府中市議会 2019-12-17
令和元年第4回定例会(第20号) 本文 開催日: 2019-12-17
一つは、本格的な基地を新たにつくるということは、基地の半永久的な
固定化につながると思うからであります。我が国はさきの戦争が終わってから70年以上たつのに、依然として
外国軍の基地があり続けています。特に首都の周りも基地で囲まれており、首都の上空も
占領状況が続いていると、これは
独立国としては異常な状況だと思います。我々は、いずれこの異常な状態を解消して、新の
独立国とならなければならないと思っております。
そういった中で、本格的な基地を新たにつくるということは、基地の半永久的な
固定化につながりかねないと思いますので、私はこの基地の建設には反対したいと思っておるんですが、今ある基地は
占領下でできた基地ですけれども、ここで我々も合意をして新たな本格的な基地をつくるというのは、この先、基地の
固定化につながってしまうということを危惧するものであります。それが反対する理由の一つでありますので、この陳情には採択したいと思っております。
もう一つ、採択の理由として、
陳情者の方もおっしゃっていましたし、審議の中でもありましたが、沖縄の民意の問題、
民主主義の問題です。いろいろ御意見もあったので、これについては、ある
宗教家の言葉を紹介して自分の意見にかえたいと思います。沖縄から見ると日本の正体がよく見える。今も続く
人権無視の重圧。日本はどこまで沖縄を踏みつけにすれば気が済むのか。多数のエゴで弱い立場の人を犠牲にするのが
民主主義なのか。人の犠牲の上に安逸をむさぼるのは人間として恥であり、罪ではないのか。20世紀どこよりも苦しんだ沖縄を、21世紀にどこよりも幸せにするために全身全霊を傾けなければ日本に正義はない、
民主主義もない。繁栄が続くこともないだろう。差別する者はその不正義の報いを必ず受けるからだ。
人類史の悲劇がこの小さな島に集約された。ゆえに、
人類史の転換をこの島から起こすのだ。こういう言葉です。
いろいろ審議の中で御意見もありましたが、これが
民主主義ではないかと思いますので、この陳情には採択を主張します。
39
◯議長(横田 実
議員) これより陳情第25号を採決いたします。
本陳情に対する
委員長の報告は採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
40
◯議長(横田 実
議員)
挙手少数であります。よって、陳情第25号は不採択と決定いたしました。
────────────── ◇ ──────────────
1.陳情第26号 新
庁舎敷地内に
モニュメント設置を求める陳情
41
◯議長(横田 実
議員) 日程第7陳情第26号新
庁舎敷地内に
モニュメント設置を求める陳情を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
42
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 陳情第26号新
庁舎敷地内に
モニュメント設置を求める陳情については、直ちに審査に入り、
理事者側への質疑を行った後、本陳情に対する意見を求めたところ、採択との意見、不採択との意見がそれぞれあったため、挙手により採決の結果、本陳情については、賛成多数により採択すべきものと決定いたしました。
43
◯議長(横田 実
議員)
渡辺議員。
44 ◯6番(渡辺 将
議員) 発言の機会をいただきまして、どうもありがとうございます。
第3回
定例会で関連した
一般質問をさせていただきましたので、意見を述べさせていただきます。
新庁舎に関して、さきの
総務委員会でも室長から御答弁ありましたが、「おもや」「はなれ」の建物以外、「通り庭」の部分についても計画地の大部分が免震構造に影響が出る場所となっており、モニュメントを設置した場合、構造計画の見直しと免震構造の大臣認定の取り消しにより、令和3年5月の着工がおくれるリスクがあります。また、
総務委員会では議論されておりませんでしたが、新庁舎の実施設計の概要では、新庁舎の防災計画について書かれており、免震構造に影響のない場所でも、大部分が防災広場として有事の際の緊急車両や自衛隊車両の搬入スペース及びテント設置場所となります。一方では、免震構造や防災スペースとは関係のない新庁舎の隅へ移設させるという考えがあるかもしれません。しかし、平和への思いをあらわした、この大事な銅像を、新庁舎の隅に設置することに関して、賛成することができません。
一般質問でも述べさせていただいたように、府中市に残された最後の広大地で、市全体の魅力の向上等に寄与する土地利用を目指す基地跡地留保地へ銅像を移設していただくよう、改めて要望したいと思います。
また、7年後に平和都市宣言40周年記念事業がありますが、平和憲法の精神から非核三原則を厳守すること、愛する郷土を未来に引き継ぐことを趣旨とする平和宣言を継承していくために、記念事業をこれからも引き続き行っていただきたいと考えます。
以上です。
45
◯議長(横田 実
議員) これより陳情第26号を採決いたします。
本陳情に対する
委員長の報告は採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
46
◯議長(横田 実
議員)
挙手少数であります。よって、陳情第26号は不採択と決定いたしました。
────────────── ◇ ──────────────
1.陳情第30号 香港問題に関して政府に対して意見書提出を求める陳情
47
◯議長(横田 実
議員) 日程第8陳情第30号香港問題に関して政府に対して意見書提出を求める陳情を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
48
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 陳情第30号香港問題に関して政府に対して意見書提出を求める陳情については、審査に先立ち、
委員会を一旦休憩し、
陳情者の
補足説明を受けた後、
委員会を再開し、審査を行いました。審査に入り、本陳情に対する意見を求めたところ、採択との意見、不採択との意見がそれぞれあったため、挙手により採決の結果、本陳情については、賛成少数により不採択すべきものと決定いたしました。
49
◯議長(横田 実
議員) これより陳情第30号を採決いたします。
本陳情に対する
委員長の報告は不採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
50
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、陳情第30号は不採択と決定いたしました。
以上で
総務委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
51
◯議長(横田 実
議員) 次に、文教
委員会の
審査報告を求めます。文教
委員長。
〔文教
委員長増山あすか
議員登壇〕
52 ◯文教
委員長(増山あすか
議員) 本年第4回
市議会定例会において、当
委員会に付託された議案2件については、去る12月6日、
委員会を開催し、
慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので御報告いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.第64
号議案 府中市立保育所条例の一部を改正する条例
53
◯議長(横田 実
議員) 日程第9第64
号議案府中市立保育所条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
54 ◯文教
委員長(増山あすか
議員) 第64
号議案府中市立保育所条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、
賛成意見、反対意見がそれぞれあったため、挙手により採決を行った結果、本案については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
55
◯議長(横田 実
議員) これより第64
号議案を採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
56
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、第64
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第65
号議案 府中市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び府中
市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する条例
57
◯議長(横田 実
議員) 日程第10第65
号議案府中市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び府中市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
58 ◯文教
委員長(増山あすか
議員) 第65
号議案府中市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び府中市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、
賛成意見、反対意見がそれぞれあったため、挙手により採決を行った結果、本案については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
59
◯議長(横田 実
議員) これより第65
号議案を採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
60
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、第65
号議案は可決されました。
以上で文教
委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
61
◯議長(横田 実
議員) 次に、厚生
委員会から継続審査及び中間報告の申し出があります。厚生
委員長。
〔厚生
委員長高津みどり
議員登壇〕
62 ◯厚生
委員長(高津みどり
議員) 本
委員会は、審査中の陳情2件について、府中市議会会議規則第68条の規定により、継続審査の申し出を行い、審査の概要について中間報告をいたします。
────────────── ◇ ──────────────
(厚生
委員会継続審査申出)
1.厚生
委員会に付託中の陳情第27号
府中市国民健康保険の子どもの保険税軽減についての陳情の中間報告
63
◯議長(横田 実
議員) 日程第11厚生
委員会に付託中の陳情第27号府中市国民健康保険の子どもの保険税軽減についての陳情の中間報告を求めます。
委員長。
64 ◯厚生
委員長(高津みどり
議員) 陳情第27号府中市国民健康保険の子どもの保険税軽減についての陳情については、審査に先立ち、
委員会を一旦休憩し、陳情関係者の
補足説明を受けた後、
委員会を再開し、審査を行いました。
審査に入り、
理事者側への質疑を行った後、本陳情に対する意見を求めたところ、採択との意見のほか、継続審査に付されたいとの意見があったため、まず、継続審査について諮ったところ、本陳情については、賛成多数により継続審査に付すべきものと決定いたしました。
65
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本陳情は
委員長の申し出のとおり継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
66
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、陳情第27号は議会閉会中における継続審査とすることに決定いたしました。
────────────── ◇ ──────────────
1.厚生
