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  1. 三鷹市議会 2021-03-29
    2021-03-29 令和3年 第1回定例会(第5号) 本文


    取得元: 三鷹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    この発言中に検索したキーワードが 0 箇所含まれています。 ↓ 最初の箇所へジャンプ 1                   午前9時29分 開議 ◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから令和3年第1回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。     ────────────────────────────────────── 2 ◯議長(石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。     ────────────────────────────────────── 3 ◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。  2番 赤松大一君、登壇願います。                 〔2番 赤松大一君 登壇〕 4 ◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。  3月24日に開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた議員提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。  本日上程される議員提出議案11件の取扱いについては、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。  以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。 5 ◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────────── 6 ◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。                   午前9時30分 休憩 7                   午後0時59分 再開 ◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第1 総務委員会審査報告         (1) 議案第8号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第12号)         (2) 議案第9号 令和2年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)         (3) 議案第3号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一                 部を改正する条例         (4) 所管事務の調査について           ICT・地方分権・危機管理と市民サービスに関すること 8 ◯議長(石井良司君)  これより日程に入ります。  日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。  7番 渥美典尚君、登壇願います。                 〔7番 渥美典尚君 登壇〕 9 ◯7番(渥美典尚君)  それでは、報告書の朗読をもって、報告とさせていただきます。                                      令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                               総務委員長 渥 美 典 尚                   総務委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和3年2月15日  (2) 令和3年3月8日  (3) 令和3年3月29日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 議案第8号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第12号)  この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億7,026万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ950億1,592万3,000円とするとともに、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正を行うため、提案されたものであります。 2 議案第9号 令和2年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)  この議案は、歳入予算のみの補正を行うため、提案されたものであります。  以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。  以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・減収補填債の対象税目に係る減収見込みと新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の充当先に係る考え方等について  ・三鷹市立アニメーション美術館の運営支援に係る考え方と指定管理者における積立金の活用等について  ・ふじみ衛生組合負担金に係る可燃ごみ持込み量の増加理由と将来の施設改修等に向けた財源確保の考え方等について  ・三鷹産業プラザ運営に伴う損失補填の考え方と株式会社まちづくり三鷹における国の持続化給付金等の活用状況等について  ・自転車等駐車施設に係る運営支援と警備委託先への影響及びコミュニティバス運行補助金に係る運行便数の考え方等について  ・学校教育活動継続支援事業に係る研修の内容、川上郷自然の村の運営支援に係る指定管理者の経営努力、川上郷自然の村災害復旧対策事業に係る財源内訳、国庫補助を活用した学校トイレ及び空調設備等の改修に係る対象校選定の考え方及び総合スポーツセンターの管理運営における支援に係る指定管理者の経営努力等について  ・都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業に係る不明支障埋設物が事前に発見できなかった理由と契約変更に係る考え方等について  ・休日診療所・休日調剤薬局等暫定施設に係る今年度の取組状況等について  ・高齢者センターけやき苑及び牟礼老人保健施設はなかいどうにおける利用控えの状況等について  また、委員会は審査の参考とするため  ・令和2年度基金運用計画  ・減収補填債について  ・三鷹市立アニメーション美術館の運営支援について  ・ふじみ衛生組合負担金について  ・三鷹産業プラザ運営に伴う損失補填について  ・自転車等駐車施設に係る運営支援について  ・コミュニティバス運行補助金について  ・都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業について  ・学校教育活動継続支援事業について  ・川上郷自然の村の運営支援について  ・川上郷自然の村災害復旧対策事業の完了に伴う財源調整等について  ・国庫補助を活用した学校トイレ及び空調設備等の改修について  ・総合スポーツセンターの管理運営における支援について の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第8号、議案第9号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上2件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 3 議案第3号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例  この議案は、農業委員会会長及び委員の報酬月額を改めるため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・農業委員会会長及び委員の業務増加と報酬月額の妥当性について  ・報酬月額の改正をこの時期に行うこととした考え方について  ・報酬月額に係る農業委員会会長及び委員からの意見と担い手の確保について  ・報酬月額改正に係る近隣市等の動向について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例新旧対照表  ・農業委員会の会長及び委員の報酬月額の改正について  ・多摩26市の農業委員会委員の報酬額について の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第3号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 4 所管事務の調査について   ICT・地方分権・危機管理と市民サービスに関すること  本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。  以上、よろしくお願いします。 10 ◯議長(石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 11 ◯議長(石井良司君)  議案第8号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第12号)、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第8号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 12 ◯議長(石井良司君)  議案第9号 令和2年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第9号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 13 ◯議長(石井良司君)  議案第3号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
     これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第3号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 14 ◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権・危機管理と市民サービスに関すること、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第2 厚生委員会審査報告         (1) 議員提出議案第3号 三鷹市高齢者補聴器購入費助成条例         (2) 議案第5号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例         (3) 議案第6号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例         (4) 3請願第1号 安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請                  願書について         (5) 3請願第2号 精神保健福祉の改善に関する請願書について         (6) 所管事務の調査について           健康、福祉施策の充実に関すること 15 ◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第2 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。  22番 宍戸治重君、登壇願います。                 〔22番 宍戸治重君 登壇〕 16 ◯22番(宍戸治重君)  報告書の朗読をもちまして、報告といたします。                                      令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                               厚生委員長 宍 戸 治 重                   厚生委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和3年2月4日  (2) 令和3年3月10日  (3) 令和3年3月11日  (4) 令和3年3月29日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 議員提出議案第3号 三鷹市高齢者補聴器購入費助成条例  この議案は、聴力の低下により日常生活を営むのに支障がある高齢者に対し、補聴器購入費を助成することにより、外出及び地域交流を支援し、閉じこもりを防止するため、提案されたものであります。  委員会は本件審査に当たり、本条例案の提出者である大城美幸議員の出席を求め、補足説明を受けました。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・補聴器購入費助成額を最大3万円とした設定根拠について  ・補聴器の現物支給ではなく購入費の助成とした考え方について  ・助成対象者を非課税世帯の65歳以上の高齢者とした考え方と助成対象者の把握について  ・助成申請に係るチェックについて  ・補聴器購入費助成制度に係る他自治体の現状について  また、委員会は審査の参考とするため  ・高齢者補聴器購入費等に係る助成(障がい者の制度によらない助成)について の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 赤松大一委員(三鷹市議会公明党)     ----------------------------------------------------------------------------  本条例は、補聴器の利用を通じて高齢者の外出と地域交流を支援し、閉じ籠もりを防止することを目的としている。高齢者の聞こえに対する支援の取組は、高齢者の介護予防にも有効な取組であると考える。補聴器購入費助成と同じく、高齢者の聞こえの支援には健康診査が重要である。三鷹市は、国が定めた基本チェックリストの25項目に、独自の運動機能や物忘れなどに関する7項目を追加し、実施しているが、さらに聴力に関する項目を追加し、高齢者が聴力低下にならないよう、早期発見・早期治療を目指すべきと考える。  補聴器の選定は大変に難しいと言われている。値段も安価なものから、高額なものまで様々である。また、調整が難しく、高価なものを購入しても調整がうまくできずに、ぴーぴーと鳴ってばかりで、うるさくて、結局使用しなくなってしまう例も少なくない。購入費補助を実効性のあるものにするためには、補聴器の選定の支援や助成の金額、年齢条件や聴力レベルの確認、購入後の丁寧な諸調整の仕組みづくりなどが必要と考える。  条例をつくらずに、補聴器の現物支給や購入費助成制度をつくり、支援している自治体も多く見られる。本市における補聴器購入費助成については、他の自治体の制度の実施状況を検証し、さらに国の補聴器購入費への助成の取組を注視しながら進めるべきと考える。  現在、コロナ禍で感染症の拡大や医療崩壊などの危機を乗り越えるために市民の皆様に御協力をいただいている。さらに、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止への効果が期待されているワクチン接種の準備が進められるなど、全市民がコロナに負けないために必死に取り組んでいるこのときに、補聴器購入費助成条例制定は時期尚早と考え、反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 伊沢けい子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  生活に困窮する高齢者が増えていることから、1台平均15万円もする補聴器の購入に市が助成することを条例化することに賛成する。いのちが大事としても会派として、高齢者の補聴器の購入助成制度を創設することを市に要望しているところである。現在は、70デシベル以上の難聴でないと障害者手帳の申請をしても、手帳の交付が受けられず、補聴器が購入できない。しかし、実際は70デシベル以下であっても、日常の生活に不自由することになり、生活の質が著しく落ちることや不便が生じることになる。  18歳未満の子どもについては、いわゆる中等度の難聴者に対しては東京都も助成を行っているが、高齢者に対しては東京都も、三鷹市も、助成を行っていない。  聞こえに問題があると、人と人との交わりを避け、引き籠もったり、孤立感に襲われたりする。特にコロナ禍で高齢者は外に出ることがおっくうになって、閉じ籠もりがちである。また、生活音に気づけないことから、健常者には予想もつかない危険性や事故とも隣り合わせになる。そして、近年、難聴が認知症リスクも高めていることが国内外の調査研究で明らかになった。  以上のことから、自治体が独自に助成することで、高齢者が補聴器を購入することができるようになることは、生活の質を高め、認知症を防ぐことにもつながる。既に東京都の23区内では9区が助成を実施している。26市の中で、三鷹市が他市に先駆けて条例を設置することを求めて、賛成討論とする。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、議員提出議案第3号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。 2 議案第5号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例  この議案は、地方税法施行令等の一部改正に伴い、規定を整備するため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・本条例改正が本市財政と被保険者に与える影響の分析について  ・本条例改正による他会計繰入金増加の有無と国保財政健全化計画に与える影響について  ・軽減対象世帯の把握と条例改正の周知について  ・新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金支給実績と今後の見込みについて  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例のあらまし  ・三鷹市国民健康保険条例(昭和34年三鷹市条例第16号)新旧対照表 の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第5号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 3 議案第6号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例  この議案は、第1号被保険者の保険料に係る所得段階を見直し、令和3年度から令和5年度までの各年度における保険料の額について定めるとともに、保険料の軽減措置を拡充するほか、規定を整備するため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・介護保険料基準額の算定に係る基本的考え方について  ・所得段階第3段階まで保険料軽減措置を拡充することとした考え方及び所得段階第4段階の保険料を据え置くこととした考え方について  ・所得段階第16段階及び第17段階を新設することとした考え方について  ・介護保険料の滞納状況の分析について  ・介護保険保険給付費準備基金の活用に係る考え方について  ・介護給付費の推移と新型コロナウイルス感染症による影響について  ・介護保険制度の中長期的な課題と保険者・被保険者の負担軽減に向けた国への要望について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例のあらまし  ・第八期の介護保険料設定の考え方について  ・第七期までの介護保険料の推移と介護保険の財源構成の詳細等  ・三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例新旧対照表(抜粋)
    の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 前田まい委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  第八期の介護保険料の設定は、保険料の引上げを基本としつつ、低所得者への影響に配慮した形になっている。市がコロナ禍における市民生活への影響を考慮し、一般会計からの繰入れを上限いっぱいまで行うなど、保険料の引上げを最小限に抑え、特に低所得者向けの保険料軽減措置を第3段階まで拡充し、第4段階を据置きとした点は十分に評価する。  しかし、介護保険制度開始から20年の間に、自公政権による社会保障費削減路線の下、制度改悪が繰り返され、いわゆる介護外しや給付抑制が続けられ、保険料は約2倍にまで上がり続け、利用者負担も限界に来ている。また、介護報酬の引上げをほとんど行わず、介護人材の確保と処遇改善を図ってこなかったことが慢性的な介護人材不足を招いており、市内でも介護人材不足を理由に廃業した事業所もあるとのことであった。さらなる利用者負担増も計画されており、将来的な高齢者人口、介護認定者人口の増加を見据えれば、現行の介護保険制度の矛盾は抜き差しならない段階に来ている。市としても、国に対し、介護保険の国庫負担割合の引上げや国による利用料・保険料の減免を求めるなど、公的介護制度そのものの立て直しを国の責任において行うよう、より強く働きかけていくことを求める。  第5段階から第8段階までの保険料については、できる限り引上げを抑制したとしているが、保険料据置きは行われない。これらの段階層の滞納者数の割合も高く、介護保険料の負担が大きくなっていることを示している。やはりコロナ禍において生活が苦しくなっている市民へのさらなる介護保険料の引上げは行うべきではないと考え、本議案に反対する。     ---------------------------------------------------------------------------- (2) 伊沢けい子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  今回の改定によって、さらに介護保険料が引き上げられ、基準額で年額6万9,000円から年額7万800円への引上げが予定されている。特に昨年からのコロナ禍による減収、国民健康保険料と合わせると大きな負担増となり、高齢者の生活を以前にも増して圧迫することになる。介護保険料の負担は高齢者にとって大きく、ここ数年、1,000人近い高齢者が保険料を滞納せざるを得ない状況に追い込まれている。基準額を7万800円に引き上げようとしているが、全高齢者の78.5%、つまり約8割が所得210万円未満、月額17万5,000円以下で暮らしていることを考えると、いかに保険料の負担が大きいかが分かる。  そもそも2000年の介護保険制度発足時と比較すると、三鷹市における基準額で年額3万8,000円であったものが、現在では7万800円に引き上げられようとしており、介護保険料は約2倍になろうとしている。一方、介護サービスにおける1人当たりの介護給付費は増えておらず、市民からも、訪問介護の時間が短過ぎる、特別養護老人ホームに入りたくても待機者が多くて入れないなどという声を聞いている。当初の理念、「いつでも、誰でも、どこでも安心してサービスを受けられる」から現在の介護保険制度は大きくかけ離れ、保険料と利用料の引上げ、サービス利用抑制が続いている。公的保険をうたっているが、公的責任は後退の一途である。保険制度のもろさが露呈している。市民生活を守るためには、介護保障は税で行う抜本的改革が今後の急務である。その財源は、保険料の中での累進性ではなく、税そのものにおける累進性の強化、応能負担とすべきである。  以上のことを訴え、三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、議案第6号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。 4 3請願第1号 安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請願書について    三鷹市所在    東京医労連 井之頭病院労働組合    執行委員長 砥上 淳二 ほか 2人 提出  委員会は本件審査に当たり、請願者からの補足説明を聞きました。  また、委員会は請願者より  ・いのち署名(医労連)  ・いのち署名(全労連・社保協・医団連)  ・医労連Mail News(2021年3月9日)  ・月刊医療労働2020年12月号(抜粋) の資料の提出を受け、審査を進めました。  次いで、3請願第1号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 5 3請願第2号 精神保健福祉の改善に関する請願書について    三鷹市所在    東京医労連 井之頭病院労働組合    執行委員長 砥上 淳二 ほか 2人 提出  委員会は本件審査に当たり、請願者からの補足説明を聞きました。  また、委員会は請願者より  ・精神科医療のあり方への提言(日本医療労働組合連合会精神部会)  ・精神保健医療福祉の改善を求める国会請願署名  ・医労連Mail News(2021年3月1日)等 の資料の提出を受け、審査を進めました。  次いで、3請願第2号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 6 所管事務の調査について   健康、福祉施策の充実に関すること  本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。 17 ◯議長(石井良司君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 18 ◯議長(石井良司君)  議員提出議案第3号 三鷹市高齢者補聴器購入費助成条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 19 ◯10番(半田伸明君)  新たに補助金を出すというのは、私は基本的に駄目なんですね。だけど、これは賛成します。以下、数点理由を申し上げます。  難聴が認知症進行につながるというのは、これ、最近研究結果でよく言われている話です。認知症が進行すると、その分医療費がかさむのは当然のことですね。我が市の場合、特に今回、次年度当初予算で、後期高齢者医療に対する一般会計からの繰り出しが増になったこと、あと国保については、言うまでもなく法定外繰入れがずっと続いているという状況ですね。医療費をどうやって削減するかというのは、そろそろ真剣に考えていかなきゃいけない時期に来ているのではないか。その観点からしますと、ここで考えるべきことは、医療に至る手前の段階で医療器具をつけることにより、結果として医療費削減につながる可能性を、これはやっぱり考えなきゃいけないんだろうなと思いますね。健康維持の観点からの本条例案なわけですが、健康維持にかかるコストと、医療費がその結果、どのぐらい削減できるかについては、これはやっぱり研究をしていくべきことなのではないかと思うんですね。  1つ事例を挙げますと、岡山県の総社市です。補聴器とは違うんですが、ここは歩数計を配っています。5,000歩、日々歩いている方の医療費が、年間で総額1億削減されたというデータから発生しています。これは歩数計の事例なんですが、今回は補聴器の話なんですけど、このように医療にかかる手前の段階で、どの程度助成をすることで、どの程度削減効果が発生するのかについては、ぜひ健康福祉部サイドで研究を進めていただきたいと思います。厚生労働省のほうにいろいろ情報があるようなので集めてもらって、我が市の医療費削減につながるんだったら、これはどんどん取り入れていただきたい。その観点から、財政上の目線で見て、これはむしろやっておくべきではないかという問題提起をしておきたいと思います。  以上より賛成といたします。 20 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は否決でありますので、議員提出議案第3号の原案について、表決システムにより採決いたします。  議員提出議案第3号について、原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ────────────────────────────────────── 21 ◯議長(石井良司君)  議案第5号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第5号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 22 ◯議長(石井良司君)  議案第6号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第6号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 23 ◯議長(石井良司君)  3請願第1号 安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請願書について、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  3請願第1号について、厚生委員長報告どおり採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件はさよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 24 ◯議長(石井良司君)  3請願第2号 精神保健福祉の改善に関する請願書について、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。
