• 港湾消防(/)
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  1. 三鷹市議会 2019-09-20
    2019-09-20 令和元年 調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会  本文


    取得元: 三鷹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    この発言中に検索したキーワードが 0 箇所含まれています。 ↓ 最初の箇所へジャンプ 1                   午後1時27分 開議 ◯委員長高谷真一朗君)  ただいまから調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開会いたします。  初めに休憩をいただきまして、本日の流れを確認いたしたいと思いますので、よろしくお願いします。  休憩いたします。                   午後1時27分 休憩 2                   午後1時28分 再開 ◯委員長高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会継続審査の申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  それでは、そのように確認いたします。  休憩いたします。                   午後1時28分 休憩 3                   午後1時29分 再開 ◯委員長高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。  行政報告、本件を議題といたします。  本件に対する市側の説明を求めます。 4 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  皆さん、こんにちは。本日、企画部からの行政報告は2件となります。お手元の資料のかがみ文をごらんください。
     まず、1点目、令和元年7月25日に開催されました第9回調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協についてです。平成27年7月の自家用機墜落事故を受けまして、これまで東京都が取り組んできた調布飛行場のより一層の管理運営の厳格化、あるいは万全な安全対策等について報告がありましたので、そのことについて御説明させていただきます。  2点目、東京都調布飛行場離着陸状況について。こちらは本委員会に定例的に御報告をしているものです。詳細につきましては、担当部長から御説明させていただきます。 5 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  それでは、お手元の資料に沿って、順次御説明をさせていただきます。まず、1ページ、資料1をごらんください。第9回調布基地跡地関連事業推進協議会、四者協ですけれども、令和元年7月25日に東京都庁で開催されまして、地元3市からは河村 孝三鷹市長高野律雄府中市長長友貴樹調布市長、そして東京都からは多羅尾光睦副知事が出席をいたしました。  議事としては、報告事項が1件でございます。まず、会議の冒頭、多羅尾副知事からは、平成27年7月26日に発生しました航空機墜落事故から4年が経過するが、本日はこの事故に対する東京都の対応状況を説明し、地元3市の皆様方から御意見をいただき、それらを踏まえ、引き続き万全な安全対策や厳格な管理運営を徹底していく旨の御発言がございました。  2ページをごらんください。ここから5ページまでは四者協当日に配付された資料となります。この資料については、松本達也東京港湾局島しょ小笠原空港整備担当部長から説明がございました。説明の冒頭で、都は4年前の墜落事故を大変重く受けとめ、さらなる安全対策の強化や管理運営の適正化に取り組んできたこと、航空機事故被害者の迅速な生活再建を支援する制度を新たに構築するなど、地元市の皆様の御理解をいただけるよう努めてきたことについての発言がございました。また、この間のたび重なる協議等に関して、地元3市に対する謝意が述べられました。  その後、この資料に沿って航空機墜落事故の対応についての説明があったところでございます。まず、2ページ目では、平成27年7月26日の事故発生を受けてから、平成30年9月11日に調布飛行場における自家用機の取り扱いについてを発表するまでの期間について、主な経過、3市からの要請や住民説明会の開催などがまとめられているところでございます。  次に、3ページをごらんください。東京都ではこれまで10回の調布飛行場課題検討協議会を開催し、地元3市との具体的な協議を進めるとともに、4回にわたり、3市それぞれでの住民説明会を開催するなど、事故への対応を進めてきたところでございます。3ページはその内容について取りまとめてあるものでございます。調布飛行場安全対策の強化等につきましては、前回の本委員会でも概略を御説明いたしましたが、具体的な取り組みを申し上げますと、例えば2、改善・強化した都の取り組みの(1)、管理運営の一層の適正化としまして、まる1にありますように、空港使用届出書に記載する飛行目的と実際の飛行とが合致するよう、届出書の様式を改善し、飛行目的の明確化を図っています。また、まる2にありますように、自家用機飛行場使用に当たりましては、操縦者、搭乗者の事前登録を徹底し、飛行前に操縦者、搭乗者全員本人確認を行うとともに、飛行の目的にそぐわない搭乗者が同乗することのないようにしているところでございます。  