急電鉄とは密に情報の交換をしていきたいというふうに考えております。 ◆森本 委員 なので、協定の内容をしっかりと、小田急は遂行していただけるんでしょうけれども、何しろ建物が目の前にあるわけですから、それが10年後どうなっているかというのは小田急の意思次第だったりもするわけですから、そこもしっかり詰めていっていただきたいなという意味で申し上げたところです。 ◎都市整備担当部長 当然、そういうご心配というのはあるかと思います。今回の協定の中では、将来建てかえの際に東西方向の動線を確保しますということ、あと南北自由通路への接続も検討します。どういうふうにつなげていくかという部分の接続方法についても、協議させてくださいと小田急から回答を得ておりますので、これは文書でしっかり残しております。当然、小田急も建てかえる際には、東西の通路を意識して建てかえるということで、この文書をいただいているものと解釈しております。 ◎地区街づくり課長 今のに追加をいたしますと、当然今、南北自由通路の設計をしておりますが、基本設計においても、将来的に接続箇所の検討もしながら進めていきたいと考えておりますので。 ◆森本 委員 これは何しろ市が回遊性をしっかり担保していくんだという市の方針があるわけですので、それを裏づけるためには小田急にも促していただきたいなというふうなところです。一番いいのは改札口が南と北、今のところに残るのが一番いい。ありがたいことで、もしそれが多少かなわないにしても、しっかり通路は担保していただきたいなと思います。  次の点です。請願第5号の2項目め、あと請願第6号、神藏さんのほうでやっていただいた請願の1項目め、両方、北のロータリーに関するお話です。一般車両の通行については大丈夫ですよというふうに明言されましたので、こちらについてはよろしくお願いします。  1つ重要なのは一方通行のところです。これは私も3月に一般質問して、しっかり部長のほうでも頑張るというふうにおっしゃっていただいたので認識はしておるんですけれども、やっぱり図面として一方通行という図面が表に出ちゃっている状態なので、どうしても誤解を招くというのは無理もないのかなと思いますので、そこはしっかりと、まだ中途段階なんですよということも含めて、引き続き説明をしていただいたほうがいいんではないか。何度も何度もしていただいているのは承知していますけれども、そこは誤解を招かないように。  当時の北口側の区画整理のときに、例えば一方通行の道路に面する駐車場出入り口を、もともとは通行量の多い津久井道のほうにつくりたかったものを、危険性とか安全性を考慮して協議の中でいろいろ中に入れていただいたという経過もありますので、そういったところも含めて何より誤解のないように、しっかり前に進めているんだということを引き続き説明していただきたいと思うんですけれども、今やっていただく、警察とは協議をするということなので、あとはしっかり地域の方、何より地権者の方に説明をいただくということをもう1度確認させてください。 ◎地区街づくり課長 これは警察と現在も協議を進めているところではございますが、折に触れ、きちっと丁寧な説明をしていきたいと考えております。 ◆森本 委員 3つ目のお話です。先ほどの松岡委員からも少しありましたけれども、川崎市のバス進入の進捗状況というところでございます。副市長同士のお話し合いがあったとは伺いました。  ただ、今後、南口の区画整理を進めていくに当たって、ロータリーができました。地権者の皆さん、どうぞ換地をしてください。容積率、建ぺい率が上がったのでビルを建ててください。ただ、川崎からの導入線がまだ確約できないんですとなってしまうと、その話もなかなか前に進まない可能性が出てくる。  つまり、土地利用ということでは、バスが入ってこない、車が入れないということであれば、換地はもらったけれども、まだそのまま畑でいいかなとか、そういう話にもなりかねませんので、そこは同時並行というか、しっかり川崎市とも協定なのか、目に見える形で口約束ではなくて、しっかりとそれは同時に前に進めていっていただかないと、皆さんの不安感はとれないんじゃないかなと思うんですけれども、その点、1度確認させてください。 ◎地区街づくり課長 委員のおっしゃるとおりでございまして、今、川崎市の担当者の間では、例えば具体的な事業スキームですとか費用負担の問題、あとは工程、どのようなタイミングで地元に入っていったらいいかということも含めて、これは当然川崎市の担当者だけではなく、地元の地権者の方、そして地元の町内会の方も含めて丁寧に進めていきたいと思います。おおむね10月をめどに、その辺のところ、何らかの取りまとめの文書なりを目指して今調整しているところでございます。 ◆森本 委員 導入の道路については、町田市と川崎市だけではなくて、川崎市側の民地の方も含めてご協力をいただかないと、もちろん町田市側の地権者も含めて入ってこられない道路になっていますので、10月ごろとおっしゃいましたが、何か見せられるものがやれればということだったので、しっかり地元にも説明していただきたいなというふうに思います。期待したいと思います。  最後にいたします。請願第6号の2のところです。北口のところに関して説明をしっかり尽くしてくださいというお話でございました。これについては南側も同様、あと先ほどの東西通路も一緒だと思います。先ほど2010年から、9年前で、最初は地域の能ケ谷の小さないこい会館というところで始まったのを私も記憶しております。担当者の方もかわる中で、当時はもう既にそのときに42年間ずっと事業としてはとまっていましたので、かなりご苦労されながら積み上げてきたのは理解をしております。  ただ、多少意識のそごが少しずつ出てきたのかなというところもある気がしますので、この請願第6号の2、よく説明をしてください、先ほどやっていくというお話でしたので、ここに限らず、請願の結果についてはいろいろ議会の判断が出てくることだと思いますけれども、それに捉われることなくと言うと語弊がありますけれども、事業をしっかり遂行していくために、引き続きご説明を尽くしていっていただきたいなというふうに、今までもしていただいていることを承知した上で、最後にそれをお願いさせていただきたいと思います。 ◎地区街づくり課長 委員のおっしゃるとおりでございまして、これからも引き続き、地権者の方、関係者の方に対しまして丁寧な説明を尽くしていきたいと考えております。 ◆森本 委員 ありがとうございます。今の一連の質疑の中で、請願第5号については1項目めと2項目め、そして請願第6号についても1項目めと2項目めについては、町田市もしっかり問題意識等を持っていただいて、これまでも努力していただきましたし、こうして請願が出ることによって、さらに加速していただけるのかなというような認識を持ちましたので、私の質疑は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◆藤田 委員 それでは、質疑を行いますけれども、先ほど自由民主党の松岡委員から、そして今、さすがこの問題に取り組んできた森本委員から、先ほどご説明があったように、できるところ、そしてうちの三遊亭委員からありました説明をこれからも尽くしていくというところは、市のみならず、自由民主党のうちの紹介議員も含めてしっかり説明をし、ともに情報を共有、ここの部分は、共有したところはこれからも協議を重ねて、できるところは地元の声としていただきたいと思います。我々の説明、地元の議員も含めて説明していくという責任も我々も当然感じております。  その中で、そこを付した中で自由民主党会派というよりも、自由民主党の中で確認をさせていただきたいと思います。先ほど冒頭に三遊亭委員から発言があった部分は、そのスタンスをしっかりお伝えしたいという意味で、冒頭に三遊亭委員から発言をさせていただきました。  自由民主党といたしましては、これまで先ほど名前が挙がった都議、そして特に国土交通省関係の交渉も含めて鶴川駅の駅マネジメント、そして再開発は早期に実現してほしいということでずっと要望活動をしてまいりました。当然、自由民主党会派としても、鶴川駅の再開発、そして駅マネジメントについては、市にも予算要望をさせていただいてきたところでございます。  というのは、そういった結果があって国土交通省で、この都市計画決定の前提となります交通政策審議会の中で、鶴川駅の駅マネジメント、もう1つは、請願とはずれますけれども、関連することとして、この前、3月25日に小田急町田駅周辺のまちづくりの検討を小田急電鉄と始めるというプレスリリースがありましたけれども、町田駅の駅マネジメントも含めて、そこが交通政策審議会からも重要なこととして示されて、今回の立場があるんだというふうに思います。  なぜ自由民主党がこのことを求めたかというと、鶴川駅のみでお話をさせていただきますと、今現在、柿生駅での市街地開発事業の進捗及び新百合ヶ丘駅への横浜市営地下鉄の乗り入れ事業の決定などによって、正直周辺駅への来街者及び居住者の流出が脅かされている状況にあります。  そういう面では、先手を打っていかなければ、鶴川駅周辺の斜陽化は本当に守れない状況にあります。町全体の活性化の時期を逃してはいけない。ですから、改めて今回の都市計画決定も含めて、これは早期に実現していかなければいけないというのが自由民主党のスタンスであります。そういったところで確認をさせていただきたいと思います。  まず、改めて北口交通広場、南北自由通路、そして南口土地区画整理事業のスケジュールを確認させていただきたいと思います。 ◎地区街づくり課長 それでは、各スケジュールをお答えいたしたいと思います。  北口交通広場につきましては、2019年度に都市計画変更を行いまして、2020年度に事業認可を取得してまいります。2021年度からは整備工事に着手をいたしまして、2025年度の供用開始を目指しております。南北自由通路につきましては、2019年度に都市計画決定を行い、2021年度に事業認可を取得しまして、2022年度から整備工事に着手をいたします。2025年度の供用開始を目指して進めているところでございます。  続きまして、鶴川駅南口の土地区画整理事業につきましては、同じく2019年度に事業認可を取得いたしまして、2020年度から換地設計を行い、2022年度から整備工事の着手を目指して今準備を進めているところでございます。 ◆藤田 委員 そこのスケジュールで進めていっていただきたいと思います。  そういった中で、今回請願を判断するに当たって、今回の請願が可決といいますか、または場合によっては継続審査になった場合、どういうふうなことになるのかというのを少し確認させていただきたいと思います。  まず、先ほど松岡委員から質疑があって、川崎市との関係、協議も調い、非常に良好関係にあって、今回の都市計画決定の手続に入るということでありますけれども、この請願が可決または継続審査になった場合に、川崎市との関係はどうなるのか。  あと、小田急電鉄も交通政策審議会に鶴川駅の駅マネジメントを求めていたというふうにお聞きしております。ともに進めてきた事業かと思いますけれども、小田急電鉄との関係はどうなるのか。  そして、先ほど質疑の中で南地区の方々は、むしろ早期にというか、非常に要望が高いと聞いております。駅周辺の地権者と南地区を中心に、関係者との関係にどういう影響を及ぼすのか。  もう1つが、先ほどいろいろ説明がありましたけれども、これまで鶴川駅を考える会が本当に努力して積み重ねられてきて、今回の決定があるのだと思いますけれども、今後、鶴川駅を考える会というのが、請願が可決または継続審査になった場合に、どういうふうなことになるのか、改めてそこのところを確認させていただきたいと思います。 ◎都市整備担当部長 もし可決された場合、どうなるかということのお尋ねですが、まず川崎市との関係になりますけれども、川崎市につきましては、岡上地区というのは優先順位から若干下がっている部分がございます。そういった中で、これまで町田市としては、アクセス路を入れるために、川崎市に対して過去3年ほどずっと働きかけをしていました。ようやく昨年度から大分良好な関係になりまして、協力してやっていくということで昨年に文書も取り交わしているところでございます。  これが今度先送りということになりますと、次に一体いつできるのかということになっていきますので、川崎市も、これはしばらく凍結だねという判断が出てくる可能性が高くなる。そういったことになりますと、アクセス路の進みぐあいといったものが確実にとまっていくというようなことも懸念されるという状況です。  次に、小田急電鉄との関係でございますが、小田急電鉄は駅舎ですとか商業施設、駐輪場、駐車場、鶴川駅に対して我々が今回の事業を行うに当たって相当の投資を行ってまいります。これは当然我々の区画整理事業とかがない限り成り立たない事業ともなっております。予算的にも、先ほど申し上げたように多額の投資をする中で、この先の計画ですとか予定を見据えて、計画的に当然予算措置をしていただいているものと考えております。  それ以外にも、鶴川以外で先ほど委員からご意見がありましたが、いろんなところで小田急電鉄とは関係をしております。ここで町田市のほうで事業が先送りということになれば、小田急の計画自体も当然先送りということになりまして、これまで築いてきた信頼関係ですとか、今後の事業に少なからず影響が出てくる、そんなことの懸念が大いにあるというところでございます。  あと、南口の地権者につきましては、今まで説明してきた中で、また話が違うじゃないかということで不信感が出てくるということ。また、改めて調整ということになれば、それぞれまたいろんな考えがあると思いますので、そういった意味ではまた調整に非常に時間がかかっていく。現実的にはもうかなり厳しいという状況でございます。  最後に、鶴川駅を考える会の今後はということ、今、ワーキングを9月までの予定でやっておりますが、ここで先送りとなると、次にいつできるのか、当然見直しとなると、あらゆる方向に調整をかけて再検討する。半年から1年という請願の願意にはとてもではなく、そんなものでは済まなくて、再調整に恐らく数年かかると思っています。こういったことから鶴川駅を考える会を進めていって成果を出してもらっても、何も残らないというか、時間がかかってしまう。  例えば今、ワーキングでやっていることというのは、公共施設等をどういうふうに使っていこうですとか、ソフト面とか、あと担い手をどうしよう、そんなことも一緒にやっているものですから、ここを先に進めても、かえってご迷惑をかけると考えております。そういった意味から、鶴川駅を考える会については中止も検討せざるを得ないと考えております。 ◆藤田 委員 今回、我々も重い決断を迫られていると思いますけれども、この再開発事業だけではなくて、かなり影響を及ぼすということだと思います。  改めて確認させていただきたいんですが、町田市でも予算を計上されております。ただ、今お話しいただいたように、小田急の投資もありますし、駅マネ関連で言えば、国土交通省を初め国、東京都、そういったところのご協力も得ながら、このスキームというのは財政フレームも含めて組み立てられると思うんですけれども、細かい部分は出ないと思いますけれども、今回、駅マネも含めて鶴川駅の再開発全体でどのぐらいの総事業費になるのか、そこがわかれば教えていただきたいと思います。 ◎地区街づくり課長 今回の事業費の概算ではございますが、北口交通広場の再整備に33億円、南北自由通路の整備事業に22億円、南口の土地区画整理事業に63億円、そして南口アクセス路整備に9億円、合計といたしまして、概算額でございますが、127億円の金額を見込んでございます。 ◆藤田 委員 先ほど言ったように、これからさまざまなところから民間投資も含めて、かなりの大きな事業になるかと思います。それが今、目の前に来ている状況だと思いますけれども、改めて最後にお聞かせいただきたいのは、そうした投資、今、関係のところも聞きました。そして、鶴川駅に関連しての予算投資というか、国等も含めてお聞きをいたしました。そして、組み立てて地元の方々と鶴川駅を考える会を中心に、これからも含めて今おおむねの合意がなされて、都市計画決定に出していくんだと思います。  我々としては、先ほど言ったように地元の地権者の要望は、できるところはしっかりとやっていただきたいし、できないところについてはしっかり説明責任を果たしていただきたいというところがございますけれども、改めて今回の請願の趣旨の方向になった場合に、今お話しいただいた事業そのもの、今後どういうふうになっていくのか。場合によっては凍結となるのか、この再開発の事業について、鶴川駅の駅マネも含めて、とまってしまうのかも含めて、そこをお伺いしたいと思います。 ◎都市整備担当部長 町田市といたしましては、今回の都市計画決定の先延ばしというのは、変更を伴うということでの理解をしております。そのため、多方面との調整というのは非常に難しい、また時間がかかる。こういったことを考えていきますと、大変不本意な状況ではございますが、事業凍結の検討も選択肢の1つだと考えております。 ◆藤田 委員 改めて確認をいたしますけれども、今回、我々も決断するに当たって、かなりな決断をしなければいけないと思っております。通常の請願でありますと、そういう場合については地元との調整をさらに図るとか、そういうことで、いわゆる継続ということになります。継続審査になった場合についても、今お話しいただいたように事業が凍結という選択肢を選ばざるを得ないのかどうか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎都市整備担当部長 継続の場合でも、今回、8月に都市計画決定を予定しておりますので、このことを踏まえれば、結果的には延期という形と同じ状況になってまいります。その際、明確な変更根拠がない中で計画の見直しは困難だと思っておりますので、先ほど申し上げたように、事業凍結も1つの選択肢となるということで考えております。 ◆山下 委員 今るる伺いまして、担当部としてもかなりの思いで取り組んでいるということを確認したんですけれども、改めて、そういう意味では、鶴川にはURの中でも、現段階では団地のまちづくりの優先順位が全国の団地の中で考えたときにも進んでいるというか、優位性が高い鶴川団地もあるわけでございます。  そういう意味では、この事業というのが駅、当然関係機関、地元の方々でありますけれども、鶴川地区全体のまちづくりに与える影響という意味でも、相当大きな1つの要素と考えざるを得ないと考えたときに、今のご答弁を聞いていたときに、そういう周辺の鶴川地区全体のまちづくりに与える影響というものについては担当部はどういうふうに考えているのか確認をしたいんです。 ◎地区街づくり課長 当然、鶴川駅周辺の鶴川地区全体に影響はあると考えております。一番の今回の課題でありますバスの乗り場が街道まであふれている状況ですとか、駅からの乗りかえの速達性、あとは小田急線が複々線化によって新宿まで短縮されたポテンシャルの高さ、選ばれる駅鶴川、地域をこれから活性化していくためには、まずは駅前広場の再整備が不可欠だというふうに考えております。  地域の皆様から愛される駅、そして周辺となるような魅力のあるまちづくりというのは、先手を打っていかなきゃいけないと考えることが鶴川地区全体の活性化につながるというふうに考えております。 ◆山下 委員 私は地元は忠生のほうですけれども、当然今、小田急多摩線の延伸であったり、多摩都市モノレールの早期実現であったり、非常に大きなテーマを抱えているわけですけれども、かつてあった計画が長期化してしまったということで、これがどれほど大きなまちづくりにとっての機会損失につながってきたかということは身をもって感じていますので、今のご答弁を聞いた限りは非常に重たいテーマだなということを改めて申し上げて、質疑を終えたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。ご発言があればお願いいたします。    (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○委員長 それでは、議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午後2時22分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時23分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって質疑を終結いたします。  これより一括して討論を行います。 ◆藤田 委員 それでは、ただいまの請願に一括して自由民主党会派として反対の立場で討論を行います。  今回、うちの会派から紹介議員となり、提出されている部分がございますけれども、それは地元の議員として取り組んできた、先ほど鶴川地域の委員を中心に、これから地権者、請願項目の中でできること、そして説明責任、そこのところは市としてもこれから、我々も含めてしっかり地元に説明責任を果たし、そして実現できるところはともに地域の声として実現をしていかなければならないというふうに思っております。  しかし、自由民主党会派としては、先ほど質疑の中でもお話しさせていただきましたように、これまで鶴川地域の将来、そして他の地域で柿生等々を初め、さらに駅マネジメント等が進んでいる状況の中で、先手を打って鶴川駅周辺をしっかりとしたものにしていかなければ、都市間競争を考えても、そして地域から要望が強い急行乗り入れ等も含めて、そして地域の方々の利便性も含めて、これを図っていかないと本当に斜陽化してしまう状況になります。  これは今回の請願の趣旨で、この事業を後に延ばした場合の影響というものに関しましては、川崎市との関係、そして特に小田急電鉄との関係、小田急電鉄につきましては、町田駅の駅マネジメントも含めて、それと小山田のほうでありますけれども、小田急多摩線の延伸なども含めて、かなりの影響を及ぼすことになります。  そうしたことからしますと、我々自由民主党会派としても、一貫して早期に鶴川駅の駅マネジメントについては実施をしなければいけないということでありますので、我々自由民主党としては、これまでのスケジュールどおりしっかり都市計画決定を図る。これからさらに小田急電鉄との信頼関係を、川崎市等も含めて信頼関係を積みながら、早期に実現することを我々としては望んでおります。  そうした意味におきまして、本請願につきましては、今回、延期をするという意味においては余りにも町田市全体の活性化も含めて影響が大き過ぎる、そういう判断に基づいて、改めてこれからの町田の未来のために、鶴川のこれからのまちづくりの未来のために、しっかりと事業計画にのっとって進めていただくことを改めて述べさせていただきまして、本請願に関しては一括して反対とさせていただきます。 ◆細野 委員 るる今までの議論、質疑をお聞きしまして、この請願を採択するというのは本当に重いことだというのは改めて受けとめております。  ただ、これまでの質疑の中にもありましたように、食い違いというか、実現可能なものも項目としてはありましたし、また、担当の方も含めて、これから理解をさらに深めていくというお話もありました。そういう中で、この請願については継続にして、その間、こうした説明をさらに尽くしていただき、また――済みません、失礼しました。  