青梅市議会 > 2007-02-24 >
02月24日-01号

  • "義務教育就学児医療費助成事業経費"(/)
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  1. 青梅市議会 2007-02-24
    02月24日-01号


    取得元: 青梅市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-17
    平成19年  3月 定例会(第1回)          平成19年第1回青梅市議会(定例会)会議録―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――会期 平成19年2月24日から                 32日間   平成19年3月27日まで―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――議事日程第1号 第1日 本会議 2月24日(土) 午前10時開会  1 議長開会及び開議宣告  2 会議録署名議員の指名  3 会期の決定  4 諸報告  5 議会運営委員長報告  6 経済委員会の所管事務調査報告の件  7 市長施政方針演説  8 議案審議   第1 議案第1号 平成19年度青梅市一般会計予算   第2 議案第2号 平成19年度青梅市国民健康保険特別会計予算   第3 議案第3号 平成19年度青梅市収益事業特別会計予算   第4 議案第4号 平成19年度青梅市下水道事業特別会計予算   第5 議案第5号 平成19年度青梅市老人保健医療特別会計予算   第6 議案第6号 平成19年度青梅市介護保険特別会計予算   第7 議案第7号 平成19年度青梅市受託水道事業特別会計予算   第8 議案第8号 平成19年度青梅市病院事業会計予算   第9 議案第9号 平成18年度青梅市一般会計補正予算(第3号)   第10 議案第30号 平成18年度青梅市一般会計補正予算(第4号)   第11 議案第31号 土地の取得について   第12 議案第10号 平成18年度青梅市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)   第13 議案第11号 平成18年度青梅市収益事業特別会計補正予算(第3号)   第14 議案第12号 平成18年度青梅市下水道事業特別会計補正予算(第2号)   第15 議案第13号 平成18年度青梅市老人保健医療特別会計補正予算(第2号)   第16 議案第14号 平成18年度青梅市介護保険特別会計補正予算(第2号)   第17 議案第15号 平成18年度青梅市受託水道事業特別会計補正予算(第1号)   第18 議案第16号 平成18年度青梅市病院事業会計補正予算(第3号)   第19 議案第17号 青梅市予防接種健康被害調査委員会条例等の一部を改正する条例   第20 議案第18号 青梅市事務手数料条例の一部を改正する条例   第21 議案第19号 青梅市敬老金条例の一部を改正する条例   第22 議案第20号 青梅市融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例   第23 議案第21号 青梅市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例   第24 議案第22号 青梅市下水道条例の一部を改正する条例   第25 議案第23号 青梅市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例   第26 議案第24号 青梅市育英資金融資条例の一部を改正する条例   第27 議案第25号 西多摩衛生組合規約の一部を改正する規約   第28 議案第26号 東京市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約   第29 議案第27号 物品の買入れについて   第30 議案第28号 市道路線の廃止について   第31 議案第29号 市道路線の認定について   第32 認定第1号 青梅市固定資産評価審査委員会委員の選任について   第33 認定第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について  9 陳情審議   第1 陳情19第1号 24時間体制の1次、2次救急病院の早期実現を求める陳情  10 議長散会宣告―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 前記議事日程と同じ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(27人) 第1番 山崎王義    第2番 吉澤政弘    第3番 下田盛俊 第4番 疋田多万夫   第5番 木下克利    第6番 相川名美 第7番 山井正作    第8番 斉藤光次    第9番 藤野ひろえ 第10番 西村礼子    第11番 野島資雄    第12番 星野恵美子 第13番 大西英治    第14番 浜中啓一    第15番 羽村 博 第16番 嶋田一郎    第17番 青木雅孔    第18番 新井重徳 第19番 須崎 昭    第20番 村上光永    第21番 高野幸助 第22番 永井寅一    第24番 高橋 勝    第25番 榎戸直文 第26番 西村 弘    第27番 井村英廣    第28番 中村義雄―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――欠員(1人)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名 市長          竹内俊夫   助役          野崎慶治 収入役         高橋幸司   病院事業管理者     原 義人 教育長         小池 誠   企画部長        畑中茂雄 総務部長        下田掌久   財務部長        田中信雄 市民部長        中里全利   環境経済部長      榊田明男 健康福祉部長兼福祉事務所長      建設部長        谷部達雄             白鳥孔一 都市開発部長      久保洋二   上下水道部長      築茂定雄 事業部長        藤野 勝   総合病院事務局長    本橋義雄 学校教育部長      山崎雄一   社会教育部長      新井光昭 秘書広報課長      古屋孝男   企画調整課長      小島晴夫 財政課長        岡田芳典   庶務課長        池田房生 監査事務局長      原 貫治―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――事務局出席職員職氏名 事務局長        福岡良正   事務局次長       恒益基樹 議事係長        机  勲――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △午前10時00分 開会 △日程第1 議長開会及び開議宣告 ○議長(中村義雄) おはようございます。 出席議員が定足数に達しております。よって、議会は成立いたしました。 これより、平成19年第1回青梅市議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(中村義雄) 会議規則第81条の規定により、会議録署名議員として、第1番山崎王義議員、第2番吉澤政弘議員、第3番下田盛俊議員を指名いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第3 会期の決定 ○議長(中村義雄) 次に、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月27日までの32日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、本定例会の会期は32日間と決定いたしました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第4 諸報告 ○議長(中村義雄) 局長をして、諸般の報告をいたさせます。 ◎議会事務局長(福岡良正) 御報告申し上げます。 最初に、市議会招集通知を朗読いたします。                              青総庶第306号                              平成19年2月16日  青梅市議会議長 中村義雄殿                              青梅市長 竹内俊夫             市議会(定例会)招集通知  平成19年2月16日付け青梅市告示第10号をもって、平成19年第1回青梅市議会(定例会)を招集したので、告示の写しを添えて通知します。                                    以上 引き続きまして、告示の写しを朗読いたします。                              青梅市告示第10号  平成19年第1回青梅市議会(定例会)を2月24日に招集する。   平成19年2月16日                              青梅市長 竹内俊夫 次に、本定例会に提案されます議案について、平成19年2月16日付け青総庶第305号をもって議案31件の送付を受けておりますが、その写しを既に御送付してあります。 また、平成19年2月19日付け青総庶第309号をもって議案2件の送付を受けておりますが、その写しを本日お手元に御配付してありますので、朗読を省略させていただきます。 次に、閉会中、陳情1件及び要望書1件を受理しておりますことを御報告申し上げます。 次に、本定例会に議案等説明のため出席いたします者の職氏名について、平成19年2月23日付け青総庶第312号をもって報告を受けておりますが、その写しを本日お手元に御配付してありますので、朗読を省略させていただきます。 最後に、監査委員から、平成18年12月27日付け青監第58号をもちまして平成18年度10月分の例月出納検査の結果について報告を受けておりますが、その写しを既に御送付してあります。 また、平成19年1月31日付け青監第64号をもちまして平成18年度11月分の例月出納検査の結果について報告を受けておりますが、その写しを既に御送付してありますので、朗読を省略させていただきます。 以上で報告を終わります。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第5 議会運営委員長報告 ○議長(中村義雄) つきましては、本定例会の運営について、さきに議会運営委員会に諮問してありますので、この際、委員長の報告を求めます。須崎昭議員。 ◆議会運営委員長(須崎昭) 議会運営委員会の報告を申し上げます。 さきに議長より、第1回市議会定例会の運営につきまして諮問がありましたので、去る20日議会運営委員会を開会し、検討いたしました。ただいまからその結果につきまして御報告申し上げます。 最初に、議案の取り扱いでありますが、議案第1号につきましては、特別委員会を設置し、付託することといたしました。 また、議案第9号、議案第30号及び議案第31号の3件につきましては、これを審査する特別委員会を設置し、付託することといたしました。 そのほか、お手元の議案付託表に記載のある18件につきましては、担当の常任委員会へ付託することといたしました。 また、議案付託表に記載のない議案第17号、議案第18号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、認定第1号及び認定第2号、以上11件につきましては、本日、質疑、討論の後、即決すべきものと決しました。 次に、陳情1件の取り扱いでありますが、お手元の陳情付託表に記載のとおり、厚生委員会に付託すべきものと決しました。 次に、会期中の会議予定でありますが、お手元の会議予定表のとおり確認を見た次第であります。 最後に、本日の日程でありますが、お手元の議事日程のとおり取り運ぶべきものと決定を見た次第であります。 各位の御協力を賜り、本定例会が円滑に運営できますようお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。 ○議長(中村義雄) 委員長の報告は終わりました。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第6 経済委員会の所管事務調査報告の件 ○議長(中村義雄) 次に、経済委員会の所管事務調査報告の件を議題といたします。 経済委員会から、所管事務調査について報告をいたしたいとの申し出がありますので、これを許します。経済委員長、疋田多万夫議員。 ◆経済委員長(疋田多万夫) おはようございます。 経済委員会の所管事務調査について報告をさせていただきます。 本委員会では、多摩川競艇場へ多くのファンに来場してもらい、売り上げ向上と安定した収益確保のためには施設改善が最重要課題であるとし、「多摩川競艇場の経営改善について」を調査事項に決定し、平成18年9月8日、9月12日、9月22日、11月6日、12月7日、平成19年1月31日の都合6回にわたり調査を行いましたので、その経過と結果について御報告いたします。 なお、資料につきましては、皆様方のお手元に御配付されておりますので、御参照いただきたいと思います。 まず、平成18年9月8日には、平成18年7月25日に行われたトップ会談で、青梅市から6項目の要望を提案し、これらは青梅市、東京都四市競艇事業組合、西武建設で合同のプロジェクトをつくり検討するとの説明を受けました。そのほか、ナイターの開催、競艇場の建てかえについて、青梅市、四市は進めたい意向であるが、西武建設は足踏みをしている状態であり、また、選手宿舎については、所有者である東京都モーターボート競走会は、現在のところ建てかえは難しい状況であるとの説明を受けました。 9月12日の委員会におきましては、事業部の職員がプロジェクトチームをつくり、場のあるべき姿を研究し、話し合いをするため、平成16年6月に協議試案として西武建設に提示した「多摩川競艇場施設・設備改修について(協議試案)」の説明を受けました。