町田市議会 > 2019-06-17 >
令和 元年 6月定例会(第2回)-06月17日-06号

  • 防犯カメラ(/)
ツイート シェア
  1. 町田市議会 2019-06-17
    令和 元年 6月定例会(第2回)-06月17日-06号


    取得元: 町田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-15
    令和 元年 6月定例会(第2回)-06月17日-06号令和 元年 6月定例会(第2回) 町田市議会会議録第15号 6月17日(月曜日)  出席議員(35名)     1 番   東     友  美    2 番   ち  だ  伸  也     3 番   矢  口  ま  ゆ    4 番   深  沢  ひろふみ     5 番   村 ま つ  俊  孝    6 番   斉  藤  かつひろ     7 番   おんじょう 由  久    8 番   田  中  美  穂     9 番   星     だいすけ   10 番   木 目 田  英  男    11 番   石  川  好  忠   12 番   渡  辺  厳 太 郎    13 番   佐  藤  和  彦   14 番   森  本  せ い や    15 番   わ た べ  真  実   16 番   お ぜ き  重 太 郎    17 番   白  川  哲  也   18 番   松  葉  ひ ろ み    19 番   山  下  て つ や   20 番   佐 々 木  智  子    21 番   松  岡  み ゆ き   22 番   い わ せ  和  子    23 番   三 遊 亭  ら ん 丈   24 番   若  林  章  喜    25 番   戸  塚  正  人   26 番   新  井  よしなお    27 番   友  井  和  彦   28 番   吉  田  つ と む
       29 番   大  西  宣  也   30 番   お  く  栄  一    31 番   細  野  龍  子   32 番   殿  村  健  一    33 番   熊  沢  あ や り   34 番   藤  田     学    35 番   佐  藤  伸 一 郎  欠席議員(1名)    36 番   おさむら  敏  明       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席説明員  市長     石  阪  丈  一     副市長    髙  橋     豊  副市長    木  島  暢  夫     政策経営部長 小  池     晃                        総務部労務担当次長  総務部次長  高  橋     晃            金  沢  秀  人  財務部長   堀  場     淳     防災安全部長 篠  崎  陽  彦                        文化スポーツ振興部長  市民部長   今  野  俊  哉            黒  田     豊                        いきいき生活部長  地域福祉部長 神  田  貴  史            奥  山     孝                        子ども生活部長  保健所長   河  合  江  美            石  坂  泰  弘  経済観光部長 井  上     誠     環境資源部長 荻  原  康  義                        都市づくり部長  道路部長   福  田     均            神  蔵  重  徳  都市整備担当部長         萩  野  功  一     下水道部長  野  田  好  章                        市民病院事務部長  会計管理者  小 田 島  一  生            亀  田  文  生  総務部法制課長         重  田     淳     教育長    坂  本  修  一  学校教育部長 北  澤  英  明     生涯学習部長 中  村  哲  也  選挙管理委員長               農業委員会会長         坪     義  秋            吉  川  庄  衞  代表監査委員 高  野  克  浩       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席事務局職員  事務局長   古  谷  健  司     事務局課長  横  山  隆  章  議事担当課長 水  元  友  朗     担当課長   佐  藤  安  弘                        議事係担当係長  議事係長   新  井  亮  介            佐  藤  義  男  議事係担当係長         長 谷 川     拓     議事係主任  三 田 村  美  子  議事係主任  五 十 嵐  大  悟     議事係    折  本  大  樹  速記士    三  階  佳  子(澤速記事務所)       ――――――――――――――――――――――――――――――――――――     令 和 元 年(2019年) 6 月 17 日(月)     議   事   日   程   第  15  号                                   午 前 10 時 開 議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 一般質問  議 事 日 程 追 加 の 1 第 1 発言の取り消しを求める動議  議 事 日 程 追 加 の 2 第 1 発言の取り消しを求める動議       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 会議に付した事件  日程第1から日程第2まで及び追加の1の日程第1並びに追加の2の日程第1                午前10時 開議 ○議長(若林章喜) ただいまから本日の会議を開きます。   ―――――――――◇―――――――― △日程第1  ―――――――――――――――――― ○議長(若林章喜) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。  30番 おく栄一議員  31番 細野龍子議員   ―――――――――◇―――――――― △日程第2  ―――――――――――――――――― ○議長(若林章喜) 日程第2、一般質問を行います。  質問の通告がありますので、順次発言を許します。  18番 松葉ひろみ議員。    〔18番松葉ひろみ登壇〕 ◆18番(松葉ひろみ) おはようございます。公明党の松葉ひろみでございます。議長のお許しを得ましたので、通告に基づき、公明党市議団の一員として4項目について一般質問を行います。  1、命を守る防災・減災対策について(その2)。  気象庁は、大雨で洪水や土砂災害が予想される際に、私たちがとるべき行動を切迫度に応じて5段階で示す警戒レベルの運用を始めました。住民に災害発生の危険性が十分伝わらず、逃げおくれで多数の犠牲者が出た昨年夏の西日本豪雨の教訓を踏まえたものです。この教訓を踏まえ、国の中央防災会議は、行政主体から住民主体の防災へ転換する重要性を強調し、避難について最後はあなたの判断ですと呼びかけています。  迅速に避難するには、平時からの準備も欠かせません。浸水想定区域などを示したハザードマップを確認し、我が家の避難行動を決めておくマイ・タイムラインを作成しておくことが重要です。  そこで、(1)平成30年9月の定例会でマイ・タイムラインの導入を提案したがその後の取り組みを伺います。  (2)地域の防災力を高めるためには、より高い専門知識を持つ人材の育成と活用が必要と思うがいかがか。  2項目め、就学に関しての相談体制について。  町田市においては、ことしは6月20日に就学相談説明会が行われます。就学相談の流れによりますと、就学相談では、町田市の特別支援教育の制度、内容などの説明とともに、特別な支援を必要とするお子さん1人1人の特性に合わせた支援を保護者とともに考えていきます。相談会では、保護者の面接、行動観察、諸検査、専門医の診察――これは肢体及び難聴の回のみでございますが――等を行い、お子様にとってどのような教育が望ましいのかを総合的に検討し、その結果を所見としてまとめますとあります。  後日、教育委員会から相談会の所見をお知らせし、必要に応じて面談をし、そこで適切な教育環境や必要とする支援の内容、就学に向けての配慮事項等について相談を重ねながら、保護者とともに就学先を決めていきます。  医療的ケア児については、過去の質問で保育園の受け入れについてご対応いただきましたし、支援協議会も立ち上がりました。その際に、いずれは学校に入学をするときが来るので、他人事ではなく、そのときからしっかりとした対応をとお願いしておりましたので、今回確認したいと思います。  また、病弱児、身体虚弱児についてですが、ホームページを見ても相談する場が見当たりませんでしたので、この点についても伺います。  (1)就学相談の現状と課題について問う。  (2)医療的ケア児の学校受け入れ体制について。  (3)病弱・身体虚弱児に対する対応について。  3項目め、食品ロス削減に向けての取り組みを問う(その3)です。  まだ食べられるのに捨てられてしまう食品ロスの削減を目指す食品ロスの削減の推進に関する法律が先月、国会で全会一致で可決成立をいたしました。公明党は、2015年に党内にプロジェクトチームを立ち上げ、法案を作成するなど法整備をリードしてまいりました。同法は政府に対し、食品ロス削減推進の基本方針を定めることを義務づけ、都道府県と市区町村に削減推進計画を策定するよう努力義務を課すものです。  昨年7月、まちだくらしフェアで食品ロスについて講演された国連食糧農業機関――FAO駐日連絡事務所のチャールズ・ボリコ所長は、今回の法案成立に当たり、我が党の山口代表と竹谷とし子プロジェクトチーム座長との懇談の席で、食品ロス削減に向けて法律を整備した日本の取り組みを世界に発信していきたいと語られました。  今回3度目の質問になりますが、今までの取り組みについても確認をさせていただきたいと思います。また、国の第3次食育推進基本計画にも位置づけがなされたことから、町田市第2次食育推進計画に盛り込まれました。今後は全庁的に取り組みが広がっていくことも予想されます。  そこで、お伺いいたします。  (1)現在までの取り組みについて。  (2)食品ロスの削減の推進に関する法律が成立したが、今後の取り組みは。  4項目め、国民健康保険の医療費のお知らせについて。  確定申告の医療費控除の適用を受けるためには、医療費控除の明細書に必要事項を記入し、確定申告書に添付して提出をいたします。アプリで申告するときには、医療費のお知らせを提出する場合、これに記載された医療費について個別の内訳を明細書に記載する必要がなく、医療費の領収書を自宅等で保管する必要はありません。  しかし、町田市から発行される医療費のお知らせについては、本人の負担額が記載されていないために対応しておりません。近隣自治体では対応しているところもふえ、高齢者や障がいのある方などにとっての負担を考えると、町田市でも対応できる形式にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  以上、壇上からの質問といたします。
    ○議長(若林章喜) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) おはようございます。本日は一般質問最終日でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  松葉議員のご質問につきましては、副市長、教育委員会及び担当からお答えを申し上げます。 ○議長(若林章喜) 副市長 髙橋豊君。    〔副市長髙橋豊登壇〕 ◎副市長(髙橋豊) おはようございます。私のほうから、項目1の命を守る防災・減災対策について(その2)の(1)平成30年9月定例会でマイ・タイムラインの導入を提案したがその後の取り組みを問うについてお答えいたします。  マイ・タイムラインは、大雨や台風の前、雨の降り始めから雨が強まる過程において、気象情報の確認や避難行動のタイミングなどについて、各ご家庭で事前に決めていくことにより、市民1人1人が落ちついて適切な行動をとることができるようになるため、とても有効な手法であると考えております。  議員のほうで資料の1、2ページに掲載していただきましたけれども、このマイ・タイムラインを広く市民の皆様に知っていただくために、「広報まちだ」今月1日号におきまして、風水害時の情報収集、ハザードマップの確認などの事前の対策や雨が強まってきた際の避難について、さらには実際に避難した場合の避難施設における注意点など、段階ごとに応じて市民の皆様がみずから避難行動について考えていただけるよう、わかりやすく紹介をさせていただいたところでございます。  また、浸水を防ぐ方法や非常持ち出し品などについても、あわせてご紹介をさせていただきました。今後も各ご家庭で風水害から身を守るための行動について考えていただくよう周知をすることやマイ・タイムラインの紹介に努めてまいります。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 項目1の(2)地域の防災力を高めるためには、より高い専門知識を持つ人材の育成と活用が必要と思うがいかがかについてお答えいたします。  市では、自主防災組織の班長として必要な基礎知識習得を目的とした自主防災組織班長講習会を開催しております。2019年度につきましては、2日間に分けて開催することといたしました。  1日目は5月26日に508名の方にご参加いただき、座学講習を実施いたしました。2日目は7月7日、来月7日に市内を9地区に分け、各地区で実技講習を実施する予定でございます。2日間に分けて開催することで、内容を充実させるとともに、地域の皆様がより参加しやすい講習会となるように工夫いたしました。  また、地域の避難施設運営にかかわる自主防災組織のリーダーとして、より高い知識の習得を目的とする自主防災組織リーダー講習会を開催しております。学識経験者の講義や先進的な取り組みをしている自主防災組織からの事例紹介をいただいたり、企画段階からアドバイザーとして携わっていただいている学識経験者の進行のもと、グループワークを行うなど内容の充実に努めております。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 項目2の就学に関しての相談体制についてにお答えいたします。  まず、(1)の就学相談の現状と課題について問うについてでございますが、就学相談は9月から12月にかけて教育センターで就学相談委員が児童の観察、諸検査、保護者の面談を実施し、総合的な観点から考えられる所見をもとに、保護者と就学先について相談を行っているものでございます。  保護者からの受付後、就学先を検討するために、保護者の承諾のもと、子どもが通っている幼稚園、保育園、子ども発達センターに日常の子どもの様子について資料提供をしてもらっています。また、医療機関や療養機関から意見書等を提出してもらうこともございます。  就学相談会は、総勢221名いる委員のうち、15名から30名程度で構成される相談会で、昨年度は19回実施しております。この相談会では、小集団での行動観察や保護者面談を行い、その後、子どもの状況に適した就学先を検討し、その結果を保護者に伝えております。相談件数は年々増加しており、2018年度281件で、2017年度より54件ふえています。  課題といたしましては、相談件数の増加に伴う相談体制の充実や、より効果的な相談会にするため、運営方法を見直す必要があると考えております。  次に、(2)の医療的ケア児の学校受け入れ体制についてでございますが、教育委員会では就学前に就学時健康診断を行い、保護者からのさまざまな申し出や相談を受けております。医療的ケアを必要とするお子さんの保護者からの相談についても、その中で受けてまいります。  また、保育園や子ども発達センターで作成している就学支援シートを保護者の同意のもと共有し、ケアが必要な事項は学校にも事前に情報提供いたします。看護師等人的支援が必要なケースについても、必要に応じて予算措置等を講じてまいります。  次に、(3)の病弱・身体虚弱児に対する対応についてでございますが、東京都教育委員会発行の「就学相談の手引き」では、病弱とは病気のため継続して、または繰り返し医療または生活規制を必要とする状態としております。身体虚弱とは、病気とは直接関係がなく不調な状態が続く、病気にかかりやすいなどのために、持続的に生活規制を必要とする状態としております。  現在、町田市では、病弱、身体虚弱専門の相談窓口は設けておりませんが、1人1人の多様なニーズに応じた支援体制を充実させるためには、子ども生活部や保健所等の庁内関係部署と連携し、切れ目のない支援を検討していく必要があると考えております。 ○議長(若林章喜) 保健所長 河合江美君。 ◎保健所長(河合江美) 項目3の食品ロス削減に向けての取り組みを問う(その3)の(1)現在までの取り組みについてお答えいたします。  2016年3月に策定されました国の第3次食育推進基本計画では、重点課題の1つとして食の循環や環境を意識した食育の推進が挙げられ、この中で食品ロスの削減などの環境にも配慮した食育の推進を目指すとされております。  これを受けまして、町田市でも2019年3月に策定いたしました第2次町田市食育推進計画におきまして、新たに食品ロス削減も1つの課題と位置づけ、取り組みを進めております。 ○議長(若林章喜) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 項目3の(1)と(2)についてお答えいたします。  まず、(1)についてでございますが、町田市では、燃やせるごみの中に多く含まれる生ごみの減量を進めていくためには、食品ロス削減が効果的と考えており、市民や事業者との連携を重要視して食品ロス削減に取り組んでおります。  平成30年第1回定例会以降の新たな取り組みといたしまして、食品ロスの削減に取り組んでいる飲食店などの事業者を「まちだ☆おいしい食べきり協力店」として認定したほか、協力が得られましたコンビニエンスストアでは、食品ロス削減の啓発ポスターを掲示していただきました。このほかにも暮らしに役立つ情報を発信するイベント「くらしフェア」に出展するなど、身近な視点から啓発する取り組みも行いました。  次に、(2)の食品ロスの削減の推進に関する法律が成立したが、今後の取り組みはについてでございますが、食品ロスの削減の推進に関する法律が2019年5月31日に公布されたことを受け、同法に規定する食品ロス削減推進計画につきましては、今後の国、東京都及び近隣自治体の動向を注視し、研究してまいります。  食品ロス削減の取り組みについては、燃やせるごみの中に多く含まれる生ごみの減量を進めていくために効果的であると考えておりますので、今後も市民や事業者との連携を重要視しながら、引き続き推進してまいります。 ○議長(若林章喜) いきいき生活部長 奥山孝君。 ◎いきいき生活部長(奥山孝) 項目4の国民健康保険の医療費のお知らせについての(1)国民健康保険の医療費のお知らせに本人負担額の記載がないが追加すべきと思うがいかがかについてお答えいたします。  医療費のお知らせは、国民健康保険の被保険者に対し医療費等の通知を行うことにより、被保険者の健康に対する認識を深め、国民健康保険事業の健全な運営に寄与することを目的とし、年に2回送付しております。  2018年度までの医療費のお知らせには本人負担額を載せておりませんでしたが、2019年11月発送分から本人負担額を掲載する予定でございます。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ご答弁いただきましたので、自席より再質問をさせていただきたいと思います。  まず、4項目めの国民健康保険につきましては速やかな対応をありがとうございます。障がい者の方から、やはり1つ1つ記入をする、また領収書をチェックして計算をするということが大変だというお声を聞いておりましたので、速やかな対応をまことにありがとうございます。これにつきましては、再質問はなしで確認をさせていただきました。ありがとうございました。  それでは、順番を変えて、まず2項目めの就学相談についてから再質問させていただきたいと思います。  この就学相談なんですけれども、就学相談会では、先ほどのご答弁で多くの委員がそれぞれの立場から子どもに適した就学先をご検討くださっているということがわかりましたが、保護者の皆様からしてみますと、相談会のたった1日のその場だけで子どもの就学先を判断されるということに不安があるという声を聞いております。この就学相談会の前に、そのお子さんが通われている保育園や幼稚園などに委員の方が赴いて、現場の先生の声をお聞きいただくなどの対応というのはできないものでしょうか。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 町田市では、町田市立小学校・幼稚園・保育園・子ども発達センター・特別支援学校・学童保育連絡協議会を開催しており、幼稚園や保育園など未就学児を見てきた先生方から、学校の先生、子どもたちの状況や引き継ぐべき事項を共有する場を設けており、このような取り組みから連携体制を構築しております。  また、全てではございませんが、委員である学校教員が保育園や子ども発達センター等に行き、現場の先生と情報交換することは現在でも行っております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。就学相談会だけではなくて、別の場でもそういった子どもたちの情報を共有する取り組みがなされているというようなことが今確認をできました。  しかしながら、過去の就学相談では、すみれ教室に通われていたお子さんの就学相談に関して、すみれ教室でかかわっていた先生方の半分ぐらいしか日常的に就学相談の場に立ち会うことができていなかったというようなことも聞いております。  先ほどのご答弁の中で就学相談の件数が年々増加しており、より効果的な相談会を検討されるとのお話がございましたけれども、保護者にとっては大切なお子さんを学校に預けるわけですから、どうかお子さんお1人お1人の状況に寄り添った相談会にしてくださるようにお願いをしたいと思います。  また、そのような取り組みの中でお子さんの状況が確実に学校の先生にも伝わるということが徹底をできれば、保護者の方も安心して相談会に臨めると思います。先生方がお忙しいことは十分承知をしておりますけれども、子どもを第一に考えた相談会の方法をご検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、医療的ケア児に関してですが、医療的ケアが必要でも必要でなくても、子どもの安全というものが第一であるということは言うまでもありません。先ほどのご答弁の中で、子どもをサポートする人的支援についても予算措置をなさっているというお話がございました。その部分に関しましては安心をしたわけですけれども、医療的ケアを行う看護師など、そういったサポートスタッフがすぐにそういったお子さんに手当てできる環境がないから、特別支援学校に行かざるを得ないというようなケースはないでしょうか。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 町田市にご相談いただいたケースの中で、サポート体制がないから特別支援学校に行ったというケースは教育委員会としては把握しておりません。医療的ケアが必要な児童生徒に関しましては、1人1人病気の症状やケアの内容も異なりますので、各ケースについてお子様の状況や必要なケアを把握した上で、必要な人的措置を配置するための予算を準備し、対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。人的支援を配置するための予算措置をしていただけるということですので、早目早目の対応をぜひともお願いしたいと思います。  医療的ケアが必要な児童生徒に対しても、市としても対応くださっているということが確認でき、安心をいたしました。現在でも医療的ケアが必要な児童生徒は、町田市にもいらっしゃいます。また、これから医学の発展によって、この医療的ケア児はますますふえてくるということが予想されております。そのような子どもたちが安心して学校に通えるように、町田市にはさらに一歩進んだ対応をご検討いただきたいと要望しておきます。  例えば、この人的支援ですけれども、地域の訪問看護ステーションと診療報酬以外の部分を委託契約して、医療的ケアが必要な児童の対応をなさっている自治体もあるというふうに聞いております。そういった事例をよくお調べいただいて、町田市としての最善の方法をご検討いただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、特別支援教育の支援員についてお伺いをしたいと思います。この特別支援教育支援員ですけれども、そういった支援員が必要なお子さんが入学してくるといったときに、いつでもすぐに対応できるんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 特別支援教育支援員の即時の対応についてでございますが、学校からの要請に応じて支援員配置の是非を検討し、対応を行っております。特別支援教育支援員は、支援が必要な児童生徒の支援を目的に配置しております。  主な業務としましては、身辺の介助、日常安全配慮等となっております。現在、支援員は各学校に必ず1名は配置しておりまして、特別支援学級に在籍する児童生徒数に応じて配置数をふやしております。  特別支援教育支援員の募集につきましては、毎年実施しておりまして、応募資格は特にございませんが、特別支援教育に理解のある方を条件として面接により採用を決定しているところでございます。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) 特別支援教育支援員の制度についてご説明いただいて、よくわかりました。募集も毎年行っているということでしたけれども、これは人員に余裕はあるのかどうか。また、支援が必要な児童生徒の保護者が支援員になるということは可能なのか、確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 支援員の中には急におやめになる方もいらっしゃいますので、その場合は一時的に欠員が生じる場合もございます。また、保護者が支援員になれるのかというご質問ですが、支援員は公務員として公平公正な業務を求められますので、ご自身のお子さんが通う学校の支援員になることはできません。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) わかりました。支援員の欠員が出る状況もあるということでしたけれども、保護者の方や実際に支援員をされている方などからお話を伺いますと、現場ではもっと支援員が欲しいという声をお聞きいたします。  また、支援を必要とするお子さんを持つ保護者の方は、最も特別支援教育、支援員の方をつけてほしいという要望もありますので、そういったことに関してはご理解のある方々であるのではないかなというふうに思いますが、お子さんが在籍する学校の支援員にはなれないというのは理解をいたしますけれども、それでしたら別の学校の支援員にはなれるのではないかなというふうには感じたんですが、これは保護者の方からのご要望があればの話ではありますけれども、そういったこともぜひご検討いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 議員のおっしゃるとおり、お子さんが在籍する学校とは別の学校の特別支援教育支援員であれば、なることは可能かと思います。支援員の募集方法に関しましては、欠員状況が長引かないように引き続き、よりよい募集方法を検討してまいります。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございました。町田市でも多くの臨時職員を募集されているというふうに思いますけれども、その業務内容に適した人材を確実に雇用するためにも、さまざまなよい方法をご検討いただきたいと思います。  町田市におきましては、子ども発達センターもできて、18歳までの切れ目のない支援について検討が始まったところであるというふうに認識をしております。この切れ目のない支援については、子ども生活部だけで考えるのではなく、学校教育部も含めて町田市全体として考えていっていただきたいと思います。  医療的ケアが必要なお子さん、また病弱、身体虚弱なお子さんをお持ちの保護者からは、町田市のどこに相談すればいいのかわからないというような声をよく耳にいたします。それからあと、保護者だけではなくて、そういったお子さんを受け入れた学校が相談する窓口もあるべきではないかというふうに考えております。発達センター、保健所、はたまた障がい福祉、教育センターというふうにさまざまあるわけなんですけれども、まちだ子育てサイトから「相談する」というところに進んでいきますと、「子育て相談全般」「発達相談」「健康・医療に関すること」「ひとり親家庭等の方」「学校や教育における悩み・相談」というふうに分類をされております。  学校や教育における悩み相談の中で、特別な支援が必要な子どもの就学相談というところに進んでいきますと、病弱児、身体虚弱児については一切触れられておりません。このような現状を認識していただいて、関係部署と連携を図りながら、保護者が安心して相談できる窓口の設置に向けてご検討いただきたいと思います。  また、この医療的ケアが必要というふうに聞くと、学校としても何かあってからでは遅いからというふうに受け入れに尻込みしてしまうというようなこともあると思います。事前に情報の共有がしっかり行われていないと、実際に入学してから保護者と学校側の心配するポイントのずれというものも生じているというふうに聞いております。  そうならないためにも、子どもの状況を相談窓口でしっかり把握し、看護師などの対応が必要であれば医療機関と連携をし、人的配置をしっかり確保し、学校に引き継ぐなどが行える機関、協議会みたいなものが必要だというふうにも思います。これからさまざまご検討いただけるというようなご回答でしたので、どうか未来を担う町田の子どもたちのためには最善の環境を確保していただく努力をお願いして、この項目は終わりたいと思います。  続きまして、食品ロス削減の取り組みについてお伺いをいたします。  現在までの取り組みについて、再質問いたしたいと思います。先ほど市民や事業者と連携した取り組みということでお答えいただきましたけれども、この取り組みについて少し具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 事業者と連携した取り組みなどについてのご質問です。2018年7月には、保健所と連携して、市内のショッピングセンターの協力も得まして、食品ロス削減と食育をテーマにした啓発イベントを開催させていただきました。  また、同年10月には、市内のスーパー5店舗にご協力いただいて、消費期限や賞味期限が迫っている食品を積極的に購入していただこうということで、今が食べごろめしあがれキャンペーンというのも実施しております。  さらに、2018年12月には、平成30年第1回定例会におきまして、18番議員からご提案いただきました立川市などの事例を参考に、まちだ☆おいしい食べきり協力店という制度の募集を開始したところです。募集開始に当たっては町田商工会議所の協力も得まして、市内の飲食店などに広く周知を行いました。  また、最後になりますけれども、2019年2月には事業者と共同して、フードドライブの開催を含む環境イベント「さんあーる広場in町田シバヒロ」も開催させていただきました。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。先ほどまちだ☆おいしい食べきり協力店制度の募集を開始したというお話がございました。このまちだ☆おいしい食べきり協力店について伺いたいと思います。  特にホテルなどで行われる宴会で、多くの食べ残しが発生しているのが見受けられます。私たち、そういう場に出席する機会も多いですので、毎回毎回食品ロスということで、同じテーブルに着いたほかの議員などからは、食品ロス削減だよねということで皆さん残さないように食べてくださったり、声をかけていただいたりもするわけなんですけれども、ぜひホテル業界に町田市としても食品ロス削減について働きかけてもらいたいと思うんですけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(若林章喜) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) ホテル業界への働きかけでございますけれども、先ほどご紹介させていただきました2018年度に開始しましたまちだ☆おいしい食べきり協力店、この制度は食品ロス削減に積極的に取り組まれております飲食店などを町田市が認定するものです。この協力店については、ホームページや広報紙などで紹介しまして、消費者や事業者へ食品ロス削減の啓発を行っているところです。  また、制度の認定の対象とする店舗といたしまして、飲食業、小売業のほか、ホテル業界というんでしょうか、宿泊業も含めておりますので、昨年の12月から募集を始め、現時点ではまだ宿泊業の認定は今のところございません。しかし、宿泊業も含めて、まちだ☆おいしい食べきり協力店の認定店舗が拡大するよう、今後も町田商工会議所などのご協力もいただきながら、積極的な周知を図ってまいりたいと思います。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ぜひともよろしくお願いいたします。ホテルなどで行われる宴会での食べ切りというのは、とても効果が大きいというふうに思います。以前提案をしました3010運動、宴会開始の30分、また終了前10分間は自席でいただくというような声かけ運動や、また町田市においてはまちだ☆宴会5箇条など、もっともっと積極的な働きかけをお願いしたいと思います。  それでは、続きましてフードドライブについて再質問いたします。このフードドライブのような取り組みが浸透するためには、もっと広く周知されるとともに、定期的に開催されているということも重要であるというふうに考えております。このフードドライブが定期開催されるように、町田市が積極的にかかわった支援をしていただきたいと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) フードドライブですけれども、ご家庭で余っている食べ物を持ち寄り、それらをまとめて福祉施設などへ寄附する、そういった活動、このフードドライブが普及することは食品ロスの削減に大きく寄与するものと考えております。  2019年度、今年度は町田市との協定によりまして、まちだエコライフ推進公社が開催いたしますまち・エコフリーマーケット、こちらのほうで全5回全てにおきまして、フードドライブが同時開催されることとなりました。市としましては、このようなイベントを通して、フードドライブ活動が拡大し、市民にとってより身近なものになるよう積極的に情報発信をしてまいります。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。
