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03月03日-03号

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  1. 昭島市議会 2023-03-03
    03月03日-03号


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    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  3月 定例会(第1回)               令和5年        第1回昭島市議会定例会会議録(第3号)-----------------------------------1.開議月日 3月3日(金)-----------------------------------1.出席議員(22名)   1番  金井悦子           2番  馬場 保   3番  松原亜希子          4番  吉野智之   5番  八田一彦           6番  ゆざまさ子   7番  奥村 博           8番  荒井啓行   9番  森田久夫          10番  山本一彦  11番  高橋 誠          12番  小林こうじ  13番  渡辺純也          14番  林 まい子  15番  篠原有加          16番  佐藤文子  17番  三田俊司          18番  木﨑親一  19番  赤沼泰雄          20番  大島ひろし  21番  南雲隆志          22番  青山秀雄-----------------------------------1.欠席議員(なし)-----------------------------------1.職務のため議場に出席した事務局職員  議会事務局長      板野浩二   議会事務局次長     関野 実  議事担当係長      藤田修平   主任          鈴木直子  主任          奥田高啓   主事          吉松直也-----------------------------------1.説明のため出席した者  市長          臼井伸介   副市長         早川 修  企画部長        永澤貞雄   総務部長        山口朝子  総務部危機管理担当部長 小松 慎   総務部デジタル化担当部長                                 小林大介  市民部長        萩原秀敏   保健福祉部長      青柳裕二  子ども家庭部長     滝瀬泉之   環境部長        池谷啓史  都市整備部長      鬼嶋一喜   都市計画部長      後藤真紀子  都市計画部区画整理担当部長      会計管理者       柳 雅司              吉野 拡  水道部長        橋本博司   教育長         山下秀男  学校教育部長      高橋 功   生涯学習部長      倉片久美子-----------------------------------1.議事日程(第3号)  第1 一般質問-----------------------------------1.本日の会議に付した事件  議事日程(第3号)のとおり----------------------------------- △開議 午前9時30分 ○議長(三田俊司議員) 定足数に達しましたので、ただいまから第1回昭島市議会定例会3日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、あらかじめ配付のとおりであります。----------------------------------- ○議長(三田俊司議員) 日程第1 一般質問 を行います。 順次質問を願います。初めに、南雲議員一般質問を行います。 南雲議員につきましては、長時間にわたり発声することが困難であるとの本人の申出に基づき、質問の一部を議会事務局職員が代読いたします。 それでは、21番 南雲議員、よろしくお願いいたします。     (21番 南雲隆志議員 登壇) ◆21番(南雲隆志議員) ただいま議長から御指名をいただきました無会派の南雲隆志でございます。通告に従い、一般質問をいたします。 先週、ようやく人工声帯の手術ができました。1年ぶりの発声でまだうまく発声ができませんが、議長、副議長をはじめ議員の皆様方の引き続きの御協力をいただきまして、途中から代読でお願いいたしますが、質問の機会をいただき、誠にありがとうございます。 まず冒頭に、お聞き及びますところ、このたび3月末をもって御勇退される部長、課長の各氏、学校教育部長、高橋功氏、水道部長、橋本博司氏、学校教育部学務担当課長、沖倉正樹氏、総務部職員課長、並木映子氏、総務部消防担当課長、加藤博道氏。 (代読)そして職員の各氏におかれましては、38年から42年余りの長きにわたり、昭島市民のため、昭島市政のため、そして昭島まちづくりの発展のために多大なる御貢献をしていただきました。心より感謝するものであります。 各氏の入庁の当時を振り返りますと、昭和56年、1981年の出来事として、3月、神戸ポートアイランド博覧会開幕、また死因のトップが脳卒中からがんになったのもこの年でした。 昭和59年、1984年の出来事として、7月、第23回オリンピックロサンゼルス大会、11月、新札発行、1万円札が福沢諭吉などがありました。 さて、御勇退なされます皆様は、民主主義の根幹であります地方自治体の中で、市民の声を行政に反映させ、市民サービスの向上のため、この政治経済の厳しい変革の中で時代を乗り越えられ、市民と行政の接点として、懸案の事業の推進に大いに貢献してくださいました。改めて、昭島市民の一人として、昭島市議会の一人として、心から感謝と敬意を表するものであります。 どうか御勇退なされましても、御健康に十分留意されまして、豊富な経験と知識を持って、地域のため、昭島市民のため、昭島市政発展のために御指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。そして、長い間の御苦労と御貢献に対して深甚なる感謝の意を表するものであります。本当にありがとうございました。 それでは、通告に従い一般質問をいたします。今回の質問は大綱4点です。 まず初めに、大綱1、中神駅北側地域整備についてを質問いたします。 細目1、昭島都市計画中神土地区画整理事業と中神駅北側地域整備計画の事業についての今後の基本的な考えについてお尋ねします。 昭島都市計画中神土地区画整理事業は昭和35年に都市計画決定し、昭和39年に事業認可されました。第一工区は昭和62年に換地処分の公告を行いました。平成7年からは第二工区の駅前ブロックの第一次指定の仮換地指定が始まり、平成11年の第四次指定により仮換地指定が全て終了しました。平成7年度から公共施設計画に係る建築物等移転を重点に置き、公共施設用地を確保し、平成8年度から公共施設のライフライン整備及び道路整備を進めています。現在、第18回事業変更計画書の第二工区の設計の実施となっています。現在も、建物移転も93%以上となりました。 しかし、この土地区画整理事業も認可時と比べて著しく宅地化が進行し、町の形態も大きく変化し、事業のさらなる長期化は避けられない状況になりました。第二工区の北ブロック西ブロック及び第三工区については、事業決定から長期間が経過する中、事業区域内に計画されていた都市計画道路なども整備され、また民間の開発などにより一定の道路整備がなされました。上下水道についても整備が完了し、おおむね市街地形成が図られています。しかし、このような事業の長期化は、第二工区及び第三工区に土地を所有している方または借地権を有している方に土地利用の制限等による負担をかけているため、早期に改善する必要があります。 そこで、令和2年度より審議会、調査会を含めて検討を行い、また地域市民説明会の開催や全権利者の意見聴取等を踏まえて、第二工区北ブロック西ブロック及び第三工区の道路、公園等の整備方針をまとめた中神駅北側地域整備計画を策定し、昨年の第3回定例会全員協議会において議会の了承となりました。 そして、当事業の事業計画変更について東京都知事の認可を受け、令和5年2月13日に公告を行いました。この事業計画変更に伴い、土地区画整理事業の施行地区が縮小され、土地区画整理事業を継続する区域、第二工区駅前ブロック土地区画整理事業によらない整備手法に変更された区域、第二工区北ブロック西ブロック、第三工区に分かれることになりました。このことは、当該地域にとって今後とても大きな進展となります。 振り返ってみますと、紆余曲折のあった駅前ブロックの仮換地指定がなされてからの駅前周辺の整備につきましては、平成15年頃から特に目に見えての具体的な道路形態の整備等、大きく進展してきたと私は思います。今までの一般質問でお話をさせていただきましたが、中神土地区画整理事業第二工区及び第三工区の地域内においては、家庭用の下水道がやっと整備されてきたと住民の一人として実感し始めたのが平成11年頃からでした。下水道の整備以前は、大雨が降るたびに、また梅雨の時期のたびに、敷地内の吸い込み槽、浄化槽から汚水があふれないかと心配をしながらのお風呂の使用であったり、洗濯であったりという御家庭が多くありました。あふれ出した汚水のため、周辺に異臭を放つこともありました。また、床下浸水も多かったこともあり、担当部署の職員の皆さんは土のうの運搬と危険箇所への据付け作業など、緊急時の対応も大変でした。その節はいろいろとありがとうございました。 この下水道の整備が平成15年にほぼ完了してからは、敷地内の吸い込み槽、浄化槽を撤去して、公共下水道管に接続する御家庭が増えたことにより、大雨のときにも汚水があふれることもなく、周辺に異臭を放つこともなくなりました。 そして、この公共下水道の整備と併せて、駅前ブロックの公共施設としての道路の整備が加速度的に進んできました。さらに、御存じのように、平成20年に昭3・4・9号多摩大橋通りの中神立体の供用開始と、中神駅北口駅前広場の供用開始となりました。この北口駅前広場の整備と北方向に進む幅員16メートル道路の昭3・4・15号の整備により、広く大きく駅前ブロックの全容が市民にも分かるようになったと思います。また、さらに、昭3・5・4号の東西道が中神町新畑交差点から西方向への利用が途中までだったところ、平成23年には瑞雲中学校交差点まで開通しました。 このように、中神土地区画整理事業は、第一工区の工業用地の整備による工場誘致と街区の整備のみならず、駅前ブロックの整備でも、中神駅北口駅前広場を含む都市計画道路の整備による交通動線のよさ、良質な住宅環境の形成と大変大きな成果を出しております。さらに、周辺の昭3・4・9号多摩大橋通り武蔵野保育園方向への整備、先ほど述べた昭3・5・4号の東西道の整備により、中神駅北側の交通事情の改善はとても大きなものがあります。 この地域の都市基盤整備インフラ整備については、市の理事者を含め、区画整理の担当の職員の人たちの鋭意努力と粘り強い頑張りによるところがとても大きいと考えます。とても喜ばしいことであり、職員の皆さんに感謝と敬意を表したいと思います。 この真摯な取組を今後も引き続き進めていただきたいと考えますが、昭島都市計画中神土地区画整理事業と中神駅北側地域整備計画の事業についての今後の基本的な考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、細目2、第二工区駅前ブロックについてお聞きします。 進捗状況については、建物移転が、219棟中204棟が移転完了し、残棟数が15棟とお聞きします。また、区画道路の築造については残り2路線と思いますが、併せて今後の対応はどのように進めていくかお聞かせいただきたい。 建物移転については残り15棟となり、区画道路については50路線中48路線が築造され、残り2路線となりました。そして、駅前ブロックについては移転の早期完了に向け、引き続き地権者の皆様に対し鋭意交渉を進めているところでありますとのことですが、その後の進捗状況はいかがかお聞かせいただきたいと思います。権利者の様々な事情、高齢化、相続、抵当権、生活面などがあろうかと思いますが、可能な範囲でお答えいただければと思います。また、今後の予定もお伺いいたします。 次に、細目3、中神駅北側地域整備計画の事業についてお聞きします。 中神駅北側地域整備計画の事業については、どのように進めていくのかお聞かせください。あきしま区画整理だより令和5年2月発行版でも明らかになっていますが、大局的な内容をお答えください。特に、今後のスケジュールについてと、全体整備計画期間及び事業費の概算についてお示しいただければと思います。 1月の説明会、中神駅北側地区等に関する都市計画変更等素案説明会において、事業費や予定についての話もありました。説明では、第三工区を含めておおむね10年ないし15年程度を予定しております。事業費においては、道路公園の用地取得、測量、鑑定、そして製造など約100億円を見込んでいますとのことでしたが、その後、今後の予定や状況の変化などがあれば示してください。 また、先日、議案の議決がなされましたが、今回の提案された中神駅北側地域整備事業特別会計の目的と趣旨についても、もう一度お示しいただければと思います。 また、1月の説明会では、建築物の敷地面積の最低限度について、100平方メートルに満たない宅地についてどのように対応すればいいのかとの質問もありました。回答として、現状で100平方メートルを下回る宅地については、さらに細分化せずに宅地を使う分には問題ないと説明していましたが、大切なことなので、ここで明確に答弁をしておいていただきたいと思います。 次に、細目4、区画道路についてお聞きします。 昭島都市計画地区計画図の中神駅北側地区地区計画の計画図において、区画道路1号から106号まで記載されていますが、区画道路は全て市道認定するのかお聞かせいただきたいと思います。 1月の説明会の資料に記載されている区画道路1号から106号については、一部は既に市道認定されていて、地域でも使用・利用しています。今後、この区画道路は全て市道認定するのか、それとも昨年9月に策定された中神駅北側地域整備計画の5、まちづくりの方針、(2)道路整備方針、ア、公道に記載されている公道のみかを明確に伝えてほしいと思います。 また、その市道認定の際に、私有地の部分は事業取得するのかどうかも教えてください。例えば、市道の番号は言いませんが、市道の一部に私有地が存在するところもありますが、寄附の申出をお願いしていくのか、購入するのか、用地買収をするのかどうかを教えていただきたいと思います。 次に、細目5、地域内の私道についてお聞きします。 地域内の私道は、路線ごとに寄附の申出があった場合に、状況に応じて市で整備及び管理することを権利者と協議し検討しますとしていますが、今後の対応をお聞かせいただきたいと思います。 土地区画整理事業については、やはり大変です。今の戸建ての自宅がみなし道路に面している人にとっては、売買するにも新しく建て替えるにしても、本人にとっては無駄と思える多額の余分な費用がかかってしまう感覚があります。人それぞれいろいろな考えがあって、区画整理に期待していた、区画整理がなされれば私有地全体が対象となるので、私道で出している土地の整理整頓ができてありがたいと考えていた、減歩があっても感覚的に自宅敷地が狭くなることがないという意見もまだまだあります。駅前ブロックでも、腑に落ちないなあとまだ気持ちが収まらない人々もいらっしゃいます。 地域の人たち一人一人のそれぞれの思いと考えがあって、担当部署の皆さんもこれからがさらに大変ですが、ぜひ引き続きの粘り強い頑張りをよろしくお願いいたします。 次に、大綱2、立川市新清掃工場についてお聞きします。 細目1、立川市新清掃工場ごみ収集車両について、都市計画道路昭3・2・11号の東面に接する立川市新清掃工場が昨年11月から一部稼働を始めました。昨年6月12日日曜日、むさしの自治会集会所での自治会役員への説明や、8月27日土曜日の富士見会館での立川市からの説明会において、ごみ収集車両通行ルートについては主要道路の通行とし、生活道に近い市道の通行は避けるとの話がありました。しかし、工事期間も含め、生活道に近い市道の通行が散見されています。地元地域からも立川市の担当部署に改善を求めていますが、昭島市の対応はいかがかお聞かせいただきたい。 特に、新生公園北沿いを東西に通る市道東106号の渋滞と、歩行者に対しての危険性を低減させるためにも、この道路の通行は回避していいただきたいという地元での強い考えです。また、昭島6号の北詰を西に向かい、昭3・4・9号に通ずる道路もごみ収集車両通行ルートから外すとしていますが、しっかり守ってほしい。もちろん地域から直接立川市の担当部署に申出を行っていますが、昭島市としても立川市に対し申出を行うなど、対応してほしいと考えます。このことについての考えをお聞かせください。 昭島6号や市道東106号を利用しての立川市のごみ収集車両の通行は数十年前からもあったことで、それは立川市総合リサイクルセンター、立川市西砂町四丁目、横田基地の東南部辺りへ向かう車両です。