調布市議会 2012-09-14
平成24年 9月14日建設委員会−09月14日-01号
平成24年 9月14日建設委員会−09月14日-01号平成24年 9月14日建設委員会
平成24年9月14日 建設委員会
〇開議時刻 午前9時58分
〇散会時刻 午後5時0分
〇場所 第3委員会室
〇出席委員(7人)
宮本和実 委員長
橘 正俊 副委員長
井樋匡利 委員
大河巳渡子 委員
清水仁恵 委員
元木 勇 委員
渡辺進二郎 委員
〇欠席委員(0人)
〇出席説明員(26人)
長岡博之 環境部長
井上 稔
都市整備部長
ほか
関係管理職職員
〇事務局
高橋慎一 議事係長
〇案件
議案第55号 平成23年度調布市
一般会計歳入歳出決算の認定について
─
建設委員会所管部門─…………………………………………………… 1
午前9時58分 開議
○宮本 委員長
皆さん、おはようございます。これより建設委員会を開会いたします。
本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。
昨日、委員会は、議案第55号の環境部所管の質疑、最初のページの途中で散会しておりますので、本日は引き続き質疑を行ってまいります。
それでは、早速審査に入ります。
議案第55号の環境部所管、 260、 261ページ。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
ここのトイレの清掃で、私も聞きたいと思っていることがありまして、飛田給の公衆便所、私も1回使ったことがあるんですが、朝、ビラをまいていて、急に催したんで、使ったんですけれども、そのときに、汚かったんで、ちょっとびっくりしたというか、いかがわしいチラシ類がいっぱい置いてあるんですよ。
これを見ると、事務報告書によりますと、
イベント開催日のみ1日2回清掃か。この表がよくわからないんですが、印がついていて、1日2回清掃とか、週3回とか、毎週日・月曜日とか、奇数週の水曜日とかいろいろあるんですが、例えば、調布市の南公衆便所が1日2回清掃で、でも、1日2回清掃していて清掃日数が 366日というのはどういう計算なのかがよく──回数じゃなくて日数だからこれでいいのか。これはそういう意味なのかな。
あと、何も書いていないところがあるというのは、これは1日1回というふうに理解していていいんでしょうか。意外と汚かったりするというのは、これ、時間帯の問題とかがあるんでしょうかね。どんなふうに問題意識を持っておられるか伺います。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
事務報告書の表の見方なんですが、日数はおっしゃるとおり1日単位で記入していますので、最大 366日と。米印については、調布駅南公衆便所については利用頻度が非常に高いということで、午前と午後に、1日2回清掃しています。
あと、実際に飛田給につきましては、1万人以上のイベントを開催する。コンサートとかがあるときには利用者が非常に多いということで、その際には2回清掃します。飛田給につきましては、外から来るお客さんが非常に多くて、その関係もある。あと、開催時間の関係で、普通は夜間行うんですが、昼間から開場するというのがあるんですが、非常に多いということの中で、その情報が清掃する方になかなか伝わらないということもあるので、そういう点はもっと密にして、実際に利用者に迷惑がかからないような方向にとっていきたいというふうに考えていますので、これは一応
シルバーセンターの担当者との協議として、汚くならないようにしていきたいというふうに考えております。
◆井樋 委員
ちなみに、清掃の時間というのは決まっているんですか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
これにつきましては、場所によって時間帯というのは一応さまざまなんですけども、調布駅前については午前と午後と、あと、その状況に合わせてということと、あと、季節によっても非常に違うこともあるので、それは作業している現場の方が一番わかっていますので、その中でやっていただきたいということでお願いしているところでございます。
◆井樋 委員
朝使って汚いというのは、多分、夜の間にいろいろごみが持ち込まれたんだろうなというふうに思うんですよね。もし可能ならの話ですけれども、いわば朝、人がだあっとおりてくる集中する時間帯の少し前ぐらい、6時とか、5時だと早過ぎるかな、例えば、そういう時間にとかということはできるんでしょうかね。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
これは一応
シルバー人材センターとの協議になると思うんですけども、やはり労働時間とかそういうのは決まっているかと思いますので、6時というのはちょっときついかなとも思いますので、普通の通常の時間帯、8時以降の時間帯であれば。あと、そういうことであれば、この賃金、清掃単価を変えてということであれば、そういうことも可能かとは思います。
◆井樋 委員
わかりました。朝早くとなると、それはそれで大変ですよね。基本は汚すやつが悪いといいますか、マナーの問題ということになるんでしょうけれども、ただ、例えば1日1回清掃するのに同じ金を使ってやるんだったら、やっぱり使う人にとって一番効果的な時間というのを考えたほうがいいし、人が集中する時間というのはやっぱり決まっているから、そういう点を考えれば、いつどのタイミングでやるのがいいかというと、やっぱり朝早い時間がいいんじゃないかなという問題意識はちょっと持っているんです。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。渡辺委員。
◆渡辺 委員
環境保全審議会のことでお聞きしたいんですけど、去年は福島の原発のああいう事故の関係で、それに伴って計画停電があったわけですよね。私も、本当に最近なんですけど、調布の企業の方から、あれが3カ月続いていたら本当にうちの会社は潰れていたよという話を聞いたの。それで、原発反対というのはわからないじゃないけど、一方では、企業がそれこそ死んじゃうというようなこともあるのを役所はわかってくれているのかなという声も正直あったんですよね。
今、
次世代エネルギーということで、
太陽モジュールだとか、あと風車の電気発電というようなことが非常に騒がれているんですけど、先月、北海道のほうへ行ってきて、北海道の伊達発電所というところへ行ってきたんですが、35万キロアワーの発電力を持っている発電が2基あって、70万キロアワーの発電量で23万世帯の家庭に電気を送っているらしいんですが、一方、こういう時代だから
エコエネルギーということで、太陽光の発電機もやっているんですよね。あれ、1メーター× 1.5のパネルが 4,800枚敷き詰められていたんですが、広さでいうと札幌ドームの2つ分と言っていました。広いところでそれだから余りね、すごいなと思いつつも、まだすごい余裕はあるんだけど、これ、発電量はどのぐらいなんですかと言ったらば、1日70万キロアワー送っているんですけど、 4,800枚の太陽光パネルで発電する量というのは、要するに、2基の発電量に比べて1年間で半日分なんですって。ええっと言ったんですけど、結局それだけの広大な面積を使っても、要するに、年間で半日分しか発電できないと。そうすると、半日分というのは大体件数に直すとどのぐらいですかねと言ったら、1日 300件ぐらいの家庭に電気を送れる。だから、もう気の遠くなるような話なんですよね。
だから、そういう現実が一方であるわけですよ。だからってそれを否定するわけでも何でもないんだけど、相当なお金をかけても本当にわずか。だから、そうなると、今、テレビや新聞でも原発をすぐとめろという話が一方であるのはよくわかるんだけど、一方では、それをとめることによって日本の経済、ましてや調布の人たちの中でもそういう声が上がっているということも、やっぱりそういう審議会の人たちにも知ってもらいたいし、事務局として、一方ではそういう意見があるんだということも伝えるということはできないのかどうなのか。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
次のページに、実はエネルギーの問題も含めた地球温暖化の対策費がありますので、市の考えとしては、そこでまた御発言をさせていただきたいと思いますが、保全審の中では、審議をしていただく内容というのが決まっておりまして、特にエネルギー問題をどうするかという話になってきますと、いろんな面があると思うんですね。例えば、今おっしゃった経済面、そのほかにもやっぱり環境面は当然ありますし、また危機管理の面ですね。今、原発に対しては、恐らく震災上は建物は構造的には安全だったんだけど、津波で壊れたという問題もありますので、そういう危機管理の面もありますし、構造的な問題もありますし、あと戦略的な面もありますし、実現性の面も、いろんな面があると思うんです。そういうことを複合的に審議会の中で審査できるかといいますと、環境面に特化しての審議は可能かもしれませんが、総合的なものとなると非常に難しいということは考えております。ただ、ざっくばらんな話として、どうでしょうかということは、いろんな先生がいらっしゃいますので、そういうことでの提案というのは会長に相談しながら、できるかどうかという相談はさせていただきたいと考えております。
◆渡辺 委員
ぜひお願いします。放射能は見えないし、怖いし、かといって、人間、やっぱり生きていかなきゃいけないんで、そういうこともやっぱりそういう審議会の中で、それは大きな問題なんだけど、やっぱり調布でも真剣に話し合いを持っていただきたいなと思います。
あと1点なんですが、さっきトイレの話が出ていたんですが、以前にもお話しさせてもらったんですが、深大寺の公園の中でいろいろスポーツをやっている方がいるんですが、特に高齢者の方、トイレで困っているんですよね。青渭神社さんのトイレを借りたりはしているんですが、1個しかないんで非常に不便だと。以前からも言っているんですが、あの公園の中に1つどうしてつくっていただけないんだろうかという話があるんですが、敷地としては東京都の敷地であっても、調布の中にある施設なんですから、やはり1つぐらいは努力してもらってつけていただくという方向で、ぜひ交渉をしていただければなと思いますんで、回答はいいです。ぜひ、要望です。お願いします。
○宮本 委員長
はい、長岡部長。
◎長岡 環境部長
その御要望については、以前お伺いしまして、深大寺の
神代植物公園のということでありましたので、そこを管理している
西部公園緑地事務所というのがございますね。そこへ行って要望はさせていただきました。現在、植物公園と、その北側、総合体育館のある緑の部分には西側に駐車場のところにトイレがあって、東側にも駐車場の入り口のところにトイレがあります。それ以外に、散歩する人もウオーキングする人もジョギングする人もいらっしゃるので、ぜひ1カ所つくってもらえないだろうかということは要望しました。現在、公園のほうは、あそこの
神代植物公園、全体のエリア、どんどん土地を買収していますけども、そこの全体について、もう一度計画をつくっていこうというような考えがあるとのことでありますので、その中で御検討していただきたいということでお伝えはしておりますので、引き続きまたそういう機会がありましたら要望を伝えていきたいというふうに考えております。
○宮本 委員長
よろしいですか。──ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
済みません、ここでたまたま
環境保全審議会が出てきたので、ちょっとお聞きしたいんですけれども、
環境保全審議会が開催される際に市報に載っかってきて、受け付けの時間というのがあって、開始時間の10分前の10分間ぐらいが受け付けの時間で、その後はもう傍聴できないらしいんですけれども、これは何か理由があって、その10分間しか受け付けをしない。10分だか20分だったかちょっと忘れちゃったんですけれども、それについてちょっと教えてください。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
環境保全審議会の規則というものがございまして、会議の公開については原則公開となっております。ただし、傍聴席が満席になったとき、その他必要があるときには、会長があらかじめ傍聴を制限し、または拒絶することができるという項があります。ただ、原則公開ですので、入っていただくというのは可能なんですが、こちらも審議をお願いしているということになりますので、その審議が幾つか複数あって、例えば、審議の説明者入れかえの段階とか、審議を中断しない段階であれば、会長に諮って入るということは可能になると思います。あと、市報では9時45分から10時受け付けということを出していますので、市民の方もそれに従って来ていただいているという状況ではあります。
◆清水 委員
原則公開ということであれば、会長に諮るというのはちょっと……。規則の中でそう決められているんだったらしようがないんですけど、私たち、委員会も出入り自由ですし、私は教育委員会をよく傍聴に行っていますけれども、教育委員会も特にそのようなことはありませんので、たまたまここで環境保全が出てきちゃって、こういうことを言って申しわけないんですけれども、公開するのであれば、やはり情報公開という面では、いつ来ても傍聴できるという体制を整えていていただきたいと思います。要望です。
○宮本 委員長
ほかに。はい、橘委員。
◆橘 委員
ここで害虫駆除費についてお尋ねいたします。この害虫駆除、平成23年度の環境部の経営方針を見ますと、重点施策の中に、スズメバチなどの害虫対策など生活環境をめぐる苦情への対応というふうに掲載しています。この重点施策にした背景、どういった背景だったのか。23年度、どういった取り組みで、その効果はどうだったんでしょうか。取り組んだ結果の今後の課題。ちょっとその辺の概要を御説明いただきたいと思います。
○宮本 委員長
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
生活環境苦情相談というのは生活環境係のほうのメインの事務でございまして、実際、公害関係の苦情とかそういうのを除くと、害虫の駆除とかばい煙とか非常に多岐に相談業務が上っています。その中で、スズメバチ、それからハエとか非常に広範囲という中で、市民等の安全の観点から重点施策ということで載せてございます。
ただ、近年の状況なんですけども、以前は、不快害虫ということで薬をまいていたとか、薬を配っていたとか、そういうことがあるんですが、最近になりますと、化学薬品の噴霧による健康被害、
環境ホルモンとか生態系の影響が非常に大きいということで、薬の散布自体をやめてもらいたいというような要望も多いし、また、農家の皆さんが農薬をまくとか、そういったものについても非常に配慮してくれということで、そういった制限もございます。その中で対策を打っていかなきゃならないというような制約の中で行っております。
実際の対応なんですけども、相談については受け付けておりますけども、一部、スズメバチにつきましては、
ソフトボール大以下のものにつきましては職員が出向いて、安全上と管理面から行うんですけども、それ以上のものについては専門の
ペストコントロール協会というところを御案内するというような形にしています。
また、チャドクガとか、そういった危険な毛虫類につきましては、近隣の皆さんに与える影響、薬の与える影響とか、そういうところを勘案しまして、平成23年度から消毒というのは行っておりません。これにつきましても専門業者を紹介して行っていくというような状況でございます。
ですから、23年度については、消毒はゼロ件、スズメバチの巣の駆除については62件というような形で大幅に減少していると。これにつきましては、うちのほうで電話対応とか窓口で非常に丁寧に説明をしまして、駆除方法とか、それからチャドクガ、そういったドクガの発生時期を、一応前もって予防対策を行うというような御案内も差し上げまして、市報とか、それから
ホームページで公開しながら、市民の皆さんに御協力をお願いしているというようなことでございます。
以上です。
◆橘 委員
背景としては、市民の安全という観点からいろんな対応というようなことがわかりました。今の答弁の中で、問い合わせに関しては、職員が丁寧な対応、説明ということはあったんですけども、中には職員によって、その場で業者にいってくれという対応もあれば、話を聞いてアドバイスをする対応もあるといった、ちょっとばらつきがあるように思えるんですけども、その辺はどうお考えでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
これについては職員間で統一的な対応ということで、
事務打ち合わせの中で、
あとマニュアルを確認という形の中で、実際、事務を行っているところでございます。そういった事例があったということについては、うちは非常に厳しく受けとめまして、指導徹底をして、市民の皆さんに誤解のないような対応をしていきたいと思います。
◆橘 委員
ぜひそのようにお願いできればと思います。問い合わせがあったときに、まず、職員の方は話を聞いて受けてもらって、現場に確認するということができればいいかなと。その中で、これは職員で対応できる、あるいは、これだったらできないから業者を紹介する、そういった同じような対応をぜひしていただきたいというのが要望でございます。
それと、あともう一点、高齢者の方への対応。いわゆる持ち家で、高齢者だけ1人、あるいは高齢者の世帯の場合だと、自分たちで対応も小さいものでも厳しいかなとは思うんですけども、その辺はどういったお考えでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
一応それも非常に課題として挙がっているということは承知しておりまして、実際に電話で対応するのが主な対応の方法なんですけど、電話で高齢者であるとか障害者であることがわからないというのが1つございまして、そういった情報を福祉関係のほうからいただければ、普通のアシナガバチであっても、市としても対応できますので、そういったものを含めて、市の職員でできる体制というのを今度検討していきたいというふうに考えています。
◆橘 委員
早急に高齢者の方への対応をいろんな面でお願いできればと思っております。調布市の
ホームページの中にあるんですけども、高齢者のアンケートに関して、 1,800人に対してやったところ、働いていない人というのが 1,300名、約 1,000ぐらいいるんですね。ほとんど働いていないと。収入はないということです。一戸建て、持ち家に住んでいるひとり暮らし、あるいは高齢者世帯というのが約 5,000人いるんですね。そういった方々に自分でやってくれとか、あるいは、業者を紹介するけど、そういった働いていない方が、1万ですよ、1万 5,000円ですよというのをぽんと払えるかどうかと言ったら、非常に疑問なところもありますので、その辺のことも考慮しながら対応策をお願いしてもらいたいというのが要望であります。
あと1点、最後ですけども、この害虫駆除に対して、今回、新しい便利帳ができました。その便利帳の中には、以前は、市のほうで対応できますよというような文言が入っているんですけども、今回は、自己処理をお願いします、業者を紹介しますというふうにがらっと変わっているんですけども、ただし、
ホームページでは対応できるようなことも書いていると。この辺の整合性がとれていないような気がいたします。その辺の整合性で、今回2年間、新しい便利帳になるわけですけども、ただ、平成24年度の環境部の重点施策の中にも、また同じようにこの害虫対策が入っているんです。24年度も重点施策の中に入っている中で、この便利帳の違いは何なのか。でも、
ホームページにはやれると書いてある。その辺の整合性というのを教えてください。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
「暮らしの便利帳」の22年3月号が前回発行の便利帳ということなんですが、その後、苦情相談につきましては、事務事業の側面評価の中で、実際に市の職員が行ったということの中で、また、害虫に対する化学薬品の頒布の影響というものが非常に問題になっておりまして、近隣の方とか作業に対する健康影響というものが非常にクローズアップされたと。その中で、22年度に検討して23年度から、先ほど言いましたように、毛虫とか有害害虫に対する消毒というのはもう実際にやめていると。ただし、スズメバチについては、
ソフトボール大以下については、これは危険ということで行うと。あと、職員もスズメバチの巣が非常に大きいところへ行ったときに2度刺されたというようなこともございまして、23年度から事業を縮小したという経緯がございます。
次は24年9月、今回、ことしの9月に発行なんですけど、その間2年半、実際に時があいています。その中でどういうふうに対応したかといいますと、実際に対応方針が変わったので、市報とか
ホームページで周知徹底をしたというような形で、23年については、市民からの反対とか、そういった苦情というのはそれほどございませんでした。今回、24年9月の実際の表記につきましては、有料というようなものが一部、適切に書いたという経過がありますけども、基本としては自己処理をお願いするということを強調したいということの中で、そういった表記になったということでございます。
◆橘 委員
先ほどの答弁の中では丁寧に説明しているというようなこともあって、ただ、これだと、もう敢然と自己処理でお願いしますという対応が、現在、今の職員の対応でもあるみたいなんですけど、敢然とこういった対応は、市民から来た場合は自己処理でお願いしますと言い切っているのかどうか、これにちょっとあらわれているような気がするんですけども、ぜひそういったものはないようにお願いできればと。であれば、この
ホームページのほうもそういうふうに変えなきゃならないと思うんですけども、いかがでしょうかね。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
実際の便利帳については、スペースの面、ある程度言いわけのような形になってしまうと思うんですけども、非常にスペースが限られていると。こういった生活相談というのは、スズメバチに限らず、全て有害害虫というのは、蚊とかネズミとかゲジゲジとかいろんな相談を受けています。その中でできるということについては、今現在、スズメバチの対応を職員が一部やっていると。それ以外については、駆除方法というようなことはうちのほうでは説明するんですけども、実際にそれを駆除してほしいといった場合につきましては、残念ながら、自己処理という形の中で、専門の
ペストコントロール協会を紹介しているということの中で、そういう記載になりました。スペースがあれば、もっと詳しい説明を便利帳の中で行うことができるんですけども、その限られたスペースの中であっても、ちょっと説明不足だという感も否めないというふうな感じはしております。申しわけございません。
◆橘 委員
済みません、ここで終わるつもりだったんですけども、スペースの問題になると、同じページに前回のは広告が4つあって、今回は3つなんですよね。スペースはあいているんですけども、そこにスペースがないと言われると、どういうふうに解釈したらいいかちょっとわからないんですけども、そうすると、ぜひ伝えなきゃならないことはスペースをもらってでもやらなきゃならないと思うんですよね。実際見ると広告は減っているんです。スペースをつくろうと思えばつくれますんで、その辺はちょっとまた考慮していただいて、広報にも伝えながら統一した形で、しかも、わかるような説明をしてもらえればと思います。要望です。
以上です。
○宮本 委員長
内野課長、今の議論の中だと、
ホームページのほうは正しく出ているということでいいですか。内野課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
ホームページのほうは非常に詳しく載せることができますし、あと、実際に市報についてもかなり正確に載せているんですけど、広告とそのところがはっきり分かれていまして、校正段階で半分ぐらいに削られちゃったという状況がございまして、それで、そういうような形になってしまったので、そういう誤解が生まれたということは大変申しわけないと思います。済みません。
○宮本 委員長
その辺は1つのミスだと思いますので、今後、気をつけるようにしてください。
ほかにございますか。大河委員。
◆大河 委員
私、環境政策の中で環境基本計画というのが書いてありますけれども、やはり本年度の環境基本計画の進捗というか、進行管理というのがあると思いますけど、情報も出しておりますし、ニュースも出していますけれども、年度末ですので、そういう面では決算で総括として、そちらではどのように捉えて、今後どうしようというふうにお考えかということをまず1点お聞きしたいと思います。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
環境基本計画の進行管理につきましては、毎年度、環境年次報告書というものを発行しております。こちらの中で進行管理をしておりまして、本来であれば、進行管理ということになりますと、この結果を踏まえて来年度どういう形でその課題を解決していくかということを考えながら次の計画に移行していくという、いわゆるPDCAというものですね。それを確立していきたいという考えを持っております。現在のところ、進行管理と実際の調査した内容について、この年次報告書に掲載させていただいている状況であります。
◆大河 委員
そういいますと、今おっしゃったようなPDCAでいくと、どのことが課題で、今後の基本計画の10年に、どこに力を入れていくというふうにお考えでしょうか。そこをお話しください。
◎河西
環境政策課長
基本的には目標値が、当時の環境基本計画を策定したとき、10年間でどこまで到達するかというものがございます。そこで、10年間でどこまで到達できるかということを予測しまして、到達したものについては削除していく考えを持っております。できなかったものについては継続をする。また新たな課題が出てきていますので、今のエネルギー問題も含めてそうですが、深大寺の件もそうです。緑をふやすということもそうです。そういうことについては、目標と現状を比べながら、足りないものについては次の基本計画に反映させていく考えでございます。
◆大河 委員
そうすると、重点的なものは、今言った緑の創出とエネルギーという、2本立てというふうに捉えてよろしいわけですか。
◎河西
環境政策課長
現在、環境政策で考えているものにつきましては、緑の面、今の地球温暖化の面、これはエネルギー問題を含めてということですね。さらには環境サイクルということを考えると、当然、市民との協働ということも大切になってきます。当然、そこには学習ということも入ってきます。みんなで市と市民、業者も一体となって進めていく、そこも大切なことだと思っておりますし、さらには実際に緑を確保するためにはどうするかという具体的な事業計画、こういうものも大切だと考えております。
◆大河 委員
ちょうど今、財政フレームをとった中で基本計画を出していますけども、そうすると、環境政策としては、今言った緑の部分とエネルギーと。特に緑は、今、工夫されていますけれども、財源を伴うものですけど、どんなふうな形で入れ込んでいこうというふうに予定されているんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
維持管理に関する経費をできる限り減らしていく、これは1つでございます。それと、きのうの答弁でも基金の統合という保全のときのお話もさせていただきましたが、使っていくだけじゃなくて、それをためて、うまく活用していくということですね。それで、さらには今、例えば深大寺の計画、この後出てきますが、しっかり区域を定めて、その中で方針を確定しまして、実際にそこに規制──規制とは言わないですけど、どういうことをやっていくのか、将来的にどういうふうにしていくのかということをしっかりうたって、買わなければいけないところはやっぱり買っていく、さらには借りるんであれば借りていくとか、そこの活用をしっかり決めていかないと、ただ買って終わりとか、借りて終わりということではありませんので、そこには市民がどう使っていくかということも必要となりますし、そういうことを複合的に考えた上で、最終的に緑の保全ということになると考えております。そういうことを複合的な考えでまとめていきたい、今後検討していきたいということでございます。