    ◆18番(松葉ひろみ) フードドライブは、それまでのもったいないというものをありがとうにかえる取り組みだと思います。町田市では、ひとり親家庭のおうちでごはん事業が始まりましたけれども、お弁当だけでなく、こういったフードドライブで集まったものをお届けしている自治体などもございます。お菓子などの嗜好品などは大変に喜ばれているそうです。  また、今後はスーパーなどの事業者、また子ども食堂などの寄贈先のマッチングなども、市がリーダーシップをとって実施していただけるといいのかなと思いますので、その点につきましても今後ご検討いただきますよう、要望しておきたいと思います。  先ほど保健所長からもご答弁をいただきました。先週15日の土曜日に、健康福祉会館でまちだ食育フェスというものが開催をされました。大雨だったんですけれども、私も参加させていただきましたが、このイベントでは食品ロス削減というテーマについてのブースも設置をされておりました。本当に大雨だったので、当日参加できなかった方のために、どのような取り組みが行われていたのか、少し紹介していただければというふうに思います。 ○議長(若林章喜) 保健所長 河合江美君。 ◎保健所長(河合江美) ただいまご質問いただきましたまちだ食育フェスでございますけれども、こちらは6月15日に食育に関する情報や体験の場を提供することを目的に開催いたしました。開催に当たりましては、第2次食育推進計画でも触れております食品ロス削減についても啓発を行いました。  例えば、今回は家庭での食品ロス削減にも触れた健康的な食生活を送るための食育講演会を実施いたしました。また、環境資源部とも連携しましてブースを出展いたしまして、食品ロスの現状や食べ切るためのテクニックなどを市民の皆様にご理解いただけるよう、クイズラリーですとかパンフレットの配布というようなものを行いまして、情報発信を行ったところでございます。  この食品ロスのクイズラリーにつきましては、イベントにご参加いただきました方の半数以上の方がクイズラリーにご参加をいただいております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) 当日は天候が悪かったので、もっとたくさんの方々にご来場いただきたかったなというのが本音でございますが、本当に天候が悪かったので、私の率直な感想としては、もっと人がいないかなというふうに思っていたんですけれども、意外と来場者がおりまして、皆さん食品ロスのブースの前ではじっくり読まれておりまして、食品ロスの半数が家庭から出るというようなことに驚かれていた方もいらっしゃいました。  今お話がありましたパンフレット等の配布を行っていたということなんですけれども、これは町田市の野菜料理レシピ集ということで発行されているものですけれども、この中では野菜の上手な保存方法とか、そういったものも、またレシピなどもご紹介をされております。  あと、消費者庁が発行しております冊子「計ってみよう!家庭での食品ロス」というような冊子をいただきましたけれども、この中には「まずは1週間、記録してみましょう」ということで、いつ、何をどのくらい、どんな理由で捨てたかをメモしていきましょうとか、どんな食品をどんな理由で捨ててしまったかを振り返って、削減するにはどのようにしたらよいのか考えてみようとかというチェックシートがついておりまして、こういったものもわかりやすく、これを読んでいくと、結果としては保存方法、また整理整頓、見える化が効果抜群というようなことも書かれてあったりとか、家庭での食品ロス削減というところにつきましては非常に有効なのかなというふうに感じました。  こういったものも利用しながら、今後も引き続き、そういった食育の観点からの食育フェスなどイベントの場では、この食品ロス削減に向けた取り組みを行っていただきたいと思います。  また、今年度策定された第2次食育推進計画でも触れられておりますけれども、策定に当たっては、関係部署との協議もあったかというふうに思いますが、この関係機関との連携についてはどのように行われるのか、お聞かせください。 ○議長(若林章喜) 保健所長 河合江美君。 ◎保健所長(河合江美) 第2次食育推進計画の策定に当たりましては、市内の農業や産業などの関係機関、また市民活動団体、さらに庁内の関係部署とも協議いたしまして作成しております。今後の取り組みにつきましても、市内の関係部署との連携協働はもちろんのこと、行政だけではなく、事業者や飲食店、給食施設など食に関するさまざまな機関とともに活動を続けていきたいと思っております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございました。この問題につきましては、1つの部署だけではなくて、いろいろな観点からの取り組みがなければ食品ロス削減の推進はできません。入り口は、初めはごみ削減という環境の視点からの取り組みでしたが、今後は食育、福祉という観点からの取り組みも期待できるのではないかというふうに申し上げて、この項目は終わります。  最後になりますけれども、防災・減災対策についてです。マイ・タイムラインですけれども、非常に役立つものと考え、「広報まちだ」で紹介されたということです。議長のお許しを得まして、先ほど副市長からもご紹介いただきました資料を格納させていただきましたので、ごらんください。  これはすごく詳しく書かれているんですけれども、市民の皆様にもっと知っていただくためには、ほかにどのような周知の方法をお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 大きく資料で載せていただきまして、ありがとうございます。担当した職員も非常に励みになります。ありがとうございます。  議員のご指摘のとおり、各ご家庭でマイ・タイムラインを活用して、事前にお考えいただくというのは非常に重要なことでございます。市民の皆様に直接お知らせをする場というのは幾つかございまして、1つは町内会・自治会や自主防災組織などの方向け、もう1つは一般の方向けでございます。  自主防災組織や町内会・自治会の皆様向けのもので申し上げますと、先ほどお答えした自主防災組織班長講習会やリーダー講習会、また、各避難施設ごとに開催しております避難施設関係者連絡会、また、町内会・自治会の皆様の会合などに職員が直接出向いてお話をする機会もございます。このような場を活用して、ぜひこれからもご紹介させていただきたいと考えております。  また、一般の方向けでございます。年に限られた回数でございますけれども、風水害向けの「広報まちだ」の記事を掲載させていただく機会がございます。そういった場合にも、今までやってきた日ごろからの備えだけでなく、今回6月1日号に載せたようなことをぜひ考えていきたいと思っております。  また、現在、新しい浸水想定区域が公表されたことに伴い、ハザードマップの検討をしておりますが、紙面の都合もあってどの程度載せられるかわかりませんが、同じような趣旨のものも検討しているところでございます。  また、7月5日、6日に市民フォーラムでくらしフェアという催しがございます。こちらに市の職員が行きまして、いろいろなご紹介をするブースを設けておりますが、ことしのくらしフェアにおきましては、マイ・タイムラインについてもお知らせをする予定をしております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。今お答えいただいたような講習会に参加される方というのは、意識も高い方々だというふうに思います。そういった方以外にも、もっと幅広くマイ・タイムラインの重要性を認識していっていただきたいというふうに思います。  今さまざま7月に行われるくらしフェアでもご啓発いただけるというようなお話がございました。また、例えば各地域で開催されているPTAや青少年健全育成地区委員会での研修会、また、地域での防災訓練などでも、今、ハザードマップが新しくなるというふうにおっしゃいましたけれども、そういったものも参考にしながら、それぞれの地域の特性に応じてマイ・タイムラインをつくることを紹介していただくことで、より広く普及していくのではないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 先ほどお答えしたのは、あくまでもよくある事例でご紹介いたしましたが、議員のご提案のとおり、特定の団体に限ったことではございませんので、広く皆様に周知をしていきたいと思います。  当然、ふだん防災のことをやっている市民団体以外からも、防災の訓練だとか、あるいは防災に関する話をしてほしいということがございましたら、これまでも対応しているところでございますが、風水害に向けてマイ・タイムラインだとか、その考え方についても取り入れていくことは可能でございます。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。ぜひ防災関連の団体以外のところにも広く積極的に周知をお願いしたいと思います。  続きまして、東京マイ・タイムラインというものが東京都から発行されて、配布が今月から始まっております。これがその現物なんですけれども、皆さんご存じでしょうか。この東京マイ・タイムライン、これは地形や都市構造、住民特性など、東京都の特徴に合わせて市民の皆様がマイ・タイムラインを作成していただくためのツールでございます。  こういったものでございますけれども、東京都がお金をかけてされているので、タイムラインシートとか、この中には、こういったものもございまして、東京マイ・タイムライン、どういった状況なのかというようなことの説明がされておりまして、シールもついておりまして、各ご家庭でタイムラインを作成していただくというような、こんなすばらしいツールがございます。  これがこの6月から配布が始まったということなんですけれども、これの配布状況について確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 東京都が発行いたしました東京マイ・タイムラインでございますけれども、こちらは各市町村一律3,000部配布されまして、今月7日からお配りできるようにしております。防災課の窓口での配布のほか、先ほどお答えしたような場でも配布をするようにしておりまして、先週までの数字ですので、きょうもし来ていたら数字が変わるんですが、先週金曜までに150部ほど市民の皆様に既に配布しております。また、学校を通じて、全児童生徒に配付する予定があると聞いております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) 150部ほどということで、関係者連絡会、地域の方への防災講話などにお持ちしているということで、実際に窓口で配布をするというのがどれくらいなのかというところは想像ができるところなんですけれども、この東京マイ・タイムラインでございますが、ヒアリングをしていく中で今月から配布が始まっているということを知ったんですけれども、これは理事者の皆様方は皆さんごらんになっているんですかね。お手元にあるんでしょうか。  タブレットにございます資料の2ページ目になりますけれども、「広報まちだ」の1ページ目と2ページ目をタブレットに格納させていただきましたが、この2ページ目をごらんいただくと、真ん中の右側に東京マイ・タイムラインの活用、ちょっと拡大をしていただいて、赤線が引いてあるんですけれども、「6月以降に市内の学校を通じてすべての児童生徒に配布するほか、防災課(市庁舎3階)で配布する予定です」と、配布予定がここだけなんですね。  これは見落としてしまいますよね。細かく読んでいる方はお気づきになるかもしれませんけれども、この東京マイ・タイムラインの存在自体も知らないという方もいるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、皆さんいかがですかね。  この東京マイ・タイムラインは、配布するだけではなくて、今、皆様にご紹介しましたように、とても内容が濃いものになっております。ですので、これをただいただいても、じゃ、我が家のマイ・タイムラインはどうやって作成するんだということになるわけですので、市民の皆様に活用していただけるような取り組みをしなければ意味がないと思いますし、そのためには作成を指導できるような人もふやしていかないと普及していかないというふうに考えております。  このタブレットの3ページ、4ページをごらんください。これは大田区の例なんですけれども、大田区では、この東京マイ・タイムラインが配布される前から、梅雨に入る前にということで、こういった講習会が開催されたそうでございます。  この東京マイ・タイムラインが配布される前からの計画ということですので、ここで利用しているのは常総市、前回、私の質問でも資料で取り上げました常総市の逃げキッドというものを使用しております。このチラシを見ていただきますと、4分の3ページ、これは全区民宛てに講習会をしましょうということで、お天気キャスターを呼んでの講習会、その後に4分の4ページは、地区ごとにこういった地区別講習会というのを、6月は毎週のように開催をしております。  このように、より多くの市民が最初の一歩を踏み出せるような取り組みが必要だというふうに考えますけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 先ほど各市3,000部と申し上げましたけれども、大きいところは余計にもらえるということでございますので、問い合わせをしようと思います。  あと、議員のお尋ねの中にもございましたけれども、ちゃんと使っていただく、避難行動が必要な方にご活用いただかなければなりませんので、先ほどどういう配布状況かというところでお答えしておければよかったんですけれども、窓口に来た方にお配りする場合、また、くらしフェアでお配りするときには、ご活用いただけるようにしっかりと説明を添えてお渡しするようにしております。  また、この資料にもございますけれども、大田区の事例でございます。大田区は、多摩川沿いの浸水だとか、あと高潮被害が想定されておりまして、かなり区の多くの面積が浸水しそうだということで、先進的な取り組みをしているということは存じております。  5月に開催されました東京都での防災を担当する課長会議の中でも、事例紹介としてお聞きしております。そういったことで、モデル的にやったというお話は聞いております。  具体的な市民向けの講習またはご説明の催しというのはまだ予定はしておりませんが、過去にやった事例で申し上げますと、洪水ハザードマップや土砂災害ハザードマップ、こちらもマイ・タイムラインと同様、広く市民の皆様に知っていただく必要がございます。  気象予報士の方をお招きした地球温暖化に関する市民向けの講演会というものが過去にございましたが、その中で実際に温暖化の影響で洪水、あるいは土砂災害ということが危惧されますので、防災がつくっているハザードマップをお配りしてご説明をしました。こういったようなことも参考に今後考えていきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) 済みません、時間がなくなってきたので、まだまだこの点についてはお願いしたいことがたくさんありますが、ぜひやはり一人でも多くの方が、こういった自助努力といいますか、そういうことができるように重ねてお願いをしたいと思います。  また、防災安全部の皆様は市民の生命と財産を守る部署だというふうに私は感じております。東京都の事業だからとかということではなく、ぜひとも積極的にこういった取り組みを進めていただきたいと思います。  先ほどちょっと伺いました学校にも配付されるということで、子どもを通じての教育というか、そういったところは大人にも波及する見込みが、効果が見込めるので大変重要だと思います。学校においては熱のこもった指導をお願いしたいと思いますけれども、この点についてお聞かせください。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) ご紹介いただきました東京マイ・タイムラインについては、6月末に学校を通じて全児童生徒に配布することになっております。この東京マイ・タイムラインは、小学校は保護者が主体となって子どもと一緒にマイ・タイムラインを作成し、中学生はみずからも主体となって家族と一緒にマイ・タイムラインを作成することになっております。各家庭で有効に活用していけるよう、家族で話し合って作成することで、風水害からの避難に必要な知識を習得するとともに、適切な避難行動を事前に確認できるようにするなどのマイ・タイムラインの作成の意義をしっかりと指導して配布してまいります。  また、各学校では、東京都教育委員会が策定しております安全教育プログラムなどをもとに、各学校の状況に応じて安全指導計画や防災マニュアルなどを作成し、児童生徒の指導に当たっております。安全指導においては、マイ・タイムラインにも触れながら、子どもたち自身が災害発生時にどのように行動するかを1人1人が考える機会をつくるように周知してまいります。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ありがとうございます。子どもたちからのアプローチというのは、大人にとっても大きな気づきになると思いますので、ぜひ各ご家庭でご活用いただいて大雨や台風に備えていただきたいというふうに思います。  最後になりますけれども、地域防災における人材育成についてということで、市では講習会を開くなど取り組みをされておりますけれども、より高い専門知識を持つ方を育成していくということも大事だというふうに考えております。民間資格ですが、防災士という防災に関する資格もございまして、その受検補助をしている自治体があるというふうにも聞いております。  地域の防災リーダーを一人でも多くふやすことが重要と考えておりますし、また、近隣多摩26市の中では、そういった補助制度を導入している市もございますので、そういったところにつきましても研究をしていただきたいというふうに思います。この点について簡単にご答弁いただければと思います。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 町田市では、防災の専門家の学識の方が講師でリーダー講習会をしておりますが、まずはそれをやっているところでございますけれども、3市あるということですので研究していきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 18番 松葉ひろみ議員。 ◆18番(松葉ひろみ) ぜひ前向きに検討していただいて、今後はもっともっと若い人たちが防災に関心を持てるように、よろしくお願いいたします。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。    〔25番戸塚正人登壇〕 ◆25番(戸塚正人) それでは、通告に基づきまして、1、南地域における諸課題について、2、文化芸術ホールについて、3、子ども達の安全環境について、一般質問をいたします。  ここ昨今、毎日のように高齢者ドライバーの交通事故ですとか、高齢者ドライバーの自主返納について取り上げられております。この社会問題の背景の根本には、やはり少子・高齢化という社会課題があるのだと思っております。  今や定年は社会一般的に引き上げられまして、再雇用を含めれば70歳程度まで働ける環境となっており、日ごろより車がなければ生活できないという社会状況が背景であるとも言えます。この間も何人かの議員から、高齢者ドライバーの自主返納について議論がされていましたけれども、この自主返納を進めるためには、やはり並行して公共交通の充実というものに取り組む必要があるのだと考えています。  先日、本会議でも明らかになったように、今や町田市の団地に住む市民の高齢化率は約50%に近づこうかという状況であります。南地域には、金森、成瀬、高ヶ坂などに多くの団地がありまして、その高齢化率も高まっている状況にあります。そんな中、多くの市民より買い物や病院に行くアクセスが悪い、出かけたくても駅まで行けないなどの意見をいただいているところであります。  また、仮に団地などの空き室に若年層の住居が促進されたとしましても、やはり駅や病院まで遠ければ、その施策も難しいものになると考えます。  そこで、南地域の交通課題について。  (1)町田駅~南町田駅ルートの路線バス増便についての進捗状況はどうか。  (2)南地域における交通アクセス向上についての取組はどうか。  次に、金森西田スポーツ広場と鶴間公園についてですけれども、私は金森西田スポーツ広場の調節池整備計画が出されて以来、幾度も代替地問題につきましては、その必要性について議論させていただいてまいりました。また、スポーツ広場を長年管理していただいた管理運営委員会の方々からも、何度も市のほうに要望書を提出させていただいているかと思います。  しかしながら、昨年12月より、いよいよ西田スポーツ広場も使用ができなくなり、使用してきたスポーツ団体も代替地もないまま、今も自分たちでそれぞれ活動の場を探して、細々と活動していることを余儀なくされているのが実態であります。  その中で、昨年12月の定例会におきまして代替地の質問をしたところ、来年4月までに解決をしたいという旨の答弁がありました。そこで、この間のスポーツをする場所をどのように確保したのかをお伺いいたします。  (3)金森西田スポーツ広場の代替地についての進捗状況はどうか。  (4)鶴間公園のスポーツパークについて、利用方法についての取組状況はどうか。  続きまして、2項目めになります。文化芸術ホールについてでございますが、私は、この文化芸術ホールの建設の計画が浮上して以来、やはり本会議場で議論させていただいております。その中で、立地場所をどうするか、北口周辺を一体的に整備する必要性など、さまざまな観点において議論させていただきました。  この間、なかなか構想や計画が進んでこないというのが現状だと認識しておりますけれども、既に本年は2019年度であり、当時の予定であれば、もう立地場所も決まり、基本構想が策定していてもおかしくはない時期になっていると思います。ここ数年で近隣市でも同様に、文化芸術ホール建設についての計画が動いている状況でもあります。  このような状況において、今後、町田市の文化芸術ホール建設についての考え方を改めてお伺いさせていただきたいと思います。  (1)文化芸術ホールの進捗について、今後の取組はどうか。  最後に、子ども達の安全環境についてですが、先日も大津市の交通事故など、最近多くの交通事故がメディアなどで取り扱われております。町田市でも、ここ数年、子どもが被害に遭う交通事故が発生をしているところであります。  交通事故は、交通安全についての知識を学ばせて、自分も気をつけていても巻き込まれる可能性もあり、講習だけでは交通事故を全て防ぐことは不可能であります。行政として、その可能性を少しでも軽減するため、道路環境に工夫を施していく必要が改めてあるのだと感じています。  そこで、質問をいたします。  (1)子ども達の通学路などの安全対策について、近々の交通事故などの問題を受けてどのような対策を考えられているか。こちらの質問に関しましては、市長とだけ記載をさせていただいておりましたが、ぜひ教育委員会の見解もいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上、壇上の質問といたします。 ○議長(若林章喜) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) 戸塚議員のご質問につきましては、教育委員会及び担当からお答えを申し上げます。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 項目1の南地域における諸課題についての(1)(2)及び(4)についてお答えいたします。  まず、(1)の町田駅~南町田駅ルートのバス路線増便についての進捗状況はどうかについてでございますが、南町田駅を発着する路線バス網の拡充につきましては、引き続き町田市、東急電鉄が連携してバス事業者との協議を続けております。  町田バスセンターと南町田駅を結ぶ町89系統の増便につきましては、繰り返しバス事業者と協議を重ねており、ことしの5月14日にも要請を行い、南町田グランベリーパークのまちびらきに向けて前向きに検討していただいているとのことでございます。
     次に、(2)の南地域における交通アクセス向上についての取組はどうかについてでございますが、町田市では現在、町田市便利なバス計画に基づき、新たな公共サービスの導入に向けた検討を進めております。この中で、道路事情等によりコミュニティバスの運行が難しい地区におきまして、ワゴン車両やタクシー車両など小型車両を用いた公共交通サービスの導入を検討しております。  一方で、横浜市などでは免許返納者の増加等を背景に、さまざまな移動手段確保の取り組みが行われております。南地域における交通アクセスの向上につきましては、これらの事例収集を行うとともに、南地域に適した手法を研究してまいります。  最後に、(4)の鶴間公園のスポーツパークについて、利用方法についての取組状況はどうかについてでございますが、鶴間公園の再整備におきましては、少年野球や少年サッカーの練習にも活用できる約6,500平方メートルの運動広場と、フットサル3面相当の広さの人工芝グラウンドを整備しております。整備前の鶴間公園には芝生の広場はあったものの、平らに整地されておらず、球技用のネットやゴールなどの設備も整っておりませんでした。  今回、少年スポーツを初め、多種目の球技等に活用できるよう設備を整える計画としております。芝生の運動広場、人工芝グラウンドとも、公園施設として整備するものであり、鶴間第2スポーツ広場や西田スポーツ広場で活動されていたスポーツチームの皆さんはもちろんのこと、市内外の誰にでも利用される施設として運営してまいります。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 項目1の(3)と項目2の文化芸術ホールについてにお答えいたします。  まず、項目1の(3)の金森西田スポーツ広場の代替地についての進捗状況はどうかについてでございますが、西田スポーツ広場の代替地につきましては、境川金森調節池建設工事の事業主体である東京都が探しております。引き続き、市も都への情報提供等を行ってまいります。  また、市では、西田スポーツ広場周辺12校の学校開放の利用状況を確認し、2019年5月にスポーツ広場の管理運営委員会に情報提供を行っております。市民がスポーツをする場の環境を充実させるため、新たなスポーツ施設の整備だけでなく、大学や企業との連携、平日にあきの多いスポーツ施設の開放など施設の有効活用を図り、スポーツができる環境を充実させてまいります。  なお、2019年11月に鶴間公園のスポーツ施設が供用開始を予定しており、多くの市民にとってスポーツができる環境が整備されると考えております。  次に、項目2の(1)文化芸術ホールの進捗について、今後の取組はどうかについてでございますが、現在、文化芸術ホール整備に関する他自治体の動向について引き続き調査研究を進めております。また、町田市には、文化芸術のまちづくりを進めるためのよりどころとなる構想や理念がないことから、文化芸術ホール構想にもつながる文化芸術のまちづくりの基本構想や計画の策定に向けての検討を始めております。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 項目3の子ども達の安全環境についての(1)子ども達の通学路などの安全対策について、近々の交通事故などの問題を受けてどのような対策を考えるかについてお答えいたします。  5月8日に発生した大津市での交通事故は本当に痛ましい事故でした。このような事故から子どもたちを守るために、さまざまな対策を行わなくてはならないと考えております。  まず、日ごろから多くの地域の皆様のご協力を得て、子どもたちの登下校時の見守り活動が行われております。学校では、交通事故防止のための指導を繰り返し実施しております。教育委員会では、新入学児童を対象に、反射板つきのランドセルカバーを配付しているほか、保護者向けに家庭での交通安全指導の重要性についてメール配信し、啓発を行っております。  また、学校やPTA、警察や道路管理者等の関係機関と合同で通学路点検を毎年度実施しております。この通学路点検で決定した安全対策は、各関係機関において優先的に実施され、原則として当該年度内に施行しております。大津市でのような事故の発生防止を目的として、5月24日に市は警察との協議を行い、今後、情報共有を図りながら、子どもの安全対策に連携して取り組んでいくことを確認いたしました。  今後もさまざまな取り組みを行うとともに、関係機関と連携し、子どもたちが交通事故に巻き込まれないよう努力を重ねてまいります。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) それでは、ご答弁をいただきましたので、議席より再質問させていただきます。  まず、項目の2番目です。文化芸術ホールについて再質問させていただきたいと思いますけれども、こちらについては、私も、その必要性についてさまざま本会議でも議論させていただいておりましたけれども、一言で言えば、なかなか進んでこないのかなというところで、いかんせん他人の民地を市のほうでどうこう言うことができませんので、なかなか進まない状況にあるのもわかっているところではあります。  こちらについては、昨年3月の当初予算の施政方針におきましては、6つの重要施策の3番目の中心市街地の再開発とか再整備の中で、文化芸術ホールなど集客施設の整備につきましては本格的に検討を進めてまいりますということでうたっております。  また、昨年3月の本会議の答弁にも、市長の答弁の中で、これから文化芸術まちづくりの基本構想ですとか計画を早急に策定する必要があるということで認識をしているところであります。  この間、町田市は、2017年に文化芸術ホールの整備に向けた基本的な考え方ですとか、文化芸術振興施策の基本方針というのはまとめていらっしゃいますけれども、中身は確認させていただきましたけれども、これまで文化芸術ホールに当たって取り組んできた、例えば有識者を囲んだ座談会の中身ですとか、審議会で協議をした中身なんかの編集したものに近いのかなという感想でした。そういった意味で、今後どのように進めていくのかというのは1つまず総論としてお伺いしたいと思います。  また、昨年3月にも議論させていただいたとおり、これから2032年にモノレールを引っ張ってくる目標でいるということで市の認識がありまして、やはり10年構想と計画を立てるのに必要ではないかということで見解が出ております。そういった意味では、2032年に完了するためには、2022年には、このような構想ですとか計画をまとめていく必要がある。  これも市長の答弁で出ておりますけれども、こちらの文化芸術ホールの考え方、基本方針は出ていますけれども、基本構想ですとか具体的な計画というのは、やはりこれに沿った形で2022年までに策定をしていくお考えがあるのかどうか、そこをまずは確認させていただければと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) まず、文化芸術ホールの考え方ということでございますが、町田市らしいほかの町にはない独自の価値を生み出すホールの整備を考えるに当たっては、まちづくりの視点など多面的な視点が必要であるというふうに考えております。現時点でも、文化芸術ホール整備の実現に向けての検討というのを行っております。  次が目標の達成時期でございますが、町田市基本計画17-21で2021年までには基本構想の着手という形で目標をうたっておりますので、その形までには進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) こちらの基本的な考え方にも書いてあるとおり、結構近隣市で、壇上でも言いましたけれども、例えば立川でも、こういったホールの計画がありますし、多摩市のパルテノン多摩も、最終的にどうなるかまだ決定はしておりませんけれども、もしかしたら建て直しをする可能性もあるというところです。また、大和市にもありますし、藤沢市なんかにも計画をされている中で、果たして町田市の描く文化芸術ホールはどのようなものにしていくのかというところが非常に重要になってくるのかなと。  やはり同じようなホールをつくっても仕方がありませんし、仮に2032年にモノレールが開通して、この芸術ホールが立川と同じようなものがあっても、さほどこのモノレールの開通が意味をなさなくなる懸念も出てくるんだと思います。  そういった意味では、2021年度中に構想に着工するということですけれども、今の時期が非常に重要じゃないかなと思っておりますけれども、この構想を立てるに当たりまして、どのような布陣で臨むのか、体制で臨むのかというのと、その構想に着手するまでにどのような検討をしていくおつもりなのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) まず体制でございますが、基本的には文化スポーツの担当部署のほうで、まずは芸術ホールについては考え方を進めていくという形になると思いますが、組織横断的に、中心市街地の部分もありますので、そちらのほうとも整合性をとりながら進めていく形になると思います。  