調布市議会 2014-09-16
平成26年 9月16日建設委員会−09月16日-01号
平成26年 9月16日建設委員会−09月16日-01号平成26年 9月16日建設委員会
平成26年9月16日 建設委員会
〇開議時刻 午前9時59分
〇散会時刻 午後4時52分
〇場所 第3委員会室
〇出席委員(6人)
小林充夫 委員長
清水仁恵 副委員長
雨宮幸男 委員
大河巳渡子 委員
漁 郡司 委員
平野 充 委員
〇欠席委員(0人)
〇出席説明員(20人)
柏原公毅 環境部長
岩本宏樹 都市整備部長
江田信久 都市整備部参事兼
都市整備部次長事務取扱
ほか関係管理職職員
〇事務局
石坂知之 議事係主査
〇案件
議案第51号 平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について
−
建設委員会所管部門−…………………………………………………… 1
午前9時59分 開議
○小林 委員長
おはようございます。これより建設委員会を開会いたします。
本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。
それでは、早速、審査に入ります。
議案第51号「平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について」、
建設委員会所管部門を議題といたします。
本日は、都市整備部所管の審査に入ります。
初めに、都市整備部の決算の総括的な説明を求め、続いて都市整備部所管の前半部分、土木費の道路橋りょう費までについて、各担当から個別の説明をお願いしたいと思います。はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
おはようございます。議案第51号、平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算、
都市整備部所管分の審査に当たりまして概要を総括的に御説明申し上げます。
平成25年度は、言わずもがなでありますが、「みんなが笑顔でつながる・ぬくもりと輝きのまち調布」を将来都市像とする新たな総合計画に基づく初年度でありました。都市整備部としましては、新しく位置づけられた基本計画事業をしっかりと軌道に乗せるべく、部として、また各課において年度の目標を立て、職員一丸となって業務に取り組んでまいりました。
平成25年度、都市整備部を取り巻く状況という視点から俯瞰をいたしますと、京王線の地下化完了後、中心市街地のまちの姿が今後どのようになるのか。多くの市民の関心が、そちらに強く向けられた一方で、市内随所において地域のまちづくり活動がより活発化し、参加と協働をより意識する一年となったこと。また、東日本大震災を受けて重要視された、さまざまな施設、構造物の健全度や耐震性に加え、ゲリラ豪雨に象徴される昨今の異常気象への臨機応変な対応など、より広範な意味での災害に強いまちづくりが求められた一年でありました。
そのような状況を踏まえ、都市整備部では、基礎的自治体としての責任を十分に自覚をした上で、都市基盤、すなわちハードの整備はもちろんのこと、各種ソフト施策とも連携をし、各施策の展開を図ってきたところであります。
その結果、平成25年度における
都市整備部所管分の一般会計決算額は、人件費を除き67億 5,600万円余で、執行率は88.6%となり、前年度と比べて 9.6ポイントの増となりました。翌年度への繰越額は6億 6,600万円余であり、不用額は2億 500万円余となりました。
これらを平成24年度と比較をいたしますと、決算額では9億 2,300万円余の増額となり、繰越額と不用額の合計では6億 7,700万円余の大幅な減額となりました。
その理由としましては、平成24年度は、国の予算審議の影響により、本来次年度に計上すべき予算、これは市街地再開発事業でありましたが、これを現年で先取りをして予算化をし、その全額を次年度に繰り越すといった事態を受けて、繰越額が大幅にふえたのですが、平成25年度は、そのような特殊事情がなかったことで、例年の状態に戻ったためと考えております。
続きまして、取り組み成果等について御説明申し上げます。
まず、施策全般についてです。都市整備部で従前から展開をしてきた
基本計画推進プログラム事業のその多くは、新たな基本計画において重点プロジェクトに位置づけられております。これら基本計画事業を基軸にして取り組みを進めた結果、調布市行政評価や決算に係る主要な施策の成果に関する説明書に記載をしておりますとおり、一部を除いて、おおむね目標を達成する執行ができたものと考えております。
この一部を除くといいますのは、後ほど細かい説明がありますが、
特定緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化促進事業については、ちょっと思った成果、目標が達成できなかったという意味であります。
この未達成でありました事業については、次年度、平成26年度、すなわち今年度は事業の執行体制や、その進め方において大幅な改善を図り、取り組みを進めているところであります。
次に、個別の施策についてです。
まずは、4つの重点プロジェクトの1つである強いまちをつくるプロジェクトについてであります。
強い都市基盤をつくるという観点から、先ほど申しました
特定緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化や一般住宅の耐震化促進に取り組みました。市内の橋梁については、
長寿命化修繕計画に基づいた耐震補強・補修工事を実施するとともに、崖線を抱える道路についての健全度調査を行い、市内全9カ所の調査を完了したところであります。
次に、利便性が高く快適で豊かなまちをつくるプロジェクトについてです。
京王線の連続立体交差事業につきましては、平成24年8月の京王線地下化を受けて、既存鉄道施設の撤去や交差道路の復旧整備、品川通りの仮立体の撤去などを行いました。平成25年度末における事業費ベースでの進捗率は約95%であります。
連立事業に合わせた鉄道敷地の利用につきましては、駐輪場を含む利用形態──これ、ゾーニングと呼んでおりますが──と利用主体についての詰めの協議を東京都、京王電鉄株式会社と実施をするとともに、将来の敷地利用に向けて用地測量を開始したところであります。
調布、布田、国領、3駅の駅前広場につきましては、国領と布田で整備に向けての測量及び用地取得が完了し、調布駅前広場においては、駅に直結する出入り口であります広場口が完成をし、9月に供用開始をいたしました。
市街地再開発事業や
土地区画整理事業など、関連する面整備事業につきましても、引き続き権利者の合意形成を図りながら取り組んでまいりました。組合施行である調布駅北第1A地区並びに南口東地区市街地再開発事業では、ともに施設建築物の建築工事に着手、個人施行であります調布駅北第1B地区市街地再開発事業では、権利変換計画の認可を取得し、既存建築物の除却工事に着手をしたところであります。
布田駅南区画整理事業については、建物等の移転と、それに合わせたライフラインの敷設、道路の築造工事が全て完了いたしました。また、国領北浦地区においては、
土地区画整理事業として東京都から組合設立認可を受け工事に着手し、年度内にほぼ工事を完了したところです。
都市計画道路につきましては、調布3・4・26号線など4路線において、それぞれの事業進捗に応じた対応を行いました。
次に、うるおいのあるまちをつくるプロジェクトについてです。
景観まちづくりの取り組みでは、6月に調布市景観条例を施行し、景観法に基づく景観行政事務を開始するとともに、平成26年2月には法定計画であります調布市景観計画を策定しました。長年にわたり懸案となっておりました公共サイン計画につきましては、庁内調整の結果、都市整備部で担うこととし、平成26年度から、すなわち今年度からの事業推進のため、組織体制の整備を行いました。
住民発意のまちづくり活動の支援としては、柴崎駅周辺地区など2地区の街づくり準備会、深大寺地区など4地区の街づくり協議会と連携をし、市民との協働による計画的なまちづくりの推進に取り組みました。
最後に、その他の取り組みとして、それまで総務部で所管しておりました交通安全に関する事務について、平成25年度から都市整備部が所管をすることになったことを受けて、自転車関連施策と一体で、より効果的な施策展開が図れるよう、組織など執行体制の強化を行いました。
また、新たな課題への対応の一環として、策定から一定の時間が経過した各計画について点検を行い、
都市計画マスタープラン、
住宅マスタープラン及び
耐震改修促進計画の改定作業に取り組みました。
以上が平成25年度決算に係る主な取り組み結果であります。当初計画した事業につきましては、おおむね成果が得られたものと考えております。
都市整備部が所管いたします事業は、そのほとんどが長期的な視点を持って、計画的に進める必要があります。また、多額の投資を要するものでもあります。平成25年度からスタートした新しい基本計画期間は、まさに21世紀の調布のまちの骨格を形づくる、調布市にとって非常に重要な期間であるとの認識のもと、本委員会審査等でいただいた御意見や御指摘などを踏まえ、常に改良、改善を心がけ、効率的な事務を執行することは当然のこと、国庫補助などの特定財源の確保に努めつつ、必要な取り組みを進めてまいります。
一方、まちづくり事業は、市政の多くの分野と密接に関連します。同じ建設委員会所管の環境部はもちろんのこと、産業振興や観光、さらに福祉や子育てなど、さまざまな部門との調整を要する事項が数多くあることから、今後とも庁内連携を密に図りながら、総合的なまちづくりを推進してまいります。
また、対外的には、よりきめ細かく丁寧な対応と積極的な情報提供に心がけてまいりたいと考えております。
以上、平成25年度
一般会計歳入歳出決算、
都市整備部所管分の総括説明とさせていただきます。
事項別明細書に沿った詳細な御説明は、各担当からさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
それでは、
歳入歳出決算事項別明細書の92、93ページをお願いいたします。
交通対策課所管分、款10「総務費」、項5「総務管理費」、目55「交通安全対策費」につきまして御説明申し上げます。
最終予算額 1,970万円余、支出済額 1,887万円余で、執行率は95.8%です。不用額は82万円余で、主なものとしましては節01の
子ども交通教室指導員報酬の26万円余等であります。
右側、備考欄をお願いたします。
初めに、◎
交通安全対策事務費でございます。主な内容について御説明いたします。
まず、○消耗品費ですが、
高齢者交通安全指導員講習会の教材や、新入学の小学1年生に対する黄色い帽子やランドセルカバーなどを購入した費用でございます。
次の○
調布交通安全協会補助金は、調布警察署とも連携し、春、秋の交通安全運動を中心に、日ごろから市民の交通安全意識の啓発に取り組む交通安全協会への補助金でございます。
○
調布警察署園児交通安全防犯連絡会補助金は、園児の交通安全や防犯教育に取り組む調布警察署管内の幼稚園や保育園で組織する連絡会への補助金でございます。
次の○
交通災害共済加入負担金は、小・中学生及び交通安全協会の役員が東京都市町
村民交通災害共済に加入する費用を負担したものでございます。
次に、◎
交通安全対策事業費でございます。
○
子ども交通教室指導員報酬は、幼児から小学校3年生までを対象に交通安全教室等を実施している深大寺元町の子ども交通教室における指導員の5名分の報酬でございます。
○
子ども交通教室運営費は、光熱水費などの経費のほか、備品の購入など教室運営にかかった経費でございます。
続きまして、94、95ページをごらんください。
○印刷製本費は、高齢者交通安全の集いなどのリーフレットやチラシ等の作成に要した経費でございます。
○
交通安全運動運営委託料は、高齢者交通安全の集いなどの運営について委託した経費でございます。
○
横断幕等作製委託料は、交通安全啓発等に用いる看板等の作製に要した経費でございます。
○
交通安全教室委託料は、スタントマンを活用した
自転車交通安全教室において、交通事故を再現するスタントを委託した経費でございます。主に中学生を対象としておりますが、ルールを守らない自転車利用者に対する批判の高まりを受け、一般向けにも開催いたしました。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、
市川住宅課長補佐。
◎市川 住宅課長補佐
それでは、 168、 169ページをごらんください。
款15「民生費」、項5「社会福祉費」、目15「高齢者福祉費」のうち住宅課所管分について御説明いたします。右側備考欄をお願いいたします。
◎
高齢者住宅管理費でございます。平成25年度支出済額は 5,373万円余、執行率はほぼ 100%、平成24年度と比較いたしますと71万円余、 1.3%の減となっております。
その内訳でございますが、次の
高齢者住宅賃借料につきましては、市内3カ所にございます
シルバーピア深大寺、
シルバーピア柴崎、
シルバーピアせせらぎの高齢者住宅3カ所、管理戸数合計41戸の建物借り上げに要した経費でございます。
シルバーピアの賃貸料につきましては、
シルバーピア柴崎においては、平成24年度からからの借り上げに当たり、平成28年度まで年度ごとに賃料を減額する措置をとっているほか、
シルバーピア深大寺につきましては、平成25年度末までの月額賃料は99万 9,000円でしたが、平成26年度3月に契約変更手続を行い、平成26年度からは月額賃料90万円に減額しております。
その下の○光熱水費、○維持管理事務費、○
使用料収納事務費につきましては、高齢者住宅の管理に要した経費でございます。
光熱水費につきましては、
シルバーピアせせらぎの
エレベーター電気料金が新たに生じたことなどから、電気料金に不足が生じたため、
高齢者支援室所管の◎
在宅高齢者福祉費のうち、印刷製本費から19万円の配当がえにより対応いたしました。
なお、維持管理事務費の
緊急通報システム保守委託料につきましては、
シルバーピアせせらぎは平成25年度は機器のアフターケアの対応があったため、
シルバーピア深大寺、柴崎の2団地の執行となりました。
シルバーピアせせらぎに係る保守点検委託料につきましては、平成26年度から予算計上しております。
次に、予算計上したものの、未執行だったものについてです。当初予算では、○維持管理事務費で清掃委託料を科目設置として計上しておりましたが、該当案件がなかったことから、未執行となりました。
◎
高齢者住宅管理費での皆増、皆減についてですが、
新規高齢者住宅整備費が平成24年度、事業完了に伴い皆減となっております。そのほか、皆増、皆減はございません。
最後に、流用等についてですが、流用等についてもございませんでした。
民生費、住宅課所管分の説明は以上でございます。
○小林 委員長
はい、
鎌上建築確認担当課長。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
254ページ、 255ページをお願いいたします。
款40「土木費」、項5「土木管理費」でございます。最終予算額6億 4,000万円余に対する支出済額6億 2,500万円余で、執行率は約97.6%でございます。
また、目5「土木総務費」といたしましては、最終予算額5億 5,200万円余、支出済額5億 3,900万円余で、執行率は97.8%となっています。
不用額は 1,234万円余で、主なものといたしましては、節13の
自転車駐車場運営等業務委託費の 640万円余、節19の
ミニバス運行事業補助金の 359万円余であります。
なお、節23の○
放置自転車移送費用返還金及び○
自転車駐車場等使用料過年度返還金につきましては、過年度分の還付がなかったため、未執行となっております。
右側の備考欄をごらんください。最初の◎一般職人件費でございます。これは、建築指導課16名の職員給与、扶養手当を初めとする諸手当、時間外勤務手当及び
職員共済組合負担金等の人件費でございます。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、星野都市計画課副主幹。
◎星野 都市計画課副主幹
続きまして、
都市計画課所管分でございます。
◎
都市整備管理事務費でございます。
○消耗品費及び機器借上料は、都市整備部で使用しているコピー機等のリース代、コピー用紙、トナー購入などに要した経費であります。
○車両管理費は、
都市整備部所管車両のうち都市計画課が所管している2台分の燃料費や点検等の維持管理経費として支出いたしたものでございます。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
続きまして、
交通対策課所管分、◎自転車対策費でございます。主な内容について御説明いたします。
○
自転車等駐車対策協議会委員報酬ですが、調布市
自転車等対策実施計画に基づき、調布駅周辺の自転車等駐車場の配置計画や恒久的な施設設置に向けた取り組みについて審議するため、
自転車等駐車対策協議会を2回開催した際の当協議会委員のうち、延べ10名に対する報酬費でございます。
○土地賃借料につきましては、自転車等駐車場27カ所の土地賃借料でございます。
○自転車駐車場機器等借上料につきましては、仙川、西調布、柴崎駅にある7カ所の
有料自転車駐車場に設置された管理用機器等のリース料でございます。
1つ飛びまして、○印刷製本費につきましては、
放置自転車警告ラベルや返還通知の印刷に要した経費でございます。
○
放置自転車対策指導員報酬につきましては、放置防止の啓発や駐車施設への誘導を行う
自転車等放置防止誘導員3名分の報酬に要した経費でございます。
続きまして、 256、 257ページをごらんください。
○
自転車駐車場運営等業務費につきましては、調布市市民サービス公社に委託しております有料、無料の自転車等駐車場などの管理及び整理等に関する業務及び誘導、返還、保管場所への移送業務の委託に要した経費でございます。
1つ飛びまして、○
自転車駐車場管理費につきましては、上石原、つつじケ丘、富士見町、3カ所にある自転車保管所と管理事務所がある駐輪場7カ所の機械警備委託料に要した経費でございます。
次に、◎
ミニバス交通事業費でございます。
○
ミニバス運行事業補助金につきましては、ミニバス西路線の補助金のほか、平成24年3月26日から運行を開始したみたかシティバス新川・中原ルートに対する負担金に要した経費でございます。
次に、土木総務費の流用につきまして御説明いたします。
備考、流用説明の1つ目は、自転車等駐車場に係る都市計画図書の案を作成する必要が生じたことから流用させていただきました。
2つ目は、
市民サービス用コピー機に附属するコインキットの入れかえに伴い、消耗品費から流用させていただきました。
3つ目は、国領駅周辺の2カ所の自転車等駐車場を返還する必要が生じたことから、急遽、代替施設の設置が必要となるなど、予算作成時の見積額に対して不足となったことから流用させていただきました。
4つ目は、市民サービスの向上を目的に設置していた夜間及び休日の電話対応機器を入れかえる必要が生じたことから流用させていただきました。
続きまして、款40「土木費」、項5「土木管理費」、目10「交通安全施設費」でございます。最終予算額 6,740万円余、支出済額 6,640万円余で、執行率は98.5%です。不用額は99万円余で、節13の
自転車等駐車場測量等委託料の90万円余が主なものとなります。
初めに、
交通対策課所管分、◎
自転車駐車場等整備費でございます。
○
自転車等駐車場測量等委託料につきましては、施設整備に必要となる2カ所の測量等に要した経費でございます。
○
自転車駐車場等整備工事費につきましては、
調布市立柴崎東自転車駐車場の拡張工事及び
調布市立国領西自転車等駐車場整備工事のほか、地権者事情により返還した4カ所の土地の現況復旧工事に要した経費でございます。
○
自転車駐車場整備負担金につきましては、平成20年に開設いたしました
公益財団法人自転車駐車場整備センターが管理運営しています
仙川駅東自転車等駐車場の市の負担金に要した経費でございます。
次に、交通安全施設費の流用につきまして御説明いたします。
1つ目及び2つ目は、土木総務費の流用と理由は同じでございます。国領駅周辺で急遽、施設整備が必要となったことから流用させていただきました。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、
鎌上建築確認担当課長。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
続きまして、目15「建築指導費」について御説明いたします。
予算額 2,150万円余に対し支出済額 1,920万円余で、執行率は89.4%でございます。不用額は 228万円余で、不用額の主なものにつきましては、節15「工事請負費」の 100万円でございますが、これは違反建築物に対する撤去工事等の行政代執行費を予算化しているもので、この行為に至る劣悪な違反はなく、未執行となったものでございます。
なお、本件の予算化は、違反建築物の増長の抑止力となっていると考えております。
また、節13「委託料」のうち8万円ですが、低
炭素建築物認定等審査委託料を予算化したものです。低炭素建築物の認定件数としては3件ありましたが、全て技術的審査を事前に申請者が
登録建築物調査機関等で行っているもので、市から技術的審査の委託を行わなかったため、未執行となっています。
それでは、右側の備考欄をごらんください。主なものについて御説明いたします。
最初の◎
建築審査会事務費ですが、建築審査会は、建築基準法に規定する許可申請に対する同意や審査請求に対する採決を行う第三者機関であります。
1つ目の○
建築審査会委員報酬は、建築、都市計画、法律、行政、公衆衛生の学識経験者5名の報酬で、建築審査会11回に要した経費です。
続きまして、 258、 259ページをお願いいたします。
次の○
建築審査会運営費は、
全国建築審査会会長会議が10月30日から11月1日に金沢市で開催され、この参加に伴う経費及び11回の建築審査会開催に伴う会議録作成に要した筆耕翻訳料等の経費です。
次に、◎
建築指導管理事務費です。
1つ目の○
調停委員会委員報酬ですが、市長の諮問に応じて建築紛争の予防と調整に関して調査、審議する調布市
建築紛争調停委員会委員3名の報酬で、調停委員会1回に要した経費です。
3つ下の○
定期報告業務委託料ですが、建築基準法第12条第1項に規定する特殊建築物等の定期報告を3団体へ審査を委託した経費です。
1つ下の○
天空率ソフト保守委託料です。天空率は、平成14年の建築基準法改正において、斜線制限の緩和条件として盛り込まれたものです。これは、斜線制限の範囲内に建てられる建築物と同等以上の天空率を建物周囲に確保できることが緩和条件となっています。申請者側もパソコンソフトを利用しているため、天空率による申請があった際、このソフトを使用して適正な審査を行っています。このソフトの保守委託料でございます。
1つ下の○
確認事務システム委託料でございます。建築基準法において、特定行政庁は民間確認機関の確認を含めて台帳を整備し、保守しなければならないとされているため、このシステムで管理していますが、このシステムのメンテナンスに要した経費でございます。
1つ下の○
道路情報システム管理費でございます。確認申請の審査の中で道路種別の確認を迅速に行うため、平成17年度から住宅地図を利用した道路種別台帳に加え、GISを利用してパソコンで容易に検索ができるようにしました。このシステムの借上料でございます。
1つ下の○
共用データベースシステム管理費でございます。平成25年1月から建築士の免許登録の有無などを厳格な方法により確認するよう、国土交通省により技術的助言で求められており、建築士の登録状況がデータベース化された共用データベースシステムを利用して確認しておりますが、その利用料でございます。
1つ下の○道路位置指定図入力委託料ですが、位置指定道路の指定、取り消しの図面を電子データ化する委託料で、平成25年度は13件分でありました。
1つ下の○新確認システム委託料でございます。先ほど御説明した建築確認事務システムに関してデータ量が膨大となったことで、パソコンレベルのシステムに安定性の問題が生じたため、サーバーレベルのシステムに改良した委託料でございます。
1つ下の○構造計算適合性判定業務委託料ですが、平成19年6月の建築基準法改正により制度化されたもので、建築確認申請の際に対象建築物の構造計算適合性判定を第三者機関に業務を委託した経費で、11件で16棟分でございます。
3つ下の○指定道路調書等事務費ですが、平成20年度から指定道路調書作成作業を進めていますが、境界確定等が未処理となっている路線で6件の現地測量を行ったものです。これまでに対象89件に対して33件が完了しました。
次の◎建築物防災対策事業費ですが、○被災建築物応急危険度判定事業費は、被災建築物応急危険度判定員に判定員連絡誌を郵送した郵送料でございます。
以上でございます。
○小林 委員長
田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
それでは、 260、 261ページをお願いいたします。
款40「土木費」、項10「道路橋りょう費」について御説明いたします。道路橋りょう費につきましては、街づくり事業課、道路管理課の2課の所管となっております。
道路橋りょう費全体といたしましては、道路維持費並びに道路新設改良費について予算の補正を行っております。その内容といたしましては、道路維持費につきましては光熱水費、舗装補修等委託料について増額補正をいたしました。道路新設改良費につきましては、工事の不調等により、年度内の工事竣工が見込めない工事を次年度以降に送ったことにより減額補正いたしました。
補正後の予算現額15億 409万円余に対する支出済額14億 1,245万余円で、執行率は93.9%でございます。
それでは、目5「道路橋りょう総務費」から右側の備考欄に沿って主な事項を御説明いたします。
◎一般職人件費ですが、道路管理課職員27名分の一般職員給料、諸手当等、時間外勤務手当、共済費として執行したものでございます。
続きまして、目10「道路維持費」でございます。予算現額8億 4,979万円余に対して支出済額8億 3,378万余で、執行率は98.1%でございます。不用額は 1,601万円余でございます。主な不用額は、節13の道路清掃等委託料で 200万円余、舗装補修等委託料で 400万円余、施設修理委託料で 400万円余であります。
それでは、右側の備考欄に沿って主なところを御説明いたします。