◆大河 委員
基本計画というのは10年で、前期6年ありますよね。今言った中の緑というのは、結構前期のほうに入れていきたいというふうなことを念頭に入れているというふうに理解してよろしいんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
市の基本計画と、例えば環境のマスタープラン的な環境基本計画というものについては、最終的な到達の面では、私は違うと考えております。というのは、環境の課題を解決するため、例えば、20年、30年を考えなきゃいけない場合があります。その中の10年間で具体的に事業を起こしていく。起こしていくべきものを反映するのが市の基本計画と考えておりますので、そこでは、市の10年間で行う基本計画に反映するものは、環境の到達点の例えば30%をその10年間でやる。ということは、3回基本計画を繰り返していって、最終的に環境面を解決するという考えを持たないと、全てが10年間で解決できるという考えを持っておりませんので、そこら辺の整合は次の基本計画では図っていきたいと考えております。
◆大河 委員
おっしゃっている意味は、当然、10年の中でという話ではないと思いますが、ただ、時代認識というんでしょうか、それと基本構想に書かれている内容も含めて、その中での優先課題というのは非常に高い内容だというふうなことがありますので、やはり原課のほうできちんとそういうことを言いながら中に入れていかないと、これまでなおざりにされてきた、市民は必要だと言うけれども、なかなかに予算化ができてこなかった政策だと私は思いますので、そこはやはりしっかりとした意思を持ってやっていかないと、30年というのはいつになるかわからないというふうなことが、今までの例を見てもそういう実態があるので、ぜひとも基本計画の中に明確な位置づけを求めて載せていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
あと1点ちょっとお聞きしますけど、今回の新規のところに公共事業環境配慮指針策定というのが入っていましたよね。公共事業の中の環境。これは、どんな形で指針というのができたのかということをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎河西
環境政策課長
実は、この委託につきましては、地球温暖化対策費、次のページでございますが、その中の地球温暖化対策委託料、4つの中の1つでございますので、もしここで答弁をしてよろしいということであれば、ここで答弁してよろしいでしょうか。
○宮本 委員長
次でいいですか。
◆大河 委員
はい、わかりました。
先ほどの1件ですけど、害虫駆除のことをちょっと聞いていて思ったんですけど、こちらのほうに説明があった内容的なところには、対処方法の積極的な情報提供というふうに書かれているんですね。ですから、つまり、直接やるんではなくて、そのことをお伝えしてやっていく。ですから、答弁を聞いていて、そう言うんであれば、そのことに向かってしっかりやってきたということと、どうして変わったかということをやっぱり整理して言わないと、一番困るのは市民の方なので、明確な方針、今年度と去年と違うんであれば、そして、そのことをやったことによっての総括の課題、次年度どうするのかというふうにやはり分けてちゃんと伝えていただかないと、やりとりがわかりにくくなるのかなと思いましたんで、ぜひそこは整理して御発言をいただきたいと思います。
○宮本 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
では、このページは終わりにしまして、 262、 263ページ。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
猫様のことでちょっとお聞きしたいんですけど、野良ちゃんと言ったらいけないらしいからね。今、要するに、ホームレス的な猫様が結構いるんだけど、非常にかわいがっている方もいるんですよ。だから、動物だから、もちろんそういう方がいて当然なんだけど、逆に、やっぱり我慢できない人もいるわけですよね。おしっこしたり、うんちしていっちゃったりして、猫様らしくない行動をするわけですね。やっぱりそういうことに対して、もちろん餌をやらないでくれとかという指導もしているんだと思うんですが、もうちょっと何か徹底したインパクトのある方法はないんでしょうか。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
おっしゃるとおり、飼い主のいない猫というような表現をしているんですけども、実際に飼えなくなって猫を捨てるとか、そういったことでこういった猫がいると。その中で、こういった猫についてはかわいそうだということで、餌を与えていると。そのことはいいんですけども、無秩序に与えていることによってそれがふえていくということの中で、それを抑制するということで、市民のボランティアさんとかの協力を仰いで、不妊・去勢手術とかそういうことをやっているんですけども、その中で、そういう方はいいんですが、猫嫌いとか、猫自体が猫のふんをするとか、そういった形の中で非常に困っているという方も半分ぐらいいらっしゃいまして、その方については、そういう話はできませんので、猫が近寄らない方法とかそういうことをある例を挙げて、うちのほうで察知というか、相談に乗っているんです。
ただ、本当に猫が寄らない方法というのはあるんですけど、そうすると今度、動物虐待ということもあるということになると、また違った問題に発展するという可能性もありまして、非常に苦慮しているところなんですが、ただ、ある程度理解が得られれば、東京都の愛護推進員をやっている方が2名いらっしゃいますので、その方に実際に中に入っていただいて、地域猫として去勢できるというような方向で無難に持っていきたいと。それは実際に不妊・去勢手術が中心なんですけども、ふやさないで一代限りで終わらせるという中で、猫を去勢できるというような方法なんですけども、何しろ、もとはそういう捨て猫から発生していますので、それだけを駆除するとか、そういうこと自体は今のところは適切ではないという中で、事業を進めているというような状況でございます。
◆渡辺 委員
余りこの話で議論してもしようがないんだけど、犬は、わんちゃんはうろうろしていると、昔は捕まえていたんだよね。今でも、わんちゃん、捕まえているのかな。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
わんちゃん、犬の場合は、狂犬病予防法の関係がありまして、実際にいた場合は、東京都の動物愛護センターのほうで全部、連絡すれば確保して、実際にしかるべき処分というか、対策というか、そういうことをやっています。それは、告示しまして、ある日を過ぎれば、実際には最終的には処分という形になるんですけども、そういった対策はしております。
◆渡辺 委員
では、いずれにしても、猫ちゃんについては余りいい解決方法が今のところないということですよね。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
今のところは、実際に市民の方の御理解が得られれば、周りの方の地域の方の御理解を得られれば、地域猫としまして去勢できるような環境を整えられるということで、動物愛護推進員の方とかボランティアの方と協力して、ふやさないという対策をとっているということが一番の解決策かなということで、そういう取り組みを進めておるという状況です。
○宮本 委員長
猫について何かあれば。よろしいですか。──ほかにございますか。はい、大河委員。
◆大河 委員
私は、マナーアップとか美化とか、こういったところに書いてありますけども、ちょうどこの年にはアンケート調査をされて、それで、受動喫煙の政策に対して有効なという形でとったと思いますけど、アンケートをとった結果をどのように生かされて、その政策につなげられたんでしょうか。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
喫煙に関する市民意識調査、実態調査のことなんですが、平成23年から市の関係部署で集まって対策の連絡会というのを設けまして、5回ほど実際に会議を行いました。その中で、実際に実態調査とか市民意識調査はどうなのかということで、そういった意見がありまして、その意見を踏まえて、意識調査とか実態調査の項目を選んで、実際に調査をいたした結果でございます。市民の意識が非常に高くて、56%のような回収率があるんですが、最終的にでき上がった時点で会議にかけまして、実際にこれを踏まえて議論しました。
その中で、やはり意識調査の結果によれば、分煙という方向、吸える人も吸わない人も実際にはっきりそういう場所というのはサインの中で区分して、指定喫煙場所というものを明確にすれば、そこで吸っていただくと。それ以外については禁煙にするというような意見が非常に多いという形の中で我々は進めていたんですけども、ただ、その前に、基本的方針というのが原則として禁煙と。市の基本方針ということで大体方向性がまとまって、これは、我々の環境部としては、やはり路上喫煙が優先でありますので、また、市民や事業者と協力して、こういった清掃とかマナーアップ清掃をしておるという状況の中で、分煙という方向性で進めておりました。
また、施設を管理している担当部署については、教育委員会が完全禁煙という状況の中で、どうしても原則禁煙というような方向性は持たざるを得ないという中で、各施設でこれから取り組み方針も決めていくんですけども、それについては、原則禁煙というのが各施設の現状によって非常に違ってくるという中で、今現在、調整段階であります。
本庁として、それから、たづくりとかほかの公共施設については、利用客とか、そういった状況とか、あと、完全分煙できる施設、指定喫煙場所をつくるとしても、そういった予算措置も必要だという形の中で、もう少し検討が必要だという形の中で、今、各課のほうで調整しているという状況であります。ですから、今のところ、なかなかまとまらないというような状況がしております。これについては、再度調整していきたいというふうに考えております。
以上です。
○宮本 委員長
内野課長、もう少し端的に、簡潔にお願いします。
◆大河 委員
御答弁ありがとうございました。大分この問題については陳情もあったりとか、社会の動きですとか、世界的に見てもですけど、受動喫煙というのは本人以外にも健康被害を及ぼすということで、もうそれははっきりしていることですので、やはりそれに対して公共としてどうするかということだというふうに思います。そして、そのときに、そうはいっても市民はどうかという実態調査をするんだということで予算化をして、 3,000人でしたか、サンプリングして、いろんな形で調査をされたと思います。
ですから、やはり今聞いていて、なかなかに結論が難しいかもしれませんが、先ほど言ったように、原則禁煙とおっしゃいましたよね。ですから、市として原則禁煙、教育施設はさらにしっかりとか、いろいろおっしゃっていましたけども、ただ、多分、今言ったように、じゃ、施設の分煙、なかなかできない部分もあるということで、段階的にという話ですが、少なくとも市として、その結果、総合的に話し合いをしたら、どんなふうな形でそのことを進めていこうとしているのかということについて、もう調査も終わったり、調整もしている段階ですから、そろそろ調布市としての考え方というものを明確に出して、市民の方に伝えて、この問題について市としてはどのように取り組んでいくのかということを私はやはり出していっていただきたいと思います。今のを聞いていると、調整がなかなかにつかないというようにしかちょっと聞こえてこないので、やっぱり意思決定は明確に、そして、なぜそうかということは丁寧にわかりやすく説明をいただけるようにしてもらいたいと思います。
確認ですけど、言っていることが割とほわっとしていてわかりにくかったんで、部長のほうからもう少し丁寧に御説明をいただきたいと思います。現状についてお話しください。
○宮本 委員長
はい、長岡部長。
◎長岡 環境部長
経過は先ほど担当の課長からお答えしたとおりなんですけど、アンケートをやって、その結果を市としての方針に反映していくという考え方で行いました。結果は、吸われる方も吸われない方も分けてほしいということが多数を占めた結果になりました。このことから考えれば、分煙という形が結論として出ます。
しかし、一方で、既に公共施設の一部においては、敷地内も含めて完全禁煙だという方向を出しています。これとの整合性をどうやって図るのかということと、この喫煙問題については4つの視点があるかなと思っています。1つは受動喫煙の問題。健康の問題ですね。それから、1つは危険の問題。吸いながら歩いているときに、手に持ったたばこの位置は、ちょうど子どもの目線であるというようなこと。現に、そういうことで事故も起こっていることがありました。それから、次には美化の問題ですね。これは今まで私どもは美化ということで担当してやってきました。もう1つは嫌悪の問題。嫌悪というのは好き嫌いですね。たばこの煙、においが嫌だというようなこと。こういった4つの視点を考えたときに、市としてとるべき方針というのは何なのかということを考えますと、完全禁煙ということではなかなか難しい。さりとて完全分煙にすると、現実に、もう全て完全禁煙になっている施設があるということを考えれば、そこでは、方向としては禁煙の方向を目指しつつも、段階的、施設別に取り扱いが異なっていてもいいのではないかということで一旦の方針は出しました。けれど、内外からのいろんな意見もありましたので、再度調整をするというのが現状です。
しかし、いつまでもこういう状態でいるというわけにはいきませんし、陳情の受けとめもありますので、早急に方針として定めていきたいというふうに思っていますが、今は、施設別に、ここは分煙という施設や、ここは禁煙にしましょうということは、もう少しカテゴリーとして分けた取り扱いをするべきではないかという考えに立っています。
例えば、教育施設は完全禁煙ですから、それと同様に、子どもの関係の施設についても敷地内も含めて完全禁煙。ただし、市庁舎だとか不特定多数の集まる場所については、限定として、そのスポットで喫煙者と非喫煙者を分けていくというような考え方をとるべきではないか。なぜならば、そこで全て禁煙にしてしまいますと、たばこを吸われる方はどこで吸うのかという話になって、敷地外ならいいんだろうという話にはならないということですね。
それから、もう1つは、空間としては非常にある駅周辺の駅前広場も、公共的空間については厚生省は原則禁煙だと言っているわけですけども、さりとて完全というわけにはいきませんので、駅前広場についても、あるスポットで、たばこが外に流出しないような構造のものをつくるなどの工夫で分けていくというような考え方で整理をしていく必要があるかなと。その辺を少し施設別に方向を明らかにした上で、市としての方針を定めていきたいと思っています。その過程において、また議会の皆さんにも御意見をいただければというふうに考えているところです。
◆大河 委員
丁寧にありがとうございました。考え方としては大体整理をされているということですので、少なくともそういったことを市民の方にやっぱりできるだけ早く伝えていただきたいのと、受動喫煙のことの教育ですよね。子どもに対してもそうですけど、それはやはりきちんとした形で、ここで言う話ではありませんけど、健康推進とか、やっぱりそういうところが少し弱いなとは思っているので、美化というお話でしたから、駅前もこれからいよいよ大きく変わっていく中で、たばこというのは1つの大きなキーワードで、どういうふうな処理の仕方をするかということで、そのまちが見えてくると思いますので、そろそろ今年度中にはそういったことが市民の方にも丁寧にお話がされて、そういった調布ルールでしっかりとしたたばこのことに対しての、いろんなトラブルが起きないような形で進めていっていただきたいというふうに思います。これは意見です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
地球温暖化対策費のところで伺います。1つは、低炭素化促進法が成立して、今、省エネ住宅認定基準をどうするかという検討が行われているという段階だと思うんですけれども、そういった動きを受けて、地球温暖化対策事業と言えばいいのかな、今後の展開、まさに基本計画を策定する時期でもありますので、それについての新たな展開ということについて何か考えていることがあったら伺いたいということと、地球温暖化対策住宅用機器購入補助金というのがありますが、温暖化対策というのはいろいろあるんですけれども、太陽光、発電とか湯沸かしとか、あれはここには含まれていないんですよね。この点について伺います。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
済みません、2点目のほうですが、補助金についてここで含まれているのは高効率給湯器でございます。
1点目につきましては、今現在、これは一般質問でも答弁をさせていただいておりますが、基本的に地球温暖化対策実行計画がございます。本来は基礎となる原発の問題がありましたので、原発のありなしということによって、最終的な目的は変わらないんですが、スピードを速めて、どうしても再生可能エネルギーの導入を進めていかなければならないということになりますので、到達点は現在のところ変わりません。ただ、今、国のほうでも、 CO2の削減については目標値を見直すということがありますので、そこについては見直しが必要だと考えております。あとはスピードですね。ある意味、早急にやらなければいけないことに対して、そこについてどういう形で入れ込んでいくかということは検討の必要があると考えております。また、今、住宅用の省エネ機器ということでございますので、これは今、いろんな所管が分かれていることもありまして、一本化については、やはり庁内で調整をして、一本化をするか、また、分けたほうがやりやすいということであれば、それも1つの考えだと思いますので、それについてはまた庁内調整を行って、なるべく市民の方に迷惑をかけないような形でのそういう対策を行っていきたいとの考えを持っております。
◆井樋 委員
そうすると、低炭素化促進法との関係では、今のはどういうふうに理解したらいいのかしら。
◎河西
環境政策課長
このエネルギー問題に関しましては、低炭素化促進ということになりますと、当然、これは従前から言われているコンパクトシティーの問題とか、低炭素なまちづくりということになりますので、これはエネルギーに関しても、エネルギーだけではなくて、それを使う、管理する、これを踏まえてやっぱり全体的に構築する必要があると考えておりますので、ここにつきましては、エネルギーの供給問題だけではなくて、全体的な考えをもとに調整が必要だと考えております。
◆井樋 委員
地球温暖化対策自体は随分前から言われていて、施策が展開されてきていると思うんです。ただ、ここに来て、例の原発事故があったから、ちょっと事情が変わってきていますよね。以前は CO2の排出を抑制するということで、 CO2を出さない原発でつくられている電気をどんどん使おうという大きな流れが明らかにあったんです。ただ、今、それでいいのかという見直しがあるんですよね。
一方で、化石燃料の消費によって CO2が排出されるわけだけれども、その化石燃料を使ってつくった電気でまた熱をつくるぐらいだったら、家庭でガスを使ったほうがよっぽど効率がいいということもあり得るわけで、ここの考え方は今後大きく変わり得る可能性があるかなという気がしているんですね。そういう意味で、購入する機器が限定されている、高効率給湯器ということになっているんですけれども、これは、済みません、私、調べておけばよかったんだけど、都条例か、あるいは法律で決まっているんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
高効率給湯器の内容ですが、現在、市のほうでは独自に補助金を出しているという状況でございまして、国と都でも機種によっては補助金を出しているということでございます。これはもともと温暖化対策としてこれを推進するということで補助を出しているものでございます。
◆井樋 委員
わかりました。太陽光発電に関しては別のところで補助金が出ていますよね。それはそれで大事なことなので、一本化するというのもわかりやすくていいんだけれども、御答弁があったように、今まで経過があってそれぞれやっている部分もありますから、それはいいように、やりやすい方向に検討していけばいいと思うんですけれども、例えば割と注目されていない太陽熱湯沸かし器とかは昔からありますけれども、太陽光発電よりよっぽど値段は安いし、あれは電気を結局熱にして使うことも多いわけだから、だったらお湯を沸かしたほうがいいじゃないというのが実際あるんですよね。そういったことも考えて、購入する機器をどういうのがいいのかというのはもうちょっと検討するといいますか、拡充してもいいんじゃないかなという気がするんです。そういう点について今後検討の余地があるかどうか伺いたいんですが。
◎河西
環境政策課長
今おっしゃったように、太陽光と太陽熱というものがございます。これはたしか両方とも補助が出ていると思います。例えば給湯器に関しても、ちょっと値段は高くなるんですが、一般質問でも出ていたコージェネレーションシステムというものを使ったものについては、お湯とエネルギー両方が有効に利用できるということでございまして、基本的には両方、お湯もつくって発電もするというようなシステムがございます。現在の動きからいいますと、ガスを主体、電気を主体という機器がございまして、電気を主体に関しましては、震災の影響もあって、なるべく補助金を出していかないという状況で、ガスのほうに移行している状況がございますので、これは国と都に関しましては、そちらの補助をやめて、できる限り電気を使わない機器に対しての補助を進めているという状況でございます。こういうことも踏まえながら、市としても、現在は、 CO2削減であれば、省電力であれば使ってもいいと考えておりますが、また今後検討が必要だという認識は持っております。
◆井樋 委員
わかりました。では、ぜひそこは検討していただきたいと思います。従来のように大規模な発電所があり、そこから一方的に都市に向かって大消費地に電力が送られて消費されるという今までのスタイルで考え続ける限り、先ほど渡辺委員がおっしゃったような状況も起こるんですよね。そうはいっても電気は足りないと。太陽光発電というのは、そういう意味ではエネルギーの地産地消を可能にする1つのシステムでもありますから、これはそういう意味で非常に大事だと思うんです。温暖化対策というのも原発事故によって本当に事情が大きく変わりましたから、そういった新しい情勢のもとでの新たな展開というのを期待したいと思います。
以上です。
○宮本 委員長
はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
先ほど大河委員がたばこのことについておっしゃっていたんですが、私も以前、たばこのことについてはこの委員会で結構しつこく言ったんですけど、もう結論をきっちり出すべきだと思うんですよ。やっぱり、私は、少なくともここの庁舎の中で完全禁煙なんてすごく乱暴な話だと思うのね。私はたばこを吸わないですよ。吸わないですけど、だって、前も言ったけど、十何億という税金を毎年毎年、市はもらっているじゃないですか。それならせめて、庁舎の入り口のこちらから言って左のほうでたばこの好きな人たちが集まって、たばこを吸っているじゃないですか。あれは見たって決して格好いいスタイルじゃないですよ。正直言って皆さん恐らくそう思っていると思うのね。だったらば、きちっとした見ばえのいいものをつくったって、それだって十何億の税金の本当一部じゃないですか。何でそういうふうに考えないのか、不思議でしようがない。
だって、この中だってたばこを吸う人が恐らくいると思うんだよね。やっぱり目につかないところへ行って吸っているわけですよ。受動喫煙というけど、私も今までずっと受動喫煙ですよ。おかげさんで今のところ健康なんだよね。ですから、やっぱり健康に害があるという一面、何でもない人もいるし、ですけど、そういう意見があるんだから、それはそれできちっと受け入れながら、やっぱり共存していかなきゃしようがないと思うんですよ。ですから、子どもの施設は別として、少なくともこういう施設については分煙の施設をぜひ早急につくるべきだと思います。何か意見があったら言ってください。
○宮本 委員長
長岡部長。
◎長岡 環境部長
意見ということではないですが、先ほど申し上げましたように、全施設を統一して1つの方針をというのは、やはりなかなか難しいです。ですから、施設の利用目的だとか、立地状況だとか、場面も考えて、対応を考えていくしかないのかなと。ただ、先を見たときには、どの方向なのかということについては、公共団体として1つの考えを持たざるを得ません。それが禁煙に向かっていくだろうということは、今の健康増進法等々の考え方からすれば、それは認識した上で、では、現実、今の状況から今後の何年間にわたってはどうなるのかといった場合には、今おっしゃったような利用状況だとかを踏まえた考え方は必要なのかなと。だから、原則は原則で出しますけども、施設別には段階的に進めていく必要があるかなというふうに思っておりますので、子どもの施設については考えは一致していると思いますので、あとほかの施設についての考え方については少し整理をさせて、なるべく早く出したいと思います。
余談ですけれども、庁舎については先ほど職員の話が出ていましたけども、職員の場合はちょっとまた別の服務の関係のものがあって、他団体でも、場所は設置してあるけれども、時間中はそこは利用できないというふうにしてありますので、それは私ども服務の関係でやりますので、あと残るのは一般の来庁者の方。ここについては、分けるんだったら完全に分けて、吸われない方への配慮をきちっとする必要があるかなというふうに思っております。それを含めて調整して、なるべく早く方針を出したいと思いますので、よろしくお願いします。
◆渡辺 委員
子どもの施設は別ですから、意見は一致しております。今、部長がおっしゃったような形で、ぜひ早い時期に明確にしていただければと思います。
以上です。
○宮本 委員長
はい、大河委員。
◆大河 委員
先ほどお聞きしました公共事業環境配慮指針、これは説明はここでお願いします。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
これは調布市の公共工事の環境配慮指針の検討業務委託を行っております。こちらの背景でございますが、現在、環境配慮促進法、これも平成10年なんですけど、施行されていて、環境に配慮した事業、また、環境情報の公開というのが求められている状況となっております。さらに、市の状況を確認いたしますと、やはり公共公益工事というのがいろいろ行われているんですが、そこに対する環境配慮というものをこれまでどうしてきたのか、また、市独自の環境への取り組みが必要ではないかということと、あとは配慮するに当たって、どうしても国、都の指針の準用ということをやっておりましたので、市として一本化をしているのかどうかというものがございましたので、ここで事業を行っている各課にヒアリングをして状況確認と、あとは市としてのできる限り環境に配慮するという目的を持ってこの指針の検討をしているということでございます。
◆大河 委員
そうしますと、この方針というのは、当然入札するときに関係する工事の方にお願いする内容も含まれているというふうに考えてよろしいんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
物によって、内容によっては、使う機械、また、例えば何か工事を行うときに環境に配慮する部分でお金がかかるということもございますので、当然そこは今後その条件の中に入れ込んでいくということになるので、工事費にも影響が出る場合がありますので、その調整を行っているという状況でございます。