この車両についても、地域では立川市に申出をしています。 ここに立川市の新清掃工場ができるメリットは何かを私からお話しするつもりはありませんが、災害時に総合的な防災拠点として機能させるため、地域住民の受入れはなく、高齢者や災害弱者に対しての受入れ拠点にはなりません。昭島市域分の土地に関しては、固定資産税としての税収はあるのかどうかについても、地方税法第348条第2項第1号、固定資産税の非課税の範囲において、国並びに都道府県、市町村、特別区、これらの組合及び財産区が公用または公共の用に供する固定資産により非課税となるそうです。 次に、大綱3、女子中間ケアセンターの工事について。細目1、女子中間ケアセンターの工事車両について。 女子中間ケアセンターの工事車両が、説明会での範囲外の市道を通行していることが散見されています。特に今年になってから多く見受けられるため、法務省の担当部署に状況の説明を求めました。2月7日に担当者からの説明を受けましたが、今後の建設工事になると車両の台数も増すことから、昭島市としても対応・対処をしていただきたいが、考えをお聞かせください。 特に、中神第2アパート前信号機から北に上がった昭島6号沿いの住民の皆さんにとっては、平成25年、2013年から始まった工事において、大きな基礎の粉砕と撤去で振動、粉じん、騒音などで大きな被害を受けました。そこのルートをまた大型10トンダンプが通過してしまったのは非常に残念であり、正直なところ、ふんまんやる方ないところです。このことは、2月7日水曜日に私のところに業者を含めて説明に来たので、しっかりと伝えておきましたが、昭島市としても対応・対処をしていただきたいが、考えをお聞かせください。 次に、大綱4、東中神駅北側地区の都市計画道路についてをお尋ねいたします。 細目1、昭島都市計画3・2・11号について、独立行政法人都市再生機構は、立川基地跡地昭島地区土地区画整理事業、約66.1ヘクタールの事業施行期間を令和6年、2024年3月末としていますが、関連する東京都施行の都市計画道路昭3・2・11号国営公園西線については、青梅線のアンダーパスの工事について、事業期間が令和3年度、2021年度から令和10年度、2028年度に延伸されてしまいました。UR東中神団地建て替え事業、賃貸住宅362戸及びまちづくり用地も、令和5年度の竣工を目指して現在工事中ですが、青梅線のアンダーパスの工事に至っては、用地取得は進み、測量も数回実施しているとお聞きしますが、目に見えての工事はなかなか進んでいません。昨年11月から新しく移転され、業務が開始されている昭島消防署昭和出張所の活動にも、青梅線の踏切により南北の通行に支障が出るのではないかとの声もあります。また、個人的にとても残念と思うのが、せっかくの6000平方メートルの交通広場の利用が不便な状態のままであるということです。 国営昭和記念公園の昭島口の開発については、市議会としても、昭島口周辺における公園区域の拡大と整備などについて定期的に国への要望を行っておりますが、まずはこの青梅線のアンダーパスが整備されてこその昭島口ですので、市としても、継続して東京都に積極的に働きかけていただきたいと考えます。昭島市としても、昭島市議会としても、全会一致の考えでもありますから、ぜひともよろしくお願いいたします。 ここで、あえて国営公園西線の今後について、南側の青梅線アンダーパスの早期の完成について、市の考えをお聞かせいただきたいと思います。また、国営公園西線の北側に延びる立3・2・38号についても、市の考えをお聞かせください。 次に、細目2、昭島都市計画3・2・3号についてお聞きします。 国営公園南線は、東は立川駅北口から、西へは昭島駅北口へとつながる道路となっていきます。この道路についても早期の完成を望む声が大きいですが、市の考えをお聞かせください。この昭3・2・3号国営公園南線は、中神駅北側地域の整備にも大きく影響を与えます。先ほど述べました新生公園の北沿いの東西道、市道東106号の渋滞の緩和も大いに期待できます。この昭3・2・3号についても、市のお考えをお聞かせください。 道路については、特に主要道については、その場その場の局所的な問題ではなく、広く面的に眺め、市域の境なく対処しなければ、交通事情の問題の解決には至りません。昭3・2・11や特に青梅線とのアンダーパス、また北側の延伸の立3・2・38、そして昭3・2・3の全体を見てみると、全体的に広く面的に見ると、つまり昭島市の北東を広範囲で見てみると、青梅線とのアンダーパスが特に重要であるかもしれないが、全体的にこれらが整備されてこそ、全体的な交通網の利便性、渋滞緩和につながると考えます。大綱2と3で質問した項目も改善されることが期待されるなど、効果が大きいと考えます。このことを踏まえて、細目1、2の市の考えについて答弁をお願いします。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(三田俊司議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 おはようございます。 南雲隆志議員一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の中神駅北側地域整備についてのうち、細目1点目、昭島都市計画中神土地区画整理事業と中神駅北側地域整備計画の事業についての今後の基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問につきましては、担当部長より御答弁申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、南雲隆志議員、徐々に回復されていること、大変うれしく思っております。全快を期待しておりますので、頑張ってください。よろしくお願いします。 御質問の1点目、中神駅北側地域の整備についてのうち、昭島都市計画中神土地区画整理事業と中神駅北側地域整備計画の事業についての今後の基本的な考え方について御答弁申し上げます。 昭島都市計画中神土地区画整理事業は、前回の東京オリンピックが開催された1964年、昭和39年の事業認可から58年間、事業を継続してまいりました。その間、工業利用を中心とする第一工区が昭和62年に換地処分され、本市の工業の発展に大きく寄与いたしました。また、第二工区駅前ブロック土地区画整理事業が進み、道路・公園や駅前広場等の整備により良好な市街地が形成されてきているものと認識しているところであります。 一方で、土地区画整理事業が長期化し、私権の制限が続いていることを憂慮し、改めて令和2年度に全ての権利者の皆様に意向調査を行い、事業の在り方についてお伺いをいたしました。その結果、多くの方々から、整備手法を変更してでも早期に安全・安心のまちづくりをとの御意見をいただいたことから、これは行政主導ではなくて地域の皆様の声をいただいて、うちのほうがそうだということで動いたということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 地域のお住まいの皆様に寄り添ったまちづくりができるよう検討を重ね、令和3年度に第二工区北ブロック西ブロック及び第三工区については、土地区画整理事業から他の手法で整備する方針を定めました。その後、これらの区域の今後の道路・公園の整備について、権利者及び地域のお住まいの方を中心に構成する区域内道路等検討委員会を設置し、御検討いただきました。検討結果について、住民説明会の開催や調査会への諮問、答申を経て中神駅北側地域整備計画を策定し、令和4年第3回定例会全員協議会で御了承をいただきました。全会一致だったと思います。ありがとうございました。 あわせて、小池百合子東京都知事中神土地区画整理事業第70回事業計画変更申請を行い、2月に許可を受けることができました。なかなかこういうものって許可が出ないんですよね、はっきり言って。     (「第20回ですよ」と呼ぶ者あり) ◎臼井市長 第20回って言わなかった。     (「第70回」と呼ぶ者あり) ◎臼井市長 70回というのは多過ぎる。訂正して第20回ということで事業申請を行い、2月に許可を受けることができました。 引き続き土地区画整理事業を継続する区域につきましては事業の早期完了を目指し、中神駅北側地域整備計画で事業を進める地域につきましては、安全・安心のまちづくりは最重要課題でありますことから、憩いの場所でもあり、災害時に避難場所としても利用できる2か所の公園とその周辺道路を手始めに整備を進め、整備に当たりましては、権利者及びお住まいの皆様の御意見、御要望に十分耳を傾けながら、早期、安全・安心で快適なまちづくりができるよう進めてまいりたいと思います。 なお、後で区画整理担当部長のほうから答弁ありますけれども、今後はやっぱり10年ないし15年、多分おおむね15年かかると思います。その予算総額でも100億はかかってしまうということで、ただしこの5年間が、私、勝負だと思っていますので、オール昭島で対応していきたいと思いますし、また御指導のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(三田俊司議員) 吉野区画整理担当部長。     (吉野都市計画部区画整理担当部長 登壇) ◎吉野都市計画部区画整理担当部長 御質問の1点目、中神駅北側地域整備について御答弁申し上げます。 初めに、昭島都市計画中神土地区画整理事業と中神駅北側地域整備計画の事業についてであります。 昭島都市計画中神土地区画整理事業は、長期化に伴い事業の在り方を検討し、第二工区は駅前ブロックのみを区画整理事業を継続し、第二工区北ブロック西ブロック及び第三工区は土地区画整理事業から除外し、他の事業手法によりまちづくりを行うとの方針から、令和3年に中神駅北側地域整備構想を、令和4年9月には区域を除外後のまちづくりの具体的な整備方針を示した中神駅北側地域整備計画を策定いたしました。その後、事業区域の縮小を反映した中神土地区画整理事業の第20回事業計画を昨年11月に申請し、令和5年2月8日に東京都知事から変更認可を受け、2月13日に告示をいたしました。長期化した中神土地区画整理事業に対し大変申し訳なく思う一方、区域を縮小することにより残事業の早期完了を目指してまいります。 新たに中神駅北側地域整備計画に基づく整備を行う区域におきましては、策定された計画に基づき、権利者及びお住まいの皆様の御意見、御要望に十分耳を傾けながら、早期に安全・安心で快適なまちづくりができるよう整備してまいります。 次に、第二工区駅前ブロックについてであります。 第20回事業計画変更の認可を受け、中神土地区画整理事業区域のうち、第二工区は駅前ブロックを中心とした16.6ヘクタールの区域に縮小されました。 事業の進捗状況についてであります。令和5年2月末現在、建物移転につきましては219棟中204棟が移転完了し、契約済みであるものの移転が完了していない1棟を含め、残棟数が15棟となっております。御高齢や相続の関係など、様々な御事情からなかなか移転の合意まで至っていない状況ではございますが、今後、土地区画整理事業の区域縮小により事業完了を見据える中、移転の早期完了に向け引き続き鋭意努力し、交渉を進めてまいります。 区画道路の築造につきましては、残り2路線のうち市道東216号については本年2月に竣工し、交通開放をいたしました。残る1路線につきましては、築造予定の道路敷の上に未移転の建物が複数軒ありますことから、移転を順次行い、完了し次第、道路築造を行う予定でございます。 次に、中神駅北側地域整備計画の事業についてであります。全体の整備期間につきましては、第三工区を含めおおむね15年程度を予定しており、道路・公園の用地取得、測量、鑑定、築造など、整備に係る事業費について約100億円程度を見込んでおります。また、整備に当たって、市民の皆様に十分な御理解をいただけるよう、新たに中神駅北側地域整備事業特別会計を創設いたし、中神駅北側地域整備計画に基づく整備を行う区域のまちづくりに係る経費を明確化するとともに、引き続き権利者の皆様に対して丁寧な説明に努めてまいります。 地区計画の策定をはじめとする都市計画変更等については、住民説明会や都市計画審議会での御審議を経て、令和5年夏をめどに手続を進めてまいります。なお、1月には中神駅北側地区地区計画の素案説明会を行ったところでありますが、御質問のありました建築物の敷地面積の最低限度について100平方メートルとの素案をお示しいたしましたが、現在、100平方メートル未満である土地の所有者がその土地を細分化することなく建築物の新築または建て替えを行うことについては、全く問題はございません。 次に、区画道路についてであります。 地区計画素案でお示しいたしました道路計画図は、既に公道として整備済みのものも含め、中神駅北側地域整備計画の整備計画図から私道と都市計画道路を除いた全ての地区、施設を掲載しております。掲載している道路のうち、現在市が認定していない路線については、地権者の皆様の合意の下、市道として認定し、順次整備をしてまいりたいと考えております。また、市が既に認定している路線につきましても、今後、整備において幅員等を変更し、整備する路線については認定の変更を行ってまいります。 用地の確保につきましては、用地買収や建築基準法第42条第2項のセットバック、道路後退による寄附を受けて確保してまいります。 次に、地域内の私道についてであります。中神駅北側地域整備計画にお示ししました今後整備する路線の築造を進めてまいりたいと考えておりますが、地域内の私道で路線内の全ての権利者の合意の下、そろって寄附の申出があった場合には、公道としての整備、管理要件が備わっているかどうか確認した上で、権利者と協議をし、必要に応じて整備をしてまいりたいと考えております。 地権者の皆様の御協力をいただきながら、安全で安心して快適な都市生活を送れるまちづくりの早期実現に向け、今後も丁寧な対応を心がけ、取り組んでまいります。 ○議長(三田俊司議員) 後藤都市計画部長。     (後藤都市計画部長 登壇) ◎後藤都市計画部長 御質問の2点目、立川市新清掃工場について御答弁申し上げます。 昨年8月に開催されました立川市クリーンセンターたちむにぃ運営事業説明会において、収集車など事業に係る車両の搬出入ルートは幹線道路である都市計画道路を通行するとの説明がなされております。しかしながら、御質問のとおり、通行ルートが守られず生活道路に収集車両等が通行していることにつきましては、大変遺憾に思います。このことにつきまして、再発防止を含め既に立川市に申し入れており、立川市からは車両ルートの徹底を図るとの回答を得ております。 次に、御質問の3点目、女子中間ケアセンターの工事について御答弁申し上げます。 女子中間ケアセンターの整備に係り、現在、構内整備工事が行われています。法務省は本施設の整備に係る工事関係車両は、幹線道路である都市計画道路を通行すると説明をされています。しかしながら、御質問のとおり、通行ルートが守られず生活道路に工事関係車両が通行していることにつきましては、大変遺憾に思います。このことにつきまして、再発防止を含め既に法務省に申し入れており、法務省からは今後予定されている建設工事を含め、車両ルートの徹底を図るとの回答を得ております。 御質問の4点目、東中神駅北側地区の都市計画道路について御答弁申し上げます。 土地区画整理事業により整備された立川基地跡地昭島地区は、昭島都市計画道路3・2・11号及び昭島都市計画道路3・2・3号が貫通し、先ほどの御質問にもありました法務省施設や立川市清掃工場のほか、住宅や商業施設が立地するなど、土地利用が進んでいます。しかしながら、立川基地跡地昭島地区外の両都市計画道路は、東京都が事業に取り組んでいるものの、現時点においては工事着手に至っていません。道路はネットワークを形成することにより効果を発現するものと理解いたすところであり、本市といたしましても、両都市計画道路の早期整備の必要性を強く認識することから、東京都に対しまして重ねて要望してまいります。 また、立川都市計画道路3・2・38号につきましても、同様の考えから早期の整備を望むものであります。 ○議長(三田俊司議員) 以上で南雲議員一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(三田俊司議員) 次に、10番 山本議員。     (10番 山本一彦議員 登壇) ◆10番(山本一彦議員) 自由民主党昭島市議団、山本一彦でございます。三田俊司議長の御指名をいただきましたので、通告に従い、一般質問させていただきます。 今回、私は、大綱1点、音楽・文化・芸術を活用した地域活性化について質問いたします。 2月13日から17日に市役所の1階ロビーにて昭島市と昭和の森芸術文化振興会が主催する第15回芸術家公募展がありました。市内在住、在勤、在学55名の作家の方から応募があり、その中から審査で選ばれた37名の作品が展示されておりました。 その後、モリタウン東館1階でも展示され、また市内の小中学生が学校の授業で取り組んだ作品を展示する芸術家の卵展も2月25日から本日、3月3日までモリタウン東館1階で開催されております。私も市役所1階に展示された作品を見させていただきましたが、絵画や写真など、一つ一つの作品全て、心を揺さぶられる作品ばかりで、忘れかけていた、芸術に触れて感動するという当たり前の記憶がよみがえってくる瞬間でした。 