町田市議会 2013-03-04
平成25年 3月定例会(第1回)-03月04日-03号
平成25年 3月定例会(第1回)-03月04日-03号平成25年 3月定例会(第1回)
町田市議会会議録第3号
3月4日(月曜日)
出席議員(34名)
1 番 (欠 番) 2 番 渡 辺 厳 太 郎
3 番 松 岡 み ゆ き 4 番 い わ せ 和 子
5 番 森 本 せ い や 6 番 佐 藤 和 彦
7 番 わ た べ 真 実 8 番 戸 塚 正 人
9 番 池 川 友 一 10 番 佐 々 木 智 子
11 番 山 下 て つ や 12 番 お く 栄 一
13 番 市 川 勝 斗 14 番 新 井 克 尚
15 番 三 遊 亭 ら ん 丈 16 番 河 辺 康 太 郎
17 番 齋 藤 祐 善 18 番 熊 沢 あ や り
19 番 佐 藤 洋 子 20 番 細 野 龍 子
21 番 上 野 孝 典 22 番 あ さ み 美 子
23 番 宮 坂 け い 子 24 番 若 林 章 喜
25 番 佐 藤 伸 一 郎 26 番 渋 谷 武 己
27 番 田 中 修 一 28 番 藤 田 学
29 番 吉 田 つ と む 30 番 殿 村 健 一
31 番 川 畑 一 隆 32 番 大 西 宣 也
33 番 友 井 和 彦 34 番 (欠 番)
35 番 谷 沢 和 夫 36 番 おさむら 敏 明
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席説明員
市長 石 阪 丈 一 副市長 鷲 北 秀 樹
副市長 加 藤 英 典
政策経営部長 髙 橋 豊
広報担当部長 本 多 浩 子 総務部長 酒 井 和 人
財務部長 水 越 壽 彦 市民部長 平 野 清
文化スポーツ振興部長 スポーツ担当部長
石 井 章 夫 笠 原 道 弘
いきいき健康部長
地域福祉部長 大 貫 武 倉 田 二 朗
地域保健担当部長 子ども生活部長
大 井 洋 鈴 木 信 行
経済観光部長 笠 原 裕 至
環境資源部長 宗 田 隆 由
施設建設担当部長
田 後 眞 人 建設部長 浅 沼 修
都市づくり部長 都市整備担当部長
吉 原 克 沖 哲 郎
下水道部長 渋 谷 晴 久 会計管理者 松 村 信 一
市民病院事務部長 総務部総務課長
森 静 夫 田 中 久 雄
教育委員長 岡 田 英 子 教育長 渋 谷 友 克
学校教育部長 坂 本 修 一 生涯学習部長 守 谷 信 二
選挙管理委員長 農業委員会会長
大 澤 進 吉 川 庄 衞
代表監査委員 小 西 弘 子
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席事務局職員
事務局長 八 木 友 則 課長 古 谷 健 司
議事係担当係長
課長補佐 水 元 友 朗 佐 藤 義 男
議事係担当係長
土 方 智 議事係主任 大 宇 根 章 士
議事係 石 阪 啓 介
速記士 三 階 佳 子(
澤速記事務所)
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
平 成 25 年(2013年) 3 月 4 日(月)
議 事 日 程 第 3 号
午 前 10 時 開 議
第 1
会議録署名議員の指名
第 2 一般質問
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
会議に付した事件
日程第1から日程第2まで
午前10時 開議
○議長(田中修一) ただいまから本日の会議を開きます。
――
―――――――◇――――――――
△日程第1
――
――――――――――――――――
○議長(田中修一) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。
35番 谷 沢 和夫議員
36番 おさ
むら敏明議員
――
―――――――◇――――――――
△日程第2
――
――――――――――――――――
○議長(田中修一) 日程第2、一般質問を行います。
質問の通告がありますので、順次発言を許します。
15番
三遊亭らん丈議員。
〔15番三
遊亭らん丈登壇〕
◆15番(
三遊亭らん丈) おはようございます。ことし最初の一般質問ということで、きょうから5日間にわたりますが、私、その前座を務めさせていただきます。
なお、議長のお許しをいただきまして、資料をご配付させていただきましたので、そちらもお目通しをいただければ幸いでございます。
それでは、通告に従いまして、5項目にわたって一般質問を行わせていただきます。
1、
外国人観光客の市内誘致について、2、
指定管理者の
指定管理経費について、3、
微小粒子状物質PM2.5への対応について、4、寄附によって市政に参加できることを制度化してはどうか、5、
当市ホームページの更なる
利便性向上を目指しての5項目でございます。
まず、項目番号1についてでございます。
最近の円安傾向もありまして、海外からの観光客が増加していると伺っております。また、市長も平成25年度施政方針において、都市間競争を勝ち抜くためには訪れたいと思えるような都市の魅力を他の都市以上に高めていくことが必要ですと言及しております。特に商業都市という一面もございます町田市にとっては、来街者の増加は欠かすことのできない施策と考えられます。
来街者という意味では、そこには国内各地からの来街者は当然のことといたしまして、加えて海外から町田を訪れる方、こういう方々も範疇に入るかと思いますが、その際、日本を訪れる外国の少なくない方々が訪日前に有力な情報源としてjapan-guide.comの
ホームページを参照するとの報道がございました。そのjapan-guide.comの
トップページは、皆様方にご配付させていただきました資料1にあるとおりでございます。
そこで伺います。(1)外国の方が来日する際、japan-guide.comの
ホームページを参照するとのことであるが、それへの対応を望む。
次に、項目番号2でございます。
指定管理者の
指定管理経費についてですが、これは昨年の12月25日付の「2012年度
財政援助団体等監査の結果について」をもとにした質問でございます。そこでは、
指定管理者から提出された事業報告書及びその関係書類を確認したところ、収支内訳表の旅費、交通費には、正規職員等が他自治体の
スポーツ施設へ
レッスン講師や行事の応援等に行く場合の電車賃が含まれていたが、このことによる人件費の負担も町田市であるとのことであった。また、役務費には、他自治体の
指定管理経費であるはがき代4,500円が含まれていたとの指摘があり、それを受けて監査から、
指定管理者は、業務基準書にのっとり業務を履行するとともに、適正な
指定管理経費として市が負担すべきものと、
指定管理者が利益のうちから会社経費として賄うものとを区別し、収支内訳表には、
指定管理経費として市が負担すべきもののみを計上されたい。また、誤りについては修正されたいと指摘されていることを踏まえての質問でございます。
(1)
指定管理経費は、当然のことながら適正に運用されなければならないが、その適正化の向上について、先に触れた案件に関しまして、当市はどのようにお考えなのかをお答えください。
次に、項目番号3、
微小粒子状物質PM2.5への対応についてでございます。
この件に関しましては、最近さまざまな動きがあるようでありまして、北京を初め中国各地において深刻な大気汚染が観測されております。日本への影響が懸念されているところでありまして、この影響を心配する町田市民の声も多数市役所に寄せられているのではないかと思います。
既に皆様方もご存じのこととは思いますが、念のため、このPM2.5とは、直径2.5マイクロメートル以下の
微小粒子状物質のことでございまして、大気中の濃度が上がると、呼吸器や循環器に持病のある方は息苦しくなったり、血圧が上がることがあるそうです。また、濃度の高い場所で長期間生活すると、健康な方でもぜんそくや肺がんのリスクが高まるとの研究結果もあるそうです。日本では2009年に、大気中の濃度を1年平均で1立方メートル当たり15
マイクログラム以下、かつ1日平均で同35
マイクログラム以下に維持するのが望ましいとの環境基準が設定されております。
当然のことながら、関係当事国である
中華人民共和国政府も手をこまぬいているわけではなく、目標とする環境基準を設定いたしましたが、その達成時期は2030年ですから、まだあと17年もあるわけでありまして、この件で日本の環境省は2月27日に、注意を必要とする暫定的な指針値を1日平均で1立方メートル当たり70
マイクログラムと定めました。そのPM2.5が偏西風に乗って黄砂とともに日本に本格的に飛来する時期を迎えておりまして、当市においては、(1)観測体制について、(2)町田市民への影響についてをお尋ねいたします。
次は、項目番号4の寄附によって市政に参加できることを制度化してはどうかであります。
寄附に関しましては、私は
ふるさと納税という観点から平成20年6月定例会でも質問をさせていただきましたが、今回は寄附によって市政に積極的に参加できるようにしてはどうかという観点からの質問でございます。
つまり、町田市にご寄附をいただく場合、寄附金の用途は指定せずに一般的にお使いくださいという寄附もあれば、特定の目的に絞って寄附をしたいという方もいらっしゃると思われるわけでありますが、その際、市政情報を積極的に開示してどの施策に寄附金を充当するのかを明らかにしている自治体があることを鑑みまして、積極的に市政に参加できる制度を整備してはどうかという質問でございます。
最後は、前回の一般質問でも、私、「当市HPの更なる充実に向けて」という項目で質問をさせていただきましたが、私、毎日のように町田
市ホームページを見ているんですけれども、実は最近まで緊急情報の欄があるということに気づかなかったのでありまして、これは私の責任なんですけれども、それをもうちょっと目を引くようにしたらよろしいのではないかなということで、その観点からの鹿児島
市ホームページの
緊急情報等を取り入れて、町田
市ホームページの更なる
利便性向上を望むという質問をさせていただきます。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
○議長(田中修一) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) おはようございます。本日から5日間の一般質問でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
三遊亭議員のご質問につきましては、担当からお答えを申し上げます。
○議長(田中修一)
経済観光部長 笠原裕至君。
◎
経済観光部長(笠原裕至) 項目1の
外国人観光客の市内誘致についての1点目の外国の方が来日する際、少なくない方々がjapan-guide.comの
ホームページを参照するとの報道があったが、それが事実とした場合、それへの対応を望むについてお答えいたします。
japan-guideは、日本の旅行情報や
生活文化情報を集約し、外国人向けに日本の情報を発信するポータルサイトで、毎月約600万件を超えるアクセスがあると言われております。現在、町田市におきましては、町田市
観光コンベンション協会の
ホームページ内に外国人向けに観光情報を紹介する英語表記のページを設け、
イベント情報、観光名所、地図などを紹介しております。今後、
外国人観光客の市内誘致を強化するに当たりましては、戦略的な情報発信とあわせて、
外国人観光客を受け入れるための体制や環境の整備も必要であると認識しております。ご提案いただいた件につきましては、参考にさせていただきながら、
外国人観光客の市内誘致について検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(田中修一)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) 項目2、
指定管理者の
指定管理経費についての(1)
指定管理経費は、当然のことながら適正に運用されなければならないが、その適正化の向上についてにお答えいたします。
議員がご指摘の監査結果につきましては、市として大変重く受けとめております。
指定管理者から報告される事業報告書及び日々の事務連絡等により業務内容の確認をしていましたが、
指定管理経費の内訳の確認について不十分だったと反省しております。監査結果を受けて、
指定管理者には再度指摘事項について確認し、指摘事項に対する是正はもちろんのこと、運営体制や経理について今後厳正な管理をするよう業務の改善を指示しました。今後は、このようなことがないよう
チェック体制を強化し、厳しく監視してまいります。
以上です。
○議長(田中修一)
環境資源部長 宗田隆由君。
◎
環境資源部長(宗田隆由) 項目3の
微小粒子状物質PM2.5への対応についての1点目の観測体制についてお答えいたします。
微小粒子状物質PM2.5とは、粒径2.5マイクロメートル以下の
粒子状物質でございます。このPM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから人の健康に影響を及ぼすことが懸念されております。
お尋ねの観測体制でございますが、現在、都内では東京都が56カ所で測定を行っており、今年度末には新たに25カ所で測定が開始されます。したがって、合わせて81カ所で測定が行われることとなります。町田市におきましては、東京都が
一般大気測定局としまして鶴川第二小学校に設置している
能ケ谷測定局と
金森都営住宅内に設置しております金森局の2カ所で測定を行っております。既に町田市の
ホームページにおいて
微小粒子状物質PM2.5に関する情報を掲載するとともに、東京都
ホームページとのリンクにより都内における観測結果を確認いただけるよう対応しております。
○議長(田中修一)
地域保健担当部長 大井洋君。
◎
地域保健担当部長(大井洋) 項目3の2点目、町田市民への影響についてでございますが、
微小粒子状物質PM2.5の人体への影響につきましては、PM2.5は大変小さく軽いので、空気とともに吸い込まれた場合には肺の奥にまで到達するために、PM2.5に含まれている硫黄酸化物、窒素酸化物、その他の有害物質による肺がん、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されております。
なお、PM2.5についての健康相談は、この2カ月間に2件あり、PM2.5の健康への影響についてお尋ねする内容でございました。
以上でございます。
○議長(田中修一) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 項目4、寄附によって市政に参加できることを制度化してはどうかの町田市に寄附を行う際に、市政に参加できる制度を整備してはどうかについてお答えいたします。
町田市における2011年度の寄附件数につきましては15件で、金額にしますと1,012万円でございます。町田市では、相模原市のような事業を選択して寄附していただくような制度はございませんが、指定寄附金につきましては寄附していただいた方の目的に沿うよう、福祉や緑地保全などの事業に活用させていただいております。
以上です。
○議長(田中修一)
広報担当部長 本多浩子君。
◎
広報担当部長(本多浩子) 項目5の
当市ホームページの更なる
利便性向上を目指しての鹿児島
市ホームページの
緊急情報等を取り入れて、町田
市ホームページの更なる
利便性向上を望むについてお答えいたします。
現在、
トップページ左上に常時掲出されている緊急情報の項目は、休日診療、当番医療等の情報、災害時の備えなどを掲載しております。一昨年発生した
東日本大震災のような大災害時には、この緊急情報とは別に
トップページの上部に重要なお知らせとして情報を掲載しております。今後も早急に伝える必要性が高い情報につきましては、目にとまりやすくわかりやすい表示となるよう検討してまいります。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) それぞれご答弁、どうもありがとうございました。それでは、再質問は項目番号3から行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
町田市内では能ケ谷と金森で測定をしているということがわかったところでございますが、国は大気中の
微小粒子状物質PM2.5の濃度が高くなった場合には、外出や屋外での長時間の激しい運動、それに屋内の換気を控えるよう注意を呼びかけるなどとした指針を決めたと報道されているところでございますが、濃度の基準等は定められているのでしょうか、お願いいたします。
○議長(田中修一)
環境資源部長 宗田隆由君。
◎
環境資源部長(宗田隆由) 人の健康の保護及び生活環境の保全の上で維持されることが望ましい基準としまして、先ほど議員のほうからご紹介がありました環境基本法で環境基準が定められております。大気中のPM2.5の濃度の環境基準につきましては、1日平均で1立方メートル当たり35
マイクログラム以下、1年平均値でいいますと1立方メートル当たり15
マイクログラム以下とされております。この
マイクログラムというのは100万分の1グラムになります。
また、先月2月27日に環境省で
微小粒子状物質(PM2.5)に関する専門家会合という検討会が開かれまして、そちらから指針が示されております。この指針につきましては、1日の平均濃度がこれまでの国の
環境基準値――これは35
マイクログラムでございますけれども――の2倍に当たります1立方メートル当たり70
マイクログラムを超えると予想される場合は、都道府県などが外出や屋外で長時間の激しい運動、それに部屋の換気を控えるよう呼びかけるなどとした内容になっております。
なお、この件につきまして東京都からまだ具体的な通知が来ておりませんので、詳細についてはわかっておりませんが、詳細がわかり次第、市の
ホームページ等でお知らせしたいと考えております。
ちなみに、現在、町田市の
一般大気測定局で測定しています濃度ですが、その日の気象条件によっても大きく変動しております。先週1週間の速報値で見ますと、1日の平均的な値では金森測定局、
能ケ谷測定局、それぞれ値の低い日につきまして、2月25日が4
マイクログラム・パー・立方メートル、3
マイクログラム・パー・立方メートル――立方メートル当たり3
マイクログラムということですね。また、高い日にありましては、2月27日になりますが、金森が28
マイクログラム・パー・立方メートル、能ケ谷が26
マイクログラム・パー・立方メートルとなっており、
環境基準値は下回っている状況になっております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) わかりました。町田市内の2つの測定箇所においても、高い値であっても国の
環境基準値は現在のところ下回っているという情報でございますので、ちょっと安心したところなんですけれども、ただ、今後どのような取り組みを町田市としては続けていくのか、お聞かせいただきたいと存じます。
○議長(田中修一)
環境資源部長 宗田隆由君。
◎
環境資源部長(宗田隆由) 現在、東京都では、大気汚染常時測定局による
光化学オキシダント濃度のデータに基づいて
光化学スモッグ注意報等の発令を行って情報提供しているところでございます。今後、
微小粒子状物質への対応につきましても、このような
光化学スモッグに応じた対応が考えられるところでございますが、先月27日に環境省から暫定の指針の運用、こういったものがまだ我々のほうにも示されておりませんので、これらの内容を十分踏まえながら、都内の大気汚染の状況を把握している東京都の動向を注視しながら対応は考えております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) どうもありがとうございました。町田
市ホームページにおいて、後ほどまた再質問をいたします
緊急情報等の絡みもあるんですけれども、実際に町田
市ホームページのどこかに
微小粒子状物質PM2.5の情報が今あるということらしいんですけれども、なかなか掲載場所にたどり着けません。多くの市民は、市内で金森と能ケ谷に測定局があるということも恐らく存じ上げないのではないかと思いますので、せっかく市内で2カ所あるわけですね。ですから、そこの測定地の情報等をもっとわかりやすいところに掲載するというのも1つの重要なことかと思いますが、そのことに関しまして今後町田市はどのように対応するのか、お知らせいただければと思います。
○議長(田中修一)
環境資源部長 宗田隆由君。
◎
環境資源部長(宗田隆由)
ホームページで非常にわかりにくいというご指摘かと思います。私どもも先日、
ホームページに掲載させていただきましたが、その辺は市民の方の関心も現在一番高いところでございますので、できるだけわかりやすいところへ掲載できるよう、速やかに対応させていただきたいと思います。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 速やかなご対応ということで、よろしくお願いいたします。この項目は以上でございます。
それでは、次は項目番号2の
指定管理者の
指定管理経費についてでございます。
先ほど担当部長から大変重く受けとめておりますというご答弁をいただいたところなんですけれども、そもそも町田市において
指定管理施設の管理運営に対する
チェック体制は現状ではどのようになっているのかをお尋ねいたします。
○議長(田中修一) 総務部長 酒井和人君。
◎総務部長(酒井和人) 市では、
指定管理者に提出を義務づけている事業報告書のほか、月次報告による管理状況の確認、現地での調査、
利用者アンケートの分析などの
モニタリングを施設所管課で実施しております。また、2010年度からは全施設を対象にして
モニタリング結果に基づく
管理運営状況の評価を実施しております。評価に当たっては、まず
指定管理者自身が評価を行い、その後、市が
モニタリング結果を踏まえて評価を行うこととしております。
なお、市の評価結果につきましては、外部委員から成る町田市
指定管理者の候補者選考及び評価委員会において順次検証することとしており、ご意見をいただいているところでございます。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 当市においては全施設を対象とした
モニタリング結果に基づく
管理運営状況の評価を実施しているということがわかりました。また、町田市
指定管理者の候補者選考及び評価委員会というところでも検証しているというところでございます。一遍に全部というわけにはいかないので、順次検証していることだと思うんですけれども、このようなことを町田市において現状では行っているけれども、ああいうことが起こってしまったわけですが、ちなみに他市はこのような