まず、街づくり事業課所管分、◎道路管理事務費でございます。
○車両管理費につきましては、街づくり事業課所管車両2台分の燃料費や点検等維持管理経費でございます。
続きまして、道路管理課所管分、◎道路管理事務費でございます。
○臨時職員賃金につきましては、道路情報システムに各種情報の入力業務等を行うための臨時職員の賃金でございます
1つ飛ばして、○消耗品費につきましては、道路等の境界に設置する境界石、事務用品や図書の購入等に要した費用でございます。
○路線調査測量等委託料につきましては、市が管理している道路等の財産境や管理区域を確認するために、境界確認測量及び境界図の作成、境界石の埋設等を行うのに要した費用でございます。
1つ飛ばしまして、○土木工事積算システム保守委託料及び次の機器借上料につきましては、工事の積算を行うシステムの保守サポート及びシステム専属パソコン2台の借り上げの費用でございます。
○道路台帳補正委託料につきましては、道路法の規定により整備しております道路台帳等について、道路占用物件の変更及び道路の新規認定、廃止、拡幅等の道路区域の変更に伴う補正を行うのに要した費用でございます。
○
道路情報システム管理費につきましては、道路情報システムへの道路台帳のデータや告示データ、道路占用物データなどの情報入力の委託料及びシステム機器の借上料でございます。
続きまして、 262、 263ページをお願いいたします。
○橋りょう台帳整備委託料につきましては、調布市が管理する橋梁71橋についての台帳整備等に要する費用で、過年度に耐震補強工事等を行った橋梁に対する台帳の補正を行うとともに、橋梁の健全度調査に要した費用でございます。
○崖線道路健全度調査委託料につきましては、調布市が管理する道路のうち崖線に面する道路の擁壁について、擁壁の健全度調査に要する費用でございます。
○道路現況図等作成委託料につきましては、道路の認定、廃止等に伴い、現地測量や登記及び議案資料図面の作成に要した費用でございます。
1つ飛ばしまして、○ふれあいのみちづくり事業費につきましては、要綱に基づき実施しております、ふれあいのみちづくり事業に係る消耗品費及び参加団体の保険料等でございます。
○車両管理費につきましては、道路管理課が所管しております車両8台分の燃料費、車検料、自動車保険料などの経常的経費でございます。
○損害保険料につきましては、調布市で認定している市道、その他サイクリング道路等に係る事故に対する損害賠償責任保険料でございます。
○物件補償につきましては、道路の管理に起因し、25年度では飛田給駅南口商店街に対し損害を与えたため支払った補償金でございます。
○道路事故賠償金につきましては、市が管理する道路上及び施設内で発生した事故の示談が成立したことにより被害者に支払う損害賠償金であり、平成25年度は2件の事故に対して執行いたしました。
○各種負担金につきましては、調布市が加入しております協議会等、10団体の平成25年度負担金及び会費等として執行したものでございます。
続きまして、◎道路維持管理費でございます。
○消耗品費につきましては、融雪材等の購入に要した費用でございます。
○光熱水費につきましては、道路管理課が管理しております街路灯に係る電気料金として執行したものでございます。
○道路清掃等委託料につきましては、道路や附帯設備、地下通路等の清掃委託に要した費用でございます。
○連絡業務委託料につきましては、市役所が閉庁する平日夜間や休日、年末年始における市民等からの通報などに対応するための委託に要した費用でございます。
○除草等委託料につきましては、道路管理課で管理しております市道や水路及びサイクリング道路等の除草に要した費用でございます。
○維持補修費につきましては、建設業協同組合及び管工土木事業協同組合と道路の補修について単価契約を行い、必要に応じて道路舗装の補修や雨水ますの設置などを実施した舗装補修等委託料、台風に伴う災害や雪害などの補修対応を行った緊急災害復旧業務委託料、常温合材など道路の維持補修に必要な材料の購入に支出いたしました整備用原材料からなっております。
○管理施設補修等委託料につきましては、点字ブロックなどの安全施設以外の道路附属設備の補修等に要した費用でございます。
○施設修理委託料につきましては、道路反射鏡やガードレールなどの交通安全施設及び街路灯の新設、修理並びに各種案内板の設置などに要した費用でございます。
○
保守点検等委託料につきましては、主要市道33号線にございます飛田給スタジアム前横断歩道橋に設置されておりますエレベーター3基の保守点検、巡回警備、清掃の委託に要した費用でございます。
264、 265ページをお願いいたします。
○飛田給公共通路維持管理費につきましては、飛田給公共通路維持管理委託料は公共通路の日常の清掃、設置されるエレベーター2基、エスカレーター2基の定期点検に要した費用であり、飛田給公共通路維持管理費負担金は公共通路の施設に係る電気料金の調布市負担分として支出したものでございます。
○防犯外灯電気料助成金につきましては、調布市防犯外灯助成規則に基づき市内の4団体について電気料金の助成を行ったものでございます。
○街路樹管理費につきましては、調布市が管理する街路樹について、剪定、除草、清掃、害虫の駆除など、街路樹の管理委託に要した費用でございます。
続きまして、◎法定外公共物等管理事務費でございます。
○法定外公共物等管理専門嘱託員報酬につきましては、法定外公共物等の事務処理を行うため専門嘱託員1名の報酬でございます。
続きまして、◎地籍調査事務費でございます。
地籍調査事業につきましては、東日本大震災以降、作業が中断しておりましたが、平成24年度より作業を再開し、地籍測量に必要な市内に設置しております3級基準点のうち、野川より南側に設置されております、約 200カ所の基準点について改測を実施した費用でございます。
地籍調査事務費のその他の項目につきましては、事務用品の購入や全国国土調査協会負担金等で執行したものでございます。
次に、道路維持費の流用について御説明いたします。
備考の流用説明1つ目でございますが、調布市公共施設等に関する受付機能高度化の実証実験に係る謝礼支払いのため流用させていただきました。
2つ目は、京王線連続立体事業に伴う交通信号機の回線使用料の支払い及び法定外公共物等管理事務費の郵便料金支払いのため流用させていただきました。
3つ目は、調布市公共施設等に関するデータベースサーバーの借り上げ費用として流用させていただきました。
4つ目は、道路事故損害賠償金等の補償金の支払いのため流用させていただきました。
5つ目は、道路占用料の返還償還金の支払いのため流用させていただきました。
○小林 委員長
はい、加藤街づくり事業課長補佐。
◎加藤 街づくり事業課長補佐
続きまして、目15「道路新設改良費」でございます。予算現額4億 5,897万円余に対して支出済額3億 8,525万円余であり、執行率は83.9%ですが、平成26年度への繰越明許費及び事故繰越 2,816万円余を含めた執行率は90.1%でございます。
不用額は 4,555万円余で、主なものとしましては、工事請負費において道路改良工事の入札不調により工事を中止したことなどによるものでございます。
それでは、右側の備考欄に沿って主なところを御説明いたします。
まず、街づくり事業課所管分、◎道路整備費でございます。
○生活道路整備実施設計委託料につきましては、市道南 116号線の交差点改良設計委託のほか、3路線の測量設計委託を行ったものでございます。
266、 267ページをお願いいたします。
○生活道路新設・改良工事費につきましては、市道東76号線など6メートル未満の道路12件、約56メートルの道路改良工事を行ったものでございます。
次の○狭あい道路整備工事費につきましては、調布市狭あい道路拡幅整備要綱に基づき整備を進めているもので、狭隘道路の解消に向けて幅4メートルへの拡幅整備費として執行したものでございます。平成25年度の実績としましては67件であり、L型側溝整備延長は 1,193メートルでございます。
次の○狭あい道路整備測量等委託料につきましては、狭隘道路の拡幅整備用地として寄附された土地の測量、分筆等に係る経費及び所有権移転登記の費用として執行したものでございます。平成25年度は深大寺北町2丁目53番地先など、合計 115件の測量等を行いました。
次の○狭あい道路整備協力奨励金につきましては、調布市狭あい道路拡幅整備要綱に基づき、協力をいただいた隅切り用地に対して交付する奨励金として、東つつじケ丘2丁目22番地先など7件において執行したものでございます。
次の○狭あい道路整備物件補償費につきましては、狭隘道路の拡幅整備に先立ち、地権者などが支障物件の除去工事を行った場合の助成金で、若葉町1丁目24番地先など合計35件において執行したものでございます。
なお、物件補償費につきましては、生活道路の工事に伴い必要となる補償費ですが、実績がなかったことから未執行となっております。
続きまして、◎道路用地費でございます。
○土地鑑定評価・物件調査委託料につきましては、生活道路の拡幅整備に伴う土地鑑定評価及び物件調査委託に要した費用でございまして、市道南 148号線など6路線について執行したものでございます。
次の○測量・調査委託料につきましては、生活道路の拡幅整備に伴う用地測量や官民境界の標示、境界石の埋設に伴う経費として執行したもので、市道北48号線など合計13件の測量調査委託を行ったものでございます。
次の○生活道路用地買収費につきましては、市道南 148号線など4路線、170.73平方メートルの用地買収と、過年度に調布市土地開発公社で買収した市道北17号線など4路線、118.67平方メートルの買い戻しを行ったものでございます。
次の○生活道路物件補償費につきましては、生活道路の用地買収に伴う建築物等の補償費でございます。このうち平成25年度現年執行分は、市道南 148号線など4路線、6件でございます。平成24年度から平成25年度への繰越明許分は、市道北48号線の1件でございます。
次の○用地特別会計繰出金につきましては、過年度に調布市土地開発公社で取得した生活道路事業用地に対する元金、利子の償還分でございます。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
続きまして、道路管理課所管分、◎道路整備費でございます。
○生活道路整備実施設計委託料につきましては、主要市道28号線ほか2路線、測量設計委託、絵堂橋ほか6橋の補修設計委託に執行したものでございます。
○測定等委託料につきましては、必要な路面補修の程度を測定し、設計に反映させるための判断材料となるFWD調査を実施するのに要した費用でございます。
○生活道路新設・改良工事費につきましては、主要市道28号線ほか2路線舗装改良工事、長瀞橋ほか3橋補修工事及び橋面舗装改良工事のうち、橋面舗装改良に係る費用及び地権者の方々からの申請を受けて実施する私道整備工事に係る費用として執行したものでございます。
次の○橋りょう整備費につきましては、長瀞橋ほか3橋補修工事及び橋面舗装改良工事のうち、橋梁の補修工事に係る費用として執行したものでございます。
次の○人と環境にやさしい道路整備実施設計委託料につきましては、主要市道12号線修正設計委託、主要市道9号線測量設計委託において、歩車道の段差を解消するバリアフリー化や車道部の低騒音排水性舗装を施工するなどを内容とした、人と環境にやさしい道路整備工事に係る実施設計委託料として執行したものでございます。
次の○人と環境にやさしい道路整備工事費につきましては、主要市道9号線ほか1路線舗装改良工事において、歩車道の段差を解消するバリアフリー化や、車道部に低騒音排水性舗装を施工するなどを内容とした、人と環境にやさしい道路整備工事に係る費用として執行したものでございます。
説明は以上でございます。
○小林 委員長
理事者の説明は終わりました。それでは、これより質疑、意見を求めますが、初めに部長の総括説明に対して御発言はありませんか。はい、大河委員。
◆大河 委員
では、ちょっとお聞きしたいと思います。部長総括がございましたけれども、特に最後のほうのお話では長期的な視点で多額な費用がかかるので、21世紀の骨格をつくっていくというような発言がございました。
ただ、全体を通してお話を聞いておりますと、大きな視点といいますか、例えば環境部の総括の中にありましたけれども、21世紀は環境の世紀だというふうな時代認識ですとか、そういったものの中で21世紀の骨格をつくるという、もっと大きな前提がある中で、特に少子高齢化もありますし、さまざまな視点で21世紀を都市整備部はどう捉えて進めていくかという点について、もう少し具体的なお話を1点は聞かせていただきたいというふうに思います。
そして、もう一点は、総合計画がスタートしたというお話がありましたけれども、その中で、今回、基本計画の見直しに入っている年度でもありますけれども、長期的な視点を持ってという話がありましたけれども、今回の25年を総括しまして、今後4年間というものの見直しの視点、こういったことを盛り込みながら27年度に向けてやっていきたいということがあるようでしたら、その点をお話しいただきたいと思います。
それと、強いまちをつくるというお話がありましたけれども、その点で25年度というのをどのように捉えていらっしゃるかお聞きしたいのと、最後に、環境部にも言いましたけど、市民との協働という視点で全体を通して、特に都市マスですとか、さまざま協働してきたものがあるかと思いますが、それをどう今後につなげていくかという点も含めて、お話をいただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
大きく4点、御質問いただいたかと思います。まず、21世紀の捉え方といいますか、都市整備部としてどう捉えているかということでありますけども、まさに新しい基本計画がスタートする時期が、長年の悲願でありました京王線の連立、地下が達成できたということが非常にタイムリーで、大きなポイントになったかと考えています。これは、24年度の総括のときにも若干申し上げましたが、やはりそれが1つハードのまちづくりにとっては、調布にとっては非常に大きな一大イベントであったということは紛れもない事実でありまして、これを機にどうまちをつくっていくかというところを、やはり21世紀のまちの姿にラップをさせて目標を立てていくという考え方が基本にございます。
すなわち21世紀をどのような形で捉えているかということを端的に申しますと、連立が完了して、今、まちがまだ白紙状態でありますので、ここからしっかりつくり上げていくというところの初年度に、25年度は当たっていたという認識であります。ですので、基本計画で位置づけをした事業についての着実なスタートを切れるような形の取り組みに尽力をしたというところがございました。それが1つ目です。
それと、基本計画のローリングの件でありますけど、これは私個人的にといいますか、都市整備部としては基本、視点は変わっておりません。2カ年たって時点修正でありますとか、新たな課題への対応ということで、追加をしたり、逆に外したりというような議論が、見直しの議論で若干はなされておりますけど、基本は、先ほど申しましたとおり、21世紀を見据えてのまちの骨格という観点では、大きく視点は変わっていないという認識で今取り組んでいるところであります。
それと、強いまちという観点で25年度をどう捉えているかという御質問ですが、先ほど冒頭申し上げましたとおり、東日本大震災を受けてからの構造物、それと道路、公園も含めてでしょうけど、そういう土木構造物も含めて耐震性でありますとか、取り沙汰されましたが、今年度もそうですが、25年度、その前の年ぐらいからでしょうか、やはりゲリラ豪雨の話題が大きなトピックになっておりまして、通常の管理をしているだけではなかなか対応できない。これは、下水の能力なんかも含めてかもしれませんけども、50ミリ対応では全く対応できないようなものが一気に24時間で降るというような雨。そういうものを加味した上で、どうやって強いまちをつくっていけばいいか、臨機応変にどのように対応できるかというようなところの視点を若干目覚めさせてもらったといいますか、25年度、そこが非常に重要だなというようなところを改めて感じた年度でありました。
強いまちという観点では、基本、基盤をしっかりつくっていくということに加えて、そういう視点が非常に重要視された年であったかなと思っています。
それと最後に、市民との協働という観点では、委員からも今、御指摘がありましたとおり、都市マスの改定とか、計画の改定において市民との協働の作業で、もともと都市マスはそうやってつくってきたという経過がございますので、それを踏襲、またプラスアルファで市民サロン等を開いて、より市民の意見を吸い上げやすいような形、協働の形を計画の策定段階から取り組んできたということと、あとは街づくり準備会とか協議会が、平場の議論から都市計画の議論、実際の形になるまちづくりへの話の熟度がかなり上がってきたかなというのを平成25年度はより感じた一年でありまして、それに基づいて引き続き今年度そうですけども、都市計画の手続の議論に入ってきている地区もございます。
そういう意味では、参加と協働という形での取り組みが実を結びつつある年度の初年度、25年度だったかなというふうに考えているところでございます。
以上、4点でございます。
◆大河 委員
ありがとうございました。今聞いておりますと、もちろん総括でありますけども、決算審議というのは、その総括を次年度以降、特に今回は今後の4年間の基本計画にどう反映していくかということに議論が集約していかないと、やったあれにならないというふうに私は思っております。
そういった意味からしますと、今、お話がありましたけれども、やはり大きな面で、先ほど言った21世紀、時代認識をどう捉えるかといったときに、環境部ですと環境の世紀だというお話がありましたけど、そういった点についての部長の見解というのが入っていなかったように私は思うんですけど、その辺についてはどうなんでしょうか。
◎岩本 都市整備部長
やはり地下化ができた後、今、道路整備の途中ですけども、人をお迎えできるといいますか、市にいっぱい来ていただけるお客さんに恥ずかしくない調布のまちをつくるというようなところを21世紀の目標の主眼に置いて取り組んでいるつもりでありますし、そういう意味では、先ほど申しましたとおり、連立が完了して次の年ということで、それのスタートの年次であったというふうに考えておりますので、まさにまちの骨格を形づくるべく頑張っていきたいというふうに考えているところであります。
◆大河 委員
部長のお考えはわかりましたけれども、ただ、私が気になるのは、環境部の環境の世紀ではありませんけれども、やはり環境に配慮し、持続可能なというふうな視点、あるいは
都市計画マスタープランにも、活性化もありましたけれども、環境のまちづくりの話がありました。そうしますと、やはりどういう考えを具体的に形にするか。確かによその方をお迎えするということは、一点あるかと思いますが、やはり市民の方がこういった自然環境の大きな変化が見られる中で、駅前も安全でなければいけないですとか、環境に負荷をかけないまちとか、バリアフリーという意味でいえば、さまざまな方が利用されるわけですから、そういう面では人に優しいとか、そういったキーワードが十分認識されて進められなければいけないのではないかなというふうに私は思います。
まして、21世紀の骨格というわけですので、ここ10年、20年ではなく、大きく変動している地球環境がある中で、その大きな骨格をつくっていくというところですので、やはりそういう面での大局的な視点でハード事業も捉えていかないと、そういったことに対応できるのかなという点を危惧するわけです。
直近でいえば自転車等も地下化という話もありますが、防災面で見たとき果たしてどうなのかとか、あらゆる視点が新たに提供されているわけですので、そういった意味を含めて環境という視点をぜひ外さないで進めていっていただきたいなというふうに思いますし、ということは隣同士並んでいますけれども、かなり強い連携をしていかないと、それぞれの事業が成就できないというのも大きな特徴ではないかなと思いますので、その点も含めてどうなのかということもあってお聞きしたわけであります。
ただ、臨機応変に新しいこともあれしたのでということがありましたので、やはり市民の協働ということは1つのおはこでありますから、それがどういう形で全体事業に完結していくかということが、それぞれ強いまち、うるおいのあるまち、そういうふうな挙げられた経過の中で達成していくことを、利便性ですか、その視点でというふうに思いますが、これから審議していくわけですけれども、さっき言ったような大きな視点の中で、では、それを具現化するためにどうしていくのかという点の踏み込み方というんでしょうか。そこのところをもう少し審議していく中で詳しくお聞きしたいと思いますが、ぜひ、そういう視点を持って進めていっていただきたいなという感想を持ちました。
以上です。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も何点かお聞きしますが、まず1点は、京王線の立交事業がいわばある種のターニングポイントを迎えているという時期でありますから、どうしても中心市街地に重点的に目がいくのはやむ得ないかなと、そういう理解はしているつもりなんですが、それにしても先ほどの総括発言の中では、本当に調布市域全体を視野に入れた把握になっているのかなという疑問を率直に感じました。
といいますのは、深大寺がここに来て少し動き始めていますけれども、私は、調布の問題としては、特にここ数年からこの先10年、20年を見渡したときに、いわゆる復興でなくて再生、これは、特に昭和40年代に建設された大型集合住宅、運営主体は都であったり、国であったり、今は国じゃありませんけど、いわゆるURであったり、東京都であったり、それから市であったりといろいろありますけど、いずれにしても、再生という視点をやっぱりしっかり押さえておかないと、まずいんではないかなというふうに非常に強く感じております。
今、少子高齢化ということが盛んに叫ばれておりますけれども、まちの再生に当たっても、やっぱりそういう要素をどれだけ地域、地域に取り込んでいくかということが非常に重要な課題になってきているんではないかなというふうに思います。
それとも関連しますけど、先ほど大河さんの発言にもあったように、特に環境との連携というのかな。この後、恐らく話もあるし、以前の委員会でも話が出ましたけれども、景観条例をつくって景観行政団体に既に移行しているわけですよね。しかも、景観条例に限らず、この間の入間の地区計画のときにも議論になりましたけれども、まさに開発と景観、環境をどう融合させていくのか、統一していくのかというのも非常に大きなこれからのテーマになってくるんじゃないかなというふうに思いまして、その点で25年度の決算の審議に当たってどんなふうな捉え方をされているのかなというのが2つ目です。
それから、3つ目は、調布市域全域を視野に入れたという話を冒頭にしたと思いますけれども、今、調布のまちづくりに当たっての最上位計画は
都市計画マスタープラン。それをさらに地域ごとに、大きく4地域に展開しているのが地域別都市マスですよね。今、本体の都市マスについて見直し作業が図られていて、既に最終段階を迎えているのかなという受けとめ方をしておりますけれども、この都市マスとの関係で25年度、あるいは25年度以降の調布のまちづくりがどうあるべきなのか、どう誘導される必要があるのかということについての展開がなかったのかなというふうな印象を受けましたので、その3点について答弁をお願いできますか。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
まず、市域全域が視野にというお話でありますけど、総括の中で少し言葉が足りなかったかと思っております。そういう御指摘であったかと思っております。全域を見据えた形でまちづくりのことについては、参加と協働のところでもお話をしたつもりでありましたけども、中心市街地の件、ターニングポイントだということは間違いないんですが、そこが少し強調された内容になっていたかというふうに、今、指摘をいただいて思ったところであります。
もちろん市域全体が視野に入っていないということではなくて、委員から再生というお言葉が出ましたけど、やはりあらゆる施設が寿命といいますか、耐用年数が来ている、これは紛れもない事実で、これは道路の舗装なんかもそうですけども、建築物もそうであります。今、耐震化、それと維持管理について費用が非常にかかるような時代に入ってきたという認識もあわせて持っておりますが、それの再生と、あわせて持続可能という言葉が合うのかなと思いますが、どういう形で持続可能なまちをつくっていくかというところが、やはり市域全体にとっての大きな課題であるという認識は常に持っているところであります。
その上でありますけども、当然、都市整備部だけで議論できる話ではなくて、御指摘いただいていますとおり、環境部との連携は一番重要であろうかと思っているのと、総括説明の中で申し上げましたが、環境部だけではなくて、庁内あらゆる部署とハードという点では共通の話題を持っておりますので、連携が必要かなと思っています。
特に今、御指摘いただいた開発と景観という観点では、景観行政団体になって東京都から独立した形で、一人前になって動き出したというところで、そこは非常に大きな自覚を持って、今後やっていかないとだめかなと思っています。特に開発と利害が相反する事柄も多いものですから、環境部との連携を保ってしっかりやっていきたい。
それと、先週もちょっと議論に出ておりましたけども、崖線のところでの建築物の取り扱い、高さの見方、今、そういうものも景観の視点をしっかり取り入れた形での条例化を検討している最中でありますので、そこもぜひ形にしていきたいと思っているところです。
それと最後に、都市マスのお話がございましたけども、ここはもともと5つある視点の中に、あと2つ、景観という観点と活性化の観点を今回プラスをして、7つの大きな重点的な取り組みという形の改定を、それが大きな主眼だったんですが、まさに景観の観点を大きな1つの柱として都市マスの中に加えておりますので、それが一本の柱として都市マスが構成されていくというような形で、今後、運用含めて考えていきたいと思っているところであります。
以上です。
◆雨宮 委員
意見だけにしておきますけれども、私が再生という言葉をなぜあえて使ったかといいますと、今、部長の答弁にもありましたけども、調布の市行政のほかの分野との連携ということにも関係してくるわけですね。というのは、今回の議会の一般質問の中でも介護保険の問題であるとか、いわゆる少子高齢化にどういうふうに対応していくのかという大きなテーマになったというふうに思うんですね。それから、貧困と格差の問題とか。そういうものをオールオーバーで捉えたときに、では、その中で都市整備部がどういうふうに位置づけられるべきなのか。
