• 能崎(/)
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  1. 三鷹市議会 2020-06-24
    2020-06-24 令和2年 第2回定例会(第3号) 本文


    取得元: 三鷹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    この発言中に検索したキーワードが 0 箇所含まれています。 ↓ 最初の箇所へジャンプ 1                   午前9時29分 開議 ◯議長石井良司君)  おはようございます。ただいまから令和2年第2回三鷹市議会定例会第3日目の会議を開きます。     ────────────────────────────────────── 2 ◯議長石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりでございます。     ────────────────────────────────────── 3 ◯議長石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。  2番 赤松大一君、登壇願います。                 〔2番 赤松大一君 登壇〕 4 ◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。  6月19日に開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた議員提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。  本日上程される議員提出議案6件の取扱いについては、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。  以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。 5 ◯議長石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほど、よろしくお願いをいたします。     ────────────────────────────────────── 6 ◯議長石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。                   午前9時30分 休憩                   午後0時59分 再開 7 ◯議長石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第1 総務委員会審査報告         (1) 議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について         (2) 議案第22号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例         (3) 議案第25号 三鷹市市税条例等の一部を改正する条例         (4) 議案第26号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例         (5) 所管事務の調査について           ICT・地方分権危機管理市民サービスに関すること 8 ◯議長石井良司君)  これより日程に入ります。  日程第1 総務委員会審査報告総務委員長の審査の報告を求めます。  7番 渥美典尚君、登壇願います。                 〔7番 渥美典尚君 登壇〕 9 ◯7番(渥美典尚君)  それでは、お手元の報告書の朗読をさせていただき、報告とさせていただきます。                                      令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                               総務委員長 渥 美 典 尚                   総務委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和2年5月18日  (2) 令和2年6月11日  (3) 令和2年6月24日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について  この議案は、令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)について、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がなかったため、市長において処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・一般会計補正予算(第2号)を専決処分とすることとした経緯について  ・当該議案専決処分としなかった場合における各給付金の給付時期や給付事業費への影響について  ・子どものための給付金の辞退状況と給付率の見込みについて  また、委員会は審査の参考とするため  ・令和2年度一般会計補正予算(第2号)総括表及び概要  ・令和2年度基金運用計画 の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第21号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を承認すべきものと決定いたしました。 2 議案第22号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例  この議案は、自転車等使用職員通勤手当額を改めるため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・通勤手当について東京都に準じることとした考え方と身体に障がいを有する職員の要件等について  ・自転車、オートバイ通勤者自動車通勤者通勤手当の額に差を設けなかった理由について  ・自転車等による通勤途上の事故に対する通勤災害の適用について  ・職員団体との協議において提起された課題について  ・本条例改正による本市財政への影響について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市職員の給与に関する条例(案)新旧対照表(抜粋)  ・三鷹市職員の通勤手当に関する規則(案)新旧対照表(抜粋) の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。 〔反対討論〕 (1) 栗原けんじ委員(日本共産党三鷹市議会議員団)     ----------------------------------------------------------------------------  本議案は、自転車、自動車等を使用しての通勤職員通勤手当において、身体に障がいを有する職員で市規則で定めるところにより通勤が困難であると認められるものの規定を新規に定めることとそれ以外の職員の通勤手当の額を多段階で減額改定するものである。  身体に障がいを有する者の規定を整備することは大いに賛成するものであるが、それ以外の職員の通勤手当を、根拠の示されなかった都の基準に減額変更することは市の主体性がなく賛成できない。  減額変更する十分な理由が説明されなかったので、本議案に反対する。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。 〔賛成討論〕 (1) 野村羊子委員(いのちが大事)     ----------------------------------------------------------------------------  職員の通勤手当のうち、自転車・バイク・自家用車等交通用具を用いて通勤する人に対する手当を、基本減額するものである。給与体系に都表を導入したことに伴い、東京都に準拠した金額設定となった。金額の根拠は残念ながら示されなかった。多くの一般職職員にとって、減額となるということで、自家用車で通勤する人にとっては、駐車場の賃貸料等、実費を賄い切れない額でしかない。都表導入の弊害である。都の通勤手当の改善を求めていきたい。  障がい者区分を設けること、障がい者にとっては増額になることは評価し、やむなく賛成とする。     ----------------------------------------------------------------------------  討論内容は、お手元に配付のとおりです。  以上の討論の後、議案第22号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。 