• "生活再建救済制度"(1/8)
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  1. 調布市議会 2011-03-22
    平成23年 第1回 定例会-03月22日-07号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成23年 第1回 定例会-03月22日-07号平成23年 第1回 定例会       平 成                        第1回           調布市議会会議録第 7 号       23年                        定例会       3月22日(火曜日)        出席議員(28人)          第 1番議員            内 藤 美貴子          第 2番議員            ドゥマンジュ恭子          第 3番議員            清 水 仁 恵          第 4番議員            福 田 貴 史          第 5番議員            丸 田 絵 美          第 6番議員            井 上 耕 志          第 7番議員            鈴 木 宗 貴          第 8番議員            田 中 久 和          第 9番議員            橘   正 俊          第10番議員            小 林 市 之          第11番議員            井 樋 匡 利          第12番議員            岸 本 直 子
             第13番議員            宮 本 和 実          第14番議員            川 畑 英 樹          第15番議員            内 藤 良 雄          第16番議員            鮎 川 有 祐          第17番議員            林   明 裕          第18番議員            伊 藤   学          第19番議員            荻 窪 貞 寛          第20番議員            福 山 めぐみ          第21番議員            大 河 巳渡子          第22番議員            雨 宮 幸 男          第23番議員            武 藤 千 里          第24番議員            広 瀬 美知子          第25番議員            漁   郡 司          第26番議員            土 方 長 久          第27番議員            大須賀 浩 裕          第28番議員            元 木   勇        欠席議員(0人)        ―――――――――――― ―― ――――――――――――        出席説明員          市長                長 友 貴 樹          副市長               小 林 一 三          副市長               宮 地 淳 夫          教育長               海 東 元 治          行政経営部長            伊 藤 栄 敏          行政経営部参事           小 西 健 博          総務部長              大和田 正 治          危機管理担当部長          大 森 康 正          市民部長              花 角 美智子          生活文化スポーツ部長        塚 越 博 道          産業振興担当部長          島 田   尚          子ども生活部長           今 村 孝 則          福祉健康部長            西 田 雄 次          環境部長              長 岡 博 之          都市整備部長            井 上   稔          都市整備部参事           杉 山 和 穂          教育部長              小 山 俊 夫          選挙管理委員会事務局長       土 浦   治          監査事務局長            小 川   武        ―――――――――――― ―― ――――――――――――        事務局職員出席者          事務局長              風 間 直 樹          事務局次長             小 林 明 信          事務局主幹             宮 川 節 夫          議事係長              高 橋 慎 一          議事係主査             佐 野 竜 也  3月22日 議事日程(第7号)  第 1   報告第 3号 専決処分の報告について  第 2   議案第10号 調布市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 3   議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 4   議案第12号 調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 5   議案第13号 調布市立図書館条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 6   議案第15号 調布市ふれあいの家条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 7   議案第 8号 調布市子ども基金条例       (委員会審査報告)  第 8   議案第 9号 調布市子ども発達センター条例等の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第 9   議案第14号 調布市総合福祉センター条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第10   議案第16号 調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第11   議案第17号 調布市こころの健康支援センター条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第12   議案第18号 調布市国民健康保険条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第13   議案第19号 調布市国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第14   議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算  (委員会審査報告)  第15   議案第21号 平成23年度調布市国民健康保険事業特別会計予算                                (委員会審査報告)  第16   議案第24号 平成23年度調布市介護保険事業特別会計予算                                (委員会審査報告)  第17   議案第25号 平成23年度調布市後期高齢者医療特別会計予算                                (委員会審査報告)  第18   議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算委員会審査報告)  第19   議案第23号 平成23年度調布市下水道事業特別会計予算                                (委員会審査報告)  第20   議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例  第21   議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例  追加日程  議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  追加日程  議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告)  第22   議案第26号 人権擁護委員の候補者の推薦について  第23   陳情審査結果について        陳情第85号 TPP交渉への参加反対に関する陳情        陳情第87号 2011年度年金引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を国に求める意見書の採択を求める陳情        陳情第86号 鶴川街道,多摩川原橋付近のミニバス路線新設を求める陳情        陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情  第24   議員提出議案第 1号 調布市議会市政調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例  第25   議員提出議案第 2号 だれもが安心して利用できる介護保険制度の改善を求める意見書提出について  第26   議員提出議案第 3号 高過ぎる国保料(税)の負担を軽減し,命と健康を守る国保に改善することを求める意見書提出について  第27   議員提出議案第 4号 米の戸別所得補償制度の見直しを求める意見書提出について  第28   議員提出議案第 5号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書提出について  第29   議員提出議案第 6号 公共交通機関のバリアフリー化のさらなる推進を求める意見書提出について  第30   議員提出議案第 7号 離島振興法の抜本改正及び総合的な離島振興策の推進を求める意見書提出について  第31   議員提出議案第 8号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し,万全の領域警備を求める意見書提出について
     第32   議員提出議案第 9号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書提出について  追加日程  議員提出議案第10号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への                   参加反対に関する意見書提出について  追加日程  議員提出議案第11号 東北地方太平洋沖地震を受けての緊急意見書提出について  第33   閉会中における議員の派遣について  第34   諸 報 告        1 市長報告――公売処分取消等請求事件の訴えの提起について        2 議員派遣報告        3 各常任委員会行政視察報告        4 ふじみ衛生組合議会報告        5 東京たま広域資源循環組合議会報告        6 東京都十一市競輪事業組合議会報告        7 東京都六市競艇事業組合議会報告        8 議長報告    午前 9時45分 開議 ○大須賀浩裕 議長  皆さん、おはようございます。ただいまより、平成23年第1回調布市議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員の数は28人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  会議を開く前に、議長よりお願いを申し上げます。  このたび、東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波により、想像を絶する未曾有の被害がもたらされております。  今なお多くの被災者の方々が極寒の中、避難所等で非常に厳しく不自由な生活を強いられており、一日も早い救援体制の整備が望まれております。  被災者の方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、この災害によってとうとい命を亡くされた多くの方々の御冥福をお祈りするために、黙祷をささげたいと思います。皆さん、御起立をお願いいたします。    〔黙祷〕 ○大須賀浩裕 議長  ありがとうございました。御着席をお願いいたします。  ここで、平成23年東北地方太平洋沖地震への対応について、市長より発言の申し出がありますので、これを許します。長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  ただいま大須賀議長から発言の許可をいただきましたので、平成23年東北地方太平洋沖地震への対応につきまして御報告させていただきます。  まず冒頭に、被害に遭われた多くの皆さんや関係者の方々にお見舞い申し上げますとともに、今回の震災で犠牲となられた方々の御冥福を謹んでお祈り申し上げます。  今回の地震は、平成23年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源として発生し、マグニチュード9.0、最大震度7を記録する国内観測史上最大の地震となり、激しい揺れと大津波により東北地方を中心に広範囲にわたって甚大な被害をもたらし、現在までのところ死者8,000人以上、行方不明者1万2,000人以上という未曾有の大惨事となりました。  一方、調布市におきましては震度5弱を記録いたしましたが、人命にかかわるような重大な被害はございませんでした。  市の対応といたしましては、地震発生直後から情報収集に当たるとともに、震災当日の午後3時56分に災害対策本部を設置いたしました。これまでに計13回開催された本部会議において、市内状況等を踏まえ対応、協議、決定の上、職員一丸となって災害対応に当たっているところでございます。  震災当日には、JRや京王線を含む私鉄各線が不通となったことに伴い、グリーンホール及び市立小学校3校の計4カ所に避難所を開設し、鉄道の運行情報の提供や食料、飲料水及び寝具の配布を行ったところであります。  また、電力需給の逼迫に伴い実施されております計画停電につきましては、調布市におきましても3月16日以降、対象区域として実施されております。市民生活にも大きな影響を及ぼしているところでございますが、できる限り早期に情報を入手し、市民の皆さんへの情報提供に努めているところでございます。  さらに、3月17日に市内、味の素スタジアムに東京都により被災者の緊急避難所が開設され、調布市としても都の要請に従い、その運営に協力を行っております。  今後も引き続き市民の皆さんの生活の安全を図るための取り組みはもとより、被災者の方々に対する救援や被災地の一日も早い復興のための支援や協力を行ってまいる所存でございます。皆様方の御協力を重ねてお願いを申し上げまして、報告とさせていただきます。 ○大須賀浩裕 議長  以上で長友市長の発言は終わりました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― ○大須賀浩裕 議長  これより会議を開きます。  日程に入る前に、本日も行政経営部広報課並びに議会事務局による本会議場の写真撮影を許可しておりますので、御了承をお願いいたします。  本日の議事日程並びに議事運営につきましては、3月16日に議会運営委員会が開かれておりますので、伊藤学委員長にその報告を求めます。伊藤学委員長。    〔伊藤  学議会運営委員長登壇〕 ◎伊藤学 議会運営委員長  議会運営委員会の報告を申し上げます。  本日再開の本会議の議事日程及び議事運営につきまして、3月16日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。  本日の議事日程につきましては、日程第1が専決処分の報告、日程第2から日程第19までが各委員会において審査の終了した市長提出議案18件で、それぞれ各委員会の審査結果報告、討論、採決を行うことになっております。  次に、日程第20、日程第21は市長提出の追加議案2件で、委員会に付託を行い、本会議を一たん休憩いたしまして、休憩中に委員会審査をお願いすることになっております。委員会審査終了後、本会議を再開し、審査の終了した議案2件を追加日程として上程し、委員会審査結果報告、討論、採決をお願いすることになっております。  続いて、日程第22は人事議案1件で、質疑、討論を省略し、即決であります。  次に、日程第23は陳情審査結果についてでありまして、各委員会の審査結果報告をお願いし、それぞれ決定していくことになっております。  続いて、日程第24から日程第32までが条例の一部改正及び意見書提出の議員提出議案9件で、即決であります。  続いて、追加日程として陳情の決定に伴う意見書1件と、緊急を要する意見書1件の議員提出議案が上程される予定になっております。  次に、日程第33は閉会中における議員の派遣について、最後に日程第34が諸報告8件であります。  なお、諸報告の後に、勇退議員及び市長からの発言の申し出が出ております。  以上が本日最終日の議事日程及び議事運営でございます。  これに従って議事を進めてまいることになっておりますので、全日程が終了するまでよろしく御協力のほどお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○大須賀浩裕 議長  以上で議会運営委員長の報告は終わりました。報告のとおり会議を進めてまいりたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、報告のとおり会議を進めてまいります。よろしく御協力のほどお願いいたします。  これより日程に入ります。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第1 報告第 3号 専決処分の報告について ○大須賀浩裕 議長  日程第1 報告第3号 専決処分の報告についてを議題といたします。  市長報告でありますので、市長よりその報告を求めます。長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  報告第3号につきまして御説明申し上げます。  本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会におきまして指定されておりますところの市長の専決処分事項について専決処分をいたしましたので、御報告申し上げるものであります。  その内容といたしましては、平成22年12月24日、日野市高幡1丁目1番地先の都道において、職員が運転する貨物自動車が、ブレーキ操作がおくれたことにより前方の普通自動車に追突し、相手方の運転者及び車両に損害を与えたものであります。これによるところの市の損害賠償の額は66万2,620円でありました。  以上、地方自治法第180条第2項の規定によりまして御報告申し上げます。 ○大須賀浩裕 議長  以上で報告は終わりました。  本件は報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、報告のとおり御了承をお願いいたします。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第2 議案第10号 調布市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第3 議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第2、日程第3、以上2件一括議題といたします。  本2件は総務委員会において審査を受けておりますので、その報告を井上耕志委員長に求めます。井上耕志委員長。    〔井上 耕志総務委員長登壇〕 ◎井上耕志 総務委員長  おはようございます。総務委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第10号 調布市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、以上2件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  討論なしと認め、討論を打ち切ります。  お諮りいたします。  日程第2、日程第3、以上2件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、これより2件一括採決を行います。  日程第2 議案第10号 調布市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、日程第3 議案第11号 調布市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、以上2件に対する委員長の報告は可決であります。本2件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本2件は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第4 議案第12号 調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第5 議案第13号 調布市立図書館条例の一部を改正する条例 (委員会審査報告) △第6 議案第15号 調布市ふれあいの家条例の一部を改正する条例
