町田市議会 2004-12-22
平成16年12月定例会(第4回)-12月22日-07号
平成16年12月定例会(第4回)-12月22日-07号平成16年12月定例会(第4回)
町田市議会会議録第31号
12月22日(水曜日)
出席議員(36名)
1 番 智 田 伸 也 2 番 石 井 恵 子
3 番 新 井 克 尚 4 番 上 野 孝 典
5 番 浅 見 美 子 6 番 若 林 章 喜
7 番 熊 沢 あ や り 8 番 佐 藤 伸 一 郎
9 番 佐 々 木 智 子 10 番 佐 藤 洋 子
11 番 田 中 修 一 12 番 今 村 路 加
13 番 友 井 和 彦 14 番 宮 坂 け い 子
15 番 川 畑 一 隆 16 番 渋 谷 武 己
17 番 藤 田 学 18 番 大 塚 信 彰
19 番 細 野 龍 子 20 番 高 嶋 均
21 番 川 島 龍 子 22 番 伊 藤 泰 人
23 番 中 山 勝 子 24 番 大 西 宣 也
25 番 佐 藤 常 雄 26 番 長 村 敏 明
27 番 吉 田 つ と む 28 番 黒 木 一 文
────────────────────────────────────
会議に付した事件
日程第1から日程第14まで
午前10時1分 開議
○議長(大塚信彰) ただいまから本日の会議を開きます。
────────◇─────────
△日程第1
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。
22番
伊藤泰人議員
24番
大西宣也議員
この際、事務局長に事務報告をさせます。
事務局長 大久保千代君。
◎事務局長(大久保千代) ご報告いたします。
本日、
議員提出議案第38号の訂正願が提出されました。議長はこれを許可しております。したがいまして、本日の議事日程第12のうち、
議員提出議案第38号の件名から「直ちに」を削除お願いいたしたいと思います。
以上で報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 事務局長の報告は終わりました。
本日、開会前に
議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 藤田学議員。
〔
議会運営委員長藤田学登壇〕
◎
議会運営委員長(藤田学) おはようございます。
本日、開会前に
議会運営委員会を開催いたしましたので、協議の結果をご報告申し上げます。
まず、
議員提出議案につきましては、12件提出されております。これらの
議員提出議案の取り扱いにつきましては、申し合わせに従い、
提案理由説明及び委員会への付託を省略の上、即決いたします。
次に、新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会に付議されておりました事件のうち、議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について結果が出ましたので、本日の議事日程第3においてお諮りいたします。
次に、請願の
紹介取り消しにつきましては、本日の冒頭にお諮りいたします。
次に、
保健福祉常任委員会から中間報告の申し出がありましたので、本日の議事日程第7で報告を行ってまいります。
次に、議員派遣につきましては、本日の議事日程第13において上程し、簡易表決による即決をいたします。
次に、「議会だより」の編集につきましては、8ページ立てで1月30日に発行の予定であります。
以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰)
議会運営委員長の報告は終わりました。
────────◇─────────
△日程第2
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第2、請願の
紹介取り消しについてを議題といたします。
12月10日、
佐々木智子議員から、請願第21号の紹介を取り消したいとの申し出がありました。
お諮りいたします。
佐々木智子議員からの請願の
紹介取り消し申し出を許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって
佐々木智子議員からの請願の
紹介取り消し申し出を許可することに決しました。
────────◇─────────
△日程第3
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第3、新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会に付託中の事件について報告の申し出がありますので、この際、これを許します。
──────────────────
新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会調査報告書
本委員会は、付議された事件についての調査を、下記のとおり報告する。
記
1.
付議事件 ②議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項
2.調査目的 新
庁舎建設等における諸問題を調査・検討する。
3.委員会の開催状況
┌────┬───┬──────────────────────────────────┐
│ 年 │月 日│ 概 要
│
├────┼───┼──────────────────────────────────┤
│平成16年│9.13│1.新
庁舎建設等における諸問題を調査・検討するため、委員10名を │
│ (2004)│ │ もって構成する本
特別委員会が設置され、委員の選任を行う。 │
│ │ │ 委 員 智田伸也 上野孝典 若林章喜 熊沢あやり │
│ │ │ 佐藤伸一郎 宮坂けい子 高嶋 均 伊藤泰人 │
│ │ │ 吉田つとむ 古宮杜司男
│
│ │ │2.正副委員長の互選を行う。
│
│ │ │ 委 員 長 伊藤泰人
│
│ │ │ 副委員長 佐藤伸一郎
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │9.17│議題 1.委員会の運営について
│
│ │ │ 2.付議事件 議事堂の設置場所(本庁舎内に合築するか別棟にする│
│ │ │ か)に関する事項
│
│ │ │ 3.付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ │ │ 付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 4.今後の予定について
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │10.4│議題 1.付議事件 議事堂の設置場所(本庁舎内に合築するか別棟にする│
│ │ │ か)に関する事項
│
│ │ │ 2.付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ │ │ 付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
└────┴───┴──────────────────────────────────┘
┌────┬───┬──────────────────────────────────┐
│ 年 │月 日│ 概 要
│
├────┼───┼──────────────────────────────────┤
│平成16年│10.6│議題 1.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ (2004)│ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │10.18│行政視察 掛川市議会
│
│ │ ~ │ 豊田市議会 │
│ │10.19
│ 松任市議会 │
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │11.1│行政視察 所沢市議会
│
│ │ │ 練馬市議会 │
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │11.2│議題 1.今後の進め方について
│
│ │ │ 2.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │11.22│議題 1.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │11.29│議題 1.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │12.15│議題 1.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
│ ├───┼──────────────────────────────────┤
│ │12.17│議題 1.付議事件 議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に│
│ │ │ 関する事項
│
│ │ │ 付議事件 新
庁舎建設等に関する事項
│
└────┴───┴──────────────────────────────────┘
4.調査の結果
【議事堂のあり方】
(1) 開かれた議会
(2) 親しみのある議会
(3) 議決機関としての十分な審議ができ、かつ、それを遂行するため調査、研究ができうる機能を有する議会
(4)
バリアフリーを含む
ユニバーサルデザインを十分に取り入れることで、すべての市民が機能的、かつ、有効的に利用できる議会
【議事堂の諸施設】
(1) 本会議場
①議場規模は、法定定数の上限値46人の議場規模にするべきである。
②フルフラットな議場床は採用しない。段差は極力解消する。
③円形議場については、これを採用しない。
④議長による採決等、本会議の運営が正確かつ効率的に行えるような本会議場のレイアウトにすべきである。
⑤傍聴席は本会議と別のフロアとする二層式にし、
バリアフリーを配慮する。
⑥本会議及び、委員会の休憩時に傍聴の方々が休めるような傍聴者用のロビーを設置すべきである。
⑦本会議に出席している理事者等をサポートするため課長職が待機する部屋として
理事者控室があるが、スペースに問題があれば専用の控室は設置せず、委員会室を
理事者控室として利用する。
⑧IT化については、将来、記録と映像と音声を同時に保存したものをベースに正確な議事録が作成されるシステムができると思われる。本会議場だけでなく、委員会の範囲まで想定して計画しておくべきである。
(2) 委員会室
①委員会室は原則4室とする。ただし、傍聴席等、他のスペースに支障があれば調整する。
②委員会室は活発な議論を行え、なおかつ、会議規則に則した傍聴席を確保するため、委員会室は100㎡を目途とする。
③IT化については、委員会室も本会議場と同様な
インターネット中継を考慮するとともに、速記録等も兼ね合わせるようなシステムにすべきである。
(3)
全員協議会室
①全員協議会室は設置する必要性がある。IT機器、AV機器の設置や、多目的利用も検討する必要がある。
(4) 議長・副議長室及び、応接室
①議長・副議長室及び、応接室については必要である。議長・副議長室は現状と同じ同室とし、また、応接室においても現状と同じく1室とすべきである。
②議長・副議長室はセキュリティが必要であることから、それに合わせた事務局の配置を検討すべきである。
(5) 会派室
①会派室は、議員一人当たりの基礎面積を12㎡とし、3人を1単位とした36㎡程度の部屋を14室前後作るべきである。
②IT化については、
無線LAN等も含め会派室自体に付加しておくべきである。
(6) 会議室、面談室
①議員が市民のため、より活発に動けるよう会議室と面談室を兼用して4部屋設置する。部屋の広さで分けると、大(60㎡程度)を1部屋、中(30㎡程度)を1部屋、そして、小(15㎡程度)を2部屋とする。
(7) 図書室
①議会の図書室は、現状の規模を維持する。
(8) ロビー
①ロビーは、重要なので設置すべきである。
(9) 洗面トイレ
①障がい者等いろいろな人に対応できるようなトイレを複数箇所設置されたい。
(10)その他
①「町田市議会」という表示・看板を独立して設置すべきである。
②本会議や委員会のお知らせの電光表示板を設置すべきである。
③議員が登庁しているかどうかは、5階の登庁表示板を見ないと分からない現状は、不親切である。新庁舎の玄関を入ったところに登庁表示板を設置し、玄関口で議員が登庁しているかどうかが分かるようにすべきである。
④議事堂は、可能な限り上下に階段の移動等のないように、ワンフロアにすべきである。
⑤議事堂の面積の算定には
議会事務局スペースを含まないことが確認された。
議会事務局の面積算定に当たっては、
一般部局職員と同様、
総務省算定基準によることとされたい。
⑥議事堂の管理運営上、必要なセキュリティは確保されるべきである。
平成16年(2004年)12月17日
新
庁舎建設等に関する調査
特別委員会委員長 伊 藤 泰 人
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
○議長(大塚信彰) 新
庁舎建設等に関する調査特別委員長
伊藤泰人議員。
〔新
庁舎建設等に関する調査特別委員長伊藤泰人登壇〕
◎新
庁舎建設等に関する調査特別委員長(伊藤泰人) 新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会の付議事件のうち、②議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について、調査の経過及び結果についてご報告申し上げます。
新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会は、新
庁舎建設等における諸問題を調査・検討することを目的として2004年9月13日に設置されたものであります。設置以降、計9回の委員会を開催し、また、2004年10月18日から19日までの2日間の日程で、掛川市議会、豊田市議会、松任市議会、また、11月1日には、所沢市議会、練馬区議会へ視察を行い論議を深めました。そして、このほど付議事件②議事堂等に関する事項について結論を出すに至りました。
調査・検討方法といたしましては、新庁舎の議事堂に関し、これからの町田市議会の基本的理念を決め、次にその基本的理念を遂行すべく、議事堂内の諸施設がどうあるべきか具体的に議論いたしました。
各委員から提案された意見はおおむね84項目ありましたが、対峙する案は表決で決定するなど議論の末、26項目に決定いたしました。
それでは、協議の内容に入ります。
まず、議事堂のあり方についてでありますが、これからの町田市議会のあるべき姿がそのまま議事堂のあり方となることから、4つの基本理念を決定いたしました。
(1)開かれた議会、(2)親しみのある議会、(3)議決機関としての十分な審議ができ、かつそれを遂行するための調査、研究ができ得る機能を有する議会、(4)
バリアフリーを含む
ユニバーサルデザインを十分に取り入れることで、すべての市民が機能的、かつ、有効的に利用できる議会の4つであります。
次に、議事堂の諸施設について議論いたしました。
(1)本会議場、議場の規模についてであります。
委員より、現状の本会議場242.4平米をマキシマムにすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、議場の広さは現状と同じくらいにすべきだが、理事者側は狭く、また、席も足りないのではないか。もう少し席をふやすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、議場規模は法定上限46人の議席規模にすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、市町村合併は今の段階で断定できないが、1つの将来的な可能性として、議場規模の算定基礎にしておくべきであるとの意見がありました。