検討内容ですが、先ほど議員のほうからもお話がありましたが、近隣の自治体で2019年度から2020年度までで14施設程度新しいところができるというのがあります。継続して他自治体の動向調査、研究を進めていきますが、町田市らしいほかの町にはない独自の価値を生み出すホールの整備というのを、まちづくりの視点や多面的な視点を持って進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) わかりました。  それでは、ちょっと確認なんですけれども、今の答弁でいきますと2021年度までに検討に着手をして、2022年度には基本構想を明確に、計画を具体的に策定ができるという算段でスケジュールをしていくということなんでしょうか。このぐらいの規模の基本構想、計画が1年でできるというのは可能なんでしょうか。その辺のスケジューリングについて再度確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 検討のスケジュールでございますが、今想定をしておるところが今年度、他市等の調査の検討、文化芸術ホールの検討結果をまとめまして、それと同時に、文化芸術のまちづくりの基本的な構想、計画について来年度から構想の着手を始めます。2021年度に基本計画もあわせて着手できればというふうには考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) そうしますと、具体的に中心市街地の、要はモノレールを迎える側の整備に着手する年度とあわせてやるという形で考えられるんでしょうか。その辺のスケジューリングはどういうふうに今のところ考えていらっしゃるか教えていただきたい。  あと、今回の芸術ホールの建設に当たりまして、私も以前から本会議でお話はさせていただいていますけれども、市民ホールを今後どうするのかということも非常に重要な視点なのかなと思っていまして、以前、たしか5年前ぐらいに、市民ホールは改修したとしても、基本的に建物としてあとどのぐらいもつんですかという質問をした際に、おおよそ10年ぐらいだということで言っておりました。  そういった意味では、文化芸術ホールの構想、計画ができ上がって着手するまでの間に、この市民ホールをどのようにもたせるのかという部分もしっかり考えないといけないのかなと思っていますけれども、こちらについてはどのような構想で考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) まず最初のモノレールと同時にかということでございますが、そちらのほうの計画と整合性を図りながら進めていきたいというふうに考えております。  それと市民ホールについてでございますが、市民ホールにつきましては、町田市の公共施設再編計画で大規模改修に向けた検討及び調整を進めるということを短期の取り組みとして掲げております。文化芸術ホールの整備は長期的な事業になることが見込まれますので、当面の取り組みとしましては、町田市民ホールが担う機能を維持するために必要な補修等について検討をしてまいります。  その後の中長期的な方向性については、文化芸術ホール整備計画と一体的に検討していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 再度確認をさせていただきますけれども、そうすると、文化芸術ホールができるまでに、今2019年なので、2032年までというと、おおよそあと10何年かありますよね。私が質問したのが5年前ぐらいだと思うんですけれども、市民ホールというのは、単純にお伺いしたいんですけれども、大規模改修を続けていれば、まだあと10年も20年ももつ建物なのでしょうか。その辺と、この計画と照らし合わせて見たときに、整合性をとるとは言いますけれども、可能なのかどうかというのをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 修繕等を行って、その期間もたせられるようになるというふうには考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) わかりました。ヒアリングでも伺っておりましたら、具体的に今後ということなので、まだこれからという話でしょうけれども、いずれにしましても、文化芸術ホールというのは2032年のモノレールの開通というのが1つの町田市のまちづくりの視点からしてすごく起点となるし、重要な時期だと私も思うんですけれども、そういった意味で文化芸術ホールというのは非常に重要な施設になり得るものだと思いますので、しっかりとこれからも検討していただきたいと思います。立地も含めてしっかりとしたスケジューリングで、先ほど答弁いただいたようなスケジューリングでしっかり明確にしていただきたいなと思っておりますので、こちらにつきましては以上とさせていただきます。  続きまして、南地域における諸課題についてに移らせていただきたいと思いますけれども、まず、町田駅~南町田駅ルートの路線バスの増便についてということで、今、当然バス事業者と協議中だということで言われておりました。ちなみに、南町田駅、グランベリーパークになって、まちびらきが11月ということなんですけれども、こちらに合わせた形で増便をさせていただけるということはできないのか、まずはお伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 先ほども答弁させていただいたところでございますが、バス事業者に対して要請を重ねているところでございます。その中に南町田グランベリーパークのまちびらきというのが大きな要素の1つというふうに考えておりますので、バス事業者も、その辺は、その状況というのは十分理解していただいていると認識しております。そういったことを踏まえまして、前向きに検討していただいているというところでご回答をいただいているという内容でございます。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 続きまして、この路線バスの件で、まずこの増便の件で前向きに検討していただいているということなんですけれども、恐らく課題としてはどれぐらい需要があるのかというところだとは思います。  私も市民の方から、こういった話を意見として伺うときは、なるべくとにかく乗っていただきたいと。そうしないと増便もできませんよという話はするんですけれども、やはり市民のほうからすると、今の便数だとすごく使い勝手が悪いんだと。使い勝手が悪いから乗らないわけなので、それはしっかりとした供給があれば、もっと需要は伸びるはずだという理論なんですよ。  私も、それはすごく思っていて、実はうちの実家の前をあの路線バスで通っていくんですけれども、やはり自分が家を出るときのタイミングでほぼ来ないんですよね。1時間に1本とか、少なくて1本、多くても2本という状況なので、そうすると、じゃ歩いていくかと。待つ時間を考えたら、歩いていっても一緒だから歩いていこうかなとか、そういったふうに恐らく需要が減っている部分もあると思うんです。  確かに、通勤の時間とか、帰ってくる時間というのは非常にバスも乗っていただいているんですけれども、そういった意味では、供給をふやすというのは非常に重要なことではないかと思いますし、やはりまちびらきになれば、僕は自然とこの路線バスに乗る人というのもふえていくんじゃないかなと思っています。  あと、今の現状として、やはり通勤、通学する際に、南町田駅は今駐輪場も全然足りてなくて、問い合わせしても二、三年待ってもらわないと駐輪場は使えませんという状態なんです。こういった課題も背景に考えると、やはり早急にこの路線バスの増便というのはしていただきたいなと思っておりますので、ぜひ11月のまちびらきに合わせて増便ができるように、これからも協議をしていただきたいなと思っております。こちらは今協議もしていただいているということなので、意見として申し伝えさせていただきます。  続きまして、南地域における交通アクセスの向上についてというところなんですけれども、率直に言って市民の方々からよく聞くのは、駅までが遠いとか、病院に行くにもタクシーに乗らないと行けませんとか、そういった意見が非常に多いわけなんです。  片や、それを補うための町田の施策としてあるのがコミュニティバスということなんですけれども、以前から私も議論させていただいているように、やはり自治会というか、地域の方々が主導になってやる施策と考えたときに、1つの経営として事業として考えるんだったら、赤字になったらどうしようかとか、そういったものを考えるとなかなか踏み込んでいけないのかなというところがあって、現実問題、町田市でもコミュニティバスの路線はそんなにふえていないですよね。  そういった意味で、南地区でもこれまで高ヶ坂とかつくし野とか、いろいろ計画があったんですけれども、町田と金森ルートの路線バスは廃線になりましたし、高ヶ坂ルートもペンディングになっていますし、つくし野のほうも今コミュニティバスでやるのはちょっと断念かなというところで、いろいろ計画はあるんですけれども、なかなか進まないという状況がその背景にあるんだと思います。  そういった意味で、私は以前から申し上げているとおり、やはりコミュニティバスという観点での事業で、交通不便地域の解消をするというのも限界な部分もあると思うので、小型化をして、いわゆるこういうのに乗る方はご高齢の方とか、小さいお子さんをお持ちの方々が乗るケースが非常に多いという統計も出ておりますので、こういった福祉型の事業として、ミニバスというか、乗り合いタクシーというのか、その辺を今検討中だということですけれども、切りかえていく必要があるのではないかなと思っているんですけれども、そちらについての考え方を教えていただければと思います。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 小型乗り合い交通というものを町田市でも相原地域で2017年度から、タクシー車両を用いた実証実験運行を実施したりしております。ワゴン車ですとかタクシー車両を使いまして、路線バスのように決まったスケジュール、決まったルートを運行する定時定路線型の交通というところで、今、町田市のほうでは地域の方々に、今、議員からご紹介いただきましたつくし野ですとか、高ヶ坂ですとか、そういうところに対しましても、コミュニティバスというサイズのバスを走らせることがなかなか難しい。これは交通管理者との協議も含めまして難しいと判断された場合には、次の手段として、そういったものをご紹介させていただきながらお話をさせていただいているというところでございます。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) ありがとうございます。  先ほども申し上げましたけれども、やっぱりこういったものというのは背景に社会課題がありまして、例えば高齢者ドライバーの自主返納がこれだけメディアで出ていれば、杉良太郎さんも返納していましたけれども、これから返納する方も多分ふえてくると思うんですよ。  ただ、それに並行して、やはり公共交通というのはしっかり充実しないといけないということは、それは当然町田市もそういった考えがあるとは思いますけれども、しっかりしないといけないなと思っているところであります。そういった意味で、やはり一事業として利益を求める事業というよりは、福祉の精神を盛り込んだ形で事業を行うような小型のバスというんですか、乗り合いタクシーも含めた形で事業を行っていただきたいなと思うんですけれども、こちらについてはいかがでしょうか。  特に南地域というのは、病院も南町田病院と町谷原病院、今は町田慶泉病院がありますけれども、特に南町田病院は、すごくアクセス的に駅からも歩くには、ご高齢の方とかは難しいでしょうし、かといって道もそんなに広いところではないので、なかなかバスも通せないというところなんです。病院まで行けないという方は要望としてすごくありますので、そういった意味でも今言ったような方向性で考えていただけないかなと思うんですけれども、最後にそこだけ見解を教えてください。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 地域の状況、地形、地物いろいろありますので、さまざまなケースが想定できるんですけれども、今、鞍掛台でまちだ〇ごと大作戦のプロジェクトの1つとして、共助による移動手段の確保ということで進めさせていただいているものがございます。これは地元自治会と高齢者支援センター、社会福祉施設が協力して実施している内容です。住民組織が自主運行して、買い物や通院等日常生活の移動支援を行っているという取り組みでございます。地域のボランティアが運行、運営を行っているということで、横浜市などではボランティアバスというふうに呼ばれている内容でございます。  こういった取り組み、もう1つありましたね。横浜市なんかでは、もう実際には終了している実証実験があるんですが、ゴルフカートを改造して運行している。これは京急電鉄と横浜国立大学と横浜市が共同で実施したということで、これはグリーン・スロー・モビリティー、時速20キロ以下ぐらいでゆっくり走る車両なんかを動かしてやっているということで、こういった取り組みを参考にいたしまして、南地域の交通アクセス向上に寄与する移動支援というものについてしっかりと研究してまいりたいと思っております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) ありがとうございます。私も、まちだ〇ごと大作戦のボランティアバスというのは見ましたけれども、すごく画期的だと思いました。これは、民間の方々がボランティアでやっていただけたというのがまた1つすごく魅力だったなと思います。そういった意味では、いろいろやり方はこれから検討していただいて、ぜひこういった交通弱者の方々を守っていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、(3)と(4)、西田の件と鶴間公園の件を再質問させていただきますけれども、先ほどこれまでの取り組みということでいろいろお話がありましたけれども、少なくてもことしの3月末、昨年度末までにどれぐらいの利用者側のこま数が解消されたのか、そこについて具体的に教えていただければと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 学校開放についてでございますけれども、西田スポーツ広場の管理運営委員会の方に内部で利用の希望を募る等、調整を進めていただいているところでございますが、一部の少年野球チームの中には既に学校開放を利用している団体もあります。学校開放については月4回という制限もありますので、提供した情報をもとにした学校開放事業の積極的な利用には、現在は至っておりません。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) そういった意味では、昨年の議会で議論させていただきましたけれども、やはり学校開放というのは、それで代替地として解消するというのは非常に難しいということが改めて町田市側もわかったんじゃないかなと思います。  それのいい例がありまして、答弁をしていただいたとおり、市のほうが各小学校、中学校に調査をしていただいたんですね。その調査結果が出まして、例としてご披露させていただきますと、例えば某小学校、土日の空き状況、あいている時間帯、土曜日19時以降、日曜日18時以降、照明はありませんとか、体育館はほかの小学校でいくと校庭は無理です、体育館はあいていますとか、これもほかの小学校ですけれども、平日利用可能な日ということで、あいている時間帯、月曜日校庭あいている、火曜日、金曜日18時以降、やはり照明はありませんということで、実質ほとんど使えないということなんですね。  中学校も、それ相応で、ほとんどが部活で使えない状況がありまして、これを見てもわかるとおり、小中学校の学校開放でこの辺を解消させるというのは非常に難しいのかなというところで、若干今使っている校庭の使い方を工夫することによって、ある程度はこま数もあいてくるのかもしれませんけれどもも、総体的に考えると、やはり小中学校の学校開放を埋めていくというのは非常に難しいのだと思います。  そういった意味で、今、例えば西田の方々というのは、私が懸念しているとおり、既に早朝野球の団体が1つ解散をしました。また、少年野球チームにおかれましても、やはり活動場所が全く確保できないということで、1年生の募集を取りやめて、1学年がもうゼロになっている球団もあります。  そういった意味では、少なからず死活問題として影響が出てきてしまっているというのが私は実態ではないかと考えておりますけれども、こちらについて、これを聞いて町田市のほうの何かご感想があれば教えていただければと思います。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 南地区のほうにスポーツ施設、する場がないということは認識をしております。それにかわる代替地は、都への情報提供というのをこれからも積極的に行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) ずっと同じ答弁が続くんでしょうけれども、これは昨年12月でも同じ答弁が出ていました。ちなみに、これは4年前からずっと一緒です。それなので、私は昨年の12月に通告をして質問したわけであります。  そのときも、小中学校の学校開放を何とか駆使して埋めていきますということで言われていまして、本当に大丈夫なんですか、飽和状態でなかなか難しいんじゃないですかと私は言わせていただいて、そうしたら年度内にやりますということで、私も期待をしておったんですけれども、やはりこういうことが実態になってしまったということで、私は、こちらについては早急に今後も代替地を求めていただきたいなと思っております。  今、小中学校が使えなくなった現状で、やはりほかの団体も、それでは本当に活動ができないので、いろいろ自分たちで試行錯誤して探していただいております。その1つが鞍掛広場なんですね。成瀬の鞍掛広場で何とかこま数をいただいて活動している方々もいるんです。  そういった中で、今回、鞍掛のほうもこれから基本設計が始まって、実施設計が来年度の予定になっていまして、その後また使えなくなるということで、いわゆる南地域というのは、そういったスポーツができるところがほとんど計画に引っかかって、昨年も申し上げましたが、使えなくなってしまうというのが現状だと思うんです。  そういった現状を踏まえて、この間、昨年12月の一般質問の際にも、市長は、鞍掛の計画についても少しずらしたり、要は一気に使えなくなる状況を緩和しようということで、時期をずらしたりしながら工夫ができるんじゃないかということで、そういった可能性も示唆をしていただいたんですけれども、こうした中で、私は、特に今、西田の代替として鞍掛を使っている方々もいる中で、また鞍掛も使えなくなるというのは、町田市の施策としても非常によくないんじゃないかと思うんですけれども、再度この答弁についてのご答弁をいただけないかなと思っております。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 南町田のスポーツ広場の環境整備についてはなかなか厳しい部分があるとは思います。ですので、私どもとしては、小中学校以外の学校、大学とか高校とか、そういったところをうまく使えないかということで積極的な働きかけを今行っているところでございます。(「鞍掛は」と呼ぶ者あり)  済みません。鞍掛の部分につきましては、整備計画に基づきまして計画どおりに進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) わかりました。そうしますと、何か答弁で鞍掛をずらすしかないかなという認識で答弁されてから、それ以降、どういった考え方が変わったかというのはわかりますか。
    ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 鶴間公園のスポーツ施設がことしの11月に供用開始になるということもございますので、そちらのほうをご利用いただければというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 要は鶴間公園が使えるようになるので、鞍掛をずらすこともないだろうというご判断ということで認識しましたけれども、その鶴間公園を、今、部長が言ったように、そっちが使えるようになるから、ある程度そっちで賄えるんじゃないかということでおっしゃっていましたけれども、その根拠というのはどういうことなんでしょうか。  例えば今、西田のほうは管理運営委員会の方々が管理をしていて、基本無料なんですね。自分たちでこま数を調整して使用しているというのが実態であります。鶴間公園をこれからスポーツパークですか、それが始まった後というのは、同じように使えるわけじゃないんですよね。その辺はどういう根拠で、そっちを使ってもらえれば何とか賄えるんじゃないかということで言われているんですか。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 鶴間公園のスポーツ施設につきましては、西田の代替地ということではなくて、市民の方に広く使っていただけるように考えているところでございます。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 先ほどの答弁とどういう整合性なんでしょうか。要は鞍掛をずらさなくても、西田の利用されている方々は、そのまま鶴間公園を使えばいいから大丈夫なんだという理屈でしたよね。今の答弁と全然整合性がとれていないように見えますけれども、再度聞きますけれども、どうなんですか。鶴間公園を優先的に使っていいということなんですか。それはできないと言いましたけれども、その前の答弁だと、そっちがあるから平気なんですという答弁でしたよね。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 鶴間公園が西田のほうの代替地ということではありませんで、スポーツをする場の提供ということで考えているところでございます。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 時間もないので余り堂々めぐりはしたくないんですけれども、鶴間公園は基本的に地域スポーツクラブが運営する運びで考えていらっしゃるんですよね。普通に市民、一般開放というか、予約システムと同じようにやって、料金が発生してやりますよという話ですよね。  片や青少年への関係のスポーツ団体というのは、この間も議論したとおり、まだシステムが確立していなくて、受益者負担の定義からしても、無料にもかかわらず、有料になる可能性がある。その時点で西田のスポーツ広場を使っている方々が――利用はできますよ。利用はできるけれども、今と同じように利用できる、そっちがあるから、代替地としては鶴間公園があるからいいという理屈にはならないんじゃないですか。  だから、鶴間公園を使えるんだから、鞍掛を別にそのまま整備を行ったとしても、今まで鞍掛と西田を使っていた方々が鶴間を使えば賄えますという理屈、その根拠を教えてくれと言っているんですよ。では、どのぐらい鶴間公園であきができて、今まで西田を使っていた方々がどのぐらい使っていて、鶴間公園とどこで賄えるという、その根拠を教えていただきたいと先ほどから申し上げているんですけれども。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 繰り返しになってしまいますけれども、スポーツをする機会、する場の提供ということをふやす、整備していくという考え方でお答えをさせていただいたという形でございます。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 町田市はスポーツ振興計画でも、子どもたちがスポーツをする場が少ない、そういう環境がよくなくなっているというのがもう60%近いじゃないですか。ということは、それに対して真摯に向き合って、今活動されている、そういったスポーツをしている子たちには、やっぱり配慮をしないといけないんじゃないですか。計画と逆行しているんじゃないですか。だから、僕はずっと根拠を示してくれと言っているんですよ。  だって、現にそういったスポーツ団体が、もう活動に影響が出ているわけじゃないですか。もう募集もかけられないとか、これから例えば解散を余儀なくされましたなんていう団体がどんどんいっぱい出たら、振興計画に全く逆行した政策をとっているということになりませんか。だから、僕は言っているんですけれども、最後にそこの見解だけ教えてもらえますか。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) スポーツ推進計画のところでも課題になっております子どもたちのスポーツの場の減少ということにつきましては、公のスポーツ施設というのを整備していきまして、お子さんたちもそうですが、誰でもが使えるスポーツ施設というのを整備していくという考え方を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 最後にしますけれども、このまま市のほうはこれまでとおり、いろいろ見つけて、そこで使ってくださいというのを努力するということなんでしょうか。  あと、鶴間公園が使えるという根拠は、最後に、さっきから何回も聞いても答弁が来ていないですけれども、そこの部分だけは教えてもらえますか。どうするつもりなんですか。今困っている方々を助けるつもりはないんでしょうか。ほかにいろいろ企業とかを見つけてもらっているのはすごく助かっているんですけれども。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) スポーツする場につきましては、企業とか大学が企業連携ということでご協力いただけるように、こちらのほうでもいろいろ調整を図っているところでございます。市民がスポーツする場を充実させるためのスポーツ施設の整備というのを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 25番 戸塚正人議員。 ◆25番(戸塚正人) 恐らくずっと同じ答弁が来るんでしょうから、もうやめますけれども、いずれにしても、今の文化スポーツ振興部の答弁のままやっていたら、青少年スポーツが衰退していく施策になると私は思います。なので、そのようなことがないように、もう1度この問題に向き合っていただいて、その対策を講じていただきたい、これは切にご意見を申し上げまして、お願い申し上げまして、この問題については終わりにさせていただきたいと思います。  最後に、子どもたちの安全環境ということで、この間、結構な方々が質問をしていますので、正直触れないように質問しますというのも難しいので、1点だけお伺いをさせていただきたいと思いますけれども、子どもたちの安全環境の確保の予算、これまでのいろんな議員の議論を聞いていますと、小学校、中学校についてはいろいろ通学路の危険箇所とか、定期的に情報収集して対策をしていただいていると思いますけれども、保育園のほうはまだまだこれから課題が多いのかなというところで、そういった意味では、これから本当に本格的に通学路とか散歩の箇所などの対策をとるというと、一定の予算が必要なのかなと思っておりますけれども、その辺の今後持続可能な通学路とか、そういった子どもたちの安全確保のための予算確保というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(若林章喜) 道路部長 福田均君。 ◎道路部長(福田均) 市では、道路管理者として道路を利用する全ての人が安全に通行できるよう、必要な箇所にガードレールや車乗り入れ防止柱、滑りどめ舗装、グリーン舗装等を施工するために予算を確保してまいります。引き続き、必要な予算を確保しまして、適切に安全対策を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 通学路における子どもの安全確保ということでお答えいたします。  教育委員会では、防犯ブザーや反射板つきランドセルカバーの購入、また、配付に係る費用や通学路の防犯カメラに210台の電気料や保守点検などの維持管理費用、横断旗の購入費などの予算により安全確保を行っております。これらの予算につきましては、引き続き確保する努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 休憩いたします。              午後零時2分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時 再開 ○副議長(佐藤和彦) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。  30番 おく栄一議員。    〔30番おく栄一登壇〕 ◆30番(おく栄一) 午後一番の一般質問をさせていただきます。  公明党のおく栄一でございます。公明党市議団の一員として、3項目につきまして一般質問をさせていただきます。  まずは熱中症対策ということですが、今議会におきましても、もう6人前後の方々がこの質問をされております。少し角度を変えてのお話と相なりますけれども、表題1の熱中症対策につきましてお話をさせていただきます。  保健所のほうで、健康推進課のほうのところで、ホームページに石阪市長が2017年3月に、協定先が民間の方々との締結をされて、熱中症対策に対して健康維持だとか増進にかかわるイベント、学校や地域と連携して開催し、健康づくりの意識向上を高めるため、民間協定を締結したというようなことで、熱中症対策を効果的に実施しますというなことが記載をされております。  そして、2018年、昨年ですけれども、実は環境省が全国の7,000以上の企業、行政、民間団体などで組織される熱中症予防声かけプロジェクトが主催するひと涼みアワード2018というのが行われました。これもホームページに出ておりますけれども、熱中症予防事業を受ける関係団体との連携だとか、熱中症対策のキャンペーンを張りまして、何と町田市は、この7,000を超える企業、行政、民間団体の中から、2018年、最優秀の中でも、さらにトップランナー賞というのを受賞されております。こういう意識が2017年、そして2018年と通常の熱中症にかかわる啓発だけでなくて、こういう角度からも啓発を進めているというのがホームページに出ているわけでございます。  そして、今回の公立小中学校で起こった熱中症についても、皆さんご存じのとおりでございますが、NHKを初め多くの日刊紙にも、クローズアップというか、多くのメディアが発信されました。発信された中で誰しもが思うことは、私の前の各議員の方々がいろいろと詰めていただきましたけれども、この事故に至った点などを踏まえて、市内の公立小中学校における熱中症対策について伺いたいと思います。  小項目としては、このたび七国山小・南中・町田二中・南成瀬中で発生した熱中症の状況を問う。  2つ目は、全公立小・中学校への熱中症対策をどのように行っているか。  3つ目は、WBGT(暑さ指数)はいつから活用をしているか。  この3点について伺いたいと思います。  表題2に入ります。事業系一般廃棄物の受け入れについてということです。  三多摩の組合さんのところにちょっと歩いたときに、お休みの市町村もあるんですけれども、町田市以外の近隣自治体の清掃工場では、土曜とか日曜日は休んでいるというケースがあったものですから、町田市ではなぜ土曜日に事業系一般廃棄物の搬入を受け入れているのかという角度から、まず入らせていただこうと思いました。  この背景には、やはりことし、うちの村まつ議員も言っておりましたが、働き方改革というところに大きく足を踏み入れる事例がございまして、また行政としても、町田市の市民の生活環境を守っていく大きな団体等々がかかわっている一般廃棄物でございますので、その辺も踏まえながら伺いたいと思います。  3つ目は、地域課題ということについて伺いたいと思います。  以前も多くの議員さんがおっしゃっておりますけれども、街区公園にトイレをつけてほしい、こういう話なんですが、実はゲートボールとかグラウンドゴルフ等で使用している街区公園にトイレを設置してはどうか、こういう話でございます。ヒアリングでもなかなか厳しいご回答はいただいてはいるものの、現実としてますます高齢化しつつある市民の人口のバランスからいっても、やはりそろそろ街区公園というところに視点を当てながら、トイレの設置をしたらどうか、こういう話になります。  2つ目は、子どもたちが遊べる水遊び場公園を造ってはどうか、こういうことです。これはご存じの方がいらっしゃると思いますが、なかなか頭に思い浮かばないものですから、議長のお許しをいただきまして、今回資料として載せましたけれども、芹ヶ谷だとか、または鶴川台のせせらぎ緑道だとか、あとはもう1つ、浮かんでこないような状態でございますけれども、あと近隣の水遊び場公園というのを載せさせていただきました。  これについても、町田市では若い――若いといってはあれかもしれません。小さな子どもさんをお持ちの各家庭の方々、こういう方々のご相談をよく承ります。そのときに出てくる1つが、水遊び場が欲しいんです、こういう話でございましたので、今回、地域課題として取り上げをさせていただきました。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。 ○副議長(佐藤和彦) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) おく議員のご質問につきましては、教育委員会及び担当からお答えを申し上げます。 ○副議長(佐藤和彦) 教育長 坂本修一君。    〔教育長坂本修一登壇〕 ◎教育長(坂本修一) 私からは、項目1の市内公立小・中学校における熱中症対策についてに一括してお答えいたします。  報道等でご存じのとおり、先月5月23日の木曜日から27日の月曜日にかけまして、運動会、体育祭の練習中に5校の児童生徒計20名が熱中症と見られる症状で救急搬送されるという事態が発生しました。