調布市議会 2014-03-26
平成26年 第1回 定例会-03月26日-07号
平成26年 第1回 定例会-03月26日-07号平成26年 第1回 定例会
平 成 第1回
調布市議会会議録第 8 号
26年 定例会
3月26日(水曜日)
出席議員(28人)
第 1番議員 平 野 充
第 2番議員 須 山 妙 子
第 3番議員 高 橋 祐 司
第 4番議員
ドゥマンジュ恭子
第 5番議員 清 水 仁 恵
第 6番議員 福 田 貴 史
第 7番議員 鈴 木 宗 貴
第 8番議員 田 中 久 和
第 9番議員 橘 正 俊
第10番議員 内 藤 美貴子
第11番議員 雨 宮 英 雄
第12番議員 井 樋 匡 利
第31 東京都十一市
競輪事業組合議会議員の選挙について
第32 東京都六市
競艇事業組合議会議員の選挙について
第33 陳情審査結果について
陳情第48号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する陳情
陳情第49号 保育施設の充実に関する陳情
陳情第47号 調布市深大寺東部地区をより安全,便利にするための要望を実現することを求める陳情
第34 議員提出議案第1号 微小粒子物質(PM2.5)に係る総合的な対策の推進を求める意見書提出について
第35 議員提出議案第2号 食の安全・安心の確立を求める意見書提出について
第36 議員提出議案第3号 災害時多目的船の導入を求める意見書提出について
第37 議員提出議案第4号 2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた環境整備及び地域における取り組みへの支援を求める意見書提出について
第38 議員提出議案第5号 集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出について
第39 議員提出議案第6号 原発再稼働に反対する意見書提出について
第40
委員会提出議案第1号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書提出について
第41 閉会中における議員の派遣について
第42 閉会中における各常任委員会等の所管事務調査の実施について
第43 諸 報 告
1 市長報告――謝罪等請求事件の終了について
2
中心市街地基盤整備等特別委員会報告
3
ふじみ衛生組合議会報告
4
東京たま広域資源循環組合議会報告
5 東京都十一市
競輪事業組合議会報告
6 東京都六市
競艇事業組合議会報告
7 議員派遣報告
8 各
常任委員会等行政視察報告
9 議長報告
午前 9時10分 開議
○林明裕 議長 おはようございます。ただいまより、平成26年第1回
調布市議会定例会を再開いたします。
ただいまの出席議員の数は27人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
直ちに会議を開きます。
日程に入る前に、本日も
行政経営部広報課並びに議会事務局による本会議場の写真撮影を許可しておりますので、御了承をお願いいたします。
本日の議事日程並びに議事運営につきましては、3月20日に
議会運営委員会が開かれておりますので、
大須賀浩裕委員長にその報告を求めます。
大須賀浩裕委員長。
〔
大須賀浩裕議会運営委員長登壇〕
◎大須賀浩裕
議会運営委員長 皆さん、おはようございます。
議会運営委員会の報告を申し上げます。
本日再開の本会議の議事日程並びに議事運営につきまして、3月20日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。
本日の議事日程につきましては、日程第1から日程第28までが各委員会において審査の終了した市長提出議案28件で、それぞれ各委員会の審査報告、討論、採決を行うことになっております。
続いて、日程第29は人事議案1件で、質疑、討論を省略し、即決であります。
次に、日程第30は
ふじみ衛生組合議会議員の選挙について、日程第31は東京都十一市
競輪事業組合議会議員の選挙について、日程第32は東京都六市
競艇事業組合議会議員の選挙についてであります。この選挙につきましては、それぞれ指名推選で行うことになっております。
続いて、日程第33は陳情審査結果についてでありまして、各委員会の審査報告をお願いし、それぞれ決定していくことになっております。
次に、日程第34から日程第39までは意見書提出に関する議員提出議案6件で、即決であります。
続いて、日程第40は意見書提出に関する
委員会提出議案1件で、即決であります。
次に、日程第41は閉会中における議員の派遣についてであります。
続いて、日程第42は閉会中における各常任委員会等の所管事務調査の実施についてであります。
最後に、日程第43が諸報告9件であります。
以上が本日最終日の議事日程並びに議事運営であります。
これに従って議事を進めてまいることになっておりますので、全日程が終了するまでよろしく御協力のほどお願い申し上げます。
以上であります。
○林明裕 議長 以上で
議会運営委員長の報告は終わりました。報告のとおり会議を進めてまいりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、報告のとおり会議を進めてまいります。よろしく御協力のほどお願いいたします。
これより日程に入ります。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第1 議案第 9号 調布市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第2 議案第10号 調布市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第3 議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第1から日程第3まで、3件一括議題といたします。
本3件は総務委員会において審査を受けておりますので、その報告を
渡辺進二郎委員長に求めます。
渡辺進二郎委員長。
〔
渡辺進二郎総務委員長登壇〕
◎渡辺進二郎 総務委員長 皆さん、おはようございます。総務委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第9号 調布市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例、議案第10号 調布市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例、議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、以上3件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 討論なしと認め、討論を打ち切ります。
お諮りいたします。
日程第1から日程第3まで、3件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、これより3件一括採決を行います。
日程第1 議案第9号 調布市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例、日程第2 議案第10号 調布市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例、日程第3 議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、以上3件に対する委員長の報告は可決であります。本3件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本3件は満場一致をもって可決されました。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第4 議案第12号
調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第5 議案第13号 調布市
社会教育委員設置条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第6 議案第14号 調布市
武者小路実篤記念館条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第7 議案第15号 調布市市民農園条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第8 議案第16号 調布市
中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第4から日程第8まで、5件一括議題といたします。
本5件は文教委員会において審査を受けておりますので、その報告を
福田貴史委員長に求めます。
福田貴史委員長。
〔福田
貴史文教委員長登壇〕
◎福田貴史 文教委員長 おはようございます。文教委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第12号
調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例、議案第13号 調布市
社会教育委員設置条例の一部を改正する条例、議案第14号 調布市
武者小路実篤記念館条例の一部を改正する条例、議案第15号 調布市市民農園条例の一部を改正する条例、議案第16号 調布市
中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例、以上5件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
〔
生活者ネットワーク議員出席〕
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 討論なしと認め、討論を打ち切ります。
お諮りいたします。
日程第4から日程第8まで、5件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、これより5件一括採決を行います。
日程第4 議案第12号
調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例、日程第5 議案第13号 調布市
社会教育委員設置条例の一部を改正する条例、日程第6 議案第14号 調布市
武者小路実篤記念館条例の一部を改正する条例、日程第7 議案第15号 調布市市民農園条例の一部を改正する条例、日程第8 議案第16号 調布市
中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例、以上5件に対する委員長の報告は可決であります。本5件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本5件は満場一致をもって可決されました。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第9 議案第17号 調布市乳幼児及び義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第10 議案第18号 調布市
ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第11 議案第19号
調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第12 議案第20号 調布市敬老金条例の一部を改正する条例 (
委員会審査報告)
△第13 議案第21号 調布市
障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第14 議案第22号 調布市
知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第15 議案第23号 調布市
知的障害者ケアホーム条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第16 議案第24号 調布市
医療ステーション条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第17 議案第36号 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更について
(
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第9から日程第17まで、9件一括議題といたします。
本9件は厚生委員会において審査を受けておりますので、その報告を橘正俊委員長に求めます。橘正俊委員長。
〔橘
正俊厚生委員長登壇〕
◎橘正俊 厚生委員長 おはようございます。厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第17号 調布市乳幼児及び義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、議案第18号 調布市
ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、議案第19号
調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例、議案第20号 調布市敬老金条例の一部を改正する条例、議案第21号 調布市
障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例、議案第22号 調布市
知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例、議案第23号 調布市
知的障害者ケアホーム条例の一部を改正する条例、議案第24号 調布市
医療ステーション条例の一部を改正する条例、議案第36号 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更について、以上9件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 討論なしと認め、討論を打ち切ります。
お諮りいたします。
日程第9から日程第17まで、9件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、これより9件一括採決を行います。
日程第9 議案第17号 調布市乳幼児及び義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、日程第10 議案第18号 調布市
ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、日程第11 議案第19号
調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例、日程第12 議案第20号 調布市敬老金条例の一部を改正する条例、日程第13 議案第21号 調布市
障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例、日程第14 議案第22号 調布市
知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例、日程第15 議案第23号 調布市
知的障害者ケアホーム条例の一部を改正する条例、日程第16 議案第24号 調布市
医療ステーション条例の一部を改正する条例、日程第17 議案第36号 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更について、以上9件に対する委員長の報告は可決であります。本9件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本9件は満場一致をもって可決されました。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第18 議案第25号
調布市立自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
(
委員会審査報告)
△第19 議案第26号 市道路線の廃止について (
委員会審査報告)
△第20 議案第27号 市道路線の廃止について (
委員会審査報告)
△第21 議案第28号 市道路線の一部廃止について (
委員会審査報告)
△第22 議案第29号 市道路線の一部廃止について (
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第18から日程第22まで、5件一括議題といたします。
本5件は建設委員会において審査を受けておりますので、その報告を小林充夫委員長に求めます。小林充夫委員長。
〔小林 充夫建設委員長登壇〕
◎小林充夫 建設委員長 おはようございます。建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第25号
調布市立自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、議案第26号 市道路線の廃止について、議案第27号 市道路線の廃止について、議案第28号 市道路線の一部廃止について、議案第29号 市道路線の一部廃止について、以上5件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 討論なしと認め、討論を打ち切ります。
お諮りいたします。
日程第18から日程第22まで、5件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、これより5件一括採決を行います。
日程第18 議案第25号
調布市立自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、日程第19 議案第26号 市道路線の廃止について、日程第20 議案第27号 市道路線の廃止について、日程第21 議案第28号 市道路線の一部廃止について、日程第22 議案第29号 市道路線の一部廃止について、以上5件に対する委員長の報告は可決であります。本5件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本5件は満場一致をもって可決されました。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第23 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算 (