委員会に付託中の陳情第28号
介護保険ケアプラン作成に自己負担の導入をしないことを国に求める意見書提出の陳情の
中間報告
67
◯議長(横田 実
議員) 日程第12厚生
委員会に付託中の陳情第28号介護保険ケアプラン作成に自己負担の導入をしないことを国に求める意見書提出の陳情の中間報告を求めます。
委員長。
68 ◯厚生
委員長(高津みどり
議員) 陳情第28号介護保険ケアプラン作成に自己負担の導入をしないことを国に求める意見書提出の陳情については、審査に先立ち、
委員会を一旦休憩し、
陳情者の
補足説明を受けた後、
委員会を再開し、審査を行いました。
審査に入り、
理事者側への質疑を行った後、本陳情に対する意見を求めたところ、採択との意見のほか、継続審査に付されたいとの意見があったため、まず、継続審査について諮ったところ、本陳情については、賛成多数により継続審査に付すべきものと決定いたしました。
69
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本陳情は
委員長申し出のとおり継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
70
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、陳情第28号は議会閉会中における継続審査とすることに決定いたしました。
以上で厚生
委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
71
◯議長(横田 実
議員) 次に、建設環境
委員会の
審査報告を求めます。建設環境
委員長。
〔建設環境
委員長清水 勝
議員登壇〕
72 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) 本年第4回
市議会定例会において、当
委員会に付託された議案4件については、去る12月10日、
委員会を開催し、
慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので報告します。
────────────── ◇ ──────────────
1.第62
号議案 倒木事故による損害賠償額の決定について
73
◯議長(横田 実
議員) 日程第13第62
号議案倒木事故による損害賠償額の決定についてを議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
74 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) 第62
号議案倒木事故による損害賠償額の決定については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、いずれも
賛成意見であり、本案については、
全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。
75
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
76
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第62
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第66
号議案 府中市下水道事業の設置等に関する条例
77
◯議長(横田 実
議員) 日程第14第66
号議案府中市下水道事業の設置等に関する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
78 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) 第66
号議案府中市下水道事業の設置等に関する条例については、新設条例のため、市長に出席を求め、審査を行いました。
審査において、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、いずれも
賛成意見であり、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
79
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
80
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第66
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第67
号議案 府中市営駐車場条例の一部を改正する条例
81
◯議長(横田 実
議員) 日程第15第67
号議案府中市営駐車場条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
82 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) 第67
号議案府中市営駐車場条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、いずれも
賛成意見であり、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
83
◯議長(横田 実
議員) 赤野
議員。
84 ◯20番(赤野秀二
議員)
当該委員会には、日本共産党市議団、委員を出していませんので、この場で質疑と意見を申し上げたいと思います。
この条例の一部改正については、市営駐車場について、定期利用を新設するとともに、一時利用の料金を現行の1時間400円から、500円に見直す内容となっています。
委員会の議論の中では、この条例が可決した場合も、周辺駐車場の状況を勘案して検討となるが、直ちに値上げとはならないであろうということでした。
そこで質問ですが、今後、駐車場管理公社の方で実際に値上げするとなった際に、議会はどのように関与できるのでしょうか。また、
委員会では周辺駐車場の状況を見て一時利用の上限を見直したとのことでしたが、私は今回の見直しの背景には、駐車場管理公社の経営状況が苦しくなったことが一番にあると思います。2016年度に再開発の保留床を6億円もの額で購入した。それによって管理コストがふえてしまった、そこに伊勢丹撤退でますます大変になっていると考えています。
そこで、改めて、保留床を6億円で購入した理由と、それによってふえた駐車台数を聞いておきたい。そして、この6億円、購入したから市営駐車場の運営が厳しくなったのではないか。
以上、質問いたします。
85
◯議長(横田 実
議員) 順次、答弁願います。
委員長。
86 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) ただいま赤野
議員から出された市営駐車場の質問に対しましては、
委員会の中では論議がありませんでしたので、
理事者側からの、担当部局からの答弁をお願いしたいと思います。
87
◯議長(横田 実
議員) 生活環境部長。
88 ◯古森寛樹生活環境部長 それでは、御質問に順次お答えをいたします。
初めに、市営駐車場の利用料金でございますが、毎年、年度末における指定管理者である府中管理公社からの利用料金の承認申請申し出に対し、市が条例に基づき内容を確認し、承認することで指定管理者が決定しているため、原則といたしましては議会への報告は予定してございません。
なお、毎年、地方自治法に基づく経営状況報告を議会にさせていただいているところでございます。
次に、保留床購入の理由でございますが、府中駅周辺の安全で快適な交通環境の確保や経済活動の活性化に向けまして、交通渋滞等の負の影響を及ぼさないようにしていくことのほか、将来的に府中駅周辺のにぎわいと活力のあるまちづくりに資するものであり、かつ駅前における一体的な公共地下駐車場としての管理運営が必要不可欠と判断したことによるものでございます。
次に、駐車台数でございますが、416台から372台増加し、788台となっております。
最後に、保留床を購入しなかった際の運営状況についてでございますが、駐車場の利用台数を拡張前後で比較いたしますと、平成27年度の約57万8,000台から、平成30年度の約70万4,000台へと大幅に増加し、駐車場利用料金につきましても約4,000万円の増収となっておりますので、拡張後も健全な運営が図られているものと捉えております。
以上でございます。
89
◯議長(横田 実
議員) 赤野
議員。
90 ◯20番(赤野秀二
議員) 答弁いただきまして、保留床の購入は必要不可欠だと判断したということで承っておきます。
購入によって、今年度は4,000万円の増収があったと……、昨年度か、平成30年度だから昨年度ね。ということでしたが、これは昨年度のことで、ことし伊勢丹が撤退ということで、頼りにしていた伊勢丹分の駐車が見込めないということで、深刻な状況だと思います。駐車台数が2倍近くに、保留床購入で上がったということで、私は改めて、市はこのル・シーニュエリア部分の駐車場購入は誤りだったと反省すべきだと思います。
私たちは、第3回
定例会の一般会計反対討論で、市営駐車場は赤字を出さないように経営努力をと求めましたが、利用者負担増となる値上げによるべきではないと考えております。今回の条例改正の結果、実際に値上げするときには、市議会の報告以外の直接な議会関与はないということでしたので、結果として今回の条例可決によって値上げにフリーハンドを与えることになるわけであります。ですから、私たち日本共産党市議団は本件に反対したいと思います。
以上です。
91
◯議長(横田 実
議員) 西の
議員。
92 ◯2番(西のなお美
議員) 発言の機会をいただきましてありがとうございます。
生活者ネットワークも建設環境
委員会に委員がおりませんので、この場で意見を述べさせていただきます。
このたびの条例改正では、府中駅南口市営駐車場の一時利用料金の上限額を上げることと、新たに定期利用制度を新設することが提案されています。上限額の改正は消費税率の
引き上げを踏まえて見直すという説明もございました。
株式会社府中駐車場管理公社の2015年の経営状況の報告書を改めて見ますと、駐車料金の収入が減となっている要因として、商業ビルの休業日の増や府中駅南口市街地再開発事業に伴う周辺商業環境の変化、さらには、近年における若者の車離れなどが影響しているとされています。その後、昨年完成したル・シーニュの地下駐車場、公費を投入して購入する際、先ほども御説明がございました。市は経済的な負の影響がないように、また、にぎわいや活力の創出のために、駐車場を一体的に管理することが必要という御説明がございました。
ル・シーニュの開業により、一時的に収入は増となりましたが、伊勢丹府中店の閉店により、利用はかなり減っていると聞いています。生活者ネットワークは、この駐車場保留床を、市が購入する際には反対をいたしましたが、結果として公費投入の意味が問われることになっているのが現状です。市営駐車場の今後の方針は、利用額の上限を上げることや、定期利用の制度だけでは、現状では問題の抜本的な解決にはつながるとは思えません。そういった内容の条例改正であるということについて、本議案については反対をいたします。
以上でございます。
93
◯議長(横田 実
議員) これより第67
号議案を採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
94
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、第67
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第68
号議案 令和元年度府中市一般会計補正予算(第2号)
95
◯議長(横田 実
議員) 日程第16第68
号議案令和元年度府中市一般会計補正予算(第2号)を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
96 ◯建設環境
委員長(清水 勝
議員) 第68
号議案令和元年度府中市一般会計補正予算(第2号)については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、いずれも