以下、同様に、東京都が取り組んだ2、改善・強化した都の取り組みと、3、取り組み実効性確保について報告がございましたが、詳細につきましては、次の4ページ、5ページに、従来の取り組みと改善した取り組みとを対比させることにより、わかりやすくしたものが当日の参考資料として提示されましたので、こちらを添付しております。参照いただければと存じます。  説明の後、3市の市長からそれぞれ意見等が述べられましたが、三鷹市の河村市長からは、1点目として、これまで東京都がこの問題を重く受けとめ、新たな被害者支援制度外部監査制度の導入など、地元3市や地元住民の気持ちに寄り添った対応を積み重ねてきたことは評価すること。2点目として、今後は今まで築き上げてきた信頼関係にもとることのないよう、地元3市や地元住民に説明してきた管理運営の一層の適正化や安全対策の強化の内容の全てが確実に実施されるよう、引き続き対応を進め、特に自家用機分散移転については、今後のスケジュール感も含め、地元3市に丁寧に情報提供をしながら、責任を持って取り組み、地元3市による調布飛行場管理運営状況の確認についても、早急に東京都で確認体制を示し、確実に履行されるよう、重ねてお願いしたいということ。3点目として、調布飛行場は本土と島嶼を結ぶ離島航空路線の拠点となっており、島嶼地域の住民の生活を支える交通基盤として重要な役割を担っていることから、引き続き安全を最優先に運営することはもとより、地元3市と地域住民に対する適時適切で丁寧な情報提供や説明を重ねてお願いすることについて、発言をしたところでございます。  なお、四者協で確認した内容につきましては、次の6ページ、7ページのとおり、東京都港湾局長と市長とで確認書を取り交わしておりますので、ごらんいただければと思います。  次に、8ページ以降、資料2をごらんください。本委員会で定例的に御報告している調布飛行場の平成31年4月から令和元年6月までの離着陸状況です。前年同期との比較でこの3カ月間合計の離着陸回数を申し上げますと、前年が3,552回に対し、ことしが3,162回で、390回の減となっております。これは、飛行目的の一番上、2地点間輸送が3カ月合計で321回の減となっていることなどによるものです。  説明は以上でございます。 6 ◯委員長高谷真一朗君)  市側の説明は終わりました。  これより委員の皆様から御質疑をいただきたいと思います。御質疑のある方は挙手を願います。 7 ◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、自家用機分散移転推進検討会というのは、年に何回ぐらい開催されているものなのかということと、あと、前回も出ていた大島空港の整備が、今年度、基本設計実施設計で、来年度、整備工事予定ということで伺ったと思うんですが、何機分整備する予定であって、例えば来年度のいつごろに工事着工になる見通しであるか、決まっていれば教えてください。 8 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  まず、分散移転に対する会議等の関係ですけども、昨年の夏からそういったものが設置されたわけですけれども、現在までに2回開催をされております。  それから、大島の整備の状況については、委員御質問の中にあったように、今年度に基本設計実施設計を行って、来年度に整備工事ということになっておりまして、何機とか、格納庫の数とか、そういったものについては、まだちょっと詳細はこちらのほうでは把握をしておりません。 9 ◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、自家用機の利用を減らすような目標設定取り組みを考えていらっしゃるかどうかっていうのが、わかればお願いします。 10 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  自家用機そのものの回数を何回にするとかいうようなことでの制限はしておりません。ただ、自家用機の利用に当たっては、利用の目的を厳格化するとともに、搭乗者等々も事前に登録するなど、適切な管理運営を図っているというふうに聞いております。 11 ◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、滑走路を最大限に利用するための改良工事のほうの進捗も、わかればお願いします。 12 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  調布飛行場の滑走路の取りつけ誘導路の工事につきましては、今年度実施をするというふうに聞いておりますけども、現時点ではまだ工事のほうがたしか始まっていなかったと思います。ただ、今年度中には工事を完了させるということですので、工期のことを考えれば、多分そんな遠くない時期に着工されるのではないかなというふうに考えております。 13 ◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、これは飛行場利用の飛行機に限らないんですけれども、米軍機等を含めて、夜間、夜10時以降もすごく大きな音が聞こえたりすることがあります。騒音として、この間市に苦情など、寄せられているでしょうか。もしくは、ふえているとかいったこともありますでしょうか。 14 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  特に夜間の航空機の飛行等に関して、市のほうに苦情と言いますか、そういったようなお声というのは届いていないところでございます。 15 ◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、調布ルールというものについてなんですけれども、自家用機を対象に必要滑走距離の基準を厳しくするというのを資料の中で見たんですが、それ以外にも何か、調布ルールとしてあるのか、もしくは明文化されたものとしてあるのかを教えていただけますか。 