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第23 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算を議題といたします。
本件は各常任委員会に付託し、審査を受けておりますので、順次その報告を各常任委員長に求めます。
最初に、総務委員会の審査報告を
渡辺進二郎委員長に求めます。
渡辺進二郎委員長。
〔
渡辺進二郎総務委員長登壇〕
◎渡辺進二郎 総務委員長 総務委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、総務委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で総務委員長の報告は終わりました。
続いて、文教委員会の審査報告を
福田貴史委員長に求めます。
福田貴史委員長。
〔福田
貴史文教委員長登壇〕
◎福田貴史 文教委員長 文教委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、文教委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で文教委員長の報告は終わりました。
次に、厚生委員会の審査報告を橘正俊委員長に求めます。橘正俊委員長。
〔橘
正俊厚生委員長登壇〕
◎橘正俊 厚生委員長 厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、厚生委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で厚生委員長の報告は終わりました。
続いて、建設委員会の審査報告を小林充夫委員長に求めます。小林充夫委員長。
〔小林 充夫建設委員長登壇〕
◎小林充夫 建設委員長 建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、建設委員会所管部門、本件につきましては、審査において意見が分かれ、討論が行われました。
反対討論として、元気派市民の会の委員の要旨は、震災、原発事故やさまざまな経験から時代認識や価値観が変わり、持続可能な地域社会をつくっていく、その骨格づくりが中心市街地のまちづくりである。この事業の総額が600億円余、厳しいタイムスケジュールの中で進めることを危惧。きちっとした参加のプロセスを得ながら、後で後悔しないものをつくっていくことを求める。反対というものでありました。
一方、賛成討論として、自由民主党創政会の委員の要旨は、調布南地下自転車駐輪場の事業費は18億6,000万円かかるが、市民向け説明会では事業費が説明されていない。納税者である市民が主体となって費用対効果を考える場を市が提供するべきである。市民不在で事業を進めていいわけがない。駐輪場の全体計画と事業費を市民に示して、事業のあり方について改めて市民に問うべきであるというものでした。
また、チャレンジ調布21の委員の要旨は、調布駅周辺に7,800台の駐輪台数確保は不可欠。京王に設置を求めるだけでは実現は見えない。自治体の責任が市民からも問われる。駅前広場地下駐輪場は建設費や利便性など、よりよい案であり設計委託料は必要。計画に沿った環境・都市整備の各事業の前向きな予算化を評価。市民との協働でまちづくりを実践する予算執行を求めるというものでした。
また、日本共産党の委員の要旨は、基本計画見直しに当たっては総合的見地からの検討を。情報提供のあり方の大幅改善を。環境、景観、都市計画マスタープランなど諸計画間の区分と関連を明確にし、連携して一体的なグランドデザインを。生活道路への大幅シフトと都市計画道路第四次路線見直しは、廃止も視野に検討を。調布駅前広場地下駐輪場は、市民、議会の声をよく聞き再検討をというものでした。
本件は、採決の結果、賛成多数をもって原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で建設委員長の報告は終わりました。
以上で各常任委員長の審査報告は終わりました。
本件に対して、井樋匡利議員外2人から、また大須賀浩裕議員外4人から修正案が提出されました。ここで修正案を配付いたします。
〔書記配付〕
○林明裕 議長 提出者の説明を求めます。初めに12番、井樋匡利議員の説明を求めます。12番、井樋匡利議員。
〔12番 井樋 匡利議員登壇〕
◆12番(井樋匡利 議員) 議案第30号につきまして提案理由を御説明申し上げます。
本案は、認証保育所等保育料助成事業における助成額を現在の2倍へと増額するために、平成26年度一般会計予算に対し、歳入歳出それぞれ5,984万6,000円を増額するものであります。
日本共産党の代表質問に対し、長友市長は、子育て支援施策において、最重要課題である保育園の待機児童対策につきましては、さまざまな手法を駆使して、平成14年からの11年で1,750人の受け入れ定員の拡大を行ってきたことを述べられました。認可保育園の増設を中心とした調布市の取り組みについては、日本共産党として高く評価するところです。しかしながら、26年度は例年以上に厳しい状況となっております。認可保育園を希望しながら入れず、保育料が高い認証保育所を利用されている御家庭、または認証保育所も利用できない御家庭への支援については一層の努力が求められているところでございます。こうした事態を踏まえ、日本共産党として、認証保育所の保育料の助成額を現在の2倍に増額することを提案いたします。
調布市が現在実施している認証保育所等保育料助成事業は、所得に応じ、保育料を最大で2万円補助していますが、なお認可と認証の保育料の格差を是正するには不十分であり、この増額につきましては、日本共産党を含め他の会派からも要望されていると認識しております。これを増額することにより、認可保育園の保育料との格差を是正するとともに、認証保育所の保育料が高いために利用できない家庭に対しては、利用できる条件を広げることにもつながり、これは待機児対策としても有効であると考えます。
増額の幅は、保育料の格差の現状から考えて、現在の2倍とさせていただきました。そのために必要な一般財源を財政調整基金からの繰り入れの増額によって賄うものです。これから御審議いただく議案は、その実現のために必要な予算修正を提案するものです。
それでは、具体的な議案の内容について説明いたします。
まず条文、歳入歳出総額を5,984万6,000円増額し、808億4,984万6,000円と改めるものです。
続いて第1表、歳入の部分で款75「繰入金」を18億3,107万4,000円に、歳出で款15「民生費」の総額を385億918万1,000円に、項10「児童福祉費」を149億7,018万4,000円に改めるものです。
続いて予算修正説明書のⅠ、歳入歳出予算事項別明細書、1、総括で、歳入では款75「繰入金」、歳出では款15「民生費」のそれぞれの本年度予算の金額と前年度との比較、一般財源の金額並びに構成比を改めました。
続きまして2、歳入では、款75「繰入金」、項10「基金繰入金」、目10「財政調整基金繰入金」及び説明欄を変更内容に合わせて改めました。
3、歳出では、款15「民生費」、項10「児童福祉費」の本年度予算額、前年度との比較、財源内容の一般財源の額、節の区分、負担金、補助金及び交付金の額、説明欄の認証保育所等保育料助成事業費の金額を改めたものです。
以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○林明裕 議長 続いて27番、大須賀浩裕議員の説明を求めます。27番、大須賀浩裕議員。
〔27番 大須賀浩裕議員登壇〕
◆27番(大須賀浩裕 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算に対する修正案につきまして、その提案理由を説明させていただきます。
本修正案は、歳出におきましては、款40「土木費」、項5「土木管理費」で自転車駐車場等整備委託料として計上しておりました5,366万5,000円を削減し、5億6,271万3,000円とするものです。
また、歳入におきましては、当該事業を推進するために計上していました款75「繰入金」、項10「基金繰入金」で財政調整基金繰入金を566万5,000円削減し、17億6,556万3,000円とするとともに、款90「市債」、項5「市債」で土木債4,800万円を削減し、35億6,800万円とするものであります。
このことにより、歳入歳出の合計をそれぞれ5,366万5,000円削減し、807億3,633万5,000円と改めるものであります。
その理由といたしましては、原案に計上された自転車駐車場等整備委託料は、調布駅南地下自転車駐車場設計委託に係る費用であります。本駐車場につきましては、現時点で整備におよそ18億6,000万円かかるとされています。
防災対策、老朽化の進んだ学校施設の改修工事や保育園待機児童の解消など、喫緊の課題が山積している中で、本事業を莫大な費用をかけて優先して進めていくことには大きな疑問を抱くものであります。また、他の自治体における鉄道立体交差事業においては、自転車駐車場は最大の受益者である鉄道事業者が整備をしている事例も見受けられます。こうした道を模索すると同時に、納税者である市民の皆様に本事業に係る費用を明らかにした上で御意見を伺うことが、参加と協働のまちづくりを進める上では欠かせないのではないでしょうか。
これらの理由により、調布駅南地下自転車駐車場の整備の前提となる設計委託を行うことは時期尚早であり、本修正案を提出するものであります。
以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○林明裕 議長 以上で提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入りますが、最初に、各常任委員長の審査報告に対する質疑、次に、井樋匡利議員外2人から提出されました修正案に対する質疑、最後に、大須賀浩裕議員外4人から提出されました修正案に対する質疑という順序で許してまいりたいと思います。
それでは、質疑に入ります。最初に、各常任委員長の審査報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、各常任委員長の審査報告に対する質疑を打ち切ります。
続いて、井樋匡利議員外2人から提出されました修正案に対する質疑を許します。
14番、宮本和実議員。
◆14番(宮本和実 議員) 先ほど日本共産党さんより提出をされました修正案につきまして質疑を行いたいと思います。
提案理由の主な趣旨というのは、保育園の待機児童解消ということが目的であり、現在行われている認証保育所の保育料の助成5,984万6,000円、約6,000万円を倍額にすることによって待機児童が解消されるというものと理解をいたしました。財源については財政調整基金の取り崩しということであります。
そこで、簡潔に質問させていただきたいと思いますが、約6,000万円を増額、つまり、現在の認証保育所助成を倍額にすることによって、一体何人の待機児童が解消されるとお考えなのか、1点、まずお聞かせをください。
また、財源についてもお聞きしたいと思いますが、今定例会の議案上程時の質問の中で日本共産党の幹事長さんからも、財政調整基金の積み増しについてるるいろいろ意見を述べられておりました。我が会派としても、平成18年度末で約50億円の残高であった基金が平成26年度末の残高は30億円を下回る見込みとなっております。この危機感は共感できるものと我が会派としても考えております。しかし、その基金を逆に取り崩して財源に充てるというこの修正案については、我が会派としては整合性に疑問を感じるところであります。この財源についての御見解もあわせてお聞かせをください。
以上2点、お願いいたします。
○林明裕 議長 答弁を求めます。12番、井樋匡利議員。
〔12番 井樋 匡利議員登壇〕
◆12番(井樋匡利 議員) ただいま2点にわたり御質問いただきました。待機児解消で何人ぐらいが見込めるのかという御質問と、もう1つは財源の基金の取り崩しについてということでございます。順次お答えいたします。
まず、待機児解消でどのぐらい見込めるのかということでございますが、昨日、日本共産党議員団は認証保育園全園に対して直接聞き取りを行い、現時点でどのぐらいの募集があるのかを確認いたしました。その結果、多少幅がありますが、あと1人か2人というところもあります。そういった幅があることも含めて、19人から21人、なお受け入れる余地があるということが確認されました。さらに、保育士が確保できればという条件つきで、それも含めると最大30人程度まで受け入れる可能性があることが確認されております。聞き取りをしていて、本当に保育士不足はつくづく深刻であるという実態もよくわかりました。
例年よりあきが少ないことは事実です。そのあきが少ないというのは、認証保育所が利用しやすくなったからあきが少なくなったのではなく、すなわち、待機児が例年以上に厳しいことの反映ではないでしょうか。待機児が例年以上に厳しいことをもって、この認証保育所への保育料助成の意義が薄れるというのは大変おかしな話であると考えます。こういう時期だからこそ、一層力を入れていく必要があると考えます。
続きまして、財政調整基金についてです。日本共産党は一貫して、市政の第一義的課題は市民の命と暮らしを守ることであるということを訴えてまいりました。市政の目的は財政ではなく、財政は市民の福祉向上という市政の目的を達成するための手段であります。その手段として財政を効率的に使うための1つの方策としての基金がございます。そういう意味での基金の積み増しということも取り上げてきたものでございます。お金は使ったら減るのは当たり前で、減るからだめじゃないかと言っていたら、これはもう、ただお金を使うなという話にしかなりません。問題は、今回の約6,000万余の基金の取り崩し、これは経常経費になりますから、それが財政に対して深刻な影響を及ぼすのかどうか、見通しが持てるのかどうかというその立証が必要です。したがいまして、この基金の問題は、財政について多少説明する必要があると思いますので、お時間をいただきます。
これは、平成7年から平成26年の予算ベースで、民生費と土木費の一般財源の推移を示したものでございます。そして、この黒い線が引いてある平成14年度は、前の市長が予算編成を行った最後の年でございます。この平成14年と26年を比較した場合、土木費の一般財源がマイナス43億、民生費の一般財源はプラス78億、市税収入の伸びがプラス37億。ですから、グラフでこの変化を見ますと、一般財源の使い方の変化が非常に明瞭ではないでしょうか。前の市長のときには、土木費の大半を一般財源が占めていたわけです。
実は、この平成14年度の土木費は、総額で見ると26年より少ないんだけれども、一般財源は80億を超えていまして、26年の倍額以上あるんですね。ですから、補助金もつかないような、そういう土木工事、開発事業にいかに多額の税金を投入していたかということがよくわかると思います。すなわち、これ以降の行財政運営というのは、このような投資的経費、開発への投資の無駄を見直して、適切な事業の進捗管理と抑制により、民生費のために必要な、市民の暮らしを守るために必要な予算を確保してきたということが言えると思います。
今度の議会では、民生費について、10年間で152億の増額、義務的経費が99億円の増額ということが出されましたが、これだけの民生費の伸びを、このような行財政運営の努力によって、いわば、のみ込んできたわけです。それに対し今回の増額分は、どのぐらい影響するかというのをグラフに落とそうと思ったんですが、済みません、額が少な過ぎてグラフであらわせませんでした。その程度のものでしかないということと、さらに具体的に近年の状況を見ますと、まず、飛田給、西調布の都市計画道路3・4・32、3・4・33が28年度で完了することとなります。そうなると、事業化された都市計画道路は3・4・28、3・4・26のみとなってまいります。3・4・26は、旧甲州と新甲州の間は、用地買収費は全額都の負担というふうにたしか聞いております。京王線関連の負担も26年度がピークであり、今後の開発事業の適切な進捗管理によって、今回の約6,000万円の負担増による財政の悪化は避けられるものと考えます。
逆に、この修正によって、調布市の財政が破綻する危険があるとの御指摘ならば、ぜひその根拠をこの場で示し、論証していただきたいということを申し上げておきます。
以上でございます。
○林明裕 議長 14番、宮本和実議員。
◆14番(宮本和実 議員) 御答弁ありがとうございました。ただいまの答弁からしますと、この約6,000万円、倍額をするということで、電話をされた結果が、19名から20名ぐらいの保育園の待機児童が解消されるのではないかという御答弁がありました。
私のほうもいろいろ調べてみたんですが、認証保育所、たくさんありますけれども、トータルで見ると、総数で600人以上、認証保育所の承認待ちの人数がいらっしゃるんですね。当然、お1人で何園かに重複して申し込んでいる家庭があることは承知をいたしておりますけれども、それを踏まえても、かなりの数のキャンセル待ちが逆に発生をするんではないかなと私は考えております。
今のお答えからもわかるとおり、最初の日本共産党さんからの提案の申し入れもあったわけですけれども、大体40人規模の待機児童の解消がなされるんではないかというお話でしたが、日々、3月の厚生委員会の質疑でもわかりましたけれども、その時点ではキャンセル待ちが2人という状態もありました。今の御答弁ですと19人から20人。それぞれ流動的だと思うんですけれども、そうした意味においては、つまり、認証保育所の助成を倍額にしなくても空き状況がなくなる可能性も十分にあるということではないかなと思います。そういう意味からも、待機児童解消のための修正予算案という趣旨からしますと、余りにも曖昧な内容であると感じております。
