昭島市議会 > 2023-11-29 >
11月29日-01号

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  1. 昭島市議会 2023-11-29
    11月29日-01号


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    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年 12月 定例会(第4回)               令和5年        第4回昭島市議会定例会会議録(第1号)-----------------------------------1.開会月日 11月29日(水)-----------------------------------1.出席議員(22名)   1番  美座たかあき         2番  安保 満   3番  松原亜希子          4番  永井みつる   5番  ひえのたかゆき        6番  なかおフミヒト   7番  大野ふびと          8番  佐藤文子   9番  高橋 誠          10番  小林こうじ  11番  吉野智之          12番  渡辺純也  13番  八田一彦          14番  ゆざまさ子  15番  林 まい子         16番  奥村 博  17番  三田俊司          18番  木﨑親一  19番  赤沼泰雄          20番  大島ひろし  21番  南雲隆志          22番  青山秀雄-----------------------------------1.欠席議員(なし)-----------------------------------1.職務のため議場に出席した事務局職員  議会事務局長      板野浩二   議会事務局次長     関野 実  議事担当係長      藤田修平   主任          奥田高啓  主事          澤田尚実   主事          吉松直也-----------------------------------1.説明のため出席した者  市長          臼井伸介   副市長         早川 修  企画部長        永澤貞雄   総務部長        山口朝子  総務部危機管理担当部長 小松 慎   総務部デジタル化担当部長                                 小林大介  市民部長        萩原秀敏   保健福祉部長      青柳裕二  保健福祉部保健医療担当部長      子ども家庭部長     滝瀬泉之              岡本由紀子  環境部長        池谷啓史   都市整備部長      鬼嶋一喜  都市計画部長      後藤真紀子  都市計画部区画整理担当部長                                 吉野 拡  会計管理者       柳 雅司   水道部長        橋本博司  教育長         山下秀男   学校教育部長      高橋 功  生涯学習部長      磯村義人-----------------------------------1.議事日程(第1号)  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 一般質問-----------------------------------1.本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)のとおり----------------------------------- △開会 午前9時34分 ○議長(赤沼泰雄議員) 定足数に達しましたので、ただいまから令和5年第4回昭島市議会定例会を開会いたします。 本日の議事日程につきましては、あらかじめ配付のとおりであります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) この際、本定例会の議会運営につきまして、議会運営委員長の報告を求めます。12番 渡辺議員。     (12番 渡辺純也議員 登壇) ◆12番(渡辺純也議員) 皆様、おはようございます。議会運営委員会の協議結果について御報告を申し上げます。 本委員会は、11月21日に開催し、本定例会の会期日程及び議事日程について協議を行いました。 初めに、会期につきましては、理事者側より提案される案件及び一般質問の通告状況等を勘案し、本日から12月15日までの17日間といたしました。 一般質問は、19人の議員から通告があり、本日、11月30日及び12月1日の会議でそれぞれ5人、4日の会議で4人の議員が行うことといたしました。 また、12月4日の会議の一般質問終了後、議案の上程、付託等を行い、5日から14日までを休会とし、付託案件等の審査のため、関係委員会を開催し、最終本会議を15日といたしました。 このほか、追加案件として、条例及び契約案件等が予定されておりますので、御承知おき願います。 次に、本日の議事日程でありますが、会議録署名議員の指名、会期の決定の後、5人の議員の一般質問をもって終了することに決定いたしました。 また、本日から3日目までの本会議につきましては、小学生の傍聴がありますので、御承知おき願います。 以上で、議会運営委員会の報告を終わります。議会運営に特段の御協力をお願い申し上げます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 委員長の報告を終わります。よろしく議会運営に御協力をお願いいたします。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。 本件は、会議規則第78条の規定により、議長において4番 永井議員及び15番 林議員を指名いたします。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第2 会期の決定 を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日から12月15日までの17日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第3 一般質問 を行います。 順次質問を願います。初めに、18番 木﨑議員。     (18番 木﨑親一議員 登壇) ◆18番(木﨑親一議員) 皆さん、おはようございます。自由民主党昭島市議団の木﨑でございます。ただいま議長より御指名をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。 2007年4月に市民の皆さんの負託をいただき、議員として働かせていただいて、早いもので17年目を迎えております。その間、町全体も大きく発展をしてきました。当時の2007年8月には拝島駅橋上駅舎が開通し、その後、拝島駅南口駅前広場や、2450台収容の大型拝島駅南口地下自転車等駐車場も完成をいたしました。また、美堀町には、資源の循環利用を推進する環境コミュニケーションセンターやエコパーク、また葬儀にも利用できる施設として松原町コミュニティセンターの建設、そして、全国市町村から今注目されている、多くの視察に来ていただいている、市民からも親しまれている、図書館や体育館等を含めた複合施設のアキシマエンシスや、東のほうでは中神駅北側の駅前広場、また開発途中である立川基地跡地の矯正医療センターを含めた大型開発や、東の玄関口として建設された東中神駅の橋上駅舎化、また多くの市民の皆さんの長年の要望であった交流センターの建て替えが令和7年までには完成予定ということで、多くの施設等が建設され、昭島市のまちづくりは、時代の変化とともに大きく前進をしていると確信しております。 臼井市長はイベントなどの開催挨拶でよくおっしゃっておりますが、住みよさランキングで、昭島市は今年度、前年度97位から15位になったと話をされておりましたので、私も興味深く調べてみました。 この住みよさランキングは、東洋経済新報社が全国全ての市と特別区、千代田区、中央区、港区を除く20区を合わせた812市区を対象に毎年公表していて、今年で30回目となります。安心度・利便度・快適度・富裕度の4つの視点から、20のデータを用いて算出するそうですが、9月議会で南雲議員も触れておりましたが、昭島市はこの4つの視点の中で快適度が圧倒的によく、全国812市区で2番でございます。快適度は、転出入人口比率、水道料金、汚水処理人口普及率、気候、都市計画区域人口当たり都市公園面積の5つのデータを用いて算出しておりますが、この中で、特に昭島市は人口当たりの割に公園面積が多いことや、何よりも水道料金の安さが評価され、快適度において全国で2番という数字に引き上げているのではないかと思います。 ちなみに、東京都では、近隣市の立川市が14位、また昨年1位の武蔵野市は2位で、石川県の野々市市が1位でした。 今後、臼井市長をはじめ、職員の皆さん、そして我々議員が党派を超えて一緒になって、住みよさランキング全国1位を目指して頑張っていこうではありませんか。 それでは、本題の質問をいたします。私の質問は、大綱3問。1問目は深層地下水100%の水道水について、2問目として公園の整備について、3問目として昭島市民くじら祭について、順次質問させていただきます。 まず、大綱1の深層地下水100%の昭島市の水道水について質問させていただきます。 昭和29年創設以来、69年間にわたり水道水を安定して供給することができている、多くのミネラルが含んでいると言われている深層地下水100%のおいしい水は、昭島市の誇りであり、宝であります。今後、未来永劫と存続していくためにも、若手職員に特化した専門分野として、これまでも人材育成には力を入れているとは思いますが、より一層の水道のスペシャリストを多く育成することで、今後の水道事業のさらなる発展と構築につながっていくと思いますが、その点についてお聞かせください。 次に、細目2点目として、多摩地域の地下水から発がん性の疑いのある有機フッ素化合物、PFASが高濃度で検出されている問題で、近隣市でも独自調査をすると聞いておりますが、市民の皆さんから度々、昭島市の水は大丈夫なのかと不安を持っている方が多くおりますので、昭島市はしっかりと検査をしていると確信しておりますが、市民の皆さんが不安を解消できるような明確な答弁をお願いいたします。 次に、大綱2の公園整備についてお伺いいたします。 コロナ禍からコロナ5類移行後、健康に対する意識が守りから攻めへと変化し、コロナ禍において健康の大切さを実感した影響からか、健康に対する意識が高まっていると言われております。そのせいか、東町にある野球場を含めた、本市としては最も大きな昭和公園は、年々、利用者も増えております。早朝からランニング、ジョギング、ウオーキング、また犬の散歩やラジオ体操などでにぎわっております。また、蒸気機関車などがある、子どもたちが遊ぶ公園広場も、昼間になると子どもたちで年々にぎわいが高まっているように感じます。また、土日になると、野球場や陸上競技場、テニスコートも年々利用者が増えております。 そんな中、多くの市民の皆さんから要望が多いのが、同僚の森田元議員、今日は傍聴に来ていただいて応援に来ていただいておりますけれども、何度となく質問しておりましたが、昭和公園を含めた多くの公園トイレにトイレットペーパーが不足しているという問題です。確かに、利用者が多いとすぐになくなってしまい、補充しても切りがないよと言われれば、それまでではございますけれども、公園の利用者の気持ちを考えたら、トイレットペーパーは必要であると思います。 そこで、駅などでも使われている鍵つきのトイレットホルダーを導入したらどうかという提案です。 先日、立川市にあるインテリア用品店のIKEAに行って、トイレを見させていただきましたが、ダイヤルの鍵つきでトイレットペーパーが5個入り、1つがなくなると上から落ちてくるようになっているもので、ステンレスの素材でしっかりとしておりました。そのようなトイレットホルダーをつけることで、盗難防止や人件費の削減、そして何よりも公園を利用される市民の皆さんの不安や不満の解消になると思います。 ちなみに、トイレットホルダーを調べてみましたが、トイレットペーパーの5個収納と7個収納があり、ステンレスの素材で値段は約10万円から17万円程度でした。その点を含めてお聞かせください。 また、公園トイレの多くは和式トイレが多く、和式トイレでは高齢者の多くの皆さんは膝に負担がかかることから、早期に洋式トイレの改修を願っている方が多いと思います。本市では、公園トイレにおいて、古いトイレから建て替えや改修工事を行っておりますが、今後の公園トイレ改修計画をお聞かせください。 次に、一昨年、JR青梅線の拝島駅南口から東中神駅南口駅前各駅の4か所に設置した、ちかっぱーをデザインした給水スポットは、評判もよく、テレビでも放映されました。また、一昨年、環境負荷を低減し、魅力的なまちづくりを推進する活動として評価され、昭島市の給水スポットが自治体部門の最優秀賞を受賞しました。 今年の夏は真夏日が長く続きました。そこで、この給水スポットを多くの市民が利用される昭和公園に設置したらどうかという提案です。 また、昭島市庁舎や多くの方が利用されているアキシマエンシスなどにも、ちかっぱーをデザインした給水スポットを設置することで、夏場の熱中症対策や魅力的な昭島づくりの推進に寄与すると思いますが、その点についてもお聞かせください。 次に、大綱3番目の昭島市民くじら祭についてお伺いいたします。 昭島市民くじら祭は、昭和48年、市内の若手経営者が集いの会合で、当時、昭島市は、それぞれの地域で行っている祭りはあるが、全体で行っている祭りがないということで、市内の子どもたちが祭りを通じて、将来、大人になったときに、生まれ育ったこのふるさと昭島を思い出してもらいたいという、そんな思いで、僅か数十名が中心となって、河川敷のくじら公園で第1回納涼の集いという名目で開催されたと聞いております。あまりにも盛大になり過ぎて、第3回目からは主催団体を商工会に移管され、数年後にくじら祭と改名されたと言われております。 50年を超える歴史のあるこの昭島市民くじら祭は、今では昭島の夏の風物詩として、多くの市民、また市外の皆さんにも親しまれております。今年は4年ぶりに開催ということもあり、2日間で10万人を超える、過去最高の来場者でにぎわいました。2日間とも、夕方からは会場である陸上競技場は来場者で絶えずにぎわっておりました。特に、1日目のフィナーレに行う夢花火は、会場の隣の野球場で打ち上げることから、迫力があり、市内はもとより、市外からも多くの方が足を運び、これまで以上に盛大に開催されました。 商工会を中心として、各種団体の皆さんとの協力で構成されている実行委員会の関係者から、今年のくじら祭は、物価の高騰や職人の人件費の値上げなどの影響があり、特にステージ等の設営で金額的に大変御苦労されたとの声をいただきました。 また、2日目の午後のパレードでは、これまで以上に沿道に見に来ていただいた方が多かったように思いました。臼井市長や赤沼議長も先頭集団で歩いていただきましたが、残念ながらパレードに参加していただく団体が少なくなっており、鳴り物やパフォーマンスなどを行う団体も少なくなっているように思います。 私は、二十数年前、ある団体で10年以上、このくじら祭に参画させていただき、今でも子どもたちの人気のあるお化け屋敷などのちびっこ広場のブースやパレードの出演やパレードの進行にも関わった経験がございます。当時、先輩の皆さんから、沿道に見に来ている方がパレードの最後尾から連なって、会場まで引き連れて来ていただけるような魅力のあるパレードにするようにと言われ、当時は予算も多くつけていただいたこともあり、高校、大学や団体の吹奏楽団やブラジルのサンバのダンサーなどにも来ていただいた経験がございます。 そのようなことも含めて、昭島市の一大イベントであるこのくじら祭をより一層魅力のあるイベントにするために、補助金の増額をしていくべきと考えますが、お聞かせください。 また、市民のくじら祭でありますので、もう一歩発展するために、実行委員会とともに市の職員もパレードなどに参加するとか、今まで以上に市も積極的に参画していくことで、より一層、このくじら祭が盛り上がっていくと思いますが、その点についてもお聞かせください。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 おはようございます。いよいよ今日から第4回定例会が始まるわけでございますので、15日までということでございますけれども、ぜひぜひまたよろしくお願いしたいと思います。 そして、今日は傍聴席のほうに田中小学校の子どもたちに来ていただいて、本当にありがとうございます。森田前議員さんも、御苦労さまでございます。ぜひぜひ傍聴して聞いていっていただければありがたいと思います。 それでは、木﨑親一議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の深層地下水100%の昭島市の水道水についての基本的な考え方について答弁申し上げ、ちょっとトイレの話もさせていただきながら、そしてまたちょっと昭島のくじら祭の予算等々については、最高責任者でございますから私のほうからちらっとお話しさせていただいて、あとの答弁については担当部長より答弁申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。 昭島市の深層地下水100%の水道水は、まさに市の宝でもあり、多くの市民の方々から市の魅力として御支持をいただいているところであります。御質問にもありましたとおり、本市の水道事業は、市制施行と同じ昭和29年に、当時の厚生省の事業認可を受け、事業創設以来、約70年間、一貫して水源を深層地下水に求め、20本の深層地下水から取っているということで、安全で安心でおいしい水道水の安定供給に努めてまいりました。 水道事業におきましては、これまで水道行政を所管としておりました厚生労働省から、来年4月1日をもって国土交通省と環境省に移管され、新たな体制がスタートいたすことになりました。移管後は、管路などの基盤強化や事業認可等を国土交通省が所管し、水質基準や水質検査の方法を環境省が所管とすることとなっております。 現在、国では、PFOS、PFOAに関わる水質の目標値等の専門家会議及びPFASに対する総合戦略検討専門家会議を設置し、国内外の最新の科学的知見及び国内での検出状況の収集、評価を行い、国内において関連する研究を推進すべきとされ、今後、国から新たな水質基準が示されるとされておるところであります。 本市におきましては、国の暫定基準値を大きく下回っておりますが、気を緩めることなく、国や都の動向を注視するとともに、水質管理に努め、深層地下水100%の安価でおいしい水道水を確実に将来に引き継いでまいる所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。 我々は深層地下水を使っておりますので、昨日も国連アジア極東犯罪防止研修所で30名にわたる各国から来られた方が、ディープグラウンドウォーターという言葉、深層地下水はディープグラウンドウォーターということで、深層地下水ということでお渡しして、大変おいしい、おいしいと。もう3週間もいらっしゃいますので、おいしい、おいしいということで大変喜んでおられましたけれども、アメリカでは、今まで日本も環境基準がなくて、環境基準はしっかり設けろ、設けろということで言っておったところで、環境省も最低基準というのが50ナノグラムになったと。今、アメリカは70ナノグラムですけれども、アメリカも今70ナノグラムでいいのかどうかというのが検討されている状況でありますので、もっと厳しくなっていくような可能性もあるのではないかと。そこら辺は注視していきたいと、そういうふうに思っているところでございます。 それと、全国的に、先ほど木﨑議員のほうから指摘がありましたけれども、全国住みよさランキングの中で、快適度、そしてまた水道がおいしい、安いということで、全国でいうと、昭島市は水道の料金は全国で4位、10万、20万都市でいうと第2位ということで、一般家庭のところは、今の水準でいくと大体もうけがないと。利益がないというような状況ですけれども、たくさん企業のほうからいただいて収益を確保しながら、今までちょっと、二、三年前まで3億円弱だったね。3億、4億円ぐらいまで利益が上がったんですけれども、何せ深層地下水ですからポンプ。ポンプとなるとどうなるかというと、電気代がかかる。この前、補正予算でも、2億5000万円の補正予算、全体的なこれまで。水道部においても、ポンプをこうやってやはり電気を使って吸い上げているので、そういった意味で7000万円ぐらいだよね、今年の利益は。利益は生んでいるんですけれども、それぐらいになって、ぜひやはりまた電気料金等々ももうちょっと改善してほしいなというふうに思います。 また、今後、地方創生臨時交付金で10か月にわたって減免させていただきましたけれども、今後についてもそうしたお金が入り、また市のほうでやりくりしながら水道料金の減免をしていきたいなという方向で思っています。何せお金を、補助金を出すあたりに対して、やはり一番大事なのが費用対効果でもありますし、また事務費がいかにかかるかということが一番大変。いつも言っていますけれども、1回減免しますと1億5000万円かかるんですけれども、普通、1億5000万円を補助金で市民の皆さんに配った場合だと、もう3割近くが事務費にかかってくる。これはいつも言っていますけれども、事務経費幾らぐらいだと思いますか、1億5000万円で。何と280万円ですよ。だから週刊新潮に施策としてはすばらしいなと言われたような状態であります。 あと、ちょっとだけトイレの話なんですけれども、トイレットペーパーの件なんですけれども、昨日も答弁調整させていただいて、森田前議員のほうからトイレットペーパーがない、ないということと、あと、木﨑議員のところもそうだと思うんですけれども、公園、あるいはジョギングしている人たちからも、昭島だけだよ、ないのと、すごいもう言われ続けたので、それは森田前議員もよくおっしゃっていたので、やはり今、全部、トイレットペーパーを入れるようにしています。 僕、よく調べて、森田全議員に会うたびに、市長、入っていないよ。どうしているんだよとよく言われるから、おかしいなといって、昨日、答弁調整をやっていたときに、話がやっと分かったんですけれども、森田全議員のところの使うトイレだけがいつも盗まれてしまう。