この協議試案をもとにトップ会談で問題を提起し、SG競走開催に向け早期に対応を必要とするものは実現したものの、快適な休息場所の確保や大屋根下の改善等については、西武建設に対しさらに取り組んでもらいたいことを強く要求すべきであるという議論がありました。 9月22日の委員会におきましては、協議試案に基づく質疑を通じて、市の収益事業への姿勢、本場施設の整備・改善への考え方を確認することができました。しかし、多摩川競艇場の施設所有者は西武建設であり、今後の競艇場の運営について質疑、確認をするため、西武建設の担当者を参考人として招致することを決定いたしました。 11月6日の委員会におきまして、11月1日付けで参考人として出席できない旨の通知が届いたことを報告いたしました。各委員から、「市の状況、委員会の状況を西武建設が承知していないのではないか」「多摩川競艇場は、全国に24場ある中でも、下から五本の指に入るほど程度が悪くなっていると感じる」など、西武の姿勢に対して批判的な意見が出されました。また、担当からも「西武建設には委員会に出席して話をしてほしいと強く感じる」との見解も示されたため、再度参考人として招致することを決定いたしました。このほか、「収益事業経営改善計画見直し概要」について質疑を行いました。 12月7日の委員会におきましては、前回、再度議決した参考人の招致について議長と正副委員長で協議した結果、現状では西武建設の出席は難しいのではないか、出席しやすい環境づくりのため時間が必要との判断から議長預かりとしたことを報告しました。 続いて、平成18年度トップ会談の議事録要旨をもとに質疑を行いました。その中で、「施設会社である西武建設の市に対する姿勢は、西武グループが負債を圧縮することを課題としており、西武建設では競艇場に設備投資するのが難しい状況となっているのではないか」との指摘に対し、「青梅市としては、施設を改善していくために粘り強く交渉をしていくことが理事者の最大の使命と考えている」とのことでありました。なお、次回は、西武建設の担当者を参考人として再度招致し、平成19年1月31日に開くことといたしました。 平成19年1月31日の委員会におきましては、正副委員長としては参考人が出席しやすいようにあらゆる努力をしましたが、西武建設からは参考人として出席できない旨の通知を受けたことを報告いたしました。各委員からは、「収益事業改善のために施設会社、市、議会と一体となって改善に向け、よりよい方向性を見つけていくために忌憚のない意見交換をしたかったが、参考人として出席してもらえなかったことは残念である」、また「売り上げが伸びない要因となっている施設を改善し、多くのファンに来場してもらうよう努力していかなければならない。三者一体となって多摩川競艇場の発展を目指していたが、2回とも出席してもらえず、委員会の意思が理解してもらえなかったことは残念である」、さらに「経営改善、施設改善について、施設会社の意見を聞いて話をしたかったが、残念である。施設改善は重要課題の一つであり、ナイターの開催についても意見交換をし、競艇場が潤っていくなら参考人として出席しても負とはならないと思う。もっと真剣に青梅市、そして収益事業のことを考えてもらえればありがたい」等の意見が出され、委員会としては、2回にわたり参考人として委員会に出席してもらえなかった西武建設に対し、遺憾である旨を伝えてもらうよう議長に申し入れすることとし、本調査を終了いたしました。 以上で、経済委員会における所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(中村義雄) 以上で、経済委員会の所管事務調査報告を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    △日程第7 市長施政方針演説 ○議長(中村義雄) これより市長の施政方針演説を聴取いたします。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 平成19年第1回市議会定例会の開会に当たり、新年度の施政方針を申し述べ、市議会及び市民の皆様に御理解、御支援を賜りたいと存じます。 私は、これまで、地域特性を生かした地域経営と、効率的、効果的な事務事業を遂行するための行政経営を行政運営の基本理念に、平成15年度を初年度とする総合長期計画に基づき、「豊かな自然、快適なくらし、ふれあいの街 青梅」の将来像の実現に向け、多様な施策を推進してまいりました。特に、新庁舎の建設、河辺駅北口の整備事業や、新たに永山北部丘陵の保全に向けた取り組み、日本ケミコン株式会社跡地の取得への対応など、青梅市の進むべき道に誤りの許されない重い決断とその責任の大きさを実感しつつ、議員各位と市民の皆様の御支援、御協力をいただきながら、諸施策を着実に実施してまいりました。 新年度は、総合長期計画前期基本計画の最終年度に当たり、また、私の今任期の最終年度となることから、残された課題や計画した事業に全力で取り組んでまいります。 さらに、前期基本計画を引き継ぐ、平成20年度から向こう5年間の後期基本計画を策定してまいります。この計画では、21人の市民の方で構成する市民会議からの提案や、本年度実施した市政総合世論調査、市民との懇談会など多くの市民の方々の御意見を取り入れながら、平成24年度までの基本構想をもとに、少子高齢化、人口減社会、団塊世代の大量退職などによる社会経済情勢の変化、推進される地方分権など新たな時代潮流への対応と市の財政状況を勘案し、平成24年度までに取り組む施策を明確にしてまいります。 このような中、新年度の市政運営に対する私の基本とする考え方を申し述べます。 心豊かで快適な暮らしの実現には、地域の持つ多様な環境を生かし、健康で安心できる生活基盤づくりが大事と考えております。これまでの市政運営においても、安全・安心のまちづくりが重要と考え、事業を進めてまいりました。 近年、市民の防犯・防災に対する意識が一層向上し、自助・共助による取り組みが活発になってまいりましたが、今後さらに地域の活動への支援など、防犯・防災への対応や、災害時に素早く対処できる体制の強化に努めてまいります。 また、子どもが犠牲となる事故・事件が相次ぎ、ますます子どもの安全・安心への配慮が重要であります。多方面と連携した取り組みを強化するとともに、地域での安全対策や子育て家庭への支援など、子どもを守り育てやすい総合的な施策を教育委員会と連携し進めてまいります。今後も、地域とともに、より強固な安全で安心できるまちづくりに努めてまいります。 安全・安心の環境のもと健康に過ごすことは、すべての人の願いであります。人にはそれぞれの健康法がありますが、例えばウオーキングなどは、身近な自然やなじんだ風景を楽しみながらの健康づくりであります。また、心の健康づくりも大事であります。青梅には、他都市にない、心身の健康づくりができる山や川の自然、名所旧跡、公園、芸術・文化活動や鑑賞の場、運動施設など活用できる資源が多く点在しています。地域にあるさまざまな資源をさまざまな目的に応じ利用・活用できる場の整備や、情報の提供、多彩なイベントの開催など、楽しく心身の健康づくりができる環境整備に努めてまいります。 また、健康維持には予防や医療の充実が求められます。特に生活習慣病の予防や高齢者の社会参加の支援に努めるとともに、市立総合病院の充実と地域の医療機関との一層の連携を進めてまいります。 一方、市民の安心には、健全な市であることが大事であり、財政の健全性は市政運営の根幹であります。これまでも多くの取り組みにより財政状況の改善に努めてまいりましたが、今後も続く厳しい財政状況の中、市税収納率向上など歳入確保と最適な事業選択による歳出抑制を図り、財政収支のバランスに十分配慮しながら、多様な行政需要に適切に対応できる財政運営が重要であります。必要な事業への予算配分の重点化や経常経費の削減、事務事業の見直し、資産の有効活用など、徹底したスクラップ・アンド・ビルドに取り組み、さらなる行財政改革を進めてまいります。 また、財政の健全性確保には税源の涵養が必要であります。消費に弱さがあるものの回復を続けているとされる日本経済は、実感に乏しさがあると言われるものの、全体では明るさが出てきたと感じております。景気回復を背景に、強固な財政基盤の確立のため、現在の取り組みに加え、時代潮流と地域の特性を生かした総合的な産業活性化策を検討してまいります。 市民の安心や市財政の健全性の確保は、行政だけの考えや運営では達成できません。わかりやすく開かれた行政による市民の理解と信頼のもと、地域や市民の自主的な活動や協力、市民提案の積極的な受け入れなど市民と協働した施策が必要となります。地域には、さまざまな技能や知恵、熱意を持った方々が多くおられます。また、既に地域での活動に御協力いただくなど熱心な取り組みがあります。市民の方々が地域に関心を持ち、助け合い、いざというときに結束できるよう、参加・連携する地域社会の形成に取り組んでまいります。 こうした考え方を基本に、限られた財源の中、実施する事業が好循環し多方面に波及することで、暮らしやすいまちとなるよう創意工夫に努め、施策を進めてまいります。 さて、国と東京都の新年度予算の概要であります。 国の新年度予算は、一般会計の総額では、税収の大幅増を受け、前年度当初比4.0%増の82兆9088億円と2年ぶりに増加しました。また、新たな借入金に当たる新規国債発行額は25兆4320億円と10年ぶりの低水準となりましたが、国と地方を合わせた長期債務残高は19年度末には773兆円となり、債務残高の対GDP比は約148%と見込まれております。 東京都の新年度予算でありますが、景気拡大に伴い、都税収入は17.8%増の5兆3030億円と過去最高の見通しでありますが、一般会計の予算規模は、前年度当初比7.0%増の6兆6020億円、うち一般歳出は前年度当初比3.7%増に抑えております。 次に、青梅市の新年度予算の概要についてであります。 一般会計の財政規模を、前年度に比べ、率で4.2%、額では18億円増の444億円といたしました。歳入におきましては、基幹財源である市税収入は、三位一体の改革に伴う所得税から住民税への税源移譲や定率減税の廃止などにより、18年度当初予算対比で11.0%増を見込んでおりますが、所得譲与税や地方交付税等の減額が見込まれ、歳出における扶助費の増や特別会計への多額な繰出金など、非常に厳しい財政状況にあります。そこで、引き続き枠配分方式による予算編成を行い、行財政改革に基づく事業の見直しと経費削減に努めたところであります。 それでは、平成19年度における主な施策を長期計画の柱に沿って申し述べます。 まず、第1の柱として「快適で安全な生活環境の街」の達成を目指した施策についてであります。 自然環境の保全についてであります。 永山北部丘陵住宅地開発は、事業化に向け取り組んでまいりましたが、事業者が開発許可後に実質倒産して特別清算手続に入り、さらに開発許可から4年近く経過し、社会状況も大きく変わったことから、丘陵開発の転換期を迎えたものととらえ、この丘陵地を現況のまま保全することを決断いたしました。市民の御理解をいただき、用地の取得・保全に向けた取り組みを進めてまいります。 森林につきましては、森林所有者や森林組合の協力を得て、杉林の主伐や間伐、花粉の少ない品種への植えかえや広葉樹植栽など、東京都による花粉の少ない森づくり運動を推進してまいります。また、森林ボランティア育成事業を引き続き実施し、市民参加型の森林づくりを進めます。 都市景観については、青梅市の美しい風景を育む条例に基づく青梅駅周辺での景観形成地区の指定を地域の方とともに検討してまいりました。地区指定のほか、景観形成重要資源の指定を行ってまいります。また、河辺駅周辺における電線類の地中化を推進してまいります。 公園・緑地につきましては、わかぐさ公園の遊具整備や吹上しょうぶ公園の植栽などを行います。霞川調節池の上部を、地域の検討委員会との協議を踏まえ、スポーツや憩いの場など多目的な広場として整備してまいります。また、新田山公園内の調整池の埋め戻し後の利用方法についても、地域の方と検討してまいります。 公共下水道事業についてでありますが、汚水処理では、河川の水質改善と快適な居住環境確保のため、全市水洗化に向け小曾木事業区域の測量などを進めてまいります。二俣尾、沢井・御岳地区の第3期事業区域についても実施設計等に着手いたします。雨水対策として、末広第二幹線等の整備を継続するほか、雨水の貯留・浸透のための雨水浸透施設等補助事業の対象区域を拡大いたします。 次に、環境衛生・ごみ対策についてであります。 新しい火葬場を3月に開設いたします。新火葬場は、地下連絡通路で斎場とつながり、1日の火葬数は8体から10体に増加します。新年度は、既存の火葬場、待合室の跡地に約70台収容可能な駐車場を整備してまいります。 ごみ処理、リサイクルについては、新年度から資源化の質と資源化率の向上のため、ごみの分別方法を一部変更いたします。全世帯配布のごみ分別ハンドブック、広報おうめ等による周知を図ってまいります。なお、給食センター及び各学校から排出される給食残渣を、可燃ごみとしてでなく堆肥の原材料として委託処理いたします。また、ごみ収集車両2台を天然ガス燃料使用の低公害車に更新いたします。青梅市も構成市である東京たま広域資源循環組合では、可燃ごみの焼却灰を主原料としてセメントをつくるエコセメント化施設が本格稼働し、製造・出荷が行われています。青梅市では既にエコセメント製品を使用して土木工事を実施していますが、今後も、この製品の活用を図り、資源循環の取り組みを進めてまいります。 環境保全についてであります。 青梅市環境基本計画では、市民、事業者、市が協働で取り組む行動プランとして、ふるさとづくりアクションプランを掲げています。身近な動植物の調査・観察など、市民及び各方面との連携による環境保全活動を行ってまいります。また、多摩川1万人の清掃大会を初め、黒沢川、成木川、霞川でも地域とともに河川環境を守る取り組みを進めます。 安全・安心なまちづくりにつきましては、自治会、商店街、小中学校PTA、防犯協会、ボランティアなどによる地域の防犯パトロールを初め、さまざまな取り組みが進められております。新年度は、地域の自主的な取り組みに対する助成金制度を創設し、地域の防犯活動を支援してまいります。 