賛成意見であり、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
97
◯議長(横田 実
議員) 赤野
議員。
98 ◯20番(赤野秀二
議員) 本件についても、委員を出しておりませんので、一般会計の補正について反対の立場から意見を申し上げます。
今回、補正案が提案された理由は、府中スカイナード歩道橋の部分の改修工事が入札契約手続の不調ということで、今回補正となりました。今回は補正前に比べて、ほぼ60%の増額補正です。
まだ耐用年数があり耐震性もあったグリーンプラザの廃止がそもそもの発端だと思います。このスカイナードの屋根の部分などの解体費用は、昨年の第2回
定例会での議会審議以降、4,000万円余り解体費用が必要で、これはグリーンプラザの解体費用に含まれているということでした。今回の補正で2億4,500万円余り、解体部分、先ほどの4,000万円を含めると2億8,000万円ぐらいになります。
府中スカイナードは若干の修理が必要だったかもしれませんけれども、グリーンプラザの廃止がなければ、このような大規模の改修工事は不要でした。そもそもまだ使える、便利に使っていたグリーンプラザの廃止が事の起こりです。私たちはグリーンプラザ廃止や官民連携事業ということでホテルにするための建物の無償譲渡など、案件に一貫して反対してまいりました。よって、本件もグリーンプラザの廃止、そしてこれに伴うスカイナードの改修工事ということで、この一般会計補正については反対してまいります。
よろしくお願いします。
99
◯議長(横田 実
議員) これより第68
号議案を採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
100
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、第68
号議案は可決されました。
以上で建設環境
委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
101
◯議長(横田 実
議員) 次に、
議会運営委員会の
審査報告を求めます。
議会運営委員長。
〔
議会運営委員長臼井克寿議員登壇〕
102
◯議会運営委員長(
臼井克寿議員) 本年第4回
府中市議会定例会において、当
委員会に付託された陳情1件については、去る12月11日、
委員会を開催し、
慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので報告いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.陳情第29号 「府中市議会基本条例」の市民説明会を求める陳情
103
◯議長(横田 実
議員) 日程第17陳情第29号「府中市議会基本条例」の市民説明会を求める陳情を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
104
◯議会運営委員長(
臼井克寿議員) 陳情第29号「府中市議会基本条例」の市民説明会を求める陳情については、審査に先立ち、
委員会を一旦休憩し、
陳情者の
補足説明を受けた後、
委員会を再開し、審査を行いました。
審査に入り、本陳情に対する意見を求めたところ、議会基本条例の制定過程において寄せられた意見に対しては議会改革検討
委員会で丁寧に精査を行い、きちんと公開で回答を出している。また、説明会を行うこと以上に、一条一条を丁寧に皆さんが読んでわかる形で逐条解説をつくっており、説明責任はきちんと果たされていると考えるので、本陳情については、不採択を主張する。議会基本条例は、とかく理念条例的なものになるという傾向があるように聞くが、それを実効あるものとするために、生の市民の方の声を聞くということが、条例をよりよくしていくための第一歩ではないかなと考えるので、本陳情については、採択を主張する。議会基本条例ができたのは、議会改革に向けての大きな一歩だったと思う。これは見直しをしていくことが前提であり、市民の意見を聞くというのも大切なことで、説明会をした上で、質疑があれば意見を聞く場を設けるということは当然と考える。また、全国でも基本条例をつくったところは、市民説明会をやっているところが多くあるので、本陳情については、採択を主張する。ホームページ上でも公開し、なおかつ逐条解説つきでの基本条例の説明がされていることから、一定の説明責任を果たしているという考え方はあると思う。会派でも意見はさまざまだが、一委員としては、説明を求められた以上、市民からの要望に応えるという意味で、陳情文自体に問題ないと考えるので、本陳情については、採択を主張する。説明会や逐条解説で丁寧に議論されてきたと思う。また、意見募集の実施結果の19番で、
議員が説明責任を第一義的には果たすとあるが、私は、まずは各
議員が説明すべきと思い、丁寧に説明するという方向性としてだけ賛成するため、本陳情については、採択を主張する。方向性について賛成という、趣旨採択がない府中市議会においては理解に苦しむところである。条例が制定されるまでのプロセス等、会派を超えて、どのように市民にお伝えしていくかということも含め、本当に議論をし、ほぼ全会一致に近い形で制定をされたと記憶している。陳情文に関して、自分の中に入ってこない部分があり、既に4月1日から施行されており、今、議会としてどういう意味を持って、このタイミングで説明会を行うのかというところがなかなか難しく、本陳情については、不採択を主張する。など、採択との意見、不採択との意見がそれぞれあったため、挙手により採決の結果、本陳情については、賛成多数により、採択すべきものと決定いたしました。
〔24番稲津憲護
議員退場〕
105
◯議長(横田 実
議員) これより陳情第29号を採決いたします。
本陳情に対する
委員長の報告は採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
106
◯議長(横田 実
議員)
挙手少数であります。よって、陳情第29号は不採択と決定いたしました。
〔24番稲津憲護
議員入場〕
107
◯議長(横田 実
議員) 以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
1.基地等跡地対策について
108
◯議長(横田 実
議員) 日程第18基地等跡地対策について。本件については、基地等跡地対策
特別委員会の申し出により、その中間報告を求めます。基地等跡地対策特別
委員長。
〔基地等跡地対策特別
委員長前川浩子
議員登壇〕
109 ◯基地等跡地対策特別
委員長(前川浩子
議員) 本
特別委員会は、去る12月11日、
委員会を開催し、基地等跡地対策について審査を行いましたので、その概要を申し述べ中間報告といたします。
本
委員会は、前回開催された
令和元年9月11日及び10月18日以降の状況について報告を受けました。
初めに、調布基地跡地の状況の調布飛行場に係る動きですが、まず、自家用機に係る状況につきまして、空港使用届の受付が再開された平成30年9月13日以降の自家用機の運行状況は、本年11月30日時点で延べ161機、計245回の飛行があったとのことでございます。
以上が、調布基地跡地の状況でございます。
続きまして、府中基地跡地留保地の状況の利用計画策定に向けた取り組み状況ですが、このたび、市では平成27年度、平成28年度に策定いたしました府中基地跡地留保地活用基本方針及び府中基地跡地留保地利用計画素案、また、平成29年度から平成30年度にかけて府中市基地跡地留保地利用計画検討協議会を設置し、当協議会から提出された答申を基礎としつつ、市民ワークショップ、ポスターセッション、市民アンケート調査から寄せられた市民の御意見や民間提案募集等の取り組みを通じて選定した優秀提案を参考として、府中基地跡地留保地の利用に向けた市の考えを、府中基地跡地留保地利用計画(案)(以下、「計画案」といいます)として取りまとめました。
なお、10月18日開催の当該
特別委員会において要求いたしました、民間提案募集に係る資料についてですが、市におきましては、優秀提案以外の提案者名及び提案内容の公表につきまして、改めて各事業者に御相談をされましたが、いずれも募集要項等で示されたとおり対応いただきたいとの回答でございましたので、民間事業者からいただきました提案概要書の「コンセプト及び内容」をそのまま切り出し、10月18日の当該
特別委員会の資料と比較して、提案の概要やイメージが伝わるようまとめていただきました。
また、各委員の採点の状況が分かる詳細な資料につきましては、優秀提案の選定は、市民の知る権利にも十分配慮しつつ、率直な意見の交換が不当に損なわれるおそれが生じることなどのないよう、プレゼンテーションは公開で行い、審査・選定は非公開で行うということで進めており、市としては、10月18日の当該
特別委員会の資料における順位点の合計以外、積極的に公表できる資料はないとのことでございました。
なお、公開プレゼンテーションにおきましては、用途地域の見直しの手法について、特に、観覧席のある、市立総合体育館について。また、商業施設の商圏の考え方、中心市街地、多磨駅前との連携策、施設、駐車台数等について。さらには低層住宅の戸数、これによって発生する未就学児や児童・生徒の数のほか、新たな魅力の創出についての考えなどについて重点的に質疑があったとのことでございます。その後、非公開の審査を経て、優秀提案が選定されたとの説明がありました。
さらに、今般の取り組みの進め方につきましては、留保地が国有地であり、最終的な処分権が市にない中、どのようにすれば民間事業者の自由な発想やノウハウによるアイデアを募ることができるのか、御提案いただけるのかなど、あらかじめ、昨年実施した、サウンディング調査の際に、民間事業者から直接御意見をいただいた上で実施したとのことです。
中でも、公開プレゼンテーション等、民間事業者にとってもハードルが高いとされていたものを、信頼関係を築きながら実現し、また、優秀提案を選定できたことから、一定の成果を得られたと考えているとのことです。
一方では、市民の知る権利への配慮や、市民の参加の観点など、まだまだ工夫を凝らす余地もあったものと、取り組みを振り返る中で認識をしており、これを糧として、この先の行政運営に取り組んでまいりたいとのことでありました。
次に、計画案の内容について、計画案本文を用いて説明され、まず、「はじめに」のうち、本計画の目的では、これまで本留保地利用計画の策定に係る経緯として、平成20年に前回の利用計画を策定しましたが、その後、国の施設の移転計画が中止となったことを受け、平成27年度以降に検討結果として本計画案を取りまとめた旨を記載しております。
続いて、検討の経緯では、平成27年度からこれまでの検討の経緯を示しており、基本方針や素案を策定するとともに、市長の附属機関である検討協議会を設置して議論を深め、答申を受けたこと。また、市民ワークショップを通じて市民ニーズの把握に努めるとともに、市として将来に向けた行政課題の解決等のため、市立総合体育館の移転・整備と、市内小・中学校の老朽化対策を効率的かつ効果的に進めるための用地を確保していくことなどを明確にいたしました。
このほか、独立行政法人国立美術館から、留保地に保管収蔵研究施設の設置意向が示され、その用地を確保する方向で検討してまいりました。
その上で、今年度、市民アンケート調査やポスターセッションを実施するとともに、民間事業者に対して、留保地の利用に係る提案を求め、提案をいただいた内容を参考としながら、本計画案を作成したことについて記載しております。
次に、留保地の概要の留保地の現況では、留保地の所在地、敷地面積、都市計画などの現況を記載しております。
続いて、周辺状況等では、本市が東京都のほぼ中心に位置しており、充実した鉄道網から都心へのアクセスが良好なことのほか、主要な道路ネットワーク、周辺公共施設の状況等について記載しております。
