調布市議会 2014-09-12
平成26年 9月12日建設委員会−09月12日-01号
平成26年 9月12日建設委員会−09月12日-01号平成26年 9月12日建設委員会
平成26年9月12日 建設委員会
〇開議時刻 午前10時0分
〇散会時刻 午後4時55分
〇場所 第3委員会室
〇出席委員(6人)
小林充夫 委員長
清水仁恵 副委員長
雨宮幸男 委員
大河巳渡子 委員
漁 郡司 委員
平野 充 委員
〇欠席委員(0人)
〇出席説明員(14人)
柏原公毅 環境部長
岩本宏樹 都市整備部長
江田信久 都市整備部参事兼
都市整備部次長事務取扱
ほか関係管理職職員
〇事務局
石坂知之 議事係主査
〇案件
議案第51号 平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について
−
建設委員会所管部門−………………………………………………… 1
午前10時0分 開議
○小林 委員長
おはようございます。これより建設委員会を開会いたします。
本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。
それでは、早速、審査に入りたいと思います。
議案第51号「平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について」、
建設委員会所管部門を議題といたします。
本件の審査の進め方につきましては、最初に環境部の説明、質疑を受け、次に都市整備部所管の土木費の道路橋りょう費までを境にして前半と後半の2つに分け、それぞれ説明、質疑を受け、審査を進めてまいりたいと思います。
なお、質疑につきましてはページごとに区切って審査を進めてまいりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、これより環境部所管の審査に入ります。
なお、初めに環境部の決算について総括的な説明を求め、続いて各担当から個別の説明をお願いいたします。はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
それでは、私から、議案第51号、平成25年度
一般会計歳入歳出決算の認定について、環境部の25年度の取り組みや成果につきまして総括的に御説明をいたします。
平成25年度は、市としても新たな第5次の総合計画がスタートとなる年度でありましたけれども、環境部としても職員一同、気持ちを新たに日々の業務に取り組んでまいりました。
21世紀は環境の世紀というふうに言われることがございますけれども、かつては公害対策、自然保護の観点から捉えられていた環境問題が、近年は地球温暖化やそれに伴う気候変動など地球規模で、国際的な協力体制が議論されるものまで、その範囲を広げていることが背景にあると思われます。そのような時代認識をしっかりと踏まえつつ、調布市は基礎自治体として、身近な地域で、住民とともに着実な取り組みをしっかりと行い、地域の豊かな環境を守り、育て、また、そのことが地球環境にも貢献する、そのような考えのもと、さまざまな環境施策を推進してきたところであります。
また、平成25年度は、環境部において、これまで懸案となっていたさまざまな課題等が、以前からの取り組みの積み重ねをベースに、一定の成果に到達することができた年度でありました。
主なものを申し上げますと、まず年度当初4月からは、ふじみ衛生組合、三鷹市とともに進めてきた新ごみ処理施設、
クリーンプラザふじみが本格稼働となりました。周辺にお住まいの方々を初め、多くの関係者の御理解、御協力があっての成果であり、今後はこの施設を適正に運営していくことが行政の務めとなります。おおむね順調な運営が行われておりますが、水銀を原因とする数度の稼働停止ということがございましたので、搬入ごみの検査やごみの分別について市民への周知を強化したほか、地元協議会や専門委員会において、住民参加のもと、対応策などについて協議、検討を継続しているところであります。
深大寺・佐須地域の環境資源の保全活用については、地域の農家などとの意見交換や
市民向けワークショップの開催など、さまざまな市民参加の機会を重ね、また、庁内の関係部署とも連携を図る中で、保全活用の基本計画を策定することができました。
また、みんなの森、仙川崖線緑地の2カ所について、地権者の御理解も得る中で、特別緑地保全地区の指定を行うことができました。緑の保全については、今後もさまざまな取り組みを展開してまいりたいと考えております。
地球温暖化防止の取り組みとしては、市民との連携により、公共施設の屋根貸しによる太陽光発電事業を進めることができました。事業者からは発電及び売電事業だけではなく、さまざまな市及び市域への貢献事業が提案されておりまして、既に幾つか実行に移されております。市としても、この事業者との連携を図るなどして、再生可能エネルギーの普及促進や意識啓発に一層取り組んでまいります。
また、本議案ではなく、一般会計ではなく、特別会計ということでありますけども、環境部の総括ということで下水道事業を申し上げますが、こちらについては計画的に取り組んできた
合流式下水道改善事業につきまして、目標を達成し、完了することができました。下水道は市民生活の重要なライフラインでありますことから、中長期的な視点を持って、引き続き着実な取り組みを進めてまいります。
なお、下水道事業については、ことしの春、使用料の徴収漏れがあったことが判明いたしました。改めておわびを申し上げます。判明後の使用料の徴収や時効を迎えていない過去の使用料の納入については、当該の世帯や事業所に丁寧な説明とお願いを継続的にいたしているところです。
徴収漏れは、いずれも平成21年3月以前に発生したものでありますが、当時の市の水道部署及び下水道部署での確認作業の不徹底、連携の不十分さが原因と思われます。水道事業の完全一元化以降は、東京都水道局との連携を密にするとともに、市の下水道課での現地確認作業を徹底しており、今後もこれを継続し、再発防止に努めてまいります。
さて、環境部所管の平成25年度一般会計決算の概要ですが、歳出額39億 7,600万円余で、執行率は99.1%でした。前年度との比較では26億 5,700万円余の大幅な減となりました。主な要因は、
クリーンプラザふじみの稼働により広域支援が終了したこと、及び平成24年度は
震災復興特別交付税という特殊要因があったことによるものであります。
一方、歳入についても、この
震災復興特別交付税の減要因によりまして、前年度から12億 7,000万円余の減となる8億 4,800万円余でありました。
環境部は、新たな基本計画においては主に4つの施策が関係をしております。すなわち、順次申し上げますと、施策26、地球環境の保全、同じく27、水と緑による快適空間づくり、28、ごみの減量と廃棄物の適正処理、29、生活環境の保全であります。以上4つであります。それぞれの施策に連なる事務事業など、着実な取り組みを行うことができたと認識をしております。
施策別に、先ほど申し上げた事業以外での主な取り組みなどについて簡単に説明をいたします。
まず地球環境の保全については、高効率給湯器の補助や環境学習講座の実施など、環境意識啓発を図りました。また、
環境マネジメントシステムの取り組みなどを通じて、市の事務事業から排出される CO2の削減やごみの減量、資源化などに取り組んだところであります。
水と緑の快適空間づくりについては、調布市
崖線樹林地保全活動協働事業実施要綱を定めるなど、市民の活動の一層の活性化に取り組んでまいりました。また、公園施設の長寿命化計画に基づく施設補修やぬの多公園でのボール遊びの試行的な解禁、花いっぱい運動などにも取り組んだところです。
ごみの減量と廃棄物の適正処理についてですが、総ごみ量は、人口の増加、
事業系ごみ処理手数料の引き下げ、景気回復などの要因がございましたことから、前年度から約 1,000トンの増加となりました。しかしながら、家庭から排出される市民1人1日当たりのごみ量は 1.8グラムの減少で、着実に減少を進めることができました。
リサイクル率は46.0%で、前年度を 3.2ポイント下回っておりますが、これは、
クリーンプラザふじみの稼働によりまして、廃プラスチックの処理方法を変更したことが大きな要因であります。この影響を考慮して、当初に想定しておりました資源化率は上回る結果となっております。
また、
クリーンセンター機能の移転に向けては、三鷹・
調布地域循環型社会形成推進地域計画を国に提出をいたしたところです。引き続き、二枚橋跡地の関係市である府中市、小金井市とも連携し、移転に向けた取り組みを進めてまいります。
生活環境の保全については、空間放射線量の測定を継続するとともに、近年問題になっているPM 2.5の測定を新たに行いました。また、美化活動の推進として、多摩川、野川でのクリーン作戦に加え、新たに調布駅前のクリーン作戦も開始をしたところです。このほか、騒音、害虫、猫など、生活環境上の御相談にきめ細かな対応を行ってまいりました。
また、下水道事業に関しては下水道総合計画に基づき長寿命化の取り組みを推進すべく、27年度からの工事に向け必要な調査を行ったところであります。
以上、私からは総括的に申し上げまして、個別の取り組みや決算額など、具体の内容は、これから各課担当のほうから説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
それでは、議案第51号「平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について」、
建設委員会所管部門、環境政策課所管分について御説明をいたします。
平成25年度、
歳入歳出決算事項別明細書 226ページ、 227ページをお願いをいたします。
上段部分、款20「衛生費」、項5「保健衛生費」、目15「環境整備費」です。
環境整備費は、調布市の特徴である緑と水に育まれた自然環境で生息する動植物や水環境の保全はもとより、地球環境の保全に関すること、市民の健康を守る大気や水の保全、また、日常生活を送る上での騒音、悪臭に関する対応、都市美化の向上などに関する事業を実施した経費でございます。
平成25年度の主な成果ですが、地球温暖化対策については、高効率給湯器の補助を実施したほか、庁内連携を図りながら、
地球温暖化対策実行計画(区域施策編・事務事業編)に基づく事業を推進するとともに、再生可能エネルギーの普及・促進、停電時の電力確保、売電収益の一部を市及び市域の環境施策へ活用することを目的に、公共施設の屋根貸しによる太陽光発電事業を推進いたしました。
調布市の貴重な財産である
里山風景が残されている深大寺・佐須地域においては、深大寺・
佐須地域環境資源保全・活用計画を策定し、今後の保全活用のための計画事業を示しました。平成25年度から都の補助事業、農業・農地を活かしたまちづくり事業を活用した営農支援を実施しております。また、環境保全意識を啓発するための環境フェア及び人材育成や市民協働を目的にさまざまな環境学習事業を実施いたしました。
さらに、多摩川自然情報館では、生き物やパネル展示、月がわりプログラム、月別イベント、夏休みイベント、情報館祭り、
生き物フォトコンテスト等を実施いたしました。
生活環境では、都市美化事業として、従来の多摩川・野川クリーン作戦に加え、新たに調布駅
駅前広場クリーン作戦を実施いたしました。
喫煙対策では、市内京王線各駅周辺においてマナーアップキャンペーンなど、啓発事業を行うとともに、調布駅駅前広場の南側喫煙所にパーティションを設置し、副流煙の影響等に配慮いたしました。
放射能への対応では、子ども関連施設を中心に、空間放射線量の測定を引き続き実施いたしました。大気汚染調査では、新たにPM 2.5の測定を開始するとともに、河川、地下水、騒音等について引き続き測定を実施いたしました。
飼い主のいない猫対策では、
不妊去勢手術費補助金の辞退者への対応を丁寧に行い、執行率を向上させました。
平成25年度環境整備費の決算額は1億 9,090万円余であり、執行率約93%となりました。前年度に比較し 290万円余の減となっております。
主な増減内容ですが、
深大寺地域環境資源活用事業費に要した経費増等により、環境保全事業費が 588万円余の増、
地球環境保全基金積立金が 290万円余の減、放射線等の測定に要した経費減により公害防止対策費が 610万円余の減が主な要因であります。
それでは、右側備考欄に沿って主な事業の内容について御説明をいたします。
最初に、◎環境保全事業費です。この事業は、環境保全審議会運営、公衆トイレの維持管理、地球温暖化対策のための高効率給湯器補助、都市美化、環境学習、
深大寺地域環境資源活用及び多摩川自然情報館の管理運営等に要した費用であります。
執行率は91%でありますが、市内事業者の受注機会確保のため、公共工事の前倒しとして、平成26年度への繰越明許費とした
多摩川自然情報館屋上外壁工事 270万円が平成25年度予算現額に含まれているためでございます。
最初の○
環境保全審議会委員報酬及び次の○
環境保全審議会運営費ですが、委員会を3回開催した環境保全審議会の委員13人分の報酬及び運営経費でございます。平成25年度は、景観行政団体への移行、特別緑地保全地区の指定、(仮称)調布市公共工事配慮指針の策定、調布市
都市計画マスタープランの改定のほか、深大寺・
佐須地域環境資源保全・活用基本計画(案)を初めとする、新たな調布市基本計画における
環境部所管重点プロジェクト・施策への取り組みについての報告及び調布市環境基本条例の規定に基づき、環境の保全等に係る基本的事項について委員から建議いただきました。
○3つ進みまして、○
駅前公衆便所等維持管理費ですが、市内7カ所にある公衆トイレの維持管理に係る電気、水道、消耗品などに要した費用及び清掃等を
シルバー人材センターに委託した費用です。
なお、そのうちの2カ所は地域の市民団体にも清掃に協力していただいています。
○飼い主のいない猫等対策費ですが、不妊・去勢手術に要する費用への助成として不妊上限1万円、去勢上限 5,000円の助成をしており、平成25年度については不妊手術85匹、去勢手術50匹の合計 135匹に係る助成に要した費用です。
1つ飛ばし、○地球温暖化対策費です。
地球温暖化対策消耗品費は、公共施設へのグリーンカーテンの設置及び市民へ配布したゴーヤ等の苗 800株の費用であります。
次の
地球温暖化対策住宅用機器購入費補助金については、高効率給湯器など環境に配慮した住宅機器を購入する費用の一部助成に要した費用で、平成25年度は 458件の助成を行いました。平成26年度につきましては、
地球温暖化防止対策に最も効果があるエネファームに補助対象機種を絞り、助成を行ってまいります。
次の
地球温暖化対策委託料は、
特定温室効果ガス排出量検証委託、
技術管理者等業務委託など、環境確保条例に基づき実施した調査書、報告書、計画書の作成に要した費用及び
公共工事環境配慮指針策定等業務委託など、環境配慮促進法、省エネ新エネルギーの導入等の検討に要した費用です。これらの検討等により
地球温暖化対策実行計画の推進を図りました。
次の○都市美化推進費については、2つ目の
都市美化推進業務委託料として、転入者が増加する春の時期などに、美化意識の啓発及び喫煙マナーを指導するため、京王線9駅各駅周辺パトロールに要した費用であります。
次の
駅前灰皿清掃業務委託料は、喫煙マナーの向上を図るため設置いたしました調布駅前広場南側喫煙所灰皿の清掃に要した費用であります。
1つ飛びまして、ごみ運搬委託料は、クリーン作戦3回分の1.69トンのごみ回収に要した費用です。平成25年度は合計 2,829人の参加をいただき、多摩川、野川、調布駅駅前広場におけるごみ収集を行い、美化に努めました。
次の
喫煙マナーアップ対策消耗品費は、喫煙マナーアップのための啓発用品の購入に要した費用です。次の
喫煙マナーアップ対策委託料は、
マナー啓発用ポスターの制作に要した経費であります。
平成25年度のキャンペーンでは、 247人の市民、事業者の参加をいただき、駅頭で携帯灰皿等の啓発用品の配布をしながら、喫煙マナーアップの向上を訴えました。また、
喫煙マナーアップ清掃では 252人の市民、事業者の方々に参加をいただき、駅周辺で約1万 4,000本の吸い殻を収集いたしました。
次の○環境週間行事委託料は、6月8日に開催した環境フェアの支援業務委託に要した費用であります。平成25年度は、25団体の出展をいただき、約 3,300人の方々に御来場をいただきました。
なお、今年度の環境フェアにつきましては、残念ながら荒天のため中止となりました。
次の○
環境学習支援事業費は、2つ目の
環境学習支援事業運営委託料及び次の水辺の楽校事業委託料は、環境意識の啓発及び人材育成を目的に、環境団体への講師派遣、こどもエコクラブの運営支援、雑木林塾の体験塾活動、環境モニターによる動植物調査など、環境学習の支援等とともに、多摩川を活用した環境学習、自然体験学習の活動を行うちょうふ水辺の楽校の運営に要した費用でございます。延べ 890人以上の方々に御参加をしていただきました。
次の○
深大寺地域環境資源活用事業費、
環境資源活用事業計画検討委託料は、地元懇談会等を開催し、農地権者や地域住民の方々から意見の聴取や、庁内検討組織である環境調整協議会及び深大寺・
佐須地域環境資源保全等推進部会での検討、調整等を踏まえ、調布市深大寺・
佐須地域環境資源保全・活用基本計画を策定するとともに、都の補助事業、農業・農地を活かしたまちづくり事業の推進及び国土交通省の受託事業、集約型都市形成のための計画的な
緑地環境形成実証調査の実施に要した費用でございます。
228、 229ページをお願いいたします。
次の○
多摩川自然情報館施設管理運営費です。5つ目、
施設管理運営等業務委託料は、施設管理業務、展示業務、警備・清掃業務及び建築・消防設備の点検等を委託した経費であります。
平成25年度の多摩川自然情報館では、月がわりプログラム、月別イベント、夏休みイベント、情報館祭り、フォトコンテストなどの事業を行い、延べ 9,000人以上の方々にお越しをいただき、楽しんでいただきました。また、今年度は特に、他イベントとの連携事業として、ふじみまつり及び第15回エコプロダクツ2013等の出展に新たに取り組みました。
上から17行目の◎ゆう水保全事業費は、地下水涵養等のため、個人既存住宅への雨水浸透ます設置に要した費用です。平成25年度は、予算45基に対し38基の設置を行いました。執行率は84%でありますが、自治会への広報等積極的な設置アピールを図り、84件ものお申し込みをいただきましたが、家屋等実際の現場確認をさせていただいた結果、38基設置にとどまったことによるものでございます。
次の◎地球環境保全基金ですが、○基金積立金として、資源物売り払い代金約1億 600万円余を積み立て、次の利子積立金55万 5,000円と合わせて、平成25年度末残高は2億 2,980万円余となりました。
なお、平成25年度において、環境施策の経費の一部に1億 1,680万円余を充当しております。
次の◎公害防止対策費ですが、水質汚濁防止法、大気汚染防止法に基づき水質調査、大気汚染調査等の測定に要した費用でございます。執行率は約88%でありますが、新規に測定を開始しましたPM 2.5の測定方式を入札前に、より安価な測定方式へと変更したことによるものでございます。
○河川水質等調査費、河川水質調査委託料は、年4回の河川水質の調査に要した費用でございます。河川水質調査に関しましては、環境指標でありますBOD、
生物化学的酸素要求量について、多摩川を初め、野川、仙川についても環境基準値を達成している状況であります。
次の○
大気汚染等測定調査費は、大気汚染防止法に基づき市内における大気の状況等を把握、監視し、健康で安全な市民生活を確保するため、窒素酸化物などの大気汚染調査に要した費用です。
調査の結果ですが、大気汚染調査については、調査地点での一酸化炭素について基準値を超えた日はありませんでした。二酸化窒素については、下石原測定局において年間 365日監視いたしました。
次の○工場認可等事務費は、
工場指定作業所台帳システムの維持管理費及び特定施設台帳のシステム追加に要した費用でございます。
次の○地下水汚染調査費、
地下水汚染調査委託料は、民間所有井戸12カ所の汚染調査に要した費用です。そのうち環境基準を超えた井戸は1カ所、不検出井戸は3カ所でございました。
次の○
地下水汚染浄化対策費、
地下水汚染浄化委託料は、多摩川3丁目市有地の井戸においてくみ上げた地下水の検査及び浄化に要した費用でございます。
次の○騒音等測定調査費は、自動車騒音常時監視業務委託と
面的評価支援システム用の機器借上料に要した費用でございます。主要幹線道路を対象として自動車騒音の常時監視を実施し、測定結果を環境省等へ報告をいたしました。全体として、環境基準の達成率は昼間は97.4%、夜間が91.9%でありました。
230、 231ページをお願いいたします。
◎ISO 14001事業費ですが、ISO 14001事業費につきましては、平成12年7月の審査登録から2回の認証更新を経て10年以上取り組んでまいりましたが、
マネジメントシステムの確立による職員意識の改革など一定の成果を上げたことから、より高次な目標へのステップアップとして、平成21年7月から外部機関による認証ではなく、自己決定し自己宣言を行う自己適合宣言方式を採用し、スパイラルアップを行っております。その結果、平成25年度の温室効果ガス排出量につきましては、基準年度の平成21年度比 6.2ポイントの減と大幅削減を達成をいたしました。
あわせて、市の環境保全活動についての客観性の確保及び内部監査をさらに充実させるため、日野市とのみの相互監査から、平成24年度には府中市及び昭島市を加えた4市との間で、試行的に相互監査を進めてまいりましたが、平成26年9月に正式に4市において相互監査に関する覚書を締結いたしました。執行率は69%でありますが、
内部監査員養成研修委託料について競争入札による結果等によるものでございます。
○維持事業費につきましては、
内部監査員養成研修委託に要した費用でございます。
1つ飛びまして、◎畜犬登録等事務費です。主に犬の登録、注射済票の交付等に要する一連の費用です。平成25年度は、新規登録 579件、注射済票交付 6,577件、死亡 544件、転出 247件でありました。
次の◎
シックハウス対策事業費ですが、室内化学物質の放散による健康被害の発生を防止するための費用であり、平成25年度は
庁内シックハウス対策委員会での有識者講義に対する謝礼、講義内容のテープ翻訳及び測定器の検知管、検知シールの購入等に要した費用であります。
最後に、委託料から使用料及び賃借料への流用は、喫煙マナー啓発のために配布をします携帯灰皿の
デザイン著作権使用料に充当いたしました。
環境政策課決算につきましては以上でございます。
○小林 委員長
はい、
齋藤ごみ対策課長補佐。
◎齋藤 ごみ対策課長補佐
続きまして、ごみ対策課所管の決算につきまして御説明いたします。
232、 233ページをお願いいたします。
款20「衛生費」、項10「清掃費」でございます。
平成25年度は、
クリーンプラザふじみの稼働により、調布市の可燃ごみ処理は広域支援による自区外処理から自区内処理へと移行し、長年の懸案事項であった可燃ごみの安定処理を進めることができました。また、25年度は調布市基本計画に加え、調布市一般廃棄物基本計画のスタート年次となりましたことから、これらの計画に基づき事業の着実な進捗を図り、
クリーンプラザふじみの環境学習機能を活用した意識啓発に努めるなど、引き続き市民、事業者との協働によりごみ減量と資源化を促進しました。
25年度の総ごみ量は6万 1,000トン余で、24年度と比較して約 1,000トン、 1.6%の増加となりました。これは、主に事業系処理手数料の引き下げにより事業系可燃ごみが増加したためであり、家庭から排出される市民1人1日当たりのごみ量は 390グラムと、24年度に比べ 1.8グラムの減量となりました。リサイクル率は46%で、前年度を 3.2ポイント下回っておりますが、これは、
クリーンプラザふじみの稼働により廃プラスチックの処理方法を変更したためですが、この影響を考慮して当初に想定した資源化率を上回る結果となっております。
清掃費の決算額は28億 4,000万円余、執行率は99.6%でございます。24年度決算に比べ24億 4,300万円余、46.2%の減となりました。
主な減額要因といたしましては、25年4月に
クリーンプラザふじみが本稼働し、可燃ごみの広域支援が終了したことによる積みかえ、搬送、処理経費の減、
震災復興特別交付税がなくなったことなどによるふじみ衛生組合負担金の減、旧二枚橋衛生組合施設解体工事が完了したことによる二枚橋衛生組合承継事務費等負担金の減などです。
それでは、右側の備考欄に沿って、主な内容を御説明いたします。
目5「清掃総務費」の決算額は3億 700万円余、執行率は97.7%でございました。24年度に比べ 3,900万円余の減額となりましたが、主に職員人件費の減額によるものです。
最初の◎一般職人件費につきましては、再任用職員8人を含む、ごみ対策課職員40人にかかわる給料、諸手当、共済費などの人件費でございます。職員数の減などの要因により24年度に比べ 3,600万円余、11.6%の減となりました。
次の◎クリーンセンター管理運営費は、クリーンセンター、調布駅南口事務所、リサイクル館の維持管理に要する経費でございます。25年1月に調布駅南口事務所が旧水道庁舎から現在の調布シティビルに移転し、光熱水費、保守点検委託料、警備委託料などが賃料に含まれることとなったため、24年度に比べ 230万円余、 9.7%の減となりました。
次の◎三多摩は一つなり交流事業費は、
クリーンプラザふじみの施設見学、深大寺の自然散策と本堂での落語鑑賞会を実施し、多摩地域の最終処分場が設置されております日の出町の皆さんと調布市民、合わせて80人が参加し、交流を深めました。今年度も9月27日土曜日に同じ企画内容で開催する予定です。
次に、 234、 235ページをお願いいたします。
最初の◎クリーンセンター調査事業費につきましては、
クリーンセンター機能の移転事業に国庫補助を活用するため、コンサルタントの技術的な支援を受けながら、補助金要綱に基づき循環型社会形成推進地域計画を策定し、環境省に提出したものです。
次の◎災害廃棄物処理計画策定費は、調布市災害廃棄物処理マニュアルの策定に要した業務委託料であります。東京都地域防災計画、調布市地域防災計画の被害想定などの見直しに伴い、従前の処理計画と行動計画を修正、統合し、新たな庁内マニュアルとして策定したものです。
次に、予算の流用について御説明いたします。いずれも育児休業を取得した職員の復帰に伴う給料の不足額を補うため、合計 163万 8,000円を流用したものです。
続きまして、目10「塵芥処理費」でございます。
塵芥処理費は、清掃費の約9割に及ぶ主要な経費でございまして、審議会の運営費を初め、ごみや資源物の収集運搬、適正処分、ごみの減量運動等に要する経費でございます。
25年度の決算額は25億 900万円余、執行率は99.8%でございました。24年度と比べ24億 500万円余、48.9%の減となりました。広域支援が終了したことにより、多摩ニュータウン環境組合等への処分委託料の支出が不要になったことが主な減要因であります。
最初の◎廃棄物減量及び再利用促進審議会運営費ですが、市民、学識経験者及び事業者等計14人の委員により構成される審議会委員の報酬と審議会運営に要した経費でございます。25年度は5回の会議を開催し、25年度からスタートした調布市一般廃棄物処理基本計画に基づく事業の進行管理や、単年度の事業計画である26年度の調布市一般廃棄物処理実施計画について御意見をいただきました。さらに、ごみ減量やリサイクルについての啓発活動としてイベントを市と共催で開催いたしました。
次の◎塵芥収集費につきましては、年間約3万 7,000トンの可燃ごみ、不燃ごみなどの収集運搬のほか、指定収集袋の作製、積みかえ施設の解体工事費、指定収集袋返却に伴う還付金に要する経費でございます。
◎塵芥収集費のうち上から3つ目の○可燃ごみ収集運搬委託料とその下の○不燃ごみ収集運搬委託料は、各戸からごみを収集し、
クリーンプラザふじみやふじみリサイクルセンターまで運搬するための費用です。
それから、3つ飛びまして○指定収集袋作製・販売等委託料、その下の○有料収集ごみ袋等作製費は、家庭系指定収集袋、事業系指定収集袋及び特定廃棄物処理券の作製、保管、配送業務の委託費や取扱店への販売手数料などでございます。