交通安全につきましては、青梅市交通安全計画に基づき、青梅警察署、青梅交通安全協会などと連携し、安全教育の普及、交通安全施設の充実など、安全で円滑な交通環境の実現を目指してまいります。 防災・消防につきましては、青梅市地域防災計画の見直しを行っており、災害に対する予防、応急体制の充実・整備を図ります。また、災害に強いまちづくりを実現するため、耐震改修促進計画を策定して、耐震診断、耐震改修を計画的に推進します。市営住宅については、耐震診断を実施します。 消防活動については、消防車両の更新、災害情報システムの活用など、防火・防災に対する取り組みを支援してまいります。昨年、消防総監賞を受賞した第5分団第4部を初め、消防団員の活動は地域の力であります。市民が地域に関心を持ち、自分たちのまちは自分たちが守るという思いを共有し、市民と行政が一体となって、防犯・防災力の向上を目指します。 消費者保護については、消費者相談、広報おうめ、市のホームページ等による啓発を行い、近隣市町村と連携協力して取り組みます。また、警察署などの関係機関と連携し、振り込め詐欺の防止に取り組んでまいります。 次に、第2の柱として、「学び楽しむ伝統・文化の街」の達成に向けた施策について申し述べます。 将来の青梅を担う子どもの健やかな育成と、市民が生涯を通じて学ぶことのできる生涯学習社会の実現に向けて、教育委員会と十分に連携を図りながら教育環境の充実に努めてまいります。 初めに、学校教育の充実についてであります。 今後の教育施策の基盤となる青梅市教育推進プランを尊重し、新たな時代を担う子どもの育成と、将来を展望した教育の推進に取り組んでまいります。 各学校の実態に応じた特色ある教育活動を推進する、子どもいきいき学校づくり推進事業につきましては、引き続き実施します。 また、東京都教育の日の事業として定着しつつある小中学生の主張大会は、年々参加者が増しております。小中学生がみずからの将来や身近な社会への思いを語り、保護者や地域住民が子どもたちの意見を聞く貴重な機会として、引き続き支援してまいります。 特別支援教育については、教育、福祉、保健・医療等による支援体制の充実を一層進めてまいります。新年度は、介護員の増員を図り、学識経験者、専門家などによる訪問相談を中学校にも広げます。さらに、若草小学校のみで開設していた情緒障害等通級指導学級を第六小学校にも新設します。 安全・安心学校づくりの推進です。 小学校子ども安全ボランティアは、保護者や地域住民の方々に御協力をいただいておりますが、スクールガードリーダーによる安全ボランティアへの講習会や通学区域内の巡回指導等を引き続き実施し、児童・生徒の安全確保に努めます。 また、いじめの防止は、学校を中心に、家庭や地域においても子どもとのかかわりを深め、早期発見、早期解決に取り組むことが重要です。学校、家庭、地域の連携によるいじめ防止に向けた取り組みを教育委員会とともに支援してまいります。 学校施設の整備についてであります。 小学校2校、中学校4校の耐震補強工事実施設計、第七小学校の耐震補強工事を実施します。また、第二中学校の屋上防水、今井小学校消防設備などの改修工事を行い、既存施設の整備に努めます。第二小学校につきましては、校舎の改築に向け基本計画の策定に着手してまいります。 次に、生涯学習の推進のための取り組みであります。 市民がいつでも自由に学習機会を選択し学ぶことができるよう、各種の施策に取り組んでまいります。 河辺駅北口の河辺タウンビルBに設置する(仮称)青梅市新中央図書館については、来年3月のオープンに向け準備を進めてまいります。当館は、駅前の都市型図書館として、従来の図書資料やCD、DVD等の視聴覚資料の充実とともに、インターネットによる情報検索や、点字図書等を備えたハンディキャップサービスコーナーの設置など、多様な情報提供を行ってまいります。なお、現中央図書館は、内部を一部改修し、青梅地区の図書館としてリニューアルするとともに耐震診断を実施します。また、狭隘な駐車場の解決策として隣接地を確保いたします。 次世代を担う子どもたちや青少年の自立・協調性及び感性の向上を図るため、子ども体験塾を引き続き実施し、豊かな自然と人とのふれあいを通じたさまざまな感動体験を提供してまいります。 また、放課後子ども教室推進事業として、安全・安心な子どもの活動拠点を設け、地域の方々の参加を得て、勉強やスポーツ及び文化活動などに取り組んでまいります。 施設整備では、市民会館の舞台吊物装置を改修します。また、梅郷市民センター体育館の耐震実施設計、成木市民センターの耐震診断を実施し、沢井市民センター及び小曾木市民センターには自動ドアを設置いたします。 次に、文化・芸術についてであります。 文化財については、国指定重要文化財、塩船観音寺本堂の屋根のふきかえ修理及び都指定無形民俗文化財、武蔵御嶽神社太々神楽の衣装整備などに助成し、貴重な文化遺産の保護に努めます。 美術館事業については、多摩秀作美術展を隔年事業とし、新年度は、県立美術館等と連携して巡回展を企画・開催するなど、新たな特別展事業に取り組みます。 続きまして、スポーツの振興であります。 いつでも、どこでも、だれもが気軽にスポーツに親しめる機会の提供や施設整備に努めます。 第41回青梅マラソン大会については、東京マラソンの開催との関係で日程変更を決断いたしましたが、市民の御理解と関係者の御尽力により、昨年とほぼ同数のランナーの参加を得て開催することができました。第42回大会につきましても、多くのランナーを迎え、盛大な大会となるよう努めてまいります。 第68回国民体育大会、いわゆる多摩国体の開催に向けた競技会場の選定地の調査等につきましては、選定会場となるよう積極的に協力してまいります。 体育施設につきましては、和田町運動広場防球ネット増設工事等を実施します。また、千ヶ瀬バイパス延伸事業の代替地を利用してきた天ヶ瀬運動広場については、引き続き運動広場として使用できる見込みとなりました。 次に、男女平等参画についてであります。 第三次青梅市男女平等推進計画・青梅市プランについて、事業の見直しや新たな施策の検討を行い、平成20年度からの第四次計画を策定してまいります。 国際交流事業でありますが、姉妹都市ボッパルトからの青少年友好親善使節団を受け入れます。また、寄贈されるブドウ苗木を友好ブドウとして植樹・育成してまいります。 平和事業につきましては、世界の恒久平和の実現に向け、世界連邦運動協会青梅支部及び広長会などと連携し、平和宣言の周知と平和思想の普及に努めてまいります。 次に、第3の柱、「健やかでやさしい福祉の街」を達成するための施策について申し述べます。 初めに、疾病予防と健康づくりについてであります。 健康づくりの指針である青梅市健康増進計画に基づき、市民の自主的な健康づくりの普及啓発、保健サービスの充実などを総合的に推進してまいります。 健康相談、健康教育事業の実施などにより生活習慣病等の予防に努めるほか、乳幼児健康診査、中高年齢者を対象とした機能訓練や市民健康の集いなど、幅広い世代の市民の健康づくり事業に、引き続き取り組んでまいります。 次に、医療体制についてであります。 市立総合病院につきましては、本年11月に開院50周年を迎えます。昨年、これまでの適切な栄養管理の活動実績が評価され、東京都特定給食施設等栄養改善知事賞を受賞しました。西多摩の中核病院として、引き続き質の高い医療を提供してまいります。 小児医療については、新年度から東3病棟を小児の専門病棟として位置づけるとともに、医師の増員による診療体制の強化と看護体制の充実を図ります。 また、これまで、陽電子放射断層撮影装置、いわゆるPETなどを積極的に導入し、地域がん診療拠点病院として貢献してまいりました。引き続き質の高いがん医療が提供できるよう、機能強化を図ってまいります。 なお、許可病床数を604床から562床に減らして、経営の効率化を図ってまいります。 救急医療の分野では、二次・三次救急医療体制については市立総合病院を中心として行い、一次救急医療体制については、東青梅休日診療所、市立総合病院等で引き続き対応してまいります。 次に、子育て支援についてであります。 全市民センターで実施している子育て支援事業については、新年度も拡充し実施してまいります。 保育所につきましては、日向和田保育園の改築工事が5月末に完了し、定員を25人ふやすほか、新たに友田保育園の改築に助成し、定員を30人ふやします。また、延長保育や一時保育についても充実するなど待機児解消に努めてまいります。 学童保育につきましては、新町小学校区内に定員60人の学童保育所を新たに整備します。また、緊急時等における保護者への連絡を迅速に行うため、携帯メールを活用した一斉情報配信サービスを導入してまいります。 医療費助成事業については、これまでの義務教育就学前の乳幼児医療費助成事業に加え、本年10月から新たに義務教育就学児医療費助成事業を開始します。これは、小学校1年から中学校3年生までの義務教育就学期の児童を対象として、医療費自己負担3割のうち1割について助成する事業であります。 次に、障害者福祉についてであります。 昨年の障害者自立支援法の制定により、現在策定を進めております青梅市障害者計画と青梅市障害福祉計画に基づき、施策を推進してまいります。 希望の家については、地域活動支援センターとして、障害者やその家族からの相談に対する支援体制を強化します。さらに、自立を目指す障害者のために社会との交流の場を提供し、社会復帰に向けた取り組みの拠点となるよう改修してまいります。 また、障害者の居住する世帯に対し、家具転倒防止器具の設置を助成します。 社会福祉協議会に委託している福祉バスは、現在の1台から2台にふやし、日曜日にも運行します。また、障害や高齢などで移動が困難な方のために、福祉車両で有料の運送事業を行うNPOを支援してまいります。 高齢者施策につきましては、本年度から高齢者クラブ健康づくりモデル事業を開始しました。ウオーキングなど介護予防の効果があると認められる、こうした事業の実施により、高齢者が元気に暮らすための施策を引き続き進めてまいります。 また、介護保険制度につきましては、第3期介護保険事業計画に基づき、介護予防通所支援事業など、引き続き介護予防事業を推進するとともに、昨年設置の青梅市高齢者虐待防止ネットワークを活用した高齢者の虐待防止など、地域包括支援センターによる高齢者の支援を進めます。 国民健康保険事業についてであります。 国の医療制度改革により、平成20年度から生活習慣病予防を促進するため、特定健診、特定保健指導を実施することとなり、新年度はその実施計画を策定するとともに、この事業の円滑な導入を図るため準備作業を開始します。 なお、新年度は被保険者証の一斉更新となります。これに合わせ、従来の世帯単位の被保険者証から個人単位のカードとして発行し、利便性の向上を図ります。 また、本年3月に設立される東京都後期高齢者医療広域連合と連携し、平成20年度から始まる後期高齢者医療制度への対応を図ってまいります。 次に、第4の柱として「活気に満ちた元気な街」の達成に向けた取り組みについて申し述べます。 青梅市は、第4次首都圏基本計画で業務核都市に位置づけられております。新年度は、東京都と連携し、自然環境との調和など、新たな価値観を重視した業務核都市基本構想の策定に取り組んでまいります。平成20年度以降、この構想に基づき、多摩西部の拠点都市として、業務、商業、文化、医療など広域的な都市機能の集積を図る取り組みを進めてまいります。 次に、市街地整備についてであります。 青梅駅周辺地区では、景観形成地区の指定に引き続き取り組むとともに、裏道や横丁の道路修景整備を実施してまいります。 東青梅駅周辺地区につきましては、日本ケミコン跡地の取得に取り組み、今議会に用地先行取得に関する契約案件を御提案しております。この土地は、シビックコア地区整備計画事業における国の合同庁舎用地、また、市民会館の建てかえや総合病院の改築に対応できる貴重な土地と考えております。 河辺駅周辺地区では、本年4月、河辺駅北口と河辺タウンビルを結ぶ歩行者用デッキの一部を供用するとともに、河辺タウンビルAの商業施設もオープンが予定されております。引き続き広場東側への歩行者用デッキの架設整備工事や駅前広場の整備工事を行います。また、本年11月末に竣工する予定の河辺タウンビルBの新中央図書館は、平成20年3月の開設に向け整備を進めてまいります。 青梅インターチェンジ周辺地区につきましては、物流拠点を柱としたまちづくりの実現に向け、地権者との話し合いや関係機関との調整を進めてまいります。 次に、道路網の整備についてであります。 圏央道でありますが、本年6月に予定されている、あきる野インターチェンジから八王子ジャンクション間の開通により関越道と中央道が接続し、大きな効果が期待されています。引き続き、東名高速道や東北道までの整備促進を国等に要請してまいります。 一般国道411号につきましては、大荷田橋のかけかえに伴う橋台工事や仮人道橋の設置及び二俣尾大橋の橋台、橋脚の工事が予定されております。また、友田地区や凱旋橋周辺での用地買収、長淵地区での用地買収と歩道整備が実施されます。 都道につきましては、まず、青梅街道では、通称千ヶ瀬バイパスの延伸事業において、都は用地取得を進めております。市といたしましては、その取得の進捗状況にあわせ、住民の要望に沿って、代替地として市有地を提供し協力してまいります。このほか、本年度に引き続き小曾木街道の柳川交差点から峰の橋までの狭隘部分の拡幅工事、吉野街道の改修整備のための用地買収などが進められます。 国道、都道の改修整備について今後も東京都に要請するとともに、事業実施に協力してまいります。 都市計画道路につきましては、青梅3・5・24号根ヶ布長淵線の整備を推進し、南北方向の交通の円滑化を進めてまいります。 一般市道につきましては、市道整備基準に基づき整備を実施してまいります。 幹線道路では、わかぐさ公園南の幹6号線の歩道の拡幅などを進め、生活道路は、長淵1丁目地内の拡幅改修などを実施します。 橋りょうについては、本年度に引き続き健全度調査を実施するとともに、霞川整備事業に伴い、今井小学校西側の天神橋の拡幅かけかえを行います。 交通機関対策についてであります。 まず、JR青梅線につきましては、東京直通電車の増発や、青梅駅、河辺駅のホーム増設による輸送力改善、青梅駅以西での利便性向上などを引き続きJR東日本に要請してまいります。 バス交通については、引き続き既存バス路線へ補助し、市民の移動手段の確保に努めてまいります。