青梅市議会 2011-02-25
02月25日-01号
平成23年 3月 定例会(第1回) 平成23年
青梅市議会会議録第1号(第1回定例会) 平成23年2月25日(金曜日)応招議員(27人) 第1番 山崎 勝 第2番 荒井紀善 第3番 久保富弘 第4番 小山 進 第6番 ひだ紀子 第7番 榎澤 誠 第8番 嶋田一郎 第9番 斉藤光次 第10番 藤野ひろえ 第11番 西村礼子 第12番 鴻井伸二 第13番 結城守夫 第14番 野島資雄 第15番 山本佳昭 第16番 島田俊雄 第17番 山崎王義 第18番 下田盛俊 第19番 羽村 博 第20番 青木雅孔 第21番 浜中啓一 第22番 須崎 昭 第23番 木下克利 第24番 相川名美 第25番 山井正作 第26番 星野恵美子 第27番 榎戸直文 第28番 井村英廣
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――不応招議員(なし
)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――欠員(1人)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(27人) 第1番 山崎 勝 第2番 荒井紀善 第3番 久保富弘 第4番 小山 進 第6番 ひだ紀子 第7番 榎澤 誠 第8番 嶋田一郎 第9番 斉藤光次 第10番 藤野ひろえ 第11番 西村礼子 第12番 鴻井伸二 第13番 結城守夫 第14番 野島資雄 第15番 山本佳昭 第16番 島田俊雄 第17番 山崎王義 第18番 下田盛俊 第19番 羽村 博 第20番 青木雅孔 第21番 浜中啓一 第22番 須崎 昭 第23番 木下克利 第24番 相川名美 第25番 山井正作 第26番 星野恵美子 第27番 榎戸直文 第28番 井村英廣――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(なし
)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名 市長 竹内俊夫 副市長 下田掌久 病院事業管理者 原 義人 教育長 畑中茂雄 企画部長 古屋孝男 総務部長 池田房生 財務部長 小島晴夫 防災安全部長 平岡政男 市民部長 宮野良一 環境経済部長 水村和朗 健康福祉部長兼福祉事務所長 子ども家庭部長 岡田芳典 池田 央 建設部長 横山 昇 都市整備部長 本橋 功 上下水道部長 指田 修 事業部長 吉澤 武 会計管理者 加藤秀夫
総合病院事務局長 木住野盛男 教育部長 長澤 通 秘書広報課長 富澤邦男 企画調整課長 小山高義 財政課長 岩波秀明 庶務課長 志村正之 監査事務局長 荒井ヒロミ――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――事務局出席職員職氏名 事務局長 関塚泰久 事務局次長 持田 繁 議事係長 机 勲 調査係長 清水博文 主事 森田亜州――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――議事日程第1号 第1日 2月25日(金) 午前10時開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸報告 日程第4 市議会の改革に関する調査検討の件 日程第5 委員会の
所管事務調査報告について 日程第6
市長施政方針演説 日程第7 議案審議 第1 議案第1号 平成23年度青梅市一般会計予算 第2 議案第2号 平成23年度青梅市
国民健康保険特別会計予算 第3 議案第3号 平成23年度青梅市
収益事業特別会計予算 第4 議案第4号 平成23年度青梅市
下水道事業特別会計予算 第5 議案第5号 平成23年度青梅市
後期高齢者医療特別会計予算 第6 議案第6号 平成23年度青梅市
介護保険特別会計予算 第7 議案第7号 平成23年度青梅市
受託水道事業特別会計予算 第8 議案第8号 平成23年度青梅市
病院事業会計予算 第9 議案第9号 平成22年度青梅市
一般会計補正予算(第3号) 第10 議案第10号 平成22年度青梅市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第11 議案第11号 平成22年度青梅市
収益事業特別会計補正予算(第2号) 第12 議案第12号 平成22年度青梅市
下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第13 議案第13号 平成22年度青梅市
老人保健医療特別会計補正予算(第2号) 第14 議案第14号 平成22年度青梅市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第15 議案第15号 平成22年度青梅市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 第16 議案第16号 平成22年度青梅市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号) 第17 議案第17号 平成22年度青梅市
病院事業会計補正予算(第2号) 第18 議案第18号 青梅市
総合長期計画審議会条例 第19 議案第19号 青梅市
個人情報保護条例の一部を改正する条例 第20 議案第20号 青梅市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 第21 議案第21号 青梅市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例 第22 議案第22号 青梅市特別会計条例の一部を改正する条例 第23 議案第23号 青梅市土地基金条例の一部を改正する条例 第24 議案第24号 青梅市
職員退職手当基金条例の一部を改正する条例 第25 議案第25号 青梅市敬老金条例の一部を改正する条例 第26 議案第26号 青梅市児童遊園条例の一部を改正する条例 第27 議案第27号 青梅市
国民健康保険条例の一部を改正する条例 第28 議案第28号 青梅市
融資資金利子補給条例の一部を改正する条例 第29 議案第29号 青梅市
融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例 第30 議案第30号 青梅市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例 第31 議案第31号 青梅市
教育センター設置条例を廃止する条例 第32 議案第32号 市道路線の廃止について 第33 議案第33号 市道路線の認定について 第34 同意第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について 第35 同意第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について 第36 議案第34号 青梅市一般職の職員の給与に関する条例の特例に関する条例 第37 議員提出議案第1号
青梅市議会会議規則の一部を改正する規則 第38 決議案第1号 議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 議事日程第1号のとおり
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△午前10時00分 開会
○議長(青木雅孔) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから平成23年第1回
青梅市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(青木雅孔) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会における会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、第8番嶋田一郎議員、第9番斉藤光次議員、第10番藤野ひろえ議員を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(青木雅孔) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月25日までの29日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、会期は29日間とすることに決定いたしました。
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△日程第3 諸報告
○議長(青木雅孔) 次に、日程第3、諸報告を行います。 局長をして、諸般の報告をいたさせます。
◎議会事務局長(関塚泰久) 御報告申し上げます。 最初に、市議会招集通知を朗読いたします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――青総庶第168号平成23年2月18日 青梅市議会議長 青木雅孔殿 青梅市長 竹内俊夫 市議会(定例会)招集通知 平成23年2月18日付け青梅市告示第19号をもって、平成23年第1回青梅市議会(定例会)を招集したので、告示の写しを添えて通知します。 以上 引き続きまして、告示の写しを朗読いたします。 青梅市告示第19号 平成23年第1回青梅市議会(定例会)を2月25日に招集する。 平成23年2月18日 青梅市長 竹内俊夫 次に、本定例会に提案されます議案について、平成23年2月18日付け青総庶第169号をもちまして議案35件を、また平成23年2月24日付け青総庶第171号をもちまして追加議案1件の送付を受け、その写しを既に御配付してあります。 次に、平成23年2月21日付けをもちまして議員提出議案1件を、また平成23年2月22日付けをもちまして決議案1件を受理し、その写しを既に御配付してあります。 次に、閉会中、陳情1件を受理し、その写しを本日お手元に御配付してあります。 次に、平成23年2月18日付けをもちまして、厚生委員長から
所管事務調査報告申出書を受理しておりますことを御報告いたします。 次に、本定例会に議案等説明のため出席いたします者の職氏名について、平成23年2月24日付け青総庶第173号をもちまして報告を受け、その写しを本日お手元に御配付してあります。 次に、平成23年2月18日付け青総庶第170号をもちまして専決処分の報告1件を受理し、その写しを既に御配付してあります。 次に、監査委員から、平成23年2月10日付け青監第65号をもちまして平成22年度第2回定例監査結果報告書を受理し、既に御配付させていただきました。また、平成22年12月28日付け青監第58号をもちまして同月27日に実施した平成22年度10月執行分及び平成23年1月28日付け青監第64号をもちまして同月27日に実施した平成22年度11月執行分の2件の例月出納検査の結果について報告を受理し、既にその写しを御配付してあります。 最後に、議会運営委員会の所管による議会改革に関する検討事項の結果報告につきまして御報告いたします。 平成23年2月22日付け青議第203号をもちまして、議会運営委員会から議会改革に係る検討結果の報告がありましたので御報告いたします。 お手元に御配付いたしました「議会運営委員会(議会改革関係)検討結果表(第8次)」の検討結果の欄をお目通しいただきたいと存じます。 検討結果表の一番左側の番号順に御報告いたします。 まず、1番目の「
市議会ホームページの充実(議案審査結果等の速報掲載、動画の配信等)」及び2番目の「本会議(一般質問)等の放映」については、本会議の審議風景については、平成23年第1回定例会からインターネットによるライブ中継及び録画配信を行うこととした。また、同様に庁舎1階の議会情報コーナーに設置してあるモニターにおいてライブ中継をすることとした。 次に、3番目の「各議員への事務連絡について」は、公費による来期のファクスの設置はしないこととした。 次に、4番目の「機関意思決定議案および異議成立ならびに要求に要する議員数の見直しについて」は、平成22年度第4回定例会において、議員定数を4人減じ、24人としたことに伴い、法第112条に基づく12分の1以上の者と同等の2人以上とすることとした。 次に、5番目の「請願・陳情審査の方法について」は、市職員の説明を受ける必要があるときには、その出席を求めることとし、議案の審査または請願・陳情の審査にかかわらず、出席要求の要否を議決することとした。なお、委員会における説明員の出席要求に係る手続については、本日お手元に御配付いたしました
青梅市議会申し合わせ事項改正案新旧対照表の11、説明員の出席要求についてのとおり定めることとした。 次に、6番目の「自治法改正に伴う委員会条例および会議規則の改正」については、予算、
決算審査特別委員会を常任委員会化することに伴い、前述の新旧対照表の7及び9のとおり整備することとした。 次に、7番目の「本会議場に出席する説明員について」は、従前より説明の必要が生じた場合には出席することとなっているため、現状での対応とした。説明員の出席要求に対する報告については、説明のために必要な者のみの報告とし、本会議への出席者と委員会への出席者をそれぞれ報告するよう市長に申し入れることとした。委員会における説明員の出席要求に係る手続については、前述と同様、申し合わせ事項に定めることとした。 次に、8番目の「議場に出席する説明員の範囲及び席次について」は、議場入り口付近にいる課長職は連絡員と位置づけ、会議録に掲載する説明のために出席した者に加えないこととした。 次のページの9番目、10番目、11番目、12番目の「予算・決算特別委員会の審査方法について」は、既に予算、決算の特別委員会を常任委員会とすることに決定されていることから、この決定を念頭に、まず、9番目の検討事項、論点等の欄の①審査時間と審査項目を定めた上で審査日数をふやすこと、②当日の審査に関する部署の管理職の出席、また10番目の検討事項、論点等の欄の③質疑の代表制を取り入れること及び④前年度予算執行時の担当部課長が答弁を行うことの4件については、現状どおりとした。次に、11番目の検討事項、論点等の欄の持ち時間制、各款ごとの時間の設定及び質疑時間、質疑回数の制限については、質疑は簡潔かつ冗漫とならないことを前提に、現状どおりとした。次に、12番目の質疑項目の通告制及び質疑順の固定化については、現状どおりとした。ただし、委員同士で議論する場を設けることについては、予算、決算の特別委員会を常任委員会化するため、その運営を行いながら今後検討していくこととした。 次に、13番目の「本会議録及び委員会記録調製における整理基準の作成について」は、本会議録及び委員会記録等は、現状のとおり、日本速記協会編集、発行の標準用字用例辞典を基本とし、現在事務局で整備している区切り符号等の使用例や数字表記の基準において調製することとした。 次に、14番目の「職員に対する本会議録及び委員会記録調製前の初校の取り扱いについて」は、執行機関の職員に対する初校原稿の提供は、現状のとおり、当該担当部分の閲覧のみとし、複写は認めないこととした。 次に、15番目の「登壇発言及び自席発言に係る本会議録の作成について」は、議員席からの発言を考慮し、登壇により発言した場合については、情景描写として、登壇の上、発言した旨を会議録に掲載することとした。 次に、16番目の「施政方針演説等の内容を事前に議会運営委員会あるいは議会または市民に資料公開することを求めることについて」は、演説終了後、直ちにホームページで公開されている現状から、事前に求める必要はないものとした。 次のページ、最後の17番目の「議案の呼称の見直し(認定第◯号を議案第◯号)」については、従来の議員提出議案、意見書案及び決議案として性質別に呼称してきた議案を、提出の形態別に呼称することとし、意見書案及び決議案を含み、議員提出議案及び委員会提出議案の二通りとすることとした。また、議会発議の議案の呼称を提出の形態別に呼称することに伴い、市長提出の議案についても性質別から提出の形態別に呼称することを市長に要請することとした。 なお、今回の第8次の報告を含めて、諮問された議会改革に関する全項目を答申するに当たり、検討結果に基づいて議会を運営していく中で不都合、不備が生じた場合は、検討結果を検証しつつ、また新たな事項についての検討を行いながら、本委員会において検討、処理していきたいとの意見が添えられていることを申し添えます。 以上で報告を終わります。
○議長(青木雅孔) ただいまの議会改革に係る議会運営委員会の答申のうち、議長において直ちに実施できるものについては、当該答申に基づき今後運営をしてまいりますので、御了承願います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第4 市議会の改革に関する調査検討の件
○議長(青木雅孔) 次に、日程第4、市議会の改革に関する調査検討の件を議題といたします。 本件は、平成19年6月22日の本会議において設置された
議会改革推進特別委員会に付託、審査検討願っておりますので、報告を求めます。
議会改革推進特別委員長山崎王義議員。 〔
議会改革推進特別委員長登壇〕
◆
議会改革推進特別委員長(山崎王義) 平成19年6月22日の本会議におきまして、「青梅市議会の改革について」を付議事件とする
議会改革推進特別委員会が設置されました。以来、本年2月14日まで、正副委員長の互選を含め40回の委員会を開会し、議員各位から御提案いただきました「議会改革に関する検討事項」について、慎重に検討を重ねてまいりました。 第1回から第11回までの委員会における検討内容、検討結果につきましては、平成20年6月17日の本会議で第1次の中間報告を、また、第12回から第26回までの検討結果につきましては、平成21年6月16日の本会議で第2次の中間報告を、さらに、第27回から第30回までの委員会におきまして、本委員会が検討することになりましたすべての検討項目につきまして、方向性を含め、一定の結論を得ることができ、平成22年3月26日の本会議で第3次の中間報告をさせていただいたところでございます。 以後、「議会の議決事件の追加について」、「議会基本条例の制定について」の2項目の条例制定に向けて、さらには傍聴者へのアンケート調査の実施について、9回の委員会を開催し、慎重に検討を重ねてまいりました。 議会の議決事件の追加につきましては、運用面までを検討しながら条例案を作成しました。 議会基本条例の制定につきましては、残念ながら現時点では条例案をお示しするまでに至っておりません。 なお、アンケート調査につきましては、本特別委員会から議長に要請し、平成22年第4回
