昭島市議会 > 2023-09-19 >
09月19日-05号

  • "上場株式等"(/)
ツイート シェア
  1. 昭島市議会 2023-09-19
    09月19日-05号


    取得元: 昭島市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  9月 定例会(第3回)               令和5年        第3回昭島市議会定例会会議録(第5号)-----------------------------------1.開議月日 9月19日(火)-----------------------------------1.出席議員(22名)   1番  美座たかあき         2番  安保 満   3番  松原亜希子          4番  永井みつる   5番  ひえのたかゆき        6番  なかおフミヒト   7番  大野ふびと          8番  佐藤文子   9番  高橋 誠          10番  小林こうじ  11番  吉野智之          12番  渡辺純也  13番  八田一彦          14番  ゆざまさ子  15番  林 まい子         16番  奥村 博  17番  三田俊司          18番  木﨑親一  19番  赤沼泰雄          20番  大島ひろし  21番  南雲隆志          22番  青山秀雄-----------------------------------1.欠席議員(なし)-----------------------------------1.職務のため議場に出席した事務局職員  議会事務局長      板野浩二   議事担当係長      藤田修平  主事          澤田尚実   主事          吉松直也-----------------------------------1.説明のため出席した者  市長          臼井伸介   副市長         早川 修  企画部長        永澤貞雄   総務部長        山口朝子  総務部危機管理担当部長 小松 慎   総務部デジタル化担当部長                                 小林大介  市民部長        萩原秀敏   保健福祉部長      青柳裕二  保健福祉部保健医療担当部長      子ども家庭部長     滝瀬泉之              岡本由紀子  環境部長        池谷啓史   都市整備部長      鬼嶋一喜  都市計画部長      後藤真紀子  会計管理者       柳 雅司  水道部長        橋本博司   教育長         山下秀男  学校教育部長      高橋 功   生涯学習部長      磯村義人  監査委員        青山秀雄   監査事務局長      小林睦美-----------------------------------1.議事日程(第5号)  第1 認定第1号 令和4年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について  第2 認定第2号 令和4年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  第3 認定第3号 令和4年度昭島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  第4 認定第4号 令和4年度昭島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について  第5 認定第5号 令和4年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について  第6 認定第6号 令和4年度昭島市水道事業会計決算認定について  第7 認定第7号 令和4年度昭島市下水道事業会計決算認定について  第8 議案第61号 令和5年度昭島市一般会計補正予算(第4号)  第9 議案第62号 令和5年度昭島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  第10 議案第63号 令和5年度昭島市介護保険特別会計補正予算(第1号)  第11 議案第64号 令和5年度昭島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  第12 議案第65号 令和5年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)  第13 議案第66号 昭島市印鑑条例の一部を改正する条例  第14 議案第67号 昭島市特定教育保育施設特定地域型保育事業等利用者負担に関する条例の一部を改正する条例  第15 議案第68号 昭島市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例  第16 陳情第14号 健康保険証の存続を求める陳情  第17 陳情第15号 GLP昭島プロジェクトについて昭島市の上位計画と整合し法令に則ったものとなるよう真摯な協議を昭島市に求める陳情-----------------------------------1.本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)のとおり----------------------------------- △開議 午前9時40分 ○議長(赤沼泰雄議員) それでは、定足数に達しましたので、ただいまから第3回昭島市議会定例会5日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、あらかじめ配付のとおりであります。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) この際、本日の議会運営につきまして、議会運営委員長の報告を求めます。12番 渡辺議員。     (12番 渡辺純也議員 登壇) ◆12番(渡辺純也議員) 皆様、おはようございます。議会運営委員会の協議結果について御報告を申し上げます。 本委員会は、本会議に先立ち開催をし、本日の議事日程について協議を行いました。 その内容ですが、初めに、日程第1から日程第7までの7件について、令和4年度の各会計決算の上程を行い、提案理由の説明に続き、監査委員より決算審査の結果について御報告をいただきます。