そういうことも含めて行われるということで、8月まで努力を求めて賛成としたいと思います。 ◆山下 委員 本請願については、先ほど意見陳述をお聞きした上では、当然のことながら、地元の方々の思いというものは非常に伝わってまいりました。また、何よりもまちづくりをしていくという意味では、より地元の意向に沿った対応というのは必要だと思います。  そういう意味では、具体的に進んでいる内容もあるけれども、一方で、客観的に見たときに、相手方のある協議も含まれているということから、そこはしっかりと市のほうで願意の実現性については述べなければいけないというところがあるというふうに考えております。  さらに言うと、これについて言えば、スケジュールを延ばすということが請願の中に含まれておりますので、これがどれほどの機会損失につながるかということを考えましたときに、この請願については反対せざるを得ないという立場から討論といたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  それでは、請願第5号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって請願第5号は不採択すべきものと決しました。  続いて、請願第6号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって請願第6号は不採択すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後2時29分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時30分 再開 ○委員長 再開いたします。 △請願第10号 ○委員長 請願第10号を議題といたします。  本件について、請願者から、意見陳述の申し出がございます。  お諮りいたします。本日、6月19日の本委員会に、参考人として請願者である河合貞子さんと武田京江さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午後2時31分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時32分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である河合貞子さんと武田京江さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者河合貞子さんと武田京江さん、お願いいたします。 ◎河合 参考人 請願陳述の時間をいただき、本当にありがとうございます。  私は、野津田公園バラ広場のすぐそばに住む河合貞子と申します。 ◎武田 参考人 武田京江です。 ◎河合 参考人 3点にまとめて、まず陳述したいと思います。  1つ目は、バラ広場が町田市民の癒される場所であるということです。ことしは380種、840株のバラが見事に咲きました。バラ広場に来た人たちの声です。ことしのバラは特別きれいに咲いています。七、八年前まではボランティアでバラのお世話をしていました。ずっとこの場所で咲いてほしいです。ゼルビアの応援の前に、まずは大好きなこのバラ広場に来ると心癒されます。周りの緑いっぱいの借景がとってもいいんです。ここの場所からバラ広場がなくなるのは嫌、ここがいいです。この場所は台風が来たときでもバラの被害は少ない、バラには最高の場所です。新聞各社の記事を見てきたんです。腰をおろしてくつろいだり、写真撮影をしたり、香りをかいだり、ゆったりと楽しんでいる人たちがたくさんいます。このように、バラ広場はみんなの憩いの場所、癒しの場所、なくてはならない場所なんです。  小田急沿線では規模も種類も豊富で、四季折々自由に鑑賞できるゆったりと楽しめるバラ園の1つであり、町田としても、ほかに誇れる観光スポットです。  2つ目は、2001年から18年間という長い年月をかけて土づくりから始めて、現在のバラ広場ができ上がったということです。初年度の苦労話を聞く機会がありました。丹精込めた苦労の末のこのバラ広場です。18年の間、手入れをし続けた町田ばら会や市民ボランティアの皆さん、市職と町田市内外の数千人、数万人の利用者の方々、それに応じたバラたちのコラボがあって、ことしも見事なバラ広場になっています。  3つ目は面積のことです。町田ばら会と市との話し合いがなされ、現在地バラ広場面積8,000平方メートルを、植えつけ面積では4,000平方メートル以上は確保すると町田ばら会と約束したのに、総面積でわずか2,800平方メートルしかないと聞いております。この最新案は、中央駐車場前の道路側ののり面と子どもたちの遊び場を当てるそうです。総面積2,800平方メートルとは、植えつけ面積にすると3分の1程度にしかならないそうです。今あるバラの株数が全部植えつけられるのでしょうか。ゆったりと鑑賞することもできなくなります。  最後に、署名集めの中で野津田公園の全体像が説明不十分なまま、バラ広場を移転することは許されないことや関係者や市民の同意が得られていないことと訴えられました。また、野津田公園運営協議会の座長も問題ありと発言、言っております。テニスコート12面をつくるということですが、やっと根づいたバラと毎年時間を待つバラ愛好者の声が無視されています。誰の納得も得られていません。来年度、バラ広場を見に来た人はどんな思いになるのでしょうか。  市は一旦立ちどまって計画を見直し、再検討していただきたい。移転費用の件も含め、18年という長い歴史、市民の憩いの場であることをご理解いただき、ぜひとも野津田公園バラ広場の現在地での存続、拡充を強く求めます。 ◎武田 参考人 テニスコートは、現在は4面という計画で1面ふやすということです。平地の別の場所につくっていいんじゃないという声も聞こえますが、そのとおりだと思います。費用も安く済みます。移転にはバラの移転費用や土壌づくり、傾斜地を平らにするなど多額な費用がかかります。税金の無駄遣いではないでしょうか。ぜひ一旦立ちどまって再検討をお願いします。 ◎河合 参考人 以上で陳述を終わります。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者河合貞子さんと武田京江さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆戸塚 委員 2点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、請願の趣旨の文面の中で確認をさせていただきます。  「こうした中で」という文面のところに「すべてのバラ愛好者に対する、不透明で不適切なやり方」だということで書かれていますけれども、これは具体的にどういうことなのか教えていただきたいと思います。  もう1点が、その次の文章の中に運営協議会座長、そして地元の町内会などから不安の声が寄せられているということで言われておりますけれども、具体的にどういった言葉が言われているのか教えていただければと思います。 ◎河合 参考人 不透明というところは、やはり私たちすぐ身近なところにいる、バラ広場のそばにいる私たちは「何になるの、そうしたら」「駐車場になるのとか言われたよ」とか、「いや、テニスコートらしいよ」「いや、はっきりしていないらしいよ」ということが飛び交っています。本当に論議された上でのバラ広場移転とかいうふうになっているかどうかもあやふやで、1回目の請願をなさったときにも、幾つかの返事の中に二転三転四転と出しては引っ込め、出しては引っ込めの案ばかりでしたよね。そういう点で何かよくわかっていない。  それから、野津田陸上競技場全体を、野津田公園全体をどうしようとしているのかということが、そばに住む市民にはよくわからないというところで不透明ということを、もっと深いこともあるかもしれませんけれども、不透明に感じております。  それから、座長さんの、そこに先ほど申し上げましたけれども、運営協議会の中で、詳しくは私もわかりませんけれども、野津田公園をよりよくしていくために、みんなの意見をしっかり聞いてということをおっしゃっていますし、報告などを聞いておりまして、このままの状況ではということも発言されていると思います。それで座長さんのこと。  それから、町内会の不安の声というのは、まず、私の住むブロードヒルズの中でも、野津田公園の全体像がきちっとわかるように示されないで、何でバラ広場だけを玉突き現象みたいに、はい、次、はい、次というような予算の立て方じゃ困るということから大変不安の声があります。  それから、本当にあのバラが大好きな人たちが、あそこに年間を通して、私も行きますけれども、行っている人たちにとっては、とてもはっきりしないだけに、それからバラ広場を残してもらいたいという思いが強いだけに、そのように不安に思っているということをお伝えしたいと思います。 ◎武田 参考人 不適切ということなんですけれども、これは今のバラ広場がとてもすばらしいということで、それをどうして変えるんだろう、その説明がきちっとなされていない。それで私たちはよくわからないという声が結構出ているんです。だから、説明会をきちんと持ってほしい、そういう声も聞かれます。  ですから、やっぱり不透明だということと、それから今8,000平米あるんですけれども、それを道路沿いに何か植えるという話をすると、それはちょっとおかしいんじゃないの、ゆったり見られない。今、ゆったりと香りをかいだり、それから赤ちゃんもお年寄りもゆったりと回っていろんな種類を見られるのに、それができなくなる。そういうことが不適切だというふうにも考えています。  それから、座長さんなんですけれども、私もちょっと聞きましたけれども、移設するなら同じ面積をちゃんと用意すべきじゃないかというふうに言っています。等価面積という表現をされているとも聞いています。  ですから、特に市に対しても、そういったことをきちっと考えて市の行政は対応してほしいというようなことも発言されていると聞いています。そういう意味で、このように書いております。言っております。 ◆藤田 委員 1点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、請願を出される前に我々議員のところに、私たちも署名に賛同していますというお名前も含めていただきました。正直、我々としても驚いたところがございます。筆頭に書かれている方とか、あと、先ほど町内会というお話がありましたけれども、町内会長、いわゆる町内会の総意として書かれてあったり、それと1つ、先ほど町田ばら会のお話がありましたけれども、しかし、町田ばら会の名前としては、愛好者としてはありましたけれども、逆に名前がなかったり、先ほどの座長の件に関しては議事録等もありますから、しっかり確認をさせていただきますけれども、この賛同している人たちというのは、このまま我々は素直に、この人たちも賛同して、そして町内会全体としても、そういう声であるということでよろしいのか。  そして、町田ばら会のお話が請願陳述されましたけれども、町田ばら会の意向としても、こういった形で、後から市にも確認しますけれども、そういうことでいいのか、お願いしたいと思います。 ◎河合 参考人 署名に対して、バラ広場の請願をしたいということであちこちにお願いに上がりました。そのときに、やはり日にちが、6月3日にはもう出さなきゃならないということもありまして、いついつちょっと伺いますけれどもと言って行って、そこでは、ああ、いいよということを言ってくださって、自分が町内会長であれば、その役職も書いていただきました。  ああ、日にちが難しいねということから、十分に理事会にかけ切れないかもしれないけれども、僕は賛同するようという形で書いていただきました。集めに行ったときにも、その前もですけれども、全体にはちょっと時間的にできないかもしれないけれども、いいのと言うから、いいです、十分ですと申し上げて、回収に行ったときには、これぐらいの人しかできなかったけれども、いいかいということをおっしゃられました。  私たちも、日があれば理事会の席に行って、そこで説明し、皆さんの賛同を得て、そして多くの方にということはできるかと思いましたが、日にちが6月議会でしたので、ちょっと取り組みが遅かったせいもあってそうです。  私の住むところでは、僕も応援するけれども、理事会が開き切れないから、河合さんたちで頑張ってねと言われましたので、1人1人にお手紙つきで、各お家お家にポストに入れさせてもらってお話しに行き、そして署名の回収に伺いました。そのときに数々のことを、いや、これは困ったもんだねということとか、こうしてほしいという願いをたくさん地域の方からも聞いてまいりました。それが町内会・自治会その他での取り組みです。  それから、町田ばら会の方は、私も町田ばら会の人が表に出てもというふうに思ったんですけれども、前回の請願で町田ばら会の方が中心としてやってくれています。でも、私たち愛好者を前面に出して市民の声、愛好者の声をしっかり届けたいということから、町田ばら会の人たちあってのバラ広場なんですけれども、今回の請願には賛同しますの中にあえて書いていないといったら変ですけれども、愛好者の位置に書いたというようなことかと思います。 ◎武田 参考人 町田ばら会の方たちの声も聞いておりまして、4,000平米ということが2018年度の6月の市議会でも答えられていて、その前にも、その話は合意されていたんですが、今回の最新案というのは2,800平米ということで約束も守られていないというふうに聞いておりますが、そういうことで、それではちょっと納得いかないよねということが出されているそうです。  それで、そういうことならやはり現在地でバラ広場を残してほしいよというような声が出されているということは聞いております。それで私たちも、このゆったりと見られるバラ広場は貴重な財産なので、ぜひ残してほしいというふうに願っています。  市民の方々は、このことはほとんど知らないんですね。それで話しますと、それは困るよね、やっぱり今のバラ広場は本当に大事だよねということで、ほとんどの方が署名してくださいますので、やはりもっと時間があれば、もっとたくさんの方がこれに署名をしてくださるんじゃないかなというふうにも思っております。これがやはり市民の声ではないかと本当に思っていますので、ぜひ慎重な検討をお願いしたいと思います。 ◆藤田 委員 我々が審査するに当たっても、まして署名される方々に対しても、どういう方々が賛同しているかというのは非常に大事なんですね。そういう意味でお聞きをしているんです。町内会長の会長としてのもありますけれども、我々としても、署名する方々もそうだと思いますけれども、これは町内会全体として取り組んだというふうに思って署名される方もいらっしゃるんですね。  特に、ここのところは個人情報もありますからあえてお名前は言いませんけれども、筆頭にある方というのは物すごく影響力のある方ですよね。そういったところも含めて、そこのところが事実か事実じゃないかというのは聞きませんけれども、そこの賛同している署名の方々というのは肩書きも含めて非常に重要なんですよね。それでお聞きをしているんです。  そして、町田ばら会の件に関しても、後で市にも確認いたしますけれども、そこを捉えてもう1度お聞かせ願いたいんです。そうしましたら、町内会のところで、その筆頭の方も、そこのところを本当に賛同しているのかどうかも含めてお聞きしたいんですが、いろいろな方々のかかわりがありますけれども、町内会長として賛同を求めている方がいらっしゃいますよね。そこは町内会として求めているというふうな形なんですか、もう1回確認させていただきたいと思います。 ◎河合 参考人 筆頭になる方がとても影響があるとおっしゃいましたけれども、よくごらんください。これは、あいうえお順にやったんです。そして7人書いて、また8人目から14名の名前があると思いますけれども、だから筆頭も何もなく、おっしゃってくださった方ありのまま、僕は肩書きを書かないよという方は肩書きを書いておりません。しかし、検討して私たちが訪問したときには一応町内会長さん、自治会長さん、僕は出さないよという方も含め、皆さんのところにお伺いしました。  これは以前、私がほかのことで請願したときに藤田議員から、地域のこと、地域の自治会・町内会はどうなっているのとお教えいただいて、私は、あっ、そうだ、町内会・自治会の方に今の私たちの願いを聞いてもらわないことには、地域の運動、地域で願いを追求していくということはできないなと本当に深く思いました。それから、常に断られても当たり前、賛成いただければよりご一緒にできるということで学ばせていただいたところです。  だから、もくろみがあって筆頭に誰かれということではなく、あいうえお順で書いていったら、たまたまということです。もしその件で何か感じていらっしゃるのであれば、そうです。  それから、肩書き云々については、ご本人様にお任せして、そして先ほど申し上げたように、本当は私も理事会に伺いたいんです。私は、いつもそのことを守っております。そして、みんなの意見になった場合はよりうれしいけれども、そうじゃなくても、僕は一応この間の会長だからということで会長名を書いてくださって、困ったことがあったら、いつでも河合さん、僕のところへ来ていいよということを理事の方からもきちっと伝えていただいたし、何の裏も表もなく、会長さんのところに伺うようにしております。何しろ地域での一番大切な皆さんの要求を持っていくわけですから、ありのままで求めていっています。そういうわけです。 ◆藤田 委員 聞き方を変えます。単純にご質疑いたします。筆頭と書いてあるのは、ここに書いている方で、わかりやすく説明するために言っているだけで、どこに書いているにしても、その方、そして町内会長の名前が2名ございますけれども、その方々には、この肩書きも含めて呼びかけ人として、ここに肩書も含めて名前を載せます、そこは了承を得ているということでよろしいんですか。そこを確認させてください。 ◎河合 参考人 きちんと了承して、お1人お1人複数で伺っております。
    ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者河合貞子さんと武田京江さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者河合貞子さんと武田京江人さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、いただいたご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午後2時56分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時57分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎都市整備担当部長 請願第10号の「野津田公園バラ広場の移転を止めて、現在地における存続・拡充を図ってください」について、願意の実現性についてお答えいたします。  第二次野津田公園整備基本計画では、バラをより多くの来園者の方々に楽しんでいただくために、現在の公園北端に位置し、アクセスに起伏があり、車椅子やベビーカーの方々にとって利便性が劣る場所から、来園者がわかりやすい位置で、誰もがアクセス容易な公園中央に移転する計画といたしました。  現在も、バラ広場の存在を知らない来園者も多く、バラを多くの方々が認知できる場所に移転することで、公園の魅力を一層高めることにつなげたいと考えております。  2015年第1回定例会において同様の請願が提出され、その後もバラ広場移転に向けて調整を進めていく中で、さらに適切な場所がないか検討を行い、現在のテニスコート付近、ピクニック広場付近なども市から提案し、その可能性について調整を行ってまいりました。  しかし、テニスコートの利用状況、日当たり、さまざまな条件の中で最終的に当初計画の公園中央へ戻した経緯がございます。  移転案は、陸上競技場の避難広場確保の必然性から、おおむね3,000平方メートル前後の面積確保を予定しております。  そして、現在のバラの植樹面積は、測量の結果、約1,150平方メートルであり、観賞用及び維持管理用通路の配置を考慮しても、同規模の植樹面積は確保できると考えております。  野津田公園では、スポーツの森として、第二次野津田公園整備基本計画に基づき、拡張区域に多目的グラウンドとテニスコートを整備するため、事業を着実に進めてまいりました。  これまでのところ、拡張区域における用地取得状況は、都市計画決定区域では2019年度取得予定の残り1件となっております。まだ都市計画決定を行っていない区域では、2件が営農しておりますが、多目的グラウンド、テニスコートの一部を整備するめどは立っております。  拡張区域における今後の予定でございますが、多目的グラウンドは2019年度から工事に着手し、2021年度に完了する予定です。  テニスコートにつきましては、2019年度にバラ広場移転のための実施設計と冬にバラの根切りを予定しており、2020年度にバラ広場の移転場所の整備工事とバラ広場の移転を予定しております。その後、2021年度にテニスコート4面の整備を行い、1年での完成を目指しております。  町田市といたしましては、バラ広場の移転によってバラをより多くの方に観賞していただけることや、スポーツの森としてスポーツ施設を配置するバランスを考え、バラ広場は公園中央に移転することが適切と考えておりますので、願意に沿うことはできません。  なお、補足となりますが、今回の請願に当たって都市公園法、町田市公園条例に違反して、請願者の関係者と思われる方が野津田公園内で署名活動などを行っていたことが判明したため、報告いたします。  公園内では、訪れた方々がリラックスしてお過ごしいただけるように、署名、ビラ配布、募金など、さまざまな行為を禁止しております。  バラ広場での署名は、2015年の請願の際も、同様に野津田公園のバラ広場内で公園を訪れた方々に対して行われた前例がございます。その際も、当時の請願者に都市公園法、町田市公園条例に違反しているので、厳に慎むように注意したところでございます。  しかし、今回も5月26日日曜日に、バラ広場で開催していたばら祭りにおいて同様の行為を確認しました。このときは、午前中に禁止している署名用のビラ配布を行い、1度指定管理者がやめるように注意して一旦はやめましたが、その後、昼ごろに再び署名活動を始めるという行為に及んでおります。このことは、公園内で署名活動などが禁止されていることを知らなかったということで済むものではなく、確信犯的な行為と言わざるを得ません。容認するには行き過ぎた行為と町田市では考えております。  しかしながら、これをもって市民が生き生きと活動する場から排除しようというものではなく、バラ広場の移転は絶対条件となりますが、ルールを守って活動していただけるということであれば、これまで活動していただいた関係者とは、管理面なども含めて引き続き移転に向けた調整をさせていただく考えでおります。  町田市からの意見は以上でございます。 ○委員長 休憩いたします。              午後3時3分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時30分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより質疑を行います。 ◆細野 委員 それでは、お尋ねいたします。  まず最初に、部長が答弁されましたが、請願を出された方々、請願者に対して、先ほど公園を使って違法な行為をやっていたという説明がございました。そういう団体だと、それはどなたかがそういう行為をしていたかもしれない。でも、この請願に取り組んだ大勢の方もいます。協力してくださった方もいる中で、こういう場所で請願して陳述してくださった方に対して、そのような言葉で否定するということはちょっと不適切ではないかなと。この場で、こういう文言を言葉にされたというのは本当に残念なことですし、できれば削除していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎都市整備担当部長 このことについては、私のほうで現に目撃をしておりまして、1度注意をしております。その後にも同じ行為をしておりますので、ですから、ここの請願の関係者ということで、誰とは特定は避けさせていただきますけれども、先ほど申し上げたのは、そうしたことから容認するには行き過ぎた行為だと町田市では考えております。 ◆細野 委員 そういう行為をされた方がいるというのは、部長が目にしたということなので事実かもしれませんが、この請願自体、出された方々、いろんな方が大勢名前を連ねていらっしゃいますし、今回、筆頭の方は1名ですけれども、そういう中で全てがそうであるかのようなことを、しかも、ここの場で請願者に、陳述人の方に対して言われる、述べられるというのは不適切ではないかなと思います。それは意見としてとどめておきます。  そもそもこの請願者の方々の思い、今、陳述していただきましたけれども、町田市の施設である野津田公園のバラ園をとても愛していらっしゃって、これを存続してほしいという、言ってみれば、市のこれまで取り組んできた行政を本当に理解し、あるいは協力してくださった方々も含まれているのかなというふうに思うんです。  そうした中で思いが高じてというんですか、今、町田市が進めようとしている方向と違う方向で、バラ園をこの場所で残してほしいといった請願だったと思うんですが、これまで取り組んできた市のやってきたことを大変評価し認めている、それをできるだけ残してほしいという思いで出された行為であります。  決して市の野津田公園の事業そのものに異議を唱えるということではないわけで、やはりそういった方々の思いを、請願という形で出てまいりましたけれども、それは酌んでいただきたいし、そういう方々を切り離すというか、突き放しということはやってほしくないなというふうに思います。  では、質疑に移りますが、昨年の同じ時期の議会で、バラ広場の移転先については現テニスコートというふうに私も聞いた覚えがあるんですけれども、その辺の変更が行われた。二転三転の変更があったと請願者の方は述べていましたけれども、そういうふうに聞き及んでいるということだと思うんですが、市がこれまで町田ばら会の皆さんと話しながら場所として提示してきたのは、どこでどのような変遷があって今回またもとに戻っての提案というふうになったんでしょうか。 ◎公園緑地課長 これまでの協議の経過ということでございますけれども、このバラ広場の移転につきましては、具体的に基本計画の検討を進め始めたのが2017年でございます。2017年度に4回、2018年度にも4回、そして2019年度にも5月に1回、ボランティアをされている町田ばら会の方と協議を行っております。  初めの2017年度につきましては、移転の候補地、あくまでも詳細ではなくて、まずは移設の候補地ということで協議をさせていただいております。基本的な入り口に近い、野津田公園の北入り口のメーンの入り口周辺でということで、これは全て提案をさせていただいておりますけれども、今の遊具がある広場の部分ですとか、芝生のピクニック広場の部分、あるいはテニスコート付近ということで、2017年度は提示をさせていただいております。  これにつきましては、日影の状態ですとか、土地の平らなところがあるかないかとか、さまざまな条件がございまして、協議を進める中でそれぞれ場所については提示をさせていただいているところでございます。  そして、2018年度につきましては、テニスコートの部分が防災上の避難広場の確保が必要になっているというところから、遊具広場沿い、それから遊具広場とメーンの入り口の間の桜が植わっている部分の細長い部分、斜面の移設案等について提案をしているところでございます。 ◆細野 委員 経緯はわかりましたが、何回かいろいろな場所を提示されて、今回の場所ということで移転という話になっていることを漏れ聞いた皆さんからの請願だというふうに思うんですが、そのような移転先ではふさわしくないと。先ほど陳述でも述べていましたけれども、今の場所にあるバラ広場の値打ちをとうとうと述べられていましたが、そういう思いというのはどのように受けとめていらっしゃるでしょうか。市民の方々ですね。  バラをつくっていらっしゃるというよりも、私も年に1度か2度は必ずバラ広場を訪れて楽しませていただいているんですが、本当にすばらしい場所ですし、環境としては最高な広場だなと思いますが、そういう気持ちでいらっしゃる方に、どのように情報発信もしていらっしゃったのか、いかれるのか、その点についてはいかがでしょうか。 ◎公園緑地課長 現在のバラ広場の場所ということなんですけれども、確かに芝生の中にバラがあるという点では、いい場所だということでございます。  ただ、この場所につきましては、高低差があって車椅子ですとかベビーカーでおいでになる方には不便であるということ。あと、公園の中心地から離れているところでございまして、多くの人の目に触れる場所に移していきたいと考えております。  これまで取り組んでいただいているボランティアの方の思いにつきましては、先ほど申し上げましたけれども、これまで継続して協議をしている中で、バラを愛される気持ちというのは承知をしております。その上で私どもとしては、さらによい場所に、多くの人の目に触れるということで、バラのボランティアをされている方にもやりがいを感じていただけるような場所に移していきたいということで考えております。 ◆細野 委員 多くの人の目に触れる場所ということで、人通りの多いところにというところなんですが、まず狭くなる。十分面積はとれるということでしたけれども、18年バラを育ててこられた町田ばら会の方たちは、どのようにおっしゃっているんでしょうか。そこで十分だとおっしゃっているんでしょうか。 ◎公園緑地課長 町田ばら会の方の思いということにつきましては、今回この請願の中で書いていらっしゃるとおり、4,000平米が必要だというふうに考えていると承知しております。 ◆細野 委員 それから、運営協議会の会長の弁もあるように、移転するのであれば、同様の広さを確保すべきではないかという意見もあったというんですが、それについてはどのように受けとめ、努力をされたんでしょうか。 ◎公園緑地課長 今回のバラ広場の移転につきましては、先ほどから申し上げているとおり、入り口付近に移すことで多くの方に見ていただきたい。つまり、今以上に多くの方に魅力を感じていただきたいということで考えているものでございます。  例えば、今のバラ広場と同じものを移転する、全くそのままにということであれば、もちろん面積は少ないということにはなりますけれども、バラの魅力の見せ方、あるいは楽しみ方につきましては、単純に広さだけではないと考えております。  例えば、単純なフラットなところにそのまま植えるのではなくて、立体的な見せ方をするとか、あるいはゲート状のアーチを幾つかつくって、その中を通り抜けられるようにする。園路とバラを見せる面積がかぶるような、重なるような状態というのも考えられますし、単純に面積だけで比較するようなことではなくて、よりよいしつらえを考えていきたいと考えております。 ◆細野 委員 バラの配置については、今の環境でずっとつくってこられたわけですので、それを前提にしてイメージもしているでしょうし、市民にとっても、ああいう場所でバラを楽しめるというほかにはないような、特に都心では有名なバラ園などもありますけれども、町田のこのバラ広場というのは独特な魅力があるなと思っておりました。  そういう値打ちを、移転して狭いところに、見せ方を工夫すればということですけれども、やはり価値が変わってしまうんじゃないかなというふうに思います。そういう思いでいるバラ愛好者も多いと。町田ばら会の方だけではなくて、今回出された愛好者の皆さんの思いというのもきっと共通しているんだと思います。  あと、今、バラ広場のある場所ですけれども、周辺が樹木で囲われているのと、その先に農地ということでずっと緑が広がっている。そういうところにバラ広場があるということなんですけれども、地形について、農地と一体で広い緑が目の前に広がるというその辺の位置づけ、そういう意味ではバラ広場、バラ園というのが一体で、魅力もそうですし、また機能としても、そういう価値を持つんじゃないかなと思うんですが、そういった農地として価値を保存していくというか、保っていくという考えはないんでしょうか。また担当部は違うかもしれませんが。 ◎公園緑地課長 今のバラ広場のところにつきまして、樹林地が隣接して囲まれているということでございますけれども、今回、移設をする入り口につきましても、樹林地というのは、これから設けようとするバラ広場のバックにも樹林地というのは、背景としては緑が十分ある状態ということになると考えております。 ◆細野 委員 農地としての――園芸ですけれども、バラ広場の役割というか、価値という点ではいかがでしょうか。周辺の農家、何軒もないですけれども、良好な農地が残っている。そことつながって、そういう農業を支えていると思うんですが。 ◎都市整備担当部長 隣接している農地につきましては、現在、養鶏場として使われております。いずれ、ここについても、これから話をする。前からも話をしているところですが、将来的には拡張区域の一部としてテニスコートを整備していく予定であるというところでございます。 ◆細野 委員 その旨は存じているんですが、これまでも確認してきたんですけれども、営農の意欲のある農業者を守っていくという一方で、そういう役割も、都市づくり部とは違うかもしれないですけれども、町田市としてやらなければならない事業ではないかなと思うんですけれども、そういう意味では、それと一体のこのバラ広場、園芸と考えれば、農業と一体で、せっかくの価値なので、存続するという考え方もあるのかなと思います。  いずれにしろ、存続を願う市民の方の思いというのは十分わかりますし、価値としても、そういった町田市独自のバラ広場の意義を生かすとすれば、ぜひ存続もということはあり得ると思うんですが、農業と一体という点ではいかがでしょうか。 ◎公園緑地課長 隣接の営農されている方との関係ということでございますけれども、今現在、拡張区域の中で都市計画決定をして整備していく部分については、ここの農地につきましては現在のところ含まれておりません。今後、地権者の方とご理解をいただけるようにお話をしていきたいと考えております。 ◆細野 委員 ちょっとしつこくなるんですが、そういう意味では、町田市の農業振興という点からも大変良好な農業地域ですし、改めて、それでテニスコートの12面の施設を目指していくという方向だとは思いますが、それが農業を営む方の意向で、まだ当分続けたいということでしたら、それを待って、その間、例えばバラ広場を残すとか、そういったことというのは検討されないんでしょうか。 ◎公園緑地課長 現在のところはバラ広場を残すという考えはございません。 ◆戸塚 委員 先ほど意見陳述でもありましたとおり、昨年6月の本会議で市が4,000平方メートルの確保をするということでご答弁されたということでおっしゃっておられまして、その結果が2,800平方メートルとなったということなんですけれども、こちらの経緯について改めて教えていただきたいと思います。この点が1点。  もう1点が、先ほど言われていました運営協議会の座長の方、そして地元の町内会の皆様方が今回の件に関して異を唱えているということで言われておりますけれども、その辺に関しては、市のほうは把握をこれまでされていたんでしょうか。  もう1つは、運営協議会のほうには市の方は行っていらっしゃるんでしょうか。その内容とかは把握をされているんでしょうか。 ◎公園緑地課長 まずは経緯でございますけれども、これまで4,000平米、おおむねということで申し上げておりました。これにつきましては、あくまでもまず場所を設定しないと設計に入っていけないというところがございまして、検討して進めていたんですけれども、実際に植樹も、バラが植わっている部分の面積を改めて正確に把握いたしますと、先ほど申し上げたとおり1,150平米ということでございました。  実際に植わっている面積プラス通路、あるいは維持管理の作業に必要な通路幅等を考えていくと、約3,000平米あれば、魅力については効果的に見せるしつらえが十分できるというふうに考えているところから、今回の提案をしているところでございます。  そして、2つ目ですけれども、運営協議会の座長のご発言ということでございますけれども、私どもが把握している議事録につきましては、特に座長の発言というのは聞いたことがございません。バラ広場の面積のことも記載はございません。  それから、運営協議会自体に参加をしているかというところでございますが、町田市はこの構成メンバーには入っておりません。 ◆戸塚 委員 町内会は。 ◎公園緑地課長 町内会については参加をされております。 ◎都市整備担当部長 署名とかについては、こちらに書いてあるということは把握をしております。  失礼しました。以前から、こういう意見があったということは聞いておりません。 ◎公園緑地課長 今回のバラ広場の移設につきましては、2014年の第二次野津田公園再整備計画の中で策定をしているものでございますけれども、その中の検討を懇談会形式で2012年から9回開催しておりまして、その中では地元の町内会長、小野路町内会長と野津田町内会長も参加をされております。そこで、このバラ広場のことについてのご意見というのは伺っておりません。 ◆戸塚 委員 とすると、要は先ほど来、この請願の意見陳述と町田市側の願意の実現のご答弁を聞いていると、結構そごがあると思うんですけれども、町田市の見解としては、例えば運営協議会、そして地元の町内会等からは特段いろいろな異論は来ていない、そういったご判断でよろしいんでしょうか。 ◎公園緑地課長 そのとおりでございます。 ◆戸塚 委員 あと、もう1点確認したいんですけれども、例えば4,000平方メートルを確保するということだけに特化した場合に、物理的に絶対難しいのか、それともやり方によっては確保できる可能性があるのか、そこだけ確認させてもらっていいですか。 ◎公園緑地課長 これまでさまざまな提案を検討している中では、4,000平方メートルは難しいというふうに考えております。 ◆松岡 委員 1つだけ確認いたしたいんですけれども、野津田公園のバラ広場で5月に2日間、ばら祭りがあったかと思うんですけれども、バラの花というのは6月下旬ぐらいまで楽しめるかと思います。もちろん、見学は無料だと思いますけれども、先ほどから市のご答弁で、植樹面積は1,150平米を確保しているということで、今たしかあそこに840株ぐらいのバラの花があるかと思いますが、移転するとしたら、バラの木の数というのは同数ぐらいなんでしょうか、どんな感じなんでしょうか。 ◎公園緑地課長 基本的には全てのバラを検討したいと考えております。 ◆藤田 委員 我々も先ほど請願者のほうにも確認をさせていただきましたけれども、やっぱり地域の声というか、今まで尽力されてきた町田ばら会の声というのは大変重要なんですね。それでいろいろ確認をさせていただいているんです。  1点、我々もここに賛同を呼びかけている方々には、全てではありませんけれども、我々はそれぞれの地域に議員がおりますから、ここの町内会の会長も含めていろいろ確認はしております。確認というか、さまざまどういう声なのか、どういう思いでいるのかというのは、我々も、そうした上でこの審査に臨ませていただいています。  改めて、先ほど戸塚委員からありましたけれども、賛同呼びかけ人になっているぐらいですから、そうした地元の町内会の声というのは当然届いていなければいけないし、そういう声があるんだとしたらば、市もちゃんとそこのところは聞いて、それに対する対応をしなきゃいけないと思うんですけれども、そこのところを1点お伺いしたい。  あと、町田ばら会にも、所属をされている議員もいますから、我々が聞いた話では、今回の提案については、面積のところはいろいろまた調整等もあるんでしょうけれども、町田ばら会としては、この市の提案に関して、10回とかいろいろありましたけれども、最終的に合意を得ていると聞いているんですけれども、そこのところはどうなんですか。 ◎公園緑地課長 まず、合意を得ているかということでございますが、この請願が出てきたということで、合意はまだ得られていないというふうに認識をしております。  あともう1点、町内会からの要望というようなことが来ているかということでございますけれども、正式な要望としては来ておりません。 ◆藤田 委員 あと、運営協議会に関してはしっかり議事録があるのだと思うんです。請願者からは、先ほど来ありますように、運営協議会の座長の発言として明確に述べられておりますけれども、そこのところ、議事録も含めて参加されていないのかもしれませんけれども、そこはしっかり把握されていますか。 ◎公園管理担当課長 運営協議会の議事録等いろんな記録についてなんですけれども、私どものほうで存在の確認ができていないところになります。議事録がないということになります。 ◆藤田 委員 どちらが言っている、言っていないではなくて、我々も含めてですけれども、地元の声とか、あと、そこの議事録というか、運営協議会で話し合われた、まして座長の発言というのは重いと思うんですよね。そういうところはしっかり確認して、あったのかないのか、あったならばどういう対応をするのかというのは、運営協議会からも当然報告もあるでしょうし、そういうところを把握されなきゃいけないと思うんです。  もう1回聞きますけれども、運営協議会から、今、請願者からあったような発言、そして、そのことというのは確認されていないということなんですか。 ◎公園管理担当課長 そこの議事録についての記載がないということでお話しさせていただければと思います。 ○委員長 休憩いたします。
                 午後3時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎公園管理担当課長 大変失礼いたしました。議事録はございます。そこに、そのような記載がないということになります。 ◆藤田 委員 そうしましたら、そこのところは運営協議会のほうから、座長発言も含めて今、請願者から出されたということに対しては、市に報告というか、そういうものはされていない。請願の陳述で今初めて知ったということでよろしいんですか。 ◎公園管理担当課長 はい、おっしゃるとおりでございます。  ちなみに、私どものほうで持っている今の議事録については、2018年第1回の開催された議事録のことをお話しさせていただいているところであります。 ◆藤田 委員 そこのところは、しっかりもう1度、過去の議事録等も含めて、座長の発言も含めて、我々もヒアリングはしますけれども、確認をしていただければと思います。  それと、先ほど我々は町田ばら会とはおおむね合意ができて、それでの市の提案だと聞いていたんですけれども、そうすると、まだそこは町田ばら会と話し合っているということなんですか。そうならば、また我々も、判断等も含めて、これからも含めて変わってくるんですけれども。 ◎都市整備担当部長 町田ばら会の方とは、これまでずっと話し合いをしてきました。今回請願を出すので、これで結果を見るまで市とは協議をしないということで言われております。そのため、我々はそこで協議はストップをしているという状況で、我々の意向としては移設ということで何度も話をしているところではございます。 ◆藤田 委員 そうすると、確認なんですけれども、町田ばら会からは市というか、協議会の中の提案に対して、今ストップしているけれども、その前は当然話し合っていかなければいけないし、やっぱり町田ばら会の声というのは、これまでやってきたということで重要だと思うんですよね。市というか、その提案に対して、今ストップしているにしても、町田ばら会はどういうふうに言っているんですか。 ◎公園緑地課長 5月9日に町田ばら会とお話をさせていただいておりまして、そのときには、この提案した面積、約3,000平米という面積が足りないということで話は聞いております。 ◆藤田 委員 これからになるんだけれども、我々もさまざまな、議案もそうですけれども、こういうことというのは、さっきの鶴川もそうですけれども、ある程度市の方針を出すならば、そこの少なくとも運営協議会も含めて、全てというのは無理だと思いますよ。  ただ、特に今まで運営されてきて、これからも携わっていただく町田ばら会とのおおむねの合意があって議会にも報告されるものだと思っているんですけれども、まだそこの段階に至っていないと。だから、言ってみれば、今回の移転の案というのは、まだ提案するに至っていないというふうに解釈していいんですか。 ◎公園緑地課長 移転そのものについては、4,000平米というところで移転については協議をさせていただいていたところ、最終的にご提示した面積自体が、やはりそれでは足りないということでご理解を今得られていないというところでございます。 ◎都市整備担当部長 我々としましては、2015年からずっと協議をしてまいりました。最終的に来年度から我々も工事に入るということで、それに向けてやってはいましたが、面積とかも含めて、我々はこれが妥当だろうというところでお話をしたところ、最終的にご理解は得られていないという状況ではございます。 ◆藤田 委員 最後にいたします。先ほど戸塚委員からもありましたけれども、ここに署名賛同の呼びかけの中の町内会も運営協議会の中に入っているということもございました。我々なりにも、これまで地域の声というものはどうなのかということで調査というか、いろいろ聞いたりなんかしているんですけれども、そういう運営協議会の中でも、今回この請願項目に上がっている声というのは、特に地元の周辺の町内会も含めて市には、そういった要望というものは届いているんですか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎公園管理担当課長 運営協議会も含めて私どもには届いていないところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。  ご発言があれば、お願いいたします。 ◆細野 委員 この請願自体は愛好者の方々からということですけれども、恐らく町田ばら会を支えていきたい、応援していきたいという市民の皆さんからだと思います。  町田ばら会との合意がまだ図られていないということですし、町内会の会長さんが署名してはくださっていますが、町内会からの要望は市に届いていないということです。今こういう形で一端が届いたということですので、継続をしていただいて、そういう調査をぜひしていただきたい。