次に、留保地の利用の考え方の基本的な考え方ですが、本市の総人口は、近い将来、減少に転じ、高齢化も加速度的に進むことが予想されていることから、留保地のような大規模土地の利用を考えるに当たっては、人口構造の変化に対応した活用や、新たな魅力を創出し、都市間競争力の向上にもつながる活用を図ることが重要であるとし、少子高齢化への対応や市民交流の促進・交流人口増など、多種多様な行政ニーズに応えつつ、将来にわたって、市全体の魅力の向上等に寄与する土地利用を図ることとしております。
続いて、ビジョンですが、留保地の利用に当たっては、本市が有する「緑豊かなまち」や「スポーツタウン」、「文化・芸術のまち」などのブランドイメージを一層高めるとともに、本市の新たな魅力の創出につなげていくことを目指すものとし、「多様な活力の創出」、「良好な住まい・暮らしの環境の確保」及び「スポーツ・健康・文化の増進」の三つのテーマを実現するゾーンを設定し、将来を見据えた地域及び市全体の活性化に資するエリアを目指すこととしております。
続いて、土地利用の考え方ですが、留保地につきましては、多様な活力創出ゾーン、住まい・暮らしゾーン、スポーツ・健康・文化ゾーンの三つのゾーンに分けて土地利用を行うものとします。
多様な活力創出ゾーンにつきましては、公園や広場、商業施設などを中心として、多様な人々の交流の促進や、市内経済の活性化等を図ることで、都市としての魅力を高め、まちの活力の創出に寄与するゾーンとします。また、隣接するスポーツ・健康・文化ゾーンと連携し、より一層の効果を生み出すものとします。
住まい・暮らしゾーンにつきましては、低層住宅を中心として、周辺住宅地との調和に配慮した、ゆとりと潤いのある住宅地の形成を図るとともに、医療・福祉施設などを誘導することで、日々の暮らしへの安心及び生活利便性の向上をもたらすゾーンとします。また、市立学校の老朽化対策等の課題を解決するための用地を確保し、未来を担う子供たちが健やかに成長できる環境づくりに寄与するものとします。
スポーツ・健康・文化ゾーンにつきましては、市立総合体育館、国立美術館保管収蔵研究施設等を中心として、市民の健康増進はもとより、市内を拠点に活動しているトップチームと連携してスポーツタウン府中をさらに発展させるとともに、芸術・文化を身近に感じる機会や場の充実を図ることで、さらなる文化の創造と発展に寄与するゾーンとします。また、隣接する多様な活力創出ゾーンと連携し、より一層の効果を生み出すものとします。
なお、国立美術館保管収蔵研究施設につきましては、独立行政法人国立美術館から、本年1月に留保地への進出意向が示されて以降、具体的な動きは示されておりませんが、当該エリアの魅力を高めるためにも、計画案に用地を確保しつつ、当該独立行政法人に対し、改めて具体的なスケジュール等の提示を求めるなど、引き続き協議してまいります。
次に、これら三つのゾーニングと、それぞれのゾーンの土地利用のイメージについて、本年7月から8月にかけて実施いたしました、府中基地跡地留保地利用に係る民間提案募集の優秀提案を参考としつつ、提案いただいた事業者との対話を経て、市民のニーズ等を踏まえ、内容を変更しながら、市が利用計画図として取りまとめました。
優秀提案からの主な変更点については、1点目として、優秀提案は非常に多くの曲線が用いられており、実際の土地利用や土地処分の際には課題となることが想定されることから、計画案の作成に当たりましては、それぞれの配置や規模感を生かしつつ、できる限り直線で区画を割るように整理しました。
2点目として、留保地の北西部の区画について、優秀提案ではマンションの設置が提案されておりましたが、市民ニーズに照らし、計画案ではマンションの設置を盛り込まず、当該区画は、医療・福祉施設用地としております。
3点目として、留保地の中央部に配置が提案されていた交通広場につきましては、市立総合体育館や商業施設等用地に訪れる方が利用者の中心となることが想定されることから、南側に変更いたしました。
4点目として、交通広場の配置変更に伴い、優秀提案では、核となる公園につきまして、留保地の中央部、商業施設用地に挟まれた三日月形の区画で提案されておりましたが、これを商業施設等用地の北側に変更しました。
5点目として、優秀提案では、留保地全体を第二種住居地域とする提案となっておりましたが、今後、国や東京都等と協議しながら、建物等の用途に合わせた用途地域への見直しを検討していくこととしております。
その上で、留保地西側に位置する多様な活力創出ゾーンですが、核として、商業施設等の用地を確保するほか、北側に核となる公園の用地と、民間の広場の用地を確保し、多様な人々の交流等の促進を図るものでございます。また、当該エリアに訪れる人の利便性の向上等を図るための、交通広場用地を確保いたします。
続いて、留保地北東部に位置する住まい・暮らしゾーンですが、医療・福祉施設用地を確保するとともに、低層住宅用地を確保し、周辺住宅地との調和と安心や利便性の向上に寄与してまいります。また、当該ゾーン中央部には、市立学校の老朽化対策等の課題を解決するための用地を確保するとともに、各ゾーンに緑を配置するため、公園用地を確保いたします。
最後に、留保地南側に位置するスポーツ・健康・文化ゾーンですが、核として、市美術館駐車場用地を含む市立総合体育館用地を確保するとともに、国立美術館施設用地を、また、公園用地を確保いたします。
なお、現在示している各ゾーン等の面積につきましては、現地の測量等により増減する場合があることを想定しております。
また、中央部の米軍府中通信施設の周辺の一部区域と、行きどまりになる道路につきましては、国との協議を踏まえ、当該通信施設が返還された場合に利用を図る区域として位置づけるために示しております。
次に、整備に向けた考え方につきましては、保留地全体の整備に当たり、踏まえるべき考え方を示しております。
まず、都市基盤に関する方針の道路・交通ネットワークに関する方針ですが、道路等につきましては、幹線道路として留保地内に南北道路を整備すること、また、主要な区画道路として学校施設老朽化対策用地を囲む道路を整備することを、さらには、留保地内と周辺住宅地等との動線における周辺環境への配慮などについて示しております。
また、交通ネットワークにつきましては、幹線道路沿いに交通広場を設置し、公共交通の誘致、充実に取り組むとともに、留保地へのアクセスについて公共交通機関の利用を促進し、周辺道路の渋滞防止に努めることを示しております。
続いて、公園・緑地等に関する方針ですが、留保地及び周辺の大規模公園との緑の連続性の確保及び良好なまち並みの形成のため、各ゾーンに公園を設置するとともに、留保地内に新たに設置する道路や道路に面する部分に、植樹帯又は環境緑地を配置すること等について記載するほか、当該方針のイメージ図をお示ししております。
続いて、建築物及び工作物等に関する方針につきましては、本利用計画に基づく土地利用が図られるよう、建築物等の用途の制限を定めることとするほか、緑やオープンスペース等を活用した環境づくり、周辺建築物との調和を図るための建築物等の高さ、統一されたまちづくりに向けた壁面の位置の連続性や隣地の建物との間隔などに配慮することといたします。
また、スマートエネルギー都市の推進に向けたモデルとなるよう、環境負荷の軽減についても配慮することとしております。
次に、整備の進め方ですが、留保地の整備の進め方につきまして、各段階における考えを記載しております。
土地利用の準備に係る方針では、土地利用計画に基づく土地利用を実現するため、国による処分の前に、地域地区や地区計画の活用など、都市計画手続を行うこととするほか、米軍府中通信施設の返還を強く要望するとともに、当該区域について、返還を見据えた一体的な土地利用の検討を行うこととします。また、留保地は広大であるため、公民が連携して土地利用に取り組めるよう、国の土地処分に当たり、事業主体に対する民間利用予定地の一括処分及び所有権移転を求めるとともに、処分に当たっては、地区計画活用型一般競争入札や企画提案書の内容が一定の水準に達すると認められる参加者を選定した上で、一般競争入札を行う二段階一般競争入札の導入を求め、本利用計画に基づく土地利用・まちづくりの実現を目指していくこととしております。
なお、二段階一般競争入札による処分の場合において、市が民間事業者へ求める条件のイメージ(案)を記載しております。
続いて、土地の整備に関する方針ですが、整備体制といたしまして、広大な留保地を本利用計画に基づき適切に整備するため、市を含む土地所有者等の関係主体を包含する協議体を組織するなど、各主体が協力して整備を進められる体制を整備することとします。その上で、整備手法として、留保地の、早期かつ効率的な整備を実現するため、各事業主体が一体となった整備手法を検討していくことを、また、特に、幹線道路西側のエリアについては、各施設の整備主体が連携し、早期かつ全体コストを抑えながら整備するとともに、新たな魅力の創出や災害時における避難場所としての活用などの有効活用を図ることを記載しているほか、公共施設の整備に当たり、民間の資金や経営・技術的ノウハウを活用できる手法の検討などを行い、整備費用や維持管理運営費用の削減などに努めることとしております。
また、その他といたしまして、国の土壌汚染調査を踏まえた適切な工事の実施などについて記載しております。
続いて、整備後の土地利用に関する方針ですが、整備後の土地利用におきましては、留保地全体の価値を高め、持続可能なまちづくりが実現するよう、エリアマネジメントを推進することとし、市、市民、関係団体、民間事業者などの多様な主体が一体となり、周辺地域と協力しながら、まちづくりを推進、維持する体制を構築することとしております。
また、内容では、良好な環境の維持と地域の魅力を向上させる取り組みを進めること、防災及び減災の観点における各主体の連携等及び公共施設マネジメント及びインフラマネジメントの取り組みに基づく、将来を見据えた適切な公共施設等の管理を行うこととしております。
次に、今後の進め方ですが、留保地の土地利用に向けた進め方をお示しするものでございます。当初からの予定どおり、今年度、利用計画を策定し、国へ提出した後は、市におきまして、都市計画手続に着手していくこととなります。
その後は、国からの照会を受け、市が国に対して留保地の取得要望を行い、当該要望を踏まえ、国において市に処分をする区画の画定を行います。区画が画定したら、市が利用しない部分の土地について、民間事業者に処分されることとなります。市におきましては、その後、処分された土地を入札により取得した民間事業者との協議体を組織し、整備手法等の検討を行うとともに、土地の取得時期や施設の整備時期等を決定していくことを想定してございます。
なお、広大な留保地の利用に当たっては、長期間の取り組みが想定されることから、その時々の社会情勢の変化等にも適切に対応しながら、詳細について、引き続き国等との協議を重ね、着実な推進を目指してまいります。
以上が、計画案の内容の説明でございます。
なお、計画案につきましては、12月12日から1カ月間、パブリック・コメント手続を実施するとともに、12月20日、金曜日の午後7時から生涯学習センターにおいて、また、22日日曜日の午前10時からは市民活動センタープラッツにおいて市民への説明会を開催してまいりたいと考えております。
その後、市民からお寄せいただきました御意見等を踏まえ、府中基地跡地留保地利用計画を策定し、国へ提出してまいりたいと考えております。
以上が、利用計画策定に向けた取り組み状況についてでございます。
次に、その他の小金井街道における歩行者空間の課題への対応状況についてですが、本年第3回
市議会定例会において、当該道路に係る道路認定の議決を受け、本年10月21日に国と国有財産無償貸付契約を締結し、近隣にお住いの方にもお知らせの上で、今年度中の供用開始を目指して、現在工事を進めております。
本件につきましては、市民の安全・安心の確保に向けて、着実に取り組みを進められるよう、引き続き国と協議を進めるとともに、その状況につきまして、随時
当該委員会に報告をしてまいります。
次に、その他についてですが、防衛省から、航空自衛隊府中基地における令和2年度以降の動きについて説明があり、防衛省では、令和4年度末からのSSA(宇宙状況把握)運用開始のため、令和2年度に新たに宇宙作戦隊(仮称)を編成するため、令和2年度概算要求で、既存施設の改修に必要な経費として約8,000万円を計上しているとのことでございます。