また、委員より、視察した他市の現状を見ると、10万人未満の市でも町田市の議場よりはるかに大きかった。現状、ひな壇のようになっているが、スロープ等にすることも考えていくと今以上のスペースが必要なのではないか。また、人口問題、合併問題を考えたとき、法定定数上限の46人は必要なのではないかとの意見がありました。
以上のような協議の結果、議場規模は、法定定数の上限値46人の議場規模にするべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、本会議場の床についてであります。
委員より、議場をフルフラットのフロアにし、国の予算委員会のイメージで教室型にする。議員定数がふえても柔軟なレイアウトで対応できるようにすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、議場は市民に広く利用できる形、あるいは市民が活発に利用できる形といった新しいあり方の議場というものを考えていくべきであるとの意見がありました。
また、委員より、フルフラットにしなければ市民開放をしても余り必要性がないので、フルフラットにすべきであるとの意見がありました。
それに対し、委員より、議員の身長はいろいろあり、発言したい議員が議長から見やすいことも必要である。そのためには、議員席が斜面になることも必要であろう。
バリアフリーは取り入れられるところは取り入れるが、全部
バリアフリー化するのは少し難しさがあると思うとの意見がありました。
また、委員より、議員は、常に365日、24時間招集があったら本会議に出席しなければならない。災害のときだけでなく、いつでも本会議を開ける状態にしておかなければならない。市民に開くというのはわかるが、本会議場は議員として議決する場所ということを考えたとき、市民利用というのはまた違う段階なのではないか。市民が議会に関心を持つという意味は、場所を開放するから、市民が議会に関心を持ってくれるという意味ではなく、市民に関心を持ってもらえる議会にしていくという議員1人1人の考え方のことである。市民が利用できる議会にすることと、市民に開かれる議会というのは少し違うと思う。
また、議場の机を可動式にしたり、マイクの施設を動かすことは現在の技術では不可能であるとの説明も受けているとの意見がありました。
以上のような協議の結果、フルフラットな議場床は採用しない。段差は極力解消するとの意見を可決いたしました。
次に、本会議場の形態についてであります。
まず、委員より、視察した市の円形議場は議場のデザインが悪いのか、屋根の模様が悪いのか、とにかく議場に入ったときから目が回るような感じがした。視察市の事務局も、議員席と理事者席の切れ目が判別しにくく、議長が採決をするとき確認するのがとても大変との話もあった。円形議場には反対であるとの意見がありました。
また、委員より、委員会では、終始経費を考え、行政に配慮して今まで議論をしてきた。建物の一番上に円形議場を組み込むのであれば問題ないが、建物の中に円形議場を組み込むとなるとむだな空間が多くなり、非常にロスが出ると思われる。また、議長が議場全体を見渡すのが非常に難しくなり、議会運営がやりにくくなるだろうとの意見がありました。
協議の結果、円形議場については、これを採用しないという意見を可決いたしました。
引き続き、本会議場の形態について議論されました。
委員より、本会議場の形態は現状のままとするが、議長と正対するような形で質問席を配置し、質問者は理事者側に向かって発言できるようにする。議長席の前の演壇で執行部が答えるような対面式にすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、理事者側の規模も考慮し、議員側と理事者側は同じ大きさにし、イギリス議会のように、議長から見て左右に議員と理事者が対峙するような討論方式にすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、議長から見て議員席と理事者席が片仮名のハの字型に見える配置にする。議長席に向かって皆が正対に近い状態にすれば、採決のとき、議長が見えない部分あるいは見えにくい部分、いわゆる死角がなくなるといった意見がありました。
また、委員より、今までの3つの案は、現在の議場の形態での対面方式という案、議長を真ん中にし、理事者席と議員席が議長席から見て左右に縦列にあるというイギリス方式案、議長席から見て議員席と理事者席がハの字のようになる案である。これらを相手の表情が見えるかどうかで考えると、ハの字形は議員から理事者の表情が横からしか見えない。議論をしているときは顔が見えた方がよいと思う。それに対し、イギリス式にすると、議員と理事者は向かい合って顔もよく見えるが、議長からは議員も理事者も横顔しか見えないという問題点がある。よって、現在の議場の形態で対面方式がいいとの意見がありました。
また、委員より、ハの字形というのは、今の議場よりもむだな空間部分が出てしまい、議場のスペースを広くとらなければならないと思われる。また、議長が真ん中で、議長から見て左右に縦列に向かい合って座る、いわゆるイギリス方式だと、下の方に座っている議員は、上下、前後と圧迫感があっていかがなものかと思われる。また、イギリス方式は、議会そのもののあり方が二大政党制で与党と野党で討論方式で行っていることからすると、少し違うのではないかとの意見がありました。
また、委員より、ハの字形の議場を議長の採決から考えると、議長から見て、議長席から離れていくごとに高くしていかなければならない。また、一番理事者席に近い議員席、いわゆる最前列の席から、理事者席から離れる最後列の席に向かっても徐々に高くなっていかなければならないことから、形態が非常に複雑にもなってしまうとの意見もありました。
また、委員より、採決のとき、議長がきちんと採決できることが一番大切だとの観点から、議長席を真ん中にするイギリス方式、あるいはハの字形の議場にすべきではないとの意見がありました。
また、委員より、今も対面式だが、焦点が絞られた対面式ではないので焦点が散ってしまっている。理事者側も議員側も発言席を設けて議論しなければ焦点を絞った議論はできないとの意見がありました。
また、委員より、現在出されている議場の形態の案は現状と違うのだとすると、模型なども使うなどしてもっと議論を深めなければならないと思われる。よって、この時期にどの議場形態に決定するかはリスクが高いのではないか。庁舎全体の構造にさほど影響しないと思われるので、今後じっくり研究してはどうかとの意見がありました。
協議の結果、議長による採決等、本会議の運営が正確かつ効率的に行えるような本会議場のレイアウトにすべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、本会議場の傍聴についてであります。
まず、委員より、議場の傍聴席に難聴者用レシーバーや車いす対応席など、傍聴席に対しての
バリアフリーを考慮すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、傍聴席で傍聴者が資料を見る機会が多いと思うので、おのおのの傍聴席に書類が置けるスペースを設置すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、傍聴者席前の仕切りを座面より高くするなど、女性傍聴者に配慮した設備にするべきであるとの意見がありました。
また、委員より、傍聴者は2階から傍聴するとの意見がありました。
それに対し、傍聴席については2階ということにこだわらず、市民と行政と議会が一体化したという面を持つべきであるとの意見がありました。
それに対し、委員より、議場も傍聴席もワンフロアにするのは相当のスペースが必要だと思われる。議場と傍聴席は分離し、
バリアフリーも考えるべきであるとの意見がありました。
協議の結果、傍聴席は本会議と別のフロアとする2層式にし、
バリアフリーを配慮するとの意見を可決いたしました。また、議員同様に傍聴者も本会議休憩時にくつろげるスペースとして傍聴者ロビーが必要であることから、本会議及び委員会の休憩時に傍聴の方々が休めるような傍聴者用ロビーを設置すべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、
理事者控室についてであります。
委員より、所沢市もそうだったが、本会議場の裏に
理事者控室はなければならない。よって、一般の市民に提供できるスペースではないとの意見がありました。
また、委員より、本会議場において説明をする方をサポートする課長が今後も待機する部屋として用意しなければならないが、そのスペースについては考慮しなければならないとの意見がありました。
以上の協議の結果、本会議に出席している理事者等をサポートするため課長職が待機する部屋として
理事者控室があるが、スペースに問題があれば専用の控室は設置せず、委員会室を
理事者控室として利用するとの意見を可決いたしました。
また、IT化については、将来、記録と映像と音声を同時に保存したものをベースに正確な議事録が作成されるシステムができると思われる。本会議場だけでなく、委員会の範囲まで想定して計画しておくべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、(2)委員会室に入ります。
委員より、審査日数を合理化するためにも、
常任委員会室用に4室必要であるとの意見がありました。
また、委員より、
常任委員会は同時開催をすべく、原則にのっとって委員会室を4室確保すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、基本的には委員会室は4室あった方がよい。ただし、設計の結果、4室つくるために傍聴席が少なくなるようなら、2室にしてもよいから傍聴席を確保すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、委員会の傍聴席は第1委員会室では広過ぎるが、議場ロビーでは少し狭過ぎるといった部分を勘案して委員会室を想定し、4室分の面積を確保すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、傍聴席のスペースを100人、200人と考えるのは非現実的であり、第1委員会室の傍聴人定員30人のスペースで大抵足りている。委員会室の面積は、第1委員会室よりかなり狭くてもよいとの意見がありました。
また、委員より、傍聴スペースを多くとるべきである。また、今後委員会も映像を撮り、委員会室に入れない傍聴者は傍聴者控室等で映像を見られるようにすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、現状、説明員席が足りないと思うので考慮すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、特別委員は常任委員と兼務することから、
特別委員会と
常任委員会の同時開催は想定されないので、
特別委員会室は合理性を考え、
常任委員会室を兼用するとの意見がありました。
また、委員より、決算
特別委員会の場合は、
常任委員会よりももう少し広いスペースが必要なので、
特別委員会室が1室あるとよい。ただし、
全員協議会室を設け、そこで
特別委員会が開催できるようであれば兼用でよいとの意見がありました。
また、委員より、委員会室のIT化は最低限映像を撮れる機能ぐらいまで整備すべきである。委員席のレイアウトは馬蹄形にし、理事者側は教室形にして縦列にすることでスペースの効率化を図る。こういったレイアウトをとることで、スペースを有効利用すべきであるとの意見がありました。
以上の協議の結果、委員会室は原則4室とする。ただし、傍聴席等、他のスペースに支障があれば調整する。委員会室は活発な議論を行え、なおかつ会議規則に則した傍聴席を確保するため、委員会室は100平米を目途とする。IT化については、委員会室も本会議場と同様な
インターネット中継を考慮するとともに、速記録等も兼ね合わせるようなシステムにすべきであるの3つの意見を可決いたしました。
次に、(3)
全員協議会室に入ります。
まず、委員より、議会を円滑に運営するために
全員協議会室を設置し、決算
特別委員会等はこれを利用すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、
全員協議会室は基本的には必要だと考える。ただし、各種の公式的な会議等は、今、一般的な会議室でやっているようだが、きちんとした会議室で行われる方がよいと考えるので、各種の公式な会議をする場所と兼用で設置すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、全員協議会のみではなく、使わないときはさまざまな目的でも使えるようにすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、デジションルーム、AV機器を配置した
全員協議会室にした方がよいとの意見がありました。
以上のような協議の結果、
全員協議会室は設置する必要性がある。IT機器、AV機器の設置や多目的利用も検討する必要があるとの意見を可決いたしました。
次に、(4)議長・副議長室及び、応接室に入ります。
まず、委員より、議長・副議長室、及び応接室は必要であるとの意見がありました。
また、委員より、議長室、副議長室別室がよいとの意見がありました。
それに対し、委員より、現在、町田市議会で特別不足しているわけではないので、現状で差しさわりがないと思われるとの意見がありました。
また、委員より、応接室は議長応接室1室でよいとの意見がありました。
また、委員より、だれでも入れるのではなく、事務局を通して正副議長室に入る形も1つの考え方である。市民が事務局を通さず議長室等に入れるのはセキュリティー上問題があるので、正副議長室に入るために事務局を通すよう考慮すべきであるとの意見がありました。
以上のような協議の結果、議長・副議長室及び、応接室については必要である。議長・副議長室は現状と同じ同室とし、また、応接室においても現状と同じく1室とすべきである。議長・副議長室はセキュリティーが必要であることから、それに合わせた事務局の配置を検討すべきであるの2つの意見を可決いたしました。
次に、(5)会派室に入ります。
まず、委員より、会派室の議員1人当たりの面積は12平米以上確保することを基本とすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、会派室の面積は、若干コストがかかったとしても一定のスペースを確保して、それを議員数で割るという方法で行う。そして、会派としての機能が保てるように防音処置を行うべきであるとの意見がありました。
また、委員より、1人当たりの平米数を設け、議員数に応じて会派ごとにパーテーションで区切っていく。その際、防音をしっかり行うべきであるとの意見がありました。
また、委員より、会派室は控室、執務室、そして市民相談室としての機能を有し、しかもプライバシーを守れるようにすべきである。市民相談室が別途スペースがとれるならば、会派室の機能として考えなくてもよいとの意見がありました。
また、委員より、現在の会派控室の事務机部分を執務室へ持っていき、応接ソファーの部分として控室を設けるべきであるとの意見がありました。
また、委員より、できれば執務をする場所と会議をする場所は別にすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、1つの大きなスペースを議員全員の執務室として、それをパーテーションで仕切る形で1人1人の執務スペースを設ける。会派室は別室として、会派の会議や市民相談を受ける際に使用する会派控室兼市民相談室の形にすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、全員が1室ではセキュリティーの問題はあるが、今の会派控室は常時戸があいていて、いつでもだれでも入れる状況にあるので余り変わらない。極論で1人1室ずつ執務室ができるとよいが、限られたスペースからすると、逆に全員で1室とし、合理的、理想的な執務スペースを設けるべきであるとの意見がありました。
