○議長(
鴨居孝泰)
委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより議案第3号の討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、議案第3号に対する討論を終結いたします。 これより議案第3号を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、議案第3号「青梅市職員の勤務時間、休日、
休暇等に関する条例の一部を改正する条例」は、
委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第11号の討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、議案第11号に対する討論を終結いたします。 これより議案第11号を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、議案第11号「青梅市
事務手数料条例等の一部を改正する条例」は、
委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第12号の討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、議案第12号に対する討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、議案第12号「物品の買入れについて」は、
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第8 議案第5号
市道路線の廃止について
△日程第9 議案第6号
市道路線の廃止について
△日程第10 議案第7号
市道路線の一部廃止について
△日程第11 議案第8号
市道路線の一部廃止について
△日程第12 議案第9号
市道路線の認定について
○議長(
鴨居孝泰) 次に、日程第8、議案第5号から日程第12、議案第9号までの5件を
一括議題といたします。 ただいま
一括議題とした各議案につきましては、さきに
環境建設委員会に付託、審査願っておりますので、報告を求めます。
環境建設委員長大勢待利明議員。 〔
環境建設委員長登壇〕
◆
環境建設委員長(
大勢待利明) ただいま議題となりました議案5件につきましては、去る6月17日に開会した
委員会において結論を得ておりますので、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 議案の審査に当たり、担当から
補足説明を聴取した後、質疑に入りました。 また、審査に先立ち
現地視察を行い、視察により明らかになった点も踏まえて質疑を行いました。 初めに、議案第5号及び議案第6号の「
市道路線の廃止について」及び議案第7号「
市道路線の一部廃止について」の3件は、いずれも関連する議案であるため、一括で審査いたしました。 まず、「廃止または一部廃止する理由を伺う」との質疑には、「
隣接土地所有者から土地の
一体利用のため
市道廃止申請が提出され、2路線は未
供用路線であり、1路線は
供用路線であるが
隣接土地所有者の敷地に囲まれており、一般の方が使用することがないことから、青梅市道路の認定、
廃止等に関する
取扱規程に基づき廃止するものである」との答弁。 次に、「現在市道としての面影がないが、利用されなくなった経緯を伺う」との質疑には、「旧公図では道路が残っており、その公図では建物が隣接していたが、現在はなく、道路も自然に消滅していった状況である」との答弁。 次に、「3路線を廃止及び一部廃止して一つの大きな土地として登記するのか伺う」との質疑には、「今後の
土地利用についてはまだ決まっておらず、登記がどのようになるかは不明である」との答弁がありました。 以上で質疑を終結し、討論についてはなく、採決の結果、議案第5号から議案第7号までの3件は
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号「
市道路線の一部廃止について」申し上げます。 まず、「
隣接土地所有者は何人いるのか。また、理解が得られているのか伺う」との質疑には、「
隣接土地所有者は2人であり、同意を頂いている」との答弁。 次に、「廃止後の利用について伺う」との質疑には、「
隣接土地所有者から土地を
一体利用し、
開発行為をする予定であると聞いている」との答弁。 次に、「一部廃止後に残る部分について廃止しない理由を伺う」との質疑には、「残る部分に隣接する土地は別の
所有者であり、
廃止申請がなかった」との答弁。 関連して、「一部廃止により道路が
行き止まりになることから、
隣接土地所有者に声をかけて一体的に廃止するという考えはなかったか伺う」との質疑には、「廃止しても別の路線に接道していることから
行き止まりにはならない」との答弁がありました。 以上で質疑を終結し、討論についてはなく、採決の結果、議案第8号は
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号「
市道路線の認定について」申し上げます。 まず、「
開発行為の前はどのような利用がされていたか伺う」との質疑には、「畑と宅地であった」との答弁。 次に、「
雨水浸透ますが道路上に4基あり、この道路は北側に向かって傾斜していると思うが、
雨水トレンチなどを設置して雨水が北側の道路に出ないようになっているのか伺う」との質疑には、「北側の隅切りがある道路側の一番低くなっている部分に
集水ますを作り、そこから
雨水浸透ますへ接続している。このため、基本的には市道に雨水が流出しない設計になっている」との答弁。 関連して、「
雨水浸透ますは深さや直径によって変わると思うが、どれだけの雨量に対応できるようになっているのか伺う」との質疑には、「1時間に60ミリの
降雨強度式で計算した設計となっている」との答弁がありました。 以上で質疑を終結し、討論についてはなく、採決の結果、議案第9号は
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で
環境建設委員会の
議案審査報告を終わります。
○議長(
鴨居孝泰)
委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより議案第5号から議案第9号までの5件の討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、議案第5号から議案第9号までの5件に対する討論を終結いたします。 これより議案第5号から議案第9号までの5件を一括して採決いたします。 議案第5号から議案第9号までの5件に対する
委員長報告はいずれも
