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  1. 三鷹市議会 2021-03-09
    2021-03-09 令和3年 文教委員会  本文


    取得元: 三鷹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    この発言中に検索したキーワードが 0 箇所含まれています。 ↓ 最初の箇所へジャンプ 1                   午前9時29分 開議 ◯委員長伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。  初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。  休憩いたします。                   午前9時29分 休憩 2                   午前9時32分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  それでは、そのように確認いたします。  市側が入室するまで休憩いたします。                   午前9時33分 休憩 3                   午前9時34分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  スポーツ文化部報告、本件を議題といたします。  本件に対する市側の説明を求めます。 4 ◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピックパラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
     スポーツと文化部からの行政報告は、新型コロナウイルス感染症に関する対応について、三鷹中央防災公園元気創造プラザの総点検について、また、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会等の取組についての3点、本日は御報告をさせていただきます。  初めに資料1、新型コロナウイルス感染症に関する対応については、私のほうから説明、報告をさせていただきます。資料1の1ページ目のほうを御覧いただきたいと思います。一番上、1つ目の三鷹市プロアーティスト等支援事業につきましては、個人、団体それぞれ22件ずつの申請があり、計画や活動実績については全て応募条件を満たしておりました。予算額を超える応募件数がありました関係から、それぞれ計画内容について優劣をつけるものではないということで、抽せんによりまして、個人は10件、団体は20件の動画制作者を選定しております。今後は、3月19日までに動画を制作していただきまして、内容を確認後、3月中にスポーツと文化部のユーチューブチャンネルにて配信する予定としております。  また、抽せんに漏れた方、団体につきましても、申請した計画に沿って動画を自主制作していただいて、スポーツと文化部のユーチューブチャンネルに配信を希望する方がいらっしゃれば、こちらのほうも配信する予定としております。  次に、2番目のバーチャル市民駅伝大会についてでございます。こちらのほうは33組の応募がございまして、先日の3月6日、7日の両日、大沢総合グラウンドの野球場のほうで時間ごとの事前予約の上で実施をしております。事前の天気では、ちょっと天候が危惧されましたが、幸い雨に見舞われることもなく、また密になるようなこともなく行われまして、最終的には30組の参加がございました。  緊急事態宣言の延長後、また会場となります大沢総合グラウンドの駐車場、こちら東京都のほうがやっておりますけれども、コロナの関係で閉鎖ということもありまして、申込団体数等については若干少なかったかなと思いましたけども、参加いただいた方からは、やっていただいてよかったというような好意的な意見が多く寄せられております。  次にその下、オンラインでの会議や講座の開催につきましては、2月6日のチリの記念日の料理教室から、下のほう、2月27日、エコミュージアム入門講座糸繰り体験講座」までの5つについては既に実施して、また3月6日には、パラリンピックメダリストの小山恭輔さんの講演のほうも開催しております。  このうち、オンラインでの会議の2番目、「はじめてみよう!Zoomオンライン入門講座」につきましては、生涯学習センター利用者懇談会からも御意見をいただきまして、市議会で補正予算を認めていただいて、開催したものでございます。  また、2月21日の三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業特別講演「父・吉村昭を振り返る」は、会場での来場者を限定した上で、ユーチューブのライブ配信によって行っております。  次に、2ページ目になります。教養、文化、スポーツ、子育てに関する動画配信につきましては、チリ共和国ホストタウン事業に関する動画を、スポーツと文化部のユーチューブチャンネルで配信するほか、今後、今週末になりますけれども、大沢の里水車経営農家水輪公開式典の様子を収録いたしまして、配信する予定でおります。  また、親子音楽会につきましても、ケーブルテレビで放映後、スポーツと文化部のユーチューブチャンネルで配信する予定としております。  なお、緊急事態宣言が昨日から3月21日までの2週間延長となりましたが、スポーツと文化部に関連する施設につきましては、1月8日の緊急事態宣言が発令されて以降の取組ですね、こちらのほう、原則的には午後8時までの施設の閉館及び午後8時以降に関わる使用区分についての団体貸出しについては中止ということで、こちらのほうを継続している状況でございます。  私からは以上になります。資料2以下につきましては、担当のほうから御報告をさせていただきます。  以上でございます。 5 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  私からは、資料2の三鷹中央防災公園元気創造プラザ総点検について、御説明申し上げます。  まず、1点目ですが、総点検市民会議、2月23日に開催をいたしましたが、この開催の結果報告でございます。前回の本委員会でも御説明いたしましたとおり、当初はメインアリーナでリアルのワークショップ形式のものを想定していましたけれども、緊急事態宣言の継続の発出ということもございまして、急遽オンラインでのワークショップ、そしてオンラインで接続できない方については、会場で職員がついて参加いただけるというような形での開催となりました。  急遽の切替えでございましたので、参加人数としては全体で13人、オンラインでの参加が12人、会場からオンラインに接続しての参加がお一人ということになりました。また、事前に行いました職員ワークショップで研修を行いました職員を8名、市民の皆さんと一緒に御議論をするという形で、職員参加が8名、助言者・ファシリテーターといたしましては、立教大学の中村教授、そしてファシリテーターの青木将幸さんに参加をいただき、オンライン等サポートスタッフ8名と、このような形で開催をしたところでございます。  当日の流れですが、全体の議論をしつつ、Zoomのブレイクアウトルームという機能を使いまして、4つのグループに分かれて議論をし、それをまた全体に持ち帰って共有するというようなことを3セッション行いました。第1部としては、まずZoomの使い方を確認しながら、自己紹介やプラザの関わりなどについてチャットで書き込んだり、ブレイクアウトの中で練習的に話してみるというようなことを、ファシリテーターの青木さんにいろいろとサジェストしていただきながら進めたところです。  第2部は、市民参加のための論点整理。先日、本委員会でも御説明をいたしました、その中のいろいろ私どもから御提案しているものを基にして意見交換。そして、第3部では、市民参加についてテーマ別の意見交換ということで、1時半から4時半までという長丁場でしたが、皆さんに御参加をいただいたところでございます。この中で、いただいた御意見につきましては、年度末までに今後の管理運営の考え方に対して反映をしていく予定でおります。  それから、2番目といたしまして、令和2年度の工事、総点検の工事費を今年度減額補正をして、500万円持っておりますけれども、その中で今年度中に実施する予定の工事につきましての御報告です。  まず、実施済みの工事ですが、スポーツセンタープール更衣室床面改修工事といたしまして、市民の皆さんからの御意見でも大変多かった更衣室の床の水ぬれや汚れが気になるという御意見、大変多うございましたので、この水ぬれ、汚れを改善をするために、既存の床面に少しメッシュ状のものを──これもどの製品がいいか、どの品質がいいかということを事前にいろいろリサーチをした結果、この右側の改修後のブルーのものを敷き込む形で、今、改修を終えたところでございます。  それから、各フロア、全館3か所あります授乳室に、夏の暑さ対策といたしまして壁かけ扇風機と卓上クーラーの設置をしたところでございます。  実施中、それから今後行う予定の工事でございますが、まずスポーツセンター地下2階器具庫の改修工事、これは昨日終了いたしましたので、この資料を作ったときは実施中だったのですが、昨日設置が終わって、私も確認したところでございます。器具庫の中の壁が一部、大きな備品を動かした際に破損をしていましたので、その破損を直すとともに、大きな什器、備品を移動させても、的確に収めていただけるような、いろいろガイドラインを引いたり、緩衝材を入れたりというような工事をしてもらったところです。  今後実施予定の工事といたしましては、生涯学習センター料理実習室改修工事講師用システムキッチンに段差がございますので、これを解消するとともに、各キッチンの水栓金具の改修など、コロナ対策も含めた改善をしていくところでございます。また、生涯学習センター学習室の扉の増設工事といたしまして、まずは学習室1について、今ガラスの壁に対して扉が1か所なんですけれども、これも中で密を避けて換気や出入りがしやすいようにということで、扉を1枚増設する工事を本年度行う予定でございます。  私からは、以上です。 6 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうから資料3、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会等の取組について、御報告いたします。  まず、聖火リレーサポーター等募集状況でございます。1番に、オリンピックパラリンピック、2つの聖火リレーサポーターの募集の状況について記載してございます。まず、オリンピック聖火リレーサポーターについてでございますけれども、日程としては7月16日の金曜日に実施ということで、公表されているところでございます。  これまで、2020年に開催ということで募集をして、お申込みいただいた方が252人ございました。今回、定数といたしましては、410人のボランティアの方々に御協力をいただきたいということで、募集をするものでございます。まず、既にお申込みいただいた252人に今年の参加について意向確認をいたしまして、181人の方について参加いただけるということを確認しております。それに加えまして、従事する三鷹市の職員が約40人ほど考えられておりますので、そこから差し引きまして、約190人の方をさらに追加募集という形で実施しているところでございます。  今後のスケジュールのところに記載がございますけれども、この3月に「広報みたか」3月7日号で追加募集の記事を掲載しているところでございます。また、「“2020”ニュース」を3月21日に発行いたしますので、そこでもさらに募集をしていきます。その募集後、6月にサポーター向けの説明会を実施していく予定でございます。  一方、パラリンピック聖火リレーサポーターでございますけれども、実ははっきりと日程については公表されているものではございません。ただ、情報からしますと、8月23日の月曜日に予定ということで募集をしてよいということが東京都のほうから通知がございましたので、併せて募集をしたところでございます。こちらは、定数としましては230人、このパラリンピック聖火リレーサポーターについては、今年度特に募集しておりませんでしたので、オリンピック聖火リレーサポーターに既にお申込みいただいている方に、パラのほうも御協力いただけないでしょうかということで意向確認をさせていただいたところ、156人の方が御参加いただけるというふうな結果をいただいたところでございます。  こちらも、従事する職員を約40人ほど考えておりまして、そこから差引きいたしますと、追加募集ということで、約40人を募集しているところでございます。スケジュールについては、オリンピック聖火リレーサポーターと同様でございます。  こちら、募集期間については3月31日まで募集しておりまして、対象としては在勤、在学を含む市民の方で、高校生以上という形になっております。実施する活動内容としては、走路の確保や安全管理、そしてコーンやバーの設置・撤去といったところが、主にお願いするような内容となっております。  下の2番目の自転車ロードレースコースサポーター募集状況でございます。こちら日程、表にございますとおり、7月24日、男子、7月25日、女子ということで公表されているものでございます。定数としましては、70人ということで組織委員会のほうから聞いておりましたが、昨年度募集いたしまして、お申込み154人の方に御参加いただけるということで、御回答いただきました。  こちらは、人数を超えてもボランティアの工夫で、東京都のほうのボランティアで予定をしていたところも、三鷹市さんのボランティアさんで御活躍いただいて構わないというような御回答をいただきましたので、70人を上回る人数をそのまま当せん者といいますか、参加いただく方ということで、結果をお伝えしました。  今回、さらに今年もお願いできないでしょうかということで確認いたしましたところ、お手元の表のように、男子のほうは134人、女子のほうは125人ということで、御回答をいただいているところでございます。  今後のスケジュールでございますけれども、3月中に大沢住民協議会の役員会での御説明、4月から5月、地域全体の説明会を開催いたしまして、6月から7月、サポーター向け説明会を開いて、実施する予定でございます。  記載はございませんけれども、参考までに、オリンピックパラリンピック組織委員会の森前会長の発言に伴う辞退者が三鷹市で何人あったかというところでございますけれども、聖火リレーのほうでお二人、自転車ロードレースのほうでお一人ということで、辞退のお申出があったところでございます。  次のページでございます。3月2日付で東京都のほうから情報提供がありまして、ホームページのほうで既に公表されている内容でございます。東京2020オリンピック聖火リレー詳細ルートの公表ということで、資料の3ページ以降、字が小さくて申し訳ありませんが、ホームページのほうに公表されているところでございます。  三鷹市におきましては、次のページ、4ページ目、裏面になりますけれども、一番上の7月16日の金曜日の下から2番目、三鷹市と記載がございまして、出発予定時刻については15時35分、場所は中央防災公園元気創造プラザの中央広場、到着予定時間としては16時14分、三鷹駅前交差点ということで記載がございますので、御覧いただければと思います。  私からは、以上です。 7 ◯委員長伊東光則君)  市側の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方。 8 ◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。御丁寧に御説明いただいたので大体分かったんですけれども、ちょっと念のため確認したいのが、プロアーティスト等支援で、最終的には抽せんで選考なさったということで、落選された方に対してしっかりと御説明ができているというふうな感触はありますでしょうか。何かお問合せとか、どういうふうに決めたんだとか、そういった疑念を持たれていないかというのが、一番の心配しているところです。 9 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  応募された方には、当せん・落選、全ての方に御案内をしたところです。応募数が多かったため、今回は抽せんしたという御説明をしまして、残念ながら、今回落選しましたという御説明をしまして、特にそれに対しての、どうして私が落ちたんだみたいな、そういう御質問等はいただいておりません。  先ほど、部長からも説明しましたが、落選された方で、動画を掲載したいという御希望の方もいらっしゃいましたので、その方には丁寧に対応したいと思っております。 10 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。  次に、Zoomオンライン入門講座なんですが、64人の応募があって、20人の参加者だったということなんですけれども、まだまだニーズがあるのではないかなというふうに考えております。また開催されてみてはいかがかと思うんですが、いかがでしょうか。 11 ◯三鷹中央防災公園元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  委員おっしゃられるとおり、3.2倍のお申込みがありましたので、引き続きニーズがあるとともに、今後も引き続き続けていくつもりでいます。  また、今回行ったものが初級編ということでしたので、来年度につきましては初級編に併せ中級編ということで、自らZoomを使っての会議などを開催できるレベルまで、受講して学べるというものを用意したいと考えているところです。  以上です。 12 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ、続けてレベルアップも図っていただきたいと思います。ありがとうございます。  次に、三鷹中央防災公園元気創造プラザ総点検について、急な変更があったということで、参加者が少なかったということについては分かりました。どのような意見が出たかというのは、今後反映していくということなんですけれども、どんな意見が出たかもし分かれば、教えてください。 13 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  参加人数は少なかったんですけれども、ファシリテーターが上手に盛り上げてくださったということもあって、意見はすごくたくさん出ました。