また、委員より、開かれた議会という意味で市民に傍聴に来てもらうことは重要だが、現在の会派控室には議員の書類等が置いてあり、だれでも入れてしまうことは問題である。ある程度、セキュリティーが守られるような事務局の配置が必要であるとの意見がありました。
また、委員より、会派の所属議員の移動による議員数は予想できないので、ある程度、部屋を準備する。その中で議員数に応じて部屋数を割り振るといった対応で行うべきであるとの意見がありました。
また、委員より、会派室という限定したものではなく、ユーティリティーな部屋としての会派室数を確保して、会派室の残りの部分は別な機能として使えるようにし、ある程度部屋が残ることも想定しながら多目に設定しておくべきであるとの意見がありました。
また、委員より、この12平米には会派室の機能を充実させるという意味で、パソコンを2台入れることも含まれるとの意見がありました。
また、委員より、パーテーションの利用については、費用面あるいは防音面から勘案し、利用すべきではないとの意見がありました。
以上のような協議の結果、会派室は、議員1人当たりの基礎面積を12平米とし、3人を1単位とした36平米程度の部屋を14室前後つくるべきである。IT化については、
無線LAN等も含め、会派室自体に付加しておくべきであるの2つの意見を可決いたしました。
次に、(6)会議室及び面談室についてであります。
まず、委員より、面談室あるいは会議室は最低限4室は必要である。その内訳は、陳情、請願者との話し合い等に使う大きい部屋が1室、個人的な相談に使用する小さい部屋が3室であるとの意見がありました。
また、委員より、一般質問の打ち合わせ、請願者との相談、プライベートを含めた相談など、いろいろな目的で使用できる非常に大事なスペースとして会議室等必要である。会議室等は最小限度4室は必要であり、市民開放へとつなげていくためにも、できる限りこのスペースを確保していくべきであるとの意見がありました。
また、委員より、
常任委員会室を外部に貸すかどうかは別にして、会議室や面談室等は市民開放すべきである。また、映像装置のない単純な部屋は何部屋かあった方がよいとの意見がありました。
また、委員より、面談室においては、ほかの議員や事務局、市役所職員に聞いてもらいたくないといった場合もあるので、プライバシーが守られるスペースにすべきであるとの意見がありました。
また、委員より、食事をとれるような広いスペース、あるいは議員だけでなく市民も一緒に談笑できるような談話室があるとよいとの意見がありました。
また、委員より、理事者と議員だけでなく、会派を超えた議員同士が話す必要性があると思うので、談話する場所が必要である。また、市民から相談を受けたり、一般質問のヒアリングで職員と話し合いをする部屋としても談話室は必要であるとの意見がありました。
それに対し、委員より、談話室は余り必要ではないとの意見がありました。
以上のような協議の結果、議員が市民のため、より活発に動けるよう会議室と面談室を兼用して4部屋設置する。部屋の広さで分けると、60平米程度を1部屋、30平米程度を1部屋、そして15平米程度を2部屋とするとの意見を可決いたしました。
次に、(7)図書室に入ります。
まず、委員より、議会の図書室としての機能だけではなく、市民に情報提供できる場所、市政情報を提供する場所としても機能すべきであるとの意見がありました。
それに対し、委員より、議会の図書室はさほど大規模とせずに、基本的な図書、町田の行政が発行している資料、そして基礎的な辞書や地図等が備わっていればよい。専門書などは市立図書館を利用すればよい。議会の図書室は極めて実務的な図書室とし、市民への情報提供は市政情報課に集約すべきであるとの意見がありました。
また、委員より、議会の図書室は基礎的なものとし、恐らく新庁舎の1階に入る市政情報課には、議会として市民に知ってもらうべきものを置いてもらう。市政情報課を充実させるべきであるとの意見がありました。
以上のような協議の結果、議会の図書室は、現状の規模を維持するとの意見を可決いたしました。
次に、(8)ロビーに入ります。
委員より、町田市議会では議場ロビーが委員会室のかわりになってしまっているが、市民と議員とがプライバシー関係なしに談笑する場所というのがロビーという感じで、今現在はエレベーターをおりた目の前のエレベーターホールがそういう形になっている。新庁舎でそういうロビーが少しあればよいとの意見がありました。
以上のような協議の結果、ロビーは重要なので設置すべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、(9)洗面トイレについてであります。
まず、委員より、今、5階には障がい者用分が1個しかないが、本来これも男女別でないといけないのではないか。男女1個ずつ必要である。また、現在1カ所しかないが、来訪者を前提としたトイレと、ここにいつもいる常駐者用と別にあった方が機能的に使用できるとの意見がありました。
また、委員より、先進市はどこもトイレに雨水を利用しているが、ウォシュレットやオストメイト対応のトイレに変更したいとき、雨水は使用できない。よって、雨水の線のほかに水道の線をつけなくてはならず、かなり大変であるとの意見を聞いた。環境面を考えることは当然として、ウォシュレットやオストメイト用に水道を引いておくことも考えなければいけないとの意見がありました。
以上のような協議の結果、障がい者等いろいろな人に対応できるようなトイレを複数箇所設置されたいとの意見を可決いたしました。
次に、(10)その他についてであります。
委員より、町田市議会あるいは議事堂という表示看板については、別棟であれば当然単独なので設置されたと思うが、議事堂と合築にすると決めたので、行政から借りた建物ではないという意味でも、「町田市議会」という看板を設置してもらいたいとの意見がありました。
協議の結果、「町田市議会」という表示看板を独立して設置すべきであるとの意見を可決いたしました。
また、本会議や委員会のお知らせの電光表示板を設置すべきであるとの意見も可決いたしました。
次に、現在1階の玄関では議員が登庁しているかどうかわからないことから、議員が登庁しているかどうかは5階の登庁表示板を見ないとわからない現状は不親切である。新庁舎の玄関を入ったところに登庁表示板を設置し、玄関口で議員が登庁しているかどうかがわかるようにすべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、委員より、議事堂は多層型の議事堂ではなく、できる限りワンフロアでまとめるようにすべきである。議場の傍聴席は別にしても、議場、委員会室、会派室、そして議会事務局等、これらをワンフロアでまとめたいとの意見がありました。
協議の結果、議事堂は可能な限り上下に階段の移動等のないようにワンフロアにすべきであるとの意見を可決いたしました。
次に、委員より、
総務省算定基準では、議会の面積に議会事務局の面積は入っていないことになる。しかし、議会を円滑に運営するためには、十分な事務局スペース及び書庫スペースが確保されなければならない。議会は行政にそれを求めるべきであるとの意見がありました。
以上の協議の結果、議事堂の面積の算定には
議会事務局スペースを含まないことが確認された。議会事務局の面積算定に当たっては、
一般部局職員と同様、
総務省算定基準によることとされたいとの意見を可決いたしました。
そして、最後に、委員より、議事堂全体のセキュリティーについて1項目つけ加えたいとの意見があり、協議の結果、議事堂の管理運営上、必要なセキュリティーは確保されるべきであるとの意見を可決いたしました。
調査終了後、まとめられた意見を委員会調査報告書として報告することに対し、反対の立場から討論がありました。
新庁舎建設については、今の現状では行うべきではないとの立場である。委員会進行上、各議論に対する討論は行わなかったが、全体的な報告でもある調査報告には、新庁舎建設に異議ありの立場から反対するとの討論がありました。
討論終結後、委員会調査報告書を報告することについては、賛成多数をもって可決と決しました。
以上で新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 新
庁舎建設等に関する調査特別委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
31番 井上正行議員。
◆31番(井上正行) ただいまの委員長報告をお聞きした感想でありますが、4つの理念を掲げられたわけでありますが、今の報告の中では、理念の中身を余り掘り下げないままに、いきなり議場の諸施設の議論が先行したなというような感じが否めないわけでありますが、議論の過程の中で、この時期に議事堂の諸施設のような具体的な細かいところまで議論すべきかどうかという、もっと理念について掘り下げて議論をしようというような、そのような議論があったのかなかったのか、その辺について明らかにされたいと思います。
○議長(大塚信彰) 新
庁舎建設等に関する調査特別委員長
伊藤泰人議員。
◎新
庁舎建設等に関する調査特別委員長(伊藤泰人) ただいまの31番議員さんのご質疑にお答えいたします。
報告の中には、ただいまご質疑いただいたようなところには触れていなかったかもしれませんが、しかし、委員会の調査、検討協議を進める中で、常に基本的な理念の部分を想定した上で、それぞれの委員の方々がご意見を述べていただいていた、私自身はこのように感じているところでございます。
ただ、委員長報告にそのような委員長としての所見等を織りまぜるというのはなじまないだろうということで、その辺の報告はしておりませんけれども、個々、個別具体的な協議検討、調査をしていただく段階で、その辺の集約を基本的な理念の4つにまとめていった、こういった経過でありますので、委員会の中でそのようなご意見はあったというふうに私自身は判断をいたしております。
以上です。
○議長(大塚信彰) 31番 井上正行議員。
◆31番(井上正行) 私の聞き方が悪かったと思います。要はこの時期にまだ余り具体的なところまで踏み込むべきではないのではないかというような議論があったかどうか、その辺をお聞きしたかったんです。
○議長(大塚信彰) 新
庁舎建設等に関する調査特別委員長
伊藤泰人議員。
◎新
庁舎建設等に関する調査特別委員長(伊藤泰人) あったかないかということに対するお返事ですと、言葉としてのものは出ていないということであります。ただし、先ほども言いましたように、今回のこの
特別委員会に付議されている事件の調査を進める上では、相当踏み込んだところまでの論議が必要であったということが1点、その上に立って、あくまでも議会として、今後新しくなる議事堂の中でこういった機能が必要ではないのか、そういった論議を積み重ねてきたわけでありますから、当然この時期にそういったものを詳しいところまでというんでしょうか、具体的なところまで踏み込むことは必要性があると判断いたした中で委員会を進めてまいりました。
以上です。
○議長(大塚信彰) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。
9番
佐々木智子議員。
〔9番佐々木智子登壇〕
◆9番(佐々木智子) 日本共産党市議団の一員として、新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会の委員長報告に反対の立場で討論いたします。
今年度も4回の定例会に市民の皆さんからたくさんの要求や請願が寄せられました。厳しい財政状況のもとで、市民の暮らしや福祉、教育の施策を充実してほしい、特別養護老人ホームや保育園などをもっとつくってほしいなど、住民要求はとても切実なものです。このようなときに、あくまで新庁舎建設を前提とした議論を優先させるのではなく、市民の苦しい生活実態に即した切実な要求にこそ真っ先にこたえていくのが議会の役目ではないでしょうか。
よって、本委員長報告には反対をいたします。
○議長(大塚信彰) 13番 友井和彦議員。
〔13番友井和彦登壇〕
◆13番(友井和彦) 新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会調査報告に対して、議会の良識を問うため、あえて反対の討論をいたします。
我々市民派クラブ会派は、庁舎の建設に関する条例には道義的に賛成しかねるとの立場をとってまいりました。将来の庁舎についてはじっくりと議論をするべきであるというのもその理由の1つであります。付議事件②のうち、「本庁舎に合築するか別棟にするか」を除いた報告の中で、議会の基本理念に当たる議事堂のあり方に対しては賛成できるものの、議事堂に関する事項で、議事堂の諸施設に関しては、今、議決するかは甚だ疑問であり、また、内容についても、そのレベルについても、議会の良識とは別な意図が含まれていると言わざるを得ません。
議会の
特別委員会は独自であるとはいえ、現在、庁舎に関するスケジュールについては基本設計を平成17年4月以降に予定されており、また、町田市新庁舎建設基本計画策定委員会の市民部会検討経過を見ても、まずは基本理念に沿った細目が決定され、また機能と空間についても、配置方針やイメージをうたっておるのみとなっております。
市民の負託を得、この議場にいらっしゃる皆様の中にも、この報告には疑念を抱いている方もあるかと思います。どうぞこの段階で大きな町づくりから入って、市民に歓迎される庁舎の理念を抱いた上で細部の議会の案件を決めていかれるよう、間違っても現段階で数値などが入っているような報告への賛意を示さぬようお願いし、反対の討論といたします。
○議長(大塚信彰) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
お諮りいたします。新
庁舎建設等に関する
調査特別委員会の調査については、委員会調査報告書のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本件は委員会調査報告書のとおり決しました。
────────◇─────────
△日程第4
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第4、第112号議案外議案1件を一括議題といたします。
──────────────────
企画総務
常任委員会議案審査報告書
1.第112号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例
1.第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)
本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
平成16年(2004年)12月14日
企画総務常任委員長 大 西 宣 也
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
○議長(大塚信彰) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
企画総務常任委員長
大西宣也議員。
〔企画総務常任委員長大西宣也登壇〕
◎企画総務常任委員長(大西宣也) おはようございます。
それでは、今定例会におきまして、当企画総務
常任委員会に付託された議案2件について、12月14日に審査を行いましたので、その経過の概要と結果について報告します。
まず、第112号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例について報告します。
今回の手数料の改正について、東京都に合わせたとのことであるが、東京都については、既に本年4月1日より施行がされている。しかしながら、6月や9月の定例会ではなく、この12月の定例会で条例改正を提案してきた理由は何かとの問いに対し、担当者によると、指摘のとおり東京都においては本年4月1日より施行がされているが、都内の特定行政庁である8市において足並みをそろえるため調整をしていた。この12月の定例会で、そのうち5市において改正が行われる流れとなっているとのことであります。