なお調査をしていきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◆戸塚 委員 先ほどの意見陳述、そして市のご答弁でもありましたとおり、この請願の内容が、やはり移転するにしても、しないにしても、今までバラをやられていた町田ばら会ですとか地元の町内会、運営協議会の意見というのは、もし意見が本当にあったならば、それは市議会としても、ある程度尊重しないといけませんし、町田市としても、それなりに対応しないといけないというところであります。  まさにそこが信憑性の部分で、お互いに言っていることでそごがある以上、これで市議会として決をとるというのは逆に非常に無責任ではないかなというところがありますので、そういった意味では、特にこの運営協議会とか地元町内会、そして町田ばら会の部分については、しっかり調査が必要じゃないかなと思います。そういったことも鑑みまして、我々の会派としても継続を主張したいなと思っております。 ◆山下 委員 公園の計画なので、これは進めていかなきゃいけないというのはあるかと思うんですけれども、ただ、事請願に対しての審査ということであれば、今言ったような具体的な内容について、やはりきちっとした調査も必要だろうということで、我が会派としても継続をすべきじゃないかと思います。 ◆藤田 委員 我々の会派としても、特に今、町田ばら会と逆に請願の件に対して協議がとまっているとありましたけれども、むしろ我々としては、町田ばら会のみならず、ここのところは、今ほかの委員からありましたように、調査も含めて協議を再開してほしいと思いますね。それでしっかり話し合って方向を、我々としてはまずは見守るしかないのだと思うんですね。だから、そういう意味で継続して見守る。  ただし、市も含めて町田ばら会も、これはお願いになるのかもしれませんけれども、その声も含めて、町内会の声も含めて、しっかり話し合いを進めてほしいと思います。その要望も含めて継続にするべきだと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午後4時10分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時11分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆戸塚 委員 本請願に関しましては、意見陳述、そして町田市の答弁を聞く限り、ここの請願の中身の部分で非常にお互いの認識のそごがあります。特に地元の町内会、運営協議会、そして今までバラに携わっていただいた町田ばら会の皆様方の意見の部分が非常にそこの部分の象徴となっておりますので、なお協議を要すると判断されるため、今請願は継続をさせていただきたいと思います。 ○委員長 お聞き及びのとおり、継続審査にすべきであるとの意見がありますので、お諮りいたします。  本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって本件は継続審査とすることに決しました。 △第46号議案(都市づくり部所管部分) ○委員長 第46号議案を議題といたします。  本案のうち、都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎都市づくり部長 第46号議案 令和元年度(2019年度)町田市一般会計補正予算(第1号)のうち、都市づくり部所管分についてご説明を申し上げます。  補正予算書6ページをごらんください。  第2表、債務負担行為補正でございます。  追加分の1番目、野津田公園拡張区域多目的グラウンド整備事業につきましては、限度額を10億3,950万5,000円とするものでございます。  多目的グラウンドの擁壁工事等の造成工事につきましては、2019年度から2020年度の債務負担行為を設定し実施する予定でしたが、交付金事業は単年度契約が原則との理由から債務負担での工事が認められなかったため、2019年度当初予算時点では単年度での工事として計上をいたしました。2019年3月の実施設計の成果を踏まえ、東京都と協議した結果、債務負担行為が認められたことから債務負担行為を設定いたします。  7ページをごらんください。  第3表、地方債補正でございます。  変更の1番目、都市計画公園整備事業につきましては、限度額を31億4,500万円から31億4,800万円とするものでございます。  続いて、歳入でございます。  13ページをごらんください。  第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の5、土木費国庫補助金、節の1、社会資本整備総合交付金、都市計画公園整備費の200万円は、野津田公園拡張区域整備工事に対する補助金でございます。  14ページをごらんください。  第22款、市債、項の1、市債、目の4、土木債、節の2、都市計画事業債、都市計画公園整備事業の300万円は、野津田公園拡張区域整備工事に対する市債でございます。  続いて、歳出でございます。  18ページをごらんください。  第8款、土木費、項の3、都市計画費、目の8、公園緑地費、節の15、工事請負費の605万円は、野津田公園拡張区域整備工事に対する新労務単価適用の補正でございます。  よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 補正予算書の6ページの債務負担行為の追加ですけれども、野津田公園拡張区域多目的グラウンド整備事業、2カ年にするということで債務負担行為が東京都のほうから認められたということでした。この工事、多目的グラウンド整備事業について、ここのどちらも購入は済んでいるわけですけれども、今後、2カ年にわたって行われるわけですけれども、それぞれどのような事業が行われるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 事業の内容ということでございますけれども、これは多目的グラウンドの造成工事と擁壁工事を2カ年にわたってするものでございます。 ◆細野 委員 造成工事、擁壁工事とどちらも大規模な工事ということですが、目的としては、この擁壁、それから造成、それぞれどのような形で何を目的に整備されるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 現在の拡張区域の計画地が高低差のある土地でございまして、グラウンドを造成するということになりますと、平面をつくるということになります。平面をつくるためには、片側を持ち上げなくては平面になりませんので、その造成工事と擁壁工事をするというものでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。  これより第46号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。 ◆細野 委員 第46号議案に反対の立場で討論をいたします。  本予算には、野津田公園拡張区域多目的グラウンド整備事業債務負担行為の追加、また都市計画公園整備事業地方債増額など、野津田公園の整備事業がメーンに予算化されています。今回の多目的グラウンド整備事業についても、この間、請願でもありましたが、拡張区域を進めながら、また今後さらにテニスコートの整備ということで順次進んでいく事業です。  市民の方からも、バラ園の存続なども求められていますが、こうした税金の使い方が最優先で、こうした大型の公園整備に使われていいのかという声も聞くところであります。今後、そのようなこれからの事業展開も不透明ですし、整備を進めていくことに疑問もあります。  よって、本予算に反対いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第46号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第46号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後4時20分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時21分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第55号議案・行政報告(南町田駅周辺地区拠点整備事業について) ○委員長 第55号議案及び行政報告、南町田駅周辺地区拠点整備事業についてを一括議題といたします。  第55号議案については提案者の説明を、行政報告については担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 まず、第55号議案 鶴間公園の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鶴間公園を管理運営する指定管理者として、株式会社石勝エクステリア・東急スポーツシステム株式会社・日本体育施設株式会社共同事業体を指定するものでございます。  指定管理者の指定期間は、2019年11月1日から2029年3月31日までの9年5カ月間でございます。  なお、指定管理者の候補者につきましては、公募により選定いたしました。  よろしくお願い申し上げます。
     引き続きまして、行政報告、南町田駅周辺地区拠点整備事業につきましては、政策推進担当課長よりご説明を申し上げます。 ◎政策推進担当課長 では、南町田拠点創出まちづくりプロジェクトの進捗報告ということで行政報告をさせていただきます。  資料1ページ目に、工事の進捗について記載をしております。  まず、土地区画整理事業でございますが、複合利用ゾーン周辺での道路工事を進めております。  パークライフ・サイトの建築工事は、おおむね建方工事が完了してきておりまして、来週以降、外構工事も開始をいたします。  鶴間公園につきましては、川側のスポーツエリア整備を本格的に進めております。来月以降は土砂の仮置き場として使ってまいりました線路際の運動広場の整備にも取りかかってまいります。クラブハウスの建築工事も予定どおり進んでおります。  駅周りでございますが、6月9日、日曜日に自由通路と新たな改札を開放いたしました。これに伴って駅前街区の一部の通路を開放し、駅への動線として使っていただいております。駅ではホームドア、エスカレーターの設置、商業施設ではテナント工事が本格化してまいります。  資料2ページ目をごらんください。  まちびらきについてのご報告でございます。南町田グランベリーパークのまちびらきでございますが、5カ月後の11月とすることを決定いたしました。具体的な日付については未定でございます。11月には新しい駅と商業施設、鶴間公園、パークライフ・サイト内のライブラリー、子どもクラブ、カフェがオープンする予定です。ミュージアムは1カ月後の12月開館となります。  それから、まちびらきの時期とあわせて、町田市、東急電鉄とで新しい町のロゴマークも決定をいたしました。町の全部が公園、パークのようになるコンセプトをもとにいたしまして、大きな木をモチーフにしたデザインを施しております。商業施設のロゴも同じデザインを施しております。  それから、これらをお知らせするためにマスコミ向け、それから一般向けの発表会を5月から6月にかけてそれぞれ開催をいたしました。マスコミ向けには5月14日、44媒体の参加がございました。一般の地域の方々向けには5月17日、18日、2回の開催を予定したところ、会場に入り切れないほど多くの方にご来場いただきました。先週末になりますが、6月16日にも追加を開催いたしました。会場にお入りいただけた人数、発表会につきましては5月17日が283名、18日がサテライト会場を増設して407名、6月16日が168名で、延べ858名でございます。  資料3ページ目から19ページ目が5月、6月に行いました発表会で配付をしました資料となっております。  3ページ目から8ページ目が発表会で配付をしましたプロジェクトのパンフレットです。  4ページ目がプロジェクト全体の配置やコンセプト、5、6、7ページ目は、公園、パークライフ・サイト、商業施設をそれぞれ紹介したもの、8ページ目は区画整理や歩行者ネットワーク、防災対策などの取り組みを記載しております。  資料9ページから11ページは、プレス発表を5月14日に行った際のリリースでございます。  12ページ以降は、同じ日に東急電鉄から発表されました商業施設のテナント情報に関するリリースになってございます。  2ページ目にお戻りください。  4項目めとして東急電鉄と結んでいます協定についてのご報告でございます。  1つ目に書きました沿線まちづくりに関する協定は、南町田駅周辺のまちづくりを始めるに当たっての最初の協定でございました。2013年12月に協定を結んで、5カ年が経過したことから更新をしたものです。新しく盛り込んだ要素といたしましては、今後、町田市の大きな取り組み施策になります多摩都市モノレール延伸、これを東急電鉄にもしっかり協力連携する体制を整えるための文言を追加いたしました。  もう1つは、プロジェクトが整備だけではなくて運営準備のフェーズに入ってきたことから、運営体制を整えるための連携協定というものを結びました。  最後が一般質問でも取り上げられましたが、商業施設の帰宅困難対策としての協定締結でございます。  最後に5項目め、地域スポーツ活動への支援策につきまして、昨年9月議会の町田市立公園条例の一部を改正する条例に対する附帯決議への取り組み状況のご報告です。  前回、定例会での行政報告にて地域スポーツクラブの設立準備委員会が立ち上がったこと、また、地域スポーツクラブ補助金の制度改正による補助スキームを検討していることをご報告しました。  資料最終ページ、20ページをごらんください。  地域スポーツクラブが鶴間公園内の有料施設を利用する際の助成方法につきまして、町田市地域スポーツクラブ設立及び運営事業補助金交付要綱を改正する案でございます。  現行制度では、20ページの上段に記載のとおり、設立の準備金として15万円、運営の補助金として30万円を段階に応じて最大5年間補助しております。これに加える形で、鶴間公園の有料施設を利用する場合、20ページ下段に記載のとおり、利用料金の一部を補助する規定を設ける予定です。期間は現行と同様、最大5カ年を考えております。  具体的な上限額は、今、スポーツクラブの準備委員会に投げかけをさせていただいております。会の中でご検討いただいている最中でございますので、引き続き相談をして決めてまいりたいと考えております。  この要綱改正につきまして、準備委員会とのお話を進め、スポーツクラブの活動に支障のないように、まちびらきまでに制度を整えていく考えでございます。  最後に、2ページ目の一番最後の項目でございます。今後の進め方につきましては、まちびらき、ミュージアムの開館は先ほどご説明をしましたとおり、ことしの11月、12月を予定しております。その後、土地区画整理事業の事業完了を来年度までに行いたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆細野 委員 まず、議案のほうから伺います。  指定管理者の指定のための議案ですけれども、これは契約案件ではありませんが、どのような形になるんでしょうか。また、なぜそうしたのか、お聞かせください。 ◎公園管理担当課長 私どものほうとしては、民間のノウハウをいろいろ活用しながら、この鶴間公園も進めて、どのような運用管理を進めていくのかというのを含めて、今回、指定管理者の議案として提出させていただいたところになります。 ◆細野 委員 民間のノウハウを活用したというご説明でしたけれども、どのようなノウハウで、本来、指定管理者については契約という形で、何年間という形での契約になると思うんですけれども、今回9年5カ月ということで通常より大変長い期間ですが、新たな手法というのはどういう手法で、また契約とどのように異なるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 そもそもの指定管理者制度の中の説明にはなりますけれども、指定管理者制度は契約行為ではございません。私どものほうで議会にご提案させていただいて、それを議決、意思決定をしていただいた後に、基本協定を締結させていただいて、年度ごとの事業計画を結ばせていただくところになります。  今回については、南町田拠点プロジェクトの中で、今まで長い経緯を含めて、このまちづくりを進めてきたところになります。そういった意味で、新たに10年間、9年5カ月という期間を定めて、民間の投資をしていただくところも含めて、地域の地元の方と綿密にいろんな鶴間公園の運営にかかわっていただきたいと思っておりますので、この期間を定めたところになります。 ◆細野 委員 そういう中で選定されたということなんですけれども、いろいろ公園とか公共施設の指定管理はなかなか思ったようには、信頼して任せた事業所がそれをきちっと履行しなかったり、いろんな問題があったりということがこれまでも町田市の中ではあったかなと思います。それをきちんとチェックする、担保する機能というのは、9年5カ月という長いスパンで、どのような形でできるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 おっしゃるとおり、今回、私どもの初めての取り組みの中で、この9年5カ月、10年間という指定をさせていただくところになります。当然、中間においては評価をさせていただくところになります。私どもが求めていることが確実にできているかどうかを含め、評価するところになります。ちなみに、2023年度終了後、2024年度に中間評価を行うということで決めさせていただいております。 ◆細野 委員 誰がどのような形で行うのか、また、一番市民の方が利用されていますし、スポーツクラブなども立ち上がるという点でさまざまな方々がかかわってくると思うんですが、特に地域との交流ということも先ほどおっしゃっていましたけれども、そういった地域の声とか、そういったものがどのような形でその評価に反映されるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 もちろん、公園に来園された方の人数がちゃんと年間通して求められているニーズになっているのかとか、自主事業の中の満足、地元の方が満足していただいているのかとか、そういったアンケートを含めながら、外部の方を入れながら、中間評価を進めさせていただければと思っております。 ◆細野 委員 町田市の評価委員会が行うということでしょうか。外部の方というのはどういう方になるのでしょうか。 ◎公園管理担当課長 いろんなモニタリングをする中で、私どもの行政としての評価も含めて行っていきますので、その評価については指定管理者がどのように進めていくのか、私どもも一緒になって評価していくところになります。 ◆細野 委員 それでは、選考された事業所について伺いたいと思いますが、新しい事業者が選考されたわけですけれども、その3者の中の代表事業所が株式会社石勝エクステリアと東急スポーツシステム株式会社、日本体育施設株式会社の3者ですけれども、石勝エクステリアと東急スポーツシステムは両方とも東急系列の企業だというふうに認識しております。そういう意味で、東急電鉄の行う商業施設と一体で東急の系列の指定管理者が運営するということになると思うんですが、これは故意にそうしたわけではないわけですかね。いかがでしょうか。 ◎公園管理担当課長 そもそも指定管理者の制度というのは、公の公募によって行っているところになります。例えば今回のスケジュールであれば、2018年の11月15日に公募の募集をさせていただいた。ホームページ等でも掲載させていただいて、その後、説明会を11月22日、これは皆さんご参加していただけるように、14者の方が参加していただいているところになります。その後、申請を受け付けして行っているところであります。その結果が、この指定管理者の構成団体となっているところになります。 ◆細野 委員 14者説明会にはいらっしゃったようですけれども、実際には選考されたのは1者の今回選定されたTSURUMAパークライフパートナーズですが、そういう意味では競争性という点で1者しか、14者、来ないでくださいと言ったわけではなくて、自主的におりられたのかなと思いますけれども、選考に残ったのは1者ということで競争性という点でいかがだったんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 私どものほうの選考した結果が1者ではなく、その公募に応募していただいた団体が1者ということになります。 ◆細野 委員 1者が公募に応じて選考に入ってきたということで、選考は、このTSURUMAパークライフパートナーズという団体になったということだと思うんですけれども、株式会社石勝エクステリア、東急スポーツシステム株式会社と日本体育施設株式会社ですか、本会議の質疑でも伺いましたけれども、ちょっと聞き取れなかったので、済みません、それぞれこれまでの実績というか、どういうところで仕事をされているのか教えてください。 ◎公園管理担当課長 まず初めに、株式会社石勝エクステリアについては、横浜市青葉区の谷本公園とか、川崎市川崎区の大師公園での実績がございます。  あと、東急スポーツシステム株式会社については、実は2019年度からサン町田旭体育館を含む町田中央公園とか、木曽山崎公園とか、そういったところで私どものほうの指定管理者の構成団体の1つとなっているところになります。  日本体育施設株式会社については、皆さんご存じのとおり、野津田公園の指定管理者として行っていただいているところになります。ちなみに、2009年から行っていただいています。 ◆細野 委員 株式会社石勝エクステリア、大師公園は聞き取れなくてチェックしなかったんですけれども、谷本公園については、ことしの4月からは指定管理を外れたようなんですけれども、その辺の経緯とか、その辺を実績として入れていいのかということはいかがでしょうか。 ◎公園管理担当課長 当然、過去の実績においては入れさせていただいているところになります。今年度から、そういった指定管理者から違うところになっているということは私どもも把握しておりますけれども、それに対するコメント、意見はございません。 ◆細野 委員 選考されて、いろいろ基準を評価されて、選考委員会が評価しているようですけれども、実績がそういう中で、評価点を見ますと一番高いんですよね。15点中12ポイントということで、80%ぐらい上げているんですけれども、ほかは60%とか65%とか、評価点としてそれぞれの項目を見ますと、6割は超えているんですけれども、そういう意味では安定性とか、管理運営の継続性という点については、大丈夫だからここに出してはいると思うんですけれども、その辺、どのように判断されているでしょうか。 ◎公園管理担当課長 おっしゃるとおり、大丈夫ですから皆様方に議案としてご提出させていただいているところになります。 ◆細野 委員 選考委員会では何か特に意見とかはなかったんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 大丈夫かどうかとか、そういったことのご意見は一切ございません。 ◆細野 委員 その中で、新たにオープンするカフェとか、そういった新たな鶴間公園の事業というところで、カフェの運営とか自主事業とか、これから未知の部分ということもあるんですが、評価としては、割合で見ると60%ぐらいの評価というところで、そういう意味では余り高くないですけれども、あと、そういうカフェなどを運営した経験というのが余りない団体ばかりではないかなと思うんですが、そういったところについてはどのように今後していくんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 今おっしゃられたように、自主事業の一環として行っていくところになります。いろいろと協議しながら、私どもも、ある意味厳しい視点を持って進めさせていただければと思います。 ◆新井 委員 行政報告についていいですか。資料を見させていただいて、大変わくわくする内容で、まちびらきがすごく楽しみなイメージを持ちました。  メディアにたくさん取り上げられたというお話だったんですけれども、こういう感じのまちづくりだと、メディアも大事ですが、恐らくSNSで拡散をしていくというのが多くなるんだろうなというふうに思っています。今現在、SNSで拡散ということをコンセプトにした何か整備というのは行っているのかどうか確認させてください。 ◎政策推進担当課長 昨年度、一昨年度行っておりましたワークショップがございます。鶴間公園のがっこうだとかの中では、フェイスブックというツールを使って発信をしているものもあります。それから、そこの動画をユーチューブに上げるということもしております。プロジェクトとして定期的にSNSで発信するという行為は今やっていないんですが、南町田グランベリーパークの町を新しくホームページ等も立ち上げなきゃねという話もしておりまして、その中でさまざま発信していくツールとしていろいろ考えていきたいなとは思っています。 ◆新井 委員 ありがとうございます。いわゆるインスタ映え、そういう視点もぜひ入れていろいろな整備をしていただければと思います。 ◆三遊亭 委員 行政報告に関して質疑をさせていただくんですが、まちライブラリーが設置されるということなんですが、これは恐らくなんですが、図書館法が適用される施設ではないと思うんですが、その確認です。 ◎政策推進担当課長 おっしゃるとおり、図書館法に基づく施設ではございません。町田市の施設でもございませんで、今回はソニー・クリエイティブプロダクツがつくる建物の中に、まちライブラリーという民間の取り組みですね。詳しくは一般社団法人が運営するノウハウを持っているんですが、そちらと連携をして図書館的な、図書館のように本のやりとりをするとか、蔵書がそろっている空間というのをつくり上げていくというものになります。 ◆三遊亭 委員 ホームページを見ると、全国に600カ所以上あるというふうに、中町にもあるようでして、よくわからないので伺いたいんですが、例えば中町にある本と今度南町田にできる本というのは、どういうぐあいに連携というか、利用というのが、他館との利用ぐあいというのはどうなのかなというのが知りたいところなんですけれども。 ◎政策推進担当課長 それぞれがまちライブラリー、その場所で関係者を募ってやっているので、余りライブラリー間の連携というのは積極的にやっているものではなくて、ライブラリーが核となって周りのコミュニティーをつくるということが目的なので、ライブラリー間のことというのは余り聞かないんですが、ただ、町田市の中にできている施設なので、何かしらイベントだとかワークショップの連携だとか、そういうことはされていく。ただ、蔵書のやりとりとかというのは余り聞いてはいないです。 ◆三遊亭 委員 最後にしますが、まちライブラリーは1年365日のうち、あるいは1日にするとどのぐらいオープン時間があるのか、それだけお知らせください。 ◎政策推進担当課長 特段休館日だとか、週の半分しかあいていないとか、そういうことではなくて、子どもクラブもある建屋ですし、カフェもある。その中でしっかり1つの機能を担っていただかないといけないので、朝から夜までというと、まだ時間ははっきり決まっていないんですが、働いて帰ってきた方が帰り際に寄るとか、そのぐらいの時間帯にも運営がされるといいなと思っていますし、なるべくパークライフ・サイトに入っているいろんな機能と同じように、時間帯、曜日があいているようにしていきたいと思っています。 ◆戸塚 委員 議案について伺いたいんですけれども、今回、鶴間公園の指定管理者の指定についてということで、先ほど細野委員も言っていましたけれども、普通だったら契約案件で管理費用とかの金額の契約になるかと思うんですけれども、今回そういったものではないというのは、どういう扱い方で考えればいいんでしょうか。具体的に言うと、管理費用とかというのはどういうふうになってくるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 私どもも、過去においても指定管理者の指定ということで皆様方にご提出させていただいているところでございますけれども、指定管理者の指定ということの議案として、契約案件と別の手続で行っておりますので、この手続で行わせていただいたところになります。 ◆戸塚 委員 そうすると、この後また契約案件で管理費用とか、具体的な例えば多目的広場が何時から何時は幾らとか、そういった条例は別に出てくるという判断でよろしいんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 私どもの町田市立の公園条例ということで、既に鶴間公園については改定させていただいているところでございますので、改めて条例の改正の手続については考えてはおりません。 ◆戸塚 委員 そうすると、附帯意見で例えば青少年健全育成や介護予防などのスポーツを通じた地域活動などに取り組む市民利用者については配慮することを求めるということで、指定管理者のほうにはその内容を反映させていただくように重ねて求めるという附帯意見をつけているんですけれども、そこに対しては具体的にはどういった対応になるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 今回の指定管理者の提案においても、土日祝日を除いてになりますけれども、運動広場のところについては平日無料開放して、そういったスポーツの振興を考えていくというご提案はいただいているところでございます。スポーツ振興の附帯決議をいただいているところと並行して、先ほど行政報告をさせていただいておりますけれども、そこの地域で活動する地域スポーツクラブの活動の中で補助を進めさせていただければと考えておるところです。 ◆戸塚 委員 そうすると、確認ですけれども、その辺の施設が行う料金設定というのは、議論をする場はもうここのみということなんでしょうか。そうしたら、またずっと議論しないといけないんですけれども。 ◎公園管理担当課長 今後、指定管理者と具体的な協議、基本協定を締結するとか、事業計画をするというお話は私どものほうでさせていただくところになります。その中で、条例については上限値を定めて改正させていただいているところなんですけれども、具体的に指定管理者がどのような利用料金の設定をするかどうかを含めて協議していくところになります。 ◆戸塚 委員 この間のこの条例のときの答弁で、当然市としての指定する料金は定めるけれども、今後、指定管理者が決まった段階で協議を重ねて、こういった団体については、何かしらの対応をしながら料金設定は、平たく言えば下げられるようにしていくということで言われていましたけれども、その協議が今後だという話なんですか。そうすると、どこかの場面で、こういう料金設定になりましたとかというところは、何か議論する場を設けていただけるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 利用料金については、指定管理者と協議して決まっていることではございますけれども、皆さん方に議論していただくところが今のところはございません。ただ、いろんなお話をいただいている中で、自主事業で一貫して、そういった地域の方々を含めてイベント開催、教室開催ができるかとか、そういったことの対応はさせていただければと思っております。 ◆戸塚 委員 そうすると、これから協議するというんだから、附帯意見をつけた内容がそのとおりできたかどうかという議論の場がないわけじゃないですか。協議した結果、議会に何も示されないとなると、この附帯意見をつけたはいいけれども、それをどうやって議会で判断すればいいんですか。そうしたら、私は、この議案は審議に値しないと思うんですけれども。 ◎スポーツ振興課長 今回整備されます鶴間公園内のスポーツ施設を利用する地域スポーツクラブに対しましては、補助金の要綱を拡大して対応していきたいと考えております。なぜ地域スポーツクラブかというところでございますが、やはりスポーツを始めるきっかけを多く提供していただける団体でございまして、町田市スポーツ推進計画の中でも、スポーツ実施率を向上していくという目標も掲げておりますので、まずはそこの活動を推進するための補助金を要綱改定で施行させていただきまして、スポーツの推進につなげていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 そうしますと、附帯意見の対応として、先ほど課長からも言われていたとおり、今回の地域スポーツクラブの取り組みの中で対応していくということなんですけれども、逆に言うと、この地域スポーツクラブに準備段階で入っていただいた団体のみ、こうした附帯意見でつけたような対応が施されるという考え方なんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 まず、地域スポーツクラブに加盟している会員の方が、この補助金の補助を受けられるという対象になりますので、今回、要綱改定でこの補助金の対象になるのは地域スポーツクラブに加盟している団体ということになります。 ◆戸塚 委員 そうしますと、例えば今回の本会議でも議論させていただきましたけれども、使えなくなった金森西田のスポーツ広場の団体については、今、地域の方々と係争中になっています。それの裁判で、東京都が出された公判の資料によると、明確にこのスポーツ広場の利用の影響に対する対策ということで、町田市の小中学校の学校開放については、この間、議論でありましたとおり、ほぼ代替は難しいという答弁でした。  もう1つは、東京女学館大学の跡地のグラウンドで、これはもうほぼ狭過ぎて、また環境がよくなさ過ぎて余り使えていない状態で、しかも1年半しか使えないという状態で、そうすると、どこが代替となったときに、東京都でも明確に鶴間公園がことしの末ぐらいから使えるようになるので、影響は大丈夫だという言い方をしているんですよ。これはもう裁判でそういう話をされているんですね。  そういった意味では、鶴間公園に対して、全ての団体とは言いませんけれども、少なからずこの附帯意見でつけました青少年の絡みとか、介護予防に対する絡みの団体というのは、ある程度優先的に使えて当然の環境ではないかと思うんですけれども、そういった団体も、要は地域スポーツクラブに所属しない限り今までどおりは使わせてもらえませんよということなんですか。 ◎スポーツ振興課長 今、先ほど行政報告させていただきましたとおり、鶴間地区の地域スポーツクラブ設立準備団体が会員をふやそうとして、いろんな団体にお声がけさせていただいている状況でございます。  その中で、西田スポーツ広場をご利用いただいていた団体にもお声がけさせていただいて、ともに地域スポーツクラブの中で、この鶴間のスポーツ施設をご利用いただければ、この補助金の補助を受けられるということになると思いますので、そういった勧誘も視野に入れながら、西田スポーツ広場の方も、ここの場で活動できるように今後調整していきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 では、確認だけ最後にさせてもらいますけれども、そのように地域スポーツクラブにとにかく入っていただければ、いわゆる優先的に使えますよということなんですか。 ◎スポーツ振興課長 地域スポーツクラブが優先的に使えるというわけではなくて、まず、これはお金の補助ということになりますので、鶴間公園内の施設をご利用いただいた地域スポーツクラブの方に、行政報告の資料の20ページのところにも書いてありますが、まず、今、設立を準備していただいている団体とご相談中ではございますけれども、控除額を超えた金額に対して年間上限を設けて補助していくということになりますので、そういった形で補助していければと考えております。 ◆細野 委員 今の件なんですけれども、鶴間公園の運動広場とスポーツエリアのほうのグラウンドと両方同じような形で、申し込んで利用できるということで検討されているんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 申し込みについては、そもそもここは公の施設、公園として整備させていただいております。ほかの公園を含めて、予約システムで申し込みを行っていただくことになります。 ◆細野 委員 その料金が大変高額なので、少年野球とかサッカーとか、老人会のゲートボールとかグランドゴルフとかというのが使えないということで、こういうシステムをつくっていただいたと思うんですが、日曜日、子どもたちの特に少年サッカーとか少年野球は基本が土日ですよね。  そうすると、料金的にもすごく高くて、放課後も使うかもしれませんけれども、基本、試合なんかをするのも土日となると、グラウンドを使おうと思うと、2時間で1万5,000円とかという負担で、これは2時間につき○円控除した額、年間○円を上限にというこの○円でもえらい違いだなと思いますし、参加しようかなと言っている団体なんかも、お話を伺うと、1人当たり幾ら出せばいいのか、幾らまで出せるかという話はしているとは言っていましたけれども、やはりその負担が重くなって、今まで月2回やっていたのを1回にする。もっと頻繁にやっていましたけれども、そういうことが出てくると思うので、この○円というのは、中心になっている方が、取りまとめていらっしゃる方がいらっしゃるので、そういう方にも具体的な金額をもう提案しているということでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 金額につきましては、今、準備団体の方とご相談をさせていただいておりまして、活動の妨げにならないように、今後その額の調整をさせていただければと思います。 ◆細野 委員 では、土日利用も含めて金額、活動の妨げにならないという、これまで無料で使っておられた団体がほとんどですので、その辺も加味して検討されているということでよろしいんでしょうか。また、その報告については議会にいただけるのでしょうか。幾らになったかという料金設定については、報告はどこかでいただけるんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 金額については、妨げにならないように今後相談していきたいと考えておりまして、鶴間公園内の施設が11月にはオープンするということですので、それまでには金額を決めて要綱も施行しなければいけませんので、施行後に、この委員会で行政報告で報告させていただければと考えております。 ◆細野 委員 その際に、今、戸塚委員も聞きましたけれども、これまで使えていたところが使えなくなった団体にも声をかけてスポーツクラブに一緒に加入してもらう。当面、新たにスポーツクラブが例えば金森のほうでできるまでとか、そういったことで検討は進めていらっしゃるのか、そういう声かけはこれからされるんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 今、鶴間地域の地域スポーツクラブの設立のお話をさせていただいておりますが、今後、西田スポーツ広場を使っていた方が地域スポーツクラブを設立していただいても構いませんし、先ほど私がご提案させていただいたように、鶴間の地域スポーツクラブの準備団体が西田の方にお声がけいただくというところでも参加することが可能と思いますので、そこは鶴間の団体と西田の管理運営委員会の方にもご相談をして、どういった形がいいかというところは今後調整させていただければと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。
       (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって第55号議案及び行政報告の質疑を終結いたします。  これより第55号議案の討論を行います。 ◆細野 委員 鶴間公園の指定管理者の指定について、第55号議案について反対の立場で討論します。  本議案は、東急の商業施設と一体でにぎわいづくりのツールとして整備した鶴間公園の指定管理者を定めるもので、協定を結んで10年間、今伺ったら9年5カ月ということでしたが、運営を任せるというものです。代表団体の石勝エクステリアも東急スポーツシステムも東急系列の企業であり、商業施設と公園全体を東急系の企業が占めることになり、また、そこでの利益も得るということになります。  また、指定管理者の選定も、他者は選考には参入せず、競争性も確保していないと考えます。選考項目、配点の多くが60%のものが多く、最も多いものでも80%と基準の全体で60%はクリアしているものの、安定した運営がずっと継続して行われるのかも不安があります。市がしっかりと指導していく必要があると考えます。10年間もチェックも受けず――チェックをするということでしたので、管理運営を全面的に9年5カ月、業者に任せるという議案に賛成できないので、反対討論といたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第55号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第55号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後5時6分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時7分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(町田市立陸上競技場観客席増設について) ○委員長 行政報告、町田市立陸上競技場観客席増設についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 行政報告、町田市立陸上競技場観客席増設についてにつきましては、公園緑地課長よりご説明申し上げます。 ◎公園緑地課長 それでは、町田市立陸上競技場観客席増設についてご報告をいたします。  この案件につきましては、2018年の第1回町田市議会定例会におきまして、陸上競技場の観客席増設実施設計委託料にかかわる整備工事費の町田市の負担額が課題であるということから、市民に理解を得る情報提供の徹底と町田市負担額の圧縮を求めるという附帯決議を受けて、これまで継続して課題解決に向けた取り組みについてご報告をさせていただいているものでございます。  課題解決に向けた取り組みにつきましては大きく2点でございます。  まず、2の(1)整備工事に関する情報提供についてでございます。こちらにつきましては、これまで町田市のホームページ、「広報まちだ」等におきまして、事業目的ですとか工事費の削減の方策、交通アクセスの改善、あるいはFC町田ゼルビアの地域貢献等の情報提供をこれまでも図ってまいりました。  2019年2月からは、昨年9月から実施している観客席増席の造成工事の進捗状況が確認できるよう、工事写真の掲載を2週間から3週間に1遍ほど進捗状況に合わせて掲載をしているところでございます。今後も事業へのご理解を深めていただきますように、情報提供について取り組んでまいります。  (2)整備工事費の町田市負担分の圧縮についてでございます。これは2ページ目までを含めまして4点でございます。  まず1点目、国、東京都、関係団体等の各種補助金等の探求でございます。こちらにつきましては、東京都のオリンピック・パラリンピック準備局のスポーツ施設整備補助金につきまして、具体的な7月の申請に向けて東京都との調整や協議を現在進めている段階でございます。  続きまして2点目、当該サッカーチーム運営会社の興業主の努力(資金面等)勧奨についてということでございます。こちらにつきましては、これまでもバスの運行の状況、あるいは多摩センターへの臨時シャトル便の運行ですとか、多摩ニュータウン市場への臨時駐車場の確保等の対応を引き続き行っております。交通アクセスの改善に努めているところでございます。  また、これはずっと継続してやっているものですけれども、帰宅時間の分散化を図るためのアフターゲームショーですとか、キッチンカーを終わった後も営業するということも継続してやっております。  また、地域への事業に対する理解ということでございますけれども、市民感謝デーですとか地元の町内会への観戦招待等も継続してやっております。キッチンカーにつきましては、これも市内業者の優先ということも継続して行っているところでございます。  3点目、民間資本の活用でございます。これも昨年の秋から開始しておりますふるさと納税でございますけれども、5月末の段階で3,519万8,000円の寄附を受けてございます。第1回の定例会のときにご報告した2月末の段階でいきますと3,363万8,000円、3カ月で156万円ほどの増ということになっております。件数としては413件でございます。  続きまして、ネーミングライツでございますけれども、こちらにつきましては2019年度中に実施をするということでご報告させていただいておりましたけれども、公募の開始を8月から予定しているところでございます。基本的な条件としましては、1年間で1,500万円以上ということ、あと契約期間3年間以上ということで公募する予定でございます。  そして4点目、費用対効果を最大限にする投資額の適正化ということでございますけれども、実際整備費につきまして、基本設計の段階と比較しまして実施設計においても、さらに削減を図っておりまして、総額44億5,000万円ということで4億3,000万円、さらに縮減を図っているところでございます。  また、陸上競技場の有効活用につきましては、2018年度に引き続きまして、2019年度におきましても、Jリーグのホームゲーム以外にも、ラグビーや陸上競技大会、まちだ〇ごと大作戦等、引き続き多くの方にご来場いただく予定でございます。  今後の主なスケジュール、3番ですけれども、9月に陸上競技場の増席工事につきまして契約案件を上程する予定でございます。そして、ネーミングライツにつきましては、8月に公募をかけて、9月に優先交渉権者を選定いたしまして、実際には1月1日からネーミングライツを導入するという予定でございます。  そして、観客席増席の新設スタンドの使用開始につきましては、2021年2月を予定しております。