原案可決であります。以上5件を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、議案第5号及び議案第6号の「
市道路線の廃止について」及び議案第7号及び議案第8号の「
市道路線の一部廃止について」並びに議案第9号の「
市道路線の認定について」は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第13 議案第4号 青梅市
家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
○議長(
鴨居孝泰) 次に、日程第13、議案第4号を議題といたします。 本件につきましては、さきに
福祉文教委員会に付託、審査願っておりますので、報告を求めます。
福祉文教委員長山内公美子議員。 〔
福祉文教委員長登壇〕
◆
福祉文教委員長(
山内公美子) ただいま議題となりました議案第4号「青梅市
家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」につきましては、去る6月17日に開会した
委員会において結論を得ておりますので、審査の経過と結果について御報告申し上げます。
議案審査に当たり、担当から
補足説明を聴取した後、質疑に入りましたので、質疑の主なものから申し上げます。 まず、「
家庭的保育事業等の内容について伺う」との質疑には、「子ども・子育て支援制度に基づき、多様な施設や事業所を市が新たに認可する地域型保育事業のことで、主にゼロ歳から2歳児を対象とし、原則19人以下の少人数で保育を行うことを特色としている。地域型保育事業には、家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業及び居宅訪問型保育事業の4つの類型がある」との答弁。 さらに、「この対象事業所は市内に何か所あるか伺う」との質疑には、「家庭的保育事業所が4事業所、小規模保育事業所が3事業所あるが、事業所内保育所及び居宅訪問型保育事業所は現在のところない」との答弁。 次に、「書面に代わって電磁的記録により行うことができるようにするとのことだが、実態について伺う」との質疑には、「事業所が主に作成する文書として、保護者に対する各種通知文や市に対する各種補助金の交付申請書類などがあり、現状は全てパソコンで作成し、配付及び提出されている」との答弁。 さらに、「書面から電磁的記録に全て代えるということか」との質疑には、「国の説明では、書面に代えて電磁的記録として作成、記録することもできるとなっており、書面と電磁的記録が併用されるものと認識している」との答弁。 最後に、「電磁的記録で保存するとのことだが、セキュリティ問題への対策、指導及び規則の有無について伺う」との質疑には、「事業者に対しての制限や義務を課すような規則等は市では制定していない。万一、情報漏えい等が起こった場合は、利用者と事業者との間で法律に基づいて適切に判断されるものと考えている」との答弁がありました。 以上で質疑を終結し、討論についてはなく、採決の結果、議案第4号は
全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で
福祉文教委員会の
議案審査報告を終わります。
○議長(
鴨居孝泰)
委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより挙手により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
鴨居孝泰) 挙手全員と認めます。よって、議案第4号「青梅市
家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」は、
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第14 陳情3第3号
エネルギー基本計画における
再生可能エネルギー電力の割合を高めることを求める
意見書提出を求める陳情書
○議長(
鴨居孝泰) これより
委員会陳情審査報告を行います。 日程第14、陳情3第3号を議題といたします。 本件につきましては、さきに
環境建設委員会に付託、審査願っておりますので、報告を求めます。
環境建設委員長大勢待利明議員。 〔
環境建設委員長登壇〕
◆
環境建設委員長(
大勢待利明) ただいま議題となりました陳情3第3号「
エネルギー基本計画における
再生可能エネルギー電力の割合を高めることを求める
意見書提出を求める陳情書」につきましては、去る6月17日の本
委員会において結論を得ておりますので、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、「日本のエネルギー資源の自給の状況について伺う」との質疑には、「経済産業省資源エネルギー庁の発表によると、2018年現在、日本のエネルギー供給構成の状況は、石油が38%、石炭が25%、天然ガスが22%、原子力が3%、再生可能エネルギーその他で12%。日本の自給率は、資源全体のうち再生可能エネルギーと原子力の11.8%で、経済協力開発機構加盟国35か国中
34位と低い水準である」との答弁。 次に、「国の第6次
エネルギー基本計画への改定について伺う」との質疑には、「
エネルギー基本計画は、エネルギー政策の基本的な方向性を示すもので、3年ごとに計画が見直され必要に応じて変更されることになっている。本年第6次が策定される予定だが、具体的な時期については、国に問い合わせたところ、現在未定とのことである。第5次計画と第6次計画の主な変更点は、火力発電の多様化として水素やアンモニアの追加。化石燃料の発電時の新たな技術として二酸化炭素を回収して貯留し再利用できる技術CCUSなどが追加されている」との答弁。 次に、「青梅市でのCCUSといった二酸化炭素を減らす取組について伺う」との質疑には、「青梅市ではまだ想定していない」との答弁。 次に、「第5次