幸い、いずれの児童生徒も軽度の熱中症という診断であったり、病院に到着したころには体調が回復したりしまして大事には至りませんでしたが、その後の各学校からの報告を聞きますと、一部の学校で熱中症指標計を使ったWBGT値の計測を行っていないなど、教育委員会から各学校に発出していた通知文等に従った適切な対応が行われていなかったことがわかりました。  町田市では、2007年8月に中学校の部活動中に熱中症により生徒が亡くなるという痛ましい事故が発生しております。当時、この事故を受けて、各学校に熱中症指標計を配付し、このときからWBGTを活用しておりますが、また同時に、体育館と校庭への温湿度計の設置などの取り組みを行いまして、毎年、熱中症予防対応研修を実施してきたところですが、これらの教育委員会の取り組みや指導が一部の学校、教職員等に浸透していなかったという事実を大変遺憾に受けとめております。  本件に関しては、5月23日及び5月27日付で全校に注意喚起の通知を発出し、5月28日には臨時の校長会を招集いたしまして、気象状況や児童生徒の健康状態を考慮した指導、熱中症指標計による計測等について、再度周知徹底を図ったところでございますが、まだこれから10月までに多くの学校で運動会、体育祭が予定されており、部活動なども活発に行われる時期でもございますので、継続して予防対策の周知徹底に努めてまいります。  今回の救急搬送の件につきましては、児童生徒、保護者の皆様を初め、報道をごらんになった多くの市民の皆様に大変ご心配、ご迷惑おかけいたしました。申しわけございませんでした。 ○副議長(佐藤和彦) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 項目2の事業系一般廃棄物の受け入れについての(1)町田市以外の近隣自治体の清掃工場は土曜日・日曜日休んでいるが、町田市はなぜ土曜日に事業系一般廃棄物を受け入れているのかについてお答えいたします。  町田リサイクル文化センターでは、月曜日から土曜日まで家庭系一般廃棄物、事業系一般廃棄物、粗大ごみの持ち込みなど、全ての受け入れ業務を行っており、日曜日については受け入れ業務をお休みしております。土曜日にも受け入れを行っている理由としまして、平日に粗大ごみを持ち込むことのできない市民の方や飲食店などの事業者の利便性を確保するためです。  なお、6月初旬に事業系一般廃棄物収集運搬事業者9者にヒアリングをさせていただきましたところ、全ての事業者が土曜日も平日同様に収集運搬業務を行っていることから、土曜日についても、これまでどおり受け入れを継続してもらいたいということでした。 ○副議長(佐藤和彦) 都市整備担当部長 萩野功一君。 ◎都市整備担当部長(萩野功一) 項目3の地域課題についてにお答えいたします。  まず、(1)のゲートボール・グラウンドゴルフ等で使用している街区公園にトイレを設置してはどうかについてでございますが、街区公園は、その周辺に居住する方の利用を目的としており、自宅でのトイレ使用を想定していることから、トイレの設置は原則として行っておりません。  次に、(2)の子どもたちが遊べる水遊び場公園を造ってはどうかについてでございますが、子どもたちが水遊びをすることができる公園といたしましては、彫刻噴水シーソーの水遊び場やジャブジャブ池のある芹ヶ谷公園、水辺におりられる鶴川台せせらぎ緑道や本町田の滝の沢源流公園などがございます。現在は鶴間公園に噴水のある水遊び場を整備しており、ことしの11月に開園する予定でございます。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) それぞれご答弁ありがとうございました。  まず順番どおり、市内公立小・中学校の熱中症対策についてからお話をさせていただきます。  今、教育長のほうからるるご説明いただきました。その中で、熱中症と見られる症状で緊急搬送されるという状況下がございましたけれども、学校側は素早い処置を図られたのか、またはその処置は適切だったのかどうかということを伺いたいと思います。  もう1つ、教育長からお話しいただいた中で、毎年、熱中症予防対応研修を実施してきたわけだけれども、実際、熱中症指標計を活用するWBGT測定を行わなかった学校があったというようなことが先ほどお話にありました。公立62校のうち、5月23日の時点でこのWBGT測定を行っていない学校は幾つあったのか。そして、先ほど通達を出された後、5月27日には、このWBGT測定を全て行っていたという認識でいいのか、この点を伺いたいと思います。  もう1点あわせまして、教育委員会として継続して予防対策の周知徹底に努めていくという、こういうお言葉をいただいたわけでございますけれども、各学校で児童生徒にはどのように指導をしているのか、まずはこの3点について伺いたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) まず最初は、学校の処置は適切であったかということでございますが、教育委員会では、学校に対して熱中症の疑いも含め、児童生徒の命を最優先に考え、ためらうことなく救急搬送を要請するように指示しております。  今回のケースにおきましても、各学校が児童生徒の命を優先し、救急隊を要請したことについては問題がなかったと考えております。しかし、運動会、体育祭の練習前にWBGTを測定していなかった学校がありました。また、救急隊を要請したにもかかわらず、時間にしては8分程度ですが、開会式の練習を継続していた学校もありました。さらに、頭痛や嘔吐、体温の上昇などの熱中症の顕著な症状があらわれている児童生徒と、体調不良の訴えにより様子を見ている比較的症状の軽い児童生徒たちを一緒に保健室にいさせたことなどは適切な対応ではなかったと考えております。  教育委員会では、このような適切ではなかった対応を踏まえ、消防署の協力をいただき、6月24日に再度全校の管理職及び教職員を対象に研修を実施いたします。  次に、5月23日にWBGTを測定した学校はあるのかということですが、5月23日にWBGTを測定した小学校は42校中35校、中学校は20校中12校でございます。すなわち、測定していなかった学校が小学校では7校、中学校では8校あったということでございます。そして、5月27日の時点でございますが、5月27日時点では測定をしていなかったのが南成瀬中学校1校でございます。  次に、児童生徒へはどのように指導していたのかということでございますが、各学校では改めて児童生徒に対して、朝食を食べることの意味や睡眠時間を確保すること、水分補給を小まめにとること、また体調が悪いと感じたときには無理せずに休憩したり、教員に申し出たりすることなどを指導いたしました。  朝の健康観察で児童生徒の体調を確認したり、体育授業の前後や校庭で遊んで帰ってきたときには水分補給の声かけを行ったりいたしました。これから本格的に夏場を迎え、熱中症の予防をさらに進めていく必要がありますので、児童生徒への継続した指導と保護者に対しての注意喚起を行うよう、教育委員会から学校に指導をいたしました。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) ご答弁ありがとうございました。  今、なかなか言いづらいかもしれなかったですが、中学校、5月23日に改めて通知を出されているにもかかわらず、27日、それを踏まえた上でされてこなかった中学校が熱中症で搬送されているというか、こういう症状を起こされて、メディアのところに発信されたわけでございます。その辺の徹底というのは、これはやっぱり襟を正していかなくちゃいけないんではないかなと。教育長を初め、学校教育部長のほうからもしっかりと声をかけているにもかかわらず、この辺が何かまだまだたがが緩んでいるんじゃないんでしょうかというようなことを言いたくないけれども、どうしても言っちゃうんですよね。  その中で再度、今まで壇上でもちょっとお話をさせていただきました2017年、2018年、そしてこの2019年にも健康推進課のほうで何とか大賞、熱中症に対する声かけのプロジェクトをまた7月にやろうというふうなことがあるわけでございますから、その辺もよくご配慮いただきながら進めていただきたいなというふうに思います。  ちょっと角度を変えますけれども、今回、議長のお許しをいただいて「熱中症環境保健マニュアル」を載せさせていただきました。これは約80何ページにわたる冊子でございますけれども、この中で熱中症とは何かということとか、熱中症になったときには、熱中症を防ぐためには、または熱中症に関する保健指導、こういう大きな項目が実はございます。  ヒアリングのときにも確認をさせていただきましたけれども、各学校にこのマニュアル2018というものは届いてはいないけれども、ホームページに出ていますというご案内は各学校にされているということを伺いましたので、その辺を踏まえた上で質問させていただきたいと思っております。  ここのところを読んでいただくと、熱中症を放置したら死に直結することを踏まえということが大きく書かれていまして、現場での応急処置とか、水分補給は冷たい水がよい、こういうことが書かれております。そして、その水も5度から15度が体の芯まで浸透し、吸収がよくて冷却効果も大きいんだという、こういう細かな対策まで書かれております。  その裏づけとして、実は魔法瓶メーカーと、今回の「熱中症環境保健マニュアル」の編集をした先生方が14人おりますけれども、そのうちのお1人の大学教授と高温環境下の運動時における適切な給水温度に関する検証を行いました。そして、水分補給の有効性とともに、摂氏、水温が5度から15度の水が深部体温の上昇を抑制する適温であることを確認したということが書かれてありました。
     さらに、一般的な家庭用の冷蔵庫で水を1日、保冷したときの温度が約5℃、5度だということがわかっておりますので、この適温とされる5度から15度の水の補給のために、この温度を保持することが熱中症の予防の大きな要因となると言われておりました。  「熱中症環境保健マニュアル」の中でとても重要なポイントとして、日常生活での注意事項の冒頭に、エアコンの使用が大きなポイントとして、このマニュアルのところに書かれておりました。そして、エアコンの使用の次のページには、小まめに水分の補給をとることだということが書かれておりました。  今、小中学校の生徒さんたちは、エアコンが入っておりますので、非常に涼しい状況にあるわけでございます。そして、次のポイントとしては、やはり発信をしなくちゃいけない、水分を補給していますか、飲んでいますか、こういうことの次の大きな項目として、小まめに水分を補給するんだよというようなことが書かれているわけでございます。  そこで、伺いたいと思います。現在、小中学校の教室にはエアコンが設置され、涼しい環境が提供されておりますけれども、次に大切な水分補給をどのようにしているか、伺いたいと思います。  熱中症対策として環境省のマニュアルにも指摘されている冷却効果の大きい冷たい水を提供できる冷水機、ウオータークーラーですけれども、こういうクーラーなどの設置を検討してはどうかというふうに思いますが、これについて伺いたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 冷水機の設置は、熱中症対策に有効な手段の1つと考えます。しかし、学校では、議員からご紹介いただいたように、普通教室などにエアコンを設置しているほか、学校によってはミストを設置するなどの対策をしております。また、全ての学校で5月から9月までは児童生徒が水筒を持参し、適宜水分補給を行っておりますので、熱中症対策としての小中学校への冷水機の設置は現時点では考えておりません。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 今、冷水機の設置は現時点では考えていらっしゃらないということのご答弁をいただきました。  町田市の62校、公立小中学校での飲料水、先ほどもちょっと述べましたけれども、その中から数年前、直結給水式の水道水という話が一時期あったかと思います。町田市の小中学校62校の中で、この直結給水式の水道水を使っている学校は何校ありますでしょうか。また、1度受水槽にためて、そこから飲料水として提供する受水槽式の水道水を使っている学校は何校ございますでしょうか、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤和彦) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 市立小中学校で直結給水の学校は9校ございます。また、UR都市機構の給水塔から直接給水している学校が2校でございます。その他の学校につきましては、受水槽を設置し、揚水ポンプで増圧し、校舎屋上にある高架水槽を利用し給水しております。これが51校となります。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 51校が受水槽式ということですよね。これは実は東京都の水道局で、平成19年度から平成28年度まで学校フレッシュ水道、小中学校の水飲栓直結給水化モデル事業を実施しておりました。この事業は、直結給水ですので、そのまま水をためることなくして学校に配給されますので、おいしいだとか、安心して飲めるとか、または冷たいという、これを直結給水型に切りかえた学校の子どもさんたちは、多くの子どもさんたちは、今申し上げたようなおいしいとか安心だとか冷たいとか、こういう声を伺うわけでございます。  そうすると、水筒を持参する子どもさんたちが減少した背景があるというようなことも伺いました。今、部長のほうからは、5月-9月は水筒を持参してくるんだというような、こういうお話をいただきました。持参してくるということは重々承知なんですが、私の知り合いの小学生も実は水筒を持って学校に今まで行っておりましたけれども、どういうわけか最近持っていかなくなったんですよ。  この理由は何かというと、学校の勉強のランドセルに入れる教材だとか、手に持っていくいろんな資料だとか、そういうもので重たくて、水筒をぶら下げていくのが非常に負担になって持っていかないんだ、こういうふうな話をしておりました。その子に聞きましたら、じゃ、どうすんのと言ったら、学校の蛇口のお水を飲みます、こういう話をいただきました。  きょう、実は先ほども議長の了解をいただいて資料として、町田市の7カ所に、実は蛇口の水質検査の結果を記載させていただきました。これは平成30年度分を載せております。これを見ると、実は春先から夏場にかけての水温が高くなっているというのは一目瞭然わかるようになっております。  そして、この年度は一昨年ですので、7月-9月といえども25.3度が一番ピークなのかな。町田市小山町のところで、No.86という蛇口の水質検査結果で一番高かったところがこの小山町でございました。それぞれこの水質検査が昨年、最後の1月-3月は今統計上出ておりませんので、4月-6月、7月-9月、10月-12月を見ると、大きく一昨年と昨年の違いが出てまいりました。  例えば、今まで25.3度というようなことを言っておりましたが、昨年は何と26.3度まで一番高いところでは上がってまいりました。そして、4月-6月、7月-9月と第4・四半期ごとにこういう数値をまとめてくるわけでございますけれども、平均的に水温は上がってまいりました。高くて1.5度、低くて0.2度か0.3度、これらの中で推移するわけでございますが、町田市のこの7カ所で365日毎朝、朝9時に水温調査をするそうです。それを統計にまとめて、これを東京都水道局は発表している、こういう背景があります。  今、部長が言われておりましたけれども、そのお子さんもおっしゃっていましたけれども、学校のお水を飲むんだと。ただ、大人もそうですけれども、25度、やはり20度を過ぎてくると、なかなかお水というのは飲みにくい状態になることは間違いないわけでございます。  小中学校の教職員の方々は、もしかしたら教職員のお部屋に冷蔵庫とかがあるんだったらまだしもですけれども、子どもたちはございません。そうすると、冷たい水ということに対するものについては、ないものだと認識しておりますから、必然的にこの受水型のお水を飲むわけでございます。  これらのことを考えていったときに、やはり何とか冷水機を設置して、子どもさんにおいしいお水を飲んでいただくだけではなくて、熱中症対策になるということを先ほどの大学教授並びに魔法瓶メーカーの方々の検査でもわかっておりますけれども、体をクールダウンするような、こういう冷たい水というのは一番水が浸透しやすいということでございますので、この辺をさらに進めていただきたいなというふうに思っている次第でございます。  なかなか難しいことは重々承知ではございますが、受水型の受水槽から水を引っ張ってくる蛇口から出てくるお水においても、このウオータークーラー、冷水機でございますが、設置してでも、子どもさんたちの熱中症の1つの角度として改善できるんじゃないかなというふうに思うわけでございます。  受水槽のメリットも重々ヒアリングで伺いました。災害時のときには災害拠点となって、そこでお水を使うという、そのために貯水をしたりだとか、または避難時の水の確保並びにステンレス製のものに切りかえたりだとか、鉄製のものなどに切りかえて小型化をすることによって、なるべく受水槽の水の量を巡回させるんだみたいなことを伺いました。本当にそのとおりだなというふうに感じてはおります。  ただ、そうは思うところとあわせまして、先ほどお話をいたしました各浄水場の蛇口水温をはかったときのピーク時、これらを踏まえると、なかなかこれから難しくなってきて、水もぬるいのは飲まなくなってくるんではないかというふうに思う次第でございます。  また、子どもたちが約10キロ前後のかばんと資料等々を持ってくるときに、持ってこなくなっていること自体にもちょっと心配はございますけれども、それも改善を図る方法として、こういうものがあるんだということを知っていただきたいなというふうに思っている次第でございます。  子どもたちが飲む意欲がなくなるようなことを取り除いて、小学生が冷たいと感じる、また中学生も全く同じですけれども、運動したときに体を冷やすためにも、冷たい水だとか安心して飲める水だとか、おいしい水、直結型が一番ベターかもしれませんけれども、東京都はこのことに実は補助率80%の補助金を出しております。  市町村のほうは20%で直結型の水道水を引くことができるわけでございますが、当面したくないというよりも、できないんだというような話を聞いておりましたので、その点は仕方なく酌んでおきますけれども、これからのことを考えていったときに、この受水槽からの水については大きな熱中症対策の一番のポイントとなってくるような気がするわけでございます。  これらのことをお話し申し上げましたところで、市長の役所で飲む水も、市のお水は直結型の水道なのか、僕はよくわかっていませんけれども、冷たくおいしいと飲んでいらっしゃれば、そのご感想を伺いたいと思いますし、また、市の直結型ではない受水槽型のお水を飲んでいれば、こういうふうに感じているというふうなこともちょっとコメントいただければありがたいかなと。これのコメントをいただきながら、ウオータークーラーについてのお願いもしたい、こういうふうなところで市長、一言ご見解をお願いいたします。 ○副議長(佐藤和彦) 市長石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) 水は水道の水を飲んでおります。最近、冷水機の水を飲んでおりませんで、この辺の味はちょっと感想を持ってはおりません。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 市長、どうもありがとうございました。突然に振ってしまいまして、申しわけありませんでした。  今のお話を聞くと、まずくないという感じですよね。おいしくなかったら、もう少し首をかしげるかなという感じはしましたけれども、首をかしげていなかったので、それなりに解釈していきたいなというふうに思います。  では、1番目の質問はこれで終わりにしたいと思います。  次に、2番目の事業系の一般廃棄物の収集について質問をさせていただきます。  部長のほうから、今るるご答弁をいただいたわけでございますけれども、土曜日に事業系一般廃棄物の搬入を受け入れている理由や直近の状況についてご答弁いただいたわけでございますけれども、再質問として、利便性の確保のために受け入れているということでしたけれども、もし土曜日に受け入れをやめた場合、どのような影響が懸念されるか、お答えをいただきたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 影響というご質問をいただきました。例えばなんですけれども、中心市街地の中の飲食店などでは、もし土曜日に受け入れをやめた場合、今まで出せていたごみがお店に残ってしまいまして、衛生的な環境を維持できなくなるなど、少なからず影響があると考えられます。  また、月曜日に搬入が集中することが想定されます。これによって町田リサイクル文化センターの中ですとか、周辺道路で渋滞が生じるなど、直接的、そして間接的に市民や事業者にご迷惑おかけすることも考えられます。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) ありがとうございます。土曜日に受け入れをやめたら、本当に大変だなというふうに思います。  飲食関係の方々は、土曜日1日、自分のところに置いておくのがやぶさかではない状況にありますので、土日に置いておくというのはなかなか負担感があるかなというふうに思います。そういう意味では、衛生的な環境維持ということはよくわかります。そして、道路混雑、これもしかるべきかなという気がいたします。2日分を1日で処理を行うなんということはなかなか負担感が大きいということもよく理解できるところでございます。  私が確認した近隣自治体では、土曜日に事業系の一般廃棄物の搬入を受け入れていませんでしたけれども、周辺の実態を町田市としてはどのように把握されているか、伺いたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 近隣の状況ですけれども、隣接の多摩市、八王子市、また調布市と三鷹市のごみを処理していますふじみ衛生組合、こちらのほうは土曜日の受け入れは行われておりません。  一方で、相模原市、横浜市、川崎市は土曜日に受け入れを行っております。また、稲城市、狛江市、府中市、国立市、こちらのごみを処理しています多摩川衛生組合というところと立川市は、土曜日の午前中のみ受け入れを行っています。このように、近隣の状況もさまざまでございます。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) そのように、私も多摩川衛生組合だとか、ふじみ衛生組合、いろいろ話を賜りましたけれども、やっぱり土曜日の搬入受け入れというのは個々の事情があるということはもう十分承知しております。利便性確保の担い手というふうなこともございますので、収集運搬業者についての質問をちょっとさせていただきます。  実は収集運搬業者は、ごみを出される方――排出事業者ですけれども――の求めに応じて業務はせざるを得ない立場にございます。この立場も、今までと同じようにできるかというと、実はことしの4月から大手については、働き方改革の残業時間の上限を設けておりました。そして、中小に関しては、皆様もご存じだと思いますけれども、来年の4月から残業時間の上限を施行する、こういうふうな運びになるわけでございます。  基本的な労働基準法に定めている1日8時間、週40時間というのは、これは労働時間に変更はないんですけれども、今まで残業については、ある労使協定の中で協定を結んだときには、残業はある程度緩和されてきたところがございますが、今回に関してはなかなか厳しい上限を設けている、こういう中におきまして、原則は1カ月間45時間という、要は20日間単位での就業を考えると、1日2.25時間ですか、このぐらいの残業になってくるわけでございます。  今まで三六協定だとか、いろんなところで残業のルールというのは緩いところがございましたけれども、今回の新制度においては、こういう特別条項つきの協定がある場合は、しっかりと罰則の上限が規定されました。その業者の方々には罰金30万円、こういうふうな罰金制度がつくられたそうです。そして、全ての中小企業の方々がこれに当てはまるかというと、実は建設事業者だとか、お医者さんなどは5年間の猶予があるというようなことも伺いました。  こういう背景からいくと、この収集運搬業者の方々は、排出事業者の方々の求めに応じて働くわけでございますが、9社にヒアリングしたというようなことも伺いました。その上で、町田市の家庭系の一般廃棄物の収集運搬業務を請け負っている業者の方々は、町田市だけではないんですけれども、他市からも、ちょっとこの辺の話を伺ったときに、やはり今の時代、家庭系の一般廃棄物、収集のドライバーを確保することが非常に大変らしくて、1年するとおやめになる方もいたりとかする、こういう話を伺いました。どうしても仕事のハードさというのがあるのかもしれません。  また、皆さんがお休みのときに働いているという姿を見られたときに、ちょっと心が折れる方もいらっしゃるのかもしれませんけれども、なかなか集まりにくいというようなことも賜りました。現在、2人1組で戸別収集を行っておりますけれども、1人体制で集積場収集に人材を確保するような手段も考えられるのかなというふうに思います。  でも、町田市では、2005年10月から、いわゆるごみの有料化を実施して、個別収集に切りかえてまいりました。そこでちょっと確認をとりたいと思いますけれども、このごみの有料化に伴って始まった戸別収集の意義は市民に浸透していると考えているでしょうか、この辺をちょっと伺いたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 町田市では、今、議員から紹介がありましたけれども、家庭から出されたごみにつきましては、2005年10月からごみの有料化が始まりました。それと同時に、収集方法も集積所、いわゆるごみ置き場というところから戸別の収集へ変更となっています。  戸別収集へ変更したことで、ごみを出す人の責任の明確化が図られ、また分け方と出し方のルールが守られるようになったと考えています。分け方と出し方の意識が根づき、資源化率の向上ですとか、ごみの減量につながっているとも考えられます。高齢者の方や体の不自由な人のごみ出しの負担の軽減にもつながっていると考えます。このように、ごみの戸別収集は、現在、市民生活に浸透していると捉えております。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 部長のご答弁をいただきましたけれども、本当にそのとおり、市民への浸透が図られているなというか、ごみの入れ方も変わってまいりまして、黄色いごみ袋の四隅まで活用するようになってきた昨今の私がおりますので、1つのごみ袋40リットルを30リットル、20リットルと10リットルに分けたりとか、20リットルの中でおさめ込むようなこともしているのが昨今でございます。  私が事業者だとか他市のヒアリングを行ったときに得た情報の中で、今までの答弁を整理いたしまして、清掃工場での土曜日のごみの搬入受け入れは、市民や事業者にとって大切な利便性の確保だということは重々承知しておりますけれども、一方で、家庭ごみの収集運搬を受託している業者からは、土曜日に収集することで人材を確保することが厳しい状況であることも先ほど述べました。  そこで、確認をとりたいと思います。今後、家庭系一般廃棄物の土曜日収集について、行政側としてどのように考えているか伺いたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 環境資源部長 荻原康義君。 ◎環境資源部長(荻原康義) 町田市といたしましては、土曜日の収集について、現在変更は考えておりません。これからもごみの収集につきまして、市民や事業者の声を聞き、他市の状況の情報収集にも努めてまいりたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 土曜日の収集について、早急な結論を出すことが難しいことは重々わかっております。清掃工場の搬入の受け入れや土曜日の収集、これは自治体によって対応はさまざまだということも先ほどのご答弁からも察するわけでございます。  町田市では、土曜日にごみの搬入を受け入れていることから、それらの事業者では週6日稼働となっているわけなので、先ほどちょっとお話をいたしました働き方改革の関連法案の成立によって、労働時間、残業も含めてですけれども、罰則規定が法律化されていますので非常に厳しい。また、時間外労働の規制などの対応に困難さが見受けられるわけでございます。  ただ、町田市の主要産業が商業でございますので、土曜日の搬入を一律中止するという対応については、市内の生活環境の保全と公衆衛生の向上を図る観点からも、まずは難しいだろう、こういうふうに感じておりますけれども、慎重に検討していく必要があることも理解できたわけでございます。  そこで、事業系収集運搬の許可や家庭系の収集委託を行っている行政の側として、排出事業者並びに収集運搬事業者、そして市民の皆様のご意見をよく理解していただき、収集運搬事業者の労働環境と市内の衛生的な環境の保持が両立できるように、さまざまな視点から土曜日の搬入、受け入れについて研究していただきたいと思いますので、それを要望として、この質問を終わりにしたいと思います。  最後となりました。3番目でございます。先ほど芹ヶ谷公園、資料の中に滝の沢の源流公園、さらには鶴川台のせせらぎ緑道、こういうことをヒアリングのときにお話を賜りました。水遊びはできなくはないんですが、この写真を見ていただくと、芹ヶ谷公園というのは、誰に聞いても車をとめて芹ヶ谷公園に行くんだというのをよく耳にいたします。ただ、駐車場がないとか少ないとか、こういう課題は言われました。  滝の沢の源流公園に行ってきました。そうしたら草ぼうぼうで、これが本当に水遊びをする場なのかというのがこの写真でございます。約50センチ前後ぐらいの草が伸びておりました。水遊び場のところにも草がぼうぼうでございます。市からヒアリングのときに言われたので、やっぱり見に行かなくちゃいけないということで見に行ってきたわけでございますが、これを提供された私としては、源流公園ですからとても残念と思っているわけでございます。  鶴川台は地元ですから、せせらぎ緑道を見てきましたら、これはやはり散策の緑道なんですよね。住宅のど真ん中というか、水路にあわせまして約800ちょっとの距離をせせらぎ緑道として使っているわけでございます。本当は私のイメージは、実は私のエリアで言うならば、鶴川で言うならば、真光寺公園とか、または野津田公園、こういうところに、ヒアリングのときに鶴間公園の水遊び場のお話をちょっと伺ったら、うらやましいなと思うような水が噴水のように出てきて、子どもさんがそこで遊ぶというような、こういうふうなお話を賜ったわけでございます。  真光寺公園というのは、池がございますので、そこにボートでも浮かべていただいて水遊びができるのか、または野津田公園では、球場の前のところにある池の水が流れているところを活用しながら、あれを利用しながら、小さな子どもさんたちが水遊びできるような、こういう施設をつくっていただくと非常にありがたいなという気がしております。  この辺について、答弁しづらいかもしれませんけれども、若い、または小さい子どもさんを町田市で水のあるところで遊ばせたいというようなことを言っているお母さん方の思いを伝えるとするならば、その辺を1度お考えになってはいかがかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(佐藤和彦) 都市整備担当部長 萩野功一君。 ◎都市整備担当部長(萩野功一) まず、真光寺公園の池でボート遊び場等はどうかということにつきましては、ボート遊びをするということは、管理面とかで人の配置が必要になってきます。現在、管理人が1人、真光寺公園にはおりますが、ボート対応ということになると、またそれ相応の人をつける。また、受益者負担ということの考えもございますので、これにつきましては今後の研究課題とさせていただきたいと思っております。  次に、野津田公園の競技場のところ、町田市立陸上競技場の目の前にあるところの水遊び場の件でございますが、野津田公園につきましては、現在、第二次野津田公園整備基本計画に基づきまして、段階的に整備を進めているところでございます。水遊び場を設けることにつきましては、既存施設の状態ですとかニーズを踏まえて、これも今後の研究課題としたいと考えております。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 今、部長から第二次野津田公園整備基本計画という話が出ましたので、この中に実は野津田公園には、本来、ファミリープールをつくっていこう、こういう基本構想があったんですね。ところが、37年を経ようとしておりますけれども、全く変遷の跡が基本計画には書かれていません。横棒になっておりました。悪くないなと、私もそこのところは目が行き届かなかったので、この基本計画を見過ごしていたのかもしれませんが、ファミリープールというものをもともと行政のほうは考えていたということ自体、この構想のことが非常に新鮮に思えまして、そうしたら水遊び場というか、ファミリー向けのプールをつくってもいいんじゃないかな、こんな気がいたします。  やはりスポーツの聖地みたいな形で野津田公園が今、行政側のほうは色づけをされておりますけれども、家族の方々も車がとめられる場所ということを必ず言います。そうすると、鶴川台のせせらぎ緑道にはとめられないです。滝ノ沢の源流公園もとめられない。とめられるのは芹ヶ谷公園なんですけれども、芹ヶ谷も国際版画美術館のところにとめる程度の台数しかない。  これから新しく高ヶ坂の都営住宅跡地にできるのかもしれませんが、こういうことも踏まえてでも、駐車場というのはこれから町田市の交通網、インフラを考えたときには、これから先々まで必要となってくるわけでございますので、この辺を踏まえて、部長、先ほど整備基本計画を言っていただいたのでちょっと振らせていただきましたけれども、ファミリープールというのは何か考えたことがあるんですか。 ○副議長(佐藤和彦) 都市整備担当部長 萩野功一君。 ◎都市整備担当部長(萩野功一) 野津田公園につきましては、7年くらい前ですか、第二次野津田公園整備基本計画を改めてつくったところでございます。その中には、さまざまなスポーツ施設がございますが、プールの整備につきましては、残念ながら計画をしなかったというものになっております。まず、市としましては、この計画に基づいた施設整備を進めてまいります。  また、市内のスポーツ施設、プールとか大規模なものにつきましては、町田市のスポーツ推進計画に基づいて整備を進める予定でおり、現在のところ、プールの設置につきましては計画がされていないという状況でございます。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 承知いたしました。ファミリープールもだめ、これから先々どうなるかはわかりませんけれども、やはり子どもさんたちに野津田公園ということを肌で感じていただける場所なんだということを知ってもらうには、親子で遊ぶ場所というのは非常に大切なんだなということをお訴えさせていただきます。要望とさせていただきます。  あと、最後となりましたトイレのこと、ちょっと済みません、忘れたわけではありません。  街区公園に周辺住民の利用を想定しているために、トイレを設置していないんだというようなことを先ほどお話しいただきました。  ただ、実は街区公園といえども、その場所場所によって遠方から徒歩で来られている方とか、自転車で来園される方もいるんですけれども、1度自宅に戻るということがなかなか難しいということがあるわけなんですね。行政側でコンビニエンスストアだとか、近隣のところでどこかトイレを使える場所があるところはいいですけれども、ないところについては検討してはいかがかなというふうな気がするんですが、この辺についてご答弁いただきます。 ○副議長(佐藤和彦) 都市整備担当部長 萩野功一君。 ◎都市整備担当部長(萩野功一) 市といたしましても、遠方から来られた方に対して、1度自宅に戻っていただくというのは確かに難しいものだということで理解しております。  また、一方で街区公園などにトイレを設置するとなると、比較的高額な建設費用の手当てですとか、トイレの開閉、清掃などの日常の維持管理をどのように行っていくかという課題がございます。これらの課題対応も含めて、今後につきましては、おのおのの公園の状況に応じて相談に乗ってまいります。 ○副議長(佐藤和彦) 30番 おく栄一議員。 ◆30番(おく栄一) 部長、前向きに答弁いただいているのか、後ろ向きに答弁をいただいたのかちょっと首をひねるんですが、要は、どうやったらできるかということを想定したときに、組み立てるのが普通、市民の声に応えていくわけじゃないですか。そうしたときに、今みたいに課題がどうのこうのとかいうのは、それは私たちのところでもよくわかっております。  だから、こういう質問をするわけでございまして、それをクリアするのが部長の仕事じゃないのかな、このように思います。お金のことは市長にお任せするにしても、そういうところの観点をこの場で言われてしまうと、私たちもちょっとおかしくないのというところは感じてならないものですから、最後の言葉として述べさせていただきました。  以上で私の一般質問を終わりたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。    〔33番熊沢あやり登壇〕 ◆33番(熊沢あやり) 自由民主党の熊沢あやりでございます。よろしくお願いいたします。