朝、置くと、昼になくなっているという状況が判明しましたので、これについてはそういうことで、前、何でトイレットペーパーをやめたかというと、トイレットペーパーに火をつけて火事になっちゃって、ちょっと警察から御指導いただいたということがあって、一時やめたケースがあると。 ですから、性善説、性悪説とありますけれども、性善説を唱えながらトイレに供給していても、その日の入れた瞬間からなくなっていったら、これはもう仕方ないことなので、ここは地元と協議しながら、しっかり今後とも入れていきますけれども、またそういうことを議員さんのほうにお声がありましたら、市はトイレットペーパーを入れているんだけれども、盗まれるケースもあるし、木﨑議員から今日御提言があったとおり、そういうことが可能であるならば考えていきたいと。あとは部長で答弁しますから、よろしくお願いします。 あと、くじら祭については、昨日、その前、商工会をはじめ、くじら祭の実行委員会をされた方々からも、終わりましたということで御報告いただきました。来年度についてはどうだとかということもありました。警備の問題も私も見ました。大変な人数で、もしいろんなところで、明石の花火もそうだったですし、大事故が起こった。今、韓国でも事故があったり、渋谷でもあれだけ制限しているようなところで、警備員に対する部分とか、あるいは来年は市制施行70周年ですから、やはり思い切って予算等々も相談しながら、各事業についてはしっかりとした予算づけをしていきたいというふうに、今、予算編成しているところでありますので、ぜひ御理解いただいて、さらに皆さんが楽しめるようなくじら祭にしていきたいと。 岩泉町の皆さん方も感動していましたからね。あれだけ人を見たことは初めてだと。それは1万人を割っているところですから、感動したとおっしゃっていたので、引き続き、70周年、少し気合を入れて、出すことは出すということを見解申し上げまして、私からの答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 橋本水道部長。     (橋本水道部長 登壇) ◎橋本水道部長 御質問の1点目、深層地下水100%の昭島市の水道水についてのうち、初めに、若手職員の人材育成について御答弁申し上げます。 水道部では、安全・安心を第一に、質の高い水道行政を市民の皆様に提供していくため、多様化、高度化、専門化する喫緊の課題に対して、迅速かつ適切に対応し得る組織体制が重要と考えており、幅広い知識と高い意欲を有し、専門性の高い業務にも対応できるよう、日本水道協会等の実施する各種専門研修等へ積極的に参加しております。特に高度な専門性を必要とする水質関係の業務におきましては、水質を担当する職員が環境計量士の資格を取得するなど、水質検査の精度と信頼性が大幅に向上しております。 今後におきましても、時代に求められる能力、資質を兼ね備えた人材育成に努めてまいります。 次に、2点目の有機フッ素化合物について御答弁申し上げます。 近年、河川や地下水の水環境で、PFOS、PFOAの暫定目標値50ナノグラムを超過する事例が数多く確認されており、多摩地区におきましても高濃度のPFOS、PFOAが検出され、不安を感じた市民の方々から、水道部や環境部への問合せが数多く寄せられております。 水道部では、水質検査計画に基づき有機フッ素化合物の検査を行っており、東部系、西部系、北部系の各給水栓の令和2年度から4年度までの過去3年間の水質検査結果では、平均で6.3ナノグラムと目標値を大きく下回っており、皆様に安心していただけるよう、検査結果を市議会に報告した上で、市ホームページ、水道部広報紙であります水道だよりにおいて公表しております。 また、昨年の9月議会終了後に議員の皆様に御報告させていただきました深層地下水流動調査の結果によりまして、本市の地下水は標高150メートルから500メートルにある関東山地や加住丘陵に降った雨や雪が地下に染み込み、10年から50年以上の月日を経て、南西方向から北東方向に流れていることが解明されました。本市の深層地下水の上流部に当たります加住丘陵周辺には東京都が管理する水源井があり、その水質検査が東京都ホームページに掲載されておりますので、地下水が本市に流れ込んでくる5年前、10年前の地下水の水質についても注視しているところでございます。 今後におきましても、水道水の水質検査結果をしっかりと周知しながら、市民の皆様が不安を抱くことのないよう、正確な情報提供と丁寧な説明に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。     (鬼嶋都市整備部長 登壇) ◎鬼嶋都市整備部長 御質問の2点目、公園整備について御答弁申し上げます。 初めに、公園トイレのトイレットペーパーについてであります。 これまでトイレットペーパーにつきましては、持ち去りやいたずらなどがあったことから配備しておりませんでしたが、トイレットペーパーの常備に対する数多くの御要望をいただく中で、昨年の試行配備を経て、本年10月より市内公園の全トイレに配備いたしました。また、週に2回のトイレ清掃時に補充いたしております。 なお、設置に当たって、経年劣化等により破損していたホルダーの交換を行ったところでありますが、御提言のトイレットホルダーの導入につきましては、いたずらや盗難防止、ストック不足対策に有効と考えられることから、今後の利用状況等を確認しながら検討してまいります。 次に、今後の公園トイレの改修計画についてであります。 改修については、建築年度の古いものから、トイレの状態等を考慮し、順次行っております。また、だれでもトイレは、全64か所のうち、38か所が設置済みの状況にございます。なお、今年度については2園の改修を予定しており、来年度も同程度の改修を計画しているところであります。 誰もが使いやすいトイレの必要性は十分認識しておりますことから、引き続き、建築年数を参考にしながら、老朽化、破損状況、バリアフリー化などを総合的に勘案する中で、計画的な改修に努めてまいります。 次に、給水スポットの設置についてであります。 新たな給水スポットにつきましては、来年度の市制施行70周年を契機とし、改めて深層地下水100%の水道水をはじめとした昭島市の魅力とプラスチック-1運動のさらなるPRに資するため、御提案いただいた施設等を中心に、その設置について検討してまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 萩原市民部長。     (萩原市民部長 登壇) ◎萩原市民部長 御質問の3点目、昭島市民くじら祭について御答弁申し上げます。 初めに、補助金についてであります。 昭島市民くじら祭は、昭島の夏を彩る風物詩として、市民の皆様に愛され続け、今年度は50周年記念大会を盛大に開催することができました。しかしながら、ステージの設営費や人件費などが高騰しており、収入として通常より多額の協賛金や商工会等6団体からの運営協力金を計上しても、なお基金の繰入れをせざるを得ない、大変厳しい決算となっております。このことは、くじら祭に限ったことではなく、全てのイベントが価格高騰の影響を受けている状況にあります。 来年度は、市制施行70周年をお祝いする記念の年でもございます。記念の夏を彩るすばらしい祭りとなるよう、全体の予算を見極めた上で最大限の配慮をしてまいりたいと考えております。 次に、市の職員の積極的な参画についてであります。 くじら祭におけるパレードは、市民の皆様に親しまれ、楽しみにされている取組であると捉えております。今年度のくじら祭は、開催時期を変更したため、これまで参加されてきた友好都市岩泉町の子どもたちをはじめ、多くの団体が参加することが困難な状況でありましたが、沿道には多くの市民の皆様が集まり、にぎわっていたものと受け止めております。パレードは長きにわたり地域に愛されているイベントの一つであることから、大いに盛り上げていきたいと考えております。 御提言のパレードへの職員の参加についてでありますが、これまで多くの職員の御協力をいただき、くじら祭を裏方として支えてまいりました。今年度も、夢花火開催に伴う交通整理等で40名を超える職員に応援をいただいたところであります。御協力いただいた職員には大変感謝いたすところであります。 今後は、より主体的な関わりができるよう、どのような参画形態が可能となるのか、実行委員会とも相談しながら検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 以上で、木﨑議員の一般質問を終わります。-----------------------------------
    ○議長(赤沼泰雄議員) 次に、南雲議員の一般質問を行います。南雲議員につきましては、長時間にわたり発声することが困難であることから、本人の申出に基づき、質問の一部を議会事務局職員が代読いたします。それでは、21番 南雲議員。     (21番 南雲隆志議員 登壇) ◆21番(南雲隆志議員) ただいま議長の御指名をいただきました。通告に従い一般質問をいたします。 議席番号21番 南雲隆志です。今回もまだうまく発声ができないので、議長、副議長をはじめ、議員の皆様方の御協力をいただきまして、大部分を代読していただくことになりますが、質問をできる機会をいただき、誠にありがたく、感謝申し上げます。 それでは、一般質問をいたします。今回は、大綱3点です。 初めに、大綱1、昭島都市計画中神土地区画整理事業についてです。 4月の統一選挙後での初めての中神土地区画整理事業についての質問ですので、改めて初心に帰って質問をいたします。 御存じのとおり、昭島都市計画中神土地区画整理事業は、昭和35年1月に都市計画決定し、昭和39年3月に事業認可されました。昭和51年5月には、工区を3つに分けて整備することとなり、第一工区は昭和62年7月に換地処分の公告を行いました。平成7年からは第二工区の駅前ブロック、今では旧駅前ブロックですが、この第一次指定の仮換地指定が始まり、平成11年の第四次指定により仮換地指定が全て終了しました。平成7年度から公共施設計画に係る建物等移転を重点に置き、公共施設用地を確保し、平成8年度から公共施設のライフラインの整備及び道路整備を進めています。第19回事業変更計画の第二工区の設計の実施では、建物移転も93%以上となりました。また、さらに第20回事業変更計画において、第二工区の北ブロック、西ブロック、そして第三工区が除外された流れです。 しかし、この土地区画整理事業も認可時と比べて著しく宅地化が進行し、町の形態も大きく変化し、事業のさらなる長期化は避けられない状況になりました。第二工区の旧北ブロック、旧西ブロック及び旧第三工区については、事業決定から長期間が経過する中、事業区域内に計画されていた都市計画道路なども整備され、また民間の開発などにより一定の道路整備がなされてきております。 振り返ってみますと、紆余曲折のあった旧駅前ブロックの仮換地指定がなされてからの駅前周辺の整備につきましては、平成15年頃から特に目に見えて、具体的な道路形態の整備等、大きく進展してきたと私は思います。今までの一般質問でもお話しさせていただきましたが、中神土地区画整理事業第二工区及び旧第三工区の地域内においては、家庭用の下水道がやっと整備されてきたと、住民の一人として実感し始めたのが平成11年度頃からでした。下水道の整備以前は、大雨が降るたびに、また梅雨の時期のたびに、敷地内の吸い込み槽・浄化槽から汚水があふれないかと心配をしながらのお風呂の使用であったり、洗濯物であったりという御家庭も多くありました。あふれ出した汚水のため、周辺に異臭を放つこともありました。また、床下浸水も多かったこともありました。 (代読)具体的な場所は申し上げませんが、担当の部長をはじめ、引退された職員の方々もお分かりのように、当然、地域に住んでいる私たちにも分かっていること、覚えていることですが、大雨のときには、昭3・4・9号多摩大橋通りの西側の工場から大水があふれてきて、その東側に雨水が大量の川の流れのようになって、さらに東側に流れ込み、床上浸水になったことも多かったのです。土のうを事前に準備していただいたり、大雨の後にはその片づけと処理をしたり、担当部署の職員の皆さんは、その運搬と危険箇所への据付け作業など、緊急時の対応も大変でした。その節はいろいろとありがとうございました。 この下水道の整備が平成15年にほぼ完了してからは、敷地内の吸い込み槽・浄化槽を撤去して、公共下水道管に接続する御家庭が増えたことにより、大雨のときにも汚水があふれることもなく、周辺に異臭を放つこともなくなりました。 そして、この公共下水道の整備と併せて、旧駅前ブロックの公共施設としての道路の整備が加速度的に進んできました。さらに、御存じのように、平成20年に昭3・4・9号多摩大橋通りの中神立体の供用開始と中神駅北口駅前広場の供用開始となりました。この北口駅前広場の整備と北方向に進む幅16メーター道路の昭3・4・15号の整備により、広く大きく駅前ブロックの全容が市民に分かるようになったと思います。またさらに、昭3・5・4号の東西道が中神新畑交差点から西方向への利用が途中までだったところ、平成23年には瑞雲中学校交差点まで開通しました。 このように、中神土地区画整理事業は、第一工区の工業用地の整備による工場誘致と街区の整備のみならず、旧駅前ブロックの整備でも、中神駅北口駅前広場を含む都市計画道路の整備による交通動線のよさ、良質な住宅環境の形成と、大変大きな成果を出しております。 さらに、周辺の昭3・4・9号多摩大橋通りのむさしの保育園方向への整備、先ほど述べた昭3・5・4号の東西道の整備により、中神駅北側の交通事情の改善はとても大きなものがあります。 この地域の都市基盤整備、インフラ整備については、市の理事者を含め、区画整理の担当の職員の人たちの鋭意努力と粘り強い頑張りによるところがとても大きいと考えます。とても喜ばしいことであり、職員の皆さんに感謝と敬意を表したいと思います。 ここで質問をいたします。 (1)第二工区の旧駅前ブロックについて、①現在の進捗と今後の方針・方向性についての考えをお聞かせいただきたい。 ②進捗や見通しはいかがか、お聞かせいただきたい。 進捗状況については、令和4年度末、つまり令和5年3月末で建物移転が219棟中204棟が移転完了し、残棟数が15棟とお聞きしています。区画道路については、50路線中49路線が築造され、残り1路線となりました。さらに今後の展開、方向についてはいかがでしょうか。旧駅前ブロックについては、移転の早期完了に向け、引き続き地権者の皆様に対し鋭意交渉を進めているところでありますとのことですが、その後の進捗状況はいかがか、お聞かせいただきたいと思います。権利者の様々な事情、高齢化、相続、抵当権、生活面などがあろうかと思いますが、可能な範囲でお答えいただければと思います。 次に、大綱2、中神駅北側地区地区計画の中の中神駅北側地域整備計画についてを質問いたします。 上下水道についても整備が完了し、おおむね市街地形成が図られています。しかし、このような事業の長期化は、第二工区及び旧第三工区に土地を所有している方、または借地権を有している方に土地利用の制限等による負担をかけているため、早期に改善する必要があります。 そこで、令和2年度より審議会、調査会を含めて検討を行い、また地域市民説明会の開催や全権利者の意見聴取等を踏まえて、第二工区旧北ブロック・旧西ブロック及び旧第三工区の道路、公園等の整備方針をまとめた中神駅北側地域整備計画を策定し、令和4年の第3回定例会全員協議会において議会の了承となりました。 中神土地区画整理事業については、令和2年度から事業の在り方の検討を行い、令和3年6月に中神駅北側地域整備構想を策定し、第二工区の駅前ブロックは、引き続き土地区画整理事業を進め、早期完了を目指し、第二工区北ブロック・西ブロック、第三工区は、土地区画整理事業によらない整備手法に変更する方針を定めました。 昨年の令和4年9月には、安全で安心して快適な都市生活を送れるまちづくりの早期実現を目標として中神駅北側地域整備計画を策定し、第二工区旧北ブロック・旧西ブロック、旧第三工区の土地利用、道路整備及び公園・緑地整備の基本方針を定め、具体的な道路・公園整備計画を示しています。 そして、当事業の事業計画変更について東京都知事の認可を受け、令和5年2月13日に公告を行いました。この事業計画変更に伴い、土地区画整理事業の施行地区が縮小され、土地区画整理事業を継続する区域、第二工区駅前ブロックと土地区画整理事業によらない整備手法に変更された区域、第二工区旧北ブロック・旧西ブロック、旧第三工区に分かれることになりました。このことは、当該地域にとって、今後、とても大きな進展となります。 また、令和5年8月には、中神駅北側地域整備計画に基づき、新たな地区のルールとなる地区計画の策定、用途地域等の変更及び都市計画公園の配置の見直し等の都市計画決定を行いました。 今後は、これらの都市計画の内容を踏まえ、昭島市は新たなまちづくりを進めていくこととなりました。 この真摯な取組を今後も引き続き進めていただきたいと考えますが、昭島都市計画中神土地区画整理事業を含めて、中神駅北側地域整備計画の事業についての今後の基本的な考えをお聞かせいただきたいと思います。 そこで質問をいたします。 (1)旧第二工区北ブロックについて、現在の進捗と今後についてお聞かせいただきたい。 旧北ブロック内に予定されている新畑公園については、今年度に周辺住民に対するアンケートを実施したいとの方向性はお聞きしていますが、今後はどのように進めていくのかをお聞かせください。 南文化公園等の整備でお忙しい中ですが、早期の整備が待たれる区画の道路も多くあります。中神駅北口から西武信用金庫中神支店まで延びる昭3・4・15号のその北方向へ延びる区画道路65号と、さらに北側への延伸として66号の状況はいかがか。 昭3・4・9号、むさしの保育園の約160メートル南側のもち吉から西に向かう区画道路50号と、そのさらに西側への延伸としての37号の状況はいかがか、お教えいただきたいと思います。 次に、(2)旧第二工区西ブロックについて、①現在の進捗と今後についてお聞かせいただきたい。 現在進行中の南文化公園のワークショップの状況と、その周辺の計画道路の進捗状況もお願いします。このワークショップでは、地元地域の市民からの活発な意見発表もあり、とても充実していると思いました。また、南文化公園の南側に接し、東西に整備される区画道路6号の状況はいかがか、お教えいただきたいと思います。 次に、(3)旧第三工区についてお聞きいたします。現在の進捗と今後についてお聞かせいただきたい。 まず初めに、都営中神第二アパート仲町公園北沿いから西に向かい、第三アパート新生公園北側を東西に走る区画道路70号(市道東106号)についてです。ここは都市計画道路昭3・2・3の整備がなされてこそと考えますが、近年、地域のマンション、立川基地跡地の開発に伴い、交通量も増加しており、子どもたちが武蔵野小学校に通学するときにも、その安全確保がとても心配されています。その整備の状況はいかがか、お聞かせいただきたい。 次に、建築基準法42条1項4号の区画道路78号についてですが、袋小路となっている地域の皆さんにとっては、早期の整備が期待されていますが、その進捗はいかがでしょうか。 次に、区画道路81号、96号、98号、99号等の行き止まりの箇所についてお尋ねします。やはり地域の住民としては、行き止まりや回り道などで不自由をしています。地域からは早期の整備の期待の声が大きいですが、その整備の状況はいかがか、お聞かせいただきたい。 この新しい中神駅北側地域整備計画については、多くの地域市民が期待を寄せています。事業としても大変ですが、頑張っていただいて、地域市民の声を吸い上げていただきながら、早期に整備する必要のあるところから進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 次に、大綱3、立川基地跡地の利用についてです。 まず初めに、立川基地跡地について、私なりに少しだけ振り返ってみたいと思います。 昭和20年9月、敗戦に伴い、アメリカ軍が立川基地に進駐。 昭和30年、立川基地拡張計画が発表され、砂川闘争(基地拡張反対運動)が始まる。 昭和34年頃から、個人的な記憶と家にある写真からであるが、いわゆる外人ハウスが増えてきた。当時、ベトナム戦争の始まりは、諸説あるが、この1964年頃からとも言われ、激化していった。それに伴い、基地の外側、区画整理事業でいうと第三工区地域内に外人ハウスが増えていった。幼いながらもクリスマスがとてもまばゆいものでありました。また、小学生になってからは、10月31日のハロウィンも特別な日であった。何せ半年分のおやつが手に入ったので。 昭和40年過ぎくらいまでは、中神側線を蒸気機関車D51が自宅のすぐ西を走っていたので、楽しくて、よく見に行った。線路に石を乗せては、機関車の先頭で旗を振る機関士によく叱られた。その後はディーゼル機関車だったが、怖いほどの迫力だったのを覚えている。 昭和44年、アメリカ軍立川基地の飛行業務を停止。 昭和52年11月、立川基地がアメリカ軍から全面返還される。 昭和54年11月、国の国有財産中央審議会から立川飛行場返還国有地の処理の大綱についてが示された。昭島地区については、大部分が未活用のまま残す留保地とされた。 昭和55年から平成元年にかけて、昭島市域住宅計画(HOPE計画)や昭島業務地区整備計画などの計画、国立考古学博物館の誘致活動などを行ったが、実現しなかった。ここで当時どのような動きがあったかは、もう旅立たれた方々から昔に聞いた話や長老の話でしか、私には理解と判断はできない。残念な思いをされた方々も多かったと察しています。 その後の平成15年6月、国の財政制度等審議会から、原則利用、計画的有効活用とする大口返還財産の留保地の取扱いに関する基本方針の転換が示されてからの展開は、御存じのとおり。今日に至ります。 しかし、今現在の国際法務総合センターを含めた立川基地跡地周辺のまちづくり、立川基地跡地昭島地区土地区画整理事業、約66.1ヘクタールについては、私としては、一部、むむっという思いがあるものの、将来に向けて大きく発展し、有意義な展開となることを期待し、望んでいます。 それでは質問いたします。 まず初めに、(1)都市計画道路昭3・2・3について、現在の進捗と今後についてお聞かせいただきたい。 中神駅北側地域整備計画についてでも触れましたが、やはりこの昭3・2・3の早期の整備がなされないと、区画道路70号(市道東106号)の根本的な安全確保ができません。早期の整備が望まれるが、いかがでしょうか。 道路整備は、地域や市域をまたいで面的な整備が望まれます。総合的な整備があってこそ、全体のインフラの発展となります。 次に、(2)都市計画道路昭3・2・11について、現在の進捗と今後についてお聞かせいただきたい。 ①昭3・2・11の青梅線のアンダーパス整備の進捗と状況についてはいかがか、お聞かせいただきたい。 昭和記念公園昭島口の新たな整備に伴い、早期の整備が望まれるが、いかがでしょうか。この昭島口の開発については、先日の立川基地跡地利用対策特別委員会でも報告されましたが、新たな展開が期待されます。そのような中、インフラ整備として、まずは昭3・2・11の青梅線のアンダーパス整備が必要となります。そのことを踏まえて、どのように整備を進めていくのかを東京都に考えてもらうのかを教えていただきたい。 ②やはりこの昭3・2・11についても、北側の立川市へ延伸する立3・2・38の早期の整備がなされないと、区画道路103号(市道東101号、介護保険施設なごみの里の西側の狭隘な道路)の根本的な安全確保ができません。早期の整備が望まれるが、いかがでしょうか。 また、昭島6号を西から東に向かった際、南方向に右折するスペースがないため、今現在、既に車両が停滞しています。右折レーンを設けるべきと考えます。御検討をお願いします。いかがでしょうか、お聞かせいただきたい。 市内でいえば、例えば、昭島市エコパーク入口交差点(東西の堀向通りと南北の都道220号美堀通りの交差点)の東西南北の右折レーンの整備、また福島交番交差点(東西の奥多摩街道都道29号と南北の福島通り153号)については、東西の右折レーンの整備などにより、いわゆる当時の東京都のすいすいプランによって大幅に交通渋滞が緩和されました。約20年前から比較すると、とても大きな変化になりました。 次に、③昭3・2・11の西沿い(国際法務総合センターの東沿い)にベンチの設置を望む声が大きいことについて質問します。 立川基地跡地が整備されるにつれて、この地域・道路をウオーキング・散歩する人たちは年々増えています。高齢者の方も多く、御自身の健康維持のためにも、この場所でウオーキングをされています。いっときの休憩を挟みながらウオーキングをされることは、とても有意義です。また、昭島6号富士見通りの中神第二アパート前交差点から南に向かって、立川基地跡地の複合利用B地区の西に沿ったこの6号の整備も、東側沿いにベンチの設置を施工していただき、この場所は特に高齢者の方々に人気があります。 今現在工事中の女子中間ケアセンターの西側には、法務省が地域の住民の声を取り入れていただき、歩道に沿って敷地内にベンチの設置を計画していただいていますが、そのことは配慮していただき、とてもありがたいです。今後のさらなる環境整備を含めて、昭3・2・11の西沿いに少し休憩できるベンチの設置を望みますが、御意見をお聞かせいただきたい。 国際法務総合センターの東沿いにも設置していただけると、散歩やウオーキングしている人たちも少し休憩できるなど、とても便利です。法務省に問い合わせるなど、検討していただけるとありがたいですが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせいただきたい。 以上、大綱3点の質問です。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 答弁を保留して、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時39分----------------------------------- △再開 午前11時00分 ○議長(赤沼泰雄議員) 会議を再開いたします。 南雲議員の一般質問に対する答弁を求めます。臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 よろしくお願いします。田中小学校のお友達、御苦労さまでございます。また、来ていただいてありがとうございます。よろしくお願いいたします。 南雲隆志議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、2点目の中神駅北側地区地区計画についての基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げます。 安全で安心なまちづくりは、市民の願いであり、自治体の責務でもあります。中神駅北側地域整備計画は、長期化する中神土地区画整理事業について、権利者の皆様の御意見をお諮りする中で、早期に安全・安心のまちづくりをとの多くの御要望をいただいたことにより、これはまさに行政主導ではなくて、地域の皆さん方が、区画整理をやるべきか、ここで違う手法に切り替えるべきか、このアンケート調査をした結果、第二工区については67.何%の皆さん方が違う手法へと、そしてまた第三工区については、まさに区画整理はもうやめてほしい。70%、違う手法でやってほしいという御意見を頂戴した中で、我々行政として、また議会にも諮りながら決断したというところであります。少し今、私もほっとしているところでありますけれども、でも、これからだと。これからあの町の地区をどう生かしていくか、これにかかってくると思いますので、大変緊張しておりますし、頑張ろうというふうに思います。 あの当時、進める際に、1年前、2年前ですけれども、行った各審議会で、私が途中で帰ろうとすると、ではこれで、市長はちょっと次の公務があるといったときに、各審議会、第二工区、第三工区の委員長が、市長が帰るといって拍手を送られたのは、僕、初めてでして、それはもうありがたいなと。市民と一体となってのやはりこの区画整理から違う手法にいくという新たな決断をさせていただいた。今、これからですから、またしっかりと頑張っていきたいと、そういうふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 早期に安全・安心なまちづくりをと多くの御要望をいただいたことにより、中神土地区画整理事業、第二工区の旧駅前ブロック及び都市計画道路以外の区域について、土地区画整理手法から変更し、地域にお住まいの皆様に寄り添ったまちづくりができるよう、地域の皆様とともに検討を重ね、今後の道路・公園の整備について具体的な方針を定めた中神駅北側地域整備計画を策定し、これを反映した地区計画を令和5年8月に策定したところであります。 顧みますと、今るる、南雲議員がお父さんの代からこの区画整理は大変なところであって、僕も平成7年に市議会議員になったときに、南雲議員のお父さんは僕の先輩で、当時、公明党のあの地区だと古谷議員さんかな。古谷さんが一生懸命やっておられていて、皆さん頑張っていて、僕も平成7年に市議会議員になったときに、あそこの道路整備していなくて、あそこに今のエコスがあって、こっち側に航空電子があるところ、こっち側にお店屋さんがあって、あそこへ行くと、やばい。何でやばいか分かりますか、車で。水浸しなんですよ。よく集中豪雨があって、何だっけ。熱帯低気圧じゃなくて、帯状……。何だっけ、あれ。     (「線状降水帯」と呼ぶ者あり) ◎臼井市長 そうそう。それがあると、もうにっちもさっちもいかない。みんなそこに突っ込んでいってしまう。朝、起きて、雨が降ると、みんなそこのところのいわゆる浸透ますがあるから、そこで下水と一緒になって、それをおけでくんでいるんです。そこを平成--今、南雲議員がおっしゃったように、当時の我々議員も含めて、みんなここでどうなんだと。区画整理を外すべきか、外さないべきかということは、なかなかもう国も東京都も認めてくれなかった。ではということで、北川市長、私の前の北川市長さんが結論を出して、あそこの部分のインフラ整備だけはしていこうと。政治というのは決断ですから、あれをそのままにしていたらアウトですよね。 インフラがあれだけ進んだことによって、今日、区画整理、つまり区画整理というのは私権の制限ですから。日本国憲法の中での部分の中で、やはり一番いけないのは私権の制限。つまり、公の公権力が行使するということは一番いけないことだというのが憲法に説かれている話ですから、だから、その私権の制限までして整備をしていくということの部分というのはすごいことなので、区画整理というのは、だから、発展していけばそこの土地の、どいたり、増えたり、道路を造ったりしていて、そこの土地、自分のところも、いわゆる住みやすい町になったりするけれども、反面、そういった制限があったりするというところでありますから、今、これからですけれども、しっかりと頑張っていきたいと思います。 地域の皆様とともに検討を重ね、今後の道路・公園の整備について具体的な方針を定めた中神駅北側地域整備計画を策定し、これを反映した地区計画を令和5年8月に決定いたしました。全体計画においては、おおむね当初10年と思っていたんですけれども、やはり100億近くかかってしまいます関係上で、やはり15年程度の期間で整備を進める予定でありますが、まずは災害時に一時避難のできる場所ということで、今、南文化公園、みんな、いろんなところでヒアリングしながら、皆さんがこうやってお話ししながら、いい案ができているようでございます。コンサルも入って、いい案が出ているようでございますけれども、そういったところを見ながら、また新畑公園の2つの公園とその周辺道路を優先して整備を進めてまいりたいと思っております。 その後の道路整備については、権利者及びお住まいの皆様の御意見、御要望に十分に耳を傾けながら、住んでよかったね、この地区でと言えるようなまちづくりを進めさせていただきたいと、そういうふうに思っていますので、皆様方、議員の皆様方の御支援、御協力、よろしくお願いしたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) 吉野区画整理担当部長。     (吉野都市計画部区画整理担当部長 登壇) ◎吉野都市計画部区画整理担当部長 中神駅北側地域整備計画について御答弁申し上げます。 中神駅北側地域整備計画は、土地区画整理手法から整備手法を変更した地域のまちづくりを着実に進めるよう策定いたしました。また、併せて地区計画を定め、必要な道路等の施設を地区施設と定め、推進することとしています。 初めに、旧第二工区、北ブロックについてであります。 旧北ブロック内に予定されている新畑公園については、今年度、周辺住民に対するアンケートを実施し、また、公園用地及び周辺道路の用地取得を進めるための測量を今後行う予定としています。 都市計画道路昭3・4・15号、中神駅北口駅前ロータリーから都市計画道路昭3・5・4号を横断し、真っすぐ北側に延びる予定の区画道路65号と66号及びフランスベッド北側にある東西を結ぶ道路、区画道路50号と37号においては、いずれも土地区画整理事業時から8メートルの準幹線道路として計画しております。地域にお住まいの皆様より早期整備の御要望もあり、大規模集合住宅も建設されたことから、市といたしましては、この道路の重要性は強く認識しているところであります。新設及び拡幅に向け、現時点で塀等の多くの建築物がありますが、早期の道路築造を目指し、権利者交渉を推し進めてまいります。 次に、旧第二工区、西ブロックについてであります。 旧西ブロック内に計画されている南文化公園については、今年度、用地取得を順次行っています。またあわせて、南文化公園の公園設計に先立ち、周辺住民に対するアンケートの実施や、7月、9月、11月と3回にわたり地域の皆様が自由に参加できるワークショップを開催し、直接伺った意見を反映した計画案をまとめているところでございます。 また、道路については、南文化公園周辺の道路整備を優先するため、西側及び南側の道路法上の手続を行い、その後、順次、用地取得を行っております。南文化公園南側に築造する区画道路6号につきましては、路線が長いことから、今年度及び来年度の2か年をかけ、用地取得を行う予定となっております。 次に、旧第三工区についてであります。 旧第三工区においては、区域内に計画されていた公園を廃止し、現況を生かした道路整備を行う方針としております。都営中神第二アパート及び第三アパート北側を東西に走る区画道路70号(市道東106号)につきましては、旧第三工区の南端に位置し、立川基地跡地の開発に伴い交通量も増加していることにより、朝晩は交通渋滞が発生することもあります。市では、市道東106号の路面改修を行うとともに、交通安全啓発看板を設置するなど、安全対策を講じてまいります。 次に、第三工区内の行き止まり道路の解消についてであります。 行き止まりや迂回が必要な道路の解消のために必要な5路線について、新たな道路計画を地区施設に定めました。道路用地の取得においては、旧第二工区同様に、地権者の合意が不可欠なものとなりますことから、個々の箇所の権利状況等を十分に把握し、権利者の皆様に御理解をいただきながら順次進めてまいります。 次に、大綱1、昭島都市計画中神土地区画整理事業についての旧第二工区駅前ブロックについて御答弁申し上げます。 昨年度末の建物移転状況は、219棟中204棟が移転完了し、残棟数は15棟でありました。その後、令和4年6月に契約し、工期が延伸している建物が1棟、令和5年7月に2棟、9月に1棟、11月に1棟、契約を締結している状況にあります。そのうち移転完了は2棟となっております。残る権利者と引き続き交渉を行っており、2権利者に一定の合意を得ているところであります。しかしながら、他の権利者につきましては、御高齢や相続の関係など、様々な個別の御事情から、なかなか移転の合意にまで至らない状況にありますが、移転の早期完了に向け、引き続き鋭意努力してまいります。 なお、区画道路の築造につきましては、昨年度、1路線を築造し、現在は残る1路線となっております。市道東205号につきましては、今年度、築造予定の道路敷上にある建物につきまして移転の目途がついたことから、来年度に築造する計画でございます。 中神駅北側地域整備計画及び昭島都市計画中神土地区画整理事業の両区域とも、引き続き、住民の皆様の御意見に十分に耳を傾け、安全で安心して快適な都市生活を送れるまちづくりの早期実現に向け、丁寧な対応を心がけ、取り組んでまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。     (後藤都市計画部長 登壇) ◎後藤都市計画部長 御質問の3点目、立川基地跡地の利用について御答弁申し上げます。 初めに、1点目の昭島都市計画道路3・2・3号についてでありますが、施行者である東京都は、残る用地の早期取得に努めるとともに、道路詳細設計に着手していると伺っております。道路は、ネットワークを形成することにより、安全や利便等の効果を発現するものであることから、また御質問の市道東106号の安全確保の観点からも、本市といたしまして、早期整備を引き続き要望してまいります。 次に、2点目の昭島都市計画道路3・2・11号についてでありますが、施行者である東京都は、立体交差部の道路構造や施工方法について、鉄道事業者等、関係機関との協議を進めていると伺っております。本都市計画道路が整備されますと、鉄道を横断する南北交通の円滑化が図られることはもとより、東中神駅と北口交通広場を結ぶ歩行空間が設けられることになります。さらに、国営昭和記念公園の昭島口が拡張、再整備される予定であり、今まで以上の人や車の往来が予想されることから、本市といたしましても早期整備を引き続き要望してまいります。 また、御質問の立川都市計画道路3・2・38号につきましても、道路ネットワークの形成及び周辺の狭隘道路への通過車両の進入抑制の観点等から、早期整備を望むものであります。 なお、昭島6号における昭島都市計画道路3・2・11号を南下するための右折レーンの設置につきましては、道路幅員を鑑みますと困難性がございますが、本都市計画道路が整備された後の交通の流れ等を注視してまいります。 最後に、都市計画道路3・2・11号沿いの国際法務総合センター敷地内におけるベンチの設置についてであります。 本都市計画道路の東側部分は、武蔵野公園内にはベンチが設置されており、今後整備される立川市クリーンセンターの緩衝帯や法務省の女子中間ケアセンター敷地内の緑道にはベンチが設置される予定であり、散歩等、通行される方に一休みいただける場ができます。しかしながら、道路の西側には武蔵野公園以外にはないため、市民の方からベンチの設置要望があったことは法務省から伺っており、このことについては、法務省におきましては鋭意検討しているとのことでございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 以上で、南雲議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 次に、20番 大島議員。     (20番 大島ひろし議員 登壇) ◆20番(大島ひろし議員) おはようございます。公明党昭島市議団の大島ひろしでございます。ただいま議長の御指名をいただきましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 質問に入る前に、一言申し上げます。公明党の創立者であります池田大作先生が11月15日に逝去いたしました。ここに謹んで哀悼の意を表し、御冥福を心からお祈り申し上げます。大衆とともにとの立党精神を胸に、報恩感謝で仕事をしてまいりたいと思います。 では、質問に入ります。 1問目は、互いに支え合い、尊重し合うまちについてお伺いします。 子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルス、HPVの感染を予防するHPVワクチンの女性への積極的勧奨が昨年4月から再開されました。厚生労働省は、男性についても定期接種化を検討しています。あまり知られていない男性へのHPVワクチンについて取り上げたいと思います。 昨年11月には、当事者である男子大学生らが、男性へのHPVワクチン定期接種化を求める約1万5000名分の署名を厚生労働省に提出いたしました。子宮頸がんは、年間で約1万人超の女性が罹患し、3000人近くが亡くなっています。この数は、東京都檜原村の人口、令和5年1月1日現在ですが、2038人の約1.5倍に当たります、2年間で檜原村が2つ消滅していることになります。20歳代から増え始め、若い子育て世代の女性に多いことから、マザーキラーとも呼ばれています。主に性交渉で感染するHPVが原因です。 さて、男性へのHPVワクチンの接種は、HPV関連の病気から本人を守るとともに、パートナーへの感染を防ぐ効果が期待されます。ただ、日本では、無料で接種を受けられる定期接種の対象は、原則、小学6年生から高校1年生に相当する女子のみです。男性接種について、厚生労働省は、2020年12月、9歳以上を対象としましたが、あくまでも任意接種。必要な3回分の接種費用は総額5万円から6万円に上り、全額自己負担となっています。 さて、男性への接種の意義ですが、まず肛門がんや中咽頭がんや尖圭コンジローマなどから男性自身を守る、そして将来のパートナーへの感染を守るという2つがあります。接種済みの人が多いほど集団免疫効果が生まれ、社会全体の感染率が下がります。 海外の状況は、既に約40か国で男性接種が公費助成されています。早くから男女とも公費助成されたオーストラリアでは、2028年には子宮頸がん撲滅が達成できるとされています。 副反応についてですが、日本では、女性の定期接種化からすぐに体の痛みなどの訴えが相次ぎました。しかし、接種していない人でも同じくらいの頻度で見られるもので、因果関係はないと科学的に証明されています。当時の報道によるネガティブなイメージから、接種に踏み出せない人が多い。不安払拭へ、学校や地域で丁寧に説明する機会を設けるなど、国や自治体で積極的に取り組んでほしいと考えます。 日本でも男性接種の助成制度を創設する自治体が広がっており、既に実施しているのは、東京都中野区など9自治体、4月開始の千葉県いすみ市や秋田県のにかほ市、群馬県桐生市、6月からは山形県南陽市で始まりました。 そこでお伺いします。 子宮頸がんワクチン拡充についての1点目は、男性へのHPVワクチン接種への助成制度の創設について、市の考え方をお聞きいたします。 次に、令和6年度のHPVワクチン接種の周知については、高校1年生から27歳までの対象者にどのような対応をなされるのか、お聞きいたします。 次に、地域共生社会を実現するためには、地域資源である自治会やボランティア団体、そして福祉関係事業者等から成る構成員が所属する協議体を立ち上げる準備を加速させることが肝要だと考えています。福祉のさらなる充実を旗印に、市や地域包括支援センターが呼びかけ役になって、青少年問題協議会を自治会単位で立ち上げるような方策も一つの方向性と考えております。 そこでお伺いします。 重層的支援体制整備事業の現状と今後についての1点目は、地域共生社会実現に向けての取組状況をお聞かせください。 次に、重層的支援体制整備事業の現状と今後についてお聞きします。 2問目は、未来を担う子どもたちが育つまちについてお伺いします。 乳幼児から児童・生徒が夏になると楽しい子どもたちの居場所であった市民プールが、コロナや設備の老朽化で休止状態になっています。子どもたちの笑顔や笑い声を再び見たい、聞きたいとのたくさんの声があります。また一方で、地球温暖化の影響で夏の暑さが強くなり、学校での授業プールも、気温が31度以上になると外プールの中止が増えています。 そこでお伺いします。 熱中症対策からも、屋内に温水プール型の遊べる流れるプールを整備することが急務と考えますが、市の御見解をお伺いいたします。 市内には、乳幼児が水と遊べる施設が少ないと聞きます。せせらぎの池は、その中で大変評判がいい場所でございます。既存の公園や新規の公園に親水公園的機能を付加する時期に来ていると認識します。費用や技術的なことがありますが、方向性を指し示すことが肝要と考えます。市の御見解をお聞かせください。 次に、不登校対策についてお伺いします。 学校は本来、楽しく学んでいく場所であります。悲しいことですが、不登校児童・生徒がいることも現実です。 そこでお伺いします。 過去5年間の児童・生徒の不登校数をお聞きします。この5年間の不登校数に関して、教育委員会の分析と対策についてお聞かせください。 次に、市内の児童・生徒で令和5年度にフリースクールに通っている人数をお聞きします。 神奈川県鎌倉市では、不登校の児童・生徒が学校の代わりに過ごすフリースクールの利用料を一部補助する制度を今年の9月から実施しており、好評を博しています。鎌倉市の補助制度は、市が認定する施設に通う児童・生徒1人につき、月々に支払う利用料の3分の1を助成し、1万円を上限とします。認定施設は市内外21施設(11月1日現在)であります。補助対象に関しては、通学が困難な子どもを初期の段階から支援するため、不登校の定義とされる在籍校での年間30日間以上欠席を条件として求めないのが特徴です。 市青少年課によると、補助制度申請者は60人を超えており、小林瑞幸課長は、想定を上回る申請が届き、ニーズの高さを実感している。