まず、1点目、
令和元年7月25日に開催されました第9回
調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四
者協についてです。
平成27年7月の
自家用機の
墜落事故を受けまして、これまで
東京都が取り組んできた
調布飛行場のより一層の
管理運営の
厳格化、あるいは万全な
安全対策等について
報告がありましたので、そのことについて御
説明させていただきます。
2点目、
東京都
調布飛行場の
離着陸状況について。こちらは本
委員会に定例的に御
報告をしているものです。詳細につきましては、
担当部長から御
説明させていただきます。
5
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) それでは、お手元の
資料に沿って、順次御
説明をさせていただきます。まず、1ページ、
資料1をごらんください。第9回
調布基地跡地関連事業推進協議会、四
者協ですけれども、
令和元年7月25日に
東京都庁で開催されまして、
地元3市からは河村
孝三鷹市長、
高野律雄府中市長、長友貴樹調布市長、そして
東京都からは
多羅尾光睦副知事が出席をいたしました。
議事としては、
報告事項が1件でございます。まず、会議の冒頭、
多羅尾副知事からは、
平成27年7月26日に発生しました
航空機墜落事故から4年が経過するが、本日はこの
事故に対する
東京都の
対応状況を
説明し、
地元3市の
皆様方から御意見をいただき、それらを踏まえ、引き続き万全な
安全対策や厳格な
管理運営を徹底していく旨の御
発言がございました。
2ページをごらんください。ここから5ページまでは四
者協当日に配付された
資料となります。この
資料については、
松本達也東京都
港湾局島しょ・
小笠原空港整備担当部長から
説明がございました。
説明の冒頭で、都は4年前の
墜落事故を大変重く受けとめ、さらなる
安全対策の強化や
管理運営の
適正化に取り組んできたこと、
航空機事故被害者の迅速な
生活再建を支援する
制度を新たに構築するなど、
地元市の皆様の御理解をいただけるよう努めてきたことについての
発言がございました。また、この間のたび重なる
協議等に関して、
地元3市に対する謝意が述べられました。
その後、この
資料に沿って
航空機墜落事故の
対応についての
説明があったところでございます。まず、2ページ目では、
平成27年7月26日の
事故発生を受けてから、
平成30年9月11日に
調布飛行場における
自家用機の取り扱いについてを発表するまでの期間について、主な経過、3市からの要請や
住民説明会の開催などがまとめられているところでございます。
次に、3ページをごらんください。
東京都ではこれまで10回の
調布飛行場諸
課題検討協議会を開催し、
地元3市との具体的な
協議を進めるとともに、4回にわたり、3市それぞれでの
住民説明会を開催するなど、
事故への
対応を進めてきたところでございます。3ページはその
内容について取りまとめてあるものでございます。
調布飛行場の
安全対策の
強化等につきましては、
前回の本
委員会でも概略を御
説明いたしましたが、具体的な
取り組みを申し上げますと、例えば2、改善・強化した都の
取り組みの(1)、
管理運営の一層の
適正化としまして、まる1にありますように、
空港使用届出書に記載する
飛行目的と実際の
飛行とが合致するよう、
届出書の様式を改善し、
飛行目的の
明確化を図っています。また、まる2にありますように、
自家用機の
飛行場使用に当たりましては、
操縦者、
搭乗者の
事前登録を徹底し、
飛行前に
操縦者、
搭乗者全員の
本人確認を行うとともに、
飛行の
目的にそぐわない
搭乗者が同乗することのないようにしているところでございます。
以下、同様に、
東京都が取り組んだ2、改善・強化した都の
取り組みと、3、
取り組みの
実効性確保について
報告がございましたが、詳細につきましては、次の4ページ、5ページに、従来の
取り組みと改善した
取り組みとを対比させることにより、わかりやすくしたものが当日の
参考資料として提示されましたので、こちらを添付しております。参照いただければと存じます。
説明の後、3市の
市長からそれぞれ
意見等が述べられましたが、
三鷹市の
河村市長からは、1点目として、これまで
東京都がこの問題を重く受けとめ、新たな
被害者支援制度や
外部監査制度の導入など、
地元3市や
地元住民の気持ちに寄り添った
対応を積み重ねてきたことは評価すること。2点目として、今後は今まで築き上げてきた
信頼関係にもとることのないよう、
地元3市や
地元住民に
説明してきた
管理運営の一層の
適正化や
安全対策の強化の
内容の全てが確実に実施されるよう、引き続き
対応を進め、特に
自家用機の
分散移転については、今後の
スケジュール感も含め、
地元3市に丁寧に
情報提供をしながら、責任を持って
取り組み、
地元3市による
調布飛行場の
管理運営状況の
確認についても、早急に
東京都で
確認体制を示し、確実に履行されるよう、重ねてお願いしたいということ。3点目として、
調布飛行場は本土と島嶼を結ぶ
離島航空路線の拠点となっており、
島嶼地域の
住民の生活を支える
交通基盤として重要な役割を担っていることから、引き続き安全を最優先に
運営することはもとより、
地元3市と
地域住民に対する適時適切で丁寧な
情報提供や
説明を重ねてお願いすることについて、
発言をしたところでございます。
なお、四
者協で
確認した
内容につきましては、次の6ページ、7ページのとおり、
東京都
港湾局長と
市長とで
確認書を取り交わしておりますので、ごらんいただければと思います。
次に、8ページ以降、
資料2をごらんください。本
委員会で定例的に御
報告している
調布飛行場の
平成31年4月から
令和元年6月までの
離着陸状況です。前年同期との比較でこの3カ月
間合計の
離着陸回数を申し上げますと、前年が3,552回に対し、ことしが3,162回で、390回の減となっております。これは、
飛行目的の一番上、2
地点間輸送が3カ月合計で321回の減となっていることなどによるものです。
説明は以上でございます。
6
◯委員長(
高谷真一朗君)
市側の
説明は終わりました。
これより
委員の皆様から御質疑をいただきたいと思います。御質疑のある方は挙手を願います。
7
◯委員(
前田まいさん) よろしくお願いします。まず、
自家用機分散移転推進検討会というのは、年に何回ぐらい開催されているものなのかということと、あと、
前回も出ていた
大島空港の
整備が、今年度、
基本設計、
実施設計で、来年度、