指定管理者に対してどのような
チェック体制なのか、比較の上でお知らせいただければと思います。
○議長(田中修一) 総務部長 酒井和人君。
◎総務部長(酒井和人) 総務省が2012年に実施した調査の結果によれば、市区町村で
指定管理者の評価を実施している割合につきましては約66%となっております。また、その中で外部の有識者等の視点を導入しているという割合については、さらに低くて15%ということでございます。多摩26市では、多くの市で評価の仕組みが導入されておりますけれども、外部の視点を含めるという形といいますか、こういう形式を実施しているのは町田市のほかについては日野市、羽村市など少ない状況であります。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 日野市や羽村市と並んで町田市は積極的に取り組んでいるということはわかったんですけれども、現実にこのような問題が顕在化しているところでございますので、このことを先ほどは大変重く受けとめているというご答弁でございましたが、大変重く受けとめて今後どのように展開していくのかをお知らせいただければと思います。
○議長(田中修一) 総務部長 酒井和人君。
◎総務部長(酒井和人)
指定管理者制度の運用に当たりましては、
モニタリングや評価の中で財務の安全性や管理経費の縮減といった財務上の視点を含めてきたところです。しかしながら、
指定管理者制度の目的の1つである市民サービスの向上という観点から、事業の実施状況や利用者満足度を重視するということに抵抗があったということも否めません。今回の監査結果を重く受けとめまして、今後、現地確認や現物確認など実際の現場でのチェックにも重点を置いた
モニタリングを各施設で実施してまいりたいというふうに思っております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 先進的に取り組んでいる町田市といえども、このような問題があったということを踏まえて、今後とも先進的な取り組みを続けていただいて、このような問題がないようにくれぐれもよろしくご対応をいただきたいということで、私のここにおける質問は終わらせていただきます。
それでは、次は項目番号の4にいたしましょう。寄附によって市政に参加できることを制度化してはどうかということでございますが、先ほどのご答弁の中で、私も言及しようと思っていた相模原市に関して説明していただきました。
今、実はちょっと思い出しちゃったんですけれども、
環境資源部長、ごめんなさい、思い出したものですから言わないと。PM2.5に関してのマスクなんですけれども、これは普通のマスクだと対応できかねるというところがありますので、特別PM2.5にも対応しているマスクも市販されているようですが、多くの市民の方々はそれを存じ上げないと思われますので、緊急情報に載せる際には、そのような情報もぜひ載せていただきたいという要望でございますので、それに関してはよろしいですね。いいですね。
○議長(田中修一)
環境資源部長 宗田隆由君。
◎
環境資源部長(宗田隆由) ただいまのご質問の中で、当然市民の方の対応ということでのマスク等も、そういったことの内容もあわせて
ホームページの中で記載させていただければと思います。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 済みません、どうもありがとうございます。そのように対応いただければと思います。
ごめんなさい、それで寄附のことなんですけれども、先ほどのご答弁の中で一般的に使っていただければありがたいという一般寄附金として寄附金があって、これから言及しようとしているお隣の相模原市の例なんですけれども、確かに指定して寄附をするという制度は当然町田市でもあるのは私も知っているところなんですけれども、相模原市のすばらしいところは、例えば福祉であれば社会福祉に使いますとか、特別養護老人ホームに使いますとか、寄附する際に結構ぼやっとして、こういうものに使ってもらえればいいなと思っているものが、相模原市はもうちゃんと紙媒体のパンフレットになって、それがもう目でごく簡単に確認できるという制度がある――制度というか、パンフレットがあるものですから、これはなかなかすばらしいなと思ったところでございますので、町田市もぜひ。
つまり、何か寄附したいんだけれども、では、どういうものにこのお金を使っていただいたらいいんだろうかという市民のニーズにこたえるものだと思いますので、その点に関しまして当市ではどのようにこれから対応していただけるでしょうか。
○議長(田中修一) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 町田市では、今ご紹介のありました相模原市のような、いわゆる細かくコースというんですか、定めたような寄附金に関するパンフレットはございませんが、いわゆる
ホームページに制度の概要ですとか手続について掲載してお知らせしているところでございます。また、今ご指摘というか、ご提案をいただきました寄附を募る方法につきましては、今後、相模原市を含め、他の市の実績等をよく調査して研究してまいりたいと思っております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 研究していくというところでございますが、それは研究するのはいいんですけれども、こういうパンフレットがあれば寄附は確実にふえると思うんですね。目に見えるように、あるいは先ほど
ホームページのことも言及していましたから、
ホームページでも用途がちゃんと明確にわかると、では、寄附しようかという方も当然ふえることが予測されるところでございますので、歳入はふえるわけですから、これはぜひとも研究というか、早急に実現に向けて行っていただきたいんですけれども、それに関しましてはどうでしょうか。
○議長(田中修一) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 先ほど紹介していただいた相模原市のようなすごく細かく丁寧にされたようなものについては少し研究をさせていただきたいんですけれども、すぐ対応がとれるというようなことについても考えております。今もお話しいただきました
ふるさと納税制度、これはいわゆる納税といっても寄附でございますけれども、この制度自体がまだ一般的に周知が行き渡っていない部分もあるように感じますので、もっとわかりやすくなるような
ホームページの掲載内容の見直しですとか、また、パンフレットにつきましてもわかりやすいものを工夫して作成するよう検討してまいりたい、そのように考えております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) 研究から検討になったところでございますが、部長がいみじくも
ふるさと納税のことに触れていらっしゃいましたが、壇上で申し上げたように、私も一般質問で取り上げたんですけれども、他市は
ふるさと納税に関しまして結構積極的に取り組んでいる市もあるんですね。
例えば米子ですと、
ふるさと納税をすると市の特産品であるハムのセットを差し上げるですとか、鳥取県ではステーキのお肉を差し上げるだとか、宮崎県の綾町ですと米11キロをお礼状とともに送るですとか、いろいろサービスをやっているんですが、町田市では恐らく
ふるさと納税をしてもこういうサービスを行っていないと思うんですけれども、他市では実にさまざまな誘引を設けて寄附をちょっとでも多く募ろうと努力しているところでございます。
ですから、中にはインターネット上で寄附もできる、クレジット決済なのかはよくわかりませんが、そのような制度もあると聞いておりますので、当市においては、さっき研究から検討に上がったからいいんですけれども、この項目による寄附制度を含めて、もっと積極的に寄附に関してこれから展開していってもいいのではないかと思いますので、もうパンフレットはすぐつくるという感じにしたほうがいいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(田中修一) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 先ほどパンフレットについては前向きにお答えしたつもりだったんですけれども、すぐというわけにいかないですけれども、まずご指摘があったように、この制度をよく理解していただく、またわかっていただくという意味では、それによっていわゆる歳入がふえるというのはご指摘のとおりですので、ぜひできるだけ早くパンフレットについては作成していきたいというふうに思います。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) どうもありがとうございます。
それでは、項目番号1、これで最後ですね。1と5があるんですけれども、japan-guide.comなんですけれども、ご配付した資料にあるとおりでございまして、これは
トップページなんですけれども、左のほうにありますね。
これを見ますと、いろんな観光地が載っているわけですね。東京、そして東京に近い観光地ということで箱根、横浜とあるんですよ。こう見ると、電車で行く場合においてはちょうど東京と箱根と横浜の結節点が町田なんですね。ちょうど町田があいているんですから、これは積極的にアプローチして、東京にも箱根にも横浜にもすぐに行ける便利な都市町田ということで積極的にアピールすると、これを見て外国から来た方が、では、町田にちょっと行ってみようかという方がふえるかと思うんですけれども、このjapan-guide.comに関しまして、もうちょっと積極的に町田市がアプローチしてここに載せてもらいたいというようなこともアピールしてもいいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(田中修一)
経済観光部長 笠原裕至君。
◎
経済観光部長(笠原裕至) 先ほどお答えしましたとおり、
外国人観光客を誘致するに当たりましては、例えば東京都の観光事業審議会の答申等によりますと、
外国人観光客が一番不安な点の1つが、言葉が通じないというのが一番不安な点だそうです。そういった受け入れ環境がまだ十分に整っていませんので、そういった受け入れ環境を整えつつ、japan-guide.comも1つの検討材料にさせていただきたいというふうに考えています。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) いや、言葉が通じるということは確かに外国人の方にとっては非常に重要なことだと思うんですが、おのずとお店でお客さんに外国人がふえれば、当然それに対応した施策をお店がとると思うんですね。英語や中国語を話せる店員さんをふやすですとか、ですから、別に言葉が通じないから積極的にならなくてもいいということにはならないと思いますので、町田は奈良や京都や箱根のような観光地ではないですけれども、一般的な市民の生活がよく見える町田とか、いろんな観点があると思います。
あるいは今ちょうどテレビで「まほろ駅前番外地」という番組が放送されていますけれども、その監督、脚本を務めている大根監督は、町田のことに関してこうおっしゃっているんですね。町田の子たちって、ちょっと行けば新宿も横浜もあるのに、なぜか地元で服を買いたがるんですよ、こうおっしゃっているんですけれども、だから、服を買いたくなるような町、町田だとか、いろんなアピールポイントがあるかと思うので、ですから、言葉の問題はさほどそんなに難しく考えることはなくて、もっと町田を幅広くアピールするということを鑑みて、積極的なアプローチを望むところなんですけれども、もう1回よろしくお願いしたいと思います。
○議長(田中修一)
経済観光部長 笠原裕至君。
◎
経済観光部長(笠原裕至) 議員がご指摘のとおり、町田のアピールポイントとしましては、町田駅周辺の商業施設ですとか、あるいは国際版画美術館を初めとする文化施設、あるいは薬師池公園を主要とする自然環境等が外に向けて発信できる観光資源であるというふうに考えておりますので、そういった点を、先ほど言葉の件を言いましたけれども、外国語表記できちんと案内をしていけるような環境も必要だというふうに考えていますので、そういったこともあわせてご指摘のjapan-guide.comには働きかけをしていきたいというふうに考えております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) どうもありがとうございます。それで今ちょうど外国語表記のことをおっしゃっていたので、配付した資料の裏面にそのことがあるんですけれども、町田市の
ホームページは確かに当然ながら日本語で書いてあって、あと英語と中国語と韓国語に対応しているんですけれども、では、裏面で英語版と中国語版をクリックすると、こういう画面になるんですよ。そうすると、細かいところは中国語なり英語なりでわかるんですね。
ところが、一番もっと大事と思われる大きな項目が日本語のままなんですよ。これは何か逆のように思うんですけれども、少なくとも大きな項目は日本語のままだと、これはわからないですから、ここをまず言葉に対応しなきゃいけないんじゃないかと思うんですが、後に触れる緊急情報とも絡むんですが、ここをやっぱり変えないといけないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(田中修一)
広報担当部長 本多浩子君。
◎
広報担当部長(本多浩子) 外国語版
ホームページは、日本語版の
ホームページの自動翻訳処理を行っておりまして、外国語表記に変更しております。日本語表記が残っている箇所は画像として埋め込まれている部分でして、自動翻訳機が言葉として認識せず、翻訳ができていないため、日本語表記が残っているのが現状です。画像部分は翻訳が対応していないため、その対応策としましてですが、対象の日本語表記になっている画像にカーソルを合わせていただくと、その説明としましてテキストが外国語で表示されるように工夫をしているところでございます。
ただ、議員のご指摘のとおり、一番重要な部分が英語表記にならないというところは検討課題だと思いますので、大幅な改定につきましては時間がかかりますが、ご意見を今後の参考にして生かしていきたいと考えております。
○議長(田中修一) 15番
三遊亭らん丈議員。
◆15番(
三遊亭らん丈) テクニカルな問題ですから、これは早急に、お金はかかるでしょうけれども、そんなに難しいことではないと思いますので、ご対応を望むところでございます。
そして、最後に緊急情報なんですが、これは白黒で配付資料をつくったものですから余りよくわからないんですけれども、先ほどのご答弁にあったように、緊急情報は
トップページの左上にあるんですが、これは色がみんなブルーで同じなんですよ。本当に僕は気づかなかった、それは僕の問題なんですけれども、例に挙げた鹿児島市なんていうのはよくわかるようにつくってありますので、緊急情報は緊急情報なりの扱いをしたほうがいいと思うので、色を変えるですとか、何か目を引くようにすべきだと思いますので、それも先ほどの件とあわせて早急にご対応いただければと思います。それは対応していただけるというふうに理解してよろしいのかと思いますので、私の一般質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
〔4番いわせ和子登壇〕
◆4番(いわせ和子) おはようございます。昨日、野津田公園の陸上競技場がリニューアルオープンいたしました。大変すばらしい施設ができました。FC町田ゼルビアが再びJ2に昇格することを祈りまして、願いまして、一般質問を行います。
改めまして、自由 民主、いわせ和子でございます。通告に基づきまして、1、薬師池公園周辺の魅力向上にむけて、2、和光大学ポプリホール鶴川についての2項目について質問いたします。
まず1項目め、薬師池公園周辺の魅力向上にむけてについてお伺いいたします。
町田市を代表する薬師池公園周辺には、町田リス園、町田ぼたん園、自由民権資料館、七国山緑地保全地域などの観光施設や歴史的資産、豊かな自然環境も存在しております。薬師池公園周辺は非常に魅力的な地域であり、これらの地域の資産を組み合わせてさらに魅力を高める取り組みが必要で、「町田市の豊かなみどりのシンボルとして整備していきます」とまちだ未来づくりプランにあるわけですが、薬師池公園とその周辺施設を訪れる人たちの利便性について市の考えをお聞かせください。
2項目め、和光大学ポプリホール鶴川について。
ポプリホール鶴川の近隣にお住まいの方々から、ポプリホール鶴川はいろいろ充実した企画があり大変ありがたく、今後も楽しみであると、我々にとりましてもとてもうれしいお言葉を頂戴いたしました。ポプリホール鶴川ができたことで今まで文化、芸能などに無関心だった人たちもとても身近に感じているのではないでしょうか。また、町田市民ホールで開催されている催し物にも興味を持たれ、集客に相乗効果があらわれているのではないかと考えます。
さて、先日、利用者から町田市民ホールで開催されるチケットを予約したらポプリホール鶴川では受け取れなくて、わざわざ町田市民ホールまで行ってきたよと言われました。チケットの購入方法ですが、町田市民ホールで開催のものでもポプリホール鶴川で開催のものでも、まずは町田市民ホールに電話予約をします。すると、郵便局での代金引きかえサービスにするのか、窓口受け取りにするのか選択ができるようになっています。ポプリホール鶴川での催し物について、窓口で受け取りを選択すると、町田市民ホールで受け取るか、ポプリホール鶴川で受け取るか、どちらかを選択することができます。しかしながら、町田市民ホールでの催し物については、窓口受け取りを選択した場合、窓口での受け取りは市民ホールでしかできません。
そこで、町田市民ホールでの催し物のチケットをポプリホール鶴川でも受け取りができないのかということで、ポプリホール鶴川でチケットの受け渡しについて問うと質問をさせていただきました。
以上、壇上からの質問を終わります。
○議長(田中修一) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) いわせ議員のご質問につきましては、担当のほうからお答えを申し上げます。
○議長(田中修一)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 項目1、薬師池公園周辺の魅力向上にむけての薬師池公園とその周辺施設を訪れる方達の利便性について問うについてお答えをいたします。
2012年度におきまして、まちだ未来づくりプランに掲げます「みどりを活用したまちづくりを推進するプロジェクト」のため、庁内にプロジェクトチームを設置し、薬師池公園周辺の地域の魅力向上に向けた検討を行ってまいりました。プロジェクトチームでは、薬師池公園を初めとしてぼたん園、ダリア園、リス園など地域内にある各施設をわかりやすくご案内するため、地域全体を1つの大きな園地として紹介し、案内機能の充実、既存施設の機能向上、地域資源の活用などについて、地域全体としての魅力向上に取り組んでいくといった方針を立てているところでございます。
具体的な取り組みといたしましては、わかりやすい案内サインの設置とそれに連携いたしましたパンフレットの作成、既存施設への軽飲食所の併設などによる気軽に立ち寄ることができる場所の創出、町田の名産品といったようなお土産の購入や地域の食材を使った料理なども楽しむことができる施設の設置、このようなものによってお越しいただいた方々の利便性の向上を図ってまいる考えでございます。また、各種施設間の円滑な移動手段や駐車場の適正配置について検討を行うことによりまして、移動アクセスについても
利便性向上を図ってまいります。
以上です。
○議長(田中修一)
文化スポーツ振興部長 石井章夫君。
◎
文化スポーツ振興部長(石井章夫) 項目2の和光大学ポプリホール鶴川についての1点目、ポプリホールでのチケットの受け渡しについて問うについてお答えいたします。
現在、町田市民ホールで行われるイベントのチケットの受け渡しについては、チケットの予約の際に受け取る方法として町田市民ホールで直接受け取る方法と代金引きかえによる郵送での受け取る方法を選べるようにしております。今後につきましては、町田市民ホールのイベントチケットを和光大学ポプリホール鶴川でも受け取ることができるようにしていきます。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) それぞれご答弁ありがとうございました。
では、薬師池公園周辺の魅力向上にむけてから再質問をさせていただきます。
過去にたくさんの議員の方がこの薬師池公園の魅力や将来像について質問をされております。私は、市民の小さな声かもしれませんが、今後の計画に反映をさせていただければと思い、質問をさせていただきます。
先ほどの答弁の中に薬師池公園周辺の魅力向上に向け具体的な取り組みとして、既存施設への軽飲食所など気軽に立ち寄れる場の創出とありました。訪問者が軽食など、気軽に立ち寄れる場として町田市のフォトサロンが活用できればと考えます。また、障がい者の方たちの雇用拡大につながることも期待できると考えますが、市の考えをお聞かせください。
○議長(田中修一)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) フォトサロンへの軽飲食所等の設置ということでございます。フォトサロンにつきましては、現在、
指定管理者が運営を行っておりますので、その契約などもございます。そういった点から今すぐにというのはなかなか難しいところがございますが、軽飲食所を設置する場所の1つの有力な候補というふうに考えているところでございます。今後は、他の既存施設も含めまして十分に検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) ありがとうございます。このフォトサロンで展示された展示者や、それから来館された方々から、ここでコーヒーやクッキーがいただけたらいいわね、そんなお声をいただいておりました。そして、ここはNPOのワークショップハーモニーさんが
指定管理者としてこの施設の運営管理をされておりまして、自主事業としましてミュージアムグッズやハーブを使ったグッズの製品と販売も行っております。また、町田市内の福祉施設でつくられた手づくりの商品も多数取り扱っております。カフェができることで雇用拡大につながることも期待いたします。また、来館者、それから来園者の方たちの憩いの場となるよう、テラスハウス的なものでもいいかと思います。前向きなご検討をよろしくお願いいたします。
あわせて、先ほどご答弁いただきましたが、ほかの既存施設も含め、検討のほうをよろしくお願いをいたします。
ちょっとPRを兼ねてなんですけれども、昨年の市長の「カワセミ通信」7月号にあったんですけれども、ダリア園には新しくお休みどころがオープンしたというふうに書かれておりました。