3 議案第25号 三鷹市市税条例等の一部を改正する条例  この議案は、地方税法等の一部改正に伴い、令和2年度税制改正関係として未婚のひとり親に対する税制上の措置及び寡婦(寡夫)控除の見直し等を行うとともに、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置として徴収猶予の特例に係る手続等の整備等をするため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・未婚のひとり親に対する税制上の措置及び寡婦(寡夫)控除の見直し等の内容とその周知等について  ・優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例の適用実績について  ・連結納税制度の見直しの内容と本市財政への影響について  ・土地または家屋を現に所有している者の申告の制度化及び使用者を所有者とみなす制度の拡大に係る基本的考え方と市民等への周知について  ・葉巻たばこ紙巻きたばこ課税方式の違いと葉巻たばこ課税方式の見直しが販売価格等へ与える影響について  ・個人市民税寄附金税額控除の特例に係る具体的手続本市財政への影響等について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市市税条例等の一部を改正する条例のあらまし の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第25号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 4 議案第26号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例  この議案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部改正に伴い、新たに手数料及び手数料の算定方法を定めるとともに、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部改正による通知カードの廃止に伴い、通知カードの再交付事務に係る手数料を廃止するため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・建築物エネルギー消費性能向上計画の認定や建築物エネルギー消費性能適合判定等に係る申請条件対象者等について  ・建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴う各種申請に係る周知等について  ・通知カード交付件数通知カード廃止の考え方及び市民への影響について  ・個人番号通知書に係る発行時期や送付方法等及び当該通知書の受け取りを拒否された場合の対応と再発行の可否について  ・マイナンバーカード取得に向けた市民への啓発等について  また、委員会は審査の参考とするため  ・三鷹市手数料条例の一部を改正する条例のあらまし  ・三鷹市手数料条例の一部を改正する条例について の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第26号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 5 所管事務の調査について   ICT・地方分権危機管理市民サービスに関すること  本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 10 ◯議長石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 11 ◯議長石井良司君)  議案第21号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。 12 ◯10番(半田伸明君)  専決処分、様々嵐を起こしました。ここでちょっとまとめておきたいと思います。
     まず、専決処分は、我々が了承するとか、しないとかいう話ではないんですね。市長がやりますよって言ったらそれでおしまいなのです。ですから、事前に了承を得たか否かというのは、実は自治法上の要件ではない。ここがまず大前提です。これは手続面の問題です。内容面はまた別です。だからこそ、内容面につき、承認していいかどうかが議案で出てくるわけなんです。総務委員会付託でいいかどうかは様々議論があったようなんですが、市長がやると言ったことを、内容面まで100%丸のみするのが市議会ということを自治法は予定してないので、総務委員会付託は当たり前のことである。その旨、まず申し上げておきます。  さて、コロナ禍対策につき、他市の専決処分状況を調べてみました。商業振興感染症対策など、実に様々で、一概には価値観を示すのは難しいなと思ったんですが、少なくとも近隣の武蔵野市、小金井市、調布市、府中市はきちんと臨時会を開いており、三鷹市のように専決処分をしている事例はありません。特に、府中市に注目をしました。いわゆる子どものばらまきにつき、一番最初にいち早く意思表明したのが府中市だったわけですが、実はきちんと臨時会を開いています。5月14日です。これは考え方にもよろうかと思うんですが、府中市は意思決定が早かったから、議事日程を取りやすかったという側面も確かにあろうかと思います。  一方、我が市の場合は、ばらまき意思決定ゴールデンウイーク明けと遅かった。私は、遅かったことはむしろ評価をしています。基金を取り崩すことに対する悩みがあり、一定程度の日数が伸びたことは当然のことだと思います。結果として財政調整基金を崩さないというやり方になりましたし、この点は了解を示したいと思います。ただし、専決処分でいくと意思決定をする前に、せめて先発組だった府中市が臨時会を行うのか、それとも専決処分でいくのか、この辺りはもう少し他市の議会開催状況を調べておくべきだったのではないか。この点は指摘をしておきたいと思います。  それを踏まえて、今後についてなんですが、今回、国の2次補正を受けて、三鷹市として、やがては緊急対応方針(第3弾)という流れになっていくと思うんだけれども、そのときにまた専決処分するのか、臨時会なのか、定例会なのかと一定の悩みが出てくるかと思うんですね。まず、9月補正で間に合うんであれば、9月でやるべきだと思います。仮に臨時会になるとしてもですよ、そもそも現時点で緊急対応方針(第3弾)ができていないから、その作成の日程がまずありますね。各会派に説明しなきゃいけない。さらに臨時会の設定となると、どうしても7月のお尻になっていくと思うんですが、9月の定例会が始まるまで8月の1か月しかないわけですね。ですから、8月中にどうしてもやらなければいけないという緊急性があるんだったら、臨時会というのはあると思う。  次。さらに臨時会を開くか、専決処分にするのかという部分について、もう一段落議論があるわけですが、ここでもう一つの角度を言っておきたいんですが、義務的経費と言えるのか、それとも裁量的経費と言えるのかについては、区別して考慮する必要があるだろうと。今回のこの子どものばらまきは、これは裁量的経費ですね。一方、国の定額給付金はどうかといったら、あれは上から下りてくるわけですから、一種の義務的経費と言えるわけです。そこで色分けがなされると思うんですね。この側面からも、補正2号については、やっぱり臨時会開催が筋だったのかなと私は思います。  先ほど他自治体の例を調べたとありましたが、金額にも着目しましたが、子どものばらまきにつき、億単位を専決処分する事例は、実は我が市だけです。明らかに突出をしているんですね。義務的経費の部分の話に戻しますが、そこで、改めて考えなければいけないのは地方自治法179条の緊急性の要件なわけです。議会を開くいとまがないと言えるほどの緊急性があるかどうかはここで問われてくる。こう考えると、実は専決処分の余地というのはほとんどない。かつて阿久根市で大問題になった。そのことを受けて自治法の改正の動きもあった。そういったことを考えていった場合に、専決処分の余地はほとんどないということは大前提として、我々、皆さんで了解をしておく必要があるだろうと思います。  とはいえ、今回の子どものばらまきについては、先に国の部分でね、システムの発注があってね、発注しちゃったのを一旦止めなきゃいけないからね、だから、それを急ぎ止める必要があるという意味で専決処分緊急性があったという、この点は了解をしたいと思います。言わば走りながらの意思決定だった。これはこれで途中の経過を理解しましたので、理解を示したいと思いますが、裁量的な部分を専決処分にしてしまったという事実と、あと先行する府中市がきちんと臨時会を開いているという事実は重く受け止めていただきたいと思います。  まとめに入りますが、今後、専決処分をどうしてもせざるを得ない、したくなったというようなことが発生すれば、先ほど申し上げた幾つかの公式──まず裁量的経費と言える分野か否か、定例会で済ませられるものか否か。さらに臨時会の場合は、どうしても8月中に執行しなければならないものと言い切れるか否か。最後に、他市の議会の開催状況はどうなのか、こんな辺りを一つ一つきちんと理論武装をしていただきたいと思います。  以上、問題提起をして、本議案に賛成いたします。 13 ◯議長石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第21号について、総務委員長報告どおり原案を承認することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり承認されました。     ────────────────────────────────────── 14 ◯議長石井良司君)  次に、議案第22号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第22号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 15 ◯議長石井良司君)  次に、議案第25号 三鷹市市税条例等の一部を改正する条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第25号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 16 ◯議長石井良司君)  次に、議案第26号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。  これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第26号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 17 ◯議長石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権危機管理市民サービスに関すること、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第2 厚生委員会審査報告         (1) 議案第28号 子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関                 する条例の一部を改正する条例         (2) 所管事務の調査について           健康、福祉施策の充実に関すること 18 ◯議長石井良司君)  日程第2 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。  22番 宍戸治重君、登壇願います。                 〔22番 宍戸治重君 登壇〕 19 ◯22番(宍戸治重君)  お手元の報告書を読み上げまして、厚生委員会審査報告といたします。                                      令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                               厚生委員長 宍 戸 治 重                   厚生委員会審査報告書  本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。                       記 ○ 委員会開会月日  (1) 令和2年5月18日  (2) 令和2年6月12日  (3) 令和2年6月24日 ○ 付託案件及び審査のてんまつ 1 議案第28号 子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関する条例の一部を改正する条例  この議案は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に基づき、放課後児童支援員として必要な研修について、中核市が行う研修を加えるため、提案されたものであります。  本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。  ・放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正趣旨について  ・研修カリキュラムと実施主体の拡大に伴う研修内容の把握について  ・放課後児童支援員の資格要件等と人材確保に向けた今後の見通しについて  ・放課後児童支援員の配置基準等と学童保育の質の確保に向けた取り組みについて  また、委員会は審査の参考とするため  ・子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関する条例の一部改正について  ・子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関する条例新旧対照表 の資料の提出を求め、審査を進めました。  次いで、議案第28号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。 2 所管事務の調査について   健康、福祉施策の充実に関すること  本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。  以上であります。 20 ◯議長石井良司君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。     ────────────────────────────────────── 21 ◯議長石井良司君)  議案第28号 子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
     これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第28号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 22 ◯議長石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、健康、福祉施策の充実に関すること、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第3 議案第35号 「中仙川雨水貯留施設整備工事請負契約の締結について」に係る契約                の金額の変更について     日程第4 議案第36号 農業委員会委員の任命について     日程第5 議案第37号 農業委員会委員の任命について     日程第6 議案第38号 農業委員会委員の任命について     日程第7 議案第39号 農業委員会委員の任命について     日程第8 議案第40号 農業委員会委員の任命について     日程第9 議案第41号 農業委員会委員の任命について     日程第10 議案第42号 農業委員会委員の任命について     日程第11 議案第43号 農業委員会委員の任命について     日程第12 議案第44号 農業委員会委員の任命について     日程第13 議案第45号 農業委員会委員の任命について     日程第14 議案第46号 農業委員会委員の任命について     日程第15 議案第47号 農業委員会委員の任命について     日程第16 議案第48号 農業委員会委員の任命について     日程第17 議案第49号 農業委員会委員の任命について     日程第18 議案第50号 農業委員会委員の任命について     日程第19 議案第51号 農業委員会委員の任命について     日程第20 議案第52号 農業委員会委員の任命について     日程第21 議案第53号 農業委員会委員の任命について     日程第22 議案第54号 農業委員会委員の任命について     日程第23 議案第55号 農業委員会委員の任命について     日程第24 議案第56号 固定資産評価審査委員会委員の選任について     日程第25 議案第57号 固定資産評価審査委員会委員の選任について     日程第26 議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任について     日程第27 議案第59号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第5号) 23 ◯議長石井良司君)  この際、日程第3 議案第35号から日程第27 議案第59号までの25件を一括議題といたします。                     〔書記朗読〕 24 ◯議長石井良司君)  それでは、提案理由の説明を求めます。市長 河村 孝君。                 〔市長 河村 孝君 登壇〕 25 ◯市長(河村 孝君)  ただいま上程されました議案第35号から議案第59号までの25件につきまして、御説明申し上げます。  議案第35号 「中仙川雨水貯留施設整備工事請負契約の締結について」に係る契約の金額の変更につ        いて  この議案は、令和元年第2回定例会で議決いただきました「議案第9号 中仙川雨水貯留施設整備工事請負契約の締結について」につきまして、この契約に係る金額の変更を行うものです。  変更の内容でございますが、同工事について、令和元年度は降雨量が多く、地下水位の影響により、工事内容を変更する必要が生じたため、契約の金額を既定額2億4,145万円に2,206万3,800円を追加し、2億6,351万3,800円とするものでございます。  議案第36号から議案第55号 農業委員会委員の任命について  これらの議案は、いずれも令和2年7月19日をもって任期満了となる農業委員会委員につきまして、委員の任命をいたしたいので、議会の御同意をお願いするものです。  選考に当たりましては、4月に開催した三鷹市農業委員会委員候補者評価委員会における審査を経て、市として候補者の最終決定を行いました。  委員候補者の20人の選出区分については、各地区等からの個人推薦が16名、団体推薦が2名、公募が2名となっています。  委員候補者の氏名・略歴につきましては、議案としてお手元に差し上げてあるとおりですので、委員候補者に関する個別の御紹介は省略させていただきます。  議案第56号から議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  これらの議案は、いずれも令和2年7月3日をもって任期満了となる固定資産評価審査委員会委員につきまして、引き続き山本正和さん、渡邉晃男さん、根岸洋子さんを選任いたしたいので、議会の御同意をお願いするものでございます。  山本さん、渡邉さん、根岸さんは、いずれも再任でございますので、御紹介は省略させていただきますが、略歴はお手元に差し上げてあるとおりでございます。よろしくお願いいたします。  議案第59号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第5号)  今回の補正は、国の補助事業として実施するひとり親世帯臨時特別給付金に係る予算を計上するものです。国の補正予算が6月12日に成立し、早急に準備に着手する必要があることから、追加で提出するもので、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1億1,718万7,000円を追加し、総額を926億7,172万6,000円とします。  歳出予算では、民生費のひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費を1億1,718万7,000円計上します。