     最近、さわやかな天気が多くって、洋服も新しい洋服を買いたいななんて思って雑誌を見て、アラフォー世代にというのに手を伸ばしそうになって、おっと、私はもうアラフォーじゃないぞ、40代後半だというのに気づきまして、でも、なかなかアラフィフまでは手が届かないなというきょうこのごろでございます。  また、多くの方は知っているんですが、先日、告示日に役所でこれから議会の準備をしようと思っていたら、息子の小学校から電話がありまして「息子さん、体育で転びまして」と、またメガネでも壊したかなと思ったら「鎖骨が痛いって泣いています」と言われて行ったら、鎖骨をぽっきり折っておりまして、告示日にぽっきり折ったんですが、通告の締め切りの日に病院に行ったら、くっついてきていますと言われまして、はあっみたいなね。  ギブスをはめるのかと思ったら、私より年齢が上の人はわかるけれども、大リーグボール養成ベルトみたいな、こんなのをして、姿勢矯正ベルトみたいなのをして、それだけで治っていって、もうほぼほぼついているそうです。若いってすごいなと思いながら、私もそのぐらい力をもらいながら毎日生活をしておりますので、ぜひ皆さんもしっかりと質問に答えていただければなと思います。  では、きょうは3項目について質問いたします。  1、次期基本構想・基本計画について。  (1)次期基本構想・基本計画策定に向けた具体的なスケジュールは。  (2)どのように市民と作り上げていくのか。  2項目めは、避難施設別避難者数の推移について。  (1)背景について。  (2)各避難施設毎の避難者数について。  (3)今後の対応について。  3項目めは、義務教育就学児医療費助成制度の所得制限撤廃について。  (1)中学3年生までの子どもの医療費の無償化を実施したらどうかの3項目について質問をさせていただきます。  まず最初に、次期基本構想・基本計画についてですが、昨年12月の平成30年第4回定例会に一般質問いたしました。市長から、2019年から策定を本格的に開始し、2021年の早い段階で取りまとめていきたいとのご答弁をいただきました。  先日、また新しい基本構想と基本計画について策定の考え方を伺う機会がありました。次期基本構想・基本計画は、市民や地域で活動している団体などのさまざまな主体と一緒に実現を目指せるものとして策定するということですとか、市民と一緒に策定を進めていくというお話でした。さまざまな主体がともに実現を目指せるものとするためには、私も策定過程がとても重要なものではないかなと考えられます。  そこでまた、令和3年第2回定例会で議会に諮る、先のような気がするけれども、あっという間な令和3年だと思うんですが、議会に諮るというような明確な予定もお示しいただきました。  そこで、もう既に策定に向けて取り組みを進めていることと思いますが、策定に向けたプロセスやその具体的なスケジュールはどのように考えているのか、お答えください。  また、市民と一緒に策定しますというのはとてもいいことだと思います。しかし、市民と一緒につくるということは、ほかの自治体でもよく聞かれておりますが、その中身が大切になります。ただ意見を聞くだけで市民と一緒というわけではなく、しっかりと市民の声を受けとめて、市民と一緒につくっていくということが必要だと思います。基本構想や基本計画ですと、特に抽象的な内容になりますので、市民がどれだけ実感を持って考えられるか、重要なポイントであると思います。  そこで、お伺いいたします。今回、町田市が考える市民と一緒につくるというつくり方はどのようなものなのでしょうか。  2項目めの避難施設別避難者数の推計について、以前私が平成26年9月と平成28年6月に質問したのを覚えている方もいるかと思いますが、かなりきつい口調で私、いろいろと言わせていただいた記憶があります。怒っていた記憶もありますが、平成26年9月には、避難施設には大体100人が避難として想定されておりますと言いながら、地域防災計画を見てみたら1校当たり735人という一律で、大きな学校も小さな学校も735人、また大きな団地がある避難施設もそうでないところも全て735人。何でですかと言ったら、いや、避難施設ですけれども、避難所の災害が起こっているところに集中的に物資を持っていきますので、そうでないところから持っていきますからと。  町田市内がそんな日本全国みたいに広いわけじゃないんだから、町田市内が災害に遭っていれば、基本的にほとんどのところが災害に遭っているんじゃないんですか。おかしいんじゃないですかと言ってかなりやったんですが、時間が足りない部分もありながら、いつも足りなくなっちゃうんですが、そういう形でふつふつといつかやりますからねと言っていたら、そのときは余りいい答えをいただかなかったので、動いていないかななんて思っていたら、しっかりと受けとめていただきまして、いつの間にかやっていただけていたようですので、その件に関して今回いろいろと出てきたようですので、教えていただければなと思います。  2、避難施設別避難者数の推計について。  (1)背景について。  (2)各避難施設毎の避難者数について。  (3)今後の対応について。  背景で私に怒られたとか言わなくて大丈夫ですから、よろしくお願いいたします。  次に、3、義務教育就学児医療費助成制度の所得制限撤廃について。  多くの方々から、町田市の医療費はどうなの、子どもの医療費はどうなのと聞かれております。子どもは、少なくとも未就学児までは所得制限がありませんよという話をさせていただきます。以前もお話ししましたが、私の友達なんかは都内から引っ越してくるのに、町田に住むか、手前の新百合ヶ丘に住むか悩んで、新百合ヶ丘に住んだら新百合ヶ丘って川崎だったのよ、神奈川だったのよ、それは調べてから住もうよというんですけれども、医療費がゼロ歳までしか無料じゃない。都内はほとんど無料だったりとか、そういう中で私は、だから、町田に住みなって言ったじゃないってよく言うんですが、1度新百合ヶ丘に家を構えてしまうと、なかなか引っ越してきづらい。  1個駅が都内に近いと早いのかなと思うと、意外と町田のほうが便利だよなんて言ったりはするんですが、そういう意味で皆さん、家を選ぶときに、私の友達は余り考えていないかもしれない。家を選ぶときに、意外と医療費がどうなっているか、子ども施策がどうなっているかということを皆さん調べていくのかなというふうに思います。  もう1度話をしますと、町田市は未就学児は無料、所得制限はない。小中学生は1回200円で所得制限があり、この間、私、記憶が正しければ、4分の1ぐらいの方々が実費を払っているようなお話をいただいたことがあります。  それは後でお伺いしますけれども、小学生になって、よく幼稚園のうちに歯医者さんに行こうとか、幼稚園のうちにお医者さんに行こうなんていうお母さんもいるんですが、先ほどお話ししたとおりに、うちの息子は骨折をしまして、学校でけがなので今回はあれなんですが、足の裏にいぼができて毎週治療、丁寧な先生なので毎週きちんと取ってくれる。ぴっと一発で取れるんじゃないかなと思いながら、丁寧に取っていただけているところでやっていたり、よく風邪を引いたり、ここが痛い、あそこが痛い。耳鼻科に行って鼻が悪いとか、鼻が悪いのをそのままほうっておくと、中耳炎になってプールに入れないとか、そういうことがいろいろとあって、幼稚園のときよりも小学校になってからのほうが病院に行く機会が多いのかなというふうには考えております。  中学生になると所得が上がる部分もありますね。保護者の年齢も上がってきますので、所得が上がってまいります。だからといって、中学生になると高校受験というものがありますから、塾に行ったり、いろいろと行ったり、私は高いと思う制服があったりとか、いろいろなところで子どもたちにかかる費用というのは多くあると思います。  また、今、市はゼロ歳から14歳までの間の流入人口がふえているということで、さっきお話をさせていただいたとおりに医療費の問題、幾ら払うのかな、どうなのかなというのはかなり重要なところになっております。  特に義務教育の医療費助成制度について、所得制限があって対象とならない中間層の子育て世代、特に生産年齢人口という言い方がいいか悪いかは置いておきまして、そこで所得税を納めてくれるぐらいしっかりとしている方々に、そういうふうな方々に来ていただきたいということもありますので、どうなのかなと思っておりまして、調べてみると、所得制限をなくす取り組みはいろいろな自治体でやっておりまして、23区では全ての区で無償化になってきております。  子育てしやすい環境を整備して、全ての子育て世代に選ばれる町を目指すという市長のお考えもあると思いますので、できれば中学校3年生までの子どもの医療費助成の所得制限を撤廃できれば、無償化と書いてありますが、まずは所得制限の撤廃かなというところを、質問を考えながら思っておりますので、その辺を踏まえながら答えていただければなと思います。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○副議長(佐藤和彦) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) 熊沢議員のご質問にお答えをいたします。  私のほうから、項目1番目の次期基本構想・基本計画についてお答えいたします。  まず、(1)の次期基本構想・基本計画策定に向けた具体的なスケジュールはについてでございます。スケジュールについてお答えする前に、まずは新たな基本構想と基本計画の策定に向けた考え方についてお話をさせていただきます。  ここで言います基本構想では、将来像というなりたい未来の姿を描き、基本計画では、その姿の実現を目指す政策を示すということになります。このように、2つはつながりを持って策定しようというものであります。新たな基本構想及び基本計画の策定に当たりましては、2つのつながりをわかりやすくするために、一体として1つのものとして策定したいと考えています。  また、名称ですが、市民の皆様から親しみを持っていただけるように、構想とか計画とかいった表現からビジョンという表現に改めまして、人口構成の大きな転換が予想される2040年を見据えて(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040として策定をいたします。  この新たに策定する(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040は、市民の皆様や市内で活動している団体、事業者など町田市にかかわる全ての方々がともに実現を目指せるビジョンとして策定をしてまいります。  町田市基本構想は2004年に策定をしております。これにかわるというのでしょうか、その次の基本構想は、これから策定するまちだ未来づくりビジョン2040として2022年に完成というか、作成をする予定でございます。令和で言えば4年ということになります。  町田市といたしましては、約18年ぶりになるのですが、まちづくりの基本方針となる将来像を定めるということになります。策定に当たりましては、まずは市民の皆様と町田市のなりたい未来という将来像から描き、次にその実現のために何が必要なのかを考え、計画部分を策定してまいりたいと考えております。  具体的には、2020ですから来年3月に町田市のなりたい姿である未来像の骨子の部分をつくり上げて、その骨子を受けて翌月、2020年4月からは計画部分の策定に着手するというスケジュールでございます。そして、2021年、令和3年6月を目途に、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040の原案を取りまとめてまいりたいと思います。  (2)のご質問です。策定過程というのでしょうか、プロセスをお尋ねでございます。どのように市民とつくり上げていくのかについてでございます。私は、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040をどのようにつくっていくのか、内容とともに、そのプロセスが重要だというふうに感じております。  この(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040が完成したときに、町田市に住んでいる人みんなが(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040を知っている状態になるということが重要でありまして、そうなって初めて市民の皆様とともに実現を目指せるビジョンになるというふうに考えております。  そのためには、策定にかかわっていただく機会をもっと多くする、ふやしていくこと、それから抽象的になりがちな将来像という議論については、施策レベルのお話を交えてというんでしょうか、説明的になると思いますが、将来像をそういう施策レベルの話を含めて、市民ご自身のこととして実感を持っていただける、そんなつくり方をする必要があるというふうに考えております。  具体的な策定のやり方としては、将来像の検討を進めるに当たりましては、具体的に今あるいは20年後、30年後に生活をしている、生活をする市民の姿を描く、あるいはその人物を、年齢だとかいろんなものを設定して、人物像を設定して、その人物像がそれぞれのライフステージごとに、5年後、10年後、15年後、20年後、30年後というようにライフステージごとに幸せだと感じられる未来の姿というものを描いていきたいと考えております。  この策定の作業に参加をされる皆さんが、設定された具体的な人物像を自分のこととして考えるということで、実感を持って未来がどうなったらいいかということを考えることができるようにしたいというふうに思っています。  こうした検討については、各地域の皆様、そして将来の町田を担うことになります高校生、あるいは大学生などと一緒に進めることで、町田市全体で1つのテーマによって将来像を検討することになります。そのことによって、町田市が目指すなりたい未来の姿を市民の皆様と共有することができるというふうに考えております。  先ほども申しましたが、具体的に生活する市民の姿、人物像を設定して将来を描く。将来を検討する、そういう取り組みというのは、恐らく他の自治体では例がない取り組みだろうというふうに思っておりまして、1つのチャレンジとして考えております。市民の皆様や町田市にかかわる多くの方々に、町田市の未来の姿に関心を持っていただく、そして一緒に町田市のなりたい未来の姿を描く、そういう取り組みにしたいというふうに考えております。  その他の項目につきましては、副市長及び担当からお答えを申し上げます。 ○副議長(佐藤和彦) 副市長 髙橋豊君。    〔副市長髙橋豊登壇〕 ◎副市長(髙橋豊) 私のほうから項目2の避難施設別避難者数の推計についてお答えいたします。  まず、(1)の背景についてでございますが、都内各自治体では、2012年に東京都が公表した首都直下型地震等による東京の被害想定の避難者数に基づき、災害時の対策に取り組んできております。町田市におきましても同様でありまして、ここで想定される建物の全壊、半壊、焼失による避難者数5万2,939人を71カ所の避難施設で均等に割った約750人としておりました。  さきの熊沢議員の質問当時の平成26年度では、総合体育館が入っておりましたので、施設が1つ多かったということで、735人ということで計算をしておりました。また、在宅避難者数を含む避難者数9万2,758人を均等に割った1,300人を各施設の避難者数の想定として対策を進めてまいりました。  そうした中、熊沢議員のほうからも一般質問で問題が提起されておりましたが、近年の国内の地震災害の例においても、避難施設ごとのきめ細やかな対策が必要とされておりまして、2012年に東京都が推計した避難者数では、地域の特性に応じた対策が進められないことが各自治体の課題となってまいりました。  そこで、昨年度、2018年度、町田市では、こうした課題の解決に向け、同じような問題意識を持った多摩市との共同事業といたしまして、市長会の多摩・島しょ広域連携活動助成金を活用しまして、避難施設ごとの避難者数を推計いたしました。  次に、(2)の各避難施設毎の避難者数についてでございますが、避難施設別避難者数推計の結果、建物の全壊、半壊、焼失による避難者数について、多くの避難施設では、開設運営マニュアルで設定しております収容可能な1,300人以下でありましたが、71カ所の避難施設のうち、6カ所の避難施設ではそれを上回っておりました。最多は玉川学園地域の町田第五小学校の3,738人で、2番目に多いのは真光寺中学校の1,918人でございました。また、最少は木曽中学校の83人で、2番目に少ないのは武蔵丘中学校の100人でございました。  一方、在宅避難者を含む避難者数の最多は、同様に町田第五小学校で4,715人、2番目に多いのは真光寺中学校の2,766人でございました。また、最少は木曽中学校の173人、2番目に少ないのは都立山崎高校の253人でございます。この推計結果、避難施設ごとのきめ細かな対応や地域特性に応じた対策を進めることが可能となりました。  なお、ことし、2019年2月の都知事と市町村長との意見交換会においても、市長から避難者数推計結果の紹介や今後、東京都が避難者数の推計を行う際に参考になる取り組みではないかとの提言をいたしました。  最後に、(3)の今後の対応についてでございますが、避難施設が小中学校である場合には体育館が避難スペースとなります。その上で避難スペースが体育館では不足する場合、特別教室を段階的に開放することとなっておりますが、これまで想定していた人数より多くの避難者が見込まれる施設では、早い段階で特別教室を開放できるよう、避難施設関係者連絡会で説明を行ってまいります。  それでも避難スペースが不足する避難施設につきましては、近隣の民間施設も含めて調査検討し、新たな避難施設を確保できるよう、施設管理者と協議を行ってまいります。また、当初想定していたよりも避難者数が少ない避難施設の備蓄物資につきましては、物資の不足が予想される避難施設もしくはその周辺の災害備蓄倉庫などへ再配備を行ってまいります。 ○副議長(佐藤和彦) 子ども生活部長 石坂泰弘君。 ◎子ども生活部長(石坂泰弘) 項目3の義務教育就学児医療費助成制度の所得制限撤廃についての(1)中学3年生までの子どもの医療費の無償化を実施したらどうかについてお答えいたします。  所得制限の撤廃につきましては、財政状況やほかの子育て支援施策とのバランスを考慮して取り組む必要があると考えております。町田市につきましては、東京都の制度に準じて所得制限を設けて実施しております。小中学生の医療費助成につきましては、東京23区と多摩地域で所得制限に伴う差が生じていることは承知しているところでございます。町田市におきましても、義務教育就学児医療費助成制度の所得制限を撤廃し、全ての子育て世帯が経済的負担の軽減が受けられるよう、先駆自治体の取り組み状況を参考に今後検討してまいります。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) まず、1項目めから質問をさせていただきます。  これから作成する新しい基本構想と基本計画をまちだ未来づくりビジョン2040というふうに変わって、よく悩むのがニセンヨンジュウなのか、最近、オリンピックでニーマルニーマルというからニーマルヨンマル年なのか、すごく悩むんですけれども、ニセンヨンジュウということでわかりました。  このビジョンは、令和4年から始まって、町田市がどういうふうな町田になるかというものを示すもので、とにかく市民の生活に大きくかかわるもので、これからの町田市にかかわりを持っていただける方々を引きつけるためのビジョンにならないといけないと感じているんですね。  こうした大切なビジョンですので、市民の意見を聞いて一緒に考えて策定していくというお話だったんですが、先ほども何か大学生とか高校生、ここのところよく聞くと、代表質疑のときも大学生や高校生に話を聞きたいと。確かに、町田市は都立高校も6校あって、私立高校もあって、大学も多くあって、専門学校もあって、ちょっと前までは駅で街頭をやっていると、選挙権のない人が多いと言われるぐらい高校生がいっぱいで、今は高校生が選挙権を持ったからあれなんですが、本当に若い子が多い町だったのかなと思います。  ただ、私自身は高校生のときに、今も余り変わらないという方もいますが、本当に思うとおりにならないことはないというふうに思っていたみたいで、すごい生意気だったのを覚えておりますので、20年後なんて考えないで生きているような気がしていましたね。今の子たちは、もしかしたらそうなのかもしれないけれども、私は今の生活が、お父さんがいて、お母さんがいて、お父さんのすねをかじりながらずっと生活していられると思っていたら大間違いで、うちの父親は結構早く他界しまして、その後びっくりしたんですけれどもね。  それは余計ですが、そういう意味で若い人たちの声を聞くということで、ちょっと小耳に挟んだんですが、職員の方々が高校生か何かに話を聞きに行こうと言って頑張った、努力をされたということも聞きました。そういう形で職員の方々も、これからの町田を明るくしていきたい、さわやかにしていきたいというところで取り組まれているのかなと思います。  計画というわけではないのかもしれないんですが、以前、2015年に町田市未来づくり研究所からの提言として、まちだニューパラダイムというものができました。すごくわかりやすくて、目指すべき道がニューパラダイムとともに新たに策定するという形であって、新しい議員の方々は知らないと思いますが、インターネットでまちだニューパラダイムと調べると、こんないいものがあったのかと思うぐらい、見てみるとすごく、改めて先ほど見たらいいなと思ったのであれでして、なんか将来が暗い町田と将来が明るい町田が同じページに――同じページというか、隣のページだったりとかして、すごく書いてあって、こうはなりたくない、この明るいほうの町田になりたいと思うような形で書かれていたような記憶があります。  そこで、お伺いをするんですが、このニューパラダイムとビジョンとのつながりはどのような形でやっていくのか、お答えいただけますか。 ○副議長(佐藤和彦) 政策経営部長 小池晃君。 ◎政策経営部長(小池晃) 2015年に町田市未来づくり研究所から「まちだニューパラダイム2030年に向けた町田の転換」として提言がなされています。ここには2030年に向けた環境変化の中で、さびれゆく町田の未来ときらめく町田の未来が示されております。  新たに策定する(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040で描く未来の姿は、まさにここに示されているきらめく町田の未来でなければなりませんが、そのためにはニューパラダイムで提言されたスマートパブリックとグリーンプラザを実現していくことが求められます。これらの提言の内容は、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040に含めていくことになります。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) もし後でわかったら、若い職員がどういう形で若い人の声を聞きに行ったかというのが、部長がわかる範囲で答えてもらったら、すごく緊張して行って打ち解けるまで、職員さんといったって、幾ら若くたって二十二、三の人たちが、私が二十二、三、二十八、九としゃべっても緊張するぐらいだけれども、15、16、17、18ぐらいだったら、子どもまではいかないけれども、緊張していたと思うので、ぜひもしわかれば教えていただければと思います。  次に、今、話をした提言だけでなくて、町田市には市が策定している分野別の計画がさまざまあると思うんです。いろいろなところでお話が出てくる都市基盤や福祉の関係など、さまざまな分野で計画が定められているんですけれども、都市計画マスタープランや地域福祉計画とか、これらが策定されていると思います。(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040と、これから策定される分野別計画とはどのような関係性を持って策定されるのですか。  また、既に策定されている計画についても、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040との関係はどうなるのかなと思うんですが、今あるものと全然違うものができても困るし、その辺のことをお答えいただければなと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 政策経営部長 小池晃君。 ◎政策経営部長(小池晃) それでは、先に高校生の話を聞いたことについてちょっとお答えしたいと思いますけれども、特に高校生から意見を言ってもらいやすい環境をつくり、表面的でない高校生の本当の気持ちを伝えてもらえるようにしたいというふうに考えておりまして、まずは高校生同士の関係づくりや高校生に一緒に検討する職員のことを知ってもらいたいということで、まあちに行って一緒にお菓子を食べながらお話をしてきたとか、それから先回、5月9日ですけれども、プレペルソナということで、まだ生まれていない、2020年2月1日生まれの女の子がいて、その子がライフステージごとに幸せになれる状況について意見交換をしたとかということで、多分自分がなりたい将来をそうやって引き出したと思うんですけれども、いずれにしても、これから本格的に作業に入っていく前のそういった準備を今進めております。  それでは、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040との関係性はということで、新たに策定する(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040につきましては、町田市におけるまちづくりの基本指針を示すとともに、市政運営の基本となるビジョンとして策定をします。都市計画マスタープランや地域福祉計画などの分野別計画は、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040で示すまちづくりの方向性に従って策定されることになります。  特に(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040と策定期間が重なる分野別計画につきましては、(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040の策定過程での議論を引き継いで議論を進めることになります。また、既に策定されている分野別計画につきましては、その内容と(仮称)まちだ未来づくりビジョンで示すまちづくりの方向性とを照らし合わせ、必要に応じて追加や変更をしてまいります。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) 今、まあちに行ったというお話を伺いまして、まあちがそういうふうに活用されるというのは、すごくまあちができてよかったなと思います。まあちがなかったら、道にいる高校生に「ちょっとちょっといい」と言ったら変なおじさんですからね。それがまあちに来ている高校生とかに、こういうことを聞きたいんだけれどもと言ったときに、初めは多分ああっという感じだったけれども、そのうちきっと打ち解けて話ができたのかなと思っております。  議会でも、議会運営委員会の皆さんが中心となって高校生との意見交換会を去年もやっていただいて、ことしもやるといって、高校生から話を聞くというような機会があって、そういう意味でこれから将来を担う子どもたち、若者たちからいろいろと聞けるというのはすごくいいことなのかなと思います。  また話が変わってくるんですが、私が議員になったころによく言われていたのが、行政は計画があると、それをなかなか変更しない。時代にそぐわなくても、そのまま行われるのはおかしい、それはおかしいんじゃないかという風潮があって、多分私も一番初めのころはそんなようなことを言っていたような気がします。  計画がないからできない、計画にあるから必要ないかもしれないけれどもやるというのではやはりよくないし、だからといって無計画になってしまうのはいけない。柔軟性を持って対応すべきなんではないかなと思います。  時代は変わってくるんですよね。私が中学生のときは、こんなに大きいパソコンのフロッピーディスクがこんなになって、CDになって、USBになって、今はクラウドで何も持ち歩かなくても大丈夫みたいなね。そんなになったりとか、あとポケットベルが――ポケットベルなんて知らない人もいるだろうけれども、ポケットベルが携帯電話になって、ガラケーというやつね。それがスマホになって、スマホなのか、パソコンなのか、タブレットなのか、何でも電話でできるような状態になって、便利過ぎるんじゃないかなというふうに思ったりすることもあって、時代は変わったな。  高校生のときに、小田急線の駅の掲示板の前で待ち合わせしていて、おくれるとか、掃除があったから、来ないなと思ったら掃除当番を忘れていたんだよとか、そんなようなどきどきわくわくが今の子はないのかと思うと、ちょっと寂しいんじゃないかなと。ぴっと、きょう掃除だからおくれるって送ればいいのかなと思うとね。  よく言うのが、余計なことですけれども、夜、イエデンに電話してお父さんが出たらどうしようとかいうどきどきとか、そういうのが今の子はないのかと思うとあれですが、便利になったならいいかなと思ったりしますが、話は違いますが、私の子どもが将来仕事につくときは、今の職業のほとんどがなくなったり形が変わってくるというふうになって新しいものができてくる。  ちょうど20年後というと、うちの息子が今8歳ですから――あっ、7歳だ。もうすぐ8歳、28歳、ちょうど仕事を始めて――仕事をしていてほしいなと思う、仕事を始めているころだと思います。確かに今、20年前には存在しなかった職業があったりとか、20年後、私、さっき計算したら70か、はぁと思いながら見据えると、予想ができないような大きな環境変化が起きるのではないかなと感じます。もうここでしゃべってはいない、70でしゃべっていたら、みんなもびっくりしちゃうかなと思うんですが、起きているんじゃないかなと感じます。  そういった大きな環境変化が起きた際には、たとえ計画になかったとしても柔軟な対応をとってほしいと思うんですが、また(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040を策定した後に、もし想定外の環境変化があったら、どのように対応するのか、お答えいただけますか。
