調布市議会 2006-09-14
平成18年 9月14日建設委員会−09月14日-01号
平成18年 9月14日
建設委員会−09月14日-01号平成18年 9月14日
建設委員会
午前10時0分 開議
○伊藤 委員長
おはようございます。これより
建設委員会を開会いたします。
本日も、説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。
昨日、委員会は、議案第66号の
環境部所管の質疑、 291ページまで終了しておりますので、本日は 292ページから質疑をお願いしたいと思います。
ここで、傍聴についてお諮りいたします。
本日、傍聴の申し入れがありますので、許可することとし、審査途中での申し入れがありました際には正・副委員長に一任していただきたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、傍聴者が入室するまで暫時休憩いたします。
午前10時1分 休憩
─────────── ── ───────────
午前10時2分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、 292、 293ページの質疑を許します。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
自転車についてお伺いしたいんですが、
自転車駐車場のことで飛田給の駅前の北側の
自転車駐車場、
レンタサイクルもやっていると思うんですけども、その
実績ぐあいを御存じでしたら教えていただきたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
レンタサイクルは、データがちょっと手元にないんですけども、市内の3ヵ所ぐらいの駐車場で、整理員がいるところでレンタルはやっております。ただ、年間どれだけ使われているかはちょっと手元にデータがありません。
◆大須賀 委員
できましたら後ほどいただきたいと思いますので、委員長にお諮りいただきたいのと、それから飛田給の場合には、規模に相対して実際にどのぐらい使われているかというと、もうちょっと使われた方がいいかなというふうに個人的には思うんですね。そういった意味で、対策としていろいろと御努力もなさっていると思うんですけども、具体的にどういうような対策をとってらっしゃるのか。その辺があれば教えていただきたいと思います。
○伊藤 委員長
まず、今、委員長に対しまして資料請求という御提案がなされました。これにつきましては、委員の皆様よろしゅうございますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、今、
大須賀委員からありました資料請求に基づいて、後ほどで結構ということでございますので、この委員会中じゃなくてもよろしいということですか。
◆大須賀 委員
はい。
○伊藤 委員長
確認とりましたので、ぜひその資料を後ほどおつくりいただいて、各委員に御配付をお願いいたします。
それでは、答弁お願いいたします。はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
飛田給は有料の地下の駐輪場がございますけども、確かに使用率と言いますと、 100%満たされていない部分があります。それは地域性というものがあると思います。それで、今、使用率を上げるためのPR等は特にはしておりません。
○伊藤 委員長
はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
せっかくああいう形でつくったわけですから、隣でちょっと今声もありましたけど、私はできるだけたくさんの方に使っていただいた方が、それはもちろんいいと思うんですね。そのためには、外語大だとか、それから
調布基地跡地にはいろいろな施設がありますので、その辺の方にいろんな積極的なPRをしたり向こうの方の事情も聞いたりして、向こうの方がうちの学生は駐輪場なんか要りませんよ、それはないと思いますけど、その辺の意向調査もした上で、だったら例えば調布も、市もPRするけども、外語大は外語大なりに、学生に飛田給駅から自転車、来れますよと。
レンタサイクル使わなくても、ほかの形でも駐輪場ありますよとPRすることによって利用率も高まると思いますので、そこはよろしくお願いします。
それから次は、
交通安全対策課の同じく防犯街灯についてお伺いしたいんですが、
スーパー防犯灯というのが、昨年あたりから全国各地で設置されてきて、東京都内でも設置事例があるんですね。調布の場合にはまだないように聞いているんですが、その辺何か設置の予定とかあるようでしたら教えていただきたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、小山次長。
◎小山
環境部次長
安全・安心で取り組んでいる防犯街灯だと思いますけれども、今のところ若干警察と私どもとの協議がまだ進んでおりませんので、設置に至っておりませんが、これについては、やはり
防災安全課を含めまして、全庁的な部分での協議の上で設置の必要性については検討していきたいなというぐあいに考えております。
◆大須賀 委員
はい、結構です。
○伊藤 委員長
ほかにございますか。はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
今、
大須賀委員から言われました
スーパー防犯灯の件に絡むんですけども、以前私、一般質問でさせていただいたと思いますけども、結構今までの街灯というのは暗いというイメージがありまして、なかなか照らされていない。それを徐々に新しいのに変えていくと。実際変えていただいたところに関しましては、すごく明るくなったというふうに聞こえてきますが、取りかえていっている実績というのはどのようなぐあいなのかお聞かせいただきたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
街灯は今までワット数で20ワットだったんですが、16年度から32ワットですね。明るさは増すんですけども、電気料は同じということで、16年度からは明るさを増すこと、32ワットに取りかえていっております。
実績ですね。──昨年ですけど、 122機、20ワットから32ワットにかえております。
それともう1つ、新たに要望と開発等を合わせまして、新規が 163機、昨年つけております。
◆川畑 委員
前日の説明で、現在1万 3,600機あるというふうにお聞きしたんですけど、まだまだ少ないと思うんですけども、これは要望にしておきますけども、今すごく犯罪が多くなっておりますので、なるべく早期にかえていっていただきたいということを要望として言わせていただきます。お願いします。
○伊藤 委員長
続けてどなたかございませんか。はい、
福山委員。
◆福山 委員
ちょっと教えていただきたいんですけども、自
発光式交差点びょうなんですが、これは全部で市内何箇所ぐらいあるんでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
自
発光式交差点びょうは 238機ついてあります。昨年は新たに2機つきました。
◆福山 委員
この決算書を見ると、これはどこに当たりますか。この2機の工事をされたというのはどこに入っているんですか。
◎常世田
交通安全対策課長
場所的には、ちょっと今手元にデータがありませんので……(「決算書のどこにそれが表示があるかと」と呼ぶ者あり)。済みません。光熱水費の下の
施設維持補修費に含まれています。
◆福山 委員
これ1機どのぐらいかかるんですか。
◎常世田
交通安全対策課長
60万から70万ぐらい。結構というか、もの自体がソーラーになりまして、あと手間がかかります。
◆福山 委員
大変貴重なもので、ミラーがつけられないとか信号がつけられないとか、
自発発光式交差点びょうというのがいろんなところにあります。夜は非常にちかちかっとして、安全のためにそれをつけていただいているんですけども、私たちはそういう細かいところを知らなかったもんですから、1機60万から70万とは大変なことだなというふうに思いました。
しかし、安全のためにこれからも。今 238機ということは、そういう場所が結構量は多いんでしょうか。というのは、要するに信号もつけられない、ミラーもつけられないT字路とか、非常に見通しの悪い、ちょっと気をつけなきゃいけない、車もブレーキかけなきゃいけない、自転車乗っている人も歩行者もちょっと注意をしなきゃいけないという場所が、狭い道路とか、交差点のところ等にありますよね。そういうところが、今 238機というのは妥当なのかどうかということでちょっとお尋ねしたい。
◎常世田
交通安全対策課長
妥当かどうかというとちょっとまだはっきりわかりませんけど、本来信号機があれば理想的な場所もあると思うんですけれども、そこは
交通管理者との協議の中でつけられない場合がありますので、それをちょっと補うような感じでこの自発光のびょうをつけております。
○伊藤 委員長
よろしいですか。
◆福山 委員
はい、わかりました。
○伊藤 委員長
はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
済みません、もう一点だけお聞きしたいんですけども、渡辺委員も先日から言われていますように、ただ自転車だけではなく、歩いて行かれる距離であれば歩くようにというような運動は、あるいはそういうふうな形でされているんでしょうか。ここの部分で聞くのかどうかちょっとわからないんですけど。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
10月に駅前の
放置自転車キャンペーンというのをこれから実施しますが、健康の増進にもなりますので、そういった
キャンペーンの中で啓発の運動をしていきたいと思っています。
◆川畑 委員
そういう意味で、なるべく自転車を利用される方を少なくしつつ、
あと自転車駐輪場というのは必要になってくると思うんですけども、場所が今非常に少なくて苦労されているということですが、例えば三鷹で試験的にやられています少ない場所を使っての自転車を置く設備が開発されてきていますよね。御存じだと思うんですけども、そういうすき間を使っての駐輪施設といいますか、そういうお考えを今後持たれていけるのかということをお聞きしたいと思うんですけど。すき間を使ってという意味ですね。
◎常世田
交通安全対策課長
道路法が改正されまして、要するに歩道が広いところに駐車場を設置できるというふうに改正されましたので、例えば調布駅の南側の東急通りですか、あそこが以外と広くて、ちょっと花壇等がありますが、あの辺をちょっと検討していきたいなとは思っておりますけども、
道路管理者ともありますので、今後協議して考えていきたいと思っています。
◆川畑 委員
今後の協議になると思いますけども、柴崎の駅にしろ、調布の南にしろ、土地が少ないところに関してはいろいろそういうのも考えながらやっていっていただきたいと思っております。
以上です。
○伊藤 委員長
要望でございますね。
◆川畑 委員
はい。
○伊藤 委員長
はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
済みません、今のに関連してなんですが、東急前、自転車について、私も以前、買い物等の一時的なものとしてあそこが使えるように花壇を取るなら、言い方悪いんですけど、中途半端な花壇があるよりは市民の利用勝手を考えればそれも1つの案じゃないかと。
例えば、府中が買い物等に限って2時間以内だったらけやき並木通りに無料でとめていいですよということを言っていますよね。そういう使い方があるんじゃないかということで、過去何回か発言しているんですけども、今確認したいのは、今後一時使用として東急前をお考えなのか、それとも月極等も含めてお考えなのか、どちらの方向なんでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
まだそこまでちょっと考え煮詰まっていませんけども、先ほど言った
道路管理者、
交通管理者と協議しながら方向性を出していきたいと考えています。
◆大須賀 委員
恐らく
道路管理者は一時貸しだろうが月極だろうがそんな強い意思を持っているとは私は思えないんですよね。市の方が、あそこはどっちでいくのかという明確なビジョンを私は持っていただきたいと思います。個人的には月極ではなくて一時貸しの方向ですべきだと思います。というのは、当然あそこの通りの西側に商業施設が集中していますから、買い物客はあそこにとめるわけですよね。それで、例えば高齢者とか、スーパーで買い物した場合には駐輪場あるから、そっちまで行ってくださいというのを考えると、私は
高齢化社会だとか、障害者の方は余り自転車乗らない方いるかもわかんないけど、
原動機付き自転車に乗る方いるよね。それを考えたら、やっぱりあそこに時間を限定して一時的な使用を認めるふうになった方がいいかなと個人的に思っていましたので、そこは今後内部で協議すると思いますから、きちんとその辺の方向性をビジョンを持って示していただきたいと思います。
それから、もう一点、
自転車駐輪場の月貸しのときで確認したいんですが、ずっと近い人は歩いた方がいいという話があって、過去もし議論にあったら申しわけないんですけども、契約時に一定の範囲の人は優先されない、一定の範囲外の人を先に優先して契約決めていきますよと。それで、いっぱいになったら済みません、だめでした。まだ余裕がある場合のみ、駅から至近距離の
人オーケーですよというふうに今していたんでしたっけ、していないんでしたっけ。
◎常世田
交通安全対策課長
現在は駐輪場からお住まいの距離によっては変えておりません。契約できる方は契約している状況です。
◆大須賀 委員
今後の検討にしていただきたいんですが、駐輪場が余っているという状態だったらそれでいいんですけども、足りないという状態でしたら、当然遠い方を優先すべきだというふうに私は思います。それは市の施策として当然近い方は歩いてくださいと。それは、どれだけの距離にするかというのは当然検証していかなかればいけませんけど。ただ、例えば何らかの事情で、身体的な事情だとかで例外規定はもちろんつくらなければいけませんけど、原則として自転車に乗ってくるということは一定の健康があるという人ですから、駐輪場からの距離によって、あるいは駅からの距離によって遠い人と近い人と区別化していただきたいと思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いします。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。はい、
福山委員。
◆福山 委員
自転車のところの最後になりますので、
常世田課長にしっかりお尋ねしたいんですけども、
電動式車いすに乗っている方、今ふえていますね。
電動式車いす、わかります? 電動で、車いすで、自分で運転していくのがあるんですけど、御存じでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
電動付きの、バッテリーとモーターがついている車いすですね。ええ、知っています。
◆福山 委員
今、夜この
電動機付き車いすに乗って車道を走っている方がとてもふえていて危ないという声がちょっとありまして、それはどういう扱いなのか。どういう扱いというのは、自転車という取り扱いなのか、それとも
オートバイみたいな取り扱いなのか、その辺の基準というのは、位置づけはどうなっている。
◎常世田
交通安全対策課長
申しわけない、勉強不足でちょっと調べさせてください。
◆福山 委員
ちょっと声が出ていまして、高齢者の方、今この
電動機付きの車いすに乗っている方が非常にふえているんですけど、これは、その車いすを使われる方にはきちっと
障害福祉課の方では指導されているんですけども、それは自由に行きたいとかいわゆるノーマライゼーションの精神で、行きたいところに行くという意味ではとてもいいことで、夜カラオケに行ったりとか、そういう方もいらっしゃるわけです。夜帰りますよね。そうすると、歩道はちょっと狭い。また、でこぼこがある。非常に危険です。ですから、車道を走らざるを得ない。ところが車とか
オートバイとかで走っている方たちが
電動機付きの車いすはどういう扱いなのかと、そしてライトもつけていないと。ついていないのです。自分でちかちかというのを持っている方もいます。それか、もしくは夜光性のテープを張ったりとか、工夫をされている方もいますけど、障害をお持ちの方がどこへでも行って、夜も行動できるというのは非常にいいことなんですが、取り扱いというか位置づけというか、どういうふうにしたらいいのかというのが段々声も上がってきておりまして、
交通安全対策課としてもどういうふうに位置づけをし、どういうふうに指導していくかという、何かちょっと考えていただきたいというふうに思いますので、ちょっと御検討いただけますでしょうか。
○伊藤 委員長
お願いでございますか。
◆福山 委員
お願いですけど、何かありますか。
◎常世田
交通安全対策課長
ちょっと電動付きの車いすという位置づけがちょっと勉強不足でわかりませんので、それを調べた中で検討させていただきます。
◆福山 委員
では、よろしくお願いいたします。
○伊藤 委員長
ほかにございますか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
もう自転車なくなったみたいだから、自転車じゃない方で。
信号機の件なんですけど、3・4・9号線、おかげさんで、すごく柴崎の駅前の交通量は減少したんですよ。朝、京王線の遮断機が閉まっていて、
甲州街道から柴崎の踏切まで10台ぐらいはつながるときがあるの。でも10台以上はほとんどつながらないんですよ。10台つながっても、遮断機上がるとばあっと流れちゃうの。それはやっぱり向こうが相互通行になったんで、本当にそれはすごい成果。それは常世田さん担当で、7階にいたときにいろいろ御苦労なさっていただいて、本当にありがたかったです。
ただ、またこれから御苦労なさっていただきたいのは、
甲州街道に信号機をつけてもらいたいんですよ。というのは、あそこは当然当初からわかっていたことなんだけど、まずは相互通行にするというのを優先させてもらった関係で、今、歩道も切り下げだけで巻き込みになっていないから、車も非常に曲がりにくいんですよ。それで、先日も追突事故があったんですよ。おれもそれ見ているのね。軽トラックと乗用車だったかな。
それとあと、それは要するに、
甲州街道から左折したい車が
甲州街道に出ようとする車を待っていて後ろから追突されちゃったわけ。あそこ後ろから来る人は、左に曲がれる道路があるというのにすごく見えにくいんだよね。だから、やっぱり信号機、あるいは巻き込みをつけないと本当にこれからもっと心配な部分なんですよ。ですから、ぜひその辺を考慮していただいて、信号機をつけるように。せっかくだから1から10までやり遂げるという心意気で、ぜひよろしくしたいと思いますけど、どうでしょうかね。
○伊藤 委員長
はい、
常世田課長。
◎常世田
交通安全対策課長
確かに
信号機設置という要望は非常に強いんですけども、どうしても
信号機設置につきましては警察の所管になっておりますので、その辺、事故等があるということで強い要望をしていきたいと思います。
◆渡辺 委員
ぜひ、よろしくお願いします。
また、
信号機設置については市のお金で設置しても別に構わないと思うんですよね。市の方がどうしてもつけたい、警視庁がどうしてもお金がないから云々だったら、恐らくそれは話つくと思いますよ。ちょっと当たってみていただければと思います。警察は絶対協力してくれると思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかに。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
済みません、関連してなんですけど、信号機つけられるところはいいんですよね。信号機つけられないけども、特に
甲州街道が多いんですけども、側道から左折するときに右方向からの車がとっても見にくいところがいっぱいあるんですよね。言っている意味わかりますよね。わかんない? わかりますよね。
甲州街道を左折するときに、右方向から当然車は来ますよね。安全確認行うとぶつかっちゃうじゃないですか。確認しにくいところが多いんです。理由は、1つは街路樹。もう1つは、お店なんかがあったら旗が立っているんです。旗や街路樹があって、右方向が本当に確認しにくい。具体的にはツタヤという本屋とビデオ屋さんがありますけども、そこから出てくるところが典型的にそうなの。街路樹と旗があってとっても見にくい。
そこで、何を言いたいかといったら、きのうの
危険マップとも関連するんですけども、何か嫌そうですね(笑声)。
危険マップとも関連するんですけども、やっぱりそういうところもチェックしていかないと、左折したけども、安全確認、努力したって見えないんですから、ちょっと出ちゃってぶつかるというケースの事故がかなり多いはずなんです。だからそこもきのうのところにあわせて、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
要望でございますか。
◆大須賀 委員
要望です。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 314、315ページ。──いかがですか。はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
自動車の購入費とあるんですけども、この自動車の購入費はどのような自動車を何台買われたかというのを教えていただけますでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、
小板橋課長。
◎小板橋 緑と公園課長
これは、
ミニショベル、いわゆるユンボを老朽化に伴って買いかえました。
◆川畑 委員
はい、いいです。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 316、 317ページ。はい、任海委員。
◆任海 委員
用地買収で入間町と若葉の土地を買われたんですね。それで、私もどんなところかなと思って、この間お聞きして見に行ったんですね。調布にもこんなとこが残っているのかなと思うような、中に入るとクモの巣と蚊がたくさんいたのには閉口しましたけども。そのときに、使い方については地元の意向も含めてこれから決めるということなんですけども、市の方ではどういう意向を持って当たっているんですか。
○伊藤 委員長
はい、
小板橋課長。
◎小板橋 緑と公園課長
まず、
国分寺崖線を保全するという目的の中で買っております。ただ、そういうところも適正な管理なりがなされないと荒れる一方ですので、その2ヵ所の緑地については市民の方々が今、月1回
程度保全管理活動で協力してくださっております。
今年度そこのところをどのように保全して活用していくかということで、設計を市民参加の形でやっておりまして、来年度その構想に基づいて、皆さんと話し合われた内容に基づいて整備していく予定であります。
以上です。
◆任海 委員
それで、この間どなたかの一般質問の中で、かに山のところに冒険公園の話が出ていましたよね。それで、保全を目的として買ったということなんだけども、3ヵ所か4ヵ所にわたってなんですが、非常に広いですよね。そういう使い勝手などの意見が出たら、それはやっぱり目的に反するということになります?
