府中市議会 2019-06-17
令和元年市庁舎建設特別委員会 本文 開催日: 2019-06-17
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市庁舎建設特別委員会記録
令和元年6月17日(月) 午前9時29分 開 会
◯西村
陸委員長 ただいまから
市庁舎建設特別委員会を開会いたします。
これより議事に入ります。
──────────────────
付議事件
1
市庁舎建設について
2 ◯西村
陸委員長 付議事件1、
市庁舎建設についてを議題といたします。
本件について報告をお願いいたします。どうぞ。
3
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 それでは、前回の
市庁舎建設特別委員会が本年の3月7日に開催されましたので、それ以降の
市庁舎建設に係る状況につきまして、お手元の資料に基づき御説明いたします。
初めに、1の
埋蔵文化財発掘調査の
進捗状況等についてでございますが、こちらにつきましては、現在、調査を実施しております二つの区域の進捗状況並びに今年度新たに調査する区域の工程につきまして、口頭にて御説明いたします。
初めに、現在実施しております区域の進捗状況でございますが、まず、
西庁舎南側につきましては、ここで当該区域におきまして、中世から近世の遺構が発見されているとの報告を受けておりますが、本年の5月には調査を終了いたしまして、7月までに
アスファルト舗装などの仮復旧を済ませた後に、来
庁者用駐車場として活用する計画に変更はございません。
もう一つの、拡張敷地の北側3棟跡地につきましては、当初の
計画どおり、既に調査に着手しておりまして、本年の7月には完了させることとしております。
次に、今年度新たに調査する区域の工程でございますが、今年度は二つの区域を予定しておりまして、まず、
東庁舎周辺につきましては、本年の5月中旬より調査に向けた準備に着手しておりまして、来年の1月までに調査と仮復旧を完了させる予定としております。
なお、この区域内にございます来
庁者用自転車駐車場につきましては、既に調査が完了しております
北庁舎北側の
アスファルト舗装された場所へ、本年の7月末まで一時的に移転させることとしております。
もう一つの区域となります
西庁舎西側につきましては、調査範囲が広域となることから、当該区域を南北の二つに区分いたしまして、それぞれを交互に調査することにより、
障害者等用駐車区画を継続して確保するなど、市役所の運営に支障のない計画といたします。この区域の工程につきましては、本年の8月から北側部分の調査に着手いたしまして、来年度末までに全ての調査と仮復旧を完了させる計画としております。
なお、この区域では、調査を円滑に進めるための対応といたしまして、現在設置されております彫刻や石碑などを一時的にほかの場所で保管する計画といたします。
以上が、1の
埋蔵文化財発掘調査の
進捗状況等についてでございます。
次に、2の新
庁舎建設に伴う移転に係る
基本方針についてでございますが、こちらにつきましては、ここで拡張する敷地の地権者並びに借地人の移転先に関する契約などが整ったため、新
庁舎建設工事の全体工程を具体的にお示しできる状況となったことから、その全体工程を明らかにするとともに、それに伴う移転に関する基本的な考え方をまとめましたので御説明いたします。恐れ入りますが、別紙をお願いいたします。
表紙をおめくりいただきますと、目次がございますが、こちらに記載されております項目ごとに御説明をいたします。
それでは、1枚おめくりいただきまして、1ページをお願いいたします。初めに、1の
基本方針の趣旨でございますが、本市では、新庁舎の建設に向けて、平成27年2月に
府中市庁舎建設基本計画を策定し、平成28年10月に基本設計を、平成30年3月には実施設計を完了させております。本事業は、敷地を拡張して現在地で建てかえる計画としておりますが、市役所の業務を継続させながら、建設、移転、解体を繰り返す工程となることから、より正確な移転計画と運営計画が必要となります。
本
基本方針では、具体的な移転時期など、新庁舎への移転に向けた基本的な考え方をまとめるとともに、工程全体における課題を整理いたします。
次に、2の新
庁舎建設の概要でございますが、(1)の新庁舎の構成では、右のイラストにございますとおり、新庁舎は、庁舎の主たる機能を担う「おもや」、庁舎機能を補完し、市民協働を支える「はなれ」、また、市民に開かれた「通り庭」で構成しております。(2)の部署配置では、新庁舎が竣工し、完全稼働する際の各部署の配置を示しておりますが、今後、組織改正などにより変更が生じた場合には、その内容に合わせた見直しが必要となります。
隣の2ページをお願いいたします。(3)の建てかえ計画及び全体工程では、その下にございますイラストのとおり、建てかえ計画といたしまして、改めて四つの工程を示すほか、ここで、拡張する敷地に関する
スケジュールが具体的になったことや、新庁舎の完成を可能な限り前倒しにするための検討を踏まえまして、その下の全体工程にございますとおり、新
庁舎建設工事の着工時期を令和3年5月といたしまして、竣工を令和8年11月に設定することとしております。
1枚おめくりいただきまして、3ページをお願いいたします。次に、3の移転の基本的な流れでございますが、こちらにつきましては、新庁舎が完成するまでの移転の流れを記載しております。中段以降の移転の
タイミング及び移転のイメージ図もあわせてごらんください。
先ほどの建てかえ計画に基づきまして、新庁舎が完成するまでの移転の流れを想定した場合、移転の
タイミングといたしましては、「おもや」完成時のステップ1と「はなれ」完成時のステップ2の大きく2回に分けられることとなります。ステップ1では、本庁舎のほとんどの部署を、完成した「おもや」へ移転させることになりますが、それ以外の部署は、「はなれ」に配置する予定のため、府中駅北第2庁舎(以下、「第2庁舎」といいます)などへの一時移転が必要となります。
次の、ステップ2では、第2庁舎などに配置している部署が完成した「はなれ」に移転いたしまして、新庁舎を完全稼働させる計画としております。しかしながら、現在の第2庁舎には、既に
空きスペースが存在していることや、
都市整備部が、本庁舎と第2庁舎とで分離している状況、さらに、本庁舎における執務室の狭隘化が課題となっていることなどを踏まえまして、これらの状況を解消するための取り組みといたしまして、ステップ1で移転を予定している部署の一部を、第2庁舎などへ先行移転させる、ステップゼロの計画を検討いたします。
隣の4ページをお願いいたします。次に、4の「おもや」への
移転手順でございますが、こちらにつきましては、「おもや」完成までの
移転手順を示しております。
(1)の第2庁舎等への先行移転、ステップゼロでは、「おもや」の着工前に、本庁舎の
市民協働推進部と
都市整備部の全ての課を第2庁舎へ、それと同時に第2庁舎の
環境政策課を本庁舎へ、今年度中に移転させる方向で検討を進めることといたします。その下には、今年度のどこかで先行移転させるイメージを示しております。
(2)の「おもや」への移転、ステップ1では、「おもや」完成後に本庁舎の部署を移転させるには、新規備品の納入など、移転に向けた準備や、実際の
移転作業を合わせますと3カ月の期間を要することとなり、限られた期間内で移転を完了させた後に、市役所の業務を正常に行うことが求められております。また、この段階では、先行移転させていない広報課と
選挙管理委員会事務局を第2庁舎へ移転させ、
監査事務局は「おもや」に、
市政情報公開室は、
ふるさと府中歴史館内へ暫定的に移転させることといたします。その下には、「おもや」への移転時期を示した工程と、
移転期間、3カ月の工程内容を示しております。
1枚おめくりいただきまして、5ページをお願いいたします。(3)の「おもや」への
移転作業では、実際に「おもや」へ移転する際の作業内容を記載しております。「おもや」への
移転作業につきましては、エレベーターの数に限りがあることなどの理由から、一日で運搬できる物量が制限されること、また、
システム関連の設置作業や、操作確認の時間を考慮いたしますと、
移転作業には最低でも4日間以上の日数を要することが判明しております。したがいまして、このような
移転作業の条件や、「おもや」の完成時期などを踏まえて検討した結果、「おもや」への移転時期につきましては、令和5年3月から5月までといたしまして、実際の
移転作業につきましては、令和5年5月の大型連休を利用した、5月2日の夜から7日までの設定といたします。その下には、現在想定しております、
移転作業の具体的な工程を示しております。
次に、5の「おもや」稼働時の運用でございますが、こちらにつきましては、「おもや」だけが稼働している場合の状況を想定したものでございまして、(1)の不足する機能では、「おもや」が完成し、その「おもや」で市役所の業務を開始するときには、駐車場や会議室など、主に、ごらんの表に記載されている機能が一定期間不足することが想定されることから、市役所の業務に支障を来さないよう、「おもや」の外構を暫定的に利用するほか、周辺に存在する公共施設や公共用地などを活用する検討を進めることとしております。
隣の6ページをお願いいたします。(2)の外構の暫定利用では、「おもや」だけが稼働している時期は、本庁舎の解体工事や「はなれ」の建設工事が連続して進められており、敷地周辺には仮囲いが設置されているため、「おもや」の出入り口は、建物の北側と西側の2カ所となることから、北側と西側の外構部分を仮舗装いたしまして、来
庁者用自転車駐車場と
障害者等用駐車区画などを暫定的に整備いたします。その下の平面図は、その状況を示したものでございます。
次に、6の「はなれ」への
移転手順でございますが、こちらにつきましては、「はなれ」が完成した際の
移転手順を示しております。
(1)の「はなれ」への移転、ステップ2では、「はなれ」が完成し、新庁舎の完全稼働に向けて、第2庁舎、
中央防災センター、
ふるさと府中歴史館などから、
市民協働推進部及び
文化スポーツ部、
都市整備部の全ての課などを「はなれ」に移転させることとなりまして、その
移転期間を2カ月としております。なお、
防災危機管理課消防係につきましては、
府中消防署との連携の重要性を考慮いたしまして、これまでどおり
中央防災センターに配置することとしております。
1枚おめくりいただきまして、7ページをお願いいたします。こちらのページには、上段から中段にかけまして、「はなれ」への移転時期を示した工程と、