16 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  いわゆる航空機の離陸等に関しての滑走路長を最大限に使って飛ぶというようなことについては、調布飛行場運用ルールの中で定められておりますけども、離陸に関して何かほかのそういうルールが定められているかというと、たしかそういったものはなかったように記憶をしております。  ただ、先ほどもちょっと申し上げたとおり、飛行場の運営の中で空港使用届出書の中で厳格な管理を行ったりとか、そういったことは今回の事故を踏まえて、東京都がこの間対応を行ってきたことになりますので、それを調布ルールと言うのかは別ですけれども、厳格な運用をしているということはございます。 17 ◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、2018年8月に新たな被害者支援制度が施行されていますが、都内で墜落した場合に限定していることや、それから住宅被害を対象としていることの根拠が何かありますでしょうか。人的被害や、あるいは東京都より外で墜落した場合のことなんかは、第三者保険での対応を考えていらっしゃるのか。どういった根拠でこういう制限というか、要件になっているのか、わかればお願いします。 18 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  東京都がつくった補償制度を都内の方に限定しているということについてですけれども、基本的にまず、東京都港湾局の説明では、航空機の事故というのは離陸直後と着陸時に多いということであれば、基本的に東京都内でそういったことが起こる可能性が高いということが1つの要因としてあるというふうに聞いています。  それから、もう一点なんですけれども、なぜ家屋に限定しているかというところについての理由は、私どもとしても定かではありません。  それから、この東京都の補償制度なんですけれども、これはあくまでもちゃんとした保険がおりるまでの早期の対応のために東京都が補助をするということです。そういったことから、都民の方を対象にということでやらさせていただいています。結果しては、この航空機の事故については、この調布飛行場の航空機について、自家用機を含めて保険加入がかなり厳しい適用となっておりますので、最終的に保険でお金が出ると。ただ、早期の対応のための東京都の一定期間の補填であるということですので、そういった意味では、東京都民、都内に限定するというのにも一定の合理性があるのではないかというふうに考えております。 19 ◯委員(前田まいさん)  わかりました。ありがとうございます。それと、少し関連して、資料の6ページに、市長との確認書の(3)、まる1のところに、ここでは生活再建支援制度を構築というふうにありまして、これは今言った被害者支援制度とは別のものなのか、どういう位置づけのものであるのかということと、この確認書に書かれているということは、今ある被害者支援制度では何か不足があって、拡充する必要性や課題があるというふうなことを確認したということなのか、ちょっとこの(3)、まる1のところの御説明をお願いしたいと思います。 20 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  被害者支援制度のことがこちらに記載されておりますけれども、これは基本的に、今委員さんから質問があった現在東京都のほうで運用している、今回新たにつくられた被害者支援制度のことを指しております。  それで、この確認書なんですけれども、この確認書がどういう意味を持っているかというと、先ほどもちょっと説明をいたしましたが、四者協で東京都から報告があった事項、これにつきましては事故後、三鷹市、調布市、府中市の3市と東京都の間で協議を重ねてさまざまな対応をとってきたところですけれども、それらにつきましては本委員会にも逐次御報告をさせていただいております。その内容について、今回、四者協の中で報告があって、各3市の市長からの意見を申し述べた後に、この内容について東京都との間で確認をしたということになりますので、今後、また新たな被害者支援の仕組みをつくるということを確認したということではなくて、四者協の中で説明があったこの内容について確認をしたという位置づけで、この確認書が取り交わされたというものです。簡単に言うと、報告があって、四者協の会議でこれらを双方確認しました──都としては報告をしました、市としては報告を聞きましたということ、それをこの書面でもって確認をしているという性格のものだというふうに御理解いただければと思います。 21 ◯委員(前田まいさん)  わかりました。そうすると、ある意味、実施済み取り組みについても確認しているということですね。わかりました。ありがとうございます。  以上で終わります。 22 ◯委員長高谷真一朗君)  そのほかにございますか。 23 ◯委員(岩見大三君)  では、よろしくお願いします。今回、この四者協が開催されて、今も確認書の御説明があったんですが、今回の四者協の事故対応位置づけっていうのは、この確認書をもって、一応今後の方向性を決定されたのか、それとも事故対応についてはまだ継続して今後とも協議をするということなのか、ちょっとその点、確認させていただきたいと。  あと、もう一つ、済みません、離着陸に関連して、大島のほうなんですけど、この間の台風でさまざま被害を受けているという話も聞いている中で、飛行場云々の関係で何か影響が出ているかどうかという、ちょっとそこをわかれば教えていただきたいと。 