工事につきましては3月までですけれども、その前に新設スタンドにつきましては使用開始ができるように準備を進めているところでございます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後5時12分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時13分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(「町田薬師池公園四季彩の杜」整備事業について) ○委員長 行政報告、「町田薬師池公園四季彩の杜」整備事業についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 行政報告、町田薬師池公園四季彩の杜整備事業につきましては、公園緑地課長よりご報告申し上げます。 ◎公園緑地課長 それでは、ご報告申し上げます。  「町田薬師池公園四季彩の杜」整備事業についてでございます。こちらにつきましても、継続して行政報告をさせていただいているものでございます。  まず、西園につきましては、2020年4月オープンに向けて整備を進めているところでございますけれども、工事の進捗状況につきまして3点ご報告いたします。  ウェルカムゲート整備工事につきましては、西園の中のウェルカムゲートの部分ということでございますけれども、こちらにつきましては昨年度から造成工事に着工しておりまして、予定どおり1年目の工事については終わっております。2年目の工事につきましては、建築物を建てる工事と外構の芝生広場、駐車場等の仕上げの工事をするということでございます。  2ページ目のところに写真をつけてございます。今のウェルカムゲート整備工事につきましては、終了後の状態としましては別図-1と書いてある一番上の写真になりますけれども、造成をして土をならした状態で終了している。ここのところに、もう既に4月1日から工事は開始しておりまして、園路等の着手が今始まっているところでございます。  そして、西園の整備工事につきまして、こちらも昨年が2年目の工事で、今年度が最終の3年目の工事ということで、これまで西園の園路の整備、植栽等の造園工事、ロープ柵、あるいはベンチ等の整備が終わっております。2019年度につきましては、さらに案内サイン等を整備すること、あと農業体験エリアの整備等を行う予定でございます。  2ページの写真につきましては真ん中の写真でございます。こちらは西園の一番奥の部分からウェルカムゲート側に向かって撮った写真でございます。  3ページのところに、西園と薬師池公園北駐車場、あるいは東第1・第2という駐車場で赤く囲ってあるところがございますけれども、そこに黒の矢印が表示してございます。これが写真を今撮っている方向ということでございまして、別図-2、西園整備工事の写真につきましては、左上のほうから右下に向かって撮っている、図面上はそういう写真でございます。  3つ目、薬師池公園北駐車場前バスベイ整備工事、これは1カ年の工事で、昨年度、2018年度に完了をしております。一番下の写真でございまして、これは右側が鎌倉街道のところ、左側が薬師池公園の北駐車場、その間に少し歩道が広く写真に映ってございますけれども、これはバスベイが完了しているというところでございます。  続きまして、工事以外の指定管理者の公募の開始についてでございます。こちらにつきましても、2019年2月1日に公募開始をいたしまして、応募の書類をゴールデンウイーク明けの7日から10日までの間で受け付けをしております。  今後のスケジュールにつきましては、7月に選考委員会を開催いたしまして、そこで得られた選考結果を参考にして、指定管理者の指定議案を第3回定例会に、9月議会に上程をする予定でございます。  ご説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆山下 委員 指定管理者の公募を開始されたということで、5月7日から10日まで応募書類を受け付けたということなんですけれども、公募状況はどうだったのか。 ◎公園管理担当課長 大変恐縮ではございますけれども、今ちょうど公募期間中でございますので、詳細については今この場でお伝えすることができない状況でございます。大変恐縮です。 ◆細野 委員 駐車場の整備も入っていますけれども、これは料金設定が行われていますが、今後このウェルカムゲートの利用状況なども見ながら、そういった駐車について、もっと利用をふやしていくために検討していくという方向はあるのでしょうか。  公園利用者の皆さんからは、この駐車料金の負担が重いと利用勝手が悪い、何となく公園に寄りにくくなる。やっぱり駐車場があって、それが無料で入れるというのはすごく要望があるんですが、このウェルカムゲートもせっかく整備されるわけで、また薬師池公園全体の公園なども、今後の方向性について利用状況を見ながら検討していかれるのはいかがでしょうか。 ◎公園緑地課長 駐車場につきましては、整備工事の中で131台設ける予定でございます。運用につきましては、ほかの公園駐車場と同様に有料とする予定でございます。 ◎都市整備担当部長 公園駐車場につきましては、現在1時間無料ということで、今後どういうふうにするかというところまではまだ検討はしておりません。 ◆細野 委員 オープンしてみてというところもあるとは思うんですけれども、1時間だと結構みんなそれを意識しながら、1時間で出ようとかというふうになっちゃうんですね。無料の時間、わずか150円とかという料金でも、何となく意識しちゃうというところで、せっかくカフェとかレストランとか、そういった整備をされてゆったり楽しんでもらいたいという施設、薬師池、公園はみんなそうですけれども、ぜひ検討していただきたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(多摩都市モノレール町田方面延伸に関するまちづくりの連携協定について) ○委員長 行政報告、多摩都市モノレール町田方面延伸に関するまちづくりの連携協定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 件名、多摩都市モノレール町田方面延伸に関するまちづくりの連携協定についてにつきましては、都市政策課多摩都市モノレール推進室長よりご説明申し上げます。 ◎多摩都市モノレール推進室長 2019年3月25日に、多摩都市モノレールの町田方面延伸を見据え、今後のまちづくりについて協働で検討を進めるため、小田急電鉄及びUR都市機構とそれぞれ協定を締結いたしましたので、報告いたします。  9ページの資料になっています。よろしくお願いいたします。  1ページ、3項目め、協定による主な連携内容ですが、小田急電鉄とは、小田急線町田駅周辺エリアを対象としたまちづくりに係る検討や町田駅周辺エリアにおける交通利便性向上に関する検討を進めます。  UR都市機構とは、モノレール延伸を見据えた多世代が活発に交流できるまちづくりを連携して進めます。  4項目め、今後の進め方についてですが、町田駅周辺については、モノレール延伸を見据えた新たな「駅まち」空間形成に向けた検討を行います。「駅まち」空間とは、駅空間を人の交流を促進し、町のにぎわいを向上させる場所、空間として捉える考え方のことです。  また、モノレール沿線の大規模団地については、交通利便性が向上することを生かし、多世代が住み続けられる団地を目指した具体的な方策を検討していきます。  資料といたしまして、2ページから5ページにプレス発表資料を添付してありますので、後ほどごらんください。  次に、5、その他といたしまして、モノレール延伸の早期実現に向けて、モノレール導入空間として想定している町田都市計画道路3・3・36号線事業用地の先行取得を進めることについてご報告させていただきます。  資料6ページをご参照ください。  資料6ページ、表題ですが、今回の取り組みを多摩都市モノレール町田方面延伸加速化プロジェクトと名づけました。  (2)の事業の背景及び理由についてですが、今後、モノレールの事業化に向けた準備がさらに加速化されることが想定される中で、モノレール延伸の町田方面延伸を早期実現させるためには、町田都市計画道路3・3・36号線の整備にかかる時間をいかに短縮できるかにかかっているかと考えております。  7ページをご参照ください。  7ページの下段に位置図をお示ししておりますが、この位置図の赤で塗り潰した部分、この道路は東京都が今後新たに整備する都市計画道路であり、ここにある市民病院から芹ヶ谷公園付近までは将来のモノレールの導入空間となり得る区間です。  6ページにお戻りください。  6ページ中段に示してありますが、道路整備事業においては、用地取得に係る権利関係の整理や権利者との合意に事業の大半を要しているのが現状です。この区間、市民病院付近から芹ヶ谷公園付近までの約2キロメートルには、現在約200軒の民家が建ち並んでおります。この用地処理がモノレール事業の早期実現を左右します。
     現在、この区間、町田都市計画道路3・3・36号線は、東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)において優先整備路線に選定されていますが、現在、東京都は事業認可の取得には至っておりません。そのため、現在、都市計画道路内の地権者が相続などの理由によって土地を売却して、新たな宅地分譲や新たな建築等が行われているという状況があります。  こうした土地の動きについて、一定以上の規模のものは、公有地の拡大に関する法律という法律に基づく届けにより町田市でも把握することができるのですが、2018年度以降に2件、3,224平米の動きがありました。  道路の事業主体である東京都が事業認可取得には至っておらず、用地取得には現在動けない状況を踏まえて、土地の売却等で権利関係が分散する前に当該用地を町田市が先行取得し、東京都が事業認可後に東京都へ引き継ぐことで事業を円滑に進めることができ、それがモノレール延伸の早期実現に直結します。  そして、こうした動きを市民に対して示せることがモノレール事業の理解と今後の事業への協力を促すとともに、東京都に対して協力体制を強く示すものと考えております。  7ページをお願いいたします。  取り組み内容ですが、町田市が町田都市計画道路3・3・36号線整備の進捗に主体的に関与し、モノレール延伸を早期に実現させるため、東京都が事業認可を取得するまでの期間に土地の売買の意向がある所有者から事業用地を町田市が先行取得します。そして、東京都が事業認可後に町田市から東京都へ当該用地を売却することで円滑な事業の進捗を図ります。  四角囲いの中、①買取対象路線名ですが、町田都市計画道路3・3・36号線のうち、町田市民病院付近から芹ヶ谷公園付近までの区間です。  ②対象区間は約2キロメートルです。  ③位置づけ根拠ですが、本プロジェクトによる取り組みを町田市主要事業に位置づけます。また、新たに先行取得に対する基本方針を定めます。用地の買い取りの条件ですが、対象路線の区域内の土地が含まれている土地であることと、更地であるか、建物工作物が存在する場合は権利放棄が行われていることを買い取りの条件といたします。  続きまして、8ページをお願いします。  8ページの上段は、今回の町田市のプロジェクトの役割、効果をこれまで、これからという形でイメージとしてあらわしたものです。  下段、事業期間ですが、東京都は第四次事業化計画の終了年度である2025年度までに、この区間の事業認可を取得することが見込まれるため、2025年度までとします。  事業の財源ですが、機動的な用地取得を行うため、土地開発基金を活用します。当該年度の取得に応じた金額を3月補正予算において歳出予算として計上し、年度中に土地開発基金に積み戻すという形では買い取りを行っていきたいと考えております。  最後に9ページですが、本プロジェクトは多摩都市モノレール推進室と道路部道路政策課、道路整備課の3課で連携し、用地取得に関する協議や買い取り、測量、価格折衝等に取り組みます。  説明は以上となります。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時30分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時48分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 改めて小田急の締結等を含めて、さっきの朝の請願ではありませんけれども、大きなプロジェクトとして町全体、町田市全体が動いているんだ、そういったふうに思いました。今後とも、小田急のみならず、連携をして大きな視野から町田市のこれからの事業を着実に進めていっていただければと思います。  1つ、何でその他なんだろうと思うんですけれども、大きなプロジェクトで、先ほど言ったモノレールの延伸早期実現に向けて、端的に言って導入区間の町田市としての先行買収の件について、ここは腹をくくったというか、決断をしたなというところであります。ただ、これにはかなりリスクの面も考慮した上で、これから行っていくと思いますので、改めて確認をさせていただきたいと思います。  まず、今回対象区間の考え方、そこのところをもう少し教えていただきたいのと、なぜこの区間なのかも含めて改めてお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 このプロジェクトの対象期間は、町田市がモノレールの導入区間として想定しているルート全般を見ましても、市街化が進み、関係者が多く、道路整備の進捗は非常に困難な区間であるというふうに認識しています。東京都も、現在、事業化に向けて調査設計を進めているところですが、事業着手時期は未定となっております。  これまでも、この区間の道路整備については、町田市が用地取得その他について積極的に協力していることを東京都には申し入れしてきたところでございますが、それを具体化したのがこのプロジェクトということになります。  町田市が買わなければならないのかということについてですが、現在、東京都が事業認可未取得であることから、当該都市計画道路区域内の地権者が相続などの理由により土地を売却し、新たな土地の分譲や新たな建築等が行われています。  道路整備事業においては、用地取得に係る権利関係の整理や権利者との合意に事業の大半の時間を要することを考えますと、東京都の事業認可取得前に、権利関係が分散する前に町田市が用地取得を行って、東京都が事業認可取得後に東京都に当該用地を引き継ぐことがこの道路の早期整備につながり、ひいてはモノレール延伸の早期実現に直結するというふうに考えております。 ◆藤田 委員 区間となぜ買収しなきゃいけないかというところまでも説明いただきました。まさにそのとおりだと思うんですけれども、東京都との役割分担、改めて考え方をお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 東京都が事業着手、事業認可を取得するまでは、町田市が土地の先行取得を進め、東京都は事業認可取得後に町田市が先行した土地を購入するとともに、東京都の事業手法に沿って事業用地を取得し、整備を進めていくといった役割分担を考えております。 ◆藤田 委員 加速化、進める、これは決意のあらわれだと思います。しかし、当然町田市が先行買収するということにはリスクも伴うと思います。あえて、そのリスクの部分をお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 リスクといたしましては、町田市が土地を購入する時点と東京都が町田市から土地を購入する時点、当然ですが、売却の時点によって評価の差額、町田市が購入したときの評価の差額と東京都が町田市から購入するときの評価の差額というのは、上がったり下がったりはあるかと思いますが、その評価差額というリスクは当然ございます。  また、東京都に売却するのは、都市計画道路の線形内の土地だけですので、当然交渉の中で線形外の土地も含めて購入するといったこともあると思っていますが、その場合、町田市が線形外の部分については町田市として、例えば宅地等として売却するといったような対応が必要になるというふうに考えております。 ◆藤田 委員 そういったリスク等も含めた上でも、事業を進めるためには先行買収していかなきゃいけないというところだと思います。これから土地の所有者、地権者に交渉していくことになります。そのときには、町田市が先行して買収するメリットというものを訴えていかなきゃいけないと思うんですね。  今回、町田市が東京都の前に先行買収するということに対して、改めて土地所有者にとってのメリット、そこのところはどう説明していくのか、お伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 例えば、何らかの事情によりすぐに土地を手放したいと考えている土地所有者、東京都が事業着手するのを待てないといった所有者がいる場合は、このプロジェクトを活用することで速やかに町田市に土地を売却することができます。  また、これは売却していただく土地の面積にもよるんですが、公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて、税制控除の適用が受けられるといったようなメリットも考えられます。 ◆藤田 委員 そこのメリットも含めて、土地所有者とこれから交渉を行っていくんだと思うんですけれども、その土地所有者に関してメリットを伝えるとともに、これは町田市でも、これから説明していくのに一番重要になるのは、町田市が先行買収をしたとして、その後、東京都にいつ買ってもらうかというところだと思うんですね。そのめどが一番大事だと思うんですけれども、そこの考え方をお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 東京都が事業認可取得後には買ってもらうことを想定しています。その時期につきましては、この路線は第四次事業化計画で優先整備路線に位置づけられています。この第四次事業化計画は、計画が2025年度まで、つまり2025年までには、この区間において東京都は事業着手するということを見込んでいますので、この時期までに買い取りをお願いすることを想定しております。 ◆藤田 委員 ありがとうございます。ちょっと長くて申しわけないんですけれども、先行買収したら、当然そこは空間になるわけです。東京都に、先行買収できたとして、その土地というのは今後どうされていくのか、そのまま放置しておくのか、あるいはほかにも有効利用されるのか、そこのところをお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 買い取った用地につきましては、普通財産として管理いたしまして、土地の位置とか形状などを考慮して、有効活用を図っていきたいと考えております。東京都が事業認可する事業を見据えてということになるんですが、例えばちょっと先になることが見込まれるようであれば、駐車場として民間に貸し付けするといった有効活用なども考えられると思っております。 ◆藤田 委員 最後にいたします。今後、そういう意味においては、土地開発公社を挟むとしても、町田市でもそれなりの予算というものがあると思います。想定されたところを考えると、土地価格も含めて、相当な件数も含めて、これはかなりの事業費というんですか、買収価格にもなると思うんですけれども、その辺、どのぐらいこれから見込んでいるのかも含めてお伺いしたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 土地所有者の潜在的な売却の意思といいますか、今、土地を売りたいと思っている方がどれぐらいいるかということを把握するということは実際難しいと考えていますが、この区域内でこれまで、例えば過去3カ年にどのくらいの土地の動きがあったかとか、そういったことを踏まえて、おおむね2021年度までの3カ年で約20億円程度を見込んでおります。  ただ、この事業費は、あくまで将来東京都へ売却していく用地の購入費ということもつけ加えさせていただきます。 ◆藤田 委員 これはコメントにいたしますけれども、いろいろリスク等も含めて今進めていくための予算というか、そういったところも含めて、これはかなり大きなプロジェクトになると思います。それだけにこれからモノレールの早期延伸も含めて、各関係機関へも町田市の意思表示にもなるし、市長がこの前お話しした想定される年度に向けて、いろんな関係者に聞いても、あそこのめどが立たないと、とてもじゃないけれども想像できないというところなんです。  そういう面で言うと、リスクはあるけれども、一番のネックになっている部分を町田市が先行買収という方式で進めていくというのは本当に意義のあることだし、我々もリスクを背負いながらも、そこのところは後押ししていかなきゃいけないと思っています。  そういう面で、そうしたリスク管理も含めて、今、行政報告をいただいたことについては、これから積極的に進めていただきたい。非常に評価をした上で、ここはお願いしたい。これは意見とさせていただきますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆山下 委員 今の用地買収の件なんですけれども、道路事業なんかでもそうだと思うんですけれども、それなりに人手が必要であったりとか、あるいは民間事業者の情報なんかもあったほうがいいのかなとか思ったりするわけです。  これについては、市が積極的に、直接的にアプローチをしていくという手法をとるのか、それともこのことについて協力していただく事業者を、何らかの形で公的な枠組みに持ち込んで協力してもらうということを検討されているのかどうか確認したいんです。 ◎多摩都市モノレール推進室長 この事業につきましては、ちょっと説明が足りていないところもあるかもしれませんが、あくまでも今現在、区画内に住まわれている方につきましては、当然東京都の事業認可取得後に移転補償等で移転していただくというのが本来のやり方だとは思っています。  ただ、我々がなぜこれを始めるかというと、今現在、認可前に実際に土地の動きが出てしまって、新たな分譲とかが行われているのをこのまま見過ごすわけにはいかないという問題意識からやっています。そういった観点からすると、積極的に全てのここの、あそこの地権者さんに土地を売っていただけますかというよりは、今売りたいと思っている方はぜひ町田市に売っていただきたいというようなスタンスで臨みたいと考えています。  取り組み方については、最後に説明したとおり、内部で多摩都市モノレール推進室と道路部と連携して、いろんな交渉等に取り組んでいきたいと考えています。 ◆細野 委員 まず、協定について伺いたいんですけれども、町田市と小田急電鉄との協定とURとの協定ということで報告がありましたが、図面を見ますと、かなり広い地域を小田急電鉄との協定締結の区域としては結んでいるんですが、小田急電鉄の持っている用地、土地なども加味して、あと沿線ということで、これだけということだと思うんですが、この円の範囲というのはどのようにして決められたんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 先ほども申しましたとおり、今後の駅空間の整備というのは、例えば交通機能だけを主眼とするのではなくて、駅から町へつながってにぎわいをつなげていく、そのためのスタート地点の駅空間という捉え方が重要だと思っています。  