                                   (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第4から日程第6まで3件一括議題といたします。  本3件は文教委員会において審査を受けておりますので、その報告を林明裕委員長に求めます。林明裕委員長。    〔林  明裕文教委員長登壇〕 ◎林明裕 文教委員長  おはようございます。文教委員会の審査結果につきまして、御報告を申し上げます。  議案第12号 調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例、議案第13号 調布市立図書館条例の一部を改正する条例、議案第15号 調布市ふれあいの家条例の一部を改正する条例、以上3件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  討論なしと認め、討論を打ち切ります。  お諮りいたします。  日程第4から日程第6まで3件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、これより3件一括採決を行います。  日程第4 議案第12号 調布市立学校学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例、日程第5 議案第13号 調布市立図書館条例の一部を改正する条例、日程第6 議案第15号 調布市ふれあいの家条例の一部を改正する条例、以上3件に対する委員長の報告は可決であります。本3件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本3件は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第7 議案第 8号 調布市子ども基金条例          (委員会審査報告) △第8 議案第 9号 調布市子ども発達センター条例等の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第9 議案第14号 調布市総合福祉センター条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第10 議案第16号 調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第11 議案第17号 調布市こころの健康支援センター条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第12 議案第18号 調布市国民健康保険条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △第13 議案第19号 調布市国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第7から日程第13まで7件一括議題といたします。  本7件は厚生委員会において審査を受けておりますので、その報告を岸本直子委員長に求めます。岸本直子委員長。    〔岸本 直子厚生委員長登壇〕 ◎岸本直子 厚生委員長  厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第8号 調布市子ども基金条例、議案第9号 調布市子ども発達センター条例等の一部を改正する条例、議案第14号 調布市総合福祉センター条例の一部を改正する条例、議案第16号 調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例、議案第17号 調布市こころの健康支援センター条例の一部を改正する条例、議案第18号 調布市国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第19号 調布市国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例、以上7件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  日程第10 議案第16号 調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例に対しまして、内藤良雄議員外5人から修正案が提出されました。修正案を配付いたします。    〔書記配付〕 ○大須賀浩裕 議長  提出者の説明を求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  委員長の審査報告及び修正案に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  討論なしと認め、討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  まず、修正案について採決を行います。   日程第10 議案第16号 調布市立学童クラブ条例の一部を改正する条例、本案に対する内藤良雄議員外5人から提出されました修正案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  修正案は満場一致をもって可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決を行います。  修正議決した部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり満場一致をもって可決されました。  お諮りいたします。  日程第7から日程第9及び日程第11から日程第13まで6件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、これより6件一括採決を行います。  日程第7 議案第8号 調布市子ども基金条例、日程第8 議案第9号 調布市子ども発達センター条例等の一部を改正する条例、日程第9 議案第14号 調布市総合福祉センター条例の一部を改正する条例、日程第11 議案第17号 調布市こころの健康支援センター条例の一部を改正する条例、日程第12 議案第18号 調布市国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第13 議案第19号 調布市国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例、以上6件に対する委員長の報告は可決であります。本6件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本6件は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第14 議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算    (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第14 議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算を議題といたします。  本案は各常任委員会に付託し、審査を受けておりますので、順次その報告を各常任委員長に求めます。  最初に、総務委員会の審査報告を井上耕志委員長に求めます。井上耕志委員長。    〔井上 耕志総務委員長登壇〕 ◎井上耕志 総務委員長  総務委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算、総務委員会所管部門、本件につきましては、審査において意見が分かれ、討論が行われました。  反対討論として、元気派市民の会の委員の要旨は、本議案には財源確保のため、財政調整基金を取り崩し、不交付団体への発行を認めない方向の臨時財政対策債を予算化したことは賛成できない要因の1つ。経営の羅針盤である経常収支比率の悪化も問題。遠い市との連携を模索する前に、現場に足を運び、避難場所にもなる公共施設の維持改善の予算化を優先することを要望し、予算に反対というものでした。  一方、賛成討論として、民主・社民の会の委員の要旨は、議案第20号については、歳入面では経済状況の悪化に伴い、大幅な減収影響を受けている状況ではあるが、より一層の自主・自立的な経営努力を求める。また、歳出面では防災情報メールの新たな配信、安全・安心パトロールの拡充などに関しては評価する。22万市民の暮らしに対して最大限の努力をすることを期待し、賛成するというものでした。  また、調布創政会の委員の要旨は、経常収支比率悪化で財政硬直化へ。子ども手当は政府の公約違反。地方自治体負担分は全額国費に計上等、断固たる態度を。修正も視野に入れている。自治基本条例は、市民が持つ権利と利益を損ないかねない。慎重な判断を。都市農業へは積極的な支援を。指定管理者制度導入で、公共施設管理公社はゼロベースでの仕分けを。賛成というものでした。  また、公明党の委員の要旨は、減収影響が見込まれる中、身の丈に合った不断の見直し、改革、改善と市民生活支援等の重点的取り組みを評価。歳出は安全・安心パトロールの実施内容の見直し。災害時のメールシステムの導入。閉庁日の法律相談の拡充。ガラスの複層化等を評価。歳入では子ども手当の財源確保等、市民生活への影響が生じないよう要請行動をというものでした。  また、日本共産党の委員の要旨は、本予算案の歳入では個人市民税の大幅な減収があり、不況や税制改革の影響があらわれている。自治体の役割である市民生活支援を重点課題とした予算編成がされたことを評価するとともに、さらなる施策の充実を求める。市民参加や市民相談などへの対応について、正確で丁寧な対応を要望。災害対策の検証と必要な見直しや充実を要望というものでした。  本件は、採決の結果、賛成多数をもって原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で総務委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  続いて、文教委員会の審査報告を林明裕委員長に求めます。林明裕委員長。    〔林  明裕文教委員長登壇〕 ◎林明裕 文教委員長  文教委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算、文教委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で文教委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  続いて、厚生委員会の審査報告を岸本直子委員長に求めます。岸本直子委員長。
       〔岸本 直子厚生委員長登壇〕 ◎岸本直子 厚生委員長  厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算、厚生委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で厚生委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  続いて、建設委員会の審査報告を小林市之委員長に求めます。小林市之委員長。    〔小林 市之建設委員長登壇〕 ◎小林市之 建設委員長  建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算、建設委員会所管部門、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で建設委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  以上で各常任委員長の審査報告は終わりました。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。  21番、大河巳渡子議員。 ◆21番(大河巳渡子 議員)  議案第20号 平成23年度一般会計予算につきまして、元気派市民の会は反対の立場から討論をいたします。  日本経済は大変厳しい状況にございます。それは、さきに議決した補正予算に見られますように、市民生活を守るための内容が色濃く反映されていることからわかります。  3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震は、私たちのこれまでの生活を見直し、結果的には行政のあり方そのものについても再構築が迫られている中での最終日を迎えております。  さて、平成23年度予算は、財政規律の仕組みを整えた後の決算を踏まえた予算でありまして、予算審査では専門家の方からも必要にして十分な情報が組み込まれたと評価の高い市政経営の概要を活用しての審査が行われたことは、情報を共有しながら、経営的な視点に立って建設的なやりとりができたということは評価するところであります。  厳しい財政環境の中で、継続的な市民生活支援等セーフティーネットへの対応、あるいは身の丈に合った歳入歳出両面からの不断の見直し、改革、改善の実践、限られた経営資源の最大限の活用と創意工夫による最小の経費で最大の効果を上げる予算編成の3本柱を基本に、市長が第一義に優先すべき市民生活を守る施策を優先させ、予算化されたのかという点も含めて審査させていただきました。  まちづくりが大きな変革期にあるという認識のもとに、24年に完成する京王線関連事業を中心に、歳入の審査では市民の暮らしに直結した生活道路よりも、より多くの都市計画道路など、大型公共事業が進められることもわかりました。それらの事業も含め、今年度は財源確保のために財政調整基金を取り崩し、総務省においては不交付団体の発行を認めない方向にある赤字地方債である臨時財政対策債を今年度も予算化したことは、まず予算に賛成できない大きな要因であります。  幾ら行政改革に取り組んでも、一方で一般財源として活用できる赤字地方債を見込んでいては、見直しもおくれ、後年度の財政運営の硬直化を招きます。今回も経営の羅針盤である経常収支比率が、結果的には要改善の数値になってしまったことも問題であります。身の丈に合った財政運営とは何かということを再考されることを強く要望するものであります。  厳しい財政下、職員に指示された事業を予算化するために、心血を注いで努力しているときに、財政規律ガイドラインにも制定した健全財政を目指す市の方向性がどこにあるのかが見えなくなるような、厳しいとはいえ調布市の財政状況は全国的に高い水準にあるといった責任者の発言、あるいは市民生活が第一義と言いながら、予算編成作成に向けた重要な時期に、みずからの関心の高い事業の打ち合わせのために遠い市に出かけ、現場を離れるような行動をとり、さらにその事業を加速するべく、わずかではありますが、新年度予算に遠くの市と連携することについて陣頭指揮をとるために現地へ行く予算を措置されたことは、その緊急性、優先性はどこにあるのか。事前評価をどうされているのか。本来は事業を見直し、スクラップによる効果で新たな行政課題へ対応するべきでありました。業務に取り組むこういった責任者の姿勢は、所管に多大な負担をさせ、新年度に向かう職員の士気をみずからが下げたことについては問題であったことを指摘しておきます。  また、今年度の審議の中から、25年度からの総合計画策定に向かい合っている今、庁内での情報の共有、総合調整をどのように図り連携をし、目指すべき将来像が実現できるのか。行政の縦割りを崩し、横軸に貫く庁内の仕組みづくりへの取り組みも解決すべき課題として見えてまいりました。  自治基本条例に述べている理念を実現する組織体制の実現、あるいは行政情報を市民に的確に届けることといった気づきの視点を持った職員の育成に取り組みながら、貴重な税金をどうしたら最小の経費で最大の効果を上げるかという点、また財政規律という視点からもう一度各事業を再考するためにも、効果的な事務事業と連結をした財務システムの機能する運用を今後に期待するところであります。  また、行政情報を市民に的確に届け、どのように協働していくのかといった意味からは、その範となる総合計画への取り組みについては期待するところであります。  また、公共施設管理公社については、その必要性も含め、市民に十分説明のつく方向性を委員会でも明言されて、年度内に結論を出し、その後について取り組んでいくことを求めたいと思います。  今や減税を求める声が各地に広がっております。今回の震災は、私たち自身の問題でもあります。この教訓を生かし、私たちは今回の震災にかかわる各市の動きや私たち自身の生活を振り返ったとき、市長がおっしゃっている第一義に優先すべき市民生活を守る施策とは何なのか。行政が税金でやるべきこと、やるべきではないことの整理が必要であります。市民生活優先というのならば、今後は災害時の安全面からも生活道路の整備や避難所となる身近な公共施設の改修を優先した予算編成にするべきでありました。  納税者の市民の目は厳しく各事業を見ております。事業は現場で行われています。遠い市との連携を模索する前に、管理部門の方にはまず現場に足を運び、多くの市民に利用されている万が一の場合の避難所でもある公共施設の現場を体感し、市民生活にとって何が問題なのかをつかみ、市民とともに意欲を持って乗り切るよう要望したいと思います。  市民に思いを寄せて、市民の安全と安心を守る立場から行政運営をされていると思いますけれども、市長が基本的な施策で述べられましたように、新たな時代の自治体連携、交流の推進という視点からも、今こそ他市の市民の安全・安心にも思いを寄せ、行政運営されることを市民は切望しております。  