24 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  今回開催されましたこの第9回の四者協の位置づけというものですけれども、実は平成29年3月30日に第8回の四者協、前回の四者協が開かれておりますけども、このときの中で、事故後のさまざまな対応については、先ほど申し上げたように、3市と東京都で諸課題検討協議会などを中心に対応策について協議をしてきたと。それを最終的にと言いますか、対応策がまとまった段階で四者協を開催して報告するということが、前回の8回目の四者協の中で確認をされております。  そういった意味で言いますと、それから開かれた今回の第9回の四者協というのは、前回の第8回のときの対応策を今後報告しますというものを受けて、今回、東京都のほうから対応策についての報告があったと、そういう全体の流れになっているというふうに御理解いただければというふうに思います。  したがいまして、今後どういう形で協議という形になるかというのはまだ定かではございませんけれども、前回の委員会でも御質問があったかと思うんですけれども、例えば地元3市による確認をどうするのかとか、それから、2番目の質問でございました大島への分散移転等の話、まだ東京都が示してきている対応策の中でもきちんと結論が出ていないと言いますか、解決していないものも一部ございますので、これらについては、引き続き時期を見ながら東京都との間で協議をしていくことになるのではないかなというふうに考えております。  それから、大島空港台風被害の状況というのは、私どものほうではちょっと把握をしていないところでございますけれども、特に何か大きな影響があったということは、東京都のほうからは聞いていないところでございます。 25 ◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。流れについてはわかりました。そうすると、前回の四者協の後も住民説明会が行われているという経過もあって、一応これを受けて、また地元の市民の皆さんに説明をするという流れを考えているということでよろしいんですか。 26 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  今後、この内容を住民説明会等で御説明するかというと、そういうことではございません。ちょっと私の説明がよくなかったかもしれないんですが、この間いろいろ取り組んできた対応について、今回、四者協の場で報告を受けて確認をしたということなので、この間のここに記載されている内容については、委員もおっしゃっていたように、前回の四者協後も含めまして、住民説明会等で東京都のほうが説明をしてきているという内容になりますので、この内容について改めて都のほうから何らかの説明を行うという予定はないということで御理解いただきたいと思います。 27 ◯委員(粕谷 稔君)  済みません、1点だけちょっと確認なんですが、この資料では、東京都港湾局長と河村市長との間で確認書という形で交わされているかと思います。これまでの取り組みという形で、例えば調布市と三鷹市では温度差があったかと思います。当該事故で亡くなった方がいらっしゃったのは調布市でございますし、そうした部分で、この四者協が開催されている中で──ちょっと三鷹市には関連しないかもしれないんですが、調布市の対応という部分、例えば調布市長からはもっと厳しい要請というか、そういう声があったのか、それがわかれば教えていただきたいと思います。  あくまでも今後の安全運航を推進していくためには、やはりいわゆる東京都も含めた調布市、三鷹市、府中市、思いをそろえていかなければいけないのかなという気がいたしますので、ちょっと関連してわかれば、お伺いをしたいと思います。 28 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  この間の取り組みにおいて、調布市、府中市、三鷹市、微妙なニュアンスとして、調布の市長さん、やはり一番きつい言葉を投げかけるということはございました。ただ、言っているニュアンスというのは、基本的に3市の市長、ほぼ共通しているというふうに御理解いただければと思います。例えば、被害者救済制度を早くつくるようにというようなことについても、3市の市長がいずれも声をそろえて言ってきたものです。  たまたま調布市の場合には、東京都がなかなか重い腰を上げないので、事前に独自の制度をつくったということはございますけれども、そういう個々の具体的な取り組みにおいて若干の相違はあったとしても、大方の主張としては3市の市長が共通していたということで、これは河村市長にかわっても変わりないということで御理解いただければと思います。 29 ◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。そうした部分では、非常に足並みをそろえてというか、思いを一にして、安全運航にかかわるこの四者協の協議体制であるということを確認をさせていただきました。ともすると、やはり議会のほうもそうなんですが、温度差があったかというふうに思ってはおります。先ほど調整担当部長からお話がございました今後の積み残している課題、自家用機分散移転とか、そうした部分での方向性をやはり地元の住民に丁寧に説明していくっていうことが非常に重要ではないのかなという気がいたしますので、またそうした部分の情報提供もあわせて──議会としても決議を出させていただいたという経緯もございますし、どちらかというと調布市議会よりもきつ目の決議を出した三鷹市としても、この安全運航という部分では、委員会の名称も変更して、調布飛行場周辺の利用及び安全についての対策特別委員会という形で冠もつけさせていただいておりますので、また逐一、今後の委員会の報告等でもそうした空気的な部分もまたわかるような工夫があるとありがたいなというふうに思います。  