整備工事予定ということで伺ったと思うんですが、何機分
整備する予定であって、例えば来年度のいつごろに
工事着工になる見通しであるか、決まっていれば教えてください。
8
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) まず、
分散移転に対する
会議等の関係ですけども、昨年の夏からそういったものが設置されたわけですけれども、現在までに2回開催をされております。
それから、
大島の
整備の
状況については、
委員御
質問の中にあったように、今年度に
基本設計、
実施設計を行って、来年度に
整備工事ということになっておりまして、何機とか、格納庫の数とか、そういったものについては、まだちょっと詳細はこちらのほうでは把握をしておりません。
9
◯委員(
前田まいさん) ありがとうございます。それから、
自家用機の
利用を減らすような
目標設定や
取り組みを考えていらっしゃるかどうかっていうのが、わかればお願いします。
10
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君)
自家用機そのものの回数を何回にするとかいうようなことでの制限はしておりません。ただ、
自家用機の
利用に当たっては、
利用の
目的を
厳格化するとともに、
搭乗者等々も事前に登録するなど、適切な
管理運営を図っているというふうに聞いております。
11
◯委員(
前田まいさん) ありがとうございます。それから、
滑走路を
最大限に
利用するための
改良工事のほうの進捗も、わかればお願いします。
12
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君)
調布飛行場の
滑走路の取りつけ
誘導路の
工事につきましては、今年度実施をするというふうに聞いておりますけども、現時点ではまだ
工事のほうがたしか始まっていなかったと思います。ただ、今年度中には
工事を完了させるということですので、工期のことを考えれば、多分そんな遠くない時期に着工されるのではないかなというふうに考えております。
13
◯委員(
前田まいさん) ありがとうございます。それから、これは
飛行場利用の
飛行機に限らないんですけれども、
米軍機等を含めて、夜間、夜10時以降もすごく大きな音が聞こえたりすることがあります。騒音として、この間市に苦情など、寄せられているでしょうか。もしくは、ふえているとかいったこともありますでしょうか。
14
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 特に夜間の
航空機の
飛行等に関して、市のほうに苦情と言いますか、そういったようなお声というのは届いていないところでございます。
15
◯委員(
前田まいさん) ありがとうございます。それから、
調布ルールというものについてなんですけれども、
自家用機を
対象に
必要滑走距離の基準を厳しくするというのを
資料の中で見たんですが、それ以外にも何か、
調布ルールとしてあるのか、もしくは明文化されたものとしてあるのかを教えていただけますか。
16
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) いわゆる
航空機の
離陸等に関しての
滑走路長を
最大限に使って飛ぶというようなことについては、
調布飛行場の
運用ルールの中で定められておりますけども、離陸に関して何かほかのそういう
ルールが定められているかというと、たしかそういったものはなかったように記憶をしております。
ただ、
先ほどもちょっと申し上げたとおり、
飛行場の
運営の中で
空港使用届出書の中で厳格な
管理を行ったりとか、そういったことは今回の
事故を踏まえて、
東京都がこの間
対応を行ってきたことになりますので、それを
調布ルールと言うのかは別ですけれども、厳格な運用をしているということはございます。
17
◯委員(
前田まいさん) ありがとうございます。それから、2018年8月に新たな
被害者支援制度が施行されていますが、
都内で墜落した場合に限定していることや、それから
住宅被害を
対象としていることの根拠が何かありますでしょうか。
人的被害や、あるいは
東京都より外で墜落した場合のことなんかは、
第三者保険での
対応を考えていらっしゃるのか。どういった根拠でこういう制限というか、要件になっているのか、わかればお願いします。
18
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君)
東京都がつくった
補償制度を
都内の方に限定しているということについてですけれども、基本的にまず、
東京都
港湾局の
説明では、
航空機の
事故というのは離陸直後と着陸時に多いということであれば、基本的に
東京都内でそういったことが起こる
可能性が高いということが1つの要因としてあるというふうに聞いています。
それから、もう一点なんですけれども、なぜ家屋に限定しているかというところについての理由は、私どもとしても定かではありません。
それから、この
東京都の
補償制度なんですけれども、これはあくまでもちゃんとした
保険がおりるまでの早期の
対応のために
東京都が補助をするということです。そういったことから、都民の方を
対象にということでやらさせていただいています。結果しては、この
航空機の
事故については、この
調布飛行場の
航空機について、
自家用機を含めて
保険加入がかなり厳しい適用となっておりますので、最終的に
保険でお金が出ると。ただ、早期の
対応のための
東京都の
一定期間の補填であるということですので、そういった
意味では、
東京都民、
都内に限定するというのにも一定の
合理性があるのではないかというふうに考えております。
19
◯委員(
前田まいさん) わかりました。ありがとうございます。それと、少し関連して、
資料の6ページに、
市長との
確認書の(3)、まる1のところに、ここでは
生活再建支援制度を構築というふうにありまして、これは今言った
被害者支援制度とは別のものなのか、どういう
位置づけのものであるのかということと、この
確認書に書かれているということは、今ある
被害者支援制度では何か不足があって、拡充する
必要性や課題があるというふうなことを
確認したということなのか、ちょっとこの(3)、まる1のところの御
説明をお願いしたいと思います。
20
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君)
被害者支援制度のことがこちらに記載されておりますけれども、これは基本的に、今