◎小板橋 緑と公園課長
大須賀議員さんからその質問をいただきましたが、実際あそこにつながっている若葉町3丁目、第1緑地というのがありまして、ここは植生がクヌギ、
コナラ中心のところなんですね。ここのところは若葉小の
お子さんたちが、ある意味では自由に出入りして遊んでいるというようなところがあります。夏になると、これ余り言うと悪いかもしれませんが、地元の人に聞くと小クワガタとか、そういう昆虫も採れるような場所らしいんですね、そんな場所もあります。ただ、若葉町3丁目の今度新しくやっているところの緑地は植生がシラカシとか、そういう常緑が結構多い関係がありまして、それはちょっと先々どのような植生に変えていくかという問題もありますが、その辺は市民の方々と協力しながら、話し合いながらやっていきたいと思います。
以上です。
◆任海 委員
そうしますと、若葉の3丁目のところは若葉小の子供たちも遊んでいると。ある程度、遊ぶに当たっては広場をつくったり、ちょっとした冒険用具をつくったりというような意見が出れば、それは認めるということでは、そういうことをやるということは、保全のために買ったという、補助金ももらったわけだから、そういう趣旨とは反しますか。
◎小板橋 緑と公園課長
それは反しないです。それは、すみ分けというかエリア分けとかすればよろしいと思うんですね。だから反するということはありません。
◆任海 委員
ありがとうございました。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 318、 319ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
続いて、 320、 321ページ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
花いっぱい運動でお伺いしたいんですが、以前から何回か提案しているんですが、調布の中で一戸建て、それから集合住宅、きれいに花を飾っていらっしゃる方がいるんですね。もちろんその方は花好きで自分の家庭のためにやっていらっしゃるんでしょうけど、周りから見ていてもとってもきれいで環境的にも景観からしてもすばらしいんで、何回か言っていることは、ぜひそういうところを表彰しましょうと。嫌だと言うならしようがないけども、一応例えば市民の皆さんにぜひ推薦してください、教えていくださいと。10でも20でも30でも40でもいいんですよ。どんどんそういうのを表彰してあげることは、私はその花いっぱい運動に大きな影響をもたらすと思うんですね。ということで何回か言っていて、確か過去だといいことですねと言ったまま何にも進まないんで、改めてお聞きしたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、
小板橋課長。
◎小板橋 緑と公園課長
花いっぱい運動自体はグループとか、あるいは緑と花の運動も自治会とかでやって、多少の性格の差はありますけど、今後その辺を含めて、表彰制度を検討させてもらいたいと思います。どんな形でできるかということで。
◆大須賀 委員
カナダにビクトリアというところがあるんですね。そこに私行ったことがあるんです。そこは、世界でも有名なんです。有名だから御存じだと思うんですけども、まちじゅうがガーデンだというふうなまち。仕掛けもあって、フラワーポットを期間中無料で貸し出したりするんですよね。やっぱり何にもしなかったらすぐにそういうわけにはいかないんですよね。いろんな仕掛けがある中で、そういうふうに徐々になってくるんで。その仕掛けが何かというのは、私実は花そんなに詳しくないので、まさしく花いっぱいだったらいいけどもというところでお話ししているんですけども、専門家の方いらっしゃるし、その花いっぱい運動にかかわっているグループの方いろいろおられるわけですから、そういう方とお話ししながら今提案していることもぜひ取り上げていただいて、それ以外にも幾つか意見があると思うんですよ。本当に調布じゅうが花いっぱいになるように。
花いっぱい運動で、ましてや神代植物公園を抱えている、例えば調布のまちが市役所の周り、それから調布駅の周り、花がどうなっているのかと見たときに、それは心もとない限りですよね。ある意味、駅前だとか市役所の周りというのはその市を象徴しているわけですから。神代植物公園はつつじヶ丘から行くわけでしょう。名前もつつじヶ丘じゃないですか。花の名前使っているんですから、駅の周りも、やっぱりおりた人が、ここのまちはすごいな、この調布ってすごいなと思われるような事業展開をぜひお願いしたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかに。はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
今回の一般質問で
大須賀議員からも出たんですけども、私も以前一般質問させていただいていましたけど、緑の保全基金の件で若干お聞きしたいんですけども、他市でもグリーン市民債等をやっている事例を挙げて、今回調布市でも取り入れる考えがあるという御発言があったと思うんですけど、この件について、あるいは具体的構想があるならば教えていただきたいと思うんですけど。
○伊藤 委員長
はい、
小板橋課長。
◎小板橋 緑と公園課長
グリーン市民債については今回答弁もいたしましたが、今後導入に向けて検討していくということでお答えしております。というのは、やはりある程度というか、種地というか、このために使うんだというところが明確になってこないと、例えば市民債の枠をどのぐらいにするかとか、具体的なところが出てこないということもありますので。ただ、考え方自体は今後も研究してまいりたいと思います。
◆川畑 委員
はい、わかりました。では、しっかりと検討していただいて、ぜひ導入していただいて、先ほど
大須賀委員も言いましたように緑があふれるまちづくりをぜひ推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○伊藤 委員長
はい、
福山委員。
◆福山 委員
先ほど
大須賀委員の質問の中で、花いっぱい運動を最終的に表彰等も含めてというふうに御検討いただけるというお話を伺いまして、私も同感なんですが、今回の一般質問でアダプトプログラム制度について御質問させていただきましたけども、その観点からいくと、花もそうですが、公園の清掃とかそういうことも含めて、あと道路の清掃等も含めてなんですけども、そういう制度として統一的にするという御答弁をいただいたわけですけども、この花いっぱい運動というのも、その中に入るという可能性ありますか。
○伊藤 委員長
はい、
小板橋課長。
◎小板橋 緑と公園課長
表彰の基準を、例えば何年続けられたかとか、その基準をある程度つくっていかないといけないと思いますので、その辺も含めて表彰については検討させていただければなと思います。
◆福山 委員
では、アダプトとは別でというとらえ方でよろしいですね。
◎小板橋 緑と公園課長
今私が答えたのは、アダプトはこれからいろいろ研究して統一的な制度をつくっていくというようなこともありますが、現行の制度のところで、今のところどのようにやっていくかというのを検討させてくださいということであります。
◆福山 委員
それはそれでいいのかなというふうに思いますけど、アダプトの場合は市と清掃すると言ったその団体グループが契約をして、1年間で更新をしていくという制度。基本的にはそういうことなわけですけど、そういうふうにして、その中に入るのかどうかということをちょっとお尋ねしたかったんですけどね。そうでなくて、これは花いっぱい運動として個別にやっていただいていること、非常に好評ではありますので、表彰規程とかをつくるというんであれば、それはそれでいいと思います。
ただ、アダプトの場合はちゃんと要綱をつくって、その中に表彰もきちっと入れているところもありますので、そういうふうなこととの関連とかいうことも今後の検討課題として入れていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。要望です。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、ほかになければ、これで
環境部所管の質疑を打ち切ります。
ここで、理事者入れかえのため暫時休憩いたします。
午前10時37分 休憩
─────────── ── ───────────
午前10時41分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、初めに都市整備部所管のうち民生費の社会福祉費から土木費の道路橋りょう費までの説明をお願いいたします。はい、内野住宅課長。
◎内野 住宅課長
それでは、お手元の決算事項別明細書 188、 189ページをごらんください。
款15「民生費」、項5「社会福祉費」、目15「高齢者福祉費」でございます。都市整備部所管の執行率は99.5%でございます。
右側の上段、備考欄より説明いたします。住宅課、高齢者住宅管理費からでございます。
初めの高齢者住宅賃借料でありますが、シルバーピア深大寺、柴崎、多摩川の高齢者住宅3ヵ所、計39戸の賃借料として執行いたしました。
光熱水費は、シルバーピア共用部分の電気、ガス、上下水道料金として支出しております。
維持管理諸経費は、管理人の電話料金、電球や蛍光灯などの消耗品の購入及び緊急通報システム保守点検費として支出し、適切な維持管理を行いました。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続けてお願いいたします。はい、石木建築指導課長補佐。
◎石木 建築指導課長補佐
288ページ、 289ページをお開きください。款「土木費」、項「土木管理費」、目「土木総務費」でございます。
289ページの備考欄をごらんください。一般職員人件費、1億 6,677万円余でございます。これは、建築指導課一般職員20人に要した一般職職員費、諸手当、時間外勤務手当、共済費等の経費でございます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続いてお願いいたします。はい、江田開発調整課長補佐。
◎江田 開発調整課長補佐
続きまして、 290、 291ページをお開きください。右側下段になります。都市整備管理事務費でありますが、消耗品費及び機器借上料は、コピー機等のリース代、コピー用紙、トナー代など支出いたしました。
車両管理費は、都市整備部内の車両11台分のガソリン、車検等の維持管理費として支出いたしました。
続きまして、次ページの 292、 293ページをお開きください。諸経費につきましては、デジタルカメラ購入費として支出いたしました。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続けてお願いいたします。はい、石木建築指導課長補佐。
◎石木 建築指導課長補佐
同じく 292ページ、 293ページ、中段以降でございます。
中段以降、目「建築指導費」です。当初予算 1,350万円余、支出済額 990万円余、不用額 360万円余、執行率 73.15%です。まず不用額の主なものから御説明いたします。
区分1「報酬費」56万円です。報酬費は、建築審査会委員5人及び調停委員会委員3人の報酬費ですが、当初予算では建築審査会15回、調停委員会8回の予定でしたが、17年度は建築審査会13回、調停委員会2回の開催となり、その差が不用額となったものでございます。
区分12「役務費」48万円余ですが、同じく建築審査会回数の減により筆耕翻訳料に差が生じたものでございます。
続きまして、 294ページ、 295ページをお願いいたします。
区分15「工事請負費」 100万円です。これは、違反建築に対する行政代執行費の予算化でございます。平成17年度は、この行為に至るまでの劣悪なものがなく、未執行となりました。なお、本件の予算化は違反建築物増長の抑止力となっていると考えております。
不用額については以上でございます。
それでは、 293ページにお戻りください。備考欄に沿いまして順次御説明いたします。
建築審査会事務費です。建築審査会報酬費 134万円余は、委員5人の報酬費で、建築審査会13回等に要した経費でございます。
建築審査会運営費のうち筆耕翻訳料55万円は、建築審査会開催13回に伴う会議録作成に要した経費です。
各種負担金は、全国建築審査会協議会負担金、全国審査会会長会議負担金等でございます。
建築指導管理費 776万円余です。
調停委員会委員報酬費は、調停委員3人の報酬で、委員会開催2回に要した経費でございます。
続きまして、 294ページ、 295ページをお願いいたします。
定期報告業務委託料 105万円は、建築基準法第12条第1項に規定する特殊建築物の定期報告を財団法人東京都防災建築まちづくりセンター等へ業務委託した経費でございます。
天空率ソフト保守委託料は、平成16年度に購入いたしましたソフトのバージョンアップ等の保守委託料に要した経費でございます。
続きまして、道路情報システム管理費 216万円です。
道路情報システムデータ入力委託料 157万円は、既存の調布市共通地図システム及び道路課の道路情報システムの上へ建築指導課の情報を乗せ込み、情報を一元化することにより地図情報を有効活用し、窓口業務の向上を図るために委託いたしました。本格稼働は平成18年4月から行なっております。
ソフト借上料59万円は、システム6ヵ月の借上料でございます。
庁用自動車購入費 162万円は、老朽化により1台を買いかえた経費でございます。
各種負担金は、日本建築行政会議負担金、関東甲信越建築行政負担金及び建築専門講習会負担金等でございます。
建築物防災対策事業費でございます。
被災建築物応急危険度判定事業費及び諸経費は、応急危険度判定に情報提供等の通信に伴う経費でございます。
なお、最下段に記載の役務費から流用いたしました委託料35万についてでございます。
これは、平成17年に発覚いたしました一連の耐震偽装事件に関連し、市内建築物1件について早急に市で調査を行うとともに、第3者機関によるチェックが必要となり、予算を流用して迅速な対応を図ったものでございます。なお、この結果、本件は構造上問題なく、東京都を通して国土交通省に報告しております。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続けてお願いいたします。はい、清水道路課長。
◎清水 道路課長
それでは、道路課所管について御説明いたします。
現在、道路課では生活道路の維持管理、それから拡幅及び路面の補修、また赤道、畦畔などの財産管理を実施しているところでございます。
平成17年度の事業の成果といたしましては、生活道路の整備では 4,229メートル、それから低騒音排水性舗装など 791メートル、また、狭隘道路整備につきましては、 1,505メートルを実施しております。
管理の面におきましては、道路の損傷、陥没など補修、清掃を行うとともに、台風や降雪時、大雪のときには道路状況の確認など、被害の未然防止のために道路パトロールを実施いたしました。国から譲与を受けた赤道、水路などで、現に利用されておらず、行政として利用目的がない法定外公共物の売却につきましては、当初目標を上回る成果を上げることができました。
また、市の管理している橋の多くが昭和40年代に築造されており、計画的な維持管理を行うため、平成17年度におきましては台帳整備を行い、4橋について耐震補強及び補修工事を実施してまいりました。これらのことにつきまして、個々に決算の説明をさせていただきたいと思っております。
それでは、決算書の 296ページ、 297ページをお願いいたします。
款「土木費」、項「道路橋りょう費」、全体でございますが、当初予算に対しまして、総務費、それから道路新設改良費におきまして予算の補正を行っております。
道路橋りょう総務費では、一般人件費、職員人件費を増額補正し、道路新設改良費では、減額補正をしたものでございます。
補正後の予算額に対しまして93.5%の執行をいたしました。
それでは、道路橋りょう総務費から備考欄に沿って御説明いたします。
◎一般職人件費でございますが、道路課職員31名分の一般職職員給、諸手当等、時間外勤務手当、共済費として執行したものでございます。
続きまして、道路維持費からは、五十嵐主幹の方から御説明いたします。
○伊藤 委員長
続けてお願いいたします。はい、五十嵐道路課主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
主な不用額が多い項目について御説明申し上げます。
◎道路管理事務費でございますが、下から2番目の○道路台帳補正委託料でございますが、道路の埋設物認定、廃止、拡幅等による補正に要した費用でございます。不用額は契約差金でございます。
道路の地下埋設物の把握が容易になり、窓口対応や電話等での問い合わせに迅速かつ正確に応対が可能となりました。また、普通地方交付税の基礎数値の把握が容易にできるようになりました。
次の一番下の道路情報システム管理費でございますが、地図情報システムへの情報入力委託料及び機器借上料でございます。
次の 298ページ、 299ページをお開きください。不用額が大きかったのは、機器借上料期間6ヵ月分を見込みましたが、市道認定路線管理システムの実施がおくれ、1ヵ月分しか借り上げをしなかったためであります。また、システム入力委託費の契約差金によるものでございます。この事業によりまして、市民からの電話等での対応及び日常業務の調査等の軽減につながりました。
4番目の○ふれあいのみちづくりでございますが、当初5団体の参加を見込んでおりましたが、1団体の参加しかなく、清掃用具と看板委託料が不用となったためであります。
続きまして、◎道路維持管理費でございます。
4番目の○除草等委託料でございますが、水路、多摩川サイクリングロード等の除草に要した費用でございます。不用額が大きかったのは、緊急のとき、緑と公園課職員等の直営で対応したためであります。この事業により、環境美化、また害虫等の発生を少なくすることができました。
7番目の○保守点検等委託料でございますが、主要市道33号線にあります横断歩道橋にあるエレベーター3台の保守点検の委託に要した費用で、不用額は契約差金でございます。この事業によりまして、国道20号線の危険な歩行者横断が少なくなり、歩行者の安全確保、味の素スタジアムのイベント開催における見物客の動線確保につながりました。
次の○道路標識補修等委託料でございますが、道路標識等の補修に要した費用でございまして、5枚を設置いたしましたが、腐食した標識が少なかったため不用額が出たものでございます。
次ページの 300ページ、 301ページをお開き下さい。◎法定外公共物等管理事務費でございますが、法定外公共物の表示登記、保存登記に必要な地積測量図等の作成に要した費用でございます。不用額は、普通財産処理基準に基づいて売払額を決定したため、土地評価鑑定料が不用であったためであります。また、平成17年度は36件、面積にして1,237.92平方メートル、売払金額1億 5,000万円余の成果を上げました。引き続き、道路新設改良費について、担当課長より御説明申し上げます。
○伊藤 委員長
続けてお願いいたします。小宮道路整備担当課長。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
道路新設改良費について御説明いたします。
予算額に対して執行率は91%でございます。不用額の主なものについて、節、区分から御説明いたします。
節13「委託料」の執行目的は、狭隘道路整備測量等の委託の申し出等が少なかったこと及び測量等の委託料も用地取得に向け、年度末までに申請があった場合に対応するため予算を残してきたものでございます。
下がりまして、22「補償、補填及び賠償金」については、狭あい道路整備物件補償と生活道路物件補償及び人と環境にやさしい道路の物件補償で、やはり工事に伴い、年度末までに物件があった場合に対応するため予算を残したものでございます。
続きまして、右側の備考欄の方をごらんいただきたいと思います。◎道路整備費から御説明いたします。
最初の○地区整備事業費については、仙川地区整備計画により、建築時壁面後退をした箇所の整備工事費として執行しております。
次、生活道路整備実施設計委託料については、主要市道6号線、これは神代植物公園通りです。そちらと都市計画道路3・4・9号線の暫定整備の関連及び弁天橋ほか1橋の耐震補強の設計委託等に執行したものでございます。
生活道路新設・改良工事費については、市道北99号線の道路工事ほか10件、延長が約 4,229メーター及び大町橋ほか2橋の舗装面改良工事、これらに施行いたしました。
次、人と環境にやさしい道路整備実施設計委託料については、これはセミフラット型歩道等の設置などの整備を目的として設計を出したものですが、主要市道12号線、これは品川通り、主要市道20号線三中通りの2路線、人と環境にやさしい道路整備にかかわる設計委託料として執行いたしました。
人と環境にやさしい道路整備工事費については、主要市道12号線、こちらも品川道です。主要市道15号線・第7機動隊前の道路ということになります。こちら2路線、延長約 791メーターについて執行したものでございます。
次の狭あい道路整備工事費については、調布市狭隘道路拡幅整備要綱に基づき整備しているもので、幅4メーターへの拡幅整備費として執行しております。箇所は、調布ケ丘2の32の9ほか76件で、整備した延長は約 1,505メーターということになっております。
狭あい道路整備測量等委託料については、狭あい道路用地として寄附された土地の測量、分筆にかかわる経費として、また所有権移転登記費用として布田5の6の9ほか66件に執行しております。
1つ飛ばしまして、狭あい道路整備物件補償については、狭隘道路拡幅整備に伴い、建築主等が行う移転工事のうち物件除去に要した費用を1件について30万円を限度として助成するもので、深大寺北町4の15の1ほか29件に執行しております。
次、ページをめくっていただきまして 302、 303ページでございます。◎道路用地費から説明させていただきます。
こちら○土地評価鑑定等委託料につきましては、生活道路拡幅事業で用地取得のため土地及び物件の鑑定を行うための調査経費で、飛田給3の22の1、ほか11件について執行いたしました。
測量等委託料については、生活道路の拡幅に伴う境界線表示のため、測量経費、石標埋設に伴う経費として、市道北69号線の深大寺東町6の7の18ほか29件に執行しておりますす。
市道北53号線用地買収費については、東京都施行都市計画道路3・2・6号線、武蔵境通りの取りつけ道路に関する用地買収費ということで、深大寺北町1の21の11番地先の部分で執行しております。
角切等用地買収費については、主要市道20号線、西側の取りつけ道路ということで、染地の2丁目35付近の取得に執行しております。
生活道路物件補償については、生活道路用地買収に伴い、建物、物件の取り壊し、それから再建築価格などの物件補償をするための経費として市道北69号線ほか1路線で4件分執行しております。
用地特別会計繰出金については、債務負担行為により取得した生活道路事業用地に対する元金利子の償還分として執行しております。
その下、委託料から工事請負費への流用は、都市計画道路3・4・9号線の相互通行に伴う暫定整備等に流用したものでございます。
続きまして、◎橋りょう維持管理費の内容は、橋梁の維持補修工事で執行したものでございます。
○
橋りょう維持補修費につきましては、耐震基準や経年劣化による補強対策の必要が生じておりまして、橋りょう台帳整備の結果に基づきまして、野川にかかる大橋ほか3橋について補強・補修工事を行いました。
以上でございます。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。
これより道路橋りょう費までの質疑を許します。最初に、 188、 189ページからお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長 続いて、 288、 289ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
次に、 290、 291ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
続いて、 292、 293ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
続いて、 294、 295ページ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
委託への流用の問題で、耐震偽装に関してチェックをしたということですけども、チェックした対象の建物は何でしょうか。
○伊藤 委員長
はい、細川副参事。
◎細川 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱
共同住宅、ワンルームマンションで、規模的には3階建てと非常に小規模な壁式構造の建築物でございました。
◆大須賀 委員
はい、わかりました。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 296、 297ページ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
298、 299ページ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