ぬくもりのお見舞金を呼びかけ、多忙な中でも率先して現地へ駆けつけ、市民の思いを届けた市長です。これまで培ったぬくもりのあるまち、その心を今や国体に向けておもてなしの心を持って全国のアスリートを迎えるとおっしゃったその言葉をそのまま被災者の方に向けた政策について、強いリーダーシップを持って実行していくのは市長をおいてほかにはありません。そのことを早急に予算化する措置を検討することをぜひとも要望したいと思います。  政治状況も混沌としている中で、東北地方太平洋沖地震が起き、日本全体が大きく揺れている今、市民生活を守る行政職員の皆さんが現場主義を基本に、市民とともに手を携え、市民生活を守る行政運営と正面から向かい合っていただきたいと思いますし、大変ではありますが、市民とも協働して、震災のための支援を含めて努力されることを強く要望いたしまして、予算への反対の討論といたします。 ○大須賀浩裕 議長  3番、清水仁恵議員。 ◆3番(清水仁恵 議員)  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算に対して、民主・社民の会を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。  冒頭に、去る3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生いたしました。余りに被害が大きく、いまだに被害の全貌すら明らかになっておりません。震災で亡くなられた方、被災された皆様と御家族に心より哀悼の意とお見舞いを申し上げます。  原子力発電所の原子炉損傷については、放射能による被害も懸念され、世界じゅうが注視しており、まさに日本がこれまでに体験したことのない、未曾有の危機に直面していると言えるでしょう。  我が調布市におきましても震度5弱の地震の影響を受け、一部被害を受けたほか、計画停電により市民生活にも影響が生じる事態となっています。また、日常の生活に必要な生活物資やガソリン等の購入に支障が生じるなどの事態となりました。調布市22万市民の日常生活に及ぶ影響を最小限に抑える努力と、あわせて被災された方々に対しまして、私たちができるサポートに最善を尽くしていく所存であります。このような事態だからこそ、行政、市民、事業者と議会が心を一つにして難局に対処してまいりましょう。  それでは、議案第20号の平成23年度調布市一般会計予算でありますが、各常任委員会での審査を通じまして、平成22年度から23年度に連なる市民生活支援等の重点的取り組みといたしまして、市内事業者の受注機会の確保、市独自の契約制度の弾力対応を初め、中小企業事業資金融資制度などの市民の負担軽減策や緊急雇用補助制度の活用、市単独での直接雇用による市民の雇用機会の確保に取り組まれる内容が確認できました。  調布市は、全国で約4%しかない数少ない普通交付税の不交付団体でありますことから、自主・自立的な経営努力を重ねることによりまして、市政経営を推進していっていただきたいと考えます。現行の市民サービス水準を維持向上させて、市民生活支援等の重点的取り組みを推し進めるためには、臨時的な財政対策はいたし方ないものと考えられますが、抑制、回避を基本としつつ、限られた財源の中にあって、創意と工夫を持って財政の健全性の維持向上に取り組まれることを要望いたします。  さて、本予算に盛り込まれております内容を見ますと、小・中学校における学習環境の充実という取り組みでは、平成22年度秋で校舎及び体育館の耐震化工事を完了したことについては大きく評価をいたすものであります。今回のような大震災のニュースが入り、避難所としての機能をあわせ持つ学校施設が安全だということは何にもかえがたいものであります。  また、23年度での全普通教室へのエアコン整備は、市独自で費用対効果を検証し、最大限の努力を重ねた内容であると評価いたしますが、当該事業及び維持保全などにおいて市内事業者の受注機会確保にも配慮されますよう要望いたします。  さらに、京王線連続立体交差事業の促進などを初めとする都市基盤整備に関する各施策におきましても、計画行政を着実に推進する予算が計上されています。  次に、重点的な取り組みといたしまして、喫緊の課題でもあります保育園待機児童対策に、引き続き財源の重点配分がなされました。23年度までに250名の定員を拡大することを評価しつつ、さらなる拡充を求めます。  ほかにも、子ども基金の創設、児童虐待防止センター事業における相談体制強化など、市民生活の支援に意を払われている点が特筆できます。  また、福祉・健康施策におきまして、妊婦検診に新たな抗体検査の助成が実施される点や、各種予防接種費用に財源配分されている点など、市民の健康を守り、安心して生活できる環境への取り組みについては、さらに推進していただきたいと思います。  また、高齢者施策においては、第4次高齢者計画の遂行による国領のかしわ園の開設などについても評価させていただき、今後の第5次高齢者計画への取り組みへ期待しております。  調布市は大きな変革期にありますが、市民の暮らしを守ることが行政の役割であるということは言うまでもありません。今年度もまた、平成20年下半期からの経済状況の悪化に伴い、市政経営を支える市税の一般財源がこの3年間で21億円余の大幅な減収影響を受けているとのことであります。厳しい環境下での編成であったものと推察できますが、こうした財政状況の中、全庁一丸となって全力で予算編成に携わられました職員の皆様方の取り組みに対しまして敬意をあらわすところです。  各常任委員会での審査におきまして、さまざまな指摘や改善要望があり、その指摘等が長友市長に対する内容であったとも伺っており、改めて市政の経営者である長友市長には、より一層のリーダーシップを発揮していただき、市民目線、現場主義での真摯な取り組みを要望いたします。  最後に当たり、本議会で御勇退を予定されていらっしゃる土方議員、荻窪議員、福山議員におかれましては、我が会派にお寄せいただきました御指導に、この場をおかりいたしまして感謝を申し上げます。諸先輩方からの御指摘内容を踏まえながら、調布市全22万市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに向けて全力を傾注されますことを期待いたします。  以上、民主・社民の会を代表いたしましての本予算に対する賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○大須賀浩裕 議長  26番、土方長久議員。 ◆26番(土方長久 議員)  議案第20号 平成23年度一般会計予算につきまして、調布創政会を代表いたしまして討論を行います。  討論に入る前に、東北関東大震災でお亡くなりになった方々へ哀悼の意をささげたいと思います。被災された皆様方にも心からお見舞いを申し上げるところでございます。  さて、平成23年度一般会計予算については、本会議における代表質問、そして各常任委員会における審査を通じて、市政におけるさまざまな課題が改めて明らかになりました。  歳入について、根幹となります市税の法人市民税については、一部法人の好業績によって大きく伸びてはいますが、個人市民税については、いわゆるリーマンショック以降続いておりますが、前年度の数字を下回っており、6億6,700万円、22年度比で3.6%の減となっております。  そのような中、民生費については、長友市長就任以来、さまざまな新規・拡充事業に取り組まれて、これらが毎年大幅な伸びを示しており、その合計は120億円を超え、今回の予算案においても20億700万円、22年度比で6.1%の増となっております。  その結果、経常収支比率は、この数年で90%の大台に乗り、その数値も次第に悪化、財政の硬直化が進む傾向が見られます。  さらに、今月11日に発生しました東北関東大震災、さらには福島第一原子力発電所での深刻な災害の発生は、我が国、そして市民生活に与える甚大な影響が明らかになりつつあります。日本の社会、経済にとっては、しばらくの間厳しい状況が予想されます。当然ながら地方自治体にとっても、歳入の面では厳しい時代になることが推測されます。  顧みて、長友市政の拡大傾向路線は、進み方次第では、かつての革新自治体に多く見られた無責任な放漫財政に陥りかねないものと憂慮するところであります。  また、見過ごせないのは、子ども手当であります。これは、政府・民主党が平成21年の衆議院選挙のマニフェストにおいて、子ども手当の財源は全額国庫負担として、所要額5兆3,000億円を示したにもかかわらず、恒久財源を示すことなしに、22年度法案、23年度法案と2年連続で地方負担を強いてきた明らかなマニフェストに反する国民を愚弄する行為であります。  本議会においても、昨年12月定例会において、国に対する子ども手当財源の地方負担に反対する意見書が可決しておりますし、市長会においても平成21年10月に、子どもに関する諸手当に対する緊急要望の中で国の財源負担のみでの実施を求め、国に対して緊急要望を提出しています。  したがいまして、我が市としましても、来年度予算においては、財源が見つからないから国の一方的決定で地方負担を求めるという理不尽きわまりないこの子ども手当の地方自治体負担分については、全額国費に計上するなど断固たる態度をとるべきとして、我が会派は、歳入における我が市の負担分3億1,300万円余を地方特例交付金に計上する修正案の提出を行う予定でございました。  ところが、東北関東大震災における未曾有の惨禍と福島第一原子力発電所における事故という国難を目の当たりにして、災害支援に向けた取り組みを最優先すること、諸事情をかんがみ、その提出を控えたところであります。国に対しては、自由民主党としても申し上げているとおり、子ども手当等を凍結し、当面の災害対策と被災地の復興に向けた取り組みに全力を注ぐことを最優先に臨んでいただきたいと考えます。  歳出面ですが、最初は市政経営方針に関する基本的な考えについて申し上げます。  1つ目は、自治基本条例についてであります。何度も申し上げておりますが、これは二元代表制に基づく間接民主主義を否定し、市民が本来持つ権利、利益を損ないかねないものと考えています。市民全体の声というものをまちづくりへ反映させる最も大切なものは選挙であります。この基本的なところを否定しかねない本条例の制定については、調布創政会としましても、これからも改めて慎重な取り扱いを求めるものであります。  市長は、市民の声を謙虚に受けとめると基本的施策の中で述べられている以上、特に最高規範性との位置づけの自治基本条例の策定については、市議会の総意を得ていない中においては、決して強引に進めることがあってはならないと考えます。  また、地区協議会については、自治会などに比べてはるかに歴史の浅い上に、活動状況にも温度差がある現状において、それぞれの地域において十分認知はされているのでしょうか。地域代表として地域カルテをつくり事業を提案すること、言いかえれば、時として地域の利害をまとめる権限を予算とともに持つことに対して、果たして調布市民全体の中で理解はどこまで得られているのでしょうか。市民参加は大切ですが、いたずらに拡大していくことは、我が国の地方自治及び間接民主主義を否定することにつながりかねません。地区協のこれまでの活動とその成果については十分評価しているところでありますが、地域カルテに基づく事業提案については時期尚早と考えます。  男女共同参画については、来年度、市の次期プランの策定に向け検討を進めるとのことであります。国は第3次男女共同参画基本計画に示された経済社会などの各分野における政策・方針決定過程への女性の参画については、極めて低調との認識を示しておりますが、あくまで法の趣旨は、憲法で保障されている機会の平等であります。目標数値を示すこと自体、機会均等の原則に反することとなり、それは結果として社会の活力を失わせることになりかねません。もちろん性による差別はあってはなりませんが、男女の区別は必要でございます。お互いの違いを尊重していくことができる社会にしていく施策を進めるべきでしょう。  次に、持続可能で効果的、効率的な行財政運営の確立に関してから、契約方式についてであります。総合評価方式については、試行期間中とはいえ、東京都を初め近隣自治体でも実施されています。公共工事の品質確保の促進に関する法律の基本理念は、公共工事の品質は、経済性に配慮しつつ価格以外の多様な要素も考慮し、価格及び品質が総合的にすぐれた内容の契約がなされることにより確保されなければならないとされています。この基本理念を実現する方法として、総合評価方式があるのではないでしょうか。しっかりと検証していただきまして、積極的に導入を図っていただきたいと思います。  また、制限つき一般競争入札の地域変更については、市内事業者の受注確保への一定の成果を上げられていることがよく理解できました。来年度まで延長を決定されたことは大きく評価したいと思います。  貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書のいわゆる財務4表の作成については、行革推進法に基づいて国が作成を求めており、既に近隣市では作成済みであります。議会審議にとっても、また市民に市の財政状況をより明らかにするためにも、早急な作成を進めるべきであります。  次に、民間活力の活用についてですが、市の事業全般における民間活力を取り入れた事業展開については、公共性、公益性の確保について十分配慮した上で、民間にできることは民間にゆだねることを基本としていくことは伺いました。公共施設管理公社について申し上げれば、平成15年の指定管理者制度の導入もあわせて考えれば、基本的には存在理由はないものと考えています。すべての事業を原則ゼロベースで仕分けしていくべきでしょう。国領の南口駐車場についても同様であります。  次に、まちづくりの重要課題への取り組みについてから、保育園待機児童解消に向けた取り組みについてであります。待機児童の年齢別状況や発生地域を見定めた上で、引き続き待機児童の解消に向けた取り組みに力が注がれていることについては、十分理解するところでありますが、認証保育所等利用者の保育料助成についても前向きに検討を進めていただきたいところであります。  小・中学校の全普通教室へのエアコンの整備についてですが、私どもは、子どもたちの学習環境の向上のためにも必要な施策と考えていますので、債務負担行為自体は認めるものであります。しかしながら、市内業者への経済波及効果が低いと思われるリース方式による一体的な整備方式については、必ずしも納得しているわけではございません。  リース方式の場合、市内業者への工事発注を要請するが、公正取引委員会の見解もあって義務づけはできないということでありました。総額7億円を超える公共事業が地元経済へ何の恩恵もないこと自体、市長はどのように感じられているのでしょうか。景気動向の先行きが不透明の中、地域経済活性化の大きな核となり得る公共事業をコスト最優先で行うことは、事務方が考えることは当然としても、市政経営者の決断としては大局的見地を見誤った、木を見て森を見ずと言われても仕方がない判断であったのではないでしょうか。  先ほども申し上げたとおり、公共工事の品質確保の促進に関する法律、いわゆる品確法の基本理念では、公共工事の品質は、経済性に配慮しつつ価格以外の多様な要素をも考慮して、価格及び品質が総合的にすぐれた内容の契約がなされることとされております。  今回の震災を受け、工事日程や稼働環境等に大きな影響も出ることが予想されます。実際の工事や機種の選定について等も含めて、改めて議論することを提案しておくものでございます。  次に、福祉・健康施策について、介護保険についてであります。市内の介護需要が高まる中、介護に携わる質の高い人材の確保は、事業者にとっても急務でしょうが、利用者の市民にとっても非常に重要なことであります。市として市民の立場を考えるならば、事業者任せにせず、調布モデルを確立するつもりぐらいの姿勢でお臨みいただきたいと思います。  介護予防についても同様でございます。高齢者福祉推進協議会における議論とともに、市としましても利用者のニーズを的確にとらえて情報を整理して提供すること等、市が積極的に関与していく姿勢を持ってお進めいただきたいと思います。  京王線連続立体交差事業と一体となった中心市街地のまちづくりについてであります。京王線の工事状況、ホームドアの設置等、安全設備の計画、そして地上から地下への切りかえの時期、さらにはまだ正式な情報が発表されていない調布駅舎の上の利用計画等については、状況が進展し情報が入り次第お知らせいただくとともに、必要に応じて市民に対してしっかりとした説明の場を設け、市民の意見を聞くことも忘れないようにお願いしたいと思います。  また、中心市街地の歩行者回遊性の向上についてですが、3・4・28号、蓮慶寺通りを筆頭に、しっかりとした縦軸の道を整備していくことが中心市街地活性化基本計画を生かし、調布全体のまちの活性化にもつながるものと確信するところでございます。  さらには、今回の震災でも多くの電柱が倒壊し、車や人の通行の大きな支障となっていました。電線の地中化を進めることは、災害に強いまちづくりへの一歩でもあります。国や東京都からの補助金を有効に、効果的に活用することで、早期の整備を求めるものであります。  企業立地等促進支援条例については、地域経済の活性化と雇用機会の拡大を図るという所期の目的は十分達したものと評価するものです。しかしながら、一方で既存の市内企業が次々と市外へ移転していく事実と、その影響が周辺の商店街にまで及んでいる深刻な現状を考えますと、来年度末の時限条例については、引き続き地域経済の活性と雇用機会の拡大という目的をより幅広い対象に広げていくことと、新たに既存市内事業者への優遇策等も取り入れた新しい条例案を検討していただきますよう要望するものでもございます。  自然環境の保全と資源循環型社会の形成からは、都市農業の支援については、安全・安心な農作物を新鮮なうちに市民に提供するという地産地消の観点とともに、地球温暖化への自治体としての取り組みへも貢献できる等、多くのメリットが享受できます。市内に残る貴重な田んぼについても、自然環境の保全という視点だけではなくて、食の大切さと感謝の気持ちという心の豊かさをはぐくむ教育的な視点もあわせ持つ大切な施策と考えるものであります。積極的な支援策を講じていただきたいと思います。  現下の経済状況において地方自治体を運営していくことは、非常に厳しい側面もあるでしょう。そういった中、今回の震災によって、改めて災害に強いまちづくりへの取り組みを求められていくことは間違いないでしょう。  長友市長の福祉関係予算膨張型の革新市政的歩みは、人口の増加と一部法人の業績に支えられてきたところがあると考えていますが、震災によって、今後の調布市政の財政にどのような影響が出てくるのか。平成20年度下半期からの経済状況悪化の影響で、一般財源が大幅な減収影響を受け、なお先行きが不透明と言われている中、私たちは非常に危惧するところであります。  地方分権、地域主権の流れが加速し、地方自治体としての主体的責任がますます大きくなっていくとき、市民に選ばれるまち、市民に魅力あふれるまちづくりを行っていくためにも、市民満足度の高い施策を展開していくことは大切なことですが、一方で財政の健全性を維持していくことが非常に大切でございます。  恒常的な借り入れが続く臨時財政対策債の抑制と、後年度負担への対応をしっかりとすることは当たり前のことであります。財政状況や中長期的な財政見通しなどを市民に明らかにするためにも、再度となりますが、企業的会計手法による財政分析として財務4表を一刻も早く作成し公表することが大切と考えます。  以上、平成23年度一般会計予算につきまして述べてまいりました。市民生活を考えたとき、震災等への対応等、総合的な判断の下、修正予算の提出を控えたところでありますので反対はいたしかねますが、少なくともこれまで述べてきたことを、市長御自身がしっかりと受けとめていただくことを強く求めながら討論を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  19番、荻窪貞寛議員。 ◆19番(荻窪貞寛 議員)  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算につきまして、公明党を代表し、賛成の立場から討論を行います。  本議案に関する委員会の審査中に発生いたしました1000年に一度とも言われます東北地方太平洋沖大地震の発生は、震源地からやや離れた調布市におきましても、震度5弱を記録する大きく長時間の振動と、その後、繰り返し発生した余震からも、今回の震災の被害は極めて大きいものでありました。  しかしながら、私たちの想定し得ない大規模地震が多発的に発生したことに加え、避難することすらできない、ビルをも超える津波が打ち寄せ、いまだに確認できない多くの行方不明者を含め、まさに想像を絶するとうとい命を奪い去りました。だれも予測すらできなかった自然災害に私たちはなすすべもなく、被害に遭われた方々に対しまして、心より哀悼の意を表させていただきます。  いつ発生するかわからない災害対策、危機管理の重要性を再認識いたしますとともに、私たち議会と行政が一体となって、市民の皆さんが安全で安心して暮らせるまちづくり、市民の生活を守るミッションを着実に推進していく必要性を改めて感じております。  さて、平成23年度一般会計予算額は、歳入歳出総額771億5,000万円で、前年度比0.7%増であります。平成23年度の諸計画の時点修正及び予算の内容を見ますと、現基本構想で掲げたまちの将来像「みんながつくる・笑顔輝くまち調布」の実現を目指し、昨今の経済状況の悪化に伴い、個人市民税や各種交付金などの減収影響が見込まれるところでありますが、身の丈に合った不断の見直し、改革、改善に取り組み、継続的な市民生活支援などの重点的な取り組みにも意を尽くされていることが、各常任委員会での審査を通じ、確認することができたところであります。