その後、正副議長及び監査委員を除く全議員で構成する決算審査特別委員会を設置し、審査をお願いすることといたしました。 次に、日程第8から日程第17までの10件につきましては、各委員会に付託され、審査の終了した補正予算、条例、陳情について、各委員長から御報告をいただき、それぞれ採決をお願いいたします。 なお、日程第16につきましては討論の通告がございますので、討論終結の後に採決をお願いいたします。 以上で、議会運営委員会の報告を終わります。議会運営に特段の御協力をお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 委員長の報告を終わります。よろしく議会運営に御協力をお願いいたします。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第1 認定第1号 令和4年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について から日程第7 認定第7号 令和4年度昭島市下水道事業会計決算認定について までの7件を一括して議題といたします。 一括して提案理由の説明を求めます。臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 おはようございます。説明させていただきます。まだ暑い日が続いておりますし、何か非常にコロナの感染がちょっと拡大しているみたいなので、お互いさま、本当に気をつけましょう。よろしくお願いいたします。 ただいま上程をいただきました日程第1 認定第1号 令和4年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第5 認定第5号 令和4年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの5件につきましては、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、また、日程第6 認定第6号 令和4年度昭島市水道事業会計決算認定について及び日程第7 認定第7号 令和4年度昭島市下水道事業会計決算認定については、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、監査委員の意見を付しまして、議会の認定を賜るべく御提案申し上げる次第でございます。 まず、認定第1号 令和4年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について御説明を申し上げます。 令和4年度は、新たな昭島市総合基本計画の幕開けとなる大変重要な年であり、人間尊重と環境との共生のまちづくりの理念の下、安全で利便性に富んだ都市基盤と、水と緑の自然環境が調和した快適で暮らしやすい住宅都市としての地域特性を生かし、将来都市像「水と緑が育む ふるさと昭島」の実現と、多様性を認め合える地域社会の形成を目指し、取組を進めてまいりました。 また、引き続き新型コロナウイルス感染症の対応や物価高騰対策等を図り、市民の命と健康、そして日々の生活を守るため、7回の補正予算を編成し、子育て世代住民税非課税世帯等への支援、保育所等への支援、ワクチン接種や障害・介護事業者へのPCR検査自宅療養者への食料等の支援、全世帯、全事業所における水道料金下水道使用料基本料金減免など、各種施策を実施し、柔軟かつ迅速な対応に努めてきたところであります。 これらの事業については、事務報告書の49ページから56ページに主な事業を掲載しておりますので、後ほど御覧ください。 こうした中での決算でございます。 決算書の10ページ、11ページを御覧いただきたいと存じます。 なお、御説明に際しましては、金額は1000円単位の概数で、また増減は対前年度比で申し上げますので、よろしくお願いいたします。 歳入決算額は521億4752万9000円で、予算現額に対する収入率は97.4%、歳出決算額は496億2926万3000円で、執行率は92.7%となりました。歳入歳出差引残額は25億1826万6000円となり、同額を翌年度へ繰越しいたしました。また、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は23億7804万円となりました。 なお、経常収支比率は93.9%で、前年度を9.8ポイント上回りました。市債残高は、対前年度比18億445万7000円減の162億2689万4000円、基金残高は合計で対前年度比7億2641万7000円増の169億1921万3000円となりました。 今後も、感染症法における位置づけが2類相当から5類に移行され、新型コロナウイルス感染症への対応、原材料価格の上昇や円安などによる物価高騰への対応、脱炭素社会の実現に向けた環境負荷低減への取組、将来を見据えた自治体DXへの取組、また脅威を増す自然災害への備えや子ども・子育て施策など、課題は山積しており、将来の世代に過度な負担を先送りすることがないよう、財源の確保に努め、財源に裏打ちされた施策の推進に努めてまいる所存でもあります。 引き続き、議会並びに市民の皆様の御理解、御協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。 それでは、決算数値の概要を御説明申し上げます。 歳入の主な内容についてでありますが、市税につきましては203億8568万8000円で、対前年度比1.4%減、2億8391万5000円の減となりました。このうち個人市民税は4.6%増の75億2773万4000円、法人市民税特定企業収益減等により38.9%減の14億6651万7000円、固定資産税は2.3%増の88億3334万7000円、都市計画税は4.7%増の15億9002万5000円となりました。なお、市税全体の徴収率は98.7%で、前年度同率です。 地方譲与税、0.8%増の1億7785万4000円。 利子割交付金は、30.8%増の2662万1000円。 配当割交付金は、3.0%減の1億4160万7000円。 株式等譲渡所得割交付金は、上場株式等の譲渡による所得が減少したことにより、39.0%減の1億864万1000円となりました。 法人事業税交付金は、企業収益が堅調に推移したことなどにより、61.1%増の4億4923万7000円となりました。 地方消費税交付金は、個人消費や輸入額が増加したことにより、4.9%増の27億9554万8000円となりました。 環境性能割交付金は、自家用乗用車に対する臨時的軽減措置が終了したことにより、15.9%増の4529万1000円となりました。 