次に、 236、 237ページをお願いします。
上から2つ目○基地跡地中継施設費は、一般廃棄物積みかえ施設施設用地として借用していた都有地 3,800平米の賃借料です。
クリーンプラザふじみの稼働により、その役目が終了し、解体後の25年5月末をもって東京都に返還いたしました。
次の基地跡地中継施設解体工事費(債務負担解消分)は、24年度に債務負担行為を設定した一般廃棄物積みかえ施設解体工事費の25年度支出分でございます。
クリーンプラザふじみが試験焼却を開始した24年12月から着手し、25年5月に完了いたしました。受注者が前払い金を辞退したことにより、全額が25年度の支出となりました。
次の○塵芥処理手数料過年度還付金は、料金改定などにより使用できなくなった旧事業系指定収集袋等にかかわる還付金です。25年度は、事業系処理手数料の改定により指定収集袋取扱店における在庫分について還付が必要となりました。
次の◎資源物収集費につきましては、年間約2万 4,000トンの資源物の収集、運搬、処理にかかわる経費など、ごみ減量と資源の有効利用の促進に要する経費です。
最初の○地域回収事業奨励金は、市民、事業者による自主的な資源循環の取り組みを促進するため、登録団体と登録業者に対して資源物の回収量に応じて奨励金を交付するものです。25年度は 273団体が登録し、 4,521トンの資源物が回収され資源化されております。この回収量は、資源物総量の約2割となっております。24年度に比べ約35トン増加しており、今後も自主的な回収サイクルを支援し、資源循環型社会の形成を推進するため、登録団体、収集量の増加に努めてまいりたいと考えております。
このほか、次の○ビン類収集運搬委託料から7つ目の○牛乳パック収集運搬委託料までは、各種資源物の収集運搬などにかかわる委託料及びクリーンセンターストックヤードでの缶類プレス作業委託に関する経費でございます。
次に、○廃棄物等処分委託料は、粗大ごみとして回収された鉄くずの分別、整形などの中間処理、搬送業務にかかわる委託料でございます。
次に、○粗大ごみ収集受付業務費は、電話及びインターネットによる粗大ごみ収集依頼の受け付け業務の委託費でございます。25年度の受け付け件数は10万件余で、そのうちインターネットによる受け付けは4万 3,000件余でございました。
次の○粗大ごみ収集運搬委託料ですが、25年度は16万 3,000点余の粗大ごみを収集し、クリーンセンターにおいて1日平均約 700点の解体処理を行いました。
また、廃家電製品から希少金属を抽出する取り組みにより、25年度は72トンを再資源化し、古紙類、缶類など、そのほかの資源物の売り払い収入と合わせ、地球環境保全基金に積み立てております。
次に、○剪定枝破砕粉砕車維持管理費は、剪定枝のチップ化処理を行う特殊車両のリース料です。19年度にリース契約を締結し、25年8月末でリース期間が満了いたしましたが、継続使用が可能な状態でありましたので、再リースの価格と残存価格等を比較し、購入することといたしました。年間約80トンのごみ減量となっており、26年1月からは利用対象を集合住宅や事業所に拡大して、さらなるごみの減量を図っております。
続きまして、次の◎ごみ減量運動費について御説明いたします。
238、 239ページをお願いします。
1つ目の○ごみ減量・分別・リサイクル広報費は、ごみ対策課が独自で発行しております広報紙「ザ・リサイクル」の発行及び配布に要する経費でございます。発行回数は年3回、市内全戸に配布しております。
次の○リサイクルカレンダー発行費は、市民及び事業者に全戸配布しておりますごみリサイクルカレンダーの作成及び配布に要する経費でございます。作成に当たりましては、有料広告を活用し、歳入の確保に努めました。
次の○生ごみ処理装置等購入費補助金は、各家庭での生ごみの減量を推進するため、生ごみ堆肥化容器や生ごみ処理機などの購入費について一定額を補助するものでございます。
2つ飛びまして、○事業所データ管理費でございますが、これはごみ対策課で導入している環境美化情報システムのリース料、保守点検委託料でございます。このシステムを活用して、市内の大規模事業所の廃棄物管理責任者や廃棄物再利用計画書などのデータ管理や地域集団回収事業等のデータ管理を行っております。
次の○分別収集計画策定委託料は、容器包装廃棄物の分別収集に関する計画策定に要した費用でございます。市町村が容器包装リサイクル法に基づき、容器包装廃棄物の分別収集を実施する場合、法令により収集計画の策定を義務づけられていることから、26年度から30年度の収集計画を取りまとめたものです。
続きまして、◎ビン積替施設費について御説明いたします。
1つ目の○基地跡地留保地運営費は、24年12月から西町公園の北側に隣接する国有地を暫定的に使用して、収集した空き瓶の収集、大型車両への積みかえ、搬送基地としており、その運営に必要な土地賃借料等でございます。スポーツ祭東京2013終了後、25年12月からは同じ国有地内のより広い区画を確保し、安定的な処理と周辺環境の保全に努めました。
次の○整備工事費は、確保したより広い区画において、安定的な処理と周辺環境の保全に努めることとし、安全対策、防犯対策、騒音及び砂じん防止のための舗装工事及び擁壁設置工事を実施したものです。
続きまして、◎塵芥処分費につきましては、ごみの焼却処理、処分にかかわる費用でございます。
1つ目の○二枚橋衛生組合承継事務費等負担金は、二枚橋衛生組合の解散により、府中市、小金井市との間で取り交わした協定書に基づき、承継事務にかかわる経費を負担するものでございます。24年度に二枚橋衛生組合施設解体等工事が完了したことにより、敷地の維持管理費用及び地下水水質調査に要する費用を負担したもので、24年度に比べ2億 8,900万円余の減となったものです。
次の○ふじみ衛生組合負担金は、組合の運営費、
クリーンプラザふじみの事業費及びリサイクルセンターの事業費でございます。25年度は、
震災復興特別交付税がなくなったことなどにより、24年度に比べ11億 9,800万円余の減となったものです。
次の○東京たま広域資源循環組合負担金は、日の出町にある最終処分場の管理経費とエコセメント化施設の経費について、構成市が負担するものです。焼却残渣は、二ツ塚廃棄物処分場内にあるエコセメント化施設に搬入し、全量がエコセメント化されており、19年度から埋立量がゼロとなっております。
次の◎塵芥収集車両費は、ごみ対策課の管理車両23台分の経費でございます。
1つ目の○車両賃借料は、所有をしておりました塵芥収集車が経年劣化により廃車したことなどにより、新たに車両をリースしたものです。
次の○塵芥収集車両管理費は、ガソリン、軽油等の燃料費、修繕料、保険料、重量税等であります。
240、 241ページをお願いします。
塵芥処理費にかかわる予算の流用について御説明いたします。
1つ目は、塵芥収集車の一部で使用しております燃料用プロパンガス容器の安全検査手数料に不足が生じたことから、塵芥収集車両賃借料の残金から28万 6,000円を流用したものです。
2つ目の流用は、リース期間満了後のチッパー車を引き続き使用するに当たり、剪定枝破砕粉砕車賃借料68万 3,000円を備品購入費に振りかえて支出したものです。
3つ目の流用は、地域回収事業奨励金について、回収量増に伴い不足が生じたことから、剪定枝破砕粉砕車賃借料の残金から15万 1,000円を流用したものです。
4つ目の流用は、瓶の積みかえ施設において設置していた敷鉄板と仮擁壁の賃借料について、長期継続契約の解除に伴う違約金を補償するため、11万 8,000円を第22節「補償,補填及び賠償金」に振りかえて支出したものです。
5つ目から7つ目につきましては、廃棄物処理手数料の改定に伴う事業系指定収集袋の変更により、旧袋の在庫分を指定収集袋取扱店から引き取る際に支払う還付金が不足しましたので、指定収集袋作製・販売等委託料及び有料収集ごみ袋等作製費の契約差金から合計 188万 6,000円を流用、また予備費から 689万 1,000円を充用したものです。
最後に、目15「し尿処理費」でございます。し尿処理費は、し尿の収集運搬及びし尿処理施設の維持管理に要する経費であります。決算額は 2,400万円余、執行率は99.7%でございました。24年度に比べ 120万円余の増となっております。
まず、○し尿収集運搬委託料は、一般家庭27世帯及びイベントや工事現場における仮設トイレのし尿の収集運搬費でございます。一般家庭につきましては 127回、仮設トイレにつきましては 1,142回の収集運搬実績となっております。一般家庭については、下水道との接続を奨励しておりまして、ここ数年、減少傾向にあります。
次の○し尿処理施設維持管理費は、し尿投入設備の沈殿槽水質検査委託、汚水ピット清掃委託、脱臭装置活性炭交換業務委託の経費でございます。
以上でごみ対策課所管の説明を終わらせていただきます。
○小林 委員長
はい、岩下下水道課長。
◎岩下 下水道課長
続きまして、下水道課所管分でございます。 278、 279ページをお願いいたします。
第40款「土木費」、項15「都市計画費」、目15「公共下水道費」におきまして4億 5,363万 8,000円を下水道事業特別会計に繰り出したものでございます。
内容につきましては、議案第54号「平成25年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」におきまして、歳入、繰入金として御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
続きまして、緑と公園課所管分について御説明いたします。
同じく 278、 279ページをお願いいたします。
平成25年度の主な成果でございますが、緑の基本計画に基づき緑に関する施策を総合的に推進してまいりました。
水と緑の保全については、調布市緑の基本計画の将来目標達成に向けて、仙川崖線緑地及びみんなの森の2地区を特別緑地保全地区に指定するとともに、その一部を公有化しました。
市民との協働による崖線樹林地の保全活動をより積極的に推進するため、市民団体と意見交換を行いながら、調布市
崖線樹林地保全活動協働事業実施要綱を策定しました。これにより市民団体の位置づけも明確となり、市民活動の活性化が期待されます。
公園の維持管理については、安全・安心な公園の維持のため、公園施設長寿命化計画に基づき、公園内の遊具の更新、補修を77基で実施するとともに、ぬの多公園のトイレを改修しました。
水と緑の創出については、調布基地跡地スポーツ・防災公園の整備において、都市計画決定に向けた準備作業として自然環境調査を実施しました。
調布市緑の基本計画の重点事業の1つ、緑のまちづくり応援計画の展開として、花いっぱい運動の拡大を目指してガーデニング講座を2回実施しました。また、樹木剪定講座を実施いたしました。
さらに、緑豊かなまちづくりの推進として、緑と花の祭典の開催及び緑の保全地区等への補助を実施しました。
最後に、昨年度の蛍の観賞会につきましては6月1日から3日にかけて実施し、期間中蛍は約 100匹が飛翔し、 5,000人を超える方々に観賞していただくことができました。
なお、本年度につきましては6月6日から8日かけて実施する予定でしたが、雨天のため6月8日のみの開催となりました。
それでは、決算の内容について御説明いたします。
款40「土木費」、項15「都市計画費」、目20「公遊園費」でございます。公遊園費は、緑と公園課の所管する市内の公遊園、緑地に係る維持管理、公遊園の整備、蛍飼育などになります。また、この公遊園費は道路管理課及び郷土博物館の所管分も合わせて構成されております。
平成25年度の公遊園費の執行額は3億 3,800万円余であり、そのうち緑と公園課所管分につきましては3億 2,700万円余で、執行率は98.8%となっております。対前年度比で見ますと22.2%の減となっております。その主な要因は、平成25年度は、新設の公園緑地の整備がなかったことによるものです。
それでは、 279ページを御説明させていただきます。以下、備考欄の主な事業について御説明させていただきます。
初めの◎業務管理費でございます。業務管理費は、公遊園の樹木の剪定、除草などに係る作業用車両13台、特殊車両3台の維持管理費及び職員旅費、被服費、機器修繕料など、直営作業に要した経費でございます。
280、 281ページをお願いいたします。
◎公遊園管理費は、調布市管理の公園、緑地に係る清掃や除草、電気料金、水道料金、土地借上料など、維持管理に要した経費です。
まず、○公遊園台帳整備費は、台帳へのデータの入力など、台帳整備に要した経費です。
2つ飛びまして、○管理運営委託料は、公遊園と緑道、緑地など 282カ所の清掃、除草、砂場清掃、排水施設の清掃、施設点検など、年間管理業務委託に要した経費と、公遊園等の樹木の剪定枝をチップ化したものを配布するため、放射性物質の量を測定するために要した経費です。
次の○清掃委託料は、福祉作業所や
シルバー人材センターなどによる簡易な公遊園の清掃及び業者による便所清掃、ごみ収集などの業務委託に要した経費です。
1つ飛びまして、○警備委託料ですが、多摩川児童公園及び深大寺自然広場の巡回警備や受け付け業務、高速道路下の2つの児童遊園の施錠管理などの委託に要した経費です。
次の○看板作製委託料ですが、公遊園などの看板が古くなったものを新しい看板に取りかえるなどのために要した経費で、立て看板や啓蒙看板など20枚を作製いたしました。
次の○土地賃借料は、国有地と民有地の公遊園用地6カ所の借り上げに要した経費でございます。
1つ飛びまして、○維持管理諸経費ですが、公園などを清掃していただいている地域の方々、18団体への謝礼として要した経費などです。
次の◎公遊園整備費でありますが、これは、公園、緑地など新設、改修、整備などに要する経費として執行したものでございます。
まず、○設計委託料ですが、調布基地跡地留保地のスポーツ・防災公園の都市計画決定に向けて、準備作業として自然環境調査に要した経費です。
次の○公遊園補修工事費は、公園施設などを安全で快適に利用していただくため、公園施設長寿命化計画に基づく改修工事も含め、各種補修工事を実施した経費です。
次の○公遊園整備工事費は、公園施設長寿命化計画に基づき、ぬの多公園のトイレの改修工事に要した経費です。
次の○公遊園整備補償費は、布田駅南土地区画整理事業によって生み出される公園用地に計画している布田南ふれあい公園の整備に向けて、移設が必要な東京電力株式会社と東日本電信電話株式会社の電柱移設に伴う補償金として支出した経費です。
次の◎公遊園用地費は、公園緑地の用地取得に係る経費です。
まず、○公遊園用地費は、みんなの森の用地取得に伴う土地鑑定委託費用として要した経費です。
次の○用地特別会計繰出金は、仙川崖線緑地及びみんなの森の債務負担行為による用地取得に対する債務負担行為解消分に要した経費であります。取得面積は、仙川崖線緑地 4,398平方メートル、みんなの森 330平方メートルで、今後、買い戻しを予定しております。
282、 283ページをお願いします。
1つ飛びまして、◎自然保護費は、深大寺自然広場内の野草園で蛍の飼育を行うための渇水対策として民間の井戸をお借りしておりますので、井戸の借用と電気料及び飼育用の消耗機材などの購入の経費として執行いたしました。
公遊園費の流用につきまして御説明いたします。
1つ目は、管理事務諸経費の職員旅費において、国庫補助の要望や協議会出席などに伴う出張回数の増加によって、職員旅費が不足したことにより流用させていただきました。
2つ目は、業務管理費の車両管理費の燃料費と公遊園費の光熱水費において、燃料価格や電気料金が値上がりしたため流用させていただきました。
3つ目は、自然保護費の蛍飼育管理費の諸経費において、渇水対策用井戸で使用する電気料金が値上がりしたため流用させていただきました。
4つ目は、業務管理費の車両管理費の修繕料と公遊園費の修繕補修費の修繕料において、車両が古くなってきたことによる修理費の増加と公園の修繕件数が増加したことから、流用させていただきました。
6つ目は、業務管理費の作業用備品購入費において、草刈り機及び消毒用ポンプが故障により使用できなくなり、更新する必要が生じたため流用させていただきました。
7つ目は、公遊園費の管理事務諸経費の諸経費において、公園内における子どものけがに対するお見舞金を支払うために流用させていただきました。これは、公園内の遊具の不適切な使用によりけがをしたもので、市に管理瑕疵はありませんが、けがをされた方へのお見舞いとして執行いたしました。
なお、お見舞金は、保険の適用範囲内となっており、同額の支払いを保険会社より調布市が受けております。
8つ目は、公遊園整備費の公遊園整備補償費で御説明した、布田駅南土地区画整理事業によって生み出される公園用地に計画している布田南ふれあい公園整備に向けて、移設が必要な東京電力株式会社及び東日本電信電話株式会社の電柱移設に伴う補償金として支出するため流用させていただきました。
9つ目は、公遊園費の管理事務諸経費の諸経費において、公園使用料の一部返還が生じたため流用させていただきました。
なお、5つ目は、郷土博物館が実篤公園管理費の中で流用を行ったものです。
284、 285ページをお願いいたします。
目25「緑化推進費」をお願いします。緑化推進費は、公園等の緑化、崖線等の維持管理、民有地における緑化推進のための経費及び緑の保全基金により構成されています。
平成25年度の緑化推進費の執行額は1億 6,300万円余、執行率は97.1%でありました。対前年度比で見ますと38.3%の減となっております。その主な要因は、開発事業指導要綱に基づく指定寄附がなかったことによります。
以下、備考欄をお願いいたします。
◎緑化推進事業費は、崖線緑地の保全や公園などの緑化を進めるとともに、民有地における緑の保全、創出、育成を支援していくための経費でございます。
2つ飛びまして、○公有園等樹木管理費は、柴崎公園などの規模の大きい公園24園における高木の剪定など、樹木管理に要した経費です。
次の崖線緑地等管理費ですが、国分寺、布田、仙川の3つの崖線緑地の清掃、除草など、管理委託料に要した経費などです。
次の○緑化事業等調査費については、仙川崖線緑地及びみんなの森を特別緑地保全地区に指定するため資料作成等に要した経費です。
1つ飛びまして、緑と花の祭典運営費は、植木組合等との実行委員会により緑化推進を図るため、緑と花の祭典の開催に要した経費です。
次の○花いっぱい運動事業運営費は、地域のグループ32団体が面積約 2,000平方メートルの公園などのスペースを利用して花を育て、潤いのある街並みを形成することを支援するため、補助金として執行いたしました。
次の○保全地区等補助金でありますが、残された民有地の緑を保全するための経費であります。内容は、保全地区補助金といたしまして25地区、面積2万 7,036平方メートル、保存樹木補助金は 265件、 4,902本、保存生け垣補助金は 127件、1万 3,788メートル、生け垣新設補助金は3件、57メートル、保存樹木など剪定補助金は35件、 253本に対し補助金を執行いたしました。
1つ飛びまして、◎緑の保全基金への繰出金でございますが、前年度繰越金活用計画に基づく積み立てと蛍観賞会開催時などの募金3件、指定寄附3件及び預金金利を基金に積み立てるため繰出金として執行したものであります。
なお、平成25年度において、緑の保全基金により仙川崖線緑地用地 11.33平方メートルを 142万円で購入させていただきました。この結果、平成25年度の緑の保全基金残高は、現金が3億 500万円余、土地が38筆、約 8,700平方メートル余、金額にいたしまして23億 4,400万円余となりました。
環境部所管分の説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
○小林 委員長
以上で説明は終わりました。それでは、これより質疑、意見を求めますが、初めに部長の総括説明に対して御発言はありませんか。はい、大河委員。
◆大河 委員
いろいろ御説明ありがとうございました。部長から、総括に対しての御説明がありました。地球規模で考えていく時代になってきたことですとか、さまざまな御指摘がありました。それで、今回、25年というのは、総合計画、基本計画の初年度でもあるということで。この基本計画の最大の特徴というのは参加と協働の視点、市民に期待される役割ということが書かれているのが大きな特徴ではないかと思います。
振り返ってみますと、今回の決算でいえば、さまざまな事業が市民と協働でこれから進めていかなければいけない。特に温暖化対策とかは、市においては公共中心でやっておりますけれども、市民を巻き込み、また緑の保全にしろ、さまざまな部分でそういったことが必要となってくるわけですので、今回の25年度の事業を振り返りまして、参加と協働という視点から見て、どのようにそれを総括され、また、課題はどんなふうに考え、27年度にその事業を盛り込んでいくお考えなのかということを、まず一点、お聞かせいただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
ただいま大河委員からありましたとおり、今の基本計画におきましては参加と協働の視点というものが、従来の計画に比べて前面的に出ております。環境施策そのものが、やはり行政で一律に対応をとっていくという時代ではないという時代認識は持っておりますし、以前から実際問題として、視点はいろいろ、あるいは評価はいろいろあるかと思いますが、公害問題等が言われたときから、実は市民の活動、あるいは認識、そういったものが重要な役割を環境行政の中で果たしてきたというのは、これは否定できない事実だと思っております。
そういった中で、先ほど私が申し上げましたとおり、今や環境問題というものが幅広くなって、地球の問題、世界的な問題になっている中で、やはり行政が行うべきものと一人一人の市民が地域で行うべきもの、当然、役割も異なってまいりますし、そういった中で市民に果たしていただきたい役割というものもどんどん大きくなっていると思っております。
そういった観点から、調布市の取り組みでは、やはり基礎自治体として地域で何をやっていくかという視点から、着実にできることをやっていくということから、さまざまな取り組みをやってきておりまして、その成果につきましては、先ほどいろいろ申し上げるつもりでございます。
例えば、一例を挙げますと公共施設の屋根貸しによる太陽光発電、これは、まさに市民が立ち上げて、市民がみずからお金を借りて、設置して、しかも、それを地域に還元していこうという取り組みであります。今、国のほうで再生エネルギーの普及を図っておりまして、あちこちで太陽光発電、取り組まれておりますが、やはり地域によっては、行政は単なる屋根貸しで金だけもらってというところも、なきにしもあらずというふうに聞いております。そういった意味から調布市の取り組みというのは、私は個人的には、この取り組みというのは全国に誇れる、ほかの地域のモデルにもなり得るものではないかなと評価しております。
それから、あと、例えば緑の保全に関しましては、昨年、たしかかに山で活動している団体が公園協会の表彰団体として表彰されたとか、ほかにも団体はいろいろ活動していただいておりますし、また、今回、NTTのところの崖線の動きがございましたけれども、ここについてもできれば市民の方にも一翼を担っていただいて、維持管理、保全活動をやっていただきたいなということで、既にいろいろと話も進めてきております。
あと、ごみの減量ということに関していえば、やはりごみの減量は行政が幾ら旗を振ったからといって簡単に減るものではなくて、市民一人一人が日常生活の中で、なぜごみを減量していかなければいけないのか、そういったことを認識して、各御家庭なり、事業所で努力をしていただく、行政はそれを後押ししていく。その成果が現在の調布のリサイクル率というものに反映しているものと認識しておりますので、これについてはより一層やっていかなければいけない。
ただ、若干ごみについては、着実に下がってはいるんですが、最近ちょっと減量が下げどまり傾向になってきていますので、あるいは事業系について、料金改定の影響もございましたが、ちょっとやっぱり増加している傾向、調布市に限らずあちこち見られますから、そういったことにどう対処していくかということは、やはり行政も努力をしますし、また事業者の方にも一段の努力を求めるという意味で、一緒にまたいろいろと考えていく必要があろうかなと思っているところでございます。
幾つか具体例も含めて申し上げましたけども、やはり参加と協働というものを、これは環境行政だけということじゃないんでしょうけども、やはりその視点を常に欠かさず、さまざまな施策については引き続き取り組んでいきたいなというふうに思っております。
以上でございます。
◆大河 委員
御答弁ありがとうございました。部長自身、この総合計画にかかわってきたので、趣旨というものは十二分に御理解いただいていることや、今、具体的な政策に対しての参加と協働についてのお話がございましたので、決算ということもありますので、やはり個々、個別のところでまたいろんな委員さんから意見が出るかと思いますけれども、やはり行政だけでは解決できないのが環境政策だというふうに私も思っております。特に地球規模のというお話がありましたけれども、そういったものは公共に限らず、これからは市民の方にも積極的に参加していただきながら、今、エネルギーの問題で、原発やいろんなことがあったとき、どういうエネルギーを私たちが使用したらいいのかということを含めまして、積極的にやっていっていただきたいというふうに思います。
この間、25年度の調布っ子夢会議、これ、環境がテーマだったんです。皆さん御存じだと思いますけども、「ぼくたち・わたしたちが守りたい調布の自然」ということで、各学校のお子さんたちが発表しているんですが、この感想のところに親御さんも出たときに、この発言を市政にぜひとも生かしてほしい。また、子どもたちがこういうことに対して非常に興味を持っていったり、自然のことをしっかり受けとめているので、びっくりしたと。
私自身も見させていただきまして、やはり調布の子どもたちが自然によってどれだけ育てられているのかなというのが本当によくわかりました。やっぱりハード事業だけでなく、そういうソフトの資源が子どもたちの教育に与える影響の大きさということについて、これを見てもしみじみ思うわけですので、ごみなんかも子どもに話をすると分別も何も、実はきちんと子どもがチェックしてくれて、親に、それ違うんじゃないのとか、いろいろやってくださることもよく話にのることですので、ぜひ子どもに対してもそうですけれども、総合的に環境政策、いい汗をかいていただく。
そして、それは動くだけではなく、お金の面も含めてだと思いますけれども、あらゆる面で市民との協働ということをぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。総括の点は1点だけで結構でございます。
○小林 委員長
はい、平野委員。
◆平野 委員
環境部所管分の決算額として、全体的には26億円減という御説明をいただきました。それで、この中の減のうち約13億円は、ごみの広域委託、ふじみ衛生が稼働する前の広域委託として約13億円かかっている分がなくなってきたという部分もございまして、決算額も全体として減っているわけなんですけども、この減った分を、広域負担がなくなった分、こういった本来浮いてきた分は、できれば環境から減ってきた分なんで、本当は環境部にまた戻ってきてもらいたいなと思うような気持ちもあるんです。
なぜかと申しますと、地球温暖化のことも部長から説明がございましたが、今、非常に水害が発生していますけども、もとをただせば、地球温暖化の異常気象がもとになっていると思うんです。それでいろんな災害が起きているんですけども、地球温暖化に対しましても、決算額が24年から25年を見たときに減っているんです。
ですので、こういった環境部の中からふじみ衛生組合の稼働によって、浮くといったらおかしな言い方ですけども、負担が減ってきた分を、じゃ、よそに持っていかれるんじゃなくて、やっぱり地球温暖化対策だとか、そういったところにも必要なんだというふうに強く主張して、環境部の地球温暖化対策費にしても決算額もふえてくるというか、それだけ取り組んだということの結果として、そういうふうな結果があってもいいんじゃないかなというふうに感じているんですけども、地球温暖化に対する力の入れ方というか、もっと全国的に、もっと大きく言えば世界ですけども、調布市だけが力を入れてもというふうな考えもあるかもしれませんけど、やっぱり調布市で成功したことは全国に波及していくと思いますし、そういった意味で、部長の地球温暖化対策に対する強い思いというものがあれば聞かせていただきたいなというふうに思います。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