具体的な盛り込みについては、今後整理してまいりますけれども、目立った意見として、何例か御紹介をさせていただきます。  やはり、みんなでどうやってプラザを盛り上げていったらいいのかということについていろいろなアイデアが出て、共有スペースをどうやって使うのかとか、そういう具体的な──例えば、今コロナ禍ですけれども、じゃあ、飲食をどういうふうにしたらやっていけるのかとか、どういうようなものが欲しいかというのを、市民同士が議論する場があったらいいよねですとか。  それから、前回から自分が使っているフロア以外のフロアのことについてはなかなか知る機会がないので、そういう見学会みたいなものが、プラザをオープンするときにはあったんだけれども、オープンしちゃった後は、よそのフロア、使っている中で入って行くのは難しいので、なかなか見学に行くことができないので、そういう見学会みたいなものがあったらいいねという御意見が出ていて、それがさらに市民同士の企画でできると、行政の人に説明してもらうだけではなくて、使っている市民同士の意見の共有みたいな、そういうことがあると、よりアイデアが出やすくなるんじゃないかとか、そういうようなすごく積極的な御意見が出て、議論としては大変盛り上がったところでございます。 14 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。本当に積極的な御意見が出たんだなというふうに思います。これから、まとめていかれるんでしょうけれども、出来上がりを楽しみにしております。ありがとうございます。  あと、最後に、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会等の取組について、オリンピック聖火リレーサポーターパラリンピック聖火リレーサポーター、合わせて230人の募集となると思うんですけれども、結構な人数を短時間で集めなきゃいけないのかなというふうに思っております。「広報みたか」に加えて、「“2020”ニュース」でも発信されるということなんですけれども、併せてウェブ上でも、SNSなど活用していただければと思いますが、いかがでしょうか。 15 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっとオリンピック聖火リレーサポーターの人数については、非常に多い人数に御参加いただかなければならないということで、SNSも、「タッタカくん!スポーツニュース」も活用しながら、できるだけ幅広い媒体を使って募集をしていきたいなというふうに考えております。 16 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひお願いいたします。  あと、もし──この意向の確認の結果、結構減ってしまっているんだなというのが印象なんですけれども、森さんの発言では、辞退者が2人と1人ということなんですが、何かほかに日程が合わないだとか、もしそういった理由が分かれば、教えてください。 17 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この意向確認については、基本的にメールアドレスをほとんどの方に御登録いただいているので、メールでのやり取りをさせていただきました。特にメールでの回答で御辞退された方について、理由をお聞きするような欄は設けておりませんでしたので、基本的には日程やそのほかの御自身の御都合で合わないということでの御辞退だろうというふうに推測をしております。  ただ、先ほど御報告させていただいた方については、森前会長の発言で辞退したいということを明確にされて、お断りがあったという数字を御紹介させていただいたところです。 18 ◯委員(山田さとみさん)  承知いたしました、ありがとうございます。オリンピックパラリンピック競技大会については、タイトなスケジュールで、かつ、不確定なことも多い中、今後頑張っていただきたいと思います。  ありがとうございます。これで終わります。 19 ◯委員(紫野あすかさん)  すみません、何点か質問させていただきます。プロアーティスト等支援事業なんですけれども、応募者から苦情とか、意見とかはなかったということなんですけれども、この抽せんのやり方はどのようなやり方で、くじで引いたのか、どういうやり方でやられたのかをお聞きしたいと思います。 20 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  抽せんの方法は、都営住宅やそういうときに使う抽せん機をお借りしまして、応募の人数分の玉を入れて、それを回して抽せんするというようなやり方で行いました。 21 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。厳正な抽せんだということがよく分かりました。  残念ながら漏れてしまった方で、動画のみ載せてほしいという方は何人くらいいらっしゃるんでしょうか。 22 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  動画を載せてほしいという方は、お二人いたんですが、いわゆる制作内容に沿ったものを載せるということでお話をしましたので、実際載せるというふうになったのは、今のところ1名の方が予定しているところでございます。 23 ◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、2人のうちの1人の方は内容にちょっと沿っていなかったということですか。 24 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  今回載せなかった方は、既に1回自分で動画をもうユーチューブに上げている作品を再度載せてほしいということでしたので、それですと、ちょっと今回の趣旨に合わないということでしたので、お断りをしたところでございます。 25 ◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。結構、私のところにも、この支援事業に申し込んだんだけど、どうなっているんだろうと聞いてこられる方も結構いらっしゃったので、ちゃんと厳正に抽せんもしっかりされているということが確認できて、よかったと思います。動画を楽しみにしたいと思います。  あとは、元気創造プラザで、すみません、ちょっと細かいんですけど、このプールの床の修繕前、修繕後の写真があるんですけれども、この青いほうの修繕後は下に水が抜けるような形になっているんでしょうか。 26 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  委員おっしゃるとおり、前の床も水はけのことを考えて造られた床ではあるのですが、やはり御利用人数も多いですし、どうしても水を持ち込んだままこのフロアに入って来てしまわれる方も多いので、改めて上にメッシュ状のものを敷いて、水が下に落ちるような形になっています。ちょっと、さらに細かいことを申し上げると、一方で、お掃除がしづらくなるというのはあまりよくないので、この下に紙を敷き込んで、お掃除も簡単にできるような工夫をかなりした上でやっておりますので、財団の職員や委託の清掃の事業者さんとも連携をして、確認をしながら、このような施工にしたところでございます。 27 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ちょっとその水がたまって、夏とか、カビとかが生えないのかなというのが、この写真だとちょっと気になったので。紙を敷いて、紙を替えるっていう感じなんでしょうか。 28 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  すごく詳細な運用までは、私も全部は知らないんですけれども、今、質問委員がおっしゃったとおり、夏場ですとか、やはりカビとか、匂いとか、そういうことが、これをしたことによって増長するのでは、もちろん本末転倒でございますので、清掃がしやすく、清潔に保てるような工夫をした上での敷き込みだということで、御理解をいただければと思います。 29 ◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。この穴は結構小さくて、物が落ちたりはしないようなつくりなんでしょうか、メッシュ。 30 ◯三鷹中央防災公園元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  こちら、御質問いただきました編み目の細かさですけれども、およそ5ミリ程度というふうに考えていただいて結構だと思います。細かいものとか、例えばお金、コインとか、そういったものが落ちるという心配はありません。 31 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ちょっと細かい質問で、気になったもので、すみません。  以上で終わります。 32 ◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、三鷹のプロアーティスト等支援のことでお伺いしたいと思います。先ほども御答弁で、優劣があるものではなくて、抽せんで選考されて、特にいろいろな苦情とかも、クレームもなかったということで安心したところなんですけれども。先ほど、抽せんで漏れた方、配信の希望があれば配信ということで御答弁があったんですが、これは先ほどそのような申出があった方ということで御答弁を聞いたかなと思うんですけれども、これはその漏れてしまった方に、皆さんにきちんと周知をされているのか、お伺いしたいと思います。 33 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  今回、残念ながら落選してしまった方にも、その旨のお手紙をお送りしまして、御希望がありましたら、動画をスポーツと文化チャンネルに載せますということは、お伝えしているところでございます。 34 ◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。今回、動画の配信なんですけれども、経済的な支援ももちろんそうなんですけれども、三鷹市で活躍するアーティストが、こういう方がいるんだよということで、市民の方に知っていただくという意味でも、本当にいい機会になると思いますので、ぜひ配信されるときは、その方のプロフィールとか、そういったことも充実して載せていただけたらなと考えますが、どのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 35 ◯芸術文化課長(井上 仁君)  動画を載せるときに、いわゆる動画の説明を載せる文書がありますので、御本人の方からこういうような内容ですとか、あと制作された方のお名前ですとか、そういうものをその部分に載せて、動画を再生するときには、ああ、実際にこういう方が作っていらっしゃるんだな、こういう内容なんだなというのが分かるような形で動画を掲載したいと考えています。 36 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひ、その方のプロフィールというか、その背景というか、そういったことも知れたらいいのかなと思いますので、その辺の工夫もお願いしたいと思います。  続きまして、オンラインの会議なんですけれども、今、本当にだんだん、日に日にZoomが定着をしてきていると思うんですけれども、今回、何回かZoomでの開催とかもあったかと思うんですが、人数的に増えているという、そういう状況があるのか、お伺いしたいと思います。 37 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  Zoomで開催をする、もしくはオンラインで配信をするということが、市民の皆様の中にも定着してきたなと。ええっということではなくて、ああ、そういうふうに配信も併せてやるのねとか、配信でやることになったのねという御理解が進んでいるなということは、この1年間、私どももすごくいろいろなことをやってきたんですけれども、この年明けぐらいから、数多くやったものの中では、やはり定着が進んでいるなという気はいたします。  先ほど私が申し上げた総点検のように、もともとのしつらえを変更したので、やはり想定したほどの人数ではなかったなというものもございますし、例えば、吉村 司さんの講演会などは、会場のお申込みも倍率は高かったんですけれども、オンラインでも、やはり何十人もの方に見ていただいて、なおかつ、今は1か月間期間限定で見逃し配信ができるようにしているのですが、ちょっと私、すみません、先日見たときには既に600件とか、700件とかの回数へ行っていましたので。そのような形で、今までだと、その特定の日に会場に行かなければ見られなかったものが、違う形で共有できるようになっているという意味での参加者の増というのはあると思います。  また、生涯学習課で糸繰り体験講座ですとか、今までだったら、やはり集まってというものについても、果敢にオンラインでチャレンジしてもらっていますので、新しい参加の仕方ということの道が開けてきているという面では、私どももいろいろな提言をしていますし、市民の方もそれに少しずつ慣れてきていただいているということがあるのではないかと思います。 38 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。  続きまして「はじめてみよう!Zoomオンライン入門講座」、これは非常に好評で64人も応募があったということで、次がまた中級編を予定されているということなんですけれども、先ほど御答弁にあったみたいに、本当にだんだんZoomでの講座が定着してきて、御高齢者の方も、私の周りでもスマホにどんどん切り替えて、そういうのに挑戦されている方が多いなという実感なんですけれども。  中級編だけでなく、今回応募して、参加できなかった方の初級編も何回かやられて、そういう裾野を広げていくということも大事なのかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 39 ◯三鷹中央防災公園元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  今、御質問いただきました初級編、先ほど私の答弁がうまく伝わらないで、大変申し訳なかったんですけれども、来年度、初級編と、引き続き中級編も加えて行う予定でおります。回数的には、また初級編の申込者数を見ながら、追加なども考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 40 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。初級編もやっていただけるということで、ぜひ裾野を広げて、本当にこれから人生100年、学び続けたいという御高齢者も多くなってくると思うので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、オリパラなんですけれども、サポーターが定数410人ということで、まだ追加募集が190人と、パラリンピックも40人ということで、本当にこの人数が実際集まるのかどうかということが、非常に懸念をされるところなんですが、先ほど山田委員の質問にもあったみたいに、やはりSNS、有効だと思います。また、若い人はインスタをやっている割合が非常に高いということで、SNSの発信の仕方もいろいろ工夫していただいて、やっていただきたいところなんですけれども、万が一、この追加募集、3月31日までということで、集まらなかった場合はどうするかということも考えられているのか、お伺いしたいと思います。 41 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、この御案内をできるだけ多くの方に知っていただけるよう、最大限努力を図りたいというふうに考えております。万が一集まらなかった場合というのは、関係する体育協会ですとか、そういった組織の皆さんに働きかけをさせていただいて、あとどれだけ必要かという予定の人数にもよりますけれども、そういう組織なりを直接御案内させていただいて、集まるような人数であれば、そういうような形を検討したいと思いますし。やはり、まとまった人数が必要だということであれば、正式にそういった関係機関に働きかけてというようなことも考えなければならないかなというふうには思っております。  また、これは近隣市との連携というところになるかと思いますけれども、三鷹市に今、在住、在勤ということで限定しているところではありますけれども、日程の違う近隣市で聖火リレーサポーター等に御参加いただいている方を相互に、お互いの市で御参加いただけないかというようなことも、1つ検討できるのかなというふうには思っておりますので、そういうところも近隣市と御相談しながら考えていきたいなというふうに思っております。 42 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。それと、先ほどメールでのやり取りで、回答をいただいたということなんですけど、ここに未回答43人ということで、この方たちに対する再度の働きかけとかはないのか、お伺いしたいと思います。 43 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらは、メールをこれまで3回ほど送って、なかなか御返信がいただけていないというような状況にあります。1つ、ただ、やはり、この令和2年度にお申込みいただいた方をできる限り優先した上でというようなことで思っておりますので、最終的にはできる限り努力して、御本人の確認を取りたいというふうに思っておりますので。  メールで御返信いただけない方には、電話番号の御登録があれば、電話で確認をいたしますし、最終的には、文書でいついつまでに御回答いただけない場合は御辞退したものとさせていただきますというようなことをお送りさせていただいて、最後まで、期間中に漏れなく連絡を取れるような努力はしていきたいというふうに考えております。
