○議長(
大島ひろし議員)
議事日程(第5号) 日程第2
東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙 を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、
指名推選により行いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。 お諮りいたします。 指名の方法は、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。
東京たま広域資源循環組合議会議員には、18番
木﨑議員を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長において指名いたしました
木﨑議員を
東京たま広域資源循環組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、
木﨑議員が
東京たま広域資源循環組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました
木﨑議員が議場におられますので、本席から、
会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員) 日程第3 議案第75号 昭島市
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
臼井市長。 (
臼井市長 登壇)
◎
臼井市長 おはようございます。最終日、よろしくお願いいたします。 議案第75号 昭島市
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて、提案説明させていただきます。 ただいま上程いただきました日程第3 議案第75号 昭島市
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきまして、
提案理由を御説明申し上げます。 現
固定資産評価審査委員会委員の
比留間康昌氏は、今月27日をもちまして任期が満了いたしますが、お手元の略歴書にございますように、
固定資産評価審査委員会委員として豊富な知識と経験を有していることから、適任であると存じますので、引き続き選任いたしたく御提案申し上げる次第でございます。 以上、簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜り、御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
大島ひろし議員) お諮りいたします。 本件については、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれに同意することに決しました。
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○議長(
大島ひろし議員) 日程第4 議案第76号から日程第8 議案第80号までの
人権擁護委員候補者の推薦について の5件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
臼井市長。 (
臼井市長 登壇)
◎
臼井市長 ただいま上程いただきました日程第4 議案第76号
人権擁護委員候補者の推薦についてから日程第8 議案第80号
人権擁護委員候補者の推薦についてまでの5件につきまして、一括して
提案理由を御説明申し上げます。 本市におきましては、
法務大臣から委嘱されております
人権擁護委員7名のうち、5名の委員につきまして、令和2年3月31日をもちまして3年間の任期が満了となります。 つきましては、新たな
人権擁護委員の候補者を
人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、
法務大臣に対し、議会の御意見をお伺いし、推薦いただく御提案を申し上げる次第でございます。 各氏とも、お手元の略歴書にございますように、人格、識見高く、広く社会の実情に通じており、
人権擁護委員として適任であると存じますので、引き続き推薦いたしたく御提案申し上げる次第でございます。 それでは、順次御説明申し上げます。 まず、日程第4 議案第76号の榊かおる氏は、平成11年4月に
人権擁護委員に就任され、現在に至っております。 次に、日程第5 議案第77号
柳川利康氏は、平成14年4月に
人権擁護委員に就任され、現在に至っております。 次に、日程第6 議案第78号の
清水正孝氏は、平成20年4月に
人権擁護委員に就任され、現在に至っております。 次に、日程第7 議案第79号の
守屋百合子氏は、平成20年4月に
人権擁護委員に就任され、現在に至っております。 次に、日程第8 議案第80号の大野隆司氏は、平成26年4月に
人権擁護委員に就任され、現在に至っております。 以上、簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜り、御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
大島ひろし議員) お諮りいたします。 本5件について、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略して、直ちに一括して採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより一括して採決いたします。 本5件は、いずれもこれに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本5件はいずれもこれに同意することに決しました。
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○議長(
大島ひろし議員) 日程第9 議案第81号
自治功労者を定めることについて を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
臼井市長。 (
臼井市長 登壇)
◎
臼井市長 ただいま上程いただきました日程第9 議案第81号の
自治功労者を定めることにつきまして、
提案理由を御説明申し上げます。 小山満氏は、議案にお示しのとおり、
市議会議員として長年にわたり市政の進展に御尽力され、その功績はまことに顕著であります。 このため、
本市表彰条例に基づき
自治功労者として定め、長くその功績をたたえたいと存じますので、御提案申し上げるものでございます。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
大島ひろし議員) お諮りいたします。 本件について、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案どおり決しました。
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○議長(
大島ひろし議員) 日程第10 議案第74号
昭島都市計画公共下水道中部7
号幹線築造工事委託変更契約 を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
金子都市整備部長。 (
金子都市整備部長 登壇)
◎
金子都市整備部長 ただいま上程いただきました日程第10 議案第74号
昭島都市計画公共下水道中部7
号幹線築造工事委託変更契約の締結について、
提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 本件は、
昭島都市計画公共下水道中部7
号幹線築造工事委託として、平成30年7月3日に議決をいただき、同日に東京都八王子市子安町四丁目7番1号、
公益財団法人東京都
都市づくり公社理事長、大原正行と7億1541万9000円で
委託契約を締結したものでございます。 今般、令和2年1月31日の
委託期間満了に伴う
業務委託費の精算額が確定したことにより、
契約金額を1億1850万7320円減額し、5億9691万1680円で
公益財団法人東京都
都市づくり公社と
変更契約を締結するものであります。 以上、簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
大島ひろし議員) これより、質疑並びに意見等をお受けいたします。8番