まず、広域支援終了に伴う予算の減額をぜひ環境施策へというお考えでございまして、私も立場上、できれば、そうしていただければ本当にありがたいなという思いは持ってございます。
ただ一方では、この広域支援が始まったときには、本当に多大な負担を別の分野にお願いして、12億とか、13億とか、そういう数字をごみ処理のために回してきていただいたという経過もございますので、単純に、いや減ったから、それを環境へというわけにはいかない話なのかなという認識は持っております。
ただ一方では、先ほど来申し上げておりますとおり、やはり環境施策というものの重要性、特にこれからの将来を見据えたときの次世代への責任、そういったものを考えたときに、やはり必要なことはきっちりとやっていかなければいけない。ですから、減ったから金くれということではなくて、やはり私たちはこういう施策が必要だと思うから、こういった予算が必要だと思うので、これを計上していきたいという姿勢で、今後きちっと臨んでいきたいなと思っているところでございます。
もちろん、今、平野委員がいわゆる災害の面からおっしゃいましたけども、例えば下水道なり、あるいはそういった対策、そういったものも重要になってくるでしょうし、あるいは温暖化ということに関して言えば、緑とか、あるいは省エネとか、そういったものの重要性もやっぱりクローズアップされてくるでしょうし、そういった必要な施策をまた今後研究して、ぜひやるべきだというものがあれば、やはりそれは当然、庁内の調整の中では要求をしていきたいなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
◆平野 委員
ありがとうございます。環境施策、対策の責任は大きいということをしっかりと踏まえて、力を入れていっていただきたいなというふうに思います。
以上です。ありがとうございます。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も2点ほど。部長の最初の発言とは必ずしもかみ合わない部分があるかもしれませんが、そこはあしからずということでお許しください。
第1点目は、環境分野における、いわゆるグローバルスタンダードとローカルスタンダード、この関係についてちょっと一言お聞きしておきたいんですが、つい最近も例のスマホのアンテナ発信基地の問題で、住民の皆さんと行政側の捉え方の乖離というのかな、非常に大きなギャップがあるということが明らかになりましたけれども、この問題に限らず、これからはやっぱり基礎自治体として、どういう環境なら環境に対する基準を持つのか。国の基準がこれだからいいんだということでは単純に済まないように思うんです。
まして今、自治体主権ということが強調されている時代ですから、単純にすぐこうだということにはならないかもしれないけれども、常にそういう問題意識を念頭に置いてもらって、それで諸般に当たっていく必要があるんじゃないかということが第1点目です。
それからもう一点は、やっぱり環境行政という問題が市の行政全般にわたって、横断的にかかわりを持ってくる、そういう時代的な要請が今非常に強まっているんじゃないかなというふうに思っているんです。
例えば、きのうの仙川の地区計画をめぐる議論の中でも、都市整備部が主体ではあるんだけれども、ここに環境問題がかぶってくると、それは全体のまちづくりの中にもかかわってきますし、それから福祉とか、そういう部分にもかかってくる。だから、そういう意味でいうと、環境がある意味、今までと違って、行政分野のオールオーバーにかかわりを持ってくる分野になってきているのかななんていう思いもしているわけでして、環境部だけでどうのこうのということを言えないと思いますけれども、要する全庁的に、横断的なそういう議論、問題意識を持っていくように。その面では、環境部部長が先頭になって、全庁に呼びかけるというか、問題提起をするというふうなことも、これから意識的に追求していっていただけたらなというふうに思っていますが、その2点、お願いします。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
まず1点目のグローバルスタンダードとローカルスタンダードの問題でございます。こちらはなかなか難しい問題もあろうかなというふうには思っておりますし、また国等が示す、例えば環境基準その他について、これはもう正直申し上げて、私どもがそれ一つ一つについて科学的な、そういった知見を持ち合わせているわけでもございませんし、それについてどうこうというのは難しい面があろうかなと思っております。
ただ一方で、そういった国が示す基準に住民の方が不安を感じることがある。それは確かでございますので、私どもとしては、なるべく、まず1つは、自分たちが問題が起きたときは、しっかりとそれを受けとめていくということ、それから、勉強してどういった判断をすべきなのかということをやることが必要かなと思っております。
その上で、どっちが正しいということではないんですが、やはり示されている基準がある程度合理性のあるものであれば、そのことを住民の方に理解していただくように啓発、あるいは丁寧に説明をしていく必要があろうと思いますし、あるいはなかなかこの基準がどうなのかなというものがあるんであれば、これは、東京都なり国へ積極的に意見を上げていく必要があろうかなと思っております。
ちょっと、お答えになっているかどうかわからないんですが、そういったことは必要だというふうに認識をしております。
それから、横断的なかかわりということについてですが、これについてはもう以前からもいろいろと議論もありましたし、また、私どもも実際に庁内的には部署を超えていろんな連携を図ってきておりますし、先ほどいろんな成果ということで私は申し上げましたけど、実はそれらの成果を上げるに当たっても、環境部だけで決着はもちろんできませんので、深大寺・佐須にしても、太陽光発電にしても、あるいはISOの取り組みにしても、もうとにかく庁内に働きかけや調整、あるいは情報をお互いに交換するなどして、やってきた上での成果として上がってきたのかなと思っておりますし、このことについては今後も私どもとしてはしっかりと。きょう、都市整備部の部長も隣にいますけれども、都市整備部との関連等も非常に大きいですから、その辺はやっていきたいなというふうに思っております。
以上でございます。
◆雨宮 委員
ありがとうございました。私、スタンダード問題と言ったのは、例えば、これから調布市がかかわってくる公共事業、外環があったり、それから、京王線は一応めどが立ちましたけども、そういう一つ一つの事業が割と大規模な事業になってくる展開が予想されると思うんです。その場合に、今までだったら例えば土木だから、調布で言えば7階の話だよで済んじゃっているんだけど、そこにやっぱり崖線の問題が出てくれば環境にもなるし、こっちにもなるしという話になるわけですよ。
そこで自然保護という問題にもなってくるから、やっぱりそういう意味で地球的視野で見る、同時に調布の現場で物を見ていくという、この2つの角度が常に必要になってくるんじゃないかなと思ったから、今発言をさせてもらったんです。
だから、さっき部長が言われたように、確かに調布だけがすぐに基準を上回るとか下回るとかということができないのは、それは私も十分承知しています。だけど、言ってみれば、そういう地方からの声を上げていくことによって、例えば日本の国家レベルでの基準を見直していく、そういうふうな大きな契機にしていくことができるんじゃないかなと思うし、さっき言い忘れましたけど、ちょっと前に例えば自然エネルギーという問題で風力発電が話題になったときがありましたよね。一時期、すごい風力が普及し始めたときあったじゃないですか。あのときだって低周波振動の問題が、やっぱり人体に影響を与えるということで問題になっていたわけです。ところが、それに対して余りひっかかってこないんだよね。
だから、そういう問題がどういう形であらわれてくるか、予測すらできないような要素がこれからありますから。だから、そういう意味で、やっぱり問題意識を常に強く持っていてほしいなという思いから発言をいたしました。
全庁的なというものについては、今、部長がおっしゃったとおりだというふうに思いますので、引き続き、その面はさらに強めていっていただきたいということを、これは要望しておきます。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
これ、関連で一言だけ意見として言わせていただきたいと思います。やはり今、21世紀のまちづくりとか骨格という話がよく出ておりますけども、むしろ、21世紀は世の中的には環境の世紀と言われているわけで、持続可能な多様性のある社会をどう継続していくかという話だと思います。
ですから、市政の中の大きな視点の中の進行管理にやっぱり環境という視点を入れていきながら、都市計画や福祉もそうですけど、さまざまなものをチェックしながら進行管理をしていくという、そういう視点が私は重要じゃないかと思いますので、そういう面では環境部の意味というのは大きいですし、先ほど平野委員さんから予算の面のお話もありましたけれども、そういう政策を進めるということは、当然、人的なものも含めてお金がかかるわけでございますので、今回の決算の審議、これから始まりますけれども、しっかり部長が受けとめて、次年度に政策として提言しながら予算要求できるような議論ができればいいなと思いながら、審議をしてまいりたいと思っております。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。それでは、ページごとに質疑、意見を許します。
最初に、 226、 227ページ。はい、平野委員。
◆平野 委員
227ページ、まず環境保全事業費の
環境保全審議会委員報酬ですけども、13人いらっしゃいますけども、事業報告書を見ても、その内訳も載っておりますが、この委員さん、この報酬額というのは一律なんでしょうか。それとも人によって違ったりするものなんでしょうか。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
一律でお一人、日当 9,400円をお支払いしております。
◆平野 委員
ありがとうございました。続けてよろしいですか。
○小林 委員長
どうぞ。
◆平野 委員
その下の○
環境保全審議会運営費の諸経費ですけども、この諸経費は主に何のことでしょうか。お願いします。
◎山地 環境政策課長補佐
審議会中における会議録を作成するため、その会議録の翻訳のための委託料の支出に当たります。
◆平野 委員
ありがとうございました。続いて、3つ下の○
駅前公衆便所等維持管理費についてお伺いしたいんですが、今、調布の駅前も暫定的な広場になって、マルシェなんかも行われておりますけども、調布の駅前のあの公衆便所、実際ひどい。悪臭もしていますし、関東村とまでは言いませんけども、あそこも、せっかくあれだけ暫定的な広場ができて、ああいうふうにイベントも行えるのに、あのトイレはえらいイメージ悪いなというか、暫定広場なので、まだ今後これから整備するのですけれども、まだ期間が何年かあるんであれば、あのトイレだけでも一時的にも、もう少し衛生的にも、何とかきれいにならないものかなというふうにいつも思っているんですけども、どういうふうにお考えでしょうか。教えてください。
○小林 委員長
はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
御指摘のトイレにつきましては、その他のトイレ以上にやはり稼働率が高いと思われますので、清掃も1日2回、多く行っているところでございます。2回行っているところではあるんですけれども、御指摘のような、まだ不十分であるというようなことですので、今後もう少し実情をよく調べまして、今後のあり方なども検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
◆平野 委員
高圧清掃ですか、それも一つの効果的なものであるとは思うんですけれども、やはりトイレのドアといい、やっぱり全体的にひどいんですよ。だから、ここには維持管理ということで、年々維持管理しながらということなんですけど、思い切って改修まできちんと視野に入れて私はやるべきだと思っているんです。あんなトイレ恥ずかしくて、ここが調布のメインの駅前のど真ん中の広場のトイレですと、調布として、あんな恥ずかしいトイレありませんよ。これ、本当に真剣に考えていただきたい、要望したいと思います。
最後、もう一個だけ。喫煙マナーアップ対策ですけども、これも行事として頑張っていただいていることは評価しているんですけども、実際、市内の中で歩きたばこ禁止区域というものが明確にございますよね。歩きたばこ禁止区域というのは、もう市内全部なのか、それとも駅前の一部分、人通りの多いところだけなのか。この区域がいまいちわかりにくいんですけども、この歩きたばこ禁止区域というのは具体的にはどの範囲を言いますか。教えていただけますでしょうか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
歩行中の路上喫煙ということかと思うんですけれども、特定の禁止区域は現在の条例ではございませんで、全地域といたしまして、可能な限りやめてくださいというような規定になっているところでございます。
以上です。
◆平野 委員
そうですか。私は、せめて駅前とか人通りの多い区域を区切って、ここだけは歩きたばこ絶対だめというふうに決まっているものかなと思っていたんですけども、決まってないのであれば、やっている人に対して注意もなかなかしにくいというか、ちょっと曖昧だなというふうに感じるんです。
やはり常識的に考えて、これだけ人の多い中、小さい子もいる中、歩きたばこを普通するかというような、常識に考えて判断できるような場所ももちろんございます。そういった危険な区域は、ここはだめなんだということを明確に、路面のシールなんかも張ってくださったりしていますけども、あれではやっぱりわかりにくい部分もありますので、もう少し対策として、調布独自でそんなことできるのかわかりませんけど、道路標識みたいな、ああいうようなものも視野に入れて、何かしら具体的な、ここはだめというものをやっぱり表示、明示すべきだと考えているんですけど、いかがでしょうか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
おっしゃるように、他市におきまして一定区域を歩行喫煙禁止としているところもございます。私どもの条例につきましては、御指摘のように課題があることも重々知っておりますので、今後、喫煙所の整備も行っていくつもりでありますので、それとの兼ね合いを考えながら、より検討を深めていきたいというふうに思っております。
◆平野 委員
ありがとうございます。駅前なんかでも、パーティションをつけて、ああいうふうな整備もしてくださっていまして感謝しているんです。評価もしたいと思っているんです。だけども、めり張りを、せっかくああやって、ここは吸ってもいい場所というふうにきちんとしているんであれば、それ以外はだめですよというふうに、めり張りをきちっとつけていったほうが、より啓発しやすいというふうに思いますので、要望ですので、よろしくお願いいたします。
以上で結構です。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
たばこの話が出たので、私も1、2点。1つは、そこの、今、平野さんが質問されていた並びの中に駅前灰皿清掃委託というのがありますよね、53万円。これ、具体的な中身はどんなものなんですか。
○小林 委員長
はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
調布駅の南側のバス停のそばなんですけども、こちらに設置しております喫煙所の中には灰皿が2基設置してあります。その中にたまりましたたばこの吸い殻を1日2回回収いたしまして、その周辺のお掃除をいたします。それと植栽もありますので、そちらの水やり、あと、外側の周辺清掃、こういったあたりを含めております。
以上です。
◆雨宮 委員
この場合の積算単価は時間ではかるんですか。例えば半日とか1日とか、単位。あるいは灰皿1件につき幾らとか。つまり、この53万円という金額を見て、正直、灰皿の清掃にしてはやけに高いなと思ったんです。だから、ちょっと細かいことで申しわけないんだけど、聞いたんですけども。委託先はシルバーか何かなんですか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
おっしゃるとおりでございます。
◆雨宮 委員
すぐ出ないんであれば、後でも結構ですが、その積算根拠をやっぱり明確にしていただきたいなというふうに思うんです。そうしないと、普通、灰皿を片付けて、1日2回で……。
○小林 委員長
その件に関しては午後に答えるようにお願いします。
では、ほかの質問にしてください。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
それから、環境保全審議会なんですけど、事務報告書の中に予算のときにも聞いた記憶があるんですけども、第2回目、仮称ではありますけれども、公共工事環境配慮指針というのがありますよね。これについての報告となっていますが、事務報告書の 469ページです。ここでは報告になっているけど、これはもう成果物として完成したんですか。
○小林 委員長
はい、河西環境政策課長。
◎河西 環境政策課長
今まだ案の段階でございまして、結局、なぜこういう状況かといいますと、最終的に取り扱いの問題が出ているんです。庁内でどういう形でそれを運用していくかというところで、今とまっている段階でございまして、これを来年度予算に反映したいものですから、それまでに取りまとめて、恐らく今年度中の策定ということで考えている段階でございます。
◆雨宮 委員
これは、保全審議会に対して報告という扱いになっていますけども、当然、では業者委託でやっているわけですか。それとも庁内で策定しているんですか。
◎河西 環境政策課長
こちらのほうは業者のほうに委託をしております。
◆雨宮 委員
庁内的にまだとまっているという、どこに問題があるのか、ネックがあるのか、その辺を明らかにしてもらえませんか。
◎河西 環境政策課長
おおよそのチェック項目、市独自の上乗せの内容と法的なチェックというところは、どこも問題はないんですが、企画段階、計画段階、実施段階というチェックを行っていくということになるんですが、特に企画段階ということになると専門的な知識が必要ということでございまして、施設の所管課だと技術職がいないものですから、どうやってチェックをするんだということと、その技術職がいるところ、特に建築の工事なんですけど、そこでは、最初の段階では業務量がふえてしまって問題が出てくるというような、そういう問題があって、そこをどういう形でやりとりをしていくかというところが、今、課題となっているということでございます。
◆雨宮 委員
今の説明ですと、例えば企画段階での技術的なチェックを、現状の職掌でいくと、はい、7階となる可能性、あるいは営繕のほうに持っていくとか、具体的にはそういうことになるということなんですか。
◎河西 環境政策課長
一番、建築職が多いということになると営繕課ということになるんですが、営繕課の職員も通常業務を抱えておりますので、そこら辺の技術的な内容をどう共有できるかということになりますし、今回の目的が企画段階でチェックをしないと予算に反映ができないということになります。設計段階ではもう手おくれになりますから。
この1つの目的としては、企画段階で環境の配慮をしていただこうという目的でやっていますので、そこをチェックするとなると、ある程度の専門知識ということで、ちょっと営繕課には負担になってしまうんですが、営繕課と相談を今しているというところでございます。
◆雨宮 委員
今聞いた説明では、非常に重要なポジションというか、役割になるわけでしょう。そうしたら、それは他部、あるいは他課との調整というふうな緩やかな取り組みじゃなくて、もっとがっちりとした、例えば組織的な裏づけについても考えていく必要があるんじゃないですか。そうしないと、どこも大体今は業務量は飽和状態だから。これ以上、荷をかぶせると、それこそ潰れてしまいかねないみたいな状況だってあるわけでしょう。
しかも、冒頭の部長の発言にもあったように、それから、今までの委員の発言にもあったように、21世紀は環境の世紀だと言われていて、それを企画段階から取り込んでいくというんであれば、やっぱりそれなりのしっかりしたスタッフ構成がやられていかないと、それこそ絵に描いた餅になるか、ないしは途中で破綻して、やっぱりだめだったという話に、その2つぐらいしか選択肢がないように思うんですけれども、その辺どうなんですかね。
◎河西 環境政策課長
そういうこともありますので、なるべく負担を減らすためにチェックリストにしてあるんです。それについては何回か研修を重ねて、当然、所管課というのは施設の所管課ですね。そこと技術職のほうで共有をして、チェックをして覚えてくれば、基本的な話ですから、あとは法的にクリアしなきゃいけない問題等のチェックということになりますので、そこら辺は負担にならないような形で今調整をしているところでございます。
ここについては、ある程度、営繕課とも妥協点というのは探り当てた状況でございますので、なるべく早い段階、予算編成までに、この内容については案まで何とかまとめていきたいと考えております。
◆雨宮 委員
やっぱり環境ベースで上乗せをするという、イメージが具体的に湧かないんですけど、例えば教育関係の施設をつくるとするじゃないですか。そういう場合に環境サイドから見た場合の基準に基づく上乗せというのは、具体的にはどんなことになるんですか。
◎河西 環境政策課長
先ほどから部長の答弁の中にも出てきていたんですが、基本的には騒音とか振動とか、工事をやるに当たって、当然、今、苦情が来たりする場合もあるんですね。それをできる限り、振動や騒音が少ない機械を使っていただく。また、材料にしても、環境に配慮した材料を使っていただく。
先ほどの議論にあったように、環境にいかに公共事業が配慮できるかということを、合法なんだけど、さらに配慮するというものを上乗せしているというものでございますので、ここについては、数値目標ではなかなか難しいので、そこに上乗せした分をプラスという配点をしていって、自分たちの取り組みを公表していくということを考えております。ここについては、公共工事に関してどれだけ環境配慮したかという目的で策定をするという内容でございます。
◆雨宮 委員
では、この問題、最後にしますけども、今まだ取りまとめの最中という話でしたよね。しかも、来年度の予算編成に間に合うように成果物にしていくという話だとしますと、具体的にはいつごろまでに結果としてまとめるのかという、要するにタイムリミットですよね、その辺はどうなんでしょうか。
◎河西 環境政策課長
今のスケジュールですと、10月、11月ごろまでには案を策定したいと考えております。ただ、これは、4月1日の施行となると、当然、適用というのは4月1日以降ということになるんですけど、今の段階で配慮ということになりますので、職員に研修を行って、できる限りの配慮を行っていただきたい。正式なものについては来年度以降ということになるとは思うんですが、正式には来年度以降の工事については、それを守っていただきたいというふうな流れで進めていきたいと考えております。
◆雨宮 委員
そうすると、本格的な実施というのは27年度以降ということになるですか。
○小林 委員長
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
27年度に計画をつくった事業について当てはめていくという形になりますので、実質、予算の執行は28年度とか29年度になるということを想定しております。その間、事業をチェックシートを使いながら、既存に当てはまった該当の事業等を研修等をし、チェックシートを勉強していただくというような、取り組みをやっていただく予定で考えております。
◆雨宮 委員
わかりました。それから、環境保全審議会の問題でもう一点。同じページの事務報告書のところに、委員からの協議提案事項についての協議という表示があるんですが、これは多分、委員側から具体的な内容を提案して、それについての議論という、イメージ的にはそういうことになるんでしょうが、実際にそういう具体的な、こんなことをやったらどうかという提案みたいなものはあるんですか。
◎山地 環境政策課長補佐
実質、昨年度の環境保全審議会から、委員同士の間で保全審議会の場を活用し、協議、検討を行っていただきました。その結果といたしまして、昨年度の第3回目の環境保全審議会において、取りまとめた結果を委員の方々から市長に対して建議を行っていただいております。
建議の内容につきましては、市のホームページに、2月19日時点で既にホームページにアップして公開しておりますので、どのような建議であったかは市民の方々も把握できるように、建議が終わった時点で公表しているという状況となっております。
◆雨宮 委員
基本的な枠組みの問題として、建議については、毎回の審議会で委員の側からそういう提案があれば採用するということなのか、あるいは大体1年度に4回とか5回とかありますよね。その年度初めに建議を受けるということになるのか、その辺の基本的な仕組みというのはどんなふうなんですか。
◎山地 環境政策課長補佐
定期的に建議を委員の方からいただくというような、ルーチンのような形でのルールはございません。今回は、特に2期連続で会長を務めていただきました現会長が、自分たちの2期目の成果として、ぜひ市長に対する建議を行いたいということで、その状況もあったことから、再任を各委員の方にお願いをし、2期目の成果として、今回、建議が提出されたという状況となっております。
◆雨宮 委員
わかりました。
○小林 委員長
それでは、このページ、途中ではございますけども、午前中の審査はここまでとして、午後、引き続き 226、 227ページの審査から行いたいと思います。午後の再開は1時20分からといたします。委員会を休憩いたします。
午前11時50分 休憩
─────────── ── ───────────
午後1時20分 開議
○小林 委員長
建設委員会を再開いたします。
初めに、午前中の議案第51号の環境部所管 226、 227ページの質疑の中で、理事者から発言の訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
先ほどの私の答弁の中で、灰皿の台数を2基というふうに申し上げましたけれども、正しくは1基でございました。訂正をしておわびいたします。申しわけございませんでした。
以上です。
○小林 委員長
それでは、ただいまの発言の訂正について御了承をお願いいたします。
それでは、午前中の雨宮委員からの質問に対する答弁を求めます。はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
灰皿の清掃委託料の積算の内訳でございますが、単価が 788円でございまして、年間の清掃回数が 650回ということで、1回当たりのおおよその所要時間ですけれども、1時間程度ということでございます。
以上です。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
答弁ありがとうございました。非常に細かい内容でありがとうございます。灰皿の掃除とほかに付随した作業、さっき何かちょっとあったような気がしますけれども、おおむね1時間かかる作業というと、どんなことなんでしょうか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
仕様書に基づきまして詳しく申しますと、まず灰皿内の清掃、そしてごみの処分、それから火の気でございますので水の補充、そして囲む植栽、こちらに水やりをする。夏場は1日1回、その他の季節は1週間に2回程度、必要に応じて散水をするということ。
それから、灰皿本体の拭き掃除がございます。それから灰皿周辺の清掃、そしてごみの処分がございます。それから、灰皿の状態がきちんと機能しているかどうかの点検。それから、灰皿、それから周辺の落書きなどの汚れ、これもございますので、これの修正ですとか、回復が困難な場合は私どもに伝えていただくというようなこと。
