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平成27年決算特別委員会(9月)-09月18日-07号

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  1. 町田市議会 2015-09-18
    平成27年決算特別委員会(9月)-09月18日-07号


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    平成27年決算特別委員会(9月)-09月18日-07号平成27年決算特別委員会(9月) 決算特別委員会記録 1 日時  平成27年(2015年)9月18日(金)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 松岡みゆき       副委員長 石井くにのり       委員 田中のりこ 松葉ひろみ 木目田英男 おく栄一          佐々木智子 市川勝斗 谷沢和夫 吉田つとむ 4 出席説明員       会計管理者 建設部長 大場建設部次長 加藤建設部次長       都市づくり部長 都市整備担当部長 傳田都市づくり部次長       下水道部長 下水道部次長       その他担当管理職職員 5 出席議会事務局職員
          議事係担当係長 土方 智       担当 長谷川拓 6 速記士 三階佳子(澤速記事務所) 7 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        決算特別委員会審査順序                       平成27年(2015年)                      9月18日(金)午前10時                             第1委員会室  1 認定第1号 平成26年度(2014年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定について  (1)建設部    ①一般会計  (2)都市づくり部    ①一般会計  (3)下水道部    ①一般会計    ②下水道事業会計  ────────────────────────────────────                午前10時 開議 ○委員長 ただいまから決算特別委員会を開会いたします。  認定第1号 平成26年度(2014年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。  建設常任委員会所管分の審査を行います。 △建設部所管部分 ○委員長 一般会計のうち、建設部所管分を議題といたします。  担当者の説明を求めます。 ◎建設部長 それでは、町田市一般会計決算のうち、建設部所管分の概要につきまして、人件に関する部分を除いてご説明いたします。  まず、歳入でございます。  歳入歳出決算書の35ページをお開きください。  第12款、分担金及び負担金につきましては、35、36ページに掲載しております。  第13款、使用料及び手数料につきましては、39、40ページ、45ページから48ページに掲載しております。  第14款、国庫支出金につきましては、53ページから56ページに掲載しております。  第15款、都支出金につきましては、71、72ページ、77、78ページに掲載しております。  第16款、財産収入につきましては、79、80ページに掲載しております。  第20款、諸収入につきましては、85ページから92ページ、95ページから98ページに掲載しております。  第21款、市債につきましては、103、104ページに掲載しております。  次に、歳出でございます。  歳入歳出決算書の237ページをお開きください。  第8款、土木、項の1、土木管理、目の1、建設管理につきましては、237、238ページに掲載しております。  目の2、道路管理につきましては、237ページから240ページに掲載しております。  目の3、用地管理につきましては、239ページから242ページに掲載しております。  項の2、道路橋梁、目の1、私道狭あい道路につきましては、241、242ページに掲載しております。  目の2、道路維持につきましては、241ページから246ページに掲載しております。  目の3、道路整備につきましては、245ページから250ページに掲載しております。  目の4、道路計画につきましては、249、250ページに掲載しております。  目の5、街路灯につきましては、249ページから252ページに掲載しております。  目の6、交通安全対策につきましては、251ページから252ページに掲載してございます。  項の3、都市計画、目の7、街路整備につきましては、259ページから264ページに掲載しております。  続きまして、建設部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づきまして、5つの事業を抽出してご説明いたします。  道路管理課の道路管理についてご説明いたします。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の358、359ページをお開きください。  所管する主な事務は、道路の占用許可、屋外広告物の許可、開発行為による道路及び道路構造物の寄附受納及び道路上のエレベーター、エスカレーターの維持管理などでございます。  2013年度末の事業の課題としては、道路占用料を適切に徴収して財源の確保を行うこと、今後増加するエレベーター、エスカレーターの維持管理や更新にかかる費用の財源確保を挙げました。  次に、「事業の成果」についてご説明いたします。  成果指標として、道路占用申請件数屋外広告物許可申請件数道路占用料徴収率を挙げました。  2014年度は、冠水警報表示システム「冠水ガード君」を民間企業と共同開発し、特許と商標登録の出願をいたしました。市内では、南大谷の小田急線高架下アンダーパスに設置し、大雨のときの道路冠水に際し適切に対応することが可能となりました。  次に、「財務情報」についてご説明いたします。  まず、行政コスト計算書の主なものは、物件、維持補修がございます。  また、行政収入として、使用料及び手数料があります。  物件については、エレベーター、エスカレーターの保守、操作警備、清掃等の委託などです。消費税増税の影響やJR町田駅南口上りエスカレーターメンテナンス委託がふえたことで増加してございます。  続きまして、シート右側の貸借対照表についてご説明いたします。  資産の主なものは、インフラ資産の工作物、建設仮勘定です。  工作物は、エレベーター、エスカレーター及び道路上の案内板でございます。  建設仮勘定は、道路路面及び「冠水ガード君」の特許出願委託でございます。道路路面は、開発行為等による路面寄附により増加しますが、供用開始に伴う道路維持への振りかえにより減少いたします。  次の「財務構造分析」では、行政費用の割合と事業にかかわる人員の配置状況を示しております。  「個別分析」では、道路占用申請件数と道路占用料の変化について記載しております。道路占用料は増加傾向にあり、安定的な収入を維持しております。  最後に、「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」としては、道路占用料の100%徴収の継続、増加するエレベーター、エスカレーター維持管理への対応、「冠水ガード君」の広報活動の充実と考えております。  続きまして、道路管理課の街路灯についてご説明いたします。  360、361ページをお開きください。  所管する主な事務は、道路上における街路灯の新設整備や維持管理、町田市災害・停電時LED街路灯「消えないまちだ君」の整備促進などでございます。  2013年度末の事業の課題としては、故障した器具の取りかえ手法や更新計画を見直し、特定の時期に負担が集中しないように、予防保全型管理計画の策定を行うことや、それを確実に実行できる財源の確保が必要であると捉えました。  次に、事業の成果についてご説明いたします。  2014年度の成果としましては、街路灯約3万灯について適切に維持管理を行いました。街路灯105基を新たに設置したほか、「消えないまちだ君」を2,700メートルの区間に整備いたしました。また、街路灯事業全体において、省エネタイプ器具を使用したことにより、年間で43.48トンのCO2を削減いたしました。  次に、「財務情報」についてご説明いたします。  まず、行政コスト計算書の主なものとしては、物件、維持補修がございます。物件については、街路灯の光熱水などで電気料金の値上げ等により増加しております。  続きまして、シート右側の貸借対照表についてご説明いたします。  所管する資産は、インフラ資産の工作物、事業用資産の無形固定資産でございます。無形固定資産は、「消えないまちだ君」の特許権、商標権でございます。工作物は、街路灯約3万灯で、新設や開発行為等の移管により増加しております。  次の「財務構造分析」では、行政費用の割合と事業にかかわる人員の配置状況を示しております。  「個別分析」では、省エネ器具への交換によるCO2削減量及び年間電気料金削減金額について記載しております。  2012年度は、突発的な故障への対応が多く、省エネ器具への転換が減少しましたが、その後は計画的な器具交換を進め、2011年度の水準まで戻っております。  最後に、「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」について説明いたします。  省エネ器具への転換により、CO2と電気料金の削減については一定の成果を上げてきましたが、効率の悪い水銀灯や蛍光灯がいまだ約2万灯残っている状況でございます。さらなるCO2と電気料金の削減のため、省エネ器具への更新を引き続き進めることが重要な課題と考えております。  続きまして、道路整備課の街路整備についてご説明いたします。  368、369ページをお開きください。  所管する主な事務は、幹線道路に係る道路・橋梁の整備、駅前広場の整備、幹線道路の用地取得などでございます。  2013年度末の事業の課題としては、多くの補助金を受けられるよう、国や東京都の動向に注視しつつ、積極的に働きかけを続けていくことを挙げております。  次に、「事業の成果」についてご説明いたします。  2014年度は、街路整備全体で33件の委託、19件の工事、19件の補償、10件の用地取得を行いました。  次に、「財務情報」についてご説明いたします。  まず、行政コスト計算書の主なものとしては、維持補修、補助等がございます。このうち金額の大きい補助等は東京都と町田市の共同事業として工事を行っている都計道3・4・38号線(木曽東)――町田街道でございますが、これにおいて電線共同溝及び道路築造工事等を行ったものでございます。
     続きまして、シート右側の貸借対照表についてご説明いたします。  資産の主なものは、事業用資産の土地、建設仮勘定です。土地については、都計道3・4・37(鶴間)築造事業等の道路予定地であり、都計道3・4・33(中町)築造事業の完了でインフラ資産へ振りかえたことにより減少しております。  次の「財務構造分析」では、行政費用の性質別割合と事業にかかわる人員の配置状況を示しております。  「個別分析」では、事業別用地取得率と建設仮勘定額について記載しております。用地取得が完了している事業については、築造工事等により建設仮勘定がふえており、事業が進んでいることがわかります。また、用地取得が完了していない事業についても、順調に用地取得が進んでおります。  最後に、「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてご説明いたします。  街路整備は、用地を取得して道路を整備するために多額の事業を必要とします。厳しい財政状況の中、今後も市費負担額を極力抑えることが最も大きな課題でございます。引き続き、少しでも多くの補助金を活用できるように、国や東京都の動向に注視しつつ、積極的に働きかけを続けてまいります。  続きまして、道路補修課の道路維持についてご説明いたします。  370、371ページをお開きください。  所管する主な事務は、道路施設の維持管理、補修、清掃などでございます。  2013年度末の事業の課題としては、道路施設の老朽化により、施設更新のため多額の費用が必要になること、将来の一時期に維持補修が集中することを防ぐために、道路施設の予防保全型管理の計画策定が必要であることを挙げました。  次に、「事業成果」についてもご説明いたします。  2014年度においても、通常の道路維持管理や要望対応のほか、台風などの緊急事態に対応いたしました。  次に、「財務情報」についてご説明いたします。  まず、行政コスト計算書の主なものとして、物件、維持補修がございます。維持補修については、道路応急修繕などがあり、生活道路管理計画に基づく舗装改良工事を新たに行ったため、増加しております。  続きまして、シート右側の貸借対照表についてご説明いたします。  資産の主なものは、事業用資産の建物、インフラ資産の工作物でございます。工作物は、道路路面やトンネルなどがあり、道路の供用開始や鶴見川の宮川橋のかけかえなどにより増加してございます。  次の「財務構造分析」では、行政費用の割合と事業にかかわる人員の配置状況を示しております。  「個別分析」では、資産老朽化比率インフラ資産取得額の推移について記載しております。道路施設の老朽化が進行することにより、今後維持補修の割合が増加することが見込まれます。  最後に、「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」について説明いたします。  維持管理計画のある道路施設以外についても、大規模な破損や道路補修の集中を防ぐため、計画の策定を行うことが課題であると考えられます。  続きまして、交通安全課の交通安全対策についてご説明いたします。  374、375ページをお開きください。  所管する主な事務は、交通安全対策の計画や調整、交通安全思想の普及、交通安全設備の軽易な整備、放置自転車への対策などでございます。  2013年度末の事業の課題としては、自転車等駐車場施設資産老朽化比率が高いため、長期的な視点に立って維持管理していくことを挙げました。  次に、「事業の成果」についてご説明します。  事業の成果指標として、交通事故――人身事故でございますが、この発生件数や交通安全啓発イベント参加人数交通安全対策件数を挙げております。  交通事故発生件数については年々減少傾向にあり、警察を初めといたしました他団体と協働で積極的な取り組みを行ったことが減少につながったと考えております。  次に、「財務情報」についてご説明いたします。  まず、行政コスト計算書の主なものとしましては、物件、維持補修、補助等がございます。物件については、市内主要駅周辺の放置自転車対策として、指導、誘導、案内業務及び保管場所への移送、返還業務委託等に関するものであり、消費税増税や労務の上昇の影響により増加しております。  続きまして、シート右側の貸借対照表についてご説明いたします。  資産の主なものは、事業用資産の土地、建物でございます。これらは市が所有する自転車駐車場に関するものでございます。建物については、相原駅東口自転車駐車場などであり、公益財団法人自転車駐車場整備センターから玉川学園前駅南自転車駐車場を無償譲渡されたことで増加しております。  次の「財務構造分析」では、行政費用の割合と事業にかかわる人員の配置状況を示しております。  「個別分析」では、資産老朽化比率の推移について記載しております。事業用資産の大半を占める自転車等駐車場施設は、大規模改修等を行っていないため、所管施設全体の資産老朽化比率は51.7%と上昇しております。  最後に、「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」について説明いたします。  老朽化の進んでいる自転車等駐車場施設について、各駅前の自転車、バイク駐車サービスを継続するためにも、計画的な更新を行うことが課題と考えております。また、交通事故発生件数の減少を継続させるため、交通事故の傾向を把握し、ハード、ソフト両面にわたる交通安全対策の充実を引き続き行っていく必要があると考えております。  以上が建設部所管の主なものの説明となります。  よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 担当者の説明は終わりました。  これより質疑を行います。 ◆市川 委員 何点か質疑をさせていただきます。簡潔にいきたいと思います。  358ページ、「冠水ガード君」についてでございます。この点に関して、これも「消えないまちだ君」と同様、特許を取られたということは大変すばらしく評価できることだと思いますので、まず先にお伝えさせていただきながら、358ページの下側、行政コスト計算書のその他(行政収入)、「冠水ガード君」の収益金5万5,000円というのがありますが、これについて詳しくお話をいただきたいと思います。 ◎道路管理課長 5万5,000円は、2014年度において南大谷ガード下に設置されたものの5万5,000円でございます。 ◆市川 委員 今回、この施設を南大谷につけました。右側の関東地方整備局のほうでも表示してあるように、アンダーパスになっているところはたしか876とかあったと思うんですけれども、今後、成果についても書いてあるように、広報活動が必要だと書いてあります。876ぐらいあった道路冠水注意箇所における自治体全てにアピールするというのは町田市だけでは難しいと思うんですけれども、その辺、広報のあり方をどのように検討されたのか、教えていただきたいと思います。 ◎道路管理課長 広報の仕方なんですけれども、まず、今年度も自治体総合フェアに出展をさせていただきまして、各自治体にPRをさせていただきました。 ◆市川 委員 ありがとうございます。自治体総合フェアであれば、かなりの自治体が注視して見ているはずだと思いますので、開発だとか新規事業に関して注目のある技術系の職員または関連団体、企業が注視していると思いますので、いい啓発になると思います。  また、これは提案という形になると思いますけれども、東京都においても中小企業振興公社の方がナビゲーターとして全国に回っております。60人規模の大企業の商社の方を初め、数多くの方が商品を売って歩くということをやっておりますので、町田市だけではなく、行って見せるだけではなくて、ぜひ営業してもらえる方を仲間につけるということも大変重要だと思うんですけれども、その辺の検討はなされていたのかどうか、お知らせください。 ◎道路管理課長 営業につきましては、いまだ手をつけていないところでございまして、今後内部で検討させていただきたいと思います。 ◆市川 委員 町田市だけで行っても、1対1の関係になってしまう。ただし、中小企業振興公社を活用すれば、60人のナビゲーターの方がすぐ全国に広がってもらえます。それは活用すべきだと思いますので、ぜひこれは意見としてお伝えさせていただきます。かなりのキャリアの方が手を伸ばしておりますので、そういうところも活用していただければと思います。この点についてはそれで終了させていただきます。  次に、引き続きまして360ページの「消えないまちだ君」についてです。「消えないまちだ君」というか、街路灯全般についてでございます。  町田市内で街路灯が3万灯あるというふうにお話をいただきました。今回、新規に105基、更新器具で422基、例年、過去に比べると新規の台数が減ってきて、更新台数がふえているという認識を受けるんですけれども、さかのぼって、2012年度、2013年度、2014年度とありますので、2012年度からの新規台数、2012年度からの更新台数を、もし今手元に数値があれば教えてください。 ◎道路管理課長 新規につきましては、今手元に資料がございませんので、取りかえていないものを述べさせていただきたいと思います。  大型のもの――水銀灯でございますが、400ワットのものが2,200灯、小型のもの――水銀灯が約1万3,000灯、蛍光灯が2灯用と1灯用とございますが、4,200灯残っております。それ以外はかえているところでございます。 ◆市川 委員 町田市内において、土地の区画整理だとか、再開発だとか、目ぼしいところは既にもうほぼ終了しつつあるのかなという感じを受けますので、そうすると、今後は新規というよりも更新のほうが、この結果から見てもふえてくるのかなと思いますし、今のお話を聞くと、やはり更新に力を入れていくべきなのだろうという感じを多分担当部のほうも持っていると思います。  こちらの「総括」においても、今回、更新を行ったことによって二酸化酸素の排出量が43.48トン、電気代については180万円削減できたということは、これは毎年毎年発生するものですから、これだけ発生すれば削減効果はかなりあるし、器具交換することによって、そのメリットというのは大分積み重なってふえてくることだと思います。ぜひこれを進めていただきたいと思います。  残り2万灯ありますので、ぜひこちらを更新していただきたいんですが、それにおいては、やはり市費で全部やるというのはなかなか難しいと思うんです。それには現在、「消えないまちだ君」から得られる特許料をインセンティブとして注ぎ込むということもかなりのメリットがあるかなというふうに思うんです。  今回、360ページに出ております「消えないまちだ君」、昨年度、どのぐらいの特許使用料が入ってきたのか、また、ほかの自治体にどれだけアピールができて、設置することができたのか、教えていただきたいと思います。 ◎道路管理課担当課長 「消えないまちだ君」の販売台数でございますけれども、2010年度は151基設置してございます。累計台数としては186基販売してございます。  市内、市外の販売台数は区分してございませんが、販売元から市外は50台ぐらいと聞いてございます。 ◎建設部長 補足させてください。  今の「消えないまちだ君」の特許料でございますが、2014年度に関しましては、243万7,084円ということになってございます。これは累計で303万3,996円ということになってございます。 ◆市川 委員 「消えないまちだ君」に関しては、その使い方というのはもう皆さんよくご存じだと思います。全てのところに置く必要はないんだけれども、このメリットはすごくあると思うんですね。これも先ほどの「冠水ガード君」同様に、どうやって営業するのかというのが多分課題になってくると思うんですよ。これも当然ながら中小企業振興公社、営業ができる体制のところに売り出すというのも1つの手だと思います。  向こうは別に利益を得て、そこからお金を取ろうなんていう考えはなくて、どうやって企業が発展するのかというところの認識で動いていますので、ぜひそこをまず調べていただいてから、町田市としてそこと提携ではないんですけれども、この商品をアピールしてくださいということを言えるように、ぜひ検討を進めていって、この特許使用料がふえるように、また、これがふえれば、地域の安全というのはかなりアップすると思いますので、お願いをいたしたいと思います。  「事業の成果」のところで、累計で2,700メートル、「消えないまちだ君」を整備したと書いてあります。町田、つくし野、すずかけ台、成瀬、玉川学園、鶴川、あと多摩境ですね。この中で駅から避難所において、全ての駅において「消えないまちだ君」が設置できたのか、まだ駅から避難所まで設置できていないところがあるのかどうか、教えていただけますか。 ◎道路管理課担当課長 市内の駅周辺には全て設置してございます。ただし、それ以外のところまでは整備されておりません。あくまで第1次啓開道路、町田駅前なんですけれども、そこの市役所付近まででございます。 ◆市川 委員 これは議会のほうでも部長の答弁がありますので、ぜひ避難所が終わった場合には次は防災器具のあるところに随時出していただきたいと思いますし、それも各自治体にアピールしていただきたいと思いますので、これは終了させていただきたいと思います。  次に、367ページの道路整備課の関係の「総括」のところで、一番最後のところにダイヤ印で「年々増加傾向にある契約不調については、年度当初に早期発注するなど」と書いてありまして、この現状、昨年度2014年度どの程度不調があって、前年度比でどのぐらいのペースでふえてきているのか、教えていただいてもよろしいですか。  367ページの道路整備課の「総括」のところ、最後のダイヤ印のところに、契約不調については年々増加傾向にありますと。それを解決する方法としては、年度当初に早期発注、契約不調を回避する必要があると書いてあるんですけれども、これについて、確かに年度末になると、工事会社も仕事が手いっぱいになっていってしまいますので、なかなか年度末は難しいのかもしれませんけれども、現在、契約不調になった2014年度の件数、それから前年度に比べての増加率、どのぐらいふえているのか、教えていただきたいと思います。 ◎大場 建設部次長 昨年度は確かに10件だったと思うんですけれども、不調がありまして、今年度はその辺の設計ストック等もございまして、順調に進んでいるといいますか、現在の不調は1件でございます。 ◆市川 委員 昨年度の10件あったものが今年度1件になったということで、どういうような結果、1件まで減らすことができたのか。去年の検討がどういうふうに生かされて、今年度そういう結果になっているのかという評価を教えていただいていいですか。 ◎大場 建設部次長 今、委員がおっしゃいましたように、やっぱり早期発注というのが大事かと思います。ご承知のとおり、東日本大震災等で東北のほうに労務の方たち、働き手の方がなかなかこちらに来ないということもありまして、あとは他の例えば東京都とか、そういう発注とかもありますと、なかなか市のほうまで作業の手が回るというのが少なくなる可能性もあるものですから、やはりその分、4月早々といいますか、発注することが大事かなと思っておるところでございます。 ◆市川 委員 そうすると、今まで年度末傾向の発注があったのが年度当初に移行できれば、年度末に設計するということも少なくなると思いますので、今後も年度当初に発注ができる件数がふえてくると考えてよろしいのでしょうか。 ◎大場 建設部次長 道路整備課は、予算上もそうなんですが、かなりの件数を発注しなければいけない部署でして、私も前に道路整備課に在席しておりまして、かねてから設計ストックというのはずっと課題に挙げておりました。  ただ、それがなかなかできない現状でして、今年度、先ほども申しましたけれども、よくないんですが、昨年度不調になった分の設計ストックがあったことで早期に発注できたということはあるんですが、おっしゃるとおり、早期発注で不調が減る、今年度はそういうことが見えておりますので、今後は早目早目の設計に心がけていきたいと思っているところでございます。 ◎建設部長 工事の案件の発注でございますが、これに関しましては、今、道路整備課長も申しておりましたが、年々発注時期については早くなっているという状況は確認されております。  ただ、今、委員がおっしゃるように、どうしても人件の高騰ですとか、そういうところで不調案件が出てきてしまっているという状況でございますが、何しろ早期発注して早く工事に取りかかりたいというふうに今後も考えていきたいと思っているところです。 ◆市川 委員 了解しました。  次に、368ページの件なんですけれども、行政コスト計算書の物件で、決算額の主な内訳のところで、(仮称)都計道3・4・20号線、それから都計道3・4・22号線自然環境調査業務委託ということが入っております。この辺について具体的な内容を教えていただきたいと思います。 ◎道路整備課担当課長 ただいまのご質疑、都計道3・4・20号線、都計道3・4・22号線の自然環境調査でございますが、こちらは3カ年の予定で貴重種、オオタカですとかサシバといったものの調査をしております。こちらを今度調査いたしますと、計画書を作成することになりますので、その計画書をもって東京都の多摩環境事務所と協議を進めていく形になります。 ◆市川 委員 そうすると、これは3年間の環境影響評価の何年目だったんでしょうか。 ◎道路整備課担当課長 1年目になります。 ◆市川 委員 そうすると、今後のことになってしまいますので、これはここで終わりにしますが、ぜひ速やかな道路設計等をお願いしたいと思います。  この辺の地域において、特に都計道3・4・20号線、市街化調整区域の中に少しまとまった家がありまして、今、下水道のほうでも下水道普及率100%を目指してというところで、市街化調整区域においても、下水道を導入することがメリットがあるかないかというところに対してアンケートをとり始めているところもあるんですね。  そうすると、道路の線形が来てしまうのにもかかわらず、そこに下水道を入れようかなんていう方もいると、二重の手間になってしまうと思いますので、ぜひそこら辺は下水道のほうとうまく調整して、もし該当するような家があれば事前にお知らせするとか、そこら辺の配慮もぜひ設計の中で入れていただきたいと思います。  最後に、建設部全体でお話をさせていただきたいんですが、370ページの「事業の成果」にもあるように、建設部は道路をかなり持っていますので、ほかの部に比べて膨大な資産を持っていると思うんですよ。なので、建設部としての特徴をぜひ教えていただいて、私の質疑を終了としたいと思います。 ◎建設部長 建設部としての特徴というところでございますが、2点ほどございます。  まず1点が、開発行為ですとか民間事業者が築造した道路を町田市に移管される場合に、資産が大きく増加するところがございます。具体的には、財務諸表でご説明させていただきたいんですが、128ページをごらんいただきたいと思います。  これに関しましては、まず、建設部は2014年度における資産形成にかかわる資産額をあらわす3番のキャッシュフロー計算書の社会資本整備等の投資活動支出額が、ちょうど真ん中あたりに14億6,000万円、約15億円とございます。 ◆市川 委員 何ページですか。 ◎建設部長 「町田市の財務諸表」の128ページです。  128ページの下の3番、キャッシュフロー計算書というのがございます。ここに真ん中あたりに社会資本整備等投資活動支出14億6,900万円――約15億円なんですけれども――という数字がございます。  これに対して、貸借対照表の固定資産については一番上の1番のところの流動資産の下に固定資産というのがございます。これが約67億円の増となっているところですが、この差額の52億円は、開発行為ですとか寄附などによる資産の増というところがまずございます。これはほかにはないところです。  2点目は、まず道路築造、建設部の中で道路整備課等で道路築造を行います。その段階で建設部が所管する貸借対照表の中で資産が移動するということになります。ということは、道路ができ上がります。でき上がりましたら、路面ですとかガードレールを道路補修課に移動するというのがございます。  これも説明させていただきますと、道路整備課が行う都市計画道路築造事業を例にしますと、行政評価シートを使って簡単に説明させていただきますと、行政評価シートの369ページを見ていただきたいんですけれども、369ページの道路築造事業中の資産は、街路整備の貸借対照表において、道路予定地は事業用の資産の土地に、また、道路路面については建設仮勘定にそれぞれ計上するという形になります。  先ほど申し上げましたが、道路が完成して供用開始しますよ、そこは道路ができましたよ、完成しましたということになると、資産の種類ごとに、その資産の管理経費を持つ部署、ですから、今言いました道路補修課ですとか、道路を取得させていただいてつくった後の用地に関しましては、道路用地課に資産が動いていくという形の振りかえになります。  具体的には、事業用資産土地の計上されていた道路用地課は、363ページになるんですけれども、363ページの道路用地課の用地管理のインフラ資産の土地に振りかえになっていくということで、建設仮勘定に計上されていた道路路線等については、またもとに戻るんですが、371ページの道路補修課の道路維持のインフラ資産、工作物へ振りかえが行われるということで、建設部のもので道路ができたときでも、最終的につくったところ、つくった部署、ですから、道路整備課がこれからずっと継続して持っているということではなく、つくり終われば、今度、用地については道路用地課、路面については道路補修課というような形で振りかえられますよというところがございます。  これが2点、大きな特徴なのかとは思ってございます。長くなって申しわけないです。 ◆市川 委員 わかりました。  そうすると、やはりほかの部に比べると資産がふえる分、この課題でもあるように、修繕だとか維持補修というのがかなりふえてくるわけではないですか。そこの財源をつくるというか、かき集めてくるというのは、どういうふうなことを毎年毎年やってきたんですかね。  それは市のほうの行政のほうに、財務部にこれだけ資産があるんだから、維持補修しなければいけない費用がこんなにかかるんだから、ぜひくれという中で、2014年度に関してはどの程度概算要求というか、これが確保できたんですか。 ◎建設部長 財源の確保というところについては、先ほど私が述べさせていただいたんですが、当然市費だけではなかなか賄えないというところもございますので、国ですとか東京都等の動向を注視しながら、単で見なければいけないものは単で当然見ますが、それ以外のところについては、アンテナを高くして情報を得て確保しているという状態でございます。