◆大河 委員
そうしますと、他市の場合、そういった形で、逆に言えば配慮できるものが優先的に、例えばプロポーザルでやったときに配点が上がるとか、そういうふうなことまで影響が出てくるというような内容なんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
例えばの話なんですが、原則的に最大限配慮したときに 100点という点数のつけ方をしたときに、70%配慮は70点という形になります。ただ、合法かどうかということになると、当然、最低基準でも守っていればそれは合法だということになります。それから、市としてどこまで配慮できるかという観点での配慮を考えていきたいとの検討を今回はしているという状況です。
◆大河 委員
契約課のほうで入札のほうをいろいろ今見たり改善したりしていますけど、そことはいずれ調整していくということの内容なんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
最終的には工事費の算定を行って、事業費の問題もありますので、それが理由がつくのであれば、ここは配慮しないその理由というものを考えていくということで、工事を行う場合にはいろんな分野にまたがってきますので、どれが配慮できてどこが配慮できない、また、それが決められた予算の中でおさまるかどうかということは、説明ができる範囲で配慮していただくというような内容で定めていきたいと考えております。
◆大河 委員
環境基本計画だったり、地球温暖化とかさまざまなことに配慮しながら行政はやっていますので、市としては当然こういう流れはあってしかるべきだなというふうに思います。ただ、今なかなか財政状況も厳しい中で、どの辺までが可能なのかというところもあると思います。
一方で、ほかの工事に対しての影響ということでいえば、やっぱりそういう形で今後は工事を考えていっていただきたいという流れにもなっていくと思いますので、ぜひこれは個々具体的に見て、丁寧にやっていただいて、1つの流れとして出てくるような形でお願いしていきたいというふうに思います。
続いて、このページは幾つかあるので、続けて言ってしまうので、一括で結構ですので、答えていただければと思います。
1つは、この中で環境学習の部分がありますが、この間、「ちょうふの自然だより」とかをいただいたりしていますけれども、崖線を意識して買われているというふうなこともある中で、だとしたら、それをどう守り育てていくかというのも大変重要な部分だと思いますので、今、この報告を見ていると、さまざまな市民活動の方に支えられております。しかし、あくろすであった会なんかを見ても、そうそうたくさんメンバーがふえている状況にはないということも1つあるのかなと思います。ですから、やっぱり政策的にこういった調布の自然環境を守っていくための人材の育成というのは結構考えていく必要があるんではないかと思いますけれども、その点については何か工夫されていく予定はあるんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
現在、事務報告に書かせていただいたとおり、いろんな活動を行っております。ただ、これを分析すると、学習をして勉強はしていただくんですが、その方々を生かす場が今ないという状況になっておりまして、やはりそこを卒業した方はさらに勉強していただいて、今度は教える側の立場になっていただくということをしていかないと、環境に関する興味を持った市民の方、また、リーダーを育てるということはなかなか難しいと考えておりまして、次のふやしていくということは、やはり市民の方々にも相談しながら、その生かす場も含めて、それが1つの課題ということを考えておりますので、そのことを検討していきたいと思っております。
◆大河 委員
来年、基本計画の初年度ですので、ぜひふやすというのが、リーダーもそうですけども、実質現場で頑張る人というんですか、大事に思う人、私も武蔵境通りは草むしりをやっていますけど、御苦労さまですと言う人は結構いるんですが、犬の散歩をしていても一緒に入ってくるという人は少ないんです。ですから、その楽しさとか、やはりこういうことがあるというふうなことをもう少し子どものときからそういう作業をしたり、かかわって、地域の緑やいろんなものは自分たちの手で守り育てていくというふうなことを続けていけるようなシステムというんでしょうか、そういうことをぜひ考えていただきたいと思います。
もう一点、それに関連してですけど、神代農場の事務報告を見ますと、協定を結んだ割に地味な報告で、カタクリのこれと自然・環境教室というので終わっていますけど、もう少し活用の仕方があるのかなというふうに思うわけですけども、そのことについてはいかがでしょうか。
◎河西
環境政策課長
今でも相互協定、基本協定を結んで進めているところでございますが、たしかに調布の中では非常に環境資源が残っている場所でございます。ただ、東京都の土地ということもございまして、相手方と協議をしながら、また、そこを使える期間というのも限られておりますので、これはまた神代農場との協議ということになりますが、できる限り開放できる日数等もふやしていただいたり、市民が使えるときには使わせていただくような交渉を進めていきたいと考えております。
◆大河 委員
では、最後に、深大寺の地域環境資源活用事業。これは、私、本当にしつこく言ってきて、形は変わっていきますけど、本当に会議が多くて、いろんな計画を積み上げてたくさんできているなとは思いますが、今回、名前を見ると推進部会。やっと推進という言葉が入ったので、頑張って進めていくのかなという気はいたしますが、総括という意味も含めて、先ほど次年度からのスケジュールという意味合いでいきますと、今、7階のほうでも深大寺のまちづくりで、しかも斎場のところの問題も含めて少し幅広く展開というんですか、いろんな話も出ている中で、そろそろ本格的にポスト駅前からポスト深大寺じゃないですけど、もう少し移動したらいかがかと思いますけど、その辺についてのスケジュール、24年度の3月30日はもう終わっちゃいますけれども、それ以降のことについてどんなふうな御予定があるんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
このような区域を実際に将来像を描いたとき実現する手法としていろいろあると思うんですが、基本的に方針の策定から計画の策定、次に事業化、ここには予算の裏づけというものが必要となります。
今回、深大寺につきましては、今出た都市整備部との深大寺の街なみ環境整備事業の区域と一致はしていないんですが、やっぱり関連は必要かと考えておりますが、特に今回、環境で検討している区域については、農業の問題、また、土地の活用の問題、自然保全の問題、そういうものが主な課題となっております。ここにつきましては、権利者との交渉、それと実際に農業継続をどうしていくか、それを購入するのか一時的に借地していくのかというものがやはり大きな問題になりますし、自然の保全でも大きな問題なんですが、そういうことが問題となってきて、そこを実際に整備完成するまでの過程というのは、計画を定めてから大きな課題となるとの認識を持っております。
財政状況の苦しい中で、環境部としてどのように考えていくかということになりますと、まずは区域をしっかり定めて方向性を出していく。また、実情に合った事業展開をしていくということと、これは部署が違うんですけど、できる限り農業の継続も行っていただく。それと、これは単費ではなくて、できる限り補助金を活用できるような形での政策を打っていくということですね。それと、昨日も出た基金を計画に組み立てていく。このようなものを総合的に進めていく必要があると考えております。
今回の場所に関しては、少なくとも、保険ではないですが、区域を定めて、例えば都市計画等の規制、誘導を一緒に行うことによって、たとえ一時的に開発をされても、それを買い戻しができるというところまではやっていきたいとの考えを持っておりますので、ここに関しましては、今回、今年度、できる限り策定を目指しているところでございますが、地権者との話し合いの中では延びることもございます。これは環境保全審の中での審議でもそういう意見をいただいておりまして、地権者の意見をこの10月から聞きに入りますが、今年度を目指しているんですが、そのときの意向によって延びることもありますが、できるだけ早急にこの計画を策定ということを考えているところでございます。
◆大河 委員
先ほど環境基本計画は30年スパンという話もありましたけれども、基本構想の中でやはり1つのキーワードになっています。子どもたちに残すべきものとか、市民の人が、市民意識調査で見ても、調布のまちらしさというものを、変な言い方ですけど、駅前のあれ、すごいねというよりも、調布の自然のことに対しての評価が非常に高い。しかし、失われたら取り戻せないという部分があります。
都市整備部の関係で今まちづくりも進めていますけど、その中でも、やはりキーワードというのはそこにある環境の資源を生かしたということですから、決してそれぞれが違っているわけではないと思いますので、そろそろ連携されて、きちんとした形で、しかも観光資源もあるし、農業も1つの資源になると私は思います。都会において農業は外から見て非常に珍しく、見に行きたいというムードがありますから、もう少し全体を見回して、そして駅前から3・4・30じゃありませんけど、通ってこれるような中でのいろんな風景のありようというもの、崖線も含めてですけど、少し大きく構えを見て、全体としてどうなのかなということもあわせて考えていただければと思います。いよいよ打って出るというふうに聞こえてきましたので、ぜひ期待したいというふうに思います。よろしくお願いします。
○宮本 委員長
はい、橘委員。
◆橘 委員
決算ですので執行率に関して若干確認したいと思います。この地球温暖化対策費 1,500万ということで、当初 2,400万ほどの予算だと思いますけども、執行率6割と。この要因に関して、この中に消耗品、住宅用機器購入費とありますけども、それぞれどういった状況だったのか、概要を簡潔にお願いします。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
まず、大きなものにつきましては、この中の仕事としては公共施設への壁面緑化事業、また、高効率給湯器の補助事業、あとは地球温暖化対策に対して4件の調査委託、小さいものでは諸経費というものがあります。その中で、予算と決算で大きく変わったものについては、高効率給湯器が 1,200万円の予算が 755万円となっております。委託費のほうも予算の中では 1,218万だったものが決算では 728万となっておりまして、こちらは主に契約差金というものが少なくなった要因ということになっております。給湯器に関しましては、当初予測よりも申し込みが少なかったということで、決算額が少なくなったということでございます。
以上です。
◆橘 委員
壁面緑化は前年よりはかなり大幅にアップしていると思いますけども、件数的にはどれくらいあったんですかね。
◎河西
環境政策課長
壁面緑化、23年度でございますが、環境政策で負担した分については9施設分ということでございます。
◆橘 委員
9施設で19万 8,000円ということですか。
◎河西
環境政策課長
済みません、つけ加えますと、全施設だと独自で行ったところも入れると25施設ということになりますが、独自というのは自前でつくったというところでございます。学校等は自前でやっておりますので、環境政策の予算上、執行した分については9施設ということで、主には児童館、公民館、あと自然情報館や図書館やクリーンセンター、このようなものにグリーンカーテンを設置している費用でございます。
◆橘 委員
庁舎を初め、目についたところを見ているんですけども、青々としているところが余りなかったかなというような気もしたんですけども、所管する部署として、25カ所に関して今年度はどういった状況だったのか教えてください。
◎河西
環境政策課長
昨年度じゃなくて今年度の状況ということでございますので、私もちょっと確認させていただいて、余り伸びがよくないということで、やっぱり天候の問題が1つあったということと、もう1つは、拡大をいたしましたので、実は手入れも大事だということで、上に伸ばすためには横の葉っぱを切っていって上に伸ばしていくとか、やっぱり手入れもしていかなきゃいけないということがございます。あと、どうしても時期的にちょっと遅かったということがあったのではないかということでございます。この3点が大きな原因かなと考えております。
◆橘 委員
では、これに関しては、そういった課題、また、反省点もあるみたいなので、ぜひ有効な活用をお願いしたいと思います。
あと、住宅用機器なんですけども、これは補助金対象がいつから始まったものなのか。5つの商品に関して2万、4万の補助金があるというのはわかっていますので、いつから始めた事業でいつまでやるのかちょっと教えていただけますか。
◎河西
環境政策課長
高効率給湯器の補助につきましては、平成18年から、当時は5年間ということでの時限的な補助ということでスタートしております。ただ、途中の段階で地球温暖化対策の実行計画を策定いたしまして、これは CO2を削減する観点からもこの補助は続けるべきだとの判断から継続をしております。
ということで、平成22年、一旦前期で打ち切っているんですが、その後、要綱を改正いたしまして、継続をさせていただいておりまして、23年度につきましては約1年半の期間を対象に給湯器の補助を出しているという内容でございます。
◆橘 委員
これ、財源は一般財源ですか。
◎河西
環境政策課長
東京都の補助金もございます。
◆橘 委員
補助金は東京都もあるということで、国はないんですか。
◎河西
環境政策課長
都と国につきましては、全てに出るというものではございません。東京都については、23年度はその中の2つ、エコウィルとエネファーム。国については、エネファームのみ23年度は補助金があったということで、縮小している状況でございます。
◆橘 委員
それぞれ細かいことは聞きませんけども、今後、多分続けていく形だと思いますけれども、エコキュート4万の補助、エコジョーズが2万なんですけども、補助金が多いほど数が出ているのかなと思いきや、エコキュートは今まで平成18年から 276台。エコジョーズが 1,010台なんですよ。少ない補助金のほうが出ているというのはどういった傾向なんですかね。
◎河西
環境政策課長
いろんな原因は考えられると思うんですが、やはり購入するのにかなりお金がかかりますので、なるべく安い機器のほうが買われているのではないかということであります。それと、途中からは、やはり例の震災の影響があって、エコキュートは電力を使用しておりますので、結局、電力会社が営業に余り歩かなかったんではないかということも考えられますので、実際、私どもが想定した中では、23年度の補助金についてはエコキュートが予想よりもかなり少ない状況になっているということでございます。
◆橘 委員
わかりました。申込書の中には申請総額が予算の範囲を超える場合は公開抽せんしますということが書いてありますけども、じゃ、そういった抽せんするまでの現象は起きなかったということでよろしいでしょうか。
◎河西
環境政策課長
平成23年度は申込件数が少ないため、抽せんは行っておりません。
◆橘 委員
今後どうなるかわかりませんけども、同じ税金ですので、当たる人もいれば当たらない人もいるというようなことはちょっと不公平に当たるかなという気もしますので、公平になるようにぜひお願いできればと思います。
最後に、もう一点の温暖化対策の委託費ですけども、先ほど委託先云々という説明がありました。これは1カ所に出したのか、それとも分散しているのか、この中身をちょっと教えてもらえますか。
◎河西
環境政策課長
業者はそれぞれ異なっておりまして、温室効果ガス検証委託については10万以下ということで見積もり合わせ。あと、技術管理者委託につきましては指名競争入札。あと、環境配慮指針も指名競争入札でございます。あとは、地球温暖化対策等推進検討委託につきましても指名競争入札ということで、それぞれのとった業者が行っているということでございます。
◆橘 委員
ありがとうございます。それぞれの予算に関しては、各項目、委託内容が執行率5割から6割になっていますけども、この辺はどういった原因なんでしょうか。
◎河西
環境政策課長
時代の背景もあると思うんですが、検討委託については、こちらで事前に見積もりをとった内容よりもかなり安い金額で入札時落としているという状況が見られます。業者の方々もかなり努力をされているのではないかと思いますので、何年か前の委託料の想定よりは契約差金が出ているようなことが見受けられるということでございます。
◆橘 委員
わかりました。
以上です。
○宮本 委員長
ほかに。はい、清水委員。
◆清水 委員
私もこのページに何点か質問させていただきたいと思います。
まず、地球温暖化対策費なんですけれども、先ほどから地球温暖化対策住宅用機器購入費補助金というところには皆さんから御質問がいろいろ出ていましたけれども、やはり補助金というのは、前から申し上げておりますとおり市民にとって大変身近な制度だと思いますので、この補助金に関してはいろいろ試行錯誤していただいて継続していっていただきたいと思うんです。特に今回、補助金の要綱を拝見いたしまして、どのような住宅用機器が交付金としての対象であるかということ、そういたしましたところ、今回 284台に助成されていたんですけど、これはほとんどがエコキュートでよろしいでしょうか。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
ほとんどはエコジョーズでございます。
◆清水 委員
失礼しました。エコジョーズということで、やはりばらつきというのがあると思うので、ある程度まで来たら住宅用機器の見直しとか、先ほど井樋委員のほうからも出ていましたけれども、特に家庭用蓄電池なんかも開発が進んでいて、これからいろいろ省エネ型住宅に対して蓄電池が有効なんじゃないかという、これは2012年5月5日の新聞に載っておりましたので、ぜひ検討していただきたいと。これは皆さんの声は共通していると思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。
次に、壁面緑化事業についてお尋ねしたいと思います。これはさまざまな場所でゴーヤとかアサガオが育てられたということで、私はグリーンカーテンを結構いろんな場所で見ました。これは公共施設だけでなく、やはり一般家庭でも随分と普及してきているように思っています。
ちなみに、こちらの行政でやられている壁面緑化事業の収穫したゴーヤの活用についてちょっと教えていただきたいんですけど。
◎河西
環境政策課長
ゴーヤはとれたその施設にお任せしているという状況でございまして、実は、何か販売できないかということも考えたんですが、余りいいゴーヤができないんですね。それでちょっと交渉したんですけど、だめで、結局は施設にお任せして配布していただいているという状況でございます。
◆清水 委員
ゴーヤは収穫されますので、ぜひゴーヤの有効な活用方法について市民に周知する、お料理方法だとか、こういうふうにしたらおいしくできるよとかというのもあわせて案内していっていただきたいと思います。
次に、都市美化推進費についてお尋ねいたします。まず最初に、クリーン作戦ですね。野川のクリーン作戦が平成23年度は残念ながら中止されてしまったとの記載がありましたけれども、これは代替日みたいなのというのはクリーン作戦に関してはとっていないんですか。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
昨年の野川ですが、非常に荒天、かなり雨が降ったということの中で中止にさせていただいたところであります。それで、この野川のクリーン作戦、多摩川もそうなんですけども、実際、市民の方との協働というか参加という形の中で行っていますので、代替日は今特にしておりません。ただ、今までやってきた中で、多摩川については六十数回やっているんですが、一度も中止がなかったと。野川につきましても今までなくて、初めてのようなケースなので、気候自体は非常にいいときを選んでいると。昨年は残念ながら中止しなきゃならなかった。それは、野川については特性で急に水かさがふえるという危険性もありますので、やむなく断念したというような状況でございます。
◆清水 委員
せっかくこうやって地域と共催するというすばらしい企画であったのに、天候のために中止されてしまったのでは大変残念なので、これは日を変えてやるといっても、もうこの年度内ではちょっと難しかったのかもしれなかったんですけれども、もうちょっと早い段階でやられて、もしそれがだめだったら次に回すとか、例えば予備の日をとるとか、そういうことを御検討していっていただきたいと。市民の方はやる気で、せっかく野川をきれいにしようという思いを持っておられるのに、それが天候のせいでだめになってしまったのはちょっと残念だなと思いますので、よろしくお願いします。
次に、先ほどからたばこの話がいろいろ出てきているんですけれども、ちょっとそれについて私も1点お尋ねしたいと思います。今、都内では、たばこ屋さんとたばこメーカーがタイアップをして、たばこメーカーが広告を打つので、そこに喫煙所を設置するというのが結構ありまして、都内の駅周辺のたばこ屋さん、今までおじいちゃんが1人でやっていたようなたばこ屋さんが無人で自動販売機が置かれて、喫煙所になっているというスペースがかなり多くあるのを行政のほうで御存じでいらっしゃいますでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
たばこ屋さんか、もしくは自動販売機の前に灰皿を実際にたばこの事業者が置くということについては調布市内でもございまして、ただ、スペースの問題で、非常に道路に近いという形の中で、それについて通る市民の方からもう少し配慮していただけないかというようなこともあるので、スペースというか喫煙所をつくっても、通る方とバッティングしない、ある程度距離を置くとか、そういったものでないと、通る市民の方の了解は得られないという状況があります。そういった苦情も我々は受けていますので、その際には、たばこ屋さんとか置いている方に配慮をお願いしまして、通勤時間帯にはそれは中に置いておいて、通勤時間帯が過ぎれば外に出すけどというような配慮をお願いしたいというようなことは言っておりますので……
○宮本 委員長
済みません、内野課長、都内でそういうところがいろんな利用をしているのは知っているかどうかという質問だと思うんですけど。
◆清水 委員
でも、わかります。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
そういった同じようなことだと思いまして、それで今説明したので、申しわけないです。都内のほうではそういったものを置いているということについてはわかります。同じような形でやっております。
◆清水 委員
今御答弁をいただいたものというのは、恐らくたばこ屋さんがたばこメーカーと一緒になってやっているようなことで、灰皿を置くというのは1つだと思うんですけれども、都内では完全隔離された喫煙室をつくっているわけなんです。それを御存じでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
港区さんとかそういったところでは、私も現地を見まして、そういった場所は知っております。
◆清水 委員
調布ではそういう場所を提供するたばこ屋さんがないということですか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
調布のほうはまだそこまで進んでないという状況でありますし、また、スペース自体が非常に狭いという制約がありますので、ある程度スペースがとれないとということが条件だと思います。
◆清水 委員
そういう例も都内ではありますので、ここで調布の駅もがらっと変わりますので、そういう事業者さんにも協力をしていただいて、また、たばこ組合のほうでもたばこ会社がタイアップしてくれるということをたばこ屋さんなんかに周知していただいて、そういうものができると行政で灰皿を置く必要も掃除する必要もなくなる日が来るのではないかというふうに思っているんですね。ですので、やはりそれを官民協働じゃないですけど、たばこの部分についてもぜひ研究、検討をしていっていただきたいと思います。たばこの件は以上です。
済みません、長くなります。次に、環境週間行事委託料についてお尋ねいたします。調布市は市民のリサイクルの意識が大変高いまちなのにもかかわらず、環境フェアについては大変規模が小さいなというふうに感じています。ぜひ、今回、駅前も変わりますし、多くの方々に調布に訪れていただきたいので、環境なら調布ぐらいの勢いでイベントを打ってもいいのではないかと思うんですけども、前回も御提案したように、緑と花の祭典と環境フェアを一緒にして、どんとイベントをあわせてやるですとか、スペースの関係があると前回言われておりますけれども、内外から環境といえば調布に行けば何でもそろう、何でも情報を得られるというような、それくらいになっていただきたいんですけれども、その辺いかがお考えかお聞かせください。
◎河西
環境政策課長
気持ちとしてはそういう気持ちはございますが、やはり人員と予算の関係も踏まえまして、できる限り努力をさせていただきます。
以上でございます。
◆清水 委員
御答弁ありがとうございます。本当に力強い答弁で、あと予算さえつけば何とかなるという、そこはやりくりしてぜひ頑張っていただきたいと思います。
続きまして、環境学習支援事業費についてなんですけれども、まず、私、過去から前回、前々回と、子どもたちに対する環境の教育ではないですけれども、イベント、そういうものの必要性をずっと訴えてきたんですけれども、また今回新聞記事がありまして、今度は日本経済新聞、2012年8月9日の記事なんですけれども、理科好きをどう育てるかというのがすごく課題なんだそうです。国や教育現場というのはこれがすごく課題になっていて、悲しいかな、自然体験の有無が理科に対する概念だとか正答率にかなり影響しているという記事がありました。
ですので、やはり理科教育というのは大変必要なことで、調布の教育でも理科に対しては少人数指導とかに力を入れてやっているようですけれども、やはり環境のほうから子どもたちにぜひ支援をしていただきたいというふうに考えています。特にこどもエコクラブ事業は、ほかの自治体に比べると、やはり調布の規模は小さいと思うんですけれども、ほか自治体と比べていかがお感じになっていらっしゃいますでしょうか。
◎河西
環境政策課長
先ほどもちょっと予算の話をさせていただいたんですが、例えばキャンプも、ほかの自治体と比べると同じような感じでやっているつもりでいるんですが、例えば1泊2日のキャンプを日帰りにしなきゃいけないとか、いろんな状況も出てきている状況で、やっぱり拡大するとなれば、そういう裏づけも必要と考えておりまして、ほかの自治体並みには行っているという認識は持っております。
◆清水 委員
やはりこれは教育の部署だけの問題ではないと思うんですね。市民全体の中の子どもたちということになると、やっぱり環境部のほうでも教育というところに予算を割いていただきたい。ただ、予算がないとなると、予算を要求していただきたいんですね。ぜひ来年度については環境教育、特に子どもたちの部分には大きく要求をしていただきたいと考えています。
あわせまして、多摩川自然情報館なんですけど、またこれも予算の問題だと言われちゃうと思うんですけど、やっぱり夏休みイベントは毎日でもやっていただきたいです。毎日やっていただければ、調布の子どもたちは多摩川自然情報館に行けば夏休みでも必ず何か知識を得られたり、何かイベントをやっているとなると、もっともっと知名度も上がりますし、かなり不便な場所にありますから、平常時というのは来場者数があるとはいえ、そこまでの来場者数が得られないと思いますので、そこの夏休みでどんとイベントを打って子どもたちを……(「毎日イベント?」と呼ぶ者あり)。毎日イベントぐらいの勢いで、子どもたちに多摩川自然情報館で環境教育を行ってほしいというふうに強く要望させていただきたいと思います。ことしの夏休みについてちょっと現状をお聞かせいただけますか。
