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平成28年文教社会常任委員会(3月)-03月16日-01号
平成28年建設常任委員会(3月)-03月16日-01号

  • 森羅万象(/)
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  1. 町田市議会 2016-03-16
    平成28年文教社会常任委員会(3月)-03月16日-01号


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    平成28年文教社会常任委員会(3月)-03月16日-01号平成28年文教社会常任委員会(3月)  文教社会常任委員会記録 1 日時  平成28年(2016年)3月16日(水)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 市川勝斗       副委員長 おぜき重太郎       委員 渡辺厳太郎 新井克尚 山下てつや あさみ美子          三遊亭らん丈 河辺康太郎 殿村健一 4 出席説明員       市民部長 市民協働推進担当部長 防災安全担当部長 市民部次長       文化スポーツ振興部長 文化スポーツ振興部次長 子ども生活部長       子ども生活部次長       その他担当管理職職員 5 参考人 野澤滋享 古家秀紀
    6 出席議会事務局職員       議事係担当係長 土方 智       議事係担当係長 新井亮介       調査法制係 渡邊祥平       担当 大宇根章士 7 速記士 小島由佳里(澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        文教社会常任委員会審査順序                       平成28年(2016年)                      3月16日(水)午前10時                      3月17日(木)午前10時                             第1委員会室  1 文化スポーツ振興部  (1)請願第 2 号 町田市立博物館(以下、博物館)を『町田市郷土博物館』(仮称)として現在地に存続させることを要望する請願  (2)第 7 号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算  (3)行政報告 町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査結果について  2 市民部  (1)第 22 号議案 町田市地域センター条例の一部を改正する条例  (2)第 7 号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算  (3)行政報告 玉川学園コミュニティセンター建替基本計画の策定及び事業の進捗について  (4)行政報告 町田市成瀬コミュニティセンターの再開について  (5)行政報告 町田市男女平等推進計画の策定について  3 子ども生活部  (1)第 28 号議案 町田市専修学校等在学心身障がい者奨学金支給条例を廃止する条例  (2)第 7 号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算  (3)行政報告 子ども専用相談ダイヤル(フリーダイヤル)の開設について  (4)行政報告 子育て世帯の自立応援プロジェクトについて(子どもの貧困対策)  (5)行政報告 新・町田市子どもマスタープランについて  4 学校教育部  (1)第 7 号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算  (2)請願第 16 号(27) いじめ事件に対して真摯に取り組むことを求める請願  (3)行政報告 2016年度からの学校用務業務委託の導入について  (4)行政報告 町田市学校給食問題協議会の答申について  (5)行政報告 町田市立小学校児童の交通事故について  5 生涯学習部  (1)第 7 号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算  6 特定事件の継続調査申し出について  7 委員派遣について  8 委員派遣について  ────────────────────────────────────              午前10時1分 開議 ○委員長 ただいまから文教社会常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件及び継続審査となっております案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △請願第2号 ○委員長 請願第2号を議題といたします。  本件について、請願者から意見陳述の申し出がございます。  お諮りいたします。本日、3月16日の本委員会に参考人として、請願者である野澤滋享さんと古家秀紀さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前10時2分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時3分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である野澤滋享さんと古家秀紀さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者野澤滋享さんと古家秀紀さん、お願いいたします。 ◎野澤 参考人 私は町田市町内会・自治会連合会、町田第二地区町内会・自治会連合会の会長、野澤と申します。よろしくお願いします。 ◎古家 参考人 私、弥生ヶ丘自治会の会長をやっております古家と言います。よろしくお願いします。 ◎野澤 参考人 この第二地区と申しますのは、中町、旭町、森野、本町田地区の町内会・自治会、35町内会が集まって構成されております。  このたび、町田市立博物館が立地する弥生ヶ丘自治会と隣接の町内会・自治会で構成する、この町田第二地区町内会・自治会連合会を代表しまして、美術・工芸関係部門を新設の(仮称)町田市立国際工芸美術館に移した後の博物館が、同館に残された縄文土器など貴重な歴史民俗資料と、市内各所に散在する歴史文化遺産とを一元管理して、ダイナミックに展示することを目的としました町田市郷土博物館――仮称なんですが――として存続することを強く望み、傘下住民の署名簿を添えて請願いたします。  よろしくお願いします。 ◎古家 参考人 早口で語らせていただきます。  1番、町田市立博物館を町田市郷土博物館(仮称)として現在地に存続させることを強く請願いたします。この請願を支持する本町田地区を主とした住民の署名は約7,200名に達しました。正確な署名者数は7,194名です。  2番、市立博物館は、今から約43年前の昭和48年に、郷土の先人たちが残した貴重な資料を収集、保存、展示することを目的にして、町田市郷土資料館として開館しました。特に本町田遺跡は景観や環境が、いかにも縄文・弥生人が居住していたことを強く想像させる立地であったことなどが根拠になって、現在の場所に同郷土資料館を立地させたと考えます。つまり、その経緯から本町田遺跡公園と市立博物館は密接不可分な関係にあることが理解できます。  3番、全国で発見されるほとんどの古代住居跡は、縄文あるいは弥生のいずれか片方の時代に属します。それに比べて本町田遺跡は、両時代の住居跡が同じ場所に発見された稀有なケースです。これは、この地域に推定5,500年前から連綿と人が住み続けてきたことを意味していて、町田市が大昔から住環境にすぐれていたことを実証していると理解してもよろしいんじゃないかと思います。  4番、町田市には、発掘された遺物や当時の原始的な生活様式から現代に至る生活様式の変化を史実に沿ってダイナミックに興味深く展示する本格的な施設はまだありません。それなりの市町村には必ず郷土博物館が存在します。全国有数の遺跡の町であり、豊かな歴史を有する我が町田市にそのような施設があることが望まれます。美術工芸館に美術工芸品を移した後は、現博物館を郷土博物館として充実させて、町田市を活性化するツールにすることを提案します。郷土の宝であり、国の宝でもある歴史的な文化遺産をダイナミックに展示して、全国に向けてPRすることは、市のステータスを高め、市民の郷土に対する誇りと郷土愛を育むものになります。市内の子どもたちも郷土の歴史に興味を持って体験的に学習できる施設になり、教育価値もあります。我々、弥生ヶ丘自治会は地域振興の一環として、この存続に協力したいと思っております。  5番、町田市郷土博物館と遺跡公園は丹沢山系、南アルプス、秩父、多摩、都心部を望む高台にあって、約半世紀前までは足元の恩田川沿いには豊かな水田がありました。蛍が飛び、カエルも鳴いていました。復元された縄文、弥生の住居跡を通じて、縄文・弥生人が暮らした現場を体感できる貴重な環境がありました。文化財の保存、展示は単に資料を展示する箱物があればいいということではありません。施設が立地する環境と展示品が一体になってこそ、見学に来る方々に深い感動と学びを与えます。遺跡の町町田のシンボルとして、博物館をこの場所に立地した理由をいま1度思い起こしていただき、郷土博物館の存続を図ってほしいのです。  6番、この地域には、玉川学園前駅から市立博物館、遺跡公園、日向山公園、薬師池公園、野津田公園、小野路地区という町田市が誇る自然、歴史、文化遺産のモデル地区になっています。したがって、現在地に町田市郷土博物館(仮称)を存続させることは大変な価値があり、その必要性があると確信するものであります。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者野澤滋享さんと古家秀紀さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして念のため申し上げます。  請願者は委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆殿村 委員 ご説明ありがとうございました。1点伺いたいと思います。  請願内容の文書の中で、次のように書かれてありますけれども、今後の博物館のあり方について「同館に残された縄文土器など貴重な歴史民俗系資料と、市内各所に散在する歴史文化遺産とを一元管理して、ダイナミックに展示することを目的とした『町田市郷土博物館』」の実現を請願されていると思いますけれども、ここで言われている貴重な歴史的民俗系資料、これは大体わかるんですが、もう1つ、市内各所に散在する歴史文化遺産というのは、具体的にはどのようなものを想定されているのでしょうか。 ◎古家 参考人 私たちは、町田市には埋もれた土の下にある遺跡と先人たちが残した紙に書いたものなども含めて、そういった歴史文書、それから文化的資料、そういったものがたくさんあるだろうと思っております。そういったものを統計的に、システマチックに一元管理する施設が必要、展示してくれるものが必要というふうに考えるわけです。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。  1点、私からも聞かせていただきたいんですが、私も小さいころ、あそこの博物館に、合っているかどうかわからないですけれども、かっぱのミイラがあるといって見に行ったという記憶があるんですけれども、そういう私も小さいころからなれ親しんだ博物館なんですが、地域の方にとって、この博物館の存在というのがあって当たり前というところだと思うんですが、どのような位置づけというか存在として、今まで博物館があったのか、その辺の思いについて1点聞かせていただけますでしょうか。 ◎古家 参考人 私たちはあそこに住んでおりまして、もう50年たつんですけれども、とても環境がいいです。その理由は、高台にあって、丹沢山系もそちらに見えるし、その高台の足元には恩田川、恩田川は鶴見川の上流でもあって、あの川は東京湾に注いでおりますけれども、その上流で稲作が行われたであろうと。要は弥生時代の――これは私も専門家ではないからわかりませんけれども、古代史の中で、町田のロケーションはすごくすぐれたものがあったんではないかと思うんです。50年たちますけれども、私たちが引っ越した当初は泉がこんこんと湧いていたんですね。私の自宅の前でも泉がこんこんと湧いていて、現在私たちの自治会館がありますけれども、その崖の下にはやっぱり同様に泉が湧いていました。だから、私たちが住んでいる本町田地域は5,500年も前から、やっぱり人間が住むのにすごく適した場所だったんだろうな、それから、景観もいいし、食料も確保できる、安全も確保できる、つまり見晴らしもいいということから、古代人もあそこは非常に住みやすかった場所じゃなかったかと思います。 ◆山下 委員 きょうはありがとうございます。  最初の請願の内容のところで、傘下住民というか、そういった方の署名ということで書かれているわけなんですけれども、住民の方は、近隣の方というとどの辺の方までというのはなかなかあれなんですけれども、この博物館との関係においては何か具体的な取り組みというのはされてきているんでしょうか。
    ◎古家 参考人 具体的には、私たち自身は存続運動で言ってみれば芽生えたということでしょうか。だけれども、50年ほど前からうちの自治会では、遺跡公園と市立博物館を一体化したものとして考えていて、市立博物館をもっと引き立てようと、地元として引き立てようということでポスター張りをいっぱいやったり、それから、住民に今こういうものをやっています、見に行きましょうと言ったり、そんなことをしております。  要は、私たち、先ほどおっしゃった中で、どういう人たちが7,100人の対象だったかというと、町田第二地区町内会・自治会連合会の傘下のエリアだけで、それ以外の場所にも広げて、もっと市民の人に大きく呼びかけをすれば同調者はいっぱいふえたろうというふうに思います。 ◆三遊亭 委員 きょうはどうもご苦労さま。  今の質疑に関連するんですけれども、冒頭に7,194名の方のサインをいただいたということですが、これはどのくらいの期間でいただいたんでしょうか。 ◎古家 参考人 実質的には2カ月ぐらいの間です。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者野澤滋享さんと古家秀紀さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者野澤滋享さんと古家秀紀さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  休憩いたします。              午前10時17分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時18分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 それでは、請願第2号につきまして、願意の実現性についてお答え申し上げます。  最初に、博物館の沿革、経過でございます。1960年代中ごろ、市内各地で遺跡発掘が相次ぎました。また、市民が所有する民俗資料や古文書などの保存を求める声や、それを教育においても活用すべきとの声が高まり、郷土資料館建設に向け事業の着手をいたしました。そして、1973年、昭和48年でございますけれども、町田市郷土資料館として現在の地に開館をいたしました。その後、博物館の事業をさらに広げるべく、1976年に町田市立博物館と名称を改め、また、考古や民俗資料に加え、美術工芸資料など広く収集を進め、現在に至っております。  続きまして、現在の状況でございます。現在、市立博物館は工芸美術品約5,000点、絵画約600点、民俗資料約4,000点、考古資料約4,000点を所蔵しております。これら所蔵品を活用しながら、美術展や歴史資料を活用した展示など年間5回の企画展を開催しております。  事業の課題について申し述べます。今後は事業を展開していく中で、所蔵する資料について、一定の整理をしていく考えでおります。所蔵資料のうち、工芸美術に関する資料は、(仮称)町田市立国際工芸美術館に移転させます。歴史民俗系の資料につきましては、相原町にございますゆくのき学園、現武蔵岡中学校に保管スペースが確保できたので、2015年11月に資料を移転いたしました。土器、石器につきましては、教育委員会でも所蔵しておりますけれども、町田市の博物館等の新たなあり方構想検討委員会、委員長は鎌倉国宝館館長、鈴木良明氏におきましても、一元化を図るべきだとの提言をいただいております。現在教育委員会も含め、これら歴史民俗資料の有効活用に向けた検討を行っているところでございます。  続きまして、施設の課題について述べます。施設の建設から40年以上がたち、多くの問題が生じております。1つ目は、施設の狭隘問題です。これまで多くの資料を収集してきましたが、収蔵庫のスペースが不足し、民俗資料を廃校となった学校に仮置きせざるを得ない状況が続きました。このことにつきましては、さきに述べたとおり、ゆくのき学園へ移転したところでございます。さらに、老朽化の問題といたしまして、屋根、床面について修繕や補修の必要が指摘されております。また、空調、電気設備は既に耐用年数を超えており、温湿度管理が難しい状況にございます。加えて、バリアフリーについては対応が不十分でございます。これらの施設の課題を踏まえ、中長期的な視点から見れば、現施設での事業の継続は不可能と考えております。  続きまして、請願理由に対する市の考え方を申し述べます。請願理由として4つの趣旨が挙げられておりますが、それらに対する市の考え方を述べます。  1つ目として、縄文・弥生時代から現代に至る生活様式の変化を史実に沿って展示する本格的な施設はありませんについてでございます。現在、町田市では、町田市立自由民権資料館、町田市考古資料室、町田市ふるさと農具館などの施設がございますけれども、本格的な施設を建設するという構想はございません。歴史的資料につきましては、教育的な側面から収集、保存、展示の構想づくりを行ってまいります。  2つ目といたしまして、遺跡公園と一体となった町田市郷土博物館が果たす役割は大きくについてでございますが、市内には、忠生遺跡、高ヶ坂石器時代遺構田端環状積石遺構、小山田1号遺跡など貴重な遺跡もございます。市域全体の視点に立って歴史を捉えていくべきと考えております。よって、本町田遺跡と必ずしも一体である必要はないと考えております。  3つ目といたしまして、施設が立地する環境と展示品が一体になってこそ、見学に訪れる人に深い感動と学びを与えますについてでございますが、市立博物館の立地環境については、アクセスの問題がございます。駅から遠いことに加え、バス停からは上り坂となり、現在の立地が最適であるとは考えておりません。  4つ目といたしまして、玉川学園前駅からのハイキングコースにおいて、町田市郷土博物館(仮称)の開設がますます重要になってくるについてでございますけれども、遺跡公園がなくなることではないので大きな支障が出るとは考えておりません。  結論でございます。建設から40年以上が経過したことに起因する施設の老朽化や収蔵品や資料がおさまらない狭隘化、駅から遠く、長い上り坂があるアクセスの問題、バリアフリーの対応が不十分な点など、施設の現状はいろいろな問題を抱えております。博物館が所蔵する資料のうち美術資料につきましては、アクセスのよい(仮称)町田市立国際工芸美術館で活用してまいります。歴史資料は教育的な側面から構想を練っていきます。これらの取り組みが進んでいく段階で、市立博物館はその役割を終了するものと考えております。したがって、現市立博物館を町田郷土博物館(仮称)として存続することは考えておりません。よって願意に沿うことはできません。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆三遊亭 委員 ただいまのご説明を伺っていると、なかなか願意の実現は難しいという旨のご発言があったところでありますが、43年前に建てられた市立博物館なんですが、基本的なことを伺いますと、市立博物館がある土地は町田市有地なんでしょうか、それともそれ以外なんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 博物館の建っている敷地でございますけれども、こちらは全てが民間からの借地となっております。 ◆三遊亭 委員 そうすると、43年間にわたってあの土地を借りていたということでありましょうが、借地料はどのぐらいかかっているんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 借地料は、現在年間1,480万円になります。 ◆三遊亭 委員 少なくない金額だということがわかったんですが、そうすると、事業を行うわけですから当然事業費がかかるわけですけれども、人件費等を含めると、大体年間どのくらいかかっているんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 こちらは建物の総合管理費、展示事業費、人件費など、年間で1億4,000万円ほどかかっております。 ◆三遊亭 委員 博物館は多くの企画展示で入場料をいただいているわけですが、入場料収入はちなみにどのぐらいなんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 昨年の実績で約300万円ほどになります。 ◆三遊亭 委員 300万円で、かかる費用は1億4,000万円で、そうすると1日オープンすると、そのコストはどのくらいと考えてよろしいんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 こちらは1日当たりのコストに直しますと9,726円、1万円弱のコストになっております。 ◆三遊亭 委員 先ほど部長のご発言の中で、この建物はかなり多くの問題が生じている、狭隘化、老朽化という点を指摘していらっしゃいましたが、確かに43年たっているわけですから決して新しい建物ではないというわけですが、老朽化に関しましてどういう課題があると認識していらっしゃいますか。 ◎文化振興課担当課長 こちらの課題は建物が43年たっているということで、減価償却率は84%になっております。このため、屋根のふきかえや室内の床面などの張りかえが必要になっております。また、空調と電気設備も相当に傷んでおります。例えば展示室の温湿度管理のため、加湿器を別途設置するなどして対応している状況でございます。また、エレベーターが館内にはございません。このため、講堂が2階にありますが、そこで催しを行う場合には車椅子で上がれない状況であり、お断りする場合もございます。 ◆三遊亭 委員 そうすると、今、当然公共施設はバリアフリーを整備するという流れがあるかと思うんですが、それには対応していない建物という認識でよろしいんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 現状では、車椅子の方にご不便をかけていることを考えると未対応であると言わざるを得ないと思います。 ◆三遊亭 委員 先ほどの部長のお話の中で、(仮称)国際工芸美術館に言及していらっしゃいましたが、施政方針でも国際工芸美術館に関しては2年先送りするという市長のお考えが示されていましたけれども、(仮称)国際工芸美術館の整備のスケジュールと、この博物館の事業はどういう流れになっているんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 国際工芸美術館の整備のスケジュールと博物館の事業の流れということだと思いますけれども、(仮称)町田市立国際工芸美術館の基本設計は、本年度、2015年度で終了しております。今後、2年先送りをいたしましたが、2018年度から2019年度にかけて実施設計を行い、2020年度の秋以降に着工する予定でございます。博物館の建物は、この国際工芸美術館が竣工する2022年度に築後50年となります。そのため、現施設で事業を継続することは不可能かと考えております。 ◆三遊亭 委員 その間に7年経過するということですね。  最後にいたしますけれども、博物館があるところは駅から若干距離があるということで、アクセス面に関しまして、どんなご意見が寄せられているのかお知らせいただければありがたいです。 ◎文化振興課担当課長 アクセスの件でございますけれども、町田駅からはバスを利用する方がほとんどでございます。バス停からは長い坂道を上ることになります。約400メートルでございます。来館者のアンケートをとっておりますが、60%以上の方からアクセスについて不満の声をいただいております。また、徒歩で来館された場合、最寄り駅は小田急線の玉川学園前駅となりますが、徒歩では玉川学園前駅からも20分以上かかる上、道がわかりにくいという声もいただいております。また、車をご利用される方につきましては、9台とまれる駐車場を用意しておりますが、イベントの際や展覧会の最終日などには満車になる状況でございます。 ◆新井 委員 先ほど、土地の借地で年1,480万円、事業の運営で年1億4,000万円、入場料収入で年300万円で、1日のオープンのコストが9,726円という話だったんですが、この計算がわからないので教えてください。 ◎文化振興課担当課長 今申し上げました数字は、2014年度に公表しました課別・事業別行政評価シートの中の数字でございます。こちらで使用料及び手数料を2014年度は320万1,000円上げております。1日当たりのコストの数字につきましては、単位当たりのコスト分析の中から申し上げました。こちらのほうは、2014年度につきまして9,726円の計算で出させていただいております。年間のかかる経費につきましては、行政費用の数字を申し上げました。 ◆新井 委員 行政費用って何ですか。 ◎文化振興課担当課長 行政費用は、人件費、物件費、維持補修費、扶助費、補助費、減価償却費等でございます。 ◆新井 委員 それが幾らで、この9,726円という数字が出たんでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 こちらは例えば一例として申し上げますと、人件費でございますが――費用の合計ですけれども、行政費用の合計は、2014年度で1億3,769万6,000円となっております。開館日数でございますが、開館日数が……。 ○委員長 休憩いたします。              午前10時35分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時39分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎文化振興課担当課長 ご質疑の件につきまして、まず訂正をさせていただきたいと思います。  先ほど申し上げましたコストの9,726円につきましてですが、こちらは入館者1人当たりのコストということで出した数字ですので、開館1日当たりのコストにつきましては、213日開館しておりますので、1日当たり64万6,460円という計算になります。  訂正しておわび申し上げます。 ◆新井 委員 老朽化が激しいということで、例えばこの土地に何かを建てるとしたら、大体幾らぐらいかかるのかという想定はありますか。 ◎文化振興課担当課長 その件につきましては試算をしておりません。 ◆新井 委員 大体これぐらいはかかるだろうというのはないですか。 ◎文化スポーツ振興部長 申しわけございません。本当に何も検討してございませんので、申しわけございません。 ◆渡辺 委員 先ほどのお話の中で、土器、石器について一元化して有効活用を図っていくというお話があったと思うんですけれども、どんな有効活用を今の時点で考えていらっしゃるのか。といいますのも、保存されているのがわあっといっぱいなっていて、これを今後どう有効活用をしていこうと考えていらっしゃるのか教えてください。 ◎文化振興課長 部長の答弁の中でもちょっと触れさせていただきましたが、今、市立博物館には土器の考古史料、民俗系の史料等々がございます。町田市には教育委員会のほうでも同じように遺跡から発掘した土器、それから、自由民権資料館には民権の史料だとか、そういうふうに歴史民俗史料と申しましても、市立博物館で所蔵しているものと教育委員会で持っているものと、簡単に言うと二元化されているという状況がございます。  今、庁内で議論しておりますのは、やっぱり管理の一元化というものが、今後有効活用していく上では絶対必要だろうということで、今、教育委員会も含めてそういうことをテーマに議論を進めているところでございます。具体的にどういう活用方法があるのかというところは、まさにその検討の中で方向性を出していきたいというところでございます。 ◆河辺 委員 まず、幾つかお伺いするんですが、昭和48年に郷土資料館としてオープンしたというお話がありましたけれども、このとき町田市がここに資料館をオープンするに至った理由というのは何か背景があるんですか。この場所に決めたという理由があると思うんです。 ◎文化振興課担当課長 現地に博物館が建った経緯でございますけれども、藤の台団地の開発に伴って本町田遺跡が発掘されました。そして、その当時郷土資料館を望む声も市民の中からありまして、遺跡の発掘に伴って隣接地に土地を提供するというお申し出もあったので、現地に建てたということでございます。 ◆河辺 委員 そういう郷土資料館を建ててくれという声があったというお話なんですが、今回存続が不可能ですと、相当厳しい内容の答えがあったんですけれども、市としては、当時郷土資料館を建ててくれと言った市民の声がなくなったという判断をしているのか、役目を終えたというとそういう話になっちゃうのかと思うんですけれども、その辺についてはどういう認識を持っているのかお聞かせください。 ◎文化振興課長 美術系の資料、それから歴史系の史料を所蔵してございます。先ほども答弁で申しましたけれども、立地が駅から遠いということで、やっぱり有効活用できていないというところがございます。そういう議論の中で、1つは、工芸美術館で美術品は活用していこうと。もう1つの歴史史料についても、立地の問題を踏まえてどういうふうに活用していくかというのは、今申し上げたとおり検討しているところでございます。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。存続不可能ということで、大きくは老朽化、あとは集めたものの保管のスペースが大分ないという話と、今おっしゃられたアクセスというお話が出てくるんですが、市としては、この間この博物館を存続させようとして検討された経過があるのか。いろいろお金をかけてというお話になるんでしょうけれども、存続させるためにはどういうことが必要でという検討をした結果、今のままでは厳しいという判断に至っているのか、それとも国際工芸美術館が話として新たに出てきたから、そこの検討はせずに一元化をしていこうという話になっているのか、どちらでしょうか。 ◎文化振興課長 繰り返しになりますが、現施設の立地の悪さというのは、かなり大きな課題であるというふうにはずっと認識しております。その中で資料の有効活用というのが、これまで我々がしてきた庁内での議論でございます。老朽化がかなりひどいということで、中長期的には今のままでは事業の継続は無理だろうと判断しておりますが、それなりの改修となりますと、これも相当厳しいのかなと思っています。  そういう意味で、歴史的史料については先ほども申しましたとおり、教育的な側面からの活用というのもあるんじゃないかということで、そこについては構想を練っているところでございます。 ◆河辺 委員 あと2つお聞きします。  願意の実現性の中で、一元的に管理をしていったほうがいいんじゃないかというような専門家のお話があったということで、自由民権資料館やふるさと農具館というお話も出てきましたけれども、この辺も一元的に管理していくという方向性に、今後、市としてはなるんですか。 ◎文化振興課長 史料については、同じような土器を2つのセクションで持ち合っているということで、その辺は解消していきたいなと思います。それから、自由民権資料館等の既存の施設もございますので、管理の一元化というか、どういう連携ができるのかというところで考えていきたいとは思っています。 ◆河辺 委員 それでは、ひとまず最後にしますけれども、国際工芸美術館がこの議会というか、施政方針の中で2年延期になったというお話が出ていますけれども、例えば仮に2年後の2018年の段階で状況が余り変わっていなくて、さらに延期というふうになった場合に、この博物館との関係でいくと、市としての判断が変わるという可能性はあるんですか。要は、国際工芸美術館で、今ある博物館の機能の一部を補完しようという考えがあるわけですよね。そのときに、2年後に状況が変わらないから、国際工芸美術館はまた2年延期しようという判断が仮に下ったときに、じゃ、博物館としてどうするかというところが、国際工芸美術館ができないのに博物館もなくなってというと、工芸品だけの話にしたって、市の機能としてはなくなっちゃうわけですよね。そのときに判断が担当として変わるのかどうか、そこについてお聞かせください。 ◎文化スポーツ振興部長 お答えします。  まず、今博物館は厳然として現在ございます。国際工芸美術館はまだありません。その後の話を今議論しておりますので、国際工芸美術館がなければ博物館は存続するという状況が続く、そういう判断です。我々としては、2年先送りの2018年にどうしてもやりたいという強い思いを持っています。着手は2020年の秋になると言ったのは、オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを芹ヶ谷公園の中でできないかという検討を来年度から始めます。多摩の拠点になるのが芹ヶ谷公園じゃないかというふうに思っていまして、国際版画美術館を中心とした文化プログラムを作成したいということもあって、2020年の秋ごろ着手で1年か2年かわかりませんけれども、2022年ごろの竣工、開館になるというようなスケジュールを今立てています。そのときに博物館は築50年を迎えるということなので、これをどうするかというのをこの期間で議論していくことになります。 ◆山下 委員 歴史民俗史料、遺産というか、そういったものについてはここの請願の中にも書かれているだけあって、相当なものがあるというふうに思っているんですけれども、こういったものについていかにして世にわかるように訴えかけて、市の1つの財産というか資産として生かしていくのかということについて言うと、どこの自治体でもそうだと思うんですけれども、非常に難しい側面を有しているんではないかと思います。  そういう前提の中でお話しさせてもらいたいんですけれども、いわゆる美術工芸品については、アクセスのよい場所で、こういった国際工芸美術館をつくっていくということで、今言ったようなことについて多くの方に見ていただく機会をつくっていただけると、そういったことの可能性というものが、市としてもそれなりの調査をしながら、先ほど文化プログラムというお話もありましたけれども、これから内外にわたって多くの方に理解、また見ていただく機会をつくっていただけると、市の活性化に結びつけていけるというような側面を持って事業として進めていこうといったものが感じられるわけなんです。  ここに書かれている歴史民俗史料、こういったものを一元管理して、いかに財源的な負担も少なくする中で、世に訴えかけていくような単なる教育資料で終わらせないということについては、今、教育委員会のほうでこのことについて具体的に話をしているのか、それとも文化スポーツ振興部に幾つか所管を移したという意義からすれば、やはりこういったものを外に向かって、特に多くの方に理解していただくという側面について言えば、文化スポーツ振興部のほうが、どちらかというと世間の風もわかっていて、取り組んでいかなきゃいけない課題だと思うんですけれども、その点についての議論というのは今現在どういうふうに進められているのかということについて、途中段階でも構わないんですけれども、教えていただければと思います。 ◎文化振興課長 博物館の機能みたいな話からさせていただきたいんですけれども、展示という部分で言えば、資料を多くの方に見ていただくという機能なんですけれども、博物館の大きな仕事として、調査研究だとか資料の収集、保管というところ、それから教育普及みたいなところも博物館の役割としてはございます。展示以外の今申していました部分というのは、町田の歴史を後世に伝えていくという大きなミッションがあります。それは、やっぱりしっかりやっていかなきゃいけないという認識ではございます。  展示の部分でございますが、やっぱりアクセスが悪いということに関しては来館者からの声もいただいていますし、今の場所で多くの人に見ていただくという部分に関しては、かなり厳しいのかなと考えております。そういう状況を踏まえた上で、教育委員会と文化振興課と一緒になって考えておりますが、どういう活用方法があるのかというところは、どちらで検討しているというよりは両部、両課で一緒になって考えているところでございます。 ◆山下 委員 なかなか議論の会話としてわかりにくいニュアンスも含んでいると思うんですけれども、以前稚内に行ったときに、南極観測隊のいろんな遺品とか当時使っていた機材なんかも保存して、教育委員会が所管をして、中心地にそういったものを持っていたわけなんです。当時「南極物語」もテレビなんかでやっていたりして相当なインパクトがあるものだったんですけれども、そういった世間に訴えかけていけるような土壌があるにもかかわらず、ほとんど人目につかない場所にあって、観光資源としても生かされていなかったというふうに当時思ったんです。  つまり、こういったことについて理解をよく持っている方からすれば、もうちょっと市が世間に訴えかけて、もっとダイナミックに捉えていただけるような側面があるんじゃないかということを相当思っているところがあると思うんですね。ですから、やはり現代にいかにして生かしていくのかということについて置きかえて、それを結びつけていくような訴えかけ方というのがなかなかないものだから、単なる教育的な資料として側面からどう扱うかということについて庁内で落ちついてしまって、なかなか取り組みにくいようなところが起きてきているのかなと思います。  そういった意味からすると、文化スポーツ振興部がやらなきゃいけないことというのは、やはりいかに教育的な資料にとどまらず、世に訴えかけていくようなものに仕立てていくのかという側面になってくると思うんですけれども、そういった観点で私は認識しているんですが、こういった話が来たときに、文化スポーツ振興部はどういった側面で検討しているのかということを改めて確認したいんです。 ◎文化振興課長 今、委員がおっしゃられた訴えるという部分なんですけれども、今の博物館の事業の状況ですと、かなり質の高い展示をしている自負はあります。それから、展示会のPR等も相当積極的に進めております。そういう努力の結果、ここ数年、入場者、来館者というのは上昇基調にございます。でも、ことしの見込みですと1万4,000人から1万5,000人ぐらいにとどまるのかなという予測でございます。やはり、立地の悪さというところが相当響いているという認識はございます。まさに訴えるという部分においては、施設の立地環境の悪さというのはかなり厳しい部分なのかなというのは我々の認識としてございます。  そういうところを踏まえて、じゃ、具体的にどうするのかというのはお示しできるところまで、内部の議論に至っていないんですけれども、認識としてはそういうふうに考えております。 ◆殿村 委員 質疑がダブる部分もあるかもしれませんが、改めてお聞きしたいと思います。  いわゆる歴史郷土博物館としての役割ということで、現状を見ますと、町田市立博物館が果たしてきた役割と同時に、なかなかそこだけでは十分賄い切れないというところで、他の施設がそれぞれまた役割を担ってきたという中で、全体として町田市における歴史民俗資料の収集や展示や研究ということが全体として行われてきたということと同時に、そうはいっても立地条件が悪かったり、建物が限られた条件ではあったけれども、この町田市立博物館がその中心的な役割を担ってきたということは否めないと思うんです。  その上で、今回、いわゆる工芸美術品を中心とした国際工芸美術館がつくられるということになったときに、これまで町田市立博物館が中心的に担ってきた本来の博物館としての役割を国際工芸美術館がそっくり受け継ぐのか、その辺はどうなんでしょうか。全面的に受け継ぐのかということについて、まずお聞きしたい。 ◎文化振興課長 国際工芸美術館に関しては、市が所蔵する貴重な美術品を多くの方に見ていただく、プラス工芸美術というものを1つのテーマにした専門性の高い美術館をつくる。  もう1つ、政策的な意図としましては、芸術の杜という言葉を使っておりますが、町田駅中心部に近い立地にある芹ヶ谷公園全体をそういう芸術的な側面から盛り上げていって、中心市街地も含めた町のにぎわいにつなげていきたいという大きな意図の中での事業でございます。  歴史史料をどうするのかというところについては、これまでも申しましたとおり、史料の有効活用を図っていくと。展示という部分に関しては、立地環境が悪いというところがかなり大きな課題になっています。それから、町田市の歴史を調査研究して、史料を集めて後世に伝えていくという博物館が持っているもう1つのミッションについては、やめるわけではなくて、それは市の大きな使命として引き続きやっていくという考え方の整理をしております。 ◆殿村 委員 聞き取りづらいのでマイクに向かってしゃべって、言葉が途切れ途切れでわからないところがあるので申しわけないんですが、私が関心を持っているのは、いわゆる歴史郷土博物館という役割は全国的な同種の博物館を見ても、やはり人類の歴史を古代から現代に至るまで通史として研究する、そして展示したり研究をしていくということで、そこに町田市の歴史を通して研究発表していくという重要な役割を持っていると思うんです。  どうも聞き取れない部分があるんですけれども、お話を聞いていると、そういうこともやるということで、それがちゃんと中心に座っていないという印象を私はとても受けるんですね。これまではそうではなくて、不十分な条件はあったけれども、町田市立博物館がそれを担ってきたんじゃないでしょうか。その最も重要なメーンとする役割をどこが担うんですかというところで同じ質疑になるんですけれども、国際工芸美術館が市立博物館の一番重要な役割をきちんと受け継いだ上で、建物も新しくし、そして美術工芸品の展示や研究等もさらに発展させるということならば、まだ立地条件ということでの意味合いもわからなくはないです。けれども、市立博物館の一番重要な部分をちゃんと受け継ぐということの説明がいまだに私は聞き取れないと思っていますので、そこは不十分じゃないかと。立地条件とか、そういうことはまず抜きにして、この本町田でこれまで連綿と役割を果たしてきた町田市立博物館の歴史的な役割をどう受け継ぐんですかというところをお答えいただきたいんです。 ◎文化振興課担当課長 今の殿村委員の質疑にお答えしたいと思うんですけれども、博物館が今から40年ちょっと前にできたときには、郷土資料館として開館しております。町田は埋蔵文化財の非常に多い都市でございますので、隣接した本町田遺跡もありましたし、そういった展示施設がほしいということで開館した経緯でございます。また一方で、当時博物館というものは余り数がございませんでしたので、町田の郷土資料館は歴史史料以外のことについても紹介をしていくということで、活動分野を広げたいということで、当時郷土資料館という名前でございましたが、それを町田市立博物館というふうに名前を変えて、いろんな分野の資料も紹介していくという路線をとった経緯がございます。
     今回、国際工芸美術館ができた場合、博物館からそちらに移す資料は工芸美術関係の史料でございます。これは、アクセスのよいところで、広く市民の方にもごらんいただきたいということで、そのように移す予定でございます。  そのほかに博物館に残されます歴史民俗関係の資料につきましては、先ほどからご説明が出てはいるんですけれども、教育的な側面が強い、例えば民俗史料の展示だけではよく理解をしていただけないならば、その民俗史料の持っている背景、道具的な使い方、そういったものはもっと教育的な側面から取り扱っていく必要があるだろうと。それにつきましては教育委員会と協議をして、それぞれの持っているノウハウを出し合いながら、今後の活用を検討するということで今協議しているところでございます。 ◆殿村 委員 先ほどそういうほかの方の質疑にも、今お答えがあって意味はわかりましたけれども、いわゆる博物館という建物だけでなく、組織といいますか、そこには当然ながら学芸員が置かれて、そして、そこを拠点にして収集や研究や展示が行われるという重要な機能を持っているわけですね。  先ほどの答弁ですと、もちろん教育委員会と今後協議をしていくということはわかるんですけれども、博物館という存在、歴史民俗史料に関する、町田市の通史に関する収集や研究や発表を行う機能が失われていくということになっていくんじゃないですか。ということは、今現在残されている例えば自由民権資料館や考古資料室とか、今現在ある施設は幾つかあります。でも、この施設があったからといって、今現在でもこれらの史料の十分な展示や、あるいは市民の皆さんに対する発表が極めて不十分だということは、これまでも何度も指摘をされてきたことじゃないですか。  今回、こういう形で工芸美術をメーンとした建物は新しく建てられる、そして、その他の民俗史料などについては教育委員会と協議してといっても、ここにちゃんと学芸員がつけられて、そうした建物があって、それが本当に日の目を見るような方向性は、今の答弁では全く見えないと私は思います。ですから、やはりその辺のしっかりとした方向性が示される必要があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎文化振興課担当課長 殿村委員のご指摘は確かにあると思います。もともと博物館がなぜ求められるかということにつきましては、やはり博物館に本来備えられている、あるいは求められている機能があります。調査研究、保存、収集、展示、教育普及、こういったことが博物館の持っている機能でございます。今の話では、今後についての方向性が見えないということでご質疑されているということですので、これにつきましては、その点は維持をしながら有効活用に向けて進めていきたいと考えております。 ◆殿村 委員 今後の方向性ということで、その点を具体化しようとすれば、先ほど申し上げたように、現状の施設配置や体制では私は不十分だという認識を持っています。ですから、幾ら国際工芸美術館ができたとしてもカバーできないだろうという認識を持っています。したがって、1つは、この歴史民俗史料を中心とした博物館がやはり必要だろうという考えです。  もう1つは、確かに立地条件等はありますが、長年本町田でお世話になってきたこの地域、当然ながら地域の住民の皆さんに支えられて今日までこの博物館があるわけですから、その上で、やはり地元住民の皆さんとの十分な協議を継続して行っていく必要があるのではないかと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎文化振興課長 ちょっとマイクを近づけてしゃべらせていただきます。  再三の答弁になりますが、美術資料については国際工芸美術館で有効活用を図り、町のにぎわいにもつなげていく、それが1つの大きな施策でございます。  それから、歴史民俗史料については、調査研究、資料の収集等を含めて、博物館の機能そのものは決して失わないようにしていきたい。ただ、多くの人に見ていただくというところを考えますと、立地環境については相当厳しいのかなというのが今の我々の判断でございます。  それから地元住民の方の声でございますが、今回請願という形で出されておりますが、これまで地元の方等の声を聞く機会というのも何度も持ってまいりました。そういう意味で、地元の方の声というのは十分受けとめさせていただいているつもりでございます。  ただし、これまで申しました施設が持っている諸課題を踏まえますと、今の施設で事業の継続は、すぐにというわけじゃないんですが、中長期的には難しくなるだろうというのが市としての考え方でございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。  ご発言があればお願いいたします。 ◆新井 委員 埋蔵文化財、この請願の中にある展示してほしいと言われているものを見たことある委員はいらっしゃいますか――3人。私は見たことがないので、どんなものなのか見に行きたいなと思っているんですが、どうでしょうか。 ◆殿村 委員 今そういうお話があったので、さっきもちょっと触れましたけれども、最近はこの庁舎の1階で展示したりということもありますけれども、あれは本当にごく一部で、私は考古資料室の倉庫に保管されている1万点だったか、すごい数の資料を見せていただいたことが何度かありますけれども、その実態が、どれだけの遺産を町田市が保管しているかということを私たちはよく認識した上で、今後の博物館のあり方を考える必要はあるなということは私自身が一番思ってきたことです。余計なことかもしれませんが。 ◆渡辺 委員 先ほどから立地の問題というのが上がっていたと思うんですけれども、では、立地が芹ヶ谷に移ったら来館者はすごくふえるのかというのが僕の感覚で、皆さんにどう思っているのか聞きたいんですけれども、どう思われますか。 ◆河辺 委員 どうなんですかね。 ◆三遊亭 委員 確実に駅には近くなりますよね。 ◆山下 委員 市が置かれている立場とか、今質疑の中で明らかになった経費の関係とかを考えると、市の言っていることもわかるわけですけれども、住民側はどちらかというより、この資料の価値というものについて非常に強く訴えかけている請願だと思いますので、やはりそこは少し丁寧に話し合いをして理解を求めていく必要があるのと同時に、今2人から出ましたけれども、我々も、ここに限らず歴史的な史料についてきちっと確認をする必要もあるのかなと思います。 ◆殿村 委員 立地の問題で私が思うのは、例えば考古資料室にしても小山田のほうにありますよね。ここが便利なところなんですかと。あれだけの重要な史料が保管されている場所に来てくださいというPRをしていますよ。じゃ、どうやって行くんですかと、そうではないですか。自由民権資料館も鶴川から近いとはいえ、決してメジャーな場所にある――メジャーな場所と言うと失礼かもしれませんが、近い場所にあるわけではないですよね。全国的な博物館や、美術館はまた違うかもしれませんが、非常に個性のある美術館にしても、その立地条件が必ずしもいいとは言えないけれども、博物館、美術館はやはりそこに存在するわけですよ。  そういうことを考えたときに、ただ立地条件が悪いからということですぱっと切るということは、それはちょっとどうかと私は思うんです。今後のことは、どうすれば足の便利がよくなるかとか、いろんなことを工夫しながら考えることも必要ではないかなと思います。 ◆三遊亭 委員 この市立博物館は43年も存続している施設ですから、地域にしっかりと根づいた博物館であるということは再認識させられましたということでございます。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時19分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時22分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆あさみ 委員 今、皆様のお話をいろいろと伺っていて、行かれている方もたくさんいらっしゃると思いますけれども、先ほどの新井委員の提案のように、私たちも、自分の目で住民の皆さんの声を反映した形できちんと委員会として1回見てみる必要はあるんじゃないかというふうに思うんですね。そうすると、今回、まだ時間もありますし、先ほど影響はないということですので、できればきちんと視察をさせていただいて、6月議会で新たにもう1度討議をしたほうがいいんじゃないかと私は思います。 ◆河辺 委員 基本的には、僕なんかは結論をとったほうがいいかなというふうに思っていたんですが、6月に判断を繰り越しても、余り重要な判断がその間には入らないということなので、もし見に行くのであれば委員会として全員で見に行ったほうがいいかと思います。見に行くこと自体やぶさかではないという思いを持っています。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午前11時23分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時28分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆新井 委員 この請願の文面にもあります文化財、まだまだどういうものがどれだけあるのかというのも調査をしなければならないという必要性を感じました。ですので、委員全員でこちらの調査を行った上で判断したいと思いますので、委員派遣、そして、請願は継続という形でお取り計らい願いたいのですが、いかがでしょうか。 ○委員長 お聞き及びのとおり、継続審査にすべきであるとの意見がありますので、お諮りいたします。  本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって本件は継続審査とすることに決しました。 △第7号議案(文化スポーツ振興部所管部分) ○委員長 第7号議案を議題といたします。  本案のうち、文化スポーツ振興部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 第7号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算のうち、文化スポーツ振興部所管分につきまして、ご説明いたします。  初めに、歳入についてご説明申し上げます。  予算書の34ページ、35ページをお開きください。  第13款、使用料及び手数料、第1項、使用料、第7目、教育使用料、第4節、国際版画美術館使用料1,773万6,000円につきましては、市民展示室、アトリエ、講堂などの施設や附属設備の使用料及び展覧会の観覧料でございます。  第5節、学校施設使用料690万4,000円につきましては、地域開放しております中学校3校の温水プール及び木曽中学校の校庭の夜間照明設備使用料でございます。  第7節、博物館使用料381万6,000円につきましては、展覧会の観覧料でございます。  92ページ、93ページをごらんください。  第15款、都支出金、第2項、都補助金、第7目、教育費都補助金、第17節、スポーツ振興等事業費補助356万1,000円につきましては、オリンピック・パラリンピック普及啓発事業に係る東京都の補助金でございます。  100ページ、101ページをごらんください。  第16款、財産収入、第2項、財産売払収入、第2目、物品売払収入、第1節、物品売払収入、説明欄の図録販売代、文化振興課所管分258万円及び国際版画美術館所管分431万5,000円につきましては、博物館及び国際版画美術館における展覧会図録の販売代でございます。  110ページ、111ページをごらんください。  第20款、諸収入、第6項、雑入、第6目、雑入、第1節、雑入、説明欄の講習会等参加費、国際版画美術館所管分691万7,000円につきましては、工房やアトリエでの講座参加費等でございます。  112ページ、113ページをごらんください。  受託販売収入、国際版画美術館所管分121万円につきましては、国際版画美術館内におけますミュージアムショップの受託販売収入でございます。  114ページ、115ページをごらんください。  芸術文化振興基金助成金250万円につきましては、独立行政法人日本芸術文化振興会からの展示事業に対する助成金でございます。  その下、広告掲載料、文化振興課所管分450万円につきましては、和光大学ポプリホール鶴川のネーミングライツ料でございます。  次に、歳出につきまして、「予算概要」を使ってご説明いたします。  「予算概要」の190ページ、191ページをごらんください。  文化スポーツ振興部予算のポイントとして、予算編成に当たっての背景、課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取り組み、その他の取り組みを記載しております。  192ページをごらんください。  文化スポーツ振興部の予算総括表でございます。合計の欄をごらんいただきますと、事業費ベースで総額12億6,312万8,000円、対前年度7,679万5,000円の減、一般財源ベースで総額12億235万3,000円、対前年度2,376万円の減でございます。これは、(仮称)町田市立国際工芸美術館の基本設計を終えたことなどによるものでございます。  次に、193ページから199ページをごらんください。  事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに、支出項目を掲載しております。  200ページをごらんください。  事業ごとに予算の内容についてご説明いたします。  「予算概要」に対応する予算書のページは、事業名の1行下の右端に記入してございます。  まず、上段にございます嘱託・臨時職員人件費492万円につきましては、博物館展示事業の実施にかかわる臨時職員の賃金及び社会保険料でございます。  下段にございます文化振興費4,012万2,000円につきましては、フォトサロンの管理運営委託料、一般財団法人町田市文化・国際交流財団への補助金などの経費でございます。  次に、201ページをごらんください。  上段にございます市民ホール費1億6,665万3,000円につきましては、町田市民ホールの管理運営委託料等の経費でございます。  下段にございます鶴川緑の交流館費1億4,397万7,000円につきましては、和光大学ポプリホール鶴川の管理運営委託料等の経費でございます。  次に、202ページをごらんください。  上段にございます博物館事業費6,626万4,000円につきましては、総合管理委託料や用地借上料等の経費でございます。  下段にございます遺跡保存管理費395万6,000円につきましては、本町田遺跡公園の管理委託料等の経費でございます。  次に、203ページをごらんください。  上段にございます博物館再整備費569万3,000円につきましては、(仮称)町田市立国際工芸美術館の整備に向けた自然環境調査委託料等の経費でございます。  下段にございます文化芸術ホール整備費824万3,000円につきましては、文化芸術ホール基本構想策定支援委託料等の経費でございます。  次に、204ページをごらんください。  上段にございます2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業費418万3,000円につきましては、町田市の文化資源を活用したオリンピック・パラリンピック文化プログラム推進計画策定委託料等の経費でございます。  次に、205ページをごらんください。  上段にございます嘱託・臨時職員人件費106万4,000円につきましては、国際版画美術館事業の補助を行うための臨時職員の賃金及び社会保険料でございます。  下段にございます国際版画美術館事業費1億5,070万4,000円につきましては、展覧会に係る経費や総合管理委託料等の経費でございます。  次に、206ページをごらんください。  普及費773万7,000円につきましては、木版画、リトグラフなどの講座講師謝礼、版画美術館友の会イベント負担金等の経費でございます。  次に、207ページをごらんください。  上段にございます体育館費2億5,771万2,000円につきましては、総合体育館の管理運営委託料等の経費でございます。  下段をごらんください。保健体育事務費2,261万6,000円につきましては、スポーツ施設の券売機の借上料やスポーツ推進委員報酬等の経費でございます。  次に、208ページをごらんください。
     上段にございます室内プール費1億8,531万1,000円につきましては、室内プールの管理運営委託料等の経費でございます。  下段にございます球場・コート費1,872万1,000円につきましては、三輪みどり山球場及び成瀬クリーンセンターテニスコートの管理運営委託料等の経費でございます。  次に、209ページをごらんください。  スポーツ広場費1,106万6,000円につきましては、市内27カ所のスポーツ広場の維持に係る経費でございます。  次に、210ページをごらんください。  スポーツ振興費9,312万6,000円につきましては、地域スポーツクラブへの補助金や町田市体育協会への補助金、学校クラブハウスの総合管理委託料等でございます。  次に、211ページをごらんください。  上段にございます学校施設開放費6,218万円につきましては、校庭、体育館、プール等のスポーツ開放のための事業運営費、木曽中学校の夜間校庭開放のための管理委託料、町田第一中学校、南中学校、鶴川中学校の各温水プールの総合管理委託料等の経費でございます。  下段にございます2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業費888万円につきましては、オリンピック・パラリンピック競技大会周知委託料等の経費でございます。  まことに恐れ入りますが、予算書に戻りまして、10ページをお開きください。  第2表、債務負担行為でございます。  下から3番目にございます国際版画美術館展示事業について、限度額を467万7,000円、期間を平成28年度から平成29年度までの債務負担行為として設定するものでございます。  文化スポーツ振興部の説明は以上でございます。  よろしくご審議の上、ご可決賜りますよう、お願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆河辺 委員 幾つかありますので、時間もありますので端的にお伺いしていきます。  歳出の関係が主ですが、まず「予算概要」を使って質疑していいですか。1点目が201ページ、鶴川緑の交流館費ということで、特定財源としてはネーミングライツの広告収入ということがあったんですが、この辺があとどれぐらい契約として残っているのかということと、あと、契約を満了した後は市としてどういう、ネーミングライツという意味でどう考えているのか、お伺いしたいと思います。  次に、203ページ、博物館再整備費ということで自然環境調査委託料が計上されていますが、具体的な内容についてお伺いしたいと思います。多分、芹ヶ谷公園のほうの自然環境調査になるのかなと思うんですが、少し具体的に教えてください。  次に、204ページ、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業費ということで計上されていますが、具体的な内容と、委託先はどういうところを想定しているかということについてお聞かせください。  次に、ちょっと飛びます。210ページ、スポーツ振興費ということでクラブハウスの管理委託料等が入っていますが、今、でき上がったクラブハウスについての利用状況はどういう状況になっているかというところを少し詳細に教えていただければと思います。  最後、211ページの下段、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業費ということですが、これの具体的な内容、周知委託料に600万円ということで計上しておりますが、どういう取り組み、どういう周知の仕方を想定していて、どういうところに委託をするのかというようなところと、残りの予算についてはどういう使い方を想定しているかというところについてお聞かせください。 ◎文化振興課長 幾つかご質疑いただきました。  1つ目、ポプリホールのネーミングライツのお尋ねかと思います。相手方は和光大学でございまして、ネーミングライツの契約期間で、開館当初の2012年9月から2022年の3月31日までと。開館が秋だったので9年半という設定をしてございます。  続いて、自然環境調査のお尋ねかと思います。具体的には、工芸美術館を建てるに当たって、芹ヶ谷公園という緑地の地域に建設するものでございまして、東京都の条例に基づいて自然環境調査をやる必要があるということで、動植物の希少動物、希少植物があるのかないのか、そういうことを調査するものでございます。  債務負担で設定させていただいたのは、これは、春、夏、秋というふうにある程度期間をとりながら植生、それから動物の状況を調べるために年度をまたぐ契約になっておりまして、債務負担で計上させていただいているというのはそういうことでございます。 ◎文化スポーツ振興部次長 スポーツ振興課予算に関しまして、2点のご質疑です。  1点目、私のほうから「予算概要」の211ページ下段にございます2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業費の内訳についてご説明を申し上げます。今回のこの606万8,000円につきましては、まずイベントの回数でございますけれども、普及啓発イベントの実施委託については2回を想定してございます。あわせて、障がい者スポーツの関係、パラリンピックでございますけれども、こちらのほうのイベントを1回、合計で3回を年間で予定してございます。  内容につきましては、とにかく多くの人が集まるイベントにこのような費用をかけさせていただいて、多くの方に2020年にオリンピック、パラリンピックがこの東京で開かれるんだということを周知してまいりたいというふうに考えております。  そして、今回この委託のもう1つは、オリンピック、パラリンピックの市民会議を今立ち上げておりまして、オール町田で取り組んでいきたいという体制をとっております。その関係で市民会議の運営委託なども今回の委託の中に含まれているということでございます。  211ページの大きな9番についてだけ、まず私のほうからお答えしておきます。 ◎髙梨 スポーツ振興課担当課長 私のほうからは、河辺委員からお話があった210ページのスポーツ振興費の中で、クラブハウスの利用状況というところのご質疑があったと思いますので、そちらのほうのお話をさせていただきます。  具体的にということでしたので、今ある2015年度現在、まだ2月までの利用ですけれども、現在、市内には武蔵岡中学校のクラブハウス、町田第四小学校のクラブハウス、それとあと教育センターのクラブハウスということで、教育センターにつきましては、本年、2015年度、昨年の12月からの利用ということの実績になっております。武蔵岡中学校のクラブハウスにつきましては、今年度現在でクラブハウスとシャワーの両方の利用者を合わせまして752名、町田第四小学校のクラブハウスにつきましては1,158名、それとあと教育センターのクラブハウスにつきましては219名の利用の方がいらっしゃいます。  主な利用方法というところですけれども、まずクラブハウスについては、ミーティングルームなんかも兼ねていますので各利用団体の方たちの毎月のミーティングというんですか、来月はどこの団体でどんな利用をしようとか、あと学校の行事がどんなところが入っているんだといったところで、学校の副校長先生なんかが入っていただいて調整をしていただくというような利用が主な利用だと思います。  それとあと、子どもの体育館で使うバレーボールや新体操、あと少年野球、そんなときには、夏なんかは暑いですので弟さんや妹さんを連れてこられる親御さんもいらっしゃいますので、そういう方たちがちょっと休んでいただくようにも利用されているということです。  それとあと、最近できた教育センターのほうにつきましては、ちょうど旧忠生第四小学校の近辺ということで境川団地が周りにあります。その境川団地もかなり高齢化していますので、そちらのほうの高齢者の人たちを招いてレクリエーションの体力テストというんですか、そういった体力テストや健康体操みたいなことも行われています。参加者の方たちからは、その後にちょっとお茶を飲んだりとか、そういったところでコミュニティーを図るといったところでは非常に好評だったということで聞いております。 ○委員長 あと、204ページのオリンピック・パラリンピックの内容と委託というのがあるんです。文化プログラムのほうの。 ◎文化振興課長 済みません、答弁を漏らしておりました。  オリンピック・パラリンピック文化プログラム委託の内容というところでよろしいですかね。