そういう観点から、広いエリアで駅からどのように、これまでの町田市の中心市街地のいろんなエリアにつながっていくかという検討を、新たな駅の再編としてはしていくというところです。そのエリアに、当然小田急としてもメリットがあることですし、加わっていただいて一緒に検討していただくということになると考えています。 ◆細野 委員 当面、町田市と小田急との協定ということなんですが、この協定の中にほかの事業所、あるいは地権者等が入っていって一緒にということではなくて、あくまでも町田市対小田急という2者の協定になるんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 この協定については、あくまでも町田市と小田急の2者です。ただ、今後、新たな駅の再編を考えていく上では、当然鉄道管理者であるだとか、大型商店事業者であるとか、そういった方と一緒に連携してビジョン等を共有して進めていくということが必要だと考えております。 ◆細野 委員 これまではモノレールが入ってくる、そのモノレールの駅とJRの町田駅と小田急の町田駅という3つの拠点を結ぶまちづくりというようなご説明もあったかと思うんですが、これはまたそれとは別のものになるのか。ただ、モノレール延伸を見据えというふうにありますけれども、ここ全体を見据えて手法としてこの協定によって進めていくということなんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 これまで説明してきたとおり、3つの駅を中心とした空間整備の1つのパーツといいますか、小田急との個別の連携の内容というふうに位置づけています。別のものということはありません。 ◆細野 委員 それと、先ほどの土地の取得ですけれども、かなり詳しくリスクもご報告されましたけれども、土地取得の手法については東京都に倣いながらというご説明がありましたけれども、町田市の土地の取得と東京都の場合と価格というのでしょうか、その辺なども差があるのかなというふうに思うんですが、その辺のところはどのように整合させながら進めていくのか。さっき東京都に合わせていくというご説明でしたけれども、そういう手法としてはどのように行っていくんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 土地の価格、町田市として用地を購入するわけですから、当然町田市のルールに基づいた評価で購入する必要があると考えています。  例えば、5年後に東京都に売り渡すというときは、東京都は町田市から用地を買う場合は、当然東京都の公有財産の評価のルールがあって、そのルールに基づいて購入するということになりますので、整合性といいますか、その時点でそんなに大きな差が出るというふうには考えていません。あくまでも路線価の上限、公示価格の上限の範囲ということになりますが、町田市が買ったときと東京都に買ってもらうときの評価差額ということはあり得ると考えております。 ◆細野 委員 2025年度までという事業計画ですけれども、第五次の計画ですけれども、それがそのとおりいかないというのがこの間の東京都の都市計画道路の進め方かなと思うんですが、その辺のところは、担保というか、東京都と話してみての感触とかはいかがなんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 当然、この事業化計画全体を見ると、過去にそういったことはあるかもしれませんが、ここは先ほど来申しましたとおり、モノレールの導入空間ということもありますので、町田市でも東京都と協議を行って少しでも早い実現をというのは、特に進めるところというふうに考えています。  これまでも協議の中でそういうことは進めておりますし、この事業が1つのその形、町田市の意思表示といいますか、意気込みといいますか、そういったものをあらわしているという側面もあると捉えております。 ◆細野 委員 モノレールの積立基金なども積み立てていますが、それ以外に20億円、土地の購入として、それは債務負担行為みたいな形になるのか、どのような形の予算になるんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 用地につきましては、土地開発基金を使って購入いたします。これは土地の購入の場合、やはり予算を待ってとかという形になると、なかなか相手との交渉ができませんので、公共の用地の場合は、土地開発基金で購入するということが認められていますので、そういった形で行う。年度中、例えばその年度に2件の購入があったとすると、最終的に3月補正予算で歳出予算として計上して、土地開発基金に積み戻すというような形で事業を進めてまいります。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(小山田桜台~唐木田駅・多摩南部地域病院間小型バス運行について) ○委員長 行政報告、小山田桜台~唐木田駅・多摩南部地域病院間小型バス運行についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 件名、小山田桜台~唐木田駅・多摩南部地域病院間小型バス運行についてにつきましては、交通事業推進課長よりご説明申し上げます。 ◎交通事業推進課長 小山田桜台~唐木田駅・多摩南部地域病院間小型バス運行について、資料に沿ってご報告いたします。  まず目的ですが、2017年12月18日からワゴン車を使用して、小山田桜台から唐木田駅、南部地域病院間を結ぶ路線バスの検証を運行実施しておりました。これまでの運行で利用者の多い時間帯では、満員でワゴン車に乗り切れない状態であることが確認されたため、ワゴン車から小型バスに切りかえ、多くの利用者が乗車できるよう改善を図るものでございます。  次に、利用実績でございます。下のグラフをごらんください。しましまのものが2017年度、黒塗りのものが2018年度の実績になります。  上が往路、唐木田方向へ向かう便でございます。これを見るとおり、朝の時間帯、通勤通学の時間帯に利用者が非常に多くおります。  下が復路でございます。唐木田方面から桜台のほうへ向かう便でございます。こちらも、やはり通勤通学でしょうか、帰りの便の利用が非常に多くなってございます。  2ページ目をごらんください。  満員で乗り切れなかった人数をグラフであらわしております。こちらの往路につきまして、やはり朝の3便に特に乗り切れなかった人が集中しておるような状態です。復路につきましては、帰りの時間帯がばらけることから余り多くは見られません。  次に、事業の変更概要でございます。  運行区間は小山田桜台から唐木田駅東を経由し、多摩南部地域病院までで、これまでと変わりはありません。  運行開始日は2019年8月1日からを予定しております。  運行時間、運行本数、所要時間につきましては、これまでと同じでございます。  定員につきましては、これまで最大10人のところ、小型バスになることによって最大35人が乗車できるような形になります。  運賃につきましては、200円・300円と変わりませんが、これまでは先払いだったものが後払いとなります。小学生以下は大人運賃の半額、未就学児は大人1名につき2名まで無料となります。通常の路線バスと同じような扱いになります。  乗り継ぎ割引、運行事業者についてはこれまでと変わりはありません。  3ページをごらんください。  小型バスの配置図でございます。座席が11、立ち席が24で全部で35でございます。  最後に、今後のスケジュールですが、2019年6月中旬から地域の皆様の協力を得ながら、パンフレットの各戸配布を予定しております。7月1日に広報掲載、町田市ホームページへの掲載を予定しております。  バス停の標示を行いながら、2019年8月1日に運行を開始したいと思います。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆松岡 委員 この小型バスは、3月議会で予算が3,200万円ぐらいだったですか、たしかついていたような気がしますけれども、このバスで2017年12月から今まで1年半ぐらいに検証運行がなされたということで先ほどご説明がありました。  それでは、今までの小型バスに移る前のワゴン車、わかる範囲でいいんですけれども、1日平均どれくらいの利用者があったんでしょうか。1カ月はどれぐらいだったのか、教えてもらってよろしいでしょうか。  もう1つは、乗り継ぎの割引なんですけれども、やり方がちょっとわからなくて、小山田桜台バス停で小型バスから路線バスに移るとき、そのまた逆も割引は100円というんですけれども、これは自己申告とか、そんなことをするんですかね。やり方がわからないんですけれども、教えていただければと思います。  バスは3台だったんでしょうか、そこを教えてもらってよろしいでしょうか。
    ◎交通事業推進課長 まず、これまでの実績なんですが、2017年度は1便当たり約2.3人くらいです。2018年度は1便当たり約2.5人となっております。だんだんふえてきております。  次に、割引なんですが、先ほども委員がおっしゃったとおり、自己申告制になってございます。  バスの台数につきましては、小型バスを3台購入する予定になってございます。 ◆松岡 委員 わかりました。  では、その3台で始発の小山田桜台、また多摩南部地域病院を往復して、3台でうまくやるということなんでしたでしょうか。 ◎交通事業推進課長 3台同時に動くのではなくて、1台は予備車みたいな形で控えるような形になります。 ◆細野 委員 小型バスにかえて運行するということで、利用者の方にとっては、乗りこぼしなく乗れるということでは大変地域の方も喜ばれるだろうなと思うんですが、将来的に路線バスを検討している地域ということでよろしいのでしょうか、それとも小型バスということで固定化していくんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 今、委員がおっしゃったとおり、将来路線バス化を目指した路線になっております。 ◆細野 委員 その際には、シルバーパスの利用も可能になるということで受けとめてよろしいんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 委員のおっしゃるとおり、シルバーパスの使用も可能になると思います。 ◆細野 委員 めどとしては、多摩線の延伸とか具体的な目標として何かあるんですか。 ◎交通事業推進課長 走行環境がまだ大型バスが通れるような環境でございませんので、走行環境が整えば、また検討していくような形になると思います。 ◆細野 委員 大型バスの走行環境が整ったら路線バスになると。乗る人が余り変わらなくても、大型バスにしていくということなんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 済みません、説明が不足しておりました。  採算性も非常に重要になってきます。1便当たり14人ぐらいを目標に、路線バス化を目指していきたいと思います。 ◆細野 委員 例えば走行環境が整う前に、1便当たり14人とかいうラインを、なかなか大変かなとは思いますけれども、クリアした場合には、それが小型バスのままで路線バスとして運行できるようになるんでしょうか。しつこくて済みません。 ◎交通事業推進課長 採算性が見込まれるのであれば、事業者と協議になるとは思いますが、そのまま路線バスの可能性もあります。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「小山田桜台団地まちづくり構想」の策定について) ○委員長 行政報告、「小山田桜台団地まちづくり構想」の策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 行政報告、「小山田桜台団地まちづくり構想」の策定についてにつきましては、住宅課担当課長よりご説明申し上げます。 ◎住宅課担当課長 それでは、「小山田桜台団地まちづくり構想」の策定について、現在、構想策定に向けた準備を進めておりますので、概要についてご説明させていただきます。  1項目めとして策定の経緯でございますが、小山田桜台団地の周辺では、多摩都市モノレールの延伸や小田急多摩線の延伸による交通利便性の高まりなど、将来的に環境が大きく変化していくことが予想されています。先ほど行政報告でもありましたが、都市再生機構とは3月に連携協定に関する協定を締結し、小山田桜台団地を含むモノレール沿線の大規模団地を中心に、団地再生に向けた協議を行っております。  また、団地内では、小山田桜台まちづくり協議会が中心となりまして、住民の減少であるとか高齢化といった課題への対応、団地の将来像の実現に向けて地区計画の検討がこれまで進められており、検討結果が町田市への提案書として先月、2019年5月24日に提出されたところでございます。  まちづくり構想案の検討過程におきましては、まちづくり協議会や都市再生機構にご意見をいただき、まとめております。周辺環境、また協議会、都市再生機構の考え方などを町田市として踏まえまして、まちづくりの目標、方向性、実現に向けた方策等を、今回、小山田桜台団地まちづくり構想として策定し、団地再生を促進してまいります。  2項目、まちづくり構想の概要についてになります。  2ページ目をごらんください。  1番として策定の経緯・位置づけにつきましては、冒頭ご報告した内容となっております。  2項目めの団地の現状でございますが、皆様ご承知のとおりと思いますが、住環境、周辺環境につきましては、非常に魅力的な公園、緑地、それから敷地、住宅地、住戸ともにゆとりのある設計になっておりますので、高水準な住宅地となっております。  また、周辺環境としても、自然に恵まれた環境でございますが、交通の面では、公共交通かバスが主流となっております。ただ、将来的にモノレール、それから小田急多摩線の延伸によりまして利便性の向上が期待される地域となっております。  団地の周辺におきましても、(仮称)町田スポーツ公園、健康増進温浴施設などの機能充実、それから周辺には町田山崎団地などでいろいろな団地活性の取り組みに積極的にかかわっていらっしゃる桜美林学園が近接をしているような状況もあり、連携が期待されております。  2項目めの住宅の状況としましては、水準としては高水準な住宅ストックでありますが、エレベーターがないなどのバリアフリー化に課題が残っております。  3項目めとして、(3)として住宅以外の施設の状況としましては、汚水処理場の跡地、また幼稚園用地などの未利用地があります。また、団地センター内などには空き店舗などがふえておりまして、にぎわい、生活の低下が見られております。  4項目め、コミュニティ活動の状況として、防犯パトロールや谷戸池アクション、冒険遊び場など、非常に活発に地域の取り組みが進められているエリアでございます。  5項目めの人口の現状・推移につきましては、やはり人口減、高齢化が進んでいるところがありまして、単身世帯や夫婦のみの世帯の増加がうかがえる地域であります。  3項目め、3番としまして、まちづくりの目標・方向性です。こういった団地の現状などを踏まえまして、基本コンセプトとして多世代が交流できる公園団地を掲げて、目標を2つ掲げております。  目標の1つ目が多摩都市モノレール延伸などの地域のポテンシャルの向上をきっかけとした公園団地小山田桜台ならではの暮らし方ができる町、こういったものを目指していきたいというものです。  目標の2つ目としましては、子どもから高齢者まで暮らしやすい住環境を整え、ライフステージに応じた多様な住まい方や多世代の交流ができる持続可能な団地を目指すというものでございます。  具体的なまちづくりをということで、方向性を6つまとめております。  1項目め、都市モノレール・小田急多摩線延伸を見据えたまちづくり、2項目め、豊かな自然環境の維持・活用、3項目め、高齢者が安心して継続居住できる住まいと暮らしのサポート、4項目め、多世代交流の推進、5項目めが日常生活を支えるセンター地区の再生、6項目といたしましてエリアマネジメントによる地域の魅力アップ、こういったまちづくりのテーマを図にしましたものが下の表、魅力発信、住みかえなどによる循環をイメージした図となっております。  3ページをごらんください。  まちづくりの進め方でございます。こちらは3段階、ステップ1から3まで、おおよそ5年ごとのイメージでまとめております。  ステップ1としましては、既存ストック等を活用したまちづくりということになります。このステップ1の段階で、都市計画法の1団地から地区計画への移行を進めていきたいと思っております。この段階、汚水処理場跡地の活用やセンター機能の活性化、また一部の戸建て住宅においては、改修や建てかえなどが進むものというイメージでございます。  ステップ2、段階的更新を見据えたまちづくりでございますが、団地内外の住みかえの促進というところで、集合住宅のリノベーションであるとか改修による住宅の再生が進み、団地外からの住みかえ、それから団地内での住みかえが起こっていくというところと、モノレールの導入を見据えました周辺のまちづくりというようなところ、循環を起こしていくような時期と考えております。  ステップ3としまして、実際にモノレールの新駅が整備されるような状況ということで、新たな交通基盤を生かしたまちづくりになります。駅前広場や商業の考え方など、モノレールを前提とした町の姿というところで、多様な世代の住みかえ、入居、センター地区が再編されるような状況、また住宅も、この15年というスパンでいくと、築50年を超えてきますので、本格的な住宅の更新期を迎えていきます。こういった中で、高齢者から若年、子育て世帯まで多様な世代が交流する良好な住宅市街地を形成するというまちづくりの進め方になります。  担い手に関しても、3段階でステップに合わせて考えておりまして、第1ステップにおいてはまちづくり協議会、都市再生機構、町田市を中心に、まず検討、連携をしていくという段階、ステップ2におきましては、これらに加えて福祉の関係者であるとか不動産関係者、また大学、NPOなどとも連携を図っていきたいと考えております。  3段階目に至りましては、モノレールの事業者も含めた状態で、まちづくりのプラットフォームの形成など持続的な地域のエリアマネジメントを進めていきたいと考えております。  1ページ目にお戻りください。  3項目めといたしまして、今後のスケジュール(案)でございます。2019年8月ごろに、これまで分譲の協議会と意見交換をしてまいりましたが、賃貸であるとか周辺にお住まいの方なども広くご参加いただくような形で、まちづくり構想、それから地区計画を初めとした都市計画(素案)についての住民説明会の開催をしたいと考えております。  2019年9月におきましては、説明会のご意見なども反映させた状況で、まちづくり構想の策定を行いたいと考えており、ここから都市計画関係の諸手続に入るような予定でおります。  2020年3月におきましては、都市計画決定変更の告示というものを予定しております。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 まちづくり協議会がこれまで検討されてきた内容というのは、住民説明会で初めてという感じなんですかね。8月に行われる住民説明会で明らかにしていくということなんでしょうか。これまでも行ってきたんでしょうか。 ◎住宅課担当課長 まちづくり協議会が検討されてきた内容に関しましては、今回、町田市は協議会がご提案という形で受け取っております。協議会の中では、ことしの2月、3月に協議会主催で、協議会のメンバーである分譲住宅の住民の方向けの説明会という形で行われております。  8月に実施しますのは、協議会の提案を踏まえて町田市としての考え方を協議会の方、それから周辺の住民の方に向けてもご説明をするような会というような位置づけでございます。 ◆細野 委員 その際に提案が市の案として出されるということで了解いたしましたが、そこにまちづくり協議会としてこれまでかかわってきた方はもちろんですけれども、そこで初めて聞く周辺の賃貸の方なども含めて要望を出して、それが反映されていくというスケジュールは大丈夫なんでしょうか。 ◎住宅課担当課長 皆様の意見を反映させた形で、もともとの内容が分譲住宅の方たちが長年にわたって検討されたものがベースになっておりますので、それなりにそれた内容ではないというところで、大きな軌道修正はないと考えておりますので、おおむね1カ月程度の期間ではございますが、大丈夫だと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後6時30分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時33分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実施について) ○委員長 行政報告、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実施についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎下水道部長 下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実施についての行政報告を行います。  内容につきましては、水再生センター担当課長から説明いたします。 ◎松井 水再生センター担当課長 それでは、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実施についてご報告申し上げます。  お配りしております資料の1枚目をごらんください。  初めに、事業概要についてご説明いたします。  下水道革新的技術実証事業――以下B-DASHプロジェクトといたします――は、国土交通省が主体となり、下水道の革新的技術についての実証研究を行い、新技術を国内外へ広く普及させることを目的とした国の事業でございます。  このたび、2019年度のB-DASHプロジェクトに町田市、メタウォータ株式会社、日本下水道事業団の3者による共同研究体の提案技術が採択され、2019年度から2020年度の2年間、成瀬クリーンセンター水処理施設の一部で実証研究を行うことになりました。  B-DASHプロジェクトは、国土交通省の研究機関であります国土技術政策総合研究所からの委託研究として共同研究体が受託し、国費で実証研究を行います。  なお、今回採択されました革新的技術の実証研究費は2年間で約15億円を予定しております。  続きまして、革新的技術の概要についてご説明いたします。  技術の名称は、単槽型硝化脱窒プロセスのICT・AI制御による高度処理技術でございます。  技術の概要としましては、情報通信技術(ICT)と人工知能(AI)を活用し、従来の標準的な下水処理では除去できなかった下水中のりんと窒素を低減するとともに、下水処理に必要な電力を大きく削減する新しい水処理システムとなります。  流入する下水は、時間帯や天候、季節などで変化しますが、その下水の変化を水質センサーで捉え、人間にかわって人工知能が最適な運転制御を行うものです。  本技術の導入効果につきましては、2枚目の資料にもございますが、導入前後を図式化したボードをご用意しましたので、こちらを用いてご説明させていただきます。  まず、革新的技術の導入前、つまり、現在の状況ですが、下水の変化や下水処理の状況を確認するため、日常的に人間が下水を採水して分析を行っております。反応タンクと呼ばれる処理施設では、微生物の働きによって汚れを分解して浄化しますので、微生物の生命活動を維持するために、たくさんの空気を送っております。  現在の施設は標準的な下水処理方法となりますので、下水中のりんと窒素を除去する高度な処理はできません。反応タンクに送る空気の量は、下水の変化や処理状況などによって運転を調整する必要があるため、分析した結果をもとに、下水処理に最適な空気量を人間が考え、運転の指示を行っております。  下水処理場の運転、監視を行う運転員は、交代制で24時間勤務しています。運転員は、指示に従って設備の運転や送付空気量の調整を行っております。送風機の空気量を下げても、現在の設備では空気の圧力を下げることができないため、省エネ効果はわずかしかありません。  続きまして、革新的技術の導入後についてご説明いたします。  反応タンクに設置された複数の水質センサーにより下水の処理状況をすぐに把握できるようになります。これにより、日常的に行っていた採水や分析といった労力が軽減されます。また、水質センサーのデータは自動的に人工知能へ送信されるため、運転指示の伝達も不要となります。  また、複数の風量調節弁により、従来よりも細かい空気の調整ができるようになり、下水中のりんと窒素を低減する高度な下水処理が行えるようになります。  なお、本技術は、既存施設のままで導入できるため、施設の増設や改造などの工事を必要としません。水質センサーから送られてきた情報をもとに、人工知能が下水処理に最適な運転を計算します。  従来では、反応タンク設備と送風機はそれぞれ別々に運転制御されていましたが、人工知能が統合的に制御を行います。従来行っていた設備の切りかえ操作や調整などを全て人工知能が行うため、運転員の労力が軽減します。人工知能は常に省エネルギーで効率的な運転制御を行います。