この部分を申し添えまして終わらせていただきます。ありがとうございます。 30 ◯委員長高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。 31 ◯委員(伊東光則君)  ちょっと確認をさせていただきます。今回の四者協の内容の確認書を含め、自家用機墜落事故に基づいて、自家用機に対してのいろいろなルールを改善したりとかしていると思うんですが、この一連の経過の中で──自家用機に対して事業機と言うんでしょうか、事業機に対しての運用、その辺の影響というか、そちらのルールをきつくしたとか、そういうようなところはいかがなんでしょうか。 32 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  自家用機の今回のいろいろな一連の対応の中で、飛行場の運用というのを厳格化をしていくということはありましたけれども、基本的に空港使用届出書の様式を改善したりとか、そういう中での対応ですので、事業用機についても当然そういった形のものが適用されてくるわけですけれども、特に何か事業用機にとって対応がきつくなったとか、そういったことは特にないのではないかなというふうに感じているところでございます。 33 ◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。調布飛行場、これからは自家用機の運用というよりも、事業機、事業用の運用をしっかりとしていくという方向だと思うんですが、伊豆諸島との2地点間の旅客機という分類の運用上で、乗客の皆さんに今回の一連の事故の影響というか、手荷物をしっかりはかるとかいうような、そういうルールの改善というか、そういう影響というのはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。 34 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  いわゆる離島便の関係だと思いますけれども、特にルールが厳しくなったとか、そういうことは聞いておりません。これまでも、いわゆる離島便に関しては、例えば当然手荷物の関係とか、そういったものをきちんと計測しながら、乗客が例えば1カ所に固まらないように座ったりとかしているという話は聞いたことがございますけれども、特に今回の自家用機の運用等に伴って、いわゆる離島便のほうの運航に何か課題が生じたということは聞いてございません。 35 ◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。それと、ちょっと細かい質問をさせていただきます。安全講習会を実施するということになっていますが、機長、整備士、運航管理者等に義務化とありますが、これは大体何人ぐらいの方が対象で、全員受けないとだめなんでしょうけど、人数的なところはいかがでしょうか。 36 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  今御質問のあった詳細の点については、ちょっと今把握をしていないところでございますので、改めてそれは東京都のほうに確認をさせていただきたいというふうに思います。 37 ◯委員(伊東光則君)  済みません、あと、資料の6ページのところだったんですけど、(2)の安全対策の強化で、滑走路を最大限に利用するための改良工事を実施するということなんですが、具体的にはどういう工事になるのか。また、予定とか、今わかっている範囲でお願いします。 38 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  先ほどの委員さんからもちょっと御質問があったところでございますけれども、基本的に滑走路に飛行機が入っていくときには、取りつけ誘導路っていうのを通って飛行機が入っていくんですけども──図があるとわかりやすいんですが、調布の場合、滑走路の端があるんですが、その端のちょっと手前というんですかね、滑走路の端の手前のところに飛行機が入っていって、そこから走り出すみたいなイメージになるんです。  これを、滑走路長を最大限使うということは、滑走路の一番端のところから飛行機が走り出せるように、誘導路を少し遠回しに回すというんですかね、ちょっとイメージがあれなんですけども。要するに滑走路の一番端から飛行機が動き出せるような形で誘導路をつけ直すという工事を行う予定になってございまして、現時点ではまだちょっと着工には至っていないということですが、先ほども申し上げたとおり今年度中にそういった工事が完了するというふうに聞いております。 39 ◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。今天気がいいと、飛行場では飛行機がどんどん飛んでいるのかなと思います。下で見ているというか、周辺で見ていると、事業機なのか、自家用機なのかっていう区別がなかなかつきにくいところもありますので、市民にとっては、小型飛行機が飛んでいるという認識なのかなと思います。4年前の事故を覚えている方もいるんですが、もうそろそろ薄れてきているのかなということもありますので、事故を起こしてしまったということをしっかりと記憶にとどめて、二度とこういう事故が起きないように取り組んでいただければと思います。もちろん、東京都の事業にはなると思いますが、三鷹市もしっかりとアンテナを張って、今回決まったようなルールがずっと持続してできるように。また、その過程で新しい、もっといい方法があれば、それも取り組んでいただけるように努力していただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 40 ◯委員長高谷真一朗君)  一旦休憩します。                   