荒井議員。
◆8番(
荒井啓行議員) 質問いたします。 私が一番ちょっと疑問に思うというか、具体的に説明をしていただきたいんですけれども、
確定金額が5億9691万1680円。これと比べて減額をするという、こういうことで1億1850万7320円の差額。当初の
契約金額となぜこれだけ、約2割近く減額になっているんです。16.5%かな。そういうことからして、どういうことでこういうふうに減額になったのか、その理由をお答えいただきたいというふうに思います。
○議長(
大島ひろし議員)
金子都市整備部長。
◎
金子都市整備部長 今、減額の理由ということで御質問いただきました。 まず1点は、議決の承認をいただくときに、この公社のほうの委託で、公告を行いながら、一定の要件を満たした業者に対しての入札行為を実施しているというところで、入札を実施したわけでございます。そこで全部で10社の企業体のほうから応募がありまして、その中で入札を実施したわけでございます。そこでの
契約差金というものが一番大きな要点でございます。 それと、この工事を進捗するに当たりまして、JRの八高線の横断敷がございますけれども、ここについての工事の進め方というのは、これは当然、JRさんのほうと細かい協議を進めながら工事を進捗してきたわけでございます。そこについての
安全監視等について、ある一定の工事が済んだ段階で、その監視も十分もう必要ないという御了解をいただいた期間での減額が生じた部分であります。 それと、3点目としましては、この
下水道推進工事で工事を進めているわけでございますけれども、設計当初から
ボーリング等を実施しながら、見えない部分の推進でございます。
昭島地区、
関東ローム層で非常に地盤が強固なところを推進でいくわけですけれども、その推進を進めるに当たって、面板といいますか、いわゆる進んでいくところの一番
最先端部の刃の部分が、非常に何段階にもそのカッターの表面の部分の使用がございます。それが予定していたものよりも順調に工事が進んだというところで、最初の段階でのいわゆるドリルで全ての工事が進捗できたということで、こういったものの減額を全て精査しまして、この金額に至ったものでございます。 以上でございます。
○議長(
大島ひろし議員) 8番
荒井議員。
◆8番(
荒井啓行議員) おおよそわかりました。3つの理由で、
工事そのものの工法だとかが変わったとか、そういったことなどが理由として述べられました。 今後の安全性というか、そういった意味でのこの
築造工事の今後のというか、ここを工事した今後の何か問題点というか、あってはならないんですけれども、そういったことというのは、工事を進めて、それを監督してきた市としては、きちんと対応してきたということというふうに理解をしてよろしいのでしょうか。問題点が今後発生するということはないと思いますが、ぜひそこら辺の点について、契約の金額がそういった意味では大分安く上がったという点からすると、そういった点でのちょっと心配などがあるものですから、そこら辺は業者がしっかりと工事を進めて、完成まで。もう完成はしたんですか。まだ終わっていないと思うんですが、そこら辺のことなど、今後のことについてちょっときちんとお答えいただきたいというふうに思います。
○議長(
大島ひろし議員)
金子都市整備部長。
◎
金子都市整備部長 工事の件でいろいろ御心配をいただいているところでございます。当然、この工事を進めるに当たりましては、我々、
推進工事ということで、見えない部分を掘っていく、下水道の工事でございます。これにつきましては、公社に委託をし、また公社の
技術職員も
現場管理で携わってきたわけですけれども、これは当然、委託をしているから全て任せきりということではなく、うちの
下水道課の
担当職員も、今御心配いただいたような安全性、それと工事が当初の計画どおり順調に推移しているかどうか、そういったところでいろいろな途中の変更等も見きわめながら進めてきたところであります。 さまざまな御心配をいただいているところでありますが、ここにつきましては、我々、
下水道課技術職員が、もう精いっぱい、この事業につきましては注視をしながら、また関与しながら、補助金の獲得をしながら実施を進めてきたというところでありますので、そういった安全性の確保は十分図ってきたつもりでございます。 すみません。工事につきましては、
先ほど提案で令和2年1月31日ということになっておりますが、
推進工事そのものはもうほぼ完了したというところで、最終的な書類等の作成等にかかっているところでございます。 以上でございます。
○議長(
大島ひろし議員) ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件について、委員会への付託並びに討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり決しました。
議事日程及び
議案配付のため、その場で暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時24分
-----------------------------------
△再開 午前10時25分
○議長(
大島ひろし議員) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員) お諮りいたします。 この際、日程の順序を変更し、
議事日程(第5号の3) 日程第1を先議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、日程の順序を変更し、
議事日程(第5号の3) 日程第1を先議することに決しました。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員)
議事日程(第5号の3) 日程第1
議員提出議案第3号 天皇陛下御即位賀詞に関する決議 を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。18番 木﨑副議長。 (18番
木﨑親一議員 登壇)
◆18番(
木﨑親一議員) ただいま議題となりました
議事日程(第5号の3) 日程第1
議員提出議案第3号 天皇陛下御即位賀詞に関する決議について、各会派の代表者並びにゆざ議員、南雲議員の御賛同をいただきまして、御提案申し上げます。 議案の説明につきましては、議案の本文の朗読をもって、これに代えさせていただきますので、御了承願います。 天皇陛下御即位賀詞に関する決議 天皇陛下におかれましては、風薫る良き日に御即位されましたことは、誠に慶賀に堪えないところであります。 天皇皇后両陛下の益々の御清祥と、令和の時代が平和で希望に満ち溢れるものとなりますようお祈り申し上げます。 ここに昭島市議会は、謹んで慶祝の意を表します。 以上、決議する。 令和元年12月17日 昭島市議会 以上のとおりであります。 よろしく御賛同を賜り、原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。
○議長(
大島ひろし議員) お諮りいたします。 本件について、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり決しました。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員)
議事日程(第5号) 日程第11 議案第63号 昭島市
表彰条例の一部を改正する条例 を議題といたします。 本件は、総務委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。16番 佐藤議員。 (16番
佐藤文子議員 登壇)
◆16番(
佐藤文子議員) ただいま議題となりました日程第11 議案第63号 昭島市
表彰条例の一部を改正する条例について、総務委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、12月9日に開催し、理事者側に
提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 委員より「他市も同じような条例があり、今回のような条例改正を行っているようだが、他市の状況は」との質疑があり、「調査を行ったことし7月の時点で、