    ◎道路管理課長 先ほどの市川委員のご質疑の中で器具交換の台数というのがございました。大変申しわけございません。  2012年度は405基、2013年度は398基、2014年度は436基の交換をしております。 ◎道路管理課担当課長 先ほどの私の答弁の中で、「消えないまちだ君」は全ての駅に設置されていると答弁申し上げましたけれども、相原駅につきましては今整備中で、その整備の中で設置をしております。あと、南町田なんですけれども、これはまだ整備されてございません。訂正をお願いします。 ◎建設部長 補足させていただきますと、今の相原なんですが、これは相原の西口広場の整備にあわせて整備を行っている。あわせて、町田街道からそこに至る路線についても現在整備中ということでございます。 ◆市川 委員 369ページのところに相原西口広場の整備事業は2015年度完成と書いてありますので、相原については今年度完了ということで確認させていただきました。  あと、南町田のほうは、また今まちづくりが進んでおりますので、ぜひその中で整備するようにお願いいたします。 ◆佐々木 委員 374ページのカーブミラーのところなんですけれども、「事業の成果」というところで、設置基準を緩和して、これまで通り抜けはだめだったんですけれども、それを設置可能にしたということが書いてあるんです。今年度、カーブミラーがつけられた中に、通り抜けのできない道に設置した箇所というのはあるんでしょうか。  あと、市内の14校で通学路点検をやったということなんですけれども、ほかの学校はどうしたのか。この14校を選んだ理由を教えてください。 ◎加藤 建設部次長 まず、1点目のカーブミラーの設置基準の改正に伴っての設置基数なんですが、2014年度で8基ございます。  もう1点の通学路の抜け道の関係なんですが、昨年の通学路点検は、希望のなかった4校と実際に行って点検が必要なかった2校を除いた、42校中6校を除いた36校で実施しました。これは通常の通学路点検でございます。  抜け道点検については、警察署のほうで抽出しておりまして、昨年、世田谷区の事故をきっかけとして、特に抜け道を対象とした通学路点検を11月に実施してございますけれども、警察署のほうで抽出して、14校で全てです。 ◆佐々木 委員 では、この14校というのは、警察のほうからあえて危険だというようなことで選ばれたということでよろしいんでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 そのとおりでございます。 ◆佐々木 委員 ありがとうございました。  次に、376ページの自転車駐車場なんですけれども、その他(行政収入)ということで清算金が発生しているんですけれども、理由と、どこの清算金が出たということなのか、教えてください。 ◎加藤 建設部次長 行政コスト計算書のところのその他の収入のところでしょうか。清算金の852万円についてなんですが、これは民営の自転車駐車場が市内に10カ所ございまして、そのうちの要するに収支、入ってきたお金と経費を差し引いたお金で、トータルで852万円入ってきたということでございます。 ◆佐々木 委員 収支で民間のほうに依頼しているものの売り上げのほうが多かったので、それが戻った、そういう感じで、理解でよろしいのでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 そのとおりでございます。 ◆佐々木 委員 ありがとうございます。  次のページなんですけれども、同じように自転車駐車場で「設置に至らなかった」というような表現があるんです。どの辺の地域で自転車駐車場が不足をしていて、民間の自転車駐車場、こちらも欲しいとアプローチしていたのか、この2014年度は1,600万円設置がかからなかったということなんですけれども、どの辺が不足していると考えているんですか。 ◎加藤 建設部次長 町田駅周辺が特に放置自転車等もございまして、民間のお力をかりて補助金も出して整備していこうというところではあるんですが、うちのほうも、そういった民営自転車駐車場の助成事業も行っているということで、ホームページとかにアップして周知はさせていただいていたんです。採算の面とか、そういったことも含めて、なかなか手を挙げていただける業者がいなかったということで、予算は一応確保していたんですが、残念ながら昨年度については見送ったということでございます。 ◆佐々木 委員 わかりました。ありがとうございます。  最後に、364ページの私道整備、あと私道の移管事業なんですけれども、先ほどもちょっとお話があったんですけれども、増加の理由というんですか、この辺をもう1度お聞かせください。 ◎道路用地課担当課長 件数の増加については、毎年5件ほど申請をいただいておるんですが、この件については、消費税の増税前の駆け込み需要で、かなり土地が動いたりとか、土地に対して集中、動向がありまして、調査の依頼が増加をしているということと捉えております。 ◆佐々木 委員 予算があるので、町田市は毎年平均5件ぐらい申請があるけれども、今年度については駆け込みがあった分、2014年度ですか、それよりも多かったというか、そういう表現なんでしょうか。 ◎道路用地課担当課長 私道補助事業につきましては、今までも事業をお待ちいただいている件数が多くあります。また、ここに来て申請が毎年5件ぐらい積み重なっていきますと、どうしても新規にご申請いただいた方の事業化がおくれてしまうことになりますので、部内で調整いたしまして、事業実施について決定をしました。 ◆佐々木 委員 私道から町田市に移管したりするときの補助金が多分出ると思うんですけれども、昔の宅地造成だとまだまだ私道が残っているところが町田市は結構多いですね。今お話の中で、申請して大分待っていただくというようなお話があるんですけれども、実際にどのぐらい申請があって、結局、先に延ばさざるを得ないというような現状はいかがでしょうか。 ◎道路用地課担当課長 私道の事業につきましては、今、大まかに事業については、道路を移管する、寄附をいただく、測量していただく事業と、私道の工事を補助する整備事業とございます。2014年3月31日の時点ですけれども、事業待ちをしていただいている移管事業の物件については15件、整備事業につきましては14件ということになっております。 ◆佐々木 委員 わかりました。評価シートの中でも、2014年度は7件と6件ということで終わっているんですけれども、まだ待っているところがあるということなので、この後ろのほうにも、また今度消費税が上がって需要が多くなるということも書いてあるので、ぜひそれらに対応するように、補助金の確保と書いてありますけれども、頑張っていただきたいと思います。 ◎建設部長 私道補助事業に関しましては、今、担当から、整備ですとか、また測量の関係もございます。その中で町田市側ではなく、申請されている側もちょっと滞ってしまっているというようなところも今の中にはございます。  と申しますのは、私道移管を町田市のほうにということでお話があったときに、まず地権者の方に同意をいただくというのがございますが、同意が100%得られないで滞っているというところもございます。そこについては、滞っているものもあわせて当然市としては何とか移管を受けられるようにというところで事業を進めてはいるんですが、同意を得るというところに関しては、やはり地元で努力をいただくということで現在進めているところでございます。 ◎加藤 建設部次長 済みません、先ほど佐々木委員から民営の清算金のご質疑をいただいたかと思うんですが、通常補助してから5年間は、うちのほうから助成するという形になっていまして、この還付というか、戻ってきたお金については、5年間やるつもりだったのが2年目で閉鎖したというところの還付金というか、お返ししたお金ということです。訂正させていただきます。失礼しました。 ◆佐々木 委員 わかりました。清算金のところですね。民間の場合は5年で契約しているんだけれども、2年で契約が終了したので、その分、町田市にお金を戻さなければ、補助金を受けているわけですよね。それの金額ということで、場所はどこだかわかりますか。 ◎加藤 建設部次長 玉川学園でございます。駅前でございます。 ◆松葉 委員 何点かお伺いしたいと思います。  まず最初に、評価シートの372ページです。公共トイレなんですけれども、これは駅前とか尾根緑道とか成瀬駅の公共トイレということで、こういうところに設置基準というのがあったら教えてください。 ◎道路補修課長 設置の基準は特にはございませんが、要望の多い箇所、あとは駅前ですと、例えば店舗ですとか閉まった後に利用される方、同じところであれば散歩される方、あと交通事業者の運転手さんですとか、そういった方のトイレの利用を勘案しながら設置しております。 ◆松葉 委員 これを読んだときに「道路補修課一丸となって『思ったよりも少しだけきれいなトイレ』の実現」というところで、すごくきれいなトイレではなくて、思ったよりも少しだけというところがすごく実感というか、身近に感じたわけなんです。  公共のトイレということで、例えば川沿いですとか公園ですとか、そういうところの要望というものもこちらで受けているのでしょうか。 ◎道路補修課長 私どもの扱っておりますのは、あくまでも道路用地内のトイレでございます。 ◆松葉 委員 わかりました。ありがとうございます。  次に、360ページなんですけれども、「消えないまちだ君」、先ほどからの質疑で理解いたしましたが、2万灯ほど残っているということで、これはいつごろまでに取りかえをしていくというようなことになっているのか、教えていただけたらと思います。 ◎建設部長 先ほどのトイレのところで補足させてください。  トイレに関しましては、環境資源部の環境保全課で公衆トイレ整備計画というのを持ってございます。その中でトイレを設置しているということで、成瀬の駅前につきましても、この整備計画に伴ってトイレを設置したということでございます。 ◎道路管理課担当課長 残っている2万灯をいつごろまでにというご質疑なんですけれども、それはいつごろまでにというのははっきり言うことはできませんけれども、今の計画といたしましては、効率の悪い水銀灯とか蛍光灯を中心にやっていくという計画となっておりまして、それでいつまでにということは明言できません。 ◆松葉 委員 わかりました。  この電気代の検証というのは、今回、電気代が値上がりしたことによって光熱がふえているわけなんですけれども、省エネということで、その検証に関してはこれからというような理解でよろしいでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 そのとおりでございます。 ◆松葉 委員 わかりました。ありがとうございます。  次に、374ページのカーブミラーなんですけれども、この設置基準が緩和されて、先ほど佐々木委員の答弁でも、通り抜けできない市道に対しては8基設置されたということなんですが、総トータルとしては何台設置されたんでしょうか。また、要望数も相当数あると思うんですけれども、要望数が幾つで、それに対してトータル何基設置されたのか、教えていただけたらと思います。 ◎加藤 建設部次長 最初に20基予算を計上しまして、要望件数が176基、実際設置に至った基数としては20基になっております。 ◆松葉 委員 そうしましたら、予算は20基ということで、この設置基準が緩和されたにもかかわらず、予算は変わらず、たしか昨年度の決算でもそういうお話だったかと思うんです。ここは要望が今回176件ということに対して、そこをふやすとか、この20基で足りているということなのか、毎回の議論になってしまうんですけれども、そこの認識はいかがでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 今までのこの3年間の実績をお話しさせていただきますと、2012年度で14基、2013年度で16基、2014年度で20基ということになっていまして、設置基準の緩和なんですが、通り抜けできない市道で、確かに基準自体は緩和したんです。その緩和というのが設置検討可能箇所の緩和ということで、そういったところで8基はつけさせていただいたんです。  市の全体の要望の中で、176件要望はいただいていたんですが、実際に6割から7割ぐらいは目視可能だという現場の判断、あと、近隣の住民の方の了解が得られなかったというようなことで取り下げしてしまったりとか、あとはカーブミラーで要望していたんですけれども、実際に現場に行ったらカーブミラーではなくて、文字溶着だとか啓発看板のほうを要望していたんだというようなこともございまして、予算で20基つけたということでございます。 ◎建設部長 先ほど委員から行きどまりというんですか、そこから出てきた基数が8基というような数字が出てございました。これは道路反射鏡の設置基準で、今、次長から申し上げました対象道路については緩和されてございます。  もともとございましたのが、私道の場合はまず設置できませんということ、あと行きどまりの部分については市道でも設置できませんよということだったんですが、今回、緩和されたことによって、ご要望はいただいてございます。ご要望の中で現場を精査したところ、今、次長からもございましたが、目視可能であるというところで、設置基数としてはゼロということでございます。 ◆松葉 委員 そうしますと、先ほどの答弁の中で8基というのは何が8基なんですか。 ◎建設部長 先ほどの8基は全体の要望の中での8基で、行きどまりから出てきた道路ということではなく8基ということでございます。ですから、行きどまりから出てきた部分の道路に関しましてはゼロということでございます。 ◆松葉 委員 わかりました。  そうしたら、目視可能かどうかというのが、いつも私たちも要望をお願いするときにそこの部分があるんですけれども、目視というのが車対車というようなところで、でも、ここにミラーがあったら絶対事故は防げるよなというような場所でも、見えるとか、ここまで出れば見えるとかというぎりぎりの線といいますか、そういうところがいつも議論になってしまうんです。  そこに関しては、例えば通学路でしたり、子どもたちが歩いていたりとか、今すごく自転車もふえているので、自転車対車でしたりという部分の目視という部分は、もうちょっと拡大解釈といいますか、その部分というのは今後も変わることはないのでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 委員もご存じかとは思うんですが、カーブミラーはあくまでも補完的な施設ということで考えていまして、やはりメリット、デメリットということがございます。また、通学路等で40人以上が通るような通学路ですと、かえってカーブミラーをつけたことによって危険度が増すということもございます。  実際、うちのほうで現場でここはカーブミラーがつく可能性があると判断するときには、例えば車対車ということで、車対自転車ということではなくて、やはり車が非優先道路から優先道路に出るときに、道路から2メートル30センチメートル下がったところで見て、両側が見えないとか、片側が見えないとか、そういった場合に設置しています。  今後もその設置基準、本当に危険なところというのは、もしカーブミラーがないにしても、私なんかもそうなんですが、ゆっくり少しずつ出ていって左右を確認するということで、最終的には自分の目で確認していただくというのがよろしいのかと思っていますので、今の設置基準はしばらくこのままで考えていきたいと思っています。 ◆松葉 委員 わかりました。ありがとうございます。  次に、378ページなんですが、先ほどもお話がありましたけれども、自転車駐車場の補助金を交付して整備した台数が昨年度、2014年度はゼロということで、Ⅲの「事業の成果」の2つ目のところに、先ほども説明がありましたけれども、「優先設置箇所におけるものではなかったため、補助金交付決定には至りませんでした」とあるんです。  数件の問い合わせがあって、手を挙げていただいたけれどもというようなことだったんですが、優先設置箇所ではなかったから、今回この補助金交付での整備ができなかったということなのか、補助金交付の条件を教えていただけたらと思います。 ◎加藤 建設部次長 この補助金、助成金なんですけれども、設置に助成する基準がございまして、ある程度の規模がないとできないということ、あと業者のほうで、今回うちのほうでここに書かせていただいています優先設置場所ということで、成瀬駅周辺とか玉川学園前駅の関係で、特にその辺が駐輪場不足だというところもございまして、その辺で業者となかなか折り合いがつかなかったということでございます。 ◆松葉 委員 ある程度というのは、どの程度なんでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 設置の補助金で設置、自転車等の収容台数が50台以上100台未満のものについては600万円、補助経費に係る実質支出額の2分の1の額で比較して少ないほうの額ということです。  あと、規模がもうちょっと大きくなって、自転車等の収容台数が100台以上200台未満のものは800万円で経費と勘案して少ないほう、自転車等の収容台数が200台以上300台未満のものについては1,000万円、もう1つ、自転車等の収容台数が300台以上のものについては1,200万円まで助成できるんですが、それの2分の1で少ないほうの額ということになっております。 ◆松葉 委員 わかりました。  そうしますと、優先設置箇所ではないところで設置しますという場合でも、この交付金というのは出るということでいいんですかね。 ◎加藤 建設部次長 条件を満たしていれば出るということです。 ◆松葉 委員 わかりました。  最後の2014年度の事業の課題のところで、導入コストの少ない自転車等駐車場整備の手法などを研究し、とあるんですけれども、具体的にはどんなものがあるのか。また、それを事業者に提案等もされているのかというところを教えていただけたらと思います。 ◎加藤 建設部次長 自転車駐車場を新たに整備するというのは、今の状況ですとなかなか難しいということで、既存の駐車場について、そこの中のラックの入れかえとか、あと、今まで2段式のラックだったものを、利用率が低いということで平置きにするとか、そういったことで対応しております。 ◆松葉 委員 わかりました。ありがとうございます。  最後になりますけれども、358ページの「冠水ガード君」なんです。「行政コスト計算書の特徴的事項」で先ほど説明がありましたけれども、「冠水ガード君」の収益金が今回新規項目ということで5万5,000円、南大谷の設置によるということなんです。これは収入ということなので、都道に設置したから都からの収入という理解でよろしいんですか、そこがよくわからなかったので。 ◎道路管理課長 都道とかということではなくて、南大谷のガード下に「冠水ガード君」を設置した収益金が5万5,000円ということでございます。 ◆松葉 委員 設置したことによって得られる収益というのはどこからの収益ですか。 ◎道路管理課長 これは商標権を登録してありまして、まだ特許は取れていないんですけれども、商標権が取れていますので、その権利の分が5万5,000円分あったということでございます。販売金額からの収益ということでございます。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。わかりました。  そうしましたら、ここの同じページで、2013年度、2つ目のダイヤでエレベーター、エスカレーターの件なんですけれども、今後も施設の増加により経費が増加することが予測されますとあるんです。これは事業計画をつくられているのかと思うんですけれども、その進捗状況とあわせて教えていただけたらと思います。 ◎道路管理課担当課長 計画というところが――正しくそれは計画と言えるのかどうかわからないですけれども、例えば多摩境駅のエスカレーターとか、あと南町田の地下歩道のエレベーターとか、そういったことが増加されるということが考えられているところでございます。 ◆松葉 委員 そうしましたら、計画としてはなくて、今後予想されるのが多摩境駅と南町田駅という理解でよろしいですか。例えば鶴川駅でしたり、ほかのところに関してというのはどうなのでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 南町田とか多摩境の計画にあるものでございます。あとは特にはないというふうに理解してございます。 ◆松葉 委員 わかりました。  では、次の「事業の成果」のところの成果の説明の一番最後のところで「南大谷小田急線高架下アンダーパスに『冠水ガード君』を設置し、リアルタイムで現地の状況を監視できるWebカメラも設置しました」とあります。これは昨年、自治体総合フェアで私も見せていただいたんですけれども、このWebウエブカメラのランニングコスト等がわかりましたら教えていただけたらと思います。 ◎道路管理課担当課長 済みません、手元にないんですけれども、私の記憶で100円未満でございます。 ◆松葉 委員 それは月ですか、日ですか。 ◎道路管理課担当課長 月でございます。 ◆松葉 委員 月100円未満ということはかなり安価だと思うんですね。そうなると、これは今、南大谷のアンダーパスに設置をしたということなんですけれども、市内でほかに設置されているところというのはあるのでしょうか。 ◎道路管理課長 町田市内では設置されているところはございません。 ◆松葉 委員 これは今後ほかのところにも設置していくというようなことなんでしょうか。 ◎道路管理課長 同じ「冠水ガード君」ではないんですけれども、玉川学園のコミュニティバスが今走ることになっておりまして、そちらの見通しが悪い交互通行のところにバス接近中というものを設置していて、これから稼働するということになっております。 ◆松葉 委員 それはWebカメラもあわせてということですか、それとは別ですか。 ◎道路管理課長 Webカメラはセットされておりません。 ◆松葉 委員 わかりました。ランニングコストも安くて、本当にすごく便利なものだと思いますので、例えばきのう、学校教育部の決算がありましたけれども、今後通学路に防犯カメラをつけていくというような事業もある中で、年間の維持がすごくかかるという話があったので、こういうものも活用していくというアピールを庁内的にしていったらいいんじゃないかなとすごく思うんですけれども、これは意見として今後検討していただきたいと思います。 ◎道路管理課担当課長 済みません、訂正なんですけれども、先ほど私のほうで月100円未満と申しましたけれども、月約900円でございます。申しわけございません。
    ◎道路管理課長 先ほどの5万5,000円の料金なんですけれども、先ほど商標権というお話をしてしまったんですが、訂正させていただきたいと思います。これは民間企業との共同事業契約書によって発生した5万5,000円ということでございます。 ◆松葉 委員 「冠水ガード君」のほうはわかりました。  Webカメラも、月900円でも安いですよね。先日聞いた金額を割っていくと全然安いので、やはりこれを活用したほうが経費削減にもなるのかなと思います。全庁を挙げて取り組んでいただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。私からは以上です。 ◎道路補修課長 先ほどのトイレの件について1点だけ訂正をさせていただきます。  建設部で管理をしておりますトイレは、道路用地内と先ほど私が申し上げましたが、町田駅前公共トイレにつきましてはJR東日本より土地を借用しておりまして、設置をし管理してございます。訂正させていただきます。 ◆田中 委員 2カ所だけ。370ページのところから質疑いたします。  「行政コスト計算書の特徴的事項」のところで街路樹等育成事業が「作業箇所の増加」というふうに書いてあるんですけれども、街路樹そのものの本数がふえているのか、それとも作業が必要な街路樹がふえている傾向にあるのかというところを教えてください。 ◎道路補修課長 これにつきましては、街路樹診断等も含まれますので、そういったものの増加ということでございます。 ◆田中 委員 街路樹そのものは、ここのところ変化はないというふうに見ていいでしょうか。 ◎道路補修課長 街路樹につきましては、都市計画道路築造に伴いましてふえてきております。 ◆田中 委員 街路樹そのものはふえつつ、かなり大きくなってしまった、古くなってしまった樹木そのものもふえているんでしょうか。 ◎道路補修課長 委員のおっしゃるとおりでございます。そのため、街路樹診断等を行いまして、その結果、危険度の高い樹木に関しましては伐採または剪定等の作業をしております。 ◆田中 委員 わかりました。ありがとうございます。  あと、「事業の成果」のところの完了率が、私がいろいろ耳に、ここの道路をやってほしいなと聞く声と比べると感覚的に随分高いんだなと思ったんですが、実際にはカウントしている要望の件数というのは何件ぐらいなんでしょうか。道路補修課の要望対応完了率のところなんですけれども。 ◎道路補修課長 要望件数につきましては、ほぼ4,000件を前後しておりますが、2012年度につきましては4,308件、2013年度につきましては4,465件、2014年度については4,495件でございますので、ふえ続けている現状でございます。 ◆田中 委員 わかりました。ありがとうございます。  この要望の受け付け方というのがちょっと気になっていたんですけれども、例えば簡単に電話して、うちの道路の前がという話になって、順番に優先順位をつけてやっているので、今のところ、なかなかそっちまでは難しいですという答えがあって、年配の方なんかは、あっ、そうですかとちょっと諦めた感じで切るというのも1件に入っているんですか、どういうラインで入っているのかなというふうに。 ◎道路補修課長 委員のおっしゃるとおりでございます。電話で受け付けておりますので、例えば草刈りですとか道路清掃、もちろん穴あき、あと大規模な補修箇所まで全て1件とカウントしてございます。 ◆田中 委員 では、本当に1件1件全部カウントしていて、それを何かシートの形で調査シートとして埋めていくというような形でやっているということでしょうか。 ◎道路補修課長 委員のおっしゃるとおりでございます。電話またはインターネット、さまざまな要望の受け付けがございますが、1件1件要望伝票を起こしまして、それに伴いまして調査係で現地を調査して、対応方針を決めております。 ◆木目田 委員 それでは、質疑させていただきます。  まず、建設部全体のところで、354ページ、中ほどの成果の説明の中での「人材育成プロセスに基づく人材育成を部内で実施しました」ということで、建設部の場合、人数的にも結構いらっしゃると思いますし、市役所全体の中でもいろいろな研修があると思うんですけれども、建設部としてどういった育成プロセス、部内研修というのはどういった内容のことをやられているんでしょうか。 ◎建設総務課長 こちらにつきましては、「事業の成果」の部内研修の実施等と絡めてご説明させていただきたいと思います。  まず、建設部の特徴といたしましては、職種としまして技術職がいる、それから技能労務がいるというところが特徴としてございます。職員課でも、今、職層の研修は相当いろいろされているんですけれども、そういうふうな特徴を踏まえてつくっているという部分がございます。  2013年度に建設部の取り組みといたしまして、人材育成基本方針と人材育成プロセスというものをつくっております。これは組織と個人の能力開発を目的としているという形です。  人材育成基本方針としましては、部とか課として、建設部として、建設部の各課として、こういうふうな職員が欲しいんですというのを具体的な職員像として、それは事務職、技術職、技能労務という別、あと、それぞれの職層、主事、主任、担当係長でどういうふうなことができているべきかということを定めております。  それに人材育成プロセスということで、では、それをどのように個々人は達成していくか、それに対して課はどういうふうにサポートしていくかというのを明らかにしております。  これをもとに、2014年度は試行という形でさせていただいたんですけれども、では、各職員は、この年にはどこを重点的にやるか。一度に全部できればいいんですけれども、どこを重点的にやるかということで、それを達成するときに、OJTがいいのか、それとも職員課がやっている研修を受けに行くのがいいのか、外部の研修がいいのか、それとも通信教育みたいな自己啓発をやってくださいというのがいいのか、そういうふうなところをどういうふうにやっていくか。それから、年度末に、それの達成をどういうふうに確認しようかということを育成の対象者と面接で決めております。年度末に到達状況を確認するというサイクルをつくっております。  こちらの部内研修の実施ということで、これについては建設部の業務をわかってもらうということで、新人と異動対象者については必ず毎年実施しているんですけれども、例えばこの講師を各課の若手の職員にやっていただく。そういうふうなことによって、例えば受けるほうもそうですし、講師自身も例えばプレゼンテーションとかのOJTにつながるという仕組みも考えています。  なので研修としては、どちらかというと建設部としての業務をどういうふうに習熟度を上げていくかというほうが主眼になっています。例えば独特なものですと、よく要望があって、では、どういう状況なんですかということで現場に写真を撮りに行くときの現場写真というのは、どういうふうな撮り方をすると効率的かとか、そういうものは結構部の中でもニーズがありましたので、そんなことをこの研修の中に入れております。それも職員が講師をやるという形をとらせていただいております。 ◆木目田 委員 最初に全体的な質疑をさせていただいたのですけれども、今回、決算をやらせていただいても、全体的に時間外勤務を減らすとか、財源が厳しいという話は常に出てくることで、それを達成するには、やはり人材育成が一番大切だと思いますので、先ほどのように写真のノウハウとかも、私なんかもそういう小さいところの積み重ねだと思うので、継続していろいろアイデアを出して引き続きお願いいたします。  続きまして、358ページ、道路占用許可及び占用料なんですけれども、年々ふえているということで、件数は横ばい的なところがあるんですけれども、占用料自体がふえている。これは成果指標の定義の中でも「上下水道、電気、電話、ガス等」とあるんですけれども、この辺というのはどういったものがふえているのかというのは何かデータはあるんでしょうか。 ◎道路管理課長 種別につきましては、今、水道が耐震管を入れかえているとか、そういったものが主でございます。ですので、水道の取りかえ工事なんかが結構多うございます。 ◆木目田 委員 これはもちろん公共工事も入っている。例えば民間で家を建てる前面道路を掘るとか、民間がふえているとか、そういったものはあるんでしょうか。 ◎道路管理課長 当然、社会情勢によって今建築が結構ふえておりまして、そちらによって取り出しの占用ですとか、そういったものがふえているのは事実でございます。 ◆木目田 委員 民間の道路占用がふえていると景気が上がるんじゃないかなと思って、その辺ももしあれでしたら注視していただければと思います。  同じページの成果の説明の中ほどのあたりにアダプト・ア・ロード事業とございます。新たに5団体ということで、この5団体というのはどんな種別の団体なのか、もしわかれば教えていただきたいんです。 ◎道路管理課長 2014年度に新規に登録した団体は、成瀬台2丁目自治会花の会、それから桜美林大学、すずかけクラブ、成瀬台エンジョイクラブ、東京都立山崎高等学校の5団体でございます。 ◆木目田 委員 これは私も1回一般質問でやらせていただいたことがありますけれども、市民協働ということで道路補修といいますか、お手伝いいただくという意味では、これが広がっていくといいなと思う事業で、今まで自治会とか町内会とか個人が多かったと思うんですけれども、学校がやっていただくようになったというのは結構おもしろいかなと思いますので、引き続き周知をお願いいたします。  361ページ、先ほどからいろいろ出ていますけれども、街路灯についてなんです。先ほどの成果及び財務の分析で、器具交換によっての削減として、CO2及び電気料金削減がされましたと。ここで180万5,000円の削減ということなんですけれども、器具の交換台数が422とあるんですけれども、422基交換したことが180万5,000円につながったということでよろしいのでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 そのとおりでございます。 ◆木目田 委員 器具の交換のコストというのがおおよそどれぐらいなのか。もちろん、いろいろな種別はあったり、形状によっても違う、これはざっくりでもいいんですけれども、わかりますでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 済みません、器具の値段は少しお時間を下さい。 ◆木目田 委員 多分そこそこすると思うんですね。180万5,000円割る422をすると、いわゆる電気代の1基当たり平均すると4,200円ぐらいで、交換コストが1万円、2万円の世界ではないと思うので、普通の家庭の電球とかであれば、今、LEDにしてすぐ何年で元が取れますよとかあるんですけれども、街路灯というのは元を取るのはなかなか難しいのかなと。かといって老朽化したらかえる。全部を一遍にやるというと、余り費用対効果がよくないですし、経年劣化とともにやるということになると思うんですけれども、そこのバランスをとるのがなかなか難しいと思うんですね。  