令和2年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方などに、1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円の給付を行います。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した児童扶養手当受給世帯等に対しては、1世帯5万円を追加して給付します。  歳入予算では、国庫支出金の母子家庭等対策総合支援事業費補助金を歳出と同額、増額します。  提案理由の説明は以上です。  どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げます。ありがとうございました。 26 ◯議長石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。     ────────────────────────────────────── 27 ◯議長石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。                   午後1時34分 休憩                   午後2時09分 再開 28 ◯議長石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。     ────────────────────────────────────── 29 ◯議長石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。  2番 赤松大一君、登壇願います。                 〔2番 赤松大一君 登壇〕 30 ◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。  先ほど開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた市長提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。  本日上程された市長提出議案25件の取扱いについては、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。  以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。 31 ◯議長石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────────── 32 ◯議長石井良司君)  それでは、議案第35号 「中仙川雨水貯留施設整備工事請負契約の締結について」に係る契約の金額の変更について、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第35号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 33 ◯議長石井良司君)  次に、議案第36号から議案第55号までの20件について、これより質疑併せて討論を願います。 34 ◯17番(伊沢けい子さん)  議案第36号から議案第55号までの農業委員会委員の任命について、一括して討論いたします。  農業委員会の委員の選出は、2015年の農業委員会法改正に伴って、2016年に条例改正が行われ、委員の選出方法が公職選挙法を準用した公選制から市長による任命制に変えられました。また、委員の公選制の廃止のほか、農業委員会が意見を公表し、他の行政庁に物申す、建議する権利が法律の条文から削除されるなど、農業における民主主義を根底から否定する内容に変えられました。2015年の法改正の目的は、農地の利用の最適化の推進という名の下、TPPやFTAなどの条約への地ならしとして、グローバル企業を含む企業の参入を促進し、農業の大規模化・企業化を目指すものです。今年2020年1月1日には日米FTAが発効され、グローバル企業の利益追求のために、遺伝子組換えやホルモン剤使用など、日本の農産物の安全が脅かされ、また、自給率が守られなくなる危機的状況にあります。三鷹市をはじめ、日本全国で行われてきた小規模農業を守り、農地と食の安全を守るためには、農業は農業者自身による自治を確保することが不可欠です。そのために、農業委員会の委員の選出は市長による任命制ではなく、公選制で行わなくてはなりません。  農業委員会の任命制度そのものに反対し、市議会議員が任命の適否について判断する立場にないことから、退席をいたします。                 〔15番 嶋崎英治君 退席〕                〔16番 野村羊子さん 退席〕                〔17番 伊沢けい子さん 退席〕 35 ◯議長石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
     これより採決いたします。  以上20件については、原案に同意することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。                 〔15番 嶋崎英治君 復席〕                〔16番 野村羊子さん 復席〕                〔17番 伊沢けい子さん 復席〕     ────────────────────────────────────── 36 ◯議長石井良司君)  次に、議案第56号から議案第58号までの3件について、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。  以上3件については、原案に同意することに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 37 ◯議長石井良司君)  議案第59号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第5号)、これより質疑併せて討論を願います。 38 ◯16番(野村羊子さん)  では、議案第59号 一般会計補正予算(第5号)について質疑をさせていただきます。  この議案は、議案上程の説明のとおり、国の補正予算(第2号)の成立に伴い、ひとり親世帯臨時特別給付金事業を行うものです。児童扶養手当を受給している世帯、1世帯に5万円プラス第2子以降1人につき3万円が支給されます。加えて児童扶養手当の所得制限を超えて収入があって、児童扶養手当の支給対象になっていなかった方で、今回の影響で収入が減少し、児童扶養手当の水準以下になった方も対象になります。さらに児童扶養手当受給世帯で収入が激減した世帯には、申出によりプラス5万円の追加給付もあります。  幾つかの確認をさせていただきたいと思います。質問1です。対象となる児童扶養手当受給世帯は何世帯で、収入減少になって対象となる独り親世帯は何世帯と見込んでいるのでしょうか。  質問2、周知及び申請の手続のスケジュールと方法について確認します。基本は申請することとなっていると思いますが、対象者にはどのような形で周知し、どのような手続が必要になるのでしょうか。特に今まで児童扶養手当の対象外だった方への周知の在り方について確認したいと思います。日程的なことも併せてお答えください。  質問3、減収した人が申請する場合、どのような申請書類、あるいは証明書等が必要なのでしょうか。確認したいと思います。  質問4です。職員体制について確認します。補正予算説明書によれば、非正規分に60万円、正規職員の手当として38万6,000円しか充てられておりません。これについて、専用の相談窓口を設けるのか、対応職員は増員されないのか、これらについて国の補填はないのか、あるいは委託で窓口運営するのか、システム改修分についてはありますけれども、実際の対応についてどのようなことになっているのかを確認したいと思います。  そして最後に、質問5、今これを即決でやらなければいけないという理由は何でしょうか。  以上5点、お願いいたします。 39 ◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  ただいまの御質問に順次お答えいたします。  まず、対象となる世帯でございますけれども、児童扶養手当の受給世帯として約720世帯、そして、その他の収入減少によって対象となる独り親世帯といたしまして480世帯、合計で1,200世帯を想定した今回の補正予算となっております。  次に、御質問の2番目、スケジュールでございますけれども、まず現在、児童扶養手当を受給されている方に関しまして、基本給付1世帯5万円プラス2人目以降が3万円というところにつきましては、今回は御申請の必要がなく、ただ、世帯の確認と意思の確認をさせていただくという作業をさせていただき、8月の前半にこの給付金を支給したいというふうに考えております。また、家計急変の方と、また児童扶養手当の方で追加給付を受給される方につきましては、7月31日をまず第1回目の締切りといたしまして、受付事務をさせていただきたいと思います。そして確認等の作業を終えて、8月の本当に後半から9月にかけて支給をさせていただくようなスケジュールを取らせていただきたいと思っています。  お知らせにつきましては、現在、児童扶養手当を受給されている方には、申請書類も含めて郵送をすることを考えておりまして、また、私ども三鷹市といたしまして、東京都の補助事業としまして児童育成手当、これも独り親家庭への手当の支給でございますが、こちらは幾分児童扶養手当よりも所得制限が緩和された形になっておりまして、独り親世帯を把握しておりますので、そちらの御家庭には御案内をしっかりさせていただきたいと思っております。また、広く市民の方にお知らせするために、7月の第1週号の「広報みたか」での周知を現在予定しているところでございます。  