    ○副議長(佐藤和彦) 政策経営部長 小池晃君。 ◎政策経営部長(小池晃) (仮称)まちだ未来づくりビジョン2040の策定後のお話になりますが、今もそうですが、今後、AIやICTなどを初めとしたテクノロジーの発展など、社会状況の変化がさらに目まぐるしい時代になるのだと感じております。まずは新たに策定する(仮称)まちだ未来づくりビジョン2040で示す町田市のなりたい未来の姿の実現を、目指す政策を着実に展開していくことが第一であると考えております。  しかし、議員もおっしゃるとおり、策定後にそれまで全く想定していなかった環境変化がないとは言い切れません。そのようなことがあれば、迅速に判断し対応してまいります。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) ありがとうございました。もうこれだけ時間を使ってしまったので、そろそろ3項目めを先にやれればなと、義務教育医療費のほうですね。  さっきも壇上でいろいろとお話をさせていただきましたが、みんな住むなら医療費のこと、家賃とか住宅費がどのぐらいかかるか。学費は、基本的にみんな小学校は原則公立に行く人が多いので公立だからあれですしとなると、やっぱりそこの医療費の部分かなと。幼稚園生ぐらいだと、今度は無償化になるから余り変わらなくなってくるけれども、小学校になってきて、幼稚園生でも医療費の部分はかかわってきますし、小学校に上がっても医療費がかかわってきますので、自治体各自で所得制限をなくすという取り組みを行っているところが多いかと思います。  子育て世代に住んでもらおうと、子育て世代というのは今少ないところをみんなで争奪戦と言ってはいけないですが、より多く子育て世代に住んでもらおうかということを考えている人が多いのかなと思います。  お隣の多摩市も4月から所得制限を撤廃したと聞きました。東京都内の自治体は、先ほど23区はある程度お話をしましたが、三多摩地域もありますし、また全国的にどのような状況になっているのか、お答えいただけますか。 ○副議長(佐藤和彦) 子ども生活部長 石坂泰弘君。 ◎子ども生活部長(石坂泰弘) 2019年4月現在では、多摩26市で所得制限と200円の自己負担の両方を撤廃して全額助成を行っているのは、武蔵野市と府中市の2市のみになります。所得制限のみを撤廃し、200円の自己負担を維持しているのは、八王子市、青梅市、福生市、多摩市、羽村市、西東京市、あと、ことし、2019年10月から三鷹市が所得制限のみを撤廃いたします。  なお、調布市及び国分寺市は小学校3年生まで、国立市は小学校6年生まで所得制限を撤廃しております。日野市は、所得制限はありますが、200円の自己負担を撤廃しております。本年10月から、小金井市は小学校3年生まで、先ほど言いました三鷹市は小学校6年生まで所得制限を撤廃いたします。  全国的に見ますと、全国の市区町村のおよそ8割が所得制限を撤廃しているという状況になっております。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) 医療費が無料だけれども、所得制限がある。一番多いのは200円だけれども、所得制限がないとか――一番多いんじゃないや。間違えましたね、ごめんなさいね。所得制限があって200円があるのが今のうちと一緒、所得制限がなくて200円というのもあって、所得制限があるけれども無料なのと、どれがいいのかなって。  いろいろと考えたりはするんですが、でも広い方々に恩恵を受けてもらう、また流入人口、ゼロから14歳の現役世代の方々に引っ越してきてもらうのは所得制限がないほうがいいのか。町田市は、かつては――今もベッドタウンなのかもしれないですが、かつては、バブルのころはすごく高い住宅があったり、「金妻」の舞台になったりとか、すごく古過ぎるかもしれない。「金妻」すらわかんない人もいるよね。  そういう中で、ある程度のそういう住宅街があって、町田に住むというのは、ある程度所得がないと住めない部分というのは、いろいろな自治体に払う経費という意味ではなくて、住宅のマンションのローンとか、家のローンとかいろいろとあって、所得がある程度の一定基準以上の俗に言う所得制限を超えるような方々がふえてきているのかなという部分はあるんですが、このように今現在、ちょっとこの間、小耳に挟んだ、委員会か一般質問で聞いたのか記憶が定かではないですが、所得超過でこの制度、マル子って言うんだよね。たまにマル子って聞きそうだけれども、義務教育就学児医療費助成制度について、制度を受けられない人はどのくらいいて、また、この所得制限を撤廃して、200円の段階の所得制限を撤廃した場合、所得制限撤廃して200円を1回払うような形にした場合、どうなのかなというふうなのはお答えいただけますか。 ○副議長(佐藤和彦) 子ども生活部長 石坂泰弘君。 ◎子ども生活部長(石坂泰弘) 所得限度額、こちらは税法上の扶養人数によって異なるんですが、扶養人数が2人の場合、年間の所得が706万円で所得制限の対象になってきます。2018年度の実績から推計いたしますと、7,800人弱が対象となります。これは対象年齢の児童のおよそ23%が所得制限の対象になっているというふうに見込んでおります。  所得限度を撤廃した場合、およそどのぐらいの支出になるかというところなんですが、こちらは200円の自己負担を維持した場合に、インフルエンザの流行とかがあるとちょっとふえちゃうんですが、平均的に言いますと約2億円の負担増となります。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) その分、税収がふえればいいかなと思ったり、さっきのふるさと納税でそんなのやってみたらおもしろいのかなとか、いいのか悪いのか、それが返礼品にならないけれども、返礼品になっちゃうのか、わかりますか。  子どもの医療費の所得制限を撤廃して、これにするために、ふるさと納税してくださいと。今、市民だと返礼はいけないんだけれども、逆にぐるっと回ると返礼になっちゃうのかなと一瞬思ったんですけれども、その辺は思いつきなもので申しわけないんですが、ちょっとおもしろいかなと思いました。  ただ、よくいろんなところで耳にするのが無料にするとコンビニ受診――コンビニ受診という言い方は余り好きじゃないんですが、それが一番わかりやすい言い方なのかなと思って、ちょっとすりむいた、ちょっと何かが痛いというだけで受診をしてしまう人がいて、実は私、息子が鎖骨が痛いと言ったときに大したことないだろうと思ったんだよね。何を泣いているんだろうと思ったら、あらっ、ぽっきり折れていますと言われて、ああ、よかった、病院に行ってと思った。あそこまで泣くとは思わなかったらね。シクシクシクシクって、「どうしたの、大丈夫」と言ったら「お母さん、話しかけないでくれる」とさすがに言われました。あっ、よっほど痛いんだなと思って。  だからといって病院に連れていかないのではなく、病院にはしっかり連れていったんですが、るる話をしながら、通院1回につき200円、所得制限を撤廃するには、やはりこれを維持していくべきだなというふうには考えるんですが、その辺はどう考えますか。 ○副議長(佐藤和彦) 子ども生活部長 石坂泰弘君。 ◎子ども生活部長(石坂泰弘) 子どもの医療費の無料化につきましては、緊急性のない軽症でも夜間や休日を問わずに救急外来などの医療機関を受診するなど、倫理感の欠如を招くことがないように施策を進めることが重要であると考えております。そのため、200円の自己負担、こちらは維持する方向で検討をしてまいりたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) うちの息子がおっちょこちょいなのか、息子の話ばかりして将来怒られそうだけれども、よくけがをするもので、うちの子は目の上を2回ほど、3針、4針ぐらい縫っていて、今回は右側の鎖骨を折って、今、水いぼで、鼻はいつも青っぱなを垂らしているような昔ながらの男の子みたいな感じなんですが。  そういう感じで、男の子は特に、女の子も、男の子、女の子と言ったらいけないかもしれないけれども、小学生になってくると結構けがをしてくることが多くて、幼稚園生ぐらいだとすりむく程度だったんだよね。今は大きなけがをしてくるので、そういう意味で、こういう形で所得制限撤廃していっていただけたらすごくありがたいなというふうに思います。  先ほどからお話をさせていただくと、住宅情報誌なんかもいろいろと比べると、子どもの――私はなかなかうまく行けないんだけれども、ここの区の小学校がいいとか、ここの市の小学校がいいというところにはたどり着けなかったりする。今、不動産業者さんので、そういうのが見られるサイトがあるんですよね。それを見ながら、なぜか私はそこに行けないんだけれども、きっと下手なんですね。  そういう中で医療費の助成の問題とか、さまざまなことがあって、やはり子育て世代の方々に選ばれる町といって、全ての子育て世代、特に705万円というと高所得者なのかというと、俗に言う中間層と言われるところで、一番厳しい世帯だというふうに、変な話、2,000万円、3,000万円超えちゃうと、そんなに稼いでいたらいいなと思うんですが、超えてしまうと、そういう人に言わせると、それでもみんな稼いでいても、なぜかお金がないと言うんだね。  あれなんですが、ちょうどそのぐらいの人たちだと、所得制限がかかってしまっていろいろな手当がもらえなかったり、さまざまなことが起こって一番厳しいところかな。特に子どもたちが中学生、高校生になってくると、本当に厳しくなってくるというのはよく耳にします。  そういう意味で、全ての子育て世代に暮らしやすい環境を提供するという必要性もあると思いますし、今は現役世代とか生産年齢人口とかいろいろ言い方はありますが、やはり納税者をふやしていくためにも、こういう施策をしっかりとやっていくことがいいのかなと思いますよ。  よく言うのが、税金を払っているけれども何の恩恵もないって。本当はみんな恩恵を受けているんだよ。信号もあったり、小学校があったり、道路があったり、警察があったり、そうなんだけれども、小学校に上がっても受付に行って「医療証は」と聞かれるんですよね。「ないです」と答えると、「医療証はって聞かれるんだけれども、あやりさん、何っ」、ああ、それは所得がって、「えっ、何で」というような、何で私が怒られているんだろうと思いながら、何でって言われることが多いので、ぜひこれは少しずつでも進めていっていただけたらなと思います。  何か検討してしっかりとやっていただければなと。いい答えをもらいながら、どんどんいろいろと聞いて申しわけなかったなと思いつつ、もっと詳しく聞きたかったので聞いてみました。ありがとうございます。  では、最後に避難施設別避難者数の推計についてお話をします。さっき副市長も私も言っていましたけれども、改善されたんだからいいかなというふうに思います。  ただ、避難施設の避難者数については、数日間は一時的に多くなるとは思うんですが、その後には、自宅には被害がないけれども、災害に驚いたり不安になって避難施設に来てしまったりとかあったりするんですが、また過度に避難施設に避難しないほうがストレスもかからなくて、またプライバシーも守られる。  町田市にはないかもしれないけれども、避難施設でさまざまな事件が起こったり、事故が起こったり、女の人は避難しにくいとか、子どもは怖いとか、小さな子どもがいると、さっきもちょっと昼休みにネットニュースを見たら、福岡のほうの方々の取り組みで、もし小さな子どもがいたら――全部は読めていないんですけれども、小さな子どもがいたときに災害に遭ったときにどうしようかといったときに、子どもに静かにしていなさいなんて言ったって、静かになんてしていないんだから、さっきから言うけれども、うちの息子はお尻を椅子につけるということが課題でいるぐらいなんだからというふうに思いながら、そういう意味でやはり子どもがいたり、何がいたり、家のちょっと避難できるかなというようなところで、プライバシーを守ることもできるし、市としても自宅で生活するようにお知らせしていくべきだと思うんですが、その辺はいかがですか。 ○副議長(佐藤和彦) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 確かに、国内の災害でも、ご自宅に大きな被害はないけれども、不安になって避難施設に来る方が多いということも聞いたことがございます。  議員ご提案のとおり、避難しなくてもいい方は避難しないほうがプライバシーが守られたり、あと、お子様の事例も出されましたけれども、ストレスもかからないだとか、そういったこともございますので、これまでも町内会・自治会などからお申し込みがあったときに、防災講話などでお知らせはしてきましたが、この機会に広報紙なども含めまして、また防災フェアだとか、いろいろな今までやっていない場面におきましても、しっかりとお知らせすべきかと考えております。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) ぜひそれで、以前はいろいろ話をすると、自宅で避難はしないでください、避けてくださいみたいな答弁があったのが大分進んで、あのとき強く言われた部長には申しわけないけれども、強く言ってよかったのかなと思ったりもするんですが、そういう意味で、ほかにも町田市内、うちの本町田のほうも一軒家が結構多かったりするので、自宅の敷地内に簡易的なテント、今、アウトドアをやられる方、1人キャンプがはやっているという話もあるけれども、アウトドアで敷地内にテントを建てて、そこで避難生活をしたり、余りいいか悪いかわからないけれども、車中泊をしたりする避難者の方もいるかと思うんですよね。  そのような避難施設に行かない、以前はテントでは避難をしないでください、避難施設に来ない方は避難者にカウントしません、物資も行きませんみたいなご答弁だったようであるんですが、避難施設に行かない避難者に対しての対応はどのようにする予定があるか、お答えいただけますか。 ○副議長(佐藤和彦) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) ご自宅にとどまることができないような被害に遭われた方につきましては、敷地内に例えばテント泊だとか車中泊だとかする方がいると思います。そういう方は、建物の全壊、半壊、焼失による避難者の数字の中でカウントしておりますので、そういった方の物資は備蓄がございます。  また、ご自宅にいることはできるんですけれども、念のため敷地内でそういったところにいる方につきましては、在宅避難者を含む避難者数の数字に入ってございますので、そういった方の分も備蓄がございますので、そういった方にも配分できるよう考えております。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) 何かすごくよくなってきているような気がして、やったかいがあるなと。こういうのは質問をやったかいがあるなと思ってうれしいなと思うんですが。  次に、避難者推計の結果に伴う対策で、計画面、運用面で進めていくというふうになっているんですが、この計画面と運用面に対してはどういうふうに取り組んでいくのかなと。また形だけではなくて、きちんとそういう方向性が、今の話を聞いていると結構いい答えが返ってくるんじゃないかなと思うんですが、どうなんでしょうか。 ○副議長(佐藤和彦) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 検討はまだ細かいところまで、今後やるので、大まかな話になってしまうかもしれませんが、まず運用面につきましては、避難施設の開設後の開設運営というのは、各避難施設ごとに避難施設関係者連絡会でお話をすることになっております。  多くの避難者が見込まれる避難施設では、副市長からのお答えの中にもございましたが、段階的に開放することになっている特別教室などを早い段階から開放しなければなりませんので、避難者施設関係者連絡会に市の職員も行きますので、そこでしっかりと説明をさせていただきます。また、それを受けて施設ごとに必要に応じて、避難施設開設マニュアルの中にも必要な修正があれば、しっかりとしていくように考えております。  また、ことしは地域防災計画の修正をすることになっておりますけれども、その中にも必要なことについては反映させなければなりませんが、一例で申し上げますと物資の整備がございます。これは置く場所、再配分するというのは、先ほど申し上げましたけれども、実行していきたいと思います。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) 先ほどの2つ目の各避難施設ごとの避難者数について、推計事業の結果、避難施設ごとのきめ細やかな対応や地域定数に合わせた対策を進めることができると。さっき言った、あのときも玉川学園地域は町田第五小学校しかない。コミュニティセンターはあるけれども、あのエリアで町田第五小学校といったら、かなり遠くから、奈良北のほうからも来る。来られないだろうなと思いつつも、その辺もあると思うんですが、こういうことを行ったことによって可能になったこと、市民に対してのメリットというのは何かあるんですかね。 ○副議長(佐藤和彦) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 町田市は近隣市と災害時の相互応援協定というのがございますけれども、そこには市の境に近い避難施設を、どうしても事情が難しい場合には相互利用しようという取り決めがございます。そのときに近隣市、多摩市だとか、今回、南多摩部を全てやりましたので、隣接する多摩市だとか八王子市だとか、そういったところで余裕がありそうなところというのがお互いにわかりましたので、相互利用も含めまして広域的な対策につながることも可能と考えております。 ○副議長(佐藤和彦) 33番 熊沢あやり議員。 ◆33番(熊沢あやり) 先ほど答弁にもあって、東京都にもこの件でやってよかったよというようにしてもらったという、あのとき実はやり過ぎたかなと思って反省した部分もちょっとあったんですが、やり過ぎだったこともあるけれども、やり過ぎたからよかったのかなと思いながら、こうやって一生懸命質問を受けてくれた部長がいたから、これがかなったのかなと思っております。  これは要望になってしまうんですが、私立の小中学校は、皆さん市外から通っている子たちが多いので、もし学校の途中で避難、災害に遭ったときには、私立の小学生は避難ができるようになっているらしいんです。それは配られて、ここの小学校に、ただ、女子校には男の子は行けないとか、男子校に女の子は行けないというのはあるけれども、町田にある私立の小学校は、なかなか沿線の人たちが来るということはないですけれども、そういう形で相互的に避難ができるというふうになっているんですね。  今回は、この質問とはちょっとずれてしまう部分があるので、お話だけさせていただくと、公立の小学校においても、私立の小学校の子たちが通学路で、小中学校の子たちが、私立に通っている子たちが前を通ったときに避難できるような、家に帰っても保護者がいるかどうかわからないから、セキュリティーの問題とか、いろいろとあるかもしれないけれども、基本的に災害があったときに避難してきた子に、あっ、済みません、あなたは学校が違うから入れませんよということはしないとは思うんですが、できますよ、あなたの通学路の近くに、いつも通っているところと1本隣の道にはありますよというようなアナウンスをしてあげると、前の3月の震災のときとか、子どもが帰って不安だったりとかいろいろあったことを考えると、いいのかなとも思います。  もう1個は、この質問をしたときにもう1つあったのは、町田地区の情報を集めるのは、町田地区以外は忠生、鶴川、堺、南は市民センターがあるから、市民センターを通じて情報を収集するけれども、町田地区は市民センターがないから、町田地区はそのまま市の防災安全部にぼんと行くというのは何とか改善できませんかねということが、ここの質問のときの課題であったかと思うので、ぜひそれを思い出して取り組んでもらえればなと思います。  もう1点、これは苦言でございます。避難施設の件でインターネットで調べておりました。2018年9月4日更新のインターネットなんですが、本町田西小学校と本町田中学校が避難施設として書いてありますので、ぜひ訂正、改善をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わります。 ○副議長(佐藤和彦) 休憩いたします。              午後2時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時30分 再開 ○議長(若林章喜) 再開いたします。  あらかじめ会議時間を延長いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。  29番 大西宣也議員。    〔29番大西宣也登壇〕 ◆29番(大西宣也) それでは、通告に基づきまして質問をいたします。  1、図書館長期勤務者について。  これで2回目でありますけれども、4月の人事異動の結果はどうなったかということ。  2番目は、オリンピックに向けて日本文化の発信をどうするのか。  小中学校での取り組みについてもお伺いをするところであります。  それから3番目、自衛隊に対する協力について。  どのような協力要請があるのか。  それにどのように対応するのかということであります。  それから、特殊詐欺について。  町田市内の被害の状況はを伺います。  それから5番目、───────────────────────────────────── ────────────────────────────────────────  以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(若林章喜) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) 大西議員のご質問につきましては、教育委員会及び担当からお答えを申し上げます。 ○議長(若林章喜) 生涯学習部長 中村哲也君。 ◎生涯学習部長(中村哲也) 項目1の図書館長期勤務者について(その2)の(1)4月の人事異動の結果はどうなったかについてお答えいたします。  2018年度の図書館の常勤職員数は66人で、そのうち10年以上図書館に勤務している職員は20人でございました。2019年4月1日付の人事異動では、図書館での勤務年数が10年未満の職員が4人退職し、2人転出いたしました。また、10年以上20年未満の職員が1人、20年以上の職員が1人転出いたしました。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 項目2のオリンピックに向けて日本文化の発信はどうするのかの(1)の日本の文化の発信はどうするのかについてお答えいたします。  2019年9月から開催されるラグビーワールドカップ2019や2020年7月から開催される東京2020オリンピック・パラリンピックは、日本の文化や町田市の魅力を世界に発信する絶好の機会であると考えております。町田市では、この機会を生かし、町田市文化プログラムを推進して、いつでもどこでも誰でもあらゆる文化を楽しむ町の実現を目指しております。町田市文化プログラムは、市民や文化団体等が行う文化を発信する、海外との交流、感性を育てるといった視点が含まれる文化芸術活動を応援するものでございます。  実施された文化芸術活動のうち、これまでに日本文化の発信を行ったものといたしましては、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念したそれぞれの国の伝統的な弦楽器を用いての演奏会や鶴川の古民家を舞台とした尺八の演奏会、相原駅西口での竹灯籠と竹オブジェのライトアップなどがございます。2019年にはラグビーのナミビア代表へのおもてなしといたしまして、日本文化の体験の機会を設けたいと考えております。また、10月から国際版画美術館で浮世絵をテーマとした展覧会を開催いたします。これらの取り組みで得られる経験を活用して、市内の文化団体とも連携しながら、今後の日本文化の発信につなげていきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 項目2の(2)の小中学校での取り組みはについてお答えいたします。  オリンピック・パラリンピック教育では、ボランティアマインド、障がい者理解、スポーツ志向、日本人としての自覚と誇り、豊かな国際感覚の5つの資質の育成を目指した取り組みについて、各学校で取り組みを進めております。特に日本人としての自覚と誇りを育成する取り組みとしては、茶道教室や琴の演奏、狂言の公演など、各学校の創意工夫により日本の伝統文化に関する取り組みが進んでおります。今後とも日本の伝統文化、芸能に触れ、日本の文化の価値に対する正しい理解を深めるとともに、多様な文化に対する幅広い理解を育めるように各学校での取り組みを全校に発信していきたいと考えております。
    ○議長(若林章喜) 総務部次長 高橋晃君。 ◎総務部次長(高橋晃) 項目3の自衛隊に対する協力についてに一括してお答えいたします。  自衛隊からは例年、自衛官募集等の推進についてということで、防衛大臣及び自衛隊東京地方協力本部長から協力要請の文書が来ております。主な内容としましては大きく2つあります。1点目は、自衛官募集業務への協力、2点目は、退職自衛官の活用についての要請となっております。そのうち1点目の自衛官募集業務への協力については、従前から実施しております。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 項目4の特殊詐欺についてと項目5の────────────────────────────についてお答えいたします。  まず、項目4の(1)町田市内の被害の状況はについてでございますが、警察の発表によりますと、都内における特殊詐欺被害件数は増加傾向であり、町田市においても同様のことでございます。町田市内における特殊詐欺被害件数は、2016年――こちらは暦年でございます――は60件、被害額は約1億9,000万円、2017年は120件、被害額は約2億9,500万円、2018年は152件、被害額は約2億3,000万円でございます。2018年の被害件数を人口10万人当たりで比較すると、都内の市区町村の中で多いほうから8番目となっております。  次に、項目5の(1)─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。(「議長、議事進行に関する動議」「賛成」と呼ぶ者あり)32番 殿村健一議員。 ◆32番(殿村健一) ただいまの29番議員の一般質問の中で、────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────市長の答弁がありましたが、この内容の一般質問は、町田市の一般事務に関する質問としては不適当であると考えますので、この質問の取り下げを求めます。  その理由は次の2点です。  第1に、質問で示されている内容は、──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────  第2に、─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────  以上の理由で、29番議員の5項目めの一般質問について取り下げていただきたく、議長において議事の取り計らいをお願いします。 ○議長(若林章喜) 休憩いたします。              午後3時43分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時47分 再開 ○議長(若林章喜) 再開いたします。  休憩中、議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。  議会運営委員長 三遊亭らん丈議員。    〔議会運営委員長三遊亭らん丈登壇〕 ◎議会運営委員長(三遊亭らん丈) 本会議休憩中に議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果をご報告申し上げます。  殿村健一議員より提出された発言取り消しを求める動議の取り扱いにつきましては、意見の一致を見るに至りませんでしたので、本会議においてお諮りをし、その結果に基づき、議長において措置することといたします。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(若林章喜) 32番、殿村健一議員から発言の取り消しを求める動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。   ―――――――――◇―――――――― △議事日程追加の1 日程第1   ―――――――――――――――――― ○議長(若林章喜) この際、発言の取り消しを求める動議を議題とし、採決いたします。  お諮りいたします。本動議の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(若林章喜) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林章喜) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本動議は可決されました。  29番、大西宣也議員に申し上げます。質問項目5の部分について、演壇で発言した内容において不適切なので、お取り消し願えませんか。  29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) その措置については従いません。 ○議長(若林章喜) 取り消す意思がないようでありますので、議長において大西宣也議員が質問項目5の部分について演壇で発言した内容において、不適切なので発言の取り消しを命じます。  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。  29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 何かここのところ2回ばかり私の発言によって議会が何か長時間にわたって混乱をしていることについては私の不徳のいたすところというふうに反省をするわけでありますが、これで終わるわけではないと、こういうふうに思っております。  今の議長命令につきましては、私は不服がありますので、東京都知事宛てに審決申請をいたします。ということで皆さん、頭の中に入れておいてください。都知事に判断を求めるということであります。  ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────(「議事進行に関する動議」「発言中だよ」と呼ぶ者あり)──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────。(「議長、動議」と呼ぶ者あり) ○議長(若林章喜) 発言中なので。 ◆29番(大西宣也) ──────────────────────────────────────────  次に、1番目の通告内容であります。図書館の長期勤務者についてでありますけれども、4月の人事異動の結果どうだったということでございます。私が非常に不思議に思っていることは、図書館の配置の状況でありますけれども、20年以上の職員が16人もあの図書館にいるということであります。これは一体なぜそんなことになっているのか。これは私はどうも何か暗くて深い闇があるような気がしてしようがないんですよ。ほかの部署では、こういう状態のところはどこもないですよ。いろいろ調べたけれども、図書館だけですね。こんな異常な状況、私にしてみれば異常な状況が続いているというふうに考えたわけでありますけれども、なぜこんなことになったのかということをちょっとご説明いただきたいと思います。(「議長、議事進行に関する動議」と呼ぶ者あり) ○議長(若林章喜) 32番 殿村健一議員。 ◆32番(殿村健一) ただいまの29番議員の発言の中で、この町田市議会について、こんな───議会があるかというような内容の発言がありました。  また、私が先ほど動議を出して、議長において発言の中止ということが言われた中においても、また繰り返されるということがありました。よって、議長において先ほどの不当な発言の部分については取り下げを求めたいと思います。 ○議長(若林章喜) 休憩いたします。              午後5時55分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後8時08分 再開 ○議長(若林章喜) 再開いたします。  休憩中、議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。  議会運営委員長 三遊亭らん丈議員。    〔議会運営委員長三遊亭らん丈登壇〕 ◎議会運営委員長(三遊亭らん丈) 本会議休憩中に議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果をご報告申し上げます。  殿村健一議員より提出された発言取り消しを求める動議の取り扱いにつきましては、意見の一致を見るに至りませんでしたので、本会議においてお諮りをし、その結果に基づき、議長において措置することといたします。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(若林章喜) 議会運営委員長の報告は終わりました。  32番、殿村健一議員から発言の取り消しを求める動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  殿村健一議員から、先ほどの発言取り消しを求める動議の内容を再度発言願います。  32番 殿村健一議員。 ◆32番(殿村健一) 29番議員の先ほどの発言の中で───────から───────────────────────の部分については、議会全体に対する不適切な発言であり、取り消しを求めます。  また、その次の────────────────から─────────────────────まで、最後までということになりますけれども、─────────────────────────────────────────────────────市の一般事務として不適当であると判断し、削除を求めます。  なお、詳しい内容については、速記録の写しがお手元に配付されておりますので、ごらんいただきたいと思います。   ―――――――――◇―――――――― △議事日程追加の2 日程第1   ―――――――――――――――――― ○議長(若林章喜) この際、発言の取り消しを求める動議を議題とし、採決いたします。  お諮りいたします。本動議の賛否について、表決ボタンを押してください。    〔表決ボタンにより表決〕 ○議長(若林章喜) 押し忘れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林章喜) なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって本動議は可決されました。  29番、大西宣也議員に申し上げます。お聞き及びのとおりの部分が不適切なので、お取り消し願えませんでしょうか。  29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 取り消しはいたしません。 ○議長(若林章喜) 取り消す意思がないようでありますので、議長においてお聞き及びのとおりの部分が不適切なので、発言の取り消しを命じます。  29番、大西宣也議員より発言の申し出がありますので、この際、これを許します。  29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 私の発言について不穏当な部分があれば、議長において措置をお願いいたします。 ○議長(若林章喜) ただいまお聞き及びのとおり、議長にその措置を一任したい旨の申し出がありましたので、議長において後ほど速記録を調査の上、措置いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林章喜) ご異議なしと認めます。よって大西宣也議員の申し出については、議長において後ほど速記録を調査の上、措置することに決しました。  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。  生涯学習部長 中村哲也君。 ◎生涯学習部長(中村哲也) 図書館につきまして、長期勤務者が多くいることについて、なぜこんなことになったのかという内容のお尋ねであったかと思います。  図書館では、以前は常勤職員に司書資格を公費で取得させており、その資格を取得した職員を生かすために、図書館での業務を継続させるようにしてまいりました。また、嘱託員については、司書資格を持つことを必須として任用しておりますので、そのような専門資格を持つ嘱託員の指導監督には司書資格や一定の経験年数を持つ常勤職員が必要であるとこれまでは考えてまいりました。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) ご説明いただきましたが、とても納得できる内容ではございません。でも、きょうは大分時間が押していますので、この件については質問を終わります。  続いて、オリンピックに向けて日本文化の発信はどうするのかということでお答えをいただきたいと思いますが。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 東京2020オリンピック・パラリンピック期間中は、大会を観戦するために日本に来て、町田市に宿泊したり、買い物などのために訪れたりする外国からのお客様もふえるかと思います。具体的な内容は今後検討してまいりますが、そのような方々が日本の文化、芸術に触れることができる場を創出したいと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。