    44 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。何度も働きかけられているということで、よろしくお願いします。  あと、先ほど高校生以上、サポーターになれるということで、この16日が実際学校があるのか、休みなのかというのは、カレンダーを見ないと分からないところなんですけれども、やっぱり若い方に経験していただくということも非常に大事なことなのかなと思っているんですが、高校とかに、学校自体に対する働きかけというのはいかがなのか、お伺いしたいと思います。 45 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  直接、今現在で市内の高校に働きかけているという状況はございませんので、今この募集人数が集まるのかどうかというようなことで、貴重な御意見をいただきましたので、ちょっと市内の高校のほうにも御相談して、働きかけができるようであれば、周知の御案内をさせていただければというふうに思います。 46 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。やっぱり、サポーターをきちっと集めていただくことが当日の安全にもつながっていくと思いますので、本当になかなか先が不透明なところもあって、難しい部分もあると思うんですけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 47 ◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、新型コロナウイルスの感染症に関する対策についての中で、バーチャル市民駅伝大会、先日、土日に行われたわけですけれども、たしか80チーム募集していたんだと思うんです。応募チームは33チームで、参加を実際にしたのは31チーム、それは2チームはしようがないと思いますけれども。通常、市民駅伝の場合、例年ですと、募集チームを上回る応募があって、警察の御協力とか、いろいろなことをして、なるべく多くのチームを出そうというふうになっていたんですけど。  今回、80チームを募集して、その中で33チームしか応募がなかったということなんですけども、もし分かればですけども、例えば問合せはあったんだけど、条件がこんな条件では嫌だとか、そういったような問合せの数みたいなものはお分かりになりますでしょうか。 48 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  問合せの件数等は、ちょっと私、正確に把握はしていないんですけれども、もちろん数件お申込みの御相談ということはございました。やはり、スマートフォンの機種、ここ3年ぐらいに発売された機種に対応というようなところがございましたので、もしかしたらスマートフォンの機種が古くて、アプリがダウンロードできないというようなことも御説明させていただいたお問合せもありましたので、そういったことも1つはあるかと思いますけれども。  やはり、この一般のこれまで実施してきた市民駅伝に比べて、応募が少なかったというところの要因としましては、やはりふだん走れないまち中を声援を受けながら、やはり走れるというような市民駅伝に比べまして、今回いろいろ最後まで会場の確保といいますか、走るところの場所、指定コースということで、最終的には大沢総合グラウンドの野球場の中というようなところしか会場設定ができなかったというようなところで、緊急事態宣言もある中、そうした要因で、なかなかここで走ってみようというような方がそこまでいらっしゃらなかったのかなというふうには思っております。  ただ一方で、御参加いただいた方の中には、このアプリというものがどういうものか関心があったので参加しましたというような方もいらっしゃいましたので、今後はどういう形で、この安全管理、感染症の対策と両立する中で、市民駅伝大会とは違った形で、このアプリを活用したランニングイベントというものを実施して、市民の皆さんの健康や元気づくりというところに貢献できる事業にしていけるのかというところは、ぜひとも考えていきたいなというふうには思っております。 49 ◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。やっぱり大勢の方ができるだけ参加をしていただきたかったなとは思ったんですけど、これは別に市民駅伝があっても、やれないわけではないんですね。ですから、健康管理とか、そういったことを考えている人たちがいらっしゃれば、これでもチームは4人いるわけですから、130人の方が出ているわけですから、そういうことも考えると、一緒に市民駅伝もやって、これもやっても、だんだん浸透していけば、参加者は増えてくると思いますので、方法等は考えなきゃいけないと思いますけど、ぜひまたそういうことを考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それと、もう一つ、何回も皆さんから心配されているオリンピックパラリンピック聖火リレーサポーターの件なんですけども、パラリンピック聖火リレーサポーターについては、募集をしないで、オリンピックのほうの方に声をかけられたというようなお話だったと思うんですけども。そうすると、パラリンピックのほうの156名というのは、例えばオリンピックサポーターのほうの181名の中の156名ということなんでしょうか。  あるいは、先ほど辞退者の方たちの日程が合わないということがあったので、応募のあった252人の中からだと思うんですけども、この両方をやる方が何人ぐらいいらっしゃるかというのがもし分かれば、数ですので、事前にお話ししてありませんので、分かれば教えてください。 50 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっとそこのところの視点で、私は数字を把握してこなかったものですから、どれだけ重複しているかというようなところは定かではないんですけれども。特に、自転車ロードレース等を見ても、ほぼ両日、御参加いただける方が多いので、おおむねの方は重なって、両方、御参加される方が半数は超えているのかなというふうには推測しております。 51 ◯委員(吉沼徳人君)  人数、これから今、両方で230人集めなきゃいけないということで、例えばこれ、体育協会の中の各連盟に頼むとか、あるいはコミセンの中のスポーツ部会に依頼をするとかって、そういうようなことはされているんでしょうか。 52 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今のところ、両団体、組織にお声かけはしておりません。ここのところでの応募状況等を見ながら、お声かけをさせていくかどうかというところは検討していきたいなというふうに思っております。 53 ◯委員(吉沼徳人君)  私も登録している団体があるんですけど、やっぱり体協のほうにはぜひ御協力いただいて、駅伝なんかにでもいつも御協力いただいているので、御協力いただいたほうがいいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  それと、最後にちょっと辛辣ですけども、辞退者の方が聖火リレーのほうのサポーターの方、それからロードレースのほうのサポーターの方にいらしたということなんですけど、これは森元会長の発言と関係あるような事態なんでしょうか。 54 ◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料にはお載せしていないんですけれども、先ほどちょっと私のほうで、冒頭の説明の中で含めてさせていただいたのをちょっと繰り返しになってしまうんですが、森前会長の発言に伴う辞退者で、明確にその発言を理由に辞退しますというふうにおっしゃった、またはメールで明らかにされて御辞退された方というのが、聖火リレーのほうでお二人、自転車ロードレースでお一人、計3人というような人数になっております。 55 ◯委員(吉沼徳人君)  はっきりしないということですね。分かりました。  以上でございます。ありがとうございました。 56 ◯委員(谷口敏也君)  総点検なんですけど、イメージしていたのは、利用されている各スポーツ団体の方とか、生涯学習の団体の方とか、そういうところからたくさん来ていただいて、なおかつ、ふだん個人で利用されている方とか来て、すごい人数の中でグループに分けて、それぞれ議論してもらうというのをイメージしていたんですけど、今回、こういった形になって、なおかつ会場参加者は1名しかいなかったわけですね。オンラインも12名ということで、非常に少ない人数で、先ほどファシリテーターさんのうまい司会運びでたくさん意見が出たという話がありましたけど、今まで何年間か利用されてきた各スポーツ団体と各生涯学習団体の方々の生の意見というのは、結局聞けなかったわけじゃないですか。  事前には、ある程度アンケートとかでもらっていたのかもしれないですけど。紙ベースで提出した意見というのが、必ずしも本意がしっかり伝わっていない可能性もありますね。そういったところは、どういった形で、この総点検の中で取り入れられるようなことをしたのか、配慮した部分とか何かあれば、お願いします。 57 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  会場を入れて13人の中で、少ない人数の中なんですが、3分の2ぐらいは、日頃からプラザをお使いの方、何がしかの形で活動実績のある方が多かったように思います。もちろん、プラザがあることは知っているけれども、日頃の活動拠点は違う場所なので、プラザにはあまり行かないわという方も参加していましたけれども。なので、人数的には少人数なんですが、主要な御利用団体の中で何人かは参加して、この生の意見をいただいたというのはあります。ただ、あくまでも13人ですので。  このほかに、例えば生涯学習センター利用者懇談会という、もともとある別な会議体がありまして、そこの皆さんに先日御説明をした冊子をお渡しして説明をして、御意見を頂戴したりですとか。同じように、スポーツのほうでも同じような会議体がほかにもありますし、審議会もありますので、それぞれの審議会や会議体に出向いて御説明をして、御意見をいただくという活動は別途行っております。  それから、昨年度ですけれども、主立ったスポーツ団体の方からは、あらかじめプレヒアリングということで実際にお目にかかって、コロナの直前ぐらいだったので、集まっていただいて個別のグループインタビューをしたということもございます。  あと、コロナがこういう状況になるとは思っていなかったということもありまして、今年度は質問委員がおっしゃったとおり、できれば、この場にいろいろな方に集まっていただいて、皆さん、一堂に会する中で、わいわい、いろいろな意見交換をするということを想定していたのですが、それが残念ながらできなかったので、改めて今、紙での御意見募集もしていますけれども、そちらのほうも、そんなにすごくたくさん出ているということではないですので、今までいただいた御意見ですとか、そういう会議体からいただいた御意見も含めて、御意見としてはいろいろいただいていますので、きちんと反映をしていきたいなというふうに思っています。 58 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。事前にそういった形で団体の方々には意見をもらっているというような形であれば、やっぱり今回の総点検のこの取組の結果報告というのを、またしていかなければならないと思うんですけど、それはどういった形でやるお考えなのか、お伺いします。 59 ◯スポーツ文化部調整担当部長三鷹中央防災公園元気創造プラザ点検担当部長(大朝摂子さん)  中央防災公園元気創造プラザの施設運営の基本的な考え方というのを今回お示しをして、それにいろいろ御意見をいただいて、それをブラッシュアップして決めて、今年度の結果報告にしていくということを考えていますので、皆さんからいただいた2年間の活動の成果としてこういうものをまとめましたという御報告は、紙の形でも差し上げますし、主立った団体の方には具体的にお渡しをするというふうなことをしたいと思っています。  それから、2年間の総点検としての取組というのは、ここで、この基本的な考え方をまとめたところで一旦落ち着きますけれども、総点検自体の取組、この考え方を生かして、来年度以降活動するためには当然継続していきまして、やはり、今年度なかなか難しかった具体的なテーマについて、アイデアを持ち寄って、出し合って改善につなげていくというような。  今までですと、やっぱり目安箱的なものにいろんな御意見をいただいて、それができるものから順番にやっていくというような。逆に言うと、市民の皆様同士の御相談をする機会というのは、今まで提供できていないわけですけれども、テーマ別に、例えばですけれども、ここの共有スペースの使い方をこの先どうしましょうとか、これをやりますので皆さん集まってくださいとか、何かそういうふうなしつらえをしていくというようなこと。もしくは、職員参加もやはり重要だというふうに思っていますので、職員からの提案でこのようなことを、例えば皆さんに集まっていただいて、こういうフロア間をまたいだ、共有できるような講座を提供して、それで皆さんで話し合っていただく場を設けようとか。  来年度以降、総点検報告書というような形ではないですけれども、具体的な改善を市民の皆さんと市の職員が協力して着実に進めていく仕組みというのを引いていくというところで、生の声を吸い上げて、改善につなげていく。  多分、同じフロアの使い方、同じ場所の使い方でも、いろんな意見をお持ちの方がいらっしゃると思うので、そういうことを実際に会って皆さんで、もしかしたらオンラインも入っちゃうかもしれませんけれども、直接いろんな方の御意見を交換する中で、じゃあ、みんなが使いやすいプラザってどういうことなんだろうかという御相談ができるのが理想だと思っています。  コロナ禍の中で、なかなか理想的な運営の仕方にちょっとたどり着けない面もございますけれども、努力はしていきたいというふうに思っています。 60 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうなんですよ、私も子どもに教えている関係で、ソフトバレーボール、自分でやっているんですけど、あそこで大会をやるときに、バレーボール用の審判台はあるんですけど、ソフトバレーボール用のがなくて、多分バドミントンか何かのを使わせてもらっているんですけど、そうすると向きが違って、座るところに逆向きにして座っているんです。そうすると、座るところに靴で座るような感じになって、それを見た、その台を使っている──多分バドミントンだと思うんですけど、団体の方が、靴のまま上がるんだったら、何か敷いてくれと言われて、その以降敷くようになったんです。  何が言いたいかというと、それぞれ使う団体によって問題点が違ったりするんですよ。それは、その団体同士で話し合うと解決できたりするんです。今、部長が言ったように、市側に何か改善してくださいと言って、それをまたフィードバックするんじゃなくて、横のつながりで解決する部分もあるので、今回できなかったんですけど、何とかそういう機会もつくっていただいて、みんなで解決していくというような取組もぜひやっていただきたいなと思います。  以上で終わります。 61 ◯委員長伊東光則君)  以上でスポーツ文化部報告を終了いたします。  休憩いたします。                   午前10時33分 休憩 62                   午前10時48分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  教育委員会報告、本件を議題といたします。  本件に対する教育委員会の説明を求めます。 63 ◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  よろしくお願いいたします。本日、教育委員会から報告させていただきます事項は、日程に記載の3件でございます。  報告事項の1件目、新型コロナウイルス感染症への対応状況と、2件目の令和3年度の教育委員会基本方針につきましては私から、3件目の三鷹のこれからの教育を考える研究会中間報告につきましては、担当部長から、それぞれ説明をさせていただきます。  それでは、初めに新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について、御説明いたします。資料1の1ページを御覧ください。1の児童・生徒1人1台学習用タブレット端末の整備です。今年1月12日から15日にかけて、各市立小・中学校を通じて全児童・生徒に1台ずつ配付しましたタブレット端末につきましては、現在、学校の授業や様々な教育活動で活用を進めています。また、家庭におきましても、タブレット端末を活用して課題に取り組むなど、導入から2か月近くがたち、活用の幅を少しずつ広げながら取組を進めています。学習に必要なアプリの導入や授業等における効果的な利活用方法について、今後も様々検討を進めてまいります。  なお、タブレット端末等の操作や活用等の支援を行うため配置した、端末導入支援員が各学校に週3回程度訪問して、サポートを行っています。このほか、学校内で多くの学習用タブレット端末がインターネットに接続されることから、普通教室への無線LANアクセスポイントの増設を2月末までに完了いたしました。  さらに、利用の本格化に向けては、各学校等においてインターネット回線の増強に向けた回線敷設作業を進めており、こちらにつきましても間もなく完了する予定となってございます。  次に、2の学校教育活動の継続支援です。国の第3次補正予算による補助制度を活用し、学校教育活動の継続支援を行います。現在開会中の市議会定例会に提出しています、令和2年度一般会計補正予算(第12号)において、消毒液等の保健用消耗品費を増額計上し、学校における新しい生活様式の実践を継続するとともに、デジタル技術を活用するための図書等購入費及び講習会等負担金を計上し、コロナ禍に対応するための教職員の資質向上を図ります。  いずれも、事業費を令和3年度に繰り越して、市立小・中学校における感染症防止対策等への切れ目ない支援を図ってまいります。なお、中学校の自然教室、修学旅行につきましては、いずれも中止といたしましたが、修学旅行のキャンセル料は全額公費で負担するとともに、代替の行事として、3月24日に三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市立アニメーション美術館)を貸し切り、学校ごとに感染症対策を講じながら、時間を区切って利用することを予定しています。  次に、3の川上郷自然の村の運営支援です。新型コロナウイルスの感染拡大が今年度の経営に大きな影響を与えてきたところですが、緊急事態宣言の再発令を踏まえた臨時休業などにより、さらなる影響が生じていることから、令和2年度一般会計補正予算(第12号)において、年間を通した収支差額を勘案して、運営支援交付金を増額計上し、指定管理者による施設運営の継続を支援することとしています。