保守点検等委託料で、味スタのところにあるエレベーターの件で、お伺いする前に1つだけ意見、要望なんですが、この間エイベックスのコンサートのときに、あのエレベーターの中がジュース等でかなり汚されたらしいんです。汚した原因者はコンサート側ですから、主催者はキョードー東京ですので、私の言いたいのは、そういう事実があるわけですから、市のお金で清掃することなく、キョードー東京がちゃんと責任を持って清掃をしろというふうに、今はもうきれいになっちゃっていますから、今後そういうときがあったらきちんと対応していただきたいんですね。
ことしは、主催者側のキョードー東京もエイベックスのコンサートのファンのマナーが余りにもひどいんで、全国5ヵ所ぐらいでコンサートをやるんだけど、余りにもファンのマナーがひどいんで、苦情が殺到したんでしょう。ことしはがらりと変わりまして、徹底して掃除していました。それは評価するんですけど、それでもやっぱりごみもあるし、それからエレベーターでのそういうこともあるわけですから、それはうちが市民の税金を使ってきれいにすることはないですから、そこはちゃんと適応してください。
それで、質問ですけども、エレベーターがついて危険な横断がないというのは結構なんですが、もともとあそこに横断歩道橋をつくるときに、当時事業を委託されていた東京都と地元住民の間でかなり激論がありました。何かというと、東京都は関東村のスポーツ施設に行く市民も含めて横断歩道橋で十分でしょう、エレベーターもありますよと。地元の人たちは、あなた自分が使わないからいいけども、こんなの一々歩道橋なんか使えるわけないでしょう。子供だって、例えばサッカー、野球の子供が自転車で行くと20人、30人ということですよね。横断歩道を通りたいに決まっているんですよ。そこで、イベント開催時にはそれでしようがない。でも、イベント開催時なんて年に何日もないですけど、ふだんは横断歩道をちゃんと
甲州街道を横断できるようにすべきだと。言っている意味わかりますよね。横断歩道橋を通らないで、歩道部分をきちんと通るようにすべきだという議論を随分しました。最終的には、東京都がもう時間がありません。何とかとりあえずこれで納得してください。そしてその後は調布市と協議してください。東京都もちゃんと間やりますよと言ってオープンして、東京都にその話をしたら、もうそんな話知りません。もう私たち関係ないですからということになっちゃっているわけですよね。過去、たしか私も幾つかの場面で言ったかと思うんですけども、一応検討していただいているはずなんですよね。イベント開催時に通せとは言っていません。そんなのは無理ですから、イベント開催時にはそれでしようがないと思うんですよ。ただ、開催時じゃないふだん。当然、
調布基地跡地にあるスポーツ施設に自転車で行く市民の方いっぱいいるわけですよね。その人たちが今一生懸命苦労して横断歩道橋で行っているわけですよ。そんな苦労をあえてさせる必要性も全くないし、私はナンセンスなことだと思っているので、関東村に行くときには、申しわけないんですけど、あえて危険を承知で意地でも下を自転車で行っています。横断歩道橋を私は使いません。それは褒められたことではありませんけども、ある意味私の意思表示なんですけどね。
そこで、それはかつてそういう地元と東京都のやりとりがきちんとあって、ちゃんとやりますよと言った東京都はもう逃げちゃってだめなんですけど、市はその後ちゃんとやっていただきたいので、その辺についてのお考えはどうでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、五十嵐主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
以前にも
大須賀委員が建設委員のとき、たしかそういった質疑、応答があったということを記憶しておりますが、その当時、交通量調査、あと所轄の警察等に御相談を持っていっております。所轄の方では、それは今のところ時期尚早だということでお断りされたという経緯を記憶しております。
◆大須賀 委員
この話を警察に持っていったら、時期尚早というか、基本的にはやりたくないです。それは当たり前の話。警察は今のままの方がいいと言うに決まっていますよ。ただ、市民の便利勝手と、本来あるべき姿を考えたら、調布市がどっちの立場に立つんですかという基本的なところなんですね。警察側に立つのか市民側に立つのか。イベント時にやれと言ったら大変なんです。それは危険きわまりないから。1年の 365日のうちイベントがあるときは15日から20日、ないときは 340日ないんだから、市民が 340日使いやすいんだったら、私はそっちを選択すべきだと思っているんです。その辺はいかがでしょうか。
◎五十嵐 道路課主幹
所轄警察と相談しまして、再検討させていただきたいと思います。
◆大須賀 委員
ましてあれ国道ですから、もちろん最終的にはそう簡単に警察が認めるとは、私は甘く考えていません。ただ、市が所轄に話を聞いて、所轄の意見を聞くという話になったら未来永劫多分だめです。だって所轄は今のままでいいに決まっているんだから。ですから、市長の意思決定がどの辺にあるか私はちょっとわかりませんけども、どうするんだという結論は、やっぱり部内で方向性もきちんと出して、その上で所轄と交渉していかないと、所轄が言った、はい、わかりましたという話じゃ、未来永劫この話変わりませんから、ぜひお願いします。
それから、所轄と調整した結果どうなったのかもぜひ教えていただきたいし、それからこれも資料請求になっちゃうんですが、交通量調査については何らこちらに示されていないですよね。いただきましたっけ。
◎五十嵐 道路課主幹
その当時、私まだ委員会には出ておりませんので、再度お調べして、後ほど御返答申し上げたいと思います。
◆大須賀 委員
最後、結論にしますけども、地元で生活として使っている方、それから関東村のスポーツ施設に自転車で通っている野球の方もいますからね。野球とサッカーの方を中心に、いろんな団体がありますから、その団体の人たちときちんとその辺を調整して、要望が強ければ、私はいいことだと思っていますから、その要望に応じて対応していただきたいと思います。
それから、資料の方もぜひいただきたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ただいま
大須賀委員から交通量調査の結果ということでの資料請求の御提案がありましたが、理事者側の方として、その資料はできる資料なんでしょうか。はい、五十嵐主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
当時の資料を調査しないと、今の時点であるかないか確認はできませんので、後ほど御連絡差し上げてよろしいでしょうか。
○伊藤 委員長
私から申し上げたいのは、ないものをできるのかということがあるんで、その辺は私の方にできるのかできないのかの報告を後ほどいただければということで、一任していただけますでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
よろしくお願いいたします。ほかにございませんか。はい、
福山委員。
◆福山 委員
2つお尋ねしたいんですけども、ふれあいのみちづくりの、5団体要望して1団体が応募があったということで、動いていらっしゃるわけですが、この内容について教えていただきたいと思います。
それともう1つは、今この道路維持費の中で、 1,700万余の不用額が出ていますよね。御説明の中で、この道路台帳の補正委託料契約差金、それから除草等の委託料、不用額が出た、それから保守点検等委託料の不用額が出た、道路標識補修等委託料に不用額が出たという御説明いただきました。これは、幾らの予算で幾ら不用額が出たという御説明なかったんですが、そのトータルがこの不用額になる、 1,700万余になるということでいいんですか。内容について教えていただければ。
○伊藤 委員長
五十嵐主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
1点目のふれあいのみちづくりの件でございますけど、1件は深大寺元町の5丁目1番地先、主要市道5号線、通称深大寺通りですね。そちらの沿線にお住いの団体に清掃用具等、あとNPOの活動総合保険料を執行しております。
2点目、よろしいですか。2点目につきましては、私が先ほど御説明申し上げたのは、不用額の大きな項目について主なものを上げたわけでございまして、あの報告だけじゃございません。ほかにも不用額はございます。
それで、予算の方もおっしゃった方がよろしいですか。金額的なものを。
◆福山 委員
大きいといってもどのぐらいの不用額が出たのかということをちょっと知りたいと思ったんです。
◎五十嵐 道路課主幹
はい、わかりました。道路台帳補正委託料につきましては、 210万円ほどでございます。
システムデータ入力委託につきましては、 122万円余でございます。
ふれあいのみちづくりにつきましては、52万円余でございます。
除草等委託料につきましては、 195万円余でございます。
保守点検等委託料につきましては、87万円余でございます。
道路標識補修等委託料につきましては、63万余円でございます。
あとは、法定外の公共物等管理事務費につきましては、54万円余でございます。
以上でございます。
◆福山 委員
ありがとうございました。そういうふうに説明していただくとありがたいんですね。済みませんね、よく予算のとき私はいないんですね。ですから、ちょっとそのあたりお伺いしたかったなと思ってお尋ねしました。済みません。
それと、ふれあいのみちづくりなんですけども、1つの団体へということで、先ほどもちょっと質問させていただいんですけども、一般質問の中で言いましたアダプトプログラムの1つだというふうにとらえておりますので、この団体が登録して今活動されているということで、ことしも応募をかけていますよね。その状況はいかがでしょうか。
◎五十嵐 道路課主幹
8月20日号の市報掲載及びFMとかケーブルテレビ等で広報は行っておりますけど、残念ながらまだ具体的には応募件数はございません。
◆福山 委員
期待したいと思っていますので、実績をつくっていただいたり、現在ある団体の活動等を通していい方向で制度をきちっと明確にしていただければというふうに要望しておきます。
先ほどの不用額につきましては、大体このぐらいの不用額が出るものなのかというその妥当性というか、それがちょっと私もわからないので教えていただきたかったんですけどね。できれば御説明のときにはそのようにお願いできればありがたいというふうに思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。はい、渡辺委員。
◆渡辺 委員
維持補修費についてなんですが、これでほとんどカバーできたのかどうか。
○伊藤 委員長
はい、五十嵐主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
かなり厳しい部分はございましたけど、大方皆さんには御満足いけるような結果かと考えております。
◆渡辺 委員
厳しい状況というようなお言葉があったんですけど、足りないというふうに理解してよろしいわけですか。
◎五十嵐 道路課主幹
おっしゃるとおりでございます。
◆渡辺 委員
今補修というところで、やっぱりカバーしていく以外ない状況だと思うんですよね。ですから、ここについては市民の人も、本当はきれいに打ち直してもらいたいなと思っているところも、市側としたらちょっと予算化が難しいということであるだろうから、ここでやむを得ずということだと思うんですよ。ですから、ぜひ予算のことに関しては、強くこの部分は要求していっていただきたいと思っています。
○伊藤 委員長
はい、清水道路課長。
◎清水 道路課長
やはり今、委員の方からおっしゃられたとおり、若干待っていただいているというケースもございますので、もしどうしても足りなくなってしまったというときには、また補正のお願いをしていきたいというふうに思っていますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
◆渡辺 委員
ありがとうございます。
建設委員会の委員の中からもかなり強い要望があったということで、理事者側にはお伝えください。よろしくどうぞ。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
ほかになければ、 300、 301ページ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
飛田給の公共通路についてお伺いしたいんですが、去年飛田給の地区協議会が公共通路でコンサートをしようとしました。飛田給駅を使っている方、それから地域の方、駅コンと時々言われていますけども、それも飛田給の駅舎はとってもすばらしい、グッドデザイン大賞をもらった駅舎ですから、スペース的にも十分。それから音響も響きますからとてもいいんですよね。それで企画しましたら、京王電鉄がだめだということだったんですよね。やっちゃいけないと。それで私が言いたいのは、当然コンサートをやる時間帯、曜日、京王の飛田給駅の利用者に迷惑がかからないように、あるいは自動販売機にも切符を買う人に迷惑がかからないように、それを前提としてやっているんですよ。単純な話、実は京王電鉄は、最初自分のものかのように、そんなことをやるなんてだめよみたいな感じだったんです。でも担当の方が粘り強く交渉した結果、オーケーになったんですけど、端的に言って市のものですから、京王電鉄は公共通路に一銭も払っていないんですから、私からしてみたらそんな発言許せないわけないですよね。言語道断ですよ。市から京王電鉄に抗議をしてもらいたいぐらいなんですけど、いかがでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、五十嵐主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
そのような事実があったということは電鉄側に強く申し上げます。
◆大須賀 委員
今こういうふうに言いましたけど、とりあえず担当の方が交渉の結果オーケーになりましたから、強い抗議は一応いいんです。ただ、次のときに万が一京王電鉄がまたそのような話になるというのは、人間関係がある程度できたということも想定していますから、改めてその話を言うと、また長くなっても困りますんで。ただ、駅コンをやるということはとてもすばらしいことなので、ほかの駅で、やれる駅とやれない駅がありますけども、そういった形でまたやっていく。公共施設を大いに利用していくということはいいと思いますので、近々またあるとすれば、事前に今度はお願いしておきますので、京王との交渉についても御協力をお願いしたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
ほかになければ、 302、 303ページ。はい、任海委員。
◆任海 委員
生活道路の整備の用地買収のことなんですけども、決算に係る主要な施策の成果に関する説明書の98ページをごらんください。
この上段に、生活道路の整備で計画、当初予算化状況、決算額・実績とあるんですね。それで、当初予算が6億 8,000で、決算実績が2億 9,000と4億円へっこんでいるんですね。その下は、債務負担行為ということでしょうか。ちょっとわかんないんですが、4億円が 3,100万で、ここも3億 7,000万へっこんでいるんですが、これをちょっと解説していただけません?
○伊藤 委員長
はい、小宮課長。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
2億 9,400万の数字なんですけれども、こちらの数字の方は2億 3,000万という改良費、工事費ですね。舗装の費用と、あと用地費の 6,300万を含んだ費用でございます。この 3,120万の数字は、ちょっと私の方、了知はしていないんですけれども、決算額の方の数字ということでお答えさせていただければと思います。
◆任海 委員
よくわかんないんですけどね。結局、予算と決算の乖離が余りにもでかいんですよね。何でこういうようになったのか、何の事業が計画どおりいかなかったのか。1つは、用地買収が当初予算 1,161平米、用地買収実績は 300平米と書いてありますよね。すると、このお金は、用地買収費が当初の3分の1しか買わなかったと。何の事業がそうなったのかということが1点です。
それから、決算書の中でそれが不用額で出ているかというと、不用額で出ていないんですよね。不用額では、用地買収費の不用額は幾らですかね── 238万 8,000余だよね。だから、どうしちゃったのかなということなんです。
なお、この説明書の2段にわたって書いてある上の額は一般会計財源、下の方は債務負担行為というように見ていいんですか。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
最初、予算額4億円という数字については、用地の会計の方なんです。ですから私どもの方の予算ということではございません。この中で 3,120万の金額というのは、公社の方の会計の予算ということになりますので、私どもの方のこちらの決算には数字は載ってこないんです。この用地買収ということで、私ども担当しておりますけれども、結果として大変お恥ずかしい話ですけども、地権者の協力等々難しいところがございまして、この内容で執行が終わったということで御理解いただければと思います。
◆任海 委員
だから下の方は、債務負担行為のお金じゃないかなと思っていたんだけども、それは会計上は用地会計ですよね。しかし、用地の買収はそちらの方でやったとおっしゃるわけでしょう。すると、どこの土地が買えなかったのかということは、そちらの所管の問題ですよね。今は、用地は道路課でやっているんですよね。どこの土地が買えなかった?
◎小宮 道路課道路整備担当課長
私どもの方で生活道路ということで、いろいろと用地の買収、入っております。確かに委員御指摘のように、昨年度の末でいきますと、ポイントポイントということで言いますと、飛田給の一部だとか、それからあと16号線・若宮八幡通りですね。そういうところの用地交渉などに入っておりますけれども、そういうところ、やはり交渉が詰まらなくて、結果的に買収まで至らなかったというような事例が散見されております。そのようなところをちょっとお含みおきいただいて、結果としての内容ということで御理解いただければと思います。
◆任海 委員
それにしてはでか過ぎるんだよね。当初予算に対して 800平米買えなかったわけだから。そうでしょう。だから、小さいものを寄せ集めて予定どおりいかなかった。だって、予定どおりいったのが3分の1しかいかなかったなんていうのは、ちょっと常識的には考えられないんだよね。何かでかいものがぽんと不調になったのか、途中で計画変更になって、用地買収をしようとしていたところをやめた箇所があるのかなとも推察してみたんだけども、ちょっと内容的にはっきりさせてもらいたい。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
当初に見込んだのは13ヵ所ほどございます。確かに、委員御指摘のとおり広い面積でいきますと 200平米前後のところもございますので、そういうところを含めまして、路線でいきますと西の47とか、主要市道13号線、これは私が先ほど申し上げましたところですけども、それから西部公民館の前の道路といいましょうか、ミニバスの折り返し場付近とか、それからあとは、この近くでは再度入っておりますけども、布田、東急の先の部分ですね。それから、三中通りの何ヵ所かというところで入っております。それからあと、神代保育園の周辺の道路というふうな言い方でよろしいでしょうか。そういうようなところで合計13ヵ所ほど入ってきております。
内容は以上でございます。
◆任海 委員
そのことは、申しわけないけども、資料として、どこの路線が当初何平米幾らだったと。それで、結果的に年度を通して見て何平米幾ら買収できて不用額はどれだけ出たのかということを整理して説明いただけないでしょうか。書面にしていただけるとわかりやすいんですけれども、委員長さん、お願いできますか。
○伊藤 委員長
ただいま任海委員から資料の請求の御提案がされましたが、各委員の皆様いかがでございますか。
◆任海 委員
だめだと言われても困るけど(笑声)。これだけ不用額になっているんじゃ。
○伊藤 委員長
今、委員長から諮っておりますが、ただ、所管が違う部分のものも含まれているということになりますと、当委員会の中での資料請求というのがまたがる可能性がある。そういうことは、私の今の考えとして懸念されますね。ですから、非常に越権をする資料請求内容ということも考えられる。副委員長さん。
◆任海 委員
委員長、お言葉返すようですけど、事業は道路整備費なんですよね。道路整備というの
は7階でやるわけ。会計上は用地会計として総務委員会でやっているにしてもね。しかし、事業の計画をして事業を執行しているのは都市整備でしょう。だから、その事業が計画どおりいったのかいかないのかというのは、きちっとここの委員会で検証しないと、それは検証のしようがないわけだよね。そこは、だって総務委員会がそうだから総務委員会で説明してくれと言ったって、総務委員の会計だけ扱っている人が説明できるはずがないわけでしょう。
だから、事業として決算審査しているわけだから、会計はこうなっているというのは、これは両方あるんですよ。債務負担行為はそういうふうにうんと減っているんだけど、上の方の事業は一般財源だと思うんだけど、これはさっき言ったように3億円ほど当初予算から減っているわけだよね。では、3億円が不用額に書いてあるかといったら不用額に3億円出ていないんだよね。3億円の不用額になっていないわけ。これはどこかに流用されたのかどうなのかよくわかんないんだけど。
○伊藤 委員長
それでは、ここで委員長から委員の皆さんにこの資料請求のいかんをお諮りするに当たって多少時間必要ですか(「いいえ」と呼ぶ者あり)。いいですか(「ちょっといいですか」)と呼ぶ者あり)。それでは
大須賀委員。
◆大須賀 委員
私、個人的には特に求めていません。ただ、私の知る限りで言うと、例えば飛田給でもぜひ事業として展開してもらいたいという話があったんですが、その地主の方との交渉がうまくいかなかったというのも知っています。恐らくそういう箇所が複数あったのかなと理解していますので、個人的には必要ないんですが、委員さんの中には必要だという方もいるし、技術的には出てくるのかなと思いますので、もし所管云々あったら委員長の判断にお任せしますけども、基本的には資料請求で出せるものでしたら、別に出しても構わないと思います。
○伊藤 委員長
それでは、副委員長、今私が懸念しているのは、要するに所管がまたがってい部分ですので、ここだけで判断して云々ということは果たしていいのかどうかも含めて、総務委員長と後ほど打ち合わせをしたいということで後で発言させていただいて、少し時間いただけませんかね。
◆任海 委員
だけど、事業はこちらでやるわけだから、じゃあ金額に触れないんだったら、当初予定した事業は何だよ。それで、そのうち未執行になったものは何だと。それの事業費は幾らなんだということはわかるわけでしょう。それは当然ここじゃなきゃ審査できないわけだよね。
○伊藤 委員長
小宮課長、ちょっとお尋ねしますが、今のその数字そのものが所管ではないんだけれども、事業を進めるに当たって、答弁できる、もしくは資料としてまとめるような段取りは、一応この7階の中でできるんでしょうかね。はい、小宮課長。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
それは予算の見積もりということですので、見積もりは私どもも組んでおりますから、その内容であれば、当然お出しすることはできます。それは、委員御指摘のとおりだと思います。
○伊藤 委員長
それでは、技術的には可能だということでございますが、改めてお諮りいたしますね。各委員の皆さん、この資料請求に当たってひとつ御判断お願いしたいと思いますが、いかがですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
ということでございますので、所管に及ばないように、ひとつ留意していただいて資料をおつくりいただきたいということだけお願いいたします。はい、任海委員。
◆任海 委員
では、ちょうど昼に近いから、どうですか。そこで準備してもらって、午後一番で。
○伊藤 委員長
そのぐらいの時間で……
◆任海 委員
できるよね。
○伊藤 委員長
できるの? はい、小宮課長。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
そうしますと、文書ということではなくて、仮にですけれども、読み上げるような形ということでもよろしければ、多分でき上がるとは思うんですけれども。
◆任海 委員
それでは、休憩中にちょっと平場で説明していただいてもいいし。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
それでもよろしいですか。
◆任海 委員
それで納得すればいいわけだけど、問題があるんだったら、やっぱり再開した後にもう一回指摘するけれども。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
それでは、御説明させていただければと思いますが。
○伊藤 委員長
今この場で。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
休憩で。
○伊藤 委員長
まだ私は休憩を宣言しておりませんので。休憩中に用意をして、午後の再開した直後にその口頭での説明ができる体制が整うという理解をしてよろしいですか。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
