昭島市議会 > 1997-03-03 >
03月03日-01号

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  1. 昭島市議会 1997-03-03
    03月03日-01号


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    平成 9年  3月 定例会(第1回)               平成9年          第1回昭島市議会定例会会議録(第1号)     ----------------------------------1.開会月日 3月3日(月)     ----------------------------------1.出席議員(25名)    1番  浅香多美子君        2番  臼井伸介君    3番  杉崎源三郎君        4番  高橋信男君    5番  小川春男君         6番  星 裕子君    7番  荒井啓行君         8番  宇山冨美子君    9番  佐藤元賀君        10番  梅田征寿君   11番  高橋靖二君        12番  根岸秀治君   13番  井上三郎君        14番  宍戸健治君   15番  古谷光夫君        16番  田中広司君   17番  友清節子君        19番  南雲栄一君   20番  中川昭二君        21番  中島幹夫君   22番  桑幡晏州君        23番  森田 守君   24番  堀口信明君        25番  黒川隆康君   26番  桜岡蔵之輔君     ----------------------------------1.欠席議員(1名)   18番  臼井 忠君     ----------------------------------1.職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長   小林 肇君    議事課長   新井惣一君 議事係長   山本信男君    主事     荒井宏泰君     ----------------------------------1.説明のため出席した者 市長     北川穰一君    助役          蔵野 晃君 収入役    小川一平君    企画部長        志茂 威君 総務部長   清水力三君    新庁舎建設本部長    小林 実君 市民部長   庭野時宗君    福祉部長        遠藤 博君 生活環境部長 中村一郎君    清掃部長        鳴島武久君 都市整備部長 森田利一君    都市計画部長      小沢明男君 区画整理部長 橋本一男君    水道部長        並木正夫君 教育長    高橋邦男君    学校教育部長      片柳光義君 社会教育部長 山本 茂君    選挙管理委員会事務局長 岩田征紀君 監査事務局長 川上俊夫君     ----------------------------------1.議事日程(第1号)  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 「(7請願第4号)市役所跡地利用に関する請願」の一部訂正について  第4 議案第7号 平成9年度昭島市一般会計予算  第5 議案第8号 平成9年度昭島市国民健康保険特別会計予算  第6 議案第9号 平成9年度昭島市老人保健医療特別会計予算  第7 議案第10号 平成9年度昭島市下水道事業特別会計予算  第8 議案第11号 平成9年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計予算  第9 議案第12号 平成9年度昭島市水道事業会計予算  第10 議案第1号 平成8年度昭島市一般会計補正予算(第7号)  第11 議案第2号 平成8年度昭島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  第12 議案第3号 平成8年度昭島市老人保健医療特別会計補正予算(第2号)  第13 議案第4号 平成8年度昭島市下水道事業特別会計補正予算(第3号)  第14 議案第5号 平成8年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)  第15 議案第6号 平成8年度昭島市水道事業会計補正予算(第4号)  第16 議案第13号 平成9年度分の固定資産税等の納期の特例に関する条例  第17 議案第14号 昭島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例  第18 議案第15号 昭島市民会館条例の一部を改正する条例  第19 議案第16号 昭島市公民館条例の一部を改正する条例  第20 議案第17号 昭島市保健センター条例  第21 議案第18号 昭島市高齢者福祉条例の一部を改正する条例  第22 議案第19号 昭島市福祉事務所設置条例  第23 議案第20号 昭島市特殊疾病者福祉手当条例の一部を改正する条例  第24 議案第21号 市道路線の認定について  第25 議案第22号 市道路線の認定について  第26 請願第2号 遺伝子組みかえ食品に関する意見書提出についての請願  第27 請願第3号 遺伝子組みかえ食品に表示の義務づけを国に求める意見書提出についての請願  第28 陳情第3号 実効ある均等法改正と女子保護規定の撤廃反対、労働時間にかかわる労基法改正を求める陳情  第29 陳情第1号 成人歯科健診事業の充実を求める陳情  第30 請願第1号 昭和町四丁目都営住宅北側付近私道整備舗装促進に関する請願     ----------------------------------1.本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)のとおり     ---------------------------------- △開会 午前9時54分 ○議長(桑幡晏州君) おはようございます。 定足数に達しましたので、ただいまから第1回昭島市議会定例会を開会いたします。 本日の議事日程につきましては、あらかじめお手元に配布のとおりであります。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。 本件は、会議規則第73条の規定により、議長において11番 高橋靖二君及び25番 黒川隆康君を指名いたします。 この際、本定例会の議会運営につきまして、議会運営委員長の報告を求めます。11番 高橋靖二君。     (11番 高橋靖二君 登壇) ◆11番(高橋靖二君) おはようございます。議長の御指名でございますので、議会運営委員会の御報告を申し上げます。 本委員会は2月25日並びに本日開催いたしまして、本定例会の会期日程及び議事日程につきまして慎重に審査を行った次第であります。 まず、本定例会の会期でございますが、理事者側より提案されます案件に対する代表質問並びに一般質問の通告状況を勘案いたしまして、本日から3月26日までの24日間と決定した次第であります。 内容について概略申し上げますと、本会議初日に当たります本日は、まず請願の一部訂正についてを即決でお願いし、続いて市長から平成9年度における施政方針及び予算編成方針の演説を承り、その後、議案等の上程、付託等を行って会議を終了いたします。 明日4日を休会とし、5日に2日目の会議を開き、冒頭より通告のあります会派代表者によりまして代表質問を行い、2日目の会議を終了いたしたいと存じます。 翌6日、本会議3日目でございますが、本定例会に11人の諸君から29件の一般質問の通告がなされておりますので、当日は6人の方々の一般質問を行って終了いたしたいと存じます。 引き続いて7日、本会議4日目を開き、5人の方々の一般質問をもって終了いたしたいと存じます。 以下、8日から25日までの18日間を休会とし、付託案件等の審査のため関係委員会の開催をお願いし、最終本会議を3月の26日に設定した次第であります。また、この会期中の追加案件といたしましては、昭島市組織条例の一部改正、職員の給与条例の一部改正、人事案件等が予定されておりますので、あらかじめお含みおきをいただきたいと存じます。 なお、最終日の本会議終了後の全員協議会でございますが、議題といたしまして平成8年度昭島市一般会計補正予算(第8号)の専決処分について、及び昭島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の専決処分についての2件が予定されております。 次に、本日の議事日程についてでございますが、お手元に御配布いたしました日程の順序に従い議事を運営いたすべく決定をした次第であります。 また、本定例会には本日及び5日の会議に手話通訳者の配慮をいたしております。よろしくお願いをいたしたいと存じます。 以上、はなはだ簡単でございますが、委員会の報告を終わります。議会運営に特段の御協力を願います。 ○議長(桑幡晏州君) 委員長の報告を終わります。よろしく議会運営に御協力をお願いいたします。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第2 会期の決定 を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長報告のとおり、本日から3月26日までの24日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認めます。よって、会期は24日間と決定いたしました。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第3 「(7請願第4号)市役所跡地利用に関する請願」の一部訂正について を議題といたします。 本件は、お手元に配布のとおり、請願者より一部訂正したい旨の申し出がなされております。 お諮りいたします。本件については申し出のとおりこれを承認することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれを承認することに決しました。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第4 議案第7号 平成9年度昭島市一般会計 から、日程第9 議案第12号 平成9年度昭島市水道事業会計予算 までの6件を一括して議題といたします。 この際、市長より、平成9年度における施政方針及び予算編成方針について説明を承ります。 市長 北川穰一君。     (市長 北川穰一君 登壇) ◎市長(北川穰一君) 皆さんおはようございます。 平成9年第1回定例会の開会に当たりまして、私の市政運営に対する基本的な方針について所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず初めに、昨12月に発生しましたペルーの日本大使公邸人質事件は2カ月以上を経過する今なお解決に至っておらず、依然として緊迫した事態が続いております。人質となった方々の苦しみや無事を祈り続ける御家族の心中を察するに余りあり、一日も早い解放を願わずにはいられません。 また、本年に入り、日本海において、ロシア船籍タンカーによる重油流出事故が発生いたしました。重油汚染による沿岸漁業並びに生態への深刻な影響が懸念される中で、連日、地域住民の方々や各地から駆けつけたボランティアによる懸命の除去作業が行われております。政府においては、被害の拡大防止に関係省庁一体となって取り組むことを表明いたしておりますが、一刻も早く沿岸住民の方々が安心できるよう全力で対応されることを願うものであります。 次に、本市にとりまして長年の懸案でありました新庁舎が本年3月にいよいよ完成の運びとなりました。市民の皆様の御理解、御協力並びに今日まで本事業の建設に携わられました多くの関係者の皆様に、衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。 新庁舎は、市民サービスの向上と円滑な事務執行の環境を確保するものであり、市民サービスの拠点として、また市民の交流の場として、そして昭島市の新しいシンボルとなるものでもあります。市民の皆様に親しまれ、お気軽に御来庁いただけるような庁舎となりますよう、今後努力をいたしてまいりたいと存じます。 なお、移転開庁の準備には万全を期してまいる所存であります。 さて、昨年来の円安に株安が加わり、波乱の幕開けとなった本年は、国を挙げての改革実行の年といえます。政府においては、行政改革を初め財政構造改革社会保障構造改革経済構造改革金融システム改革、教育改革の6つの改革を最重要課題とし、21世紀に向けての新たなシステムづくりに着手する決意を明らかにしております。 これらの改革の中で、社会保障構造改革には、市町村を保険者とする介護保険制度の導入が位置づけられており、一部では第2の国民健康保険と言われるなど、市町村負担の増嵩が懸念されるところとなっております。急速に高齢化が進行する我が国において公的介護システムの確立は急務でありますが、国民的合意を得て将来にわたり安定的に運営できる制度となるよう、国会の場で十分議論を尽くす必要があろうかと存じます。 一方、社会・経済環境が大きく変化をする中で、地方自治体にとりましても行政システムの改革は緊急の課題であります。厳しさを増す財政環境に対して、高齢者等福祉施策の拡充やリサイクル社会の構築、防災対策の強化や都市基盤の整備など、行政需要は今後も拡大を続けることは必至であり、これらに着実に対応していくためには、行財政の改善を進め、その健全化を図ることが何よりも必要であります。 私は、今後の市政運営に当たり、行財政の健全化を市政の最重要課題と位置づけ、全力で取り組む決意であります。皆様方の変わらぬ御支援と御協力を心からお願い申し上げます。 次に、市政運営の基本的な考え方について申し上げます。 今日、高齢・少子化を初め国際化、高度情報化など、我が国を取り巻く社会環境は大きく変化をしてきております。とりわけ4人に1人が高齢者という超高齢社会の到来を間近に控え、その対応は極めて重要であり、人生80年時代にふさわしい健康で豊かな地域社会の実現に努めてまいらねばなりません。 社会環境が大きく変化をする中で、これからの社会を豊かで活力のあるものにしていくためには、将来を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ環境づくりを進める必要があります。保育施策の充実や児童・生徒の資質や能力を育てる学校教育の充実を一層図ってまいらねばなりません。 また、市民の学習意欲にこたえた生涯学習の振興や生活にゆとりと潤いを与えるスポーツ・レクリエーション、芸術・文化活動の振興にも努めてまいることが必要であります。 生活環境や都市基盤の整備も重要であります。市民の生命と財産を守る防災対策の充実やさまざまな社会・経済活動を支える道路の整備、かけがえのない自然環境の保全など、安全で快適なまちづくりを進めてまいらねばなりません。さらに、都市の活力を生み出し、市民生活を豊かにする産業の振興にも取り組んでまいる必要があります。 こうしたまちづくりの行政課題に積極的に取り組むためにも、現下の市財政の状況を考えますと、行財政の健全化が急務であることは、冒頭申し上げましたとおりであります。私といたしましては、早期に行財政の健全化を図り、市議会並びに市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、「快適でふれあいのある豊かなまち昭島」の実現のため、最大限の努力をいたす所存であります。 次に、市政を取り巻く社会・経済環境について申し上げます。 回復から足踏み状態へと転じた我が国の経済は、昨年2月、政府により事実上の景気回復宣言がなされ、回復に向けてようやく再浮上を始めたとされたことから、その後の本格的な景気回復が期待されておりました。しかしながら、回復のテンポは力強さに欠け、依然として厳しい雇用情勢など先行きについての不透明感は払拭されておらず、今後も予断を許さない状況が続いていると言えます。 こうした中で、政府は平成9年度の経済見通しについて、年度前半は景気の足どりは緩やかとなるものの、規制緩和などの経済構造改革の実施等と相まって、次第に民間需要を中心とした自律的回復が実現されるとともに、持続的成長への途が開かれてくるとの展望に立ち、国内総生産の成長率を名目で 3.1%、実質で 1.9%程度と見込み、平成9年度の一般会計予算の規模を対前年度比 3.0%増の77兆3900億円、財政投融資計画を対前年度比4.5%増の51兆3571億円と決定いたしております。 