                     (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  3請願第2号について、厚生委員長報告どおり採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件はさよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 25 ◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、健康、福祉施策の充実に関すること、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第3 まちづくり環境委員会審査報告         (1) 議案第2号 三鷹市下水道事業審議会条例         (2) 3陳情第1号 三鷹市プレミアム付商品券(デジタル)購入者の保護施策の要望         (3) 3陳情第2号 「エネルギー基本計画」についての経済産業省への意見提出に関                  する陳情         (4) 3陳情第3号 三鷹市の温暖化対策強化に関する陳情         (5) 所管事務の調査について           まちづくり、環境に関すること 26 ◯議長(石井良司君)  日程第3 まちづくり環境委員会審査報告。まちづくり環境委員長の審査の報告を求めます。  25番 大城美幸さん。                〔25番 大城美幸さん 登壇〕 27 ◯25番(大城美幸さん)  お手元に配付をいたしております審査報告書を朗読いたしまして、まちづくり環境委員会の審査報告とさせていただきます。                                      令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                          まちづくり環境委員長 大 城 美 幸                まちづくり環境委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和3年3月9日  (2) 令和3年3月11日  (3) 令和3年3月29日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 議案第2号 三鷹市下水道事業審議会条例  この議案は、下水道事業の円滑な運営及び下水道使用料の適正な執行を図ることを目的に、市長の附属機関として、三鷹市下水道事業審議会を設置するため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・三鷹市使用料等審議会条例を廃止し三鷹市下水道事業審議会条例を制定することとした考え方について  ・使用料等審議会と下水道事業審議会の所掌事項の違い等について  ・下水道事業審議会委員の委員数と選任の考え方及び下水道事業に係る基礎知識の取得等について  ・三鷹市下水道事業審議会条例の制定を使用料等審議会委員の任期満了後とした考え方について  ・使用料、手数料等の新設・改正に係る議会の関与について  ・下水道使用料以外の使用料等について審議会の審議が必要となった場合の対応について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市下水道事業審議会条例の制定について の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第2号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 2 3陳情第1号 三鷹市プレミアム付商品券(デジタル)購入者の保護施策の要望    三鷹市在住    堀田 直孝 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び市側の説明を聞きました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 小幡和仁委員(三鷹民主緑風会)     ----------------------------------------------------------------------------  三鷹市は、デジタル商品券の合意解約について、「相談の中で解決手段を案内するも、想定した手法では解決されず、特定不可能な要因で商品券の利用が実質的にできないと考えられる場合は、原則2月28日までの相談について、合意解約を行い自己負担分のみ返金する」こととしている。  本件要望は、貴重であり、真摯に受け止めるべきものであるが、三鷹市は実質上対応しており、反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、3陳情第1号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 3 3陳情第2号 「エネルギー基本計画」についての経済産業省への意見提出に関する陳情    文京区所在    認定NPO法人太陽光発電所ネットワーク 東京地域交流会    代表 高柳 良大 ほか 1人 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び市側の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より  ・「エネルギー基本計画」について経済産業省への意見提出を求める陳情 補足  ・温暖化対策に関する陳情 参考資料 の資料の提出を受け、審査を進めました。  次いで、3陳情第2号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 4 3陳情第3号 三鷹市の温暖化対策強化に関する陳情    文京区所在    認定NPO法人太陽光発電所ネットワーク 東京地域交流会    代表 高柳 良大 ほか 11人 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び市側の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より ・三鷹市の温暖化対策強化に関する陳情 補足 の資料の提出を受け、審査を進めました。  次いで、3陳情第3号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 5 所管事務の調査について   まちづくり、環境に関すること  本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。  よろしくお願いします。 28 ◯議長(石井良司君)  以上をもってまちづくり環境委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 29 ◯議長(石井良司君)  議案第2号 三鷹市下水道事業審議会条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第2号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
        ────────────────────────────────────── 30 ◯議長(石井良司君)  3陳情第1号 三鷹市プレミアム付商品券(デジタル)購入者の保護施策の要望、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                 〔10番 半田伸明君 退席〕 31 ◯9番(成田ちひろさん)  陳情の要望事項は、まちづくり環境委員会の行政報告にあったように、三鷹市において既に実施されていることから、本陳情は、現時点で賛否をつけるのに値しないと考え、退席いたします。                〔9番 成田ちひろさん 退席〕 32 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件に対するまちづくり環境委員長の報告は不採択でありますので、3陳情第1号の原案について、表決システムにより採決いたします。  3陳情第1号について、採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。                〔9番 成田ちひろさん 復席〕                 〔10番 半田伸明君 復席〕     ────────────────────────────────────── 33 ◯議長(石井良司君)  続きまして、3陳情第2号 「エネルギー基本計画」についての経済産業省への意見提出に関する陳情、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 34 ◯9番(成田ちひろさん)  3陳情第2号と第3号を一括して賛否に関する考え方を申し上げます。  環境に関する課題は、実効性の面からも、地方自治体が個々にばらばらと行うより、国において一斉にやるべきことと捉えます。現時点で市に先進的な独自施策等を求める内容については精査が必要だと考えます。  本陳情の市に求める部分には賛同しかねますが、本陳情自体には賛成とします。 35 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  3陳情第2号について、まちづくり環境委員長報告どおり採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件はさよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 36 ◯議長(石井良司君)  3陳情第3号 三鷹市の温暖化対策強化に関する陳情、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  3陳情第3号について、まちづくり環境委員長報告どおり採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件はさよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 37 ◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、まちづくり、環境に関すること、本件については、まちづくり環境委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第4 議会運営委員会審査報告         (1) 2陳情第11号 三鷹市議会HP上で各委員会に提出された資料の公開を要望する                  ことについて         (2) 2陳情第12号 三鷹市議会HP上で委員会議事内容の音声ファイルを公開するこ                  とを要望することについて         (3) 2陳情第13号 請願・陳情の不採択及び議場配付時における理由の明確化を要望                  することについて         (4) 2陳情第14号 三鷹市議会によるライブ中継画像の解像度向上に対する要望につ                  いて         (5) 3陳情第5号 本会議場及び委員会場で、音なしデジタル機器操作の使用を、傍                  聴者に認めることについて         (6) 3陳情第6号 本会議に提出される議案審議採決の際、各会派は討論をすること                  を原則とし、賛成の場合は討論の省略を許可することについて         (7) 所管事務の調査について           議会運営に関すること 38 ◯議長(石井良司君)  日程第4 議会運営委員会審査報告。議会運営委員長の審査の報告を求めます。  2番 赤松大一君、登壇願います。                 〔2番 赤松大一君 登壇〕 39 ◯2番(赤松大一君)  お手元に配付いたしております審査報告書を朗読いたしまして、議会運営委員会の審査報告とさせていただきます。                                      令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                             議会運営委員長 赤 松 大 一                  議会運営委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和3年1月22日  (2) 令和3年1月25日  (3) 令和3年2月22日  (4) 令和3年3月3日  (5) 令和3年3月24日  (6) 令和3年3月29日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 2陳情第11号 三鷹市議会HP上で各委員会に提出された資料の公開を要望することについて    三鷹市在住    堀田 直孝 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び議会事務局の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より  ・議会への提出資料について  ・横浜市記者発表資料  ・市政情報非公開決定通知書 の資料の提出を受けるとともに、審査の参考とするため  ・委員会資料のWeb公開に関する調査結果(多摩26市)  ・委員会資料のWeb公開事例 の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 寺井 均委員(三鷹市議会公明党
        ----------------------------------------------------------------------------  三鷹市議会ホームページ上で各委員会に提出された資料の公開を要望することについて、また、2陳情第12号、第13号について一括で討論する。  今回の陳情は、議会改革を進めるためにも、市民に対してより開かれた議会にするための重要なことではあると考える。しかし、現在、コロナ禍にあって議会費も削ってきたところで、できるだけ予算をコロナ対策支援に集中すべきであると考える。陳情の内容については、協議会室での予算・決算審査特別委員会のインターネット中継の試行段階にあり、議会改革の全体の協議の中で、さらに進めるべきであると考える。  よって、本陳情3件については時期尚早と考え、反対する。     ---------------------------------------------------------------------------- (2) 谷口敏也委員(三鷹民主緑風会)     ----------------------------------------------------------------------------  市議会の各委員会に配付される資料については、あくまで市側の責任で作成し、議会に提出しているもので、その内容や公開の有無についても、市側が責任を負うものだと考える。  よって、本陳情については反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  これは当然の要望だと私たちは考えている。私たち自身も、資料の公開というのは必要であると過去に言ってきた。ネット環境が整っている中で、ネット上で公開していくことは幾つかの議会でも始めており、調布市議会などでは、市のホームページのほうに掲載しているが、傍聴に行ったときにも、資料の提示は非常に分かりやすい状態になっている。  こういうことを三鷹市議会としても学んで、市との調整の上、資料の公開に一日も早く取り組むべきだという意見を添えて、賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、2陳情第11号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 2 2陳情第12号 三鷹市議会HP上で委員会議事内容の音声ファイルを公開することを要望すること          について    三鷹市在住    堀田 直孝 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び議会事務局の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より  ・議事録用の音声データ公開について  ・情報公開請求の補正に向けた準備について(通知)  ・情報公開請求の補正について(依頼)等 の資料の提出を受けるとともに、審査の参考とするため  ・委員会ネット中継及び音声ファイルの公開に関する調査結果(多摩26市)  の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 谷口敏也委員(三鷹民主緑風会)     ----------------------------------------------------------------------------  陳情者の要望することについて、我が会派としては一定の理解を示すところであるが、現状、来年度の予算について、議会費をできるだけ削り、新型コロナウイルス感染防止対策、市内の経済対策へ充てようと協議している中、毎月一定の費用負担が見込まれる本陳情については、今優先すべき課題ではないと考え、反対するが、これまで市議会として協議してきた予算・決算特別委員会のインターネット中継の実現のめどが立ちそうということで、その中で陳情者の目的とすることが実現できるのではないかと考えている。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  現在、委員会の中継をしていない議会は26市中9市のみである。三鷹市議会は、来年度より予算・決算特別委員会のみの中継をしようと準備しているが、併せて常任委員会、特別委員会の中継も私たちは求めている。環境が整わない間は、現在所持する音声ファイルの公開というのはすぐさま可能である。現実に、情報公開請求によって音声ファイルが公開されれば、議会とは関係のないところでネット上での公開が可能となる。  市民に勝手に公開されてしまうよりも、議会が議会の責任として公開していくべきである。現実に小金井市議会では、市民の中継を許可したことで、市民が委員会中継をすることが実態となったときに、議会がやはり議会としての責任として、議会が委員会の中継をすべきだというふうに変わってきた。  そのような先例を考えたときに、早めに議会が議会の責任として議事録の公開を含め、音声ファイルの公開も含め、市民に公開していくべきだというふうに考える。  今後の議会内での早急の議論を求めて賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、2陳情第12号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 3 2陳情第13号 請願・陳情の不採択及び議場配付時における理由の明確化を要望することについて    三鷹市在住    堀田 直孝 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び議会事務局の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より  ・議場配付、不採択に関する理由明確化について の資料の提出を受け、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 土屋けんいち委員(三鷹市議会令和山桜会)     ----------------------------------------------------------------------------  請願や陳情に対する取扱いについては、会派構成議員各自の思いや意見を十分に議論し、会派として一定の結論を出していることから、採択・不採択及び議場配付の理由を全ての案件に対し明確に説明することは困難である。  よって、本陳情を採択することには賛同しかねる。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  「不採択や議場配付になった議案には、反対議員が抱いた懸念点、施策的に実現不可能な理由、既に採択済みの議案との相関関係など、賛否の表に合わせて市民が理解できる視点で論点を解説された文章を開示してほしい」と、この陳情の中にある。  請願・陳情を出し、不採択となった市民からも同様の声を聞く。表現の自由は意見を言わない権利も含まれていると理解するので、強制することはできないと思う。しかし、公開原則の議会において、市民から負託された議員という立場を考えると、市民からの声でもある請願・陳情に対して、それぞれが論点を明示して姿勢を明らかにすることが求められるのは当然だと考える。全議員がその自覚を持って、今後の請願・陳情に対して、理由を明示しながら姿勢を明らかにしていくことが重要なことではないかと考える。  その上で、議会だよりに討論の掲載など、公開の方法を検討し、工夫していくということを今後の議会改革の中できちんと議論することを求めて、本陳情に賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、2陳情第13号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 4 2陳情第14号 三鷹市議会によるライブ中継画像の解像度向上に対する要望について    三鷹市在住    堀田 直孝 提出  委員会は本件審査に当たり、陳情者からの補足説明及び議会事務局の説明を聞きました。  また、委員会は陳情者より  ・ページのビデオ再生部分のHTMLソースコード  ・本会場の中継システム側からの高解像度配信の制限の検討 の資料の提出を受けるとともに、審査の参考とするため  ・本会議中継のインターネット配信に関する調査結果(多摩26市)  ・配信の解像度による画像の違い(多摩市議会の例) の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 谷口敏也委員(三鷹民主緑風会)     ----------------------------------------------------------------------------  陳情者の要望することについて、確かに画像は鮮明とは言い難いことから、我が会派としては一定の理解を示すところである。しかし現状、画像が鮮明でなければ見えない文字などを映しているわけではない。  また現在、来年度の予算について、市議会の費用もできるだけ削り、新型コロナウイルス感染防止対策、地域経済対策へ充てようと、来年度予算の審議も行っている中で、新たに予算をかけて、今、優先して行わなければならない事項とは言えないと考え、本陳情については反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  現在、確かに画像の解像度が低いのは事実である。これを改修するには多大な費用がかかるのではないかという説明があった。しかし、様々な方法が検討されるべきで、今の委託事業者に依頼するだけではなく、ほかの方法も、プロポーザル等を検討するなどして、できるだけ費用を抑えた形で、市民に対して、より鮮明に見せるということを検討するべきではないかということを申し添えて、本陳情に賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、2陳情第14号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 5 3陳情第5号 本会議場及び委員会場で、音なしデジタル機器操作の使用を、傍聴者に認めること          について