オリンピック東京大会に向けて、町田市としてはオリンピック文化プログラムというものを推進していきたいというふうに考えております。2016年度はそれに向けた推進計画というものをつくっていきたいと思っております。計上させていただいている予算は、検討委員会みたいなものを組織したいと思いますので、それにかかる支援だとか、あとは計画書の作成を委託するものでございます。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。  幾つか再質疑をしますが、ネーミングライツの件は詳細わかりましたので、大丈夫です。  203ページの自然環境調査委託料ということで、この自然環境調査というのは、恐らく2年延期があろうがなかろうが多分出てきたものなんじゃないかと思うんですけれども、そこの2年延期と、この調査委託料をことしやらなきゃいけないという関連というか、要は2年延びたから2年先にやったほうが最新の自然環境の調査ができるんじゃないかと単純に思うわけですけれども、その辺は影響がないのかどうか。 ◎文化振興課長 この自然環境調査は、国際工芸美術館基本設計と並行して行ってまいりました。今年度からもう既に現場調査に入って継続的にやっているところでございます。工芸美術館は2年延期ということになりましたが、これは工芸美術館の建設においては必要な調査でございますが、芹ヶ谷公園の再整備事業というのも同時に進んでおりまして、芹ヶ谷公園に一定程度手を入れていくという事業が、これは都市づくり部のほうで行われるわけですが、それにおいてもこの環境調査結果というのは使えるということでございます。  2年延びるということなんですが、今回の調査で2年後の実施設計の中でこの調査結果というものを使えるように、これは東京都環境局との調整も必要になってくるんですけれども、我々としては、この調査結果というものをもとに東京都と調整をしていきたいと思っています。まだこれは調整が必要な部分なのでちょっと確定的なお返事はできないんですけれども、一応そういうふうに考えております。 ◆河辺 委員 わかりました。  あと、204ページの文化プログラムの件ですが、推進計画をつくっていきますよということで、検討委員会でいろいろお話をもまれてつくっていくのかなというふうに思うんですが、現時点で想定している委員会のメンバーはどういう方たちに声をかけようと思っているか、何か想定があればお知らせをいただきたいなと。 ◎文化振興課長 検討委員会でございますが、今10名ほどで構成したいと思っております。学識者、これはアートマネジメントだとか、文化芸術方面、それから、シティーセールス方面、そういうところの専門知識を持たれている方をお呼びしたいなと。あわせて、市内のいろいろな、町内会・自治会、経済団体、それから、福祉団体の方にもお声がけをさせていただきたいなと。人選についてはまだ決まっておりませんが、そういう構成を今考えております。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。文化プログラムをつくっていくという話になるんですけれども、例えば、前のオリンピック・パラリンピック大会での文化プログラムとか、いろんな各国の文化プログラムを恐らく参考にというか、研究をされているんじゃないかと思うんですけれども、現時点で町田市がこういう文化プログラムをつくって、実現できるかどうかは別にして、こういうことができるといいなというような、大きな話で構わないので、どういう方向性に行くのかなというところが少し議員たちとしては関心どころなのかなと思うので、教えていただければと思います。 ◎文化振興課長 推進計画をこれからつくるということで、決まったことではないんですけれども、今の我々が用いているイメージみたいなところでお話をさせていただきたいと思います。  ロンドン大会以降、オリンピックと文化プログラムというのは、文化プログラムを成功してオリンピック全体が成功なんだよというような言われ方もされております。推進計画の中では具体的にこういうことをやるんだという1つ1つのイベントだとかプログラムをつくるというよりは、どういうフレームでやっていくんだというのを推進計画の中に描きたいなと思っています。  ポイントとしては、市民の方が主体的、能動的にかかわっていただけるような、簡単にいいますと、市民の方からこういうことをやりたいんだという提案をいただきながらいろんな資源とマッチングだとかコーディネートしながら1つのイベントに仕立てていくみたいな、そんなイメージを持っております。一般質問の中でも取り上げていただきましたが、障がい者の方のそういう文化芸術活動というものにもスポットを当てていきたいと。  そういうもの、町田の文化芸術資源というものを最大限生かしながら、ちょっと欲張りなんですが、世界にPRできるものがあればという、そこは夢の部分でございます。申しわけないですけれども。そんなことを考えております。  推進スケジュールでございますが、推進計画を2016年度中につくりまして、2017年度はいろいろ事業の準備の期間に充てまして、2018年度、2019年度はラグビーのワールドカップもございますので、2020年度ということで、3年ぐらいかけて市内でいろんな文化芸術にかかわるイベントだとかプログラムだとかというのが展開できれば、町田市として今後の文化芸術振興の大きな契機になるのかなというふうに、私自身期待しているところでございます。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。いいですねという。  ちょっと次の質疑とも関連が出てくるんですが、211ページのほうの推進事業も含めて、今、市単独で、都の補助が入っていたりするんですけれども、いろいろやっていこうかなと計画を立てていって、これから具体的に事業を起こしていくんだと思うんですけれども、このほかに、例えば組織委員会が都内でやる文化プログラムであったり、競技大会の周知の関係のイベントというのが別個で入ってくるのか、それとも今これからやろうとしていることが東京都、開催都市としての周知の取り組みの一環として町田市がやるということなのか。その辺というのは何か整理をされているんですか。 ◎文化スポーツ振興部次長 答えのほうですけれども、別個に考えられているということでございます。町田市は町田市で東京都の補助を受けながらさまざまな普及啓発事業を展開していきたいと考えておりますし、東京都は東京都で、また組織委員会は組織委員会で別個に動いているということで、そのやる場所については、都内でやる場合には何々区、多摩地域でやる場合には何々市ということでターゲットを定めていただいて行っているという状況です。  例えば、昨年12月に町田市民が約2,300人参加して行われたこどもマラソン、もう歴代続いていますけれども、野津田の陸上競技場でやっていますこどもマラソンのイベントにも東京都は目を向けてくださって、その中に1カ所ブースを設けて、パラリンピックの啓発事業ということで、ライフル射撃と陸上といいますか、パラリンピックの陸上競技などの普及啓発事業を盛り込んでまいりました。  ですので、これからまた町田市が行いますさまざまなイベント、情報はもちろん提供してございますので、その提供された状況に応じて東京都のほうで選んで、ターゲットを当ててくるというふうに思っております。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆山下 委員 幾つか伺っていきたいと思います。「予算概要」の207ページ、保健体育事務費がございますけれども、スポーツ推進委員の報酬等が15名で243万円ということで、一方で、券売機借上料が19台で1,950万2,000円ということで、報酬なので丸々の人件費ではないかと思うんですけれども、このスポーツ推進委員は今どんな活動をされているんでしょうか。  特に従来のスポーツだけではなくて、例えば、レクリエーション競技とか、あるいはニュースポーツ的なものとか、大変今いろんなものを求められてきていると思うんですけれども、全体としてのスポーツ推進委員の役割の中でどうやって効果的な活動をされているのか、お聞かせいただければと思います。 ◎文化スポーツ振興部次長 スポーツ推進委員については、現在町田市に定員15名で15名いらっしゃいます。主な活動としましては、とにかくスポーツの普及促進、一人でも多くの人にスポーツを楽しんでもらいたいという事業を主に行っています。年間を通じて行っています事業には、「スポーツにチャレンジ!」という名称で小学校の低学年の子どもたちを中心に、なかなかスポーツに挑戦する機会がないという声をいただき、また、小学生のスポーツの実施率も低いという現状を見まして、広く市民から参加者を募って、小学校の低学年を対象に年に5回から、去年は8回行いました。  主な内容としては、ニュースポーツの普及もございますけれども、遠くへ物を投げるための力の基礎づくりですとか、みんなと一緒にやるんだよという楽しみを加えてやる、そういうことに主眼をおきまして、サン町田旭体育館などを中心にトランポリン、ドッチビー、ラダーゲッター、これはニュースポーツでございますけれども、遊びを取り入れたそういうスポーツですとか、ストラックアウト、これは物を投げる力を養うということで、主にその4種目を順番に体験できるようなことで行っています。  ただ、子どもたちのスポーツ事業だけではなくて、高齢者を対象にした60歳からの健康づくり講座なども町田市のレクリエーション協会と協働で市役所の会議室などを活用して事業を行っています。その中には、座学で学び取っていただこうということで、座学を行った後に簡単な健康体操や、レクリエーションを取り入れた健康チェックなども行って広く年齢層を、また広く市民に参加を募って行っているという状況でございます。 ◆山下 委員 前段を聞くと、小学生の基礎的なところでスポーツに取り組む要素、そういったものを養っていくようなことのように聞こえて、あと、あるいは特に今課題になっている高齢者の健康づくりに近いようなスポーツの取り組みの普及というものをしていくというふうな、この2つが大きな仕事になっているのかなと思うんですけれども、これはどういった方が推進委員になられているんでしょうか。延べ人数でやっている話じゃなくて、15名というのは限定されている方が、これを見る限りはやっているんだと思うんですけれども、どういう方がなられていらっしゃるのか。また、どういう選考の仕方をしているのか、教えていただければと思うんです。 ◎文化スポーツ振興部次長 今15名の委員がいらっしゃいますが、歴史が長くなっていますので、当初採用した基準は、やはりもちろんスポーツに親しんでいる方なんですが、さまざまな競技団体から1名ないし2名を推薦していただいて採用してきた経緯がございます。ここ3年ほどになりますけれども、1つの競技に固まって推進委員を募集するよりも、私たちは逆に広く市民の中からスポーツの指導力があったり、また、スポーツに向ける情熱があるという方を今は選考で公募をして、集まっていただいています。  ことしも切りかえの時期がありまして、お2人の方がご勇退されるということでしたので2名の選考を行いました。市の広報で公募を行って、スポーツに対する意気込みなどを論文形式で募集をかけます。その後に1次試験に通った方を対象に2次試験で面接を行っております。その中で、ご自分がやってこられたスポーツの指導歴ですとか、町田市のスポーツ振興をどう考えているのかなどのご意見を頂戴して審査をするということでやってございます。 ◆山下 委員 限られた予算の中なのであれなんですけれども、この町田市民にスポーツの推進をしていくという意味では、人数的に私は厳しいものがあるのではないかと少し思っております。  一方で気になったのが、券売機の借上料のほうが1人当たりより全然高いし、少しこの辺は工夫の余地が、同じ費目の中で並んでいるからそういうふうに思ってしまうのかもしれないんですけれども、スポーツ推進委員という意味では、今おっしゃられたように公募で選ぶなりなんなり、多分すそ野を従来酌み取れなかった分野とか、競技にしても、あるいは今健康づくりの部分が非常に視点を当てられていますので、選考の方法とかについても、今後いろいろまだ検討されているのか、お聞かせいただければと思います。 ◎文化スポーツ振興部次長 継続してスポーツ推進委員の関係だけ私のほうからお答えさせていただきますが、もう委員さんおっしゃるとおり、広く市民の中に公募をかけるということで、さまざまな競技を経験されている方、また、さまざまなお考えをお持ちの方にターゲットが当たりますので、そこで私たちも新しい情報が得られるということを感じています。  また、今途中でお話があった人数については、町田市は15名精鋭で市が主催する事業などにも全て手を出していただいて、本当に活気ある活発な活動をされていると私たちは認識しております。人数の多い少ないについてはさまざまな考え方があろうかと思いますけれども、今ある人材では、本当に熱心に活動していただいているという状況でございます。  券売機の件は、担当課長から話させてもらいます。 ◎髙梨 スポーツ振興課担当課長 山下委員から券売機のことでお話があったと思いますので、券売機についてお話しさせていただきます。  19台ある券売機ということで、これはリースでやっているわけなんですけれども、まだリース契約も切れていないという状況です。2018年だったかな。その中で、特に総合体育館ですとかサン町田旭体育館、そういったところでの利用施設だとか利用種目が多いところについては、やはり券売機というのは必要と考えています。  ただ、それ以外に、例えばプールですとか、そういう単一種目で単施設というんですか、もう決まった利用の方法しかないような場所、例えば野球場で野球とか、そういったところについては、やはり管理人もいますので、将来的には、例えばレジスターみたいなものを置いて、もう少し予算について圧縮していくというのは、これは今後検討していきたいと思っております。 ◆山下 委員 管理をする上で、券売機みたいなものがあるといろんな間違いがなくてというのはあるかと思うんですけれども、例えば、一方で、たまたま間違えて買っちゃったから払い戻ししたいと言っても券売機だと払い戻ししてくれないという、それで、そこを管理されている方に聞いてみると、それはいつかどこかで使ってくださいみたいな話までされてしまったという経緯を聞いたことがありますので、工夫の余地があるんだろうと思います。この件については検討していただければいいと思います。  もう1つなんですけれども、1つのモデルとして少し伺いたいんですけれども、今、施設の維持管理について、全庁的にどう取り組んでいくのかということについては計画をつくってやっていくということで、これからできる施設については、その計画にのっとった形でいろんなものができてくるんだろうと思いますけれども、従来あった施設の維持管理費をどうしていくのかと。コストをどう下げていくのかというのは本当に大きな課題になってきて、例えば今まで指定管理者だけでやってきて、これまで手を出し切れなかったようなところも出てくるかと思うんです。  この体育館費を見ますと、例えばこの前にやった緑の交流館のほうは広告掲載料を確保できているというふうに書いてあるわけですけれども、これはそのネーミングライツの選定からいろいろ我々もお話を聞いている中で知っていることなんですけれども、例えば、成瀬の総合体育館なんかでは、そういったものを収入を得ていくとかということについて、今いろんな計画の中では、歳入を確保していくということについていえば検討しなきゃいけないことだと思うんですけれども、この点についていえば、指定管理者が独自に取り組んでいることもあるかと思うんですが、市として取り組めるようなことについて検討されているのかどうか。  例えば、この成瀬の体育館なんかは施設としては非常に有名な体育館で多くの方がいろいろ広域的に利用している、大会なんかも大きく開かれたりとかということを、いろんなスポーツの関係者の方から注目されている体育館ですので、私は、例えば、ネーミングライツなんていうものについていえば、規模的にいえば非常に適しているものではないかと思ったりします。ですから、それに限らず歳入の確保について検討をされているようなところがあればお聞かせいただければと思います。 ◎文化スポーツ振興部次長 町田市の総合体育館についてのネーミングライツについては、今から3年ぐらい前にほかの施設からの情報を耳にしたり、町田市としても特定財源をとにかく多く集めていきたいということから検討の段に入りました。ただ、その段階では答えが出なかったというか、募るという段階までが上がらなかったというところがございます。  今築27年たつわけなんです。建物として昭和30年の市制30周年記念の施設でつくりまして、ちょっと年数がたっているというところが、もしかすると手を挙げたときに値踏みされてしまうですとか、さまざまな意見が上がりまして、1度検討の段階には上りましたけれども、ちょっととまってしまったというところがございますが、今のことも含めまして、今後細かく詰めていきたいと思います。ありがとうございました。 ◆三遊亭 委員 幾つかあるんですけれども、まず教えていただきたいのが予算書の101ページ、国際版画美術館の図録販売代が431万5,000円で、それが「予算概要」だと205ページに図録販売代431万5,000円と載っているのはわかるんですが、わからないのが、その上の文化振興課、これはいいんですよね、それで258万円となっているんですが、博物館の図録販売代を見ると208万円となっていて50万円の開きがあるんですけれども、まず1点目が、これはどういうことなのかということです。  それと2点目が、同じく国際版画美術館の展覧会観覧料1,217万4,000円なんですが、これはたしか展覧会の初日が無料だったかと思うんです。それ以外でも、最終日も無料でしたかね。つまり、有料の日と無料の日、どういうふうになっているのかということと、この展覧会にいらっしゃる方、市内在住と市外在住の違いを知っていたら教えていただきたいということで、それは博物館でも同じです。有料観覧日と無料観覧日はどういう比率になっていて、市内と市外在住者どういう割合になっているかということです。  あと、「予算概要」の203ページの文化芸術ホール整備費なんですが、基本構想策定支援委託料の委託先というのはどういうところにお願いしているのかということ。  最後に、「予算概要」の210ページの一番下から2番目、主な特定財源のふるさと納税が165万円となっているんですが、この積算根拠をお知らせいただきたいということでございます。 ◎国際版画美術館担当課長 今のご質疑について、まず有料のときと無料のときのことのご質疑についてお答えいたします。有料企画展につきましては、会期初日が必ず無料ということにしておりまして、会期末は有料ということです。あと、年間通しまして4月19日の開館記念日と11月3日の文化の日、このときに有料企画展を開催している場合は、この日は無料という形でやっております。  あと、次のご質疑でおいでになるお客様のお住まい、市外、市内という問題なんですが、例えば2014年の「パブロ・ピカソ-版画の線とフォルム-展」のアンケートの分析によりますと、町田市内は37%、そして、神奈川県が26%。その他、東京都が15%、相模原市12%、その他7%、回答なし3%というふうなことで、結論から申し上げますと、町田市内は40%弱ぐらいがいつもの展覧会のアンケート分析の結果で、やはり近隣が相当多いというふうなことが結論としてあります。 ◎文化振興課担当課長 まず、展覧会の有料と無料の日、博物館についてはどうかということだったんですけれども、博物館は2012年7月から有料化をしました。一般300円、中学生以下無料という形でやっております。障がい者の方は半額になっております。基本的には、全展覧会が有料という形になっております。  ただ、これまでに「三橋國民 鎮魂70年目の夏展」とか、特に町田市民の方に見ていただきたい展覧会につきましては無料という形でやった展覧会がございます。  また、図録の販売についてなんですけれども、図録は全部の展覧会で作成しているわけではございません。年間決めた展覧会で2つとか、その数ぐらいで図録を製作して販売しております。図録の販売価格は1,000円から1,500円程度です。  また、その図録の製作数も800から1,000、この中から広報に使う分を引きますので、これが全部の販売数ではございません。つくるのが800から1,000でございます。ですので、売りに回した金額が国際版画美術館と大分差が出るのは、それが原因かと思います。  また、市外からお越しの方と市内からお越しの方の割合は、ちょっと今手元に数字がなくて申しわけないんですけれども、わからないのですが、市内での、博物館に来る人がどこからが多いのかということにつきましては、町田地区から来られる方が半分近くで、あとは南とか鶴川が大体2割程度を占めているということはわかっているんですが、市内外はちょっとまた、申しわけございませんが。 ◎髙梨 スポーツ振興課担当課長 私のほうからは、210ページのふるさと納税の主な特定財源165万円というところでご質疑があったかと思います。こちらのほうのスポーツ振興費の主な事業の上から4段目のスポーツ教室開催委託料というのが240万円あるかと思いますけれども、具体的には、これは市のスポーツ推進計画のアクションプランにも載っているんですが、ホームタウンチームによる市内の小学校や中学校、あと保育園、幼稚園などに赴いてスポーツ教室を行うという、そういった事業でございます。  これは、事業費としましては1回当たり3万円の年間80回ということを想定しておりまして、それで240万円ということです。そのうち、これは毎年ある多摩・島しょスポーツ振興事業助成金というのが75万円ありますので、その分を差し引いて、ふるさと納税額としては165万円ということで考えております。 ◎文化振興課長 文化芸術ホール整備費の基本構想策定委託料の委託先ということでございますが、契約相手方は株式会社シアターワークショップというコンサルティングの会社でございます。プロポーザルによって選定しておりまして、このシアターワークショップは公共ホールの立ち上げ、それから運営に関するコンサルテーションとしては国内でもかなり実績のある業者でございます。 ◆三遊亭 委員 それぞれご答弁いただきましたので再質疑をさせていただきますが、私が図録販売代で伺ったのは、当然国際版画美術館のほうが高額になるというのはわかっているんですが、国際版画美術館は431万5,000円と予算書に載っていて、「予算概要」でも図録販売代が431万5,000円と載っているんだけれども、予算書の101ページの文化振興課だと250万円なのに、「予算概要」を見ると、202ページには208万円としか載っていないから50万円差が出ているけれども、その理由は何ですかという質疑をしたんです。  それと、博物館事業は2012年度から有料化されたんだけれども、三橋國民展以外は大体有料であって、国際版画美術館のように初日のみ無料というようなこともしていないということはわかりました。
     そうすると、ちなみに無料のとき、先ほど言及されていた三橋國民展のときには当然入場者数も多かったと思われるんだけれども、どのくらい多かったかということ、あと、国際版画美術館でもそうですね。無料の日が初日と、あと4月19日と11月3日というのはわかりましたから、そのときにほかの有料日と比べてどのぐらい増減が顕著に違いがあるのかどうかというのをデータがあればお知らせいただきたいということと、さっき伺えなかったんだけれども、予算書の113ページの国際版画美術館のミュージアムショップの121万円なんですが、これはどういうものが主に売れているのか、知っている範囲でお答えください。 ◎国際版画美術館担当課長 無料日の入場者数につきまして、最新の情報から申しますと、3月12日から開催しています小林清親の展覧会、初日が無料日ということで、12日がまさに無料日でございました。このときの入場者が789人ということで、翌日が170人、有料日でございます。ですので、大方の場合、よほど悪天候でない場合、初日の無料日、また文化の日、開館記念日が有料企画展に当たっている場合は非常に大きな入場者の数の違いがございます。  ミュージアムショップに関しましては、昨今いろいろなグッズを開発しておりまして、例えばガラス製品による当館所蔵品の画像を入れ込んだ品々ですとかトートバック、附箋紙とかマルチクロスというようなスマホとか携帯電話の画面を拭くようなものとか、非常に細々としたものを売っております。売れ行きなんですけれども、ロット数がどれもたくさんはつくりませんので、大体何十レベルでロット数をつくっている関係で、販売の数に大きな開きがあるというものは余りございません。 ◎文化振興課担当課長 済みません、三遊亭委員のご質疑で抜けた点を補いたいと思います。  「予算概要」で208万円で、予算書で258万円、その50万円の差があるのはなぜかという件なんですけれども、こちらの「予算概要」のほうには主なものの金額を書いてありまして、例えば開催予定の展覧会、図録を制作する予定の金額の総額が約208万円、このほかに売れるものがありますので、それを予想して恐らくこのぐらい入るだろうという形で計上しております。つまり、図録で売れ残ったものも継続して売り続けますので、その分は翌年に回っていきますので、それがどのくらい売れるかというのを差額で表現しております。  次に、三橋展の入場者数ですけれども、これは三千五、六百人だったと思いますけれども、通常の展覧会よりも大分入りました。 ◆三遊亭 委員 わかりました。売り上げにすると、確実に入場者数が多い。特に国際版画美術館の初日の無料というのは相当知っている人は知っているからね。だから、その日、特定でいらっしゃる方も結構いらっしゃるんじゃないかと思うのでね。だから、たくさん来てくださるのはありがたいんだけれども、無料はいいんだけれども、何かちょっと取れればありがたいけれども、そうなると来なくなっちゃうのも困るしね。なかなか難しいところなんだけれども、わかりました。  それと、ミュージアムショップでいろいろ細々としたものを売って、こういう金額ということはわかったんですが、今、多くの美術館は、入館料は当然のことながら、ミュージアムショップでいかに収益を上げるかということに心を砕いているわけですね。そうすると、国際版画美術館もある程度は心を砕いているんだということはわかりましたけれども、他美術館の動向を見ると、もうちょっとこれをふやせるというような気は非常に持ったというところですので、そういうものを次年度以降ご留意いただければありがたいということでございます。  それと、文化芸術ホールの基本構想策定支援委託料の委託先はシアターワークショップということはわかったんですけれども、このシアターワークショップ以外には委託先として、先ほどプロポーザルというご答弁がありましたが、大体これ以外でどのくらいをリストアップされたんでしょうか。 ◎文化振興課長 公募型のプロポーザルを実施しました。応募は、このシアターワークショップを含めて3者ございました。 ◆三遊亭 委員 そして、シアターワークショップに決めたという一番大きな理由はどんなところだったんでしょうか。 ◎文化振興課長 選定においては、まず企画提案書を提出していただいて書類の審査、その後に2次選考ということで、プレゼンテーションとそれに対する質疑ということで、総合的に評価をさせていただいているところです。実績という部分も評価のうちには入っていますし、それ以外にも業務遂行能力みたいなところもいろいろな角度から見させていただいて選定いたしました。 ◆三遊亭 委員 最後にしますが、総合的にご判断なさってそこに決めたというのはわかったんですが、何か特にこのシアターワークショップで注目したというようなものがあれば、お教えいただきたいんです。 ◎文化振興課長 特にというところは、なかなか1つでは言い切れない部分があるんですけれども、実績みたいなところ、いわゆる公共文化ホールの立ち上げ等の実績というのは1つの評価ポイントだったと思います。 ◆あさみ 委員 1点だけ伺いたいんですけれども、「予算概要」の208ページ、下の段の球場・コート費のところの成瀬クリーンセンターテニスコート利用率は88%と書かれていて、9割弱ですから相当な方が、回転もいいというか、利用率は高いのかなというふうに思うんですけれども、三輪みどり山球場利用率が50%というのは何か理由があるのか、その内容を教えていただければなと思うんです。 ◎文化スポーツ振興部次長 体育施設の利用率はほぼ8割から9割というのが常識の世界なんですけれども、今回の三輪みどり山球場につきましては、やはりどうしても利用されるのが土曜、日曜、祝日というんですか、お休みの日に限られるわけではありませんけれども、お休みの日がほぼ集中しているという状況になっています。夜間照明がついてございますので、平日も夜間の利用などもございますけれども、やはり野球をするという一般人のことを考えますと、平日の昼間は利用率が低迷しているという状況でございます。 ◆あさみ 委員 例えばこれを50%というのはもったいない気もするわけです。せっかくこういう場所があって、今お聞きしたように野球とかに限られると、どうしても団体の方たちが借りるんでしょうから、土日に限られてしまうんだろうなというふうに理解はしたんですけれども、逆を言うと平日50%はあいているということですね。  こういうのをほかに何か、団体のスポーツだけではなくて、例えば子どもさんたちがキャッチボールしたいとか、いろいろあるんですけれども、そういうところに一部を開放するとかということはなかなか難しい問題、いろいろ課題があるんでしょうか。ちょっと私、わからないので、そういういろんな要望があるものですから、それについてお答えをお聞かせください。 ◎髙梨 スポーツ振興課担当課長 野球場というところで、さっき利用率が低いというお話がありましたけれども、今、サン町田旭体育館、中央公園の野球場なんかも、やはり冬場の時期というのは内野のグラウンドのところがどうしても霜がおりてしまうのでなかなか使えない。  そんな中で外野の芝生のところを親子でキャッチボールなんていう形で、昼間というか、午後の時間などを活用して親子でいろんなボールを持ってきてもらって、やわらかいボールだとか、普通の軟式野球のボールだとか、そういうものを持ってきてもらって、親子で触れ合う場なんていうことで開放はしていますので、三輪みどり山球場についても、そういう活用の方法はこれから考えれば、もう少し利用率も変わるのかなということで思っています。 ◆あさみ 委員 ありがとうございます。そういったいろんな多角的な形で、せっかくあるところを無駄にしないように、市民のために扱っていただけるとありがたいなと。ボール投げができないとか、キャッチボールしたいけれども、団体に入っていなくても、そういう声というのはすごく多いんですね。だから、ほかにもそういう場所があれば、そういうことも考えていただけるとありがたいなというふうに思っています。  もう1点なんですけれども、例えば早朝なんかの開放というのはできないのかどうか。野球をやっている人というのは、市民の方からそういう声があるんですけれども、早朝ちょっとボール投げをして練習してから仕事に行きたいというような方もいるようなんです。そういう声がありますので、早朝なんかの開放ということはお考えになっていないのか、それはちょっと無理なのかなという、もし無理であれば理由も含めてお聞かせいただければと思います。 ◎髙梨 スポーツ振興課担当課長 早朝についてということで、条例上は朝7時から夜9時までということで施設の開放はしているところなんですけれども、少年野球ですとか軟式野球ですとか、大人の大会も含めて、優先予約ではそういう時間帯も使っているのは事実です。  ただ、個人的に開放といった側面で見ますと、朝の時間帯にそういった施設の周りの住宅も密集している場所もありますので、そういったところでは金属バットなんかはうるさいよなんていう苦情があったりですとか、そういうことも声としてはありますので、その辺は地域の方なんかにも配慮しながら考えないといけないのかなと思っています。 ◆殿村 委員 まず、205ページの国際版画美術館事業費について伺います。  今年度の版画作品の収集ということで、どのような内容のものをどのぐらいの予算で考えているのかが1つ。  2つ目に、企画展を中心に今年度の展示会のコンセプトといいましょうか、考え方というか、今年度の展示会をどういうコンセプトで考えているか。その2点について伺います。 ◎国際版画美術館担当課長 まず、作品の収集につきましてなんですが、既に購入いたしまして、基金による買い戻しをしておりませんでした作品の買い戻しを9点ほど考えております。作品の内容につきましては、日本、西洋取りまぜてということなんですけれども、具体的な作品名をお答えしたほうがよろしいでしょうか。ちょっとお待ちください。  現代作家の小林敬生さんの「饒舌な風景」、西洋の作家ですけれども、「シリア聖地」というタイトルの作品、それからギュスターヴ・ドレという作家による「聖書」、あと日本の近代作品が4点――ごめんなさい。現代作家の広島新太郎と深沢索一の作品が各1点ずつというような内容でございます。  2点目の展覧会について、コンセプトということなんですが、版画芸術というのは、ご承知のように非常に幅広い芸術分野でして、日本、西洋ともにあるので、まず年間のスケジュールを立てるときに、日本の伝統的な作品と現代的な作品、それから西洋の版画作品、このテーマを必ずバランスよく盛り込みたいと考えております。  2016年度につきましては、4月の春の大型企画展につきまして、西洋作品と日本の版画家の作品を盛り込んだ「森羅万象を刻む-デューラーから柄澤齊へ」というエングレイビングという非常に特殊な版画の技術、技法を使った作品を集めた展覧会を計画しております。  あと、秋の大型展覧会につきましては、1937年生まれのイギリス出身の現代版画家、美術家デイヴィット・ホックニーという人の版画作品を個展として展示する予定でございます。  また、収蔵品をベースにした企画展につきましては、西洋の風刺画をテーマにした「風刺画っておもしろい」という作品展を7月から9月にかけて、それと同時に近代日本版画展というのを並行して開催いたします。  それから、年度末の有料企画展では、日本の作品でも伝統的な木版画をご紹介する江戸ノスタルジアという作品をご紹介する予定でおります。  