また、立川分屯基地に所在する航空中央音楽隊につきまして、組織の最適化及び組織力のさらなる向上のため、航空自衛隊府中基地への移転に向けた整備を進めるとのことでございまして、令和2年度概算要求において、航空中央音楽隊の庁舎の整備に必要な経費として、約28億円を計上されているとのことです。これらの動きにつきましては、引き続き事業の進捗に応じて情報提供を求めてまいりたいと考えております。
以上が、府中基地跡地留保地の状況でございます。
続きまして、法務省関連施設にかかわる動きについてですが、法務省から、関東医療少年院につきまして、現在、南側都道(東八道路)に面した外塀の安全対策の工事を12月上旬までの工期で実施しているとのことです。また、東側の法務省が所管する宿舎について、閉鎖管理を行うための入札等の手続を今月中旬から下旬にかけて進めていくとの情報提供がございました。このほか、法務省矯正研修所及びアジア極東犯罪防止研修所につきましては、前回の報告以降は、特段の動きはございません。これら法務省関連施設につきましては、引き続き国の動きを注視してまいりたいと考えております。
以上のような説明を受け、質疑を行った後、要望・意見があり、本報告を了承いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ中間報告とし、議会閉会中における継続審査の議決を求めるものであります。
110
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本件は報告を了承するとともに、議会閉会中における継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
111
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、基地等跡地対策
特別委員会の中間報告を了承し、本件は議会閉会中における継続審査とすることに決定いたしました。
────────────── ◇ ──────────────
112
◯議長(横田 実
議員) 次に、基地等跡地対策
特別委員会の
審査報告を求めます。
委員長。
113 ◯基地等跡地対策特別
委員長(前川浩子
議員) 本年第4回
市議会定例会において、当
委員会に付託された陳情1件については、去る12月11日、
委員会を開催し、
慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので報告いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.陳情第24号 府中基地跡地留保地利用計画案の策定前に近隣住民への意見聴取を行うこと
を求める陳情
114
◯議長(横田 実
議員) 日程第19陳情第24号府中基地跡地留保地利用計画案の策定前に近隣住民への意見聴取を行うことを求める陳情を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
115 ◯基地等跡地対策特別
委員長(前川浩子
議員) 陳情第24号府中基地跡地留保地利用計画案の策定前に近隣住民への意見聴取を行うことを求める陳情については、審査に先立ち、
委員会を一旦休憩し、
陳情者の
補足説明を受けた後、
委員会を再開し、審査を行いました。
審査に入り、質疑に対して、今後、自治会等の会議などに参加して、計画案の説明会などが予定されているかについては、全市的に広報で周知し、誰でも参加可能な利用計画の説明会を今月の20日と22日に予定しているが、ほかに特段個別の説明会等は検討していない。との答弁がありました。質疑の後、本陳情に対する意見を求めたところ、陳情文1)の高い建物を建てないでほしいという要望に対しては、低層住宅に変えたということで市としては対応していることがわかった。ほかにも、意見聴取は表立った形式では一切ないとあるが、つくし自治会のところには定期的に市の方から話があると確認ができた。また、全市的にだが、20日、22日にも説明会が予定されており、市として対応していると思っている。陳情事項2についても、これから先のビジョンを考えると、広域的にいろいろ考えていかなければならないので、市としては対応していると考えるため、本陳情については、不採択を主張する。陳情事項2について、大規模な府中基地跡地の計画であるので、個別具体的な周辺自治会の意見も重要だと思うが、やはり全市的にやることが重要であると考えるので、本陳情については、不採択を主張する。今までのワークショップ等の開催場所も全市的に、プラッツ、生涯学習センターなどを利用され、恐らくオープンな場でお受けし、地域の方の御意見を広く、また全市的な御意見をいただく場を設けているということも踏まえて、しっかりと対応、対処ができているのではないかと考えるので、本陳情については、不採択を主張する。質疑の中で、近隣住民の方の深い理解をというような発言もし、また、この内容全てのこのことが、陳情の中身が市の方にかなうかどうわからないが、しかし誠意ある対応をぜひしてほしいという意味から、本陳情については、採択を主張する。陳情文1)と2)については、市の方としても対応していると思う。3)については、商業地域については先々不安もあり、今後、市と対応していかなければいけないと思うが、近隣の方たちと協議して解決できる話でもなく、また特定のところと協議して、それが結果に反映させるというところまで決めてしまうのは行き過ぎかなと思う。さまざまな工夫を今後していきたいという市の答弁もあり、そういった中で意見を聞く機会や、これまで以上に情報を提供するなどの工夫はぜひしていただきたいと思うが、協議結果を反映させることまでは拘束できないと思うので、本陳情については、不採択を主張する。これまでも、周辺地域の住民の声は、周辺ではない市民に比べて、まちづくり後もずっとかかわりがあるので、より丁寧に意見を聞く場を設けてほしいということは申し上げてきた。よって、ぜひともやっていっていただきたいし、
陳情者の気持ちは大変よくわかる。一方、近隣住民の声を、いわば受ける形で、マンションの計画、プランは低層住宅になっており、あるいは多磨駅のヨーカドーの開発についても若干の事実誤認がある。その上で、周辺の方々の意見を聞きながら開発を進めることは、マンションの開発などにおいてもしばしば行われており、そういうときに、市議会では継続という判断をする場合もある。本陳情については、継続審査を主張する。など、採択との意見、不採択との意見のほか、継続審査に付されたいとの意見があったため、まず継続審査について諮ったところ、賛成少数により否決となりました。
次に、継続審査を求めた委員に、改めて本陳情に対する意見を求めたところ、これまで
特別委員会の中で主張してきたような周辺住民の方の声を丁寧に聞くということをぜひともお願いしたいということを改めて表明させていただくという意味で、本陳情については、採択を主張する。との意見があり、挙手による採決の結果、本陳情については、賛成少数により、不採択にすべきものと決定いたしました。
116
◯議長(横田 実
議員) これより陳情第24号を採決いたします。
本陳情に対する
委員長の報告は不採択であります。
本陳情は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
117
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、陳情第24号は不採択と決定いたしました。
以上で基地等跡地対策
特別委員会の報告を終わります。
───────────────────────────────
118
◯議長(横田 実
議員) ここで午後1時まで休憩いたします。
午前11時59分 休憩
────────────── ◇ ──────────────
午後0時58分 開議
119
◯議長(横田 実
議員) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.市庁舎建設について
120
◯議長(横田 実
議員) 日程第20市庁舎建設について。本件については、市庁舎建設
特別委員会の申し出により、その中間報告を求めます。市庁舎建設特別
委員長。
〔市庁舎建設特別
委員長西村 陸
議員登壇〕
121 ◯市庁舎建設特別
委員長(西村 陸
議員) 本
特別委員会は、去る12月12日、
委員会を開催し、市庁舎建設について審査を行いましたので、その概要を申し述べ、中間報告といたします。
本
委員会は、
令和元年9月12日以降の状況について報告を受けました。
初めに、埋蔵文化財発掘調査におけるこれまでの主な成果についてですが、発見された遺構の概要を時代ごとにまとめ、まず、平安時代から鎌倉時代の遺構といたしましては、国衙区画の西側に当たる場所において、官衙の区画溝に匹敵する大溝が二つ発見されており、中世の国衙や六所宮との関係が注目される遺構となっております。
次に、室町時代の遺構といたしましては、地下式坑が敷地中央から大國魂神社側へ分布していることが判明し、こちらも中世の六所宮との関係が注目されることとなっております。
次に、江戸時代初期の遺構といたしましては、府中宿において鋳物工房の存在が明らかとなり、多摩地域でも数少ない鋳物師の活動が証明される貴重な発見となっております。
最後に、江戸時代後期から近代の遺構といたしましては、府中宿の裏手に当たる場所において、旅籠屋の什器の廃棄場所として土地利用されていたことが判明しております。
以上が時代ごとの調査成果の概要となり、次に、中でも貴重な遺構につきまして区域ごとに詳しく説明され、まず、主に敷地北側中央部では、江戸時代以降の廃棄土坑が数多く発見され、大量の陶磁器が出土しております。そろいの食器や酒器などが多いことから、旅籠屋の什器であると考えられ、江戸時代の府中宿から近代にかけての人々の暮らしがわかる資料と言えます。
また、出土した磁器の中には漢字の「丸」という文字を記したものが複数出土しており、これは、屋号を店の什器に刻んだものだと考えられます。
このほか、北側中央部では、室町時代の地下式坑が分布していたことが判明しております。地下式坑とは、地面に円形の竪坑を掘り、地下に横穴の部屋をつくる構造の貯蔵用施設と言われております。このたびの調査では、地下式坑を9基発見しており、その中の1基からは、15世紀前半の常滑焼大甕などが出土しております。このように地下式坑から遺物が出土することは大変珍しいことから、貴重な資料となっております。
次に、主に敷地南東部では、大溝が二つ発見されております。初めに、平安時代から鎌倉時代の大溝といたしまして、敷地南側において東西方向に延びる大溝を発見しております。ここでは、土師質土器や中国から輸入された青磁破片が出土しており、その年代観から大溝が鎌倉時代まで使われていた溝であることが推測されます。このような規模の溝は、官衙の区画溝に匹敵する規模であり、国衙の西側では初めての発見であることに加えて、鎌倉時代の遺構は市内でも珍しいため、古代から中世への移行期に何らかの区画施設が存在したことを示す新たな発見と言えます。
一方の奈良時代と平安時代の大溝といたしましては、敷地南東側において南北方向に延びる大溝を発見しております。こちらの大溝は、出土した遺物の観察から、平安時代まで使用されたことが推測され、国衙よりも西側に位置していることから、国衙の範囲外にも大溝で区画された施設が存在した可能性が出てまいりました。
最後に、敷地北西部では、江戸時代初期の鋳物工房跡が発見されております。鉄の鋳造に使用する甑炉の跡を8基発見したほか、甑炉の炉壁の破片や鋳型の一部と見られる破片が出土していることから、鍋や釜の生産が行われていたと考えられるものでございます。
鋳物を生産する人のことを鋳物師と呼びますが、多摩地域で鋳物師が使用する鋳物工房が発掘調査された事例は、羽村市、八王子市、国立市だけとなっており、このたびの発見は数少ない発掘事例の一つとして貴重な成果となっております。この鋳物工房が操業した時代は、炉跡の上層に富士山の宝永噴火の火山灰が含まれていることや、17世紀中ごろの陶器が出土していることから、江戸時代初期にさかのぼるものと考えられ、このころの府中宿に関する文献資料が乏しい状況からすると、このたびの発見は大変貴重なものとなっております。
以上が、埋蔵文化財発掘調査におけるこれまでの主な成果についてでございます。
