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令和元年学校施設老朽化対策特別委員会 名簿 開催日: 2019-12-13
令和元年学校施設老朽化対策特別委員会 本文 開催日: 2019-12-13

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  1. 府中市議会 2019-12-13
    令和元年学校施設老朽化対策特別委員会 本文 開催日: 2019-12-13


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1             学校施設老朽化対策特別委員会記録                   令和元年12月13日(金) 午前9時28分 開 会 ◯松村祐樹委員長 ただいまから学校施設老朽化対策特別委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の皆様と理事者側の皆様に申し上げます。  発言をする場合には、マイクのスイッチを押していただき、ランプの点灯を確認してから御発言いただきまして、発言が終わりましたらスイッチを切っていただきますようお願いいたします。  これより議事に入ります。         ────────────────── 付議事件  1 学校施設老朽化対策について 2 ◯松村祐樹委員長 付議事件1、学校施設老朽化対策についてを議題といたします。  本件について報告をお願いします。どうぞ。 3 ◯山田英紀学校施設課長 おはようございます。  それでは、学校施設老朽化対策について、お手元の資料に基づき、本年9月13日開催の学校施設老朽化対策特別委員会以降の学校施設老朽化対策の検討状況について御説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  初めに、議題1の学校施設改築長寿命化改修計画(仮称)についてといたしまして、平成30年第4回市議会定例会における本特別委員会で、府中市学校施設老朽化対策推進協議会から答申として提出された計画素案を御報告させていただいておりますが、その後、市議会や学校関係者からの御意見、早期改築着手校の設計業務との整合性を図りながら、府中市学校施設改築長寿命化改修計画(案)を作成いたしましたので、別紙1及び別紙2に基づき御説明いたします。  それでは、別紙1、府中市学校施設改築長寿命化改修計画(案)の作成についてをごらんください。
     初めに、1の趣旨でございますが、教育委員会から府中市学校施設老朽化対策推進協議会に対して府中市学校施設改築長寿命化改修計画素案の作成についてを諮問し、平成30年9月に計画素案の答申を受けました。それ以降、学校施設の老朽化対策についてさまざまな方々の御意見を伺うとともに、並行して実施する早期改築着手校改築事業との整合性を図ってまいりましたが、このたび計画素案をもとに令和2年度から令和32年度までの31年間を計画期間とする府中市学校施設改築長寿命化改修計画(案)を作成するものでございます。  次に、2の概要と、2ページの3の計画素案からの主な変更点については、別紙2の府中市学校施設改築長寿命化改修計画(案)の本文により、章ごとに概要と主な変更点を御説明させていただきますが、主な変更点につきましては、別紙1の3、計画素案からの主な変更点の新旧対照表の順番に合わせて説明してまいりますので、あわせてごらんいただきますように、よろしくお願いいたします。  恐れ入りますが、計画(案)2ページの目次をごらんください。本計画につきましては全7章で構成しておりまして、計画素案より章立てをふやしております。計画素案からの変更点といたしましては、計画素案では、第4章の本市の老朽化対策の進め方として9項目で構成していたものを、本計画では検討の考え方と老朽化対策の進め方を、第4章、第5章に分けております。  それでは、本計画の概要を御説明させていただきます。  計画(案)の4ページをごらんください。第1章、本計画策定の背景と目的では、背景として、本市の学校施設は建築後40年以上が経過し、一斉に老朽化を迎えていることから、計画的に老朽化対策を実施する必要性があることや、文部科学省が地方公共団体の所管する文教施設に対して、令和2年度までに個別施設計画の策定を求めていることなどを記載しています。  次に、5ページの目的でございますが、学校施設の老朽化対策を着実かつ計画的に実施するため、本計画では老朽化対策に関する中長期的なスケジュールや費用、老朽化対策を進める上での基本的な考え方等を定めることとしており、計画期間は令和2年度から令和32年度までの31年間としております。  計画素案からの変更点でございますが、5ページ中段の(2)計画期間と更新サイクルについて、計画素案では8年ごとに見直しとしておりましたが、計画(案)では、下から4行目以降、最初の見直し時期を、早期改築着手校(八小・一中)の整備状況を反映するため令和6年度とし、それ以降は、学習指導要領や府中市教育プランなどの関連計画や、改築事業を実施した学校の状況を見ながら、必要に応じて見直しを行うことに変更しております。  8ページをごらんください。第2章の本計画の位置づけでは、本計画に関連する他の計画について体系図を用いて示しております。  9ページから11ページでは学校施設に関連する計画として、各計画との関係性を整理しております。なお、第2章につきましては主な変更点はございません。  次に、14ページをごらんください。第3章の学校施設の現状と課題では、初めに、学校施設の役割とこれまでの整備の概要を示すとともに、16ページでは学校施設の保有状況として、各学校施設の基本情報を整理しています。  20ページをごらんください。20ページから55ページにかけては学校施設に関連する四つの項目に対する現状と課題を整理しており、20ページからは学校施設の老朽化における現状と課題について、25ページからは児童・生徒の教育環境における現状と課題について、40ページからは新たな教育ニーズへの取り組みと課題について、47ページからは地域拠点としての学校施設の現状と課題についてを記載しています。  この第3章における計画素案からの変更点でございますが、恐れ入りますが37ページをごらんください。下段(ウ)の諸室の設備といたしまして、小学校は、今年度に全ての体育館へ空調を設置しておりますので、上から4行目の「なお、体育館については、令和元年度に全小学校で設置を行っています」と追記しております。  また、38ページの上段イの課題につきまして、中学校の体育館及び武道場の空調設置については現在検討を行っている段階でございますので、上から4行目の「また」以降を追記しております。  次に、少し飛びまして58ページをごらんください。第4章の本市の老朽化対策の検討に当たってでは、初めに、老朽化対策の検討に当たってとして、学校施設における鉄筋コンクリート造の耐用年数や老朽化対策の手法について一般的な考え方を整理した上で、63ページから本市の老朽化対策の考え方として、鉄筋コンクリート造の耐用年数や老朽化対策の手法について、本市の老朽化対策の考え方を示しています。なお、第4章については主な変更点はございません。  次に、68ページをごらんください。第5章の本市の老朽化対策の進め方では、初めに、老朽化対策の基本的なあり方についてとして、本市の老朽化対策を実施する上で重要となる四つの項目について、それぞれの項目に対する老朽化対策の基本的なあり方を示しています。老朽化対策の基本的なあり方について、計画素案からの変更点でございますが、68ページでは、学校によって、将来、学校規模が大規模化または小規模化する学校が見られるため、学校規模の適正化を図ることが必要となることから、赤い四角で囲んだ下段4)の将来の児童・生徒数の増減への対応についてを追記しております。  次に、69ページから80ページにかけては、68ページに記載した四つの基本的なあり方について、それぞれの具体的な老朽化対策の進め方を示しております。  初めに、69ページの学校施設の老朽化状況を踏まえた老朽化対策についてでは、老朽化対策の調査結果を踏まえ、学校施設の整備順序として、早期改築着手校の2校、第1グループの10校、第2グループの21校を定めています。  71ページをお開きください。計画素案からの変更点といたしましては、(イ)の第1グループにつきまして、前回の特別委員会で御報告しております次期実施校を第三小学校と第六小学校に選定する旨を、文章、上から6行目以降、改築する学校の順序については、老朽化対策調査の結果をもとに、校舎の構造躯体及び意匠、設備の状況、校舎の築年数を考慮した総合的な評価を行い、老朽化対策の優先度が高かった三小及び六小を次期実施校に選定しておりますと追記するとともに、中段の図にも次期実施校として三小と六小を追記しております。  また、上から10行目以降の、その他の1グループの学校についてでは、今後、児童・生徒数の将来推計から大きく教育環境の変化が見込まれる学校もあることから、今後の市立小・中学校の適正規模、適正配置の考え方を整理した上で、老朽化対策の結果や児童・生徒数の将来推計等を踏まえ、総合的に判断した老朽化対策の優先度を示すと追記し、今後の選定の考え方を整理しています。  次に、74ページの教育環境の充実を図ることについてでは、できる限り公平な教育環境を確保できるよう、各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針を定めることや、地域の伝統や文化活動に根差した学校独自の取り組みは、学校ごとの基本計画や基本設計で検討していくこととしています。  次に、76ページの地域と連携し、地域の拠点となる学校についてでは、一次避難所としての学校施設の整備方針を定めることや、学校施設の地域開放の拡充の範囲は、災害時の利用も想定し、新たに多目的ルーム、家庭科室、会議室、和室を開放すること、学校施設に複合化する施設は、学童クラブと放課後子ども教室を基本として、その他の公共施設についても状況に応じて検討することとしています。  次に、79ページの将来の児童・生徒数の増減への対応についてでは、当面の改築事業においての考え方や統廃合等を含めた学校規模や配置の適正化、府中基地跡地留保地の活用について、記載しております。  4)の将来の児童・生徒数の増減への対応についての計画素案からの主な変更点でございますが、(1)当面の改築事業においての考え方でございますが、計画素案では、適正規模、適正配置への取り組みの短期的な取り組みなどとしていた部分につきまして、上から3行目以降の改築時期が早い学校については、できる限り近隣の学校の規模や児童・生徒数の状況を注視しつつ、現在の児童・生徒数に配慮した改築を行い、また、改築事業を実施した学校において、将来的に、児童・生徒数の縮小が見込まれる場合には、基本計画や基本設計段階において建物の一部解体や減築などが行いやすい建築計画を検討するほか、必要に応じて、一部地域における学区再編について検討を行うことに文章を修正しております。  次に、本文下段の(2)の統廃合等を含めた学校規模や配置の適正化につきましては、計画素案では、適正規模、適正配置への取り組みで長期的な取り組みとしていた部分を、(2)統廃合等を含めた学校規模や配置の適正化として、下から2行目の、次期実施校を除く、その他の1グループ及び2グループの学校について、今後、児童・生徒数の将来推計から大きく教育環境の変化が見込まれる、80ページに移りまして、学校もあることから、今後の改築校の選定に向けて、本市の適正規模、適正配置の基準となる考え方を整理すること、また、その基準に基づき、近隣で先行して改築を行った学校や、その後に改築が行われる学校と学校間で規模の調整を図るなど、複数の学校をグループとして捉えながら、学校の統廃合や学区再編等を含めた、学校規模や配置の適正化に向けた検討を行うことの文言を追記・修正しております。  次に、本文下段の(3)府中基地跡地留保地の活用についてでございますが、前回の特別委員会で御報告いたしましたとおり、下から6行目の、府中基地跡地留保地について、市内の中心部に位置しており、十分な規模の整形地であることから、今後の学校施設の老朽化対策を進める上で、児童・生徒数の減少に伴う市立小・中学校の適正規模、適正配置に対応する学校用地として、また、改築事業時の仮設校舎費用の抑制など、さまざまな課題に対応する学校用地として位置づけ、今後、具体的な活用方法や整備内容などについて検討を行うことを追記しております。  