地方財政計画につきましては、現下の最重要課題は地方財政の健全化・行財政改革の推進であるとの観点から、平成9年度は財政健全化を目指し、借入金依存度の引き下げを図るとともに、限られた財源の重点配分による経費支出の効率化に徹するとの基本的な考え方により、歳入歳出規模で対前年度比 2.1%増の87兆596億円と、実質的には昭和59年度以来の低い伸び率とするとともに、借入金の圧縮による財政体質の健全化を目指し、地方債総額を対前年度比 6.4%減の12兆1285億円としたほか、地方税収入を対前年度比 9.6%増の37兆143億円と見込み、地方債依存度及び一般財源比率の改善を図ることとしております。 一方、市財政につきましては、市税収入の伸び悩みが見込まれる中で、税制改革に基づく地方消費税の導入が実施されることに伴う地方消費税未平年度化影響分についての臨時税収補てん債の発行、低金利を反映した利子割交付金の減収、さらには収益事業収入の大幅な落ち込みなど、歳入においては依然として厳しい状況が続くものと見込まれております。 歳出においては、減税補てん債及びごみ焼却施設整備事業債等の発行による公債費の増加や扶助費、人件費の義務的経費の増加に加えて、国民健康保険特別会計への繰出金の増加等により、歳出に見合った歳入の確保に苦慮をいたしているのが現状であります。 こうした厳しい財政状況の中で、平成9年度の予算編成におきましても、各課への予算配当枠をあらかじめ設定する「枠配分方式」により、経常経費の徹底した節減や一部行政施策の見直しを図るとともに、基金の取り崩しにより所要財源の確保を図ったところであります。 なお、国においては、国庫支出金の一般財源化や補助金等の整理合理化など地方への負担転嫁を進める姿勢を示しているほか、東京都においても市町村への補助金の廃止や削減を行うなど、市財政はさらに厳しい状況へと追い込まれております。 したがいまして、国に対して適正な財源措置等を求めるとともに、東京都における補助金の廃止や削減などに対しましてはその是正方を求めるなど、引き続き強く要請いたしてまいる所存であります。 次に、当面する諸課題について申し上げます。 まず、行財政の健全化についてでありますが、昨今の極めて厳しい財政状況の中で、行財政の改善が今や不可避の課題となっております。本市におきましては、ここ数年事務事業を見直すなど内部努力に努めてきたところでありますが、今後もさらに改善を進めてまいらねばならないと存じます。したがいまして、平成9年度は、現在設置がなされております中期行財政健全化計画検討委員会において、事務事業の見直しや行政施策の見直しなど、行財政全般について徹底した点検を行い、5年間を計画期間とする行財政の健全化計画を策定いたしてまいりたいと考えております。 次に、総合福祉センターの建設についてでありますが、平成8年度において策定をされました庁舎跡地土地利用基本構想を基本とし、平成9年度には建物の基本構想を策定してまいりたいと存じます。事業計画といたしましては、平成12年度末完成を目途とし、新たな執行体制の整備を図る中で、積極的に取り組みを進めてまいりたいと存じます。 次に、高齢化への対応についてでありますが、今日、高齢化の進行とともに、日常生活における要介護、要援護のニーズが高まってきております。こうしたニーズにこたえるため、平成9年度から敬老金支給制度を一部を残し廃止し、その財源の一部を高齢者食事サービス巡回入浴サービス高齢者ホームヘルパー派遣事業等在宅福祉サービスの充実に振り替えさせていただくなど、施策の拡充を図ってまいります。 次に、少子化への対応についてでありますが、少子化の進行は子どもの健全な成長を損なうばかりでなく、社会全体の活力を低下させるなど、将来への重大な影響が懸念されることから、子どもが健やかに生まれ育つ環境づくりが重要であると存じます。平成9年度は児童の健全育成活動の拠点であります児童館につきまして、その構想実現に向け、平成5年7月に庁内でまとめられた児童館構想検討委員会の報告をもととし、市としての構想を策定いたしてまいりたいと存じます。 次に、防災対策についてでありますが、災害から市民の生命と財産、生活を守り日々の安心した暮らしを確保することはまちづくりの基本であります。阪神・淡路大震災が残した貴重な教訓をもとに、今後も引き続き災害時の備えを進めてまいります。 また、現在見直しを行っております昭島市地域防災計画につきましては、今後防災会議の議を経て平成8年度中に策定いたす予定であり、策定後は防災意識の高揚と災害に対する事前の備えに供してまいりたいと考えております。 次に、ごみの減量化・資源化についてでありますが、今日のごみ処理は地球的規模での環境保全と資源の有効活用の視点からも適切な対応が求められており、物の生産、流通、消費、さらには最終処分に至る各段階においてごみの発生抑制に努めるとともに、再利用、再資源化の徹底を図ることが重要であります。最終処分場の埋め立ての限界が迫る中で、搬入量の減量化を図るため資源ごみの分別排出を徹底するとともに、不燃ごみの中に多く含まれる廃プラスチックの固形燃料化及び焼却残渣の資源化を実施してまいりたいと存じます。 また、リサイクルセンターの整備につきましては、整備基本計画の策定を行う中で、まず老朽化が進んでいる破砕機の建設を先行して実施し、以後計画的に進めてまいりたいと存じます。 次に、中神土地区画整理事業についてでありますが、第二工区につきましては、調査会と合意されました基本計画に基づき鋭意事業の推進を図っております。駅前ブロックにつきましては、平成7年度の第1次仮換地指定に引き続き平成8年度に第2次仮換地指定を行い、既に本格的に移転工事を行っているところであります。平成9年度は指定区域の拡大に伴いさらに移転工事を増加させて、道路等公共施設工事をすすめてまいります。また、駅前ブロック仮換地につきましては、平成9年度中に第3次の仮換地指定を行い、事業の推進を図ってまいります。なお、区画整理区域内の下水道整備につきましては、その全域を計画的に逐次実施いたしてまいる所存であります。 次に、立川基地跡地利用計画についてでありますが、多摩の「心」育成整備指針で示されました方向性等を基本に、スポーツ機能の導入や中小企業振興センターの立地、あるいは商業・業務地や住宅地の形成等を骨格とする土地利用構想について、現在東京都と鋭意協議調整を進めているところであります。今後とも周辺地域を含めた総合的な開発整備が早期に推進されるよう、一段の努力を傾注してまいりたいと存じます。 なお、流域下水道処理施設につきましては跡地開発の大きな懸案ともなっており、今後、跡地全体の利用構想との関連も含め、市議会にも十分御協議申し上げながら、慎重に対応してまいりたいと存じます。 次に、情報公開制度の創設についてでありますが、市が保有する情報を広く市民に公開するため、現在情報公開制度審議会におきまして制度の内容等について御審議をいただいており、平成10年4月施行に向けて引き続き努力いたしてまいります。 次に、予算編成の大綱と主要な施策について申し上げます。 平成9年度の予算編成につきましては、第3次昭島市総合基本計画の実現を基本といたしまして、①高齢者の在宅援護を中心とした健康と福祉サービスの拡充を図る施策、②ごみの減量化、資源化の促進を図る施策、③道路、下水道、区画整理などの都市基盤の整備を図る施策、④教育環境の整備、充実と青少年健全育成を図る施策、⑤産業の振興を図る施策、⑥防災対策の充実を図る施策を重点に、事業の緊急度等による厳しい選択を行う一方、経常経費につきましては、枠配分方式を継続し徹底した経費の節減を図る中で、限られた財源の効果的活用に努めたところであります。 一般会計予算の概要についてでありますが、歳入につきましては、国及び東京都の予算と最近における収入実績の動向を考慮するとともに、税制改革に伴う影響等を勘案し、年間の収入見込額を計上いたしました。また、歳出につきましては、実施計画にお示しした事業を中心に、その他の事業につきましても緊急度等を勘案した中で所要額を計上するなど、限られた財源の効果的配分に努めたところであります。 各会計の予算規模につきましては、一般会計では総額321億9600万円、対前年度比11.6%の減となっております。特別会計につきましては、合計163億1855万6000円であり、企業会計につきましては、収益勘定において収入が20億2814万2000円、支出が14億6736万6000円、資本勘定において収入が3億4413万4000円、支出が11億7730万3000円となるものであります。 続きまして、以下、平成9年度における主要な施策の取り組みについて御説明申し上げます。 まず、健康で思いやりのある福祉のまちづくりについてのうち、高齢者福祉についてでありますが、本年度から敬老金支給制度を一部を残し廃止し、その財源の一部を在宅福祉サービスの充実に振り替えることといたしておりますが、その振り替え事業といたしまして、市民ニーズの高い高齢者食事サービスを週2回から週5回へと拡大するとともに入浴サービスの拡大を図るなど、日常生活の支援を行ってまいります。また、寝たきりや痴呆症の方を介護しておられる方に対しましては、ショートステイ事業のベッドの確保を図るとともに、ホームヘルパーの派遣時間帯の拡大と介護者リフレッシュ事業を実施し、心身の介護負担の軽減を図ってまいるほか、緊急等輸送事業を実施し、寝たきりの方の通院等に援助してまいりたいと存じます。 さらに、長年培った知識と経験を生かしていただくため、高齢者人材バンク事業を実施し、みずからの生きがいの創出と社会活動への参加を継続していただくほか、シルバー農園事業に取り組み、自然と親しみ、生産活動に参加する機会の拡大を図ってまいりたいと存じます。 高齢者の住宅対策といたしまして、平成7年度より高齢者住宅として市営住宅の建て替えを進めているところでありますが、平成8年度には基本設計及び実施設計を行い、本年度から2カ年事業により建設工事を行ってまいります。 なお、本年度開設予定の松原町高齢者福祉センターにつきましては、開館の時期を見定め、設置及び使用料条例について御提案いたしたいと考えております。 次に、健康・医療についてでありますが、疾病の予防と早期発見、早期治療のため、引き続きミニドックや各種がん検診等の健康診査を実施するとともに、健康に関する知識の普及啓発のため、健康教育、健康相談を実施いたしてまいります。 また、地域保健法の改正により、本年4月には母子保健事業が東京都から市に移管されますが、事業実施の拠点施設といたしまして、昭島保健相談所の土地及び建物を取得するほか組織体制を整備するなど、事業の着実な推進に努めてまいります。 次に、児童福祉についてでありますが、保育施策の拡充策といたしまして、本年度から市立保育園での特例保育を実施いたしてまいります。 また、昭和63年に東京都から移管を受け、今日まで財団法人東京都社会福祉振興財団に運営を委託しておりました拝島保育園につきましては、その委託先を社会福祉法人大龍会に変更いたしますが、変更に当たって産休明け保育を実施いたしてまいります。 施設改善といたしましては、むさしの保育園の改造防音工事及びなしのき保育園の外壁改修工事を実施するほか、堀向、なしのき、中神保育園園舎のガラス飛散防止工事を行うなど、保育環境の整備に努めてまいりたいと存じます。 また、民間保育所及び無認可保育所に対する助成につきましては、運営費補助の増額を図り、安定的な保育所運営の一助といたしたいと存じます。 学童クラブにつきましては、保育環境の整備充実のため、光華小学校の校庭内に昭和学童クラブのクラブ棟を新築いたすべく設計委託を行ってまいりたいと存じます。なお、学童クラブの有料化につきましては、クラブ運営のあり方とあわせて、引き続き検討いたしてまいりたいと存じます。 児童遊園につきましては、時計塔の設置など環境整備に努めてまいります。 次に、心身障害者福祉についてでありますが、引き続き地域福祉計画に定める目標に向け、諸施策の実施に努めることとし、本年度は重度の心身障害者(児)を在宅介護されている保護者のための心身障害者(児)緊急一時保護事業といたしまして、近隣にある専門病院にベッド1床を確保してまいります。 また、新庁舎内に障害者が運営する喫茶コーナー、売店、自動販売機を設置するなど、障害者の働く場を確保し、社会参加を支援いたしてまいります。 次に、豊かな人間性を培う教育と文化のまちづくりについて申し上げます。 まず、学校教育についてでありますが、教育内容の充実のため、各学校及び教職員の教育研究に要する経費の配分方法を全体的に見直し、より有効な研究活動が行えるよう配慮したほか、小学校におけるクラブ活動への英語指導者派遣制度の充実、心理担当相談員の派遣回数増による教育相談機能の拡充、富士見丘小学校への通級制による言語障害学級の開設などを行ってまいります。また、子どもたちの自然体験学習をより活発に展開するため、指導教員の富士見高原での研修も実施することといたしました。 さらに、児童・生徒用図書の充実、パソコン用ソフト等の教材の拡充、吹奏楽器の購入または修繕、小規模校への卒業アルバム代の補助などを継続実施いたします。 また、教育環境の整備のため、年次的に行っている学校の除湿温度保持機能復旧工事について、本年度は拝島第一小学校並びに昭和中学校について行うほか、平成8年度に実施した拝島第二小学校の耐震診断の結果に基づき、耐震補強及び大規模改造のための設計委託を実施いたしてまいります。 また、清泉中学校の校庭整備工事並びに廊下改修工事、中神小学校西側便所改修工事、玉川小学校の保健室等管理諸室の個別冷暖房設置工事など、それぞれ実施してまいりたいと存じます。 さらに、学校プールの温水シャワー設置工事につきましては、平成8年度までに小学校15校がすべで完了いたしましたので、今後年次的に中学校に設置すべく、本年度は福島中学校及び多摩辺中学校のプールの温水シャワー化を図ってまいります。 その他、昨年猛威をふるったO-157等の食中毒事故の防止のため、学校給食施設・設備の改修や、食品衛生検査、職員細菌検査の充実などに一層努めるとともに、各学校への薬用石けんの配布なども引き続き行ってまいりたいと存じます。 なお、私立幼稚園等園児保護者負担軽減事業補助金のうち、東京都の負担分につきましては、平成8年度から所得制限が設けられるなどの状況にありますが、都に対して補助金の増額を求める一方、市の補助につきましては、本年度も前年度と同様に行ってまいりたいと存じます。 次に、生涯学習の推進についてでありますが、生涯学習の場の整備といたしまして、市民会館・公民館の屋上防水工事や昭和会館の除湿温度保持機能復旧工事を実施するほか、学校施設の活用を図るため、東小学校多目的教室を開放いたしてまいります。また、市民ニーズを把握する中で、各種講座や教室を開催するなど、引き続き市民の学習活動等の支援に努めてまいります。また、生涯学習の推進体制につきましても社会教育委員会議での検討結果を踏まえ、その推進体制等について内部検討を行ってまいりたいと存じます。 次に、図書館活動についてでありますが、市民の自主的学習の場といたしまして、蔵書図書の更新を図り資料の充実に努めるとともに、障害者サービスなど、引き続き行ってまいります。また、廃棄図書の有効利用に努めるほか、外回り文庫活動の充実を図り、図書館サービスの向上に努めてまいります。 次に、青少年健全育成についてでありますが、青少年とともにあゆむ都市宣言の趣旨を踏まえ、青少年問題協議会等、関係機関との連携を図りつつ、青少年のための良好な地域環境づくりを引き続き推進してまいります。このため青少年が自主的、主体的に参加できる事業として、小学生の国内交流事業、小学生の英会話教室、地域青少年育成活動の援助等を継続実施し、心身ともに健康な青少年の育成に努めてまいります。 次に、男女平等の推進についてでありますが、本年度も引き続き女性情報誌の年2回発行、講演会等を実施し、女性問題の啓発に努めるなど、女性プランの推進を図ってまいります。 次に、文化財についてでありますが、貴重な文化遺産を後世に継承するため、文化財の保護、収集及び保存に努めるとともに、引き続き古民家調査、埋蔵文化財発掘調査を実施し、また文化財講座を実施するなど、昭島の歴史と文化財保護思想の普及、啓発に努めてまいります。また、植物の種類を記録保存するため、植物ガイドブックを発刊するほか、地域の風土や習慣などを後世に伝えるための調査を引き続き行ってまいります。 次に、スポーツ・レクリエーションについてでありますが、市民のスポーツ振興と健康増進や人々の触れ合いなど、活動に親しめる場と機会の提供に努めてまいりたいと存じます。