はい、そのように進めていきたいと思っております。
○伊藤 委員長
それでは、そのような形で進めたいと思いますが、任海委員よろしいですか。
◆任海 委員
はい。それで、そこで読み上げられなくてもあれだから事前に、休み中にお話しいただいて、頭の整理、理解をできるだけ努めたいと思います。
○伊藤 委員長
それでは、この件については後ほどということですが、まだ休憩の宣言しておりません。ばたばた片づけていますけどもね(笑声)。
このページ、 302ページ、 303ページ。はい、山口委員。
◆山口 委員
橋梁の耐震改修の関係ですが、これは橋梁台帳などの整備も並行してやられているようで、平成17年度の予算化の情報では2橋だったのが4橋でしたというふうに見受けますが、これ市内全体で幾つほど橋があり、改修率といいますか、改修の数、あるいはいつごろまでに全部の改修しなければならない橋が完了するのかといった点についてはいかがでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、清水道路課長。
◎清水 道路課長
現在市で管理している橋が66橋ございます。そのうちに、いわゆる耐震補強を必要としているものにつきましては36橋ございます。17年度までに7橋が既に耐震補強完了しております。18年度以降、当初予定では2橋ずつの予定で順次進めておりますが、物によっては3橋できるときもございますしということで、2橋ずつということで進めているところでございます。
以上でございます。
◆山口 委員
あと、この啓発道路に当たる云々という、その啓発道路というのはどういう意味合いなのか、その辺をちょっと。
◎清水 道路課長
啓開道路というのがございまして、震災時の緊急輸送路として早目に開通をさせなければいけないという道路になっております。
◆山口 委員
それを啓開道路といっているんですか。
◎清水 道路課長
はい。
◆山口 委員
では、全体的には36橋、改修する橋があって、17年度までにそのうちの7橋が完了し、いつごろまでにすべてを完了したいという見通しがあれば。なければあれですが。
◎清水 道路課長
できれば、早目に改修を終わりたいところでございますけども、年間2橋ずつという計画を立てておりますので、10数年という年月がかかってしまうということになろうかと思います。
以上です。
◆山口 委員
わかりました。
○伊藤 委員長
よろしいですか。ほかになければ、副委員長、私から1点。
○任海 副委員長
はい、伊藤委員。
◆伊藤 委員
ここに測量という文字が出てきたもんですから、関連してここで聞くのがいいのかどうか、聞いてしまいますけども、畦畔、赤道の処理はやっぱり市として財源確保の上で見ても、私は重要な課題、施策だというふうに考えます。
そこで、8年ぐらい前でしょうか、当時、東の方面からそういった売り払いを含めて、徐々に地権者との折衝に当たっていく予定でありますというような答弁をいただいているように私は記憶しているんですが、市として、例えば隣接地権者の理解をいただいて、事前に測量をし、そして商品的なものに常に用意をしていくというのかな。そして、隣接する土地を持っている方が何かの予定があって折衝が仮に始まるというのを待つのじゃなくて、こちらがその地権者に、どうですか、これ買いませんかというようなセールスをできるようにするには、測量も常に万全に整えていく。全部一遍に調布さんやれといったら大変ですけども、徐々にそういった作業をしておくことによって、私は今よりももっと財源確保が図れるんじゃなかろうかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうかね。
○任海 副委員長
はい、五十嵐道路課主幹。
◎五十嵐 道路課主幹
以前にも御指摘を3議員様からいただいております。それで、平成14年度に迅速・安価・簡便化を図るため、普通財産の処理基準等を定めております。それで、鑑定評価を図るんじゃなくて、安価に迅速に対応できるような体制を整えております。
さらに、前年度まで売り払いの担当が1名でありましたが、今年度からは財産係9名を市内4地区に分けまして、係全員で処理できるように人的処置を図りました。今後は係員の習熟度を図り、各担当地区内の占有者に対して売り払いを第一に交渉し、経済的に売り払いが困難な占有者に対しては貸し付け、貸し付けを拒否する者に対しては明け渡しが可能であれば明け渡しを求め、それが無理なときには時効取得の援用を防ぐためにも、先ほど委員長が申したとおり、対抗要件として市の財産を明確にするため、該当地の表示登記、保存登記をいたし、粘り強く交渉していきたいと考えております。
それで、測量費云々のことにつきましては、当然予算が絡むことでございますから、売り払いの方からの充当が財政当局で御理解いただければ可能かなと考えております。
以上でございます。
◆伊藤 委員
今、そういう体制でこれから作業を進めて行くに拍車をかけていくんだというような答弁、大変力強く感じたところであります。しかし、やっぱり財政当局云々というよりも、測量した経費よりも安く売ることはあり得ないと思うんですね。ですから、事前に投資をして測量をするならする、もう商品としてそろえておく。そのものが売れれば測量経費だって出てしまうわけですよ。ですから、ひとつそんな考えもね。今後、来年度当たりから後期の基本計画も決めていくわけですから、調布市内のはこの10年間スパンで全部売っちゃうぞというぐらいの勢いでひとつこれからも仕事してほしいなということを要望しておきます。
以上でございます。
○任海 副委員長
はい、ご苦労さんでした。
○伊藤 委員長
それでは、このページございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、道路橋りょう費までを午後にもう一度再開をさせていただきます。
それでは、午前中の審査はここまでといたしまして、午後にこの続きからということで審査を行いたいと思います。午後の再開はきのうと同じく1時30分からといたします。委員会を休憩いたします。
午前11時48分 休憩
─────────── ── ───────────
午後1時28分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
午前中に引き続き、質疑の続きがありますが、答弁だけを先に求めたいと思いますが、小宮課長。
◎小宮 道路課道路整備担当課長
では、先ほど任海委員の方から御質問いただきました主要な施策の成果に関する説明書、98ページの部分についてでございます。
4億円の公社枠で取得予定の13路線につきましては、結果として 3,120万円の執行ということになっておりますが、今後、平成18年度を含めまして、取得体制の強化を図りまして、長期の懸案事項の解決等も図っておりますので、以上のように御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○伊藤 委員長
任海委員、よろしいですか。
◆任海 委員
了解しました。
○伊藤 委員長
それでは、ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、道路橋りょう費までの質疑を打ち切ります。
ここで、理事者入れかえのため暫時休憩いたします。
午後1時29分 休憩
─────────── ── ───────────
午後1時30分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
続いて、土木費の都市計画費から住宅費までの説明をお願いいたします。はい、岩田開発調整課長。
◎岩田 開発調整課長
それでは、 304、 305ページをお開きください。
款「土木費」、項「都市計画費」、目「都市計画総務費」です。執行率は 98.79%であります。
それでは、右側の備考欄に沿って御説明申し上げます。
◎一般職人件費でありますが、部付職員、街づくり推進課、開発調整課、環境部の緑と公園課の合計82人の給与、諸手当、時間外勤務手当、共済費等でございます。
続きまして、中ほどになります。◎開発調整管理事務費です。
街づくり審査会委員報酬ですが、平成17年4月1日施行されました街づくり条例に基づいて設置されました街づくり審査会の委員5人の報酬です。法律、都市計画、建築、環境、行政の各分野から5人の委員により構成されており、平成17年度は6回開催されました。大規模土地取り引きの事前届け出に対する市の助言のために審査会から意見をいただいたり、まちづくりの進め方に対する助言等をいただいております。
街づくり審査会運営費ですが、審査会の運営のための速記料等です。
街づくり専門嘱託員報酬ですが、用地取得専門嘱託員2名の報酬及び交通費です。
開発指導費は、調布市開発事業指導要綱の規定に基づき、道路分の寄附による所有権の移転登記、分筆に伴う測量等の5件の委託料です。
光ディスク入力委託料ですが、開発指導に伴う図書類の保存のために光ディスク入力を委託いたしました。
街づくり支援事業費ですが、街づくり協議会等助成金は、3地区に助成し、街づくり専門家講師謝礼につきましては、2地区に各1回ずつ支出しております。
まちづくり計画案の概略素案策定費用の助成につきましては、1地区 200万円を想定しておりましたが、地区内の意見調整等で具体案の策定までには至らなかったため、申請はありませんでした。平成17年度は申請がありませんでしたが、今後も地域のまちづくり活動に対する支援及び情報提供等を継続して行っていくことで概略素案の策定につなげていきたいと考えております。
諸経費は、開発調整課所管分の職員旅費、消耗品費等です。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続いてお願いいたします。はい、岩本街づくり推進課副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
続きまして、街づくり推進課所管分でございます。 306、 307ページをお願いいたします。備考欄に沿いまして、主なところを御説明いたします。
まず、都市計画管理事務費でございます。こちらは執行率が95.6%でございます。
都市計画審議会委員等報酬並びに都市計画審議会運営費ですが、平成17年度に4回開催いたしました都市計画審議会の委員報酬及び筆耕翻訳料等審議会の開催に要した費用でございます。
1段飛ばしまして、交通バリアフリー基本構想策定費でございますが、交通バリアフリー法に基づきます基本構想策定のため、策定委員会委員等への謝礼並びに委員会や作業部会の運営等に要した費用でございます。
次の事業評価作成等業務委託料ですが、都市整備部が所管をいたします投資的事業に関しまして、重点的に推進すべき事業の選定を行うとともに、市民への説明責任を果たすことを目的としたシステムの構築を行うのに要した費用でございます。平成17年度は16年度の検討結果を受け、再試行評価を行い、評価体系や評価方法の改善を行うとともに、評価マニュアルの作成を行いました。
次の都市復興プログラム検討調査委託料ですが、震災復興計画のうち都市復興計画の行動プログラムであります都市復興プログラム案の検討を行うため、地域危険度調査、被害予測調査、建築制限や条例の検討等を行った費用でございます。
次の生産緑地地区等検討調査委託料ですが、防災機能、緑地機能など、生産緑地の多面的機能を活用するため、新たな生産緑地の指定に関する指針や説明会等の資料作成に要した費用でございます。
次の用途地域調査等業務委託料ですが、調布市都市計画マスタープランの実現のため、新たな土地利用規制であります絶対高さを定める高度地区及び特別用途地区の策定に要した費用でございます。
次の生産緑地看板移設工事費以下諸経費までの各項目につきましては、街づくり推進課の事務を遂行するために必要な経費である消耗品費や印刷製本費など、毎年ほぼ同じ内容で執行しているものでございます。
続きまして、 308、 309ページをお願いいたします。市制施行50周年記念事業費でございますが、こちらの執行率は47.4%となっております。
主な要因といたしましては、まちづくりシンポジウムの協力者への謝礼金及び市民絵画展に伴う展示物の監視業務委託料が当初の想定より低く抑えられたということによるものでございます。
まちづくり記念事業費といたしまして、安藤忠雄氏による講演会、まちづくりシンポジウム、小学生を対象とした児童絵画展を実施したことに伴い、講師への謝礼、ポスターの作成等に要した費用でございます。
次に、地区整備事業費でございます。こちらの執行率は99.0%でございます。
中心市街地整備計画等策定委託料ですが、鉄道敷地利用に係る沿線街づくりの課題整理や鉄道沿線の側道や交差道路のあり方検討、小島町2丁目地区地区整備計画案素案の検討、駅前広場整備における事業手法の検討など、京王線沿線のまちづくりに関する調査、検討を行いました。
次の沿線街づくり等事業促進調査費でありますが、調布駅北第1地区事業化促進業務委託料につきましては、同地区に係る都市計画決定に向けた関係者、関係機関との協議、調整や国庫補助事業採択に必要な費用便益調査などを行うなど、同地区の都市計画決定や事業採択に向けた検討に要した費用でございます。
布田駅北地区街づくり計画検討業務委託料につきましては、都市計画道路3・4・26号線の段階的整備を行うための測量及び補償費等の調査並びに布田駅北口まちづくりを考える会の運営支援等に要した費用でございます。布田地区街づくり計画検討業務委託料については、主に布田駅南地区土地区画整理事業に合わせた地区整備計画の調査、検討に要した費用でございます。
次の地区整備計画図書作成等委託料ですが、調布駅周辺地区、仙川・飛田給地区、緑ケ丘2丁目地区について、それぞれ都市計画の決定を行うための資料作成等に要した費用でございます。
次の測量等委託料ですが、仙川駅周辺地区地区計画に定められました区画道路の壁面後退部分について、平成17年度は2件の建築計画がございました。そのことから、その2宅地について測量に要した費用でございます。
次の国領駅東地区整備計画策定委託料ですが、既に建てかえが進んでおります都営住宅や民間住宅等の建設に合わせ、都市計画道路3・4・7号線などの都市基盤整備を行うための整備計画の策定に要した費用でございます。
次の用地特別会計繰出金ですが、用地特別会計の債務負担行為により取得いたしました事業用地の償還金として元金に利子を加えた額を用地特別会計に支出したものでございます。
次に、京王線線増連立事業促進費でございます。事業促進調査委託料ですが、連立事業に伴い、変わりゆく駅や沿線のまちづくりの状況等について、映像並びに音声での記録を行うために要した費用でございます。
続きまして、 310、 311ページをお願いいたします。京王線連立事業負担金ですが、地方財政法第27条に基づきます東京都への負担金でございます。平成17年度は事業進捗状況に合わせ、第3回定例会及び平成18年第1回定例会におきまして、予算の補正をいただいております。順調な事業進捗が図られているところでございます。
続きまして、京王線線増連立事業促進用地費でございます。京王線連立事業促進用地費及び用地特別会計繰出金でございますが、連立事業用地として過年度に債務負担行為により土地開発公社が取得をいたしました用地に対し、連立事業への売却時期が迫っていることや公社の健全化を図る目的から、平成18年第1回定例会におきまして、予算の補正をいただき、繰り上げ償還を行ったものでございます。
また、当該用地に係ります平成17年度分の利子のみを用地特別会計繰出金として支出いたしました。これによりまして、連立事業関連の公社用地の償還は完了いたしたことになります。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続いてお願いいたします。はい、伊藤街づくり推進課副主幹。
◎伊藤 街づくり推進課副主幹
それでは、続きまして目「土地区画整理事業費」につきまして御説明いたします。対象地区は、布田駅南地区でございます。土地区画整理事業費の予算現額に対する執行率は 98.8%でございます。
不用額の主なものといたしましては、事業認可取得後に開催予定いたしておりました審議会の実施が、事業認可取得時期に合わせ同年度での開催が困難となったため、報酬支払いが不用となったものです。
また、委託業務では、東京都との協議の結果、土地評価の手法を見直し、効率化したことによって生じたものでございます。
310、 311ページ中段をごらんください。備考欄に沿って主なものを御説明いたします。
土地区画整理事業推進費の内訳でございます。
土地区画整理事業調査等委託料は、同事業の事業認可に必要な事業実施計画書作成及び土地鑑定委託に係る調査費でございます。これらの委託業務をもとに、平成18年2月、同地区は事業認可を取得いたしました。
続きまして、土地区画整理事業用地買収費でございます。
平成16年度までに先行買収いたしました用地5件6筆 1,014平米の買い戻しを国庫補助事業を活用し行ったものでございます。
土地区画整理事業推進費につきましては、まちづくり事務所の管理費である各種使用料、賃借料及び光熱費等でございます。
また、土地区画整理事業用地費は、債務負担行為により取得いたしました事業用地の元金、利子の償還分の繰出金及び取得済み用地の除草委託費でございます。
続きまして、目「市街地再開発事業費」について御説明いたします。
対象地区は、国領駅北地区、調布駅南第1地区、調布駅北第1地区でございます。市街地再開発事業費の予算減額に対する執行率は 99.85%でございます。
不用額につきましては、国領駅北地区市街地再開発事業での公共管理者負担金による駅前広場、公共広場の一部整備工事の入札差金、調布駅北第1地区市街地再開発事業における各種調査業務の入札差金及び同準備組合の活動支援補助金の差金でございます。
それでは、備考欄に沿って説明させていただきます。
国領駅市街地再開発事業推進費でございますが、国領駅前広場、公共広場、区画道路等の整備及びインフラ負担金等を平成16年度公共施設管理者負担金の繰越分で実施したものでございます。
312、 313ページをお願いいたします。
調布駅周辺市街地再開発事業推進費でございますが、調布駅北第1地区では、準備組合活動を支援のための、また調布駅南第1地区では、権利変換計画書の作成と建物の実施設計、さらに権利変換計画認可後の補償費や解体工事費等補助対象業務に対する補助金でございます。これらの業務の実施により、調布駅南第1地区では、平成17年11月に権利変換計画認可を取得及び平成18年2月からの本体工事着工を迎えております。
また、調布駅北第1地区では、再開発事業を初めとする都市計画4案件を平成18年3月、調布市都市計画審議会にお諮りいたしました。
続きまして、街路事業費でございます。 312、 313中段をごらんください。
執行率は予算現額及び不用額から繰越明許費を除き 94.5%となります。
また、公有財産購入費の繰越明許費につきましては、調布7・5・1号線、たづくり交差点から京王線南の事業用地買収費3件分及び都市計画道路事業といたしまして、3・4・4号線及び7・5・1号線の契約に合わせた2割金分、22件となっております。
それでは、都市計画道路築造費より備考欄に沿って主要な項目を説明させていただきます。
都市計画道路調3・4・30号線築造工事費では、主要市道2号線から佐須街道までの 323メーターの道路築造工事を実施いたしました。
次に、都市計画道路調3・4・26号線整備費では、京王線布田駅から旧
甲州街道までの段階的整備に伴う用地取得のための土地鑑定評価及び用地買収を実施いたしました。
次に、都市計画道路用地買収費では、市役所前通り調布7・5・1号線及び染地多摩川沿いの調布3・4・4号線の2路線で用地取得 2,729平米をいたしました。
補償費につきましては、物件移転補償費として、調布7・5・1号線、調布3・4・4号線、合計44件を執行いたしました。
また、次の用地特別会計繰出金は、債務負担行為により、過年度に取得した事業用地の償還金の元金、利子となっております。
次に、都市計画道路整備諸経費ですが、土地鑑定評価・物件調査委託料では、調布7・5・1号線、調布3・4・4号線、調布3・4・28号線に係る18件の土地鑑定評価及び物件調査を実施いたしました。
測量委託料では、同3路線におきまして、分筆測量及び登記、基準点測量等に執行いたしました。
次に、交通計画策定調査ですが、これは多摩地域における都市計画道路の整備方針の策定に向け、調布市域における要検討路線及び優先整備路線の選定に関する調査、検討を行ったものでございます。
続きまして、 314、 315ページをお願いいたします。備考欄に沿って説明いたします。
取得済用地管理費は、既に取得済みの事業用地について、除草及び外さく防じん処理を実施したものでございます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続いて、 320ページからお願いいたします。はい、岩本街づくり推進課副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
それでは、 320、 321ページをお願いいたします。
目30「都市基盤整備事業基金費」でございます。基金積立金及び利子積立金により、3億 580万円余を基金に積み立てをいたしました。
基金積立金につきましては、一般寄附金や不動産売払収入、国領北市街地再開発事業の権利変換精算金を充てております。これによりまして、同基金の平成17年度末の残高は約36億 8,000万円となるものでございます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
続いてお願いいたします。はい、内野住宅課長。
◎内野 住宅課長
322ページ、 323ページをお願いいたします。
初めに、平成17年度における住宅課所管の主な成果といたしましては、調中前市営住宅建てかえ事業及び調布台市営住宅廃止事業に伴う居住者移転事業を実施するとともに、調中前市営住宅建てかえのための実施設計を行いました。また、居住環境改善資金補助金交付要綱を一部改正し、利用件数の増加を図りました。そのほか、分譲マンションの適切な維持管理推進のためのセミナーの開催及び木造住宅耐震診断助成制度などの各種支援制度の実施、さまざまな住宅相談などを行いました。
それでは、項目に沿って説明いたします。目5「住宅管理費」の執行率は78.4%であります。不用額の主なものは、維持補修費 535万円余と住居移転業務費約 300万円でございます。
右側の上段、備考欄。市営住宅等管理費でありますが、維持管理委託料は、市内7団地の市営住宅敷地内の樹木剪定等を実施いたしました。
保守点検委託料は、簡易専用水道検査、給水設備などを保守点検委託料として支出いたしました。
維持補修費のうち修繕費については、空き家13棟の補修を行った経費であります。
また、修繕委託料につきましては、調布市公共施設管理公社に市営住宅の修繕等を委託した経費でございます。
住居移転業務費は、調中前市営住宅及び調布台市営住宅居住者の移転にかかる運搬費と電話設備工事に係る補償費であります。
市営住宅等使用料収納管理費は、市営住宅及びシルバーピア用の納付書印刷費と収納に係る管理システム委託料でございます。
光熱水費は、下石原市営住宅エレベーター及び集会室に係る電気料等でございます。
下石原市営住宅周辺建物等復旧費でありますが、復旧調査委託料は近隣家屋24件分の調査を委託した経費であります。この調査の結果、8件の家屋につき請負業者の責に帰さない損害が発生していたことが判明いたしましたので、復旧補償費を支出いたしました。
諸経費は、住宅使用料納付書郵送料などの経費を支出いたしました。
続きまして、住宅対策費でありますが、住宅資金利子補給金は、自己住宅の購入、新築、増改築など住宅環境を改善するためにあっせんした資金に対し一定割合の利子補給をいたしました。
住宅資金等システム管理費は、利子補給金の利子計算を行うための電算ソフトを含めパソコン借上料として支出いたしました。
分譲マンション対策費は、分譲マンションセミナー講師謝礼金を支出いたしました。
居住環境改善資金補助金につきましては、居住環境改善資金補助金10件、木造住宅耐震診断助成金10件、合計35件につきまして助成いたしました。
シックハウス対策費につきましては、空き家改修後、シックハウスの調査を委託した経費でございます。
324ページ、 325ページをお願いいたします。
市営住宅対策費につきましては、調布台市営住宅の廃止及び跡地利用の検討を行うための基礎資料として用地取得に係る委託料を支出いたしました。
また、予算執行に対しまして、4件の流用を行いました。1件目は、委託料から需用費、一般需用費に流用したもので、13戸の空き家の改修修繕料及び下石原市営住宅集会室などの光熱水費を支出いたしました。
2件目は、役務費から委託料に流用したもので、調中前及び調布台市営住宅の居住者の移転に係る費用を当初、個別運搬を前提とし、役務費として計上していましたが、居住者の協力が得られ、移転時期の一括化が図れたもので、移転運搬委託料として流用したものでございます。
3件目は、委託料から備品購入費へ流用したもので、消火器等を購入いたしました。
4件目は、委託料から補償、補填及び賠償金へ流用したもので、下石原市営住宅周辺建物等復旧補償費として支出いたしました。
続きまして、目8「住宅整備費」の執行率は99.1%でございます。調中前市営住宅整備費、測量委託料につきましては、実施設計書、工事仕様書などの作成に係る委託費として支出いたしました。
以上でございます。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。