次に、その他ですが、年末と年度末に予定しております府中駅北第2庁舎への先行移転の状況についてですが、初めに、先行移転に向けた事務手続に関することでございますが、ここで、什器等の運搬業者並びに新規オフィス家具納品業者を決定したところでございまして、それぞれの業者と契約を締結し、現在、運搬や納品に関する具体的な調整に入ったところでございます。引き続き先行移転を円滑に進められるよう、担当部署が中心となりまして、全体の調整に努めてまいります。
次に、組織改正の対応についてですが、前回の当該
特別委員会では、先行移転後の本庁舎及び第2庁舎のフロア構成を現行の組織による内容で御報告いたしましたが、現在想定しております来年度の組織改正では、生活環境部と都市整備部の組織に変更がございますので、本
定例会における当該条例の改正を受けまして、先行移転後の本庁舎及び第2庁舎のフロア構成を見直すこととしております。このことから、見直し後のフロア構成につきましては、改めて別の機会を捉えまして、市議会へ御報告したいとのことであります。
最後に、第2庁舎の来庁者用駐車場の運用についてですが、第2庁舎における来庁者用駐車場につきましては、来年の4月1日から、隣接したコインパーキングと府中駅地下市営駐車場を活用いたしまして、一定の時間を無料にする運用としております。無料時間の設定につきましては、現在の北庁舎における駐車場利用者の滞留時間や、活用を予定している駐車場の利用形態を考慮いたしまして、コインパーキングにつきましては最初の40分を無料に、府中駅地下市営駐車場につきましては最初の60分を無料といたします。
本来の目的ではない利用者が長時間無料で駐車することを防ぐため、無料時間を超過した料金につきましては利用者が負担することを基本といたしますが、市が主催する会議への出席などの理由から超過料金が発生する場合には、適宜無料時間を延長することによりまして、利用者の負担がない運用といたします。
以上のような説明を受け、質疑を行った後、要望・意見があり、本報告を了承いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ中間報告とし、議会閉会中における継続審査の議決を求めるものであります。
122
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本件は報告を了承するとともに、議会閉会中における継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
123
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、市庁舎建設
特別委員会の中間報告を了承し、本件は議会閉会中における継続審査とすることに決定いたしました。
以上で市庁舎建設
特別委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
1.学校施設老朽化対策について
124
◯議長(横田 実
議員) 日程第21学校施設老朽化対策について。本件については、学校施設老朽化対策
特別委員会の申し出により、その中間報告を求めます。学校施設老朽化対策特別
委員長。
〔学校施設老朽化対策特別
委員長松村祐樹
議員登壇〕
125 ◯学校施設老朽化対策特別
委員長(松村祐樹
議員) 本
特別委員会は、去る12月13日、
委員会を開催し、学校施設老朽化対策について審査を行いましたので、その概要を申し述べ、中間報告といたします。
本
委員会は、
令和元年9月13日以降の状況について報告を受けました。
初めに、学校施設改築・長寿命化改修計画(仮称)についてですが、平成30年第4回
市議会定例会における本
特別委員会で、府中市学校施設老朽化対策推進協議会から答申として提出された計画素案を御報告しておりますが、その後、市議会や学校関係者からの御意見、早期改築着手校の設計業務との整合性を図りながら、府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)を作成いたしました。
それでは、府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)の作成についての趣旨ですが、教育
委員会から府中市学校施設老朽化対策推進協議会に対して、府中市学校施設改築・長寿命化改修計画素案の作成について諮問し、平成30年9月に計画素案の答申を受けました。それ以降、学校施設の老朽化対策について、さまざまな方々の御意見を伺うとともに、並行して実施する早期改築着手校改築事業との整合性を図ってまいりましたが、このたび、計画素案をもとに、令和2年度から令和32年度までの31年間を計画期間とする府中市学校施設改築・長寿命化改修計画(案)を作成するものになります。
次に、本計画の概要と計画素案からの主な変更点については、まず、本計画の構成は、計画素案から1章ふやした全7章で構成しており、計画素案からの変更点といたしましては、計画素案では、第4章の本市の老朽化対策の進め方として9項目で構成していたものを、本計画では検討の考え方と老朽化対策の進め方を第4章、第5章に分けました。
次に、第1章「本計画策定の背景と目的」では、「背景」として、本市の学校施設は建築後40年以上が経過し、一斉に老朽化を迎えることから、計画的に老朽化対策を実施する必要があることや、文部科学省が地方公共団体の所管する文教施設に対して、令和2年度までに個別施設計画の策定を求めていることなどを記載しています。
次に、目的ですが、学校施設の老朽化対策を着実かつ計画的に実施するため、本計画では老朽化対策に関する中長期的なスケジュールや費用、老朽化対策を進める上での基本的な考え方などを定めることとしており、計画期間は令和2年度から令和32年度までの31年間としています。計画素案からの変更点では、計画期間と更新サイクルについて、計画素案では8年ごとに見直しとしておりましたが、計画案では、「最初の見直し時期を、早期改築着手校(八小・一中)の整備状況を反映するため令和6年度とし、それ以降は、学習指導要領や府中市教育プランなどの関連計画や、改築事業を実施した学校の状況を見ながら、必要に応じて見直しを行う」ことに変更しております。
次に、第2章の本計画の位置付けでは、本計画に関連するほかの計画について、体系図を用いて示しています。
続いて学校施設に関連する計画として、各計画との関連性を整理しています。
次に、第3章の学校施設の現状と課題では、初めに、学校施設の役割とこれまでの整備の概要を示すとともに、学校施設の保有状況として各学校施設の基礎情報を整理しています。
続いて、学校施設に関連する項目に対する現状と課題を整理しており、学校施設の老朽化における現状と課題について、児童・生徒の教育環境における現状と課題について、新たな教育ニーズへの取組と課題について、地域拠点としての学校施設の現状と課題についての四つの項目を記載しています。
第3章における主な変更点でございますが、諸室の設備としまして、小学校は今年度に全ての体育館へ空調を設置しておりますので、「なお、体育館については、
令和元年度に全小学校で設置を行っています」と追記しております。
また、課題につきまして、中学校の体育館及び武道場の空調設置については現在検討を行っている段階ですので、「また、空気調和設備の整備については、近年の夏場の温度上昇により、体育や部活動などの学校運営に支障をきたしていることから、現在、未設置となっている中学校の体育館及び武道場への設置について検討する必要があります」と追記しております。
次に、第4章の本市の老朽化対策の検討に当たってでは、学校施設における鉄筋コンクリート造の耐用年数や老朽化対策の手法について一般的な考え方を整理した上で、本市の老朽化対策の考え方を示しています。
次に、第5章の本市の老朽化対策の進め方では、初めに、本市の老朽化対策を実施する上で重要となる四つの項目について、それぞれの項目に対する老朽化対策の基本的なあり方を示しています。
老朽化対策の基本的なあり方について主な変更点でございますが、学校によって将来、学校規模が大規模化または小規模化する学校が見られるため、学校規模の適正化を図ることが必要となることから、「将来の児童・生徒数の増減への対応について」を追記しております。
続いて、四つの基本的なあり方について、それぞれの具体的な老朽化対策の進め方を示しており、まず、学校施設の老朽化状況を踏まえた老朽化対策についてでは、老朽化対策の調査結果を踏まえ、学校施設の整備順序として、早期改築着手校の2校、「第1グループ」の10校、「第2グループ」の21校を定めています。
計画素案からの変更点といたしまして、「第1グループ」につきまして、前回の
特別委員会で報告がありました次期実施校を第三小学校と第六小学校に選定する旨を追記するとともに、図にも「次期実施校」として三小と六小を追記しております。
また、その他の1グループの学校については、今後、児童・生徒数の将来推計から大きく教育環境の変化が見込まれる学校もあることから、「今後の市立小・中学校の適正規模・適正配置の考え方を整理した上で、老朽化対策の結果や児童・生徒数の将来推計などを踏まえ、総合的に判断した老朽化対策の優先度を示す」と追記し、今後の選定の考え方を整理しています。
続いて、教育環境の充実を図ることについてでは、できる限り公平な教育環境を確保できるよう、各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針を定めることや、地域の伝統や文化活動に根ざした学校独自の取り組みは学校ごとの基本計画や基本設計で検討していくこととしています。
続いて、地域と連携し、地域の拠点となる学校についてでは、一次避難所としての学校施設の整備方針を定めることや、学校施設の地域開放の拡充の範囲は、災害時の利用も想定し、新たに多目的ルーム・家庭科室・会議室・和室を開放すること、学校施設に複合化する施設は、学童クラブと放課後子ども教室を基本として、その他の公共施設についても、状況に応じて検討することとしています。
続いて、将来の児童・生徒数の増減への対応についてでは、当面の改築事業においての考え方や統廃合などを含めた学校規模や配置の適正化、府中基地跡地留保地の活用について記載しています。
将来の児童・生徒数の増減への対応についての主な変更点でございますが、当面の改築事業においての考え方について、計画素案では適正規模・適正配置への取り組みの短期的な取り組みなどとしてきた部分につきまして、改築時期が早い学校については、できる限り近隣の学校の規模や児童・生徒数の状況を注視しつつ、現在の児童・生徒数に配慮した改築を行い、また、改築事業を実施した学校において、将来的に、児童・生徒数の縮小が見込まれる場合には、基本計画や基本設計段階において、建物の一部解体や減築などが行いやすい建築計画を検討するほか、必要に応じて、一部地域における学区再編について検討を行うことに文言を修正しております。
続いて、統廃合などを含めた学校規模や配置の適正化につきましては、計画素案では適正規模・適正配置への取組で長期的な取り組みとしていた部分を統廃合などを含めた学校規模や配置の適正化として、次期実施校を除く、その他の1グループ及び2グループの学校については、今後、児童・生徒数の将来推計から大きく教育環境の変化が見込まれる学校もあることから、今後の改築校の選定に向けて、本市の適正規模・適正配置の基準となる考え方を整理すること、また、その基準に基づき、近隣で先行して改築を行った学校や、その後に改築が行われる学校と学校間で規模の調整を図るなど、複数の学校をグループとして捉えながら、学校の統廃合や学区再編などを含めた、学校規模や配置の適正化に向けた検討を行うことの文言を追記・修正しております。
続いて、府中基地跡地留保地の活用についてですが、前回の
特別委員会で報告された府中基地跡地留保地については、市内の中心部に位置しており、十分な規模の整形地であることから、今後の学校施設の老朽化対策を進める上で、児童・生徒数の減少に伴う市立小・中学校の適正規模・適正配置に対応する、学校用地として、また、改築事業時の仮設校舎費用の抑制など、さまざまな課題に対応する学校用地と位置づけ、今後、具体的な活用方法や整備内容などについて検討を行うことを追記しております。