次に、条例改正に関する申請手続のうち、その一部が民間機関で行われているが、市と民間機関の手数料の差額はどのくらいか。また、民間機関への申請件数の拡大はどの程度かとの問いに対し、担当者によると、民間機関については手数料の金額を自由に決めることができる。町田市と基本的に同額と決めている民間機関もあるが、場合によっては2倍、3倍となっている民間機関もある。また現在、民間機関へ申請する比率は約55%と、その傾向が強くなってきており、大きなものはほとんどが民間に流れている。そのほか、中小のものについてもかなりの量が民間に流れているとのことであります。
これに対し、委員より、市に対する申請件数が減ってきているのであれば、これからの市としての役割についてどのように認識をしているのかとの問いに対し、担当者によると、確かに市に対する申請件数が減ってきている。しかし、関連するさまざまな法制度が改正される中で、これからの市としての役割としては、町田市における建築のあり方のような諸制度の立案といった方向になるのではないかと認識をしているとのことであります。
次に、別の委員より、市と民間機関との手数料の差額について、民間機関の方が2倍、3倍と高額になっているところもあるが、それにもかかわらず、民間機関への件数がふえる理由についてどのように分析をしているのかとの問いに対し、担当者によると、民間機関は契約の際に確認をおろす日程を決めている。そのため、マンションなどは工期の計算ができるため、多少手数料が高くても民間機関に行っているのではないかとの認識を持っているとのことであります。
これに対し、委員より、民間機関への申請件数がふえた結果として、トラブルがふえ、利害関係者との間に市が入って苦労をしたり、議会に対しても請願が提出される等の状況が見受けられる。
今回の条例改正にかかわる制度には大きな問題が秘められていると感じるが、それらの問題点に対し、国等に何かを訴えていくというようなことは市として考えているのかとの問いに対し、担当者によると、規制緩和により、国において民間確認機関制度がつくられ、その結果として弊害が生じていると認識をしている。しかし、国はそれらの弊害について、行政手続法以来の流れにおいて、行政指導により解決できる問題であるとの姿勢をとっている。そのため、市及び国における両者の認識には大きな隔たりがあると感じている。しかし、これらの仕組みを考えながら、必要な限り国に対して要請をしていきたいと考えているとのことであります。
次に、今回の手数料が値上げされた部分の理由として、手数料のコスト計算に人件費及び諸手当が含まれたためであるとのことであった。しかし、宅地造成等規制法の許可に関する大規模なものについて、手数料が値下げとなっているものがあり、これらについても手数料のコスト計算に人件費及び諸手当が含まれた上で値下げとなったものなのかとの問いに対し、担当者によると、宅地造成等規制法の許可に関する大規模なものについて、これまで許可をおろす手続に関して難しい基準があった。しかし、東京都において今回コストを見直した結果、現状の算定されたものよりも下がり、値下げとなったものである。また、これら値下げとなった大規模なものについても、人件費及び諸手当を手数料のコスト計算の中に含んだ上での値下げとなっているとのことであります。
質疑終結後、反対の立場から、本条例の改正による手数料値上げは、市民への影響は否定できず、手数料算出根拠も人件費以外の諸手当が含まれるなど、値上げによる税徴収が目的と言わざるを得ないため、本案に反対するとの討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第107号議案 平成16度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)について報告します。
まず、歳出、総務費において、総務管理費、財政調整基金積立金についてであります。
今回の積立額について、約9,100万円であり、決して少ない額ではない。現在、市民よりの要望が数多くある中で、それらの要望に対して補正予算を組むといった考えはないのかとの問いに対し、担当者によると、年度途中において新しい事業を余り多く起こさないことを基本的な考え方として持っている。特に12月補正予算については、執行状況がある程度固まってきているので、緊急的なものは例外として、減額補正が中心になっている。また、市民からの要望があったものについては、次年度の当初予算として計上をしていくことが財政の本来のあり方であると認識をしているとのことであります。
次に、総務管理費、庁舎建設費について、新庁舎建設に関する担当部署の移転費用とのことだが、その移転先はどこになるのかとの問いに対し、担当者によると、現在、新庁舎の担当が5名の体制となっている。しかし、来年度には基本設計に入る予定であり、技術職が必要となるため、3名程度の増員を予定している。そのため、現在の事務所では入ることが不可能であるため、中町第3庁舎の1階の会議室を間借りするような形で移転を予定しているとのことであります。
次に、選挙費、参議院議員選挙費について、歳出部分においての確定額と歳入、都支出金においての確定額との間に200万円の差額があるが、これはどのようなものかとの問いに対し、担当者によると、選挙システム構築委託料の中で投票管理システムが導入をされたため、市のホストコンピューターの一部改良が必要となり、その費用が199万9,200円であった。その費用分を選挙費の委託料から支出するということで、企画部情報システム課の予算に充当するため、歳入においては減額をしていないとのことであります。
次に、参議院議員選挙費について、今回は立候補者数の予測が大幅に違ったため減額補正となっているが、この中には町田市において行われる他の選挙で恒常的に必要な備品等に流用できるものはないのか。また、備品購入費の契約差金についても、市議選挙といった市単独の選挙のために余分に買う等の検討はできないのかとの問いに対し、担当者によると、市の予算を立てる際に、国政選挙や東京都の選挙の執行経費については、それぞれの執行基準の枠の中においてのみ使えることになっている。しかし、市議選挙、市長選挙といった市単独の選挙については、備品購入費として予算を持っていないことが現実である。そのため補助金のつく選挙において手当てのできる備品については可能な限り購入をしていきたいと考えている。ただし、予算が極端に余ったからといって備品の購入をしてしまうと、次回の交付決定において交付金が来なくなった場合、その部分が市の持ち出しとなることがあるため、そのあたりを見きわめながら備品を購入する必要があると考えているとのことであります。
次に、参議院議員選挙費について、今回の補正予算で減額となった理由として、候補者数の大幅減のほかに作業時間の短縮であるとのことであったが、作業時間の短縮された部分について、その内容はどのようなものかとの問いに対し、担当者によると、候補者数が減ることにより、帳票類の準備等の作業時間が相当短縮できた。また、開票事務についても、当初の予定より1時間程度の作業時間の短縮ができた。さらに、今回より期日前投票制度となり、それに伴い導入した投票管理システムにより、これまでの手処理からパソコン処理にかわり、作業時間の短縮とともに従事者の数も減ってきているとのことであります。
次に、参議院議員選挙費のうち、ポスター掲示板設置・撤去委託料について、今回の補正予算で減額補正となっているが、ポスター掲示板については、本来、候補者が立候補する以前に設置をするものであり、候補者数の増減とは関係がないと考えているが、減額となった理由は何かとの問いに対し、担当者によると、当初予算の時点では前回並みの立候補者数ということで予算の計上をした。しかし、ポスター掲示板を発注する前までに東京都より伝わってくる立候補者の予定人数が徐々に減ってきたため、当初に予定をしていた掲示板より小さいものを発注したことにより生じた契約差金が減額となった理由であるとのことであります。
質疑終結後、反対の立場から、本案のうち、財政調整基金について、市民要望が数多くある中で、多額の積み立てをすることは予算執行上の問題があり、また、新庁舎建設関連予算についても認めることができないため、本案に反対するとの討論がありました。
討論終結後、採決の結果、第107号議案のうち、当委員会所管部分については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で企画総務
常任委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第107号議案を除く議案に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第112号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
────────◇─────────
△日程第5
△日程第6
△日程第7
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第5、第114号議案外議案6件、請願1件、日程第6、
保健福祉常任委員会継続審査申し出について及び日程第7、
保健福祉常任委員会中間報告を一括議題といたします。
──────────────────
保健福祉常任委員会議案審査報告書
1.第114号議案 町田市
在宅介護支援センター条例の一部を改正する条例
1.第115号議案 町田市
子どもセンター条例の一部を改正する条例
1.第116号議案 町田市
学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例
1.第122号議案
学童保育クラブの指定管理者の指定について
1.第123号議案 町田市
授産センター条例の一部を改正する条例
1.第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)
1.第111号議案 平成16年度(2004年度)町田市
病院事業会計補正予算(第1号)
本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
平成16年(2004年)12月14日
保健福祉常任委員長 殿 村 健 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
保健福祉常任委員会請願審査報告書
1.請願第 24号 養育家庭(里親)制度の拡充を求める請願
請願者 東京都八王子市めじろ台4-48-8
東京養育家庭の会多摩みどり支部
支部長 坂 本 洋 子 外11人
本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
平成16年(2004年)12月14日
保健福祉常任委員長 殿 村 健 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
保健福祉常任委員会継続審査申出書
本委員会は、会議規則第104条の規定により下記のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので申し出ます。
記
1.請願第 13号
学童保育クラブのさらなる充実を求める請願
理 由
なお一層調査検討を要するため。
1.請願第 23号 次世代育成に関する請願
理 由
なお調査を要するため。
1.請願第 26号
学童保育クラブに通う子ども達が、継続的に安心して安全に通えるような学童運営を求める請願
理 由
なお調査を要するため。
1.請願第 27号 町田の保育に関する請願
理 由
なお調査を要するため。
平成16年(2004年)12月14日
保健福祉常任委員長 殿 村 健 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
○議長(大塚信彰) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
保健福祉常任委員長 殿村健一議員。
〔保健福祉常任委員長殿村健一登壇〕
◎保健福祉常任委員長(殿村健一) 今期定例会において、当
保健福祉常任委員会に付託された議案7件及び請願5件について、12月14日に審査を行いましたので、その経過の概要及び結果についてご報告申し上げます。
まず、第114号議案 町田市
在宅介護支援センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、委員より、在宅介護支援センターの移転による事業の継続、影響について質疑がありました。担当者の説明によれば、木曽森野を七五三会でやっておりますが、高齢者の人数がかなり多いものですから、木曽森野に行くことによってその部分が解消できること、市内全域を持っている部分については、このまま継続していくとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第115号議案 町田市
子どもセンター条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、今後の子どもセンターの整備計画について質疑がありました。担当者の説明によれば、本年6月定例会で相原・堺地区のセンターの構想についての予算をご可決賜り、次のセンターにつきましては、忠生地区、市役所周辺の方からも要望をいただいているとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第116号議案 町田市
学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、小山
学童保育クラブの開設時期について質疑がありました。担当者の説明によれば、工事を今年度と来年度に分け、春休みの期間しか工事ができないので、最低限のことをやらせていただき、来年度に空調設備等の予定とのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第122号議案
学童保育クラブの指定管理者の指定について申し上げます。
まず、指定期間について質疑がありました。担当者の説明によれば、3年でいいのか5年がいいのかという議論は、私どもはそんなに固定的に考えなくてもいいのかなとのことでした。
次に、指定管理者制度の中でよりよい質が担保されるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、指定管理者として引き受けていただきます町田市学童保育公社については、従来から11の
学童保育クラブを運営しており、質の面でも利用者や子どもたちにとって困惑をもたらすものではないとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、指定管理者制度を導入することは、学童保育の質の向上を願う市民の願いに反し、子どもたちや保護者の願いにも反するものと考えますので、第122号議案に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第123号議案 町田市
授産センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、条例改正の内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、市でなければいけない事業につきましては市で行い、社会福祉法人で可能な事業は社会福祉法人で進めていただきたいという考えから委託という形で整理をさせていただき、1階の美術工芸館は、知的障害者福祉法第5条第4項に規定する特定知的障害者授産施設、2階の町田市授産場は、社会福祉法第2条第2項第7号に規定する授産施設となり、今回の委託に伴う美術工芸館の事業は、ランタン等の制作、あるいは干支の制作を現在と同じように引き継ぐとのことでした。
次に、工賃は変わるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、現状の工賃が来年の4月以降、半分ぐらいに落ちるというふうに試算しており、しかしながら、一遍に下がるのはいかがかと考え、大賀藕絲館でも行いましたが、激変緩和的な部分での助成を考えているとのことでした。
これに関連して、工賃の激変緩和のための内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、干支の制作については、委託料という形で法人にお願いすることを考えており、細かい内容は、現在、財政課と詰めている段階とのことでした。