地方特例交付金は、27.9%減の1億5213万3000円となりました。 地方交付税は、普通交付税が税収の動向により不交付となったことなどから、88.8%減の1億1985万8000円となりました。 国庫支出金は、子育て世帯等臨時特別支援事業補助金の減などにより、15.1%減の128億5853万9000円となりました。 都支出金は、市町村総合交付金が増となったことなどにより、4.3%増の73億8715万1000円となりました。 財産収入は、24.4%減の2839万4000円。 寄附金は、36.6%減の1200万1000円。 繰入金は、財政調整基金公共施設整備等資金積立基金から基金繰入金などにより、14億591万5000円となりました。 繰越金は、81.3%増の33億1168万1000円。 諸収入は、立川基地跡地昭島地区整備費負担金などにより、11億8393万2000円となりました。 市債は、普通交付税が不交付となり、臨時財政対策債発行可能額が配分されなかったための減などにより、72.6%減の3億7410万円となりました。 次に、歳出の主な内容について御説明を申し上げます。 議会費は、3億4109万3000円となりました。 総務費は、水道料金下水道使用料減免事業の実施、庁舎における外壁等改修工事及び再生可能エネルギー100%電力、カーボンニュートラルガス導入に係る経費や市民総合交流拠点施設の整備に向けた実施設計、ウクライナ避難民支援事業などを実施し、62億8941万4000円となりました。市民総合交流拠点施設整備事業につきましては、令和7年の開設に向け、着実に進めてまいります。 民生費は、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金支給事業に加え、住民税非課税世帯及び子育て世帯並びに低所得ひとり親子育て世帯への生活支援給付金支給事業の実施や、認定こども園及び保育所等整備費補助などにより、247億2682万9000円となりました。 なお、生活保護法に基づく扶助費は、85万5000円の増となりました。 また、国民健康保険介護保険及び後期高齢者医療の各特別会計へは、合計41億9875万3000円の繰り出しをいたしております。 衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種事業や再エネ100%宣言REアクションへの参加、環境に配慮した水素自動車の購入などにより、55億2807万1000円となりました。 労働費は、勤労商工市民センター管理運営費勤労市民共済会運営費補助などにより、1億633万円となりました。 農林費は、昭和用水路保全事業などにより、4876万1000円となりました。 商工費は、プレミアム付商品券事業キャッシュレス決済ポイント還元事業などを実施し、34.5%増の4億8800万9000円となりました。 土木費は、都市計画道路3・4・1号立体交差部整備事業への着手、東ノ岡及び拝島天神社児童遊園便所改修事業街路灯LED化事業中神土地区画整理事業特別会計繰出金などにより、28億335万9000円となりました。 消防費は、常備消防委託のほか、最終年度となる防災行政無線デジタル化事業などを実施し、14億286万6000円となりました。 教育費は、令和6年4月の供用開始に向け、学校給食共同調理場整備事業に着手するとともに、総合スポーツセンター外壁等改修工事昭和公園内テニスコート改修工事、東京都英語村体験事業及び英語検定受検事業などを実施し、56億5507万1000円となりました。 公債費は、立川基地跡地昭島地区整備事業に対する法務省負担金追加交付に伴い、東中神駅自由通路等整備事業債の未償還元金を繰上償還したことなどにより、14.2%増の22億3946万円となりました。 一般会計については以上であります。 続きまして、特別会計について御説明を申し上げます。 まず、認定第2号 令和4年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 436、そして437ページを御覧いただきたいと存じます。 歳入決算額は118億2334万9000円で、予算現額に対する収入率は94.5%、歳出決算額は115億4751万7000円で、執行率は92.3%となりました。歳入歳出差引残額は2億7583万2000円となり、同額を翌年度へ繰越しいたしました。 主な歳入でありますが、国民健康保険税は0.5%増の21億3268万8000円となり、徴収率は、1.2ポイント増加し、86.4%となりました。 繰入金は、一般会計及び国民健康保険事業運営基金から繰入れにより、14.8%増の16億5261万2000円となりました。 次に、主な歳出でありますが、保険給付費は1.3%減の75億7472万9000円、国民健康保険事業費納付金は6.8%増の34億1130万4000円となりました。 次に、認定第3号 令和4年度昭島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 480ページ、481ページを御覧いただきたいと存じます。 歳入決算額は100億3982万2000円で、予算現額に対する収入率は94.4%、歳出決算額は96億7425万4000円で、執行率は91.0%となりました。歳入歳出差引残額は3億6556万8000円となり、同額を翌年度へ繰越しいたしました。 主な歳入でありますが、保険料は1.1%増の21億8106万2000円となり、徴収率は、0.6ポイント増加し、97.5%となりました。 繰入金は、一般会計及び介護保険給付事業運営基金から繰入れにより、3.9%増の17億4834万6000円となりました。 次に、主な歳出でありますが、保険給付費は、認定者数及びサービス受給者数が増加したことにより、0.6%増の86億9868万6000円となりました。また、今後の保険給付費の増加に対応するため、基金積立金を1億8521万4000円といたしました。 次に、認定第4号 令和4年度昭島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、526ページ、527ページを御覧いただきたいと存じます。 歳入決算額は29億5553万2000円で、予算現額に対する収入率は100.9%、歳出決算額は28億9928万1000円で、執行率は99.0%となりました。歳入歳出差引残額は5625万1000円となり、同額を翌年度へ繰越しいたしました。 主な歳入でありますが、後期高齢者医療保険料は13.5%増の13億2196万8000円となり、徴収率は、0.1ポイント減少し、98.7%となりました。 