また、この間、毎年恒例の「全国大学版画展」、新たに収蔵した作品をご紹介する「新収蔵作品展」、それから町田市内の公立小中学校の生徒さんたちの作品をご紹介する「町田市立公立小中学校作品展」を開催いたします。  また、年間4期に分けて、小さな常設展示室ですが、ミニ企画と称して作品をご紹介する展示では、西洋の木版画、それから刷り物、これは江戸期の木版画でございます。それから、町田市出身の作家で現在活躍中の松本旻さんの作品展、それから、昨年は大型修繕工事で先延ばしにさせていただいた、これも現代作家なんですが、木村利三郎さんという人のご紹介をさせていただこうと思っています。  その都度その都度開催できるタイミングというのはなかなか難しいものがありますが、コンセプトとしては版画芸術をくまなくご紹介していくということで、また、常設展示室では展示ケースを設置して、畦地梅太郎さんの作品、あと浮世絵作品を必ず見られるようにと考えております。 ◆殿村 委員 ありがとうございます。  「全国大学版画展」、私もいつも拝見させていただいておりますが、1つは版画を販売されておりますね。この何年かで大体1回当たりどのぐらい販売されるかというのはわかりますか。 ◎国際版画美術館担当課長 申しわけありません、数のほうは正確な数値を手元に置いておりませんので、後ほどお伝え申し上げたいと思います。  ただ、概数といたしましては100枚前後は必ず販売しております。学生さんの作品、当館直接というよりも、この展覧会自体、版画学会という版画を教えていらっしゃる先生方の会なんですけれども、そちらとの共同開催という形でやっておりまして、学生作品販売というイベント自体も、版画学会側のイベントとして開催している経緯はございます。1点3,000円ということで販売いたしましたけれども、大体例年100枚前後ぐらいの売れ行きということでございます。 ◆殿村 委員 今、たしか1点3,000円なんですが、前は1,000円だったんですよね。3,000円だと、3枚いいのがあるなと思って買うと1万円ぐらいになっちゃう。1,000円だと3,000円ぐらいということで、正直言って3,000円はちょっと高いかなというような気もしております。  というのは、私も購入した作品の作家の方から、当時は学生さんですけれども、今プロになっておられて、案内状とかが来る方もいるんですね。展覧会がありまして先日もあるところへ行ってきましたら、その方のちょっとした作品が3,000円未満で購入できる。学生さんとして販売している作品のほうは3,000円で、今つくっているほうは3,000円未満ということで、いろいろわけはあるんでしょうけれども、もっと広く、私が一番言いたいことは、多くの方に買っていただけるように、金額等ももうちょっと検討されてもいいのかなという感想です。  また、そういう方々が町田市立国際版画美術館で展示をされて巣立っていくということで、また、いろんな形で後にプロになられた方の展示会とか、そういうものの交流とか、いろんなものがあるといいなと。これも感想ですけれども、何かお答えがあればお願いしたいと思います。 ◎国際版画美術館担当課長 2年ほど前までは、今、委員がおっしゃられたとおり、学生作品販売は1,000円で販売しておりました。この学生作品販売というイベントにつきましては、売るという側面だけでなく、つくった学生本人がみずから売る。それでお客様の反応を見る。そして、売り上げの半分は自分にバックするというふうな目的があってやっておりましたが、実は1,000円という低価格で販売しておりましたところ、展覧会の初日に開館前に列をなして、恐らく画廊さんを中心とする業者が大量買いをしていらしたということがございまして、そのことについてお客様からのクレームがあったということ。  もう1つ、販売を見られた方からのご意見として、幾ら何でも非常に苦労している学生さんの作品を1,000円で売ってしまうのはいかがなものかと。少しは学生さんに恩恵が行くように値上げしたらどうかというようなご意見がありましたもので、版画学会側と当館側で相談いたしまして3,000円にしてみました。  ただ、売り上げにつきましては、3,000円にしましたところ、若干減っておりまして、委員が先ほどおっしゃられたようなコメントをしていただくお客様もいらっしゃいますので、今後、価格につきましては十分に検討を重ねていきたいと考えております。  なお、先ほど「全国大学版画展」の学生作品販売、販売数100枚前後と申し上げましたけれども、済みません、私、ちょっと間違えて申し上げてしまいました。前回の「全国大学版画展」では288枚売れておりまして、売り上げとしては86万4,000円というふうな数字でございました。失礼いたしました。 ◆殿村 委員 国際版画美術館については以上です。  次に、203ページの文化芸術ホールについて伺います。  この中で説明書きでは「文化芸術ホール事業の方向性、規模、立地条件等を整理し、『文化芸術ホールの基本的な考え方』をまとめます」と書かれております。その上での基本構想策定支援委託料ということだと思います。  ということは、この方向性、規模、立地条件について、これを整理して1つの報告書としてまとめる、構想としてまとめる、これが今年度、2016年度、これは1つのものとして全て3つの条件に合ったものをまとめるということで理解していいのでしょうか。 ◎文化振興課長 文化芸術ホールの関連でございます。これは本年度、2015年度から文化芸術ホール基本構想をまとめるということで委託業務という形で事業を進めております。基本構想の中では、施設のコンセプト、コンセプトが決まるとおのずと施設の規模、それから施設の設備的なスペックなんかも、ある程度こういうレベルというのが出てくるのかなと。そういうことで、そういうものを基本構想としてまとめていきたいということで事業を既に進めてきました。  これは本会議でもご答弁させていただいておりますが、現段階においては具体的な整備していくときの整備手法、それから立地の条件の検討等にもうしばらく時間を要するという見通しでございます。したがいまして、今の段階では基本構想をまとめる状況にはないというふうに判断いたしております。  したがいまして、2016年度、事業の名称としては基本構想策定というふうになっておりますが、事業名としては昨年度これでスタートしているので変えていないんですけれども、内容としては基本構想にまとめる状況にはないという判断において、2016年度はこれまで調査検討してきたことを踏まえて、今後、基本構想を策定していく上での検討の方向性というものを、ここに示しました文化芸術ホールの基本的な考え方という形でまとめていきたいと考えています。 ◆殿村 委員 基本的な考えは今年度まとめる方向にはないと。確かに本会議でもそんなふうにおっしゃっていたので、予算の説明のほうではまとめるというふうに書いてあるので、片や整理してまとめますと。本会議場では――今のご答弁でもそうですが、まとめられないと。今年度についてはですよね。ということで現状が食い違うというふうに認識しました。  さて、それでは主にこの3つの方向性、規模、立地条件ということで言うと、どこがまだ整理をされていない、どこは整理をされている、全部整理されていないといえばそれまでなんですけれども、到達点についてもうちょっと具体的にお答えいただけますか。 ◎文化振興課長 ちょっと繰り返し――私の説明も悪かったのかなと思いますが、基本構想の中では、施設のコンセプトも含め、こういう方向で、こういうイメージのホールをつくると明確に方向づけをするというふうに考えています。そういうことで当初はスタートしましたが、今の段階では、そういう基本構想、方向づけを明確に示すという状況にはないというふうな判断をしております。  そうした中で来年度まとめると私が申し上げたのは、こういう方向もあるし、こういう方向もあるし、こういう方向もあるしというように、これまでいろいろな検討をしてきたことを幾つかお示しして、将来基本構想をまとめていく上での1つの考え方をつくっていきたいというのが2016年度に考えているところでございます。  どこまで議論が到達しているのかというところでございますが、幾つかの考え方はあるよねというところまでは整理ができました。簡単に言うと、大型集客というものを追求するのか、芸術性というものを追求するのか、もしくは市民利用というものに重きを置くのか、それぞれまさにそこがコンセプトになろうかと思うんですが、最終的にどういうホールをつくるのか、方向づけするのかといったときには、今申し上げたようなところを決めていかなきゃいけない部分があります。  今は決められる状況にはないという判断をしておりまして、こういう考え方で、こういう方向があるよね、まちづくりの中で考えると、こういう事業展開になるよねという幾つかの類型といいますか、方向を――モデルというんですか、そういうところまでは今議論は進んでいるんですけれども、最終的にこれでいこうよというところまで決められる状況にはないというのが今の状況でございます。 ◆殿村 委員 この間の座談会とか、私も聞かせていただいて、今のようなこんな内容、こんな方向性ということが随分議論されてきたわけですね。専門家の方々にいろいろなご示唆をいただいて、例えば大型の集客施設をつくろうとするならば必要なものは何か、あるいは条件は何かとか、いろいろかなり具体的に、今もしこの文化芸術ホールをつくるとすれば、こういうことが考えられるよというところまで踏み込んだお話がありました。それを踏まえてのこうした今後の事業化に向けた検討ということだろうと思うんですけれども、そこまで専門家の方々の意見を聞いた上でも、なかなか現実性という点では条件が足りなかったりということが具体的に今あるのではないかと思います。  はっきり言えば、では大きな施設を建てるのに一体どこに建てるんですかということでも、先立つ場所がないということなどが具体的な事例の1つとして挙げられるのではないかと思うんですよ。そのことと、では、市民の皆さんが町田市の文化芸術の市民にとっての要望に結びつくようなもの、これまで町田市が進めてきた文化芸術ホールということの構想、これはもとはといえばコンベンションホールから始まったわけで、業務核都市構想の原町田三丁目のコンベンションホール、ここに位置づけられているところからスタートしているわけじゃないですか。  だから、結論を言いますと、今この時点でもう1度振り出しに戻す必要があるのではないか。つまり、市民の皆さんにとって本当に必要な文化芸術のあり方はどういうものかというところに目線を落としていかないと、結局、落ちるところがないということになっていくのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎文化振興課長 文化芸術ホール、委員がおっしゃるとおり、かつては原町田三丁目のコンベンションホールのいろんな検討もあったということは私も承知しております。文化芸術ホール整備というのは、単に音楽堂、芸術劇場をつくるというわけではなくて、町そのものにかなり大きい影響を与えるものというふうに考えております。  これからの町田市の文化芸術のさらなる振興だったり、地域経済の発展、それから町のにぎわいの創出みたいなところを考えますと、この文化芸術ホールというのは、これからの町田市にとって必要なものというふうに認識しております。 ◆殿村 委員 最後にしますけれども、町田市の位置といいましょうか、座談会でも議論になった交通のハブとしての位置、これも捉えようによっては、例えば町田市に1つの大型のホールをつくってほかから呼ぶということも1つの考えかもしれません。けれども、もう1つの考え方からすれば、非常に便利な場所にあるわけですから、この東京、首都圏のさまざまなすぐれた文化芸術ホール、たくさんあるわけですね。それに最も近い便利な場所にこの町田市はあるということも言えるわけですよ。  そういう点では、今あるすぐれた文化芸術の施設をもっと有効に活用して、なおかつ町田市民の皆さんが本当に何を望んでいるのかということの視点での再検討が私は必要ではないかなと思いました。  余談になりますが、たまたま先日、市民ホールで秋川雅史さんのコンサートがあって私も行ってきたんですけれども、あの市民ホールでマイクを使わないで、まさにあの方はオペラですよね。マイクを使わないで歌っておりましたけれども、ああ、市民ホールでこんなにすばらしい芸術に接することができるんだなということを改めて感じたところで、一例だけ紹介させていただきましたけれども、もっともっと生かすものは生かして、無理な財政投入になるようなことは見直すべきではないかなという、これは意見になりますが、述べさせていただいて質疑は終わります。 ◆三遊亭 委員 済みません、再質疑を1つ忘れていたのでここでさせていただくと、先ほど「予算概要」の205ページの国際版画美術館事業費の件で伺ったところ、市内在住者は37%だというご答弁がございました。そうすると、改めてこの国際版画美術館は貴重な観光資源だということがわかったわけなんです。そうすると、市外からの方は、あそこに行くに当たってどういう声が寄せられているんでしょうか。つまり、アクセス面に関して、それをお知らせいただきたいんです。 ◎国際版画美術館担当課長 アクセスにつきましては、やはり駅からの急坂が非常にネックになっておりますので、そのことがアンケート用紙には何か便利なバスなり、そういった交通機関が欲しいというようなことは継続的にお声をいただいております。 ◆三遊亭 委員 そうすると、それにどう対応するご意向なんでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部長 1つは、国際工芸美術館ができた場合に原町田側のアプローチ、工芸美術館の最上階に到着して、そこからエレベーターで地下におりるということですね。しかも、自転車も乗れる、車椅子が使えるようなエレベーターを考えております。それが1つ。  もう1つの交通手段、原町田側からのバスルートについては、委員会は違いますけれども、2016年度に実験をしようと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって文化スポーツ振興部所管分の質疑を終結いたします。 △行政報告(町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査結果について) ○委員長 行政報告、町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査結果についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査結果についてご報告いたします。  本件は、2015年11月から12月にかけまして実施いたしました町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査について、その結果がまとまりましたので、ご報告するものでございます。  この調査は、平成26年第2回市議会定例会にて採択されました請願第5号 オリンピック開催に向けて外国人住民の協力体制の整備を求める請願並びに平成26年12月議会において採択されました請願第9号 町田市役所に外国人支援部門の設立を求める請願を受けまして、市内在住外国人の方のニーズや支援に当たって課題を把握するために実施したものでございます。  詳細につきましては、担当よりご説明申し上げます。 ◎文化振興課長 ご報告いたします。  お手元に「町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査結果について」と題しました説明資料を1枚と「町田市内在住外国人支援に係るアンケート調査<報告書>」は冊子でございますが、お配りさせていただきましたので、ご確認いただきたいと思います。  説明資料をごらんください。  1、調査の目的でございますが、先ほど部長が申しましたとおり、市内在住外国人の方のニーズや支援に当たっての課題を把握するためでございます。  次に、1つ飛びまして、3、調査概要でございますが、調査対象、つまりアンケートの送付先ということですが、町田市内に在住する外国人籍を持つ方が1人以上いる世帯で、全世帯3,805世帯を対象といたしました。つまり、全量調査ということで実施したわけでございますが、このような形での調査は町田市では初めての試みでございます。調査方法は、郵送での送付、回収の方法をとりました。調査の実施期間は、2015年、昨年11月27日から12月8日でございます。また、調査票、つまり回答いただくアンケートは、日本語のほか、英語、中国語、韓国・朝鮮語の4カ国語で作成しました。  ピンクの冊子、43ページにアンケート票をとじ込んでありますので、あわせてごらんください。  なお、アンケートの作成に当たっては、国際交流センターのご協力をいただき、外国人にも理解しやすいよう、易しい日本語を意識して作成した上で翻訳いたしました。  1つ戻りまして、2、調査項目でございますが、まず、「生活について」として、生活で困っていること、不安なことなどについて4項目、次に、「町田国際交流センターについて」としまして国際交流センターの認知度など4項目、次に、「ご家族の内の外国人の方について」と題して、出身国、性別、年齢などの属性と主に使っている言語など言葉に関する項目が8項目、最後に「自由意見」という内容になってございます。  4、回収結果でございます。回収数602票、回収率としては15.8%となりました。言語別の回収数と回収率は表に示したとおりでございます。回収率は少し低い結果となりましたが、一定の傾向はつかめたのではないかと認識しております。  裏面に参りまして、5、アンケート結果の主なものを挙げております。なお、複数回答ですので、率は回答数に対する割合を表記しております。まず、「生活で困っていること・不安なことは何ですか」という問いでは、「地震・台風・火事・事故等、もしもの時」が34.4%、「病気やけが」が28.4%と高い回答率となっております。「生活で困った時、誰に相談しますか」という問いでは、「家族」が64.3%、「友達」が58.5%、「市役所」16.6%となっております。続いて、「生活や行政サービスの情報をどこで知りますか」という問いでは、「日本人の友達・知りあい」が40.5%、「日本人以外の友達・知りあい」が27.9%、「日常生活で行政サービスを受けるために、どんな手助けが必要ですか」という問いでは、「申請・届出書類や通知文書の多言語化」が37.4%、「制度・サービスを多言語で知らせる」が37.2%となっております。  その他詳細については、報告書冊子をごらんいただきたいと思います。  最後に、6、アンケート結果を受けての今後の対応ですが、町田市内在住外国人支援に係る庁内連絡会を2月に開催いたしました。その中で、アンケートの結果について、庁内関係各課及び国際交流センターと共有を図ったところでございます。引き続き、この連絡会を通じて、課題を掘り下げ、取り組みにつなげていきたいと考えております。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。
    ◆河辺 委員 1点だけ、最後の6の今後の対応についてのところで、2月に庁内連絡会を開催してというお話でしたが、今後、課題抽出をして改善に向けた取り組みをされると思うんですけれども、これは引き続き文化振興課のほうで担当してやっていくのか、それとも例えば具体的になったら政策のほうに引き継いでいくとか、何かその辺の想定があれば教えていただきたい。  あとは改善に向けた具体的な対応が出るまでどれぐらいのスケジュール感で動かしていくのか、その辺について想定があれば教えてください。 ◎文化振興課長 町田国際交流センターは、一般財団法人町田市文化・国際交流財団が運営しております。この財団については、文化振興課が管理するという部門になっておりますので、町田国際交流センターについてもうちの所管事業になっています。その関係で今回のアンケート、それから庁内連絡会等についても文化振興課で所掌しているという整理でございます。  次に、具体的な対応ということでございますが、本当に多岐にわたって、これからもっともっといろんな課題を抽出していかなきゃいけないということでございますが、外国人と接点のある窓口といいますか、部署というのは庁内、多岐にわたっております。今回、庁内連絡会を通じていろんな意見交換もしているんですが、最終的にはそれぞれの課がその責任において、相手が外国人の方であろうと日本人の方であろうと、同じようにサービスを提供していくというのが基本なのかなというふうに考えておりまして、この庁内連絡会で情報共有だったり、いろんなディスカッションをしながら、最終的には各所管課が外国人に対してどういう対応をすべきかというのは、具体的な部分はそこになろうかと思っております。  いつまでというお尋ねもありましたが、それぞれいろんな事業を各セクションで抱えていますので、今の段階でいついつまでという全庁的な方針として何か持っているかということは、今はございません。 ◆河辺 委員 わかりました。ということは、具体的には各課が問題意識を持って取り組んでいかれるというふうなお答えだと思うんですけれども、進んでいるとか、対応をし始めたなとか、要は全体の進みぐあいというか、その辺はあくまでも文化振興課のほうでグリップしていくという考えでいいということですね。 ◎文化振興課長 今のおっしゃるとおりでいいかと思います。庁内連絡会を通じて1つの印象でございますが、町田市での人口比率からすると、かなり外国人の比率は少ない、それから実際に本当に言葉で困っている方というのも、何とか生活できているという方のほうが多いのかなと。そうは言いながらも、確かに日本語がわからないということで困っておられる方もいるんだということがはっきりしたのかなと。庁内連絡会では、どちらかというと担当者レベルの方で組織しておりまして、本当に実務の中でこんなことで困っているとか、こんなことで解決したんだみたいな庁内での意見交換という意味では、かなり意味があるのかなと思っています。  ちょっと加えて申し上げさせていただくと、町田国際交流センターというものが、やっぱり外国人の方にももっと知っていただかなきゃいけないのと同時に、我々職員もそういうセンターがあるんだということを、庁内的にももっと周知を図っていかなきゃいけないかなと。こういう意見も出たんですが、こういうことは町田国際交流センターに相談すれば、何か解決が図れるのかなということを担当者自身が気がついたという部分は、私としては今後大きな前進につながるのかなと思っているところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後2時14分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時18分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第22号議案 ○委員長 第22号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎市民協働推進担当部長 第22号議案 町田市地域センター条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。  この条例は、町田市成瀬コミュニティセンター工事後の再開に伴い、2016年7月1日から施設の貸し出しを開始するに当たり、ホール等使用料についての規定を追加するものです。  なお、使用料額については、他の地域センターに合わせて設定しております。  また、ご利用者のさらなる利便性向上のため、町田市忠生市民センターの多目的室Cを新たに保育室として使用できるように改めるとともに、町田市木曽森野コミュニティセンターの保育室として使用できる施設を第2会議室から和室に変更するものです。  よろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆殿村 委員 今ご説明のあった別表2の1の表に忠生市民センターの多目的室Cに保育室を入れるということで改めるということでしたけれども、その理由についてお答えください。 ◎市民部次長 それでは、ただいまお尋ねの件について回答させていただきます。  2014年9月定例会でこの町田市地域センター条例を審議いただいたときに、忠生市民センターに関しては、新たにつくられるキッズコーナーを保育室として利用していただく、しかし、今後については利用実態をよく検証して、必要な対応をしていきたいということを本常任委員会でも答弁させていただいたところです。キッズコーナーができましてから、基本的には施設利用者のみならず、行政窓口や図書館の利用者の方々もお子さんをそこで遊ばせるなど、非常に多様に使っていただいて、基本的には本施策は成功したかと思っております。  しかし、実施していく中で、やはり個室での保育を希望される方、また、運用ではなく条例上も明確にしてほしいという要望もいただく中で、今回キッズコーナーの利用はそのまま続けながらも、さらに発展方向として、多目的室Cについて保育室に設定するということで、本条例を上程させていただいているところです。 ◆殿村 委員 わかりました。多目的室Cについての使用料は、保育室として使う場合はどのようになるんでしょうか。 ◎市民協働推進課長 こちらにつきましては無料で使うことになります。ほかのセンターと同様です。 ◆山下 委員 今のことに絡んで、どのようにこれは伝えていくんでしょうか。多目的室Cという名称ではなくて、何か別な名称にするとか、説明を加えるとか、いわゆる予約をして使うようなものなのかとか、実際に多目的室として使う場合には従来どおりの使い方になると思うんですけれども、それとの違いというのはどういうふうに理解をすればいいのか教えていただければと思います。 ◎市民協働推進課長 伝え方につきましては、ホームページでありますとか、予約システムの中にも保育室の使い方が可能になったということで知らせていきたいと思っております。実際に、例えばホールを利用される際に、保育室もその場でとれるような形をとっていきたいと思います。  また、本来多目的室Cを使いたいという方につきましては、保育室として使われない場合、あいている場合に使うというような形になると思います。 ◆山下 委員 では、ここは名称からも保育室として使うのが主たる目的になるんでしょうか。多目的室と書いてあれば多目的室というふうに受け取ってしまうケースが多いかと思うんですけれども、その辺のあたりが今のところで少しわからなかったんです。 ◎市民協働推進課長 基本的には、ほかのセンターもそうなんですが、多目的室Cの横に「(保育室)」というような表記がございますので、ここは保育室として使うんだなと、使われないときには多目的室として使用ができるというような解釈になります。 ◆河辺 委員 また同じところなんですけれども、忠生市民センターの関係は2014年9月にというお話がありました。議会でも結構議論になったかというふうに記憶しているんですけれども、そのときは委員会とか本会議の中で、こういうことがあるから条例上位置づけたほうがいいんじゃないですかという話の中で、運用でやっていくんだというお話を強く主張されていたかと思うんです。今回、条例上位置づけたということは、運用ではできなくなったということで理解すればいいのか、もしそういう話であれば、参考までに運用では対応し切れなくなったという理由をお聞かせいただけますか。 ◎市民部次長 まず、2014年9月定例会で私どもが答弁申し上げているのは、キッズコーナーを新しいケースとして利用していただき、ただ、それ以外に関しては、運用状況をよく検証して対応してまいりたいということを申し上げたと思います。そういう中で、実際キッズコーナーについては特に利用がない、利用不要で使うことができます。状況とすると、常に来館者あるいは利用者の方が、お子さんを遊ばせているということで、非常に使われている施設となっております。一方、個室を運用で貸してほしいといった実態については、2月末現在で7件、そういう意味ではそんなに多くはないという実態がありましたが、もう1つの側面とすると、私どもは今後、忠生市民センターに限らず、地域センターを大きく利用していただかなきゃいけない、利用率向上を図らなきゃいけないということも考えると、子育て世代の利用をさらに促すという意味で、政策的に発展方向でフリーに使えるキッズコーナー、それから保育室規定を条例整備する、そういう方向に検証の結果至ったということになります。 ◆河辺 委員 ということは、この検証の結果で条例できちんと位置づけていこうということに至っているという話なんですけれども、今後、こういう同じケースが違う場所であったときは、同じような考えで進んでいくという理解でよろしいでしょうか。 ◎市民部次長 そのような考え方で進んでいきたいと思っております。現に、今建てかえています成瀬コミュニティセンターもほぼ同様の扱いになる、この条例で提案しているとおりでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第22号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第22号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第7号議案(市民部所管部分) ○委員長 第7号議案を議題といたします。  本案のうち、市民部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎市民部長 それでは、第7号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算の市民部所管分についてご説明申し上げます。  なお、本議案につきましては、市民部長所管分と市民協働推進担当部長所管分、防災安全担当部長所管分に分けてそれぞれご説明申し上げます。  最初に、市民部長所管分の歳入からご説明申し上げます。  予算書の28、29ページをお開きください。  ここから31ページまで、第13款、使用料及び手数料、第1項、使用料、目の1、総務使用料は、各センターのホール、会議室等の施設及び附帯設備に係る使用料でございます。  1、忠生市民センター使用料から30、31ページの9、南町田コミュニティセンター使用料までが市民部長所管となります。  次に、34、35ページをお開きください。  ここから下段の第2項、手数料、目の1、総務手数料、節の1、戸籍手数料、39ページ、節の10、番号制度カード発行手数料までは、市民課と市民センター及び駅前連絡所の各種証明書等の手数料を計上いたしました。  次に、48、49ページをお開きください。  第14款、国庫支出金、第2項、国庫補助金、目の1、総務費国庫補助金、節の3、個人番号カード交付事業費補助はJ-LISへの個人番号カード(マイナンバーカード)発行等に関する交付金への補助金で3,898万9,000円、同じく節の4、個人番号カード交付事務費補助は市への事務費用に対する補助で費目存置でございます。  次に、64、65ページをお開きください。第3項、委託金、目の1、総務費委託金、節の3、中長期在留者住居地届出等事務委託金につきましては、国からの事務費として121万3,000円を計上いたしました。  次に、78、79ページをお開きください。  第15款、都支出金、第2項、都補助金、目の2、民生費都補助金、節の22、子ども家庭支援包括補助事業費補助のうち、市民総務課分79万1,000円は成瀬コミュニティセンター建替事業における授乳室等への補助金となります。  次に、94、95ページをお開きください。  第3項、委託金、目の1、総務費委託金、節の5、住民基本台帳人口調査委託金69万3,000円、同じく節の6、人口動態調査事務費27万3,000円で調査事務のための都からの委託金でございます。  次に、104、105ページをお開きください。  第20款、諸収入、第4項、受託事業収入、目の1、総務費受託事業収入、節の1、広域交付事務受託収入は、相模原市との協定に基づく証明書の広域交付事務の受託収入として35万円を計上いたしました。  次に、106ページから117ページまでは、第6項、雑入、目の2、弁償金、節の1、弁償金及び目の6、雑入、節の1、雑入でございます。  次に、118、119ページをお開きください。  第21款、市債、第1項、市債、目の1、総務債、節の1、地域センター整備事業債、説明欄の地域センター整備事業、市民総務課分の4億2,250万円は、成瀬コミュニティセンター、玉川学園コミュニティセンターの建替事業債でございます。  次に、歳出を「予算概要」を使いご説明いたします。  「予算概要」の156、157ページをお開きください。  市民部予算のポイントとして、予算編成に当たっての背景・課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組を記載しております。市民部長所管分では、まちだ未来づくりプランのまちづくり基本目標に掲げた安心して生活できるまちをつくるため、市民が集まって活動できる場の確保の取り組み及び社会保障・税番号制度事業の円滑な運用を重視して予算編成を行っております。  次に、158、159ページをお開きください。  市民部予算総括表でございます。市民部所管分全体の事業費は65億5,060万9,000円で、前年度に比べ3億2,341万6,000円の増加、一般財源ベースでは1億2,931万4,000円増加しております。  次に、160ページをお開きください。  ここから171ページまでが、市民部所管分全体の事業別支出科目一覧でございます。事業ごとに掲載しております。  それでは、市民部長所管分について事業ごとに予算の内容をご説明いたします。  172ページをお開きください。  市民総務費でございます。町田市施設案内予約システムの電算システム借上料や各施設の券売機借上料に係る経費に加え、南多摩斎場組合負担金1億2,187万1,000円など、合計1億5,432万8,000円を計上しております。  次に、下段、地域センター整備費5億642万8,000円は、成瀬コミュニティセンター、玉川学園コミュニティセンターの建替事業に係る経費でございます。  次に、177ページをお開きください。  上段、忠生市民センター費4,422万7,000円は、総合管理委託料及び光熱水費等の施設の維持管理に係る経費と事務経費が主なものです。  下段、南市民センター費2,506万円、次に、178ページ、上段、なるせ駅前市民センター費2,081万1,000円、下段、鶴川市民センター費2,210万円、次に、179ページ、上段、堺市民センター費3,756万9,000円、下段、小山市民センター費2,671万8,000円まで同様に、総合管理委託料及び光熱水費等の施設の維持管理に係る経費と事務経費が主なものです。  次に、180ページをお開きください。  上段、町田駅前連絡所費1,763万円は、町田駅前連絡所の建物借上料等の管理経費及び事務経費が主なものです。  下段、木曽山崎連絡所費2,954万7,000円、次に、181ページ、上段、玉川学園駅前連絡所費1,137万7,000円、下段、鶴川駅前連絡所費145万3,000円は、それぞれ総合管理委託料及び光熱水費等の施設の維持管理に係る経費と連絡所の事務経費が主なものです。  次に、182ページをお開きください。  南町田駅前連絡所費1,943万4,000円は、南町田駅前連絡所の建物借上料等の管理経費及び事務経費等が主なものです。  次に、183ページ、上段、戸籍住民基本台帳費でございます。各種証明書の発行、転入転出の異動届、戸籍届等の処理に係る経費が主なもので、総額1,865万8,000円でございます。  次に、下段、証明書自動交付サービス促進費604万6,000円は、コンビニエンスストアでの証明書自動交付サービスに係る証明書交付センター運営負担金などが主なものになります。  次に、184ページをお開きください。