表彰条例の中に成年被後見人等の文言がある市は、多摩地域では10市あり、ほとんどの市が条例改正を行っているところである」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本件に対する総務委員会の報告を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本件について、討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本件は、委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告どおり決しました。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員) 日程第12 議案第67号 昭島市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 から日程第14 議案第69号
昭島市民図書館条例の一部を改正する条例 までの3件を一括して議題といたします。 本3件は、いずれも厚生文教委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。10番 高橋議員。 (10番 高橋 誠議員 登壇)
◆10番(高橋誠議員) ただいま議題となりました日程第12 議案第67号 昭島市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例から日程第14 議案第69号
昭島市民図書館条例の一部を改正する条例までの3件について、厚生文教委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、12月10日に開催し、理事者側に
提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 初めに、日程第12 議案第67号 昭島市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「条例の改正により、支給の決定の仕方が変更されるのか」との質疑がありました。「決定の仕方に大きな変更はない。災害が発生し、長い時間がたった後に亡くなった方がいた場合、災害関連死かどうか判断する機関を設けることができる規定の整備等を行うものである」との答弁がありました。 次に、委員より「
災害弔慰金等支給審査委員会の委員の任期について、
災害弔慰金の支給等について、審査が必要となる時点から終了となる時点までと考えているとのことだが、災害の有無にかかわらず、任期は一定の期間とすることが必要と考える」との意見がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、日程第13 議案第68号 昭島市
教育福祉総合センター条例の一部を改正する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「アキシマエンシス内の理科・家庭科室では、料理だけではなく、理科の実験もできるとのことであり、この点をアピールしていただきたい」との意見がありました。 次に、委員より「使用料の免除について、詳細は」との質疑があり、「規則で定めていくことを考えているが、読書活動、郷土文化、社会教育、男女共同参画の推進を図る各施設の登録団体などを想定している」との答弁がありました。 次に、委員より「附属設備等の使用料については、公民館の設備を参考に設定しているとのことだが、市民の方が気軽に使えるよう、安価な使用料で使えるようにしていただきたい」との意見がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、日程第14 議案第69号
昭島市民図書館条例の一部を改正する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「市民図書館つつじが丘分室を廃止するとのことだが、施設の今後について考えは」との質疑がありました。「つつじが丘分室利用者に、アキシマエンシスの開館後についてインタビューなどを行ったところ、多くの方がアキシマエンシスを利用すると答えた。今後については、時間をかけて方向性を見出していきたい」との答弁がありました。 次に、委員より「つつじが丘分室廃止後の利用について、地元の方からの要望等はあるのか」との質疑があり、「サロン活動の場として利用させてほしいという要望等を聞いている」との答弁がありました。 次に、委員より「つつじが丘分室について、市民の声を聞き、大人だけではなく、子どもの視点も加え、施設の今後の活用について検討してほしい」との意見がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本3件に対する厚生文教委員会の報告を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本3件に対する意見等を一括してお受けいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本3件について、いずれも討論を省略して、直ちに一括して採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより一括して採決いたします。 本3件は、いずれも委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本3件はいずれも委員長報告どおり決しました。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員) 日程第15 議案第70号 昭島市
下水道事業の設置等に関する条例 から日程第18 議案第73号
市道路線の廃止について までの4件を一括して議題といたします。 本4件は、いずれも建設環境委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。12番 渡辺議員。 (12番
渡辺純也議員 登壇)
◆12番(
渡辺純也議員) ただいま議題となりました日程第15 議案第70号 昭島市
下水道事業の設置等に関する条例から日程第18 議案第73号
市道路線の廃止についてまでの4件について、建設環境委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会は、12月11日に開催し、日程第18について現地を視察した後、理事者側に
提案理由の概略について説明を求め、審査を行いました。 初めに、日程第18 議案第73号
市道路線の廃止について、質疑等の概略を申し上げます。 委員より「市道の廃止、払い下げをするに当たっての今後の流れは」との質疑があり、「本議案が可決されたら、市道の廃止について2週間告示し、その後、道路法の規定により2カ月間の猶予の後、この財産を管理課の行政財産から契約管財課の普通財産へ所管替えをする。その後、審査機関である財産価格審査会に付議し、価格を決定した後、その価格を相手に提示し、合意が得られれば、そのまま契約締結となる」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、日程第15 議案第70号 昭島市
下水道事業の設置等に関する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「地方公営企業法適用のメリットに職員の経営意識の向上があるが、財務処理の知識やノウハウを持った人材をどう育成し、配置するのか」との質疑があり、「職員を総務省や民間が主催する研修機関等に研修派遣をしている。本条例適用後は、経理事務の関係について職員が携わっていくが、会計事務所等にその補佐をしてもらうことも検討している」との答弁がありました。 次に、委員より「
下水道事業の管路等についての老朽化等も進行していくが、減価償却等を踏まえていくことで透明化が図られるため、非常にメリットがある。今後の
下水道事業が円滑に対応できるようになるという理解でよいか」との質疑があり、「そのとおりであり、今後、経営戦略等も立てていく中で、そのことがより明確になってくる」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、日程第16 議案第71号 昭島市