     初めに、安全・安心まちづくりでは、市民などを対象とした防災情報メールシステムの導入につきましては、冒頭に述べさせていただきました地震等の災害情報をきめ細かく市民に発信する内容であり、適時な取り組みであると考えております。  また、市内全域の安全・安心パトロールの実施内容を見直し、塾帰りのお子さんたちなどの安全・安心にもつながる取り組みであり、きめ細かな配慮がなされた点を評価いたすところでございます。  次に、子どもと教育施策の充実では、公明党から意見書を提出いたしました小・中学校全普通教室への空調整備につきまして、本年7月の稼働を目指し、他団体に先んじて取り組まれますことは高く評価いたすものであります。本ミッションにおきましては、さまざまな検証をいただく中で、児童・生徒の学習環境の早期改善とともに、トータルコストの縮減、環境負荷の低減などの5Upチャレンジに取り組まれております。東京都が時限的に創設した補助制度の目的が空調整備を実施する市町村を支援することとしており、都議会での予算審議における我が党からも要請しておりますが、長友市長の強いリーダーシップを発揮していただき、エアコン整備に対する特定財源を確保し、さらなる効果を上げていただけますよう要望いたすところでございます。  また、福祉・健康施策の充実では、子宮頸がんなどのワクチン接種助成や妊産婦健診の充実がなされており、予防と早期発見が市民の健康増進につながることからも、引き続き国や東京都における補助制度の拡充を要請していただき、より一層の取り組みを期待いたします。  このほか、市民相談業務における土曜、閉庁日の法律相談の拡充実施は、平日にお仕事をされている方々の利便性が向上する内容であり、今後、その他の相談業務にも拡充できるよう、さらなる取り組みをお願いいたします。また、市役所庁舎の外壁や屋上防水にあわせたガラスの複層化に取り組まれる内容は、環境問題の深刻化が叫ばれる昨今において、調布市としての地球温暖化防止など、環境に対する姿勢を表明するものであり、今後、他施設での導入を含め、積極的な取り組みを期待いたします。  一方、歳入では国や東京都との緊密な連携により、各種補助、交付金の積極的な確保が見込まれておりますが、子ども手当制度に関しては、国は平成22年度に引き続き平成23年度においても地方負担を継続することとしており、当初の方針とは異なり、大変残念なことと受けとめております。現在、つなぎ法案を含めた議論が展開されていますが、市民生活への影響が生じないよう、国に対する、市としてできる要請行動を積極的に取り組まれますよう要望いたします。  最後に、市各職員がそれぞれ担当されるサービスを、市民の目線に立ち、ぬくもりある市政経営に取り組まれていかれますよう、不断の御努力を要望いたします。  また、調布市の次代を担う子どもたちから、調布の発展を支えてこられたお年寄りまでが、安全に安心して暮らせるまちづくりに、さらなる取り組みを期待いたしまして、本予算に対する賛成討論とさせていただきます。 ○大須賀浩裕 議長  22番、雨宮幸男議員。 ◆22番(雨宮幸男 議員)  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算案に対しまして、日本共産党を代表して賛成討論を行います。  まず冒頭に、議会中の真っただ中の3月11日に発生した巨大地震、東日本大震災で犠牲になられたり、また被災された方々に心からの哀悼とお見舞いを申し上げるものであります。  また、議会中の繁忙期にもかかわらず、職員の皆さんがこの緊急事態に対して、昼夜を分かたず奮闘されたことにつきましても感謝を申し上げたいと思います。  さて、本予算案の編成につきましては、総括的にまず次の2点を評価したいと考えております。  第1に、市長が予算編成方針の中で、市政に課せられた第一の責務である市民生活を支援し、市民が安全に安心して暮らせるまちづくりを念頭に置き、さらに現下の経済状況が及ぼす市民生活への影響を踏まえ、一体的かつ連動した取り組みとして、平成22年度末から平成23年度に連なる市民生活支援などの重点的取り組みを講じていくと述べていますように、その基本的な姿勢が継続的かつ間断のない市民生活支援などのセーフティーネットに対応しているものと認められることとあわせて、昨年からの事業の継続や、市民負担の軽減策などがより盛り込まれたものであること。  そして、第2に、平成25年度からの新基本構想などを視野に入れて、中長期的な見通しのもとに連続的、継続的な予算編成の一環となっていることであります。  次に、各論的に何点かについて述べたいと思います。  まず、本予算案には雇用や経営の不振、税制改革などの影響が、歳入における個人市民税の前年度比6億6,000万円余の大幅な減収という形で色濃く反映しております。こうした市民の実態にかんがみて、市民生活へのさらなるきめ細やかな支援とともに、市税の徴収事務においても、担税能力に十分に配慮しながら、生活や営業に関する相談を含めたきめ細かな対応をすることを求めておきたいと思います。  一方、調布市の財政の現状は、全国でも数少ない地方交付税の不交付団体の1つであり、そのほかの財政指標等から見ても、その健全性が示されていると言えます。  また、参加と協働のまちづくりでは、施策の策定や決定過程において、市民参加に対する取り組み方への意識の違いが部署により大きく乖離していることについては指摘しておきます。  例えば、都市計画道路3・4・10号線の延伸問題では、地元住民の皆さん方の意向を反映する取り組みへと変化を見せているように受けとめておりますけれども、仙川保育園の民間委託の強行などは、市民参加とか、協働などとはとても言える状況にない、このように指摘せざるを得ません。この点では、来年度策定する予定の自治基本条例の理念を実践するよう、各部所管への周知徹底と正しい理解を得させるべく取り組みを強めていただきたいと考えます。  また、市民の皆さんのさまざまな問題や困り事に対して、その解決のために丁寧で正確な対応についての課題として指摘しましたが、その改善についても改めて求めるものであります。災害への備えや対応についての検証と必要な見直しなど、さらなる努力を要望しておきます。  また、未曾有の被害となった東日本大震災被災地域の方々に対する救援活動への積極的な取り組みと、現在既に調布市にある施設に避難してこられている方々への支援に対しても最善を尽くすことを要望します。今日の事態に対して、思想信条や政治的立場など、さまざまな違いを乗り越えた国民的団結が求められている中で、調布市としても一自治体として最大限の努力をすることを強く求めるものであります。  次に、消費者相談事業についてですが、市民をたらい回しにすることなく親切に対応していることや、税や保険料の滞納についても関係部署と連携して、市民の立場に立った相談業務を進めていることについては高く評価するものです。  ふれあいの家の管理運営についてですが、受け付けが月に1回しかないというところがあり、公共施設の運営のあり方として、ふさわしくない状況が続いている現状であります。早急に是正することを強く求めます。  運営体制の見直しが行われた仙川の芝居小屋についてですが、学校教育との連携、部活動との連携を一層強化することが求められております。  平和祈念事業については、戦争体験者の体験をDVDにして記録することとされておりますが、高齢化が進んでいるもとで、急いで積極的に取り組みを進めることを強く要望いたします。  商工関係ですが、チャレンジショップについて、道路に面したところで事業を行うことが示された起業家育成は、まちの活性化にとっては重要であり、効果的な制度に改善することを求めるものです。  また、観光振興費について、現在、ぬくもりステーションが観光案内所的な位置づけとなっておりますが、どこでも観光案内所は駅の直近に設置されているのが多数であり、将来的には、新設される調布駅の入り口付近、あるいは公共施設のスペース内に設置されるよう求めるものであります。  企業立地等促進事業費については、市民の雇用にはほとんど関係なく、大きな企業ほど多くの補助金がもらえるという制度であり、抜本的な見直しを求めるものであります。  学校教育関係では、まず小・中学校への空調の導入については高く評価いたしますが、スクールソーシャルワーカーの役割がますます重要となっておりまして、相談もふえてきている中で、新年度、増員が図られなかったことは大変問題だと指摘せざるを得ません。格差や貧困などの社会のゆがみが子どもにも影響を及ぼしており、教育と福祉の連携はますます求められております。子どもたちの健やかな成長を保障するためにも、スクールソーシャルワーカーの増員を強く求めておきます。  特別支援教育についてですが、弱視に対応する拡大読書器などの整備を進めることを求めます。  交通安全教育について、新年度から実地訓練的な内容を取り入れ、より効果的に行うよう改善が図られる方向であるということですので、この点については評価したいと思います。  就学援助について、所得制限の緩和など、対象の拡大に努めるよう強く求めたいと思います。  また、学校給食費の未納について、そのことをきっかけに家庭の養育困難な状況が発見されたことがあるという事実が質疑の中で明らかになりました。虐待や育児放棄のサインがいろいろな形であらわれており、それを教育現場で見逃すことがないように、きめ細かい対応を求めるものであります。  今年度、過小校になった中学校について、地域と連携して、新年度は学校規模を維持できる見込みとなっていることについては評価いたします。今度のようなことは、学校選択制が続く限り、今後も起こり得ることであり、制度の見直しについては廃止も視野に入れた抜本的な見直しを求めるものであります。  社会教育につきましては、かつて9,000万円台だった図書館の図書購入費が7,000万円台に落ち込んだまま推移している。この点については改善を求めるものであります。蔵書の更新は図書館の命であり、安易にしわ寄せすることなく、必要な額を確保して必要十分な蔵書の更新を行うよう強く求めるものであります。  次に、市民生活に直接的に最も影響がある福祉・健康関係の予算についてであります。3種類のワクチン接種費用の助成の実施、また学校給食費保護者負担の軽減、あるいは妊婦健診の費用助成、国民健康保険税の低所得者負担軽減制度の拡充など、多様で積極的な施策が多く予算化されていることについては評価いたすところであります。  雇用機会の確保では国の制度を活用した201人の雇用創出、また地域経済活性化施策としての中小企業事業資金融資あっせん制度の信用保証料全額補助の継続、地域密着型の公共事業の積極的展開での市内事業者への応援などにつきましても評価できるものであります。  新たな保育園や保育ママの増設、学童クラブにおいては施設の増設、また育成時間の延長など、働く親や、これから働きたいと考えている子育て家庭への支援策は引き続き大きく前進しているものと評価いたします。  国領8丁目の特別養護老人ホームは4月の開設、また都有地活用で深大寺北町に小規模特養の建設、さらに市有地の活用で認知症高齢者用グループホームの増設など、高齢者施策の前進は喜ばしいことであります。  障害者施策につきましても、心身障害児・者の通所施設の増設など、積極的に評価できるものであります。  介護の問題では、今後の介護保険制度の見直しで、軽い介護度高齢者の介護サービスからの排除、あるいはさらなる負担増など、利用者への負担増が予想されることから、どんなときでも安心して利用できる介護保険制度に改善させるべく、市長自身、全力を挙げて頑張っていただくことを強く要望するものであります。  さらに、介護保険制度自体が改悪された場合でも、今までのサービス水準を維持すべく、市独自の施策展開を強く求めておきます。  仙川保育園の民間委託問題。我が党は公立保育園の民間委託にはそもそも反対しておりますけれども、この民間委託について保護者の合意なしに強行したこと、また学童クラブの延長時間実施に当たって、延長実施自体は評価するところですが、料金徴収の新たな導入に当たり、育成料5,000円を上回る場合が起こり得るにもかかわらず、料金の上限設定をせず、かつ保護者への簡単な説明だけで済ませたことなどについては、市民参加、協働に背を向けたものと指摘せざるを得ません。この点を指摘しつつ、今後早急に是正、改善をするよう強く求めるところであります。  国民健康保険税の負担軽減については、保険税引き上げの要因である国の負担率をもとに戻すことを強く国に対して求めるとともに、それを財源に国保税を引き下げる取り組みを開始するよう求めるものであります。  高齢者の医療費助成制度を新たに創設することを改めて求めるとともに、国民健康保険証の取り上げをやめることをこの点でも強く求めておきます。  生活保護行政の改善については、稼働年齢、働ける年齢にもかかわらず、働き口が見つからないために、やむなく生活保護を利用せざるを得ない市民に対しては、自立までの過程を後押しする、そういう立場と姿勢で、一人一人の相談者に丁寧な対応をするよう、研修の充実、あるいはケースワーカーの増員を求めるものであります。  第5期後期高齢者総合計画策定に当たっては、計画的に特別養護老人ホームや地域の介護施設をふやしていくために、国や東京都の公有地の積極的活用で増設を進め、入所待機者の不安を一刻も早く解消できるよう、努力していただきたいと考えます。  さて、まちづくりや環境関連についてであります。来年度は景観行政団体への移行を目指した一連の取り組みを行うということが環境、都市整備部の両部長さんから明言されました。景観団体への移行自体を否定するものではありませんが、新基本構想の中での位置づけや現存の諸行政計画との整合性、また全庁横断的な検討を行うなど、慎重で腰を据えた取り組みを期待したいと考えます。  ごみにつきましては引き続き市民と行政、両者の努力により、さらなる減量を追求しながら、新ごみ処理施設建設を計画どおりに進められるよう求めるものであります。  地球環境保全基金と緑の保全基金との一体化が検討されていくとのことでありますが、緑や崖線、里山等の公有地化の原資としての新たな基金への進展、発展を強く望むものであります。2つの基金はそれぞれ成り立ちも設置目的も若干異なりますが、さきに述べた環境保全のための原資として確保する上では、一刻も早い基金の確立は喫緊の課題と言えると思います。  京王線の連続立体化事業の進捗に伴って、調布、布田、国領3駅の駅前広場整備等の実施設計段階に入ってまいります。その業者の選定に当たりましては、選定過程、選定方法など、だれの目から見ても公正性、公平性、透明性が確保されるよう特段の留意を求めておきます。  調布駅南・東地区市街地再開発事業に係って、調布市の権利分活用計画についての市民の意見を聞くことなど、この点でも市民参加を担保し、市民のために有効活用を図ることを改めて求めるものであります。  都市計画道路の3・4・10、品川道のつつじケ丘以東の延伸計画については、住民合意は当然ですが、この際、当面計画の凍結を求めるところであります。  都市計画道路の事業予算については、全体として抑制努力をしていることについて、一定程度認めることはできますが、生活狭隘道路予算に比べると、その絶対額においてけた違いの大きさがあります。生活狭隘道路にもっと思い切った予算配分をすべきだということをこの際指摘しておきます。  最後に、現在の住宅リフォーム制度ですが、制限が多過ぎて、市民にとっては非常に利用しにくい制度と言わざるを得ません。少額でリフォームの内容を問わない、リフォーム費用の多寡を問わず、5万円から20万円程度までの金額で絶対額を補助する制度が全国的に広がっておりまして、経済対策としても大きな効果を発揮していると言われています。こうした制度へと一刻も早い改善を求めるものであります。  最後になりますが、先ほど第5期後期高齢者総合計画と言ったかと思いますけれども、第5期の高齢者総合計画と訂正いたしまして、日本共産党を代表しての賛成討論といたします。 ○大須賀浩裕 議長  2番、ドゥマンジュ恭子議員。 ◆2番(ドゥマンジュ恭子 議員)  議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算について、生活者ネットワークは賛成の立場で討論いたします。  日本の観測史上最大となった東北地方太平洋沖地震により命を落とされた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方たちが一日も早く安心した暮らしを取り戻せますよう心からお見舞い申し上げます。  さて、2011年度の一般会計の予算総額は、当初の政府案による拡充を目指した子ども手当の増要因を含み、771億5,000万円と前年度に比べ5億2,000万円、0.7%の増額となっています。  その予算編成においては、市民生活のセーフティーネットへの対応、歳入歳出両面からの見直し、改革、改善の実践、そして創意工夫による最小の経費で最大の効果を上げるという3点を基本姿勢として、基本計画に掲げられた5つの重点施策とともに、2010年度に引き続き経済状況の悪化に対応した市民生活支援にも重点的に取り組むとしています。  いまだ国の制度設計が不透明な中での予算編成であり、また経常収支比率が90%を超え、さらなる悪化が見込まれる大変厳しい状況ではありますが、そのような状況下にあって、市民生活の安定を最優先に配慮した予算組みであると考えます。特に弱者に対する各種セーフティーネット対策事業の充実を図っていることは評価するものです。  しかし、基金に関しては財政調整基金の積み立ては400万円、基金全体でも1億1,000万円しか行われず、結果20億9,000万円もの減額になっています。連結ベースでの債務残高が2007年以来初めて減額に転じ、2億8,000万円の減額となることを考慮に入れても、今後の財政基盤の安定化に向けて十分に注意していく必要があります。  