     社会保障・税番号費でございます。制度導入に伴うコールセンター運営委託料と番号カード関連事務交付金が主なもので、総額5,255万5,000円でございます。  まことに恐れ入りますが、予算書11ページへお戻りください。  第3表、地方債、起債の目的欄、一番上の地域センター整備事業6億4,780万円のうち、市民部所管分は4億2,250万円となっております。  以上が市民部長所管分の説明でございます。 ◎市民協働推進担当部長 それでは続きまして、市民協働推進担当部長所管分をご説明させていただきます。  まず、歳入からご説明いたします。  予算書の30、31ページをお開きください。  第13款、使用料及び手数料、第1項、使用料、目の1、総務使用料は、10、成瀬コミュニティセンター使用料から15の男女平等推進センターの使用料までが市民協働推進担当部長の所管となります。  次に、86、87ページをお開きください。  第15款、都支出金、第2項、都補助金、目の5、商工費都補助金、節の2、消費者行政活性化交付金は70万6,000円になります。  次に、108、109ページをお開きください。  ここから119ページまで、第20款、諸収入、第6項、雑入、目の6、雑入、節の1、雑入でございます。  次に、歳出について「予算概要」を使いご説明いたします。  「予算概要」の156、157ページをお開きください。  まちだ未来づくりプランの未来づくりプロジェクトのうち、地域社会づくりを基本としたまちづくりプロジェクトを着実に推進し、まちづくり基本目標に掲げた安心して生活できるまちをつくるため、地域課題の共有、解決に取り組むことを目的とした地区協議会への設立支援及び運営のサポートなどを重点に予算編成を行っております。  次に、173ページをお開きください。  まず、上段の市民活動推進費でございます。地域情報誌「まちびと」発行業務委託料、市民協働フェスティバル負担金、地区協議会補助金などに係る経費で総額2,624万5,000円でございます。  下段の町内会・自治会支援費につきましては、町内会・自治会への補助金、町内会・自治会連合会への補助金、コミュニティ助成事業など、総額3,841万5,000円でございます。  次に、174ページの上段、集会施設費につきましては、地域コミュニティ活動の場である集会施設整備補助金等で、総額3,073万1,000円でございます。  下段のコミュニティセンター費につきましては、成瀬、つくし野、木曽森野及び三輪の4つのコミュニティセンターの施設運営に係る経費で、総額9,965万5,000円でございます。  次に、175ページをごらんください。  上段の市民フォーラム費につきましては、市民フォーラム賃借料など、町田市民フォーラムの施設運営に係る経費で、総額1億5,004万1,000円でございます。  下段の男女平等推進費につきましては、男女平等推進計画策定支援委託料、意識普及啓発講演会・講座講師謝礼、女性悩みごと相談の相談業務の委託料などの経費で、総額で1,744万4,000円でございます。  次に、少し飛んで、186ページをごらんください。  消費生活センター運営費につきましては、「消費生活センターだより」の印刷費、配布委託料、講座開催に伴う講師等謝礼など、総額476万3,000円でございます。  以上が市民協推進担当部長所管分の説明でございます。 ◎防災安全担当部長 続きまして、防災安全担当部長所管分についてご説明いたします。  初めに、歳入でございます。  予算書の48、49ページをお開きください。  第14款、国庫支出金、第2項、国庫補助金、目の1、総務費国庫補助金、節の1、防衛施設周辺民生安定施設整備費補助の2,312万2,000円につきましては、防災行政無線再構築工事に伴う補助金でございます。  次に、58、59ページをお開きください。  目の4、土木費国庫補助金、節の1、社会資本整備総合交付金の説明欄の中ほど都市防災総合推進事業費1億6,983万円につきましても、同じく、防災行政無線再構築工事に伴う補助金でございます。  次に、114、115ページをお開きください。  第20款、諸収入、第6項、雑入、目の6、雑入、節の1、雑入、説明欄の上から5つ目、消防団員福祉共済返戻金及び事務費の15万円につきましては、共済制度加入に伴う返戻金及び事務費でございます。  次に、122、123ページをお開きください。  第21款、市債、第1項、市債、目の5、消防債、節の1、消防施設整備事業債2億8,760万円につきましては、防災行政無線再構築工事、消火栓の新設、移設工事、消防器具置き場建設工事、消防車両購入費に係る事業債でございます。  次に、歳出について「予算概要」を使いご説明いたします。  「予算概要」の156、157ページをお開きください。  防災安全担当部長所管分では、まちだ未来づくりプランのまちづくり基本目標に掲げた安心して生活できるまちをつくるの着実な推進を目的として、防犯対策の推進、市民の防災意識の向上、災害への備えの強化の取り組みを重視して予算編成を行っております。  次に、176ページをお開きください。  安全対策費につきましては、民間交番への運営費補助金や防犯協会への補助金などで、総額417万5,000円でございます。  次に、185ページをお開きください。  災害救助費の18万円につきましては、火災などの罹災者に対する見舞金などでございます。  次に、187ページをお開きください。  上段、消防団運営費につきましては、町田市消防団5個分団36個部の団員報酬や災害時の出動に係る費用弁償などの消防団運営に係る経費で、総額1億1,172万9,000円でございます。  下段、消防施設費2億3,003万4,000円につきましては、消防器具置き場第3分団第9部の建てかえ工事や町田市消防団第3分団第8部の消防ポンプ自動車買いかえに係る経費、消火栓移設負担金などの消防水利に要する経費などでございます。  次に、188ページをお開きください。  上段の災害対策費につきましては、町田市国民保護計画の修正や帰宅困難者対策事業に係る費用、防災行政無線再構築に係る工事費や災害時用の物資、資機材の購入費などで、総額5億2,911万8,000円でございます。  下段、常備消防費43億1,413万8,000円につきましては、東京都への常備消防事務の委託料でございます。  恐れ入りますが、予算書の11ページをお開きください。  第3表、地方債の起債の目的欄の一番下、消防施設整備事業は、防災行政無線再構築工事、消火栓の新設、移設工事、消防器具置き場建設工事などに係る事業債で、限度額は2億8,760万円でございます。  以上が防災安全担当部長所管分の説明でございます。  市民部所管分の説明は以上でございます。  よろしくご審議いただき、ご可決賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆河辺 委員 市民センター費になるのか、ちょっとどこの予算なのかわからないんですが、市民センターまつりにかかわって補助金か何かが出ているのかなというふうに思うんですけれども、ことしはどれほど出ているのか。昨年と比べてという感じでいいんですけれども、どういう状況でしょうか。 ◎市民部次長 ただいまのセンターまつり補助金は市民総務課が所管しております。当初予算ベースで答えさせていただきますと、2015年度当初予算は57万4,000円、7カ所に予定しておりました。2016年度当初予算に関しては8カ所、合計56万円の予算計上をいたしております。 ◆河辺 委員 少し予算のほうも減っているということもあるんですが、その56万円を1カ所ふえた8カ所で割るから、1カ所当たりの金額が少し下がってきているという状況なんですか。 ◎市民部次長 この要綱では、従前8万2,000円を上限とするという規定で、先ほど2015年度予算は7カ所ということですが、具体的には執行したのは6カ所になります。その点、1点訂正させていただきます。  今回、私どもは要綱を改正いたしまして、上限を7万円とすると改正いたしました。7万円掛ける8カ所ですので、56万円という予算になっております。 ◆河辺 委員 1万2,000円の上限額が減った理由というのは何かあるんですか。 ◎市民部次長 これは大きく言って2つ点がございますが、個々の市民センターまつりの会計報告を見ると、補助金依存率と言ってしまっていいのかわかりませんが、それが低いところだと10%程度、それから大きいところだと90数%、そういうふうに非常に差がございます。私ども、このセンターまつりというのは地域住民の文化発表の場、それから参加の場ということで非常に貴重な場と思っていますが、基本的には住民の皆様みずからがお祭りをしていただいて、町田市は応援させていただくというようなスタンスで考えてみますと、やはり市の財源によらない、自分たちで財源を確保するということも1つ必要なのかなと。  1万2,000円の上限を削減しておりますが、各市民センターまつり実行委員会の会計を見ますと、自己財源が大体1万数千円ありますので、そこら辺については工夫していただけるのかなということで、1つは引き下げているものでございます。  あともう1つは、限られた財源の中でよりよく市民センターまつりを行っていくということで、私ども市民部の目標としても、現在まだ市民センターまつりを行っていない3つの市民センター等でも市民センターまつりができるようにしていこうということで言うと、やはり広く分配していかなきゃいけないといったこと、財政上の理由も含めて今回上限を引き下げさせていただいたところでございます。 ◆河辺 委員 わかりました。ありがとうございます。  もう1つは防災関係で、「予算概要」の187ページの下段のほうに消火栓維持管理負担金というものがあるかと思うんですが、これは具体的に維持補修にかかってくるお金でいいのかということと、毎年決まってこの金額がかかっていくのか、それとも何か特別な維持管理に必要な経費が発生して、その件数の積み上げで、こういう金額になっているのかどうかというところを教えていただきたいと思います。  次ページ、災害対策費の中で、防災行政無線再構築工事費があるかと思います。「予算概要」の34ページ、再構築していく計画が示されていると思うんですね。事業の内容に2012年度からということで、2017年度で再構築が全て終了するのかと思っているんですが、そういう理解でいいのかどうか教えてください。 ◎防災安全課長 1点目の消火栓の負担金に関するものについて、まずお答えいたします。  まず1つが、こちらにも書いてありますけれども、東京都の水道のほうで進める耐震化に伴いまして、消火栓の移設、維持補修が必要になったものについて支払うというのと、消火栓が新たに設置する場合の負担金というものと、消火栓そのものが老朽化して修繕するという場合の負担金を市の消防費のほうから東京都の水道局に支払うというものです。毎年同程度かといいますと、それはある程度、同程度ではありますが、ここで東京都が老朽化した消火栓をふぐあいが起きる前にかえていこうという提案も受けていますので、その数量によっては多少推移があるのではないかと考えます。  次に、34ページの防災行政無線についてです。2017年度までに完了したいということで計画をしてきているところではありますが、2015年度もそうなんですけれども、国庫補助の財源とセットで計画しているところでありますけれども、国庫補助の数量が当初提出した計画より数が少なくなって交付決定が出るということで数字の変動がございます。そうした関係で、今のところ2017年度までで完了したいと考えておりますけれども、全体の経費負担のバランスの中で再度考えることもあるのではないかと思います。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。消火栓の関係は理解いたしました。  行政無線の話なんですが、本会議場でも少し議論になったかと思いますが、消防団の関係の無線の更新を再度かけないといけないというようなお話が少し出ていたかと思うんですが、この辺についても、34ページで示されている計画の中に入っているのか、それとも2017年度以降にやっていくのか、その辺はどうですか。 ◎防災安全課長 消防団で使っている無線は、この中にあります2014年度の移動系のものの一部を現在使っているところであります。デジタル移動系が入ったということで、市が使っている通信設備全体の見直しを今しているところでございます。消防団の幹部によります会議の中でも、どういうあり方がいいかという議論をしていただいておりますので、その結論が出た際には、また何らかの対応をすることになると思いますが、その場合には、デジタル化事業とまた別のところで調整をするということになると思います。 ◆河辺 委員 わかりました。理解しました。ここには今のところは入っていないという理解でいいわけですね。  それに絡んで、49ページの歳入と59ページのほうに、今回デジタル化の事業で補助金が少し入っていると思うんです。また、仮に消防団のほうを新たにやるという判断になったときに、補助金をまたもらえるんですか。もらえると言ったら変ですけれども、補助の対象になるのかどうかというところはどうなんですか。 ◎防災安全課長 消防団が使っている通信機器の見直しにつきましては、今のところ補助があるという情報は得ておりません。既存の他の通信機器の全体の見直しの中で対応することになるのではないかと考えます。 ○委員長 休憩いたします。              午後2時57分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時26分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆山下 委員 それでは、伺いたいと思います。  「予算概要」の174ページのコミュニティセンター費なんですけれども、コミュニティセンターの各場所場所の人員の配置というのはどういうふうに考えていらっしゃって、実態はどういうふうに行われているのかについて伺いたいんです。 ◎市民協働推進課長 コミュニティセンターは4カ所ございまして、職員は各1名ずつ配置しております。 ◆山下 委員 人員という言い方をして悪かったんですけれども、管理をしているということなので、職員だけじゃなくて管理をされている方も当然いらっしゃるかと思うんですけれども、それを含めてどういうふうに配置について対応されているのかを伺っているんです。 ◎市民協働推進課長 市民フォーラムのほうにも各コミュニティセンターを管理する職員が配置されておりまして、そちらの職員と実際にコミュニティセンターに配置されている職員とで回しているような形になります。 ◆山下 委員 端的に質疑を続けていきたいんですけれども、例えば忙しいときに人をふやすとか、忙しくないときに人は少なくするとか、そういうことを現場の対応としてされているのかどうか。特に指摘があったんですけれども、休みの日になると人が減っている、休みの日のほうが忙しいのに何で人が減っているんだという声があったものですから、恐らく市民活動に使われている人は多くなるかと思うんです。だから、その辺のことについて何か現場に対しての対応というのがされているのかどうか。 ◎市民協働推進課長 例えばコミュニティセンターまつりであるとか、そういったイベント事になりますと、市民フォーラム、もしくは市民協働推進課のほうから職員が行ってお手伝いという形をとっていますが、日常業務としては、基本的には1人で対応していく形になっております。 ◆山下 委員 管理人さんはいらっしゃいませんか。私は1人とは見ていないんですけれども、コミュニティセンターに行くと、必ず平日は2人いて、休みの日は1人、管理されている方がいる。そのことについて市民の方が、何で休みの日は少なくなっているのか、休みの日のほうが人が多いので、来る方が多いので、それはどういうふうに考えてやられているのか。実態上、現場の管理ということについて考えると、何か現場の状況にそぐわないんじゃないかということを言われたので、聞いているんです。 ◎市民協働推進課長 確かに土日、お休みのときは警備の方もいらっしゃいますので、そちらの職員といいますか、人で対応しております。確かに土日は通常の平日勤務している人間がおりませんので、手薄になるという事実もございます。 ◆山下 委員 それでは、平日来ている人は何をするんですか。管理をしているということで、管理人の方も平日もいるかと思うんですけれども、そこら辺をきちっとご説明をわかりやすくしていただいて、私も市民の方にこういう状況だということをお伝えしていこうと思うんです。それで、あえてこういった場で言っているんです。 ◎市民協働推進課長 業務の内容につきましては、通常の貸し出しに加えて、例えば部屋の料金がかかりますので、お金の計算であるとか、それを納めに行ったりですとか経理もございますし、備品の管理ですとか、中の管理業務をやっております。 ◆山下 委員 そうだというふうにある程度私も――現場で職員の方が来られている際には、幾つか見たんですけれども、例えば持っている花壇の状況とか、いわゆる施設にある花壇とか、そういういろんなところを点検されたりということがわかりやすく動いていらっしゃる方もいて、その辺は単なる管理人がいて管理をしているという部分と、いわゆるコミュニティセンターとしての機能をしっかりされている方がいるということが、市の職員がかかわっている大きな理由になっているのかと思うんですけれども、その点で確認したいんです。 ◎市民協働推進課長 委員のおっしゃっているとおりに、日常的に花壇の管理ですとか、そういった部分もやってございます。 ◆山下 委員 ありがとうございます。今のことにつけ加えて言うと、住民の方との接点が非常にある仕事になっていると思いますので、何らかの形でそういった機能をうまく使っていただければなというふうに、これは要望なのでこれでとどめます。  「予算概要」の173ページ、市民活動推進費なんですけれども、地区協議会補助金ということで、今現在の地区協議会の設立の状況等、まだ立ち上げの時期だと思いますので、どういった状況にあるのか。1つ、ちょっと気になるのが、地域の課題解決ということが常にうたわれているわけなんですけれども、どうもやりとりを見ていると、そういうところまでいっているケースというのが少ないように感じています。ただ、今現在は設立をして育てていくような状況なので、その辺のことも踏まえて、今現在の状況をお聞かせいただければと思うんです。 ◎市民協働推進課長 まず設立の状況でございますが、市内10地区ございまして、小山地区、町田第2地区――町田第2地区というのは中町、森野、本町田、旭町――と鶴川地区、相原地区、木曽地区、忠生地区、玉川学園・南大谷地区、原町田が含まれている町田第1地区、南地区の9カ所に設立されておりまして、残る高ヶ坂・成瀬地区につきましては、現在設立に向けて動いてございます。  設立して確かにまだ間がなく、1年未満のところも多いので、割と地域の課題の解決というところでの温度差というのもやはりございまして、課題を認識して、その解決に向けての事業をやっているところもございますが、そこまで至らない部分もございます。 ◆山下 委員 どういう課題を解決した例というのがあるんでしょうか。むしろ、そういうふうな例があればモデルになると思いますので、教えていただければと思うんです。 ◎市民協働推進課長 例えば多くの地域でかかわっているのが子どもの見守りというところです。やはり昨今、子どもが交通事故であるとか、誰かに連れ去られるといった心配はついて回っておりますので、町内会の方を中心にとか、PTAの方を中心に、朝早く皆さんで街角に立って見守りをするとか、そういった課題を認識して、それに対応する事業を行ったりしております。また、鶴川地区ですが、3水スマイルラウンジというものがございまして、誰でもいろんな相談ができるような場所、第3水曜日ですから3水なんですが、ポプリホールでその場所を借りて事業をやっているところもございます。1つの事例でございます。
    ◆山下 委員 それは地区協議会がやっている事業なんですか。私が今まで見てきたケースは、例えば見守り活動をやっているので、地区協議会で応援をするので着るものをそろえようかとか、実態として、課題解決をしていくというような主体の中でやっているというふうには見られないケースがあったわけなんです。それもこれからやっていく中でいろいろ変わっていくかと思うんですけれども、例えば3水スマイルラウンジも地区協議会が課題を解決するために始めたものなんでしょうか。 ◎市民協働推進課長 こちらは鶴川地区協議会の中で話し合いがされて始めた事業でございます。 ◆山下 委員 それは実際にどんなような効果というんですか、お聞かせいただければと思うんです。 ◎市民協働推進課長 例えば子育てをしているお母さんが、誰にも相談ができないというような方もいらっしゃると思うんです。そういった方がふらっと寄っていって、子どもを遊ばせながら育児についての相談ができるとか、例えば、昔、弁護士だったという方がいらっしゃいまして、その方に無料の法律相談をできるという話がございます。 ◆山下 委員 今の例なんかはすごくいい例だと思います。ですから、そういったものが地区協議会に参画している人たちというのが、課題解決ということについて余り思っていないというんですか、せっかく集まったんだから、みんなで何かやってみましょうみたいなことのほうが聞こえるケースが多くて、むしろ、そういう課題解決ということに地区協議会が能力を発揮できるんだということを逆に訴えていく機会があっていいかと思うんですけれども、その点についてはことし、また1年やってみてとかあると思いますけれども、ご担当のほうでどういうふうに考えられているのか。 ◎市民協働推進課長 まだ地区協議会も始まったばかりということもございまして、皆さんなれていないところもございます。そういったところに対しまして、例えば市民協働推進課のほうで研修というようなものを開かせていただいて、こういったやり方があるとか、例えばこういった事業の課題について認識の仕方があるとか、そういったものを進めておりますので、研修をやっていく中で、また皆さんの中で地区協議会の進め方を学んでいただけるかと考えております。 ◆三遊亭 委員 3点伺いますが、全て「予算概要」です。  まず、173ページの今の市民活動推進費の「まちびと」のほうなんですが、委託先と発行部数と、「まちびと」に関してどんな声が寄せられているのか、あるいは寄せられていないのかお知らせください。  次に、184ページの社会保障・税番号費、その他に71万円と載せられているんですが、その他の71万円は一体どういう内容なのか。  3点目は、188ページの常備消防費の常備消防都委託料43億1,400何がしのお金の算出根拠、以上3点、お知らせください。 ◎市民協働推進課長 最初に「まちびと」に関してでございますが、実は今年度、夏号から委託先がかわりまして、町田市内の業者に発注をしております。その中で、配布件数につきましては4万冊発行しております。配布場所につきましては、町田市役所の中も当然ですが、市民センターですとか、町内会・自治会の回覧にもお配りしておりますし、例えばJA、農協のほうにもお配りしております。あと、郵便局ですとか、医師会、歯科医師会、理容美容組合のほうにもお配りしております。  寄せられているご意見としては、業者がかわる前と比較しますと、非常に写真もきれいで、町田のいいところを載せていただいているということで、なかなか興味深く読ませていただいているというありがたいご意見をいただいております。 ◎市民課長 184ページ、その他でございますが、マイナンバーカード、通知カードの再発行手数料を見込んでおります。 ◎防災安全課長 お尋ねいただきました3点目の常備消防費、東京都への委託経費の算出根拠についてお答えいたします。  まず、この金額の算定につきましては、東京都に事務委託をしている25市3町1村の市長、議長により構成されます東京都三多摩地区消防運営協議会というところで内容を確認して、東京都と確認しているところでございますが、この算出に当たりましては、各市の人口に補正係数、町田市につきまして、来年度は1.005という数字を掛けて、そこに消防費、基準財政需要額の国から示されております単位費用の1万1,300円を掛けた額、そこから町田市が東京都に委託をしない消防水利に係る経費を除く補正の数値が0.889でございます。こちらを乗じて得た数字がそのまま委託費になるというところでございます。 ◆三遊亭 委員 それぞれご答弁いただきましたので、再質疑をさせていただきます。  まず「まちびと」なんですが、昨年、委託先を変更された。それで発行部数が4万冊ということなんですが、4万冊というと町田の人口が約42万人ですから、9%ぐらいなのかなと思うんですが、これは実にふんだんに配布されているという状況にあるかと思うんですね。つまり、非常に残部が多いように思うんですが、そんなことはないのかということです。あと、委託先をかえた理由をお知らせください。  社会保障・税番号費で71万円の根拠はわかったんですが、いろんな自治体で個人番号カード交付でいろいろ不都合が生じているということが漏れ伝わっているところなんですが、町田市においてはそのような事例があるのかどうかということです。  その2点、再質疑をさせていただきます。 ◎市民協働推進課長 契約の相手方がかわったというのは、3年間の契約が切れまして、プロポーザルを行いまして、新たに選ばれたということでございます。残部が多いのではないかというご指摘でございますが、例えば町内会・自治会に対しては、今までは必要部数ということで1軒1冊というところもあったんですが、最近は回覧の部数だけお送りするとか、非常に少なくなっておりまして、なくなったので送ってほしいという声は逆にいただいているところでございます。 ◎市民課長 お尋ねの件でございますけれども、報道等でございますとおり、国のシステム障害によって通信が途絶するということは町田市でも起きておりまして、その結果、その場でカードを交付できなかった例が5件ございます。この5件につきましては、後日、担当者のほうから書留で郵送させていただくということでお客様にご了解をいただいております。 ◆三遊亭 委員 個人番号カード交付は、いつからというか、常に希望者が出てくるから全ての交付がいつ終わるのかというのはなかなか難しいんだけれども、個人番号カードを昨年の段階で希望なさった方は、いつごろまでに配付が終わると考えればよろしいんですか。 ◎市民課長 現在のところ、昨年12月中にご申請いただいた方につきましては、5月末を目標に交付の手続をさせていただいております。 ◆三遊亭 委員 5月末で今3月半ばなんですが、その段階で今のところどのくらい希望にかなっている状態なんでしょうか。 ◎市民課長 現在、申請が総数で、3月11日現在で3万5,190件のご申請をいただいております。実際にその申請はカードが作成できて、国から町田市に到達しているものが同じ3月11日現在で2万3,876件、実際にカードができましたということで、ご案内のはがきを2月15日から出し始めておりますけれども、今1,588件のはがきをお出しして、467人の方にとりに来ていただいております。 ◆あさみ 委員 1点だけお聞きしたいことがございます。「予算概要」ですと177ページ、そこから忠生市民センター費から始まって6市民センターのセンター費が計上されているんですけれども、ちょっと気になったのが、忠生市民センターの場合は昨年できたばかりで新しいところですよね。私も行きましたので存じ上げているんですけれども、施設も広く、だから総合管理委託料が普通のところの大体倍ぐらいの費用になっているんです。これは多分やっている事業も多いし、広さとか、そういったことなのかと思ったんですけれども、その下の南市民センターは総合管理委託料は約半分以下なんですね。これは平米数なのか、事業の内容なのか、その辺の理由も教えていただきたいんですけれども、これを見ると光熱水費は南市民センターのほうがかかっているんです。何かそういう新しいものを使っているからコストが安く済んでいるのかわからないんですけれども、その辺の理由を教えていただけますか。 ◎忠生市民センター長 忠生市民センターの総合管理委託なんですけれども、警備員が2名と設備担当が1名、それから清掃が3名入っていますので、多分ほかの市民センターは警備が1名だと思いますので、そこの分で費用がかさんでいるのかと思われます。  それから、光熱水費のほうなんですけれども、電気が全てLEDを使っておりますので、そこの部分でかなりコストが安くなっているのに加えて、忠生市民センターの中が、センターと図書館と保健センターの3課が使っていまして、一応面積割で光熱水費については案分をしていますので、かかっている費用の中から案分しか支出していないので、その分、安くなっているのだと思います。 ◆あさみ 委員 ちょっと理解できていないので済みませんけれども、総合管理委託料は、別に私はこれは余りこだわっていないんですけれども、広いところだったら、それだけ人件費とかいろいろな部分でかかってしまうんだろうなというふうに思ったんですけれども、それだけ広かったり、委託料がこれだけかかっている場所なのに光熱水費が安いということが気になったものですから、総合管理委託料の割には、ほかの市民センターを見てもずば抜けてここの忠生市民センターが安いのかなと思ったんです。  その理由は案分していることもあるということなんですけれども、ただ全部がLEDを使われているということで、ほかの市民センターについては古いところとかでまだまだLEDに交換する余地があるところというのはたくさんあるんでしょうか。例えばLEDに変えることで、今よりも光熱費を改善できるという市民センターは幾つもあるんでしょうか。 ◎市民部次長 まず全体の状況ですが、これは130万円以上の工事になりますと営繕課施工工事となりますが、そういうところで照明器具の老朽化が著しい場合はLEDにかえていますので、各市民センターはLEDにかえているところもあります。それから、鶴川市民センターのように大規模改修が入っているところも基本的にはLEDにかえていって、今後大規模改修が入るときには漸次照明器具についてはLEDにかえていくという方針と聞いております。したがって、逆に言うと忠生市民センター以外は、まだまだLED以外の照明器具が使われているという状況かと思います。 ◆渡辺 委員 教えてもらいたいんですけれども、防災対策費のところで消防団運営費、消防施設費、災害対策費、常備消防費とあるんですけれども、ここ数年のこの予算の増減というのはどういう傾向があるのか。また、その増減があった場合、どんな理由で増減があるのかを教えてください。 ◎防災安全課長 正確な数字は手元にありませんけれども、少しずつ縮小傾向にあるというところでございます。来年度予算の見積もりに当たりましては、全体のバランスを見ながら、できるだけ不用額が生じないような範囲で計上させていただいたというところでございます。 ◆渡辺 委員 これは全部、この5項目とも減少傾向にあるということですか。 ◎防災安全課長 常備消防費につきましては、先ほど三遊亭委員からのお尋ねに対しましてお答えいたしましたけれども、ほかの要因で金額が決定いたしますので、若干ふえているというところはございますが、ほかのところにつきましては、おおむね微減という傾向がございます。 ◆渡辺 委員 その微減の理由は、不用額をなくしたためにということだけでよろしいでしょうか。 ◎防災安全課長 細かいところにつきましては、事務事業の縮小等もございますけれども、一言で言うと、しっかりと見積もりをして不用額が出ないようにしているというところでございます。 ◆殿村 委員 マイナンバーのことについてですが、先ほど、三遊亭委員から質疑がありましたが、今現在市民の方でマイナンバーの交付を受けて、所持して使えるようになっている方というのは何人なんですか。 ◎市民課長 先ほど申し上げましたとおり、467名の方になります。 ◆殿村 委員 ということは、圧倒的にまだまだこれからという状況ですよね。  あともう1つは、コールセンターということで、この利用等に関してのさまざまな問い合わせがあろうかと思いますが、今現在どのような問い合わせが多いんでしょうか。 ◎市民課長 現実問題としましては、はがきが届いたんですけれども、何を持っていったらいいですかという手続に関するお問い合わせが圧倒的に多くなっております。また、新聞報道等がございました関係で、私のカードはいつごろできるんですかというお問い合わせも多数お受けしております。 ◆殿村 委員 実際に私も経験したんですが、経験したというのは住民票等の手続をしたときに、個人番号でも利用できますよというようなお話がたしかあったような気がしたんですけれども、実際の窓口での案内の際の対応として、どのような対応を今されているのか。 ◎市民課長 実際にカードをお渡しする段階では、このカードの性格、何に使えます、どういう場合にご提示いただきますというようなご案内からスタートさせていただいております。