繰入金は、一般会計から9.7%増の14億3479万5000円となりました。 次に、主な歳出でありますが、広域連合納付金が歳出全体の91.8%を占めており、12.7%増の26億6172万7000円となりました。 次に、認定第5号 令和4年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、556、557ページを御覧いただきたいと存じます。 歳入決算額は5億3815万8000円で、予算現額に対する収入率は73.0%、歳出決算額は4億76万5000円で、執行率は54.3%となりました。歳入歳出差引残額は1億3739万3000円となり、同額を翌年度へ繰越しいたしました。また、翌年度へ繰越すべき財源を差し引いた実質収支額は1723万9000円となりました。 主な歳入でありますが、繰入金につきましては、一般会計から74.1%増の4億7000万円となりました。 次に、主な歳出でありますが、事業費は、区画道路の築造工事や事業用地取得費などにより、116.9%増の2億4510万7000円となりました。 昭島都市計画中神土地区画整理事業につきましては、本年2月に認可された第20回事業計画変更により、駅前ブロックを中心とする区域に縮小し、除外された地域を新たな手法でまちづくりを行うこととしました。 特別会計については以上でございます。 なお、決算の詳細や実質収支に関する調書、財産に関する調書につきましては、決算書及び決算附属書類を御参照いただきたいと存じます。 次に、認定第6号 令和4年度昭島市水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 水道事業会計決算書の1ページ、別ですから。大丈夫ですか。水道事業会計決算書の1ページ、2ページを御覧いただきたいと存じます。 収益的収入及び支出のうち収入でありますが、事業収益の決算額は19億1104万6000円で、予算額に比べ、2655万4000円、1.4%の減となっております。 収入の主なものは、給水収益を中心とした営業収益で、17億9584万3000円であります。 次に、支出でありますが、事業費の決算額は15億5724万3000円で、予算額に対する執行率は89.9%となっております。 支出の主なものは、配水及び給水費等営業費用は15億2110万1000円で、支出総額は97.7%を占めております。 この結果、収益的収入及び支出の収支におきまして、2億9412万7000円の純利益を計上いたしたところであります。 次に、資本的収入及び支出につきましては、3ページ、4ページを御覧いただきたいと存じます。 資本的収入及び支出のうち収入でありますが、資本的収入の決算額は965万2000円で、一般会計負担金であります。 次に、支出でありますが、資本的支出の決算額につきましては、中央配水場自家用発電設備更新事業及び耐震管布設替工事などの建設改良費7億2650万3000円となりました。 資本的収入及び支出の差引不足額7億1685万1000円につきましては、欄外に付記してありますとおり、損益勘定留保資金などにより補填をいたしました。 なお、6ページ以降は、損益計算書など財務諸表及び各種明細書事業報告書を掲載いたしておりますので、御参照賜りたいと存じます。 次に、認定第7号 令和4年度昭島市下水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 下水道事業会計決算書の1ページ、2ページを御覧いただきたいと存じます。 収益的収入及び支出のうち収入でありますが、事業収益の決算額は24億8634万8000円で、予算額に対する収入率は99.9%となりました。 収入の主なものは、下水道使用料を中心とした営業収益で19億2158万8000円であります。 次に、支出でありますが、事業費の決算額は21億7330万4000円で、予算額に対する執行率は94.3%となっております。 支出の主なものは、管渠維持費等営業費用21億470万5000円で、支出総額は96.8%を占めております。 この結果、収益的収入及び支出の収支におきまして、2億8181万2000円の純利益を計上いたしたところであります。 次に、資本的収入及び支出につきまして、3ページ、4ページを御覧いただきたいと存じます。 資本的収入及び支出のうち収入でありますが、資本的収入の決算額は5億3962万円で、収入の主なものは一般会計補助金及び企業債であります。 次に、支出でありますが、資本的支出の決算額は13億1529万6000円で、支出の主なものは、管渠耐震化事業汚水管浸入水対策事業などの建設改良費5億7147万7000円、企業債償還金7億4374万1000円となりました。 資本的収入及び支出の差引不足額7億7570万1000円につきましては、欄外に付記してありますとおり、過年度及び当年度分損益勘定留保資金などにより補填いたしました。 なお、6ページ以降は、損益計算書など財務諸表及び各種明細書事業報告書を掲載いたしておりますので、御参照賜りたいと存じます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(赤沼泰雄議員) 次に、一括して監査委員より決算審査の結果について報告を求めます。青山監査委員。     (青山監査委員 登壇) ◎青山監査委員 ただいま議長から御指名をいただきました、監査委員青山秀雄です。 令和4年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算と令和4年度水道事業会計決算、令和4年度下水道事業会計決算に当たりまして、地方自治法及び地方公営企業法の規定に基づき、中村代表監査委員と共に決算審査を実施いたしました。これらの審査結果につきまして、監査委員を代表いたしまして私から御報告を申し上げます。 初めに、令和4年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算審査に当たりましては、市長から審査に付されました各会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書について、地方自治法等関係法令に準拠して作成されているか、決算計数が正確であるか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、これらを主眼に置き、実施をいたしました。 