つまり、それは新しい高度高齢化社会の中で、介護というようなものも視野に入れながら、構造をつくっていくということが求められてきているんだろうというふうに思うんですよ。だから、ただ単純に耐久年数が過ぎたから、建てかえだという発想じゃないと思うんですね。まちそのもののつくり方をどういうふうに描いていくのか。ここのところを、それこそ例えば今例に出したところでいえば、福祉分野、環境はもちろんですけど、教育分野とか、あらゆる分野との連携によって新しい、まさに21世紀の調布のまちのあり方を模索するというよりか、やっぱり創造していくということが今、すごく必要なんじゃないかなということを思いましたんで、質問といたしました。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。はい、平野委員。
◆平野 委員
私は、1点だけ、済みません。強いまちづくりという部分で、東日本大震災を受けて緊急輸送道路沿いの耐震化の部分かと思うんですけど、平成25年度は目標達成できなかったというようなお話がございましたが、26年度はしっかりと考えて手が打てているといいますか、そういったような御説明がございましたが、25年度、目標達成できなかった原因とか、総括。26年度は具体的にどのような計画というか、イメージというか、お持ちなのか。そのところだけもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
特定緊急輸送道路の沿道の耐震化なんですが、該当者を全てリストアップした上で、該当の方に全て接触して耐震性を確保するべく、それは必要なことなんだよという説明を平成25年度ずっとやってきたんですけども、我々の体制もそうだったんですけども、地権者、建物をお持ちの方に喫緊の課題だという意識の植えつけがうまくいかなかった、浸透し切れなかったというのが大きかったかなと思っています。
これは、何度連絡をしてお会いして話をしてもというところがあって、こういう非常に重要なところにおたくの建物は建っていて、それを耐震化することがこれほど重要なことなんだよという、本来、そこを耐震化しなきゃだめだという説明の入り口の部分が、業務を進めていく上で25年度は説明が少し足りなかったというような反省を総括としてしています。
それを受けて26年度は、なぜ今、おたくの道路がどれほど重要な位置づけにあるのかというところの説明から、まずスタートしています。それと同じ部内ですが、建築指導課と住宅課、両課で班数をふやして、体制をさらに強固にして当たっていく形をとって、26年度は動いています。
それと、実際担当している職員が、それに対してやりがいなり、意識の高揚をしっかり持たせるために、大きな図面に進捗を、色を塗って潰していくという進行管理図みたいなものを、それぞれ課で管理しながら、日々それを見ながら、ここが今回目標いけた、ここはまだだというようなことで、意識を持たせる形のやり方を今年度はしているところです。
後ほど、そのセクションの質疑の中で細かい数字とか出てくると思いますが、それを受けて耐震の診断については、今年度大きく伸びてきておりますので、今、 100%を目指して取り組んでいるという状況であります。
以上です。
◆平野 委員
済みません、細かな丁寧な説明ありがとうございました。あとはページのほうでお伺いさせていただきます。
○小林 委員長
ほかに発言はないですね。それでは、橋りょう費までの質疑、意見を許します。
最初に、総務費の92、93ページと、続いていますので94、95ページの質疑、意見を許します。ありますか。92、93、94、95ページです。はい、平野委員。
◆平野 委員
交通安全対策に関するさまざまな取り組みをしていただいているところだと思います。それで、いろんな対策に取り組んでくださる中で、実際に自転車の交通事故の数というのはどのような推移で減少してきているとか、取り組みの成果が出てきているとか、事故の件数と合わせた説明をしていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
交通事故に関しては、調布市管内、平成25年1月から12月にかけて、件数としては 611件となっております。このうち自転車の関連する事故に関しては 262件となっており、総事故数に対しては30件減少という形でございます。
以上です。
◆平野 委員
ありがとうございます。30件減少、ちょっとアバウト過ぎてよくわからなかったんですけども、自転車事故が前年度に比べて30件減少したということなんでしょうか。前年度だけじゃなくて、推移として取り組みの成果が出ているのかどうか、事故が減少してきているのか、そういったところも含めてお願いできますでしょうか。
◎塚田
交通対策課長補佐
自転車の方がかかわった事故は 262件となっていて、一昨年と比べて18件減少してはいますが、決して少ないと言える数字ではないというふうに認識しております。
以上です。
○小林 委員長
先ほど30件と今の18件の相違。
◎塚田
交通対策課長補佐
事故全体の件数につきましては、平成24年度が 642件、平成25年が 611件で30件減少になっています。自転車のかかわった事故に関しては、そのうち平成25年は 262件であり、前年から18件減少ということでございます。
以上です。
◆平野 委員
25年度と24年度の比較はわかりましたが、推移として徐々に減ってきているんでしょうか。それともふえたり減ったり、ふえたり減ったりというか、そういう状況になっているのか、その辺、教えていただけますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
申しわけございません。23年以前の資料、今、手元にございません。
◆平野 委員
正確な数字でなくても、これだけ交通安全対策、取り組んできてくださっているわけなので、事故が減ってきているのか、ふえてきているのかというぐらいの感覚というか、正確な数字までは伺いませんけど、その辺をお伺いしたかったんですけども、どうでしょうか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
済みません。23年度の数字がございました。事故の発生件数は 726件、そのうち自転車が関与していた件数 316件ということで、数値的には減ってきているような状況には見て取れます。
ただし、全国で見ると自転車の事故が多くなってきていると、これは報道等でもそのようなことが言われていますし、実際大きな事故、訴訟であったりだとか、そういった話題も取り沙汰されているといったような状況にあるかと思っております。
以上です。
◆平野 委員
ありがとうございました。後ほどで結構なので、自転車事故の推移といいますか、わかりやすい資料等ありましたら、全然後で結構ですので、いただきたいと思うんですけども、委員長。
○小林 委員長
ただいま平野委員より資料請求がございましたが、資料請求することに異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、後ほど資料をよろしくお願いいたします。
次。はい、漁委員。
◆漁 委員
私も自転車事故、交通マナーをいかに徹底させるか、理解をしてもらうかという視点から、この間の交通安全教室だとか、さまざまな学校、中学校でのスタントマンの交通教室だとかやられているんですが、そこもすごく大切だなとは思うんですが、もう1つ、事故による被害、事故による大きな内容とか、自分がもしもやったらどれだけ大きな今後の自分の被害にもなるかという、そういう意味では大きな事故内容の具体的なPRだとか、報告なんかもセットでやっていくことが効果が高いんじゃないかなという気がして。
割と今までだと交通ルールで、こういうルールですよというルールをPRしていくのが多いんですけども、ルール違反しちゃったら、こんなひどいことになっちゃっていますよ、事例はこうですよというようなところも、具体的な事例を挙げながら。例えば市が市報の中でどこまで入れるかわからないですけども、それから、交通教室をやっても、そんなにたくさんの人が教室に一気に参加するわけでもないですから、警察の交通課と連携しながらなんでしょうけども、PRの質とか、中身の効果性をもうちょっと工夫していくといいんじゃないのかなと僕は思ったりするんですが、この辺、何か工夫の仕方みたいなもの、認識と工夫の仕方って何かあるのかなという御意見とかあったら、お聞かせいただければありがたいんですが。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
この週末、9月13日、交通安全の集いということで、これは春、秋、狛江は春、秋は調布ということで、グリーンホールで2時から開始されました。秋は高齢者向けの形でやっておりますけれども、こういった催しの中においても、警察のほうでスライドなりのものを見せた中で、交通事故の再現をしたものなり、そういった紹介があったりはしております。
そのほか交通安全の情報ということで、ホームページ上なりとかで、こういったような絵であったりだとかで、何が危険だとかいうのを工夫しながら、これは警察ですけれども、事象に応じたものでアピールするといったようなところはされているようです。
また、ポスターであったりだとか、そういった配布を受けたりして、そういった連携の中でやっているところで、なかなか市独自でというところはいっておりませんけれども、それをいろんな形で広めていくといったようなところは連携してやってきているところでございます。
以上です。
◆漁 委員
わかりました。いろんな工夫をされているというのは、今のを聞いてよくわかりました。できましたら、それを特に小学生、中学生あたりの学校の掲示板とか、そういうところで、今みたいな、もうちょっと具体的で怖い結果などをPRしていくことで安全性を呼び起こすというのも必要かなと思いますので、教育委員会等の連携なんかもしながら、ぜひ一歩広げた取り組みをしていただければと思います。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
交通安全協会に対する補助金の件なんですが、事務報告書の 550ページによりますと、ちょうど中ごろに表があって、調布市交通安全対策事業補助金交付要綱に基づくとなっていて、交安協会が 200万とうたっているんですが、これは定額交付なんですか。 200万という定額。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
定額ということで、 200万ずつ出しております。
◆雨宮 委員
ちなみに、この要綱はいつごろつくられたものですか。
◎中島 交通対策課長
平成11年4月1日付で要綱ということで制定しております。
◆雨宮 委員
11年ということは、今は26年だから15年たっているわけですよね。15年間、 200万の見直しというのは全然されていないんですか。
◎中島 交通対策課長
済みません、過去の実績、私も失念しているところですけれども、補助要綱の中では予算の範囲内でということを定めて、額については交付金額ということで定めております。
◆雨宮 委員
私、交安協会へ補助金を出すなと言うつもりは全くないんです。ただ、どういう事業に対して具体的に補助されているのかということが明確にならないと、言葉は悪いですけど、いわゆるつかみ金的に毎年、毎年定額で交付するというのはいかがなものかなというふうに思っていまして。だから、この 200万が実際にどんな使われ方をしているかということについては把握されているんですか。
◎中島 交通対策課長
行っている事業でございますけれども、運転者講習会であったり、表彰したり、そのほか行事全般、交通安全週間が春、秋あります。交通安全キャンペーン、自転車の教室等もやっております。そのような事業、事務経費等に充当しているといったようなところでございます。
◆雨宮 委員
そうすると、それは、つまり 200万という補助交付額におさまるような事業を取捨選択して組み込んでいるという捉え方なんですか。それとも、交通対策として組み立てられている幾つかの事業の中に、では、これを補助対象にしようという組み立て方なのか。その辺のつくり方というのはどうなっているんですか。
◎中島 交通対策課長
この補助金につきましては、調布市 200万円、狛江市のほうもまた負担をしているといったようなことで、事業全体交通安全、防犯も含めてですけれども、安全協会のやっている事業が大きくありますので、その中で、こういった助成金を使って、事業等にそれを充当して運営しているといったような仕組みといいますか、ことになっております。
◆雨宮 委員
きょう、その具体の内訳を全部示してくれとは言いませんけれども、先ほど言いましたように、やっぱり補助金というのは、今は一銭というのはないですけど、一円たりとも市民の税金なわけですから、それがどういう形で適正に使われているのかということが明確になっていないとまずいというふうに思うし、本当に15年前につくられた要綱に基づいて執行していることが、現時点で見直したときに妥当なのか、適切なのかということも含めた検証がやっぱり必要ではないかなというふうに思いますので、これは意見として申し上げておきますので、よろしくお願いします。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
関連で1つ。今、交付金という話がありましたけども、決算も同等の金額ですので、私たち自身もいろいろ問われている部分がございます。逆に言えば、10年たって、交通安全さらに深めなければいけないということで、増額しなければいけないかもしれません。しかし、その内容がわからなければ、ふやすべきか、あるいは見直すべきかということがわからないわけですので、そういった意味を含めまして、事務報告書の中で、ただ要綱に基づくということで、その活動内容が明記されていない。これは、やっぱり1つ大きな問題ではないかと思います。
市民にとっても、交通安全というのは命につながることですので、大変重要ですし、多くの市民の方が御尽力していることも承知していますので、やはり透明性の確保という意味で、そのことを明確にすることと、同額が決算になってしまうという部分がありますから、必要であればふやす、あるいは逆にその範囲内でということがあれば、そのことで、もし残った場合があれば返還するなり何なりというふうなあり方ということを次年度少し見直しをしていただければと思いますが、いかがでしょうか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
安全協会さんとは、こういった事業の中身であったり、これは狛江さんもそうなんですけれども、効果的な事業をやっていただきたいといったこともあります。警察も入った中では、事業の中身についての精査といいますか、そういったものも今後もやっていきながら、今御指摘ありました決算時、そういったところに明確な形で、市民へも説明ができるような形といったような把握を私どもとしてもしてまいりたいと、このように思っております。
◆大河 委員
今回の特徴というのは、やはり自転車だけの事業ではなくて、交通安全、総合的に交通対策に来たというのが私は大きなメリットだなというふうに思っております。そういうことも含めますと、相乗効果のあるような考え方や事業の執行というものをぜひ心がけていただきたいと思います。
そこでちょっとお聞きしたいのは、やはり前と違って、所管がこちらのほうへ移管したことによって、ことし1年やってみて、どういうメリットをお感じになったかということが1点と、高齢者の交通安全対策事業がありますけれども、きのう、敬老会がありました。そこで出た資料で、 100歳の方かな、自転車に乗ってという記述もありましたが、やはり高齢者の自転車というのは結構危ないというか、事故につながる部分もあるような気もいたしますので、それなりの配慮をした指導というものも欠かせないように思いますけれども、そういったこともどうなっているのかなというのと、交通事故のスタントマンはとても有効だというふうに聞いておりますので、今回の決算として、できたらもう少し開催をふやしてほしいという声も聞いておりますので、次年度に向けてどんなふうにするのかなということもあわせてお聞きしたいと思います。
◎中島 交通対策課長
まず1点目、交通対策課のほうに交通安全の事務が来たメリットということでございます。冒頭、部長のほうからも、年度の総括の中でも出ましたけれども、特に自転車に関する事業との一体的な展開ということで、昨年度以降、今現在もそうですけれども、自転車、かなりクローズアップされてまいりました。先ほど自転車の事故の関係の賠償の話だとかいうことでも、世間で話題がすごく出ているといったようなところでございます。
そういった中では、自転車の駐車場利用者、自転車利用者の方への安全の周知、これと合わせた形での安全施策の展開。これは、今までの総合防災安全課、所管が変わっていたりしますと、その辺がやっぱりばらばらということにもなりますので、これはどこの市町村もほとんど一緒のケースが多いかとは思いますけれども、一体的に同じ課でやることによって、警察からの情報の伝達なりが市町村に来て、それを利用者へアウトプットしていくといったようなところでは、迅速にも伝えられることができますし、25年度では、例えば掲示板なども自転車駐車場に新たに設置したりした中で、そういった中でわかりやすい情報を出していったりだとか、そういった工夫をしながらやっている。これがメリットかと思っております。
2点目、高齢者への自転車の安全利用の件。自転車以外も高齢者になりますと、今週行いました交通安全の集いの会場でも御案内が出ましたけれども、時速40キロの車がとまるのにどのくらいかかりますかと。これ、11メーターぐらい停止するまでかかるといったようなところで、御案内が出ました。高齢になれば、11メーターであっても、御自身の体の動きが少し鈍くなってくるといったようなことから、同じ体感するものでも、安全性には十分配慮が必要だといったようなところが言われています。
そんなようなことから、高齢者の安全指導員の講習会、こういった場を使って御案内していったり、そういったこともさせていただいているところでございます。
また、最後、スタントマンを活用した事業につきまして、これは今年度も4回セッティングしております。中学校2カ所、これは今年度の話になりますけれども、通常ですと3回中学校でやるところを、1回は高校に御案内を差し上げて、神代高でやったところでございます。こういった広がり。また、1回は地区協議会を活用しての、これは一般の方も御利用できるような形でということで、このスタントマンの活用の事例等は、今後も回数をふやしていきたいなということで、ふじみ衛生組合の場所を使って三鷹さんが、この9月でしたか、やったりということも聞いたりしておりますので、各市で、こういった実際の交通事故の再現をしたようなもの、これは、先ほど漁委員からも出ましたとおり、やっぱり事故の重大さみたいなのを直視していただくということが、安全を浸透づけるための施策かと思っているところでございます。
長くなりましたけれども、以上でございます。
◆大河 委員
御答弁ありがとうございました。ただ、先ほど平野委員さんから御指摘がありましたように、では、今言ったことからすると調布市の自転車の事故の傾向、どんなのが多いのかとか、そういったことの指摘がないので、これは意見にしておきますけれども、やっぱりそれをつかんでいって、だから、具体的にこういうことをしようと思っているというような御答弁がないとちょっと心配ですので、よろしくお願いします。
あと、もう一点、交通安全教室、これ、私は有効だと思います。これも意見にしておきますけれども、あの場所を活用して、よく利用できるということをもう少し周知していただいて、利用度を高めていただければありがたいなというふうに思います。
高齢者も、やはり自転車に乗ることの難しさも含めた具体的な指摘や案内はぜひ必要だと思いますので、その点もよろしくお願いします。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。はい、清水委員。
◆清水 委員
交通安全対策事業のところで、いろいろ事業を行っていただいていますのは大変評価に値するところであると感じています。
何点か質問させていただきたいんですけれども、先ほど神代高校との連携のお話が出てきましたけれども、やはり高校生、自転車の乗り方が大変危ないというふうに交通安全協会の方からも御指摘がありましたし、私自身、車を運転していたり、歩道を歩いたりしても感じているところです。
市内の高校は、都立だけでなく私立の高校もありますよね。調布の駐輪場を使っているのは、調布在住の方だけでなく、通学をされている方も使っていますので、自転車が安いので、調布の中で買って置いておいて、学校まで通学するというケースもあるそうです。ですので、都立高校まだ1校だけの連携なんですけれども、もっと私立にも拡大して図っていかなければならないと考えるんですけれども、いかがお考えでしょうか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。簡潔に。
◎中島 交通対策課長
高校生のスタントマンを使った事業につきましては、東京都が中心的になってやっているところでございます。今年度は、調布においては3校ずつ例年やっているところ、たまたま2校の年度でしたので、1回どうしようかといったところで、そのような形をとりました。また、東京都とも情報を密にしながら、仮にこれをふやすだとかいった場合に、そういった手だてがあったりするものかどうか、そういったところもちょっと考えてまいりたいというふうに思っております。
◆清水 委員
どこの所管も、調布市立の高校があるわけではないので、高校生の部分というのがすっぽり抜けてしまうというのをすごく感じていまして、ぜひとも高校生への啓発、スマホを見ながら運転しないですとか、ヘッドフォンをつけたまま運転しないですとか、そのような危険行為をしないということをしっかりと周知していただきたいと思います。
あと、もう一点、事務報告書の夏休み親子交通安全教室なんですが、これ、自転車かかわらず交通安全のお教室をやられていると思うんですけれども、前年の報告書から比べると70名参加人数がふえていると、大幅な増加の参加者がいるようです。これ、どのようなことをやられているか、実際に見たわけではないのであれなんですけれども、例えば自転車シミュレーターによる模擬走行体験などは、そんなに多くの方々が一気にできないと思うんですけれども、このように参加人数がふえていく中で、約 200名の方が参加していますが、これで教室として成り立つといいますか、例えば日にちを分けるですとか、夏休みも長いですので、人気であれば1日だけでなく2日とるとか、そのような展開はされないのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。あと、教室の実際の状況もお聞かせください。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
夏休み親子交通安全教室につきましては、委員から例示がありました模擬走行体験や、その他交通安全のビデオ、それから、実際にコースを使いながら指導するといったものを同時に進行しております。昨年度の 190人に対しても多過ぎて、それぞれに対応できないといったことではなく、しかも、この人数が一度に来るということではなくて、時間内に来られて、先に帰られるとか、後から来られるとかといった際の延べの人数ですので、基本的には、これを2回に分けるとか、3回に分けるというほどでなくても大丈夫かなと思います。
あと、人数がふえた要因ですが、市報とかで広報したのもありますが、日々利用されている親御さんとかに、そこの職員があるよという声かけ等をして、口コミで広がったというのもあるのかなというふうに感じております。
以上です。
◆清水 委員
親子で体験するということが1つキーワードになると思います。子どもだけでなく、親も一緒に参加できる事業というのは、ぜひ今後も推進いっていただきたいと思います。
最後に、高齢者の交通安全対策事業なんですけれども、25年度は
高齢者交通安全指導員講習会を実施されて、59人の御高齢の方に御参加をいただいたということで、このシルバーリーダーの方々を今後どのように活用されていくのかというビジョンがあったら、お聞かせいただきたいと思います。
◎塚田
交通対策課長補佐
地域の老人クラブとかから代表で参加していただき、講習を受けていただいた高齢者交通安全指導員の方たちにつきましては、地元に戻っていただいた後、地域のメンバーへ最新の交通状況、それから、事故の傾向等、注意すべき点について、日々の活動の中で周辺の方たちに啓発活動をしていただくという取り組みをしていただいております。
以上です。
◆清水 委員
御高齢の方々から御高齢の方々にコミュニティを広げていただくという活動は、ぜひ今後とも継続して行っていただきたいと思います。
以上です。
○小林 委員長
ちょっと委員長を交代します。
○清水 副委員長
委員長を交代します。はい、小林委員。
◆小林 委員
本当に素朴な質問なんですけども、私、新道のほうの甲州街道、どこ走ろうかなと思っていつも悩むんですけど、どこを走行しなさいということで交通安全対策の場合、指導されているんでしょうか。
○清水 副委員長
中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
今一般質問の中でも、歩道の通行による御質問もいただいたところでございます。甲州街道については、自転車につきましては基本的に車道ということでございますけれども、非常に危険な道路であったりした場合は歩道を通行しても可能だという例外規定があるというお話で、自転車のマップの質問でございましたけれども、そのような回答をさせていただいたところでございます。
ですから、どこを走ったらいいかというのは、私もその後よく見るようにしておりましたけれども、自転車のマークと歩行車のマークが出ている看板があるところ、それが歩道で通行可能のところといったようなところでございますけれども、それ以外は車道を走るというのが原則になっておりますので、どこを走りなさいというよりも、交通のルール上はそのようなことになっているということでございます。
◆小林 委員