午後2時02分 休憩 41                   午後2時04分 再開 ◯委員長高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。  委員会の質疑を続けます。 42 ◯委員(宍戸治重君)  よろしくお願いします。6ページ、7のページの確認だけさせていただきたいと思いますが、この書面は改善・強化した都の取り組み安全対策の強化、そういうことが書いてあるわけですけど、実際に判こまで押して、これらが実際にやられているのかどうかっていうのは、四者協での報告とか、どうなっていますかと市からお尋ねしたら、回答があるものなのだろうか。ただ、はい、そうですかって判こを押しちゃっただけで、後の始末はどうしていくのかっていうことですけど、いかがですか。 43 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  確認書の性格につきましては、先ほどちょっと別の委員さんのときにもお答えしたように、ここに書かれていることは、四者協の中で東京都が報告をした対策等について、各3市が市長名で了解をしたということでの確認になります。基本的に東京都がこれをやりますということで確認したことについては、当然それを履行していただくという前提になりますけれども、それが正しく履行されているかどうかという点につきまして、この7ページの2、取り組み実効性確保のところの(1)にございますけれども、東京都において外部監査等を毎年度実施をするということで、たしか有識者2名だったと思いますけれども、いろいろ監査することによって、この管理運営がしっかり行われているかということを確認をするというような仕組みになってございます。  それから、先ほどもちょっと申し上げたとおり、当初より東京都のほうから、地元3市による確認のあり方ということも提案をされておりますので、基本的に都としては、空港の運営に関しては情報公開をしていきたいと、広く開かれた空港でありたいということを常に言っておりまして、そういう観点から、空港の運用がしっかり行われているということについて、地元でもしっかり確認できるようなものを都のほうには示してほしいということを申し上げているという内容でございます。 44 ◯委員(宍戸治重君)  外部監査等というのもどこまでやるのかということだけでも明確でないと、ちょっとはっきり実際に実施されているのかどうかというのはよく判断できないかと思いますが、その点についても、ぜひ調べていただいて、確実に実効性のあるものにしていただけますようにお願いしたいところです。  あと、三鷹からお尋ねをした場合には、即回答が得られるような仕組みになっているのかもしれないけど、そういう点は配慮しておいていただきたいなというふうに思います。  以上で終わります。 45 ◯委員長高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。 46 ◯委員(嶋崎英治君)  4日に市長と古谷港湾局長と確認書を交わしたということですから、おさらいの意味を含めて質問させていただきたいんですが、1つは、緊急時対応責任者の設置及び責務の明確化という項目があるんですけども、この責任者っていうのは常駐の都の正規職員なのかどうかということと、責務の明確化ってなっているんですけど、多分、明文化されているんだと思うんですけども、市側はその明文化されたものを確認されていますでしょうか。 47 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  まず、この緊急時対応責任者というのは、都の職員とか、そういうあれではございませんで、自家用機の所有者というか、自家用機を運用している側で、事故が発生したときに責任を持って対応する人物を、これはたしか機体ごとに定めるというふうになっておりまして、事故が発生した際には速やかにさまざま対応をすると。  例えば今回の例でいうと、どこにどう責任があるんだみたいな話で、なかなか動かなかったところもたしかあったと思うんですけども、例えば被害に遭った方にすぐに謝罪に行って、その後の対応について進めるとか、そういう窓口と言いますか、対応するところを明確にするという意味で今回新たに取り入れたというふうなところでございます。  その明文化されたものについては、この調布飛行場へ登録や使用航空機を届け出るという書面があるんですけども、この中に緊急時対応する者について定めるとともに、例えば緊急時には、関係機関──警察署、消防署、それから飛行場管理事務所に速やかに連絡をすることであるとか、被害者等に対して連絡、それから謝罪をするとか、そういった対応が幾つか定められておりますので、これらが緊急時の対応として、責任者に課せられた責務ということになってございます。 48 ◯委員(嶋崎英治君)  ということは、その責任者っていうのは、その飛行機ごとにあらかじめ届け出る云々と言っていましたから、定められているというふうに理解していいんですか。 49 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  はい、そのように定められております。 50 ◯委員(嶋崎英治君)  次に、この自家用機飛行機の使用に当たり、事前登録した操縦士云々のところで、搭乗者の制限というふうなことをするって書いてありますよね。この間、実際に制限したケースっていうのはあったんでしょうか、特になかったんでしょうか。 51 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  搭乗者の制限というのは、それぞれ機体ごとに同乗する人間が誰かということのリストをあらかじめ提出して、その方しか乗せないということでの運用というふうに理解しております。