このように、絵画をはじめ、音楽やすばらしい作品に触れることは、現代社会の急速かつ多種多様な変化が目まぐるしく起こる環境の中で生きていくために、人が生き生きと暮らし、人生におけるゆとりや潤い、楽しみや生きがいといった真の心の豊かさをもたらすものとして、芸術・文化に接することは大変重要であると思います。 コロナ禍において、この3年間余り、多くのイベントが開催できずにおりました。また、文化芸術活動は大きな打撃を受けました。アーティストが観客と同じ空間でつくり上げる音楽や劇場、伝統芸能などは公演中止や観客数の制限が長引き、活動の維持が困難になり、大変厳しい状況が続きました。しかし、コロナを乗り越え、心の豊かさを取り戻すためにも、芸術・文化活動を少しずつ進めていく時期に差しかかっているように思います。 昭島市においても、コロナ感染症の状況を見ながらですが、KOTORIホールや公民館を中心に、以前のように行われていた展示会や発表会、音楽祭など、市民の皆様が集える場所のさらなる充実に努め、市民の皆様の主体的・創造的な芸術文化活動の活性化を促進することが必要であるように思います。 また、昭島市の長い歴史の中で生まれた文化遺産も、先人たちに守り伝えられてきた貴重な財産であり、昭島市の歴史文化を正しく理解するために欠かせないもので、この昭島市に残り伝わる文化財の価値を再認識し、保存・継承に向けた取組も重要になってくるのではないでしょうか。 さらに、次世代の担い手である子どもたちに昭島市の芸術文化を継承していくために、地域と学校及び地域間の芸術文化の交流を今後も進めていただき、質の高い文化・芸術に触れることによって豊かな人間性を育むとともに、昭島市民の誰もが一層郷土を見つめ、昭島の郷土愛を育む力を養うことが必要だと思っております。 そこでお聞きいたします。市民の文化・芸術に対する関心を高め、生涯を通じて多種多様な文化芸術に出会い、心の豊かさや潤いを実感できる市民生活を実現するため、優れた音楽、美術、芸術等に触れる機会の充実が必要であると考えます。そして、コロナ感染症を乗り越え、以前のように人が集い、文化・芸術があふれるまちづくりをすることで地域が活性化していくのではないかと思いますが、昭島市としての基本的な考え方を教えてください。 細目2点目、音楽ができる防音施設について質問いたします。 以前、私は高齢者の方と音楽療法を題材に一般質問いたしましたが、改めてその内容も交えて質問いたします。 音楽療法を受ける対象となる人は、何らかの病気を抱えている人はもちろんのこと、様々なことが原因で精神的に疲れている人など、幅広い範囲の人が受けられるというのが特徴です。音楽療法は、東日本大震災などの精神的ダメージをケアする方法としても使われ、災害や事故などのストレスやショックから立ち直るためにとても役立つと言われております。音楽は、言語に関係なく、伝わりやすい表現方法です。特に、子どもは親しみを感じやすく、発達障害の治療、療育の分野では音楽療法を積極的に取り入れているところが増えております。 音楽療法には、大きく分けて能動的音楽療法、受動的音楽療法、個人音楽療法、集団音楽療法の4つの種類があります。能動的音楽療法は、歌、楽器演奏、ダンス、作詞、作曲をすることなどで健康状態の回復の効果があり、受動的音楽療法は、音楽鑑賞など、感情の表出、緊張の緩和などの効果が期待をできます。個人音楽療法は、音楽療法士とマンツーマンで行うなど細かなケアを行うことが可能で、最後に、集団音楽療法は、少ない人数から複数人で行うことで協調性を引き出す効果をもたらすということです。 実際に音楽療法が行われている現場については、介護の分野では老人介護施設、認知症治療のリハビリ、医療分野では、手術前後の不安や緊張の軽減を促す効果、また精神医療の診察との併用も行われております。児童施設や特別支援学校などは、療育効果にも活用されております。老人介護施設などは、食事などの場面でリラックスできるような音楽を取り入れ、落ち込みや興奮など感情のコントロールが難しい認知症患者ケアとしても使われており、一部のメンタルクリニックなどでは診療と併用しているところもあるようです。また、子どもの養育場面では、その子の能力に合わせた楽器や演奏内容が選ばれており、楽しく音楽に触れながら社会性や協調性を育むことに役立っております。 歌を歌うことで、音楽療法で得られるようなリラックスあるいは興奮をもたらす生理的働きやコミュニケーション手段を引き出すなど、人間関係づくりをサポートする社会的働き、さらに不安やストレスの軽減となる心理的働きが期待できます。特に、音楽を聞くことや歌うことは、その曲を聞いたり歌ったときの状況や感情などを呼び起こすパワーがあり、当時の記憶や生き生きとした感情が喚起され、会話が促されるなど、高齢者の方は歌うことで呼吸運動を円滑にし、心肺機能を高める効果があるそうです。 また、楽器を使うことで身体的刺激や機能の維持・回復など、リハビリテーション効果も期待でき、さらに楽器操作の習得や演奏により達成感が得られ、グループ演奏では音の広がりによる連帯感が生まれ、周囲の人たちも励まし、高齢者の生きがい、意欲を引き出すきっかけとなります。また、生きる喜びや人と接触することが苦手な人が素直に接することができるツールとしても役立ち、人間関係の基盤を形成し、コミュニケーションの方法を学ぶことも可能になります。音楽が自信や力を与え、生きる力の原動力となることもあります。 私もふだんからギターを弾き、歌うことが生きがいと言っていいほど音楽が大好きな人間ですが、ここ数年、コロナで活動ができなかったことや、家庭の事情でギターを弾くことすら忘れかけていて遠ざかっていましたが、今ふと思いますと、歌うこと、ギターを弾くことで精神的にバランスを取っていた気がします。音楽がなければ、今の私はなかったと言っていいほど音楽というものに救われていました。 現在、アキシマエンシス内の音楽室や、また松原町高齢者福祉センターにはカラオケ機器も設置されており、多くの高齢者の皆さんが御利用されていると思います。少し前ですが、私の認識では、児童センターぱれっとにはバンド練習など音楽を楽しむための専用スペースがあり、青少年交流センターにも多目的室として軽音楽のできる施設があると認識してございます。 そこでお聞きいたします。昭島市の施設などで防音施設があり、音楽ができるような部屋や場所がどれぐらいあるのか、現状をお聞かせください。また、アキシマエンシス体育館も、アンプラグドのようなドラムや電子機器を多く使わないライブはできると伺ったのですが、どのぐらいの規模での演奏は可能なのかどうか教えてください。 また、今後、昭島市内の既存の施設などを整備し、防音施設を増やすことは考えているのかどうかお聞かせください。 細目3、全世代が楽しめる、音楽・文化・芸術祭の開催について質問いたします。 7年前の一般質問で、昭島市で野外音楽フェスティバルを多摩川沿いのグラウンドや昭和公園の陸上競技場など、また昭島市と立川市の共催になりますが、昭和記念公園で行ってはどうかというような質問をいたしました。当時は、まさか今のようにコロナ感染症が蔓延し、このような状況に陥っているとは考えにも及ばず、各地で盛んにライブイベントが行われていた時期でもありました。 コロナ前は、夏になると毎年全国各地で野外ライブイベントが開催されておりました。野外ライブイベントを夏フェスとも言い、様々なアーティストが集い、同じ会場内で複数のステージを使い、行われる音楽祭です。最近は、ロックに限らず、様々な音楽全般を対象としているものも増えてきており、開催時期も夏に限らず1年を通じて各地で開催され、最近のフェスは多様化しており、ジャンルもロックに限らず、ジャズやポップス、洋楽、邦楽など、様々なアーティストが参加しています。 日本の代表的フェスといえば、FUJI ROCK FESTIVALですが、その他日本全国で50か所を超えるフェスがコロナ以前は毎年行われていました。主な夏フェスだけでも観客動員数は合計で200万人を超えるフェスもあり、前述のFUJI ROCK FESTIVALでは、数年前の数字ですが、開催3日間で経済波及効果は30億円に達すると言われております。 また、近隣市では、福生市で例年8月、多摩川沿いにあるカニ坂公園で行われている福生カニ坂ロックフェスがあります。入場無料のため、運営は全て皆様からのカンパで賄っており、スタッフや出演バンドもボランティアで会場設営や当日の運営、会場撤去など、全て自分たちの手でゼロからつくり上げているそうです。出演アーティストは、多摩地区を活動拠点としているアーティストが主で、毎年バンドの出演エントリーが増え、60組を超える応募があるようです。このように、地域活性化を目的とし、大規模な音楽イベントだけではなく、各地域の身近な場所で小規模な音楽イベントが開催されるなど、新たなものを創出していくための様々な取組が行われております。 昭島市でも1年を通じて様々なイベントを行っておりますが、中でも代表的なイベントとして、5月に行われる郷土芸能祭り、8月にはくじら祭りが開催され、コロナ禍で中止や一部縮小は続いておりますが、くじら祭りの来場者は、3年前ですが約9万人を超える方にお越しいただきました。11月には産業まつりや青少年フェスティバルが行われ、産業まつりはコロナ前までの記憶では、開催2日間で約8万人の方にお越しいただきました。青少年フェスティバルも若い方が自ら実行委員を担い、企画・運営をし、KOTORIホールや前庭、駐車場でも様々なイベントが行われ、公民館小ホールでの高校生などのライブはたくさんの若者でにぎわいます。また、昭島市主催ではございませんが、昭和の森ガーデンステージでは、ははの日LIVEやおやじの日LIVEも行われており、例年1000人以上の来場者でにぎわいます。 先ほども述べましたが、以前の一般質問の答弁で、野外音楽フェスは陸上競技場などでも、騒音や、駐車場を確保するなど、本市で音楽フェスを開催するのは難しいということでございました。今回の質問では、音楽だけに特化したものではなく、あらゆる世代、全世代が参加できる音楽、文化、芸術祭の開催をしてみてはどうかというものでございます。 そこでお聞きいたします。昭島市において、今までもKOTORIホールや公民館を中心に、展示会や発表会、音楽会など市民の皆様が集えるイベントも開催されておりますが、全世代の方が一堂に会し楽しめる芸術祭がないように思います。ぜひ市民の皆様が芸術文化活動に触れられる音楽、文化、芸術祭を開催してみてはいかがでしょうか。 以上で一般質問を終わりますが、最後に一言御挨拶を申し上げたいと思います。 振り返ってみますと、8年前、若輩者ながら、この愛する昭島市のため、家内や家族、また地元の皆様に支えていただき、この市議会の場に立たせていただきました。今ここにあるのは、私を支えてくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。 この8年間、ただただがむしゃらに走り続けた気がします。自分の体調のこと、家族のことなどが重なり、大変悩みましたが、4月をもって議員の職を辞することといたしました。市長をはじめ理事者の皆様、職員の皆様には大変お世話になり、感謝の言葉しかございません。本当にありがとうございました。また、この8年の限られた時間、同じ議会という場所で御一緒できた議員の皆様お一人お一人のことは生涯忘れません。短い間でしたが、皆さんと御一緒できて本当に幸せでした。本当にありがとうございました。 この貴重な経験を糧に、これからは体調を整え、家族のため精いっぱい前を向いて新たな道で頑張ってまいります。 最後になりますが、これからの昭島市がもっともっとすばらしいまちになることを心からお祈りしております。8年間、本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(三田俊司議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 山本一彦議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の音楽、文化、芸術を活用した地域活性化についてのうち、細目1点目、昭島の基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げます。 私たちの心を豊かにし、暮らしに潤いと喜びをもたらしてくれる音楽や文化芸術活動は、人生100年時代と言われる今の社会において、市民の皆様が充実した日常生活を送る上で、欠かせないものであります。 先月は、恒例となっております第15回昭島市内芸術家公募展を昭和の森芸術文化振興会との共催により開催いたし、市内の芸術家の活躍の場の確保と併せ、市民の皆様の身近に芸術作品に触れていただく機会とさせていただきました。市内在住、在勤の皆様が制作された絵画や写真、書、工芸、陶芸などの作品はどれもすばらしく、多くの方が感動し、そして芸術のすばらしさを感じることができたものではないかと思っているところであります。そして、本市に様々なジャンルで活動する多くの芸術家が、また文化、芸術の楽しみを享受する多くの市民の皆様がいらっしゃることを改めて実感した次第であります。 この文化展は37人の方が作品を出され、私も市長賞ということで、絵画の望月先生だったかな、出したのを昭島市長賞として選びました。前日から私、見て、いつも前日一番最初に私が選ぶものですから、私が選んで、僕、議長が作品を選んだ後、悩んだんですよね。次の日、朝行って、議長がこれ、ああそうか、さすがだなと思いながら見ていたんですけれども。今年はこども家庭庁もできますから、子どもが活躍するということで、子どもの絵画を僕は選ばせていただく。子どもが、何というか落書きしている絵かな。それがすごく、見ましたか、皆さん。あれを僕がそういう意味で、こども家庭庁ができるから、子どもが一丁目一番地かなということで選ばせていただきました。 先般もまた、オーストリアの大統領から勲章を頂いた岡部先生って市内にいらっしゃるんですけれども、岡部先生の叙勲のパーティーが都内であって呼ばれて行かせていただいて、先生はオーストリアのウィーンで活躍されていて、こっちでは、山梨県だったかな、大学の客員教授されて、いろいろなところで開かれて、奥多摩出身なものですから、このすばらしい高度な音楽の部分を、ちょうど師岡町長も来られていたんですけれども、すごいそういう方を呼んでくれて、子どもたちに演奏を聞かせていただくという、うちとしてもちょっと考えていきたいなというふうに、すばらしいものでした。 私もよくこれはストラディバリウスかなとか、そういうテレビがありますけれども、じかにやっぱりオーストリア、ウィーンでのプロの四重奏を初めて聞かせていただいて、思わずブラボーを言いましたね。いずれにしても、そういうところも含めて今後とも頑張っていきたいなというふうに思っています。 こうした市民の皆様の音楽を含む文化、芸術活動のさらなる振興を図るべく、本市では令和4年度を初年度とする文化芸術推進基本計画を策定いたしました。この施策展開に当たりましては、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業、その他の各関連分野と有機的、広域的に連携させるとともに、文化芸術により生み出される様々な価値を文化芸術の継承、発展及び創造に活用し、地域の活性化につなげていくことが重要であると考えております。 また、コロナ禍で様々な行動を制限される状況下に置かれておりましたが、段階的に平常を取り戻しつつある今日において、当面の間は新型コロナウイルスと共存するウィズコロナ社会の視点を持って取り組んでいく必要があります。文化芸術の主役である市民の皆様の活動がコロナ以前の姿を取り戻し、これまで以上の盛り上がりを見せるよう、また子どもから高齢者、障害者など、市民の誰もが文化芸術を身近で味わい、心豊かで潤いのある暮らしを実感できるよう、その時々の感染状況を見極め、必要な対策を講じながら、文化芸術のさらなる振興に向け努めてまいる所存でありますので、よろしくお願いします。 山本議員におかれましては、本当に8年間お疲れさまでございました。体調を崩して出馬できないということで残念に思いますけれども、今日の質問を聞いていて、今度はアーティストになるのかななんて思いながら、期待しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(三田俊司議員) 倉片生涯学習部長。     (倉片生涯学習部長 登壇) ◎倉片生涯学習部長 御質問の2点目、音楽ができる防音施設について御答弁申し上げます。 現在、市の公共施設のうち、防音及び遮音の整備がされております施設につきましては、市民会館、公民館ではKOTORIホール、公民館小ホール、音楽室及び集会室がございます。また、市立会館では武蔵野会館音楽室、大神会館集会室が、勤労商工市民センターではサークル室が防音施設となっており、市民の皆様に音楽活動をはじめダンス等にも御利用いただいております。 なお、アキシマエンシス校舎棟及び体育館の一般貸出しにつきましては、学校教育に支障のない範囲で市民の皆様に御利用いただける施設となっており、校舎棟の音楽室、301会議室及び体育館が防音施設として御利用いただけます。 御質問のアキシマエンシス体育館の規模につきましては、体育施設としての御利用のほか、舞台照明設備や高低差のある可動式客席を含め、300席のホールとして、合奏や合唱、講演会など多岐にわたり御利用いただいております。 