また、スポーツ指導者講習会を開催し指導者の育成を図るとともに、各種スポーツ教室を開催するなど、引き続き地域スポーツの振興を図ってまいります。さらに、みほり体育館の開設準備を進めるとともに、拝島公園プールの塗装工事を実施し、利用者への利便等を図ってまいります。 次に、安全で快適な住みよいまちづくりについて申し上げます。 まず、防災についてでありますが、災害時の食料、生活関連物資等を確保するため、福島地区に防火貯水槽を兼ねた備蓄倉庫を建設するとともに、非常用食料、日常生活用品、簡易トイレ、災害弱者用折りたたみ2段ベッド等、備蓄用品の充実を図ってまいります。また、昨年に引き続き、市内小・中学校の受水槽の防災対策改良工事を実施し、災害時における飲料水の安定確保を図るほか、市民が安全に避難場所への行動ができるよう、避難場所案内誘導標識板及び案内標識板の整備や避難場所への太陽エネルギー灯の設置を行ってまいります。 また、台風等の災害に対して、より実践的で効果的に対応するため、現在の気象観測装置に瞬間雨量や瞬間風速測定機器の増設を行ってまいりたいと存じます。 次に、交通安全についてでありますが、駅周辺における放置自転車対策につきましては、これまで国鉄清算事業団用地の取得を初め民間所有地の借用などにより自転車駐車場の確保に努めるとともに、自転車等放置禁止区域の設定や平成8年度からの撤去・保管料の導入など努力をいたしてまいったところであり、近時、放置自転車は減少の傾向にあります。今後におきましては、引き続き自転車駐車場の整備を図り、利用者の利便の向上に努める中で、秩序ある自転車駐車対策を進めてまいりたいと存じます。なお、自転車駐車場については有料化を実施いたしてまいりたいと考えております。 また、交通事故防止等については、昭島警察署、昭島交通安全協会と連携する中で、交通安全運動等を通して啓発活動を行い、死亡事故撲滅等交通事故防止に努めてまいります。 次に、葬祭事業についてでありますが、立川・昭島・国立火葬場改築につきましては、平成7年度から各種調査費等を計上し、準備を進めてまいりましたが、このたび周辺住民の皆様との協議も整いましたので、本年度中に改築工事に着工し、平成10年度末の完成を目指してまいります。また、葬祭事業につきましては、本年4月から葬儀司会者斡旋事業を行ってまいりたいと考えております。なお、葬祭用具の貸付料につきましては、現行料金設定後、相当期間が経過をいたしており、今後改定を行ってまいりたいと存じます。 次に、道路についてでありますが、都市計画道路3・4・1号昭島中央線につきましては、引き続き用地取得に努めてまいります。また、都市計画道路3・4・18号拝島橋昭島線については、一部区間の道路築造を行うほか、用地取得にも努めてまいります。なお、これらに要する事業費は大変多額となりますので、その事業量につきましては、現下の財政状況並びに補助金等の状況を見きわめながら、慎重に対応してまいりたいと考えております。 新庁舎周辺道路につきましては、8区画道路のうち、5路線について既に整備が完了いたしておりますが、本年度は区画道路7号の整備を実施いたしてまいりたいと存じます。また、昭島9号、20号ほか1路線、40号などの幹線道路や市道西726号(五日市線廃線敷)等の整備を進めるとともに、中神側線につきましては、道路整備の一環として軌道の撤去を行ってまいります。 また、引き続き管内道路や私道の整備を実施するほか、水路の護岸補修や浸水対策などを進めてまいりたいと考えております。 次に、拝島駅前地区についてでありますが、拝島駅前地区につきましては、交通安全上あるいは商業環境上大きな課題を抱えており、これまでも都市計画道路3・4・2号や駅前広場を中心に、その整備のあり方について調査検討を進めてまいりました。今後、これらの調査結果等を踏まえながら、駅前地区整備に係る市としての整備方針を見出し、地元関係者とも十分協議を図る中で、事業の具体化に向け努力してまいりたいと存じます。 次に、土地利用についてでありますが、今後のまちづくりを進める上での基本方針となる全体構想として、また地域の特性にあった魅力ある地域別構想として、平成11年度末を目途に都市計画マスタープランの策定に努めてまいりたいと存じます。 次に、公園の整備についてでありますが、本年度は昭和公園内の機関車塗装工事及び公衆トイレと動物舎の改修工事を行ってまいります。また、拝島自然公園内にバーベキュー用コンロを設置し、市民の利用に供してまいりたいと存じます。 次に、緑化・自然保護についてでありますが、緑の自然環境は市民生活に欠くことのできない市民共通の財産であります。都市化が進むにつれ市域の緑は年々減少していく傾向にあり、緑を守り、育ててまいることが必要であります。平成6年6月の都市緑地保全法の改正により、新たに区市町村に緑の基本計画の策定が義務づけられことを受けまして、本年度は市域内における緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する施策を総合的かつ計画的に実施するため、緑の基本計画を策定いたしてまいりたいと存じます。 また、緑化の推進を図るため、生け垣助成事業を実施するとともに、公共施設の緑化事業といたしまして、公共施設・街路・駅周辺の草花緑化を初め平成8年度に引き続き東町北部児童遊園の接道部生け垣造成工事及び市道昭島25号の歩道植樹帯設置工事を行ってまいります。 また、多摩川沿いの崖線を保全するため、地権者の意向を得て、東京都との連携により公有化に向けて努力をいたしてまいります。 次に、生活を豊かにする活力のあるまちづくりについて申し上げます。 まず、商工業の振興についてでありますが、本年度は商工会が実施する広域商業診断調査に対して補助を行うとともに、中小企業事業資金融資斡旋事業や商工会等が実施するイベントなどへの補助、産業まつりの開催など、引き続き実施いたしてまいります。 次に、農業振興についてでありますが、東京都の補助事業でもある都市農業ブランド化推進事業を実施するほか、農業振興施策事業や生産緑地営農育成事業を引き続き実施し、農業の振興を図ってまいります。 次に、勤労者施策についてでありますが、引き続きシルバー人材センター並びに勤労市民共済会への支援に努めてまいります。 次に、消費者施策についてでありますが、消費生活相談の実施や講座の開催により、消費者の利益保護に努めてまいります。また、食品安全研究会の成果を市民に周知し、食品安全に関する知識の普及に努めるほか、消費生活モニター制度の活用や消費生活展の実施などにより、消費者知識の普及・向上を図ってまいります。 次に、その他の主な施策について申し上げます。 まず、福祉会館の改修についてでありますが、快適に御利用いただけるよう福祉会館2階の披露宴室等の内装及び冷暖房設備を改修いたしてまいります。 次に、非核平和事業についてでありますが、本年度も引き続き、核と平和を考える市民のつどいにおきまして映画会や平和写真展を行うほか、平和施設見学会を実施し、市民とともに平和の尊さについて考えてまいりたいと存じます。 次に、横田基地の問題についてでありますが、横田基地問題につきましては、昨年11月に東京都と横田基地周辺自治体による連絡協議会が発足したことから、今後は東京都とも連携して騒音被害の軽減、民生安定施策の充実などに取り組んでまいりたいと存じます。また、本年度はこれまでの航空機騒音や住宅防音工事の状況及び横田基地の概要についての小冊子を発行いたしてまいります。なお、現在飛行差し止めに係る2つの訴訟が行われているところでありますが、訴訟団への対応につきましては、従来どおり物心両面からの支援を行ってまいる所存であります。 次に、特別会計及び公営企業会計の平成9年度予算案につきまして御説明申し上げます。なお、これらの各会計の予算編成に当たりましても、一般会計予算の編成方針に準拠し、各会計の事業目的を効果的に達成することを基本に編成を行ったところであります。 まず、国民健康保険特別会計についてでありますが、国民健康保険は昭和34年新国保法施行以来、地域医療の中核として重要な役割を担い、今日に至っております。この間、その時々の状況に対応するための制度改正は行われていますが、医療技術の高度化・高齢人口の急激な増加、さらには疾病構造の複雑化などの影響を受け近年における医療費は増嵩の一途をたどり、これらに対応すべく給付財源の確保は年を追うごとに困難を極めております。全国の平成7年度決算を見ますと、7割近い保険者が一般会計からの繰り入れにより、かろうじて財政運営を保っている状況で、依然として赤字基調で推移しているということができます。 昭和63年創設の保険基盤安定制度は、国の負担を定率としてスタートしたものの、平成5年から今日まで、暫定的とはいえ定額負担とされたことから、これらの措置に対し、全国市長会を通じて復元要望を行ってまいりました。こうした結果、平成11年度から復元される見通しとなりましたが、退職者医療制度創設に伴う国庫負担率の削減や、事務費負担金の人件費部分と出産育児一時金補助金の一般財源化、結核・精神に対する医療費の公費負担から保険優先への制度変更などは依然として解決されておらず、国保財政に大きな影響を及ぼしております。 また、今国会で議論されております医療保険制度は、抜本的改革には至らず、患者負担が中心に据えられている内容となり、関係団体から多くの意見が出されており、今後の国会審議の動向を注視してまいりたいと存じます。 このような状況を踏まえ、医療費負担の増嵩に伴う財源不足に対処するため、昨年12月、国民健康保険税条例の改正を御議決いただき、加入者の皆様に御負担をお願いいたす一方、さらに不足する財源につきましては一般会計からの繰入金の増額措置によって収支の均衡を保持し、事業の安定的な運営に努めることといたしました。 これにより本年度の国民健康保険特別会計予算は、総額58億5155万9000円、対前年度比 7.0%増の編成を行った次第であります。この予算による事業の執行につきましては、極めて厳しい現状を再認識し、歳入においては、全国市長会などを通じ、引き続き国・東京都に対して制度の改善要望を行う一方、保険税の収納率向上に向けた一層の努力を行い、また、歳出につきましては、内部努力による一層の引き締めを図り、同時に医療費の支払い事務処理体制の充実に努めるなど、慎重かつ的確な財政運営を行ってまいる所存であります。 なお、今後における保険税の改定につきましては、医療費の推移いかんに係わりますが、今国会における地方税法並びに保険制度改正の成り行きは、国民健康保険財政運営に直接影響を与えるものであり、その推移を十分見きわめ、適切な判断を行ってまいりたいと存じます。 次に、老人保健医療特別会計についてでありますが、老人保健医療制度は70歳以上の方や一定の障害を持った65歳以上の方を対象として医療の給付を行うものであります。その需要は高齢化の進行とともに年々高まってきておりますが、引き続き成人病等の予防や健康指導に努めてまいることが必要であると存じます。 本年度の予算編成に当たりましては、対象者及び医療費につきまして、過去の伸び率を勘案して算出し、対象者を8580人、予算総額を64億7163万6000円、対前年度比12.1%増とするものであります。 次に、下水道事業特別会計についてでありますが、昨年の第4回定例会におきまして、下水道使用料を本体平均で15.36%、また消費税の取り扱いについて一部修正をいただきまして、消費税相当額を加えた合算額ベースで、平均17.86%の改定を御議決いただきました。この結果を踏まえ、本年度の予算編成に当たりましては、改定使用料に基づく新たな財政収支計画の第1年次と位置づけ、下水道事業に課せられた基本的な使命とその役割の推進とあわせ、効率的な事業運営を図ることを基調といたしまして予算総額31億8635万6000円、対前年度比4.5%減の予算を編成いたしました。 本年度の主要な事業計画でありますが、その第1といたしましては、平成8年度より一部着手いたしました中神土地区画整理地区の公共下水道汚水管の整備推進を図ることであります。本年度はその第2年次として、第二工区のうち駅前ブロックの整備を引き続き進めるほか、新たに北及び西ブロックの一部地域について、主要管渠の布設に取り組んでまいります。また、第三工区につきましては、北及び西ブロックに引き続き着手できるよう努め、区画整理地区全域の早期整備完了を目指してまいります。 その第2といたしましては、公共下水道雨水管の整備についてであります。平成8年度に引き続き中部1号幹線及び残堀川第3排水区枝線、西部第1排水区枝線の築造を進めるとともに、市道昭島40号について汚水管埋設とあわせ整備を完了させてまいります。 その第3といたしましては、道路の新設や改良等にあわせて雨水管渠の埋設、浸透管の布設等を引き続き施工し、浸水対策を推進してまいります。また、排水の水質監視や水洗化普及促進など、生活環境の整備、保全を図るとともに、下水道施設の適正な維持管理に努めてまいります。 その第4といたしましては、一般会計と同一基調に立って、経常経費の縮減に努めるほか、現下の金利状況のもとで過去に借り入れた7%を超える市債の一部繰り上げ償還を行う等、下水道事業に係る財政運営の効率化を図るべく配慮したところであります。 次に、中神土地区画整理事業特別会計についてでありますが、第二工区駅前ブロックにつきましては、平成8年度までに駅前ブロックの約75%について仮換地の指定を行いましたので、仮換地指定区域につきましては、建築物・工作物等の移転工事と区画道路等公共施設の整備を行ってまいります。また、駅前広場を含む未指定区域につきましては、第3次の仮換地指定を行い、平成9年度中には仮換地の見通しを立て、引き続き事業の推進を図ってまいりたいと存じます。 平成9年度の中神土地区画整理事業特別会計は、仮換地指定区域の拡大に伴い、建築物等移転補償費及び道路築造費など総額8億900万5000円となり、対前年度比12.0%増の編成を行ったところであります。 次に、水道事業会計についてでありますが、本年度も引き続き地下水のみによる安定給水体制を堅持するとともに、災害に強い水道施設の整備を推進してまいります。 具体的には、第1に、安定給水の確保と水資源の有効活用を図るため水源井のしゅんせつ改修、漏水調査、平成8年度からの継続事業であります中央配水場配水池増設工事の完成を目指すほか、中央配水場配水ポンプ増設を進めてまいります。 第2に、災害に強い水道施設の整備推進を図るために、石綿セメント管、塩化ビニール管などを地震に強い耐震管に布設替えするとともに、私設管についても順次公設管に布設替えを行うなど、管網整備を進めてまいります。 第3に、節水の実践方について、水道使用者の御協力が得られるよう、節水意識の啓発に取り組んでまいります。 また、予算編成に当たっては、経常経費の縮減に配意するとともに起債の抑制にも努めたところであります。 本年度の予算規模につきましては、経常の事業経営に要する収益的収入においては20億2814万2000円の収入、支出においては14億6736万6000円を計上いたし、その結果、消費税控除後実質純利益として5億1835万1000円を予定いたしました。また、事業計画を推進する資本的収支においては3億4413万4000円の収入、支出においては11億7730万3000円を計上いたし、収支差引不足額8億3316万9000円につきましては、消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金、建設改良積立金並びに当年度利益剰余金をもって補てんし、対応することといたしております。 以上、平成9年度の市政運営に当たりましての施政方針並びに予算編成の概要について申し上げました。本年は地方自治法が施行されまして50年の節目の年であります。中央集権から地方分権へと分権型社会の実現が今日的課題とされるなど、地方自治制度は大きな転換期を迎えております。地域の実情に即した自主的・自立的な、そして市民の意向を反映した市民本位の行政運営が地方自治の本旨であります。 私といたしましては、こうした地方自治の本旨にのっとり、市民生活の向上に精いっぱい努力をいたすとともに、効率的な執行体制の確立や人材の育成など、来るべき分権型社会への備えにも怠りのないよう努めてまいりたいと考えております。 市議会並びに市民の皆様の御指導、御鞭撻を切にお願い申し上げ、平成9年第1回定例会に当たりましての、私の施政方針並びに予算編成の概要についての御説明を終わらせていただきます。 御清聴、まことにありがとうございました。 ○議長(桑幡晏州君) 以上をもって、市長の施政方針及び予算編成方針の説明を終わります。 本件に関します質疑につきましては、3月5日、既に通告のあります各会派の代表質問をもって行いますので、よろしく御協力をお願いいたします。