また、利用促進を図るため、バス事業者と効率的な運行などについて協議してまいります。 次に、地域情報化についてであります。 本年度から、市のホームページ上にデジタル地図情報を活用した青梅わが街マップを開設いたしました。新年度はこのシステムを活用し、登録した携帯電話へ防犯情報などをメール配信し、より一層の利便性向上に努めてまいります。 次に、産業の振興についてであります。 まず、農業の振興でありますが、青梅市農業振興計画に基づく魅力ある都市農業育成対策事業を推進するため、野菜等を栽培するパイプハウスの整備、堆肥化のためのシイタケ原木粉砕機の導入に対し、生産者を支援してまいります。また、市民農園の利用期間を3年間に延長し、利用者の利便を図るとともに、ふれあい農業推進のため新たな仕組みづくりを検討してまいります。 林業振興につきましては、引き続き林道の整備を推進するとともに、東京都の主伐対策事業に協力し、多摩産材の活用に努めてまいります。また、多摩森林再生推進事業では、200へクタールの間伐に加え、枝打ちを15へクタール実施します。 次に、中小企業の活性化についてであります。 引き続き、おうめものづくり支援事業により中小製造業等の新製品・新技術開発等を支援してまいります。また、中小企業振興資金融資制度の臨時特例措置をさらに1年延長し、地域産業の育成と中小企業の活性化に努めてまいります。なお、中小企業振興資金等融資信用保証特例措置につきましては、全額補助となっておりました特例措置を廃止し、補助率を2分の1に戻します。 次に、商業の振興についてであります。 御岳山商店組合ホームページ開設など、商店街が実施するイベント事業、活性化事業を支援するとともに、空き店舗活用事業では、明星大学の学生作品展示スペースとしての利用などに助成してまいります。また、勝沼地区内の商店会の装飾街路灯改修を支援してまいります。 観光の振興につきましては、梅の公園、御岳苑地等の整備に取り組みます。また、多摩産材を使用した道標の整備や青梅宿の看板設置などに支援してまいります。さらに、西多摩の魅力を発信するため、西多摩8自治体と共同で観光案内誌の発行に助成いたします。観光振興や地域活性化を目指して、本年度検討しております交流拠点構想につきましては、道の駅設置について引き続き検討してまいります。 次に、雇用の促進についてであります。 本年度、市内の産業労働のニーズや課題を把握し、地域の特性に応じた雇用施策をハローワーク青梅、青梅労働基準監督署と共同で推進するため、青梅市地域雇用問題連絡会議を設置しました。こうした連携の強化により、障害者の自立を含め就労支援に取り組んでまいります。また、新年度も引き続き、ハローワーク青梅との共催で、35歳未満の若者の就職支援を図る若年トライアル就職フェア等を開催するなど、雇用の促進に努めてまいります。 次に、第5の柱、「みんなで創る街」の達成に向けた施策と効率的な市政運営について申し述べます。 まず、市民活動の促進についてであります。 団塊の世代の大量退職により、さまざまな分野で活躍された方々が地域での活動を開始することで、地域コミュニティ活動のさらなる活性化を期待しております。地域のコミュニティ活動事業や活動の重要な拠点である自治会館の改修について、引き続き支援してまいります。 開かれた市政と市民参画を推進するため、広報おうめ、市ホームページ等を活用し行政情報を提供するとともに、青梅ボランティア・市民活動センターを通じて実施する協働事業など、引き続き進めてまいります。また、市民と市長との懇談会など、市民との対話を図り、市民の声の市政への反映に努めてまいります。 次に、効果的、効率的な市政運営についてであります。 行財政改革の推進については、行政サービスのさらなる向上や、効果的、効率的な行政運営等を推進するため、平成20年度から5年間の新たな行財政改革推進プランを策定いたします。 市民サービスの向上のため、これまで市役所と出張所のみで発行していた住民票の写し及び印鑑登録証明書等を、本年4月から今井市民センターで発行いたします。また、河辺駅北口の新中央図書館のオープンにあわせ、住民票の写しと印鑑登録証明書の発行を行う自動交付機を設置し、市民の利便性を図ります。 市民センターについては、新たな時代状況を踏まえ、より身近で便利な施設となるよう引き続き検討してまいります。 市民サービスの質の向上を図るため、職員研修等を充実し、職員の能力開発と意識改革等をさらに進めてまいります。 各種の税や使用料などの滞納対策についてであります。 市税では、滞納整理の迅速化と収納率の向上を図るため組織を改正します。さらに、東京税務協会から滞納整理に伴う指導や徴収事務の支援のための職員を受け入れるほか、東京都の滞納整理派遣職員を受け入れることで収納体制の強化に努めます。 国民健康保険税については、新たな納税指導員制度を導入し、滞納対策をさらに進めます。また、その他の使用料などの対策についても強化し、公平な負担を徹底してまいります。 入札の適正化についてであります。 制限付一般競争入札の対象となる工事を、原則として1件5億円以上の工事から1億5000万円以上の工事に拡大します。また、1000万円以上1億5000万未満の工事について公募型指名競争入札の試行を行うほか、指名停止基準の明確化を図り、入札の公平性及び透明性をより一層高めてまいります。 次に、広域行政についてであります。 西多摩地域広域行政圏協議会は、図書館の広域利用や体育大会などの共同事業を継続して実施します。また、昨年10月からは消費生活相談の広域連携事業を開始いたしました。引き続き体育施設等の広域利用の可能性について検討してまいります。 次に、収益事業であります。 多摩川競艇場の本場分の売り上げについては、依然厳しい状況が続いております。新年度は、大きな売り上げが見込めるGⅡレースは周年記念競走のみとなることから、場外発売委託の充実に努めてまいります。また、引き続き委託経費や労務経費など固定経費の削減に努め経営改善を図るとともに、他場のナイターレース発売や場外2場併売などを導入し、収益の確保に努めてまいります。小規模前売り専用場外発売場「オラレ石巻」については、新年度早期開場に向け準備を進めてまいります。 なお、全国モーターボート競走施行者協議会会長として取り組んでまいりました選手賞金の見直しにより、選手関係経費を対前年度比で10%以上削減し、収益確保に努めたところであります。さらに、制度的な課題であります法定交納付金等の見直しに取り組み、モーターボート事業の活性化に引き続き努力してまいります。 最後に、新庁舎の建設についてであります。 市民がわかりやすく利用しやすい庁舎として、また、高い耐久性と環境にも充分配慮した機能的な施設として基本設計を取りまとめました。現在、実施設計を行っており、終了次第、新年度内に契約し、着工してまいります。 21世紀も7年目を迎えました。時代の大きな節目の中、バブル経済崩壊と長い低迷期の90年代から、不良債権処理を経て回復を続ける日本経済や、急速に進展する情報通信技術など、社会経済情勢が世界規模で大きく変化しております。 国は、人口減少下、経済の新たな成長を目指すため、イノベーションの取り組みを進めています。これは単なる技術革新ではなく、社会全般の新しい価値の創造や、そうした考えの人を生かす新たな社会制度の構築であるとも言われています。こうした取り組みには、過去の教訓や経験から学ぼうとする謙虚な姿勢と、失敗を恐れず新たなことに取り組もうとする意欲が大事であります。今後のあるべき姿の実現や改革は、長期的な視野と短期の取り組み目標により、社会環境の変化を取り入れながら、みずから取り組もうとする意識と継続した努力が必要であると考えます。 これまで、変化の激しい時代に即応し意欲的に改革を進め、地域との連携を図る市役所の土壌づくりに努めてまいりました。今後も、市民の皆様の知恵や力をお借りしながら、確固たる信頼の確立と目指すべき青梅市の将来像の実現に向け、真摯な姿勢を崩さず、初心を忘れることなく、職員と力を合わせ、全力で市政運営に取り組んでまいります。 最後になりましたが、議員各位を初め市民皆様の御健康と御多幸を念じつつ、私の施政方針を終わらせていただきます。 長時間の御清聴、まことにありがとうございました。 ○議長(中村義雄) 以上をもちまして、市長の施政方針演説は終了いたしました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第8 議案審議 △第1 議案第1号 平成19年度青梅市一般会計予算 △第2 議案第2号 平成19年度青梅市国民健康保険特別会計予算 △第3 議案第3号 平成19年度青梅市収益事業特別会計予算 △第4 議案第4号 平成19年度青梅市下水道事業特別会計予算 △第5 議案第5号 平成19年度青梅市老人保健医療特別会計予算 △第6 議案第6号 平成19年度青梅市介護保険特別会計予算 △第7 議案第7号 平成19年度青梅市受託水道事業特別会計予算 △第8 議案第8号 平成19年度青梅市病院事業会計予算 ○議長(中村義雄) 次に、議案審議を行います。 議案第1号から第8号までの8件は、いずれも平成19年度各会計予算議案でありますので、以上8件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) それでは、ただいま一括議題となりました議案第1号から議案第8号までの平成19年度各会計予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、平成19年度の予算編成の背景となりました国及び東京都の予算概要等につきまして触れさせていただきます。 まず、国の予算でありますが、施政方針の中でも申し上げましたが、簡素で効率的な政府を実現するため、これまでの財政健全化の努力を継続し、歳出改革路線を強化するとの基本的考え方により編成され、一般会計予算の財政規模は82兆9088億円、前年度に比べ4.0%増、国債費等を除いた一般歳出でも1.3%増の46兆9784億円となっております。 次に、地方自治体の財政運営の指針となります地方財政計画でありますが、極めて厳しい地方財政の現状等を踏まえ、歳出全般にわたり見直しを行うことにより歳出総額の計画的な抑制を図る一方、活力ある地方をつくるための施策等に財源の重点的配分を図ることとし、歳入面においては、安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額の確保を図ることを基本としております。その規模は83兆1261億円、前年度に比べわずかにマイナスで、一般歳出でも65兆7350億円、1.1%の減となっております。また、地方交付税の総額につきましては、前年度に比べ4.4%の減、臨時財政対策債につきましても9.5%の減となっております。 続いて、東京都の予算でありますが、東京の魅力のさらなる向上を目指し、新たなステージにおいて力強い第一歩を踏み出す予算と位置づけ編成された結果、平成19年度一般会計の予算規模は6兆6020億円、前年度に比べ7.0%の増、公債費等を除く一般歳出においても4兆3366億円、3.7%の増となっております。歳入における都税収入につきましては、三位一体の改革に伴う税源移譲や景気回復の影響などにより、前年度に比べ17.8%の大幅な増としております。 さて、青梅市の財政状況でありますが、歳入においては、基幹財源であります市税収入が平成18年度の最終見込みにおいて法人市民税の増などにより前年度に比較して増となる見込であるものの、普通交付税については前年度と比較して5億円余の減となるなど、依然として厳しい状況が続いております。 また、収益事業でありますが、平成18年度においては窓口体制の整理統合を図り、それにあわせて従業員の希望退職を実施して損益分岐点の改善に努めてまいりましたが、本場分の売り上げの減少が続いており、厳しい経営環境となっております。 こうした財政状況の中、青梅市の平成19年度予算編成につきましては、社会構造の大きな転換期を迎え、行政課題もますます複雑・多様化する中、強固で弾力的な財政基盤を確立し、市民福祉の向上を推進していくため、次の4項目を基本に編成したところであります。すなわち、青梅市総合長期計画の推進、地域経営の視点に立った施策の展開、行政経営の視点に立った行財政改革の推進、財政構造改革の推進であります。 それでは、各会計ごとに予算の概要を御説明申し上げます。 最初に、議案第1号「平成19年度青梅市一般会計予算」でありますが、歳入歳出予算の総額を444億円にしようとするもので、前年度に比べ18億円、4.2%の増となっております。 初めに、歳入の主な項目について申し上げます。 歳入の根幹をなす市税は226億9400万円で、前年度に比べ22億5595万円余、11.0%の大幅な増の見込みとなっております。 主な税目の現年課税分を見ますと、個人市民税は、三位一体改革に伴う所得税からの税源移譲や定率減税の廃止などにより前年度に比べ14億3154万円余、19.8%の増となっており、法人市民税についても、一部企業収益の改善などにより6億9898万円余、49.5%の増を見込んでおります。 次に、固定資産税でありますが、1.4%の増となっております。土地については、地価下落等に伴い0.4%、1701万円の減と見込む一方、家屋につきましては、新・増築家屋の増加などにより3.1%、1億549万円余の増、償却資産につきましても、景気の回復などにより2.4%、3249万円余の増を見込んでおります。 続いて、市税以外の歳入のうち、主なものについて御説明申し上げます。 まず、所得譲与税につきましては、国から地方への税源移譲に伴い皆減となっております。その結果、地方譲与税全体では、前年度に比較して10億1500万円、率にして73.2%の減となっております。 地方特例交付金につきましては、児童手当の制度拡充に伴う地方負担の増加分及び新たに特別交付金を計上する一方、減税補てん特例交付金が皆減となるため、63.0%減の1億9600万円となっております。 地方交付税につきましては、地方財政計画と前年度実績とを勘案し8億5000万円を計上いたしましたが、前年度に比べ8億円の減となっております。 次に、国庫支出金でありますが、障害者自立支援給付費負担金、児童手当負担金等の増などにより、5.2%増の45億5480万6000円を計上しております。 