このほか、児童青少年の施設として、児童センターぱれっとの音楽スタジオや青少年交流センター多目的室にも防音施設がございます。これらの施設を利用し、多くの団体が音楽やダンスなどの活動を活発に行っており、日頃の成果を発表するとともに、団体相互の交流を深める場となっております。 御質問の既存施設の改修等により防音施設を増やすことにつきましては、音楽活動の練習や発表の場の必要性は十分認識いたしておりますが、市内各施設において、音楽活動等に御利用いただける施設は一定程度整備されておりますことから、既存施設を増設することにつきましては、全体の利用ニーズを勘案した中で、費用対効果の視点などから慎重に検討する必要があると考えております。 なお、防音設備ではない市立会館やあいぽっく視聴覚室等におきましても、ギターサークルなど大音量とならない楽器演奏やダンス等につきましては、各施設の状況に応じて御利用いただくことが可能となっており、市民ニーズに合わせた情報発信が必要であると考えております。引き続き、市民の皆様の利用目的に沿った分かりやすい施設の情報提供に努めてまいります。 次に、全世代が楽しめる音楽、文化、芸術祭の開催についてであります。 音楽、文化、芸術は人々に感動や喜び、また精神的な安らぎをもたらし、創造力を育むとともに、人と人とのつながりを深め、心豊かな市民生活、活力ある地域社会の実現に寄与するものと認識しております。市では、音楽、文化、芸術祭として、KOTORIホールでは子どもからシニアまで幅広く楽しめるコンサートやイベントを実施しております。 また、毎年秋に約1か月にわたり行われる市民文化祭におきましては、児童青少年によるダンスや合奏、合唱、車椅子ダンスや民謡、邦楽などを、公民館では書道、絵画、写真、手芸、短歌や俳句、生け花等の展示をしており、様々な分野にわたり老若男女を問わず、市民の文化芸術の発表の機会となっております。 また、毎年春に市内のみこしや山車が一堂に会し、伝統芸能を披露する郷土芸能祭りでは、多くの市民が参加し、伝統芸能継承に資する催しとなっております。このほか、昭和の森芸術文化振興会による昭和の森音楽祭や昭島市文化協会による芸術祭など、多くの市民の皆様が参加し、来街者も楽しまれており、市主催に限らず市民団体や企業などと連携を図りながら、文化芸術活動の振興に努めてまいりました。 御質問の全世代が楽しめる音楽、文化、芸術祭の開催につきましては、これまでの事業を継承するとともに、新たな視点に立った文化芸術の振興に向けた事業の在り方について検討してまいります。また、各事業の開催に当たり、より多く市民の皆様が参加し、市内外から多くの方に足を運んでいただけるよう、引き続き周知、啓発方法の検証も含め各事業の充実に努めてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
    ○議長(三田俊司議員) 以上で山本議員の一般質問を終わります。 暫時休憩をいたします。 △休憩 午前10時40分----------------------------------- △再開 午前11時00分 ○議長(三田俊司議員) 会議を再開いたします。----------------------------------- ○議長(三田俊司議員) 次に、20番 大島議員。     (20番 大島ひろし議員 登壇) ◆20番(大島ひろし議員) こんにちは。公明党昭島市議団の大島ひろしでございます。ただいま議長の御指名をいただきましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 初めに、皆様にうれしい報告をさせていただきます。 昭島の宝である水に関係する小説、これ実は、2年前の12月の一般質問の前にもお話ししたので、2回目だなと思われると思いますけれども、あえてまた言わせてもらいます。昭島の宝である水に関係する小説「渇水」、これでございます。「渇水」。「渇水」の映画が、6月2日に上映が決定いたしました。インスタでも宣伝が始まりました。今、放映されている「湯道」や、「鎌倉殿の13人」に出演の生田斗真さんが主演でございます。この原作者、河林満さんは、昭島市に2歳から住んでいて、まさに、ふるさと昭島である作家、河林満の作品が「渇水」でございます。KADOKAWAが制作、配給、宣伝を担当します。 河林満氏は、昭和50年12月10日に福島県いわき市に生まれました。もし御存命であれば、現在72歳になられます。翌年に、1歳のときに、父の仕事の関係でここ東京昭島市に移住。東小学校、昭和中学校、それから立川定時制高校に入学、卒業をそれぞれされて、昭和48年に立川市の職員になられました。最初の配属先が水道部の業務課、この水道部の業務課で経験したことが、この「渇水」のテーマになっております。この「渇水」で、平成2年、39歳に文学界新人賞を受賞。本作品は、第103回芥川賞候補となりました。また、平成5年、42歳のときに「穀雨」を文学界5月号に発表、同作品が、第109回芥川賞候補。平成20年、57歳のときに、1月19日に、脳出血のため死去。享年57歳でございます。 「渇水」というタイトルが、この昭島の宝である水と大変関係がありますので、この小説を昭島のために御利用になっていただければ大変ありがたいなと思っておりまして、御紹介させていただきました。 では、順次質問させていただきます。 1問目は、心豊かに過ごせるまちづくりについてをお伺いします。 1点目、災害時、避難所にペット同伴可能な場所を求めることについてをお聞きします。 細目1点目、市の避難所における基本的なお考えをお聞かせください。 細目2点目、避難所におけるペットの同伴可能な場所の提供が必要と考えますが、市の今後の見通しをお聞かせください。 今回の質問は、御案内のとおり、ペットは家族の一員であり、ストレスが重なる避難所生活で、少しでも飼い主とペットが共に生活できる、いずれはそうなってほしいという強い思いからの質問でございます。 第2問目の、長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに係る税額措置についてお聞きします。 青梅線北側地域は、昭島まちづくりの歴史を振り返りますと、本村と言われた拝島村と商業地域の昭和町が合併して昭島市が誕生したのが原点と思われます。そして、この青梅線北側地域を、先ほども南雲議員が御質問されました、ずっと御質問されていますが、区画整理事業として、面的に整備をしたことが、大きな発展と昭島市のまちづくりの淵源と考えます。現在、東中神駅、中神駅、昭島駅の北側地域には、新しいマンションや戸建てが増え、人口増加の要因にもなっています。今までの都市計画やまちづくりの努力が、私は実を結びつつあると思います。歴代市長をはじめ、臼井市長、そして理事者側の御努力が、形として目に見えてきていると感じます。 高度成長期に建設されたマンションが、30年を超える時代を迎えつつあります。マンションの老朽化や、入居者の高齢化が進んでいます。 そこで、お伺いします。 細目1点目、今後のマンションの施策について、基本的な考え方をお聞かせください。 細目2点目、マンション管理適正化推進計画を早期に作成して、対策を推進すべきですが、市のお考えをお伺いします。 細目3点目、長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに係る税額措置を、昭島市でも実施すべきですが、市のお考えをお伺いします。 2問目は、安全で安心して住み続けられるまちづくりについてお伺いします。 1点目、在宅高齢者救急通報システムの拡充についてお聞きします。 独り暮らしの高齢者と離れた家族の心配事の一つが、自宅で急に気分が悪くなり倒れそうになったときに、無線のペンダントで緊急通報ができるシステムを、自治体が提供してほしいという声を聞きました。通報相手は、消防庁や民間の警備会社、あるいは通信会社が考えられます。 そこで質問します。在宅高齢者救急通報システムの対象要件を、年齢要件のみにすべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 2点目の交通対策についてお聞きします。 小さな子どもから高齢者まで多くの方が利用する、手軽で便利な乗り物である自転車。日常生活の移動手段として、また、趣味としてサイクリングを楽しむ方もいらっしゃいます。自転車は、便利であると同時に、自動車やバイクとの事故、歩行者との事故、自転車同士の事故に、いつ遭うとも限りません。また、被害者になる可能性だけではなく、加害者になる可能性も十分考えられます。 そこで、自転車保険は、東京では義務化されていますが、何らかの事情により未保険で事故を起こす場合が現実にあります。そこで、例えば非課税世帯の中で18歳までの自転車利用者への助成制度等を導入すべきと考えますが、市の御所見をお聞きします。 2023年4月1日、今年の4月1日、もうすぐでございますが、自転車運転者に、ヘルメット着用が法律で努力義務化されます。この義務化に合わせて、もう何年か前にやっているわけでございますが、愛知県では、市町村と協調して、転倒や交通事故の際に頭部を保護する自転車乗車用ヘルメットの着用を促進するため、自転車事故による負傷者の割合が高い7歳以上18歳以下の児童・生徒等及び自転車事故による死者の割合が高い65歳以上の高齢者がヘルメットを購入する場合に、その費用の一部を助成する補助制度を2021年4月に創設し、実施してきました。 また、八王子市では、児童を対象に、市内の自転車販売店の協力を得て、ヘルメット購入助成制度を実施しています。これは、山本議員が一般質問されまして、高齢者の方に助成制度が昭島市にあるということを踏まえて質問させていただいていることを報告したいと思います。昭島市も、ヘルメット購入助成制度を推進すべきと考えますが、市の御所見をお伺いします。 3点目の道路整備についてお聞きします。 細目1点目、瑞雲中学校交差点から東に走る市道が多摩大橋通りに接続する予定の、公園南線の都市計画道路の進捗状況についてお伺いします。これは、先ほど南雲議員が質問されたのと一緒でございます。 細目2点目、行政のDXが進む中で、提案したいと考えます。 道路にくぼみがあり危なそう、公園のベンチが壊れている。身の回りで困ったことを見つけたときに、スマホのアプリを通じて市役所に連絡できる取組が、全国の自治体に少しずつ広がっています。その先駆けが、千葉市のちばレポ、ちば市民協働レポートです。9年前に始まった、行政と市民が協力して地域の課題解決に取り組む仕組みで、現在はMy Ciry Reportに生まれ変わって、全国に広がりました。ちばレポの取組から、テクノロジーを活用した市民の行政参加が進んでおります。 どの担当に電話しようかなとか、今困っていることはどの課だろうかなんていう心配が要らないわけでございます。 千葉市の団体職員のKさんは、市内にある職場の最寄り駅近くにあるヤシの木の枯れ枝が垂れ下がっているのが気になっていました。枯れ枝がなくなると景観がよりよくなるのではないか、そう思い、このMy City Reportのアプリから、ヤシの木の写真を撮って投稿したところ、その日のうちに内容が市の担当課に受理され、5日後には枯れ枝が除去されました。このKさんは30件ほど投稿しましたが、電話だと連絡をためらうことも多いと思いますが、これなら自分のスマホからすぐ投稿できます、役所の担当課を気にすることもなく連絡できるところがとてもよいと思いますとの話をしておりました。 道路の陥没やごみの散乱、公園の遊具の不具合といった市民からの報告を、オンライン上で可視化して、市民と役所で共有し、市民と行政が連携して課題を解決します。また、市民自ら解決できる課題は、市民にその対応を委ねています。 My City Reportは、東大が中心となって千葉市と連携して作り、有償でどの自治体でも使うことができます。参加する自治体は、現在、神奈川県や和歌山県、高松市や石川県加賀市など、2県10市に広がっておりますが、多分、今調べると、もっともっと広がっていると思っております。このちばレポ、昭島市でも採用していただければと考えておりますが、市のお考えをお聞かせください。ちばレポに限らなくてもいいんでございます。いわゆるこのDXを進めてもらいたいというのが本意でございますので、やり方は千差万別、百人百様でございますので、昭島らしいものをぜひやってもらいたいと思います。まねをする必要はないと思います。 次ですね。次は、3問目は、子育てしやすいまちづくりについてお伺いします。 1点目の、幼稚園の預かり保育の拡充についてお聞きします。ぜひ預かり保育の拡充をしていただきたいと思います。単刀直入に質問します。現状と今後の展開をお聞かせください。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(三田俊司議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 大島ひろし議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の、心豊かに過ごせるまちづくりについての基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げます。 先ほどのちばレポの話は、私もまだ勉強していないものですから、ちょっと勉強させていただきたいと思います。 そして、AIを使ったところの、DXでもそうですけれども、今、回転ずしの、SNSで、何かなめちゃったり戻しちゃったりするのを、昨日のテレビでやっていましたけれども、すぐAIカメラを導入して、すぐ改善したところもありますものね。すごいですよね。あれだったら、そういうことはしないように、そういう、したがる人たちもしないようになるのかなと、抑止力になるのかなというふうに見ていました。 それでは、心豊かに過ごせるまちづくりについて御答弁申し上げます。 今年は、大正12年に発生した関東大震災から100年の節目の年に当たります。災害は忘れた頃にやってくる、備えあれば憂いなしなど、常々申し上げておりますが、その言葉の重さを改めてかみしめ、本市といたしましても万全の備えをしなければならないと痛感いたしておるところであります。 昭島市地域防災計画においては、立川断層帯地震により、約3万人の市民の方が避難所生活を余儀なくされると想定しております。そのほとんどが、家屋に被害を受け、居住の場所を失った方や家族を亡くした方など、心身に大きなストレスを抱えている方々です。過去の地震災害においては、避難所生活の長期化に比例し、ストレス等により病気の発症や持病の悪化などが原因で亡くなる、いわゆる災害関連死の方も増える傾向がございます。 熊本地震においては、地震の揺れが直接的な原因で亡くなった方よりも、災害関連死の方が圧倒的に多かったとも伺っております。熊本地震の際には、全国市長会のときに熊本市長さんの講演を聞いたこともありますし、関係で熊本市長さんをよく知っているものですから、やはり関連死される方が非常に多い、ストレスで関連死される方が非常に多いという。 本人も私たちに言ったのは、地震等ある場合は、必ず寝る前にスリッパを近くとか、靴とかそういうのを近くに、ベッドの近くに置いておいたほうがいいよということはおっしゃっていました。それは、行くときに、ガラスで全部、ベッドから、地震起きたとき、出た瞬間、ガラスで全部血だらけになっちゃったということで、血だらけで市庁舎に向かったという話を聞きましたので、あ、そうだなということで、僕はそれ以降、必ずスリッパか何か、ベッドのところで、私がけがしちゃうと、本部長ですから、何かあったら大変なので、そういうこともやっぱりしっかりしているところであります。皆さんもそのように、できたらよろしくお願いします。 また、その多くが高齢者や障害者であるなど、高齢者、障害者に加え、妊産婦、乳幼児を抱えた家族、外国人等、様々な配慮を必要とした方々にも適切な配慮が行われることや、避難所の環境整備や運営の体制の強化は、全ての避難者が安心して避難所生活を送る上で、大きな課題となっているところであります。 本市においては、主な避難所となる市内公立小中学校の体育館への空調設備の導入や、これ3年間かけて、6、6、7で、全部、今、体育館は空調全部入りましたので、よかったと思うのですけれども、導入や、マンホールトイレの設置、これは議会で皆さんか誰かからも御質問いただいたマンホールへのトイレの設置等々も、今進んでいるところであります。新型コロナウイルス感染症対策用備品の購入など、計画的または状況変化に即応し、環境改善を図ってまいりました。また、災害時の避難所運営に、地域の方、要支援者、女性等の様々な視点を幅広く取り入れるため、地域の団体を中心とした学校避難所運営委員会を、市内の各公立小中学校に立ち上げ、日頃より訓練やマニュアルの見直しなどの活動を行い、避難所運営体制の強化を図っているところでございます。 今後も引き続き、様々な価値観を有する方、個別な配慮が必要な方など、全ての避難者が安心して過ごせ、共に健康で災害を乗り越え、その後の生活再建への活力を与えられる避難所となるよう、避難所の環境改善、運営体制の強化を、計画的かつ確実に進めてまいります。 なお、体育館、先ほど言いました小学校、今、昭島の小学校13校、中学校6校、19校の中で、体育館について、今年度予算の中で、もし電気・ガス等が使えなくなったら、LPガスの部分で備えようというふうな形で、今回予算計上させていただきましたので、ぜひまたそこら辺は予算委員会で御論議いただければありがたいなというふうに思っています。 