エネルギー基本計画での再生可能エネルギーの目標について伺う」との質疑には、「2030年度の電源構成の目標は、再生可能エネルギーは22%から24%程度、原子力については20%から22%程度、天然ガスについては27%程度、石炭火力については26%程度である」との答弁。 次に、「再生可能エネルギーについて、どういった発電があり、再生可能エネルギーだけで電力を供給できる見込みがあるのか伺う」との質疑には、「再生可能エネルギーの主なものは、太陽光、風力、地熱、水力等で、日本はヨーロッパ等の海外と違い、エネルギー発電所を設置する場所、天候、エネルギーの蓄積力を考慮すると、再生可能エネルギー100%というシナリオは現実にはなかなか難しいとの意見が経済産業省の総合資源エネルギー調査会で出ている」との答弁。 次に、「青梅市では2030年に向けてどのようなエネルギー計画をされているのか伺う」との質疑には、「第2次青梅市環境基本計画において、中期目標では、当時、国が示した方針である2050年に温室効果ガスの排出量80%削減を見据え、2030年度までに40%の削減を目標としている。具体的な取組として、クールビズやマイバッグ持参運動、公共施設の省エネ機器の導入、公共施設の屋根を活用した太陽光発電の普及事業、電気自動車等の低公害車の積極的な導入及び森林整備等がある」との答弁。 次に、「緑化政策及び森林事業と二酸化炭素削減の関係はどう考えているか伺う」との質疑には、「森林がただあるだけでは森林呼吸源として計算されないので、森林の間伐等の整備を進めていく必要がある」との答弁。 次に、「石炭火力発電の今後の計画について伺う」との質疑には、「2030年度には26%程度に減少させていくが、現在の計画の予定ではゼロにするということではなく、段階的に落としていくと捉えている」との答弁。 次に、「2050年のカーボンニュートラルについて国の動向を伺う」との質疑には、「国の施策については第6次の計画をしている段階であり、本年4月に経済産業省の資源エネルギー庁が開催した基本政策分科会では、2030年度までに
再生可能エネルギー電力が30%を超える案を発表しており、第5次計画以降、内容が進化している。石炭火力、原子力、天然ガス等の割合も変わってくるものと捉えている」との答弁。 次に、意見について申し上げます。 まず、「原発に頼らずに再生可能エネルギーの電力目標を引き上げていくのは非常に共感できる内容である。原発に頼らずに2030年度の
再生可能エネルギー電力を60%以上、2050年度には100%にすることができれば、日本の未来は大きく開ける。しかし、EU全体は2030年までに50%以上、アメリカでは州により2030年までに50から60%となっており、日本も本気になって取り組めば不可能ではないと思うが、100%という数値の達成は難しいのではないかという意見もある。国が高い目標を掲げ、大きな方向性を示せば国民一人一人の行動にも影響するので、国の積極的な役割を求める」との発言。 次に、「CO2の削減に関しては、水素やアンモニアの活用やCO2を排出しない火力発電の研究がなされており、陳情事項の1で掲げている再生可能エネルギーの電力目標60%以上というような再生可能エネルギーの割合だけにこだわる必要はない。また、原子力発電については、現在の大規模な原子炉の方式を続けることには反対だが、小型原子炉など新たな技術の開発が進められている。民間企業の開発努力を後押しする姿勢を見せる必要もあると考える」との発言。 次に、「温室効果ガスの排出量を2030年度までに青梅市では40%、東京都では50%の削減を目標と掲げている。この陳情書には、国の第6次
エネルギー基本計画における2030年度の
再生可能エネルギー電力目標を60%以上、2050年度は100%とあるが、この60%というのは高いハードルである。趣旨はよく理解できるが、電力構成も原子力を抜きにして全て再生可能エネルギーで賄っていくというのは現実的ではないと考える」との発言。 次に、「この陳情について、再生可能エネルギー、太陽光、風力、地熱、水力など、自然界どこにでも存在し、枯渇しないエネルギー施策を早急に展開、実施していき、様々な意味で地球をいたわろうという陳情者の願意は分かるところである。総合資源エネルギー調査会の検討事項の中には、再生可能エネルギー100%及び原子力発電、石炭火力発電をそれぞれゼロとする案も含まれていて、今回の陳情事項は計画の策定段階において検討がなされているものと考える。また、有識者の中では、再生可能エネルギー100%や石炭火力の全面停止、原子力発電の廃炉について、二酸化炭素を排出しない火力発電の技術開発案や原子力発電の安全性を大前提に、一定規模の活用をすべきなどと再生可能エネルギーと併用する意見も多くある。 再生可能エネルギー100%の実現及び石炭火力発電や原子力発電の全面廃炉などの実現においては、準備期間や支援体制の確立、また新たな発電技術の開発など、検討結果を注視していくこととし、現段階では施策の方向性を見極めることが重要だと思う」との発言。 最後に、「2012年のNHKの世論調査によると、約7割の人が今後は原子力ではなく、太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーを増やすべきだと回答している。2050年カーボンニュートラルの方針が打ち出され、再生可能エネルギーの推進が重要であり、陳情の趣旨は十分理解するところであるが、再生可能エネルギー目標が2030年度は60%、2050年度は100%と数字が現実的ではないと判断するので、趣旨採択されたい」との動議が提出されたため、本動議について採決した結果、
全員賛成により陳情3第3号はその趣旨を採択すべきものと決しました。 以上で
環境建設委員会の陳情審査報告を終わります。
○議長(
鴨居孝泰)
委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 第7番
ひだ紀子議員。 〔第7番議員登壇〕
◆第7番(
ひだ紀子)
委員長報告は趣旨採択ということですけれども、私は、これは採択をして国にきちんと意見書を出すべきであるという考えから申し上げます。 高いハードルであると、この陳情が求めていることは。ただ、高いハードルを示さなければ、国に求めなければ、国は様々な利害関係の中で翻弄されるばかりで、決して本当の利害関係者である将来の子どもたち、地球のありとあらゆる生き物、そういった本当の利害関係者の生存の問題について思いが至らないのではないかと私は大変心配しています。 再生可能エネルギー100%は不可能だ。ただ、まだ日本はやるべきことをやっていません。私は自宅の屋根に太陽光発電をつけまして、自分が使う電力の2倍から3倍を発電しております。そういった努力をもっと国中に広めて、そして科学技術の革新的な研究に国は投資をするべきです。 以上のことから私はこの陳情は採択すべきと考えます。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 第9番
片谷洋夫議員。 〔第9番議員登壇〕
◆第9番(
片谷洋夫) 陳情3第3号「
エネルギー基本計画における
再生可能エネルギー電力の割合を高めることを求める
意見書提出を求める陳情書」について、
委員長報告のとおり趣旨採択することに対して賛成の立場から意見を述べ、皆様の賛同をお願いしたいと思います。
委員長報告の中にあったとおり、原発に頼らず再生可能エネルギーの電力目標を引き上げていくのは非常に共感できる内容であり、2030年度の