委員さんから
質問があった現在
東京都のほうで運用している、今回新たにつくられた
被害者支援制度のことを指しております。
それで、この
確認書なんですけれども、この
確認書がどういう
意味を持っているかというと、
先ほどもちょっと
説明をいたしましたが、四
者協で
東京都から
報告があった事項、これにつきましては
事故後、
三鷹市、
調布市、府中市の3市と
東京都の間で
協議を重ねてさまざまな
対応をとってきたところですけれども、それらにつきましては本
委員会にも逐次御
報告をさせていただいております。その
内容について、今回、四
者協の中で
報告があって、各3市の
市長からの意見を申し述べた後に、この
内容について
東京都との間で
確認をしたということになりますので、今後、また新たな
被害者支援の仕組みをつくるということを
確認したということではなくて、四
者協の中で
説明があったこの
内容について
確認をしたという
位置づけで、この
確認書が取り交わされたというものです。簡単に言うと、
報告があって、四
者協の会議でこれらを双方
確認しました──都としては
報告をしました、市としては
報告を聞きましたということ、それをこの書面でもって
確認をしているという性格のものだというふうに御理解いただければと思います。
21
◯委員(
前田まいさん) わかりました。そうすると、ある
意味、
実施済みの
取り組みについても
確認しているということですね。わかりました。ありがとうございます。
以上で終わります。
22
◯委員長(
高谷真一朗君) そのほかにございますか。
23
◯委員(岩見大三君) では、よろしくお願いします。今回、この四
者協が開催されて、今も
確認書の御
説明があったんですが、今回の四
者協の
事故対応の
位置づけっていうのは、この
確認書をもって、一応今後の
方向性を決定されたのか、それとも
事故対応についてはまだ継続して今後とも
協議をするということなのか、ちょっとその点、
確認させていただきたいと。
あと、もう一つ、済みません、
離着陸に関連して、
大島のほうなんですけど、この間の台風で
さまざま被害を受けているという話も聞いている中で、
飛行場云々の関係で何か影響が出ているかどうかという、ちょっとそこをわかれば教えていただきたいと。
24
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 今回開催されましたこの第9回の四
者協の
位置づけというものですけれども、実は
平成29年3月30日に第8回の四
者協、
前回の四
者協が開かれておりますけども、このときの中で、
事故後のさまざまな
対応については、
先ほど申し上げたように、3市と
東京都で諸
課題検討協議会などを中心に
対応策について
協議をしてきたと。それを最終的にと言いますか、
対応策がまとまった段階で四
者協を開催して
報告するということが、
前回の8回目の四
者協の中で
確認をされております。
そういった
意味で言いますと、それから開かれた今回の第9回の四
者協というのは、
前回の第8回のときの
対応策を今後
報告しますというものを受けて、今回、
東京都のほうから
対応策についての
報告があったと、そういう全体の
流れになっているというふうに御理解いただければというふうに思います。
したがいまして、今後どういう形で
協議という形になるかというのはまだ定かではございませんけれども、
前回の
委員会でも御
質問があったかと思うんですけれども、例えば
地元3市による
確認をどうするのかとか、それから、2番目の
質問でございました
大島への
分散移転等の話、まだ
東京都が示してきている
対応策の中でもきちんと結論が出ていないと言いますか、解決していないものも一部ございますので、これらについては、引き続き時期を見ながら
東京都との間で
協議をしていくことになるのではないかなというふうに考えております。
それから、
大島空港の
台風被害の
状況というのは、私どものほうではちょっと把握をしていないところでございますけれども、特に何か大きな影響があったということは、
東京都のほうからは聞いていないところでございます。
25
◯委員(岩見大三君) ありがとうございます。
流れについてはわかりました。そうすると、
前回の四
者協の後も
住民説明会が行われているという経過もあって、一応これを受けて、また
地元の市民の
皆さんに
説明をするという
流れを考えているということでよろしいんですか。
26
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 今後、この
内容を
住民説明会等で御
説明するかというと、そういうことではございません。ちょっと私の
説明がよくなかったかもしれないんですが、この間いろいろ取り組んできた
対応について、今回、四
者協の場で
報告を受けて
確認をしたということなので、この間のここに記載されている
内容については、
委員もおっしゃっていたように、
前回の四
者協後も含めまして、
住民説明会等で
東京都のほうが
説明をしてきているという
内容になりますので、この
内容について改めて都のほうから何らかの
説明を行うという予定はないということで御理解いただきたいと思います。
27
◯委員(粕谷 稔君) 済みません、1点だけちょっと
確認なんですが、この
資料では、
東京都
港湾局長と
河村市長との間で
確認書という形で交わされているかと思います。これまでの
取り組みという形で、例えば
調布市と
三鷹市では温度差があったかと思います。当該
事故で亡くなった方がいらっしゃったのは
調布市でございますし、そうした部分で、この四
者協が開催されている中で──ちょっと
三鷹市には関連しないかもしれないんですが、
調布市の
対応という部分、例えば
調布市長からはもっと厳しい要請というか、そういう声があったのか、それがわかれば教えていただきたいと思います。
あくまでも今後の安全運航を推進していくためには、やはりいわゆる
東京都も含めた
調布市、
三鷹市、府中市、思いをそろえていかなければいけないのかなという気がいたしますので、ちょっと関連してわかれば、お伺いをしたいと思います。
28
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) この間の
取り組みにおいて、
調布市、府中市、
三鷹市、微妙なニュアンスとして、
調布の
市長さん、やはり一番きつい言葉を投げかけるということはございました。ただ、言っているニュアンスというのは、基本的に3市の
市長、ほぼ共通しているというふうに御理解いただければと思います。例えば、被害者救済