    6 3陳情第6号 本会議に提出される議案審議採決の際、各会派は討論をすることを原則とし、賛成          の場合は討論の省略を許可することについて 7 所管事務の調査について   議会運営に関すること  以上3件については、なお審査及び調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。  以上でございます。 40 ◯議長(石井良司君)  以上をもって議会運営委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 41 ◯議長(石井良司君)  2陳情第11号 三鷹市議会HP上で各委員会に提出された資料の公開を要望することについて、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 42 ◯10番(半田伸明君)  陳情者から提出された説明資料の中に、「組織ぐるみで行政資料の改ざん、破棄、不存在認定が繰り返され」という一文があります。そんなことはないですよね。ですから、事実誤認ないし思い込みレベルに基づく資料を是として賛成することは、不存在認定云々を繰り返していると議員が認めることになり、そんなことは絶対あってはならない。だから私は、これは反対で当たり前だと思います。だけど、資料の公開くらいあってほしい。そこで、以下、数点申し上げておきます。  まず考え方なんですが、本陳情は資料を議会のほうで出してくれという話なんですが、ここは考え方をちょっと整理しておきたいんですが、議会のほうに行政が資料を出しますね。提出する側の責任という次元の問題、出された資料を受けた側の責任の次元の問題と、私は分けて考えるべきだと思います。そこで、行政は行政のほうとして、資料のアップをお願いをしたい。議会側のほうは、そのリンクをきちんと貼る。これでまとめてください。それが総論ですね。  次に各論なんですが、資料、今、概要が3つあります。1つは、市長提出議案については、議案審査参考資料がありますね。2つ目、行政報告資料があります。3つ目、情報提供資料があります。特にコロナ禍の現状、一種の簡易な行政報告については、資料の配付をもって報告をするという情報提供資料という在り方が導入されて、もう約1年ぐらいになりますかね。調布飛行場の飛行機の離着陸なんかそうですね、情報提供資料になっちゃっていますけど。この3つの資料を全部アップをしてください。出し方なんです、問題はね。予算に関するもの、これはやっぱり財政課です。予算以外に関するもの、一般議案と言われているやつですね、これは政策法務課でやってください。  ここでちょっと個々の論点が幾つか発生しますけど、例えば、個別計画ないし基本計画の改定の際に、素案を行政報告で出して、委員会で一定の議論があるというケースがあります。その議論の結果、素案が修正されるという事態が間々にしてあります。私の記憶の範囲ですと、下水道事業計画の改定のときに、資金繰り表の問題提起をしましたよね。この表現はいかがなものかということで、それが一部変わったという経緯がありました。このように、議員が指摘することによって、変わることは現にあります。変わったものを出すのか、変わる前のものを出すのかで、また価値判断が分かれてくると思います。先ほど申し上げた、提出した側の責任の次元ということを考えますと、提出した以上は、したもの、つまり変わる前のものをアップするのがやはり望ましいのではないか。いやいや、変わった後のものを出したいというのであれば、後刻、定例会が閉じた後に変更というのはありかと思います。ただし、提出をした時点でアップすることに私は意味があると思いますので、後に修正されるのではないか云々ということを考えるのではなく、提出をした時点でアップすべきものをアップするというのが望ましいと思います。修正後の資料については、各所管に分かれてアップをすれば済む話です。  あと、アップする時期の問題です。これはやっぱり速やかにやるべきだろうと思います。もうちょっと細かい話をしますと、各委員会のいわゆる正副委員長打合せがありますね。正副委員長打合せがあったら、その時点で出す資料は確定をするわけですから、提出する側の責務という考え方からは、委員会の議論終了後にアップするのではなく、提出時点でのアップが当然ではないかというふうに思います。  るる申し上げましたが、財政課と政策法務課で分けて、どうか議会側にお力添えください。調布市さんは、総務課というところで一元管理をしているようでございます。やり方はいろいろあろうかと思います。行政の内部で議論をし、どのような出し方が一番情報公開先進都市と言われる我が市にとってふさわしいかを、ぜひ御検討いただきたい。  最後に、手始めに、今定例会における資料のアップからお願いをしたいと思います。  以上、指摘をしておきますが、本陳情自体には反対といたします。 43 ◯9番(成田ちひろさん)  サーバーなどの実情を考慮し、市議会ホームページではなく、市のホームページに載せるのが妥当と考え、本陳情には反対します。 44 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件に対する議会運営委員長の報告は不採択でありますので、2陳情第11号の原案について、表決システムにより採決いたします。  2陳情第11号について、採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 45 ◯議長(石井良司君)  続きまして、2陳情第12号 三鷹市議会HP上で委員会議事内容の音声ファイルを公開することを要望することについて、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 46 ◯9番(成田ちひろさん)  委員会の議事録の公開時期が半年近く先であることについては、それを短くする検討や対応が必要ではないかと考えていますが、議事録公開前の対応として、音声ファイルではなく、文字による初校を出すことを検討すべきではないかと考えており、本陳情には反対します。 47 ◯28番(栗原けんじ君)  日本共産党三鷹市議会議員団を代表して、陳情第12号と、後に諮られる陳情第14号について一括して討論します。  いずれの陳情についても、陳情者の趣旨には賛成をします。議会としての情報公開は、市議会の義務であり、市民に開かれた分かりやすい議会にすることは当然と考えます。市議会としては、現在委員会のネット中継に向けても努力しているところであり、今後も引き続き、議会の情報公開の在り方については議論されるべきものと考え、合意形成を重視する立場から退席します。                〔25番 大城美幸さん 退席〕                〔26番 紫野あすかさん 退席〕                〔27番 前田まいさん 退席〕                〔28番 栗原けんじ君 退席〕 48 ◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件に対する議会運営委員長の報告は不採択でありますので、2陳情第12号の原案について、表決システムにより採決いたします。  2陳情第12号について、採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。                〔25番 大城美幸さん 復席〕                〔26番 紫野あすかさん 復席〕                〔27番 前田まいさん 復席〕                〔28番 栗原けんじ君 復席〕     ────────────────────────────────────── 49 ◯議長(石井良司君)  2陳情第13号 請願・陳情の不採択及び議場配付時における理由の明確化を要望することについて、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 50 ◯9番(成田ちひろさん)  この陳情では、請願と陳情、不採択と議場配付を一くくりにして要望されていますが、請願は議場配付の場合はないなど、取扱いが違うことから、そもそも分けて考える必要があると考え、本陳情には反対します。 51 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件に対する議会運営委員長の報告は不採択でありますので、2陳情第13号の原案について、表決システムにより採決いたします。  2陳情第13号について、採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 52 ◯議長(石井良司君)  2陳情第14号 三鷹市議会によるライブ中継画像の解像度向上に対する要望について、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。                〔25番 大城美幸さん 退席〕                〔26番 紫野あすかさん 退席〕                〔27番 前田まいさん 退席〕                〔28番 栗原けんじ君 退席〕  これより採決いたします。本件に対する議会運営委員長の報告は不採択でありますので、2陳情第14号の原案について、表決システムにより採決いたします。  2陳情第14号について、採択することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。                〔25番 大城美幸さん 復席〕                〔26番 紫野あすかさん 復席〕                〔27番 前田まいさん 復席〕                〔28番 栗原けんじ君 復席〕     ────────────────────────────────────── 53 ◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。3陳情第5号 本会議場及び委員会場で、音なしデジタル機器操作の使用を、傍聴者に認めることについて、3陳情第6号 本会議に提出される議案審議採決の際、各会派は討論をすることを原則とし、賛成の場合は討論の省略を許可することについて、所管事務の調査について、議会運営に関すること、以上3件については、議会運営委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第5 予算審査特別委員会審査報告         (1) 議案第10号 令和3年度三鷹市一般会計予算         (2) 議案第11号 令和3年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算         (3) 議案第12号 令和3年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算         (4) 議案第13号 令和3年度三鷹市介護保険事業特別会計予算         (5) 議案第14号 令和3年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算         (6) 議案第15号 令和3年度三鷹市下水道事業会計予算 54 ◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第5 予算審査特別委員会審査報告。予算審査特別委員長の審査の報告を求めます。  19番 土屋けんいち君、登壇願います。                〔19番 土屋けんいち君 登壇〕
    55 ◯19番(土屋けんいち君)  それでは、お手元に御配付の審査報告書の朗読をもちまして、予算審査特別委員会の審査報告とさせていただきます。                                      令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                          予算審査特別委員長 土 屋 けんいち         令和3年度三鷹市一般会計予算ほか5件審査特別委員会審査報告書  本委員会に付託された議案第10号 令和3年度三鷹市一般会計予算ほか5件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 正副委員長互選の結果   令和3年3月5日    委員長 土 屋 けんいち    副委員長 寺 井   均 を互選 ○ 委員会開会月日  (1) 令和3年3月5日  (2) 令和3年3月12日  (3) 令和3年3月15日  (4) 令和3年3月16日  (5) 令和3年3月17日  (6) 令和3年3月18日  (7) 令和3年3月19日  (8) 令和3年3月25日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ                   〔予算審査の結論〕 1 議案第10号 令和3年度三鷹市一般会計予算                  賛成多数をもって原案可決 2 議案第11号 令和3年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算                  賛成多数をもって原案可決 3 議案第12号 令和3年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算                  全員一致をもって原案可決 4 議案第13号 令和3年度三鷹市介護保険事業特別会計予算                  賛成多数をもって原案可決 5 議案第14号 令和3年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算                  賛成多数をもって原案可決 6 議案第15号 令和3年度三鷹市下水道事業会計予算                  全員一致をもって原案可決                     〔はじめに〕  令和3年度の本市予算は、新型コロナウイルス感染症への対応、保育園の待機児童対策や従事職員の処遇改善、児童・生徒1人1台の学習用タブレット端末の運用などにより、一般会計の当初予算額は732億4,227万6,000円となり、特別会計と合わせた総計は、1,105億570万6,000円となった。  このような状況の中、令和3年度は、徹底した感染症対策を基礎として、大きな感染症の波を回避しながら、「第4次三鷹市基本計画(第2次改定)」に基づき、防災都市づくりや新たな市民参加の実践、医療・介護などの各施策を着実に進めていくため、 (1) 人権基本条例(仮称)の制定に向けた取組、多文化共生センター(仮称)整備に向けた取組など、世界に開かれた平和・人権のまちづくり (2) スマートシティ三鷹の実現に向けた取組、三鷹駅前地区再開発の推進など、魅力と個性にあふれた情報・活力のまちづくり (3) 防災NPO組織の設立に向けた取組、みたかバスネットの抜本的な見直しなど、安全とうるおいのある快適空間のまちづくり (4) 井口特設グラウンドにおける土壌調査等の実施、し尿投入施設の整備など、人と自然が共生できる循環・環境のまちづくり (5) 地域で共生する社会の実現に向けた取組の推進、新型コロナウイルス感染症対策の推進など、希望と安心にみちた健康・福祉のまちづくり (6) 子どものいる家庭への宅食・見守り支援の取組、第六小学校における学童保育所分室と連携した地域子どもクラブ事業の拡充、「三鷹教育・子育て研究所」における今後の三鷹市の教育の方向性の検討、学校空調設備の体育館への整備と計画的な更新など、いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり (7) 東京2020オリンピック・パラリンピック開催に伴う市民一体となった感動体験の創出とレガシーの創造、三鷹跨線人道橋調査の実施など、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくり (8) 新たな市民参加の実践、内部統制に関する方針の策定及び体制整備など、ふれあいと協働で進める市民自治のまちづくり など、令和5年度の「三鷹市基本構想」の改正と「第5次三鷹市基本計画」の策定を見据え、しっかりと布石を打ち、多くの方に共感をいただきながら、この激動の時代を市議会や市民と共に乗り越え、「SDGs」の理念を踏まえた持続可能なまちづくりに全力で邁進していくとされている。  なお、新型コロナウイルスの感染拡大により社会経済状況が悪化し、急激な税収減に直面すると、本市のような普通地方交付税の不交付団体は、活用可能な地方財政措置が限られていることから、厳しい状況に陥ることとなる。コロナ禍での将来負担を見据え、市債と基金について、残高に留意しつつ一定の活用を図るなど、引き続き後年度負担に十分配慮した健全かつ慎重な財政運営に努めるよう望むものである。  本委員会は、このような状況を踏まえつつ、令和3年度における事業と収支見積り等について、鋭意審査を進めた結果、本予算議案についてはいずれも原案を可決すべきものと決定した。  市理事者は、後に述べる附帯意見と併せて十分配慮の上、市政の執行に当たることを強く望むものである。                 令和3年度三鷹市一般会計予算                   〔附 帯 意 見〕                      歳  入 1 国からの各種補助金については、普通地方交付税の交付・不交付にかかわらず補助するよう、国に対して強く働きかけること。また、東京都市町村総合交付金については、経営努力をしている地方自治体に不利にならないよう、東京都に対して引き続き強く働きかけること。                      歳  出  第2款 総務費 1 新たな市民参加の実践に当たっては、各地域の特性を考慮するとともに、できるだけ広範な市民が参加できるよう、特にサイレントマジョリティーの意見聴取に工夫を行うこと。 2 国立天文台と連携したまちづくりの推進に当たっては、今後策定する土地利用基本方針に基づき、市の貴重な財産として全庁的に取り組むこと。 3 公共用地を原資とした財源確保に当たっては、売却ありきではなく、賃貸や定期借地権の設定などによる資産活用も検討すること。  第4款 衛生費 1 新型コロナウイルス感染症対策に当たっては、感染状況を踏まえ引き続き迅速な対応を図ること。また、新型コロナウイルスワクチン接種の実施に当たっては、万全で円滑な接種体制で臨むとともに、全ての市民への漏れのない情報提供ときめ細やかな相談体制の構築を図ること。  第7款 商工費 1 新型コロナウイルス感染症対策として、地域経済対策に引き続き取り組むこと。  第8款 土木費 1 「三鷹駅前再開発に関する基本プラン(仮称)」の策定に当たっては、市の方針を具体的かつ明確に示すとともに、三鷹駅前地区再開発をスピード感を持って推進すること。  第10款 教育費 1 三鷹跨線人道橋については、その存続方法・保存形態について検討・工夫を行い、引き続きJR東日本と交渉すること。                 〔本会計に対する反対討論〕 1 栗原けんじ委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  日本共産党三鷹市議団は、コロナ禍において、最も身近な自治体として市民の命と健康を守り、福祉を増進させる役割が一層重要となっており、市財政が厳しい中でも自治体の責務が全うされているのかという視点から予算審議に臨んだ。  市長は施政方針の初めに、「何よりも、感染症対策の徹底を最優先とし、この猛威を乗り越えていく」ことが必要と述べているが、実際にはコロナ対策では、PCR検査をはじめ、商工業支援や医療機関への支援など、国や都の支援策の域を超えたものはない。  コロナ対策としては、無症状の感染者を早期発見し、保護するための大規模な社会的PCR検査が必要と考える。国や都に対して、社会的PCR検査の拡充を求めるとともに、市としてエッセンシャルワーカーへの社会的PCR検査の実施が不可欠である。  また、感染予防の中心的役割を果たしている保健所が三鷹市にはない。新型コロナ感染から市民を守るためにも、保健所機能の市内復活が必要である。  感染症患者に対応している医療機関への支援も、期限を9月までとせず、市内全ての医療機関の診療継続のためのコロナ禍の減収補填等支援の実施を強く求める。  また、市内事業者から喜ばれたデリバリー三鷹や経営相談、不況対策緊急資金の貸付要件緩和をはじめ、店舗の家賃助成等、市独自の支援策の検討と事業継続を行い、中小業者や市民の暮らしを応援すべきである。  コロナ禍において、オリンピック関連事業に一般財源から8,700万円余、スマートシティー構想に1,500万円余、東京自治体クラウドに4億5,000万円余、これらの予算は本当に今、必要なものなのかが問われる。  本年度取り組む、みたかバスネットについては、ワンコイン100円、利便性の高いルート、運行間隔の短縮の検討、第二中、第五小の改修、全小・中学校で完了する体育館の空調設備整備に加え、令和2年度の補正予算を活用した空調設備、トイレ改修の小・中学校施設整備の取組、防災通信体制整備、災害時避難行動要支援者支援、実施中のコロナ対策の9月までの延長、認可保育園の増設や公立保育園の保育定員拡充は、市民の要望が反映されたものとして評価するものである。  教育において、学校施設長寿命化計画の策定においては、35人以下の少人数学級の実施を視野に入れた計画づくりと策定期間中においても洋式トイレ整備の早期全校標準化完了に取り組むこと、35人学級については、国の方針に迅速に対応し、早期の全小・中学校全学年の実施に向けて取り組むことを求める。  新しい市民参加の取組については、三鷹市基本構想の改正と第5次三鷹市基本計画の策定において、分かりやすい情報提供と市民意見を最大限尊重し、反映する取組として実施することが重要である。  しかしながら問題点は、スマートシティ三鷹構想の策定では、個人情報の企業への提供、情報の一元化、デジタル弱者の排除などの危険がある。マイナンバーカード推進の取組では、個人情報の保護、自己決定権の保障の点で懸念があり、さらなる個人情報保護の取組の徹底が必要である。また、東京自治体クラウドの導入に当たっては、自治体独自の施策の制限につながり、問題である。  まちづくりにおける三鷹駅南口中央通り東地区再開発は、関係者のみでなく、三鷹の玄関口のまちづくりとして広く市民の要望が反映されるよう、情報提供の徹底を図り、協働の取組としなければならない。  また、公設公営保育園・学童保育所の今後の基本方針の策定については、施設の統廃合につながる懸念がある。公設公営認可保育園、学童保育所の役割を明確に位置づけ、設置基準、配置基準の拡充など、将来的な質の向上につなげる必要がある。  保育施設の医療的ケア児の支援では、子ども一人一人の必要な医療的ケアに対応した事業の拡充が求められている。  東京2020オリンピック・パラリンピックに関連した事業については、コロナ禍で猛暑が予測される中での事業となり、市民の命と健康を守る上で問題があり、中止、縮小の見直しが求められる。  学校給食調理業務の民間委託は、拡大することなく、直営の公的役割の拡充が必要である。  粗大ごみ処理制度の変更については、負担増となるもので、現行制度の下、利便性を高める対応をすべきである。  外環道路整備事業については、陥没事故、空洞の出現からも大深度地下利用法の前提が既に崩れており、きっぱりと大深度地下トンネル工事及び外環整備工事の中止を申し入れるべきである。  以上、問題点を指摘し、課題の改善を求め、本予算に反対する。     ---------------------------------------------------------------------------- 2 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  人権基本条例(仮称)の制定を目指すことは評価する。条例は、国際人権規約とSDGsを踏まえ、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)に基づき、総合的な差別禁止を目指すものとすべきである。策定過程において当事者を含んだ議論がなされることを求める。  地域福祉コーディネーターの増員は歓迎する。地域に福祉拠点を置き、アウトリーチを基本とした困り事相談に応じ、市民に必要なサービスをコーディネートし、提供していく仕組みを充実させるべきである。このほか、学童保育所の新増設、ソーラー充電蓄電池の小・中学校、コミュニティ・センターへの設置は評価する。  また、東京外郭環状道路トンネル工事の陥没・空洞事故に関連し、安全確保ができなければ工事再開はないとする姿勢は評価する。沿線区市と連携し、市民の命と安全を守る姿勢を堅持されるよう求める。ただし、大深度法が破綻した外環道事業は、一刻も早く中止されるものであることの意見を述べておく。  しかし、市政に関して人権に関わる男女平等参画施策において、基本的な認識がないまま、施策の変更をすることは重大な問題である。  2021年度、男性カウンセラーによる男性向け対面相談を始める。心のなやみ相談は既に実施中である。過去、女性のためのこころの相談の意味、機能が問われないまま、ニーズがあるのに拡充されずにきた経緯がある。男性のための相談を新規開設することが、なぜ男女平等施策推進に資するのかの明確な答弁がない。また、様々な経緯の中で担当者の執務室のそばに設置された女性情報コーナーが、担当者のいない女性交流室に戻されるのも、施策の意味を見失った決定であり、問題である。性別にかかわらず、個人として誰もが尊重され、一人一人の個性と能力が十分に発揮できる男女平等参画社会の実現を目的とする男女平等施策の前提となる社会状況への認識、不平等な状況改善のために必要な施策は何かという基本的な認識がないままの判断に猛省を促し、見直すことを求める。  新都市再生ビジョン(仮称)を防災都市づくり方針や施設の劣化診断等の結果を踏まえ策定するとしているが、この間、公共施設の維持・保全第3次計画が策定されず、計画的な予防保全どころか応急措置に追われ、場合によっては放置されている状況が見受けられ、問題である。
     市庁舎・議場棟においては、給排水管の改修工事に着手することは評価するが、本庁舎の空調設備など、必要な改修工事への見通しが立っていない。  また、市庁舎・議場棟等建て替えの検討において、PFI方式など、民間活用によりゼロ円で建て替えが可能としているが、周辺住民とこの間の経緯を考えれば、高さ制限や容積率などの見直しに安易に言及することはできないはずである。結果的に民間の利益のために市民の財産を使うことになりかねないPFI方式を容認することはできない。  三鷹駅前再開発において、地権者の利益を守るとするが、都市再生機構などの再開発事業者の利益を守ることであってはならない。専門家の試算によれば360億円規模の再開発となり、補助金だけでも市の支出は60億円と推測される。これに加え、公共事業用の床の買取りと整備費用が必要となる。他地域での超高層マンションは既に売れ残り始め、先行地域では時代遅れのお荷物となりつつある。この先の人口減少社会を考えたら、市街地再開発事業ではなく、コンパクトなスキームに見直すべきである。  駅前再開発に合わせて多文化共生センター(仮称)の整備基本方針を策定するとしているが、これからの三鷹駅前に必要な公共施設は何かの検証が市民に見えないまま、進めるのは問題である。  参加と協働の事業においては、市民の自主的な動きをいかに担保するかが問われており、事業進捗を注視したい。一方、市民参加の拠点整備において、年間賃借料1,370万円は過大であり、既存の市の施設を活用すべきである。  国はデジタル庁構想を掲げ、国民のデータを民間企業の利益のために使わせるとしている。また、スマートシティー構想は市民監視に直結し、どちらも市民の自己情報コントロール権の侵害に当たる。そもそもマイナンバー制度そのものが、憲法に保障されたプライバシー権の侵害である。その利用促進のためのマイナンバーカード普及促進に加担することはやめるべきである。  生活保護業務等支援員の新設について、不当要求に対し警察OBを配置することは逆効果であり、見直しを求める。また、生活保護利用申請に当たって、扶養照会、無料低額宿泊所入所を前提とする対応はやめるべきである。一方、困難に直面している人に寄り添う対応をするには、ケースワーカーに余裕が必要である。現在、市のケースワーカーは、地域担当で割り返せば1人当たり102世帯である。80世帯という国基準になるよう、増員することを求める。  北野ハピネスセンターについて、指定管理者から、看護師増員が課題であるとされていたが、指定管理料は減額されている。これでは、さらなる事故につながる。良質なサービス提供にはそれに見合う対価が必要であり、委託料削減は問題である。また、北野ハピネスセンターは築38年であるが、大規模修繕が一度も行われておらず、老朽化調査での結果は外装等でD判定であった。しかし、2021年度予算では、体育館照明設備改修工事費のみである。公共施設維持・保全計画においてしっかり位置づけ、雨漏りや地下浸水の対策等、大規模修繕を早急に実施すべきである。  公設公営保育園・学童保育所の今後の基本方針(仮称)では、教育・子育て研究所保育研究会(仮称)で調査・研究をして策定するとしている。保育園、学童保育所は、安定的な人と場所による安心感の中で養育、子どもの育ちを保障していく機能が重要である。また、遊びを通して子どもの健全育成を図る児童館機能や、日中の居場所提供の地域子どもクラブとの機能や設置目的の違いを確認し、校区ごとの児童館設置など、子どもたちの多様な居場所、サードプレイスの確保の検討など、子どもたちの暮らしを支える体制を整えることを求める。  旧どんぐり山施設利活用においては、施設改修プランと事業計画を策定するとしている。人材育成と実習の場の確保などが言われているが、施設全体の一体的運営を基本として事業提案を募集するほうが事業として成り立つのではないか。事業のニーズ、利用者のニーズを把握しきれていないままでは、近い将来破綻することを危惧する。  オリンピック・パラリンピック等推進事業においては、中止した場合の対応を検討しておくことが、リスク管理上必要であると意見を述べる。  このほか、給食の調理業務委託の増設や粗大ごみの実質値上げとなる制度変更など、容認しがたい施策があるため、冒頭述べた評価点はあるものの、本会計予算に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。                 〔本会計に対する賛成討論〕 1 渥美典尚委員(三鷹市議会令和山桜会)     ----------------------------------------------------------------------------  令和3年度予算は、河村市長にとって就任後2度目の本格予算であるが、コロナウイルス感染症という未曽有の危機の中での予算編成となった。  当該年度は「新型コロナウイルス感染症の苦難を越えて、「明日のまち三鷹」の推進を」というスローガンの下、市民の暮らしと地域経済の元気を取り戻し、活力あるまちづくりを実現するため、感染症対策の徹底を最優先とする予算編成は、市民の命と暮らしを守るという市長の責務の表れとして評価する。  市税収入は約368億円余で、リーマン・ショックの影響を受けた平成22年度予算に次ぐ大幅な減収見込みであるが、事務事業の見直しや経常経費のマイナスシーリングなどにより財源を確保し、感染症対策を最優先した予算編成となっている。  また、歳出予算は感染症対策のほか、児童・生徒1人1台タブレット端末の運用などにより約732億円となり、前年度と比べ10億円余りの増と、過去最大となっている。  今後も感染症対策に加え、少子高齢化による社会保障関係費の増大により、厳しい財政状況が想定されるが、基本構想に掲げる高環境・高福祉の「人間のあすへのまち」を実現するため、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)に基づき、着実に取り組んでいただきたいと思う。  そのためにも、後年度負担にも十分配慮し、創意工夫を凝らして財源確保と歳出の抑制に努め、行財政改革に不断の努力を続け、自治体経営に取り組むことを求める。  なお、東京自治体クラウドの導入に当たっては、政府クラウドに先行することにデメリットが生じないよう国に働きかけること。井口特設グラウンドにおける土壌調査の実施に当たっては、市民のスポーツ活動への影響が少ないよう努力するとともに、調査の趣旨が周辺地域の住民によく理解できるよう周知を徹底すること。みたかバスネットの抜本的な見直しについては、市民の利便性の向上のために、スケジュールの前倒しができるように取り組むこと。防災NPO組織の設立に向けた取組については、地域の自主防災組織等に設立意義を丁寧に説明し、理解を得ること。