再生可能エネルギー電力を60%以上、2050年度には100%にすることは理想であります。 しかし、一方で、経済産業省の調査分析によると、2050年の再生可能エネルギー発電量は50%から60%が現実的な数値であり、世界最大規模の洋上風力発電を有するイギリスの意欲的なシナリオでも約65%。日本の26倍の国土で森林率は半分、風力、太陽光のポテンシャルが高いアメリカでも再生可能エネルギーに切り替えられるのは55%であると言います。 また、CO2の削減に関しては、水素やアンモニアの活用やCO2を排出しない火力電力の研究なども進められており、技術は日々進歩しております。 再生可能エネルギー、太陽光、風力、地熱、水力などエネルギー政策を進めていき、地球環境を大切にするという陳情者の願意は分かるところでありますが、再生可能エネルギー100%の実現と石炭火力発電や原子力発電の全面廃炉などの実現においては、現実的な数値の問題と対応準備の必要があり、また新たな発電技術の開発なども考慮するところであります。 以上を踏まえまして、2050年カーボンニュートラルの方針が打ち出され、再生可能エネルギーの推進が重要であり、陳情の趣旨は十分理解するところでありますが、現段階では数値の実現性と施策の方向性を見極めることが重要であると考え、本陳情に関しましては趣旨採択とされたいと思います。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 第6番ぬのや和代議員。自席で大丈夫です。
◆第6番(ぬのや和代) 私は、陳情3第3号「
エネルギー基本計画における
再生可能エネルギー電力の割合を高めることを求める
意見書提出を求める陳情書」について、
委員長報告に反対の立場から意見を述べさせていただきます。 この問題なのですけれど、先ほど、本当、基本的なところは、2015年パリ協定で、産業革命後、既に温室効果ガスの効果で地球の平均温度が1度C上昇している。このまま放っておいては大変なことになって、人間を含め全ての生命が生きることができなくなってしまう。その点から来ている話なわけなのです。2度C以内に抑えないと生物が生きていけない、そのようなところから来ています。地球温暖化が起きると、単に温度が高くなるだけではなくて、御存じのように北極とか南極の氷が解け出してしまって海面温度も高くなります。いろいろな異常気象が起きます。 そのことから国は
エネルギー基本計画を立てているわけですが、4月23日の報道では、6月に第6次基本計画が出るはずになっておりましたが遅れているようで、現在は国民から広く意見書の提出を求めている状況になっております。 この基本計画についてですけれど、4月23日に梶山弘志経済産業大臣が記者会見で、非化石電源の大幅な拡充が欠かせないと言っています。当然5割を超えると上積みに意欲を示しております。そのことで、この陳情者も、5割を超えるのなら6割を要望してもいいのではないかという気持ちで多分陳情されたことで、気分で言っているわけではなくて、このような報道、経済産業大臣の発言を基にこの陳情書の数字を出していると考えられます。 現在、国はこの記事の中で原発を増やそうと考えているということが書かれております。私たち青梅市議会は原発に対する危険性を十分理解されている賢明な方ばかりですので、ここでそのことについて述べる気はありませんが、国としてはいろいろな産業の振興とか、産業界からの多分圧力などで原発を進めていきたいという気持ちが大変強くあることは、皆様も御存じだと思います。そういう意味で、青梅市議会として、青梅市民として原発の割合をこれ以上増やさない、むしろゼロにしようという考えを皆さん持っていると思いますが、その意見表明を国に述べることが大変重要なことではないかと私は考えております。 よって、趣旨採択に反対し、意見書を出すことに私は賛成いたします。皆さんどうぞよろしくお願いします。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより挙手により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は趣旨採択であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
鴨居孝泰) 挙手多数と認めます。よって、陳情3第3号「
エネルギー基本計画における
再生可能エネルギー電力の割合を高めることを求める
意見書提出を求める陳情書」は、
委員長報告のとおり決しました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第15 陳情3第1号 青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情
△日程第16 陳情3第2号
コロナワクチン接種予約受付方法の見直しについての陳情
○議長(
鴨居孝泰) 次に、日程第15、陳情3第1号及び日程第16、陳情3第2号の2件を
一括議題といたします。 ただいま
一括議題とした各陳情につきましては、さきに新型コロナウイルス対策特別
委員会に付託、審査願っておりますので、報告を求めます。新型コロナウイルス対策特別
委員長島崎実議員。 〔新型コロナウイルス対策特別
委員長登壇〕
◆新型コロナウイルス対策特別
委員長(島崎実) ただいま
一括議題となりました陳情2件につきましては、去る6月17日に開会した
委員会において結論を得ておりますので、審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」につきまして申し上げます。 まず、「このコロナワクチン接種予約について、電話がつながらず市民の方が本当に困ったということで、市へどのくらいの問合せや苦情の電話があったのか伺う」との質疑には、「65歳以上の方の予約受付に関しては大変御迷惑をおかけしております。電話がつながらないなどの苦情については、健康課に1日300件から400件、ほかにも相当数の電話があった」との答弁。 次に、「電話予約の回線数が少ないのではないかと思うが、これについて改善は考えていないのか。また、予約枠も受付時間も増やすべきではないかと思うが、何か改善を考えているのか伺う」との質疑には、「電話予約については、5月中旬からコールセンターの回線数を12から15に増やした。また、6月からは75歳以上の方の先行予約日を設けて対応している」との答弁。 関連して、「市民に迷惑をかけた理由として、コールセンターの回線数が少ない、予約日が限られているなどがあるが、一番の理由としては、最初の予約できる枠がすごく少なかったということだと思うが、市としてどう受け止めているのか伺う」との質疑には、「当初、予約受付数が少なかったことについては、東京都からのワクチン供給の見通しがつかなかったため、少なめの予約数で始めた」との答弁。 次に、「医師会との協力関係、打ち手の確保、それから個別接種についての協議、協力体制はどうなっているのか伺う」との質疑には、「市医師会とは定期的に打合せを実施し、常に情報交換をしている。