それから、火がついてしまっている場合もありますので、これの消火ですとか、処分というような、以上となっております。
◆雨宮 委員
わかりましたということで、とどめておきます。
○小林 委員長
はい、漁委員。
◆漁 委員
私は、地球温暖化対策費で幾つか伺います。地球温暖化対策事業、事業名として明記されるのは多分仕方がないのかなと思うんですけども、年間 1,000万円という、数字だけ見ると調布の地球対策は 1,000万円しか使っていないのというふうに思われがちになってしまって、多分そのほかにも、土木費で計上しているものもあれば、総務費で計上しているものもあれば、それぞれのセクションで関連した事業を取り組んでいるのかなと思うんですが、市民の目に見えやすいというスタイルでの調布の温暖化対策事業総体として、こんなことをやっていて、これくらいの1年間の CO2抑制につながっているよみたいな、そういうものが情報としてきちんと伝わる手だてだとか、集約した資料みたいなものというのはあるんでしょうか。
○小林 委員長
はい、河西環境政策課長。
◎河西 環境政策課長
年に1回、これは前年度ということになるんですが、環境年次報告書というものでまとめておりまして、 CO2の換算まではいっていないんですが、これは環境基本計画の取り組みとして、温暖化に効果のあるものとして、ごみのリサイクルの話から、基本的には緑地の問題とか緑の問題とか、広域にわたって市民には報告ということでしておると。
◆漁 委員
わかりました。やっぱりある程度まとまったものがあって、調布がやっていること、周辺自治体、先進自治体がやっていること、いろんなものを比較もしながら、自分たちの今の地球温暖化対策の立ち位置がしっかり見えるような、そんなものを今後も工夫をしながら、見やすいわかりやすい資料づくり、伝えやすい資料づくりをお願いできればと思っています。
次は
地球温暖化対策委託料が 417万余円ですが、説明の中では、これ、ちょっとメモを書き落としたのか、具体的に委託料ですから、どんな事業内容なのかなというあたりをもう一度お聞かせください。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
御質問のありました
地球温暖化対策委託料につきましては、何種類かの委託を実施しております。まず1つが
特定温室効果ガス排出量検証委託でございます。東京都の検証ガイドラインが厳しくなり、委託料が増加傾向にきております。
もう1つが
技術管理者等業務委託。それから、午前中にも雨宮委員から御質問のありました公共工事環境配慮指針策定業務委託についての委託料。それから、地球温暖化対策推進検討業務委託料について支出をしております。
重立った委託料については以上でございます。
◆漁 委員
わかりました。あと、機器購入が 600万円、対策委託料が 400万円で、合わせて 1,000万円少しということで、先ほどと関連するにしても、この対策事業費そのものの大きいのが住宅用機器購入と温暖化対策委託料の2つになっているのかなと思うんですが、住宅用機器購入では、説明では、26年度はエネファームに絞ったという話のようで、これまではどんな温暖化対策の住宅用機器購入がされていたのかということと、あわせてエネファーム一本に絞った理由とその効果の検証が2つ目で、3つ目は、実はここが一番聞きたかったところなんですけども、こうした地球温暖化対策の事業で、国や都が行っている事業で、調布市がしっかり取り込んでいるものはどんなのがあったりしていたりするのか。
もう1つは、逆に自治体独自でやっていて、でも、これはすごい効果があったり、いい事業で、他市に広げながら、他市と連携をとりながら都と国の事業としてかませながら補助金も広げたり、事業規模を広げていくような、そんなテーマとか、考え方での取り組みというのは何かないのかなという素朴な疑問点があって、これが最後の質問なんです。
ここに力を置きたかったというのは、やっぱり自治体の中から東京都や国の施策に単独の自治体でやっても声は届かなくても、連携しながら自治体間同士で国や都がやらない事業で、効果のある事業をしっかり考えてやっていって、1つの固まりになって上に押し上げていくという、こういう姿勢なんかも必要なのかなと思ったものですから、伺ったところです。
◎山地 環境政策課長補佐
ただいま漁委員から多岐にわたって御質問いただきましたが、最初に 600万円の対象機器について、どのような対象機器に補助をしたのかということの御質問についてでございますが、25年度につきましてはエコキュート、エコジョーズ、エコウィル、エネファーム、ペレットストーブ等に補助を行っております。
御説明のときに、26年度はエネファームに絞りましたということで御説明を差し上げましたが、今まで申し上げた対象機種につきまして総体で比較をしても、エネファームがCO2 削減効果が最も高く効果があるということで、地球温暖化対策に資する機種ということで、26年度につきましてはエネファーム一本に絞らせていただいております。
最後は、国の動向等について一緒に連携が図れるものがあるのかということの御質問でございますが、この4月、5月に国がエネルギー基本計画を閣議決定したところでございます。原発等をベースロード電源とするという形で載せておりますが、国につきましても、このエネファームを地球温暖化対策に対する最も効果的な対象機種として、今後20年、30年で3倍、4倍に拡大していくということで、補助金を拡大していく予定をエネルギー基本計画にうたっております。
東京都におきましても、国におきましても、現在、高効率給湯器につきましてはエネファームにのみ補助金の対象機種を絞っておりますので、調布市におきましても、この高効率給湯器につきましては、温暖化対策に最も効果があり、国、都の施策と整合が図れているエネファームに一本化した次第でございます。
他自治体の動向を踏まえても、直近の状況では、ほかの自治体もエネファームに絞り始めつつあるという状況でございますが、国のほうは一方で、蓄電池等についても補助金を出すような状況をしておりますが、環境負荷を検討したときには、調布市においては、蓄電池についての補助についてはまだ今後の検討課題というふうに認識をしております。
以上でございます。
◆漁 委員
エネファームに絞ったという理由や国・都の住宅用機器購入への姿勢、方向性についてはよくわかったところです。それ以外にも、国サイドは今、蓄電池含めて新たな施策展開も考えているようですが、やっぱり国・都のそういう温暖化対策、いろんな細かな事業がいっぱいあろうかと思うんですが、ぜひお金をかけないで、国と都のお金をうまく使って、施策を使って、市がPRしながら取り組んでいくという、そうした視野の広さとアンテナを高くしながら事業の拡充をぜひ進めていただきたいと思いますし、繰り返しになりますが、市単独ではなくて、やっぱり三多摩自治体間の連携とりながら、大きな固まりとして要望を出していくというのも必要なのかなと思っていますが、それらの課題、掘り起こしだとか、取り組みについてぜひ工夫をしていただければと思います。
以上です。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
私から何点かお聞きします。まず最初に、上のほうに書いてあります環境基本計画について、ちょっとお聞きしたいと思います。今、調布市で策定されています環境基本計画は27年度までで終わることになっています。そうしますと、新しい計画ということでいくと、ことしが26年度ですけれども、来年もう27年度に入っていきますので、この計画を次につなげる意味で総括どうされているのか、どうつなげていくのかという点が1点。
基本計画が今ローリングをして見直しに入っております。そういった場合、お聞きしたいのは、この環境基本計画、一応、27年度で終了にはなっておりますけれども、ここで出ている施策とか、そういったものを例えばローリングしたときに、先ほどの話で4点、力を入れている。そういった部分で、やはりもう少し後期基本計画の中に事業を強く展開していきたいものについて、何かとられているものがあるのかどうかといった点も含めて、基本計画についてお聞きいたします。
それが1点と、もう1つ、地球温暖化対策費がここに出ておりますけれども、今、温暖化対策に対してのやりとりがありましたけれども、調布市においては、この対策事業というのが行政に限られていまして、なかなか市域全体の実施効果ということのパーセンテージが非常に低いということがやはり問題になっているのではないかと思うわけです。そうしますと、先ほど最初の総括のところで市民との協働という話をいたしましたけれども、もう少し市民や事業者に向けて、幅広くそういった事業を広げていくようなことを考えていかないと、なかなか効果は上がらないというふうに思うわけです。
例えば中野区では、そういった環境対策に対して、地球温暖化対策に対しての条例を制定しているとか、いろんな取り組みをする中で、実際、市民と一緒にやっていくとかという事例があるわけですけれども、今回の決算を通して地球温暖化対策に対しての市の今後の、市民も巻き込んだという意味での視点も含めまして、どのようにお考えなのかということをお聞かせいただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、河西環境政策課長。
◎河西 環境政策課長
まず1点目の御質問でございますが、先ほどもちょっと環境の年次報告書を出させていただいているということで、環境基本計画につきましては、その中で確認をし、PDCAということで、次の年にアクションとして改善をしているという内容でございます。
それで、次期環境基本計画が28年からスタートということになりますので、現在、プロポーザルで業者を選定中ではございますが、この後、進捗状況、課題分析、評価、現状、あと、環境のどういう状況なのかという、これ、世界的、日本の中ということもあるんですけど、そういう分析とかもいたしまして、その中でも新しい基本計画に何を反映していくかということでまとめてまいりたいと考えております。
市の基本計画との関係でございますが、現在、特に温暖化の計画で実施されている事業については継続という考えを持っております。あと、技術革新等で新たなものが発生してきたら、それを採用ということになりますし、今行っている太陽光発電、再生可能エネルギーの導入、こういうものがセットで行われることになると思いますので、次の展開としては、ちょっと難しいことはあるかもしれませんが、2点目の質問につながってくる、市民に何をやっていただくかということが非常に大きな課題になってくると思いますので、この点について新たに盛り込んでいく内容はありますが、基本的には今の事業の継続ということで考えております。
2点目の御質問でございますが、市民、事業者にどういう形でということでございます。実際に今現在の温室効果ガス削減目標につきましては、これまで1990年度比で25%削減と言われていたものが、2013年11月15日に日本政府からの発表でありますと2005年度比 3.8%の減ということで目標値を変更しております。この目標値は、1990年度比に換算すると 3.1%の増ということになっております。そうはいうものの、取り組みを緩めてしまうと CO2は減らすことができませんので、事業は継続ということを考えておりまして、私どもの調布市の
地球温暖化対策実行計画につきましても、特に区域施策編です。こちらについても、計画を今変更をしていない、そのまま継続するという考えでございます。
ただ、この区域施策編、多くの市民の方に協力をしていただいているんですが、実際に CO2の発生量を確認、分析してみますと、民生部門、これは事業者と市民ということなんですけど、特に民生部門の中でも家庭での排出量が非常に多いんです。52%増ということになっておりまして、やはり、ここに手を入れないことにはなかなか温暖化の対策は進まないということになっております。
原因は、やはりエネルギー事情そのものと、人口の増加と、皆さんも覚えがあると思うんですけれども、大インチのテレビに買いかえたり、パソコンの普及とか、電化製品の問題があったり、なかなか減らしたくても減らせないということがあります。これを大きく削減するためには、ライフスタイルそのものの変更、それと家電を省エネ型に買いかえ、車をエコカーに買いかえ、住宅、マンションについては再生可能エネルギーの導入、エネルギー管理システムを導入する。さらには省エネ建材の使用など、こういう設備に対してお金の負担がやっぱり出てくるということになりますので、ここをどうしていくかということが今後の課題となってくるかと思います。
現在は、健康上とか生活上、無理のない範囲での CO2削減ということでお願いをしているところですが、やはり技術革新による削減と、みずから努力していただくということを今後やっていかなければなりませんから、まずは市民の方々に周知し、理解を求めるということをやっていきたいと考えております。その1つとしては、今、市民の皆様を中心に立ち上げていただいた未来のエネルギー協議会がございます。その中で、公共施設の屋根貸しのほかの話の提案をいただいているんですけど、市民の方々に研修会、シンポジウム、これを行って周知をしていくということを協働でやっておりますので、まずはこの点について力を入れていきたいと考えております。
以上でございます。
◆大河 委員
御答弁ありがとうございました。やはり計画のローリングはあとわずかな期間ですけれども、今期でいえば27、28、29、30までですから、これが終わるのが27年ですから、当然その先まであるわけです。ですので、やはりここ何年間でドラスチックに変わってきたと思います。そして、自然災害についても、何十年に一遍の雨が毎年、何十年といいながら、実際起きている。
ですから、私たち自身が今までの価値観でいろんなことを考えていたことと、やっぱり大きく地球そのものが変化してきているんだなということを強く感じるわけです。ですので、市のほうも政策的にかなりこの次の計画に盛り込んでいくということは、多岐にわたり具体的なことを考えていかないともたないというふうに私は思っておりますので、ぜひそういう視点を入れていっていただきたいと思います。
それと、今、エネルギー協議会の学習会、これ、入札でとったときの事項にも書いてありますし、今いろんなところで、私も出たことがあります。ただ、その中でやっぱり省エネに対してやると、大きなテレビというふうな話もありましたが、例えば冷蔵庫の下を掃除機でやるとかなりの省エネになるとか、いろんなことがあるわけですので、やはりそういったことをきちんと市民の人に伝わるようなことをしっかりやっていって、目標値を達成するようにやっていただきたいというのと、市民を巻き込んでいかないと解決できない時代になったということですので、参加と協働を挙げているわけですから、特にここの辺のところはしっかりと見ていっていただきたいなというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いします。
最後にもう一点、このページに深大寺地域資源活用、この事業があります。これ、大分努力されて、いろんな形で前に進んできたのかなというふうに思いますけれども、予算のときのやりとりでは、もし土地を買ってほしいということが出たら、ぜひ買いたいという部長の答弁もあったように記憶しておりますけれども、今進めていく中で、そういった内容とか、特に地権者の方の意見とかもいろいろあるかと思いますけども、進捗状況も含めて、次年度どんなふうに進めていくようなつもりなのかだけお聞かせください。
◎河西 環境政策課長
来年度につきましては、東京都の農業・農地を活かしたまちづくり事業、こちらのほう、あと2カ年計画で事業実施ということになっておりますので、そちらの事業を進めてまいります。
◆大河 委員
これ、長年言って、ようやく具体的な計画になってきたということだと思いますので、ぜひ計画の有用性とか、よさというものを皆さんに知っていただきながら、早い段階で里山の風景とか、いろんなことが崩れないような状況で進んでいくのと、生きた資産として、子どもたちのやりとりもありましたけれども、子どもたちもいろんな形で参加できるような形の進め方というものをお願いしたいというふうに思います。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
私も今の深大寺・佐須地域の問題について、ちょっと何点か。ここで言われている基本計画、これだと思うんですけれども、これの一番冒頭のところで市長が平成21年3月というから、20年度ですよね。20年度に構想をつくって、今回、基本計画の策定に至った。つまり構想から計画まで足かけ5年かかっているわけですよ。通常、環境というか、一般的な行政計画というのは、長くても2年とか3年ぐらいで、ある種の成果にたどり着きますよね。この場合には、さっき言ったように5年強かかっているわけで、やっぱりいろいろな課題があったから、それだけの時間がかかったんだろうというふうに私は受けとめているんですが、具体的に構想から計画に至るまでの間に、整理されたというか、クリアされたというか、課題、細かいことは結構ですけれども、大きな課題は何が整理されたのかというのが第1点目です。
それから2つ目は、これは読んでみて、とにかくカテゴリーがいろいろあり過ぎて、主題が何かというのがよく見えないんです。今話にあった農地再生があったり、緑地の保全があったり、生態系のどうのこうのと、どうのこうのじゃないけど、そういうものがあったり。だから、言わんとしていることはわからないわけではないんですけども、これを計画段階から今度、実施段階に移していく場合に、何が中心的なターゲットなのかということをもう少しはっきりさせていかないと、実際の計画から実施というところにもっていくのに非常に難しいんではないかなということを感じているんですが、その点について2つ目です。
それから3つ目、ここに進行管理のテーブルが、これの何ページかに載っているんですが、これはこれで読めばわかるんですが、ただ、一般的に言いますと、こういう計画というのは大体いつごろまでを目指してとか、今の最上位の基本計画でも10年間というふうにうたっていますよね。ところが、これにはうたっていない。事の性格上、うたい切れない部分があるのはよくわかるんだけれども、しかし、例えば何年後ぐらいにはこんな絵姿にみたいなものが描かれてもいいのかなというふうに思っているんですけど、現時点で、その点はどういう議論がされたのか、あるいはされているのか。この3点、とりあえずお願いします。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
3点御質問いただきましたが、最初の基本構想から計画策定まで5年を要した課題についてお答えをいたします。冒頭、私どもが計画を策定するに当たり、現地地権者の方々とお話をさせていただきましたが、構想を策定した段階で地権者の皆様が所有する土地を勝手に公有化した後の絵姿を描いた基本構想というものを地権者の方々にお示しをし、大分反発を、御自分の土地に勝手に絵を描いたということも含めて、お怒りをいただきました。そういった不信感を現地の地権者の方々がお持ちになり、今回、基本計画を策定するに当たっては、まずは現地の地権者の方々との信頼関係を醸成するために大きな時間を要したということが1つの課題としてありました。
そのために、この2年、3年、5年という時間を要してしまったということですが、現時点、基本計画を策定したことにおいて、地権者の方々との信頼関係はかなり高まってきているという形で認識をしております。
2点目について、事業のめり張りがよくわからないということで御質問をいただきましたが、地権者の方々にとっては、今現時点で御自分たちが所有をしている土地について、市等に勝手に絵を描いてほしくないという気持ちを非常に多くお持ちです。したがいまして、市としても将来的な公有化は意識しつつも、すぐに公有化のための資金等の捻出が、基金等の統合を図る中でも捻出できるわけではありませんので、ここの風景を残していくためにでき得る限り営農支援をし、農業を継続していただくことが、この深大寺・佐須地域の風景を残すことの一番大切な近道であると、お金をかけないで残せる施策として認識をしております。
したがいまして、重点施策の中で営農支援を冒頭、一番最初に掲げたものは、そういった理由で、東京都の農業・農地を活かしたまちづくり事業を本事業の営農支援の活用施策として補助金を活用し、適用したわけでございます。
一番最後の質問、通常計画には計画終了年度等を明記するものだということで御質問があったと思います。計画終了年度につきましては、今まで御説明した趣旨を御理解していただければおわかりのとおり、地権者の方々にとっては、将来的にも引き続き自分たちの子孫に御自分たちの土地を相続して残していきたいという気持ちを非常に強くお持ちでございます。そういった土地に対して、将来、公有化した姿を何年後に、10年後に公有化した姿を示しますというような計画は、そもそも構想をつくったときに地権者の方々が反発を大きく抱いたことと全く同じことをこの計画でやってしまうことにつながりかねないということで、地権者の方々に御理解をいただくためには、まずは営農支援で皆様方の農地を未来永劫続けられるように残していくことをこの計画の第一主眼として残していくということを定めるために、最終計画年度をあえて入れていないということで、この計画を策定した次第でございます。
以上です。
◆雨宮 委員
それはわかります。結局、ある種の将来ビジョン、目指すべき方向みたいなものの計画という多分位置づけなんだろうというふうに思いますけども、それにしても、例えば都市整備関係だと地区計画って網かけることができるじゃないですか。この深大寺の場合にどういう法的な手法があるか私もよくわかりませんけれども、可能性としては、そういう何らかの形で網をかけるというふうなことは考えられるんですか。
○小林 委員長
はい、河西環境政策課長。
◎河西 環境政策課長
基本的に、その計画については3段階の絵を描いております。1段階目は、今説明があった営農支援によって継続をする。これが長ければ長いほどいいという計画です。次の展開は、生産緑地のまま、そのまま活用していく。例えば農家の方が体を壊しても、それで収入を得られるような形での、例えば体験農園等の活用です。3段階目は公有地化をして活用していく。
こういう絵となっておりますが、今の規制誘導ということになると3段階目の話になってきます。これ、購入の段階においては、当然、単費というのは非常に難しい話になってきますので、そこには今、区域も限定している計画となっておりますから、都市計画の手法等を使いながら、例えば東京都に農の風景育成地区という、そういう制度もあるんですけど、そこにさらに農業公園等の内容も検討して、なるべく市に負担のないような形で公有化をしていくということを考えております。
この点については、先ほどの農業従事者の方々、うちの土地に勝手に絵を描くなと言われておりますので、そういうことは考えておりますが、現段階では、すぐにそういうことをします、いつまでにやりますということは、計画上は記載をしていないということでございます。
◆雨宮 委員
基本はやっぱり地権者との合意というか、同意ですから、だから、そこのところを押し破るということはもちろんできないんですけど、同時に、こういうことを市としては考えているんだということのアピールをしながら理解を得ていく、考え方に理解を得ることと、具体的な営農支援という形で現実的に支えていく。だから、平成30年ごろまでには生産緑地関係の相続税制がかなり大幅に変わるんではないかとも言われているようですから、そういうこととセットで考えていくと、もっともっと事は進むのかなという感じもするんですが、いずれにしても、営農意思はあるんだけれども、現実問題として手放さざるを得ないというような状況も多分予想されるんだと思うんです。だから、そこに対してどうしていくかというのは、もう1つ、今後の課題として考えていく必要があるんじゃないかなというのは、今やりとりを聞いて思いました。
以上です。
○小林 委員長
はい、清水委員。
◆清水 委員
私も幾つ質問させていただきます。太陽光発電事業なんですけれども、見える化というのを求めていました。現状、今どうなっているか、状況を教えてください。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
清水委員がおっしゃっている見える化につきましては、太陽光発電設備を載せた34施設の太陽光発電設備による発電量の表示の見える化のことをおっしゃられていらっしゃるのか、通常、見える化というのは、その施設で使用している電気を見える化し、節電につなげる、行動につなげていくための節電施策として実施をするものが見える化事業という形で通常的には言っているわけですが、お答えするに当たって、前者のことを、認識を質問されているのか、後者のことをおっしゃられているのか、申しわけありませんが、端的にお示し願えないでしょうか。
◆清水 委員
両方なんですけれども。例えば数値に上がってくるものとか、私、以前に申し上げていたのは、例えば発電した電力を使ってLEDライトが光る、実際に電球に反映されて光っているものを子どもたちが見て学習するような、そのようなことなんですけれども。
◎山地 環境政策課長補佐
それでは、まず前者。前者というのは、今回、太陽光発電設備を載せた34施設について、太陽光発電設備が発電した発電量の表示についての見える化でございますが、34施設中、市営住宅や大町防災倉庫を除いた14施設につきましては、それぞれ当該施設に太陽光発電設備のリアルタイムでの発電状況が見える19インチのモニターを室内に展示しております。したがいまして、その施設に行けば、発電量をすぐ把握できるという形になっております。
一方、通常の節電に向けた見える化事業でございますが、今年度、市への貢献事業の一環として、まちなか発電株式会社が見える化事業の実施を予定しております。対象としている施設につきましては、深大寺保育園及び西部児童館、西部公民館の2施設を対象としておりましたが、今般、西部児童館、西部公民館については、今年度、空調改修工事を行うということで、空調工事改修前に見える化事業を実施しても意味がないということで、現時点では深大寺保育園に見える化事業に係る設備を設置し、節電に向けた提案をできるように、子ども政策課及び深大寺保育園と調整中でございます。
以上です。
◆清水 委員
ありがとうございました。発電量を見えるのが14施設ということで、この発電量が見えて、市民がそれをどう考えるかというところまでやっぱり必要なことだと思いますので、ただ見えるだけでなく、その数字を活用して何が市民にできるのかとか考えていただけるのかというところまで考えて、その発電量の表示というものを推進していっていただきたいと思います。
それから、保育園も見える化が1件予定されているということで、やはり子どものころからの学習する環境の一環として、ぜひこちらのほうも。2件はだめになっちゃったということですけど、引き続き推進をお願いいたします。
次に、都市美化のほうについてお尋ねします。喫煙マナーアップパトロールというのを過去にも質問したことがあるんですけれども、この喫煙マナーアップパトロールは委託をしていて、委託費用がかかっているというふうにお聞きしていたんですけど、今決算ではどこに数字が上がってきているのか、ちょっと済みません、聞き漏らしたかもしれません。もう一度お答えいただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
今のお尋ねの件は41万 2,650円です。
都市美化推進業務委託料になります。
◆清水 委員
これは、たしか業者に委託しているものだと記憶しているんですけど、そうですよね。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
はい。
◆清水 委員
過去にも、業者に委託することよりも、市民と協働した活動をやっていく方向のほうがよろしいのではないかと質問させていただきました。今回、調布駅前クリーン作戦などもまた1つふえて、これは別に喫煙についてではないかもしれないですけれども、業者に頼んでまで、1駅についてたった5日間と3日間ですよね。それを業者に頼んでやる41万 2,000円何がしを払ってやるのであれば、ノベルティーグッズでもつくって、市民と協働してパトロールをやられたほうが意義があるというふうに私は考えるんですけれども、今後もこのマナーアップパトロールは業者に委託したまま続けていかれる方針なんでしょうか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