以下、市政経営における重点的取り組みについて要望を述べます。  まず、安全・安心のまちづくりについては、今回の大災害を教訓として、市民の注目が高まっている今こそ市民参加の機会をふやして防災対策に早急に取り組むべきです。いざというときに避難所となる小・中学校の耐震化工事を前倒しして今年度中に完了させたことは賢明な判断でした。  災害時要援護者避難支援プランは、上ノ原地区をモデル地域として、今後は全地域ごとにプランを策定するということです。今回の事例を見ても、避難所での生活の質が整っていないと、せっかく助かった命を奪うことにもつながってしまうことが明らかです。災害時要援護者避難支援プランとともに、災害時に弱者となってしまう高齢者や障害者、乳幼児や妊産婦などへの対応や情報提供の仕方、女性への安全の配慮などについて、当事者を入れて検討した避難所の運営ガイドラインの作成を急ぐべきです。そして、避難所ごとのマニュアルを利用することになる地域の人たち自身がつくり上げ、それを実際のときに使いこなせるものにするために、避難所設営、運営訓練を一日も早く行うことを求めます。  今回の被災地では、中学生、高校生が避難所の運営やトイレの管理を買って出たり、炊き出しを行っている姿に大人が勇気をもらっている様子が報道されています。ぜひ調布市でも災害時に中学生も大事な担い手となってもらえるような防災教育などを行っていただきたいと思います。  子ども・教育施策については、最優先課題である待機児解消に向けて、新たに認可保育園1園と病児・病後児保育施設を併設した分園1園が開設されます。さらなる保育の枠の拡大は喫緊の課題ですが、代表質問でも指摘したとおり、都の面積基準の緩和については、しっかりと目が行き届く人員の確保などとともに、乳幼児にとっての安全性や保育の質を十分に考慮することを望みます。  学童クラブへの障害児の送迎は、事業の見直しにより利用者負担の軽減とともに事業費も大幅に削減することができました。路線バスを使っての送迎をする場合もあることから、送迎に当たる職員には障害児の行動特性についての研修を行うなど、児童の安全への配慮が必要です。また、学童クラブへの障害児の4年生以降の受け入れについては、来年度、児童青少年課の障害児検討委員会で検討を行うことが委員会審査で明らかになりました。障害児の放課後の居場所として保護者からの希望も多く、ぜひとも前向きな検討を望みます。  続いて、福祉・健康施策についてです。後期高齢者医療、介護保険など特別会計への繰出金の増加や生活保護における高齢者の割合など、超高齢化社会の姿は調布市の財政にもそのまま数字としてあらわれています。高齢になっても、障害を持っても、この調布市で安心して暮らしていくために、何が必要で何が課題になっているのか、世代を超えてともに知恵を絞りながら考えていくことが求められます。  昨年行った地域福祉計画策定に向けた地域別住民懇談会に私も実際に参加してみて、このような取り組みを定期的に行い、地域での人的資源のつながりを構築していくことが地域での支え合いを実現させていく糸口になると考えます。さまざまなノウハウを持つ市民の力を引き出し、その活用によって地域力を高めるために、市がコーディネート役となって、社会福祉協議会とも連携を図り、福祉をテーマとした地域での懇談の場を実現することを求めるものです。  調布市の特別養護老人ホームの待機者は2009年10月で488人にも上り、その解消も全国の自治体同様に市が抱える大きな課題です。そんな中、120床のかしわ園が来年度早々開設されます。ショートステイも24床ふえることになり、居宅での生活が困難な要介護者とその家族にとっては朗報です。  また、認知症グループホーム2カ所の開設と、北部地域に小規模特別養護老人ホームの整備が開始される予定です。施設整備を進めるとともに、在宅介護を担う家族が孤立したり不安を抱えることにならないよう介護者への支援もあわせて進めていくことを望みます。  障害者が地域の中で自立して暮らすことを目指し、当事者や家族の声を反映した施設整備や相談体制の充実が図られていることは評価しています。2012年度からの障害者計画、地域自立支援計画、地域福祉計画、高齢者総合計画の策定が進められていますが、交通バリアフリー基本構想の見直しとともに、福祉のまちづくり計画などのハード面の計画とも整合性を図り、実効性のあるものにしていただきたいと考えます。  自然環境の保全については、市民との協働の視点を外すことなく進めていくことを求めます。去る3月6日、市の主催で環境保全活動をしている市民の交流会があり、26団体50名の参加がありました。現在、崖線緑地や水環境の保全活動をする市民活動へは学習支援という位置づけの予算措置がされています。しかし、実際に保全活動をしている市民が活動を発展させていけないもどかしさを感じています。  今まで活動している市民や、雑木林塾などでの学習を終えた人たちが責任を持って保全活動を継続、発展させていくためには、学習支援という枠を超えて協働での事業のあり方を再構築し、計画を立てて実行に当たってのルールを決めていくことを求めます。  最後に1点指摘しておきます。地方議員年金の廃止が目前です。廃止後も年金を支払うために使われる税金は全国で1兆3,000億円にも上ると予想されています。  廃止に当たって総務省がまとめた案は、現職議員の共済金負担をなくして、廃止時点で受給資格を持つ議員には現行の年金を税金投入で継続する、もしくは一時払いにする、そのほかの議員には一時払いをするというものです。  この案に基づいて、市は1億6,000万円余の予算を提案しています。最大の問題は、破綻が確実なのに共済会と議長会が解決を先送りしてきたことです。廃止の議論も議員本人に意見を聞くこともなく、その結果を知らせるだけで、議決も国会で行われます。その議決もされないこの時期に早々と予算づけをすることには疑問が残ります。国民の多くが年金制度に不安を抱え、今議会には年金の引き下げについての陳情も出されています。  その一方で、議員年金だけは税金を投入して実質現行どおりということでいいのでしょうか。今後は議員年金の給付水準の引き下げや遺族年金の見直しを行い、国民だれもが公平に年金を受けられる制度の実現を目指していくべきです。  市民の貴重な税金をもとにした予算を市民生活の安心のために無駄なく使うこと、また事業を再度見直し、不要不急の事業費を優先的に東日本大震災の被災者や被災地への支援に充てることを求めて賛成討論とします。 ○大須賀浩裕 議長  討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  日程第14 議案第20号 平成23年度調布市一般会計予算、本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。本案は各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立多数をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第15 議案第21号 平成23年度調布市国民健康保険事業特別会計予算                                (委員会審査報告) △第16 議案第24号 平成23年度調布市介護保険事業特別会計予算                                (委員会審査報告) △第17 議案第25号 平成23年度調布市後期高齢者医療特別会計予算                                (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第15から日程第17まで3件一括議題といたします。  本3件は厚生委員会において審査を受けておりますので、その報告を岸本直子委員長に求めます。岸本直子委員長。    〔岸本 直子厚生委員長登壇〕 ◎岸本直子 厚生委員長  厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第21号 平成23年度調布市国民健康保険事業特別会計予算、議案第24号 平成23年度調布市介護保険事業特別会計予算、議案第25号 平成23年度調布市後期高齢者医療特別会計予算、以上3件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。
    ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  討論なしと認め、討論を打ち切ります。  お諮りいたします。  日程第15から日程第17まで3件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、これより3件一括採決を行います。  日程第15 議案第21号 平成23年度調布市国民健康保険事業特別会計予算、日程第16 議案第24号 平成23年度調布市介護保険事業特別会計予算、日程第17 議案第25号 平成23年度調布市後期高齢者医療特別会計予算、以上3件に対する委員長の報告は可決であります。本3件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本3件は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第18 議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算  (委員会審査報告) △第19 議案第23号 平成23年度調布市下水道事業特別会計予算                                (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  日程第18、日程第19、以上2件一括議題といたします。  本2件は建設委員会において審査を受けておりますので、その報告を小林市之委員長に求めます。小林市之委員長。    〔小林 市之建設委員長登壇〕 ◎小林市之 建設委員長  建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算、本件につきましては、審査において意見が分かれ、討論が行われました。  反対討論として、日本共産党の委員の要旨は、本予算には生活再建救済制度にかかわる要因が含まれていることから反対するというものでした。  一方、賛成討論として、民主・社民の会の委員の要旨は、本予算には経営健全化への用地買収費などが計上されている。健全化の取り組みは着実に進んでおり、評価できる。5億円の債務負担限度額も適切である。また、生活再建制度による債務保証は、この間の協議を踏まえ、国、都の適切な対応を求める。今後とも連結ベースなど効率的な公共用地取得に努めるよう期待し、本予算に賛成するというものでした。  本件は、採決の結果、賛成多数をもって原案了承と決しました。  議案第23号 平成23年度調布市下水道事業特別会計予算、本件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。  22番、雨宮幸男議員。 ◆22番(雨宮幸男 議員)  議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算に対しまして、日本共産党を代表して反対討論を行います。  第1に、本用地会計には外かく環状道路の用地先行取得に起因して、生活再建救済制度に係る予算が債務負担行為の設定という形で計上されております。  第2に、同制度による外環道に係る第1号の先行取得用地であるサッポロビールの跡地については、平成23年5月31日が国による買い戻し期限になっているにもかかわらず、その財源措置が国によっていまだに明示されておりません。  第3に、現在、経営健全化に取り組んでいる調布市の土地開発公社の起債残高総額に対する生活再建救済制度に係る50億円を上回る起債残高の比率は、今や50%を超えておりまして、まさに開発公社の健全経営化にとっての最大の桎梏となっております。  以上3点が反対の主要な理由ですが、続けて来年度の公社経営の改善方向について、用地会計の審査過程を通じて明らかになった点について述べて評価をしておきたいと思います。  第1は、事業用地につきましては基本的にすべて市による買い戻しを実行することにより、その起債残高の減少につなげること。  そして、第2に、新年度の用地取得については必要最小限の事業用地に抑制していること。  第3は、代替地について、現在保有する代替用地を処分して債務残高を減少させることとあわせて、新たな代替地の取得につきましては、土地の現物で保有するのではなくて、5億円の債務負担行為を設定することによって、代替地の必要性が発生した場合に対応できるよう、財源の枠組みを確保する。こういう新たな経営方針に転換をするとのことでありますが、この点については評価をしておきたいと思います。  いずれにいたしましても、20年ぐらい前までさかのぼりますと、土地開発公社は非常にずさんな経営実態がありましたけれども、長きにわたる努力の中で相当程度改善されたことにつきましては、率直に評価したいと考えておりますけれども、この生活再建救済制度に係っては、まだ今後とも不安定要因が非常に残されていることも含めて反対とするところであります。  以上です。 ○大須賀浩裕 議長  4番、福田貴史議員。 ◆4番(福田貴史 議員)  議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算につきまして、民主・社民の会を代表し、賛成の立場から討論を行います。  本予算につきましては、土地開発公社経営健全化促進事業用地買収費が計上されております。平成19年度に公社経営健全化促進事業として、公社の健全化に着手した時点において、公社が保有する公共事業用地及び代替地を合わせた債務残高は62億円余でありました。この債務残高のうちの多くが5年以上の長期保有土地であり、また公共事業用地の債務残高には、供用済み土地に係る債務も多く含まれており、健全化促進事業は、当初、これらの土地の債務残高解消を目標としたものでありました。  平成22年度までの健全化の取り組みにより、公共事業用地に係るこれらの債務が解消され、平成23年度予算においては、公社経営健全化促進事業としての代替地を公有化するための予算が計上されております。  公共事業用地の債務削減から代替地の債務削減へと公社の経営健全化へ向けた取り組みも着実に進み、次の段階に入ったことが確認できる内容となっており、評価できるものであります。  次に、債務負担行為の内容を見ますと、土地開発公社が先行取得する公共用地の所得限度額を5億円余に設定してあります。昨年度予算に比較し、3億円弱の増額でありますが、公共用地及び市民生活に直結する生活道路用地取得に係る限度額の設定であり、適切な措置であると評価できるものであります。  そのほか、生活再建救済制度資金につきましては、過年度に取得した用地にかかわる債務保証の内容となっており、引き続き国及び東京都との協議を踏まえ、適切な予算措置を求めるものであります。  今後とも、一般会計における連結ベースでの債務縮減も含めた効率的な公共用地取得に努められることを求めまして、本予算に対する賛成討論とさせていただきます。  以上です。 ○大須賀浩裕 議長  21番、大河巳渡子議員。 ◆21番(大河巳渡子 議員)  議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算に関しまして、反対の立場から討論をいたします。  23年度の予算につきましても、外環事業に関して創設されました生活再建救済制度に関する債務負担行為が含まれております。この制度自体は、外環事業が地下化に計画変更されたにもかかわらず、特定企業用地を環境保全のために取得するとの理由から議会初日に審議、採決する異例な扱いでスタートしていることは皆さん御承知のとおりであります。  国や都にかわって市が一時的に用地を取得し、国が高金利の財団を指定し借り入れるように指示していること自体、血税を無駄に使っている象徴的な事業であり、本予算を認めることはできないわけであります。財政の健全化が各自治体の命題になっている今、調布市では財政規律ガイドラインを策定して、連結ベースでの財政の健全化を目指しております。  地方財政健全化法の施行も踏まえ、これまでも公社独自保有の代替地等を段階的に取得し、連結ベースでの債務残高の縮減に取り組まれていただきたいことや、債務残高の透明性に取り組まれること、また従来の公社を活用した用地取得の見直しを要望してまいりましたが、先ほどの討論の中で、公社の健全化の経営の方針が委員会で確認されたようですが、そういった点につきましては、確実に実行されていくこと、その方向性は見誤らずやっていくことを推進することを要望するものであります。  生活再建制度により負担する債務の借り入れる期間は15年でありますが、利息のかからない無利子期間である8年以内に国が買い戻す方向と協定されております。平成15年より数えると、23年度がこの年に当たります。市税減収の今、公社健全化促進への財政負担が本会計にも重くのしかかっております。  現在、国会での予算化が危ぶまれる今、市民益を守る行政の立場から国に対して毅然とした態度で買い戻すように、公社の理事長であります副市長を先頭に強く働きかけることも要望いたしまして、反対の討論といたします。 ○大須賀浩裕 議長  1番、内藤美貴子議員。 ◆1番(内藤美貴子 議員)  議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算につきまして、公明党を代表し、賛成の立場から討論を行います。  本予算につきましては、土地開発公社経営健全化促進事業用地買収費が計上されております。公社の経営健全化につきましては、国の土地開発公社経営健全化対策に基づき、調布市が平成18年度から平成22年度までの5年間を計画期間とする調布市土地開発公社経営健全化計画を策定し、平成19年度から公社経営健全化促進事業として取り組んだ結果、公社が保有する土地のうち、公共事業用地については、長期保有土地及び供用済み土地が解消され、公社の経営健全化が図られております。  一方、公社が保有する代替地につきましては、経営健全化の取り組みで公社から一部の土地が買い戻しされ、公有地化されたものの、その他の土地については処分が進まず、代替地の債務残高の削減が公社の健全化に向けて残された課題となっております。  このような状況の中、平成23年度予算においては、健全化促進事業として代替地の債務残高の削減、解消に向けた予算が計上されており、健全化も第2段階に進んだことが確認できる内容となっていることから、さらなる公社経営の健全化が期待できるものであります。  次に、債務負担行為の内容を見ますと、土地開発公社が先行取得する公共用地については、取得を厳選し、公共用地及び生活道路の買収費としての設定であり、評価するものであります。  そのほか、生活再建救済制度に係る債務保証が設定されております。この制度につきましては、昭和41年に都市計画決定された東京外かく環状道路の建設が凍結され、長年にわたり都市計画上の制限を受けてきた方々を救済するために創設された制度であり、市民の方々の生活再建に役立ったものであると受けとめております。  本予算で設定された生活再建救済制度についての債務保証は過年度に取得した用地にかかわる内容でありますが、引き続き国及び東京都との協議を踏まえた上で、適切な予算措置を求めるものであります。  また、公社の健全化が着実に進む中、生活再建制度で取得した用地の債務残高の公社債務残高に占める割合は、ますます大きなものとなっています。国による用地の買い戻しが確実に実行されますよう、引き続き国及び関係諸機関への働きかけを強く要望するものであります。  