制度を早くつくるようにというようなことについても、3市の
市長がいずれも声をそろえて言ってきたものです。
たまたま
調布市の場合には、
東京都がなかなか重い腰を上げないので、事前に独自の
制度をつくったということはございますけれども、そういう個々の具体的な
取り組みにおいて若干の相違はあったとしても、大方の主張としては3市の
市長が共通していたということで、これは
河村市長にかわっても変わりないということで御理解いただければと思います。
29
◯委員(粕谷 稔君) ありがとうございます。そうした部分では、非常に足並みをそろえてというか、思いを一にして、安全運航にかかわるこの四
者協の
協議体制であるということを
確認をさせていただきました。ともすると、やはり議会のほうもそうなんですが、温度差があったかというふうに思ってはおります。
先ほど調整
担当部長からお話がございました今後の積み残している課題、
自家用機の
分散移転とか、そうした部分での
方向性をやはり
地元の
住民に丁寧に
説明していくっていうことが非常に重要ではないのかなという気がいたしますので、またそうした部分の
情報提供もあわせて──議会としても決議を出させていただいたという経緯もございますし、どちらかというと
調布市議会よりもきつ目の決議を出した
三鷹市としても、この安全運航という部分では、
委員会の名称も変更して、
調布飛行場周辺の
利用及び安全についての対策特別
委員会という形で冠もつけさせていただいておりますので、また逐一、今後の
委員会の
報告等でもそうした空気的な部分もまたわかるような工夫があるとありがたいなというふうに思います。
この部分を申し添えまして終わらせていただきます。ありがとうございます。
30
◯委員長(
高谷真一朗君) 他にございますでしょうか。
31
◯委員(伊東光則君) ちょっと
確認をさせていただきます。今回の四
者協の
内容の
確認書を含め、
自家用機の
墜落事故に基づいて、
自家用機に対してのいろいろな
ルールを改善したりとかしていると思うんですが、この一連の経過の中で──
自家用機に対して事業機と言うんでしょうか、事業機に対しての運用、その辺の影響というか、そちらの
ルールをきつくしたとか、そういうようなところはいかがなんでしょうか。
32
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君)
自家用機の今回のいろいろな一連の
対応の中で、
飛行場の運用というのを
厳格化をしていくということはありましたけれども、基本的に
空港使用届出書の様式を改善したりとか、そういう中での
対応ですので、事業用機についても当然そういった形のものが適用されてくるわけですけれども、特に何か事業用機にとって
対応がきつくなったとか、そういったことは特にないのではないかなというふうに感じているところでございます。
33
◯委員(伊東光則君) ありがとうございます。
調布飛行場、これからは
自家用機の運用というよりも、事業機、事業用の運用をしっかりとしていくという方向だと思うんですが、伊豆諸島との2地点間の旅客機という分類の運用上で、乗客の
皆さんに今回の一連の
事故の影響というか、手荷物をしっかりはかるとかいうような、そういう
ルールの改善というか、そういう影響というのはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。
34
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) いわゆる離島便の関係だと思いますけれども、特に
ルールが厳しくなったとか、そういうことは聞いておりません。これまでも、いわゆる離島便に関しては、例えば当然手荷物の関係とか、そういったものをきちんと計測しながら、乗客が例えば1カ所に固まらないように座ったりとかしているという話は聞いたことがございますけれども、特に今回の
自家用機の運用等に伴って、いわゆる離島便のほうの運航に何か課題が生じたということは聞いてございません。
35
◯委員(伊東光則君) ありがとうございます。それと、ちょっと細かい
質問をさせていただきます。安全講習会を実施するということになっていますが、機長、
整備士、運航
管理者等に義務化とありますが、これは大体何人ぐらいの方が
対象で、全員受けないとだめなんでしょうけど、人数的なところはいかがでしょうか。
36
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 今御
質問のあった詳細の点については、ちょっと今把握をしていないところでございますので、改めてそれは
東京都のほうに
確認をさせていただきたいというふうに思います。
37
◯委員(伊東光則君) 済みません、あと、
資料の6ページのところだったんですけど、(2)の
安全対策の強化で、
滑走路を
最大限に
利用するための
改良工事を実施するということなんですが、具体的にはどういう
工事になるのか。また、予定とか、今わかっている範囲でお願いします。
38
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君)
先ほどの
委員さんからもちょっと御
質問があったところでございますけれども、基本的に
滑走路に
飛行機が入っていくときには、取りつけ
誘導路っていうのを通って
飛行機が入っていくんですけども──図があるとわかりやすいんですが、
調布の場合、
滑走路の端があるんですが、その端のちょっと手前というんですかね、
滑走路の端の手前のところに
飛行機が入っていって、そこから走り出すみたいなイメージになるんです。
これを、
滑走路長を
最大限使うということは、
滑走路の一番端のところから
飛行機が走り出せるように、
誘導路を少し遠回しに回すというんですかね、ちょっとイメージがあれなんですけども。要するに
滑走路の一番端から
飛行機が動き出せるような形で
誘導路をつけ直すという
工事を行う予定になってございまして、現時点ではまだちょっと着工には至っていないということですが、
先ほども申し上げたとおり今年度中にそういった
工事が完了するというふうに聞いております。
39
◯委員(伊東光則君) ありがとうございました。今天気がいいと、
飛行場では
飛行機がどんどん飛んでいるのかなと思います。下で見ているというか、周辺で見ていると、事業機なのか、
自家用機なのかっていう区別がなかなかつきにくいところもありますので、市民にとっては、小型
飛行機が飛んでいるという認識なのかなと思います。4年前の
事故を覚えている方もいるんですが、もうそろそろ薄れてきているのかなということもありますので、