交通安全対策という観点から言って、では、小さな子どもたちがそこで判断できるかという話になったときに、えっ、どこに書いてあったっけという話になると思うんですよ。例えば品川道だったら、自転車道路をつくってくれれば、当然、車道でいいとは思うんですよ。ところが、けさもすごく危なかったんだけど、バイパスのほうの甲州街道で気持ちよく自転車に乗っておられる70ぐらいのおやじさんだと思うんだけど、運転していたんですが、渋滞するのね。運転者から見てもとても危ない。だから、警視庁が車道を走るのが当たり前だぐらいのことを言ったから、今、みんながそういうことを思って車道を走るような形がとれてきちゃっているんだけど、現実問題として事故を起こした人の立ち場になってみたら、こんなところを走るやつがいるからという話のほうが多分、多くなると思うのね。
だから、走り方をきちっと統一していかないとだめだと思うのよ。子どもたち、大人、全てにわかるような方策、何か考えていますか。
◎中島 交通対策課長
市独自では、今、持ち合わせたものはございませんけれども、いろんな行事ごとで警察のほうで安全を説いたりするときには、やはり今、委員おっしゃったとおり、今までは車道は車が優先的な考えで、ドライバーの方たちは皆さん、そのように思っていたけれども、今、車道が原則ですよという話が、これをPRかなりされているようで、ドライバー側もそれを気づくようになって、事故も少しずつ減るといいますか、そういったドライバー側の目からということでも注意するようになってきているということをおっしゃっていました。
ですから、相互、自転車に乗る方、ドライバー側にこういった考え、ルールを浸透させるといったようなことかと思います。こういった方策について、警察とも適宜適切な指導方法なり、市の立場としてできるようなことで何かいいやり方がないかどうか、こういったのを今後連携の中で考えてまいりたいと思っております。
◆小林 委員
意見にしておきますけど、最初に通達があったときには、甲州街道、お巡りさんも車道を走っていたんですよ。今は歩道を走っていますよ。やっぱり警察だって怖いんですよ。後ろから車が来ますから、警察だってとても怖いの。だから、調布警察署なんかへ行ったときも、お巡りさんもきちっと対応できるような形の話ができるようにならなくちゃ困るわけじゃない。だから、やっぱり通行区分帯をきちっとしていただけるようにお話ししていただけるといいかなと。意見として言っておきます。
○清水 副委員長
委員長、交代します。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、午前中の審査はここまでとしまして、この続き、 168、 169ページの審査から行いたいと思います。午後の再開は1時30分からとします。
委員会を休会いたします。
午前11時47分 休憩
─────────── ── ───────────
午後1時30分 開議
○小林 委員長
建設委員会を再開いたします。
議案第51号の都市整備部所管、92、93、94、95ページの質疑まで終えておりますので、これより 168、 169ページの質疑、意見を許します。どうぞ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
高齢者住宅の問題ですが、以前、たしか予算のときもシルバーピア1戸当たり幾らだという話もありましたけれども、この間、いろいろ話題になっている、いわゆる民間の空き家の借り上げ方策について何か検討を始めているか、あるいは始める予定があるか、ちょっとお答えいただけますか。
○小林 委員長
はい、
市川住宅課長補佐。
◎市川 住宅課長補佐
今、民間住宅の有効活用については、
住宅マスタープランの改定検討委員会の中で検討しているところでございます。
以上です。
◆雨宮 委員
検討の内容はどうですか、方向性とか。
◎市川 住宅課長補佐
検討の方向性ですけども、大まかに民間住宅を使用していったらどうかという段階ですので、具体的な方向性はまだ立っておりません。
以上です。
◆雨宮 委員
住宅マスタープランは今年度の策定でしたっけ。今、9月半ばで、今のような話だったら、いつになったら本格的な検討と計画としてまとまるのか。では、その大きなタイムテーブル、答えてもらえますか。
◎市川 住宅課長補佐
今、平成27年度以降に居住支援協議会というものの立ち上げを検討しておりまして、その中で高齢者や低所得者等について、今後、民間住宅をどのように活用していくかということを検討できるような準備を考えております。
以上です。
◆雨宮 委員
住宅マスタープラン自体については、27年度策定とさっき聞いたら、ここで部長がうん、うんとうなずいていたんですよ。今の答弁は、そうしたら28年度になるんですか、今の何とかを立ち上げるというのは。
◎市川 住宅課長補佐
住宅マスタープランの策定については平成26年度、今年度予定しております。先ほど申し上げました居住支援協議会については平成27年度以降のことを考えております。
◆雨宮 委員
何か一番肝心のマスタープランだから、住宅に関して一番の上位になるわけでしょう。そこのところで明確に位置づけて、その支援協議会、27年度以降の取り組みとしても、やっぱり
住宅マスタープランの中にきっちり位置づけた上で支援協議会を立ち上げていくという段取りにしないと、計画行政としては筋が合わないんじゃないですか。そこ、ちょっと部長、どうですかね。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
昨今の空き家の問題については、我々も非常に問題意識を持っていて、いろいろな研修会に出たり、これは、都市整備だけにかかわらず、福祉が関係したり、いろんな分野が関係してまいります。ただ、今、委員が発言されましたように、住宅のマスタープランの中で将来の住宅のあり方を考える上で、特に高齢者、それと低所得者向けの住宅を考える上で、非常に大事な資源の1つというふうに捉えております。
ただ、所有権の問題でありますとか、あとは耐震の要件を満たしていない建物だったり、そこに本当に住んでもらっていいのかというような課題等が多々ありますので、今後、それの道筋については要検討でありますけども、方向としては積極的に活用していく方向を
住宅マスタープランの中でうたい込んでいきたいなと考えているところであります。
◆雨宮 委員
今の答弁が非常に重要だと思うんですよ。やっぱり最上位か上位かはともかく、要するにさっきの支援協議会の上位に立つ計画の中で、きちんとした位置づけがされていなければ、支援協議会を立ち上げたところで、一体何を議論するのよみたいな話になっちゃいますよね。
だから、マスタープランの中には、こういう大きな方向性とあわせて、課題整理としてはこういう問題がありますよというふうな、そういうつくり方でいいと思うんですよね。それを受ける形で、27年度からの支援協議会を立ち上げていくという筋書きだったら、これは非常によくわかりますから、ぜひ、そういう方向で進めていっていただきたいというふうに思います。
以上。
○小林 委員長
ほかに。はい、漁委員。
◆漁 委員
あわせまして調布の現在の住宅困窮高齢者の世帯数だとか、数って掌握されているのか。掌握するというのはどんな形で掌握するのか。その辺の状況をちょっとお聞かせください。
○小林 委員長
はい、奥村住宅課長。
◎奥村 住宅課長
今、委員御指摘のトータル数というものは、現在、把握していない状況でございます。ただし、現行の
住宅マスタープランの中には平成27年度末までに市営住宅、高齢者住宅、合わせて 471戸を目標としておりました。うち高齢者住宅は 143戸というところを目標にしておりましたが、今現在、高齢者住宅41戸しかございませんので、 102戸不足しているという状況でございます。
したがって、現行の
住宅マスタープランにおける住宅戸数の見直しも並行してやっていかなければならないかなと考えているところであります。
しかし一方、高齢者住宅については、御高齢で住宅に困窮する方という大切な視点がございますので、そこはサービス提供ができるような形で事業を展開し、効果、効率的に、最少の経費で最大の効果が上がるような住宅施策を展開していかなければならないと認識しております。
以上でございます。
◆漁 委員
今の説明を受けますと、 471戸、27年度末で目標値を設定した。目標値を設定するということは何らかのバックグラウンドの数字をもとに出てきているのかなと思うんですが、あわせて、現在 143で41戸不足、これは目標数値に対して出てきた数字だと思うんですけども、ことし、マスタープランを作成しているということは、最初の質問に戻るんですが、住宅困窮高齢者というのはどうやって掌握して、ベースにしながら、では、供給率何%ぐらいを確保しようとかという数字になっていくのかなと思うんですが、その辺の調べようというのはどんなふうにするのかなというのが、ちょっとわからなかったもので、お聞かせください。
○小林 委員長
はい、
市川住宅課長補佐。
◎市川 住宅課長補佐
平成25年度に住宅・土地統計調査というのを行っておりまして、5年に一度の調査になりますが、こちらの結果が本年度出てくる予定になっております。これにより市内の高齢者については、ある程度把握できるのではないかというふうに考えております。
◆漁 委員
わかりました。あわせて、そうすると、これまでやってきたマスタープランの中の高齢者住宅の目標値も、当然、今おっしゃった住宅・土地統計調査をもとにして、変動して新たな目標値が設定されると、そんな理解に立てばよろしいでしょうか。
◎市川 住宅課長補佐
委員おっしゃるとおりで、そちらの統計調査の結果をもとにして今後の高齢者住宅のあり方について検討してまいります。
◆漁 委員
わかりました。結構です。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
ちょっとお聞きしますけど、この高齢者住宅、平均で結構ですけど、住宅の賃借料というのはどのくらい、本人の負担、使用料というんですか、それはどのくらいいただいているものなんでしょうか。
○小林 委員長
はい、奥村住宅課長。
◎奥村 住宅課長
高齢者住宅使用料につきましては、決算事項別明細書の21ページに高齢者住宅使用料というのが明記されております。そちらをごらんいただけると、平成25年度決算額が 607万 9,121円という使用料でございまして、そのほかに国費として公的賃貸住宅家賃対策調整補助金というのをいただいております。こちらは 694万 7,000円ですので、賃借料、 169ページにある3つの
高齢者住宅賃借料が 5,200万円余ですから、家賃収入 607万円余と国費 694万円余を差し引くと、一般財源の持ち出しにつきましては 4,071万円余という中身になってございます。
◆大河 委員
それは、この額を見てわかるんですけど、そうじゃなくて、個人が負担している額というのは、これではよくわからないので、どうなのかなということをお聞きしたんです。
◎奥村 住宅課長
そちらは事務報告の中の高齢者住宅の確保ということで、高齢者支援室のほうに利用料について書いてございます。 372ページでございます。
シルバーピア深大寺は月額1万 1,600円以上、
シルバーピア柴崎が1万 3,200円、せせらぎは利用料が1万 4,100円以上というところになってございます。事務報告の 372ページでございます。
◆大河 委員
利用する方の所得というのが決まっているからかと思いますけど、そうしますと、このものに対して、変な話ですけど、滞っているというようなことは見られないということでよろしいんですね。
◎奥村 住宅課長
高齢者住宅につきましては、未納者の方は1件もございません。
◆大河 委員
説明のときに市営住宅か何かで未執行という話がありましたね。あれは、ちょっと聞き漏らしたので、どういう科目だったのか教えてください。
○小林 委員長
はい、
市川住宅課長補佐。
◎市川 住宅課長補佐
清掃委託料につきましては、お住まいの方が亡くなられたりとかということで、身内の方がいらっしゃらない場合とかに清掃料ということになりまして、今回、該当案件がありませんでしたので、未執行ということになりました。
以上です。
◆大河 委員
わかりました。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 254、 255ページ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
節区分の19、補助金及び交付金のところなんですが、たしか説明のときにミニバス絡みで減額ってなかったですか(「ミニバスは 257です」と呼ぶ者あり)。 255じゃなかった。
○小林 委員長
254、 255です。
◆雨宮 委員
ですよね。
○小林 委員長
今、何を聞いていた(「ミニバス」と呼ぶ者あり)。
◆雨宮 委員
あるんだよ、だから確認しているの。節19の……。
○小林 委員長
ミニバスは、その次のページだよ。
◆雨宮 委員
それはわかっているんです。わかって聞いているんだけど。節区分の 840万が執行額で、 360万弱が不用額になっているでしょう。その内訳で、たしかミニバスという言葉があったように記憶しているんですが、そこのところもう少し詳しく(「ミニバスでやったほうがいいんじゃないの。わかりやすいんじゃないの、そこは」と呼ぶ者あり)。いや、聞いておいて、そういう話。
○小林 委員長
ミニバスのところで聞くということで。
◆雨宮 委員
いいですよ、それで。
○小林 委員長
その方向でいいですね。委員の皆さんがいいと言われれば結構なんです。では、このページ、飛ばしていいですか。はい、漁委員。
◆漁 委員
自転車対策費の中の最初の○
自転車等駐車対策協議会委員報酬のところで伺いたいんですが、先ほど2回、10人という話を伺ったんですが、例の調布駅周辺の自転車駐輪場台数確保の計画づくりだとか、地下駐輪上の扱いだとか、そうしたことについても、この協議会の中で御意見はいただいたりはしているんですか。それとも、ここで言う協議会は、多分、役割とか性格が全然違う場所なんでしょうか。お聞かせください。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
事務報告書の 552ページ、ありましたら、ごらんいただきたいと思います。昨年度、25年度は2回開催してございます。主に自転車等放置禁止区域の指定についての議論をしておりますが、それ以外に2回目に開催した会議の中で、当時、調布市の南口の地下に検討していた案等についても御説明等をさせていただいております。
以上です。
◆漁 委員
御説明いただいた事務報告書、確かに主な内容の中に入っていますよね。そこで報告されただけで、例えば、そこで議論して、この選択肢がいいんじゃないという提案とか、意見とか、まとめたものが何か出されたりはしていないんでしょうか。それが当初予算で組み替えされた地下駐車場設計図の案が出たときに、この案自体は、原課の担当部署だけじゃなくて、この協議会の御意見もいただきながらまとめた案とかという話にはなっていないという理解でいいんでしょうか。
◎塚田
交通対策課長補佐
当時、計画案について説明させていただいたときは、整備をする際には利用する方の利用のしやすさに対して検討してほしいといったような意見があったというふうに記憶しております。
以上です。
◆漁 委員
そうなると、基本的な考えが示されただけで、具体的な計画を事務方から示されて、それについて議論しながら、では、この方向で私たちも了解します、いいですよというようなところまで踏み込んだ状況にはなっていないと、そういう理解でいいわけですかね。
◎塚田
交通対策課長補佐
了解ということではなく、当時の検討の状況を御説明させていただいて意見をいただいたということでございます。
以上です。
◆漁 委員
ここは意見ですが、市民参加を受けた駐輪場のあり方での対策協議会という、ある部分、行政としては市民参加機関をきちんと持って、その中での協議もやってきているわけですから、その方々が別に選挙されてなった人でもないし、どこまで市民の代表なのという議論はあるにしても、きちんと協議会組織を持ってやってきているということについては、それを十二分に活用していくという考え方はもっと必要なのかなというふうに思います。
この間の地下駐議論では、ここの組織での話は多分出ていないと思いますし、せっかくこういう市民参加機関を持っているわけですから、きちんとそれを活用しながら行政の案と、市民参加で協議されている、こういう組織とでどうしていますよとかという話があってしかるべきかなと。せっかくですから、もっと有効活用をしたほうがいいのかなというふうに思います。これは意見です。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
私も、この
自転車等駐車対策協議会についてですけれども、事務報告書の 552ページを見ますと、この委員の構成は男性14人に女性1名になっています。やはり自転車の利用者、特に最近、大型自転車ということでお子さんを乗せていることとか、いろんなことで、ユーザーの視点ということであれば、もう少し女性委員がいてもいいようにも思いますけども、この辺の配慮は今後されていく予定はあるんでしょうか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
委員の構成につきましては、駐車対策について知見を有する方、行政機関、鉄道事業者、そのほか市長が定める者というふうにしております。現在は、警察、安全協会、相武国道さん、北多摩南部建設事務所、京王電鉄さん、あと、商店会さんのほうからも出ていただいているところでございます。任期等、それぞれでの機関でのちょうどメンバーがえ等のときは、ぜひ女性をといったようなところは呼びかけをさせていただいているところでございます。
委員おっしゃられるとおり、やはり女性の視点なり、大切かと思っておりますので、引き続き、そのような形で呼びかけなり、そういったところで女性委員さんの拡大を図っていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
◆大河 委員
私、今やりとりの中でユーザー、利用者の女性の視点という話をいたしました。今のを聞いていると商店街ですとか、交通安全関係の組織とか、関係行政というのを聞くと、利用される側の立場の例えば公募の市民だとか、そういった者が入っているのかなというと、今、料金の値上げの問題、有料化とかありますから、そう考えると、もう少しメンバーの構成そのものについても検討する余地があるのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
◎中島 交通対策課長
確かに行政機関なり、駐車対策に知見を有する者というふうに冒頭申し上げました。そういったところから、そのようになっております。やっぱり市民委員なり、そういったところにも広げるような方向で、定められた委員の枠の中で、今後調整をとっていきたいなというふうに思っております。
◆大河 委員
その辺がはっきりしないですけど、部長はいかがお考えですか。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
委員からいただいた御指摘のとおり、今後の自転車の総合的な対策を考える上で、そういうユーザーとしての視点が非常に重要かと。駐輪場もそうですが、重要かと思いますので、この委員の規定については要綱を設置して、要綱の中で定めておりますが、そちらの要綱……済みません、訂正いたします。自転車等の駐車対策の総合的推進に関する条例に基づいて設置をしている協議会でありますけども、そちらの要件の見直しも今後検討してユーザーの視点を入れていくような形で、改正について検討したいと思います。
◆大河 委員
ありがとうございます。やはり都計審でも公募したり、さまざまなところで市民との協働という話があるわけですので、いわんや自転車の利用は、今も市民に投げかけている重要な課題でありますので、そこに利用者の視点が入らなければ、幾ら知見があったとしても偏りが出てしまうと思いますので、ぜひ、その辺については早急な見直しをお願いしたいと思います。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も、その対策協議会の件で、最初の説明のときの開催回数2回で延べ10人というふうに聞こえたんですけど、これ、私の聞き間違いでしょうかね。事務報告書のほうを見ると、出席者、延べにすると27人になっていて、それはどういうふうに理解したらいいのか、ちょっとよくわからないんで、教えてもらえますか。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
説明で申した延べ10人というのは、参加の委員のうち報酬をお支払いした人数でございます。中には辞退されている方もいらっしゃるので、参加人数と報酬を支払った人数とが一致していないということでございます。
以上です。
◆雨宮 委員
報酬を辞退するなら辞退する、それは筋としてはあると思いますけども、規定上はどうなっているんですか。さっき何か条例で規定されていると言っていたけど。
もっと言えば、条例で規定されていることについて辞退なんてことが一般論としてあり得るかどうかということもあわせて。
◎塚田
交通対策課長補佐
基本、委員の方にはお支払いできるものと考えております。ただし、メンバーの中には関係行政機関の方や鉄道の事業者等もいらっしゃいます。こういった方たちは、業務の中で参加いただいているということもあるので、御辞退されているのかなというふうに考えております。
以上です。
◆雨宮 委員
それはわかりました。いわゆる二重払いみたいな形になりかねないということで、趣旨はわかりますが、ただ、やっぱり説明の際には、そういうこともちょっと触れてほしいんですよ。そうしないと、延べ10人で9万 4,000円ということは、1人1回 9,400円だから、これは規定に、市の非常勤特別職の規定に合うか、すぐぱっとわかるわけですよ。ところが、こっちで27というと、あれっとなっちゃうから、その辺についてはちょっと。こういう案件がほかでもあるのかもしれませんけど、ちょっと説明、注意をしていただきたいなと思っています。
それから、同じように一番下から2行目の自転車対策指導員報酬、これも3人で 267万、差っ引いて計算すると1人90万ぐらいになるんですけども、この算定根拠というのはどういうふうになるんですか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
こちらも非常勤特別職としての報酬の支払いをしております、
自転車等放置防止誘導員ということでございます。現在、3人雇用しているところでございます。条件として月16日以内ということでの勤務体制、時給は 1,350円ということでの支払いになっております。
以上でございます。
◆雨宮 委員
労働条件的にいえば、いわゆる臨時扱いということで理解しておけばよろしいんでしょうか。
◎中島 交通対策課長
非常勤特別職ということで公務員に準じた扱いですけれども、1日5時間以内という、基本的にはそういった勤務時間であったりしますので、いわゆるフルタイム、そういった形の仕事の仕方とはちょっと違っているかなといったような状況でございます。
◆雨宮 委員
この指導員というのは、いわゆる民間、例えば東急の前あたりにいて整理したり、誘導したりする、その仕事をやってもらっているという理解でいいんですか。
◎中島 交通対策課長
自転車駐車場への誘導、あと、放置自転車として時間がある程度経過したとき、そういったものは移送していくようになりますので、そういったときの確認をしていくといったような業務になります。
◆雨宮 委員
3人ということになりますと、配置されている場所はかなり特定されるということなんですか。それとも巡回みたいな形で、ぐるぐる回しているのか。
◎中島 交通対策課長
主に調布の中ですと仙川、つつじヶ丘、調布、この3駅が放置等、非常に多いという駅になっておりますけれども、巡回をしていった中で、放置の確認であったりとか、そういったことをしております。
以上です。
◆雨宮 委員
業務の内容はわかりました。ただ、仙川やつつじのほうは、私はよくわかりませんが、調布の駅周辺、放置といえば放置になるのかもしれないけど、撤去が、回収が早いという不満はかなりあるんですよ。それは、どの辺でどう線が引かれているのか。例えば1時間以上置いてあったらば撤去しますよとか、そういう客観的な基準みたいなものを検討して市民に明示する必要があるんじゃないか。ちょっとその辺は検討してみてほしいんですが。
◎中島 交通対策課長
今、放置自転車の状況の確認の手順としましては、まず誘導のそういった者が回って、放置禁止区域にとまっている場合、札つけをします。そこで時間をまず書き込んで、最低でも1時間以上の経過、さらにまた同じ場所に行って確認できたときに放置の状態という確認をして、まず放置の状態の写真を撮り、それを移送するときには、基本的に張れるような場合については地面に移送した状態、どこどこの保管所に移送しましたということを張りつけて移送しているといったような手順でやっております。
以上でございます。
◆雨宮 委員
この手の問題というのは、シビアにする部分とどこでどう緩衝、なかなか微妙というか、難しい面はあると思いますけれども、利用している市民の中に、今紹介したような声があるというのも一方の事実ですから、そこのところはひとつ事実としては受けとめていただきたいというふうに思っています。
○小林 委員長
はい、清水委員。
◆清水 委員
自転車対策費のところでお尋ねします。このページ、2ページにわたって続いていますので、内容が2ページにわたりますことを御了解ください。
私も毎回、4億以上かかっている自転車対策費に関してずっと追っかけてきているんですけれども、今回、資料請求をしまして、調布市内の自転車駐輪場、各駅の一覧表をつくっていただきました。調布市内の駅の駐輪場は、月決めのものと日決めのもの、月決めと日決めがセットになっているものと、あと、無料駐輪場というのがあります。無料駐輪場は、ちょっと現状がわからないんですけれども、月決めですとか日決めでしたらば、台数管理をしているはずですので、その台数がわかると思いまして、収容台数と月決め貸しに契約が何台あるかなどを一覧表に掲載してくださいとお願いいたしました。
例えば仙川駅でいきますと、仙川には4カ所の駐輪場があります。その中の1つは、月決めだけの駐輪場があります。これは、駅から離れて、甲州街道を渡った向こう側というところで、大変不便な場所です。ここは月決めですので、収容台数 206に対して一体幾つの契約があるのかというところを見ますと68台、これは33%の稼働率ということになります。
ということは、やっぱり駅から遠いと、甲州街道を渡ると不便であるということがわかりまして、さらに契約されている33%の方々の市内の方の契約と市外の契約の方を見ますと、市内が24、市外が44、市外のほうが多いということになっていまして、これは、調布市に在住をしている方々には不便であるという結果です。