次に、御質問の3番目ですね。減収して、家計が激変したという方が申請する場合の申請でございますが、まず今回の給付金につきましては、児童扶養手当を受給できる程度というような条件がございますので、まずは独り親世帯であることの証明ということで、戸籍の提出をしていただくような流れにはなってございます。さらに収入を確認するためのフローチャートに基づきました収入認定の申請書等を御提出いただくことになっておりまして、併せて同居される御親族、同居の御家族がいる場合には、そういった方々の収入のほうも確認をさせていただく、同じような書類をもって確認をさせていただくということでございます。  御質問の4番目の職員体制でございますけれども、今回のこの給付金の受付事務につきましては、基本的には三鷹市の正職員が対応することを基本といたしまして、会計年度任用職員のお手伝いもしていただきながら進めたいと思っています。今回の窓口については、この給付金だけではなく、独り親世帯の相談窓口という役割も担っていきたいと考えておりますので、丁寧に御相談に乗る上で、正規職員での対応を基本と考えているところでございます。  そして、御質問の5番目、今回議案を追加で出させていただきました部分につきましては、国は基本的に児童扶養手当受給世帯へは、8月までにまず基本給付を支給するという方向性が示されております。8月という月は通常の手当の支給がない月でございますので、こういった御家庭にとって非常に、家計の安定のためにも、そういった時期に出せるのが一番ベストかなというふうに私ども考えておりまして、それに合わせて事務を進める上では、早急にシステムを構築することや御案内をさせていただく必要があるということで、本日この場で議案として提出をさせていただいたところでございます。  以上です。 40 ◯16番(野村羊子さん)  丁寧な御答弁ありがとうございます。  1点確認ですけど、職員体制について、国は正規職員分はつけないよということですよね。ただ、どちらにしても現況届の申告時期でもあったりして、相談体制、結構大変になると思うんですが、それについて例えば内部で──国からの補填はないと、でも内部で増員体制なり、必要であれば、そういう体制を組むというふうなことでよろしいでしょうか。  もう1点、本当に育成手当すら対象外だったような人、あるいはそういう申請をしなかった人に対して、三鷹市が把握してない人という可能性もあると思いますが、広報等だけで大丈夫かどうか、それ以外に何か対応を考えてないのかどうかということの2点を確認したいと思います。 41 ◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回の体制でございますけれども、基本的には手当と、あと独り親の支援をやっている子育て支援課のほうが中心となってこの業務に当たる予定でございますが、内部といたしましては、子ども政策部全体で応援体制を必要に応じて組んでいきたいなというふうに考えております。  あともう一つ、広報以外の周知ということでございますけれども、今回、この新型コロナウイルス感染症に関しまして、非常に困難を抱えた御家庭、また事業者等の皆様が相談に見える窓口というのが、三鷹市の各部署で所管しております相談窓口がございますので、そちらと、あと社会福祉協議会のほうにも情報を共有させていただきながら、必要な方に御案内をしていただき、また丁寧に対応をしていきたいと考えております。 42 ◯議長石井良司君)  他にございますか。 43 ◯27番(前田まいさん)  討論します。  コロナ禍の中で、とりわけ深刻な苦難に直面しているのが独り親家庭です。非正規など不安定な雇用状況にある独り親への影響は大きく、もともと所得が低い世帯で生活がより厳しさを増しており、公的な支援は急務です。本議案は国の第2次補正予算に盛り込まれたもので、支援の拡充自体は重要ですが、支給が8月以降と時間がかかる点、1回の給付にとどまる点など、十分なものとは言えません。  また、本年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方への基本給付を除いては申請が必要で、なおかつ申請すれば必ず給付を受けられるわけではなく、扶養人数や収入等に基づく審査を経ないと給付金を受けられるか否かが分からない点や、申請手続において、戸籍謄本または抄本をはじめ、複数の添付書類の用意が必要であり、記入項目が多岐にわたるなど、申請そのものに困難を伴うものです。事前の聞き取りでは、市は相談窓口を設置し、申請手続の支援も検討されているとのことです。  日頃多忙を極める対象者に対し、給付金についての案内、周知をしっかり行うとともに、審査の結果、給付を受けられない場合もあることなどをより丁寧に説明すること、対象者が申請自体を諦めたりしないよう、申請手続への支援にも取り組み、漏れなく必要としている世帯への支援につなげていくことを求め、本議案に賛成します。 44 ◯議長石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  議案第59号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 45 ◯議長石井良司君)  この際、議事の都合により少し休憩いたします。                   午後2時27分 休憩                   午後2時34分 再開 46 ◯議長石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第28 意見書(案)第9号 新型コロナウイルス感染症対策に係る意見書 47 ◯議長石井良司君)  日程第28 意見書(案)第9号 新型コロナウイルス感染症対策に係る意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。4番 粕谷 稔君。                 〔4番 粕谷 稔君 登壇〕 48 ◯4番(粕谷 稔君)  それでは、お手元にお配りしております案文を読み上げさせていただきまして、提案に代えさせていただきます。 意見書(案)第9号    新型コロナウイルス感染症対策に係る意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 粕 谷   稔                         賛成者    〃    土 屋けんいち                          〃     〃    宍 戸 治 重                          〃     〃    寺 井   均                          〃     〃    谷 口 敏 也                          〃     〃    大 城 美 幸                          〃     〃    嶋  英 治              新型コロナウイルス感染症対策に係る意見書  新型コロナウイルス感染症は、多くの市民生活に暗い影を落とし、地域経済や学校教育においても深刻な影響を及ぼしている。「緊急事態宣言」が5月25日に解除となったが、感染第2波も懸念されることから、休業要請の緩和や学校再開など日常生活が戻りつつある現在においても、厳しい警戒や感染対策は今なお継続しているところである。  このような影響は、日本のみならず世界中で拡大しており、感染症の完全な収束への先行きは不透明である。事態の深刻さを踏まえると、第2波、第3波に備えるとともに、コロナ後の「新しい生活様式」を見据えた取組を速やかに行うことが必要であり、今こそSDGsの取組を進めるべきである。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記の事項を強く要望する。                       記 1 検査体制を充実させるため、各自治体におけるPCR検査ほか各種検査体制の確立と運営に対する迅速な支援を行うこと。 2 医療提供体制の確保のため、自治体への財政支援を行うこと。また、国において速やかな治療薬及びワクチンの開発に向けた取組を行うこと。 3 経営が困難な中小企業や個人事業主の事業継続と雇用確保等のため、さらなる支援策を講じるとともに、自治体が実施する支援策に対する財政支援を行うこと。また、令和3年度以降も継続的な取組及び支援策を実施すること。 4 臨時休校により、学習の遅れや学習環境の格差が懸念されることから、学校、家庭での学習環境の早期整備を実現するため、自治体への財政支援を行うこと。 5 地域経済への影響等による税の減収などが見込まれ、長期にわたり自治体財政が逼迫することが予想されることから、持続可能な自治体運営を可能とするための財政支援を行うこと。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和2年6月24日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上でございます。 49 ◯議長石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたします。  意見書(案)第9号は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第29 意見書(案)第10号 生活保護制度をより豊かなものにするための意見書