移転期間、2カ月の工程内容を示しております。(2)の「はなれ」への
移転作業では、実際に「はなれ」へ移転する際の作業内容について記載しております。「はなれ」への
移転作業につきましては、「おもや」の移転と同様に、運搬が可能な物量やシステムなどの設定及び
操作確認作業の時間を考慮いたしますと、最低でも3日間以上の日数を要することが判明しております。したがいまして、このような
移転作業の条件や、「はなれ」の完成時期などを踏まえて検討した結果、「はなれ」への
移転期間を、令和8年12月から翌年の1月までといたしまして、実際の
移転作業につきましては、令和8年の年末年始を利用した、12月28日の夜から翌年の1月3日までの休業日を除く設定といたします。
下段には、現在想定しております
移転作業の具体的な工程を示しております。
隣の8ページをお願いいたします。次に、7の備品の調達等でございますが、こちらにつきましては、新庁舎における備品の考え方を改めて示しております。新庁舎の備品の検討に当たりましては、既存庁舎の備品に関する調査といたしまして、安全性、機能性、快適性の三つの観点の基準に照らしてランクづけを行った結果、新庁舎での転用が望ましくない、ランクの低い備品が全体の約98%を占めることが明らかになっております。このことに加えまして、仮に既存庁舎の備品を全て転用した場合には、移転に要する日数がさらに増加することが想定されることから、新庁舎で使用する備品につきましては、新規購入を基本といたしまして、職員が使用する更衣室のロッカーや倉庫の棚などにつきましては、できる限り既存の備品を転用することといたします。そのため、
既存庁舎で使用しているほとんどの備品につきましては、他の公共施設への譲渡や、民間企業への売り払いなどを行った上で処分する計画を検討いたします。
次に、8の
アート作品の移設でございますが、こちらにつきましては、現在の本庁舎に存在する
アート作品の取り扱いについて記載しております。現在の本庁舎の敷地内には、屋内外に彫刻や絵画など、多くの
アート作品が展示されており、その中には、寄贈されたものや、記念碑として設置されたものがございます。新庁舎では、このような
アート作品を設置しないことを基本としていることから、今後、専門家などの協力を得ながら、それぞれの作品の価値を判断いたしまして、移設、保存、処分などの取り扱いについて検討してまいります。
次に、9の移転に伴う関連作業でございますが、こちらにつきましては、移転の際には、実際の
移転作業のほかに、関連した作業が伴うことを記載しております。新庁舎への
移転期間におきましては、新規備品の納入、既存備品の転用、文書などの移転のほか、
LAN配線や電話配線、さらには、特定の部署が所有する
システムサーバーの移設などの作業も予定されております。これらの作業につきましては、各主管部署が専門業者などを通して移設させることとなりますが、限られた
移転期間内において、それぞれの作業を支障なく完了させるためには、関係部署との事前調整を十分に図る必要がございます。
最後に、10の今後についてでございますが、こちらにつきましては、移転に向けた今後の考え方を記載しております。「おもや」及び「はなれ」への移転を正確かつ円滑に行うためには、最新の職員数や部署配置などを踏まえて実行する必要がございます。今後は、それぞれの移転時期に合わせまして専門業者を活用しながら、
最新レイアウト図や、詳細な
移転スケジュールを作成するなど、本
基本方針に基づいた綿密な移転計画を策定することとなります。
以上が2の新
庁舎建設に伴う移転に係る
基本方針についてでございます。
恐れ入りますが、
特別委員会資料にお戻りいただきまして、次に、3のその他でございますが、こちらにつきましては、
紛争予防条例に基づく
近隣住民説明会の開催につきまして御報告いたします。ここで、本事業の着工時期及び竣工時期を明らかにすることから、本市の
紛争予防条例に基づく
近隣住民説明会を、本年の7月28日、日曜日の午前10時から、
市役所北庁舎3階会議室におきまして開催する予定としております。近隣住民の対象範囲につきましては、当該条例に定められているとおり、計画建物の高さの2倍の距離の範囲といたしまして、これまでも開催してまいりました説明会と同様の範囲としております。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
4 ◯西村
陸委員長 説明が終わりました。
これより質疑・意見を求めます。
手塚委員。
5 ◯手塚とし
ひさ委員 何点かお尋ねします。
まず、埋蔵の関係について、南側の駐車場のところについては説明があったんですけれども、何か遺構が発見されたけれども、
予定どおりだという説明があったように承ったんですけれども、発見された遺構はどういう扱いになるのか、どのような形にするのか。それで
予定どおり7月からは供用開始できるという、そこの流れをもう一度教えてください。
あとは、それぞれやられているということなので、わかりました。
それから、こちらの方、ちょっと初めて見たのであれなんですけれども、まず、今年度中に、一部、第2庁舎への引っ越しをされるという説明なんですけれども、それはあれでしたかね。予算でとってある状況なんですか。どのぐらいお金がかかって、それは予算内でやれることなのかどうかということを、まずお尋ねします。
それから、「おもや」への引っ越しが、ちょうど4年後の
ゴールデンウイークというか、連休に当たるということで組まれているということで、ちょっと気になったのは、例えば
選挙管理委員会も対象に入っているんですよね。ちょうど、今回、
市議会議員選挙があって、
公職選挙法の関係で、ちょうど
ゴールデンウイーク中に収支報告とか出さなきゃいけないとか、そういういろんな手続があって、結構ばたばたしたんだけど、ちょうど4年後の選挙の後に、
選挙管理委員会、引っ越しとかしていると、相当混乱するんじゃないかということは懸念されるんですけれども、その辺は検討されたのかどうか、その辺をお尋ねします。
それから、一応、全体の、今回初めて出されてきた中で、やっぱり気になるのが、総工費とかが
予定どおり、どこかふえないのかどうかというのが気になるんですけれども、メンバーも変わっているので、今出されている全体の工事費が幾らで、一応、今回の計画によって、その金額がほぼそのとおりでいくのか、若干いろんな備品の関係とか、アートの関係とか、いろいろ出てきていますから、その辺で、あるいは引っ越しも余計かかるみたいな説明も、ちょっとあったので、その辺が、ふえる要因がどんなものがあって、あるいは減る要因がどんなものがあるかというふうなことが、わかる範囲で教えてください。
差し当たって、そんなところで、よろしくお願いします。
6 ◯西村
陸委員長 4点でよろしいですか。
7 ◯手塚とし
ひさ委員 はい。
8 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
9
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 まず、1点目の、
埋蔵文化財発掘調査に関する御質問ですが、西庁舎の南側の状況といたしましては、ここで中世という言い方をしましたけれども、中世から近世と。中世といいますと、一般的に言われているのが鎌倉時代ですとか、室町時代のものなんですが、そのときの時代の建物ですとか、工作物の建っていた跡と思われるものがあるという報告を受けておりまして、それが一体どういうものなのかというところは、現在、最終的に確認をしている中で明らかになりますので、また時期を見て、その内容については市議会の方に御報告したいと思っています。
そういった状況ですので、現在のところ、7月いっぱいで
アスファルト舗装をして、来
庁者駐車場として再整備する計画には、現在のところは影響ないと踏んでおります。
次に、2点目の、第2庁舎への移転の予算の関係ですが、こちらにつきましては、当初予算を計上する際には、新庁舎の拡張する敷地の地権者ですとか、あとは借地人の移転先に関する契約というのは明らかにというか、確定しておりませんでしたので、今回、御説明しました、着工時期と竣工時期がお示しできなかったことから、当初の予定では想定できませんでしたので、ここで、9月の補正で、予算をお願いしたいと考えております。
次に、「おもや」の移転が4年後ということになって、それに伴う
選挙管理委員会事務局の移転にかかわる、次の選挙の報告書の提出のときの混乱という話ですが、現段階では、4年後に「おもや」が完成する計画をもとに、第2庁舎に移転することを基本として進めていこうと思っていますが、当然、その計画を進める中で、細かいそのような課題とか、これから出てくると思いますので、そういったものについては、今後検討、あるいは対処するようにしていきたいと考えております。
そして、最後の工事費を含めた
概算事業費でございますが、実施設計が終わった段階での
概算事業費につきましては、
建設工事費として、解体工事費含みますが、まず173億7,000万円、そして、移転費といたしまして2億1,000万円、そして、設計費、設計等といたしまして4億8,000万円、最後に、
土地買収関連費といたしまして26億円ということで、全体
概算事業費を206億6,000万円としております。この中の
建設工事費でございますが、こちらにつきましては、前回の
当該特別委員会でも御報告いたしましたとおり、設計は完了しておりますが、資材の単価ですとか、労務単価をここで見直す必要があるかもしれませんので、そういった意味での設計の再積算を今年度行います。その状況によっては、
建設工事費にも、増減合わせて影響が出てくると思っています。
また、その中でも、移転費に2億1,000万円想定しておりますが、ただいま御報告いたしました第2庁舎への先行移転、
市民協働推進部、あるいは
都市整備部の移転につきましては、いずれ「おもや」ができたら第2庁舎に移転しなければいけない計画でございましたので、その移転費については、この
概算事業費の2.1億円、2億1,000万円の中で見ております。今後、ここで
移転スケジュールが明らかになりましたので、具体的な移転の流れ等を踏まえて、これも当然、費用を積算しなければいけませんので、そういった費用を確認をしながらこの2億1,000万円内でおさまるかどうかというところは、ちゃんとチェックしていきたいと思っています。
以上です。
10 ◯西村
陸委員長 手塚委員。
11 ◯手塚とし
ひさ委員 まず、埋蔵の関係については、基本的なところは理解しているんですけれども、そうすると、発見されたものは、そのままにしておいたまま、とりあえず