それでは、都市計画費からの質疑を許します。最初に、 304、 305ページからお願いいたします。──特にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
続いて、 306、 307ページ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
交通バリアフリー基本構想策定費なんですが、障害をお持ちの方も含めて、そういう専門的な立場でいろんなアドバイスをする方も入っているんですけども、どういった方がどのぐらい入っているんでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、岩本副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
委員会の構成につきましては、学識経験者、各障害者団体の皆様、商工関係者、公募市民、あと事業者関係でございますが、公共交通事業者ということで、鉄道、バスです。それと、
道路管理者でございます。国道、都道、市道でございます。
以上でございます。
◆大須賀 委員
何でそれを申し上げたかというと、うちの市役所の前に車いす用のスロープがありますよね。あれをつくる段階のころを思い出すと、実は障害者の方本人が全く関与しなかったんです。多分、御承知ですよね。なおかつ、福祉部もほとんどタッチしていなかったんですね。それでつくった結果が、御存じのように真ん中に平らな部分があるんですけども、当初施工ミスでそこも斜めになっちゃって困ったんですけども、修正してもその距離に比べると、本来平らな部分が少ないんですよね。そういう話というのが、当事者じゃないとやっぱり、健常者というのかな、言っていいかあれですけど、健常者の立場じゃなかなかわかりくいんです。ですから、そのときの教訓として、本当にそういう障害者御自身もやっぱり入っていかないとわからないという教訓があったので、それで今お聞きしたんですけども、障害といってもいろんな障害がありますよね。例えば、歩道の1センチにするか2センチにするかという障害だって、車いすの方もいれば、視力障害でつえをついている方にとって、1センチ、2センチの差って大きいわけですよね。そういった意味で、いろんな障害の方に応じた中で、何がいいかと選んでいかなきゃいけないので、その辺をお聞きしたんですけど、どうなんでしょう。そういった視点でもう一回質問するんですけど。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
まさに当事者が参加して基本構想というのを今現在策定を進めているところでございまして、あらゆる意見を集約して、皆さんが納得した形で基本構想をまとめるという作業を進めているところでございます。
なお、段差等の問題につきましては、移動円滑化基準で幾つにしなさいということは基準としては求められておりますが、それが何センチであればいろんな障害の方が御納得いただけるような形で段差の解消を図れるかというのは、この基本構想の策定後、実際の事業にかかっていくときに、さらに議論になるものと考えております。
◆大須賀 委員
特に7階サイドで、いろんな建物というか道路をつくりますよね。その際には、その視点をしっかり持っていただきたいのと、いろんな障害をお持ちの方いますから、原則的に必ずそういうチェックを経てお願いしたいんですね。
以前にも指摘させていただきましたけど、たづくりの入り口に御影石を使いましたよね。御影石は、見た目はとてもいいんですよね。使うのは使う。ただし、雨が降ったりぬれているとあれ以上滑るものがなくて、オープンした半年間、みんなつるつる滑っていて、たまたま私が青年会議所の関係で、受付でちょっと受付作業をしていたら、外を見たらつるつる滑っている人が何人もいるんで、調べてみたら、本当につるつる状態。警備員の人、受付の女の人に聞いたら何人も転んでいますよと言うんだよ。半年間何人も転んでいるのを見て、当然たづくりの職員の人だって、あるいはそれを使っている本庁の人だって、わかっている人は何十人もいたはずなんですよ。それがそのままの状態で放置されているということが私信じられなかったんです。ただ、もうそんなことを言ってもしようがないんで、とりあえず言って、すぐバーナーで焼いてもらって、とりあえず滑りはとめたんです。
私の言いたいことは、特に7階のサイドの方々はハードのものをつくっているところですから、そういう弱者というのか、いろんな障害をお持ちの方もいますんで、そういった方にとってどうなのかなという視点を常に忘れないでお願いしたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。はい、任海委員。
◆任海 委員
交通バリアフリー法の関係なんですが、京王線の西調布とつつじヶ丘のバリアフリー化の問題なんです。予算のときにもお聞きいたしましたけども、京王側の予定としては義務づけられている2010年までに完成したいということで、市の方にも京王と歩調を合わせるようにということで、前回の予算のときに、私の方で要望、市はそうしますとおっしゃったんですね。それで、まだいろいろ駅周辺の整備の問題もあるから、いろいろ紆余曲折はあるかと思うんですけれども、きょうは費用の負担の問題で幾つか聞き取りたいんですけれども、改めて調べてみたら、2000年の旧法のときに、鉄道の方が義務づけられていて、全体の総事業費の3分の1が国庫補助で、それから自治体補助が3分の1。これは後で聞いたら市が負担するんだって。鉄道事業者の負担は3分の1ということで工事費が成り立っているわけですね。市の負担というのもかなりでかいということがわかったんですね。
それで、2010年というとそんなに日がないんだけれども、一体どういう方法をとるかによって費用というのは随分変わってくるんじゃないかと思うんですね。それで、私ども直接京王と要請に行ったときに、京王の方が、橋上駅化でやりたいと。両駅ともですね。そういうふうにおっしゃっていたんですね。橋上駅化でやるときに、公共通路にするのかしないのかというのは非常に重要な問題なんですね。それで、飛田給の駅が公共通路にした。私はあれは公共通路にすべきじゃないとつくるときに大分言ったことですけども、スタジアム等の問題で公共通路になった。京王電鉄の久我山駅が、踏切がそばにあるにもかかわらず、やっぱり公共通路でやった。京王側は、やっぱり公共通路でやれば費用負担が少なく、市の方の負うところがでかくなるという問題があって、大須賀さんもこの間その発言をされていたけども、やっぱり私は西調布の場合、公共通路でやるべきじゃないと思っているんですね。公共通路でやらなくても、さっきみたいに国の負担が3分の1と、市の負担が3分の1、伴っているわけですね。公共通路ではもっと負担がでかかった。
まだ詰まっていないということのようなんだけども、市のスタンスとしては、これからどうするんだということはやっぱり決めておく必要があるんじゃないか。それで、私は京王が全部そうなのかなと思って、最近京王の人とそういうことでいろいろ話す機会があったもんで、話したら、桜上水駅は京王が全額負担して、公共通路によらないでやります、そういう計画中ですと。それで、公共通路じゃない自由通路もつくる予定ですという話をされていて、ああ、そうですか、じゃあ公共通路でということで固執しているんじゃないですねと言ったら、そうじゃないんだという話までしたんですけど、考え方として、西調布の場合は公共通路によらないでやるというスタンスでやるべきじゃないかと思うんですけども、そのことでコメントできますか。
○伊藤 委員長
はい、岩本副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
事業の手法等については、委員御指摘のとおり、費用の負担等がかなり差異が出てくるというふうに認識しております。現在、どういう形でバリアフリー化を図っていくかという具体の図面を持って検討を進めている状況ではまだございませんので、その南北の行き来を、公共通路化をするかどうかということも含めて、今後の課題というふうに認識をしているところでございます。
◆任海 委員
高橋部長、どうですか。西調布の場合は、やっぱり必要以外の市の公共通路としての負担はそぐわないんじゃないかと思うんですが。
○伊藤 委員長
はい、高橋部長。
◎高橋 都市整備部長
今、岩本の方から御答弁させていただきましたけども、一番大事な点は、促進地区と位置づけられている例えばつつじヶ丘の場合は京王の鉄道敷地自体があれだけのスペースがある中で、公共通路というか自由通路というか、その辺のところの課題という部分は、余り考えられないんですけれども、西調布については、現状、京王の敷地が非常に狭小な中で、橋上駅舎等を想定した場合、公共通路というものを考える現実的な対応という部分もなきにしもあらずという中で、これから具体的に周りのまちづくりと連動した中で、その辺の土地利用を含めた中で考えていきたいと思っています。
◆任海 委員
御答弁は、必ずしも否定もされなかったし、私の方の意見に同調もされなかったというようにやったんですね。では、私は要望的に言っておきますけども、鉄道の負担で、それでも公共の税金の投入というのは3分の2とするものがあるわけですから、そういうことでやるべきではないかと。後で決まってから、こういうことが決まっていますと言って、予算化をいきなり出されても困るもんだから、ちょっと先走りだけれども、意見を言わせていただいたんです。
それから、つつじヶ丘の場合ですけども、つつじヶ丘の場合は公共通路としてのとおりゃんせが走っているんですよね。とおりゃんせもバリアフリー化が当然対象になるし、今度の協議の1つの促進地区として、そのあり方もどうするか問われているんですけども、その鉄道の方のバリアフリーと、公共通路とおりゃんせ方のバリアフリーと、両方共同して考えていかなきゃならないと思っているんですけども、それはそういうことでよろしいですよね。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
そのような認識でおります。
◆任海 委員
その場合は、やっぱり公共通路としての1つの現在のものがあるんだから、一体としたときには、公共通路としての扱いということもあり得ると考えておいていいわけですね。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
はい、あり得る話であるというふうに認識しております。
◆任海 委員
わかりました。ありがとうございました。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。なければ、副委員長、ちょっと1点。
○任海 副委員長
どうぞ。伊藤委員。
◆伊藤 委員
同じ交通バリアフリーの基本構想の中で、今、任海委員から西調布の話が出ましたけれども、私はその先の第三小学校の崖線に市道がぶつかって、そこから先階段になって、また道路になる。あの階段は市道なんでしょうか。まずそれをお尋ねするのと同時に、あの道路を非常に多くの方が利用されている。そうなると、これから先高齢者の方々がバスに乗って社会参加をしていただくのも当然1つの方法だろうけども、歩いて範囲を活動することを想定したときに、今、技術的にわかりませんけれども、市道であっても、例えば屋外のエスカレーターにするとかね。万博なんか、外で雨が降っていても平気で動いているやつを私見てきたんだけども、あんなものに変えられないもんかなとかね。交通バリアフリーとすれば、もし市道で階段があるとすれば、そういったところも1つの対象として考えられないのかなというふうに思ったんですが、いかがでしょうか。
○任海 副委員長
岩本副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
今、委員長から御指摘いただきました階段部分でございます。
今回の交通バリアフリー法の仕切り、現行の法の仕切りでは、特定旅客施設、 5,000人以上の乗降客を抱える駅等ということで、そこからの徒歩圏内ということで、都市部では 500メーターというふうに言われております。半径 500メーター圏内を対象として交通バリアフリーを考えていて、その中で基本構想の策定を行っているということでございますので、残念ながら今の交通バリアフリー法の仕切りの中では当該箇所は該当しないということになるかと考えております。
ただ法が、バリアフリー新法ということで、冬に、年末と予定されておりますが、新しく施行されます。そちらの動き等も見ながら検討に加えていけるのかどうか等も考えていきたいというふうに考えているところでございます。
◆伊藤 委員
正式な、 500メーター範囲に入るか入らないかは別として、調布市全体のバリアフリー構想もやっぱり基本として考えるべきではないかなと。市内いろんなところにバリアがあるんじゃないかな。そういう一つ一つを検証して、この際、計画に入れる、入れないは別として、ピックアップしておくという作業もしてほしいなというふうにお願いをしたいと思います。
私からは以上でございます。
○伊藤 委員長
このページいかがでしょうか。はい、任海委員。
◆任海 委員
生産緑地の追加指定の問題でお聞きしたいんですが、私も関心があって、前に農業委員をやっているときから、農業委員会サイドとしても問題提起して、独自の希望調査をとってもらうなどをしてまいりました。いろいろあって、大きく2つありましたけども、追加指定に向けて、市の方が準備を進めているということは大変評価したいと思っています。
それで、既に申し込みもされていると思うんですが、現在の到達点、それから希望者が何人ぐらいで合計何件になるのか、そのうち適合と不適合はどうなるのかなど、教えていただきたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、河西主幹。
◎河西 街づくり推進課主幹
現在、農業委員会等と確認をいたしまして、適合する件数が17件、面積約 1.5ヘクタールが指定の対象となるものでございます。
◆任海 委員
そうすると、申請、あるいは希望はしたけれども、条件に合致しないで不適合というところもかなりありますか。
◎河西 街づくり推進課主幹
申し込み自体は4月から受け付けておりまして、その中で不適合なものを、こちらは指定できませんということでお断りして、指定の対象になるものが、先ほど述べた数字ということになりますので、今の17件の 1.5ヘクタールというのはすべて指定の対象となる。これは、もう既に申請を行っているものでございます。
◆任海 委員
申請を受け付ける段階で、適合、不適合の一定の基準を示されてやられると思うんですけども、都市農家の皆さんにはこういうところもぜひ認められるようにしてもらいたいというようなことは申請段階でありませんでした?
◎河西 街づくり推進課主幹
生産緑地の場合については、法的な要件もございますので、どうしても条件を満たさなきゃいけない部分がございまして、その点を考慮して、なるべく緑地の観点、農業政策の観点等も考えた上で、余りハードルの高くない条件でということで、最低限満たす基準を超えたものが先ほど説明した件数ということでございます。
◆任海 委員
では最後に、これは、都市計画審議会でいつかけるんですか。
◎河西 街づくり推進課主幹
現在のところは12月の予定でございます。
◆任海 委員
12月ね。わかりました。ありがとうございました。
違うことなんですけども、スーパー堤防問題について。所管はこちらですよね。そうだよね。街づくり推進課? 違う? ここで聞いていい?(「ここではないです」と呼ぶ者あり)。どこ? 国の取りまとめのあれしているというのは(「総務部でしょう」「水防の観点でいいますと、総務部」と呼ぶ者あり)。総務部なの。いろいろ取りまとめしているのはこちらではないの?
○伊藤 委員長
どうしよう。ちょっと1回調整したいと思うんだけども(「ほかのことも聞きたいんです」と呼ぶ者あり)。では、このページでいきたいものですから……(「整理してもらいたい。委員長、発言させてください」と呼ぶ者あり)。はい。
◆任海 委員
スーパー堤防は都市整備が主体的に取りまとめをしているのではないということね。
○伊藤 委員長
はい、田中次長。
◎田中 都市整備部次長
水防という観点では、中心的な役割を持っているのは総務部でございます。スーパー堤防に関しまして、国交省との協議等の中で、私どもの方では今現在協議段階でございますけども、そういう中ではやっております。
◆任海 委員
そうすると、国との協議の窓口はこちらの都市整備部ですか。
◎田中 都市整備部次長
現在、開発調整課でそうした協議を行っております。
○伊藤 委員長
はい、岩田課長。
◎岩田 開発調整課長
開発調整課では、調布市多摩川高規格堤防及び多摩川緑地整備調整会議設置要綱というのをもって、会議の主催をやっておるということで、いろんな部署が絡みますので、庁内の調整役ということでございます。
◆任海 委員
それでは、やっぱり都市整備部じゃないですか。だって、この間本会議で答えていたのは、こちらでしょう、そうだよね。あのとき答弁されていたのはだれだっけ(「私です」と呼ぶ者あり)。そうだよね。だから、都市整備部でしょ。
それで、内容をお聞きしたいんですが……
○伊藤 委員長
副委員長、このページの中での。
◆任海 委員
このページじゃなくて。では、これどこのページで取り上げればいいの。
◎田中 都市整備部次長
開発調整課の中では出てくるんですが、開発調整課の部分はもう既に終わっております。──決算のところでは出てこないということでございます。
◆任海 委員
いや、だから、私はどこで質疑すればいいかと言っているわけ。委員長が整理してくれるわけだけども、どこかで質疑したいわけ。
○伊藤 委員長
スーパー堤防に関しての質疑をもしお受けするとすれば、これからのページにいずれあるのか、このページなのかを含めて。田中次長。
◎田中 都市整備部次長
これからのページではございません。
○伊藤 委員長
はい、任海委員。
◆任海 委員
それでは、ちょっと質疑させてください。
○伊藤 委員長
ページにないものですから、ひとつこの辺は、このページの中身での質疑ということで。
◆任海 委員
そうじゃなくて、これはだって事業のすべてを書いてあるわけじゃなくて、その街づくり推進課にかかわる事業が書いてあるわけだから。開発調整課にかかわる事業になるわけ?
◎田中 都市整備部次長
所管は開発調整課にかかわる事業でございます。
◆任海 委員
開発調整課にかかわる事業、さっき終わっちゃったんだけども、ちょっとそこに戻ってもう一回お聞きさせてください。
○伊藤 委員長
戻ると何ページ戻りますか。
◆任海 委員
1ページ戻るの。
○伊藤 委員長
では、特例ということで、副委員長。
◆任海 委員
それでは、お聞きいたします。今度のスーパー堤防の構想は、 150年に1度の大水に備えているということで、多摩川のスーパー堤防染地地区ということで、こういうことを出されているわけですよね。その中で、スーパー堤防の目的が全体の多摩川の水害ということなんだけれども、この話の話題になったときに、今度の地域の上手の通常うずら台というところに住んでいる方が、うちのところは一体どうなるのかという話が出たんですよ。ここだけ強くなったって、上の方が、すぐ直近のところが低ければ、同じなんじゃないか。そういえば、じゃあ多摩川住宅あたりも、実際には今の堤防よりか低いわけなんですけれども、物事を進めていく上には一貫性がなきゃならないんですが、大きく護岸ということ、国の方針ということから考えて、市は、それをどういうふうに考えればよろしいですか。
○伊藤 委員長
はい、江田課長補佐。
◎江田 開発調整課長補佐
スーパー堤防の事業につきましては、国交省の事業で治水事業という形の中で国がやっていくものであります。現実、今、染地地区とおっしゃっている場所につきましては、多摩川の基本構想の中で、特に進めていくところの地域という形の中で、多摩川沿川の中で地区を定めていっているその1つの地域であります。うずら台の方の住宅につきましては、現状、染地地区には入っていないところであります。
基本的には国の考え方は、多摩川の堤防に沿って、基本的な高規格堤防を進めていくわけですが、現実、家等々が建っている中から、そういったまずやっていかなくてはならないところについてをピックアップしているという状況ではあります。
それで、市の沿川自治体としましても、そういった大きな水防並びに治水関係の位置づけの考え方については、今後、総務部
防災安全課を含めて基本的には考え方を整理していくというところまでは、一応話をしておりますが、実質、まだそういった基本的な考え方のところまでは至っていないというふうになっております。
以上です。
◆任海 委員
そうしますと、多摩川全体についての高規格堤防なんだけども、今回の事業化されているところからうずら台のところは入っていないと。しかし、事業の目的からすれば、うずら台のところにしろ多摩川住宅のところにしろ、やっぱり同じようなかさ上げをしてスーパー堤防にしていかなければ、一部でもそこが残っていれば、用はなさないということは容易に想像できるわけですよね。ただし、今度は実態的に考えていった場合に、じゃあ多摩川住宅のところを全部壊してやってしまう。うずら台のところも全部やる。その上流には、最近築造して家が建った、住宅地ができたばかりのところもある。では、そういうところまで含めて、全部将来やるのかといったら、国土交通省はそういう具体的な計画は持っていないんですよ。そうすると、調布が今協定を結んで急いでやらなきゃなんないという事業なのかどうかということ自身に私はちょっと疑問も残ってくるんですよね。
それで、市の方としては、今年度じゅうにまとめると言っていたのが、この間の本会議の答弁で、いろいろまだまだ調整しなきゃなんないんだよ、今年度は難しいですという話をしていたんですけれども、市の方は重点事業だとはこの間もおっしゃったんだけれども、本当にそういう考え方で臨んでいらっしゃるんでしょうか。
◎江田 開発調整課長補佐
スーパー堤防事業につきましては、国交省が強引に進めるものではなくて、その上物の土地の利用のときに一緒にやっていきましょうよという共同事業の考え方があります。調布の方としましても、野外プールの施設の問題、または野球場の問題等々を踏まえまして、老朽化も進んでいるのも一部あります。そういった中で、上の土地利用を図るときに一緒に共同事業という形に物事を考えております。また、染地地区につきましては、下流の方から三菱のグラウンド、そして今八千代のところも宅地に変わりましたが、順番に随時進めていくという考えの方から、例えば調布のグラウンドを飛ばして電通大をやるという考え方はないということは国の方も言っていまして、順番に随時やっていきたいというふうにお話をしているところであります。
また、例えばうずら台の方の考え方につきましても、地域的にスーパー堤防事業をもし進めるとあれば、地域の土地利用、例えば区画整理をやったりとか、まちづくりを何らかの形で一体的に動かすという話であれば、ほかの地域でもあるんですが、そういった共同事業の考え方で進めていくという考え方もあります。
そういったところで、調布の場合につきましては、今この時期というところは、そういったいろんな部分が重なったところの時期だというふうに認識をしております。
以上です。
◆任海 委員
非常にはっきりしたと思うんですけども、要するに、共同事業で市の方としても、今であればグラウンドのところを整備したいという市側と、それから国の方の事業が一致したときに事業が始まるということなわけでしょうね。そうしますと、市の方が、グラウンドをいじるということになると、当然グラウンドを、プールも含めて、今どうしても不都合で開始をしなきゃならん時期なのかどうか。私は、財政状況などを見れば、そういう時期には至っていないんじゃないかというように見ているんですよね。多額の税金を投入すること、市の方もそうなんだけども、国の方がそれ以上の税金を持つことによる事業ですけども。
やっぱり慎重にという中には、特にグラウンド側の現在の状況がどうなのかということを市が独自で十分考えてもらって、それで、共同事業というのは対等ですから、それにふさわしい結論で臨んでいただきたいということが、私の意見です。部長さん、いかがですか。
○伊藤 委員長
はい、高橋部長。
◎高橋 都市整備部長
この間の本会議でも都市整備から御答弁させていただいたわけなんですけども、我々の認識としては、このスーパー堤防事業というのは防災水防上、治水上の1つの手段であって、その手段の部分を、国交省等の所管が近いというところで、今、都市整備部が事務局的な存在になっているわけですけども、今言ったような体育施設、もろもろの土地利用を考えますと、やはり政策的な判断の中で政策室、あるいは総務、その辺で意思決定しない限り、都市整備部で云々というお答えはしかねます。
以上です。
◆任海 委員
わかりました。やっぱり調布市全体の政策的にどうするかということをまとめて、ひとつ、私は急がず慎重にという意見です。
それから、もう1つ多摩川の問題で、これも7階に属する問題なのかどうかわからないんですけれども、護岸整備を新たにやるという計画が国土交通省で、治水の関係で立てているんですけれども、このことは、都市整備の方の管轄ですか。
○伊藤 委員長
はい、田中次長。
◎田中 都市整備部次長
道路工事というか、そういう部分での関連はございますけども、基本的にはそういったような協議は、まだ国土交通省との方としては、私どもの方としては、しておりません。
◆任海 委員
計画としては、護岸、鶴川街道から上の方はずっと進めてきたんですよね。それから、下流の方の側についても護岸工事をしていくという計画を既に国土交通省は持っているんですよね。そのことが、国土交通省を通じて市の方に正式に話は来ていません?