また、都支出金につきましては、障害者自立支援給付費負担金、総合交付金の増などにより、10.1%増の49億8441万8000円を計上しております。 財産収入でありますが、土地売払収入を8億1000万円計上いたしました。 次に、繰入金でありますが、財政調整基金の取り崩しを前年度より2億円減の10億円とする一方、公共施設整備基金の取り崩しや職員退職手当基金の取り崩しの増などにより、10億2684万円余、53.5%増の29億4536万3000円を計上しております。 また、市債につきましては、火葬場改築事業債を減額するほか、地方財政計画等に基づき臨時財政対策債を減額し減税補てん債を皆減とするなどにより、7億2000万円マイナスの18億7590万円を見込んでおります。 以上が歳入の概要であります。 次に、歳出でありますが、初めに各款別の主なものにつきまして御説明申し上げます。 まず、総務費でありますが、59億9997万9000円を計上し、前年度と比較し12億4034万円余の大幅な増となっております。主な要因は、庁舎建設経費、選挙執行経費や、退職手当の増に伴う人件費の増などによるものであります。 続いて、民生費でありますが、161億7260万円を計上し、前年度に比べ3.6%、5億6429万円余のプラスとなっております。このうち一般行政費は、障害者自立支援給付経費、後期高齢者医療制度準備経費、義務教育就学児医療費助成事業経費のほか、2歳児までの支給額を増額する児童手当などが増加要因となっております。投資的経費につきましては、民間保育所施設費補助、新町地区学童保育施設の建設などを計上いたしました。 次に、衛生費でありますが、60億3656万8000円で、前年度に比べ5億9885万円余の減となっております。これは火葬場改築工事費の減などによるものであります。 農林業費では、多摩森林再生推進事業などの経費を増額する一方、魅力ある都市農業育成対策事業の減などにより、前年度に比べ3.3%のマイナスとなっております。 続いて、商工費でありますが、観光まちづくり事業補助や観光施設整備などの経費を計上しましたが、青梅商店街施設整備などの減により0.3%の減となっております。 次に、土木費につきましては44億8506万7000円で、前年度に比べ3億6309万円余、7.5%の減となっておりますが、河辺駅北口整備事業や下水道事業特別会計繰出金などの減によるものであります。一方、生活道路の改修、橋りょう、公園、市営住宅の整備など、市民生活に直結した都市基盤の整備・充実を図るための所要額を計上しております。 続きまして、消防費でありますが、消防事務都委託経費の減はあるものの、防火水槽整備経費などの増により3.2%の増となっております。 次に、教育費でありますが、61億7918万4000円を計上し、前年度に比べ7.1%、4億1148万円余のプラスとなっております。その主な要因は投資的経費の増などによるものであります。投資的経費の内容でありますが、小中学校の施設整備として校舎耐震補強工事、外壁等改修工事、屋上防水工事、耐震補強実施設計などを計上しております。また、19年度中の開館を予定している(仮称)新中央図書館整備工事なども計上いたしました。 また、一般行政費でありますが、学校教育関係では、引き続き子どもいきいき学校づくり経費を計上したほか、第六小学校に特別支援学級を開設、学習支援員の派遣など特別支援教育の拡充、給食残渣堆肥化事業、中学校情報教育用パソコンの更新などの経費を計上しております。 社会教育関係では、子どもたちの健全育成を目的とした子ども体験塾事業、放課後の子どもたちの活動拠点づくりを推進することを目的とした放課後子ども教室推進事業などの経費を計上いたしました。 以上、款別の概要について申し上げました。 次に、歳出を性質別に分析いたしました概要につきまして御説明申し上げます。 まず、消費的経費でありますが、前年度に比べ9億2086万円余増の315億4609万1000円となっております。このうち、人件費につきましては、退職手当の増などにより3億3248万円余のプラスとなっております。物件費についても、後期高齢者医療制度準備経費や選挙執行経費の増などにより1億4808万円余の増となっております。また、扶助費につきましては、自立支援給付経費、児童手当、生活保護費などの増加により4億468万円余、3.8%の増となっております。続いて、補助費等につきましては、東京都後期高齢者医療広域連合負担金、西多摩衛生組合負担金の増などから4347万円余の増となっております。 次に、投資的経費でありますが、47億1409万5000円を計上いたしましたが、前年度と比較し8億5428万円余、22.1%の大幅な増となっております。主な要因は、庁舎建設経費、(仮称)新中央図書館整備事業経費、土地開発公社関係経費の増などによるものであります。 最後に、繰出金でありますが、53億4800万7000円で、前年度と比較し1.6%の減となっております。 このうち、国民健康保険特別会計への繰出金は3511万円余の増となる一方、下水道事業特別会計への繰出金が1億6349万円余の減となっております。なお、病院事業会計への負担金及び出資金を加えますと、特別会計等への繰出金の総額は59億4602万8000円となり、前年度に比べ9327万円余の減となっております。 一般会計の歳入歳出予算につきましては以上でありますが、このほか17件の債務負担行為、10件の市債につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上で一般会計予算を終わり、続きまして特別会計について御説明申し上げます。 初めに、議案第2号「平成19年度青梅市国民健康保険特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 国民健康保険事業でありますが、急速な高齢化の進展等に伴い、引き続き医療費は増加しているところであります。国は、健康保険法等の一部を改正する法律を平成18年6月に公布し、医療費適正化の総合的な推進、新たな高齢者医療制度の創設、都道府県単位を軸とした保険者の再編・統合などの措置を講ずるとしております。 このような状況を背景として編成いたしました平成19年度予算につきましては、歳入歳出予算の総額を前年度に比べ17.4%、18億4100万円増の124億4700万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、主要財源の保険税につきましては、医療給付費分と介護納付金分を合わせて36億242万8000円を計上いたしました。 次に、国・都支出金、療養給付費等交付金及び法定分の一般会計繰入金につきましては、一定のルールに基づき計上し、さらに不足する財源に充てるため、一般会計からの財源補てん繰入金10億5304万9000円を計上いたしております。 続いて、歳出でありますが、総医療費を前年度と比較して6.4%の増となる97億2057万9000円と見込みました。この総医療費から被保険者の一部負担金を除きました療養諸費につきましては、72億5876万4000円を計上いたしました。また、老人保健医療に充てるための老人保健拠出金につきましては20億81万1000円を計上したほか、介護保険事業に充てるための介護納付金を7億1881万8000円計上しております。また、医療制度改革に伴い、平成18年10月に創設された保険財政共同安定化事業のための拠出金を13億3848万7000円計上しております。さらに、保健事業費につきましては、平成20年度から保険者に義務づけられる特定健診・特定保健指導事業の準備経費等を含め3864万円を計上しております。 次に、議案第3号「平成19年度青梅市収益事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 平成19年度の収益事業は、GⅠ競走の開設53周年記念競走のほか、6本の準特別競走などを実施しようとするものであります。 また、経営改善につきましては、損益分岐点の改善対策といたしまして、引き続き労務費を初めとする開催経費のさらなる削減に努め、収支の改善を図ってまいります。 このような事業内容をもとにした平成19年度予算については、歳入歳出予算の総額を553億2700万円にしようとするものであります。 まず、歳入についてでありますが、本場の1日平均発売額につきましては1億7560万8000円を見込み、ボートピア大郷の1日平均発売額につきましては908万3000円を見込み、1日平均発売額の合計を1億8469万1000円と見込みました。この結果、場外発売収入を加えました勝舟投票券発売収入総額は、GⅠ関東地区選手権競走の開催がないことなどが影響し、前年度に比べ4.1%減となる346億6700万円の見込みとなりました。また、受託事業収入につきましては、前年度に比べ1.6%減の192億1072万4000円を見込んでおります。 次に、歳出について御説明申し上げます。 まず、総務費でありますが、一般管理費として、前年度に比べ7.9%減となる2億6209万1000円を計上しております。 次に、競艇開催費でありますが、前年度に比べ4.3%減となる350億1472万2000円を計上しております。 また、受託事業競艇開催費につきましては、前年度に比べ1.6%減となる189億2618万1000円を計上いたしました。 以上の結果、平成19年度の経常利益につきましては2億6000万円余を見込むことができましたので、地方財政の改善を図るという収益事業本来の目的を勘案し、この単年度経常利益見込額の約2分の1に相当する1億3000万円を下水道事業特別会計への繰出金として計上いたしました。 続いて、議案第4号「平成19年度青梅市下水道事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 平成19年度は、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ3.6%、2億700万円の減となる55億5100万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、受益者負担金、使用料、国・都の補助金、市債等を計上するとともに、繰入金24億4031万円を計上しております。 次に、歳出の主な内容から申し上げますと、総務費は、前年度と比較し2.4%、3601万3000円減の14億8270万2000円を計上いたしました。 次に、事業費でありますが、前年度と比較し8.8%、8195万9000円減の8億5310万8000円を計上しております。 平成19年度事業の主な内容でありますが、未整備箇所の管きょ等布設工事やポンプ場改修工事を進めるほか、二俣尾、沢井・御岳地区の第3期事業区域については実施設計等を行い、小曾木事業区域については整備事業委託を実施します。また、雨水排水施設整備事業として、多摩川上流雨水幹線に接続する末広第二幹線布設工事を行うものであります。 なお、公債費につきましては32億493万5000円を計上しようとするものであります。 以上のほか、小曾木事業区域整備事業委託等に係る債務負担行為及び市債についてお認めをいただこうとするものであります。 次に、議案第5号「平成19年度青梅市老人保健医療特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 先ほど国民健康保険特別会計におきましても触れさせていただきましたが、健康保険法等の一部を改正する法律に基づき、平成20年4月からは75歳以上の方を対象とした新たな高齢者医療制度が創設されます。そのため、1年間を通した予算計上としては最後となるものであります。 このような状況を背景としました平成19年度予算は、歳入歳出予算の総額を前年度に比べ0.9%減の69億3768万7000円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、歳出に係る医療諸費等に充当する財源といたしまして、一定のルールにより算出した支払基金交付金、国・都支出金及び一般会計繰入金を計上しております。 一方、歳出でありますが、医療諸費は前年度予算に比べ0.9%減の69億3768万円と見込みました。 続いて、議案第6号「平成19年度青梅市介護保険特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 介護保険制度の改正後、2年目となります平成19年度につきましては、第3期介護保険事業計画及び実績等に基づき、介護給付費及び地域支援事業費を見込んだところであります。 この見込みに基づき編成いたしました平成19年度予算でありますが、歳入歳出予算の総額を、前年度に比べ4.2%増の53億858万6000円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、第1号被保険者の介護保険料を、前年度に比べ16.6%増の10億9685万6000円計上するとともに、介護給付費及び地域支援事業費の法定負担割合に基づき、国・都支出金、支払基金交付金のほか、一般会計繰入金を計上しようとするものであります。 次に、歳出につきましては、新たに第4期分の介護保険事業計画等策定経費を計上する一方、制度改正関連経費などを減額したことにより、総務費については、前年度に比べ3.9%減の2億1901万4000円を計上し、また、保険者負担額であります保険給付費につきましては、前年度に比べ4.5%増の49億8106万4000円を計上いたしました。 さらに、制度導入後2年目となります地域支援事業費を、前年度に比べ10.9%増の1億561万3000円計上しようとするものであります。 次に、議案第7号「平成19年度青梅市受託水道事業特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。 平成19年度は、歳入歳出予算の総額を20億4990万円にしようとするものであります。 まず、歳出でありますが、受託水道事業費は、水道管理費に15億5224万1000円、建設改良費に4億9765万9000円を予定しております。このうち水道管理費につきましては、経年管取りかえ工事等の維持管理経費を措置し、建設改良費におきましては配水管を5000メートル新設しようとするものであります。 なお、歳入につきましては、全額東京都から交付される受託事業収入をもって充てようとするものであります。 