なお、緊急事態宣言が再度延長されたことに伴いまして、自然の村につきましては、3月21日まで臨時休館を延長いたします。  2ページを御覧ください。4の図書館での電子書籍の導入です。新しい生活様式に対応した図書館の在り方への対応や従来から課題となっていた図書館の閉館・休館時におけるサービス提供の拡充を図るため、電子書籍の導入に向けた準備を進めてまいりました。サービスの名称を、みたか電子書籍サービスといたしまして、令和3年3月25日から利用開始する予定としています。  導入する電子図書館システムは、読み物系の電子書籍が充実しているものと、専門的な資料の電子書籍を取り扱うものの2種類を選びまして、その中から合わせて1,000点余りの資料を選定し、3月中旬には契約を締結する予定でいます。  また、利用開始に当たりましては、市立図書館ホームページから電子図書館システムにアクセスできるようにするとともに、利用者データの出力機能などのシステム改修の準備を進めています。  新型コロナウイルス感染症への対応状況については、以上でございます。  続きまして、令和3年度の基本方針について御説明いたします。この基本方針は、三鷹市の教育が目指すべき中長期の施策の方向性を定めた、三鷹市教育ビジョン2022(第2次改定)及び三鷹市生涯学習プラン2022(第2次改定)等に基づきまして、教育委員会が実施する令和3年度の基本的な取組やその方向性をまとめたものでございます。  令和3年度の予算案との関連もございますが、これにつきましては、予算成立後に基本方針に基づく事業計画としてまとめ、例年、各部の運営方針と目標に併せて本委員会に御報告させていただくこととしています。  それでは、順次御説明してまいりますが、お配りしています資料2-2の参考資料には、修正箇所やその説明を示しておりますので、本日はこの参考資料に基づき、修正内容について御説明をいたします。  この資料2ページをお開きください。個別の目標に入る前の基本方針の冒頭部分でございますが、下段の網掛け部分に、スクール・コミュニティの創造と個別最適化された学びの実現に向けた取組を集中的かつ強力に推進するため、新たな組織を設け、市長部局との連携を強化していく趣旨の記述を追加しております。なお、具体的な記述はしておりませんが、新しい組織の名称は教育政策推進室といたしまして、課相当の臨時組織として4月1日付で設置することとし、昨日の教育委員会定例会におきまして設置規則の議決をいただきました。  次に、4ページです。上段部分、1のコミュニティ・スクールの機能の充実の項目になりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、令和3年度に開催を延期いたしました三鷹教育フォーラム2021(仮称)につきまして、全国コミュニティ・スクール研究大会in三鷹(仮称)を同時開催することから、その旨記述を追加しております。  下段の1の小・中一貫教育の充実と発展ですが、次の5ページの中ほどの(2)、市民に期待される公立学校としての小・中一貫教育の充実において、市の学力テストの取組が始まったことから、その旨明記いたしました。  その下の2、知・徳・体の調和の取れた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実について、次の6ページの記載になりますが、2段落目におきまして、令和2年度に1人1台タブレット端末の整備を行ったことから、その記述を改めるとともに、今後、これらの機器を活用して進めていく個別最適化された学びの実現に向けた取組について、探求的な学びを研究し、推進していくことなど、新たな記述を追加しています。  その下の3、三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供です。スクール・コミュニティを推進していくという観点からも、キャリア・アントレプレナーシップ教育の充実に当たり、多様な地域団体との連携を進めていくという考え方を明記いたしました。  その下の4、生活指導の充実については、次の7ページで、令和2年度に開設をしました適応支援教室A-Roomにおいて発達段階に応じた支援を行うため、令和3年度に体制等を拡充して取り組む旨を記述しております。  その下の5、教育支援の充実では、令和2年度に全ての中学校で巡回指導を開始したことから、既に全校での巡回指導を行っている小学校とも併せて全ての市立学校での取組を進めていますので、その旨記述を修正しています。  同じページ、6の幼稚園・保育園と小学校の連携教育と支援の推進です。修正箇所は次の8ページになります。就学前教育から小学校教育への接続をスムーズに行うため、各学校の実態に応じて編成したスタートカリキュラムを用いて関係者等との情報を共有し、効果的に実施していくことを記述いたしました。  同じページの下段2、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成です。三鷹ネットワーク大学と共同で実施している三鷹市にふさわしい教員を養成する講座について、インターンシップに重点を置いた内容を取り入れ、三鷹市立学校で教員として働くことが魅力となるよう講座内容の変更を行うことを、9ページにかけて記述しています。  また、同じページの中段には、学校における専門スタッフを都の補助制度を活用しながら拡充することや学校における労働安全衛生管理体制を強化することについて追記しています。  その下の3の三鷹教育・子育て研究所の活用です。現在、研究を進めている三鷹のこれからの教育を考える研究会は、令和3年度内に最終報告書をまとめることとしていますが、研究会で議論されている内容について、実施可能な事業等については、最終提言を待たず、速やかに実現できるよう取り組むこととしているため、そうした方向性について明記をしています。  なお、この研究会の中間報告につきましては、3件目の報告事項の中で御説明をいたします。  下段の1の子どもの安全・安心の確保ですが、10ページをお開きください。4段落目におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、感染症対策等への支援を継続し、感染防止対策を徹底しながら、子どもたちの健やかな学びを保障していくことを記述しています。また、学校教育活動における事業継続計画の策定に当たって、未知なる感染症等も想定した内容とすることを新たに記述いたしました。  その下の2、防災都市づくりに向けた安全で快適な学校環境の整備です。令和4年度に策定を予定している新都市再生ビジョン(仮称)の策定の中で取り組む、学校施設長寿命化計画(仮称)の策定までの間、対応が必要となる箇所については適宜改修工事を行い、学校施設の適切な維持保全に取り組むことを記述しています。また、学校トイレの早期洋式化についても明記するとともに、11ページには、小・中学校体育館空調設備整備に当たり、分散型熱源の考え方も取り入れることを追記いたしました。  同じページの中段、4、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用です。1人1台タブレット端末の導入に伴い、記述内容の整理を行っています。具体的には、タブレット端末を活用するため、学習支援クラウドサービスやオンラインのドリル教材の整備を進めるとともに、校務支援システムの機能を拡張して、児童・生徒の学びの可視化や学校と保護者との連絡等ができる仕組みを導入することを記述しています。  また、タブレット端末の効果的な活用に有効な短焦点プロジェクターについて、先行導入している第一小学校と井口小学校での活用状況等を検証し、今後のICT環境整備に向けた検討を行うことを追記しています。  その下の5の児童・生徒数の増減に対応した適正な学習環境の確保では、人口推計に基づく将来的な学校、学童保育所の規模の適正化の検討について、国が示した35人学級編制への対応も含め、取り組んでいくことを追記いたしました。  下段の6、校外学習施設三鷹市川上郷自然の村の効率的な運営の推進です。新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が減少している中で、感染対策を的確に行いながら、昨年秋の小学校自然教室を安全に実施した実績を基に、他自治体の移動教室の誘致に取り組むことを追記するとともに、次の12ページになりますが、令和4年度から始まる次期指定管理期間に向けた取組についても追記しています。  同じページの中段の2、学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくりの推進です。学校を拠点とした子どもの居場所づくりを進めていくに当たり、学校施設の有効活用といった工夫について追記をいたしました。  右側13ページの4、NPO・企業・大学・研究機関などとの連携です。専門機関の知見を活用した教材や教育方法などの開発や活用、その成果の評価や検証について、記述を追加いたしました。  その下の1、市長部局との連携による生涯学習・スポーツ・芸術文化行政の推進です。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために実践してきた新しい生活様式の下で生涯学習活動を継続して実施していくことを明記いたしました。  同じページの下段の1、三鷹市立図書館の基本的運営方針の推進です。新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中で、これからの図書館が目指すべきサービスの在り方について検討する旨を追記いたしました。  最後に、14ページを御覧ください。中段の3、図書館のサービス向上のための取組です。新たに開始する予定の電子書籍貸出サービスと非来館型サービスの充実について追記をしています。  基本方針についての説明は以上でございます。 64 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  私からは3点目、三鷹のこれからの教育を考える研究会の中間報告について御説明を申し上げます。三鷹のこれからの教育を考える研究会は、次期三鷹市教育ビジョンに向けて、三鷹のこれからの教育の目指すべき方向性、取り組むべき事項などについて議論を重ねてまいりました。研究会の研究員メンバーは、資料の3の冊子のほうになりますけれども、こちらを御覧ください。  こちらの26ページを御覧いただければと思います。こちらを見ていただけると、大学の研究者をはじめ、市内の学校、保護者代表、住民協議会、民間からも入っていただき、広い視点で議論ができるようにしてまいりました。また、三鷹市教育委員会事務局はもとより、市長部局の子ども政策部、生活環境部、スポーツと文化部、企画部等の関係課の参画も得つつ、また、研究員以外の有識者からのヒアリングも行いながら、検討を進めてきたところでございます。  冊子の27ページを御覧ください。研究会の検討経過です。この中間報告は、令和2年7月2日の第1回を皮切りに、書面やオンライン開催を含め、合計6回開催された本研究会の初年度の議論について取りまとめたものでございます。これを基に今後さらに具体化に向けた議論を深め、令和3年9月までに最終報告を取りまとめる予定で、現在のところ進めているところでございます。  それでは、中間報告の主な論点について御説明いたします。資料3-1、A3判のカラー刷りのほうも併せて御覧いただければと思います。この中間報告のポイントの左側の図を御覧いただければと思います。今回の中間報告では、三鷹の教育が目指すべきゴールとして、自らの幸せな人生とよりよい社会の創造(個人と社会のウエルビーイングの実現)を掲げています。  ウエルビーイングという言葉はOECDでも使われておりますが、心身の良好な状態であるとか、健やかさ、あるいは幸福度といった言葉で翻訳をされています。この中間報告では、ウエルビーイングを良好な状態として、経済的、物質的な豊かさを超えた包括的なもの、かつ、一時的ではなく、持続的なものとして捉え、個人のウエルビーイングについては、幸せ、幸せな人生、社会のウエルビーイングについては、よりよい社会という言葉で表現をさせていただいております。  この個人と社会のウエルビーイングの実現のために、学校と様々なコミュニティ総がかりで、人間力・社会力を主体的に発揮できる子どもたちを育て、一人一人を大切にする教育とスクール・コミュニティの創造に取り組む中で、この目標に向かって進めていくという、そういう構想になっております。  中間報告の具体的な提言として、柱立て的には大きく6点になります。それが、こちらのポイントのほうの、カラー版のほうの真ん中の欄に色分けしてございます部分です。この中で特に太字アンダーラインのついている部分については、特に議論をされたトピックとなります。また、各トピックの具体的な取組やキーワードをその右側のほうに列挙させていただいているところでございます。  それでは、冊子の中間報告書とカラー版のポイントを使って御説明いたします。1点目です。資料3-2の冊子でいいますと、中間報告6ページの(2)にあります、一人一人を大切にする教育です。個別最適な学びの実現ということですけれども、個別指導計画、個別学習計画、パーソナルポートフォリオ等による状況の見える化を図り、一人一人に合った学習を推進すること。また、市の学力テストに加え、タブレット端末でのAIドリル等の学習履歴や結果のデータを蓄積する中で、より一人一人の指導への改善を図っていくということ等が提言をされています。  7ページ以降、ずっと続いてまいりますけれども、次のところは9ページになります。協働的な学びの深化では、コミュニティ・スクールを生かした三鷹らしい地域資源の活用や地域をフィールドとした学びの推進、探求的な学び、ドラマ教育、また、インターネットを介しての海外の子どもたちとの交流を通した学びなどの提言をいただいたところです。  11ページになります。新たな学びにおけるベストミックス(最適な組合せ)の追求では、オンラインとオフラインの学習、興味開発と能力開発など、二項対立で捉えるのではなく、それぞれの利点やよさを狙いに即して最も効果的に組み合わせて活用し、実践していくことなどが提言されています。  また、支援を必要とする子どもたちへのきめ細かな対応においても、デジタル技術を活用した特性に即した学びの提供や一人一人が自分の未来に対して希望が持てるような支援について御提言をいただいたところでございます。  続きまして、2点目になります。中間報告では13ページになりますけれども、(3)、一人一人が大切にされる環境整備の部分です。その前提条件として、認め合い、信頼関係のある学級・学校・学園経営が基盤である点や教職員の幸せ(ウエルビーイング)の実現では、子どもたちが幸せを感じ、自らの幸せな人生に向かうためには、それを導いていく教職員もまた、自らの職業実践を通じてウエルビーイングを実現していけることが重要との指摘を受けています。  教員の本務であります、子どもたちと向き合い、よりよい教育をする、そういうことのために時間を割けるようにする働き方改革、特に地域と連携した学校、部活動への移行やスクールロイヤーの知見の活用について、さらには教員の主体性、専門性を発揮し、教育活動のアイデアを持ち寄り、つくり上げる先生たちの文化祭の提案や授業づくりへの助言を大学や民間教育機関から受けられる仕組みづくりなどについて、提言を受けました。  15ページになります。誰もが安全・安心・快適に学べる学校施設・設備の整備です。校舎や設備のバリアフリーやユニバーサルデザインへの対応、協働的な学びがしやすい施設への転換、教室の面積も含めた感染症対策をはじめ、ICTを活用した有効な授業のために画面の投影・表示装置の充実等の提言をいただきました。  また、くつろぎや負担軽減のための環境整備として、ガンバリズムからの脱却ですとか、そして、リラックスして最大限のパフォーマンスができるくつろぎの空間の設置や居場所カフェの検討、体に優しい机、椅子、また、ロボット掃除機の導入。また、子どもたちの健康な心身を育むための学校生活の見直しでは、デジタル化による荷物の軽減や文具の備置き、またスウェーデンで行われている、フィーカと言われているおやつや昼寝等の導入の検討など、ユニークな提言もございました。  3点目です。19ページにあります。学校とコミュニティを結ぶコミュニティ・スクール委員会のさらなる充実です。知識やスキルをアップデートしていくための研修の充実や自主的・自律的な運営の推進、地域学校協働本部機能の強化などを通して、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進やより魅力ある大人の学び場、成長の場として、コミュニティ・スクール委員会を充実させていく必要について提言をいただきました。