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第10 議案第1号 平成8年度昭島市一般会計補正予算(第7号) から、日程第15 議案第6号 平成8年度昭島市水道事業会計補正予算(第4号) までの6件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 まず、日程第10 議案第1号について、企画部長 志茂 威君。     (企画部長 志茂 威君 登壇) ◎企画部長(志茂威君) ただいま上程となりました日程第10 議案第1号 平成8年度一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明申し上げます。 補正額は2億6770万円を減額し、補正後の額を361億9210万円といたすものでございます。 今回の補正の主なものといたしましては、歳入につきましては臨時福祉給付金の支給による生活保護費等の国庫負担金の増、減税補てん債及び減収補てん債などの市債の増、市税、利子割交付金、児童措置費などの国・都支出金、公共施設整備基金繰入金の減などでございます。 歳出につきましては、国民健康保険特別会計、老人保健医療特別会計への繰出金の増、臨時福祉給付金の支給、職員の退職手当、庁舎跡地施設建設資金積立基金への増額と、それぞれの科目について年度末までの執行見込額に従い児童措置費、職員給、つつじが丘学童クラブ新築工事を初めとして建設事業債事業費などの一定の整理をさせていただき、減額をいたすものでございます。 それでは歳入につきまして御説明を申し上げます。 大変恐縮に存じますが、10ページをお開きいただきたいと存じます。 第1款 市税でございますが、個人市民税、固定資産税、都市計画税については、収入見込額が下回ることによりまして、個人市民税につきましては1億473万9000円の減、固定資産税につきましては4355万9000円の減、都市計画税につきましては778万6000円の減となっております。法人市民税につきましては、企業収益等の増によりまして1億376万2000円の増となっております。 次に、12ページの第3款 利子割交付金でございますが、低金利の影響によりまして1億円の減額といたすものでございます。 次に、第10款 分担金及び負担金でございますが、保育所措置費負担金の減などにより、総額5474万3000円の減額計上をいたしたものでございます。 次に、14ページの第11款 使用料及び手数料でございますが、道路使用料の増、ごみ処理手数料の増などで、総額1032万9000円の増額となっております。 次に、第12款 国庫支出金でございますが、負担金、補助金、委託金につきましては、事業費の執行見込額に従いまして、それぞれの収入見込額の増減額を計上いたしたものでございます。 第1項の国庫負担金でございますが、主に事業費の減に伴う児童措置費負担金などの減額計上をいたしたものでございます。また、平成9年4月からの消費税の税率の改定に伴う弱者対策として、臨時福祉給付金を支給することになりましたので、生活保護の対象者、身体障害者保護費、精神薄弱者措置費及び老人保護措置費におけるそれぞれの施設入所者に対し上乗せをして支給するための負担金として860万5000円を計上いたしたものでございます。 第2項 国庫補助金でございますが、仮称下林公園用地取得事業に伴う防衛補助によります公園整備費補助金の増、児童生徒就学援助費補助金の減などで、その他事業費の執行見込額に従いまして、それぞれの収入見込額の増減を計上いたし、国庫支出金総額では6216万9000円の減額計上をいたしたものでございます。 次に、第13款 都支出金でございますが、国庫支出金と同様に負担金、補助金、委託金につきまして児童措置費などの事業費の執行見込額に従い、それぞれの収入見込額の増減額を計上いたしたものでございます。 そのほか、26ページの第3項 委託金でございますが、臨時福祉特別給付金支給事務にかかる経費の委託金といたしまして322万2000円の交付見込額を計上いたしました。 また、第15款 寄附金につきましては、市民から御寄附がございましたので、計上いたしたものでございます。 第16款 繰入金でございますが、公共施設整備基金については4400万円の減額をいたすものでございます。 次に、28ページの第18款 諸収入についてでございますが、児童措置費、受託事業収入の増、雑入に計上いたしております清掃センターにおけるアルミ缶などの売却益の増、そのほか開発行為に伴う収入につきましては、中高層建築物の建築に伴う開発業者からの収入でございます。諸収入総額で2502万5000円を増額計上いたしたものでございます。 次に、第19款 市債でございますが、起債対象事業費の増などによりまして、仮称下林公園整備事業債、都市計画道路3・4・1号整備事業債、利子割交付金の減少に伴います財源補てんとして減収補てん債を起こすための事業となります都市計画道路3・4・18号整備事業に2800万円を充当し、対象事業費の端数整理により10万円の減を行ったもので、都市計画道路3・4・18号整備事業債につきましては2790万円を増額計上いたしたものでございます。また、減収補てん債につきましては1億2000万円の増額をいたすもので、市債総額1億5100万円の増額計上をいたしたものでございます。 次に、歳出に移らせていただきます。 大変恐縮ですが、30ページの第1款 議会費から、第10款 教育費にわたりまして、職員給、各種報奨費等の人件費を計上いたしておりますが、その過不足を計上したほか、職員の退職手当につきましては、1億3446万1000円を増額計上いたしたものでございます。 第1款 議会費でございますが、各経費の減額などによりまして、総額で477万2000円の減額を計上いたしました。 第2款 総務費につきましては、職員退職手当の増額、訴訟事件にかかる弁護士報酬を計上いたすとともに、また32ページの財産管理費では総合福祉センター建設に備えるために庁舎跡地施設建設資金積立基金に5000万円の増額計上をいたし、公共施設整備資金積立基金につきましては開発行為に伴う収入を増額計上を行ったものでございます。 次に、38ページの市長選挙費などの選挙経費につきましては、執行額の整理による減額を計上いたしたものでございます。 そのほか、各経費について増減を行い、総務費総額で1億106万8000円の増額計上をいたしたものでございます。 次に、42ページの民生費についてでございますが、医療費の増等に伴います国民健康保険特別会計に8279万6000円の増額、同じく老人保健医療特別会計に4000万円の増額を計上いたしたものでございます。また、平成9年4月からの消費税率の引き上げや地方消費税が導入されることに伴いましての弱者対策として臨時福祉給付金が支給されますが、その給付金を計上し、さらに生活保護費につきましては生活保護の対象者への給付金を計上し、総額1255万円の臨時福祉給付金を計上いたしたものでございます。そのほか、児童措置費、児童手当などの各経費について増減を行い、民生費総額で1億9822万9000円の減額をいたしたものでございます。 次に、50ページの第4款 衛生費でございますが、予防接種業務委託、ごみ焼却施設3号炉の解体工事など各経費の増減を行い、衛生費総額で1761万3000円の増額を計上いたしたものでございます。 次に、52ページの第5款 労働費については、シルバー人材センター補助金の増、次に54ページの第6款 農林費、第7款 商工費につきましては、各経費について増減額を計上いたしたものでございます。 次に、56ページをお開きいただきたいと存じます。 第8款 土木費でございますが、平成9年度の下水道工事とあわせて行うために、市道昭島9号道路改修工事費の1000万円の全額を減額いたし、平成9年度当初予算に計上させていただき、事業を執行してまいるものでございます。青梅線松原踏切道拡幅整備工事の委託にかかわる執行額の整理によります1500万円の減額、次に58ページの仮称下林公園用地取得につきましては、防衛補助によります国庫補助金の増額に伴い、土地開発公社から補助対象事業用地を取得する経費として1048万3000円の増額計上をし、そのほか各経費については増減を行い、土木費総額で7217万7000円の減額をいたしたものでございます。 次に、60ページの第9款 消防費でございますが、各経費についての減額をいたすものでございます。 第10款 教育費でございますが、拝島中学校特別教室等及び富士見丘小学校の除湿温度保持機能復旧工事などにかかる施設整備費の執行額の整理によります減額でございます。そのほか、小中学校就学援助費、社会教育施設及び市民会館の光熱水費の減額、72ページの学校給食費につきましては、学校給食共同調理場の設備機器等の維持管理経費の増額、そのほか各経費につきましては増減をいたし、教育費総額で8629万3000円の減額を計上いたしたものでございます。 次に、74ページの公債費でございますが、一時借入金の減などによりまして855万2000円の減額計上をいたしたものでございます。 次に、大変恐れ入りますが、4ページにお戻りいただきたいと存じます。 第2表 債務負担行為補正でございますが、平成9年4月からの事業系ごみの全面有料化に伴いまして、小中学校でのリサイクル事業を開始するに当たり、その準備をするために債務負担行為を追加いたすものでございます。 次に、第3表 市債の補正でございますが、先ほど歳入の第19款 市債で御説明申し上げましたとおりでございますので、その限度額を変更いたすものでございます。 大変簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第11 議案第2号について、市民部長 庭野時宗君。     (市民部長 庭野時宗君 登壇) ◎市民部長(庭野時宗君) ただいま上程となりました日程第10 議案第2号 平成8年度昭島市 国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正の主な内容といたしましては、医療費の伸びに対しまして7749万円を追加し、歳入におきましては一般会計からの繰り入れにより歳入歳出の総額をそれぞれ56億3809万2000円といたすものでございます。 それでは、初めに歳入の補正につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、6、7ページをお開きいただきたいと存じます。 第1款 国民健康保険税でございますが、滞納繰越分につきまして今日までの収納状況を勘案し3050万6000円減額するものでございます。 次に、第3款 国庫支出金につきましては、保険給付費の支出増に伴う国庫負担金で、2520万円増額するものでございます。 次に、第8款 繰入金でございますが、財源不足に対する一般会計からの繰入金で8279万6000円増額するものでございます。 続きまして、歳出の御説明を申し上げます。 恐れ入りますが8、9ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、第2款 保険給付費でございますが、年度前半についてはほぼ計画どおりで推移してまいりましたが、後半におきましてはインフルエンザの影響等々を予測いたしまして6300万円の増額をするものであります。 次に、第8款 諸支出金でございますが、前年度の都支出金の精算確定に伴い一部返還する必要が生じましたので、1449万円を増額するものでございます。 以上、はなはだ簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第12 議案第3号について、福祉部長 遠藤 博君。     (福祉部長 遠藤 博君 登壇) ◎福祉部長(遠藤博君) ただいま上程となりました日程第12 議案第3号 平成8年度昭島市老人保健医療特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由及びその内容につきまして御説明申し上げます。 今回の補正につきましては、平成8年3月分から12月分までの医療費が確定いたしまして、この実績を勘案、残る1月分及び2月分の医療費を推計する中で、医療給付費とこれに対する支払基金などの補正及びこれに伴います一般会計からの繰入金につきまして計上させていただきましたため提案申し上げるものでございます。 それでは、補正の内容につきまして御説明させていただきますが、このたびの補正は歳入歳出それぞれ7044万7000円を増額させていただきまして、歳入歳出それぞれ59億1271万3000円とするものでございます。 恐縮でございますが、6ページをお開きいただきたいと存じます。 それでは、歳入補正予算事項別明細書によりまして御説明させていただきます。 まず、歳入におきましては、現況支払基金交付金が当初予算の見込額を下回り、国庫支出金及び都支出金がそれぞれ見込額を上回りましたため、第1款 支払基金交付金につきましては第1目医療費交付金で5350万1000円を、第2目審査支払手数料交付金で68万8000円を減額し、第2款 国庫支出金につきましては6552万5000円を、第3款 都支出金につきましては1890万9000円をそれぞれ増額させていただくものでございます。 次に、第4款 繰入金でございますが、一般会計から4000万円を増額させていただきましたが、これは本会計の精算時が毎年4月でありますことから、現在の交付額に今後不足が生ずる場合を考慮して繰り入れるものでございます。 第6款 諸収入でございますが、第2項 預金利子につきましては、歳計現金の預金利子が見込額を上回るため3万9000円を増額し、第3項 雑入につきましては16万3000円を増額させていただきました。 以上、歳入の説明を終わらせていただき、8ページに移らせていただきます。 歳出予算につきまして御説明申し上げます。 第1款 医療諸費でございますが、当初の概算支出見込額から勘案いたしまして、医療諸費全体といたしまして7042万5000円を増額するものでございますが、その内容といたしまして第1目 医療給付金で1億372万円増額し、第2目 医療費支給費で3364万9000円減額し、第3目 審査支払手数料で35万4000円増額するものでございます。 次に、第4款 予備費でございますが、2万2000円増額させていただきました。 以上、大変概略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第13 議案第4号について、都市整備部長 森田利一君。     (都市整備部長 森田利一君 登壇)