さて、次に薬師池公園周辺の施設、先ほどの町田フォトサロンもその1つでありますが、各施設の建物、ぼたん園やリス園などの一角に育児中のお母さんが授乳できるスペースをつくることはできないでしょうか。このフォトサロンのみんなのトイレの中には、乳幼児が座れる椅子は取りつけてあるんですけれども、おむつがえの台がありません。また、このみんなのトイレの中で授乳する親子の姿を見てとてもふびんだったと、知り合いの方からそんなお話も伺いました。ぜひ市の見解をお聞かせください。
○議長(田中修一)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) この地域にさまざまな方においでいただくということを考えますと、今、議員からお話のございました授乳スペースですとかベビーベッド、また、みんなのトイレなどは同様に大変大切な施設の内容であるというふうに考えております。各施設、スペース等の関係というものもございますが、なるべく多くの施設に授乳スペースなどの施設を設置できればというふうに考えているところでございます。また、その場合、できる限り質は高いものを設置できればというふうにもあわせて考えております。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) ありがとうございます。哺乳瓶でミルクを上げられるお母さんの場合は、外でも景色を見ながら授乳することが可能なんですけれども、どうしても母乳しか飲まないお子さんもいらっしゃいます。既存施設に新たにこういうスペースを設けるというのは課題が多々生じるかと思いますけれども、早急に検討のほうをよろしくお願いをいたします。
さて、次に薬師池公園の各施設の円滑な移動手段についてお伺いいたします。薬師池公園の施設観光地をめぐる循環バス――バスといいましても小型バスを想定しておりますけれども、1つの移動手段として考えてみてはいかがでしょうか。循環型であれば、地理に不安な人も安心して利用できますし、特に年配の方々には移動が容易になると考えます。
ここで他市の富山県金沢市の例を2つ紹介させていただきます。1つ目は周遊バスの1日フリーパス券を購入すると、提携観光施設の割引特典つきというもの、2つ目は公共レンタルサイクル「まちのり」というものなんですが、市内18カ所に設置されたサイクルポート、このサイクルポートというのは貸し出しや返却ができる拠点のことですけれども、どこでも自転車の貸し出し、それから返却ができる。基本料金は200円で、時間によって料金がまた加算されていくというものなんですけれども、金沢市のほうではこのような取り組みも行っております。
それと、国土交通省総合政策局が平成20年3月にまとめました観光客の足となる2次交通手段の整備について事例が載っておりましたので、こちらのほうも紹介させていただきたいと思います。
1つ目が喜多方市のまちなか周遊バス「ハイカラさん」、城下町特有の道の特性から道路渋滞、それに伴う二酸化炭素による大気汚染が問題となるため、周遊バスを走らせるというものです。特徴としましては、自家用車から周遊バスに乗りかえさせるパークアンドライド方式と大正ロマンというコンセプトに沿ったバスの運行が町のイメージアップに貢献しているというものです。周遊バスに乗りかえてもらうことで、大気汚染の軽減も意図的に図れるというものです。
2つ目の事例です。北海道ニセコの観光周遊バス「ぐるりヌプリ号」というものです。地球温暖化対策関連の事業費を活用して観光ポイントを周遊するバスを運行することで、夏場の観光2次交通を確保することに成功しているというものです。特徴としましては、準備段階において社会実験を行った折、その結果を踏まえ事業実施していることが成功につながっているといいます。
3つ目、秋田県角館市の人力車事業、新幹線の開通に合わせて人力車の運行を開始したということです。現在では事業化され、地域の風物詩となっており、移動手段はもとより地域のイメージの向上にも役立っているということです。特徴としましては、観光地域の広さを考慮した移動手段を確保している、武家屋敷と桜といった地域観光源のイメージに合った乗り物となっているというものでございます。
ほかにもあと2点ほど紹介をさせてください。
ベロタクシーというものです。これは環境に優しい自転車タクシーとしてドイツで誕生したものです。国内でも東京、京都、大阪、奈良、九州、特に観光地ですね。こういうところに導入されております。近隣では横浜市、それから葛飾区のほうでも導入されていると聞いております。料金としましては初乗り0.5キロメートルまで大人300円、子ども200円、0.1キロメートルごとに大人50円、子ども30円がプラスされていくというものになっております。
最後に乗り合いタクシーです。オンシーズン、オフシーズンと入り込みの差が激しく、定期的なバスの運行が難しいところは、この乗り合いタクシーを活用しているということでございます。いろいろ事例を挙げさせていただきましたけれども、さまざまな移動手段が考えられると思いますけれども、市の見解をお聞かせください。
○議長(田中修一)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) ヒアリングのときに国のほうの資料ということでお話を頂戴いたしましたので、あらかじめ私どものほうでも拝見をさせていただきました。見ますと、大変興味深い内容がたくさんございました。ただ、この場所にすぐにバスを走らせるということですと、小型でありましても通行できる道路幅員というのが決まっているということから、バスというのはなかなか難しいのかなというのが今考えているところでございます。
今、議員からご提案、ご紹介のありました観光地での交通手段、
ベロタクシーですとか乗り合いタクシーなどもございますが、この地域の特質というんでしょうか、それを考えますと、道が狭いところが非常に多い、山坂がある、曜日ですとか季節によりましておいでいただけるお客様の数の変動が多いということ、それから対象となります範囲ですが、広いといえば広いのかもしれませんが、歩けば歩ける範囲というのもございます。そういった特徴がございますので、地域のイメージなども踏まえました上で、ルートの検討ですとか採算性を今後見きわめまして、継続的、安定的な運行が可能であるという点におきましても十分に検討してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) では、ぜひとも調査検討をよろしくお願いいたします。
では次に、わかりやすい案内サインの設置、気楽に立ち寄れる場の創出ということで七国山についてお伺いをいたします。薬師池の近くに住む方から、七国山を散策していた人から、パンフレットには七国山標高128.4メートルと記載されているのに、頂上がどこかわからなくて帰ってきてしまったとか、七国山の頂上はどこにあるですかと聞かれたことが何度かあったと伺いました。
そして、私も先日、七国山を散策してまいりました。頂上付近と思われるところからは肉眼でしっかりスカイツリーを見ることができました。私が歩きましたルートといいますのは、済みません、横着をしましてぼたん園まで車で行ってしまったんですけれども、そこから七国山山頂付近に行くまで民家を通り抜けていくんですね。分かれ道が多くて、どちらに行ったらいいのかわからなくて、たまたま通りかかった女性の方に案内をしていただいて山頂付近に到着したという感じで散策いたしました。
逆方面から、反対のほうから来ると、ぼたん園という矢印つきの小さな標識がカーブミラーについたりしていましたので、それを見れば逆の方面から来る人は、こっちかなということで何となくわかるんですけれども、私が行ったぼたん園から七国山山頂に行くまでの案内というのは、初めて行った方は迷ってしまうと思います。ここは住宅地ですので、七国山の自治会の皆さんとも話し合いをしていただいて、わかりやすい案内サイン、こういったものをつけていただければなと要望をさせていただきます。
さて、かつて七国山頂上付近には休憩所があったと聞きました。今はなく、頂上付近も行けないようになっております。実際にひもといいますか、ここからはもう行けませんよというふうに囲ってあったわけなんですけれども、ここは民地だということで伺っております。現在、七国山頂上付近で休憩をしたいといった場合は、七国山ファーマーズセンターというところがありまして、ここが散策をする際の休憩所として利用がされております。やはり眺望のよいところで一息つきたいというのが人間の心理かと思います。ちょっとお茶が飲めるあずまやのようなものを、この七国山付近につくれないのか、あわせて町田市の最高峰の草戸山にあるような、ここが頂上ですよと示す標高が記載してある標識の設置はできないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(田中修一)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) まず、サインの設置でございますが、案内サインの設置と、それからそれに適応しましたパンフレット、これにつきましては早い時点で対応して、おいでいただける方の利便に即していきたいというふうに考えているところでございます。
それから、頂上に示す標識、高さをというお話でございますが、ちょうど三角点がある場所になるんですが、標高の最も高い場所といいますのは、議員おっしゃるとおり、今、個人の方の所有地になっております。場合によりましては、所有地の方のご理解などもいただきまして、市のほうで今後設置していきますサイン計画等のデザインも含めまして、十分に設置については検討をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、七国山でございますけれども、その地域の大半と言ってもいい部分が東京都の緑地保全地域の指定になっております。あずまやというお話でございましたが、都のほうにも今後その地域内にそういうものが設置することができないかどうか、訪問者が一息つくといったようなことでございますので、ぜひ都に協力を求めまして、設置を今後検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) ありがとうございます。また訪れたい、そんな気持ちにさせる環境整備などの取り組みをぜひともよろしくお願いいたします。
そういたしましたら、和光大学ポプリホール鶴川でのチケットの受け渡しについて再質問をさせていただきます。町田市民ホールでの催しにつきましては、窓口受け取りを選択した場合は、市民ホールだけではなく、ポプリホール鶴川のほうでも受け取りが可能になるということで、利用者の利便性を図ってくださるということなんですが、では、時期的にいつごろを予定しておりますでしょうか。そして、町田市民ホールでの催し物はインターネットによるチケット販売を実施しておりますけれども、ポプリホール鶴川ではまだ対応はしていないようですが、今後の取り組みについて教えてください。
○議長(田中修一)
文化スポーツ振興部長 石井章夫君。
◎
文化スポーツ振興部長(石井章夫) まず、チケットの受け取りなんですけれども、実施時期については4月、遅くとも5月の連休明けには実施したいと考えております。
また、インターネットによるチケットの購入については、今、議員ご指摘のように、市民ホールで行われるイベントにつきましては実施しております。今後につきましては、和光大学ポプリホール鶴川で行うイベントについても、インターネットによる購入を検討してまいります。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) よろしくお願いいたします。
では、和光大学ポプリホール鶴川で行われている公演につきまして、利用者や出演者の方の評判、また、公演チケットの売り上げ状況、それから今後企画している目玉商品といいますか、そういったものがありましたら、ぜひご紹介ください。
○議長(田中修一)
文化スポーツ振興部長 石井章夫君。
◎
文化スポーツ振興部長(石井章夫) まず、1点目の利用者や出演者からの評判ですが、音響性能やホールの雰囲気がよいなどという意見をいただいております。
また、チケットの売り上げ状況についてですが、2012年10月から2013年、ことしの3月までの期間をオープニングシリーズとして郷土芸能や狂言、また子ども向けのミュージカル、クラシック、ポピュラーなどのコンサートを多種多様な35公演実施しております。そのうち28公演が満員となっており、好評のうちに行われております。
続きまして、これからの目玉商品として幾つか事業を紹介させていただきます。まずは毎月第3水曜日の午後定期的に実施する「水曜午後の音楽会」というものを行います。これは若手音楽家を発掘してホールでコンサートを行い、世界に羽ばたく若手の活動の支援と質の高い音楽を市民の方々にワンコイン、500円で提供する企画です。これは4月からスタートいたします。また、開館1周年記念事業としまして、10月にベネチア室内合奏団によるクラシックコンサートを企画しております。今後、ポプリホール鶴川をぜひ注目していただきたいと思います。
以上です。
○議長(田中修一) 4番 いわせ和子議員。
◆4番(いわせ和子) ありがとうございました。町田市民ホールも、それから和光大学ポプリホール鶴川も、一般財団法人町田市文化・国際交流財団が
指定管理者として管理運営をしております。そのため、施設利用におきましても、抽せん日以降の空き施設の予約は随時先着で和光大学ポプリホール鶴川、また市民ホールで申し込みができるようになっております。一貫した運営ができております。これからも市民に愛される運営を期待いたしまして、私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。
○議長(田中修一) 36番 おさ
むら敏明議員。
〔36番おさむら敏明登壇〕
◆36番(おさむら敏明) 通告に基づきまして、3項目にわたりまして質問をさせていただきます。
まず、1項目めでございます。スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)を成功させよう、こういう質問でございます。
今回、東京では3回目の国体ということでございますが、本来、47都道府県があるわけでございますので、順繰りにいっていると2回目ということでございますが、過去の経緯の中で3回目ということでございます。次回はいつかというと、47年後でございまして、多分次回の国体を迎えられる人は、この中ではそうそういないのではないかな、こう思うわけでございまして、そういった意味も含めまして、この国体を成功させたい、そういった希望を抱いている一人として質問させていただきます。
この国体は、三多摩地域、また伊豆七島を含めまして、東京各地で行われるわけでございますが、特に町田市の大会につきましては、ご承知のとおり、野球、バドミントン、サッカー、それとバレーボール、こういった種目が予定されているわけでございます。また、デモンストレーションとしてレクリエーションダンスが開催されますし、この国体が終わりますと翌週には第13回全国障害者スポーツ大会が開催されまして、町田市におきましてもバドミントンがオープン競技として2日間にわたって開催される、これが終わって国体が終わるということになるわけでございます。
そこで質問をいたしますが、国体(町田市大会)への思い、市長はどのような思いでこの大会を成功させようと思っているのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
次に、参加する人、見る人、支える人が楽しさ、達成感、誇り、郷土愛を感じられるような大会とはどのようなものを目指しているのか、お聞かせ願いたいと思います。
(3)は、スポーツ・産業・文化・環境活動等を通し、町田のイメージアップと知名度の向上を図る。その方策についてお聞かせ願いたいと思います。
4番目は、スポーツ祭東京、これが終わってから、終了後にも継続できるような市民運動や環境の整備を行う。このようなことをうたってあるわけでございますが、どのようなことが想定されるか、お聞かせ願いたいと思います。
表題2でございますが、マレットゴルフの普及を求めてということでございます。
きょうは議長のお許しをいただきまして、お手元に長野県佐久市の資料をお渡しさせていただきました。そして、3月1日に読売新聞に載っていました長野県は男女とも長寿、長生きをしている県だ、こういった資料もあわせてお手元に配付をさせていただきました。マレットゴルフと長生き、そして健康というのは大変深い結びつきがございますので、お目通しをいただければありがたいと思います。
マレットゴルフの普及でございますが、(1)に書いてございますが、大きな特徴として5つ挙げることができます。それはここに書いてございますが、ひとりでも楽しむことができる、そして2人以上であれば競技としてまた楽しむことができる。個人戦でありながら人に迷惑をかけずにプレーすることができる。そして、野外でございますので、気分爽快、豪快な気分でプレーすることができる。そして、小さなお子さんからご年配の方まで、年齢に関係なく、どこでも、誰とでも楽しむことができる。そして、自然というものを利用しておりますので、その自然に触れながら、広い場所で伸び伸びと打って、また、微妙な地形を生かした起伏のあるコースを読んでホールインワンをしたり、仲間と語らいながらコースを回ることは仲間づくりに、また健康づくりに大変役立つというふうに思っているところでございまして、誰にでもできる、そして誰でも参加できる、こういった生涯スポーツでございます。町田市全域に普及をしていただきたい、こういった要望を兼ねまして質問をさせていただきました。
3番目の表題でございますが、道路行政、更なる充実を求めてでございます。
(1)でございますが、狭あい道路の未移管セットバック用地の整備を求めるということでございます。この事業は、狭隘道路拡幅整備事業を係として平成6年4月からスタートしておりまして、もう市民の中では定着しております。この事業は、町田市はよその近隣自治体と比べまして非常に早い時期に着手したというふうに私は記憶しておりまして、平成7年12月定例会でも、この狭隘道路拡幅整備事業のさらなる充実と狭隘道路拡幅整備事業に絡んで町田市に道路寄附をしたいが、隣地との境界の確認がとれないとか、また、道路境界の確定ができない、官民境界がとれないとか、こういった条件の中で移管できないというケースがあるわけでございますが、こういった道路はいまだに放置しっ放しでございまして、せっかくセットバックしていただいていながらも、知らず知らず、いつの間にか植木が植わり、塀ができて、あるいは駐車場になってしまったり、また、ひどいところになりますと大きな石が置いてあったり、道路としての役割、これはみなし道路という位置づけでございますので、この辺のところを安全対策、また防災の面からも、やはり道路として幅員確保ができるようにしてもらいたいという質問でございます。
(2)は私道移管補助事業の要望が、要望書、書類がそろって提出してもなかなか着手していただけないということがございます。私道移管の整備を要望し、書類を整えて提出してもなかなか予算がつかない、こういったことだと思いますので、この辺のところをもう少しスピードアップしていただき、また、予算もそれなりに計上するべきだというふうに思っておりますので、お願いをしたいと思います。
(3)は私道移管事業の対象とならない私道の、私道整備補助事業の条件緩和を求めるでございます。これは私道移管をしたいということがあっても、例えば隅切り確保ができないとか、雨水処理ができないとか、こういった問題でなかなか移管できない、こういった案件はたくさんあるわけでございまして、位置指定道路として指定を受けながらも、指定しながらも、その位置指定道路を移管できない、こういった非常にあってはならないことが現実的に起きているわけでございますので、こういったことも含めまして、やはり少し緩和してもいいのではないか。そして、地域の皆さん方に町田市の道路として位置づけをしていただけるように要望していきながら、この質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で壇上からの質問といたします。
○議長(田中修一) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) おさむら議員のご質問にお答えいたします。
私から、項目1番、スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)を成功させようの1点目、国体開催についての市長の思いをということでございます。東京では54年ぶりの開催となりますスポーツ祭東京2013、全国から多くのお客様が訪れるということで、町田市としては、この町の魅力を発信する大きなチャンスだというふうにとらえております。スポーツ祭東京2013に参加される選手、監督、役員など大会関係者の方にはすばらしい思い出を持ち帰っていただくということで、この町の魅力を生かした温かみのあるおもてなしをしてまいりたいというふうに思います。この取り組みにつきましては、町田市民総参加というんでしょうか、そういう形で実施をしていきたいというふうに計画しているところであります。また、次世代を担う子どもたちが積極的にかかわる、いろんなかかわり方はあると思いますが、そういう大会を目指していきたいというふうに思っております。
私ごとで恐縮ですが、四十七、八年前に東京オリンピックでサッカーのボールボーイをしておりましたので、大会の前年には、1963年ですか、プレオリンピック、余り聞いたことのない人もいらっしゃるかと思いますが、そういうものがございます。そこでもボールボーイをやっておりましたので、やはり今でも50年近くたってまだそのことを覚えておりまして、そういう意味では子どもたちに体験をさせるというのは非常に重要なことではないかというふうに思っております。
そのほかの項目につきましては、副市長及び担当からお答えを申し上げます。
○議長(田中修一) 副市長 加藤英典君。
〔副市長加藤英典登壇〕
◎副市長(加藤英典) 私からは項目1のスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)を成功させようの2点目から4点目についてお答えいたします。
まず、2点目のスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)に参加する人、見る人、支える人が楽しさ、達成感、誇り、郷土愛を感じられるような大会とはについてでございますが、各選手が参加競技において思う存分実力を発揮できるよう、円滑な競技運営を行ってまいります。また、全国から参加する選手を応援するため、小中学生による応援のぼり旗の作成などを積極的に進め、競技会場に飾ってまいります。そして、次の世代を担う子どもたちがハイレベルな競技に触れることによって開催競技に興味を持てるよう、子どもたちを対象とした学校観戦などを実施してまいります。全国から訪れ、競技を観戦される多くの皆様を花いっぱい運動やおもてなしの気持ちでお迎えするとともに、町田市のさまざまなイベントにかかわるボランティアの皆様から町田の魅力を発信していただけるようにしてまいります。