審査の結果、各関係書類は地方自治法等関係法令に準拠して作成されており、予算の執行も適正になされ、決算計数は、関係諸帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りはないものと認められました。 次に、公営企業会計である令和4年度水道事業会計決算及び令和4年度下水道事業会計決算につきまして御報告申し上げます。 決算審査に当たりましては、市長から審査に付されました各事業会計の決算書類について、地方公営企業法等関係法令に準拠して作成されているか、経営成績及び財政状態を適正に表示しているかどうかを検証するため、関係諸帳簿及び証拠書類との照合を行うとともに、経済性の発揮や公共性の確保がなされているか、これらについても審査を実施いたしました。 審査の結果、各事業会計の決算書類は地方公営企業法等関係法令に準拠して作成されており、決算計数は、関係諸帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りはなく、損益計算書や貸借対照表等の財務諸表も経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。 なお、一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の決算の概要につきましては、主に計数の説明でございますので、誠に恐縮に存じますが、お手元に配付いたしました令和4年度決算審査意見書を御高覧願いたく、省略をさせていただきます。 以上、簡略な説明で恐縮ですけれども、令和4年度決算審査の報告とさせていただきます。 以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) これより一括して質疑並びに意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております日程第1 認定第1号から日程第7 認定第7号までの7件については、委員会条例第5条第1項及び第2項の規定により、19人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに会期中の審査を付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。 ただいま設置されました特別委員会委員については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。 お諮りいたします。 本特別委員会委員の選任については、正副議長及び監査委員を除く全議員を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。よって、本7件については、いずれも会期中に審査を終了し、報告願います。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第8 議案第61号 令和5年度昭島市一般会計補正予算(第4号) から日程第12 議案第65号 令和5年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) までの5件を一括して議題といたします。 本5件は、いずれも補正予算審査特別委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。10番 小林議員。     (10番 小林こうじ議員 登壇) ◆10番(小林こうじ議員) ただいま議題となりました日程第8 議案第61号 令和5年度昭島市一般会計補正予算(第4号)から日程第12 議案第65号 令和5年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)までの5件について、補正予算審査特別委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、9月7日に開催し、委員長に私、小林こうじが、副委員長には松原亜希子委員が選任され、それぞれ就任いたしました。 審査の内容については、正副議長を除く全議員で構成する本特別委員会で審査いたしましたので、省略させていただきます。 質疑の終結の後、討論を省略して採決の結果、本5件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本5件に対する本特別委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本5件に対する意見等を一括してお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本5件について、いずれも討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、これより一括して採決いたします。 本5件は、いずれも委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本5件は、いずれも委員長報告どおり決しました。-----------------------------------
    ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第13 議案第66号 昭島市印鑑条例の一部を改正する条例 を議題といたします。 本件は総務委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。8番 佐藤議員。     (8番 佐藤文子議員 登壇) ◆8番(佐藤文子議員) ただいま議題となりました日程第13 議案第66号 昭島市印鑑条例の一部を改正する条例について、総務委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、9月8日に開催し、理事者側に提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 初めに、委員より「マイナンバーカードのひもづけに関して、様々な報道がされているが、昭島市でマイナンバーカードを返納した方はどの程度いるのか」との質疑があり、「4月はゼロ件、5月は1件、6月は7件、7月、8月は3件ずつで、9月は現時点ではゼロ件となっている。ひもづけの問題に関して、総務省における全国の自治体への一斉点検が行われているが、昭島市では事務処理を適切に行っており、点検の対象外となっているので、安心していただきたい」との答弁がありました。 