今後とも、市民生活の向上を図ることを第一に優先し、効率的な公共用地取得に努められることを期待いたしまして、本予算に対する賛成討論とさせていただきます。 ○大須賀浩裕 議長  討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  日程第18 議案第22号 平成23年度調布市用地特別会計予算、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立多数をもって可決されました。  日程第19 議案第23号 平成23年度調布市下水道事業特別会計予算、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第20 議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例 △第21 議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 ○大須賀浩裕 議長  日程第20、日程第21、以上2件一括議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を求めます。長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  議案第27号につきまして提案理由を御説明申し上げます。  本案は、調布市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正するものであります。  その内容といたしましては、特に長い時間外勤務を命ぜられた職員に休息の機会を与えるため、月60時間を超えて勤務した時間に係る時間外勤務手当の一部の支給にかわる措置として、職員の請求により、特定の勤務日等に割り振られた勤務時間において、当該職員が取得することができる時間外勤務代休時間について定めるとともに、規定の整備を行うものであります。  よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第28号につきまして提案理由を御説明申し上げます。  本案は、調布市職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。  その内容といたしましては、東京都及び近隣市の制度との均衡を図るため、職員の給料表を東京都の職員の給料表に切りかえるとともに、58歳以上の職員の昇給停止を廃止し、原則として55歳以上の職員の昇給の号給数の標準を1号給とするとともに、通勤手当を支給しない職員を通勤距離が片道2キロメートル未満の職員とするものであります。  また、月60時間を超える時間外勤務に係る時間外勤務手当について、従来除外していた日曜日またはこれに相当する日における時間外勤務を算定対象及び支給割合の割り増し対象に含めるものであります。  また、給与支払い時に控除することができる控除金から、現在取り扱いがなく、その見込みもないものを削るほか、給与から控除することができる団体取り扱いに係る保険料の取扱者を市その他市長が指定する団体とするとともに、規定の整備を行うものであります。  よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○大須賀浩裕 議長  以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  付託を行います。  本2件は総務委員会に付託いたします。  議会運営委員長の報告のとおり、ここで委員会審査のため暫時休憩いたします。    午前11時50分 休憩        ――――――――――― ―― ―――――――――――    午後 3時40分 開議 ○大須賀浩裕 議長  本会議を再開いたします。  ただいま、議案第27号、議案第28号の委員会審査が終了した旨、総務委員長から報告がありました。  お諮りいたします。  この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △追加日程 議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) △追加日程 議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例                                (委員会審査報告) ○大須賀浩裕 議長  追加日程 議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例、追加日程 議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。  本2件は総務委員会において審査を受けておりますので、その報告を井上耕志委員長に求めます。井上耕志委員長。    〔井上 耕志総務委員長登壇〕 ◎井上耕志 総務委員長  総務委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。 議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例、議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上2件につきましては、採決の結果、全員異議なく原案了承と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  これより討論に入りますが、ただいまのところ通告はありません。ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  討論なしと認め、討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  追加日程 議案第27号 調布市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例の一部を改正する条例、追加日程 議案第28号 調布市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上2件に対する委員長の報告は可決であります。本2件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本2件は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第22 議案第26号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○大須賀浩裕 議長  日程第22 議案第26号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  ここで略歴書を配付させます。    〔書記配付〕 ○大須賀浩裕 議長  続いて提案理由の説明を求めます。長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  議案第26号につきまして提案理由を御説明申し上げます。  本案は、人権擁護委員のうち、佐瀨一男氏の任期が平成23年6月30日をもちまして満了いたしますので、後任の候補者の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  候補者といたしましては、お手元に配付いたしております略歴書のとおり、佐瀨一男氏を推薦申し上げたいので、御同意くださいますようお願い申し上げます。 ○大須賀浩裕 議長  以上で提案理由の説明は終わりました。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第22 議案第26号 人権擁護委員の候補者の推薦について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって同意することに決しました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第23 陳情審査結果について      陳情第85号 TPP交渉への参加反対に関する陳情 ○大須賀浩裕 議長  日程第23 陳情審査結果についてを議題といたします。  陳情第85号については文教委員会に付託し、審査を受けておりますので、林明裕委員長にその報告を求めます。林明裕委員長。    〔林  明裕文教委員長登壇〕 ◎林明裕 文教委員長  文教委員会の審査結果につきまして、御報告を申し上げます。  陳情第85号 TPP交渉への参加反対に関する陳情、本件につきましては、採決の結果、全会一致で採択と決定し、関係機関へ意見書を提出することに決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  陳情第85号については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  21番、大河巳渡子議員。 ◆21番(大河巳渡子 議員)  陳情第85号 TPP交渉への参加反対に関する陳情に関しては、趣旨採択を求めるものであります。  今陳情は、民主党政権が包括的経済連携に関する基本方針で、TPP交渉について情報収集を進めながら対応し、国内の環境整備を進め、関係国との協議を開始する方針を閣議決定して、6月に判断時期としていることは皆さん御承知のとおりでありますが、このTPP交渉の協議にそもそも参加することは、関税撤廃の例外措置を認めない貿易自由化を目指すものだとして、締結すれば日本の農業は破滅するであろうと危惧をし、食料安全保障と両立できない交渉への参加は断じて認められないという立場から、陳情の趣旨に沿った意見書を政府に提出することを求めたものであります。  今、TPP交渉への参加については、国内を二分する意見が真っ向対立しております。日本の経済全体の輸出の割合を考えれば、人口減で内需拡大が期待できない中で、国全体の経済をトータルに見たとき、輸出を高めていくには、TPPに参加することで関税が撤廃されて、輸出企業の競争力が高まることが国民全体にとってはプラスであるという意見や、陳情のように食料自給率の低下やデフレになるといったそれぞれの可能性と懸念が錯綜し、国内では意見が二分されております。  貿易立国である日本のありようを考えたとき、一方に加担する意見書を政府に提出することは難しいと考えますが、参加反対の趣旨は理解できるものであり、今陳情については趣旨採択を主張するものであります。 ○大須賀浩裕 議長  陳情第85号については趣旨採択を求める意見がありました。  趣旨採択とすることに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  起立少数、否決されました。よって、陳情第85号は委員長の報告のとおり決定されました。        ――――――――――― ―― ―――――――――――      陳情第87号 2011年度年金引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を国に求める意見書の採択を求める陳情 ○大須賀浩裕 議長  陳情第87号については厚生委員会に付託し、審査を受けておりますので、岸本直子委員長にその報告を求めます。岸本直子委員長。    〔岸本 直子厚生委員長登壇〕 ◎岸本直子 厚生委員長  厚生委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  陳情第87号 2011年度年金引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を国に求める意見書の採択を求める陳情、本件につきましては、採決の結果、多数をもって継続審査と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  陳情第87号については委員長の報告のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  11番、井樋匡利議員。 ◆11番(井樋匡利 議員)  陳情第87号について、日本共産党は採択を求めます。  本陳情は、2011年の年金引き下げの撤回と無年金、低年金に緊急措置を求める意見書を国に提出することを求めています。  政府は昨年の12月20日、2011年度の公的年金支給額の引き下げを決定しました。物価下落に伴う措置で、引き下げは06年度以来5年ぶりとなります。公的年金は、給付額に物価変動を反映させる物価スライドが適用され、04年の年金法改悪で、05年物価水準を下回った場合は、その分だけ引き下げるルールが強行されました。ことしの全国消費者物価指数は05年を下回るのは確実となっています。  しかし、陳情で述べられているように、物価指数が低下しているとはいえ、投機マネーの動きに左右されて穀物価格は高騰しています。今後、震災の影響で食料や燃料などの高騰も懸念される中で、年金引き下げは実態を無視した措置であると言わざるを得ません。さらに、年金引き下げは障害者や母子家庭、原爆被爆者などの手当にも連動します。  2010年度の年金支給額は、国民年金で月額6万6,008円、1人分、満額の場合ですが、国民年金しか受け取っていない高齢者の平均受給額は月4万7,000円程度であり、これをさらに削る年金引き下げは、不景気で生活困難が広がる中、老後の不安に拍車をかけるものであります。  日本共産党は、基礎年金への国庫負担の引き上げ、最低保障年金制度をつくり、国費と事業主負担で土台がしっかりした年金制度をつくることを提案してまいりました。
     以上の理由により、本陳情の採択を求めます。 ○大須賀浩裕 議長  2番、ドゥマンジュ恭子議員。 ◆2番(ドゥマンジュ恭子 議員)  陳情第87号 2011年度年金引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を国に求める意見書の採択を求める陳情について、生活者ネットワークは趣旨採択を求めます。  現在支給されている年金は、直近の年金額引き下げの年よりも物価が下がった場合、それに応じて年金額を改定することと法律で定められています。2010年度の物価は、基準となる2005年の物価よりも0.4%マイナスとなりました。これにより、厚生労働省はことし1月、2011年度の年金額を0.4%引き下げると発表しました。この陳情は、これを撤回し、引き下げの凍結とともに、すべての無年金、低年金者に緊急措置として3万3,000円を支給することを求める意見書を議会として国に提出するよう求めるものです。  平成22年度の国民年金の老齢基礎年金は、満額でも6万6,008円という金額です。陳情者が言うように、介護保険料や医療費負担割合の引き上げなど、年金生活者にとっては厳しい状況がある反面、生活に欠かせない生鮮食料品などの値下がりは実感できない中での年金引き下げに高齢者が不安を持つのは当然と考えます。  一方、すべての無年金、低年金者に一律に金銭措置をすることについては、生活保護を受給している無年金、低年金者にとっては、支給を受けてもその分保護費が引かれるため、実質的には必ずしも増額とはならないことが厚生委員会の審査で明らかになりました。  以上のことから、陳情趣旨については理解するものの、現在の社会保障制度上では実効性のある措置にならないと判断し、趣旨採択を求めるものです。 ○大須賀浩裕 議長  陳情第87号については採択を求める意見と趣旨採択を求める意見がありました。  順次お諮りいたします。  まず、陳情第87号を趣旨採択とすることに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  起立少数、否決されました。  次に、陳情第87号を採択とすることに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長   起立少数、否決されました。よって、陳情第87号は委員長の報告のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。        ――――――――――― ―― ―――――――――――      陳情第86号 鶴川街道,多摩川原橋付近のミニバス路線新設を求める陳情 ○大須賀浩裕 議長  陳情第86号については建設委員会に付託し、審査を受けておりますので、小林市之委員長にその報告を求めます。小林市之委員長。    〔小林 市之建設委員長登壇〕 ◎小林市之 建設委員長  建設委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  陳情第86号 鶴川街道,多摩川原橋付近のミニバス路線新設を求める陳情、本件につきましては、採決の結果、全会一致で趣旨採択と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  陳情第86号については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、陳情第86号は委員長の報告のとおり決定されました。        ――――――――――― ―― ―――――――――――      陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情 ○大須賀浩裕 議長  陳情第88号については議会運営委員会に付託し、審査を受けておりますので、伊藤学委員長にその報告を求めます。伊藤学委員長。    〔伊藤  学議会運営委員長登壇〕 ◎伊藤学 議会運営委員長  議会運営委員会の審査結果につきまして、御報告申し上げます。  陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情、本件につきましては、継続審査と採決を求める意見が同数のため、委員長裁決により継続審査と決しました。  以上、報告を終わります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で委員長の報告は終わりました。  報告に対する質疑を許します。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  陳情第88号については委員長の報告のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  20番、福山めぐみ議員。 ◆20番(福山めぐみ 議員)  陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情について、公明党は採択を求めます。  今陳情は、二元代表制を踏まえた上で、議会側に対してより民主的な市政実現のためには、情報提供や住民の多様な意見を意思決定に反映させることが重要であり、開かれた議会を目指す1つの方法として、議会報告会を定期的に開くことを求めたものです。  我が党は、本年1月12日「公明党のめざす地方議会改革への提言―地域主権の確立のために」を発表いたしました。昨今、一部の自治体で知事や市長などの首長と議会が激しく対立し、紛糾するという事態が起きています。このよしあしに言及はいたしませんが、さまざまな問題提起がなされたと思っております。  例えば、議会が総与党化して行政を監視する機能を十分に果たしていないとか、議員の仕事ぶりが見えないとか、議員定数や報酬の適正化等々、こうした問題提起を真摯に受けとめ、住民の目線に立ち、議会の活性化につなげていくことは極めて重要な視点であり、むしろ時代の趨勢であると受けとめております。  現在、我が国の地方自治体では、首長も議員も住民による直接選挙で選ぶ二元代表制をとっています。