スクール・コミュニティの創造に向けた取組については、多くの教職員が地域の活動にも積極的となるような仕組みを創造すること。  以上を予算の執行に当たり、十分に配慮していただくよう申し添え、本予算の賛成討論とする。     ---------------------------------------------------------------------------- 2 宍戸治重委員(三鷹市議会自由民主クラブ)     ----------------------------------------------------------------------------  施政方針の最初の「新型コロナウイルス感染症の苦難を越えて、「明日のまち三鷹」の推進を」は令和3年度予算編成の基本的考え方を貫くものである。  まず、新型コロナ感染症の苦難を乗り越えることが最優先課題であるが、変異ウイルスの蔓延による新たな感染拡大の危険性、ワクチン接種の遅れ、ワクチン接種による血栓などの副反応のおそれなど、新型コロナ感染症対策については、極めて厳しい状況にある。  PCRセンター設置と医療機関への支援、ワクチン接種準備等、コロナ対策に万全を期しているところであるが、行政の第一の使命は市民の大切な命を守ることであり、コロナ対策については、国・都との連携を密に取り、最重点施策として迅速に取り組んでいくべきである。  「明日のまち三鷹」の推進の柱として、都市再生とコミュニティ創生を挙げている。  都市再生については、防災力の向上と質的向上の2点がポイントとなる。令和3年度は、次年度の新都市再生ビジョンの策定に向けた優先順位等の調整に当たっては、まず、防災の観点からの見解を重視し、数値的な合理的根拠に基づいた、市民が納得する優先順位の調整を行うべきである。三鷹台駅前周辺地区におけるエリアマネジメントの取組については、地域住民と市とが緊密に連携を取りながら協働して推進していくべきである。  コミュニティ創生については、近年地域の横のつながりが希薄化し、町会、老人会などで、維持することが困難となり、解散するところも出てきており、新たな観点によりコミュニティを創生することが必要になってきている。これからのコミュニティのあり方に関する基本的な考え方(仮称)の策定に当たっては、広く市民の意見を聞き、ICT時代における新たなコミュニティの在り方について先進的な提言を期待する。スクール・コミュニティの創造に向けての取組の推進については、学校を絆としたつながりを重視し、新たなコミュニティの核として考えていくべきである。その際、教育委員会と市長部局とが縦割り組織の枠を取り払い、有機的に連携していく必要があると考える。  人権基本条例(仮称)制定の取組については、中国の新疆ウイグル自治区におけるジェノサイド、ミャンマーの軍事クーデターにおける市民の大量虐殺など、日本に住む我々にとっては考えられない人権を無視した出来事が起こっている。人権という問題について真剣に考えることが必要である。本条例の制定に当たっては、様々な市民の多様な意見を丁寧に聴取し、市民間での議論を十分に尽くした上で、慎重に取り組むこと。  次に、行政サービスの適正化に向けて積極的に事業見直しを実施するとしているが、コロナの影響により、市税収入が前年度比14億2,448万8,000円減となった。コロナウイルス感染症感染拡大の影響が長引いており、市税収入の減収は、より厳しくなってくることが予想される。本年度は例年にも増して徹底的な事業見直しが必要であり、事務事業の再点検として、サンセット方式への見直しに向けた検討を進めるとのことであるが、全事業を再度総点検し、徹底的な合理化を図ることが重要である。その際、各種団体への補助金などについても精査すること。  受益と負担の適正化について、本年度は、学童保育育成料の見直しに向けた検討を進めるとされているが、その他の利用料金などについても精査すること。  教育については、前年度末までに1人1台タブレット端末が整備されたが、タブレットの機能を最大限活用し、個別最適化教育の推進に役立つよう教育環境の整備に努めるとともに、プログラミング教育の充実を図り、21世紀を生きる子どもたちが最新情報テクノロジー技術を活用できる基礎的能力を身につけることができるよう努めるべきである。  また一方、情報化時代こそ、心の教育の充実を図っていくべきものと考える。渋沢栄一の「論語と算盤」という名著があるが、時代が新しくなればなるほど、歴史を通じて変わらない普遍的価値観というものを大事にすべきである。本年度は民間プログラムを活用した道徳教育の推進が新規事業として挙げられているが、徳育教育の充実を図っていくことが特に重要であり、その際、日本の世界に誇るべき歴史・文化・伝統をしっかりと子どもたちに伝えることが重要である。  以上申し上げて、賛成討論とする。     ---------------------------------------------------------------------------- 3 大倉あき子委員(三鷹市議会公明党)     ----------------------------------------------------------------------------  新型コロナウイルスの感染拡大による影響が市民生活全般に深刻な影響を与え、市税収入も大幅な減収が見込まれる。そのような状況の中、市長の就任より3年目となる令和3年度予算では、感染症対策の徹底とともに、コロナ後の未来を見据えた「明日のまち三鷹」の方向性を示し、市民生活に寄り添った施策の編成に心を砕かれたものと敬意を表する。  いよいよ新型コロナワクチン接種が始まるが、ワクチン接種が感染拡大防止の1つの希望である。万全で円滑な接種体制で臨むとともに、地域経済を活性化させ、三鷹市民がつながり、支え合う社会へ向かわねばならない。その上で、ひとり親や非正規労働者、生活困窮者、住まいを失った人への支援など、最も弱い立場の人たちに焦点を当てる施策が重要になってくる。  時代は、少子高齢化、グローバル化、デジタル化等、急速に変化しており、コロナ禍でその加速度は増している。まちを変革していく固い決意で臨まれた予算編成は、三鷹市の本気度が問われる厳しい1年となると考える。  その上で、産前産後ケア体制の拡充、子どものいる家庭への宅食・見守り支援、障がい者の親亡き後を見据えた地域生活支援拠点の整備、子どもの居場所となる地域子どもクラブの拡充、中学生への防災用ヘルメットの整備、避難所となる学校体育館空調設備の整備やトイレの改修、分散型熱源に基づいたLPガスの導入、福祉避難所の拡充等、幅広く会派の要望が反映され、高く評価する。  また、共助を中心とした防災都市づくり、新たな市民参加の実践、市民活動拠点の整備、共に支え合う地域社会の実現、デジタル市役所の構築、スクール・コミュニティの創造、1人1台タブレット端末を活用した個別最適化の学びによる人間形成教育は、新しい時代に向けての三鷹の在り方を示すものであり、今後の取組に期待する。  こうした中で、医療的ケア児の保育園の受入れについては、気管切開によるたんの吸引など、ケアの対象を拡充し、広く受入れが可能になるよう、環境整備を求める。ひとり親等、困窮している市民に必要な情報が届くよう、配慮のある支援を願う。さらに、災害用備蓄品の更新については、必要な方に有効に使っていただけるよう廃棄しない取組を要望する。  令和4年度も予断を許さない財政状況が見込まれている。積極的な事業の見直しと新たな共生社会の構築の根底にSDGsの理念を掲げ、その実現のために市が一丸となって持続可能なまちづくりに取り組んでいただくことを求め、賛成討論とする。     ---------------------------------------------------------------------------- 4 谷口敏也委員(三鷹民主緑風会)     ----------------------------------------------------------------------------  今回の予算は、河村市長が市長に就任し、3年目の予算となる。本来であれば、市長自身の色を出す予算、あるいは選挙公約の実現に向けての予算を編成する時期ではないかと考えるが、新型コロナウイルス感染症への対応策が最優先となり、それもなかなか難しかったのではないかと推察する。  そんな中、我々民主緑風会が以前から提言していた内部統制の整備、SDGsの理念を意識した施政方針の作成、みたか平和資料コーナーの拡充、子どもの権利を含めた人権基本条例(仮称)の制定に向けた取組、自転車TSマーク附帯保険加入助成事業の見直し、中学校における防災用ヘルメットの整備などの事業については、大変歓迎するところである。  一方で、かねてから中止を主張していた市制施行70周年記念式典の実施、賃貸による資産運用を提案していた公共用地の売却、一旦立ち止まることを主張していた吉村昭書斎(仮称)の整備、前回よりもかなり高額となっているし尿投入施設の整備などの事業については、非常に残念に思っているところである。  我々民主緑風会としては、何より来年度は、引き続いての新型コロナウイルス感染症への対応策とそれに関連した地域経済への対策、また、何より速やかで効率的なワクチン接種を最優先に進めることを要望する。  そして、令和3年度も子どもたちの笑顔があふれるまちであるよう、併せて以下の事項を指摘する。  1、各事業を実施するに当たり、クラウドファンディングの活用を検討すること。  2、プレミアム付商品券の再発行を含め、新型コロナウイルス感染症に関連する地域経済対策を引き続き行うこと。  3、新たな市民参加の実践については、参加していただいた市民が単に市の下請機関にならず、誇りと喜びを持って市政運営に参加できるような仕組みを構築すること。また、その取組が、これからますます重要となる共助の新たな幕開けとなり、市と地域コミュニティ等との実効性の高い協働の関係を築くこと。  4、在宅子育て支援の観点から、一時保育を実施する認可保育園を拡充すること。  5、学童保育所での待機児童が発生しないよう事前に策を講じるとともに、それでも待機児童が発生しそうな場合には、地域子どもクラブや校庭・教室・図書館開放などの活用を含め、対応策を講じること。特に来年度の第五小学校においては、早急に対応すること。  6、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応策を行うとともに、ワクチン接種については、迅速かつ効率的に実施をできるよう準備を進めること。また、この経験をしっかりと検証し、2回目の接種に生かすこと。  7、三鷹市医師会に対し、PCR検査実施医療機関やコロナ外来を設けている医療機関の公表を粘り強くお願いすること。また、無症状患者対策として、PCR検査の拡充やコスト削減策を検討すること。  8、新型コロナウイルス感染症にかかり、自宅療養となってしまった市民に対する市としての支援策を構築すること。  9、子どもたちが伸び伸びとボール遊び等のできる公園の拡充を図ること。  10、災害時在宅生活支援施設については、早急に市内全域に拡充すること。  以上申し上げて、本予算案に賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。     ----------------------------------------------------------------------------             令和3年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算                 〔本会計に対する反対討論〕 1 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  2021年度の条例改正は、税制改正に伴う地方税法施行令改正によるものである。基本的には保険料の値上げにならないように配慮されたものではあるが、値上げがゼロとは言い切れない状態である。  2020年12月に厚生労働省は、未就学児の均等割額を5割軽減という方向性を出してきた。本来、三鷹市は基礎自治体として、先んじて子どもの均等割額の減免、医療費の無償化を検討すべきであるが、その方向性がないのは残念である。  昨年からの新型コロナウイルスによる減収に対応する減免は、2021年1月末現在、793件、7,849万9,500円(2019、2020年度分も含む。)となっており、減免措置は2021年度も延長されることが決まった。しかし、2020年度は国が全額補填の予定に対し、2021年度については未定である。介護保険と同様の基準で算定されるのであれば、三鷹市への財政圧迫となる。国の制度によるものは、国が全額特別財源で補填すべきであることを国に要望すべきである。  もとより、国民健康保険制度は、社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的として生まれ、国民皆保険の一環の政策である。国保税が払えず、治療が受けられないような事態が生ずることなどあってはならない。  国民健康保険財政への国庫負担の割合は、3割以下に減ってきている。最低でも、1984年当時の医療費総額の45%に戻すことを国に求め、本予算案に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。                 〔本会計に対する賛成討論〕 1 栗原けんじ委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  自公政権による出口の見えない不況に加え、昨年来からのコロナ禍の下、市民生活は大変厳しい現状に置かれている。他の被用者保険に比べ、負担が重い国民健康保険税の引下げを求める声は高まっている。  国民健康保険は、国民健康保険制度の都道府県一元化によって、標準保険料率、納付金、一般会計からの法定外繰入れ削減・解消が求められ、改定のたびに値上げが強いられている。  国保税の負担が大きい原因は、所得に関係なく被保険者数に応じて課せられる均等割、不十分な国庫負担にある。この改善は急務である。子どもの均等割軽減、国庫負担の拡充を国に強く働きかけることを求める。  国保税の改定を行わない本年度、国保税の改定の協議においては、一般会計からの法定外繰入れを減ずることなく、保険税の負担減、市独自の子どもの均等割軽減実現の検討を求めて、賛成する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。     ----------------------------------------------------------------------------              令和3年度三鷹市介護保険事業特別会計予算                 〔本会計に対する反対討論〕 1 栗原けんじ委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  第八期介護保険事業計画の策定によって介護保険料の改定が行われ、保険料基準額は月額150円増の5,900円に引き上げられる。一般会計からの繰入れを最大限行い、準備基金を活用し、介護保険料の引上げを最小限に抑えて、低所得者向けの保険料軽減措置を第3段階まで拡充、第4段階まで保険料を据え置くこと、第15段階を細分化した点は評価する。  しかし、保険料の引上げを抑制する財源として活用された準備基金も第七期で納めていただいた保険料であり、第七期の保険料が高めに設定されていたことを示している。滞納者数の割合が高くなっている第5段階から第8段階までの保険料の据置きは行われず、課税段階の第5段階以上の介護保険料の負担を大きくすることは被保険者の生活に大きな影響を与える。コロナ禍で厳しい生活を強いられている市民へ昨年度の国民健康保険税、後期高齢者医療保険料の値上げに続き、さらなる介護保険料の引上げを行うべきではない。  待機者が高止まりの特別養護老人ホームの定員拡充については、市立特養ホームどんぐり山の廃止によって定員が減った、年金でも入れる多床室を増やす取組が必要である。
     介護保険制度開始から20年、自公政権による社会保障費削減路線に基づく制度改悪が繰り返されてきた。介護外しや給付抑制が続けられる一方で、保険料は約2倍まで引き上げられ、利用者負担も限界にきている。また介護報酬の引上げ処遇改善はほとんど行われず、慢性的な人材不足を生み出している。  将来的な高齢者人口、介護認定者の人口の増加を見据えれば、現行の介護保険制度の矛盾は深刻な段階になってきている。  市として、国に対し、介護保険の国庫負担割合の引上げや国による利用料・保険料の減免を求めるなど、公的介護制度の抜本的見直しを国の責任において行うよう働きかけることを求める。  コロナ禍において、3年ごとの改定のたびに値上げが重ねられてきた保険料の据置きを実施する自治体もある中、三鷹市は値上げを行い、市民の暮らしを脅かすことから、本予算に反対する。     ---------------------------------------------------------------------------- 2 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  2021年度も、コロナ減免の延長が決まった。収入減少状態が続いている人にとっては重要であるが、全額国費補填された2020年度とは違い、2021年度は2割補填しかなされない方向だと答弁があった。三鷹市での実績は2月1日現在、131人、約930万円で、最終的に2020年度は150人、1,100万円くらいを見込んでいるとのことであった。国の政策によるものであるから、特定財源によって国がしっかり全額補填すべきであり、国に強く要望することを求める。  2021年度、三鷹市の介護保険料は、基準額年額6万9,000円から7万800円に引上げが予定され、高齢者の生活を以前にも増して圧迫することになる。事実、ここ数年は、1,000人近い高齢者が保険料を滞納せざるを得ない状況に追い込まれている。全高齢者の78.5%が所得210万円未満、月額17万5,000円未満で暮らしていることを考えると、いかに保険料の負担が大きいかが分かる。低所得者層への配慮は評価するが、中間層への値上げの影響は大きいと言わざるを得ない。  一方、サービス抑制への制度改正が続き、訪問介護の時間が短過ぎる、特別養護老人ホームに入りたくても、待機者が多くて入れないなどという声がある。当初の理念「いつでも、誰でも、どこでも安心してサービスを受けられる」から現在の介護保険制度は大きくかけ離れている。公的保険をうたっているが、公的責任は後退の一途である。保険制度のもろさが露呈している。市民生活を守るためには、介護事業は税で行う抜本的改革が今後急務である。その財源は、保険料の中での累進性ではなく、税そのものにおける累進性の強化、応能負担とすべきである。  2021年度は保険料の値上げがあるため、本予算案に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。     ----------------------------------------------------------------------------              令和3年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算                 〔本会計に対する反対討論〕 1 栗原けんじ委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  後期高齢者医療制度は、医療費が相対的に高くなる高齢者を75歳以上の被保険者で区切り、一人一人別建てにする医療保険制度で、構造的に保険料が高額になる問題がある。自公政権の下、消費税増税が繰り返され、長引く不況に加えてコロナ禍に苦しめられている高齢者からは、「保険料が高い」、「負担の限界を超えている」との声が増加している。  政府はさらに、窓口負担を2割に引き上げる改悪を推し進めようとしている。この制度は被保険者の保険料負担が大変重く、特に低年金の高齢者にとって厳しい制度になっており、国民皆保険の根底を揺るがしかねない。  この制度は廃止し、高齢者が安心できる無理のない負担で支えていく医療保険制度への改善を求めて反対する。     ---------------------------------------------------------------------------- 2 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  本年2月、後期高齢者の医療費負担割合を、2022年度から所得に応じ、75歳以上で1割から2割へと引き上げる方針が閣議決定したと報道された。団塊世代が後期高齢者となるタイミングである。  そもそも、後期高齢者医療制度は、1、高齢者の生活を保障すべき年金から保険料を一律に差し引くことは生活費非課税原則に反し、また、生活困難を潜在化させるものである。2、医療がより必要になる75歳で区切ることにより、保険として成り立つため、保険料の値上げをし続けることが前提となることが当初から予想できた。3、さらに自己負担額を引き上げ続けていることは、受診抑制となり、必要な医療にアクセスできない人を増やし、結果的に重度化、医療費増大につながっている。4、医療費削減を競わせることにつながっている。5、現役世代への特定保険料の負担が含まれているなどなど、基本的な問題がある。  私たちは一貫して、後期高齢者医療制度の早期廃止を主張し、それを国に求め、本予算案に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  それぞれの討論内容は、お手元に配付のとおりです。     ----------------------------------------------------------------------------  以上が、本委員会に付託された令和3年度三鷹市一般会計予算ほか5件に係る審査の報告であります。  なお、予算審査特別委員の氏名を付記してありますので、御参照いただきたいと思います。  よろしくお願いします。    〔付記〕予算審査特別委員氏名     ◎土屋けんいち   ○寺井  均     大倉あき子      渥美 典尚     小幡 和仁     谷口 敏也      野村 羊子     伊藤 俊明     宍戸 治重      紫野あすか     栗原けんじ                       (◎は委員長、○は副委員長) 56 ◯議長(石井良司君)  以上をもって予算審査特別委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 57 ◯議長(石井良司君)  議案第10号 令和3年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 58 ◯8番(山田さとみさん)  討論します。  令和3年度一般会計予算には、これまで訴えてきた受動喫煙対策、学童と地域子どもクラブが連携した新たな子どもの居場所の確保、保育園・学童の待機児童解消に向けた総合的な取組などが盛り込まれており、大いに評価します。今後、待機児童の解消について、学童と地域子どもクラブと連携した新たな子どもの居場所事業の拡大を含め、取組が加速するよう求めます。  前回の一般質問において、企業主導型園を認可外保育施設利用助成の対象とすることについて取り上げ、今回対象に含めていただくこととなり、評価いたします。保護者に安心して利用いただけるよう、みたか子育てねっとにおける企業主導型園の掲載情報の充実強化を求めます。また、コロナの影響により、助成の条件とされている都の監査が受けられなかった施設もあると聞いております。他の自治体では、企業主導型園については、認可外保育施設指導監督基準を満たす証明書が発行されていない施設も対象となっているところもあります。実態に即した助成条件の柔軟化の早期の検討も併せて求めます。  防災都市づくりに関し、東日本大震災から10年の節目を迎え、改めて私たちの災害対策がどのように変われたかが問われています。避難行動要支援者名簿の整備強化、福祉施設等とも連携した避難先の拡充、防災NPOみたか(仮称)の設立、都の補助金を活用した蓄電池とソーラーパネルの各コミュニティ・センターへの配備、各学校にソーラー充電・蓄電池を配備するなど、意欲的な取組を大いに評価します。  さらに、災害時においても、あらゆる事態を想定し、障がいの有無や赤ちゃんからシニアまで、様々な配慮が求められます。その観点からは、液体ミルクの備蓄やアレルギー対応も重要です。現在、市で備蓄している食料には、一部アレルギー対応もしていますが、買換えの際には、アレルギー対応の食料の比重を増やすよう検討を求めます。  人権基本条例(仮称)は、三鷹子ども憲章に基づく子どもの権利を含め、多様な意見を反映していくということですが、策定に当たっては、ぜひ子どもの意見も取り入れていただきたいと思います。予算要望に子どものアドボカシー制度についても言及しましたが、市政における子ども目線の政策の徹底、強化を求めます。  教育に関し、1人1台タブレットが配備され、新年度から本格的な実施となります。タブレット端末を生かした教育内容の充実に加え、利用する子どものみならず、端末の持ち帰りを生かした、保護者や地域の皆様のICTリテラシーの向上につなげる取組やプライバシーへの配慮に関する取組の検討も併せて求めます。  また、代表質疑でも言及しましたが、都民ファーストの会が都政で強力に推進してきたデジタル化に関しては、市町村総合交付金など、都の補助を活用しながら、行政の効率化、そしてデジタルでのプレミアム付商品券や町会・自治会活動のオンライン対応支援、デジタルデバイド対応など、市民の暮らしを豊かにするデジタル化の推進を求めます。  新型コロナ対策に関しては、国や都と連携しながら、検査・医療体制の強化、後遺症や変異ウイルス対策、そして安全かつ迅速なワクチン接種体制の構築などを進めることを求め、賛成といたします。 59 ◯9番(成田ちひろさん)  本議案につき、予算特別委員会でも様々な議論がありましたが、2点に絞り、意見を申し上げます。  1点目、総務費の音声・映像広報費と、民生費の子育て支援サイト運営事業費、土木費の自転車安全利用推進事業費について、情報発信に関することです。  一般に多く利用されている媒体を自治体が活用することは、自治体の情報を伝える上で必要なことだと考えます。令和3年度予算概要では、広報や啓発での動画配信などが挙げられています。  動画による説明は、目と耳、両方から情報が入るため、情報の伝わり方に可能性を感じています。例えば、令和2年度にすくすくひろばでの子育て施設の様子が分かる説明動画の取組をしていますが、特に子育てが始まったばかりのお父さんやお母さんたちの施設利用の際の心理的ハードルを下げることにも有効だと考えます。今後も、様々な情報の種類、性質も含めた効果的な発信の在り方を研究していくことを求めます。  2点目、総務費の三鷹ネットワーク大学運営費についてです。  意見収集の仕組みにツイッターを活用する取組は、メンバーが固定化しがちな市民の枠を超え、新たな市民参加の形を模索する姿勢と捉えています。手段に固執することなく、今後の新たな市民参加の展開を期待します。  以上、意見を申し添え、本議案に賛成といたします。 60 ◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第10号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 61 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第11号 令和3年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第11号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 62 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第12号 令和3年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第12号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 63 ◯議長(石井良司君)  議案第13号 令和3年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第13号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。