ですので、例えば市役所あるいは行政機関で手続する際にはマイナンバーの提示が必要になりますので、このカードで番号をご確認くださいというお話から始めさせていただいて、コンビニ交付でご利用いただけます、それから、お引っ越しされた場合には、住所変更などはこのカードに書き込みますので住所変更のときにもお持ちくださいというようなご案内をさせていただいております。 ◆殿村 委員 要するに、カードをさっきは467人と、受け取った方は今それだけですよね。圧倒的にカードを受け取っていないわけですよ。けれども、窓口に行ったときにどのような案内をされているのか。要するに、カードがなくても普通の手続で手続が済むわけなんですけれども、一言何か言われたときに混乱するというんでしょうか、えっ、それは何のことですかということで、住民票の申請をしたら渡されればそれでいいわけなんですけれども、そこに一言ご案内が今入っているのではないかと思ったので、そのことを聞いたわけなんです。 ◎市民課長 大変失礼いたしました。今住民票を発行する際には、個人番号入りの住民票ですかというようなお話をさせていただいていると思います。お勤め先にご提出する場合、例えば通知カードをおなくしになられて個人番号がわからない場合に、個人番号入りの住民票を通知カードの代用として私どもご案内しているものですから、そういったお勤め先に、あるいは収入を得るための相手先にお渡しする際に個人番号入りのもの、あるいは行政機関に申請する際に個人番号入りのものというようなことが若干出てまいりましたので、住民票の申請をお受けする際に、個人番号の入ったものを必要とされますかというご案内をさせていただいております。 ◆殿村 委員 わかりました。わかりましたが、新たな制度のもとなので、市民の方にとっては個人番号そのものは通知カードでわかるわけですよね。ですけれども、やはり圧倒的になれていない市民の方が多いわけなので、そういうご案内を受けたときにどぎまぎするというか、えっ、何のことだろうということで、それを必要とする方はもちろん自分からお話をするでしょうけれども、そうでない方は戸惑うということがあろうかと思うので、その辺のもう少し丁寧な対応というのはご検討いただけないのでしょうか。 ◎市民課長 その辺についても、わかりやすい説明になるように努力してまいります。 ◆殿村 委員 次に、地区協議会について質疑いたします。  先ほども、山下委員から質疑がありましたけれども、要するにこれまで町内会や老人会、青少年健全育成地区委員会とさまざまな地域の市民の皆さんによる市民団体が活動されてきて、そして、今回の地区協議会という立ち上げになったわけですが、これまでも例えば子どもの見守りとか、その町内会等によってはやっている事業があるわけですよね。また、そこに予算が出ていたりということもあったりして、先ほど鶴川の例がありましたけれども、そういう新たなものではなくて、同じような事業を地区協議会としてやっていこうという場合、どういう調整を図っているんでしょうか。 ◎市民協働推進課長 例えば事業につきまして、過去にほかの事業とかぶるような場合につきましては、補助金がかぶらないような形をとるようにしております。また、先ほど子どもの見守りというお話がございましたが、例えば今までやっていたのが町内会を中心とした子どもの見守りだったというところで、人手が足りなかったとか、全部見切れない、例えば交差点全部に行けなかったというのがあったりします。ほかの地域では、例えばPTAだけで見守りをやっていたというところがあったんですけれども、地区協議会ということで課題として捉えていただいて、PTA、民生委員、町内会、いろんな団体が加わって、みんなで子どもを見守ることができたというところがまずあって、また、その人たちが顔を知り合うことによって2つ目の効果といいますか、次の効果を生んでいるというようなことがございます。 ◆殿村 委員 地区協議会は10の地区に分けているということですから、町内会・自治会で言うと大体どのぐらいの団体になるわけですか。平均して何自治会ぐらいが集まるという形になるんですか。 ◎市民協働推進課長 町内会・自治会につきましては、連合の組織に入っている町内会・自治会の方は、こちらの地区協議会に参加しているような形になっております。 ○委員長 今のは数ですね。 ◎市民協働推進課長 数で言いますと、町内会自体が全体で307ぐらいございまして、連合に加わっているのが200少しございますので、そういった意味では200町内会以上が地区協議会にかかわっているという形になります。 ◆殿村 委員 およそ200自治会・町内会ということは、大体1地区協議会当たり20ぐらいということになるんですか、それを聞いているんです。 ◎市民協働推進課長 この地区にある町内会・自治会の数なんですが、例えば原町田地区につきましては非常に少ない、例えば南地区については非常に多いというように幅がありますので、一概に幾つというのはなかなか言いづらいものがございまして、申しわけございません。 ◆殿村 委員 そんな中で、ちょっとどうなのかなと疑問に思ったのは、これまで町内会・自治会という単位で例えばそういう子どもの見守りであるとか、さまざまな事業をやってきましたと。それを今度は地区協議会の単位で集約してやっていきましょうという場合に、それぞれの町内会の自主的な活動と地区協議会のまとまった――やる事業は一緒の場合、それはどういうふうに調整するのか。それぞれの地域の特徴もあったり、取り組みがあったりすると思うんですけれども、それが、10町内会や20町内会とか集まった1つの地区協議会という形になって1つの事業をやるといった場合に、そこをどう調整しながらうまくやっていくというふうになるんでしょうか。 ◎市民協働推進課長 例えば子どもの見守りであったとすれば、1つの町内会でやっていたことが地区協議会全体でやるということであれば、全部での事業という形になっていきますし、1つの課題について、地区全体の課題として捉えていくという形になるんです。 ◆殿村 委員 時間の関係もあるのでこの辺にいたしますけれども、要するに、私の問題意識としては、それぞれの町内会でやる場合には、自分たちの地域にきめ細やかな目配せをした、それを自分たちの地域の役員、また住民の皆さんでやっていくと、これまではそうだったんですよね。それを束ねてやるということになった場合に、そこらがうまく全体に、これまでどおりにやられていくのかということは、例えば町内会の役員の体制がかわったりという中で、しかし、やるのは地区協議会ということで、1つに束ねた形で事業を行っていくということで、その辺の整合性というか、どのように図っているのかということ、同じ質疑なんですけれども、答弁でわかりづらかったので再度質疑させていただきます。 ◎市民協働推進課長 先ほどから町内会・自治会というお話がございますが、地区協議会というのは町内会・自治会のほかに、例えば民生委員であるとか、青少年健全育成地区委員であるとか、PTAですとか、老人会、いろんな団体が含まれております。そういった意味では、単一の町内会がやっていたものに対して、ほかのいろんな団体の方々が加わるわけですので、さらにきめの細かな見守りが可能になったと考えております。調整につきましては、地区協議会の会議の場で事前に調整を図ってやっております。 ◆殿村 委員 わかりました。  最後に3点目の質疑ですが、先ほどもセンターまつりの補助金の関係の質疑があったと思いますけれども、市民部関連の補助金、扶助費の当年度の削減項目に上がっている事業は、たしか8事業ぐらいあったと思いますが、これがどんなもので、そして幾ら削減があり、その理由について、それぞれ端的にお答えいただきたいと思います。 ◎市民部次長 私のほうからは、先ほども答弁申し上げましたが、センターまつり補助金、市民総務課所管分についてです。先ほど申し上げたとおり、上限額を8万2,000円から7万円に削減いたしました。理由については重複になりますので省略させていただきます。 ◎防災安全課長 防災安全課所管分につきましては2つございます。  1つが自主防災組織補助金です。スタンドパイプの補助制度を創設したんですけれども、当初年間33件で、3カ年分ぐらい需要があるのではないかと見込んでおりましたが、初年度で31件、相談も余り多くないということで、来年度は20件を見積もったというものがございます。スタンドパイプの購入に対して、自主防災組織に補助金を交付するという制度でございます。当初の見込みほど相談が来ないということで、来年度につきましては件数を、当初想定していた34件から20件に変更したというのが主な理由でございます。  次に、消防団交付金につきましては、消防団の交付金の全体の中の見直しで107万円を減じたということで、使い道としましては、福利厚生事業分を減額したというところでございます。 ◎市民協働推進課長 市民協働推進課分といたしまして、町田市つながりひろがる地域支援事業補助金というものが廃止されております。これにつきましては、来年度以降、新たにNPO法人や町内会に対する違う活動支援の仕方を考えているためでございます。 ◎防災安全課長 2項目、答弁が漏れてしまいました。  8項目のうち、消防団の歳末警戒交付金についても項目に上がったんですけれども、こちらは見直しは今回しておりません。  次に、防犯協会補助金は、防犯協会側とお話をした結果、額を少し縮小したというところでございます。  次に、町田防火防災協会補助金につきましても、防犯協会補助金と同様に交付先と調整した結果、金額を若干縮小したというところでございます。 ◆殿村 委員 私の手元にある資料では8項目ということで、今ご報告いただいた以外にほかにまだあると思うんですが、市民協働推進課の集会施設整備補助金はさっき報告がありましたか。  それから、これはさっきのつながる何とかというのと似たような感じだと思いますが、鶴見川のこいのぼりの事業ですか。これはまた別途項目として上がっていると思いますが、どうなんでしょうか。 ◎市民協働推進課長 失礼いたしました。鶴見川・泳げ鯉のぼり事業補助金というのがございまして、これは事業そのものが縮小するということで補助金も廃止しております。それと集会施設につきましては、毎年、町内会・自治会に集会所の建築、建設についていろいろ申請をいただいて、その中で精査をさせていただくもので、今回たまたま金額的に落ちているということでございまして、制度がなくなったわけではございません。 ◆殿村 委員 先ほどご説明のあった市民協働事業補助金のつながりひろがる地域支援事業補助金というのと、鶴見川・泳げ鯉のぼり事業補助金について、つながりひろがるのほうは違う支援を行っていくということですが、具体的にどういう内容で支援を行っていくということなのか。  もう1つのこいのぼりのほうは縮小ということですが、これは理由はどうしてか。 ◎市民協働推進課長 町田市つながりひろがる地域支援事業補助金につきましては、来年度、市民協働推進課では、長期地域経営計画という計画をつくっていきます。その中で、中間支援組織というものを設立する予定でございまして、この中間支援組織がほかの市町村では何とか支援センターという形で地域の活動団体であるとか、NPO法人に対する支援を行うところなんですが、そういった中間支援組織を立ち上げていく予定でございますので、そういったところが担っていくというところでございます。  それと、鶴見川・泳げ鯉のぼり事業補助金につきましては、この事業を行っておりました団体が高齢化とかいろいろな理由がございまして、ちょっと規模を縮小するというお話をいただきまして、こんな形になっております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって市民部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(玉川学園コミュニティセンター建替基本計画の策定及び事業の進捗について) ○委員長 行政報告、玉川学園コミュニティセンター建替基本計画の策定及び事業の進捗についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民部長 それでは、玉川学園コミュニティセンター建替基本計画の策定及び事業の進捗についてをご報告させていただきます。  お手元の資料をごらんください。資料に沿ってご説明させていただきます。  玉川学園コミュニティセンター建替基本計画につきましては、2015年12月定例会文教社会常任委員会にて、その方向性についてご報告をさせていただきました。本委員会では、2015年12月28日付で策定しました建替基本計画の概要と現在の事業の進捗についてご報告させていただきます。  本日は、A4の資料とともに、玉川学園コミュニティセンター建替基本計画書をお配りしてございますので、あわせてごらんください。  詳細につきましては、担当の課長からご報告申し上げます。 ◎市民部次長 それでは、ご報告いたします。  2015年12月28日付で策定しました玉川学園コミュニティセンター建替基本計画につきましては、公表に先立ち2016年1月13日に、議員の皆様には概要を送付させていただいておりますので、本日は必要なポイントの説明とさせていただきます。  お手元の2枚つづりの資料をごらんになっていただきたいと思います。  まず、1、敷地および施設建設の条件ですが、資料の平面図に沿ってご説明いたします。  敷地につきましては、①現コミュニティセンター部分に加え、新たに②玉川学園二丁目自転車駐車場部分と③市道町田407号線・408号線重複認定部分を敷地とするとともに、南東側隣地所有者から④の購入予定部分を取得し、約1,440平米の敷地を確保いたします。なお、③市道町田407号線・408号線重複認定部分につきましては、2016年9月定例会で、建設部のほうから廃止認定についてお諮りする予定でございます。これらにより、延べ床面積につきましては、現況595平米を約1,450平米までふやすことが可能になり、狭隘解消が可能になるかと思います。  1枚目めくりまして、2枚目をごらんください。  次に、2、コミュニティセンター内部空間につきましては、前回報告と変更がございませんので説明は省略いたします。  また、3、コミュニティセンター外部空間につきましても、大きな変更はございませんので説明は割愛させていただきますが、施設への円滑なアクセスの確保及び地域のバリアフリーへの貢献を目的として、小田急線玉川学園前駅と直接つなぐデッキ及びデッキに附帯したエレベーターを設置いたします。これは建設部所管の玉川学園前駅周辺整備事業により、本事業と一体的に実施する考えです。
     次に、4、事業のスケジュールにつきましては、2015年度、2016年度で基本設計、実施設計を行い、2017年度、2018年度、2019年度の3年度で工事を経て、2019年7月の開館を予定しております。現在、基本・実施設計業務委託契約を締結し、基本設計作業に着手しているところでございます。  最後に、5、工事・設計にあたっての留意事項となります。表面の平面図を再度ごらんいただきたいと思いますが、工事の際の搬入口でございますが、下の市道町田128号線の交通状況や樹木の可能な限りの保存に配慮して、上側の市道町田219号線側、現在の玉川学園二丁目自転車駐車場側からとする予定でございます。  説明は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(町田市成瀬コミュニティセンターの再開について) ○委員長 行政報告、町田市成瀬コミュニティセンターの再開についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民協働推進担当部長 それでは、成瀬コミュニティセンターの再開についてをご報告させていただきます。  増築及びホール棟の改修工事のため2015年1月から貸し出しを中止しておりました町田市成瀬コミュニティセンターは、工事竣工に伴い2016年7月から施設貸し出しの再開を予定しています。  詳細につきましては、担当の課長からご報告いたします。 ◎市民協働推進課長 お手元の資料をごらんください。資料に沿ってご説明をさせていただきます。  1点目の施設の使用申込みでございますが、使用開始日は、2016年7月1日からとなっております。予約申し込みは、ホールが3カ月前の2016年4月1日から、会議室などの諸室は2カ月前の2016年5月1日からとなります。開館時間は、午前9時から午後10時までとなります。休館日につきましては、毎月第2火曜日及び12月29日から1月3日までの年末年始となります。  2点目の利用団体等への周知でございますが、町内会などの優先予約対象団体に対しましては、2016年2月27日に既に通知しております。それ以外の利用実績団体に対しましては、2016年3月1日に通知しております。また、「広報まちだ」及びホームページへの掲載は、2016年4月1日を予定しております。  3点目の落成式の日程でございますが、2016年6月26日日曜日午前10時から11時までを予定しております。招待者向け内覧会は午前11時から正午まで、地域の皆様など一般向け内覧会は午後1時から午後3時まで予定しております。  なお、文教社会常任委員会の委員の皆様へも、後日、落成式への招待状を送付させていただきますので、よろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(町田市男女平等推進計画の策定について) ○委員長 行政報告、町田市男女平等推進計画の策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民協働推進担当部長 それでは、町田市男女平等推進計画の策定についてをご報告させていただきます。  現行の第3次町田市男女平等推進計画は2016年度が最終年度となります。社会情勢の変化など新たな課題に対応し、今後の男女平等施策を推進するため、現行計画を踏襲しつつ、より実効性のある新たな計画を来年度に策定していきます。  詳細につきましては、担当の課長からご報告いたします。 ◎男女平等・消費生活担当課長 それでは、お手元の資料をごらんください。資料に沿ってご説明をさせていただきます。  まず、1点目、計画策定の趣旨ですが、町田市が目指す、1人1人が個性と能力を発揮して生きる男女平等参画社会の実現と、女性の活躍を求める新たな推進法の施行、国の第4次男女共同参画計画の策定など社会情勢の変化への対応、現行計画の課題を解決するための施策、事業を今後も進めていくため、2017年度から2021年度までの5カ年計画を策定いたします。  2点目の検討にあたっての考え方ですが、まず、町田市男女平等参画都市宣言の実現に向け、市が目指すべき姿を位置づけていきます。次に、女性の活躍推進法など関係法令の制定や社会情勢の変化を踏まえ、新たな課題に対応した計画としていきます。次に、特に重点的に取り組むべき施策をわかりやすく掲げていきます。最後に、第3次町田市男女平等推進計画の取り組みの成果を検証し、事業を整理していきます。  3点目の策定のスケジュールですが、策定期間は2016年4月から2017年3月までの1年間となります。今後の予定ですが、まず、2016年4月に市民意識調査を実施し、5月から12月にかけて計画内容の検討に入ります。12月には計画の素案を作成し、定例会にて行政報告の上、パブリックコメントを実施いたします。結果を踏まえて計画案を策定し、2017年3月に定例会で行政報告後、計画の策定施行となる予定です。  次のページになります。  最後に4点目、計画策定の検討体制ですが、計画策定の検討に当たっては、外部有識者等から成る町田市男女平等参画協議会での検討や、パブリックコメントなどの実施及び市の関係部署との調整などを図りながら進めていきます。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆殿村 委員 ここで言われている新たな課題ということで、今現在考えられることはどのようなことでしょうか。 ◎男女平等・消費生活担当課長 新たな課題につきましてということなんですが、これまでも働く女性、働きたい女性などの能力開発の支援というものはいろいろ実施してきているんですけれども、ここで女性の活躍推進法という国が打ち出しました新たな政策、働く女性、それから働きたいと思っている女性に対する支援を強化していくというようなことが出されておりますので、まず、そういったものは新たな課題の1つになっていくかと考えております。  それから、もう1点、最近では性的マイノリティー、いわゆる性的少数者の方に対するさまざまな面での理解というものが進んできているかと思います。町田市の特に男女平等推進センターにおいては、こういったものについての取り組みは非常にまだ少ないという点がございましたので、こういったものを今後は新たな課題ということで位置づけていくことも考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後4時29分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時35分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第28号議案 ○委員長 第28号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 第28号議案 町田市専修学校等在学心身障がい者奨学金支給条例を廃止する条例についてご説明申し上げます。  本案は、身体障がい者であって専修学校等に在学し、職業のための技術を習得する者に対し支給する奨学金について、所期の目的を達成したため条例を廃止するものです。  よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆殿村 委員 今ご説明のあった所期の目的というのはどういうことかということが1点目です。  そうはいっても、この目的の中に書かれている専修学校に入学される学生ということで、現在対象としている専修学校はどういうところか。  それから、3点目に、実際にこれを受給されている、支給している学生は何人おられますか。  以上3点お願いします。 ◎子ども生活部次長 所期の目的ということでございますが、本条例は心身の障がいを克服し技術の修得に努めている者に対し、奨学金を支給し、有用な社会人を育成することを目的に、1971年、昭和46年に制定したものでございます。当時は、心身障がい者の就職支援が制度として確立していない時代であったため、中学校を卒業後、当時でございますが、服飾専門学校等に入学しまして、就職に結びつく修学をされている市民の方に対し支援する――障害の手帳の4級以上、もしくは愛の手帳等、軽度以上の方に対しまして支給するという制度でございました。しかし、現在は条例制定時にはなかった都立の特別支援学校が市内に1校、近隣市に1校でき、町田市立中学校の特別支援学級卒業生の8割以上の方がこの2校に進学し、卒業後社会人としての就職や自立した生活が送られるよう修学されております。  また、2006年4月に障害者自立支援法が施行されまして、それ以降、障がい者の日常生活を支援する仕組みが制度化され、自立支援の一環として、就労支援についても取り組みが行われております。さらに、障害者の雇用の促進等に関する法律により、事業所等への障がい者雇用が義務づけられました。これら障がい者の自立支援に向けた取り組みが国の制度として充実してきたところから、本条例の所期の目的を達したものとして、このたび廃止することを上程しております。  専修学校でございますが、専修学校は昭和51年に新しい学校制度として創設されております。学校教育法の中で専修学校が「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図ることを目的」とする学校ということになっております。市内には9校ございます。  今現在、この補助金の制度をご申請されて受けていらっしゃる方は2名でございます。 ◆殿村 委員 2名の方がこの奨学金の支給を受けているということで、多分この条例の中で、恐らく今受けている方への卒業までの対応ということの内容ではないかと理解しましたが、まだ完全にゼロではないのだということですね。その辺で言うと、前段の説明は別として、この制度をPRすれば、まだ申請がある可能性があるというふうに認識してよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎子ども生活部次長 今現在2名でございますが、その前は大体6名ですとか7名の方がご申請されていらっしゃいました。先ほど申し上げましたとおり、手帳等をお持ちの方で中学校を卒業した後の80%以上の方、ほとんどの方が、町田の丘学園もしくは南大沢学園等に行かれておりまして、それ以外の方は私立の高校もしくは定時制高校等に進学なさっているというところで、全くゼロになるかといいますと、その辺はまだちょっとわかりません。ただ、限りなく就職に関しまして、そういったところの制度は充実しているというふうに判断しております。 ◆殿村 委員 現に2名の方がいらっしゃるということは、圧倒的には他の学校に入っておられてという現状はわかりますけれども、申請があるということは、そういう状態が存在するということではないかと思うんです。例えば完全にゼロになってしまったからということではないのになぜ廃止することになるのかということが1つ疑問なんですが、いかがでしょうか。 ◎子ども生活部次長 今申し上げましたとおり、中学を卒業された後、就職等のためのそういった授業をされているところに行かれるというところが多いことと、現在受けられていらっしゃいます2名の方も、既に成人して何十年かたたれている方なんです。なおかつ、再度ご申請されていらっしゃる方なものですから、所期の目的でありました学校を卒業した後すぐに就職をするために専修学校に行かれるという感じでは今はないということで、今回条例の廃止を上程しております。 ◆三遊亭 委員 今回廃止する条例の上程案なんですが、多摩26市のうちで同様の条例を持っている市はあるんですか。 ◎子ども生活部次長 他市の状況でございますが、今、26市23区の中で同様のものを持っているところは1市1区もございません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆殿村 委員 第28号議案に反対の討論をいたします。  申請される方の数が少なくなってきたとはいえ、意義を持つ制度であり、まだこの制度を存続すべきと考えます。  以上の理由で反対します。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第28号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第28号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第7号議案(子ども生活部所管部分) ○委員長 第7号議案を議題といたします。  本案のうち、子ども生活部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 第7号議案 平成28年度(2016年度)町田市一般会計予算のうち、子ども生活部所管分についてご説明申し上げます。  初めに、歳入でございます。  お手元の予算書28ページ、29ページをごらんください。  第12款、分担金及び負担金、項の1、負担金、目の2、民生費負担金でございます。主なものとして、節の3、児童保育費負担金15億310万円は、民間保育園の保護者負担金でございます。  32ページ、33ページをごらんください。
     第13款、使用料及び手数料、項の1、使用料、目の2、民生使用料でございます。主なものとして、節の3、市立保育園保育料1億2,482万3,000円は、市立保育園の保護者負担金でございます。  節の4、市立保育園保育料(個人給付相当額)2億2,001万5,000円は、市立保育園の保護者に対する保育サービスの個人給付相当額の法定代理受領分でございます。  節の6、学童保育クラブ育成料2億1,671万2,000円は、学童保育クラブの利用料でございます。  節の7、障がい者福祉施設使用料の説明欄、すみれ教室使用料253万4,000円は、児童発達支援センターすみれ教室の利用料でございます。  34ページ、35ページをごらんください。  目の7、教育使用料、節の1、ひなた村使用料193万円は、青少年施設ひなた村の施設などの使用料でございます。  節の2、青少年センター使用料987万6,000円は、大地沢青少年センターの宿泊施設などの使用料でございます。  44ページ、45ページをごらんください。  第14款、国庫支出金、項の1、国庫負担金、目の1、民生費国庫負担金でございます。主なものとして、節の5、児童手当負担金47億2,512万8,000円は、中学修了前の子どもに手当を支給するための国負担分でございます。  節の7、児童保育費負担金23億3,364万2,000円は、民間保育園の運営費の国負担分でございます。  48ページ、49ページをごらんください。  項の2、国庫補助金、目の2、民生費国庫補助金でございます。主なものとして、節の3、母子家庭等対策総合支援事業費補助1,005万9,000円は、ひとり親家庭の自立支援事業に対する国補助分でございます。  50ページ、51ページをごらんください。  節の5、子ども・子育て支援交付金3億5,780万6,000円は、一時保育事業、病児・病後児保育事業、地域子育て支援拠点事業、幼稚園一時預かり事業、放課後児童健全育成事業などに対する国の交付金でございます。  52ページ、53ページをごらんください。  節の6、保育所等整備交付金2億9,432万6,000円は、保育所等の整備に対する国の交付金でございます。  62ページ、63ページをごらんください。  目の5、教育費国庫補助金、節の7、幼稚園就園奨励費補助1億4,171万7,000円は、幼稚園児の保護者に対する国補助分でございます。  66ページ、67ページをごらんください。  第15款、都支出金、項の1、都負担金、目の1、民生費都負担金でございます。主なものとして、節の6、児童手当負担金10億4,696万6,000円は、中学修了前の子どもに手当を支給するための都負担分でございます。  68ページ、69ページをごらんください。  節の7、児童育成手当負担金10億7,139万6,000円は、ひとり親家庭で児童を育てている方、または障がいのある児童を育てている保護者に支給される手当に対する都負担分でございます。  節の8、児童保育費負担金11億6,682万1,000円は、民間保育園運営費の都負担分でございます。  節の9、施設型給付費負担金4億4,354万7,000円は、幼稚園、認定こども園への給付費の都負担分でございます。  節の10、地域型保育給付費負担金6,361万5,000円は、家庭的保育者への給付費の都負担分でございます。  76ページ、77ページをごらんください。  項の2、都補助金、目の2、民生費都補助金でございます。主なものとして、節の13、乳幼児医療費助成事業費補助3億4,711万5,000円は、未就学児が医療機関にかかった場合の費用に対する都補助分でございます。  節の14、義務教育就学児医療費助成事業費補助3億5,131万5,000円は、小学校1年生から中学校3年生までの児童の医療費補助事業に対する都補助分でございます。  節の16、私立幼稚園等園児保護者負担軽減事業費補助2億8,769万5,000円は、幼稚園児の保護者に対する負担を軽減する事業に対する都補助分でございます。  78ページ、79ページをごらんください。  節の21、子育て推進交付金12億4,630万4,000円は、ゼロ歳児保育、11時間開所、保育所運営などに対する都の交付金でございます。  80ページ、81ページをごらんください。  節の26、子ども・子育て支援交付金3億6,445万7,000円は、一時保育事業、病児・病後児保育事業、地域子育て支援拠点事業、幼稚園一時預かり事業、放課後児童健全育成事業などに対する都の交付金でございます。  82ページ、83ページをごらんください。  節の27、保育対策総合支援事業費補助1億1,202万円は、保育環境の改善や保育士の宿舎借り上げに対する都補助分でございます。  96ページ、97ページをごらんください。  項の3、委託金、目の2、民生費委託金でございます。主なものとして、節の4、母子福祉事務委託金1,668万7,000円は、母子福祉資金貸付事業に対する都からの委託金でございます。  98ページ、99ページをごらんください。  第16款、財産収入、項の1、財産運用収入、目の1、財産貸付収入、節の1、土地建物貸付収入の説明欄、行政財産貸付料の児童青少年課81万円は、子どもセンターただONの清涼飲料自動販売機設置にかかわる貸付料でございます。  101ページ、102ページをごらんください。  項の2、財産売払収入、目の2、物品売払収入、節の1、物品売払収入の説明欄、図書等販売代の児童青少年課3,000円は、創作童話入選作品集「童話の木」の販売収入でございます。  目の3、権利売払収入、節の1、権利売払収入の説明欄、町田市福祉サービス協会出捐金返還金1,000万円は、町田市福祉サービス協会設立の際に交付した出捐金にかかわる返還金でございます。  104ページ、105ページをごらんください。  第20款、諸収入、項の4、受託事業収入、目の2、民生費受託事業収入、節の1、管外受託児保育事業収入236万7,000円は、公立保育園が市外の園児を受け入れた際の運営費収入でございます。  112ページ、113ページをごらんください。  項の6、雑入、目の6、雑入でございます。主なものとして、節の1、雑入の説明欄、職員給食代個人負担金、子育て推進課2,099万5,000円は、公立保育園職員の給食費の個人負担分でございます。  説明欄の手当・医療等返還金400万円は、児童手当や乳幼児医療費助成の修正申告等による過払いに対する返還金でございます。  114ページ、115ページをごらんください。  説明欄の自立支援給付費のうち、すみれ教室8,188万9,000円は、障がい児通所支援サービスに対する施設給付費でございます。  118ページ、119ページをごらんください。  第21款、市債、項の1、市債、目の2、民生債、節の1、保育所整備事業債7,070万円は、民間保育所等の整備に伴う起債でございます。  120ページ、121ページをごらんください。  