アスファルトで固めてしまうと。改めてするということなんですか、ちょっと、そこ、本庁舎というか、現行の庁舎を解体したときに、改めて何かするという意味ですか、それ。ちょっとその辺が、中世のそういう遺構が発見されて、その辺のことがちょっとわからなかったので、どういう扱いにするのか、もう一度そこを教えてください。
あと、
選挙管理委員会の話とか、その辺についてはわかりましたので、一応、そういうことも懸念されますので、その辺はしっかり、今回、そうでなくても、結構いろいろあったような話も聞いていますから、移転がなくても、時期的なこととか、
公職選挙法の関係で、どうしても連休中に収支報告を出さなきゃいけないとか、そういうのを決められているところがあるものですから、ちょっとその辺、あと、ちょうどお祭りもあるので、お祭りへの影響とかも懸念されると思いますから、その辺は十分吟味した上だと思いますけれども、あと4年先なので、まだ十分時間があると思いますから、その辺は事前にしっかり吟味していただいて、問題が起きないようにやっていただければとお願いしておきます。
あと、工事費の関係は、基本的にわかりましたが、一応、今年度中に、ちょっと見直しをかけるということだけど、これは、じゃ、次回とかで、何か、その辺の報告があるんですか。今年度中ということなので、改めていつごろその辺の数字が出されるのか、わかれば教えていただきたいと思います。
かなりいろんな要因が入ってくると思いますから、前回、前々回だったですか。一応、工事の発注方式は一括方式でやるということを前提の概算になっているんですよね。その辺の数字のことについて、改めて、もし今年度中で教えてもらえるんだったらよろしくお願いします。
あとは結構です。
12 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
13 ◯江口 桂ふるさと文化財課長 1点目の、埋蔵文化財の発掘調査についての、どのような扱いになるかということについてでございますが、今回、発掘調査を行っております
西庁舎南側につきましては、鎌倉、室町時代を中心とした遺構が発見されておりますが、調査はそうした遺構を取り上げて、記録保存という形で調査を完了いたしまして、完全に発掘調査は今回で終了でございます。記録保存という形で、記録を報告書という形で、もちろんこちらは、発掘成果を市民、議会等にもお知らせすることは考えてまいりたいと思っておりますが、あくまで記録保存ということでございますので、現地は調査終了後、そのまま埋め戻しをして、供用開始ができまして、この後、そこを再発掘するということではございませんので、あくまで今回の調査で完全終了で、記録保存という取り扱いになります。
以上でございます。
14 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
15
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 次に、2点目の、現在進めております修正設計に伴う
概算事業費の見直しの報告でございますが、この修正設計自体が、今年度、始めているんですが、来年度またいで実施することになります。その作業を進める中で、一括発注の影響額も含めた額を今年度中にお示しできるか、あるいは来年度になってしまうかは、今、確定はしておりませんが、その
タイミングを見て、
当該特別委員会を初め、市議会の方に御報告したいと考えております。
以上です。
16 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。
手塚委員。
17 ◯手塚とし
ひさ委員 最初の埋蔵の関係、基本的なことはわかりましたが、今、発掘調査しているところは、例えば基礎工事とかには当たらないということだと思うんですけれども、万が一、今後、本庁のところを含めて、基礎工事に当たるような部分にそういう遺構が発掘されたときには、どういう扱いするのか、その辺をちょっと改めて、せっかくいらっしゃったので、聞いておきたいんですけれども、その辺、ちょっと教えてください。
あとは、費用については、今後出てくるということなので、改めて出てきたときに確認したいと思います。よろしくお願いします。
18 ◯西村
陸委員長 よろしいですか。
19 ◯手塚とし
ひさ委員 はい。
20 ◯西村
陸委員長 それでは、答弁、よろしくお願いします。どうぞ。
21 ◯江口 桂ふるさと文化財課長
埋蔵文化財発掘調査基礎工事にかかわる部分ですが、今回、地盤面から非常に浅い部分で遺跡が発見されておりまして、今後の解体工事や外構工事等で、やはり破壊される可能性も非常に高いということで、調査の方を実施をさせていただいております。今回、完全に発掘調査の方が終了いたしますので、万が一、今後、解体、それから外構工事等で掘るような場合でも、その部分の調査は終了しておりますので、工事には影響ない形で進めていただけることとなります。この点につきまして、現在調査をしているほかの部分も全く同様でございますので、記録保存という形になれば、その部分は工事が入って、深く掘るようなことがあっても、そこは、遺跡は調査、完全に終了しておりますので、工事に影響ない形で進めていただけるものとなります。
以上でございます。
22 ◯手塚とし
ひさ委員 結構です。
23 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。遠田委員。
24 ◯遠田宗雄委員 よろしくお願いします。
一つ、埋蔵文化財に関しては粛々とやっていただければと思いますので、よろしくお願いします。その中で、これから、西庁舎の西側、今、南北に分けて調査をするということがありましたので、一番は来庁者の安全という部分の確保をお願いしたいと思いますけれども、どのように来庁者の安全、見ていただけるのか、何か取り組みがあれば教えていただきたいと思います。
それから、
スケジュールが詳しく発表されましたので、いよいよ本格的に進んでいくなというのが、市民にもやっぱり目に見えてくるんだと思いますけれども、そういう中で、既存庁舎の解体が始まるまでの、今の既存庁舎の建物としては、築後何年に、その時点でなっているのかということを教えていただきたいのと、それまでの市民サービス等を含めて、今の
既存庁舎の中で、例えばふぐあい等、起こってくる可能性もあると思いますので、その辺、どのように対応するのか、今、考えていることがあれば教えてください。
それと、工事中の近隣への配慮が必要になってくると思いますが、特に「おもや」西側の住宅、こうしたところへの配慮は、今後どういうふうに進めていくのか、教えてください。
それから最後ですけれども、
紛争予防条例に基づく近隣説明会、4月、行われるわけですが、高さの2倍の距離ということでしたので、実際にはその場合、案内をされるところは世帯数としてはどのくらいあるのか、もしわかれば教えてください。
以上、質問させてください。
25 ◯西村
陸委員長 4件ですね。
26 ◯遠田宗雄委員 はい。
27 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。お願いします。
28
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 1点目の、
西庁舎西側の
埋蔵文化財発掘調査に関しまして、来庁者の安全の取り組みでございますが、現在考えておりますのが、先ほども御説明いたしましたとおり、
障害者等用駐車区画を継続して整備するですとか、あとは、車の出入り口の場所が変わることになりますので、そういった出入り口の表記の看板を見やすいところに設置するですとか、あるいはスロープの位置も変わってまいりますので、そういったスロープも、仮設とはなりますが、随時設けられるような計画としております。
29 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
30 ◯新藤純也行政管理部次長 続きまして、既存庁舎の築年数等につきましてでございますが、現在、本庁舎、まず西庁舎につきましては、昭和34年に建築されまして、現在で59年たっております。東庁舎につきましては、昭和45年ですので、ここで48年、ちなみに北庁舎につきましては昭和62年ですので、ことしで31年ということになっております。その後、どのような、今後、
既存庁舎の安全対策についてでございますが、「おもや」での移転時期が平成5年5月(※後述の行政管理部次長による答弁において、「平成」は誤りであり、正しくは「令和」である旨の訂正答弁あり)を予定しておりますので、移転までの間は、現庁舎の日常点検、それから補修を徹底いたしまして、また、災害時の避難誘導訓練等の訓練を重ねて、現庁舎の安全性を確保してまいりたいと考えております。
以上でございます。
31 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
32
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 次に、「おもや」の西側のお宅の配慮ということでございますが、「おもや」の西側といいますと、府中街道を挟んで、その反対側、奥ということになると……、南側……。(「西、南と言った」と呼ぶ者あり)西、南。そちらの配慮といたしましては、その部分以外にも、近隣住民ということになりますので、工事期間中の騒音、防塵、ほこり等の配慮も当然行ってまいりますし、あとは、具体的な工事工程などを事前にお知らせすることによって、対処していただく協力を得るというようなことで対応してまいりたいと考えております。
最後に、
紛争予防条例に基づく説明会の対象世帯数ですが、こちら、前回実施設計が完了した際にも、同じ範囲で行っておりまして、その際に対象となっているところが841世帯となっております。
以上です。
33 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
34 ◯新藤純也行政管理部次長 先ほど私の答弁で、「おもや」の移転時期ですが、令和5年と言うところを、平成と間違えておりました。正しくは令和5年5月を予定しています。
以上でございます。
35 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。遠田委員。
36 ◯遠田宗雄委員 答弁ありがとうございます。