また、ワクチン接種日程の大幅な増加についても快く対応していただき、円滑な関係を保ちつつ進めている」との答弁。 次に、「今後64歳以下のワクチン接種に続いていくが、現在コールセンターの回線数が15ということについてどう考えているのか伺う」との質疑には、「64歳以下のワクチン接種受付については、LINEやウェブでの予約受付が主流になると思うが、問合せなどへの対応もあるので、コールセンターの回線数について十分確保できるよう検討する」との答弁。 次に、「予測の立て方に問題があったのではないかと思うが、どう考えているのか伺う」との質疑には、「市医師会と協議しながら計画を立てて進めてきた。当初、65歳以上の高齢者の接種の終了時期については国からの制限がなかったため、接種率70%とし、もう少し先の終了日を見込んでいたが、国から7月末までに終了するよう方針が出たため、大幅に接種計画を見直した」との答弁がありました。 次に、意見について申し上げます。 まず、「高齢者の接種完了が8月にずれ込み、さらにこれから64歳以下の方の接種も行われるので、混乱がないよう、他自治体の教訓を学んで改善すべき点があると思う。予約方法、個別接種などについて希望される方が取り残されることのないよう、医療機関や福祉関係団体などとも連携をしていただきたい。市当局が市民の皆さんの大変な思いを受け止める立場に立って、一層のワクチン接種の予約受付方法について改善されるよう求め、この陳情については採択すべきと考える」との発言。 次に、「この陳情が提出されたのが5月14日なので、その当時と比べて現在はかなり改善していると思う。新型コロナウイルス問題は日々変化しており、単に市が悪いとか見通しが甘いとか間違えていたのだという方向に行くのは賛成できないが、この陳情の趣旨としては分かる」との発言。 最後に、「陳情者の趣旨は大変よく分かるが、年齢区分については既に改善されており、5月14日時点では確かにこういうこともあったが、会派としても陳情より前に年齢区分や先の予約もしっかり取れるようなことを市長部局に申し上げ、現在の状況になっていると思う。全体としては大変な苦労ということも理解する。しかし、一方で、陳情の内容が現状に合っていないということもあるので、趣旨採択と考える」との動議が出されたため、本動議について採決をした結果、陳情3第1号は賛成多数によりその趣旨を採択すべきものと決しました。 次に、陳情3第2号「
コロナワクチン接種予約受付方法の見直しについての陳情」につきまして申し上げます。 「この陳情書に福島県相馬市のことが書かれているが、青梅市との人口比など把握されているか伺う」との質疑には、「福島県相馬市の人口は5月31日現在3万4044人、65歳以上の人口は1万780人で青梅市の約4分の1である。面積については197.8平方キロメートルで青梅市の約2倍になっている」との答弁。 次に、「地域選定方式は地域ごとに集団接種を行うものであると考えるが、この方式を多摩26市で実施しているところがあるのか伺う」との質疑には、「多摩26市の状況は把握していない」との答弁。 次に、「現在65歳以上の接種予約を約2万回分ウェブ予約としたことで随分状況が変わってきたかと思われるが、状況の変化あるいは今後の見通しについてどう考えているのか伺う」との質疑には、「65歳以上の高齢者の接種については現在余裕がある状況で、接種を希望される方はおおむね予約が取れている状況であると考える。今後64歳以下の接種に向けて円滑な接種ができるよう進めていきたいと考える」との答弁。 関連して、「陳情者は、地域別とか年齢別人口動態を活用したらどうかと言っているが、今後64歳以下の接種に向けて、5歳刻み、10歳刻みなどの年齢区分を考えているのか伺う」との質疑には、「64歳以下の対象が約7万人いるので、ある程度年代を区切った形での予約受付をしたいと考えている」との答弁。 次に、「個別接種の希望が非常に多く、いつ頃開始になるのか市民は早く知りたいと思うのだが、周知についてどう考えているのか伺う」との質疑には、「個別接種については、近々始めるということで市医師会と準備を進めている。実施する医療機関については、市ホームページに掲載する方向で調整をしている」との答弁。 次に、「この陳情は、コロナワクチン予約受付、接種方法について改善されるよう求めていると思われるが、現在検討している中で、ストレッチャー利用者の対応、相談窓口の周知、看護師会の活用について検討される余地はあるのか」との質疑には、「ストレッチャー利用者については既に対応済みである。相談窓口については、現在相談も落ち着いており、3密になる恐れもあるので、広報は実施していない。看護師については、大幅に接種計画を見直したことで追加募集を行い、現在は充足しているが、看護師会のような組織の活用については選択肢の一つと考えている」との答弁。 次に、「福島県相馬市の地域選定方式の内容、接種地区の順番の決め方、それに伴う市民からの苦情など把握している情報を伺う」との質疑には、「福島県相馬市の地域選定方式は、市内を10地区に分けて接種日時を指定。接種順については地区代表者のくじ引で公平に決めた。それに関して特段問題や苦情はなかったとのことである」との答弁。 次に、「今の方式を検討、決定されたのは2月、3月だったと思うが、その検討段階において福島県相馬市のような地域選定方式は、案として挙がっていたのかどうか伺う」との質疑には、「いろいろな方法を検討する中で地域別も候補には挙がっていた」との答弁。 さらに、「最終的に地域選定方式を採用しなかった理由を伺う」との質疑には、「青梅市は福島県相馬市と比べ人口が多い。また、地域による人口数の格差があり、地域選定方式はなじまないと判断し、採用しなかった」との答弁。 次に、「陳情書には64歳以下の接種についてこの地域選定方式に変えたほうがいいのではないかと書かれているが、この方式へ変更する検討はされるのか伺う」との質疑には、「地域選定方式は、65歳以上の方については有効だと思うが、青梅市は相馬市と比較して人口は約4倍であり、16歳以上の接種対象者の地域別人口を見ると地域差はかなり大きいところがある。また、64歳以下となると、働いている方、学生などいろいろな方がいるので、日付や会場を指定するとキャンセルや日程変更が出て、それに伴う対応、また医師や看護師の手配の変更が生じるなど課題が多いことから、この方式は考えていない」との答弁がありました。 次に、意見について申し上げます。 まず、「相馬市と青梅市では人口規模が大きく異なるため、単純な比較はできないと思う。また、65歳以上の方に対しての接種方法については既に進んでいる現状があり、変更する必要はないと思う。64歳以下の方の接種方法についても、学校や仕事などの都合があると思うので、日付、会場を指定することはなじまないとの考えがあるということで、この陳情については採択すべきでないと考える」との発言。 