続いて学校施設の整備スケジュールでは、2年ごとに2校のペースで学校施設の整備を進めていく場合の整備スケジュールを示しております。
続いて学校施設の整備費用では、今後の改築に係る費用の見通しと今後の対応についてを記載しています。
計画素案からの主な変更点ですが、学校施設の整備費用の今後の改築に係る費用の見通しですが、計画素案から計画案を作成するに当たりまして、早期改築着手校の設計業務の状況や近年の他市の改築実績などを踏まえ、将来の改築費用について再精査をしております。このことにより、将来の改築費用として、計画素案時では総額1,180億円としておりましたが、計画案では総額1,370億円となり、190億円の増額となっております。
将来の改築費用につきましては、校舎、体育館、プール、仮設校舎の4区分で試算しており、それぞれの内訳でございますが、初めに校舎につきましては、中学校の改築単価を他市の改築単価などを参考とする中で、実勢価格に近い十小単価に物価変動分の変動率を乗じた単価を採用することとし、
924億円から988億円に増額しております。続いて、体育館では、近隣市の実績単価を採用したことで、72億円から115億円へと増額しております。続いて、プールでは、新たに物価変動分の変動率を乗じたことにより、63億円から69億円へと増額しております。最後に、仮設校舎では、実績単価を採用したことで、121億円から198億円へと増額しております。このことに伴い、改築費用の年平均額につきましても、36.9億円から42.8億円へ増額となっております。
今後の改築費用が多額となるため、計画素案では、整備費用の縮減や補助金の確保に努めるとしておりましたが、今後の対応についてとして、学校施設の整備は、多額の費用がかかることから、良好な教育環境を確保しつつ、改築費や改築後の維持管理費の縮減に努める必要があり、そのため、第6章で示す「各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針」に基づき、できる限り公平な教育環境を確保した上で、改築費や維持管理費の縮減に努めるとともに、補助金などの財源の確保にも努めていくことが重要とし、また、学校施設の老朽化対策を長期にわたって実施することから、将来においては、今後見込まれる人口減少やほかの公共施設の老朽化対策の状況を踏まえた施策を検討し、学校施設の改築費全体の縮減に努めるとともに、ほかの公共施設の老朽化対策費の縮減に寄与していくことと文言を追記・修正しております。
次に、第6章の各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針では、公立学校として、できる限り公平な教育環境を確保するとともに、地域から求められるさまざまな役割や機能を果たすことができるよう具体的な整備方針を記載しております。
まず、本市が目指すべき学校施設では、各学校の改築事業を進める上での五つの目指すべき学校施設像を示しています。
続いて学校施設の全体整備方針では、目指すべき学校施設を踏まえ、20項目の全体整備方針を記載しています。
続いて学校施設における建物の整備方針及び配置方針では、学校施設全体の整備や配置にかかわる基本的な方針を定めています。
続いて学校施設における各諸室の整備方針では、諸室ごとの具体的な整備方針を定めています。
第6章における主な変更点は4点あり、1点目が、改築事業の特徴となる諸室として、普通教室、メディアセンター、校務センター、校長室(学校経営ルーム)の4室を位置づけ、新たな使い方や整備内容がわかりやすく伝わるよう、各諸室の整備方針をイラストで表示しております。
2点目として、校庭ですが、「体育や部活動などの学校活動や地域開放時に児童・生徒や校庭利用者が利用できるよう、更衣スペースやトイレ、倉庫などを設ける」ことを追記しています。
3点目として、体育館ですが、空調設備の設置について、計画素案では必要に応じて検討することとしておりましたが、本計画では、夏季の高温対策として、通風、換気に配慮したつくりとし、必要に応じて空調設備を設置することに修正しております。
4点目として、プールですが、計画素案では原則として地上に設置することとしておりましたが、八小の改築事業や昨今の自然災害等の状況を踏まえ、原則として、地上に設置するが、校地の状況や断水時のプール水の活用などにも考慮し、必要に応じて、屋上化を検討することに修正しております。
次に、第7章の継続的運用方針では、本計画の進行管理はPDCAサイクルにより行うことや、本計画の推進体制及び各学校における老朽化対策の進め方を示しています。
第7章における主な変更点でございますが、老朽化対策を進める上での推進体制図に「市議会」を追記するとともに、早期改築着手校の状況から、地域住民に加え、PTA・保護者・学校関係団体を追記しております。
以上が、本計画の概要及び計画素案からの主な変更点でございます。
次に、今後の予定ですが、本計画について、
令和元年12月下旬から令和2年1月下旬までの期間でパブリック・コメント手続を実施し、市民からの意見などを反映させた計画として、今年度中に策定を行ってまいります。
以上が、学校施設改築・長寿命化改修計画(案)の作成についての説明となります。
次に、早期改築着手校についての府中第八小学校及び府中第一中学校の改築事業に伴う基本計画についてですが、前回の
特別委員会において基本計画の概要を中間報告し、その後、本年10月に開催した府中市教育
委員会において、それぞれの学校の基本計画を策定いたしました。
まず、府中市立府中第八小学校改築に伴う基本計画の各項目の内容についてですが、基本計画の背景と目的の背景では、本市の学校施設は一斉に老朽化しており、老朽化対策が重要かつ喫緊の課題となる中、学校施設改築・長寿命化改修計画の策定と並行して早期改築着手校を選定し、第八小学校の改築事業に着手していることを記載しています。
目的では、基本計画の策定の目的として、設計者が設計業務を行うに当たり、計画素案に記載された市全体の整備方針や府中第八小学校改築に伴う基本構想に加え、学校関係者と地域住民も交えた府中第八小学校新しい学校づくり検討会などにより、これまでの教育活動や地域の伝統、文化活動に根ざした学校独自の取り組みの状況を整理し、府中第八小学校改築事業の設計業務を進めていく上での基本的な考え方を示すことを記載しています。
改築校の概要では、地域・地区要件などとして、敷地面積や用途地域などを記載しています。また、学区域では、学区内の町丁名を記載しています。
児童数の推移では、第八小学校の児童数は平成26年度をピークに減少傾向にあり、
令和元年度以降は、平成30年度の児童数を上回らないと予測しています。
学区周辺における浸水想定の多摩川の氾濫による浸水想定では、学区の大部分が浸水し、校地も0.5メートルから3メートル程度浸水することが想定されています。
続いて、内水氾濫による浸水想定では、校地南側が0.2メートルから0.5メートル程度浸水することが想定されています。
改築校の現況では校地内の配置図を示しており、現在の校舎は校地北側にまとまって配置し、体育館は校地西側、プールは校地東側に配置しています。建築年数については、最も古い校舎や体育館、プールで建築年数が50年以上を経過しており、老朽化が進んでいます。また、校地内には府中第八学童クラブが併設されています。
基本計画の整備方針では、学校関係者・検討会などの意見や設計者の考え方をもとに、計画素案の具体化や府中第八小学校が行ってきた教育活動や地域とのかかわりなどの独自性について、新たに追記すべき項目を整理しています。
基本方針では、温かみと落ち着きのある空間づくりや環境面に配慮し、木材を使用した校舎とすること、運動会や音楽会、鼓笛隊の活動などを見学したり観戦したりしやすい施設を検討することなどを記載しています。
各室・スペースの整備方針では、教室・教室まわりやメディアセンターなどに関する項目を記載しており、「移動空間」では児童の清掃負担を考慮し、校舎内は上足を利用すること、プールではプールサイドに庇を設けるなどの暑さ対策と視線対策を図ること、校庭では日差しや雨を避けて、休憩したり荷物を置いたり観覧したりできる場所を用意することなどを記載してします。
防犯対策の整備方針では、児童や教職員、施設利用者が夜間でも安全に安心して通行や利用ができるよう、照明を設けることなどを記載しています。
地域連携・開放施設の整備方針ではPTAなどについて記載しており、開放機能を高める施設では、スポーツ団体の方々が使用できるトイレや荷物置場などの整備を検討することを記載しています。
避難拠点としての整備方針の避難拠点の強化では、水害時に児童や教職員、学校利用者の安全を確保できる計画とすることなどを記載しています。
地域のシンボルとしての整備方針では、学校の活動の様子や歴史を伝える展示・掲示コーナーを設けることなどを記載しています。
改築校の特徴を活かした整備方針の校庭の芝生化では校庭は土の舗装による運動スペースと芝生スペースを組み合わせてつくること、鼓笛の見える場所では2階のテラスなどから安全に鼓笛の活動が見やすいよう工夫すること、半屋外の活動スペースでは多目的に利用できる半屋外スペースを設けることなどを記載しています。
なお、改築事業の概要については、前回の
特別委員会での報告以降、変更はございません。
以上が、府中市立府中第八小学校改築に伴う基本計画となります。
次に、府中市立府中第一中学校改築に伴う基本計画ですが、構成は、府中第八小学校の基本計画と同様になりますので、第八小学校と異なる部分を中心に説明がありました。
改築校の概要の生徒数の推移では、第一中学校の生徒数は今後も増加する傾向にあり、令和10年度には、現在の1.25倍程度増加すると予測しています。
部活動の状況では、
令和元年度の部活動の配置状況を示しています。
学区周辺における浸水想定では、多摩川の氾濫による浸水想定及び内水氾濫による浸水想定のいずれも校地内に浸水しない想定となっています。
改築校の現況では、現在の校舎・体育館・武道場は校地北側にまとまって配置し、プールは武道場棟の屋上に配置しています。
建築年数については、最も古い校舎で50年以上、体育館で40年以上が経過し老朽化が進んでいますが、武道場は建築年数が30年未満で、比較的建築年数が浅い状況となっています。
基本計画の整備方針では、府中第一中学校の独自の項目について説明がありました。各室・スペースの整備方針の武道場・プールでは、武道場は特別支援の生徒の利用や地域開放に配慮しバリアフリー化を図ることとし、校庭では現在と同等の広さを確保することとしています。
改築校の特徴を活かした整備方針の天体観測では、特色ある天体観測ドームのデザインや天体観測活動が行える環境について継承することとしています。
木製の門では、木製の門は、学校のシンボルとして継承することとしています。
合唱祭では、合唱祭が府中第一中学校の特色であることから、音楽室や多目的ルームは、練習場所としても使いやすいようにすること、体育館は、集会や合唱祭の場として音環境に配慮した計画とすることとしています。
屋外広場の整備では、新体育館と武道場の間の広場は、運動スペースや災害時の荷捌きスペースなど、具体的な利用方法を検討の上、仕様・仕上げを計画していくこととしています。
改築事業の概要については、前回の
特別委員会での報告以降、変更はございません。
以上が、府中市立府中第一中学校改築に伴う基本計画となります。
以上のような説明を受け、質疑を行った後、要望・意見があり、本報告を了承いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ中間報告とし、議会閉会中における継続審査の議決を求めるものであります。
126
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本件は報告を了承するとともに、議会閉会中における継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
127
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、学校施設老朽化対策
特別委員会の中間報告を了承し、本件は議会閉会中における継続審査とすることに決定いたしました。