                     (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 64 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第14号 令和3年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第14号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 65 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第15号 令和3年度三鷹市下水道事業会計予算、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第15号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第6 議案第16号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例     日程第7 議案第17号 副市長の選任について     日程第8 議案第18号 教育委員会委員の任命について     日程第9 議案第19号 固定資産評価審査委員会委員の選任について     日程第10 議案第20号 固定資産評価審査委員会委員の選任について     日程第11 議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第13号)     日程第12 議案第22号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第1号) 66 ◯議長(石井良司君)  この際、日程第6 議案第16号から日程第12 議案第22号までの7件を一括議題といたします。                     〔書記朗読〕  提案理由の説明を求めます。市長 河村 孝君。                 〔市長 河村 孝君 登壇〕 67 ◯市長(河村 孝君)  ただいま上程されました議案第16号から議案第22号までの7件につきまして、御説明申し上げます。  議案第16号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例  この条例は、令和3年度の税制改正による地方税法等の一部改正に伴い、関係規定の整備を図るものです。  まず、固定資産税・都市計画税については、土地に係る固定資産税の負担調整措置として、宅地等及び農地について、令和3年度から令和5年度までの間、据置年度において価格の下落修正を行う措置及び税負担急増土地に係る条例減額制度を含め、現行の負担調整措置の仕組みを継続することといたします。  また、令和3年度限りの措置として、一定の負担水準に満たない宅地等及び農地については、令和3年度の課税標準額を令和2年度の課税標準額と同額とするとともに、令和2年度において条例減額制度の適用を受けた土地についても、その仕組みを継続することといたします。  これらの固定資産税の改正に伴い、都市計画税も同様の負担調整措置に係る改正を行うことといたします。  次に、軽自動車税については、自家用乗用の軽自動車を取得した場合に環境性能割の税率を1%分軽減する特例措置について、その適用期限を9月延長し、令和3年12月31日までに取得したものを対象とすることとします。  この条例は、令和3年4月1日から施行します。  議案第17号 副市長の選任について  この議案は、欠員となっております1名の副市長について、新たに土屋 宏さんを選任したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。  新任の土屋 宏さんにつきましては、略歴書により、主な経歴を御紹介いたします。  土屋さんは、昭和38年のお生まれで、練馬区関町南にお住まいです。  昭和60年に青山学院大学文学部を卒業後、三鷹市に就職されました。  平成20年に企画部企画経営室国際交流担当課長、平成22年に企画部財政課財政改革担当課長、その後、企画部財政課長、企画部行財政改革担当部長、企画部調整担当部長兼同部行財政改革担当部長等を経て、令和元年8月から企画部長兼同部市制施行70周年記念事業担当部長として、現在に至っておられます。  以上が、土屋 宏さんの略歴でございます。  任期は令和3年4月1日から令和7年3月31日までです。  議案第18号 教育委員会委員の任命について  この議案は、令和3年5月25日をもって任期満了となります池田清貴さんの後任の教育委員会委員につきまして、新たに松原拓郎さんを任命したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。  新任の松原拓郎さんにつきましては、略歴書により、主な経歴を御紹介いたします。  松原さんは、昭和49年のお生まれで、杉並区松庵にお住まいです。  平成10年に早稲田大学法学部を卒業後、平成14年10月に弁護士登録をされ、武蔵野法律事務所等の勤務を経て、令和元年10月から井の頭法律事務所を開設され、現在に至っておられます。  この間、平成26年4月から一橋大学法科大学院の、令和2年4月から白梅学園大学の非常勤講師をそれぞれ務められ、現在に至っておられます。  また、平成21年から権利擁護センターみたか運営委員会の委員を務められ、平成27年4月からは同委員会の委員長をお務めです。  以上が、松原拓郎さんの経歴でございます。  任期は令和3年5月26日から令和7年5月25日までです。  議案第19号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  議案第20号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  以上の2件につきましては、いずれも令和3年3月31日をもって任期満了となる固定資産評価審査委員会委員につきまして、引き続き河並祐幸さんと福島正義さんを選任いたしたいので、議会の御同意をお願いするものでございます。  河並さんと福島さんは、いずれも再任でございますので、御紹介は省略させていただきますが、略歴はお手元に差し上げてあるとおりでございます。  任期は、いずれも令和3年4月1日から令和6年3月31日までです。  議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第13号)  今回の補正は、1月25日の臨時会で提案した新型コロナウイルスワクチンの接種に係る準備経費等について、スケジュール変更等に伴い、軌道修正を図るもので、歳入歳出予算の総額から、それぞれ4,576万6,000円を減額し、総額を949億7,015万7,000円とするとともに、繰越明許費の補正を行います。  歳出予算では、衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費を4,576万6,000円減額します。令和2年度に医療従事者及び高齢者のワクチン接種に係る経費の支出を予定していましたが、国の通知により令和3年度予算で支出することとなったため減額するものです。  歳入予算では、国庫支出金を歳出と同額、減額します。  また、繰越明許費補正では、コールセンターの開設及び高齢者のクーポン券の封入封緘の時期の変更に伴い、限度額を増額し5,099万9,000円とします。  議案第22号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)  今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ12億3,032万円を追加し、総額を744億7,259万6,000円とするもので、令和3年度当初から取り組む必要がある事業を追加します。  補正の内容について、歳出予算から御説明いたします。まず、民生費についてです。  1点目は、子育て応援給付金給付事業費9,981万円の計上です。これは、さきに実施した国の特別定額給付金及び、後ほど御説明いたします東京都の出産応援事業の、両事業の対象とならない子どもを対象に、公平性の観点から、市独自の給付金として、一人につき10万円を給付するもので、子育て世帯の生活と子どもの健やかな成長を支援します。  2点目は、子育て世帯生活支援特別給付金(仮称)給付事業費7,087万円の計上です。これは、国庫補助事業として実施するもので、コロナ禍の中、児童扶養手当の受給世帯等に対して、児童1人につき5万円を給付し、生活を支援するものです。なお、国が新たに対象としている住民税非課税の子育て世帯への給付については、国から制度の詳細が示された段階で、改めて、予算措置を講じるものとします。  次に、衛生費についてです。  1点目は、PCR検査等助成事業費160万2,000円の計上です。東京都の令和3年度補正予算に計上された感染拡大防止対策推進事業補助金を活用し、高齢者施設入所者等のPCR検査、抗原定量検査の費用の助成期間を6月30日まで延長します。  2点目は、出産応援事業関係費135万7,000円の計上です。コロナ禍において、これから子どもを産み育てたいと考えている家庭を応援・後押しするため、東京都が実施主体となって、令和3年1月以降に出生した子どものいる家庭に対し、10万円分の育児用品や子育て支援サービスを提供するものです。市は、都の受託事業として、対象者への案内の送付などを行います。  3点目は、新型コロナウイルスワクチン接種事業費10億5,668万1,000円の計上です。ワクチンの供給量に従って、65歳以上の方への接種を5月から開始し、8月から基礎疾患を有する方、65歳未満の方への接種を順次、開始する予定です。市が設置する特設会場での集団接種と、病院や診療所で行う個別接種を併用し、16歳以上の市民の方を対象に、円滑な接種を実施します。  続きまして、歳入予算について申し上げます。  まず、国庫支出金は、1点目、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金6億7,552万1,000円、3点目、同接種体制確保事業費補助金3億8,116万円の計上で、衛生費の同接種事業費の財源とするものです。  2点目は、新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金7,087万円の計上で、民生費の子育て世帯生活支援特別給付金(仮称)給付事業費の財源とするものです。  次に、都支出金についてです。  1点目は、感染拡大防止対策推進事業補助金160万2,000円の計上で、衛生費のPCR検査等助成事業費の財源とするものです。  2点目は、出産応援事業事務費委託金135万7,000円の計上で、衛生費の出産応援事業関係費の財源とするものです。  次に、繰入金は、子ども・子育て基金とりくずし収入9,981万円の増額で、民生費の子育て応援給付金給付事業費の財源とするものです。  提案理由の説明は以上でございます。  どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 68 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。     ────────────────────────────────────── 69 ◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。                   午後2時44分 休憩 70                   午後3時14分 再開 ◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。     ──────────────────────────────────────
    71 ◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。  2番 赤松大一君、登壇願います。                 〔2番 赤松大一君 登壇〕 72 ◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。  先ほど開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた市長提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。  本日上程された市長提出議案7件の取扱いについては、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。  以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。 73 ◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────────── 74 ◯議長(石井良司君)  議案第16号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例、これより質疑併せて討論を願います。 75 ◯16番(野村羊子さん)  議案第16号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例について質疑をいたします。  この議案は、固定資産税・都市計画税の負担調整措置の延長、あるいは軽自動車税環境性能割の臨時的軽減の延長についてのものです。  質問1です。市民負担の影響はどのようなものになるのでしょうか。  質問2、市の財政への影響はどのようになるのでしょうか。特にマイナス影響がある場合に、国からの補填等があるのかということも併せて質問したいと思います。よろしくお願いいたします。 76 ◯市民部長(一條義治君)  三鷹市市税条例の一部を改正する条例、議案第16号につきまして、いただきました2つの御質問にお答えをいたします。  まず1点目、市税条例改正による市民生活への影響についてでございます。今回の固定資産税等に係る市税条例の改正は、負担調整措置等により税額が増加する土地について、令和3年度に限り、令和2年度の税額に据え置くという特別措置を講じるものです。したがって、土地の使用状況に変更がない限り、固定資産税・都市計画税は増加しませんので、市民税を含めまして、市民の税負担という観点からは、市民生活への影響はないものと認識しております。  2点目、市税条例改正による市財政への影響についてでございます。今回の条例改正による、特に土地の税額上昇分を据え置く特別措置の市財政への影響額につきましては、先日の予算審査特別委員会でも御説明させていただきましたとおり、特に固定資産税が約3億円の減、都市計画税が約8,000万円の減で、合計3億8,000万円の減収と見積もっております。また、この点に関連いたしまして、昨年の11月に、全国市長会の重点提言として、新型コロナウイルス感染症対策としての経済対策は、市町村の基幹税である固定資産税を用いるべきではない旨を国に要請していたにもかかわらず、今回、令和3年度税制改正で特別措置が講じられたことから、本市としては、令和4年度予算に向けた要望事項として、今回の特別措置による減収分については、国による措置がありませんので、今後、全額国費で補填することを、改めて全国市長会への三鷹市の重点要望として提出したことを申し添えます。  答弁は以上です。 77 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第16号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 78 ◯議長(石井良司君)  議案第17号 副市長の選任について、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第17号について、原案に同意することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案に同意することに決しました。     ────────────────────────────────────── 79 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第18号 教育委員会委員の任命について、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第18号について、原案に同意することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案に同意することに決しました。     ────────────────────────────────────── 80 ◯議長(石井良司君)  議案第19号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、これより質疑併せて討論をお願いします。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第19号について、原案に同意することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案に同意することに決しました。     ────────────────────────────────────── 81 ◯議長(石井良司君)  続きまして、議案第20号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第20号について、原案に同意することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案に同意することに決しました。     ────────────────────────────────────── 82 ◯議長(石井良司君)  議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第13号)、これより質疑併せて討論をお願いします。 83 ◯16番(野村羊子さん)  議案第21号、2020年度一般会計補正予算(第13号)について質疑をさせていただきます。  これは、さきの補正で計上したコロナワクチンの接種委託料を削減するものです。市町村が実施するワクチン接種事業、ワクチンの供給が遅れて2021年度になるということによるものです。  質問です。既に先行接種している医療従事者に対する接種事業については、どのような運用がなされるのか。医療従事者の住民票のある自治体で事業費は処理されるのか、医療機関で処理されるのか。2021年度に繰り越して精算がなされるのかについて確認したいと思います。よろしくお願いします。 84 ◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛君)  接種費用の請求や精算方法など、医療従事者向け接種に係る運用についてですが、三鷹市に住民登録をされている医療従事者等が市内で接種した場合には、接種場所である病院から請求があります。また、市外で接種した場合には、東京都国民健康保険団体連合会を経由して、三鷹市に請求されることとなります。また、令和2年度に接種した医療従事者等の接種費用の支払いにつきましては、実務上の混乱を回避する等の理由から、令和3年度の歳出とするよう厚生労働省からの通知がありまして、この通知に沿った対応を行うものでございます。  答弁は以上です。 85 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第21号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 86 ◯議長(石井良司君)  議案第22号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)、これより質疑併せて討論を願います。 87 ◯14番(谷口敏也君)  議案第22号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)について、民主緑風会を代表して、幾つか質問させていただきます。  まず、子育て応援給付金給付事業費についてお伺いします。  この事業は、昨年、国の事業として、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として行った国民1人当たり一律10万円を支給する特別定額給付金と、東京都が来年度に実施予定の令和3年度から令和4年度に生まれたお子様1人当たり10万円分の育児用品の支給や支援サービス等を実施する出産応援事業のちょうどはざまの時期に生まれ、どちらの制度も受けられないお子様に対して、三鷹市独自の事業として、1人当たり10万円を支給するものでございます。  質問1、この事業は、これまで市で策定してきました新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に盛り込まれていない事業だという認識ですが、この時期、三鷹市独自の予算でこの事業を行うとした経緯と市の考え方をお伺いしたいと思います。  質問の2、そもそもこの事業は、東京都が出産応援事業の支給対象者を、令和2年4月28日以降に生まれた子というようなことにすれば、三鷹市としても予算を使う必要がなかったわけなんですけど、市としてこの分の費用、今回9,981万円、約1億円分について、何らかの形で東京都から交付してもらうべきだと考えますが、御所見をお聞かせください。  続いて、衛生費のPCR検査等の助成事業費についてお伺いします。  東京都の感染拡大防止対策推進事業助成金を活用し、高齢者施設、障がい者施設、教育支援学級、接待を伴う市内の飲食店の職員や利用者に新型コロナウイルス感染症に罹患した方がいる事業所等で、行政検査の対象とならなかったものの、当該事業所等がPCR検査、抗原定量検査を必要だと、三鷹市が認める者に対して検査費用を助成しています。  質問の3、説明では、高齢者施設と障がい者施設云々って出ていますけど、対象事業所の種別を限定しているのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。  質問の4、現在までに検査した事業者の数と検査内容、その結果等をお示しいただきたいと思います。
     質問の5、1検査当たりの補助金の上限をPCR検査が2万円、抗原定量検査が7,500円としていますが、対象者の多い事業所等では上限を超えるのではないかと推察をいたします。その場合は、事業所等が自己負担で検査を行っているのか、また、超えている部分については検査をしていないのか、過去の事例を把握しているようであればお伺いしたいと思います。  質問の6、今後、いわゆる第4波が懸念されております。陽性者が多くなった場合には、おのずとこの事業費も増えてくると思いますが、今後、東京都からの予算の増額も考えられるのか、お伺いします。  最後に、新型コロナウイルスワクチンの接種についてお伺いをいたします。  ワクチン接種については、3月4日の予算代表質疑の中でもいろいろと質疑をさせていただきましたが、その後、どの程度進展があったのかについてお伺いします。  質問の7、最初のワクチンが届く時期、そして、その量をお示しをいただきたいと思います。  質問の8、かかりつけ医での接種を希望している方々の声をやはりよく聞きます。個別接種が始められる時期をお示しをいただきたいと思います。  質問の9、代表質疑で再質問させていただきましたが、かかりつけ医での接種を希望する方が多い場合に、ワクチンを無駄にしないために効率的なワクチン接種方法を構築できているのか、あるいはできそうなのか、その辺についてお伺いします。  最後に質問の10として、代表質疑の答弁の話にもありましたけど、訪問医による巡回接種ということが出ましたが、これについての検討状況をお伺いしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 88 ◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  私からは1点目の御質問のうち、緊急対応方針と予算措置の関係について御答弁させていただきます。  これまで市では、基本的に緊急対応方針に基づいて補正予算等を編成し、新型コロナウイルス感染症対策を進めてまいりました。その一方で、早急に対応が必要な案件につきましては、補正予算などの予算措置を先行いたしまして、その後に緊急対応方針に盛り込むなど、柔軟な対応を図ってきた経過がございます。今回の子育て応援給付金につきましても、東京都が来年度から出産応援事業を実施するということが明らかとなったことを踏まえまして、切れ目のない支援を行うために、早急に対応を図ることといたしました。今後の緊急対応方針の発出の在り方につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、適宜適切な対応を検討していければというふうに考えております。 89 ◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私から、子育て応援給付金について、今回実施することとなった経緯、東京都への要望についてお答えいたします。  今回の東京都出産応援事業は、令和3年度の新規事業といたしまして、今年に入ってから三鷹市のほうに情報提供があったものでございます。この事業は、令和3年1月1日以降に生まれたお子さんを対象とするということで、さきに実施いたしました国の特別定額給付金、昨年の4月の27日生まれのお子さんまでを対象としておりましたので、両事業の対象とならないお子さんを育てている御家庭の不公平感というのは、決して小さくないものであろうというふうに推察いたします。こうした状況もありますので、三鷹市としては、可能な限り同じ時期に給付金をお届けできたほうがよいであろうと判断いたしまして、緊急対応方針にはございませんが、補正予算として、今回御提案させていただいたものでございます。  当初、東京都はこの事業を令和3年度の事業として、4月1日以降に生まれたお子さんを対象ということで、説明を私ども最初に受けましたけれども、三鷹市からも、令和2年4月28日生まれのお子様から、ぜひ対象にしてほしいと要望し、そうした声が東京都にも多く寄せられたようで、最終的には東京都も1月1日生まれのお子様まで遡って実施するということでございました。三鷹市としては引き続き、適時適切に東京都にしっかり要望していきたいと考えているところでございます。  以上です。 90 ◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは、PCR検査等助成事業につきまして、4点お答えさせていただきます。  まず、御質問の3点目になります。対象事業所の職種を限定しているかということについてお答えいたします。今回のこの事業の助成対象となる施設の範囲は要綱で定めておりますけれども、助成対象となる施設の従事者の職種については限定はしておりません。当該施設がPCR検査等を必要と認めた方であれば、助成対象としているところでございます。  続きまして、4点目になります。現在までの実績でございます。3月25日時点で14件、120人分の申請を受理しております。14件のうち、事業所からの申請は5件となっております。検査の内訳といたしましては、PCR検査が74人、抗原検査が46人となっております。なお、当該事業は早期に感染者を把握、特定いたしまして、市内における感染拡大防止を図ることを目的としておりまして、個々の感染結果の把握はしておりませんので、そういった情報は集約しておりません。  続きまして、御質問の5点目になります。補助の上限額を超えた部分の検査についてお答えいたします。検査を実施した約120人のうち、一部個人の方の申請で、この上限額を超えた検査費用の支払い実績は把握しております、確認しておりますけれども、事業所からの一括申請で上限額を超えた支払い実績は、現時点ではございません。  最後の御質問になります。東京都における予算の増額についてでございます。都の区市町村との共同による感染拡大防止対策推進事業補助金につきましても、現状では4月から6月までの期間での補正予算が計上されております。7月以降の同事業の実施につきましては、今後の感染拡大状況を見ながら適宜判断していくと聞いておりますので、こうした都の今後の動向等も踏まえ、引き続き、市として適切に対応してまいります。  私からは以上です。 91 ◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛君)  私からは、ワクチン接種に関して4点お答えいたします。  初めに質問の7点目、最初のワクチンが届く時期と量についてですが、国が示した供給スケジュールでは、4月の26日の週に全ての市町村に1箱ずつ配送するとされており、三鷹市にも1箱──約500人の2回接種分となりますが、供給される見込みです。  次に、質問の8点目、個別接種の開始時期についてお答えいたします。三鷹市では、高齢者入所施設から接種を開始しまして、一定量のワクチン供給が確定すれば、集団接種も実施していく方針です。診療所での個別接種につきまして、現時点で開始時期を明示するのは難しいところですが、決まり次第、「広報みたか」や市ホームページ等で周知をしていきたいと考えております。  次に、質問の9点目、医療機関での効率的な接種方法の構築についてですが、医療機関で効率的にワクチン接種を行うためのポイントは、2つあると考えております。1つは予約方法で、もう一つは配送の仕組みであると考えているところです。通常の診療を継続しつつ、無駄なく効率的にワクチンを接種するための予約方法と、扱いがデリケートなファイザー社製のワクチンを、個々の診療所の予約状況に応じて、適切に配送するための仕組みの構築が必要です。