私からは以上です。 ○議長(三田俊司議員) 小松危機管理担当部長。     (小松総務部危機管理担当部長 登壇) ◎小松総務部危機管理担当部長 御質問の1点目、心豊かに過ごせるまちづくりについてのうち、災害時、避難所にペット同伴可能な場所を求めることについてであります。 災害時には、何よりも人命が最優先されます。しかし、近年、ペットは家族の一員であるという意識が一般的になってきており、ペットも安全に避難できる場所を確保することも重要になっております。 本市においては、災害発生時に、飼い主とペットが一緒に避難所まで避難し、避難先では居住区とは別の場所で飼養する同行避難を基本とした計画となっております。震災時には、事前に各学校の避難所運営委員会の中で飼養場所を定めており、また、風水害時には、令和元年台風第19号での課題も踏まえ、同行避難可能な避難所をあらかじめ4か所定め、運用体制を整備し、市ホームページ等で市民の方へ周知しております。 同行避難の際には、昭島市獣医師会との災害時における動物救護活動に関する協定により、負傷した動物への応急処置、被災した動物の保護や管理等の協力をいただくことで、飼い主がペットと一緒に、安心して避難できるよう取り組んでおります。 御質問いただきました、避難所において飼い主とペットが同じ場所で過ごす、いわゆる同伴避難については、希望される方も多くいらっしゃると存じますが、避難所は、動物が苦手な人やアレルギーの方など、様々な動物に対する価値観や、配慮が必要な方々も一定期間過ごす場所となります。また、昭島市地域防災計画における避難所生活者は、最大約3万人と想定しており、発災の時間帯によっては、帰宅困難者の発生により、避難所が多くの人であふれることが考えられ、さらには、近年、新型コロナウイルス感染症の影響により、避難者1人当たりの必要なスペースも拡大していることから、災害発生直後での同伴避難は困難であると考えます。 しかしながら、動物愛護や飼い主の心のケアの観点から、発災後一定の時間が経過し、避難所生活が長期化するような場合においては、避難所の運営状況、避難者数の推移、各避難所における人とペットとの関わり方などを十分に考慮し、その時々の状況に応じた、適切なペット受入れ方法を、同伴避難も含め柔軟に検討してまいります。 ○議長(三田俊司議員) 後藤都市計画部長。     (後藤都市計画部長 登壇) ◎後藤都市計画部長 御質問の1点目、心豊かに過ごせるまちづくりについてのうち、長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに係る税額の減額措置について御答弁申し上げます。 超高齢社会の中、歳月を経たマンションの急増が見込まれており、居住者と建物の二つの老いの進行により、管理が適正になされていないマンションについては、居住環境はもとより、防災や衛生などの面において、周辺の生活環境へも影響を及ぼす危惧があります。こうしたことから、マンションの適正管理を図るべく、本市においては、東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例に基づき、昭和58年12月31日以前に新築されたマンションの管理組合から、管理状況に関する届出を受けております。 御質問のマンション管理適正化推進計画につきましては、本市の今後のマンションの状況等を鑑みますと、必要性を認識しており、策定に向け検討を行ってまいります。 なお、大規模修繕工事を行ったマンションに係る税額措置につきましては、現在、国会で審議されている地方税法の改正法案に盛り込まれており、改正マンション管理適正化法の趣旨も踏まえ、法律に基づき適切に対応を図るべく、国会での審議を注視してまいります。 ○議長(三田俊司議員) 青柳保健福祉部長。     (青柳保健福祉部長 登壇) ◎青柳保健福祉部長 御質問の2点目、安全で安心して住み続けられるまちづくりについてのうち、1点目の在宅高齢者救急通報システムの拡充について御答弁申し上げます。 当該事業につきましては、高齢者の見守り支援の重要な取組の一つであり、在宅高齢者の緊急事態における不安の解消と、緊急事態に陥ったときの救助活動を支援することを目的として、東京都の補助金を活用する中で実施しております。 対象者につきましては、都の補助要件にのっとり、65歳以上の独り暮らしまたは高齢者のみの世帯であって、身体上の慢性疾患があり、日常生活を営む上で常時見守りを要する方を対象としており、これまで、同居の御家族が仕事などで常時日中お独りとなる方も対象とするなど、段階的に対象者の拡充に努めてまいりました。また、当該事業の利用相談において、利用要件が合わない方に対しましては、個々の御相談の中で、民間のサービスを御紹介するなどの対応を行っております。 御質問いただきました、利用要件を年齢要件のみとし、希望される高齢者全ての方に利用いただけるサービスとして、機器の設置費の一部補助について、都の補助事業を活用せずに独自で実施している自治体があることは認識をしております。本市において、同様に、独自事業を実施する場合には、財源の確保に大きな課題が生じることとなりますことから、高齢者の見守り支援の充実につきましては、御質問の趣旨も踏まえ、多角的な視点から総合的に検討をしてまいります。 ○議長(三田俊司議員) 鬼嶋都市整備部長。     (鬼嶋都市整備部長 登壇) ◎鬼嶋都市整備部長 御質問の2点目、安全で安心して住み続けられるまちづくりについてのうち、2点目の交通安全対策について御答弁申し上げます。 初めに、自転車保険の助成制度についてであります。 近年、自転車の悪質、危険な走行が問題となるなど、自転車が加害者となる交通事故が増えてきており、過去には9000万円を超える高額な賠償命令となる事例も発生しております。 東京都では、令和2年度より、自転車の利用者は自転車利用中の対人賠償事故に備える保険等に加入することが、条例により義務づけられております。市といたしましても自転車利用者に対し、自転車保険等の加入について、昭島警察署、交通安全協会など、様々な関係機関を交えての交通安全対策連絡協議会をはじめ、市の広報、ホームページ、ツイッターなどを活用しながら、引き続きさらなる周知啓発活動に努めてまいります。 なお、自転車保険は、個人や家族が加入している自動車保険や火災保険などの特約として加入できるものや、月々の負担額が100円台から加入できる自転車保険など、補償内容に応じた多種多様の保険等があることから、自転車保険に対する助成制度につきましては、財源やその他の課題等を検証しながら、他市の取組状況等を踏まえ、調査研究に努めてまいります。 次に、自転車用ヘルメットの助成制度についてであります。 改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されます。これにより、自転車を運転する全ての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないほか、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際はヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。 自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っていることから、自転車を利用する際はヘルメットを着用し、頭部を守ることが重要であります。市内でも、自転車が関連する交通事故が多く発生しているため、自転車のマナーをはじめ、ヘルメットの着用につきましても、あらゆる媒体を活用しながら、一件でも交通事故を減らすべく、自転車事故防止について周知啓発活動に努めているところでございます。 自転車用ヘルメット購入に対する助成制度につきましては、財源やその他の課題等を検証しながら、他自治体の導入事例などについて十分検証しながら、調査研究に努めてまいります。 次に、3点目の道路整備について御答弁申し上げます。 初めに、昭島都市計画道路3・2・3号の進捗状況についてであります。 施行者であります東京都におきましては、現在、民有地の用地取得に取り組まれていると伺っております。市といたしましても、引き続き早期整備を積極的に要請してまいります。 次に、道路等の破損箇所をスマホアプリで受ける体制についてであります。 現在、市内道路の破損状況については、市民からの連絡やパトロールにより把握しており、対応しているところでございます。また、本年2月には、日本郵便株式会社と、地域における協力に関する協定を締結し、郵便局より、配達員が発見した道路の破損箇所等の情報提供をいただくこととなり、さらに多くの情報を得ることができている状況でございます。 御質問のスマホアプリ等の活用につきましては、閉庁時間での受付や該当場所の特定など様々なメリットが考えられることから、さらなる市民サービスの向上を目指し、アプリ等の導入も含め、より効果的な道路管理の方法等を検討してまいります。 ○議長(三田俊司議員) 滝瀬子ども家庭部長。     (滝瀬子ども家庭部長 登壇) ◎滝瀬子ども家庭部長 御質問の3点目、子育てしやすいまちづくりについて御答弁申し上げます。 幼稚園の預かり保育の拡充についてでありますが、幼稚園における児童の教育時間は、おおよそ午前9時から午後2時頃までとなっております。その時間を超えて児童を預かる制度として、預かり保育がございます。幼稚園を利用している就業家庭への支援として、市内全ての幼稚園で実施をされております。 保護者の働き方の多様化、少子化や核家族化に伴う同年代や異年齢の仲間と遊ぶ場や機会の減少、地域の人々との交流の機会の減少などといった社会情勢の中、預かり保育へのニーズは高まっている状況にあります。実施時間や利用料金は、各幼稚園ごとに定められております。実施時間については、おおむね午後5時から6時まで、利用料金については、1時間当たりの単価で料金設定をしている園や、月額定額制の料金設定をしている園もございます。 御質問の利用時間の拡充や定額制の導入についてでございますが、幼稚園における教育と家庭における教育の役割分担に対する考え方、預かり保育時の内容と、その際の職員の配置といった園の運営方針、それに基づく経費の違いなどから、市が一律に利用時間や利用料金を設定することには困難性がございます。 なお、本制度は保育料無償化の対象事業となりますので、保護者は預かり保育利用の認定を受けることで、450円掛ける利用日数分、月最大1万1300円までの利用料の補助を受けられることになっております。また、本市では、子どもを生み育てやすい環境づくりの推進と、多子世帯への経済的負担の軽減に向けた取組を実施しており、預かり保育につきましても、その対象事業となっているため、利用料金について、第二子は2分の1、第三子以降は無料となっております。 ○議長(三田俊司議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 お時間を取っていただいてすみません。 先ほど、私がLPガスについての部分については、これは避難所においての炊き出し等に使うためのLPガスということで御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(三田俊司議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) 答弁ありがとうございました。 質問は、1点したいと思うんですけれども。あと、意見を言わせてもらいたいと。 質問は……     (「一問一答」と呼ぶ者あり) ◆20番(大島ひろし議員) 私、一問一答なんです。 ○議長(三田俊司議員) 一問一答です。 ◆20番(大島ひろし議員) そうでございます。大丈夫ですよね。御心配かけて、ありがとうございます。 昭島都市計画道路3・2・3号でしょうかね。瑞雲中学校から東に走って、多摩大橋通りに接続する道路ですけれども、実は、現地を見ますとかなり買収は進んでおりまして、仄聞するところ、あと4件ぐらいというお話も聞いているんですけれども、実は、多摩大橋通りに接しているセブン-イレブンから都営第3アパートの南側にある道路用地として確保されているところがあります。富士見湯の前までですけれども、富士見湯辺りの付近に住んでいらっしゃる方の要望、意見としては、富士見湯までの前の南北道路、いわゆる引込線道路でしょうか、それにつながる道路までは、もう築造してもらいたいと。部分築造になるんでしょうか。 そうすれば、先ほど南雲議員も指摘されました新生公園までの渋滞と、またあそこは、新生公園の前の道路は、片側1車線ほどなくて、すごく車の出入りが危なくて、しかも歩行者も多いということで、早く富士見湯前までの引込線までつないでもらえば、渋滞緩和が少しでも解消できるということで、これはやはり道路築造者のプロのお考えとしては、いや違うんだ、これは買収が終わらないとできないよというような考えなのか、途中まででもできるのか。 なぜ私がそういう質問をするかと申しますと、昭島都市計画道路3・4・1号でしょうかね。あれ、部分に造って、築造していますよね。なので、それは法律的というか道路行政、築造的には可能なのかなという考えもありまして、質問をさせていただきます。 ○議長(三田俊司議員) 後藤都市計画部長。 ◎後藤都市計画部長 今御質問いただきました昭島都市計画道路3・2・3号です。 東京都の考えとしましては、全て併せて工事着手というお考えだというふうに聞いております。 引込線通りまでということですが、東京都に意向までは確認しておりませんけれども、ただ、引込線通りまで開通したとして、その引込線通りが今度多分流入車両が増える。またそこから新生公園の東側の部分なんかは、また増えたりとかすると思うので、抜本的な解決には、いずれにしろ、いち早く残る用地を取得してもらって、早く工事着手してもらいたいというのが本市の考えですので、それについては東京都に、民有地は残り僅かと聞いております、公有地がほとんどだと聞いておりますので、早く整理をして、工事着手していただけるように、重ねてお願いをしていきたいと思っております。 ○議長(三田俊司議員) 20番 大島議員。 ◆20番(大島ひろし議員) 市の考えは分かりましたし、東京都の、大東京都さんらしい考え方だなと思いますけれども、それはそれで東京都の考え方なので、ただ、市民の方はそういう思いもあるということは、部長さん、どこかの機会で東京都の偉い人に伝えてもらえればありがたいなと思います。 それから、意見ですけれども、ペットの同行、同伴。柔軟に検討するということで、大変ありがとうございます。 かなり時間もかかることでしょうし、環境省のガイドラインのこともありますし、ただ、国のお考えも5年、10年たてば変わるというのは世の常でございますので、私も、先進市の調査研究もしたいと思いますので、ぜひ昭島から、そういう同伴、ペットはもう家族と同じだということでございますので、ぜひ御努力を続けていただければと思います。 ○議長(三田俊司議員) 臼井市長。 ◎臼井市長 昭島都市計画道路3・2・3号も含めて、ちょっと都市計画道路のほうについては遅れている面が非常に多いので、私も先頭になって東京都のほうに言っていきたいというふうに思いますし、個別案件については、知事とも会う機会もありますし、副知事と会う機会もありますので、個別としてまたお願いしていきたいというふうに思っていますので、御理解いただきたいと思います。 もう一点のペットでございますけれども、ペットを飼われている人、飼われていない人いらっしゃいますけれども、私もいつもわんちゃんと一緒に寝ていますので、その気持ちはよく分かりますので、今後ともしっかり努力していきたい、そういうふうに思います。 ○議長(三田俊司議員) 20番 大島議員。 一問一答のいいところですね。3回気にしなくていいということで。 市長から大変心強い御意見いただきましてありがとうございます。ぜひ、都知事にお伝えする機会があれば、お伝えしていただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(三田俊司議員) 以上で大島議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時48分----------------------------------- △再開 午後1時10分 ○副議長(篠原有加議員) 会議を再開いたします。----------------------------------- ○副議長(篠原有加議員) 2番 馬場議員の一般質問を願います。     (2番 馬場 保議員 登壇) ◆2番(馬場保議員) 自民党昭島市議団、馬場保でございます。ただいま議長の御指名をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 大綱1として、拝島分水について、この1として、早期通水復活を望む、2として、市指定文化財登録への検討を望む、大綱2として、市道の舗装改善について、3として、公共施設の改善について、最後に4として、効率的な行政運営に向けて、以上4件についてお尋ねをいたします。 私は、4年前、75歳で初当選して、初めて議会檀上に立たせていただき、身の引き締まる思いで一般質問を行ったことが、つい最近のような気がしております。 