これは見解の違いですから、意見にさせていただきたいと思いますけれども、今、両親共働きで認可保育園の待機となっている家庭においては、昨年までと違い、ことしは例年にない危機感を持って認証保育所に入るための努力をしていると考えられます。つまり、4月以降に認証保育所に相当数の空き状況が発生するとは考えにくいんではないかなと考えております。認証保育所の空き状況を埋めるために、約6,000万円の認証保育所助成の増額を行うということは、有効な判断とは思えません。また、来年度以降についても、新制度により認証保育園が急激に減少する保証もないと考えております。財源についても、費用対効果の観点からも、確実な効果が期待できない事業費への基金の取り崩しについては納得できるものではございません。今回、日本共産党さんから出されました予算の修正案につきましては、場当たり的なものと受けとめざるを得ません。
我が会派としては、保育園の待機児童解消に向けて全力を投じるべきだと考えておりますが、解消策としては、やはり1園でも多くの認可保育園をつくるべきだと考えております。本当初予算に計上のあるスマート保育事業については、予算額は2,800万円余であります。この予算額で最大19名の保育定員を確保できるということでありますから、そうした意味からも、このスマート保育施設を含め、認可保育園の増設を求めていくほうが、実質的な今後の待機児童解消を考えたときに有効な策であると考えております。
いずれにせよ、保育園の待機児童解消については、行政はもちろん、またここにいる議員の皆様も、皆さんが望んでいることだと思います。しかしながら、限られた予算の中で、どう有効に活用するか、やはり先々も見据えた責任ある判断をしていかなければならないと考えておりますので、この日本共産党さんから提出された修正予算案については、そうした観点から判断をさせていただきたいと考えております。
以上、意見とさせていただき、質疑を終了させていただきます。
○林明裕 議長 井樋匡利議員外2人から提出されました修正案に対する質疑を打ち切ります。
次に、大須賀浩裕議員外4人から提出されました修正案に対する質疑を許します。
13番、井上耕志議員。
◆13番(井上耕志 議員) おはようございます。ただいま自由民主党創政会、大須賀議員から修正案の提案がなされましたので、提案理由に対しまして、チャレンジ調布21を代表して、何点か質疑を行わせていただきたいと思います。
まず、鉄道事業者の責任で駅利用者に対する駐輪場の確保をするべきだという主張を、建設委員会の議論等含めて行われていたのではないかというふうに我々としては受けとめているところであります。当然、そうした要求をしていくということには賛成をするものでありますが、現実的には法律による強制力があるわけではなく、建設委員会で行政から提出をされました資料におきましても、京王電鉄が独自に主要駅周辺に駐輪場を設置しているといったケースはほとんどありません。京王が市や議会の設置要求に応えず、地下駐輪場も先送りとなって、駅周辺に放置自転車があふれる、こうしたおそれを心配するところであります。提案会派は、この点についてどのような見解を持っておられるのかお伺いをいたしたいと思います。
また、現在、行政からは、調布駅近辺に必要とされる駐輪台数7,800台のうち、鉄道敷地3カ所に1,400台、地下駐輪場に1,900台を設置する計画が出されていますが、提案会派としては、調布駅近辺の駐輪場確保について具体的にどのようにお考えになっているのか、あわせて鉄道事業者には何台分を確保させるべきと考えているのかお伺いをいたしたいと思います。
次に、市民への説明責任を果たしていくことが欠かせないと主張されておりますが、これまで少なくとも、議会におけるこのテーマの報告経過を時系列で申し上げますと、平成23年第3回定例会で、調布駅南側駅広場地下に3,000台規模の駐輪場を検討するための検討委託費およそ500万円が補正予算にて全会一致で可決をしております。次に、平成24年1月に行われた建設委員会協議会及び中心市街地基盤整備等特別委員会にて報告があります。また、平成24年第2回定例会における一般質問、第3回定例会建設委員会での質疑、第4回定例会建設委員会での報告、同12月の特別委員会での報告、平成25年第3回定例会での一般質問など、議会へは折に触れ説明がなされております。さらに、市民の方への説明としては、平成25年10月に中心市街地まちづくり市民説明会が3回、12月には調布駅南地下自転車駐車場素案説明会が2回実施されております。
以上、これまでの議会及び市民への説明について御紹介いたしましたが、これでは不十分とお考えなのでしょうか。また、市民への説明が十分に行えたと判断するには、具体的に何をするべきとお考えなのでしょうか。あわせて、何をもって市民の合意が形成されたと判断するべきとお考えなのでしょうか。それぞれについての見解をお伺いいたします。
さらに、今回、議会への説明では、約18億6,000万円の総事業費が想定されるとのことでありますが、国や都の補助金が見込めるため、市の財政的負担は約5億円であるとの説明がなされました。我が会派は、このことを評価し、受けとめておりますが、提案会派は、この点についてどのようにお考えなのでしょうか。お伺いをいたします。
最後に、今回の修正案では、市民の声を聞くべきであるとの主張をされていますが、調査費の計上もありません。どのような形で市民の皆さんにこのテーマの御意見を伺うとお考えなのでしょうか。また、設計委託を行うことが時期尚早ということでありますが、具体的にどんなスケジュールで駐輪場整備を行うべきであるとお考えなのでしょうか。
以上、質問とさせていただきます。お答え、よろしくお願いいたします。
○林明裕 議長 答弁を求めます。27番、大須賀浩裕議員。
〔27番 大須賀浩裕議員登壇〕
◆27番(大須賀浩裕 議員) ただいまチャレンジ調布21の井上耕志議員より御質問いただきましたので、提案理由の範囲内でお答えさせていただきます。
まず、鉄道事業者に駐輪場の設置を求める件についてでありますが、最大の受益者である鉄道事業者に御協力をお願いするという作業は、ごくごく当たり前の取り組みであると考えます。
また、市民に対する説明責任についてでありますが、御指摘のように、2度にわたり市民説明会が開催されました。しかしながら、昨年12月の説明会においても、駐輪場整備に係る費用の話は一切ありませんでした。まちづくりの主役は市民でしょうか、市役所でしょうか。当然、市民であるはずです。駐輪場整備に18億6,000万円かかるという最も重要な情報が提供されていないことは、納税者たる市民への説明責任として極めて不十分であると言わざるを得ません。
最後に、市民の合意形成につきましては、提案理由でも申し上げましたとおり、駐輪場整備に係る費用を明らかにした上で、行政の責任として何らかの形で市民の皆様の御意見を伺うべきであると考えます。
以上、井上耕志議員からの質問に対する答弁とさせていただきます。
○林明裕 議長 13番、井上耕志議員。
◆13番(井上耕志 議員) ありがとうございました。提案理由を超えてのお答えはできないというお話だったんですけども、我々としましては、非常に時間をかけて議論がなされました建設委員会でのやりとり等も参考にして質問させていただいたわけであります。具体的な対策の案が示されずに答弁をいただいたということで、極めて残念ではありますが、恐らく再度質問させていただいてもかみ合わないということが予測されますので、あえてお聞きすることはいたしません。
市民へは具体的金額が示されての説明が必要であるというお答えがございましたが、少なくとも私が記憶する限り、例えば学校への空調設備設置、あるいは道路整備費しかり、事業についての説明は行政のほうから非常に丁寧になされている状況であると思います。しかし、これは、予算についても具体的に提示をするといったケースはまれなのではないかなというふうに感じております。具体的な金額の審査については、市民の代表である議員が予算なり決算なりの審議を通してただしていくということが議会としての責務であるというふうに考えているところであります。
市民の皆さんに、これだけ大規模な予算を投入して駅前駐輪場を建設していくという点に関しましては、十分説明を行いながら事業を進めていくことは大切ですが、我が会派といたしましては、そうした説明責任をしっかりと果たしながらも、スケジュールに沿った駐輪場の整備が必要であるという立場に立たせていただいております。
また、委員会において行政のほうからは、建設費の市の負担の安さの比較、駅までの近さ、そして階層などの利便性、沿道居住者の合意や景観への配慮、この3つの視点についても考慮をした結果、駅前地下駐輪場の整備が妥当であるといった説明もあったところであり、慎重な検討がなされた上で、今回の提案が出されたというふうに受けとめをさせていただいております。
また、提案されている駐輪場整備の設計委託費の削減に関しまして、建設委員会でも時間をかけての協議があったわけですが、改めて、現時点で想定される整備費約18億6,000万円のうち、国からの補助が約半分、都からの補助が約4分の1ということで、調布市として支出する一般財源は約5億円と説明を受けているところであります。また、この駐輪場を運営していく中で料金収入が見込めるため、施設整備にかかった費用の解消、これも見込むことができると考えます。
さらに、独自に試算を行った結果、この駐輪場の建設がおくれることによって、借地料として年間約2,000万、10年では約2億円にも及ぶ費用がかかることがわかりました。一日も早く行政主導のもと安定的かつ恒久的な駐輪場運営を行っていくことは、まさに市民の利便性を向上させるためにも重要であり、そのために、さらなる費用負担を抑えていくことはもちろんのことであると認識をするものであります。
この修正案に対しましての態度等含めて、後ほど会派としての討論をさせていただく予定となっておりますので、私のほうの質疑はこのあたりで終了させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○林明裕 議長 大須賀浩裕議員外4人から提出されました修正案に対する質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
15番、川畑英樹議員。
◆15番(川畑英樹 議員) 皆さん、こんにちは。議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算につきまして、チャレンジ調布21を代表いたしまして、2つの修正案について、いずれも反対の立場から、また、原案につきましては賛成の立場から討論を行わせていただきます。
平成26年度は、基本計画2年次目として、「みんなが笑顔でつながる・ぬくもりと輝きのまち調布」の実現に向け、4つの重点プロジェクトを着実に推進し、21世紀の調布のまちの骨格づくりを前進させる年度であります。
市政を取り巻く環境としては、市税や各種交付金などの主要な一般財源は持ち直しの兆しを見せてはおりますが、地域経済や市政には十分に波及しているとは言えません。また、4月から実施される消費税率の引き上げの影響など、先行き不透明な状況にあると言えます。また、調布市は31年連続となる普通交付税の不交付団体でありますので、財源確保と経費縮減の歳入歳出両面から、自主・自立的な財政運営が求められております。
予算編成に当たりましては、こうした状況を全庁で共通認識し、事業の優先度や規模、内容などを例年以上に厳しく精査されるとともに、新たな取り組みとして経常経費のマイナスシーリングを実施するなど、さまざまな角度から財源確保、経費縮減に取り組まれたことを評価するものであります。そして、基本計画に挙げる重点プロジェクト事業を初め、市民の安全・安心確保、市民生活支援への継続的な取り組み、新たな重要課題である食物アレルギー対策など、限られた財源の中で最小の経費で最大の効果を上げる予算を編成されたことについて、各常任委員会での審査等を通じ確認させていただきました。
平成26年度一般会計予算は総額807億9,000万円で、前年度と比較して36億8,000万円、4.8%の増となっております。
まず、歳出についてでありますが、基本計画における4つの視点の重点プロジェクト事業に財源の重点配分がなされております。
強いまちをつくるプロジェクトでは、地域の防災力を高める取り組みとして、昨年修正した地域防災計画に基づき、LED照明器具の配備や、女性、要援護者に配慮した防災備蓄品の確保、充実などの取り組みは高く評価できるものであります。また、橋梁の耐震改修や住宅の耐震化促進など、予算が計上されているほか、災害時における関係機関や民間事業者等との協力協定締結についても、引き続きの拡充に向け取り組まれることなど、東日本大震災の教訓を踏まえ、市民の安全を守るための防災対策への強い意思が感じられる内容と受けとめております。市民への防災情報の発信については、さらなる改善、工夫を加え、市民への情報提供の充実に取り組まれるよう期待いたします。
次に、安心して住み続けられるまちをつくるプロジェクトでは、高齢者や障害者の暮らしを支える取り組みとして、認知症高齢者グループホームの整備や重度知的障害者施設運営助成の予算が計上されており、また、子ども・教育施策としては、学童クラブの染地小学校の整備を行うほか、育成時間の延長や在籍障害児の受け入れの延長などにかかわる予算が計上されております。また、小・中学校の児童・生徒数の増加に伴う施設整備、非構造部材の耐震化や老朽化対応など、安全対策の施設改修の実施や、新たに中学校全校へのスクールサポーターの配置、特別支援教育を推進するなど、高く評価できるところであります。
また、保育園の待機児童対策につきましては、定員拡大に向けて、認可保育園2園、スマート保育施設1カ所の整備ほかの予算が計上されており、評価いたしますが、引き続き定員拡大に向けた施設整備の取り組みを要望いたします。また、認証保育所等保育料助成事業につきましては、保護者の負担軽減には寄与する内容ではありますが、現時点では待機児の縮減にはつながらないものと考えております。平成27年4月からの子ども・子育て支援事業計画の中で総合的に御検討いただくことを要望いたします。
次に、利便性が高く快適で豊かなまちをつくるプロジェクトでは、ハード面における21世紀の調布のまちの骨格づくりとして、調布、布田、国領の駅前広場の整備や調布駅南北の市街地再開発事業、調布駅南口の地下自転車駐車場の整備など、中心市街地の形成に向けた各種事業が予算措置されております。このうち、地下自転車駐輪場については、調布駅周辺の自転車駐車場の必要台数を確保するための整備であります。本予算では設計に要する費用が計上されております。駅周辺では、駅の通勤、通学だけではなく、駅周辺でお買い物される方々、非常に多くの方々が利用される施設であり、市民にとって利便性が非常に高いこと、また、調布駅前広場全体の整備工程に影響を与えることのないよう、地下自転車駐輪場の整備は進めていただきたいと考えております。また、防災機能を含めた設計をするなど、市民にとってよい設備になるよう要望をいたしております。
また、まちの活性化を高める取り組みとしては、商店街活性化の推進や民間のノウハウを活用した中小企業の支援、調布市観光協会などと連携した映画のまち調布の推進やPRなど、まちの活力を高める各種施策について積極的な取り組みを期待するところであります。あわせて、2020年の
東京オリンピックの会場として、味の素スタジアム及び周辺施設が決定しているところから、市として、昨年実施されましたスポーツ祭東京2013で培いました成果を発展させながら、スポーツ事業や文化交流、国際交流、観光イベントなどを実施して、市民スポーツの振興と調布の魅力が全国に発信されますよう、積極的な取り組みをお願いいたします。
うるおいのあるまちをつくるプロジェクトでは、仙川崖線の公有地化や深大寺・佐須地区における農地、農業を生かしたまちづくり事業の推進、深大寺地区街なみ環境整備事業の取り組みなど、調布の貴重な財産であります緑と水辺環境、地域資源を守る取り組みの拡充は評価できる内容であります。また、太陽光発電にかかわる公共施設屋根貸し事業が実施されていますように、引き続き地球温暖化対策に向けての取り組みを推進していただくようお願いいたします。
このほか、食物アレルギー対策については、学校給食室の改修工事や設計、相談体制の整備、委員会設置など、重要課題としての対策の拡充が図られたことの内容として認識しておりますが、引き続き万全な体制構築と事故を風化させない取り組みを強く要望しておきます。
一方、歳入におきましては、市税及び各種交付金など市政経営を支える一般財源のほか、使用料及び手数料、国・都支出金など歳出と連動する特定財源において積極的な財源確保と適切な予算措置がなされていることが確認できました。
市税につきましては、個人所得の回復や税制改正により、個人市民税、固定資産税などの増が見込まれておりますが、市税の徴収についても引き続き、市税徴収率の維持、向上のために取り組みをお願いするところであります。納税方法の利便性向上ときめ細やかな納税相談による歳入確保の取り組みも要望するところであります。
また、基金につきましては、残高が減少傾向にあり、基金の充実が課題となっておりますが、本予算においては、財政調整基金の活用の抑制を図った点は評価するところであります。今後も基金残高に留意した活用と、前年度繰越金を活用した基金への優先的な積み立てなど、財政基盤の強化に向けた取り組みをお願いするところであります。
次に、修正案についてであります。
まず、共産党の3名の方々から提出されました修正案についてでありますが、認証保育所等保育料助成事業費の増額につきましては、先ほど申し上げましたとおり、保育園の待機児童対策としては定員拡大に向けた施設整備が必要であることから、修正案には賛同いたしかねます。
また、5名の方々から提出されました修正案でございますけれども、調布駅南口の地下自転車駐輪場の設計経費の削減につきましては、先ほど申し上げましたとおり、市民にとって利便性が高い施設であり、整備を進めることが必要だと考え、それに伴う設計費用は必要であることから、こちらの修正案にも賛同いたしかねるところであります。
最後になりますが、基本構想に挙げましたまちの将来像の実現に向けた市長の的確な判断と強力なリーダーシップのもと、市政の第一の責務としての市民の安全・安心の確保や市民生活支援を継続し、財政規律を保持しながら、基本計画に基づくまちづくりの着実な推進が図られることを強く要望いたしまして、本予算に対する賛成討論といたします。