次に、指定管理者の業務に当たっての市の指導について質疑がありました。担当者の説明によれば、契約を交わす際、仕様書なり協定書なりを結ぶ中で細かい役割分担、法人の役割あるいは市の役割等について決めていきたいとのことでした。
次に、条例第12条の公募をなぜとらないのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、公の施設指定管理者制度運営の基本的方針等の中に自治協働の原則があり、今回はこの自治協働の原則の立場から、公募よりも混乱が少なく、事業が順調に運営できることから、公募をとらないで特定の法人にと考えたとのことでした。
次に、指定管理者制度と条例第1条の目的との関係について質疑がありました。担当者の説明によれば、市としては何か制限する考えはなく、現実の事業を踏まえ、さらに美術工芸館の保護者や館生にも喜ばれ、結果として市民の方が購入できるような製品開発をお願いしたいと思っており、それを助成、助長していきたいとのことでした。
次に、指定管理者の選定基準について質疑がありました。担当者の説明によれば、1つとしては、第三者評価を受けるのも考え方かなと思っており、指定管理者制度が市民にとって本当にサービスが向上するような形に持っていきたいとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、第123号議案は、美術工芸館を直営から民間委託に変えて、その運営を指定管理者に移そうというものであり、公共の福祉の増進のためにつくられた施設が民間企業も含めての運営ができるような、そういうことを促す指定管理者制度に移行することは大変問題があるというふうに考え、第123号議案に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号) について申し上げます。
まず、健康福祉部所管部分についてであります。
委員より、予防接種等委託料の内容と根拠について質疑がありました。担当者の説明によれば、本年6月、結核予防法並びに同施行令が改正され、来年4月1日からツベルクリンの反応検査の廃止並びにBCGの予防接種期間が従来の4歳が生後6カ月までに改正され、(BCG初回接種の効果の評価は、特に乳児に関する予防効果が高い等)累積未接種者も含めまして、今年度中にできるだけの制度改正による周知の徹底並びに接種を勧奨いたしまして、来年4月1日からの法改正に伴う未接種者をできるだけ減らしていきたいということで今回補正させていただいたとのことでした。
委員より、心身障がい者(児)緊急一時保護事業費の内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、支援費の対象とならない緊急一時保護事業につきましては、東京都が認定する短期入所事業ということで、新たな補助をいただいたとのことでした。
次に、子ども生活部所管部分についてであります。
まず、長時間延長保育費の減額の内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、国基準で10分10の負担であり、2時間保育の部分で、午後7時過ぎまではありますが、この負担金の基準になる対象の時間までは延びていないのが実態とのことでした。
次に、すみれ会館運営費の臨時職員賃金の関連で理学療法士関係について質疑がありました。担当者の説明によれば、理学療法の部分については、グループ指導と個別指導という形で行い、その中で、今、医療と療育の部分を整理しているところで、それが明確になった段階で保護者の方とお話し合いを持ってご理解いただけるような形で考えているとのことでした。
次に、地区活動推進費の消耗品の関連で、動く110番の郵便局の費用について質疑がありました。担当者の説明によれば、今回のステッカー以外の負担としては、車両、バイク各1台につき100円の保険代を負担し、あくまで物件だけを補償させていただくとのことでした。
次に、子どもセンター整備費の関連で駐車場について質疑がありました。担当者の説明によれば、子どもセンターの駐車場は19台を予定し、駐車場までは若干暗くなりますので、屋外の整備をしたときに、道路と屋外用には街灯がつくようにするとのことでした。
これに関連して、
学童保育クラブの開始の日程について質疑がありました。担当者の説明によれば、来年4月1日午後の入所式から開始になるとのことでした。
次に、他の子どもセンターの整備について質疑がありました。担当者の説明によれば、子どもセンターの5館構想を目標に整備しているところですが、今後の見通しをまず立てることが一番大事だと認識しており、文部科学省の子どもの居場所づくり(3年間)を活用した取り組みをさせていただきたいとのことでした。
これに関連して、委員より、子どもの居場所づくりに関しては、子どもセンターの空白区を中心に優先づけを変えてやっていただきたいとの要望がありました。
次に、保育所入所運営費の関連で待機児童の状況について質疑がありました。担当者の説明によれば、現段階(11月1日)では721名の待機児童がいるというのが実態とのことでした。
これに関連して、次年度の計画について質疑がありました。担当者の説明によれば、認可保育園が2園、南つくし野で定員90名、多摩境のアパマンションで定員30名、また、未来保育クラブが国の駅型のモデル事業で来年4月には認可になるということで定員60名、9月補正でご可決いただいた分園1園を予定し、合わせて来年につきましては209名の人員増を図っていくとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第107号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第111号議案 平成16年度(2004年度)町田市
病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。
まず、工事期間中の患者の誘導について質疑がありました。担当者の説明によれば、患者並びに利用者の誘導につきましては、医師を含めまして動線については説明の上で、混乱のないように今後さらに対応を強めていきたいとのことでした。
次に、工事期間中の救急車の出入りについて質疑がありました。担当者の説明によれば、救急車の入り口につきましては、事前にホームページも含めまして、ご利用される方々に一層周知徹底していきたいとのことでした。
次に、入院収益の向上の中での差額ベッドについて質疑がありました。担当者の説明によれば、一層経営的な部分を含めまして、トータルな考え方の中で結論を出していきたいとのことでした。
次に、2期・3期増改築工事に係る財政計画の入院収益の向上は、どのような形でどの程度引き上げていくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、この工事の概要の診断機能にもございますように、RI等を含めて核医学装置等の診断機能の強化も図り、早期診断、基本的には早期離床というような形の中で、結果として単価が上がってくると考えているとのことでした。
これに関連して、早期離床について質疑がありました。担当者の説明によれば、十分に患者相談窓口の機能の充実ということも行財政改革の中に挙げており、総合相談機能ついては2期・3期完成時には設置を目指していきたいとのことでした。
次に、業務の委託化の方向について質疑がありました。担当者の説明によれば、現在のところ、病院の全部適用を含めた形態を考える中では、全く検討しないというわけではないとのことでした。
次に、債務負担行為に関する調書では、十分検討した上でこの補助金額になっているのか及び今後について質疑がありました。担当者の説明によれば、9,800万円は周産期事業の整備に対する補助金で、特にこれからは特殊医療にしかなかなかつきにくくなるかと思いますが、その辺は遺漏のないよう十分検討して確保していきたいとのことでした。
次に、南地区、鶴川地区にある程度の規模の病院ができた場合を含めて、経営を突き詰めた上で増改築工事の計画がなされているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、一般病床は440床から401床に縮減し、ほかの病院で手がけない分野の緩和ケア、周産期を積み込んだ結果、458床となっており、今後一層病病連携を含めまして、機能連携の中でお互いの役割づけということが出てくるだろうとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、第111号議案は、市民病院の公立病院としての役割が本当に今求められており、入院単価の引き上げ、4人部屋の差額ベッド代も財政計画の中に含まれ、財源確保のため、市民負担がさらに引き上げになるという点は問題だと考え、反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、請願第24号 養育家庭(里親)制度の拡充を求める請願について申し上げます。
まず、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。
養育家庭制度は、基本的に都の業務でございますが、社会的に養護を必要とする子どもたちにとって、家族の一員として生活できる意義については十分認識しており、東京都八王子児童相談所とも連携をとり、制度の理解、周知の方法について進めていきたいとのことでした。
これに対して、委員より、今回の請願の趣旨をさらに進めるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、それぞれの担当の部署と連携をとって、一遍に全部うまくというわけにはいかないですが、1つ1つ取り組みを進めたいとのことでした。
次に、医療機関との連携について質疑がありました。担当者の説明によれば、医師会の方と相談をさせていただき、周知については、児童相談所に行っていただくとか、そんなことも今後詰めていきたいとのことでした。
次に、本名と通称欄の整理について質疑がありました。担当者の説明によれば、子どもさんの成長段階に応じてどんな方法がとれるのか、市役所側はどういうことが可能で、制度上まだ折り合いがつかない部分もあり、お互いに理解してやっていただかなければいけないので、よく意見交換をさせていただいてと思っているとのことでした。
次に、住民基本台帳コードに通称の組み込みに伴うシステム変更について質疑がありました。担当者の説明によれば、養育家庭からのご意見等をお聞かせいただきながら、どんな方法をとれるか、ファーストコンタクトをこれから始めますので、その中でお互いご理解をいただきながら進めたいとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、請願第24号は全員一致をもって採択すべきものと決しました。
次に、請願第13号
学童保育クラブのさらなる充実を求める請願については、なお一層調査検討を要するため、継続審査とすることに決しました。
次に、請願第23号 次世代育成に関する請願については、なお調査を要するため、継続審査とすることに決しました。
次に、請願第26号
学童保育クラブに通う子ども達が、継続的に安心して安全に通えるような学童運営を求める請願については、なお調査を要するため、継続審査とすることに決しました。
次に、請願第27号 町田の保育に関する請願については、なお調査を要するため、継続審査とすることに決しました。
次に、「町田市民間病院の設置に伴う事前調整に関する要綱」に基づく事前調整について(報告)行政報告を受けましたので、報告します。
まず、本件について担当者より次のような報告がありました。
医療法人徳州会の開設に関する件を報告します。病院名は医療法人徳州会町田徳州会病院、所在地は町田市三輪町281番ほか、病床数は155床であり、工事着工は平成17年2月ごろの予定、開設予定は平成18年7月中旬、建物の概要は、鉄筋コンクリートづくり、地下1階、地上7階、建築面積6,798.06平米、延べ面積3万427.72平米、駐車場は200台から300台、開設に当たっては、地域社会の医療向上を図るとともに、科学的かつ適正な医療の普及を目的にされており、診療科目は、内科、外科のほか計14科、医療設備は、手術室が8室、ICU5床、CCU2床、HCU4床、未熟児2床、そのほかPETの導入も予定されています。
特に町田市として充実させていただきたい医療分野の救急医療の関係では、1次から3次の救急医療体制、特に小児につきましては、1次から3次のすべてを網羅するという考え方も示されており、地域医療との関係では、病病連携、病診連携等、いろいろな関係で地域とよりよい関係を築いていきたいという考えも示されており、市は引き続き連携をとる中で、市に不足する分野での実現に向け、話し合いをさせていただきたいとのことでした。
これに対し、委員より、町田市保健医療計画や医師会との調整について質疑がありました。担当者の説明によれば、保健医療計画に関しては、町田市が不足する分野として救急医療体制、特に小児救急の関係等のお願いや話し合いを継続させていただく中で、実現に向けてお願いをしていきたいとのことでした。また、医師会の関係は、先月20日過ぎに医師会との話し合いが行われたというふうに伺っており、市が医師会との連絡調整のパイプ役というような形も必要でごさいますので、よりよいものができ上がっていくよう、市としての機能は十分果たしていきたいとのことでした。
次に、開業時間及び開業日数、市民病院との連携について質疑がありました。担当者の説明によれば、時間と日数の関係は、具体的なお話はまだ伺っておりませんので、話し合いをする中でその辺は確認させていただきたいと思っており、市民病院との連携は、市の2次的な救急分野についても十分果たしていけるような、そういった関係になっていただければと思っているとのことでした。
行政報告については以上であります。
以上で
保健福祉常任委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第107号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。討論の通告がありますので、発言を許します。
第122号議案及び第123号議案に対する反対討論。
20番 高嶋均議員。
〔20番高嶋均登壇〕
◆20番(高嶋均) 日本共産党市議団の一員として、第122号議案
学童保育クラブの指定管理者の指定について及び第123号議案 町田市
授産センター条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。
2つの議案とも指定管理者に指定するための議案内容です。そもそも公立の施設を維持することは、町田市における学童保育や障がい者施設の福祉行政を守ることにほかなりません。その点から見れば、鶴川第二学童保育、金森
学童保育クラブの指導員を指定管理者にかえることは、公の役割を保障する立場から行うべきものではありません。
美術工芸館への指定管理者制度の導入も、職員はかわり、通所者の賃金も下がるという問題も起きます。さらに、3年後の見直しは、保育や福祉サービスの継続的な提供を不安定にさせるものです。本来、直営で行うべき仕事を予算上の問題で指定管理者に指定するとするならば、行政の役割を後退させることになると言わざるを得ません。
以上の理由により、美術工芸館も
学童保育クラブも指定管理者の指定を行うべきではないと考えます。よって、第122号議案及び第123号議案に反対するものです。
以上です。
○議長(大塚信彰) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第114号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第115号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第116号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第122号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第123号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第111号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