事故を起こしてしまったということをしっかりと記憶にとどめて、二度とこういう
事故が起きないように取り組んでいただければと思います。もちろん、
東京都の事業にはなると思いますが、
三鷹市もしっかりとアンテナを張って、今回決まったような
ルールがずっと持続してできるように。また、その過程で新しい、もっといい方法があれば、それも取り組んでいただけるように努力していただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
40
◯委員長(
高谷真一朗君) 一旦
休憩します。
午後2時02分
休憩
41 午後2時04分 再開
◯委員長(
高谷真一朗君)
委員会を再開いたします。
委員会の質疑を続けます。
42
◯委員(宍戸治重君) よろしくお願いします。6ページ、7のページの
確認だけさせていただきたいと思いますが、この書面は改善・強化した都の
取り組み、
安全対策の強化、そういうことが書いてあるわけですけど、実際に判こまで押して、これらが実際にやられているのかどうかっていうのは、四
者協での
報告とか、どうなっていますかと市からお尋ねしたら、回答があるものなのだろうか。ただ、はい、そうですかって判こを押しちゃっただけで、後の始末はどうしていくのかっていうことですけど、いかがですか。
43
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君)
確認書の性格につきましては、
先ほどちょっと別の
委員さんのときにもお答えしたように、ここに書かれていることは、四
者協の中で
東京都が
報告をした対策等について、各3市が
市長名で了解をしたということでの
確認になります。基本的に
東京都がこれをやりますということで
確認したことについては、当然それを履行していただくという前提になりますけれども、それが正しく履行されているかどうかという点につきまして、この7ページの2、
取り組みの
実効性確保のところの(1)にございますけれども、
東京都において外部監査等を毎年度実施をするということで、たしか有識者2名だったと思いますけれども、いろいろ監査することによって、この
管理運営がしっかり行われているかということを
確認をするというような仕組みになってございます。
それから、
先ほどもちょっと申し上げたとおり、当初より
東京都のほうから、
地元3市による
確認のあり方ということも提案をされておりますので、基本的に都としては、空港の
運営に関しては情報公開をしていきたいと、広く開かれた空港でありたいということを常に言っておりまして、そういう観点から、空港の運用がしっかり行われているということについて、
地元でもしっかり
確認できるようなものを都のほうには示してほしいということを申し上げているという
内容でございます。
44
◯委員(宍戸治重君) 外部監査等というのもどこまでやるのかということだけでも明確でないと、ちょっとはっきり実際に実施されているのかどうかというのはよく判断できないかと思いますが、その点についても、ぜひ調べていただいて、確実に実効性のあるものにしていただけますようにお願いしたいところです。
あと、
三鷹からお尋ねをした場合には、即回答が得られるような仕組みになっているのかもしれないけど、そういう点は配慮しておいていただきたいなというふうに思います。
以上で終わります。
45
◯委員長(
高谷真一朗君) 他にございますでしょうか。
46
◯委員(嶋崎英治君) 4日に
市長と古谷
港湾局長と
確認書を交わしたということですから、おさらいの
意味を含めて
質問させていただきたいんですが、1つは、緊急時
対応責任者の設置及び責務の
明確化という項目があるんですけども、この責任者っていうのは常駐の都の正規職員なのかどうかということと、責務の
明確化ってなっているんですけど、多分、明文化されているんだと思うんですけども、
市側はその明文化されたものを
確認されていますでしょうか。
47
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) まず、この緊急時
対応責任者というのは、都の職員とか、そういうあれではございませんで、
自家用機の所有者というか、
自家用機を運用している側で、
事故が発生したときに責任を持って
対応する人物を、これはたしか機体ごとに定めるというふうになっておりまして、
事故が発生した際には速やかにさまざま
対応をすると。
例えば今回の例でいうと、どこにどう責任があるんだみたいな話で、なかなか動かなかったところもたしかあったと思うんですけども、例えば被害に遭った方にすぐに謝罪に行って、その後の
対応について進めるとか、そういう窓口と言いますか、
対応するところを明確にするという
意味で今回新たに取り入れたというふうなところでございます。
その明文化されたものについては、この
調布飛行場へ登録や使用
航空機を届け出るという書面があるんですけども、この中に緊急時
対応する者について定めるとともに、例えば緊急時には、関係機関──警察署、消防署、それから
飛行場管理事務所に速やかに連絡をすることであるとか、被害者等に対して連絡、それから謝罪をするとか、そういった
対応が幾つか定められておりますので、これらが緊急時の
対応として、責任者に課せられた責務ということになってございます。
48
◯委員(嶋崎英治君) ということは、その責任者っていうのは、その
飛行機ごとにあらかじめ届け出る云々と言っていましたから、定められているというふうに理解していいんですか。
49
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) はい、そのように定められております。
50
◯委員(嶋崎英治君) 次に、この
自家用機飛行機の使用に当たり、
事前登録した操縦士云々のところで、
搭乗者の制限というふうなことをするって書いてありますよね。この間、実際に制限したケースっていうのはあったんでしょうか、特になかったんでしょうか。
51
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君)
搭乗者の制限というのは、それぞれ機体ごとに同乗する人間が誰かということのリストをあらかじめ提出して、その方しか乗せないということでの運用というふうに理解しております。ですので、その
ルールに基づいてやっているということで、そのことで何か問題があったとかいうことはないというふうに考えております。
52
◯委員(嶋崎英治君) わかりました。次に、
調布飛行場分散移転推進検討会、これが大きな課題になっているわけですよね。