    都市整備部長(森田利一君) ただいま上程をいただきました日程第13 議案第4号 平成8年度昭島市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 このたびの補正の主な理由といたしましては、平成8年度における事業費がおおむね確定したことに伴い、主要な歳出につきまして補正させていただくものでございます。また、これらの財源であります補助金、市債及び歳入の根幹をなす下水道使用料を含めて所要の措置を講ずるものでございます。 それでは、補正予算の内容につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1億9793万6000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ32億6753万8000円とするものでございます。 歳入歳出ともそれぞれ補正予算事項別明細書で御説明申し上げますので、10、11ページをお開きいただきたいと存じます。 それでは、歳入予算から御説明申し上げます。 第1款 第1項の第2目 下水道整備負担金でございますが、残堀川第3排水区枝線工事にかかわる福生市からの負担金でございまして、工事費の確定に伴い144万円を減額補正するものでございます。 次に、第2款 第1項の第1目 下水道使用料でございますが、1196万8000円を減額補正するものでございます。第1節の現年度分におきましては、前年度に比べ湧水水量の減少から減収傾向にございまして、また大口使用者の一部操業中止による減収もありますことから、3507万3000円を減額するものでございます。第2節の滞納繰越分につきましては、平成7年度までにおける現年度分の振り替え額が事務処理上一部が平成8年度費用によるとなったものでございまして、2310万5000円を増額補正するものでございます。 次に、第3款 国庫支出金でございますが、5002万8000円を減額補正するものでございます。主な内訳は、国庫補助金でございまして、西部第1排水区枝線工事の予定事業の変更に伴い補助対象事業費が減少したため5000万円を減額するものでございます。 次に、第4款 都支出金につきましては、国庫補助対象事業に対し交付される都補助金が300万円減額となりましたが、単年度単独事業に対する都補助金が290万円追加交付されることになりましたことから、その差となります10万円を減額補正するものでございます。 次に、第8款 市債でございますが、1億3440万円を減額補正するものでございます。内容でございますが、公共下水道債では補助対象事業費の減少による補助分起債の減額とともに、施設工事に伴う補償費や事務費等の費用に対する借り入れを控えることといたしまして1億1950万円を減額するものでございます。また、流域下水道債につきましても、東京都に対する建設負担金の減少にあわせまして1490万円を減額するものでございます。 続きまして、歳出予算につきまして御説明申し上げますので、12から13ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、第1款の総務費につきましては、60万6000円を減額補正するものでございます。内容といたしましては、平成7年度決算に基づく消費税の確定申告により納付額が生じたことに伴いまして、平成8年度において納付額の2分の1を中間申告納付をすることが必要となりましたので、199万1000円を増額するとともに、人事異動に伴う人件費259万7000円を減額させていただくものでございます。 次に、第2款 事業費でございますが、1億9305万3000円を減額補正させていただくものでございます。内容といたしましては、第1項 管渠費の第1目 管渠維持費におきまして湧水水量の減少に伴い、流域下水道維持管理負担金を4154万3000円減額させていただくものでございます。次に、管渠費の第2目 管渠建設費におきましては、1億3703万1000円を減額補正させていただくものでございます。主な内容といたしましては、工事請負費におきまして補正第1号で増額をお認めいただきました雨水にかかわる西部第1排水区枝線工事につきまして1億2928万1000円を減額させていただくものでございます。この西部第1排水区枝線工事の減額につきましては、これまで推進工法により施工しておりましたが、通過車両により推進口の仮復旧盤から騒音が発生し、地元住民に大変御迷惑をおかけしましたため、交通管理者とも協議いたしまして、途中から開削工法に変更いたしたところでございます。しかしながら、年度途中の変更のため、道路管理者との協議及び他企業との調整により、計画施工延長130メートルに対し実際の施工延長は30メートルにとどまらざるを得なかったものでございます。また、これに連動いたしまして、補償補てん及び賠償金におきましても775万円の不用額が見込まれることとなったこともございまして、管渠建設費の大幅な減額補正となったものでございます。 次に、第2項の流域下水道費おきましても、多摩川上流処理場及び八王子処理場の本年度分の施設建設費が当初予定より減少して確定いたしましたところから、東京都に対する流域下水道建設負担金を1447万9000円減額させていただくものでございます。 次に、第3款 公債費でございますが、427万7000円を減額補正させていただくものでございます。内容といたしましては、昨年借り入れました7年度債の利率が予定より下がったこと、また過去に市内の金融機関から借り入れました縁故債の一部につきまして、現下の金利動向を踏まえ金融機関と協議いたしまして、償還利率が引き下げられたことによるものでございます。 第1目の元金につきましては、縁故債の利率引き下げに伴いまして元利均等償還による年度配当額が29万9000円増加することになりますが、第2目の利子におきましては、7年度債及び縁故債の利率低下分といたしまして457万6000円が減額となるものでございます。 最後に、大変恐縮に存じますが、1ページに戻らせていただきます。 第2条の市債の補正でございますが、3ページの2表で説明させていただきたいと存じます。 補正の内容といたしましては、市債借入額の減少に伴いまして、市債借入限度額を6億1390万円から4億7950万円に減額させていただくものでございます。 以上、はなはだ簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第14 議案第5号について、区画整理部長 橋本一男君。     (区画整理部長 橋本一男君 登壇) ◎区画整理部長(橋本一男君) ただいま上程いただきました日程第14 議案第5号 平成8年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 今回の補正額につきましては、本年度事業の執行見込歳入歳出それぞれ399万4000円を減額し、補正後の額を7億1801万1000円といたすものでございます。 今回の補正の主なものといたしましては、歳入におきまして事業用地貸し出しに伴う行政財産使用料の増額、都支出金の確定による増額、保留地処分金の売却実績に基づく減額及び前年度繰越金の増額であります。 歳出におきましては、年度末までの執行見込額に従いまして、総務管理費における減額、事業費における調査設計費及び工事費の減額、一方、事業用地確保のための事業用地取得費の増額であります。 それでは、歳入の補正につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、6ページの歳入補正予算事項別明細書をごらんいただきたいと存じます。 第1款 使用料及び手数料でございます。総務使用料といたしまして事業用地を工事用資材置場として貸し出しを行ったことにより、128万9000円の増額計上をいたしております。 次に、第2款 都支出金でございますが、本年度都の区画整理事業補助金が最終的に2億1500万円に確定いたしましたことにより、3500万円の増額計上をいたしております。 次に、第3款 保留地処分金でありますが、本年度当初予算におきまして、予定しておりました保留地処分が結果的に一部処理できなかったことにより、今回4678万6000円の減額補正を行うものであります。 次に、第5款 繰越金でありますが、前年度繰越金650万3000円の増額補正を行うものであります。 次に、恐れ入りますが8ページの歳出に移らせていただきます。 第1款 総務費でございますが、一般管理費及び審議会委員選挙費における執行見込み152万4000円を減額するものであります。 第2款 事業費につきましては、第1項 調査設計費におきましては、保留地処分の未執行に伴う不動産鑑定料100万円の減、また一部仮換地計画の調整のおくれによる調査設計費690万円の減額であります。 第2項 工事費におきましては、一部移転交渉の関係から区画道路の工事ができず、また工事内容等の変更によりまして1600万円の減額を計上いたしております。 第3項の事業用地取得費でありますが、減歩緩和のための事業用地取得であり、2400万円の計上をお願いいたすものであります。 第4項の補償費につきましては、特定財源の歳入状況により財源構成の組み替えをいたすものであります。 第4款 予備費につきましては、50万円を減額するものであります。 以上、はなはだ簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第15 議案第6号について、水道部長 並木正夫君。     (水道部長 並木正夫君 登壇) ◎水道部長(並木正夫君) ただいま上程となりました日程第15 議案第6号 平成8年度昭島市水道事業会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由及び内容につきまして御説明申し上げます。 今回の補正は、収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出について、おおむね収入支出額見込が確定することにより補正をいたしたく、本補正予算案を上程させていただくものでございます。 それでは、補正の内容につきまして御説明させていただきます。 恐れ入りますが1ページをごらんいただきたいと存じます。 第2条のうち、収益的収入の事業収益を5777万1000円減額補正し、事業収益総額を19億7847万6000円から19億2070万5000円に改めるものでございます。 内容といたしましては、第1項の営業収益を4867万1000円減額補正いたすほか、第2項の営業外収入910万円を減額補正いたすもので、第1項の営業収益は給水収益を4497万4000円、受託給水工事収益を549万1000円を減額補正いたすほか、その他の営業収益を179万4000円増額補正いたすものでございます。 第2項の営業外収益につきましては、受取利息を210万円、受託工事収益を700万円とそれぞれ減額補正いたすものでございます。 収益的支出の事業費については、4543万9000円減額補正し、事業費総額13億8697万円から13億4153万1000円に改めるものでございます。 内容といたしましては、第1項の営業費用を4256万8000円減額補正いたすほか、第2項の営業外費用を287万1000円減額補正いたすもので、第1項の営業費用は人件費不用見込額を2160万円、材料費を245万円、受託給水工事費の工事請負費を494万8000円、委託料を1272万円、賃借料を85万円と、それぞれ減額補正いたすものでございます。 第2項の営業外費用につきましては、受託工事請負費を499万6000円減額補正いたすほか、納付消費税不足見込額を212万5000円増額補正いたすものでございます。 次に、第3条の資本的収入及び支出についてでありますが、資本的収入については191万4000円減額補正し、資本的収入総額2億4172万8000円から2億3981万4000円に改めるものでございます。 内容といたしましては、第2項の負担金を191万4000円減額補正するもので、これは量水器設置負担金の減収見込によるものでございます。 資本的支出につきましては、1億368万5000円減額補正し、資本的収支総額13億2565万円から12億2196万5000円に改めるものでございます。 内容といたしましては、第1項の建設改良費のうち委託料を230万1000円増額補正するほか、中央配水場配水池増設工事にかかる工事請負契約差金及び年割額の変更等により工事請負費を1億598万6000円減額補正いたすものでございます。 なお、資本的収入が資本的支出額に対し不足する9億8215万1000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金等によりまして補てんいたすものでございます。 次に、第4条についてでありますが、これは平成8年度から平成9年度までの2ヵ年にわたる継続事業であります中央配水場配水池増設工事の年割額の変更をさせていただくものでございます。 第5条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費を4億9546万8000円から4億7386万8000円に改めるものでございます。 第6条は、当年度利益剰余金のうち当年度利益剰余金処分類を2億4876万円に改め、建設改良積立金に予定処分するものでございます。 以上、大変簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) これより一括して質疑並びに意見等をお受けいたします。 26番 桜岡蔵之輔君。 ◆26番(桜岡蔵之輔君) 一般会計のところから始まって水道会計事業までなんですが、これだけ減額されると、感想を言うとわけがわからない。当初予算では何を論議をしてきたんだろうかというのが率直な気持ちです。これだけ減額した理由をこの短時間で説明し切れないだろうと思うんですね。聞いている方もわからない。一般会計でざっと見ていくと、人件費のところが大幅に減額をされてきている。はてさて、一体幾らの減額になるんだろうかというのが率直な気持ちです。人件費等の総括表が最後に出ていますね。調整手当、住宅手当、時間外勤務手当、押し並べて幾らになるんでしょうか。 それから、補助金等で福祉の関係で軒並み減額されていますね。これもいつも質問が出ているようですが、ここら辺についても率直に今の説明だけではわからない。じゃ一体当初予算はどういう根拠で組んだんだろうかというふうに思います。 それから退職金も1億3446万、これ、どこから金を持ってきたんだろうかという気がいたしますね。 水道会計でさえも、見たらば、約5%給与体系で減額をされてきている。 とすると、当初予算、この給与を組んだのはどういうわけなんだろうかと。それをなぜ実施し得なかったのかということも聞きたい。むしろ、質問してくださいと言ったって、質問のしようがない、わからないんだから。減額いたしましたということで、一括して説明されたんでは、なぜ減額したのということが質問になるんだろうか。説明を受けて、その説明がわからなくて問うのなら質問になるんだろうけれども、こう膨大な量で3回の質問権しかない話でやるとなると、これはちょっと質問もしにくい。 したがいまして、時間はかかって結構ですから、なぜこれだけの減額をせざるを得なかったのか。人件費と、それから各種の福祉施策の減。 それから実にやればできるものだなというふうに感心をしましたけれども、33ページのところですけれども、職員健康診断等で140万とか、電算機器保守で54万、自動車借上量170万、電算機使用料170万、印刷製本費で95万、同じく需用費で印刷製本費で70万、実にこまめに減額をなさっています。総務部から、あるいはどこかから使うなといって我慢に我慢を重ねてこういうふうになったんでしょうけれども、そうすると当初予算は甘かったのかなというそしりを、僕らが免れないような気がしちゃう。だから、使い切れという話ではないけれども、年度末の予算消化で使い切っちゃえということの話ではないけれども、ここまでものの見事にあちこちできるならば、もうちょっとやれるのかなと。そうすると、この予算書が来年度の予算書にはかなり厳しく反映をされて予算編成されているんだろうというふうに想定できるんですね。だから、なぜこれだけの切り取り方ができるのか、項目別に従って、私は御説明を願いたいということでございます。 ○議長(桑幡晏州君) ただいま質問をいただきましたが、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時44分     ---------------------------------- △再開 午後2時51分 ○議長(桑幡晏州君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 答弁を願います。企画部長 志茂 威君。 ◎企画部長(志茂威君) 大変貴重な時間を御迷惑をおかけして申しわけございませんでした。 御質問をいただきました点につきまして、まず総括的に私どもの方から御答弁をさせていただきたいと思います。 今回の補正額につきましては、2億6770万円を減額するものでございますが、私どもといたしましては、今回の補正の内容といたしましては、新たに歳入が見込まれるもの、あるいは歳出におきましては急を要する内容で本年度中に処理が可能なもの、あるいは予算現額に対しまして一定の増減が見込まれる内容のものについての補正を各部へお願いをしたところでございます。特に歳出につきましては、その執行額で減額を要するものにつきましては、節、細節で10万円以上のものにつきまして補正をお願いしたというところから、各款、項目におきまして全般的にわたったところでございます。 その補正の理由でございますが、工事費の入札差金、あるいは工事が中止または縮小されたもの、あるいは福祉関係等におきましては当初予算におきましての見込者の対象者数よりも少なかったもの等が主な内容になるわけでございますが、各款ごとの主な内容のものといたしましては、総務費におきましては大きなものとしては自転車駐車場の整理委託見直し等があるわけでございますが、これらにつきましては区画整理との関連による契約期間の短縮等によるものでございます。また、選挙費用等については選挙の完了による不用額というものでございます。民生費関係におきましては、児童措置費が非常に大きな内容を占めるわけでございますが、措置数の減少によるというものでございます。そのほか、つつじが丘学童クラブ新築工事の契約差金等があるわけでございます。衛生費におきましても、予防接種の委託減、あるいは焼却炉の解体工事の契約差金等があるわけでございます。土木費につきましても、先ほど提案説明でもお話を申し上げましたように、9号の事業の先送りの内容、あるいは道路整備の契約差金等が多くを占めるところでございます。