この事業につきましては、各駅の半径 200メートルぐらいの範囲で、細かい、小さい道のほうまでパトロールをしていただいて、実際に歩きたばこやポイ捨て等を直接注意をしていただくというような内容でありますので、なかなか直接注意というのもされる機会がありませんので、それなりの効果が上がっているというような判断をしておりますので、今後いろんな観点で検証した上で、今後については考えていきたいというふうに思います。
◆清水 委員
やはり業者にお願いするよりも、市民と一緒にやったほうが市民の意識も高まると思いますし、そっちの方向にシフトしていく時期ではないかというふうに思いました。
それともう一個、喫煙に関してなんですけれども、たしか調査か何かをかけられて、その後どうなっているかというのをお尋ねしたいんですけれども。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
おっしゃる調査は本年度に計上されている分ですか。それにつきましては、まだ契約をしておりませんで、その前段となります私ども職員が出向きまして、その調査のためのプレ調査的な検討を今行っているところです。
以上です。
◆清水 委員
そこで検討された内容というのはどんなことですか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
23年度にポイ捨てと歩きたばこの実態調査を行っているところなんですけれども、その後大分たっておりますので、実際どのような状況なのかというようなことで、全駅まで行けていないんですけれども、私も実際に時間帯も分けながら、例えば飛田給ですと午前中も行き、午後も行きみたいな感じで行って、ロータリー、それから主要な道路等の状況を見てきております。その状況によっては、当初委託料を使って調べるというような調査も、ちょっとまた考え直さなきゃいけないのかなという部分もありますので、何しろ自分たちの目でしっかりいろんなことを見ておきたいというふうに思っております。
それとあと1つ、特に強く思っておりますのは、やはり喫煙所を整備するとなりますと、それを取り巻く環境、事業者さんがいたり、そこのエリアをお掃除をしてくださっている地域の方がいたりとか、そういった方がいろいろいらっしゃいますので、その方の御意見なども今お聞きしているというような状況です。
以上です。
◆清水 委員
喫煙については、やっぱり受動喫煙の観点もありますので、分煙の推進ということを以前も言われていましたけれども、しっかりとそのあたりを推進して、調査もかけて、引き続きお願いしたいと思います。
もう一点、環境学習なんですけれども、環境学習は部長も総括でおっしゃったとおり、市民一人一人の役割が大きいということで、環境週間の環境学習ですとか、事業をこのように多くやっていただいていることは大変ありがたいことだと思っています。大変評価をいたしております。
それで、今年度、環境フェアが中止になってしまったんですけれども、環境フェアについては延期というのとか、予備日とかいうものは。やっぱり楽しみにしていらっしゃる方もあったと思うんですけども、その辺いかがでしょうか。
◎山地 環境政策課長補佐
環境フェアの開催日につきましては、6月が環境月間であり、第1週の土曜日が環境月間の中でも最も環境を啓発する日という形で全市的に規定をしていましたので、延期等については現時点では検討をしておりませんでした。
ただ、今回、40数回の開催実績を誇る中で初めて中止という形を決定させていただいたこともありますので、次年度に向けて少し工夫をする必要があるかどうか、庁内で、関係課の私どもの中で検討をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆清水 委員
お天気のことはどうしようもありませんので、ぜひ予備日などを御検討いただいて、環境フェアに向けて準備をされる方もいらっしゃったと思います。その準備も、なかったら全て無駄になってしまうものですから、ぜひ予備とか延期とかということも検討しながら次年度はお願いしたいと思います。
以上です。
○小林 委員長
はい、大河委員。端的にお願いします。
◆大河 委員
済みません。先ほどちょっと聞き漏らした点があったので、1つ。環境学習の支援事業について、ちょっとお伺いいたします。事務報告書を見ますと、いろんなところで環境学習支援をしています。特に雑木林ですとか、いろんなことをしていますが、水のことでいえば、多摩川自然情報館がありますけれども、水と緑ということに限っていえば、拠点になる場所がなかなかないです。ここで農業・農地活用事業とかありますけれども、やはり調布市が、これから環境保全ですとか、それを市民と協働でやっていくことを考えた場合、センター的機能のある場所がぜひ必要ですし、実際作業するとなればブランチも必要だと思いますが、こういったことをする中で、そういった課題意識とか、そういうものはお持ちなんでしょうか。お聞きしたいと思います。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
現在、環境政策課が所管する多摩川自然情報館につきましては、御承知のとおり水辺、主に多摩川を中心としたフラッグシップの環境施設として活用しているところでございます。
一方、市域全体を見渡したときには、深大寺植物公園に東京都が所管する植物多様性センターがございます。さらに、今般、昨年4月に稼働開始をした
クリーンプラザふじみの中にも環境学習機能がございますので、市内において、この3施設を有機的に連携を図りながら活用し、環境学習機能を、例えば多摩川自然情報館でパネル展示しているものを多様性センター、もしくは
クリーンプラザふじみでも確認ができるような連携を進めているところでございます。
◆大河 委員
ただ、私は、先ほどのキーワードの市民との協働といったことを考えたとき、調布の自然を維持、保全、活用していくことを考えますと、やはりフィールドのある場所で、そういったことの作業の学習ですとか、何かをつくっていくことにしろ。そう考えますと、例えば農場しかりですけれども、できれば、そういうような場所を有効活用するということも大事ではないのかなと思うわけですが、もう一歩踏み込んでどうなんでしょうか。これは部長ですね。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
多摩川自然情報館はさておいて、いわゆる水と緑全体を統括するといいますか、そういった環境学習、その他いろいろ活動の拠点ということでの御質問かなと思います。そういった拠点があるに越したことはないと思っております。
ただ一方では、今、新たな箱みたいな形でつくるというのは非常に難しい時代になってきております。そういった中で、先ほど山地補佐のほうからありましたとおり、既に環境学習機能の拠点が幾つかございますので、そういったところの連携をまずは図っていきたいということで、現在、私どもは取り組んでおります。新たなそういった水と緑、特に緑のほうになるんでしょうか、そういったような拠点については、また将来の検討課題ということで、その是非も含めて、今後、慎重に検討していきたいなとは思っております。
以上でございます。
◆大河 委員
特に都立農業高校の神代農場というのは現実に施設としてありますし、宿泊もできますし、それに関係する人もいるし、調布の自然そのものが、そこでいろんな学習もできるわけですので、新たな箱物というよりも、そこに人を置くことですとか、育てていく。そういうカリキュラムとか、そういうことも含めて、調布全体を見たときに、そろそろそういう手だてを打ちながら進めていくことが一番いいんではないかと私は思いますので、慎重にということですが、長期的なものを見て、一歩一歩確実に、その政策が進むようにぜひ努力していただきたいと思います。これは要望です。
○小林 委員長
はい。ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、次に 228、 229ページ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
基金です。地球環境保全基金ともう1つの基金の合併というか、一本化のことは長い間懸案事項になっていると思うんですが、その後の経過はどんなふうな形になっているでしょうか。
○小林 委員長
坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
地球環境保全基金と緑の保全基金の統合についてなんですけれども、これ、過去もう2、3年課題として挙げているんです。今年度をめどに統合する方向で条例化していきたいというふうに考えておりまして、今、環境部もそうですけども、行政経営部等とも協議を行っているところです。
◆雨宮 委員
それは年度内。年内でなくて、年度内ということですか。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
年度内。基金ですので、年度内で。
◆雨宮 委員
それはわかりました。いずれにしても、これまでの議論の中でも、問題は財源をどうするかというのが一番大きな課題になりますので、そういう意味では、しっかりした原資を確保しながら積み立てていくという、この方向はさらに強めていっていただきたいなというふうに思っております。
ちょっと別の話になりますけれども、大気汚染の測定のところで、事務報告書の 478、 479あたりに測定結果が表示されているんですけど、 479の大気汚染結果。1つはオキシダント、OX、これが環境基準を超した日数が 111日というわけですから、1年間のおおよそ3分の1に相当する日数だと思うんですが、これの基準値を超えているという1つの敷値でしかわからないんですか、汚染度の絶対レベルはどのぐらいなんでしょうか。
同じようなことが、その下のいわゆるPM 2.5、これも上のほうに基準値は1日平均で35マイクログラムパー立米となって、超えた日にちは1日ではあるんですが、この数字だけだと絶対レベルがわからないんです。そこのところをちょっと教えていただければなと思って。
○小林 委員長
はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
済みません、ちょっと順番が逆になりますが、PM 2.5のほうなんですけれども、移動測定によりまして7日間測定いたしました。そのうち、各箇所1日だけ超えている日がございました。まず1カ所が……ごめんなさい。基準値ですね。
◆雨宮 委員
いやいや、基準値は上に書いてあるんです。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
実測値ですよね、済みません。39でございました。ですので、数字が4ほどオーバーしたというようなことが1カ所です。それから、もう1カ所は38の日がほかのところでございました。もう1カ所は42がございました。
それから、オキシダントですよね……済みません、ちょっと細かくなりまして、今、手元に資料がございません。済みません。
◆雨宮 委員
手元に資料がないんであれば仕方がないというか、質問の趣旨は、要するに基準を超えたということだけで済ましちゃっていいかどうかという問題なんですよ。絶対レベルがどのくらいあるのかということでやっぱり検証しないと。特に固定局の市役所の屋上でしょう。それで、しかも 111日ということは、ほぼ常時環境基準を超えているという推測もできないことはないんですよ。しかも、そのレベルが基準値に対してせいぜい5%、10%程度のオーバーなのか、それが2倍、3倍というオーバーなのか。やっぱりそこによって対応策だって何か考えなきゃいけないという事態だって出てくるわけだから。それで、こういう数字を聞いているんです。
だから、確かに基準を超える日数も大事かもしれないけど、それの絶対レベルが表示されるようなものに翌年度以降ぜひ改善をしていただきたいなと、これは意見として申し上げておきます。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
今のについて関連ですけど、やはり事務報告書の1つの大きなことは、まさに今、雨宮委員さんがおっしゃったように、実数は書いているけど、それで何が課題だったのかとか、こうしたいということが、それだけではつかめないものになっている。ですから、事務報告は決算時に間に合わせてくるということは、次年度に向けて、ここから何をお互いに読み解くかということだと思います。
ですから、少なくとも出している側の方においては、その課題の説明はできるようにするということと、紙の関係がありますけれども、ちょっと備考欄にでも、こうだとか、そのことの課題認識、そういったものがあって初めてこれが生きてくるということだと思いますので、やはり少しつくりや決算に臨むときのありようとしては、そういった点も考慮して、これからやっていっていただきたいなと話を聞いていて思いましたので、これは意見として申し上げておきます。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
空気の次は水ですが、地下水の汚染調査というのは、これも毎年数字が出ていて、固定点で基準をオーバーしているというのは理解しているんですが、 481ページの一番上段のほうに、揚水原水濃度の推移ということで数字が出ていますね。その上のほうの文言による表現ですと、特にテトラクロロエチレン、これが12年度から曝気を始めたと思うんですが、 1,300倍だったものが55倍に減ってきている。これはこれでいいんですが、ただ、これで見ると、何かテトラだけが問題になっているかのように見えるんですが、下の数字を見ると、トリクロロのシス1、2というんですか、ジクロロエチレン、これも環境基準値との関係ではテトラと余り変わらないような倍率になっているじゃないですか。実際に曝気処理やっているのはテトラだけなんですかね。ここ、今まで余り気がつかなかったんだけど。
○小林 委員長
はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
この3つについて曝気処理をやっております。
◆雨宮 委員
そうすると、これは、テトラ以外にもトリクロロもシスについても、テトラと同じような低減傾向を示していると読み取っていいんですか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
シスだけがちょっと横ばいといいますか、大きな減衰が見られていません。
◆雨宮 委員
となりますと、もう12年から始まって25年だから13年経過していて、そのシスについては横ばいだということになりますと、私は、シスのジクロロエチレンの有毒性については全然理解していないから、余り素人がおこがましいことを言うつもりはないんですが、実際の有毒性、有害性とこの基準値を、これも0.04に対して 1.2だから 300倍でしょう。 300倍という高濃度で、しかも、それが横ばいで推移しているということについて、何らかの手だてを講ずる必要はないのかなという非常に素朴な疑問なんですけども、その点どうなんでしょうか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
確かに基準を大幅にオーバーしておりますし、当然、有害なものでございますので、何とかしなくてはいけないというような思いは常に持っているところでございます。
ただ、何分地下水ということでもありますし、なかなか発生原因もつかめておりませんので、現在とり得る方法といたしましては、このような形でいくというような状況でございます。
以上です。
◆雨宮 委員
では、最後にしますけど、あそこの一点だけ、ずっと歴史的に問題だったんですけど。だから、シスの有毒性、有害性について、ちょっと調査してみてもらえませんか、どんなふうになるのか。それと基準値に対して、どれだけの高濃度になった場合には人間にどんな影響が出るのかみたいな、そういう関係性について、ぜひ調査して結果を教えてください。
それから、今のところは今ここで話になっていましたけども、漬物屋さんの脇の井戸ですよね。その上に書いてある3丁目の市有地内となっている、これは別のポイントなんですか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
12本の井戸のほうでございますか。 南のほうですか。
◆雨宮 委員
その上に、多摩川3丁目の市有地というのがあるじゃないですか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
南側が市有地なんです。
◆雨宮 委員
わかりました。
○小林 委員長
ほかに。はい、清水委員。
◆清水 委員
私、1点だけ、多摩川自然情報館についてですが、多摩川自然情報館がいよいよ小学校と連携とか、いろいろ外に出て行ったりとか、本当に活発に活動されているというところはすごく評価できます。私、今回、議会で一般質問のときにタブレットPCの導入というのを教育のほうに提案をした経緯があるんですけれども、多摩川自然情報館とかでタブレットPCを導入すれば、子どもだけでなく大人も使えるなとか思ったりしたんですけれども、そういうメディア機器に関しての導入の今の状況だとか、今後の検討とかというのはいかがなものか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
御承知のように多摩川自然情報館につきましては、展示業務委託につきまして土曜日、日曜日及び学校の三期休業日を中心とした日について、展示委託事業者に委託をしているところでございます。したがいまして、平日は、施設はあけているんですけれども、常駐する職員がいないという状況にもありますんで、現時点で持ち出し可能なIT機器をそのまま施設に自由に、パソコンがもしかして可能性としてはあるのかもしれませんが、出入り自由なタブレット等について置くことは現時点では検討しておりません。
◆清水 委員
時代の流れもありますので、メディア機器などの導入も御検討いただきたいと思います。そして、連携をこれからとっていかれるということで、ふじみですとか、自然情報館ですとか。いろんな施設が連携すれば、もしタブレットがあったら全て連携できるかなというふうにも思いますので、環境学習は見たり、聞いたり、体験したりというのが重要なので、その補完的なアイテムともなり得ますので、今後を見据えてぜひ御検討いただきたいと思います。
それとエコプロダクツなんですけれども、実際に私、行ってみたんですけれども、方々の市から、多摩地区もバスで小学校の子どもたちが押し寄せてきていました。調布の小学校としては多分行っていないと思うんですけども、その辺の営業をぜひ教育のほうにかけていただいて、こういうものを調布が出しているんだ、ぜひ小学校からも見に来てくださいと。ほかの自治体の施策もいろいろ見られますし、官学民全ての環境施策を見ることができますので、子どもたちにとってもよい影響を与えると思いますので、これ、要望しておきます。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
230、 231ページ。はい、大河委員。
◆大河 委員
2点聞きます。1点は、ISOの御説明があった中で最後に、取り組んできたけれども、自己決定できるので、一定の成果が出たというお話の最後のところで、試行的に他市との連携をしてきて、これからは相互監査するという話がございました。しかし、最初は日野でというお話がありましたけれども、どういう理由でその市と連携するようになったかなという話は今まで聞いていなかったかなと思いますので、それと、これからやる市というのが府中と昭島でしたっけ。ですから、そういったところも含めてどんなふうな形で進めていくのかということをお話しいただきたいと思います。
もう一点、グリーン購入推進費ということで出ていますけれども、負担金とか。やはりこのグリーン購入も幾らリサイクルをしていっても、市民みんながグリーン購入をしないと循環型というふうになかなか完結しないと思うんですけども、この年、このことの推進に向けてどのような事業を展開されたかということお聞かせいただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
1点目のISOの相互監査についてまず最初にお答えをいたします。相互監査につきましての経緯でございますが、まず最初に平成19年6月に日野市から相互監査を行うことについて調布市に提案がございました。同年7月に調布市のISO事務局が日野市の内部監査の状況を視察し、同年10月日野市のISO事務局が調布市の内部監査の状況を視察し、20年度から相互監査を試行的に実施をしていく旨、部長同士での依頼文のやりとりで日野市とは内部監査がスタートをいたしました。
翌年の平成21年7月に入りまして、調布市は御承知のとおりISO 14000を自己適合宣言方式に切りかえました。この間、3年後の平成24年2月に日野市からの声がけにより、昭島市、府中市、調布市で相互監査を検討することを実施したらどうかということで、自己適合宣言方式に基づくより客観的な監査が実現できるように、日野市から府中市及び昭島市にも相互乗り入れをし、4市に拡大していくことの提案があった次第でございます。
平成24年4月には4市で集まりまして、相互監査に関し、オブザーバーとして試行的にISO事務局職員が各市の内部監査に参画をした次第でございます。平成25年4月からにつきましては、日野市、昭島市の監査において共通のチェックリストをつくるなど、試行的に監査チームの監査を実施した次第でございます。
この間、同じ
環境マネジメントシステムを活用する中で、より効果的、効率的、そして客観性が保てる監査ができるんではないかということの検証が図られてきた経緯がございました。この結果を踏まえ、本年9月に4市長により、より内部環境監査について客観的な担保となる覚書を締結した次第でございます。
もう一点、グリーン購入についての御質問があったと思います。ISOの内部環境監査の目的上もグリーン購入の比率について7割以上、8割以上という形で、達成率を目指すように各職場、職員にISOの
マネジメントシステムを活用し啓発を図り、例えば財政課が毎年10月半ばに実施する翌年度の予算編成方針においても、グリーン購入比率を上げる調達を図るように各課へ指導していただいている次第でございます。結果として、グリーン購入比率については環境目標を達成している状況であります。
以上でございます。
◆大河 委員
ありがとうございました。ただ、今の説明を聞いていると、それぞれの市と連携したことで、何が透明性で、どこがそれぞれのよさを俯瞰できてやったのかということが、もうちょっと具体的にその効果というのが聞いているだけではぴんとこない。やっぱり4市が入ると、それなりの手間になるわけですよね。だから、1市だけじゃなくて、そうすることでどうしていいと判断したかというところがよくわからないので、もうちょっとポイントを絞って聞きたい点が1点。
グリーン購入については、やはり先ほど市民との協働というキーワードをお話ししましたけども、この流れは行政の中だけで自己完結するものではなくて、どう市民も巻き込みながらするのが持続可能なということに私はつながるのではないかと思いますけども、であれば、ある程度の指数を超えたということであれば、むしろ広げていくこと、ISOでも学校のISOの取り組みもありますけれども、そういうふうに広がりのある関係性ということについては、どういうふうなことの視点をお持ちなんでしょうか。お話しください。
◎山地 環境政策課長補佐
ISO内部監査につきましては、実際4市、調布市にとっては3市でございますが、3市の職員に調布市の内部監査の監査員に入っていただいております。毎年、庁内全課のうち半分程度の課を内部監査を実施し、
環境マネジメントシステムが適切に運用されているかどうか監査を実施しております。
このISO内部監査につきましては、主に新しく課長補佐職に新任をした職員に対し環境内部監査研修を受けていただき、監査員になって各課の監査を実施をしていただいているのが実態でございますが、あくまで調布市職員による監査という形になりますので、3市の職員が調布市
環境マネジメントシステムを理解し、監査を実施していただくことにより、より適切なというか、シビアな監査結果を出していただけるというふうに期待をしているところでございます。
一方、グリーン購入につきましては、市民への購入の拡大を図っていくということも大切だということの御質問でございましたが、前回、第1回定例会のときにも大河委員のほうから地球温暖化対策の一環として、市民への温暖化対策に対する効果を一緒に実践していただくということで、特に区域施策編の概要編に載っているエコライフ、エコオフィスへのチェックリストみたいなものをごみリサイクルカレンダー等に載せて市民へ告知をし、一緒に活動してもらうような取り組みをしてもらったらどうかということで御質問があったと理解をしています。
今回、ごみ対策課のほうと連携をしまして、リサイクルカレンダーには掲出場所がなかなか物理的に難しかったんですが、ごみ対策課の広報紙である「ザ・リサイクル」の11月号に、この地球温暖化対策区域施策編に係るエコライフ、エコオフィスへの取り組みチェックリストを載せていただき、グリーン購入への推進についても「ザ・リサイクル」を活用する中で、市民への告知、広報を図り、一緒に推進していただくことを検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
◆大河 委員
ありがとうございました。今、内部監査、さらに進めてというお話でしたけれども、やはり他市、特に市が複数入ったことで新たな視点、例えばどこかよその市が特に特徴を持って見たり、こういう点も生きるので、こうしましたというようなお話があれば、より、ああそうなのかなということで、やっぱり相乗効果が見込まれることが大変重要だと思います。
日野市は、環境には物すごく取り組んでいますし、特に自然の関係に対してはね。私、日野の清流なんとか、あそこの会報をとっております。毎回しっかりした内容で来ておりますので、日野とやるという意味はわかるんですが、さらに足していったときの相乗効果がちょっと今よくわからないので、来年度、特に今回覚書を締結したわけですので、よりよい方向にいくための成果をお出しになっていただければいいかなと思います。
グリーン購入につきましては、今、リサイクルカレンダーでというお話がありましたので、大変ありがたいことかと思います。ただ、やはり購入への動機づけ、先ほど清水委員が見える化という言葉を使われましたけれども、例えば役所に来て、こういうグリーンのものが、ちょっと窓口にしたときにあるとか、購入のときにそういったものをというふうに、やっぱりいろんな場所でそういう話をしていかないと、効果というものにつながっていくのかなというところがなかなか難しいところもありますので、これは業者の方、大変ではありますけれども、ぜひ、さらなる努力をということをお伝えしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
シックハウスに関連してなんですが、事務報告書の 485ページの一番上のほうのウの一番最後に(ウ)か、空気環境測定の単価契約について検討したということになっているんですが、これは、具体的に検討の中身と何が問題だったのか、ちょっと教えてください。
○小林 委員長
小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
中身の検討といいますよりも、ちょうどこれ1年度を全般的に振り返る場なんですけれども、単価につきましても、次年度に向けて何か改善があれば、そこで議論いただくといったような内容でございました。
以上です。
◆雨宮 委員
これは、シックハウスというカテゴリーの中での単価契約、測定ということになっていますから、さっきからもいろいろ測定項目ってあるじゃないですか、大気汚染にしても、何にしても。ここで言っているシックの場合には、当然、発生したときに測定が必要になるということなんでしょう。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
工事の前ですとか、後に化学物質があるかどうかの検査をするわけですけれども、その検査は委託によって行っております。その内容でございます。