制度に対する感謝の声が寄せられたと話をしております。 そこでお伺いします。 フリースクールの支援の在り方の一つとして、フリースクールの利用料の補助をすべきと考えますが、市の御所見をお聞きします。 次に、中学校の部活動指導員と補助員の拡充についてお聞きします。 国は、中学校の先生の働き方改革と地域の人材活用の意義を込めて、中学校の放課後のクラブ活動を実施するに当たり、地域連携や地域移行の方向性を示しています。中学校のクラブ活動といえば、私の頃は野球部が花形でした。「巨人の星」のテレビアニメが大変人気を博しておりました。 さて、地域連携を支える学校の部活動指導員と補助員の予算が限られていて、新しい人を採用するときに、現場での苦労やストレスがひとしおとの声を耳にします。ここは思い切って予算を倍増するぐらいの勢いが必要と考えますが、現状と今後の展開を教えてください。 3問目は、快適で利便性に富んだまちについて、GLP昭島プロジェクトのことをお伺いします。 1点目は、このプロジェクトに対して、市は東京都への意見書提出やGLPに要請してきましたが、その内容をお聞かせください。 2点目は、11月17日、18日のGLP説明会の中での通学路の安全確保を含めて、交通問題に関する市の見解をお聞かせください。 3点目は、地域貢献棟エリアにある市のシンボルの一つであるフォレストイン昭和館を残すべきと考えますが、市の見解をお聞かせください。 4問目は、生活を支え、活力を生み出すまちについてお伺いします。 1点目は、介護保険料のコンビニ払いを納税者の利便性を向上させるために開始すべきと考えますが、市の御所見をお聞きします。 2点目は、税務相談の再開についてお聞きします。令和2年度は中止となり、令和3年度から再開になった市役所で開催されている確定申告の税務相談は予約制になったと認識していますが、令和5年度確定申告の相談窓口はどのようになるのでしょうか、お聞きします。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 大島ひろし議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の互いに支え合い、尊重し合うまちについての基本的な考え方について御答弁申し上げます。そして、触れていた水遊び場の拡充についてもちょこっとお答えさせていただきたいと思います。 地域福祉の基本は、共生社会の実現であります。市民の誰もが、その人らしく、生涯にわたって健康で心豊かな生活を続けていくためには、地域住民同士が互いに尊重し、支え合い、助け合いながら生活することができる地域共生社会の実現が不可欠であります。本格的な人口減少、超高齢社会の到来は、核家族化の急速な進行やライフスタイルの多様化による社会変化に加え、コロナ禍を契機とした社会情勢の変化などを背景といたした地域や家庭を取り巻く環境に変化を及ぼしております。 また、近年、8050問題、80歳の方が50歳の方を支えるとか、いろんな部分が大変な問題が起きています。また、ひきこもり、社会的孤立など、様々な分野の課題も絡み合い、福祉を取り巻くニーズも多様化、複雑化しているのが現状であります。 こうした課題を克服するため、国を挙げて、人と社会がつながり、助け合いながら暮らしていくことができる包摂的な社会、地域共生社会の実現を目指しており、その実現に向け、住民に身近な圏域で、住民が主体的に地域課題を把握し、解決を試みることができる環境の整備と、生活課題に関する相談を包括的に受け止める体制の整備が求められているところであります。 こうした中、本市といたしましては、社会福祉協議会をはじめ、地域団体等と相互に連携を図る中、相談支援体制の充実や住民同士の交流機会の場の創出など、地域共生社会の実現に資する取組を推進してまいりました。現在、地域福祉推進の基本となる次期昭島市地域福祉計画の策定を進めており、近年の社会情勢や地域の実情等を捉えつつ、多様な主体が有機的に連携する中で、地域共生社会の実現に向けた取組について加速して推進してまいります。 そして、総合基本計画の大きな柱の一つである互いに支え合い、尊重し合うまちの実現に向け、しっかりと取り組んでまいる所存でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 あと、水遊びの拡充についてですけれども、本当に今年の夏、非常に暑かったです。長年、昭島市も、私が平成7年に当選して、途中から、昭島の市役所の前というのは、せせらぎが流れて、ずっと循環してまた戻ってきて、そこで子どもたちが遊んでいるようなところがあったんですけれども、あそこも、何で昭島市というのは水と緑なのに、あそこをもうやらないのかと、それはすごく疑問に思っていたんですけれども、この夏の暑さですから、実情を言うと、あそこの循環器のところが壊れていて、もうちょっと流せない状態で、それに子どもさんが遊んでいると危険だなんていう声が上がったので、やめた経過もあるんですけれども、来年は70周年ですから、それに向けて、今、担当部局に指示を出したところであります。循環型の部分の中でお水を流していって、そして子どもたちが水と緑に親しむ昭島市。昭島市役所に来たときに、ばたばたばだと、こうやって水が流れて、涼しいねと、そういう市にしていかなくちゃいけないと。 これは70周年を契機にさせていただきたいと思っていますし、昭島駅のところも何でしないんですかということでありましたけれども、ちょっとやっていなかったということで、せめてもの、6月後半から9月いっぱいぐらいまでは流すようにするよということで、あそこのところもちょっと整備すればできるような対応になってくると思いますので、そこら辺の中は、70周年ですから、70周年を契機に、さらに昭島が変わっていったねと言えるような体制づくりで、今、予算編成しているところですから、よろしくお願いしたいと思います。 子どもたちが市役所に来たら、ちょっと水遊びしながら遊んでいた。大島議員さんのところの法務省のところ、もう毎日、人が行っていますもんね。僕も涼みに行きますから、ああいうところのように、昭島市役所に来たらちょっと涼んだよと言えるようなところがいいんじゃないですか。そこら辺、ちょっと今、担当部局と検討を重ねながら、来年に向けて予算編成していますので、ぜひ予算を出したら賛成していただくようお願いしておきます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 青柳保健福祉部長。     (青柳保健福祉部長 登壇) ◎青柳保健福祉部長 御質問の1点目、互いに支え合い、尊重し合うまちについて御答弁申し上げます。 初めに、子宮頸がんワクチンの拡充についてであります。 毎年、およそ1万1000人の女性が罹患し、2900人ほどが亡くなるとも言われている子宮頸がんにおいて、一次予防としてのHPV予防ワクチン接種の普及及び検診の実施は、子宮頸がんによる死亡率を低下させる効果的な取組であると認識をしております。 こうした中、本市におきましては、令和4年4月から積極的勧奨を再開し、女性へのHPVワクチン定期接種と接種機会を逃した方へのキャッチアップ接種を実施しているところでございます。 御質問のキャッチアップ接種の方への周知につきましては、本年4月から6月にかけて、全ての対象者に対し個別通知を発送し、周知啓発に努めたところであります。 今後につきましては、来年度が3年間の時限的措置の最終年度となりますことから、改めて、全ての対象者に対し個別通知の発送を予定するなど、積極的勧奨に努めてまいります。 次に、男性へのHPVワクチン接種への助成制度の創設についてであります。 性行為により感染するHPV感染症につきましては、男女の性別を問わず、HPVワクチンを接種することにより、男性のHPV関連疾患の予防のみならず、集団予防効果による女性の子宮頸がんの発生率も減少するとして、国においても男性への定期接種化に向けた検討が行われているものと認識をしております。 こうした状況を踏まえ、東京都におきましては、令和6年度より、予防接種にかかる個人負担の軽減を図るため、市区町村が行う男性へのHPVワクチン接種にかかる経費について補助を行う予定であることが示されたところでございます。男女の区別がないHPV関連疾患の予防の実現に向けては、必要な取組であると認識をしております。しかしながら、現時点において、男性に対するHPVワクチン接種は任意接種であることから、まずは女性に対するHPVワクチン接種の定期接種やキャッチアップ接種の着実な推進に努めてまいります。 あわせまして、HPVワクチンの男性接種につきましては、国や東京都の動向を踏まえるとともに、他自治体の取組も参考とする中で検討してまいります。 次に、2点目の重層的支援体制整備事業についてであります。 初めに、地域共生社会実現に向けての市の取組状況についてであります。 地域における課題や市民からの相談内容は、高齢、障害、子ども、医療、生活困窮などの様々な分野の課題が絡み合い、福祉ニーズも多様化、複雑化しております。こうした課題に適切に対応するため、国が目指す地域共生社会の実現の考えを基本とし、誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくことができるよう、関係部署が緊密に連携を図る中で、丁寧な相談支援や専門機関による支援へとつなぐなどの対応に努めているところでございます。 次に、重層的支援体制整備事業の現状と今後についてであります。 国においては、地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応するため、相談者の属性などを問わない包括的な相談支援、相談者のニーズや相談内容に即した地域社会へつなぐための参加支援、様々なコミュニティーや分野での活動をつなぎ、人と人とをつなぎ合わせていく地域づくりに向けた支援を一体的に実施する重層的支援体制整備事業の推進を図るとの方針が示されたことは御案内のとおりであります。 こうした方針を踏まえ、本市におきましては、庁内関係部署や社会福祉協議会をはじめとした関係団体とも連携を図る中、既存の相談支援や地域づくり支援の取組を生かしつつ、支援体制の整備に向けた検討を進めているところであります。 今後における重層的支援体制整備につきましては、現在、次期昭島市地域福祉計画の策定を進めており、一人一人の課題を解決できる仕組みづくりを基本目標の一つとし、包括的な相談支援体制の整備を重点施策の一つに位置づけていく予定としております。こうした取組を通じて関係機関や地域資源の活用と連携による包括的な支援を行い、さらなる地域共生社会の実現に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 磯村生涯学習部長。     (磯村生涯学習部長 登壇) ◎磯村生涯学習部長 御質問の2点目、未来を担う子どもたちが育つまちについてのうち、1点目の市民プールの再開と水遊び場の拡充について御答弁申し上げます。 初めに、市民プールの再開についてであります。 市民プールは、昭和48年の供用開始以来、家族や友人との交流を深めることや小さなお子さんが気軽に水に触れ合える場所として多くの方々に御利用いただき、親しまれてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大で休業を余儀なくされた令和2年度に、プール施設の劣化度調査を実施した結果、施設再開には多額の改修費用と相当な期間を要することが判明いたしました。さらに、市民プールの再開を検討する上では、昨今の猛暑日における熱中症等の健康への影響にも配慮する必要があり、今後は、子どもが遊べるような屋内プールの設置も含め、市民プールの在り方について総合的に検討する必要がございます。 次に、水遊び場の拡充についてであります。 今年の夏は東京で猛暑日の最多記録を更新しましたが、今後は、この暑さが平年並みになるとも言われております。こうした状況下においては、御指摘のとおり、親水公園的機能は、人々に涼を与えるなど、暑さ対策にも有効と考えられ、水と緑のまち昭島として、今後、庁舎南側のせせらぎ施設や昭島駅前の壁泉を生かすなど、水に親しみ、水遊びのできる場の拡充を進めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 高橋学校教育部長。     (高橋学校教育部長 登壇) ◎高橋学校教育部長 御質問の2点目、未来を担う子どもたちが育つまちについてのうち、2点目の不登校対応策について御答弁申し上げます。 初めに、昭島市立小中学校の過去5年間の不登校児童・生徒数についてでありますが、小学校では、平成30年度が35人、令和元年度が35人、令和2年度が42人、令和3年度が82人、令和4年度が104人、中学校では、平成30年度が80人、令和元年度が94人、令和2年度が91人、令和3年度が99人、令和4年度が132人となっており、小中学校ともに増加傾向にあります。コロナ禍前の令和元年度と令和4年度を比較すると、小学校は約3倍、中学校は1.4倍に増加しており、不登校児童・生徒数が10年連続で増加している国の傾向と同様の状況となっております。 この増加に対する教育委員会の分析についてでありますが、1点目といたしましては、コロナ禍における生活環境の変化により、生活リズムが乱れやすい状況が続いたことや、人との距離を取る生活が求められ、交友関係を築くことが難しかったことなど、登校意欲が湧きにくい状況にあったことなどが考えられます。 2点目といたしましては、児童・生徒が登校したくないと感じたときに、まずは周囲の大人が共感的に受け止め、オンライン学習をはじめ、児童・生徒が過ごしやすい学習環境を選べるように配慮するなど、不登校についての考え方の変化が挙げられます。これらの児童・生徒への対策として、各小中学校では、電話や訪問、オンラインによる連絡で緊密な関係づくりを行うとともに、別室登校の環境を整え、教員や支援員などが個別に学習や相談に応じております。 また、本年度、新たな対応として、成隣小学校と清泉中学校、多摩辺中学校が、東京都の支援を活用し、不登校児童・生徒の居場所について、教室とは雰囲気が異なるアットホームな環境整備を図るとともに、人的配置も実施しております。 さらに、昭和中学校と多摩辺中学校が、不登校加配教員を活用した不登校の居場所づくり、絆づくりをはじめとした取組事例を市内全校に発表し、各校の不登校対応に生かすための研修会を実施いたしました。 次に、令和5年度、フリースクールに通っている児童・生徒の人数についてでありますが、11月末の段階で、小学生は3人、中学生は10人となっております。このフリースクールに登校する際の費用につきましては、基本的に保護者が負担しております。こうした中、フリースクールの利用料補助につきましては、令和4年度より、東京都のフリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業により、保護者が東京都へ申請を行えば、フリースクールに関する東京都の調査に協力する代わりに、該当児童・生徒のフリースクールに要する費用の一部を補助する制度が導入されております。令和5年度は、フリースクールに登校している小中学生13名の全ての保護者の方が申請し、既にこの補助を受けております。このため、市のフリースクールの利用料補助につきましては、都の補助制度の動向を注視してまいります。 次に、3点目、中学校の部活動指導員と補助員の拡充についてであります。 本年度、部活動の在り方について検討するため、中学校部活動の地域連携、地域移行に向けた検討委員会を立ち上げ、これまで2回の会議を実施しております。この会議は、本年度は、学校教育部のほか、中学校長会及び中学校副校長会の代表、生涯学習部の管理職で構成し、令和6年度以降における中学校部活動の円滑な地域連携、地域移行に向けた協議を進めております。 この協議の中で、部活動指導員及び部活動指導補助員の取組については、教員と生徒に実施したアンケートの調査結果や検討委員会の協議においても、子どもたちの技術の向上や教員の働き方改革の両面から効果がある取組の一つであるとの共通認識に至っております。こうしたことから、中学生の部活動指導員と部活動指導補助員の拡充につきましては、子どもたちが自ら興味を持って様々なスポーツ、文化芸術に親しむことができ、教員の業務負担軽減にも資する取組となるよう検討してまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 答弁を保留して、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時57分----------------------------------- △再開 午後1時10分 ○議長(赤沼泰雄議員) 会議を再開いたします。 大島議員の一般質問に対する答弁を求めます。後藤都市計画部長。     (後藤都市計画部長 登壇) ◎後藤都市計画部長 御質問の3点目、快適で利便性に富んだまちについて御答弁申し上げます。 初めに、GLP昭島プロジェクトに係り東京都へ提出した意見書等の内容についてであります。昨年11月2日に都知事に提出しました東京都環境影響評価条例に基づく意見書は、事業者が東京都に提出した環境影響評価調査計画書に対してのものであり、各調査項目についてのみならず、取組姿勢等、全般について、10ページにわたる意見をしたものであります。 また、同年11月10日には、GLP昭島プロジェクトを計画している企業に対し、まちづくりや環境、道路、交通などに関する要請を行ったものであります。 次に、本年11月17日及び18日に開催された事業者説明会で説明された通学路の安全確保を含めた交通問題に関する市の見解についてでありますが、本市としては、引き続き協議が必要な事項であると捉えており、事業者である昭島特定目的会社及びその設立法人である日本GLP株式会社に対しまして、交通課題等に係る考えについての照会を昭島市長名により11月24日付で行ったところでございます。 なお、状況を不安に感じられる市民の方がいらっしゃることから、本市の取組の一端を御承知いただくために、本照会文はホームページに掲載いたし、また、今後、開発事業者の回答を受け取りましたら、併せて掲載をしてまいります。 最後に、本開発計画地内におけるホテルの存続についてでありますが、長年にわたり市民に親しまれており、市長への手紙等でもその存続を望む声をいただいております。いただいた御意見は開発事業者に伝えており、開発事業者においては、そうしたことも踏まえ、地域貢献施設の在り方を検討していると伺っています。 ○議長(赤沼泰雄議員) 岡本保健医療担当部長。     (岡本保健福祉部保健医療担当部長 登壇) ◎岡本保健福祉部保健医療担当部長 御質問の4点目、生活を支え、活力を生み出すまちについてのうち、1点目の介護保険料のコンビニ払い開始について御答弁申し上げます。 令和5年10月末時点での本市における介護保険料の賦課状況は、年金天引きによる特別徴収の方が約9割、納付書により窓口納付をされている普通徴収の方は約1割となっております。普通徴収の方の納付方法といたしましては、納付書による窓口納付のほか、口座振替による納付方法のみとなっておりますことから、市税のようにコンビニ納付をはじめとする多様な納付方法が可能となるよう御意見をいただいております。 現在、国においては地方公共団体情報システムの標準化が進められており、自治体の基幹業務システムを令和7年度中までにガバメントクラウドを活用した標準準拠システムに移行することとしております。その標準準拠システムの仕様書において、介護保険料の収納方法については、コンビニ納付をはじめ、多様な納付方法等に対応していることが示されております。 本市といたしましても、令和7年度中に基幹業務システムと併せて介護保険システムの標準準拠システムへの移行を予定しておりますことから、介護保険料の納付に係る様々なニーズに対応することで、被保険者の皆様の利便性の向上を図るとともに、収納率向上を目指す取組として、システムの移行に合わせてコンビニ納付の多様な納付方法への対応が可能となるよう、検討を進めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 萩原市民部長。     (萩原市民部長 登壇) ◎萩原市民部長 御質問の4点目、生活を支え、活力を生み出すまちについてのうち、2点目の税務相談の再開について御答弁申し上げます。 確定申告の無料申告相談会につきましては、東京国税局が、税理士会との委託契約に基づき、立川市を除く、立川税務署管内の各市において2月初旬に開催されております。市におきましては、相談会の開催に当たり会場を提供するとともに、広報あきしま、ホームページ、各自治会への資料の回覧などで周知を図っているところであります。 この相談会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度は急遽開催が中止となりましたが、令和3年度からは、3密を防止するため、事前予約の導入など、感染症対策を講じた形で再開されております。 コロナ禍を契機にデジタル技術の活用も進み、パソコンからの申告に加え、スマートフォンに搭載されたカメラを活用し、資料の自動読み取りが可能となるなど、機能面についても年々進化しているところであります。申告方法の多様化、利便性の向上が図られている一方で、対面での相談を希望される納税者もいらっしゃいますことから、東京国税局では、前回の確定申告において、税務署や各市で開催された無料申告相談会場を利用して簡易な申告を行った65歳以上の方へダイレクトメールを送付するほか、オンラインまたは電話による相談会への事前予約を受け付ける仕組みをつくるなど、申告体制の充実に取り組んでいるところであります。 令和5年分の確定申告におきましては、このような形に加えて、若干ではありますが、当日分の入場整理券の配布も行う形での相談会が予定されており、市といたしましても、必要な方が相談を受けられるよう、より一層の周知に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) 答弁、ありがとうございました。また、市長からは水遊び場の具体的な計画を昭島市施行70周年の記念事業の一環として計画されていること、大変ありがとうございます。楽しみにしております。 では、子宮頸がんについて答弁がありましたけれども、その答弁の中で、キャッチアップの接種が令和6年度末で最後ということになりまして、いわゆる女子の方の定期接種無料期間が令和6年度では最後となるという状況におきまして、令和6年に、今年と一緒で、4月から6月に対象者に全員、案内をされると。 