このような一覧表をつくっていただくと、本当にいろんな問題が浮かび上がってきました。仙川でいいますと、仙川駅に一番近い
仙川駅東自転車等駐車場というところは、日決めも月決めもやっています。収容台数が 3,072、この中には日決めもありますので、 3,072で原付バイクも置けますので、それもあるんですけれども、自転車だけの定期の契約というのが 2,340だそうです。これは、定期利用率 100%、さらにキャンセル待ちが 100台。ということを考えると、やっぱり駅に近いところが便利ということで、このような状況が生まれているんだと思うんですね。
このようなことに関して、初めてリストにしてくださいと言いまして、仙川は有料でもありますし、機械式であったので、すぐにこういう数字が出てきたんですけれども、例えば無料の駐輪場だったら、こういう数字は上がってこないんですね。さらに、機械じゃなければ市民サービス公社のほうで管理をされているということで、結局、そこは私が求めた日までに答えが出てきませんでした。
ですので、公社にどこまでを依頼して、どこまでを市でやるのかというのもすごく問題だと思います。ほかの公社が管理している駐輪場については、市内、市外の内訳すら出てきていない状況で、市民サービス公社にお願いしている業務に関して、そういう数字がすぐに上がってこないというのは問題であると考えているんですけども、ここで質問することではないかもしれません、総務のほうですから。だけれども、交通対策課としてはどのようにお考えか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
あとは、センターが管理運営しているところはすぐ出てきました。お願いします。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
こういった管理業務、今、システム化を図っている最中でございます。パソコンを導入して、人がいるところについては、それをやっていきたいというような方向も出しながら、これまでもやってきたところなんですが、なるべく節減できるところはということで、そこまで至っていないのが現状で、実際、申し込み等の管理、紙ベースでやっているといったようなところでございました。
現場の感覚では、申込者、待機が何人だとかは逐一すぐ二つ返事ぐらいで出てくるんですけれども、ただ、市外、市内の割合ですとか、女性、男性であったりだとか、そういった管理まで実際できていなかったのが実情ですので、今後の自転車駐車場の整備、今まさに大きく動いている最中でございますので、そういったデータも、今、手計算的にやっているところですけれども、ある一定の期間をもって、そういった管理運営できるような形でやっていきたいというふうに考えております。
◆清水 委員
ただ、市民サービス公社に委託料として2億円以上のお金を支払っているわけですね。ですので、やっぱりこういう数字が出てきて初めて対策をして放置自転車の対策にもなるし、市民の利便性にもつながると思いますので、このあたり、2億かけて市民サービス公社に依頼をするということの今後の展開についても考えていく必要があるのではないかと、これは意見です。
もう一点なんですけれども、同じこのリストの中で京王多摩川駅があります。京王多摩川駅には3カ所の自転車駐輪場がありまして、1つはオートバイ専用ですので、もう1つは日決め、月決めのセットの駐輪場、これは稼働率が70%です。問題なのは、残った1つの駐輪場なんですけど、調布市立京王多摩川東自転車駐車場、これは月決めだけの駐輪場です。ここの収容台数は90台で、何と定期利用の方が3台。ということは利用率は3%なんですね。この自転車駐車場用地賃借料というのも相当な額だということ、皆さん、御存じかもしれないんですけど。この駐車場が借地をしているかどうか、該当するかどうかはあれなんですけれども、やっぱり3%の利用率の駐輪場を今後残しておく必要があるのかどうなのか。もっとほかに場所を、しかも駅に近い場所を有効活用するすべはないのかというふうに感じました。
ここ3%で、もう1カ所、5%というところが柴崎にもありますけれども、5%というところは 637台収容の今使われているのが34台だそうなんです。このような使われていない駐輪場をどのようにお考えなのか、お聞かせください。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
今、委員の例示にありました京王多摩川のところにある京王多摩川東自転車駐車場につきましては、これは道路用地として確保している土地に、今現在、事業の見込みがないことから駐輪場として運営しているという状況でございます。
ただし、利用率が低いという実態はございますので、隣の京王多摩川東オートバイ駐車場、こちらについては現在、大型のバイクがキャンセル待ちの状態も複数あるというふうに聞いてございます。したがいまして、今後、そこの施設につきましては自転車のみでない、別の運用の仕方といったのも検討していきたいというふうに考えてございます。
もう一点、例示でありました柴崎の駅についての施設の質問でございますが、柴崎駅については整備有料化が終わっております。一方、その両隣である国領駅、それからつつじヶ丘駅についてはまだ有料化が終わっておらず、無料の駐輪場が残っている状態でございます。一概には言えませんが、無料の残っているところに移動して使っているという実態もあるかなとは思いますが、今後の動向等を調べた上で、適切に考えていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆清水 委員
やはり、これはちょっと問題であると感じていますので、ぜひ、多摩川のオートバイがキャンセル待ちがあるともお聞きしていますけれども、こういうデータがあって初めて、そういうことがわかるというふうに思うんですね。今まで、このデータがなかったということ自体が私にはちょっと理解しがたいところがあるんですけれども、こういう利用率を見て、いろいろ工夫を図って市民の利便性につなげる、放置自転車を減らす努力をこれからはより一層していっていただきたいと思います。
もう一点、これは余談なんですけれども、市内、市外の分類ということで、調布駅の分類を、今、センターが管理しているところがすぐ出てきましたので。実に埼玉、神奈川、東京から30自治体からの登録があるんです。30自治体から通っているんだか、通勤しているんだか、わからないんですけど。ですので、例えばつつじヶ丘、仙川みたいに三鷹と調布とかではなく、国領みたいに狛江と調布とかでなく、30自治体でびっくりしました。神奈川、埼玉も含め利用者があるということは、調布駅に関しては駐輪場の使われ方がちょっと違うということがわかると思うんですね。
それも鑑みながら、今回、調布駅前の開発で駐輪場をまた新しくつくる計画もありますけれども、このような貴重なデータを活用しながら、駅前の開発をしていっていただきたいと重ねてお願いをいたします。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。平野委員。
◆平野 委員
ちょっと戻ってしまって済みません。先ほど雨宮委員が質問された関連だったんですけども、放置自転車指導員、そのことなんですが、報告書を見ると 554ページに出ているんですけども、1つは、シルバー人材センターから働いていらっしゃる方もいらっしゃいますよね。その方との区別がわかりにくいのが1つと、1つは、ここの報告書を見ると、放置自転車の苦情、撤去等が多数発生する周辺の店舗等の責任者に対して、店舗の自転車等駐車場の管理や店舗利用者への誘導、告知等の周知活動の実施というふうにあるんですけど、それが調布駅が9件、つつじヶ丘駅3件、この1件というのが1つの店舗ということなのか。
その下、ア、イとありまして、イのほうです。今度は誘導を行ったと。パルコ南北歩道周辺12回、南口広場5回、この辺になってくるとシルバー人材センターの方との区別がわからなくなってくるんですけど、何がどう違うんでしょうか。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
シルバー人材センターのほうにつきましては、これは、我々が市民サービス公社のほうに委託している有料、無料を含めた施設の運営管理といったところで、市民サービス公社のほうが、そこからシルバーのほうに勤務する方を募集して使っているという状況です。
この報告書の中の 554ページに書いてある放置自転車抑止事業といったところについては、アの事業者協議、これは全て市の職員が直接出向いて行っている業務でございます。一番放置が目立つ調布、つつじ、仙川の3駅については、具体的な数字を載せてございますが、その他というのは、その3駅以外の地域で、1件の店舗に、そういったところのお願いなりをしに行ったという件数でございます。
イの自転車等誘導事業につきましては、これも調布市の職員と市民サービス公社の職員の協働で、自転車を撤去するだけではなく、とめてはいけないということを皆さんに知っていただくために駅周辺でカラーコーンや、いろんな周知をしながら、ここはとめてはいけないところだよという啓発活動を実施したものでございます。
以上です。
◆平野 委員
今、職員という御説明を伺ったのでわかったんですけど、では、指導員の報告書はどこに出てくるんでしょうか。
◎塚田
交通対策課長補佐
指導員につきましては、実際の業務の内容としては、日々、路上に放置してある自転車の確認、それから、とめてはだめだよと誘導するとともに、実際にそれが放置の状況である、移送の対象であるということの確認のためについていただいている業務になっています。
それについては、報告書のほうに記載の漏れがありましたので(「これじゃない」と呼ぶ者あり)、そうですね。申しわけございません。 553ページの (3)の中のエの業務、自転車対策管理業務といったところで、ア、自転車等の誘導業務というところで、自転車等を路上に放置させないよう、調布、つつじヶ丘、仙川周辺に誘導員を配置しといったところ……。
◆平野 委員
説明、ありがとうございます。私が一番わかりにくいのは、決算として3人がここに計上されてきているわけですよね。だけど、市民サービス公社、あるいはシルバー人材センター、それは、こことは別な話ですよね。この決算に出てくる金額とは。なぜ3人だけ、こっちから出ているというか、そういうことになっているんですか。その仕組みがよくわからないんですけども。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
自転車の誘導員、これについては直接市のほうで雇用しているということでございます。シルバーセンターの方々については、自転車の一括のサービス公社への委託費用、これの中でさらにできる仕事について、サービス公社のほうからシルバー人材センターのほうへさらに委託しているといった関係でございます。
以上です。
◆平野 委員
なぜ市が3人だけは直接雇うわけなんですか。この辺がよくわからないんです。もっともサービス公社を経由してシルバー人材センターって、この経由も正直言うと理解しがたい部分がありますけども、だけど、そこはもう突っ込みません。だけども、ここに出てくる3人分、なぜ市の直接の雇用になるんですか。
◎中島 交通対策課長
非常勤特別職としての身分になりますので、市が直接雇用しているということで、間接的に例えばサービス公社から、それを任命するとかという位置づけにありませんので、そのような区分になっております。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
過去からの経緯がございまして、これは、職員が直接撤去業務をやっていた時代があります。それの補助として、基本、現場で確認したりということで、当初業務をやっていただいてきているという経過があります。ここに来て、直接職員が手を出して撤去するというところから市民サービス公社にということで、業務を移管してきておりますので、当誘導員についても長期的にはしっかり整理をしていかなきゃだめかなと考えています。
今、その名残で3名を直営で市が雇っているという、指導員が残っているという状態であるということで、ちょっと御理解いただければと思うんですが。
◆平野 委員
部長から御答弁いただきましたので、とりあえず、この件はここまでで。これ以上は質問しません。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
今のは、私は残っていてもいいと思うんですよ。残っていてもいいんだが、例えばシルバーの職員の人たち、あるいは公社の人たちとの業務分掌じゃないけども、そういう関係が明確になっていれば。下請法上いろいろ問題が出てくる場合があるのかもしれませんが、例えば直接雇用の市の職員は、サービス公社の職員に対して指導的な立ち場にあるとか、そういうふうな相互の関係がはっきりしていれば残っていてもいいんだけれども、何か過去からのしがらみですみたいな話だと、やっぱり説得力に欠けるんじゃないかなという気はします。
それから、今度は質問ね。駐輪場の設定については、ここでいいんですかね。その先のほうがいいのかしら。整備のところ(「先だね」と呼ぶ者あり)。
○小林 委員長
次のページ。
◆雨宮 委員
では、いいです。
○小林 委員長
では、ここはよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
256、 257ページ。はい、漁委員。
◆漁 委員
一番上の
自転車駐車場運営等業務委託費、違法駐車、ないしは不法駐車の撤去業務だと思うんですが、各駅と言ったらちょっと広がり過ぎるので、調布駅の年度ごとの撤去自転車の推移というのはわかるのかなというのが1つです。
その撤去した自転車の数を推定して、では、不法で置いてある自転車はどれくらい予想されるのかなというあたりを、先ほどの清水さんの質問じゃないですが、データとしてどれだけきちんとあるのかなというのをお聞きしたいんですけれども。多分、それが調布駅南口周辺 3,300台必要ですよという推計が大分前の数字だったから、自転車はもっとふえているのかなと想像はするけども、その 3,300の数字は、この撤去数や撤去から類推した不法自転車の数の中から、必要な台数というふうにつながっているのかなというふうに思ったものですから、実際のここ5、6年ぐらいの推移の表をお持ちでしたら、お聞かせいただければと思ったんですが、よろしくお願いします。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
この事務報告書の中に入っています撤去台数、これが各年度のところで事務報告書であるんですけれども、今ちょっと手持ちで、大変恐縮なんですけれども、前年度の24年度の分しかございませんけれども、例えば調布でいいますと、平成24年度については 6,454台、25年度では 5,573台と 881台減っております。
しかしながら、全体でいきますと1万 2,752台、これが平成24年度。平成25年度については1万 3,051台というふうに、約 300台ほど伸びている状況にございます。25年度ぐらいからなんですけれども、先ほどちょっと事務報告書の中で触れました抑止事業ということで、主に多いのが調布、仙川、つつじヶ丘ですけれども、ここで自転車をとめさせないような活動というのを、土曜、日曜、そういった曜日でもやるように少しずつしてきております。そういった事業をやると放置されたものを撤去する台数がふえてしまうということがあったりして、ちょっとこの伸びが25年度の結果では出てきてしまったようなんですけれども、各駅見てみますと、ちょっとばらつきがあったりはしているところです。
26年度もさらに回数を重ねたりしてきておりますので、引き合いによく出させていただくパルコの前などは、平成25年度末に集中してある程度やりましたので、26年度についてはとめる方がかなりいなくなってきた状況をつくれていますので、今後はそういった活動をしながら、少しずつ放置の台数軽減にもつながっていくんではないかなというふうに感じているところでございます。
以上です。
◆漁 委員
まず、 553ページは多分、全体の撤去数、自転車と原付自転車の処分の数だと思いますので、各駅の中でそれぞれ表だと大きなものになり過ぎますから、調布駅での5、6年ぐらいの推移をちょっとまとめたものができましたら、また後ほど用意していただければありがたいと思います。ここの審議の中では直接にはもう使いませんので、今後で結構です。これは要望です。
質問ですが、パルコ前で25年度集中して誘導したら、一応、放置が少なくなったと。これは、自転車で買い物に来たりする人が少なくなったのか、適切に駐輪場に駐車するようになったからなのか。多分、後者かなというふうに想像するんですが、その辺の見解と、それから、 3,300台という予想数についての撤去数からの類推というのは、直接には余り関係ないのかな、その辺の考え方をちょっとお聞かせください。
◎中島 交通対策課長
調布駅のパルコ周辺につきましては、やはり一時的に、もちろんパルコの周辺ですからパルコにお買い物に来られた方がほとんどなのかなとは思っておりますけれども、これまでパルコの駐輪場も押し上げていって2階というか、そういった高い位置にあったりしてといったようなところもありますので、もうすぐ目の前にということで、これは、パルコに限らずどこでもそうなんですけれども、それで店側にも御協力いただいて誘導する考え方をつけていただいたりして、実際今まで実績が出てきたというふうに思っております。
ですから、撤去全体の数値等は、今は調布に限らず、大体一時利用の方が放置していくという割合が高いんではないかというふうに言われております。通勤通学の方はルールを守って、大体、指定のところにとめて、かなり時間たってから自宅に戻るときに使うという方がほとんどですので、そういった状況かなと思っておりますので、適正な供給の量と、そして、こういったルールづけについては地道に活動していって、適切な場所にとめていただくということを徹底してまいりたいなというふうに考えております。
以上でございます。
◆漁 委員
結構です。どうもありがとうございました。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
ちょっと今までの審査を聞いておりまして、特に清水委員さんから御指摘がありましたように、駐輪場は果たして今あるものが十二分に活用されているのかどうか、そういうための施策を打っているかどうかということがかなり疑問に思うようなやりとりがあったというふうに思います。やはり自分のお金をかけて借りたりとか、市が持っていたりするものにしろ、それがどういうふうになっているから、どうしたいのかというのを委員のほうが要求して初めてこうだというようでは、そもそも所管の仕事を果たせていないんじゃないかと思うんですけども。特に今、計画の見直しをし、これからどういうふうな対策をしていくかという大事なときですので、先ほどの指摘も含めて、では、27年度どんなふうなことで向かっていくかというふうにお考えなのかだけ、一言お聞かせいただきたいと思います。簡潔で結構です。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
改めて駐車場等整備の考え方をということでございました。こういったデータなり、ちょっとお示しできていなかったのは、こちらとしても不手際だったのかなというふうに思っております。現場サイドのほうでは、こういった状況を踏まえて、各駅、有料がもう全て整備されているところ、調布も少しずつですけれども、まだ無料もあるといった中で、こういった台数のやりくりをしながらの一時利用、定期貸し、こういった設定をしているところでございます。
今後、こういった検証をしながら、ユーザーにとって効率よい自転車利用を進めていきたいと思っておりますので、きょう、こういったことで御指示、頂戴いたしました内容をぜひ反映した形で、我々も現場と一緒になって自転車駐車場整備を進めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○小林 委員長
今、質問とちょっと違った答えだから。大河さんの質問は、今後どういうふうな展望を持っていくんですかという話だったのね。ただ意見を尊重するじゃなくて、行政側としてどういう考え方を持って取り組むかという話の質問だったの。だから、それに対する答えにしてくれる。
◎中島 交通対策課長
申しわけございません。今現在、自転車等実施計画、これに沿って進めております。まずは有料化整備、そして恒久的な施設整備といったところが命題として挙げて進めてきております。
まずは有料化整備といったところでは、今、無料もかなり存在しておりますので、これを有料化の方向にもっていくといった形での自転車駐車場整備。そして、恒久化ということで、このような動きも並行して進めてまいりたいと、このように思っております。
以上でございます。
◆大河 委員
手持ちの駐輪場がどういうことが問題で、今あるものがあいているのかとか、それをどうしたら、さらにそれをふやすとか、そういうことにならないのかというふうな、何か課題のつかみ方がちょっと違うのかなと思いますが、逆に私、調べた清水委員さんから、本来はもっとこうあるべきじゃないかという提言がされてもいいんじゃないかなと思いましたんですけど、参考までにお聞かせいただければと思います。
○小林 委員長
これは、委員間でやることもできますので。はい、清水委員。
◆清水 委員
こうすればいいという行政に対して提案なんですけども、やはり今回出していただいた一覧もぜひ皆さんのお手元にもお届けしていただきたいと思うんですけれども、これだけのデータでもまだ足りないというふうに私は感じていて、もっと詳細に、このデータをもとに分析をされるということが求められると私は思います。
一時利用もありますので、一時利用の自転車の観点というのも、この数字からは浮かび上がってくると思います、どこに一時利用が足りないのかとか。定期貸しが足りないというところもありますし、一時利用が足りないというところもありますし、では、ここからここに数字を動かそうとか、そういうきめ細かい数字の調整というのを私はやっていっていただきたいというふうに思いますので、今、まずデータを出されるところからして、その後しっかり検証して、利便性、放置自転車の防止につなげていただきたいと思っています。
◆大河 委員
先ほど行政答弁を聞いていますと、無料がなくなって、全部有料化すればまるで解決、その途上なのだからというふうなニュアンスでしかとれなかったわけですね。しかしながら……私が発言中ですので、聞いてください(「ちゃんと正確に言ったほうがいいよ」と呼ぶ者あり)。議事整理。
○小林 委員長
今、質問者がいますので、しばらく聞いてやってくださいね。はい、どうぞ。
◆大河 委員
私は、やはり清水委員さんが資料を請求して、それを分析されながら、ここで問題提起をされたことは大変意味のあることだと思います。調布市にとって自転車の行政をしっかりやっていくというのは、市民にとってもとても利用の高いものですので。ただ、場所は限られていますし、それに対して税金を投下するのも非常に多いわけです。ですから、やっぱり所管の人がもう少しデータをよく見て、そして分析して、効率的なやり方に対してもう少しきめ細やかなことをしていかなければ、なかなか解決できないのではないかというふうに、やりとりを聞いていて思いました。
また、自転車駐輪場に関しては、センターもそうですし、サービス公社、あるいはシルバーへの再委託など、今までのやり方がどうやったら本当に市民のためになるかということに対しても、今回の議論でもう少し整理をされて、今までのしがらみかどうかわかりませんが、やはりもうちょっと効率のいい解決策をしていかなければ、問題が前へ出ないのかなと思いました。
それともう一点ですけど、やはり混乱の1つは事務報告書に対しての記述が、ここに書かれています予算の関係のほかに、駐輪場のことがもう少し整理されて載っていれば、私たち自身、捉え方やそういったことももう少し理解が深められたのではないかというふうに思いますので、これは意見ですけれども、ぜひとも事務報告書と、これが事業別に完全になっていないせいもありますけれども、一体で見たときの整理がつくような載せ方というものを来年度は検討していただきたいと思いますし、みずからやっている事業に対してやはり課題認識を持って、よりよい方向はどうなのかという議論を深める場所ですので、私は、今回、委員討議をして、清水委員さんの御尽力でいろいろな資料を目にされて、そして、それが行政の皆さんに伝えられて、いい解決の方向になれば実りある議論になったと思いますので、ぜひ分析をして、効率のいい運営をしていただきたいなというふうに思います。これは意見です。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
このページ、ミニバスの件があるんですが、ちょっと自転車の流れがあるんで、駐輪場のことをもう少しね。実は共産党が今、市民アンケートというのをとっていて、この5月からやっているんですが、既に 1,200を超えているところまで来ていて、特にこの調布の市役所周辺で声が一番多いのはやっぱり駐輪場なんですよ。これも中身としてはいろいろあります。ありますけれども、だから、逆に言うと対応の仕方も行政としても非常に難しいと思うんですよ。難しいと思うからこそ、現状分析をもっとしっかりしないと非常にまずいんじゃないかなというふうに、今までの議論を聞いていて強く思いました。
こういう言い方もなんですけど、地下駐輪場、 1,900台のタコ公園の下の、あの話も含めて、大体それの前提になっている 8,700台という推定というか、値設定自体が本当に大丈夫なのとなっちゃいますよね、今までの議論を聞いているとね。実際に非常に稼働率の低いところを収容可能台数だけで推計したのか、実際の稼働率まで当て込んで実際の必要収容数を割り出した上で設置台数についての結論が得られているのか。その辺の検証経過も、今の話を聞いていたら全くわからない。
だから、そういう意味でいうと、やっぱりそこにしっかりと耐え得る説明や資料を提示していただきたいなというふうに思っています。これは意見。
それで、さっき先送りした駐輪場の代金、駐車場の利用料の問題ですけれども、これの問題でもアンケートに答えてくれている方の多くが共通しているのは、要するに駅の周辺というか、あるいは商業施設の周辺に短時間だけでも無料の駐輪場が欲しいという声が非常に多いんです。だから、これは、今すぐここで、はいという返事をくれというつもりはないんですが、たしかこの前の条例のときにも紹介したように、例えば府中のけやき並木通りの中にあるようなポケット駐輪場とか、その類いのものというのはかなりいろんなところで実施されているようです。