青梅市議会定例会より実施されたところでございます。 議会改革には終わりがないと認識しております。本特別委員会の検討は終了いたしますが、本市議会のさらなる議会改革の推進を期待するところであります。 第3次の中間報告以降の検討結果等につきましては、以上のとおりであります。 これをもちまして、
議会改革推進特別委員会の報告を終了いたします。
○議長(青木雅孔) 委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、本件に対する討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 これをもって、市議会の改革に関する調査検討の件を終了いたします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第5 委員会の
所管事務調査報告について
○議長(青木雅孔) 次に、日程第5、委員会の
所管事務調査報告についてを議題といたします。 厚生委員会から所管事務調査について報告したいとの申し出がありますので、これを許します。
厚生委員長星野恵美子議員。 〔厚生委員長登壇〕
◆厚生委員長(星野恵美子)
所管事務調査報告をいたします。 平成22年度の厚生委員会の所管事務について、このたび調査が終了いたしましたので、その内容を御報告申し上げます。 本委員会では、昨年6月10日の委員会において、生ごみの堆肥化について、学童クラブの現状と改善策について及び高齢者の外出支援についてを
所管事務調査事項として調査することを決定し、平成22年6月10日以降、平成23年2月2日まで延べ5回の委員会を開催し、担当からの聴取等を行ったほか、市内施設への現地調査や先進地への行政視察を実施し、慎重に調査を重ねてまいりました。 それらの調査の結果、本委員会としては次のとおり取りまとめを行いました。 まず、生ごみの堆肥化につきまして申し上げます。生ごみの堆肥化は、ごみ減量の一つの方法として、青梅市においても
段ボールコンポストによる
堆肥化モニター事業等を実施しているが、なかなか市民に普及していないというのが現状である。また、各自治体においても工夫を凝らして、その地域特性に合ったさまざまな取り組みを行っているが、それをそのまま青梅市に導入することについては、さまざまなクリアすべき課題があり、難しい現状である。しかしながら、生ごみの堆肥化が困難であっても、水切りの徹底など、市民一人一人が日常において行えることもある。 ごみ減量については、市民に負担をかけることから市民の協力は不可欠であり、ごみ減量に対する市民のさらなる理解と意識の向上が求められる。 今回訪問した先進地の愛媛県内子町では、生ごみの堆肥化について、生
ごみ堆肥化検討会議が自治会長や一般町民、事業者の30人構成で設置され、実施に向け検討されていた。また町田市では、ごみ減量と資源化の推進に向けて、ごみになるものをつくらない、燃やさない、埋め立てないを基本方針として町田市ごみゼロ市民会議を設置し、市民134人の参加を得て、「ごみゼロまちだ」をつくるために市民と行政が一体となって検討し、具体的な方策を提言している。 本委員会としては、青梅市においても、ごみ減量の問題については、これらの先進地のようになるべく多くの市民を巻き込んだ市民会議の設置など、市民みずからがごみ減量を大きな課題として認識できるような方策を検討されるよう提言する。 次に、学童クラブの現状と改善策につきまして申し上げます。学童クラブの諸課題については、市としてもその改善に向けて努力されており、特に、待機児の解消については施設の新設も含め検討されているとのことである。本委員会としては、今後もさらに学童クラブの改善に努力され、青梅市で子育てをしたいと思われるような環境が一日も早く整備されることを望むものである。 最後に、高齢者の外出支援につきましては、青梅市では、来年度以降、さまざまな調査を行い、市民ニーズに合った公共交通体系の抜本的見直しを、既存バス路線も含め行うということである。また、その検討機関として、仮称青梅市地域交通活性化協議会が設置されるとのことである。公共交通体系の見直しに当たっては、高齢者を含む交通弱者への支援策についてもこの協議会において十分議論していただき、市民の期待にこたえられるような交通体系整備プログラムを策定されるよう本委員会として要望する。 そのほか、調査概要及び調査結果につきましては、お手元の厚生委員会
所管事務調査報告書のとおりでございますので、詳細の説明は省略させていただきます。 以上で、厚生委員会における所管事務調査の報告といたします。
○議長(青木雅孔) 以上で、委員会の
所管事務調査報告を終わります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第6
市長施政方針演説
○議長(青木雅孔) 次に、日程第6に入ります。これより市長の施政方針演説を聴取いたします。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 平成23年第1回市議会定例会の開会に当たりまして、新年度の市政運営に対します施政方針を申し上げ、議員各位を初め広く市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 本年は、私にとって市長3期目の最終年という節目を迎えます。また、私が策定いたしました青梅市のまちの将来像を「豊かな自然、快適なくらし、ふれあいの街 青梅」とする第5次総合長期計画の目標年次である平成24年度に向け、まとめの段階に入ります。 市長就任以来、議員各位と市民の皆様の御支援、御協力をいただきながら、総合長期計画に基づき諸事業を実施してまいりました。これまでの市政運営を振り返りますと、長年の懸案事項でありました都市計画道路3路線の着工、火葬場の改築、河辺駅北口整備や新中央図書館の整備など、まちの基盤整備に取り組んでまいりました。昨年5月には私の公約の一つでありました新庁舎が完成し、7月より業務を開始いたしました。そして旧庁舎跡地は、間もなく憩いの広場、駐車場として生まれ変わる予定であります。また、土地利用の方針転換を行い、永山北部丘陵を守り、青梅の森として市民とともに整備していく道筋を明らかにしてまいりました。さらに、収益事業の経営改善に取り組み、収益金の確保に努めてまいりました。こうした成果を踏まえつつ、新年度も残された課題や計画に掲げる事業に全力で取り組んでまいります。 本年は、本市が昭和26年に市制を施行してちょうど60年の節目を迎えます。人口3万6000人でスタートした青梅市は、60年の歳月を経て、今日、14万人の都市として発展することができました。市政運営には、いつの時代にあっても変えることなく守り、受け継ぐべきものと、社会経済情勢の変化に即し、果敢にチャレンジして変えていくべきものとが混在します。青梅をつくり、はぐくみ、発展させてきた先人の偉業をたたえるとともに、継続と改革の調和を図り、市制施行60年の節目となる本年が充実した年になりますよう努力してまいります。 青梅市を取り巻く社会経済情勢に目を転じますと、本市の60年の歴史の中で、人口減少や少子高齢化などの社会構造の変化や地球規模での環境、エネルギーなどにおける資源制約の課題など、今日ほどまちづくりの前提が転換点を迎えている時代はないと思います。国においては、いわゆる衆参ねじれ国会を背景に、一括交付金化などの地域主権改革や子ども手当など各種制度の見直し論議など、地方に関連した課題が山積しております。また、日本経済は、景気持ち直しに向けた動きが見られるものの、失業率が高水準にあること、原油価格が高騰していることなど、依然として厳しい状況にあります。しかし、私は、こうした時代だからこそ、地域特性を踏まえ、開発すべきものと守るべきものとの整合を図り、将来を展望した戦略が必要であると考えます。 新年度、こうした時代認識を踏まえて臨むまちづくりの基本的な方針について申し述べます。 まず、地域資源を活用した持続可能なまちづくりについてであります。 本市でも高齢者人口の割合が21%を超え、また生産年齢人口が減少傾向となるなど、いわゆる超高齢社会を迎えております。こうした時代の転換点に臨み、本市が持続的に発展していくためには、いかに地域資源を生かしたまちづくりを進め、青梅が暮らしやすさの視点から選ばれる都市としていくかが重要なテーマであると考えます。 平成21年に策定された青梅業務核都市基本構想では、業務核都市青梅について、他の都市にはない地域特性を生かしたまちづくりを進めることにより、中核性、自立性を高めることを目指すとしております。私は、青梅らしさを醸し出すまちづくりを実現するためには、自然環境や伝統文化と調和した持続可能な開発により、付加価値の高い地域独自の産業づくり、就業の場づくりを進めるとともに、豊かな自然や歴史的な観光資源を生かして、文化、観光、福祉、健康等の機能の拡充を図っていくことが重要であると考えます。 このことを踏まえ、諸施策の推進に当たっては、青梅ならではの地域資源に着目し、これを最大限に生かすことを基本として、豊かな自然の中で、だれもがおもてなしの心地よさを感じて住みたくなるまちの実現に向け取り組んでまいります。 そして、地域資源の付加価値を高め、上手に見せる工夫や仕掛けなど、地域資源の魅力を高めていく仕組みづくりについて、これを戦略としてとらえ、施策の青梅ブランドを確立してまいります。 次に、協働によるまちづくりについてであります。 近年、まちづくりをめぐる政策課題は複雑かつ多様化しております。地域の実情に合った最適な行政サービスを実現するに当たっては、行政が単独で取り組むより、行政や市民等がお互いの不足を補い合い、ともに協力して課題解決に向けて取り組んだほうがよい結果が得られる政策課題がふえていると認識しております。市民満足度の高いまちづくりを進めるためには、行政や市民等がともに考え、決定し、行動する、支え合いと活気のある社会を形成していくことが重要であり、このことが本来の地域主権改革の姿であると考えます。 青梅の魅力の一つに、地域に根差したコミュニティがあります。自治会活動、防犯、防災、環境対策、青少年育成などの取り組みに加え、団塊世代の地域社会への参加などによる地域の活性化を図るため、市民、企業やNPOなど多様な主体の連携のあり方や、地域に根差した意欲的な活動を生かす仕組みを構築し、自助、共助、公助を基本とする協働によるまちづくりを推進してまいります。 次に、安定した財政基盤の確立についてであります。 本市の財政構造は、過去において収益事業収入が市税とともに大きな位置を占め、これらを財源としてまちづくりを進めてまいりました。しかし、自主財源であります市税収入は下げどまらず、さらに収益事業の低迷などにより歳入面で減収となる一方で、歳出面では義務的経費の増額などにより収支の均衡が崩れ、極めて厳しい財政状況が続いております。新年度の予算編成は、例年にも増して厳しい姿勢で臨みましたが、結果は厳しい状況を抜け出せずにおります。限られた財源と人的資源の中で多様な行政需要に対応したまちづくりを進めるためには、その前提として安定した財政基盤の確立が急務となっております。 この実現に向けては、まず、入りをはかりて、出るを制する財政の基本に立ち、財政構造の改革を進めていく必要があります。あわせて、収納率の向上、税源の涵養及び受益者負担の適正化により自主財源の確保に努めてまいります。また、経営のスリム化を図るために、職員一人一人が市民の目線をもって市民ニーズを把握し、事業コストなどに留意しながら、既存の制度や慣例にとらわれることなく、新たな視点から常に施策を見直し、事業の選択と集中を進めていくことが重要と考えます。さらに、収益事業について、市財政への持続的かつ安定的な寄与を実現すべく、売り上げ向上対策や経費節減など経営改善を推進してまいります。 以上、まちづくりの基本的な方針を申し述べました。 さて、本市の新年度予算の概要についてでありますが、一般会計の規模は507億円といたしました。これは、前年度に比べ率で4.5%、金額では24億円減の予算規模であります。本年度をもって新庁舎建設が完了し、これに要する経費が減額となったことがマイナスの要因であり、これを除いた場合、28億円余の増加となります。 その主な要因でありますが、歳出では、第二小学校校舎改築、生活道路改修、小中学校冷房化などの投資的経費の増や、子ども手当支給事業経費、生活保護経費、国民健康保険特別会計繰出金、各種予防接種経費、自立支援給付経費の増など、民生費の伸びなどによるものであります。 一方、歳入ですが、基幹財源であります市税収入は、個人市民税の減収などにより3年連続のマイナスとなる見込みであります。また、各種交付金も地方交付税を除いては大きな伸びが期待できず、財源的に非常に厳しい状況にあります。このため、国や都の支出金を見込むとともに、市債の発行や基金の取り崩しによりまして収支の均衡を図ったところであります。 なお、収益事業につきましては、全国発売の女子王座決定戦競走を開催することなどにより、1億7000万円を一般会計に繰り出すこととしております。 それでは、新年度における主な施策を長期計画の柱に沿って申し述べます。 初めに、第1の柱として、「快適で安全な生活環境の街」の達成に向けた施策について申し述べます。 青梅の森整備事業につきましては、青梅市土地開発公社からの土地の買い取りについて、3カ年計画の2年目として、約26ヘクタールを引き続き国や都の補助を受けながら行ってまいります。この事業では、市民参画による樹木の管理など、ボランティアの活動を中心とした体制の確立を図ってまいります。また、本年度に行った主要植物の
モニタリング調査等の結果をもとに計画的に保全を行いながら、里山として活用できるように通路等の施設整備にも着手してまいります。 森林につきましては、引き続き東京都の花粉症対策と連携し、杉、ヒノキの主伐、間伐、枝打ちや広葉樹の植栽など、森林の持つ公益的機能を高める整備に努めてまいります。また、森林ボランティア育成講座については、交流協定を締結している杉並区にも協力いただき、青梅の森を中心に実習を行ってまいります。 河川につきましては、川に親しむための取り組みとして、河川敷の清掃事業や民間団体との連携による子ども向け体験事業などを行ってまいります。多摩川河川敷を利用した新たな親水空間の整備に向けて、河川管理者である国と協議を進めてまいります。また、親水事業の推進を図るため、行政や民間団体など多様な関係機関で構成する協議会を設置してまいります。 次に、都市景観についてであります。青梅市の美しい風景を育む条例に基づき、青梅駅周辺景観形成地区では、道路の美装化や景観形成重要資源の修理、修景について、景観まちづくり市民団体との協働により事業を進めてまいります。また、新たに多摩川沿い景観形成地区の指定に向けて調査検討を行ってまいります。 公園、緑地につきましては、寄付を受けました畑中3丁目の土地を新たに都市公園として整備いたします。整備に当たっては、地域住民と協議しながら遊具の設置や植栽などを順次進めてまいります。また、永山テニスコート東側の桜見本園の園路整備や吹上しょうぶ公園内の水路補修などを行ってまいります。 住宅に対する取り組みについてであります。一般木造住宅のうち、昭和56年以前の耐震基準で建築された物件を対象とした耐震診断及び耐震改修工事に対して、新年度から新たな補助制度を設けます。また、市営住宅については、効率的な施設管理を行うため、市営住宅長寿命化計画を策定するとともに、藤橋第1、第2住宅の耐震補強設計、富岡第2住宅の耐震補強工事を行ってまいります。 次に、水道事業についてであります。老朽化した経年管などの布設がえや連合線の解消などのための布設工事を行い、水道水の安定供給に努めます。現在市が行っている水道事業は、東京都から受託している事業であり、使用料などに関する事務は既に東京都が行っておりますが、平成24年度からは水道事業すべてが東京都に移管されるため、工事計画や市民の要望などについて、東京都への引き継ぎを確実に行ってまいります。 下水道事業については、事業区域の早期供用開始に向け、第3期事業区域の二俣尾、沢井、御岳地区の下水道管布設工事や小曾木事業区域の富岡ポンプ場の建設工事や下水道管布設工事を進めてまいります。ポンプ場施設の整備では、日向和田第二ポンプ場の電気設備改修工事や北部中継ポンプ場の改修工事設計を行ってまいります。 次に、環境に対する取り組みについてであります。 地球温暖化への対応につきましては、昨年3月に策定しました第2次青梅市地球温暖化対策実行計画に基づき、全職員がふだんから意識的に行動してまいります。また、新町市民センターでは、東京都の補助制度を利用して、照明などの設備を省エネルギー対応機器に改修いたします。一般家庭を対象とした省エネルギー対応機器の新規導入費用の一部補助を継続してまいります。このほか、環境に影響を及ぼすことが考えられる産業廃棄物処理施設の建設等の対応について検討を行ってまいります。 また、飼い主のいない猫の対策については、動物愛護の観点から、地域と協力し、地域猫として取り組んでまいります。 ごみ対策につきましては、現在、リサイクルセンターで平日の月曜日から金曜日と第3日曜日に行っております粗大ごみの持ち込みについて、月1回の日曜日対応を毎週日曜日へと拡充いたします。 続きまして、安全で安心なまちづくりについてであります。 市民の生命と財産を守るため、青梅警察署や青梅消防署などの関係機関等と連携し、防犯、防災対策を進めてまいります。 防災行政無線のデジタル化は、新庁舎の建設に伴い、親局の整備は完了しました。新年度も引き続き子局の整備を行い、順次切りかえを進め、難聴区域の解消に努めてまいります。 防災につきましては、高齢者や障がいをお持ちの方などの災害弱者を地域ぐるみで守る災害時要援護者支援対策事業について、本年度、登録者名簿を作成し、自主防災組織等へ協力を要請してまいりました。新年度も、自治会や自主防災組織など関係団体の協力を得ながら、日常の安否確認や個別支援プランの作成などの支援体制の整備を順次進めてまいります。 土砂災害特別警戒区域の指定が進む中、地域の自主防災組織との連携や新たな警戒避難体制などを考慮し、地域防災計画の見直しに取り組んでまいります。 また、新年度に東京都が実施する御岳山と千ヶ瀬町5丁目の急傾斜地崩壊防止事業について、事業の推進に協力をしてまいります。 一般家庭に対する取り組みとしては、家具転倒防止器具の支給を行ってまいります。 消防団については、社会環境が変化する中、団員の確保が困難になっております。組織の見直しなどの課題解決に向け、今後の消防団のあり方について引き続き検討を行い、見直ししてまいります。 防犯につきましては、青梅市安全・安心まちづくり条例に基づき、市民、地域団体、行政機関が互いに協力、連携し、防犯意識の高揚を図るとともに、各地域の自主防犯組織が行う防犯パトロールなどの活動を支援してまいります。 