このため、引き続き三鷹市医師会との意見交換を行いながら、具体的な検討を進めてまいります。  最後に質問の10点目、巡回接種の検討状況についてですが、高齢者施設に入居、入所されている方や在宅高齢者への巡回接種につきましては、三鷹市医師会の在宅医療委員会との意見交換を進めております。特に在宅高齢者への接種につきましては、ファイザー社製ワクチンの特性や接種後の経過観察の在り方など、課題も指摘されているところですが、引き続き実施に向けた検討を進めてまいります。  答弁は以上です。 92 ◯14番(谷口敏也君)  ありがとうございます。1点ちょっと確認したいんですけど、PCR検査のところで、事業所の件数をお伺いしたのは、結果については把握してないというお話でしたよね。これって1つ重要なのが、行政検査の、要は保健所の対象にならなかった人で、万が一陽性だった場合には、保健所の見通しというのが甘かったということになるわけじゃないですか。だから、その結果は市としても把握して、きちんと伝えるべきだと思うんですけど。あるいは、保健所のほうは把握しているのか、あわせてちょっとその点だけ確認したいと思います。 93 ◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  再質問にお答えさせていただきます。  助成対象の検査につきましては、市のほうに事前に御相談いただけた場合には、必ず検査が──結果に応じてしっかり医療につながるような検査方法、検査機関を御利用するようにということで、御案内をさせていただいています。当然そういった検査を受けていただければ、その結果については、医療機関のほうを通じて、保健所のほうにも発生届ということで、通常の検査と同じような経過で把握ができるものということで、そちらのほうから市のほうにも、結果的には情報としては届くものというふうに認識しております。  以上です。 94 ◯16番(野村羊子さん)  それでは、2021年度一般会計補正予算(第1号)について質疑をさせていただきます。  まず、子育て応援給付金についてです。内容は、今ありましたので。今回、2021年1月1日以降に生まれた子どもは東京都の出産応援事業の対象になるのですが、支援の内容が若干違いますよね、現金給付とそうではない現物給付ということで。これによる不公平感というのは生じないと考えるのか。960人程度ということですけれども、住民登録から申請書を送付するというふうなことになりますでしょうか。いつ頃の給付を予定していますか。ほかの自治体で同様の給付を受けている場合は対象外ということですが、先行して同様の給付を実施した自治体の状況というのを、三鷹市は把握しているのでしょうか。財源は全額繰入金ですけれども、さきの補正で積んだ新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるという理解でよろしいでしょうか。  次に、子育て世帯支援特別給付金7,087万円について確認をいたします。これは、低所得世帯の子ども・子育て支援施策、子ども1人5万円を支給するもので、財源は国の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金です。まず、児童扶養手当受給の低所得者のひとり親世帯の支給を先行させますと。これは昨年実施しているひとり親臨時特別給付金と同じ対象者と思いますけれども、これについて、コロナで家計急変などというふうなことなので、受給者の変動というのはどの程度あると見込んでいるでしょうか。これもいつ頃給付されると見込んでいるでしょうか。  この給付金、所得税非課税の子育て世帯への支給ということもありますが、まだ国の制度の詳細は把握してないということですけれども、これ、いつ頃可能になるというふうに見込んでいるでしょうか。  低所得者への子育て支援ということですけれども、児童扶養手当受給のひとり親世帯と住民税非課税の子育て世帯のこの2つのほかに、この制度のはざまに落ちる人、あるいは別居中とか、離婚調停中とか、ほかにもいろいろあると思うんですけれども、そのような方に届くような支援というのは何かあるのかということを確認したいと思います。  それから、PCR検査等費用の助成期間の延長についてですけれども、実績は今、答弁ありましたので結構です。  在宅介護、在宅訪問等の中で、このような助成制度の必要性はないのか、制度拡充の検討はしてないのかというふうなことを確認したいと思います。  東京都の出産応援事業費について、制度の内容は先ほど言われましたので、現物支給ということで、QRコードからサイトにアクセスして、送付されたIDとパスワードで登録し、希望の品やサービスを選択するということですが、スマホを使えない人とか、ネット環境が悪くてアクセスし切れない人というふうな方の想定はしているでしょうか。その人たちの対応というのは何か考えられているでしょうか。  この育児用品やサービスを選ぶのは、1回で10万円分全て選ばなければいけないのか、期間を置いて何回かに分けて活用することができるのか。赤ちゃんって日々育っていくので、必要なものって変わってくると思うんですが、そういうことの対応が可能なのかということを確認したいと思います。  そして、新型コロナウイルスワクチンについて確認したいと思います。供給体制の見通しということで、今回一定出ています。5月に1,000回分、500人分のみの供給。優先順位は、高齢者施設からというふうなことでした。なので、3週間で2回目の接種ということですけど、最初に来た1箱で、とにかく500人を2回分接種するんだというふうな考えでいいのかということを確認したいと思います。  そして、アナフィラキシーショックへの対応ということで、先ほどちょっと問題、対応を検討するという話がありましたけれども、施設接種や集団接種の会場での対応をどのように整えられているのか。アナフィラキシーショックのほかにも副反応の被害があります。集団であれ、個別であれ、接種する医師への情報提供、対応は整えられているのか。  厚生労働省厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)、3月26日に開催され、副反応の情報が公開されました。市として把握しているでしょうか。  この副反応被害が発生した場合、国の健康被害救済制度が適用されるとしていますが、市町村が申請を受け付けて手続を進めることになります。因果関係が認められれば、補償の対象となるというふうに言われています。副反応の認定基準というのは明確に定められていないことが多く、認定されなかった症状についてしっかり公開されていないために、検証が十分できないという状況があります。何らかの症状を発した人に対して、市としてどのような対応を検討しているのかということを確認したいと思います。  最後に、アストラゼネカのワクチン、血栓による死亡等があり、ヨーロッパでは利用を中止する国も出ています。日本への供給、いつどの程度になるのかというふうなことを政府から説明があるのかどうかということを確認したいと思います。  以上、お願いします。 95 ◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私からは、子育て応援給付金に関しまして、財源の御質問を除いてお答えをさせていただきます。  まず、東京都の出産応援事業対象者を除外することで、不公平感は生じないのかという御質問でございますが、東京都が令和3年度から新たに実施いたします出産応援事業は、コロナ禍においても子どもを産み育てたいと考えている御家庭を応援、後押しするためのもので、さきに実施いたしました国の特別定額給付金とは趣旨が異なっているということは承知しております。しかしながら、この両事業の対象とならないお子様をお持ちの市民の皆様の立場に立てば、不公平感を感じることはもっともなことと思っております。そうした御家庭からも、4月28日以降に生まれた子どもに対しても給付金を出してほしいという御要望をいただいておりまして、公平性の観点から、市として独自の給付金を給付させていただきたいというふうに考えたところでございます。  次に、対象者の抽出及び申請方法、給付の時期につきまして、対象者については、令和3年4月1日を基準日といたしまして、令和2年4月の28日から12月31日までに生まれたお子さんを、住民基本台帳から抽出いたします。対象となる児童のいる世帯の約9割が、三鷹市からの児童手当を受給しているという、そういった御家庭でもございますので、既に金融機関の口座を登録していただいていることから、申請の必要はございません。受給意思を確認させていただいた上で、5月中旬には振込をさせていただける予定でございます。その他の対象者、主に公務員の方については、三鷹市に口座情報がございませんので、4月中旬に御案内と申請書を郵送し、5月末までに申請をしていただき、6月中旬に振込をする予定で進めたいと考えております。  次に、同様の給付金を先行実施した他自治体の状況ということでございますが、26市のうち19市で、うち15市が10万円を給付しているという状況を把握しております。なお、三鷹市に隣接する杉並区、世田谷区では実施していないということでございます。転入されてきた対象者の方には、本給付金の通知の中で、前住所地における同様の給付金の受給状況を確認させていただき、御本人からのお申出に基づき対応させていただく予定でございます。  続きまして、子育て世帯生活支援給付金について、まず、対象者の基準日等についてと給付時期についてでございます。今回のひとり親世帯に対する子育て世帯生活支援給付金については、昨年度から実施しておりますひとり親世帯臨時特別給付金とほぼ同様の制度設計であるというふうに理解しているところでございます。本日現在、国から基準日等の詳細が示されておりませんが、児童扶養手当の受給者という前提条件は変わっておりませんので、前回のひとり親世帯臨時特別給付金と大きく変わるところはないというふうに私どもは考えているところでございます。なお、児童扶養手当受給者への給付時期につきましては、児童扶養手当の定例支給日でもある5月10日を予定しております。  また、新たに対象となる住民税非課税世帯への給付が今回の補正に盛り込まれていない理由と給付の時期ということでございますが、住民税非課税の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援給付金については、まだ国から具体的な制度設計が示されていないため、今回の補正予算に計上することは困難であるというふうに判断したところでございます。国から詳細が示された段階で、改めて予算措置を講じていく予定でございます。給付時期も、現時点でお答えできる状況にはございませんが、国は、今後具体的な制度設計を行い、直近の所得情報の判明以降、可能な限り早期に対応することを示しておりますので、三鷹市としても適切に対応していきたいと考えているところでございます。  最後に、こちらの制度の対象とならない人への支援ということで、今回のひとり親世帯に対する生活支援給付金につきましては、別居中や離婚調停中などの方は対象となりませんが、低所得の子育て世帯を対象とした給付金については、今後、制度が示されることとなりますので、的確に情報把握し、必要な方に支援が届くよう周知に努めていきたいと考えております。  そして、私からの最後ですが、出産応援事業につきまして、東京都の出産応援事業が現金給付にならなかった理由、また、スマホやネットでの申請ができない方への対応、あと複数回に分けて申請できるのかという御質問でございました。東京都が現金給付としない理由というのは、説明は受けてはございませんけれども、住民登録情報を持たない東京都が実施主体となる事業であり、区市町村の事務負担を考慮して、こうした方法を選択されたものというふうに推察しているところでございます。  子育て世代が気軽に利用できるよう、ウェブサイトからの申込みということでございますが、これが難しいときはコールセンターに御連絡していただき、通常のカタログギフトのような形で対応をさせていただくこととしております。サービスの利用については、ID・パスワードが届いてから、おおむね3か月以内に初回の登録をしていただいて、その登録から6か月以内に、育児用品やサービスの申込みをしていただくようになります。期間内であれば、何回に分けてお申し込みいただいても大丈夫ということでございます。  私からは以上です。 96 ◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  私からは、子育て応援給付金につきまして、財源となった基金繰入金と新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の関係についてお答えいたします。  令和2年度の一般会計補正予算(第12号)では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と新たに生じた財源を基金に積み立てたものです。交付金を基金に充当するといった1対1の関係ではございませんが、子ども・子育て基金積立金2億円余のうち、交付金が財源の一部となっていると。そうしたことから、おおむね基金を介して交付金が充たっているものと捉えているところでございます。  私からは以上です。 97 ◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私からは、PCR検査等助成事業につきまして、1点答弁させていただきます。  在宅介護・訪問介護事業者等への制度拡充につきましてお答えいたします。当該助成事業につきましては、さきの議員さんの答弁でも御説明しましたとおり、東京都の補助事業を活用して実施しております。この助成対象につきましても、同事業の実施要綱に定める施設等の範囲における検査を対象としているものでございます。令和3年度につきましては、この事業の助成対象施設につきまして、東京都においても、一定の見直し、拡充が検討されていると──特に、訪問介護事業所を対象に拡充しようというようなことも聞いております。こうした都の今後の動向も踏まえまして、引き続き市としても適切に対応してまいります。  私から以上です。 98 ◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛君)  私からは、ワクチン接種に関して順次お答えいたします。  初めに、1箱は2回分かというお尋ねですが、高齢者向けに当初割り当てられるワクチンは、2回分の量として配送されることが示されております。したがいまして、1箱配送された場合には、約1,000回接種できる量となりますが、半分の500人に接種することになります。  次に、アナフィラキシーへの対応についてですが、集団接種会場における副反応への対応につきましては、国が示す手引や三鷹市医師会からの助言に基づきまして、アドレナリン製剤や抗ヒスタミン剤等の薬剤や血圧計、ベッド等の物品を準備します。また、発症者の速やかな治療や搬送が可能となるよう、あらかじめ会場内の従事者の役割を確認するとともに、搬送先につきましても、医療機関との適切な連絡体制を確保できるよう、調整を進めてまいります。  次に、医師への副反応の情報提供等についてですが、副反応の情報につきましては、国による副反応疑い報告制度の適切な運営に基づきまして、適時適切に情報提供されるものと認識をしております。市でのワクチン接種におきましても、こうした情報を踏まえ、三鷹市医師会等と関係機関との情報共有を図りながら、適切に対応してまいります。また、接種後の副反応に係る相談におきましても、市の対応が困難な、医学的知識、知見が必要となる専門的な相談等につきましては、東京都が運営する相談窓口と連携し、適切な対応を図ってまいります。  次に、厚生科学審議会での副反応に関する報告について把握しているかというお尋ねです。3月26日に開催された同審議会では、医療機関等からの副反応疑いに係る報告等がなされたことを承知しております。アナフィラキシーの発生状況につきましては、接種開始から3月21日までに、181件報告されていると承知しております。引き続き国際的な基準に基づく評価を行うとともに、予診での留意事項、接種後の観察や発生時の対応などの留意事項の普及を図ることが示されております。今後も、同審議会において適切な評価と対応が図られるものと考えていますが、市といたしましても、情報把握と医師会等との情報共有に努めてまいります。  次に、接種後に何らかの症状が発生した方への市の対応についてですが、市は接種によると考えられる健康被害が生じた場合、当事者より予防接種法に基づく健康被害救済給付の申請を受け付け、必要な調査等を行うとともに、その健康被害が接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、被接種者への救済給付を行うこととされています。市といたしましては、この救済制度の中で、しっかりと市としての役割を果たすことが重要であると考えております。  次に、最後の質問ですけれども、アストラゼネカ社製のワクチンの供給についてです。アストラゼネカ社製のワクチンにつきましては、本年2月に薬事承認の申請がなされましたが、現時点におきまして、供給時期等についての国からの通知は承知しておりません。  答弁は以上です。 99 ◯16番(野村羊子さん)  再質問させていただきます。  ワクチンについてだけしたいと思いますが、先ほど今、答弁の中にもありましたように、アナフィラキシーの反応は181件、ブライトン分類といって、いわゆる中身を精査したときに、実際に47件が実際の反応だろうというふうに言われています。100万回に81件という割合で、インフルエンザは100万件に1件なので、80倍アナフィラキシーの反応が出ているということです。そのことの情報を、やはりきちっと伝えるということが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  そして、2回目の接種について。発熱があった人が35.6%、頭痛があった人が49%、倦怠感があった人が67.3%と、それぞれ1回目に比べて倍以上、様々な症状が確認されています。このような副反応情報をちゃんと市民の皆さんに提供できるでしょうか。厚生労働省に報告されている副反応情報、しっかりと記載して、接種は任意であるということを明記した文書を予診票に同封していただくことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  そして、副反応の発熱は翌日以降に出る方が多いということで、2回目接種のね。そうすると、当日の救急搬送のほかに、翌日以降の副反応への医療体制、受診体制というのが必要ではないかと思うんですが、その辺はどのような話合いを医師会とされているでしょうか。体制構築ができるでしょうか。  施設での集団接種の場合、2回目に3割の人が38度の熱が出たら、100人の規模で30人が一度に発熱するという事態になるという、とっても大変じゃないかと思うんですが、そのようなことにどのように対応するようなことを考えているのか。  もう一つ、インフルエンザやBCGなどとはやはり異なって、HPV、子宮頸がんワクチンでは、当初はやっぱり痛みのみで、それが継続して、結果的に数週間後に発作を起こすとか、発症する、劇症化するというパターンがあったはずなんです。まだそこがきちっと評価されていない、検証されていないという状態ですが、こういう遅延性の反応について、しっかりと情報提供をしていくことが必要だと思いますが、どのような対応を検討できているのかということを確認したいと思います。 100 ◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  再質問に、私のほうからお答えさせていただきます。  ちょっといろいろ細かな部分までお尋ねいただいたんですけれども、今回本当に初めて使用されるワクチンということで、日々新たな情報、報道等も行われている中で、議員お尋ねのとおり、先週末に国のほうでも審議会が行われまして、そこで様々な副反応を含めた報告が出ていたということは承知しております。こういった情報はかなり専門的な部分もありまして、そういったものを細かく、やはり当然医師会の先生方も含めて情報共有した上で、特に必要である情報については、適宜、市のホームページであったり、広報のほうで市民の方にもお知らせをして、接種を希望されるかされないかという判断をしていただくための情報提供には、引き続き努めていきたいと思っております。  また、接種券を送る際には、予診票も同封するのですけれども、中には──当然こちら、定期予防接種ですけれども、強制ではないということも明記の上、希望される方が受けるということは明確に御説明した文書を同封して送らせていただこうと思っております。様々な副反応がいろいろ報告されておりますけれども、そういったものを冷静に情報を把握しながら、適切な市民への情報提供に努めてまいります。 101 ◯16番(野村羊子さん)  討論します。  補正予算(第1号)について、子育て世帯への給付金、低所得者のひとり親世帯の生活支援、PCR検査の助成については賛成します。出産応援金については、現金給付でないのは残念であり、ネットでの申込手続きに支援が必要な場合の支援を要望しておきます。  そして、新型コロナウイルスワクチンについては、そもそも開発時間が短過ぎ、実際の接種開始後、アナフィラキシーショックや死亡例など、これまで長年活用されてきた様々なワクチンに比べて高い比率で副反応が発生しています。3月26日現在、コロナワクチンによるアナフィラキシー反応は181件報告されており、ブライトン分類1、2、3は47件で、100万回に81件という高い割合です。死亡報告は2件となっています。また、遅延性の副反応は未確認で、今後、報告される例が相次ぐのではないかと危惧しているところですということについては、1月の補正予算の討論でも述べました。  接種直後は痛みのみで、それが継続して数週間後に様々な発作を起こすなどして発症、劇症化していくのが、HPVワクチン、子宮頸がんワクチンの副反応被害の様態でした。長期的な副反応被害報告の受入れ体制を市でも取っておく必要があるということを述べておきたいと思います。  さらにアメリカ疾病対策センター(CDC)や各州の保健当局は、副反応で仕事を休まざるを得ないことを想定し、同じ職場が集団接種で同時に打つのはやめたほうがいいと提唱しています。今までとは全く違う様相を呈してきているのが、このコロナワクチンです。集団接種を実施するのであれば、万が一のための救急搬送体制、翌日以降の副反応対応の医療機関体制を整えておくことが必須であることを申し添え、繰り返しになりますが、長期的な安全性が確認し得ないワクチン、医療関係者の何人もが様子を見たいと言っているワクチンの接種を、市民に一律に推進することはできないため、安全性が確保し切れていないmRNAワクチンを、全市民対象に推進するための本補正予算に反対します。 102 ◯28番(栗原けんじ君)  令和3年度一般会計補正予算(第1号)について、新型コロナウイルスワクチン接種事業について質問します。  初めに、ワクチンの確保の現時点での見通しについて、先ほど4月26日の週に1箱500人分を、今、確保しているという答弁がありました。全市民分の確保については、国や東京都からどのように通知を受けているのか、確認したいと思います。  次に、市民へのワクチン接種の優先順位とスケジュールについてですが、クーポン券の発送枚数は、ワクチンの確保数で発送することになるのでしょうか。確保数が十分でない場合も想定をすることができると思います。現段階での、十分でない段階での優先順位は考えているのか、抽せんなどの可能性はあるのか、確認しておきたいと思います。  次に、近くの病院やかかりつけ医で接種を受けたいという声が多く寄せられています。地域の病院や診療所などでの個別接種について、いつから始められるのかということについては、まだ未定で示せないということですけれども、速やかな実施を求めたいというふうに思います。その上で、地域での個別接種は、市内で何か所ぐらいまで広げられるのか。個別接種をされる病院や診療所の周知についてはどのように取り組むのか、確認しておきたいと思います。  最後に、集団接種の3密対策や副反応の対策が重要だと思います。シミュレーションも含めて十分な検討がされているのか、確認したいと思います。よろしくお願いします。 103 ◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛君)  ワクチン接種に関して、4点お答えいたします。  初めに、ワクチン確保の現時点での見通し、特に全市民へのということなんですが、現在国が示しているワクチン供給量の見込みは、医療従事者と高齢者向けのワクチンに限定されています。国民全体への供給見通しは示されていないところですが──なお、高齢者向けワクチンについては、6月までに全ての高齢者に2回接種できる数量を順次出荷すると言われています。  次に、市民へのワクチン接種の優先順位とスケジュールについてですが、クーポン券の発送時期については、ワクチン供給の見通しを考慮して決定していきたいと考えておりますが、現時点において、ワクチンの確保数に限定しての発送や抽せんは予定しておりません。また、年度当初のワクチン供給量が少ない段階では、特別養護老人ホームなど、高齢者入所施設から接種を開始したいと考えております。  次に3点目、かかりつけ医での接種なんですけれども、市内何か所ぐらいまで拡充できるかというのをお尋ねですけれども、現在、三鷹市医師会と協議中のため、数字的な回答は控えさせていただきますが、確実なワクチンの移送と安全かつ円滑に個別接種が実施できることをしっかりと確認していきたいと考えております。また、個別接種を実施する医療機関の周知については、決まり次第、市ホームページや「広報みたか」で周知を図ってまいります。  最後に、集団接種における3密対策についてですが、集団接種会場の運営方法につきましては、三鷹市医師会との意見交換を行いながら検討を進めている状況です。コロナ禍では3密を避け、安全かつ円滑に接種を行えるよう、受付から接種後の待機までの流れを確認し、会場レイアウトや運営体制の具体的な検討を進めております。今後もワクチン接種が安全かつ円滑に進められるよう、三鷹市医師会等との緊密な連携を図りまして、準備をしっかり進めてまいりたいと考えております。  答弁は以上です。 104 ◯28番(栗原けんじ君)  再質問します。  現状、ワクチンの供給量というのは、流動的だというふうに思います。限定的な数で、優先順位を決めなければならないときには、公平・公正に明確な説明責任を市として果たしていただきたいというふうに、その場合には求めておきたいと思います。  また、個別接種については、身近な診療所でかかりつけ医に受けるということは、市民が多く望んでいることなので、速やかに実施、またできるだけ多く──現状PCR検査については、50近くの市内での診療所ができる状況になっていますから、50ぐらいまではぜひ努力していただきたいというふうに思います。  また、個別接種の実施期間については、「広報みたか」やホームページということですけれども、高齢者においては、なかなかデジタル関係には疎い部分もありますし、広報も1回きりではなかなか行き渡るのに課題もあると思います。三鷹市医師会との協力も含めて、しっかりとした取組をしていただきたいと思いますが、確認しておきたいと思います。 105 ◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛君)  今、3点お尋ねいただきましたが、御質疑というよりは確認だと思うんですけれども、そのとおりだと思うんですが、まずワクチンの接種につきましては、やはり高齢者施設から実施したいというのは、やはりクラスターの防止であるとか、重症化リスクの高い方の予防という点で、公平といいますか、そうした理由はあるのかなというふうに考えています。それでそういう決断をしたところです。