ですので、そのルールに基づいてやっているということで、そのことで何か問題があったとかいうことはないというふうに考えております。 52 ◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。次に、調布飛行場分散移転推進検討会、これが大きな課題になっているわけですよね。先ほど、昨年から今まで2回開かれたということですけども、多分これの会議録というのはあると思うんですが、市側は入手されていますでしょうか。  それから、年1回ということなのか、あるいは次回はいつ開会する予定なのか、それを確認されていますでしょうか。 53 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  特に今三鷹市として分散移転推進検討会からの会議録というものを、東京都から入手しているということはございません。  あと、次回はいつかということなんですけど、特に時期を決めて開催しているものではありませんので、それについてもいつかということは未定です。ただ、基本的には、これは──済みません、推測になってしまう部分もあるんですけども、今例えば大島空港でそういった整備をやっているというような動きがありますので、そういったことが具体化してきたときにまた開催されるのではないかというふうに思っております。 54 ◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。次に、3ページからずっと後まで出てきますが、第三者賠償責任保険の加入を義務化というふうになっていますけれども、賠償内容っていうのはどういうふうなものなんでしょうか。私、文字で見たことがなかった。それから、この間は委員でなかったものですから、済みませんがお願いします。 55 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  済みません、我々も航空機の第三者賠償責任保険の具体的な内容まで把握はしていないんですけども、でも、一般的に言われている航空機にかけられる、生じる損害のある可能性があることに対しての賠償というふうには捉えておりますけれども、済みません、具体的な補償額だとかを含めて、どういったものかということの確認まではしておりません。 56 ◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。何かわかったら、別途でいいですから教えていただければと思います。今加入を義務化したっていうことですから、前は任意だったんでしょうね。事故を契機に、それじゃあ、ちょっとまずいだろうということでこういうふうになったのかなというふうに推測をしておりますけれども。やっぱり事故が起きたとき、都がとりあえず補償する制度ができたりもしましたけども、保険制度ですよね。ですから、どういう補償がなされるのかということは知っておきたいと思います。別途でいいですから、教えてもらえばと思います。  それから、第三者による外部監査等を毎年度実施というんですけど、毎年度1回なんでしょうかね、複数回なんでしょうか、それとも随時なんでしょうか。  それと、後のほうに出てくる、あわせて地元3市の関係者等による確認を定期的に実施ということがあるんですが、これは既に実施されたのか。私の記憶に少し残っているんですけれども、地元3市の関係者等に議員も入れたらどうかっていうようなことがあったような記憶があるんですけれども、地元3市のメンバーに議員も入っているか、入っていないかを含めて教えてください。 57 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  私のほうから、都の監査に関しての御質問にお答えいたします。東京都の監査につきましては、年1回行うというふうなことになってございます。 58 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  地元3市の確認ということなんですけれども、まだ東京都のほうからも、どういうやり方がいいかというような話が具体的に来ているという状況ではありません。逆に、東京都のほうは地元市さんのほうでいい提案があったら出してくださいというようなことを言っています。  例えば調布市なんかは市議会の特別委員会、あるいは、もしかすると市議会全体なのかもしれないんですけれども、定期的な視察を行っているということで、例えばそういうのも地元市の監査じゃないけれども、点検というか、そういったものに該当するのではないかなんていう話も実務レベルでの話の中では出ているところです。今回、また本委員会でも御視察いただくわけですから、御視察いただいて、ああ、こういった形で、例えば委員会の改選ごとに確認できれば、それで安心だねというようなお考えを皆さんがお持ちいただくことができるんであれば、そういった方向も1つのあり方かとは思います。であれば、そういった形で、私どものほうとしても東京都に話をするということは可能です。  いずれにしても、地元市のあり方について、まだ具体的な内容はないということで御理解ください。 59 ◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。最後に、この確認書が9月4日付ということなんですが、他の府中市、調布市も9月4日付なんでしょうか。それとも、ずれているのでしょうか。皆さんのほうで、あとの2市について、コピー等を入手されているんでしょうか。なければないでいいです。 60 ◯企画部調整担当部長行財政改革担当部長秋山慎一君)  日付に関しましては、基本的に内部的な事務で決裁をとった日ということになりますので、私どものほうは9月4日に事務を終えているわけですけれども、恐らく調布市、府中市についてもこの近辺と言いますか、この週のあたりなんではないかなと思います。  それから、内容について、3市とも全く同じ内容でございまして、市長名だけが違うというものですので、特に各3市の公印をついたようなものを私どもで持っているということではございません。 61 ◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。先ほど、前の委員の質問で、ちょっと違うかなというふうに私が錯覚したんですね。それぞれ違う内容であるのかなと思ったので、確認の意味を含めて質問をさせていただきました。失礼しました。