交通安全については、中学生を対象としたスタントマンの実演による交通安全教室や小学3年生を対象にした自転車運転免許証の交付を初め、小学生や高齢者、幼稚園児や保育園児を対象に、青梅交通公園での交通安全講習会を行ってまいります。また、小学生以下の子どもを対象にした自転車乗用時のヘルメットの購入費用の一部助成や、青梅交通安全協会の女性指導員の制服購入補助を本年度に引き続き行ってまいります。 放置自転車対策につきましては、保管期間を経過した自転車等を一定の条件を満たした買い受け人に売却する制度を新年度から行ってまいります。 次に、消費者行政についてであります。 消費者相談窓口では、通常の相談業務のほかに、月1回の弁護士による多重債務に関する相談を引き続き実施してまいります。また、特に被害者となってしまうことが多い高齢者については、福祉関係機関等と連携をとりながら被害防止に努めてまいります。 次に、第2の柱として、「学び楽しむ伝統・文化の街」の達成に向けた施策について申し述べます。 初めに、学校教育についてであります。 小学校については、新年度から新しい小学校学習指導要領が完全実施されることに伴い、地域の実態等に応じた適切な教育課程を実施するとともに、外国語に親しむ授業など、指導内容が児童一人一人に確実に身につくよう努めてまいります。 また、教育センターのプラネタリウム廃止に伴い、新年度から市内小学校の全4年生を対象に、市外施設を活用し、プラネタリウム校外学習を実施してまいります。 中学校については、新しい中学校学習指導要領の平成24年度完全実施に向け、学習内容を充実させ、円滑な移行が図れるよう教科指導を推進してまいります。 また、ふれあい学級と教育相談所が東青梅センタービルに移転することから、環境を新たに心の教育を充実してまいります。 情報教育の推進については、情報機器の更新とネットワーク運用支援の強化を進め、積極的な活用を図ってまいります。 続いて、学校施設の整備についてであります。 耐震補強については、平成24年度までに全校実施を目指す計画に基づき、耐震補強工事を6校で実施し、教育施設の安全、安心な環境を確保してまいります。 また、第二小学校の校舎改築については、第1期の工事を完了させ、平成25年6月の完成を目指してまいります。 さらに、昨年夏の記録的な猛暑から、小中学校における夏季学習環境の整備が課題となりました。この課題解決に向け、2カ年で小中学校へ冷房機器を設置することとし、新年度は中学校全校の普通教室及び4校の音楽教室に設置してまいります。 第一小学校の校庭芝生化については、本年度に整備が完了いたしますので、PTA、自治会等の協力のもと芝生を管理し、有効活用に努めてまいります。 そのほか、第七小学校の水飲栓直結化工事、第五小学校の低学年用トイレ改修などを実施し、教育環境を充実してまいります。 次に、生涯学習についてであります。 中央図書館については、駅前の都市型図書館、また市民に利用しやすい生涯学習の拠点として多くの方に利用していただいており、本年6月には来館者が200万人を突破する予定であります。蔵書につきましては、目標29万2000冊を目指し、新年度は、国の交付金制度を活用した前倒しを含め約1万1000冊を整備し、26万冊としてまいります。 また、4校で実施している放課後子ども教室のうち、新年度は第五小学校の日数を週2日から週3日に拡充してまいります。 次に、文化、芸術についてであります。 文化財については、本年度に引き続き、東京都指定有形民俗文化財である旧稲葉家住宅の土蔵復元工事を実施するとともに、市指定有形民俗文化財の山車人形飾幕の修理や市指定天然記念物、御嶽神社参道の杉並木の枯れ枝等の剪定などに助成し、保護してまいります。 市民会館については、屋上防水改修工事を行ってまいります。 次に、スポーツの振興についてであります。 第45回の記念大会となりました本年の青梅マラソンは、10キロの部においては、ゴール地点を市役所前に変更して会場混雑を緩和し、30キロの部では、制限時間を20分延長し、4時間とするなど、一層の充実を図り、全国から1万8000人のランナーが力走しました。また、今回、青梅マラソン大会とドイツのミッテルラインマラソン大会との間で、相互交流に関する提携書を締結いたしました。 総合体育館については、駐車場を拡充し、利用者の利便性の向上を図ってまいります。 また、河辺市民球技場のテニスコート全10面を砂入りの人工芝コートに整備するほか、東青梅3丁目北運動広場の整備工事や河辺町6丁目運動広場新設工事などを実施してまいります。 さらに、水泳場のうち、東原水泳場はスライダープールの改修工事や売店の建てかえを実施してまいります。 なお、新年度は、釜の淵水泳場、長淵水泳場及び第五小学校のプールを利用した梅郷地区プールについては、老朽化等のため休止することとしました。 平成25年度に開催される第68回国民体育大会につきましては、カヌー競技の会場に本部施設等の整備を進めてまいります。 市民センター施設につきましては、新年度、小曾木市民センターの体育館防球ネットの整備や東青梅市民センターの駐車場整備等を実施し、設備の機能維持向上に努めてまいります。 男女平等参画については、ワーク・ライフ・バランス等の講座や男女平等情報紙の発行などを中心に啓発に取り組んでまいります。また、第四次男女平等推進計画が平成24年度で終了することに伴い、次期計画策定に向け、懇談会を設置し、準備を開始してまいります。 国際交流事業については、姉妹都市ボッパルト市から4月に来日するボッパルト市民合唱団の受け入れを支援し、10月に来日する青少年友好親善使節団を受け入れ、両市の交流をより深めてまいります。また、青梅市日本中国友好協会などの国際交流団体への支援を続けてまいります。 平和事業につきましては、引き続き世界連邦運動協会青梅支部と連携し、平和宣言の周知と平和思想の普及に努めてまいります。また、新年度は、非核平和都市宣言自治体として、広島市と長崎市で被爆したアオギリの2世とクスノキの2世の苗木を新庁舎の広場に植樹してまいります。 地域間交流については、杉並区との交流協定に基づき、本年度は、森林ボランティア育成講座などにおいて交流を図るとともに、郷土博物館では「杉並区との絆~青梅街道展~」を開催いたしました。新年度は、スポーツでの交流や災害時における相互応援に関する協定の締結など、さらなる交流の拡大を図ってまいります。 また、11市町が加盟する全国梅サミット協議会については、情報交換を通じて交流を深め、観光の振興を図ってまいります。 次に、第3の柱として、「健やかでやさしい福祉の街」の達成に向けた施策について申し述べます。 初めに、健康と予防についてであります。 子宮頸がんワクチン接種費については、中学1年生から高校1年生の女子を対象に助成してまいります。 子どもたちを乳幼児期に死亡または重篤な後遺症を残すことのある小児細菌性髄膜炎への感染から守る施策として、まず小児用肺炎球菌ワクチン接種費助成を生後2カ月から5歳未満を対象として新たに助成してまいります。 また、本年度から開始いたしましたヒブワクチン接種費助成については、対象年齢を生後2カ月から2歳未満を生後2カ月から5歳未満に拡大するとともに、自己負担については一律に1割負担とし、軽減してまいります。 妊婦健康診査におきましても、成人T細胞白血病等の母子感染の予防として、検査項目にHTLV-1抗体検査を追加してまいります。 検診事業につきましては、成人歯科検診を現在の40歳から70歳までの5歳刻みから20歳から70歳までの5歳刻みに拡充してまいります。 また、青梅市健康増進計画及び青梅市食育推進計画については、推進体制を確立し、計画の推進を図ってまいります。 次に、医療体制についてであります。 市立総合病院については、青梅市立総合病院改革プランに基づき、医療サービスと患者へのサービスを充実させ、効率的な運営に引き続き努めてまいります。 まず、医師や看護師の確保について努力してまいります。 地域がん診療連携拠点病院として、放射線治療システム--リニアックを更新して、がん治療の充実を図ってまいります。 また、人工腎臓装置等の医療機器を更新し、地域に信頼される医療サービスを提供してまいります。 本年度、青梅市医師会、青梅薬剤師会の協力のもとに健康センター内で開始した平日の夜間診療については、市立総合病院との役割分担を明確化して、連携を強化してまいります。 地域福祉についてであります。 超高齢社会を迎え、地域福祉の充実は従来にも増して重要な課題でありますことから、本年度定数を8名増員した民生・児童委員を中心に、より一層の地域福祉の増進を図ってまいります。また、社会福祉協議会との連携を図ってまいります。 生活保護については、国内景気の低迷などに起因して生活保護世帯が増加していることから、実施体制の強化を図り、自立支援に努めてまいります。 子育て支援についてであります。 学童保育所につきましては、開所時間の延長実施に向け、試行的に夕方30分を延長してまいります。障がいのある小学4年生以上の児童については、引き続き夏休み期間中の入所を受け入れてまいります。 また、かすみ台第二保育園及び駒木野保育園の改築工事を新年度から2カ年かけて行い、安全、安心な施設整備を図りながら、保育所待機児童の解消に向けて定員増加を図ってまいります。 私立幼稚園に対しましては、質の高い幼児教育を支援するため、新たに備品購入の助成を行ってまいります。 本年度から実施しました子ども手当については、従来の中学校終了前児童への月額1万3000円の支給に加えて、3歳未満児童に対しては1人当たり月額7000円を追加して支給してまいりますが、国の動向を踏まえながら適切に対応してまいります。 子ども家庭支援センターについては、児童虐待などの養護相談や長期化する相談案件が増加していることから、相談体制を充実させ、子どもと家庭に関する支援を強化してまいります。 また、少子化対策や子育て支援については、青梅市次世代育成支援地域行動計画の後期計画に基づき推進してまいります。 配偶者暴力等による母子の緊急一時保護については、民間の入所施設に対する補助や入所者への補助を実施してまいります。 次に、障がい者福祉についてであります。 本年4月、旧大門診療所に開設する障がい者サポートセンターについては、地域活動支援センター機能等を集約するとともに、障がい者団体の拠点として、いろいろな障がいのある方々に対する相談支援や活動支援事業の充実を図ってまいります。 東青梅センタービル3階に移りました障害者就労支援センターについては、障がい者の自立と社会参加の促進のための支援体制をさらに充実してまいります。 なお、障害者基本法に基づく青梅市障害者計画並びに障害者自立支援法に基づく青梅市障害福祉計画を改定してまいります。 次に、高齢者施策についてであります。 昨年、全国で100歳以上の所在不明の高齢者について話題になりました。本市においては、100歳以上の高齢者の所在確認調査を行い、所在不明の方はおりませんでしたが、新年度においては対象者を80歳以上に拡大して調査してまいります。 敬老金についてでありますが、100歳の方々に対する敬老金を5000円から1万円に増額いたします。 また、敬老会については、昨年、総合体育館の改修工事のため開催を中止いたしましたが、新年度は従来どおり開催してまいります。 介護保険事業についてであります。 高齢者人口の増加により介護保険認定申請者が増大するために、介護認定審査会の合議体数を3から4にふやし、要介護認定審査の迅速性を確保してまいります。また、介護認定者の増加に伴い、高齢者支援相談体制を充実させてまいります。 「健やかでやさしい福祉の街」づくりのための第5期の青梅市高齢者福祉計画及び青梅市介護保険事業計画を、国の指針等を踏まえながら策定してまいります。 国民健康保険事業についてであります。 景気の低迷や雇用情勢の悪化、医療費の増加などから、国民健康保険事業の財政運営は非常に厳しく、一般会計からの繰入金が多額となっております。国においては、高齢者医療制度の見直しを進めていく中で、国民健康保険を都道府県単位とする広域化での運営を目指しており、国の制度改正の動向に注視して運営に取り組んでまいります。 次に、第4の柱として「活気に満ちた元気な街」の達成に向けた施策について申し述べます。 市街地の整備についてであります。 東青梅駅南口周辺地区では、日本ケミコン跡地への東京都西多摩保健所の早期移設に向け協議を進めるとともに、新たな市民ホールの建設や官庁機能を集約化するシビックコア地区の整備について総合的に検討を行ってまいります。 東青梅駅北口では、利用者に優しい駅前空間の整備に向け、エレベーターの新設や駐輪場、トイレの改修について詳細設計を実施してまいります。 また、中心市街地である青梅駅、東青梅駅及び河辺駅周辺におけるにぎわいの実現を図るため、地域の特徴を生かした市街地活性化計画を策定してまいります。 青梅インターチェンジ北側周辺地区については、今井土地区画整理組合設立準備会の取り組みを支援するとともに、引き続き整備計画の策定に取り組んでまいります。また、この地区の農業振興地域農用地区域の指定解除と市街化区域への編入に向け、関係機関との協議をさらに進めてまいります。 次に、道路網の整備であります。 一般国道411号では、本年度、大荷田橋及び凱旋橋のかけかえ工事が完了予定であり、引き続き取りつけ道路の整備が実施されます。また、第二小学校西側の区間についても用地買収などが行われます。 吉野街道、秋川街道、岩蔵街道では、拡幅整備に向けた用地買収や歩道整備などが行われます。 千ヶ瀬バイパスの延伸につきましては、東京都が用地取得した一部区間において、本年度、モデル的な街路整備が行われています。市では、引き続き都と連携し、東光寺周辺地区における地権者との協議を進めるなど、本事業の促進に積極的に協力してまいります。 都市計画道路青梅3・5・5号新奥多摩街道線については、福祉センター前から青梅総合高校前までの一方通行解消を目指し、東京都の新みちづくり・まちづくりパートナー事業を活用し、市が整備を進めております。新年度は、引き続き用地取得を進めるとともに、一部詳細設計を実施してまいります。青梅3・5・24号根ヶ布長淵線につきましては、青梅市土地開発公社用地を取得してまいります。青梅3・5・26号永山グランド線につきましても、引き続き用地取得を進めるとともに、跨線橋設計に必要な電気等支障物調査などを実施してまいります。 市道につきましては、長淵1丁目地内の青2963号線の拡幅や二俣尾3丁目地内の沢787号線の新設など整備を進めてまいります。また、東青梅4丁目地内の幹3号線などにおいて歩道の拡幅工事を実施するとともに、新町8丁目、9丁目地内の幹13号線などで路面改良工事を行います。 健康と歴史・文化の路づくり事業で選定された市道につきましては、歩く人に優しく、安全で安心な道路環境への転換を目指し、順次整備に着手してまいります。 橋りょうにつきましては、長淵2丁目地内の青134号橋のかけかえ工事を実施いたします。また、主要な橋りょうを対象に、長寿命化や費用の縮減を図る修繕計画を策定してまいります。 次に、交通機関対策についてであります。 JR青梅線につきましては、昨年12月のダイヤ改正により、日中の時間帯、青梅線と中央線との直通運転が1時間に3本に増発され、利便性の向上が図られました。さらなる輸送力の増強に向け、中央線三鷹-立川間の複々線化や青梅駅ホームの増設などをJR東日本に要請してまいります。 青梅駅以西の利便性向上や駅施設の改修などにつきましても、引き続き地域特性を考慮して改善されるよう要望してまいります。 既存バス路線につきましては、引き続き公的負担を行い、路線の維持に努めてまいります。 一方、超高齢社会や人口減少社会の到来を踏まえ、既存バス路線も含めた地域公共交通網の再編を行う公共交通計画の策定に本格的に着手いたします。 地域情報化であります。 本年7月に地上テレビ放送は完全デジタル化されます。デジタル放送移行時に混乱が生じないよう、国や関係機関等との連携を一層密にし、周知、支援に努めてまいります。 次に、産業の振興についてであります。 農業につきましては、意欲ある営農者のニーズに応じた支援を行うとともに、農業後継者、女性農業者など広範な担い手の育成にも取り組んでまいります。 良好な農地の保全と遊休農地の解消を図るため、農業体験農園や農家開設型農園の開園を促進し、市民の農業体験の場を確保するとともに、農業に対する市民の理解を深めてまいります。 ウメ輪紋ウイルスの対応につきましては、防除対策が長期化することがないよう、昨年11月に私みずから農林水産省や東京都に出向き、早期の解決を要請いたしました。また、国、都による感染樹の調査がより円滑に進むよう、自治会に対象樹木の把握の協力をお願いしております。市といたしましては、引き続き国、都が進める感染樹の防除対策が早期に完了するよう支援してまいります。 また、ウメ輪紋ウイルスの影響は、梅生産農家だけでなく、観光産業にも深刻な打撃を与えるなど、はかり知れないものがあります。市といたしましては、関係者の意向を十分把握し、地域の持つ潜在的な魅力を掘り起こすことのできる方策を練り、この地域を従前にも増した日本一の梅の里に整備すべく取り組んでまいります。 中小企業の活性化についてであります。 依然として厳しい経営環境にある中小企業を支援するため、中小企業振興資金融資制度における利子補給などの臨時特例措置をさらに1年延長いたします。 また、おうめものづくり支援事業については、中小製造業等の新製品、新技術開発等を支援するため、補助対象を拡大してまいります。 企業の立地を進め、産業の振興や雇用機会の拡大を図るため、青梅市企業誘致条例の制定を目指してまいります。 商業についてであります。 御岳商店街によるマップの作成など、商店街の特徴を生かした活性化策を支援してまいります。 また、引き続き、青梅宿アートフェスティバルなどの各種イベントや空き店舗を活用した交流拠点づくりを支援してまいります。 観光についてであります。 杉並区青梅寮跡地につきましては、大型バスも利用可能な駐車場やトイレの整備を行い、西部地域の観光、交流の拠点としてまいります。 また、近傍の築瀬尾根に新たにハイキングコースを整備し、地域の魅力の向上を図ってまいります。 御岳渓谷遊歩道では、落石防止工事を実施するなど、通行どめ箇所の早期解除を図ってまいります。また、都と役割分担を行い、老朽化した公衆トイレの新築整備を進めてまいります。 さらなる交流人口を獲得するため、英、中、韓、3カ国語による観光ガイドを新たに作成し、広く配布を行い、外国人観光客の誘致に努めてまいります。 なお、一般社団法人化された青梅市観光協会を引き続き支援するとともに、観光振興の推進に努めてまいります。 雇用の促進についてであります。 雇用環境が引き続き低迷する中、ハローワーク青梅や青梅労働基準監督署など関係機関との連携を引き続き深めてまいります。 