    50 ◯議長石井良司君)  次に、日程第29 意見書(案)第10号 生活保護制度をより豊かなものにするための意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。26番 紫野あすかさん。                〔26番 紫野あすかさん 登壇〕 51 ◯26番(紫野あすかさん)  お手元の案文を読み上げて、提案とさせていただきます。 意見書(案)第10号    生活保護制度をより豊かなものにするための意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 紫 野 あすか                         賛成者    〃    野 村 羊 子            生活保護制度をより豊かなものにするための意見書  昨年10月の消費税率10%への増税と長引く不況、国内外の社会経済の変化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響が市民の暮らしの困窮を一層深めている。この春から生活保護の利用者は急増している。今後も増加が予想される中、本来制度を利用できるはずの方が利用できていない状況にある。コロナ禍以前から捕捉率は20%と低く、今後さらに制度をより広く市民に知らせ、利用しやすくするための改善が必要と考える。制度を利用することは卑下するものでもバッシングされるものでもなく、命と暮らしを支える権利なのだという意識を高めさせる必要があると考える。  生活保護基準は2018年10月1日から引き下げられている。今後も引下げが予定されており、生活保護費は、既に2013年からの3年間だけでも平均10%と、戦後最大規模の引下げが行われている。現在の生活保護基準ではただ生きるだけの生活であり、憲法第25条で定められている「健康で文化的な最低限度の生活」とは程遠いものである。生活保護基準の引下げは利用者だけの問題ではなく、国民全体の貧困に関わる暮らしの問題である。命と暮らしを守る当然の権利として、生きる希望を持ち、人間らしい生活を保障するためにも生活保護制度は重要である。  よって、本市議会は、政府に対し、生活保護制度をより豊かなものにするため、下記の事項を求める。                       記 1 生活保護基準引下げを直ちに中止し、引上げを検討すること。 2 生活保護を利用する権利は憲法第25条で保障された生存権として、自治体窓口での水際対策をなくし、速やかな申請受理と生活支援を進めること。 3 「生活保護」制度という名称ではなく、「生活保障」制度という呼び方に改めること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和2年6月24日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上、よろしくお願いいたします。 52 ◯議長石井良司君)  これより質疑併せて討論を願います。 53 ◯10番(半田伸明君)  本号以降の各意見書(案)については、平成29年第3回定例会における意見書(案)第12号で述べたことと同様のことを指摘して、退席します。                 〔10番 半田伸明君 退席〕 54 ◯議長石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第10号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第30 意見書(案)第11号 婚外子差別撤廃のため戸籍法改正を求める意見書     日程第31 意見書(案)第12号 生活困窮者支援と住宅支援策充実を求める意見書 55 ◯議長石井良司君)  この際、日程第30 意見書(案)第11号及び日程第31 意見書(案)第12号の2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。                〔16番 野村羊子さん 登壇〕 56 ◯16番(野村羊子さん) 意見書(案)第11号    婚外子差別撤廃のため戸籍法改正を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子                         賛成者    〃    大 城 美 幸             婚外子差別撤廃のため戸籍法改正を求める意見書  2013年9月4日最高裁判所大法廷は、14人の裁判官全員一致で、婚外子(嫡出でない子)の法定相続分を婚内子(嫡出子)の2分の1とする民法の規定(第900条第4号ただし書の一部)を憲法違反と決定した。  同年12月の臨時国会において、この規定は改正された。法務省では、この民法改正と併せて、出生届の「嫡出子」・「嫡出でない子」の別の記載欄を撤廃する戸籍法改正案を準備していたが、同年9月26日に最高裁判所第一小法廷がこの規定を合憲と判断したことから、「緊急性を要しない」という理由で改正案の提出を見送った。  しかし、婚内子と婚外子を区別する最も大きな民法上の規定が廃止された以上、戸籍法のこの規定はほとんど意味をなさないものであり、また、戸籍実務上も、出生届に基づく戸籍の作成に当たり、必要のないものである。  近年、諸外国においても婚外子差別の撤廃が進み、多くの国が法改正を行っている。我が国の戸籍法の規定は、既に改正された民法の相続分差別規定とともに、国連人権諸機関から繰り返し法改正を勧告されており、婚外子の人権尊重のために一刻も早い法改正が望まれている。  また、2004年11月に戸籍の続き柄の記載方法が変更され、婚外子も「長男」、「長女」等と記載されるようになったが、それ以前に出生届が提出された婚外子は、続き柄欄に「男」、「女」と記載され、婚外出生が明らかに分かるものとなっていた。そもそも、続き柄欄において「長(男・女)」、「二(男・女)」等と出生順に序列をつけていたのは、戦後廃止された家督相続の順序を明確にするためのものであり、現在では全く必要のないものである。現制度では、本人または母の申出により記載の変更は可能だが、現に婚外子差別がある中で、自ら名のり出ることには困難を伴う。また、国をはじめ、行政による広報も十分なされていないため、制度改正自体を知らない人も大勢いる。したがって、婚外子差別の要因を除去し、戸籍実務上不要な事項を廃止して事務を簡素化するためにも、続き柄欄を廃止することは極めて合理的である。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、婚外子差別を誘発しかねない要因を除去するとともに、戸籍実務上不要な事項を廃止して事務を簡素化するため、下記の事項を強く求める。                       記 1 戸籍法第49条第2項第1号の規定を削除し、出生届における「嫡出子」・「嫡出でない子」の別の記載欄を廃止すること。 2 戸籍法第13条第4号及び第5号の規定を改正し、戸籍の記載事項から、実父母との続き柄及び養父母との続き柄を廃止すること。なお、続き柄廃止に伴い、性別を明らかにする必要がある場合は、性別欄を設けること。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和2年6月24日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司     ---------------------------------------------------------------------------- 意見書(案)第12号    生活困窮者支援と住宅支援策充実を求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子                         賛成者    〃    嶋  英 治                          〃     〃    伊 沢 けい子             生活困窮者支援と住宅支援策充実を求める意見書  2020年4月7日発出の「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」による今回の事態は、改めて日本の住宅政策の貧しさをあらわにした。2017年度の東京都の調査によれば、ネットカフェ難民と言われる人々の多くが20代から40代である。平均月収は11万円ほどで、アパート入居の初期費用や保証人確保が困難であり、また安定的な収入が確保できていないとの回答が多かった。  単身者が入居できる低廉な賃貸住宅があれば、生活保護利用に至らなくても自立できる場合が多々ある。しかし、多くの公営住宅は、稼働年齢世代の単身者は申し込むことができない。2011年の公営住宅法改正で同居親族要件が廃止されたにもかかわらず、多くの自治体が、条例で同居親族要件を定めたままにしている。応募倍率の上昇の懸念、単身向けには民間ストックがあること、公営住宅には世帯向け住戸が多いこと等が理由として挙げられている。  一方、2017年に、低所得者層を含む住宅確保要配慮者対象の「新たな住宅セーフティネット制度」がスタートしたが、登録件数は2万9,759件(2020年6月)にとどまり、実効性ある施策になっていない。  実効性のあるハウジングファースト政策は緊急の課題であり、災害救助法に基づく、みなし仮設住宅の確保による、みなし公営住宅の拡充も必要である。  よって、本市議会は、国会、政府及び東京都に対し、生活困窮者支援と住居支援策充実のため、下記の事項を強く求める。                       記 1 60才未満の若年単身世帯も公営住宅に入居できるよう、自治体で条例改正ができるよう、国は自治体に対し、家賃補助等の助成金を含む施策を実施すること。 2 東京都は、若年単身世帯が入居可能となるよう、都営住宅の同居要件を廃止する条例改正をすること。 3 国は、「新たな住宅セーフティネット制度」が実効性あるものとするため、借り上げ公営住宅制度での活用及び入居継続支援に対する補助を実施すること。 4 東京都は、単身用物件を積極的に借り上げ公営住宅として活用し、若年単身者の居住確保支援を行うこと。 5 災害救助法に基づく、みなし公営住宅の拡充に取り組むこと。