下水道条例の一部を改正する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 委員より「欠格条項の中に、認知、また判断及び意思疎通を適切に行うことができない者とあるが、基準はどのようになるのか」との質疑があり、「事業ができるかできないかが判断の基準となり、申請段階での面接と申請書の中に誓約書を設け、対応したい」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、日程第17 議案第72号
昭島市営住宅条例の一部を改正する条例について、質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「住宅に困窮されている高齢者の方や低所得者の方への住宅提供について、保証人を確保できない人が入居できない事態が生じないようにするための条例改正ということでよいのか」との質疑があり、「高齢者の方が保証人を確保することが難しくなってきたので、このような判断をした」との答弁がありました。 次に、委員より「保証人なしとした場合は、入居者が意図的に部屋を壊してしまったときはどう対応するのか」との質疑があり、「入居者が意図的に施設を棄損された場合には、個人の責任において直してもらうことになっている」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して採決の結果、本件は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本4件に対する建設環境委員会の報告を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本4件に対する意見等を一括してお受けいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本4件について、いずれも討論を省略して、直ちに一括して採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、これより一括して採決いたします。 本4件は、いずれも委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認めます。よって、本4件はいずれも委員長報告どおり決しました。
-----------------------------------
○議長(
大島ひろし議員) 日程第19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書 を議題といたします。 本件は、建設環境委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。12番渡辺議員。 (12番
渡辺純也議員 登壇)
◆12番(
渡辺純也議員) ただいま議題となりました日程第19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書について、建設環境委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本件は、今定例会で付託され、12月11日に審査を行いました。 陳情者は、生活クラブ運動グループ昭島地域協議会代表であります。 その内容は、
気候変動の
非常事態に対し、市民への周知啓発、ごみを減らす4Rの徹底、推進策の立案、実施などについて、各行政機関・関係団体等と連携した取り組みを市民とともに広げることを求めるものであります。 以下、本件に対する質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「3つの陳情項目のうち、市として既に取り組んでいるものはあるのか」との質疑があり、「大型台風や豪雨・豪雪時への備え、熱中症対策等の啓発、プラスチックの持続可能な利用に向けた取り組みや温室効果ガスの削減等、緩和策に取り組んでいるとともに、国や都、各市町村と共通認識を持つべく連携を図っている」との答弁がありました。 次に、委員より「海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックについて、人工芝などが雨水管から川へ流れ、それを魚が食べて、そのまま人体へも入ってしまうという影響が心配される。市民や子どもたちへ啓発をしていくべきでは」との質疑があり、「靴の底についた人工芝の破片等が下水管を通じてプラスチック汚染を起こしていることなどを市民に知らせるとともに、教育委員会と連携して子どもたちにも伝えていきたい」との答弁がありました。 次に、委員より「本陳情が仮に採択された場合、今後の市の取り組みに何か影響や変化があるのか」との質疑があり、「現在策定中の次期環境基本計画がその中核を担うものであり、今回の採択の有無によって大きな影響はないと考えている」との答弁がありました。 次に、委員より「リユース、リデュース、そしてリサイクルに努めている中で、今後、さらに積極的に進めていく取り組みはあるのか」との質疑があり、「排出抑制に向けた啓発活動や事業展開において、抑制する対象を明確にして、ごみの減量化を推進していきたい」との答弁がありました。 次に、委員より「陳情の内容は、今まさに市が取り組んでいることであり、また、環境審議会の中でも環境基本計画策定に向け話し合っているところである。陳情の趣旨には賛同するが、今、市が積極的に取り組んでいることであり、本陳情は不採択としたい」との意見がありました。 次に、委員より「市の取り組みを、陳情を採択することによって、議会が後押しをしていくことが重要と考える。昭島市が一丸となって
気候変動に対して取り組むことを宣言できるよい機会であり、本陳情は採択すべき」との意見がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して挙手採決の結果、可否同数となり、委員会条例第16条第1項の規定により、委員長が裁決を行い、不採択とすべきものと決しました。 以上で、本件に対する建設環境委員会の報告を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本件に対する意見等をお受けいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありますので、これより討論を行います。 順次発言願います。初めに、15番 篠原議員。 (15番
篠原有加議員 登壇)
◆15番(
篠原有加議員) 日程第19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書の委員長報告に対し、みらいネットワークを代表して、反対の立場から討論いたします。 長崎県壱岐市、神奈川県鎌倉市、長野県白馬村、そして福岡県大木町、兵庫県明石市など、現在、続々と気候
非常事態宣言を表明する自治体が出てきています。 COP25では、各国それぞれの思惑により、妥協点を見出すことができないまま、閉幕となりました。
気候変動の緩和策である温室効果ガスの排出量減の話し合いが不調に終わり、成果にがっかりしていると表明した国連のグテーレス国連事務総長は、石炭火力への依存をやめるように訴えていました。しかし、日本の梶山経済産業大臣が石炭火力を継続する考えを表明したことについて、
気候変動の危機に立ち向かおうとする人々の努力に水を差すと批判されました。 今回のCOP25参加国が土壇場で合意に達しても、各国がこれまでに表明している目標を達成できたとしても、気温は2100年までに3度を超えて上昇する見通しとなっています。日本の後ろ向きの姿勢と、すぐそこまで迫る危機に、全世界が足並みをそろえて
気候変動に対しストップを言えない状況に非常にがっかりし、次世代への責任を果たすということは何なのか、改めて考えさせられる思いでいます。 昭島市では、現在、さまざまな施策が展開され、
気候変動に対し、市一丸となって取り組もうとされています。委員会の中では、市長の力強いお言葉とともに、2年後の環境基本計画策定に向け施策が行われていると、前向きな答弁がされていました。 昭島市では、委員全員がこの陳情の内容について理解する、または当然のことであるという意見を述べました。明らかに反対の意見はなかったのです。であるならば、より一層進めていくことや、2年後の環境基本計画を待たずに、今私たちが取り組めることを前倒しで行っていくことが必要ではないでしょうか。 委員会の質疑の中で、この陳情が採択されても大きな影響がない、何も変わらないという答弁は、非常に衝撃的で、不信感を覚えました。昭島市は、気候危機に対してこれだけいろいろなことを行っているのに、何もしないということではないのか、気候危機に対して後ろ向きな姿勢なのではと言われてしまう答弁ではないでしょうか。市民としては協力したくなくなるような言い方でした。昭島市が気候危機に対してしっかり施策を展開し、さらに議会がこの陳情を採択することで、一歩も二歩も先の施策を進めていけるのではないでしょうか。 国連IPCCが去年発表した特別報告書では、早ければ10年後にも気温上昇が1.5度に到達すると警告しています。この10年、私たちがどのように行動するかが人類の未来を変えるのです。もっと削減を確実にしていかなければならない、危機的状況なのです。 昭島市とともに市民が一丸となって動こうとしている非常に前向きな行動に、不採択を突きつけるということは、