次に、3点目のスポーツ・産業・文化・環境活動等を通し、町田のイメージアップと知名度の向上を図る。その方策はについてでございますが、参加選手のコンディションの維持と市内店舗の利用を促すため、選手、監督、役員など大会関係者のほとんどの方が市内の宿泊施設に泊まることができるように調整を進めております。また、町田市の魅力を知っていただくために、観光のPRを兼ねたガイドマップの作成にも取り組んでおります。文化面の取り組みといたしましては、開催機運を盛り上げるために、国体の開催行事の1つである文化プログラムとして、国際版画美術館や博物館などの企画展を活用した事業を実施いたします。さらに、環境にも配慮した町をアピールするため、ごみの分別収集の徹底やリユース食器の活用を進めてまいります。
次に、4点目のスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)終了後にも継続できるような市民運動や環境の整備を行う。どの様なことが想定されるかについてでございますが、国体の開催に向け花いっぱい運動や町田市のさまざまなイベントにかかわるボランティアとして、まちだサポーターズという組織を設立いたしました。現在、大会終了後もボランティア組織として継続した活動が行えるような仕組みづくりを検討しております。また、町田市で開催する競技を普及させ、スポーツの町、町田を強く印象づけてまいります。特にバドミントン競技につきましては、大会終了後も小中高校生などの若い世代が競技にかかわってもらえるよう、普及啓発事業などの実施を予定しております。
○議長(田中修一)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) 項目2、マレットゴルフの普及を求めての(1)簡単に、誰でも参加できるように市内全域で普及させるべきと考えるが、見解を問うについてお答えいたします。
マレットゴルフは自然の中で気軽に性別や年齢に関係なくプレーできるスポーツであり、特に高齢者向けのスポーツとしてすぐれた種目であると認識しています。現在、暫定的な設置ですが、リサイクル文化センター内に町田市マレットゴルフ協会の協力でマレットゴルフ場が整備され、多くの方にご利用いただいているところです。相原中央公園の整備要望については、現在、整備に向けて課題等について検討しております。また、市内全域への普及、整備については今後とも研究してまいります。
以上です。
○議長(田中修一) 建設部長 浅沼修君。
◎建設部長(浅沼修) 項目3の道路行政、更なる充実を求めてについて一括してお答えします。
まず、1点目の狭あい道路の未移管セットバック用地の整備を求めるについてでございますが、狭隘道路拡幅整備事業は、道路中心線から水平距離2メートルの線を道路の境界線とみなす建築基準法第42条第2項に指定された道路の後退部分を市が寄附を受けることで道路用地として整備していくものです。最近3年間では、年間50件程度の寄附をいただいております。
しかし、毎年数件ですが、隣接地権者との境界が確定できないために、寄附を受けられない場合がございます。その場合は隣接地権者との境界が明確になった段階で再度申請してもらうようご案内しております。また、寄附していただけなかった道路後退部分も、建築基準法で道路と位置づけられているため、基本的には物を置いたりすることはできません。なお、寄附いただけなかった土地を整備することにつきましては今後研究してまいります。
次に、2点目の私道移管補助事業の要望から実施までの期間短縮を求めるについてでございますが、私道移管補助事業の調査依頼が提出された後、市で現地調査及び資料調査を行い、依頼者に的確か否かを回答し、関係土地所有者の同意が整った段階で事業化の対象となります。この同意の取りまとめにかなりの時間を要しているのが実情でございます。なお、同意につきましては、用地が寄附であることから全員の総意として賛同いただいていることの確認も含め、関係土地所有者で取りまとめていただくこととしております。今後は、より速やかに事業化できるように検討してまいります。
次に、3点目の私道移管事業の対象とならない私道の、私道整備補助事業の条件緩和を求めるについてでございますが、私道整備補助事業の対象となる条件は、幅員が原則4メートル以上のもの、道路端のどちらかが公道に接続しているもの、土地所有者の同意を得たもののすべてを満たしたものでございます。なお、私道整備補助事業の条件緩和につきましては、他市の状況などさまざまな見地から今後研究をしてまいります。
以上でございます。
○議長(田中修一) 36番 おさ
むら敏明議員。
◆36番(おさむら敏明) ありがとうございました。国体に寄せる思いというものを市長からお伺いしたわけでございますが、次回は言うなれば50年後でございますので、ぜひ成功して多くの市民の皆さん方にご参加していただきたいという思いはやはり皆一緒ではないかと思います。
また、市長の学生時代でしょうか、オリンピックにボランティア活動をしたという、私も、おととしでございますが、岐阜のリハーサル大会、バドミントンでございますが、ちょっと見ることができました。そしてまた、千葉の野田の国体、バドミントンでございますが、見る機会をいただきまして、見ることができまして、高校生が点数の掲示する係をしたり、皆さんが、地域の生徒さんたちが非常に頑張っている様子を見て、その思いが今の市長の思いなのかなというふうに今感じたところでございまして、そういった子どもたちに夢を与える国体であってほしいなと思います。
そこで、(4)でございますが、終了後について、せっかく国体を町田市でやっていただくわけでございますので、継続できるような市民運動を展開していってほしいなと思います。昨日でございますが、陸上競技場がリニューアルオープンいたしまして、市長のご挨拶もあったわけでございますけれども、そのときに市民の方が私のところに来まして、国体が町田市で開かれて、そして国体推進課を終わっても残してもらえないか、そういう話が私のところへ来まして、それはどういうことかというと、スポーツを通じて市民の人が心1つになって国体に向かっているのではないか、そういったことでございまして、今回のマスコットでございますゆりーとが町田市のイベントというイベント、催し物にはあちこち行って国体のPR活動を続けてきているわけでございまして、市がこれほどまでに市民に溶け込んでPR活動をしたというのは私もこれまで例を見ない国体推進課のゆりーとの活躍だというふうに思っておりまして、市民のイベント、スポーツに限らず、文化、また農業祭を通じて、国体推進課の役割を継続して市民に出ていく、市民に溶け込んでいく、こういった役割を果たしてもらえないか、そんな貴重なご意見をお伺いしたところでございまして、これはよくよく検討していただきたいと思います。
それと昨年、町田市で国体、2部でございますが、バドミントン大会が3日間行われました。リハーサル大会でございましたけれども、私も毎日行って、日本バドミントン協会の役員の方、また、東京都バドミントン協会の方といろんなお話をさせていただきましたが、この2部リーグは毎年3日間、国体のリハーサル大会として前年度に行われているわけでございますが、この1部リーグがございまして、1部リーグは全国約20カ所ぐらいを各地に回って大会を開いております。
そこで、私は役員の方に、バドミントンの1部リーグを町田市で誘致できないか、町田市でやってもらうわけにいかないかという話をちょっとしたら、町田市に受け入れてもらえるんでしたら大変ありがたい、そういうお話でございまして、一部リーグというのは大体日曜日に試合をする。土曜日が練習ということで、どうしても土日の2日間、体育館を占用してしまうわけでございますが、せっかくの機会でございますので、1部リーグの試合も町田市に誘致して多くの市民の方に一流の選手のプレーを見ていただく、こういったことも大変大切なことだと思いますので、その辺のところについてお考えを聞かせていただきたいと思います。
それと、先ほど副市長からも答弁がございましたが、小学生、中学生、また高校生、こういった方々にバドミントンの普及をしていくというお話がございましたが、昭和63年でございますが、京都府でバドミントン大会が行われました。長岡京市というところでございますが、そこではせっかくバドミントンを開催していただいたということで、これを継続していこうということで、お年寄りだとか小さなお子さんたちが楽しめるという、要するにバドミントンの――バドミントンというのは一流選手がやりますと時速400キロメートルと言われているぐらいスピードが出るんですね。非常にスピード感のある競技でございます。
要するに、それをもうちょっとスピードをおくらせてやる、お年寄りができるというファミリーバドミントンというのを、日本ファミリーバドミントン協会というのを立ち上げまして、今、この辺でも平塚だとか、結構お年寄りができる。1面に3人、前衛、後衛に2人入るという3対3でやる。羽根と言うとわかりやすいと思うんですが、そこにスポンジをつけて落下速度を遅くして、ラケットも少し短くしてやる、こういったお年寄りが楽しめる、また、小さなお子さんも楽しめるというものが最近普及しておるようでございますので、こういうものもあわせて継続として検討していただきたいなと。私も少し研究してみたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
次に、マレットゴルフの普及を求めてでございますが、マレットゴルフというのはゲートボールから生まれた競技でございまして、資料によりますと昭和52年に福井県の福井市の運動公園指導普及課の職員が始めたと。当初はゲートボールでゴルフのルールで、ホールにボールを入れるというまるっきりゴルフのルールでやっていたと。それが昭和56年に長野県体育センターの専門主事により講習会等が行われ、今、ボールもゲートボールとは違いますが、スティック、これも違うわけでございます。ちょっと柄が長くなっておりますが、こういったものを普及して、今、長野県ではマレットゴルフ場というのは200ぐらいあるなというふうに私は思っております。ただ、マレットゴルフ場とつかない、皆さん方がマレットゴルフを楽しむ、そういった施設を含めると、その倍の400ぐらいあるのではないかなと思うので、マレットゴルフというと長野県ということでございます。
私は1月28日、29日、江東区で開催されました日本マレットゴルフ協会のA級指導員講習に1泊2日で参加してまいりまして、A級指導員の資格をいただいてまいりまして、これから町田市の皆さん方にルールを主に、そしてマレットゴルフは非常にいいスポーツでございますので、体に負担がそうかかりませんし、健康管理には非常にすばらしいスポーツだと思っておりますので、この辺のところを普及していきたいと思いますが、普及したいと思っても施設がなかなかございませんので、この辺のところを市のお力添えをいただいて整備をしていっていただきたいなと。
当初、今、私が希望しているのは堺地区、忠生地区、鶴川地区、南地区、町田地区と最低でも5カ所ぐらいのところを、余り予算は要りませんので、ちょっと空き地をお借りして駐車場と――駐車場は当然公園ですと有料ですので、それはそれで払います。また、トイレがある、こういった条件があれば結構なもので、極端な話、そんなに広い土地が必要というわけではございませんので、ぜひお願いをしたいなと思います。
それで、きょうお手元にマレットゴルフというといつも長野の
ホームページをいろいろ見ておりまして、佐久市の資料をお手元にお配りをさせていただきました。これは1日に新聞で長野県が長寿である、こういった中でこの資料をお配りしましたら、1日にたまたま男女が長寿だと新聞に載っておりましたので、それもあわせて載せさせていただいたところでございます。
長野県は皆さん方が非常に健康管理に留意されておるところでございまして、特に長野県の佐久市は長寿世界一を目指す、こういった宣言をしている町でございまして、地元の野菜を食べて健康になろう。そして、多くの皆さん方と交流をする中で、生きがいのある人生を歩んでもらいたいといった健康面、そして生涯スポーツ等に非常に力を入れておりまして、この佐久市の
ホームページを見ると、佐久市のお年寄りが健康で長生きをしているというのは、マレットゴルフが非常に大きな役割を果たしている、こういった文章が載っております。誰でも参加できる、そして気軽に、ひとりでもできるわけでございますので、楽しむことができる、それでそう負担のないスポーツだということで紹介しておりましたので、ぜひ参考にしていただきたいなと思うところでございます。
それと、3項目めの道路でございますけれども、今、部長は検討する、検討してまいりたいという話でございますけれども、平成7年12月定例会で私は狭隘、セットバックの質問をさせていただきました。そのときに、議事録を見たら、当時の牧田助役が貴重な提言をいただきました、早急に検討してまいりますという答弁をしているんですよ。
平成7年ですからもう18年ぐらいたっているんですけれども、この質問は前にも何度か、セットバックしていただいて市に移管できない道路は放置したままなんですよ。ですから、当然穴ぼこはあくし、穴ぼこがあいても誰も補修しないわけですから、1メートル82センチのところは簡易舗装されているけれども、セットバックしたところは砂利穴で穴が掘れる。それならいいんですが、そこに物を置く、垣根はつくる、石は置く、駐車場にはなる。せっかく建築指導課がセットバックをしてくださいと言っても、そのままになってしまっているということでございます。
せっかく一応セットバックしているわけですから、この辺、誰がこういうものを管理するのかということが全然不明確で、建築指導課は下がってくださいという指導、ですけれども、道路用地課は引き取れないということになると、それは放置しっ放しですから、ずっとこの事業が平成6年にできてから、もう18年経過しているんですけれども、放置しっ放しになっているというのはどんなものかなと。くれるようになったらもらいますというのでは、いつまでたっても道路の整備は進まない。特にこういった狭隘道路については、それなりの生活道路としての大きな役割があるわけでございますので、お願いをしたいなと思います。
それと、表題3の(2)は頑張って短縮していくというお話でございましたが、(3)の移管対象とならない、条件が整わない道路でございますが、先ほども壇上でお話ししましたが、中には位置指定、1項5号の指定を受けながら、町田市は条件を満たしていないととれないというと、位置指定道路の位置づけがされたときには満たされていたのかというと、満たされていない場合も結構あるんです。
ですから、移管するときも、条件を満たされなくても引き取る、これは当然ながら隅切りの関係だとか、隅切りを提供する人は公道に面しているわけですので、基本的にはセットバックする必要もない。しかし、隅切り提供というものは公道に面している人からもらわなくてはいけない、そういったことで念書だとか、そういうものをいただく中で、この緩和をやっていただいていることも事実なんですね。
ですけれども、1項5号の道路の位置づけは、もう少し市の引き取りというところで条件緩和、将来的にもうちょっとやってもいいのではないかなと思うんです。というのは、建築確認というのは昭和25年でございまして、狭隘にかかわる隅切り、これは東京都の安全条例でしょうか、これが昭和28年ですから、ということはもう60年近く安全条例も経過しているわけでして、ですから、60年たっている家というのはそうそうないんですけれども、木造だと30年とか40年とか、そういうので建てかえていると思うんですけれども、その隅切り指導がなされていないという建築物が結構あるんですね。
ですから、そういったことも踏まえて、建築基準法、そして東京都の建物の安全条例、こういったものを加味しても、やはり市として今まで指導されてきたのかなという部分も非常に疑問視するところでございますので、その辺を含めてもうちょっと前向きな答弁があってもいいのかなと思いますので、お願いしたいと思います。
○議長(田中修一) 副市長 加藤英典君。
〔副市長加藤英典登壇〕
◎副市長(加藤英典) 先ほどご質問がありましたバドミントンの関係、あるいは国体推進課の組織という話もありましたけれども、まず国体推進課については、もちろん名称もありますので、そのまま残るということにはならないと思いますが、しかし、その精神は、先ほど申し上げたとおり、続けていかなければいけないというふうに考えております。先ほどの答弁の中でも申し上げたとおり、特にボランティアの組織などについては、今後も、国体終了後も生かしていけるような形、そういうものを考えていきたいと思っています。
私もほかの国体とかを見せていただいて、特に山口県などではボランティアの組織をそのまま、その後のイベントなどでも生かしたりという取り組みもされています。国体だけではなくて、そういう市民運動としてつながりを持っていくということがありますので、それについては十分考えていきたいというふうに思っております。
それから、バドミントンにつきましても、これも先ほど申し上げたとおり、特に町田市で全競技、全種目やるわけですので、そういったものについては終了後も普及啓発事業を行っていきたいということを考えておりますし、議員のご指摘のとおり、お年寄りの方も含めた、そういった普及事業もあるのかなというふうに考えております。
これもやはり先催県の事例で、それぞれ岐阜県、あるいは山口県でバドミントン競技を開催している市でいろいろとお話を伺った中でも、もちろん大会前にそれを普及させるのが一番重要なんですけれども、大会が終わった後もバドミントン競技を普及させていくということで、それについてはそれぞれの市がいろいろな考えでやっていらっしゃいます。そういう意味では町田市も、そういった例も参考にしながらやっていきたいというふうに思っています。
ご提案がございました日本リーグの1部リーグの開催につきましても、私も協会の方からお話を伺っておりますので、ぜひ実現できる方向で市としても取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(田中修一) 建設部長 浅沼修君。
◎建設部長(浅沼修) 私道移管整備とそれの緩和というところで再質問をいただいてございます。
まず、隅切り等の関係で議員がご指摘の東京都の建築安全条例の関係でございますが、これに関しましては、角敷地の建築制限というのがございます。この6メートル未満の道路が交差するところで2メートルの隅切りをとるというようなところでございますが、これに関しましては私道移管整備の中で、この隅切りにつきましても指導させていただいているような状況です。ですから、隅切りのみで指導するということはございませんが、ただ、通行上支障があるような隅切りというのが見るところ、ある部分もございますので、そこに関しましては単独で隅切りの奨励金等もございますので、地権者の方に協議させていただく中でご了解いただいているという案件もございます。
それと、市として今後もう少し指導してほしいというところでございますが、これは指導してほしいというのは、私道移管の中で緩和を何とかできないのかというようなところでございます。これに関しましては、先ほど申し上げました3つの条件がありますが、その中でどうしても移管できないような部分に関しましては、セットバックされて用地として確保されているようなところについては、これは文書等をいただくなりするなりの形をとりまして、今後、これも前向きに検討していきたいというふうに思うところでございます。舗装するとかいうことでございますが、検討していきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○議長(田中修一) 36番 おさ
むら敏明議員。
◆36番(おさむら敏明) ありがとうございます。12時になりましたので、あと5分ぐらいで終わりますので、時間延長していただいて、お昼の時間でございますので。
いろいろ答弁いただきましてありがとうございました。国体に向けてはぜひ大成功に終わるように、小学生、中学生の観客動員も多分あるのだろうと思いますし、また、のぼり旗も小学生が、そういう会場に行くと頑張ってくださいと選手にエールを送るようなのぼり旗もたくさん拝見したところでございまして、子どもたちの力を結集し、また、ボランティアの皆さん方のご努力をいただきたいなというふうに思うところでございます。
1部リーグにつきましても、一流の選手のプレーを身近なところで観戦できるような、そんなこともぜひとも積極的に進めていってほしいと思います。
マレットゴルフの質問をさせていただきます。先ほど5カ所ぐらい最低つくってもらいたい、こういった要望をさせていただきましたので、その質問を再度もう1度お聞かせ願いたいと思います。
それと、狭隘道路、また、道路の移管につきましては、位置指定道路をつくるときに文書を取り交わしている部分というのはある。その文書というのは、移管するときにはもう生きていない、その文書は生かされないのかどうか。また、そこで改めて文書を交わさないと同じ人から、例えば隅切りをもらう場合にも、位置指定を受けるときには、その方から将来セットバック、隅切りをとりますよという承諾書をもらって位置指定道路に指定されたと。しかし、今度、その位置指定道路を市に移管するときには、また改めてその人から隅切りを提供しますよ、そういった念書なりももらわないとだめなのか、それは位置指定のときの文書の取り交わしは、その文書は生かされないのかどうか、そういったことだけ確認させていただきたいと思います。
○議長(田中修一)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) マレットゴルフ場の整備の関係につきましては、マレットゴルフ協会の方々と場所等について協議をしながら検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(田中修一) 建設部長 浅沼修君。
◎建設部長(浅沼修) 位置指定のときにとった文書で隅切り等についてはまた新たにとらなければいけないのかということでございますが、これは位置指定道路のときの文書ですと、当然移管する、しないという文書ではなかろうかと思います。また、位置指定をとったときと移管するときに所有権が変わっていたり、代がかわっていたりというようなところもございますので、移管される場合については改めて所有者の同意をいただくというふうにしてございます。
以上でございます。
○議長(田中修一) 36番 おさ
むら敏明議員。
◆36番(おさむら敏明) ありがとうございました。国体の関係は市長からその思いをお聞きすることができましたし、道路のほうは建設部長、少し権限を持って頑張っていただき、もうちょっと狭隘道路については予算をつけて積極的にやったほうがいいんじゃないかなと思います。