◎河西
環境政策課長
夏休みイベントにいらっしゃったのではないかということで、イベントにつきましては毎年人数がふえている状況でございまして、1日 500人以上の方がいらっしゃっているということでございます。お母さん方の意見を聞いても、こういうことがあるんであれば、もっと早く言ってくれれば毎年来たのにというような、いい意見をいただいておりますので、継続をしていって、また、今、委員言われたように拡大というのもしていきたいという考えを持っております。
ただ、場所が住宅地の中でございますので、近隣等の問題もありますから、あとは学校等の関係もありますので、できる限り子どもが参加できるような日程で、現在、月別のイベントもやっておりますし、土日には日がわりでいろんなことをやったりしていることもありますので、適材適所ということではないですが、大きなイベントと小さなイベントというのをうまく使いながら、子どもたちの学習等を行っていきたいと考えております。
◆清水 委員
今まで伺ったことは全部お金があればできるみたいな話なのですごく残念です。ですので、ぜひ25年度は本当に大きく予算要求をしていただいて、実現していっていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、午前中の質疑、意見は……このページは終わりでよろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
ここで一旦休憩をさせていただきたいと思います。再開時刻は1時30分にさせていただきます。
では、委員会を休憩いたします。
午前11時47分 休憩
─────────── ── ───────────
午後1時28分 開議
○宮本 委員長
それでは、委員会を再開いたします。
先ほどの審査に続きまして、 264、 265ページから質疑、意見を求めます。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
では、ここでは大気汚染の測定のところと、その下の放射能のところだけ伺います。
大気汚染に関しては本会議のやりとりがありましたから、簡潔に確認したいと思いますけれども、測定を継続しているということ自体が大変重要だと思いますし、京王線の地下化は大変いいんですけれども、それに伴ってもう既に交通量がふえておりますし、車社会というのは本当に難しいですよね。それに伴う影響というのは当然考えられますから、引き続きこの測定は続けていきたいと思いますし、当然行ってきた担当の課としては測定の意義というものを十分認識しているというふうに思いますけれども、その点について確認したいと思います。
それと、もう一個もついでにまとめて聞きますが、放射線のところなんだけど、コールセンターを設置、あれは例の原発事故で急遽いろいろ予算を流用したりしてこのように対応されましたが、大変だったと思います。しかし、あれ自体の中で放射能の測定等々、非常に迅速に対応されて、これはやはり市民の中での安心感につながっている部分は本当に少なからずあると思いますので、その点について大いに評価したいと思っていますが、コールセンターを設置して、そこの問い合わせ件数とかという数字がもしありましたら教えてください。
あと、ホットスポットの考え方なんだけれども、以前に富士見台小学校で落ち葉を捨ててあるというか、積んであるところで非常に放射線量が高いところが発見されて除染したということがありましたが、いわゆるホットスポットになりやすい部分の測定の方針がどういうふうになっていたのかなというところについて、その考え方を伺いたいと思います。
以上です。
○宮本 委員長
答弁を求めます。はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
大気汚染の測定と監視につきましては、平成2年度から実際、市独自の自動車排出ガス測定局を設置しまして、もう20年が経過しております。その間、ディーゼル規制とかいろいろ都のほうの対策、それから市から要望していろいろ対策を打っているというような状況がございまして、 NOX、二酸化炭素関係のものも落ちてきているという状況があるんですけも、ただ、光化学オキシダントというのはまだまだ落ちていないと。あと、この中で小規模粒子状物質というのですか、SPMという、そういった新しい問題も発生しているという状況の中で、今後も継続してやっていきたいという方針は変わりません。
このたび事務事業評価で改善ありというような御指摘を評価員の方から承ったんですけども、その中で、やはりそういった意見もある程度は尊重しなきゃならんということで、測定項目とか場所、計器については多少見直す必要があるだろうなというのが1つございます。
また、収集したデータはかなり蓄積があるんですけども、そういった分析の活用、市民への周知、啓発というのは非常に不十分だということで、効果的な方法も考えていきたいということと、もう1つは市民団体との連携ですね。この測定についても自主的に市民団体の方が行っておりますので、その連携も図っていきたいということで、今後も担当課としては大気汚染の測定を進めていきたいという考えでおります。
もう1つの放射能対策なんですが、コールセンターは、6月3日から放射線測定器を購入しまして市の定点10点をはかったということで、それも即座に市民の安全の観点からということで、市報の臨時号に掲載しました。その際に問い合わせが非常に多いということで、コールセンターを設置しました。実際には94件の問い合わせがございまして、だけども、中には非常に関心のある方が多いということで、1件の相談の時間は非常に長かったという報告を受けております。それ以降は、私どもが担当課ですので、担当課で対応しているという状況でございます。
あと、ホットスポットの考え方なんですけども、やはり落ち葉だまりとか雨水の排水溝、集積場とか遊具の下とか、あと草むらですか、あと排水溝もそうなんですけども、そういう場所を重点的に昨年の10月30日から取り組みまして測定を行ってきました。それで、いいかどうかということですけども、3地点で地上5センチのところで0.23マイクロシーベルト以上のところがあったんですが、それはそれでよかったんですが、ことし5月に富士見台小学校の先ほど言いました集積場で、地上50センチのところで 0.4か 0.5ぐらい、非常に高い数値が出ました。それについては国の除染基準に基づいて、それを全部袋に入れて1メートル深いところに埋設したというような状況でございます。
これについては何が原因かといいますと、学校の屋上の掃除をして、そのときの泥をかき集めたものを集積場に持っていって置いたと。その上ではかったわけですね。実際に掃除していなかったということで、かなり高かったということで、非常に特殊な例だと思います。その後は、今、毎月ですか、測定業務という形の中で測定をしておるんですけども、 0.1マイクロシーベルト出ていないという状況ですので、この後も継続しまして、ある程度、ことしの10月ごろにはもう一度関係課が集まって、来年度以降の体制を考えていきたいというようなことで考えております。
以上です。
◆井樋 委員
わかりました。まず、大気汚染のほうですけれども、御答弁では観測する場所とかで多少の見直しということも言われましたけれども、大気汚染の測定、長期にわたって続けて変化を見ていくということ自体に大きな意義がありますので、やめていった時点でそれまでずっと継続していったことが無駄になることもありますから、ぜひ従来どおり継続していただきたいということを改めて強くお願いしておきます。
測定、放射能の問題なんですが、富士見台小学校の問題があったときに、そういったホットスポットになりやすい場所というのが割と特徴があるじゃないですか。いわば放射性物質、汚染物質が粉のようにというか、粒子のように広く薄くばらまかれているものがだんだん時間がたつにつれて雨に流されたりして、どこかに集まってきてというようなことがあるわけですよね。だから、雨どいの下とか、例えば落ち葉を積んである場所とかという、割と場所は特定しやすい面があるかと思うんですが、そういう部分の測定というのは市のほうでこことここというふうに見当をつけて、場所を決めてやっているんでしたっけ。どういう方針に基づいて今行われているのか。定点観測のことは知っていますけど、そうではなくて、富士見台のときにやったみたいな、そういうのはどういう方針に基づいて行われているのかちょっと説明してください。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
最初のころは、従前、報道発表の中で雨どいの下とか遊具の下とか、そういうところがホットスポットらしいということなんで、それは私どもで指示して行ったんですが、24年度に入りまして、5月から緊急雇用で測定委託をした場合につきましては、各施設管理者が実際に一番そういう場所というのは日ごろからもうわかっているという状況の中で、各施設管理者が指定する場所ですね。これは4カ月で1回で、1年に3回同じ場所に行きますので、9カ所はかりますので、それを一つ一つ選んでもらって、そこをやっていただきたいというような指示でやっております。それが上がってきたものは、全部こっちのほうに報告がありますので、それを
ホームページにアップしまして、今公表しているということでございます。
◆井樋 委員
わかりました。放射性物質というのは薄く広く散らばっているものを回収するというか、除染するというのは非常に難しいですけれども、たまっているところで取り除くというのはある意味効率よくやれると思うんです。除染というのは、危険なものを人の生活圏から隔離するということ自体にすごく意味があると思うんです。国の除染基準というのは基本的には、その線量で1年間浴び続けると1マイクロシーベルトという国際基準を超えるという、たしかICRPだっけ、その基準に基づいていると思うんだけど、例えば、落ち葉のたまたま土を捨ててあったところに1年間子どもが立っているということはまずないと思うんだけど、それを除染することによって、そこにある程度まとまった量があった汚染物質が拡散したりする可能性は防げるわけだから、そういう点でホットスポットでの除染というものを積極的にやる意義は大きいと思うんです。
人にとって危険なものを生活圏から隔離していくわけですから、そういう点ではもう少し取り組みを拡充することを考えてもいいんじゃないかなという気がしているんですが、施設の中に限らず、例えば公園とか、公園も施設のうちですが、あるいは道路とか住宅地で雨水の浸透ますのあたりとか、いかにも流されてきたものがたまる場所ってあるじゃないですか。そういうところの除染というのは検討してみてはいかがかと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
まず、測定器で測定しまして、高いということが判明すれば、そのところについては除染をしていきたいと。その程度によるんですけども、清掃だけで済む場合もあるだろうし、全部取り去ってちゃんと袋に入れて、きちっとした除染をするということも考えられるんで、それはケース・バイ・ケースで対応していきたいと思っています。
それで、今言ったような意見を踏まえて、やはり今年度の後半、9月以降、また第2回目の測定に実際に入りますので、その中にそういった意見も取り入れながら行っていきたいと思っています。
◆井樋 委員
わかりました。ぜひそれはそれで力を入れてやっていただきたいというふうに思います。これ以上なら安全、これ以上ならという一線がなかなか引けないという難しい面がありますけれども、いずれにしましても、危険なものを取り除いていくということは安全のためにプラスになることは間違いありませんので、ぜひ努力していただきたいということをお願いしておきます。
以上です。
○宮本 委員長
ほかに。大河委員。
◆大河 委員
2点お聞きします。
1点は湧水の保全事業ですけれども、目標値をかなり下回っているということですけど、こういうことを受けて、今後この事業、地下水の涵養、この辺のことについてどのように今後取り組んでいくのかということ、まず1点目、お聞かせください。
○宮本 委員長
はい、河西課長。
◎河西
環境政策課長
今回、環境政策課で行っている事業につきましては、既存住宅への設置ということになっております。もともと今回、既存住宅に設置ということで、年々既存住宅が減少していくということと、あと屋根面積50平方メートルに1基ということで、なかなか庭も狭いということもあって進まないということがございます。
本来の湧水保全という考えにつきましては2つの考えがあって、貯留と浸透というものをあわせて、地下水の涵養と、あとは治水対策ですね。これは余り下水に水を流さないということですね。そういうことを考えていくということから進んでいる。ヒートアイランド現象の緩和というのも入るんですけど、大きくはその2つの観点で進んでいる。これは部の中で、下水道課、あとは緑と公園課もございますので、今後こういうことを進めていくためにはどうしたらいいのかという調整をさせていただきまして、やはり公共空間にも設置が必要ではないか。要は、浸透量、貯留量というのをふやしていって雨水を利用するということの考えが必要ではないかということで、その検討をしていくという考えを持っております。
以上でございます。
◆大河 委員
それにしても、30%を切る執行率ということは、その見通しや政策に対しての進め方ということからすると、やはり見直しがまさに必要ですけども、必要な政策ではあるので、今おっしゃったようにもう少し多角的に考えて実行していくような形をとっていっていただきたいと思います。
もう一点お聞きしたいのは、放射線のこれに関してのことですけども、前、議会のときでもやりとりをしましたが、市内で放射線の機械を活用してどうというふうなことも聞こえてきますけど、そちらのほうから一緒にやるとか、行政とこういうふうに活用してとか、何かそういうようなお話というのはあるんでしょうか。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
恐らく食品とか水とか土壌とか、そういった市民測定室のことをお聞きになっていると思うんですけど、そういった情報はうちのほうにございます。実際に今活動していらっしゃいまして、うちのほうでは向こうから御相談とか何かがあれば受けたいと思うんですけども、まだ具体的なお話が来ておりませんので、そういったときにはできることは連携していきたい、支援していければしていきたいということがあれば、やっていきたいとは思っています。
◆大河 委員
給食、この間シイタケでちょっと出たりということがあったりで、やっぱりいろいろ市民の方の不安もあると思います。そう考えると、市にも測定器、あれはちょっと物が違いますから、そういう面で市民の人が購入したということもありますから、もし可能であれば、連携できるところがあればしていただきたいなというのと、やっぱりそういう問い合わせがあったとき、市民でもこういうことをしているという情報の提供とか、そういったところからでも少しやっていっていただければどうかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
今、大河委員のほうからも雨水浸透ますの話が出ましたけど、確かに雨水浸透ますは22年度の事務報告書から見ても、目標が 140基のところを35基しか設置できなかった。23年度は目標が 125基で、同じく35基しか設置できなかったという結果が出ています。これは後に出てくるISOの目標ともかかわってくるので、やはりちょっと重要視するような問題じゃないかと思っています。
環境フェアのときに雨水浸透装置の模型というのが市役所のほうから出ていまして、東京都からわざわざお借りしてきたみたいなんですけれども、すごくわかりやすい模型でした。そこに例えば環境にすごく興味のある方がお越しになって、じゃ、うちにもこれをつけようかしらと思ったときに、設置をしたいと要望されるような案内というのは残念ながらされていなかったんですね。ですので、あそこの模型のところでぜひそういう設置への呼びかけというのもあわせてやっていただけるといいなというふうに思いました。
模型があることによって、職員の方がすごく一生懸命説明してくださるんですけれども、ここを設置するというところまでは、そういうお話はなかったんで、お宅でも設置しませんかという、大きな展示会のイベントブースの案内みたいな感じでしかなかったので、それを営業するみたいなことはなかったので、そこで雨水浸透ますを浸透させる方法が1つあるのかなというふうに感じましたので、ぜひ次回の環境フェアにはそのような取り組みも行っていただきたいと思います。これは要望です。
次に、河川水質調査費、公害防止対策のほうなんですけれども、やはり22年度と23年度を比較しますと、これは水の中の生物とか藻に対しての試験をかけて水質がどうなっているのかという検査らしいんですけれども、残念ながら野川と仙川は結果、汚くなっているという読み方ができました。これに関して環境のほうではどのように捉えられているのか、また何が原因でそうなってしまったのか教えていただきたいと思います。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
河川の水質等調査については、汚濁状況とか水質汚濁の防止という目的で年に5回行っております。その中で生物化学的酸素要求量──BODですね──とか、実際的には浮遊物質とか、それとか水素イオンとか、いろいろ状況で調べまして、それで水質についてその状況を開示しているところなんですけども、野川とか仙川につきましては、どうしても下水の処理水がオーバーフローして入るというような状況がありまして、実際の行った前日に大雨が降って下水があふれたとか、あとは上流から流れてきたとか、そういったものによって結構影響がありますので、そういった場合については水質が非常に悪化すると。あくまでも均一の状態であるわけじゃなくて、そういった影響も野川と仙川にはかなりございますので、測定した事前によって上下すると。その幅というのは、かなり前なんですけど、以前に比べてはそれほど汚れているというような状況はありませんので、これは測定の時期とか、そういったところによって影響するというような考えでおります。
◆清水 委員
では、これは検査当日の影響によって推移するものと考えて、ここの結果には汚くなっているという結果ですけれども、市ではそんなに汚くなっているわけではないという認識をお持ちなんでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
これは継続的に水質を調査しているんですけども、毎年毎年じゃなくて、通年各河川の水質調査を実際にしておりますので、それをグラフによって評価していますので、そのときに実際にBODやCOD等の基準というのが決められておりますので、その中におさまっているかどうかという形の中で判断していますので、その中では数字の上下は範囲内でございます。その中で、基準の中に入っているという形の中で、今現在については基準値以内というようなことの判断はしております。
◆清水 委員
基準値以内という御回答をいただいているんですけど、やっぱり川が汚染されていくということは懸念されることだと思いますので、こうやって年々報告が出てくるんですけれども、じゃ、ここのコメントに当日の測定により推移することもありますとか一言書いていただければいいんですけれども、これを見ただけでは汚染されているんじゃないかと心配になってしまいますので、汚染していないというふうに行政が認識されているのであれば、汚染されていないという一言をここに追加していただきたいと思います。要望です。
以上です。
もう一個、済みません。地下水汚染調査費についてお尋ねいたします。この地下水汚染調査の事業なんですけれども、一般質問でもこれは取り上げられていまして、井戸を防災井戸に活用したらどうかというお話がありました。それにしても、やはりこの結果を見ますと、ちょっとまだまだ調査不足な感じもとられるんですけれども、あとは有機溶剤の検出があったりとか、環境基準の不適合の井戸があったりとかしているんですけれども、しかもこの調査された井戸は市内の全部ではないと思いますし、市内にどれくらいの井戸があるかというのも把握されていないと、たしか一般質問の回答でもありましたけれども、この辺、地下水の汚染調査について、これからどのような方向性で、先日の一般質問をされた防災井戸についてどういうふうに絡めてやっていかれるのかということを教えていただきたいと思います。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
地下水の関係なんですが、環境確保条例に基づく届け出の井戸というのが60カ所ぐらいございまして、あと残りの80か90ぐらいはそれ以前に市で、防災のほうで調べたものはうちのほうに資料が来ているんですけども、民間の把握した井戸がございます。今は協力者井戸で85件ございまして、これにつきましては水質の調査の観点から、各使用者に対して水質調査しますのでということで諾否を一応連絡しまして、その中で今回は17の井戸の方が実際調査の依頼をしていただいたと。化学薬品の有機溶剤ですので、実際にトリクロロエチレンとかテトラクロロエチレン等の化学物質なんですが、それを調査したところ、有機溶剤検出井戸というのは14本、不検出井戸は3本ということになりました。
ただ、出たからといって、それが全て基準をオーバーしているわけじゃなくて、基準をオーバーしたのは2本ございます。ただ、こういった物質が検出されるということは飲み水には完全に不適ということであります。そういったものを本人というか、調査を依頼した方にはその結果報告をしていると。ですから、飲み水じゃなくて、生活用水としては活用できるんですけども、それ以外は非常に難しいというようなことだと思います。
◆清水 委員
調布の水は地下水と浄水をブレンドしていると聞いているんですけど、その辺の影響というのはないんでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
水道局の深井戸、深大寺とか仙川とかにある、そこから上げていますので、それを水道局のほうで全て50項目以上の検査をして、安全というのを確認して、それで浄水とブレンドして配りました。それは安全でございますので。
◆清水 委員
わかりました。では、飲み水のほうは安全だということ。ただ、やはり井戸をまたほかの部分で活用するとなると話が違ってくると思いますので、現状の調査も全部は行われていないようですし、防災井戸の方向を考えられるんであれば、やはり調査の充実というのが求められますので、よろしくお願いいたします。
あと、放射線測定についてなんですけれども、皆さん今、測定の話なんかされていらっしゃいました。私どもといたしましても、この放射線の測定というのは継続して今後も行っていただきたいということを強く要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかによろしいですか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
井戸の話なんだけど、今、井戸って掘れるの。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
基準がありまして、実際に1日10立米という限度で、あとどういう水管というか、井戸を掘ったんですけど、昔みたいにこんな大きな井戸じゃなくて、実際に配管をしまして、それに揚水機をつけると。1日10立米以内であれば可能です。ただ、それについては必ず届け出が必要です。これは地下水の保全というのが目的なので、実際に大量の水をやりますと地盤沈下とかいろいろ問題があるということにつながるので、そういうふうなことで今、規制をかけられていますので、それは届け出は必ずしていただければと思います。
◆渡辺 委員
それを聞きたかったの。たしか規制がかかっているから、地盤沈下とか大分前だけど、そういう問題があって、今、地下水がなかなか掘れないと。今、検査検査と言っているけど、検査したというのは、ほとんどが公共施設の井戸じゃなくて、民間の庭にある井戸とかそういうのを含めてという意味だよね。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
これは市のほうで勝手にできないんで、必ず了解をとると。そういうことで検査しています。
○宮本 委員長
渡辺委員、もう一回簡単に質問してください。
◆渡辺 委員
今、ほかの委員さんの説明に井戸は相当数あるという説明があったですよね。でも、その井戸というのは公共施設だけの井戸じゃなくて、民間の例えば農家の方の庭先にあるとか裏にあるとか、そういうことを含めての、検査は個人から要望があったものについて検査をしたというものを含めての報告だったわけでしょうということ。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
そのとおりです。
◆渡辺 委員
その検査費用というのは、申し込みを受けて、個人負担というのはあるんですか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
この場合、こちらのほうで一応依頼していますので、そういうことはございません。4つの項目の調査をいたします。
◆渡辺 委員
わかりました。
○宮本 委員長
以上で、ほかはよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
続きまして、 266、 267ページ。──よろしいですか。はい、清水委員。
◆清水 委員
1つだけ。ISOのことは先ほど申し上げましたので、未達成のところをもう一度点検していただきたいと思います。
あと、畜犬登録のところなんですけれども、調布市はやっぱり入ってこられる方も多いし、出ていかれる方も多いですので、犬の出入りというのも相当数にあるというふうに思っています。やはり登録数と狂犬病予防注射数というのが整合性がとれているのかどうなのかというのをちょっと教えていただきたいんですが。
○宮本 委員長
はい、
内野担当課長。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
犬の登録については、生まれますと90日を超えたら登録すると義務づけられていまして、それは実際に市町村に登録ということでいいんですが、これは転出する場合ですと、実際に転出先のところにもとあった登録したところの転出先の鑑札を持っていきますと無料で交換してくれる、そういった手続は御本人がやっていただくということになっています。それによって転出にと。だから、普通の形で行えばできるんですが、それを失念する場合だと、それがどこか行ってわからないというような事故というか、そういったことがございます。その場合についてわかれば、すぐ手続してほしいというような連絡は一応差し上げています。
◆清水 委員
なかなか転出するときにうちの犬を持って出ますという届け出はしないだろうし、転入してきたときに犬を持ってこられましたという届け出も完璧じゃないと思うので、この辺はやっぱり飼い主の努力義務というところはあると思うんですけども、ぜひ行政のほうからもドッグランなどに広報、周知の看板をつけたりとかしていただいて周知徹底を図っていただくようにお願いしたいと思います。
あともう1つ、犬に関して、さっき猫の話は出たんですけど、また全然別の話で、犬を飼っていらっしゃる方というのは結構しつけにお困りの方というのがいらっしゃるようです。やはり今、マンションなんかもどんどん建っていますけれども、ペット可の物件、かなりペットと共存するというところで、わんちゃん用の散歩から帰ってきた足の洗い場がマンションについていたりとか、そういう物件などもふえてきていますので、犬のしつけ方教室をやっている自治体というのがほかにあるみたいなんですね。なので、ぜひ調布市でも犬のしつけ方教室みたいなのをやったらどうかなという御提案なんですけれども、ちなみに、犬のしつけ方教室というのは業者さんに依頼をすると結構な高額なんだそうですね。そういうのを自治体でやると、市民へのサービスの1つとしては大変よろしいかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎内野