     4点目です。20ページになります。スクール・コミュニティの創造に向けた取組です。様々なコミュニティや三鷹に関わる多様な主体との連携の拡大では、人材育成・人材輩出の場ともなるスクール・コミュニティでの活動を通して、ここで学んだ市民に住民協議会や市民協働センター、ネットワーク大学等で活躍できる場面を提供し、各団体の活性化を図ることとか、また、三鷹の各コミュニティ団体の代表するメンバーで構成されるスクール・コミュニティ推進委員会を設置するに当たっては、教育委員会のみならず、市を挙げて推進するための関連する市長部局を含めた体制整備の提言をいただきました。  また、効果的に推進していくためのコーディネート機能の強化として、既に設置しましたスクール・コミュニティ推進員のネットワークの拡大や研修の充実の必要性について指摘されています。また、時間や距離の制約がある中では、様々な人々の参画や活動の多様化を可能とするインターネットを介して関わるオンライン・スクール・コミュニティの形成の提言もあったところでございます。  続きまして、5点目、22ページを御覧ください。スクール・コミュニティの創造を加速する学校の在り方についてです。地域の共有地(コモンズ)への移行についてです。コモンズとは、誰かの専用のものということではなく、みんなが利用可能な共有のものという概念です。より地域に開かれた、地域と共にある学校、コミュニティ・スクールとして、公でも私でもない共の空間、地域のコモンズとしての学校に移行していくことについて、提言されています。  その中で、三部制による学校運営の提言がございました。学校施設を、一部を学校教育の場、二部を部活動を含む放課後の場、三部を社会教育、生涯学習や生涯スポーツ、様々な地域活動の場と位置づけ、三部制として学校施設を機能転換する中で、まさに地域の共有地(コモンズ)となるような管理運営体制、効率的な資源の集中や機能強化の方策を含め、検討していく提言をいただきました。  その中で、二部については、多様で豊かな新しい放課後の創造として、学童保育所、地域こどもクラブ、地域未来塾の一体化を含む、新しい居場所である学び場・遊び場を再構築することや生徒のニーズに合う部活動検討など、多様で豊かな意味ある活動ができる新しい放課後の提案をいただいています。  夜間等の三部については、現在行われているスポーツ施設としてだけではなく、地域の多様な主体が身近なみんなの活動拠点として気軽に活用できるようにし、学校施設の特性を生かして、例えば音楽室や技術室のような特別教室のある設備や3Dプリンターなどの新しい設備を導入し、市民が使えるようにするなど、魅力ある場の提供も考えられるという提言をいただいています。  こうしたことの実現に向けては、24ページにありますけれども、重層的・複層的な三鷹のコミュニティにおける活動の中心の1つとして、学校教育のみならず、生涯学習、子育て支援、コミュニティ活動、防災、介護などの機能を持つ複合化施設とすることも視野に入れてはどうかという提言もいただいています。  最後に6点目、23ページになります。非常時における学校の有する諸機能の発揮です。学校が災害時に学びを止めず、学びを保障する備えや様々に想定される複合災害発生時の拠点機能の早急な確保ということで、避難所としての機能強化が提言されています。特に、風水害等での避難所としての役割を十分に果たせない学校もあることから、早急な対応について指摘をされているところです。  以上、ポイントとなる点を中心に御説明させていただきましたが、先ほどのカラー版の左下になりますけれども、そちらを御覧ください。  施策の推進方策につきましては、全国への発信・共有も含めまして、各学園の独自性を共有する中で、共につくるということ、また、これまでの枠組みにとらわれず挑戦し、今回の中間報告にある提言の趣旨を踏まえ、スピード感を持って推進していくためには、可能なものから実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。  説明は以上です。 65 ◯委員長伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方。 66 ◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。幾つかあるのでどんどん聞いていきたいと思います。まず、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について、2番、学校教育活動の継続支援というところ。昨日、総務委員会で聞かせていただいたんですけれども、図書等購入費及び講習会等負担金というのが、学校のマイスターが8時間の講習会に出席して、ジー・スイート・フォー・エデュケーションの認定を取るというような御発言があったのを確認しています。あと、図書は推薦図書があるなど聞いていますが、詳しく御説明いただければと思います。 67 ◯指導課長(長谷川智也君)  新たなこの講習会、それから図書の内容について詳しくというお話ですが、昨日の総務委員会でも申し上げましたとおり、タブレットが1人1台導入されまして、それをいかに利活用していくのかというのが大きな課題でございます。学校現場には、得意な教員もいれば、なかなか得意でない教員もいます。しかしながら、今求められている教育は、このタブレットを活用する。これは、やらねばならない状況でございます。  そこで、いかに一人一人の教員の資質能力の向上を図るかということのために、その1つの方策としてジー・スイート・フォー・エデュケーション、これは主なこの教育ツールとして今回のタブレットに入っておりますが、それを中心として利活用の方法を指導できるような立場の資格取得の講習会でございます。  具体的には、2日間、夏季休業中に集中的に集合研修という形で実施をして、その講習の最後には検定試験を行うことで、ジー・スイート・フォー・エデュケーションが認定する資格を取ることができます。それを基に、各学校においてマイスターが様々な校内研修会を通じて、教員の資質能力の向上を図っていくという取組でございます。  図書のほうも、そのジー・スイート・フォー・エデュケーションを初期の段階から活用できるための具体的な実践例が入った図書、そういうものを各学校に購入する予定でございます。  以上でございます。 68 ◯委員(山田さとみさん)  学校にジー・スイート・フォー・エデュケーションの認定資格を取られる方が1人ずついるような状態をつくって、核となる人材をつくっていくというような、そういった御認識だと思いました。ありがとうございます。  次に、4番の図書館での電子書籍の導入ですが、3月25日からということで、非常に楽しみにしているんですけれども。学校のタブレットで、以前、インターネットが使えなくても借りられるというような御答弁をいただいたんですけれども、ぜひ学校のタブレットでも借りられるよというようなお知らせを、子どもたちにしてほしいなって思います。その点については、いかがでしょうか。 69 ◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  学校への告知については、ちょっと、まだ今明確な計画はございませんけれども、やっていく形で考えたいと思いますので、3月25日前には何かしらお知らせができるような形を整えたいと思います。 70 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。子どもたちの読書のきっかけづくりにもなると思いますので、ぜひお願いいたします。  次に、令和3年度の基本方針について伺います。大枠として、私が三鷹市の今後の教育について特に重要だと考えているのは、個別最適化、デジタルとアナログのベストミックス、インクルーシブ教育、リカレント教育です。その観点も含めて幾つか質問させていただきます。  まずは、小学校の教科担任制についてなんですけれども、これまで求めてきたものであり、とても歓迎するものなんですが、教員の負担軽減、1クラスに複数の教員が入ることで、子どもも相談しやすい教員を見つけることができるというような利点があります。今後、どのように充実を図っていくのか、教えてください。 71 ◯指導課長(長谷川智也君)  教科担任制の意義というものにつきましては、私どもも大変認識しているところです。専門的な指導が受けられるですとか、それから、全科の小学校教員の負担軽減にもつながるということを認識しております。  今後の教科担任制の導入につきましては、東京都の計画がありますので、それに基づいて順次導入していきたいと考えております。  以上でございます。 72 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。私もこの計画をちょっと確認しているんですけども、ぜひ積極的に取り入れていただきたいと思います。  次に、その次の(2)、5ページなんですけれども、9年間の義務教育で継続的・系統的に一貫した指導ができるようというところがあるんですが、今ちょうど年度末、新学期という時期になってくると思うんですけど、市内での転校をした場合に、きちんとデータは引き継げるのか確認したいと思います。 73 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  校務支援システムでの情報の共有という御質問でよろしいでしょうか。                  (「はい」と呼ぶ者あり)  それは可能でございます。 74 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。次に、続きであるんですけど、児童・生徒の状況や学習効果を教員が常に把握できるシステムの研究・開発に取り組みますというところで、とても理想的な取組で、前回の委員会で市の学力テストだけでなく、確認テストの結果なども対象となるようなお話があったと思うんですけれども、今後の取組について教えてください。 75 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今後、そのような方向性で実現できるように、今検討、研究しているところでございます。 76 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。  次に、その後、2番のところで、個別最適化された学びの実現に向け、児童・生徒の学習意欲を引き出し、興味・関心に応じた探求的な学びやというところが追加されたと思います、そのあたり。探求的な学びについては、これまでも総合的な学習の時間などで取り組まれてきたと思うんですけれども、こちら、次、ちょっとお伺いしようと思っている、この三鷹のこれからの教育を考える研究会の中に、探究学舎さんという非常に興味深い塾も入っていらっしゃると思うんですけれども、これまでの取組ももちろんですけれども、外部の知見も積極的に取り入れながら進めていくべきと考えますが、この辺りについていかがでしょうか。 77 ◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、児童・生徒の個別最適化された学びの実現に向けて、学習の個性化という視点から探求的な学びを実践していくことというのは非常に大切なことだというふうに認識しております。今、委員御指摘のとおり、探究学舎とのコラボレーションということで、新たな探求的な学びに焦点化した教員が渾身の授業づくりということで、これから新年度、秋に向けて希望する教員を集めて、一緒につくっていきたいということを考えております。  いずれにしても、今の段階では、詳細についてはこの程度ですけれども、皆様方にもその渾身の授業を見ていただくような機会を設けたいというふうに考えておりますので、御期待いただければと思います。  よろしくお願いします。 78 ◯委員(山田さとみさん)  渾身の授業ということで、分かりました。待っています。よろしくお願いします。  次に、学校での学習と家庭でのオンライン学習を活用したハイブリッド型学習というふうに書いてあります。以前、反転学習について一般質問した際、教育長から、子どもたち一人一人が自律的に学習を進める力を育成するために、学校での対面授業と家庭でのオンライン授業を融合させた学習について研究を進めていると答弁がありました。この研究の成果と今後の取組について、教えてください。 79 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  具体的には、このハイブリッド型学習については、東台小学校、研究開発校として、今、実際にやってみてどうなのかというところはまだ始めているところだといったところです。  ただ、ここで申し上げているのは研究推進をしていくといったところで、これが果たして本当に効果があるのかどうかといったことも含めて、実験をしていきながら、子どもたちの学びの様子も含めて把握しながら進めていくということが必要だと思っております。今の段階では、ある意味、研究をしているという、そういう状況だというふうに考えています。 80 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。研究中だということで、効果の検証もとても重要なことだと思います。とても意欲的な取組だと思いますので、今後ともお願いしたいと思います。  次に、適応支援教室A-Roomについてです。以前、A-Roomに来ないと支援が受けられないというふうに聞いていました。どうしても家から出られないような子もいると思うので、1人1台タブレットが配付されて、リモートでの支援も可能になったと思いますが、現状について教えてください。 81 ◯学務課長(金木 恵さん)  A-Roomに関しましては、まず入室のお申込み、御相談をいただかないことには支援が出発しないという前提があります。基本的には、在籍校が責任を持つ形で、通えない状況にあるお子さんの状況を把握しているものというふうに認識していますので、そういった中でA-Roomの活用が有効であるというような判断が保護者であったり、在籍校から出てきた場合には、しかるべき形で対応を進めていくということになろうかと思います。 82 ◯委員(山田さとみさん)  では、もし必要性が認められれば、オンラインでの対応も受けられるということでよろしいですか。 83 ◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、第一義的には、在籍校がまずそれに対応するといったところがあろうかと思いますので、まずそこの状況を見た上での判断になるかと思いますので、それは全て個別のケースに応じて判断は変わってこようかなと思います。 84 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。  次に、次のページの教育支援の充実というところで、通常学級の中で教育支援を必要とする子どもに対しても、一人一人のニーズに応えられる教育支援を推進し、教員が授業や日々の指導の中でも適切に対応できるよう教員同士の連携強化や研修の充実を図りますという、すばらしいことが入っているんですけれども。  一人一人のニーズに応えられる教育支援について具体的に教えていただきたいのと、あと、特別支援学校から赴任された先生は、インクルーシブな教育環境づくりにたけているというようなお話を伺うことがあります。学校の中で成功事例など共有しながら、また、外部からの研修を受けながら、全教員がインクルーシブな教育環境づくりや授業内容について理解し、実践できるような取組を求めますが、いかがでしょうか。 85 ◯学務課長(金木 恵さん)  切れ目ない支援といったところになってこようかと思いますけれども、特に今年度、令和2年度から連携支援コーディネーターを教育委員会に配置するという形で、実際に今年度、何を取り組んできたかというと、支援級のある学校に訪問を重ねる形で、実際の個別の支援計画をどうやってつくっているのかとか、どういった指導をしているのかといったところの実際を見る中で、じゃあ、よりよい指導というのはどういうふうにしていくのか、よりよい見立てってどういうふうにカンファレンスしていくのかといった、そういった具体の部分について、今巡回する形で指導をしています。  こういった中で、一定の教員のスキルを上げていくといった形で認識を共有していただければという形でやっています。確かに特別支援学校のインクルーシブだ、バリアフリーだというような環境といったところは当然あろうかと思いますけれども、やはり市立の学校でできることと、できないことといったところも、一方で現実問題としてはあろうかと思います。  私どもの就学相談員の中にも特別支援学校での勤務を経験している者等もございますので、そういったところの経験であったり、知見を生かしながら、今後よりよい取組に向けて頑張っていきたいというふうに思っています。 86 ◯指導課長(長谷川智也君)  都立特別支援学校間の異動のことについて、今御質問があったと思うんですけれども、特別支援学校との異動は、異校種期限付異動というものがございます。公立の小・中学校から都立の特別支援学校に3年間異動をして、そこで学んだ知見を、またその現任校に戻すというパターンと、もう一つは、逆に都立特別支援学校の教員が小・中学校に3年間異動して、その知見を広げながら、また都立特別支援学校に戻っていくという異校種期限付異動というのがございます。  実際に三鷹市もその制度を利用して都立特別支援学校に派遣されている、異動している教員がおりますので、そういったものも活用しながら、都立特別支援学校で培ったものを本市の教育支援に生かしていきたいなと考えております。  以上でございます。 87 ◯委員(山田さとみさん)  とても心強い御答弁、ありがとうございます。ぜひ強力に進めていただきたいと思います。ありがとうございます。  次に、10ページ、都の補助金を活用して専門スタッフの拡充を図る、学校における労働安全衛生管理体制を強化し、組織的に教職員の健康管理を図りますとあります。教員の働き方改革は、児童・生徒と向き合う時間が増え、教育の質が向上するということだと考えます。都の補助金を活用して専門スタッフの拡充を図るということですが、これまで副校長補佐や部活動支援員等の導入を図られてきたと思いますが、今後の取組について教えてください。 88 ◯指導課長(長谷川智也君)  本市におきましては、学校の働き方改革というものに大変力を入れていまして、様々なスタッフ等を導入しているところでございます。今後につきましては、東京都もまた、新たな形でのスクールサポートスタッフ等の導入も、今検討しているところでございます。詳細については、まだこちらには通知されておりませんので、そういうものもよく精査しながら今後の働き方改革につなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 89 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。  次に、12ページなんですが、学校・保護者間の連絡ができる仕組みの導入、これは、とても求めてきたところなんですけれども、この連絡ができる仕組みの導入というのはいつ頃になるのか、教えてください。 90 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほどの御質問、個別最適化のところも同じようなところなんですけど、今回取り組んでいるのが、校務支援システムの機能拡張を行いまして、それの機能に基づいて様々な機能を実現したいというふうに考えているところでございます。この機能拡張につきましては、順次対応することとしておりまして、今の時点では、大変申し訳ないんですけども、いつまでというところをちょっと申し上げる状況ではないということを御理解いただければというふうに思っております。  ただ、この間の文教委員会の中でもちょっと御答弁させていただきましたが、このようなことも含めて、機能拡張のことを今検討しているというところでございます。  以上です。 91 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。  