     また、個別接種につきまして、先ほどの答弁のとおり、数を目標数値のように言うのは避けたいんですけれども、やっぱりかかりつけ医は、それぞれふだんから状況を知っていて、予診もより正確にできるというメリットがある一方、やはり小さな診療所等もありますので、なかなかそうしたところでしっかり感染防止を図りながら、ファイザー社製のワクチンを安全かつ円滑に打てるような仕組みをしっかり検証、確認をしていきたいというふうに考えているところです。  また、高齢者への広報につきましては、御指摘のとおり「広報みたか」を中心に行っていきますけれども、やはりかかりつけ医の先生に、どういうところで受けたらいいのか、そういった相談も含めて、しっかり御案内ができるように、医師会との協議・調整を進めてまいります。  以上です。 106 ◯28番(栗原けんじ君)  討論します。  本補正予算は、新型コロナウイルス感染症の対応として行われるものですが、新型コロナウイルス感染症拡大を封じ込めるためには、無症状感染者を早期発見、保護する社会的PCR検査の拡充や受診抑制による減収が続いている医療機関への減収補填、営業自粛を余儀なくされている中小事業者に対する支援拡充が必要です。国及び東京都に対し、早期に実施することを求めるよう求めます。  本補正予算において、子育て応援給付金は、令和2年4月28日以降、同年内に生まれた子どもが特別定額給付金の対象にならず、不公平だとの声や是正が市民から求められていたもので、市の独自施策として実施することを評価します。  PCR検査等助成事業について、都の感染拡大防止対策推進事業補助金を活用した高齢者施設入所者等のPCR検査、抗原定量検査の実施延長は評価するものですが、同様の対応を、保育園や学童保育所、学校など、子育て・教育施設等に広げる必要があります。  新型コロナウイルスワクチン接種事業については、副反応など、最新の情報の提供に取り組み、副反応や3密対策など、被接種者の安全の確保に万全の体制を取ることを求め、その他はいずれもコロナ禍の下で必要なものと考え、賛成します。 107 ◯10番(半田伸明君)  質疑ではなくて、討論だけ一言申し上げます。  新たな子育て応援給付金支給に伴い、子ども・子育て基金を1億弱取り崩すことについて、問題提起しておきます。  当初これ私、またばらまきかよという視線で、反対の目線だったんですが、るるちょっと調べていった結果、まあしようがないのかなというふうになりつつあります。どういうことかというと、先ほど谷口議員の質疑にもありましたが、国の制度がまず10万あった。今度、都が予算を組むわけですよね。令和2年4月28日に遡ってくれと言ったという話ですよね。お疲れさまでした。その結果、令和3年1月1日からとなったんでしょうけど、当初、令和2年4月28日まで遡らせるということを言っているんだったら、徹底してそれを追求すればいいじゃないかと思っていました。ところが、いろいろ調べてみたら、お隣の小金井は既にまいちゃっているんですよ。となると、小金井にとっては二重得になるわけですよね。ここに気づいたときに、全くもうというのが正直な感想でした。だから、令和2年4月28日まで遡らせるというのを主張し続けるのも、実際には限界があるんだなということは私自身学びました。  とはいえ、他の議員の質疑にもありましたように、一定の何らかの補助金の設定を求めていくのは、やっぱり必要なのかなという感じはします。それはなぜかと申しますと、片や前半戦で国の10万円の給付金があって、後半戦で都の10万の給付金になって、言わばオセロでいう白と白に挟まれた黒ということで、黒が白にならざるを得ないという展開だというお話もいただきましたが、これ、よくよく考えたら、三鷹市にとっては財政の自治を侵害されているんですよ。片や国の事業ですね、片や東京都の事業ですね。挟まれて、何、不公平感が出た、なぜ不公平感を三鷹市がやらなきゃいけないんですか。そう考えるのが筋なんです。不公平感というんだったら、東京都が出して当たり前。ですから、一定程度の新たな補助金の設定云々については、これは強く求めていただきたいと思います。  また、他市のばらまき状況について、三鷹市を含め7市ですか、我慢していたというね。お近くですと、武蔵野とか、西東京も何かそういう話聞いていますが、片や小金井は配っている。三鷹市よりお金が苦しいはずの小金井が配っていて、三鷹市よりお金に余裕がある武蔵野は配ってない。難しい判断だったと思うんですね。だから、このあたり、少々の事情を勘案し、まあやむを得ないのかなと思うんですが、気持ちとしては、近隣市を含め、26市のうち三鷹市を含めた手を挙げてないという自治体の中で、できれば一番最後に手を挙げてほしかった。追い込まれてやむなくということを、私はやってもらいたかった。なぜなら、次年度の当初予算で、今のところ国の予算では、地方創生臨時交付金が新たに見込めるような状況じゃないと私は承知をしておるのですが、仮に何らかの補正が入るということは、国の政治状況によったら幾らでも可能性があるわけですね。ですから、本来ですと、新たな地方創生臨時交付金を次年度に見込んで、それを財源として、この1億ばらまくのをやるのが筋だったのではないかと思います。  確かに企画部調整担当部長の御答弁で、地方創生臨時交付金が新たに見込めた、それを実質積んでいる。それを活用するという認識だとおっしゃいますが、私はそれは違うと思う。地方創生臨時交付金を新たに獲得した、これは事実ですね、補正予算で。一方、減収補填債がありましたね。減収補填債を含めて、地方創生臨時交付金の中で5,000万はジブリに消えちゃいますが、それの残りの部分は、ほかの部分に充てられることも幾つか発生している。減収補填債がある。余った分の合計5億強をどう割り振るかなんですが、健康福祉基金と子ども・子育て基金は、実は次年度当初予算で取崩しが増になっているんですね。そこに充てられた予算だと、僕は思っています。  だから、今回1億ばらまきに使われてしまうということになると、その分じゃあどこで捻出するのって話に当然なっていくはずなんですね。ですから、新たな交付金、地方創生臨時交付金がもし春先に何かしらの形で示されるのであれば、ここは指摘をしておきたいのですが、財源の付け替え、いわゆる歳入補正はきちんとやってもらいたい。この点は指摘しておきたいと思います。それだけ基金を崩すということに、私はやっぱり慎重でありたいと思っております。  また、新たな地方創生臨時交付金がやっぱり見込めませんとなったとしますよね。その場合は、9月、令和2年度決算確定に伴う繰越金、またひょっとしたら2億か3億余りいっているんでしょうかね。そのときの繰越金の使い道、ここに今回取り崩す1億を補填するという観点から、子ども・子育て基金に積んでほしいということは指摘をしておきたいと思います。  なぜこれだけ子ども・子育て基金のことを口うるさく言わせてもらっているかというと、今回示された資料の中で、令和3年度基金運用計画があります。基金運用計画では、今回の補正の結果、基金全体が107億という事態になるんですよね。100億はとりでですね。100億を崩されたら大変なことになる。リーマンのことを思い返すわけですね。そうならざるを得ない、その手前でどうやって止めるかということは、やっぱり私の立場からは言っておきたいことだと思います。  この東京都と国に挟まれた形で財政上の自治が侵害されたという認識は、私は決して変えるつもりはない。ですから、この件について、東京都の行動で、あっと言う間にこれで追い込まれてしまうというリスク管理は、次年度もやっぱりきちんと管理をしておかなければいけない。そのリスク管理の観点からいいますと、小金井がまいた時点で、ひょっとしたら我が市もまいておいたほうがよかったのかもしれない。難しいところだと思います。ただ、まかずに最後の最後まで我慢した、ここも評価をしたいと思います。  そういったことをるる申し上げましたが、子ども・子育て基金については、今回の補正で残高5億を切ります。次年度当初予算の当初の取崩しは、子ども・子育て基金6億台、つまり、もう子ども・子育て関連は、極端な表現かもしれませんが、予算が組めないという事態になりかけているんですよ、東京都のせいで。だから、ここは我が市としては、財政上の自治が侵害されたということで、議会側からこれは誰かやっぱり指摘しなきゃいけない。だから、私が指摘をさせてもらいます。  そういったことで反対の姿勢で臨んでいましたが、近隣他市の状況を勘案して、しようがないのかなという目線になりましたので、致し方ない事態と最終的に判断を変更しまして、やりたい放題の東京都に厳しく物を申してもらいたい、そのように申し上げて、やむなく賛成といたします。 108 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第22号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 109 ◯議長(石井良司君)  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。  市長 河村 孝君。                 〔市長 河村 孝君 登壇〕 110 ◯市長(河村 孝君)  ただいま新たに副市長の選任を提案いたしまして、御同意いただきました。誠にありがとうございます。心からお礼を申し上げます。  市長といたしましては、選ばれて、副市長がさらに1名増えて心強いばかりでありますが、市役所一丸となって、三鷹市民の皆様のために誠心誠意務めさせていただきます。  それから、この議場に、現在も企画部長として土屋さんがおられますので、ぜひ一言御挨拶させていただきたく思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 111 ◯議長(石井良司君)  それでは、ただいま副市長の選任について同意されました土屋 宏君から御挨拶をいただきたいと思います。登壇願います。        〔企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長 土屋 宏君 登壇〕 112 ◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  このたびは、私の副市長選任に御同意をいただきまして、どうもありがとうございます。コロナ禍の困難な状況の中、このような職責を担わせていただくに当たりまして、大きな緊張感とともに、不安も感じながら、今この場に立っております。それでも、議会の皆様とのコミュニケーション、職員間の風通し、そして市民の皆様とのつながりを大切に、河村市長の下、精いっぱい務めさせていただきたいと思っております。  引き続きの御指導、御鞭撻、そしてお力添えをどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 113 ◯議長(石井良司君)  以上で御挨拶を終わります。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第13 三鷹市選挙管理委員及び同補充員の選挙について 114 ◯議長(石井良司君)  それでは、続きまして、日程第13 三鷹市選挙管理委員及び同補充員の選挙について、これより三鷹市選挙管理委員の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  三鷹市選挙管理委員に、板橋安男君、田畑 洋君、西川宏和君、藤澤時雄君を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方々を三鷹市選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が三鷹市選挙管理委員に当選されました。     ────────────────────────────────────── 115 ◯議長(石井良司君)  次に、三鷹市選挙管理委員補充員の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  三鷹市選挙管理委員補充員に、第1順位、吉野崇成君、第2順位、古市良洋君、第3順位、衞藤 淳君、第4順位、米川 充君を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方々を、三鷹市選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が三鷹市選挙管理委員補充員に当選されました。ありがとうございました。     ────────────────────────────────────── 116 ◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合により、1分程度休憩いたします。                   午後4時26分 休憩 117                   午後4時27分 再開 ◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。     ────────────────────────────────────── 118 ◯議長(石井良司君)  少し早いようでございますが、お諮りいたしたいと思います。  間もなく定刻となりますが、本日の予定の終了するまで、時間の延長をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第14 議員提出議案第1号 三鷹市議会会議規則の一部を改正する規則 119 ◯議長(石井良司君)  第14 議員提出議案第1号 三鷹市議会会議規則の一部を改正する規則、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。4番 粕谷 稔君、登壇願います。                 〔4番 粕谷 稔君 登壇〕 120 ◯4番(粕谷 稔君) 議員提出議案第1号    三鷹市議会会議規則の一部を改正する規則  地方自治法第112条及び三鷹市議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 粕 谷   稔                         賛成者    〃    土 屋けんいち                          〃     〃    宍 戸 治 重                          〃     〃    寺 井   均                          〃     〃    谷 口 敏 也                          〃     〃    大 城 美 幸                          〃     〃    野 村 羊 子                          〃     〃    半 田 伸 明                          〃     〃    山 田 さとみ                          〃     〃    成 田 ちひろ
                 三鷹市議会会議規則の一部を改正する規則  本会議や委員会への欠席事由等として育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について産前・産後期間にも配慮した規定とするほか、規定を整備するため、本案を提出します。  提案理由の説明は以上でございます。詳細については、お手元に御配付のとおりでございます。どうぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 121 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたします。  議員提出議案第1号について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第15 意見書(案)第1号 「手話言語法」の制定を求める意見書 122 ◯議長(石井良司君)  日程第15 意見書(案)第1号 「手話言語法」の制定を求める意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。11番 岩見大三君。                 〔11番 岩見大三君 登壇〕 123 ◯11番(岩見大三君)  それでは、お手元に配付いたしました意見書案を朗読いたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。 意見書(案)第1号    「手話言語法」の制定を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 岩 見 大 三                         賛成者    〃    大 城 美 幸               「手話言語法」の制定を求める意見書  手話が聾者にとって日常生活及び社会生活を営む上で重要な独自の言語であることに鑑み、聾者の手話の習得の機会の拡大並びに手話文化の継承及び発展を図ることが課題である。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記事項を実現するよう強く要望する。                       記 1 手話の習得及び手話文化の保存に関する施策について、基本理念を定め、国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、手話の習得等に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。 2 聾児の乳幼児期からの第一言語としての手話の習得に関する聾児並びに保護者及び家族に対する必要な情報の提供、第一言語としての手話の習得に関する聾児に対する支援をはじめ、必要な施策を講ずるものとすること。 3 音声言語を習得した後に聴覚の障がいのため音声言語により意思疎通を図ること等に支障が生じた者に対し、手話の習得の機会の提供など、手話の習得を支援するために必要な施策を講ずるものとすること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  どうぞよろしくお願いします。 124 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。 125 ◯16番(野村羊子さん)  討論します。  「手話言語法」の制定を求める意見書について討論をいたします。  手話は、聾唖者にとって豊かな概念世界を自らの中に構築し、他者とのコミュニケーションを図る上で重要な言語と考えます。しかし過去、聾唖教育の中で手話を禁じられていた時期があります。そのため、ひそかに伝承されていくなどとしてきた経緯もあります。地域に根づいたいわゆる方言、地域手話は、日本国内各地にあります。地域に定着した地域手話は、聾唖者の日常生活を支えるものです。  一方、全国ろうあ連盟は、1969年から全国的に共通する標準手話の確定と普及に取り組んできています。現在は厚生労働省の委託事業として、新しい手話の提案も含め、年間200語の手話の確定をし、公開しています。手話を言語として認めることは重要ですが、地域で暮らす聾唖者の豊かな暮らしを支えるため、社会的包摂、多様性の確保のため、一方的な標準手話の押しつけにならないよう、十分留意することが重要だと考えます。  「手話言語法」制定に際し、標準手話を押しつけることなく、音声言語、口話法、手話等々、聾唖者の状況による選択が可能な環境整備も併せて求め、本意見書に賛成いたします。 126 ◯10番(半田伸明君)  平成29年第3回定例会における意見書(案)第12号で述べたことと同様のことを指摘して、全ての意見書(案)につき退席します。                 〔10番 半田伸明君 退席〕 127 ◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第16 意見書(案)第2号 生活保護における扶養照会の改善を求める意見書 128 ◯議長(石井良司君)  日程第16 意見書(案)第2号 生活保護における扶養照会の改善を求める意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。26番 紫野あすかさん。                〔26番 紫野あすかさん 登壇〕 129 ◯26番(紫野あすかさん)  お手元の案文を読み上げて、提案とさせていただきます。 意見書(案)第2号    生活保護における扶養照会の改善を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 紫 野 あすか                         賛成者    〃    野 村 羊 子             生活保護における扶養照会の改善を求める意見書  新型コロナウイルス感染症拡大による経済的影響で、国内の貧困が急拡大している。困窮状態にもかかわらず、生活保護だけは受けたくないという人はまだまだ多い。その大きな要因となっているのが扶養照会である。  そもそも民法上、扶養を求めるかどうかは要扶養者の自由である。本来、扶養義務とは扶養義務者が負うものであり、扶養請求権は要扶養者が特定の関係にある扶養義務者に扶養の請求をしたときに初めて発生するものである。  厚生労働省は各自治体に対し、本年2月26日、生活保護の扶養照会の運用を改善する通知を発出し、扶養照会を行わない場合の要件として、音信不通の期間を20年から10年程度と緩和したほか、親族に借金を重ねている、相続で対立しているなどの関係悪化も要件に加えた。また、新たにDV(家庭内暴力)等の虐待の加害者への扶養照会も控えるよう改善を求めた。しかし、これでは極めて例外的な場合以外は直接扶養照会することが前提であることに変わりはなく、具体例を列記したことにより、こうした著しい関係不良の場合以外は直接扶養照会しなければならないとの誤解を生むリスクがある。  よって、本市議会は、政府に対し、生活困窮者にとって必要な生活保護制度を利用しやすいものとし、捕捉率を引き上げるためにも下記の事項を強く求める。                       記 1 特別な理由がある場合にのみ扶養照会を行わないのではなく、特別な理由がある場合にのみ扶養照会を行い、従前の原則と例外を逆転させるよう努めること。 2 扶養照会を行う場合は事前に要保護者に説明し、了承を得た場合にのみ行うこと。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上、よろしくお願いします。 130 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。 131 ◯3番(大倉あき子さん)  生活保護における扶養照会の改善を求める意見書に、市議会公明党を代表して討論します。  公明党は、生活保護を必要とする人が円滑に受給できるよう、親族に知られたくないと、扶養照会を理由に申請をためらうケースがある現状を受け、コロナ禍で困窮している人が申請しやすいよう、生活保護に関して、自治体側が親族に援助できるかどうか問い合わせる扶養照会を理由に、困窮者が申請をためらう実例を挙げ、当事者に寄り添った配慮がなされるよう、運用の改善を主張、令和3年1月21日に、政府に緊急提言をしました。その後、厚生労働省からの通知に基づき、令和3年3月1日より、扶養義務履行が期待できない者の範囲の拡大及び明確化が図られました。その上で、例示に直接当てはまらない場合においても、厚生労働省が自治体への事務連絡で、これらの例示に直接当てはまらなくても、個別の事情に応じて判断できると明記しています。  また、昨年12月に厚生労働省は、生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずに御相談くださいとメッセージをウェブサイトに掲載し、申請を促しています。各自治体も要保護者がためらうことなく申請できるよう、扶養照会については、寄り添い、配慮のある取組が実行されているところです。  よって、まずは厚生労働省から3月に通知された内容の運用を見守るべきものと考え、本意見書には反対いたします。 132 ◯議長(石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第2号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第17 意見書(案)第3号 保育の基準の抜本的な引上げと保育士の処遇改善を求める意                    見書     日程第18 意見書(案)第4号 精神保健福祉の改善に関する意見書 133 ◯議長(石井良司君)  この際、日程第17 意見書(案)第3号及び日程第18 意見書(案)第4号の2件を一括議題といたします。
     提案理由の説明を求めます。27番 前田まいさん。                〔27番 前田まいさん 登壇〕 134 ◯27番(前田まいさん)  お手元の案文を読み上げて、提案に代えさせていただきます。 意見書(案)第3号    保育の基準の抜本的な引上げと保育士の処遇改善を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 前 田 ま い                         賛成者    〃    野 村 羊 子         保育の基準の抜本的な引上げと保育士の処遇改善を求める意見書  コロナ禍において、保育現場では児童福祉法第24条第1項の市町村の保育実施責任に基づき、保育受入れが維持され、社会基盤としての保育の重要性が一層明らかになった。職員は感染リスクへの不安と緊張の中にありながらも、子どもとの濃厚接触は避けられず、「新しい生活様式」への対応は困難な状況である。  保育現場における子ども1人当たりの施設面積基準は、戦後直後の基準のまま、例えば2歳以上の保育室で1.98平方メートルしかなく、「遊ぶ・食べる・寝る」の生活の営みを全て同じ保育室で行わなければならないという貧しいものである。  また、保育士配置基準も改善されず、国の職員配置基準は、4歳児以上で30対1は70年以上、1・2歳児で6対1は50年以上放置されたままである。さらに、配置基準は8時間保育が前提になっているが、開所時間が11時間を超えるのが一般的になっている現状やコロナ対策の消毒や給食指導を行うには到底人手が足りていない。  保育士は、高い専門性が求められ、責任の重い仕事にもかかわらず、平均年収は全産業の平均より著しく低い。子どもの育ちを保障するだけでなく、保護者の労働や家族の生活を支え、地域の子育てを支援する役割を果たそうとするほど長時間過密労働となり、大きな負担がかかっている。  今後、新たな保育需要の増大も見込まれており、感染症や自然災害が発生した場合をはじめ、どのような状況にあっても子どもの安全とより豊かな保育を格差なく保障するために、国・東京都の責任で、保育基準の引上げ、環境整備、保育労働者の処遇改善を図ることは緊急の課題である。  よって、本市議会は、政府及び東京都に対し、下記の事項を強く要望する。                       記 1 保育に関わる施設基準を抜本的に引き上げること。 2 保育士配置基準の改善を図り、保育士の増員を図ること。 3 保育士の賃金を引き上げ、専門職にふさわしい処遇に改善すること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司     ---------------------------------------------------------------------------- 意見書(案)第4号    精神保健福祉の改善に関する意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 前 田 ま い                         賛成者    〃    伊 沢 けい子                精神保健福祉の改善に関する意見書  精神科を受診する人は年間420万人に迫っており、誰でも安心して気軽にかかれる精神科医療の充実は国民的な課題となっている。  しかし、日本の精神科医療は、諸外国に比べて半世紀以上の遅れを取り、施設療養生活中心で、一般病院に比べて低医療費に抑えられ、医療スタッフの人員も極めて少ない状況である。以前から、疾患治療より社会防衛的な誤った観点が精神疾患に対する差別、偏見を助長し、世界的にも類を見ない長期にわたる社会的入院や隔離・身体拘束による人権侵害をもたらし、国際的にも批判を受けている。  日本は、2014年に障害者権利条約を批准している。全ての人の人権が尊重され、患者・利用者本位の精神保健医療福祉の改革を図ることが必要である。また、新型コロナウイルス感染症の拡大による「新たな生活様式」に適したメンタルヘルス対策を構築することは喫緊の課題となっている。  よって、本市議会は、政府に対し、誰もが地域社会でその一員として安心して暮らし続けられるよう、下記の事項を求めるものである。                       記 1 良質な医療を提供し、隔離・拘束を原則廃止できるよう、精神科専門職の配置人員を引き上げること。また、一般病床より低い人員配置を認めている医療法施行規則を改め、精神病床の人員配置を改善すること。 2 精神科疾患や認知症があっても、地域で安心して生活できるよう、早い段階から適切な支援と治療を受けることができる包括的で継続的な支援体制の整備を国が行うこと。また、差別・偏見をなくすための啓発を進め、施策には当事者・家族の声を尊重して反映させること。 3 入院中心から地域への移行を円滑に進めるために、精神保健福祉予算の拡充や労働者の雇用保障、教育・研修を国が責任を持って行うこと。 4 新型コロナウイルス感染症の拡大による「新たな生活様式」に対応したメンタルヘルス対策を早急に講じること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上、よろしくお願いいたします。 135 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。     ────────────────────────────────────── 136 ◯議長(石井良司君)  意見書(案)第3号 保育の基準の抜本的な引上げと保育士の処遇改善を求める意見書、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第3号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 137 ◯議長(石井良司君)  続きまして、意見書(案)第4号 精神保健福祉の改善に関する意見書、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第4号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第19 意見書(案)第5号 デジタル改革関連法案に反対する意見書 138 ◯議長(石井良司君)  日程第19 意見書(案)第5号 デジタル改革関連法案に反対する意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。17番 伊沢けい子さん。                〔17番 伊沢けい子さん 登壇〕 139 ◯17番(伊沢けい子さん) 意見書(案)第5号    デジタル改革関連法案に反対する意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 伊 沢 けい子                         賛成者    〃    大 城 美 幸               デジタル改革関連法案に反対する意見書  政府は2月9日、デジタル改革関連法案を閣議決定し、年度内に法案を成立させる意向だという。しかし、これまでの個人情報に関わる様々な規制を外し、一元化して政府が管理する仕組みをつくろうとしているこの法案は、デジタル社会形成基本法案、デジタル社会形成関係法律整備法案、公的給付預貯金口座登録法案などから個人情報保護法、マイナンバー法などの改正まで膨大な内容を含んでいる。  個人情報については、あくまで管理者は本人、個人だとする原則の下に、自治体も慎重に扱ってきた。それを一方的に一元化するなど許されることではない。マイナンバーもそうした観点で反対意見が強く、普及できないでいるのが実態である。全て基本的人権に関わる問題であり、効率や利便性を理由に制度を変えるべきではない。政府が法案を僅か1か月余りで成立させようとしていることは大きな問題である。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記の事項を強く求める。                       記 1 情報システムの共通仕様化が図られる中で、データ主体(本人)の同意を要さず、省庁間の情報共有を容易化する仕組みを撤回すること。 2 従業員の転職時等に使用者間での特定個人情報の提供を認める制度は、本人の同意を要件としても認めないこと。 3 医師、看護師、税理士など、32の国家資格者についてマイナンバーの登録を義務づける制度は認めないこと。 4 特定商取引法の訪問販売等の取引類型(通信販売を除く。)全てと特定商品預託法の預託等取引契約について、オンライン契約と対面契約を区別することなく、契約書面や概要書面の交付義務に関して、消費者が承諾した場合を要件とした電子化を認めないこと。 5 地方公共団体情報システムの標準化について、標準化の名の下に、地方自治体において積み重ねられてきた個人情報保護の仕組みを無効化しないこと。 6 デジタル庁の創設と同時に、個人のプライバシーを保護するための基本的な制度として以下の仕組みが含まれた制度の整備を同時に行うこと。  (1) 公権力が自ら、または民間企業を利用して、あらゆる人々のインターネット上のデータを網羅的に収集・検索する情報監視を禁止する法制度。  (2) 監視カメラ映像やGPS位置情報などを取得し、それを捜査などに利用するに際して、適正に実施するための新たな法規制。