ですから、調布でもぜひ今後の課題として検討していただきたいし、先ほど答弁にありましたけども、自転車等整備計画ですか、この中にも明確に位置づけた検討の課題にしていただきたいというふうに考えているんですが、その点どうでしょうか。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
現在、整備有料化ということで無料の駐輪場もだんだんなくなっていくこととなっておりますが、一方で、旧甲州街道沿いに整備センターが運営している2カ所の駐輪場につきましては、基本有料でございますが、一時利用で御利用いただいている地下の階については、2カ所合わせて約 650台分ほどございます。こちらのほうについては、最初の1時間を無料という料金の設定に、市のほうと協議をしてしていただいております。この 650台の1時間無料の利用の状況等を見ていきながら、今後の調布市全体、整備有料化した後の料金体制とか、そういうのについても、そういったところに反映させていきたいなというふうに考えております。
以上です。
◆雨宮 委員
では、2つ確認します。1つは、時間の長短は脇に置いたとしても、短時間で無料利用というのは設けるという形で、今の答弁を受けとめましたけど、それでいいですね。短時間の無料利用(「今もうあるという話」と呼ぶ者あり)。1時間。では、それが1時間でいいかどうかというのはあるよね。例えば国領なんかの場合は3時間で無料だから。
だから、同じ無料でも時間のばらつきというのは市民の間に不公平感を生んじゃまずいから、そこのところは慎重に検討してもらいたいというふうに思います。
○小林 委員長
はい、平野委員。
◆平野 委員
私も1つ提案というか、先ほど清水委員が読まれたデータ、ああいったデータに対して現場、実際はどうなのかと。データと現場とでは全然違う状況も見えてくると思いますし、具体的に言えば調布以外の30の市区町村の方が使っているといっても、それはたまたま買った場所なのかとか、実際使っている人が誰なのかとか、どう利用しているかとか、そういうこともわかりませんわね、データだけだと。
今、駐輪場の整備の考え方、これは一番ホットといえばホットというか、中心市街地の問題もございますし、物すごく重要なポジションだと思いますので、それこそ私、提案なんですけど、さっきちょっと議論した3人の名残の職員さん、いらっしゃいますよね。ああいった方たちを、では、なしとかいうんじゃなくて、発展的に考えて、駐輪場をしっかり考えていく上での現場の対策に調べてもらったりだとか、恐らく現場の部隊が足らないんですよ。やる気はあるし、一生懸命やろうとしていても手が足りない、そういう状況が交通安全対策課にあると思うんですね。ですので、発展的に考えて、そういったことも視野に入れて手を打てばいいのになというふうに、これは意見です。
ここで終わりで、自転車整備費のほうもいいんですよね、 257ページの。
○小林 委員長
はい。
◆平野 委員
整備のほうなんですけども、現状、つつじヶ丘の北側というのは駐輪場の整備は行き届いているんですか、どうなんでしょうか。
○小林 委員長
はい、中島交通対策課長。
◎中島 交通対策課長
つつじヶ丘駅につきましては、計画台数としては北と南として 4,200台という計画、利用台数を見込んでおります。現状、 4,111台ということで、90台ほど少ない状況にございます。北側につきましては、設置場所というところについては大変苦慮している状況にございます。別の審査のほうですけれども、今回、用地特別会計のほうで予算立てをしていただきまして、南側に一部確保するということでの動きをさせていただきましたけれども、北側は、そういったことで、適当なといいますか、場所が非常にない状況で、駐輪場を見てみますと、かなり……
○小林 委員長
簡潔に。
◎中島 交通対策課長
はい。満車状態であるといった状況にございます。
◆平野 委員
厳しいということだと思います。私、北のことを聞いていますので、南は聞いていませんので、南は、そのお話は聞くまでもなくわかっています。
北側は、特に厳しい状況ですので、本当に力を入れて取り組んでいただきたいと。これも要望しておきます。
○小林 委員長
ここで、ちょっと委員さんに図りますけれども、清水委員が調布市内の自転車駐車場等の一覧表というのをお持ちなんです。そのほかに、まだ出てきていない部分もありますから、そういった形のデータに対する資料要求をすることはいかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
ということで、では、資料請求をさせていただきますので、よろしくお取り計らいのほどお願いいたします。
それでは雨宮委員。
◆雨宮 委員
ミニバスの関連に行きますけど、さっき前のページで質問した19節の交付金、補助金の不用額の 390万、これの内訳を改めて(「 220万」と呼ぶ者あり)。 200か、ごめんなさい、全然違う。 350万、これの内訳を教えてください。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
ミニバスの補助金につきましては、25年度当初 1,200万を予算化させていただいております。その内訳としましては、ミニバス西路線の補助金に 500万、それからバス待ち環境改善に 200万、それから三鷹との共同路線に対する負担金 500万ということで想定をしておりました。
実際に25年度の結果としては、バス待ち環境、要は上屋とかベンチについて、具体的にバス事業者と調整していた場所はございましたが、設置に至らなかったため、バス待ち環境改善に想定していた 200万、それとみたかシティバスの調布市負担分につきましては、当初予定した額よりも収支が改善されたということで、負担分が減ったということで 359万円余の未執行額となっております。
以上です。
◆雨宮 委員
そうすると、西路線にかかわる減額はなかったということなんですね。
◎塚田
交通対策課長補佐
西路線については 500万円支出しております。
以上です。
◆雨宮 委員
それで、今回の一般質問でも2人ほどバスに触れた質問があったと思いますし、これまでにもいろんな形でバスにかかわる、いわゆる公共交通機関としてのバスにかかわる質問が繰り返しされてきているというふうに思うんですね。それで、交通対策課、担当の当事者としては、現時点までの間で調布市における、特にバスに特化していいと思うんですが、必要な例えば線増であったり、増便であったりとか、あるいは新規の路線設置であったりとか、幾つか大きなくくりであると思うんですが、現時点ではどんなふうに把握されていますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
ミニバス西路線や北路線については、バス便の増便といった要望をいただいているところがございます。また、東路線や西路線については、現行のルートで対応できていないところへの延伸といったような意見も出ております。
また、別途路線バスについても、現在運行していないところについて新たな路線を求める路線について、これまでも意見をいただいているとともに、路線バスやミニバス路線での対応が難しい地域のその他、コミュニティタクシー的なものの導入といった意見もいただいているというふうに認識しております。
以上です。
◆雨宮 委員
総合交通計画の見直しというのか、改めて策定というのかはともかくとしても、その計画の検討過程にもあると思うんですが、今、答弁があったような内容については、今、どんな位置づけで検討されていますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
まずは、当時、北路線については途中でとまっていたので、北路線の延伸というのを位置づけさせていただき、それについては対応が終わったところです。また、既存路線のバス路線の拡充や、まだ一部に対応できていない公共交通不便地域への解消を目指した検討というのも進めることとしており、今年度、それから来年度にかけて、公共交通不便地域の解消のためのミニバス路線の展開や既存バスの再編のほか、コミュニティタクシー等の導入の可能性などについて調査していく予定としております。
以上です。
◆雨宮 委員
それは、当然、今までの市民の皆さんや議会からの要求、要望に応える形で、いわば前向きのベクトルを持って検討しているというふうに理解していいんですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
今までいただいた議会や市民からの意見も踏まえ、現状について分析した上で、どういった対応が可能かといったところの市民の意向調査も考えているところでございます。
以上です。
◆雨宮 委員
これから意向調査という段階じゃないと私は思いますよ。だって、質問だって、今まで繰り返し繰り返しやられているんだから。それで、大きな基本的な方向性について、部長、答えていただけませんか。
○小林 委員長
はい、
岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
委員から御指摘いただきましたとおり、過去からもう複数回同じ箇所での要望等をいただいておりますので、それについては十分な需要とお住まいの方含めて必要性があるというような判断のもと、今回、交通計画のほうで取り組んでおりますので、基本、それを実現するにはどうすればいいかということを念頭に置いた検討を進めているということで御理解いただきたいと思います。
◆雨宮 委員
一路線一路線について、この調子でやっていると何時間あっても足りませんので、きょうは西路線に絞って質疑をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
西路線に対して、さっき私が補助金のことを聞いたのは、皆さんも御承知のように、これは要綱集なんですけど、調布市
ミニバス運行事業補助金交付要綱というのがありますよね。その中で、実際に既存路線の補助を受けているのは、東、北、西の3つのうち西路線だというふうに私は認識しておりますけれども、この要綱の中で、第1の目的として、ミニバス運行事業を実施している者に対して、その経費の一部を補助することによって公共交通不便地域の解消、あるいは公共施設などへの接続、高齢者や障害者の社会参加の促進等、市民生活の利便性の向上を図る。都市マスに掲げられている「住み続けたい緑につつまれるまち調布」を目指すということで目的がうたわれていて、具体的な補助対象者としてはミニバス運行事業に関する協定を市と結んでいること。
2つ目として、この運行事業に関する法令等に適合し、事業の実施に支障がない。これは当たり前ですね。それから、ミニバス運行事業を安定的、かつ継続的に実施できる経営環境であること。これは、言いかえれば、こういう経営環境を確保するために補助するということかなと私は受けとめております。
前3号に掲げるもののほか、市長が必要と認める要件を備えているということで、では実際にどのくらいの補助なのかということなんですが、これも3点ぐらいにわたって整理をされていて、運行業務費、施設業務費、車両購入費といって、それぞれにまた規定があります。
いずれにしても、この補助要綱に基づいて実施されるミニバス事業というのは、この目的のところにあるように、公共交通機関ということを改めて確認したいと思いますけど、それはそれでよろしいでしょうか。
◎塚田
交通対策課長補佐
これらは調布市ミニバスについての補助金ということで、現在、3路線についてということでございます。
以上です。
◆雨宮 委員
いや、3路線でなくて、補助金を出しているのは1路線だけでしょう。補助金を出すということの意味合いを改めて考えてみる必要があると思うんですよ。つまり、それは、この要綱にもあるように、ミニバス事業を安定的な経営環境を確保する、あるいは維持するために行政として補助を出すんですよと。逆に言えば、市の責任によって、この事業を維持、発展をさせなければならないということが裏に、行間に書かれているというふうに私は読んでいるんですが、その理解は間違いでしょうか。
○小林 委員長
臆測で物事は発言しないようにね。どうぞ。
◎塚田
交通対策課長補佐
ミニバスの運行の目的であります、やはり公共交通不便地域の解消、それから、高齢者等の社会参加の促進といったことに対応するために運行しているものでございます。今後、条件等が整い、また、新たなミニバスといったような考えもあるかと思いますので、そういった意味では発展的にもとれるというふうに考えております。
◆雨宮 委員
いやいや、私は、不特定のあれこれ言っているわけじゃないんですよ。西路線に特定して言っているからね。だから、西路線を安定的に堅持、あるいは発展させるということについて、行政当局としては現時点ではどんな認識をお持ちなんですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
西路線については、今、増便とか、さらにルートをちょっと見直すといった意見もいただいているところがございます。バス事業者ともいろいろと協議をしておりますが、そういった対応をするには収支の悪化が見込まれるので、その辺の負担の増加を求められることにもなるかと思います。どのレベルであれば市が補助金を出してやるべきかといったところも関係してくるかと思いますが、出してでも、その機能を確保すべきとなれば、そういう事業の内容に今後見直していく必要があるかと思います。
以上です。
◆雨宮 委員
平成23年といいますから、今から3年前、当該の地域の皆さん方から陳情が出ていますよね。鶴川街道の多摩川原橋付近のミニバス路線の新設を求める陳情。これは路線の新設なんですけど。
それから、もう1つは、さっき収支を見越してじゃなくて、収支を見てという答弁がありましたよね。これは、バス事業者から見れば、ある意味当然のことだと思うんですが、現時点での収支というのはどうなっているんですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
現在は、収支がマイナスというふうに伺っています。
◆雨宮 委員
それは、定量的に数字で押さえていますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
現在、25年度につきましては 634万円余の収支のマイナスというふうに聞いております。
以上です。
◆雨宮 委員
これは、ちょっと見にくいかもしれませんが、西路線の利用者数。ここの路線は平成13年に開設されているんですよ。これは、以来、26年までの推移です。確かに25年度は 3,000人ぐらい落っこっているんですが、それを除いて、一貫して、ずっと右肩上がりで推移してきているんです。
そこで1つお聞きしたいのは、例えば開設当時の2万人前後のところからスタートして、現在4万人近いところまで来ているわけですよね。この間の補助金の金額の推移はどうなっていますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
19年度から22年度ぐらいまで 800万円台で支払っております。23年度、24年度は 700万円を補助金として負担しております。
以上です。
◆雨宮 委員
乗客数がこれだけ大幅に増加しているにもかかわらず、今の 700万とか 800万という、要するに補助金で宛てがっているというのはマイナス収支ということなんでしょう。それはどういう理由からというふうに市としては見ているんですか。つまり、乗車賃がありますよね。乗車賃から基本的な収入を得るわけじゃないですか。それから経費を引く。そこの基本的な構造がどうなっているかというのを知りたいわけですよ。
◎塚田
交通対策課長補佐
利用料等による収入に対し運行経費としましては、人件費や燃料代、それから車両の修繕補修等にかかるものとか、各種税金の運行費のほか、一般管理費等が経費として計上されております。
以上です。
◆雨宮 委員
だから、そういう定性的なものは聞けばわかるんですが、定量的な構造というか、今説明された内容があるでしょう。そういう内容が大体どのくらいの割合で落ちているかということなんですよ、組み立てられているか。言っている意味、わかんない。
◎塚田
交通対策課長補佐
運行経費のうち一番大きなものは人件費というふうに報告をいただいております。
◆雨宮 委員
ちょっと角度を変えて、西路線のミニバスの乗客の現状というのを見たことあります、あるいは乗ったことがありますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
実際に利用したこともありますし、昼の時間にも多くの市民の方に利用いただいているというふうに認識しております。
以上です。
◆雨宮 委員
私も時々見ますけど、この場合、本当に立錐の余地もないという表現がいいのかな、物すごく混み合っているというのが実態ですよね。それで、利用者の皆さん、あるいはあそこの路線を利用されている皆さんの声は、現在、ダイヤとしては30分に1本、これをせめてもう1本ふやして、だから30分間隔を20分間隔にならないかというのが、かなり強い声だというふうに私は受けとめているんですが、この間、地元住民の皆さんからの意見を聞く会というのをやりましたよね。それは、結果としてはどうだったんですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
現況の路線を利用されている方から、使いやすさやにくさといったところについての京王バスへの要望のほか、当時、ルートに選定されなかった地域への延伸等について、御意見等をいただいております。
以上です。
◆雨宮 委員
便数をふやしてという声はなかったですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
もちろん、そういった御意見はいただいております。そのときに御説明した内容としては、事前にバス事業者とも協議をしておりまして、バス便を増便する際には、例えば一定の区間についての便数を減らし、そちらに回すとか、そういったような具体的な話もありましたが、サービスが低下になる地域等も含めて、地域の方たちの要望のとおりの形になるかどうかといったところで、課題があるなということで、参加いただいた方とお話をした記憶があります。
以上です。
◆雨宮 委員
いや、もっとわかりやすく言えば、1便ふやすためにはどのくらいのコストがかかって、仮にそれを今の要綱で定められている補助率で考えるとすると、バス事業者は京王ですか。京王バスと市の負担はどういう金額になるのかということなんですけど。
◎塚田
交通対策課長補佐
現在の30分に1本の時間を20分に1本程度に増便するには、車両や人の新たな導入が必要になります。そういった部分の費用について具体的な話というのは、まだ細かくは詰めておりませんが、それなりの金額がかかるという話をいただいております。
一方、通常の30分に1本を20分に1本という増便ではなく、始発終発の増便という形では、これまでも要望をいただいており、バス事業者とも協議の結果、補助金の範囲内で済むという形で御要望にお応えしてきているといった実態はございます。
以上です。
○小林 委員長
雨宮委員、ぼつぼつまとめるように。
◆雨宮 委員
はい。だから、大事なのは、今、便を新しくするためには幾らかかるのかという、まさにそこの試算だと思うんです。それは、もちろん市のほうだけでは難しいかもしれませんが、京王バスと協議して、そういう試算をすることは可能ですよね。
◎塚田
交通対策課長補佐
車両を導入したケース、それから、人員を増員して便数をふやした場合について、バス事業者に聞くことは可能でございます。
◆雨宮 委員
例えば次の12月の議会以前までに数字的に明らかにするということは可能ですよね。
◎塚田
交通対策課長補佐
バス事業者とも協議し、そうできるように調整いたします。
以上です。
◆雨宮 委員
そういう答弁をいただきましたので、おさめるようにしますが、ぜひモデルを幾つか設定して、それに基づいたシミュレーションをして、その結果を議会のほうにお示しいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○小林 委員長
それは要望ということだね。
◆雨宮 委員
はい。
○小林 委員長
はい、平野委員。
◆平野 委員
私も同じくバスですけども、私もこんなに不思議な路線はないなと思うぐらい、非常に疑問を持っています。といいますのは、実際、調布市がこの路線がスタートするに当たって用意したバスというのは2台でよろしかったでしょうか。
○小林 委員長
はい、
塚田交通対策課長補佐。
◎塚田
交通対策課長補佐
西路線についてですか(「そうだね」と呼ぶ者あり)。はい、2台です。
◆平野 委員
そのときは、調布市がバスを用意したわけですよね。どうですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
バス事業者が用意した上で、補助金という形で一定の割合を負担しております。
◆平野 委員
済みません、では、それは勘違いしていました。私は、調布市がスタートするときにバスを用意したのかと思っていました。では、バスを用意したのはバス会社ということで、運行に当たって補助金をずっと出してきたということでよろしいんですか。
◎塚田
交通対策課長補佐
バスの車両にも補助金を投入しておりますし、その後の収支のマイナス分にも補助金を負担しております。
以上です。
◆平野 委員
私の自宅の前にも西路線のバス停がありますので、毎日乗っている人を見ています。もちろん自分も乗ったことがありますし、飛田給まで乗って、飛田給から電車で調布まで帰ってきて遊んだこともありました。人は物すごく乗っているんです。市民感覚というか、見ていると、ランニングコストというんですか、実際運行する上でのお金、運転手さん代がほとんどだと思うんですけど、あとガソリン代とかですね。あれだけお客さん、先ほど雨宮委員が示された右肩上がりのあれも見た上で、それでも毎年毎年、計上される額は同じ額ですよね。
先ほど19年から22年までは 800万。23年、24年は 700万、 700万。25年、26年は 500万、 500万。ちょっとは減ってきていますけども、もっと減るもんなんじゃないのかな。例えばバス業者さんが、いや、まだマイナスなんですよと言われたら、ああ、そうなのということで補助金を出してと、そんな物事を見ないような状況じゃない。もっと詳しく見ていると思いますけども、普通に市民から考えたら、あれだけの人が乗って、あれだけ繁盛しているバスが、何でそれだけ赤字なんだろうというように思えてしようがないわけなんですね。だから、不思議でしようがないんですね。
ですので、市民がこんなに不思議に見えてしまうのは、こういうことだからですよという、何か答えはございますか。
◎塚田
交通対策課長補佐
ミニバスの車両は、一般の路線バスで使用されている車両と異なり、比較的小さな道路でも通れるような小型の車両を使用しております。そのため、1回の運行で満員の場合に乗れる人員等も異なることから、通常の路線バスの満員状態と収支の状況が若干異なるにもかかわらず、人件費というのはかかったりするということで、バス事業者からは聞いております。
以上です。
○小林 委員長
今の平野さんの質問は、これだけ人数が伸びて、乗降客が多くて、便数も同じであるにもかかわらず、なぜ赤字なんだという話を聞いているのね。だから、それに対して答えてくれる。
◎塚田
交通対策課長補佐
人件費や燃料費、それから一般管理費等を入れた事業の経費と差し引きすると赤ということは聞いております。さらに細かいことについては、今後もう少し追求していきたいと思います。
以上です。
◆平野 委員
わかりました。
○小林 委員長
雨宮委員。
◆雨宮 委員
さっき紹介した要綱の中に、今のは多分、運行業務費になると思うんですよ。運行業務費に係る補助については、補助金の金額について書いてあるんですけども、運行業務費については、補助対象経費の総額から運行収入総額を控除した額を限度として、市長が定める額となっているんですよ。だから、これは、そんな難しい話をしなくても、この規定に沿って数字を入れていけば明確になるわけじゃないですか。
あるいは予想され得るのは、考え方としては、施設整備費と車両購入費について、要するに複数年にわたって補助金という形で償却しているのかというのがあるかもしれない。だから、その辺の構造というか、つくり方もわからない。
だから、やっぱりバス事業者に対して精密なデータを要求して、その妥当性について行政独自に検証するということをやっていかないと、言葉は悪いですけど、言い値で、そのまま出すみたいなことが続いてしまうと思うんです。そういうことが続けられる限り、市民の要望に対してさまざまな角度から検討しますということを幾ら繰り返してみても、それは市がバス事業者に対して毅然とした対応がされていない限りは、改善の余地はなかなか見出せないというふうに思うんですね。
だから、さっき試算をしてくださいと言ったのも、そういう意味なんですよ。だから、まさに平野さんがおっしゃっているような内容を数字で示していただきたいということなんですね。ちょっと補足になりましたけど。
○小林 委員長
意見として。
◆雨宮 委員
はい。
○小林 委員長
そのほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、審査の途中ですが、 256、 257ページの質疑まで終了といたしまして、ここで休憩にしたいと思います。再開は3時45分といたします。
それでは、委員会を休憩いたします。
午後3時15分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時45分 開議
○小林 委員長
建設委員会を再開いたします。
議案第51号の都市整備所管、 256、 257ページの質疑まで終えておりますので、これより 258、 259ページの質疑、意見を許します。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
では、1点だけ。
建築指導管理事務費の中にいわゆる委託料が、主にシステム委託料、金額としてはかなり小さいものから大きいものまで幾つもありますけれども、委託をかける際の判断基準というか、この仕事は委託しようとか、そういう判断というのはどういうふうなところで引くんですかね。
○小林 委員長
岩田都市整備部副参事。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
建築指導課の委託料でございますが、25年度大きかったのは新確認システムの委託料です。これはコンピューターの関係ですので、そういった専門の方にしか委託できないということで委託になっております。それとか、ほかのものとしましては定期報告等、これは東京都も同じようなところに委託しておるんですが、一般社団法人東京都昇降機安全協議会ですとか、公益法人東京都防災・建築まちづくりセンターですとか、一般財団法人日本建築設備・昇降機センターと、決められた場所に委託しているといった業務もございます。