次に、13ページ、大きな2番ですが、学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくりの推進について、こちらも一般質問で提言したことであり、大いに期待しています。その質問の中で地域未来塾についても触れましたが、放課後の学習支援機能というのはどのようなものを想定しているのか、また、中学生の居場所についてのイメージについても教えてください。 92 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  放課後、先ほども研究会のほうの話で申し上げましたけれども、いわゆる三部制の二部の部分については、非常に重要な部分だという認識で今進めているところです。特に、放課後の今までは単純に居場所というふうな言われ方をしていた部分を、学び場、遊び場という表現に変えながら進めていく中で、子どもたちのニーズに応じて、遊びたい子どもたちはちゃんと遊べるし、学びたい子たちが学べる。  そういった意味で、地域未来塾と、例えば地域子どもクラブやなんかの一体的な運営といったところが求められてくるんだろうなというふうに考えています。宿題をやるという子もいれば、タブレットを使ってもうちょっと先の勉強をしたいという子はそういうことができるようにと。そういったことが支援できるような仕組みを、この中で豊かな新しい放課後ということでできないかということで、進めているところです。 93 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ強力に進めていただければと思います。  こちらの基本方針の最後の質問になりますが、14ページのところ、市長部局との連携による生涯学習・スポーツ・芸術文化行政の推進のところですが、いつでも、どこでも、誰でも、そしていつまでも学ぶことができる生涯学習の構築をされるということですが、大学や企業とも連携されるというふうに書いてあります。就労や退職後も、必要に応じて学び直しするリカレント教育の視点も生涯学習に入れるべきと考えますが、見解を伺います。 94 ◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  まさに御指摘のとおりだと思います。これから、そういう学び直し、いわゆるリカレント教育というのは非常に重要になってまいりますので、基本的にはスポーツと文化部との連携により、教育委員会としてもしっかりそのあたりについては支援をしていきたいというか、共にやっていきたいというふうに考えています。  三鷹市はかねてより民学産公のまちづくりということで進めてまいりまして、三鷹ネットワーク大学などのそういった資源もございますので、関係する部局等がしっかり連携をしながら、先ほどの研究会の中間報告の第三部というところがございましたけれども、まさにその部分が非常に大きなことになってくるだろうと思いますので、しっかり取り組んでいきたいと考えています。 95 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。  次に、三鷹のこれからの教育を考える研究会について何点か伺います。こちら、全体的に先進的で、とても意欲的ですばらしい提言がちりばめられていると思います。すばらしいと思うんですが、ちょっと気になる点などを伺っていきたいと思います。  12ページの、支援を必要とする子どもたちへのきめ細やかな対応について、1人1台タブレットになって、例えばちょっと発語が難しいお子様ですとか、インクルーシブ教育が進んでいく中で、例えば何かそれを補助するようなアプリを導入するですとか、そういった研究もぜひ進めていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 96 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  個別のケースというのは、やはりそれぞれ特性をお持ちですので、そのあたり、どういうふうに判断していくのかというのは、これは学校だけでできることではありませんので、教育委員会全体として取り組んでいくことになるかなと思っています。その中で、総合教育相談室等とも連携していきながら、何がこのお子さんに今必要なのかという、そういう手だての1つとして、タブレットで様々なものができるということは有効なことだと思っておりますので、まだ具体的ではないんですけれども、検討はしていきたいと考えています。 97 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  次に、14ページ、これちょっと、この表現、少しびっくりしたんですが、先生たちの文化祭。先生方の意欲的な授業の発表の場ということだと思うんですけれども、考え方として鷹教研との違いというところをちょっと教えていただきたいんですが。 98 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  ここは、今までの学び方とかっていうことで、どちらかというと能力開発に特化した形の部分での学習というのをやってきているのが、今までの学校教育なのかなと思っていますけれども、そこに併せて、興味開発といったところをどのような形で、先ほどの渾身の授業と言っていた部分はここに当たってくるかなと思っているんですけれども、そういう子どもたちの心に火をつけるような授業というのはどうやっていったらできるのかと。  これは、別に能力開発でも必要なことだと思っているんですけれども、そういった部分で探求的な学びに子どもたちが向かい、自分がこの勉強をしたいんだという思いでのめり込んでいく、そういうような子どもたちに向けてのものを、先生方の持っているスキル、これをどう結集することができるかというようなことで考えているのがここです。  鷹教研については、これまでもずっと行ってきたんですけれども、その中でも当然このエッセンスは出てくるとは思うんですけれども、教科の専門性といった部分をどう伸ばしていくのかといったことが、どちらかというとそちらの目的なのかなというふうに思っています。 99 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。子どもたちが自主的な、能動的な学習に火をつけるような渾身の授業につながっていく取組だということで理解いたしました。  次に、16ページの、近年、教科書や副読本、問題集などの毎日の通学において背負う荷物の重さによる健康被害や成長の妨げを懸念する指摘がある。1人1台タブレット端末を活用し、デジタル化を図ることによる荷物の軽減も期待されるということで、私も同意見です。デジタル教科書の利用などは様々な制約があるというふうに承知しておりますが、できるところからデジタル化を進めてほしいと思います。子どもの携行品の負担軽減については、できることからしっかりと学校側に御対応いただけますよう強く要望しますが、どのようにお考えでしょうか。 100 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  さきの代表質疑のところでも、教育長のほうからも御答弁をさせていただいたとおりですけれども、基本的には健康状況をしっかりとさせていくために、過度な負担はかけないようにするということで、学校とも共通の認識で進めてまいります。 101 ◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これで最後の質問になります。その下の段、また、学校で指定される文房具などについては、PTAなどで一括して購入しというふうに書いてあるんですが、学校が用意するのではなく、PTAがやるのでしょうか。今、PTA役員の成り手不足で、不要な仕事の仕分をしていく流れもある中で、PTAの負担増となりそうな御提言で、少し心配しています。  もちろん、お世話になっている学校ですし、PTAの力を生かしていくという視点は理解できるものですが、PTAの運営に対する支援も正面から受け止めて、伴走型の業務改善サポートなど、必要であると考えますが、いかがでしょうか。  あとは、このPTAの方も出席されていたと思うんですが、何かこれについて意見など、もし御発言されていたら、お伺いしたいです。 102 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  基本的にこれは、教育委員会がこう考えたというよりも、研究員の皆様からいただいたものをまとめてきたものですので、PTAで一括で購入することがどうかという問題は、またちょっと別の問題なのかなというふうには考えています。  別に、これはPTAじゃなくても、どこが主体でも構わないのかなというふうに思いますけれども、いずれにしても、学校に備え置いていくもので、家から持ってこなくても大丈夫ですよという状況をつくってあげたらどうかという御提案と認識しています。PTA連合会の会長さんも、今回は研究員として出ていただいていますけれども、ここのところについては特段御発言はございませんでした。 103 ◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。私もこれをPTAで必ずやれというふうには読んでいないんですけれども、こういった御提言がいろいろな方から出てくる中で、じゃあ、実際にいろんな計画とか、ビジョンとかに落とし込んでいくときに、実際に運用したらどうだろうというような視点は、ぜひ忘れないでいただきたいなということを申し上げて、私からの質問を終わります。 104 ◯委員(紫野あすかさん)  短めに3つだけお伺いしたいと思います。新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組として、タブレットなんですけれども、現在、長期欠席者や不登校の児童・生徒にはタブレットはどのように行き渡っていて、どのようにして届けられたのか、また、使い方はどうやって指導されたのか。実際に不登校の児童・生徒がタブレットを使った授業とか、交流などに、何かおうちから参加できたような実例はもうあるのかをお伺いします。 105 ◯指導課長(長谷川智也君)  このタブレット配付につきましては、不登校の子も含めて全て確認をしながら配付をしております。具体的には、家庭訪問をして、直接渡しながら、その使い方について、子ども、もしくは子どもに直接会えない場合には保護者の方に御説明をしているというところでございます。  具体的な活用については、例えばやっている授業をそのままオンラインで流すですとか、それから、ジー・スイート・フォー・エデュケーションの中の機能の1つに課題を提示する機能がございますので、そういったもので課題を提示し、それをチェックするですとか、そのような様々な工夫をしているところでございます。  以上でございます。 106 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。また予算委員会などでも詳しくお聞きしたいと思います。  あと、三鷹のこれからの教育を考える研究会、これはどのように推進するというか、位置づけというか、これは目標というふうに考えるものなのか、参考程度というふうに考えるものなのか、どういう位置づけと考えればよろしいでしょうか。 107 ◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  先ほど担当部長からもちょっと申し上げましたけれども、今回この研究会、今、中間報告という形で頂戴をいたしました。この後、来年度には最終報告をいただくわけですけれども、これらに基づいて、教育委員会としての考え方というか、これを受け止めて、どのように施策に反映するかという考え方をつくっていくことになろうかと思います。それが、その先の新しい基本計画でありますとか、教育ビジョンのほうにもしっかりと反映させていくという流れになるんですけど。
     一方で、先ほどの説明の中でありましたけれども、この提言の中ですぐにでも実現できそうなものですね。非常に政策的な、大きな判断が必要なものというのは、今後の議論を踏まえてなんですが、細かいもので、すぐにでも改善できるものとか、そういう御提案もたくさんいただいていますので、そうしたものについては、現年度、今の時点で受け止めた段階で、検討して進めていくと、このような構成になっていますので、ここに書いてあるものをそっくり教育委員会の目標等として実現するということではなくて、この中からも、今の御提言を受けて、教育委員会としての考え方をまとめていくというふうに御理解いただければと思います。 108 ◯委員(紫野あすかさん)  よく分かりました。ありがとうございます。この中身が結構多岐にわたっていて、様々な観点から意見があって、とても新鮮に感じました。おやつを取り入れようとか、お昼寝はいいとか、机が体に合ってないというような視点もなかなか鋭いなと思いました。こういう有識者の方や専門家の意見、すごく大事だと思います。  また、実際に通っている児童・生徒とか、教職員とか、保護者の方からも、これまでの価値観にないような、とらわれないような自由な発想でこうなったらいいなとか、こういうところ、今困っているんだけど、改善できないだろうかというような意見なんかも様々に取り入れるようにしていただければ、さらにいいかなと思いますが、いかがでしょうか。 109 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  これは、行政がつくったものではないので、パブリックコメントとかっていうのはなかなか難しいところがあるんですけれども、次年度に向けてということで申し上げますと、子どもたちから直接意見を聞く機会を何らかの形でいろいろ持てないかとか、あるいは、コミュニティ・スクールの委員会に、子どもから意見を聞いて、そこで話をしてもらうとか、様々な仕掛けを今ちょっと考えてはいるところです。  あわせて、コミュニティ・スクールの流れの中でもそうなんですけれども、保護者、地域の方からいろいろな意見を吸い上げていく中で、そこで議論をしていくということは、本来のコミュニティ・スクール委員会の責務として進めていきたいと考えています。 110 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。本当に今年度はコロナ禍で学校運営が大変だったと思います。  最後ですけど、保護者会などの開催とかはどのようになっていますか。 111 ◯指導課長(長谷川智也君)  コロナ禍で直接会ってできない場合にはオンラインのみで行ったり、もしくは、オンラインとオンタイム、ハイブリッドな形でやったり、各学校によって様々な工夫をしているところでございます。  以上でございます。 112 ◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、通年より回数が減っているということはない。 113 ◯指導課長(長谷川智也君)  学校休業がありましたので、その部分で回数が減ったということはございます。 114 ◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。  以上です。 115 ◯委員長伊東光則君)  ほかにいらっしゃいますか。                  (「はい」と呼ぶ者あり)  休憩いたします。                   午前11時55分 休憩 116                   午後0時58分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  教育委員会への質疑を続けます。 117 ◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、児童1人1台タブレットの件なんですけれども、ちょうど配付されて2か月たったところだと思うんですけれども、子どもはとても慣れるのは早いと思うんですけれども、そろそろそれぞれ、その子の得意・不得意とか、そういったことで差が生じているのではないかなと考えるところなんですけれども、その状況についてお伺いしたいと思います。 118 ◯指導課長(長谷川智也君)  間もなく2か月ということで、どの学校も配付をしたときに子どもたちが一定のレベルになるようにということで、様々な取組をしてまいりました。現在も工夫の1つとして取り入れているのは、やはり低学年と、それから高学年でペアになって設定の仕方等をする、そんなような学習をして、低学年の子でなかなか難しいなという子に対しての支援をしている例もございます。  以上でございます。 119 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。やっぱり低学年の子はなかなか大変だと思うんですけれども、その習得に遅れのある子のフォローというのはどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。 120 ◯指導課長(長谷川智也君)  こちらについては、学級担任が基本的にやりますけれども、あと、端末導入支援員も定期的に回っておりますので、その力も借りながら補充等をしているところでございます。 121 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。また、先生の間でもかなり差があるんではないかなと思うんですけれども、先ほどマイスターの資格を取っていただいて、各校に1人配置されるように今やられているということなんですが、その間、まだちょっと時間があるのかなと考えるところなんですけれども、苦手な教員の方を端末導入支援員の方がフォローするみたいな、そういった仕組みというのはあるのか、お伺いしたいと思います。 122 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員、御指摘のとおり、ICT支援員の業務として、操作の説明、授業への利用の助言とか、サポートとか、そういうことも行っております。 123 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。