次に、81ページの学校施設の整備スケジュールでは、2年ごとに2校のペースで学校施設の整備を進めていく場合の整備スケジュールを示しております。  次に、82ページの学校施設の整備費用では、今後の改築にかかる費用の見通しと今後の対応についてを記載しています。  計画素案からの主な変更点でございますが、82ページと83ページの下段の図表53をあわせてごらんください。  82ページ上段の3の学校施設の整備費用の(1)の今後の改築にかかる費用の見通しでございますが、計画素案から計画(案)を作成するに当たりまして、早期改築着手校の設計業務の状況や、近年の他市の改築実績等を踏まえ、将来の改築費用について再精査をしております。このことにより、将来の改築費用として、計画素案時では、総額1,180億円としておりましたが、計画(案)では総額1,370億円となり、190億円の増額となっております。  将来の改築費用につきましては、校舎、体育館、プール、仮設校舎の4区分で試算しており、それぞれの内訳でございますが、初めに、校舎につきましては、中学校の改築単価を、他市の改築単価等を参考とする中で、三中実績では乖離が見られたことから、実勢価格に近い十小単価に物価変動分の変動率を乗じた単価を採用することとし、924億円から988億円に増額しております。次に、体育館では、近隣市の実績単価を採用したことで、72億円から115億円へと増額しております。次に、プールでは、新たに物価変動分の変動率を乗じたことにより、63億円から69億円へと増額しております。最後に、仮設校舎では、実績単価を採用したことで、121億円から198億円へと増額しております。このことに伴い、改築費用の年平均額につきましても36.9億円から42.8億円へ増額となっております。今後の改築費用が多額となるため、計画素案では整備費用の縮減や補助金の確保に努めるとしておりましたが、82ページ(2)の今後の対応についてとして、学校施設の整備は多額の費用がかかることから、良好な教育環境を確保しつつ、改築費や改築後の維持管理費の縮減に努める必要があり、そのため、第6章で示す各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針に基づき、できる限り公平な教育環境を確保した上で、改築費や維持管理費の縮減に努めるとともに、補助金などの財源の確保にも努めていくことが重要とし、また、学校施設の老朽化対策を長期にわたって実施することから、将来においては、今後見込まれる人口減少や他の公共施設の老朽化対策の状況を踏まえた施策を検討し、学校施設の改築費全体の縮減に努めるとともに、他の公共施設の老朽化対策費の縮減に寄与していくことを文言を追記、修正しております。  それでは、85ページをごらんください。第6章の各学校の老朽化対策を実施するに当たっての整備方針では、86ページから119ページにわたって、公立学校としてできる限り公平な教育環境を確保するとともに、地域から求められるさまざまな役割や機能を果たすことができるよう、具体的な整備方針を記載しております。  初めに、86ページの本市が目指すべき学校施設では、各学校の改築事業を進める上での五つの目指すべき学校施設像を示しています。  次に、87ページの学校施設の全体整備方針では、目指すべき学校施設を踏まえ、20項目の全体整備方針を記載しています。  次に、88ページの学校施設における建物の整備方針及び配置方針では、学校施設全体の整備や配置にかかわる基本的な方針を定めています。  次に、90ページの学校施設における各諸室の整備方針では、90ページから119ページにかけて、諸室ごとの具体的な整備方針を定めております。  第6章における計画素案からの主な変更点は4点ございまして、1点目が92ページから99ページにかけて、改築事業の特徴となる諸室として、普通教室、メディアセンター校務センター、校長室(学校経営ルーム)の4室を位置づけており、この4室について、新たな使い方や整備内容がわかりやすく伝わるよう、各諸室の整備方針をイラストで表示しております。  恐れ入りますが、117ページをお開きください。2点目として、(8)の校庭でございますが、(エ)の体育や部活動などの学校活動や地域開放時に児童・生徒や校庭利用者が利用できるよう、更衣スペースやトイレ、倉庫等を設けることを追記しております。  次に、3点目として、(9)の体育館でございますが、118ページに移りまして、(ウ)空調設備の設置について、計画素案では、必要に応じて検討することとしておりましたが、本計画では、夏季の高温対策として、通風、換気に配慮したつくりとし、必要に応じて空調設備を設置することに修正しております。  次に、4点目として、118ページの(11)のプールでございますが、119ページに移りまして、(ア)として、計画素案では、原則として地上に設置することとしておりましたが、八小の改築事業や昨今の自然災害等の被害状況を踏まえ、原則として十分な校地がある場合には地上に設置するが、校地の状況や断水時のプール水の活用等にも配慮し、必要に応じて屋上化を検討することに修正しております。  次に、121ページをごらんください。第7章の継続的運用方針では、122ページから126ページにかけて、本計画の進行管理はPDCAサイクルにより行うことや、本計画の推進体制及び各学校における老朽化対策の進め方を示しています。  次に、第7章における計画素案からの変更点でございますが、恐れ入りますが123ページをお開きください。(1)の推進体制の整備といたしまして、学校施設老朽化対策特別委員会が設置された目的等を踏まえ、図表59の老朽化対策を進める上での推進体制に市議会を追記するとともに、早期改築着手校の状況から、地域住民に加え、PTA、保護者、学校関係団体を記載しております。  以上が、別紙1の2、本計画の概要及び3の計画素案からの主な変更点でございます。  恐れ入りますが、別紙1にお戻りいただきまして、最後に、4の今後の予定でございますが、本計画について、令和元年12月下旬から令和2年1月下旬までの期間でパブリック・コメント手続を実施し、市民からの意見等を反映させた計画として今年度中に策定を行ってまいります。  以上が、議題1の学校施設改築長寿命化改修計画(案)の作成についての説明となります。 4 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 5 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、恐れ入りますが、学校施設老朽化対策特別委員会資料にお戻りいただきまして、議題2の早期改築着手校についてといたしまして、府中第八小学校及び府中第一中学校の改築事業に伴う基本計画について、前回の特別委員会において、基本計画の概要を中間報告させていただき、その後、本年10月に開催した府中市教育委員会において、それぞれの学校の基本計画を策定いたしましたので、別紙3及び別紙4に基づき御説明いたします。  それでは、別紙3、府中市立府中第八小学校改築に伴う基本計画をごらんください。  1枚おめくりいただきまして、初めに、目次では、1の基本計画の背景と目的、2の改築校の概要、3の基本計画の整備方針、4の改築事業の概要として四つの章立てで構成しておりますが、前回の特別委員会において、4の改築事業の概要は中間報告させていただき、大きな変更点はございませんので、本日の説明は割愛させていただきます。  それでは、各項目の内容について御説明いたします。  1ページをお開きください。1、基本計画の背景と目的の、(1)背景では、本市の学校施設は一斉に老朽化しており、老朽化対策が重要かつ喫緊の課題となる中、学校施設改築長寿命化改修計画の策定と並行して早期改築着手校を選定し、第八小学校の改築事業に着手していることを記載しております。  (2)目的では、基本計画の策定の目的として、設計者が設計業務を行うに当たり、計画素案に記載された市全体の整備方針や府中第八小学校改築に伴う基本構想に加え、学校関係者と地域住民も交えた府中第八小学校新しい学校づくり検討会を開催するなどにより、これまでの教育活動や地域の伝統、文化活動に根差した学校独自の取り組みの現状を整理し、府中第八小学校改築事業の設計業務を進めていく上での基本的な考え方を示すことを記載しております。  2ページをお開きください。2、改築校の概要の(1)では、地域・地区要件等として敷地面積や用途地域などを記載しております。(2)の学区域では、学区域内の町丁名を記載しております。  3ページをごらんください。(3)児童数の推移としまして、第八小学校の児童数は平成26年度をピークに減少傾向にあり、令和元年度以降は、平成30年度の児童数を上回らないと予測しております。  4ページをお開きください。(4)学区周辺における浸水想定としまして、多摩川の氾濫及び内水氾濫による浸水想定を記載しており、1)の多摩川の氾濫による浸水想定では、学区の大部分が浸水し、校地も0.5メートルから3メートル程度浸水することが想定されております。次に、2)の内水氾濫による浸水想定では、校地南側が0.2メートルから0.5メートル程度浸水することが想定されております。  5ページをごらんください。(5)改築校の現況といたしまして、校地内の配置図を示しており、現在の校舎は校地北側にまとまって配置し、体育館は校地西側、プールは校地東側に配置しております。建築年数については、最も古い校舎や体育館、プールで建築年数が50年以上を経過しており、老朽化が進んでおります。また、校地内には、府中第八学童クラブが併設されております。  7ページをお開きください。3の基本計画の整備方針といたしまして、学校関係者・検討会などの意見や設計者の考え方をもとに計画素案の具体化や府中第八小学校が行ってきた教育活動や地域とのかかわりなどの独自性について新たに追記すべき項目を整理しております。  (1)基本方針として、温かみと落ち着きのある空間づくりや環境面に配慮し、木材を使用した校舎とすること、運動会や音楽会、鼓笛隊の活動等を見学したり観戦したりしやすい施設を検討することなどを記載しております。  (2)各室、スペースの整備方針といたしまして、1)の教室、教室周りや、2)のメディアセンターなどに関する項目を記載しており、3)の移動空間では、児童の清掃負担を考慮し、校舎内は上足を利用すること、6)のプールでは、プールサイドにひさしを設ける等の暑さ対策と視線対策を図ること、7)の校庭では、日差しや雨を避けて、休憩したり荷物を置いたり観戦したりできる場所を用意することなどを記載しております。  8ページをお開きください。(3)防犯対策の整備方針では、児童や教職員、施設利用者が夜間でも安全に安心して通行や利用ができるよう、照明を設けることなどを記載しております。  (4)地域連携・開放施設の整備方針の1)として、PTAなどについて記載しており、2)の開放機能を高める施設では、スポーツ団体の方々が使用できるトイレや荷物置き場等の整備を検討することを記載しております。  (5)避難拠点としての整備方針では、避難拠点の強化などついて記載しており、1)の避難拠点の強化では、水害時に児童や教職員、学校利用者の安全を確保できる計画とすることなどを記載しております。  (6)地域のシンボルとしての整備方針では、学校の活動の様子や歴史を伝える展示・掲示コーナーを設けることなどを記載しております。  (7)改築校の特徴を生かした整備方針では、校庭の芝生化などについて記載しており、1)の校庭の芝生化では、校庭は土の舗装による運動スペースと芝生スペースを組み合わせてつくること、2)の鼓笛の見える場所では、2階のテラス等から安全に鼓笛の活動が見やすいよう工夫すること、9ページに移りまして、4)の半屋外の活動スペースでは、多目的に利用できる半屋外スペースを設けることなどを記載しております。  10ページ以降、13ページまでにつきましては、前回、特別委員会で御報告させていただきました建物配置、平面ゾーニング、工程表、建てかえステップ図となっており、変更はございません。  以上が、府中市立府中第八小学校改築に伴う基本計画となります。  続いて、別紙4、府中市立府中第一中学校改築に伴う基本計画をごらんください。構成は、先ほどの府中第八小学校の基本計画と同様になりますので、第八小学校と異なる部分を中心に御説明いたします。  