最後に、議案第8号「平成19年度青梅市病院事業会計予算」につきまして御説明申し上げます。 初めに診療報酬についてでありますが、平成18年度においては、過去最大となる3.16%の引き下げが行われました。そのため、当院においては、入院医療費の算定方法を平成18年6月から診断群分類別包括評価方式、いわゆるDPCへ変更し、経営の改善を図ってまいりました。しかしながら、入院及び外来延べ患者数が減少していることから厳しい経営状況が続いております。 このような状況の中で、平成19年度においては、別に条例改正案を御提案申し上げておりますが、病床数を604床から42床減らして562床とし、効率的な運営と健全経営の継続に向けて取り組むとともに、地域住民の期待にこたえられるよう医療の充実と患者サービスの向上を図ることを基本として、予算の編成を行ったところであります。 それでは、収益的収支から御説明申し上げます。 収益的収支は、収入支出の総額をそれぞれ前年度に比べ0.9%減の148億7800万円にしようとするものであります。 この内容を支出から申し上げますと、給与費と減価償却費については前年度に比べプラスとなったものの、薬品費等の材料費や委託料等の経費についてはマイナスとなったことから、医業費用としては前年度を0.8%下回る141億4024万5000円を計上いたしました。また、企業債利息を初めとした医業外費用として6億6911万8000円を計上しようとするものであります。 収入につきましては、入院・外来収益等の医業収益として、前年度とほぼ同額の130億4589万9000円を見込んだほか、国・都補助金、他会計負担金等を計上しております。 次に、資本的収支でありますが、まず、支出につきましては、空気調和設備の老朽化に伴う東西南棟機械設備改修工事や外壁塗装工事などの改修工事費として4億6199万8000円を計上いたしました。また、医療器械等の固定資産購入費として3億669万5000円を計上するほか、企業債償還金等を合わせまして15億1400万円を計上しようとするものであります。これらの財源といたしましては、企業債5億5300万円を予定するほか、損益勘定留保資金等をもって充てようとするものであります。 以上のほか、業務の予定量、債務負担行為等につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上、各会計にわたりまして御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 各議案について御質疑ありませんか。 永井寅一議員。 ◆第22番(永井寅一) ただいま市長の方から提案がありました、議案第3号「平成19年度青梅市収益事業特別会計予算」について御質疑申し上げます。 予算書の50ページでございますが、ここに歳入歳出予算が書いてあります。そういう中で、単純に見まして、まず1番として事業収入がございます。その事業収入の中で、勝舟投票券発売収入というのが346億6700万円あります。そして、これを運営して、当然この利益を出すために歳出の方に競艇開催費というのがございます。それが350億1472万2000円でございます。これを単純に計算しますと、収入より支出が多いわけですね。ということは、これは赤字の予算かなと思います。そういう意味で、また歳入の方を見ますと、受託事業収入というのがございます。これは192億1072万4000円と収入があります。そして、この受託事業収入を上げるために受託事業競艇開催費とございます。それが189億2618万1000円ということになります。ここは黒字になっております。収入と支出でそこだけを単純に見ましても、この予算は6317万9000円の赤字かと思います。そういう意味で、当初から赤字を見込む予算を組むのはおかしいのかなということで、全体的に見れば繰入金等がありますが、やはり収益事業というのは利益を上げる事業でございますので、この予算をどのような観点で組み立てをして御提案されたのか、御説明願いたいと思います。 ○議長(中村義雄) 助役。 ◎助役(野崎慶治) ただいまの御質疑についてお答えを申し上げます。 この収益事業の当初予算、歳入の勝舟投票券、これが346億6700万円ということ。それと受託事業収入、これを足したものと、それから競艇開催費と受託事業、これは歳出の方ですけれども、競艇開催費を足したものとやっても赤字ではないかという御指摘でございます。 まず1つに、この事業収入の勝舟投票券発売収入と競艇開催費を見ますと、これが赤ということでございまして、いずれにしても実際の本場のレースの開催では赤字ということで、そういう現状ということで、これは御指摘のとおりでございます。それから、このトータルの部分で申しますと、この勝舟投票券発売収入と受託事業収入、さらには事務援助費弁償金ということで、他場で開催をしているところの経費の歳入が、こちらが他場のレースを行った場合の事務援助費弁償金ということでお金が入ってまいりまして、そうしたことで場外の事業、または受託をしたり、またさらには場外の絡みの中での事業の収入を加えて、ようやく黒字という実態がここに見えるわけでございまして、そうしたことの中で、本場の黒字体質をこれからつくっていかなくてはいけないということが大きな課題だというふうに認識しているところでございます。 ○議長(中村義雄) ほかに御質疑ございませんか。 御質疑ないものと認めます。 ただいま一括議題となっております各議案のうち、議案第1号を除く7件については、お手元に御配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 お諮りいたします。 議案第1号については、正副議長を除く第1番山崎王義議員外24人の委員をもって構成する予算(議案第1号)審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うこととしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第1号は正副議長を除く第1番山崎王義議員外24人の委員をもって構成する予算(議案第1号)審査特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第9 議案第9号 平成18年度青梅市一般会計補正予算(第3号) △第10 議案第30号 平成18年度青梅市一般会計補正予算(第4号) △第11 議案第31号 土地の取得について ○議長(中村義雄) 次に、議案第9号、議案第30号及び議案第31号の3件は、いずれも関連する議案でありますので、以上3件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) ただいま一括議題となりました議案第9号「平成18年度青梅市一般会計補正予算(第3号)」及び議案第30号「平成18年度青梅市一般会計補正予算(第4号)」並びに議案第31号「土地の取得について」御説明申し上げます。 初めに、議案第9号「平成18年度青梅市一般会計補正予算(第3号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から3億543万3000円を減額し、その総額を429億8767万4000円にしようとするものであります。 まず、歳入の主なものについて申し上げます。 初めに、市税でありますが、個人市民税の減収が見込まれるものの、法人市民税の増収により、市税全体では既定予算に5億7300万円を追加しようとするものであります。 次に、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金及び自動車取得税交付金につきましては、東京都から示された見込額に基づき、追加あるいは減額しようとするものであります。 また、地方交付税につきましては、国の平成18年度補正予算に伴い追加するものであります。 続いて、国・都支出金でありますが、障害者自立支援法の施行に伴う予算の組み替えを行うほか、児童手当負担金など、実績等に合わせ減額、あるいは追加しようとするものであります。 次に、繰入金につきましては、財政調整基金繰入金を減額しようとするものであります。 続いて、諸収入でありますが、宝くじ区市町村交付金などを追加しようとするものであります。 また、市債につきましては、河辺駅北口整備事業債などの借入額を実績に合わせ変更しようとするものであります。 続いて、歳出の主な内容につきまして御説明いたします。 まず、民生費でありますが、障害者自立支援法の施行に伴う予算の組み替えを行うほか、児童手当の減額を行う一方、国民健康保険特別会計及び老人保健医療特別会計の繰出金を追加しようとするものであります。 次に、衛生費につきましては、実績に合わせ個別予防接種委託料、西多摩衛生組合負担金を減額しようとするものであります。 続いて、土木費でありますが、下水道事業特別会計繰出金を減額するとともに、河辺駅北口整備事業についても契約実績に合わせ減額しようとするものであります。 次に、教育費につきましては、(仮称)新中央図書館整備事業について、契約実績に合わせ減額しようとするものであります。 なお、人件費につきましては、退職者の増に伴い退職手当を増額するほか、給与等を各款にわたりまして実績に基づき増額または減額しようとするものであります。 以上、歳入歳出予算のほか、繰越明許費といたしまして社会福祉法人施設費補助外1件、債務負担行為の変更2件、市債の変更3件をお認めいただくよう御提案申し上げます。 次に、議案第31号「土地の取得について」御説明申し上げます。 本案は、日本ケミコン株式会社青梅事業所跡の土地を取得しようとするものであります。この土地につきましては、青梅市土地開発公社に先行取得を依頼し、土地開発公社の取得後5年以内に青梅市が土地開発公社から買い取るものであります。場所は、青梅市東青梅1丁目167番1外19筆、実測面積2万1300.93平方メートルの宅地及び雑種地であります。買い取りの単価につきましては1平方メートル当たり10万円でありまして、取得予定価格21億3009万3000円をもって取得いたしたく御提案申し上げた次第であります。 続きまして、議案第30号「平成18年度青梅市一般会計補正予算(第4号)」につきまして御説明申し上げます。 本案は、ただいま議案第31号で御提案申し上げました青梅市土地開発公社からの用地の買い取り等につきまして債務負担行為を設定しようとするものであります。 以上3議案につきまして、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 各議案について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま一括議題となっております各議案については、正副議長を除く第1番山崎王義議員外24人の委員をもって構成する議案第9号等審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査願うことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、ただいま一括議題となっております各議案については、正副議長を除く第1番山崎王義議員外24人の委員をもって構成する議案第9号等審査特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 暫時休憩いたします。 △午前11時51分 休憩 △午後1時00分 開議 ○議長(中村義雄) 再開いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第12 議案第10号 平成18年度青梅市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) △第13 議案第11号 平成18年度青梅市収益事業特別会計補正予算(第3号) △第14 議案第12号 平成18年度青梅市下水道事業特別会計補正予算(第2号) △第15 議案第13号 平成18年度青梅市老人保健医療特別会計補正予算(第2号) △第16 議案第14号 平成18年度青梅市介護保険特別会計補正予算(第2号) △第17 議案第15号 平成18年度青梅市受託水道事業特別会計補正予算(第1号) △第18 議案第16号 平成18年度青梅市病院事業会計補正予算(第3号) ○議長(中村義雄) 次に、議案第10号から議案第16号までの7件は、いずれも平成18年度各会計補正予算議案でありますので、以上7件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) ただいま議題となりました議案第10号から議案第16号まで7件の補正予算関係議案につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、すべての特別会計にわたりまして年度内に執行が必要となります経費について追加する一方、事務事業の目的を果たした経費について整理減額しようとするものであります。 初めに、議案第10号「平成18年度青梅市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に3億8490万6000円を追加し、その総額を116億9959万5000円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、収納実績等から国民健康保険税を減額するほか、国庫支出金、療養給付費等交付金、都支出金、繰入金及び諸収入を増額しようとするものであります。 また、歳出につきましては、医療費等の実績を勘案し、保険給付費、老人保健拠出金、保健事業費、諸支出金を増額する一方、介護納付金、予備費を減額しようとするものであります。 次に、議案第11号「平成18年度青梅市収益事業特別会計補正予算(第3号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に9億8682万5000円を追加し、その総額を629億1944万2000円にしようとするものであります。 初めに、歳入でありますが、事業収入につきましては、ボートピア大郷の1日平均発売収入を68万8000円減額し1016万8000円にしようとするものであります。また、売り上げ実績等に基づき、場外発売収入及び受託事業収入につきまして増額をしようとするものであります。 