以上です。
◆雨宮 委員
聞きたかったのは、要するに単価契約というのは値段が決まっているわけじゃないですか。それで、シックハウスの場合、規模や内容にもよるんだけど、測定点が固定されるとは限らないでしょう。例えば部屋が3つあれば、3カ所最低はかってとか。それから、TVOCをはかってとか、いろいろあるから。そういうシックハウスではないかという恐れが出たときの測定点の設定の仕方。検討の中身がどういうことなのか。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
単価契約の内容は2つありまして、1つは、厚労省の基準による13物質がどんな状況かというようなことを調べるということが1つ。それから、TVOCです。その他のものがあるかどうかの検査、この2つでございます。ですので、それについての再確認と申しますか、そんなような感じでございます。
◆雨宮 委員
聞き方が悪いのかな。
○小林 委員長
わかりやすく質問してください。
◆雨宮 委員
要するに、今説明があったようにシックハウスの測定というのは1件当たりパッケージになっているわけでしょう。ここで言っている単価というのは、1パッケージについての単価ということなのか。それとも測定の必要性が発生したときに、対象物によって測定点は1カ所じゃないですよね。何カ所になっても、それに単価を掛けてやるという算定の仕方なのか。対象物件1件当たり幾らということなのかということを聞いているんですよ。
○小林 委員長
はい、
山地環境政策課長補佐。
◎山地 環境政策課長補佐
単価契約なんでございますが、TVOCにつきましては、主に子ども施設については全部行うという形で、調布市ではシックハウス関連要綱で規定をしているところでございますが、議員のおっしゃられている質問については、1室当たり例えば1万円ということで、対象となる施設が5部屋あった場合は掛ける5でやっていくという形と、5部屋分に対してのTVOCが例えば1回 5,000円であれば掛ける5でやるという形で、その合価をお支払いするという形での単価契約の形態になっているはずです。
◆雨宮 委員
今の説明でわかりました。いいです。いや、ここに主な検討事項とあって特記されているから、何がそんなに重要なことなのかなと思って聞いただけです。
○小林 委員長
ほかに。はい、小林生活環境担当課長。
◎小林 環境政策課生活環境担当課長
先ほど地下水の浄化のところで、私の答弁の中に という言葉を使用いたしましたが、取り消しをさせていただきます。申しわけございませんでした。
○小林 委員長
ただいま理事者から発言の取り消しの申し出がありましたので、お諮りいたします。発言を取り消すことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
御異議なしと認め、よって先ほどの発言を取り消すことに決定しました。
はい、次に。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
232、 233ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
ないのね。 234、 235ページ。はい、平野委員。
◆平野 委員
235ページのところで質問させていただきます。ふじみ衛生のほうでも、可燃ごみに水銀がまじって何度も問題になっておりますが、有害ごみという項目が見当たらないので、恐らくここの中に入っている不燃ごみ収集運搬委託料、不燃ごみ関係に入ってくるのかなというふうに思うんですけども、実際、市内のマンションなんかでも、ごみを捨てるところに1週間のごみの収集のスケジュールが出ているときに、有害ごみはこの日ですよというふうに、有害ごみというのもちゃんと出ているんですけども、その有害ごみの出し方について、具体的な市のほうの指示、例えば電池だったら、電池は別にしてこうやって出してくださいとか、具体的な示し方は何かされていましたでしょうか。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
有害ごみの出し方につきましては、まず、ごみリサイクルカレンダーのほうで具体的な絵を載せながら御案内をしています。また、同様の内容をホームページでも御案内しております。また、ふじみ衛生組合での水銀の問題が発生してからは個々に市報ですとか、さらにまた別のページをつくってホームページなどで注意を喚起しております。
以上です。
◆平野 委員
ありがとうございます。カレンダーを配布されたときに、ちゃんととっておうちで見て、確認してくださっている方はそれでいいんですけども、主に若い方が住んでいるワンルームのアパートとか、そういったところのごみ置き場というのは、ごみの出し方自体も余りよろしくない出し方も結構見受けるんですけども、やはり捨てる場所のところに絵なんかもつけたりして、もうちょっと工夫して、絶対に可燃の中に入れちゃだめなんですよということと、有害ごみがあるときはこういうふうにして、ちゃんとごみ置き場のところで目で見てわかるような、何か啓発できるようなことは考えられないのかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。
○小林 委員長
齋藤ごみ対策課長補佐。
◎齋藤 ごみ対策課長補佐
有害ごみの出し方ほか、ごみの排出に際して集積所が荒れているとか、そういった場合に対しましては、ごみ対策課のほうとして職員がじかに伺って指導を行っているところなんですけれども、その際に、こういった大きいごみの分別のステッカーのほうを御用意してございますので、御希望があれば配布している状況であります。
以上です。
◆平野 委員
希望があればというのは予算とか、そういった関係もあるからなのかもしれませんけども、何かしら水銀、恐らくふじみ衛生のほうで問題になっているのは、推測として、主に事業者とかがまじってくるんじゃないかと。一般家庭からは考えにくいというふうに捉えられているんですけども、ただし、一般家庭からでも、ボタン電池とか、血圧計の古いタイプのやつとか、あれは見たら普通は可燃では出さないとは思うんですけども、でも電池とかだったら小さいから、可燃物の中にぽんと入れるような人もいるかもしれないので、やはりこれだけ何回も水銀の問題が出ているので、何かしら現場としても具体的な。一般の市民から出ているということは考えにくいにしても、それは確定している話ではないので、絶対に事業者が出しているんだ、一般市民からはそんなの出していないというふうなことは確定しているわけじゃないので、何かしら工夫が必要かなと感じているんですけども、もう一回だけ質問していいですか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
委員がおっしゃるとおり、可能性としては事業系のごみが高いということで言われていますけれども、まだ断定的な証拠まではつかんでおりませんので、家庭から出る危険性も当然まだございます。そういった意味もありまして、折に触れて市報、あと「ザ・リサイクル」、これほぼ毎回、有害ごみの分別について御案内をしております。あとは来月も市報のほうで、有害ごみの分別については市民の方々、事業所の方々同時にお願いをしているところであります。
以上です。
◆平野 委員
啓発ありがとうございます。ただ、もし可能であれば、やはりごみを出す場所に、出すところの目の前に気をつけなさいよというような、啓発できるような何かあったほうが私はいいと思います。これは要望としてさせていただきます。
以上です。
○小林 委員長
関連で。ちょっと先に言わせて。
○清水 副委員長
済みません、委員長、交代します。小林委員。
◆小林 委員
私、以前にも話したと思うんですけど、家主の教育と管理業者の教育、あと不動産業者にしっかりと伝える。その3点をやれば、大分変わると思いますよ。うちのことを出すとちょっといろいろありますから、真面目にやっているところはきちっと、そういう袋まで用意して、こういう袋ですよというふうな形でお知らせしている不動産業者もありますので、やっぱりそういう管理をきちっとする形の指導をごみ対策のほうでもしっかりとやったほうがいいと思う。特に先ほどワンルームのアパートが出ていましたけど、今の子どもたちは言ってもなかなかやらないけども、でも、それを指導するのが不動産業者と管理業者ですから、そこら辺はちゃんと指導したほうがいいと思いますので、意見として。
以上です。
○清水 副委員長
委員長、交代します。
○小林 委員長
はい、漁委員。
◆漁 委員
確認で。かつて水銀問題で有価ごみになったときに、電池と蛍光灯だけ箱に入れて別に集めていましたよね。どうしてあれはやめたんだっけ。その辺、今、そういえば、あれ、何でやめたんだっけなと思って、記憶がなくなっちゃったもので。もう一度おさらいも含めて教えていただけませんか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
多分、有害ボックスのことをおっしゃられているかと思うんですけど、今現在は個別収集で有害ごみとして、ちゃんと分別してお出しいただくようお願いをしております。
以上です。
◆漁 委員
多分、そこあたりのときに、いわゆる普通の不燃ごみと今まで有害ボックスに入れていたのが一緒に出してもよくなったけども、分けて出してというあたりが多分徹底しにくくなったのかなという気もするんですが、また今までどおり家の前に出すごみから有害ごみだけボックスのところに持っていって捨てましょうというふうにするのも難しいんだろうなとは思うんですが、徹底するしかないのかな。俺も電池どうやって出すんだっけなと思って、あれは、そんなにしょっちゅう出るごみでもないから、ちょっと困ったなというときがあって、改めて見たんだけど、小さい袋に入れて、不燃の日に別のところにぽんと置いちゃえばいいのかなという感じで、改めてそういう経験もあったものですから、ちょっと伺いました。もうちょっとわかりやすく、何か方法ないものかね。
○小林 委員長
それは意見として。ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
ちょっと何点か聞きたいと思います。1点は、クリーンセンターの調査事業費で、施設の移転のことが先ほど説明され、環境省に提出したというふうなお話もございましたけれども、進めているということですが、これを受けて来年度はどんなふうなことをお考えで進めていくようになるのかということが1点。
それと、調布市の事業概要を出すの、これいつも10月に仕上がっていますね。これ、実績が24年なんですよね、25年10月だから。25年のはことしの10月に多分できるのかなと思うんですけど。そうすると決算の審議のときに24年の実績になってしまうので、ちょっと使うのが難しいのかなと思うので、大変だとは思いますけど、そこ1カ月どうなのかなということをちょっと感じたので、その辺の御苦労でどうしてもということがあるんでしょうが、ちょっとその理由をお聞かせいただきたいなということと、廃棄物の減量の再生審議会が今年度、25年度にリサイクルフォーラムをやっていますよね。この成果というものをリサイクルのいろんな関係にぜひつなげていっていただきたいと思いますけども、どんなふうだったのかということと、最後にもう一点、今、分別の話が出ましたけれども、見ていくとやはり悩むものがあるんです。カレンダーを見ていっても、主なものが書いてあるので、じゃ、これどうなんだろうというときがあるので、やはり「ザ・リサイクル」に載せるのか、それともごみカレンダーのときにもう一部じゃないですけど、たまにはかなり個別具体的な悩みそうなものを特集して、保存版みたいに入れてもらえるとありがたいかなとちょっと聞いていて思いましたけれども、いかがでしょうか。
○小林 委員長
青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
私からは、クリーンセンターの移転に関してお答えをいたします。来年度はというお尋ねでございました。平成27年度につきましては、実施計画を策定する予定でございます。最終的には平成30年度中の移転、稼働ということを目指しておりますので、27年度に実施計画を策定し、28、29での工事ということを今の段階でのスケジュールとして考えております。
以上です。
○小林 委員長
上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
私からは、まず清掃事業概要についてお答えいたします。まず清掃事業概要の主な内容といたしましては、今回つくるものでいえば、25年度決算というものが主な内容でありますので、一応、慎重に精査しているという過程もありますし、9月の時点ではまだ議会からも正式には認定をいただいていないということもございまして、毎年認定をいただいた後に正式に発行していたという経緯がございます。今後につきましては、そういった御意見もありますので、検討はさせていただきたいと思っております。
次に、リサイクルフォーラムの件ですけども、たしかおおよそ90人ほどの参加をいただいておりまして、まず、ごみ減量のポスター、こちらの表彰式を行いました。その中でやっぱりお子様とその保護者の方々、多く御出席いただきまして、ほかの市民の方も合わせまして、ごみに関するクイズ大会をさせていただいた。これもかなり盛況であったというふうに思っております。
あと、収集業者からの講演といたしまして、古紙、古布の出し方ということを皆様にお話をしていただきました。講演が終わった後も、展示コーナーを設けておりまして、終わった後につきましてもかなり多くの方が残っていただいて、展示物などを見ていただいて、そういった理解が深められたかなというふうに思っております。
最後に、保存版的なものをつくったらどうかということで、確かに前回も御意見をいただいておりまして、なるべく「ザ・リサイクル」のほうでそういったものができないかということで、現在も検討を進めておりますが、ちょっと優先的に水銀の問題ですとか、出す基準もありましたので、まだちょっと発行ができていない段階でありますが、前回からもそういった御意見を頂戴いたしておりますので、今後の課題ということで捉えさせていただきたいと思っております。
以上です。
◆大河 委員
クリーンセンターの移転のことについては、25年度は予算がつかないで、実質自分たちで計画をいろいろ練っていたということなので、そうしますと26年か。だから、27年は、そういう意味でいえば予算もついて、そういったことに入っていくのかなというふうに受けとめました。
いずれにしろ、やはり地元の方に大分負担をかけながら、長くこれが稼働していく、その安定稼働の意味も含めまして、やはり施設移転後のその地域へのあり方というものをしっかりした形で進めていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
あと、今、リサイクルフォーラム、90人の参加ということでしたけど、先ほど言ったように古紙とか古布の展示とか、いろんなのを見ていたと言いますけど、やっぱり具体的にどう出したらいいんだろう、どうやって出すのが、それが生きる形なのかなというふうに、やっぱり皆さん悩むときが多いと思うんです。ですから、特に資源になるようなものは丁寧な出し方ということもあると思いますので、わかりやすい指導をお願いします。
それと水銀のことですが、私も地元協議会をずっと傍聴していますので、そのとき水銀の問題、業者がある一定時期に大量に投入をするのではないかということ。ただ、最初、水銀の体温計一本でもどうなるのかというような説明もあったので、やはりすごく市民の方も緊張して分別という話にはなったと思います。
やっぱり当たり前ですけど、まぜたらまずいわけですので、危険性の高いものについては、できる得る限りわかりやすい出し方の工夫、先ほど委員長もおっしゃったように、だったらそういうような簡便なものに、有害なんとかという袋でも環境フェアのときに配るとか、何か一工夫して、余りお金はかからないけれど、有効になるようなやり方というものをぜひ考えていっていただきたいなというふうに思います。やっぱりリサイクル率は調布はとても高いので、この辺の事業がちゃんと進むようにしていただきたいと思います。
そういえば、話していて気がついたんですけど、持ち帰り、条例で資源の。あれ、ありましたけど、これは、この年にはそういうものがよく見られたようなことはあったんですか。決算ですから、ちょっと聞いておきますけれども。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
資源物の持ち去りの関係では、ほぼ水曜日なんですが、水曜日ごとに平均すると1件ぐらい市民の方々から持ち去りの情報の提供がございました。
以上です。
◆大河 委員
市民財産で、それが最終的には基金になって循環していって、市民の役に立つものですから、ただ、条例をつくったら生きないといけないということがありますので、そういったことも含めて気をつけていただきたいなというふうに思います。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
ちょっと細かいことで恐縮なんですが、再利用促進審議会の委員報酬はいいんですけれども、支援料ってあるじゃないですか、 140万円。これの中身は何なんですか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
簡単に言いますと、この審議会の運営業務をコンサルタントに委託したものでありまして、具体的な内容としましては審議会の検討資料、あと議事録の作成。あと、資料作成に当たっては、廃棄物処理に精通しておりますコンサルタントの立場から、先進自治体の具体的な事例やごみ処理に係る国等の動向について、情報などを提供していただきました。
以上であります。
◆雨宮 委員
大体、おおむね1回当たり30万円ということなんですかね。
◎上野 ごみ対策課長
これ、総価で入札をかけておりまして、今回、5回という入札条件のもと、この金額で落札されたということであります。
以上です。
◆雨宮 委員
こういう業務を支援する場合には、入札はもちろんかけるんですが、委託仕様書みたいなのはどこかで見ることはできるんですか。情報公開かなんかで資料請求。
◎上野 ごみ対策課長
ちょっと公開までしてあるかどうか、私のほうでは把握しておりませんが、例えば情報公開など手続をとっていただければ、それは見られるものだというふうに思っております。
以上です。
○小林 委員長
よろしいですか。ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、審査の途中ですが、 234、 235ページまで終了といたしまして、ここで休憩したいと思います。再開は3時半といたします。
それでは、委員会を休憩いたします。
午後3時2分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時30分 開議
○小林 委員長
委員会を再開いたします。
234、 235ページまで終了しておりますので、 236、 237ページの質疑を許します。はい、平野委員。
◆平野 委員
済みません。粗大ごみの運搬委託料のところで質問させていただきます。この25年度も決算としては 3,500万円強です。それで、予算から見たときも、これは委託なので、ほぼ 100%なんですけども、これは委託するので、粗大ごみが幾ら出ても、委託されたほうが委託料の範囲で収集運搬するのかなというふうに思うんですけども、26年度は、予算的にはもう少し大きな予算をとられていましたが、今年度は仙川の都営の移転があるので、恐らく粗大ごみもかなり出るんだろうなというふうに推測できるんですけども、それが委託料の範囲の中でおさまればいいんですけど、委託料の中でおさまらなかったら、それは補正か何か組まれる予定になるのか。それとも職員が出向いて、余計に、予測より出た分を対応するのか、その辺の考え方を教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
粗大ごみがもし想定よりも多かった場合ですが、別の決算の項目の中に臨時収集運搬委託料という項目がございます。こちらのほうで対応させていただいております。
以上です。
◆平野 委員
そのページはもう通り過ぎちゃいましたでしょうか。まだこれからでしょうか。もう通り過ぎましたか。わかりました。了解いたしました。
○小林 委員長
ほかに。はい、清水委員。
◆清水 委員
先ほど古布の話が出てきていたんですけど、私も、ここの資源物というところで古布のことをお聞きしたいんですけれども、事務報告書を見ましたら、売り払い古布をしたとき、これ、25年度からの売り払いでよろしかったんですか。事務報告書の 505ページなんですけど。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
24年度までは資源化業者のほうに引き渡しはしておったんですけども、値段がなかなかつかないような状態でしたが、25年度からは値段がつくようになったということで、有価で資源化業者に引き渡しをしております。
以上です。
◆清水 委員
このように、結構 300万円ぐらいついていてびっくりしたんですけれども、そうすれば今後とも古布の回収に力を入れてもいいのではないかというふうに思うんですけれども、これからの方向としては、同じようにこれくらいの金額で、1グラム幾らだかわからないんですけれども、これ、単価ってどれくらいで買い取ってもらっているんですか。
◎上野 ごみ対策課長
大体、キログラム当たり 2.4円でございまして、以前からも古布については資源化ということで、無償ではありましたけども、資源化業者のほうで資源化ということでありましたので、市民の方々には分別をお願いして収集をしていたところであります。
以上です。
◆清水 委員
では、やはり古布も、これから力を入れていっていいのかなと思いまして、地域回収のところを見ても、奨励金額が古布類というところで、市民団体には 220万円ほど払われていて、回収業者に 110万円ほど払われているんですけど、一般市民からもっと古布を回収すれば、地域回収分の奨励金がペイできるのかなとも考えたりするんです。
古布って意外と燃えるごみに入れて捨てちゃっている方が多いように聞いております。下着とかはプライバシーの問題もあるので、燃えるごみでもしようがないのかなと思いますけれども、今は洋服も随分安くなって、ファストファッションとかいって、みんなもう一回着て終わりのようなブランド、ファストファッションブランドというのがあるんですけど。昔はお下がりとかあったけど、今はもうお下がりとかもだんだん少なくなってきていて、そういうリサイクルの観点も必要なんですけれども、そういうファストファッションブランドも台頭してきているということで、古布の回収に力を入れるために、「ザ・リサイクル」のほうで古布の特集なんかやられてもいいのかなと思います。
私たち視察に行った中で、どこかでリサイクルで自分の洋服を1着持ってきて、皆さんが持ってきたものをどれでも1着持って帰ってもいいよみたいなことをやっている自治体もあったんですが、それも1つの方法だと思いますけれども、古布の回収で洋服を回収するというのも。市内にも買い取ってくれる店舗ができていますけれども、いろいろそういうところも観察しながら、進めていっていただければと思います。
以上、要望です。
○小林 委員長
雨宮委員。
◆雨宮 委員
今の話にちょっと連動かなと思うんですが、資源類のいわゆる単価、一時期、逆有償なんていう話もあった時期があったじゃないですか。古布に限らず、最近の推移というのはどんな感じになっているんでしょうか。例えば 499ページに資源物収集の一覧表がありますよね。収集した重量と金額、それぞれの分類に従って、例えば今、古布についてはキログラム当たり 2.4円という話がありましたけども、ほかの資源類についてはどんな感じなんでしょうか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
25年度の動きでありますけども、古紙、あと缶、瓶とも、それぞれ安定した動き、もしくは平成25年度におきましては、平成26年1月ぐらいから例えば紙にしては単価がほかの期に比べて上がっているというような状況であります。ほかにつきましては、それぞれ資源物ごとにばらつきがありますが、一番大きな収入減となる古紙につきましては、年度の第4四半期に単価が上がってきたというような状況であります。
以上です。
◆雨宮 委員
あと、細かな数字じゃなくていいんですが、大体横ばいとか、やや上昇ぎみとか、下降ぎみとかぐらいの程度でいいんですけども、どうですかね。
◎上野 ごみ対策課長
大部分を占める古紙につきましては、平成26年1月から3月については横ばいです。あと、ほかのスチール缶、こちらにつきましては25年12月に最高値をつけた後、若干下がってきているという状況です。あとアルミ缶です。アルミ缶につきましては、こちらは2月に最高値をつけて、その後、期末に若干下がっているというような状況でありまして、あとはちょっと細かなものになります。
以上です。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
集団回収のことがたくさん書かれていますけど、これ、再利用促進員というのは、こういうことの例えばグループをふやすための活動とか、そういったことに特段努力されているということはあるんですか。関係ないんですか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
促進員につきましては、一時期 170人程度まで落ち込んだ時期があったんですけども、今現在は 190人ぐらいまで数字がふえているような状況でありまして、我々といたしましても、自治会などで懇談会とか、出前講座とかありましたら、そういった機会を通じて、できるだけ促進員さんをお願いしているような状況ではあります。
以上です。
◆大河 委員
では、具体的に再利用促進員さんというのは、あらゆる部分でのリサイクルについての知識をお持ちで、そのことを伝えていくというか、そういうふうなお仕事ができるということなんですか。
◎上野 ごみ対策課長
促進員さんにつきましては、まず役割でございますけども、大きくは市と市民とのパイプ役になっていただくということで、具体的には、個別収集前はごみステーションの管理などを通じて、市民の方々にそういった分別指導をしていただいた経過がございますけども、個別収集が進んできた結果、なかなか活躍の場が少なくなってきたというのが実情でございます。
ただ、我々としましてもせっかくなっていただいておりますので、懇談会とか積極的に開いていただくなど、当然、我々もそういった自治会に赴いて、促進員さんを通じて、そういったごみの分別やリサイクル、そういったものを呼びかけているところでございます。
◆大河 委員
そうなんですけど、余り自治会からそういったことで集まるとかいう話がないんですけど、 170人が 190人になった。つまり、ふやしていきたいということですよね。ということは、活動できる場というものを、当然、以前よりももっと活躍していただきたいということだとすれば、やっぱり今言ったように、ただ出前で行くとか、それだけではなくて、もうちょっと日常活動の中で、ほかのこともあわせて考えていってもいいような気がしますけど。来年度は、ふえた中で、例えば具体的にこういうことを促進していきたいとか、何かあるんですか。
◎上野 ごみ対策課長
25年度の活動状況についてちょっと補足させていただきますと、平成25年度につきましては、
クリーンプラザふじみが稼働したということで、促進員を中心に施設見学会を開催させていただきました。その中で、施設見学会だけではもったいないので、せっかくお集まりいただきましたので、その後、懇談会を3回開催させていただいて、その中で促進員さんからの例えば今困っていること、あとは逆にうまくいっていること、そういったものをお互いに情報交換していただく中で活動の活性化を図っているところであります。
以上です。
◆大河 委員
いいんですけど、やっぱり 200人近い人を配しているわけですから、民生委員さんの数とか、いろんなのから比べても、市民的なものでいけばかなり多いですよね。だとしたら、かなり有機的にいろんな活動ができるかなと思いますけど、今出された課題とか情報公開して、来年度から、では、ここが大変だからやろうかということが何かできたんでしょうか。