遺跡調査の件に関しては、よくわかりました。どうしても市民が常に出入り、激しくなる場所になってくると思いますので、その辺の安全には十分注意していただきたいということと、特に障害者のことに関していくと、やはり自分たちの感覚的には、このスペースは十分とれている。スロープ的な部分で傾斜も大丈夫だろうと思っていても、意外とそうじゃない部分が、つくってみるとあったりするときが、やっぱりあるので、その辺の対応をしっかりお願いできればなと思っていますので、よろしくお願いをします。
それから、調査に関しては、解体の時期になると、西側でいくと築60年を超え、63年ですかね、簡単に言うと。そういう計算になると思いますので、やはりかなり厳しい状況になってくることも想定されると思いますので、職員のことも含めてですけれども、やはりさまざまなふぐあいがあったときに、もうちょっとだから何とかなるんだろうという考え方が、やっぱり基本的に出てきちゃうと思いますけれども、でも、ここはやらなきゃいけないなというものに関しては、やはり補正なり何なり、組んでいく中で、対応していかなきゃいけないことかなと思いますので、確認等も含めて、よろしくお願いしたいと思います。
その中で、日常訓練、日常点検等、災害時の訓練というお話もありましたので、きょうも、ちょっと小さな地震もありましたけれども、いざというときの対応を、そこでお願いしたいと思いました。
近隣への配慮ですけれども、やはりすぐそばで工事を行っていくわけですから、日常の生活の中では、さまざまなストレスとかも出てくる可能性もあると思いますので、声かけをするなり何なり、何らかの配慮も含めながら、また近隣の方の御協力もいただかなきゃいけないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
近隣説明会に関して、よくわかりました。再質問はありません。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
37 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。加藤委員。
38 ◯加藤雅大委員 何点か質問させていただきます。
まず、1番の埋蔵文化の関係で、南側の駐車場を、7月まで、
アスファルトの復旧をするという説明がございました。ちょっと以前から気になっていたこともあったのでお伺いしたいんですけれども、リース時期になりますと、大きなトラックの搬入が、今までも、そこの駐車場に、一時的にトラックがとまっていたりしていたことがあったと思うんですが、今まで、強度の問題が、適用したからそこに入れたとは思うんですけれども、今回の
アスファルトは、はっきり言うと仮復旧みたいな形の、そんなに頑丈なつくりはしないかなと予測されているところもあるので、ここの辺の
アスファルト舗装の復旧の仕方ですね。それと、現在というか、掘り返す前の状況もわかったらお尋ねしたいと思います。
それと、
基本方針について何点かお尋ねしたいんですが、本当に取りまとめられて、いい
基本方針ができ上がっていること、まずここで評価をしたいと思っております。
それで、まず1ページ目の部署配置について、以前から契約課の位置が3階フロアでどうなのかということで御質問させていただきました。ここの米印を見ますと、組織改正等、変更が生じた場合には内容を見直すというような形で書いてあります。
以前からいろんな形でフロア配置は見させていただいたところ、今回も、この契約課の位置が変わっていないということでございますので、担当課としてどういう話し合いをしたのかどうか、内容についてお伺いしたいと思います。
それから、4ページです。まず、4ページの「おもや」の
移転手順についての関係です。今回、
市民協働推進部、それから
都市整備部が2庁への配置という形になるんですが、この2庁での配置位置、
都市整備部が何階に行って、市民協働が何階に行くのか、この辺のフロア配置について教えてください。
それから、
環境政策課が本庁に戻ってくるということでございますので、ここには示されておりませんが、環境保全センターはどのようになるのか、教えてください。
それから、5ページの「おもや」の稼働時の運用の不足の機能についてで、不足することが想定される主な機能ということで、幾つかあげていただいておりますが、「集密書庫」とは書いてありますけれども、これ、どのようなものなのか、どういう書類関係があるのか、それをお尋ねしたいと思います。
それから、最後、8ページ、移転に伴う関連作業ということで、特定部署の所有する
システムサーバーの移転と書いてあります。ということなので、この特定部署が所有する
システムサーバーは、現在、何部署ぐらい、特定の所有するサーバーがあるのかどうか、お尋ねします。
以上、お願いします。
39 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
40
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 初めに、
埋蔵文化財発掘調査の関係の、
西庁舎南側の
アスファルト舗装の関係でございますが、当然、ある程度、車両が乗り入れられるような想定をしておりますので、そういった、耐えられる、今、
アスファルト舗装を考えております。それは、調査に入る前も、そういった状況だと捉えていますので、調査前も、後も、同様な形で可能となるのかなと考えております。
次に、部署配置の件でございますが、契約課の場所について、以前、加藤委員から御意見がございましたので、今後、しかるべき
タイミングで検討したいと認識をしておりまして、今回、
基本方針に載せた部署配置につきましては、これが決定ではなくて、現在のところ、これを基本、ベースとして進めていきたいというような内容の御報告になっておりますので、今後、最新の職員数、あるいは部署の配置を固める時期がまいりますので、その時点で改めて契約課の位置ですとか、あとはほかの部署の位置ですね、御意見いただいたところも、あわせて検討したいと考えています。
次に、第2庁舎の配置ですね。先行移転後の配置でございますが、こちらにつきましては、具体的には、今後検討することになりますけれども、現在のところ、1階は野菜の直売所があったところはあいておりますし、2階も再開発組合の事務所があったところが、もうなくなっておりますので、あいたスペースをうまく活用していくイメージではございますので、そういったところで、今後、具体的にフロアレイアウトについては決めていきまして、これは
タイミングを見て、市議会の方に御報告したいと考えております。
次に、環境保全活動センターでございますが、ここで年度内に
環境政策課を第2庁舎から本庁舎に移転させることになりますが、保全活動センターをそのままに、第2庁舎に残すというわけにはいきませんので、できれば同じ
タイミングで、またどこか別のところに移設をするような検討をする必要があると思っております。
次に、「おもや」だけが稼働しているときの、不足する機能の中の集密書庫でございますが、こちらの機能につきましては、現在の東庁舎の地下にあります、各部署の、ある一定期間を過ぎた公文書をおさめている場所があるんですが、実は新庁舎の中では、その機能を果たすものが「はなれ」に多く整備することになりますので、「はなれ」ができるまでの間、不足するという意味で載せております。
最後に、移転の関係で、関連作業として、各主管課が所有する特定サーバーに関することでございますが、現在、調査をしている中では、庁舎内の15部署において独自のシステムがありますので、そういった関連サーバーを所有していることがわかっています。
以上です。
41 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。
42 ◯加藤雅大委員 幾つかという、数はわからない、サーバーを管理している部署。
43 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
44
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 サーバーを管理している部署、それが単独で、15の部署がそれぞれ個別に管理をしていますので、そういったことになります。
以上です。
45 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。加藤委員。
46 ◯加藤雅大委員 ありがとうございます。
まず、
アスファルトの舗装の件についてはわかりました。とはいえですよ、いずれはまた取り壊してしまうものなので、余り予算もかけたくないのかなと思うところではございますので、今の西庁舎の取り巻きの部分で、できる範囲でしていただければ、
アスファルト、やっぱり厚さによって値段が変わってきますから、その辺は財産活用課とうまく検討していただければと思いますので。極端な話、リース車両以外は、余り重たい車は入ってこないかなと思っているんですよ。というところもありますから、ぜひその辺は検討していただければと思います。
それと、部署配置について、以前から契約課がこの位置でいいのかというお話の中で、やっぱり市民窓口があるフロアと共存するということが、果たして契約課の中で多くの人の出入りがある部署とは、やっぱり離した方が、私はいいかなと思っております。やっぱりそこにおいては、契約上の厳密なる秘密保持があると思いますので、今回、防災センターを残すというお話がこれに示されております。防災センターの件も、かなり当該委員会で、その機能についてお話しした中で、こういった形になりましたから、ぜひその辺は担当課ともう一度検討を重ねていただいて、いいフロア配置になるように、再度御検討いただければと思います。
それから、2庁のフロアについては、まだ決まっていないということですよね。あいている場所だけ、幾つか示していただいたと思うんですけれども、現在、
都市整備部は、地区整備課があるんですかね、たしか。そんな関係もありますから、
都市整備部の中で、またフロアが分かれてしまうというのも、余りどうなのかなという部分もありますので、ぜひその辺の配置についても、早い段階で示していただけると。議員皆さんも、いろいろと、市民相談を受けることもあると思いますので、その際に、どこの課がどこにいっているかということは事前にわかると助かりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、保全センターについては、今、どこかというようなニュアンスでした。これについては、これは「はなれ」に入れるつもりとかあるのかどうかということもちょっと含めながら、新庁舎にその機能というのは有しているかどうかということも、ここで再度お尋ねしたいので、よろしくお願いしたいと思います。