本日は、最後の質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 1点目の拝島分水についてでありますけれども、早期通水復活を望むについてですが、この問題については、3年第4回定例会の中で質問をいたしました。 質問趣旨には、この用水路は通水依頼、これまで一度も止まったことはなく、首都圏直下型地震等の際には貴重な水利です。その水路は10月頃から水が流れておらず、地域住民は、重要な方には重要な水利ですので、非常に不安になっております。一日も早い通水復活を東京都水道局へ働きかけてほしい。 当時の答弁といたしましては、拝島分水に十分な量の水が流れていない状況等を都水道局へ伝え、玉川上水への流入量を増やすことを検討するとの回答を得ているとの答弁をいただいております。しかしながら、現時点で拝島分水は1年以上枯渇し、雑草が繁茂しています。 そこで、私は福生市内の熊川分水を訪ねてみました。熊川分水路にはいろいろな水が流れて、よく流れておりました。この熊川分水は、玉川上水に落ちて多摩川に還流されています。 次に、私は拝島駅北側にある拝島分水の取水口を訪ねてみました。取水口は若干開放されているように見えましたが、分水路には水は流れていませんでした。取水口付近には、土砂が堆積しているのでしょうか。水と緑の基本計画を策定している昭島市にとっては残念なことではないでしょうか。一日も早く東京都にお願いをして、拝島分水の清流が復活されることを望みます。 次に、2として、拝島分水路を市指定文化財登録への検討を望むについてでありますが、昭島市史によると、玉川上水は、承応2年、1653年に羽村から四谷までの通水をいたしました。拝島分水は、元文5年、1740年に、拝島宿の人々の飲み水として引き込まれ、今日まで約280年間、表の川として地域住民に親しまれてきました。 市のホームページによると、国の指定文化財が1件、東京都指定文化財が10件、昭島市指定文化財が28件、国の登録文化財が1件となっております。拝島分水は、長い歴史がある分水路ですが、文化財に登録されていません。なぜでしょうか、教えてください。 江戸時代より分水路には、多くの水車が設置され、拝島の産業の礎となりました。現時点では暗渠になっている部分もありますが、拝島町一丁目付近は開渠となっています。昔の石垣が残り、神社の太鼓橋もあり、その下流の一丁目4番地付近では、蛍の生息も確認されていました。先人が残した大切な文化遺産です。ぜひ文化財に登録されることを検討いただきたいと思います。 次に、2点目の市道の舗装改善についてでありますが、私の住んでいる近くの奥多摩街道拝島大師前交差点から、多摩辺中学校や拝島高校へ通じる市道27号線は、多くの倉庫会社へのトラックの通行が激しく、路面が荒れています。また、新築家屋への水道、ガスの引込みなどがあり、補修面に段差が生じております。そのため、トラックが通行すると大きな騒音や振動が発生しています。また、消火栓の周りのアスファルトは少し欠損しております。このような苦情が私のところへ多く寄せられています。 以前にも市道27号線の安全対策として質問しておりますけれども、周辺物流関係車両の通行量が多くなってきていることから、路面悪化の傾向とも見られております。いずれにいたしましても、周辺住民への騒音解消のため、拝島大師前交差点から、多摩辺中学校までの間に、路面の全面補修を早急に実施していただきたいとお願いをいたします。 次に、3点目の公共施設改善についてでありますけれども、最近、人生100年時代とも言われ、高齢化社会が加速しております。 昨年6月、テレビ朝日の「徹子の部屋」に出演したフリーアナウンサーの小倉智昭さんが、膀胱がんを患って手術されました。術後の経過は順調とのことでしたが、外出時に男性トイレに尿漏れパッド等を捨てるサニタリーボックスがあるとありがたい話をしていました。そのことをきっかけに、男性トイレにサニタリーボックスを設置した自治体もあります。昭島市では、いかがでしょうか。 高齢者が安心して社会生活を送れるよう、そしてトランスジェンダーの方々にも利用していただけるよう、市内の公共施設の男性トイレにサニタリーボックスの設置を、ぜひお願いいたします。 次に、4点目の効率的な行政運営に向けてについてでありますけれども、私は、この4年間、期間中14回にわたり、延べ57件、重複したこともありますけれども、一般質問をさせていただきました。 これらの質問項目を自分なりに分別し、大別してみますと、通学路の安全対策や歩道改良、道路清掃など、道路環境の改善に関するものが18件と最も多く、次いで、教育施設拡充、行政財産の跡地利用の、公園施設改善などの公共施設改善に関するものが11件、続いて、遊歩道の安全対策、河川環境改善などの多摩川河川に関するものが9件、続いて周辺雨水対策などの住宅地周辺環境の改善に関するものが7件で、コロナウイルスに関するもの、高齢者対策に関するもの、駐輪場対策に関するもの、戦没者慰霊碑に関するもの、自治会活動支援に関するもの、行政財産の一部に関するもの、緊急時の安全対策に関するもの、行政運営の改善に関するものとなっております。 これらの質問に関して、市長をはじめ各担当部長からそれぞれ一定の御答弁をいただいております。私の質問案件は、そのほとんどが地元住民の方々からの御意見を基に質問してきたものでございます。 また、私は、毎回一定の御答弁をいただいた後には、二の矢、三の矢の質問要領が悪く、全て1回限りの質問に終わっておりますことから、57件のうち、以後の定例会での再質問をしなかったものは7件だけで、その項目に関しては複数回にわたって再質問を行ってきました。 私は、今議会が最後の質問になるわけですが、4年間の中で、このように当該地域の課題が多く寄せられることについて、これによって関心が高まったことに対して、この4年間の中で大きな出来事が、コロナ問題ではなかったかと感じております。 我が国内でのコロナ問題は、3年を通過しております。こうした中で、私たちは行動の自粛を余儀なくされたことから、遠出をしないで身近なところでの行動として、多摩川堤防の散策や自宅周辺の散歩などにより、今まで気がつかなかったところまで気がつくようになり、このような意見をいただいたものと思います。この一例が、道路清掃や通学路の安全対策であり、公園施設の改善や多摩川遊歩道の安全対策への懸念と思われます。特に多摩川遊歩道には、住民のほか、遠方からのサイクリングの方が多く通行し、散策を楽しむ方たちが、大変気がかりであったかと思われます。 また、令和元年10月に襲来した台風19号による多摩川河川の出水により、河川周辺住民の方々が高台へ一時避難したように、河川環境の改善についても、今まで以上に関心が高まったものと考えます。 改善できるものではなく、東京都や国での対応が求められます。それまでの質問に対する答弁内容では、「今後検討してまいりたい」、「関係機関への要望をしてまいります」等の答弁にとどまっております。具体的な方向性は十分に見えてきていないように思います。 また、市道上の諸問題については、細部までの点検は不可能であり、住民の方からの要望があれば対応するなどの答弁をいただいております。実際、要望したところでは、その時点で処理されておりますが、その後、二、三年たって、元どおりになっているところがある状況です。こうしたところへの点検も行うべきと考えます。 私が質問してきた拝島公園プール跡地の利活用については、芝が張られてきて3年目を迎え、最近、子どもたちが遊んでいる姿がようやく見られるようになりました。また、市民交流センターの施設改善に関しては、令和7年度に新たな交流拠点としての新規開設が計画されているとのことで、大きな期待が寄せられます。 昭島市は、令和6年に市制70年の大きな節目を迎えることになりますが、70年の歴史を振り返ると、人口規模も11万4000人となり、多摩地区でも中核都市として、その役割を果たしてきているものと考えます。 この70年を人間に例えれば、おぎゃーと言って生まれた子どもが成人をして、社会貢献を果たした年齢、定年を迎え、老後を悠々自適に過ごせる時代を迎えることになった昭島市は、果たしてどのような状況と言えるのでしょうか。 臼井市長は、市制施行の年に出生され、昭島市の歴史とともに人生を送られてこられていましたが、これからを悠々自適に過ごす昭島市としたまちづくりを、ぜひ進めていっていただきたいと思います。 人生100年時代とも言われ、高齢化が進む中で、医療や介護を必要とする方々が、年々増えつつあります。しかしながら、これを支える担い手は、急速な出生率の低下などにより、将来にわたって人手不足が懸念されております。このことは、今後における行政運営にとって大きな課題であるものと思われます。 これからの行政運営は、より多様性が求められるものと考えますが、AIの活用や職員間の情報共有などの効率的運用を図り、地域住民の負託に十分応え得る行政運営に努めていただきたいと存じます。 市長、いかがですか。決意のほどをお聞かせください。 私の議員生活は今議会にて終わりとなりますが、地域住民の行政への願いは変わることがないものです。 地域住民にとって行政は、均等に行うものとの考えがあります。しかしながら、町並みの連帯している地域とそうでない地域では、多少なりとも違いがあるものと、この4年間の中で感じてきたところです。今日まで私を支えてくれた地域住民の方々の意見反映は、私の手で直接伝えることはできなくなり、これからは後継者の手に委ねることになります。 この4年間、私の質問に対し、誠意を持ってお答えくださった市長をはじめ、担当職員の皆さんに心から感謝申し上げるとともに、年老いた新人議員を御指導いただきました諸先輩議員の皆様に、この場を借りて御礼申し上げる次第です。 生涯最後の質問をさせていただき、悔いなき議員生活を送れたことを感謝申し上げ、質問を終わらせていただきます。 本当に長い間ありがとうございました。 ○副議長(篠原有加議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 馬場保議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、4点目の効率的な行政運営に向けてのうち、細目1点目、質問案件はそのほとんどが地域住民の方々からの御意見を基に質問したことについて御答弁申し上げ、他の御質問につきましては担当部長より御答弁申し上げます。 これまで馬場議員から頂戴いたしました一般質問は、いずれも地域の皆様の声に耳を傾ける中で、顕在化した地域の課題であったと理解するところであります。 また、安全で利便性に富んだ都市基盤と、水と緑の自然環境が調和した快適な住宅都市としての本市のまちづくりを進めていく上では、欠かせない重要な質問であることも認識いたしております。 本市といたしましても、その一問一問に誠意を込めて答弁を申し上げるとともに、対応可能なものは早期に対応することを基本に、地域の諸課題の解決に向けて取り組んでまいりました。 今回の御質問にありましたが、世界に先駆けて到来した人口減少・超高齢社会への対応は、国を挙げての深刻な課題となっております。 本市におきましては、これまでの恵まれた自然環境を大切にしたまちづくりと、立川基地跡地昭島地区、大規模な開発などによりまして、馬場議員御指摘のとおり、今後も数年間は、人口11万4000人程度を維持する見込みとなっております。しかしながら、その先は、全国的な傾向と同様に人口減少が進むことが推計されております。 こうした中にあっても、今後も引き続き質の高い市民サービスを提供していくためには、多様化、高度化、専門化する市民ニーズや、新たな行政課題に対して、適切かつ柔軟に対応し得る組織体制の構築がますます重要になってまいります。 そのためにも、多様な人財の確保のみならず、人財育成基本計画に基づく職員の育成を推進し、市民の立場に立って自ら課題を発掘し、積極的に行動を起こす自立した人財の集団となるよう、組織の力を大きく引き上げていく所存であります。そして、最新のデジタル技術の積極的な活用を通じた業務改善、業務改革に取り組み、自治体DXを推し進め、その結果生まれた職員のマンパワーを、市民との対面により、きめ細かい対応に振り向けることで、全ての市民の皆様が実感できる市民サービスの向上につなげてまいります。 飛耳長目をモットーにする私といたしましても、市民の皆様の声に耳を傾け、何が大切かを見極めてまちづくりを進めていきたいという点では、馬場議員と同じ思いであります。 今後におきましても、地域の皆様をしっかりと受け止めながら、目指すまちづくりの実現に向け、持てる力の全てを傾注してまいる所存でございます。 馬場議員におかれましては、長い間、自動車関連の所長さんをされて、その後もずっとお働きになって、都内に、交通事故とかそういうところの部分の対応のスペシャリストなので、そこの保険の関係でずっとお勤めされていて、元気にされていて、縁あって市議会議員になられたということで、地域にとっては大切な人であります。 地域でも、自治会の会長さんをやられ、交通安全の制服を着ながら、赤い棒を振りながら交通安全していたのは今でも思い出しますし、ぜひ、この4年間の経験、そしていろんなことの、地域の託されたことを、また地域に戻られて、人生100年時代ですから、拝島自然公園もありますし、拝島大師もありますし、あそこら辺、また藤の花がありますし、ああいうところで今までずっとお掃除されていたというところも見ておりますので、また元気よくお掃除活動やいろんなお話をしていただければありがたいかなというふうに思っています。 大変、4年間ありがとうございました。今後とも御期待しております。 ○副議長(篠原有加議員) 池谷環境部長。     (池谷環境部長 登壇) ◎池谷環境部長 御質問の1点目、拝島分水について御答弁申し上げます。 拝島分水は、本市北側を流れる玉川上水の分水路で、拝島駅北側で取水し、市内の南へ奥多摩街道に沿うように流れる用水路であります。その歴史は古く、江戸の町の水源として、当時の高度な土木技術をもって開通した玉川上水の最も上流に位置した分水として、1650年代に開通し、飲み水や水車動力、田用水として利用されておりました。市においては、拝島会館の入り口に、日光街道と拝島分水の由来板を設置し、その周知と継承に努めております。 昨年来、拝島分水の流水量が非常に少なくなったことから、東京都水道局東村山浄水場管理事務所へ樋管の調整を依頼し、現在、最大限開放しているところでございますが、玉川上水の水位が、降雨量等の影響から極めて低いため、引き続き十分な量の水が流れていない状況が続いております。 取水口付近に堆積している土砂は少量であり、水量が少ないことの原因であるとは考えづらいことから、引き続き東京都水道局へ羽村取水堰における取水量を調整し、玉川上水の流水量を増やすよう、粘り強く働きかけてまいります。 市指定文化財への登録につきましては、現在、本市文化財保護審議会において、市の貴重な文化遺産を保存し、後世に継承するため、市の指定すべき対象文化財を抽出し協議を重ねておりますが、拝島分水路もその対象となっております。今後、文化財保護審議会の御意見をいただく中で検討してまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 鬼嶋都市整備部長。     (鬼嶋都市整備部長 登壇) ◎鬼嶋都市整備部長 御質問の2点目、市道昭島27号の舗装早期改善について御答弁申し上げます。 安心して暮らしていくことのできる社会を実現するために、道路が果たす役割は大きく、都市機能の根幹としてあり続けるため、道路整備は重要な施策の一つであると考えております。 御質問をいただきました当該道路の状況でございますが、舗装には各御家庭へのインフラ関連の引込みで生じた舗装の継ぎ目跡やひび割れなどが部分的に発生しており、舗装の経年による劣化が見られる箇所もございます。 当該道路を含む主要道路の道路改修に当たりましては、舗装の路面状況等の調査を実施するなど、道路の状態を確認しながら路線ごとに整備計画を立てて実施しております。 道路の改修事業は、路線によっては長期間を要することや多額の費用がかかることから、事業の平準化を図りながら進めているところでございますが、当該道路については当面改修の予定はございません。しかしながら、令和3年度には、表示が薄くなるなど、劣化が著しかった外側線の引き直しを行い、路面標示の鮮明化を図ったところでございます。 今後におきましても、道路の路面状態を確認し、道路の状況に合わせた応急修理や補修方法の検討を行いながら、現地を注視するとともに、適切な維持管理に努めてまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 山口総務部長。     (山口総務部長 登壇) ◎山口総務部長 御質問の3点目、公共施設改善について御答弁申し上げます。 御質問の公共施設の男性トイレにサニタリーボックスを設置することにつきましては、病気や加齢などの影響により尿漏れパッドなどを利用される男性が、捨てる場所を気にせずに安心して公共施設を利用することができるよう、設置を進めている自治体が増加していることは認識しております。 こうした中、全ての市民に快適に公共施設を御利用いただく一助として、本庁舎においては、昨年9月より、1階東側の男性トイレの3つの個室にサニタリーボックスを設置いたしました。 