だから、年間400ずつぐらいで平均しているというところになると思うんですけれども、計算すると実際にLEDにしたほうが電気代が半分ぐらいになっていましたので、ぜひ進めていただきたいんですけれども、財政面とのバランスを考えていっていただきたいと思います。  あと、添付資料といいますか、参考資料で自治会の街路灯に対して補助という形、行政評価シートの360ページの左下、補助等の「自治会・都営住宅に対する街路灯電気料金補助」ということで440万円計上されているんです。自治会とか都営住宅の街路灯は市がかえるとかではないと思うんですけれども、こっちのほうの更新状況とかというのは把握されているんですか。これも440万円と市の電気代に比べると少ないんですけれども、こっちも更新してもらったほうが補助が少なくて済むという視点なんですけれども、いかがでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 更新の数というのは把握できていないんですけれども、補助を出す額というんでしょうか、LEDにした場合は、計算上なんですけれども、それにかかった幾らというお金が出ます。それに対して全額。例えば効率の悪い水銀灯だったらば、その何%で合計して幾ら、もちろん、それはトータルの枠はございますけれども、その枠、幾らというのを出した中で、全体の枠で割っている。ちょっとわかりづらいんですけれども、そのように区別はしてございます。 ◆木目田 委員 では、補助金というのは、電気代を丸々補助しているわけではなくて、水銀灯が何灯あって、それだったら年間幾らとか、そういう形で補助をしているということですか。 ◎道路管理課担当課長 なかなか難しいんですけれども、幾らという料金が出ます。その内訳としてLEDが何灯、水銀灯が何灯で計算ができますので、それで幾らという額が出ます。それぞれの町内会・自治会の金額が幾ら幾らと出ますけれども、枠、予算を割り振るといったところでやっているところでございます。 ◆木目田 委員 これはわかれば教えていただきたいんですけれども、例えば商店街、これは経済観光部だと思います。商店街の街路灯の更新には補助金、都だったか、ちょっと忘れてしまったんですけれども、あったと思うんです。自治会とかの街路灯に対する更新、LED等の高効率にかえる補助金というのはあるんでしょうか。 ◎道路管理課担当課長 それはございません。 ◆木目田 委員 自治会、都営住宅に働きかけるというのも変なんですけれども、できる限り高効率にしていただけるように促せたらいいなと思います。  続きまして、363ページ、「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」という中で「道路GISシステムの更なる有効活用について、研究していきます」ということで、2013年度末の課題と挙げられていました。この1年間のうちで、有効活用について何か新たな活用方法というのは見つけられたんでしょうか。 ◎道路用地課長 今、地図情報まちだで街路灯と道路網図を見られるような形になっています。そこを2018年度を目途として、道路管理平面図の一部を地図情報まちだで利用できるように作業を進めております。 ◆木目田 委員 道路管理平面図、これは要望していたら切りがないし、いろんなデータがあるんでしょうけれども、たしか道路網図が載っているけれども、道路台帳というのはデータ化するのは無理なんですか。 ◎道路用地課長 道路台帳イコール道路管理平面図、言葉が幾つかあるんですけれども、同じものだと思っていただければと思います。 ◆木目田 委員 地図情報システム、地図情報まちだは、先ほど見たら管轄は都市づくり部のほうがメーンになると思うんですけれども、載せるコンテンツはもちろん建設部がやると思うんです。  これは本当にすごく便利なシステムで、私も携帯電話とかでも確認、都計図とかですけれども、すごく便利だと思います。本当はオープンデータ、いろんなデータをウエブに載せて、それを民間に利用してもらって、民活に活用してもらうとかという方向性になっています。ただ、全部を全部データ化して出すと、費用対効果が物すごいことになるんですけれども、ニーズの高いものはぜひとも研究というか、進めていっていただければと思います。  同じ362ページ、成果の説明のダイヤ4つ目のところで「地籍調査事業の工程は」とありまして「立会いを含まなかったため、調査済筆数の実績は0筆となっています」ということで、これがよくわからなかったんですけれども、教えていただけますでしょうか。 ◎道路用地課長 地籍調査なんですけれども、基本的には3年かけて地籍調査が完了するという形になります。最初に資料調査とか下調べの測量をしたりする年、2年目は立ち会いを行って、この部分が境界ですねということを調べる年、その後、調べた結果をこういう形で調査完了しましたけれども、これで問題ないかどうか、地権者に確認していただくという年があります。3年でぐるぐる回っていますから、毎年境界の立ち会いを行って筆数を確認するということではないということでご理解いただければと思います。 ◆木目田 委員 では、この一筆地調査済筆数というところで、ゼロ、458、ゼロとありますけれども、おおよそゼロ、幾つ、ゼロというような形で進めていくという形なんでしょうか。 ◎道路用地課長 実際は2地区やっていますので、立ち会いの年が本来であれば2年続くはずなんですけれども、2012年度に関しては、2011年3月に東日本大震災があった関係で座標が全部移動というか、日本の土地が移動してしまったものですから、座標が全部狂ってしまっています。  2012年度に、その辺の関係の成果の調整を行ったり、確認をしたりした上で行っていますので、2012年度は、そういう意味では立ち会いみたいなところは空白、ふだんの地籍の調査ができないまま、震災対応の成果を補正するというような方向で使ってしまいましたので、その間が空白になっておるということはご理解いただければと思います。 ◆木目田 委員 資料作成とかは時間が読めると思うんですけれども、立ち会いがかなり時間が読めないというか、未知数というか、上下すると思うので、これは官民の立ち会いということでいいんですね。 ◎道路用地課長 道路敷の立ち会いと一筆調査なので、そのエリアの筆を全部しますので、民民も官民も全部調査しております。 ◆木目田 委員 立ち会いというのは本当に時間が読めないところがあると思いますので、時間外勤務がふえないように効率よくよろしくお願いいたします。  続きまして、371ページの下の「成果および財務の分析」、ダイヤの4つ目のところで「減価償却しない資産である取替資産(道路路面)」とあるんですけれども、これは資産なのに減価償却しないというのがよくわからないんですけれども、そのあたりを教えていただけますでしょうか。 ◎建設総務課長 本来、今、委員がご指摘のように、資産は基本は減価償却をするものなんですけれども、路面については絶えず打ちかえを行っているということで、そこについては費用計上する、町田市の公会計上のルールではさせていただいています。  それは東京都も同じような形で、取りかえ資産という形でやっていますので、路面については、例えば新たに築造したりですとか、延長が延びたときについては資産ということで計上しますけれども、単なる打ちかえの場合については費用計上という形をとらせていただいております。 ◆木目田 委員 ちょっと違うのかもしれないですけれども、消耗品みたいな、要は減価償却する意味がないのか、上に重ねてしまうから、減価償却という概念が要らないということですかね。 ◎建設総務課長 今のところは、町田市ではそのような形をとらせていただいております。 ◆木目田 委員 特にこだわっているわけではないんですけれども、減価償却として計上していると、もちろん築造データというか、何年にやったというものがあって、老朽化率につながってくると思うんです。その辺のデータをとっていれば、別に減価償却を気にする必要はないんですけれども、築年数と減価償却もあればダブルで確認できる。ここだけだったので、特に大きな意味はないです。確認だけです。  370ページの道路補修課の要望対応完了率ということで、これも私は聞こうと思っていて、母数が4,495件ということで、94.7%ということで非常に数多いところで、達成率が非常に高くやっていただいて、いつも素早くやっていただいてありがとうございます。これは別に質疑ではありません。  最後に、自転車駐車場についてお聞きしたいんですけれども、行政評価シート380ページのⅢの「事業の成果」の撤去台数、減っているということで、こちらについては撤去台数が減っている要因というのを教えていただけますでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 減少の要因なんですが、当然自転車駐車場の整備が進んだこと、自転車の放置禁止区域の周知がかなり徹底してきたということ、あと指導員による誘導、案内業務、複合的なものと考えております。今後も駐車場の確保とか撤去など、ハード、ソフト両面で放置対策として進めていきたいと思っております。 ◆木目田 委員 指導員の方であったり、自転車駐車場ができて放置が減ってきている面もあれば、なかなかまだ減らない部分もあったり、イタチごっこみたいなところとモラルの問題になってくるところがあると思うんです。でも、数字として減ってきているというのはすごく評価できると思います。  あと、同じく添付資料で、個別の自転車駐車場の稼働率というのが出ていたと思うんですけれども、その中で玉川学園二丁目の自転車駐車場と相原駅の駐車場の稼働率が非常に低調なんですけれども、このあたりというのは何か要因があるんでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 玉川学園二丁目と相原ですね。 ◆木目田 委員 はい。 ◎加藤 建設部次長 稼働率……。 ○委員長 参考資料68ページです。 ◎加藤 建設部次長 済みません、ちょっとお時間をいただきたいと思います。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時53分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時54分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎加藤 建設部次長 済みません。玉川学園については、稼働率が悪い1つの要因として考えられるのは、やはり自転車ですと玉川学園は高低差がかなりあるというところで、利用率がなかなか上がらないというところだと思います。  あと、相原の関係については、需要の多いほうが西側にあるというところで、その分、反対側にあるので利用されていないというところかと思います。 ◆木目田 委員 私も相原の自転車駐車場まで場所を確認したことがないので、ちょっと想像がつかないんですけれども、今、公共施設のマネジメントみたいな話で、利用率が少ないところの統廃合みたいな形で、自転車駐車場を全部なくすとかいう話ではなくて、玉川学園二丁目の場合ですと、台数が35台とか40台ぐらいですので、有効利用といってもなかなか難しいのかなと思うんです。  相原の場合ですと400台あって、稼働率に合わせた利用というか、そういうものを考えていかないと、メンテナンスコストだけかかってというか、そのあたり稼働率を見て、マネジメントをしっかりとお願いしたいということをお願いいたします。 ◎道路管理課長 先ほど木目田委員のご質疑の中で、占用件数は微増なんだけれども、占用料がふえているということについて訂正をさせていただきます。  占用料につきましては、新たな道路などが築造されたときに発生します。既存のものについては、既にもういただいていますので、プラスしかないということになるんです。ですので、占用料はふえるということになります。 ◎道路管理課担当課長 済みません。先ほど器具の値段を質疑されたんですけれども、これは材料と手間込みの値段なんですけれども、幅がございまして、小型の共架、電柱に抱かせるタイプですと材料、手間込みで約5万円、それから大型の単独柱でついている器具につきましては約100万円、器具の交換金額を件数で割りますと、2014年度の実績といたしまして平均で約10万円となっております。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時58分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎大場 建設部次長 先ほどの市川委員の質疑なんですが、不調の件数なんですが、昨年度の10件というのはよろしかったんですけれども、今年度は4件です。ただ、その後、2件はもう1度入札をやりましてとってもらっています。もう1件は他企業の工事の関係で、それはその工事が終わってからやることになっておりまして、今現在とまっているのは1件ということでございます。失礼しました。
    ◎道路用地課担当課長 済みません、午前中、佐々木委員よりご質疑がありました私道補助事業の耐震の待機件数について訂正いたします。  先ほどは2013年度現在のデータをご報告させていただきました。最新の情報、2014年度末現在ですけれども、私道移管事業待機件数については13件、整備事業についての待機件数は15件になります。両事業とも毎年五、六件程度の事業の同意をいただいている状況です。訂正しておわびいたします。 ○委員長 では、質疑に移ります。 ◆おく 委員 それでは、評価シートの374ページから確認をさせていただきたいと思います。  先ほど松葉委員並びに佐々木委員からも、成果の説明のところを詳しく伺っておりますけれども、その1点、ちょっと後追いになりますけれども、抜け道の――先ほどご説明いただいたように、市内14校を点検したというご回答をいただいているんですけれども、この点検によってどのような対策をとられたかという、さらに中身のことについて、また講じてきたかとか、そういうことについて伺いたいと思います。 ◎加藤 建設部次長 通常の通学路の関係で改良工事ということで、グリーン舗装とか、あと反射鏡等も場所としてはあったかもしれませんけれども、ほとんどが道路、通学路路面改良工事ということでございます。 ◆おく 委員 そうすると、維持補修の出ている通学路路面改良工事並びに道路反射鏡設置工事、これでよろしいのでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 そのとおりでございます。 ◆おく 委員 そうしますと、抜け道を対象にして14校選択されたわけですが、通常、これは学校通学路点検だとか、それぞれ学校から上がってくる要望がございますけれども、それとは別枠として予算も、この14校用の予算としてこれを組まれたと認識してもよろしいですか。 ◎加藤 建設部次長 いや、それを含めて全体の通常の通学路点検と一緒に入っています。 ◆おく 委員 ありがとうございます。この件につきましてはこれで結構だと思います。  続きまして、順番をもとに戻して、評価シートの366ページです。参考資料で言うと35ページを開いていただきたいと思いますが、これは道路整備課がされている道路と街路築造事業の未使用地の状況がここに記載されているんですけれども、この未使用地のことについて伺いたいと思います。  ここに売却予定とか、道路区域編入予定とか書いてございますけれども、これは例えばホームページで載せていらっしゃるということもされている内容でしょうか、それともこれは個々に担当課で対応、市民の方が来られたら、それに応じて話を進めていくという仕組みづくりになっているか、その辺、ちょっと伺っていいですか。 ◎大場 建設部次長 ホームページでは公開しておりません。その後おっしゃったように、個々に対応しておるところでございます。 ◆おく 委員 了解いたしました。  これは残地の部分として残っているかというふうに、ここにも残地と書いてあるから、代替地とも書いてございますけれども、ありますが、進展として2014年度においてはどのぐらいの件数と金額で未使用地の引き渡しをされたか、教えてもらってよろしいでしょうか。 ○委員長 休憩いたします。              午後1時4分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時5分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎加藤 建設部次長 済みません。先ほどの抜け道の関係で細かくもう1度ご説明させていただきます。  抜け道対策として実施させていただいたのは、啓発看板新設で2件、啓発看板交換で2件、白線新設で8件、白線の補修引き直しで6件、あとポストコーン新設2件ということで、トータル約500メートルにわたって改良したということです。失礼しました。 ◆おく 委員 今の中身を伺って安心しました。グリーン舗装と反射鏡だけで終わってしまったのかなと、最初そう思いましたけれども、より具体的に状況に応じて手を下されて、子どもたちの安全を守っていただいているんだなという感じがしましたので、了解いたしました。  続きまして、今ペンディングになっておりますので、ほかに進ませてもらってもよろしいですか。 ◎大場 建設部次長 失礼しました。  2002年度以降調査しましたところ、売り払いの件数が3件でございます。あと、道路用地課への所管がえが5件でございます。売り払われたのが南大谷になるんですが、金額といたしましては2筆ございます。1筆が181万330円、もう1筆が153万4,284円、合わせて334万4,614円でございます。  もう1つは金井のほうですが、面積が72.53平米、金額が698万円でございます。  もう1筆が常盤になりますが、2筆ございまして、1筆が2,311万685円、もう1筆が98万2,675円で、合わせまして2,399万4,360円でございます。売り払いは以上でございます。 ◆おく 委員 了解いたしました。  売却予定と今後の計画が書かれていて、さほどの金額が処分されているわけではないので、よく検討されて、私としてはアップしていただいて、売り急ぐという意味合いではなくて、いつまで置いておいても仕方ないということが、この未使用地のところに記載されているのではないか。  また、売却予定という文言が入っていることを考えると、市民の方々が購入をしたいと思ったときもできなかったりするときに、よく私たちに相談に来ることがありますけれども、その道しるべになるようなもの、全てを載せるわけにいかないにしても、何らかの方法を提示していただくとありがたいなと思いますので、それをお願いしておこうかと思います。事業としてこれが成り立っている以上、ぜひ進めていただければと感じております。それに対する答弁は要りません。  続きまして、参考資料の49ページ、これも道路整備課ですけれども、繰越明許となったものが事業として準幹線道路の事業と生活道路改良事業、歩道整備事業、交差点改良事業、この4つが、小さい金額のものもあれば、大きい金額もあるわけです。  この辺の事業の進捗状況、これは2014年度の資料ですから、少しは変わっているんだろうと思いますが、何か動き、移転があったとか、移転が完了しなかったというのがほとんどの繰り越し理由ですので、その辺の進捗状況があったら教えていただければと思います。 ◎大場 建設部次長 一番上の準幹線道路につきましては、現在、これは用地測量なんですが、関係地権者と調整をとっておるところでございます。  生活道路につきましては、後ほど、済みません。  歩道整備につきましては、今、交渉を進めているところでございます。  交差点改良事業につきましても、今進めておるところでございます。 ◆おく 委員 進んでいるというご答弁というふうに捉えますが、数多い事業の1つだというふうに感じてはおりますけれども、繰越明許、翌年にはクリアしていかなくてはいけない内容だと思いますので、その辺のことをまた部内で検討していただきたいと思います。そうすることによって、市民、また私たち議員からもいろいろ要望しておりますけれども、積み上がって動きがとれなくなってしまうことの不安も感じておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、評価シートの376ページのところを開いていただきますと、事業目的としては自転車利用者の利便の増進を図っていくということなんですが、ここに2013年度のところで事業課題として、民間の創意工夫を最大限に活用していこうというふうなことが書かれております。  さらに、南町田のところでは、地下自転車駐車場の計画が入ってきているわけですが、この辺の創意工夫というのは、PFIのことを言っているんでしょうか。また、違うのであれば、教えていただきたいと思います。 ◎加藤 建設部次長 今、委員がおっしゃっていただいたところで、PFIの活用ということで、南町田地下駐輪場についてもPFIの手法を使っておりますし、市のほうでこれから駐輪場の整備というところで、自前で用地を取得したり、建物を建てるというのはなかなか難しい現状がありますので、その辺、民間の技術力とか資本力をおかりして、駐車場の整備をしていきたいと考えております。 ◆おく 委員 地下に掘るというと、かなりまた予算も計上していかなくてはいけないかなと、都内と町田は同じ金額でできるかといったら、それは比較できないかもしれませんけれども、地下駐というのは、町田につくっていただくことによってまた波及してくると思いますし、民有地に多少なりとも離れたところにある駐車場よりも駅前の駐車場というのは魅力を感じますので、その辺の進展をさらに進めていただければありがたいと感じております。  続きまして、これは確認だけになるかもしれませんが、評価の380ページ、基本情報というのが事業概要のところにございます。駐輪場マップ作成・配布枚数のところで、年度をまたいで各年度1万5,000部からになっていましたけれども、1万5,000部から1万3,000部になった背景は、どういう背景がございますでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 実績として2013年度で1万5,000部、2014年度で1万3,000部ということで2,000部減少していますが、これは今までの実績から判断したものと、その辺を精査したということ、あと毎年大きな変化がないところもございまして、その辺も含めて減になっております。 ◆おく 委員 今、管理職から大きな変化というのは、具体的に事例を言っていただくとありがたいですね。お願いできますか。 ◎加藤 建設部次長 表現として大きな変化ということなんですけれども、駐輪場自体が大幅に減ってしまったとか、急激にふえたとか、そういう大きな変化がなかったという意味でございます。 ◆おく 委員 了解いたしました。  あと1点だけ教えてください。評価シートの358ページの「行政コスト計算書の特徴的事項」、下のところに出ています「地点名標識の設置要望が減ったため」ということと「道路付帯設備修繕件数が少なかったため」、これの地点名の標識並びに附帯設備の修繕、具体的にイメージが湧かないので教えていただいてよろしいですか。 ◎道路管理課長 地点名につきましては、交差点部に信号機がついております。そこに信号機の下に地点名が表示されているんですけれども、ついていない交差点もございます。そこの部分で、ついていないところについて、通常、毎年かなりの要望が来るんですが、その要望が2014年度は少なかったところでございます。それがまず1つでございます。  それから、附帯設備につきましては、エレベーター、エスカレーターの部分についての修繕が少なかったところでございます。 ◆おく 委員 よくわかりました。私からは以上で質疑を終了したいと思います。 ◎大場 建設部次長 済みません、先ほどおく委員の未利用地の売り払い、先ほどお尋ねがあったのは2014年度ということだったですね。 ◆おく 委員 はい。 ◎大場 建設部次長 済みません、2014年度は売り払いはございませんということで。  先ほどの生活道路の進捗なんですが、今進めているところでございますが、南成瀬八丁目は未完了となっておるところでございます。  あと、物権補償の件につきましては、3件中2件は移転完了済みとなっております。これは歩道部分でございます。失礼しました。 ◆吉田 委員 私も少しだけあるんですが、その前に先ほどおく委員の質疑中に出てきました3つの売却、2014年度ではないと言われましたが、金井というのは三角形の地形のところですかね。 ○委員長 休憩いたします。              午後1時18分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時19分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆吉田 委員 その話をしてから本題に入ろうと持っていたのですが、それは後でさせてもらいます。  道路などの未利用地の活用のことでお尋ねしますが、まず、道路予定地とか、あるいは逆に言うと、それだけではなくて工事しているところもなんですけれども、表示が不十分ではないかなと思うんですね。  そこが一体なんか市民がわかりにくいので、例えば私が住んでいるところで言いますと、金森から成瀬、最近よく今後の開発のことで話が出てきているところなんですけれども、南大谷に至る区間などで長年使えない状況、特に成瀬側は当面まだ開発の予定もないところなんですけれども、そういうところの表示というのがもう少し、ここは何の土地なのかというのが表示されて、そうすると、皆さんもわかりやすいんじゃないかと思うんです。  もちろん、あわせて工事の区間については、この工事はこれこれこういう工事ですよ、そしてどれぐらいかかって、どんな規模ですよというものがあるべきじゃないかと思うんですね。東京都なんかだと、えらい宣伝みたいに大きな看板をつくっているんですね。  南町田の駅の前のところもわかりやすい看板があるんですけれども、こういう表示に関しては何か共通のルールというのはつくられていないのでしょうか。工事の場合と、あるいは逆に言うと工事予定のところに関して。 ◎道路整備課担当課長 表示につきましては、工事に関しましては工事看板というんですか、道路工事をしていますというような工事の前後あたりに置いているのかと思われます。ただ、道路予定地に関しましては、今現在は表示等に関しましてはしておりません。  本来であれば、ここは道路予定地ですということを示しておいたほうがいいと思われるんですが、例えばそこに道路予定地、いわゆる町田市の用地があるということになると、不法投棄の問題があったりとか、あと勝手に使われてしまう。それは単管パイプというような柵などをすれば使用されないことにはなりますが、そういった問題もございまして、今のところ表示をしていない状況にございます。  ただ、表示につきましては、今後は内部で検討したいとは思います。 ◎建設部長 補足させてください。  今、吉田委員がおっしゃった道路予定地なんですけれども、これにつきましては、市のほうで用地取得させていただいた部分については承知しておりますので、今、担当課長からありました単管柵で囲って維持管理をしているところです。ですから、草刈り等も行っております。  ただ、問題は赤道ですとか水路ですとか、そういう部分的に人が通らないような部分に関しましては、道路予定地ではございませんが、維持管理は当然していかなければいけないと考えておりますので、もしそういうところがあれば、声を上げていただきたいと思ってございます。  ただ、今、委員がおっしゃるように、道路予定地に関しましては適正に維持管理を今後していきたいと思っております。 ◆吉田 委員 今の道路予定地については、部長の答弁でわかりましたので、地元の要望はいろいろあるわけです。例えばそれが10年も20年も先だったら、少し別の使い道があるのではないかということで、南大谷の学校の間のところなんかがそういう話が何度かあって、さまざまな人たちがさまざまな要求を出されるので、実際にどうしたらいいかというのはなかなか市のほうは難しいと思いますけれども、それを含めて、当面あそこにしてもまだ手がつくということはないでしょうから、しっかりした人なり団体なり、また使う目的もはっきりしているのであれば、利用できるように考えていただきたいなというのがあります。そのことが1つ。  そして、未利用地についてはわかりました。赤道なんかについては当然だろうと思います。  あと、工事のところで、先ほど工事のときに看板があるというのは、ちょっと私が言っている意味と違うのではないかなと思うんですね。それは道路の始まりで、これから先が道路工事区間ですよ、終わりましたよという表示だと思うんですね。そうではなくて、これこれこういう工事をしていますというので、市が市民に対してPRする看板ですね。  東京都なんかのを言いましたのは、例えばトンネル工事なんかをやったときなんかはでっかい看板をつくって表示しているわけですね。それから、国道16号の国の分なんかでも、こういう工事をしているんだ、そのとおり進んでいくかは時間のずれとかはあるんでしょうけれども、そうすると見ている人も、ああ、道路ができるんだな、あるいは建物が建つんだなとか、建っていて、この建物はどんな規模で、どんなふうな目的だったなということがわかりやすいと思うんですね。考えやすいと思います。  何をやっているのだろうというのがわからないと、いろいろクレームも、そのために通行とか、いろいろ邪魔になりますから、表示をしてあげたほうがいろんな働いている人たちもスムーズになるんじゃないかなという思いで尋ねているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎大場 建設部次長 今でも工事をやっている際は、工期とか工事件名とかは書いておるんですが、その辺のところはやっておるところでございます。 ◎建設部長 吉田委員がおっしゃったご質疑というのは、例えば南町田ですとか、あと相原の西口広場等だと思います。これは長期間工事にかかるだとか、またはここで工事に入るだとかいう場合については、これから工事に入りますよという看板とは別に、この工事の意味合いを載せたような看板、これは南町田等もそうなんですが、つくってございます。  よくあるのが川崎国道事務所等については、町田立体なんかは鳥瞰図といいましてイメージ図ですね。できたら、こういう形になりますよというようなものもつくってございますが、町田市の場合については、まだそこまで大きいものはございませんが、当然長期間にわたるものについては、市民、住民の方に周知できるような看板は設置していきたいと思います。  それと、申しわけございません、一般の舗装の打ちかえですとか、1年間かからず半年で終わるだとかいうようなものに関しましては、今、担当が申し上げましたとおり、起終点等に期間または舗装工事です、街築工事ですというような看板を設置させていただいているところでございます。 ◆吉田 委員 話はよくわかりました。そこら辺でどこら辺から線引きするかということが起きるんでしょうから、当然今、道路、水道、その種の工事のときに、期間を切ったものであれば表示をすることもなかなか大変だなと思いますので、一定期間以上かかるものについてはぜひわかりやすい表示をしていただきたいなというふうに思っております。  これは同じように建築物が相当すると思います。大きな建築物なんかができるときには、これは何です、何でどんな規模ですと。特にどれぐらいお金がかかって、単なのか、国の補助があるのかないのか、こういう努力をしているという町田市の努力が、国の補助なんかがあって、わかりやすい表示をしておいたほうが皆さんも、大変なものができるんだけれども、それを許容しようということになるんじゃないかなと思いますので、その点の理解も含めて考えられるかどうか、もう1度お願いします。 ◎道路整備課担当課長 委員おっしゃるとおりだと思います。今行っております相原の西口の駅前広場に関しましては、先ほど言われました鳥瞰図というものを出して、皆様方にわかりやすいものを設置しておりますが、ほかの場所については、今やっている鶴間公園通り、都計道3・4・37、これから工事が始まるんですが、そこについては今までそういうものを設置しておりませんでしたので、何かできる方法等を考えていきたいと思います。 ◆吉田 委員 昨年度のことではないんですけれども、今、鶴間の話が出ましたので、地元といろいろずれがあったことですので、市の計画をわかりやすく、通りがかりでもわかるように表示をしていると、そういう気持ちの差というのが起きにくくなるのではないかなと思いますので、ご留意をいただきたいと思います。この分についての質疑は終わります。  次に行きます。交通安全対策、374ページ、これは前からお尋ねしていることなんですが、今回の分を見ますと、人身事故は随分と、2012年度が1,451件から2014年度で1,005件に減っています。目標も1,000件を割った目標を設定されているんですが、これは人身事故ということなんですけれども、この中で重大事故についての表示はどうなっていますでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 重大事故の捉え方があれなんですが、うちのほうで把握している部分で、重症事故については前年度比でプラス4件ということで、合計9件、2014年度で重症事故については9件ということで4件ふえてございます。 ◆吉田 委員 私は、そういうことを懸念しておったものですから、交通安全協会の補助金の削減のことで何回もいろいろお話をさせていただいておりました。  削減と絡むことなんですけれども、交通安全のイベント参加者が、事故が減っているからそのまま減ってきているのかどうかわかりませんけれども、イベントの参加者が減ってきていますね。イベントについては、市民ホールの分と自動車教習所の分の数がこうなっているんでしょうか、それともそれ以外も何かイベントがあればご紹介ください。 ◎加藤 建設部次長 大きなところでは、やはり毎年1回やっています交通安全市民のつどいというもの、あと春秋の全国交通安全運動期間中に交通安全フェスティバルということで開催しています。  実際、市民のつどいでいきますと、集客数もちょっと減ってきているというところもございまして、交通安全期間中に行うフェスティバルについては、町田ドライヴィングスクールのキャパシティーの問題もありまして、応募自体は結構反響がよくて、かなり申し込みたいという方もいらっしゃるんですが、講師となる警察官の対応とか、先ほど言いましたようなキャパシティーの関係で人数制限しているところもございますので、全体的には交通関係のイベントとしては減少傾向にあるのかなというふうには感じております。 ◆吉田 委員 実情はわかりました。  それで、今やられている活動の中で、全体的に言うと事故とか事故の可能性で言いますと、自動車のドライバーなんかは免許を取って更新時の講習もありますし、違反なんかが1回でもありますと、行って、講習時間まで違うんですよね。  私もこの間、1回駐車違反があったために行ってみると、時間が延長されまして、講習を長く受けなくてはいけないというものがあるんですけれども、それはそれで正しいことがされていると思うんですが、自転車が一番今問題ではないかなと思うんですね。  交通安全のつどい、あるいは自動車教習所で行われているドライビングの講習にしても、自転車のあれがない。もう皆さん方もご承知で、ごらんのとおりだと思うんですけれども、右側を平気で走っていく。そして、電灯をつけていない。そういうものがたくさんあって、学生さんだったら私なんかもよく注意してあげるんですけれども、捕まる可能性があるよというような言い方で注意したりするんですけれども、主婦の人とか我々ぐらいの世代に対してというのは、いい年した人にはなかなか言いにくいんですけれども、そういう自転車に対する講習というものが何か考えられないのか。それが今、交通の問題というと一番大きいのではないかなと思うんですけれども。 ◎加藤 建設部次長 自転車に特化した安全講習という形で、春秋の交通安全フェスティバルの期間中に町田ドライヴィングスクールで親子で自転車を持ち込んでいただいて、点検も少し含めたりして、自転車の走行の実技といったことを実施して、そういった安全運転利用という部分で啓発を行っております。  あと、毎月10日の交通安全日ということで、町田駅前では町田警察署の署員の方とうちの職員も出て、交差点で信号待ちでとまったときなんかは、安全運転のためのチラシを配ったり、啓発をしたりしております。