○伊藤 委員長
はい、井上部長。
◎井上 環境部長
私ども、事業に関して協議があるということではなくて、多摩川原橋から京王線鉄橋にかけて、環境部としては、そこの河川敷を占有させていただいています。そういう点で、護岸工事によってその面積が減りますよいうお知らせはいただいておりますが、工事をやっていいか悪いかとか、細かいことについての協議はまだないというふうに認識しています。
◆任海 委員
この工事が具体的になってくると、今、河川敷を使ってのグラウンドが全部今の規格で使えなくなりますよね。自由広場というところについても半分ぐらいなくなってしまうということで、調布の河川敷を利用したグラウンドに頼っているということでは、かなりダメージを受ける問題ではないかと思いますが、今の井上部長のお話を繰り返しますと、まだ国土交通省から正式にいつやりますという話は来ていないということでよろしいですね。
◎井上 環境部長
明確な時期はまだ知らされておりません。
◆任海 委員
はい、わかりました。ありがとうございます。
○伊藤 委員長
お待たせしました。渡辺委員。
◆渡辺 委員
今、スーパー堤防の話が出たんですけど、スーパー堤防の話が出たのはたしか最初は10何年前ですよね。恐らく任海さんなんかも当然聞いている話だと思うんですけど、当時は、このスーパー堤防の話があったとき、施設の改修については、すべて国交省が持つという話だったんですよ。今の話を聞いていると、全然そうじゃなくて、費用負担は市が持つような話ですよね。その辺はいつごろからそういうふうな話になったのか、記憶がありますかどうか。もし、記憶があったらお答えください。
○伊藤 委員長
江田課長補佐。
◎江田 開発調整課長補佐
今回、スーパー堤防事業の状況につきまして、国交省からお話を受けて、いろいろ話をして、昔の整理もさせていただきました。その話で今、委員さんがおっしゃるとおり、昔は単独事業ということで、国の費用でやるという話の中で、平成7、8年から調布の中でも実際に動きはありました。いろいろ課題があって実際にできなかったという状況があって、ボーリングの調査まで行ったんだけども、最終的にはできなかったという状況があります。
今回共同事業というふうに国で言っているのは、スーパー堤防の事業を進めてもう10数年たつといったところから、もう国が推し進める時期ではないというふうに会計監査員の方からも指摘があって、今スーパー堤防を進めるんであれば、あくまでも共同事業、先ほどもお話をしましたが、上の土地利用が動くときに一緒にやりましょうという話であります。
また、スーパー堤防をやるには、土砂を入れていくんですが、国の方でも河川整備を踏まえた事業も一緒にくっつけてやるという話の中では、かなりの調整を進めていくという状況で、ですからスケジュールの話をまず決めていくというところで、今そういう状況に当たっております。
◆渡辺 委員
恐らく、このスーパー堤防は、当時バブルのちょうど前あたりだったのかな。だから国の方もお金がいっぱいあったし、今、任海さんが言ったように、染地の上からちょうど京王閣の手前あたりまでが区域だったと思うんですよ。当時もやはり、じゃあ下とかその上はどうすんのなんて話があったんですけど、国の言い分はちょっとあやふやな部分があったんですけど、一番危険性が高いところみたいな言い方をたしかしていたと思うんですよ。当時まだちょっと時間がかかるなというようなことで、話がそれ以上進まなかったという経過があると思うんですけど、その後バブルがはじけちゃって、話がとんざして、また今回こういうふうになったと思うんですよね。そういう経過の中で、話はわかりました。ありがとうございました。
それと、あと1点。交通バリアフリー、西調布とつつじヶ丘が出て、当然柴崎も出なきゃいけないんで、お話しさせてもらうんですけど、つつじヶ丘はとりあえずとおりゃんせがあって、踏切を待っているのは嫌だという人はそこを通ればいいという状況になっているわけですよね。柴崎も確かに国領寄りにあります。ただ、あそこに行くのには道がね。例えば
甲州街道から来ると、柴崎の駅に来て、またそっちへ行くというのは、どうしても改札もないから、嫌だということ。それはそれで、ちょっとわかると思うんですよ。改札ないですからね。だから、非常に利用率が低いわけなんですよね。
今回その交通バリアフリーの基本構想の中で、柴崎も入れていただいたんですが、やはり少なくとも地元への説明会は早急にやっていただきたいなと。地元からの要望を上げないと説明会をやらないのかどうなのか。その辺を、もし考えがあったらお願いします。
○伊藤 委員長
はい、岩本副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
今、基本構想の検討の中で、今回パブリックコメントをとらせていただきました全体の構想と重点整備地区というところまでが、議論進んでおります。
促進地区並びに展開地区につきましては、来たる10月31日の委員会で素案として決定して、市に素案としていただくという形になっておりまして、また、展開地区、促進地区につきましてパブリックコメントをとるのとあわせて説明会を予定しております。その後、年度末に全体として1本の基本構想としてまとめて、市として公表するという流れになっておりまして、実際、構想が固まりまして、動きというのが来年度からということになりますので、その考え方等は、今回のパブリックコメントにあわせた説明会でも内容等お話をさせていただきますのとあわせまして、正式な要望書という形ではなくても、お声があれば地域に出かけていって、説明等させていただきたいというふうに考えているところでございます。
◆渡辺 委員
それは、役所の方とすれば声をかけていただければ、やりやすいというのはわかるんだけど、バリアフリーの観点から見たって、柴崎はどう見たっていろんな意味で、あの駅を見れば御存じのように、本当に危険地帯ですよ。みんな我慢しているんですよね。だから、西調布の方は、住民の方がいち早く協議会をつくってやってきたんですけど、私は協議会だとかいろいろな部分で考え方がちょっと違う部分があるから、そういうふうには動いていないんですけど、役所の方が、もし今言ったように声をかけていただければというような姿勢があるんであれば、その辺はぜひ直してもらいたいし、なかなかそうじゃないと進まないんだというんであれば、また違う場所で話し合いをして、いい形で持っていきたいなと思っていますんで、よろしく御協力のほどお願いいたします。
以上です。
○伊藤 委員長
はい、ほかに。なければ 308、 309ぺージ。はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
地区整備計画のところでちょっとお伺いしたいんですけども、緑ケ丘の2丁目の団地がいろいろ取りざたされておりまして、結局、今、団地の建てかえが凍結という状態になっているんですが、今の問題と、今後どのようになっていくのか。これ、調布市の見解の中では、以前、緑ケ丘2丁目地区については1団地住宅設定を廃止して、2丁目地区は地区計画の決定を行ったという経緯がありますんで、これからの進めぐあいと経緯と問題点、そこら辺はどうなっているのか教えていただきたいと思うんです。
○伊藤 委員長
はい、内野課長。
◎内野 住宅課長
緑ケ丘団地につきましては、昨年の10月に当面建てかえを凍結ということが出まして、それを受けまして、団地自治会では年明けにアンケート調査ということで、自治会の中でアンケート調査を行いまして、その結果を4月に東京都の西部住宅建設事務所に知らせたという状況がございます。その調査結果なんですけども、建てかえには賛成でありますが、型別供給基準の2Kには反対であるという人の方が多かったということで、今の自治会の運動方針を堅持するということでございます。東京都の対応といたしましては、新型別供給基準の2Kにつきましては、ほかの団地でも適用しておるということから見直す考えはないということで、いまだ凍結が継続されているという状況でございます。
以上です。
◆川畑 委員
あそこの団地自体はもう築40年たっていまして、非常に危険度もだんだん増してくるということもあるんですけども、2Kに反対しているから建てかえが反対委員が多いというアンケートが立ったというのはちょっとおかしい経緯で、私が聞いている範囲では、一時期2Kはやむを得ないということで、進めるところまで行ったが、一応団地内のまとめる方が変わった関係で、またひっくり返ってしまったという経緯があって凍結されたと聞いています。
それで、これの部分は調布市の準備は進めていくこととはなるんですけども、これから先、この中で一部の情報しか地元の方には入っていないように聞こえてきまして、タウンミーティングも私も何回も入りましたけども、緑ケ丘団地の建てかえ情報が入ってきていないと住民の方々はおっしゃっているんですね。今現在どうなっているのか私たちには知らされていないと。これはできればですけども、調布市の持っている情報、あるいは今現在こうなっているから、こういうふうな状況ですよということが少しなりともわかれば住民の方は安心すると思うんですけども、この事業自体は東京都の事業なんでしょうけども、そういう情報提供サービスということは調布市ではできないものかどうかちょっとお聞かせいただきたいんですが。
◎内野 住宅課長
この2Kにつきましては、居住条件ということもありますので、東京都さんと居住者の間の解決すべき問題だというふうにとらえておりますので、こちらから調整って非常に難しいかなというふうに考えております。
◆川畑 委員
居住者の方の中で意見がいろいろ分かれていて1つにまとめることができないため、これからまた凍結状態が続いていくんではないかなと思いますけども、一部の方が建てかえ反対、2Kに固執されている。だけど、建てかえを早くやってくれという方も結構な声が聞こえていまして、もう4階、5階まで上がっていくのはおっくうだから、1週間に1度しか買い物に行けないとか、そういう年をとられた方も結構いらっしゃるんですね。そういうのも加味しながら、これから先、市の持つ役割というのは一応調整をしていただくのが大きくなってくると思いますけども、昔の2Kのイメージを持っている方はいっぱいいらっしゃるんではないかと思うんですね。昔の2Kは狭いと。だけど、実際に私も何ヵ所か見学しましたけど、新しい2Kというのはすごく設備もよくて、そういうところを、見学会とかそういうのをしながら、周りに住民理解を進めていくという方法をぜひとっていただきながら、緑ケ丘地区は調布のチベットといわれるぐらい取り残されていますんで、言い過ぎかもしれませんけども、私自身がいろんな部分で──ぜひ促進していただきながら、東京都と十分に話し合っていただきながら、そして、やはり住民の方の意見集約等、いろんな派閥みたいなのがあるようですので、そこら辺もしっかりと把握していただきながら、はっきりと言いますけど、進めていただきたいと要望しておきます。お願いします。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 310、 311ぺージ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
何回か指摘させていただいているんですが、国領の北の再開発ビルに公共施設が入っていますけども、そのサインが駅をおりた方からとてもわかりにくい。公共施設、わかりにくくて使いにくいということもあるんですけども、例えばあとショップがありますよね。公募して入っているショップがありますけども、余りにもお客さんが少なくて、もうかわいそうという状況だと思うんですね。それでチャレンジショップだからどうぞチャレンジしてくださいと言っても、うーんとずっと悩んでいて、サインについては充実しますよということに何回も御答弁いただいているんですが、どうなったでしょうか。
○伊藤 委員長
足高課長。
◎足高 街づくり推進課市街地整備担当課長
サイン計画でございますが、国領のところに南北に1ヵ所ずつは今回設置させていただいたんですが、市全体として考えて、これから駅広が整備されたりすることもございますんで、案内とかそういうことにつきましては、市としても全体的にどういうところまでの御案内とか、公共施設とか、そういうこともすべて含めた中でのサイン計画をつくらなきゃいけないかなと思っております。私の方からここで大きな声でやりますとかということじゃなくて、やっぱり全体的に庁内の中でもどういう公共施設の御案内をしたら、またはそういうチャレンジショップ、あくろす等も含めて、国領でいえばそういうことでございますけども、全体的な中で考えさせていただきたいというふうに思っております。
◆大須賀 委員
全体の中でのサイン計画を考えるというのは中長期的な意味でも一応わかります。でも、個別、国領の北でもうサインがないからわからないという問題が出ているわけですよ。まだ例えばあくろすだとか、最初からあくろすに行こうという目的を持っている人たちですから、多くの人はわかっている、あるいはわからなかったら聞けばいい。でも、チャレンジショップはお店なんですから、いろんな意味で通りすがりの人、あるいはたまたま通る人がいないと商売は成り立たないわけですよね。あの場所でチャレンジしろなんてよく──ひどいと言ったら悪いけども、条件面からいったら劣悪だよね。だったらば、少しでも市も努力して、お客さんが流れるようにやってあげなかったら、やっぱりチャレンジショップをやっている人に失礼でしょう。私はずっと前からそれを思っていて、サインについてずっと言ってきたんです。それで実際に入っている公共施設の人たちも悩んでいるんですよ。理事長さんも積極的なんです。はっきり言うと、足りないのが市の積極的な姿勢です。だから、申しわけないんですけど、ちゃんと中に入っている人たちの立場に立って、市もそこをコーディネートしてもらいたいんですね。理事長さんとその施設に入っている方の中になかなかコーディネーターもいないんです。やっぱりそこはもう市がコーディネートして、ないとは言いませんよ。いいですか、私はないと言っているわけじゃないの。サインについてそれなりの努力はしてもらっているのは認めます。ただ、十分か不十分かと言ったら、もっとわかりやすいサインができると思うので、それは全体は全体でわかります。それはやっていただきたい。ただ、個別に国領の北についてはそういう問題がもうはっきりしているわけですから、対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○伊藤 委員長
要望ですか。
◆大須賀 委員
はい。それから、もう一点は、国領北の再開発ビルができたときに、私たちも見学させていただきました。屋上に行きました。皆さんも多分屋上から見ましたよね。多くの方が屋上から見ましたよね。とても感激したのは、国領というまちの視点からですけども、 360度調布の様子がよくわかりますよね。そこでその当時理事長さんにもちょっと提言したのは、子供たちにここから見せてあげられないですかと言ったら、理事長さんは積極的なんです。何らかの申し出があれば、もちろん理事長さんの判断は1人じゃできないので、理事会に諮って、あるいは管理組合に諮って決めますけども、理事長さん個人はそうやって子供たちに使ってもらえたらありがたいですと。ただ、現実的には、 365日子供たちが来ていいかといったら、それもなかなかね。居住される方もいらっしゃるわけですから、その理解をもらう範囲で、例えば1年に1回、5月5日に屋上から子供たち、時間帯も決める必要があると思いますよ、どうぞ見てくださいとすれば、目で見て自分たちのまち調布というのがよくわかるんですよ。昔と違って、今の子供たちはやっぱり映像だとか動画だとか、実際に見るということでとても理解力が高まるんですね。昔は例えば物語を読んだりしていろいろ広がったんですけど、今の子供たちって、本を読んでもなかなかイメージが広がりにくいところがあるので。それを考えると、部長、まさしく本来、7階の仕事からちょっと似つかわないかもしれないけど、ただ、これからの7階サイドの仕事の中にぜひそういうのも入れていただいて、来年の5月5日にはそういうのが実現できるように努力していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○伊藤 委員長
伊藤副主幹。
◎伊藤 街づくり推進課副主幹
国領につきましては、確かにすばらしい眺望を持った集合住宅だというふうに認識しております。ただ、今、委員の方からも御指摘がありましたように、当然、現在、管理組合を中心に建物の管理等が行われているわけでございます。また、当然、不特定多数の方々が例えば入ってくるということになりますと、プライベートの問題、あるいは安全管理の問題で非常に配慮しなければいけないということもあろうかと思います。ですので、この件につきましては、我々としては、できれば管理組合さんの方と話としてはさせていただきたいとは思いますが、あくまでもその判断は管理組合の自主性に任せたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆大須賀 委員
自主性に任せるどころか、管理組合がオーケーを出さなかったらできないですから、一にも二にも、管理組合、それからいろいろ入っている関係者の方々のオーケーが出ないとだめですよ。ただ、その前提として、ぜひとも調布としてやらせてあげたいと。ほっとするふるさとをはぐくむ街づくり条例というふるさとという言葉を入れた条例も、調布で初めてつくったわけでしょう。それは私は評価しているんですよ。そういった意味では、この間一般質問もしましたけども、子供たちが屋上から見たのを一生忘れないかもしれない。それをきっかけにふるさとというものを意識するかもしれないんでね、高橋部長。その辺はぜひ積極的にお願いして、実現できるように、必ず3月の議会のときに質問しますから、よろしくお願いします。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 312、 313ぺージ(「ちょっとその前のぺージで、ごめん。京王線の立交との関係です」と呼ぶ者あり)。 311、一番上の方ね。はい。
◆任海 委員
跡地利用計画のことなんですけど、沿線の人たちを集めて説明会、また今度勉強会をやるというのが出ていますよね。それで、私、昨年の12月議会の一般質問で、調布の駅前広場と跡地の問題で取り上げたんですけど、跡地の中に公共的な施設の配置というね。このことについての何らかの協議というのは始まっているんですか。
○伊藤 委員長
はい、岩本副主幹。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
今、線路敷きの跡地の利用に関しましては、市として公共利用を図っていきたいということで、東京都、京王電鉄と協議の俎上にのせている状態でございます。その中で市民参加で行いました検討会からの提言を受けて、今、地元に勉強会という形で入っている段階でございますが、その中で公共施設、公共ということだけに限りませんが、敷地の中に求めた施設についてもあわせて議題として上げていっております。それでまず市民の方の意見を聞くというところが一方と、あとは庁内についても、今、必要施設等のヒアリングをやって意見収集をしているところでございまして、今年度末を目標に、施設の配置の考え方等についても素案という形で発表できればなというふうに考えているところでございます。
◆任海 委員
庁内的にどういうような施設が要望が出ていますか。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
例えば駐輪場でございます。あと集会場所等々が意見としては出ているところでございます。
◆任海 委員
私は、この機会ですから、さっき
大須賀委員も言ったようなチャレンジショップあたりやら、あそこはやっぱり移した方がいいと思います。それからリサイクルショップだとかFM放送のスタジオだとかね。やっぱり人の流れをつくるような公共施設の積極的な配置というのをぜひ考えてもらいたい。これからそういう便利な中心的に使えるような場所というのはないんですよね。ヒアリングを今やっている最中だということなんですが、以上のようなことに気がついています。ぜひ検討をお願いしたいと思います。
それからもう1つ、沿線の人たちとの勉強会をやっているんだけども、あの場所というのは沿線の人たちの問題と同時に、調布市民全体のものにもなっていくわけなんだけれども、その関係は今の勉強会との関係をどうとらえているんですか。
◎岩本 街づくり推進課副主幹
今、公募の市民参加で行った検討会の提言を基本としています。尊重する形で、直接影響あると目される沿線の方の意見を今伺っている状況でございます。市が基本方針としてまとめ上げる段階におきましては、また説明会等、広く市民の皆様にお知らせして公表していきたいと考えております。あと、実際の施設配置につきましても、市民参加を図っていく段階が来るものだというふうに認識しております。
◆任海 委員
どうぞよろしくお願いします。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 312、 313ぺージ。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