それでは、3ページをお開きください。2の改築校の概要の(3)生徒数の推移としまして、第一中学校の生徒数は今後も増加する傾向にあり、令和10年度には、現在の1.25倍程度増加すると予測されております。  (4)部活動の状況としまして、令和元年度の部活動の設置状況を示しております。  4ページをお開きください。(5)学区周辺における浸水想定の、1)多摩川の氾濫による浸水想定及び2)内水氾濫による浸水想定のいずれも校地内に浸水しない想定となっております。  5ページをごらんください。(6)改築校の現況としまして、現在の校舎、体育館、武道場は校地北側にまとまって配置し、プールは武道場棟の屋上に配置しております。建築年数については、最も古い校舎が50年以上、体育館で40年以上が経過し、老朽化が進んでおりますが、武道場は建築年数が30年未満で比較的建築年数が浅い状況となっております。  7ページをお開きください。3の基本計画の整備方針では、府中第一中学校の独自の項目について御説明いたします。(2)各室、スペースの整備方針の、6)の武道場、プールでは、武道場は特別支援の生徒の利用や地域開放に配慮しバリアフリー化を図ることとし、7)の校庭では、現在と同等の広さを確保することとしております。  8ページをお開きください。(7)改築校の特徴を生かした整備方針の、1)天体観測では、特色ある天体観測ドームのデザインや天体観測活動が行える環境について継承することとしております。2)の木製の門では、木製の門は、学校のシンボルとして継承することとしております。3)の合唱祭では、合唱祭が府中第一中学校の特色であることから、音楽室や多目的ルームは練習場所としても使えるようにすること、体育館は、集会や合唱祭の場として音環境に配慮した計画とすることとしております。4)の屋外広場の整備では、新体育館と武道場の間の広場は、運動スペースや災害時の荷さばきスペースなど、具体的な利用方法を検討の上、仕様、仕上げを計画していくこととしております。  10ページ以降、13ページまでにつきましては、前回の特別委員会で御報告させていただきました建物配置、平面ゾーニング、工程表、建てかえステップ図となっており、変更はございません。  以上が、府中市立府中第一中学校改築に伴う基本計画となります。  以上で、学校施設老朽化対策についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 6 ◯松村祐樹委員長 説明が終わりました。  これより質疑・意見を求めます。村崎委員。 7 ◯村崎啓二委員 よろしくお願いします。  改修計画(案)について、今この場で見たので、必ずしも、今、十分これについての意見というか評価はし切れないかなと思うんですけれども、全体としては素案を検討した上で方針を出してきたということはわかりました。  その中で、一番大きなのは、今まで素案にはなかった適正規模による学校の統廃合という言葉が出されてきたことです。このこと自身は、これから60年の長い間ということですので、十分起こり得るかなと思うんですけれども、適正規模というのが、割とこのように強く言われたのは初めてであり、従前はどちらかというと、学区についてはできるだけ、地域との関係があり、そこについてはそれほど大きな課題としては、少なくとも素案では出されなかったし、また、素案を出した検討協議会の委員の構成を見ると、そこまで踏み込めるところではなかったかなと思うんですけれども、ここら辺で、適正規模というのは大体どのくらいを考えているのかということ、このことは結構地域との大きな課題が出てくると思いますので、どのような経緯で、もちろん現実的には建物の話ですけれど、地域と学校のあり方そのものにかかわることなので、この辺についてはどのような協議が、あるいは教育委員会との関係、あるいは学校との関係でどのような論議があってこのようになったのか。あるいは今後どうするかということについてお尋ねいたします。  あと、もう一つは、今回の震災対策だけではなく、風水害ということで出ていく中で、八小もそうだし、これからもそうなんですけれども、一つは、今回のところで、10月、起きたことなので、それが十分入り込んではいないかなと思うんですけれど、10月の事実上の避難勧告を経て、この案に、何か成案するときに新たに配慮するようなことというのがあるのかどうか、お尋ねいたします。  特に浸水対策の中で、よく電源対策として、現実的には非常用電源、今は本当に簡易な、バルーンをつけるぐらいなんですけれども、ここにも書いてありますけれど、もう既に一中、八小については設計が始まってくる中で、非常用電源についてどのような形のことを考えているのかということについてお尋ねしますし、特に八小だけではないですけれども、浸水の予定地での電源の配置ということについて、今回、体育館が水に浸かってというか、雨水、地下水が上がってキュービクルが使えなくなるということがあったし、大雨等のときには、いわゆる体育館だけではなくて、電気施設がやられるという中で、電気施設の配置等についてどのような考えがあるのかということについて、まずお尋ねします。  それともう一つ。それぞれの、これ、両方の計画もそうですよね、基本計画だけじゃなくて、全て対象ですよね。そうすると、それぞれの、先般の委員会の中でも、先般、プランが出た後で、各学校エリアで、地域の方、あるいはさまざま、グループの中でそれぞれの出た案について検証を行うということで、それぞれの学区域、名称はそれぞれ違うようですけれども、意見が出されたと思うんですけれども、その意見が、どのようなのが出されて、それが今回、多く入っているところも、一覧を見てみると多いなという気がするんですけれども、出たけれども、なかなか実現に至らなかったというようなことがありましたら、その概略を教えていただければと思います。  以上です。 8 ◯松村祐樹委員長 よろしいですか。順次答弁願います。どうぞ。 9 ◯山田英紀学校施設課長 まず初めに、適正規模、適正配置についての考え方ということで、今回、ここを掲載するに当たって、教育委員会、または学校でどんな論議がされたのか、また、今後についての御質問にお答えします。  まず、適正規模、適正配置につきましては、新たに重要なものとして、今回掲載させていただきました。説明の中にもございましたとおり、今後、令和42年度までですが、府中市の小・中学校、児童・生徒の数も約22%減少するというような予測を立てているところでございます。その中で、今、適正規模、適正配置の中で配分の状況を見ますと、これは文部科学省等が定めている補助金と、また、設置基準によって定めているものでございますが、過大規模校、31学級を超えるものについては、皆様、御承知かもしれませんが、第二小学校が該当しているような状況でございまして、25学級から30学級の大規模校につきましては、小学校が12校、中学校が1校、12学級から18学級の標準的な規模につきましては、小学校が8校、中学校が9校、そして小規模校、これは6学級から11学級というのが、小学校1校、中学校1校という状況になっております。このままこの状況で減少が続いていきますと、適正規模につきましては、やはり考えていく中で、ある程度の学級の、今言いました標準的な12学級から18学級、場合によっては25学級から30学級程度の中で、少なくともおさめていかなければならない、偏りが生じてはいけないということで、こちらにつきましては、資料上、私たちの方が、今回内部で検討しまして、この考え方はいずれ、この先30年以上、老朽化対策を議論する中で必ず問題になってくるだろうということを推定して記載をさせていただきました。  また、今後につきましては、この適正規模、適正配置についての考え方は既に減少傾向が始まっている地方の自治体では深刻な問題となっております。今後、この適正規模、適正配置につきましては、府中市独自の考えを示していかなければ、今後の児童・生徒の減少に対して適正な学校の配置がなかなか担保できないのではないかということで、今後につきましては、令和2年度以降、適正規模、適正配置については、教育委員会、または市議会、そして地域の方々の御意見をいただきながら、府中市独自の適正規模、適正配置に関する考え方をまとめていきたいと考えているところでございます。 10 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 11 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、今回の10月の台風等を受けまして、新たに配慮した内容というところでございますが、当然、今現在、八小と一中の方、引き続き設計を進めている中で、当然、電気設備系統を、浸水想定であれば上の方に持っていって、被害をできるだけ少なくするというようなところは、今現在検討しているような状況でございます。  今ちょうど基本設計の方を進めている段階で、現在議論をしておりますが、その中で、非常用電源の関係でございますが、太陽光パネル等と組み合わせて蓄電池を用いるですとか、非常用の発電機の大きさ等というところを、今現在、設計の中で検討を進めているような状況でございます。  続きまして、新しい学校づくりの検討会の中の意見というところでございますが、主な意見としましては、八小につきましては、学校田の稲作活動におけるひさしの設置ですとか、収穫祭の中の調理を行うために家庭科室をそばに置いてほしいというところと、鼓笛隊を見渡せるバルコニーなどを設置してほしいというような意見、第一中学校につきましては、校庭での暑さ対策で、大きいひさし等を設けていただきたいというところと、広い体育館が避難拠点として必要ではないかというところと、物資の車両スペース、夜間誘導灯、木製の門の継承というところが主な意見として出されてございます。  その中で、ちょっと難しいところなんですが、その部分につきましては、暑さ対策の中で、八小で言えばプールを室内等に設けるというというところですとか、一中の部分では、体育館の大きさを避難所を考えてかなり大きいというところは、費用対効果を見ながら、今現在、検討を進めているところでございます。  以上でございます。 12 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。村崎委員。 13 ◯村崎啓二委員 わかりました。一応、今、学校施設課の方から、これらの形、御答弁あったんですけれども、一応、この計画というのは、府中市教育委員会の名前で出ているので、やはり教育委員会の名前でこの文書が出るというのは、それはそれなりの重さがあると思うんですね。改築でやるからやったという話には、なかなか難しいということで。  それで、表現として、学校規模や配置の適正化を見据えた学校づくりというふうに言い切って、目指しますということなんですけれども、言い切っているんですけれども、やはり実際、今の話だと、12学級から30学級以外の学校というのは、小学校が2校ですか、大きいところで二小と、小さいところで1校と、中学校1校と、それほどの数じゃないんですよね。ここら辺については、目指しますと表現を言い切っていいのかというのが、出している文章が学校施設課ならいいですけれども、教育委員会で出しているので、やはり、今後、それ辺を踏まえて、表現については、そのこと自身、私は否定をしているわけでもないし、ある程度、統廃合も含めて必要なのかなという気はしますけれども、表現の上では、やはりそれを含めての、今、答弁どおりに、今後、その地域等を含めて、そういう協議を始めますみたいなことでされた方が、これ自身がひとり歩きしないのかなという気があるので、意見を言わせていただきます。  それと、非常用電源ですけれど、消防署の方では、いわゆる防災拠点である避難所については72時間というのが出ているわけなんですね。本当に実際は、今の場合は、カセット式のボンベで、カセットも寒かったり暑かったりしたらつかないということの中で対応されているようなんですけれど、いわゆる72時間対応という、これは国の方の考え方というのが、教育委員会というよりは、内閣府関係で出ているんですけれども、ここら辺についての考えはどういうふうに思われているのかについてお聞かせ願えればと思います。  それと、今回の中で、雨漏りがして、特に体育館とかで雨漏り等がした中で、体育館の屋上緑化とか、さまざまなことで言われて、体育館なり校舎ですか、そこら辺を、今回の、いわゆる雨漏りのことも含めて、何か考え方みたいなので、今後考えていかなくちゃいけないのかというのがあればお聞かせ願えればと思います。八小、一中についてはそれぞれ案が出されているということでしたので、具体的に可能なものについてはしているけれど、今後まだ可能なものがあるならば努力していただきたいと思いますので、ちょっとその2点についてお尋ねいたします。 14 ◯松村祐樹委員長 答弁お願いします。どうぞ。