青梅商工会議所と共催で新卒者を対象にした面接会を新たに実施し、地域雇用の創出に努めてまいります。また、ハローワーク青梅と共催し、ケアワーカーなどを対象にした各種就職面接会も開催してまいります。 次に、第5の柱として、「みんなで創る街」の達成に向けた施策について申し述べます。 市民参画についてであります。 本年は、市政総合世論調査の年であります。市政の各分野にわたる市民の皆様の御意見を把握し、今後の市政運営の参考にしていくとともに、次期総合長期計画の基礎資料として活用してまいります。 市民との情報共有化については、広報おうめや青梅市ホームページの内容のさらなる充実や、行政、防犯、防災情報をお伝えする青梅市メール配信サービスの迅速な対応に努めてまいります。また、携帯電話版ホームページ、青梅ポケットガイドを、官民協働によって本年1月に開設いたしました。今後も携帯電話などの身近な情報入手のツールを活用し、行政情報を発信してまいります。 民間事業者との協働により作成いたしました青梅市くらしのガイドについては、市民の皆様の生活に深いかかわりのある行政、防災、医療、福祉等の情報が適切にお伝えできるよう配慮いたしました。 市民協働についてであります。 市民団体と職員により作成を進めております協働マニュアルについては、市民と行政とが連携し、協働を促進するための手引として活用してまいります。 また、市役所各課に協働推進員を設置し、市民団体等との協働を円滑に進める体制の充実を図り、青梅ボランティア・市民活動センターとさらに連携しながら、協働のまちづくりを進展させてまいります。 コミュニティ活動の中核を担う自治会については、振興交付金や自治会館の修繕、掲示板の新設等に引き続き支援するとともに、各支会との連携を強め、自治会活動の活性化に協力してまいります。 市制施行60周年記念事業についてであります。 市制施行60周年を記念して挙行いたします式典には、ボッパルト市の市長夫妻をお招きするなど、多くの方々とともに青梅市の還暦をお祝いしたいと考えております。 また、記念事業としては、現在作成を進めております青梅市の記録映像DVDや市勢要覧の発行のほか、生涯学習では記念講演会、郷土博物館では青梅市の還暦展、美術館では青梅信用金庫コレクション展、市民会館では落語名人会を開催してまいります。 さらに、赤塚不二夫氏の漫画キャラクターをプリントした原動機付自転車のナンバープレート2000枚を限定交付し、青梅市をアピールしてまいります。 次に、行政運営についてであります。 まちづくりの基本的な方向、方針を総合的に示す次期総合長期計画については、新年度から2カ年で策定作業を行ってまいります。計画策定に当たっては、さまざまな観点から調査審議していただくため審議会を設置いたします。また、市民の皆様からまちづくりの提言を募ってまいります。 事務事業評価については、昨年実施いたしました事務事業の外部評価における判定結果を踏まえた見直しを行い、高齢者温泉保養施設利用助成事業や民間保育所事務協会運営費助成事業などにおいて経費を節減いたしました。 また、市民課窓口業務の一部をプロポーザル方式により選定する民間事業者に委託し、経費の節減を図るとともに、効果的で効率的に業務を遂行できるよう研修を徹底し、市民サービスの向上を図ってまいります。 市民センターについては、出張所と同様に、新たに戸籍等に関する書類の交付を行えるようにするとともに、すべての市民センターや出張所において、市民税等、税に関する証明書類の交付を行うなど、地域の行政窓口としてサービスを充実させてまいります。 今後も多様化する市民ニーズに的確に対応できるよう事務事業の見直しを行うなど、行財政改革の推進を図ってまいります。 納税者の皆様の利便性向上のために、市・都民税、固定資産税、軽自動車税及び国民健康保険税について、平成24年度からコンビニエンスストアで納入ができるようシステム等を整備いたします。 また、昨年12月に導入いたしました給与支払報告書等の電子申告サービスについても、利用率向上に努めてまいります。 入札制度につきましては、特別簡易型総合評価方式を導入し、本年度2件の土木工事で試行いたしました。新年度では、さらに水道工事や下水道工事へも拡充し、継続実施してまいります。 電子入札については、透明性や利便性、競争性をより高めるため、対象範囲の拡大を図ってまいります。 公共建築物の保全、運用については、青梅市公共建築物保全整備計画に基づき、ストックマネジメント手法により効率的、効果的運用に努めてまいります。 次に、収益事業についてであります。 本場運営は、厳しさを増す一方ですが、従業員の大幅削減や発券窓口の縮小など固定経費の削減に努め、経営改善を推し進めてまいりました。 新年度は、さらなる経営改善に取り組むとともに、全国発売されるGⅠ女子王座決定戦競走をBOAT RACE多摩川を全国にアピールする好機ととらえ、この機会に電話投票利用によるポイントシステムを導入するなど、新たなファンの獲得に取り組み、売り上げの向上に努めてまいります。 ボートピア大郷については、管理運営を私人委託することにより民間活力を導入してまいります。 これまで、収益事業の目的であります地方財政の改善に向け、着実に市の会計へ繰り出せるよう努力してまいりました。今後も収益の確保に全力で取り組んでまいります。 以上、新年度を迎えるに当たり、まちづくりの基本的な方針や諸施策について申し述べてまいりました。 本市が目指す将来像の実現に向けては、乗り越えねばならない障壁や課題が多くあります。私は、さまざまな困難や危機に対し、危機を再生、発展の好機に転化させる発想の転換が今の青梅市には必要であると考えます。 このことを思うと、1970年のアメリカの自動車排ガス規制法案、いわゆるマスキー法に関連した日本の努力を思い出します。この法案は、自動車排出ガスを当時の10分の1まで削減するという非常に厳しい内容であり、アメリカでは自動車メーカーの反対からその実施が大幅に後退していく中、日本では将来を見据え、この法案と同等のハードルをみずからに課し、取り組んだ結果、8年後には目標どおりクリアいたしました。このときのエンジン技術の研究開発が、その後の日本車の低燃費、信頼性向上に大きく貢献いたしました。 先ほども触れましたが、青梅の地域資源の一つである梅の木におけるウメ輪紋ウイルスの問題については、皆様に大変御心配をおかけしているところであります。感染樹の伐採・抜根後、3年間は新たな植栽ができない制約があります。このような厳しい試練に立たされていますが、市内の梅の生産や景観を含め、梅の里の新たなグランドデザインを描くことが必要であります。これを契機として、市民の皆様とともにこれまで以上の梅の里づくりに向けて取り組んでまいります。 市政運営における厳しい課題をばねにして乗り越え、逆に付加価値をつけて町の発展へつなげていく行程には、幾多の困難も予想されますが、ピンチをチャンスに変える逆転の発想を持って、青梅市のさらなる発展に向けたまちづくりを職員とともに全力で進めてまいります。 議員各位並びに市民の皆様の温かい御支援と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、私の施政方針演説を終わらせていただきます。 長時間の御清聴、まことにありがとうございました。
○議長(青木雅孔) 以上をもちまして、市長の施政方針演説は終了いたしました。
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△日程第7 議案審議
△第1 議案第1号 平成23年度青梅市一般会計予算
△第2 議案第2号 平成23年度青梅市
国民健康保険特別会計予算
△第3 議案第3号 平成23年度青梅市
収益事業特別会計予算
△第4 議案第4号 平成23年度青梅市
下水道事業特別会計予算
△第5 議案第5号 平成23年度青梅市
後期高齢者医療特別会計予算
△第6 議案第6号 平成23年度青梅市
介護保険特別会計予算
△第7 議案第7号 平成23年度青梅市
受託水道事業特別会計予算
△第8 議案第8号 平成23年度青梅市
病院事業会計予算
○議長(青木雅孔) 次に、日程第7、議案審議を行います。 議案第1号から議案第8号までの8件は、いずれも平成23年度各会計予算議案でありますので、以上8件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) それでは、ただいま一括議題となりました議案第1号から議案第8号までの平成23年度各会計予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、平成23年度の予算編成の背景となりました国及び東京都の予算概要等につきまして述べさせていただきます。 まず、国の予算でありますが、経済成長、財政健全化、社会保障改革を一体的に実現し、元気な日本を復活させるための礎を築く必要があるとした上で、新成長戦略を着実に推進すると同時に、財政運営戦略に定めた財政規律のもとに成長と雇用拡大を実現するという基本的な考え方により編成されました。一般会計の財政規模は92兆4116億円、前年度に比べ0.1%の微増となっております。 次に、地方自治体の財政運営の指針となります地方財政計画でありますが、極めて厳しい地方財政の現状等を踏まえ、歳出面においては徹底した節減、合理化に努める一方で、社会保障関係費、地域活性化、雇用、子育て施策等に財源の重点的配分を行っております。計画総額でありますが、82兆5054億円、前年度に比べ0.5%の増となり、一般歳出では66兆8313億円、前年度に比べ0.8%の増となっております。地方交付税につきましては、地域主権改革に沿った財源の充実を図るとして、前年度に比べ4000億円余の増、17兆3734億円としておりますが、臨時財政対策債につきましては1兆5000億円余の減となっております。 続いて、東京都の予算でありますが、厳しい財政環境が続く中にあっても都政の使命を確実に果たし、中長期的に施策を支え得る財政基盤を堅持しながら、東京の新たな活力と成長へと結びつける予算と位置づけ編成されました。その結果、一般会計の予算規模は6兆2360億円、前年度に比べて0.4%の減となり、一般歳出においても4兆5839億円、1.0%の減となっております。 次に、青梅市の財政状況でありますが、歳入面では、基幹財源であります市税収入のうち、個人市民税が前年度に比べ5億3000万円余の大幅な減収となる見込みであり、市税全体でも2億7000万円余の減となる見込みであります。また、財政調整基金でありますが、平成22年度末残高は20億円余となる見込みであり、今後の財政運営を考慮すると、多額の取り崩しはできない状況であります。なお、収益事業につきましては、厳しい経営環境ではありますが、全国発売のGⅡ女子王座決定戦競走の開催などにより、引き続き収益金の確保に努めてまいります。 こうした厳しい財政状況の中、市制施行60周年を迎える青梅市の予算につきましては、税収の減が見込まれる厳しい財政状況にあっても、青梅市の将来像である「豊かな自然、快適なくらし、ふれあいの街 青梅」の実現に向けて計画事業の推進を図るとともに、市政が直面する諸課題に的確に対応し、市民生活を守るための予算として編成したところであります。 それでは、各会計ごとに予算の概要を御説明申し上げます。 最初に、議案第1号「平成23年度青梅市一般会計予算」であります。 歳入歳出予算の総額を507億円にしようとするもので、前年度に比べ24億円、4.5%の減となっております。 前年度は庁舎建設費として52億円余を計上しており、この新庁舎建設事業が終了することから予算規模がマイナスとなるものでありまして、この庁舎建設事業を除いて比較した場合では、財政規模は28億円のプラスとなります。 初めに、歳入の主な項目について申し上げます。 歳入の根幹をなす市税は206億3636万円で、前年度に比べ2億7000万円余、1.3%の減となっております。 主な税目の現年課税分を見ますと、個人市民税は、給与所得の減等により、前年度に比べ5億3000万円余、6.6%の減とし、法人市民税は、企業収益の動向などから、3億3000万円余、33.8%の増を見込んでおります。 次に、固定資産税でありますが、0.6%の減となっております。このうち土地は、地価の下落などにより、1.0%、4000万円余の減とし、償却資産は、設備投資の落ち込みにより、7.8%、9000万円余の減と見込みましたが、家屋については、新増築家屋の増などにより、2.2%、8000万円余の増を見込んでおります。 続いて、市税以外の歳入のうち、主なものについて御説明申し上げます。 まず、地方交付税でありますが、地方財政計画や税収の減等を勘案し、90.5%増の30億1000万円を計上いたしました。 次に、国庫支出金でありますが、子ども手当負担金、生活保護費負担金などにより、13.4%増の78億8259万9000円を計上しております。 また、都支出金につきましては、都費補助道等改修費補助金、緑地保全事業補助金などにより、7.5%増の68億2031万6000円を計上しております。 続いて、繰入金でありますが、公共施設整備基金の取り崩しの減などにより、26億7000万円余、57.8%減の19億4748万2000円を計上しております。 また、諸収入でありますが、競艇事業収入を6000万円増の1億7000万円としたことなどから、26.8%増の6億5050万2000円となっております。 また、市債では、第二小学校校舎改築事業債、青梅の森整備事業債、臨時財政対策債など、総額42億2720万円を計上しておりますが、前年度に比べますと、24億6000万円余、36.8%の大幅な減となっております。これは庁舎建設事業債の皆減などによるものであります。 以上が歳入の概要であります。 次に、歳出でありますが、初めに、各款別の主なものにつきまして御説明申し上げます。 まず、議会費であります。5億1765万7000円を計上し、前年度に比べ1億円余の増となっております。これは、定数減に伴い議員報酬が減となった一方で、議員共済会負担金が増額となったことなどによるものであります。 次に、総務費であります。57億1798万5000円を計上し、前年度に比べ47億9000万円余の大幅な減となっております。この要因でありますが、人事管理経費、市民センター施設整備経費、選挙執行経費などが増となった一方で、庁舎建設費が52億3000万円余の減額となったことによるものであります。 なお、市制施行60周年記念事業につきましては、総務費に計上した式典関係経費のほかにも、それぞれの事業内容に沿った科目に計上しております。 続いて、民生費であります。216億5089万7000円を計上し、前年度に比べ5.8%、11億8000万円余の大幅な増となっております。子ども手当支給事業経費、生活保護経費、自立支援給付経費や国民健康保険特別会計繰出金が増となったことによるものであります。 次に、衛生費であります。53億2314万5000円で、前年度に比べ2億2000万円余の減となっております。これは、子宮頸がんワクチンや小児用肺炎球菌ワクチン接種費助成を新たに行うことなどにより、各種予防接種経費が増となった一方で、西多摩衛生組合負担金、病院事業会計負担金が減となったことなどによるものであります。 続いて、農林業費でありますが、シカ被害防止対策事業経費などの減により、前年度に比べ10%減の2億3932万8000円となっております。 次に、商工費であります。5億734万円を計上し、前年度に比べ1億1000万円余、29.4%の大幅な増となっております。中小企業振興資金融資制度の臨時特例措置をさらに1年間延長するほか、西部地区観光交流拠点の整備経費、ウメ輪紋ウイルス対策経費などを計上したことによるものであります。 なお、緊急雇用創出事業につきましては、それぞれの事業内容に沿った科目に計上しております。 続いて、土木費につきましては、54億7466万6000円で、前年度に比べ2億2000万円余、4.3%の増となっており、生活道路改修舗装経費、幹線道路改修経費の増などによるものであります。このほか、青梅の森整備経費や橋りょう、市営住宅の整備など、市民生活に直結した都市基盤の整備充実を図るための経費を計上しております。 次に、消防費であります。19億3097万1000円で、前年度に比べ7000万円余、4.2%の増となっております。これは消防事務都委託経費の増などによるものであります。 続いて、教育費であります。67億1052万7000円を計上し、前年度に比べ10.5%、6億3000万円余の増となっております。 学校教育関係では、第二小学校校舎改築事業経費や小中学校6校の校舎等の耐震補強事業経費のほか、中学校全校の普通教室等空調設備工事費などを計上したことによるものであります。 なお、小学校の空調設備につきましては、設計委託料を計上しております。 また、昨年度に引き続き子どもいきいき学校づくり経費を計上したほか、教育センターのプラネタリウム廃止に伴い、小学生のプラネタリウム学習を市外施設で実施するための経費を計上しております。 学校教育関係以外では、総合体育館第2駐車場整備工事、旧稲葉家住宅整備経費などの整備経費を計上するほか、放課後子ども教室推進事業経費、一般体育施設管理経費なども拡充を図っております。 以上、款別の概要について申し上げました。 次に、歳出を性質別に分析いたしました概要につきまして御説明申し上げます。 まず、消費的経費でありますが、前年度に比べ15億7000万円余増の355億4043万円となっております。このうち、人件費につきましては、期末手当の支給月数の減などがあるものの、退職手当、共済費などの増により、2億2000万円余の増となっております。物件費につきましては、各種予防接種経費の増などにより、4億5000万円余、6.5%の増となっております。また、補助費等につきましては、西多摩衛生組合経費や病院事業経費の減などにより、3億1000万円余、5.1%の減となっております。一方、扶助費につきましては、子ども手当支給事業経費、生活保護経費、自立支援給付経費などの増により、11億9000万円余、8.6%の増となっております。 次に、投資的経費であります。56億3498万6000円を計上いたしました。前年度に比べ44億6000万円余、44.2%の大幅な減となっております。これは庁舎建設経費の減などによるものであります。 また、繰出金でありますが、63億3730万8000円で、前年度に比べ1.3%の増となっております。これは、下水道事業特別会計への繰出金が3億300万円余の減となった一方で、国民健康保険特別会計への繰出金が2億9000万円余の増となったことなどによるものであります。なお、病院事業会計への負担金及び出資金を加えますと、特別会計等への繰出金の総額は68億7636万2000円となり、前年度に比べ6000万円余、1.0%の減となっております。 一般会計の歳入歳出予算につきましては以上でありますが、このほか12件の債務負担行為、11件の市債につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上で一般会計予算を終わり、続きまして特別会計予算について御説明申し上げます。 初めに、議案第2号「平成23年度青梅市