狭隘道路、もう一言お話しさせていただきますと、これは平成6年に立ち上がりまして、その当時、係として担当者もいたわけでございますが、非常に熱心にやっておりまして、横浜市にセットバックの狭隘事業の講習に行っているんですよ。横浜市を指導しに行っているんです。町田市にこういった係長さんがおりまして、その当時、年間1億円予算がついた記憶がございます。今は3,000万円ぐらいでございますので、3分の1ぐらいになってしまった。
これは私たち議員も、もう少し積極的にこういったところを市にお願いし、また地権者の合意を得る中で市にお願いしていくというのが私たちの役割だと思いますが、この辺、少し低迷しておりますので、まだ町田市は狭い道路がたくさんございますので、また公道にしたくても公道にできない道路というのもたくさんございますので、あわせて早急に検討していただきたいと思います。18年後は私はもう議員をやっておりませんので、建設部長、よろしくお願いいたします。
それでは、これで質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田中修一) 休憩いたします。
午後零時5分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時5分 再開
○副議長(藤田学) 再開いたします。
休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。
26番 渋谷武己議員。
〔26番渋谷武己登壇〕
◆26番(渋谷武己) 本日は、施政方針について問うという題で一般質問をいたします。
きょうは11年前に初めて議会で一般質問したときのスーツとネクタイをしてまいりました。初心に返って質問させていただいていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まちだ新世紀の一員として、通告に基づき、施政方針について問う、2013年度重要な取り組みについてと2013年度の主要な施策について、一括でお聞きします。
まず、市長は就任後2期8年目を迎え、どういった視点で2期目の最終年度でもあります施政方針を述べられたのか、少し詳しくご説明していただければありがたいということです。施政方針の冒頭に「選ばれるまちであり続ける」とありますが、その実現に向けた未来づくりプロジェクトの取り組みの中で具体的な部分を幾つかご説明願いたいと思います。
また、資源循環型施設についての取り組みにつきましては、用地の確定やら建設時期、また、市長が初めて当選なさったときには白紙撤回された廃プラスチックの中間処理施設等も含まれておりますので、その辺についての経緯についてお聞きしたいと思います。
あと、基幹交通機能強化に対する基本的な考え方についてお聞きいたします。もちろん、以前からお聞きしている多摩都市モノレールについても含めてということですが、基幹交通機能強化ということは、やはり町田市の中心市街地の活性化ということにもなろうかと思いますし、ひいてはそれは自治体間競争に勝ち抜いていく、まさに「選ばれるまちであり続ける」ということにつながろうかと思っておりますので、お聞かせ願いたいと思います。
2013年度の主要な施策については、主に国体についてお聞きする予定でしたが、おさむら議員が質問されましたので、思い出に残る国体になるようにと、私も国体に何度か出させていただいたことがありますので、後ほど体験談だけをお話しさせていただきたいと思います。
以上、壇上からの質問といたします。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 渋谷議員のご質問についてお答えをいたします。
まず、項目1の施政方針について問うの2013年度の重要な取り組みについてということでございましたが、1点目として市長就任後2期8年目ということになったわけですが、どういう視点でこの施政方針を述べたのかというご質問でございます。
市長に就任して以降、これまで主に例えば20年間の期間限定認可保育所の整備、それによって待機児童を解消しようとしてきた取り組みを進めてまいりました。それから、高齢化社会ということで、高齢者の見守りサービスというものを導入してきた。あるいは特別養護老人ホームについては全国公募というんでしょうか、そういう形で待っていただく期間の短縮ということをしてまいりました。さらに、ごみの問題については、ごみそのものの有料化に引き続いて、戸別収集や剪定枝資源化センターの設置などによりまして、ごみの減量化ということに努めてまいりました。組織の内部的な問題ではありますが、マネジメントの強化ということで複式簿記を導入するというような、例えばの話ですが、そういった取り組みをしてまいりました。
こうした背景というんでしょうか、これまでの政策の展開、あるいはマネジメントを1つのいわば踏み台として今回の施政方針では、今後さらに激しさが増すであろう都市間競争にいかに勝ち抜いていくか、あるいは議員ご指摘の選ばれる都市であり続けられるかということ、さらにはそのための魅力を高めていく、そういった観点から市政運営の視点をこの施政方針の中では「誰もが憧れる都市を目指して」というふうに名前をつけさせていただきました。
ご指摘のように、この実現のためには、未来づくりプロジェクトという5つのプロジェクトがあるんですが、この5つの重要なプロジェクトを基幹として、中心に据えて、施政方針の中ではぶれることなくという表現をいたしましたが、ぶれることのない基本的な軸として進めてまいりたいというふうに思っております。
それから、具体的にご質問がございました資源化施設についてでございます。これは市長になる前の話だったと思いますが、廃プラスチックの中間処理施設の問題もありました。そういった問題というのを市長になる前に見聞きしておりましたので、そういう意味では1つプロセスというんでしょうか、そういったものを重視するというスタンスで廃棄物の問題は取り上げるべきだというふうに考えておりました。
それ自体は廃棄物に限らず、全ての政策においてそういった情報提供型というんでしょうか、公開型とプロセス重視型ということをしてまいりました。ごみについて言えば、一般廃棄物の資源化基本計画ということを一昨年つくりまして、ごみになるものをつくらない、燃やさない、埋め立てないという基本理念のもと、徹底したごみの減量と資源化を図るということで、地球環境も含めて持続可能な環境負荷の少ない社会をつくるということに努めてまいりました。
それから、この計画の中では、基準年度であります2009年度に比べまして、ごみとして処理する量を40%削減するという基本方針のもと、さらに先ほど申しました地球環境ということで言えば、CO2を半減する、半分にするということを目標として掲げております。こうしたことを実現するためのハードとして、資源循環型施設を減量施設を含めて市内4カ所に分散して整備するということで、2020年度の稼働を目指しているところであります。
ごみの問題については、先ほど申しましたように、プロセス重視ということでございますが、審議会のスタートから既に4年ということでございますので、それだけの長い期間をかけてこの問題を公開の場で議論し、また、公開の場で意見をいただくというプロセスを経てまいりました。今後は建設予定地の周辺にお住まいの皆様に丁寧にご説明をするということ、そして市民の皆さんと協働して環境負荷の低い、しかも安全で安心できる施設建設を進めたいというふうに考えております。
お尋ねの3番目に、基幹都市交通、基幹交通についてお尋ねがございました。やはり今後も、ある一定程度のバスとか自動車による交通というのは必要であります。そういう意味では、基幹交通機能というのは、そういったものも含めて、とりわけ東京都で言う多摩地域における南北方向の機能強化ということを中心に、もちろん国もそうですが、東京都を初めとする関係機関と調整して、基幹交通の強化というものを図っていきたい、そんなふうに考えております。
その余の問題については、また後ほどお答えをさせていただきます。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) ご答弁いただきました。この施政方針の中で実は一番聞きたかったのは「選ばれるまち」をつくるための未来づくり研究所というところを聞きたかったんですけれども、どうも予算との関係がありそうなので、ここのところは割愛させていただきます。
いずれにしても、「選ばれるまちであり続ける」ということなんですけれども、お隣の相模原市では、リニアモーターカーの駅ができる、あるいは相模総合補給廠が順次返還になって新都心構想もお持ちだそうであります。また、現実に古淵から16号を渡ったところに、昔、大きなドイツ人がやっていたワイナリー、ブドウ園があったんですね。そこを今全部潰してしまいまして、企業誘致をして何と町田市の優良企業が何社もそこへ移っているんですね。そういった問題も実はありまして、別に相模原市がどうのこうのということではないんですけれども、いずれにしても、それぞれの自治体が目いっぱい自分の町の魅力を引き出していく努力をやはりしていかないと、自治体間競争には勝てないということだと思います。
中央線に目をやりますと、変な話が立川がひとり勝ちですね。それは間違いなく多摩都市モノレールが影響していることは否めない事実だと思います。いずれにしましても、多摩都市モノレールに関してずっと3万円という協議会の会費か何かしか載っかっていなかったんですね。私も議員になって11年たちますけれども、でも、ここへ来てようやく予算も盛られたりとか、多摩都市モノレール町田方面延伸協議会が設立されたりとか、こういった動きがこの時期に起きたのはなぜなのか、まず多摩都市モノレールについてお聞きしたいと思います。では、まずここまでで。
○副議長(藤田学)
政策経営部長 髙橋豊君。
◎
政策経営部長(髙橋豊) 今ご質問にありました多摩都市モノレールの町田方面の延伸についてでございますが、実は多摩都市モノレールにつきましては、2000年の運輸政策審議会の18号答申というところで、首都圏におけるいろんな新たな鉄道の整備方針が決められております。その整備方針の決め方に3つランクがございまして、1つは目標年次までに開業することが適当である路線、もう1つが目標年次までに整備に着手することが適当である路線、それに続きまして上から3番目のランクとしまして、今後整備について検討すべき路線、この3つのランクがございます。
多摩都市モノレールにつきましては、北の方面につきましては整備に着手することが適当である路線になっておるんですが、南側の町田方面につきましては今後整備について検討すべき路線ということで位置づけられております。この運輸政策審議会の答申でございますが、これは2015年をめどに答申が定められております。そうした意味では、今2013年になりますので、今後、2016年以降の位置づけにおいて、また、今後は運輸政策審議会という名前ではなくて、多分交通政策審議会という名前になると思うんですが、そういうような形で首都圏における鉄軌道の位置づけがされていくと思います。
その中でぜひ多摩都市モノレールにおいては、このランクを少しでも上に持っていく、できれば開業すべき路線ぐらいまで持っていければいいのではないかなと思います。そうした意味で、このタイミングで多摩都市モノレール町田方面延伸協議会を立ち上げるということは、町田市においてはやはりいろんな意味でアピールをしていく必要があるという考えが主な理由でございます。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) 大変期待する、もう何十年もやっていることですから、私は前にも、今、市長答弁にもありましたけれども、町田市が都市間競争を勝ち抜いていくためには、南北の鉄軌道の整備は生命線だというふうに思っております。何とか多摩都市モノレールを実現させていただきたい、そのためには最大の努力を払っていただきたいということであります。
また、多摩都市モノレールが町田駅に乗り入れてくるということが将来起きると、当然駅の再開発とか駅周辺の整備も必要になってくる。今、町田駅を見渡すと、まだ低利用地があったりですとか、これは鷲北副市長にご答弁いただいた、前に私がペデストリアンデッキをもう少し何とか活用して、駅前のにぎわいを創設できないものかと。まして庁舎がこちら側に移ってきて、ペデストリアンデッキはこちら側に全くないですから、その辺も少し考えていっていただきたいなというふうに思います。
それと、現実問題として多摩都市モノレールを実現させるということは、あす、あさってにできることではないということは百も承知しておりまして、以前にも市長からご答弁をいただきました。多摩都市モノレールにしても、路面電車にしても、それが走るための道路が必要だ。その道路整備をしなければいけないんだということをかつて答弁でお答えいただいたこともございます。また、今回の施政方針の中で、多摩市との市境から下小山田の区間については都市計画決定に向けた取り組みを進めるというふうに言及されておりますが、この辺についての意気込みについてまたお聞かせいただければと思います。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) お尋ねの都市計画決定の件でございますが、この多摩センターから町田駅の間で道路として都市計画決定がされていないのが今ご指摘いただいた区間だけであります。もちろん、必要な幅員について足りないという区間もございますが、本線そのものが未決定というのはご指摘の地区だけでございます。そういう意味では、道路の整備ということがもちろん多摩都市モノレール延伸にとっては大前提になるわけですから、まずはこの道路を整備する、しかも都市計画決定がされていない地区の都市計画決定が一番喫緊に重要であるということで今回言及をさせていただいたということでございます。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) 都市計画決定についてはご答弁いただきました。
その前に、町田駅前のペデストリアンデッキの有効活用と低利用地の有効活用についてどのようにお考えがあるか。どう見てもまだまだ改善の余地はあろうかと思っております。市長のお考え、どのようなお考えをお持ちか。具体的にどこの土地と言ってしまうといけないので、低利用地という言い方をさせていただきます。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) ご指摘のとおり、町田駅周辺のいわゆる中心市街地につきましては、一部に低利用地というんでしょうか、600とか800とかいう容積に対して建物そのものがないというようなことを指しておられるのだろうと思います。一部に低利用地があります。そういう意味では、都市機能、一般論からいっても活用は必要だろうというふうに思っております。
駅周辺というのは、特に町田の場合には小田急とJRが交差しておりますので、駅周辺特有の魅力を向上させるべき取り組みというのがあるわけで、ここに限ってというか、駅周辺であるからこそということがあります。当然一番最初にあるのは、人がたくさん集まる、多くの人が集まる、それから楽しめる町ということになります。その必要な大前提は交通ターミナル機能ということで、駅の機能としての一番重要なターミナル機能の強化が必要不可欠だろうというふうに思います。
今、朝など見ていますと、とにかくバス乗り場そのものが乗降場というのでしょうか、これが飽和状態だということであります。そういう意味で、1つはそういう量的な部分、それから機能的にはターミナルそのものが幾つかに分かれておりますので、そういう意味では総合的に駅前の交通広場というんでしょうか、そういうものの検討が必要になるということで、2013年度以降具体的な検討に入りたいというふうに思います。
それから、2つ目としては、当然それだけ人が来るということになれば、そこに住むということだけではなくて、訪れる、市外から訪れる、市内から訪れる、そしてそこで活動するという機能がございます。具体的には商業機能、娯楽機能、あるいは文化芸術機能、事務所機能、そういったもののいわば集積を図る、新たなにぎわいをつくるということが必要になってくると思います。
とりわけ今申しました音楽とか演劇とか、あるいは文化的なイベントとか、そういったものをさまざまに対応できる施設、いわゆるコンベンション施設というものの整備も必要になるし、交通結節点であるということがその機能とかなり大きくラップをするということで、そういった公共公益施設の整備も、この駅周辺で進めていく必要があるというふうに思います。
3つ目は、当然ですが、快適でなければならない。いわゆるアメニティーということですので、その町の快適性、回遊性というんでしょうか、そういったもののための整備、とりわけ歩いて散策というんでしょうか、回遊する市民の方、あるいは市外の方のための環境整備を必要とする。これが駅周辺の土地、とりわけ低利用地を中心とした土地をどうしていくかというときの基本的な考え方であると考えております。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) ご答弁ありがとうございました。いずれにしても、冒頭申し上げたとおり、都市間競争は大変厳しゅうございます。ありとあらゆる知恵を絞って、権限移譲がされれば用途地域変更まで含めて企業誘致ということも踏み込むような局面も出てくるのかなというふうにも思いますし、また、今ご説明いただいた駅前の魅力づくりの向上をさらに進めていっていただきたいというふうに思います。
次に、資源循環型施設についてお聞きいたします。概要についてはわかっておりますし、7年間の市長の取り組みも見せていただいておりますので、ここで改めて、おまえ、わかっているだろうというふうに言われるのかもしれませんが、これは市民の皆様にどういうふうに7年前とプロセスが違う、特に廃プラスチックの施設については、きょうも傍聴に来られている方の中に当時大反対の旗手だった方もいらっしゃるようですが、どういうふうに市民コンセンサスをとっていくか。
この手の話はなかなか難しくて、僕もプラスチックを燃やし続けていていいなんて1つも思っていないんですけれども、どうも総論賛成、各論反対になってしまうものなので、改めて市長に石阪流のガラス張りな市政運営によって迷惑施設というんですか、なかなか受け入れていただくのが難しい施設の開設を可能にしていくための意気込みをお聞かせください。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 資源循環型施設についてのお尋ねでございます。先ほどもご答弁申し上げましたが、プロセスということを重視して資源循環型施設に限らず、市政を進めてまいりました。それは市民協働ということでもありますし、市民協働の前提となっている情報の共有ということでもあります。ごみ問題につきましては、先ほど申しましたように、CO2などのいわゆる温室効果ガスの低減ということは、それこそ地球的命題でありますので、地域にとっても取り組まなければならないということであります。そういう意味でプラスチックのごみについては、これを燃やすよりも資源化をすべきということであります。
前回の計画、7年半、8年前のことについても、お話がありましたとおり、市民への十分な説明というものでしょうか、そういう公開されているプロセスというものがないままに事業が進められたという経過もございます。プラスチックの資源化については、三多摩26市ではほとんどの市はもう既に分別収集で資源化をしているわけでありますので、進んでいないのはもう何市もありません。そういう意味で、早期にプラスチックの資源化に取り組んでいきたいというふうに思っています。
ご指摘のように、この長い期間、それこそ市長に就任して以来、最初のごみゼロ市民会議から始まって、かなり市民的な議論をしてまいりました。2009年に審議会を立ち上げまして、それから2年間、22回審議会を開催いたしました。その間もアンケートをさせていただいたり、市民の意見交換会というものも実施しました。
それから、プラスチックについては、そういう経験がありますので、広報で募集しまして、実際の現場に市民の方に参加をいただいて、収集、圧縮実験をし、また、その結果を公表するというような形で、市民の目で見てどうなんだということを実際に実行に移して事業のあり方を考える、そういうやり方をしてまいりました。
その審議会を2年やりましたが、その答申をベースに町田市の一般廃棄物処理の基本となる町田市一般廃棄物資源化基本計画というものを2011年4月に作成いたしました。法律上の名称というのは一般廃棄物処理基本計画なんですが、私どもは処理ではなくて、一般廃棄物資源化基本計画という名前を使って、基本的な理念を計画の名前に置きかえております。もうご案内ですが、2009年を基準年として2020年にごみとして処理する量を40%、4割減らすということを目標にしております。
それから、生ごみについては、発生量2万2,000トンということで想定して、生ごみ処理機で3,000トン、残る1万9,000トンをバイオガス化するということをこの審議会の結論として受け、計画にそのまま載せさせていただきました。また、先ほどもお話がありましたプラスチックごみについては、容器包装リサイクル法に基づいて資源化をするということで、このプラスチックによるCO2の大幅な削減ということを目指しております。
それからまたさらに2年ですが、一昨年の5月から資源循環型施設整備基本計画検討委員会、いわゆる検討委員会というものを組織いたしまして、2つの部会のもとで施設の計画、それから建設候補地の選定ということの検討をしていただきました。2年間にわたって審議をいただいて、細見委員長に去年の11月26日に報告をいただいているところです。
この間、検討委員会では14回、整備基本計画専門部会が11回、建設候補地選定専門部会のほうは11回、合計36回の会議を開き、市内7カ所でそれぞれ2回、市民意見交換会を開いております。この2月、先月ですが、先月2月6日に記者発表をさせていただきましたが、去年の11月のご報告をもとにごみの資源化施設の建設地の選定、それから施設内容について確定をさせていただき、公表したところであります。
先ほどもご答弁申し上げましたが、建設地の周辺にお住まいの皆様には、資源化施設の内容についてご説明をさせていただく、あるいは関係する地域、町内会・自治会への説明ということをスタートして、順次日程と会場の準備を今進めているところであります。
当然ですが、ごみの問題は行政がひとりで担うものではありませんので、行政と議会と市民と一体となってこれを取り組んでいくべき課題だというふうに考えております。今後とも、2020年の稼働ということを目指しておりますが、多くの市民の皆さんにご理解をいただきながら、事業は進めてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) 引き続き、ガラス張りな行政運営をしていただけるというふうにお聞きいたしました。市民協働ということで、さらにリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