    15 ◯町井 香学校施設課長補佐 初めに、非常用電源の、今の検討状況、時間数でございますが、今現在、基本設計の中で検討している状況でも、72時間を目途に電源を確保していきたいと考えてございます。  以上でございます。 16 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 17 ◯山田英紀学校施設課長 続きまして、雨漏りの対応の件でございますが、今回、基本計画や改築・長寿命化計画の案の中でも、原則、勾配屋根を検討したいと考えておりまして、その内容につきましては、八小と一中の今の設計段階についても、基本的には勾配屋根を採用し、その勾配屋根を活用しながら太陽光等の検討に入っていきたいと考えております。ただ、まだ詳細な基本設計を固めるに当たって、一部、学校の先生から若干のスペースを残してほしいという意見もありますので、最終的にはそこをよく調整した上で、やはり維持管理、ライフサイクルコストを間違いなく削減できるだろう勾配屋根を基本に検討を考えているところでございます。  以上でございます。 18 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。村崎委員。 19 ◯村崎啓二委員 わかりました。  3回目ということですので、全体的には経費の面も含めて、現実的な数字が出てきて、実際は大変な額が必要かなと思いますので、これについては言うまでもない資金計画をしっかり立てていただきたいと思いますし、最初に申した学校区の問題については、統廃合も含めて、今後あり得るかなとは思いますけれども、そこについては十分に教育委員会、あるいは地域や、もちろん学校現場もそうですけれども、慎重に論議を進めて案をつくっていただきたいと思います。  非常用電源についてはわかりました。ちなみに非常用電源の72時間というんですけれども、どの程度の電力数というんですか、どの程度が稼働できるものを想定しているのかということを、先ほど聞きそびれましたので、よろしくお願いいたします。  それと、最初に言わなくちゃいけなかったんですが、これ、30校のをあれしているんですけれども、いわゆる統廃合とか、エリアとしては、そのエリアは残していくかどうかという、その論議については、これはまた別の話と考えればいいですか。統廃合された後、それをどう使うかとか、そこら辺については別のところで論議されるということなのか、また考え方を教えてください。  以上、済みません。 20 ◯松村祐樹委員長 答弁願います。どうぞ。 21 ◯山田英紀学校施設課長 まず、非常用電源の大きさにつきましては、今まさに既存の校舎も当然ございます。また、新築される八小、一中、また、今後三小、六小とあるんですが、非常用の電源につきましては、防災危機管理課と今詰めているところでございまして、やはり非常に費用をかければ、かなりのものを担保できるところもあるんですが、3日間ないし1週間で本当に危機的状況になったときに、命を守る施策として、どこまでをやるのかというのが非常に重要なものと考えております。これにつきましては、防災危機管理課と今まさに詰めている状況でございまして、その中で、もともとの既存校舎につきましては、動線とか配置とか、そういったものがばらばらに立っていることがございまして、スペックを幾ら大きくしても合理的に活用できないところの課題も浮き彫りになっております。  一方では、新築につきましては、やはり体育館の周りに、さまざまな多目的室とか、家庭科室、地域住民ができるだけ、要支援者の方が確保しやすいような部屋も想定しますので、そうなりますと非常用電源の電力が大きくないと、それが運営できないという課題も、現在悩ましいところで、いろいろと検討しているところでございますので、そちらにつきましては、基本設計の段階で、改めてこの場でお示しできるものと考えております。  2点目の、統廃合の後の活用方法の議論につきましては、やはり別の議論と現状では考えているところでございます。  以上でございます。 22 ◯村崎啓二委員 ありがとうございました。 23 ◯松村祐樹委員長 よろしいですか。  ほかに御発言ございますか。清水委員。 24 ◯清水 勝委員 今、村崎委員からも、電源の関係についてはかなり話が出ておりましたので、よくわかりました。  特に全体の新たに早期の着工については、地域の意見等も含めて反映されているのかなと思いますけれども、今後もいろいろ意見がありましたら、ぜひその辺も反映していただきたいと思います。  電源関係について、加えてお聞きしたいんですけれども、今回のいろんな水害、ありましたけれども、多摩川の氾濫によりまして、川崎の武蔵小杉のタワーマンションが浸水したとか、先ほど話しありましたけれど、総合体育館もそうですけれども、やはり地下電源というのはかなりリスクがあると考えていまして、それを具体的に、今度、上に持っていくということだったんですけれども、設計変更はお金もかかると思いますし、大変だと思うんですけれども、これはぜひ、いろんな考え方あると思いますけれども、先ほど想定が3メートルとかいう水位、水害の、ありましたけれども、それ以上だと、やはり2階とか3階とかに持っていく、あるいは屋上に持っていくという考え方もあると思いますし、ぜひその辺はきちんとやっていただきたいと思っております。  それとともに、先ほど72時間の話がありましたけれども、バックアップ電源ということであれば、UPSの利用は、多分普通に考えて72時間はもつものでありますし、前回、何らかの形って話がありました蓄電池システムは、ふだんから使えるものですから、ぜひその辺の検討もしてもらえれば、夜間電源の利用とか、そういったのもできますから、ぜひそんなのも検討していただければと思います。  それで、1点追加の質問ですけれども、先ほど既存の学校についてということがありましたけれども、実際に、今、既存の学校で、地下にそういった電源設備があって、これはちょっと危険だなという、要は水害のハザードマップに載ってくる学校で、それを上に持っていった方がいいだろうとかいう検討をされたことがあるのかどうか、そこだけ、1点、教えていただきたいです。 25 ◯松村祐樹委員長 答弁願います。どうぞ。 26 ◯山田英紀学校施設課長 今、現存の既存校舎での電源設備、キュービクル等なんですけれども、今、地下にあるものはないと認識しております。基本的には1階、平屋のところ、校地の平面に置いてあるという状況で、ただ、1点、調査したかということですが、内水の関係で、そこが内水氾濫のところにかかっているかどうか、申しわけございません、現在そこを調査しておりません。今、御意見いただきましたので、そこにつきましては早急に調査して、状況に応じて、危険がある場合には、やはり何らかの手立てをとっていくと考えていきたいと思っております。  ありがとうございます。以上でございます。 27 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。清水委員。 28 ◯清水 勝委員 ありがとうございました。  ほぼ地下にあるものはないということでしたけれども、やはり1階部分というのも危険ですので、土台を上げるだとか、そういった対策をしておかないと何らかの影響が出ると思いますので、避難所になっているということは、電源がなくなったら大変なことになってしまいますので、ぜひそこのところ、防災の観点からも含めて、よく連携していただいて、対応していただければと思います。  3回目はありませんので、ぜひよろしくお願いします。  以上です。 29 ◯松村祐樹委員長 ほかに御発言はありますか。増山委員。 30 ◯増山あすか委員 4点質問させていただきます。  まず、1点目、2点目につきましては、避難所としての学校のあり方の部分についてお伺いするんですけれども、改修計画(案)の77ページに避難所の地域開放についてということで設けられておりまして、体育館のほかに多目的ルーム、家庭科室、会議室、和室等が開放できるということで書かれております。  その一方で、一中と八小の計画の部分で、例えば一中の方ですと8ページなんですが、避難所としての整備方針ということで、主たる避難所となる体育館の近くに避難所運営拠点として転用できる部屋を用意しますと記載があります。この部屋、整合性を教えてもらいたいんですけれども、具体的に何か部屋を準備する予定なのか、もしくは基本計画に書いてある多目的ルームですとか家庭科室、そういったことを意味しているのかについて教えてください。  2点目としましては、同じ水害についてなんですが、浸水想定地域にあります八小についてなんですが、基本計画の8ページの(5)の1)のところですけれども、一中との違いとして、水害時に児童や教職員、学校利用者の安全を確保できる計画としますとあります。この計画というのは、具体的に学校施設を建てるに当たって何か設けるものなのか、どういったことを意味しているのかということを教えてください。  3点目としましては、今回、整備金額が変更となった点なんですけれども、結構改築費用というのが、総額が1,370億円ということで膨れ上がっておりまして、年平均でも42.8億円という形になっております。それについてはいろいろな補助金なども活用してということなんですが、実際、かなり金額が大きくなっておりますので、基金の積立方針に変更等があるのかについて、財源について教えてください。  最後、4点目としましては、今回、各お部屋についてのイラスト入りの内容が出てまいりました。改修計画の方で、91ページ以降なんですけれども、すごくイラストになってわかりやすいのですが、この配置につきましてはどのようにして決めたのか、教職員ですとか保護者などからいろいろな意見を聴取した結果、このような形になっているのか等について教えてください。  以上、お願いします。 31 ◯松村祐樹委員長 順次答弁願います。どうぞ。 32 ◯町井 香学校施設課長補佐 まず初めに、1点目の第一中学校の書き込み部分でございますが、第一中学校の12ページのエのセキュリティーゾーンに区画した部分というところで、体育館と多目的ルーム、会議室、家庭科室のところで区分けさせていただいておりまして、基本的にはこの部分を指しているというところでございますので、ちょっと文章がわかりづらくて申しわけございませんでした。  2点目の第八小学校の水害時の関係の書き込みでございますが、今考えているところでございますと、通常、児童・生徒が利用するような教室というのは2階以上に設置するというところと、逃げおくれた場合でも、外階段と校舎の2階以上のバルコニー等に入れるというところで、検討を現在行っているような状況でございます。  以上でございます。 33 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 34 ◯石堂淳一財政課長 それから、財源の関係、基金の関係の御質問についてでございますけれども、現在、こちらの小・中学校の改築計画につきましては検討中というところがございますので、改築スケジュールですとか事業内容を踏まえて、その財源について、基金のあり方を含めて、引き続き検討していきたいと考えておりますけれども、現行の令和3年度までの基金の方針については、現時点ではこの方針のままでいく予定でございます。  以上でございます。 35 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 36 ◯山田英紀学校施設課長 続きまして、イラストの配置等について、どのような検討であったのかという御質問でございますが、こちらにつきましては、まず、普通教室については学校の現状の改築校、十小、三中、五中の各学校の先生にヒアリングを行わせていただきました。その中で、また、そういった御意見と、さらには、今回こういった配置を決めるに当たっては、日本建築学会の通路の幅の適正な部分の大きさとか、オフィスの家具メーカーの資料、あと、一般的な人間の視野角等でどのぐらいの大きさが、横目で、教壇に立ったときに見えるのかとか、そういったさまざまな資料と現場の御意見を参考に、今回配置のイメージをつくらせていただいております。  