国民健康保険特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 国民健康保険事業でありますが、高齢化の進展及び就業構造の変化により、低所得者の加入割合が高くなっております。また、平成22年度の診療報酬改定の影響により医療費は増大しており、財政運営はますます厳しくなっております。 このような状況の中、平成23年度予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ11億2600万円、8.9%の増となる137億4800万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、主要財源であります国民健康保険税につきましては、医療給付費分、後期高齢者支援金分及び介護納付金分を合わせまして29億6550万9000円を計上いたしました。また、前期高齢者交付金につきましては、国の基準に基づき23億3930万5000円を計上しております。 次に、国・都支出金、療養給付費等交付金及び法定分の一般会計繰入金につきましては、一定のルールに基づき計上し、さらに不足する財源に充てるため、一般会計からの財源補てん繰入金18億8896万6000円を計上しております。 次に、歳出でありますが、総医療費を前年度と比較して5.2%の増となる112億1132万円と見込みました。この総医療費から被保険者の一部負担金を除きました、医療費の保険者負担額となります療養諸費につきましては、81億5895万2000円を計上いたしました。また、後期高齢者支援金等につきましては、国の基準に基づき18億3633万5000円を計上するとともに、保健事業費につきましては、特定健康診査等実施計画に基づき、特定健康診査等に係る事業経費など2億1649万円を計上しております。 このほか2件の債務負担行為につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 次に、議案第3号「平成23年度青梅市
収益事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 公営競技全体の売り上げが減少する中、BOAT RACE多摩川の売り上げも落ち込みが続いております。こうした厳しい経営環境での平成23年度の収益事業は、全国発売のGⅠ女子王座決定戦競走及びGⅠ開設57周年記念競走のほか、6本の準特別競走などを実施しようとするものであります。また、経営改善につきましては、損益分岐点の改善対策といたしまして、ボートピア大郷の私人への経営包括委託実施のほか、労務費を初めとする開催経費のさらなる削減に努め、あわせて売り上げ向上対策といたしまして、新たに電話投票購入者へのポイント制度の実施などにより収支の改善を図ってまいります。 このような事業内容をもとにした平成23年度予算については、歳入歳出予算の総額を493億6800万円にしようとするものであります。 まず、歳入についてでありますが、本場の1日平均発売額につきましては1億3364万1000円、ボートピア大郷の1日平均発売額につきましては614万1000円をそれぞれ見込みました。この結果、場外発売収入を加えました勝舟投票券発売収入総額は、前年度に比べ14.4%増となる376億6133万8000円の見込みとなりました。また、受託事業収入につきましては、前年度に比べ22.7%減の100億210万1000円を見込んでおります。 次に、歳出について御説明申し上げます。 まず、総務費でありますが、前年度に比べ9.3%減となる2億4763万5000円を計上しております。 次に、競艇開催費でありますが、前年度に比べ14.8%増となる382億6278万5000円を計上しております。また、受託事業競艇開催費につきましては、前年度に比べ22.3%減となる99億1965万4000円を計上いたしました。 以上の結果、平成23年度の経常利益につきましては3億3000万円余を見込むことができましたので、地方財政の改善を図るという収益事業本来の目的を勘案し、この単年度経常利益見込額のうち1億7000万円を一般会計への繰出金として計上いたしました。 続いて、議案第4号「平成23年度青梅市
下水道事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 平成23年度は、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ5.5%、3億4000万円余の増となる66億7400万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、受益者負担金、使用料、国・都支出金、市債等を計上するとともに、繰入金として17億4581万9000円を計上しております。 次に、歳出の主な内容から申し上げますと、総務費は、前年度に比べ3.1%、5100万円余減の16億956万9000円を計上いたしました。 次に、事業費でありますが、前年度に比べ29.8%、6億4000万円余増の28億496万2000円を計上しております。主な内容でありますが、ポンプ場改修工事、沢井、御岳地区の第3期事業区域の管きょ布設工事及び小曾木事業区域の整備事業委託を実施しようとするものであります。さらに、流域下水道費として、多摩川上流水再生センターの設備更新等の負担金7835万6000円を計上しております。 なお、公債費につきましては22億4855万9000円を計上しようとするものであります。 以上のほか、市債1件につきましてもお認めをいただこうとするものであります。 続いて、議案第5号「平成23年度青梅市
後期高齢者医療特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 後期高齢者医療につきましては、高齢化の急速な進展により被保険者が増加するとともに、医療給付費が増大しているところであります。このような状況を背景としまして、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ4.8%の増となる20億6625万1000円にしようとするものであります。 まず、歳入についてでありますが、保険料は、東京都後期高齢者医療広域連合で決定された均等割額、所得割額に、東京都独自の軽減策等のほか、滞納繰越分を含め、総額8億4041万9000円を計上いたしました。また、療養給付費繰入金や東京都独自の保険料軽減措置繰入金など、一般会計からの繰入金として総額11億5154万8000円を計上いたしました。 一方、歳出でありますが、保険料や療養給付費などに係る広域連合負担金として18億9761万1000円、対象者への健康診査に係る経費として4927万2000円、広域連合からの受託事業となる葬祭費として4750万円を計上いたしました。 次に、議案第6号「平成23年度青梅市
介護保険特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 まず、平成23年度の予算規模でありますが、第4期介護保険事業計画及び実績等に基づき、保険給付費及び地域支援事業費を見込み、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ3.7%増の59億8669万9000円にしようとするものであります。 歳入でありますが、第1号被保険者の保険料を、前年度に比べ2.0%増の11億4660万4000円計上するとともに、保険給付費及び地域支援事業費の法定負担割合に基づく国・都支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金を計上しようとするものであります。また、不足する財源につきましては、介護給付費等準備基金からの繰入金を充てようとするものであります。 次に、歳出でありますが、まず総務費は、前年度に比べ1.4%減の2億3447万4000円を計上しようとするものであります。また、保険給付費につきましては、前年度に比べ4.1%増の55億9750万4000円を計上しようとするものであります。 このほか、地域支援事業費として、前年度に比べ2.0%減の1億5155万3000円を計上しようとするものであります。 以上のほか、債務負担行為1件につきましてもお認めいただこうとするものであります。 続いて、議案第7号「平成23年度青梅市
受託水道事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 平成23年度は、歳入歳出予算の総額を11億3774万9000円にしようとするものであります。 まず、歳出でありますが、受託水道事業費は、水道管理費に7億6994万円、建設改良費に3億6780万9000円を計上しております。このうち水道管理費につきましては、経年管取替工事等の維持管理経費を措置し、建設改良費におきましては、配水管を3650メートル新設しようとするものであります。 なお、歳入につきましては、全額、東京都から交付される受託事業収入をもって充てようとするものであります。 最後に、議案第8号「平成23年度青梅市
病院事業会計予算」につきまして御説明申し上げます。 初めに、診療報酬についてでありますが、平成22年度においては全体の改定率が0.19%の増と、10年ぶりにプラス改定となりました。特に急性期病院に手厚い改定となったため、平成22年度の医業収益は大幅な増となる見込みであります。 このような状況の中で、平成23年度は、地域住民の期待にこたえられるよう、医療の充実と患者サービスの向上を図ることを基本として、予算の編成を行ったところであります。 それでは、収益的収支から御説明申し上げます。 収益的収支は、収入支出の総額を、それぞれ前年度に比べ6.6%増の170億9719万1000円にしようとするものであります。 この内容を支出から申し上げますと、給与費、材料費、経費、減価償却費などが増加し、医業費用としては、前年度を6.7%上回る163億4406万8000円を計上しております。また、企業債利息を初めとした医業外費用として6億3742万3000円を計上しようとするものであります。 収入につきましては、入院、外来収益等の医業収益として、前年度を8.0%上回る151億1772万3000円を計上しております。また、医業外収益として国・都補助金を見込んだほか、他会計負担金につきましては、前年度より1億5000万円減額し、5億271万6000円を計上しようとするものであります。 次に、資本的収支でありますが、まず、支出につきましては、放射線治療システム--リニアックなどの固定資産購入費として8億4398万5000円を計上するほか、企業債償還金等を合わせまして17億2300万円を計上しようとするものであります。 これらの財源といたしましては、企業債6億3000万円を予定するほか、なお不足する財源につきましては損益勘定留保資金等をもって充てようとするものであります。 以上のほか、業務の予定量等につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上、各会計にわたりまして御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより各議案の質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 第6番ひだ紀子議員。 〔第6番議員登壇〕
◆第6番(ひだ紀子) 下水道特別会計について1つ伺います。 青梅市は、小曾木事業区に続いて、成木事業区も公共下水道での整備を進めると市長は今まで言ってこられましたが、23年度の予算を見ますと、成木事業区に関する予算はなくなったと考えていいんでしょうか。これは、青梅市の大きな方向転換、または合併浄化槽などへの考え方の転換があるということなんでしょうか。
○議長(青木雅孔) 市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 23年度の下水道事業会計の中で、成木地区の計画につきましても入っております。
○議長(青木雅孔) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。 ただいま一括議題となっております各議案のうち、議案第1号を除く7件については、お手元に御配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 お諮りいたします。 議案第1号については、26人の委員をもって構成する予算(議案第1号)審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第1号については、26人の委員をもって構成する予算(議案第1号)審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うことに決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました予算(議案第1号)審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く第1番山崎勝議員外25人を指名したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました26人を予算(議案第1号)審査特別委員に選任することに決しました。 暫時休憩いたします。
△午前11時55分 休憩
△午後1時00分 開議
○議長(青木雅孔) 再開いたします。
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△第9 議案第9号 平成22年度青梅市
一般会計補正予算(第3号)
△第10 議案第10号 平成22年度青梅市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
△第11 議案第11号 平成22年度青梅市
収益事業特別会計補正予算(第2号)
△第12 議案第12号 平成22年度青梅市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)
△第13 議案第13号 平成22年度青梅市
老人保健医療特別会計補正予算(第2号)
△第14 議案第14号 平成22年度青梅市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
△第15 議案第15号 平成22年度青梅市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
△第16 議案第16号 平成22年度青梅市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号)
△第17 議案第17号 平成22年度青梅市
病院事業会計補正予算(第2号)
○議長(青木雅孔) 次に、議案第9号から議案第17号までの9件は、いずれも平成22年度各会計補正予算議案でありますので、以上9件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) ただいま議題となりました、議案第9号から議案第17号まで9件の補正予算関係議案につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、全会計にわたりまして、年度内に執行が必要となります経費について追加を行う一方、事務事業の目的を達した経費について整理減額しようとするものであります。 初めに、議案第9号「平成22年度青梅市
一般会計補正予算(第3号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に25億8161万9000円を追加し、その総額を572億3873万2000円にしようとするものであります。 まず、歳入の主なものについて申し上げます。 初めに、市税でありますが、給与所得の減などに伴い個人市民税が減収となる一方、市内一部企業の業績回復に伴い法人市民税が増収となることから、これらの要因を合わせた結果、既定予算から8400万円を減額しようとするものであります。 次に、利子割交付金、地方消費税交付金及び自動車取得税交付金等につきましては、いずれも東京都の指示額に基づき増額しようとするものであります。 続いて、地方交付税のうち、普通交付税につきましては、国の補正予算に伴う再算定の結果に合わせ増額しようとするものであります。 また、国庫支出金でありますが、新たに地域活性化・きめ細かな交付金等を計上するとともに、安全・安心な学校づくり交付金などを実績等に合わせ増額あるいは減額しようとするものであります。 次に、都支出金につきましては、新たに緑地保全事業補助金などを計上するとともに、子育て推進交付金などを実績等に合わせ増額あるいは減額しようとするものであります。 続いて、財産収入でありますが、土地売払収入を減額しようとするものであります。 また、繰入金でありますが、別途御提案申し上げております青梅市土地基金条例の一部を改正する条例に基づき、土地基金28億円の取り崩しを行う一方、公共施設整備基金の取り崩しについては、庁舎建設経費の実績等に合わせ減額しようとするものであります。 続いて、諸収入でありますが、競艇事業収入などを増額するとともに、競輪事業収入、宝くじ区市町村交付金などを追加しようとするものであります。 次に、市債につきましては、庁舎建設事業債など12件の市債について、事業の実績に合わせ借入額を減額しようとするものであります。 続いて、歳出の主な内容につきまして御説明いたします。 初めに、議会費であります。青梅市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の特例に関する条例に基づき、平成22年度における議員報酬の月額が減額されたことなどから、議会運営等経費において議員報酬等を減額しようとするものであります。 また、人事管理経費につきましては、給料等を各款にわたりまして、実績に基づき増額あるいは減額しようとするものであります。 次に、総務費におきましては、退職者の増に伴い職員手当等を増額する一方、庁舎建設経費を実績に合わせ減額しようとするものであります。 また、市民センター施設整備経費におきましては、土地基金で保有している土地を一般会計に振りかえるための用地購入費を計上しております。この土地基金からの土地等の振りかえ経費につきましては、各款にわたりまして総額28億9000万円余を計上しております。この予算につきましては、長期間、土地基金において保有したままとなっている土地等について整理しようとするものであります。 続きまして、民生費であります。実績に合わせ国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計への繰出金などを増額する一方、保育所運営経費などを減額しようとするものであります。 次に、衛生費であります。実績等により西多摩衛生組合負担金や病院事業会計負担金などを減額しようとするものであります。 続きまして、土木費であります。地域活性化・きめ細かな交付金を活用いたしまして、仮称畑中3丁目公園整備経費を追加する一方、実績に合わせ下水道事業特別会計への繰出金や市営住宅施設整備経費などを減額しようとするものであります。 次に、消防費であります。消防事務都委託経費を増額する一方、防災行政無線整備経費などを減額しようとするものであります。 続きまして、教育費であります。契約実績に合わせ小中学校の校舎等の耐震補強事業について減額する一方、新たに中学校の普通教室等の空調設備設計委託料を追加計上しております。このほか、地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金を活用いたしまして、中央図書館管理運営経費の図書購入費について増額しようとするものであります。 以上の歳入歳出予算のほか、繰越明許費の追加を7件、債務負担行為の変更を2件、市債の変更12件をお認めいただくよう御提案申し上げます。 以上で一般会計の説明を終わり、続いて特別会計について申し上げます。 初めに、議案第10号「平成22年度青梅市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に5億5749万6000円を追加し、その総額を132億801万9000円にしようとするものであります。 まず、歳入の国民健康保険税について、被保険者の所得の減少等に伴い減額する一方、保険給付費の増加により一定のルールで交付される国庫支出金、療養給付費等交付金、都支出金並びに繰入金などを増額しようとするものであります。 また、歳出につきましては、医療費等の実績を勘案し、保険給付費などを増額する一方、保健事業費などを減額しようとするものであります。 次に、議案第11号「平成22年度青梅市