私の子どもが通っていた中学校では、先生が本当にパソコンが苦手で、手書きでテストを書かれていたという、そういう先生もいらっしゃったので、本当に御苦労されている先生もきっと多くいらっしゃるのではないかなと思いますので、先生方のフォローもしっかりしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、続きまして、学校教育活動の継続支援なんですけれども、本当に今回、修学旅行、自然教室、教育委員会の方も、先生方も、最後まで御努力されてきたんですけども、非常に残念で、中止になってしまったということなんですけれども、今回、自然教室の子が中学2年生、また修学旅行は中学3年生ということで、この2学年の子どもたちが、同じ日にジブリの見学が行われるという認識でよろしいのでしょうか。 124 ◯指導課長(長谷川智也君)  今回のジブリの見学については中学3年生対象ということで、修学旅行の代替行事ということで、1日貸し切って、学校ごとに時差を入れて参加すると、そういう形を取っております。  以上でございます。 125 ◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。では、よろしくお願いいたします。  続きまして、図書館での電子書籍の導入なんですけれども、いよいよスタートをされるということですが、今回、小学生・中学生に1人1台タブレットを導入されたことで、子どもたちが電子書籍を借りる機会も今後増えてくるのではないかなと考えるんですけれども、この絵本とか、小・中学生向けの電子書籍とか、本の選定とか、そういったことは、どなたが、どういう基準でやられているのか、お伺いしたいと思います。 126 ◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  選書につきましては、基本的には、私ども、選書基準がございますので、選書基準に基づいて本を選定しております。ただ、電子書籍ということで、通常の書籍とは違う形での切り口もございますので、児童書についてはいろいろな方から多く入れてほしいというような御依頼とかもありまして、私どもとしても、お子さんですとか、あるいは中高生のところのサービスの拡充を、一定こちらで図りたいと思っているところもございますので、なるべく厚く入れたいと思って、少し多めに選書するようにという指示をして選書をさせているところです。  当然、電子書籍化されたものの中からしか選定できませんので、ちょっと、思ったほどたくさんは選書はできていないという現実はございます。  以上です。 127 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。電子書籍は新刊本とか、ベストセラーも少ないということが課題ということは聞いているんですけれども、そのような課題はどのように捉えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 128 ◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  おっしゃられるとおり、基本的には、まず紙の本が発売されまして、それを著作権処理をした後に、電子図書館システムで登録されるという形になります。電子図書館システムのベンダーさんのほうも、各図書館からの要望とかを受けて著作権処理に入りますので、どうしてもタイムラグが発生をいたします。ですから、私どもとしては、ある意味読みたいと思っていたんだけど、紙の本で読めなかったとか、あるいは、調べ物に関していえば、そのタイミングで調べたいことについてフィットできるようなものを考えて、選書をさせていただいているところでございます。  以上です。 129 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今後、市民の皆さんからのリクエストとかで、電子書籍があるものに関しては拡充はできるのでしょうか、お伺いしたいと思います。 130 ◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  リクエストについては、これまで紙の本でもそうなんですけれども、選書の参考にさせていただいておるところでございますので、同じような取扱いはさせていただきたいと思っております。  以上です。 131 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。本当、電子書籍は来館が困難な方とか、また、感染予防の点でも非常に市民の皆様の期待も大きいところだと思いますので、ぜひ市民の皆様に広く周知していただいて、御利用者が増えていくようになったらいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、基本方針なんですけれども、こちらの基本方針には、三鷹のこれからの教育を考える研究会の中間報告の内容が反映されているのか、お伺いしたいと思います。 132 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  部分的に一定程度、反映させていただいています。まだ事業計画になっていないので、具体的な名称では入ってないんですけれども、大体そういう雰囲気が出ているような形の書き方にはさせていただいているところです。 133 ◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。  この基本方針の中で1つだけ質問なんですけれども、学校・保護者間の連絡等ができる仕組みの導入ということで、私もこれ、非常に期待しているところなんですけれども、その中の課題の1つに、朝の遅刻とか、欠席、この連絡がこれまでたしか近所の方に、生徒手帳に書いて、それを先生に渡していただくように、それがかなわなかったら電話ということで対応されてきたかと思うんですけれども、すごくここのニーズ、働いているお母さんも多くて、また御近所に友達がなかなかいないという方もいらっしゃると思うので、大きいのかなと考えるんですが、ここの方向性というのは、この考えの中に入っているのか、お伺いしたいと思います。 134 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今、委員さん御指摘のとおりの機能につきましては、一応、今年の4月、提供予定で、今検討しているところでございます。今現在、第5回の個人情報保護委員会に諮問をしておりまして、その結果を受けて稼働ができればというふうに考えているところです。 135 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。非常に便利になって喜ばれると思いますので、よろしくお願いいたします。  では、続きまして、三鷹教育・子育て研究所の今回の中間報告について、お伺いしたいんですけれども、本当に私もこの中間報告を読ませていただいて、今も時代の転換期って言われていることに加えて、教育環境も本当に大きく変わっている中で、未来を見据えた本当に斬新な、先駆的な取組で、すごく期待が膨らむような思いで読ませていただいたんですけれども。これまでの公教育の概念を大きく変えていくという内容で、先ほど質問委員からもあったように、探究学舎の話もありましたけれども、民間の知見も非常に大きく反映されているのかなと思います。  今回、研究会のメンバーなんですけれども、どういった基準で選ばれたのか、お伺いしたいと思います。 136 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  三鷹のこれからの教育ということで、2030年代に向けてどんなことが必要なのかという、そういう観点からメンバーのほうはお願いをさせていただきました。基本的には大学の研究者の方々が多いんですけれども、もともと一人一人を大切にする教育の部分であるとか、それからスクール・コミュニティの創造といった部分について、そこが施策としては中心になってくるだろうといったところから、そのあたりの部分で知見のある方をということで、教育長のほうで指名をしていただきながら選定をさせていただいたところでございます。 137 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今回の中間報告、また、今年の9月に最終取りまとめをして、先ほどの御答弁で、基本計画とか教育ビジョンに反映されていくというお話があったんですけれども、この計画を実行していく中で、また検証していくって、そういう仕組みも必要になってくるのかなと思うんですけれども、その辺はどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。 138 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  やってみたけれども、結果というのはすぐ出てくるわけではないので、実際にこれが動き出して、今までの教育ビジョンもそうなんですけれども、必ず点検評価をしながらということで前に進めてきておりますので、同じような形でできるかなとは思っているところです。 139 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。今回の研究メンバーなんですけれども、この9月の取りまとめで一度解散ということになるのか、お伺いしたいと思います。 140 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  委員の方から特別にもうできないとおっしゃられる方がいない限り、このままのメンバーで行くつもりでおります。 141 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。2030年を見据えてということで、本当にこれまでの画一的な教育じゃなくて、本当に一人一人が大切にされ、その根底にあるのがウエルビーイングということで、今回、先生のウエルビーイングも、社会のウエルビーイングもということが入っておりまして、すごく共感をさせていただいたんですけれども。  平成22年でしたっけ、三鷹の教育研究会を立ち上げられて、その頃スクール・コミュニティが始まったのかなと思うんですけれども、本当にまたここから新たな、大変先駆的な取組が三鷹から発信されていくのかなと思うんですけれども、こういった取組をしているところというのは、ほかの自治体にもあるのか、お伺いしたいと思います。 142 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  個々の取組はいろいろな形で進められているところがあるんですけど、なかなかパッケージでといったところはまだないかなというふうに認識しています。 143 ◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、本当に期待をしたいところで、コミュニティ・スクールが今全国に波及しているように、三鷹発で、教育の都市の三鷹って言われるような、本当に先駆的な取組になることを期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 144 ◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の緊急対応方針に基づく取組の状況についての中の1番の、児童・生徒1人1台学習用タブレット端末の整備というところで、1月12日から15日にかけて始まって、先ほどもお話があったように約2か月がたちます。そしてまず、各学校に週3回程度とここに書いてあるんですけども、この1回というのは、どういうふうな感覚で1回というふうに数えているのか。  例えば、今、これだと学園ごとに中学1つ、小学校2つか3つという格好になりますので、そうすると、そういうところで、3回という取扱いというものがどういう基準で1回というふうに考えていらっしゃるのか、ちょっと教えてください。 145 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  この1回というのが3時間程度ということでして、午前と午後でこまを切っていまして、午前のこま、午後のこまという形で、大体3時間を1こまとして学校を訪問しております。ですから、午前中にA校へ行ったら、午後にB校に行くというような形で支援員が回っているという状態です。  以上です。 146 ◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、大体1週間に1.5日というか、計算からいくとそんな程度ということなんですけど、先ほど大倉委員からも話があったように、先生によっては、得意な先生もいらっしゃるし、不得手な方もいらっしゃると思うんです。そういう中で2か月が経過して、例えば学校・学園側から支援員をもう少し増やしてくれないかとか、そういう要望みたいなものというのは現状ないのでしょうか。 147 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  特段そういうお話は聞いておりません。 148 ◯委員(吉沼徳人君)  ということは、現状で学園側は十分満足をしているという理解でよろしいんですね。こういうことは、新しいほうの基本方針の中にも出てきておりますので、やっぱりきちんと学園としてサポーターの方、支援員の方が足りているという満足感がないと、先生方の中でも投げやりになってしまったら、子どもたちが大変かわいそうなことになりますので、やっぱり不得手な先生に対しては手厚く補助をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、その次の学校教育活動の継続支援という中で、一番最後に、今さっきちょっとお話がありましたけど、修学旅行の代替としてジブリ美術館に、3月24日の水曜日に各学校3年生が入るということなんですけれども、7つ中学があるわけですね。これ、1日なんですよね。1校、何時間ぐらい。1時間だったら、例えば1日7時間要るわけですね。子どもですから、恐らく集まって動くと思うんですけど、その辺の密に対する対策というのはどのようなことを考えていらっしゃるか。 149 ◯指導課長(長谷川智也君)  密に対する対策につきましては、校長会、それからジブリ美術館と具体的な詰めをしながら計画をしているところでございます。今、ジブリ美術館は人数的には制限状態でやっておりますけれども、その最大で入れられる人数にはならないように配慮しながら組んでいる状況ですが、学校と学校で若干重なる部分はございます。  その防ぐ手だてとして、ちょっと部屋の名前、すみません、忘れてしまったんですが、最初に映像を見る部屋がございます。そこに一同を集めて、その間、前に来た学校は全館を見ているというような形で、極力重ならないようにはしておりますけども、人数的には制限している人数にはならないようにということで、配慮しながらやっているところでございます。 150 ◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、これ、時間としては何時から何時までというふうなあれはもう設定できているんですか。 151 ◯指導課長(長谷川智也君)  はい、その辺のことも校長会のほうで調整はできているところでございます。 152 ◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。そうすると、違う学校等が重なり合うようなことは、中ではあまり考えなくてよろしいですか。 153 ◯指導課長(長谷川智也君)  若干重なる部分はございます。ただ、それは先ほども申し上げましたように、制限する人数には満たしておりませんので、感染症対策としては問題ないというふうに捉えております。 154 ◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。子どもたちに十分気をつけて実施していただきたいと思います。  私からは、以上でございます。 155 ◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず端末導入支援員なんですけど、今、質問があったかと思うんですけど、学校のほうでは足りないとかいう声もない。届いていないということなんですけど、そういうのって、えてして届けるよりもこちらから聞かないと、本当のことを言ってくれないんじゃないかと思います、特に教育委員会に対して。松永部長とかも分かっているような──長谷川課長とかに聞きたいんですけど、だって、今三鷹市は、教育委員会に不満をしょっちゅう言える環境なのかな。  それだったらいいですけど、逆に、今、田島さんの答弁にありましたけど、週に3回、午前、午後に分けてというような形で確実に決められていますけど、前回も話に出ていた、やっぱり得手不得手がある中で、もうちょっとこの先生には支援が必要だよなとかいう先生もいるわけじゃないですか。そうすると支援員の方に、この時間、もうちょっと来てほしいなっていう思いがあったとしても、基本的には学校の中で何とかしようということになりますでしょう、普通、校長、副校長とかは。  だから、逆に、今の状況で支援員の人のスキルもあるんでしょうけど、どうなんですかっていうような現場の声を聞くことをしたほうがいいんじゃないかと思うんですけど、その辺やっているんですか。 156 ◯指導課長(長谷川智也君)  今般、マイスターを中心に各学校の教員の意見ということで、各学校の取組、それから課題でどんなことが必要か、それから授業でどんな活用をしているかというものを含めて、全部今、アンケートを集約して、こちらも確認をしているところでございます。  そういったことを踏まえながら、今後、様々なものにつなげていきたいと考えているんですけども、支援員については、それは学校としては毎日いるにこしたことはないと思うんですけれども、これ、様々な制限がございますのでなかなか難しいところだと思いますが、各学校とも、このGIGAスクール構想に向けたプロジェクトチームのようなものを、どこの学校もつくって様々な研修の機会を捉えてやっております。  具体的には、小学校ですと、夕会というのがあります。その毎日やっている夕会の週2日は、このミニ研修会に充てるとか、そういうような工夫を取ったり、あとは、きちんと放課後の校内研修会として全体を対象にやった研修会というようなこともやったりしておりますが、いずれにしても、短期的にはこんな技術を身につけるのが必要、中期的には、長期的にはというふうに、そういう到達目標をきちんと決めながら、随時研修を進めている学校も中にはございます。  いずれにしても、各学校の中でも、マイスターというのはその分野ではぬきんでている教員をそれぞれ集めておりますので、その教員が中心になって、さらにそれにチームをつけて、その補佐をするような形で、各学校で工夫をして検証しているところでございます。 