消防費等におきましても、備蓄倉庫の契約差金が大きな要素を占めるところでございます。教育費におきましては、消耗品あるいは光熱水費等があるわけでございますが、消耗品等につきましても予定の金額まで達しないで購入ができたという内容のものと、それから需用費関係におきましては全般を通しまして印刷製本等につきましては契約の差金等が多くを占めているわけでございます。大変、全項目にわたりまして減額があるわけでございますが、今後におきましてもより適切な予算の執行、予算の編成には努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げたいと思います。 なお、人件費あるいは福祉関係の点につきましては、概要を担当部から御説明させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(桑幡晏州君) 総務部長 清水力三君。 ◎総務部長(清水力三君) 大変お時間をいただきまして恐縮でございます。 それでは、人件費の関係につきまして、私の方から御説明させていただきます。 予算書の78ページを御参照いただければと思います。 まず、給料の関係でございますが、給料につきましては職員数が当初856名、これが848人ということで、8名の減員になっております。この8名の減員につきましては、事務事業の見直しが行われているということと、また減額理由の中で6309万1000円が減額になっておりますが、これは8人の減によるものと、さらに職員の育児休業によるものと、こういうものが合算しまして6309万1000円でございます。 また、職員手当の方の関係でございますが、扶養手当が101万6000円の増額になっておりますが、これにつきましては配偶者の関係で欠配第一子が人事院勧告の関係でございますが500円増額になっております。これに基づく16歳から22歳までの特定期間の子の加算が増額になっているものでございます。 次に、調整手当、住居手当、これらにつきましては先ほど申し上げました職員8人の減等によるものでございます。 また、時間外勤務手当は当初2億2299万5000円ということでございましたが、2546万8000円の減額をさせていただいております。これについては、各部課において超過勤務の抑制にこれ努めさせていただいているということでございます。市民サービスの面も十分考慮に入れながら行っているということでございます。 管理職手当、あるいは期末勤勉手当、通勤手当についても、8人の減等によるものでございます。 それと、退職手当が1億3446万1000円増額になっております。これにつきましては、当初定年退職14名が予定されておりましたので、14名の予算計上をさせていただきましたが、その後途中でございますが普通退職、死亡等も含めまして8名の方がいらっしゃいましたので、総体で22人ということになりまして、1億3446万1000円の増額計上をさせていただいているところでございます。 大変恐縮ですが、人件費等につきましては概略以上申し上げたとおりでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(桑幡晏州君) 福祉部長 遠藤 博君。 ◎福祉部長(遠藤博君) 福祉部から減額の主なものについて御説明させていただきます。 まず、45ページでございますが、身体障害者の福祉費につきまして、この中で身体障害者保護費の減394万8000円、これにつきましては更生訓練施設に入所されている方が当初25名予算を計上させていただきましたが、2名減になったものでございます。 その下の精神薄弱者の福祉費のうち、精神薄弱者措置費の減2354万8000円につきましては、これもやはり更生施設の訓練施設等に入所されている方が当初60名予算を見ましたが、4名減の56名で済んだということで、この減額が生じたものでございます。 その下の高齢福祉費の老人福祉手当の593万6000円につきましては、これも受給者の見込額に減が生じました。月に8人分、1年間に直して100人分が減額されたものでございます。 次の47ページでございますが、一番上の児童福祉総務費の中で児童扶助費の児童手当の件でございますが、これにつきましても対象者数の減によるもので、特に育成手当の減につきましては延べで909人の減員になっているものが要素でございます。 その下の児童措置費でございますが、ここが一番特に大きいものでございまして、保育所の措置委託の減1億6474万4000円につきましては、いわゆる児童の措置定員というものが毎年保留児が出ます。特に低年齢児、0、1、2の保留児が出ることから、各園におきまして、いわゆる面積、あるいは保母の数の関係を特別に措置をしていただいて、1割アップの措置数を見込んでございましたが、全園での増額の見込みができませんでしたので、1億6474万ほどの減額になったものでございます。 それから、次の49ページの学童クラブ費でございますが、これも先ほど企画部長の方から申し上げました812万、つつじが丘南学童クラブの新築工事につきましては入札差金が生じたものでございます。 以上、概略な説明で恐縮でございますが、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(桑幡晏州君) 26番 桜岡蔵之輔君。 ◆26番(桜岡蔵之輔君) 説明は説明でわかりました。わかりましたというのは、言ったことを理解したという意味ではないんですよ。それほど頭よくないんで。 78ページで見ると、確かに給料が6300万減額されて、職員手当等の内訳をすると6000万減額されて、1億3000万差し引いて127万となっている。減らした分がそっくり退職金に充当されたという話ですね。この総括表を見るとわかるんだけれども、それじゃ個々の各部等の職員給のところを見ると、わけがわからないという話になる。後ろの総括表で見ると、これはわかります。じゃ前に戻って、各部の職員給、それから職員手当等を見ると、じゃ8人が一体どうやって減ったのかしらということが全然わからない。たぶんほかの25人の方もわからないんじゃないかと思う。どう見たってわからないもの。600万減ったり、200万減ったり、300万減ったり、700万減ったりしている。一部では800万。これは職員の異動等によってそうなるんですということなんだろうけれども、後ろの総括表から割り出して表を見たら全然わからない。だから、その説明をしていただきたいんです。福祉は毎年のことだからと、それなら先に言ったらどうですか。 それと、減額は総計3億9000万でしょう。退職金に1億3000万積んだから、2億6000万の減額で済みましたと。3回の質問権しかないんですから、そこら辺はもう少し説明手法を変えてくれませんかね。いわゆる給与等にかかわる問題については総額幾ら減額をしました。ふえたところが幾らでございます。差し引き幾ら。需用費等については、こういう努力によって減額をしてきました。あるいは福祉の関係はこういうことで補助金等の関係で減額がされていますという総括論で僕は話ができると思う。そのくらいしてもらわないとわからない。 それで、お願いをしておきます。来週から予算委員会が始まります。非常に努力なされて、職員給与等は8人が減ったり、職員の異動等で減額されたそうでありますけれども、ほかの旅費、需用費、使用料、負担金及び交付金、この節がありますね。平成8年度の当初予算額から一般会計の補正金額、減額したもの、足したものを、それぞれ加算したり減額したりして幾らになったかの一覧表をつくっていただきたい。それと、平成9年度の節による予算項目との対照表をつくっていただきたい。プラスになったのか、マイナスになったかも差し引き計算で出していただきたい。そうすると、今年度の皆さんの努力の結果がよくわかる。それによって、来年3月の、いわば減額をするだろうと思われる努力目標がはっきりと数値で出てくるということに相なろうかと思います。ですから、目で出さないで節で全部出していただきたい。当初予算まで今週1週間ありますけれども、一般質問、代表質問、どういう調整がされているかわかりませんが、担当の方には申しわけないけれども、ぜひつくって間に合わせていただきたい。それによっては、当初から修正をして、よその科目に予算をつけるということも可能でしょう。恐らく実質的に人件費等を含めて、あるいは需用費等を含めると、何千万単位で出てくるでしょうから、ぜひつくっておいていただきたい。ぜひお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長(桑幡晏州君) 8番 宇山冨美子君。 ◆8番(宇山冨美子君) 臨時福祉給付金のことでちょっと伺いたいんですが、この消費税増税に伴う臨時福祉特別給付金ということで、今期の補正に組まれているわけですが、このこと自身は、私どもは消費税増税そのものは反対であります。しかし、ほんの少々の臨時給付金ということでもありますが、給付すること自身はいいんだろうというふうな考えは持っているわけですが、この予算を見てみますと、基本的には支給金そのもの、財源というのは全額国庫ですよね。それで、事務費だけがそれぞれ国と東京都とそれから市町村がそれぞれの割合で負担をするということになっているんではないかと思うんです。私、チラッと見たんですが、例えば生活保護では国の予算というか、国の補助金というのは699万ですね。東京都が19万5000円になっておりますか。支給は932万円になっているんじゃないかと思うんですけれども、こういう割合を見ていくと、身体障害者だとか、精神障害だとかいうのが、それぞれ計算が合わないように思うんですよね。国自身はどのくらいお金を出して、市はどのくらいの負担になっているのか。本来は、給付金そのものは全額国の負担だと私は思っていたんですが、違いますか。 それから事務費の委託金というのが、東京都だけは出ているんですが、国も負担をするんじゃないかと思うんですが、そこのところもよくわからない。どこの何ページにどういう形で出ているのか。ちょっと私が見た限りではわからないので、その点についてちょっとお聞かせをいただきたい。 それから、生活保護安定運営対策補助金というのに国庫補助が入っていますね。これは何なんですか。こういうの、今まで余り聞いたことがないような気がするんですが。それとも私がほかと勘違いしているのかよくわからないんですが、この生活保護安定運営対策補助金の性格について、どういうものなのかお聞かせをいただきたい。 ○議長(桑幡晏州君) 福祉部長 遠藤 博君。 ◎福祉部長(遠藤博君) まず1点目の、臨時福祉給付金の件の補助金等について御説明させていただきます。 まず、17ページの一番上にただいま申し上げました臨時福祉給付金の699万円がございます。先ほど宇山議員さんの方からお話のありました、全額が国の負担ではございません。したがいまして、今申し上げました一番上の臨時福祉給付金につきましては、4分の3、計算しまして932人分の1万円の4分の3が699万円、4分の1については市の負担、こういう形になってございます。 その下の身体障害者保護費の負担金の中の上から3番目の臨時福祉給付金の10万5000円につきましては2分の1の補助でございまして、21人に1万円を掛けた2分の1が10万5000円。その下の精神薄弱者の措置費につきましても、20万5000円につきましては2分の1の補助。その下の老人保護措置負担金の臨時福祉給付金135万円につきましても、いわゆる2分の1が補助と、こういうことでございます。 そのほかに、21ページの節の区分7の老人保護措置費負担金、これにつきましても52人分ですが、2分の1の補助で26万円。そういう計算になってございます。 それから、事務費の委託金でございますが、御指摘のとおり国からでなく東京都からの委託金ということでございます。 2点目の生活保護費の安定補助金ですか、ちょっとこれにつきましては今、私の手元に資料がございませんので、後ほど説明をさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○議長(桑幡晏州君) 大変恐縮ですが、今、資料を取りに行っておりますので、ちょっとお待ちください。 資料をそろえていただいている間に、宇山議員には大変恐縮ですが、別の方の質問をお受けしてよろしいでしょうか。 ◆8番(宇山冨美子君) 保留しておきます。 ○議長(桑幡晏州君) 質問をお受けいたします。 16番 田中広司君。 ◆16番(田中広司君) 時間外勤務のことでちょっとお伺いします。 ほとんどのところでは時間外勤務手当が削減されていますね。ところが、37ページの税務総務費は1322万増額になっています。それから、11ページの個人市民税のところで、6653万5000円が現年課税分で減額になっています。滞納繰越分で3820万4000円がどうしても徴収できなかったと。そして、補正額で1億473万9000円が補正になっています。これはどうしてでしょうか。 ○議長(桑幡晏州君) 市民部長 庭野時宗君。 ◎市民部長(庭野時宗君) 超過勤務の関係でございますけれども、特に徴税費の関係などでここで増額補正をいただいております。その内容といたしましては、現在のところ徴収率が若干落ち込んでいるというようなことがございまして、収納率の向上ということで夜間の訪問徴収だとか、あるいは夜間に電話をかけるとか、それから休日には窓口を設定をいたしまして徴収に努めているというようなことが一つございます。 さらには、電算の関係が導入初年度というようなことがございまして、なかなか確認等の作業だとか、システムの若干の手直しだとか、そうしたものがございまして、超勤の時間数が増加をしたと、そういうことでございます。(「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 16番 田中広司君。 ◆16番(田中広司君) なぜ、現年課税分が減ったのかと聞いているんです。2つ質問したんです。 ○議長(桑幡晏州君) 市民部長 庭野時宗君。 ◎市民部長(庭野時宗君) 大変失礼をいたしました。 2番目の徴収率の関係でございますが、特に現年課税分が大きな額を減額させていただくことになりましたが、特に個人市民税の現年度分でございますけれども、そのほか滞納分でも減額が生じております。これにつきましては、私ども税の関係につきましては、歳入の根幹でございますし、十分そういう認識のもとで徴税の努力はいたしているわけでございますけれども、現下の経済状況なども影響いたしまして徴収率の低下が見られると、こういうことでございまして、したがいましてこのまま年度末までの見込みの中で徴収が難しいということについて、今回の補正で減額をさせていただいたということでございます。こうした財政状況の中でそうしたことになりまして、大変申しわけないというふうに思っておりますが、現在の状況はそういうことでございますし、ここで減額をいたしましても、私ども徴税の努力を放棄したということではございませんので、さらなる努力をいたしてまいりたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(桑幡晏州君) 16番 田中広司君。 ◆16番(田中広司君) そうすると、1322万ですよね、超勤が。これも補正で、今までの額に加えて1322万でしょう。電算で幾らかかっているんですか。それから徴税努力で幾らかかっているんでしょうか。 そうしますと、滞納繰越分と現年課税分で1億473万9000円という額を減額していますね。非常にこれ大きな額なんですけれども。やはりこれは市長の公約であります公正という観点から見た場合についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(桑幡晏州君) 市民部長 庭野時宗君。 ◎市民部長(庭野時宗君) 最初の御質問の徴税努力とそれから電算の関係でどのような割合かということでございますが、特にそういうふうな分けた統計をとっておりませんでしたので、大変恐縮でございますが、その辺については御理解をいただければというふうに思います。 それから、2点目の公平性の問題でございますが、確かに私どもは税につきましては公平に負担をしていただくというようなことがございますから、それぞれ徴収の努力はいたしておりますけれども、現実に徴収がうまくいかないというところもございます。私どもは、これからは特にそうした公平性の点も考えながら、滞納処分の強化などにも取り組んでまいらなければならないと、こういうふうには考えておるところでございます。 ○議長(桑幡晏州君) 16番 田中広司君。 ◆16番(田中広司君) 資料は今出ないんでしょうか。資料が出ればはっきりするわけしょう。多分、電算では初年度だと言ったって、そんなには使っていないはずだと思うんですよね。