その案内に関して、よりやはり子宮頸がんワクチンの大切さ、あるいは副反応に関しても正確な情報、厚労省のチラシ等も入れていらっしゃると思うんですけれども、その後の対応といいますか、今、接種率というか、そのキャッチアップ対象者の接種率は大変低いというような話も伺っているんですけれども、ここら辺の最後のラストチャンスを市としては二の矢としてどのようなことを今後考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 青柳保健福祉部長。 ◎青柳保健福祉部長 先ほど御答弁申し上げましたとおり、来年度が一つの区切りを迎えることとなります。この間におきましても、今御質問にもございましたとおり、当然、この子宮頸がんに対する正しい知識の普及、またワクチン接種による効果、あるいは副反応等々をしっかりと伝えていくこと、情報提供していくことが大変重要だということで、この間、取組をしてきたところでございます。 来年度につきましても、基本的には今までの考え方をしっかり踏襲する中で、さらなる周知に努めていきたいというふうに考えてございますけれども、その手法につきましては、現在、様々な視点から検討してございますので、しっかりと周知が行き渡るように努めていきたいと、このように考えてございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) ありがとうございます。ぜひ周知をしていただきながら、接種するチャンスを生かせるように御努力をしていただければと思います。 次がGLP昭島プロジェクトについてお伺いしたいと思います。 東京都への意見書で10ページに上る意見を出されたというお話で、内容はホームページに載っているんですけれども、せっかくの機会なので、その10ページにわたる中で肝になるというか、そういうものはどういったものか、お伺いできればと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 池谷環境部長。 ◎池谷環境部長 昨年の11月2日に東京都のほうに提出をいたしましたGLP昭島プロジェクト環境影響評価調査計画書に関する意見書ということで、先ほど都市計画部長から御答弁申し上げましたとおり、10ページにわたりまして意見等を述べております。 その中で、環境影響評価に関する項目に関して、まず大気汚染、それから騒音・振動、水質汚濁、土壌汚染、それから地盤、水循環、それから生物・生態系、日影、風環境、景観、史跡・文化財、自然との触れ合い活動の場、廃棄物、温室効果ガス、これらの項目について、計画書の中の内容につきまして全庁的に意見を取りまして、最終的にはもちろん市長が決定したんですが、意見をしております。 それ以外にも、市としてまちづくりに関する姿勢を示しながら、このまちづくりに合わせた開発となるよう、計画となるよう意見をしております。 またあわせまして、昨今ちょっと問題になっております交通に関しましても、これは、環境影響評価には、直接、評価項目としてはないんですが、この辺につきましてもしっかりと意見はしております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) ありがとうございました。17、18日のGLPのプロジェクトの説明会、私も土曜日のほうに出させてもらいましたけれども、やはり交通問題が大変心配されているということで、今、この交通問題をGLPと市と昭島警察署、また警視庁がどう協議していくか、大変重要な時期に来ているという認識を改めてしました。 早速、今、17、18に対して、昭島市長名でGLPに要請文が出されたとお話がありましたけれども、その内容を、たしか1枚ものですから公表していただければと思います。公表というか、もうホームページにはアップされているんですけれども、せっかくの機会なのでお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 11月24日で事業者に対しまして市長名で照会しております内容です。歩行者の安全対策について、自転車利用者の安全対策、渋滞の発生抑制対策、周辺道路の保全対策、施設運用開始後の対策、市民理解に向けた取組、こうした6項目についての事業者の考えを問う照会を行ったものでございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) 素早く市のほうで要請していただいて、返答を求めていらっしゃいますので、この返答が一つ、これをまた見て、GLPが説明会を開くのか、開かないのか分かりませんけれども、ぜひ開いてもらって、より多くの市民の人が納得する、そういうところから引き続きこの問題が進んでいけばと思っておりますので、私からの一般質問はこれで終わります。 以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) 以上で、大島議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 次に、8番 佐藤議員。     (8番 佐藤文子議員 登壇) ◆8番(佐藤文子議員) 8番、日本共産党の佐藤文子です。議長の御指名をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。 質問に入る前に、イスラエル軍によるガザへの大規模攻撃・ジェノサイドについて一言述べます。パレスチナ・ガザ地区の人道状況は、極めて深刻な危機に直面しています。ハマスによる無差別攻撃について強く非難し、人質の解放を求めるものです。同時に、どんな理由があってもイスラエル軍の行為は許されるものではなく、即時停戦すべきです。日本政府に対しても、そのためのあらゆる行動に力を尽くすことを強く求め、質問に入ります。 初めに、大綱1、市民の生活環境と昭島の豊かな自然環境に重大な影響を及ぼすGLP昭島プロジェクトについて質問いたします。 昭島駅北口の昭和の森ゴルフ場跡地に巨大な物流倉庫とデータセンターを建設する計画が、日本GLP株式会社により進められようとしています。GLP社は、11月、3回目の市民説明会を開催しました。この間、多くの市民が不安の声を上げ、市議会でも、このプロジェクトに関わる市民からの陳情が9月市議会で全会一致で採択をされています。 昨年11月、昭島市が求めた交通量の抑制、これもGLP社は事実上拒否をし、交通量が1日5800台も増加するという従来の計画規模を変更することなく、強硬姿勢をむき出しにしています。現在でも渋滞等で安全が懸念される地域にこの計画が強行されれば、大小の輸送トラックが往復で1日1万1600台往来する。市民の生活道路や幹線道路の大渋滞を引き起こす深刻な事態が予想されます。渋滞による騒音・振動、排ガス、事故リスクなど、昭島市全域の住環境、自然環境が脅かされる重大な事態です。 そこで、細目1点目、質問します。市民の積極的参加でまちづくりを進める行政の役割について伺います。 昭島のまちづくりに重大な影響を及ぼすこの計画が持ち上がっている下で、行政の役割として、市民へ多様な情報提供を速やかに積極的に行うべきと考えます。住民説明会に参加できる市民はごく一部です。市広報を活用するなど、市民への情報提供を行うと同時に、市としても市民懇談会を地域別に開催するなど、市民意見を聴取する機会を抜本的に増やすことを求めるものです。お答えください。 そして、市民から出された意見を尊重し、市の裁量で集約することなく、正確に公表することが重要です。同時に、GLP社に対して、市民から出された意見を全て正確に伝える。これは住民が主人公の都市計画行政を進める上で大前提であると考えます。所見をお答えください。 細目2点目、GLP昭島プロジェクトに対する市の所見を伺います。 8月及び11月にGLP社が明らかにしたプロジェクトに対して、市はどのように捉えているのでしょうか。昨年11月2日に東京都知事宛てに提出した意見書や、11月10日にGLP社に提出した要請、これを尊重した計画となっているでしょうか。私は昭島市の上位計画を尊重する姿勢には到底思えないと考えますが、市長の見解をお答えください。 GLP社の示した交通量の調査結果は、不十分過ぎるものです。交通量の現地調査日の意見も満たしておらず、GLP社の調査日は令和3年7月6日19時から7日19時の平日24時間、1回のみで、休日の調査日も不明のままです。昭島市が行った交通量調査と比較しても、GLP社の調査は疑問点が残ります。入出庫時間帯比や計画交通量、車種別入庫比などのデータで渋滞による影響が少ないように見せていないか、疑念が残ります。データの数値の根拠や実現可能性が疑われますが、説明会でも納得できる説明はありませんでした。市民が求めた交通の動的シミュレーションも拒否をしました。このような調査の下での計画は認められないとの市民意見もあり、これは当然のものです。市はどのように捉えているでしょうか。市として交通の動的シミュレーションの実施を行うことも必要だと考えます。お答えください。 3点目、昭島市の玉川上水南側地区の地区計画(案)について質問します。 昭島市のこの地区のまちづくりの重点ポイント及びまちづくりのイメージにある回遊性の確保は、都市計画マスタープランに記載はなく、削除すべきです。お答えください。 まちづくりのイメージに将来道路として描かれている東西道路の新設は、生物多様性の保全に逆行し、また近隣の住環境を著しく悪化させるものです。交通量抑制にもつながらず、東西道路は削除すべきです。お答えください。 交通量を抜本的に減らしていくためには、物流施設の規模を縮小すること以外にありません。そのために、高さ制限や建蔽率、容積率、セットバック等を地区計画に盛り込み、しっかりと制限をかけていくべきです。また、玉川上水景観基本軸に沿って、建築物が緑道樹木の高さを超えないものにすべきです。お答えください。 次に、大綱2点目、物価高騰から市民の暮らしを守る取組として最も効果的な消費税の減税について質問します。 物価高騰と生活の危機に対して、物価を下げる最も有効な政策が消費税率の引下げです。安倍政権が法人税率を引き下げる一方で、消費税を2014年に8%、2019年に10%と二度も引上げ、暮らしと日本経済に大打撃を与えました。その反省もなく、実質的な消費税増税になるインボイス制度を導入したことに大きな怒りが広がっています。インボイス制度廃止、消費税は廃止を目指して、緊急に5%に減税することが、今、何より重要です。 長引く物価高騰は、市民の暮らしに深刻な影響を及ぼしています。市内を回りますと、毎日何を削ろうか、そのことばかり考えている、こうした声がどこでも寄せられます。エンゲル係数(消費支出に占める食費の割合)がこの40年で最高水準となり、食べ物を減らさざるを得ない深刻な生活苦が広がっています。中には、医療費や介護サービスを減らす決断をせざるを得ない、こうした市民の実態も伺います。 そこで質問いたします。 昭島市民の生活、暮らし向きの深刻さを市はどのように捉えているでしょうか。そして、暮らしを守る緊急の手だてとしてどのように向き合っていくか、市長の所見をお答えください。 物価高騰対策、経済対策として全ての人に行き渡るのは、消費税の減税であると考えます。世論調査でも、国民が求める物価高騰対策は消費税減税が圧倒的です。確実に消費に結びつき、景気対策や中小企業支援にも有効です。物価を下げる消費税減税に踏み切るよう国に強く求めるべきと考えますが、市長の所見をお答えください。 次に、大綱3、個人の尊厳や多様性の時代にふさわしく、子どもたちを権利の主体として尊重する教育行政について質問します。 昨年12月の市議会で、行き過ぎた校則の改善を求めて質問しました。子どもと保護者を含めて意見を出し合い、不合理を解消し、よりよいものに改善していく仕組みづくりの必要性について述べさせていただきました。 各学校において、毎年、少しずつ校則の改善が進んでいます。1年前に声を寄せてくれた保護者と生徒に、先日、お話を聞いてきました。拝島中学校では、靴下の色は白と限定されていたものが、生徒会を中心に、子どもたちの意見を交えて、複数色の選択が可能となりました。そして、その取組を進めた生徒会役員は、生徒会だよりの退任挨拶の中で、校則改善の取組を過去にない活動の実現とし、やりがいを感じる活動だったと感想を記しています。そして、新体制の生徒会だよりには、生徒の意見が大事だということを強調し、意見箱の積極活用を全生徒に呼びかけています。 生徒とともに校則の改善を進め、自分たちのことを自分たちで考え、決めていくという、こうした経験を思春期のこの時期に体験することは、民主主義の教育としても重要であると改めて実感しました。将来、社会へ出ていく子どもたちの自立や生きる力を身につける上で、学校教育、義務教育の目的にふさわしい、意義深い取組であると考えます。市教育委員会の見解をお答えください。 また、個人の尊厳や多様性の時代にふさわしく、子どもたちが権利の主体として尊重される教育行政を引き続き進めていくべきと考えます。所見をお答えください。 以上、大きく3点にわたる質問です。よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 佐藤文子議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、2点目の物価高騰から市民の暮らしを守る取組を問うについて御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げますので、よろしくお願いします。 長引く物価高騰は、市民生活に大きな影響を及ぼしております。この状況下、市民の皆さんの生活を守るため、取り組んでいるところであります。 コロナ禍で中止となっていた地域のイベントなども復活し、私も現場、現場で市民の皆様の切実な声を伺う機会が増えておりますが、長引く物価高騰により市民生活は逼迫しており、厳しい状況が続いているものと捉えておるところであります。私自身も、買物に行くたびに食料品や生活必需品の価格高騰を実感しており、店内も買物客が少なくなったような感じも見受けられます。食費が家計を圧迫し、買い控えをしている方々も少なくなく、深刻な状況であると思います。まさにエンゲル係数が増加の一途をたどっているのかなというような今実感として捉えております。よく街角景況感の中でも大変数値も下がっているような状況で、大変な状況だなということは本当にそのとおりだというふうに思いますし、消費を促し、経済を回していかない限り、この状況は打破できないものと危惧するところでもあります。 国におきましては、物価高騰対策を含む総額で13兆強、今、13兆1000億円余りということで、令和5年度補正予算案、今、参議院で可決、成立したところでありますが、一刻も早く、スピード感を持って対応を図っていただきたいと切に願うところであります。 消費税の減税も、物価高騰対策及び景気回復に向けた一つの方策であると私自身は思います。今、市民生活が逼迫している状況下にあって、私といたしましても、国の補正予算、今、成立しましたけれども、そこを踏まえ、全庁連携の下、できる限りのスピード感を持って、市民生活への悪影響を及ぼす物価高騰対策へ、特に費用対効果が高い、昨年実施した上下水道料金減免等も視野に入れながら、何ができるか検討し、対応していきたいというふうに思っているところであります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。     (後藤都市計画部長 登壇) ◎後藤都市計画部長 御質問の1点目、市民の生活環境と昭島の豊かな自然環境に重大な影響を及ぼすGLP昭島プロジェクトについて問うについて御答弁申し上げます。 初めに、1点目の市民の積極的参加でまちづくりを進める行政の役割についてであります。 まちづくりは、行政だけの取組ではなく、まちの構成員である市民や事業者も一体となって進めていくことが重要であると考えております。そうしたことから、都市計画の案を策定する際には、都市計画マスタープランと整合を図ることはもとより、地区の課題や特徴を踏まえ、市としての考えをまとめ、素案の段階から市民の皆様の御意見を伺っております。 御質問の民間開発事業計画につきましては、市民の皆様の関心が高いことから、当該開発地を含む玉川上水南側地区を対象とした地区計画の策定に当たっては、本市といたしましても、通常よりも早期の段階から、かつ丁寧に取り組んでいます。 本年7月には、本市が考える当該地区のまちづくりの基本的な考え方について市民の皆様に御説明し、意見をいただくための懇談会やパネル展示、資料配付、動画配信等を行うとともに、ウェブやファクス等により御意見を提出できるように努めており、不足しているとは考えておりません。 また、196名の市民をはじめ遠方にお住まいの方からも御意見をいただきました。いただいた御意見につきましては、意向を丁寧にくむべく、意見集約に時間を要しましたが、現在、本市のホームページにおいて公表しており、開発事業者にも示しております。 次に、2点目のGLP昭島プロジェクトに対する市の評価についてでありますが、昨年11月に要請を行って以降、開発事業者と協議を重ねてまいりました。本年8月の事業者による計画概要説明会において示された土地利用計画は、昨年2月の説明会で示された土地利用計画に比べ、建物の集約等により、まとまった緑空間の確保等が図られた計画へと変更され、本市のまちづくりについて一定の御理解をいただき、計画変更に至ったものと認識しております。 一方、交通に関しましては、11月17日及び18日に事業者説明会が開催されてはいるものの、本市といたしましては引き続いての協議が必要であると捉えており、事業者である昭島特定目的会社及びその設立法人である日本GLP株式会社に対しまして、交通課題等に係る考えについての照会を昭島市長名により11月24日付で行ったところでございます。 なお、御質問の動的シミュレーションにつきましては、市として実施する考えはございません。 次に、3点目の玉川上水南側地区の地区計画(案)についてであります。 本市が8月に開催した懇談会等でお示しした重点ポイントやまちづくりのイメージは、都市計画マスタープラン、東京都景観条例等の上位計画や本地区の概況を踏まえたものです。また、回遊性の確保につきましては、都市計画マスタープランにおいて、本地区が位置する第2地域の目指す姿として、にぎわいと回遊性のある魅力的な街並みとなっているとしており、土地利用の方針として、昭島駅北口周辺からイチョウ並木、代官山に至る緑豊かな街並みや玉川上水周辺の水と緑の空間などの資源のネットワーク化を図り、歩いて楽しめるまちづくりに努めるとしております。こうしたことから、都市計画マスタープランを踏まえても、回遊性の確保は重点ポイントの一つであると捉えております。 さらに、東西道路についてでございますが、道路はまちの骨格となります。80ヘクタール近い区域のまちを考えるに当たり、南北道路である市道昭島37号だけでは不十分のため、東西方向の道路が必要であると考えます。 最後に、現在、上位計画と整合した地区計画を策定すべく、地権者との協議のみならず、市民の皆様の御意見を伺い、検討を進めているところですが、計画されている物流施設の規模を縮小させるための地区計画の策定ではないことを御理解願います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 高橋学校教育部長。     (高橋学校教育部長 登壇) ◎高橋学校教育部長 御質問の3点目、個人の尊厳や多様性の時代にふさわしく、子どもたちを権利の主体として尊重する教育行政を問うについて御答弁申し上げます。 市内中学校における校則改善の取組の意義についてでありますが、子どもたちはあらゆる場面で権利の主体として尊重される必要があり、子どもの年齢や発達の程度に応じた意見を尊重し、子どもの最善の利益を実現することが重要であると理解しております。 学校における校則は、生徒が健全で楽しい学校生活を送り、よりよく成長、発達していくために設ける基本的なルールであり、生徒の発達段階や地域の状況、時代の変化等も的確に捉えて決めていくことが大切であります。こうしたことから、校則の見直しに当たっては、生徒の校則に対する理解を深め、自分たちのものとして守っていこうとする態度を養い、主体性を培う機会となるよう配慮する必要があると考えております。 市内6校の全ての中学校では、この意義を十分に理解し、生徒の意見を反映させながら校則の見直しを行っております。見直しの頻度につきましては、毎年実施している中学校が3校、2年から3年置きに実施している中学校が3校となっております。 また、校則の見直しに当たりましては、生徒主体の検討委員会を発足し、見直しの意図や目的、見直し後の効果などを話合い、その検討内容を生徒総会に提案し、全生徒による見直しの決議を行うなど、各中学校で生徒の主体的な思いを大切に捉えながら進められております。見直しした内容につきましては、学校の決まりやルールを記した資料を学校が改めて作成し、配布するなど、生徒や保護者に対して丁寧な説明も行われております。 今後におきましても、校則の見直しはもとより、子どもの権利や意見を尊重し、生徒、保護者の意見や要望に真摯に耳を傾けながら、さらなる教育活動の充実に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 一定の御答弁をいただきました。ありがとうございます。通告順に、幾つか再質問、確認、意見をさせていただきたいと思います。 まず、GLPの関係で、まず細目で市民の参加で進めるまちづくりということで、私、お聞きしました。今、答弁の中でも、まちづくりは行政だけの取組ではなく、市民や事業者も一体となって進めていくことだと、これが重要なんだということで、この間も、昭島市の地区計画の策定に当たっては、通常の地区計画の段階よりも前段階で市民の意見を聞くと、懇談をすると、こういう機会が取られてきました。私はこれは理解をしていますし、重要な取組だというふうに思っています。 当然、市民の皆さんの多様な意見を聞いていく、そういう上では、議会に説明をし、意見をしっかりともらうと、こういうことも重要だと思いますが、まずその点についてどのような見解か、お願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 7月の市の懇談会で説明した市の基本的な考え方につきましては、建設環境委員協議会で御報告しております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) それは知っていますが、先ほどもほかの議員の質問の中でも、11月24日にGLP昭島プロジェクトに係る交通課題等について照会をしたと、私のさっきの質問にも御答弁をいただきました。これは議会で報告をされていますか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 こちらは、状況を踏まえて、必要として市が判断したものです。