ちょっと脱線してしまうんですけれども、資源化施設では熱が出る、発電もできる。好適環境水の質問は、私、過去にさせていただいたら、視察に行っていただけたとお聞きしましたので、ご感想をちょっとお聞きできればと思いますけれども。
○副議長(藤田学) 副市長 加藤英典君。
〔副市長加藤英典登壇〕
◎副市長(加藤英典) 昨年10月に私、それから
経済観光部長とで岡山理科大学に好適環境水のことについて実際に視察をさせていただきました。それで実際に施設を見せていただいたのと、それから研究に携わっている教授から細かい、詳しいお話を伺いました。
その中で感想ということですので、私なりの感想を述べさせていただきますと、研究自体は興味深いというか、本当に夢のあるプロジェクトで、話を聞く限り、これができたらすばらしいなというふうに感じました。
ただ、一方で、議員もよくご存じだと思うんですけれども、課題としても、特にコストの面の課題が大きい。特に電気代というのをそこでも言われました。その話と今の循環型施設の話とちょっと絡むのかもしれないんですけれども、そういう意味では確かに課題も大きくて、まだようやく採算ベースに乗るかどうかという検討をされているところだというふうに認識をしています。
私も、そういう意味で非常に先進的な取り組みだというふうには感じたんですけれども、これがすぐに実現化する、実用化するかということになると、すぐにはまだ難しいのかなというふうに思いました。そうした中で、とりあえずまずは我々としては、研究がどういう成果を結んでいくのかということについては、その動向を注視しなければならない、それは強く感じたところでございます。
その一方で、もうずっと待っていて、ほかのところが商業化できて、採算ベースに乗っていろんなところがやり出してから、それから町田市の企業もやっていこうかというのでは多分間に合わない、多分だめだというふうに思います。やはりそれはブランド力とかもありますし、市場に入っていくのが非常に難しいということもあるというふうに聞きましたので、そういう意味では動向は十分注視しなければならないんでしょうが、ずっと待っていたのでは多分だめだというふうに思います。ですから、その辺は適宜適切な判断というか、そういうものが絶対に必要になってくるというふうに思います。
やはり我々が行ったときにも、その前後でいろいろな企業、それから自治体、それは日本だけではなくて海外も含めた、そういったところから皆さんが視察においでになっていました。そういう意味では間違いなく注目を集めているんですけれども、ただ、一方でどこもすぐやりますというふうに言っているわけでもないので、そこが本当に今みんなが共通の認識に立っているんじゃないかなというふうに思っていますので、今後も研究の成果を注視しながら適切に対応してまいりたいというふうに思います。
それから、もう1つ副次的なことだと思うんですけれども、感じたのは、議員もごらんになったと思うんですけれども、好適環境水を入れた水槽が岡山駅前の広場というか、岡山駅の駅ビルの広場のところに置いてあります。そういう意味では、そこで岡山にそれを目的に来たわけではない方々にも、企業力というか、高い技術力みたいなものを示せる、そういった効果もあるのかなというふうに思います。
そういった点ももちろん、これは副次的なものかもしれませんけれども、そういった面でもメリットがあるというふうに私自身は感じましたので、今後については、特に市がどこまでやれるのか、自治体がどこまでやれるのか、企業とどういうふうにうまくやっていけるのかということも十分考えながら対応していくことが必要ではないかというふうに感じました。
○副議長(藤田学) 26番 渋谷武己議員。
◆26番(渋谷武己) 視察に行っていただきまして、ありがとうございました。大変すばらしいもので、なぜこれを今ここで織りまぜたかというのは、資源循環型施設の計画の中に実現できるかできないかは別として、やはり最初から盛り込んでもらえるとありがたいなと。できなかったらしようがないんですけれども、最初からなしよという計画ですと全く無理な話になってしまいますので、電気があるのは資源循環型施設しかありませんので、そこは宗田部長にお願いしたほうがよろしいのかな、よろしくお願いいたしまして、この質問を終わりたいと思います。
それで、最後に国体についてです。先ほどおさむら議員が非常にいろいろ多岐にわたり質問をされておりました。こんなことを言っていいのかどうかわからないんですけれども、私の思い出なんですが、ある地方の国体に行ったときに、当時民泊、要は農家に泊めていただいて試合に出ていたんですけれども、今もあるんですか、国体食というのがあってメニューが決まっていて、要は生ものとかを出すと当たったりしたら大変なことになりますから、そういうことなんですね。
ところが、そこの民泊のお父さんがなかなかユーモアのある方というか、さばけているというんですか、毎晩お刺身を出してくれまして、いいのかなとか思いながら、でも、監督もそれを見て見ぬふりで、そんなことが競技に対する思い出とともに、非常に自分の心の中には強く残っております。
ちょっとした市民の1人1人の振る舞いが多分町田市を訪れる競技者の皆さんに対して、どんな町だったかという思い出が大きく変わってしまう可能性もあるので、行政を筆頭に皆さんで国体を盛り上げていけるよう、私も頑張りますし、また行政側も一生懸命先頭に立って引っ張っていっていただきたいとお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
〔5番森本せいや登壇〕
◆5番(森本せいや) 通告に従いまして一般質問を行います。
項目は4点です。1項目め、平成25年度施政方針について、(1)『暮らしやすいまちをつくる』のうち、鶴川駅周辺の街づくりについて伺います。
市長は、施政方針の中で「駅南側の街づくりを進めるとともに、北側の駅前広場の拡充を図るため、基本方針の策定に取り組みます」と述べられています。私の知り得る過去3年間を振り返っても、鶴川という文言が施政方針に入ったことは余り記憶になく、とても喜ばしいことだと感じております。
私自身、毎年、議会で同じようなお話を取り上げさせていただいておりまして、南側については一昨年来、街づくり検討会が開かれ、徐々にではありますが、事務局のご尽力で参加者もふえております。また、北側については、施政方針どおりの駅前広場の拡充ということを市長も地域の市政懇談会などでもおっしゃっているところでございます。
そこで伺います。実際にこの2つの大きな街づくりをそれぞれどのように進めていかれるのか、市長の見解をお伺いいたします。
2項目め、公契約条例について。
(1)多摩ニュータウン環境組合では公契約条例の取り組みが始まっている。町田市の影響はについてお伺いいたします。
去る2月13日の組合の議会におきまして、理事者側から以下のような発言があったやに聞いております。抜粋を申し上げます。平成25年度には導入した多摩市の実績や評価等について情報収集するとともに、事業者との情報交換も行い、構成各市と協議しながら、平成26年には制度のアウトラインを定め、準備手続やインフォメーションを行った上に、平成27年度での制度導入に向けた取り組みを図っていきたいと考えています。環境組合のことであるとはいえ、スケジュール感も示され、非常に具体的な話であると正直私自身驚いたところであります。町田市自身は法的には別人格であるとはいえ、一構成市として執行部側に市長もいらっしゃり、この答弁と全く町田市本体が無関係ということにはならないのではないかと考えます。
そこで伺います。この多摩ニュータウン環境組合の前向きな取り組み、動きが町田市自身の公契約条例に対する取り組みに影響を与えるものなのかどうか、伺います。
3項目め、給食問題協議会について。
ちょうど3年前、私が初当選した直後の初めてのこの壇上での一般質問にて、私自身が当事者ということで体験をもとに同じ問題を取り上げ、以来2年間、アレルギー給食に特化した給食問題協議会の開催を求めてまいりました。結果、当局の方々のご尽力により昨年開催される運びとなり、心より感謝を申し上げているところでございます。しかし、この答申は、今後の給食行政における重要な橋頭堡にすぎず、問題はこれからの取り組みにかかっていると言えます。
そこで伺います。(1)第10期の給食問題協議会の成果について、(2)今後の町田市の取り組みについて、ご見解をお答えください。
最後の項目になります。町田駅周辺の荷捌きスペースの確保について伺います。
数年前から路上駐車の取り締まり強化によって道路環境が改善する一方、1つの弊害も指摘されております。ご存じのとおり、一時期報道でも取り上げられたことがありますが、いわゆる物流等事業者の方々の車両です。一般車両か事業車両かにかかわらず、基本的に取り締まりは行われます。事業者の方々は2人1組での集配、荷さばきを行ったり、遠くとも100円パーキングを使ったり、それでも時には駐車禁止の切符を切られることも珍しくないようです。商店街などの方々の商用はもちろんのこと、昨今の高齢化社会、ネット社会では、生鮮食料や飲料水などさえも流通に頼ることは珍しくありません。もはやこういった運送流通網は重要なインフラ、ライフラインの1つとなっていると言っても過言ではありません。
そこで伺います。そのインフラをしっかりと守るために、町田駅周辺に一定の荷さばきスペースを確保するべきだと考えますが、ご見解をお伺いいたします。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 森本議員のご質問にお答えをいたします。
私のほうから、項目の1番目、平成25年度施政方針についての(1)『暮らしやすいまちをつくる』のうち、鶴川駅周辺の街づくりについてにお答えをいたします。
議員のほうから2つの街づくり課題についてのお尋ねがございました。まず1点目、鶴川駅の南側でございます。2011年度に地権者、あるいは町内会の方々と協働による街づくり検討会というものを設置いたしました。この検討会におきましては、街づくりの方向性について、それから居住環境の機能増進について、さらに駅前としての利便性の向上についてなどについて検討を進めている最中でございます。今後は、地権者や町内会の方々に情報提供、あるいは意見収集をさせていただきまして、この町の特色を生かした魅力ある街づくりのための町の将来像、それから整備のイメージ、街づくりの進め方などについて合意形成を図り、街づくりビジョンというものを策定してまいりたいというふうに考えております。
それから、もう1点の今度は北側というんでしょうか、東側というんでしょうか、駅前広場につきまして、2012年度、平成24年度から、この地域の交通拠点としての機能向上、これを図るために駅前広場の構想検討に既に着手しております。今後は、駅前広場の拡張と言ったほうがわかりやすいのでしょうか、駅前広場の将来像、あるいはその方向性など基本的な考え方を整理してまいりたいと考えております。
なお、鶴川駅周辺の街づくりにつきましては、この地域、あるいは駅の利用者など多くの方々に広く情報を発信して、今後も意見を伺ってまいりたいというふうに考えております。
そのほかの項目につきましては、教育委員会及び担当からお答えを申し上げます。
○副議長(藤田学) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 項目2の公契約条例についての多摩ニュータウン環境組合では公契約条例への取り組みが始まっている。町田市の影響はについてお答えいたします。
町田市としましては、多摩ニュータウン環境組合における検討結果も参考にしながら、近隣自治体での条例の効果や影響等にも注視し、引き続き研究をしてまいります。
以上です。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 項目3の給食問題協議会についての1点目、第10期の給食問題協議会の成果についてと2点目の今後の町田市の取り組みについてにあわせてお答えをいたします。
第10期町田市学校給食問題協議会は、2012年5月から11月まで計6回開催されました。第1回と第2回の協議会では、食物アレルギーについての基礎知識及び町田市立小学校での食物アレルギー対応の現状について確認がなされ、第3回は小学校の給食施設の視察を行いました。第4回では安全性確保のための方策と留意事項について検討し、第5回及び第6回で今後の取り組みについて協議がなされ、答申に至ったところでございます。
答申では、より安全に小学校で食物アレルギー対応ができるように、市内のどこの学校であっても食物アレルギーの検討体制が整備されることが望ましいとし、具体的な実施基準案が示されております。今後は、この答申を踏まえまして、具体的なアレルギー対応を進めてまいります。
以上でございます。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 項目の4、町田駅周辺荷捌きスペースの確保についてにお答えをいたします。
町田市交通マスタープランの目標であります「だれもが中心市街地へ訪れやすく、回遊して楽しめるようにする」を実現するため、2009年度に荷さばき駐車場の社会実験を実施いたしました。その後、町田市都市・地域総合交通戦略を策定し、総合的な荷さばき対策について研究をしてまいったところでございます。今後につきましては、路上や路外の荷さばきスペースの確保について、さらに研究を深めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) それぞれご答弁をいただきましたので、自席にて再質問をさせていただきます。
まず、鶴川駅周辺の問題からでございます。市長よりご答弁をいただきました。そして、南北それぞれのご回答をいただきました。南北それぞれいろいろ動き方はあると私も当然承知はしているわけですけれども、例えばそれぞれのスケジュール感ですとか、あとは北側の――東側と言ったほうがわかりやすいのかもしれませんが、駅前広場を拡充していくというお話が今ありましたが、この目的、どういった問題意識を持ってこれをやろうとお考えになっているのか、お答えをいただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市整備担当部長 沖哲郎君。
◎
都市整備担当部長(沖哲郎) まず、駅前広場及び南の街づくりのスケジュールについてお答えいたします。
今までスケジュールにつきましては、基本方針につきまして地権者の意見を伺うとともに、地域や駅利用者など多くのご意見を伺い、その後、事業計画を検討していくということになってございます。それから、南側につきましても、街づくりビジョンの合意形成を図り、事業手法の検討を進めてまいります。
それから、拡充の目的でございますが、駅前広場につきましては区画整理でつくられてから30年が経過いたしまして、それからの鶴川地区の人口の増加、交通量がふえて駅前広場が非常に混雑して危険な状態になっております。バス等も非常に多く走っております。まず、その交通機能をしっかりさせたいというところを主な目的としております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 北側の駅前広場を拡充する理由、そしてスケジュール感を概要いただきました。私が言うまでもなく、北側の街づくりは、駅前広場自体は30年間たっているというお話でしたが、一定の段階というか、ある程度見た目は成熟した状態になってきているのかなと。さらに拡充をしていただける。
一方、南側については、何度も言うわけではありませんが、当初の状態から四十数年間時間が止まってしまっている。お住まいの方々だったり関係者の方々、いろいろなお立場はございますけれども、焦燥感を持っていらっしゃる。もちろん、鶴川駅の南側というんですか、三輪地域の方々は開発、拡充を待ち焦がれている。今、目的としておっしゃっていた渋滞や過剰な車両流入を抱える駅北側のさらなる環境整備はもちろん喜ばしいことで、ぜひ進めていただきたいと思います。
しかし、その一方、また南側との時間軸のずれだったり、公共財の投入のずれというんですか、こういうものが生じてこないかどうかというところを1つ懸念しております。この点は何かお考えになっていることがありましたら、お答えをいただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市整備担当部長 沖哲郎君。
◎
都市整備担当部長(沖哲郎) 今、議員がご指摘のとおり、南側と北側ではかなりレベルの差がございます。南側につきましては、鶴見川があって、その反対側が川崎市ということで、街づくりの条件が非常に厳しいということがございます。駅へ入っていくに当たっての道路整備というものも地元からは望まれているところなんですけれども、川崎市側の都市計画道路の計画もなかなかはっきりしない中で、まず駅に向かってのそういう道路のアクセスですとか、現在、地元で望まれている下水道の整備、あるいは生活道路の整備といったところが非常に大きな重要課題というふうに認識しております。北側の広場と南側との行き来も不便な状態にございますので、北と南との整備はあわせて行う必要があるというふうに認識しております。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 北と南をあわせてしっかりとやっていただくというお話でございました。
脇道でもないんですが、少しそれますけれども、今、川崎市というお話が出てまいりました。先ほど市長も南側はビジョンを策定していく、北側についても構想を検討している段階だということがございました。それぞれ町田市以外の関係者というんですか、ステークホルダーというか、利益関係者がいらっしゃるわけです。南については、それが川崎市であったり、北側については鉄道事業者だったりというところがあるわけです。それぞれビジョンであったり構想を策定されたとしても、町田市の中でしっかり意見というか、合意が進められていったとしても、やはり外部の方、外部の関係者の方が絡むと、それが果たしてそのとおりうまくいくかというところもあるんだと思います。
恐らく行政がやる気になって北、南をやるんだというふうな姿勢を示していただいていれば、住民の方だったり関係者の方は、よし頑張ろうという気になるのかなと思うんですが、そのときになかなか外への働きかけが不十分であったり、そこに差が出てしまうと、それがオシャカになってしまうようなことも考えられるのではないかというふうに思うんですが、中でのビジョンだったり構想を策定していくことと外への働きかけ、これはかなり大変なことだと思っているんですけれども、これについてはどういうふうにお考えになっているのか、教えていただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市整備担当部長 沖哲郎君。
◎
都市整備担当部長(沖哲郎) どこの街づくりでもそうなんですけれども、やはり周りの方のご理解が得られないと、幾ら中の方だけが合意していても難しい。ただ、やはり原則は区域、地域の方、特に地権者の方にご理解をいただくということがまず第一でございます。その上で鶴川駅周辺を利用される市民の方、あるいは川崎市、横浜市の方も駅を利用されますから、そういう方々も広く意見を伺うとともに、当然川崎市という周りの行政ですとか、小田急電鉄といった関係するところの意見を伺って街づくりを進めていくというつもりでございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) この項目については最後にしたいんですけれども、ずっとストップしてしまっていた南側の問題しかり、また、新しくここで挙げられた北側の駅前広場の拡充しかり、本当に少しずつではあるんでけれども、動きが見えてきているのかなという実感は持っております。ただ、まだ入り口に達したか、達していないかぐらいの状態なのかなと思っております。
最後にもう1度市長に伺いたいんですけれども、非常に特徴的な形をしている町田市の中で、鶴川駅を中心としたこの地域がどのような役割を担うべきなのか、町田市にとって鶴川駅がどのような役割を担うべきなのか、お考えをご披瀝いただきたいと思います。恐らくそれこそ今回、施政方針の中で鶴川駅というものを個別具体的な名前を挙げて取り上げられた本質的な目的なのではないかなというふうに思います。先ほど構想、ビジョンというお話もありましたので、あわせてお考えを最後に伺いたいと思います。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) まずは都市計画上の副次核という位置づけがありますということが1つ。それから、2番目に実態上、乗降客が非常に多いということで、当然なんですが、その地域交通のポテンシャルというのがございます。もっと踏み込んで言いますと、この地域の住宅機能というんでしょうか、とりわけ交通機能というのが交通に時間がかかるということですから、経済の活動と市民の生活、これは市民の生活というのは、今ご指摘の三輪地域、あるいは岡上地域だけではなくて、鶴川団地とか、あるいは広袴、真光寺方面、こういった方々にとっては非常に駅の交通処理がうまくいっていないということが生活の質の低下につながっているというふうに認識しております。また、高齢社会の中でバスで移動する、つまり自家用車をやめてバスで移動する人にとっても問題の比重が非常に大きくなっているということもありますので、そういった観点から今回は町田市の中でのとりわけ鶴川駅、あるいは川崎市の岡上地域の発展にとって非常に重要だという位置づけをして今回、鶴川駅周辺の再整備ということを方針の中に掲げたという意味でございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) お答えをいただきました。私も鶴川地域の住人ですし、市長ご自身も今挙げられた地域にお住まいでありますので、課題という意味ではよくご存じなのだと思います。生活の質の低下という、いわばマイナスの部分をまずはフラットな状態にして、そこからさらに発展していくというお考えだと思いますので、ぜひそれが少しでも早く実現するように引き続きのご尽力をお願いして、この項目は終わりにしたいと思います。
2項目め、公契約条例の関係でございます。先ほど参考にしながら引き続き検討、研究というご答弁でございました。12月も実際、私はこの公契約条例を取り上げさせていただいておりますので、それほど細かく議論をするつもりはございません。ただ、今おっしゃった答弁と先ほどご紹介いたしました環境組合のほうとの答弁、もちろん別といえばそれまでなんですが、余りにも隔世の感があるかなという気がいたします。別とはいえど、こちらはもちろん町田市本体ですから、当事者であることには変わりはないのかなと。