以上です。
○林明裕 議長 20番、大河巳渡子議員。
◆20番(大河巳渡子 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算につきまして、修正案に反対し、原案にも反対する立場から討論をいたします。
東日本大震災、原発事故の経験を通して、経済優先の社会から、命を優先にした持続可能な社会をつくっていこうと、時代の転換期に策定された新総合計画がスタートした2年目の予算が26年度予算です。基本計画上、財政フレームがピークを迎える年度に当たり、基本計画を見直す年度にも当たりました。市民にとって、そもそも基礎自治体は何を優先して予算化するかが問われる予算でもありました。21世紀は開発ではなく、持続可能な共生社会を目指し、住民自治を実現していくのが基礎自治体に課せられた使命であります。将来世代に負債を回さず、市民の血税が市民の幸せ、市民福祉の向上のために無駄なく生かされ、市民の暮らしを大切にした市民の視点でのまちづくりが推進されるための予算提案であったかが問われるところであります。
26年度予算歳入歳出総額は807億円余と、前年度と比較して4.8%増となっております。目的別予算を見ますと、民生費が全体の中で47.6%を占めておりますが、これは昨年度と比較すれば、構成比では0.1%の減少。ここで大幅な伸びをしているのが土木費でありまして、構成比は全て減少する中で12.6%から14.5%と、金額にすれば約6億円の伸びがあります。性質別予算からひもときますと、義務的経費である扶助費が1.2%の伸びではありますが、それ以上の伸びを示しているのが維持補修費の9.1%、さらに伸びているのが投資的経費の22.1%です。その主な内容は、京王線関連事業を中心に、再開発事業、中心市街地駅前広場など、都市計画費に関する事業が占めているところから、持続可能な社会という視点から考えますと、これらの事業を平準化し、将来世代のことに目を向けて考えますと、やはり市が果たさなければならない最も重要な課題の1つである義務教育に対する責任を考えたとき、この予算に対して問題と言わざるを得ません。
21世紀のまちの骨格づくりは、駅前だけではなく、日々暮らす私たちの生活の場にこそあらわれてくるものではないでしょうか。そう考えますと、まず優先度の高いのは、子どもたちの学習、生活の場であり、地震などの災害時には地域の避難場所として重要な役割を果たしている学校施設です。しかし、市内施設は建設後30年以上経過する施設が8割を超える状況にあり、軽微な修繕を含めると、年間1,000件以上の施設整備を行っている現状にあります。卒業式に出席しまして、改めて、同じ公立の学校でありながら、体育館1つとっても学校間の格差が目立ちます。現状をどう是正し、子どもたちにとってよりよい学習、生活の場としての基本的な整備について何を基準に保障していくのかが問われるところであります。将来を担っていく世代に対する責任を果たす意味からも、今後は老朽化対策について明確な方針を示し対応するよう求めるものであります。
また、市民生活に欠かせない新ごみ処理施設が稼働した今、ごみ行政は新たな一歩を踏み出しました。これを可能にしたのは地域住民の理解であります。施設周辺のまちづくりについては、誰が首長でありましても、市として責任を持って取り組んでいくように強く求めるものであります。
少子高齢化し、環境の世紀とも言える時代にあり、市民と協働した、調布らしい豊かな自然と都市機能とが融合した環境に配慮した調布らしい景観を守り育てていくまちづくりを具現化する象徴的な場所が調布駅周辺の事業です。都市計画マスタープランは平成32年度を目標年度としておりますが、その理念は、ほっとするまちをつくる、自然との共生、循環型のまち、人がつなぐ、つながりあうまちであり、住み続けられるまちをつくるでありました。その将来像は、「住み続けたい緑につつまれるまち調布」です。
調布駅前広場は、市民とともに、さまざまな場で培ってきた、協働してきた成果を具現化していく場所であります。都市計画マスタープランのキーワードとなる理念を織り込みながら、市民にとってかけがえのない財産である広場をつくり上げていく最終段階に入った今、市民の手で命を吹き込んでいくためには、市民同士がさまざまな思いを語り合うこと。課題を出し合う中で、お互いに担っていける部分はどこにあるのか。それらが機能するために何を整備するのかを話し合うプロセスが必要になってまいります。住民主体のまちづくりを進める時代を推進する今、21世紀の調布を具現化し、持続可能な地域社会をつくっていく大きな力をここで蓄え、協働のまちづくりを推進することは、自治基本条例の本旨にもつながります。市民である私たちは、自分たちのまちは自分たちでつくる自主・自立の精神と責任を持って、ともに力を合わせながら、まちづくりに取り組む必要がある観点からも、市民共通のフィールドとも言える広場の具体化については、時間をかけて市民の納得を得、合意形成を図り、予算化していくことを要望いたします。
将来世代に残す自然環境の保全は時間との闘いであります。「住み続けたい緑につつまれるまち調布」の実現化のためには、都市整備事業基金の活用できる範囲も広げて、まち全体を見たときに、この将来像が実現できるよう、一極集中から総合的な環境に配慮したまちづくりに向け、関連する基金を見直して機能する基金になるよう早期に検討することや、環境予算枠を確保し、地球温暖化を食いとめ、自然環境と景観が守り育て、まちづくりに生かすための環境政策へのシフトもあわせて要望するものであります。
環境に配慮した暮らしやすいまちは、子育てしやすいまちでもあります。また、人と人がさまざまな協働する場面が多い、つながりのあるまちは、年老いても安心して暮らせるまちでもあります。21世紀は、まさに開発ではなく、持続可能な共生社会を目指し、住民自治を実現していくのが基礎自治体に課せられた使命ではないでしょうか。
市民は、それぞれの事業について厳しい目で見ております。誰のために、何のためにその事業をするのか。何のためのイベントだったのか。スポーツ祭2013が繰り広げられましたが、その成果をどこにつなげ、何のために私たちはしてきたんでありましょうか。6年後のオリンピックイヤーを目指す、それは市民にとってはどういう意味を持っているのか。その先に向けるまちの具体的な将来像なくしては、イベントにかけた資源や人が無駄になってしまうことにもなりかねません。市民の暮らしに密接に関係した、納得のいく事業を推進していくことが重要であります。
公共施設白書の作成に当たっては、昨年度も申し上げましたが、管理部門の方には、まず各所管の避難場所でもあります地域の老朽化しました公共施設の現状や清潔感のないトイレ、薄汚れた学校の壁の実態、あるいは生活道路の舗装状態、陥没した状況などをごらんいただき、ぜひとも体感し、市民生活で求められているということは何なのか、市民の気持ちに寄り添って実感し、政策に反映するように努力していただきたいと思います。市民に寄り添いながら、みずからの所管の課題を知り、課題解決に向けてみずから行動する、まちをよく知る責任ある職員の人材育成が必要です。また、生活感覚のある市民生活に視点を置ける女性職員の各分野への登用と、長く管理部門ではなく、現場を知る管理部門の登用もあわせて要望するものであります。
日々生活を守り、支える職員の皆さんを信頼する市民も多数おります。市民は、近づく消費税増税の日に、どのように生活を守っていくか、切実であります。ぜひ現場主義を基本に、市民生活を守り支える職員として、市民と向かい合い、市民とともに安心して暮らせるまちを目指し、職員の皆様には、ぜひとも何のために事業をするのかを常に認識され、事業の優先順位も考慮しながら、限りある財源を、最小の経費で最大の効果が上がるよう要望したいと思います。国、都から予算をとってくる前に、本当に必要な事業か、そのことをまず考えなければ、市民は国民であり都民であることもぜひ忘れないでいていただきたいと思います。
さまざまな点も指摘いたしましたが、以上をもちまして平成26年度一般会計予算につきます反対の討論とさせていただきます。
○林明裕 議長 9番、橘正俊議員。
◆9番(橘正俊 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算に対し、大須賀浩裕議員外、私を含め4人から提出いたしました修正案に、公明党を代表し、賛成の立場から討論をいたします。
調布駅周辺の自転車駐車場整備は、本市にとりまして一大事業であると捉えております。そして、一旦つくった自転車駐車場は、50年、100年と使い続けることになります。果たして地下につくることが本当にベストなのか。地下につくるのであれば、京王線の構内までつなげられないのか。防災備品を確保するスペースが確保できないものなのか。地上部分であれば、たづくり前の線路跡地を再度検討できないものか等々、まだまだ議論の余地は必要かと思われます。先ほどの修正案説明にもありましたが、本事業に係る費用を市民に明らかにした上で、幅広い意見を聞くことが大事であると思います。よって、本修正案に賛成するものであります。
一方、井樋議員外から提出されました修正案に対しましては、ことしの待機児童数の人数からしまして、この後の認証保育園の受け入れ可能人数を勘案しますと、今回の保育料助成の増額は待機児童の改善策とはならないと判断し、反対といたします。
大須賀議員外から提出いたしました修正案以外の一般会計予算におきましては、4常任委員会で慎重に審査され、私ども公明党は賛成の立場でございます。しかし、ここで何点かの要望もさせていただきます。
まず、学校における安全・安心の確保であります。食物アレルギー事故や教員による不適切な指導など、本市ではここ数年、事件や事故が続いております。特に食物アレルギー事故におきましては、新たな重要課題として位置づけられました。今後、あのような悲惨な事故を二度と起こさないよう、全教職員が常に危機管理意識を持ち、教育委員会と学校が一体となって再発防止に全力で取り組んでいただくことを強く要望いたします。
次に、敬老金についてであります。今議会で敬老金の条例改正が行われ、対象の年齢と金額が大幅に削減されます。その削減された分を緊急通報システムの拡充や見守りサポーターの養成等、高齢者のための事業に充てるとのことであります。高齢者が安心して住み続けられるまちを目指し、福祉事業の充実を求めるとともに、敬老金条例の本来の目的である、高齢者の長寿を祝し、敬老の意を表するとの意義を忘れず、これからも取り組んでいただくことを要望いたします。
最後に、保育園の待機児問題であります。ことしは、昨年の180人をさらに上回る208人の待機児童数となりました。来年度の施設整備計画では、ことし以上の待機児が推測されます。関係する職員の努力は評価するものでありますが、今の状況では、保育施設をふやすことが待機児解消につながるものと思います。保育施設の整備率をいま一度精査し、待機児解消に向け、さらなる努力を切にお願いするものでありますとともに、保育士の人材確保にも全力で取り組んでいただくことを要望し、大須賀議員外からの修正案に対する賛成討論といたします。
以上です。
○林明裕 議長 22番、武藤千里議員。
◆22番(武藤千里 議員) 日本共産党を代表して、議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算に対して、日本共産党の井樋匡利議員以下2名より提出の一部増額修正案に賛成の立場で討論をいたします。
この内容について、先ほど質疑もありましたが、私たち日本共産党は認可保育園によって待機児解消を進めていくということは、これまで何度も求めてきましたし、そういったことは当然であると考えます。
しかし、残念ながら、この4月においてはその整備が間に合わず、実質的な認可保育園の定員増はないと言っていいと思います。その場合のこの4月の対策をどうするのかが重要です。この4月から働きたいのに保育園に入れない、働いてきたけれども、やめざるを得ないと悩んでいる母親に対して、4月に間に合うように手を打つのが待機児対策ではないでしょうか。今、緊急に求められている問題に対して、保育園に預けることができずに悩んでいる家庭の苦しみに手を打たないということは、そういった問題に対して全く目を向けていないと言わざるを得ません。
あわせて、現在、認証保育園に預けられているお子さん約500人余りかと思いますけれども、この中で認可保育園への入園を望んでいる方が約半数、それ以外の方々も認可に預けたいけれども、預けることはできないだろうと諦めている方がほとんどです。そして、複数人の子どもを預けていらっしゃる方、複数年預けざるを得ない方にとって、認可と認証の保育料の差の負担の大きさははかり知れません。この問題の格差を埋めることそのものこそ、待機児対策とも言えるのではないでしょうか。
日本共産党は引き続きの認可保育園の増設を求めるとともに、この4月、緊急の対策として認証保育所等保育料の助成制度の増額を求めるものであります。
続いて、自民党創政会提出の一部減額修正に対して反対をいたします。さらに、修正部分を除いた原案に賛成の立場から討論をいたします。
長友市長は基本的施策において、既存事業の不断の見直しにより、厳しい財政状況の中にあっても、市政の第一の責務としての市民の安全・安心の確保と市民生活支援に取り組むことを述べ、我が党の代表質問にも同趣旨の答弁をしています。当年度一般会計予算は、こうした市長の基本的施策の立場によって立つ編成となっており、基本的、総括的に評価できるものです。市民の安全・安心の確保と市民生活支援、命と暮らしを守り、市内商工業者や農業者など全ての市民の幸せのために着実な予算の執行を要望します。そうした前提に立って、幾つかの指摘や要望について、以下、順次述べてまいります。
まず、歳入についてです。
市税等の歳入については、当初予算前年度比で6億7,000万円の増収が期待されますが、着実な徴収に努めていただきたいと思います。その際、適正な債権管理は当然ではありますが、一部の自治体に見られるような度を超えた差し押さえや児童手当まで差し押さえるような無謀な徴収は厳に慎むべきです。もちろん、悪質滞納者はともかく、納税者の担税能力を十分勘案して、納税者に身を寄り添った徴税事務に当たっていただくことを要望いたします。
次に、特定財源ですが、補助金がつくといっても、必ず市の一般財源や起債が伴うことになり、財源の圧迫要因になりかねません。健全な財政運営を維持するためにも、安易な特定財源への依存を回避することを強く求めます。
行革です。とりわけ正規職員のこれ以上の定員削減は中止することを求めます。学童など非正規職員の27年度以降さまざまな改革による雇用確保は、市が責任を持って当たることを求めます。事実上、行政の手による大量解雇は到底認められないことを指摘しておきます。
3.11東日本大震災から3年目の今年度、震災・防災対策のさらなる拡充、強化は引き続き喫緊の課題です。財政全体のバランスはありますが、相対的重点として位置づけ、施策の充実を求めます。
基本計画、財政フレームの見直しに当たっては、総合的見地からの検討を要することはもちろんですが、公共施設建築物、生活・狭隘道路改修、中心市街地整備など、毎年度一定の規模での財政需要が見通せるものもあり、それらの財政需要枠をあらかじめ予定しておくフレーム策定の手法を採用することを提案いたします。
続いて、民生費についてです。
今後策定される高齢者総合計画では、介護保険料の値上げを抑制するとともに、安倍内閣が進めている介護度の低い方の介護保険外しに対して、サービスの後退を招くことのないよう努力を求めます。敬老金の削減については、この敬老金が果たしている高齢者の方々の見守り事業を、今後一層の努力を求めるものです。
地域福祉コーディネーター事業について、気軽に利用できる身近な相談窓口は強い要望があり、一層広範な地域での展開を求めます。こころの健康センターでの就労支援活動について、障害者雇用を推進する上で大きな役割を果たしていることを評価いたします。今後の展開では、若者サポート事業と連携して、ニートと言われる若者の就労支援にも結びつくよう、一層の努力を求めるものです。
子ども家庭支援センターについて、求められる役割はますます大きくなっています。より身近な場所で利用できるよう、複数の施設での展開を目指していただくことを要望いたします。
調布市が認可保育園を中心に待機児対策を進めてきたことは高く評価できるものでありますが、26年度4月の待機児対策については、認可保育園の事実上の定員増はありません。待機児が300名を超えることも予想されており、年度の途中ではあっても、可能な限りの当年度の対策を講じることを求めます。さらに、27年度4月に向けての認可保育園のさらなる増設、定員増を強く求めるものです。
保育士不足が社会問題となっています。かつての石原都政のもとで、公私間格差是正の補助金を廃止し、安上がりの保育を目指して、民間委託や企業の参入を許してきたことが、保育士の処遇をさらに悪化させ、不足しているのになり手がいないという事態を生み出しています。このたび認証保育所に問い合わせをしたところ、保育所不足のために子どもを受け入れることができないという園も複数園ありました(「保育士でしょう」と呼ぶ者あり)。保育士不足です。派遣やパートで若い人たちを使い捨てにする働かせ方では、保育の質を維持し高めることはできません。調布市として学童クラブや保育園を委託する場合でも、そこで働く保育士などの処遇についても保障できるようなガイドラインを検討することを求めます。
在宅の子育て支援について、調布市保育総合計画で位置づけられている、かかりつけ保育園を公立保育園で実施する意向が示されました。ぜひ、かかりつけ保育園が身近なものとなるよう、量、質ともに確保することを要望します。
生活文化部門です。
市民参加のまちづくりの基本となる市民のさまざまな活動の保障や、地域づくりの支援策が盛り込まれていました。地域福祉センターのあり方について、福祉部門との検討については、地域のよりどころとなる内容を期待するものです。
姉妹都市木島平の事業である宿泊費助成に関して、大人料金の助成額が3,000円から2,000円へと改定されますが、低所得者や高齢者、障害者、母子家庭などに対する支援策の検討を求めます。
男女共同参画では、調布地域女性史の編さんをするとのことです。市民協働での取り組みが行われてきたものであり、多くの市民の方々に読んでほしい内容です。ぜひとも完成されるものに期待したいと思います。