市が判断し、市長名で事業者に対して出したものでございます。 なお、出したことについては市議の皆様にも御承知いただいたほうがいいと思い、本日、机上配付させていただいております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) さっき、休憩時間に机上配付されていました。朝の時点ではありませんでした。何でこんなことを聞くかというと、私、この照会は重要だと思うんです。この内容で、市民の皆さんからの不安に応えるようなものにはなっていないとは言っていませんけれども、多く寄せられたということで出されています。昨日、ホームページにもう既に出ていますよね。私、市民の方から問合せをいただいて、何のことか分からなくて、さっき、机上配付をされていました。これは重要な文書なんですよ。だけれども、玉川上水南側地区の地区計画策定に向けた説明会開催等についてのお知らせの3枚目につけられている。そして、こういうことがあったということも口頭でも説明されていないです。ちょっと議会軽視と言えるんじゃないかと思うんですが、こういう判断は誰がしているんですか。こういう指示を理事者がしているんでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 行政が行政として行うべきことをいたしております。決して議会軽視ではございません。議会につきまして、議員の皆様に対しましては、その機会を捉えた中で、ちょうど説明会のお知らせもございましたので、併せてお知らせしているものでございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) ホームページに先に載っていますよ。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 全てのことを市民より先に市議の皆様にお伝えしなければならないとは捉えておりません。ただ、市議の皆様にも当然知っていただく必要があると思って、説明会もありましたので、併せてお知らせしているものです。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) それが問題じゃないかと言っているんです。だって、何で市議会に報告もなく、ホームページに先に載っているんですか。しかも重要な問題ですよ。しかも、市長がGLP社に対して、様々な市民の皆さんの声を受けて照会していると、これは本当に大事な問題ですよ。理事者、答えてくださいよ。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 重ねての答弁で恐縮ですけれども、決して議会軽視のつもりはございません。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 教育委員会では、別の案件、具体的には言いませんが、報告があるというようなことを、今朝も教育長と学校教育部長が会派を回って、そういったことがあるということを通知して回っていますよ。まだその詳細は出てきていないけれども、こういったやり方もないじゃないですか。しかも、しれっと休憩中に。 このGLPの問題、さっきからお答えされているように、大変関心が高い、こういう問題ですよね。そして、さっきも答弁の中でありましたが、歩行者の安全対策、自転車利用者の安全対策、渋滞の発生抑制対策、周辺道路の保全対策、施設運用開始後の対策、市民理解に向けた取組、こういう大事なことを照会しているわけですよ。ちょっと議会軽視と言わないで何なんですか、これは。市長と理事者に私、聞きたいんですけれども。でも、この問題だけでやっている時間はないので、ちょっとこれは議会軽視だということを指摘させていただきます。こういうやり方は改めていただきたい。理事者が答えるなら答えてください。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。 ◎臼井市長 都市計画部長が今そういうふうなお話ししましたけれども、私としても、11月17、18日のGLPの交通説明会の後に、速やかに対応しなくちゃいけないという形の中で出させていただいた文書でございます。それも議会に最初に行かなくてということに対しては大変遺憾に思っていますし、今後、このようなことがないよう対応していきたい、そういうふうに思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 本当に様々な問題が山積しているこの計画について、それぞれの議員の皆さん、様々な市民の皆さんの声を受けてこの場でも質問していますし、ぜひ、今、市長が今後はということがありましたので、しっかりと議会に対して積極的に、速やかに情報を提供していただきたい。そしてこれは、議会への提供というのは、市民への情報提供と一体のものですから、そこのところを、私、やはりこういうことがあると、不信感を持っちゃいますよ、残念ながら。だから、ちょっと本当に改めていただきたいと思うんです。 それで、先ほども言いましたが、地区計画策定に当たって、いつもよりも早い段階で懇談会を開いたと。これは重要だと思うんです。それだけ本当に市民の関心は高く、そして全市的な影響がある、こういう計画だからこそだというふうに思います。 先ほど部長の答弁の中で、出された意見についてしっかりとGLPにも伝えているし、公表しているというふうに言われていますが、市が集約をして、こういったものを公表し、そしてGLPに伝えているんじゃないでしょうか。そして、この市民懇談会の中では、様々な疑念を持つ、不安、それから反対、こういった意見について、しっかりとGLP社に伝えた上で協議を進めてほしいと、こういう意見がたくさん出されました。しかし、それに対して部長は、その懇談会の場で、それはいたしませんと、こういう回答を繰り返していたわけです。これじゃ困ります。しっかりとGLP社に対して市民の意見を全て正確に伝えてください。この点について、いかがですか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 市民のいただいた意見につきましては、当然、議事録、要約になっていますので、全て細かくという、録画しているわけではございませんが、ちゃんと市民の御意見は伝えております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) だから、正確にと言っているんです。そうなっていないでしょう。GLP社の協議に当たり、この計画に疑問を持っている市民が大勢いることを伝えた上で話合いを進めてほしい、これに対しては、部長はことごとく背を向けましたよね。それは多くの市民が不信感を抱いていますよ。こういうやり方、そしてさっきの議会への情報の提供、これは市民への情報の提供と同じものになりますが、こういったものは改めていただかないと、ちょっと本当に困ります。これは指摘をしておきたいと思います。 そういった点で、やはり幾らGLPの計画といえど、地区計画とセットでリンクをする、こういった地区計画ですから、今度、12月に2回の説明会ですか、行われるということが、先ほども机上配付で情報提供がありましたけれども、これはもっとしっかりと地域に入って、複数回、さらに拡充させることが大事だと思います。前回、7月の説明会でも次々に手が挙がって、時間切れで発言できない方もいらっしゃった。先日のGLPの説明会もそうです。もっときめ細やかにやっていく必要があると思いますが、もう1回御答弁ください。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 先ほど佐藤議員のほうより、7月に行った懇談会の記録について、事業者に対して反対するような意見を抜いているというようなお話がございましたけれども、そんなことはございません。記録にも、開発の中止を望むとか、そういったこともしっかり書いております。懇談会の会場の様子も伝えております。まずそのことを申し上げさせていただきます。 今後の12月に行う説明会につきましては、まず市として聞きたいのは、地区計画策定に向けての御意見です。ただ、残念ながら、7月に行ったときも、いただいたのは、町自体というよりも、開発に対する思いのほうが強かったかなというのが正直な感想でございます。12月については、より具体的な、またルールをお示しする中で、その考えを聞いていきたいと思いますけれども、回数等につきましては、市民ホール1回、あと現地に近い学校で1回、その2回を考えております。それ以外に動画配信等も行いますし、併せてパネル展示、前回と同じですね。また、意見を呈する期間を設けておりますので、決して市民意見を聞かないということではなくて、市民の意見はいただくという姿勢の中で臨んでいるところでございます。 ただ、会場が増えたとしても、市民の意見、そこで全ての会場でできるかというと、そういったものではないと思いますので、そこは御理解いただきたいと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 傍聴人に申し上げます。 傍聴人は、議事について可否を表明し、または騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛に願います。 なお、議長の命令に従わないときには、法律の規定により退場を命じることもありますので、念のために申し上げておきます。 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) まちづくりの主体は、そこに居住し、生活する住民自身であります。そして、豊かな生活環境を享受することは、憲法13条25条に由来する国民の基本的な権利であると考えます。地区計画の問題とこのGLPの開発の問題は、当然一体のものでしょう。だからそういう様々な不安の声が出てくるに決まっているじゃないですか。何を言っているんですか、しっかりともっと拡充していただきたい。 そして、GLPは、この間、自治連だとかPTAなどには、あの市民会館のホールとは別に説明をやっているようです。そして、自治会に呼ばれればはせ参じると、説明会の場面でもそのように回答されていました。なぜ自治会、PTAだけなんでしょうか。ほかの市民団体、様々あります。まちづくりというのは、本当に全ての市民が関わってくる。例えば、拝島駅を造ったときには、障害者の団体の方々にも意見を聞くとか、そういったことも行われたと思います。ほかの市民団体の要請もしっかりと受けるようにGLP社に伝えていただけませんか。いかがでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 本市といたしましては、不安に思う市民等に対しまして丁寧に説明するようにと申し入れておりまして、それは自治会とPTAに限ったことではなくと既に申し上げております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 11月24日に照会として出されたところにも、不安や心配を抱える市民に対しての貴社の今後の取組について考えを示されたいというふうに、1つ項目が載せられています。そういう意味で、やはり自治会やPTAとか、そういったところに限らず、しっかりと市民団体の要請を受け入れるよう、受け入れるまで求めていただきたいと思います。これは意見として申し上げておきます。 もう一つ、市民の皆さんが身近にこのGLPの問題について問合せできる窓口、市内に設置をするようGLPに求めていただきたい。今、GLPは問合せが1本の電話番号がありますけれども、これは1本しかなくて、なかなかつながらないというふうに聞いています。メールのアドレスもない、文書の受付場所もない、こういったところで、市民説明会でもこの点についても意見がありました。市として、しっかりとこの点についてもGLP社に強く要請していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 市としては既に申し入れており、それを実行していただきたいと思っております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) では、実行させてください。その決意をお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 重ねての答弁となります。本市といたしましては、事業者に対しまして、市民の不安を軽減する取組、それをすごく大事に思っているということも、必要だということも申し上げています。その取組をどうやったらいいかというところ、まず、なかなかホームページも開設されていませんでしたけれども、1つ、ホームページの開設にはなりました。また、それだけではなく、市民の声をより広く取れるような体制づくりについて、引き続き求めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。
    ◆8番(佐藤文子議員) では、細目2点目に移ります。GLP昭島プロジェクトに対する問題についてお聞きします。 まず、交通の動的シミュレーションの実施を市として行うべきじゃないかというふうに私は聞きました。その前提として、やはりGLP社の先日示した交通量、この調査結果というのは不十分過ぎると私は思います。昭島市が今年の4月に交通量調査をやっていますけれども、この昭島市の調査と比較しても、様々な点で問題が、疑問点が残るわけですが、このGLP社が先日示した交通量の調査結果、そしてそれに対する考え方、これについて市はどのようにお考えか、お聞かせください。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 事業者の実施した交通量調査の結果ですけれども、本年4月には私どもも市として交通量調査を実施させていただいたところでございます。結果を比較しますと、市で調査したときのほうが、GLPが調査したものよりも、数%程度、交通量が少ない結果と出ております。そうしたことから、GLPのまず現状の交通量調査については、それほど違和感のない数字であったのかなというふうには捉えているところでございます。 それから、GLPの説明会の中でも、市民の皆様からも動的なシミュレーションをやったらどうかという御意見が出ていたところは、我々としても承知しているところでございます。その中で、今回、事業者は、交通予測の手法として静的なシミュレーションですか、静的な解析を行っているところなんですけれども、この手法というのは、大店立地法に該当する事業なんかにおいて東京都も採用している手法でございますので、そういった手法で評価することも、ある程度、市としても理解できるところであるというふうには捉えております。 以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) ピーク時間の捉え方とか、さっきも指摘をしましたけれども、様々な点において疑問が残っていないんですね。違和感がないというふうにおっしゃって、ちょっとびっくりしちゃったけれども、渋滞による影響が少ないように見せているのではないか。車種別の入庫比なども違います。計画交通量、そして入出庫時間帯比、これも違います。その辺はどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 事業者が予定しているピーク時間につきましては、事業者のGLPの既存の施設に基づいての想定ということで、これはあくまでもその既存に基づいての想定なので、それを動かすということは、いささか、逆におかしなお話になってしまうのかなということですので、既存の施設のデータに基づいての検証というふうに捉えておるところです。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) だから、既存の施設の状況と、この市街地の昭島の物流施設の状況というのは、その環境がそもそも違いますよね。その点でのそういったもので、なかなかこれじゃ、市民の皆さん、説明会に部長も参加されたと思うんですけれども、納得いっていなかったと思いますよ。もう一度、GLP社に対して説明会を求めるということも必要じゃないでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 せんだって、17、18日で説明会をして、様々な御意見があった中で、今後、事業者において、計画、このまま進めるのか、また一部見直しがあるのかと、その辺は、我々からしてみると、まだ承知していないところでございますけれども、今後の状況次第では、GLPさんのほうに改めて説明会を実施してもらうことも必要かなとは思いますけれども、今後どのように計画が進んでいくかの状況を見定めていきたいというふうには考えてございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 休日の調査結果も出されない。そして休日はこの5800台の半分だからといいますけれども、現況としては休日の交通渋滞が大変なことになっているわけですよね。そこに、半分ということは、2000、3000台という、そういう台数が増えてくるという、こういうことですよ。それに対して、そこも示さず、今回の交通の問題を説明したということにはならないはずです。 それから、令和3年度の調査ですよね、GLPは。これは、全車走行台キロ、平成27年比で5.3%減という国土交通省の調査もあります。たった1日の調査でこういったことを言われるのは納得いかないというのが説明会の中でも出されていました。 そして、交通計画の不備、不十分な点について、いろいろと市民の皆さん、質問や御意見を言われている中で、専門家とされる交通のコンサルタントの方が繰り返し言うのは、私は考える、これ以上の状況にはならないとか、専門家の立場として、全く動かなくなるようなとんでもないことにはならないと思っている、これは天王橋の需要率の増加の意見に対してですけれども、こういった私見、お一人の専門家といえど、私的な考えでの説明しかされていません。これじゃ認められないですよ。もう1回説明会を設置すべきだと求めてください。お願いします。その点についてお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 繰り返しの答弁となりますけれども、今後の様々な検証を、これからも事業者としては引き続き検証を続けていくと思われますけれども、その状況に応じて我々としても考えていきたいというふうには思っているところでございます。 また、せんだっての説明会において、我々としてもそれで十分だというふうには決して思ってございませんので、そうしたことからも、今回、11月24日付の照会文書を提出したところでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 今回の照会文書が大きく6項目ですけれども、この項目というのはどういった考え方の中で示されているのか。昨年11月に市がGLP社に要請をしています。それから、先ほども別の議員さんの質問の中で、アセスの中でも交通の問題について意見を言っていると、こういうような答弁が環境部長からもありましたけれども、昨年のやはり11月の要請や意見書、これが、この考え方に基づいてといいますか、これを握って離さず、しっかりとGLP社に対して様々意見を言っていく、そういう立場という理解でよろしいでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 今、議員さんのおっしゃられたとおり、昨年の要請書を踏まえた上で、特に道路、交通に関しましては、あくまでも公道ですので禁止することはできませんけれども、昭島駅の北側地域でこれだけの事業をやる以上は、道路の交通安全対策、それから既存の道路の保全対策、それから既存の道路の渋滞対策、この点を中心にどういった対応をしてくれるのか、どういった対応をしていただけるのかということ、そこを引き続き求めていきたいというふうには考えてございます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 22番 青山議員。 ◆22番(青山秀雄議員) 今、GLPに対するやり取りをずっと聞いていて、やはりああいう建物が計画どおりに建設されるということになれば、将来にわたって昭島市にとって大きな私は問題だということで、私はこの間の説明会も行っていましたけれども、これだけ多くの疑問の声、特に交通問題などがありました。そういう面では、やはり住民の皆さんのこれだけ切実な思いがあるわけですから、ぜひ行政側としっかり住民の皆さんにも十分な説明と、やはりこういう大きいものは合意形成を目指すというような形で私は取り組んでいただきたいというふうに、このやり取りを聞きながら感じていました。 どうもかみ合わない部分もあったので、そういう面では、やはり住民の皆さんからあれだけの声が出る、私たちの議員のところにもそういう声が、そして当然、市長のところにも多くの手紙が来ているという話も聞いています。そういう面では、最も重要なのは、私は、もちろんこの新自由主義の中ですから、この事業者側の計画というのも当然だと。しかし、やはり一番重要なのは、この周辺住民の住環境の問題というのは最優先されるべきだと。住環境の整備はすごく重要だというふうに思いますので、そういうことを併せて合意形成が図られるような、そういうやり取りをしていただきたいというふうに思いますし、ぜひ行政側もそのような立場でやっていただきたい。 今、聞き取りをする中でそういうことを感じましたので、よろしくお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 貴重な御意見として承っておきます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) 議事進行は、議長の議事の運営に関する意見を述べる場でありまして、議員としての意見を述べる場ではないと思いますので、議長、しっかりと御判断をお願いします。尊重する必要はないと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後2時19分----------------------------------- △再開 午後2時21分 ○議長(赤沼泰雄議員) それでは、会議を再開いたします。 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 先日、9月の市議会では、GLP昭島プロジェクトについて昭島市の上位計画と整合し法令に則ったものとなるような真摯な協議を昭島市に求める陳情、これが全会一致で採択をされました。