また、保健福祉センターにおいても、本年2月より、多目的トイレと男性トイレの合計12か所に設置いたすとともに、高齢者福祉センター及び生涯学習系施設につきましても、設置に向け準備を進めております。 その他の公共施設につきましては、引き続き庁内関係部署と連携を図り、各公共施設の特性等を勘案する中で、設置に向けた検討を進めてまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 馬場議員からかつていただいた、国道16号新奥多摩街道の歩道橋の部分、市長はこれだけさびていても気にならないんですかという大変厳しい御指摘をいただいたところであります。もう早速、うちの都市整備部のほうで、相武国道のほうに連絡し、通知させていただきました。 先般、この前もお話ししましたけれども、相武国道の所長さん、次長さんお見えになって、違う話で来ていたんですけれども、こういう質問が来ていて、うちのほうも対応しているので、ぜひしっかりと対応していただきたいということで、分かりました、市長ということで、帰り見て帰るということで、言っておりましたので、近々に舗装されるような、整備されるような形になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(篠原有加議員) 以上で、馬場議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○副議長(篠原有加議員) 次に、13番 渡辺議員。     (13番 渡辺純也議員 登壇) ◆13番(渡辺純也議員) 皆さん、こんにちは。公明党昭島市議団の渡辺純也でございます。ただいま議長より御指名をいただきましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 「やられたらやり返す。倍返しだ。」、2013年の流行語大賞にも選ばれたこのせりふで大ヒットしたドラマ「半沢直樹」、私も大好きなドラマの一つで、2020年放送の新シリーズでは、特にコロナ禍ということもあってか、視聴者を励ますせりふがたくさんありました。例えば、「大事なのは、どこで働くかじゃない。どう働くかだ。」とか、「仕事なんかなくなったって、生きていれば何とかなる。」など。中でも一番心に残ったのが、「大事なのは、感謝と恩返しだ。これまでの出会いと出来事に感謝をし、その恩返しのつもりで仕事をする。そうすれば必ず明るい未来が開けるはずだ。」との言葉であります。 大手電機メーカー、シャープの創業者、早川徳次は、シャープペンシルを発明し、国産第一号のテレビを発売したことなどで有名ですが、幼い頃、まま母から厳しく当たられ、小学校も中退させられました。それをふびんに思った近所に住む、井上せいという盲目の女性が彼を引き取ります。 徳次は、彼女に紹介された奉公先で職人としての腕を磨き、ついには独立を果たします。 彼は、目が見えない中、育ててくれたその女性に恩返しをしたいという思いを生涯持ち続け、後年、私財を大阪市に寄附をし、視覚障害者の支援のための福祉会館が設立されました。偉人と呼ばれる人は、過去に受けた恩を決して忘れないということが学び取れます。 感謝と恩返し、何事も周りの支えがあってこそと考えれば、人や物への感謝が湧き、お世話になった方に恩返しをしていこうという心こそが、自分自身を成長させてくれるのだと思います。 本日、午前中の一般質問でも、山本議員から心に響く感謝の言葉が、そして先ほどは、馬場議員から深みのある感謝の言葉がありました。感謝の心が持てる人は、すばらしいと思います。私も新年度を迎えるに当たって、感謝と恩返しの思いを日々持ち続け、市民の皆様のために働いていこうと改めて決意をし、今回、大問3問の質問をさせていただきます。 それではまず、大問1問目の歴史的遺構としての玉川上水の再生と保全について、その中でも、玉川上水の歴史的遺構に対する市の認識について質問をさせていただきます。 昭島市の北側に流れる玉川上水は、春には桜が咲き誇り、夏には緑が生い茂る、水と緑を感じることのできる貴重な環境資源です。また、玉川上水沿いの緑道は、市民の方々が利用される、静かな緑の空間が続く散歩道でもあります。 1653年に玉川兄弟によって造られた玉川上水は、当時、用水路として江戸の町の貴重な水資源として利用されておりました。その後、用水路としての役目を終え、水の流れが途絶えておりましたが、1986年の清流復活事業により、流れが復活いたしました。 多摩地域が、宅地の増加や都市化が進む中で、玉川上水は水と緑の空間として、地域の方々から愛着を持たれております。そして、歴史的背景からも保全を進めていくべきと、東京都では、1999年に玉川上水を歴史環境保全地域として指定をし、自然環境や水辺環境を後世まで保全することにいたしました。 また、竣工350年を迎えた玉川上水は、2003年8月に、江戸、東京の発展を支えた歴史的価値を有する土木施設・遺構として国の史跡に指定され、その後も、史跡としての保存管理計画や整備活用計画が策定されております。 昭島市の総合基本計画には、「玉川上水などの周辺環境の保全を図る」と記載されておりますが、歴史的遺構と認識した上で保全を図っていく必要性があると考えます。 そこで、お伺いいたします。水と緑を守る昭島市にとって、玉川上水は非常に大切な存在であると考えられます。昭島市が、玉川上水を歴史的遺構としてどのようにお考えか、その認識についてお教えください。 玉川上水を有する近隣市のホームページでは、玉川上水の歴史など詳細に記載されております。一方、昭島市のホームページでは、あきしまの史跡めぐりのところで玉川上水のことが触れられており、さらに昭島市デジタルアーカイブズ「あきしま 水と記憶の物語」では、玉川上水について、美堀橋、こはけ橋の説明とともに紹介をされております。映像や写真、そして説明も分かりやすくなっており、昭島がいかに水と深い関係にあるかを学ぶことができます。 このデジタルアーカイブズの取組については、改めて高く評価をさせていただきます。その上でお伺いいたします。 昭島市のホームページで紹介されている昭島市デジタルアーカイブズの項目には「あきしま 水と記憶の物語」としか記載されておりません。外部リンクにアクセスする前に、その内容が分かれば、なお便利かと思います。そこで、デジタルアーカイブズのリンクが張りつけてあるページに、玉川上水が紹介されていることなど、そのメニューを記載すべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 先日、久しぶりにアキシマエンシスの郷土資料室を訪れました。改めて、その空間と内容に感銘を受けました。タッチパネルで見たい情報が得られるAKISHIMAビジョン、そしてAKISHIMAプレートでは、迫力ある映像とともに、昭島の自然や水資源について、分かりやすく学ぶことができます。 また、昭島を流れる河川、多摩川とともに、玉川上水のことも画面や映像で知ることができます。昭島市の南側地域に住まれている方には、玉川上水はあまりなじみがないかもしれません。しかし、多摩川とはまた違ったよさが玉川上水にはあります。 自然豊かな玉川上水のことを、多くの市民の方々に知っていただく、昭島市が目指す「水と緑が育む ふるさと昭島」の実現に向けて必要なことであると考えます。 そこでお伺いいたします。アキシマエンシスに郷土資料室があるということ、そしてその内容についても、既に様々な媒体で周知がされておりますが、玉川上水のことを知るに当たって、アキシマエンシスの郷土資料室でも紹介されているといった演繹的な周知も必要であるかと考えます。こういった点も踏まえながら、さらなる周知を進めていくべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 続いて、細目2点目、学校教育における勉強会の開催について質問させていただきます。 公明党では、玉川上水と外堀に関係する自治体の議員で、「水と緑の回廊・国際都市東京の実現プロジェクトチーム」を編成し、定期的に、国土交通省、東京都、学識者の方々との懇談会を開催してきました。そして、玉川上水の上流から外堀を経て隅田川まで、水循環の視点も踏まえて議論を重ねてきた結果、東京都の長期計画である「未来の東京」戦略に、「外濠浄化プロジェクト」が盛り込まれました。 それと併せて、先ほど馬場議員の質問にもございましたが、各分水も含めた、玉川上水の清流復活に関する取組についても、現在、東京都が中心となり進められております。 その中で、水の都東京をよみがえらせる施策の一つとして、子ども向け勉強会という新たな取組がスタートいたしました。 この勉強会は、将来にわたり水と緑の空間を残していくために、外堀や玉川上水など、歴史的財産の価値や維持管理の大切さを子どもたちに伝えるもので、東京都の都市づくり政策部が中心となり、昨年から行われてきました。 外堀に関係する千代田区や新宿区の小学校、そして玉川上水に関係する小平市や立川市の小学校でも、既に勉強会が実施されたとのことであります。 そこでお伺いいたします。未来を担う昭島っ子たちに、SDGsで進められている地球規模で見た環境問題への取組について理解をしてもらうため、また、昭島市の環境や水資源、玉川上水についての理解を深めてもらうためにも、昭島市において、都が主催する子ども向け勉強会を、市内各小学校で実施すべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 次に、大問2問目、保育サービスのさらなる充実について、その中でも、保育園利用者の送迎車両について質問をさせていただきます。 今の日本は様々な課題を抱えておりますが、その中でも一番の危機と言われているのが、少子高齢化の問題であります。気候変動や食料問題などは世界全体が直面している課題のため、世界規模で取り組み、解決に向けて努力することができます。しかし、少子高齢化の問題は、世界の中でも日本が一番大変な状況にあります。そして、これから何十年も向き合っていかなければならない課題でもあります。 この問題を解決する方法の一つとして、いかに子育てしやすいまちをつくっていくかという点が重要であり、子育て支援策に力を入れていかなければならない理由もそこにあります。 今、3歳から5歳の幼稚園、保育園は全て無償化となり、保護者負担が減っておりますが、共働きの御家庭にとっては、子育て支援に関わる政策やサービスの中でも、この保育園というのが貴重な存在となっております。 安心して子育てをしていただくため、保育園サービスを充実すべく、待機児童の解消を図るなど、昭島市も大変な御苦労をされ、これまでも様々な政策を進めてこられました。子ども家庭部をはじめとする関係部署の方々の御努力に心より感謝を申し上げ、これまでの子育て支援に関する政策を高く評価させていただきます。 その上で今回、日々子育てとお仕事で大変な中、保育園の送り迎えをされているお母さん、お父さんのことを考え、保育園サービスについて質問させていただきます。 保護者の方々が、お子さんを保育園へと送るとき、徒歩や自転車のほかに、車両を使われる方も少なくありません。ところが、駐車場や駐停車できる場所を確保できていない保育園があります。例えば、拝島駅南口にある同援はいじま保育園は、駅前にある保育園ということで、駅を利用する保護者が想定されることから、徒歩や自転車での送迎が多いのではと思っておりましたが、実際に保護者の方からお話を伺うと、明らかに車で送迎されている方のほうが多いとのことでした。園には、駐停車スペースがないため、車を止める場合、近隣の有料駐車場を利用するしかなく、保護者は朝晩の利用で、その都度駐車料金を払っているとのことであります。1回100円か200円だとしても、1か月にするとかなりの負担になると考えられます。車両の送迎での絶対無事故を期すためにも、車両送迎について、保護者任せ、保育園任せではなく、行政としても真剣に考えていくべきであります。 保育園の駐車場については、各園が責任を持って整備することになっていると思いますが、現状を鑑みると、立地的な部分も含めて、園独自での解決は難しいというところが多いかもしれません。 そこでお伺いいたします。保育園が車両送迎用に駐車場を整備したり、借り上げたりする際の補助、また有料駐車場のサービスチケットを保育園が出せるような補助など、市としても保育園の車両送迎についての支援策を考えていくべきと思いますが、市のお考えをお聞かせください。 最後に、大問3問目、健康で元気に暮らせるまちづくりについて、その中でも帯状疱疹ワクチン接種についてお伺いいたします。 この質問は、実に4回目の質問となりますが、帯状疱疹を発症されている方がいまだに増えているということ、そして、ワクチン接種に対しての認識を持たれている方も増えてきているということから、今回改めて質問させていただきます。 前回の御答弁の中で、「国における定期接種化の検討状況を注視しつつ、今後の東京都の動向などにも十分注視をする中で、引き続きどのような取組が可能となるか検討していく」とありました。その後、東京都は2023年度予算案を先々月の27日に発表し、帯状疱疹ワクチン接種費を助成する市区町村への補助事業を2023年度から実施することを明らかにいたしました。いよいよ東京都もこの助成制度に踏み切り、多くの自治体も補助事業を進めてくることが予想されます。 そこでお伺いいたします。東京都の助成制度も活用しながら、市として帯状疱疹ワクチン接種費の助成制度を早期に創設すべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 続いて、細目2点目、高齢者の歯科健診について質問させていただきます。 この質問は、令和2年第4回定例会と令和4年度の予算委員会において取り上げさせていただきましたが、特に高齢者の方が、第2、第3の人生を輝かせていくため、そしていつまでも健康で元気に暮らしていただくためにも重要な視点であることから、再度質問をさせていただきます。 健康寿命を延ばすためには、お口の健康、いわゆる口腔ケアの重要性が見直されてきております。歯の健康が冒されると、認知症や誤嚥性肺炎、また糖尿病や脳卒中といった病気なども引き起こすことなどが、最近の研究で分かってきました。健康あきしま21にも「歯と口腔の健康が全身の健康と密接に関わっていることを普及し、生涯を通じた歯と口腔の健康づくりを推進します」と記載されております。 また、高齢者の方にとって健康維持のために欠かせないのが、人との交流であります。しかし、口や歯の状態に不安があれば、人と会ったり話したりすることを避けたくなり、結果的に話すという行為自体も減ってしまいます。 口腔機能が低下する、いわゆるオーラルフレイルは、社会的孤立のきっかけとなり、さらには心身の活力が低下する全身のフレイルにまでつながってしまいます。それを防ぐためにも、歯科健診は重要であります。 以前の御答弁から、昭島市内の65歳以上の定期健診と、75歳以上の後期高齢者医療健診の受診率は東京都の平均を上回っているということが分かりましたが、もし、定期健診とセットで歯科健診が受けられるようになれば、より多くの高齢者の方が歯科健診を受診できるようになると考えます。 そこでお伺いいたします。お口の健康は全身の健康に影響を及ぼすため、健康寿命を延ばすためにも、65歳以上の定期健診と後期高齢者医療健診の検査項目に歯科健診を入れるべきと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 私の質問は以上です。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○副議長(篠原有加議員) 臼井市長。     (臼井市長 登壇) ◎臼井市長 渡辺純也議員の一般質問にお答えいたします。 私からは、1点目の歴史的遺構としての玉川上水の再生と保全についての基本的な考え方について御答弁申し上げ、他の御質問については担当部長より御答弁申し上げます。 渡辺議員おっしゃるとおり、感謝は本当に大事ですよね。私はそう思います。 臼井家の家訓ってあるんですけれども、私の父も市議会議員、議長もやり、会社もずっと経営していましたので、よく言われたのが、「尽くせしことは忘れるとも、受けし御恩は忘れるな」。尽くすと、これやったじゃないかということで、すごくそういうふうな気持ちになるけれども、尽くしてあげたことなんかすぐ忘れろ、受けたことだけを覚えておけ、これは臼井家家訓なんですよね。 この年になって私の父も亡くなりましたけれども、そういう付き合い方していた人たちは、すごくやっぱり残っているし、成長しているし、昭島でもトップランナーを走っているような人が多かった。去っていった人たち、そういうのをすごく見てきて、受けし御恩は忘れるも、尽くせしことは忘れても、受けし御恩は忘れるべからず、すごく思います。ありがとうございました。 水と緑に恵まれた昭島、南に多摩川、北に玉川上水が流れる自然豊かな環境である本市の将来都市像は、「水と緑が育む ふるさと昭島~多様性と意外性のある楽しいまちを目指して~」としております。 本市の北部を流れる玉川上水は、徳川三代将軍家光公の時代に、大名の参勤交代が行われるようになり、江戸の人口が増加し、水不足対策として開削された一大用水路であります。1654年に、当時の高度な土木技術をもって、標高差約92メートルの緩やかな勾配をたどり、全長約43キロメートルにわたる水路を僅か8か月の工事期間で開通させました。 