気候変動危機に立ち向かおうとする昭島市民の努力に水を差す行為であると言わざるを得ません。 よって、日程第19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書の委員会での不採択に反対いたします。
○議長(
大島ひろし議員) 次に、19番 赤沼議員。 (19番
赤沼泰雄議員 登壇)
◆19番(
赤沼泰雄議員) ただいま議題となりました日程19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書を不採択とした委員長報告に対し、公明党昭島市議団を代表して、賛成の立場から討論を行います。 本陳情を不採択とする理由は、気候
非常事態宣言を求めていないという1点であります。 陳情の中で求めている3項目について、全く異論はありません。しかしながら、委員会の質疑においても、その内容は、市として取り組んでいるもの、今後取り組む予定のものであることを確認しております。さらに、本陳情を採択しなかったとしても、今後の市の取り組みに影響のないことも明らかになりました。 つまり、陳情者の認識と市の認識は同じということであり、言い換えれば、陳情で求めているとおりに市は取り組んでいるということであります。不採択を後ろ向きと捉える批判は当たらないと考えます。 気候
非常事態宣言をしないまま本陳情を採択することは、例えるならば、タイトルのない本のようなもので、違和感を覚えてしまいます。だからこそ、私は、その前提として気候
非常事態宣言をすべきであると考える一人であります。 ましてや、
臼井市長は、3010運動や水道水日本一、エスクリクティウス・アキシマエンシス、そして昭島大好きなど、昭島市民で聞いたことがない人はいないのではないかと思うほど、発信力のある市長であります。その
臼井市長が気候
非常事態宣言をせずして、誰がやるのかという思いを抱いているのは、私一人ではないと思います。 行政と議会、そして市民の皆さんが一体となり、チーム昭島、ワンチームとしてこの問題に取り組むためにも、ぜひ昭島市として気候
非常事態宣言をすべきであると、そのことを改めてこの場で申し上げ、公明党昭島市議団を代表しての賛成討論とさせていただきます。
○議長(
大島ひろし議員) 次に、8番
荒井議員。 (8番
荒井啓行議員 登壇)
◆8番(
荒井啓行議員) 日程19 陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書について、日本共産党昭島市議団を代表して、不採択とした建設環境委員長報告に反対をいたします。 陳情の要旨で述べている陳情の趣旨や、3項目の
気候変動の
非常事態に関する市民への周知啓発に努め、全市民が、家庭生活、社会生活、産業活動において、省エネルギーの推進とあわせて、リデュース、リユース、リサイクルを徹底するとともに、消費活動におけるリフューズにも積極的に取り組むよう働きかけます。特に、海洋汚染の原因となるプラスチックごみについて、4Rの徹底に取り組む。2、
気候変動の緩和と適応、エシカル消費の推進策を立案、実施する。3、各行政機関・関係諸団体などと連携した取り組みを市民とともに広げるについて、私ども市議団は、
気候変動の
非常事態へのこの対応は、今緊急に対応しなければならない課題であると賛同するものであります。 ここ数年、日本でも、これまで経験したことのない集中豪雨や大型台風などが発生をしています。深刻な被害を与えています。地球温暖化の対策が、今こそ各国で緊急に求められています。 陳情書には、温室効果ガス排出量は増加の一途をたどり、2018年の二酸化炭素、CO2排出量は過去最高の約331億トンに達したことが、国際エネルギー機関IEAの報告書で明らかになりました。 また、国連の
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書によれば、今世紀末の世界平均気温の変化は0.3度から4.8度の範囲、平均海面水位の上昇は0.26から0.82メートルの範囲となる可能性が高く、地球に長期的な変化を及ぼしかねない危機的な状況にあると述べています。 したがって、昭島市もこうした立場で、人や社会、環境に配慮した消費活動を指すというエシカル消費の推進策を立案し、実施することや、4Rに積極的に市民や関係諸団体と行政が緊密な連携のもとに取り組まなければなりません。 ところが、こうした取り組みを積極的に行うことを昭島市当局に求めた陳情を、建設環境委員会では否決してしまいました。 陳情審査の意見表明で、陳情の趣旨は十分理解するなど、あるいは3項目の内容は市も既に行ってきている、または今後検討していくなどと述べて、既に施策を行っているから、あえて議会として対応しなくてもいいのではないかのように、不採択にという、こういう意見が出されて、市民の意見や要望、願いを否定してしまうこと、これは、議会の主体性を投げ出す、安易な態度表明と指摘をするものであります。 議会と行政は車の両輪と
臼井市長は常々表明し、議会と協力して市民の暮らしを向上させる施策を進めようとするときに、ブレーキをかける役割をこれは果たすものではないのでしょうか。人間の生存や社会生活、地球環境の未来を左右する
気候変動の
非常事態に対する対策を求める、こうした先駆的な陳情をいとも簡単に多数決で否決してしまう、この議会のあり方が、近い将来、問われると、私ども市議団は強い危惧の念を持っています。 したがって、私ども日本共産党昭島市議団、陳情第6号
気候変動の
非常事態に対して昭島市が対策をすることを求める陳情書に賛成し、採択をすべきと態度表明いたします。 そして、議長を初めとする全ての議員に呼びかけます。委員会では、陳情第6号、陳情書は否決をされましたが、本日、この本会議場で昭島市議会の主体性を発揮し、識見ある議員の皆さんの判断で、全会一致で採択という逆転可決をして、今後、多くの昭島の市民の皆さんから、地球温暖化の対策を求める市民の陳情が採択されたと喜びをもって議会史に記録されるよう、皆さんに呼びかけて、私の討論を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) これにて討論を終結いたします。 これより起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
大島ひろし議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時06分
-----------------------------------
△再開 午前11時20分
○議長(
大島ひろし議員) 会議を再開いたします。
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○議長(
大島ひろし議員) 日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情 及び日程第21 陳情第5号
横田基地航空機の訓練飛行の
高度測定を求める陳情書 の2件を一括して議題といたします。 本2件は、いずれも基地対策特別委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。4番 吉野議員。 (4番
吉野智之議員 登壇)
◆4番(
吉野智之議員) ただいま議題となりました日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情及び日程第21 陳情第5号
横田基地航空機の訓練飛行の
高度測定を求める陳情書の2件について、基地対策特別委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 初めに、日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情について御報告申し上げます。 本件は、今定例会で付託され、12月12日に審査を行いました。 陳情者は、昭島市つつじが丘の住民であります。 その内容は、