    ◆吉田 委員 今、自転車といいますと、動くエリアの話があるわけですね。南大谷のところで講習がされていると思うんですけれども、実際上、市内中の人があそこに行くというのは、自転車の場合はとても無理です。  私は長年、前回のときもお話をしたんですが、交通安全協会の活用というんですか――活用という言葉は人間相手に失礼でしょうけれども、それとタイアップの関係で、もう少し自転車に関しては地域、ブロックごととか、交通安全協会のエリアごととか、そういうふうな啓発の取り組みがなされないのかなと思うんですね。  そうすると、地域に定着しやすいし、警察と交通安全協会と市が一体になる。消防の場合、いろいろなレベルであるんですけれども、交通安全に関しては、その種のものが少し欠けておるんじゃないかなと思うんですけれども、そういう検討は今までなかったんでしょうか。 ◎加藤 建設部次長 先ほどの答弁で漏れてしまったんですが、小学生を対象に自転車教室を行っております。そのときに、交通安全協会の会員の方もお手伝いいただいて、協力して警察署と交通安全協会と市という形で一緒に子どもたちに自転車教室を行っているということでございます。 ◆吉田 委員 せっかく学校でなさっているということなので、問題は、子どもは教えればわかるんですけれども、大人の対処というのがなかなか、さっき私も言いましたように、大人はどうしようもないような感じなんですね。  その人たちに対するスタンスで、きちんとした警察と交通安全協会と市が一体になった形で、せっかくブロックに分かれていますので、もう少しブロックごとの取り組みというのが、今さまざまなイベントが低下している、なかなか参加メンバーも少ない、交通安全協会も人数がなかなか補充が大変だということがありますので、もう少しブロックごとの発想というのが取り込めないものかなと思って話をしている次第です。 ◎加藤 建設部次長 うちのほうとしても、いろいろ前からの課題というところで、成人に対しての例えば自転車の安全教育というと、講習会とかを開いたとしても、開催する時間帯にもよるんでしょうけれども、あとは場所とかもありますし、なかなか人が集まってこないというところで、自転車は危険だという意識が大分希薄になっているのかなというところがありますので、委員がおっしゃるように、今後は交通安全協会と警察署の協力もいただきながら、そういった成人向けの自転車講習会といったものもぜひ開催していきたいとは思っております。 ◎大場 建設部次長 先ほど吉田委員のお尋ねの金井の件なんですが、都計道脇の三角地でございます。 ◆吉田 委員 今、年度が言われましたので、厳密に決算ではないかもしれませんが、そのとき私はひどい目に遭いまして、いろいろご案内して有効活用をさせてもらうというつもりでやっておったんですが、何か話がたらい回しになる、あるいは最初にそのことを見つけて活用できないかなと提案された人に非常にご迷惑をかけた。  最終的には、その人もしびれを切らしてしまったということがありますから、未利用地について、さっきの道路なんかの表示とあわせて、皆さんが活用しやすいような資産のあり方を表示も含めてご検討いただきたいと思っております。 ◎大場 建設部次長 今後検討してまいりたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で一般会計のうち、建設部所管分の質疑を終結いたします。  休憩いたします。              午後1時42分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時44分 再開 ○委員長 再開いたします。 △都市づくり部所管部分 ○委員長 一般会計のうち、都市づくり部所管分を議題といたします。  担当者の説明を求めます。 ◎都市づくり部長 それでは、町田市一般会計決算のうち、都市づくり部所管分の概要についてご説明いたします。  まず、歳入でございます。  決算書の39ページをお開きください。  第13款、使用料及び手数料は、39ページから48ページに掲載しています。  第14款、国庫支出金は、53ページから56ページに掲載しています。  第15款、都支出金は、61ページから80ページに掲載しています。  第16款、財産収入は、79ページから82ページに掲載しています。  第17款、寄附金は、81ページから82ページに掲載しています。  第18款、繰入金は、83ページから84ページに掲載しています。  第20款、諸収入は、83ページから100ページに掲載しています。  第21款、市債は、103ページから104ページに掲載しています。  次に、歳出でございます。  決算書の251ページをお開きください。  第8款、土木、項の3、都市計画、目の1、都市計画管理は、251ページから254ページに掲載しています。  目の2、土地利用調整は、253ページから254ページに掲載しています。  目の3、まちづくり推進は、255ページから256ページに掲載しています。  目の4、交通事業推進は、255ページから258ページに掲載しています。  目の5、建築開発審査は、257ページから258ページに掲載しています。  目の6、建築指導は、257ページから260ページに掲載しています。  目の9、公園緑地は、263ページから268ページに掲載しています。  項の4、住宅、目の1、住宅は、267ページから270ページに掲載しています。  続きまして、「町田市課別・事業別行政評価シート」のうち、都市づくり部所管分の中から主なものの概要について説明いたします。  まず、「町田市課別・事業別行政評価シート」の394ページをごらんください。  地区街づくり課、まちづくり推進の課別行政評価シートについてご説明を申し上げます。  事業類型は、その他型でございます。  「Ⅰ.事業概要」についてご説明を申し上げます。  事業の目的ですが、魅力と豊かさを感じられるまちづくりや景観づくりを市民、事業者と協働で推進し、住みたい・住み続けたいまちを目指し、訪れたい・働きたいと思わせる町田駅周辺の魅力づくりに取り組み、市街地整備事業により、公共施設整備及び宅地の利用増進を図り、健全な市街地の計画的な整備を推進することでございます。  「Ⅱ.2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてご説明を申し上げます。  町田駅周辺や鶴川駅周辺などのまちづくりが、さらに実現に向けた具体的な方策の検討をすることにより、人件及び物件の増加が想定されるため、効率的、効果的に事業を推進していくことが財務上の課題となります。  「Ⅲ.事業の成果」についてご説明を申し上げます。  地元関係者、学識経験者、事業者などによる中心市街地整備計画策定検討委員会を設置し、整備計画の策定に向けた検討に着手しました。  また、町田駅に求められる交通ターミナル機能について調査、概略検討を行いました。  また、鶴川駅南口街づくり検討会にて道路計画の基本的な考え方を取りまとめ、検討会を東西ごとに分けて土地利用検討を始めるとともに、川崎市と道路接続協議を進めました。  「Ⅳ.財務情報」についてご説明を申し上げます。  「①行政コスト計算書」をごらんください。  行政費用につきましては、野津田東土地区画整理事業への助成金交付が完了したことなどから、全体として6,010万3,000円の減少となっております。  また、行政収入については、中心市街地整備事業及び鶴川駅周辺街づくり事業に対する市町村総合交付金の補助を受けたことにより、都支出金が増加したことなどから、全体として4万9,000円増加しております。  「③貸借対照表」についてでございますが、忠生土地区画整理事業用地や小野路宿通り板塀の所管がえ等により、全体として420万6,000円減少しております。  「Ⅴ.財務構造分析」「Ⅵ.個別分析」「Ⅶ.総括」、「①成果および財務の分析」について、まとめてご説明を申し上げます。  行政費用の性質別割合は、人件、物件が全体の85.4%を占めております。  「②2014年度末の『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてでございますが、今後は、中心市街地整備事業や鶴川駅周辺街づくり事業において、まちづくりの実現に向けたさらに具体的な方策を検討していくに当たり、業務の進捗状況によって業務量の増加が想定されるため、効率的、効果的に事業を推進していくことが財務上の課題でございます。  以上が地区街づくり課、まちづくり推進の課別行政評価シートでございます。  次に、398ページをごらんください。  建物住宅対策課、住宅の課別行政評価シートについてご説明を申し上げます。  事業類型は、その他型でございます。  「Ⅰ.組織概要」についてご説明を申し上げます。  事業の目的ですが、誰もが安全・安心して暮らせる豊かで快適な居住環境を確保することでございます。  「Ⅱ.2013年度末の『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてご説明を申し上げます。  市営住宅に関する固定資産が多く、維持補修に係る経費が昨年より増加し、行政費用の30.7%を占めております。引き続き、計画的に維持補修することでライフサイクルコストの縮減を図るとともに、維持補修を平準化することが必要でございます。  「Ⅲ.事業の成果」についてご説明を申し上げます。  市営住宅使用料等については、滞納整理事務を強化したことで徴収率が99.7%と引き続き高い徴収率を維持しております。  また、住宅耐震化費用助成件数については、木造住宅の耐震化費用助成件数は減少しましたが、分譲マンション9棟の耐震改修工事に助成を行っております。  団地の再生に向けた取り組みとして、町田市団地再生基本方針をもとに、鶴川団地において地域検討会を設置し、団地再生に向けた課題の把握やアクションプランの検討を行いました。  また、空き家対策といたしまして、町内会・自治会向けにアンケート調査を実施するとともに、庁内に検討委員会を立ち上げ、検討を始めました。  「Ⅳ.財務情報」についてご説明を申し上げます。  「①行政コスト計算書」をごらんください。  行政費用については、物件が住宅の耐震化に係る委託件数が減少したことなどにより523万8,000円減少しましたが、補助等において分譲マンション9棟に対し耐震改修工事の助成を行い、1億2,266万4,000円増加したことにより、全体で1億1,231万2,000円の増加となっております。  「③貸借対照表」をごらんください。  未収金については、市営住宅使用料等の未収金が徴収率の向上により42万2,000円減少しております。  建物(事業用資産)については、金森、本町田、忠生の各市営住宅において、エレベーターの震災対策工事を実施したことなどにより1,584万7,000円増加しております。  「Ⅴ.財務構造分析」「Ⅵ.個別分析」「Ⅶ.総括」について、まとめてご説明を申し上げます。  行政費用の性質別割合は、維持補修が25.8%と減価償却が26.3%で、全体の約52%を占めております。  「総括」の「①成果及び財務の分析」についてでございますが、木造住宅における耐震化費用の助成件数については、2012年度は東日本大震災の影響で住宅耐震診断助成の申請件数が大幅に増加いたしましたが、2013年度に引き続き2014年度も減少しております。  「②2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてでございますが、市営住宅については、今後も維持補修の必要がございますので、維持補修の平準化に向けた計画を策定し、引き続き平準化を進めるとともに、資本的支出についても平準化を図っていくことが必要となります。  また、空き家対策といたしまして、庁内に検討委員会を立ち上げ、検討を始めました。今後は、空き家の管理や利活用に向けた取り組みが必要となります。  以上が建物住宅対策課、住宅の課別行政評価シートの内容でございます。  次に、406ページをごらんください。  公園緑地課、公園緑地、野津田公園事業の財務諸表についてご説明を申し上げます。  事業類型は、施設運営受益者負担型でございます。  「Ⅰ.事業概要」についてご説明を申し上げます。  事業の目的ですが、大規模なスポーツ大会やプロスポーツに対応する競技設備、観戦設備などを活用し、市民及び利用者に満足していただける公園を目指します。また、総合スポーツパークとしての価値を一層高めるため、町田市第二次野津田公園整備基本計画に基づき施設整備を進めてまいります。  「Ⅱ.2013年度末の『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてご説明を申し上げます。  町田市第二次野津田公園整備基本計画の推進において、国や都などの補助金を確保する必要がございます。  「Ⅲ.事業の成果」についてご説明を申し上げます。  町田市第二次野津田公園整備基本計画を策定し、拡張区域の測量を実施しました。2013年度と比較して、イベントの開催回数がふえたことにより利用者数が1万138人増加しました。  「Ⅳ.財務情報」についてご説明を申し上げます。
     「①行政コスト計算書」をごらんください。  行政費用につきましては、2013年度におおむねを占めていた陸上競技場売店改修工事、野津田公園複合遊具設置工事などが完了したことから、全体として3,298万3,000円の減少となっております。  また、2014年度からJリーグ試合の使用料を野津田公園事業に計上したことなどから、行政収入については106万1,000円増加しております。  「③単位あたりコスト分析」をごらんください。  年間利用者実績数が2013年度より約1万人増加したことから、有料施設年間利用者1人当たりのコストは約114円減少となりました。  「Ⅴ.財務構造分析」「Ⅵ.個別分析」「Ⅶ.総括」「①成果および財務の分析」について、まとめてご説明を申し上げます。  行政費用の性質別割合は、物件と維持補修が49.1%、減価償却が46.5%であり、全体の95.6%を占めています。Jリーグやラグビートップリーグの試合を初め、大規模大会及びその他開催されたイベントなどの効果もあり、利用者数及び利用料金収入が増加しましたが、それに伴い維持管理も増加しております。  「②2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」についてでございますが、引き続き関連部署と連携しながら、Jリーグやラグビートップリーグの試合を初め、大規模大会はもとより、町田市第二次野津田公園整備基本計画を推進し、誰もが楽しめるような野津田公園のさらなる魅力を発信いたします。  以上が公園緑地課、公園緑地、野津田公園事業の事業別行政評価シートでございます。  以上が一般会計の都市づくり部に係る決算及び課別・事業別行政評価シートの内容でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 担当者の説明は終わりました。  これより質疑を行います。 ◆吉田 委員 3件あります。  最初に、評価シートの396ページの建物耐震診断、これは大きな道路、都道なんかに面するところですかね。そのレベルか、それに準ずるところかと思いますが、どういう道路で、この耐震診断結果というものをどんなふうに取り扱っているかをお尋ねします。 ◎住宅課担当課長 こちらの耐震化というのは、いわゆる震災のときに建物が倒壊して道路を閉塞して、救済物資とかを運ぶ際に道路が閉塞してしまって運べないような、いわゆる特定緊急輸送道路というものを都のほうで指定しております。そこの道路に沿ったもので一定の基準で、旧耐震基準の建物で対象となるものが現在56件ございまして、そちらの建物に対して耐震化を進めるものです。 ◆吉田 委員 さっき言ったのは、今、道路の言い方をもう少しわかりやすく言ってくださいということが1つ。わかりやすくというのは、町田街道のことですかということと、いや、それ以外もあるんですよという話なのか、それを言ってもらいたいということ。  それから、調査結果の扱いなんですけれども、これは建物が改修、今、56カ所あると言われましたけれども、これについては改修というのは具体化しているわけですか。 ◎住宅課担当課長 対象の道路につきましては、市内の町田街道と鎌倉街道ということで、そちらを特定緊急輸送道路ということで指定しております。そちらの沿道に建築されているものという位置づけとなっております。  耐震化の状況ということでございますが、現在、先ほども申し上げましたとおり、対象の物件が56件ということになっております。2014年度末の成果としましては、まず診断をしていただくということで、診断をした後に改修等の必要があれば改修の設計、その後、改修の工事ということで進んでいくんですが、耐震の診断ができていない物件につきましては、2014年度末で56件中5件、まだ未診断ということで残っております。  その後、設計につきましては、設計済みということで29件ございます。残りの設計まで終わっているものが34件ございますので、残りの22件につきましてはもう診断済みという結果ということになっております。 ◆吉田 委員 建物ではなくて、今、土砂災害なんかが出ていて、そこの場所が危険箇所なんかに指定をされ始めた時代なんですけれども、耐震診断の結果、今、改修をしていこうというところとこれからのところ、まだ診断結果が出ていないところがありますが、診断結果が出て改修が必要となる場所については、それは建物の公表というのはあるんですか。先ほどの崖だか何かの危険箇所の表示とあわせて尋ねます。 ◎住宅課担当課長 危険崖というお話がありましたけれども、そちらについて改善ということは、住宅課のほうでは建物を対象としているということで、そちらの事業についてはこちらのほうでは現在行っておりません。  公表というお話をいただきましたが、やはり所有者、あと、マンションとかの場合は居住者の方がいらっしゃいますので、そういった方たちにご協力をいただかないと、診断、その後には設計、改修ということに進みませんので、東京都のほうでなかなか進まないところに対しては公表していくということで今実際に動いております。  2014年度につきましては、所有者とアポがとれないですとか、なかなか先が見えない物件に関しては公表しているものがございますけれども、町田市内の物件については、2014年度公表した物件はございません。 ◆吉田 委員 今、公表については、さっきの場所を聞きますと途中に学校があるエリアもありますし、それからそれに準ずるような通学路に実際上使われているところもあるでしょうから、私は昔、落下物調査というのをやったことがあるんですけれども、この分は建物自体ですけれども、看板なんかが落下する可能性があるのではないかということで、東京都と町田市と両方やったことがあって、それについての公表がどうなのかということをやったことがあるんです。  これは危ないから調査されるわけでしょうけれども、東京都が従っていかないところについて公表ということを考えているというふうに言っていいんでしょうけれども、東京都がそういうふうにやってしまえば、町田市も同じような方針を出すということでいいんですかね。 ◎住宅課担当課長 公表の方針についてですけれども、最終的な耐震改修工事まで費用が非常にかかるというもので、当然市としても助成金を出して啓発等も行いながら進めておるんですけれども、その中で個別にアドバイザーですとか、そういった派遣も行っておりまして、一番は所有者の方の費用、どれぐらいかかるかというところでなかなか進まない。  ただ、1年間に進めなければいけない、できるだけ早くやっていただきたいんですけれども、計画的に例えば来年度、居住者の方の合意を得るとか、そういった一定の方向が出ている物件に関しましては、こちらとしても引き続き協力をいただくんですけれども、会うことすらままならないとか、そういった物件の場合は、東京都の方と相談しながら、公表をしていかなければいけないところは十分承知しております。 ◆吉田 委員 そのことを言いましたのは、通学路なんかの場合に、通学路ではなくても人が通るんでしょうけれども、事故が起きたときに、誰の責任かという問題が起きると思うんですね。  当然、建て主、建物の持ち主は責任があるんでしょうけれども、行政の責任というのが、診断という話をして、それについて建物の持ち主と行政、緊急路の話はそれはそれで大事なんですけれども、人命ということから考えると、そのリスクというのを誰かが負わざるを得ないときに、行政責任が起きるんじゃないかなと。そのことをより意識するためにも、公表というのはあるんじゃないかなと思ってお尋ねしたわけですね。  これは先ほど落下物調査という話をしたときは、田中修一前の議長がまだ総務部長か何かのときだったんですけれども、もう20数年前の話なんですけれども、公表の、その当時必要なところ、番地とか何か、そのレベルのものかな、建物が誰のとかいうことではなしに、一定のエリアという必要性の話を新聞を通じて知ったんです。  今、これはもう少しエリアが限定されたところだと思うんですけれども、事故がもし起きたときということを想定しますので、東京都とよく話し合っていただいて、速やかに不都合な部分は直るように願っております。そういうお願いでこの分は終わります。  続きまして、408ページの小野路公園整備なんですけれども、野球グラウンドに使用されて非常に好評なんですけれども、駐車場整備というのはあそこはもう終わりなんでしょうかね。 ◎公園緑地課長 駐車場整備につきましては終了です。 ◆吉田 委員 実はことしの話なんですけれども、具体的な名前を言って差し支えないんでしょうけれども、桜美林の試合の日にとめられなかったんですね。普通の時間、相当前の時間に行ったつもりでも。野津田公園に行ってくれと言われたんですよ。当初からそういう方針なんでしょうかね。 ◎公園緑地課長 一定数は小野路の駐車場でさばけるんですが、人気のある桜美林ですとか、そういったところにつきましては、野津田公園まで徒歩10分程度ということも考えまして、そちらへ誘導ということを考えておりました。 ◆吉田 委員 徒歩10分ですかね。実際の歩行時間として。私は幸いその日、知り合いのところに何とか頼み込んでとめてもらって、それほど時間を要しないで、10分はかからないところに幸い見つけたんですけれども、これから先も、今、計画終了という話なので、一定数、だんだん人気が出れは出るほど――使い勝手の問題とかいろいろあって、まだまだ人気が出るというほどではないと思うんですね。  ところが、何年か経年してくると、ほかの町の人もわかってくる。行きたいなと思ってくる。電車の便が悪いので、バスにしても決して便がいいところとは言えませんので、どうしても車で、八王子市民球場と比べると随分違うのではないかな、あるいは一本杉球場と比べても場所的には見劣りがするんじゃないかなと思いますので、何かもう少し対策がないですかね。  駐車場をつくってくれといったって、もう整備は終わりましたと言われたから、駐車場をふやしてくれというのは言いにくいんでしょうけれども、何か代替的なものはないんでしょうかね。 ◎公園緑地課長 今、大型駐車場なんかでもスペースをとっておりますが、例えばバスの部分をおろした後に一時的に野津田公園に回送していただくですとか、早い段階というか、入り口のところでもう既に満車ということで、野津田公園の東の駐車場のほうが比較的近いということもありますので、そちらへ誘導できるように、関連するスポーツ振興課なども含めて調整をしてまいりたいと思っております。 ◆吉田 委員 せっかく地元で人気のある高校野球、そして私は、一番最初にありました軟式野球の大会などもこちらでやってもらって、最初は不評だった会社にもぜひ来てもらって、また頑張ってもらいたいなと思いますので、施設をつくるというのはもう難しいというのはわかりましたから、何か改善方法を検討していただくようにお願いします。この分は終わります。  3番目が――3番目で終わりですが、歳入歳出決算書の債権、478ページなんですけれども、忠生土地区画整理事業清算金というのがあります。忠生土地区画整理事業が終わって久しいと思うんですけれども、実際終了したという時点から何年ですかね。  あわせて、事業が終わったにもかかわらず清算金があって、財産処分が終了しない理由をあわせて2件、お願いします。 ◎地区街づくり課長 換地処分の公告については2012年2月17日に行われました。換地処分後、約3年7カ月という月日がたっております。  何でここまで続いているかというところなんですが、法令によってなんですが、分割の納付が可能ということで、それには最長10年という規定がございまして、分割納付される方は10年以内に分割納付をしていただくということで続いております。 ◆吉田 委員 そのルール自体を初めて聞いたものですから、では、10年分割ということについてはスムーズに進んでいるんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 完全にスムーズというまでにはいきませんが、何とか徴収は進んでおります。滞納するというか、延滞するような方は何名かはいらっしゃいますが、その都度努力して回収を行っている最中でございます。 ◆吉田 委員 開発されて非常にいい土地になっていますので、その方々にもご協力いただいて、書類から一刻も早くなくなって、きれいな町になったというふうにやっていただきたいと思います。 ◆谷沢 委員 公園駐車場の件でお尋ねをいたします。  評価シートでいきますと404ページ、ここの公園駐車場管理業務委託で、これは全体の公園だと思いますが、これは出るほうですけれども、1,840万円かかっていますね。公園の駐車場使用料が617万9,000円ということで、当然これが1,200万円強の赤字ということになっておりますけれども、これはどういうことでこうなっているのか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ◎公園緑地課長 まず、この1,800万円につきましては、公園駐車場の徴収とか改修が内訳で申しますと約1,740万円程度、それ以外に昨年度、料金改定とかそういったものの関係でレジ設定の変更が50万円程度、そのほかに保守点検が幾らかございまして1,840万円となっております。  実際の収入としましては、今、資料としましては2,600万円ほど料金収入としてはございます。支出としましては、決算参考資料の105ページに記載をしてございますが、料金の収入が今申し上げた2,600万円、支出が4,063万1,000円、最終的な収益の差額が1,461万2,873円ということで現在のところなっております。これは主に人件の部分が大きくなっておりまして、現在、支出が上回っているという状況になっております。 ◆谷沢 委員 この公園駐車場管理委託業務で料金徴収をするということで人手を置いたと。これがたしか2012年度だったと思うんですね。ここから始まって、この赤字で出てきているわけですね。  2013年度において一旦平日は無料にして、幾分赤字が減った。それで2014年度こういう決算が出たにもかかわらず、1,400万円強の赤字が出ているということは、その根本的な原因は公園駐車場を有料化して、要するに料金徴収の人を置いたということが根本的な原因になっているということだと確認したいと思うんですけれども、そうでしょうか。 ◎公園緑地課長 人件の側面もあるかと思いますが、昨年度の駐車場の利用台数が約27万3,000台あります。このうちの有料でご利用された方というのが11万7,000台程度、4割ちょっとという形になっております。我々として考えているのは、無料のお時間で出られているという方が思った以上にまだ多いというところも1つの原因だということで考えております。 ◆谷沢 委員 例えば、この評価シートで言いますと、410ページの薬師池公園の公園駐車場の件で管理委託料が1,190万円ですね。使用料が419万7,000円、600万円近い赤字が出ている。その下に書いてありますが、2013年10月から平日の駐車場を無料にした。つまり、それだけ徴収をする人の人件が減ったということになると思うんですけれども、これが573万2,000円あるわけですね。  だから、こういう具体的なことを考えると、明らかに公園駐車場を有料化にして、赤字でも人手を置いて料金を徴収していくという仕組み自身に問題があるというふうに私は思っているんですけれども、そうではないんですか。 ◎公園緑地課長 一定の受益者負担をいただくというところについては適正だということで考えております。ただ、やはり今、支出が上回っているという状況は事実としてございますので、こういった部分を少しずつ改善していく必要はまだあると思っております。 ◆谷沢 委員 今、受益者負担という話が出ましたけれども、不特定多数の方が来てここを利用するわけですね。特定多数の人が何らかの施設を利用して、その人が利益を得るということであれば、受益者負担の論理になるんですけれども、そうではなくて、この場合は不特定多数の人がそこに来るということですので、その論理は当てはまらないと思うんですね。  しかも、それが赤字になってしまっているということですから、これは何か改善をしていかないと、このままだと結局、公園に来た方のために税金がそこに投入されてしまう。極端に言えば、もしそれを休祭日、土曜日も含めて無料にすれば、若干交通整理の人手は要るにしても、こんな赤字なんか出る必要がないわけですよ。  だから、根本的に公園駐車場を有料化したこと自身が問題ではないかというふうに私は言っているんですけれども、その点はどうお考えですか。 ◎公園緑地課長 まず、受益の負担という部分では、公園にいらっしゃる方は歩いて来る方、自転車で来る方、バスで来る方、自動車で来る方、さまざまな方がいらっしゃいまして、その中で車で来る方に対して駐車場というものをつくって受益を払っている部分での受益者負担という意味でございます。  あと、バス代ですとか駐車場代、駐車場代が今90分まで無料ということもありまして、90分を超えて2時間までが50円という部分があります。ただ、この辺については、議会で承認を得て、その形をやっているところでありますので、行政の負担がどこまで許されるかという部分だと私どもは考えております。 ◆谷沢 委員 そうすると、今の行政の考え方は、このままでいいというふうに思っていらっしゃるんですか。具体的な形で改善策をお考えになっているんですか。 ◎公園緑地課長 このままでいいというところではないと思いますが、例えば収支の改善策として料金所の統合、例えば薬師池で言えば北の第1と第2が今隣同士で2カ所あるところを少し、工事は一時的な投資はかかりますが、そういったところで料金所を少し減らしていく。  