選挙で一人だけ選ばれる首長は、自治体の長として大きな行政権限を持っているのに対して、複数人が選ばれる議会の議員には、本来、行政に対するチェック機能や政策立案機能が求められており、住民の多様な声を行政につなぎ、反映させる大切な役割があります。  また、住民がみずからの意思と責任で地域のことを決定する地域主権の確立を推進するためにも、議会が十分にその機能を発揮することが住民自治の強化につながると確信するものであります。  我が党は、そうした観点から5つの提言をまとめました。提言の1つとして、議会基本条例の制定、2つ、議会の権能の強化、3つ、情報公開による見える化の推進、4つ、住民参加の推進、5つ、議員定数や議員報酬の適正化であります。  この中の4、住民参加の推進は、具体的には出前議会や議会報告会を行い、住民の声を議会に直接反映させる機会を確保し、住民が議論に直接参加できる場づくりを推進することを目指しております。  新しい時代を切り開くためには、地方議会みずからが改革に取り組む強い覚悟と行動が必要であり、議員自身も身を削る覚悟がなくては、地方分権の時代にふさわしい議会制度の構築はできないと決意しているところであります。  さて、調布市議会は、平成15年4月の選挙から定数を30議席から28議席に削減いたしました。その後、議会改革協議会を設置し、議会改革に取り組んだ結果、議会のインターネットによる動画配信を平成21年第4回定例会からスタートさせ、情報公開による見える化の推進として一定の成果を生んだと思っております。  その議会改革協議会で、我が党の提案であった出前議会は残念ながら成立しなかった経緯があったことを申し添え、本陳情第88号の採択を求めるものであります。  以上です。 ○大須賀浩裕 議長  23番、武藤千里議員。 ◆23番(武藤千里 議員)  陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情に対し、日本共産党は採択を求めます。  今陳情では、地方分権の推進により自己決定と自己責任が拡大する中で、市政決定過程への住民参加が極めて重要となってきていると述べています。そうした中で、議会が住民にとって身近なものとなることは、またさらに重要な問題であります。しかし、市民に議会での審議の状況がどれほど伝わっているのか、議員の存在が見えているかという点では、残念ながら陳情者の指摘を真摯に受けとめなくてはならない現状があると考えます。  調布市議会では、ホームページでの配信、また市議会だよりなどの改善をこれまで行ってきていますが、市民に議会に来てくださいというだけでなく、議会として地域に出向き、市民との対話の場を積極的に設けることが今求められています。  既に多摩市議会では、昨年11月から議会報告会が実施され、ほかの市議会でも議論が始まっています。調布市議会でも、これまで議会改革協議会の場で議会報告会など、市民との対話の場の必要性が議論に上ったこともありましたが、現在のところ、その議論は前に進んでいないのが現状です。  市民の声を市政に反映させること、市政の内容を市民に知らせ、意見を聞くことといった議員の果たすべき役割をいま一度再確認し、調布市議会としても二元代表制のそれぞれのあり方が問われている今こそ、今陳情をよい機会にし、さらに開かれた調布市議会の民主的な運営の促進を目指して、議会報告会の開催に向けた議論を進めるべきと考えます。  日本共産党は、憲法に定められた地方自治における二元代表制によるオープンで民主的な議会運営を行うことが重要であると考えています。  最後に、今議会でこの陳情を継続審査にした場合、4月には改選がありますので、必然的にこの陳情は審議未了、廃案となる可能性が大変高い議会となっています。そういったことも踏みまして、日本共産党はこの陳情に対し、採択を求めます。 ○大須賀浩裕 議長  21番、大河巳渡子議員。 ◆21番(大河巳渡子 議員)  陳情第88号 議会報告会の開催を求める陳情に対しましては、採択を求める立場から討論をいたします。  今陳情は、議会が住民に信頼され、民主的な市政を実現し、効率的な行財政運営を図るには、議会と住民との連携が重要だと位置づけた上で、議会と住民との交流を通じて、議会は住民の多様な意見を把握し、意思決定に反映させることで機能を高めることにもつながるとして、より開かれた議会の施策の1つとして、議会報告会の定期的開催を求めたものであります。  調布市議会としては、平成16年に議会改革協議会で、開かれた議会を目指し、そこで協議した結果の延長線上に本会議での委員長報告やインターネットによる動画の配信等、議会としてもそれなりの努力をしてまいりました。  ただ、この陳情にありますように、議会への市民参加という視点から考えますと、各議員の議会報告会は開催されていても、機関として市民に対して直接報告をしながら意見交換する場はまだ実現しておりません。  私は平成15年に議会運営、議会活動に対する提案の1つとして、議会もさまざまな形で開かれた機関としての取り組みが求められると考え、より市民の声が議会に反映できる提案として、議会の夜間、土日開催と出前議会の提案もしてまいりました。現在、政治不信の声は当然議会へも向けられ、議会制民主主義の危機だというふうに認識する立場からも、議会も地域に出かけ、市民にわかりやすく議会活動を伝え、説明責任を果たし、議会への市民参加を具体的に推進して、住民とともに議会のあり方を考えていくこと。市民主権の延長線、そこに議会があり、その延長線上に初めて議会基本条例があるのではないかというふうに考えます。  また、先ほどの陳情の採択の中でもお話がありましたけれども、私もこの陳情を継続することは、5月任期で議員任期が終了することから廃案になることを意味するわけですので、議会の意思として、議会報告会開催の必要性を機関として認識しているということを明確にする意味からも、今陳情の採択を主張するものであります。 ○大須賀浩裕 議長  陳情第88号については採択を求める意見がありました。  採択とすることに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  起立少数、否決されました。よって、陳情第88号は委員長の報告のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第24 議員提出議案第 1号 調布市議会市政調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例 ○大須賀浩裕 議長  日程第24 議員提出議案第1号 調布市議会市政調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を内藤良雄議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第24 議員提出議案第1号 調布市議会市政調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第25 議員提出議案第 2号 だれもが安心して利用できる介護保険制度の改善を求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第25 議員提出議案第2号 だれもが安心して利用できる介護保険制度の改善を求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。
     続いて提案理由の説明を雨宮幸男議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第25 議員提出議案第2号 だれもが安心して利用できる介護保険制度の改善を求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立少数をもって否決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第26 議員提出議案第 3号 高過ぎる国保料(税)の負担を軽減し,命と健康を守る国保に改善することを求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第26 議員提出議案第3号 高過ぎる国保料(税)の負担を軽減し,命と健康を守る国保に改善することを求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を井樋匡利議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第26 議員提出議案第3号 高過ぎる国保料(税)の負担を軽減し,命と健康を守る国保に改善することを求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立少数をもって否決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第27 議員提出議案第 4号 米の戸別所得補償制度の見直しを求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第27 議員提出議案第4号 米の戸別所得補償制度の見直しを求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を荻窪貞寛議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第27 議員提出議案第4号 米の戸別所得補償制度の見直しを求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立多数をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第28 議員提出議案第 5号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第28 議員提出議案第5号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を内藤美貴子議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第28 議員提出議案第5号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第29 議員提出議案第 6号 公共交通機関のバリアフリー化のさらなる推進を求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第29 議員提出議案第6号 公共交通機関のバリアフリー化のさらなる推進を求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を小林市之議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第29 議員提出議案第6号 公共交通機関のバリアフリー化のさらなる推進を求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第30 議員提出議案第 7号 離島振興法の抜本改正及び総合的な離島振興策の推進を求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第30 議員提出議案第7号 離島振興法の抜本改正及び総合的な離島振興策の推進を求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を福山めぐみ議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。
     お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第30 議員提出議案第7号 離島振興法の抜本改正及び総合的な離島振興策の推進を求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第31 議員提出議案第 8号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し,万全の領域警備を求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第31 議員提出議案第8号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し,万全の領域警備を求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を元木勇議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。    〔民主・社民の会議員1名退席〕 ○大須賀浩裕 議長  採決を行います。  日程第31 議員提出議案第8号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し,万全の領域警備を求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立少数をもって否決されました。    〔民主・社民の会議員1名復席〕        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第32 議員提出議案第 9号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  日程第32 議員提出議案第9号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を田中久和議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  日程第32 議員提出議案第9号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立少数をもって否決されました。  陳情第85号の決定に伴い、議員提出議案第10号が提出されました。また、新たに議員提出議案第11号が提出されました。この際、これらを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。  議員提出議案を配付させます。    〔書記配付〕        ――――――――――― ―― ――――――――――― △追加日程 議員提出議案第10号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加反対に関する意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  追加日程 議員提出議案第10号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加反対に関する意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を林明裕議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  追加日程 議員提出議案第10号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加反対に関する意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は起立多数をもって可決されました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △追加日程 議員提出議案第11号 東北地方太平洋沖地震を受けての緊急意見書提出について ○大須賀浩裕 議長  追加日程 議員提出議案第11号 東北地方太平洋沖地震を受けての緊急意見書提出についてを議題といたします。  事務局に朗読させます。    〔書記朗読〕 ○大須賀浩裕 議長  以上で朗読は終わりました。  続いて提案理由の説明を内藤良雄議員に求めます。    〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  説明を省略いたします。  お諮りいたします。  本案は質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、さよう決定いたします。  採決を行います。  追加日程 議員提出議案第11号 東北地方太平洋沖地震を受けての緊急意見書提出について、本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○大須賀浩裕 議長  本案は満場一致をもって可決されました。  お諮りいたします。  ただいま可決されました議員提出議案第4号、第5号、第6号、第7号、第10号、第11号、以上6件については、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、その取り扱いを議長に一任させていただきます。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第33 閉会中における議員の派遣について ○大須賀浩裕 議長  日程第33 閉会中における議員の派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  議会は、地方自治法第100条第13項及び調布市議会会議規則第117条の2の規定により、閉会中において必要が生じた場合、議員の派遣を行いたいと思います。日時、場所、目的等については、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、議会は閉会中に議員の派遣を行うことに決定いたしました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― △第34 諸報告      1 市長報告――公売処分取消等請求事件の訴えの提起について      2 議員派遣報告      3 各常任委員会行政視察報告      4 ふじみ衛生組合議会報告      5 東京たま広域資源循環組合議会報告      6 東京都十一市競輪事業組合議会報告      7 東京都六市競艇事業組合議会報告      8 議長報告 ○大須賀浩裕 議長  日程第34 諸報告を議題といたします。  1 市長報告、公売処分取消等請求事件の訴えの提起について、市長よりその報告を求めます。長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  公売処分取消等請求事件の訴えの提起につきまして、御報告を申し上げます。  本件は、平成23年3月2日付で調布市に対して訴えの提起がなされ、同月11日に訴状の送達を受けましたので、ここに御報告申し上げるものであります。  その内容としましては、土地の公売公告における不動産概要の記載が全くの誤りであることが入札後に判明したとして、当該公売に係る最高価申込者の決定及び売却決定の取り消し並びに市に対し支払い済みの公売保証金の額に相当する金430万円の支払いを求めたものであります。  市といたしましては、応訴せざるを得ませんので、本件訴訟を遂行していく上で御協力をお願い申し上げますとともに、御報告申し上げるものであります。 ○大須賀浩裕 議長  以上で報告は終わりました。報告のとおり御了承願うことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認め、報告のとおり御了承をお願いいたします。  お諮りいたします。  諸報告のうち、2 議員派遣報告、3 各常任委員会行政視察報告、4 ふじみ衛生組合議会報告、5 東京たま広域資源循環組合議会報告、6 東京都十一市競輪事業組合議会報告、7 東京都六市競艇事業組合議会報告、8 議長報告、以上7件の諸報告でございますが、お手元に配付してありますプリントによって御了承願いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。