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和2年6月24日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  以上、よろしくお願いいたします。 57 ◯議長石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。     ────────────────────────────────────── 58 ◯議長石井良司君)  意見書(案)第11号 婚外子差別撤廃のため戸籍法改正を求める意見書、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第11号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                   (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ────────────────────────────────────── 59 ◯議長石井良司君)  次に、意見書(案)第12号 生活困窮者支援と住宅支援策充実を求める意見書、これより質疑併せて討論を願います。                  (「省略」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第12号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  ございませんね。なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第32 意見書(案)第13号 緊急経済対策として消費税をゼロ%とすることを求める意見                    書 60 ◯議長石井良司君)  次に、日程第32 意見書(案)第13号 緊急経済対策として消費税をゼロ%とすることを求める意見書、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。17番 伊沢けい子さん。                〔17番 伊沢けい子さん 登壇〕 61 ◯17番(伊沢けい子さん) 意見書(案)第13号    緊急経済対策として消費税をゼロ%とすることを求める意見書  上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 伊 沢 けい子                         賛成者    〃    嶋  英 治                          〃     〃    野 村 羊 子          緊急経済対策として消費税をゼロ%とすることを求める意見書  日本経済は4月から6月期に戦後最悪のマイナス成長に陥るとの見方が強まっている。日本経済新聞によると民間エコノミスト16人の予測平均では、4月から6月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で前期比マイナス21.7%となると報道されている。2019年10月の消費税増税後の10月から12月期には前期比マイナス7.1%と大幅に落ち込んで以降、3期連続で水面下に沈むことになり、新型コロナウイルス感染症への対応による経済の停滞で、かつてない危機に直面する。4月から6月期の急減はリーマン・ショック後の2009年1月から3月期に記録したマイナス17.8%を超えることになる。  外出自粛や店舗の休業で4月から6月は消費が5割から9割減少することが予測されている。市内でも飲食店の営業時間の短縮や店舗の休業により、収入が大幅に減少し、中には廃業に追い込まれる業者もあるとの声を聞いた。また、消費税は所得の少ない人ほど負担が大きくなる逆進性があり、所得そのものが減少している人が多い中で、消費税の負担はより重くなってきている。  こうした中で、緊急経済対策として消費税を当分の間ゼロ%とすることは国民の生活を支え、経済を回復させる効果が非常に大きい。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、緊急経済政策として消費税を当分の間ゼロ%とすることを強く求める。  上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。   令和2年6月24日                             三鷹市議会議長 石 井 良 司  どうぞよろしくお願いいたします。 62 ◯議長石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。 63 ◯12番(小幡和仁君)  三鷹民主緑風会を代表して討論します。  新型コロナウイルス感染症への対応による経済の停滞で、日本経済はかつてないほどの危機を迎えている。もともと政府の経済政策により、非正規雇用が増え、低所得者が増えているという社会的な問題があったところ、今回、多くの事業所や店舗で営業自粛などをせざるを得なかった結果、職を失ったり、さらに所得が減少している人が増えている。まさに消費税の負担がますます国民生活に重くのしかかっている状況であると言える。しかし、消費税は景気の影響を受けにくいため、社会保障財源として重要な役割を果たしていることを忘れてはならない。実際、令和2年度政府予算案によれば、一般会計歳入における消費税の占める割合は所得税や法人税よりも多くなっているところであり、また、地方消費税は、地方自治体に安定した独自財源を持たせるものとして期待されている。今後ますます人口の減少や高齢化となることが予想され、税収はこれに従い減少することが危惧される上、このたびのような経済危機においては、法人税、所得税などの財源も不安定になることを鑑みると、消費税、地方消費税は安定財源として重要視せざるを得ない。  消費税を8%に戻す程度であるならまだしも、ゼロ%にするというのは、これに代わる財源の確保がないのであれば、逆に社会保障充実の諸施策の後退や公共施設利用料の値上がりなど、市民生活に多大な悪影響を及ぼしかねない。社会保障の充実や教育の充実など、高福祉政策を行うことにより、人権を尊重し、一人一人を守り、助け合う社会を作っていきたいという理念の下、このための財源と期待される消費税はゼロ%にできないのが実情である。経済対策は、別の方策を検討するのが妥当である。  よって、本意見書に反対するものである。 64 ◯28番(栗原けんじ君)  日本共産党三鷹市議会議員団を代表して、緊急経済対策として消費税をゼロ%にすることを求める意見書に賛成の討論をします。  消費税が3%で導入されて以来、5%、8%、そして昨年10月に10%へ、その税率引上げのたびに日本経済、国民の暮らしに深刻な影響を与えてきました。意見書の指摘どおり、現状はGDP(国内総生産)の落ち込みに加え、新型コロナウイルス感染症の影響も相まって、市民生活は大変厳しい状況に置かれています。消費税減税は、コロナ危機で痛めつけられている家計を助け、低所得者や小規模事業者への大きな支援になります。新型コロナウイルス禍の下、苦しむ市民の生活を守るためにも、日本経済を守るためにも、消費税の減税を今こそ実施すべきです。  日本共産党は、将来的に廃止を目指し、コロナ禍の緊急対策として、立場の違いを超えて合意できる消費税5%への減税を提起しています。大企業やアベノミクスで巨額の資産を得た富裕層への優遇税制を改め、中小企業に配慮した応負担の原則に立った総合的な累進課税を構築すること、外環道路など、大型開発や米国製高額兵器購入、辺野古新基地建設など、大軍拡などの浪費をやめれば、消費税減税への財源を確保できること、消費税ゼロ%廃止の道を切り開くことができることを申し述べ、本意見書に賛成をします。 65 ◯議長石井良司君)  他にございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  意見書(案)第13号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。                 〔10番 半田伸明君 復席〕     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第33 決議(案)第2号 都立病院及び公社病院の独立法人化の中止を求める決議 66 ◯議長石井良司君)  それでは、日程第33 決議(案)第2号 都立病院及び公社病院の独立法人化の中止を求める決議、本件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。15番 嶋崎英治君。                 〔15番 嶋崎英治君 登壇〕 67 ◯15番(嶋崎英治君)  お手元に配付させていただいております案文を読み上げまして、提案に代えさせたいと思います。 決議(案)第2号    都立病院及び公社病院の独立法人化の中止を求める決議  上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。   令和2年6月24日  三鷹市議会議長 石 井 良 司 様                         提出者 三鷹市議会議員 嶋  英 治                         賛成者    〃    大 城 美 幸           都立病院及び公社病院の独立法人化の中止を求める決議  命がけで新型コロナウイルス感染症治療に当たっている医療従事者に対して、世界各地で、日時を期して拍手をみんなで送るキャンペーンなども行われている。東京都も、都庁などをライトアップにより「ブルーにする」ことによって、医療従事者の皆さんへのエールを送っている。  一方で、実際にやっていることはどうか、小池都政は、2020年3月31日、8つの都立病院と6つの公社病院を、2022年度内を目途に、地方独立行政法人(以下「独法」という)にする方針を決めた。  