請願第24号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本件は委員長の報告どおり決しました。
保健福祉常任委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
────────◇─────────
△日程第8
△日程第9
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第8、第113号議案外議案4件及び日程第9、
文教生活常任委員会継続審査申し出についてを一括議題といたします。
──────────────────
文教生活
常任委員会議案審査報告書
1.第113号議案 町田市
地域センター条例の一部を改正する条例
1.第117号議案
町田市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
1.第118号議案 町田市
体育施設条例の一部を改正する条例
1.第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)
1.第108号議案 平成16年度(2004年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第2号)
本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、 「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
平成16年(2004年)12月13日
文教生活常任委員長 川 島 龍 子
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
文教生活
常任委員会継続審査申出書
本委員会は、会議規則第104条の規定により下記のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので申し出ます。
記
1.請願第 21号 老人がいつでも気軽に楽しく利用できる福祉施設(いこいの施設)を新設又は充実するとともに、現
玉川学園文化センターいこいの間から、老人利用を排除する動きに対し、断固反対する請願
理 由
この請願の趣旨は前段と後段で二つあるが、前段部分については、もう少し詳細に検討を要するため。
平成16年(2004年)12月13日
文教生活常任委員長 川 島 龍 子
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
○議長(大塚信彰) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
文教生活常任委員長 川島龍子議員。
〔文教生活常任委員長川島龍子登壇〕
◎文教生活常任委員長(川島龍子) 今期定例会におきまして、当文教生活
常任委員会に付託されました議案5件及び請願1件につきまして、12月13日に審査を行いましたので、その経過の概要及び結果についてご報告申し上げます。
まず、第113号議案 町田市
地域センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、委員より、改正後もいつでも個人利用は可能なのか、また、この時間帯は予約システムの対象外となるのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、いこいの間として和室の1室をだれでも自由に使える形で午後1時から7時まで提供していましたが、その時間帯を少し繰り上げ、午後5時までとするものですが、この時間帯は、個人として受付でカードを提出し、利用するといった利用の仕方は従来と変更はないとのことでした。
次に、委員より、この時間帯の改正によって、より使い勝手がよくなるのではないかとの説明であったが、300を超える登録団体に対応し切れるのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、11月現在、各施設の登録団体は約200団体程度となっており、少ないところは忠生市民センターと三輪センターが150団体前後、また、多いところは玉川学園文化センターの321団体、なるせ駅前市民センターの304団体となっています。これは、地域的なことや交通の利便から集中していると思われるが、地域によって利用の内容が異なり、対応は十分なのかという点では、決して十分ではないというところです。やはりどうしても利用時間が午後の時間帯に集中してしまい、午前や午後あるいは夜間に調整していただいたり、また、予約システムでは、5回まで希望の時間帯の利用申し込みができることや、あいている日やあいている時間帯があれば抽せん後の申し込みができることとなっているので、そういった調整により実際には利用していただいている状況であるとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、高齢者が自由に気軽に集える場として使っているいこいの間の存在意義は大変大きく、高齢者が外に出て人と触れ合うことは介護予防の観点からも望ましく、時間帯の制限や有料時間の設定などは利用しにくくなると考えられ、市民負担を増す使用料設定が前提となる本条例提案は認めることはできないとのことから、本案については反対しますとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、第113号議案は賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第117号議案
町田市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。
委員より、都条例に合わせる必要性、また、改正により発生する問題はあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、補償内容を東京都と同じに合わせているので改正する必要があり、金額が若干下がるが、改正によっていろいろな問題が起きることはないとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第117号議案は全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第118号議案 町田市
体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。
まず、委員より、表の説明が略されている新旧対照表のうち、別表第4、施設使用料について質疑がありました。担当者の説明によると、施設使用単位は2時間となり、入場料の徴収またはこれに類する取り扱いをしない場合は使用料2,000円、入場料の徴収またはこれに類する取り扱いをする場合で入場料が1,000円以下のとき使用料4,000円、また、入場料が1,000円を超えて3,000円未満のとき使用料6,000円、入場料が3,000円以上のとき使用料8,000円となるとのことでした。また、この新旧対照表は条例改正をする場合の正しい形で表記されており、あくまで法規上の扱いであるとのことでした。
次に、委員より、相原中央グラウンドの使用時間や管理体制について質疑がありました。担当者の説明によると、相原中央グラウンドにはナイター設備があり、午前7時から午後9時までの使用時間となっているとのことでした。また、全体が相原中央公園であるため、公園緑地課と調整し、これから管理体制を整備していくとのことでした。
次に、委員より、照明使用料が30分単位になったことで利用者の負担は減るのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、例えば2時間使用する中で、1時間の照明使用でも2時間分のナイター使用料が含まれていたが、施設使用時間の別枠で30分単位の照明使用料を設けることで実態に即した使用時間帯の照明使用料になるとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第118号議案は全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。
当委員会所管部分について、質疑を通して明らかにされた主な内容は次のとおりです。
まず、教育委員会生涯学習部所管部分について申し上げます。
委員より、文化財保護費のうち、指定文化財保護育成補助金について、東京都と町田市の指定文化財となっている青木家住宅のカヤぶき屋根の修復について質疑がありました。担当者の説明によると、屋根の修繕は今年度から3カ年で東京都と町田市の補助金で修復していく予定であるとのことであり、雨漏りがひどいところは暫定的にシートで覆っている状況ですが、毎年、青木医院さんと詳細な修繕計画について打ち合わせを行い、年度ごとに順次整備を進めていくとのことでした。
以上が教育委員会生涯学習部所管部分についてであります。
次に、教育委員会学校教育部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、教育債のうち、学校施設整備事業債について質疑がありました。担当者の説明によると、学校施設大規模改造や
耐震補強工事等については、子どもたちが単年度で学校を使うのではなく、次の子ども、またその次の子どもといった継続した形で使えるものであるということから地方債を計上しており、なるべく一般財源の負担を少なくする考え方であるとのことでした。
次に、委員より、学校管理運営費のうち、会場設営等委託料の算定や委託先について質疑がありました。担当者の説明によると、小山ヶ丘小学校の落成式を来年3月28日予定しており、その会場設営の委託料であり、会場の入り口看板、紅白幕、傘立て、暖房用ヒーター等の設営、また、パンフレットの印刷、招待状の作成、受付の案内要員、養生等が含まれており、委託先は今後入札等で決めていくとのことでした。
次に、委員より、学校施設整備費のうち、校舎養生委託料について、その対象校や委託内容について質疑がありました。担当者の説明によると、小山ヶ丘小学校の備品搬入のための養生であるが、建物内の委託料は既に予算化してあり、当該予算は校庭の部分340平米の養生委託であるとのことでした。
以上が教育委員会学校教育部所管部分についてであります。
次に、市民部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、支所・市民センター費のうち、施設改修工事費について、
高圧負荷開閉器は、なぜ鶴川市民センターと堺市民センターにだけ設置するのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、この
高圧負荷開閉器は、市民センター内で電圧を変圧する際に事故が起き停電した場合に、同じ電圧を引いている近隣にも影響を及ぼしてしまわないために、施設内にその事故がとどまるように遮断するもので、堺市民センターも鶴川市民センターも共通して東京電力からの指摘を受けて、早目につけてほしいとの依頼により設置するものであるとのことでした。
次に、委員より、市民ホール費のうち、施設改修工事費について、これは以前の市民ホールの大規模改修のときには必要ではなかったのか、今、なぜ必要なのかとの質疑がありました。担当者の説明によると、防犯対策でマグネットセンサー、熱感センサー、非常用ボタンを設置するものであり、これは財団化により利用料金の取り扱いのために必要となったものであるとのことでした。
以上が市民部所管部分についてであります。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第107号議案のうち、当委員会所管部分については全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第108号議案 平成16年度(2004年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。
まず、委員より、三位一体改革の中で補助金が減額されれば市の負担がふえていくと思われるが、この補正予算への反映や今後の見込みについて質疑がありました。担当者の説明によると、当該補正予算には反映していないが、来年度予算からは反映してくると思われるとのことでした。また、まだ確定していないが、国庫負担が減った分については東京都で負担をする形であり、市町村が直接負担する形にはならないのではないかとのことでした。
次に、委員より、高額療養費などの補正理由について質疑がありました。担当者の説明によると、当該補正額は、従来届け出制だった退職者医療が、法改正により台帳確認できるものは市の職権で移行できることとなったことから、町田市の場合、全員を退職者医療へ移行したことによって、当然人数がふえたこと、また、高齢者医療は老人保健への移行が70歳から75歳に変更になり、70歳から移行しなくなったことから不足を生じたとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第108号議案は全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、請願第21号 老人がいつでも気軽に楽しく利用できる福祉施設(いこいの施設)を新設又は充実するとともに、現
玉川学園文化センターいこいの間から、老人利用を排除する動きに対し、断固反対する請願につきましては、この請願の趣旨は前段と後段で2つあるが、前段部分についてはもう少し詳細に検討を要するため、継続審査すべきものと決しました。
以上で文教生活
常任委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第107号議案を除く議案に対する討論を許します。
討論の通告がありますので、発言を許します。
第113号議案に対する反対討論。
19番 細野龍子議員。
〔19番細野龍子登壇〕
◆19番(細野龍子) 日本共産党会派の一員として、第113号議案 町田市
地域センター条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。
本条例は、玉川学園文化センターのいこいの間としての利用時間を、午後1時から7時までを1時から5時までと短縮するものです。高齢者にとって、レクレーションや趣味に気軽に、しかも無料で利用できる施設は、健康を維持増進し、介護予防効果を高める上でも重要な施策です。玉川学園文化センターのいこいの間は小山センターと比べても狭く、さまざまな団体や個人が気軽に利用しにくいという問題点はありますが、気軽に利用できる高齢者施設のない玉川学園地域においては大変意義の大きいものと考えます。一層有効に活用されるよう、いこいの間の部屋や利用時間の拡大、将来的には憩いの家の増設などを目指すべきであり、高齢者の利用を狭め、負担を引き上げる条例改正は行うべきではないと考え、第113号議案に反対いたします。
○議長(大塚信彰) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第113号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第117号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第118号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第108号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
文教生活常任委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
休憩いたします。
午前11時43分 休憩
───◇───◇───
午後1時 再開
○議長(大塚信彰) 再開いたします。休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
────────◇─────────