また、日向山公園についても、第2駐車場の稼働が悪いところについては今後検討していくですとか、そういったことを踏まえて、あと、昨年につきましても大型車料金、中型車料金の導入など、一歩ずつ改善をしていきたいと考えております。 ◆おく 委員 評価シートの394ページ、地区街づくり等の推進に関することの1つとして、成果の説明のところに、鶴川駅南口街づくりはずっと今検討会を進めていただいてはいるんですが、このフレーズの最後のところに「川崎市と道路接続協議を進めました」という文言がございます。この辺のことについてちょっと説明いただきたいと思います。 ◎地区街づくり課長 川崎市との協議というところなんですが、今現在も継続中ではあるんですが、南側のアクセス道路について、今のところ、河川がある関係で接続が少ないところで、駅広等を考えたときにアクセス路が必要だ、また、バスを導入するに当たっても、それなりのアクセス路が必要ということで、今、川崎市と協議を進めている真っ最中というところです。 ◆おく 委員 協議を進めている最中の内容というのは公表できる内容ですか、それともまだ公表できない内容ですか。 ◎地区街づくり課長 まだ公表できるまでの内容には至っておりません。 ◆おく 委員 従前からあそこは都市計画道路の網がかかっていたりとか、いろいろして動きがとまって、一般質問のときにも部長レベルから副市長レベルにというふうな話もございました。なので、もう少しご回答いただけるものかと思って質疑をさせていただいたわけでございます。  今回、町田市が南口の一部を土地の取得をされて、そこを混雑の車の搬入路として計画を立てていらっしゃるということも伺ってはいますけれども、それにも絡んでくる内容ということで、今のご答弁のようにまだ公表できないという認識でよろしいでしょうか。 ◎地区街づくり課長 はい、そのとおりでございます。 ◆おく 委員 了解いたしました。これはこれでもうおしまいにしちゃいます。  次に、評価シートの404ページ、公園緑地課のことで伺いたいと思います。「行政コスト計算書の特徴的事項」の一番下のところ「2013年度の多くを占めていた三輪子の神橋公園整備工事」、これについて「工事が完了したことにより減少」ということが書いてございます。これについての概要を説明いただきたいと思います。 ◎公園緑地課長 三輪の子の神につきましては、2013年度の工事の中で、ちょっと金額は定かではないんですが、約4,000万円使っていた。それが終わって、2014年度につきましては、街区公園とか、このような手の大きな公園の工事がなかった、それで減少したという表現でございます。 ◆おく 委員 この件でちょっと深掘りをさせていただくと、私が記憶間違えであれば指摘していただきたいんですが、このつくった公園、住宅に囲まれている公園ということで、前は栗林だったのか、雑木林だったのか、そこが住宅地に囲まれているということで、処分の対象として何が一番使い勝手がいいものかということで公園になったという背景があるかと思います。  そして、公園というのは、入り口があって出口があるというような認識なんですけれども、ここはたしか出口が、避難通路をつくるというふうな話を承っていたんだけれども、できていないように思うんですよ。  僕が非常に気にしているのは、これは公園緑地としてのまちづくりなので、いざというときの避難する対象の公園と子どもたちが遊んでいたとき、また親御さんといたときの通路というのは、いかんせん何かこれからやっていくんだよということであれば、それはそれでいいんですが、その辺の認識の違いがあれば教えていただきたいと思って質疑しました。 ◎公園緑地課長 私も子の神橋公園に2回ほど行ったことがございます。出入り口は1カ所ということで認識しております。  もう1カ所というところまでは、もう工事完了ということで、あそこは入っていくところも少し狭い道を、4メートル程度の道を入っていくという形になりますが、現状のところは、その1カ所の出口で出入りという状態でございます。 ◆おく 委員 完了していますから、よしとしたんだというふうに判断するんですけれども、意外と公園として住宅地に全く背中合わせのところでもあるし、公園の敷地面積が広いので、近隣迷惑にはなりにくいのかなとは思いますけれども、記憶の中で物を申し上げて大変恐縮だったんですが、当初の避難通路ということについては住民の方々の中にも非常に意識がございましたので、確認させていただきました。これは以上で結構です。  最後になります。評価シートの398ページの木造住宅耐震化費用助成件数のことで承りたいと思います。「事業の成果」のところに、2012年度、2013年度、2014年度と右肩上がりで助成件数がふえてはきているわけなんですが、その成果指標の定義のところに、精密耐震診断、耐震改修設計、耐震改修工事または耐震シェルターの助成件数という項目が定義としてありますが、この辺の件数というのは、例えば今年度であれば、1,238件というのはどういう振り分けになっているか、教えていただいてよろしいですか。 ◎住宅課担当課長 ここの木造耐震化費用の実績、助成件数ということで、こちらの中は、定義に書かせていただいたとおり、精密耐震診断、その後の耐震改修の設計、工事、シェルター等の合計数ということになっております。その内訳としましては――済みません、ちょっとお時間をいただいてよろしいですか。 ◎公園緑地課長 先ほどおく委員からご質疑がございました子の神橋の出入り口の件なんですが、先ほど1カ所と申し上げました2カ所あるということで確認ができましたので、訂正させていただきます。 ◆おく 委員 済みません、では、私の不徳のいたすところで確認をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○委員長 休憩いたします。              午後2時33分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時34分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆おく 委員 それでは、評価シートの392ページ、質疑する予定ではなかったんですが、時間ができてしまったのでさせていただきます。  交通事業推進課のバス路線のことで確認をさせていただきたいと思います。ここに「事業の成果」で地域コミュニティバス等の運行路線数ということで、実績3、3、3と年度ごとに加わっております。今年度は2018年度を目標に達成助成金は6件だということが書いてございます。この辺の詳細を教えていただけますでしょうか。 ◎交通事業推進課長 こちらの目標(達成時期)6件のことでよろしいですか。 ◆おく 委員 はい。 ◎交通事業推進課長 こちらの6件につきましては、金森地区、もともと「かわせみ号」の町田ルートということで1度廃止した路線なんですけれども、こちらの路線の1件と相原地区が1件、それとつくし野地区の1件となります。 ◆おく 委員 これはコミュニティバス、今、「玉ちゃんバス」だとかが走っている、あの系統のバスということでよろしいんですか。 ◎交通事業推進課長 今、地元の方とお話をしている最中でして、道路の幅員などによりコミュニティバスになるかどうかはまだ決まっていないんですけれども、そういう状況でございます。 ◆おく 委員 かしこまりました。地元からのコミュニティバスを運行させていただきたいという意思に基づいて協議会を立ち上げてからのスタートという認識でいるんですが、今現在、どのくらい地域によって協議会を立ち上げて担当部署のほうに来ているか、この件数は何件ぐらいございますか。 ◎交通事業推進課長 今、件数も先ほど申しました3件が新しい路線として協議をしているところでございます。
     済みません、先ほど3件と申したんですけれども、あと玉川学園の南ルート、こちらがもう1件ございますので、こちらも1件、この6件の中に含まれております。 ◆おく 委員 玉川学園の南ルートの件で伺っていいですか。道路の幅員等々で、たしか幅員だったかな、コミュニティバスが通りにくい、この辺の諸問題はもうクリアしたという認識でよろしいんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 もう道路の状況はクリアしております。 ◆おく 委員 そうすると、今、金森、また相原、つくし野、さらには玉川学園の南ルート、ここで一番早く着手できるのはどのルートになりましょうか。 ◎交通事業推進課長 一番早く新しいルートとなるのは玉川学園の南ルートになります。こちらはもう既に工事も完了しておりまして、運行に向けて、もう少しで運行するような状況になっております。 ◆おく 委員 今ご答弁いただきながら、もう一声いついつからやると言っていただくとわかりやすいんですが、そこのところが出てこないので、質疑させていただくといつごろから、そこまで煮詰まっていればもう見えてくると思うんですが、まだ公表できないでしょうか。 ○委員長 決算のみの――済みません、予算ですので。 ◆おく 委員 失礼しました。そうです。時間があり過ぎると余計なことを言ってしまいますね。  質疑させていただきます。その前の390ページの公共施設巡回ルートというのが、実は利用料金の収入が右肩、ちょっとでこぼこですけれども、収入が減ってきているんですけれども、市民バス運行事業として収入が減ったことに対するお考えというか、市民を乗せる巡回バスですから、多少なりとも持ち出しはありかとは思いますけれども、この辺のお考えを伺えればと思います。 ◎住宅課担当課長 済みません。先ほどの木造の耐震化ということで、こちらには実績を載せてございます。2014年度の内訳としましては、精密耐震診断が25件、耐震改修設計が14件、耐震改修工事が21件、耐震シェルターが3件ということで合計63件ということになっております。 ◆おく 委員 この助成金というものが当然あると思いますが、町田市がこの事業に対して後押しをしているのは補助金だけですか。例えば業者紹介とか、そういうことはここにリンクされているところというのはあるんでしょうか。各診断だとか設計だとか工事だとか、それぞれのところにひもつきとなっているかどうか、確認したいと思います。 ◎住宅課担当課長 今のご質疑の業者というところなんですけれども、まず、流れとしましては、この前に無料の簡易診断というものをやってございまして、そちらは町田市内にNPO法人顧問建築家機構という建築士のNPO法人がございますので、こちらに委託をかけて、まず簡易診断ということで、こちらは無料で行っております。  その次に、より正確な精密な診断をしてほしいという場合は、診断を受けた方にアドバイザーの派遣をこちらで行いまして、精密診断につきましては、町田市で登録制をしいていまして、建築士等に登録していただいて、そこの方の中からアドバイザーの意見等を聞きながら、診断士と契約していただいて診断を行うということになってございます。  その後、住宅を改修したいとか、その後に進む場合は、設計と最終的に工事ということになるんですけれども、こちらは特に業者の一覧とかをお渡ししたりはしてございません。例えばお知り合いの方でそういった業者がいたり、あとはアドバイザーといろいろ調整を行いながら、当然金額がかかるものなので、幾つか見積もりをとったりとか、そういったアドバイザーの意見を聞きながら、設計と工事の業者はご本人様に決めていただくという流れになっております。 ◆おく 委員 こういう事業を多年度にわたってされているわけですけれども、この数字というのは事業として評価できる数字なのかどうか。今おっしゃっていただいた25件、14件、21件、3件、合わせて63件ということですが、その辺、担当課としてどのような評価をしているか、教えてもらえますか。 ◎住宅課担当課長 ここの成果の説明に書かせていただきましたが、あと評価シートの右側のところにグラフを書かせていただいてございます。ここに5年間の精密診断、改修設計、改修工事ということで件数の流れがわかるような形でお示しをさせていただいています。  昨年度の年間の件数に比べますと、2013年度が合計で156件ございました。2014年度が63件でございましたので、また、その前の2012年度から比べましても各申請は右肩下がりということになってございます。  一時期、2012年度には件数がかなり大きくなったんですが、これの要因としましては、東日本大震災がございましたので、それ以降、やはり震災に対しての皆様の関心が強かったので、その後は一時期申請が上がったんですが、その後、じり貧状態というか、ちょっと件数が伸び悩んでいるというか、今は下がってございます。  住宅課としては、旧耐震基準で建てられた方には、長く安全で暮らしていただきたいという課の使命もございますので、年に7回から8回、年によって若干回数が違うんですが、耐震相談会というものを各地域、あと本庁舎で行っておりますので、その際に相談会の会場の周辺の町内会・自治会様宛てに相談会のチラシ等の回覧を配付させていただきまして、少しでも多くの方に、こういった対策をしていただきたいということで周知を今しているところでございます。 ◆おく 委員 よくわかりました。私も、個別分析のところに右肩下がりの矢印を書いていたんですけれども、余りにも下がってきているなということと、今、担当課長からもご説明いただきましたけれども、市民の方は費用面という問題も当然あると思います。費用面は助成という形で多少なりとも補ってもらうわけですが、あと業者に対する安心感というのか、こういうものを私たちも聞くことが多々ございます。  伸ばす方法としては、私も東京都のものを調べて、あと横浜市もそうですけれども、見させてもらったら、東京都というのは、町田市も含めて、そういうしかるべき業者、自分の評価というか、東京都の基準を超えられる、こういうものをつくりますといったときに、その基準を超えられる何点かにわたってクリアした業者が一覧表で出ているというわけですよ。その基準がまず最初の1年から3年ぐらいあって、その後、どうするかというと、そこで再申請しないと、今度は一覧表で、わずか数ミリのところにだあっと羅列されてくるという仕組みに東京都は実はなっているというのを聞いたんですね。  あれは23区から多摩26市、全ての業者の方々がそこに載っているのではなくて、クリアした業者だけが載っているということで聞いたものですから、僕はさっき課長がおっしゃったように、紹介という面であれば、あれは東京都自体が市町村にもアピールをし、また、この助成にかかわる金額についても東京都の仮に補助金等が入っているんだったらば、その辺の活用をもっとフルにしたほうが右肩下がりを右肩上がりにする方法としてあるのではないか。それがこの事業の展開をこれからまだ先にしていったりとか、また町田市のこの件数、住宅の数からいったら、この数字は絶対物足りないとみんな思っていると思うんですよ。  ですから、ちょっと仕掛けをやってはどうかなということをご提言させていただいて、この話を終わりにしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは引き続きまして、先ほどの件ができているみたいなので、伺いたいと思います。 ○委員長 ご答弁の用意はできましたでしょうか。 ◎交通事業推進課長 それではまず、市民バスの利用料金が2013年度と比較して減少したことに関しましてお答えいたします。  2015年1月13日にダイヤ改正を行いまして、町田市役所南口側にバス停を新設いたしました。このため、路線延長が延びまして、それに伴いまして便数が13便あったのを12便に減らしました。その結果、2015年1月13日から3月の利用者が減りまして、それで2014年度全体の利用者数が減少したことにより利用料金も減ることになりました。 ◆おく 委員 了解いたしました。これからますます町田市の交通不便地域に対する対策も練っていかれるのが交通事業推進課だと思いますので、ぜひその辺も踏まえながらよくご検討いただきたいと思って、以上で終了いたします。ありがとうございました。 ◎交通事業推進課長 済みません、先ほど答弁しました件で1点訂正がございます。  協議会の数なんですけれども、私、3つとお答えしたんですが、5つでございます。申しますと、高ヶ坂・成瀬、本町田、相原、あと金森、つくし野になります。 ◆松葉 委員 私から1点だけお伺いしたいと思います。  評価シートの386ページで住所整理に関することについてお伺いをしたいと思います。2014年度は、今ありましたけれども、高ヶ坂・成瀬地区の住所整理事業を行ったということで、今後、2年に1地区の実施をされていく。2年かけて作業を行い、1地区を実施していくとあるんですけれども、まだ50%強しか実施されていないということで、まだまだこれからいろいろなことがあると思うんです。  この2014年度の高ヶ坂・成瀬地区の例で構いませんので、2年間かけてというところで、どういう流れでこれを行ってきたのか。例えば、さかのぼって何年前に住民説明会を行ってとか、ご要望を聞いてとか、さまざまあると思うんですけれども、その手順といいますか、流れを教えていただけたらと思います。 ◎土地利用調整課長 今、住居表示の事業の流れというお話ですけれども、まず最初に、我々は地域の住民の皆さんの考え方というんですか、どういう町の区割り、どういう町名がいいんだろうかというようなことを収集するというのが、ご議論いただく場として、市民懇談会というのを設けて議論していただくような形で今やってございます。  それは関係する町内会もしくは周辺の町内会関係の方も含めまして、そういう会を設定させていただいて、そこの代表の方に出ていただいて、ご議論いただいて、その結果、こういう区割り、こういう町名がよろしいだろうということで市長宛てにご報告をいただく。  その内容を、我々市の案として採用できるということであれば採用させていただきたいという方向で、その次には住居表示整備審議会という条例に基づく審議会を開催させていただいて、その内容について、内容に問題がないかということをご審議いただく場を設けてございます。大体このあたりでもう既に半年以上かかるような感じになります。  その後、まず、案の公示というのをいたします。要は、こういう形で区割りをして、こういう町名に市としてはしたいですというようなことを公示させていただくということです。  その公示が終わりまして、その次の段階になりますと、議会のほうでご承認をいただくというようなことで、今やっている小川、鶴間地域なんかについても、議会に諮らせていただいているという感じで、この辺ぐらいまででほぼもう1年ということになります。  これで前の例でいくと、議決いただいて最終的な案としてまとまれば、今度は告示という行為になります。こういう形になりますということを公表して、それとともに、そのあたりから今度は現地調査というんですか、これは職員が行くわけではないんですけれども、委託をした中で現地調査で建物を1戸1戸、建物がどういうふうに建っていて、どこに出入り口があるんだろうというようなことを調べていって、それによって地番というんですか、何丁目何番何号というような割り振りを決めていく。例えば今回の高ヶ坂・成瀬地区ですと、1万2,000世帯とかという非常に大きな量がありますので、そういうものをつぶさにやっていく。  そういう調査が終わって、何丁目何番地何号というのが決まったら、済みません、話が前後しましたけれども、そこで告示をさせていただく。その告示の内容を、要は今度は全戸の方に、あなたは今度こういうような住居表示になりますよということを通知する、そういう資料をお配りする。  最終的には実施の前に説明会というんですか、最終的に皆さん、こういう住所に変わるので、ついてはこういうような手続が実際皆さんにご負担をかけることになります、大変ご苦労をかけます、ご面倒をかけますがというような向きの説明会、これも前回の高ヶ坂・成瀬の例ですと、約20回開催してございます。対象が多いので、いろんな場所で、いろんな小学校で転々と毎週末ごとにやるというようなスタイルで、これで約2年のスパンでやっているというのが今までのやり方でございます。 ◆松葉 委員 よくわかりました。  そうすると、すごく手間もかかりますし、その仕事量というのも多いんですけれども、案の公示まで約半年から1年ぐらいまでの間にいろいろな住民の方の意見等を伺うという認識でよろしいのでしょうか。 ◎土地利用調整課長 基本的な市の案をつくる段階というのは、先ほど言いました市民懇談会、住居表示整備審議会のところでございます。  ただ、住居表示の事業は法律に従ってやっておりまして、1度公示をした段階で、要はもしそういうものではない、違う町名にしてほしいというご意見があれば変更の請求を出せる。だから、そういうところでも住民の方はご意見を言えるという仕組みの事業でございます。 ◆松葉 委員 よくわかりました。さまざま要望等もあると思いますので、丁寧に市民の声を聞いて、まだ50%強ということなので、今後も多分2年ごとにということでまだまだあると思うんですが、2年に1地区の実施ということで、今後決まっている計画だけでもわかれば教えていただいてもよろしいですか。 ◎土地利用調整課長 ここのところで2年で本当に事業ができるかどうかというのは今後またいろいろ検討の余地があるとは思いますが、実は今、予定ですけれども、来年度、小川、鶴間という地区を今予定していろいろ検討を進めているところでございますが、その次が金井地区、そこのところまでが……。 ○委員長 答弁者に申し上げます。決算ですので、決算のみの答えで。 ◎土地利用調整課長 失礼いたしました。そこら辺までということでございます。 ◆松葉 委員 失礼しました。わかりました。  では、丁寧に市民の声を聞いていただいて、進めていただきたいと思います。 ○委員長 休憩いたします。              午後2時58分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時28分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎住宅課担当課長 済みません、先ほど吉田委員の特定緊急輸送道路の実績ということで、申しわけございません、修正を1件お願いします。  2014年度の実績としましては、診断が7件、設計が3件、工事等の除却が1件ということになりますので、結果的には2014年度末の状況としては、56件中、未診断の物件がまだ12件残っているという状況です。結果的に耐震化されたものが22件ということになりますので、56件から耐震化された22件を差し引いた34件が未耐震というような状況でございます。 ◆市川 委員 では、質疑をさせていただきます。  行政評価シートの384ページでございます。「事業の成果」といたしまして、1つ目のダイヤ印のところで、一番最後「新駅を中心としたまちづくりの方向性を整理しました」とあります。まず、これはどのように整理をされたのか、教えてください。 ◎都市政策課長 小山田のまちづくりの方向性というところだと思います。これまでの現況ですとか人口推計、人口動態ですとか立地のポテンシャル、需要予測等開発の可能性を評価しまして、まちづくりをどのようにしていくか、開発のフレームパターンの分析を実施しております。  今後、これらの成果をもとに、具体的に今年度構想を策定するという状況ですので、まちづくりの方向性の整理というところでは、現況の分析、あとはこれからの成果を調べていた結果でございます。 ◆市川 委員 そうすると、当然駅ができることによって、今のままの地目ではだめだろうから、それもあわせて変更していこうだとか、先ほど開発のフレームという話がありましたので、どの規模まで駅を中心とした駅周辺のまちづくりをするかというところも踏まえて、来年度に昨年度の予算を使った検討がなされたと理解してよろしいでしょうか。 ◎都市政策課長 ですので、開発のフレーム、地目等はまだこれからの話ですけれども、どれくらいの規模、ここにどれだけの人口が張りつく要素があるのか、商業ですとか産業ですとか、ここにどういった需要があるのか、近隣の駅などの住宅販売戸数といったところを調査させていただいて、新しい駅では、どれぐらいの規模の町ができるかというところを検討させていただいたということです。 ◆市川 委員 わかりました。  そうすると、以前、交通事業推進課でなされた「町田市便利なバス計画」というのがあったと思うんですけれども、それに関しては、新駅に関した前提をした調査ではなくて、現状のままの調査だったのかどうか、そこら辺を教えてください。「町田市便利なバス計画」をつくったときの状況ですね。 ◎交通事業推進課長 「町田市便利なバス計画」の中では、新駅におかれましても想定した形で考えてはおります。 ◆市川 委員 そうすると、駅の方向性だとか「町田市便利なバス計画」においても、また今年度、事業について課長からお話しいただきましたけれども、検討していく項目ができているようなので、調べさせていただいて、また来年の決算を楽しみに見ていきたいと思います。それ以上は多分出てこないと思いますので、以上にしたいと思います。  これに関してなんですけれども、388ページにおいて事業評価シートのところで、これも「事業の成果」というところで、相模原市と町田市で覚書をしたというところがありまして、その次の2段先に「感度分析ケースを追加した需要予測等の検討を行いました」と書いてあるんですけれども、このところが今言われた人口の動態だとか開発のフレームだとか、分析、規模というところで理解してよろしいのでしょうか。もし違うのであれば、ご回答をお願いします。 ◎交通事業推進課長 こちらの「感度分析のケースを追加した需要予測等の検討」ということなんですけれども、こちらにつきましては、小田急多摩線の話なんですが、開発人口とかバス路線網などもいろいろと変更した際の感度分析ケースについて需要予測などを出しておりますので、そういった意味で新駅については考えております。 ◆市川 委員 課長から最初に変更した場合という話が出たと思うんですけれども、変更というのは何を変更した場合の話ですか。私が今お話をさせていただいのは、新駅のまちづくりの方向性を先ほど神蔵課長からお話しいただいて、それと388ページの需要予測の内容の検討は同じなんですかという話を聞いただけなので、もしそれが違うのであればご答弁くださいという内容だったんです。  多摩線延伸の関係、また新駅については、神蔵課長と岩岡課長のところは同じところを管轄していると思いますので、その確認だけの質疑をさせていただいたんです。 ◎都市政策課長 小田急多摩線の延伸につきましては、現況のままの形の中で考えている内容ですので、ここでの需要予測というのは、先ほど言った駅のまちづくりの周辺の今後これだけ大きくなりますよ、人口がふえますよというのとはちょっと違うレベル、今の小田急多摩線については現況のままの中での需要予測、新たな人口がふえて、これだけ町ができたからということではなくて、今現在の住んでいる人たち、その周辺の人たちの状況の中で、現況のままの中での需要予測という形になっております。 ◆市川 委員 そうすると、現況のままの需要予測と駅ができた場合と2つつくることによって、市としてはどういうメリットがあって今年度に反映されたのか、そこを教えていただいてもいいですか。 ◎都市づくり部長 小田急多摩線のほうが若干前からやっているわけですけれども、駅ができて町の開発をどの程度やるかというのは想定していないということで、今後、それが小山田のまちづくりでどの程度の規模のまちづくりをやるということが決まってきたときには、それの修正をかけていくということになってこようかと思います。 ◆市川 委員 そうすると、当然同じ地域でやっていることですので、将来的には2つがくっついて1つのものになるというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ◎都市政策課長 当然つくるものは1つですので、それは整合性を今後とっていきます。 ◆市川 委員 わかりました。ありがとうございました。  同じく389ページに、先ほどから「まちっこ」の関係もあったんですけれども、「④貸借対照表特徴的な事項」の主な増減理由というところで、「町田市民バス『まちっこ』で使用する車両の減価償却の終了による減少」というところで、価値がゼロになったということを言っているんですね。  ただし、まだあれは使えると思いますので、これは単純に確認なんですけれども、ゼロになったからすぐ買いかえというわけではなくて、それからどの程度乗れるかということは検討しているんですか。ゼロになったから、いきなり買いかえるなんていうことはないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎交通事業推進課長 今、買いかえの検討もしております。バスにつきましては、CNGのガス車の場合には11年ぐらいを想定しておりまして、ディーゼル車におきましては13年ぐらいを想定して検討しております。 ◆市川 委員 そうすると、減価償却がゼロということだと、今のバスがどういう仕様だかわかりかねますが、去年の段階で11年ないし13年がたったと確認してよろしいでしょうか。 ◎交通事業推進課長 減価償却の年数と実際の買いかえ時期の年数は一緒になりませんので、一概にその年数、減価償却が終わったからすぐ使えなくなるというわけではございません。 ◆市川 委員 当然、市民の方、お客様を乗せて民間事業者の方が運行しているバスであって、ふだん我々が乗るような車とは全然メンテナンスの基準が違うと思いますので、それは幾ら減価償却がゼロになったからとはいえ、すぐ買わずに、当然今管理していただいている民間会社とよく連携をとっていただいて、その時期はまた見定めていただければと思いまして、これは確認の質疑でございました。  次に、398ページ、住宅の関係なんですけれども、私、ちょっとうっかりしていまして、今まで町田市には市営住宅しかないと思ったんですけれども、これを見ると市民住宅もあると書いています。私の今までの勉強不足で、市民住宅というものを改めて教えていただきたく、質疑をさせていただきました。 ◎住宅課担当課長 市営住宅というのは、こちらに記載されていますとおり514戸ということで、6カ所市営住宅がございます。その中で金森市営住宅と忠生市営住宅の中に、それぞれ2戸と3戸、合計5戸の市民住宅というものがございます。こちらの市民住宅に関しましては、市営住宅に入居する収入要件よりももう少し上限が高くなるというような住宅を配置というか、整備しております。  市民住宅に関しましては、担当は事業内容が高齢者福祉課のほうですが、LSAといいまして、ライフ・サポート・アドバイザーということで、金森と忠生の市営住宅の中にシルバーピア住宅といいまして、高齢者向けの住宅で緊急通報がついている住宅がございます。そちらの住宅にお住まいの方が何か不測のときとか、何かあったときに緊急通報を押していただくと、LSAの方の住宅に通報が入って、そちらの方と通話なり、何か不測の事態が起きれば入る、そういったものが5戸ございます。 ◆市川 委員 ここには2団地5戸と書いてあるんですけれども、その2団地はどこにあるんですか。 ◎住宅課担当課長 忠生市営住宅と金森市営住宅です。 ◆市川 委員 そうすると、住宅課としては、市民住宅を管理しているだけで、運営は先ほどお話しいただいた高齢者福祉課にお願いしている。住宅課としては維持管理のみを行うという形ですね。 ◎住宅課担当課長 入居の基準ということでは、うちの住宅課がかかわっておりますけれども、業務内容等につきましては高齢者福祉課で募集なり直接、面接の際は私どもも立ち会うんですけれども、事業内容としては高齢者福祉課で担当しております。 ◆市川 委員 ありがとうございました。  次に、同じく398ページの「事業の成果」で3番目「鶴川団地において地域検討会を設置し、課題の把握や、アクションプランの検討を行いました」、これはたしか48のアクションプランというのがあったと思うんですけれども、それを実施いたしまして、市民の方とつくった48のプランが団地再生の基本というか、見本としている鶴川団地の再生に今年度どのように生かされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎住宅課担当課長 鶴川団地団地再生におきましては、3年間かけて鶴川団地の再生方針を策定しようということで、2013年度から始めている事業でございます。こちらに書かせていただきましたとおり、2013年度にワークショップ等を開きまして、居住者の方たちも自分たちでもできるアクションプランということで、まず48のアクションプランを出していただきました。  2014年度につきましては、その中で実際場所が必要なものですとか、担い手が必要なものですとか、当然予算的なものですとか、いろいろな要素がある中で、幾つか既存の食事会とか、各自治会とかでそれぞれ行っているものをもう少し横の連携を深めたりとか、夏には花火大会ですとか、夏にお祭りとかもやっていますので、もう少し周辺の自治会も含めて、今すぐできることを幾つかやってみようということで、実際に夏祭りのアンケートですとか、夏の合同ラジオ体操は企画したんですけれども、雨で流れてしまったんですが、花火大会とか、そういった幾つか自分たちでできるものをチャレンジしてみようということ。  48のアクションプランを将来的、中期、長期的にもやっていけるために、担い手の発掘が必要だということで、その発掘の対象も、やはり団地は高齢化していますので、世代交代といいますか、もう少し若い方なりが参加して、これからのまちづくりとか団地再生にかかわっていっていただけるような方が集まっていけるようなイベントを幾つか行いました。  それとともに、地域で子育て世帯の活動をしているグループがございましたので、そういったグループのヒアリング等を昨年度は行いました。 ◆市川 委員 地域は自分たちでつくっていこう、そのためにみんなで集まろうという話の中でいろんな提案が出てきて、実際に活動されたと思うんですけれども、実際に活動した中で、団地再生に向けて評価ではないですけれども、もう少しここをこうすればよかったねとか、そういう来年に向けて具体的な提案のようなものはありましたか。 ◎住宅課担当課長 いろいろなコミュニティーの再生といいますか、担い手というところで、団地に限らない問題ではありますけれども、声を上げていただく、もしくは検討会に入って検討していただいている方は住民が基本なんですけれども、やはり高齢化している部分もございます。  先ほど申し上げましたとおり、世代交代ということで、いかにそういったところをある程度自分たちで、地域の方がやれることと、例えばNPOですとか、ほかの民間の企業でもいいと思うんですけれども、鶴川団地団地センターというセンター街がございますので、そこにいろんな方や若い方が集まるようなサービスといったものも必要だということで、自分たち以外にほかの、当然鶴川団地は賃貸の部分がありますので、大家のURも協力ということが必要なので、それぞれの立場でもう少し深く検討というか、何が必要か、順序決めというものをことしの初めから行おうということで課題としてまとめ上げております。