     (3) 通信傍受の適正な実施についての独立した第三者機関による監督制度。 7 個人情報保護委員会の組織を拡大・強化し、その独立性を高めることによって、その監督権限を強め、体制を強化すること。 8 特定秘密の指定と情報機関の諸活動について、特別の監視機関を設置すること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  どうぞよろしくお願いいたします。 140 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第5号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第20 意見書(案)第6号 有機フッ素化合物による健康被害対策の充実を求める意見書 141 ◯議長(石井良司君)  日程第20 意見書(案)第6号 有機フッ素化合物による健康被害対策の充実を求める意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。15番 嶋崎英治君。                 〔15番 嶋崎英治君 登壇〕 142 ◯15番(嶋崎英治君)  お手元に配付されております意見書案文を読み上げまして、提案理由の説明に代えさせていただきます。 意見書(案)第6号    有機フッ素化合物による健康被害対策の充実を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治                         賛成者    〃    野 村 羊 子                          〃     〃    伊 沢 けい子          有機フッ素化合物による健康被害対策の充実を求める意見書  厚生労働省は、2020年4月、有機フッ素化合物であるPFOS(パーフルオクタンスルホン酸)とPFOA(パーフルオロオクタン酸)の合計で、水1リットル当たり50ナノグラムという基準を設定した。有機フッ素化合物は、環境中で分解されにくく、生体内にも蓄積されやすい性質から、海外では「永遠の化学物質(フォーエバーケミカル)」と呼ばれている。PFOSは、防水スプレーの原料や、空港や軍事基地などの火災に使われる泡消火剤の原料などに使われてきた。  これらの有機フッ素化合物は、フッ素樹脂製品などの製造時や使用時などに、労働者や消費者が直接暴露するだけでなく、工場や製品の廃棄時にも環境中に排出されて、土壌や河川、地下水を汚染していることが判明している。  有機フッ素化合物の人体・健康への影響について、欧州環境機関(EEA)によれば、妊娠性高血圧症及び妊娠高血圧腎症、精巣がん、腎細胞がん、甲状腺疾患、潰瘍性大腸炎、高コレステロール血症などが指摘されている。また、子どもへの影響として免疫力低下による感染症抵抗力の低下などが指摘されている。  有機フッ素化合物による環境汚染問題は世界的な課題となり、PFOSは2009年、PFOAは2019年、国際条約で原則製造・使用禁止となった。しかし、地球上に放出された大量のPFOS、PFOAの除去のめどは立っていない。沖縄の米軍基地周辺の水道水汚染、米軍横田基地周辺の複数の水道水用井戸から高濃度のPFOSが検出されている。  2020年8月30日、NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議は、高濃度汚染が続いた府中市の府中武蔵台浄水所、国分寺市の東恋ヶ窪浄水所の給水地域の住民と協力し、水質及び血液検査を実施した。その結果、水質は環境省調査の平均値に比較して、PFOSは1.5倍から2倍、PFOAは顕著な差がなかったが、PFOS、PFOAの代替物質であり、有機フッ素化合物で環境汚染の恐れがあるPFHxS(パーフルオロヘキサンスルホン酸)は、27倍から29倍と高い値を示したと報告している。血液検査では、PFOSで22人中5人、PFOAで22人中1人が、ドイツの定める健康影響の可能性があるという基準値を超えていた。  よって、本市議会は、政府及び東京都に対し、下記のことを求める。                       記 1 多摩地域の住民に対するPFOS、PFOAを含む有機フッ素化合物の血中濃度検査及び健康調査を速やかに実施すること。 2 有機フッ素化合物による血液検査を希望する全ての人に対して、無料で血液検査を受けられるようにすること。 3 汚染された地下水の飲用中止を徹底すること。 4 汚染原因の調査と汚染の浄化に取り組むこと。 5 PFHxSについては、健康被害の安全性が確認されるまでの間、使用を中止すること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上です。よろしくお願いいたします。 143 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第6号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第21 意見書(案)第7号 生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう、制度の                    見直しを求める意見書     日程第22 意見書(案)第8号 刑法に不同意性交等罪を規定することを求める意見書 144 ◯議長(石井良司君)  この際、日程第21 意見書(案)第7号及び日程第22 意見書(案)第8号の2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。                〔16番 野村羊子さん 登壇〕 145 ◯16番(野村羊子さん) 意見書(案)第7号    生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう、制度の見直しを求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子                         賛成者    〃    嶋 崎 英 治                          〃     〃    伊 沢 けい子     生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう、制度の見直しを求める意見書  厚生労働省は2021年1月6日、昨年10月分の生活保護申請は1万8,621件で、前年同月と比べて1.8%(335件)増加したと発表した。コロナ禍の影響で仕事や住まいを失い、生活保護申請は増え続けていると思われる。依然として、日本は先進国に比べて生活保護の捕捉率が低い。日本弁護士連合会の調査によると、2018年度の捕捉率は、韓国60%、イギリス87%、ドイツ85%、フランス90%に対し、日本は僅か19.7%にとどまっている。  日本の捕捉率が国際的に群を抜いて低い背景には、生活保護は恥だとする風潮や、住居のない人に集団生活を強いる無料低額宿泊所入所を前提としたり、親族への扶養照会など、申請をちゅうちょさせる制度設計がある。  新型コロナウイルス感染症が拡大し、生活困窮者が増加する中、昨年12月、厚生労働省はウェブサイトに「生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください」と掲載した。  本来、生活保護は、健康で文化的な最低限度の生活を営むために認められる権利(憲法第25条)であり、保護されるのではなく保障されるものである。諸外国を見ても、ドイツでは「社会扶助・求職者基礎保障」、フランスでは「積極的連帯所得等」、イギリスでは「所得補助・ユニバーサルクレジット等」、スウェーデンでは「社会サービス法に基づく経済的援助」、韓国では「国民基礎生活保障」という名称である。  しかし、申請をちゅうちょさせる制度そのものを変えなければ、今後も「ためらわずに相談する」ことは期待できない。福祉事務所が、いわゆる水際作戦で申請者を追い返すようなことがないよう国が厳正に指導すると同時に、ケースワーカーが寄り添った対応ができるような環境を整えることも必要である。誰一人取り残さない社会をつくるには、必要なときに必要な支援を受けられる制度へと見直していくことが求められる。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記の事項を強く求めるものである。                       記 1 名称を生活保護から生活保障に変更し、支援を必要とする全ての人が安心して利用できる制度として強化すること。 2 住まいを持たない申請者は、無料低額宿泊所ではなく、公営住宅や民間アパートに緊急入所できる制度を早急に構築すること。 3 生活保護費や事務費の自治体負担をなくし、国が負担することで、自治体の行革対象とさせないこと。 4 引下げが続いている生活保護基準の引上げを図ること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司     ---------------------------------------------------------------------------- 意見書(案)第8号    刑法に不同意性交等罪を規定することを求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日
     三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子                         賛成者    〃    嶋 崎 英 治                          〃     〃    伊 沢 けい子            刑法に不同意性交等罪を規定することを求める意見書  2020年6月から、法務省では、刑法改正に向け、性犯罪に関する刑事法検討会が設置された。しかし残念ながら、不同意性交等罪の創設、犯罪が成立するための要件に「不同意」を盛り込むという方向にはならないまま、年度内には方向性が決まりそうな状態だという。  今回の刑法改正については、2020年9月、日本学術会議も提言を出している。性犯罪規定について同意の有無を中核とする規定に改めることを最優先課題として取り組むべきであること、そのため「暴行又は脅迫」及び「抗拒不能」を犯罪成立の構成要件から外すこと、国際比較からして極めて低い13歳という性交同意年齢は16歳にまで引き上げられるべきであることなどである。  現行の刑法では、性暴力に苦しむサバイバーの大半が「あなたに起きたことは犯罪ではない」とみなされている。同意なく、無理やり行われる性行為は暴力である。しかし、日本の刑法ではこれまで暴行・脅迫に抵抗できなかったこと、あるいはとても抵抗できる状態ではなかったことが証明できなければ、犯罪とは認められてこなかった。怖くて抵抗できなかっただけなら犯罪ではないとするのではなく、相手の同意のない性的行為をしてはいけない犯罪だとすることが求められている。  イギリス、ドイツ、デンマーク、アメリカ・カリフォルニア州、カナダ、台湾など、各国は不同意の性行為を性犯罪とする法律をつくっている。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記の事項を強く求める。                       記 1 暴行・脅迫要件、抗拒不能要件を見直して不同意性交等罪を創設すること。具体的には威迫、不意打ち、偽計、欺罔、監禁、無意識、薬物、洗脳、恐怖、障がい、疾患などに加えて、「その他意思に反した性的行為」を要件に入れること。 2 「暴行又は脅迫」及び「抗拒不能」を犯罪成立の構成要件から外し、あくまで「同意の有無」を判断基準として、これらの要件については刑罰を重くすること。 3 性交同意年齢を16歳まで引き上げること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和3年3月29日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上、よろしくお願いいたします。 146 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。     ────────────────────────────────────── 147 ◯議長(石井良司君)  意見書(案)第7号 生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう、制度の見直しを求める意見書、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第7号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ────────────────────────────────────── 148 ◯議長(石井良司君)  意見書(案)第8号 刑法に不同意性交等罪を規定することを求める意見書、これより質疑併せて討論を願います。 149 ◯9番(成田ちひろさん)  不同意性交罪の規定を求める本意見書には反対いたしますが、被害者の視点に立ったよりよい制度とするための性犯罪に関する規定のさらなる検討や若い世代の望まない妊娠や性被害をなくすための今の性教育の在り方の議論が必要だと考えます。 150 ◯3番(大倉あき子さん)  刑法に不同意性交等罪を規定することを求める意見書に、市議会公明党を代表して討論します。  性犯罪・性暴力は被害者の人権を踏みにじり、長い間心身に影響を与えます。  これまで公明党は、一貫して性犯罪の根絶、性犯罪被害者の救済に取り組んできました。2020年6月には、党男女共同参画社会推進本部が、官房長官らに性犯罪・性暴力対策の抜本的強化に関する提言を申し入れております。提言では、法務省の検討会で議論が始まった性犯罪をめぐる法制度の見直しに関して、3年前の刑法改正で、暴行または脅迫とされる要件などが課題として積み残されていると指摘。こうした刑事法の課題に対し、同検討会で被害者や支援者の声にも十分に耳を傾けながら、迅速かつ充実した議論を行い、必要な措置を講じることを求めています。  刑法の改正に関しては、法務省が性犯罪に関する刑事法検討会を設置し、2017年の刑法一部改正後の状況を踏まえ、より効果的な被害者保護を可能にするための議論が行われている最中です。検討委員会には、弁護士や学者、さらに一般社団法人Springの山本 潤代表理事が参加しており、性被害当事者の知見の取り入れることのできる委員構成となっています。  議論の1つに、暴行・脅迫要件を撤廃し、不同意性交を処罰するものとすれば、外形的な証拠がない場合に被害者の主観を証明するのはかなり難しくなり、本当は罪が犯されているにも関わらず、その証明をすることができなくなるため、有罪判決を言い渡すことがかえって困難になるとの懸念があるとの意見もあります。  具体的な法改正については、このように多くの課題が山積しており、検討会における議論の行方を見守るべきとも考えますが、趣旨については賛同するため、本意見書には賛成します。 151 ◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第8号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。                 〔10番 半田伸明君 復席〕     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第23 決議(案)第1号 安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための                   決議 152 ◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第23 決議(案)第1号 安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための決議、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。27番 前田まいさん。                〔27番 前田まいさん 登壇〕 153 ◯27番(前田まいさん)  お手元の案文を読み上げて、提案いたします。 決議(案)第1号    安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための決議  上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 前 田 ま い                         賛成者    〃    伊 沢 けい子         安心・安全の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための決議  新型コロナウイルスによるパンデミックは日本国内でも大きな影響を広げている。経済活動や国民の生活にも深刻な影響を及ぼすとともに、医療崩壊などが取り沙汰され、国民の命と健康が脅かされる事態が広がった。この感染症対応の経験から明らかになったことは、感染症病床や集中治療室の大幅な不足や、それらを中心的に担っている公立・公的病院の重要性、医師、看護師、介護職員の人員不足、保健所の不足の問題である。これらの諸問題の背景には、90年代後半から続いてきた医療、介護、福祉など、社会保障費の抑制や公衆衛生施策の縮減がある。  21世紀に入り、僅か20年の間に、SARS、新型インフルエンザ、MERS、そして今回の新型コロナウイルスと、新たなウイルス感染との闘いを短い間隔で強いられ、今後も新たなウイルス感染への対応が必要になることは明らかである。  新型コロナウイルス感染対策の教訓を経て、国民の命と健康、暮らしを守るためにも、そして新たなウイルス感染や自然災害などの事態の際に経済活動への影響を最小限に抑え込むためにも、医療、介護、福祉、そして公衆衛生施策の拡充は喫緊の課題である。  よって、本市議会は、政府に対し、国民が安心して暮らせる社会実現のために下記の事項を求める。                       記 1 今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと。 2 公立・公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ること。 3 安全安心の医療・介護提供体制を確保するため、医師、看護師、医療技術職、介護職等を大幅に増員すること。 4 保健所の増設、保健師等の増員など、公衆衛生行政の拡充を図ること。ウイルス研究、検査・検疫体制を強化・拡充すること。 5 社会保障に関わる国民負担軽減を図ること。  上記、決議する。   令和3年3月29日                                   三 鷹 市 議 会  以上、よろしくお願いいたします。 154 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  決議(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第24 決議(案)第2号 第6次エネルギー基本計画を実効性あるものにすることを求め                   る決議 155 ◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第24 決議(案)第2号 第6次エネルギー基本計画を実効性あるものにすることを求める決議、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。                〔16番 野村羊子さん 登壇〕 156 ◯16番(野村羊子さん) 決議(案)第2号
       第6次エネルギー基本計画を実効性あるものにすることを求める決議  上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。   令和3年3月29日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子                         賛成者    〃    大 城 美 幸        第6次エネルギー基本計画を実効性あるものにすることを求める決議  IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の1.5度特別報告では、プラス2度とプラス1.5度では温暖化による被害が大きく違う、温暖化を1.5度未満にとどめるためには世界全体の温暖化ガスを2030年までに45%以上削減(2010年比)することが必要という科学的知見が示されている。  2020年10月28日、菅総理は所信表明演説において脱炭素宣言を行った。それを受け、各省で温暖化対策の強化策が検討されている。しかし、新たな削減目標はこの科学的知見と、累積排出量も1人当たり排出量も途上国の数倍以上多い先進国の責任を認識したものとする必要がある。  国全体のCO2排出量の90%以上がエネルギー起源であるので、経済産業省で改定審議中の第6次エネルギー基本計画の内容は極めて重要である。市や市民が消費エネルギー削減努力を尽くしても、再生可能エネルギー拡大やEVシフト促進のための国の制度や基盤整備が十分でなければ、「三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)」で掲げる削減目標達成は困難になる。  よって、本市議会は、政府に対し、国の対策が、科学の声や子どもの未来を守りたいという市民の声に沿い、次世代や途上国への責任を果たすものとなるよう、下記の事項について第6次エネルギー基本計画に盛り込むことを強く求める。                       記 1 産業革命前からの温暖化を1.5度未満にとどめるため、2030年温暖化ガス削減目標を2010年比で50%以上(あと35%以上)とすること。 2 対策の経済性評価に当たっては、投資負担や短期的費用だけではなく、温暖化による将来の被害損失も費用に含め、50年、100年の長期的な国民負担の最小化を図ること。 3 石炭火力発電は高効率型でも天然ガス火力発電の1.5倍以上のCO2を排出するので、再生可能エネルギー発電や天然ガス火力発電に移行し、2030年までに全廃すること。 4 イギリスでは10年間で25%超拡大した実績があることから、2030年までの再生可能エネルギー電気の割合を今より30%拡大し、50%以上を目標とすること。 5 対策は大きな社会経済構造変化を伴うと予想されるため、雇用確保や事業転換支援など、円滑な移行対策も検討すること。  上記、決議する。   令和3年3月29日                                   三 鷹 市 議 会  よろしくお願いいたします。 157 ◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  決議(案)第2号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。  なお、ただいま可決されました意見書、決議の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第25 文教委員会閉会中継続審査の申出について         (1) 所管事務の調査について           三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること     日程第26 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申出について           東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること     日程第27 調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会閉会中継続審査の申出について           調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること     日程第28 三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会閉会中継続審査の申出について           三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題及び今後の市庁舎・議場棟等           に関して調査検討し、対策を講ずること 158 ◯議長(石井良司君)  この際、日程第25から日程第28までの4件を一括議題といたします。  以上4件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、三鷹市議会会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申出があります。内容についてはお手元に配付したとおりであります。  お諮りいたします。以上4件については、各委員長から申出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 159 ◯議長(石井良司君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。  これをもって令和3年第1回三鷹市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。御苦労さまでした。                   午後5時26分 閉会 Copyright 2001 Mitaka City Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...