さらに、収益事業財政運営基金繰入金につきましては、従業員希望離職慰労金の確定に伴い、それに充当する取り崩し額の整理等を行い4億8120万2000円を減額し、前年度繰越金につきましては、前年度決算確定に基づき1億4066万7000円を増額しようとするものであります。 次に、歳出についてであります。 初めに、競艇開催費でありますが、売り上げに連動する経費につきましては、それぞれの売り上げの状況に応じ増額または減額を行い、2億3915万5000円を増額しようとするものであります。 次に、受託事業競艇開催費でありますが、実績等に基づき8億3446万8000円の増額を行おうとするものであります。 以上の結果、単年度経常収支につきましては、依然として売り上げの下落傾向が続く厳しい状況にはありますが、開催経費を削減し、損益分岐点の改善に努めた結果、下水道事業特別会計への繰出金を1億9000万円増額するとともに、収益事業財政運営基金への積立金につきましても1億9164万3000円増額しようとするものであります。 続いて、議案第12号「平成18年度青梅市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から1億5907万2000円を減額し、その総額を62億5700万円にしようとするものであります。 まず、歳入でありますが、受益者負担金、都支出金及び収益事業会計からの繰入金を増額する一方、国庫支出金、一般会計繰入金を減額しようとするものであります。 次に、歳出でありますが、その主なものは、管きょ維持管理経費の補修工事費等の執行実績に基づく減額であります。また、事業費におきましては、第2期区域事業や雨水排水施設整備事業の管きょ布設工事費を減額しようとするものであります。 以上の歳入歳出予算のほか、市債の変更をお認めいただこうとするものであります。 次に、議案第13号「平成18年度青梅市老人保健医療特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算に2億6616万8000円を追加し、その総額を72億7963万6000円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、医療費の増加により、支払基金交付金、都支出金及び一般会計からの繰入金を増額する一方、国庫支出金については国の交付見込み等に基づき減額しようとするものであります。 また、歳出におきましては、医療費の実績等に基づき医療諸費を増額しようとするものであります。 続いて、議案第14号「平成18年度青梅市介護保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から2億1461万5000円を減額し、その総額を49億3424万6000円にしようとするものであります。 まず、歳入につきましては、収納実績等に基づき介護保険料を増額する一方、介護給付費の減に伴い、国・都支出金、支払基金交付金及び繰入金を減額しようとするものであります。 次に、歳出につきましては、実績及び見込みから保険給付費及び地域支援事業費等を減額する一方、介護保険料の増収に伴い介護給付費等準備基金積立金を追加しようとするものであります。 このほか、繰越明許費1件につきましてもお認めいただこうとするものであります。 次に、議案第15号「平成18年度青梅市受託水道事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出とも既定予算から1億3963万4000円を減額し、その総額を19億7886万6000円にしようとするものであります。 歳出につきましては、各科目にわたり人事管理経費の整理を行うとともに、執行実績等に合わせ工事請負費、委託料等の減額を行おうとするものであります。 歳入につきましては、歳出に合わせ都受託事業収入を減額しようとするものであります。 最後に、議案第16号「平成18年度青梅市病院事業会計補正予算(第3号)」につきまして御説明申し上げます。 まず、収益的収支でありますが、収入支出とも既定予算に1億1998万1000円を追加し、その総額をそれぞれ152億4398万1000円にしようとするものであります。 この主な内容を収入から申し上げますと、医業収益では、診療収入の実績等に基づき入院収益を減額し、外来収益については増額しようとするものであります。 支出につきましては、執行実績に合わせ給与費、経費などを減額する一方、材料費などを増額しようとするものであります。 次に、資本的収支であります。 支出につきましては、CT装置等の医療器械購入実績に合わせ減額しようとするものであります。 収入につきましては、企業債の借り入れを実績に合わせ減額する一方で、医療器械購入に係る国庫補助金を増額しようとするものであります。 以上のほか、業務の予定量等の変更につきましても、あわせてお認めいただこうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 各議案について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 ただいま一括議題となっております各議案については、お手元に御配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第19 議案第17号 青梅市予防接種健康被害調査委員会条例等の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第17号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第17号「青梅市予防接種健康被害調査委員会条例等の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、結核予防法が廃止され、結核の予防接種及び医療に関する規定が「予防接種法」及び「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」にそれぞれ統合されることに伴い、所要の規定の整備を行うため、青梅市予防接種健康被害調査委員会条例及び青梅市国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、青梅市予防接種健康被害調査委員会条例につきましては、調査対象となる予防接種の根拠法から結核予防法を削除しようとするものであります。 また、青梅市国民健康保険条例につきましては、結核医療給付金の支給要件に関する規定において引用している法律名を、結核予防法から感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に改め、その他所要の規定の整備を行おうとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第17号「青梅市予防接種健康被害調査委員会条例等の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第20 議案第18号 青梅市事務手数料条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第18号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第18号「青梅市事務手数料条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、郵便等による証明等の申請及び交付に係る手数料について、受益と負担の適正化を図るため、青梅市事務手数料条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、土地または建物に関する証明や住民票の写しの交付等について、郵便等による申請及び交付の場合は、事務手数料を1件または1通につき300円とするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年6月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第18号「青梅市事務手数料条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第21 議案第19号 青梅市敬老金条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第19号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第19号「青梅市敬老金条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、平均寿命の上昇とともに市民の長寿意識が変化してきたことを踏まえ、敬老金贈呈要件のうち年齢要件を改めようとするものであります。 改正の内容でありますが、現行の敬老金贈呈の年齢要件である80歳、90歳または100歳到達者のうち、80歳到達者を削除しようとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件につきましては厚生委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第22 議案第20号 青梅市融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第20号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第20号「青梅市融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、市内中小企業者の置かれている厳しい状況にかんがみまして、融資資金の臨時特例措置の適用期間を平成20年3月31日まで、さらに1年間延長しようとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第20号「青梅市融資資金利子補給条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第23 議案第21号 青梅市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第21号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第21号「青梅市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、東京都河川流水占用料等徴収条例の一部が改正されたことに合わせまして、青梅市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、東京都との均衡及び受益者負担の適正化を図るため、占用種別、占用面積の計算方法及び占用料につきまして改正を行おうとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第21号「青梅市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第24 議案第22号 青梅市下水道条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第22号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第22号「青梅市下水道条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、下水道法施行令の一部改正に合わせまして、公共下水道に排出される下水の水質基準を改めるため、青梅市下水道条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、公共下水道の使用者のうち特定事業場以外のもの及び1日当たりの平均的排出水量が50立方メートル未満の特定事業場等から公共下水道に排出される下水で、除害施設の設置等を必要とするものの水質基準について、1リットルにつき亜鉛5ミリグラムを2ミリグラムに改めようとするものであります。 施行期日につきましては、公布の日とするものでありますが、金属鉱業等9業種に属する特定事業場からの下水については平成23年12月10日までの間、また、既に特定施設を設置している事業場からの下水については平成19年6月10日までの間、従前の例によるものとするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第22号「青梅市下水道条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第25 議案第23号 青梅市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第23号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第23号「青梅市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、東京都から許可されている病床のうち、東3病棟の病床数を減らし小児専用病棟にするとともに、非稼働となっている病床を整理するため、現行の病床数を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、一般病床について、550床を508床に改めようとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 藤野ひろえ議員。 ◆第9番(藤野ひろえ) ただいま議題となりました「青梅市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について、何点か御質疑を申し上げます。 この件につきましては、先ほどの市長の施政方針でも、診療報酬改定によって効率的な経営を図るために東3病棟を小児専門病棟にするということで、このような42床のマイナスにされるということでございました。 まず1つは、これによってどのぐらいの収入増が見込まれるのかということ。