節の3、児童福祉施設整備事業債9,860万円は、三輪小学校区学童保育クラブの新築工事、小山田南小学校区学童保育クラブの移設改修工事に係る起債でございます。  以上が歳入でございます。  次に、歳出を「予算概要」を使いご説明申し上げます。  「予算概要」の318ページから320ページをごらんください。  子ども生活部予算のポイントとして、安心して、楽しく子育てができる環境づくり、子どもの身近な居場所の整備、子どもの活動拠点の整備など、予算編成に当たっての背景・課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組を記載しております。  次に、子ども生活部の予算総括表でございます。事業費合計で288億7,442万1,000円でございます。事業費ベースで対前年度3億4,526万1,000円増額、一般財源ベースで2億2,342万6,000円減額しております。  321ページから333ページをごらんください。  事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに1,000万円未満の項目についても掲載しております  それでは、事業ごとに予算の内容について、ご説明いたします。  335ページをごらんください。  すみれ会館運営費でございます。発達に心配のあるゼロ歳から就学前までの子どもとその保護者に対する指導等に係る経費で、総額8,287万円でございます。  336ページの下段をごらんください。  児童福祉事務費でございます。子ども総務課の事務経費及び子ども生活部内の研修などに係る経費で、総額197万2,000円でございます。  337ページの上段をごらんください。  児童育成手当費でございます。ひとり親家庭で児童を育てている方、また、障がいのある子どもを育てている保護者に支給される手当に係る経費で、総額10億7,145万円でございます。  下段をごらんください。児童扶養手当費でございます。母子家庭、父子家庭等に支給される手当に係る経費で、総額14億5,540万4,000円でございます。  338ページの上段をごらんください。  乳幼児医療費助成費でございます。就学前の児童が医療機関にかかった場合の自己負担分の助成に係る経費で、総額7億1,395万7,000円でございます。  下段をごらんください。義務教育就学児医療費助成費でございます。小学1年生から中学3年生までの児童の医療費助成に係る経費で、総額6億6,763万円でございます。  339ページの上段をごらんください。  ひとり親家庭医療費助成費でございます。ひとり親家庭等の医療費助成に係る経費で、総額1億6,519万1,000円でございます。  下段をごらんください。児童手当費でございます。中学修了前の子どもを養育している方へ支給される手当に係る経費で、総額68億2,097万9,000円でございます。  340ページの上段をごらんください。  赤ちゃん・ふらっと促進費でございます。野外等の授乳室がない環境でイベントを行う団体等に移動式授乳室を貸し出すための経費で、総額10万2,000円でございます。  下段をごらんください。青少年問題協議会費でございます。協議会を年2回開催するための経費で、総額37万8,000円でございます。  341ページの上段をごらんください。  子ども・子育て支援施策推進事務費でございます。保育料及び育成料について、受益者負担を適正化するための検討や子ども・子育て会議などに係る経費で、総額1,088万4,000円でございます。  下段をごらんください。私立幼稚園保護者補助費でございます。幼稚園児の保護者に対する補助に係る経費で、総額7億4,500万7,000円でございます。  342ページの上段をごらんください。  特定認可外保育施設利用者補助事業費でございます。認証保育所利用者への補助に係る経費で、総額4,099万5,000円でございます。  下段をごらんください。専修学校等教育振興事業費でございます。専修学校等在学心身障がい者奨学金に係る経費で、総額24万円でございます。  343ページをごらんください。  保育・幼稚園事務費でございます。登園許可証の印刷、法人立保育園協会の研修の補助などに係る経費で、総額609万2,000円でございます。  344ページをごらんください。  私立幼稚園費でございます。幼稚園が行う健康事業や障がいのある児童の通園に対する補助、預かり保育事業、保育士等のキャリアアップ事業などに係る経費で、総額6億2,031万8,000円でございます。  345ページの上段をごらんください。  施設型給付費でございます。施設型給付に移行する幼稚園と認定こども園に対する給付費及び公立保育園の保育サービスに係る個人給付相当額で、総額18億895万4,000円でございます。  下段をごらんください。地域型保育給付費でございます。家庭的保育事業に対する給付費で、総額2億7,281万9,000円でございます。  346ページの上段をごらんください。  認証保育所事業費でございます。認証保育所の運営費などに係る経費で、総額2億8,361万1,000円でございます。  下段をごらんください。保育料徴収事務費でございます。保育所保育料の保護者負担金の徴収に係る経費で、総額464万6,000円でございます。  347ページをごらんください。  民間等保育所運営費でございます。新設園を含めた市内67の民間保育園の運営や運営の安定化、保育士等宿舎借り上げなどに係る経費で、総額106億3,865万5,000円でございます。  348ページの下段をごらんください。  地域型保育費でございます。地域型保育(家庭的保育者)に通う子どもの健康診断などに係る経費で、総額1,838万6,000円でございます。  349ページをごらんください。  送迎保育ステーション事業費でございます。駅前等への送迎ステーション設置の検討のため、先進市を視察する経費で、総額10万円でございます。  350ページの下段をごらんください。
     子育て推進事務費でございます。子育て情報誌の発行や食物アレルギー生活管理指導表の印刷・発行手数料などに係る経費で、総額385万4,000円でございます。  351ページの上段をごらんください。  ファミリーサポートセンター費でございます。ファミリーサポートセンター事業の委託と会員活動の傷害保険に係る経費で、総額1,657万2,000円でございます。  下段をごらんください。公立保育園費でございます。公立保育園5園の管理、運営などに係る経費で、総額1億3,656万5,000円でございます。  352ページの上段をごらんください。  地域子育て相談センター費でございます。在宅での子育てをサポートする地域拠点として、公立保育園に併設する地域子育て相談センターのスーパーバイザーなどに係る経費で、総額1,013万1,000円でございます。  下段をごらんください。マイ保育園事業費でございます。在宅の子育て家庭への情報提供や育児相談など、マイ保育園事業の委託に係る経費で、総額1億6,009万7,000円でございます。  353ページの上段をごらんください。  病児・病後児保育事業費でございます。市内の病児保育1施設、病後児保育4施設の委託などに係る経費で、総額5,999万4,000円でございます。  下段をごらんください。保育所等整備補助事業費でございます。20年間期間限定認可保育所や認定こども園の整備や賃借料の補助などに係る経費で、総額7億3,663万4,000円でございます。  355ページの下段をごらんください。  子ども家庭支援センター事業費でございます。子どもと子育て家庭に対する総合相談や子どもショートステイ・トワイライトステイ事業等に係る経費及び子育て支援ネットワーク連絡会委員謝礼など、総額2,455万1,000円でございます。  356ページの上段をごらんください。  ひとり親家庭自立支援費でございます。母子家庭、父子家庭の自立に向けた就労支援を目的とした高等職業訓練給付金、ホームヘルパー派遣費などに係る経費で、総額1,986万3,000円でございます。  下段をごらんください。母子生活支援施設助産施設措置費でございます。母子家庭の自立支援のための入所施設などへの利用に係る経費で、総額2,619万3,000円でございます。  357ページの下段から361ページの上段をごらんください。  子どもセンターばあん、4月末オープン予定の子どもセンターまあちのほか、子どもセンター3施設、分館1施設、子どもクラブ2施設の運営費でございます。各子どもセンターの運営、管理などに係る経費をそれぞれ計上しています。  361ページの下段をごらんください。  子どもセンター整備費でございます。町田第三中学校区に子どもクラブを整備する経費で、総額1,713万9,000円でございます。  362ページの上段をごらんください。  児童青少年育成費でございます。青少年健全育成地区委員会活動費や冒険遊び場事業費の補助、巡回相談員に対する謝礼や青少年委員の報酬、子どもの居場所づくり推進事業「まちとも」などに係る経費で、総額7,353万7,000円でございます。  下段をごらんください。学童保育費でございます。38学童保育クラブの管理運営委託と小学校から遠距離にある学童保育クラブを小学校区内に整備する経費で、総額13億217万4,000円でございます。  363ページをごらんください。  ひなた村運営費でございます。建物総合管理等の委託や各種創作教室事業などに係る経費で、総額2,415万円でございます。  364ページの下段をごらんください。  大地沢青少年センター運営費でございます。大地沢青少年センターの維持管理及び主催事業等の実施に要する経費などで、総額6,827万6,000円でございます。  365ページをごらんください。  自然休暇村管理費でございます。町田市自然休暇村の指定管理に係る経費などで、総額9,319万4,000円でございます。  まことに恐れ入りますが、予算書の8ページへお戻りください。  第2表、債務負担行為でございます。下から4番目のすみれ教室通園バス運行委託事業につきましては、すみれ教室に通園するために市内3ルートのバス運行に対する委託料で、平成28年度から平成33年度までの債務負担行為を定めるものです。  次に、その下の認可保育所賃借料補助事業その4につきましては、新たに設置する認可保育所1園に対する賃借料補助で、平成28年度から平成48年度までの債務負担行為を定めるものです。  続きまして、その下の認定子ども園施設整備費補助事業その2につきましては、認定こども園1園の整備費に対する補助で、平成28年度から平成29年度までの債務負担行為を定めるものです。  11ページをごらんください。  第3表、地方債につきましては、上から2番目の民間保育所整備事業7,070万円、その2つ下、学童保育クラブ整備事業7,700万円を計上してございます。  以上が子ども生活部所管分でございます。  よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆あさみ 委員 3点ほどお聞きしたいことがあるんですけれども、なるべく明快に答えていただければと思います。  「予算概要」の340ページ、先ほどご説明があった赤ちゃん・ふらっと促進費ということで、これは先日の質疑でも聞いておりますので細かい内容は結構なんですけれども、こういった赤ちゃん・ふらっとがたくさんあると、答弁を聞いたときに50何カ所だったか、可動式だけでなく、全体的に赤ちゃん・フラットがふえているというふうな答弁を聞いた記憶があるんです。市民の方々、若いお母さんたち、これを必要としている方たちはなかなかその場所を知らないというのがありまして、この周知というのはどのように今後やっていかれるのか、それをちょっと教えていただければと思います。 ◎子ども総務課担当課長 赤ちゃん・ふらっとの周知につきましては、町田市のホームページ、東京都のホームページに赤ちゃん・ふらっととして設置した場合については掲載されます。それ以外に、「みんなのおでかけマップ」にも載せていくことと、子育て情報誌の「のびっこ」にも掲載するような形でやっていきたいと思っております。 ◆あさみ 委員 ありがとうございます。お母さん方がおっしゃるのには、紙ベースのものもいいんだけれども、出かけた先で、やはり今子育て中のお母さんもみんなスマホとかを持っていますので、スマホとかでぱっと検索、今自分がいる一番近いところで、赤ちゃん・ふらっとで授乳したり、おしめが取りかえられたりしたいということで、そういったスマホで見られるような情報が欲しいという、先日もお母さん方とお話をしたら、そういう要望というのはすごく多かったんですね。それについては市のほうで検討される可能性があるかどうか。 ◎子ども総務課担当課長 今、町田市のホームページはスマートフォンでも見られるような形にはなっているんですけれども、今後、前にも子育てアプリ等の話がありましたので、その辺についてはまた検討していきたいと思っております。 ◆あさみ 委員 わかりました。それについてはよろしくお願いいたします。  次に、349ページの送迎保育ステーション事業費、これも先日質疑で内容等は聞いていて、この事業というのは今まで本当に待っていた保護者の方も多いだろうし、私もすばらしいなと思って評価をしているんですけれども、今は検討ということで、検討していらっしゃる最中だと思うんですけれども、子育て中の方も、例えばお子さんが2人いらっしゃっても離れている保育園へ預けなきゃいけなかったり、それでこういうステーションがあればお子さんを両方ともそこに置いて、そこから運んでくれるということですごく助かるんですけれども、中には駅からお仕事に通っていない方もいらっしゃるんですね。お車を使っていたりだとか、自転車だったりという場合もあって、そういうご相談者の中にも、駅以外でも、今後こういうステーションというか、預かっていただけるところ、そこから送迎していく送迎ステーションができたらいいなというような声も前にありまして、そういった検討も今後できるのかどうかを確認させてください。 ◎保育・幼稚園課長 今回、本年度、2016年度につきましてはさまざまな形で検討していきます。基本的に、先行事例は駅前を中心に開設しておりますが、委員おっしゃったような形でも可能かどうかもニーズを探りながら考えていきたいとも思っております。 ◆あさみ 委員 まだ検討の段階ですので、これから広がりがあればありがたいなと思いますので、検討の中にぜひ入れていただければというふうに思います。  次に、362ページの児童青少年育成費の中の冒険遊び場事業補助金というのがあるんですけれども、今度新しく鶴川にも冒険遊び場ができるということでご説明があったかと思うんですけれども、この補助金の中にはせりがや冒険遊び場に対する補助金は含まれているのかどうか。例えばせりがや冒険遊び場のところで土日にスタッフが足りないというお話がすごくあるんですね。たくさんの方が来られているということで、スタッフが足りないのでスタッフをふやすというような内容の費用もこの中に含まれているのかどうかを確認させてください。 ◎児童青少年課長 せりがや冒険遊び場の土日のスタッフの分の補助を新たに加えるという予算は、この中に加えてあります。 ◆あさみ 委員 加えていない……。 ◎児童青少年課長 加えてあります。 ◆殿村 委員 まず、334ページのすみれ教室の事業について伺います。この中の説明で、新たな人材確保を含め、体制を強化していくということかと思いますけれども、具体的にご説明いただきたいと思います。 ◎すみれ教室所長 具体的には、相談の窓口となります臨床心理士を新たに嘱託員として採用いたします。また、臨時職員についても増強いたします。 ◆殿村 委員 利用者の状況に見合ってということかと思いますが、最近の状況としてどんな傾向があるのでしょうか。 ◎すみれ教室所長 最近の傾向といたしましては、低年齢化、早くから相談に見えるという傾向がございます。 ◆殿村 委員 ありがとうございます。  次に、338ページの義務教育就学児医療費助成費について伺います。これは何度かお聞きしてきましたけれども、中学3年生まで所得制限の撤廃と通院費の無料化ということで、現在有料化になっている部分の撤廃ということで、都内に比べてまだ整っていないということで市民の皆さんからの要望が高いわけですけれども、これについてのご認識を改めて伺いたいと思います。 ◎子ども生活部次長 以前にもご質疑いただいておりますが、現在も町田市では中学生までの医療費の無料という件につきましては、多岐にわたる福祉子育て支援施策等を推進していく上での課題の1つであるとは認識しておりますが、子ども・子育て支援新制度が開始されまして、市の負担もふえておりますので、財政面の問題を考えますと当面困難であると考えております。 ◆殿村 委員 当然、一般的に子育てしやすい町を目指していく上に当たって、必要な要件になってくるのかと思います。その点から、財政面でと今お話がありました。そこがある意味解決されれば、担当としては実施したいという希望はあるんでしょうか。 ◎子ども生活部次長 担当としてというところでは、なかなか難しいお答えになると思います。現在、もしこの自己負担を撤廃した場合、約2億9,000万円かかるということになっております。今回の当初予算で、子ども総務課はいろいろな扶助費を行っておりますが、やはり全体的に市財政が大変逼迫しておりますので、かなりスリム化して、本当に必要な金額だけをのせるという形で減額しておりますので、なかなか厳しい状況というふうに見ております。 ◆殿村 委員 この問題は最後にしますけれども、さっきも言いましたように、さまざまな子育て施策がある中で重要な課題だという認識はおありだと思いますけれども、そういう意味で、今後、他の子育て施策をより充実していく上でも、最低限、都内では実施しているようなレベルに引き上げていくということは大きな課題ではないかと思いますが、改めて伺いたいと思います。 ◎子ども生活部次長 確かに23区では撤廃しておりますが、自治体の状況が26市と大分違うのかなというところがございます。26市の中ではほとんどのところがまだできていない状況でございます。先ほども送迎ステーションの関係ですとか、いろいろな施策を今後も行っていく中で、優先順位、どれを優先するかというところで考えていくことかと思っております。 ◆殿村 委員 次に移ります。  353ページの保育所等整備補助事業費について伺いたいと思います。本会議での答弁でも、待機児童の数字も示されておりました。今後さらに、さまざまな調整が行われるなどして、この待機児童、新年度はどのぐらいまで数字がなっていくかということでお尋ねしたいと思います。 ◎保育・幼稚園課長 今第1次選考、第2次選考という形で来年度4月からの入所の各選考で、最終的な調整、お一方でも可能な限り入園をしていただければということで、今必死に職員が頑張っているところです。最終的な待機児についてはまだ調整段階ですので、例年4月に入って記者会見させていただきます。ことしもそこまでに発表できるような形で準備をしたいと思っております。 ◆殿村 委員 お子さんをご兄弟で入れられていて、例えば下のお子さんが入れなかったとか、そういったご相談もよく受けるんですけれども、その結果、結局親御さんが仕事をやめなければならないということにもつながったりという、これは全国的に同様のケースが多々あると思います。こうした中で、保育所のさらなる増設と定員をふやしていくという課題が非常に今、国会でもやっておりますけれども、改めて町田市としては、今後の保育所の増設を含めた定員増ということでの取り組みとして、どのような取り組みを考えているのでしょうか。 ◎子育て推進課長 保育所整備と待機児解消の取り組みといたしましては、今年度も低年齢児を対象とした20年型の期間限定保育所の公募を今行っております。そのほか、小規模保育施設は、やはり低年齢児、ゼロ、1、2歳を対象とした19人以下の小規模の施設になりますけれども、こちらも今年度公募をしていく予定でございます。そのほか幼稚園を活用した認定こども園、そういったところも整備をしていきたいと考えております。こちらについては子ども・子育て支援事業計画がございます。そちらの事業計画にのっとり、また、待機児の状況やニーズなどを見ながら、適宜見直ししながら進めていきたいと考えております。 ◆殿村 委員 町田市としても中長期的な計画、プランを持っているとは思うんですけれども、それで待機児童の実態に対して間に合うかというような現実問題が出てくるんではないかと思います。そういう意味では、計画自体を前倒しにした取り組みが求められてくると思いますが、いかがでしょうか。 ◎子育て推進課長 計画については、2019年度には解消する計画になっております。ただ、やはり状況を見ながら整備する場所であったりとか、手法については柔軟に対応して、早期に解決できるように努めてまいりたいと考えております。 ◆殿村 委員 ありがとうございます。  次に、学童保育クラブについて伺います。1つのクラブに入所するお子さんの数が非常にふえているということが、1つの状況としてあろうかと思います。幾つかの単位でご回答いただきたいと思いますけれども、例えば100人以上とか、70人以上という形で、幾つかのラインでまとめて概要をご説明ください。 ◎児童青少年課長 2016年度のということでよろしいですね。2016年度で100人を超えるところは、11学童保育クラブあります。100人に近い90人規模のところが3学童保育クラブというような状況となっています。70人以上となりますと、12学童保育クラブというような状況です。 ◆殿村 委員 これは全体の総数に対する割合として、70人以上ということになりますと何%になりますか。 ◎児童青少年課長 43施設ありますので、およそ6割ということになります。 ◆殿村 委員 こうした1学童保育クラブの人数が100人を超えたりということで、非常にふえているという状況が年々進んでいるなという認識です。もちろん4年生以上のお子さんの受け入れの問題も要請があると思います。であると同時に、1施設の学童保育クラブの保育環境がますます厳しい状況になっているんではないかということが今のご回答でも見えてくるわけですけれども、これに対する対策としてどんなことを考えているのでしょうか。 ◎児童青少年課長 新年度では先ほど「予算概要」の中でもご説明しましたが、三輪小学校と小山田南小学校の中に外にあった学童保育クラブを設けるということで、面積も従前のものより広くできますので、改築であるとか新築であるとかということで対応を今は進めているところです。 ◆殿村 委員 それが整備されますと、どのぐらい解消されるということになるんですか。 ◎児童青少年課長 私ども、人数で施設の規模をということではなくて、子ども・子育て支援新制度が始まって、1人当たりの基準面積が1.65平米以上ということで、それをもとに整備を進めております。2016年度の1.65平米を下回る学童保育クラブですが、現在の入所の状況から見ますと4学童保育クラブのみという計算になっております。 ◆殿村 委員 そうしますと、それについては引き続き基準をクリアするような取り組みを行っていくということでよいのでしょうか。具体的にはどのように考えているのでしょうか。 ◎児童青少年課長 具体的には先ほど申し上げましたとおり、施設の整備を中心に進めてまいります。 ◆殿村 委員 この問題では最後にしたいと思いますが、同時に、1学童保育クラブ当たりの指導員の体制は、当然のことながら1学童保育クラブに対する規定があると思うんですね。その点で、もちろん財政的な問題もあろうかと思いますけれども、1人当たりの面積という問題と同時に、1人当たりの指導員の体制、この尺度からの拡充ということも重要な課題ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎児童青少年課長 指導員の配置についてはおおむね40人に2人ということで、これも基準条例で定めているものです。これに基づいて配置をしております。 ◆殿村 委員 わかりました。  では最後に、子ども・子育て支援施策推進事務費について伺いたいと思います。この中で保育料等検討会支援委託料という予算が計上されております。これについてどのような内容かお聞きしたいと思います。 ◎子ども総務課担当課長 こちらの内容といいますか、これについては2015年度の子ども・子育て支援制度実施に伴いまして、保育料、教育、保育サービスの実施経費に対する利用者の負担が適正であるかを検討するというところが1つあります。育成料につきましては、新制度実施に伴いまして、学童保育クラブの保育サービスの実施経費、育成料が適正であるか、また、受益者負担の適正化について検討していくようなものになっております。 ◆殿村 委員 まず、その問題意識としては、今回のこの予算が提案されたということは、保育料と学童保育クラブ育成料の受益者負担の考え方に伴う検討ということでありますけれども、現状ではそれが少ないと、もっと引き上げが必要だという認識なのか、どういう問題意識を持ってこの検討を行うということでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 まず、保育所等の保育料について、私のほうから問題意識を3点ほどお話しさせていただきます。  1点目につきましては、新制度が2015年度から始まりました。その中で、当然保育の質の向上に伴うものでございますけれども、給付費が上がりました。一方、それに対して私ども、2015年4月に保育料改定を行いましたが、その対応としましては、実質的な保護者の負担を上げないという形で対応しました。そこら辺の負担の状況が適正かどうかを確認するというところが1点目。  あとは認可、認可外との負担の格差というか、それぞれの負担が妥当かどうか。1号認定、2号認定という形で支給認定区分というのが新たに設けられました。1号認定というのは、教育時間4時間の在園時間でございます。2号認定というのは、保育を必要とする方、8時間から11時間の在園時間で、どちらも3歳から5歳の方ですけれども、この実質的な負担、給食費ですとか、1号認定の場合、教育時間の後に一時預かりなんかを利用した場合、別途保護者の負担が発生します。こうしたものを含めて、それぞれの負担が適正かどうか、そういったものの検討を改めてしたいというのが3点目でございます。  以上、3点です。 ◆殿村 委員 そうしますと、その3つの観点での検討ということでありますけれども、その際、保育料と学童保育クラブ育成料、2つテーマがありますけれども、それぞれ何に基づいて検討していくのかということで、恐らく保育料については、国徴収基準額に対する負担割合ということが1つ物差しになってくるのかと思います。それから、学童保育クラブ育成料については、市が示している受益者負担の方針がありますけれども、これはコストにかかわる50%を最大値にして、この検討をしなさいということになっているということなのか。  そうなると、保育料や学童保育クラブ育成料が一体幾らになるんだということ、これからの検討ということでしょうが、少なくとも学童保育クラブ育成料については50%ということが1つ指針として示されていますよね。そうなると、今の学童保育クラブ育成料については単純に計算すると幾らになるんですか。 ◎児童青少年課長 学童保育クラブ育成料が50%で幾らになるかというところの試算は、今はまだしておりません。 ◆殿村 委員 今、学童保育クラブ育成料の月額は6,000円ですよね。ざっと計算しても1万数千円になるんじゃないかと思います。まだ計算していないと言われますけれども、だってそういう方針を示されているわけじゃないですか。1つの物差しや目安で、この検討が行われていくということになるんでしょうか。あるいは、その際にどういうことが検討の中でしんしゃくされるのか、その辺はいかがですか。まず、学童保育クラブ育成料について。 ◎児童青少年課長 今のところ何%にするということではなくて、子ども・子育て会議の中で委員の皆様のご意見を聞きながら検討していくというところで、進めていきたいと考えているところです。 ◎保育・幼稚園課長 保育料につきましても、これまでたびたび改定をしてきました。その中で、国徴収基準との割合といったものを基準にしてきた、そんなことを踏まえながら、改めて適正な額を定めていきたいというふうに考えております。 ◆殿村 委員 保育料についてですけれども、1つ、やはりこの新制度に変わったということが非常に大きいと私は思います。そういう認識のもとで、前回、去年の4月から保育料が値上げされました。これについての認識を伺いたいと思いますけれども、このときに配られた資料では、新区分で言うところのC-1区分からD-1区分については140%以上の値上げということになっていますよね。これは市からいただいた資料ですよ。私は考えなければいけないなと思ったことは、いわゆる負担増額なんですよ。これが例えばC-3で見ますと、月にすれば2,900円ということですが、1年にすると3万4,800円ですね。例えば所得税の額が100万円以上の最も高いとされるD-22段階の方が、年間負担額の増がプラス6万円ですよね。絶対額で言えば、当然所得が高い方のほうが大きいわけですけれども、実際に可処分所得ということを考えて、その所得の方の生活に占める保育料の負担の重さを比べたらどうなりますか。低所得者の方々が極めて重いということになりませんか。 ◎保育・幼稚園課長 所得税に対しての金額の割合は、確かに委員おっしゃるような形になろうかとは思っております。 ◆殿村 委員 そこで、今回保育料及び学童保育クラブ育成料の適正な料金を検討するということでありますけれども、つまり今の市民の方々のさまざまな生活水準がございます。そういう中で、実際に保育料などが生活に占める大きさ、重さを十分に考える必要が出てくるのではないかということです。  例えば、今国政上の話題になっている消費税1つとっても、来年の4月から10%にするということが課題として挙げられています。また、実質賃金は低下しているというような状況もある。さまざまな経済指標がある中で、そういう状況を十分に加味してこれらが検討されなければ、実態として保育所にお子さんを預けることは困難になっていくということにつながっていくのではないかという認識を私は持っているんですが、いかがでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 さまざまな観点から、今回は子ども・子育て会議という場で、さまざまな立場の方からのご意見をいただきながら検討していきたいと思います。その中で、適正な負担割合とか負担額を定めていきたいというふうに考えております。