次に、委員より「マイナンバーカードの電子証明書をスマートフォンへ搭載した場合の有効期限は」との質疑があり、「マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が発行から5回目の誕生日を迎えるまでとなっており、この有効期限が切れると、スマートフォン用の電子証明書の有効期限も切れる」との答弁がありました。 次に、委員より「マイナンバーカードをつくらない人もいるが、条例が改正されても、従来どおりの印鑑登録証明書の発行申請はできるのか」との質疑があり、「今回の条例改正に伴い、コンビニエンスストアでスマートフォンを利用した交付サービスが受けられるという利便性の向上は図られるが、これまでどおり窓口での手続も存続する」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本件に対する総務委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件について、討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり決しました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第14 議案第67号 昭島市特定教育保育施設特定地域型保育事業等利用者負担に関する条例の一部を改正する条例 を議題といたします。 本件は厚生文教委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。14番 ゆざ議員。     (14番 ゆざまさ子議員 登壇) ◆14番(ゆざまさ子議員) ただいま議題となりました日程第14 議案第67号 昭島市特定教育保育施設、特定地域型保育事業などの利用者負担に関する条例の一部を改正する条例について、厚生文教委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、9月11日に開催し、理事者側に提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 以下、本件に対する質疑などの概略を申し上げます。 委員より「このたびの条例の改正に当たり、多子世帯の最年長のお子さんが就学児となった際に、第2子が3歳未満であった場合は、無償化の対象から外れるのか」との質疑があり、「東京都の制度により年齢制限が撤廃されることから、第1子が保育園に通っている、通っていないにかかわらず、その世帯で第2子以降は無償化の対象となる」との答弁がありました。 以上により質疑などを終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本件に対する厚生文教委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件について、討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は委員長報告どおり決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり決しました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第15 議案第68号 昭島市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 を議題といたします。 本件は建設環境委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。10番 小林議員。     (10番 小林こうじ議員 登壇) ◆10番(小林こうじ議員) ただいま議題となりました日程第15 議案第68号 昭島市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、建設環境委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、9月12日に開催し、理事者側に提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 本件につきましては、特に質疑等はございませんでした。 討論を省略し、採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本件に対する建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件について、討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり決しました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第16 陳情第14号 健康保険証の存続を求める陳情 を議題といたします。 本件は厚生文教委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。14番 ゆざ議員。     (14番 ゆざまさ子議員 登壇) ◆14番(ゆざまさ子議員) ただいま議題となりました日程第16 陳情第14号 健康保険証の存続を求める陳情について、厚生文教委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本件は、今定例会で付託され、9月11日に審査を行いました。 陳情者は、東京保険医協会会長であります。 その内容は、健康保険証の廃止を中止して、存続するように国に意見書を提出することを求めるものです。 以下、本件に対する質疑などの概略を申し上げます。 初めに、委員より「健康保険証の廃止時期の延期についての見解は」との質疑があり、「令和5年秋に実施される総点検と、その後の修正作業の状況を見極めた上で、さらなる期間の延長が必要と判断された場合は、国において適切に対応するとされている」との答弁がありました。 次に、委員より「健康保険証廃止の中止を国に求める考えは現在はないが、被保険者の方が不安を感じることのないよう、機会を捉え、国に対し丁寧で分かりやすい説明と適切な対応を求めていくという市の考えと一緒である。本陳情は不採択としたい」との意見がありました。 次に、委員より「市において、マイナンバーカードと健康保険証のひもづけの際、自分以外の名前が登録されたなどのトラブルの報告事例はあるのか」との質疑があり、「7月に市のマイナ保険証に登録されている状況を確認したところ、トラブルは1件もなかった」との答弁がありました。 