小児のベッド数、現在何床あって幾つになるのかということ。 それから、2つ目は、非稼働のベッドを整理して東3病棟のベッド数を減らすということでございますが、今、いろいろとベッド数が足りないというようなこともあるわけですが、これによる市民への影響はないのかどうかということですね。 それから、3つ目は、東3病棟、小児科ということで、平成17年の病院事業概要を見ますと、医師の数は常勤が6人で、合計の医師の数が7名というふうになっているわけですが、医師の数はどんなふうになるのか。あと、看護師は、やはり東3病棟は正看護師が23人というふうに17年度概要ではなっていますが、この辺は増員がどのぐらいあるのかどうかということですね。 それから、4つ目は、小児科専門にするということで、やはり小児科のプレールームとか病室の設備などの変更はあるのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(中村義雄) 総合病院事務局長。 ◎総合病院事務局長(本橋義雄) お答えさせていただきます。 まず、1点目の収入増でございますけれども、小児専用病棟にすることによって、診療報酬上、1人1日当たり6000円の収入増を見込んでおります。 それから、ベッド数でございますけれども、現在東3病棟、54床ありますけれども、これを24床という形で30床削減させていただきます。 それから、非稼働の病棟でございますけれども、西3病棟に2床室が2部屋あります。これを1床室2部屋にして療養環境を充実したいということでありまして、あとは南の2病棟と南3病棟に60床ございますけれども、これを10床削減して50床にさせていただきまして、合計42床になります。 それから、小児科の医師の体制ですけれども、現在6人いらっしゃいます。19年度予算を別途提案させていただいておりますけれども、その中でも小児科の医師の充実を図りたいということで、確保できれば充実したいと考えております。 それから、現在の東3病棟の看護師さんの数でありますけれども、今、24人看護師さんがいらっしゃいます。これを16人という形で、ベッド数も減りますので、その体制で臨みたいと考えております。 それから、設備でございますけれども、看護研修室を違った病棟にしたり、主にそういったことの模様がえがありますので、そういうことでの設備については変更を考えておりまして、修繕で臨みたいと考えております。 以上、4点についてお答えさせていただきました。 ○議長(中村義雄) ほかに御質疑ありませんか。 永井寅一議員。 ◆第22番(永井寅一) 議案第23号について御質疑申し上げます。 先ほど、市長の施政方針演説の中で、許可病床数を604床から562床に減らして経営の効率化を図るとありました。それと、今の議案の中で508床に改めると、この辺のことはどのように理解していいのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(中村義雄) 総合病院事務局長。 ◎総合病院事務局長(本橋義雄) お答えさせていただきます。 現在、条例の病床数は、一般病床が550床で、そのほかに精神病床50床、感染症病床4床を持っておりまして、合計で604床になっております。これを、今回の一部改正によりまして一般病床だけ508床に42床減らさせていただきたいという御提案でありまして、精神病床の50床と感染症病床の4床は残りますので、こちらの方を合計させていただきますと562床になるところでございます。 ○議長(中村義雄) ほかに御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第23号「青梅市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第26 議案第24号 青梅市育英資金融資条例の一部を改正する条例 ○議長(中村義雄) 次に、議案第24号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第24号「青梅市育英資金融資条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。 本案は、学校教育法の一部改正により、盲学校、ろう学校及び養護学校が特別支援学校に一本化されることに伴い、所要の規定の整備を行うため、青梅市育英資金融資条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、融資の対象となる学校種別の規定中、「盲学校、ろう学校及び養護学校」を「特別支援学校」に改めようとするものであります。 なお、施行期日につきましては、平成19年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第24号「青梅市育英資金融資条例の一部を改正する条例」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第27 議案第25号 西多摩衛生組合規約の一部を改正する規約 ○議長(中村義雄) 次に、議案第25号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第25号「西多摩衛生組合規約の一部を改正する規約」につきまして御説明申し上げます。 本案は、地方自治法の一部改正に伴い、助役、収入役制度を廃止するとともに、所要の規定の整備を行うため、規約の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、助役を廃止し、収入役を会計管理者に改めるとともに、その他所要の規定の整備を行おうとするものであります。 なお、施行期日につきましては、東京都知事の許可のあった日とし、改正後の規定は平成19年4月1日から適用するものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第25号「西多摩衛生組合規約の一部を改正する規約」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第28 議案第26号 東京市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約 ○議長(中村義雄) 次に、議案第26号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第26号「東京市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約」につきまして御説明申し上げます。 本案は、地方自治法の一部改正に伴い収入役制度を廃止するとともに、所要の規定の整備を行うため、規約の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容でありますが、収入役を会計管理者に改めるとともに、その他所要の整備を行おうとするものであります。 なお、施行期日につきましては、東京都知事の許可のあった日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、議案第26号「東京市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約」は、原案どおり可決されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第29 議案第27号 物品の買入れについて ○議長(中村義雄) 次に、議案第27号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第27号「物品の買入れについて」御説明申し上げます。 本案は、平成20年3月に河辺タウンビルBに開設予定の(仮称)青梅市新中央図書館の蔵書として新たに購入しようとするもののうち、既に選書が終了した2万9594冊の図書を買い入れようとするものであります。 契約の方法につきましては指名競争入札といたしまして、7者を指名し、平成19年1月23日に入札を行いました。入札の結果は、別紙議案第27号付属資料、入札結果表のとおり、株式会社図書館流通センターが7190万円で落札いたしましたので、これに消費税等を加えた7549万5000円をもって買い入れいたしたく御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件につきましては総務文教委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第30 議案第28号 市道路線の廃止について ○議長(中村義雄) 次に、議案第28号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第28号「市道路線の廃止について」御説明申し上げます。 本案は、市道つけかえ変更申請に伴い1路線及び市道廃止申請に伴い1路線を廃止する必要が生じましたので、道路法の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件につきましては建設水道委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第31 議案第29号 市道路線の認定について ○議長(中村義雄) 次に、議案第29号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 議案第29号「市道路線の認定について」御説明申し上げます。 本案は、市道新設による3路線及び開発行為の協議による寄付を受けた2路線を認定する必要が生じましたので、道路法の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。よって、本件につきましては建設水道委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第32 認定第1号 青梅市固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(中村義雄) 次に、認定第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 認定第1号「青梅市固定資産評価審査委員会委員の選任について」御説明申し上げます。 青梅市固定資産評価審査委員会委員のうち、吉田茂氏につきましては、本年3月31日をもちまして任期満了となります。つきましては、吉田茂氏の後任として、青梅市木野下1丁目409番地の6に在住の塩野静夫氏がその任に最適任者であると信じ、同氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、認定第1号「青梅市固定資産評価審査委員会委員の選任について」は、原案どおり同意することに決しました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △第33 認定第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○議長(中村義雄) 次に、認定第2号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(竹内俊夫) 認定第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」御説明申し上げます。 本市が推薦いたしました人権擁護委員のうち、野村哲也氏につきましては、本年6月30日をもちまして任期満了となります。つきましては、野村哲也氏の後任として、青梅市上町340番地の2に在住の河野利江氏がその任に最適任者であると信じ、同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づきまして御提案申し上げた次第であります。 よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村義雄) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 本件について御質疑ありませんか。 御質疑ないものと認めます。 お諮りいたします。 本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決しました。 本件については、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本件を原案どおり同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、認定第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」は、原案どおり同意することに決しました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第9 陳情審議 △第1 陳情19第1号 24時間体制の1次、2次救急病院の早期実現を求める陳情 ○議長(中村義雄) 次に、陳情審議を行います。 陳情19第1号を議題といたします。 職員をして趣旨の朗読をいたさせます。    〔陳情趣旨職員朗読〕 ○議長(中村義雄) 本件につきましては、お手元に御配付いたしました陳情付託表のとおり、厚生委員会に付託いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(中村義雄) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明25日から28日までを休会とし、3月1日午前10時より本会議を再開したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村義雄) 御異議ないものと認めます。よって、明25日から28日までを休会とし、3月1日午前10時より本会議を再開いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △日程第10 議長散会宣告 ○議長(中村義雄) 本日は、これをもって散会いたします。 △午後1時49分 散会―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...