先ほど、昨年から今まで2回開かれたということですけども、多分これの会議録というのはあると思うんですが、
市側は入手されていますでしょうか。
それから、年1回ということなのか、あるいは次回はいつ開会する予定なのか、それを
確認されていますでしょうか。
53
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) 特に今
三鷹市として
分散移転推進検討会からの会議録というものを、
東京都から入手しているということはございません。
あと、次回はいつかということなんですけど、特に時期を決めて開催しているものではありませんので、それについてもいつかということは未定です。ただ、基本的には、これは──済みません、推測になってしまう部分もあるんですけども、今例えば
大島空港でそういった
整備をやっているというような動きがありますので、そういったことが具体化してきたときにまた開催されるのではないかというふうに思っております。
54
◯委員(嶋崎英治君) わかりました。次に、3ページからずっと後まで出てきますが、第三者賠償責任
保険の加入を義務化というふうになっていますけれども、賠償
内容っていうのはどういうふうなものなんでしょうか。私、文字で見たことがなかった。それから、この間は
委員でなかったものですから、済みませんがお願いします。
55
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) 済みません、我々も
航空機の第三者賠償責任
保険の具体的な
内容まで把握はしていないんですけども、でも、一般的に言われている
航空機にかけられる、生じる損害のある
可能性があることに対しての賠償というふうには捉えておりますけれども、済みません、具体的な補償額だとかを含めて、どういったものかということの
確認まではしておりません。
56
◯委員(嶋崎英治君) わかりました。何かわかったら、別途でいいですから教えていただければと思います。今加入を義務化したっていうことですから、前は任意だったんでしょうね。
事故を契機に、それじゃあ、ちょっとまずいだろうということでこういうふうになったのかなというふうに推測をしておりますけれども。やっぱり
事故が起きたとき、都がとりあえず補償する
制度ができたりもしましたけども、
保険制度ですよね。ですから、どういう補償がなされるのかということは知っておきたいと思います。別途でいいですから、教えてもらえばと思います。
それから、第三者による外部監査等を毎年度実施というんですけど、毎年度1回なんでしょうかね、複数回なんでしょうか、それとも随時なんでしょうか。
それと、後のほうに出てくる、あわせて
地元3市の関係者等による
確認を定期的に実施ということがあるんですが、これは既に実施されたのか。私の記憶に少し残っているんですけれども、
地元3市の関係者等に議員も入れたらどうかっていうようなことがあったような記憶があるんですけれども、
地元3市のメンバーに議員も入っているか、入っていないかを含めて教えてください。
57
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 私のほうから、都の監査に関しての御
質問にお答えいたします。
東京都の監査につきましては、年1回行うというふうなことになってございます。
58
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君)
地元3市の
確認ということなんですけれども、まだ
東京都のほうからも、どういうやり方がいいかというような話が具体的に来ているという
状況ではありません。逆に、
東京都のほうは
地元市さんのほうでいい提案があったら出してくださいというようなことを言っています。
例えば
調布市なんかは市議会の特別
委員会、あるいは、もしかすると市議会全体なのかもしれないんですけれども、定期的な視察を行っているということで、例えばそういうのも
地元市の監査じゃないけれども、点検というか、そういったものに該当するのではないかなんていう話も実務レベルでの話の中では出ているところです。今回、また本
委員会でも御視察いただくわけですから、御視察いただいて、ああ、こういった形で、例えば
委員会の改選ごとに
確認できれば、それで安心だねというようなお考えを
皆さんがお持ちいただくことができるんであれば、そういった方向も1つのあり方かとは思います。であれば、そういった形で、私どものほうとしても
東京都に話をするということは可能です。
いずれにしても、
地元市のあり方について、まだ具体的な
内容はないということで御理解ください。
59
◯委員(嶋崎英治君) ありがとうございました。最後に、この
確認書が9月4日付ということなんですが、他の府中市、
調布市も9月4日付なんでしょうか。それとも、ずれているのでしょうか。
皆さんのほうで、あとの2市について、コピー等を入手されているんでしょうか。なければないでいいです。
60
◯企画部調整担当部長・
行財政改革担当部長(
秋山慎一君) 日付に関しましては、基本的に内部的な事務で決裁をとった日ということになりますので、私どものほうは9月4日に事務を終えているわけですけれども、恐らく
調布市、府中市についてもこの近辺と言いますか、この週のあたりなんではないかなと思います。
それから、
内容について、3市とも全く同じ
内容でございまして、
市長名だけが違うというものですので、特に各3市の公印をついたようなものを私どもで持っているということではございません。
61
◯委員(嶋崎英治君) わかりました。
先ほど、前の
委員の
質問で、ちょっと違うかなというふうに私が錯覚したんですね。それぞれ違う
内容であるのかなと思ったので、
確認の
意味を含めて
質問をさせていただきました。失礼しました。
以上で終わります。
62
◯委員(半田伸明君) 4ページ、都の主な
取り組み、
管理運営の一層の
適正化ということで、従来から改善・強化した
取り組みとありますよね。まず、事実
確認なんですが、改善・強化した主な
取り組みっていうのはいつから始まったのか、それとも今後始めるのか。起算日がはっきりしないんですね。だから、四
者協の前に既にこういう
取り組みをやっちゃって、変更していますよというふうにもとれるし、今後、何月何日を起算日としてこうしますともとれるし、そのあたりがこの
資料だとちょっとよくわからないので、どういうことになっているのかもう少し教えてください。
63
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) この改善・強化した主な