それと、不足される機能についての、公文書の集密書庫ですね。これ、列挙していただいている内容でいけば、駐輪場だとか、駐車場という、また会議室は、ちょっと不便はかけるでしょうけれども、いろんなところに、近隣に少し分散はできるかなとは思っていたんですね。ただ、そういった公文書をしまっているものを、じゃ、それを分散してという考えは、結構難しい話になってくるのかなと思っておりまして、この辺について、もう少し、不足が生じた場合、「はなれ」のところの話なんですけれども、こういうものは、やっぱりちょっと外には分散できないんじゃないかなとは思っておりますので、それだというわけじゃないと思うんですけれども、そこについて、ちょっと考え方をもう一度示していただきたいと思います。公文書を外に出すということは普通には考えられないと思うので、その辺についてお尋ねしたいと思います。
あと、サーバーの件についてはわかりました。15部署ぐらいということで、このサーバーの移転については、何か特殊性みたいなことが、やっぱりかなり強くなってくるんですかね。ちょっとその辺について、もう少し詳細に教えていただければと思います。
以上、よろしくお願いします。
47 ◯西村
陸委員長 3点。
48 ◯加藤雅大委員 はい。
49 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
50
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 まず、1点目の環境保全活動センターでございますが、こちらについては、新庁舎には配置する計画はございません。今回お示ししました部署配置の中にも入っていないという状況になります。
次に、公文書の分散に関する考え方でございますが、外に出すこと自体を考えますと、現在も一部、外の倉庫に保管しているという状況もございますので、外で管理すること自体は問題はないと考えています。そして、今後、「おもや」が完成して、各諸室内でキャビネットを活用して公文書を管理するんですけれども、昨年度から始まった文書管理システム、データで、現在、決裁の手続もしておりますので、そういったことを活用した結果、成果として紙が減るということも考えられますので、今後、数年の間、その書類が減ったことで、外に出す分も減らす可能性もありますので、そういったところは状況を見ながら判断していきたいと考えています。
最後に、特定のサーバーの特殊性でございますが、こちら、先ほど15部署と言いましたけれども、主なところですと、例えば生活援護課に、今、ハローワークが機能としてあるんですが、ハローワークが特別な独自のシステムを設けていたりですとか、あとは国保連合、それも外部組織のところとつなげているシステムがあるんですけれども、そういったものがございます。システム自体は、そんな特殊なものではないと捉えておりますので、しっかりと事前にサーバーの移転の計画を立てれば問題はないものと考えております。
以上です。
51 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。加藤委員。
52 ◯加藤雅大委員 ありがとうございました。
環境保全センターについては、新庁舎にも、その計画はないということは確認できました。これは以前から一般質問をずっと続けながら、現状ではどうかという話もさせていただいているところもありますので、今、担当課いませんから、何ともあれですけれども、ぜひ、この移転の機会を通じながら、環境保全センターの所在地についてぜひ考えていただければと思いますので、その辺は移転に通じながら、よくお話をしていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
あと、集密書庫についてはわかりました。あとはセキュリティーの問題だけだというふうな認識でいいということで、この辺は了解いたしますので、ありがとうございます。
サーバーについても、それほど独自な、難しい移転ではないということも理解できましたので、ありがとうございます。
質問は以上です。ありがとうございました。
53 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。稲津委員。
54 ◯稲津憲護委員 埋蔵文化財の進捗状況ということでは御説明いただきまして、現場作業の方々も、本当に大変だと思いますけれども、いろんな歴史の部分が出てきたということで、記録保存ということで、それはそれで理解はいたします。実際の設計を見ると、やっぱり何らかの形で、見えるより残すわけにはもちろんいかないということでしょうから、それはそれとして理解いたします。
また、発掘調査の方は、今後も残りの部分もまだまだあると思いますので、ぜひとも安全に配慮しながら進めていただければということで、この点は意見のみでございます。
移転に係る
基本方針の方で、いろいろ質疑は出ましたので、基本的な方向性、そして、あと、移転の
タイミングですね。2回に分けて集中的に移転する
スケジュールが出てきたところでございますので、これはあくまでも予想の範囲なので、なかなか実際に移転するというときになると、これが必要だ、あれが必要だ云々というのも出てくる可能性も想定されますので、そういったところは、やはりほかの日常的に業務をやっている部署にとっては、先のことで、なかなかすぐに対応できなかったりする部分もあるかもしれませんけれども、そういったところを、万が一、突然、集中的にやっていかなくちゃいけないのに、間に合わないということもないように、ぜひここはお願いしたいと思います。
ちょっとお尋ねさせていただきたいのは、方針、8ページ目のところにある
アート作品の移設ということで、今、説明がありました。これについて、基本的には、新庁舎においては
アート作品は設置しないということになっているということなので、今後、取り扱いについては検討するということですけれども、この庁舎のところ、設置されている
アート作品は、今、どのぐらいのものがあるのか、ちょっと概要を教えていただければありがたいなと思うのと、ある程度、この検討に当たっては、例えば府中市も美術館がありますから、そういったところと連携して、やはり市民の財産のものでございますから、そこのところは、美術館の方と連携してやっていくこと自体の検討というのはどうなのかなというのを、ちょっとお知らせいただきたいというのが、質問の一つです。
そして、備品の調達なんですけれども、この説明では、今ある備品の全体の98%が、余り転用が望ましくないということで、それはそれで賜るんですけれども、先ほど、
手塚委員の予算の質疑の中に、いろんな工事費、移転費、設計費云々、いろいろありましたけれども、こうした備品の新たな調達する部分というのは、この費用の中に含まれているかどうか、それをちょっと確認させてください。
以上2点です。よろしくお願いします。
55 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
56
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 まず、1点目の
アート作品の移設の件で、現在の庁舎の中にどれぐらいの規模のものがあるかというところですが、この
アート作品については、彫刻、絵画、大小さまざまあるんですけれども、諸室のようなところで、比較的小さいもので飾ってあるものは除いて、比較的規模の大きいもので、現段階で確認しているのは50点ほどございます。
今後、美術館との関係でございますが、先ほど説明でも申しましたとおり、その作品の価値というものを判断しなければいけませんので、美術館に所属しております学芸員の皆さんに意見を聞いたり、あるいは府中市美術館と関連性のある学識の方にも、ときには御相談しながら評価を定めていくということが必要になると思っております。
それと、2点目の備品でございますが、備品購入費につきましては、現在想定をしております
概算事業費206億6,000万円には入っておりません。
以上です。
57 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。稲津委員、どうぞ。
58 ◯稲津憲護委員 それぞれ御答弁いただきました。
アートに関しては、それぞれ見定めながらということなので、その点は、学芸員の方々の評価もあるでしょうし、50点の中ということではいろいろあるでしょうから、基本的には市民の財産でもあるということを念頭に置きながら、これからその選定作業等もやっていっていただければと思いますし、もちろんそういった観点で美術館にも保存できるものがあったら、ぜひそういった形で残していただければと思っております。
備品の調達ということで、今あげられていた予想しているコストの中に入っていないということですけれども、実際にこれ、移転をしていく、もうちょっと後になるかもしれませんけれども、これの備品の見通し、購入の見通しというのが明らかになるのはいつぐらいになるかを2回目で、ちょっとお尋ねしたいと思います。
以上です。
59 ◯西村
陸委員長 御答弁願います。どうぞ。
60
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 備品の購入の見通し、時期でございますが、こちらも移転と同じで、「おもや」が完成した時期と、「はなれ」が完成して全てが竣工する、稼働する時期になります。現在のところ、「おもや」が完成するのが令和5年ということになりますので、その1年度前ぐらい、つまり令和4年度あたりには購入の手続、あるいはその前には選定の検討を行うことになります。
「はなれ」の方は令和8年度になりますので、「おもや」の
タイミングと同様の
タイミングになります。
以上です。
61 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。稲津委員。
62 ◯稲津憲護委員 それぞれありがとうございました。わかりました。
では、その時期ということでございますので、その際には、この備品に対する見通し、そして予算立て、しっかり行っていただくよう、この点は要望させていただきます。
以上です。
63 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。そなえ委員。
64 ◯そなえ邦彦委員 今、稲津委員の質問の中の備品のことなんですけれども、既存の庁舎の中で、98%が使い物にならないという、それはちょっといかがなものかと思っているんですけれども、概算、大体どのぐらいかかるのか、それから、ほとんどの備品については他の公共施設への譲渡、それと、民間企業への売り払いと書いてあるんですけれども、具体的に何か想定しているのか、わかる範囲でお知らせ願いたいと思います。