この中の1項目には、昭島市の意見書、要請書、昨年11月のここで指摘している昭島市のまちづくりが実現されるよう、GLP社をはじめ、その他の関係機関と緊密に協議し、主張すべきところは厳しく主張して、GLP昭島プロジェクトにより昭島市民が不利益を被ることのないよう最善を尽くしてくださいというふうに市議会総意で昭島市に求めています。こういった立場で対応していただくということの理解でよろしいですか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 今までもその姿勢で臨んでおり、引き続きその姿勢で臨んでまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) そうしますと、今回、GLP社が17日、18日に出していた計画というのは、これまでの発生交通量とも何ら変わらない、5800台のトラックがこの地域に増えるんだと、こういうことをごり押ししようという、こういう説明だったと思いますよ。 昭島市は、昨年の11月、要請の中で、発生交通量を抑制する計画とすることだとか、様々意見を要請していると思います。この照会を11月24日にされたということで、これは今のGLPの計画見直しを求める、こういうものであると私は理解するわけですが、その点はどのように考えたらよろしいですか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 今回、GLPに意見照会をしております、その渋滞の発生抑制対策につきましては、今回の交通に関する説明会では、右折レーンの設置等で渋滞対策ということがございました。あと、発生抑制の部分で考えられているのは、通勤車両、かなりのピーク時に占める通勤車両の抑制が示されておりました。ただ、その通勤車両を抑制するのであれば、発生車両自体も減るのではないかということも申し上げております。そうは申し上げてはいるところですけれども、GLPとしては、5800台は5800台として、その中でできる対策をしていくというような協議を重ねているところですけれども、抜本的な見直しというよりも、運用上で何ができるかというところを求めていきたいと思っております。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 5800台と言っているわけですよ。こうなるんじゃないかとかでは困っちゃう。始まったら、これはどんどん進んでいくわけですから。 お聞きしますけれども、では事前に発生交通量を規制する、交通量を規制する、こういった期間というのはありますか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 公道になりますので、いかなる車両も通行できるというふうには考えておりますので、規制はできないというふうには考えてございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) この発生交通量を抑制するためには、もう規模の縮小、あるいは撤退していただくしかないんです。今言われたように、規制する期間というものはありません。 5800台、このデータセンターや物流施設の規模、この規模については、GLP社は繰り返し、見直しはしないと、先日の17日、18日、あるいはPTAなどに行っている説明会の中で繰り返しています。企業の論理でそういうことをおっしゃっているんだと思いますけれども、これでは市民の皆さんの不安に応えることはできない。やはり抜本的な見直しを求めていかなければいけない問題だというふうに、私は撤退も求めていただきたいということを一つ意見として申し上げておきます。 次に、地区計画について意見と質問もさせていただきたいというふうに思います。 先ほど答弁の中では、地区計画の中で、回遊性の確保については都市計画マスタープランの中でもこの第2地域の目指すところなんだと、こういうふうに言われています。都市計画マスタープランの55ページの中で、第2地域の回遊性ある魅力的なまちづくりというのは、昭島駅のすぐ北側の、今、商業施設がある、あの地域です。都市計画マスタープランの中ではそのようになっています。代官山をはじめ、今のこれまでのゴルフ場、この地域は、そういった回遊性ある魅力的なまちづくりの位置づけというふうにはこの図の中ではなっていません。ですので、私はこの回遊性の確保というのは違うんじゃないかというふうに申し上げたところです。なので、この都市計画マスタープランに基づくものであるとするならば、回遊性の確保の部分は、昭島駅のすぐ北側のその部分だけということになります。 これは指摘をしておきますけれども、そして東西道路についてお聞きしますが、先ほど東西道路、これは市道昭島37号はなみずき通り、これだけでは不十分のため必要なんだと、こういう答弁がありました。何が不十分なんでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。 ◎鬼嶋都市整備部長 当該地域で事業をやるのに、新たな、いわゆる開発道路という、今御質問の東西道路になりますけれども、その道路がない場合は、現道上からその施設にアクセスすることになりますので、現道上が大変渋滞が発生することが予測されます。そうしたことから、新たな道路を造ることによって、周辺道路の渋滞が少しでも緩和する効果があるというふうには捉えてございます。 以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) そんなのは無理ですよね。少しでもと、少しというのはどの程度でしょうか。交通渋滞について、新設道路を整備しただけでは昭島駅周辺の交通渋滞の緩和にはならないと、これは昭島市長の都知事宛ての意見書の中でも述べられています。そういった考え方を変えてしまうのはやめていただきたい。やはり意見書にのっとって、昨年11月の要請、意見書、この考え方をしっかりと貫いていただきたい。このことを言っておきたいと思いますが、まず、この東西方向の道路について、マスタープラン上は、当時はゴルフ場ですから、そうした道路の必要性は要請されていません。東西方向のこの道路が必要であると、その判断に至ったのはいつでしょうか。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 都市計画マスタープランにおいて将来道路が全て書いてあるわけではございませんし、議員おっしゃっているとおり、この策定をしているときにはまだゴルフ場でしたので、道路の位置づけ等はしておりません。 今回、開発計画が持ち上がった中で、開発計画に合わせてというよりも、開発計画がある中で町が大きく変わる。その本地区のまちづくりの在り方というところで地区計画を策定していこうとなりました。その中で、どうした町にするかといったときに、繰り返しになりますが、80ヘクタールある土地が、真ん中の道路だけでは不十分だというところでございます。道路は骨格です。ですので、その骨格となる、80ヘクタールを支える骨格が必要だということで、縦の南北道路のほかに、東西道路を考えております。まちづくりの基本的な考え方でお示ししているところでございます。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) 私、いつその判断に至りましたかと聞いていますので、その点についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 申し訳ございません。地区計画策定に当たりというところで、いつというものではございません。 ○議長(赤沼泰雄議員) 8番 佐藤議員。 ◆8番(佐藤文子議員) そんなの、判断に至った場面があるでしょう。そうじゃなきゃ困りますよ。先ほど1回目の答弁の中で、この地域、歩いて楽しめるまちづくりに努めることも都市計画マスタープランが求めているんだと、こういう答弁を都市計画部長はしました。歩いて楽しめるというのは、歩行者の安全性、これが確保されていなければ決してあり得ないことです。昭島駅のすぐ北側のところもそうですけれども、この第2地域の歩行者の安全性、歩いて楽しめるまちづくりを目指すのだとすれば、このGLPの計画というのは撤退を求める以外にないと思います。昭島市にもしっかりとこの見地に立っていただきたい、このことを意見として申し上げ、私の質問を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 以上で、佐藤議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 次に、12番 渡辺議員。     (12番 渡辺純也議員 登壇) ◆12番(渡辺純也議員) 皆様、こんにちは。公明党昭島市議団の渡辺純也でございます。ただいま議長より御指名をいただきましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 敵か味方か、味方か敵か、壮大なスケールと手に汗握る展開で話題を呼んだ、今年の夏に放映されたTBSドラマ「VIVANT」。ドラマ内で示される伏線の数々に、様々な考察が視聴者の間で飛び交いました。私も考察をしまくっていた一人ですが、内容に暗号めいた主人公の乃木憂助のセリフは特に注目されました。 その中でも、バルカに向かう機内で、乃木が公安の野崎に言った言葉「眼光紙背に徹す」。これは、紙の裏まで見通すように、書物の字句の背後にある深意をも読み取ることとの意味でありますが、ドラマの中では、乃木の行動から野崎がその深意を読み取るという場面が描かれました。野崎は、乃木の送った幾つかのサインを深く考える中で、あのハリー・ポッターのスネイプ先生を連想し、乃木が裏切り者のように見せかけて敵に潜入をしていたという真相へとたどり着くのです。ドラマの中の話ではありますが、お互いを信じ抜いたがゆえの展開でありました。 人の深意を読み取るということは、決して簡単ではありません。相手を信じ抜く心がなければ、深い意味を読み取ることができない場合もあります。自分にとって心地よい言葉は容易に信ずることができるが、耳が痛い言葉ややる気をなくすような言葉に対してどう受け止めていくのか。実はそこに成長できるか否かの分岐点があると、私自身、これまで学んでまいりました。 思い返すと、子どもの頃に親の言っていたことが理解できず、つい反発をしてしまったことが多々あり、自分が親になったときに初めてその意味が分かったこと。社会人になったときに、上司から指示された雑用とも言える作業が、実は社会人としての基礎をつくっていたことが後になって分かったことなど、私自身、あれにはこういう意味があったのかと後々気づかされたという経験を少なからずしてきました。 日々、激励と指導をしてくださる人生の師匠や諸先輩方の言葉を信じ、謙虚に受け止め、行動していくことこそが自分の成長につながっていく。そして、まちづくりの主役である市民の皆様の声に耳を傾け、寄り添い、励ましていく、そこにまちづくりを前に進める鍵があるのだと、私自身、確信しております。昭島のまちづくりを前へと進めるために、いよいよとの思いで行動していくとの決意を持って、今回、大問5問の質問をさせていただきます。 それでは、大問1問目、市制施行70周年記念事業の取組について質問させていただきます。 前回の9月議会で、私は、市制施行70周年記念事業と岩泉町との友好都市協定締結10周年記念事業について取上げさせていただき、イベントや式典についてより多くの市民の皆様が参加でき、また身近に感じられるものが望ましいということと、来年が70周年、10周年イヤーとして市民の皆様の認知度を上げられるよう、周知啓発に努めてほしいとの質問をさせていただきました。そして、イベントや式典を含めた記念事業の展開については、臼井市長から、全職員を挙げてアイデアを募り、工夫を凝らして、様々な角度から今後とも検討するとの御答弁をいただきました。 この70周年・10周年の記念事業をよりよいものにするため、市側に任せるだけでなく、我々議員も積極的にアイデアを出していくべきと考え、細目1のちかっぱーカプセルトイについて質問させていただきます。 以前、私がマイクロツーリズムの推進を訴えた中で、あきしまガチャの提案をいたしました。その際、ちかっぱーガチャが既に販売されていたこともあり、改めて新しいカプセルトイを作成するよりは、子どもたちを中心に好評であるちかっぱーガチャを推し進めていくほうが効果的であると恐らく判断され、現在、第2弾の販売が始まっていることを知りました。そして、第2弾の中身には、缶バッジだけではなく、傘につけられるキーホルダーやマグネットなど、その種類も多岐にわたっており、内容が充実していると感じました。 そこで、私は、明年、ちかっぱーが正式に市の公認キャラクターとなって5周年を迎えることもあり、この佳節に新たなちかっぱーガチャを作成することで、70周年を盛り上げることができるのではないかと考えました。 皆様御存じのあの有名なキャラクター、キティちゃんには、御当地キティというものがあり、全国各地の名産品のかぶりものをしたキティちゃんが、それぞれの地域で販売されております。なじみのあるキャラクターに地域の特産品などを合わせて、その土地を知っていただく。これはちかっぱーでもやれるのではと思いました。昭島市伝統のお祭りの屋台や山車、アキシマエンシス、拝島ネギなど、昭島市を象徴するものをかぶったり持ったりしたちかっぱーのフィギュアを何種類か作成して、全てそろえた方には70周年記念の収納ケースを無料で配付する。その結果、昭島市の郷土芸能の知名度や、公式キャラクターであるちかっぱーの知名度のアップにもつながり、何よりも70周年の機運を高められると確信いたします。 そこでお伺いいたします。 市民の皆様が郷土昭島に対する愛着をさらに深められるよう、そして70周年・10周年イヤーを身近に感じられるよう、昭島市の特色が加味された御当地ちかっぱーのフィギュアガチャの作成と、コンプリートしたときに贈呈できる70周年記念ケースの作成をすべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 次に、大問2問目、安心して暮らせる交通安全支援策について、その中でも免許自主返納サポート事業について質問させていただきます。 高齢ドライバーの交通事故が年々増えてきております。先日も渋谷区で80歳の男性が運転する車が歩行者4人をはねるという事故がありました。幸い、けがをされた方々の命に別状はないとのことでしたが、高齢ドライバーの交通事故は、今や社会問題と化しております。 身体機能の低下、認知機能の低下と加齢による影響が避けられない中、道路交通法でも、70歳以上の免許更新時には高齢者講習が義務づけられるなどの対策が取られております。しかしながら、そのような講習を通った方でも事故を起こす危険性があります。 極論を言うと、運転しないことが事故を未然に防ぐための一番の選択肢であり、運転に不安を感じる方、万が一の事故で家族に迷惑をかけたくないという方が自主的に運転免許の取消しを申請するのが、運転免許証の自主返納です。一度、免許証を返納すると、二度と運転ができなくなってしまうため、日頃から運転されていた方が、年齢を考慮し、自主返納するということは、大変な決断であり、勇気の要ることだと思います。ただ、その分、高齢ドライバーの交通事故を減少させることができるため、自主返納を後押しする事業が各地方自治体でも実施されております。 ところが、各地で行われている事業内容の多くが、車に代わる足についてのものではありません。自主返納された方々が一番困ることが日常の足がなくなること、すなわち車に代わる移動手段であります。 昭島市では、自主返納サポート事業として、Aバスの回数券が受け取れるというサービスがありますが、先日、その回数券を受け取った方に直接お話を伺う機会がありました。車を手放したことから、移動手段は、今まであまり乗ってこなかった自転車を今さら乗ることは危険だと判断したため、タクシーかAバスしか選択肢がなくなってしまったとのこと。タクシーは、呼んでも来てくれるのに時間がかかる場合が多く、運賃もそれなりにかかるため、バス停までの距離を何分も歩かなければいけない負担があるが、Aバスを主に利用することになったとのことでした。 そして、自主返納時にいただいたAバス回数券はあっという間になくなってしまったそうであります。もちろん、毎日、公共交通機関を利用したとしても、自家用車を維持するよりは、結果的にお金がかからないわけではありますが、交通事故のリスクを考え、免許証の自主返納をされた方には、その勇気の決断を尊重し、昭島市としても精いっぱいのサポートをすべきと考えます。 そこでお伺いいたします。 現在、免許自主返納サポート事業として昭島市が配付をしているAバスの回数券は、もちろん使えばなくなってしまうわけですが、Aバスを身近でより利用しやすいように、新たに免許自主返納者に対してのAバスフリーパスを創設してはいかがでしょうか。回数券配付事業については今までどおり申請をすればもらえることとし、フリーパスについては希望制にして、東京都が行っているシルバーパスのように、年間幾らかの発行料を払ってもらい、パスを発行します。そのパスがあれば、Aバスをいつでもどこでも無料で乗ることができるようにするのです。 そもそも、今まで移動手段には自家用車を利用し、Aバスは利用していないという方が、Aバスを利用するケースが多くなると考えられるため、たとえフリーパスを作成したとしても、利用者数が増えるだけで、今の売上げがマイナスになるわけではありません。免許自主返納をサポートする事業の一つとして、Aバスのフリーパス発行事業を創設すべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 次に、大問3問目、子育てしやすいまち昭島の実現に向けた取組について、その中でも子どものインフルエンザ予防接種についてお伺いいたします。 今年6月に東洋経済が公表した子育てしやすい自治体ランキングにおいて、昭島市は、1都3県の東京圏では、前回ランキング圏外だったのが13位、東京都では4位となり、いよいよ名実ともに子育てしやすいまちの仲間入りをいたしました。子育てしやすいまち昭島と皆さんに言っていただけるようにと、子育て支援策を推進してきた者の一人として、この結果は大変にうれしく思う一方で、さらに子育てしやすいまちづくりを進めていこうと決意を新たにいたしました。 いずれにいたしましても、これまで、子育て支援策の実現に向け、血のにじむような御努力をされてきた担当部署の職員の皆様並びに関係者の皆様に、心から敬意を表するものであります。 先日、子育て世代のお母さん方と懇談をする機会がありました。子育てに関する悩みは尽きないが、他市の友人の話を聞くと、昭島市は子育てしやすいまちだと改めて感じたとも話されておりました。 話している中で、今流行しているインフルエンザの予防接種の話となりました。そもそも昭島市におけるインフルエンザの予防接種について、18歳以下の方は1回の自己負担額1500円で接種ができ、多摩26市の中でもかなり高い水準での助成が行われていると伺っております。限られた予算の中で子育て世代の負担を軽減しようと、市の取組に心から感謝し、高く評価をさせていただきます。 その上で、子育て世代のお母さんからは、1回当たり1500円は、確かに接種しやすい金額かもしれないが、13歳未満については2回接種が必要であり、結果的には1人3000円かかってしまうとのお話がありました。1回の接種費用は安価であっても、13歳未満のお子さんが2人、3人いらっしゃる御家庭においては、経済的負担へとつながり、子育てが一番大変だと言われている13歳未満のお子さんをお持ちのお母さんたちのために、さらなる支援を進めていく必要があると感じました。 そこでお伺いいたします。 子育てしやすいまちをもう一歩前へと進めていくためにも、インフルエンザ予防接種の13歳未満に対する2回接種について、さらなる助成ができないでしょうか。例えば、13歳未満については、1回につきさらに500円減額をし、1回1000円とすれば、2回の接種で2000円となり、子育て世代の負担軽減につながると考えられます。特に、今シーズンを見ても、インフルエンザは毎年流行することは間違いないため、予防接種は重要であり、子育て世代の方々にとって、13歳未満のお子さんへの接種を受けやすくするためにも、自己負担額の軽減を行うべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 次に、大問4問目、健康で元気に暮らせるまちづくりについて、その中でも高齢者の歯科健診についてお伺いいたします。 この質問については、議会で取上げさせていただくのが、予算委員会も含め、5回目となりますが、健康寿命を延ばす取組という観点から非常に重要であると考え、質問させていただきます。 お口の健康、いわゆるオーラルケアが全身の健康を保つために大切だということは、何度もお伝えしてまいりました。そこで、早速ですが、お伺いいたします。 今年の6月議会で65歳以上の特定医療健診と75歳以上の後期高齢者医療健診の健診項目に、歯科健診を追加すべきとの私の質問に対して、総合的に検討を進めていくとの御答弁をいただきました。再度の質問で恐縮ですが、歯科健診の追加をすべきとの考えに対して、改めて市のお考えをお聞かせください。 日頃、地域を回らせていただく中で、御高齢者の方々とお話をする機会がありますが、健康についての話題が度々出ることがあります。その中で、お口の健康が全身の健康に影響を及ぼすということを理解しておられる方がそれほど多くなく、オーラルケアに関する知識や歯科健診の重要性をもっと広く周知していく必要性を感じております。仮に歯科健診が定期健診に組み込まれたとしても、その重要性を理解してもらえなければ、せっかくの定期歯科健診でも受診率は上がらないのではと考えます。 そこでお伺いいたします。 昭島市として、特に御高齢者の方々へ、歯の健康、そしてオーラルケアの重要性について、正しい知識を持っていただくための情報発信をしていくべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 定期健診に歯科健診を追加するためには、多くの課題をクリアしなければならないことを前回までの御答弁からも理解しております。実現するまでに時間がかかることも想定されることから、まずは、現在、昭島市で行っている歯周病健診の受診率向上を進めていくのが重要だと考えます。御高齢者の方々とお会いする中で、事あるごとに歯科健診のお話をさせていただくのですが、市が無料で歯周病健診を行っていること、そしてそれが、あいぽっくなどでの集団健診ではなく、最寄りの歯医者さんで事前申込みなしで簡単に受診できることなど、多くの方が御存じないと、私の肌感覚として感じております。 