取り組みというものは、項目としてはかなりいっぱいあります。それぞれ、いつからスタートしたかということまで一つ一つの
確認はしておりませんけれども、基本的には
事故直後から、
自家用機の
飛行再開に向けるプロセスの中で
東京都が順次取り組んできた
内容ということで、基本的にここに記載されている
内容、例えば
分散移転の実現だとか、そういう無理なものはまたこれからこうしますよという書き方なんですけれども、基本的にはある程度ほぼ実施されているものを今回のこの四
者協で
確認したものだというふうに御理解いただければと思います。
64
◯委員(半田伸明君) 従来の主な
取り組みのところにも、空港使用の
届出書を書くときに
飛行目的を書いているわけですよね。遊覧
飛行はだめよというのは、協定・覚書に基づいて運用制限について周知徹底と。だけど、あの
事故は起きたんですよね。そうですよね。ということは、遊覧
飛行なのに、遊覧
飛行じゃないよって、書類をちゃっちゃっと書いて
事故が発生した、ぶっちゃけこういうことですよ。
ところが、今回どう変わっていたかというと、
空港使用届出書の様式の改善云々とあるじゃないですか。実際、多分変わらないと思いますよ。書類を書けば、済む話なんだもん。
3番、
自家用機の
操縦者は、空港使用のたびに、出発前
確認と同時に、遊覧
飛行を行わない旨宣誓・署名。宣誓して、サインして、遊覧
飛行に行くんでしょうね。つまり、何ら変わっていない。
ところが、1点だけ気になるところがあるんですよ。それは、2番、
飛行目的に合った
搭乗者の制限とありますね。これが人数制限だったらわかるんです。遊覧
飛行だったら、お客様を連れて、そのお客様を乗せるんだから人数は当然ふえますね。ところが、遊覧
飛行をさせない観点から、個々の
目的に沿った人数までをも制限をしていくというのであれば、一定程度ブレーキは確かにかかるだろうという気はします。ここを、もうちょっとよく教えてほしい。
つまり、この
搭乗者の制限というところが最大のポイントになってくるんだろうけど、これ人数制限ということですか。もう一回ちょっと教えてもらえます。
65
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) まず、
飛行目的なんですけれども、もともと
調布飛行場は遊覧
飛行というのは認められていませんでした。そして、何が認められていたかというと、慣熟
飛行という訓練
飛行でした。ところが、この慣熟
飛行というふうなところに丸をつけて、実は遊覧
飛行が今回行われていたのではないかというようなことです。
ですので、今回の
調布飛行場の空港使用の届け出の中にも、
飛行の
目的といったものを明確にするということで、それをしっかりと事前にチェックすると。また、出発前のチェックというのも入れています。実際に機長と
搭乗者を
確認するという行為を各
飛行の前にそれぞれ行うというのが、この
調布の
ルールとして新たに設けられています。ですから、実際にどういう人が乗るかということの
確認もできているというのが、今の空港の運用のやり方になっています。
その上で、だから、
搭乗者の人数が何人までっていうのは、基本的には各
飛行機の機体ごとに恐らく定員が違うわけですから、それは当然定員の範囲内。それも、パイロットであれば、当たり前に守らなければいけないことだというふうに思いますので、その
飛行機の定員の範囲の中で。今回、この
搭乗者を制限するというのは、どういう人が乗る
可能性があるか、どういう人が乗るのかということの名簿をあらかじめ出しておくと。それを空港に提出しておくと。本当にその人だけが乗っているかどうかという
確認を、出発前のチェックの中で空港が行うということで、いわゆる遊覧
飛行というふうに疑われるようなものについての事前の
確認がかなりの確度でできるということでの運用になっています。
66
◯委員(半田伸明君) 普通に
飛行機に乗るときに名前を登録しますよね、年齢も。同じことをやるってだけの話なんじゃないですか。結局、この
搭乗者の制限、
本人確認のために必要なんだっていうレベルなのか、それとも、
搭乗者の制限を実効あらしめる運用で本当に遊覧
飛行は防げるのか。そこなんですよ。
67
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君)
搭乗者を制限するっていうのは、その都度名簿を出せということではなくて、あらかじめ名簿を提出した人しか、もうこの
自家用機には乗せませんという名簿です。その
搭乗者の届け出っていうのが、ここに書式があるんですけれども、この
操縦者に対してはこういう
搭乗者だけが乗りますと。しかも、その方についての写真を添付するということで、
本人確認も行った上で
飛行の許可を行うということになります。
68
◯委員(半田伸明君) そうしたら、遊覧
飛行で乗せたいお客様を最初から
搭乗者のリストで出せば済む話でしょう。そういうことになりませんか。何が言いたいかというと、変わってないじゃんと言いたいんです。これを見た瞬間、都も本当、なめたもんだなって正直思いました。結局書面とか、
搭乗者の制限とか、そういった事務的なことをクリアしちゃえば、これ、また遊覧
飛行が発生しますよ。慣熟
飛行という欄がなくなるかどうかはさておき、そこそこ理解してもらえるような
目的を書いて、はい、事前チェックオーケーです、はい、どうぞ飛び立ってください。飛び立った後に、遊覧しているかどうかなんて、実際はそこまでチェックしませんわね。
そう考えると、甘いと私は思います。これで本当に実質的な遊覧
飛行をね──さっき慣熟
飛行という話がありましたけど、それを抜けて遊覧
飛行が実質的に行われたって話があるけども、そこが
空港使用届出書の様式の改善によって若干変わってくるのかもしれないけれども、でもね、書類とか、名簿とかを出したら、はい、どうぞっていうふうに見えちゃう。
ポイントなのは、本当にこれで遊覧
飛行を防げるのっていうことをきちんと都に指摘をすることだと思うんですよ。これで本当に遊覧
飛行を防げるのであればいいんですが、これで本当に遊覧
飛行を防げますかっていうことをきちんと都に詰めなければいけない。いかがでしょうか。
69
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) 遊覧
飛行を防いでほしい、絶対になくすべきだ、これはもちろんこの間の
東京都との
協議、事務レベルの打ち合わせの中でも、
三鷹市も、