そこで、言い方は難しいですけれども、2つの方向性が存在するというのはちょっと理解がしがたいかなというところでございます。ぜひ動きを注視というか、参考にしながらというご答弁がございましたけれども、これはどういうところを参考にしながら、例えばスケジュール感なのか、それとも中での検討の方法論の問題なのか、そこについて教えていただきたいと思います。
○副議長(藤田学) 財務部長 水越壽彦君。
◎財務部長(水越壽彦) 多摩ニュータウン環境組合は、議員ご存じのように、八王子市、多摩市、町田市において収集、運搬したごみを処理する施設の運営、また、最終処分場までの運搬する事業を行っておりまして、同組合でも業務がごみの処理に限定される一部事務組合という特殊性、これを踏まえて、構成市である各市と協議しながら検討する必要があると、先ほどご紹介されたようなことを言っております。
町田市においても、多摩ニュータウン環境組合での検討内容、もちろん一部事務組合と普通地方公共団体、自治体としての違いはありますけれども、それぞれ施行している自治体の状況ですとか、制度の違いはありますけれども、そういうことも十分理解した上で、その影響ですとか効果、そういうものによく注意しながら研究していくというふうに考えております。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) もちろん、業務としては一部事務組合でいらっしゃるので、1つの特化したものをやられているということでございまして、こちらは町田市本体と一概にそのままイコールにできるとは私自身も思っておりませんが、その公契約条例というものに、まだ環境組合でもやるということが決定したわけではないというのは承知していますので、町田市がどうするかというところも当然3市の中で協議が行われるんでしょうけれども、実際にその動きの中にかかわられているという当事者意識は持っていただきたいなというふうに強く思います。
先ほど申し上げたとおり、この質問自体、冒頭の話を突然通告前に私も仄聞しましたので、急遽取り上げさせていただいた項目でございます。近隣自治体だったり、都内自治体が毎年のように施行をしている、条例を導入しているのはよくご存じのところだと思います。一番身近なところで町田市が当事者となっている環境組合にさえ、そういう動きが出てきている。ほかの2市等の動きもありますけれども、そのうち、逆らうことのできない波のような形になってくるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ町田市もこれを契機に公契約条例への検討、せんだっては市内事業者との意見交換も検討していきたいというご答弁もありましたので、そこも含めて情報集めであったり、そういった動きを加速していただきたいことを強く要望申し上げて、この項目は終わりにしたいと思います。
続いて、3項目め、給食問題協議会についてでございます。先ほどこの答申を受けて具体的な対応をというご答弁が部長からございました。議論の前提として、そもそも教育委員会としては、この答申、そして実施要綱、もちろん私も読ませていただきましたけれども、率直なところ、どのように受けとめていらっしゃるのか。アレルギー給食行政をさらに前進させようという趣旨だと受けとめられているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 給食問題協議会の答申についてでございますけれども、6回にわたる協議会開催の中で、食物アレルギーへの統一した対応ですとか、実施基準等をお示しいただいたわけでございますけれども、学校給食の安全ということを大前提にしながら、食物アレルギー対応を進めるということは、学校における食育の推進のため、また、何よりも給食を楽しみにしている多くの児童のために大変重要なことであるというふうに考えております。今後、この答申を踏まえまして、食物アレルギーへの対応を進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 非常にしっかりやっていくというご答弁をいただきました。先ほど最初の答弁で具体的にというお話がありました。具体的に今後の取り組みについて、現段階でお示しできること、また考えていらっしゃることがありましたらお願いします。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 具体的なアレルギーへの対応でございますけれども、学校給食における食物アレルギー対応の指針となるようなマニュアルを現在作成しているところでございます。このマニュアルは、給食問題協議会から示されました実施基準案に基づいて作成しているところでございます。
なお、給食問題協議会の答申をいただきました2日後に調布市のほうで食物アレルギー対応での事故が発生しております。この調布市での事故は、給食を調理する給食室の中での対応に問題があったのではなくて、給食を食べる教室内での対応方法、そこに問題があったというようなお話を聞いております。このことから教室内での対応方法、確実にチェックをする手順ですとか、万一ショック症状が出たときの対応など、この事故の教訓も生かしながら、マニュアルは作成してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 取り組みそのものについては、マニュアルの策定と施設面のことも取り上げていただいたのかな。マニュアルについて、今、調布市の事例をおっしゃっていただきました。非常にショッキングな事故で、まだ捜査中ということでなかなか確定的なところは私自身も申し上げられないのかなと思っております。
マニュアルの策定については、リスクヘッジというところ、次に考えなければいけないのは、起こってはいけないんですが、万が一起こってしまったときにどうするのかというところがございます。今回の事例については、たしか仄聞するところによると、実はアナフィラキシーが起こった直後に多分エピペンを打っているんですね。だけれども、残念ながらというところだったと思います。だから、エピペンイコールすぐの処方箋になるかどうかはともかくとしても、重要なポイントというか、それをすぐ使えるかどうかというのは非常に大きなところなのかなと思っているところです。
今回、幾つかの学校の状況を実際に伺ったところによると、1つの学校では校長先生も含めて実際にあれを使う講習ビデオを見て、校長先生の机の上に所定のボックスを設けて、数人ですけれども、持っている子がそこにエピペン、自分のものを入れておく、そういうのがルール化されているそうです。
当然、全体的にそういう周知というのは図られているとは承知をしているんですけれども、実際に現場でそれが本当に使える状態になっているのかどうか、そういうところが少し不安に思うところがあるわけです。幸運なことに私が伺ったところは、そういった1つの非常に具体的なルール化がされていた。そういったところを町田市の全校とは言わないまでも、ある程度オーソライズされてしっかりと徹底ができているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) もちろん、最善の手法で
チェック体制等は整えてまいりますけれども、人間がかかわることですので、万一アナフィラキシーショック症状というものが発症した場合というのは、議員がご指摘のエピペン、アドレナリンの自己注射薬でございますけれども、これを迅速に使用して、同時に救急車の要請をするということになっております。
エピペンというのは、ショック症状を起こした児童ですとか保護者が注射するための自己注射器でございますけれども、児童みずからが注射できないというような場合は、学校の職員が注射をすることになっております。このため、エピペンの保管場所等につきましては、保護者と事前によく相談して決めておりまして、また学校職員全員にも周知をしているところでございます。
先日、教育委員会の中でも、教育委員長を初め教育委員会内の管理職の中で、このエピペンの練習用の機器を使う機会を設けました。私も自分の足に打ってみたわけでございますけれども、もちろん練習用ですので針はついておりませんが、率直に申し上げてかなり勇気が必要だと感じました。
そこで、エピペンを所有する児童が在籍する、しないにかかわらず、その使用に関する校内研修会を実施するように全校に対して指示したところでございます。現在、各市で練習用の機器の要望が高くて、なかなか機材がそろわないところでございますけれども、もう既に半数近くの学校についてはその研修を実施済みでございます。今後、早急に残りの学校も実施するということになっております。
以上でございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 取り組みを進めていただいているというところでございました。研修だったり、講習ビデオを見ていただくのは大変ありがたいことですけれども、多分急を要する状態で初めて必要になるものだと思いますので、しつこいようですが、ここに必ず置いて誰が打つとか、そういった細かいところまでぜひご指導いただくように重ねてお願いをしたいと思います。
何人かの保護者の方から、実際にエピペンを持っているお子さんのお母様だったりお父様、保護者の方のお話を聞くと、幼稚園とか保育園だとかなり対応に差があるというところでございます。小学校はどうなるのかなというところを懸念されている保護者の方も結構多くいらっしゃいます。なので本当に命にかかわることですので、ぜひ徹底をしていただきたいと思います。
次に、施設面についてなんですが、これはどういった趣旨で、アレルギー対応を加速するというか、より充実できるための施設、少し工夫とかというふうなとらえ方でいいのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 施設とか設備面での対応でございますけれども、現在、多くの学校の給食室では、原因食品の混入を防止するための例えば調理台ですとかコンロ台ですとか、新たに設置することがスペース的に困難な学校がかなり多くございます。このために、このことについては給食室の改修時ですとか、そういうときに食物アレルギーへの対応が可能なスペースを確保できるようにしていきたいというふうに考えております。
また、給食室の改修が当面予定されていない学校におきましても、可動式の調理台などの備品とか、そういうものを整備することで対応できる学校もあると思いますので、そのような工夫をして対応してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 具体的なお話をいただきました。これは市内の学校といっても相当数が多うございますので、それぞれ施設に過不足というか、出てくるのではないかなと思うんですが、これはどういった方法で、例えば実際にそれぞれ現場を見ていただいて、ああ、ここはあれが足りない、これがあるなというのを見ながら、それぞれ拡充を図っていくのか、その方法ですね。あと、スケジュール感みたいなものがありましたら、お示しいただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 大規模な改修を要するのは、やはり給食室の改修工事、この中でやる手段が一番適当かなというふうに思っています。
それから、個々の学校のそのほかの当面そういう改修工事が終わっていない学校、これから迎える学校については少しく調査をいたしまして、その対応について検討していきたいというふうに思っています。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 済みません、スケジュール感みたいなものはいいですかね。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) スケジュールでございますけれども、1つには改修工事のスケジュール、これに合わせてということと、そのほかの学校につきましては、調査結果を見ながら、なるべく早急に対応していきたいというふうには思います。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 了解しました。この項目の最後にいたしますが、冒頭、部長が給食は楽しいものだというご答弁があったとおり、やはり誰にとっても楽しいものでなければいけないのかなというふうに思います。私自身は小学校3年生まで給食は一切食べたことがありませんでしたけれども、それでも給食の時間は楽しいんだなと思えるような空気というか、学校の環境づくりというのが大事なのかなというふうに思います。
これはアレルギーの施設とかマニュアルで対応できるものではありませんけれども、例えば結構多いのがパンとか、あと1年に1回、お楽しみ給食みたいなところで、アイスクリームがみんなには出るけれども、多くの場合、乳製品が食べられないからデザートはないとか、そういう状態が、仕方がないけれども、あるんですね。
普通に聞いて、私たちぐらいの年になれば、別にアイスクリームぐらいというふうに多分思うと思うんですけれども、結構ショックなもので、悲しい思いをしたことが私もありますので、ぜひ楽しい時間ということであれば、例えば個別包装なので、個別に1年に1回ぐらいであれば、ゼリーとか、そういう代替できるようなものを買っていただくとか、そういうことも工夫をそれぞれいただきたいなというふうに思います。
少し脇道にそれましたが、答申では最後に、この答申であったり実施要綱を進めていくために、教育委員会のバックアップがぜひ必要だ、そういうふうな文章で閉じているわけでございます。冒頭おっしゃっていただいたところと少し重なるのかもしれませんけれども、ぜひバックアップをしていくという強い決意をおっしゃっていただいて、この項目については終わりにしたいと思います。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 代替の食品の提供ですとか、製品につきましては、ぜひ楽しい給食への工夫をしていきたいというふうに思っています。
それから、バックアップ、多分これは先ほどからおっしゃっている施設とか設備の面のお話かなとも思いますけれども、その部分につきましても、なるべくスケジュール感を持って対応できるように努めてまいりたいと思います。
1つ先ほど施設設備面での対応で申し忘れたんですが、食物アレルギーの対応といたしまして、既に給食の食器類、今まで1種類でございましたけれども、担任などが一目で食物アレルギー対応用とわからないということが今まで課題になっておりましたが、このことへの対策として通常の給食のトレーとは色の異なるトレーを食物アレルギーの対応用として各小学校に配付したところでございます。また、早い時期に食器についても同様に、色の異なる食器を配付してまいります。このトレーですとか食器の色につきましては、全校同じものにいたしまして、町田市内のどこの学校におきましても通常のものと食物アレルギー対応用のものとの区別がわかるように、はっきり明確にわかるようにしていきたいというふうに考えております。このような工夫を積極的にしていきたいというふうに思っております。
以上です。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 補足部分も含めてご答弁をいただきました。ぜひ具体的な形の見えるバックアップをしていただくとともに、先ほど来おっしゃっているリスクヘッジの部分と楽しい給食を提供するというのはなかなかバランスが難しいのかなと。当然リスクヘッジが先に来なければいけないわけですけれども、両方ぜひ車の両輪のように前に進めていただきますよう重ねてお願いを申し上げて、この項目を終わりにいたします。
最後の項目、荷さばきの問題でございます。先ほど2009年の社会実験、あの報告書は私も全て読ませていただきましたけれども、これにのっとって研究をしている。3年前のことですが、研究していくというご答弁がありました。こちらも議論の前提として、どんな形でかはともかくとしても、町田駅周辺には荷さばきスペースの確保が必要だという、確保していくという意思が、認識があっての前提での研究ということでよろしいかどうか、最初に確認をさせていただきます。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 議員のおっしゃるとおり、そういう認識で今取り組んでいるところでございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 了解いたしました。そうしますと、2009年来、先ほど交通マスタープランのお話もありましたし、いろいろな構想との兼ね合い、組み合わせが発生する問題でございます。3年間じっくり研究をされた中身を教えていただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) まず社会実験、今、議員からお話のありましたとおり、2009年に行ったところでございます。その社会実験を踏まえましてわかりました内容が、今お話のありましたスペースのことがそうなのでございますけれども、ぽっぽ町田以外に適切な場所への荷さばきがどうしても必要になってくる。中心市街地はかなり広く横に長いというんでしょうか、距離がございますので、ぽっぽ町田に車を置きましても、当然台車等で運べる範囲というのは限られますので、それ以外の場所への配置というものも必要になってくるだろう。
それから、渋谷議員への答弁で市長も申しておりましたが、中心市街地の快適性、アメニティーということでしょうか、中心市街地においでいただきますお客様に快適に歩いて回っていただく回遊性というものがぜひ必要になってくる。そういうことでは、現在、中心市街地に2本というんでしょうか、よく言われます歩行者天国というものがございますけれども、歩行者天国の規制時間中にも限らず、通行許可証を持たない車が流入してしまっているといったようなものの防止をしていかなければいけない。
それから、今申しましたような知らずに入ってきてしまう車というものがありますので、そういった車へのルールを周知させること、それから、まだぽっぽ町田自体も運送業界に知られていないという側面もございますので、そういった面の周知というものも必要ということを考えているところでございます。
それで具体的な取り組みでございますけれども、先ほど申しました戦略プランというものもつくった中で検討いたしまして、2011年度、交通マスタープラン推進委員会というものを市の中に設けてございます。その中に、さらに物流分科会というものがございますので、その中で端末物流のための地域主導型の組織というものをつくっていく必要があるだろうという設立の承認というんでしょうか、そういった考え方が示されております。それを受けまして今年度、2012年度につきましては各種調査ですとか、地域との具体的なお話が進んでいるというところでございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 今、最後に具体的なお話をというところがありましたけれども、これは相手があることですので、なかなかつまびらかにというところはあると思うんですが、概要としてどういった趣旨のことなのか、もしお示しできる部分があれば教えていただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 今申しました地域主導型の組織ということで、やはり地域、商店主の方もしくは物流の運搬業者の方、その方々のご理解を得ていかなければいけないといったことがございますので、地域の主導型でそういった理解を地域並びに事業者に対して得ていくといった取り組みがまず必要ということで、これは仮称でございますけれども、町田市中心市街地交通対策協議会、まだこれは準備会の段階でございますが、関係者の方にお集まりいただきまして、具体的な取り組みを今まさに始めたところでございます。
内容としましては、各種調査などの実施をしています。それから、あわせまして荷さばき場所の確保をするとすれば、どういった位置にどういったものが配置されることがいいのか、その場合に地域の協力というんでしょうか、理解というんですか、そういうものがどうすれば得られていくのか。それから、物流関係者の方へ実情をお聞きするですとか、または協力、場合によればコインパーキングというお話が議員からもございましたが、部分的には応分の負担をしていただかなければいけないということも考えられますので、意向をどういうふうに物流事業者が持っているのかヒアリングをしていこう、そういった取り組みを今まさに始めようとしているところでございます。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 対策協議会の準備会なるものを立ち上げながらというお話がございました。これは今ちょっと答弁を聞いた中でわからない部分があるんですけれども、もともと社会実験されたときも、小田急線を挟んで南側を中心に社会実験の場としてやられていたわけですね。だから、ある意味たたき台というか、この前はこうだったから、こういう対策がとれる、歩行者天国の話もそうでしたけれども、あるんじゃないかなと思うんですが、北側についてはどうされるのかな。当然、開発事業とか、そういったものとも密接に絡んでくる話なので、なかなかそこだけを走らせて議論するわけにもいかないのかなというふうには思うんですが、その南北を別々に進めるのか、それともある程度一体感を持たせるのか、何かお考えがあれば教えてください。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 北側といいますのは、小田急線を挟んで森野、中町のことかと思いますが、南側、今ご説明しましたとおり、歩行者天国があるという点におきまして、現在の検討、取り組みでは、その歩行者天国を軸とした検討を進めております。北側につきましては、現状そういった規制はございませんので、今後町づくりの中でそういった歩行者天国のようなものが必要になれば、同列の検討をしてまいる必要があるでしょうし、森野、中町につきましては、また別の課題もあるかと思いますので、今後そういった研究も進めていく必要があるというふうに考えております。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 今、南側のお話で歩行者天国という話がありました。これは社会実験のときにもかなり密接にかかわってくる話だと思うんですが、方法論の話としては、社会実験で行われたような100円パーキングとか、そういうパーキングを借り上げてやるという方法もあるでしょうし、吉祥寺駅ですか、周辺の路上スペースを確保して荷さばきスペースにしてしまうという方法もあります。あと、3つ目に先ほどぽっぽ町田の話が出てきましたが、この周知はしっかりしていただきたいと思うんですけれども、利便性はともかくとしても、共同荷さばき所というのを拠点的につくるということもあるのかなと思うんですが、歩行者天国を活用してというのは、どういうお話の前提だったのか、よくわからなかったので、もう1度説明していただきたいと思います。