ただ、1点、まだちょっと固まり切れていないんですが、コンテンツとして上げさせていただいたのがメディアセンターでございます。こちらにつきましては、メディアセンターという考え方が、教育の中でまだ固まり切れていないところがございまして、どういったものがメディアセンターとして活用しやすいのかというのは、もう少し検討、先行の他市の事例を見ながら、図書館機能とコンピューター室の機能をどううまく融合させていくのか、また、コンピューターも、ここのところは指導室とも連携を図りながら今検討しているんですが、今後のコンピューター室のあり方とか、タブレットのあり方等によっては、当然、このあたりの配置がまだまだ変更はされていくのかなと。ただ、いずれにしましても、八小と一中は設計段階に入っておりますので、将来を見越した中で、この辺のイメージ、レイアウトは考えていきたいと思っております。  校務センターにつきましては、文科省が掲げている「チームとしての学校」を実現するためにという考え方の中で3点ほど上げている中を参考に、現状にある学校の先生方の御意見を参考に、今回、仮に配置をさせていただいているところでございます。  あと、校長室につきましても、やはり文部科学省が、地域の中の学校を意識したときに、校長室がどういう位置づけにあるのかということで、今回ポイントとしているのは、学校経営の中心となる校長の情報発信の場というのは、地域の方々にも情報発信をする場ということで、今、スクール・コミュニティ協議会も会議室を利用しているんですが、やはり地域の方々が校長室に入って、校長先生と一緒に学校経営にかかわっているんだという意識を、機運醸成をするためにというか、かかわっている気持ちを高めるためにも、やはり校長室でそういった会議をしていくことが重要であるということと、また、学校の教職員の中の、先生たちの幹部の中でも、やはり経営をしていくんだという意識を、会議室ではなくて校長室でやるというのが、非常に今後は重要なことであるというのは、文部科学省の中の文章からも読み取れましたので、今回こういうイメージをつくらせていただいたところでございます。  以上でございます。 37 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。増山委員。 38 ◯増山あすか委員 わかりました。ありがとうございます。  まず、水害の分についてなんですけれども、転用できる部屋というのは、今書いてある家庭科室等のことを指しているということでわかりました。  八小の部分についてなんですけれども、水害時の、確保できる計画ということで、逃げおくれた場合には上の方に行けるようにという話だったんですけれども、恐らく周りの地域の方たちは、浸水想定区域だけけれども、八小の二、三階部分の上に避難したいというような御意見がたくさん届いているかと思います。  一般質問でも、私、確認させていただきましたが、垂直避難というのは市としては余り推奨しないということで、はっきりと話をされているんですけれども、今回、水害の後ですので、地域の方たちと、しっかりその辺はどういったコンセプトでつくるか、逃げおくれた場合のみ上の方に避難できるようにというような話だというようなことも、しっかり協議をしていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  基金の点についてもわかりました。  イラストの部分について、メディアセンターの部分というのは、まだ固まり切れていないということでわかりました。  1点、今、お話しありましたけれども、コンピューター室のあり方について、今回、府中市ではタブレット等、各校に40台ずつということでされていますけれども、今後、文科省の方では1人1台ということを打ち出しておりますので、そうすると、コンピューター室自身が今後必要にならなくなってくるのではないかなと思っています。そういった場合については、ここは、どうしていくかというような部分については、今後検討が必要だと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  以上で、質問はありません。 39 ◯松村祐樹委員長 ほかに御発言はありますか。西の委員。 40 ◯西のなお美委員 よろしくお願いします。  まず、改修計画の方で、地域開放の考え方についてお聞きをしたいと思います。  地域開放というのは、一つは防災の観点が必要だと思うんですけれども、あとは地域に開いていくということで、中にもいろいろありましたけれども、例えば公共施設との兼ね合いで、今後の公共施設老朽化対策費用を削減していかなくてはいけないとか、そういった視点も含めて、今はこの中に入っているのかわからないですけれども、音楽室を例えば市民の方が使えるようにしたりとか、あとはちょっとした演奏会を市民の方が聞けるようにしたりとかというような発想もあるかと思うんですが、そういった地域開放についての考え、ここに出ている以外のものが想定されていれば教えてください。  あと、八小では、例えばテラスの2階から鼓笛隊を見られるようにしたりとかという希望があるということでした。そういったところでも、またいろいろ工夫があるんだと思うんですけれども、校長室のあり方についても、いろいろ議論があっての、会議室等の兼ね合いのお話もありました。  地域開放については、具体的にあれば教えてください。  そして、もう一つの、防災のことなんですけれども、今回、10月の、各学校が避難所になった状況を見てお聞きしたいんですが、今回の八小と一中については、避難所、収容できる人数というのは想定されているんでしょうかというところを一つ。  それから、この図面を見させていただきますと、体育館に隣接して防災倉庫が設置されています。あと、一中については武道場と体育館の間を避難物資の荷さばき所にするといったような工夫もされるということで、非常にこれもいいことかと思います。  それで、細かいんですけれど、防災倉庫と体育館の位置の関係、出入り口が隣接しているかというところは今後検討するのか、考えがあれば教えてください。  それから、非常用電源については今までも議論があったのでよくわかりました。これも、今までも求めてまいりました。あと、電気設備を、前回も八小のところで、通信施設など、特に電気設備については、できるだけ上の方に持ってきてほしいという要望をしまして、それも検討していただけているということでしたので、わかりました。  あと、防災倉庫の考え方の中で、例えば地域の自治会が避難所を開設したときに用意している防災備蓄の防災グッズのようなものがあって、それを倉庫に入れる考えがあるのかというところ、そういったところの計算がされているのかというところを教えてください。  あとは、特別支援教育についての考え方、この案の中にいろいろ出てまいりました。ユニバーサルデザインですとかバリアフリーといったお考えがあるということで、例えば75ページ、教育環境の充実を図るというところで、(3)の特別支援教育についての中で、障害のある子供とない子供、全ての学級の教職員が日常的に交流を図ることができる学校施設の整備とあります。  インクルーシブという教育の考え方について、これは建物というよりは、ソフト面になるのかもしれないですけれども、障害があってもなくても、交流を図るというよりは、ともに学べるような環境をできるだけ整えていただきたいと思っていまして、そういったところでの考えが、今の時点であるかというところを教えてください。  以上、大きく3点、お願いいたします。 41 ◯松村祐樹委員長 順次答弁願います。どうぞ。 42 ◯山田英紀学校施設課長 まず、1点目の地域開放、音楽室というお話もありました、地域開放の考え方でございますけれども、現状では、実際、音楽室を開放している学校もございます。基本的には教室として開放しているところなんですけれども、私たち教育委員会の認識としては、基本的には音楽室等、開放している学校は、セキュリティーが完備されていて、そこに安全が担保されていないと、なかなかこういった教室を開放するのは非常に難しいところがございます。  今回、八小と一中で、図面のところ、それぞれ、一中で言えば12ページ、同じく八小も12ページなんですけれども、今回、災害時でも多目的室や家庭科室、これも特別教室になるんですけれども、開放するのは、基本的には全部セキュリティーゾーンを区分けして、そこらが混在しないような配慮をしていく前提に、このピンク色の点線で囲っております。  一方で、今回、新しい学校づくり検討会でも、今、御意見をいただいておりまして、音楽室等についてはどういうふうにしていくのかというのがありました。これについては、今後、やはり音楽室というのはなかなか特殊なものもありますので、学校の先生方と協議しながら、今回、配置によってはセキュリティーゾーンが区分けしやすいような配置は、想定はして、設計に入りたいとは思っております。ただ、一方では難しい、まだ整理されていないところがあるので、それ以外の地域開放については、あくまでもセキュリティーゾーン、そして地域開放しやすい環境、整うことが可能な場合には、やはりしっかりと検討していくものと現状では考えているところでございます。 43 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 44 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、防災の関係の、まず、八小、一中の方の体育館の中の収容人数等でございますが、今現在、基本設計の方で、体育室の広さを検討している状況でございまして、それによって収容人数が決まってくるというような状況になっていきます。  体育館の出入りですとか、防災倉庫の出入りというところも、当然、活用に支障がないように検討していくものと考えてございます。  以上でございます。 45 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 46 ◯山田英紀学校施設課長 もう一点の、地域の自治会が、防災グッズの件なんですけれども、入れるかということで、こちらも、今、防災危機管理課と調整している重要なところでございまして、地域の方々が防災グッズを持っているというのをどうやって把握するのかということと、基本的には、防災倉庫の大きさの、設置については、具体的に、防災危機管理課からいただいた情報をもとに、どの段数で積み上げてどのぐらいになるのかというところで、それぞれ面積を求め、細かい設計に入っていく必要があるということでは決まっております。  これは、今回の改築・長寿命化改修計画の46ページに、現状の一次避難場所の状況で、避難者人数等が掲載されておりまして、この計算方法と同じように、新しくなる体育館の大きさから避難所の面積、または避難所対象者の面積ですね。このほかに防災危機管理課も避難所で収容できる人数のほか、この避難所の対象の方たちの情報もいただいていますので、そこを踏まえて防災倉庫があるべきだろうと考えております。  これでは、面積はある程度出せるんですけれども、それ以降の、今、御質問にもあった、地域の方々がどんな備蓄品を持っているかというのを入れるには、非常に困難をきわめる状況とは思っておりますが、ここのところについては、できる範囲の中で余剰を持たせるのか、また、今後の防災備蓄品の変化等があるのであれば、防災危機管理課にも、やはりある程度の大きさは欲しいという御意見もいただいていますので、その辺のところはある程度の意味を持たせて、その部分が使用できるかどうか検討する必要があるものと現状では考えているところでございます。  以上です。 47 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 48 ◯田村貴代美指導室統括指導主事 インクルーシブの考え方ですけれども、障害のある子供とない子供がともに学ぶというのは、委員がおっしゃったとおりだと、そこを大前提に捉えながら、国の進めるインクルーシブ教育システムの更新にのっとって進めていくというのが、基本的な考え方として進めてまいります。  以上です。 49 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。西の委員。 50 ◯西のなお美委員 ありがとうございました。  