調布市も、府中市も一貫して言い続けてきていることです。御指摘のとおり、これでは書面上の審査で終わってしまって、本当に防げるかどうかの疑問があるということについて、我々もほぼ同じようなことを
東京都に対していろいろと申し上げています。そうした中で、
東京都もいろいろと改善を図ってきて、例えば出発前の搭乗手続、今までは
確認書だけだったんです。ただ、そこに宣誓という項目を入れて、こういうことに違反した場合には空港の使用許可を取り消されてもいいというような宣誓書までとって運航させると。
確かに根本的な部分では、御本人の良心の部分というのがどうしても出てきます。ただ、そこにどこまで立ち入れるかということと、そして、もう一点、大事な点は、ここは公の施設であるということです。ですから、本来的には、
自家用機の自粛ということを余り強制できない施設です。そういった中での
最大限の運用を、
東京都が努力をして
制度をつくってくれたというところで、我々も一定の理解をした上で、今回のこういった四
者協での
確認書の締結に至ったということで。
また、この運航に当たってどういったチェックをしているかとか、そういったところは実際現場をごらんになっていただいて、それで安心できるのか、あるいは、やはりこれでは不十分ではないかということがございましたら、それはぜひこの
委員会でも御提案いただいて、そういった問題については我々もしっかりと
東京都にこれからも申し入れを続けていきたいと思います。
70
◯委員(半田伸明君) 慣熟
飛行の名目のもとに遊覧
飛行が発生して、それで民家に突っ込んだのが
平成27年でしょう。
事故は現実にあったんですよ。だから、これでセキュリティー面で事前チェックを幾らやっても、多分発生します。ですから、
東京都に対して、これで本当に遊覧
飛行を防いでくれよと。あれは実質的な遊覧
飛行で起きた
事故じゃないか。もう一回、実質的な遊覧
飛行が脱法行為的に発生して
事故が起きたら、
東京都、あんたが責任をとれるんですか、それぐらいの勢いでやったほうがいい案件ですね。
本当に遊覧
飛行がこれで防げるのかという
意味で言うと、今後の運用の部分をきちんと見ていかなければいけない。実質的な遊覧
飛行がきちんと防げたかどうかについては、逐一
港湾局に
確認をとらなければいけない。
港湾局に
確認をとるときも、きちんとしたやりとりを私は残すべきだと思いますね。実質的な遊覧
飛行がありましたか、いや、ありません、ちゃんと監督できていますみたいなのを何らかの形の公文書で私は残すべきだと思う。
今、るる申し上げましたが、
地元3市の偉いさんがこれで判こを押しているんだから、我々、どうしようもないわけなんだけど、これ、多分もう一回同じ
事故が起きますよ。そのぐらいの危険性で臨んだほうがいいと私は思います。書類しか変わっていないだけで、遊覧
飛行を行わない旨の宣誓・署名って、宣誓すりゃ済む話なんでしょう。簡単な話ですよね。それで遊覧
飛行できるんだったら、それはおいしい話ですよと、とられかねない話なんですね。
ですから、書類を幾らつくっても
事故は絶対発生するだろうから、この
取り組みを変更したことによって、実質的な遊覧
飛行は発生させないんだっていうことを、
東京都にきちんと約束をさせることが一番ポイントだと思うんですね。今後の
東京都のこの運用について、
地元3市はそういうところを見ていかなきゃいけないと思うんですよ。
ですから、
河村市長も──実質的には
企画部長になるんでしょうけど、事務レベルのやりとりの部分についても、ちゃんと遊覧
飛行を防げていますかっていうことは、きちんと
確認をとらなきゃいけないと思います。今後の
東京都のこの運用のあり方を
地元市がどうチェックするかについて、まとめ的な話をもう一言いただきたいと思います。
71
◯企画部長・
市制施行70周年
記念事業担当部長(
土屋 宏君) 今までのプロセスの中で、この
事故を重く受けとめなくてはいけない。そして、今後二度と起こしてはならない。そして、万が一、また同じようなことが起こった場合、
調布飛行場そのものの存在を否定されかねない、そのくらいの危機感を持って空港の安全
管理に取り組むべきだと──この主張は私もそうですし、
調布市も、府中市も、同じように
東京都に強く言っています。そこは信頼していただきたい。
東京都もそのことは本当に真摯に受けとめています。その上で出てきたこういう案というのが、ちょっと事務的過ぎるし、抜け穴があるんではないかという御指摘だというふうに受けとめております。おっしゃるとおりだと思いますし、この
飛行場に関しては、これからも
東京都
港湾局と常に連携をとってやっていきます。
港湾局のほうからも、1日に何回もメールが来るんです。こういう
飛行が行われましたとか、
飛行状況はどうだったとか、
自家用機がいつ飛びましたというような連絡が、本当に
企画部に1日何回も入ってくるような
状況もありますので、そうした
情報提供について、これからも一定程度求めつつ、遊覧
飛行が行われた場合というか、行われないような
取り組みを引き続き強く、しっかり我々も声を大きくして言っていきます。
その上で、万が一そういうことがあった場合、適切な
対応がとられるかどうか、そこについてもしっかりと
確認をするということで、場合によってはこの
委員会にも御
報告させていただいた上で、
皆さんにも御議論いただくというようなこともしっかりやっていきたいと思います。
72
◯委員長(
高谷真一朗君) それでは、以上で
行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後2時33分
休憩
73 午後2時37分 再開
◯委員長(
高谷真一朗君)
委員会を再開いたします。
議会閉会中
継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
調布飛行場周辺の
利用及び安全についての積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、
議会閉会中の
継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
次回
委員会の日程について、本件を議題といたします。
次回
委員会の日程については、11月1日金曜日、午後1時30分とし、その間必要があれば正副
委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
その他、ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまでした。
午後2時38分 散会
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