次に、委員より「マイナ保険証と比較し、資格確認書を用いた場合、医療費の負担はどう変わるのか」との質疑があり、「資格確認書をもって医療機関で資格確認ができるので、負担割合は現在と変わらない」との答弁がありました。 次に、委員より「マイナ保険証を持っていない方に交付される資格確認書と、マイナ保険証を持っている方に交付される資格情報のお知らせの送付方法は、どのような方法を予定しているのか」との質疑があり、「簡易書留での送付を考えている」との答弁がありました。 次に、委員より「マイナンバーカードの紛失や悪用についての対応は」との質疑があり、「万が一、紛失や盗難に遭われた場合、利用停止の連絡は24時間365日可能であるコールセンターがある。また、マイナンバーカードのICチップは、不正に情報の読み出しを行った場合、自動的に壊れる仕組みとなっている」との答弁がありました。 以上により質疑などを終結し、討論を省略して挙手採決の結果、本件は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で、本件に対する厚生文教委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありますので、これより討論を行います。 発言を願います。7番 大野議員。     (7番 大野ふびと議員 登壇) ◆7番(大野ふびと議員) 日程第16 陳情第14号 健康保険証の存続を求める陳情について、日本共産党昭島市議団を代表して、本陳情に賛成する立場で討論を行います。 1961年に皆保険制度が実現して以来、日本国内に住民登録がある方は全員、公的医療保険の被保険者になることとされています。この皆保険制度の土台となっているのは健康保険証です。保険証の交付は保険者に義務づけられており、被保険者本人は、自ら申請せずとも保険証が手元に届き、医療費総額の3割等を負担するだけで必要な医療を受けることができます。 しかし、来年秋には、保険証として利用できるように登録を行ったマイナンバーカード、いわゆるマイナ保険証に一本化され、現行の保険証は廃止されることとなりました。マイナ保険証を持たない人には資格確認書が交付されますが、本来、これらはいずれも、自ら申請しない限り取得することはできません。 資格確認書については、当面の間、本人からの申請によらず、保険者が職権で交付すると言われていますが、その後は申請が必要となります。資格確認書の有効期間は最大5年とされ、それまでに申請しなければ無保険扱いとなり、医療機関や薬局の窓口で全額自己負担を求められるおそれがあります。しかし、申請を忘れる方が一定数発生することは避けられず、要介護高齢者や障害者など、申請自体が困難な方もいらっしゃいます。 今後も皆保険制度を守り、保険診療が受けられないなどという方を絶対出さないために、申請が不要な現行の保険証を存続させる必要があります。 そもそもマイナンバーカードの取得は任意であり、保険証をこれに一体化して廃止するというのは、事実上、マイナンバーカード取得を強制することにほかなりません。なぜ政府はここまで強引に保険証を廃止しようとするのか。それは、財界の強い意向を受けてのことです。経済同友会の新浪剛史代表理事は、6月28日の会見で、廃止の期日を守れと岸田首相に要求しました。 大企業は、ビジネスチャンスを創出するため、また新たな商品、サービスを開発するために、大量の個人情報を欲しています。マイナポータルには、医療情報をはじめ、様々な個人情報が集約されますが、これを企業が活用するには、まず本人がマイナンバーカードを取得し、これを使用してマイナポータルにログインし、さらに自分の個人情報を企業に提供することに同意する必要があります。とにもかくにもマイナカードを取得してもらわないことには始まらないのです。 しかし、大量の個人情報が収集されれば、人物像を推定するプロファイリングによって、あなたはこういう人間だと決めつけられ、自分の知らないところで選別や排除を受ける可能性があり、こうした深刻な人権侵害を避けるために、マイナカードは持ちたくないと考える人がいてもおかしくありません。保険証廃止は、このようなおそれを持つ人たちにマイナカード取得を強制するものであり、許されません。 マイナ保険証をめぐっては、トラブルが続出しています。マイナ保険証に他人の保険資格情報がひもづけられていた事例は8000件を超え、マイナンバーと保険資格がひもづけられていない人は、全国で70万人以上に上ります。 全国保険医団体連合会の調査によると、マイナ保険証による保険資格の確認でトラブルがあった医療機関は、8437施設のうち5493施設、65.1%でした。自己負担割合が誤って表示されるトラブルも相次ぎ、9月13日に、同連合会は、7070の医療機関のうち978施設、13.8%で発生していたと明らかにしました。 オンラインでの保険資格の確認件数は、7月は1億5500万件余りでしたが、そのうち現行の保険証によるものが1億4700万件余りとほとんどを占め、マイナ保険証によるものは780万件余りと、5%にすぎませんでした。 このようにマイナ保険証の利用率が著しく低い状況にもかかわらず、数々のトラブルが報告されている中で、現行の保険証を廃止すれば、医療現場が大混乱に陥ることは目に見えています。保険証を廃止させてはなりません。 政府は、マイナ保険証ならデータに基づく質の高い医療が受けられると、メリットを強調しています。例えば、昨年9月からは、患者が同意すれば、医師は、その患者が過去にどこの病院でどのような診療行為を受けたかという情報を共有することができるようになりました。この情報は、レセプト、診療報酬明細書の情報を基にしていますが、レセプトの情報がマイナ保険証にひもづけられるまでにはタイムラグがあり、長いと1か月半ほどかかることもあります。これでは直近の状況が確認できず、中途半端で活用が難しいと医療現場から指摘されています。 また、レセプトは医療機関等が保険者に提出する請求書のようなもので、その内容は、この検査をしたので幾ら請求しますといったものです。何の検査をしたのかは分かりますが、肝腎な検査の結果は分かりません。 さらに、患者は、性感染症の治療を受けたことや精神科の通院歴に関する情報などは共有したくないと思っても、医師と診療情報を共有する場合は、全ての情報を共有するしかありません。仕組み上、共有する情報を選択することができないのです。 このように、マイナ保険証のメリットとされていることが、患者にとって本当にメリットなのか疑義がある段階で、保険証を廃止するのは適切ではありません。 医師や薬剤師が全員高齢といった一部の医療機関、薬局は、オンラインによる保険資格の確認が免除されており、このような医療機関等ではマイナ保険証が使えません。