以上でございます。
◆雨宮 委員
質問した趣旨は、要するに自前でどこまでやりくりができるのか、できないのかというところの内容なんですよ。前にもいつか話題になったことがありますけども、何でもかんでも委託だって外に出しちゃうと、みずからの技術力の問題含めて、やっぱりある意味での後退現象につながらないかというふうなやりとりもちょっと記憶しているんですが、そのあたりの分岐点というのか、判断基準というのはどうなるんでしょうか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
おっしゃるとおり技術力を保つ意味で、何でもかんでも委託しているわけじゃなく、職員でできない範囲のものに限って委託しているというのが前提でございます。
以上です。
◆雨宮 委員
では、最後です。そうすると、今言われた職員でできるものは、もちろん自前でやるという話なんですが、全事務量の大体どのくらいの割合で外に出しているんですかね。細かい数字じゃなくていいですよ、約半分とか、3分の2ぐらいとか、そういう言い方でいいです。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
本当に感覚になりますが、ほとんどは自前でやっていて、本当にできないところという意味で、2割ぐらいだという感覚でおります。
以上です。
◆雨宮 委員
最後の答弁が全てだと思いますけれども、要するに自前の技術、しっかりしたものを持っていないと委託の成果物に対する評価もできにくくなるという側面もあると私は思っているんです。ですから、そういう意味でいえば、やっぱり自力をつけながら、必要なものについては委託は仕方がないのかなという思いもありますので、そこの見合いをよろしくお願いしたいというふうに思います。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
私は、建築審査会についてお聞きしたいと思います。審査会、 557ページの事務報告書を見ますと、委員構成が女性ゼロという形になっておりますが、条例を見ますと5人をもって組織するということで、具体的な専門性、学識、それがわかりませんけど、ちょっと現在の内訳を教えていただけますか。
○小林 委員長
はい、岩田都市整備部副参事。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
専門委員の内訳でございますが、建築関係、都市計画関係、弁護士の方、法律関係、東京都のOBである行政関係、それから、保健所のOBであります公衆衛生関係となっております。
以上です。
◆大河 委員
今のを聞きますと、女性がいないような専門的な分野は全くないということがわかりましたので、やはり市としても、国もそうですけれども、女性委員の登用ということを進めていますので、任期はいつまでか、ちょっとそれだけ確認させてください。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
任期は、今年度までの2年任期ですが、25年度は全員男性なんですが、25年度の途中で委員のうちの1人の方が体調を崩されまして、26年度当初からお一人交代して、女性の方が1人入っております。現在の構成は、男性4人と女性1人というふうになっております。
以上です。
◆大河 委員
それは、目標値3割に行くんですか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
2割ですので、また機会のあるときには、能力のある方であれば女性の方を選んでいきたいと思っております。
以上です。
◆大河 委員
そうですね。やはりそれぞれいろんなことも進めれば、いろんな視点も入ってくると思いますので、ぜひ配慮して進めていっていただきたいなと思います。
あと、もう一点、構造計算適合性判定業務委託というものを第三者機関に委託しているという説明がありましたけども、この報告書で見ますと、件数は出ていますけども、第三者機関はどこかということだけ、ここに記述がないので、それだけ一点教えていただけますか。
○小林 委員長
はい、
鎌上建築確認担当課長。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
第三者機関につきましては、東京都が指定しております機関でございまして、財団法人5団体になっております。1例を挙げますと、一般財団法人の日本建築センターですとか、先ほど申し上げました東京都防災・建築まちづくりセンター、ほか3団体となっております。
以上です。
◆大河 委員
そうしますと、その委託というのは入札でやっているんですか。それとも、業務によって特別の委託の仕方というのはあるんでしょうか。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
こちらは単価契約をしております。
◆大河 委員
では、それは都か何かの根拠に基づいて、それぞれに見合った内容でという意味ですか。ちょっとその意味がわからないんですけども。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
これは、東京都の基準に従って委託契約をしております。
以上です。
◆大河 委員
ただ、5つあるといったので、その基準はどこにあるのかなというのを聞いているんですけれども、出すのが。それぞれに得意分野があって、それに応じてやっているというふうに解釈すればよろしいんですか。
◎鎌上
建築指導課建築確認担当課長
東京都が指定する基準に際して、いわゆる官が行う建築確認申請につきましては計画通知という形になっておりまして、財団法人以外は計画通知の構造適合性判定ができないことになっておりますので、先ほど申し上げた5団体について指定しているところでございます。
以上です。
◆大河 委員
報告書を見ると、そういう類いを口頭で第三者といってもちょっとわかりにくかったので、やはり説明をするときか、この文章か、ちょっと一言あるとわかりやすいかなと思いましたので、それだけ要望させていただきます。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。漁委員。
◆漁 委員
工事請負費の 100万円です。ことしは事例がなかったということですが、説明では建築基準法違反に対する勧告だけじゃなくて、現実には部分的なのか、総体含めてなのか、解体工事という話で、事務報告書の 558ページには違反建築物物件取り扱い数という数字が出てはいるんですが、具体的にこの工事請負費を使って事業、解体なのかな、その事業をした過去の事例というのは今まであったんでしょうか。
○小林 委員長
はい、岩田都市整備部副参事。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
これを使った事例は今までありません。こういうものを使うほどの極端な違反はなかったということでございます。
◆漁 委員
そういう意味で、説明のときにもありましたように、この制度があることで違反に対する抑制をしっかり果たす要因になっているという見方も確かにできると思っています。
そこで、 558ページでは除去床面積が147.88平米とあるんですよね。これは一体どんな具体的な内容だったり、対象だったりするんでしょうか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
違反の内容によってもいろいろありますが、例えば建蔽率、容積率違反であれば、部分的に建物を削っていただくとか、高度斜線という違反であれば屋根のかかる部分を削っていただくと。そういった意味の除却面積の合計ということになります。
以上でございます。
◆漁 委員
当然、除却指導をした場合は、それに伴う工事費は事業者負担という理解でよろしいんでしょうか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
自主的に御自分で除却の工事をしていただくということですので、御自分の負担ということでございます。
以上です。
◆漁 委員
最後に、例えばあそこは建築違反じゃないのというような指摘、現実にはどういうきっかけでそういう物件が出てくるのか、はっきりとなっていくのか、その辺の現状はどうなんでしょうか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
幾つか種類がありますが、今おっしゃった近隣からの御要望というのは陳情という意味で言っております。これは件数で言うと 101件ということになっています。それ以外にも職員がパトロールを週に2、3度回っておりますので、そういった中で発見することもございます。
以上でございます。
◆漁 委員
なるほどね。はい、結構です。ありがとうございます。
○小林 委員長
ほかに。雨宮委員。
◆雨宮 委員
259でいいんですよね。
○小林 委員長
259まで。
◆雨宮 委員
指定道路の調査についてなんですが、さっきの説明で6件の境界画定で33件だか33戸だか完了というふうに聞こえたんですが、それは事務報告書の 561ページの13の道路の位置指定の件数、42条関係の数字が出ていますけれども、これとは直接関係ないのか、このことを指しているのか、ちょっとそこを説明、お願いします。
○小林 委員長
はい、岩田都市整備部副参事。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
済みません、これは事務報告書に出ている位置指定の数字ではございません。こちらのほうの指定道路調書につきましては、私道の2項について、25年のもとの位置と申しておりますが、道路中心から2メートルバックするのが2項の原則でございますので、その位置を、本来、私道ですから御自分たちで決めていただくんですが、なかなか決め切れない物件も多いので、調査としてやらせていただいております。これ決定するのは御自分たちということにはなりますが、その下資料ということでやらせていただいているのが、この案件でございます。今までに全件数89件中33件が完了してございます。
以上でございます。
◆雨宮 委員
そうすると、指定道路89件というものについて、これは関係権利者からの申し出みたいな手続になるんですか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
申し出があれば、もちろんそこはやっていきますが、基本的に今までに相談の多かったところとか、優先度の高いところから、こちらで決めて始めております。
以上でございます。
◆雨宮 委員
それは、だから実際の調査をということでしょう。そうですね。だから、対象件数については関係者からの申し出なのか、あるいは市のほうでパトロールじゃないけれども、めぐって発見するのか、その辺はどうなんですか。
◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
道路種別台帳というので、もう既に私2項の数は全部把握しておりますので、その89件のうちの優先度ということでやっております。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 260、 261ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 262、 263ページ。はい、漁委員。
◆漁 委員
ふれあいのみちづくり事業費、金額的には7万 8,000円、大きな数字ではないんですが、多分、近隣の住民の方々、自治会等が自分の前の道路をいろんな形で行政の手足になってというか、行政と一緒になって管理、維持していくという制度だと理解しているんですが、現状どれくらいの箇所があったり、今後どんなふうにしていく方向をお持ちなのかだけ、お聞かせください。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
ふれあいのみちづくり事業につきましては、今、団体としましては18団体の参加をいただいております。これまではホームページ等々でお知らせはしていたんですが、このたび改訂しました第3版の「みち」のほう、こちらのほうで今までより行数をふやしてPRのほうはさせていただいていますが、今後とも積極的にPRしていきたいと思っております。
以上でございます。
◆漁 委員
PRしながら、なるべく拡充していく、拡大していくのがテーマだと思いますが、拡大していく具体的な課題というか、インセンティブとか、対象とか、そういうのは何か工夫や思いというのはあるんでしょうか。例えば地区協議会ができていますよね。地区協の中で、この道路は皆さんの手でいかがでしょうかとか。あとは、せっかく維持管理していただいているんだから、少し流した汗に応じてちょっとしたPRをされたり、何か報酬をあげたりとか、そういうような工夫の中で、そのことが市の独自の維持管理費を少なくさせながら、なおかつ市民参加で、市民の皆さんが自分の道路を自分で管理していくという達成感みたいなものをつくり出すような、そんな工夫というか、今後の課題というのが何かありましたらお聞かせください。
◎田村 道路管理課長補佐
今、ふれあいのみちづくり事業をされている団体について報奨金のような支払いはないんですけれども、例えばふれあいみち事業の看板に、その団体名の名前を入れたり、そういう形で周辺の方にPRできるように、やっている作業が自慢できるような、そういうような環境をつくっていきたいと思っております。細かい事業展開については、今、具体的にこれというのはありませんけれども、ちょっと今後、その辺も考えながら事業を拡大して、団体がふえていくような形をとりたいと思っております。
以上でございます。
◆漁 委員
いつも引き出される参加と協働というスローガン、キーワードの中の1つの事業展開するテーマかなと思いますので、ぜひいろんな工夫をしながら拡充をしてみてください。
以上です。
○小林 委員長
はい、平野委員。
◆平野 委員
2点、お願いします。 263ページの道路維持管理費の2つ目の○光熱水費なんですけども、LED、今、信号機なんかもかなりLED化が進んできていますが、街路灯なんかのLED化、最初のコストがかかるという部分があるんですけれども、実際にLED化していく上で、費用と効果に対してどういうふうに考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。これ、1億円以上の決算額ですので、その辺をお伺いしたいと思います。
それともう1つは、ずっと下のほうの施設修理委託料、これは、カーブミラーとか、そういったことも含まれてくると思うんですけども、3カ月ぐらい前ですか、甲州街道の神代出張所のもうちょっと坂を上がった信号機のところ、こっちから行くと左に入っていくところのカーブミラーが、本体はあるんですけど、鏡になっている部分だけなくなっちゃって非常に危ないということで、お願いをしていたわけですけども。取りつけていただきましたよ。だけど、取りつけていただくまでにかなりの日数がかかっていたんですけども、何かすぐに対応できない、材料がないとか、そういった課題とかがあるのかどうか。その2点、お伺いさせていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
街路灯のLED化のほうにつきましては、比較的、今、実施しておりますのは狭隘道路の部分、おおむね4メーターの道路につきましてはLED化を順次進めているところでございます。
費用の面等々につきましては、特に莫大な金額がかかるというふうには認識しておりませんので、道路の状況によってLEDにするのか、省電力化の蛍光灯にするのかというような分けをしております。
もう1つ、カーブミラーのほうなんですが、御要望いただいて市内順次現場を確認してやってはおるんですが、設置の業者さんの工事工程もございまして、まれに遅くなってしまうときもございますが、事情としてはそういう事情でございます。
◆平野 委員
ありがとうございます。ミラーのほうは、すぐにいつも早く対応してくださって感謝しているところなんですが、鏡の部分がないだけで、それを取りつければいいだけだったのに、何でかなというふうなことがちょっと疑問がありましたので、ちょっと長いなと。多分、委員長もかなり気にされていたかと思うんですけども、ちょっと感じたので、今、質問させていただきました。
あと、LEDに関しては、今後、費用対効果の部分では、LED化をどんどん進めたほうがやはりいいというふうに捉えてくださっているということですか。
◆平野 委員
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
LEDに関しましては、正確な数字を申しますと、25年3月末時点で市内の道路に対する割合は約3%という状況です。これは、先ほど補佐が申しました、いわゆる狭隘の道路の器具の入れかえを中心に対応しているからということでございます。
一方、ほかの街路灯についてはまだ現在。LEDの特性で、いわゆる光の差す直進性が非常に強いものですから、全体が明るくなるよりも局地的に明るくなるという特性があるんですね。こういったものを道路にすぐに適用できるかということについては、価格の面と性格の面から対応を慎重に検討しているという状況でございますので、当面の間は、先ほど申し上げた狭隘道路を中心に地道に対応していきたいと考えております。
以上です。
◆平野 委員
ありがとうございます。ただ、このLED化していくということは、コスト面以外も、地球温暖化にも効果があるということだと思うんですけども、それは間違いないですか。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
温暖化に対する寄与については、私ども専門の部署ではございませんから全てお答えできるわけではないんですが、一般的に、いわゆる白熱電球の電力量の4分の1から5分の1で電力量が賄えるという認識を我々としてはしておりますので、設置をすることについては、地球温暖化の一部に寄与するということについては認識をしております。
あとはやはり費用対効果の問題と、それからもう1つ、先ほど申しました、まだ性格的な光の直進性の問題と、それから、なかなか廉価的な器具が出てきていないという状況がございますので、そういった状況を見定めているというふうにお考えいただければと思います。
以上です。
◆平野 委員
ありがとうございました。
○小林 委員長
平野委員の質問の中で、費用対効果の部分のところの質問の中で、省電力の蛍光灯と例えばLEDの電力消費量がどういうふうに変わるかというぐらいは説明してあげないと、費用対効果の部分は出てこないかなというふうに思いますが。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
消費電力ということもさることながら、私どもとしては、いわゆるLEDの特性でもある交換のスパンが長いということがございまして、一般的な蛍光灯、通常 6,000〜1万 2,000時間というふうに言われております。これに対してLEDは4万〜6万という時間までもつということでございますので、簡単に申しますと6倍程度、交換のサイクルを長くできるというメリットはあるものと認識はしております。
以上です。
○小林 委員長
答えないね。いいですか。
◆平野 委員
ありがとうございます。
○小林 委員長
ほかに。はい、漁委員。
◆漁 委員
保守点検委託料、説明では飛田給の横断のエレベーターの委託料がほぼ中心というふうに伺ったんですが、次ページが飛田給の公共通路維持管理費で、これもやっぱり飛田給駅のエレベーターというふうに伺ったんですよね。2つあって、1つは光熱水費、電気代もこの中に入っているのかなというのが1つと、2つ目は特にマンションなんかは、マンション管理士さんが入ることで、エレベーターの維持管理の管理会社を、大体メーカーさんで維持管理するのを維持管理だけやる新しい会社さんを使うとすごく安くなる、半分ぐらいになっちゃうんですよね。どうしても行政だから、エレベーター会社さんが持っている維持管理の子会社さんにずっとやっていらっしゃるのかなと思うんですけども、そういうところの切りかえという発想というのはどうなのかなというのをお聞かせください。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
保守点検のほう、こちらのほうは初めに説明したとおり、飛田給のスタジアム前、そちらのほうのエレベーターの保守点検になっております。次ページの飛田給公共通路、こちらのほうの中には電気代につきまして京王の負担分と調布の負担分、案分して電気料金のほうは支払っております。
また、公共通路のほうの維持管理につきましては京王のほうと契約しておりますので、そちらのほうで保守点検をしていただいております。スタジアム前の横断歩道橋のエレベーターにつきましては、スタジアムの中にある保守点検のところと契約をしておりまして、毎日の点検と月のメンテナンスのほうの委託をしているところでございます。
以上でございます。
◆漁 委員
公共交通は多分、京王電鉄さんにお願いしているから、管理費委託料で払うスタイルをせざるを得ないと。逆にエレベーター管理について、今マンションの例を出したんですけど、ここは京王さんを通じて、よりリーズナブルなものにというのはちょっとできにくいという理解でしょうかね。横断歩道の部分についても、スタジアムのエレベーターの維持管理とセットでやっているから、これも委託料ですから、直接やっているわけじゃなくてスタジアムを通じて委託をしているという理解でいいのか、ここも同じように市のほうで検討して対応、費用対効果といいますか、経費削減という検討というのはできない場所になっていくのか、そこをもう一度ちょっとお聞かせください。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
飛田給に関しましては、非常に施設が特異性がございまして、御存じのとおり飛田給駅の橋上駅舎に関しましては、通路と駅舎が具体的にはもう一体的になっているというところがございます。またあわせて、飛田給の横断歩道橋につきましても、スタジアムへのペデストリアンデッキという役割も果たしておりますので、そういう意味では、我々としては施設、どちらかというと一体不可分の関係にあるのかなというふうに思っていますし、具体的な御要望に関しても、飛田給のスタジアムの利用者の方が直接横断歩道橋についての御要望を出してきたりすることもございまして、我々としては、そういった方々にサービスを提供する上で、一体で管理をしてもらったほうが一番効率がいいという判断をした上で依頼をしているということでございます。
以上です。
◆漁 委員
基本的には一番効率がいいという、やっぱり効率性の当然比較の中で、こちらをとりましたよという、きちっとした調査をもとにした選択だという御答弁ですので、それがされていれば、特にはそれでいいのかなと思いますけれども、特にエレベーターなんかは、そういうケースを何度か聞いたりしているものですから、あえて質問させていただきました。
以上です。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
263ページ、まだよろしいんですよね。
○小林 委員長
はい。
◆大河 委員
では、ちょっとお聞きいたします。崖線の道路の健全度調査委託というのがありましたけど、調査した結果、どのようになったかということがいま一つ見えなかったので、ここを御説明いただきたいのと、維持管理、陥没とか、いろいろ経費は出ておりますけど、今年度これでやって、十二分に市民要望に応えられたかどうかという点の2点をお願いいたします。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
1点目の御質問の崖線の調査についてでございます。市内9カ所の崖線の調査を平成25年度に終えておりまして、現在、9カ所の上がってきている内容について精査をしているところでございます。結果といたしましては、今、我々の調査の結果からいたしますと、1カ所、これ、下石原の3丁目の崖線なんですが、道路に付随している崖線の部分で補強工事が必要であろうという調査結果と判断をある程度させていただいています。それ以外の8カ所については、一部補修が必要になってくる状況ではございますが、補強工事までの状況は要らないであろうという判断をさせていただいておりますので、次年度以降、必要なところについては具体的に設計をさせていただいた上で、予算化をお願いしていきたいと考えております。
以上です。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
その他、補修工事のほう。今年度につきましては、おおむね市民の方の御要望にお応えできる範囲。待ってもらっているところの件数は、それほどないように感じております。
以上でございます。
◆大河 委員
崖線のお話がありましたけれども、今、部分的な集中豪雨が最近頻繁に起きております。それを考えますと、前倒しでやったことは評価できると思いますけれども、やはりできるだけ速やかに、このことについては取り組んでいっていただきたいと思います。もし雨が降って、実は補修だと思っていたところが、かなり手を入れなければいけない結果になったということがないようにしていただきたいと思います。
それと維持管理費、今、おおむねで応えたけれども、残っている件数はわずかだという話がありました。しかし、行政評価、25年度の振り返りの事業ですけれども、そこのところで、ふだん利用する市民の道路が安全であると感じている市民の割合というのが、24年度47.8ありましたけれども、25年度は46.6で、下がっているんです。しかし、市としては目標値が60%、これ、平成30年度です。したがって、25年46でちょっと下がったのが、30年度に目標値60、行くのかというふうに考えたとき、やはり25年度は達成状況がなかなかに難しい、しかし、御自分たちの評価ではおおむねということの、この乖離はどういうふうに受けとめたらよろしいんでしょうか。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
今の評価に関しましては、いわゆる道路管理の面からの維持補修だけの問題では基本的にないと思っています。つまり、道路の持つ現状の幅員でありますとか、通行のしやすさみたいなものが、市民の御期待に十分応えられていないという部分があると思っておりますので、私どもとしては、この部分については粛々と維持管理、御要望いただいた部分についてお応えしていくということを第一に考えていきたいと思っております。