また、当時の水道としては世界一の規模で、江戸東京の江戸、そして東京の発展を支えた優れた土木遺構として、平成15年、2003年に、文化財保護法に基づく、我が国にとって歴史上、または学術上価値の高い重要な国史跡に指定されたところでもあります。 その区間にある昭島市域の玉川上水沿いは、緑豊かで四季折々の風景が楽しめる散策道となっており、都会の雑踏とは無縁の空間を楽しめることから、多くのハイカーが訪れるなど、国の史跡でありますが、市の貴重な財産であり、この玉川上水を取り巻くすばらしい水と緑の自然環境を次世代に引き継いでいくため、本市といたしましても、国及び東京都と連携を図りながら、その保全に努めてまいりたいと思います。 まさに、玉川上水からずっと流れていって、外堀を流れていく。浄化していても水の流れが止まっているということで、よくないような感じ。 日本橋も、今、高速道路が入っていて、ここがお江戸日本橋なのかと。上を見上げれば高速道路、あれも地下にする予定になっていますもんね。今すごい課題になっているのが、玉川上水が流れていって、東村山の再生センターに行って、そこから止まっているような感じがあるというふうな話も聞いております。ぜひ、そこら辺は、関係市町とも、私も連携していきたい。市長会の隣に座っているのは小平市長なんですよ。小平が一番玉川上水の距離が持っているんですね。だから、玉川上水守ろうよねっていつでも言っている。 そういう連携していくことによって、さらに渡辺議員がおっしゃって、頑張っていらっしゃるし、また東京都でもそういうことをしていきたいと。何かプロジェクトの将来的に、玉川上水を世界遺産にしていこうという運動もありますしね。 そういった意味で、我々としても、いろんな意味でしっかりと頑張っていきたいと、そういうふうに思っていますので、よろしくお願いします。 ○副議長(篠原有加議員) 倉片生涯学習部長。     (倉片生涯学習部長 登壇) ◎倉片生涯学習部長 御質問の1点目、玉川上水の歴史的遺構に対する市の認識について御答弁申し上げます。 玉川上水は国指定の史跡であり、また本市にも大きな恩恵をもたらしてまいりました貴重な歴史的財産で、その保全は大変重要であると認識しております。 市では、この貴重な玉川上水を広く市民に知っていただき、玉川上水を取り巻くすばらしい自然環境を後世にしっかりと残していくため、様々な取組を行っております。 その事例といたしまして、教育委員会発行の「あきしまの史跡めぐり」では、玉川上水散策コースを紹介しており、玉川上水沿いの拝島分水取水口、こはけ橋、美堀橋の3か所には、歴史の散歩道スタンプラリーの看板を設置しております。また、令和2年に発行いたしました「あきしまの歴史散歩」におきましても、随所に玉川上水に関連する史跡を掲載しております。 さらに、玉川上水について、市では様々な媒体を通じて紹介をしておりますが、コロナ禍において、施設に足を運ばれることをためらわれる方も一定数いるものと認識しております。 昭島市デジタルアーカイブズは、インターネット環境があれば、市内外にかかわらず、どこからでもアクセスして御覧いただくことが可能であり、昭島市を含め、歴史的価値のある玉川上水を広く知っていただく機会にもなるのではないかと考えております。 御質問のデジタルアーカイブズへのアクセス方法として、市ホームページ上に玉川上水などが紹介されていることが分かるメニューの記載についてであります。 昭島市デジタルアーカイブズ「あきしま 水と記憶の物語」は、インターネットを介して、様々な切り口で昭島の文化的、歴史的資産を紹介しているコンテンツでございます。その中で、玉川上水につきましても動画や写真により詳しく紹介いたしており、さらに毎年、新たなメニューを作成し、更新しております。 市内外を問わず多くの方にアクセスしていただき、本市を訪れていただくためにも、市ホームページ上でどのような内容のメニューがあるのか、興味を持たれた項目に直接アクセスすることにより、さらに多くの方に御覧いただけるものと考えます。 今後、御質問にございました方法も含め、分かりやすいページ作りを目指してまいります。 次に、アキシマエンシス郷土資料室についてであります。 アキシマエンシスは、令和2年の開館以来、市内外を問わず多くの方々に御来館いただいており、令和4年度の来館者数は36万人を超える見込みとなっております。 アキシマエンシス内郷土資料室におきましては、来館者が昭島の様々な魅力に気づかれ、興味関心を持ち、まちに出かけていただくきっかけとなることを目指して作成いたしましたAKISHIMAビジョンにおいて、玉川上水についても紹介しておりますほか、メインの展示であります、来館者が直接手で触れてスクリーンにCG映像を投影するAKISHIMAプレートにおきましても、市の魅力を発信する映像コンテンツの中で紹介をしております。 御質問の演繹的な周知につきましては、今後、市の広報やホームページ及びツイッターなどのSNS等を活用し、さらなる周知啓発に努めてまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 高橋学校教育部長。     (高橋学校教育部長 登壇) ◎高橋学校教育部長 御質問の1点目、歴史的遺構としての玉川上水の再生と保全についてのうち、2点目の学校教育における勉強会の開催について御答弁申し上げます。 小学校では、主に社会科の授業において、3年生は昭島市について、4年生は東京都についてそれぞれ学習をしております。昭島市について学習する際には、小学校社会科副読本作成委員会が作成した「わたしたちの昭島市」を、東京都について学習する際には、東京都小学校社会科研究会が作成した「わたしたちの東京都」の副読本を活用し、身近な地域や市の地理的環境の特色、人々の生活との関連等について、玉川上水の歴史にも触れながら学習をしております。 東京都都市づくり政策部が開催する外堀などに関する子ども向け勉強会につきましては、現地の外堀までの距離が遠いことから、授業に導入することは困難性があると考えておりますが、地域課題から地球規模の諸課題を捉え、解決しようとする資質能力の育成に役立つ内容であると考えております。 そのため、この勉強会の内容につきましては、各学校が必要に応じて教育活動に取り入れることができるよう、周知してまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 滝瀬子ども家庭部長。     (滝瀬子ども家庭部長 登壇) ◎滝瀬子ども家庭部長 御質問の2点目、保育サービスのさらなる充実について御答弁申し上げます。 保育園利用者の送迎車両についてですが、保育園におきましては、施設環境により駐車場がない保育園もございます。特に、駅周辺では、建物の密集により用地がなかったり、地価高騰などにより確保が困難となっております。 これらの駐車場がない保育園につきましては、保育園において、その旨保護者へ周知するとともに、自動車以外での送迎や近隣にコインパーキング等がある場合は、その利用をお願いしているところであります。 雨の日や着替えなどの荷物が多いときに、車で送迎できない不便さは十分理解いたしますが、駐車場の設置等に係る園への補助や、コインパーキング利用に係る個人への補助につきましては、現状、国や東京都の補助制度の中に該当する事業がない中で、市が単独で補助することには、財政状況や公平性などの観点から困難性がございます。 保育園にとっても、運営方針や経営状況により、その対応には大変厳しいものがあると認識をしております。しかしながら、送迎による路上駐車や、近隣への迷惑駐車等が社会問題となっておりますことから、他市の対応事例等を調査研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(篠原有加議員) 青柳保健福祉部長。     (青柳保健福祉部長 登壇) ◎青柳保健福祉部長 御質問の3点目、健康で元気に暮らせるまちづくりについて御答弁申し上げます。 初めに、帯状疱疹ワクチン接種についてであります。 これまでにも御答弁申し上げておりますが、現在、帯状疱疹ワクチンの接種は任意接種となっており、国において定期接種化に向けた検討が続けられております。 こうした中、帯状疱疹を予防するワクチン接種の効果等について、報道などを通じて広く認知されつつあり、社会的関心も高まる中で、接種費用の助成についての問合せが増えるなど、接種を希望する方が一定数いることは認識をしております。 また、御質問にもございましたが、東京都においては令和5年度より、保健医療政策区市町村包括補助事業の政策誘導型事業に位置づけ、帯状疱疹ワクチン予防接種に係る個人負担の軽減を図るため、50歳以上の方に対し、市区町村が行う予防接種事業に係る経費について補助を行うとの通知がなされたところであります。 また、東京都の補助事業を活用し、接種費用の一部助成について検討している自治体があることは認識をしております。 ワクチン接種費用の助成につきましては、東京都の補助事業の内容を精査するとともに、医師会とも連携を図る中で、市としてどのような対応が可能となるか、具体的な取組について検討してまいります。 次に、2点目の高齢者の歯科健診についてであります。 歯周病などに代表される歯科疾患は、食生活や社会生活等に支障を来し、ひいては全身の健康に影響を与えるものとされております。また、高齢者で歯の喪失が少なく、よくかめている方は生活の質及び活動能力が高く、運動や視聴覚機能に優れていることが明らかとなっており、口腔衛生状態やそしゃく能力の改善を図ることが、誤嚥性肺炎の減少、ADLの改善に有効であることが示されております。 こうした中、本市といたしましては、現在、30歳以上の市民の方を対象として、歯周病検診事業を実施しておりますが、御質問において、65歳以上の特定健診と後期高齢者医療制度における健康診査に歯科健診を追加してはとの御提言をいただきました。 健康診査につきましては、現在、指定された医療機関で受診する個別健診により実施をしており、これに歯科健診を追加いたしますと、それぞれが異なる医療機関で受診をしなければならず、市民の負担増につながることや、どちらかの健診が未受診となる場合が想定されるなど、幾つかの課題も想定されるところであります。また、財源の確保も大きな課題となります。 歯科健診の在り方につきましては、国において、生涯を通じた歯科健診、いわゆる国民皆歯科健診について具体的な検討を行うとしておりますことから、国の動向を注視する中で、市としてどのような取組が可能となり効果的なものとなるか、引き続き検討してまいります。 ○副議長(篠原有加議員) 13番 渡辺議員。     (13番 渡辺純也議員 登壇) ◆13番(渡辺純也議員) 御答弁いただきありがとうございました。 意見と再質問をさせていただきます。 まず、大問1問目ですが、玉川上水に対して、非常に詳しく、そして丁寧に御説明いただいた内容の御答弁、本当にありがとうございました。また、あの市長の熱い思いを伺えまして、私も本当にうれしく思いました。 また、それぞれ前向きな御答弁もいただきまして、ありがとうございました。 アキシマエンシスの郷土資料室については、質問の中でも触れましたけれども、随所に興味を持たせる内容というのがありまして、そういう展示とかあってですね、すばらしい空間だなというふうに私も思いました。 資料室の奥にある特別展示では、時期ごとに変わる地域の屋台人形だとか、みこしとか、展示を今されているんですね。こういった取組全体に対しても、改めて高く評価をさせていただければと思います。そして、まだ訪れたことのない市民の皆様には、ぜひ見ていただきたい資料室だと思っております。 お一人でも多くの市民の方が郷土資料室に訪れて、そして見て、学んでいただけるよう、そして玉川上水についても理解を深めていただけるように、引き続きの周知啓発をお願いいたします。これは意見として申し上げます。 学校教育における勉強会についてですが、大変に前向きな御答弁をありがとうございました。 現在、東京都、そして昭島市についての環境教育、これを学校で積極的に進められていることを理解いたしました。 先日、山下教育長からありました教育施策推進の基本的な考え方の中に、全教育活動にSDGsの取組目標を関連させた学習を展開し、そしてふるさと昭島の自然と文化を愛し、こういう言葉があったんですけれども、ここからも環境問題というのは、いろいろな角度から回数を重ねて学んでいくことが大事だと考えております。 東京都の担当課長からは、玉川上水の勉強会について、開催小学校の地域に応じた内容での勉強会が可能でありますと伺っておりますので、どうか、またよろしくお願いいたします。これは意見として申し上げます。 大問2問目につきまして、御答弁ありがとうございました。 実現に向けて、なかなか厳しい状況であるということは分かりました。ただ、子育て支援策でございますので、これについては、保育園を既に利用されている方々の利便性の向上、これに対しては少しずつでもいいので、前へ、前へ、もう一歩ずつでもいいので進めていくということが、結果的に子育てしやすいまち昭島の構築につながっていくと考えます。 その意味からも、厳しいかもしれませんけれども、どのような可能性があるかも踏まえて、調査研究していただければと思います。これは意見として申し上げます。 大問3問目につきまして、まず帯状疱疹ワクチン接種の助成については、前向きな御答弁をいただきました。大変にありがとうございました。 帯状疱疹のワクチン接種をやりたいと思っているけれども、高額だから受けられない、助成制度ができたら、ぜひやりたいと言われる市民の方に何人もお会いしております。 今、接種が自費接種ということで高いということだったんですけれども、2種類ありまして、生ワクチンと不活化ワクチンの接種がございまして、生ワクチンは1回の接種でいいんですけれども、1回当たり6000円から8000円、これが自費接種です。不活化ワクチンというのは2回接種が必要で、1回の接種で2万円から2万5000円かかってしまう。ですから、全てで4万円から約5万円までかかってしまうということで、これを自費接種となると、やはり市民の方々もなかなかちょっと行けないかなということでございますので、ぜひ実現していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。これは意見として申し上げます。 最後に、高齢者の方の歯科健診ですが、御答弁ありがとうございました。 財源的に大変に厳しい状況であるということは承知をしております。 今、御答弁の中で、国でも歯科健診について具体的な検討を行うということでございましたが、これから検討するという段階ですので、少しでも早く、まずは昭島市独自でスタートできればなというふうに思いました。お口の健康が全身の健康に影響を及ぼすということは分かっておりますので、口腔ケアを推進することが、結果的に医療費の抑制にもつながると思っております。 また、口腔ケアは、体の健康だけじゃなくて、心の健康にもよい影響をもたらすというふうに言われております。震災の避難所で不自由を強いられた方や、自宅に引き籠っている高齢者の方など、ネガティブな心の状態になっている方の歯をきれいにしてあげたところ、前向きな気持ちになったとの報告もあると伺いました。 このようなことからも、歯科健診の重要性を鑑みて、一人でも多くの高齢者の方々が受診できるよう、歯科健診を特定健診の項目に入れていただきたいと考えます。 そこで、例えば65歳以上全員に実施するとなると、財源的にかなり厳しいかと思われますので、まずは70歳の方だけとか、75歳の方だけとか、年齢で区切るのであれば、実施を検討することはできないでしょうか。この点について御答弁いただければと思います。 以上、再質問1問です。よろしくお願いいたします。 ○副議長(篠原有加議員) 青柳保健福祉部長。     (青柳保健福祉部長 登壇) ◎青柳保健福祉部長 高齢者の歯科健診について再質問をいただきました。 年齢を区切っての実施をしてはというような御質問かと思います。 まず、高齢者の歯科健診につきましては、実施する場合には、新規の事業ということになりますので、健康診査等の事業の全体を通じた総合的な検討が必要になってくると、このように考えております。 こういうことから、先ほども御答弁申し上げましたけれども、まず国の動向には十分に注視をいたす中で、御質問の内容も含めまして、その在り方につきましては検討してまいりたいと、このように考えてございます。 ○副議長(篠原有加議員) 以上で渡辺議員の一般質問を終わります。----------------------------------- ○副議長(篠原有加議員) この際、お諮りいたします。 ただいま一般質問の続行中ですが、本日はこれにとどめ、明日及び明後日の2日間、本会議を休会とし、他の一般質問につきましては3月6日に行うこととして、本日はこれにて延会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(篠原有加議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。よって、他の一般質問につきましては、3月6日午前9時半から会議を開き、続行いたしますので、御了承願います。 本日はこれにて延会といたします。----------------------------------- △延会 午後2時31分...