    ◆市川 委員 団地再生というのは町田市も最初は言っていただいて、居住者と市と家主の3つの連携が必要なんだというところで立ち上げていただいたと思うんですけれども、始めて2年目、住民の議論を支えていこう、URとの話し合いをスムーズにさせるようにかけ橋になるというところの立ち位置で町田市はやっているのか、団地再生基本モデルなので、ここのモデルが失敗してしまったら、ほかの団地再生はないだろうという、モデルというのは大体そういう位置づけじゃないですか。そのために必ず成功させるために、誘導していく立場でこの協議会のようなものを進めていっているのか、市の立ち位置はどこら辺にあったのでしょうか。 ◎住宅課担当課長 その立ち位置ですけれども、今、委員がおっしゃられたように、市のできることと居住者の方ができること、また、それ以外に大家――団地の所有者というか、鶴川はURですけれども――ができること、今、具体的にこの3者という立場をお話ししましたけれども、その中で例えば居住者の方と町田市、町田市とUR、当然URと居住者の方、そういった2者で話し合う場も設けて行っておるところです。  例えば鶴川団地に関しましては、商店街がございますので、センター街区といいまして、商店街の方たちの活動というものも、やはり団地再生には必ず必要となってきております。その方たちとともに、具体的に言いますと、例えば町田市でどこまでお金を出すべきなのかとか、当然家主がいらっしゃいますので、団地が老朽化しているところもございますので、今の居住ニーズに合っていないところもあります。そういったところも、将来的な建てかえ等も見据えた中で現在検討しているところでございます。  具体的には、その中でもボックス住棟というちょっと小ぶりの団地があるんですけれども、それをURが一部子育て仕様にリノベーションをして、今までなかったエレベーターをつけたということもございますので、そうった事業者の事業を推し進める中でも、町田市として団地の活性化については力を入れていくというか、目を向けていくことを継続して市として発信していくことが必要と考えております。 ◆市川 委員 これは3年間の事業で、今年度2015年度が3年目でありますので、モデル事業ですから、ぜひ町田市の団地のモデルになれるように町田市として率先して取り組んでいって、よい結果が出るような報告を待っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、400ページのⅣの「財務情報」の「②行政コスト計算書の特徴的事項」の使用料及手数料で下段「市営住宅入居者のうち、収入超過者が増加したことなどにより、431万9,000円の増加」があったという話がありました。そもそも市営住宅の入居者の所得制限がたしかあったと思うんですけれども、例えばそれを超えた場合どうなのかとか、そういうのはあるのかないのか、教えていただきたいと思います。 ◎住宅課担当課長 こちらに記載させていただきました収入超過者、市営住宅に入るには入居の制限が幾つかございまして、その中で一番中心というか、主なものに所得制限というものがございます。1つの住戸に入る世帯の人数にもよるんですけれども、基本的に1人の場合は月額で15万8,000円というのが1つの基準となっております。それ以外に特別区分として、例えば障がいをお持ちですとか、高齢者の方ですとか、そういった方たちは21万4,000円という基準がございます。  毎年、使用料というのは、その世帯に住んでいる方、所得がある方の収入を全て出していただいて、収入に基づいて使用料を決定いたしますので、その決定する際に一定基準を超えた場合が収入超過者という扱いになります。  公営住宅につきましては、その目的が低所得者の方たちが長く住めるような住宅を整備という第一の目的がございますので、収入を超えてしまった方に対しては、基本こちらからは収入超過者だということでまずお知らせするようになります。基本的に何年か超えてしまった場合には、明け渡しの努力義務ということを申し伝えて、所得を超えないような方たちに住んでいただくというような仕組みになっております。 ◆市川 委員 私、市営住宅に入居されている方が収入超過になったということは、住まれている方がしっかりと働いていただいて収入を確保されたということはとてもすばらしいことだと思うんです。  そうであれば、それに見合ったところに――見合ったという言い方はおかしいんだけれども、それであれば、逆にそれをご自身で認識されて、また新たに住んでもらうということのほうが市としては大変重要だと思います。高齢者の方、障がい者の方、入りたくても市営住宅に入れないという方がいらっしゃいますので、ぜひそこは町田市として、そういう方に、それは当然公共の福祉を最優先にやらなければいけないところもあると思いますので、それはしっかりと守っていただいて、市営住宅の基本的な考え方をお伝えいただいて、正しい運営を進めていただきたいと思いますので、これは意見とさせていただきたいと思います。  次に、あと1点だけ、小野路公園の関係です。408ページ、「事業の成果」のところで、2013年度の会議室の利用者が8,007人でしたが、2014年度には4万3,813人に増加しましたと、これはえらい増加しているんですけれども、この原因は何なんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 これは、いわゆる管理棟の中に会議室があるんですが、施設自体をリニューアルいたしましたので、それによりまして利用がふえたものでございます。非常に大きな伸びでございます。 ◆市川 委員 どういうような活用のされ方をしていたのか、ただみんなが集まって会議をしているだけじゃないと思うんですけれども、何かほかにありますか。 ◎公園管理担当課長 もちろん、会議というか、町内会の方とかのご利用があります。あとはサークルのご利用です。例えば多いのは、ダンスサークルなどもご利用いただいているようですし、あとは、いわゆる地域クラブスポーツ事業の中でのスポーツチームのご利用とか、そういうところで非常に多かったのだろうと思っています。 ◆市川 委員 ちなみに、利用者はすごくふえたんですけれども、人数は書いてあるんですけれども、施設自体の利用率というところは出ているでしょうか。もし出ていなければ、出ていないでいいです。もし出ていないのであれば、会議室の利用率というものを明確に担当で把握していただいて、あいているところは、どうやって活用して埋めていって、収入をふやしていくのかという議論をしなければいけないと思うんですね。  今回、この決算をやる中で、近くの市民プールで指定管理者が自主事業を行って、あいているところをどんどん入れて、ヨガだとか、エアロビクスをやったというのがこの事業シートにも書いてありますので、ぜひそこは部をまたがって、どういう事業をやって集客がふえたのかというところを参考にしながら、利用率を上げていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎公園管理担当課長 この場では数字がすぐに出てきませんので、後ほどもし出てくるようであればご報告申し上げたいと思います。 ◆市川 委員 そうしましたら、これは人数がかなりふえておりますので、会議室の利用状況はデータでやればすぐ出てくると思いますので、ここにもう1こまあいていますから、来年度そこに利用率が入るような形になればいいかなと思いますので、私はそれで終わります。 ◆木目田 委員 それでは、何点かお伺いさせていただきます。  まずは390ページ、「まちっこ」のことからお聞かせいただきたいんですけれども、「Ⅳ.財務情報」、「②行政コスト計算書の特徴的事項」の下の段のところ、補助等で町田市民バス運行事業補助金1,778万4,000円とありますが、これは恐らく「まちっこ」に補助として出したものだと思うんです。これは、いわゆる公共施設循環ルート、相原ルート、あとは新設バス停の費用が入っていると思うんですけれども、そのあたりの内訳はわかりますでしょうか。 ○委員長 休憩いたします。              午後4時 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時1分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆木目田 委員 では、バスは後ほどたっぷり聞かせていただきます。  394ページ、「Ⅲ.事業の成果」、居住地周辺の景観に対する好感度ということで、これはどういったアンケートを行われたのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎地区街づくり課長 好感度の調査内容ということですが、今、政策経営部の企画政策課実施の市民意識調査の中から抜粋をしているところです。都市基盤だとか環境分野についての設問ということで、住まい周辺の環境に対する好感度ということで、好感が持てるとか、やや好感が持てるという質問に対しての合計数字ということになっております。 ◆木目田 委員 では、これは市民アンケートの全体の中の1項目で、わざわざこれだけ抜き出してやっているわけではないということですか。 ◎地区街づくり課長 はい、そのとおりでございます。 ◆木目田 委員 景観に対する好感度を上げるというのは相当難易度が高い、開発をやらないと難しいと思うので、こういうアンケートを別でやっているのであれば、毎年やらなくてもいいのではないかなと言おうとしたんですけれども、この項目は以上でございます。  398ページ、耐震についてなんですけれども、まず1点、「Ⅲ.事業の成果」の中で右のほうに耐震シェルターとあるんですけれども、済みません、耐震シェルターというのを教えていただけますでしょうか。 ◎住宅課担当課長 この耐震シェルターというのは、木造住宅の1つの部屋にベッドを置くというか、イメージ的には通常のベッドを想像していただいて、その上に丸く屋根があるといったものになります。  要するに、工事というか、震災対策についてある程度安価というか、全体を改修するよりも、その部屋に1つシェルター――シェルターという名前で言っていますけれども、耐震のベッドを置くことによって、地震があった際に、そのベッドに寝ていればというか、いらっしゃればつぶされることがないというか、家が崩れたときにもそこは大丈夫というものに補助をしております。 ◆木目田 委員 了解いたしました。  続いて耐震関係なんですけれども、先ほど緊急輸送道路の話もあったんです。木造もそうなんですけれども、ここの中に分譲マンションの耐震ということで話題に上がっておりまして、日本全国でも旧耐震の分譲マンションがまだ残っていますし、昔のマンションの場合だと修繕積立金がちゃんと積み立てられていないというケースが多い。  今あるのかどうかわからないんですけれども、町田市内で旧耐震の分譲マンションが何棟あって、そのうちに診断が何件とか、工事だとか、そういったデータはあるのでしょうか。なければ、ざっくりでも構わないんですけれども。 ◎住宅課担当課長 戸数は出ていますけれども、ちょっと資料を……。 ◆木目田 委員 わかりました。 ◎交通事業推進課長 先ほどの町田市民バス運行事業補助金なんですけれども、こちらには相原ルートと公共施設巡回ルートの2つの補助金となっております。補助対象バス事業者がかかった経費から運行収入を差し引いた額がこの補助金となります。  内訳につきましては、公共施設巡回ルートが819万円です。相原ルートが958万円となります。あと、バス停の費用が含まれております。 ◆木目田 委員 差額がバス停ということで認識をいたします。  ここでまたバスに戻って、公共施設巡回バスルートについて、ぐるぐる回っているんですけれども、どこからどこまで乗るのが多いとか、そういったものは市では認識しているんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 公共施設巡回ルートにおきましては、市民病院がございますので、市民病院が一番多いと思われます。 ◆木目田 委員 あと、乗っている方の年齢層、これはデータの出しようがないんですけれども、市民病院に行く方が多いということは、ご高齢の方、年長者の方が多いという認識でよろしいんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 済みません、今データがございませんので、申しわけございません。調べます。  年齢別のデータはバス事業者から出ておりませんので、申しわけございません。ちょっとわからないです。 ◆木目田 委員 もう1点、390ページの中ほど、Ⅲの「事業の成果」の成果の説明の2行目のところで、相原ルートで子どもたちの俳句を車内に展示したとあるんですけれども、相原ルートも公共施設巡回ルートも、いわゆるバスの中の広告スペースといったものは市のほうでも使うことができるんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 広告スペースにおきましては、市のほうで使うことは可能です。 ◆木目田 委員 今、広告というのは埋まっているんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 今の状態が広告が全て埋まっているかどうかにおきましては、済みません、バス事業者に確認してみないと把握できませんので。 ◆木目田 委員 というのは、819万円、相原ルートで900万円ということで、結構補助金として出しているので、やはり利用率を上げる必要があると思うんですね。バス停をつくられたという政策は当然打っていると思うんですけれども、ここに書いてある子どもたちがつくった俳句であったりとか、いわゆる市民に開放するとか、デザイン学校の子たちにやってもらって乗るきっかけをつくる。  それに当たっては、乗る人が響くようなものがいいので、乗っている方が町田市民病院に行くのであれば、例えば市民病院でやっている取り組みを載せるのか、年長の方々の俳句を載せるのかわからないですけれども、せっかく広報スペースがあいていて、それがコストがかからないのであれば、余り手間をかけず、市民団体の方とかに丸投げしてしまうぐらいでやったらいいのではないかなと思って今の質疑をさせていただきました。  あと、「まちっこ」ですね。私なんかは市役所まで車で来るなり、中心市街地にいることが多いので、「まちっこ」に対する認知度というか、よく走っているなという認知度はあるんですけれども、市民の方にとっての「まちっこ」の認知度というのはどうなんでしょうか。知っているけれども乗っていないのか、それともそもそも知られていないのかとか、そういったものはいかがでございますでしょうか。 ◎交通事業推進課長 「まちっこ」の認知度におかれましては、ホームページ等で「まちっこ」の情報は流しております。昨年度、2014年度におきましては、町田市のイベントホールで「まちっこ」に関するイベントをしたりとか、あとはバス停が、市役所前に通るということで、これも広く市民の方に広報しておりますので、そういう中で認知はされているかと考えております。 ◆木目田 委員 どうしても乗っている利用料金収入が横ばいとか、利用者が伸びていないというところがあるので、わからないですけれども、例えば一定期間フリーに乗れるのをやるとか、ちょっと認知度向上を目指したほうがいいのかなと思いました。  次に参ります。次に、「かわせみ号」についてなんですけれども、参考資料14ページに「かわせみ号」「玉ちゃんバス」の利用客数等々があるんですけれども、シルバーパスの利用者というのも書いてあるんですけれども、シルバーパスの利用者というのは、この利用者数、乗車人員の中にシルバーパス利用者というのは含まれているということでよろしいんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 この乗車人員の中にシルバーパスの利用人数は含まれております。 ◆木目田 委員 このシルバーパスの方というのは、運行収入のほうに何か反映されているのでしょうか。当然、シルバーパスで乗っている場合、その場では利用料金が発生しないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎交通事業推進課長 反映されております。 ◆木目田 委員 利用料金の場合は直接利用料金掛ける乗車人員ですけれども、シルバーパスの方の場合はどういった計算式になっているんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 計算式ははっきり申し上げられないんですけれども、バス事業者から報告書を出していただいていまして、その中で計算したところ、2014年度の実績なんですけれども、運賃収入の1割弱ぐらいとなっております。 ◆木目田 委員 細かい数字は結構です。わかりました。  「かわせみ号」の乗車率、乗車人数が去年から3,000人ぐらいふえていますし、この評価シートの中にはダイヤ改正でということで、多分これは電車とのアクセスを考えたのかなと思ったんですけれども、私も見ていて結構乗っているなという感じがするんです。  まだ補助金額としての支出があるということで、これは別にもうけるためにやっているんじゃないんですけれども、なるべく減らしてほしいというのがあるんです。「かわせみ号」について、何か今後取り組んでいく検討というのはあるんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 2014年度におきましては、先ほども委員からお話がございました成瀬駅から降車した方がスムーズに「かわせみ号」に乗れるようにバスの時刻表を変更いたしました。  今年度、これからの取り組みとしましては、ルートを少し検討してみたりしながら、より多くの方が乗ってくれるようなことを地域の代表の方たちと話し合いながら決めていきたいと考えております。 ◆木目田 委員 「玉ちゃんバス」は、これを見させていただくと、運行実績で経費と収入の差額が1,200万円とマンモス・コミュニティ・バスみたいな数字を出しているので「かわせみ号」も目指してください。この質疑は以上です。  あと、先ほどの分譲マンションのほうは。 ◎住宅課担当課長 先ほどの分譲マンションの件数でございますが、旧耐震で建てられたものにつきましては、町田市内にマンションにつきましては20棟でございます。ただ、複数棟で1つのマンション名というものもございますので、20棟で対象は17のマンションがございます。  あと、分譲の鶴川団地ですとか、いわゆるUR、公社等の団地がございますので、こちらの対象が6団地、棟数で言いますと134ということで、合計で言いますと154棟で6団地と17マンションということでございます。  そのうち、既に診断が済んでございますのが1棟、建てかえが済んでございますのが9棟、こちらは山崎団地の第1分譲といいまして、現在のサンヒルズ町田山崎、こちらは建てかえが済んでおります。あと、今回2014年度に耐震化を行いました木曽団地のト号棟の9棟は既に耐震化が終わっているというような状況でございます。 ◆木目田 委員 9棟建てかえられていて、診断まで行っているのがどれぐらいで、耐震化までやっているのがどれぐらいというのはわかるんでしょうか。 ◎住宅課担当課長 分譲等がございますので、居住者の方の意向というか、当然決議をとったりとか、まず建てかえに向けて準備を始めて、そこで1度決議をとったり、そこのプロセスに非常に時間がかかるところでございます。このマンションの中でも現在相談に来ている団地もございますが、まだ診断等は行ってございませんので、診断等まで発展をしているところはない状況でございます。 ◆木目田 委員 よくご存じだと思いますけれども、木造の場合は所有者1人で、分譲マンションの場合は権利者が多くいるので、意思統一を図るのがなかなか難しいんですけれども、多分日本全体でも分譲マンションの耐震化というのはかなり問題になってくると思いますので、町田市内でも取り組みをしっかりとお願いいたします。  住宅課でもう1つ、400、401ページで市営住宅の徴収率ですけれども、左側の使用料及手数料で1億9,489万7,000円という数字が分母になると思うんですけれども、分子が幾らかというのはわかりますでしょうか。 ◎住宅課担当課長 こちらの徴収率ですけれども、分母に関しましては、その年度の1年間の使用料がかかっている金額ということで、こちらが実際は途中で退去されたりとか、入退去がある場合がありますので、歳入の使用料等の分母は約2億280万円になります。その中で実際の収入済額ということで、約1億9,060万円ということで徴収率を出させていただいています。 ◆木目田 委員 参考資料の23ページですけれども、こちらで調定済額が2億284万円割る収入済額の1億9,000万円をやると、95%ぐらいに多分なると思うんですけれども、徴収率を見ると99.7%になっているので、その辺の数字の差というのがよくわからなくて質疑させていただいたんです。  市営住宅の方などの場合ですと、いろいろと事情があるので、そういったものを考慮した数字なのかなと思ったんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎交通事業推進課長 1つ訂正がございます。先ほど委員から「かわせみ号」のシルバーパスの運賃収入に対する割合はというご質疑があったんですけれども、「まちっこ」と勘違いしてしまいまして、申しわけございませんでした。  シルバーパスの運賃収入に対する割合は20%となります。 ◆木目田 委員 それは普通運賃の20%の数字を、シルバーパスを使った人に掛けた数字が収入額として計上されているということですか。 ◎交通事業推進課長 はい、そのとおりでございます。 ◆木目田 委員 わかりました。  では、次の質疑に移らせていただきます。  403ページの下、「成果及び財務の分析」ということで、5つ目のダイヤのところで「窓口サービスについてのアンケート調査で、良好な結果が得られました」ということで、どういったアンケートが行われて、どういった良好な結果が出たのか、教えていただけますでしょうか。 ◎傳田 都市づくり部次長 アンケートは、窓口がかなり混み合う状況もございましたので、スムーズに市のほうで対応できているのかということを確認するために行ったものでございます。  アンケートの内容は、窓口がすぐわかりましたかとか、職員はすぐ声かけをしましたか、待ち時間はどのくらいでしたか、あるいは説明は適切にされましたか等々の内容を聞かせていただいております。その内容がほぼ良好だったということで、このような形にさせていただきました。 ◆木目田 委員 トータルでのよかったとか、ややよかったとか、そういうパーセンテージとかは、今答えていただかなくて結構なんですけれども、そういったところまで、個々の時間だけ聞いていただけなのか、それともトータルで「よい」「ややよい」「普通」とか、そういったとり方をしているんでしょうか。 ◎傳田 都市づくり部次長 例えば窓口がすぐわかりましたかということについては、すぐわかったとか、案内板でわかりましたとか、そういった形でお聞きしておりますので、かつて来ていたのでもうわかりましたとか、案内板でわかったという人は実を言えば2割5分ほどでございます。  それから、業務内容で待ち時間はどのくらいかかりましたかということにつきましても、「すぐ対応した」「5分くらい待った」、あるいは「15分くらい待った」という項目を出しまして、ほぼ全員の方がすぐ対応してくれたという結果になっております。そういう割合で出しております。 ◆木目田 委員 簡潔にお願いします。単純にいい、悪いとかというトータルの項目はつくっていたんでしょうか。 ◎傳田 都市づくり部次長 トータルのものはございません。個々の項目を評価したということでございます。 ◆木目田 委員 済みません、ちょっと細かく聞いたんですけれども、せっかく良好な結果が得られたということであれば、全部細かく書く必要はないんですけれども、待ち時間が少なかったとか、そういうものを書いておいていただけると、我々もしっかりと読んでいますので、書いておいていただいたほうがいいと。  実際に市民部で、市民窓口に来た満足度が99%という数字が出ていて、市としても、いわゆる窓口対応というのが求められていると思いますので、そういったもの、取り組み自体はもちろん非常に大事ですし、せっかく良好な結果と書いてあるのであれば、ちゃんと結果を書いていただければと思います。  最後の1個手前で、ふるさとの森事業について、421ページ、「Ⅲ.事業の成果」、成果の説明の上から3番目、ふるさとの森を廃止しました、2カ所減とありましたけれども、これは廃止したのはなぜ廃止されたんでしょうか。 ◎公園緑地課長 まず、能ヶ谷ふるさとの森につきましては、現在の能ヶ谷のきつねくぼ緑地という形で都市緑地に変更したため、ふるさとの森を変更しております。もう1つ、三輪のふるさとの森につきましては、持ち主の方が開発行為を行うため、ふるさとの森というものを廃止したという形になります。 ◆木目田 委員 では、三輪のほうは所有者の意向で解除したというか、廃止したということでよろしいのでしょうか。 ◎公園緑地課長 はい、そのとおりでございます。
    ◆木目田 委員 これは単純に見たら、ふるさとの森事業を縮小していくのかなと思ってちょっと心配してしまったので、安心しました。 ○委員長 先ほどのご答弁の準備はできましたか。 ◎住宅課担当課長 申しわけございません。先ほどの徴収率99.7%というところですが、こちらの計算につきましては、現年度、当該年度の住宅の使用料と共益費、駐車場料金の収入すべき金額が分母になっております。実際にその3つの現年度分で徴収した金額が分子ということで、計算しますと99.7%ということになってございます。 ◆木目田 委員 私も細かく計算したわけではないんですけれども、先ほどの参考資料の23ページで、分母としては収入済額か調定額かわからないですけれども約2億円で、分子が50万円になっているということですかね。2014年度分、2013年度以前分……。  参考資料23ページです。この表も教えてもらいたかったんですけれども、これは2014年度分でもう50万円になっているのか、それとも1,175万円と50万円を足したものが残存なのか、その辺、教えていただけますでしょうか。 ◎住宅課担当課長 済みません、こちらの決算の参考資料の収入済額というのは、現年度といわゆる滞納されている過年度分全ての金額となります。収入済みの金額も同じく現年度分と過年度分の金額ということになります。  右側の理由のところに滞納額の50万円、2013年度以前が1,175万円とございますが、こちらは2014年度の現年度分の滞納額が50万円で、それ以前の繰り越しといいますか、2013年度以前の金額がこの金額ということになってございます。 ◆木目田 委員 わかりました。徴収率99.7%というのはすごいなと。事情があっておくれる方もいらっしゃるだろうなと思って、よくこんなに達成できるなと思ったんですけれども、私の感覚がおかしいのは、普通は残っているトータルの数字を分子に乗せて、行政的なものなのかなと思ったので、随分徴収率がいいなと思っていただけなので、理由がわかりました。私の質疑は以上です。 ◆佐々木 委員 何点かお願いします。  まず最初に、406ページの野津田公園事業なんですけれども、②の「コスト計算書の特徴的事項」のところに、Jリーグとか大規模大会の開催で指定管理料が多くなったというふうな書き方をしているんです。  具体的にこの年度、大きな試合というのがどのぐらいあって、指定管理料というのは年度初めにもう決まっているのかなと思ったんですけれども、大きな試合があるごとに電気代だ何だといって別に払うものなのかどうか、その辺をお伺いします。 ◎公園管理担当課長 ただいまのご質疑ですが、基本的には当然指定管理料は年間決まっているものですから、その中で精算していくということになります。  今回、ここに「Jリーグや」というふうな書き方をしておりますが、大きなのはラグビーのトップリーグでございまして、これは急遽昨年末に行われました大会でして、いわゆるオリンピック・パラリンピックのキャンプ地招致の取り組みの一環として誘致をしてきたところで、これは当初想定をしていなかったものなんです。  ラグビーの試合で、特にトップリーグの選手の試合になりますと、芝生の傷み等が通常のサッカーの試合等に比べると非常に大きいということで、それについては通常の芝の管理に加えてプラスアルファで支出をしなければならなかった。加えて、大会を夜やりますので、照明をつけてくると電気料も非常に大きくかかってまいりますので、その分が想定を超えた部分ということで上乗せになったところでございます。  ラグビーの試合につきましては、大学のトップチームということでございます。 ◆佐々木 委員 そうすると、通常のJリーグの試合などは年何回というのが大体決まっていると思うので、指定管理料はその中でやっていただくということで、今回はラグビーが急遽オリンピックの関係で事前ということであったので、その分がこれだとどのぐらいかかったんでしょうか。想定外で指定管理の方にお支払いしたのは幾らぐらいだったんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 まず、芝の維持管理ということで約500万円です。それから、電気の使用料ということで、これはこの単一の試合のみということではないんですが、700万円ほどのプラスが出ているという状況でございます。 ◆佐々木 委員 わかりました。ここのところで、陸上競技場の公園用地使用料というのが使用料及手数料のところに入っているんですけれども、これは全然関係ない、どういった使用料になるんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 これはFC町田ゼルビアの試合のときの興行収入ということなんです。あの公園を興行でお使いいただきますので、その収入を2014年度から市の歳入にしたというものでございます。 ◆佐々木 委員 あと、野津田公園複合遊具設置と書いてあるんですけれども、これは前にあったアスレチックみたいなのではなくて違うもの、複合遊具というのはどんなものでしょうね。 ◎公園管理担当課長 多分今、委員ご指摘の場所のものなんですけれども、いわゆる芝生広場のところ、大きなものが大分老朽化で傷んでしまったということで撤去いたしました。あれほどの規模のものはなかなか設置ができませんので、ずっと小さいんですけれども、お子さんに人気がありそうなというか、幾つかの遊具が合体したような、滑り台とぶら下がるものとか、雲梯みたいなものがくっついたとか、そのような程度のものでございますので、大きさとしては3分の1とか5分の1ぐらいの大きさを想定していただければいいと思います。 ◆佐々木 委員 対象年齢というのは、どのぐらいのお子さんが対象なんでしょうか。前のアスレチックだと、ある程度大きい子、大人もできる感じでしたけれども、この複合遊具というのはどういう感じでしょうか。 ◎公園管理担当課長 基本的には小学生ぐらいまでということで、前回のものは木を基調としたようなもので、大人が遊びたくなるような雰囲気があったんですが、今回のものはカラーのもので、どちらかというとお子さんを重視したものになっております。 ◆佐々木 委員 野津田公園はわかりました。  あと、394ページの中心市街地整備事業なんですけれども、これは業務が拡大したという表現がありますけれども、この2014年度は前年度に比べてどのように中心市街地の事業が拡大したんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 業務の拡大ということなんですが、中心市街地の整備計画というものを策定に向けて、策定検討委員会を設置して検討に着手したということが1つあります。  あと、その検討の中心課題であったにぎわいの創出について、新たな賑わいづくり検討部会というものを設置して、より掘り下げた検討を進めたというところで業務が増大したというところが1つあります。  次に、「快適・便利な交通ターミナル」調査検討という検討を実施しております。