環境政策課生活環境担当課長
今現在はそのようなことは実施していないんですけども、ただ、東京都の動物愛護推進員とか結構いらっしゃいますので、誰かコーチになる方が見つかればそういうことも可能であります。また、獣医師会とも連携してそういうことができればと思いますので、それはちょっと検討させていただきたいと思います。
◆清水 委員
ぜひ御検討ください。そういった催しの中でも狂犬病予防の注射のこととか登録の案内とかもできると思いますので、あと、ドッグランもぜひ使いやすいように整備をしていただく。あとは、何かほかにも西町のほうにドッグランをみたいな話もありましたけれども、ぜひドッグランのほうにも目を向けていただいて、犬のことのほうも猫と同様よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、 268、 269ページ。はい、大河委員。
◆大河 委員
クリーンセンターのあれが出ていますけど、この間の資源化のお話、何だっけ、調査か。燃料にするのね。何だっけ(「生ごみ資源化」と呼ぶ者あり)。そうそう、というのもありましたけど、今クリーンセンターがありますけども、私も行ってきましたけれども、やはりクリーンセンターをどうするかという話はいろいろあると思いますけど、これ、決算期であれですので、少なくとも次年度以降これを見て、クリーンセンターそのものについてどういうふうに考えていくかということを簡単で結構ですので、お話しできる範囲内で結構ですので、お聞かせください。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
現在のクリーンセンターにつきましては、暫定的な処置ということであそこに臨時的に設置をしているという状況にあります。クリーンセンターの移転につきましては、ある一定の方向性が出ましたので、今後具体的なクリーンセンター機能について、平成22年度に行いました基礎調査をもとに移転の方向へ向けて整理をしていきたいというふうに考えております。
◆大河 委員
これは意見ですけれども、その際、こうならないと全てが動かないというんじゃなくて、柔軟な工夫、施設やいろんな内容も含め、深い意味を込めて、ぜひ早期な移転ということに対して前向きに御努力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○宮本 委員長
ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
続きまして、 270、 271ページ。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
ふじみの施設が稼働して広域支援が終わるということによって、ごみ処理経費が大体10億ぐらいは軽減できるだろうというふうに言われてきましたが、それで、このページの塵芥収集費がまずそのことによって大きく変動する1つかなというふうに思うんですが、可燃ごみ収集運搬委託料と、その下の家庭系可燃ごみ搬送委託料かな、済みません、これが積みかえ施設の関連で出ているんでしたっけ。ちょっと確認したいんですが。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
ここに出ております可燃ごみの収集運搬委託料、こちらにつきましては戸別収集をする一般収集のほうの金額になります。その下にあります可燃ごみの搬送委託料、こちらが積みかえ施設から各施設へ搬送する費用となります。こちらが広域支援により削減される費用になります。
◆井樋 委員
ということは、ここの家庭系可燃ごみ搬送委託料はそっくりなくなるということなんでしょうか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
はい、そのとおりでございます。
◆井樋 委員
わかりました。ふじみが稼働することによってコスト軽減できるというのは非常に大事なことで、臨財債が借りられなくなる部分がちょうどそのぐらいかなというぐらいの額がこれで軽減されますので、大変大事なことだと思います。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
調布市廃棄物減量及び再利用促進員さんのことについてお尋ねしたいんですけど、実は水切りネットを配布している事業がありまして、私、見学に伺ったんですけれども、水切りネットを配布するときに、この促進員さんがお見えになっていまして、一緒にネットを配布されるんですけれども、この促進員さんについて、どのようなお仕事をされているのか。ボランティアとお聞きしているんですけども、どのような役割を持って活動されていらっしゃるのか。そして、ごみの啓発についてということも伺っているんですけれども、今現在は戸別収集ですので、またごみの収集の仕方も変わったところで、この促進員さんたちの活動の仕方も変わるのかなと思いまして、ちょっと促進員さんについてお尋ねしたいと思います。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
まず、促進員さんの仕事でございますが、まず1つはごみ減量キャンペーンなどのキャンペーンへの参加をお願いしているものがございます。それから、出前講座の開催。それから、施設見学会の開催。それから、不法投棄などの監視。それから、あった場合については市への通報をお願いしているということ。それから、各地域でのごみの減量やリサイクル品の利用の推進や、何か問題が起きたときにごみ対策課へ連絡をしていただくと。いわゆる市と地域とのパイプ役になっていただいているという状況であります。
おっしゃるとおり、平成16年の戸別収集が始まって以来、それまでステーション収集でしたので、ごみ置き場の監視というか指導というか、自治会の中でもそういった役目が大きくありましたので、それがなくなったということで、ちょっとこの仕事が薄れてきているような状況がございました。そういうものも含めて今回、水切りネットの実証試験というのを22年度から始めましたが、23年度につきましては促進員さんにお願いしまして、自治会でぜひ広めていただけるようにというような活動も1つふやしているような状況です。
今後も市民と近い位置でパイプ役になっていただくという意味から、促進員さんが今度はごみ減量の先生になるような形の活動の広がりをつなげていきたいというふうには考えております。
以上です。
◆清水 委員
ありがとうございました。促進員さんの名前が余りにも長過ぎて親しみが湧かないというのが1つと、ごみ減量キャンペーンに関しても、水切りネットを配布したんですが、水切りネットを丸める作業というのを市役所のアルバイトの方がやられているそうなんで、ぜひこういうのも促進員さんとかに集まってやっていただけるチャンスがもしあるならば、ボランティアですから強制はできないと思うんですけれども、もっと多くの水切りネットを丸めて配布をすることができるのではないかと思います。
ちなみに、国領駅でのキャンペーンは短い時間で終わってしまいましたので、同じようなイベント、例えば青少年の社会を明るくする運動とかでティッシュを配っても、やはり1時間ぐらい多くのPTAの方と一緒にやりましたので、水切りネットを使ったごみ減量キャンペーンもやはり地域の方がもっと多く参加できるような仕組みづくりを促進員さんにお願いするのはちょっと大きな任務かなと思うんですけれども、なるべく御協力していただくように促進員さんのほうにも御理解いただくように所管のほうからもお願いしていただきたいと思います。ぜひ丸める作業を促進員さんのほうにお願いして、たくさんつくっていただきたいと思いますが、いかがですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
いただいた御意見として、促進員大会の中でもいろいろな御意見をいただく中で、促進員の活動についてこういうことをしたいとか、またこれはどうなっているのかというお問い合わせもいただいていますので、その中でそういうこともできないかということで検討はしていきたいと思っております。
◆清水 委員
ありがとうございました。また、やはりいろんな活動とかぶってやっている方が本当に多くいらっしゃいますので、1人でも多くの新しい方に入っていただけることを願いまして、質問を終わります。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかに。大河委員。
◆大河 委員
条例の中に書いてある人数でいけば 550人までということですけど、今、促進員の方は何名いらっしゃいますか。
○宮本 委員長
はい、上野課長補佐。
◎上野 ごみ対策課長補佐
8月末現在で 180名いらっしゃいます。
◆大河 委員
戸別収集に変わって仕事が少なくなったということもあると思いますけど、これをお願いする場合のお願いの仕方というんでしょうか、それはどんな形で。各地域でですか。どんなふうな形でお願いをしてきているんでしょうか。
◎上野 ごみ対策課長補佐
これ、2年の任期ということで、直近では昨年の7月に委嘱をさせていただいたんですけども、基本的には自治会の推薦ということで選任をいただいて、市がお願いをしているというのが現状でございます。
◆大河 委員
そうしますと、 180人ということですけど、一応全部の自治会にお願いはして、その結果、現在の人数になったということでしょうか。
◎上野 ごみ対策課長補佐
おっしゃるとおりでございまして、ただし、前任期の期間におきましては 220名ほどいらっしゃいまして、それはちょっと人数は減ったというのは事実でございます。
◆大河 委員
水切りネットの件で清水委員さんからもお話がありましたけれども、やはり最初のときとのコンセプトも変わってきていますから、そろそろ、ごみも新しい施設ができたりして、かかわり方やありようも変わってきましたから、促進員さんがどういう存在であるか、どういう組織としてやっていったらいいのか、その場合どのくらいの方にお願いをしたいのかということをやっぱり見直しをして、新たな形で。調布のごみというのは市民の人に根づいた中で、昔からさまざまな市民活動の中から培ってきたものですので、そういう点も考慮しながら新しく構築をしていくということをぜひ考えていただきたいと思います。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、橘委員。
◆橘 委員
三多摩は一つなり交流事業なんですけども、この原資は組合から出ていますけども、ただ、歳入が50万なんですね。その差額の財源はどこから出るんですか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
これは一般財源のほうから出ています。
◆橘 委員
これは50万の中で抑えるということはできないもんですかね。
◎三ツ木 ごみ対策課長
今行っている事業が本来もう少しかかる事業だったんですが、それは借り上げバスなんかを借りて日の出町の方たちをお迎えしていたと。ここを市のバスを使うようになったというところで、多少経費は削減しているんですが、ここの部分が今やっている事業の中では限界があったというところです。
◆橘 委員
参加人数77名ということで、日の出町と調布市の割合はどれくらいなんですかね。
◎三ツ木 ごみ対策課長
77名中40名が日の出町の住民の方で、残りの37名が調布市からの参加ということになっております。
◆橘 委員
その比率はずっと変わっていないんですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
多少の1、2名の調布市民のほうのばらつきはありますが、40名の参加の日の出町のほうは変わっておりません。
◆橘 委員
これは参加対象者は毎回違う人が参加しているんですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
日の出町さんのほうでなるべく2回目がないように、新たな方が参加できるようにという配慮をしていただいていますので、ほとんどが新しく来られる方というふうになっております。
◆橘 委員
調布市も。
◎三ツ木 ごみ対策課長
調布市のほうはリピーターの方は結構いらっしゃいます。
◆橘 委員
リピーターというと、割合はどれくらいですかね。
◎三ツ木 ごみ対策課長
37名中5、6組ぐらいですね。
◆橘 委員
これは14年間という決まりですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
14回開催しているというのは、平成11年から連続して14回開催をしているという状況でございます。
◆橘 委員
では、いつまで続ける事業なんですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
最終処分をこれまでどおりずっと行っていくというのが基本ですので、その間につきましては、感謝の気持ちをあらわすということでは継続して続けていくということになると考えています。
◆橘 委員
以上です。
○宮本 委員長
よろしいですか。ほかにございますか。大河委員。
◆大河 委員
今、三多摩は一つなりの交流事業のことのお話が出ましたけれども、やはり可燃ごみは市内でやりますが、最終処分、特に今回、瓦れきも来たりいろいろする中で、エコセメントもありますけれども、日の出町なくして調布のごみということは解決ができないことを考えますと、他市の場合、途中でやめたところもありますが、調布市は少なくともそういうことを十分理解して続けているという行事ですので、私はこのことを、日の出に友人もいますけれども、やっぱり何かあったときの対応というんでしょうか、市民感情でも調布市のことに対して日の出町がそれなりの評価をしているということからしましても、大変少ないお金でそういう気持ちをあらわし交流を続けているということは重要な事業だと思いますので、日の出町にお世話になっている限り、やはり特に今の内容については向こうの評価も高いので、ぜひ丁寧に対応していっていただきたいと思います。これは今度できる深大寺もそうですけれども、思っていても、やっぱり思いは形にと言いますけれども、そこに誠意というものがあらわれるのではないかと私は思いますので、かかわっている担当の方も長くなってくるとそれなりに大変さはあるかと思いますが、ぜひ誠実な対応を継続してやっていっていただきたいと思います。
○宮本 委員長
ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、続きまして、 272、 273ページ。はい、清水委員。
◆清水 委員
ごみのシールに関して、粗大ごみ用シールなんですけれども、これは今回の議案にのっていましたように、全てシールになると伺ったんですけれども、この粗大ごみ用シール作成費のところにその費用というのが加算されてくるわけなんでしょうか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
今回の議案に出させていただいたのは、この粗大ごみシールと同じもので、今度は特別廃棄物処理券という形で同じ形でのシールをつくっていきますので、名前は変えますけれども、この部分に反映されてくると思います。
◆清水 委員
では、予算が大きく変わることはあるんですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
枚数的には今、試算を出しているところですが、そんなに大きく変わるということはないというふうに考えています。
◆清水 委員
あともう一件、今まではし尿処理ですとか動物の亡くなった後の費用というのは後払いだったと聞いておりますが、それについての滞納とかというのは今まではあったんでしょうか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
し尿のほうにつきましても、それから動物死体処理のほうにつきましても、動物のほうは23年度はなかったんですが、それ以前のまだお払いになっていないという方がいらっしゃいました。し尿につきましても、現在……ごめんなさい、件数はちょっとはっきり言えないんですけれども、5件前後まだ支払いが滞っているお宅があるということです。
◆清水 委員
滞納されて取りこぼしがあったということで、今後はシール制になればそのようなこともなくなると思うんですけれども、ごみに関して、ほかに後払い扱いというものはあるんでしょうか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
現在は、持ち込みごみを許可業者が持ち込んだ場合に後払いをお願いしている、納付書による支払いをお願いしているという状況です。
◆清水 委員
その辺の未納というのは。
◎三ツ木 ごみ対策課長
こちらもまだ数件残っている状況があります。
◆清水 委員
私も、市役所の中には、ごめんなさい、役所というか、いろいろお金をいただく部分があるんですけれども、それの未収というのは、こちらで5件といって大した額ではないかもしれないんですけれども、ほかの部署とかも合わせると結構な未納というのが、税金だけじゃない、その手数料とかに関して多いと思いますので、やはりそれは取りこぼしのないように事業を行っていただきたいと思いますので、できることなら5件であっても取っていく努力をお願いしたいと思います。
◎三ツ木 ごみ対策課長
滞納の部分につきましては催告、勧告等行いまして、実際に現地まで行って再度納付書を渡したりとか、的確に収納できるような形で努力はしているところですが、結果としてまだ残っているという状況です。
◆清水 委員
ありがとうございます。これは会社だったらすごく怒られることですので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
不法投棄、結構予算が少ないけど、最近はそんなにはないんですか。
○宮本 委員長
はい、青柳課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
不法投棄の件数でございますけれども、イエローカードを発行していたりする排出指導の分を除きまして、処理をしているものは平成23年度は 621件ございました。また、不法投棄の対策の看板を配付している件数が年間12件ございました。
以上でございます。
◆渡辺 委員
不法投棄、恐らく電化製品だとか家具だとか、大型のものもあると思うんですけど、それ以外に誰が捨てたかわかるようなものも中にはあると思うんだよね。そういうものについて追いかける、そういうことをやっていますか。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
今、数字で申し上げました不法投棄 621件、このうち20件につきましては、その場でごみの中身をチェックしたところ、排出者が特定できましたので、そちらへ直接持ち込んで、きちんと処理していただくようにお願いをしております。このような取り組みを常に続けております。
以上です。
◆渡辺 委員
それは大事なことなんで、ぜひ頑張ってください。
以上です。
○宮本 委員長
ほかに。はい、橘委員。
◆橘 委員
関連です。今、 621件のうち20件確認したということで、ほかはどうなんですか。
○宮本 委員長
はい、青柳課長。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
残念ながら名前ですとか御住所ですとかを特定できるものがございませんでしたので、それはクリーンセンターのほうへ持ち帰って自前で処理をしております。
以上です。
◆橘 委員
物としてはどういったのがあるんですか。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
さまざまございますけれども、決算に数字として出てきてしまうものは、家電リサイクル法に関連するテレビですとか冷蔵庫の類いでございまして、こちらは平成23年度で79件ございました。
以上です。
◆橘 委員
79件の中にアナログテレビも入っているんですかね。
◎青柳 ごみ対策課クリーンセンター担当課長
デジタル、アナログはちょっとわかりませんけれども、ブラウン管式のテレビが多数を占めております。ただ、液晶、プラズマのテレビも少しですけれども出ております。
以上です。
◆橘 委員
以上です。
○宮本 委員長
ほかはよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、続いて 274、 275。──よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、続きまして、 276、 277ページ。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
ここで生ごみ資源化調査費のところですが、ここが府中と共同研究のところの予算かと思うんですけれども、これに関してちょっと伺います。
22年度、23年度とこの調査報告書が出まして、一定の結論を得たということになっているんですよね。この中身について十分な調査をされたというふうに思いますが、これは府中のほうでごみポストを廃止して、大幅に減量を進めよう、資源化を進めようという流れもあって調布との共同研究になったわけですが、発足当時と事情が大きく違うのは、やはり大震災と原発事故がありましたので、バイオガス発電というのも1つの新エネルギーですよね。こういった新エネルギーについての位置づけとか期待というものが、またかなり違った状況になってきているという面があると思うんですよ。
この中では、大体、バイオガス発電というのも、実際、少なからず日本各地でやっているんだけれども、多くのところでは施設で消費する電力も発電できないような、電気を消費する発電所ができてしまっているみたいなところが現実にはかなりあるんだけれども、とにかくこの調査報告書では、自家消費電力を賄った上で、十分外部にも電力を供給するものができるという結論も出ているので、それなりに注目しているところなんですよね。
ただ、場所の確保の問題とか、何せ生ごみですので、それをいわば現在燃やせるごみとして出されているものから分別してもらわないといけませんし、そういう収集方法の大きな変更を伴う、当然、それはコストにもつながりますから、さまざまな障害があるのも十分理解しておりますけれども、こういったエネルギー事情の大きな変化ということを受けて、今後の可能性についても、この調査報告書からもう一歩踏み込んでといいますか、そういった情勢を踏まえた判断というのもあるべきではないかという気がするんですけれども、そういった今後の可能性について、部長の見解をお伺いしたいと思います。
○宮本 委員長
はい、長岡部長。
◎長岡 環境部長
この件については一般質問もいただきましたけれども、2カ年の調査をやりまして、一定の結論は今ごらんの報告書のとおりであります。用地の問題とエタノール化、それからバイオガス化についても、費用の点が上回ってしまうという点があります。
ただ、委員もおっしゃったように、全国にも例がないわけではありませんし、そこでの課題もまたありますけれども、技術革新という点では、先ほどのエネルギーの問題からすると、今後さらに改善や新たな手法なども出てくることは考えられますので、その動向を見て引き続き検討していくという考えでおります。決して2カ年の調査をやって、はい、終わりましたと言うつもりはありませんので、引き続き府中との関係も継続しながら、また、この調査をやるときに、やっぱり規模の利益というのをある程度とらないといけないんですね。1市だけではごみの量が集まらないので、府中と共同にしましたけども、ほかの近隣市からでも、もし実現の可能性があるのであれば一緒にという話もありましたんで、その報告書の情報を共有しながら、できれば複数の市で引き続いて研究のテーブルを持っていければというふうに考えています。
◆井樋 委員
わかりました。これはぜひ検討していただきたいと思います。おっしゃるように、都市部でやるとなると家庭系の生ごみ中心の事業になるので、非常に大変ですよね。そこそこうまくいっているところで、やっぱり酪農をやっているところから良質な、ふん尿が主ですけれども、そういったものが大量に確保できるところとかでは割とやっているんですけれども、都市部でやるというのは本当に新しい試みだし、いろいろ問題、難しい点は多いかと思います。
確かに、おっしゃられるように調布市1市では無理で、一定の広域の取り組みにする必要があるし、近隣市ではごみの処理に困っているところもあるみたいだし、例えばそういうところと一緒にやるとか、いろんな道が──要らんことを言ってしまいましたね。いろんな可能性が探究できるかというふうにも思いますので、これはぜひ今後とも追求していただきたいなということを申し上げておきます。
以上です。
○宮本 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
ごみの管理基本計画策定委託料という部分が入っておりますけど、これは次期基本計画についてということだと思いますけれども、その課題の洗い出しとか、いろいろされたということですけども、今回、これをやってみて見えてきたものや、今後、どんな点に注目しながらやっていくかという御認識でいるのかをお聞かせください。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
23年度に始めましたこのごみ管理基本計画の策定委託ということで、そこから始めている中では、現ごみ管理基本計画の課題の洗い出しということで、そのもとになるものからの基本的なところから始めております。
これまでの管理基本計画の中では、平成16年のごみの有料化、それから広域支援が19年から始まったということで、施策によるごみの減量というのが非常に進んだような状況にございます。そういった取り組みをする中で、市民、事業者の方々には、ごみ減量、資源化というのがかなり根づいた状況になってきていると考えております。
次期の基本計画につきましては、25年から始まるということで、ここではごみの処理の環境が広域支援から新ごみ処理施設へと大きく変わるという状況の中では、ごみ減量に根づいたこれまでの取り組みの気持ちをさらに継続できるように、ただ、大きな施策、例えばごみの有料化とかそういうものはありませんので、各事業系、それから家庭系を含めて総合的な施策で取り組んでいかなければいけないというところで、各施策の方向性については審議会の中でも御意見をいただきながら進めているという状況です。
◆大河 委員
目標は 736だったっけ、それが2グラム多かったんですけれども、かなりの減量になっているということと、先ほどの水切りではありませんけども、継続して減量していくということの方針と、あと事業系が安くなったので、少しふえる可能性が高いということがありますので、きのうも指摘しましたけど、優良企業のエコ事業所がそんなに数がふえていないことからしても、やはり広報したりしながら、全体として新しい時代に向けての循環型のまちづくり、この条例の趣旨に沿った政策の基本計画がしっかりできるように、そういう視点を──委託しているのは、あくまでも資料をいただいたほうの補助的なものですから、それをきちっと受けとめてつくっていく。メインになるのは皆さん、管理職の方が現場で陣頭指揮をとっているので、ぜひともこの計画というものが実効性のあるもの、ただ委託してつくってどうのというふうなものも時にありますので、かけたお金だけの効果があるような内容のある計画を策定していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
生ごみ処理装置の助成についてお尋ねしたいんですけれども、これ、法人用もあるということで、法人用についてはどのような周知方法をされ、1件の申し込みがあって、1個50万ということですか、結構高額だと思うんですけれども、ちょっとその辺、教えていただきたいと思うんですが。
○宮本 委員長
はい、上野課長補佐。
◎上野 ごみ対策課長補佐