そこでお伺いいたします。 市が現在行っている歯周病健診をお一人でも多くの方が受診できるよう、特に65歳以上の方々に対しては、個別での周知も視野に入れて、さらなる周知啓発を進めるべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 最後に、大問5問目、安全・安心のまちづくりについて、その中でも市道北103号歩道整備についてお伺いいたします。 美堀町一丁目、二丁目の南側を横断する玉川上水緑道、市道北103号の歩道は、市民の方のウオーキングや通学路として利用される道路であります。玉川上水沿いの自然を感じながら歩くことのできるこの歩道は、車道よりもかなり高い位置にあることから、歩行者の安全も確保してくれています。逆を言えば、車道については車2台がぎりぎり通れるくらいの狭い道路のため、歩行者にとって安全を確保するためには、歩道を通らなければならないとも言えます。 ところが、この歩道に敷かれているウッドチップ舗装が現在劣化しており、大変に歩きにくく、最近では、歩道を利用せず、狭い車道を歩く歩行者が多くなりました。この車道は決して交通量が少ないわけではないため、歩行者にとっては大変に危険な状態であると言わざるを得ません。 そこでお伺いいたします。 市道北103号の歩道について、現在の劣化したウッドチップ舗装からアスファルト舗装への整備を早急に進めていくべきと考えます。延伸距離が長いため、1回で全区間の整備が難しいということであれば、区間を区切りながらの段階的な整備であっても、歩行者の安全のため、早急に進めるべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 私の質問は以上であります。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 渡辺純也議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の市制施行70周年記念事業の取組についての基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げます。中間報告ということで、よろしくお願いします。 皆さん御承知のとおり、昭和町と拝島村が合併して、東京都で7番目の市として昭島市が誕生した昭和29年5月、そこから70年の節目の年となる令和6年、来年ですね。もういよいよあと1か月余りでございますけれども、70年という長きにわたっての昭島市誕生して以来ということでございますので、感慨深いものを感じるところであります。 安全で利便性に富んだ都市基盤と水と緑の自然環境が調和した快適な住宅都市として着実な発展を遂げてまいりました本市でありますが、本年、東洋経済オンラインによりまして、6月には全国812の市区を対象とした住みよさランキングでは総合15位、前年度97位からということで、大変御評価をいただいたこと、ありがたく思っていますし、快適度では2位となるなど、これまで各般にわたるまちづくりの施策に対して高い評価をいただいたものと捉えておりまして、大変うれしく思っておりますし、いろんな問題はありますけれども、着実に頑張っていきたい、そのように思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 市制施行70周年節目を迎えるに当たりましては、こうした市政の振興と発展をはじめとした本市の歩みを改めて振り返り、御尽力をいただいた先達の御労苦をねぎらうとともに、将来都市像であります「水と緑が育む ふるさと昭島~多様性と意外性のある楽しいまちを目指して~」を掲げておりますとおり、市民の皆様が楽しいと感じていただけるよう事業を展開してまいる所存であります。 このたび、市制施行70周年節目を市民の皆さんとともに祝い、市域全体で盛り上がりにつながるための一つのシンボルとして、令和4年度に公募作品から--これは昭島に住んでいる方でございますけれども、選出されましたカーボンニュートラルの啓発デザイン、デザイナーは昭島市の方でございますけれども。--啓発デザインをアレンジして、昭島市市制施行70周年記念ロゴマークを作成いたしました。決して作者に断りなく変えたわけではございませんので、確かにお願いし、段取りを含めてしかと調整したところで、70周年、まずロゴを作らせていただきました。 環境都市としての昭島の特徴を表現するとともに、アニバーサリー感を演出する、デザイン性にも大変優れたロゴマークとなっておりますことから、今後、市制施行70周年記念の機運の醸成のみならず、昭島市の魅力を発信する強力なツールとして、各所で積極的な活用を図ってまいりたいというふうに思います。 さて、既に御案内のとおり、市制施行70周年の冠を付して行う第1弾の事業といたしましては、「昭島市市制施行70周年記念プレ事業~平和への祈りを込めて~私たちは伝えます」と題して、平和をテーマに取り上げた企画を12月9日土曜日にアキシマエンシス体育館において実施いたします。 本事業は、私と同じく--私は東京都市長会の、今、東京都平和の日記念行事企画検討委員会の委員を任されております、市長会代表として。その中で、林家三平さん、もう亡くなられましたけれども、三平さん、今も2代目、3代目はいますけれども--の「すいません」という、また昔、もう覚えている人はいないでしょう。林家三平、知っていますか。その方の奥様でございまして、海老名香葉子さんの東京大空襲の体験講話、お父様と弟さんと妹さんを亡くされたのかな。3月10日の大空襲で10万人亡くなられているんですからね。広島もそうです。長崎もそうですけれども、同じぐらいの人が亡くなっているのに、海老名さんは、何でこの東京の大空襲がもっと世界にアピールできないのかと。私は亡くなるまで言い続けたいということで、そんな関係からちょっと仲よくなりまして、では、海老名さん、お元気なうちにと。年齢を言うと、女性の年齢を言うと失礼ですから言いませんけれども、そういうふうな形の中で来ていただいて御講演いただけるということで、頑張ってお話しすると。2時間、3時間、やめられない、止まらないで話しします。 ただ、もう1時間ぐらいでまとめていただいてお話しするということになっておりまして、そのほかに、昭島市にお住まいのウクライナの避難民の方のお話のほか、昨日もちょうど国連アジア極東犯罪防止研修所の中で、やはりこういう犯罪の賄賂とかそういう、そういう方の犯罪の研究をするために、3週間にわたって来られた方が5名いましたよね、ウクライナの方。みんなすごいいい方で、でも命がけで来られているということを言っていました。昭島市にお住まいのウクライナの避難民の方のお話のほか、海老名さんが平和への祈りを込めて作った歌や、ウクライナの民族楽器の奏者による演奏などの音楽を交えた催しとなっております。 当初、300人という限定で、議員さん全部お呼びさせていただいておりますけれども、300人限定でと言っていたら、何と459人だっけ。今でも問合せがあるということで、300人しか入れないんですね。どうしようかというところで、アキシマエンシスの中で、ちょっと議員さん方も狭くなっちゃうかもしれませんけれども、ぜひそういったところの中でするとともに、アキシマエンシスの国際交流教養文化棟の講習・研修室で生配信できるように、いわゆるサテライト会場として開放するというような形なので、まだまだ12月9日まで時間がありますので、どうぞ、お申込みいただくような形だったら、また議員さんもPRして、平和というのは大事なことですから、まさにお呼びかけいただければありがたいなというふうに思っています。 なお、御応募いただいた方に限らず、より多くの皆さんに本企画を通じて平和な世の中の実現に向けた貴重なメッセージに触れていただきたいと考えておりますことから、事業実施後におきましてはアーカイブ配信にも取り組ませていただきたいと、そういうふうに思っています。 そして、令和6年10月には、水と緑でつながる岩泉・昭島友好都市協定も10周年という節目を迎えます。これまでにも増して岩泉町と昭島市が強固な友情で結ばれ、それぞれの繁栄につながるよう、各分野において住民の相互の交流や協力関係の深化に資する取組を進めてまいりたいというふうに思っております。 建設環境委員会は、視察でもう訪れたという話を聞いておりますけれども、委員長を含め行かれたということで、一緒について行きたかったなという思いもありますけれども。 このほかにも、全職員からアイデアを募り、工夫を凝らす中で、様々な角度から記念事業の検討を進めているところであります。昭島ならではの楽しいを実感し、そして多くの方が笑顔あふれる70周年となることを基本に、具体的な事業選定を行ってまいりたいと思います。いろんなところへ行くんですけれども、堅苦しい、みんな、どこの市長さんを全部呼んだとか議長さんを呼んだというよりも、コンパクトで、市民の皆さんがつくり上げた70周年、そのほうがいいかななんて今思っているところであります。 記念事業の具体的内容につきましては、今後、全体像が固まった時点で、また議会の皆さんの御協力、また御提案等々をお聞きしながら御報告させていただきたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。議会軽視にならないようしっかりと取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(赤沼泰雄議員) 永澤企画部長。     (永澤企画部長 登壇) ◎永澤企画部長 御質問の1点目、市制施行70周年記念事業の取組についてのちかっぱーカプセルトイについて御答弁申し上げます。 本市の公式キャラクターでありますちかっぱーにつきましては、アッキー&アイランとともに、それぞれの特徴を生かしながら、様々な場面に応じた発信ツールとして活用を図っております。 あきしまの水アルミボトル缶やボトルカバー、拝島駅も含め、市内4駅に設置した給水スポットなど、ちかっぱーにつきましては、その立体的でかわいらしい特徴を生かした展開をしておりますが、市民の皆様の関心及び環境保全、地下水資源の保全に加え、時折取り上げられるメディアなどの影響もあり、昭島市が水のまちとしてのイメージを発信する上で一役買っているものと認識しております。 とりわけ、イベントなどでちかっぱーの着ぐるみが登場した際には、子どもから大人まで多くの皆様の注目を集め、その人気ぶりがうかがえますことから、ちかっぱーは本市のプロモーションを行っていく上で大きな可能性を有するツールであると考えております。 市制施行70周年を契機とした昭島市の魅力発信に当たっては、市長の御答弁にもございました70周年記念ロゴマークとともに、人気のちかっぱーにふるさと昭島の特徴をあしらったデザインを作成し、展開することは大変有効であり、市民の皆様に楽しいと感じていただける取組であると考えます。 現在、観光案内所限定で販売されておりますちかっぱーのカプセルトイは、昭島観光まちづくり協会が作成から販売まで実施しているものでございます。こうした取組との連携とともに、御質問の趣旨を踏まえまして、ふるさと昭島の様々な魅力があふれ、市民の皆様に、楽しいと感じ、昭島を大好きと思っていただけるような市制施行70周年ならではのちかっぱーデザインの展開や発信の視点を持ち、積極的なプロモーションに取り組んでまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 小松危機管理担当部長。     (小松総務部危機管理担当部長 登壇) ◎小松総務部危機管理担当部長 御質問の2点目、安心して暮らせる交通安全支援策についての免許自主返納サポート事業について御答弁申し上げます。 70歳以上の高齢ドライバーによる交通事故が社会問題化していることから、国においては、運転免許証を自主返納しても高齢者が安心して暮らせる環境を社会全体でつくることを呼びかけております。加齢に伴う身体能力や判断力の低下による高齢運転者がもたらす交通事故の増加については、本市においても深刻な問題として重く受け止めているところでございます。 このような状況を踏まえ、近年、自主的に運転免許証の取消しの申請をされる高齢者が増加していることから、免許証返納後の交通手段の確保と社会参加の継続支援を図るため、本市においても令和2年9月から高齢者運転免許証自主返納支援事業を実施し、申請された方については、Aバス専用回数乗車券を交付するとともに、東京都が実施しております高齢者運転免許証自主返納サポート協議会の加盟店などで様々な特典を受けられる制度の周知に努めているところでございます。 御質問の免許証を自主返納された方にAバスのフリーパスを創設してみてはとのことですが、フリーパス導入には、交通事業者との協議や財政的な面、本来、運転免許証をお持ちでない方との公平性の観点などの課題を有しているものと認識しております。 いずれにいたしましても、高齢者が安心して暮らせる交通安全支援策といたしまして、交通手段の確保、社会参加支援を念頭に、今後も調査研究を続けてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 青柳保健福祉部長。     (青柳保健福祉部長 登壇) ◎青柳保健福祉部長 御質問の3点目、子育てしやすいまち昭島の実現に向けた取組についての子どものインフルエンザ予防接種について御答弁申し上げます。 季節性インフルエンザは、毎年流行を繰り返し、国民の健康に対して大きな影響を与える、我が国最大の感染症の一つであります。また、季節性インフルエンザワクチンの予防接種は、発症をある程度抑え、重症化を予防する効果があり、高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性の高い方には効果的な取組であると認識しております。 本市におきましては、65歳以上の方は定期予防接種として、また64歳以下の方に対しては任意予防接種としてそれぞれ実施をしており、対象者により助成額を定めております。任意接種の公費負担の助成事業につきましては、平成22年度より事業を開始いたし、18歳まで順次対象を拡大し、実施してきたところでございます。 御質問の13歳未満の方への接種費用の助成の拡充につきましては、現在、指定医療機関において1回1500円で2回接種できるように実施をしており、残りの経費につきましては、公費負担により市が助成をしております。また、13歳未満の子どもなどに対し助成を実施している自治体は、26市中で、本市を含め6市となっており、1回当たりの接種費用について1500円で実施しているのは、本市のみとなってございます。 こうした状況から、引き続きインフルエンザ予防接種の一部補助を継続するとともに、感染状況や東京都の動向などに注視をいたし、医療機関などとも連携を図る中で、季節性インフルエンザ予防接種の着実な実施に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 岡本保健医療担当部長。     (岡本保健福祉部保健医療担当部長 登壇) ◎岡本保健福祉部保健医療担当部長 御質問の4点目、健康で元気に暮らせるまちづくりについての高齢者の歯科健診について御答弁申し上げます。 歯と口の健康を保つことは、健康で質の高い日常生活を営む上で大変重要な役割を果たしております。本市におきましても、健康増進法に基づく歯周病検診を、18歳以上の市民の方を対象に、市内33か所の歯科医療機関において実施するとともに、6月の健康週間には、全市民の方を対象に、歯と口の健康フェアとして、口内に関する健診や検査、測定、また歯磨き指導や相談などの事業を実施するなど、市民の皆様の健康増進に向けた取組を推進しております。 御質問の高齢者の方に特化した歯科健診の追加実施につきましては、これまでの御答弁の繰り返しとなり、大変恐縮ですが、現在、幾つかの課題がございます。こうした状況を踏まえ、まずは、現在既に実施をしております歯周病健診や歯と口の健康フェアをより多くの方に活用していただけるよう、事業の周知に努めてまいります。 あわせまして、高齢者の皆様のさらなる健康増進に向け、どのような取組が効果的なものとなるのか、総合的に検討を行ってまいります。 次に、高齢期の歯と口の健康の情報発信についてでありますが、歯周病や口腔機能の低下により様々なリスクが高まる高齢期の方に対し、歯の健康、オーラルケアの正しい知識の普及は大切な取組であると認識をしております。現在、歯科健診等に関する市のホームページでは、実施事業のお知らせ等を主に掲載しておりますが、効果的な情報発信や正しい知識の普及につなげられるよう、積極的に関係機関の情報へのリンクを進めるなどの対応に努めてまいります。 なお、歯周病検診や歯と口の健康フェアにつきましては、広報あきしまとともに全戸配布をいたします春の健診特集号の中でその詳細をお知らせし、昭島市歯科医師会とも連携を図り、歯科医療機関にポスター等の掲示をしていただくなど、周知に努めておりますが、まだまだ御存じない方がいらっしゃるとの御意見も頂戴いたしました。市の取組をより多くの方に有効に活用していただけるよう、引き続き効果的な情報提供を検討し、周知に努めてまいります。 また、歯周病検診に関する高齢者の方への個別の周知につきましては、他の業務で行っております送付物やお知らせの機会を活用するなど、どのような取組が可能となるのか検討を行ってまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 鬼嶋都市整備部長。     (鬼嶋都市整備部長 登壇) ◎鬼嶋都市整備部長 御質問の5点目、安心・安全なまちづくりについての市道北103号歩道整備について御答弁申し上げます。 市で管理している道路につきましては、これまで職員による道路パトロールや市民の皆様から寄せられた意見を踏まえ、維持管理に努めてまいりました。御指摘いただきました箇所につきましても、これまで周辺住民の方々から情報提供や御要望をいただいていることから、市といたしましても認識しているところでございます。 本路線の状況でございますが、玉川上水沿いの玉川上水緑道と位置づけられていることから、景観や環境に配慮したウッドチップ舗装となっておりますが、多くの樹木がある環境から日照時間が短く、降雨などにより水分を含んだ際には乾燥するまでに時間を要するなどにより、舗装の劣化が進行したものと考えております。 今後の歩道改修につきましては、当該箇所も含め、利用状況や現地の状況などを総合的に勘案する中で、優先順位をつけながら計画的な改修に努めてまいります。 ○議長(赤沼泰雄議員) 12番 渡辺議員。     (12番 渡辺純也議員 登壇) ◆12番(渡辺純也議員) 御答弁いただき、ありがとうございました。1つだけ質問と、あとちょっとだけ御意見をさせていただきます。 1問目なんですけれども、市長から12.9の平和をテーマとしたプレ事業、これについては定員枠があるということで、それに対して多くのお申込みがあった。でも、何とかそれを1人でも多くの方を入れたいという市長の思いというか、私もその御配慮ということを本当に感謝を申し上げるところでございます。 質問なんですけれども、今答弁がありました70周年の記念ロゴマークなんですけれども、これも、私、先日、総務委員協議会の資料を拝見させていただきまして、本当すばらしい、すてきなロゴだなというふうに思うので、これは、さっきお話ししたちかっぱーと何か一緒になったグッズというのは作れないのかなと思っていまして、ロゴマークだけではなくて、ちかっぱーとコラボするような、例えばステッカーだとか、何かちかっぱーにロゴマークみたいな、そういうのがコラボバージョンで作成できないのかなと。ちょっと今、まだ具体的なものはお話しできないかもしれませんけれども、こういったものを作成してみてはどうかなというのを質問させていただきますので、市のお考えをお聞かせください。 ともかく、70周年・10周年イヤー、これを市民の皆様が認知していただけるように、しつこいぐらい私も言ってまいりますし、どうか市側も周知していただければと思います。これは意見として申し上げます。 そして、3問目につきましては、これはちょっと意見だけお伝えいたします。今、御答弁の中で、26市の中で、助成制度、13歳未満、6市ということで、その中でも1500円までこの助成をしているというのは昭島市のみということで、相当やっていただいているということで、御努力に感謝をいたします。 それから、4番目の質問、これもちょっと意見だけお話しさせていただきます。今、歯周病健診、たしか昨年までは30歳以上ということでしたけれども、今年度から18歳以上ということで拡充をしていただいたということ、それから私の様々な質問の意図をよく酌み取っていただいているということ、本当にありがとうございます。 時代の流れとかニーズに合わせて、昭島市のこういった庁内の新部署とか新役職というか、こういうのができているんですけれども、今年度から保健福祉部内に保健医療担当部長を配置されて、それで本当に私が感じているんですけれども、これまで見ていて、その使命を十二分に果たされているというか、もう本当、保健福祉部が強化されたなというふうに私は思っておりまして、昭島の健康増進、本当に貢献されているなというふうに思っておりますので、高く評価をさせていただきたいと思います。また、この両部長が今後も連携をしながら推進していただけることを期待いたします。これは意見として申し上げます。 それでは、再質問1問、よろしくお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 渡辺議員さんから今貴重な御意見をいただいたので、しっかり持ち帰りながら、ちかっぱーとのコラボレーションを含めて、給水スポットも、あれも、給水スポットもちかっぱーとの連携の中で給水スポット大賞を取りましたので、今度はデザイン大賞でも取れるようにしっかりと取り組んでいきたい。全庁挙げて頑張ります。よろしくお願いします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 以上で、渡辺議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) この際、お諮りいたします。 ただいま一般質問の続行中ですが、本日はこれにとどめ、他の一般質問につきましては明日に続行することとして、本日はこれにて延会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。よって、他の一般質問につきましては、明日午前9時30分から会議を開き、続行いたしますので、御了承願います。 本日は、これにて延会といたします。----------------------------------- △延会 午後3時23分...