労働問題では、ハローワークの出先機関の庁内への設置に向けた積極的な取り組みがされているとのこと、産業部門、福祉部門連携した対策の強化を期待いたします。
産業分野では、中小企業事業資金融資制度の信用保証料の公費負担の継続と、限度額の引き上げについては評価をいたします。一方、消費税8%への引き上げの市内産業への影響については、商工会など関係団体と共同するなどして実態をつかみ、必要な対策を講じることを求めます。
都市農業に関しては、答弁において農業振興ビジョンの策定が示されましたが、市内農地の保全についての数値目標を定め、取り組みを強化することを求めます。また、来年度暫定的に利用できる調布駅前広場の窓口が産業振興課になるとのこと。この使用に関しては、市内各団体や市民から待たれてきた問題であり、多くの団体や市民が利用できるようにしていただくことを強く要望いたします。
教育部についてです。
学校を中心とした防災対策、学校給食のアレルギー対策など、危機管理、子どもの命と健康を守る取り組みが重要課題として引き続き取り組まれることに期待いたします。また、学校教育の充実について、スクールサポーターの全中学校への配置と、小学校への派遣型の増員は、現場からも要望の高い内容であり、評価をするものです。
学校の施設の整備についてです。計画を前倒ししての予算化もされてはいますが、老朽化の状況は、水道管や配電設備など日々の教育活動に影響を及ぼす実態もあり、今後、大規模改修なども視野に入れた施設整備が必要となっています。特別教室の空調整備やトイレの改修など、そういった問題もあり、教育予算全体の増額を強く要望するものです。
給食食材などの放射能検査の強化を要望するものです。
ユーフォーの開設日数、時間の延長については評価をいたしますが、26年度の夏休みからモデル事業として何カ所かのユーフォーで実施することを求めます。また、民間委託については、段階的に進めることを要望するものです。
建設委員会の審査において、適時適切な情報提供に努めると再三にわたる答弁がありましたが、残念ながら不十分な答弁が目立ちました。情報提供のあり方を再検討し、大幅改善することを求めます。
環境基本計画、景観計画、都市計画マスタープランなど多様な行政計画がありますが、これらの諸計画間の区分と関連を明確にした上で、計画間相互で連携して、将来ビジョンにつながる総合的なグランドデザインを構築することを求めます。
地球環境保全基金と緑の保全基金の統合により、緑地保全や崖線保全財源確保への取り組みは評価をいたしますが、財源確保は急を要する課題であることを踏まえ、多様な手法の活用を検討するよう要望いたします。
市民への呼びかけも含め、引き続き、ごみ減量に努力するとともに、クリーンセンターの移転計画を速やかに進展させることを求めます。
当年度予算では、生活道路、狭隘道路への予算配分を一定程度シフトさせたことは評価しますが、必要量から見るならば、いまだ不十分と言わざるを得ません。生活道路、狭隘道路への大幅シフトを求めることとあわせて、都市計画道路の第四次優先路線見直しに当たっては、路線廃止も視野に入れて検討することを求めます。
中心市街地整備事業は、総事業費約600億円超に対し、これまでの執行済み事業はおおむね40%強、260億円ほどであることが委員会審査を通じて明らかになりました。今後の事業期間中にさらに350億もの財源を要することになるわけで、事業費の年度間平準化について従来以上の留意が求められます。当面、中心市街地の整備が重要なのは理解いたしますが、全市域も視野に入れたまちづくりに意を尽くされたいと思います。
最後に、調布駅前広場地下自転車駐車場についてです。巨額な事業費を要すること、使い勝手の問題、ほかの手法との併用など検討すべき課題は多々残されています。したがって、市民意見などを十分反映させるために計画の再検討を求めるものです。
以上、予算執行に当たっての意見、要望をさせていただきまして、日本共産党の賛成討論といたします。
○林明裕 議長 4番、
ドゥマンジュ恭子議員。
◆4番(
ドゥマンジュ恭子 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算に対して、生活者ネットワークは、5名の議員から提出された修正案に賛成の立場で討論いたします。
この修正案は、調布駅南口地下の自転車駐車場整備を拙速に進めず、他の整備方法を模索したり市民の意見を聞くべきであり、整備の前段階としての設計委託は時期尚早であるとして、その費用として予算に計上された整備委託費5,366万5,000円を歳入歳出から差し引くというものです。
市では、2008年から、調布、布田、国領3駅の駅前広場、鉄道敷地とその周辺の空間を一体としたデザイン・コンセプトの策定に取り組みました。そして、翌2009年の4月から6月にかけての2カ月間、市役所2階ロビーにデザイン・コンセプトのパネルと模型を公開するとともに、アンケート用紙を駅構内などに置いたり、ホームページで広く市民意見の聴取を行いました。さらに、安藤忠雄氏の講演会も開催するなど、予算も時間もかけて非常に丁寧に取り組まれたと認識しております。
さて、このアンケートに寄せられた自由意見で一番多かったのは、中心市街地の中に駐輪場を要望する意見でした。この結果からもわかるように、市内で一番利用者の多い調布駅周辺の駐輪場がどのように整備されるのか、市民の方たちは高い関心を持っています。言うなれば、市民にとって駐輪場はデザイン・コンセプトよりももっと切実な問題です。年をとってから自転車とともにスロープを乗りおりするのは不安とか、できるだけ駅の改札口に近いほうがいいなどの市民の声を聞きます。
したがって、地下駐輪場にする以外にどんな案が考えられるのか、使い勝手はどうなのか、費用はどのぐらいかかるのかなど情報を提示し、高齢化が進んでくる将来のまちの姿を思い描きながら、市民と一緒に考えていくべきと考えます。例えば、ワークショップや市民討議会などで、この駐輪場をテーマに模型なども使って、情報を共有しながら、話し合いを重ねて合意形成を図っていくことも考えられるのではないでしょうか。
市では、この駐輪場の整備計画を策定するに当たり、昨年12月に2回、素案説明会を開催しています。しかし、この事業のように、市民の日々の暮らしの利便性に密接に関与し、ましてや多額の財政負担を強いることになる事業においては、意見を聞くというレベルではなく、市民をまちづくりのパートナーとして位置づけ、政策決定に市民が参加するというレベルに持っていくべきであると考えます。
以上の理由から、拙速に進めることなく、市民に市の財政状況も含めた十分な情報提供をした上で、ともに考える機会を設定することを要望し、修正案に賛成するものです。
一方、日本共産党提出修正案については、子ども・子育て新制度による保育制度改革の具体的な中身がまだ見えない中、性急に認証保育所保育料の助成金増額を決めることは拙速であると考えます。確かに、認可保育園に比べ認証保育所などの保育料の保護者負担が大きいことは課題であると認識しております。しかし、一度増額してしまったら減額は容易ではないことから、まずは保育の全体像を構築することが先決であり、補助金を先行させるこの提案には慎重に対処すべきと考えます。
さて、3月24日に成立した国の予算は、過去最大の95兆8,823億円に上り、経済再生、デフレ脱却などが掲げられていますが、国民にとっては消費税の3%引き上げとともに、後期高齢者医療保険料なども引き上げられる反面、年金、生活保護費は引き下げられ、弱い立場にある人ほど生活での負担感が増すことが明らかです。当初は社会保障と税の一体改革として、消費税の増額分全てを子ども・子育て施策も含んだ社会保障費の充実に充てるとしていましたが、実際には1割にすぎません。これに対して、物流ネットワークの整備や防災・減災対策事業へは手厚い予算配分になっており、消費税増税分を当て込んだ公共事業への大判振る舞いと言わざるを得ません。
したがって、今後の調布市の行財政運営に当たっては、国の動向に注意を払いつつ、起債によって後年度負担を増加させる公共事業の拡大に極力留意し、社会保障費の抑制によって格差と貧困を生み出す政策に対しては、市民生活を守る役割を発揮することが求められます。
では、2014年度一般会計予算案について意見と要望を何点か述べます。
まず、重点プロジェクトに位置づけられている防災施策については、各避難所の備蓄コンテナを1基から2基の配備と拡充していくことや、LED照明器具や女性、要援護者に対応した備品の充実を図っていくことを評価いたします。今後は、災害時により支援が必要となる方たちのための二次避難所の具体的な運営の検討や、被災者支援や復旧・復興業務に大きな役割を果たす被災者支援システムの導入を進めること、また、男女共同参画の観点からの防災啓発事業を引き続き取り組むことを求めます。
食物アレルギー対策では、2014年度からの新たな取り組みとしてアレルギー対応専用調理室の整備改修を順次進め、今後の整備計画の検討を行うこと、また、教育委員会事務局への管理栄養士の配置や臨海学園での看護師の付き添いなどの対応が図られることに期待するところです。3月には、アナフィラキシーを発症した生徒に対して教員のエピペン研修が生かされる事例もありました。引き続き、事故防止に努められることを要望します。あわせて、安全で安心な給食の提供という観点から、食べる前の給食食材や、保育園、小学校の畑で収穫した野菜などの放射能測定について、市民協働のあり方も探りながら測定回数をふやすことを求めます。
2014年度は、基本計画の2年目であり、重点プロジェクトや基本計画に位置づけられた事業を着実に進めるとともに、財政フレームも含めた基本計画の時点修正を行う重要な年となります。その意味からも、行革プラン2013の方針に掲げられた参加と協働のまちづくりの実践の実態を、調布駅前南口自転車駐車場の整備事業においてどうつくっていくのかが、これも問われるところです。よって、さきに述べた理由から修正案に賛成し、生活者ネットワークの討論といたします。
○林明裕 議長 11番、雨宮英雄議員。
◆11番(雨宮英雄 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算について、大須賀議員とともに私も提出者となっております修正案に賛成の立場から討論をいたします。
先日の春闘に関するニュースでは、久しく聞くことのなかったベースアップが伝えられ、一般的には景気回復への期待感が高まっておりますが、地方自治体の財政は引き続き厳しい状況となっております。我が市は既に、31年連続となります普通交付税の不交付団体であることに加え、直近3年度の決算を見ますと、経常収支比率が高い水準で推移しており、それに伴い実質単年度収支のマイナスと財政調整基金の減少傾向が続いております。
平成26年度予算にあっても、劇的に状況の変化は見込めない中で消費税率のアップが待ったなしで導入されてまいります。歳入面では地方消費税交付金8億6,000万円の増を見込んでいるものの、業務委託や物品関係の契約にあっては、市は支払う立場となりますし、消費税アップによる地方経済や市民生活、ひいては市政への影響は不透明であります。
そのような中で調布市は、基本計画の2年目を迎えることになります。4つの重点プロジェクトでもイの一番に強いまちをつくるプロジェクトが掲げられておりますとおり、災害に対応する地域の防災力強化や社会的弱者の支援、防災備品や水の確保は喫緊の課題であります。
また、子ども施策では、保育園の待機児解消は全国的な課題であり、本市も例外ではありません。措置からサービス提供へと発想の転換を図り、受け入れ枠のさらなる拡大が求められています。
老朽化が進む小・中学校の施設整備については、年度ごとの整備計画により進められることになりますが、特別教室への空調整備の配置については見通しが立っておりません。文教委員会の審査では、空調設備が未設置の特別教室が約150教室であり、措置のための予算措置を行うとなれば8億円から9億円が見込まれることが判明しております。既に予算原案に対する修正案の提案理由でも述べられておりますとおり、先行きの不透明な時代であり、限られた財源の有効な執行を考えると、優先順位のつけ方に疑問があり、今申し述べた2点については、自転車等駐車場整備等に優先する課題であり、賛成する最大の理由であります。
一方、井樋議員外2名の方から提出されてあります修正案については、財政調整基金をピンポイントの事業で活用することについての議論が不十分であり、反対します。
修正案以外の部分については、各常任委員会において慎重な審査がなされており、粛々と計画行政推進のための予算とするべきだと考えます。
なお、2点ほど要望として上げさせていただきたいのは、防災、あるいは災害時、あるいは福祉面での弱者支援並びにコミュニケーションなどの観点から、地域の力を醸成することの重要度は今後も高いものとなりますことから、その活性化の手段として、既に全小学校区に配置されている健全育成地区委員会のさらなる活用を検討すべきこと、また、計画行政を進めていく原動力は活力ある調布市役所であります。活力ある組織は、生き生きと働ける職員の環境整備が肝要であり、その肝となりますのは人事政策でありますことを申し添え、大須賀議員ほかからの修正案についての賛成討論といたします。
○林明裕 議長 3番、高橋祐司議員。
◆3番(高橋祐司 議員) 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算について、つながる調布は、土木費の見直しを求める修正案に賛成の立場で討論させてもらいます。
平成26年度は、新基本計画の2年目、財政フレームを含めた計画の見直しも行われる重要な年となります。
平成26年度当初予算案では、歳入歳出ともに近年にない800億円強を計上しています。歳入では、税制改正による個人市民税、固定資産税の増、消費増税による地方消費税交付金のプラスを見込んでいますが、対する支出でも、民生費は年々増加してきており、子ども・子育て施策、高齢者対策など増加傾向の流れはとまらず、今後もさらに増大していくことが予想されています。
そんな中、今年度の歳出で、民生費に次ぐ大きな伸びを示しているのが、歳出予算の14.5%を占める土木費です。前年度比較では20.6%の伸び率となっています。これは、中心市街地の再開発や駅前整備事業など、京王線連続立体交差事業の一環としてのまちづくりに要する事業であり、国や都からの特定財源が含まれることから、いたし方ない点もあるでしょう。また、国や東京都、京王電鉄と共同して推進してきた事業であり、今、とどまっている余裕などないことは十分理解はしております。
しかしながら、昨年末からの全員協議会、特別委員会等でも審査され、また、私が先日の一般質問でも取り上げ、問題提起させていただいた駅前駐輪場については、最大の受益者は鉄道事業者です。この連立事業の一環で進めている駐輪場整備対策に対する私の疑問は、まだ解消されていません。さらに、この連立事業にかかわる一連の施策、事業には、どうにも理解に苦しむ、納得しがたい事案が多いように感じてなりません。
果たして、この推進の仕方が市民と協働のまちづくりを提唱している長友市政の基本スタンスなのでしょうか。市民の声はきちんと捉え、まちづくりに生かされているのでしょうか。また、市民の代表である市議会の意見は、どう聞こうとしていたのでしょうか。などなど、その基本的なスタンスには疑問を抱かざるを得ない、情報の公開の実態でした。
修正案の提案理由にもありましたが、この一連の事業の今後の進め方、駅前駐輪場整備計画等についても、いま一度、これまで我々議会に示されてきた事業計画、それに伴う費用、京王電鉄、東京都などとの負担割合なども全て、よりわかりやすく公開した上で、納税者である市民の皆様の御意見をお聞きすべきと考えます。それこそが、文字どおり、長友市政が提唱してきた市民と協働のまちづくりを具現化した市政運営ではないのでしょうか。
さきの全員協議会の際、私は市長に、鉄道事業者のトップと市長がこれまでに協定内容などに関して会談することはなかったのかとお伺いしたところ、そういった現場の協議に私が介入することなど基本的にはあり得ないというニュアンスの答弁をされ、私は非常に違和感を覚えた記憶があります。基礎自治体の首長とて、もはやそんな時代ではないだろうと感じております。どんな一流企業のトップでも、自治体のトップでも、いざというときにはトップみずから率先して行動し、交渉し、協議している時代です。
自治体をブランド化するシティープロモーションや、マーケティング視点を取り入れた地域活性化計画をする先進の自治体、そこにはそんなトップが必ず存在しています。みずから行動し、協議、交渉を始めているのです。市や市長は、いまや、いかに市民益にプラスになるかという視点を持ち、まちづくり計画や一つ一つの事業に取り組んでいくのかが求められる時代になってきていると思います。そして、最後には、首長の判断力、強いリーダーシップが求められるのだと思います。
これからの地方自治体の首長は、これまでの市政運営という視点だけではなく、自治体をどう経営していくかという視点もあわせ持ち、事業に取り組むことが求められてきていることを肝に銘じるべきでしょう。駐輪場対策だけでなく、連続立体化事業後の駅前広場周辺の再開発、線路上部の利用についても、多くの議員の皆さんからもさまざまな提言がされています。高名な建築家と提携したデザイン・コンセプトの呪縛により、無駄な時間と経費、市民益を損なう開発行為などが決して強行されることなどないよう、改めて強く求めるものです。そして、結果として、自主財源確保につながるよう、経営視点を忘れない利活用をお願いをしておきます。
次に、認証保育所等保育料の保護者負担の軽減を求める修正案についてです。
認可保育所への入所がかなわなかった保護者の無念の声は、本当に切実であり、我が子の保育所への入所がイコール、自身の就労環境確保につながる構図となっており、自治体としても早急に対処しなければならない課題と考えます。
そういった視点で、今回の修正案の趣旨には賛同できるものですが、今年度の市内認証保育所の実情、新年度の入所状況予測などから判断すると、待機児童解消という目的に対する実効性、効果という視点においては不透明であり、疑問が残ると言わざるを得ません。
平成27年度から導入される子ども・子育て支援新制度を見据え、調布市でも新たな子ども・子育て支援事業計画の策定が予算化されています。今後、新たな子育て支援制度を策定するのであれば、現行の認証保育所の保護者負担の軽減という視点だけではなく、認証保育園の保育料の是正、スマート保育等施設の整備という視点での検討も必要であろうと考えます。また、同時にスタートするであろう子育て応援サイトなどとも複合的に連携、活用し、多面的な支援制度への取り組みを要望いたします。