横田基地航空機騒音の測定機器について、市民会館屋上への
固定設置を求めるものです。 以下、本件に対する質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「つつじが丘での騒音が激しくなってきている中で、測定機器を固定して設置してほしいという要求は十分理解できる。国からの調整交付金を活用するなど、測定機器の維持管理は十分可能であり、本陳情を採択すべき」との意見がありました。 次に、委員より「測定機器を固定して設置した場合、導入経費や維持・管理経費のほかに発生するものはあるのか」との質疑があり、騒音回数の計測に当たり、不要な音を削除するなど、職員の対応が必要となる」との答弁がありました。 次に、委員より「本来であれば、騒音測定への対応は国として行うべきと考える。また、市民会館周辺に測定機器がないわけではなく、市役所本庁舎等に
固定設置されていることからも、本陳情は不採択としたい」との意見がありました。 次に、委員より「飛行ルートが少し東側になっているという話もあったが、情報やデータ等で確認できているのか」との質疑があり、「国を通じ
米側に確認したところ、飛行ルートに関しては詳細を公表できないとの回答があった」との答弁がありました。 次に、委員外議員より「飛行回数が平成26年10月から12月で1007回、平成28年4月から6月で1035回だが、10月から12月の間や4月から6月の間の飛行回数が多くなる傾向にあるのか」との質疑があり、「同じ時期で測定した年をさかのぼると、平成22年10月から12月は604回、平成24年4月から6月は808回という状況である」との答弁がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して挙手採決の結果、本件は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 次に、日程第21 陳情第5号
横田基地航空機の訓練飛行の
高度測定を求める陳情書について御報告申し上げます。 本件は、今定例会で付託され、12月12日に審査を行いました。 陳情者は、昭島市つつじが丘の住民であります。 その内容は、昭島市として
横田基地航空機の訓練飛行の高度を測定し、公表を求めるものです。 以下、本件に対する質疑等の概略を申し上げます。 初めに、委員より「これまで他自治体で独自に
高度測定調査を行った事例はあるのか」との質疑があり、「横田基地の航空機について、
高度測定調査を行った事例は把握していない」との答弁がありました。 次に、委員より「飛行高度は日
米合同委員会の合意事項であるため、データの蓄積も含め、国で対応すべきと考える」との意見がありました。 次に、委員より「
高度測定は継続的に行う必要があり、自治体だけが取り組むのではなく、国としてしっかり対応していただくものと考えるため、本陳情は不採択としたい」との意見がありました。 次に、委員より「
横田基地航空機の飛行高度が低過ぎることに市民は不安を感じている。市として膨大な経費を必要としない
高度測定を研究しつつ、市民の不安に丁寧に対応すべきであり、本陳情を採択すべき」との意見がありました。 以上により質疑等を終結し、討論を省略して挙手採決の結果、本件は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で、本2件に対する基地対策特別委員会の報告を終わります。
○議長(
大島ひろし議員) ただいまの委員長報告に対する質疑並びに本2件に対する意見等を一括してお受けいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 質疑なしと認めます。 本2件については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 初めに、日程第20 陳情第4号について、順次発言を願います。初めに、14番 林議員。 (14番 林まい子議員 登壇)
◆14番(林まい子議員) 日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情の委員長報告に対し、みらいネットワークを代表して、反対の立場から討論いたします。 昭島市がまとめた平成29年度改訂の資料、基地とあきしまでは、騒音問題について、本市は横田基地に隣接し、滑走路の南側、飛行直下に位置することから、航空機騒音が市民生活を初めまちづくりに与える影響は非常に大きなものである。市にとって基地周辺整備対策は重要な行政課題となっており、積極的な取り組みを行っていると述べられています。しかし、今、陳情で寄せられている騒音と墜落の危険を感じて気分が悪くなるとの声は、まさに航空機騒音が現在進行形で市民生活に非常に大きな影響を与えている状態と受けとめます。 昭和38年より継続して航空機騒音調査がなされていることは非常に有効だと思いますが、オスプレイの配備や直近10年ほどでの横田基地における航空機年間飛行回数の増加など、状況は刻一刻と変化しています。 判断基準となるデータ収集のあり方を都度見直し、市民の不安への対処や国への要請行動へつなげる必要があると考えます。4カ所、3カ月ごとの移動調査を行うよりも、固定調査箇所をふやし、継続的な測定をすることで客観的な事実を把握でき、国と交渉するときの根拠、また日
米地位協定が守られていないことを示す根拠にもなり得ます。特定防衛施設周辺整備調整交付金を割り当てしての陳情に応える測定実施はできないのでしょうか。 地方公共団体の役割と国の役割等について定める
地方自治法第1条の2では、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとするとあり、地方公共団体には、地域の実情に即した、より自主的な施策の展開が大前提として求められています。 危険と隣り合わせの生活であると不安に思う声を上げる市民がいます。国への継続しての要請活動はもちろん今後も必要ですが、国主導でのすぐの解決が非常に難しい問題と考えます。要請行動とあわせて、市民の声に耳を傾け、日々の生活の不安を少しずつ解消できるよう、地方自治体として自主的な施策を検討し、一歩踏み出すことが必要とされているのではないでしょうか。 よって、日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情の委員会での不採択に、みらいネットワークは反対いたします。
○議長(
大島ひろし議員) 次に、7番 奥村議員。 (7番 奥村 博議員 登壇)
◆7番(奥村博議員) 日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情について、日本共産党昭島市議団を代表して、不採択とした基地対策特別委員長報告に反対し、採択すべきとの立場で討論したいと思います。 昭和50年発行の「続 基地とあきしま」に、当時の昭島市長でありました新藤元義氏は、基地問題について、市民生活の安全と住民の福祉増進が図られるよう、政府当局に強力に要請し続けることに、できるだけ実態を的確に捉え、現状を分析し、今後の基地対策の足がかりにしたいと、このように述べました。そして、平成29年発行の基地とあきしまでは、
臼井市長は、オスプレイの配備に対して、周辺住民の中には安全性への懸念や騒音被害増加への不安があることから、国にはさらなる周辺対策の充実を求める、このように述べております。このように基地を抱えているゆえに生じている被害について、実態を的確に捉え、現状を分析する、こうした仕事をするのが地方自治体の役割ではないでしょうか。 近年、