あそこに職員は何人いるんでしょうか。それが全員が毎月やったって1300万にはならないはずですし、とすればこれは徴税の結果としてというふうに見ざるを得ないわけでしょう。努力したんだけれども、これだけ出てしまったんだと。とすれば、どうなんですかということなんです。 ですから、私の質問は、努力しましたと、じゃこれが限界なんですかというところに趣旨があるわけです。これはもう限界なんですか。現行の中で努力した限界というふうに認識してよろしいですか。 ○議長(桑幡晏州君) 大変恐縮ですが、大変貴重な御意見で、これからの重要な問題だと思うんですが、今までの観点がそういう面で見ていなかったものですから、集計するのにちょっと時間がかかると思うんですね。したがいまして、きょうのところはぜひその辺にとどめていただいて、後でまた一つの課題として対応させてもらいますので。 ただ、3回目の質問で、これで限界だったのかどうかということがありますので、それについて答弁してください。2回目に質問いただいた集計については、これからまた予算委員会もありますから、きょうのところは課題にさせていただくという取り扱いをいただいたので、ぜひ対応方お願いをいたしたいと思います。 答弁願います。市民部長 庭野時宗君。 ◎市民部長(庭野時宗君) これで徴収率が限界かと、こういうことでございますけれども、私どもといたしましては、今までの経過からしまして、これからの見込みの中で、ここで補正の減額をさせていただいたということでございまして、まだ残された期間も当然ございますし、ここで補正で落としたからもういいんだというようなことは考えておりません。したがいまして、これからも精いっぱいやってまいりますので、ここで限界だというふうには考えておりません。 ○議長(桑幡晏州君) 8番 宇山冨美子議員の保留にしてあります質問について答弁の用意ができましたので、改めて答弁いたさせますので、お願いいたします。福祉部長 遠藤 博君。 ◎福祉部長(遠藤博君) お時間をいただきまして、恐縮に存じます。 先ほどの生活保護安定運営対策の補助金につきまして御説明申し上げます。 これにつきましては、御質問にありましたように、5年前ごろからこの補助金がきておりまして、当初では組めないで、いつも3月に補正をしている状況でございます。その内容ですが、生活保護の円滑な運営及び適正な実施を期するための補助金ということでございまして、国の予算の財政状況を見ながら交付されると。これは措置費に充てているものでございます。 以上でございます。 ○議長(桑幡晏州君) 8番 宇山冨美子君。 ◆8番(宇山冨美子君) 御答弁いただきました。先ほどの私の質問の臨時福祉給付金の中での事務費というのは、東京都だけが支出するんですか。昭島だとか国は支出しないんですか。何で東京都だけなんですか。 それともう一つ、生保というのは、国と市の負担割合、それから都にも負担割合がありますよね。それでやってきているんじゃないかなと。さっきの御答弁はそういうふうに理解したんですが、だとすると、例えば生活保護では4分の3と先ほどおっしゃって、それで699万だということですが、そうすると東京都と市の負担というのはそれぞれあるはずですよね。これはないんですか。そのほかについては、例えば2分の1、2分の1というのはわからないことはないんですけれども。しかし、生保がそのようなことだとすると、21ページにある東京都の19万5000円というのはどういう性格のものなんですか。 それと、もうひとつよく見えないんですよね、負担割合というのが。だって、国がこういう措置を決めたのに、なぜ市町村がそれについて責任を持たなきゃいけないのかというのか、一定のところで負担をしなきゃいけないのかということは、よくわからないんですね。消費税はまだ決まっているわけではないですよ。言って見れば、今、国会で審議中なわけですよ。それなのに、8年度で補正を組むということ自身、私には理解できないんですけれども。ただ、この負担割合というのも、これでは私は理解できないんですよ。もう一歩踏み込んで、こういうことなんだというふうに言ってくれませんか。だって、国が4分の3と言ったって、東京都と市だってそれぞれ生活保護の負担割合があるわけでしょう。言ってみれば、単純に、当然東京都は負担してもいいんじゃないかなと。この負担割合がいいか悪いかということで、いいというふうに言っているわけではなくて、ただそういうふうな負担割合で言ってくるんだとしたら、東京都も負担してもいいんじゃないかなというふうに私は申し上げているんですけれども、そうじゃないんだというさっきの御答弁だったので、そうすると21ページの東京都の19万5000円はどういう性格のものですかということをお聞かせください。 それと、生活保護の安定運営対策補助金というのが措置費に入っているんだとしたら、なぜ補正で最後のころにこなきゃいけないんですか。何かつかみ金みたいな形でくるんですか、それともちゃんとした基本的な計算方式とかいうのがあるわけですか。どういう形でくるものなんですか。措置費だったら、やっぱり私は当初できちっと組むべきだと思いますよ。違いますか。この点については私はこのままでは理解できないので、もうちょっと詳しく教えてください。 ○議長(桑幡晏州君) 福祉部長 遠藤 博君。 ◎福祉部長(遠藤博君) 説明が不的確で申しわけございません。 まず1点目の事務費の額でございますが、なぜこれは東京都で国ではないのかということなんでございますが、これにつきましては国が東京都に支出しまして、東京都から市にくるということですから、もとは国だということで御理解を賜りたいと思います。 それから、いわゆる臨時福祉給付金の中で、都の補助金はないのかということでございますが、これにつきましては都も負担金がございます。合計で申しますと、対象者数が1255名おりまして、これに1万円を掛けますと1255万円になるわけでございます。この財源内訳でございますが、国が860万5000円、東京都が45万5000円、市の一般財源が349万円、こういう財源内訳になるわけでございますが、これにつきましても国の方から交付金として市の方に交付されるということでございます。 それから、生活保護安定運営対策補助金でございますが、これにつきましては先ほども御答弁させていただきましたが、国の財政状況を見て、この3月に入ってきますものでございまして、国のその年の財政状況等で補助金という形でここで入ってくるということですので、当初から措置費では組めないと、こういうことの内容でございますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 ○議長(桑幡晏州君) 8番 宇山冨美子君。 ◆8番(宇山冨美子君) そうすると、臨時福祉給付金の方は市の持ち出しというか、市の負担金が349万円、それは後から国から交付金としてくるわけですね。基本的には先ほど私が申し上げたように、交付金そのものの財源は全部基本的には国だと考えていいわけですね。だって、今の御答弁だと、東京都も国からおりて、それが市の方に回ってくるんだと、こういうふうにおっしゃったし、それから市が一応組まれるべき349万円についても後で交付税としてくるわけだと。そうすると、基本的には全額国が、この財源については持つというふうに考えていいわけですね。ただし、事務費だけはそうじゃないんだと。事務費もそういうことなんですか。事務費はさっき私が申し上げたように、国が2分の1で、あと東京都と市が4分の1ずつというふうに私は聞いているんですけれども、そういうことではないんですか。それも全額国が持つと、こういうふうになっているんですか。それについては確認をさせてください。 それと、この臨時福祉特別交付金というのは、先ほど申し上げたように、このこと自身は単年度ですし、消費税がもし引き上げられるとすれば、永久に非常に弱者が救われないという状況になるわけですが、そういう状況にあってもとりあえず単年度でも出そうということでありますから、そのこと自身は私どもは仕方がないかということで認めることはできるんですが、しかしだからといって消費税そのものの値上げを容認したわけではないということを、改めて申し上げておきたいんですが、そのことと今私が申し上げたことについてはぜひ御答弁をいただきたいこと。 もう1点、この生活保護の安定運営対策補助金というのは、どうも性格がよくわからないんですよね。言ってみれば、私が少しうがった見方をしているのかもしれませんけれども、生活保護の対象者をどんどん切った、対象者をなくしていった、少なくしていった、その褒賞金なのかしらというふうに私は思ったんです。だから、最後のころになってドカッとくるという性格のものなんではないかというふうに私は見てしまうんです。だって、今ごろになってこんなのが措置費できたって、どうやって使うんですか。大体、3月の今ごろになって補正で組むような措置費というのは、本当にあるんですか。だって、そういうことできたやつなんか、たくさん返還したりするじゃないですか。これ、単なる褒賞金じゃないの。生活保護の対象者をいかにたくさん切れたかということ、切ってしまって、その数によっての褒賞金が国からこういうふうにドカッとくるんじゃないですか。そういうものじゃないんですか。じゃ、一体このお金はどういうふうに使っているんですか。5年前からだというんですが、今まで気がつかなくて申しわけないんですが、しかしこのこと自身は当初で組まれないと問題だと思いますよ。だから、私が今申し上げたような、そういう見方もできるんですよ。どんどん、どんどん生活保護の対象者を削り取ってしまうということの褒章の意味が、この中にあるんじゃないかというふうに思うんですけれども、もう少し詳しくお聞かせいただきたい。 ○議長(桑幡晏州君) 福祉部長 遠藤 博君。 ◎福祉部長(遠藤博君) まず前段の質問でございますが、臨時福祉給付金でございますが、先ほど申し上げました市の一般会計349万円につきましても、これは国から交付税として後ほど交付されるということでございます。また、事務費につきましても国の方から交付されると、こういうことでございます。 それから2点目の、生活保護安定運営対策補助金でございますが、これにつきましては何回も申し上げるようですが、ここへきて国の財政状況を見て交付されるということでございます。したがいまして、当初から予算として計上できないのが実態でございます。しかし、生活保護の円滑な運営のための費用だということでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(桑幡晏州君) 7番 荒井啓行君。 ◆7番(荒井啓行君) まず最初に、29ページになりますが、歳入の市債のところで、住民税等減税補てん債の増が1億2000万計上されておりますけれども、これの増額の理由についてお聞かせください。 ○議長(桑幡晏州君) 企画部長 志茂 威君。 ◎企画部長(志茂威君) 住民税等の減税の補てん債につきましての増額の理由でございますが、住民税の減税補てん債につきましては、平成6年度の税制改革に伴います制度減税、あるいは定率減税に伴いまして、その減額内容を補てんする制度として、平成6年、7年、8年というような状況できておりまして、平成9年度は廃止という状況にあるわけでございます。基本的には13億というところで8年度もきているわけでございますけれども、理論計算といいますか、計算上でいきますと1億2000万を増にして14億2000万までの借り入れが可能な状況にございましたので、現下の財政状況を勘案いたしまして、行政の内容を維持するために増額の補てんをしたということでございます。 ○議長(桑幡晏州君) 7番 荒井啓行君。 ◆7番(荒井啓行君) この補てん債については、今答弁があって、14億2000万円まで借り入れが可能なんで、いわば目いっぱい借りるんだという解釈を私はするんです。それとの関連で言いますと、でも実際にこんなに必要にはならないですよね。先ほどからの議論の中で、これだけの減額補正をしているわけですよ。幾らでしたっけ、今回、全体総体で2億6770万円の減額をしている。こういう点からすると、本当に14億2000万円、目いっぱいまで借りなければならないのかどうなのか。そこら辺との関係と、関連でもいいんですが、34ページから35ページの財産管理費の積立金のところで5292万円の積み立てをやっているんですね。そのうちの5000万円が庁舎跡地。この原資はどこからきているんですか。5000万円の原資、それをお聞かせください。 ○議長(桑幡晏州君) 企画部長 志茂 威君。 ◎企画部長(志茂威君) まず、補てん債の補正額の増でございますが、結果的には今回の補正につきましては歳入歳出2億6770万の補正減になっているわけでございますが、歳入の方も見ていただきますれば、利子割交付金の減額だとか、あるいは国庫支出金の減額だとか、あるいは都支出金の減額、あるいは平成8年度におきましては当初予算編成後のいろいろな状況によりまして、7号補正まできている状況にあるわけでございます。その間、当初予算で見込んだ歳入よりも減額をしてきたという状況もあるわけでございますので、その状況を踏まえる中で、平成8年度の最終的な財政運営を考えた場合について、その必要性があるというところのとらえ方から、増額補正をさせていただいたということでございますので、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。 なお、基金の積立金の増でございますが、現下の昭島市の行政課題として種々あるわけでございますが、跡地利用の対応に対しまして一定の将来的な計画等が今後あるわけでございますので、これに対して適切に対応できるよう基金への積み立てを行ったということでございます。その財源は何かということでございますが、補てん債の内容につきましても、一般財源としての活用等も可能なわけでございますので、それを充てたというよりも、全体の財政運営の中での一般財源を充当して将来のために積み立てる、そういうところでございます。ぜひ御理解賜りたいと思います。 ○議長(桑幡晏州君) 7番 荒井啓行君。 ◆7番(荒井啓行君) 全然理由が立たないですよね。だって、歳入の方で借金を目いっぱい限度額までやろうということで1億2000万円、そのうちの5000万円は歳出で基金として積み立てようと。先ほどいろいろとほかの議員の方からも質問がありまして、歳出を削減、抑制して、職員給だとかいろいろ抑制して、これだけのものをいわば支出しなくていいものを浮かせましたと。しかし、歳入の方も国や都のいろいろな補助金などの関係で入ってこないんで、歳入歳出差し引きすると2億6000万の減額ですという補正なんだけど、一つ一つ細かく見てみると、借金だけはいっぱいやって、いわば借金だから後で返済するんだから、後年度負担として市民にふりかかるわけですよ。それでいて、5000万円も今後のために積み立てちゃうと。1億2000万と5000万のこの問題。ひどいじゃないですか、これは。まだ補正っていうのはあと1回できるんですよね。8年度はもう1回できるんだよね。積み立ては最後だってできるんじゃないの。その間に市民要求がいっぱいあるじゃないですか。一般質問や、あるいは各委員会等で出されている市民要望。なぜそういったものにこの5000万円が振り向けられないんですか。そこまで目いっぱい財源補てん債を借りるというのならば。本当に説明にならないですよ、これは。退職手当の増額はわかります。やめられる方が出てくるのですから仕方がない。これはわかりますよ。だけど、この5000万なんかわからないし、さらに補てん債の増額というのは理由がわからないですよ。 3回目だから、これ以上言いません。あと、また言うわけにいかないけれども。そういう点で、ぜひもう一度明確な答弁をお願いします。 ○議長(桑幡晏州君) 企画部長 志茂 威君。 ◎企画部長(志茂威君) 住民税等の減税補てん債の借り入れにつきましては、先ほどお話を申し上げましたとおり、説明不十分で申しわけございませんが、全体の財政運営の中での原資の確保というものを図った次第でございます。 なお、積立金につきましても、先ほど御答弁をさせていただきましたが、今後の行政課題への対応を考え、措置をさせていただいたということでございますので、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(桑幡晏州君) これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件についていずれも委員会の付託並びに討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認め、これより一括して採決いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)9番 佐藤元賀君。 ◆9番(佐藤元賀君) 今の審議を聞いていまして、やっぱりこの補正予算というのが非常に問題があるかなというふうに受けとめざるを得ないんですね。私どもは、詳しくは反対討論ということで述べますけれども、この補正予算には反対するということを表明しておきます。 ○議長(桑幡晏州君) 御異議がありますので、これより分割して採決いたします。 日程第10 議案第1号 平成8年度昭島市一般会計補正予算(第7号)について、賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(桑幡晏州君) 起立多数ですので、原案どおり決しました。 次に、日程第11 議案第2号 平成8年度昭島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から、日程第15 議案第6号 平成8年度昭島市水道事業会計補正予算(第4号)までの5件について一括して採決いたします。 本件はいずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認めます。よって、本件はいずれも原案どおり決しました。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第16 議案第13号 平成9年度分の固定資産税等の納期の特例に関する条例 から、日程第25 議案第22号 市道路線の認定について までの10件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 まず、日程第16 議案第13号及び日程第17 議案第14号の2件について説明を求めます。市民部長 庭野時宗君。     (市民部長 庭野時宗君 登壇) ◎市民部長(庭野時宗君) ただいま上程となりました日程第15 議案第13号 平成9年度分の固定資産税等の納期の特例に関する条例について、提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 本条例は、固定資産税及び都市計画税の納期について、市税賦課徴収条例の特例を定めるものでございます。 3月末には地方税法の改正が予定されておりますが、この中で固定資産税等について新たな負担調整措置が講じられることになっております。したがいまして、課税台帳の縦覧時期を3月から4月に変更いたしましたが、これに伴い平成9年度分の固定資産税及び都市計画税の第1期の納期を5月1日から6月2日までに変更いたすものでございます。 なお、附則におきまして、本条例の施行期日を平成9年4月1日からとするものでございます。 次に、日程第16 議案第14号 昭島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例について、提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 本条例は、平成9年度における固定資産税の評価替えに伴い税負担の軽減を図るため、都市計画税の現行特例税率の適用期限を延長する必要がありますので、御提案申し上げる次第でございます。 内容といたしましては、平成9年度から平成11年度までの都市計画税の税率について現行税率の適用期限を延長し、引き続き100分の0.25の税率とするものでございます。 なお、附則といたしまして、本条例の施行期日を平成9年4月1日からとするとともに、経過措置を定めたものでございます。 以上、はなはだ簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第18 議案第15号及び日程第19 議案第16号の2件について説明を求めます。社会教育部長 山本 茂君。     (社会教育部長 山本 茂君 登壇) ◎社会教育部長(山本茂君) ただいま上程をいただきました日程第18 議案第15号 昭島市民会館条例の一部を改正する条例及び日程第19 議案第16号 昭島市公民館条例の一部を改正する条例の本2件につきまして、提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 本2件の議案につきましては、平成8年第4回定例市議会に提案させていただきましたが、審議をいただく中で内容に不備があり、議案の撤回を御承認いただいたものでございます。議会の皆様に大変御迷惑をおかけいたしました。慎んでおわび申し上げます。ここに改めて提案させていただく次第でございます。 市民会館、公民館につきましては、昭和57年7月に開館しまして以来、今日まで市民の自主的な文化・学習活動等の場として多くの市民に御利用いただいている施設でございます。この施設使用料につきましては、昭和57年7月の開館時に設定して以来、今日に至っている状況にございます。このため、一定の年月が経過している現況から、今回御利用いただく皆様に一定の御負担をお願いいたしたく、御提案申し上げる次第でございます。 改正の内容でございますが、まず日程第18 議案第15号 昭島市民会館条例でございますが、条例第8条の別表中、利用区分、土曜日、日曜日及び休日の午前の使用料「3万8000円」を「4万4000円」に、午後の「7万8000円」を「9万円」に、夜間の「9万8000円」を「11万3000円」に、全日の「19万5000円」を「22万5000円」に、またその他の日の午前の「2万5000円」を「2万9000円」に、午後の「7万円」を「8万1000円」に、夜間の「8万6000円」を「9万9000円」に、全日の「16万6000円」を「19万1000円」に改めるものでございます。 なお、同表の備考各項の「使用料」の次に、文言の整理を行うため「基本使用料」を加え、また同表第4項第1号の入場料を徴収した場合の加算率「300円を超え500円以下」については削除する内容でございます。 なお、附則としまして、本条例の施行期日を平成9年7月1日から施行するものでございます。 その他、改正に伴いまして、経過措置を定めたものでございます。 平均改定率といたしましては、15.34%でございます。 次に、日程第19 議案第16号 昭島市公民館条例の改正につきまして、その内容について御説明を申し上げます。 改正の内容としましては、条例第8条の別表第1を改めるものでございまして、各施設区分の小ホール、土曜日、日曜日及び休日の午前の使用料「4000円」を「4600円」に、午後の「7000円」を「8100円」に、夜間の「9000円」を「1万500円」に、全日の「1万8000円」を「2万1000円」に、またその他の日の午前「3000円」を「3500円」に、午後の「6000円」を「7000円」に、夜間の「8000円」を「9200円」に、全日の「1万6000円」を「1万8400円」に、このほか音楽室、実習室、技術工芸室、集会室、会議室、和室、展示室等の使用料につきましても、別表にございますようにそれぞれ改めるものでございます。 なお、同表の備考各項の「使用料」の次に、市民会館条例の改正と同様と文言の整理を行うため「基本使用料」を加え、また同表第4項第1号の入場料を徴収した場合の加算率「300円を超え500円以下」については削除する内容でございます。 なお、附則としまして、本条例の施行期日を平成9年7月1日から施行するものでございます。 そのほか、改正に伴いまして経過措置を定めたものでございます。 平均改定率といたしましては、15.57%でございます。 以上2件につきまして、まことに簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第20 議案17号から、日程第23 議案第20号までの4件について説明を求めます。福祉部長 遠藤 博君。     (福祉部長 遠藤 博君 登壇) ◎福祉部長(遠藤博君) ただいま上程をいただきました日程第20 議案第17号 昭島市保健センター条例から、日程第23 議案第20号 昭島市特殊疾病者福祉手当条例の一部を改正する条例までの4件につきまして、提案の理由及びその内容につきまして御説明申し上げます。 まず、日程第20 議案第17号 昭島市保健センター条例についてでございますが、本条例は平成9年4月1日から従来東京都で実施してまいりました母子保健事業が母子保健法等の改正によりまして市に移管されることに伴い、事業の拠点となる保健センターの設置が必要でありますので、御提案申し上げるものでございます。 以下、本条例の内容についてでございますが、第1条において昭島市保健センターの目的及び設置について、第2条において保健センターの位置、また第3条においては保健センターで行う事業を、第4条において休業日、第5条において利用時間を規定いたしたものでございます。第6条においては虫歯の予防措置に対する使用料を定めたものでございます。この内容につきましては、希望者が虫歯予防のためフッ素を塗布した場合、1回につき480円、初期虫歯の進行を抑制するためフッ化ジアンミン銀溶液を塗布した場合で、3歯までが480円、4歯以上が600円と定めたものでございます。第7条において使用料の減免免除、第8条において使用料の不還付、第9条において損害賠償の義務を定めたものでございます。第10条においては委任について規定したものでございます。 なお、附則といたしまして、施行期日を平成9年4月1日からとするものでございます。 次に、日程第21 議案第18号 昭島市高齢者福祉条例の一部を改正する条例についてでございますが、本条例は敬老金の支給対象及びその額を見直そうとするものでございます。 本市におきます敬老金制度は昭和43年に開始されました。当時の支給対象は現在と同じように70歳以上の方ですが、支給額は1人2000円でございました。その後、昭和48年に支給額が3000円に改正され、平成5年には1人月額1000円を支給しておりました高齢者福祉手当との一本化を図り、以後今日まで敬老金として1万5000円を支給してまいりました。支給対象者数は昭和43年の450人から、平成8年度は8395人となり、28年間に18倍強の増加となってございます。 21世紀を迎え、高齢化は一層進行するものと思われますが、その中で高齢者対策の拡充は市町村の急務となってございます。こうした状況を踏まえ、敬老金見直しによる財源は、平成9年度予算におきましては市民ニーズの高い食事サービス、入浴サービス、ショートステイ、ホームヘルパー派遣時間帯の拡大に振り向けるとともに、新たに在宅介護リフレッシュ事業、高齢者人材バンク、緊急等輸送サービス事業を開始し、また高齢者の保健福祉サービスの拠点となる総合福祉センターの建設の資金にも振り向けてまいりたいと存じます。また、高齢者在宅サービスセンターやシルバーピアの設置についても、平成10年度以降の課題として取り組んでまいりたいと存じます。 具体的な見直しの内容でございますが、第4条におきまして70歳以上の方に1万5000円支給すると規定いたしておりますものを、77歳、88歳、99歳の節目にそれぞれ1万円支給するものと改めるものでございます。 第7条につきましては、規定の整備を行うものでございます。 条例の施行につきましては、附則におきまして平成9年4月1日からとするものでございます。 次に、日程第22 議案第19号 昭島市福祉事務所設置条例につきまして御説明申し上げます。 福祉事務所につきましては、従来から市役所内に設置されてきているところで、このたびの庁舎の移転に伴い福祉事務所の位置を定めたく、社会事業法第13条3項の規定に基づきまして、ここに昭島市福祉事務所設置条例を提案いたすものでございます。 内容といたしましては、現行の昭島市福祉事務所設置条例中、規定の整備と、「東京都昭島市昭和町四丁目7番21号」を、「昭島市田中町一丁目17番1号」に改めるものでございます。 附則といたしましては、この条例は新庁舎への移転とあわせまして施行期日を定めることとなりますので、この条例は規則で定める日から施行するとしたものでございます。 次に、日程第23 議案第20号 昭島市特殊疾病者福祉手当条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 特殊疾病者の福祉の増進を図るため、東京都医療費助成実施要綱の一部改正に伴いまして、昭島市特殊疾病者福祉手当条例の一部を改正するものでございます。 改正の内容といたしましては、別表中新たに「遺伝性QT延長症候群」と「HIV感染症」を加え、現在の58病種を60病種といたすものでございます。なお、HIV感染症にあっては、血液凝固因子製剤の投与に起因するものに限るものでございます。 附則につきましては、施行期日を平成9年4月1日から実施するものでございます。 以上、4件につきまして、大変簡略な御説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) 次に、日程第24 議案第21号及び日程第25 議案第22号の2件について説明を求めます。都市整備部長 森田利一君。     (都市整備部長 森田利一君 登壇) ◎都市整備部長(森田利一君) ただいま上程となりました日程第24 議案第21号及び日程第25 議案第22号の市道路線の認定につきまして、2件を一括して提案理由並びにその内容を御説明いたします。 今回認定をお願いいたします箇所につきましては、旧立川飛行場への引き込み線でありました中神側線の跡地でございます。中神側線は昭和52年に返還されましたが、地域の要望を受け、歩行者・自転車専用道路として利用できるよう、返還以来長期にわたり大蔵省関東財務局に対し要請を行ってまいりましたが、このたび大蔵省関東財務局より道路法の車両通行可能な道路であるならば無償貸付が可能であるとの意向が示されました。 まず、道路認定及び区域決定を行い、道路としての位置づけを明確にするよう指導があったことに伴い、市道東201号及び市道東202号として認定させていただくものでございます。 まず、東201号でございますが、立川基地跡地の北西部から都営中神アパートの北東部までの第三工区内部の部分の側線でございまして、起点は中神町1388番地から、終点は中神町1307番地で、道路延長742.3メートル、道路幅員6.7メートルから17メートルでございます。 次に、東202号でございますが、中神側線の枝線部分でございまして、起点は中神町1356番から、終点は中神町1315番で、道路延長205.3メートル、道路幅員6.8メートルから8.5メートルでございます。 なお、都営中神アパート東側に位置する部分の側線につきましては、市道昭島8号と並行している関係から、市道昭島8号の区域に編入いたす予定でございます。 以上、はなはだ簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(桑幡晏州君) これより一括して質疑並びに御意見等をお受けいたします。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第16 議案第13号から、日程第25 議案第22号までの10件については、議事日程のとおりそれぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認め、さよう決しました。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) 日程第26 請願第2号 遺伝子組みかえ食品に関する意見書提出についての請願から、日程第30 請願第1号 昭和町四丁目都営住宅北側付近の市道整備舗装促進に関する請願 までの5件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。本件については、お手元の議事日程のとおりそれぞれ所管の委員会に審査を付託したいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認め、さよう決しました。     ---------------------------------- ○議長(桑幡晏州君) お諮りいたします。議事の都合により明日は本会議を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(桑幡晏州君) 御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 次回は3月5日午前9時30分から会議を開きますので、さよう御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。 △散会 午後4時11分     ----------------------------------...