65 ◯西村
陸委員長 わかる範囲で、御答弁、可能ですか。どうぞ。
66
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 1点目の、備品の概算でございますが、新規で購入した場合の、今、定価の予算を、全体で9億円から10億円は見ています。
次に、
既存庁舎の備品の扱いですけれども、他の公共施設への転用といたしましては、市内には多くの学校ですとか公共施設がございますので、そういったところで活用できるものは転用していく。あとは、民間への売り払いということでは、単純に、家具をそのまま使うために購入する場合もあれば、鉄くずとして購入するような業者もございますので、その手法についてはこれから検討していきます。
以上です。
67 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。よろしいですか。
68 ◯そなえ邦彦委員 はい。
69 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。市川委員。
70 ◯市川一徳委員 何点も質疑が出たので、よくわかりました。
市庁舎の建設に当たっては、特徴として、特に現地点での建てかえということで、これまでも既におくれながらも、今日まできたという、拡張という意味ではいろいろデリケートな面もありましたので、それは皆さんとともに理解するところであります。
特に現地点で仮庁舎もつくらずに、市役所の業務を継続しながら建てかえ、そして移転、解体を繰り返すことでありましたので、先々のことは、ある程度はシミュレーションするんですけれども、今回、こうやって移転に関する基本計画が出たということは大変わかりやすくなりました。本当にありがとうございます。
やはり同じ場所で移転というのは大変大きなことだと思いますので、特に、皆さんもそうですけれども、執務上もそうなんですけれども、市民への影響という面で、特に思うのが、やはり「おもや」が完成した後の、ここにも5番に出ているんですけれども、不足する機能ということで、いわゆる駐車場とか駐輪場、それから会議室等々、周辺に存在する公共施設や公共用地ということなんですが、ここら辺、もう少し詳細、ある程度考えられていることがありましたら。1点だけ、それだけお願いします。
71 ◯西村
陸委員長 御答弁願います。どうぞ。
72
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 「おもや」稼働時の運用で想定されている、不足する機能といたしましては、5ページにございますとおり、これらが考えられておりまして、まず、大きなところでは、来庁者の駐車場が現地では確保できないという状況がございます。これにつきましては、周辺の公共施設ということで、駅前の地下の市営駐車場を活用するですとか、あるいは別の場所があれば、緊急車両を配置するですとか、そういった対応ができればということで、これから検討してまいります。
来
庁者用自転車駐車場については、暫定で、「おもや」の北側等に配置する計画としているんですが、実際の職員が通勤するときの駐輪場などの確保も当然必要となってまいりますので、そういった部分についても、周辺の公共施設、公共用地を探しまして、そういったところで進められるような検討をしてまいりたいと考えております。
以上です。
73 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。市川委員。
74 ◯市川一徳委員 わかりました。いずれにせよ、部署の配置もそうなんですけれども、今後、市への、利用する市民の皆さんが周知できるような方法はもちろん考えられていると思いますので、徹底していただければと思います。
何せ、既存の庁舎も60年たつわけですが、この予定でいく、移転の日数、日にちまで、もう既に考えているわけですので、おくれることはあってはいけないと思うんです、これから。ぜひとも進めていく中で、また今後、検討する課題も出てくるかと思いますけれども、その都度、また報告いただきますようお願い申し上げまして、私はこの報告に了承いたします。
75 ◯西村
陸委員長 ほかに御発言ございますか。奥村委員。
76 ◯奥村さち子委員 予算のことで質問なんですけれども、先ほどの説明の中で、設計費の再積算だったりとか、あと、建築工事の費用も、変動がこれから見込まれるということなんですけれども、先ほどの備品の調達費、新規で9億円から10億円ということなんですが、そういった移転に関連した費用、その他の想定されるものというのはありますでしょうか。
以上です。
77 ◯西村
陸委員長 1点。御答弁願います。どうぞ。
78
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 現在、想定しております
概算事業費以外の部分では、先ほど言いました備品の費用ですとか、あとは
埋蔵文化財発掘調査にかかる費用が入っておりません。それ以外、関連費用といたしまして、主なところですと、現在の防災センターにございます、都防災、市防災のアンテナの移設あるいは新設、ここはまだ検討の余地があるんですけれども、それにかかる費用ですとか、あとは庁内ネットワーク、
LAN配線の部分ですね。建築には入らない部分、そういったものにかかる費用などございます。
それと、今回の報告書でも説明いたしました、各部署が持っている特定のシステムのサーバーの移転費などは
概算事業費として見ておりませんので、今後、関連事業費としてお示しすることになります。
以上です。
79 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。奥村委員。
80 ◯奥村さち子委員 今、御説明いただいた部分の概算というのは、まだ金額としては出ていないということでよろしいでしょうか。
以上です。
81 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
82
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 その関連事業費につきましては、ここで全体工程を明らかにしましたので、それに基づいて数字を出していることになります。その数字が出た際には、
当該特別委員会及び市議会の方に御報告をしたいと考えております。
以上です。
83 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。奥村委員。
84 ◯奥村さち子委員 わかりました。
85 ◯西村
陸委員長 よろしいですか。ほかに御発言ありませんか。赤野副委員長。
86 ◯赤野秀二副委員長 私たち共産党は、「おもや」と「はなれ」の2棟建ての計画については見直せということを求めてまいりました。また、備品も全部買いかえるのはいかがなものかということで、まだ使えるものがあって、ほかの施設では使えて、新しい庁舎で使えないというのはいかがなものかということで言ってきました。
それで、今回、その
庁舎建設の計画なり、備品の導入計画を変更されないままの、今後の
基本方針ですので、私としては聞きおくとしていただきたいと思います。
87 ◯西村
陸委員長 ほかに御意見ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88 ◯西村
陸委員長 ないようですので、
市庁舎建設についての報告を了承することといたします。
──────────────────
2 陳情第16号 府中市役所新庁舎の建設に伴う市内中小建設業者等の受注機会の確保
についての陳情
89 ◯西村
陸委員長 次に、付議事件2、陳情第16号 府中市役所新庁舎の建設に伴う市内中小建設業者等の受注機会の確保についての陳情を議題といたします。
陳情の朗読をお願いいたします。お願いします。
90 ◯関根美保議事課長 陳情人住所氏名は、府中市新町2-1-1 府中市管工事協会会長、田村正明さん、件名は府中市役所新庁舎の建設に伴う市内中小建設業者等の受注機会の確保についての陳情。
陳情趣旨、新庁舎の基本理念である「市民に親しまれ、府中らしさを受け継ぐまちづくりの拠点となる庁舎」を実現するためには、府中市役所新
庁舎建設に当たり、地元に根づく市内中小建設業者と連携を図っていくことが望ましいと考えており、受注機会の確保と技術向上を進めることは、市内中小建設業者にとっても、府中市行政にとっても、利点があると言えます。市内中小建設業者を活用することで、万一の災害時や事故等が発生した際、迅速に緊急対応ができ、加えて受注機会の確保により技術力も向上し、将来公共施設やインフラ等の整備の際、高い技術力で実施していくことが可能となります。そのようなことなどから、市内中小建設業者の受注機会の確保と技術力向上を求め、以下のとおり陳情いたします。
陳情事項、1、市内中小建設業者の受注機会の確保と技術力向上の機会を与えていただけるよう御検討していただきたい。
2、異業種JV方式等での参加も可能とし、市内中小建設業者が参加可能な方式などを御検討していただきたい。
以上でございます。
91 ◯西村
陸委員長 それでは、陳情者の方がお見えになっておりますが、補足説明についてはいかがいたしましょうか。
〔「お願いします」と呼ぶ者あり〕
92 ◯西村
陸委員長 それでは、委員会を休憩し、陳情者から補足説明を受けたいと思います。
午前10時48分 休憩
午前11時15分 再開
93 ◯西村
陸委員長 委員会を再開いたします。
これより質疑・意見を求めます。
手塚委員。
94 ◯手塚とし
ひさ委員 二、三確認したいんですけれども、前回、一括発注ということで報告があった中で、今回、陳情で、異業種JVと出てきたんですけれども、市の方針においては、この異業種JVというのは、どういう扱いになっているのか、一応、市の想定内なのか、そうでないのか、その辺がどういう扱いかということを、まずお尋ねしたいと思います。
あと、先ほど休憩中に、他の事例についてお尋ねをしたんですけれども、異業種JVについての他の事例について、例えば港区役所とか田町の複合施設、都のオリ・パラ関連とかあったんですけれども、そのあたりは把握されているんでしょうか。そのほかにも、異業種JVで何かこういう事例があるとか、承知しているところがあれば、教えていただきたい。
府中市としては今までないということでよろしいんですかね。その辺をちょっとお尋ねしたいと思います。
一応、今回の陳情のような形でやることについては、市の方針に合っているかどうかということも含めてお答えいただければと思います。