法人用につきましても、家庭用も、あわせて「ザ・リサイクル」とか、あと市報、そちらのほうで主に周知、広報を図っておりまして、ただ、法人用につきましては、例えば容量とかに制限というか、ハードルがございまして、なかなか申込数自体も少ないのが現実的なところではございます。
◆清水 委員
予想すると飲食業かななんて思ってしまうんですけども、実際のところ、どういう業種の法人さんでいらっしゃるんでしょう。
◎上野 ごみ対策課長補佐
今まで実績がございましたのは、直近では国領の大型スーパーですね。あと、実績がございましたのは、福祉法人で老人ホームを経営しているところですね。直近ではそこで実績がございました。
◆清水 委員
ありがとうございました。スーパーとか福祉法人ということで意外でした。これ、商工会なんかとの連携もとられてはいるんでしょうか。
◎上野 ごみ対策課長補佐
今のところ、直接コンタクトというのはとっておりません。
◆清水 委員
では、なおさら、やはり商工会とかと連携をとって、今、こんな不況でいろいろ商店の方々は大変だと思うんですけれども、こういう助成も市役所はやっていますよというのは、やはりアピールしたほうがいいと思うんですね。法人税もお支払いになっているでしょうし。ですので、ぜひ周知を行っていただくようによろしくお願いいたします。
○宮本 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
次に行きます。 278、 279ページ。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
今、ふじみの新ごみ処理施設ができますよね。それで、電気を売電するという話、それはそれでいいんですけど、以前の計画では温水プールもつくるという話があったんだよね。設計図までなったかどうかちょっとあれだったんだけど。地元からもそういう希望もあったのは事実なんですけど、そういう話は途中でどういう形で消えたかわかりますか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
当初の計画には、確かに施設の中にコミュニティー施設をつくるというのが構想の中にありました。ただ、これについて、建設については市民検討会というところで議論がされまして、その施設をつくった部分については維持管理費もかかると。それからまた、来るのがその周辺住民というよりは、ほかのところから来るような人もかなり見受けられると。市民検討会の皆さんは、ほかの施設とかもいろいろ視察に回られまして、どういった運営をしているかとか、どういった使い方がされているのかというのを踏まえて、あの敷地内につくるのは環境学習機能、こちらの充実を図るほうがいいだろうという結論に至りまして、施設の中にはそういった施設はつくらないというふうな答申が出たところでございます。
◆渡辺 委員
わかりました。それで、今度のごみ処理施設で電気を売電するということになっていますけど、売電の金額が3億を超えるという話ですよね。その3億を超えるという売電量、逆に1カ月当たりに直して調布の一般家庭にその電気を使わせるとしたらば、どのくらいの家庭に配れるようになるんですかね。
◎三ツ木 ごみ対策課長
1年間という形で 4,430万キロワットが発電されるという状況です。これを一般家庭、 3,600キロワット、年間、通常ので換算しますと、約1万 2,000世帯分、こちらの電気量が発生するという状況でございます。
◆渡辺 委員
わかりました。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかに。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
私もふじみに関して聞きますが、まだ始まってはいませんけど、例の瓦れき処理の問題です。それで、被災地に対する支援として、瓦れきの除去と処分というのは、これ自体は大事なことなので、それを広域的に支えていくということは必要なことだというふうに思います。同時に、いろいろ懸念される材料がありますから、住民に対する説明とか、もろもろの安全対策ということについては、十分気を使ってやらなければいけないというふうに思うんですが、以前にも取り上げたことがあるんで、ここで聞きたいのは、瓦れきというと実は放射能だけじゃないんですよね。アスベストの問題とか、さまざまな有害物質の問題とかというのがあるわけですけれども、そういうものに対する対策ということがどうなっているかというのが1つ。
もう1つ、これは放射線の問題なんだけど、被災地でなくても、こういうふうに広域に汚染された状態で、最後には、いわばそういう処分場とかに物が集まってくるんですね。それが焼却されるという過程を通じて、圧縮されるということで何ベクレルという放射線の濃度も高まってくるということになるわけですが、そうすると恐らく施設自体が汚染されてくるということは当然起こるわけです。
どの程度かというのは予想もつきませんが、ただ、汚染そのものは避けがたいといいますか、必ずそれは起こると思うんですね。そこで働く人の安全対策とか、当然ですけれども、それについては以前お伺いしましたけれども、施設そのものの汚染ということになってきますと、施設のメンテ、耐用年数、いろんなことにかかわってくる可能性があるんです。この点について余りにも──これはふじみの施設でどうするかという話なんで、ここで答えられることと答えられないこととあると思いますので、お答えになれる範囲でお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
まず、有害物質を含んだものが施設に運び込まれるかというところにつきましては、被災地のほうで放射線の量とか、そういうものについては一次保管所、二次保管所、それから運び出す車両のところで全てチェックして、運び出す前にはそういった汚染物質が入っていないというような状況で、今、広域の処理を行っているという状況です。
アスベストについては、今現在、多摩地域でもこれから処理を始めるところの7施設を含めまして、放射線の量と同じように測定をするということにはなっています。ただ、安全なものが運ばれてくるというものの、また、二次的な安全をさらに確保するといった意味でやるという状況にあります。
それから、施設のメンテナンスにどういう影響を与えてくるかという状況だと思いますが、運ばれてくるものに対して安全だという基準は確保されているんですが、それが施設にどういう影響を与えるかというところまでは正確なものが出ていないというような状況だとは思われます。今後、そういった処理をしていく中で、そういったデータが蓄積されて対策も立てられるのかなというふうには考えております。
◆井樋 委員
わかりました。まず、放射線については基準を設けて基準以下のものが持ち込まれてくるということなので、だから、その基準が絶対安全なのかというと、これはまた別問題ということになってまいります。それはそれとして、だから被災地の瓦れきに限らないんだけど、汚染されたものが、そうはいっても集まってくる可能性の高い施設なので、施設そのものの汚染というのは今後十分気をつける必要があることだと思うんですね。
もうこれ以上聞きませんけど、たしかふじみでは施設のモニタリングもちゃんとやるというふうにおっしゃっていたと思うので、施設のモニタリングを長期的にしっかり行う中でわかってくることですから、そこでしっかり対策をとっていくということが必要かと思います。
以上です。
○宮本 委員長
ほかに。はい、大河委員。
◆大河 委員
今、ふじみ衛生組合のお話が出ました。もうすぐ稼働で、最後の地元協議会との協定が今まさに進んでおります。その中で、今おっしゃったように、建物の影響ということもさることながら、そこに人が住んでいるわけですから、それがどう環境や住んでいる人たちの健康に影響を与えるかということがやはり大きな問題になってきますので、これは組合の中で検討する話でありますけど、我が市の関係していらっしゃる副市長も出ていますので、やはり十二分に、その内容と地域の人の心配していることに対して、できる限り応えていくということを考えていただきたいと思います。
やはり市としても、ああいうごみの処理施設ができるだけ──言い方はあれですけども──延命して、それなりに投資をするわけですから、長く稼働してほしいということも一面では言えるわけです。
ただ、その裏返しとして、それは地域にとって安全であり、そしてそれが有効な施設だというふうに認識されることが大前提でありますから、そういった意味から含めても、今言いましたように、建物の管理というのは、ひいてはそこに住んでいる人の健康というんですか、そういうことにも思いをはせたような内容も含んでいると思いますので、最後の段階に来ていますので、そういったことについては、地元住民が何か訴えたときに、それの証明をするのは住民なんだよというような、なかなか難しいことまでお願いされてしまうと、やっぱり引いてしまうこともありますので、ぜひそれは考えられる妥当な線で落ちつくような交渉の仕方というものをお願いしたいのと、いよいよ瓦れきを処分するとなると、地元説明会があちらこちらで始まっていますけども、当然、このふじみについても説明があると思います。そうすると、長くかかわってきた地元の理解している方ではなく、やはり不安で聞きに来る方もいらっしゃると思いますので、その説明会に対しては、十二分に御理解いただけるような資料や日程のあり方とかということも含めまして、今やっている地元の方にも意見を聞いて、それなりの説明会のあり方というものを慎重に検討して、いい方向に行くようなことを考えていただきたいと思います。これは意見です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
し尿のことをちょっと聞きたいんですけど、毎年毎年、量は若干ずつ減っていると思うんですよね。それで、最終的にこのままほっぽっといても減ってくると思うんですよ。そういったときに、今、一社一社に1台ずつお願いしているわけでしょう。これ、最終的にはどうするんですか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
一般家庭のほうにつきましては、くみ取りについては減少傾向にあります。ただ、イベントで使う仮設のトイレとか、それから工事現場にある仮設のトイレにつきましては、微増ではありますが、ふえているような状況もございますので、現時点ではまだ続くものというふうに考えております。
◆渡辺 委員
2,000万以上のお金が出ているわけですよね。イベントは仕方がないと思うんですよ。それで、仮設は考え方によって、家を建てるために仮設トイレをほとんどが建てるわけですよね。そうすると、新しく家を建てるところも間違いなく下水につなぐわけじゃないですか。だから、仮設トイレを設置する場所に下水の取りつけ口、そこで、その時点でつなげるような状況にすれば、くみ取りに行かなくて済むわけですよね。だから、これは絶対可能だと思うんですよ。衛生的だし。ぜひそれは早急に実施の方向で検討していただきたいなと思います。
それと、あとは一般家庭がまだ若干残っているということですけど、逆に以前にもちょっと提案したんですけど、いつまでたったって、地形的なものとか、そんなことで下水につなげないというのはあると思うんですけど、これはやっぱり職員が直接、下水をつないでいないお宅に訪問して、こういう方法でどうですかというような案を示して、また、土地の問題があるから、その地主さんを探し当てて、こういうことだから下水をつなげさせてくれとか、そういう行動をしないと、いつまでたってもなくならないと思うんですよ。ですから、それもやっぱりちょっと頑張ってほしいなと思うんですけど、どうですか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
下水の接続についての指導というのを下水道課さんのほうでも御家庭に訪問して、そういったつないでくださいというようなお願いというのはしているというふうには聞いております。
◆渡辺 委員
では、下水道課長、どうですか。
○宮本 委員長
はい、岩下課長。
◎岩下 下水道課長
各御家庭へは私どもの職員が調査ということでお伺いした折に、相手がいらっしゃった場合にはお声をかけさせていただいて、接続の御紹介というのはさせていただいております。
それから、実際、私が去年、新築をされて下水道へ接続されたというおうちもございますので、引き続き市民の方には水洗なり接続をお願いしていくというのは続けていきたいと考えております。
◆渡辺 委員
この 2,000万が全て家庭のほうに云々ということじゃないんだけど、この中の大部分が家庭のくみ取りにかかっているわけですよね。そうすると、このお金を逆に使って接続してやるという方法を考えれば、だって、これ 2,000万ずつ、10年間で2億になっちゃうんだもん。残っている家の下水道を逆に役所が接続してあげても2億はかからないでしょう。ただでしろということじゃなくて、やっぱりそれは月の下水道料金に加算していただくとか、何かそういう方法を考えながら、せっかく下水道 100%って全国でたしか2番目ですよ。そういう歴史があるんだから、 100%と言いながら、少なくてもまだそういう形でくみ取りもあるんですよなんて何かおかしな話なものだから、やっぱり何しろなくすんだという意気込みで頑張ってください。お願いします。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
済みません、まだごみのところなので、1件だけ基本的な質問をさせていただきたいんですけれども、古布というのは、この事務報告書を見ても、売り払えもしなくて、どのように処分をされているのかちょっと気になってお尋ねします。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
古布につきましては、古紙の収集のときに一緒に収集をしております。売り払いにつきましては、古布の場合には再利用するために人件費とか、非常にお金がかかるということで、料金がつかない状態で引き取りをお願いしているという状況です。
◆清水 委員
ありがとうございます。売り払えはしないけど、費用もかからず引き取ってもらえるということ。何かこういうのを例えば海外支援、国際支援みたいな形だったり、そういうような活動をしている団体が絡んだりということというのは、市内にあるかどうかわからないんですけども、その辺は検討されたことはありますか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
実際の古布を収集したときに、洋服などとして利用できる割合というのが非常に少なくて、どうしてもウエスとか、そういったものに利用するしかないというような状況になってしまっていますので、洋服として利用できる場合には再利用しておりますが、ほかのものについてはウエス等で再利用しているという状況です。
◆清水 委員
では、洋服の形で再利用ができるものがあれば何か活用方法があるかもしれないという認識を持ちましたので、そういう収集する機会みたいなのも、環境フェアですとか、何かそういう催しの中でやったらどうかなとは思いますが、いかがでしょうか。
◎三ツ木 ごみ対策課長
処理については委託で行っておりますので、その業者の中で再利用事業者に送られているという状況ですので、そこから市が持ち出すということはちょっとできない状態です。
◆清水 委員
もし市内にそういう団体とか、NGOみたいなそういう団体があればまた話は別かもしれませんけれども、もしそういう団体が手を挙げるようなことがあれば、古布の活用方法もまた別に考えられるのかなと思いますので、現在のところは無料で処理ができるということで、ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、大河委員。
◆大河 委員
確認ですけど、し尿処理のところに書いてありますけど、料金というのは、調布はよそと比べて高いんですか、低いんですか、普通なんですか。
○宮本 委員長
はい、三ツ木課長。
◎三ツ木 ごみ対策課長
一般家庭のほうと事業者さんで使うほうの手数料で、今回の条例のほうでは一般家庭じゃなくて、事業で活用されるほうの料金をちょっと上げるということでなりましたので、現時点ではちょっと低いような状況です。
◆大河 委員
やっぱり何でも物は少ない方に作用する場合は単価は高いんですよね。ですから、言い方はあれですけれども、かけているものに対して適正な料金、そういうことからすれば、私はやっぱりそれなりの料金をお願いするというのも1つの考え方ではないのかなというふうに思います。そこで判断されることもあるかもしれませんね。
○宮本 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、ここで休憩を挟みたいと思います。 279ページまではよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
では、ここが終わった時点で休憩をさせていただきまして、3時30分から再開させていただきたいと思います。
休憩です。
午後2時58分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時28分 開議
○宮本 委員長
それでは、委員会を再開いたします。
引き続き、今度は 332、 333ページから質疑、意見を求めます。はい、清水委員。
◆清水 委員
これ、下水道課もよろしいんですよね。
○宮本 委員長
いや、緑と公園課です。
◆清水 委員
はい、わかりました。では、緑と公園についてちょっとお尋ねいたしたいところがありますので、ひとつ……2点あります。
先日、多摩川7丁目第2公園の前をたまたま通る機会がありまして、ここには年間管理が株式会社ジャパン・サービスで、お問い合わせは緑と公園課までと書いてあったんですけれども、ちょっと遊びたくないぐらいのかなりひどい状況で、草もぼうぼうに生えていましたし、管理の問題はちょっとどうなのかなというところがありまして、公園の管理について全般的にこの会社が全部やっているとは思えないんですけれども、教えていただけますでしょうか。
○宮本 委員長
はい、坂本課長補佐。
◎坂本 緑と公園課長補佐
市内の公遊園の維持管理につきましては、都市公園については9つ、仲よし広場については3つ、それから緑道緑地については6つにグループ分けをして、それぞれ委託業務を発注しております。その委託業務の中身といたしましては、清掃、除草、施設管理といったものをやっております。清掃が月に2回、除草が年3回から4回、施設点検については毎月行っているということです。
◆清水 委員
何社ぐらいがかかわっているんですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
ですから、都市公園については9社、仲よし広場については3社、緑道緑地については6社が施設管理を行っているという形になります。
◆清水 委員
これのチェックとかというのは市のほうで行われているんですか、管理体制のチェック。
◎坂本 緑と公園課長補佐
各事業者が作業を行った後に、報告書という形で写真つきで報告書を上げてきますので、それによるチェックと、担当者が問題があれば現地を確認するというような形で行っております。
◆清水 委員
では、今のところは、公園の管理とかに関しては課題はないと捉えていらっしゃるんですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
一応年間管理ではやっているんですけれども、近隣の方々から情報提供をいただいた場合には直営で作業することもできますので、そこで対応しているという形で今管理に努めております。
◆清水 委員
ちなみに、その管理会社というのは何年契約なんですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
毎年、競争入札によって1年契約をしております。
◆清水 委員
ありがとうございました。毎年の契約ということで、何か公園の管理とかというのもばらつきがあるのかなと思いましたけれども、ちょっとその辺も注視して見ていただきたいなというのを要望させていただきます。
あともう一点、子育て支援のほうで発行されている支援誌があるんですけれども、この「親子であそぼう!公園まっぷ」というのを緑と公園課のほうは御存じでしょうか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
はい、承知しています。
◆清水 委員
これに関しては、何か連携してこの冊子をつくったとかそういうのではなく、ただこれをつくったのを御存じなだけでしょうか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
情報は提供しておりますけども、それに校正の段階とかで回ってきているものについてはチェックをさせていただいているという状況です。
◆清水 委員
やはりこの中というのは、一部の公園だけなんですけれども、もっと多くの公園がこの子育ての公園マップに載るように期待をしているんですけれども、これが何の基準で選ばれているかというのは御存じだったら教えていただきたいんですが。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
そちらのマップに載っている公園は、子育てのほうでチョイスした公園が掲載されているという形になっております。私どもとしても、今、委員のおっしゃっているとおりに、なるべくそういった情報提供ということはしていきたいと思っておりますので、今、公園の実態調査というのを今年度かけていこうという形で考えておりますので、より利用されている公園があるようであれば、そういった中に掲載させていただくということも1つの手段かなというふうに思っておりますので、そういうことも含めて今後また連携をとっていければいいかなというふうに考えております。
以上です。
◆清水 委員
御高齢の方が使う公園と、子育てをされている方が使う公園と、やっぱりちょっとニーズが違ったりとかするかもしれませんので、もし実地に行かれるような際には、ぜひそちらにいらっしゃる市民の方と直接対話をしていただいて、どのようなものを御要望されているかちょっと調査をされるのもよろしいかと思いますので、ぜひここの子育てのほうにいっぱい公園が載ることを期待いたします。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
私のほうから1点伺いたいのは、「ちょうふの自然だより」というのを見せていただいて、大変いい取り組みをしているなと思って感心したのが、若葉の森で小規模なコンポスト柵をつくった。木の枝で簡単な柵をつくって、そこに落ち葉とか枝を堆積させて、自然に堆肥にしていくということだと思うんですけれども、ここがなかなか人気のスポットにもなっていると。腐葉土でカブトムシとか繁殖しますからね。ということで、これはとてもいいなと思ったんですが、こういった取り組みをほかの公園でも展開──一定の規模がないとちょっと難しいけどね──することは検討されていないのかなということでお伺いしたいんですが。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
現在、崖線というか樹林地を管理していただいている団体が全部で5団体あります。今、御紹介いただいた団体はその中のうちの1つの団体だと思うんですけれども、そのほかの団体の方は、コンポストみたいなことはやっていないんですけれども、それぞれ下草を計画的に刈ってみたりとか、またそこで落ち葉だめをつくってみたりみたいなことはそれぞれやっておりますので、またそういった団体の方と連携を深めていくということが大事なことなんだろうというふうに考えております。
以上です。
◆井樋 委員
わかりました。それは確かにいろんな活動の仕方がありますよね。では、ぜひそういうところではユニークな事業が展開されるということを期待したいと思います。
以上です。
○宮本 委員長
ほかによろしいですか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
公園の管理について、当然市の現場の作業員の人も行っているんじゃないかと思うんですけど、今、現場の人はそれ以外にどんな仕事をやっているんですかね。
○宮本 委員長
はい、坂本課長補佐。
◎坂本 緑と公園課長補佐
現業、直営でやっているものは、主に年間管理業務に入れていない公園の剪定、それから遊具の補修、それと散水作業ですとか、公園の管理としてはそういったことが中心になります。あと、スズメバチとか害虫の駆除とか、そういったことも直営でやっているということになります。
◆渡辺 委員
何人ぐらい。
◎坂本 緑と公園課長補佐
現在は20名です。
◆渡辺 委員
20名もいて、今の内容じゃちょっと寂しいという気がするんですよね。やっぱり年間の平均賃金からいったらば、かなりあると思うんですよね。
◎坂本 緑と公園課長補佐
公園課の公園管理についてはそういった仕事なんですけれども、そのほかに他課の依頼等ありますので、例えば環境政策さんからの依頼でスズメバチの撤去ですとか、あるいは総合防災さんのほうからの依頼で、交通安全対策のキャンペーン期間中に合わせてのぼり旗を立てたりですとか、横断幕を設置したりですとかいろいろ、あるいは花火の準備なども協力させていただいていますので、仕事としてはなかなか充実しているかなと思っております。
◆渡辺 委員
ちょっと寂しい内容だよね。だって、1人当たりの年収は恐らく平均 700万以上だと思うよ。 700万以上の年収の人をそういう仕事に使うというんだったら、これは本当にもったいないと思う。業者のほうに 700万で委託したらば、物すごい仕事をやってくれますよ。だから、やっぱりその辺はどんどん見直さなきゃ。何か考えはないですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
先ほど20名とお話ししたんですけども、正職は現在12名です。それで、再任用の方が4名、それから臨時のアルバイトの方が4名ということで、今、20名で構成されているという形です。
◆渡辺 委員
いずれにしても、どういう方を使っているかは別にして、今聞くと、民間でできる仕事が大半のような気がするんですよ。だから、やっぱり民間に切りかえていく。新たに作業員の方が定年退職したらもう補充しない。そういうふうにやっていかないといけないと思うんですよ。
それとあと、公園管理で委託をしているということですけど、前回も聞いたと思うんですが、昨年は市内業者はどのような受注率なんですかね。
◎坂本 緑と公園課長補佐
公園管理の委託業者は全社市内業者になっております。
◆渡辺 委員
非常に成績優秀だなと思います。ありがとうございました。
以上です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
1点だけ。これは意見で言いますね。さっきのニュース、「ちょうふの自然だより」に職員の数のことが実は書いてありまして、フライブルク市の人口は調布とほぼ同じですが、 145カ所の児童公園があり、庭園課には約 200人の職員がいるそうなんで、その10分の1の職員で調布の職員はよく働いていると言っていいんじゃないかというふうに思いますが、いずれにしましても、市民に対してどういう事業を展開していくかという仕事で、やはり皆さんのもらっている給料の分を返していくということが基本だと思いますので、より一層の努力をお願いしたいと思います。
以上です。
◆宮本 委員
はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
何か挑戦されたみたいなんだけど、私が言っているのは視点が全然違うからね。 120人でやっているところは、それはそういう方針でやっているんだと思うんですよ(「 200人」と呼ぶ者あり)。それは豊かなところなんじゃないですかね。だから、やっぱりそれは民間できれいにやって、きれいにやらなかったら業者をかえるということだってできるわけですよ。だって、直営は首を切るわけにいかないでしょう。私もすごい現場の人の世界にいたからよくわかるんだけど、恐らく前のほうに座っている管理職の人は一度は頭を痛めたことがあるんじゃないかなと思うんだよね。ですから、やっぱりそういうところは直していかなきゃだめですよ。ぜひ検討してください。