その他、それぞれの役割のところで、拡幅でありますとか、道路の施設の一部見直しでありますとか、そういったところについてもあわせて対応していくことで、市民の皆さんの期待度を上回れるように対応していきたいと考えております。
以上です。
◆大河 委員
しかし、いつかの原山ではありませんけれども、現実的にはかなり舗装が進んでいるのかといいますと、そうともいえない状況が私はあると思います。しかも、今言ったように60%にするときに、歩行者にとっては交通安全がメインだというようなお話に聞こえなくもありませんが、市内の生活道路の全体の目指す数値も低いですし、市民の方の道路に対しての苦情が、市民のいろんなアンケートをとったときに一番高いわけです。
ですので、今、粛々というお話がありましたけれども、都市整備部が持っているいろんな事業を見たときに、市民生活に最も直結した道路の関係のものにつきましては、やはり十分な予算化を図ってやっていくべきではないかと思いますので、それは意見として申し上げたいと思います。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も崖線の健全度調査、結果ではなくて調査内容について、まずお願いしたいのが1つ。
それから、連絡業務委託料というのがありますよね。説明ですと、道路の陥没などに対する休日、夜間等々の連絡の仕事だというふうに説明があったと思いますけども、具体的なシステムとしてはどんなふうな形で構築されているのかというのを教えてください。
それから、ここに入るのかどうかよくわかりませんけれども、品川道の太田塚のところの整備というのは、多分、今年度やることにもう予算措置されていると思いますけど、今もう9月ですから、半年。あと残りの半年で、どんなタイムテーブルになるのかというのを、あわせてお願いします。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
まず1点目の御質問の崖線の調査の内容でございます。まず、取り扱う擁壁の構造によって調査の内容が変わってきますが、今回、我々が主体に行わせていただきましたのは、まず目視による調査、それから、具体的に構造的にクラック、いわゆる割れがあったり、あるいは表面の仕上げが剥がれていたりというような状況をつぶさに調査をさせていただいております。
それらの調査に基づいて、先ほど申し上げたとおり評価をしまして、その判定をもとに最終的な補強工事でいくのか、あるいは補修工事でいくのかというあたりを判断をさせていただいているというものでございます。
それから、先に3点目の太田塚に関しましては、現在、用地、それから、物件補償の交渉を進めているところでございまして、おおむね方向性が見えたというふうに用地担当からは聞いておりますので、用地買収が終わり次第、我々としては工事の対応準備をしていきたいというふうに思っておりまして、これはこれまで御案内しているとおり、年度末までに整備を終えるべく対応をしているという状況でございます。
先ほど御質問のありました2点目の連絡業務の件でございますが、これに関しましては基本的に建設業協同組合のほうと約束事をしておりまして、緊急時あるいは週末、年末年始とか、いわゆる休日のときに必要に応じて対応してもらうというものでございまして、私どもとしては組合側のほうに連絡をします。連絡をして、緊急業務の必要に応じて要望をする。それに対して組合側が適宜振り分けをした業者に対応するというようなシステムになっております。
以上です。
◆雨宮 委員
今の最後の答弁なんですが、市民からの通報というか、連絡というのは、あくまでも市のほうが受け皿になるということでよろしいんですか。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
休日、夜間ですと守衛のところに入りまして、そこから連絡。場合によっては道路管理課の職員のほうにも連絡が入って、連携をとっているような状況でございます。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 264、 265ページ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
地籍調査についてなんですが、これもいろいろ経緯があって、事務報告書の 547ページのところにはかなり詳しく、るる述べられておりますけれども、問題は、25年度からいわゆる基準点測定に改めたということで、24年度か。24年度が2級基準点、25年度から3級ということのようですが、25年度に約 200点の改測をやって、あと約半分だということですよね。そうすると、残りの約 200点については、26年度中で終了ということで見ていてよろしいのかという点が1点と、その3級基準点の改測が完了した段階で、また官民境界の地籍測量に入るというようなことも、ここに書いてあるようですけれども、3級基準点の改測が終了した後の官民境界についての年次計画みたいなものは、今のところ、あるのかないのか。あるいは、今進めている基本計画のローリングの中に位置づけられてくるのかどうか。ちょっとその辺を、2点ぐらいですかね。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
地籍調査に関しましては、平成26年度末をもって、基準点に関する調査はまず終えるという予定で現在進めているということでございます。
それから、2点目の基準点の調査が終わった後でございますが、当然のことながら基準点を調査しましたから、その基準点をそれ以降は管理をしなければいけませんから、そういった費用も出てまいります。それとあわせて、先行しておりました、いわゆる東日本大震災の前の時点は、市内の約8割の官民境界調査が先行して終わっておりますので、残りの2割について着手を具体的にしていきたいというふうに思っています。
それから、年次計画につきましては、これまでも側面調査等の内容を受けて、いわゆる行政経営部とは協議をしてきているところでございますが、事業の優先順位、その他のことも含めまして、当面の間は今の人員で対応していかざるを得ないのかなと思っておりますので、現時点で何年までにということは申し上げられないという状況でございます。
以上です。
◆雨宮 委員
ちなみに2割に相当する残留分、これは延長というんですか。単位を含めてちょっと教えてください。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
済みません、基本的には面積で、地区でございます。全体を、地区を分けておりまして、その地区を分けている地区ごとの調査を今後も進めていくということで、簡単に申しますと、市域全域をパズル形状に、長方形のエリアに分けたものの残りの2割を手がけていくというふうに御理解いただければと思います。
以上です。
◆雨宮 委員
そうすると、それは本当にあらあらに言うと、今、調布の面積が21平方キロぐらいですよね。それの2割、つまり4平方キロというふうに把握しておけばよろしいんですか。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
皆様御存じのように、調布の行政境、非常にぐちゃぐちゃでございますので、明確に2割と言いましても、21平方キロの2割というふうにはなりませんが、2割だというふうに御理解いただいて結構かと思います。
以上です。
◆雨宮 委員
方面は、地域はどのあたりなんですか。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
地域で申しますと、染地と、それから多摩川、それから西町、それから野水という4エリアに残っていると御理解いただければと思います。
以上です。
○小林 委員長
よろしいですか。ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 266、 267ページ。はい、平野委員。
◆平野 委員
橋りょう整備費についてですけれども、事務報告書でも 548ページに出ているんです。それで、橋梁の耐震関係なんですけども、呼び方として耐震済みと言われたり、耐震性能を有する橋とか、ちょっと微妙にわかりにくいニュアンスのものがありまして、現在の耐震、ここで言うと調布市内の橋梁は71橋あるが耐震補強が必要な橋は49というふうにありまして、単純に計算すると整備率としては69%ぐらいですか。だけど、私、以前、平成23年度末のときに耐震性能を有する橋は市内76%あるというふうにお聞きしていたんですけども。耐震済みというのと耐震性能を有するというのと、その辺のニュアンスがちょっとわかりにくくて、この辺を詳しく教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
ただいまの御質問ですけれども、市内には71橋管理している橋がございまして、そのうち49橋で耐震補強が必要ということになっておりますので、引き算をしまして22橋についてはもう既に耐震の性能を持っているので、その必要がないというところでございます。49橋のうち37橋につきましては、もう耐震補強工事が終わっているということでございまして、残り12橋の耐震補強工事を行ったところで、市内71橋全てが耐震化を有するというような形になるということでございます。
以上です。
◆平野 委員
では、この報告書の見方としては、平成25年度終わった段階で、残りは12ということでよろしいんですか。
◎田村 道路管理課長補佐
そのとおりでございます。
◆平野 委員
済みません、ありがとうございました。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
ついでに聞きますけど……。
○小林 委員長
ついでじゃ。
◆大河 委員
ごめんさない、関連で。済みません、ちょっと言葉が足りませんでした。行政評価を見ますと、橋梁の耐震化率というのは、 238ページで25年度77.5%と書いてあるんです。ところが、26、27、28がバーになって、目標の30年度は 100というふうになっていますけれども、これを踏まえて、では26、27、28はどんな形で30年度 100%を目指していくのか。決算なので、次年度以降のことをどうお考えか教えてください。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
今の御質問の内容でございますが、目標については、今、委員もおっしゃられた30年度 100%というのは変わっておりませんで、ただ、その間のパーセントについては、年次ごとに基本的には振り分けをベースに考えたいと思っています。残り12橋を各年度に振り分けをしていこうというふうに、今のところは考えているところでございます。
以上です。
◆大河 委員
そうすると、なぜ金額を書かなかったかというのは、そういうことの平均値を把握するのが難しいということなんでしょうか。ちょっとそこはどう考えたらいいんですか。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
今申しました12橋については、まず構造規模が非常に小さい橋が残っているということがございまして、耐震に必要な費用がまだ明確に出てこないということがございます。つまり、橋ごとに大分金額が違ってくるということもあって、その辺はある程度平準しながら、我々としては進めたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
◆大河 委員
わかりました。大した規模のものではなく、あとはさほどのテンポでなくても可能性は大丈夫だということだと思いました。
それで、このページですけども、土地評価の物件の委託費、未執行、この上でしたっけ。私、説明を聞いている中で狭隘道路でしたっけ、何か未執行という説明があったと思うんですけど、あれは何のことを言っていたか、ちょっと済みません、聞き漏らしていたので、教えてください。
○小林 委員長
はい、加藤街づくり事業課長補佐。
◎加藤 街づくり事業課長補佐
物件補償費につきましては、生活道路の工事に伴って必要となる補償費なんですけれども、こちらが、実績がないということで未執行ということでございます。
以上でございます。
◆大河 委員
実績がないということは、そのことに対して手を挙げるところがなかった、そういう意味ですか。
◎加藤 街づくり事業課長補佐
物件補償費でございますけれども、用地取得と合わせて物件の補償をするものではなくて、工事で例えば段差ができてしまったりしたときに、その工事の関係の中で補償したりするということがございます。そういった実績がなかったということでございます。
以上でございます。
◆大河 委員
今のはわかりました。それともう一点、人と環境にやさしい道路ということでやっていますけども、これ、予定されたものとか、期待されているものに対して果たしてやったのかなということで、ちょっとお聞きしたいんですけども、これ、今年度いかがでしょうか。○小林委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
25年度の人環につきましては、原山線の1期工事のほうを実施しております。ただ、一方で、いわゆる電通大の前の通り、駅前から北側の通りでございますが、ここについては入札不調があったということで未実施ということで、工事としては一部不消化の部分があるというふうに思います。
それから、設計については26年度分の準備ということでございましたので、それらについては十分な成果があったのかなというふうに考えております。
以上です。
◆大河 委員
私もよく電通大のところを利用しているので、なかなかに難しいところだとは思いますけど、やっぱり早期に進めていっていただきたい場所だと思いますので、入札が不調ということではありますけれども、できるだけ早く工事をやっていただきたいというふうに思います。
これは意見にいたしますけども、狭隘道路、相手があることではありますけども、生活道路も含めてですが、市民の人からすれば、身近な道路に対しての要望というのは大変高い部分があると思いますので、やはりここは力を入れて、先ほどのパーセンテージじゃありませんけど、所管は道路管理課がこの行政評価を書いているわけですので、少なくとも安全性という面で、道路の関係では問題なくクリアしていくというようなことが出るような仕事をしていただきたいと思います。これは要望です。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も道路整備関係で何点か。第1は、生活道路の新設改良ですけれども、ここには 2,600万円余の数字が載せられていまして、多分、それに対応するんだろうというふうに思いますけども、事務報告書の 547ページの中段に生活道路工事内訳ということで、主要市道28号線ほか2路線、舗装改良工事 1,700万円とあるんですが、この対応関係はどういうふうに読めばいいのかなというのが1点と。そこの説明欄のところの2行上に書いてあるFWD道路調査、これは路面下の陥没調査のことなんでしょうかというのが2つ目です。
それから、今も出ましたけども、人と環境にやさしい道路整備の件で、これについては12号線の設計委託、9号線の設計委託と一部舗装改良工事実施ということで、その下の一覧表が出ていますけれども、この人と環境にやさしい道路整備については、今後とも計画的にやっていく予定があるのかどうなのかということと、財源問題だから歳入になるといったら、なっちゃうんですけども、この事業に対する補助金などについてはどういう構造になるのかということについて。だから、都合4つですかね。お願いします。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
済みません、多数にわたりますので、答えられる部分から答えたいと思います。
まず、3点目、4点目をお答えさせていただきますが、人と環境にやさしい道路整備の計画につきましては、一応、この事業が平成15年から始まっております。平成15年に始まった時点で、市内における道路幅員約12メーター、それから歩道幅員2メーターを基準とした対象路線の延長を約13キロという想定をさせていただいております。これに対して現在、おおむね約半分、7キロ強を終えているということでございますので、今後につきましても、想定をした計画に基づいて、主体となるのはやはり品川道になろうかとは思いますが、今の条件に合う路線について工事を進めてまいりたいと考えているところでございます。
それから、4点目の補助金ですが、これに関しましても国の補助金、都の補助金、適宜適切に使い分けをした中で、充てられるものは充てて特財を仰いでいくということの中で、全体的な事業費の組み立てをしているところでございます。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
1点目の御質問ですが、事務報告書では 1,703万円余というところと、支出済額のほうで 2,600万円余ということの内訳でございますが、主要市道28号線の道路工事のほかに、橋梁の耐震補強と合わせまして橋の上の橋面の舗装をやっております。そちらの部分も加算されております。それと私道舗装の工事で、その支出として 680万円余は執行しております。
2番目のFWDの道路調査でございますが、こちらは空洞化ではなくて、路盤の健全度を調べる調査でございまして、具体的にはおもりを落としまして、ひずみをコンピュータ解析してやる。実際にどこまで道路の打ちかえをすればいいのかというような資料に使うものでございます。
以上でございます。
◆雨宮 委員
わかりました。路面の整備なんですけれども、前からも何回か紹介していますけれども、グレードが非常にばらついているというか、この辺についてはそろそろ統一的なものを持ったほうがいいような気がするんですけど、それは改善されているんでしょうか。
つまり、具体的に言うと、本舗装をやり直せという意味じゃないんですよ。簡易舗装や表面の舗装でもいいんだけど、つまり、いつも引き合いに出すのが染地小通りというのかな、多摩川住宅の。あそこのところが非常に典型的なんですけど、ミミズ腫れってよく言うじゃないですか。ああいう状況で、波を打っているのもあるし、それからクラックになっている部分をパテを詰めたような感じの舗装の仕方がされているんですよ、何年も前からね。それは、ほかのところで今までやっていないのか、やっているのか。そういうのが今でも続いているとしたら、やっぱり少し考えるべきではないかなというふうに、私はあそこを通るたびに常々思っているんですけども、その辺はどうなんですかね。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
今、委員の御指摘のいわゆるクラックに対して接着剤的なものを注入する方法というのは、当然のことながら補修技術として確立されているものでございまして、当然、他市でも行われている状況でございます。ただ、前後の舗装の状況も含めて、その対応で立ち行かなくなったものについては、やはり順次舗装の打ちかえというところまで考えなければいけませんが、何分にも予算にも制約があるということもございますので、状況状況に応じて、その辺は舗装の打ちかえ等のステップに進むかどうかというのは判断をさせていただきたいと考えているところでございます。
以上です。
◆雨宮 委員
これも生活道路、狭隘道路含めて、やっぱり市民生活にある意味一番密着している部分ですから、もちろん新設もそうなんですけど、維持補修については従前以上に意を用いて対応していただきたいなと。これは要望ということで結構でございます。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
私は、1点、気になる記述があるので、ちょっとここを確認したいと思います。 547ページの事務報告なんですけれども、先ほどの路盤強度ですか、FWDに基づき痛みの激しい道路について補修工事を実施したと書いてあるんです。痛みが激しくないとしないのかなとも思われるような内容ですけど、こうなってくると市としては道路の補修というものの基準をどんなふうにしているのかなというのが、ちょっとここの文でわかりかねるところがあるので、少しわかりやすい御説明をお願いしたいと思います。
○小林 委員長
はい、伊藤都市整備部副参事。
◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱
これは、これまでの道路管理も含めてなんですが、いわゆる補修についての具体的な基準、明確な基準が市にあるかというと、これはないというのが現状でございます。したがいまして、我々としては、道路の使われている頻度、あるいは重要度、また一方で市民からの要望もございますので、そういったものも含めて、ある程度優先順位を決めて対応してきたというのが現状ではないかというふうに考えております。
一方で、路面下の空洞化のように、いわゆる調査技術がかなり進んできているということもございますので、今後につきましては一定程度の調査の結果をもとに、舗装の打ちかえ等の優先順位というのも決めていけるような時期が来るのではないかというふうに考えておりますので、これについては調査の進捗、あるいは技術の進展と合わせて、位置づけ等について検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◆大河 委員
今回、公共施設のことに対しても、答弁の中で補修とか、そういうものの前に保全という話もありました。ですから、やはりどうしようもない中になってきてやれば、費用も、いろんなこともかかる。であれば早い時点で保全をしていくという考え方もあると。道路はたくさんありますから、なかなか保全という話にはならないとは思いますが、それにしても、ほかのものと違いまして道路は市民生活に欠かせない公共施設です。ですから、今、基準をという話がありましたので、やっぱりそろそろそういった意味でも、物差しを持ってきちっとやっていくようなことにならないと、駅前はきれいだけどねという話がやはりあちこちで漏れ聞こえるようになると思いますので、その辺は次年度、しっかり見てやっていっていただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、平野委員。
◆平野 委員
済みません、1つだけちょっと忘れていました。道路整備で歩道の考え方なんですけども、歩道に上がるときには大体ブロックがあって、1センチ、2センチ、ぽこんと上がってから、ちょっとだけ斜めになって歩道に上がるパターンがよくございますけども、全国的に見ると、全く段差がないまま車道から歩道に上がっていったりするところもよく見かけるんですけども、これは、国とか何かで法律で決まっているものがあるのか、もしくは調布市独自としての考え方で、例えば今後は段差をなくしていくとか。極力私としては段差がないほうがいいんですけども、調布市の考え方を教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
ただいま質問の歩道の歩行者の段差の部分だと思っております。基準でいきますと、段差は2センチが一応標準という形になっておりまして、ただし、私ども調布市ではなるべく1センチの段差を設けてやっていこうというようなことで、設計上は2センチをうたいますが、現場のほうで調整がきくのであれば、段差を1センチにしていくようなことで進めております。
以上です。
◆平野 委員
その1センチの意味はなんでしょうか、教えていただけますでしょうか。
◎田村 道路管理課長補佐
もともと2センチという決めなんですけれども、車椅子の方は当然ゼロのほうがよろしいのかと思いますが、つえを使っている視力の弱い方につきましては、段差がゼロだと車道と歩道の位置がわからないというところなんですが、1センチあれば何とか確認ができるというところのお話をいただきましたので、そういうところから1センチを目指すような形で今施工しているような状況でございます。
以上です。
◆平野 委員
では、最後に。その1センチにした整備率というのはどれぐらいなんでしょうか。
◎田村 道路管理課長補佐
今、手元で全体の率は確認はできないんですけども、交通バリアフリーの路線の指定をした以降、その路線につきましては、なるべくその形になるような形で施工しているところでございます。
◆平野 委員
ありがとうございました。また別の日に詳しくお伺いいたします。済みません。
○小林 委員長
それでは、皆さんいいですか。では、最後の質問とします。
○清水 副委員長
委員長、交代します。小林委員。
◆小林 委員
人と環境にやさしい道路整備工事の中で入札不調という形が先ほど述べられましたけど、どういったことが原因というふうにお考えでしょうか。
○清水 副委員長
はい、田村道路管理課長補佐。
◎田村 道路管理課長補佐
入札不調につきましては、聞いたところによりますと金額が合わない場合と、あとは現場の責任者、代理人のなり手が足りない。受注時期に担当できる職員が会社にいないということで、ことしに入りましては、そういう理由で2件。電通大通りですが、2回発注しておりますが、2回とも参加者もいない、中止というような形で今不調であります。25年度も2回発注しておりまして、26年度も2回発注した結果ですが、4回連続で不調ということになっております。
以上でございます。
◆小林 委員
変な話、4回不調というのも、ちょっと寂しい会話じゃないですか。それで、では、どういうふうにしたらうまくいくかという方法、やっぱり考えていかなくちゃいけないんだろうなというふうに思うし、私のところにも、基準が厳しくなって、そういう人員配置もちゃんとしろとか。あとは最終的に提出書類が非常に多くて、反対に今度は提出書類をつくるための人を雇わなきゃいけない。だったらやってられないなという意見も中にはあるんです。
意見にしておきますけど、だから、そういったことも考慮していただいて、今後の入札を取り計らっていただけたらなというふうに思っておりますので。意見だけにしておきます。
○清水 副委員長
委員長、交代します。
○小林 委員長
それでは、ここでお諮りいたします。
267ページまでの議案第51号の都市整備部所管の前半部分までの審査を終了とし、本日の会議はこれまでとし、あすこの続き、議案第51号の都市整備部所管の後半部分、都市計画費の審査から行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
御異議なしと認めます。
それでは、本日の審査はこれまでとし、あす午前10時に委員会を再開いたします。
なお、改めて通知はいたしませんので、御了承願います。
これにて委員会を散会いたします。ありがとうございました。
午後4時52分 散会...