何のために都立病院を「独法」化をするのか。2019年6月19日、知事室で東京都病院経営本部の幹部から小池知事にレクチャーが行われた。その資料には「都の財政負担を軽減、独法化による効果を生かし病院のワイズスペンディングを実現」、すなわちケインズがいうところの「ワイズスペンディング(賢い支出)」と記されていたという。  小池知事の「独法」化の思惑とは別に、公立病院の大切さがはっきりしたのが、今回の新型コロナウイルス感染症対応だった。もともと備えていた感染症病棟をフル稼働させて感染症患者を受け入れたばかりではなく、小池知事の要請に応じて、次々と感染者を受け入れるためのベッドを増やしたのである。まさに、都立病院が創立以来、住民の命と健康を守るセーフティーネットとして重要な役割を果たしていることを実証した形になった。  都立病院は近年、新たな役割として「行政的医療」、つまり、災害・感染症・精神科救急・小児特殊医療・難病・島嶼医療など特別の医療を行っているが、今回の新型コロナウイルス感染症の検査・治療に大きな力を発揮した。これらの医療は、不採算医療と言われ、常に病床を確保する必要があるため、採算性が低い民間病院では行われない医療となっているが、東京都は、必要な予算を計上し、公立病院として地域医療を守ってきたからこそ、新型コロナウイルス感染症に対して大きな役割を果たすことができたと言えよう。  4月28日、都立病院で働く人たちの労働組合、都庁職病院支部と衛生局支部は、感染症流行が沈静化するまで「独法」化に向けた準備を凍結するよう、東京都の病院経営本部に要請した。東京都は、人々の命を日夜懸命に守る人たちの声に真摯に耳を傾け、感染症の現実を直視し、一旦立ち止まるべきである。都民の中に公立堅持の声も広がっている。  よって、本市議会は、東京都に対し、8つの都立病院と6つの公社病院の「独法」化の中止を強く求める。  上記、決議する。   令和2年6月24日                                   三 鷹 市 議 会  以上です。よろしくお願いいたします。 68 ◯議長石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。  これより質疑併せて討論を願います。 69 ◯1番(寺井 均君)  都立病院及び公社病院の独立法人化の中心を求める決議について、三鷹市議会公明党を代表し、討論します。  東京都は、都立病院と東京都保健医療公社病院の地方独立行政法人化の必要性として、団塊の世代が後期高齢者となる2025年、さらにその先の2040年を見据え、医師や看護師などの医療の担い手不足など、医療を取り巻く課題の深刻化が想定される中、14病院のスケールメリットを生かして、将来にわたって都民の誰もが質の高い医療を受けられ、安心して暮らせる東京を実現していくとしています。また、採算の確保が困難となる行政的医療などの経費についても、現在と同様に負担していくこと、さらに法人に対する議会の関与の在り方についても、今後検討していく方針が示されました。  都立病院は感染症医療、災害医療、島嶼医療などの行政的医療や高度専門医療を担い、また、公社病院は、地域の医療機関と連携し、重要な役割を担ってきました。  したがって、地方独立行政法人化については、今後の都議会の十分な議論を注視し、都民の理解の納得の下で進めるべきものであり、争点の1つとして行われている東京都知事選挙中に中止を求める決議をすることは時期尚早と考え、反対いたします。 70 ◯議長石井良司君)  他にございますか。 71 ◯10番(半田伸明君)  いわゆる公立病院独法化の議論、都の財政負担削減とか、セーフティーネットとかいう話にどうしてもなっていきがちなのですが、そもそも独法化とは、独立経営ができそうな収入がある組織が経理を明確にして、合理的な経営を進めることそのものに主眼があるわけです。全国を見渡しますと、今回のコロナ禍において、受入れ体制を整えるということでベッドを空床にしていたこともあり、通常なら入る収入が入らず、1病院で数億円の赤字になってしまう事案があったと耳にしております。本決議には、公立病院の大切さがはっきりしたとありますが、実は医療崩壊の前に病院崩壊が起きそうなのが今なのです。低所得者対策や診療所のような機能しか担えないとしたら、魅力のある病院は作れません。  ここで、一定の経営の自由を設定をしたら、どういう事態になるでしょうか。例えば病室を差別化をする。ホテルのような病室を造って、高所得者から高い差額ベッド代を徴収するとか、または制限のかからない、いわゆる周産期医療で病院食を改善してレストランのような内容で差額徴収しようとする工夫は幾らでもできます。このように、経営の自由を認めつつも、一方で、例えば低所得者対策や診療所のような機能を果たすと、応分な負担を一般会計がする。いわゆるそういったルール化が設定されると、今度はどうなるでしょうか。本決議案が求めているような内容になると思います。  つまり、大事なことは、医療収入で賄うべき部分と補填を受けるべき部分が曖昧なまま議論が進んでいることが一番の問題なんです。医療収入で賄うべき部分と補填を受けるべき部分の、言わば区別と関連をどのようにつけていくか。その部分で、先ほど1番議員が御指摘なされた点に賛同するものでございます。補填をする、もっとも経営の自由も認めてあげる、これが現実的な回答策ではないでしょうか。  以上より、本決議案に反対します。
    72 ◯議長石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。  これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。  決議(案)第2号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。                (賛成・反対者ボタンにより表決)  押し忘れはございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、本件は否決されました。  なお、ただいま可決されました意見書の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。     ────────────────────────────────────── 73 ◯議長石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。                   午後3時12分 休憩                   午後3時15分 再開 74 ◯議長石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第34 文教委員会閉会中継続審査の申出について         (1) 所管事務の調査について           三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること     日程第35 まちづくり環境委員会閉会中継続審査の申出について         (1) 所管事務の調査について           まちづくり、環境に関すること     日程第36 議会運営委員会閉会中継続審査の申出について         (1) 所管事務の調査について           議会運営に関すること     日程第37 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申出について           東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること     日程第38 調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会閉会中継続審査の申出について           調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること     日程第39 三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会閉会中継続審査の申出について           三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題及び今後の市庁舎・議場棟等           に関して調査検討し、対策を講ずること 75 ◯議長石井良司君)  この際、日程第34から日程第39までの6件を一括議題といたします。  以上6件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、三鷹市議会会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申出があります。内容についてはお手元に配付したとおりであります。  お諮りいたします。以上6件につきましては、各委員長からの申出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ────────────────────────────────────── 76 ◯議長石井良司君)  それでは、以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。  これをもって令和2年第2回三鷹市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                   午後3時16分 閉会 Copyright 2001 Mitaka City Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...