まず、地域開放については、今後も検討を続けていくということでしたので、よろしくお願いします。  今後の公共施設のあり方とか、公民館のあり方とかにもかかわってくるんだと思うんですけれども、地域に開放するということと、あと、地域の方が利用するということで、そのあたり、うまく使えるように考えていただくというのは大前提だと思いますので、引き続きよろしくお願いします。  あと、音楽室の件は、今までもちょっとしたコンサート、例えば吹奏楽ですとか、保護者が見たりする場面もあると思うんですけれども、あと、一中の方で、ちょっとした検討が体育館でされているというのを見かけたと思ったんですけれど、そのあたり、例えば体育館で、学校コンクールは府中の森芸術劇場でやったりすることも多いと思うんですけれども、体育館でされているところもありますが、そういったところで、音響のところとか、もし考えがあれば教えてください。地域開放は以上です。  防災については、避難所の想定、これから体育館の広さとともに検討ということでした。このたび、私も中学校の避難所に行っておりまして、最終的には割と早目にいっぱいになって締めてしまったんですけれども、人数を、何人になったらいっぱいだとするのかという定義がわからなくて、非常に現場で混乱をしました。後で報告を見ましても、あの広さでこんなにたくさん入っているところがあるのかとか、そういったのが見受けられましたので、避難の想定の人数というのは、もちろん出すんだと思うんですけれども、その辺、防災危機管理課と含めて、どれぐらいの人数がきちんと収容できるのかというところは、計画の中にきちんと反映させていただくようお願いをします。  あと、自治会の購入備品については、これも各学校の周りだったり、文化センターの圏域ですので、ちょっと整合性が難しいと思うんですけれども、具体的に、例えば一中は、比較的周りの、近隣の自治会の方々が一中に避難するということで、一緒に協議をされていらっしゃると聞いてはいるんですけれども、そういったところの情報を集めていただいて、自治会との連携の避難所開設という視点での話し合いは、学校、今後も引き続きやっていただけたらと思います。  あとは、先ほど増山委員からもありました、八小については非常に地域の方から、先ほど逃げおくれた方々は安全を確保できる計画とするということだったんですけれども、やはり地域の方からの要望も非常にございまして、今のところは、市としては、浸水想定エリアには避難所をつくらないということにはなっていますけれども、引き続き、これも逃げおくれた方というところが、学校の中にいる人だけなのか、地域の方も行けるのかというところは、地域の方の声を聞いていただきまして、協議を進めていただきたいと思います。これも要望です。
     インクルーシブの考え方については、文科省が進めているインクルーシブ教育システムにのっとってというお話がございました。インクルーシブ教育システムというのは、特別支援教育を充実させていくような考えで、それ自体は否定はしないんですけれども、これも実際の設計にどう反映させるかというのはなかなか難しいと思うんですけれども、交流がきちんとできるとともに、子どもたちが同じ場所に、同じ教室に入れるようなというところを、そういった視点を設計の中にもぜひ取り入れていただきたいと思いまして、こちらも強く要望いたしまして、以上で終わります。 51 ◯松村祐樹委員長 1点、答弁願います。どうぞ。 52 ◯町井 香学校施設課長補佐 第一中学校の体育館、資料で言うと8ページなんですが、合唱祭のところの体育館の音環境に配慮した計画というところで、今現在考えているところでございますが、体育室の上部の方に吸音ボード等で、合唱祭で音環境がうまく整うようなところで計画していきたいと考えてございます。  以上でございます。 53 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。よろしいですか。  ほかに御発言ございますか。竹内委員。 54 ◯竹内祐子委員 防災等の質問等もございましたので、なるべくかぶらないようにとは思うんですけれども、まず、こちらの案に対しての適正規模ということで、先ほど村崎委員からも指摘があったんですけれども、こちらは学級数としての考えで適正規模を図っていくかという点なんですが、人数に対してはこういった考えがあるのかどうかという点を教えてください。1学級についての人数ということです。  次に、設備費用ですが、説明の中では、今後、多額の費用がかかることから、良好な教育環境を確保しつつ、改築費や改築後の維持管理費の縮減に努める必要がありますとありまして、下の方に行くと、学校施設の改築費全体の縮減に努めるとともに、他の公共施設の老朽化対策費の縮減に寄与していきますという説明があったんですが、こちらの点で、今後どのように行うのか、具体的にあれば教えてください。  イラストで示されている各施設の部屋の配置等のことはわかったんですけれども、この委員会の視察でも、各学校に見学させていただくと、風通しのいいというか教室の中がよく見えるような形だったり、また、先生のいらっしゃる校務室もガラス戸などが導入されていて非常に明るいですし、距離も近く感じるというか、そういった配慮がされているというのが多く見られたんですけれども、あくまで配置図ということなのですが、そういった風通しのいい生徒と先生の間での交流が図れるような、そういった配慮があるかどうか、考えがあるか、お聞かせください。  一次避難所としての考えがあるという点で、トイレについては、先日の避難のときにも、和式のトイレ、洋式のトイレについてのさまざまな意見があったんですけれども、この点についてどのような計画がされているのか、また、開放機能を高めるとして、一部、外部のトイレも基本計画の中にはあるんですけれども、この点はどのように進んでいくのか、こちらをお願いします。  あと、八小については、先ほども何度か浸水想定区域ということでお話がありましたけれども、この点についてはわかりやすかったと思いますので、了承しております。  特徴として、八小は、今、校庭の芝生化というのがあるんですけれども、スプリンクラーの管理等について、ちょっとお伺いしたいと思っていまして、ほかにも芝生を育成している学校があると思うんですが、ほかの学校がどのくらいあるのか、そちらも教えてください。  以上です。 55 ◯松村祐樹委員長 順次答弁願います。どうぞ。 56 ◯山田英紀学校施設課長 初めに、適正規模の学級数でございますが、こちらにつきましては、国と東京都の基準に基づきまして、小学校一、二年生が35人学級、これは原則なんですけれども、中学校一年生が35人学級で、そのほかは40人学級で編成しております。  以上です。 57 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 58 ◯町井 香学校施設課長補佐 設備費用の今後の考え方、行う……。 59 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 60 ◯山田英紀学校施設課長 今後の縮減ということで、他の公共施設の兼ね合いということなんですけれども、こちらにつきましては、公共施設マネジメントの考え方も当然視野に入っております。府中市全体の公共施設43%が学校施設ということでございますので、先ほども、ちょっと私の方で答弁させていただいたんですが、今後、児童・生徒数は少なくとも減少していくということがあります。  また、他の公共施設も、学校は若干、他の公共施設より早目に老朽化を迎えているところなんですけれども、今後、他の公共施設、文教施設を初め、老朽化してくるところを見据えますと、その児童・生徒数が減少すること、またそこでさまざまな状況が生まれた場合に、他の公共施設の老朽化のタイミングが合えば、状況に応じて、これは国も進めているんですけれども、複合化等を検討する必要が出てくる、タイミングがあるのかなと。そうしますと、例えば児童・生徒数が減少したときに空き教室が出てくると。そこのところに他の公共施設の中に会議室があった場合には、普通教室を会議室に転用して、他の公共施設を改築する場合には、その機能をなくして、少し小規模化するとか、そういったところの意味を含めて、今回、ここの表現をさせていただいたところでございます。  以上です。 61 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 62 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、イラスト図の中の通風、採光の考え方でございますが、今回載せているイラスト図というのは、一般図で平面図で考えてございます。今後、八小、一中と設計を進める中で、当然、環境配慮というところの部分もございますし、通風ですとか、採光というところは考えていくような形、設計を進める中で、素材等も考えていくような形で考えてございます。  続きまして、トイレの洋式化につきましては、計画の案の116ページの方にトイレを出させていただいていまして、その部分の(イ)で洋式化を推進しつつ、和便器についても需要を把握しながら整備するというところで、考え方の方を整理させていただいております。  外のトイレにつきましても、避難所等のときには開放するような形で検討をしていくもので考えてございます。  以上でございます。 63 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 64 ◯山田英紀学校施設課長 最後に芝生の御質問でございますが、まず、芝生のスプリンクラーの管理という御質問ですけれども、こちらにつきましては、タイマーを設置して管理しているところでございまして、他の市でも、基本的にはタイマー管理でやっているものと認識しております。  あと、実施校でございますが、現在、芝生の実施につきましては、小学校の方で8校実施させていただいております。  以上でございます。 65 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。竹内委員。 66 ◯竹内祐子委員 まず、適正規模に関しましては、国の考え方というか、あるということですが、今後、学級数を減らしていくというよりも、まずはそこの生徒を少人数にしていくことで、またその対応ができるのではないかという考えもあるんですが、これは確かに市だけの問題ではないということはわかるんですけれども、少人数学級を導入することによって、学級数を減らさないでも進められる、こういった考え方があるという点を、ちょっと意見として言わせていただきたいと思いました。  設備費用に関しては、公共施設の点についてはわかったんですけれども、先ほどいろいろ費用が計画よりもふえているという……、失礼しました、当初の素案よりも本計画に対してはふえているという点で、物価変動等で費用に影響がある、また、予算との乖離等もあったので、その辺が増額につながったというようなお話だったんですけれども、これが例えば、今後建てていく中で、先に進んでいくことによって、やはり規模を縮小して、現行の建てられたものよりも人数が少ないので、ちょっとそこの部分で規模を小さくするだとか、そういったことにつながらないのかという懸念を少ししています。  内容としては、基本的には同じようなつくり方をしていくのか、それともそのときそのときの状況に合わせて設備に対する費用のかけ方を変えていくのかというところをちょっと知りたくて、どのように縮減を考えているのかというところ、ちょっと聞かせていただきたかったんですけれども、再度質問させていただきます。  風の取り込み方とか採光という意味での「風通し」と言ったつもりではなかったんですけれども、人と人とのつながりという意味での「風通し」というので、言葉の使い方が、説明がわかりにくくて恐縮なんですが、例えば先生同士、先ほども校長室で会議をしましょうというような案もあったんですけれども、やはり見られている意識もすることによって、話し合いの中身が、例えばもう少し、緊張感ももちろんありますけれども、その中で発展していくものもあるのではないか、閉鎖的な中で見えていないよりも、オープンにしていた方がいいのではないかというような、そういった企業の中では取り組まれている考え方もありまして、ちょっとその点でお伺いした質問でした。質問の仕方がしっかりと伝わらなくて申しわけなかったんですけれども、ぜひ計画として考えていらっしゃるというのであれば、進めていただきたいと思っております。