この検討のために業務が増加したということでございます。 ◆佐々木 委員 わかりました。  この①の「行政コスト計算書」のところに補助等とありますが、前年度は補助が物すごく多かったんですけれども、今回は横の行政費用の性質別割合というのでも、今度はがくんと補助はなくなっているというのは、これは予算立ての仕方で何かお考えがあってこんなになっているんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 かなりの増減がありますが、これは2013年度、野津田東土地区画整理事業という組合施行の事業がありまして、そちらに対しての助成金の交付がありましたので、極端に大きな額になっております。この事業が完了しましたので、翌年度の2014年度は縮小しているということになっております。 ◆佐々木 委員 わかりました。ありがとうございます。  あと、388ページの多摩都市モノレールの過年度成果整理ということで、これは資料でも流用で378万円使っているんですけれども、そこには前年度に行った調査結果をさらに修正しなきゃいけないことになったと書いてあるんですけれども、どういった中身で修正しなきゃいけなくなったんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 こちらは新しく2014年度に流用しまして行ったんですけれども、国の交通政策審議会の答申が2015年度に出されるということで、国や東京都などの関係機関との調整とか、要望活動などもしてきたんですけれども、その中で必要な各種資料をいろいろと求められて、その結果、町田市が過年度に行った検討調査結果を最新のデータに改めるために今回行いました。 ◆佐々木 委員 この委託というのは、結局、最新のデータをまた加えて、前の調査を修正する、最新のデータを新たにまたとるということなんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 今まで先ほど申しました2002年度が今まで一番新しい成果でしたので、それを時点修正いたしまして、最新のデータに書きかえました。 ◆佐々木 委員 わかりました。ありがとうがとうございます。  最後なんですが、南町田駅周辺地区拠点整備なんですけれども、今回たくさん委託がついています。384ページです。委託とか補助などは、具体的にどんな事業で、合わせると総額どのぐらいになって、手当というか、国費とか都とかまた出ているんですけれども、国の費用はその分のうちの何割ぐらいが当てられたのか、お答えください。 ◎都市政策課長 まず、南町田に関する全体の補助額というお話だと思うんですけれども、個別にいきますと、先導的な官民連携支援事業という形のものは国の100%補助になっております。それから、それ以外の部分におきましては、まずは東京都の市町村交付金という形のものが拠点整備事業の中で520万円ほど入れさせていただいている部分がございます。それが都支出金というところの内訳の1つです。  あとは補助の中は、東急との協定の中で費用負担割合を求めてやっているものでございます。それが、まずは拠点整備の基本方針策定に係る負担金が540万円、それから南北自由通路に係るものの負担金ということで501万1,000円という形になりますので、合計、2014年度にかかった総額は2,607万1,000円という形になっております。 ◆佐々木 委員 わかりました。都市公園を中心としたエリア開発による地域活性化事業に係る調査業務委託というのは、国費で100%だというお話ですかね。 ◎都市政策課長 はい。 ◆佐々木 委員 東急のほうの負担割合なんですけれども、これは東急と相談して割合を決める、例えば2分の1ずつとか、そういうものではなくて、事業によって話し合いで割合を決めているという感じでしょうか。 ◎都市政策課長 今現在行っている調査委託につきましては、2分の1ずつというところもございますが、南北自由通路につきましては、将来的に市が維持管理していくところも含めまして市の負担ということになっております。 ◆佐々木 委員 そうすると、南北自由通路は、調査業務は2分の1ずつということですか。できた後の管理は町田市管理維持ということですか。 ◎都市政策課長 南北自由通路の委託につきましては、負担金につきましては100%町田市が負担しているということです。 ◎地区街づくり課長 済みません、1つ訂正をさせてください。  先ほど394ページのコスト計算書の中で、助成等で野津田東土地区画整理事業の事業が完了したので下がったというご説明をさせていただいたんですが、事業自体はまだ完了しておりませんで、交付、助成が完了したということなので訂正させてください。済みません。 ◎公園管理担当課長 済みません、1点追加のご説明をさせていただきたいんですが、先ほど市川委員からご質疑いただきました小野路公園の会議室の利用率の関係です。  済みません、利用率の積算のみで利用率の算定は現在しておりませんで、今後その辺をきちんと把握しながら、さらなる利用促進の取り組みに生かしてまいりたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で一般会計のうち、都市づくり部所管分の質疑を終結いたします。  休憩いたします。              午後4時48分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時50分 再開 ○委員長 再開いたします。 △下水道部所管部分 ○委員長 一般会計のうち、下水道部所管分を議題といたします。  担当者の説明を求めます。 ◎下水道部長 下水道は一般会計と下水道事業会計がございますので、よろしくお願いいたします。  まず、認定第1号、平成26年度町田市一般会計歳入歳出決算のうち、下水道部所管分の概要をご説明申し上げます。  まず、歳入でございます。  歳入歳出決算書の45ページをお開きください。  第13款、使用料及び手数料を掲載しております。  第14款、国庫支出金は、53、54ページに掲載しております。  第15款、都支出金は、69、70ページに記載しております。  次に、歳出でございます。  歳入歳出決算書の215ページをお開きください。  第4款、衛生、項の1、保健衛生、目の9、浄化槽普及管理を掲載しております。  項の3、清掃、目の5、し尿処理は、225、226ページに掲載しております。  第8款、土木、項の3、都市計画、目の8、公共下水道、下水道事業会計繰出金につきましては、263、264ページに記載されております。  以上が歳入歳出決算書に関する部分でございます。  続きまして、下水道部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づきましてご説明させていただきます。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の428、429ページをお開きください。  下水道部所管の一般会計のうち、主な事業でございます下水道整備課、し尿処理の課別行政評価シートを使用してご説明申し上げます。  事業類型は、事業型(受益者負担)でございます。  まず、「組織概要」につきましてご説明申し上げます。  組織の使命といたしましては、くみ取り便所を使用している一般家庭及び事業所からのし尿を収集し、衛生的な住環境を確保することでございます。  基本情報の利用料金収入は、2014年度で1,634万6,000円となっております。  その下、「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」につきましては、公共下水道の供用開始区域内においては、供用開始から3年以上経過した世帯は、し尿処理手数料が有料になることを引き続き周知し、くみ取り世帯の公共下水道への早期接続を促進することでございます。  また、委託料が行政費用の大半を占めておりますが、一般廃棄物であるし尿の処理は、衛生的な生活環境を確保するために必要不可欠な事業であり、引き続き安定した財源を確保し継続していくことが課題でございました。  次に、「事業の成果」につきましてご説明いたします。  定期的にくみ取りを行うことによりまして、衛生的な住環境を確保するとともに、公共下水道への接続や合併処理浄化槽への切りかえの普及啓発活動により、くみ取り世帯数及びし尿収集量が減少いたしました。  また、今後、進めていく市街化調整区域の効率的な汚水処理に向けた計画にあわせまして、し尿処理手数料の料金改定の検討を進めております。  「財務情報」につきましてご説明申し上げます。  「行政コスト計算書」をごらんください。  行政費用につきましては合計で8,102万5,000円となっております。  「行政コスト計算書の特徴的事項」にありますとおり、2013年度に比べ226万5,000円増加となっておりますが、物件のし尿の収集及び運搬業務委託料が消費税の見直しなどによりまして198万4,000円増加したことが主な原因となっております。  また、行政収入のうち、使用料及び手数料につきましては、公共下水道への接続などにより、くみ取り世帯数が101世帯減少し、事業者収集量が8,100リットル減少したことから38万8,000円減少いたしました。  一番下の「単位あたりコスト分析」をごらんください。  し尿収集量1リットル当たりのコストは、消費税率見直し等により委託料が増額になったため、2013年度に比べ4円増額となっております。  次ページの「貸借対照表の特徴的な事項」をごらんください。  未収金が、定期的な督促などの対策を行ったことにより、前年度に比べ1万3,000円減少し、1万7,000円となっております。  「財務構造分析」につきまして、ご説明いたします。  行政費用の性質別割合の構成は、物件の割合が大きくなっております。  最後に、「総括」につきまして、ご説明いたします。
     「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、公共下水道の供用開始区域内においては、引き続き、くみ取り世帯の公共下水道への接続を促進することとしております。  また、くみ取り世帯数は年々減少しておりますが、くみ取り世帯が分散していることから、し尿収集事業のコストは増加しております。今後の市街化調整区域への下水道整備を機に、経年の課題であります行政費用との均衡を図るため、し尿処理手数料の料金見直しを行い、必要な財源を確保することが課題となっており、公共下水道や合併処理浄化槽への切りかえを促進し、公共水域の水質向上と良好な生活環境を整えることにつなげることが必要と考えております。  以上が町田市一般会計歳入歳出決算の下水道部所管分及び課別・事業別行政評価シートの主な内容でございます。  よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 担当者の説明は終わりました。  これより質疑を行います。 ◆市川 委員 説明ありがとうございました。  1点、426ページ、行政評価シートの中で「事業の成果」、ダイヤの4つ目のところで「浄化槽の維持管理に対する補助金の今後のあり方について、検討に着手しました」というところ、私はこれは大変重要な文言だと思っています。どのような検討に着手したのか、教えていただきたいと思います。 ◎下水道整備課長 成果指標にある啓発訪問回数は減少しているものの向上というところのご質疑かと思います。これにつきましては、啓発を毎年実施したことで清掃実施者が……。 ◆市川 委員 今後のあり方、検討に着手したというところですね。 ◎下水道整備課長 失礼しました。訂正します。  「維持管理に対する補助金の今後のあり方について」ということでございますが、実は浄化槽につきましては、今現在で下水の普及率が大分上がっているような状況で、下水道の浄化槽の率について、公平性が過去においてはよかったんですが、そこら辺で受益者負担という理念もありますので、そういう意味から全体的に見直しをしたらどうかということで今現在検討しているところです。  ついては具体には、今、清掃事業の補助ということをしているんですが、実は浄化槽につきましては点検と清掃と法定点検という3つの最大義務がありまして、我が市におきましては、今ご紹介したとおり、清掃のみということで、3つをやってもらうことで、当然衛生面がよくなるという理念がありますので、今後、下水道事業が推進しているということで、合併浄化槽についても1つの水洗化、言いかえれば生活環境の向上という意味で、負担についても下げるというよりは、申しわけないんですが、上がる可能性もありますが、それについて検討したいということで整理をした文言でございます。 ◆市川 委員 私が思ったのは、実は認識したのは、検討に着手したというところにおいては、供用開始区域内における都道の拡幅等でまだできていないところ、そこの浄化槽の耐用年数がもう過ぎていまして、新しく下水道に接続したいんだけれども、接続できない状況にある。なおかつ、浄化槽を更新しなければいけないのに、補助要綱がないのでまた出さなければいけない。僕はそこのことかなと思ったんですけれども、そこのことではないんですか。 ◎下水道整備課長 今現在は、そういう案件で私どもの検討はしておりませんが、今お話の中で、確かにちょっと特別会計の話も入ってしまうんですが、未供用地区の推進というものもやっていかなければいけないので、今の内容についてはご意見として真摯に受けとめまして、検討の課題で今後検討はしてみたいと思います。結果はちょっとわかりませんが、ありがとうございました。 ◆市川 委員 済みません、会計がどっちだかわからなかったので、今のところで言ってしまったんですけれども、ありがとうございました。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で一般会計のうち、下水道部所管分の質疑を終結いたします。  次に、下水道事業会計を議題といたします。  担当者の説明を求めます。 ◎下水道部長 それでは、認定第1号、平成26年度町田市下水道事業会計歳入歳出決算の概要をご説明申し上げます。  決算書の380ページをお開きください。  歳入決算額につきましては109億4,256万6,000円、歳出決算額が105億346万4,000円で、差し引き4億3,910万2,000円でございます。このうち、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は3億6,476万8,000円でございます。  続きまして、歳入でございます。  383、384ページをお開きください。  第1款、分担金及び負担金を掲載しております。  第2款、使用料及び手数料は、383ページから386ページにかけて掲載しております。  第3款、国庫支出金、第4款、都支出金は、385、386ページに記載しております。  第5款、財産収入は、385ページから388ページにかけて掲載しております。  第6款、繰入金、第7款、繰越金は、387、388ページに掲載しております。  第8款、諸収入は、387ページから390ページにかけて、第9款、市債は、389、390ページに掲載しております。  次に、歳出でございます。  決算書の391、392ページをお開きください。  第1款、下水道、項の1、下水道管理、目の1、下水道総務を掲載しております。  項の2、管渠、目の1、下水道管理は393、394ページに記載しております。  目の2、下水道整備は、395ページから398ページに掲載しております。  項の3、処理場、目の1、処理場は、397ページから400ページに掲載しております。  第2款、公債、項の1、公債、目の1、元金、目の2、利子は、399ページから402ページに掲載しております。  第3款、予備につきましては、401、402ページに掲載しております。  以上が歳入歳出決算書に関する部分でございます。  続きまして、下水道部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明申し上げます。  説明するシートは、課別行政評価シートを1事業、事業別行政評価シートを2事業ご説明いたします。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の434、435ページをお開きください。  汚水管渠事業の事業別行政評価シートについてご説明申し上げます。  主管課は、下水道管理課及び下水道整備課でございます。  主管課欄に2課が掲載されている理由といたしましては、汚水管渠の整備を下水道整備課で行い、維持管理を下水道管理課で行っているためでございます。  事業類型につきましては、施設運営型でございます。  「事業概要」につきましてご説明申し上げます。  事業目的といたしましては、汚水管渠を整備し、適正に維持管理することで快適で衛生的な市民生活の向上を図ることでございます。  基本情報の汚水管渠延長は、2014年度末で1,284キロメートルになっております。また、施設の修繕や更新などの目安である資産老朽化比率につきましては、2014年度末37.9%で年々高くなってきております。  「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」につきましてご説明申し上げます。  繰越明許が増加しないよう、関連企業との調整をしっかり行い、適正な工期の確保と進捗管理を行うことが課題となっておりました。  また、下水道事業は1964年――昭和39年でございますが――の事業開始から50年が経過し、施設の老朽化が目立ってきております。施設の老朽化による重大事故を未然に防ぐために、予防保全型の施設維持管理を継続して行うこと及び施設の改築更新に係るコストの平準化を図るため、アセットマネジメントを取り入れた施設の維持管理を行うことが課題となっておりました。  次に、「事業の成果」についてご説明申し上げます。  「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」を念頭に置きまして、2014年度は汚水管渠の点検を255キロメートル行っております。その結果、発見した異常箇所を早期に対応する予防保全型の維持管理を実施したことにより、汚水管渠の破損に起因した道路陥没や汚水の漏水等の重大事故を未然に防ぐことができました。  また、汚水管渠未整備地区の解消に積極的に取り組み、2014年度末の人口普及率は98.4%を達成することができました。  「財務情報」につきましてご説明いたします。  「行政コスト計算書」と「行政コスト計算書の特徴的事項」をごらんください。  行政費用の合計は40億256万5,000円でございます。  特徴的事項にある物件につきましては、予算措置事業の見直し等を行ったことによりまして520万8,000円減少となった反面、維持補修につきましては、緊急対応工事などの増加で7,264万6,000円増加しております。  行政収入につきましては48億7,095万7,000円で、その内訳は下水道使用料と長期前受金取り崩し益、2002年度に発生しました東京都新都市建設公社、現在では東京都都市づくり公社となりますが、こちらの発注工事によります住民訴訟にかかわる弁護士報酬支払いの損害金などでございます。  ③の「単位あたりコスト分析」をごらんください。  汚水管1メートル当たり3,119円となっており、労務単価の上昇、都道などの路面補修工事に伴うマンホールぶたの取りかえ工事などの増加によりまして、対前年度比39円増となっております。  次のページの「貸借対照表」をごらんください。  資産の合計につきましては、インフラ資産が大半でございますが、1,119億148万4,000円となっております。  貸借対照表右側の繰延収益、長期前受金についてご説明申し上げます。  下水道事業会計の当該年度の国庫支出金及び都支出金は、整備事業を行うための財源としておりますが、新公会計制度では、国庫支出金及び都支出金等を会計処理する場合、貸借対照表の繰延収益、長期前受金に計上することとなっておりまして、718億8,638万6,000円を計上しております。この額は、償却資産全体のうち減価償却を除いた資産の中で国費、都などを充当して取得した資産の現在高となっております。  このため、行政コスト計算書の行政収入の国庫支出金及び都支出金がゼロとなっております。後ほどご説明いたします雨水管渠事業につきましても同様で、また、処理場の行政評価シートにつきましても同様の会計処理を行っているところでございます。  「貸借対照表の特徴的事項」をごらんください。  工作物(インフラ資産)でございますが、汚水管渠の新設などにより12億5,553万3,000円増加しております。また、建設仮勘定が1億240万6,000円減少しておりますが、整備事業における適正な進捗管理を行った結果、未供用の汚水管渠が減少したためでございます。  「財務構造分析」につきましてご説明申し上げます。  行政費用の性質別割合の構成比は2013年度と比べほとんど変化がございませんでしたが、維持補修の増加により行政費用の合計額が増加しております。  「個別分析」につきましては、汚水管渠の整備延長に伴う下水道人口普及率の推移を掲載しております。  最後に、「総括」についてご説明いたします。  「成果および財務の分析」といたしましては、汚水管渠の点検と異常箇所への早期対応をすることで、道路陥没などの重大事故を未然に防ぐことができました。管路の老朽化が進んでいることから、汚水管渠の維持補修が増加していくことが予想されます。  また、人口普及率が98.4%となり、町田市下水道アクションプランの2016年度末の目標値であります98.1%を既に達成しておりますが、引き続き未整備地区の解消に努めてまいります。  「2014年度末の成果および分析を踏まえた事業の課題」といたしましては、汚水管渠整備工事が年度内に完了するよう、適正な工期の確保と進捗管理を行い、繰越明許とならないよう年度内工事完了を目指していきたいと考えております。  また、予防保全型の施設管理の実施及び管渠の改築、更新に係るコストの平準化を図るため、アセットマネジメントを取り入れた維持管理をできるだけ早い時期に導入するよう準備を進めることが課題でございます。  以上が汚水管渠事業の事業別行政評価シートの説明でございます。  次に、「町田市課別・事業別行政評価シート」の436、437ページをお開きください。  こちらは雨水管渠事業の事業別行政評価シートでございます。  主管課は、こちらも下水道管理課と下水道整備課でございます。  事業類型につきましては施設運営型でございます。  「事業概要」につきましてご説明申し上げます。  事業目的は、雨水管渠を整備し、適正に維持管理することで浸水被害を軽減し、安全な生活環境の向上を図ることでございます。  基本情報の雨水管渠延長につきましては、2014年度末で340キロメートルとなっております。  また、資産老朽化比率につきましては、2014年度末で47.1%となっており、こちらも年々高くなってきております。  「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」につきましてご説明申し上げます。  施設の老朽化に伴い、維持管理に要する経費の増加が見込まれるため、改築更新に係るコストの平準化を図るために、アセットマネジメントを取り入れた施設の維持管理を行うことが課題となっておりました。  また、下水道アクションプランに基づき、2016年度までに5地区の浸水対策を行うこと、繰越明許が増加しないように工事が年度内に完了するよう進捗管理を適正に行うことなどが課題となっておりました。  「事業の成果」についてご説明申し上げます。  2013年度末の財務分析を踏まえた事業の課題を念頭に、2014年度は管渠の点検作業や早期補修を行いました。その結果、管渠に起因する道路の陥没等の重大事故は発生しておりません。  また、浸水被害対策地区の雨水管渠整備を行い、2016年度までに対策が必要な5地区のうち1地区の浸水被害対策を実施し、合計で3地区の対策が完了となり、計画どおり進んでおります。  「財務情報」につきましてご説明申し上げます。  「行政コスト計算書」と「行政コスト計算書の特徴的事項」をごらんください。  行政費用の合計につきましては22億9,571万2,000円となっております。  物件につきましては、予算措置事業の見直しを行ったことなどにより、4,949万4,000円増加いたしました。また、維持補修につきましても、労務単価の上昇や補修工事箇所がふえたため、576万4,000円増加しております。  行政収入につきましては18億9,603万4,000円で、主なものにつきましては、その他に計上しております長期前受金取り崩し益でございます。  「単位あたりコスト分析」をごらんください。
     委託料の増加などが影響したため、1メートル当たり6,756円となりまして、対前年度比224円の増となっております。  次ページの「貸借対照表」をごらんください。  資産の合計は592億4,228万2,000円でございます。  「貸借対照表の特徴的事項」をごらんください。  工作物(インフラ資産)でございますが、雨水管渠の新設などにより7億2,362万5,000円増加しております。  建設仮勘定が1億9,186万3,000円減少しておりますが、整備事業における適正な進捗管理を行った結果、未供用の雨水管渠が減少したためでございます。  「財務構造分析」につきましてご説明申し上げます。  行政費用の性質別割合の構成比は、2013年度に比べ物件の割合が増加したものの、ほとんど変化がございませんでした。  「個別分析」につきましては、雨水管渠の整備延長の推移を掲載しております。  最後に、「総括」についてご説明申し上げます。  「成果および財務の分析」といたしましては、雨水管渠の点検と異常箇所への早期の対応をすることで、道路陥没などの重大事故を未然に防ぐことができましたが、維持補修が増加していくことが予想されます。また、2014年度は適正な事業執行により年度内工事として完了することができたため、建設仮勘定を減少することができました。  「2014年度末の『成果および分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、労務単価の上昇などにより、維持補修の増大が想定されるため、効率的な維持管理手法を研究する必要があります。あわせて雨水管渠整備工事が年度内に完了するよう、適正な進捗管理を行うことでございます。  また、予防保全型の施設管理の実施及び管渠の改築更新に係るコストの平準化を図るため、アセットマネジメントを取り入れた維持管理を行うことが課題でございます。  以上が雨水管渠事業の行政評価シートの説明でございます。  続きまして、「町田市課別・事業別行政評価シート」の438、439ページをお開きください。  処理場の課別行政評価シートについてご説明申し上げます。  主管課は水再生センターでございます。  事業類型につきましては施設所管型でございます。  「組織概要」につきましてご説明申し上げます。  組織の使命といたしましては、下水道施設に係る設備・機器の適切な維持管理及び老朽化した設備の改築・更新を継続的に行い、安定した処理機能と良好な処理水質を確保し、市民が快適に生活できる環境を提供することでございます。  「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」につきましてご説明申し上げます。  成瀬クリーンセンターは供用開始から36年、鶴見川クリーンセンターは供用開始から24年経過しているため、老朽化による維持補修や改築・更新費用の増加が見込まれております。維持管理コストの平準化を図るため、アセットマネジメントによる計画的な維持管理が不可欠となっております。消耗品や光熱水などの物件を削減することがコスト削減につながることから、より効率的な下水処理場の運転管理を行っていくことが課題となっております。  「事業の成果」につきましてご説明いたします。  「2013年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」を念頭に、2014年度は、年間を通しまして安定した水処理を行い、適正な放流水質を確保いたしました。老朽化した設備の改築、更新を計画的に行い、アセットマネジメントによる計画的管理に向けた基礎情報の整理、分析を行いました。また、施設内機器の節電対策を実施するなど、エネルギー消費を抑える運転を行うとともに、未利用エネルギーの導入検討を行いました。  「財務情報」につきましてご説明申し上げます。  「行政コスト計算書」と「行政コスト計算書の特徴的事項」をごらんください。  行政費用の合計は32億9,061万2,000円となっており、主なものは、物件、維持補修、減価償却となっております。  物件につきましては、薬品や機器の消耗品を縮減したものの、電気料金の高騰などによる光熱水の増加、点検箇所がふえたことによる設備保守点検委託料の増加などにより5,496万5,000円の増加となりました。  また、施設の老朽化により、維持補修が1,987万9,000円の増加となっております。  行政収入につきましては36億148万9,000円で、主なものは使用料及び手数料となっております。  次ページの「貸借対照表」をごらんください。  資産の合計は186億2,875万1,000円でございます。  「貸借対照表の特徴的事項」をごらんください。  未収金につきましては、機械・電気設備更新工事に係る国費の繰越額でございます。  工作物(事業用資産)につきましては、成瀬クリーンセンターの2号汚泥焼却炉更新工事が完了したことによりまして16億6,040万円増加しております。  「財務構造分析」についてご説明申し上げます。  行政費用の性質別割合の構成比は、ほとんど変化がございませんでしたが、物件及び維持補修がわずかに増加し、減価償却が減少したことにより、行政費用の合計額が減少しております。  「個別分析」につきましては、資産老朽化比率の推移を掲載しております。  成瀬クリーンセンターでは、2号汚泥焼却炉の更新工事が完成したことから、2014年度末で77.9%となり、前年度から1.5ポイント減少となりましたが、所管施設全体では2014年度末で76.4%となり、前年度から0.3ポイント上昇しております。  最後に、「総括」についてご説明申し上げます。  「成果および財務の分析」といたしましては、施設全体として省エネルギーに取り組みましたが、電気料の高騰や施設の老朽化による維持補修や設備保守点検委託料の増加があり、物件が増加いたしました。  施設の一部について更新工事を行いましたが、施設全体の資産老朽化比率が徐々に増加していることから、今後も改築、更新に係る費用が増加し続ける傾向にあります。  「2014年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、老朽化が目立ちます下水処理場の光熱水の縮減を図りながら、良好な放流水の水質を確保しつつ、効率的な運転管理を行うことが課題でございます。  また、今後想定される維持補修や改築、更新費用の増大に備えまして、維持管理コストの平準化を図り、計画的に進めていくためには、こちらもアセットマネジメントの導入が必要不可欠となっております。  2014年度に策定いたしましたアセットマネジメント導入基本計画に基づきまして、2016年度に円滑にアセットマネジメント導入ができるよう、整理分析を継続して行います。  以上が町田市下水道事業会計に係る歳入歳出決算及び課別・事業別行政評価シートの内容でございます。  よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 担当者の説明は終わりました。  休憩いたします。              午後5時25分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時39分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより質疑を行います。 ◆市川 委員 2点お伺いさせていただきたいと思います。  まずは430ページの事業の成果、ダイヤ印の4つ目、市街化調整区域の効率的な汚水処理に向け、4地区にアンケートを行いましたと書いてあるんですけれども、この内容については、調整区域においても導入したところにおいて、費用対効果があるかないかというところに多分アンケートを出していると思うんですけれども、その結果、どういうような結果だったのか、教えていただきたいと思います。 ◎下水道整備課長 アンケートを実施した結果についてというご質疑かと思います。これにつきましては、昨年度、4地区行いまして、今年度4地区ということで、市街化調整区域の場所をやっているところです。  つきましては、今年度分も踏まえまして、目標値ですが、今年度いっぱいに整理をしようということで、意向調査ということで、内容については行政報告でもお話ししておりますが、当然下水道を入れるという段階のところで、現在、合併浄化槽であるところが多いですので、そこの切りかえが当然お金のかかることですので、そこら辺の意思があるかという確認で、あるというところについて推進したいというのが意向調査なんですが、まだそれについての集計については、残念ながら今の段階でお話しするところではない、まとまっていないというところでございます。 ◆市川 委員 わかりました。では、これはまたほかの4地区もあるみたいなので、まとまった段階で教えていただきたいと思います。  