収益事業特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から10億124万2000円を減額し、その総額を466億3875万8000円にしようとするものであります。 初めに、歳入でありますが、事業収入につきましては、売り上げ実績等に基づき、本場、ボートピア大郷の発売収入を減額する一方、その他場外の発売収入を増額しようとするものであります。このほか、受託事業収入などについて減額しようとするものであります。 次に、歳出についてでありますが、競艇開催費及び受託事業競艇開催費について、売り上げの状況などに応じ減額しようとするものであります。 以上の結果、売り上げの下落傾向に歯どめがかからず、一段と厳しい状況にありますが、一般会計への繰出金については5000万円増額し、総額1億6000万円を計上しようとするものであります。これは、平成22年度に納付すべき平成21年度開催分の地方公共団体金融機構納付金について、精算の結果、納付額がゼロとなったことから、納付予定額として平成21年度に積み立てていた収益事業財政運営基金を取り崩し、その2分の1の1億6000万円を繰り出そうとすることによるものであります。 続いて、議案第12号「平成22年度青梅市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から2億600万円を減額し、その総額を61億2200万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、使用水量の減に伴い下水道使用料を減額するとともに、事業費の減等に伴い国庫支出金、市債及び一般会計繰入金について減額しようとするものであります。 次に、歳出でありますが、事業費のうち、第3期事業区域の管きょ布設工事費などについて減額しようとするものであります。 以上の歳入歳出予算のほか、市債の補正1件をお認めいただこうとするものであります。 続いて、議案第13号「平成22年度青梅市
老人保健医療特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から994万2000円を減額し、その総額を435万円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、実績等に基づき支払基金交付金及び一般会計繰入金を減額しようとするものであります。 一方、歳出につきましては、実績等に基づき医療諸費を減額しようとするものであります。 なお、平成22年度末をもって当会計を廃止することにつきまして、別途、青梅市特別会計条例の一部を改正する条例を御提案申し上げております。 続いて、議案第14号「平成22年度青梅市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に4098万1000円を追加し、その総額を20億1321万9000円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、実績等に基づき後期高齢者医療保険料を減額する一方、一般会計繰入金を増額しようとするものであります。 また、歳出におきましては、広域連合負担金などを増額しようとするものであります。 続いて、議案第15号「平成22年度青梅市
介護保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に1億8942万8000円を追加し、その総額を60億1341万円にしようとするものであります。 まず、歳出につきましては、実績等に基づき保険給付費を増額しようとするものであります。 また、歳入につきましては、保険給付費の増額に伴い、それぞれの負担率、交付率等に基づき支払基金交付金などを増額しようとするものであります。 次に、議案第16号「平成22年度青梅市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から5010万6000円を減額し、その総額を14億1346万8000円にしようとするものであります。 歳出につきましては、各科目にわたり人事管理経費の整理を行うとともに、執行実績等に合わせ工事請負費の減額などを行おうとするものであります。 また、歳入につきましては、歳出に合わせ都受託事業収入を減額しようとするものであります。 最後に、議案第17号「平成22年度青梅市
病院事業会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 まず、収益的収入および支出でありますが、収入支出とも既定予算に9億6548万2000円を追加し、その総額をそれぞれ170億129万8000円にしようとするものであります。 この主な内容を収入から申し上げますと、医業収益では、診療収入の実績等に基づき入院収益、外来収益及びその他医業収益を増額する一方、医業外収益では他会計負担金を1億5000万円減額しようとするものであります。 支出につきましては、執行実績に合わせ給与費を減額する一方、材料費及び経費などを増額し、あわせて予備費につきましても増額するものであります。 次に、資本的収入および支出であります。 支出につきましては、改修工事費を執行実績に合わせ減額しようとするものであります。 また、収入につきましては、企業債の借り入れを実績に合わせ減額するほか、国庫補助金及び都補助金を増額しようとするものであります。 このほか、業務の予定量等の変更につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより各議案の質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 ただいま一括議題となっております各議案のうち、議案第9号を除く8件については、お手元に御配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 お諮りいたします。 議案第9号については、26人の委員をもって構成する補正予算(議案第9号)審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第9号については、26人の委員をもって構成する補正予算(議案第9号)審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うことに決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました補正予算(議案第9号)審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く第1番山崎勝議員外25人を指名したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました26人を補正予算(議案第9号)審査特別委員に選任することに決しました。
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△第18 議案第18号 青梅市
総合長期計画審議会条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第18号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第18号「青梅市
総合長期計画審議会条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、地方自治法の規定に基づき、青梅市長の付属機関として青梅市総合長期計画審議会を設置するため、必要な事項を定めようとするものであります。 制定の主な内容でありますが、まず、第1条では審議会の設置について定め、第2条では、所掌事項として、審議会は、青梅市総合長期計画の基本構想及び基本計画に関する事項について、市長の諮問に応じて調査審議し、答申することを定めるものであります。 第3条では、審議会の組織について、市長が委嘱する16人以内の委員をもって組織することを規定し、その内訳は、学識経験者8人以内、民間団体の代表者4人以内、市民4人以内とするものであります。また、審議会に特別の事項を調査審議させるため、必要があるときは臨時委員を置くことができる旨を定めるものであります。 第4条では委員の任期について、第5条では会長及び副会長について、第6条では会議について、さらに第7条では庶務について、第8条では委任について定めるものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 第6番ひだ紀子議員。 〔第6番議員登壇〕
◆第6番(ひだ紀子) 午前中の市長の施政方針演説の中で、市民と行政がともに取り組むと市民の満足度は高くなるという、そういうお話がありましたが、この条例案を拝見しますと、市民参加は4人以内ということになっております。ほかの町と比べまして、これは少ない人数ではないかと感じるんですが、どういう基準で4人以内ということを出してこられたんでしょうか、御説明をお願いします。
○議長(青木雅孔) 市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 先ほどの説明の中で、学識経験者8人、民間団体の代表4人以内、市民4人以内ということで、この市民という意味は、公募市民という意味であります。また、民間団体の代表者も、もちろんこれは市民になると思いますし、学識経験者につきましても、これは広くお願いすることになりますので断定はできませんが、市民も入るということでありまして、公募のところが4人と、こういうことであります。ということで、そのほかが市民でないということではございません。
○議長(青木雅孔) 第24番相川名美議員。 〔第24番議員登壇〕
◆第24番(相川名美) ただいまの議案第18号「青梅市
総合長期計画審議会条例」について、何点かお尋ねいたします。 昨年、第4回定例会の中で、私も、市長の付属機関における公募市民の意味、意義についてお伺いをしたところですけれども、なぜ審議会という付属機関の形式で策定を進めようとお考えになったのか。三鷹市ですとか武蔵野市、多摩市などでは、100名を超える市民による組織をもって策定するという動きもある中で、それとの比較において、なぜ審議会設置という方法を選択されたのか、その考え方。 それから、特別の事項というのが第3条第2項にございますが、この特別の事項はどのようなことを想定なさっているのか。 また、臨時委員若干人ということなんですけれども、この若干人と、あえて制限的な条例内容になさった、その考え方、これについてお伺いをいたします。
○議長(青木雅孔) 市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 今までの総合長期計画の策定に当たりましては、位置づけがはっきりしない、私的諮問機関というようなことでお願いをしていましたけれども、今回は公式に審議会ということで格上げして審議をお願いするというふうにしたところでありますし、また、その中で多くの方の意見を聞くわけですけれども、100人とか1000人とかいう話につきましては、審議する中でパブリックコメント等も行って意見を伺うというようなことを考えております。 それから、特別の事項というのは、特に何があるということではないんですが、審議の過程で想定外の事項等についてのものが出てきたときには臨時に委員をお願いしようということでありますし、その数につきましても、その場合、ケース・バイ・ケースで若干ということで必要数をお願いするということで定めてございます。
○議長(青木雅孔) ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、本件については総務文教委員会に付託いたします。
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△第19 議案第19号 青梅市
個人情報保護条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第19号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第19号「青梅市
個人情報保護条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、青梅市
個人情報保護条例の規定が適用される実施機関の職員の範囲を明確化しようとするものであります。 改正の内容でありますが、実施機関の職員を地方公務員法第3条第2項及び第3項に規定する一般職及び特別職の職員と明記するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については総務文教委員会に付託いたします。
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△第20 議案第20号 青梅市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第20号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第20号「青梅市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、市議会議員に支給する議員報酬の計算方法を見直そうとするものであります。 改正の内容でありますが、まず、月の途中で議長、副議長が選挙された場合、または議員がその職についた場合における議員報酬の額について、現行の当月分からの月額による支給を当該日からの日割りによる支給に改めるものであります。 次に、議長、副議長及び議員が任期満了、辞職、失職、除名、死亡または市議会の解散により月の途中でその職を離れた場合における議員報酬の額について、現行の当月分までの月額による支給を、死亡の場合を除き、当該日までの日割りによる支給に改めるものであります。 また、月の途中で就任または退職した場合における議員報酬の支給を、その月の現日数を基礎とした日割り計算による支給とするため、新たに規定を設けるものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第20号「青梅市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第21 議案第21号 青梅市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第21号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第21号「青梅市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、市長、副市長、教育長及び病院事業管理者並びに一般職の職員に支給する給料の計算方法を見直そうとするものであります。 改正の内容でありますが、市長、副市長、教育長及び病院事業管理者が月の途中で就任または退職等をした場合における給料の日割り計算の方法について、現行のその月の現日数から勤務を要しない日の日数を差し引いた日数を基礎とした計算方法から、その月の現日数を基礎とした計算方法に改めるため、新たに規定を設けるものであります。 また、一般職の職員については、給料支給定日後に退職した場合にはその月分まで支給するとする例外規定を削り、死亡の場合を除き、退職日にかかわらず、日割り計算による支給とするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第21号「青梅市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第22 議案第22号 青梅市特別会計条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第22号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第22号「青梅市特別会計条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、青梅市老人保健医療特別会計について、健康保険法等の一部を改正する法律の経過措置により、後期高齢者医療制度の導入後も引き続き設置するものとされている期間が満了することに伴い、同会計を廃止しようとするものであります。 改正の内容でありますが、特別会計のうち、青梅市老人保健医療特別会計を廃止するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第22号「青梅市特別会計条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第23 議案第23号 青梅市土地基金条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第23号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第23号「青梅市土地基金条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、青梅市における現在の用地取得の実態と土地基金の額が乖離している状況を踏まえ、実態に即した運用額とするため、土地基金の額を減額しようとするものであります。 改正の内容でありますが、第2条において定める土地基金の額を現行の30億円から2億円に改めるものであります。 なお、施行期日につきましては、公布の日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については総務文教委員会に付託いたします。