     従来の送風機は反応タンクへ送る空気の圧力を調整することができませんでしたが、人工知能による空気圧力制御により、最適な空気量と空気圧力を調整できるようになります。この制御により、送風機の電力を大きく削減し、あわせて温室効果ガスの排出量も削減します。  以上のことから、革新的技術の導入効果をまとめますと、1、建設費の縮減、2、電力の削減、3、労力の軽減の3つの効果が期待されます。  最後に、今後の予定を申し上げます。  7月上旬に国土技術政策総合研究所と契約を行う予定です。契約後は速やかに工事に着手し、12月末までの完成を予定しております。完成後は、多くの方にご臨席を賜りまして、落成記念式典を開催する予定です。  国の実証研究は、2020年度末までの2年間となりますが、その後は3年から5年の自主研究に着手し、技術の完成度をさらに高めていく予定です。  世界初、町田発のこの革新的技術が将来広く国内外に普及されることを期待し、今年度より実証研究に努めてまいります。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 革新的な技術の導入ということで、AIを早速活用してということなんですが、メタウォータ株式会社と一緒に研究をしていくということなんです。今後なんですけれども、市の事業としてずっと下水道事業については行っていく方向性なのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎松井 水再生センター担当課長 今回の実証研究は2年間ということになりますが、その後、3年から5年程度の自主研究を行いまして、その後は引き続き施設が使えるということでありますと、そのまま使用させていただく予定になります。  今回は、成瀬クリーンセンターの施設の12あるうちの4つが対象になっていますので、全てAIで制御するわけではございませんので、一部ということになります。 ◆細野 委員 そうしたら、町田市でずっと管理運営を引き継ぎながら、この新しい技術も引き継ぎながらやっていくということで受けとめてよろしいですね。  それと、何年か前ですけれども、高度処理の技術というか、何か導入して、そういう整備も行ってきたんですが、それはそれで活用ができているということなんでしょうか。 ◎松井 水再生センター担当課長 委員がおっしゃるとおりでございまして、既に既存の高度処理設備がございまして、それはこれからも稼働させていただきます。今回は標準的な処理、高度な処理ができていないところを対象に、新技術を導入させていただきまして、少しでも高度な処理ができるように、ふえるように取り組ませていただく予定です。 ◆藤田 委員 大変すばらしいですね。ICT、AIという技術を使ってということ、それをわかりやすくアナログでご説明いただいて本当にありがとうございます。  今、プロジェクトに採用されて実証研究して、その後は自主研究をして、それは将来的には町田市発として、全体にこれから広げていくべきだと思いますし、そうしていただければ、先ほどあった導入効果というところにあらわれてくるのだと思います。  これから一部での実証研究なものですから、そこまでの数字は押さえていないと思いますけれども、例えばこの導入効果にある将来的に全体がなるということを見据えながらお伺いしたいんですが、コスト縮減、電力削減、そして特に労力の提言、体制も含めて、その辺、わかる範囲でどのぐらい削減されていくものなのか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎松井 水再生センター担当課長 効果でございますけれども、今回の実証研究の対象は、先ほど12のうちの4つと申し上げたところですけれども、これだけで電力削減効果は、試算ですけれども、年間約1,000万円は削減できるというふうに見込んでおります。  将来的に、この技術を成瀬クリーンセンターの全ての施設に反映させていくかどうかということについては、現時点ではまだ決まっているものはございませんけれども、有効な技術であれば、また安価でできるということがメリットですので、大いに検討する価値はあると考えております。 ◆藤田 委員 その中で将来的なことも見据えて、全体に広がっていくのは僕はすばらしいと思いますし、そういった中で今回、維持管理業務の労力の低減ということが導入効果に上がっておりますけれども、体制も含めて、どのようにその辺が変わっていくのか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎松井 水再生センター担当課長 維持管理体制なんですが、今回の実証研究におきましては、AIが入ったということで直ちに人が減るということは全く想定しておりません。今回の研究の1つの目的になりますけれども、AIを導入することによって今までやっていたどのような業務が、どれくらい低減するのかということはきちっと検証しなければいけないと考えております。  同時に、先ほど水質のセンサーをいっぱい入れて監視しますということをご説明申し上げたんですけれども、水質センサーの数がふえた分、メンテナンスにどれぐらい労力を要するかというのはまだ未知なんですね。  ですので、減った分、それからふえるかもしれない分というものをきちんと見きわめた上で、本当に労力がどれぐらい低減するのかということは、この検証で確かめていきたいと思っております。ですので、現時点でどのぐらい減るということは全く試算しておりません。 ◆藤田 委員 ありがとうございます。今回、実証研究をして、その辺のことが削減効果も含めて効果的に出てくることを大いに期待したいと思います。すばらしいプロジェクトだと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ◆新井 委員 一番最後に、いろいろな自治体の方にぜひ知っていただきたいという言葉があったので、もしそういう方たちに視察いただくのだと、スケジュールの中でどのあたりが一番いいのかというのを伺えたらなと思いました。 ◎松井 水再生センター担当課長 7月に契約後、速やかに工事に着手いたしますが、完成が、12月末が結構ぎりぎりな工程でございまして、ごらんいただく場合は、でき上がった後ということはもちろん当然だと思うんですが、安定的に動いているところでお見せしたいと考えておりますので、来年度あたりは全国からいつ来ていただいてもご案内できるかなと思っております。  ただ、設備自体が12月末にはでき上がりますので、それをお見せすることはいつでもできるとは思っておりますが、動いているところとか、どんな感じなのかということについては来年度、2年目の実証研究の期間が望ましいと考えております。 ◆山下 委員 本当に大変すばらしい事業ということで、共同提案に向けてどのぐらいの期間、準備に要してきたのかということについて確認したいんです。 ◎松井 水再生センター担当課長 委員のご質疑ですけれども、メタウォータ株式会社が技術をお持ちなんですね。2016年度に水処理の技術についての説明を伺いまして、翌2017年度に送風機の圧力を変えるという技術の説明をいただきまして、その後、その技術を組み合わせて、AIで制御をするというこのお話をいただきました。ですので、2016年度から始まって今日に至るという状況でございます。 ◆山下 委員 町田市は自前の下水処理場を持っている中で、そういう現場での地道な研究成果といったものがここで出てきたんだと思うんですけれども、そういう意味では、さらに今まだ進めているような研究課題があれば、少しお披露目いただければなと思ったんです。 ◎松井 水再生センター担当課長 今回のB-DASHは特に革新的な技術でございまして、もともと自治体で技術を持っているかというと、なかなかそれは難しくて、民間企業の持っている技術に頼らざるを得ないという部分は多々あると思うんです。  今、下水処理で水処理のほかに汚泥処理というものも行っておりまして、汚泥処理は薬品をいろいろと使いながら処理を行うんですが、薬品をどれだけ低減できるのかとか、種類を変えてみたりとか、それから焼却も行っておりますが、下水の汚泥を焼却しますと、りんが多いと詰まったりする――焼結と呼んでおるんですが、そういう事象もございまして、町田でも、成瀬も鶴見川もたびたび起こる現象なんですが、それについての対策も今、職員がいろいろと工夫しながら研究をしているところでございます。  まだ成果が出ていないので、具体的にどうなったかということを申し上げることはできないんですが、改善できるように職員も努力をして、民間企業のノウハウだけに頼ることなく、自前で努力もしているところでございます。 ◆三遊亭 委員 本当にすばらしい事業だと思うんですが、1点だけ伺いたいのは、これは将来的に例えばパテントの対象とかになるものなんですかね。 ◎松井 水再生センター担当課長 技術の権利ということになりますか。 ◆三遊亭 委員 そうですね。 ◎松井 水再生センター担当課長 これは共同研究ということの位置づけでございますので、共同研究体としての権利ということになります。将来的に普及した場合、どのように利益を配分するのかということについては、これから契約をする前に決めなきゃいけないことではあるんですが、そこら辺もきちんと決めた上で行う事業になります。 ◆松岡 委員 この世界初、町田発ということで、ヒット作というか、すばらしいと思うんですけれども、これは100%国費で本実証研究がなされるということで、2019年度から2020年度の事業費が約15億円ということ、これは国から出るということですね。 ◎松井 水再生センター担当課長 松岡委員がおっしゃるとおりでございまして、この2年間の実証研究費用は全て国からの事業費ということになります。その後、自主研究というお話もさせていただきましたが、自主研究期間は基本的に国の費用は入りません。設備が残った状態で運転を継続していくということになるので、そこは共同研究体で持つということになります。  では、具体的に町田市ではどういう負担になるかといいますと、基本的には運転管理する人の労力と動かす電力、これはもともと革新的技術が入っても入らなくても電力は使いながら処理していますので、そこは大きく変わらない、むしろ低減できると思っております。 ◆松岡 委員 わかりました。2年間は国が補填するけれども、その3年間のほうはそんなにはかからないということだったです。  あと、先ほどことしの12月にも大体できて、来年から見学がいいということでしたけれども、これは町田市内の小学校とか中学校とか、そういう子どもたちにも見せるようなことが、見学できるようなことは大丈夫なんでしょうか。 ◎松井 水再生センター担当課長 ぜひ多くの方にごらんいただきたいと思っておりまして、今でも市内の――市外も含めて、小学生が下水処理場の見学にいらしております。ですけれども、この新しい技術がどういうものなのかとか、どういう効果があるのかというものをぜひ多くの方に見ていただきたいと思っております。  案内板も、多くの方がいらしてもわかるように準備をさせていたたく予定でおりますので、ぜひごらんいただきたいと思っております。 ◆松岡 委員 これから自然な環境に向けても、子どもたちにも、こういう教育の場をぜひ提供していただけたらと思います。ありがとうございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後6時56分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時58分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(新たなごみの資源化施設について) ○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 新たなごみの資源化施設についてにつきまして、循環型施設整備課担当課長よりご報告させていただきます。 ◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設についてにつきましてご報告をさせていただきます。  資料はごらんいただけていますでしょうか。  では、資料に沿ってご報告を申し上げたいと思います。  新たなごみの資源化施設について、2019年3月の行政報告以降の進捗状況等をご報告いたします。  まず1番目です。資源ごみ処理施設(ビン・カン、ペットボトル、容器包装プラスチック等)につきましては、分散化の方針は変更せず、相原地区2025年度、上小山田地区2027年度の稼働に向けて関係者との協議、調整を進めているところでございます。また、2022年1月から解体工事が始まります既存の工場棟で処理をしておりますペットボトル等につきましては、資源ごみ処理施設が稼働するまでの間、こちらも滞りなく処理を行わなければなりませんので、期間を限定した外部処理委託の方向で具体的な調査、調整を進めさせていただきます。  続きまして2番目、熱回収施設等(ごみ焼却施設、バイオガス化施設、不燃粗大ごみ処理施設)。  (1)環境保全協定書の締結についてでございますが、町田リサイクル文化センター周辺地区連絡会にて、2017年10月から協議を重ねてまいりました環境保全協定書につきましては、3月28日付で周辺自治会15団体の代表の方々と町田市とで締結させていただきました。  この協定には、ダイオキシン類の排出濃度を法令基準値の10分の1に、そしてまた窒素酸化物の排出濃度につきましては8分の1とするなど、より厳しい自主規制値を設けるとともに、騒音、振動、臭気などといった排水基準のほか、ごみ運搬車両の運行と周辺地域にお住まいの方々への配慮事項などを定めております。  続きまして、(2)工事の進捗状況及び今後の予定ですが、予定どおり4月から新工場棟の地下躯体工事を開始いたしまして、現在は新工場棟のごみピットなど基礎部分の掘削とコンクリートの打設工事を行っております。状況としますと、ごみピットの最深部約20メートルまで掘り進めているところです。  なお、この掘削工事におきましては、第1期の造成工事と同様に、地下埋設物が確認されました。こちらの埋設物につきましては、下に熱回収施設の工事写真をお示しさせていただいておりますけれども、こちらの不燃・粗大ごみ処理施設の区画、少し新しい管理棟の区画寄りになりますけれども、こちらから出てまいりました。埋設物の搬出及び処分に係る費用につきましては、変更契約にて対応させていただきます。  あわせまして、施設西側の交差点改良工事に向けまして、水道管及びガス管の移設工事を開始いたします。工事に当たりましては、歩行者の安全の確保を徹底してまいります。  また、工事請負契約書約款第42条に基づきます賃金又は物価の変動に基づく施設整備費の変動、こちらはスライド条項と呼んでおりますけれども、こちらにつきましては、ことしの3月の委員会でもご報告を申し上げておりますが、事業者から協議を開始したいとの申し入れがございましたので、協議に向けて算出方法等の調整を始めておるところでございます。その内容につきましては、また精査の上、適切に対応してまいります。  以下、2019年4月20日撮影の現場写真と施設整備のスケジュールをお示ししております。スケジュールにつきましては、特に大きな変更などはございません。  なお、7月28日に小学生以上の方とその保護者の方々を対象といたしました親子現場見学会を予定しております。こちらの見学会では今、工事中の先ほど申し上げたピットの底、地下18メートルほどになりますが、そちらの状況についてVR画面でごらんいただくなどのことを考えております。  行政報告は以上になります。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(境川クリーンセンター改修事業について) ○委員長 行政報告、境川クリーンセンター改修事業についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 境川クリーンセンター改修事業についてにつきまして、資源循環課担当課長よりご報告させていただきます。 ◎田中 資源循環課担当課長 それでは、境川クリーンセンター改修事業についてご報告させていただきます。  まず、資料をごらんください。  1つ目の施設の概要についてご説明します。  境川クリーンセンターは、市内から発生するし尿の処理施設として1961年から稼働してきましたが、公共下水道の普及により処理量が減少し、1997年からは下水道への投入施設のみを運転してまいりました。この投入施設の老朽化対策、汚泥の有効利用などを目的に改修工事を行い、2019年3月に工事が完了し、4月から新たな投入施設の稼働を開始いたしました。  なお、新たな投入施設はし尿等の汚泥を適正に処理するだけではなく、脱水処理の過程で発生する脱水汚泥を清掃工場の炉の燃焼を助ける助燃剤として有効活用しております。  2つ目、今後の予定についてです。旧投入施設とその周辺の構造物の解体工事を行います。解体工事施行の前には、工事範囲から30メートル以内にお住まいの方の家屋について、工事による影響があるかないかを調べる家屋調査を行います。  具体的なタイミングですけれども、2019年の7月下旬には工事説明会を開催させていただき、解体工事につきましては8月から12月の期間で行う予定であります。  次に、3番目の施設配置図についてです。  まず、図面をつけさせていただいておりますが、各破線で囲った部分がこれまでの旧処理施設の敷地全体となります。今回、整備した新投入施設は、図の右側、黄色く施設ゾーンと書かれて囲われているところに今回配置しております。  ちょうど図の真ん中あたり、赤の破線の部分で囲われているところが今まで使用していた旧投入施設の部分になります。この破線内の旧投入施設の建物のほか、道路の路面等の解体工事を行います。  次に、4番目、その他についてです。今後なんですけれども、旧処理施設の臭気等から1971年に周辺地区の8町内会・自治会と市で運営協議会を立ち上げ、施設運営に関して継続してこれまで意見交換を行ってきております。新たな投入施設の稼働に伴い、境川クリーンセンターの運営に関する協定を改めて締結いたします。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 これから解体工事が始まるということで、長年、この地域の皆さん、特に臭気など迷惑な施設ということで、いろいろ協定も結んで協力を願ってきたわけですけれども、その見通しとしてはもう締結ができるという状況をご理解いただいているということなんでしょうか。  あと、旧投入施設の解体ということでは、また臭気なども発生しないのか、ちょっと気になるところですけれども、工事などの配慮とか何か工夫とかはなされているんでしょうか。
    ◎田中 資源循環課担当課長 まず、周辺住民の方のご理解がいただけているかということについてですが、今の運営協議会の付近の町内会・自治会の会長には、工事の試運転期間中に施設も稼働している状態で内部の見学をしていただいております。これまでご心配されていた臭気についても、これなら問題ないということでご理解をいただいている状況でございます。  それから、解体工事についての配慮ということですが、当然工事なので多少の振動、騒音等は出るということは事前に説明会でご説明し、どうしても大きな音ですとか、振動が出るのがやむを得ないような作業をなるべく避けるように工程は組むんですけれども、適切なタイミングでお知らせをしながら行っていく予定でおります。 ◆細野 委員 臭気とかはいかがでしょうか。 ◎田中 資源循環課担当課長 臭気につきましては、これまで使ってきた旧投入施設が既に清掃が終わっておりまして、内部にはもう残存物がないような状況になっております。 ◆三遊亭 委員 この地下には調整池も工事を予定されているかと思うんですが、その工事のすみ分けというか、どのように進捗させるのか、お知らせください。 ◎田中 資源循環課担当課長 東京都の調整池の工事が今年度に入るということは聞いております。実際に今ご説明したのが、解体工事は8月から12月の期間でということをご説明したんですが、これは契約工期でありまして、解体工場は10月末までには終わる予定でおります。  東京都の契約が決まる時期は詳細には聞いておりませんけれども、恐らく最初から掘削等の大きい工程は入らないと聞いておりますので、工事の重複によって何か問題になることはないと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後7時12分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後7時13分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査の申し出を議題といたします。  特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申し出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって建設常任委員会を閉会いたします。              午後7時14分 散会...