△日程第10
△日程第11
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第10、第120号議案外議案3件、請願2件及び日程第11、
都市環境常任委員会継続審査申し出についてを一括議題といたします。
──────────────────
都市環境
常任委員会議案審査報告書
1.第120号議案 町田市
公共下水道根幹的施設(
町田下水処理場)の
建設工事委託に関する協定の一部を変更する協定
1.第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)
1.第109号議案 平成16年度(2004年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第3号)
1.第110号議案 平成16年度(2004年度)町田市
受託水道事業会計補正予算(第1号)
本委員会は、12月10日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
平成16年(2004年)12月13日
都市環境常任委員長 田 中 修 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
都市環境
常任委員会請願審査報告書
1.請願第 20号 (仮称)
町田動物霊園に関する請願
請願者 町田市三輪町539-39
三輪住宅自治会
会長 南 曄 子 外2,792人
本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
意 見 速やかに願意に沿うよう、取り組まれたい。
1.請願第 22号 「斜面地における建築物の建築制限等に関する条例」を町田市に求める請願
請願者 町田市玉川学園8-18-32
新 井 玉 枝
本委員会は、12月10日付託された上記請願審査の結果、「採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
意 見 願意に沿うよう、努力されたい。
平成16年(2004年)12月13日
都市環境常任委員長 田 中 修 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
都市環境
常任委員会継続審査申出書
本委員会は、会議規則第104条の規定により下記のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので申し出ます。
記
1.請願第 29号 住宅の耐震性能を向上させるための
耐震補強工事(減災工事)に対する助成措置に関する請願
理 由
なお調査を要するため。
平成16年(2004年)12月13日
都市環境常任委員長 田 中 修 一
議 長 大 塚 信 彰 様
──────────────────
○議長(大塚信彰) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
都市環境常任委員長 田中修一議員。
〔都市環境常任委員長田中修一登壇〕
◎都市環境常任委員長(田中修一) 今期定例会において、当都市環境
常任委員会に付託された議案4件及び請願3件について、12月13日に現地視察を踏まえ審査を行いましたので、その経過の概要及び結果についてご報告申し上げます。
まず、第120号議案 町田市
公共下水道根幹的施設(
町田下水処理場)の
建設工事委託に関する協定の一部を変更する協定について申し上げます。
まず、委員より、今回の5,400万円の減額は非常に高く評価するが、すべて市の負担が軽くなると理解していいのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、財源構成では事業費が5,400万円ダウンしているが、これは国費と都費を合わせると53%強が補助金で、4割弱が起債をしており、そのうち4%強が市費になるので、その勘定でいくと、その部分が減った部分であると思うとのことでありました。
次に、委員より、こういった施設の耐用年数に基準のようなものはあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、施設ごとの一定の耐用年数というものはあるので、経過年数からいって今後もかなりの量の更新工事が出てくることになるとのことでありました。
これに対し、委員より、調査の結果、防食塗装の必要はなく、今後20年程度は大丈夫とのことだが、本当に大丈夫なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、報告書を読む限り、そのようなお墨つきをいただいている。また、下水道事業団も同様の判断をしているとのことでありました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第107号議案 平成16年度(2004年度)町田市
一般会計補正予算(第3号) について申し上げます。
まず、環境・産業部所管部分についてであります。
委員より、都市計画事業債のうち、都市計画公園整備事業について(仮称)三輪自然公園用地及び鶴見川源流の広場用地の購入の見通しについて質疑がありました。担当者の説明によれば、(仮称)三輪自然公園用地は約13%、面積は2万9,206.67平方メートルを購入済みである。まだ都市計画決定されていないため、地主の買ってほしいとの要望に応じて順次購入している。鶴見川源流の広場用地は下水道部が管理しており、まだ積極的に購入する計画はないとのことでありました。
これに対し、委員より、三輪については市として総体的な計画を持って行う考えはあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、本来は都市計画決定して年度事業を決めて購入していきたいが、土地の買い取り請求が来たときに買えるような財政状況でないことが一番の問題点であるとのことでありました。
次に、委員より、緑地保全費のうち民有緑地奨励金の内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、町田市民有緑地保全地域指定要綱に基づき、現在は相原・小山区画整理区域内に民有緑地を指定し、奨励金と維持管理費を出している。奨励金は、固定資産税及び都市計画税の合計額の40%を補助し、維持管理費は、該当民有地の指定面積に45円を乗じて得た金額を出しているとのことでありました。
これに対し、委員より、指定している地域と面積について質疑がありました。担当者の説明によれば、現在は相原・小山区画整理区域内だけで12カ所、9万2,056.49平方メートルと協定を締結しており、全体で約28ヘクタールになるとのことでありました。
次に、委員より、金融対策費のうち中小企業融資利子補助金について、当初予算の見積もりより資金を借りた人がふえているが、どのくらい利用が上がっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、当初予算で年間450件、新規分も含めて見積もっていたが、貸付件数が月に四十七、八件伸びている。融資金額を当初は500万円を上限に設定していたが、実態としては平均すると550万円になり、貸付金額が伸びたことが原因であるとのことでありました。
次に、どのような貸し付けがふえたかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、現在、中小企業の融資制度として、運転資金、設備資金、
バリアフリーの整備資金等7項目にわたって融資を行っており、2003年度と2002年度を比較すると全体で62件ふえ、特に運転資金が68件から178件に、設備資金も22件から70件に増加している実態であるとのことでありました。
これに対し、委員より、今回1,400万円補正したことにより、市内の中小企業が大分活性化してきたととらえられるかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、この融資だけでは活性化しているかの判断は難しいが、件数は非常に伸びてきているので、そういう意味では若干活性化しているのではないかとのことでありました。
以上が環境・産業部所管部分についてであります。
次に、清掃事業部所管部分についてであります。
委員より、塵芥収集費のうち備品購入費について、不法投棄のための軽トラック1台分の購入とのことだが、不法投棄がふえているから今後台数を増車する方向なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、4月から不法投棄担当が清掃事務所になった。不法投棄の電話もたくさんある。ふえたから新たに車をふやしていくということではなく、事業そのものが新しくなって、パトロール等が必要だということで新しく計上したとのことでありました。
次に、委員より、塵芥収集費のうち自動車保険料について差金が144万3,000円あるが、どういう内容なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、自動車保険料は、前年度の事故の実績を見て2月ごろ割引率がわかるが、その時点では予算を計上しているため、当初56%ぐらいの割引率を見込んでいたが、結果的に約7割ぐらいの割引率だったため金額に差金が出たとのことでありました。
次に、委員より、塵芥収集費のうち塵芥収集車購入費について、購入台数及び差金が生じた要因について質疑がありました。担当者の説明によれば、今回は収集車9台分の購入の契約差金で、減額の要因としては、契約の時期によって受けた業者に差があったとのことでありました。
以上が清掃事業部所管部分についてであります。
次に、建設部所管部分についてであります。
委員より、道路管理費のうち事故賠償金について途中で増額補正した要因について質疑がありました。担当者の説明によれば、この損害賠償は、あくまで道路管理上の瑕疵により通行者や車両に対して発生した損害を賠償するためのものである。今回の増額補正については既に交渉中のもので近々示談が成立し、今年度いっぱいに出てくる可能性があるため補正を計上したとのことでありました。
次に、委員より、道路新設改良費のうち、生活道路改良工事費について質疑がありました。担当者の説明によれば、これは忠生450号線を整備するときに、多摩丘陵病院を上がったところで右に折れる道を少し広げてほしいとの話があり、地権者の同意が得られそうな状況があったため予算計上した。しかし、そこを通る方に何回か交渉したものの、同意が難しいとのことで、今年度についてはその部分をあきらめ減額したとのことでありました。
次に、委員より、道路新設改良費のうち、歩道整備工事費に電光掲示板の設置費用が含まれているが、これも歩道整備の一環なのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の町田駅北口広場の歩道整備工事は事業者が自費工事で行っているが、これから年度の中で反対側に1.5メートルほどの歩道を市の事業で設置を当初予算の中で盛り込んでいる。その中に今回増額したモニュメント工事も一緒にあわせて工事を行うために計上したとのことでありました。
次に、委員より、橋梁新設改良費のうち、橋梁改修工事費について、工事の見通しはどうなっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、東京都と負担金についての調整に時間がかかり、工事の時期との関係で年度内の予算執行が難しくなった。そのため債務負担行為として今年、来年という形で施行させるとのことでありました。
以上が建設部所管部分についてであります。
次に、都市計画部所管部分についてであります。
委員より、都市計画事務費のうち生産緑地地区変更資料作成業務委託料について、地区変更とはどういうことなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、これは追加指定に伴って毎年1回、都市計画変更をするための整理の事務費であるとのことでありました。
次に、委員より、交通輸送対策費のうち、交通マスタープラン懇談会委員謝礼について、委員の増減について質疑がありました。担当者の説明によれば、委員をふやしたということではなく、当初、国の補助金等の関係で委託作業の中ですべてを処理する予定でいたが、市の附属機関等の設置及び運営に関する要綱に基づき、懇談会を設置する方がよいと考え変更した。その関係で、委員謝礼を直接市から支払うことになったことによる補正であるとのことでありました。
次に、委員より、交通輸送対策費のうち、地域コミュニティバス運行車両購入費について、バスを購入する方法から委託のような形にした場合、国や都の支援についてはどうなっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の補助金は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構及び都の福祉改革推進事業の補助金をお願いしている。まず、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の補助金については、来年度購入でCNG改良するのであれば、補助をいただくという形になる。また、都の福祉改革推進事業の補助金については、導入立ち上げ補助として運行経費及び車両の両方の補助金が受けられると考えているとのことでありました。
以上が都市計画部所管部分についてであります。
次に、下水道部所管部分についてであります。
委員より、合併処理浄化槽は本当に要望が強いが、その背景や今後の見通しはどのように予測しているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、この補助制度について、公共下水道事業の認可をとったところは除外されており、相原駅以西が対象地域になっている。今年度当初予算は、厳しい予算編成の中、その予測を今回は少し上回ったということで補正をお願いしているとのことでありました。
次に、委員より、住宅の建設の状況もだんだん落ちついてくると思うが、この合併処理浄化槽の設置の事業はだんだん落ちついていくと見ているのか、引き続き今のレベルを維持すると見ているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、区域が大分狭まっているので、今までの伸びに比べ少し下降ぎみになると思う。今までのような伸びとは変わってくるので、平均的な形で今後計画的に進めさせていただくようになるとのことでありました。
以上が下水道部所管部分についてであります。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第107号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第109号議案 平成16年度(2004年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第3号) について申し上げます。
委員より、管渠建設費の内容について質疑がありました。担当者の説明によれば、これは主に都道関連工事で用地交渉等が難航し、都道が進まないため今年度予定したものが施行できなくなったとのことでありました。
これに対して、委員より、枝線の普及状況について質疑がありました。担当者の説明によれば、人口に対する普及率は平成15年度末で81.9%、面積の比率で55.3%になり、2110年度までの事業認可を得て水洗化率を100%にするという計画で行っているが、難しい面がたくさんある。積極的に再検討を加え、できるだけ早く整備を進めていくとのことでありました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第110号議案 平成16年度(2004年度)町田市
受託水道事業会計補正予算(第1号) について申し上げます。
委員より、歳入のうち、受託事業収入について、下水道使用料徴収事務委託金は歳出の部分の総務費の中の減額としてとらえた方が妥当だと思うが、そこの構成はどうなっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、下水道徴収費用経費については総務費に充てることを原則としており、事業費には歳入として組み込んでいないので総務費の財源の中で調整したとのことでありました。