このため、マイナ保険証を持っている人にも資格情報のお知らせというものが交付されることになりました。 マイナ保険証を持っている人には資格情報のお知らせが、持っていない人には資格確認書が交付されるということは、結局、マイナ保険証の有無にかかわらず、全員に対してマイナ保険証以外の何かが交付されることになります。資格確認書も資格情報のお知らせも、形状は現行の保険証と類似したものになる可能性が高く、いずれも個人情報が記載されていることから、昭島市の国民健康保険の場合、現行の保険証と同様、簡易書留で郵送する必要があります。つまり、保険証が廃止されても、その交付にかかっていた費用が減る一方で、同額の費用が新たに発生するだけということです。 しかも、資格確認書や資格情報のお知らせを交付するためのシステム開発、改修の費用が別途発生するとともに、資格確認書と資格情報のお知らせの交付対象者を選別するという、これまでになかった作業が発生することになります。これらの新たな費用や事務負担は、現行の保険証を存続させれば全く必要のないものです。 以上の理由から、本陳情は採択すべきものと考えます。 日本が世界に誇る皆保険制度を守り抜き、保険診療が受けられないという人権侵害を許さず、医療現場の混乱を避け、安全・安心な医療を確保し、市民や市の職員、財政に余計な負荷をかけないために、この陳情第14号 健康保険証の存続を求める陳情について日本共産党は賛成し、不採択とした厚生文教委員長の報告に反対をするものです。 以上です。 ○議長(赤沼泰雄議員) これにて討論を終結いたします。 これより起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(赤沼泰雄議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 日程第17 陳情第15号 GLP昭島プロジェクトについて昭島市の上位計画と整合し法令に則ったものとなるよう真摯な協議を昭島市に求める陳情 を議題といたします。 本件は建設環境委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。10番 小林議員。     (10番 小林こうじ議員 登壇) ◆10番(小林こうじ議員) ただいま議題となりました日程第17 陳情第15号 GLP昭島プロジェクトについて昭島市の上位計画と整合し法令に則ったものとなるよう真摯な協議を昭島市に求める陳情について、建設環境委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本件は、今定例会で付託され、9月12日に審査を行いました。 陳情者は、昭島市つつじが丘の住民であります。 その内容は、GLP昭島プロジェクトについて、GLP社や関係機関と緊密に協議し、市民が不利益を被ることがないよう最善を尽くすとともに、玉川上水南側地区の地区計画を策定するに当たって、都市計画マスタープランや各種規定にのっとった地区計画を策定することを求めるものです。 以下、本件に対する質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「市は、意見書の提出やGLP社への要請など、時期を捉えた対応を行っており、行政として丁寧に取り組んでいることを評価するが、交通関係等の課題は残っているため、引き続き精力的な取組をお願いしたい」との意見がありました。 次に、委員より「万が一、GLP社により市の上位計画と整合しない事業が推し進められた場合、市として取り得る手段はあるのか。許認可はどのようなものがあるのか」との質疑があり、「市は許認可権者ではない。市は、東京都が開発許可を行うに当たり、都市計画法第32条の規定に基づき、公共施設の管理者として同意をするかの判断をすることになる」との答弁がありました。 次に、委員より「事業者の変更計画案は、市の考えに沿って大きく変わっていた。民間企業の活動に対して、行政としてできることは非常に限られているが、引き続き努力をしてもらいたいと考える。行政と市民、市議会が同じ方向を向くべきと考え、本陳情は採択としたい」との意見がありました。 次に、委員より「行政として、市のあるべきまちづくりを伝え、できる限り事業者に理解を求めていってもらいたいので、本陳情は採択すべき」との意見がありました。 次に、委員より「市は既に要請書の提出などを行っている。本陳情の内容に反対するものではないが、議会でも真摯に進めているため、あえて取り上げることはないと考える」との意見がありました。 次に、委員より「GLPは、交通関係については今後説明会を開催すると言っているが、地区計画の日程はそれに左右されるのか」との質疑があり、「地区計画は、その地区に関しての計画であり、切り離して考えたい」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく採択すべきものと決しました。 なお、本件の採択後の取扱いにつきましては、議長職におかれましてしかるべき処理をされますようお願い申し上げます。 以上で、本件に対する建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(赤沼泰雄議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件について、討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 ただいま採択されました陳情は、会議規則第134条及び135条の規定により、市に送付いたします。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) お諮りいたします。 議事の都合により、明日から9月28日までの9日間、本会議を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(赤沼泰雄議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。----------------------------------- ○議長(赤沼泰雄議員) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 次回は、9月29日午前9時30分から会議を開きますので、御了承願います。 本日は、これにて散会いたします。----------------------------------- △散会 午前10時51分...