次に、「コロナワクチン接種は、今年だけではなくまだ続くはずである。例えば人口の少ない地域で高齢者人口が多い北東部などでは地域別ということは十分検討の価値があり、地域によってやり方を工夫するということがあってもいいのではないかと思う。これからのことを見据えて考えるといろいろなことを検討してほしいという願意と捉えて、採択すべきであると考える」との発言。 次に、「市民から1日に300件から400件の苦情があり、市もいろいろ改善してきているわけであるけれども、陳情者は相馬市を例に挙げて何とかしてほしいという思いである。これから64歳以下の接種も始まり、また来年以降もこのワクチン接種があるかもしれないと考えたときに、地域別や年齢を区切るなどいろいろな方法を考えて、スムーズなワクチン接種予約ができるようにもっと改善しなければならないと思う。この広い地域でこの方法がいいということでやっているが、いろいろと考えるという意味で陳情者の思いを最大限尊重して採択すべきであると思う」との発言。 最後に、「この陳情の趣旨は、コロナワクチンの現状を見て、早く全員の方、希望される方に接種をしてほしいという趣旨で地域別ということがこの願意になると思う。会派としても、既に5月の上旬に地域別について検討の要望を市長部局へ提出している。市としては、現状から考えると難しいところがあるとのことであった。また、個別接種を重点的に進めていくということは、まさに地域別というところのやり方として、市として今できる最大限のやり方であるとの回答であった。そうしたことを踏まえ、新たに年齢別、地域別、また、キャンセル待ちなどの方法を採択して進めれば、大きな混乱が生じる懸念もあり、個別接種方式を最大限に活用して進めていただきたいという点で、この陳情については不採択とすることが適当である」との発言がありました。 以上の発言の後、採決を行った結果、賛成少数により陳情3第2号は不採択すべきものと決しました。 以上で新型コロナウイルス対策特別
委員会の陳情審査報告を終わります。
○議長(
鴨居孝泰)
委員長の報告は終わりました。
委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 第8番
藤野ひろえ議員。 〔第8番議員登壇〕
◆第8番(
藤野ひろえ) ただいまの
委員長報告で、陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」は賛成多数により趣旨採択だったと思うのですが、
委員長報告で賛成多数で不採択と発言されたような気がしたのですけれども、確認をお願いします。
○議長(
鴨居孝泰) 新型コロナウイルス対策特別
委員長島崎実議員。 〔新型コロナウイルス対策特別
委員長登壇〕
◆新型コロナウイルス対策特別
委員長(島崎実) お答え申し上げます。 マスクのために若干不明瞭だったかもしれませんが、趣旨採択の動議が出まして、趣旨採択について賛成多数ということでございました。というふうに申し上げたつもりだったのですが、若干、マスクのせいで不明瞭だったかもしれません。 質疑様々ございまして、意見がございました後に趣旨採択すべきであるという動議が出まして、採決した結果、賛成多数で趣旨採択となりました。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより陳情3第1号に対する討論に入りますが、本件につきましては討論の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、第7番
ひだ紀子議員。 〔第7番議員登壇〕
◆第7番(
ひだ紀子) 私は特別
委員会委員ですけれども、趣旨採択の動議が早く出まして私の意見を申し述べる機会がありませんでしたので、今ここで私は趣旨採択には反対で討論いたします。 今年の4月末から6月初めにかけて毎週月曜日の接種の予約をしようと試みた我が市の65歳以上の市民は、電話がほとんどつながらない。ウェブ予約は開始時刻すぐにたちまち埋まってしまうと。こういう中で大変な苦痛を味わいました。むなしく電話をかけ続けて疲れ果てたというお話も聞きます。健康課だけでも日に300件から400件の苦情が来たという、市役所始まって以来の事態ではなかったかと思います。 他の部署にも、例えば市民安全課には4月から6月のワクチン接種予約のことで約90件の市民からの声が届いているとのことです。このような高齢者が焦燥、苦痛、こういうことをどうして味わわなければならなかったのか、しっかり検証するべきです。 今回の大混乱の根本原因は、市が計画したワクチン接種の可能数の設定が当初、非常に少なかったということです。市は慎重を期するあまり、都へのワクチン要求数をほかの人口規模の似た市よりも少なくやっていました。また、東京都からはワクチンが順調に届いて市の要求を満たしていたにもかかわらず、青梅市のワクチン接種可能数はやはり非常に少なく計画されたままでした。 健康課は、初めから多くの予約数を取ると混乱してはまずいと考え、数を抑えていたということを明らかにしています。見通しが甘かったのかと聞きますと、否定はできないと認めました。ワクチン接種を命や仕事に関わる最優先のことであると考えた高齢者がどんなに多いか、市は予測ができなかったのでしょうか。市長、副市長は、健康課がつくった計画を一つ一つ決裁し、ゴーサインを出してきたのです。しかし、他市の様々な工夫などの情報収集を徹底し、市役所を挙げて検討するような形は取られていなかったと私は捉えています。 陳情者は次のように願っておられます。年齢をもっと細かく区切り、予約受付対象年齢を順次引き下げることで、電話、パソコンがつながらないといった状況は間違いなく緩和されることから、予約受付方法に改善がなされるよう、関係機関に議会から要請してほしい。陳情者の願いはここなのです。予約受付方法に改善がなされるよう、関係機関に議会から要請してほしい。 皆さん、ワクチン接種は恐らく今後も続きます。また来年も再び高齢者から始まってワクチンの接種が行われるのではないかと予想します。今後に向けて、陳情者が求めているように、青梅市に予約受付方法のさらなる改善、見直しを私たち市議会は求めていくべきではないでしょうか。 市長ら理事者たちにしっかりとした接種計画、予約受付方法、実施方法などの検討体制の構築などの改善を求めるためにも、私はこの陳情は採択するべきだと思います。 よって、趣旨採択には反対します。
○議長(
鴨居孝泰) 次に、第12番
湖城宣子議員。 〔第12番議員登壇〕
◆第12番(
湖城宣子) 陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」につきまして、新型コロナウイルス対策特別