よって、御了承をお願いいたします。  ここでお諮りいたします。  本日の日程は、全日程が終了するまで時間延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大須賀浩裕 議長  御異議なしと認めます。  よって、本日の会議は全日程が終了するまで時間延長をすることに決しました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― ○大須賀浩裕 議長  ここで、荻窪貞寛議員、福山めぐみ議員、土方長久議員並びに長友市長より発言の申し出がありますので、順次これを許します。  19番、荻窪貞寛議員。    〔19番 荻窪 貞寛議員登壇〕 ◆19番(荻窪貞寛 議員)  皆様、こんにちは。公明党の荻窪貞寛でございます。大変お疲れの中、恐縮でございますが、ただいま大須賀議長より許可をいただきまして、4期16年、今任期を終えるに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  冒頭、3月11日の午後発生いたしました東北関東大震災で亡くなられた方々に、心から哀悼の意を表させていただきます。また、被災された方々に対し、どれほどの痛ましい甚大な被害か、改めて心よりお見舞いを申し上げるところでございます。各地での一刻も早い救助活動が進みますよう深く念願いたしているところであります。  国政におきまして、今一番大切なことは、震災対策に専念し、集中して事に当たることではないでしょうか。被災者の悲痛な叫びを受けとめていただき、その心を直ちに生かしていただくことであります。  さて、私は平成7年、多くの市民、地域の協力者の御支援をいただいて、市議会の議席をいただくことができました。この年は阪神大震災、そして地下鉄サリン事件の起きた年でもありました。今と同じ震災対策、危機管理のあり方が問われたときでありましたが、この16年間、元気に議員活動をさせていただくことができましたのも、支えていただきました市民の方々を初め、市職員の方々の御指導のたまものでございます。この場をおかりいたしまして、感謝申し上げます。  また、振り返って考えますには、幾つか取り組んできた特に感慨深い事業がありました。1つは、京王線立体交差事業と国領の南、北の再開発事業であります。2つは、場外離着陸場の調布飛行場が都営コミューター空港へ切りかえるときでありました。また、3つ目には、親子方式によります中学校給食の実施。そして、4つ目には、仙川駅前の区画整理事業並びに地区計画であります。5つ目としては、凍結されていた東京外環道の大深度地下方式での建設であり、6つは、旧中央公民館跡地の交通広場の整備でございました。7つ目は、全国初のPFIによります調和小学校の建設があります。これは、自分としては精いっぱい真っ正面から取り組んだ事業でございます。  学生時代に学んだマックス・ウェーバーの『職業としての政治』の中に、政治とは情熱と判断力の2つを駆使しながら、かたい板に力を込めてじわっじわっと穴をくりぬいていく作業であるとありますが、そのリアルな言葉が常々胸に響いてきた16年でありました。  さらに、初めて会派の幹事長の任についたときに実感したことであります。通常、議会では予算、決算や条例の制定、改正などを審議するわけでありますが、それぞれの議会ごとに必ずポイントがあり、どの会派、また、どの議員の頑張りで議会が正常に流れていったか、それが少しわかるようになったことでございます。調布市議会は今後、地方分権を踏まえ、市民と行政のより太いパイプ役となっていただけますよう期待いたします。  結びに、多くの議員の皆様、そして長友市長を初め、全職員の皆様に長い間お世話になりました。まことにありがとうございました。皆様の一層の御活躍、御多幸、そして調布市の発展を心からお祈り申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。大変ありがとうございました(拍手)。 ○大須賀浩裕 議長  続きまして、20番、福山めぐみ議員。    〔20番 福山めぐみ議員登壇〕 ◆20番(福山めぐみ 議員)  ただいま大須賀議長さんより発言のお許しをいただきました。貴重なお時間をいただきまして、私、福山めぐみ、退任のごあいさつをさせていただきたいと思います。  あいさつの前に、過日発生いたしました東日本大震災の被災者の皆様、そして亡くなられた皆様、また、まだ行方不明の皆様、大変な状況の中で、それぞれ被災された方御自身が一生懸命、救援活動を行っている姿は世界じゅうの皆さんが感動され、そして日本人のすばらしさを評価されております。大変誇りに思っているところでございます。  私、福山めぐみ、党の規定によりまして定年を迎え、本年5月31日をもって勇退することになりました。4期16年、大変長い間、皆様方には大変お世話になりました。特に同僚の議員の皆様、そして長友市長を初め、理事者の皆様、それから大変優秀な誇るべき職員の皆様、それから今日まで至らない私を支えてくださった党員、支持者の皆様を初め、多くの市民の皆様、今期をもって責任を全うしたと私は思っております。その役割を終えることになりました。皆様、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました(拍手)。  平成7年、先ほど荻窪議員からもお話がありましたように、1月17日には阪神・淡路大震災が発生いたしました。地震に始まり地震に終わる。何ということであろうと思いますが、私はここから学んだ多くのことをこれからの人生に生かしてまいりたいと思っております。  1995年、平成7年という年はいろいろなことがありました。特にこの阪神・淡路大震災を初めとして、地下鉄サリン事件、そして当時、都知事に青島幸男さん、大阪府知事に横山ノックさんが登場されました。ゆりかもめの開業、あるいは若貴の対決があったり、あっという間に今日を迎えてしまったわけですが、思い出せばそうした大変懐かしい出来事が、きのうのように思い出されます。  特に私は名前が福山めぐみでございます。福祉を山のように、恵みの市政と、そのように自分で意義づけをいたしまして、人権や一人の人を大切にするといういわゆる人間主義の政治こそ今大切であると決意し、政策提言を中心とした一般質問をさせていただきました。  そして、多くの提案した事業が実現したわけですが、議員になって最初の一般質問では、今行われておりますふれあい給食を提案し、平成8年から染地小学校でスタートいたしました。その後、子どもの遊び場対策ユーフォー事業も全校で実施ということになりました。そして、子ども条例、平成17年まで約6年かかりました。いじめや虐待のないまち宣言も、長友市長には、いじめのないまち宣言というふうに提案いたしましたが、虐待を入れていただいたのは大変先見性がある判断であったかなというふうに思います。  また、学校に来られない子どもたちへのメンタルフレンド制度や、スクールソーシャルワーカーの設置、多摩南部成年後見センター、OJTの提案、そして出産育児一時金の受領委任払い等々、そうした子どもや高齢者の方、そして一人の人が生きていくための人権の問題、平和の問題、そうしたことを中心に多くの提案をさせていただき、私一人ではかなわなかったことを、職員の皆様を初め、同僚議員の皆様にもお力をいただき、市民のために働かせていただいたかなというふうに思っております。  私は、この16年間に多くの皆様にお世話になりました。そして、多くのことを学ばせていただきました。私の座右の銘は「我以外、皆、我が師なり」、吉川英治のこの言葉が大好きです。子どもであろうが、だれであろうが、自分以外には自分にない可能性をたくさん持っておられる。そのことをしっかり学んでいくのが人として大切なことであるということを学びながら、議員という大変大きな役割と使命を果たすために全力で働かせていただきました。  初めがあれば終わりがあります。この終えんのときを迎え、これからバッジを外した後に、本当の意味の私の人間としての真価が問われると思っております。議員を卒業してからが本当の自分の新たな第三の人生であろうというふうに思っております。この経験を生かして、これからさらに市民の皆様への御恩返し、そしてお世話になった多くの皆様方への報恩のまことを尽くしていくために、これからも変わりなく頑張ってまいりたいと思っております。  どうか調布市議会、良識ある皆様、本当にこれからの新しい時代を切り開いていただくために頑張っていただきたいと思います。側面的な協力は全力でさせていただきます。そして、何よりも市民の皆様が幸せで、本当に調布に住んでいてよかったと思っていただけるような市政運営と、一人一人の幸福のために議員の皆様が、現場で皆様の声を市政に反映できるよう頑張っていただきたいというふうに思っております。  これから、この震災の復興に向けては大変な力が必要になってくると思います。海外の皆様からも多くの激励をいただき、1つ御紹介させていただきますが、アルゼンチンの格言に、太陽は皆のために上がるとあるそうです。旭日がやみを破り、日本の皆様に希望の光が降り注ぐことを祈っていますというふうにメッセージをいただいたとのことです。  また、ハイチ地震、昨年1月12日に20万人が亡くなられた地元からも応援メッセージが届き、ニュージーランドのクライストチャーチからも、またペルーからもと、海外から多くの激励のメッセージが届いていると伺いました。私たち日本人の底力を今こそ発揮するときではないでしょうか。  また、私は今回の一般質問でも支え合う社会ということを質問させていただきましたが、まさに今こそ私たちの底力を出すときだと思っております。その決意で私もしっかりとこれからも頑張ってまいります。どうか皆様も御健康で、そして御活躍を心よりお祈り申し上げまして、私からの退任のあいさつとさせていただきます。皆様、本当にありがとうございました(拍手)。 ○大須賀浩裕 議長  次に、26番、土方長久議員。    〔26番 土方 長久議員登壇〕 ◆26番(土方長久 議員)  ただいま御紹介いただきました土方でございます。議長よりごあいさつの機会を許していただきました。私は、このたび議員を退任するわけでございまして、一言感謝の意を込めましてごあいさつをさせていただきたいと思います。  平成23年の第1回定例会最終日の本日、ここに23年度予算が成立され、23年度の調布市のスタートが整えられました。皆様には、大変御苦労さまでございました。  この議会は、私にとって議員生活最後の議会であり、思いの多いものでございましたけれども、残念なことに、この会期中に東北関東大震災が発生しました。このことで本当に気が重たい中でのごあいさつでございます。  本日現在、いろいろと情報によりますと、死者が8,000人を超えている。そして、行方不明者を合わせて2万2,000人と大変な被害でございます。亡くなられた方につきましては、心から御冥福をお祈りするとともに、行方不明の皆さんにおきましては、一刻も早く発見され、元気な姿で皆さんにまた会えるようなお祈りもしたいと思っているところでございます。また、各地で家屋等を含めて、とうとい財産を失われた方々につきましても、心からお見舞いを申し上げたいと思います。  そして、原子力発電の事故も起きました。各地で災害の復旧につきましても、一生懸命、身の危険を顧みず頑張っておられる皆さんにつきましては、仕事がしっかりと安全・安心でできますように、心からまたお祈りするものでございます。  このような中でも調布市におきまして今大切なのは、調布市の市民の皆さんに安全・安心ということをしっかりとフォローできることを考えながらも、地方の大きな災害を受けた皆さんにどういうふうな形で対応するか、大変大きな課題局面があるわけでございます。それはそれとして、私どもはしっかりとやっていかなきゃいけないと思いますけれども、私もこの席では16年をちょっと振り返ってお話とさせていただきたいと思います。  先ほど、お2人の皆さんがお話ししましたけれども、私も実は平成7年1月の阪神・淡路大震災、そしてまた、このたびの東北関東の大震災、2つの経験をしたわけでございまして、考えれば、こういうふうな悲しい思い出をつくることというのは余りないんじゃないか。本当にこのように思っているところでございます。  こういうふうなときでございましたから、私もその当時は消防団の副団長ということでありました。議員としても4月から議員となりました。あわせまして、災害関係につきましては、非常に勉強をさせていただきました。  中でも神戸におきましては、震災でも被害の一番の多かった長田町に何回も何回も行きまして、震災が一通り落ちついた中で、長田町の皆さんから私のほうに当時の災害状況についてのもろもろの資料もいただきました。その中には、私どもが写真でしっかりと入っていた。そういうふうなことで、今も大きな事件に遭ったなというようなことを振り返っているところでございます。そういうことでありますから、私の消防団活動というものが市議会議員の活動の原点になっているというようなことを今でも思っております。  いずれにしましても、まちづくりにつきましては、市民が互いに信頼し合う、そしてまた信じ合うまちづくりが大切だと思っているところでございまして、そういうことを考えますと、前の国政でございますけれども、前政権は地方分権、そして現政権は地域主権といっていますけれども、共通点について考えますと、これは各自治体については自己決定、自己責任、そういうものが求められている。ということは、私たち市民一人一人もさらに大きな自己決定、自己責任が求められている。このように理解をしているところでございます。そのことは、私が消防団で経験しました、いわゆる自分たちのまちは自分たちで守るんだ、そこにもつながることではなかろうかと思っているところでございます。  16年間、この基本を忘れないで一生懸命頑張ってきましたが、仕事というものは一人ではできないわけでございまして、特に議会活動や議員活動につきましては、関係する皆さん、私がいろいろと相談する皆さん等について、いろいろ協力をいただかなければならないわけでございますが、その中で、きょうこちらにいらっしゃる同僚の市会議員の皆さんにも大変お世話になりました。そして、多くの市民の皆さんにもお世話になりました。身近な知人、友人にも大変お世話になりました。それからまた、行政関係では市長さんを初め、特別職の皆さん、そしてまた管理職の皆さん、そして多くの職員さんにもお世話になりました。私はこの席でそのことをお話ししたかったんですが、大変お世話になりましたということでございまして、本当に感謝にたえません。  私は消防団長もやりましたし、また市議会議員も16年やりましたから、今後はこの経験をした市民として、いろいろと市の中でできるものについて頑張っていきたいと思っているところでございます。特に保護司も25年やっています。いろいろと人生、私も難しいものをいっぱい考えさせられたこともあります。そういう中で、いろいろお役に立つことは頑張っていきたい、このように思っているところでございます。  私の本当の仕事は、やっぱり植物を扱うことでございます。植物というのは私たちの人生のあり方とかいうものを、物を言わなくてもいろいろと語ってくれるような気がします。ですから、そういうふうな作業を通じながら、健康で長生きしたいと思っているところでございます。  結びに、もう一度言いますけれども、この調布市、いわゆる参加と協働を一生懸命目指していますから、そのことについてのまちづくり、大いに期待したいと思います。そしてまた、私はそういうふうな調布が好きでございまして、これからも一生懸命、さまざまな件で機会あるごとに調布市の発展に頑張って寄与していきたいということも思っています。皆様方の市議会議員としてのますますの活躍、そしてまた調布市の行政におきましては、役員さんとしての御活躍等を含めて、ひとつ大いに頑張っていただきたいと思っています。  調布市は本当にすばらしいまちです。そのすばらしいまちで、私は16年間、中心の一部として頑張らせていただいたことを心から厚く感謝を申し上げまして、簡単でございますが、一言ごあいさつといたします。ありがとうございました(拍手)。 ○大須賀浩裕 議長  最後に、長友市長。    〔長友 貴樹市長登壇〕 ◎長友貴樹 市長  平成23年調布市議会第1回定例会も閉会のときを迎えようとしております。思い起こせば、その会期中に未曾有の大震災を経験するという、また生涯忘れ得ぬ議会となりました。被災された皆様方に心よりお悔やみ及びお見舞いを申し上げるとともに、我が調布市の備えを一層固めていかなければいけない、その決意を新たにするところでございます。  そのような中にありまして、任期を残しておられるとはいえ、ただいまごあいさつにありました3人の議員の皆様が御勇退を表明されたことに対しまして、私の立場からこの場で公にごあいさつをさせていただきたく存じます。  3人の議員の方は、皆様よく御存じのとおり、平成7年に初当選をされた、くしくも同期の方々でございまして、16年の任期を今ここに終えようとしておられます。その16年の間に果たされた職責を列記させていただきますと、何十行、100行ということでございまして、その御貢献、枚挙にいとまがないところ、一つ一つ解説を差し上げる時間的いとまはございません。  ここで改めて、3人の皆様の果たされた調布に対して及ぼしていただいた寄与につき、重立った御功績を御紹介するとともに、心からの御礼を申し上げたいと思っております。  荻窪貞寛議員、平成13年、監査委員をお務めいただき、平成17年、厚生委員会委員長、引き続き19年から再び厚生委員会委員長、また市の外にありましては、平成19年、東京都後期高齢者医療広域連合議会議員という、これは今のシステムの礎を築く大変難しい議会に出ていただいたということを改めて感謝を申し上げたいと思っております。  福山めぐみ議員、平成15年、文教委員会委員長、平成17年、調布飛行場等対策特別委員会委員長、平成19年、調布市議会副議長、そして平成21年から現在に至るまで監査委員をお務めいただいております。  土方長久議員、平成13年、総務委員会委員長、平成15年、調布市議会議長、平成17年、広域交通問題等対策特別委員会委員長、平成17年、議会運営委員会委員長、皆さんにこのような枢要な立場を御経験いただいたわけでございます。  そしてまた、各会派におかれましては指導的役割を発揮されてこられたことも記憶に新しいところでございます。いわば、ここ10数年間の調布市議会を本当に牽引していただいたということにほかならないわけでございます。私の立場から調布市全職員、また22万有余の市民を代表させていただきまして、深甚なる謝意と敬意を表させていただきたく存じます。  皆様方の御功績は、今後とも永遠に語り継がれるすばらしい足跡でございます。この場では非常に公的なお話にとどめさせていただきますけれども、皆様方とお会いすることは、今後とも私どもの喜びとするところでございます。大所高所から躍動的にまだまだ将来に向かって躍進する調布市を、その前途を見届けていただき、温かく御助言をいただければ幸いでございます。  重ねて3人の議員の皆様方に心から御礼を申し上げまして、この場におけるごあいさつとさせていただきます。16年間、まことにありがとうございました(拍手)。 ○大須賀浩裕 議長  これで発言は終わりました。        ――――――――――― ―― ――――――――――― ○大須賀浩裕 議長  以上で今定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。  これにて平成23年第1回調布市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。2年間ありがとうございました。    午後 5時 5分 閉会...