調布駅周辺市街地再開発事業推進費の北と南のそれぞれ再開発のビルについて、景観についてお伺いしたい。調布の駅前に2つ大きな建物が建つわけですから、当然景観的にも何らかの調和、デザイン的にもある程度、2つのビルをもって景観もつくっていくようなことも、ほっとするふるさとをはぐくむ街づくり条例もつくったんですから、恐らくなさっていると思うんですが、その辺をお聞かせください。
○伊藤 委員長
はい、河西主幹。
◎河西 街づくり推進課主幹
調布駅の北と南につきましては地区計画制度を活用しておりまして、その中で建物に対する制限、また広告物等に対する制限、また街並み誘導型地区計画というものを活用しておりますので、高さ制限も55メートルということで、高さの観点からも高さを合わせていくということで、景観に対する配慮という点ではその点を配慮しているものでございます。
◆大須賀 委員
一応高さはわかりました。色の使い方を含めて、形状も含めて、デザイン的にはどうなんでしょうか。
◎河西 街づくり推進課主幹
デザインにつきましては、今のところ再開発の方でイメージ図というものを出しております。実際はデザインというものは行政が決めていいということではございませんので、それはそちらの所有者の方々の意向も踏まえながら、最終的には決定するということでございます。
◆大須賀 委員
そうすると、最終的に、高さはわかりました。それは町並みとしていいんですけども、当然、昔でいえば江戸のまちの屋根がわらと塀とかありましたよね。自主規制で屋根がわらの色、塀の色を江戸のまちは決めていましたよね。江戸のまちだけじゃなくて日本じゅうね。江戸時代までは多くの町並みはだからこそきれいな町並みがあったんで。そういった意味では、これから先、50年、 100年以上かけて、きれいな町並みを日本でつくっていこうと、当然、今、流れになると思うんですね。そういった意味では、市が直接つくるビルではありませんけども、調布の駅前にできる2つのビルがデザイン的にもどのくらい協調性を持っていくのか、いかないのかというのは、ある意味まさしく今後の調布のまちづくりの象徴だと思うんですね。
そこでお聞きしているんですが、もちろん強制力はありませんけども、ましてや商業的なビルですから、デザインについてもいろいろ考えているところはあると思います。ただ、市は市なりの努力を持って、2つのビルがデザイン的にも強調できるようにすべきだというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。
○伊藤 委員長
はい、伊藤副主幹。
◎伊藤 街づくり推進課副主幹
今の御質問の件につきまして、今回、調布の南の地区につきましては、御存じのとおり、業務主体のビルになっております。また、北の地区につきましては商業主体のビルを今、計画しているということでございますので、当然のことながら、用途の違う建物の外観部分が全く同じになるというのはかなり難しいのではないか。それから、当然、再開発事業は共同化になりますんで、最終的に言えば、その事業の収益も含めて、収支がとれているトータルの事業になるということでございますので、私たち行政といたしましては、1つは、先ほど河西の方からありましたように、地区計画という、まずはベースの部分の縛りといいますか、ベースの部分の形状の押さえをしているということ。それから、色につきましても、今後、我々もその地区とともに協議をして進めていくわけでございますので、例えばけばけばしい原色であるとか、そういったものについては当然のことながら意見を申していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆大須賀 委員
結局、調布市全体に町並みを形成していこうという意思がどれだけ強いかというのが本質的にあると思うんですね。たづくりとアフラックのビルができたとき、全く同じ状況。それぞれが確かに全く別の目的で建てていますけども、偶然形状はほぼ同じだったんですよね。アフラックとたづくりは同じですよね。ところが、色を含め、デザイン的にはそんなに違いはしませんから、そんなにはひどくないけども、例えばもうちょっと合わせられることもできたと私は思っているんですね。あとは、例えば飛田給の味の素スタジアム通り沿いに幾つかのマンションなりビルが建ちました。何らかの誘導がされていて、もちろん建て主、事業主が嫌だよと言うんじゃしようがないんですけども、町並みをつくりましょうという意思に多少なりとも寄ってきてくれて、ある程度調和させることができたら、町並みというのはできてきたと私は思っているんですね。ただ、残念ながら、すべてのビルがほとんど色も違うので、戦後、今までの日本じゅうのどこにでもあるようなまちになっています。調布がそれでいいのかと考えたら、多分みんなよくないと思っているんですよね。ちゃんと町並みがきれいな方がいいに決まっているんですよ。努力すればできるんだから。ヨーロッパに行かれた方、いらっしゃると思うけど、ヨーロッパに行けば町並みがきれいなまちというのがどれだけすばらしいかわかりますよね。だから日本はどこもやっていないんで、そこは私は、調布がやるんなら、率先してぜひチャレンジしていただきたいと思って今お話ししているんですけども、どうも聞いている限りは余り積極的じゃないようなことも感じるんですけども、多分それは私の聞き間違いで、本心では皆さんやりたいというふうに思っていると信じていますので、ぜひ今後の努力をお願いします。
以上です。
○伊藤 委員長
要望。はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
今、
大須賀委員の意見に追随してちょっと意見を述べさせていただきたいんですけども、今、仙川のまちづくりの中で、安藤さんの建築物、施工主の意向もありまして、皆さん御存じですけど、すべてあの色であのような形のまちがつくられようとしている事例がありますよね。ああいうふうに統一しようという意思があればできないこともないと思うんですが、ぜひとも大須賀さんが言われるように、ばらばらのまちをつくるんじゃなくて、調布市の誘導が必要になってくると思うんですよ。せっかく55メーターの中でやる、色も、あるいは、調布市がせっかく映画のまち調布というのを打ち出しているんであれば、その中に入れるショップにしろ、中に入ってくれる方々にしろ、そういうものも、利的な部分もありますんで、全部が全部とは言えませんけども、誘導もできてくるんではないかと思いますんで、皆から注目されるような大きな駅前公園ができるわけですから、ぜひとも美しい町並み、調布が自慢できる駅前ビル構想、再開発事業としてしていただきたいと、私の意見としてつけ加えさせていただきます。
○伊藤 委員長
御意見ですね。
◆川畑 委員
はい。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
福山委員。
◆福山 委員
1つだけちょっと。交通計画策定調査委託ということで、調布市域の優先路線ということで、今ここに決算で出ておりますけど、多摩地域の方針が出て、これ、調布市の中で具体的な内容として、教えていただけませんでしょうか。
○伊藤 委員長
馬越脇課長。
◎馬越脇 街づくり推進課都市基盤担当課長
調布市におきましては、都市計画道路の優先整備路線の位置づけとしましては、まずこれまでの外環計画がございますので、市域における課題という中での4路線のアクセス道路の位置づけ、それから、先ほど以来御質問等もございますけれども、交通バリアフリーを含めた交通結節点事業における道路整備、もちろん中心市街地も含めた道路整備という形の路線を14路線、 7,600メーターで一応優先整備路線という形で市内においては位置づけております。
◆福山 委員
はい、わかりました。結構です。
○伊藤 委員長
ほかにないようでしたら、ここで暫時休憩いたします。40分再開ということです。よろしくどうぞ。
午後3時6分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時40分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
314、 315ぺージの質疑から受け付けます。特にないですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
続いて 320ぺージ、 321ぺージ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
もしないようでしたら、 322、 323ぺージ。はい、任海委員。
◆任海 委員
市営住宅の集会場のトイレを洋式にしてくれと言われたんですが、深大寺だったかな、まだ和式のところは大分残っているんですか。
○伊藤 委員長
はい、内野課長。
◎内野 住宅課長
和式のところは結構ございます。また、洋式にしてほしいという要望を受けております。ただ、直す場合につきましてはかなり広くないとできませんので、実際にできるかどうかということで、今ちょっと検討しているところでございます。
◆任海 委員
今の傾向はもう洋式になりつつあるんで、ぜひよろしくお願いします。
○伊藤 委員長
要望でございます。ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、 324、 325ぺージ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
なければ、これで都市整備部所管の質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第66号「平成17年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、
建設委員会所管部門、本件につきましては原案認定とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第66号、
建設委員会所管部門は原案認定と決しました。
ここで理事者入れかえのため、暫時休憩いたします。
午後3時42分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時43分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、議案第70号「平成17年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。
本件につきましては、最初に説明を受け、質疑は歳入一括、続いて歳出一括として受けたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、本件につきまして理事者の説明を求めます。はい、生井下水道課長。
◎生井 下水道課長
それでは、議案第70号、平成17年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。
533ぺージをお願いいたします。
説明に入らせていただきます前に、初めに17年度の概要でありますが、快適で衛生的な市民生活を営んでいくために、日ごろから欠かすことのできない管渠の維持管理、補修等の業務を行ってまいりました。また、長年の懸案でありました東京都の森ヶ崎水再生センター等の施設建設費負担金の支出を行いました。また、平成14年度から取り組んでおります合流式下水道改善の一環として、ごみを取り除くためのろ過スクリーンを雨水はけ室に設置いたしました。
それでは、改めまして 533ぺージをお願いいたします。実質収支に関する調書でございます。歳入総額は62億 8,144万 6,159円で、予算総額に対する収入率は99.9%でございます。歳出総額につきましては61億 6,839万 1,874円で、予算総額に対する執行率は98.1%でございます。
したがいまして、翌年度へ繰り越すべき財源として、実質収支額は1億 1,305万 4,285円でございます。
続きまして、歳出から御説明させていただきます。 540、 541ぺージをお願いいたします。まず款の構成比ですが、総務費が 7.8%、事業費が60.5%、公債費が31.6%となっております。
最初に、款5「総務費」、項5「総務管理費」、目5「一般管理費」でございますが、支出済額は4億 8,495万円余でありまして、執行率は99.2%となっております。内容的には前年度と同様でございます。
それでは、備考欄に沿って主なものを御説明させていただきます。まず一番上◎一般職人件費ですが、下水道課職員15名の給料、諸手当、共済費等に要した経費でございます。
次の◎管理事務費ですが、主なものとしまして、職員旅費、事務用消耗品、日本下水道事業団負担金、車両3台分の維持管理費及び消費税及び地方消費税であります。
また、諸経費ですが、日本下水道協会ほか4団体に対する負担金となっております。
一番下◎下水道使用料等徴収事務費ですが、次ぺージにまたがりますので、 542、 543ぺージをお願いいたします。一番上の○使用料徴収委託料ですが、水道使用料に基づき、下水道料金が確定することから、使用料の徴収を東京都水道局に委託しておりますので、徴収に要した経費でございます。
次の○下水道使用料負担金は、市境の一部の市民が三鷹市の下水道を使用しておりますので、調布市と三鷹市の協定により、三鷹市へ支払った金額でございます。
次の過誤納還付金は、過年度分における漏水等の還付金支払いに要した費用であります。
次の諸経費は、下水道使用料の納入通知書と送付に要した経費であります。
次の◎維持管理事務費ですが、公共下水道施設に関する損害保険料や酸素、硫化水素測定機の点検手数料及び門標作成等に要した経費であります。
544、 545ぺージをお願いいたします。
次に、款10「事業費」、項5「管渠整備費」、目5「維持管理費」ですが、執行率は97.7%となってございます。
一番上◎下水道管渠維持管理費ですが、備考欄に沿って金額の大きなものを主に御説明いたします。
まず管渠清掃委託料ですが、下水道管渠清掃、約3万 4,000メートルと22ヵ所のはけ口の点検清掃等を実施したものです。
次に、下水道台帳整備費は、下水道施設の新設、変更等が生じた箇所の修正を行いました。
2つ飛んで、下水道管渠調査委託料ですが、テレビカメラによる管渠内調査、約 2,000メールを実施いたしました。
次の管渠等補修工事費ですが、汚水ます補修、人孔ぶた交換、管渠、導水管補修等に要した経費でございます。
4つ飛びまして、合流式下水道改善事業費ですが、ごみを取り除くためのろ過スクリーンを雨水はけ室に設置して経費でございます。
一番下の◎下水道水質管理費は、水環境への汚染を防止するため、事業所から排出する下水や流域下水道管接続点での水質検査に要した経費でございます。
546、 547ぺージをお願いいたします。
一番上の◎浸透施設設置助成金は、浸透ます20基設置に対する助成金です。これは、雨水の下水道管への負担軽減と地下水の涵養を図るために助成を行っているものです。
次の◎仙川中継ポンプ場維持管理費ですが、緑ケ丘、仙川地区の低地から流域下水道管へ圧送するための施設で、電気、水道、ガス等の光熱水費、また、ポンプ場の電気、機械、換気、発電設備の運転保守等の管理業務、沈砂地の清掃やしさ処分といった維持管理業務等に要した経費でございます。また、施設改修工事としまして、ポンプ部品や加圧給水装置交換等を行っております。
次の◎流域下水道処理負担金ですが、調布市の下水の処理を東京都の森ヶ崎水再生センターにお願いしていることから、その処理に要した経費でございます。前年度に比べまして 2.6%、約 3,700万円の減となっております。この要因としましては、雨の量が平年並みで前年に比較して少なかったことによるものです。
続きまして、目10「管渠費」になります。執行率は96.5%となっております。
まず管渠建設費ですが、最初の○設計・測量・調査委託料ですが、狛江通り下水道施設改修に伴う実施設計及び公共下水道事業認可変更図書作成業務に要した経費でございます。
次の○枝線工事費ですが、4工区、約 1,145メートルの管渠の撤去工事に要した経費でございます。
次の都道共同工事負担金ですが、鶴川街道や武蔵境通りの拡幅改良事業として都が実施した道路工事に伴い、道路排水計画や下水道計画の調整に関する都との協定に基づく負担金等に要した経費でございます。
その下◎下水道管理用地整備費ですが、調布幹線やはけ下幹線の下水道施設用地との境界確認等のための境界図作成等に要した経費でございます。
一番下◎債務負担解消分ですが、三鷹市と調布市が共同で施工した中仙川雨水幹線の建設負担金であります。協定により、昭和62年度から平成22年度までの間、分割して負担するものです。
548、 549ぺージをお願いいたします。
野川処理区建設費負担金ですが、調布市の下水の処理をお願いしております東京都の森ヶ崎水再生センター等の施設の更新経費及び高度処理施設建設に要した負担金でございます。
550、 551ぺージをお願いいたします。
続きまして、款15「公債費」になります。執行率は99.9%であります。
上の◎は公債費の中の元金償還費でございます。公共下水道建設に関する起債として、財務省、公営企業金融公庫並びに郵政公社からの借入金の元金償還金でございます。
下の◎は借入金に伴う利子償還金であります。これによりまして、平成17年度末の未償還元金は新たに野川処理区建設費負担金に要した市債を含め、約77億 9,800万円余となっております。
552、 553ぺージをお願いします。
款20「諸支出金」、項10「繰出金」、目5「一般会計繰出金」ですが、平成16年度決算が確定したことにより生じた実質収支額のうち、平成17年度当初予算で計上した 1,000万円を上回る額を一般会計へ繰り出したものでございます。
554、 555ぺージをお願いいたします。
予備費でございますが、支出がございませんでした。
歳出につきましては、以上でございます。
続きまして、歳入でございます。前に戻りまして、 534、 535ぺージをお願いいたします。
まず歳入に占めます予算科目の款の割合につきましては、使用料が34.3%、一般会計からの繰入金が33%、市債が31.5%、その他 1.2%となっております。
それでは、主な内容につきまして備考欄に沿って御説明いたします。まず上から4段目、府中市からの維持管理負担金でありますが、府中用水の草刈り、しゅんせつ及び補修工事等に要した経費でありまして、府中市からの負担金収入となってございます。
その次、下水道使用料ですが、初めの使用料が現年分、次の使用料が滞納繰越分の収入でありまして、現年分と滞納繰越分の合計は21億 4,900万円余で、前年度と比較して 2,600万円余、 1.3%の増となっております。
その次の下水道施設占用料は、KDDI光ケーブル設置等に伴う占用料でして、延長は約 3.9キロメートルとなってございます。
その次の指定工事店等申請手数料ですが、指定工事店29軒、責任技術者41名分の登録申請等手数料でございます。
その次の下水道整備費補助金ですが、雨水はけ室に設置したろ過スクリーンに対する国及び都からの補助金でございます。
536、 537ぺージをお願いいたします。
まず不用物品売払収入ですが、老朽化して交換した下水道ふたを売り払った収入でございます。
次の一般会計繰入金でありますが、主に雨水処理に要する経費に充当するための一般会計からの繰入金でございます。前年度と比較しまして、 4,331万 5,000円、率で2%の減となっております。この要因としましては、公債費償還額が減っておりますので、それに連動して一般会計からの繰入金が減ったことによるものです。
次に、前年度繰越金につきましては、当初予算では 1,000万円を計上し、1号補正で 579万円を増額し、16年度繰越明許費 2,789万 7,090円を含め、 4,368万 6,450円となりました。
538、 539ぺージをお願いいたします。
款40「雑入」ですが、下水道施設3ヵ所の廃止に伴う負担金及び下水道料金徴収委託に伴う清算金でございます。
その下、野川処理区建設費負担金ですが、野川処理区建設費負担金支出に要した起債でございます。
説明につきましては以上でございます。よろしく御審議の上、御認定くださいますようお願いいたします。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより歳入の質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
歳入の質疑を打ち切ります。
次に、歳出についての質疑を許します。はい、任海委員。
◆任海 委員
浸透ますが 547ぺージの一番上、これ、20基つけたと言うんですが、事務報告書を見ていましたら、環境保全課でも浸透ますがたしかあったんですね。環境目標のところで、雨水の地下浸透の推進、 200基を設置するが、 118基にとどまって未達成と書いてあるんだけど、環境保全課でやっているのと下水道課でやっているのとどう違うんですか。
○伊藤 委員長
はい、生井課長。
◎生井 下水道課長
下水道課の方は処理場への負担を少しでも軽減するということで始まっていまして、治水対策も兼ねております。ですから、環境保全課の方は逆に地下水の涵養がメインになってございます。
◆任海 委員
そうすると、つけるものは同じなんですか。
◎生井 下水道課長
つけるものは同じでございますけれども、環境保全課の方はたしか東京都なりの補助が出ているんじゃないかなと思います。
◆任海 委員
地域も限定しているの?
◎生井 下水道課長
地域も、野川から北側の深大寺地区という形になってございます。
◆任海 委員
だから限定されているわけ?