○副議長(藤田学)
都市づくり部長 吉原克君。
◎
都市づくり部長(吉原克) 失礼いたしました。歩行者天国を活用してということではなくて、歩行者天国内の先ほど申しました回遊性の確保ですとか、歩行者の安全性、快適性を確保する面から、路外駐車場並びに路内駐車場といったようなものが今課題となっておりますので、活用してという意味ではございません。訂正させていただきます。
それからあと、100円パーキングというお話がございましたが、そういったものの活用も含めまして、今検討を始めているところでございます。また、路上についても、どういった手法がとれるのか、あわせて研究を進めております。
○副議長(藤田学) 5番 森本せいや議員。
◆5番(森本せいや) 中身は理解いたしました。歩行者天国のお話で、今、歩行者天国があって、ただ、許可証を持って中に入られる方も当然いらっしゃるわけで、別に決して悪いことをしているわけではないんだけれども、見た目、当然一般の方で知らない方もいらっしゃいますから、何で歩行者天国なのに入ってきているんだというご指摘があったり、あと、当然安全性の問題があるわけで、それは恐らく事業者もかなりじくじたるものもあるのかなというふうには聞いております。
ただ、当然必要なことですから、そこはやむを得ないのだろうと。もしそこを完全に歩行者天国としてしっかり確立をさせるというのであれば、やはり近隣に荷さばきスペースが必要だろう。そこがあってのことなんだろうなというふうには思います。幾つも商店会や道が分かれているという部分もあるので、なかなか統一的にというのは難しい部分もあるのかなと思うんですが、もう2009年の社会実験から3年たっていますので、ぜひ南のほうを先に少しずつ進められるのであれば具体的に進めていただいて、北のほうも1つの必要な要素だということはきっちり整理していただきたいなというふうに思います。
もうこの項目も最後にいたしますが、いろいろ今回の質問を取り上げるに当たって業者の方々のお話を聞く機会がありました。少しお話をご紹介したいんですけれども、荷さばきスペースの需要というのは切実なものがありますが、やはり同時に車椅子の方やご高齢者の方や小さなお子さん、いわゆる交通弱者と呼ばれるような方々の安全が阻害されないような、当然歩行者天国の中への流入も同じ趣旨でおっしゃっているんですけれども、そこがありき、また地域の住民の方々の生活環境がしっかりと確保され、もちろん商店街の地域の皆さんのご理解とご協力がなければ、当然荷さばきスペースがあっても、さばく荷が流れてこなくなってしまうわけですから、それをマッチングさせて、ベストミックスになったような荷さばきスペースをぜひつくってほしいという方が、お1人の方だけではなくて何名の方からも伺ったところです。
ぜひ融合させていただいて、誰もがあってよかったなと思えるようなものをしっかりと前に進めて確保していただきたいなと、動きを加速させていただきたいと思います。最後にお願いを申し上げまして、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
〔24番若林章喜登壇〕
◆24番(若林章喜) 花粉症の方には非常につらい時期がやってまいりました。通告に基づきまして、簡潔に一般質問を行います。
今回は選挙事務について2、国体・五輪に向けた選手育成について、以上2項目の質問をいたします。
初めに、選挙事務についてです。
この質問は昨年行い、その続きとなります。昨年は選挙事務、例えば開票時間や公報の方法についての目標を明確化し、その目標達成に向けて開票従事者全員で取り組むことが重要であるということを述べさせていただき、その手法として早稲田大学のマニフェスト研究所が推奨しているマニフェストシートを活用することを提案させていただきました。
昨年の12月16日に東京都知事選挙と衆議院議員総選挙が開催されました。突然の感があったわけでありますが、それらの取り組みについて、都知事選挙、衆議院議員選挙を終えての感想を伺います。
次に、昨年提案したマニフェストシート使用の有無とその課題と成果、今後の改善点を伺います。
次に、国体・五輪に向けた選手育成についてです。
この質問も2020年東京オリンピック、パラリンピックの招致ということで、オリンピック、パラリンピックが東京で開催されることがいかにすばらしいことかを述べさせていただき、今回行われる国体での取り組みを生かして、ぜひオリンピック、パラリンピックの招致の実現に協力してほしい旨、また国際交流、国際貢献ができる舞台として活用してほしいということを述べさせていただいております。
今回は、特に選手育成という視点で質問をいたします。このたびの国体では、東京で開催される、主に三多摩地域で開催されるということで、選手が身近に見られる、ボランティアを通して当事者としてかかわることができるということが地元開催の強みであります。身近な人が大会に参加するということも関心が高まるきっかけとなります。
そこで、まずはスポーツ祭東京2013において町田市からの選手の出場状況はどうなっているのか、伺います。
次に、五輪に向けた選手育成についてです。質問の要旨には、2016年、2020年というふうにありますけれども、来年2月にはソチの冬季オリンピックがありますので、そのことも踏まえて、それらの選手育成支援についてはどのようになっているのか、伺います。
以上、壇上よりの質問です。
○副議長(藤田学) 市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 若林議員のご質問につきましては、選挙管理委員会及び担当からお答えを申し上げます。
○副議長(藤田学)
選挙管理委員長 大澤進君。
〔
選挙管理委員長大澤進登壇〕
◎
選挙管理委員長(大澤進) それでは、私のほうから項目1の選挙事務について2の1点目、都知事選挙・衆議院議員選挙の感想について、2点目、マニフェストシート使用の有無について、3点目、課題と成果は、今後の改善点はにつきまして一括してお答えをさせていただきます。
まず、感想でございますけれども、本当に今回の選挙は知事の突然の辞職、そして衆議院議員の解散による選挙執行ということで大変慌ただしく、衝撃的な選挙であったと感じております。昨年の8月に3党首による社会保障・税一体改革法案成立に向けた会談以降、野田首相の近いうちに国民に信を問うという発言を受けまして、衆議院の年内解散、総選挙を想定しまして、事務局では準備に入っておりました。
そんな折、石原前都知事が2年と4カ月の任期を残しまして、10月に都庁で突然記者会見を開き、知事を辞職すると発表されました。急遽、今度は都知事選挙の管理執行事務に取り組むことになったわけでございます。11月29日告示、12月16日投開票日となり、さらに今度は追い打ちをかけるように11月16日に野田首相が国会内で解散表明を行い、衆議院議員が解散され、総選挙が12月4日公示、同16日に投開票で執行されることになりました。
くしくも同日の投開票日となったこの選挙は、昭和58年以来29年ぶりの師走選挙となりました。また、都知事選挙と衆議院選挙のダブル選挙は初めてということでございました。解散から公示日までの18日間で準備を整えるということは余りにも期間が短く、想像以上に厳しくて連日職員も夜遅くまで事務従事をすることになりました。
そして、都知事選挙執行を想定して作成しておりました投票所の入場券や事務処理要領、その他を修正して再度作成することにもなりました。また、投票所、開票所施設の確保や事務従事者の確保など、非常に慌ただしいタイトな管理執行となりました。しかし、事務局職員、関係者による懸命な努力によりまして、準備は着実に進められ、12月16日の投開票日を迎えることができました。
開票結果の確定時刻は、衆議院の小選挙区選出が午前2時10分、都知事選挙につきましては午前2時40分で、両選挙とも当初の予想時間を上回ることはできました。いずれにしましても、大変な選挙ではありましたが、どんな状況下でも選挙期日が決定されれば、選挙管理委員会としましては、それに向けて粛々と公平、公正、適正に管理執行をしなければなりません。そんな意味で、今回何事もなく、大きな問題もなく、よく無事に選挙管理執行ができたなとほっとしたのが正直な感想でございます。
続きまして、マニフェストシートの使用の有無についてお答えをさせていただきます。2012年3月定例会で議員からマニフェストシートを作成したらどうだろうというご推奨をいただいておりましたので、このたびの都知事選挙、衆議院議員選挙で初めて作成し、使用をいたしました。
続けて、その課題と成果は、今後の改善点はについてでございますが、成果としては、選挙管理委員も含め、事務局職員の中で適正な選挙管理執行に向けて目標が明確に確認できたということが挙げられると思います。そして、課題と今後の改善点でございますが、今回は突然の選挙ということで中身の精査、あるいは検討が十分にできなかったということと、選挙事務従事者に対して周知ができず、意識を共有することができなかったということだったと思います。次回に向けての改善点ですが、現在取り組んでおります課の仕事の目標とマニフェストシートにおける目標設定の整理、選挙事務従事者への周知の方法の見直しなどが必要であると考えております。
以上でございます。
○副議長(藤田学)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) 項目2の国体・五輪に向けた選手育成についてに一括してお答えいたします。
まず、1点目のスポーツ祭東京2013への町田市からの選手出場状況はについてでございますが、昨年開催されました第67回国民体育大会ぎふ清流国体、それから第12回全国障害者スポーツ大会ぎふ清流国体では、地元出身の選手情報が大会パンフレットなどで紹介されており、競技会の開催地でも地元選手の応援で盛り上がっておりました。
このことから、町田市としても東京都を通じて、東京都体育協会が出場選手の選考を終了した時点で出場選手情報を入手してまいります。なお、バドミントン競技は、東京都バドミントン協会が7月中に選考会を行い、出場選手が確定いたします。バレーボール競技、軟式野球競技及びサッカー競技は8月に出場選手が確定いたします。
次に、2点目の2016年2020年五輪への選手育成についてにお答えいたします。オリンピックなどに出場できるようなトップアスリートの活躍は、市民がスポーツの魅力を感じることができるまたとない機会だと考えております。このため、町田市スポーツ振興計画では、トップアスリートの支援をうたっており、具体的には全国大会などへ出場された場合の祝い金支給制度や、先日、町田市文化施設和光大学ポプリホール鶴川にて開催いたしましたスポーツアワードなどの顕彰事業を積極的に行っているところです。今後も、オリンピックに出場できるような選手への支援について、関係機関と連携しながら、さらなる拡充を検討してまいります。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
◆24番(若林章喜) それでは、簡潔に再質問をしていきます。
まず、1項目めの選挙事務についてなんですけれども、このたびの選挙というのは小選挙区、比例区、あと都知事選挙、国民審査ということで4つの選挙が重なって大変だったなというふうに思っているんですが、そんな中で新庁舎で事前投票での職員の皆さんの動きを見ていると、非常に丁寧に取り組んでいたなというふうに思っております。市民の方からも、今回の事前投票を利用して初めて新庁舎に入ったという人もいて、丁寧さに非常に感心をしていました。
この4つの選挙をやるということで、場所が狭いだとか、そういった声とかもいろいろ意見があったというふうに思っていますけれども、それらについては、その都度より市民が利用しやすい開票所というのを目指して取り組んでいっていただければなというふうに思っております。
今回、マニフェストシートを使用して事務局の職員では目標が明確になり、そのことに向けて取り組めたというふうにあって、事務の従事者に対しては周知がなかなかうまくいかなかったということがあります。このマニフェストシートそのものの狙いというのが、早稲田大学マニフェスト研究所の目指す地方分権、地域主権が達成した際に各自治体でもしっかりとしたマネジメントができるようにということで考案したんだというふうに思っております。
要するに、マネジメントができない自治体が逆に多いと、地方分権とか地域主権というのは難しいよということなんだなというふうに思っているんですが、目標を立てて実行して、その検証をして、さらに改善をしていくというマネジメントサイクルというのが選挙事務において最も確認しやすいのではないかなということで、マニフェストシートができたんじゃないかなというふうに思っているんです。
ただ、町田市を見ますと、組織的なマネジメントを確立するために、その制度としては、現在、部長の仕事目標だとか、課の仕事目標というものを活用しています。これらの目標というのは、それこそマニフェストシートよりも、より具体的に、さらに詳しく検証できるものとして活用されているというふうに認識しています。選挙管理委員会においても、課の目標とかを見ますと、今回使用したマニフェストシートよりも、より具体的に目標が示されていました。
そういった意味では、もしかしたらこのシートは必要ではないのではないかなというふうに思うんですが、このマニフェストシートというのは、早稲田大学マニフェスト研究所が広げて、全国的に周知が大分されてきたというところがあって、他市はどうだったのかとか、同規模の自治体はどうだったのかということで、横の比較というのができるのかなというふうに思っています。
この横の比較をするということで必要なのかなというふうに思っていまして、例えばそこで開票の結果とか改善状況がよければ、では、町田市をモデルにしてみようということで、そういった自治体がふえてきて、その選挙の状況だけを見てみたら、実は組織マネジメントが全庁的に広がっているなということも見ることができて、では、それも町田市をまねてやってみようということで、そういった取り組みが各自治体にも広がっていく。各自治体が組織マネジメントを確立していくと、日本が地方分権、地域主権にまた一歩進んでいくんじゃないかなという広い視野を持ってやっていってもらえればなというふうに思っておりますので、質問とすると、ぜひ次の都議選でもマニフェストシートというのを活用して、各自治体にも周知するような形でさらなる選挙事務の効率化、そんなことに向けて取り組んでいっていただければなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
○副議長(藤田学)
選挙管理委員長 大澤進君。
〔
選挙管理委員長大澤進登壇〕
◎
選挙管理委員長(大澤進) お答えをさせていただきます。
マニフェストシートの件でございますけれども、選挙の管理執行は各市区町村によって特色がございますので、マニフェストシートは自治体間で比較しやすい点が長所であるというふうに認識しております。町田市の取り組みを検証いたしまして、他の市区町村の情報交換の場でマニフェストシートを紹介することについて検討をしてまいりたいというふうに思います。
現在、町田市は26市で組織しております東京都市選挙管理委員会連合会の会長市でございます。そういうことで、副会長等の役員会等もいろいろございますし、選挙管理委員会は特に横のつながりが非常に強うございます。そういう機会がたくさんございますので、まだ不十分な点がありますけれども、ぜひ町田市でいい立派なマニフェストシートを作成しまして、各市のほうにも勧めていけたらなというふうに思っております。
以上です。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
◆24番(若林章喜) 続いて2項目め、選手育成についてですけれども、正直、トップアスリートにとって国体という位置づけというのは五輪に比べるとかなり低い位置にあるのが今の日本の現状なんですね。中国では、世界大会とか世界選手権よりも国内の全国大会というのが注目度が高くて、それを目標にしている選手とかコーチが多くいるわけで、日本も国体を高い位置づけにしていくべきではないかというのは別の議論だとして、開催地域として全国大会が行われることによってどういったサービスができるのかというのを考えなければいけないというのは、先ほどのおさむら議員の質問でもあったようなところだというふうに思っています。
選手育成という観点から、とにかく地元で開催される国体ということですので、出場する選手がそれこそ地元の先輩だったり、後輩だったりとか、近所の人だったりとかになると関心が一気に高まってくるというふうに思っております。ぜひ出場する選手がわかった際には、岐阜の例も入れる中で広く周知をしてもらいたいなというふうに思っておりますが、再度もう1度お願いします。
○副議長(藤田学)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) 出場選手が確定次第、スポーツ祭東京の実行委員会、こちらのほうでも
ホームページを持っておりますので、こういった
ホームページを利用したりですとか、当然のことながら市の
ホームページ、市の広報、こういったものでお知らせをして、市を挙げて応援できるような形にしていきたいというふうに思っております。
それからまた、町田市の観戦ガイド、こういったものにも郷土選手の情報を掲載して、応援ができるような形にしていきたいというふうに考えております。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
◆24番(若林章喜) 市を挙げてやっていただけるということで、ここに教育委員会ということで答弁者にもさせていただいているんですけれども、ぜひ学校においても、選手が在校生であると当然学校を挙げて、この子が出ますよということで応援するんだと思うんですが、そういった方で、今度は卒業生だったりとかする場合にも、本校の卒業生が出場しますということの広報も必要かなというふうに思っています。
特に町田市で開催される種目については、ボランティアで協力する人たちもいっぱいいるというふうに思いますので、こういう協力もしていますよということで紹介することで、見に行ってみようかなというふうに意識が広まってくるというふうに思いますので、学校での協力というものもいかがでしょうか。
○副議長(藤田学)
学校教育部長 坂本修一君。
◎
学校教育部長(坂本修一) 今、各学校では、在籍する生徒が大きな大会に出場するような場合には、全校朝会なんかの場で必ず紹介して激励して大会へ送り出しております。また、卒業生、OBにつきましても、現在、活躍している先輩ということで生徒たちの前で紹介をしまして、みんなで応援しましょうというふうな呼びかけを行っております。今後も国体ですとかオリンピックに出場する選手はもちろんですが、さまざまな分野で活動する生徒や卒業生の紹介は続けてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
◆24番(若林章喜) 2番目の五輪における選手育成についてなんですけれども、昨年のロンドンオリンピックというのは、文部科学省のほうでナショナルトレーニングセンターとかでアスリート育成強化、マルチサポート事業でアスリート支援に取り組んだ、そのことであった初めての大会なわけで、結果として過去最高のメダル数を獲得したということで非常に評価できるものだったなというふうに思っているんですけれども、文部科学省がやっていたことなので、オリンピック出場選手に対してそういった支援だったというふうに思っています。
最近では、オリンピック、パラリンピックという形で並列に語られ始めてはいるんですけれども、パラリンピックを目指す選手たちにとってはまだまだいろんな課題があるというのが現状であります。パラリンピックの普及がまだ課題だよという状況がある中で、普及をさせるには、間違いなく地元開催が最も効果的であるわけなんですけれども、それを普及することから強化することまで一貫して取り組むことで、さらなる普及とか理解につながるというふうに考えています。
パラリンピックのメダル獲得の多い強豪国、いろんな国々というのは、オリンピック選手の育成の戦略のときみたいに何年後にメダルを獲得するだとか、戦略をしっかり取り組んでいるんですね。利用できる施設の整備だとか、医科学の面からも積極的に取り組むというようなことをやっています。パラリンピックの選手への支援が確立されることによって障がい者スポーツの普及はもちろんのこと、練習環境や指導者育成、就労においても環境整備がされることが期待できるわけであります。
これは国として支援強化に取り組んでいってほしいということで声を挙げている団体とかもたくさんあるんですけれども、ここに来て国というのはスポーツ基本法を制定したり、その中に障がい者スポーツ活動への支援というのも盛り込んでありますし、また、東京都においても支援が進められているというところになっています。
これを町田市に目を移しますと、こういった動きに素早く対応していくための準備をしておいてくださいねということで、重点的にパラリンピック選手の育成支援ということに取り組んでいってもらいたい。それがひいては障がい者のスポーツ普及につながる、環境整備につながっていくというふうに考えておりますが、まず、それについていかがでしょうか。
○副議長(藤田学)
スポーツ担当部長 笠原道弘君。
◎
スポーツ担当部長(笠原道弘) 昨年、実は東京都のほうで都道府県では初めてという東京都障害者スポーツ振興計画が策定されております。こういったことから、障がい者スポーツの推進というのが現在求められているんだろうというふうに考えております。町田市においても、パラリンピックに出場できるような選手ですとかアスリート、こういった方々に対する支援についても今後どういった取り組みが必要なのかということを研究、検討していかなければいけないというふうに認識しております。
○副議長(藤田学) 24番 若林章喜議員。
◆24番(若林章喜) 具体的な支援の内容についてというのは、ことしの9月に2020年の開催地が決定後に再度質問をさせていただきたいなというふうに思っております。
以上で質問を終わります。
○副議長(藤田学) 以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
あす3月5日は定刻本会議を開き、一般質問を行いますのでご参集願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午後3時6分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 田 中 修 一
副議長 藤 田 学
署名議員 谷 沢 和 夫
署名議員 おさむら 敏 明...