米軍機等により、受忍限度を超える騒音被害が広範囲にわたって生じていることが指摘され、多くの市民に不安が増大しています。横田基地騒音コンターから外れている、それだけで、つつじが丘や昭和町や玉川町にまで今やこの騒音被害が広がり、苦情も寄せられています。私は、国に対して改善を求めるのは当然ですけれども、自治体こそが市民の不安に応える施策を講じるため、実態調査すべきではないでしょうか。 現在、昭島市には、騒音測定機器は拝島第二小学校、昭島市役所、それから3カ月ごとの移動測定がつつじが丘にあるKOTORIホール、昭和会館、拝島第三小学校、拝島第四小学校で測定され、他に国が2カ所設置しております。このように昭島市が積極的に市民に寄り添った調査を行っていることは、大いに評価したいと思います。移動測定以外の主体は、騒音コンター内であります。そこで、コンター外で行っている移動測定を固定化して、年間測定をしてほしいというのが今回の陳情の内容です。 横田基地の飛行実態というのは、外来機の離発着だけではなく、配備されているC-130J輸送機やCV-22オスプレイによる飛行訓練が日常茶飯事に行われることが、この横田基地での特徴です。訓練による場周経路が、これまで西方面でしたけれども、近年は東方面にも及び、多くの住民から、うるさい、墜落の不安がある、このような声が寄せられております。 そして、昭島市には、特定防衛施設周辺整備調整交付金が年間で約3億円交付されています。この交付金により、平成24年度には航空機騒音測定機器を購入しました。これは、固定局、移動局、それが各1基、そして解析ソフト一式で約700万円で購入いたしました。平成28年度には、航空機騒音測定機器整備事業として、これらの測定機器のデータのオンライン化を384万円で進めました。これはまさに、この調整交付金が活用されたということであります。まさに交付金というのは、基地があるゆえの影響を考慮し、配慮するためのお金ではないでしょうか。測定機器購入に必要な財源の裏づけは十分にあり、設置は理にかなっております。 私は、基地対策特別委員会において、騒音被害の実態からも固定測定機器を設置すべきと採択を求めました。改めて、私は、日本共産党昭島市議団は、この陳情に対して採択すべきと賛成し、討論を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
大島ひろし議員) 次に、日程第21 陳情第5号について、順次発言を願います。初めに、22番 青山議員。 (22番 青山秀雄議員 登壇)
◆22番(青山秀雄議員) 日程21 陳情第5号
横田基地航空機の
高度測定を求める陳情について、みらいネットワークを代表し、委員会での不採択に反対の立場で討論をします。 陳情の要旨にもありますが、つつじが丘ハイツ周辺は、常駐機C-130Jなどの低空飛行訓練が頻繁に行われ、号棟と号棟間を機体を傾けながらすり抜けるように飛び去っていること、周辺には学校や商業・工業施設、団地など、多くの住民の生活する人口密集地であることは周知の事実であります。低空で狭い範囲を旋回する訓練は、衝突や墜落などの危険を伴うものであります。この地に限らず、市内では同様の訓練が夜間にも行われ、常態化しています。飛行高度の問題については、過去にも、調査、改善など、繰り返し求めてきました。危険、不安を訴える多くの市民の声が今も続いている状況です。
米軍や日本政府が基地周辺住民に配慮して、航空機の騒音被害や事故等の危険を軽減させる、つまり基地周辺住民に対してよりよい環境の提供を目指すとして、1964年に日
米合同委員会、この合同委員会で合意がされています。合意されてから既に55年がたちます。しかし、日本政府は、米国に対して日
米合意事項を守らせる、こういう気持ちも努力もありません。住民の被害、不安を無視して、
米軍や自衛隊の活動を確保することのみ考えている、このようにしか思わざるを得ません。 合同委員会の合意には、
米空軍は、人口周密地域の上空における飛行をできる限り避ける最善のパターンを確立するため、ジェット機及び在来機の進入及び発進経路の設定について引き続き協議をする。周経路及び騒音抑制措置を確実に遵守させるため、横田飛行場地域上空の飛行する航空機を常時監視し、指導する。横田飛行場司令官及びその幕僚は、騒音問題及びその抑制措置に対して細心の注意を払うとともに、住民の理解を深め、日
米双方の協力を推進するため、政府の地方及び地方公共団体と密接な連絡をとる。横田飛行場地域上空における曲技飛行を禁止する。22時から6時までの間の時間における飛行及び地上での活動は、
米軍の運用上の必要性に鑑み、緊要を認められるものに制限される。夜間飛行訓練は、
在日米軍の任務の達成及び乗組員練度維持のため必要とされる最小限に制限し、司令官は、夜間飛行活動をできるだけ早く完了するよう、全ての努力を払うとあります。日
米両政府、
米軍がこれらを守ろうとしていないこと、それが守られているのかどうかも検証すらしていないのが今の実態ではないでしょうか。 さらに、陳情要旨にあるように、日
米合同委員会の合意において、横田基地、この周辺では、離発着または計器進入の場合を除き、横田飛行場隣接地域の上空における最低飛行高度は、ジェット機については平均海面上2000フィートとし、ターボブロック機及び在来機については平均海面上1500フィートと、このようになっています。横田基地の標高を考えると、昭島市上空などを含め、C-130やヘリコプターは330メーター以上の高度で飛ばなければなりません。にもかかわらず、常駐機の訓練においてはこれらを全く守らない飛行訓練を行っています。
在日米軍の存在や行動は、日
米安保、日
米地位協定、日
米合同委員会合意事項で規制されているにもかかわらず、合意時の意向、当初の合意の精神、基地周辺住民の住環境に配慮することは一体どこへ行ってしまっているのでしょうか。日
米合同委員会合意とは、この合意、約束を双方が守ることであり、守らなければ、守るように当たり前に訴えるのが当然だというふうに思います。 事故や騒音の不安を訴え、飛行高度の測定を市に求めた陳情者の市民の声は、最大限尊重されなければならないと思います。地方自治体の基本は、住民の福祉の増進であります。また、私たち議会もその二元代表制の一方にあり、チェック機関でもあります。今回の件のように勇気を持ち陳情書を提出されたこの方の背後には、横田基地の飛行高度や騒音、危険、これらに不安を抱えている多くの市民のいることを市も議会も認識しなければならないと思います。 歴代市長も認めているように、昭島市面積、この総面積の半数以上、騒音等の危険区域なのです。議論の中にも、飛行高度の測定は国の役目や予算の件もありましたけれども、繰り返し国に要請する、これも大変重要ですけれども、国は実際行っておりません。予算に対しても莫大とは考えられません。横田基地の起因によるさまざまにある問題を含めて、交付されている基地交付金なども有効に活用すべきではないかと傍聴者の声もありました。 私たちは独自に、簡単な方法で、このつつじが丘周辺の飛行高度を測定いたしました。測定した建物の海抜やカメラ撮影の高さ、マンションの高さ、C-130が隠れたマンションと測定したマンションの距離、C-130が曲がり始めた地点、これをマンションの距離、延長線で結び、三角測量の方法で、そしてその結果として、驚きましたけれども、何と125メーター以下で飛行していることも明らかになっております。私たちはこれを裁判所に提出しておりますけれども、工夫すれば
高度測定も可能だと思います。 横田基地飛行直下の周辺の爆騒音のすさまじさは、生活権そのものを脅かすものであり、昭和35年、1960年12月に地元住民から
米軍横田基地による堀向地区の騒音防止についての請願が出され、昭島市議会も即刻、この時点で7人の委員をもって横田基地騒音対策特別委員会を設置し、以来60年に及ぶ活動になっています。しかし、基地対策特別委員会での市民の安全・安心、民生安定の一翼を担ってきた、こういう私たちの議会の役目、市の役目と言っても決して過言ではありません。 歴代昭島市長も議会も同様に、住民の皆さんの思いに寄り添って活動してきたこと、横田基地に関するさまざまな書物、基地とあきしまや、基地騒音に失われたまち、こういう歴史的な資料から、そしてまた当事者から、先輩議員から、私は多く学ばせていただきました。過去に昭島市は、1965年から1969年、この4年間にわたって、昭島市と医師会、この委託によって、騒音が人体に及ぼす影響調査、これを行っております。日本女子大名誉教授の児玉教授や学生で調査をいたしまして、そして昭和45年、1970年に結果を発表しています。これらも行政と議会の総意があったから実施ができたというふうに思っています。こういう例も大いに参考にすべきではないでしょうか。 基地対策特別委員会は横田基地が存在する限り続くものだというふうに思います。私は、21年前、初めて当選したとき、基地対策特別委員会の任務は、砂川基地も横田基地も、国策であっても、基地の存在で苦しみ、被害を受けているのは昭島市民や周辺住民である。だから、横田基地問題は、政党や思想、宗教にとらわれるのではなく、一つになって行動、対応してきた。市長も議会も一つになって、これが横田基地問題の基本中の基本である。私たちが築き上げてきた歴史であり、陳情、請願、意見書の提出も全会一致で取り組んできたなど、改めて今、先輩のこの話を思い出し、基地対策特別委員会の大切さ、歴史の重みを痛感しているところでございます。 今回の飛行高度の不採択は大変残念ですけれども、国が一切、住民の声に向き合わない、調査もしない限り、私たちは、あらゆる機会を通して昭島市に調査を依頼する以外に陳情者や市民の不安除去につながらない、このことを申し上げ、これからも粘り強く実行できるように訴えて、討論といたします。