◎生井 下水道課長
はい、そうですね。下水の方はもうつけられるところは何しろつけていただくという形で今、指導してございます。
◆任海 委員
それで、事務報告書には浸透ますと浸透トレンチということで出ているんですが、これだけでも 1,000万円を超えるお金がこれまで使われているんですが、今後の設置はかなり大がかりなものを考えているんですか。
◎生井 下水道課長
雨水ますとトレンチをあわせて浸透施設と呼んでおりますけれども、これはあくまでも補助金を払って、もう既に建っているところにお願いしてつけてございますけれども、事務報告書を見ていただくとわかると思いますけれども、排水設備の申請が年間 700か 800ございますけれども、そこの段階におきましては、浸透ます、浸透トレンチがつけられるところはもう既に指導していくような形で現在やっております。
◆任海 委員
それは新しく新築するときには、建築確認のときにそれをつけることを指導しているという意味ですね。
◎生井 下水道課長
建築確認といいますか、排水設備の申請が来ますので、その段階で、がけ地とかよほどひどいところを除きまして、もうつけられるところは何しろそこで対策していかなくちゃいけないということで指導を行ってございます。
◆任海 委員
その数はどのくらいですか。
○伊藤 委員長
はい、岩崎課長補佐。
◎岩崎 下水道課長補佐
今までは簡易浸透という形で指導していたんですけども、これからは簡易浸透ですと実効性が少ないということで、新築の場合は浸透能力の高いもので浸透をお願いしていくということで、建築指導課とか管工事組合とか、そういうところにお願いして、なるべくほとんど網羅できるようにしていくということで、基準を持ちました。
◆任海 委員
私の質問は大体幾つぐらい調布の中に埋まっているかということなんです。
◎岩崎 下水道課長補佐
現在1万 3,000基ぐらいです。あと、トレンチについては1万 1,000メーターぐらいです。
◆任海 委員
了解です。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、ここで質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第70号「平成17年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件につきましては原案認定とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第70号については原案認定と決しました。
それでは、議案第72号「平成17年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。
本件につきましては、最初に説明を受け、質疑は歳入一括、続いて歳出一括として受けたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、本件につきまして理事者の説明を求めます。はい、砂田環境部副参事。
◎砂田 環境部副参事兼水道業務課長事務取扱
それでは、受託水道事業特別会計を説明する前に、水道事業につきまして若干説明を申し上げます。
平成17年度も引き続き安全かつ安定的な水の供給を維持するため、上水道施設の維持工事や配水管等の管種変更工事として、経年劣化した硬質塩化ビニール管から、ダクタイル鋳鉄管への計画的な布設がえ及び将来の水事業に対応した配水管の新設整備等を行い、配水施設の耐震化と配水の円滑化を図るとともにライフラインを確保し、安定給水に努めました。
それでは、調布市受託水道特別会計歳入歳出決算の状況につきまして御説明申し上げます。
601ぺージをお願いいたします。
実質収支に関する調書でございますが、歳入総額は24億 3,412万 2,592円、歳出総額も同額で、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロ円となっております。
602、 603ぺージをお願いいたします。
受託水道事業会計の会計決算額は24億 3,412万 2,592円で、前年度に比較いたしまして、 5,363万 9,000円余、 2.2%の減となっております。
款5「都支出金」、項5「委託金」、目5「水道事業費委託金」でございます。
当初予算額26億 6,030万円計上いたしましたが、歳出予算額を精査した結果、4億 3,282万円の不用額が見込まれたので、補正減をし、決算額は21億 4,157万 1,382円となりました。
次の款15「諸収入」、項5「雑入」、目5「下水道使用料徴収事務委託金」でございますが、これは下水道使用料徴収に伴う調布市負担金で、水道・下水道の納入通知書に対する下水道料金納入通知書と徴収業務総延べ人員に対する下水道料金徴収業務従事人数の割合で納入されたもので、平成17年度の決算額は2億 9,255万 1,210円となっております。
歳入決算につきましては以上でございます。
○伊藤 委員長
はい、長島水道工務課長。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
続きまして、 604、 605ぺージをお願いいたします。
それでは、平成17年度受託水道事業費、水道管理費の浄水費から、備考欄に沿って主な項目につきまして説明させていただきます。
初めに、浄水費は水源井戸からの取水及び浄水処理までの浄水所の管理運営に係る費用で、執行率約95.8%であります。
浄水管理費でございますが、職員旅費を初め、消耗品費、諸経費等、浄水所管理に係る経常経費でございます。
次の浄水運営費でございますが、浄水所運営に係る経費で、消耗品費の浄水用薬品費は、水源井戸から取水した水を消毒した次亜塩素酸ナトリウム等の費用でございます。
次に、浄水用光熱水費の電気料金につきましては、各水源井戸の取水ポンプで使用しました電気料金でございます。
浄水運営管理委託料は、各浄水所設備等の保守点検等に係る委託料で、主なものは機器の保守点検であります機器管理委託料、水道施設運転管理業務委託料は、深大寺浄水所で集中管理しております各浄水所の配水ポンプ運転管理の委託料でございます。
次に、施設補修工事費の施設補修工事費でございますが、安全でおいしい水の安定給水のため、上石原浄水所のろ水器のろ過剤等の交換、水源井戸からの安定した取水を確保するため、取水ポンプの交換を上石原3号水源で実施しました。深大寺浄水所は、経年劣化した取水流量計の取りかえ、また浄水所内の深大寺南町1号水源は鉄細菌による揚水量の減少が著しいため、テレビカメラで調査を行い、鉄細菌を死滅させるための薬注設備の設置とポンプ交換を実施いたしました。
配水本管補修工事費は、仙川浄水所の配水本管の劣化が進み、腐食が著しいことから、安定した配水を確保するため、本管の耐震化と附帯する流量計、圧力計等の取りかえを実施いたしました。
606、 607ぺージをお願いいたします。
配水費は水道水を市内へ安定して供給するための事業費で、執行率約95.7%であります。配水管理費は、職員旅費を初めとして、消耗品費、光熱水費、諸経費などの経常経費でございます。
次に、配水運営費でございますが、配水用動力費につきましては、各浄水所、配水ポンプで使用しました電気料金、配水運営委託料の漏水防止調査委託料は、水の有効利用を図るため、東部地区の延長40キロメートルの漏水調査を実施した経費であります。この調査の結果、30件の漏水を発見いたしました。
設計委託料につきましては、配水管の管種変更、改良工事の設計委託料でございます。
震災用応急給水施設管理委託料は、震災用流水式タンクの水質検査等の委託料でございます。
次に、配水運営工事費の漏水防止・制水弁等工事費につきましては、漏水調査委託で発見された漏水や、日々の給・配水管等の漏水修繕等に係る経費でございます。
配水管取替・消火栓移設等工事費でございますが、配水施設の耐震化と漏水防止のため、口径50ミリから 300ミリの硬質塩化ビニール管等、延長約 9,203メートルの管種変更改良工事と、これに伴い消火栓を設置した経費であります。この結果、配水管に占める硬質塩化ビニール管の残延長は2万 2,346メートルで、残存率6%となっております。
配水ポンプ等補修工事費── 608、 609ぺージをお願いいたします──及び上石原浄水所設備補修工事費は、上石原浄水所内の経年劣化した配水ポンプ、水位計の交換を実施したものです。
続きまして、給水費は、配水管から分岐して各家に給水している給水管に係る管理運営の事業費で、執行率約98.1%であります。
給水管理費でございますが、職員旅費を初め、消耗品費、印刷製本費、諸経費等の経常経費でございます。
次に、給水運営費でございますが、給水運営委託料は、使用期間が満了となります量水器を交換した量水器検満交換委託料、漏水事故に対応しました漏水待機委託料、給水管ステンレス化工事の設計委託料等でございます。
次に、給水運営工事費の給水管取替工事費でございますが、漏水防止対策として既設塩化ビニール管、ポリエチレン管の給水管を 1,803栓取りかえを実施しました給水管ステンレス化工事の経費であります。また、給水用原材料は、漏水修理、量水器検満交換時に使用する材料購入費であります。
次に、受託事業費の受託事業管理費でございますが、都道上において給水管取り出し工事を施工した際の都道監督委託料でございます。
○伊藤 委員長
はい、砂田環境部副参事。
◎砂田 環境部副参事兼水道業務課長事務取扱
続きまして、 610、 611ぺージをお願いいたします。
業務費でございますが、水道事業を執行するための年間経費でございまして、執行率は約95.3%となっております。それでは、備考欄に沿って主な経費について御説明申し上げます。
まず一般職人件費でございますが、水道業務課、工務課職員58名の給料、諸手当、共済会費等でございます。
業務管理費のうち、臨時職員賃金は、業務繁忙期分の賃金であります。光熱水費は、水道庁舎にかかわる電気、ガス、下水道料金等の経費でございます。消耗品費、印刷製本費、通信運搬費等につきましては、業務執行のための年間経費で、前年度と同様の執行となっております。業務管理委託料は、水道メーターの検針委託料が主なもので、管工事組合に委託しております。その他の委託料につきましては、水道庁舎の維持管理に要する経費でございます。
612、 613ぺージをお願いいたします。行政財産使用料は、水道庁舎と本庁舎倉庫の使用料でございます。次の一般会計負担金は、水道庁舎の維持管理経費、職員の研修費や共済会、給料計算、契約事務等の負担金で、いずれも調布市に支払うものでございます。その他、各種負担金、車両管理費等につきましては、昨年とほぼ同様の内容で執行いたしました。
○伊藤 委員長
長島水道工務課長。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
続きまして、 614、 615ページをお願いいたします。
建設改良費の配水施設費は、配水施設の新設に係る事業費で、執行率約97.8%であります。
配水施設管理費でございますが、職員旅費を初め、消耗品費、車両管理費等の経常経費でございます。
次に、配水施設整備費でございますが、配水施設整備委託料は、配水管新設工事に伴う設計委託料であります。次に、配水施設整備工事費は、将来の水需要に対応するための配水管整備の事業費であります。配水管新設・消火栓設置工事費は、配水管網の整備として、口径75ミリから 300ミリを延長約 2,816メートルの新設工事と、これに伴い消火栓を新設したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより歳入の質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
歳入についての質疑を打ち切ります。
次に、歳出についての質疑を許します。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
消火栓の維持管理は水道工務課ですか。それとも防災課、どちらになるんですか。
○伊藤 委員長
はい、長島課長。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
水道工務課で行っております。
◆大須賀 委員
そうすると、消火栓のふたがあくとか、火災のとき消火栓の開栓器を使ってすぐ出るとか出ないとか、その辺は原則としては防災課ではなくて、水道工務課のお仕事の範疇だよという解釈でよろしいんですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
消火栓のふたをあけて消火栓から水が正常に出る、出ないというのは消防署さんの方で点検しております。その点検の中で、ふたをあけられないだとか、消火栓をあけてもおかしい、正常ではないというものが私どもの方に来まして、私どもの方で修繕するという形になっております。それとはまた別に、市民の皆さんの方から、例えば消火栓から音がするだとか、そういう苦情等がありました場合にも私どもの方で修繕するというふうになっております。
◆大須賀 委員
一応わかりました。消火栓の点検は消防署だけじゃなく、実は消防団もやっているんですね。それで、できて大体2、3ヵ月に1回ぐらいかな。そうすると、ふたが結構あかなかったり、それは土ぼこりが詰まっちゃってあかなかったり、それから消火栓の水がなかなか出にくかったり、そういうことがあるんですね。あるいは、ふたがあいても、いつ倒れてくるかわからないから90度以上傾かないと危ないんですよ。その辺は連携がとれているとは思うんですけれども、時々ふたが90度あかないというのはよく見られるので、そこはお願いしたい。
それから、防災課と連携してお願いしたいところがもう1つあって、消火栓の点検は基本的に消防団の活動ですから、夜8時以降になるんですね。消火栓をあけた方はわかる、あるいは水道の方は皆さん御存じのように、必ず赤水が出ますよね。赤水を出さないでやるなんてことは不可能。必ず出るんですよね。そうすると、近所の方から恐らく電話が行くと思うんですけども、うちの水道をひねったら赤い水が出てきて、何をやっているんだとかと言って苦情が出る可能性があるし、実際来ると思うんですね。ただ、こればかりは、消火栓の点検をしなければ、いざ火事があったときに使えなかったら困りますから、絶対に必要ですよね。消火栓の点検をするときには、赤水はその時間帯は出ちゃう。出ちゃうということは、結論から言うと、市民の皆さん、我慢してくださいと。そうしなかったら、火事のときに消火栓使えなくていいんですかという結論になるので、これはもう市民の方に納得してもらうしかないんですよね。現実にその辺を知らない方が結構多いんです。恐らく苦情の電話も行っていると思います。だから、そこは防災課と水道工務課で、役割分担もあると思うんですけど、例えば市報でそういったこともお知らせして、消防署が何時に点検しているかわかりませんけども、消防団は必ず8時から10時の間になるので、その時間帯、点検のときには赤水が出るけども、それはわかってください、御了承くださいというのを市民にもきちんとPRしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
今、委員御指摘のとおり、消防団等が夜、消火栓の点検等で水を使用した場合に、最近では数は少なくなりましたが、何軒かは水が濁っているという苦情が参ります。それにつきましては、私どもの方の職員がそのお宅の方に出向きまして、そういう濁った赤い水とかは排出する作業等を行っております。それと同時に、こういう消防の水利の関係で、点検したために濁ったのでということで、その辺の御説明もあわせて市民の方にはしてきておるんですが。
◆大須賀 委員
とても丁寧な対応とは思うんですが、私はもう言って理解してもらうしかないと思うんですね。1度、府中との境で火災があったときに、一番端の消火栓をとったんです。とったと言うとあれですが、消火栓を使ってそこから水を出して消したんですね。それで赤水が発生したらしいんです。その次の日に、何軒かわかりませんけども、近所の人から苦情が集まって、その消火栓をこれからは使わないようにみたいな指導も来たんですね。本末転倒もいいところで、使わなきゃ、近所の人も、火、燃えちゃっていいのという結論になるので、市民の方というのはいろいろわからないから苦情っていっぱい来るんですよ。だからそれは説明をする。結論から言ったら、わかってもらえない方はしようがないと私は思います。説明はするけど、わかってもらえないならしようがない。努力はもちろんするんですよ。努力はするけど、わかってもらえない人はしようがないというふうにしていかないと、だってそんなことで消火栓が使えないなんてことになったら本末転倒ですから、そこは、今やっていただいているのは本当に丁寧な対応で結構ですけども、ちゃんとした説明をした上で、あとはもう市民の判断に任せるという対応で私はいいんじゃないかと。これは意見です。それ以上に丁寧にやっていただいているので、それはそれで大変だと思いますけど、ある程度説明して、あとはわかってくださいという態度も必要だというふうに私は思います。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
火事となりますと、どうしても消火栓を目いっぱいあけて出すということで、濁る可能性が高いです。それで、そういう苦情というのは確かに入ってきます。火事等でこういう形でやったために水道管が濁っているということを説明すると、ほとんどの方がそれではしようがないねということで納得されて電話を切られるというのが今現在ほとんどですね。
◆大須賀 委員
今のはわかりました。引き続きよろしくお願いします。
それから、事務報告書で1点確認したいのが 350ぺージのその他のところの (3)、補給水率ですが、3つの浄水所の系統によって補給水率が出ているんですが、その合計のところの補給水率が出ていないんですね。恐らく30%前後だと思うんですが、これは何か理由があるんですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
これについては記入していないのは特別に理由はございません。17年度の補給水率ですが、38.1%が東京都からの補給水、自己水が61.2%という形になっております。
◆大須賀 委員
あとは御検討いただきたいんですが、自己水、補給水というのは、わかる人はわかるけど、わからない人は全然わからない。わかりやすく言うと地下水と川の水ということですよね。簡単に言うとね。その辺もわかりやすいように資料というのはつくった方がいいと思いますから、この言葉でいくのか、それとも括弧して、例えば自己水(地下水)とかにするのか。それはぜひ検討していただきたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかにございませんか。任海委員。
◆任海 委員
何点かお聞きしますけど、1つは、アスベスト管はなくなったんでしたっけ。
○伊藤 委員長
はい、長島課長。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
配水管の中ではまだ全体で0.05%残っております。
◆任海 委員
もう、すぐなくなるんですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
これにつきましては、残っている箇所につきましては、掘削規制されている箇所、それと国道の横断部、施工困難箇所が残っております。その部分につきましては、国道横断部につきましては今年度2ヵ所施工する予定でございます。
◆任海 委員
工事上の難点がいろいろあってできないと。それが解決すれば、もうすぐにでも解決を図っていきたいということですね。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
そのとおりでございます。
◆任海 委員
ほかのことですが、今、
大須賀委員より自己水の問題が出ていましたね。それで、昔は調布が水道経営やってたときというのはかなり詳しく報告が出ていたんですよね。自己水がどういうふうに変化していくだとか、取水率がどうだとかというようなことでわかったんだけど、事務報告書を見ると随分簡素化されているんですよね。それでちょっとお聞きしたいんですけれども、都営の一元化してから、もう10数年たちましたか、何年前だったか忘れてしまいましたけども、そのときと今と比べて、自己水の変化はどうですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
平成12年から東京都に一元化されて、ですから6年目になります。自己水の変化ですが、先ほど私、自己水と申しましたが、東京都の方では地区水という形で呼んでおります。調布の地区ということで地区水というふうに呼んでおります。変化ですが、ほとんど変わっていません。ただ、若干上がりぎみと。補給水の方が上がっているという形です。約60%台と30%台は一元化時と変わっておりません。
◆任海 委員
それで、工事費でも、かつて市が持っていたときには、自己水を高めるための井戸の改修費というのは必ず出ていたんですよね。かなりそれを重視していたんですが、今度の工事を事務報告書で見た限り、自己水を高めるような工事はされていないように見えるんですが、これはどう考えているんですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
調布独自でやっていたときには、水源の更生工事ということで、各水源5年ごとにやっておりました。一元化になりましてからは、各水源の年間揚水量を見まして、極端に揚水量が落ちた場合には、調査し、更生工事を行うというようになっております。
◆任海 委員
ということは、今その工事がないということは、工事をするに必要な出が悪くなっているところはないということですね。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
去年で、深大寺浄水所内の深大寺南町1号水源が工事を行っております。これにつきましては、先ほども説明したとおり、鉄細菌のために目詰まり等を起こしまして、水が上がってこなくなったということで、それは東京都の方に報告しまして、水源の調査と更生をしたいということでお話ししまして、許可をいただき、去年1本工事をやっております。それ以外につきましては揚水量に変化がございませんので、そのままということになっております。
◆任海 委員
わかりました。自己水を調布はこれまでは大切にしていたんですが、東京都に持っていったら、それがおろそかにされているんじゃ困っちゃうから、やっぱりおいしい水をできるだけ確保するというのは、一元化するときに1つの大きな意見として条件がつけられたことですので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、さっき漏水の話が出ましたけども、集水率は平成12年とこの年度とでは変化はどうですか。
○伊藤 委員長
中倉主幹。
◎中倉 水道業務課主幹兼水道業務課長補佐事務取扱
年間有収率につきましては、平成12年度 91.36%でした。これ、17年度のはまだ出ていないんですが、16年度につきましては 96.76%。このように把握しております。
以上です。
◆任海 委員
随分上がりましたけども、この原因は何ですか。漏水対策をやったんですか。
◎長島 水道工務課長兼水道工務課主幹
やはり漏水を見ますと、給水管の漏水等が多うございます。本管の漏水につきましてはほとんどございません。去年で漏水があったのが1件です。したがいまして、給水管のステンレス化、それから配水管の耐震化の効果があったというふうに思っております。
以上です。
◆任海 委員
5%も上がったということは物すごく収益に関係するんで、最近ちょっと覚えてないけど、前はそうだったんですね。要するにすごくよくなるんですね。びっくりいたしました。ありがとうございました。
○伊藤 委員長
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第72号「平成17年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件につきましては原案認定と決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第72号については原案認定と決しました。
以上で当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。
それでは、傍聴の方はここで退席していただきますようお願い申し上げます。
では、ここで暫時休憩を。
午後4時29分 休憩
─────────── ── ───────────
午後4時30分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、理事者の報告を許可いたします。はい、井上部長。
◎井上 環境部長
お疲れのところ、申しわけありません。ごみに関連して若干御報告を申し上げさせていただきます。
広域支援につきまして、二枚橋が来年3月でとまることにつきましてはいろいろなところで御報告させていただいておりますが、それに伴いますこの10月からの広域支援について御報告させていただきます。
けさ、新聞で報道されましたけども、三鷹市につきましては、今年度、半年間で 2,150トンになります。これにつきましては、8月26日と29日に三鷹市の方で住民説明会を持ちました。これは私どもも参加させていただいて、こちらの事情を御説明させていただくとともに、厳しい意見も幾つかいただきましたけれども、おおむね仕方がないというところで御意見がまとまった次第です。三鷹は半年で 2,150トンですから、年間ベースに直しますと 4,300トンになります。これにつきまして、また19年度以降については調布市と三鷹市とで協定なりを結んでいくことになりますが、とりあえずことしの秋からについては、当面、二枚橋衛生組合と三鷹市とで協定を結ぶ形になります。ですから、あくまで19年度中につきましては、二枚橋のごみとして三鷹市の環境センターの方へ搬入させていただきます。
それと、搬入ルートでございますが、緑ケ丘を通っていきたいと思っております。したがいまして、一応21日には説明会を地元で持たせていただきたいと思っています。ただ、1日に直しますと4、5台ということになりますので、それが緑ケ丘を通って高速の下に出て、天神山通りから環境センターへ入る。なるべく三鷹市内を通過しないというルートで行きたいと思っております。それで一応三鷹の地元にも説明させていただきました。
では、その他の多くのごみはどうするんだということなんですが、今、多摩ニュータウン環境組合の方へお願いいたしております。今年度 8,000トン、それから来年度以降、年間3万トンの家庭ごみです。実は昨日の夜も第1回の説明会がありまして、私と課長とで昨日唐木田まで行ってまいりました。かなり厳しい意見をいただいています。何で調布のごみがこんなところまで来るんだと。当然、自区内処理が原則で、そんなもの持ってくるんじゃないと。最後にはちょっと一発厳しく言われたんですが、これだけ反対意見が相次いでいるんだから、この場で今回の要請を撤回するということを表明しないのかということがありましたけれども、そんな厳しい意見も出ました。あと2回予定されています。これは今度の土曜日の10時からと夜7時からと2回、同じく唐木田の方で住民説明会をやります。組合の事務局の方からも、恐らく土曜日の午前中が本番になるでしょうと言われていますので、土曜日の午前中にかなり厳しいことを言われてくるのかなというふうには思っておりますが、行政的には多摩ニュータウン環境組合の正・副管理者お三方と、それから組合議会でも8月に御報告させていただいて、とりあえず行政、議会ともに御了承はいただいているところではありますが、最終的に住民の皆さんの合意がこの16日でいただけたと判断できるかどうかというところに至っております。したがいまして、今、対外的にも多摩ニュータウン環境組合という名前を調布市からはまだ出しておりません。ということですので、御了解いただければというふうに思っております。現在そのような状況です。
それと、他市の状況だけもう一度御報告させていただきます。府中市に関しましては、ほぼ多摩川衛生組合に全量を入れるという方向でほぼ調整がつきつつあります。小金井市につきましては、国分寺との間で新たな組合をつくってやるということで議論しておりますが、当初、国分寺市に全量入る予定でもくろんでおりましたが、国分寺市の炉の調査をいたしましたところ、全量は無理だということが客観的にも判明いたしまして、そのために新たな焼却先を今、探している状況です。一応、西多摩の方にある一部事務組合と話をしているというふうに伺っております。
以上でございます。
○伊藤 委員長
それでは、報告に対する質問はありますか。はい、任海委員。
◆任海 委員
三鷹に持っていくのは緑ケ丘を通るということは、川に面した道を通っていくんですか。
○伊藤 委員長
はい、井上部長。
◎井上 環境部長
川から1本中に入った道になります。
◆任海 委員
よくわからないけど、とにかく川沿いじゃないんだ。
◆川畑 委員
川沿いよりもう少し広目の道があります。
○伊藤 委員長
そのほかに御質問ございますか。はい、
大須賀委員。
◆大須賀 委員
多摩ニュータウン衛生組合は今まで広域支援をしてもらったことはないんですか。
○伊藤 委員長
はい、井上部長。
◎井上 環境部長
ニュータウン組合そのものは、多摩ニュータウンの建設事業とともに昭和48年に1回つくっております。そのときはまだ組合になっていなくて、単独で多摩ニュータウン用として東京都が整備して多摩市のごみを燃やしておりました。平成14年に建てかえを行っていますので、敷地的にもかなり広くありますから、あそこ自身が広域支援を受けたという経験はないかと思います。
○伊藤 委員長
はい、
川畑委員。
◆川畑 委員
いずれにしても、また緑ケ丘というところで、非常に虐げられている部分があるんではないかと思いますんで、21日の説明は、前も個人的に部長にお話ししたと思うんですけど、何にしても丁寧に説明していただかないと、またかよというのが出てきて、相当ふつふつしたものがあるというふうに聞いていますので、そういう部分をよくよくお願いしておきます。よろしくお願いいたします。
○伊藤 委員長
ほかにないようでしたら、以上で報告を終わります。
それでは、これにて
建設委員会を散会いたします。御苦労さまでした。ありがとうございました。
午後4時36分 散会...