○宮本 委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、続きまして、 334、 335ページ。はい、大河委員。
◆大河 委員
公園施設長寿命化計画ということで委託して、策定されたと思いますけれども、どんな点に注意されて次年度からの公園というものを考えて、これから基本計画に入りますけれども、そういう計画に臨まれるんでしょうか。
○宮本 委員長
はい、坂本課長補佐。
◎坂本 緑と公園課長補佐
22年度と昨年度で都市公園の遊具と仲よし広場の遊具、それと両方あわせた公園のトイレについての長寿命化を策定しました。10年間の計画ですが、調布市の公園が、ある意味、一定期間に集中してつくられたということもありますので、10年間でならしてみても、遊具とトイレだけに絞っても、その更新費用がかなり高額なものになります。それで、国のほうも、都市公園については地震の後、まだちょっとはっきりしていないところなんですが、地震が起こる前には、26年度くらいから更新費用については国庫補助するというような形だったんですが、まだ明らかに制度が出ていないもんですから、ちょっと見通しがつかないところもあるんですけれども、そういった国庫補助も利用しながら、できるだけ計画どおり進めていきたいというふうには考えておりますが、いかんせんちょっと高額になるところもありますので、緊急度の高いものから順次やっていきたいというふうに考えています。
◆大河 委員
高額とおっしゃいますけども、では、実際、今ある調布の公園というものを安全に、公園として機能するようにトイレも含めて直したらどのくらいかかるというふうにその計画では見積もられているんでしょうか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
年間約 6,000万円くらいが遊具とトイレの改修に必要になると。
◆大河 委員
その年間というのは、10年で割り振ったというふうに見た額ですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
そうです。各年度、大きい遊具をやったり、小さい遊具をやったりとかというのもありますから、できるだけ平準化を図っているんですけども、その中ででこぼこはありますが、10年間計画どおり進めるとなると約 6,000万円弱ぐらいが毎年必要となるという形になります。
◆大河 委員
そうすると、10年だと掛ける10ですよね。公園を直すのには結構な額がかかるというお話になるんですね。これはバージョンといいますか、今の時代ですから、昔と違っていろんな施設の整備というのはあるんですけど、これは今まであったものを、調布の公共施設の計画じゃないけど、かつてと同じような程度に直したという額の見積もりの仕方ですか。どうなんでしょう。
◎坂本 緑と公園課長補佐
対象が遊具とトイレなんですけど、遊具で説明しますと、一応遊具については、メーカー団体が出している標準使用期間というのもありますし、国交省の補助を受けるとすれば、処分制限期間というのもありますが、調布市の遊具においては、比較的期間を超えても使用できているものがありますので、今回、全体的に調査した中で、調布市としては木製遊具については何年、この遊具については何年という形で検討の中で設定をさせていただきました。それを持っていくために、3年に1度とかはペンキを塗ったりとかという費用もありますので、それらも含めて期限が来たときに新しく更新するということで、その補修とかの費用と更新費用を両方足したものという形になっています。
◆大河 委員
トイレについては、ああいうところでは和式が割と多いですけど、洋式とかそういうのも入れて、今の時代、標準的かなと思うような内容なんですか。
◎坂本 緑と公園課長補佐
トイレについては、今、公園に設置されているものと同じものと考えていますけども、基本的にはだれでもトイレもあるし、女子もあるし、男子トイレもあるという、比較的長規模なやつですけども、それで一応見積もってはあります。
◆大河 委員
やはりそうはいっても、公遊園というのは、都市部においては非常に重要な施設の1つだというふうに思います。それに、何かあったとき、トイレがあるとか避難場所とか、いろんな意味合いもありますので、平準化すると 6,000万ということで、今までになかった部分なので、来年度予算化がどのくらいになるのかというのと、国庫補助の話もありますけれども、やはり公園の大事さというのを考えますと、ぜひ優先順位を上げていただいて、予算がつくための努力をしていただきたいと思います。
そう考えると、きょうのやりとりではありませんが、まさにあれもこれもはできないということです。いろんな要望があっても、やっぱり何を税金でやるべきなのか、それは市民にある程度負担してもらってやるのか、物によっては市民の人の御協力を得ながらやっていくとか、そういうものの予算の優先順位のありようということも考えていかなければ、何かをやめて何かをやるか、あるいは財源の確保ということもあると思いますので、私たち自身も心して、やはり税金でやるべきものは何か、そして優先的に予算化するものは何かということを、決算ですので、やっぱり意識して審査をする必要があるのかなということを今聞いていて強く思いました。
○宮本 委員長
ほかにございますか。よろしいですか。はい、清水委員。
◆清水 委員
335ページなんですけど、蛍について1つお尋ねしたいと思います。ことしの蛍は6月1日から3日の3日間、 2,000人以上の方々がお越しになって、私も参加しましたけれども、大盛況だったです。このような貴重な機会を体験できるというのは、市民にとっては本当にありがたい企画なんですけれども、来年の蛍は、今の状況だとどうなるのかというのがわかれば教えていただきたいんですけれども。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
もう現在、来年の蛍に向けて卵を産ませて、それをかえしてというようなところで準備を進めていますので、また来年の春先まで育てながら、また春先になりましたら放流して、そこでまた蛍を飛ばすというようなところで準備をしています。ただ、どうしてもこの秋口に台風とかが来てしまうと、上のほうの土が小川全体に全部流れてきてしまうんですね。そうすると、ザリガニが下からどんどん上がってきて、蛍を全部食べてしまうということもありますので、冬の間にどうしてもあそこの川の掃除をして、春先にはザリガニの駆除もしなきゃいけないというようなこともありますので、それも含めて来年の体制はつくっていきたいというふうに思っています。
◆清水 委員
そのような、蛍を育てるためにもすごく御苦労があるとお聞きしましたので、来年も本当に期待しておりますので、もし来年開催できれば、必ず安全対策ですね、消防の方もおっしゃっていましたけれども、 2,000人も超える方があの暗闇の中にお越しになるということは、やはり何があってもおかしくないということでおっしゃっていましたので、ぜひ安全対策も強化しながら、あの蛍の観賞会を盛況裏に終わらせていただくようにぜひ期待していますので、頑張ってください。よろしくお願いします。
○宮本 委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、 336、 337ページ。はい、大河委員。
◆大河 委員
1つは意見ですけど、崖線の管理費というのがありましたので、先ほどもお話があったように、やはりそれを守っていくというのは行政だけでできる話ではありませんので、より一層そのことに関心を持って、実質汗を流してくださる市民の方をふやす御努力ということをぜひしていっていただきたいと思います。
あと、花いっぱい運動なんですけれども、新しい形で見直しをして、そして、より市民に親しまれる制度として要綱も改正されたという話があります。これから国体もあったり、あとデザイン・コンセプトのときの某有名な設計者の方は、あの駅前を花をいっぱい、チューリップかな、何かで話をしていましたけれども、というふうに、調布にとってみれば、その地域の民地以外であっても、公共的な部分でもかなりそういうことの必要性もあるにもかかわらず、なかなか限られた財源の中でというのがありますけど、そういうことも含めて、この運動を今後はどのように進めていくというふうにお考えかということをお聞かせください。
○宮本 委員長
はい、坂本課長補佐。
◎坂本 緑と公園課長補佐
今年度、要綱を改正いたしまして、今後の活動なんですけれども、今年度は申請書類の中に、様式は任意なんですけれども、会の活動目的というのを書いていただいていまして、それは会の方々にも公表することを前提に書いていただいていますので、前期がまとまった段階でそういったものも公表しながら、盛り上げていきたいというのも考えておりますし、また今年度、先ほど申し上げましたとおり、公遊園の利用実態調査というのも考えて準備しているところなんですけども、その中で利用頻度が低い、小規模な公園があれば、そこをフラワーガーデンではありませんが、公園全体を花いっぱい運動の用地といいますか、そういったものにすることも検討していってもいいんじゃないかなというようなことも考えております。
それからまた、今年度ぜひやってみたいと思っているのは、今、緑と公園課では、剪定樹講座というのをやっているんですけれども、それの花版といいますか、ガーデニング講座みたいなものも開催できたらいいなということで今考えているところです。そういったことを通じて、
ホームページ、市報でも公表することによって、この活動を盛り上げていければいいなというふうに考えています。
◆大河 委員
かつて、つくばのまちは、よく花の関係でも全国で有数な、そこのところに緑と公園課の人と見に行ったことがあります。そこでやはり市民の人がそういう植木の手入れとか、お花のそういったことができるような講座を受けて、そして今度は仕事としてそれを請け負って、市のそういったところのガーデニングとかいろんなことをしたりするというようなシステムをつくってやっているところもありました。
やはり調布市が庭園の都市でしたっけ。駅前ね、コンセプト(「庭園都市」と呼ぶ者あり)。庭園都市でいいんだっけ。緑の回廊。だから、それは単に緑が多いというだけではなくて、お花ということもあると思います。園庭とかもそうですけれども、お庭のきれいな家があると、それをまた見て歩くのも1つの観光資源になったりもするようですので、深大寺もかなり自分のお庭の手入れが行き届いていた家もありますから、やはりそういう写真コンテストとか、見て歩けるのとか、三鷹ではそういうこともやっているようですので、もう少し市全域に、これからまちにいろんな方が訪れるシーズンにもなってきますので、ぜひ力を入れて事業を展開していただきたいと思います。
やはり少ない経費で大変効果のある事業ではないかというふうに思いますので、ほかのことで売り出すというよりも、こういったことは調布らしさというのもあると思いますから、頑張ってやっていただきたいと思います。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、清水委員。
◆清水 委員
今、大河委員からも花いっぱい運動の助成金が新たにリニューアルされてというお話があったんですけども、これ、4月から始まっていかがでしょうか。現状というか、お知らせいただきたいと思います。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
昨年度は33団体の方が花いっぱい運動に参加していただきました。ことしはまだ年度の途中なので、集計はし切れておりませんけれども、上半期だけを見れば、昨年度よりも若干多くの方が活動されているのかなというふうに考えています。春と秋と2回、花いっぱい運動の申請の時期があるんですけれども、秋だけ申請する団体もありますし、春だけ申請する団体もありますので、年間を通して見ないとちょっとわからないんですけれども、春だけの様子を見ると、昨年度よりちょっと多いかなというようなところで、皆さん、花いっぱい運動に参加していただいているというふうに考えております。
◆清水 委員
ありがとうございました。やはり私も花のあるまちというのは、外から来た方に対しても1つのセールスポイントになると思いますし、やっぱり歩いていて花の多いまちというのは、何かしらの施策があったりとかするようなものですので、ぜひともこれを広めていっていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
○宮本 委員長
ほかにございますか。はい、井樋委員。
◆井樋 委員
私も花いっぱい運動に関してですが、やっぱりこれ、事業のめり張りが大事だと思うんですよ。以前に、これは文教委員会で、映画のまちづくりで盛岡のほうに視察に行ったときに、たしか盛岡だったと思うけど、そこもいわゆる花いっぱい運動みたいなことをやっていて、ハンキングバスケットといったかな、つるすやつね。それを商店街に設置していて、あれが非常にいいんですよね。この花いっぱい運動も、やはりそれなりにめり張りつけてやらないと、プランターを配ってお店先に置いていてもいいんだけど、手入れが悪くて枯れていたりすると、逆に非常にみっともなかったりするんですね。
そういう点では、どこまでもお金をかけられるものではありませんが、やっぱり一定のめり張りというのがあると思うんですよ。そこで何か今、問題意識があったらお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
今、委員のほうからお話があったとおりで、一過性のものであれば、花いっぱい運動のやっぱり継続性というものを求めてやっていかなければいけないというふうに考えています。そのためのきっかけづくりではないんですけれども、そういったものがどういう手法でたくさんの方が興味を持ってくれて、どういうふうにしていくと、それが継続をしてもらえるのかというところをやっぱり考えていかなければいけないというふうに思っています。
今の段階では、たくさんの方が参加しやすいように要綱を変えました。これを受けて、どういうきっかけづくりをこれから検討して、実施していくのかという段階だというふうに私は思っています。いろんな情報であるとか、またはいろんな先進市の事例とか研究させていただきながら、調布市らしい取り組みを行っていければいいかなというふうに考えております。
以上です。
◆井樋 委員
わかりました。多くの人に参加してもらう方向で今、それは1つの前進方法だから、ぜひそれを進めながら、結局、これはやっぱりまちの中にどういう絵が描けるかということになると思うんですね。御答弁の趣旨の方向でぜひ努力していただきたいと思います。
以上です。
○宮本 委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
それでは、 338、 339ページ。はい、清水委員。
◆清水 委員
生け垣新設補助金についてお尋ねいたします。この生け垣新設がなかなか進まないようなんですけれども、やはりこれも雨水浸透ますと同じように、ISOの達成目標にはなっているんですけれども、22年度の事務報告書を拝見いたしますと、 150メートルの生け垣の新設助成を目標にしたところ、54メートルを助成したと。約3分の1ということで、伸びないというのは何でかなと考えて補助金の要綱とかも拝見したんですけれども、要綱に問題があるのかなとか思うんですけども、行政のほうではどのように課題と捉えていらっしゃるのか。これはやはり花いっぱい運動と同じですけれども、生け垣にお花が咲くことで、やはり先ほどと同じ観光資源になり得るんですね。そのあたりも加味して課題というか、何が問題で伸びないのかというのをお聞かせいただけますでしょうか。
○宮本 委員長
はい、坂本課長補佐。
◎坂本 緑と公園課長補佐
生け垣新設補助については、もちろん市の緑と公園課の
ホームページですとか市報ですとかで周知を図っているところで、建築指導課ですとか街づくり事業課などにもチラシを置いていただいたりとかということもしてはいるんですけれども、基本的に申請が上がってきてというような形なものですから、なかなか伸びていかないのかなというふうに思っています。
◆清水 委員
ただ、これはISOの目標になっているので、やはり伸ばさなきゃいけない目標でありますので、何かしらやっぱり考えないといけないと思うんですけれども、だとすれば、やはり補助金の交付要綱の例えば補助対象の緩和をするとか、何かそのようなことが考えられないのでしょうか。
○宮本 委員長
はい、秋場課長。
◎秋場 緑と公園課長
確かに申請を受けてから補助する要綱ではあるんですけれども、どういう形でそれを利用しようとする情報を皆さんのお手元までに届けるかということの努力が大事なんだというふうに思います。確かにチラシを置いていただいているとか、そういうことは今までもやって、
ホームページにも載せているとかとやっておりますけれども、もっとPRだけで考えて、1つの案とすれば、例えば工務店であるとか、大工さんであるとか、そういった土木作業をやっている会社のところに直接そういうチラシを持っていって、お客さんと話をするときに、こういった制度がありますよというPRをしてもらうということも1つの方法だと思うんです。ですから、そういった、こちらが今持っている情報というのを、またそういう制度というのをいかに届けるのかということをもう少し積極的にやっていく必要はあるだろうというふうに思っています。
ただ一方で、生け垣と同じように使えるように花いっぱい運動も、公道に面したところには花いっぱい運動として対象地としても結構ですよというようなことも取り入れておりますので、生け垣だけにとどまらず、やっぱり花いっぱい運動であるとか、生け垣の新設であるとか、またそういったところについてもPRをどんどんしていきたいなというふうに考えているところです。
以上です。
◆清水 委員
生け垣にとどまらずとおっしゃるんですけれども、花いっぱい運動はISOの目標値ではないので、また話が別だと思うんですけど、生け垣はISO目標なので、やはり調布市には植木屋さんも結構多いというふうにお聞きしていますし、先日も建設業の方々ともお話をした機会もありましたし、そういう方々ともうちょっと連携をとっていただいて、ISOの目標であるということをぜひ念頭に置いていただいて事業を進めていただきたいと思います。
以上です。
◆宮本 委員
はい、大河委員。
◆大河 委員
ISOは何のためにあるかということがやっぱりあって、単に数値をあれするのか、そのことによって調布の環境ですよね、景観も緑もそうですけど、どう創出できるかという本来の目的ということがあると思います。
それと、生け垣の問題は、やはりそれなりの土地を所有していないと、家が少ない面積の中で手入れも必要ですし、その生け垣をつくることの負担感というのも非常にあるわけですので、やはり生け垣ができる土地の今までの傾向ですとか、新築でそれなりに余裕を持って、そういうことに理解がありそうな方に届くようなアピールの仕方とか、何か工夫をしないとそう簡単にはできない。毎年手入れをしてやっていくわけですので。ですから、それをやっていくんであれば、進めるんであれば、やはりそういうふうな視点というものとかを整理されて、どこにお願いをしたらよいのかということも整理されてやっていくことだというふうに思います。
あと、先ほどの花いっぱいというのは、やはり調布に花や緑がいろいろあるということが市民の皆さんにとってよりいいものだということが目で見て実感できるというんでしょうかね、ですから、写真のコンテストをするとか、自分が見たそういうものを1年に1回は駅前、今度、広場がよくなりますから、そういうところで展示するとか、やっぱりいろんな形で、いいよねというのと検証するとか、そうお金をかけなくてもできることはあると思います。
それと、調布に新しく家を建てる方は必ず木は1本植えるとか、道路をするときは必ず1本入れるとか、そういう話を多治見では聞いたことがあります。緑をふやそうという市のコンセプトがあるので、市の政策で道路をつくる場合、何かをするとき、何とか工夫すればそこに木が入るのかどうかとか、例えば花が植えられるとか、そういうふうに政策としての位置づけが明確であれば、またやりようも違うと思いますので、ぜひそういったことも整理されて、新しい時代の基本計画、今後の10年のとき、市民が求めている緑と水、豊かな市というイメージをどう創出していくかということが1つの緑の基本計画を進行管理する市としての責任があると思いますので、頑張ってやっていただきたいと思います。これは意見です。
○宮本 委員長
ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
なしと認め、環境部所管の質疑、意見を打ち切ります。
ここで理事者入れかえのため暫時休憩いたします。
午後4時8分 休憩
─────────── ── ───────────
午後4時11分 開議
○宮本 委員長
それでは、委員会を再開いたします。
議案第55号の都市整備部所管の審査に入ります。
なお、初めに都市整備部の決算について総括的な説明を求め、続いて都市整備部所管の前半部分、土木費の道路橋りょう費までについて各担当から個別の説明をお願いしたいと思います。はい、井上
都市整備部長。
◎井上
都市整備部長
それでは、平成23年度
一般会計歳入歳出決算、都市整備部所管分の審査に当たりまして、概要を総括的に御説明申し上げます。なお、金額につきましては、四捨五入して 100万円単位で丸めさせていただきますので、御了承をお願い申し上げます。
初めに、決算の前提となります平成23年度の一般会計予算ですが、その編成に当たりましては、基本的な考え方として大きく2点の方針を部内に示しました。
1つは、地域主権です。住民発意のまちづくりを推進するとともに、責任を持ってまちづくりに取り組むため、景観行政団体への移行や都市計画決定権限の移譲など、制度面での対応を図ること。
2つ目は、厳しい財政環境への対応です。事務事業の採択に当たっては、選択と集中の観点から厳選すること。特に、調査関連経費につきましては、委員会における決算審査等においてさまざまな御指摘をいただいてきたことから、その必要性の検証や仕様の見直しなど、経費の縮減を図ること。また、国・都支出金を初め、特定財源の確保に努めることといたしました。
その結果、平成23年度の一般会計予算の都市整備部所管分は、人件費を除き69億 2,300万円の当初予算規模でスタートいたしました。その後、3回の補正で合計1億 9,900万円の減額をお願いし、平成22年度からの繰越事業費3億 9,600万円を加えた最終予算額は71億 2,000万円となりました。これに対する支出済額は65億 3,600万円で、執行率は91.8%となり、前年度と比べて 3.4ポイントの増加となりました。また、翌年度への繰越額は2億 700万円であり、不用額は3億 7,700万円となりました。
こうした数値を平成22年度と比べますと、まず、当初予算で4億 600万円、 5.5%の減となった上に、補正予算でも減額となったことから、決算でも6億 900万円の減となりました。特に、道路新設改良費で5億 9,000万円、都市計画総務費で2億 9,300万円がそれぞれ減額となりました。一方、市街地再開発事業費で1億 7,100万円の増額となっております。
続きまして、取り組み結果について御説明を申し上げます。
まず、基本計画の重点的な取り組みの1つである、京王線の連続立体交差事業と一体となった中心市街地の街づくりについてです。京王線の連続立体交差事業は、平成23年度末におきましては、事業費ベースで約82%の進捗との報告を受けておりましたが、先月19日、無事に地下化切りかえが完了いたしました。今後、駅施設の整備等のほか、既存鉄道施設の撤去、交差道路部の整備などが順次進められてまいります。このため、既に御報告させていただきましたように、本年1月に事業認可が2年延伸され、連立事業の完了は平成26年度末となっております。
この連立事業に合わせた、調布、布田、国領の駅前広場整備については、交通管理者との協議とともに、身体障害者を含む市民参加のもと、丁寧な意見交換を重ね、詳細設計の検討を進めてまいりました。
また、市街地再開発事業や土地区画整理事業など、関連する事業につきましても、住民の合意形成に努めながら取り組んでまいりました。調布駅北第1地区市街地再開発事業では、施行区域を2つに分けて実施することとなり、市役所通りに面したA地区におきましては、昨年10月に組合設立が認可されております。さらに、本年3月には、南口東地区につきましても組合設立の認可がなされております。
もう1つの基本計画の重点的な取り組みである、参加と協働のまちづくりの推進についてですが、引き続き街づくり条例に基づく協議会や準備会の支援など、参加と協働のまちづくりに計画段階から取り組んでまいりました。
その結果、富士見町住宅におきましては、建替組合の設立に至る合意形成がなされました。現在、全住民の移転が済んだとの報告を受けております。
また、新たに柴崎駅周辺地区につきまして、準備会の発足に向けて住民の方々との話し合いを行ってまいりました。地元の方々の熱意により、本年6月、条例に基づく街づくり準備会として認定をしたところです。
深大寺地区につきましては、深大寺通り街づくり協議会の活動を支援し、街づくり条例の規定による街づくり協定の締結に向けて議論を深めてまいりました。本年7月には、条例に基づく街づくり推進地区の指定及び街づくり協定の認定を行ったところです。
このように、各地域で住民発意のまちづくりが進められております。こうした活動を積極的に支援し、今後とも協働のまちづくりに取り組んでまいります。
次に、個別施策についてであります。
初めに、交通関係です。バリアフリー法に対応するため、新たに飛田給駅周辺地区を重点整備地区に加えた基本構想を策定いたしました。この構想では、これまでの交通関連にとどまらず、公共施設のみならず民間建築物についても対象とさせていただきました。さらに、基本構想の検討過程で公共サインのあり方について議論を行い、整備方針を策定いたしました。これを受けて、今年度は具体的に飛田給地区のサイン整備に取り組んでいるところです。
また、長年の懸案でありましたミニバス北路線につきましては、沿線住民の皆さんとの丁寧な話し合いを継続することで合意形成を図ることができ、本年1月に全線運行を開始いたしました。これにより、平成10年に策定した都市計画マスタープランに公共交通整備重点地区を位置づけ、解消を目指してきた公共交通の不便地域の課題がようやく一定の解決を見ることができました。
さらに、みたかシティバス新川・中原ルートとして、本年3月、つつじヶ丘駅と杏林大学病院を結ぶ路線が開設されました。この路線は、調布市と三鷹市が共同で取り組むものであるとともに、京王バス東と小田急バスの2社が共同で運行するという画期的な路線となっております。つつじヶ丘駅とJR中央線を結ぶバス路線開設の起爆剤となることを期待しております。
また、放置自転車対策として、調布駅周辺における自転車等駐車場整備の検討に取り組んでまいりました。連立事業の進捗に合わせ、駅前広場の地下空間、鉄道敷地の活用など、早急に具体化してまいりたいと考えております。
次に、道路の整備についてです。都市計画道路の用地買収では、3・4・18号線、3・4・26号線、3・4・32号線、3・4・33号線の4路線に取り組みました。築造工事では、3・4・4号線、3・4・9号線の整備を実施し、交通開放されました。また、西調布駅のバリアフリー化に伴う橋上駅舎整備とともに、自由通路を整備し、供用を開始いたしました。
なお、3・4・10号線──品川通りですが──の延伸につきましては、地域住民の方々との協働で実施した環境調査結果を広く住民に情報提供するため、広報紙として「品川通り通信」を作成し、配布いたしました。
次に、防災都市づくりです。東京都の施策と連動して、特定緊急輸送道路を位置づけるべく耐震改修促進計画の改定を行いました。そこで指定された道路の沿道建築物の耐震診断の支援を実施するため、補正予算をお願いし、取り組んでまいりました。また、崖線沿いの道路擁壁の点検調査など、震災に強いまちづくりに取り組んでまいりました。
最後に、その他の重要課題への取り組みです。