    ○委員長 休憩いたします。              午後5時46分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時47分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆殿村 委員 いろんな委員の方々に考えていただくと、ご検討いただくと、それはそのとおりですよ。だけれども、私はそのことを聞いているんじゃなくて、こういう提案をしている行政の認識を聞いているわけですよ。こういう検討会を立ち上げて、なぜそういうことをするのかと。その上で、その前提となる問題意識をお尋ねしたし、そしてまた今の経済状況、市民の方が置かれている生活状況、そういうものは当然加味されなければならないのではないかという認識を私は持っているが、行政としてはどうですかと、そういうことの認識の上に皆さんが、この検討会にどういう提案をされていくか、どういう資料を提供するかということが、ただそこに呼んだ方々に、皆さん検討してくださいと丸投げではないでしょう。そのことをどうですかとお聞きしているんですが、先ほど聞いた趣旨はそういうことだということです。 ◎保育・幼稚園課長 さまざまな資料、データなんかも含めて、検討会にはお出ししていきたいと思います。今後、具体的に何を出すかというのは検討したいと思いますし、検討会も1回だけではございませんので、その中で皆様のご意見をいただきながら必要な資料を提供していきたいというふうに思っております。 ◆殿村 委員 これ以上は平行線ですが、私が言わんとしているところを酌んでいただいたさまざまな資料というふうに、私なりに理解したいと思います。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時48分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時11分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆三遊亭 委員 2点伺います。まず、予算書で言いますと105ページの管外受託児保育事業収入なんですが、管外はどういうところから来るのかということです。  もう1点は、「予算概要」の360ページの子どもセンター「まあち」運営費の件です。いよいよ来月子どもセンターまあちがオープンするわけでありますが、予算規模も随分大きなものとなっているわけです。この子どもセンターまあちがほかの子どもセンターと異なる特色を持っているかと思うんですが、それをお知らせください。  以上、2点です。 ◎保育・幼稚園課長 私のほうから管外受託児保育事業収入についてお答えします。こちらは市外からいらっしゃる方なんですけれども、主に周辺市、相模原市ですとか八王子市、横浜市、川崎市、そういったところからいらっしゃる方が入所される。特にこれは公立保育園でございますので、市内の施設をお使いになる方からの収入でございます。 ◎児童青少年課長 子どもセンターまあちの特色ということでございます。子どもセンターまあちは基本計画の段階から、中心市街地にあるということから中高生や乳幼児を連れた保護者の方のご利用が多いだろうという想定のもとで、コンセプトをつくって建設しております。特に中高生の利用につきましては、今までのスタジオだけではなくて、ダンスの練習もできるスタジオをつくるですとか、あるいはほかの子どもセンターにはない中高生が学習をしたり、話をするというんですか、集まってわいわいお話しすることのできるスペースというのも設けます。また、これも初めてになりますが、軽食のできるカフェを設置するということも大きな特色の1つと言えると思います。 ◆三遊亭 委員 わかりました。子どもセンターまあちの場合、近隣に市の施設ですと「町田シバヒロ」や芹ヶ谷公園があるんですが、それとの連携はどう図っていくのかということをお答えください。 ◎児童青少年課長 特に「町田シバヒロ」につきましては、近くにあるということ、それから、中心市街地の活性化の中でも回遊性ということがうたわれていると思います。それは芹ヶ谷公園にも今後関係してくるのかもしれませんが、そのようなところのイベントとの連携をとるであるとか、あるいは場合によっては、子どもセンターまあちの事業に「町田シバヒロ」を使わせていただくというようなことも今後考えられるかと思います。 ◆三遊亭 委員 ぜひ活発な交流をよろしくお願いします。  それと、先ほどの管外受託児保育事業なんですが、相模原市や八王子市のような近隣からということなんですが、一番多いのはどこの自治体なんですか。 ◎保育・幼稚園課担当課長 一番多いのは相模原市になります。 ◆三遊亭 委員 では、逆に町田市が管外受託児保育事業を供出している自治体というのはあるんでしょうか。 ◎保育・幼稚園課担当課長 同じく通えるところということで、横浜市、相模原市、川崎市、八王子市、多摩市、やはり近隣になります。 ◆三遊亭 委員 では、さっきと重なるんですが、町田市が出しているのはどこの自治体が多いんですか。わからなかったらしようがないんですが、わかるのであればお知らせください。 ◎保育・幼稚園課担当課長 一番多いのは、やはり相模原市だと思います。あとは、横浜市、川崎市と続きます。 ◆山下 委員 「予算概要」の352ページのマイ保育園事業費について伺いたいんですけれども、かなりの金額の予算というふうに思っているんですけれども、これはどのくらいの家庭というか、世帯といえばいいんですか、数を対象に考えていらっしゃるのかということと、どんな層の方々というふうに考えていらっしゃるのか。在宅で子育てといっても、いわゆる在宅で子育てというのはどういうことを意味しているのか、どこにも通っていないということで考えていらっしゃるのか伺いたいと思います。 ◎子育て推進課長 マイ保育園の想定対象といたしましては、やはり保育園、幼稚園に通っていない、在宅で子育てをしているご家庭の児童を対象と考えております。登録いただく人数といたしましては、大体今2,000人から3,000人といったところを登録していただいております。それをもう少しずつふやしていきたいと考えております。 ◆山下 委員 昨年、条例廃止で無認可で何も支援を受けられないんでということで、何か考えてもらえないでしょうかというような施設に通わせている方々がいたと思うんですけれども、カウントとしては、こういった方々のご家庭というのは行政サイドから見たときに、ここで言う在宅子育ての家庭というふうに見ることができるのかとか、その辺については何か考えられていることがあるのか、もしくは検討の余地に入っていなかったのかとか、その辺を伺いたいんです。 ◎子育て推進課長 対象といたしましては、認可外に通っているご家庭についても登録していただいて、マイ保育園を活用していただくことは構いません。勧奨もしております。ただ、実際に登録については、逆にその方からこちらの保育園にとか、こちらの施設に行っているので特に登録はしませんとか、そういったところで登録の有無については、そのご家庭のご判断にお任せしているという状況です。 ◆山下 委員 そうすると、ここに書いてあるのは、相談とか、身長、体重の測定ができて、子育てに関するさまざまな情報を得られるということですので、逆にそういったことをしてくれれば、そういったところを支援の対象になることもあり得るような財源の縛りになっているんですか。こういったものというのは、財源についてどういうような要件があるのかとか、その辺についても伺いたいんです。 ◎子育て推進課長 財源については、基本的には認可保育園、それから幼稚園、認証保育所などに通っていらっしゃる方ということになっております。それ以外の施設に通っていらっしゃる方は、逆にこちらでつかんでいない場合がありますので、そういった方については未登録のご家庭ということで、使いませんかという勧奨をしたりということも行っております。 ◆山下 委員 そうではなくて、委託を受けるという施設が、ここでは保育園ということになっていますけれども、どういうような要件になっているんですか。簡単な相談とか、身長、体重をはかるという、さまざまな情報を得られるということだけで言えば、いろんなところが逆に手を挙げられるようなものでもあるんじゃないかと思っているんですけれども、当然町田市としてのほかとのバランスとか政策的な判断もあると思うんですけれども、いわゆる在宅で子育てといっても相当いろんな方々がいらっしゃるかと思うんです。  ですから、ここで何を中心に、主たる目的にこれをやっていくのかということについて、これだけだとなかなかアピール度に欠けるところもあると思うんですが、そういった点でどのようにこれを周知してやっていくのかということについて伺いたいんです。 ◎子育て推進課長 委託をする施設につきましては、認可保育園、それから認定こども園を対象に考えております。主たる目的につきましては、やはり在宅で子育てをしているご家庭で負担があったり、それから、孤立してしまって子育てを非常に大変に感じてしまうようなご家庭に地域で気軽に相談ができるところがある、そういったところを提供することによって、孤立させない、育児の負担感を解消していくといったところを目的に事業を行っております。周知につきましても、随時勧奨通知を送ったり、それから各園にポスターなども張っていただいています。2月11日号の広報では、再度登録の勧奨の呼びかけの広報もさせていただいておりますが、今後も広く周知していきたいと考えております。 ◆山下 委員 相談するという意味では、保育園に通わせていてもかなり相談が多いわけなんですけれども、そういった意味では相談の体制というのは、かなり厚みをつくっていっているということなんですか。 ◎子育て推進課長 相談については各施設で専任の職員なり、担当の職員を決めていただくようにお願いしております。そのほかに、公立に併設して地域子育て相談センターを設置しておりますが、こちらには4名から5名の保育士、それから保健師、臨床心理士などの専門職を配置いたしまして、マイ保育園で少し対応に困るとか、相談がちょっと重いというとあれですけれども、相談で少し大変かなというケースには、地域子育て相談センターがフォローに行ったりとか、一緒にケース検討をしたりといった対応をしております。 ◆山下 委員 そうしたら、それぞれが補完し合って、すき間ができないようにいろんなところからアプローチをして、また、スタッフについても単一の保育園だけじゃなくて、こういった地域子育て相談センターで身をもって厚い対応をされているということなんですね。 ◎子育て推進課長 委員のおっしゃるとおり、厚みを持たせた体制をつくっていきたいと考えております。 ◆河辺 委員 「予算概要」の338ページで、6、7と医療費の助成の関係でお伺いしたいんですが、端的にどういう傾向にあるかというところを教えていただきたいんですけれども、事業費自体が乳幼児、あとは義務教育就学児というところで昨年と比べて増額傾向にあるのかどうかとか、減っているとか、横ばいですとか、そういった傾向を教えていただきたいです。 ◎子ども生活部次長 全体的に1月1日の人口ですと、ゼロ歳から14歳までのお子さんが884人減少しております。その影響で、医療のマル乳、マル子も同じように減額になっております。 ◆河辺 委員 わかりました。ということは、対象者の増減に比例して事業費も推移していくという感じでいいんですよね。 ◎子ども生活部次長 委員のおっしゃるとおりです。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。  次に、「予算概要」の320ページ、教育費の中の社会教育費で3施設並んでいますけれども、前年度比でそれぞれ増額と減額があるかと思うんですが、その内容を教えてください。 ◎児童青少年課長 それでは、ひなた村の分につきましてお答えします。ひなた村の鎌倉街道に面した駐車場がございますが、そちらの半分ほどのスペースはお近くにお住まいの方からお借りしておりました。そちらを2015年度に地主の方にお返しいたしましたので、その分の使用料、賃借料が減ったのと、縄文体験の費用を減額したというのがございます。 ◎大地沢青少年センター所長 大地沢青少年センター費なんですが、増額でございます。理由といたしましては、今回、安全対策業務委託料を計上いたしましたので増額となっております。また、自然休暇村費は減額されておりますが、これは委託料の減が主なものでございます。 ◆河辺 委員 ありがとうございます。今、ひなた村のほうは2つほど減額の理由があったかと思うんですが、392万円の内訳になるんでしょうけれども、それぞれどういう内訳になるかということを教えてください。  済みません、大地沢青少年センター費の関係がちょっと聞き取れなくて、もう1度教えていただけますでしょうか。 ◎大地沢青少年センター所長 失礼しました。大地沢の増額なんですが、来年度の予算としまして、安全対策業務委託料は801万4,000円を計上いたしました。その減の分もありますので、合わせて560万円の増となっております。自然休暇村の減は、委託料の減が主でございまして、内容といたしましては、土地鑑定委託料の減が主なものでございます。 ◎児童青少年課長 先ほど申し上げた2つの要因、そのまま減になったということではなくて、ふえた要因もございますので、減になったところの中身についてご説明いたします。今年度、2015年度は用地借上料として3,277万円を計上していたものを、2016年度はゼロとなっております。縄文体験、「君も縄文人になろう」という事業につきましては、2015年度から2016年度にかけまして260万円減額をしております。 ◆河辺 委員 縄文体験のほうを少し、本会議でも議論になったので質疑をしていきたいんですけれども、これまで38校が参加していて、多分バス代にかかわる費用が260万円からゼロ円になったんですか。参加する学校が8校に減ってしまったというお話なんですけれども、40数校小学校があって38校が参加していた事業というのは、経費はかかるにせよ事業としてある程度効果があるものだったんじゃないかと推察するわけですけれども、この辺について、バス代を中心に減額しますよということは事前に例えば学校側に相談をして、そんなに影響はないからいいですよというような了解とかをとって今回の減額につながっているのか、何かその辺の手続というか、どういう話の進め方でこられたかどうかということをお聞かせください。  あと、大地沢青少年センターについて、安全対策業務委託料というところで増額になっているかと思いますが、この業務内容を簡単でいいのでお知らせいただきたいと思います。  自然休暇村の関係は、土地鑑定の関係が減額になっているのでというお話と理解しました。「予算概要」の説明書きの中で、指定管理者の実施事業でいろいろなツアーを組まれているようですけれども、天体観測所みたいなものを施設としてお持ちだと思うんですけれども、その辺にかかわったツアーとか、何かそういう事業は実施事業として今年度、昨年度も含めて最近はやっていないんでしょうかというところを教えてもらえますでしょうか。 ◎大地沢青少年センター所長 まず、安全対策業務委託料でございます。これは土砂災害防止法の関係で、建物がそれに適合するかどうかを調査する委託でございます。  自然休暇村のほうの事業ですが、ちょっとすぐに出てこないんですけれども、天体観測はやっておりますので、後でまたご報告申し上げます。 ◎児童青少年課長 縄文体験を変更するに当たりましては、予算編成のころに教育委員会の事務局にまずは相談させていただいた後、各学校にバスを出すことはできないですけれども、どうされますかということで意向調査をさせていただいて、自力で来ることができるというところであれば、私どもは受けますということでアンケートをとらせていただいた結果が、8校については引き続きやりたいということでのお返事をいただいているということです。 ◆河辺 委員 ちなみに、その意向調査の中で、引き続きバスを出してほしいというような声はほかの30校から要望とかはなかったんですか。 ◎児童青少年課長 特にご要望ということでは、お気持ちとしてはあるかもしれませんが、いただいているということはありません。 ◆殿村 委員 1点だけ伺います。子ども生活部の中で補助制度で補助金、扶助費で削減された事業が5件ほどあると思いますけれども、その事業と補助金、そして金額、また、なぜ廃止もしくは削減されたかという理由についてお答えください。 ◎保育・幼稚園課長 私からは、保育所運営費加算補助金について説明いたします。「予算概要」の90ページで5,724万7,000円ほど減額になっております。理由といたしましては、2015年に子ども・子育て支援新制度が開始されました。その中で、公定価格、国の定める基準の金額、施設に払う給付費の中に組み込まれたものについて精査をして減額、国のほうの給付に移ったので、市の加算の補助金については廃止させていただいたというものが主なものでございます。 ◎子ども生活部次長 私立幼稚園入園促進補助金についてでございますが、こちらは子ども・子育て支援新制度が始まりまして、施設給付に移行した園につきましては、保護者補助金に上乗せした形で今年度支給しております。それと整合性をとるために、来年度から保護者補助金に上乗せして、現行月額3,000円なんですが、それに300円上乗せしまして、3,300円で支給をいたします。 ◎子ども総務課担当課長 赤ちゃん・ふらっと設置促進補助金について説明いたします。こちらは、民間施設に授乳やおむつがえのできるスペースを整備することで、子育て家庭にも選ばれる社会的にも評価が高まるというところで、民間施設の授乳施設というところで浸透してきているということで150万円削減となっております。 ◆殿村 委員 私がいただいている資料で、今お話があったのは3件ですかね。ほかにも、先ほど条例に絡んだ、これは条例の廃止に伴う専修学校の、これもそうですよね。もう1つが、子ども家庭支援センターの育児支援ヘルパー派遣事業というのがあると思うんですが、確認したいと思います。  私がいただいている資料ですと、削減というよりは増額になっているんです。ですから、削減という項目には入っていないと思いますが、補助金等の見直しの中には入っているということですので、これはどういう見直しがあったかということをお答えいただけますか。 ◎子ども家庭支援センター長 増額になった理由ですけれども、昨年度、利用状況、利用者の枠を拡大させていただいております。それについて利用者の増減がありますので、それに対して来年度、2016年度についても利用者増がありますので、予算の額がふえているというふうに理解しております。 ○委員長 先ほどの河辺委員に対する答弁をお願いします。 ◎大地沢青少年センター所長 先ほどの河辺委員に対する答弁をいたします。指定管理者の自主事業なんですが、施設利用者が滞在期間中を楽しく過ごせるようにイベントを実施しております。天体望遠鏡を使用した星空の観望と解説を実施しております。 ◆三遊亭 委員 「予算概要」で321ページからなんですが、すみれ教室のピアノ調律手数料は2万2,000円なんですよね。そして、325ページを見ると、公立保育園のピアノ調律手数料は5万5,000円ですね。327ページ、子どもセンターばあんのピアノ調律手数料は2万4,000円、子どもセンターつるっこは2万9,000円ですね。こどもセンターただONは1万3,000円、子どもセンターまあちも1万3,000円、ひなた村は11万9,000円、大地沢青少年センターは1万6,000円とかなり開き、ばらつきがあるんですが、例えばひなた村は11万9,000円ですよね。これは台数が多いということなんですか。 ◎児童青少年課長 ピアノの種類とかにもよって違うのかなと。ひなた村とか子どもセンターつるっこはグランドピアノが置いてありますので、通常のものよりも高いのかというふうに認識しています。 ◆三遊亭 委員 でも、そうすると、子どもセンターつるっこ、ひなた村はグランドピアノというんだけれども、子どもセンターつるっこは2万9,000円で、ひなた村は11万9,000円で4倍以上違うんですが、どうして同じグランドピアノでそんな違いが出てくるのか教えていただければありがたいんですが。 ◎児童青少年課長 今調べまして、後ほどお答えさせていただきます。 ○委員長 休憩いたします。              午後6時40分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時41分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎児童青少年課長 ひなた村の調律ですが、1台だけということではなく、台数が複数あるということです。ホールに1台とレクリエーションルームに2台ございますので、3台分ということで金額が大きくなっている、1台はグランドピアノがあるということです。 ◆三遊亭 委員 台数が異なるからということはわかったんですが、先ほど来微妙に違うわけですよね。これは一体どういうことなんだろうかと。つまり、調律師の方によるのか、ちょっと微妙に違う理由がよくわからないんですよね。かといって、全部一律になるとも思えないような気もするんだけれども、僕はピアノ調律のことはほとんど知らないので、だからこの違いがそれぞれあるというのを教えていただければありがたいということなんです。 ◎すみれ教室所長 すみれ教室の場合につきましては、今年度ピアノを購入したばかりでございます。その調律について、購入した楽器店からの見積もりをとらせていただきましたので、比較的調律が楽に終わるということでの見積もりであったのかというふうに思っております。 ◎児童青少年課長 児童青少年課の施設だけではなくて、ほかの施設でもピアノがさまざま置いてありますが、ピアノの見積もりを徴収する先も施設によって異なるということもあります。また、置いてあるピアノの年数、古いものになると、さらにより深い調律が必要になる場合もあると思いますので、予算計上させていただいている額に違いが出てきているのかと認識してございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって子ども生活部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(子ども専用相談ダイヤル(フリーダイヤル)の開設について) ○委員長 行政報告、子ども専用相談ダイヤル(フリーダイヤル)の開設についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 子ども専用相談ダイヤルの開設について報告いたします。  子ども家庭支援センターでは、2016年4月1日より、町田市に在住、在学の児童生徒を対象に子ども専用相談ダイヤルを開設すべく準備を進めております。  詳細については、担当から報告いたします。 ◎子ども家庭支援センター長 説明に入る前に、お手元の資料の確認をさせてください。  「子ども専用相談ダイヤル(フリーダイヤル)の開設について」のチラシと小学生、中学生向けに配布するチラシとなっております。  それでは、説明に入らせていただきます。  町田市では、子どもの悩みを受けとめる相談の場の充実を目的に、子どもが相談しやすい体制をつくるとともに、関係機関と連携を図りながら、子ども施策を展開していきます。特に近年では社会の虐待に対する関心の高まりを背景として、全国的に児童虐待の相談件数が増加しており、2014年度には児童相談所の虐待件数はついに8万8,000件を超えました。また、町田市においても、近年増加傾向にあります。その一方で、子ども自身からの相談件数は少なく、新・町田市子どもマスタープラン策定に向けた子ども・子育て会議においても、相談経路のさらなる拡充が求められています。このような背景から、このたび子どもが気軽に相談できるための窓口として、子ども専用相談ダイヤルを開設することとしました。  電話番号は0120-552-164「ここにいるよ」です。子どものSOSの声をここで待っているよという願いを込めて、この電話番号としました。  通称名のまこちゃんダイヤルは、町田市の子ども向けということで、町田市と子どものそれぞれの頭文字をとってネーミングしました。この子ども専用相談ダイヤルによる子どもからの相談を通じて、児童虐待の未然防止及び早期発見を目的とするとともに、相談の中で子ども自身に虐待の認識をしてもらい、児童虐待の正しい知識を身につけてもらうことで、将来的な児童虐待の防止につながるという効果も期待しています。  対象者は、町田市内に在住、在学の児童生徒です。開設の案内については、4月上旬に各学校に訪問してお届けする予定です。配付対象者は小学4年生ですが、2016年度の初年度のみ小学校4年生から中学校3年生までの全児童生徒に配付する予定です。
     相談可能な時間帯は、祝日、年末年始を除く月曜日から金曜日の8時30分から17時までです。東京都内の固定電話を初め、携帯電話や公衆電話からも電話することができます。  相談内容は、虐待が疑われるものとは限りません。子ども自身が困っていること、悩んでいることなど、どんなことにも相談に乗り、少しでも子どもたちの力になればと思っております。  子ども専用相談ダイヤルについての説明は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆河辺 委員 何点かお聞かせいただきたいと思います。  まず、1つが対象なんですけれども、4年生から中学生3年生までというお話があったかと思いますが、例えば1年生、2年生、3年生を対象から外したというか、対象にならない理由は何なのかというところを教えてください。  あと、先ほど配付は、初年度のみ全児童生徒に配付をするというようなことをおっしゃっていたかと思いますけれども、2年目以降はどういう配付の仕方というか、案内の仕方になるのかというところを教えていただけますでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 最初の小学4年生以上とした理由ですけれども、やはり子ども自身がみずから発信するという年齢は、小学4年生程度からではないかというこちらの見込みを立てております。もちろん1年生、2年生、3年生でも全く相談を受け付けないということではないのですが、配付をさせていただく年齢を小学4年生ということにさせていただいております。  2点目の次年度以降、2017年以降の配布ですけれども、初年度で一旦全学年に配り終わりますので、2017年以降については、新しく小学4年生になるお子さんのみの配付ということでやっていくつもりでおります。 ◆山下 委員 これはどのような方が電話の応対をされるのかということと、あとは実際に連携組織というものがあるかと思うんですけれども、どのような組織体制で臨むのかということについて伺えればと思います。 ◎子ども家庭支援センター長 電話の相談を受ける者ですけれども、特に新しく人を雇うということではなくて、あくまでも子ども家庭支援センターの相談員がその電話がかかってきたものに対応することになります。それから、組織的な対応については、今までも町田市の子育て支援ネットワーク連絡会というのがありますので、その中で、必要があればいろいろな機関に関与していく、そういった形を予定しております。 ◆あさみ 委員 もし聞き漏れていたら申しわけないんですけれども、子どもたちに周知する場合に、配付をするというのはどんなものを配付されるのか。ここに、「町田市の子ども向けということで頭文字をとってネーミングしました。キャラクターは“まこちゃん”です。まちだの『ま』を元に音符をイメージしました」というふうに書かれているんですけれども、何かそういうキャラクターがもうでき上がっているんでしょうか。どんなものができているのか教えていただけますか。 ◎子ども家庭支援センター長 配付させていただく資料なんですが、今手元に資料をお配りしたと思います。こちらの……。 ○委員長 休憩いたします。              午後6時51分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時52分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆あさみ 委員 カードというか、小さいもので、電話番号が書いてあるものを子どもに渡しているのか、それともこういった1枚の紙を渡されているのか。例えば女性のDVの関係なんかのだと、市役所も女性のトイレにこういうカードが置いてあるんですね。それを見て、悩んでいる人はやっぱりなかなか人に言いにくいものですから、電話番号が書いてあるところに電話をして相談を受けるという感じなんですけれども、子どもの場合は例えばいろんなことで悩んでいる子に、こういう1枚の紙をあげるのもどうなのかなというのもあるし、どんなもので子どもに周知をしているのかを教えてください。 ◎子ども家庭支援センター長 周知の方法です。配付物については、今回についてはA5サイズのチラシを配付する予定です。それ以外のものについても、例えば子ども家庭支援センターで使っている名刺サイズの電話番号が書いてあるもの、それからその他のものについても、この電話番号を入れて広く周知をする予定でおります。 ◆あさみ 委員 これから。 ◎子ども家庭支援センター長 来年度印刷するものについては、その番号を全部入れて配付するということを実施する予定です。 ◆三遊亭 委員 期待される効果を見ると、2番目に児童虐待の未然防止と書いてあるんですが、それを図るのであれば、先ほどの質疑にもありましたが、これは3年生以下も対象にしたほうがいいのではないのかと思うんですが、もう1度、3年生以下を対象にしなかった理由をお聞かせいただきたいんです。 ◎子ども家庭支援センター長 先ほどもお話しさせていただいたとおりなんですが、やはりご自身で電話ができる年齢が4年生、委員おっしゃるとおり、確かにそれでも電話ができるというところもあると思います。それについては、各学校にポスターも掲示しますので、そういったお子さんに見ていただいたときに電話していただく、それも可能だというふうにこちらでは考えております。 ◆三遊亭 委員 では、例えば3年生が電話をかけてきたら、受け付けないということなんですか。 ◎子ども家庭支援センター長 そういったことは一切ありません。こちらの電話にかかってきたものについて、子どもからの相談であれば年齢に関係なく電話で応対させていただきます。 ◆三遊亭 委員 年齢に関係なく応対するんであれば、3年生以下も対象にしてもよろしいのかなと思うんです。だって、電話がかかってくればみんな受けるとおっしゃっているんだから、それで何で4年生以上を対象にしたのかという説明に整合性がないように思われるんです。 ◎子ども家庭支援センター長 委員のご指摘のとおり、1年生から3年生についても何か別の方法で周知ができるように検討していきたいと思います。 ◆三遊亭 委員 別の方法で。またこれとは違う方法で周知するというのは、どういうことを想定していらっしゃるんでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 別の方法というよりは、同時期に配ることができるかどうか、これから検討するようになりますので、既に配付物については一定数の印刷をかけておりますので、足りないという可能性が出てくるんですね。その分の増刷をしたりとか、予算を確保したりというところで周知の方法が出てくるのかなとこちらでは考えております。 ◆三遊亭 委員 最後というか確認ですが、わかりました。つまり、ここには4年生以上と書いてあるけれども、3年生以下の相談にも応じる。そしてまた、その方々にも改めて周知を図るということでよろしいですか。 ◎子ども家庭支援センター長 委員のご指摘のとおりでよろしいかと思います。 ◆河辺 委員 先ほどのあさみ委員の質疑の関連で、周知の方法を2年目からは、かぶらないようにという思いだというふうに思うんですけれども、4年生だけに配付していくよというお話があったんですが、こういう取り組みはとてもいい取り組みだと思いますし、毎年毎年無駄になると言ったら変ですけれども、きっかけを与えていく意味でも、重なっても対象の児童生徒に周知していくということも必要かなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 今回、こういった配布形式をとっているのがこのチラシだけではないんです。子ども家庭支援センターのパンフレットがあるんですけれども、そういったものについてもある一定の年度を区切って4年生だけに配付する、新しい4年生だけに配付する、新しい中学校1年生だけに配付するというような形で、限られた予算ですので、予算の中で最大の効果を発揮するという形で配付方法を検討させていただいております。 ◆山下 委員 私はどちらかというと逆の話なんですけれども、今おっしゃったのは限られた予算の中で、いわゆるこの年齢層についてはこういう形でやったほうが効果的なのではないかというような視点があったんではないかと思うわけですけれども、そういう意味では、ここで対象児童については制限をしているというわけではないので、例えば1年生から3年生の場合についていえば、どういったケースが想定されて、一番効果的だというようなことを恐らく担当部署は考えているケースがあるかと思うんですけれども、特に1年生から3年生だとどんなケースが、こういう虐待についていえば、一番くみ取っていける対応の仕方があるのかどうかということについて、もしお話があればいただければと思うんです。 ◎子ども家庭支援センター長 1年生から3年生の相談というと、特にお子さんから直接相談があるということはないです。やはり1年生から3年生ですから、各所属校があります。その学校を通して学校の先生に訴えてくるとか、表立って傷、あざがあるということで、子ども家庭支援センターとつながっていくという形のほうがやはり多いんです。その辺は、そういう相談経路かなとこちらでは認識しております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(子育て世帯の自立応援プロジェクトについて(子どもの貧困対策)) ○委員長 行政報告、子育て世帯の自立応援プロジェクトについて(子どもの貧困対策)を議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 子育て世帯の自立応援プロジェクトについて(子どもの貧困対策)を報告いたします。  2015年12月に内閣府の子どもの貧困対策会議において、子育てが困難な状況にある家庭、子ども等への配慮、対策の強化を目的に、貧困家庭の子どもに対する学習支援や居場所づくりなどのひとり親家庭・多子世帯等自立応援プロジェクトが決定されました。こうした国の動向を受けて、町田市では貧困の状態にある子育て家庭の実態把握と支援ニーズの調査、分析を行い、ひとり親家庭、多子世帯等に関する課題を体系的に整理し、今後の事業を円滑に進めるために実施計画を策定する予定です。  今後の事業の展開について、担当から報告します。 ◎子ども家庭支援センター長 説明に入る前に資料の確認をさせていただきます。  「子育て世帯の自立応援プロジェクトについて(子どもの貧困対策)」の説明資料が1枚となっております。  なお、配付させていただいた資料に一部訂正がありますので、ご報告をさせてください。  項目の2、検討スケジュール、5月から3月ということで「庁内、庁外の検討回にて検討」と書いてあるんですけれども、検討会のカイが回数の「回」ですので、会議の「会」にしていただければと思います。  それでは、説明に入らせていただきます。  事業の内容といたしましては、ひとり親家庭、多子世帯等に対する課題を体系的に整理し、効果的に施策を展開するための実施計画を策定します。  今後の事業の展開といたしましては、資料にも記載されていますように、2016年7月から8月にかけて支援が必要な子育て世帯の実態把握と支援ニーズの調査を行い、その後、調査結果に伴う分析を行います。最終的には、2017年3月に実施計画の完成を目指しています。  なお、財源といたしましては、2016年度第1回定例会にてご承認いただきました3月補正のひとり親家庭・多子世帯等自立応援プロジェクト委託料として300万円を計上しています。補助金については、地域子どもの未来応援交付金により、4分の3が歳入として見込まれています。  また、今後想定される事業といたしましては、子どもの学習支援の充実や子どもの未来応援地域ネットワーク形成支援などです。  他市の状況といたしましては、資料に記載されているとおりでございます。  子育て世帯の自立応援プロジェクト(子どもの貧困対策)に関する説明は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(新・町田市子どもマスタープランについて) ○委員長 行政報告、新・町田市子どもマスタープランについてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 新・町田市子どもマスタープランにつきましては、当初のスケジュールどおり策定することができました。  冊子等の配付につきまして、担当者から報告いたします。 ◎子ども総務課担当課長 それでは、新・町田市子どもマスタープランについて報告させていただきます。  今回、資料等はお配りしておりません。  前回、12月の委員会でも本計画の素案について報告させていただいております。今回は、その後の報告を口頭でさせていただきます。  新・町田市子どもマスタープランは、2015年6月から町田市子ども・子育て会議で審議、検討を進めてまいりました。2016年2月10日に町田市子ども・子育て会議からの答申を受け、その後、庁内で再度検討をさせていただきました。2月29日に市の計画として策定いたしました。現在、製本作業中でありますので、製本ができ次第、議員の皆様にも概要版、本計画書をお配りさせていただきたいと考えております。  策定の周知につきましては、町田市ホームページ、「広報まちだ」等に掲載してまいりたいと思っております。また、4月から市政情報課において1冊700円で販売をしてまいります。  報告は以上になります。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  本日はこれをもって委員会を閉会いたします。              午後7時5分 散会...