それと、ちなみに促進員さんというのは自治会の役員もしている人が多いとか、何か地域のこういうふうなことをしている人が多いとか、何かそういう傾向とかはあるんですか。
◎上野 ごみ対策課長
懇談会の結果、いろんな課題が見えてきましたので、我々が例えばサポートできることにつきましては、これからもサポートしていきたいと考えております。
どういった方といいますと、いろんな方々がいらっしゃいまして、自治会長そのものが促進員になられる方もいらっしゃいますし、自治会の中でごみの役員さんという方をそのまま当てはめていただいているところもありますし、自治会の中でもいろんな立場の方がいらっしゃるのが現状であります。
◆大河 委員
自分の地域のどういう人がそうなっているかもわからないわけです。ですから、生かしていくんであれば、もう少し体系的なものとか、活動とか載せていただいて、その中でどう動いていっていただいたらいいのかということをぜひ検討していっていただきたいと思います。調布市は、ごみに対しては長い歴史があって、市民の意識も大変高いということは承知しておりますので、せっかく委員をということであるわけですので、積極的に、有効に全体の政策を推進していくような形で活動できるような、27年度の政策にしていただきたいと思います。これは要望です。
○小林 委員長
ほかに。はい、平野委員。
◆平野 委員
済みません、先ほど予算面でしくじってしまったので、もうもとには戻れないので、実務的なことでちょっとお伺いさせていただきます。粗大ごみの収集運搬委託ですけども、都営仙川アパートは約1カ月間の間に99世帯、約 100世帯、1カ月間の間に同じ地域に住む人たち、 100世帯が移動しないといけないので、粗大ごみがかなり出るんです。それで、調布市は東京都とも連携を取り合ってくださって、ストックヤードを設けてくださっています。
だけども、1カ月間という期間が大体決まっている中で、そのストックヤードに次から次へと出てくるときに、収集の委託業者が次々出るんだということをちゃんと掌握してくださって、例えば困るのが、Aさんが出しました、Bさんが出しました、収集来ました。Cさん、Dさん、次に出す人が収集が追いつかなくて、もう出せない。結局、出せないから片付かない、引っ越しができない。そういった状況にならないように、委託業者はそういったことまで念頭に入れて、25年度の決算で申しわけないですけども、ちゃんとそういうことを頭に入れてくださっているんでしょうか。
○小林 委員長
青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
粗大ごみの出し方につきましては、収集日をお申し込みをいただいた方にお知らせをしております。ですから、その収集日に合わせて粗大ごみを出していただくということになります。また、収集業者のほうは、予約の入っているものについては当日全て回収するというふうになっておりますので、お約束したものを取り残すというふうなことはございません。
◆平野 委員
ありがとうございます。お約束したものを取り残すことはないということなんですけど、お約束できないという自体になることは考えられるんでしょうか。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
ことしは、仙川アパートの件がございますので、その時期になってお申し込みをいただいても、しばらく待ってもらわなきゃいけないというような状況が発生しないように、6月ぐらいから精力的に収集、解体を進めておりまして、余りお待たせすることのないように努めております。したがいまして、出せない、収集が間に合わないというような事態を防ぐために努力しております。
◆平野 委員
ありがとうございます。努力、お願いいたします。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
今の関連というより、私が一般質問でした問題そのものずばりなんだけど、今の申し込みが問題なんですよ。今、電話でやる場合もそうだし、ネットでやる場合もそうなんですけど、1日の受け付け件数が大体決まっているんですよ。私もこの間、半年ぐらい前に申し込んだら、きょうはもういっぱいですと言われて、別の日にしてくださいということが実際にあったんです。だから、今、平野さんが言われたような仙川アパートの場合は、それが本当に極端に集中するわけですよ。だから、申し込みレベルでしっかり徹底しておかないと、言ってみれば、都営仙川アパートの住民だったら、極端に言えば無制限に受け付けますよというぐらいの間口を広げておかないと、一番の入り口の段階で、これをやられちゃうと滞留するということになると思うんです。だから、そこのところの担保をどうするかというのをちょっと説明をお願いできますか。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
大きく御説明は3点に分けて御案内したいと思います。1つは、富士見町の住宅、それから多摩川住宅でも同様のことがございました。その実績からまず申し上げますと、そのことによって滞留した、御迷惑をかけたということはございませんでした。
それから、2点目につきましては、緑ケ丘団地に関しましては、既に居住者の方々から早目早目のお申し込みをいただいております。これは、住宅供給公社さんなどの御協力によって、そういう周知がなされているからだというふうに認識しております。
それから、3点目につきましては、緑ケ丘地域、ほかの方々もやはりお住まいだし、同じ団地内でも建てかえの対象になっているところと、そうでないところがございますので、建てかえのところが優先というのはわかりますけれども、ほかの方々にも御迷惑が生じるということになりかねませんので、特に、ここの地域の受け入れ枠については確保できるように努めております。
以上です。
◆雨宮 委員
余りしつこく言いませんけど、結果として滞留現象が起きないように、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
○小林 委員長
ほかに。漁委員。
◆漁 委員
剪定枝の粉砕関係について伺います。事務報告書で 501ページがそうで、23年、24年、25年の推移が書いてあるんですが、申し込み件数と処理トン数で、申し込み件数が減っているのに処理トン数が変わらないという、この辺は、先ほど説明でありましたように、集合住宅とか団地あたりの剪定枝についても受け付けるようになったというところの原因で、この件数と処理数の関係というのは見たほうがいいのかなというふうに受けとめてはいるんですが、それでいいかが1つ。
2つ目は、今の剪定車の稼働状況、1年間、お休みの日を除いて、どれくらいのレベルでの稼働状況があるのか、逆にゆとりがあるのか、いっぱいいっぱいなのか。ゆとりがあるとしたら、もう少し活用する工夫は何か考えられるのか。それが2点目。
3点目は、枝ですから、マンションなんかは特に土地のないところは、剪定してもらっても、自分たちの敷地のどこかに敷くというのはできないんですが、それらは何か対応がされているのか。市の公園等に敷いて活用していらっしゃるのか。それとの関係で、市の公園の樹木剪定なんかも、それは業者がやるんでしょうけども、業者が独自の処理場で処理されちゃうのか、それとも剪定枝を公園に敷くというような、ある意味、燃やさない、リサイクル。木のチップを大地に返しながら景観づくりみたいなものも一連としては考えられるんですが、その辺の対応がどうされているのか、課題が何なのかというのをちょっとお聞かせください。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
済みません、一番最後の市の公園のほうについてです。市内の公園の剪定した枝葉のチップについては、全て公園に戻すんではなくて、うちの多摩川の染地のところにある倉庫のほうに一度ストックをしています。そこで、市民の方で必要な方がいらっしゃる場合には、そちらからチップのほうの配布を行っておりまして、一旦は全部そこに集めているという状況です。
以上です。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
チップ化の推移についてでございますが、件数と処理量の違いについては、正直申し上げて詳しく分析ができておりません。1回のお申し込みで大量に処理をする方もいらっしゃれば、ほんの少しで終わる方もいらっしゃるという状況がございます。
なお、1月から対象を集合住宅や事業所にも拡大をいたしたところでございますけれども、剪定の時期とはマッチしていないものですから、この時期に大量に出たというようなことではございませんが、一応、25年度中の3カ月間、1月から3月までの間で集合住宅、事業所で4件 5,700キログラムを処理しております。
それから、2点目のチッパー車の稼働状況でございますが、こちらは平成25年度、平日はほぼ毎日稼働しております。26年度になりまして、この業務を委託に出しましたが、委託に伴いまして、今度は祝日も作業をやりますというふうにいたしておりまして、こちらのほうも毎日稼働しているというような状況でございます。
最後に、チップを敷地内で散布できないなどの場合についてのお尋ねがございましたが、こちらの利用の条件として、御自宅のほうで活用していただくという条件になっておりますので、それができない場合は大変残念ですが、燃やせるごみとしてお出しいただくということになるかと思います。
以上です。
◆漁 委員
そうすると、一応、受け入れはするけど、現場でチップ化してチップ化したのを袋か何かに入れて、はい、あなた、これ燃やすごみで出してちょうだいよという、具体的にはそういう作業流れになるんですか。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
お申し込みの段階で活用できないということがわかれば、お申し込みをお断りするということになります。
以上です。
○小林 委員長
いいですか。
◆漁 委員
結構です。
○小林 委員長
それでは、続いて 238、 239ページ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
ごみの減量に関連して幾つか、3つほどですかね。1つは、いつもこれ、私、聞いているんですけど、ごみの組成分析、この結果についてまた教えてください。ごみ質が改善というか、ごみ質に有意な変化があるのかどうかということが1点目です。
それから2つ目は、決算書には出ているのかな、事務報告書の 502ページの一番上のほうの (3)水切りについて自治会が調査を行ったということが記されておりますけれども、この調査結果を知りたいというふうに思います。どの程度の効果があったのか。以前はかなり、もう一絞りみたいなスローガンが掲げられていた時期もありましたけども、その辺との関係でどうなのか。
3つ目は、決算書の 239ページに戻りまして、生ごみ資源化調査費というのが5万 7,000円ぐらいあるんですけども、これ、以前、府中と共同研究やっていたことがあって、それが結局、事実上困難だということで、一旦中断されたように私は記憶しているんですが、その案件とこの調査の関係はどういう関連になるのかについて、3点目、お願いします。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
まず1点目の組成分析でございますが、平成25年度の結果を簡単に申し上げますと、可燃ごみの質ベース、出された状態での割合でございますが、紙類が約48%、厨芥類、こちら生ごみ等、こちらにしましては32%、次に、ちょっと問題になってくるかもしれませんけど、プラスチック類が11%というような状況でありまして、以前は厨芥類、生ごみが半分以上を占めるような状況だったんですけども、一応、生ごみの減量ということに力を入れた結果、割合的には少なくなっているという状況であります。
ただ、反対に、これ、割合ですので、今度、紙類がふえているというような傾向を示しておりまして、紙ごみの分別にも力を入れているような状況であります。
あと、先ほどちょっと問題があると申しましたプラスチック類、こちらが先ほど申し上げたように11%というこで、24年度に比べると6ポイントほどふえているというような状況がありますので、今後、プラスチック類の分別も呼びかけていかなければいけないなということでは認識をしております。
あと、2点目の水切り調査でございます。自治会等を通じて水切りの実証試験、要は水切りネットを使った場合と使っていない場合とそれぞれ実証試験を行っておりますが、我々が一応目指していたのは、今までM袋を使っていたものが、水切りネットを使うとS袋になるというような、市民にとってもメリットみたいなものが生まれると市民も取り組み意識が高まるということで、こういった実験をしておるんですけれども、正直、それほど目立った効果、減量効果は当然出ておりますけれども、そういった目に見える効果は出ておらないのが現状です。
ただ、水切りネットを使うとごみが減量されるということは間違いのないことですので、今後も、そういった自治会等を通じて普及活動を行っていきたいと思っております。
最後、3点目の生ごみ資源化の共同研究ですが、こちらも平成23年度である一定の方向性をつけましたけども、その後も再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度、そういった国の動向、再生エネルギーを推進するといった動向もございますので、先進技術の動向とか、あとほかの自治体、具体的に言うと町田市さんがどうやらバイオガスと焼却施設の組み合わせで、そういったごみ処理施設をつくるといった情報もございますので、引き続き先進自治体の事例の研究や、そういった技術動向等、研究を継続して進めているところであります。
以上です。
◆雨宮 委員
最初の問題で、比率で紙が約半分近くにふえている。48%を占める紙の中には、明らかに資源物として再生できるというものの分量は相当あるのかどうか。
それからプラスチック。プラについても以前どこかで質問したことがあって、要するに過剰洗浄することによって資源化はできるかもしれないけど、逆にトータルコストで非常に悪化するという話もしたことを覚えていますけれども、この11%にふえたという中身についてはどんな分析をされているのかという点です。
◎上野 ごみ対策課長
まず紙類、資源化できる紙かどうかということなんですけども、実際、組成分析をやるときには、検体に偏りがないように、より多くのごみをかきまぜてサンプル調査をするといったぐあいでやりますので、どうしても生ごみとまざったときに判別がつかないような状況がございます。目視の状況では、ティッシュとか、基本的には再生できないものが多く含まれているというふうには感じておりますが、そこら辺、詳細な調査、データがとれないような状況でございます。
それとあとプラスチックにつきまして、可燃と不燃の分別方法を25年度から変えた状況で、直接プラスチックではございませんけども、皮とか布製品、靴もそうなんですけれども、ある程度プラスチックが若干まじっているものであっても、可燃ごみとして処理するというような状況もございましたので、その分も一部こちらのポイントアップにはつながってしまったのかなというふうには思っております。
以上です。
◆雨宮 委員
紙について、確かに目視であれするのは難しいと思いますけども、減量が大いに叫ばれていたときに、紙の場合は名刺大以上のものについては資源物ですよという、そういうコマーシャルじゃなくて、呼びかけがかなりあったんです。だから、明らかに資源化できないものを除いて、相当程度のものが、ぐしゃぐしゃと丸めて可燃ごみの中に入っちゃっている、あるいは入れられちゃっている可能性もまだ残っているんじゃないかなというふうに思うんですよ。だから、その辺はもう少し丁寧に分析してみて、もし可能であれば、そういったことを市民に対して再度呼びかけるというふうな取り組みも、ぜひやってみる必要があるんじゃないかなというふうに思いました。
それから、プラスチック類については、確かに分別方法が変更したということからくる増量なのかなという要素もあると思いますけれども、これも従来型のプラスチックの含有量がどの程度構成率としてなっているかどうかというあたりも、ちょっともう一度目を向けて分析してもらったらなというふうに思いましたので、よろしくお願いします。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
行政評価を見ると、生ごみは市民との協働で堆肥化のモデル事業をしたといいますけど、書いてある生ごみ、ここのところのページではない。前のところに出てきた事業なんですか。ここには関係ない。ああ、そうですか。
もう一点、ごみ減量のリサイクル活動支援事業というのは、10万円というのは事務報告書の 503に書いてありますけれども、どんな団体のどういう活動に対してしたのかというのがちょっとわからないので、これを教えていただけますか。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
こちらにつきましては、平成25年度におきましては10万円交付させていただいておりますけども、具体的にはふじみ地区自治会等連合会、こちら、新ごみ処理施設の周辺の自治体連合会でありますが、こちらのほうで、まずは周辺住民からごみを減量しようというような考え方から、そういったごみの減量活動をしておりますので、補助金を24年度に引き続き交付させていただいたということであります。
◆大河 委員
10万円、そうはいっても結構な額だとは思いますけど、具体的にはどんな活動をしていらっしゃるんですか。お金を出したときの内訳というんですか、活動報告というのは、それはどんなふうにいただいているんですか。
◎上野 ごみ対策課長
こちら自治会の連合会でございまして、自治会の代表の方々が一応集まりまして、そういった会合費とか会議費です。そちらのほうが主な経費でございます。あと、年度によって若干変わってきますけども、研修とか視察ということで、そういった交通費、あとは当然いろんな資料とか皆さんに配って議論をしていただいているので、そういったコピー代とか、そういったものが積み重なって、我々としては10万円を補助させていただいているというような状況であります。
以上です。
◆大河 委員
自分の地域でやっているわけですから、身をもってやるというのは大変いいことだと思います。ただ、それが結果、どんな形で成果としてなったのかなということも、やっぱり公金ですので、問われる部分もあると思いますので、やはり充実した内容を求めるように指導していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
負担金についてなんですが、ふじみとたま広域、これ、一部事務組合ですよね。負担金の算定式、多分、両方とも均等割分と重量割分があるんだろうというふうに想像するんですが、具体的にどんな算定式になるのかを教えてください。
それともう一点は、特に広域のほうは処分残渣じゃなくて、処理したものがエコセメですよね。そのエコセメの売却ルートというのか、どの程度売れていて、それが例えば構成市である調布なら調布市に対してどういうリターンがあるのか。例えば負担金の軽減という形で来るとか、いろいろあると思うんですけど、その辺の仕組みについてちょっと教えてください。
○小林 委員長
はい、
齋藤ごみ対策課長補佐。
◎齋藤 ごみ対策課長補佐
ふじみ衛生組合の負担金の算出方法につきましては、大きく分けて均等割、処理費割、あと人口割に分かれます。均等割につきましては、議会費、総務費、予備費の合計から諸収入、繰越金の内均等にかかわる部分を控除した50%、あと
クリーンプラザふじみ公債費から人口割にかかわる経費を控除した額の50%で算出しております。
処理費割につきましては、25年度の可燃、不燃ごみの総量の調布市割合、51.9%になりますが、そのごみ処理場管理費から、それにかかわる諸収入を控除した額を51%で算出した額から、処理量割にかかわる繰越金を25年度の処理量割にかかわる予算比49.2%で控除した額となります。
あと、人口割につきましては、
クリーンプラザふじみにかかわる公債費から均等割にかかわる経費を引いた額に、25年1月1日現在の人口比率55.3%を乗じた金額で算出いたしました。また、リサイクルセンターにかかわる公債費から、人口割にかかわる工事費から組合債を控除した額に55.3%を控除した額となっております。
以上です。
○小林 委員長
齋藤ごみ対策課長補佐、その資料を皆さんに配るように、わからないから(「委員長、諮らなくていいの。委員に問わなくていいの」と呼ぶ者あり)。
では、皆さん、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
異議なしということなので、よろしくお願いいたします。
それでは、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
私からは、循環組合の負担金について概略を申し上げます。まず循環組合の負担金につきましては、管理費と事業費、あと減容化計画の精算額という3つの大きな項目に分かれておりまして、まず管理費につきましては、4分の1が均等割、そのほか管理費のうち4分の3が人口割ということになっております。
事業費につきましては、基本的に処理量割ということで、搬入が多いほど負担金がふえる。
最後に、減容化計画精算額というものがございますけども、ある程度の基準量、要は搬入枠を設けておりまして、例えば焼却灰と不燃ごみです。この枠を超えたものについてはペナルティー的な超過金というのを徴収されています。その超過金というのをプールいたしまして、その基準枠を下回った団体、減量が進んだ団体に配分しておるというようなことで、調布市につきましては、貢献団体として25年度におきましては 1,600万円が貢献金ということで負担金から差し引かれるというような状況であります。
次に、エコセメントの出荷量等につきまして御説明いたしますと、大体、年間でエコセメント出荷量が約11万トンございます。一方で、セメント全体の国内出荷量は約 6,000万トンでございまして、セメント市場におけるエコセメントの割合は 0.2%というような状況でございます。実際にエコセメントはちゃんと市場に流通している、問題なく流通しているというのが現状であります。
○小林 委員長
売却先という話。
◎上野 ごみ対策課長
済みません。あともう1つ、調布市におきましては、平成25年度は約40トンのエコセメントを使用した実績がございますけども、特に使用量に応じて負担金が減るとかふえるとか、そういった仕組みは今のところでございません。
◆雨宮 委員
そうすると、広域全体で見た場合に、エコセメでもいいし、持ち込みの残渣でもいいんですが、それの推移というのはどんな感じなんですかね。
◎上野 ごみ対策課長
まず不燃ごみのほうは、年々減ってきております。それと焼却灰のほうも、やっぱり有料化をここに来て実施してきている団体が少しずつふえてきておりますので、全体としても減ってきている、灰の量も減ってきておるというような状況であります。
以上です。
○小林 委員長
ほかに(「関連で」と呼ぶ者あり)。関連、では、大河委員。
◆大河 委員
今、エコセメントについて生産量11万トンに対して調布市が40トンという話がありましたけど、調布市としてはエコセメントを市のいろんなところに活用するようにとか、そういう方針は別にないということですか。何かそういうことに対しての使用の基準があるようでしたら、教えてください。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
まずデータのほうから申し上げますと、平成24年度の使用実績は28トンでございました。ちなみに工事件数9件でございました。実際ほかの構成団体と比べまして使用量がやっぱりちょっと少ないということから、これ、全庁的に呼びかけを行って、基本的には工事の仕様書には原則エコセメントを使うといったことで、実は東京都の仕様に準じた形にさせていただいておるんですけれども、そういったことで、25年度は量も40トンにふえまして、工事件数としては75件と大幅に、小さな工事でもエコセメントを積極的に利用したというような状況でございます。
◆大河 委員
そうしますと、エコセメントというのは市場に出回ってはいますけれども、質の問題で、公共施設というのはかなり長期間にわたって使うものが多いですけれども、そういう意味でも素材として何ら支障がないというふうに受けとめて、それでも単価はやや高いとか、何かそういう特徴はあるんですか。
◎上野 ごみ対策課長
流通の段階では、当然、JIS規格も通っている商品でございまして、ほかのセメント製品に比べても価格面ではほとんど変わらないというような製品でございます。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
エコセメント、流通の段階では価格は通常のセメントと変わらないんですが、実はこれは、そういう価格を設定しているということでございまして、コストは相当かかっております。ちょっと詳細な数字を手元に持っていないんですが、広域の循環組合の年間の予算が大体 100億円前後で、そのうち50数億がエコセメント関係ということで、実はセメントをつくるコストとの見合いでいけば、全く割に合わないリサイクルでございます。
ただし、そのセメントだけを取り上げて考えるということではなくて、まさに処分場を、特に多摩地域の場合は処分場の問題がございますので、実際問題、今、二ツ塚を使っているわけですが、二ツ塚は当初の計画では昨年度をもって全部埋め立てが完了する予定でございました。
ところが、セメント事業その他、減量を各市が取り組んだ成果もあって、現状ではまだ 46.何%ぐらいしか埋め立てを行っておりません。なおかつ、年に今 0.1%とか、その程度しか埋め立てが進んでいない状況なんです、使っていないという状況なんです。それによって、いわゆるごみの最終処分を安定的に今後も継続的にやっていけるというめどがありますし、逆にセメントのコスト論で議論をしてしまっては、では、次の処分場を多摩地域で準備できるのかという問題が当然出てまいりますので、これはまさに必要経費というふうに考えるべきものであるというふうに認識をしております。
以上でございます。
◆大河 委員
話としてはわかりましたけど、そうすると今、調布で使っているエコセメントが75件とありますけど、全体の工事の中の割合というんでしょうか、それはどのくらいを占めているんですか。そんなことは見ていない。
◎上野 ごみ対策課長
原則、エコセメントを使用するというふうに仕様はしておりますけれども、実際どこまでかは把握ができておらない状況です。申しわけありません。
◆大河 委員
確かにごみとの関係はあれですけど、そうはいっても、では、少なくとも使うこともやっていくというのは1つの行政の姿勢かなというふうにも思いますので、前よりはふえたということですので、やはり大変な部分もあるような気もしますが、できるだけ率先して消費もしていくという、循環型ということですか、そのことに努めていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。
○小林 委員長
ほかに。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
今の話の延長線上ね。つまり、エコセメントを調布の行政の中でさらに使う量をふやしていくという点では、環境部だけの話じゃなくて、むしろ市場であるところの、例えば都市整備であったり、営繕であったり、そういうところも含めて、もっと使うことをふやしましょうよと。例えば仕様書に指定するとかみたいな取り組みも必要なんじゃないかなというふうに思うんですけど、その辺はどうなんですか。
○小林 委員長
はい、柏原環境部長。
◎柏原 環境部長
先ほど上野ごみ対策課長からもお話がありましたが、仕様書ということで、実は調布市が2、3年前まで他市に比べてちょっと低いという状況がございました。そういったことから、実は庁議等でエコセメントの利用状況等を報告するとともに、使用を推進してくださいというお願いをすると同時に、契約課とも相談をいたしまして、仕様書の中で極力……エコセメントも 100%全く同じセメントではありませんから、一部には使えない分野があるんですが、そういったものでなければ仕様書の中にそういったことを盛り込んでいただくということと、あと、実際に東京都が発注する公共工事の標準仕様の中にそういったことは入っていますので、都内でやっている業者さんというのは、ある程度そういったことは理解しているのかなと思っております。そういった中での現状の数字であるというふうに認識をしております。