予算原案についてですが、26年度基本的な考え方の中で、行革プラン2013に基づいた行財政改革も盛り込まれていました。昨年のこの場でも申し上げましたが、この行革プランを絵に描いた餅で終わらせないためにも、計画を前倒しで取り組むぐらいの意識で、覚悟を持ち、大胆に行財政改革を推進していただくことを求めておきます。
市長の基本的施策でも取り組むと意欲を見せていた、外部有識者を加えた補助金審議会を有機的に機能させていただくことも、改めて求めておきます。
また、今回の修正案の背景にも、市政情報の市民への公開の不足、情報共有の不備が課題として挙げられています。情報が伝わらなければ、市民の側は、行政は隠しているという猜疑心が生まれ、そこから距離感が生じます。行政側が伝える努力をすれば、市民の皆さんもきっと理解してくれるはずです。参加と協働のまちづくりの推進は、行政からの積極的な情報提供がなかったら成り立たないのです。さらなる工夫と努力を求めます。まだまだ十分とは言えません。
平成25年度にはホームページも改定されましたが、検証と工夫を継続していくことを改めて強く要望しておきます。また、広報については、まだまだ工夫の余地があると私は感じております。
最後に、昨年もこの場で申し入れましたが、中心市街地の駅周辺だけが、今、話題となっておりますが、新市民が増加し利用者がふえている仙川駅、つつじヶ丘駅利用者からも、駅前駐輪場整備の切実な声が上がっていることを忘れないでいただきたいと思います。その中でも特に深刻なのは、つつじヶ丘駅北口です。一昨年の議会でも、市は、同駅の駐輪場不足を認識していると答弁しています。
ちなみに、つつじヶ丘駅北口の土地所有者は鉄道事業者です。最大の受益者です。調布市は市民益を担保されるよう、土地所有者である鉄道事業者への駐輪場の整備を強く求めるべきと考え、早急に取り組んでいただくことを強く要望し、土木費の見直しを求める修正案に賛成の立場での討論とさせていただきます。
○林明裕 議長 18番、鮎川有祐議員。
◆18番(鮎川有祐 議員) 自由民主党創政会は、議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、大須賀議員外4名から提出された修正案及び本修正部分を除いた原案につきまして、賛成の立場から討論を行います。
大須賀議員外4名から提出された修正案につきましては、我が会派の主張でもあり、誰が聞いても納得に値するものと自負しておりますので、この場においての再度の説明は割愛させていただきたいと思います。
さて、本修正部分を除いた市長提案の予算原案に対してでありますが、付託されました4常任委員会におきまして慎重審査させていただいたところであります。
平成26年度一般会計予算の歳入においては、根幹をなす市税において総体として増額を見込んでいるものの、徴税環境は依然として厳しい状況にあります。一般財源である剰余金、交付金においても増額を見込む内容でありました。限られた財源の中で、増加する財政需要に対応していくためには、特定財源の確保にも鋭意努力する必要があります。また、市債の活用や基金の活用においても、将来に禍根を残さないため、最大限に注意を払うよう求めておきます。
歳出予算においては、特筆すべきは民生費の占める割合であります。平成26年度予算の目的別予算の中でも、民生費の伸び率が顕著にあらわれていることは一目瞭然であります。高齢化を背景として、中長期的財政運営を展望すれば、民生費の適正化は必須と考えられます。改めて要望をしておきたいと思います。持続的、効率的な市政運営は、行政に課せられた責務であります。調布市としましても、まちづくりビジョンをしっかりと示し、市民への説明責任を忠実に果たしていくことが肝要であります。
さて、今議会の開会中に、日本人としては決して忘れることのできない3月11日を迎えました。東日本大震災から丸3年が経過いたしました。私たちは被災者のみたまに対し、衷心より黙祷をささげたところであります。東日本大震災は、多くの課題と教訓を残しました。課題対応への検証、教訓の総括を行い、本市における一層の防災対策の充実、強化を求めたいと思います。
食物アレルギー対策についてであります。
平成26年度は、食物アレルギー対応専用調理室を小学校2校に設置し、また学務課には非常勤職員を配置して、アレルギー対策の一層の充実を図るとしています。慈恵医科大学病院とのホットラインの活用や、エピペンの利用についてさらに拡充するとのことで、今後に大きく期待をするところであります。安全な施設整備、教員・職員の配置や意識の改善が課題と言えます。痛ましい事故を二度と繰り返さないためにも、食物アレルギー事故を風化させない取り組みに全力を尽くしていただきたいと思います。
防災教育の日運営費では、防災ヘルメット4,000個の購入を予定しています。これは、市立中学校の全生徒を対象として防災ヘルメットを購入するもので、災害時における生徒の安全確保と防災活動での活用を図るとのことでありました。調布市防災教育の日には、実際にヘルメットをかぶり、実践的な訓練を行うとのことであります。意識の中にヘルメットの存在や装着が習慣になっていることが大切であります。定期的に装着、点検する日を設けていただき、いざというときに効果的に利用されることを望みます。また、市立小学校全児童にもヘルメットを配布するとなると、1,400万円余の費用がかかるということが委員会審査の中で明らかになりました。子どもたちの安全を確保することは、行政に課せられた最大の責務であります。年度途中でも対応ができるよう検討を求めます。
教育施設の整備費についてであります。
校舎の老朽化の進展、緊急対応としての修繕等、子どもたちの学習環境の整備は必要不可欠であります。老朽化した建物であれば、この先の突発的な事態の発生も、当然のこと視野に入れておく必要があります。そのような事態を想定すれば、むやみな基金の切り崩しや無駄な財源の支出は、もちろんのこと慎むべきということになります。また、今後の少子高齢社会の到来を見据え、地域に開放できる複合施設の建設も視野に入れていくべきと考えます。
子どもたちの健やかな成長を支える事業、保育園待機児童解消に当たっては、多摩地域で最大数の認証保育所の整備を初めとして、これまでさまざまな取り組みを行ってきたにもかかわらず、長友市政になって最大となる300人前後の待機児童数を出す状況となっております。調布市の住宅状況や雇用環境などを考えると、今後もしばらくは保育園を求めるニーズが高まることが予想され、平成27年度より運用される子ども・子育て新システムを見据えた中で、家庭での子育て支援策の充実や、引き続きの施設整備に取り組み、待機児童解消に当たることを求めたいと思います。
ニーズが高まる学童クラブの運営については、2つの施設での育成時間の延長や、染地小学校内での整備など拡充が図られますが、行財政改革を進めていく上で、ユーフォー、放課後遊び場対策事業との効率的、効果的な運営に向けた検討を加速し、進めていただくよう強く求めておきます。
高齢者や障害者の暮らしを支える事業であります。
地域包括支援センターの充実や、認知症高齢者グループホームの開設を初め、地域密着型サービスの推進など評価するところでありますが、冒頭に述べたように、民生費の適正化は必須であり、介護予防事業の一層の拡充や、効率的、効果的にさまざまな事業が展開できるように、事業の整理統合を初めとした取り組みを進めることを求めます。
深大寺・佐須地域環境資源保全・活用の推進につきましては、水田、水路の整備や渇水期の水対策、公害対策においては、多摩川3丁目の井戸水の浄化に30年はかかるが、見通しは立たないとの説明がありました。クリーンセンターの移転は、平成30年度を見据え、設計等の予算が計上されております。
粗大ごみについては、個人情報の観点から名前は書かないこととなりましたが、誰が出したかわからなくては、収集未処理のときの対応が不安となります。また、剪定枝資源化については、今まで以上に取り組みを強化する予算となっていますが、排出者がふえることによる作業のおくれなどが心配であります。さまざま課題は抱えるところでありますが、それぞれ環境保全事業の一環としての取り組みを期待するものであります。
生活道路用地買収費については、長年の懸案であった主要市道12号線の太田塚の地権者と協議が調い、歩道が整備されることとなりました。また、いよいよ景観法が施行され、本市も景観行政団体となりました。新しく公共サイン計画に対する予算計上もなされ、調布の駅前が品格あるまちとして整備されるよう期待をするところであります。
最後に2点申し上げておきます。
全ての委員会審査を通じて、市民や議会に配慮を欠いた発言等が多々見受けられました。役所内でのここのところの傾向なのかもしれません。調布市基本計画には、「みんなが笑顔でつながる・ぬくもりと輝きのまち調布」とあります。それは、市民と一体となったまちづくりを意味しているはずです。指摘させていただくとともに、本体質を根本から改善されるよう強く望むところであります。
また、平成26年度は、年度途中に市長任期を迎えるわけであります。長友市長におかれましては、進退については現段階では明らかにされておりませんけれども、代表質問でも申し上げましたとおり、長友市長におかれましては御自身の最初の選挙で、非常に激しい多選批判を展開されました。また、当時の後援会ニュースでも、御自身の言葉として、誰が担っても16年は長過ぎると記されておりました。
仮に長友市長が4選を目指すということになれば、みずからが激しく批判をしてきたことをみずから行うということになるわけであります。また、確固たる信念もなく、相手を陥れ、自分を有利にするためだけにこの多選というものを利用した、そういうことにもなります。選挙とはいえ、これは許されることではありません。また、激しく批判をされた多選の道にみずから進むということになれば、これは市民、有権者に対する重大な裏切り行為であるということを申し上げておきたいと思います。
以上、自由民主党創政会を代表いたしまして賛成討論といたします。ありがとうございます。
○林明裕 議長 討論を打ち切ります。
これより採決を行います。
最初に、井樋匡利議員外2人から提出されました修正案について採決を行います。
日程第23 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、本件に対する井樋匡利議員外2人から提出されました修正案に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本修正案は起立少数をもって否決されました。
続いて、大須賀浩裕議員外4人から提出されました修正案について採決を行います。
日程第23 議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算、本件に対する大須賀浩裕議員外4人から提出されました修正案に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本修正案は起立多数をもって可決されました。
最後に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決を行います。
修正議決した部分を除くその他の部分については原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 修正議決した部分を除くその他の部分は原案のとおり起立多数をもって可決されました。
ここで暫時休憩いたします。
午前11時31分 休憩
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午後 1時29分 開議
○林明裕 議長 本会議を再開いたします。
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△第24 議案第31号 平成26年度調布市
国民健康保険事業特別会計予算
(
委員会審査報告)
△第25 議案第34号 平成26年度調布市
介護保険事業特別会計予算
(
委員会審査報告)
△第26 議案第35号 平成26年度調布市
後期高齢者医療特別会計予算
(
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第24から日程第26まで、3件一括議題といたします。
本3件は厚生委員会において審査を受けておりますので、その報告を橘正俊委員長に求めます。橘正俊委員長。
〔橘
正俊厚生委員長登壇〕
◎橘正俊 厚生委員長 皆さん、こんにちは。厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第31号 平成26年度調布市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第34号 平成26年度調布市
介護保険事業特別会計予算、議案第35号 平成26年度調布市
後期高齢者医療特別会計予算、以上3件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 討論なしと認め、討論を打ち切ります。
お諮りいたします。
日程第24から日程第26まで、3件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、これより3件一括採決を行います。
日程第24 議案第31号 平成26年度調布市
国民健康保険事業特別会計予算、日程第25 議案第34号 平成26年度調布市
介護保険事業特別会計予算、日程第26 議案第35号 平成26年度調布市
後期高齢者医療特別会計予算、以上3件に対する委員長の報告は可決であります。本3件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本3件は満場一致をもって可決されました。
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△第27 議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算 (
委員会審査報告)
△第28 議案第33号 平成26年度調布市
下水道事業特別会計予算
(
委員会審査報告)
○林明裕 議長 日程第27、日程第28、以上2件一括議題といたします。
本2件は建設委員会において審査を受けておりますので、その報告を小林充夫委員長に求めます。小林充夫委員長。
〔小林 充夫建設委員長登壇〕
◎小林充夫 建設委員長 建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算、本件につきましては、審査において意見が分かれ、討論が行われました。
反対討論として、日本共産党の委員の要旨は、生活再建救済制度に係る償還額が残っている。反対というものでした。
一方、賛成討論として、公明党の委員の要旨は、継続して努力していることを評価。賛成というものでした。
本件は、採決の結果、賛成多数をもって原案了承と決しました。
議案第33号 平成26年度調布市
下水道事業特別会計予算、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。
21番、雨宮幸男議員。
◆21番(雨宮幸男 議員) 議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算に対しまして、日本共産党は反対の立場から討論を行います。
先ほどの委員長報告にもありましたけれども、本特別会計予算には、第2表として、金融機関に対する債務保証、調布市土地開発公社が平成26年度に融資を受ける生活再建救済制度適用取得用地の管理費及び利子、そしてもう一点は、生活再建救済制度適用資金に対する債務保証、この2つの生活再建救済制度に係る債務負担行為が設定をされております。
この生活再建救済制度といいますのは、今からほぼ10年前、平成15年度の第4回定例会に補正予算第2号として提案をされたものであります。この案件につきましては、当時、もう1つの補正案件と一括した補正予算として提案をされるという説明がされていましたけれども、議会開会の直前になって、本当に直前になって、この生活再建救済制度に係る部分だけを切り離して、先議事件で提案をするということが行われました。
この先議案件について、上程されたときの当時の議事録がここにあるんですが、私と当時の都市整備部長の間で、16ページの議事録が残っておりますけども、これを見ると、その理不尽さが非常にはっきりします。この内容は、きょうは繰り返しませんけれども、結局、当時の状況の中で、サッポロビールという特定の大企業の救済をするための制度であるということが後々明らかになりました。その当時、私どもは、この制度そのものに、補正に反対をいたしまして、その後、一貫して、この救済制度が残っている限りは用地会計に反対をするという態度をとり続けてきましたので、今年度は、26年度についても同様の態度といたします。
以上です。
○林明裕 議長 24番、漁郡司議員。
◆24番(漁郡司 議員) 議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算につきまして、チャレンジ調布21を代表して、賛成の立場から討論を行います。
本予算は、前年度に比べ3億7,800万円余の増加となっています。この主な理由は、土地開発公社が平成23年度に先行取得した仙川崖線用地を公社から買い戻すためとのことです。
この仙川崖線用地は、土地開発公社が平成23、24年の2カ年で、市からの依頼を受け、用地取得したものです。この崖線用地を市は、平成25年度に特別緑地保全地区に指定をいたしました。この指定により、貴重な緑地が将来にわたって保全されることになりました。今回、土地開発公社から市が買い戻しをする際には、保全地区の指定により、国の交付金及び都の補助金がそれぞれ9,200万円受けられるとのことであります。
このケースに見られるように、必要な公共用地を確保するため、公社が先行取得した後、補助金等の財源を確保し、市が公有地化するというスキームは、財政状況が厳しい中、市にとってもメリットが大きく、また、公社の特色を生かした用地取得のあり方として評価をするものであります。引き続き、公社経営の健全性を維持しつつ、適切な用地取得が行われるよう望みます。