しかし、1点だけ意見――意見は後で紙でつければいいんですけれども、建設部でも今、都市計画道路を進めようとしているところもあります。ですので、都市計画道路の線形も、まだ環境調査をやっている段階で線形が見えていないんですけれども、将来的には当然かぶるところも出てくると思うんですね。なので、そこのところについては、ご自宅については、ぜひ事前に教えてあげるだとか、費用対効果の関係も当然出てくると思いますし、それはぜひお伝えしてあげていただきたいなと思っております。これは以上でございます。  あともう1点、438ページ、「事業の成果」のところで「未利用エネルギーの導入可能性を検討しました」というところがあります。どのようなエネルギーの検討をされたのか、教えてください。 ◎水再生センター所長 未利用エネルギーの検討の内容でございますけれども、未利用エネルギーの検討委託ということで、コンサルタントに委託を出させていただきました。成瀬クリーンセンター、鶴見川クリーンセンターにおきまして、導入可能なものということで最終的には検討をしていただいたんですけれども、そのテーブルにのせるものは、例えば大きな風力発電だとか、そういうものも一応は出していただきました。  ただし、実際には、住宅街にこういう大きな風車は置けないですよねというようなところも全て出させていただいて、最終的には太陽光発電の設備、あとバイオマス関係、これはガスをとるか、水素をとるかというお話もございますけれども、今その2つの項目について有効性があるという調査結果をいただいております。 ◆市川 委員 そうすると、昨年度は調査をして何がいいかというふうに選んでいただいたので、それが今年度の予算に反映して、実際視察に行ったりとかというふうに向けての2014年度の調査であったと理解してよろしいですか。 ◎水再生センター所長 委員のおっしゃるとおりで、昨年度の委託の結果を踏まえて、これから事業化に向けてどのようにしていくかということでスケジュールをつくりました。バイオにつきましては、実際に私どもの汚泥でどのぐらいガスが出るんだろうというところから調査をしなければいけませんので、来年度以降、実験という形で、テーブルテストみたいな形で実証実験を積み重ねていく予定にしております。 ◆市川 委員 決算ですので、それ以上はお伝えしませんが、特に成瀬のクリーンセンターにしても、鶴見川のクリーンセンターにしても、老朽化がすごく激しいところは数値で見てわかるんですが、市内の公共施設の中で最も大切な公共施設はここだと思うんですよ。災害があろうが、何があろうが、必ずトイレはしますし、小学校、中学校にはマンホールトイレがついていますので、必ずそのものは下水管を通って下水場に行くというところがあります。  老朽化のところがありますので、管の維持管理、または施設の維持補修は必ず進めていただいて、壊れる前の対策をぜひとっていただくのと、あわせて人材育成というのが大変重要だと思うんです。化学の方、科学の方、そこらの人に対して部内における研修だとかというのは2014年度どのようなことを行ったか、教えていただきたいと思うんです。 ◎水再生センター所長 職員の技術向上に向けた研修というようなお話かと思うんですけれども、今、町田市では仕事目標というものを立てさせていただいて、課の仕事目標の中にも、そういう技術の継承、それから向上ということで課題を出させていただいています。  年間の研修回数というところを指標にさせていただきまして、職員が1人講師になりまして、水質のお話を機械、電気の職にも伝える。また、電気、機械の人も全ての職員に伝えるということで、中堅の職員が講師になってOJTを図っているというような状況でございます。 ◆市川 委員 先ほど建設部でも、若手の職員が若手の職員に対して教えるということをやっていました。やはり自分の知識を再確認するという意味でも、かなりそれは重要なことだと思いますので、町田市の大変重要な施設ですので、人材育成と施設の管理は抜かることなく、ぜひ推し進めていただきたいと思いまして、終わりにさせていただきます。 ◎下水道部長 今、未利用エネルギー等を踏まえていろいろお話しいただいたんですが、災害時に当然とめられないということもあるので、下水道というのはためておくことができない。要は365日きちんと動かないと処理できませんので、それが第一前提として、できれば災害時にも電力として使えるのではないか。  あと、先ほどからありました老朽化という面では、2つの処理場で電気料金が毎年数億円かかっています。それの削減というのは非常に大きな課題になりますので、そういう意味でも未利用エネルギーというものを導入しろということで今検討させています。  これは国も下水道の汚泥に関してのエネルギーを検討しようということで動いていますので、今、若手の職員を中心に結構国の情報を集めたりなんかして、職員同士で研修しているということで、実は今年度は予算をとっていないんです。それは職員同士で検討してもらって来年度につなげようということでやっていますので、今後もその辺を見ていただけたら助かるなと思います。 ◆佐々木 委員 評価シートの432ページなんですけれども、市で管理している調整池に流出口の改造、水位計を2カ所設置したということなんですけれども、これはどこで、あと3カ所同じように積算までしたということなんですけれども、それはどこでしょうか。 ◎下水道管理課長 調整池の改造につきましては、下水道のアクションプランで貯留機能を向上させる目的で5カ所を掲げております。2014年度につきましては、小山ヶ丘の小山上沼調整池、あと小山馬場谷戸調整池、この2カ所の改造を行いまして、効果の検証をはかるために、この2カ所については水位計を設置しております。この2カ所については、台風18号の影響による大雨の際は設計どおりの効果がございました。また、設計箇所の3カ所につきましては、下小山田の住吉調整池、あと相原町の相原せせらぎ調整池と武蔵岡調整池でございます。 ◆佐々木 委員 町田市で管理している調整池というのは幾つぐらいあって、今回こういう改造をしたのは初めてなんでしょうか。順番でやっているか、どうなんでしょうか。 ◎下水道管理課長 今現在、町田市で管理している調整池については、2014年度で118カ所でございます。この5カ所については、アクションプランについて、先ほども言いましたように5カ所を設定しておりますので、今後この5カ所が終わり次第、また検討に入りたいと思います。 ◆佐々木 委員 わかりました。ありがとうございました。この間の大雨のときにも、近所の調整池が大分満杯だったので、やっぱり順番でやってほしいなと思っています。  あと、すごく単純なんですけれども、433ページで草刈り委託が年々増加していると書いてあるんですけれども、理由は何かなと思ってお聞きします。 ◎下水道管理課長 草刈りの範囲が増加傾向にあるということなんですけれども、草刈りについては、水路、雨水管渠の用地、あと調整池用地の年間2回くらい行っているんですけれども、2014年度は1万1,763平米ほど増加しております。要望に対して草刈りを行うことも、計画的に行うこともあるんですけれども、その辺の要望についての増加もございました。 ◆佐々木 委員 水路がふえるわけではないので、草刈り範囲だけがふえるというのでは、例えば国から水路の管理を移管されたとか、そういうこともあるんでしょうか。 ◎下水道管理課長 水路につきましては、恥ずかしながら、今現在、何キロメートルというはっきりした距離数というのがまだつかめていませんので、今後調査委託をかける予定なんですけれども、下水道管理課で把握している水路の距離が、今の状態がわからない状態なので、要望があって初めて行くような水路もございますので、その辺でふえる可能性があるということです。 ◆佐々木 委員 そうすると、もともと水路はあるけれども、地元の方から、これは自分たちの土地ではないというか、公共の水路なので草刈りをお願いしたいという要請がふえているということなんでしょうか。 ◎下水道管理課長 そうでございます。 ◆吉田 委員 評価シートの430ページなんですけれども、下のほうの欄に、行政コスト計算書のところに住民訴訟に係る弁護士報酬の支払いによる損害賠償金と書いてありますけれども、ちょっとこの分が記憶になかったので、どういうものだったか。 ◎下水道整備課長 それでは、住民訴訟に係る弁護士報酬の支払いによる損害賠償金について説明をいたします。  さかのぼるんですが、1998年から2000年に東京都――旧ですけれども、今の都市づくり公社の委託した下水道工事において談合が発生しております。その後、2000年9月に公正取引委員会の審査が入っております。その段階で2008年に課徴金の納付を命ずる審決が出ているところです。  その後、住民監査請求が町田市でも出ておりましたが、これについては公社への委託ということで、私どものほうでデータがなかったという理由で、住民監査請求については棄却となっております。  その後、2002年5月に東京地裁に住民訴訟が出まして、判決について9案件、10社ということで損害賠償の支払いが命じられ、その後、東京高裁、それから最高裁と至って、支払いについては確定ということで内容について触れていないところでございます。  最終的に損害賠償、それから遅延の損害金につきましては、各社から合わせまして、2009年、2010年あたりですか、そこで私どもの市に支払いが至っているわけなんですが、先ほどお話しした住民訴訟ということですので、住民の方が弁護士をお雇いになっているということで、それについて町田市について、当然その額について弁護士の費用を市で請求があったところです。  整理をした中で、最終的に町田市は2012年2月に2,200万円の支払いをしました。その後、これは町田市だけではなくて、立川市、それから八王子市も同じ、当然そういう内容の公正取引委員会の案件となっていたわけで、その結果、立川市のほうで京都市の判例で、そういう場合について我が市で1回は払いましたけれども、それについて談合の業者に支払い要求ができるという事例がありましたので、速やかに私どもも、要するに弁護士の支払いについてのものを早急に訴訟し、それについての請求を求めたところでございます。  最終的に今、委員がご質疑いただいた住民訴訟に係る弁護士報酬の支払いによる損害賠償金として1,461万9,000円が町田市に歳入として2014年度に入ったということです。  概略で簡潔にお話ししたつもりなんですが。 ◆吉田 委員 そうしますと、今期の決算で財務部のときに損害賠償金のことを私は質疑したんですけれども、最終的にはそれが和解のところがあったはずなんです。その分で質疑したんですけれども、内容は財務部で質疑したことと今ここで出てきている分は対象としては同じものですかね。 ◎下水道部長 財務部でこの場に出てきている数字は、恐らく一般会計分だと思いますので、うちは特別会計で処理して、下水道事業に関しての歳入で見ていますので、恐らく財務部のものとは内容は違うものだと思います。 ◆吉田 委員 私がお聞きしているのは、事件になったものとしては同じ、このことですかねという話をしているんですね。全くこの下水道の分の新都市公社の分と町田市が訴えた分と内容的には、そっちは建築だったかどうかが、そこはちょっとはっきりしなかったので、きょうの話としては記憶が、だんだん思い出したんですけれども、ただ、物がさっき言った財務部で話をした分ときょうの分は対象が建築と下水道ということで違うのか、一部は一体になっているのか、それが記憶がはっきりしないんです。  同じような部分で、多摩環境事務所のところで、あっちの分は整備の分でやっぱり談合に関する訴えがあって、これは裁判が確定して返済された。同じように、今度は弁護士報酬の問題が住民監査請求が起きてきたので、その分も請求して、今、京都の判決と言われたので、あちらもたしか京都の判決をもとに、最終的には裁判の結果ではなくて、相手が支払ったと思うんですね。  それで多摩環境事務所の分は決着がついたと思うんですけれども、こっちの場合は住民監査請求の弁護士費用の分を町田市が払う結果、最終的に業者サイドから収入があったという経緯の内容ですか。 ◎下水道部長 今、吉田委員がおっしゃられた多摩環境事務所の根本となる判例、参考にした京都の判例というのは同じ判例でございます。ですから、そういう意味では同じ根っこというんでしょうか、同じ内容になっています。 ◆吉田 委員 そうすると、この間の経緯の分は、財務部の分はまだ最終的に和解勧告の分が決着がついていないということで意見を言ったんですけれども、この分はもう全部決着がついたということでいいわけですか。
    ◎下水道整備課長 はい、そのとおりでございます。ただ、2,200万円とここに書いてある1,400万円ということで数字が若干違うのはお気づきだと思います。これにつきましては、業者が1者倒産をしまして、求めるところが残念ながらできないというふぐあいがございまして、最終的に払えるところにはしっかり払ってもらうということで整理をしたものということです。 ◆吉田 委員 その分は今言いましたが、財務部のときも同じように2者あって、1者はもう請求できないということで、その分は放棄するということがわかりましたので、この分も同じような措置だということで理解しました。  せっかく今、新都市建設公社のことが出てきましたので、関連してお尋ねしますが、一般に下水道がもう、きょうの説明で相原地区とか、小山田地区とか、そっちのほうで合併浄化槽と選択をするというようなレベルのところまでいったので、新都市建設公社に発注する金額としては、全体としてもう減少傾向にあると思っていいんですか、それともまだまだこれは、エリア的には広い範囲なので、それほど変わらないと見ていていいんですか。大ざっぱな話でいいんですよ。 ◎下水道整備課長 これにつきましては、毎回ご質疑いただいてデータは取り寄せております。2014年度時点の清算の中では、公社のほうが51.8%、直営につきましては48.2%ということで、とんとんというか、若干公社の額のほうが多い結果になっております。 ◆吉田 委員 今、直営の話をされまして、私の経験上は人口10万ぐらいのところでも、福岡県内の市は全部直営でやって、福岡市だけではなくて、周辺都市もやっていたんですね。それで逆に多摩地区というのは不思議だなというふうに前から思っていたものですから、お尋ねしているんです。  あと、これから先、もう雨水管が数十年間たって更新というのは行われるんですか。下水道の場合は、つくったら半永久的に持ちこたえると思っていていいんですか。  今、水道が前のやつと更新をどんどんやっていますね。管の種類をかえるために、前の管とどんどん入れかえて、前は石綿管とか、そんなものがあった時代から、また今も前の管をライニングした管に取りかえているというような状況なんですけれども、下水道の場合は、その種のものが起きているのか、それとももう当初設備したもので大体間に合っているのか、あと50年ぐらいそのまま持ちこたえるのか、その点をお願いします。 ◎下水道整備課長 今のご質疑で水道管と下水道管のお話で事例をいただきました。水道管につきましては、今お話のとおり石綿管、FC管、ダクタイル管、それから抜けないようにということでNS管というのが代々耐震に求めるということです。  下水道管につきましては、当然コンクリート、現在は塩ビ管とかも使っていますが、平成9年以降のものが基準的に耐震的に大丈夫かということの指針がありまして、そちらを現在調査しながら、危ないところを整理しています。  基本的にどこが危ないかというと、現実にはマンホールの現場打ちということで、製品をただ入れるというところではなくて現場でつくったところ、ここについての管の抜けだとか、それから座屈というコンクリートがどうしても横に崩れるというんですか、そういうのがありますので、そういうところを補強工事ということでやっております。  製品自体を入れたところをまた全て入れかえるということは今のところ基本的には考えず、耐震化、アクションプランにも掲載しておりますが、現在、町田幹線につきまして強化をするということで進めているところです。ですから、材料の変更とか、そういうものは今のところ考えておりません。 ◆吉田 委員 あわせて、その種のレベルも聞かせていただきました。水道で行われているようなことは下水道ではないということで理解していいわけですね。  そうすると、今後の主体は、下水道の場合は敷設していくよりも管理していくことのほうが中心になっていくということですね。今、マンホールの話も聞きましたので、それは恐らく現場打ちしたものは同じような問題が起きるでしょうから、この維持管理は、新都市建設公社が工事したところでも、かかわったところでも町田市が全部やるということでいいわけですね。 ◎下水道管理課長 管につきましては、更生工事、管の中に被覆をしたり、延命化を図るということで対応するということでございます。それはうちの工事請負で委託しまして、工事を行うということでございます。 ◎下水道部長 今いろいろ下水道整備課長と下水道管理課長が答えているんですけれども、吉田委員がおっしゃっていたように、下水道管というのは昔のものはコンクリート管が多いんです。  コンクリートというのは耐用年数が50年と言われていまして、老朽化による変質でひびが入ったり、あるいは根が入って閉塞したりというのがあるので、そういう意味では管渠を毎年250キロメートルずつ点検しながら補修をかけているんですが、本当にひどくなってきた場合は、先ほどちょっと下水道管理課長が言いましたように、中に圧入して圧力をかけて管を更生する工事があります。  今いろいろな工法が出ていまして、そういう工事がこれからどんどん出てきます。それを今、下水道整備課でも計画的にやっています。下水道整備課では、それにあわせて耐震化の話があって、耐震化の話もお答えしてしまっていましたけれども、その辺、混同されてしまうかなと思いますので、管渠の更生工事というのも、ひどいところはスパンを決めてやっていますので、その辺はご理解いただければと思います。 ◆吉田 委員 その種の工事というのは、町田市と委託業者、町田市の職員の人か、もしくは委託業者とでやれるということですね。新都市建設公社が絡まなくても済むということですね。 ◎下水道整備課長 各市を当然調査はかけております。公社に対して維持管理ということで委託をしているところも現実にはございますが、町田市は今の段階では、今、下水道管理課長ともども私も言ったとおり、直営でやっていくというスタイルで動いているところです。 ◆吉田 委員 人口40万人以上の都市ですので、直営でぜひやっていただきたいと思っております。そのことは以上で終わります。  あと、少しわからないことがありまして、今、下水道整備をずっとやって、先ほどから残っている点は、未整備の地区だとか、それから接続していない家に対する対応、我々も日常的にそういうのはあり得るんですけれども、全部整備地区だと思ったところで、ぼこっと抜けている、外されているエリアがあるところなんかがあるんですけれども、その種のものに対しては、下水道部としてはもうそれはそれでしようがないんですよという考え方なんでしょうか。そういう狭いエリアがあって、周辺の人が非常に苦慮されている例があるんですけれども、もう我慢してもらうしかない、それはずっと民と民の関係だということになるんでしょうか。 ◎下水道整備課長 経年にわたって、先ほど部長からも初めにご説明したとおり、下水道の人口普及率については面整備として98.4%とかで来ています。  その中で過去については、例えば境界確定がしていない場所、私道で承諾が得られない場所、それから地形的に困難な場所、高低差があるというんですか、下水については上から下に流すというのが基本の考えで、面整備といいながら、なかなかそこには私道もご承諾をいただかなければいけないという経年の課題は確かにございました。  現在、当然人口普及率が上がっている中で、私どもの目標としては、アクションプランにも記載してあるとおり、今の供用開始をしなきゃいけない区域というのが決まっておりますので、これについては最善をつくさなきゃいけないという使命があると判断しております。  ついては現段階では、今、どこというわけではないんですが、穴があいているところというんですか、ここについて私どものほうで要望があったところだとか、過年にわたってもありますので、そういうところにお声かけをして、再度ご承諾がいただけないかとか、そういうことで動いているということもあります。  また、境界確定が決まっていないところも、当然官民境界が決まっていなくて後々境界確定して下水が入ってしまうというところもあります。これについても、ご了解をいただいて承諾書をいただきながら、そういう事情で、我々も入れたいという気持ちもあり、相手様も入れてほしいという気持ちの合意の中で、トラブルがないようにということで、お互いの確認書ということで承諾書をいただいて進めるようにしています。  また、地形的に困難な高低差につきましては、過去経年にわたっては、今お話ししたとおり、上から下に下水は流すわけなんですが、結構下水管を入れるところ、幹線は違って枝線の話だと思うんですけれども、それについて浅い事業が多種あったと思います。現在では、そういうところしか残っていないということもありますので、工事は当然かかりますが、下水道管を深い位置に入れながら、上から下に行くようにということで基本的に考えています。  また、町田市には36カ所のポンプがあります。それは高低差があって無理で、それをポンプアップということでやる場所なんですが、基本的には後々維持管理上の問題もありますので、なくすという前提ではやりますが、やむを得ない場合については、今後、経路が全くないということであれば、そういうことも考えていくという時代に突入しているのかと思います。  進捗率については、相手様のいることでありますが、市側としては前向きに100%を目指して整備したいというのが現在の考えであります。 ◆吉田 委員 たまたま遭遇して、ごくピンポイントでそこは整備しなくてはいけないエリアに入っていないというところに遭遇してしまったものですから、皆さん、周りとしては困っている。ご本人は困っているかどうかわからないんですけれども、今の話を聞きましたので、また改めて研究をさせていただきたいと思います。 ◆おく 委員 今、下水道整備課長がおっしゃっていただいたポンプ場のことで確認ですが、評価シートの443ページ、この鶴川ポンプ場と鶴見川クリーンセンターとのかかわり合い、聞いたことがあるんですが、日ごろさわらないというか、接する機会が少なくて、まず、今ご説明いただいたポンプ場の1つという捉え方でいいんでしょうか。 ◎水再生センター所長 まず、442ページ、443ページに記載されています鶴川ポンプ場のお話でございますけれども、最初、部長からご説明がありましたとおり、下水道が始まった当初の処理場ということで、鶴川の麻生川の近くに処理場がございました。それが最終的には鶴見川クリーンセンターということで、平成2年に入れかわっております。そのときに、処理場だったところに下水が当然集まりますので、そこをポンプ場として鶴見川クリーンセンターに圧送している状態でございます。それが鶴川ポンプ場ということです。  先ほど下水道整備課長がお話ししていましたけれども、町田市内に36カ所ポンプがセットされていますということは、下水道の管の中に入っている小型のポンプがセットされている場所が36カ所ありますということで、こちらに書いてある鶴川ポンプ場とマンホールポンプは別物ということでご理解をいただきたいと思います。 ◆おく 委員 ありがとうございます。  そうすると、鶴川ポンプ場、資産老朽化の比率が81.6%という数字を示して、また、鶴見川クリーンセンターも73.8%ということで、いよいよここにかかる費用というのは見て見ぬふりはできない状態になっているんです。  ここへの2014年度においてもそうですけれども、どのような形で補完という言葉を使うんでしょうか、補修という言葉を使うのか、よく使い方がわからないので大変恐縮なんですが、どのように――だましだまし使うという言葉のほうが適切かもしれませんけれども、それをちょっと教えて、今まで2012年度、2013年度、2014年度どのようにやってこられたか。 ◎水再生センター所長 まず、鶴川ポンプ場の維持管理、鶴見川クリーンセンターについても同じような手法をとっておるのでございますけれども、先ほど市川委員からご指摘がありましたように、やはり下水道の処理施設として機能を100%維持しておかなければいけないということが最大の使命でございますので、機器の寿命、当然規定の寿命がございますけれども、それ以上に使った上で更新工事というものを定期的に機械ごとに毎年毎年順番に行っているということになります。  鶴川ポンプ場につきましては、たしか今年度、中の除じん機、ごみを取るようなものとか、あと中のライニング、要は水がたまるところに硫化水素が発生しますので、コンクリートの腐食を防ぐためにライニングを施すというような更新工事を実際するような形になっております。これはたしか2015年6月議会で上程させていただいていますので、この工事を今年度行う予定になっております。 ◆おく 委員 そうすると、関連性があるかどうかということで伺いたいんですが、建設仮勘定の主な増減理由のところに汚泥脱臭、掻寄機等幾つかありますね。これに対して約2,580万円の増加とございます。これは増加というと、何かセンター並びにポンプ場にかかわる新しい増加をしなくてはいけない背景が出てきたんだろうと思うんですが、その背景を教えていただけますか。 ◎水再生センター所長 443ページの貸借対照表の建設仮勘定というところでございますけれども、まず、建設仮勘定というものがどういうものかというか、例えば汚泥脱臭・掻寄機・用水・消毒設備というところでございますけれども、これについては去年から実際行いまして、ことし実際に行っているということで、建築工事自体がまだ完了していないんですね。要は中途半端な1年目ということでございますので、その分を建設仮勘定という形で載せさせていただいています。  ですから、下の2号焼却炉空気予熱器更新工事におきましても、これは鶴見川クリーンセンターでございますけれども、これについてもやはり1カ年目ということで、最終的に資産にまだなっていないというような状況でございます。これが建設仮勘定です。 ◆おく 委員 その辺のことは確認という意味で、そうすると、例えばこれは用水設備、または掻寄機設備、または汚泥脱臭設備、こういうそれぞれの設備を言っているということでいいわけですね。それが去年というか、仮勘定で立ち上げているから、今年度に全て完成させるという意味合いのことでよろしいですか。 ◎水再生センター所長 今の委員ご指摘のとおりでございます。 ◆おく 委員 クリーンセンターが供用開始して24年、耐用年数というのは、こういう扱っているセンターの場合はどのぐらいを目安にするんですか。 ◎水再生センター所長 耐用年数でございますけれども、先ほど部長からもお話がありましたけれども、コンクリート関係、要は建物につきましては、RCであれば大体50年というのが1つの目安かと思います。あと、電気設備におきましては、品物によりますけれども、15年とか、ですから、物によって10年から20年というような幅がございます。  その更新の期間を過ぎて、それを超してから私たちは更新をするように心がけていますので、それを計画につくって、10年間の更新計画というものは持っております。 ◆おく 委員 よくわかりました。老朽化が進んでいる中で上手に使っていただいている。ポンプ場についてはお世話になっているので、よく知らないと、これからも接する機会が多いものですから、きょう教えていただきました。  もう1点だけ伺ってよろしいですか。432ページの成果の説明の黒ダイヤの4つ目のところに「排水設備指針の徹底を図るため」という文言がしたためられて、講習会を開いて業者の方々のレベルアップを図られているみたいなんですが、これは従前から、こういう下請というか、機械屋さんというか、設備屋さんに対してやってこられた内容なんでしょうか。 ◎下水道管理課長 この理解度テストというものは、新規の指定工事店に対しまして、現在、185店舗のうち、168店舗が市外の指定工事店でございます。市によって申請や施工方法が異なりますので、新規に指定する際には講習を行いまして、理解度を高めるテストを実施しておる次第でございます。  市外の指定工事店が最近非常にふえているものですから、やはり町田市の様式といいますか、施工方法もかなり違いますので、その辺でレベルアップを図るということで、今、何年前からというのはわかりませんけれども、以前からふえたということで行っているということでございます。 ◆おく 委員 わかりました。私も、最初にこれを読んだときに、市内店舗と市外店舗のことが浮かんで、市外店舗でそれぞれ実績のある企業が町田市に仮に入ってきたときに、その実績歴というものが勘案されるのかなという気持ちがあったので、入ってきたときには、今、課長がご説明いただいように、あくまでも新規は新規なんだと、そういう意味合いで町田基準に合わせるということで理解してよろしいでしょうか。 ◎下水道管理課長 そのとおりでございます。 ◆おく 委員 ありがとうございます。  今、もう1個気になったのを言うのを忘れてしまいました。433ページの「成果および財務の分析」の黒ダイヤの5つ目のところ、飲食店196店舗にグリストラップという指導を行っているというのは、これは従前から行っているものですか。 ◎下水道管理課長 現在、天ぷら油とか油を使用している店舗が196店舗ほどございます。グリストラップにつきましては個人管理ですので、1軒1軒店舗を回りまして、グリストラップの管理、清掃をしてほしいという説明、あとパンフレットも配付しているんですけれども、油が管の中に入りますと、それが原因で詰まるということなので、ここについても何年から始めたというのは今ちょっとわからないんです。  何年から始めたというのはわからないんですけれども、管に詰まらない状況にしたいということで、こういう契約をしてございます。 ◆おく 委員 パンフレットを配付しながら、196店舗に回って、その反応というのはどうなんですか。町田市が行政の立場で指導という言葉とか要望とか、いろいろあると思いますけれども、これは指導ですか、それとも要望ですか。 ◎下水道管理課長 先ほど言いましたように、グリストラップについては個人管理ですので、うちのほうはお願いする形ですので、お願いということで回っております。 ◆おく 委員 そうすると、個人の自己責任的な発想で処理をしてもらうとなると、自分のお店で詰まらせてしまったときの費用負担というのは、また管の入れかえだとか、油脂が詰まって営業に支障を来すようなことになったときには、当然自分が工事を発注してとか、もともと行政がつないでいたパイプの接続部分だとか、そういうところまで業者の方が入れかえだとか、チェックをされるかと思うんですけれども、その辺についての費用の案分というんですか、市はここまで見るけれども、100%あなたが悪いんだから、あなたが全部やりなさいよという捉え方でいいんですか。 ◎下水道管理課長 町田市の下水道部が管理している下水管といいますか、公共汚水ますまで町田市が管理しているものでございます。そこから先といいますか、宅内については個人管理なので、その辺はお願いということです。 ◆おく 委員 了解いたしました。ありがとうございました。 ◎下水道管理課長 先ほどの理解度テストなんですけれども、いつからということで、2013年度から始めております。グリストラップのPRについては、2014年度から始めております。 ◆おく 委員 わかりました。では、本当に最近なんですね。ということは、2014年度からスタートしたグリストラップについてもそうですけれども、業者に関しては町田市に入ってきた業者ですから、全て対面しながら何でもできますけれども、こちらの個人のほうはこちらから出向くという姿勢があるから、浸透というのはこれからなんだなということでいいということですね。 ◎下水道管理課長 そのとおりでございます。 ◎下水道部長 先ほど補足すればよかったんですけれども、おく委員から施設の耐用年数というお話が先ほどありましたけれども、公共財産の耐用年数にかかわる基準というのが新公会計制度を入れる前にできていまして、2012年度4月で適用なんですが、その中で下水処理場だとか、ポンプだとか、あと設備なんかも、電気設備は何年とかと結構決められていまして、そういうものにあわせて耐用年数を決めて、減価償却を出していますので、市の全体的なトータルの基準を準用して、うちのほうも減価償却等を計算しているということでご理解いただければと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で下水道事業会計の質疑を終結いたします。  休憩いたします。              午後6時28分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時29分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって認定第1号 平成26年度(2014年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。  決算意見の提出については、9月24日の午後5時までに各委員より文書で委員長に提出してください。  9月30日は、午前10時から委員会を開催し、本決算に対する討論・表決及び意見の集約を行いますのでご参集願います。  以上で本日の委員会は閉会いたします。              午後6時30分 散会...