以上でございます。
◆雨宮 委員
さっき処分場がまだかなり余裕があるというお話がありましたけども、あそこの広域処分場は焼却施設は持っていたんでしたっけ、新しくなって。
○小林 委員長
はい、上野ごみ対策課長。
◎上野 ごみ対策課長
焼却施設はございません。
◆雨宮 委員
昔、谷戸沢処分場があったでしょう。あれは掘り返して、再処理するみたいな話が当時あったような気がしているんですけど、その話はどうなったんですか。
◎上野 ごみ対策課長
多分、委員がおっしゃっているのは、かつての埋め立てた焼却灰をエコセメント化するというようなお話かと思いますけど、今のところ発生した焼却灰をエコセメント化するということで、掘り返してまでは今のところやっておらないという状況であります。
○小林 委員長
はい、漁委員。
◆漁 委員
瓶の積みかえ施設費について伺います。多分、これはリサイクルセンターの二枚橋跡地への移転とリンクする話になるかなと思うんですが、二枚橋のほうは27年、28年で工事というふうに伺っていますので、そうすると、当然、この施設もそれが完了して稼働すると、とりあえずは役割は終わりという理解になるのかなと思うんですが、それでいいのかなというところをお聞きします。
そうすると、何年ぐらいにこの役割が終わるのか。その後が、これもたしか前回、公園の基本計画なんかを策定していますみたいな話もちらっと伺ったんですが、もう一度、その辺の流れをお聞かせください。
○小林 委員長
はい、青柳クリーンセンター担当課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
瓶の積みかえ施設につきましては、委員のおっしゃるとおり、クリーンセンターの機能移転に合わせて、この機能を持っていく予定でございますので、平成30年度、遅くとも31年度ぐらいには国のほうに返還する土地ということになります。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
私のほうから留保地の公園の計画についてお答えをいたします。こちらについては、スポーツ・防災公園ということで、基本設計業務のほうを私どもでやっております。平成25年度につきましては、春季の環境調査のほうを行っておりまして、今後は関係機関と調整を継続していくということになっておりまして、現基本計画の中では、平成30年度に都市計画手続を行うということで位置づけがされております。
以上です。
◆漁 委員
わかりました。ありがとうございます。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
次に、 240、 241ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
次に少し飛んで、 278、 279ページ。公共下水道費からです。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
続いて、 280、 281ページ。はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
公園などの清掃、あるいは警備とか、割と小規模の業務、これ、今、
シルバー人材センターとか、ああいう類いのところに発注していると思うんですが、新しい事業体を委託するというようなことは全然発想としてもないんですか。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
今、御質問の清掃委託料に関しては、今の調布清掃とか吉野清掃といったトイレの清掃の関係もありますし、あとシルバーのほうも委託をしています。それ以外には福祉作業所のほう、これはもう継続的に委託をしておりまして、そういったことが長年続いております。別の企業体とか、そういったところの活用については、今のところ考えていないという状況です。
◆雨宮 委員
もしそのような要請というか、働きかけがあった場合には検討の可能性と余地というのはどんなもんなんでしょうか。
◎代田 緑と公園課長
まずは一度お話を伺ってみないと何とも言えませんので、もしそういった御要望があるということであれば、一度お話は伺ってみたいなと思います。
○小林 委員長
ほかに。はい、平野委員。
◆平野 委員
公遊園の管理費の中の保守点検のことですけども、この保守点検というのは公園の遊具のことでしょうか。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
この保守点検委託料は市内に水等を使っている公園が4カ所ありまして、具体的に言うと蛍の関係の井戸、それから上布田、それから西つつじケ丘公園、それから染地せせらぎ遊歩道、それと多摩川第二緑道の中にある近隣の方々が使われるということで、防災用に改修した井戸があるんですけど、その井戸を年に一度、点検整備するための委託料という形になります。
◆平野 委員
わかりました。ありがとうございます。それと、ちょっと全然違うところですけども、公遊園整備費の御説明の中で、けがの補償を何とかという、けがをされた方の補償のお話が出ていたかと思うんですけども、それ、ちょっと御説明だけでは。一旦は報告をしてくださっているものだと思うんですけれども、もう一度細かく、もう一回教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
次のページなんで。
◆平野 委員
では、済みません、次のページで質問します。
○小林 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
ちょっとお聞きしたいと思います。公遊園整備費なのか台帳かわかりませんけど、公遊園がかなり古くなったり、いろんなことがあると思いますけど、長寿命化に合わせてやっているというようなお話がございましたけれども、今回の決算というところに際して、やはり今、公共施設の維持補修計画なんかでも最適な額をとってあるのかどうかとか、いろんな問題があるかと思いますけど、その点についてどんなふうな総括をされているのかをまずお聞かせください。
◆平野 委員
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
公園施設の遊具、これはトイレも含めてなんですが、平成22年、23年度、2カ年をかけまして、公園施設の長寿命化計画というものを策定しております。主に市内の公園については昭和40年から60年代にかけてできた公園がかなり多いということで、そういった施設、かなり老朽化しているものもございますので、長寿命化計画に合わせて点検を一斉に行っております。
現在は、点検をした中で緊急性が高い、早期に改修、補修をしなくてはいけない、優先順位をつけながら長寿命化計画の中で今実施をしているという段階でございます。
◆大河 委員
行政評価のそれを見ますと、やっぱり今回、公園のところについて、公有化のこともありますけど、もう少し公園の配置のことも含めて検討するようなことが書いてありますけれども、何か今回、ターザン、いろいろ買っていますけれども、そういう部分で調布の公園のありようというのを、ローリングした中で、どんなふうにここ4年進めていくのかということについては何かお考えなんですか。
◎代田 緑と公園課長
今後の公園につきましては、先ほどの長寿命化計画と合わせまして、機能の再配置計画というのを今年度、調査、検討のほうを行っております。今現在、市内にある公園につきましては、同じような時期に同じような形態、機能を持ったような公園が複数存在をしておりまして、実際の利用実態調査をやってみますと、なかなか使われていない公園が非常に多いというところが見えてきています。
今後につきましては、機能の分散配置ということを考えながら、徐々に長寿命化計画において遊具の更新をする際に、多少その機能を、例えば遊具を外してしまって、そこを花いっぱいの拠点にするとか、場合によってはボール遊びの拠点にするとか、そういった機能をかなり大きく振っていって、市民の皆さんの幅広いニーズに合わせた形の利用ができるような、そういった方向に今後検討を進めていきたいというふうに考えています。
◆大河 委員
大胆な、でも、市民ニーズに沿った見直しをされていくということですので、今度は調布の鉄道の敷地跡にも公園をつくったりするようですけれども、やっぱり活用できる公園でないと、都内は、そうはいっても少ないと思いますので、ぜひ、その辺のところを気をつけていただきたいなというふうに思います。
もう一点だけ、公遊園の中に入っていると思うのでお聞きしますけど、実篤のところもこの中に入っているのかな。入っている、保守点検とか、管理運営とか。次のページ、では、いいです。結構です。
○小林 委員長
はい、漁委員。
◆漁 委員
私も公遊園の整備費のところで。先ほどは今ある遊具関係の長寿命化の整備計画のもとで対応してきていますということですが、新たな視点として、団塊の世代、高齢社会という中で、公園の中にお年寄りの方々が気軽に使える健康器具の設置というのが、ちょっとあちこちで今進んできているやニュースでも聞いていて、その辺の新たな視点での公遊園の活用の考え方はないのかなというところをお聞きしたいんです。多分そこは、公園課だけで必要なお金の財源をちょうだいとなると難しいんだろうけれども、例えばお年寄りの健康増進の中で、別のところでかかる医療費だとか、国保への一般会計への繰出金だとか、波及効果みたいなものをどこかできちんと連携して、庁内の横のグループで検討しながら、設置スペースがあるところ、ないところいろいろあるかもしれませんが、考えていくというのはちょっと必要なんじゃないのかなと思っているんですけども、今、その辺の考えというのはどうなんでしょうか。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
本年度、先ほど課長のほうからも説明があったように、公園の機能の再配置についての検討を行ってまいります。その中で、確かに委員おっしゃるように、かつては小さい子がいっぱいいた公園が今はもう世代が変わって大人になってしまって、どちらかといったら、高齢者の方向けの公園のほうがいいんじゃないかというような公園もあると思うんです。で、機能が重なったのが近所に幾つもあった場合には、それは遊具の更新のときに、今あるような砂場とすべり台と鉄棒というのはやめて、健康遊具のようなものを幾つか置いてみますかとか、あるいは公園を全面改修する際に近隣の方々の御意見を伺いながら、そういうコンセプトの公園がいいということであれば、それをやっていいかどうかというのを今年度、一応、地区割りをした中で、どの地区にはどの機能があるけど、どの地区はどの機能が抜けているか、そういうのを調査して再配置についての方針を定めようかなというふうに考えています。
◆漁 委員 。
わかりました。ぜひ、今までどおりの機能を維持するだけの視点から、今おっしゃったみたいに、やっぱり新たな機能を付加した公園、全体の配置との調整の中でしょうが、やっぱりその視点って、これから大切かなという気がするものですから、ぜひお願いをいたします。私もそのうち使わせてもらうことになると思いますので、よろしくお願いします。
○小林 委員長
はい、雨宮委員。
◆雨宮 委員
公遊園の新設の布田南ふれあい公園の件なんですが、先ほどの説明ですと、この27万は電柱の移設費用だというふうに。これは、今あそこを見ると広場エリアの中に新しい電柱が2本ぐらい立っているんですが、これじゃなくて、昔のやつを移設したということなんですか。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
区画整理の段階で電柱は移設、当然、区画整理の中の道路計画の中に立ったんですけども、公園のデザインとかレイアウトを考えた中で、入り口に近いところに支線等が入って、入り口の形状のところで邪魔になるので、それは前もって、区画整理のほうで舗装をかける前にやれば舗装工事費が安くなる、補償費だけで済みますので、なので先行して電柱を移設させていただいたということです。
公園整備のときにできないこともないんですけど、そうするとまた舗装を掘り返して切ってやるということになるので、1回でやったほうが効率的かということで、やらせていただきました。
◆雨宮 委員
話はわかるんですけど、具体的には私、さっき新しいのが2本立ったと言ったでしょう。コンビニがあるでしょう。北側のコンビニ。新しいほうじゃなくて、昔からあるコンビニ。そのコンビニの前ぐらいのところに2本新しい電柱が最近立ったんですよ。それのことを指しているんじゃなくて、昔あったやつをどこかに移したということなんですか。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
今、私どもの予定している公園の位置なんですが、今の布田区画整理事務所がある場所、あそこになりますので、恐らく今、委員がおっしゃっているのは布田南通りの部分をおっしゃっているんじゃないか。場所は、そちらではないです。布田南通りから、もう住宅地の中に入った部分になります。
◆雨宮 委員
この新しい公園は、例えば無電柱化みたいなことというのは全然考えていないんですか。
◎代田 緑と公園課長
公園自体の無電柱化というよりは、道路上の無電柱化については直接私たちの所管になるかというと、ちょっと別な議論かもしれませんが、布田南の区画整理事業自体の無電柱化というのは、恐らく今なされていないんだと思うんです。無電柱化自体は布田南通りとか、一部のところでの検討というふうには聞いております。
○小林 委員長
はい、岩本都市整備部長。
◎岩本 都市整備部長
基本、無電柱化をしない方向なんですが、一部、歩行者専用道とか一部の路線についてやるということでありますので、基本は、区画整理のエリアは無電柱化しない方向であります。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、 282、 283。平野委員。
◆平野 委員
先ほど、この事故の流用の部分でした。済みませんでした。既に昨年度のことですので、御報告もいただいていたものだと思いますけど、ちょっと前の話なので、もう一度詳しく教えていただけますでしょうか。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
このお見舞金につきまして、25年度に高速第六児童遊園というところとターザン児童遊園と2件あったんですけれども、公園の遊具に管理瑕疵があったということではなくて、1つでいえば、ターザンロープというロープがあるんですけど、それを使って遊んでいたときに、着いたときに手を離してしまって、落下してけがをしたりとか、もう1つはタイヤをつるしてある遊具があるんですけど、ブランコのように乗ればいいんですけど、それを立ち乗りしたか何かで、根元のところに指を挟んでしまってけがをされたとか、そういったことで、市の管理瑕疵はないんですが、一応、保護者の方ですとかから、こういった場合に何かないのかという話があったものですから、それについては一応緑の公園課のほうではお見舞金を出せる保険に入っておりましたので、保険会社と相談した上で執行させていただいたということです。
◆平野 委員
その高速第六とターザンのお見舞金、それというのは内訳で言うと金額的にはどうなっていますでしょうか。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
高速第六のほうが5万円で、ターザンが1万円です。
◆平野 委員
その金額の違いは、けがの度合いとか、どこでそういう違いが出てくるんでしょうか。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
通院日数ですとか、治療費の額ですとか、そういったものによって算定をしてお支払いをしている形です。
◆平野 委員
余り深く入り込むとややこしくなるので、ここで結構です。ありがとうございます。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
次に、 284、 285ページ。ありませんか。はい、大河委員。
◆大河 委員
ちょっとお聞きします。1点は花と緑。これはまずいか。では、花いっぱい運動のほうでいいです。これ、事務報告なんかを見ると市民団体にということで、今年度、結果的には団体としては数が1つ減っております。しかし、私たちもあちこち視察をしてみて、やはり、まちの中を花いっぱいにしていくというのは、かなりいろんな方に支えていただかないと広がっていかない事業ではないかと思っているわけですけれども、今度の決算の中で、やっぱり団体をふやしていく、あとは個人にしろ、そういう柔軟な進め方ということについて、どんなことを来年度以降考えていらっしゃるのかということを教えていただきたいと思います。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
花いっぱい運動につきましては、私ども緑の基本計画の中でも、これから団体をふやしていくということで掲げていますが、実態としてはなかなかふえていないところも、委員おっしゃるように確かにあります。
昨年、そういった状況もありましたので、各団体のほうにアンケート調査のほうをさせていただいて、どういうところに苦労しているんだとか、市に対しての要望等について一度確認をさせていただきました。その中では。昨年は特に夏場、非常に暑いということもありまして、水やりがかなり大変だったというような御意見を複数の団体からいただいております。そういうものを踏まえまして、私どもとしては25年度につきましては2カ所になりましたけれども、水やりのための散水栓を設置したり、そういった支援のほうをしております。
今後についても、なるべく花いっぱい運動を見えるところでPRできるように、そういったところは考えていきたいなと思っていまして、昨年来、検討を進めております神代植物公園の閉鎖区域での花いっぱい運動、そこは都のほうと調整しているところですが、できれば平成27年度から具体的な動きがスタートできるように、今年度、調整を図っていきたいというふうに考えております。
◆大河 委員
そうしますと、予定している深大寺区域にということを言っていますけれども、そこはやれる団体の育成も含めてということですか、想定されるところもあるという意味ですか。
◎代田 緑と公園課長
今、都のほうと調整を図っている区域につきましては、一般的な花いっぱい運動の規模と全く違う次元になってまいりますので、どこかの団体にお願いするというよりは、私どもとしては公募をしながら、市民を募って広く進めていきたいというふうに考えています。その際には、恐らく市民だけでできるような規模ではないと思いますので、例えば私どもの現場のほうもありますので、そういったところも含めて広くやっていきたいなというふうに考えています。
◆大河 委員
今、現場も含めてというお話もありましたが、現場というのは具体的にはどういうことですか。
◎代田 緑と公園課長
言葉が足りなくて申しわけありませんでした。現場の職員もいますので、そういった職員も含めて一緒にやっていきたいなというふうに考えております。現業職です。
◆大河 委員
確かに建設委員会のやりとりの中で、現業の方がどんなふうに働いているかということのやりとりの中で、人員の問題等に踏み込んだやりとりも前の委員会ではあったような気がいたします。であれば、やっぱり効果的に指導してやっていけるようなポジションにできるんであれば、これからもう少し市のやっていく場所というのを、深大寺というだけじゃなくて、調布駅にしろ、いろんなところでこれから必要な運動かなとも思います。
三鷹市は割と盛んで、どこの花のスポットがいいかとか、写真コンクールとか、さまざまな部分で、ハンギングもそうですけれども、うまくやっているような気がするので、もう少し盛んな場所のところも勉強されて、市の職員を有効的に、運動になるような形にしていただきたいなというふうに思いますけれども、現業の職員の方、専門的な資格、今までの経験でいえば何かあるんですか。精通しているとか。
◎代田 緑と公園課長
花を育てることに対する専門的な知識というのは、特に研修等は行っておりませんが、例えば広いところを、種をまく前に畑をどうしても耕したりとか、そういった場合に重機を使う必要も出てくると思いますが、そういったものの重機の免許とか、そういったものは当然持っています。
◆大河 委員
ある資源を最大限に活用して成果が出るような活動につなげていくようにしていただきたいと思います。あと、やはり今出している花いっぱい運動の補助金の使い方ももう少し工夫されて、特に草刈りとかそういうものも、そういうのは使えないという話もありましたけれども、言ってすぐ使えるのかなというと、来てもらうのに時間もかかったりすると思うので、やり方等についてはある程度柔軟に考えていただければありがたいかなと思います。これは意見として申し上げておきたいと思います。
○清水 副委員長
委員長、交代します。小林委員。
◆小林 委員
今の関連で済みません。現業さんがやっていただけるのは結構なんですけども、やはり市民、とにかく経費をかけないでやるやり方。とにかく市民に助けていただいて、それで市民とともに、そういうお花畑をつくる。また、そういうお花畑の花を摘んで、ちなみに深大寺に持っていったら1割引きのそばが食べられるとか、そういう形の花いっぱい運動をしていけば、お互いに、地域も喜ぶし、市民も喜べるという形になるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○清水 副委員長
代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
今、委員のほうから御提案いただいた内容も含めて、また課のほうでもいろいろ取り組みの内容を検討した上で、なるべく幅広く、そういったものにつながっていくような取り組みをぜひ検討していきたいと思いますので、また御意見ありましたらいただければと思います。
以上です。
◆小林 委員
よろしくお願いいたします。
○清水 副委員長
委員長、交代します。
○小林 委員長
はい、漁委員。
◆漁 委員
保全地区等補助金ですが、保全地区、保存樹木、生け垣、生け垣の新設、それから保存樹木の剪定という主な項目があるんですけれども、基本的には、これは申請主義なもんだから、実態ぴったりに適用されているまでは行っていないのかなと思うんですけども、少しでも緑を保全していこう、保存していこうというときは、ちょっとした補助金でももらうと、もらった人の気持ちとしては、行政から補助金をもらったんだから残さなきゃいけないなみたいな、そんな気持ちも働く事業だな、その辺の効果があるのかなと思うんですが、さっき言ったように申請主義ということで、現存するものに対してもうちょっとしっかりと掌握をしていくようなところというか、その辺の事業を広げていく、内容じゃなくて対象を広げていく、その工夫はどんなことがされているのか。どうしたらもっといいのかなと考えられているのか、ちょっとお聞きしたいんですが。
○小林 委員長
はい、代田緑と公園課長。
◎代田 緑と公園課長
こちらの保全地区等の補助金の関係におきましては、先ほど委員がおっしゃったように申請主義ということがあります。実際に対象になっているような樹木のものを、うちのほうから対象になっているので申請してくださいよということまでのPRは、今の時点ではやっていませんが、少なくとも今登録してある方に関しては一斉に発送をさせていただいていまして、ただ、発送しても 100%補助金の申請を出してきていただいているかというと、そうではなく、大体9割ぐらいの方になっていますので、まずは、そういった方たちもいるというところで、どういうPRができるかというのは少し検討が必要かなというふうに思います。
◆漁 委員
一番手っ取り早いのは多分保存樹木だとか生け垣にしても、ある程度、補助対象になるものというのは、個人では管理なかなかしなくて、園芸業者さんあたりが入って管理したりされるケースが多いのかなと思うんです。そういう場合の業者さんへ、こういう制度がありますよ、しっかりお客様に伝えて、間に入って対応してくださいというような、業者へのしっかりとしたPRとかは一応されているというふうに理解していいんでしょうか。
◎代田 緑と公園課長
主に剪定については植木組合のほうになると思いますが、市内の植木組合のほうでは、こういった制度があるということは皆さん知っていらっしゃいますので、仮にそういうところで保存樹木の対象になっていないところの方がいらっしゃれば、そういうところを通じても把握はされるのかなと見ています。
◆漁 委員
わかりました。ぜひよろしくお願いいたします。
○小林 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
言い忘れたのを1点と、それともう1つなんですが、1つは、先ほど花いっぱい運動のお話をしましたけど、実際、そこでどんな活動がされているのか、私たち自身知らないんです。ですから、やっぱり1年に1回ぐらい、逆に言えばたづくりでもどこでもいいですけど、そういった写真展ですとか、市内でこういうこともしているんだということを市民の人たちにも知っていただいたりして、そして、例えばあなたも参加しませんかじゃないですけども、何か見える化の形をしていって、調布のまちの至るところに実は花いっぱいで頑張っている市民がいるし、自分も少しそのことに関与できるんじゃないかというふうな形でやっていけることをされたらどうかなというふうに思うんですけど、場所をとれば、そんなにお金はかからないと思うんですけど、そういったことを考えたことはありますか。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
今年度の話になってしまうんですけど、今年度は、緑と花の祭典のときに花いっぱいのパネルを、どこで花いっぱい運動は行われていて、代表的なところの写真はパネルで展示はしています。そういったことを今後少し広げていかなきゃいけないんだろうなというのは、課の中では認識をして、今後取り組んでいきたいなというふうには考えています。
◆大河 委員
やっぱり祭典に行かれる人は、駅前を通るのはやっぱり限られてしまいますから、市として運動を展開していくんであれば、そういう意味では、かなり前向きな動きが必要なんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。
もう一点は、崖線の管理委託というので、それなりにかかっていますけども、これは委託ですから全部業者さんですよね。
○小林 委員長
はい、坂本緑と公園課主幹。
◎坂本 緑と公園課主幹兼課長補佐事務取扱
布田、仙川、それから国分寺崖線、2つの委託です。
◆大河 委員
基本的には委託だったり、あとは職員の方がいらっしゃるから、簡単な部分はやれるかと思いますけども、この間、条例のところもありましたけども、これから、あちこちにそういう保全したり、崖線でもやっていかなきゃいけないところが出てくるわけですので、やはり前も言いましたように、実際こういった緑を守っていく市民の人を育成して、例えば刈ったりすることとか、いろんな育成、雑木林塾もありますけど、そういった形で、こういった管理運営も少しのことは楽しみながら自分たちでもやっていける、そういう面で、今度新しいフィールドが出てくるわけですので、ぜひそういったことにも緑と公園課、環境部が率先してリードしていくようなことをやっていただきたいと思いますので、これはよろしくお願いいたします。
○小林 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
それでは、 284、 285ページまでの環境部所管分の審査を終了とし、ここでお諮りいたします。
本日の会議はこれまでとし、来週9月16日、議案第51号「平成25年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について」、
建設委員会所管部門、都市整備部所管から審査を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林 委員長
御異議なしと認め、それでは、本日の審査はこれまでとし、9月16日午前10時に委員会を再開いたします。
なお、改めて通知はいたしませんので、御了承願います。
これにて委員会を散会いたします。御苦労さまでした。
午後4時55分 散会...