    ◆29番(大西宣也) これも、とにかく日本の文化を発信するためにはということで、いろいろお話を聞いておるところによると、かなり町田市の文化協会も、そういうことのお手伝いをお願いしたい、するというようなことも話を聞いておるわけでありますが、ただ、私もちょっと文化協会に関係をしておりまして、現在も関係しているんですが、予算というのはほとんど立てないで、皆さん、手弁当でやっていただけませんかみたいな感じがすごくあるんですよ。それはやっぱり受けるほうとしては大変な話です。  だから、依頼する場合にはきちっと予算をつけて、このことでお願いをしたいということで依頼をしないと、本当に文化協会の人たちも大変な状況を私はよく見ておるわけでありますので、ぜひ今後そのことをどういうふうにされるかということをちょっとお答えいただきたい。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 今後、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピックに関連して、日本文化の発信の機会を市内の文化団体と連携して設ける場合には、必要な費用については予算から支出することになります。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) わかりました。ぜひそのようにしていただければというふうに思います。  それから、小学校、中学校の取り組みでありますが、その前に町田市というか、日本の国というのは、どっちかというと学校なんかで平日に日本の文化の例えば象徴だろうと思っているんですが、国旗を全く掲揚していない状況であります。外国の人は来たときに、やっぱりそういうものについては非常に敬意を表されるわけでありまして、そういうことについて学校では、そういうことをオリンピックに向けてやっていかないかということでありますが、いかがですか。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 小中学校の国旗の掲揚につきましては、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するように指導するものとすると学習指導要領では示されております。行事における国旗の掲揚につきましては、各学校が実施する行事の意義や狙いを踏まえて判断しているところでございます。  また、学習指導要領の社会編においては、国旗と国歌の意義について、第3学年から第5学年において、国旗にかかわる指導では、国旗と国歌はいずれの国も持っていること、国旗と国歌はいずれの国でも、その国の象徴として大切にされ、互いに尊重し合うことが必要であること、このようなことを受けて学校では、それぞれの児童が選択して調べた国の人々の生活などについて互いに発表し、考えたことを話し合う学習活動を位置づけることなどにより、外国の生活や文化の違いに触れ、その違いを理解し、尊重することが外国の人々とともに生きる上で大切であることを考えることができるよう指導しております。  このように、学校における国際理解教育は学習指導要領をもとに行われるものであり、国旗の掲揚というのも1つでありますが、それだけということではないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 私が言っているのは、そういうことをやりませんか、国旗の掲揚をしませんかということを聞いているんですよ。今の前段でお話ししたようなことじゃなくて、要は私は小学校や中学校に国旗を掲揚されませんか、そういうことを質問しているんです。 ○議長(若林章喜) 学校教育部長 北澤英明君。 ◎学校教育部長(北澤英明) 国旗の掲揚については、先ほどお話しさせていただきましたように、各学校で実施する行事の意義や狙いを踏まえて判断しているところでございまして、通常国旗を上げるかどうかについては学校の判断という形になります。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 議論が全然かみ合わないので、ぜひ私は掲揚するようにしていただきたい。学校の判断と言うけれども、教育委員会から、そういうことを相談することだってできるじゃないですか。全部学校にお任せというのもおかしな話だと私は思っております。  今度、市の施設でありますけれども、市の施設についても、今、平日に国旗を掲揚されている場所というのは何カ所ぐらいありますか。 ○議長(若林章喜) どなたが答弁しますでしょうか。(「わからなかったら後でいい」と呼ぶ者あり)では、そのまま質問を続けてください。 ◆29番(大西宣也)(続) それでは、後でちょっと答弁していただいて。  それから、自衛隊に対する協力でありますけれども、先ほど答弁もありましたが、今、防衛大臣から2つ、1つは名簿の提出を紙媒体か、あるいは電子媒体で出してもらいたいということ。それからあと、退職自衛官のキャリアのある人たちを採用してもらえませんかと、こういう2つの大きな要請があるというふうに思いますけれども、自衛隊募集の名簿等についてはわかりましたし、よくやっていただいているということで自衛隊の方も非常に喜んでおられますが、あと退職自衛官の災害に対するキャリアだとか、その人たちを何らかの形で採用して、今後の災害に備えていくというようなことは考えておられるのかどうか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 退職自衛官の採用につきましては、平時にどのような業務を担当してもらえるかなどの課題もございますので、防災部門で採用する予定はございません。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) では、平時にどういう仕事ができるかということ、話し合いでわかってくれば採用することもあり得るということですか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 町田市として、どういうことをしていただくかということを想定しておりませんので、採用する予定はございません。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) では、ぜひ想定してこの次の議会で答弁をしていただきたいと思います。  それから、今度は4番目の特殊詐欺について、町田市の状況は、被害状況というのは非常に少なく――非常にじゃないけれども、去年から比べたら少なくなっている、こういうふうに伺っているわけでありますが、今、町田警察で生活安全課にいろいろ問い合わせをしたりして伺っているところによると、町田市のほうにぜひ電話で何か撃退する電話というんですか、そういう装置もあったりとか、あるいは電話もあるというようなことですが、その装置についてはなかなか町田市のほうが協力をしてもらえないというようなことを言っておりますが、それは事実ですか。 ○議長(若林章喜) 総務部次長 高橋晃君。 ◎総務部次長(高橋晃) 済みません、先ほどの常時国旗掲揚している施設ということで、5月1日の改元のときに調査したところなんですけれども、常時掲揚している施設としては、市庁舎、忠生市民センター、総合体育館、サン町田旭体育館、あと鶴見川クリーンセンターがございます。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 自動通話録音機の件につきましては、これは市は協力しないということではございませんが、現状の都の制度が市主体でやった場合に都が補助するということになっておりまして、特殊詐欺被害の防止も含めまして、犯罪の予防というのは、警察法によりますと、警察は国や都道府県の役割であり、警察の役割の中に犯罪の予防というものが規定されておりますので、東京都が主体の制度になるよう東京都に要望を続けているところでございます。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 市の国旗を掲揚している場所が5カ所、この5カ所に限定されている理由、それから今後ほかの施設には掲揚する気があるか、ないかどうか。 ○議長(若林章喜) 総務部次長 高橋晃君。 ◎総務部次長(高橋晃) 5月1日の令和の改元の際にも、国から要請がありまして、市としては、そういう設備があるところというところで対応しております。これから例えば国旗を掲げるにしても、ポールの設備がありますので、できるところで国旗を掲揚するということでございます。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) そうすると、そういう施設があるところというのは何カ所ぐらいありますか。 ○議長(若林章喜) 総務部次長 高橋晃君。 ◎総務部次長(高橋晃) 5月1日の改元のときに掲揚した施設は、先ほど挙げたもののほかに小山市民センター、陸上競技場、成瀬クリーンセンター、あとはほかにも博物館、自由民権資料館で5月1日に関しては掲げております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) そうすると、大体この10カ所については、オリンピックに向けて掲揚ができるということでしょうか。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 東京2020オリンピック・パラリンピックに関連して、国から国旗掲揚の協力要請があった場合には対応をしていきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 随分何か消極的で、国から要請がなきゃ国旗の掲揚はできない、そんなばかな話はないでしょう。どうして国の要請がなかったらできないんですか。 ○議長(若林章喜) 文化スポーツ振興部長 黒田豊君。 ◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 繰り返しになってしまいますが、国からの要請に基づいて対応をしていきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) その理由がわからないと言っているの。何で国から要請がなければ国旗の掲揚ができないの。じゃ、市役所に国旗を掲揚してくれって国から頼まれているんですか、そんなことないでしょう。最初の何カ所かについては、自分たちで掲揚しているはずですよ。国から要請があったんですか、それは違うでしょう。もうちょっと真剣に、オリンピックに向けて何ができるんですかって聞いているわけですから、よく検討しておいてください。  それから、詐欺の話でありますけれども、犯罪の予防は全て警察法に基づいて警察署がやるんだ。じゃ、町田市は犯罪予防について何にもやったことがありませんか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 先ほど自動通話録音機は、法律の趣旨に基づき、東京都主体の制度になるよう要望を続けていると申し上げましたが、あくまでも主体となってやるのが東京都であるべきと申し上げているところでございます。  これまでも防犯、犯罪の予防にかかわる業務をやってきておりますけれども、これは計画で言いますと、安全安心まちづくり推進計画というのを町田市では持っておりますけれども、そこの中でも地域の安全安心を確保するために、市民、警察、あるいは事業者と一緒に協力してやっていこうというところを掲げておりまして、そういう役割を市がやってきていると認識しております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) そうすると、被害に遭う人たちを東京都がやりなさい、町田市がやりなさいといって、綱引きばっかりやっていて、本当に被害に遭っている人たちの救済はどうやって救済ができますか。この話は、電話の関係は東京都が主体だから、あなたのほうでやれ、東京都は町田市でやれ、そういう話ばかりで、それは駆け引きでしょう。結局、犯罪はちっとも減らないという話じゃないんですか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) この件につきましては、19番議員からもご質問をいただきまして、そのときも申し上げているんですが、あくまでも東京都主体になる制度でやるべきということで、直接副市長が都庁に行きまして要請をしたところでございますが、これからもしっかりと東京都にこの町田市の考え方を伝えてまいります。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) そうすると、行かれた副市長にお尋ねをしますけれども、見通しはどうなっているんですか。 ○議長(若林章喜) 副市長 木島暢夫君。    〔副市長木島暢夫登壇〕 ◎副市長(木島暢夫) 特殊詐欺の対策、いわゆる機器の設置等につきましては、先日、私も東京都のほうにお伺いをいたしまして、いわゆる東京都主体でやっている中で、東京都といたしまして、そのやり方について、一通りのやり方ではなくて、例えば直接市民あるいは都民に対して、何らかの補助的なものの取り組みができないか等を含めまして要望してきたところでございます。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 私が聞いているのは、そうやって、防災安全部長が言うところによると、東京都にお願いに行っていますと、今、副市長も行ってきましたということですが、だから、見通しというのはどうですかということを聞いているんですよ。それを答えてほしいんです。  そうでなきゃ、結局、被害者がどんどんふえるだけでしょう。減るわけじゃないですから、一番困るのは町田の市民ですよ。あなた方がこうして綱引きをやって、だって、その間に犯罪がとまってくれればいいですよ。そうじゃなくて現実にいっぱい起きているわけですから、だったら、どうすれば一番いいのか。市民のためのことを思ったら何が一番いいか、そのことをお答えいただきたいんですが。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 見通しにつきましての明確な回答は東京都から得ておりませんけれども、町田市の考えはしっかりと聞いていただいていると認識しております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 質問の趣旨をよく理解してくださいよ。だから、いつごろそういうことができるのかということを聞いているわけです。あと3年後ですか、5年後ですか、そういう話になったら、どう答えるんですか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 済みません、わかりにくい回答でしたが、明確にいつごろというめどについての回答を得ていないものですから、この場で明確にいつごろということは申し上げにくいところでございますが、町田市の考えはしっかりと聞いていただいたんだと認識しております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) これは6月15日の産経新聞と読売新聞に出ておりましたけれども、立川警察で防犯グッズというのか、受話器のところにテープを張りつけておけば、受話器を持ち上げるとお金の話、カードの話、それは詐欺です、だまされないでなどという音声が流れるんだと。それは本人、相手、かけてきた人にも聞こえるし、自分のほうにもわかっていて、それを立川警察では300円で発明したものを売っているんだそうですよ。たったの300円。そんなものでも随分役に立つ。  今、黒電話は録音装置というのはつけられないんだそうですね。その録音装置をつける人だって、やっぱり何千円か、高いのは七、八千円かかるといったかな。そういうことだとか、あるいはこのテープは300円でできるって言うんですから、そういうものだったら結構、東京都がやってくださいとか、そんなことじゃなくて、いろんな方法があるわけですから、そういう中で1つ検討したらどうですか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 今ご紹介いただいた立川警察署の取り組みにつきましては、町田にも警察がございますので、立川警察署でやっている取り組みについては警察を通して情報を得てみたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) とにかく一番困るのは弱者ですよ。被害に遭う人、その人をどうすれば早く、そういうふうに被害に遭わないようにできるかということを考えていただいて結論を出してください。  それから、5番目であります。町田市は破防法の適用されている団体というのはわかっていますか。(「何でやるの」「休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(若林章喜) 休憩します。              午後8時36分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後8時37分 再開 ○議長(若林章喜) 再開します。  防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 今のご質問の件につきましては、市としてお答えする立場にないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) どうして答えられないんですか。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 先ほど申し上げたとおり、町田市としてお答えする立場にないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) だって、通告書に書いてあって、今、通告は生きているというわけでありますから。だから、あなたは先ほど、何か知らないけれども答えたよね。答えなかった……。ちゃんと覚えているんだけれども、そのことを答えてちょうだい。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 町田市としては、これ以上お答えする立場にないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) 誰が答える立場にあるの。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。
    ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 町田市としてはお答えする者はいないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) じゃ、私が壇上で言ったとき、あなたはちゃんと第1答目で答えたよね。あれは何だったの。 ○議長(若林章喜) 防災安全部長 篠崎陽彦君。 ◎防災安全部長(篠崎陽彦) 本件についてはお答えする立場にないと考えております。 ○議長(若林章喜) 29番 大西宣也議員。 ◆29番(大西宣也) これ以上言うのはかわいそうだから、やめておきますね。でも、いずれまた、この問題についてはこのままで終わるわけじゃありませんので。  というわけで私の質問は終わります。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。    〔31番細野龍子登壇〕 ◆31番(細野龍子) 大変遅くなり、お疲れのところだとは思いますが、本議会最後の一般質問となります。おつき合いのほど、よろしくお願いいたします。  日本共産党市議団の一員として、3項目について質問いたします。  1項目めは、高齢者の聞こえの支援を求めてについて伺います。  最近、政府方針でも、定年延長や高齢者の社会参加が求められるようになりました。高齢者の社会参加の妨げになる要因の1つが加齢に伴う難聴です。私の知り合いの高齢者にも、聞こえが悪くなり悩んでいる方が結構な割合でいらっしゃいます。聞こえにくくなると、集団の場に次第に出かけることもおっくうになる方も多く、電話なども使えなくなり、家族との意思疎通も難しくなります。  加齢の方の聞こえについて、近年、研究も活発になってきました。中でも2017年、国際アルツハイマー病会議で、認知症の予防可能な原因の最大な危険因子が難聴と糖尿病や高血圧など、より高いリスク因子だと発表されたことが世界中に注目を集めています。厚生労働省の新オレンジプランでも取り上げられています。  その危険因子を取り除く上で効果的なのが補聴器です。議長の許可を得てモアノートに添付しました資料2をごらんください。40デシベル以上70デシベル以下の中等度難聴が最も補聴器利用に適していると記載され、資料1では、耳鼻咽喉科学会、シンポジウムの理事長の挨拶でも、なるべく早期に補聴器を装着することが効果的だと指摘されています。  そして、正しい理解がまだまだ十分進められていないということも述べられています。WHOの基準では、40デシベル以上を成人の難聴と定め、早期の補聴器の利用を促し、資料3に示したとおり、欧米の補聴器利用率は日本に比べても2倍から3倍以上にもなります。  しかし、日本では、高齢者に限らず、70デシベルを超えると聴覚障がい者として補聴器の支給が受けられますが、それ以下の場合は何の制度もなく、本人の自覚に任されます。70デシベルは40センチメートル離れた人の声が聞こえない状態で、障がい認定されるのは、それ以上の場合に限られます。しかも、重度になると補聴器の効果はなくなると言われています。最も効果的なのが40デシベルからの中等度の難聴であり、できるだけ早期に装着することが効果を高めるとされています。  資料3の表をごらんください。欧米では半数近い人が補聴器を使っているのに、日本では14%の人しか利用していません。日本共産党都議団と一緒に難聴と補聴器に関するアンケートをとったところ、そのことに関心のある方が答えてくださったということもあると思いますが、実に91%の人が、ご自身や家族、身近な人に難聴や耳の遠い人がいると答えてくださいました。  その聞こえを改善するために、多くの人が補聴器購入を検討しています。しかし、そのうち半数が購入していません。その理由の最も多いものが、補聴器の値段が高過ぎることでした。値段が下がれば、あるいは補助があれば、購入を検討したいという人が半数近くでした。それと同時に、聞こえと補聴器についての情報提供が不十分なことが要因だと改めて感じました。  初めに、町田市民病院に設置された聴覚外来、補聴器外来の取り組みについてお聞きし、医療の大切さを確認させていただきたいと思います。  時代の要請である高齢者の聞こえの問題を町田市でも真剣に検討することを求めて、以下について伺います。  (1)高齢者の聞こえや補聴器に関する市民病院の取り組みを問う。  (2)高齢者の成人健診に聞こえの項目を設けてはどうか。  (3)都の補助制度も活用し、補聴器購入に対する助成など高齢者の聞こえの支援を求めるがどうか。  2項目め、南町田グランベリーパークプロジェクトの市民生活への影響について問うについて伺います。  東急電鉄と町田市が一体で進めるグランベリーパークのまちびらきを前に、5月16日、17日に市民への説明会が開かれました。地元住民や大和市など近隣の住民が多数集まり、1日目は会場に入れず、戻られた方も大勢いらっしゃいました。  グランベリーパークの商業施設とスヌーピーミュージアムの説明は丁寧に行われ、新しいにぎわいの施設に期待の声も聞かれましたが、一方で、近隣に住む方々にとってまちびらきによってもたらされる住環境の変化に不安の声や疑問の声も上がっています。特に近隣に住む方にとって、交通渋滞の対策や交通の安全や歩行者の動線については多く質問でも出されていましたが、不安が解消されたとは思えません。  また、鶴間公園を利用していた団体の皆さんにとって、今までどおり使えるようになるまで、まだまだその方向性が不透明です。今回は、その点に絞って質問したいと思います。  本来、大型店の出店に当たっては、住環境保持や交通の安全に配慮し、規制や指導を行うのが自治体の役割です。資料の4をごらんください。鶴間公園の赤く塗られた左の道路ですが、現在、横断歩道が6本設置されています。この横断歩道は、歩行者動線を考えても、それぞれ必要で設置されてきたものです。  新設道路と鶴間パークウォークの交差点①についても、鶴間パークウォークを渡るために2度信号を待たなければならず、歩行者にとっては使い勝手が悪いし、納得いきません。横断歩道を無視して渡る人が多くなり、危険な交差点になります。何とか改善していただけないのでしょうか。  また、シネコン棟の上の部分の横断歩道について、交差点⑤⑥の横断歩道も存続されると伺いましたが、現在の歩行者動線が守られるのか、改めて伺います。  また、大ヶ谷戸方面から銀河歩道橋を渡る人の利便性向上を検討していると前回の議会で答弁されましたが、どのように検討されているのでしょうか、内容についてお聞かせください。  渋滞緩和については、説明会で誘導員の配置や臨時駐車場設置などを行うということでしたが、市としてさらに求めていることはないのでしょうか。車がふえ、流れも変わります。通学路になっており、小学校も病院も近隣にある地域の歩行者の安全確保について、検討していることについて改めて伺います。  鶴間公園の利用について、青少年健全育成や高齢者の健康増進など、これまでスポーツ広場を利用してきた方々がこれまでどおり利用できるようになるのか、指定管理者が決まる前に町田市の考え方を示していただきたいと思います。  そこで伺います。  (1)鶴間パークウォーク、南町田グランベリーウォークの歩行者の横断はどのようになるのか。  (2)横断歩道の設置については、住民の要望に応えて、改善すべきだがどうか。  (3)渋滞緩和と交通安全について、対策を問う。  (4)スポーツエリアや運動広場、にぎわい広場など鶴間公園の利用方法について問う。  続いて、3項目め、金森西田調節池工事に伴う境川ゆっくりロードの利用についてお尋ねします。  西田調節池の工事が始まり、スポーツ広場は塀が張りめぐらされ、その周辺の境川ゆったりロードも通行できなくなりました。歩行者は遠回りして迂回させられています。地域の住民にとっては納得できない工事で、裁判に訴えているのに工事はお構いなしに進められてきました。  閉鎖されたスポーツ広場は全く使えなくなり、これまで市民に利用されていたトイレも閉鎖したままです。かわりに工事業者が利用する仮設トイレを開放していますが、土日使えないということでお問い合わせがありました。散歩やマラソン、サイクリングで多くの人々が利用するゆっくりロードのトイレの利用者、毎日使えるようにしてほしいという大変高い要望が寄せられています。  先週金曜日、午前11時15分ごろ、境川調節池の工事中のクレーン車が倒れて電線に引っかかり、900軒の家で停電するという事故が起きました。住民や町田市には、工事業者と東京都から報告は来ているのか、説明はされているのでしょうか。原因や今後の工事方針について、早急に住民に対する説明会を開くべきと思います。  そこで伺います。  (1)公衆トイレにかわる仮設トイレを土日も利用できるようにすべきだが、どうか。  (2)ゆっくりロードや周辺環境の変化について住民や利用者への情報提供は十分に行われているのか。  以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(若林章喜) 市長 石阪丈一君。    〔市長石阪丈一登壇〕 ◎市長(石阪丈一) 細野議員のご質問につきましては、市民病院及び担当からお答えを申し上げます。 ○議長(若林章喜) 市民病院事務部長 亀田文生君。 ◎市民病院事務部長(亀田文生) 項目1の高齢者の聞こえの支援を求めての(1)高齢者の聞こえや補聴器に関する市民病院の取り組みを問うについてお答えします。  市民病院では、週1回、金曜日の午後に聴覚外来を開き、難聴患者の検査、診療を行っております。また、週3回、月曜日、火曜日及び金曜日のそれぞれ午後に補聴器外来を開き、患者1人1人の状態に合わせた調整を行っております。  市民病院の特徴としては、子どもから大人までさまざまな難聴に対応していること、クリニックからの紹介患者が多いこと、補聴器の使用期間を約3カ月間と長目に設定して十分な調整を行っていることなどがございます。 ○議長(若林章喜) いきいき生活部長 奥山孝君。 ◎いきいき生活部長(奥山孝) 項目1の(2)と(3)についてお答えいたします。  まず、(2)の高齢者の成人健診に聞こえの項目を設けてはどうかについてでございますが、成人健診は生活習慣病予防に着目した検査を実施しているため、聴力検査等の聞こえの項目については行っておりません。  次に、(3)の都の補助制度も活用し、補聴器購入に対する助成など高齢者の聞こえの支援を求めるがどうかについてでございますが、現在、町田市が実施している高齢者に対する聞こえの支援といたしましては、聴覚障がいの身体障害手帳をお持ちの方を対象とした補聴器購入の助成制度があり、2018年度における本制度の助成実績は84件で、そのうち69件が65歳以上の方です。  身体障害者手帳の基準に該当しない難聴の高齢者に対する補聴器購入の助成については、現在、東京都23区中で8区が実施しておりますが、多摩26市で実施している自治体はございません。今後も各種補助制度や他市の動向を注視してまいります。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 項目2の南町田グランベリーパークプロジェクトの市民生活への影響について問うについてお答えいたします。  まず、(1)の鶴間パークウォーク、南町田グランベリーウォークの歩行者の横断はどのようになるのかと(2)の横断歩道の設置については、住民の要望に応え、改善すべきだがどうかについて、あわせてお答えいたします。  鶴間公園のにぎわい広場側とスポーツエリアに挟まれた鶴間パークウォークにつきましては、新しい公園の出入り口を踏まえて、横断歩道の設置位置につきましては、警視庁と協議を行っているところであり、現在のところ、設置位置は未定でございます。  シネコン棟北側の横断歩道につきましては、新しい駅改札や街区間デッキなど、まちびらきに合わせて新設される歩行者動線を工事期間中、代替するものとして暫定的に設けたものでございます。  また、線路南側に新設した南町田グランベリーウォークと鶴間パークウォークが交差する鶴間公園北西角の交差点につきましては、交差する道路の中心線がややずれている本交差点の形状に対しまして、信号や停止線、横断歩道の位置、見通し等の安全性を総合的に勘案し、警視庁と協議を重ねて、横断歩道及び信号の設置位置を決定したものでございます。  地域からいただいているご意見につきましては、その都度、警視庁とも共有しております。利用者の皆様の声を踏まえて、使いやすい道路空間となるよう、必要に応じて今後も警視庁と協議してまいります。  次に、(3)の渋滞緩和と交通安全について、対策を問うについてでございますが、まちびらきの直後には多くの方の来場が見込まれることから、町田市といたしましても、訪れる方に便利で、また近隣にお住まいの方のご迷惑にならないために、交通渋滞対策は非常に重要であると認識しております。  既に東急電鉄からは、計画した来退店ルートどおりに適正に車両を誘導するための誘導員や、案内表示の配置や隔地駐車場約1,000台分の確保など、さまざまな対策が示されているところでございます。