委員会での趣旨採択に賛成の立場から、公明党を代表し、意見を申し述べ、皆様方の御賛同を賜りたいと存じます。 新型コロナウイルスワクチンの予約受付方法の改善につきましては、5月の上旬に会派として要望を市長部局へ提出しております。市としては、6月以降、電話予約について75歳以上の方の優先予約を開始するほか、インターネット予約については7月末までの予約を24時間受け付けるようにするとの回答を頂いております。 以上のことから、本陳情につきましては趣旨採択すべきとの意見といたします。
○議長(
鴨居孝泰) 次に、第5番
みねざき拓実議員。 〔第5番議員登壇〕
◆第5番(
みねざき拓実) 陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」について、
委員長報告は趣旨採択でしたが、採択すべきという立場で意見を述べます。 新型コロナワクチンの接種予約に関して、何回かけても電話が全然つながらない、ウェブ予約はすぐにいっぱいになってしまうなどの苦情が多数寄せられています。孫に頼んでウェブ予約でやっと取れたという人もいれば、子どもに頼みたくても、月曜の午前9時は仕事をしている時間なので、頼みたくても頼めないという人もいました。また、年齢や地域で分けてうまく実施しているところもあるのに、なぜ青梅市は65歳以上の4万人もの市民を対象にしたのか。電話がつながらなくなることは予想できなかったのかと憤る人もいました。 さらに、なかなか予約が取れなかったので、防衛省が実施している大手町の大規模接種センターにつえをついて電車で行ったという85歳くらいの方もいました。駅の階段を上ったり下りたり、地図を見ながらやっとの思いで行ったのではないでしょうか。 市は当初、ワクチンがどれくらい供給されるかの見通しが立たない中で、どのように接種を進めていくかということについて苦悩したのではないかと思います。ワクチンの確保、医師や看護師の手配、接種会場の運営、コールセンターの体制、市民への周知など、これらを同時に進め、うまく連携させていかなければなりません。どれか一つでも問題が生じればたちまち全体に影響を及ぼしてしまいます。ああいう問題が起きるのではないか、こういう問題が起きるのではないかと想像して、そうした問題が起きないよう、また起きても素早く対応できるよう準備しておかなければなりません。 65歳以上の全市民を対象に予約受付を開始したことが市民の不満を招いた要因の一つではないでしょうか。本陳情は予約受付方法を改善してほしいというものですが、一例として、65歳以上の中での予約受付優先順位を、100歳以上、95歳以上、90歳以上、85歳以上と予約受付対象年齢を順次引き下げることで、電話やパソコンがつながらないといった状況は緩和されると述べています。65歳以上を対象にしていますが、65歳以上に限らなくても接種状況に応じて徐々に年齢を引き下げて、最後は16歳以上の全市民を対象にすることもできるのではないでしょうか。 市は、64歳以下のワクチン接種予約の優先順位を年代別に3段階に分ける予定です。また、医療機関での個別接種が開始されたことは評価します。しかし、今後も年代を問わず電話がつながらないということがあっては困るのです。コールセンターの回線数を増やしたり、かかりつけ医での個別接種を促進したり、身近な
市民センターでも直接予約を受け付ける方法を考えたりすることが必要と考えます。 以上、さらなる予約受付方法の改善がなされるよう、採択すべき意見とします。
○議長(
鴨居孝泰) 以上で通告による討論を終わります。 ほかにありませんか。 第3番
阿部悦博議員。 〔第3番議員登壇〕
◆第3番(
阿部悦博) 陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」につきまして、新型コロナウイルス対策特別
委員会での趣旨採択に賛成の立場から、自民クラブを代表し、意見を申し述べ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。 まず、本陳情の新型コロナウイルスワクチンの予約受付方法に改善が望まれるという趣旨に対しましては、異論はなく賛同するところでございます。 ワクチン接種につきましては、5月2日からの集団接種の開始に当たり、4月26日から電話及びインターネットによる予約受付が行われました。電話予約については、コールセンターの回線数が12と少ないことから、なかなか電話がつながらないという状況となったほか、インターネット予約については、予約数に限りがあることから、予約開始から数分で終了してしまう状況となり、多くの市民から予約受付方法の改善を求める声が上がったところであります。 こうしたことから、電話予約について、5月中旬からはコールセンターの回線数を12から15に増やしたほか、6月以降につきましては75歳以上の方の先行予約を開始いたしました。また、インターネット予約については7月末までの予約を一斉に取れるようにするなど既に改善が図られておりますし、これからも問題に応じて改善が図られることかと思っております。 以上のことから、本陳情につきましては趣旨採択すべきとの意見といたします。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより挙手により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は趣旨採択であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
鴨居孝泰) 挙手多数と認めます。よって、陳情3第1号「青梅市
コロナワクチン接種予約受付方法に関する陳情」は、
委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情3第2号に対する討論に入りますが、本件につきましては討論の通告がありますので、発言を許します。 第4番
井上たかし議員。 〔第4番議員登壇〕
◆第4番(
井上たかし) 陳情3第2号「
コロナワクチン接種予約受付方法の見直しについての陳情」について、賛成する立場から、不採択とする