次に、債務負担行為の内容を見ますと、土地開発公社が先行取得する公共用地の取得限度額を1億9,000万円に設定してあります。生活道路用地など、市民生活に密着した用地を公社が取得するための設定とのことであります。
これらの土地についても公社から市が買い戻しし、公有地化する際には、補助金等の財源確保に努められるよう、あわせて要望いたします。
次に、生活再建救済制度についてですが、国の依頼で、市、公社が先行取得した用地費は、国の約束どおり金利も含めて、平成18年度に取得した用地が平成26年度に国により再取得される予定であります。国の約束履行により、この制度にかかわる公社の債務残高は大きく減少し、平成26年度末には7億3,000万円余となる見込みとのことです。残る債務についても、着実に、早期に解消されるよう、引き続き国及び東京都との協議を踏まえた適切な予算措置を求めるものであります。
あわせて、現在は宅地開発をされることがなく空地の状況で保存されているこの用地が、引き続き将来に向かっても緑と自然の景観を維持していけるよう、市の働きかけを要望するものであります。
以上、本予算に対する賛成討論とさせていただきます。
○林明裕 議長 20番、大河巳渡子議員。
◆20番(大河巳渡子 議員) 議案第32号、平成26年度調布市用地特別会計に対しまして、反対の立場から討論をさせていただきます。
例年述べているところでありますが、平成26年度
用地特別会計予算には、外環道路事業を推進するに当たって創設されました生活再建救済制度に関する債務負担行為が含まれております。この制度は、外環事業が地下化に計画変更されているにもかかわらず、特定企業用地を取得するために議会初日に審議、採決した、今振り返ってみても通常の議会ではあり得ない扱いから始まった事業でありました。それは、先ほど雨宮議員の説明にあったとおりでございます。
国や都にかわって市が一時的に用地を取得する一方で、国が高金利の財団を指定し、そこから借り入れるように指示した事業でもあります。これは、公共事業が税金を無駄に使っている象徴的な事業であり、事業そのものの公平性、透明性も欠くものであり、本予算を認めることはできません。まだ解消されていない生活再建制度により市が負担している債務の借り入れを早期に買い戻すよう働きかけることを強く要望し、反対の討論といたします。
○林明裕 議長 1番、平野充議員。
◆1番(平野充 議員) 議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算につきまして、公明党を代表し、賛成の立場から討論を行います。
土地開発公社は、市民生活に係る公共事業を計画的に推進するため、債務負担行為の設定に基づき、生活道路等に要する用地を先行取得しております。
平成26年度に公社が用地取得する額は1億9,400万円。また、市が公有地化のために公社から買い戻す生活道路用地や仙川崖線用地の予算は4億7,600万円余が計上され、ともに適切と見ます。
公社の経営健全化のためにも、公社が5年以上用地を保有することのないよう市は土地を買い戻しますが、買い戻しの際には国の交付金や都の補助金の見込みがあります。
そのほか、土地開発基金で取得した土地の活用により運用収入も予算化されており、こうした努力は評価するところであります。
そして、課題となっていた生活再建救済制度により土地開発公社が抱えた債務残高は、最大で52億4,000万円あったものが、国による再取得が着々と実行され、平成26年度末での債務残高は7億3,000万円余まで減少されます。
よって、今後とも市民生活の向上を最優先し、効率的な公共用地取得に努められることを期待し、平成26年度調布市
用地特別会計予算に対する賛成討論とさせていただきます。
○林明裕 議長 討論を打ち切ります。
これより採決を行います。
日程第27 議案第32号 平成26年度調布市
用地特別会計予算、本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は起立多数をもって可決されました。
日程第28 議案第33号 平成26年度調布市
下水道事業特別会計予算、本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって可決されました。
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△第29 議案第37号 人権擁護委員の候補者の推薦について
○林明裕 議長 日程第29 議案第37号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
ここで略歴書を配付させます。
〔書記配付〕
○林明裕 議長 続いて提案理由の説明を求めます。長友市長。
〔長友 貴樹市長登壇〕
◎長友貴樹 市長 議案第37号につきまして提案理由を御説明申し上げます。
本案は、人権擁護委員のうち、佐瀨一男氏の任期が平成26年6月30日をもちまして満了いたしますので、後任の候補者の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
候補者といたしましては、お手元に配付いたしております略歴書のとおり、佐瀨一男氏を推薦申し上げたいので、御同意くださいますようお願い申し上げます。
○林明裕 議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第29 議案第37号 人権擁護委員の候補者の推薦について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって同意することに決しました。
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△第30
ふじみ衛生組合議会議員の選挙について
○林明裕 議長 日程第30
ふじみ衛生組合議会議員の選挙についてを上程いたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
これより1人欠員となっております
ふじみ衛生組合議会議員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
ふじみ衛生組合議会議員に 田中久和 議員
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしましたとおり、当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、当選人と決定いたしました。
本席から会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。
――
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△第31 東京都十一市
競輪事業組合議会議員の選挙について
○林明裕 議長 日程第31 東京都十一市
競輪事業組合議会議員の選挙についてを上程いたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
これより東京都十一市
競輪事業組合議会議員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
東京都十一市
競輪事業組合議会議員に 伊 藤 学 議員
小 林 市 之 議員
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしましたとおり、当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、当選人と決定いたしました。
本席から会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。
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△第32 東京都六市
競艇事業組合議会議員の選挙について
○林明裕 議長 日程第32 東京都六市
競艇事業組合議会議員の選挙についてを上程いたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
これより東京都六市
競艇事業組合議会議員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
東京都六市
競艇事業組合議会議員に 伊 藤 学 議員
小 林 市 之 議員
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしましたとおり、当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、当選人と決定いたしました。
本席から会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。
――
――――――――― ―― ―――――――――――
△第33 陳情審査結果について
陳情第48号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する陳情
陳情第49号 保育施設の充実に関する陳情
○林明裕 議長 日程第33 陳情審査結果についてを議題といたします。
陳情第48号、陳情第49号、以上2件については厚生委員会に付託し、審査を受けておりますので、橘正俊委員長にその報告を求めます。橘正俊委員長。
〔橘
正俊厚生委員長登壇〕
◎橘正俊 厚生委員長 厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。
陳情第48号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する陳情、本件につきましては、採決の結果、全会一致で採択と決定し、
委員会提出議案として意見書案を提出することに決しました。
陳情第49号 保育施設の充実に関する陳情、本件につきましては、審査において意見が分かれ、採択と趣旨採択を求める態度表明がありました。
採択を求めるものとして、日本共産党の委員の要旨は、本陳情は待機児童の解消に向けた現実的な案を早急にまとめ、希望者が漏れなく認証保育所から転入できるよう、認可保育園や認定こども園の増設を求めるものである。認可保育園の増設については強い要望がある。調布市も保育総合計画で、待機児童解消は認可保育園を中心に進めることを明らかにしており、採択を求めるというものでした。
一方、趣旨採択を求めるものとして、自由民主党創政会の委員の要旨は、認可保育園を希望しながら入所できない児童が多く発生している中、その解消を求めるのは当然の思いである。しかし、本市においては、待機児童解消と保育の質の向上に向けた積極的な取り組みを続けている。認可、認証の違いを認識した上で、希望者を漏れなく入所させることは困難であることから、趣旨採択とするというものでした。
また、チャレンジ調布21の委員の要旨は、本陳情については認可保育所に入所できない保護者からの切実な陳情であることは理解できるが、認証保育所に対し不安があり、希望者は漏れなく認証保育所から認可保育所に転入できるように求めるものである。現実を鑑み、本陳情に対し趣旨採択を求めるというものでした。
また、公明党の委員の要旨は、働く女性の子育て環境は厳しい。保育所に不承諾となってからの不安、さまざまなところに頭を下げて回る切実さを思うと、陳情の趣旨は深く理解。しかし、陳情では就業者全ての児童を保育施設へと望んでいるが、就業者にも教育施設を望む方もあり、認証保育園の理念や環境に共感して通わせている方もいる点を考え、趣旨採択とするというものでした。
また、つながる調布の委員の要旨は、2年連続で不承諾、次年度以降の見通しも立たず我が子の将来に不安が募る陳情者の声は、同様に入所を待つ多くの保護者を代表する切実な声であると受けとめ、理解できる。ただし、27年度の制度改正以降、認証施設事業者の認可への転換意向も不透明な今、陳情にある希望者全員の転入要望には現実的に応えがたく、趣旨採択を求めるというものでした。
本件は、採決の結果、多数をもって趣旨採択と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
陳情第48号、陳情第49号、以上2件については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
12番、井樋匡利議員。
◆12番(井樋匡利 議員) 陳情第49号 保育施設の充実に関する陳情につきまして、採択を求めます。
本陳情は、希望者が全員入所できるよう計画をつくり、認可保育園を増設することを求めるものであります。認可保育園を中心とした待機児対策は、調布市の保育総合計画でも明記されており、市の方針とも一致するものであります。
先ほどの予算修正案の質疑、討議の中でも、認可保育園の増設こそ求められているという意見表明が多数ございました。しかも、この陳情項目の1で現実的な計画をつくることを求めているわけであり、何も私たちが達成不可能なことを求められているのではないかと心配する必要もないわけでありますから、調布市の待機児対策を後押しする意味でも、採択することを求めるものであります。
以上です。
○林明裕 議長 陳情第49号については採択を求める意見がありました。
お諮りいたします。
陳情第49号を採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 起立少数、否決されました。よって、陳情第49号は委員長の報告のとおり決定されました。
お諮りいたします。
陳情第48号については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、陳情第48号は委員長の報告のとおり決定されました。
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陳情第47号 調布市深大寺東部地区をより安全,便利にするための要望を実現することを求める陳情
○林明裕 議長 陳情第47号については建設委員会に付託し、審査を受けておりますので、小林充夫委員長にその報告を求めます。小林充夫委員長。
〔小林 充夫建設委員長登壇〕
◎小林充夫 建設委員長 陳情第47号 調布市深大寺東部地区をより安全,便利にするための要望を実現することを求める陳情、本件につきましては、陳情者から議長宛てに取り下げ願が提出されましたので、当委員会としてこの取り下げを了承いたしました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で委員長の報告は終わりました。
報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
陳情第47号については委員長の報告のとおり議長宛て取り下げ願が提出されておりますので、取り下げを承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、取り下げを承認することに決定いたしました。
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△第34 議員提出議案第1号 微小粒子物質(PM2.5)に係る総合的な対策の推進を求める意見書提出について
○林明裕 議長 日程第34 議員提出議案第1号 微小粒子物質(PM2.5)に係る総合的な対策の推進を求める意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を平野充議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第34 議員提出議案第1号 微小粒子物質(PM2.5)に係る総合的な対策の推進を求める意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって可決されました。
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△第35 議員提出議案第2号 食の安全・安心の確立を求める意見書提出について
○林明裕 議長 日程第35 議員提出議案第2号 食の安全・安心の確立を求める意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を須山妙子議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第35 議員提出議案第2号 食の安全・安心の確立を求める意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって可決されました。
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△第36 議員提出議案第3号 災害時多目的船の導入を求める意見書提出について
○林明裕 議長 日程第36 議員提出議案第3号 災害時多目的船の導入を求める意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を内藤美貴子議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第36 議員提出議案第3号 災害時多目的船の導入を求める意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって可決されました。
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△第37 議員提出議案第4号 2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた環境整備及び地域における取り組みへの支援を求める意見書提出について
○林明裕 議長 日程第37 議員提出議案第4号 2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた環境整備及び地域における取り組みへの支援を求める意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を橘正俊議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第37 議員提出議案第4号 2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた環境整備及び地域における取り組みへの支援を求める意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は起立多数をもって可決されました。