初めに、景観についてです。景観行政団体への移行に向けて、学識経験者や公募市民を交えた検討委員会を設置し、景観に関する基本的な考え方を示す景観基本計画の策定に取り組みました。今年度、法定計画である景観計画を策定し、来年度には景観行政団体に移行してまいりたいと考えております。
2つ目が権限移譲への対応です。墓地の経営許可、用途地域の指定など、本年4月、東京都から権限が移譲されました。適切に対応するため、条例の制定、基準の作成など、着実に取り組んでまいりました。
以上が平成23年度決算に係る主な取り組み結果です。当初計画した事業につきましては、おおむねその成果が得られたものと考えております。
まちづくり事業は、そのほとんどが長期的な視点から計画的かつ適正に進める必要があります。また、多額の投資を要するものでもあります。委員会審査でいただきました御意見などを踏まえ、これまで以上に効率的に事務を執行することは当然のこと、国庫補助などの特定財源の確保に努めつつ、新たな基本計画策定、平成25年度予算の編成に取り組んでまいります。
一方、まちづくりは多くの行政分野に影響を及ぼします。本定例会における一般質問におきましても、産業振興、福祉、環境など、関連する部門での調整を要する事項が数多くありました。平成23年度におきましても、景観計画の検討、深大寺地区のまちづくりでは環境部と、バリアフリーでは福祉健康部などと密な連絡調整のもと取り組んでまいりました。今後とも庁内連携に留意しつつ、「みんながつくる・笑顔輝くまち調布」の基本構想の総仕上げに向けて、総合的なまちづくりを進めてまいります。
以上、平成23年度
一般会計歳入歳出決算、都市整備部所管分の総括説明とさせていただきます。事項別明細書に沿った詳細な御説明は各担当からさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
○宮本 委員長
はい、奥村課長。
◎奥村 住宅課長
それでは、 190ページ、 191ページをお願いいたします。
款15「民生費」、項5「社会福祉費」、目15「高齢者福祉費」のうち、住宅課所管分につきまして御説明申し上げます。右側備考欄をお願いいたします。
初めに、◎の高齢者住宅管理費でございます。
高齢者住宅管理費総体で、平成23年度支出済額は 5,300万円余、執行率は99.7%で、当初計画のとおり執行しておりますが、平成22年度と比較いたしますと 228万円余の減となっております。この主な減要因につきましては、高齢者住宅賃借料のうち、シルバーピア深大寺賃貸借契約が、平成22年12月22日付で月額賃料 122万円余から99万円になったことによるものでございます。
一番初めの○高齢者住宅賃借料でございますが、市内にありますシルバーピア深大寺、シルバーピア柴崎、シルバーピアたまがわの高齢者住宅3カ所、合計39戸の賃借料に要した経費でございます。
次に、その下の○光熱水費、○維持管理事務費、次の○使用料収納事務費につきましては、高齢者住宅の管理に要した経費でございまして、平成22年度とほぼ同額を執行しております。
最後の○新規高齢者住宅整備事業選考委員会謝礼につきましては、シルバーピアたまがわの代替施設確保を図ることから、民間事業者選定にかかわる3人分の委員謝礼に要した経費でございます。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、鎌上担当課長。
◎鎌上 建築指導課建築確認担当課長
続きまして、 298、 299ページをお願いいたします。
款40「土木費」、項5「土木管理費」でございます。最終予算10億 7,900万円余に対する支出済額10億 5,900万円余で、執行率は約98.1%でございます。
また、目5「土木総務費」といたしましては、最終予算額5億 9,300万円余、支出済額5億 8,100万円余で、執行率は97.8%となっています。
右側備考欄をごらんください。最初の◎一般職人件費でございます。
これは、建築指導課の再任用1名を含む18名の職員給与、扶養手当を初めとする諸手当、時間外勤務手当及び職員共済組合負担金等の人件費でございます。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、山田課長補佐。
◎山田 都市計画課長補佐
続きまして、都市計画課所管分でございます。
最初の◎都市整備管理事務費でございます。
その下の○消耗品費及び機器借上料は、都市整備部で使用しているコピー機等のリース代、コピー用紙、トナー購入などに要した経費であります。
次の○車両管理費は、都市整備部所管車両のうち、都市計画課が所管している2台分の燃料費や点検等の維持管理経費として支出したものでございます。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、塚田課長補佐。
◎塚田 交通対策課長補佐
続きまして、交通対策課所管分、◎自転車対策費でございます。
○自転車等駐車対策協議会委員報酬ですが、調布市自転車等対策実施計画に基づき、つつじヶ丘駅周辺の違法駐車対策の強化を図るため放置禁止区域を変更すること、また、施設の設置や廃止について審議するため、自転車等駐車対策協議会を開催した際の当協議会委員のうち5名に対する報酬費でございます。
○土地賃借料につきましては、自転車等駐車場25カ所の土地賃借料でございます。
続きまして、 300、 301ページをごらんください。
○自転車駐車場機器等借上料につきましては、平成21年4月1日に有料化し供用開始した仙川南、北の駐輪場と西調布南第1、第2駐輪場の計4カ所並びに平成22年度に整備した柴崎駅周辺4カ所の自転車駐車場のうち、管理用機器等を設置した3カ所のリース料でございます。
○消耗品費につきましては、作業服など被服貸与品や文具類などに要した経費でございます。
○印刷製本費につきましては、放置自転車ラベルや実態調査のお知らせの印刷に要した経費でございます。
○放置自転車対策指導員報酬につきましては、放置防止の啓発や駐車施設への誘導を行う自転車等放置防止誘導員3名分の報酬に要した経費でございます。
○自転車駐車場運営等業務費につきましては、調布市公共施設管理公社に委託しております41カ所の自転車等駐車場の管理及び整理等に関する業務及び誘導・返還・撤去業務委託に要した経費でございます。
○看板作製委託料につきましては、放置自転車禁止区域路面表示ステッカーの作製や施設案内等の看板作製に要した経費でございます。
○自転車駐車場管理費の警備業務委託料につきましては、上石原、つつじケ丘、富士見の3カ所の自転車保管所の機械警備委託料及び管理事務所がある駐輪場7カ所の機械警備委託料に要した経費でございます。
○自転車駐車場等使用料過年度返還金につきましては、3カ月及び6カ月の定期利用者における過年度の自転車等駐車場使用料の還付申請に対する返還金でございます。平成23年度は4件の取り消し申請があったため、還付対象月分を精算し、合計1万 200円を還付いたしました。
○車両管理費につきましては、交通対策課が管理している2台の燃料費、車検に伴う修繕費、自動車保険、自動車重量税に要した経費でございます。
○諸経費につきましては、全国自転車問題自治体連絡協議会の負担金のほか、自転車対策協議会委員会賄いのお茶代と郵便後納料金及び切手代に要した経費でございます。
次に、◎ミニバス交通事業費でございます。
○ミニバス運行事業補助金につきましては、ミニバス西路線の補助金のほか、平成24年1月31日から全線運行を開始した北路線の延伸にかかわる施設整備費と車両購入費に対する補助金並びに平成24年3月26日から運行を開始したみたかシティバス新川・中原ルートに対する負担金に要した経費でございます。
○ミニバス折返場用地賃借料につきましては、北路線柴崎折返場用地賃借料に要した経費でございます。
○看板作製委託料につきましては、ミニバス北路線全線開通に向けた交通管理者協議の中で指導のあった交通安全啓発看板の作製に要した経費でございます。
次に、土木総務費の流用につきまして御説明いたします。
備考の最下段は、放置自転車対策指導員報酬において、上半期の市民要望等を踏まえ、下半期から放置自転車対策を強化したことに伴い、予算作成時の見積額に対して不足となったことから流用させていただきました。
302ページ及び 303ページをごらんください。
303ページ備考欄の1つ目は、交通安全施設費の自転車駐車場等整備工事費において、平成23年度内に返還するよう請求があった国領駅北第2自転車駐車場の現況復旧工事を行う必要が生じたため、流用させていただきました。
続きまして、款40「土木費」、項5「土木管理費」、目10「交通安全施設費」でございます。最終予算額4億 6,596万 9,000円、支出済額4億 6,586万 5,097円で、執行率は 100%です。主な項目につきまして御説明いたします。
◎自転車駐車場等整備費でございます。
○自転車等駐車場調査委託料につきましては、調布駅直近の貴重な公有地である駅前広場の地下活用を視野に、駐輪施設の設置に向けた調査、検討に要した経費でございます。
○自転車等駐車場測量等委託料につきましては、現在、財団法人自転車駐車場整備センター施行で整備が進められている調布駅北第2自転車等駐車場の測量に要した経費でございます。
○自転車駐車場等整備工事費につきましては、調布駅北第2自転車等駐車場の代替施設2カ所を含む3カ所の施設設置工事のほか、2カ所の施設の改修工事、1カ所の施設の現況復旧工事に要した経費でございます。
○自転車駐車場整備負担金につきましては、平成20年に開設いたしました財団法人自転車駐車場整備センターが管理、運営しています仙川駅東自転車等駐車場の市の負担金に要した経費でございます。
次に、◎自転車駐車場用地費でございます。
○公社経営健全化促進事業用地買収費につきましては、土地開発公社用地であるつつじケ丘自転車等保管所用地の買い戻しに要した経費でございます。
次に、交通安全施設費の流用につきまして御説明いたします。
303ページの備考流用説明の1つ目は、土木総務費の流用と理由は同じでございます。借地返還のための整備費が必要となったことから流用させていただきました。
2つ目は、台風による強風で破損した調布南オートバイ駐車場の補修工事のほか、新規施設設置の際の近隣配慮として防音対策等が必要となるなど、予算作成時の見積額に対して不足となったことから流用させていただきました。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、鎌上担当課長。
◎鎌上 建築指導課建築確認担当課長
続きまして、目15「建築指導費」について御説明いたします。
予算額 1,990万円余に対し、支出済額 1,290万円余で、執行率は65%ほどでございます。
不用額の主なものについて御説明させていただきます。
節13「委託料」についてでありますが、構造計算適合性判定業務委託料として当初予算で16棟見込んでいましたが、申請が6棟であったため、不用額となったものでございます。
節15「工事請負費」についてでございます。これは、違反建築物に対する撤去工事等の行政代執行費を予算化しているもので、この行為に至る劣悪な違反はなく、未執行となったものでございます。なお、本件の予算化は、違反建築物の増長の抑止力となっているものと考えております。
それでは、右側の備考欄をごらんください。主なものについて御説明いたします。
最初の◎建築審査会事務費ですが、建築審査会は、建築基準法に規定する許可申請に対する同意や審査請求に対する採決を行う第三者機関であります。
1つ目の○建築審査会委員報酬は、建築、都市計画、法律、行政、公衆衛生の学識経験者から成る委員5名の報酬で、建築審査会12回に要した経費でございます。
次の○建築審査会運営費は、全国審査会長会議が11月に山形市で開催され、この参加に伴う経費及び12回の建築審査会開催に伴う会議録作成に要した筆耕翻訳料等の経費でございます。
続きまして、 304ページ、 305ページをごらんください。
次の◎建築指導管理事務費です。
1つ目の○調停委員会委員報酬は、市長の諮問に応じて、建築紛争の予防と調整に関して調査、審議する調布市建築紛争調停委員会の委員報酬でございます。調停委員会の開催はありませんでしたが、2年任期のため、4月に委嘱式を行ったものでございます。
4つ下の○定期報告業務委託料ですが、建築基準法第12条第1項に規定する特殊建築物等の定期報告を3団体へ審査を委託した経費でございます。
5つ下の○構造計算適合性判定業務委託料ですが、平成19年6月の建築基準法改正により制度化されたもので、建築確認申請の際に対象建築物の構造計算適合性判定を第三者機関に業務を委託した経費でございます。
1つ下の○庁用自動車購入費ですが、特定行政庁を開庁した平成7年度に購入した軽自動車2台を老朽化により買いかえた経費でございます。
3つ下の○指定道路調書等事務費ですが、平成20年度から指定道路調書作成作業を進めてまいりましたが、境界確定等が未処理となっている路線で8件の現地測量等を行ったものでございます。
次の◎建築物防災対策事業費でございます。
306ページ、 307ページをごらんください。
○被災建築物応急危険度判定事業費は、被災建築物応急危険度判定員が災害時に使うヘルメット68個分と、災害時に判定員となっていただく防災ボランティアに連絡通信等を行う郵送料でございます。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、代田主幹。
◎代田 道路管理課主幹兼道路管理課長補佐事務取扱
308、 309ページをお願いいたします。
款40「土木費」、項10「道路橋りょう費」について御説明いたします。
道路橋りょう費につきましては、街づくり事業課、道路管理課の2課の所管となります。
道路橋りょう費全体といたしましては、道路橋りょう総務費、道路維持費、道路新設改良費について予算の補正を行っております。道路橋りょう総務費では一般職人件費を増額、道路維持費では、舗装補修等委託料、街路樹管理費を増額、地籍調査事業委託料を減額、また、道路新設改良費では、生活道路に要する費用、人と環境にやさしい道路整備に要する費用を減額、私道整備に要する費用を増額補正いたしました。補正後の予算現額16億 5,600万 8,500円に対する支出済額は15億 8,076万 2,258円で、執行率は95.5%でございます。
それでは、目5「道路橋りょう総務費」から右側の備考欄に沿って主な事項を御説明いたします。
◎一般職人件費ですが、道路管理課職員27名分の一般職職員給、諸手当等、時間外勤務手当、共済費として執行したものでございます。
なお、道路橋りょう総務費の流用につきましては、時間外勤務手当について不足分が生じたため、諸手当等から51万 2,000円を流用させていただきました。
続きまして、目10「道路維持費」でございますが、予算現額8億 3,939万 3,000円に対して支出済額8億 2,710万 7,634円で、執行率は98.5%でございます。不用額は 1,228万 5,366円で、主なものは委託料でありまして、当初予算において予算化いたしました法定外公共物等管理事務費の土地評価鑑定・測量委託料において、予定していた財産の売り払いについて売り払いに至らなかったことなどによるものでございます。
それでは、右側の備考欄に沿って主なところを御説明いたします。
まず、街づくり事業課所管分、◎道路管理事務費でございます。
車両管理費につきましては、街づくり事業課所管車両2台分の燃料費や点検等維持管理経費でございます。
続きまして、道路管理課所管分、◎道路管理事務費でございます。
臨時職員賃金につきましては、道路情報システムに各種情報の入力作業等を行うための臨時職員の賃金で、平成23年度より新たに計上させていただいたものでございます。
1つ飛ばしまして、消耗品費につきましては、道路等の境界に設置する境界石、事務用品や図書の購入等に要した費用でございます。
次の路線調査測量等委託料につきましては、市が管理している道路等の財産境や管理区域を確認するために、境界確認測量及び境界図の作成、境界石の埋設等を行うのに要した費用でございます。
続きまして、 310、 311ページをごらんください。
上から2つ目の土木工事積算システム保守委託料及び次の機器借上料につきましては、工事積算を行うシステムの保守サポート及びシステム専属パソコン2台の借り上げの費用でございます。
次の土地賃借料につきましては、飛田給の鹿島建設西側にございます市道西53号線が狭いため、対向車の待避所として鹿島建設より借りている土地の賃借料でございます。
次の道路台帳補正委託料につきましては、道路法の規定により整備しております道路台帳等について、道路占用物件の変更及び道路の新規認定、廃止、拡幅等の道路区域の変更に伴う補正を行うのに要した費用でございます。
次の道路情報システム管理費につきましては、道路情報システムへの道路台帳のデータや告示データ、道路占用物データなどの情報入力の委託料及びシステム機器の借上料でございます。
次の橋りょう台帳整備委託料につきましては、調布市が管理する橋梁71橋についての台帳整備等に要する経費で、過年度に耐震補強工事を行った橋梁に対する台帳の補正を行うとともに、平成23年度につきましては、長寿命化を目的とした橋梁の長期修繕計画の策定に要した費用でございます。
次の道路現況図等作成委託料につきましては、道路の認定、廃止等に伴い、現地測量や登記及び議案資料図面の作成に要した費用でございます。
1つ飛ばしまして、ふれあいのみちづくり事業費につきましては、要綱に基づき実施しております、ふれあいのみちづくり事業にかかわる消耗品費及び参加団体の団体保険料等でございます。
次の車両管理費につきましては、道路管理課が所管しております車両8台分の燃料費、車検料、自動車保険料などの経常的経費でございます。
次の損害保険料につきましては、調布市で認定している市道、その他サイクリング道路等にかかわる事故に対する損害賠償責任保険料でございます。
次の道路事故賠償金につきましては、市が管理する道路上及び施設内で発生した事故の示談が成立したことにより被害者に支払う損害賠償金であり、平成23年度は1件の事故に対して執行いたしました。
次の各種負担金につきましては、調布市が加入している10の協議会の平成23年度負担金及び会費等として執行したものでございます。
続きまして、◎道路維持管理費でございます。
312、 313ページをお願いいたします。
光熱水費につきましては、道路管理課が管理しております街路灯にかかわる電気料金として執行したものでございます。
次の道路清掃等委託料につきましては、道路や附帯設備、地下通路等の清掃委託に要した費用でございます。
次の連絡業務委託料につきましては、市役所が閉庁する平日夜間や休日、年末年始における市民等からの通報などに対応するための委託に要した費用でございます。
次の除草等委託料につきましては、道路管理課で管理しております市道や水路及びサイクリング道路等の除草に要した費用でございます。
次の維持補修費につきましては、建設業協同組合及び管工土木事業協同組合と道路の補修について単価契約を行い、必要に応じて道路舗装の補修や雨水ますの設置などを実施した舗装補修等委託料、9月の台風に伴う災害や2月の雪害などの対応を行った緊急災害復旧業務委託料、常温合材などの道路の維持補修に必要な材料の購入に支出いたしました整備用原材料から成っております。
次の管理施設補修等委託料につきましては、点字ブロックなどの安全施設以外の道路附帯施設の補修等に要した費用でございます。
次の施設修理委託料につきましては、道路反射鏡やガードレールなどの交通安全施設及び街路灯の新設、修理並びに各種案内板の設置などに要した費用でございます。
次の保守点検等委託料につきましては、主要市道33号線、これは飛田給のスタジアム通りでございますが、こちらにございます横断歩道橋に附属するエレベーター3基の保守点検、巡回警備、清掃の委託に要した費用でございます。
次の飛田給公共通路維持管理費の飛田給公共通路維持管理委託料につきましては、公共通路の日常の清掃、付随するエレベーター2基、エスカレーター2基の定期点検に要した費用であり、飛田給公共通路維持管理費負担金は、公共通路の施設にかかわる電気料金の調布市負担分として支出したものでございます。
次の防犯外灯電気料助成金につきましては、調布市防犯外灯助成規則に基づき、市内の4団体について電気料金の助成を行ったものでございます。
次の街路樹管理費につきましては、調布市が管理する街路樹について、剪定、除草、清掃、害虫の駆除など、街路樹の管理委託に要した費用でございます。
続きまして、◎法定外公共物等管理事務費でございます。
法定外公共物等管理専門嘱託員報酬につきましては、法定外公共物等の事務処理を行うための専門嘱託員1名の報酬でございます。
続きまして、◎地籍調査事務費でございます。
地籍調査事業につきましては、地籍調査事業委託料として 680万円を予算化いたしましたが、昨年3月に発生いたしました東日本大震災により大規模に地盤変動が生じたことから、測量のもととなる基準点の改測が必要となったため、減額補正をいたしました。
314、 315ページをごらんください。
地籍調査事務費のその他の項目につきましては、事務用品の購入や全国国土調査協会負担金等で執行したものでございます。
次に、道路維持費の主な流用につきまして御説明いたします。
道路維持管理費の光熱水費につきまして、一括前払いにおいて不足分が生じたため、こちらの表の上から2つ目、使用料及び賃借料から 111万 4,000円と、上から4つ目の道路新設改良費、工事請負費から 625万 4,000円を需用費、一般需用費へ流用させていただきました。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、齊藤課長補佐。
◎齊藤 街づくり事業課長補佐
続きまして、目15「道路新設改良費」でございます。予算現額6億 253万 7,500円に対して支出済額5億 4,001万 6,272円であり、執行率は89.6%でございます。不用額は 5,827万 9,228円で、主なものといたしましては、工事請負費におきまして、狭隘道路整備において当初予定した額まで申請が至らなかったことと、工事請負契約における契約差金が発生したことなどによるものでございます。
それでは、右側の備考欄に沿って主なところを御説明いたします。
まず、街づくり事業課所管分、◎道路整備費でございます。
生活道路整備実施設計委託料につきましては、市道北 139号線測量設計委託など2路線の測量設計委託及び京王線連続立体交差事業における交差道路網検討業務委託を行ったものでございます。
次の生活道路新設・改良工事費につきましては、市道南 123号線など4件、 518メートルの生活道路改良工事及び市道北 181号線など6メーター未満の道路22件、 125メートルの道路改良工事を行ったものでございます。
次の狭あい道路整備工事費につきましては、調布市狭あい道路拡幅整備要綱に基づき整備を進めているもので、狭隘道路の解消に向けて幅4メートルへの拡幅整備費として執行したものでございます。平成23年度の実績といたしましては59件であり、L型側溝整備延長は 1,459メートルでございます。
次の狭あい道路整備測量等委託料につきましては、狭隘道路の拡幅整備用地として寄附された土地の測量、分筆等に係る経費及び所有権移転登記の費用として執行したものでございます。平成23年度は、小島町2丁目13番地先など合計99件の測量等を行いました。
次の狭あい道路整備協力奨励金につきましては、調布市狭あい道路拡幅整備要綱に基づき、協力をいただいた隅切り用地に対して交付する奨励金として、富士見町4丁目8番地先など合計8件において執行したものでございます。
次の狭あい道路整備物件補償費につきましては、狭隘道路の拡幅整備に先立ち、地権者等が支障物件の除却工事を行った場合の助成金で、小島町3丁目92番地先など合計31件において執行したものでございます。
316、 317ページをお願いいたします。
物件補償費につきましては、市道東86号線の工事に伴う物件補償に要した費用でございます。
続きまして、◎道路用地費でございます。
土地鑑定評価・物件調査委託料につきましては、生活道路の拡幅整備に伴う土地鑑定評価及び物件調査委託に要した費用でございまして、主要市道4号線など合計4路線について執行したものでございます。
次の測量・調査委託料につきましては、生活道路の拡幅整備に伴う用地測量や官民境界線の表示、境界石の埋設に伴う経費として執行したもので、市道北 139号線など合計25件の測量調査委託を行ったものでございます。
次の生活道路用地買収費につきましては、主要市道4号線など合計6路線、 385平方メートル余の用地につきまして、調布市土地開発公社からの買い戻しを行ったものでございます。
次の生活道路物件補償費につきましては、市道北24号線など3路線の用地取得に伴う建物等の補償費でございます。
次の用地特別会計繰出金につきましては、債務負担行為により過年度に取得した生活道路事業用地に対する元金、利子の償還分でございます。
以上でございます。
○宮本 委員長
はい、代田主幹。
◎代田 道路管理課主幹兼道路管理課長補佐事務取扱
続きまして、道路管理課所管分、◎道路整備費でございます。
生活道路整備実施設計委託料につきましては、市道北13号線測量設計委託、市道北 146─4号線測量設計委託、飛田給スタジアム前歩道橋の耐震補強補修設計委託に執行したものでございます。
次の測定等委託料につきましては、必要な路面補修の程度を測定し、設計に反映させるための判断材料となるFWD調査を実施するのに要した費用と、市道西 113号線の擁壁補強工事に伴う家屋調査に要した費用でございます。
次の生活道路新設・改良工事費につきましては、市道北 139号線、市道北 146─4号線の舗装改良工事、調布病院の南側にございます市道西 113号線の擁壁補強工事、西町地区の浸水対策として実施いたしました市道西 136─2号線浸透施設設置工事、府中用水にかかる3橋の橋面舗装改良工事及び地権者の方々からの申請を受けて実施する私道整備工事に係る費用として執行したものでございます。
次の橋りょう整備費につきましては、耐震補強が必要な橋梁について、仙川にかかる占用橋、また、府中用水にかかる下森村橋、無名3号橋、うずら橋の4橋について耐震補強工事を実施したものでございます。
次の人と環境にやさしい道路整備実施設計委託料につきましては、主要市道9号線──こちらは原山通りになりますが──の歩車道の段差を解消するバリアフリー化や、車道部に低騒音排水性舗装を施工するなどを内容とした人と環境にやさしい道路整備工事に係る実施設計委託料と、主要市道12号線──こちらは品川通りになりますが──の京王相模原線との交差部に当たる仮立体を撤去した後の道路整備について測量設計委託として執行したものでございます。
次の人と環境にやさしい道路整備工事費につきましては、主要市道12号線においてバリアフリー化や車道排水性舗装工事を実施したものでございます。なお、主要市道12号線につきましては、平成22年度からの繰越分も含め執行いたしました。
次に、道路新設改良費の流用につきまして御説明いたします。
道路維持管理費の先ほどの街路灯の光熱水費において不足が生じたため、工事請負費、生活道路新設・改良工事費から 625万 4,000円を流用させていただきました。
318、 319ページをお願いいたします。
狭隘道路の拡幅整備用地として寄附された土地の測量、分筆等にかかわる経費等が不足したため、工事請負費、生活道路新設・改良工事費から委託料、狭あい道路整備測量等委託料へ 1,075万 3,000円を流用させていただきました。
以上でございます。
○宮本 委員長
それでは、ここでお諮りいたします。
本日の会議はこれまでとしまして、週明け9月18日にこの続き、都市整備部所管前半部分の質疑から審査を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 委員長
御異議なしと認めます。
それでは、本日の審査はこれまでとし、9月18日火曜日午前10時に委員会を再開いたします。なお、改めて通知はいたしませんので、御了承願います。
それでは、これにて委員会を散会します。お疲れさまでした。
午後5時0分 散会...