再質問はこの点はありません。  避難所としてのトイレの考え方というか、校舎内の共有部分のトイレというところであった点が、避難所でも同じように反映させられるということだと思うんですけれども、今回の、避難所として利用した方からの意見ですと、和式は使いづらかったりとか、障害がある方は利用がしづらいというような声もありました。  それで、一般質問等でも、学校施設内のトイレを利用させてもらえるというようなお話もあったので、その点を踏まえるんですけれども、体育館についても改めてその点を重視していかなければと思います。  外部の方が使えるのも同じように体育館というような位置づけでよかったのか、この点について再度お願いします。  芝生のスプリンクラーはタイマーが設置されているということなんですが、雨天時に起動しているというのを確認をしておりまして、この点、天候に関してはどういった配慮がされるのかというところだけ、最後にお願いします。 67 ◯松村祐樹委員長 順次答弁願います。どうぞ。 68 ◯山田英紀学校施設課長 まず最初の御質問の、今後、同じような建て方をしていくのか、つくり方でいくのか、検討していくのかという御質問ですが、基本的には今回の改築・長寿命化改修計画は、基本的な概要と細かに決めるところは決めたところでありまして、同じような学校をつくることを、今回、ここに書いたものではございません。  また、学校をつくる場合は、基本構想、基本計画、基本設計、実施設計という段階をそれぞれの学校で踏んでいきますので、当然、子供たちの児童・生徒数の状況を把握しながらやりますので、同じような学校をつくるようなことはないと、今考えているところでございます。  以上です。 69 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 70 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、体育館、外部の方が使うトイレも、基本的には体育館のトイレと考えてございます。  次の、芝生のタイマーの関係なんですけれど、基本的にタイマーでスプリンクラーを作動しているというような状況になっていますので、雨天のみ、タイマーを作動させないというところが非常に難しいような状況になってございます。  以上でございます。 71 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 72 ◯山田英紀学校施設課長 ちょっと補足をさせていただきたいんですが、今のタイマーの件なんですけれども、土曜、日曜に関しては、当然職員の方はお休みになっていて、非常に無駄というところは、今後努力するところは考えなければならないと思っているんですけれども、急に雨が降ってきたからタイマーをとめるという作業はなかなか難しいところがございます。とはいえ、芝生は夏の期間、2日も水をやらないとすぐ枯れてしまうという、そういう側面を持っていますので、一般的には、今、タイマーで管理するのが妥当という状況で考えております。  以上でございます。 73 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。竹内委員。 74 ◯竹内祐子委員 設備の費用については、同じような学校をつくってくださいという意見では、私、決してなくて、費用面を抑える部分に関しては努力していただきたいというのは意見としてあるんですけれども、例えば物価が上昇したことによって建てられる内容が変わってしまったという場合に、これまでつくられてきた学校に対して、新たにつくられる学校が、こっちの学校と比べてこっちの学校の方が、比較するとあっちの学校の方がいいよねというような意見にならないように、もちろん計画の中でやっていただくというのは承知していますし、いろいろなところで意見を集約しているのはわかるんですけれども、人数規模ですとか、そういった問題を配慮せずに、金額の問題だけで決めてしまうのはどうなのかなというようなところもありましたので、この点で、先ほど説明があった内容をちょっと改めて確認させていただきたかったというのが質問の趣旨でした。ちょっとわかりづらい質問になってしまって申しわけないです。  体育館のトイレについては、外部の方も利用できるようにしていくということだったので、わかりました。外部を含むと書いてあった内容をちょっと見たので、外づけでトイレができるのかなというようなことも考えたんですけれども、そういう意味ではなかったというのがわかりました。  最後に、スプリンクラーについて、管理の方法がちょっと難しいということで、タイマーを使われているということだったんですけれども、この辺、市民の方から、雨の日にも作動しているのはどうかという意見をいただいたもので、質問させていただきました。  以上です。 75 ◯松村祐樹委員長 ほかに御発言ございますか。佐藤委員。 76 ◯佐藤新悟委員 それでは、何点か質問させていただきたいと思います。  まず、府中市学校施設改築長寿命化改修計画(案)の方なんですけれども、大きな視点から1点質問させていただきたいのは、11ページになると思うんですけれども、(ウ)環境基本計画、ここのところに当たってくるのかなと思います。というのは、これからこの計画、令和2年から令和32年でしたっけ、31年間の長きにわたっての計画、改修計画(案)ということで、非常に長いスパンのことを考えておられている。その間、やはり社会というのはかなり進捗していくというところで、資源循環型の社会というのも改めて考えていかなければならないのかなと思うんですけれども、そのところで、今回、仮校舎のところをどのように考えていくのか、環境面のところでどのように考えていくのかというところを1点質問させていただきたいと思います。  あわせて、この計画(案)の中で、117ページ、記載が1行しかないので、改めて考え方を聞かせていただきたいんですけれども、校庭における、小学校だと思うんですけれども、体育器具または遊具、これは基本的にどのような形で従来設置されてきたのか。また、将来的にどのような考え方でこれから設置していくのかを教えていただきたいと思います。  そして、個別の方なんですけれども、府中第八小学校の早期改築着手校のところで何点か質問させていただきたいんですけれども、この基本計画の8ページの(7)の2)のところなんですけれども、鼓笛の活動が見やすいように工夫するというような記載がございます。これ、具体的にどのような考え方をお持ちなのか、改めて教えていただきたいと思います。  また、2点目、前回の特別委員会でも質問させていただきましたけれども、車両の進入について、最後のページのところで、来訪者の矢印が書いてあるところがございますけれども、これ、非常に地域的に狭い道となっているところで、今現在、どのような考え方があるのかどうか、改めて聞かせていただきたいと思います。  以上4点になりますけれども、お願いします。 77 ◯松村祐樹委員長 順次答弁願います。どうぞ。 78 ◯山田英紀学校施設課長 まず、1点目の、仮設校舎について、環境面でどのような配慮があるかということなんですけれども、今回の仮設校舎、特に八小なんですけれども、私たち、設計者とるる調整する中で、一番視点を置いたのはコンパクトな仮設校舎の設計です。このコンパクトについては、3階建てを想定しておりまして、3階建てにすることによって、さらに教室等の配置も、中のレイアウトもかなりコンパクトにつくっております。  ただ、一方、コンパクトにすると、子供たちは窮屈に感じるというところが出てくるんですが、そこのところは最小限にとどめつつ、一番、八小はそこに校庭の確保というのがありましたので、校庭のスペースを確保したと。そこには当然、コンパクトにするということであれば、環境負荷の低減になると考えておりますので、仮設についてはそういう観点で、環境負荷に配慮したものと認識しているところでございます。  以上です。 79 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 80 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、遊具の関係なんですけれども、現在、小学校で、遊具というのは各学校でさまざまなものが設置されているような状況で、主なもので言えば、ブランコですとかジャングルジムというところが設置されているような状況でございます。  設置としまして明確な基準等は現在ございませんが、改築を行う学校につきましては、既存の学校の状況などを踏まえて、地域の方の意見などを伺いながら、今後、遊具については調整していくものとして考えてございます。  続きまして、鼓笛活動の見やすい場所の想定でございますが、今、現状では地域の方から御意見いただいているような状況で、バルコニーを少し広げたらどうかというところで言われてございますので、そういったものを検討してございます。 81 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 82 ◯山田英紀学校施設課長 今の、ちょっとバルコニーで1点補足なんですが、先ほど八小から垂直避難の話も出ておりまして、実は地域の方の、新しい学校をつくる検討会でも出た意見なんですけれども、ここは、このバルコニーと垂直避難が融合しています。鼓笛が、八小、非常に盛んで、鼓笛がいつも見れないということで、2階のところにバルコニーがあるといいよねという話が出た当時に、ここ、垂直避難の場所としても活用できるねということがあるんですが、なかなかここも、費用の面も余りお伝えできなかったんですが、できるだけそのところは検討しますということなんですけれども、バルコニーは、もう一点、よさがありまして、ひさしイコール熱環境に非常に有効だというのがありますので、あとはどのぐらいのスペースをつけるかというところが最終的な検討段階で議論するものと考えております。  以上でございます。 83 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 84 ◯町井 香学校施設課長補佐 続きまして、車両の進入の現在の考え方でございますが、現在、八小側の方につきましては道路中心からセットバック等を行いまして、車道を広げていくような形で考えてございます。  以上でございます。 85 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。佐藤委員。 86 ◯佐藤新悟委員 ありがとうございます。  環境基本計画のところは理解させていただきました。コンパクト化、また、3階という形で八小を考えているということなんですけれども、改めてこの点の再質問として、仮設校舎の建築資材の再利用の考え方はあるかどうか、今後の、どんどんどんどん建てていくところで考え方があるかどうか改めて聞かせていただきたいと思います。  2点目の、体育器具または遊具の件なんですけれども、基本的な方針、指針みたいなものはないという形で答弁いただきました。ほかの学校等を参考にしながら、これから設置していくということなんですけれども、この点はやはり、せっかく新たな学校をつくるので、従来の遊具等ももちろん参考にしなければならないところだと思うんですけれども、先進的な事例を参考にしていただいて、子供たちが遊ぶ環境も改めて学べるようなところで、ぜひぜひお願いしたいと思います。  この点、関連して再質問させていただきたいのは、八小、今回、西側の南側に芝生スペースが設けられる計画になっていると思いますけれども、そこのところでの子どもたちが何か工夫して遊べるだとか、また、設計の段階で工夫しているようなところがありましたら聞かせていただきたいと思います。  あと、鼓笛隊の観覧しやすいようなバルコニー、また、災害時の垂直避難に関しても使えるというようなことで御答弁いただきました。ありがとうございます。地域の方々からもそういった意見が非常に多くて、また、スクール・コミュニティ協議会でしたっけ、その中での意見を反映していただいたという形で、このような計画に盛り込んでいただけたのは、本当に改めて感謝を申し上げるところでございます。ぜひぜひ進めていただきたいと思います。  