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△第24 議案第24号 青梅市
職員退職手当基金条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第24号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第24号「青梅市
職員退職手当基金条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、職員退職手当基金の効率的な管理運営を図ることを目的として、基金の積み立て方法を見直そうとするものであります。 初めに、職員退職手当に係る現行の会計処理等について申し上げますと、職員が退職することとなった場合、その職員の所属する会計から退職手当を執行しております。また、職員退職手当基金への積み立てについては、職員に支給する給料の属する会計ごとに行うことと本条例に規定されており、経理上は会計ごとに基金残高を区分して管理しております。このため、退職手当に充てるための基金の取り崩しも、各会計ごとの退職手当執行額に基づき、それぞれの会計ごとに行っております。このことから、退職者がいない会計では残高が累増する一方で、退職者がいる会計では残高が不足し、不足分を一般会計から繰り出すなど、退職者が多くなっている近年、基金の運用や会計処理が非効率となっております。このため、この経理を見直し、平成23年度からは退職手当はすべて一般会計で執行することとし、退職手当基金への積み立ても一般会計において行うこととするものであります。 なお、病院会計に所属する医療職等については、青梅市病院事業会計規程に定める退職給与引当金により経理しているところであります。 改正の内容でありますが、基金として積み立てる額は毎年度予算で定め、積み立ては職員に支給する給料の属する会計より支出するとの規定を、毎年度、一般会計の歳入歳出予算で定めると改め、各会計において行っている基金への積み立てを一般会計において一括して計上するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第24号「青梅市
職員退職手当基金条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第25 議案第25号 青梅市敬老金条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第25号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第25号「青梅市敬老金条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、長寿社会の中でも特別な節目である100歳到達者に特別な敬老と長寿の祝意を表するため、100歳到達者の敬老金の額を見直そうとするものであります。 改正の内容でありますが、敬老金の額を、現行の年額5000円から、90歳の者は年額5000円、100歳の者は年額1万円に改めるものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については厚生委員会に付託いたします。
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△第26 議案第26号 青梅市児童遊園条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第26号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第26号「青梅市児童遊園条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、児童遊園に隣接する保育園の園舎建てかえに伴い、当該保育園用地に転用するため、児童遊園を1カ所廃止しようとするものであります。 改正の内容でありますが、別表から駒木町2丁目児童遊園を削るものであります。 なお、施行期日につきましては、公布の日から起算して1年を超えない範囲において規則で定める日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については建設水道委員会に付託いたします。
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△第27 議案第27号 青梅市
国民健康保険条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第27号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第27号「青梅市
国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、平成21年10月から平成23年3月までの間、暫定的に引き上げた出産育児一時金の支給額について、平成23年4月から恒久化しようとするものであります。 改正の内容でありますが、第4条で定める出産育児一時金の支給額を38万円から42万円に改めるとともに、付則第4項において定める暫定措置を廃止するものであります。 なお、施行期日につきましては平成23年4月1日とし、同日以後の被保険者の出産に係るものから適用するものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については厚生委員会に付託いたします。
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△第28 議案第28号 青梅市
融資資金利子補給条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第28号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第28号「青梅市
融資資金利子補給条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、市内へ移住しようとする者を支援するとともに、住宅の耐震化や省エネ化等のリフォームに要する資金についても利子補給の対象とすることができるよう、融資資金の対象者の拡大等を行おうとするものであります。 改正の内容でありますが、利子補給の対象となる融資のうち、宅地取得資金及び住宅取得資金の対象者を市民から都民へ拡大するほか、住宅整備資金の整備条件を緩和するとともに、住宅リフォーム資金を廃止するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については建設水道委員会に付託いたします。
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△第29 議案第29号 青梅市
融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第29号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第29号「青梅市
融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、市内中小企業者の置かれている厳しい状況を考慮し、融資資金の臨時特例措置の適用期間を平成24年3月31日まで、さらに1年間延長しようとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第29号「青梅市
融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第30 議案第30号 青梅市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第30号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第30号「青梅市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、これまで廃棄物として処理してきた放置自転車等について、その有効利用を図るために売却ができる旨の規定を追加し、あわせて放置された自転車等の措置に関し所要の規定の整備を行おうとするものであります。 改正の内容でありますが、一定期間を経過しても所有者の引き取りがない自転車等を売却できる旨を定めるほか、放置された自転車等に関する措置として、移動を撤去に改め、また撤去した自転車等についてはすべて告示することとするなど、所要の規定の整備を行うものであります。 なお、施行期日につきましては平成23年4月1日とするほか、必要な経過措置を置くものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については総務文教委員会に付託いたします。
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△第31 議案第31号 青梅市
教育センター設置条例を廃止する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第31号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第31号「青梅市
教育センター設置条例を廃止する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、青梅市
教育センター設置条例を廃止しようとするものであります。 廃止の理由でありますが、新庁舎建設等に伴う市施設活用方針に基づき、教育委員会事務局の新庁舎への移転を初め、教育相談等の事業を東青梅センタービル分室等で実施することなどから、青梅市教育センターを廃止するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、今のところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議案第31号「青梅市
教育センター設置条例を廃止する条例」は、原案どおり可決されました。
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△第32 議案第32号 市道路線の廃止について
○議長(青木雅孔) 次に、議案第32号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第32号「市道路線の廃止について」御説明申し上げます。 本案は、認定の誤りに伴う1路線を廃止する必要が生じましたので、道路法の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については建設水道委員会に付託いたします。
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△第33 議案第33号 市道路線の認定について
○議長(青木雅孔) 次に、議案第33号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第33号「市道路線の認定について」御説明申し上げます。 本案は、開発行為の協議による寄付を受けた1路線を認定する必要が生じましたので、道路法の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については建設水道委員会に付託いたします。
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△第34 同意第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について
○議長(青木雅孔) 次に、同意第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 同意第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」御説明申し上げます。 本市が推薦いたしました人権擁護委員のうち、福田珠子氏につきましては本年6月30日をもちまして任期満了となります。つきましては、同氏を引き続き委員として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、同意第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」は、原案どおり同意することに決しました。
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△第35 同意第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について
○議長(青木雅孔) 次に、同意第2号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 同意第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」御説明申し上げます。 本市が推薦いたしました人権擁護委員のうち、中西勲氏につきましては本年6月30日をもちまして任期満了となります。つきましては、中西勲氏の後任として稲垣文男氏が最適任者であると信じ、同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、同意第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」は、原案どおり同意することに決しました。
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△第36 議案第34号 青梅市一般職の職員の給与に関する条例の特例に関する条例
○議長(青木雅孔) 次に、議案第34号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長登壇〕
◎市長(竹内俊夫) 議案第34号「青梅市一般職の職員の給与に関する条例の特例に関する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、一般職の職員の年功的な給与上昇を抑制し、職務、職責に応じた給与構造への転換を図ることを目的に、現在、給料表の見直しについて検討を進めているところでありますが、新たな給料表及び人事給与制度が整うまでの間、暫定的に給料の額を減額しようとするものであります。 改正の内容でありますが、平成23年4月1日から平成23年6月30日までの間に市職員に支給する給料の月額を100分の1.5減額するものであります。 なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件については総務文教委員会に付託いたします。
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△第37 議員提出議案第1号
青梅市議会会議規則の一部を改正する規則
○議長(青木雅孔) 次に、議員提出議案第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。第21番浜中啓一議員。 〔第21番議員登壇〕
◆第21番(浜中啓一) ただいま議題となりました議員提出議案第1号「
青梅市議会会議規則の一部を改正する規則」につきまして、提出者を代表いたしまして提案理由を説明申し上げます。 現在、機関意思決定議案の提出要件の一つである提出者及び賛成者の人数については、団体意思決定議案の提出要件である地方自治法第112条に基づく12分の1以上の者と同等の3人以上としており、平成20年12月議会において、異議成立及び要求に要する議員数を同様に4人以上の者から3人以上の者に改めております。 平成22年12月議会において、次の一般選挙から議員定数を24人としたことに伴い、議会改革に係る検討項目として、議会運営委員会において改めて機関意思決定議案および異議成立ならびに要求に要する議員数について検討いたしました。 本案は、その検討結果を受けまして、議案提出、動議成立、異議成立及び要求に要する議員数について、提出要件の緩和や解釈の煩雑さの解消を図るため、
青梅市議会会議規則の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、規則第9条第2項、第14条第1項、第17条、第18条、第35条、第57条第2項、第70条第2項、第71条第1項、第76条及び第77条の第2項中、3人以上を2人以上に、第16条中の2人以上を1人以上に改めようとするものであります。 また、平成22年12月議会において委員会の議案提出に係る一部改正を実施したことに伴い、所要の規定の整備を行うものとするものであります。 なお、施行期日につきましては、議案提出、動議成立、異議成立及び要求に要する議員数の改正につきましては平成23年5月1日から、委員会の議案提出に係る改正につきましては公布の日から施行しようとするものであります。 よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ討論の通告がありませんので、通告による討論はないものと認めます。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第1号「