以上です。
95 ◯西村
陸委員長 順次答弁願います。どうぞ。
96
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 まず、1点目の、昨年12月に御報告いたしました新
庁舎建設工事の発注にかかわる基本的方針、こちらでは、その中の入札方式という項目の中で、入札参加形態は単体の企業だけでなく、共同企業体の参加も可能としますと示しています。今回の陳情でおっしゃっている異業種JVというものは、先ほど御説明もありましたが、乙型というものもあれば、さらに分割される甲型という、いろんな構成団体を組み合わせた異業種JVというものも考えられる状況ですが、既に基本的方針として示している共同企業体の参加も可能とするという中に含まれているものと捉えております。
以上です。
97 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
98 ◯柳下豊宏契約課長 続きまして、他の事例の把握ということでございますが、先ほど陳情人の方からもお話がありました、
港区の庁舎の大規模修繕というところの関係では把握をしてございます。それ以外に、庁舎の関係では、藤沢市が、募集をした段階で、異業種JVも想定した中で募集をして、応募もあったようですが、実際は異業種JVは採用されなかったという例がございます。また、ちょっと前になって、近隣ではないんですけれども、北海道の方で何市か異業種JVを採用されたということはあったということを聞いております。
あと、府中市ではどうかということでございますが、府中市ではこれまで異業種JVでの工事というものはございません。
以上でございます。
99 ◯西村
陸委員長 手塚委員。
100 ◯手塚とし
ひさ委員 そうしますと、今回の陳情で御検討いただきたい、御検討いただきたいと書いてあるんだけれども、既に今、そのような検討をされていて、今後、入札に入ったときに、一応は異業種JVでも入札に参加できる資格があるような形で進めるということでいいんですか。ちょっとそこ、どういうふうになっているのか、それは今後検討するのか、そのあたりを含めて、今の考えをお尋ねします。
以上です。
101 ◯西村
陸委員長 1点。どうぞ。
102
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 今後の進め方でございますが、既に基本的方針で示しておりますとおり、共同企業体の参加も可能としておりますので、このたび御報告いたしました着工時期を明らかにしましたので、それからさかのぼって、今のところ、来年度を予定しておりますが、施工業者を選定する選定委員会を設置いたしまして、そういった選定委員会の中でも、共同企業体とはいっても、先ほど言いましたように異業種JVも考えられますので、そういった組み方、あるいはそれを組むにはどういう条件をつけていくのかというものを、その選定委員会も含めて、具体的に今後詰めていこうと思います。
以上です。
103 ◯西村
陸委員長 手塚委員。
104 ◯手塚とし
ひさ委員 3回目なんであれなんですけれども、そうしますと、異業種JVに、今回の乙型以外に甲型もあるとか、いろいろあるんですけれども、基本的にはそういうのを全てひっくるめて対応するような考えでいるということでいいのかどうか、そこを最後に確認したいと思います。
もう一件、先ほどちょっと危惧していることということで、異業種JVでやったときに、JVが解散した後にふぐあいが、例えば雨漏りが出てきましたとか、ひび割れていますというようなことになったときに、そのときに問題ないというふうな説明を、ちょっと受けてはいるんですけれども、実際、市側としてそういうときに、例えばそれは工事業者が悪いのか、どこが悪いかというのは、責任の所在が明確でない場合もあるかと思うんですけれども、そういうときの扱いがちょっと気になっているんですけれども、その辺はどういうふうに認識されているというか、どのような対応があるのか、その辺を、もしわかる範囲で教えてください。
以上、お願いします。
105 ◯西村
陸委員長 答弁願います。どうぞ。
106
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 まず、1点目の、異業種JVを含めて今後対応していくのかというところですが、繰り返しになりますけれども、現在示している基本的方針の中で考えられる条件を今後詰めていって、可能な限り入札参加希望者に手を挙げていただきたいと思っておりますので、そういった中で選定委員会を経て、本事業にふさわしい施工者というのを選定したいと考えております。
以上です。
107 ◯西村
陸委員長 どうぞ。
108 ◯柳下豊宏契約課長 続きまして、JV等でふぐあいがあった場合というところでございますが、基本的には一括発注というところの考え方になりますので、そのJVでの連帯責任というところでございますが、ちょっと複雑な工事であったり、ジョイント部分であったり、両方の関係が、その間というんですかね、そういうところの工事については、やはりどちらにというところの考え方というのは難しいという部分が、そこは課題であるということで考えております。
以上でございます。
109 ◯西村
陸委員長 答弁、終わりました。
110 ◯手塚とし
ひさ委員 意見は後ほど、お願いします。
111 ◯西村
陸委員長 ほかに御質問ございますか。遠田委員。
112 ◯遠田宗雄委員 今の
手塚委員の質問と似たようなというか、重複するようなところはあるかもしれませんが、少しお聞かせください。
陳情事項の2の、今の異業種JVに関して、私たちとしては、これまでも、この「参加も可能とし」となっていますけれども、妨げていないという感覚を持っていましたので、今の御答弁でも、共同企業体も可能ということで、同様の発言なのかなという、御答弁なのかなと思いましたので、そこは了解をいたしました。
その際、今、契約課長の方からお話もありましたけれども、市としてクレーム等、今こういった対応ですよね、あったときに、窓口というか、そういった部分というのは何ら変わらないのか、それとも何がしかの、ちょっと面倒だなとか、複雑だなとか、そういった部分があるのか、例えばこれまでの発注方式の中では、分離発注とかあると思うんですけれども、そういった部分も含めて、それぞれの対応として考えられることがあれば御答弁をお願いしたいと思います。
それと、先ほどから少しお話が出ていた、技術力向上の機会という部分で、やはりさまざまな意見はいただいているんだと思うんですが、この部分というのは、趣旨的に、こういったところも採用の中に加味されていくものなのかどうなのか、例えばこれまでの図書館であるとか、そういったところの採用の部分で、これまでいろんな形がありましたよね。必ずしも入札だけではなくて、さまざまな状況、あったと思うんですが、これまでの経過として、ふぐあいがあったときに一番進みやすいというか、対応しやすいというのは、どういうことがあったのかという言い方も変ですけれども、どういう状況が一番これまでにやりやすかったかという、市の対処としてはどうだったのか、もしそういったことを御答弁できればお願いしたいと思います。
ちょっと言いづらいというか、ちょっと下手な質問で申しわけなかったんですが、御理解いただければと思います。
113 ◯西村
陸委員長 御答弁願います。どうぞ。
114 ◯小林 茂建築施設課長 御質問といたしましては、初めに分離発注と一括発注の違いの部分があるかと思います。今回の庁舎におきましては、一括発注ということで進めさせていただくことになりますので、窓口としては、一括発注のJVの統括責任者になるかと思いますが、そちらの方に御連絡させていただく形になります。
まず、クレームの内容にもよるんですけれども、工事によるクレーム、問題が発生した、ふぐあいということになるのか、それとも運用によるふぐあいが発生したものになるのかというところも大きな問題になります。もちろん運用によるということになりますと、基本的には、工事としては問題なく、その後の使い方によって問題が発生したことでなりますので、まず、私たちの方の説明、そして業者の説明が足りなかったのかどうかというところをよく調整させていただいた上で対応することになります。
工事におきまして問題があったということになりますと、そちらは私たちの方が、市がまず受けまして、その後、JVの統括責任者なりのところに連絡させていただいた上で、一括で請け負っていただいていますので、そこでの対応になります。これが分離発注ということになりますと、委員、おっしゃっていたとおり、どこが問題なのか、どの業者が問題だったのかというところが、責任区分が不明瞭なところが発生するケースもございますので、そういったところの苦労はございます。しかしながら、間違いなく工事による問題点ということになれば、どの業者の問題だということはあるんですが、その中で協議していただいて、直していただくということはさせていただいております。ですので、今までの、私たちが行ってきた工事の中でも、そういったところで課題になってしまったところはありますけれども、問題なく運用していただいているというところでございます。
以上でございます。
115 ◯遠田宗雄委員 ありがとうございます。結構です。
116 ◯西村
陸委員長 よろしいですか。ほかに御質問ございますか。そなえ委員。
117 ◯そなえ邦彦委員 先ほど陳情者の方にも聞いたんですけれども、府中市が発注者と契約するとき、市内の業者を下請にというか、JVの中に組み込んでくださいとか、そういうことはできるんですか。
118 ◯西村
陸委員長 1点。考え方をお願いします。どうぞ。
119
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 市内業者の活用の考え方につきましては、こちらも昨年12月にお示ししました基本的方針の入札方式の中で、今回、新
庁舎建設工事につきましては、総合評価方式ということで、価格だけではなく、提案をいただいた概要についても評価した上で選定するという手法をとりまして、その評価項目の中には、地域経済の振興というようなものを設定いたしまして、市内建設事業者の活用など、それに限らないんですけれども、そういったものを含めて、広く市内経済の貢献に配慮をしてもらうこととすると、考えを示しています。今後、その部分の評価をどれだけ設定するか、そういったものについては、具体的な検討をこれから始めていくところであります。
以上です。
120 ◯西村
陸委員長 答弁が終わりました。