最後の点の、車両の進入に関してなんですけれども、新小金井街道から八小は少し奥に入っておりまして、非常に狭い道を、これから、例えば給食の配膳車が通ったりということで、地域的なところでも非常に心配される声が多いので、ぜひぜひ声をしっかり聞いていただいて、また計画に反映できるような形で進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  質問に関しては2点になりますが、お願いいたします。 87 ◯松村祐樹委員長 答弁願います。どうぞ。 88 ◯町井 香学校施設課長補佐 まず初めに、仮設校舎の再利用の関係でございますが、今、現状で、仮設校舎につきまして、リースでやるか、そのまま買い取りでやるかというところも、現在検討を行っているような状況でございまして、リースにしても、買い取りにしても、使えるものは再利用というところで考えてございます。  以上でございます。 89 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 90 ◯山田英紀学校施設課長 続きまして、西側の芝生についての遊具、また活用方法等の考え方があるかという御質問ですけれども、第八小学校につきましては、今まで全面芝生をさせていただいている中で、今回、新しい学校づくり検討会でも重要な議題の一つとなりました。第八小学校は非常に地域スポーツも盛んでございまして、また児童数も多うございまして、裸地化が進行して一時期は非常に校庭がでこぼこした危うい状況があったと私も記憶しております。  今回、ダスト舗装と芝生を分けることによって、当然、面積は、芝生、減るんですけれども、養生がしっかりできること、その養生がしっかりしても、各学校運営、そして地域のスポーツ団体に影響はないこと、そうなりますと、芝生は常に良好な状態が保てると思っております。これについては、良好な状態を保っている芝生の遊び方については、私も視察しましたが、非常にそこに子供たちが寝転がって、伸び伸びと会話をしたり、ふざけ合ったりしているのを見ていますので、その良好な芝生自体がすばらしい遊具の一つになるものと考えております。  以上でございます。 91 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。 92 ◯佐藤新悟委員 ありがとうございます。  1点目に関しては承知いたしました。  2点目の芝生のところなんですけれども、御答弁いただいて本当にありがとうございます。子どもたちも芝生というのは非常に学校の中でわくわくするような空間であると考えておりますので、これから計画を進めるに当たって、子どもたちが改めて遊び方を工夫できたり、教育的な効果も期待できるような形で進めていっていただければと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いします。  以上で終わります。 93 ◯松村祐樹委員長 ほかに御発言はありますか。比留間委員。 94 ◯比留間利蔵委員 私の方から何点かお願いいたします。  まず、今回、府中市は、ほかの市に比べて学校の長寿命化計画というのをつくっていただいていると思うんですけれども、特に近隣の国分寺市とか小金井市、調布市はどうなのかというのが1点、あわせて、防災危機管理課の課長もいるので、水害のときは府中市内で何とかなると思うんですけれども、直下型の大規模震災があった場合に、小・中学校は避難所に一応指定してあるけれども、それでも足りない場合は、近隣の、さっきお話しした国分寺市や国立市、調布市、三鷹市も、向こうが来ることもあるんだろうけど、その辺、どうなっているのか、ちょっとお尋ねしたいなという。2点、大きく。
    95 ◯松村祐樹委員長 答弁願います。どうぞ。 96 ◯山田英紀学校施設課長 まず、1点目の、国の方で文科省が策定を要求しているような、今回、改築・長寿命化改修計画として、同様のものを国分寺市、小金井市、調布市が策定しているかというところなんですが、大変申しわけございません。現状、全国的な策定状況を把握しているのみで、近隣市が把握できていないところで、大変申しわけないんですが、参考までに、平成30年1月10日の文部科学省の通知から、その時点での全国での改築・長寿命化改修計画の策定率は4%と伺っています。  以上でございます。 97 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 98 ◯関根 滋行政管理部危機管理担当副参事 震災時の被害によって、近隣市の協力の話なんですけれども、基本的には府中市にある避難所を開設していきます。その中で足りない場合については、協定を結んでいる各施設もございますので、そこも使わせていただきます。  他市の方についても、基本的には発災当初というのは、緊急時なので、どなたが来てもいいような態勢になっているかと思うんですけれども、実際、避難生活になった際には、それぞれ自宅の避難所となるところに行っていただくと考えております。  以上でございます。 99 ◯松村祐樹委員長 どうぞ。 100 ◯山田英紀学校施設課長 失礼しました。資料、今、出てきましたので、近隣3市の、お答えさせていただいてよろしいでしょうか。 101 ◯松村祐樹委員長 お願いします。 102 ◯山田英紀学校施設課長 調布市なんですけれども、こちらは今年度中には策定をするという流れでございます。小金井市につきましては今年度から作成に入ったというところでございます。国分寺市につきましても令和元年度からの作成という状況と伺っております。  以上でございます。 103 ◯松村祐樹委員長 答弁が終わりました。比留間委員。 104 ◯比留間利蔵委員 ありがとうございます。  この作成については、府中市が、多分、先行して始めているんだろうなというふうな思いと、先ほどからちょっとあったように、小・中学校の生徒数が減ってくるということも考えると、近隣市と手を組んで、例えばですけれども、80ページにある国分寺第一小学校は、九小とか新町小学校とか、かなり近いところにあると。こういうことを言うとあれなのかもしれないですけれども、ほかの市で建てかえが本当にできるのかと思うと、ちょっと厳しいだろうなと、実際のところは。計画はつくるけど実際に手をつけられるのかという話になると、多分、担当課の人たちもかなり神経使ったり、大規模なお金がかかるので、国分寺では、こういう言い方、失礼なんですけれども、計画をつくってもできないんじゃないのと思っているんですね。そのときには、当然、府中の方に来られることもあるんだろうなと思っているので、提携をするという形も、防災的な部分で言うと考えてもいいのかなと。また逆に言うと学校自体も、「府中」とか「小金井」とかということにこだわる、今後ですよ、子どもが少なくなったときに、府中の教育とかということじゃなくて、要は府中市の近くにある他の学校と協働していくとかということも考えていく必要性があるのかなと思って、ちょっと御質問をさせていただきました。  また、改めて、水害に関しては府中、国立ぐらいしか考えられないのかなと、調布も含めてそうですけれども、ただ、直下型の地震に関して言うと、ハケ下の国分寺の周辺だとか、当然、府中の方もかぶってくるんでしょうけれども、災害が考えられるときに、府中以外の人は府中に来ないでくださいとは言えないと思うので、そういった部分も含めて、ちゃんと近隣市との提携といいますか、手を組む話し合いをしておくということも必要なのかなと思って、今回質問させていただきました。  そんなこと、ないことが一番いいと思っているので、ただ、心づもりとか、多分、準備も今まで聞いたことないので、していないと思うんですよ。なので、そういうことがないように、なければいいんでしょうけれど、あるときはスムーズに提携できるようにお話を進めていただければ、学校の部分も、防災の部分も含めてそこはお願いしておきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 105 ◯松村祐樹委員長 よろしいですね。  ほかに御発言はございますか。福田委員。 106 ◯福田千夏委員 恐れ入ります。  質問等はないんですが、意見だけ述べさせていただきたいと思います。  今回の更新のタイミングですね、更新サイクル、初回計画素案のところでは、8年ごとにとございましたが、今回このように、効果的に、臨機応変に、より現実的なのかなと思いますし、8年がサイクル的に長かったか、短かったかというところが、私も判断はしかねるんですが、それぞれ、今回はこの計画を立ててから、初回が令和6年度にやるということもお伺いしましたので、それ以降は順次建設をされるのと、あと、教育方針とか、さまざまそういうところが変化をしていると思います。31年間の長期スパンの中で、本当に効果的な更新時期のタイミングというのも図っていただきたいというのがあるのと、ここでしっかりと年数を定めないというところが、よい方に流れるのかどうなのかというところもありますので、ここはより細かくというか、丁寧に対応していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  そして、先ほど来、皆様から避難所としての学校の考え方という形でもありました。特に一番直近なので、水害に対してさまざまなお考えもありますし、また、垂直避難等の考え方もございます。  48ページにもあるように、現状、ハケ下は水害時においては避難場所には指定をしていないというところ、あと、49ページにも一次避難所の状況というのがございます。収容可能面積というのと、体育館が並行して、同じであるという、体育館しか考えていないというところもあると思うんですが、先ほど、ほかの教室も場合によっては開放できるというような考え方、それがあるのであれば、事前にここは地区防災計画にのっとってやっているとは思うんですが、その地区防災計画の中で、じゃ、開放できる教室、そこの面積の割り振り、そしてまた収容人数の変更というところもまた、この平常時に、なるべく早い段階で明確にしておいていただきたいというのが実はあります。  この一時収容と長期収容の差というのは、やはり現実的には長期収容が、今回も現実的な数だったと思います。一時収容的に、これだけの数が入るというのは、かなり考えられませんので、これは今回ここに出されているのが前後になると思いますが、水害のときには、これがまたぎゅっと収縮されて、ハケ下部分の学校は入らないので、そうすると、収容人数がかなり限られてくると思いますので、なおさら普通教室の部分もしっかりと明確に人数の提言をしていただきたいなと思っておりますので、そこは要望としてお願いをしたいと思います。  今の現状の浸水想定区域内に避難をしないという考え方は賛同します、ここは。もちろん命を守るという点では、また逃げおくれをしないということと、あと、市民に予断を与えないということ、浸水想定区域内だから垂直避難ができるということを与えてしまうと逃げおくれの可能性があります。ただし、現実的に今回の水害に対して、やはり逃げ切れなかった、浸水想定区域内にいっぱい残っていたということも考えて、高齢者等も考えますと、やはり垂直避難の考え方というのも、今後府中市として明確にしていただきたいと思います。  行政としてここが垂直避難できるよというのを開放するというのは、非常にリスクが高いと考えますから、垂直避難を推奨する場合、皆さんの意見を聞いていると、市民の声も多いということもありますし、現実問題ということもあるので、垂直避難をした場合のリスクとか、そういうところもしっかり徹底をしていただいて、実際問題、多摩川が氾濫して、それこそ2メートル、3メートルの水がというところが、現実がないものですから、経験もないものですから、皆さんが想像がつきません。そういった意味で、垂直避難のことに関してはさまざまな要望もあると思いますが、市もしっかりと検討していただいて、特に学校の開放に関してはリスクも考え、慎重に対策をとっていただきたいという御要望をお願いして終わります。  以上です。ありがとうございます。 107 ◯松村祐樹委員長 ほかに御発言ございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯松村祐樹委員長 ないようですので、学校施設老朽化対策についての報告を了承することといたします。  以上で学校施設老朽化対策特別委員会を閉会いたします。                午前11時37分 閉 会 Copyright © Fuchu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...