青梅市議会会議規則の一部を改正する規則」は、原案どおり可決されました。
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△第38 決議案第1号 議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議
○議長(青木雅孔) 次に、決議案第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。第17番山崎王義議員。 〔第17番議員登壇〕
◆第17番(山崎王義) ただいま議題となりました決議案第1号「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」につきまして、提案者及び賛成者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 今、世界のいずれの国においても、国旗は国家の象徴として大切に扱われております。我が国においても、公的機関や公的行事の際に国旗の掲揚がされています。また、青梅市旗も国旗と同様に自治体のシンボルとして尊重されており、その市旗にある青梅市章は、青の文字を飛ぶ鳥に図案化し、梅の花の模様を入れて、青梅市の飛躍、発展の象徴とされています。 本市は、本年、市制施行60周年を迎えます。また、昨年5月には新庁舎とともに新しい議場が完成し、私たちは心機一転、諸般の審議に臨んでいるところであります。 本市議会にとりまして、これらの大きな節目を迎え、私たち青梅市議会議員は、ここに改めて日本国の国旗に敬意をあらわすとともに、青梅市旗のもと、市民の代表としてより一層真摯に議会活動に臨むべく、議場に国旗及び市旗を掲揚しようとするものであります。 以上のことから、青梅市議会として議場において国旗及び市旗を掲揚するよう決議したく御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青木雅孔) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 第9番斉藤光次議員。 〔第9番議員登壇〕
◆第9番(斉藤光次) 何点かについて質疑をしたいと思います。 国旗、いわゆる日本を象徴する旗として、通常、日の丸の旗と言われているんですけれども、1999年に国旗・国歌法が成立してから、自治体議会への掲揚を推進するいろいろな団体が働きかけながらやってきたことは承知をしているわけなんですが、この国旗--日の丸の歴史を見ると、とりわけ日の丸については、日本がアジア諸国に対する侵略戦争を行った際に、その旗印として使われたという問題があります。日本が占領した土地には、占領の印として日の丸が掲げられ、まさに侵略戦争遂行のシンボルとなったのも日の丸でありました。その結果、2000万人以上のアジアの人々と300万人以上の日本国民が犠牲になったという、こういう歴史的な背景があります。悲惨な戦争体験をされた方々が、日の丸、また君が代の存在さえ許しがたいという感情を多くの方が持っております。 特に、日本と同じ侵略戦争を進めたドイツ、イタリアは、戦後、国旗を変更しているんですよね。そういうふうな中で、いわゆるこの問題については全国民の共通の思いにならず、国民の間でいろいろな考えや意見の違いがある、こういうのが……
○議長(青木雅孔) 斉藤議員、質疑ですからね。
◆第9番(斉藤光次) はい。 存在しているのではないかと思いますけれども、これらのこういう戦争になった体験をされた人たちの気持ち、そういう人たちの考えについて提案者はどのようにお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(青木雅孔) 第17番山崎王義議員。 〔第17番議員登壇〕
◆第17番(山崎王義) 日の丸に関してどのような意識をお持ちになられているのか、またいろいろな考えが国民の中である中で、そのような人たちの気持ちをどう思っているのかと、このような御質疑をいただきました。 ただいま提案させていただいたとおり、私は日本人でありまして、日本の国に誇りを持っております。それで日本の国の国旗は日章旗--日の丸と考えております。それに基づきまして、このように決議を出させていただいているところでございます。
○議長(青木雅孔) ほかにありませんか。 第9番斉藤光次議員。 〔第9番議員登壇〕
◆第9番(斉藤光次) 私は、議場への国旗の掲揚、市旗とあわせてという提案なんですけれども、やはり多くの国民、また多くの市民が、本当にこれならという、一致できるという状況になっていない中で旗を掲げるという点については、いろいろ疑問を持っているわけなんですけれども、そういう中で、全国的にも、この国旗を議場に掲げるという状況はどうなっているのか。特に三多摩関係では、この議場に掲げているというのは極めて幾つかのところで、いろいろな状況から見送っているという例があるんですが、そういう点についてはどのように考えているのか、その点、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(青木雅孔) 第17番山崎王義議員。 〔第17番議員登壇〕
◆第17番(山崎王義) お答え申し上げます。 日の丸に関しての認識は一致できていないのではないかと、全市民、全国民の中で。それをどのように考えて議場に掲揚されるんだと、こういう御質疑だと思います。 この間も、本日、こうやって議案を提出させていただくまでの間にも、共産党さんの御意見をお伺いさせていただく機会がございました。議場への国旗、市旗の掲揚については反対であると、揺らぎない意思を御確認させていただいたところでございます。また、全議員が会する席で、意見を述べられる席で諮るべきだと、こんな提案もいただいたところでございます。よって、本日、このように賛成者、提案者6名で決議を提案させていただいたところでございます。その提案の理由は、もう先ほどより述べさせていただいているとおりでございます。 本日から本会議も動画配信が始まったわけでございまして、この本会議も大勢の市民の皆さんが今ごらんになられていると思います。青梅市民に開かれた青梅市議会のこの本会議場で決議を提出させていただきましたので、どうぞ不明な点があれば何度でも御質疑いただくなり、もし御反対の意見がございましたならば反対討論をしていただければよろしいことだと考えております。それでこの決議が可決されたならば、それは議会の意思として尊重していただきたいと、このように考えます。
○議長(青木雅孔) ほかにありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件については委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 本件については討論の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、第10番藤野ひろえ議員。 〔第10番議員登壇〕
◆第10番(藤野ひろえ) 決議案第1号「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」に対し、日本共産党市議団を代表し、反対の立場から意見を述べます。 初めに、この件について議会内部で昨年7月から協議が行われてきましたが、日本共産党はこの提案には反対であることを主張してきました。改めて3つの点から反対の理由を述べさせていただきます。 まず第1に、市議会の議場は、市民のためにいろいろな立場、考え方の議員が意見を交わす場であり、中立、公正が最も求められるところです。ですから、ポスターも絵画なども飾らない、シンプルな議場になっていると考えます。旧庁舎の議場も極めてシンプルなところで、国旗、市旗が掲揚されてはいませんでした。今回、新庁舎になったから、その議場に日の丸と市旗を掲揚したいというのは、一方的な考え方を導入するものだと思います。しかも、現在、当市議会は、市民に開かれた民主的な議会にするために改革に取り組んできました。そうしたときに、全会一致が最もふさわしいはずの議場をどうするのかについて、多数の意見を押しつけるような形で国旗、市旗の掲揚はすべきではないと考えます。 第2に、国において1999年8月13日に国旗・国歌法が公布、施行されましたが、学校現場などに日の丸掲揚や君が代斉唱を義務づけるものではありません。しかし、この問題では、教育現場で、入学式、卒業式に日の丸、君が代の起立斉唱の強制に従わなかったことを理由に現場の教職員が処分されたり、裁判闘争や校長が自殺する悲しい事件まで起きています。国民の中にいろいろな意見がある中で、なし崩し的に性急なやり方で国旗・国歌法は法制化されてしまったものです。このような考え方がある中で、強制されるものではなく、憲法では思想、良心の自由、内心の自由を保障しております。新庁舎になったから議場に国旗を掲揚して敬意をあらわしたいとのことですが、このことは強制されるものではありません。 第3に、そもそも日の丸については、国民、市民、議会の中でもいろいろな意見があるところです。この日の丸は、多くの国民を犠牲にした侵略戦争の旗印でした。戦後65年、二度と戦争はごめんだというのが国際社会や日本国民の願いです。戦争当時、日本は朝鮮半島を植民地にした。その象徴が日の丸であり、支配された側から見れば抑圧の象徴なのです。市民の中の外国人登録を見ますと、2009年度末現在、1556人の外国人の方が在住し、うち中国、韓国、朝鮮、フィリピン国籍の方が1017人おられます。国民の中にも、日の丸を振って若者を戦地に送った、肉親を亡くした、財産を失ったという苦しい思いを持つ人もいると思います。こうした中で、国際社会では国民に強制をしないというのが常識となっています。 以上、「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」についての反対討論といたします。
○議長(青木雅孔) 次に、第15番山本佳昭議員。 〔第15番議員登壇〕
◆第15番(山本佳昭) 決議案第1号「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」に対し、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 明治3年1月27日、商船規則で船舶の識別旗として日の丸が定められましたが、この法律には、日の丸が国旗であるとは明記されていませんでした。その後、平成11年8月13日に公布、施行された国旗及び国歌に関する法律によって、慣習法として定着してきた日の丸が、公式に日本の国旗であると定められました。 議場での国旗掲揚に関しては、内閣府総務課の見解として、国旗の掲揚の仕方などの規定はなく、議場に掲揚するかの最終決定は各自治体の判断に任せるとしております。全国的にも、国旗及び国歌に関する法律の制定後、議場に国旗を掲揚するケースがふえつつあります。近くでは、福生市議会が平成22年9月の定例会から議場に国旗、市旗を掲揚しました。他市の議場で国旗を掲揚するから青梅市議会議場でも掲揚するのではなく、議場に国旗を掲揚する理由を明確にすることが大切なことは承知しております。 大阪府枚方市の平成21年9月定例会でも、昭和22年の市制施行後、初めて議場に国旗が掲揚されました。このとき、枚方市議会の当時の議長は、こんなことを申しております。冷戦構造は既に終了し、国旗について、保守や革新という範疇でのくくり方はできない。時代に合った議会運営をしていくべきだと話しております。私も全く同様の考えであります。 当たり前のことですが、私は青梅市民であり、日本国民でもあります。私は、私の政治思想や物の考え方を押しつけてどうこう言っているのではありません。国旗、市旗の掲揚は、内心の自由--内心というのは、ここでいう私の心の中とか心中のことなんですけれども、内心の自由を奪うものでもありませんし、国旗及び市旗の掲揚は内心にまで立ち入って強制しようとするものでもないと私は思っているだけでございます。 私は、国旗は自国を象徴するものであり、重要な行事や式典では掲揚するものと考えています。市議会議場で重要な審議、質疑を行っているのは言うまでもありませんし、公共の場所において既に国旗の掲揚は定着しております。市議会議場に法律で定められた国旗を掲揚し、国旗を平和の象徴とし、自国の国旗に敬意と誇りを持って、青梅市のさらなる発展のために貢献しなければならないと思っております。 青梅市議会が日本の議会制民主主義を担う地方議会として模範を示し、自主自立の地方分権時代を迎えようとする今こそ、本会議場に国旗及び市旗を掲揚することに賛成いたします。
○議長(青木雅孔) 次に、第6番ひだ紀子議員。 〔第6番議員登壇〕
◆第6番(ひだ紀子) この決議案に反対の立場から申し上げます。 この議場はだれのものでしょうか。この議場は市民のものです。そして、市民は私たち議員にどういう仕事をしてほしいと望んでいるでしょうか。青梅市の課題と将来についてここで話し合い、いい町をつくっていってほしい、そういうふうに考えて、市民は私たち議員に負託をしていると思います。つまり、この議場は、住民がみずから町を治める、そういう住民自治の場所です。誇れる国をつくる前提として、まず誇れる青梅、私たちのみんなのふるさとをつくることが、この議場における私たちの仕事だと思っています。ここはそういう場所です。ですから、掲げるならば青梅市の旗、それでよいと私は考えます。
○議長(青木雅孔) 次に、第24番相川名美議員。 〔第24番議員登壇〕
◆第24番(相川名美) 決議案第1号「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」に対し、改革クラブを代表して、反対の立場から討論いたします。 初めに、私と山井議員の考え方を述べます。 決議案には、議場に国旗と市旗を掲揚したい理由として、昨年、新庁舎が竣工したこと、ことし、市制施行60周年を迎えること、日本国の国旗に敬意をあらわすこと、それにより市民の代表としてより一層真摯に議会活動に臨むためとあります。私が知る限りにおいて、青梅市議会の議場には国旗も市旗も掲揚されたことはありません。1999年に国旗及び国歌に関する法律が制定されてから既に12年が経過しようとしていますが、これまで掲揚について議論をした経緯はありません。つまり、法律によって日章旗が国旗として定められた後も、青梅市議会はその掲揚の必要性を特段認識してこなかったということです。また、言うまでもないことですが、歴代の市議会議員の方々は、議場に国旗や市旗がなくても十分真摯に議会活動に臨んでこられたはずです。議員一人一人の議会活動に対する情熱や意欲は、国旗や市旗のあるなしに左右される性質のものではないと考えます。 さらに、日本国の国旗に敬意を払うことについてですが、オリンピックを初めとするスポーツの祭典や国際的な舞台における活動では、日章旗によって日本という国であることを他国民に伝え、数多くの国の中にあって日本を識別するという機能的、記号的役割を果たしている側面があると考えます。一方で、スポーツ競技において日章旗を手に選手を応援する人々は、優勝をかち取ってほしいという思いのほかに、日本を誇りに思う気持ち、日本人でよかったと思う気持ち、日本を敬愛する気持ちなどが込められていることでしょう。私も、スポーツの国際大会で競技が佳境に入れば入るほど、同じ日本人として日本の選手の雄姿に心打たれ、応援にも力が入ります。ですから、こうした日本を誇りに思う気持ち、敬愛する気持ちを否定するものではありません。しかしながら、そうした思いが日章旗そのものへの敬意と直結するものだと考える人は一体どれだけいるでしょうか。 国は、抽象的、概念的に存在するものではなく、多様な価値観、思想、意見を有する一人一人の国民によって実態をなすものですから、国旗というものに対する価値観や思想もそれぞれに多様です。 ところで、地方議会における議場とは、いかなる目的のために存在し、だれのためのものなのでしょうか。答えは簡単です。すなわち日本国憲法第93条及び地方自治法第89条において定められた議会の議事を行う場所であり、主権者である市民のために存在するものです。議場は主権者の権利として保障された言論を自由に交える場であり、議会制民主主義の舞台として自由闊達に多様な立場から多様な価値観や思想がぶつかり合い、議論し合い、民主的な手続によって結論を導き出す場であることは疑う余地のない事実です。 この議会と議場の本質からも、これまでの経緯からも、掲揚しないことによる青梅市民への不利益は認められないことから、賛成しかねるものです。 次に、木下議員の意見を述べます。 国旗及び国歌に関する法律により、国旗は日章旗と定められています。決議文を読み、国旗に敬意をあらわすことを求めたり、あえて議場内に国旗を掲げなくてはならないくらい、議員一人一人に国を思う気持ちがないことが寂しいと感じました。私は、屋外で風になびく日の丸を見て、気を引き締めて議場に入っています。青空のもとなびいている日の丸こそ美しい。暗い議場内に掲げるなど不敬であると考えます。決議案は、本当に大切なことを喪失しているように思います。ゆえに、提案者の方々も当然御存じとは思いますが、最後にこの句を記します。「身ハたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留置まし大和魂」。 以上をもちまして、改革クラブの反対討論を終わります。
○議長(青木雅孔) 以上で、通告による討論を終わります。 ほかにありませんか。 ほかにないものと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(青木雅孔) 挙手多数と認めます。よって、決議案第1号「議場における国旗および市旗の掲揚に関する決議」は、原案どおり可決されました。
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○議長(青木雅孔) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明26日から3月6日までを休会とし、3月7日午前10時より本会議を開きたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(青木雅孔) 御異議ないものと認めます。よって、明26日から3月6日までを休会とし、3月7日午前10時より本会議を開くことに決しました。 本日は、これをもって散会いたします。
△午後2時36分 散会
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