次に、委員より、歳出のうち受託水道事業費の減額について質疑がありました。担当者の説明によれば、今年度工事の82件のうち48件の工事が完了したので、差金を減額したとのことでありました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、請願第20号 (仮称)
町田動物霊園に関する請願について申し上げます。
まず、本請願に対する願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりであります。
当請願地は、(仮称)三輪自然公園予定地と隣接している。また、動物霊園事業者所有地の一部はこの公園予定地を含んでいる。この公園予定地は、1999年9月策定の町田市緑の基本計画で都旧跡に指定された横穴墓群や尾根と谷が入り組んだ谷戸に美しい水田が広がるなど、自然環境と歴史環境が調和した保全すべき緑地と位置づけられ、三輪水と緑の拠点である。市としては、緑地保全の観点から願意に沿うように努力していき、事業者には、事業者が所有している三輪自然公園予定区域内及び一体となった本計画を含めて、緑地保全の協力をお願いしているとのことでありました。
これに対し、委員より、事業者にお願いをしているとのことだが、経過はどのようになっているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、三輪の自然公園区域ということで指定しているので、公園の設計区域とそれから外れている部分が同一事業者ということで一体として区域に入れたいと思い、当該事業者に売却の意思を確認しているとのことでありました。
これに対し、委員より、事業者の回答はどうだったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、金銭的に非常に厳しい状況にあると思う。適正価格でということで考えているが、現状の中では厳しい状況と考えているとのことでありました。
次に、委員より、仮に用地の購入が済む前に建物が建った場合、どういう方向になっていくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、建物が建ってからではもう遅いので、今の段階でできるだけ早い時期を見計らって事業者と交渉に入っていきたいと思う。できてからでは自然環境が失われる可能性が非常に大であるというような意味からすると、建ってからでは遅いと思う。建つ前にやはり行動を起こしていきたいと思っているとのことでありました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、請願第20号は全員一致をもって、速やかに願意に沿うよう取り組まれたいとの意見を付して採択すべきものと決しました。
次に、請願第22号 「斜面地における建築物の建築制限等に関する条例」を町田市に求める請願」について申し上げます。
まず、本請願に対する願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりであります。
建築基準法の改正が本年6月2日公布された。それで1年以内に施行ということで、おおむね来年4月に政令が出る予定になっている。その政令が出たら速やかに条例化できるように、ただいま検討している。ついては、条例制定について願意には沿えるものと思っている。しかし、願意にある具体的な内容については今後の課題であり、現時点では判断することができないので、今後検討していきたいと考えている。
次に、条例制定に当たっての市民の声を聞いてほしいとの内容について、当然この条例づくりには、案ができた段階でパブリックコメント等の市民の方の声を聞いていきたいと思っている。総論的に、地下式マンションの条例化に対する考え方について、1994年の建築基準法の改正で一戸建て、一戸住宅の地下室の一定部分を住宅の延べ面積の3分の1までは容積率に算入しない容積率不算入措置に変更した。この容積率不算入の制度を利用して、いわゆる都市計画で定めた用途地域上10メートルないし12メートルの低層住宅地区に地下マンション、つまり地上部分より地下部分が上回る中高層分譲マンションが建設されている。その関係で近隣住民とあつれきが起きて紛争等が起きている。特に、横浜、川崎、横須賀、鎌倉などでは訴訟が起きている状況である。市としても地下マンションの建設問題は、町田市の独特な地形と第1種住居専用地域が多く指定されている状況から、それらの問題が起こりやすい環境にあると考えている。このようなことから、6月定例会で条例化という方向を打ち出しているとのことでありました。
これに対し、委員より、この請願にある10メートル4階、12メートル5階という具体的なところについて、コメントできない理由はどういうことなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、具体的にはまだ階数は精査していない関係から答えられない。例えば横浜は、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域が5階、12メートル地区が6階、横須賀は4階と6階、川崎は5階と7階とまちまちの数字になっている。ほかの市はこれでよいのだが、これから何階が妥当なのか決めていきたい。ついては、今の段階では何とも言えないとのことでありました。
これに対し、委員より、景観、美観の問題も含んでいるわけだから、このくらいのものが標準だという認識に立たなければ、実態に合った条例ができ上がっていかないのではないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今後の検討なので今現在何とも言えないが、今後検討していき、その際にご意見をいただきたい。市民の方にも当然ご意見を伺うという流れになると思うとのことでありました。
次に、委員より、政令が来年4月に出て、市としてはどのくらいのスケジュールで条例を出すのか。また、都市計画審議会は必要なのか。条例をつくるとしたときに単独の条例になるのか、それとも今ある条例の中に組み込むのかどうかについて質疑がありました。担当者の説明によれば、政令が来年4月に出た後、速やかに手続を踏んでいく。ただ、政令を見ないことには確実な案はできないので、市民の方に意見を求めるにしても、その後になる。そうすると、来年6月は少し厳しく、9月を考えている。都市計画審議会は必要ないと思う。単独条例でいきたいと思っているが、4月1日に施行した街づくり条例を受けた形での条例化も仕組みとしてあると思っている。その方が根拠は明確になるというところを考えているとのことでありました。
これに対し、委員より、横浜、川崎、横須賀は、建築基準法第50条に基づいてきちんと法に位置づけられて条例が定められている。来年4月に制定される政令に基づいた位置づけになるのか、第50条の規定に基づいていくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、考えているのは第50条と第52条の5で、新しく追加された条項を一緒に条例化しようと思っているとのことでありました。
次に、委員より、南傾斜でまさにねらわれるようなところが既にあるのだろうと思うが、駆け込みということも可能性としてあるのではないかと危惧されるが、そのあたりは何とか手だてがあるのかどうなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、確かに駆け込みはあるかと思われる。横浜が規制したので、その波がすぐに来るのかと思ったが、今現在相談はない。余り駆け込みはないかと思っているが、当然駆け込みを防止する何かは考えていかないと思っている。例えば条例ではなくて、指針を設けてとりあえずPRしておくなど、お願い事項になるが、そのようなことも考えているとのことでありました。
次に、委員より、宅地開発絡みで何か歯どめをかけていくような方策は考えられないかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、開発にかかるケースは少ないと思う。どうしても傾斜地に建物を張りつけるというか、はめ込むというか、そういうことが起きている。だから、あくまで建築基準法で押さえていかないといけない。ただ、開発にかかわると、やはり開発で押さえがないので、おろさざるを得なくなるということになる。だから、いかに早く条例をつくっていくとのことでありました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、請願第22号は全員一致をもって、願意に沿うよう努力されたいとの意見を付して採択すべきものと決しました。
次に、請願第29号 住宅の耐震性能を向上させるための
耐震補強工事(減災工事)に対する助成措置に関する請願については、なお調査を要するため、継続審査とすることに決しました。
以上で都市環境
常任委員会の報告を終わります。
○議長(大塚信彰) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第107号議案を除く議案及び請願に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第120号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第109号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
第110号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
請願第20号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本件は委員長の報告どおり決しました。
請願第22号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本件は委員長の報告どおり決しました。
都市環境常任委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
これより第107号議案の討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。
第107号議案に対する反対討論。
10番 佐藤洋子議員。
〔10番佐藤洋子登壇〕
◆10番(佐藤洋子) 日本共産党議員団の一員として、第107号議案に反対の立場で討論いたします。
本補正予算には、
学童保育クラブ運営費のうち、施設改修工事費の増額によるわんぱく
学童保育クラブへのエアコン、手洗い設置や防犯対策として14カ所の
学童保育クラブへの非常ベル設置が盛り込まれました。また、小中学校の机、いすなどの消耗品費の増額など評価すべき面はありますが、1点目に問題なのは、財政調整基金積立金の9,132万円についてです。市民の暮らしがますます苦しくなっている中、子育て、介護、教育、障がい者など市民生活充実の要望が高まっている中で、積立金に回すのではなく、予算執行上何より優先されなければならない市民の暮らしを守るという自治体本来の本旨に沿って、市民要望実現のために使うべきです。
また、2点目、庁舎建設費の旅費、備品購入費等の予算は市民合意を得ていない新庁舎建設を進めるための関連予算であり、認めるわけにはいきません。
以上の理由により、第107号議案に反対するものです。
○議長(大塚信彰) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第107号議案を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は委員長の報告どおり決しました。
────────◇─────────
△日程第12
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第12、
議員提出議案第38号から第49号までを一括議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって本案については提案理由の説明を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
議員提出議案第38号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第39号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第40号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第41号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第42号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立少数であります。よって本案は否決されました。
議員提出議案第43号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立少数であります。よって本案は否決されました。
議員提出議案第44号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第45号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第46号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第47号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第48号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第49号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大塚信彰) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま議決されました
議員提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
────────◇─────────
△日程第13
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第13、議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定により、お手元にご配付いたしました議員派遣についてのとおり、閉会中に議員派遣を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって議員派遣についてのとおり、閉会中に議員派遣を行うことに決しました。
お諮りいたします。ただいま議決されました議員派遣について変更を要するものについては、その措置を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって議員派遣について変更を要するものについての措置は議長に委任することに決しました。
────────◇─────────
△日程第14
──────────────────
○議長(大塚信彰) 日程第14、各
常任委員会の
特定事件継続調査申し出についてを議題といたします。
各常任委員長から、目下委員会において調査中の特定事件につき、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大塚信彰) ご異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。
会議を閉じます。
これをもって平成16年第4回町田市議会定例会を閉会いたします。
午後1時38分 閉会
──────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 大 塚 信 彰
署名議員 伊 藤 泰 人
署名議員 大 西 宣 也...