121 ◯そなえ邦彦委員 選定委員会が精査するときに、今言ったようなことを、もしそれに及ばないということ、基準がどういうところに置いているのか、ちょっとわかないのであれなんですけれども。可能性はあるということですね、市内の業者がJVの中に組み込むということは。
122 ◯西村
陸委員長 それは、可能性としてあるかという質問でよろしいですか。答弁願います。どうぞ。
123
◯茂木孝之新
庁舎建設推進室長 市内業者の活用の可能性につきましては、先ほど申したとおり、そういった地域経済の振興という評価項目を設定することで評価が可能になりますが、誤解のないように言っておきますと、必ず市内業者を入れなければいけないというような、保証するという考え方では一方でありません。
以上です。
124 ◯西村
陸委員長 そなえ委員、よろしいですか。ほかに御質問ございますか。
それでは、引き続き、御意見ありましたら、お願いします。稲津委員。
125 ◯稲津憲護委員 今、陳情人の方の質疑、また、今、行政、委員会として担当の方とのやりとり等も、伺いました。この陳情に当たっては、今、いろいろなやりとりの中では、一括発注の中の範囲ということで、陳情人の方の考え自体が出ていましたし、また、市の発注に係る
基本方針の中にも、一括発注とはしながらも、円滑な工事体制に支障のない範囲で実施が可能な工事については、地域経済の振興の観点から、分離して発注することも、ということも書いてあったり、地元の地域経済の振興に資する手法が望まれるということも書いてあるので、今回の陳情自体は、陳情事項1番は、それに方向性としては合致している部分かなと思って、検討していただきたいという内容なものですから、これ自体はそごはないのかなと思っています。
2番の異業種JV方式という部分の検討、そして市内中小業者の検討、これについても、市の基本的な方針ということの中に、ある程度含まれるものであるかなという観点で考えると、この点に関しては、方向性としては、十分、今後検討していく必要のあるものだとも考えております。よって、具体的にこれが本当にどうなるかというのは、選定委員会の中で話し合いは行われるでしょうけれども、ただその機会を摘み取るということではないということで、そういった意味では、ある程度、間口を広げるという市の方針とそごはないと思いますので、この陳情に関しては採択していってもいいと思っておりますので、意見といたします。
126 ◯西村
陸委員長 ほかに。加藤委員。
127 ◯加藤雅大委員 意見、申し述べます。
先ほど来、いろいろ質疑の中で、今まさに稲津委員が申し上げたとおり、
基本方針の中においての、一つの手法について、今回、陳情者は述べられている。さらに言うと、多分、異業種JVというところを、ちょっとピックアップしてのお話になりがちですが、あくまでも、その手法についての一つということで、多分、陳情を出されたのかなというように推察をいたしました。いろいろとメリットなど、項目ではいただいておりますので、一つ、こういった形もあるんだなと勉強させていただいた次第でございます。
そういった中で、中小企業が、市庁舎の建設に関して携わりたいという気持ちの中というのは、多分、どの公共施設の中を比べても、絶対に機能としてなくならないのは庁舎であると私は思っております。そういった中で、本当の市の中核になる工事に参加したいという地元業者、これは今回、管工事協会がお出ししておりますが、どの業界も多分そういった気持ちがあるんではないかなと思っておりますので、今回、検討という中でお話でございます。もちろん先ほど来、お話があるとおり、この手法も一つの検討事項であるということでございますので、これに限らずではありますが、ぜひ検討を重ねていただきながら、この陳情を採択、主張いたします。
以上です。
128 ◯西村
陸委員長 手塚委員。
129 ◯手塚とし
ひさ委員 採択の意見が出ているんですけれども、私はやっぱりひっかかるところがありまして、先ほどの質疑の中で、基本的には今回のこの陳情の趣旨、陳情事項については、もう既に市で検討されていて、その方向で可能だということが、でき上がっている状況なので、あえて採択しなくてもということもあると思うのと、やっぱりこの陳情趣旨、陳情事項の中に「技術力向上の機会」というのが何回も出てきて、技術力が、もう既に高いんですよという説明もあったんですけれども、やっぱり技術力向上のために市の庁舎をやってもらうということを、議会がそれで認めるのかというようなことについては、すごく気になっています。だから、市内中小企業を議会が認めて、市庁舎の建設を、市内業者の技術力向上のためにというような感じで、この陳情を議会が採択するということについてはすごく抵抗があって、それはちょっと一議員としてどうだろうというのを非常に感じていまして、そういう意味では、この陳情は採択しなくても、もう既にその土俵に乗っているということがありますし、私も以前から、この委員会の中で、市庁舎に関して、できるだけ市内業者がかかわれるようにということは、再三お願いをしてきているところなので、ちょっとそういう意味で、今回、この陳情、技術力向上のための機会をというようなことで市庁舎をやられるということについては非常に抵抗があるものですから、大変申しわけないけど、私は個人的に、この陳情については、ちょっと採択できないということを主張させていただきます。
以上です。
130 ◯西村
陸委員長 不採択ということでよろしいですね。
131 ◯手塚とし
ひさ委員 不採択で。
132 ◯西村
陸委員長 遠田委員。
133 ◯遠田宗雄委員 先ほどの質問の中でお話をさせていただきましたけれども、異業種JV方式の参加について、既に御答弁いただいたように、共同企業体も可能ということで、これは十分クリアできている、何も市内業者の方の参入、参加を拒むものではないと思っています。
そういった部分からいけば、私自身も市内業者の方が、積極的にこういったところに、技術力を磨いた中で参加をさせていただくというのは、何も拒むものでもありませんし、さらに積極的に、逆に参加をしていただきたいとは思っています。
そういったことを踏まえながらも、ここの1番の「技術力向上の機会」であるとか、それから、今の2番のところでいくと、先ほどの答弁としてもありましたけれども、ふぐあいが生じたときに、やはりそこの責任の明確化とか、そういった懸念で、なおかつ、JVとして参加をするのであれば、やはりそれぞれの業者が足並みをそろえて、一緒に入ってくるというのが大切なことではないかなと思うんですが、今回は、管工事協会の方から出されていたということで、今後こうしたことに関していけば、しっかりと連携を組みながら、仮にふぐあいがあったとしても、きちんと対応できていくということ、さらに明確にした上で、積極的に参加していただければいいのかなと思うので、あえて今回の陳情に対して、私たちは不採択を主張させていただきたいと思っています。
134 ◯西村
陸委員長 ほかに御意見ございますか。そなえ委員。
135 ◯そなえ邦彦委員 先ほど市の方に確認したんですけれども、方針の中に、共同企業体の参加の中に、異業種JVが含まれるという答弁があったので、それが、中身については、どういう中身か、出てこないからわからないんですけれども、あとは選定委員会の方でどういう判断をして、どういう方式でやるかというのは、そこで決めると思うんですけれども、そういうことでは採択してもいいんじゃないかなと思います。
136 ◯西村
陸委員長 ほかに。奥村委員。
137 ◯奥村さち子委員 今回の市庁舎の建設におきましては、やはり特殊で複雑な工事であることを踏まえて、やはり工期中でも、行政サービスを滞らず行うということと、あと、スムーズな工事によって、予算内に工事が行われるということと、あと、次世代に残す資産として質の確保を求められると思いますので、基本的には、
基本方針に沿った責任の所在を、はっきりとした一括発注ということで進めていくことが基本的であると考えています。
その中で、入札方式としても、共同企業体の参加も可能ということと、あと、市内の建設事業者の活用などを広く市内経済の貢献に配慮するものとするということで、そういった部分で参加は十分に可能であるとも示しておりますので、あえてここで採択をするということはないのではないかと考えます。
やはり、入札に関しまして、今回提案された方々には、技術力と専門性を持って共同体を組んでいただいて、積極的に手を挙げていただきたいとは思いますけれども、陳情に関しては不採択とさせていただきたいと考えております。
138 ◯西村
陸委員長 ほかによろしいですか。赤野副委員長。
139 ◯赤野秀二副委員長 これまでの答弁、質疑の中で、選定委員会の方で最終的にどういうふうにするか決めていくということだったので、私たちも、
庁舎建設そのものはどうするかという問題は別にあるんですけれども、今回、工事についてのことで、この陳情については構わないと思うし、技術力向上という意味も、大きな仕事にかかわることで、やはり、よりスキルアップするとか、さまざまな異業種の関係で連携することによってスキルアップするということも、当然世間一般に言われていることなので、技術力向上と書いていること自体は、別に問題ないと思いますので、この陳情については採択を主張します。
140 ◯西村
陸委員長 それでは、御発言、よろしいですか。市川委員。
141 ◯市川一徳委員 今回の陳情に関しましては、管工事協会ということで来たんですけれども、先ほども意見ありましたけれども、建設業にしろ、電設業の協会、皆さん、思いはあるんだと思います。我々もいろんな形で、大きな工事でありますし、市庁舎というと、同じ、携わるのでも、やはりやりがいとか、今後もこともあるんでしょうから、思いは理解するところであります。そもそも共同企業体でも、そういう取り組みは、参加も、そもそも考えていたということでありますので、検討することはやはり必要なのかなと思いますので、この陳情に対しては採択を主張いたします。
142 ◯西村
陸委員長 ほかに御意見よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
143 ◯西村
陸委員長 御発言がないようですので、これより採決いたします。
御異議がありますので、挙手により採決をいたします。
本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
144 ◯西村
陸委員長 挙手多数であります。よって、陳情第16号は採択にすべきものと決定いたしました。
以上で、
市庁舎建設特別委員会を閉会いたします。
午前11時46分 閉 会
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