以上で学校施設老朽化対策
特別委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
128
◯議長(横田 実
議員) ここでお諮りいたします。本日、
総務委員会に付託した第69
号議案から第72
号議案までの4議案を日程に追加し、さらに日程の順序を変更して先議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
129
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第69
号議案から第72
号議案までの4議案を日程に追加し、先議することに決しました。
────────────── ◇ ──────────────
130
◯議長(横田 実
議員) これより
総務委員会の
審査報告を求めます。
総務委員長。
〔
総務委員長佐藤新悟議員登壇〕
131
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 本年第4回
市議会定例会において、当
委員会に付託された議案4件につきましては、本12月17日、
委員会を開催し、
慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので報告いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.第69
号議案 府中市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
例
132
◯議長(横田 実
議員) 日程第25第69
号議案府中市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
133
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 第69
号議案府中市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、本案に対する意見を求めたところ、
賛成意見、反対意見がそれぞれあったため、挙手により採決を行った結果、本案については、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
〔5番前川浩子
議員退場〕
134
◯議長(横田 実
議員) これより第69
号議案を採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
135
◯議長(横田 実
議員) 挙手多数であります。よって、第69
号議案は可決されました。
〔5番前川浩子
議員入場〕
────────────── ◇ ──────────────
1.第70
号議案 府中市長、副市長及び
常勤監査委員の給与及び
旅費支給条例の一部を改正す
る条例
136
◯議長(横田 実
議員) 日程第26第70
号議案府中市長、副市長及び
常勤監査委員の給与及び
旅費支給条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
137
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 第70
号議案府中市長、副市長及び
常勤監査委員の給与及び
旅費支給条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、
慎重審査の結果、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
138
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
139
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第70
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第71
号議案 府中市
教育委員会教育長の給与、旅費及び職務に専念する義務の特例に関す
る条例の一部を改正する条例
140
◯議長(横田 実
議員) 日程第27第71
号議案府中市
教育委員会教育長の給与、旅費及び職務に専念する義務の特例に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
141
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 第71
号議案府中市
教育委員会教育長の給与、旅費及び職務に専念する義務の特例に関する条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受け、質疑を行った後、
慎重審査の結果、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
142
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
143
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第71
号議案は可決されました。
────────────── ◇ ──────────────
1.第72
号議案 府中
市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
144
◯議長(横田 実
議員) 日程第28第72
号議案府中市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、その
審査報告を求めます。
委員長。
145
◯総務委員長(
佐藤新悟議員) 第72
号議案府中市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、
理事者側から詳細な説明を受けた後、
慎重審査の結果、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
146
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
147
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第72
号議案は可決されました。
以上で
総務委員会の報告を終わります。
────────────── ◇ ──────────────
1.
常任委員会所管事務の調査に伴う委員派遣について
148
◯議長(横田 実
議員) 日程第22
常任委員会所管事務の調査に伴う委員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。本件については、議会閉会中、府中市議会
委員会条例第2条の
常任委員会の所管に関する事務調査のための委員の派遣を行う必要が生じた場合、その被派遣者、日時及び目的等については議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
149
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
────────────── ◇ ──────────────
1.
議員派遣について
150
◯議長(横田 実
議員) 日程第23
議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第109条の規定に基づきお手元に配付いたしました
議員派遣についてのとおり、議会閉会中に
議員派遣を行うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
151
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
お諮りいたします。ただいま議決されました
議員派遣について、変更を要するものについては、その措置を議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
152
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
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1.第73
号議案 人権擁護委員候補者の推薦の同意について
153
◯議長(横田 実
議員) 日程第24第73
号議案人権擁護委員候補者の推薦の同意についてを議題とし、これを朗読いたさせます。
議事課長。
154
◯関根美保議事課長 第73
号議案 人権擁護委員候補者の推薦の同意について 上記の議案を提出する。
令和元年12月17日
提出者 府中市長 高野律雄 (説明) 人権擁護委員藤倉正道氏の任期が令和2年6月30日に満了となるため提出するものであります。
以上でございます。
155
◯議長(横田 実
議員) 本案の
提案説明を求めます。高野市長。
156 ◯
高野律雄市長 ただいま議題となりました第73
号議案につきまして御説明申し上げます。
人権擁護委員藤倉正道氏の任期が令和2年6月30日をもって満了となりますので、引き続き藤倉氏を人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の御同意を賜りたく御提案申し上げる次第でございます。
藤倉氏は豊富な識見を持ちまして、人権擁護のため、平成29年7月以来、御尽力をいただいております。人権擁護委員として適任者であると存じますので、市議会皆様の御同意を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
157
◯議長(横田 実
議員) お諮りいたします。本案については同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
158
◯議長(横田 実
議員) 御異議なしと認めます。よって、第73
号議案については同意することに決定いたしました。
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159
◯議長(横田 実
議員) これにて、本年第4回
市議会定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。
ここで、閉会に先立ちまして、高野市長から御挨拶をいただきます。
〔
高野律雄市長登壇〕
160 ◯
高野律雄市長
令和元年第4回
市議会定例会の閉会に当たりまして、一言、御礼の御挨拶を申し上げます。
去る12月2日に開会されました本
定例会につきましては、年末のお忙しい中、本日まで会期16日間の長きにわたり、連日慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。おかげさまで、御提案申し上げました新設条例議案を初め、人事議案など各議案につきまして、それぞれ適切な御議決を賜り、心から厚く御礼申し上げます。
本
定例会におきまして皆様から頂戴いたしました御意見につきましては、その趣旨を十分に尊重し、災害対応能力のさらなる向上はもとより、市民の安心・安全な生活を支える施策を充実させてまいります。
また、今回の
定例会は、私にいただきました2期目の市長任期における最後の
定例会となりましたが、
議員の皆様におかれましては、これまでの市政運営に当たり、多大なる御指導、御協力を賜り、深く感謝を申し上げます。本年も残すところ、あとわずかとなりましたが、皆様には健康に十分御留意されるとともに、輝かしい新年を迎えられますよう心から御祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
────────────── ◇ ──────────────
161
◯議長(横田 実
議員) これをもちまして、
令和元年第4回
府中市議会定例会を閉会いたします。
午後1時49分 閉議・閉会
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