委員長報告に反対の意見を述べます。 本陳情は、4月以降のワクチン接種の予約における混乱の状況、特に電話はつながらず、インターネット予約はあっという間にいっぱいになってしまった状況を受け、他の事例も参考に、議会として市に接種や予約の方法について見直しを検討することを申し入れるように求めています。 ワクチンは7月末までの集団接種の予約確定数が6月21日時点で2万5525回、市内高齢者の6割を超える水準になりました。高齢者施設でも別途接種が実施されています。予約開始からの大混乱、接種を希望する大半の人が予約を取ることすらできないという状況は1か月以上かかってようやく改善されつつあります。 しかし、予約に関して、高齢者の皆さん、御家族の方々に大変大きな負担を強いることになってしまったことについては重く受け止めなければなりません。 さらに、高齢者の予約について問題が全て解決したわけではないということも踏まえなければなりません。私が先日電話でお話をした方、80歳代とのことでしたが、今ならもう予約が取れますというお話をしようとしても、とにかく私はもう諦めましたとおっしゃるのです。いや、今なら電話もつながるし、インターネットの予約枠がとお話をしても、いやいや、とにかく電話はつながらないし、インターネットのことは私は分からない。この感覚が非常に強く焼きついてしまっているようです。無理もないことだと思います。 そもそもこの原因の多くは、政府がワクチンの購入、供給に失敗したことにあります。接種開始当初、ワクチンの供給数が少なく、接種が始まってもなかなか進捗しないという状況が続きました。これは各国と比較しても顕著に現れています。例えば、接種開始から2か月経過後の接種率は、イギリス19%、アメリカ11.7%に対して、日本は、4月18日ですが、わずか1%でした。 政府は、接種の方法について自治体任せの一方で、高齢者への接種を7月中に完了させるように目標を前倒しするなど、自治体に多くの混乱を持ち込みました。そのような状況において市や医師会の皆さんが努力をされてきたこと自体は承知しています。 しかし、接種を希望するけれども様々な事情でアクセスができない、そういったお年寄りの方々に対応をするために、今後も接種や予約の方法について改善する必要があります。陳情にも示されているように、ほかの自治体の事例は大いに参考にすべきことです。 本日の読売新聞によりますと、多摩市では未接種者に勧奨はがきを送付し、希望者には予約の支援も含めて個別に対応、さらに接種会場に足を運ぶことが難しい人には訪問接種も検討するということです。こうした事例も参考に改善の努力を続けるべきです。 さらに、この陳情者の方が指摘されているとおり、これからは65歳未満の方への接種が始まります。並行して職域接種や個別接種が行われていくと予約のキャンセルが増加するでしょう。また、今後ワクチンの供給は少なくなると言われております。このような複雑な状況に適切に対応し、今後に教訓を引き継いでいくためにも、現在の予約や情報伝達の方法についてしっかり検証して見直しを続けるべきです。 そして、最後に重ねて申し上げますが、この大混乱で御負担をかけた市民の皆さんの率直な声を受け止めるという観点からも、陳情は採択し、議会として市に見直しの検討を申し入れるべきであると考えます。 以上をもちまして、陳情を不採択とする
委員長報告に反対の意見といたします。
○議長(
鴨居孝泰) 以上で通告による討論を終わります。 ほかにありませんか。 第2番
山崎哲男議員。 〔第2番議員登壇〕
◆第2番(
山崎哲男) 陳情3第2号「
コロナワクチン接種予約受付方法の見直しについての陳情」につきまして、新型コロナウイルス対策特別
委員会での不採択に賛成の立場から、自民クラブを代表し、意見を申し述べ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。 まず、本陳情でありますが、新型コロナウイルスワクチンの予約受付方法の見直しに当たり、福島県相馬市で実施している地域選定方式を参考にしたらどうかという御提案を頂いたものであります。相馬市の地域選定方式は、市内を10の地区に分けて接種日時を指定し、接種順については地区代表者のくじ引で公平に決めたとのことで、特に混乱や苦情はなかったとのことであります。 青梅市において地域選定方式を採用しなかった理由につきましては、青梅市は相馬市と比べても人口が約4倍と多いこと。また、地域により人口に格差があり、地域選定方式はなじまないと判断したものであります。 65歳以上の方に対しての接種予約受付方法については、既に接種が進んできている状況があることから、これから変更する必要はないと考えます。また、今後予定されております64歳以下の方の接種予約につきましても、学校や仕事などの都合があると思われますので、日付、会場を指定することはなじまないと考えられます。 以上のことから、本陳情につきましては不採択すべきとの意見といたします。
○議長(
鴨居孝泰) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより挙手により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
鴨居孝泰) 挙手多数と認めます。よって、陳情3第2号「
コロナワクチン接種予約受付方法の見直しについての陳情」は、
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第17
東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙
○議長(
鴨居孝泰) 次に、日程第17、
東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定による指名推選としたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、指名推選といたします。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長より指名をしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、議長において指名いたします。
東京たま広域資源循環組合議会議員に
久保富弘議員を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長より指名いたしました
久保富弘議員を
東京たま広域資源循環組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認めます。よって、
久保富弘議員が
東京たま広域資源循環組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
鴨居孝泰) 以上で、6月
定例議会の議事を全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明日26日から9月6日までを休会とし、9月7日午前10時より本会議を開きたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鴨居孝泰) 御異議ないものと認め、明日26日から9月6日までを休会とし、9月7日午前10時より本会議を開くことに決しました。 本日はこれをもって散会いたします。
△午前11時43分 散会
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 青梅市議会議長
鴨居孝泰 青梅市議会議員
山崎哲男 青梅市議会議員
阿部悦博 青梅市議会議員
井上たかし...