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△第38 議員提出議案第5号 集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出について
○林明裕 議長 日程第38 議員提出議案第5号 集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を井樋匡利議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第38 議員提出議案第5号 集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は起立少数をもって否決されました。
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△第39 議員提出議案第6号 原発再稼働に反対する意見書提出について
○林明裕 議長 日程第39 議員提出議案第6号 原発再稼働に反対する意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を武藤千里議員に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第39 議員提出議案第6号 原発再稼働に反対する意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は起立多数をもって可決されました。
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△第40
委員会提出議案第1号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書提出について
○林明裕 議長 日程第40
委員会提出議案第1号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書提出についてを議題といたします。
事務局に朗読させます。
〔書記朗読〕
○林明裕 議長 以上で朗読は終わりました。
続いて提案理由の説明を橘正俊委員長に求めます。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 省略することに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 説明を省略いたします。
お諮りいたします。
本件は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
採決を行います。
日程第40
委員会提出議案第1号
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書提出について、本件に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林明裕 議長 本件は満場一致をもって可決されました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました議員提出議案第1号、第2号、第3号、第4号、第6号及び
委員会提出議案第1号、以上6件については、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、その取り扱いを議長に一任させていただきます。
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△第41 閉会中における議員の派遣について
○林明裕 議長 日程第41 閉会中における議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
議会は、地方自治法第100条第13項及び調布市議会会議規則第126条の規定により、閉会中において必要が生じた場合、議員の派遣を行いたいと思います。日時、場所、目的等については、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、議会は閉会中に議員の派遣を行うことに決定いたしました。
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△第42 閉会中における各常任委員会等の所管事務調査の実施について
○林明裕 議長 日程第42 閉会中における各常任委員会等の所管事務調査の実施についてを議題といたします。
お諮りいたします。
平成26年度において各常任委員会等は、今後の市政に十分反映していただくために、閉会中もそれぞれの所管事項について、他の都市、市町村等の視察、事務調査を行いたいと思います。日時、場所、派遣委員名等については、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、各常任委員会等は閉会中においても他の都市、市町村等の視察、事務調査を行うことに決定いたしました。
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△第43 諸 報 告
1 市長報告――謝罪等請求事件の終了について
2
中心市街地基盤整備等特別委員会報告
3
ふじみ衛生組合議会報告
4
東京たま広域資源循環組合議会報告
5 東京都十一市
競輪事業組合議会報告
6 東京都六市
競艇事業組合議会報告
7 議員派遣報告
8 各
常任委員会等行政視察報告
9 議長報告
○林明裕 議長 日程第43 諸報告を議題といたします。
1 市長報告、謝罪等請求事件の終了について、市長よりその報告を求めます。長友市長。
〔長友 貴樹市長登壇〕
◎長友貴樹 市長 謝罪等請求事件の終了につきまして、御報告申し上げます。
本件は、国、東京都及び日本電信電話株式会社による犯罪行為の後方支援を行ったことに対する謝罪、原告世帯への生活保護費の大幅減額等の経済弾圧行為に対する謝罪、虚偽記載された公文書の修正及びこれらに係る損害賠償金として18億円余の支払いを求めて、平成25年5月23日付で調布市在住者から提起されたものであります。
本件につきましては、平成26年2月5日に東京地方裁判所において判決言い渡しがあり、その内容といたしましては、原告の請求を却下するというものでした。
この判決に対する控訴の提起につきましては、2月21日が期限となっておりましたが、原告から期限までに控訴がなされなかったことにより、期限の翌日である2月22日に市側の勝訴判決が確定し、事件が終了したものでございます。
この間の訴訟遂行の上で御協力いただきましたことに対し深く感謝申し上げるとともに、ここに御報告申し上げるものであります。
○林明裕 議長 以上で報告は終わりました。
報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、報告のとおり御了承をお願いいたします。
次に、2
中心市街地基盤整備等特別委員会報告、伊藤学委員長にその報告を求めます。伊藤学委員長。
〔伊藤 学中心市街地基盤整備等特別委員長登壇〕
◎伊藤学 中心市街地基盤整備等特別委員長 中心市街地基盤整備等特別委員会の報告を申し上げます。
平成25年第4回定例会以降、本特別委員会は、平成25年12月26日を初めとし、計5回開催いたしました。12月26日の委員会では、その前に開催された全員協議会で、鉄道敷地利用にかかわるこれまでの経緯と今後の進め方について十分議論を尽くせなかったことから、本特別委員会に場所を移し、審査事項を絞り、必要に応じて特別職の出席と参考人の招致を求めることを決定し、さらに議論を深めることといたしました。
議論の中で焦点となりました鉄道敷地利用にかかわる確認書、施行協定書、覚書について、年が明けた1月6日、1月15日、1月21日に委員会を開催し、集中的に審査を行いました。平成15年に結ばれた確認書については、この10年の間、市長がその存在を知らなかったこと、また、これまで一般質問など議会に対して答弁してきた鉄道敷地利用にかかわる上限70億円の金額の根拠が確認書だったのではないか等の質疑がありました。
2月12日に開催した委員会では、これから結ぶことになる基本協定について、市の利用範囲や購入範囲等について質疑を行いました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で報告は終わりました。
本件は報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、報告のとおり御了承をお願いいたします。
続いて、3
ふじみ衛生組合議会報告、渡辺進二郎議員にその報告を求めます。17番、渡辺進二郎議員。
〔17番 渡辺進二郎議員登壇〕
◆17番(渡辺進二郎 議員) ふじみ衛生組合議会の報告を申し上げます。
平成26年第1回ふじみ衛生組合議会定例会は、平成26年2月19日に開会されました。
この定例会では、議案5件を審議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
議案第1号 ふじみ衛生組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の専決処分について、本件は、採決の結果、満場一致をもって原案承認と決しました。
議案第2号 ふじみ衛生組合情報公開条例の一部を改正する条例、議案第3号 ふじみ衛生組合特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例、以上2件については、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
議案第4号 平成25年度ふじみ衛生組合補正予算(第1号)、本件につきましては、補正予算の概要を申し上げますと、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,000万円を増額し、歳入歳出予算の総額を17億2,589万5,000円とするものです。本件は、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
議案第5号 平成26年度ふじみ衛生組合予算、本件につきましては、予算の概要を申し上げますと、歳入歳出予算の総額を16億9,380万7,000円と定めるもので、前年度と比較して1,208万8,000円の減となっています。本件は、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で報告は終わりました。
本件は報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、報告のとおり御了承をお願いいたします。
次に、4
東京たま広域資源循環組合議会報告、小林充夫議員にその報告を求めます。16番、小林充夫議員。
〔16番 小林 充夫議員登壇〕
◆16番(小林充夫 議員) 東京たま広域資源循環組合議会の報告を申し上げます。
平成26年第1回東京たま広域資源循環組合議会定例会は、平成26年2月21日に開会されました。
この定例会では、議案7件を審議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
議案第1号 東京たま広域資源循環組合管理者等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、本件につきましては、採決の結果、挙手全員にて原案可決と決しました。
議案第2号 専決処分(東京たま広域資源循環組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)の承認を求めることについて、本件につきましては、採決の結果、挙手多数をもって原案承認と決しました。
議案第3号 東京たま広域資源循環組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第4号 東京たま広域資源循環組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例、以上2件につきましては、採決の結果、いずれも挙手全員にて原案可決と決しました。
議案第5号 平成26年度東京たま広域資源循環組合一般会計予算、本件につきましては、予算の概要を申し上げますと、歳入歳出予算の総額はそれぞれ105億592万7,000円で、前年度と比較して2億5,220万6,000円の減となっています。また、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高限度を10億円と定めるものでありました。本件につきましては、採決の結果、挙手全員にて原案可決と決しました。
議案第6号 平成26年度東京たま広域資源循環組合負担金について、本件につきましては採決の結果、挙手全員にて原案可決と決しました。
議案第7号 監査委員(識見を有する者)の選任につき同意を求めることについて、本件につきましては、採決の結果、挙手全員にて尾崎正男氏の選任を同意することに決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で報告は終わりました。
本件は報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、報告のとおり御了承をお願いいたします。
続いて、5 東京都十一市
競輪事業組合議会報告、6 東京都六市
競艇事業組合議会報告、以上2件について、小林市之議員にその報告を求めます。19番、小林市之議員。
〔19番 小林 市之議員登壇〕
◆19番(小林市之 議員) 東京都十一市競輪事業組合議会の報告を申し上げます。
平成26年第1回東京都十一市競輪事業組合議会定例会は、平成26年2月17日に開会されました。
この定例会では、議案3件を審議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
第1号議案 東京都十一市競輪事業組合監査委員の選任について、本件につきましては、採決の結果、満場一致をもって、池田央氏の選任を同意することに決しました。
第2号議案 東京都十一市競輪事業組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、本件につきましては、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
第3号議案 平成26年度東京都十一市競輪事業組合一般会計予算について、本件につきまして、予算の概要を申し上げますと、歳入歳出予算の総額は259億2,000万円で、前年度と比較して12億6,000万円、5.1%の増となります。本件は、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
続きまして、東京都六市競艇事業組合議会の報告を申し上げます。
平成26年第1回東京都六市競艇事業組合議会定例会は、平成26年2月17日に開会されました。
この定例会では、報告1件、議案6件を審議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
第1号報告 平成25年度東京都六市競艇事業組合一般会計補正予算(第3号)を専決処分したことについて、本件は、採決の結果、満場一致をもって原案承認と決しました。
第1号議案 平成26年度東京都六市競艇事業組合一般会計予算について、本件につきまして、予算の概要を申し上げますと、歳入歳出総額639億670万円で、前年度と比較しますと94億3,070万円、17.3%の増となります。増要因としては、外向け発売所発売日数の増、包括委託及び1市当たり1,000万円の利益配分金を予定しているものであります。
なお、包括委託でありますが、新年度に向けて、江戸川競艇場運営委託契約に関する基本合意書を東京都六市競艇事業組合及び東京都三市収益事業組合、関東興業株式会社並びに一般財団法人BOATRACE振興会と締結する予定であり、この包括委託により赤字から脱却するとの報告を受けるとともに、一般財源からの補填はないことを確認することができました。本件は、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
第2号議案 東京都六市競艇事業組合情報公開条例、第3号議案 東京都六市競艇事業組合個人情報保護条例、第4号議案 東京都六市競艇事業組合非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例、第5号議案 東京都六市競艇事業組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、第6号議案 東京都六市競艇事業組合業務設備基金条例を廃止する条例について、以上5件につきましては、採決の結果、満場一致をもって原案可決と決しました。
以上、報告を終わります。
○林明裕 議長 以上で報告は終わりました。
本2件は報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認め、本2件は報告のとおり御了承をお願いいたします。
お諮りいたします。
諸報告のうち、7 議員派遣報告、8 各
常任委員会等行政視察報告、9 議長報告、以上3件については、お手元に配付してありますプリントによって御了承願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林明裕 議長 御異議なしと認めます。よって、御了承をお願いいたします。
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○林明裕 議長 以上で今定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
これにて平成26年第1回
調布市議会定例会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午後 2時34分 閉会...