157 ◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  指導課長の答弁にちょっとフォローさせていただきます。今、端末導入支援員は学園長のところ、各学園ごとにスケジュールが組めるような形になっておりますので、例えば土曜日に授業公開があるからここに入って欲しいとか、そういうようなことも含めて、スケジュールを学園に任せているという状態でございます。  さらに、その支援員以外にも、実は学校の先生向けにヘルプデスクというのを用意しておりまして、ジー・スイート・フォー・エデュケーションであるとか、タブレット端末の活用であるとか、そういうものについては電話でのサポート、メールでのサポートというのを毎日行っておりますので、その場合、もし支援員が身近にいなくて、どうしても聞きたいと、課題がある場合には、ヘルプデスクに問い合わせれば、一定の答えが戻ってくるというふうに認識しております。  以上です。 158 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。長谷川課長の話を聞くと、いろいろと取組がすごく進んでいるというような感じで。ただ、学校によってはというのが最後につくと、ちょっと不安になって、学校ごとの差が、アンケートによると、今取り組んでいる方式が、一番いい例を出していただいたんじゃないかと思うんですけど、そうすると、そこをちゃんとできているのか、できていないのかというのを、教育委員会としてやっぱり把握しておかなきゃいけないですよね。  それは、今現在アンケートを取られたということですけど、そのアンケートによって、ある程度、各学校でのGIGAスクール構想、タブレットを使っての学習効果の進み具合、進捗状況っていうのがある程度教育委員会のほうでも把握できているということなんですか。 159 ◯指導課長(長谷川智也君)  今、ある学校ではというふうに、私、御説明したんですが、各校を見ますと、それぞれ、どの学校も研修ということはやっております。その工夫の仕方で、例えば月1回の校内研修でやったりですとか、あとは毎回の夕会の後、例えばこれだと、ある学校ではゆるカフェみたいな名前で、ミニ研修会として、今現在、教員がこのiPadについてどんなことが知りたいということをアンケートをして、それにマイスターが答えるような形のミニ研修会をしたりですとか。  あと、毎日のように、夕会の後、毎回5分程度のiPadの操作研修をしたり、そのような工夫をしながら、全ての学校でマイスターを中心に研修は進めていると、そういう現状でございます。 160 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。結構安心しましたというか、進めていただければなと思います。  これも吉沼委員から質問があったことなんですけど、ジブリ美術館の貸切りの件なんですけど、これ成人式を予定していたときが、7つの中学校区を5つに分けてというような形で、1回当たりの時間を長くして、あのときは多分全部入替えだったと思うんです。今回の場合、先ほどのお話だと、土星座、映画館に入れているときにほかのところに行ってというような、ダブる時間があるというようなお話でしたが、結局、感染拡大防止の観点からは、やっぱり多くの人の交わりがないほうがいいということで。何を言いたいかというと、そうなると、別の中学が館内で接触しないほうがいいということじゃないですか。それは、動線的にもうまく確保できているんですか。 161 ◯指導課長(長谷川智也君)  時間が限られておりますので、例えば1時間なら1時間半の間、完全にその学校を入れないということはできないです。でも、そのような中でいかに接触を避けるかということで、まずは映画を見て、映画を見終わったら、館内を見学するということで、そこで少しタイムラグができるような形を取っております。  ただし、先ほど申し上げましたように、ジブリ美術館としては、今制限している人数には、たとえそこで重なったとしても、全く満たないので、そういった面では十分大丈夫ですよということで、今回実施をする予定でございます。 162 ◯委員(谷口敏也君)  ジブリ美術館の基準というのは、お客さん全体でということで分かるんですけど、できれば一緒にならないほうがいいわけじゃないですか。本当は時間を区切って、7つの学校が総入替えするのかなと思っていたんです。そうじゃなくて、今の話だとダブる時間もあると。それは、結局館内にいられる時間をある程度長くしてあげようというような配慮だと思うんで、そうなると、土星座のところで映画を見ているときには接触ないわけですから、その間にそこの部分を通ってみたいな感じで、ある程度、違う中学の子たちが一緒にならないほうが、より感染対策としても安全だと思うんで、その辺をいま一度、校長会に投げかけて──もしかしたらできているかもしれないですけど、一言言っておいていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょう。 163 ◯指導課長(長谷川智也君)  御指摘の点は校長会も我々も十分認識しておりますし、いわゆる感染症対策だけではなく、生活指導上の問題からも、極力別の学校と一緒になるということは避けたいというのは、これ、校長会としての思いですので。ですので、単純に第一から第七までの順番で入れるんじゃなくて、学校によって人数等は差がありますので、その組合せを工夫しながら校長会で計画を立てているところでございます。 164 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうですね、思い出しましたけど、運動会なんかへ行っても、違うところの中学は入らないようにとかいうのがあるから、その辺の問題もありますから、なるべく接触がないほうがいいかなと思って、質問させていただいたところです。  あと、行き方っていうのは、三中なんかは歩いて行けるでしょうけど、ちなみに七中なんかはどうやって行くんですか、バスですか。 165 ◯指導課長(長谷川智也君)  徒歩圏で、極力行ける学校は全て徒歩という形になっています。駄目なところはバスと、そういう対応をしております。
    166 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。その辺の安全も確保しながら行っていただければなと思います。  基本方針のところで、8ページで、一番下の部分、幼稚園・保育園と小学校の連携というところの、新しく入れた部分のところで、児童の実態や前年度の評価を基に、各学校の実態に応じたスタートカリキュラムを編成しとあるんですけど、児童の実態や前年度の評価を基に、私はここで各児童の実態に合わせたスタートカリキュラムなのかなっていう、個別具体的な学びの実現というふうに言っている割には、ここでスタートは各学校の実態というふうになっていますけど、これは何でなんですか。 167 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  スタートカリキュラムというもの自体は、基本的には、大抵小学校1年生に入ってくると、一番小さい子で何もできない子という扱いを先生方がしてしまうということを避けるために、幼稚園・保育園等で学んできたことを生かした形で、最初の初動の2週間、それを最大限に生かすんだといったものをつくっていくカリキュラムなので、そういった意味では、個別のカリキュラムというよりも、集団生活にどうなじませていくのかといったカリキュラムになりますので、そういった意味では、なかなか一人一人っていうことではなくて、最初の2週間で集団生活、あるいは、遊びを通した学びから、今度、勉強するという、そっちに移行させていくといったためのカリキュラムなので、そういう意味で、どちらかというと地域の実態であったり、子どもたちの実態といったところを踏まえてつくっていくという、そういう認識でいるところです。 168 ◯委員(谷口敏也君)  スタートだから、もしかしたらそういうようなのかなと思いましたけど、せっかく、ここでいう幼稚園と保育園で違うわけじゃないですか。幼稚園であれば、幼児教育というのがあって、保育園は保育というので、それぞれが違ってきた環境の中で小学校に上がってきて、スタートのカリキュラムが本当に全く同じでいいのかなっていう気がするんですよね。  一方では、例えば極端な話、文字とか、漢字とかを書ける子とかがいれば、逆に全然そういうことはやっていない子とかがいると、それこそ個別具体的なiPadで同じぐらいになるようなスタートカリキュラムをつくるべきじゃないかと思うんですけど、それは違うんですか。 169 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  ここで、いわゆる学習を徹底的にやるという、そういうことではなくて、どちらかというと、生活科だったりとか、あるいは、今までの遊びをどう学びにつなげていくのかといったところが中心になるので、様々、多分、就学前、どんなことをしてきたのかというのは子どもたちによって違うのは織り込み済みの中でのプログラムを組んでいるという、そういう認識です。 170 ◯委員(谷口敏也君)  分かりました。見守っていきたいと思います。  13ページの川上村の件なんですが、3密を避けて安全に宿泊体験、活動ができる環境をアピールした他自治体の移動教室などの誘致というお話で、これまでもある程度、三鷹のほうでは小学校は2校同時開催とかで、ほかに貸し出せる一定の日程を確保しながら、ほかの自治体の勧誘もしてきたと思うんですけど、今後どういったところをアピールしながら、新たなお客さんといいますか、自治体を勧誘していくのか。  ここで、3密を避けて安全に宿泊できるという、あそこはある程度のキャパシティーはありますから、たしか三百何十人とかありましたね。そういうところだとは思うんですけど、今までもやってきた中で、これから一歩進んだ、また営業活動をするPRの部分、どうお考えなのか、お伺いしたいんですけど。 171 ◯総務課長(高松真也君)  御指摘のとおり、昨年10月から11月に、三鷹では小学校の自然教室を実施させていただきました。ただ、他の自治体では、宿泊を伴う行事は軒並み中止とされたような状況でございます。10月、11月の自然教室も、御指摘のとおり約350人の定員の施設であること、また、食堂も280人ほどの御利用が大食堂では可能だということ、そうした施設規模のメリットも生かして、安全に感染症対策を講じながら実施することができたというふうに思っております。  そういう意味では、施設の意義も改めて確認ができたと思っております。そうした実績について、施設規模のメリットを生かした密対策も講じた、安全な移動教室が実施できるということをアピールをしながらの、他の自治体の移動教室の誘致という状況でございます。これまでですと、都内でも1つの自治体で20校ぐらい、自然教室の受入れを行ってきたところですけれども、もう既にそうしたことをアピールした御案内については、各自治体にも指定管理者のほうからお配りをしておりまして、複数の自治体で、具体的に御連絡もいただいておりますので、ぜひ利用につながるよう、利用者拡大、効率的な運営を図ることができるように、積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 172 ◯委員(谷口敏也君)  施設的には、私も何回も利用して、非常に好きな施設で、潰さないように、潰さないようにプレッシャーをかけながら応援しているんで、ぜひ。武蔵野は持っていますけど、あれ、特に四市協の中で持っている一番いいところじゃないですか、と思うんで、特にそういう身近なところから、積極的な営業活動を行っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  研究会の中間報告なんですけど、部長のほうからは、令和3年度に最終報告が提出されて、それを基に教育委員会の考え方をまとめるというような御説明がありました。可能なものがあれば、先行して進めたいということで、幾つか来年度予算にも含まれているような事業なのかなという理解をしているところでございます。  逆に、今現在提出されたこの中間報告の中で、これは検討できないでしょうというようなのがあるのか、確認したいんですけど。 173 ◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  確かにこれ、いろいろな御提言というか、先ほどの議論の中でも、なかなか我々行政の人間では思いつかないような提案などもいただいていますので、実現させるに当たってのいろいろな課題といいますか、そういったものも、どうしても行政の人間ですと、こういうのを見た瞬間に、ああ、これ、できないんじゃないかなというふうに考えてしまうところはあるんですが。  そうはいっても、やはり新しい時代をつくっていくという意味では、やはり可能な限り実現に向けたことを考えていく必要があろうかなというふうに思っています。そういった意味では、これ、先ほども2030年代の三鷹の教育というお話をさせてもらいましたけれども、その時代のあるべき教育の姿というのを示した上で、よく言われるようにバックキャストで考えていく必要があると思いますので、そこのプロセスとして何ができるかというのを毎年度積み上げていくということで、実現を図りたいというふうに思ってはいます。  教育委員会でも、教育委員さんにもこの中間報告などを御説明させていただく機会などもありましたので、そういった中でいただいた御意見とか、やはりちょっとこれは難しいんじゃないんですかみたいな御意見も、正直いただいたものはあるんですけれども、そういったものを含めて、今の時点でどれは難しいとかということを一概に考えずに、やはり目指すべきものということで議論をして、あるべき姿というのを設定して、そこからのバックキャストで、この先10年かけて何をやっていくのかということをしっかりつくっていきたいと思っていますので、御質問にお答えをするのであれば、現時点でこれはちょっとやれないかなというものは、基本的にはないというふうに考えて取り組んでいきたいと思っています。 174 ◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。というのは、これはできないでしょうと思っちゃうと、もうそれ以上、前に進まなくなっちゃうんですよ。どうやったら、この提言に基づいて事業を実施できるのかというのを考える中で、結果が駄目だったらまだ分かりますけど、今現在で、やっぱりできないと思うのはないという答えは、非常にいいと思います。ありがたいと思います。  その中でちょっと、意見として言わせていただきたいんですけど、9ページにある地域資源の中で、ジブリ美術館、国立天文台というのがあるんですけど、水車経営農家とか、古民家っていうのをぜひ入れておいてもらいたいのは、水車経営農家、この前ちょっと解説員の人と話をする機会があって、これまた予算委員会でも言おうかなと思うんですけど、あれ、すごく貴重な水車らしいんですよ。電気が使えて、水力とハイブリッドのやつでというんで。だから、そういうのも忘れないで、追加していただければなと思う次第でございます。  もう一つ、先ほど質問した小学校のスタートカリキュラムに関連するんですけど、17ページの就学前の段階で、やっぱりここの提言でも、就学前教育の実態把握、調査研究ということが課題として考えられていますので、先ほどのスタートカリキュラムに関しては、集団生活とかっていうことに着眼されていると思うんですけど、そのスタートでやっぱり差がついてしまって、そのまま差が広がっていかないような学習プログラムというのを、小学校、幼稚園・保育園で学習というか、学んできた、その基礎がどうなのかというものの、多分実態把握、調査研究と言っていると思うんですよね。  その辺を踏まえて、個別具体的な学びの実現に向けて、タブレットを大いに活用していただければなと思いますので、何か御答弁があればお願いします。 175 ◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おっしゃるとおり、教育委員会が所管しているわけではない幼稚園であったり、保育所だったりといったところがあるので、実際は今も幼・保・小の連携の事業の中では、一緒にいろいろな状況とか、それからそれぞれの指導等の実態について情報交換したり、見たりとかっていうことはしています。  ただ、それだけではやっぱり分からないこともあるので、小学校の先生方にとっても、就学前の学びがどんな状況であるのかといったことを十分把握した上で進めていかないと、それこそ小1プロブレムという問題はそこで出てきているのかなというふうに考えます。  あわせて、子どもたちの最初の段階での集団への適応という、多分そっちのほうが一番重いんだろうなとは思っているんですけれども、そのあたりも含めて、当然、個別最適化というのは、入学したときからそれは当然始まっているわけですから、何ができるのかといったことを、この調査研究の中でも調べながら研究して、実践できるようにしていきたいなと考えているところです。 176 ◯委員長伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。  休憩いたします。                   午後1時44分 休憩 177                   午後1時45分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  所管事務の調査について、本件を議題といたします。  三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。  休憩いたします。                   午後1時45分 休憩 178                   午後1時51分 再開 ◯委員長伊東光則君)  委員会を再開いたします。  次回委員会の日程については、5月14日午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。  その他、何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。                   午後1時52分 散会 Copyright 2001 Mitaka City Assembly. 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