○議長(
大島ひろし議員) 次に、16番 佐藤議員。 (16番
佐藤文子議員 登壇)
◆16番(
佐藤文子議員) 陳情第5号
横田基地航空機の訓練飛行の
高度測定を求める陳情書について、日本共産党昭島市議団を代表して、採択すべきとの立場から基地対策特別委員長報告に反対の討論を行います。 本陳情は、横田基地の航空機による飛行訓練の高度を市として測定し、公表することを求めているものです。 今、
在日米軍基地の強化、そして日
米の軍事一体化のもとで、さまざまな被害や不安が全国に広がっています。その中でも大きな問題の一つは、
米軍機が勝手に日本上空に訓練ルートを設定して、事前連絡もなしに住宅地の上空で低空飛行訓練や夜間訓練などを行っていることから出てくる被害の拡大です。 日
米地位協定のもとで、特例法により
米軍は航空法や最低安全高度などの適用除外になっています。政府は、1999年の日
米合同委員会の合意で、
米軍に対して低空飛行訓練をどこまでも行えることを認めています。その上で、
米軍も航空法と同じ最低安全高度の規制を適用しているとしていますが、これがあくまでも
米軍任せとなっている、ここに深刻な被害の広がりの元凶があります。 ことし5月30日夕方、長野県佐久市において、横田基地所属の
米軍大型輸送機C-130J-30、2機が低空飛行訓練を行いました。日本共産党佐久市議団は、市民団体の低空飛行解析センターと測量会社に調査を依頼し、高度を測定しています。この測定の方法は、基地対策特別委員会で奥村議員が紹介をしましたが、実際の機体の大きさと画像での大きさから距離を推計して、さらにそれを仰ぎ見る角度から高度を推計するというものです。低空飛行を目撃した佐久市の市長が目撃画像の提供を呼びかける中で、たくさんの画像が市にも寄せられているといいます。こうした中で行われた調査です。 基地対策特別委員会では、平成22年、2010年の立川基地における航空機高度調査の方法論などが議論になりましたが、今や画像を活用して簡単に高度推計が可能である時代となっています。佐久市での低空飛行解析センターの測定では、このC-130Jは、市内中心部の学校や住宅上空を地表から215メートルから230メートルの高さで飛行していました。航空法は、住宅地の場合は建物より300メートルを最低安全高度としていますが、
米軍機はそれよりも低い高度で飛んでいるということです。昭島市上空をも飛来する、この横田基地所属のC-130輸送機が、これだけの超低空飛行を全国で展開しているという事実です。 こうした中、つつじが丘ハイツ在住の市民から、団地の号棟と号棟をすり抜けるようなC-130の飛来が本陳情で告発されました。昭島市内を旋回する状況とあわせて、佐久市での超低空飛行の事実から見ても、市民の不安の声は当然のもので、昭島市としてもこの声に正面から向き合い、測定調査に踏み出すべきです。 昨年7月には、全国知事会が日
米地位協定の抜本改定を求める提言を全会一致で決議しました。航空法や環境法令を
米軍に適用すること、訓練ルートや日時の事前提供などを求めています。この決議の認識は、昭島市長も共通の認識として、東京都と基地周辺5市1町とともに、日
米地位協定とその運用について見直しを行うよう要請しています。 基地対策特別委員会では、不採択を主張する委員から、測定は国がやるべきとの意見が出されました。国が調査を、この意見は当然のものですが、政府はこれまで、
米軍の低空飛行訓練の実態を国会で何度問われても、
米軍からの回答をうのみにした答弁を繰り返しています。独自調査をすることなく、その根拠を明らかにしないまま、民間航空機関や航空法の最低安全高度を遵守していると回答の横流しを続けています。だからこそ、全国知事会のさきの決議や周辺自治体からも同様の要請が行われ、さらには、8道県172市町村議会が、地位協定の抜本改定を求めて、次々に意見書を上げているのではないでしょうか。 政府が
米軍言いなりの姿勢を続けている今、地方から事実に即した声を上げていかなければなりません。そもそも首都東京の住宅密集地の上空を軍用機が飛来すること自体が異常な光景です。そのもとで昭島市民は長きにわたりその被害に苦しみ、今もなお裁判に訴えている住民がいます。市民の
米軍の飛行高度は違法ではないか、危険な飛び方をしているのではないか、だから測定をし、公表してほしい、この当然の訴えを一番身近な地方自治体に求めている。そこに背を向ける理由などありません。その願いに向かって一歩でも前へ、何ができるか、知恵と力を尽くすことが議会の役割のはずです。 委員会では、市が測定をしたら国が測定しなくなるのではないか、そんな前例をつくってはならないなどという不採択主張の意見が出されましたが、これは、事の重大性を認識していない、筋のないこじつけ、詭弁であると言わなければなりません。 先ほど来、陳情第6号、陳情第4号、そして本陳情第5号と、さまざまな陳情の討論が行われています。市民の陳情にこれが足りないと言ってみたり、あるいは国がやるべき、ほかがやるべきとの意見が散見されます。昭島市民からの訴えを真っすぐに捉えていただき、昭島市議会として何ができるのか、議論し、判断をしていただきたい。 住民の苦しみ、願いに寄り添い、昭島市議会として本陳情を採択すべきことを改めて強調し、日本共産党市議団の討論といたします。
○議長(
大島ひろし議員) これにて討論を終結いたします。 これより分割して採決いたします。 初めに、日程第20 陳情第4号
横田基地航空機騒音測定機器の
固定設置を求める陳情について、起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
大島ひろし議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 次に、日程第21 陳情第5号
横田基地航空機の訓練飛行の
高度測定を求める陳情書について、起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択であります。 本件は、委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
大島ひろし議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時59分
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△再開 午後1時10分
○議長(
大島ひろし議員) 会議を再開いたします。
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○議長(
大島ひろし議員) 日程第22
議員派遣について を議題といたします。 お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び
会議規則第157条第1項の規定に基づき、お手元に配付いたしました
議員派遣についてのとおり、閉会中に
議員派遣を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大島ひろし議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。
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○議長(
大島ひろし議員) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 これをもちまして、令和元年第4回
昭島市議会定例会を閉会いたします。
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△閉会 午後1時11分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長
大島ひろし 議員
八田一彦 議員
篠原有加...