また、自家用車での来場を抑制するため、路線バス網の充実、拡充につきましても、渋滞対策の一環として取り組んでいるものでございます。  まちびらきまでの間、町田市もしっかりと関与し、警視庁と相談しながら、開業時の交通渋滞対策に取り組んでまいります。  また、本プロジェクトでは、土地区画整理事業を通じて道路の新設、変更、廃止を行いました。これは道路法に基づく警視庁との協議を通じて、車と歩行者双方の安全性をしっかりと確保するものとして計画したものでございます。まちびらき後には、南町田を初めて訪れるふなれなドライバーもふえることが想定されることから、交通状況をよく確認しながら、警視庁と相談して必要な安全対策を講じてまいります。  最後に、(4)のスポーツエリアや運動広場、にぎわい広場など鶴間公園の利用方法について問うについてでございますが、従前の鶴間第2スポーツ広場は、中学校用地の暫定利用として運営委員会により自主的な運営がなされておりました。新たに整備する鶴間公園につきましては、公の施設である都市公園であり、施設管理者の運営のもと、全ての方々の平等な利用に供することになります。  昨年行いました町田市立公園条例の改正におきまして、鶴間公園では、その立地特性に鑑みて利用料金を設定いたしました。これに対しまして、青少年健全育成や地域の健康増進などの観点から、南地域にこれまでなかった地域スポーツクラブの設立を促し、その活動を支援するための補助スキームを検討しているところでございます。  この地域スポーツクラブにつきましては、設立準備委員会が既に発足して設立準備のための活動を進めていただいており、まちびらきの11月までに正式にクラブとして設立される予定となっております。また、従前の鶴間公園でも行われておりました公園内での地域のお祭りやイベントにつきましては、リニューアル後も広場の利用を妨げるものではございません。 ○議長(若林章喜) 下水道部長 野田好章君。 ◎下水道部長(野田好章) 項目3の金森西田調節池工事に伴う境川ゆっくりロードの利用について問うについて一括してお答えをさせていただきます。  ご質問いただきました土曜日、日曜日だけでなく、休日、それから工事の休工日、お盆とかになると思いますけれども、これについては現在ご利用がいただけない仮設トイレにつきましては、旧西田スポーツ広場にありました公衆トイレ、前のものとほぼ同じ状況で終日ご利用ができるよう、金森西田調節池工事の事業者であります東京都南多摩東部建設事務所と協議を進めているところでございます。  それから、周知につきましては、4カ月前になりますけれども、2018年12月、それから2カ月前の2019年2月に説明会を行ったということで聞いております。また、正式に4月のその当時は、中旬とかそういうぼかした形でお話しして、具体に日付が決まりませんでしたので、4月12日に実は通行どめになるんですが、金森橋周辺の境川ゆっくりロードが通行どめになった情報提供につきましては、通行どめ、それにかかわる迂回路、それから仮設トイレの案内、いつ使えるかということです。その直近の対応としまして、東京都南多摩東部建設事務所は3つの方法で周知したと聞いております。迂回路の現場等については、我々のほうで既にもう確認しているところです。  3つの周知ということで、まず1つ目になりますが、2019年3月27日から、通行どめ、迂回路、仮設トイレ案内の看板を12カ所設置しました。それから、2つ目につきましては、4月1日から同様の内容を東京都南多摩東部建設事務所のホームページ内で掲載、それから3つ目は、通行どめとなった当日の4月12日になりますけれども、境川ゆっくりロードをご利用いただいている方々に対して、通行どめになった周辺6カ所でお知らせ文として、ガードマンさんの手渡しになりますが、私のほうで聞いているのは約1,000枚、1,000人の方に配布したというふうに聞いております。  今後、周辺環境の変化が見込まれる場合には、近隣の住民の方々と境川ゆっくりロードをご利用いただける方々に対しまして、今回と同様、事前に情報提供をしていくよう、東京都南多摩東部建設事務所にお願いをしてまいりたいと存じております。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) それでは、自席から再質問をさせていただきます。  済みません、順番をひっくり返して3、2、1の項目で伺いたいと思います。よろしくお願いします。  金森西田調節池の工事について、事前にご説明があったということでしたが、皆さんもご存じのとおり、この境川ゆっくりロードをいろんな方が歩かれたり、あるいはサイクリングで通ったりということで、毎日という方ももちろん大勢いますけれども、1週間に1度とか、そういった方々も大勢いて、結構遠くからも訪れて利用されています。  そういう中で、南東建も工事前に3つの周知方法ということで今ご説明いただいたんですが、それでホームページを見られる方がどれだけいるのかとか、高齢者のご利用も多いので、やはり十分な周知方法を工夫していただきたいなと。看板で見てくださいということだと思うんですけれども、事前に何らかの形で、近隣の方とかもそうですけれども、何か広報的なものを配布するとか、ちょっとこれはどこまでというのが難しいとは思うんですけれども、ぜひ知らせていただく努力をしていただきたいと思います。  それと今回ちょっとトイレの前に確認をしておきたいんですが、先ほど壇上でも述べましたが、先週金曜日の事故について、大変な事故ですよね。クレーン車が前のめりで倒れるということで、これはたまたま相模原市側で起きた事故なんですけれども、電線に引っかかって何とか完全に倒れないで済んだという事故ではありますけれども、900軒の停電も起きてという重大な事故がありました。  先ほど壇上でも申し上げたんですけれども、周辺の住民の方々、この工事については、特に工事の安全性ということについて危惧をしながら、反対されている方も大勢いらっしゃいます。そういう中で起きた事故について、どのような形で市のほうに情報がもたらされているのか、もしここで伺えればお聞きしたいのと、今後、住民の方にどのように説明をしていくのか、それについてお聞かせください。 ○議長(若林章喜) 下水道部長 野田好章君。 ◎下水道部長(野田好章) では、お答えします。  概要ですけれども、14日金曜日、11時過ぎですか、クレーン車のアーム部分の先端の食いつきのためのものがあるんですが、長さ18メートルのものを取りつけたクレーン車が、アームといってこう延ばすんですけれども、これが23メートル延びるそうです。それがどういう形でなったかというのはまだ聞いておりませんけれども、今、市議からご説明があったとおり、横転したということで、相模原市道側のほうに傾いて電線にのっかってしまったというような事実でございます。  私どもについては、最新の情報は14日金曜日の15時に南東建からまず一報が入りました。こういう事故ですということで、場所については相模原市側の川で言うと右岸側になりますが、そこの場所についても私ども現場は、先ほどご説明したとおり確認、何をしているか見ていましたので、そこの場所だというものはすぐ特定できました。  その後、16時半ごろになりますが、停電がその当時は1,000件ということですが、結果900件ということです。18時にクレーンの復旧、要するに転んだものを直したということと、それから19時20分に、電力については低圧と高圧というのが、2層、3層がございまして、低圧の復旧が19時20分、それから高圧については20時20分ということで、最終的に停電の件数は約900件ということで、あと、周辺の住民については、当然南東建の事業ですので、南東建の業者のJVさんと南東建さんのほうで、多分遅くまで説明で回ったというのを14日金曜日の夕方ときょうの午前中、すぐに連絡がありまして、やっているそうです。  今後の事故に対する対応策等とか、地元についてにつきましては、南東建の事業になりますので、南東建のほうで判断されると思いますし、現段階で私どものほうにどういうふうにする、こういうふうにするというのはまだ一報が入っておりませんので、ここまでしかわからないというところです。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) 大変な事故だったということがよくわかります。今回の事故は、不幸中の幸いでけが人もなかったということですので安心しましたけれども、この工事をされているところのすぐ隣に、町田市側は保育園もありますし、相模原市側は小学校もあり、歩道のすぐそばということで工事されています。  そういうところにもし倒れたらと思うと、ぞっとしますし、まして地元の皆さんにとってみれば、さらなる不安が大きくなっているんではないかというふうに察せられます。このような事故が起きて、工事をそのまま継続するということがあってはならないと思うんですが、その辺について市のほうから求めていくということはできないのでしょうか。  また、東京都がやっていることなのでということですけれども、そもそもその土地については町田市が貸与したものであります。そうした市の責任としても、住民に対する説明をきちっと、その日、慌てて謝罪に回ったという――謝罪というか説明に回ったということはわかるんですが、ちょっと離れた方にお聞きしましたけれども、そういうことは言っていらっしゃらなかったので、本当に近隣の近くの方々に回ったのかなというふうに思いますけれども、それでよしとはならないのではないかと思います。その辺についていかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 下水道部長 野田好章君。 ◎下水道部長(野田好章) 2点ご質問をいただきました。事故が今回起きましたので、今後の工事についてということと、それから説明責任があるんではないかという2つの質問かと思います。  まず、工事につきましては、当然施工監理というものを事業主である南多摩東部建設事務所、私どもで言えば町田市下水道部とか町田市道路部が所管として監督責任があります。業者についても、当然資格者がついていますので、国家資格者ですから、それなりの説明責任もありますし、管理もしなきゃいけないというのはまずあると思います。
     今の段階では、工事は休止ということで、トイレはきょう使えたのは確認していますけれども、休工ということで、今後どういう対応をしたらいいのかとか、いろいろ今検討しているところだと思います。  それから、2つ目のほうのご質問もそうですけれども、東京都のほうがどういう整理をするかというのが私どももまだわかりませんので、お話としては、その結果というか、内容を聞いて助言するものがあれば助言、あくまでも助言ですけれども、助言ということで、こうしてほしいという要望はするべきかとは思いますが、今段階では、申しわけありません、情報がまだ入っておりませんので、ここまでしかお答えできません。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) ありがとうございます。ぜひ南東建のほうに説明を丁寧にしていただくこと、また事業者からのきちんとした説明も必要かと思います。原因の究明、また再発防止という観点からも、きっと住民の方も強く求められると思いますので、ぜひそうした立場で説明をしていただきたいと思います。  それと、トイレのほうに戻りますけれども、先ほど部長のほうからご説明がありました。きょうはトイレが利用できていたということで確認いただいて、大変ありがたいと思いますが、あすからどうなるのか、また土日もということで要望はしたんですけれども、当面休止というふうになりますと、その間のトイレの利用についても、確認に行ってくださったぐらいですので、ご要望はしていただいているとは思うんですが、毎日ゆっくりロードを散歩される、利用される方は大勢、1,000枚のチラシが1日ではけたということですけれども、それぐらいの利用者が大勢いらっしゃいます。ぜひトイレについても利用できるようにしていただきたいというふうに思いますが、その点についてだけ1点確認させてください。 ○議長(若林章喜) 下水道部長 野田好章君。 ◎下水道部長(野田好章) 一番初めにお答えしたとおり、現在、利用できない時間帯というか、曜日につきましては、継続して以前からトイレを利用できるようにということで、時間帯は24時間では当然ないんですが、利用できることで協議をしていますので、継続して協議をして、一日も早く皆さんがご利用できるように協議をしてまいりたいと思います。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) ぜひよろしくお願いします。あしたからも、平日は使えるという前提で今のお話を受けとめましたので、ぜひ使えないということがないように、そして一日も早く土日も使えるように、あと、お盆などの休みの日もしっかり利用できるようにということでお願いしたいと思います。  続きまして、2項目めに移らせていただきたいと思います。  まず、グランベリーパークに伴う横断歩道の問題ですけれども、警察と協議中ということで、赤く塗った道路のところ、旧ユリノキ通り、鶴間パークウォークという新しい道路名の横断についてですけれども、鶴間パークウォークと言うぐらいで、鶴間公園の間をつなぐ、結ぶ重要な、そういう意味では公園の園路のような役割も果たさなければならない、そういう道路だというふうに思います。  幹線道路ではありますけれども、やはり公園と公園を結ぶ、あと、これまでの地元の方々がしっかりと今までどおり横断できるように、駅やいろいろ買い物に行ったりとか、そういった生活に不都合のないような形でやっていただきたいと思いますが、その点について住民の方からも要望がされていると思います。そうした声については、どのように聞かれて反映されていくんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 先ほども答弁させていただいたんですが、これまでの公園とは、新しい公園は出入り口の位置が幾つか変更になっております。  ですので、それらを踏まえて、また、地域の方が日常ご利用になっているルートですとか、交差点の位置も念頭にしまして、警視庁と協議をして決定してまいりたいというふうに考えております。ですので、地域の方におかれましても、そういったご説明を重ねてさせていただいているところでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) 説明だけでなくて、実際に立ち会っていろいろ話を聞いていただいて、担当者の方は来ていただいているようなんですけれども、警察との協議などにもぜひ住民の方が立ち会って一緒に声を届けて、その声が反映されるように、ぜひ部長としてもお力添えをよろしくお願いしたいと思います。  それから、もう少し北西側のL字型の交差点、歩道なんですけれども、警察と十分協議してということでつくられたということです。そもそもこのL字型の横断歩道と信号機ができた要因なんですけれども、要するに、歩道が片側にしかない、公園側にしかないというのが大きな要因だと思います。その理由はなぜでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 歩道が片側というところにつきましては、これは地域の方と行っている整備の検討会がございます。そういった中で、公園をどのように使っていくかという議論を重ねてさせていただきました。  その中で住民の方から、公園をできるだけ広く使いたい、道路は線路側に寄せたい、歩道についても両側は要らないだろう、公園側だけでいいでしょうというのが住民の方からのご意見でもあり、そこでの合意形成の中ででき上がったのが今の道路形態というふうな形でございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) 公園を広く使いたいという声が出ていたのは存じていますけれども、歩道について片側でいいという話をしたというのは余り聞いていないです。  それで、もし万が一そういう声があったとしても、あのような形でL字型の歩道になってしまうということがもしあるとすれば、それは恐らく住民の方々もやっぱり歩道をつけてほしい、あるいはL字型に渡らなくてもいいような形にしてほしいというのは、今のような形になる前に検討させていただければ、そういう意見が多くなったのではないかなというふうに思います。  もう信号がつき、歩道もL字で2回渡らなければ、鶴間公園の歩道側に渡れないというような今の形というのは、やはりまちづくりとして大きな失敗であると思いますし、住民の方だけじゃなくて、そこを利用される、横断歩道を渡らなければならない、鶴間パークウォークを横断しなければならない人にとっては本当に使い勝手の悪い、そういった形になったと思います。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 今ご質問いただいたのは、歩道というよりは横断歩道の交差点の部分のお話ということで、ここは向かい合う道路の中心線がずれているというところもございます。変則的な交差点形状であり、横断歩道の位置が現状となるのはやむを得ない。安全性を確保するためには、交差点をできるだけコンパクトに、まずは安全を優先しているということです。  線路と反対側に横断歩道をつけようとしますと、新設道路を大きく南側に、公園を削りながらカーブさせるような形状に変更することになります。公園の環境上、下り坂となっている道路の見通し上も決して望ましいものではないと考えております。地域の方々には多少ご面倒なところもあると思います。ですが、最も大切なのは安全確保というふうに考えております。交通ルールを守ってご通行いただきたいと考えているところでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) やはり情報の提供と、どうなるのかという見通しということですかね。それをちゃんと示していただいて、住民の方にもう1度再検討していただくということもあったのではないか。ああいうL字型の2つの横断歩道を渡らなければならないというような状況というのは、やはり今、利用勝手の悪い状況になっていますので、本当に残念な姿だなというふうに思わざるを得ません。  やはりまちづくりとして、しっかりと計画段階で、こうあってほしいという思いを言っていく住民の方に、もしこうなったら、こうなるよという姿も示していただきながら、再度検討し直すということもあったのではないでしょうか。  ちょっとカーブをさせて、すぐ旧ユリノキ通りを渡るという可能性もあったということで、でも、それは安全ではないということでしたけれども、今のような形になるのであれば、そういうことも検討したか、あるいはもし真っすぐのほうがいいのであれば、もう少し公園の側に寄せてということもあったのではないかというふうに思います。今後のまちづくりに大いに参考にしていただきたいし、できればあの場所で、なかなか困難だということですけれども、見直していただければと思います。  それから、もう1つはグランベリーウォークのシネマ棟、地図で言うと上側の横断歩道は存続するというふうに伺ったような気がするんですけれども、先ほどのお話ですと、あくまでも仮設の歩道という位置づけということなんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 先ほども答弁させていただきましたが、シネコン棟北側の横断歩道につきましては、新しい駅改札ですとか街区間デッキなど、まちびらきに合わせて新設される歩行者動線を工事期間中、代替するものとして暫定的に設けたというものでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) そうすると、歩行者が、あそこは南町田グランベリーウォークを横断するということができなくなるということなんでしょうか。自由通路というか、デッキを渡るしかないということになるということでしょうか。それは歩行者にとっては大変不便になりますし、また、オンリーワンのスヌーピーミュージアムができる。また、子どもクラブなどもできます。自転車で来られるお子さんたちも大勢いらっしゃるかもしれない、そういう施設ができて、そこに行くためには今のグランベリーウォークを渡らなきゃいけないというケースも出てくると思うんですが、その際、自由通路しか渡れないということでは本当に不便になると思いますし、危険になると思います。その点についていかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 今回のまちづくりの肝となる部分としましては、やはり歩車を分離するというところでございます。それに基づきまして、歩行者ネットワークをしっかりと考え、今回のまちづくりに生かしています。  そういった中で、新たな歩行者動線として、各公園の入り口からシネコン棟のほうへ向かいまして、街区間デッキを通り、自由通路を通り、駅のほうへ向かっていく、そういった通路を設定している、そこがメーンの通路となるというところでございます。あくまでも歩行者と車が平面ですれ違うということをできるだけ避けたいというのが今回のまちづくりの基本的なところでございますので、ご理解いただきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) 全部が商業施設に集約され、あるいは駅まで自由通路しかない、デッキにしかないという状況になっていくということは、やはりそこに住んでいる人、あるいは地元からいろんな歩いてであったり、自転車であったりということで来る動線が本当になくなってしまうという点では大変不便になるなというふうに思います。やっぱりその問題についても十分住民の声も聞いていただきたかったと、一定検討していただけたのかなというふうに思っていたんですが、大変残念だと思います。  続いて、交通渋滞の問題ですが、軽減策として隔地駐車場をつくるということで、1つは旧東京女学館を駐車場として設けていくということで地域でもご説明がありました。大変離れているんですが、そこに駐車された方が歩いて行くようになるのか。  それから、すぐ脇に小学校もある入り口などもあるんですが、大変狭い通りで生活道路に車が、特に商業施設に訪れる車が進入しないようにしていただきたいと思うんですが、どのようにその点について検討されているんでしょうか、指導されているんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 東京女学館の跡地での臨時駐車場につきましては、国道246号の大和方面からの車両を対象とするもので考えております。鶴間小学校と隣接していることから、通学時間帯に重点的に安全確保の目を行き届かせるよう強く要請しているところでございます。  また、通学路内に道路が非常に狭隘な箇所があることから、抜け道の利用がなされないよう、ポイントとなる交差点で来退店の誘導をしっかり行う対策も求めてまいりたいと思っております。鶴間小学校とは、安全委員会というものがありますので、そこで月1回お話し合いをする時間を持っております。懸念事項などをしっかりと聞き取りながら、丁寧に対応していきたいと考えているところでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) ぜひよろしくお願いします。  鶴間小学校側の生活道路に進入しないよう誘導員を置いていただくということが検討されているのか、また、それはピーク時だけじゃなくてずっと置かれるのか、その点について確認したいと思います。  あと、小学校については、ぜひ通学路等も含めて一緒に通学路等の学童の安全について十分話し合って、その声をきちんと実現させていただきたいと思います。その点についていかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 東急電鉄からは、誘導員ですとか案内表示の配置というさまざまな対策が示されているところでございます。ピークの一瞬だけ立てばいいという話ではないと思いますので、その辺につきましてはしっかりと要請をさせていただきたいと思いますし、先ほども申しましたが、鶴間小学校のほうに対しましても、安全委員会という中におきましても、しっかりとお話し合いの場を持ち丁寧に対応していきたいと考えております。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) ぜひよろしくお願いいたします。  あと、先ほど壇上ではちょっと伺ったんですが、前回も聞いたんですけれども、銀河歩道橋の歩道の利便性の確保という点で、どのような形で行うのか検討していらっしゃるでしょうか。少しは具体化したんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 銀河歩道橋からにつきましては、これは鶴間町内会から2015年のプロジェクトの立ち上げの当初から要望をいただいている内容でございます。町田市、東急とも重要な取り組み課題であると認識しているところでございます。  まちびらき後の整備となるケーズデンキのあった街区の計画策定をこれからやっていくわけですけれども、それを通じまして、バリアフリーに配慮した歩行者ネットワークの検討を、あそこは国道246号をまたぐということもございまして、横浜国道事務所とも協議を行い、検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) ぜひ利便性が向上するようにお願いしたいと思います。やはり銀河歩道橋、歩行者の横断について、あそこは不便なというか、歩行者にとっては利用しにくい、そういった形状にもなっていますし、それがずっと長年の要望として積み重なって今また強い要望として市に、この機会にということで届けられていると思います。ぜひそういった意味で、歩行者の皆さんの利便性ということは十分加味していただきたいと思います。  それから、スポーツの利用の点についてです。基本的には文化スポーツ振興部のほうかもしれませんが、公園の利用料を設定したのは都市づくり部ですので、その関連で、やはり料金が大変高い。ですから、青少年健全の団体や高齢者の健康増進のサークルが使いにくいということで、スポーツクラブという提案もあったと思います。スポーツクラブにはそれぞれいろいろな団体が加入していくということですが、その団体が昔のスポーツ広場を利用しやすくする方法についてはどのように検討されているんでしょうか。 ○議長(若林章喜) 都市づくり部長 神蔵重徳君。 ◎都市づくり部長(神蔵重徳) 地域スポーツクラブにつきましては、今、南地域ではございませんので、ここで新たに設立準備を進めて準備会ができ上がってきているという状況でございます。  その中は、鶴間第2スポーツ広場で活動されていた各スポーツチームが中心となって編成をされていくんですが、老人会なども連合したスポーツクラブを編成する動きとなっております。さまざまな種目で活動されているチーム、グループが複合、連合したものが地域スポーツクラブとなるというふうに考えております。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) スポーツクラブに入るに当たって、参加するかどうかという条件として、やっぱりこれまで利用してきた団体の方が利用できるような、そういった条件になるのか、1つ大きな鍵になると思います。  利用料等の問題、日曜日なんかは利用するのに2時間1万5,000円、上限だということですけれども、このような大変高額な料金では利用できないというのは当然だと思います。そういった料金をどのように軽減するのか、スポーツクラブという手法を使って工夫していくということがこれまでも示されていますが、その方向性について、ぜひ具体的に使えるような、安心してスポーツクラブに参加して利用できるような形でしっかりと検討していただきたいと思います。  次に、1項目めに移りたいと思います。まず聞こえの問題です。これは市として障がいとしての難聴ということを前提に、いろいろ補聴器なども調整している。障がい者の仕組みを使ってということだと思います。それをさらに引き下げていくという、40デシベルから70デシベルという中等度と言われる高度障がいに、難聴障がい、難聴の障がいとして認定される以前の段階で補聴器を利用したり、さまざまな支援を利用したりすることが大事だということを今回述べさせていただきました。  まず、私たちの身近に高齢者の方で耳の聞こえに問題がある、本当にそういう人たちが大勢いらっしゃるという点、身近な問題だということについての認識を伺いたいと思います。 ○議長(若林章喜) いきいき生活部長 奥山孝君。 ◎いきいき生活部長(奥山孝) 難聴が身近な問題だということで、高齢者になりますと、耳の聞こえ以外にもいろんな部分が衰えてきまして、生活に支障が来るといったことで、耳の聞こえのことについてもそのうちの1つかなというふうに認識しております。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) その中でも耳の聞こえというのが、またいろいろな別の障がいにつながっていくということで、壇上でもお話しさせていただいたんですが、認知症のリスクとして、対応可能なリスクの1つとして、何とかいろいろな対応をすることによって認知症を軽減したり、あるいは免れたりする対応可能なリスク、35%あるということですが、その中で最も軽減できる一番割合の高いのが、この難聴に対する対策だというふうに発表されています。  壇上でも述べたんですけれども、認知症に対する難聴の影響ということについてはどのように受けとめられますか。 ○議長(若林章喜) いきいき生活部長 奥山孝君。 ◎いきいき生活部長(奥山孝) 先ほど議員のほうからもご指摘がありましたとおり、2015年1月に政府が発表いたしました認知症施策推進総合戦略、いわゆる新オレンジプランでございますけれども、その中でも難聴が認知症の危険因子の1つであるということがありますので、市としても認識をしているところでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) 厚生労働省としても、オレンジプランでしっかりと位置づけている、そういう問題です。  この難聴の対策というのは、本当に早いほうがいいと言われています。中等度、40デシベル程度の補聴器利用が一番効果があるということで、壇上でも何度も述べさせていただいたんですが、それも学会によっていろんな報告がされているし、それが大分ヨーロッパでは周知されているということになります。  こうした補聴器利用が、できるだけ早い段階で多くの人につけてもらうということが必要になってくると思いますし、それによって認知症の発症率が少し落ちたり、あるいはおくれたりというところで社会に、しかも耳の聞こえがよくなるということは、社会参加もできるし、また仕事なども今、70歳まで定年を延ばすかという話もされている、そういう状況のもとで、より一層必要になってくる施策だというふうに思います。  65歳以上の2人に1人が難聴になる可能性がある、難聴になっている、そういったこともあります。ぜひ、そうした意味で検討してもらいたいと思います。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(若林章喜) いきいき生活部長 奥山孝君。 ◎いきいき生活部長(奥山孝) まず、議員がおっしゃっているように、補聴器を利用することによって生活がより充実するだろうということは否定はいたしません。認知症に関しましては、補聴器をつけることによって認知症の症状がよくなったりとか、そういう効果というのは余り研究結果としては出ていないようでございます。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) そうなんですよね。早目につけるということが大事なことで、認知症になる前に予防です。いわゆる介護予防としての効果が大変高いという認識をぜひ持っていただきたいと思います。  それで、補聴器をなかなかつけない、その大きな要因、壇上で述べさせていただきましたけれども、値段が高いというのが1つあります。それと、なかなかなじまない、つけても雑音がして気になってつけないとか、邪魔だということでなかなか利用、装着し続けられないということがあると思うんです。  市民病院のほうで補聴器外来を持っていらっしゃいます。そういう中で、そういった問題を解決するための手だてというか、その点についてはどのように取り組んでいらっしゃるでしょうか。 ○議長(若林章喜) 市民病院事務部長 亀田文生君。 ◎市民病院事務部長(亀田文生) 使いづらいとか、あるいは使っている中で問題が発生したという状況だと思うんですが、試用期間後にそういった状況が発生した場合は、当院の場合はまず耳鼻科の外来を受診していただきます。診察や補聴器適合検査など聴覚検査を行っていただいた上で、再度補聴器外来で調整していただくというような形で進めさせていただいています。 ○議長(若林章喜) 31番 細野龍子議員。 ◆31番(細野龍子) きちんと検査もし、適合した補聴器を、しかも長期間かけてじっくり調整しながらということで、補聴器をしっかりと合わせていくというんでしょうか、利用できるようにしていくというのも市民病院の補聴器外来の大きな役割だと受けとめました。  やはりこういう医療的なケアというか、補聴器をつけるにしても、通販で買ったりとか、あるいは飛び込みで買ったりということではきちんと安定した補聴器利用がされないと思います。健診も、先ほどは一般の成人健診の中には入れられないということでしたが、もう実施している自治体も生まれています。ぜひとも第一弾目としてこの問題に取り組ませていただきましたが、また引き続き求めていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(若林章喜) これをもって一般質問を終結いたします。  以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。  あす6月18日は定刻本会議を開きますので、ご参集願います。  本日はこれをもって散会いたします。              午後9時40分 散会   ――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
      議  長  若   林   章   喜   副 議 長  佐   藤   和   彦   署名議員  お   く   栄   一   署名議員  細   野   龍   子...