     以上で終わります。 62 ◯委員(半田伸明君)  4ページ、都の主な取り組み管理運営の一層の適正化ということで、従来から改善・強化した取り組みとありますよね。まず、事実確認なんですが、改善・強化した主な取り組みっていうのはいつから始まったのか、それとも今後始めるのか。起算日がはっきりしないんですね。だから、四者協の前に既にこういう取り組みをやっちゃって、変更していますよというふうにもとれるし、今後、何月何日を起算日としてこうしますともとれるし、そのあたりがこの資料だとちょっとよくわからないので、どういうことになっているのかもう少し教えてください。 63 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  この改善・強化した主な取り組みというものは、項目としてはかなりいっぱいあります。それぞれ、いつからスタートしたかということまで一つ一つの確認はしておりませんけれども、基本的には事故直後から、自家用機の飛行再開に向けるプロセスの中で東京都が順次取り組んできた内容ということで、基本的にここに記載されている内容、例えば分散移転の実現だとか、そういう無理なものはまたこれからこうしますよという書き方なんですけれども、基本的にはある程度ほぼ実施されているものを今回のこの四者協で確認したものだというふうに御理解いただければと思います。 64 ◯委員(半田伸明君)  従来の主な取り組みのところにも、空港使用の届出書を書くときに飛行目的を書いているわけですよね。遊覧飛行はだめよというのは、協定・覚書に基づいて運用制限について周知徹底と。だけど、あの事故は起きたんですよね。そうですよね。ということは、遊覧飛行なのに、遊覧飛行じゃないよって、書類をちゃっちゃっと書いて事故が発生した、ぶっちゃけこういうことですよ。  ところが、今回どう変わっていたかというと、空港使用届出書の様式の改善云々とあるじゃないですか。実際、多分変わらないと思いますよ。書類を書けば、済む話なんだもん。  3番、自家用機の操縦者は、空港使用のたびに、出発前確認と同時に、遊覧飛行を行わない旨宣誓・署名。宣誓して、サインして、遊覧飛行に行くんでしょうね。つまり、何ら変わっていない。  ところが、1点だけ気になるところがあるんですよ。それは、2番、飛行目的に合った搭乗者の制限とありますね。これが人数制限だったらわかるんです。遊覧飛行だったら、お客様を連れて、そのお客様を乗せるんだから人数は当然ふえますね。ところが、遊覧飛行をさせない観点から、個々の目的に沿った人数までをも制限をしていくというのであれば、一定程度ブレーキは確かにかかるだろうという気はします。ここを、もうちょっとよく教えてほしい。  つまり、この搭乗者の制限というところが最大のポイントになってくるんだろうけど、これ人数制限ということですか。もう一回ちょっと教えてもらえます。 65 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  まず、飛行目的なんですけれども、もともと調布飛行場は遊覧飛行というのは認められていませんでした。そして、何が認められていたかというと、慣熟飛行という訓練飛行でした。ところが、この慣熟飛行というふうなところに丸をつけて、実は遊覧飛行が今回行われていたのではないかというようなことです。  ですので、今回の調布飛行場の空港使用の届け出の中にも、飛行の目的といったものを明確にするということで、それをしっかりと事前にチェックすると。また、出発前のチェックというのも入れています。実際に機長と搭乗者を確認するという行為を各飛行の前にそれぞれ行うというのが、この調布のルールとして新たに設けられています。ですから、実際にどういう人が乗るかということの確認もできているというのが、今の空港の運用のやり方になっています。  その上で、だから、搭乗者の人数が何人までっていうのは、基本的には各飛行機の機体ごとに恐らく定員が違うわけですから、それは当然定員の範囲内。それも、パイロットであれば、当たり前に守らなければいけないことだというふうに思いますので、その飛行機の定員の範囲の中で。今回、この搭乗者を制限するというのは、どういう人が乗る可能性があるか、どういう人が乗るのかということの名簿をあらかじめ出しておくと。それを空港に提出しておくと。本当にその人だけが乗っているかどうかという確認を、出発前のチェックの中で空港が行うということで、いわゆる遊覧飛行というふうに疑われるようなものについての事前の確認がかなりの確度でできるということでの運用になっています。 66 ◯委員(半田伸明君)  普通に飛行機に乗るときに名前を登録しますよね、年齢も。同じことをやるってだけの話なんじゃないですか。結局、この搭乗者の制限、本人確認のために必要なんだっていうレベルなのか、それとも、搭乗者の制限を実効あらしめる運用で本当に遊覧飛行は防げるのか。そこなんですよ。 67 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  搭乗者を制限するっていうのは、その都度名簿を出せということではなくて、あらかじめ名簿を提出した人しか、もうこの自家用機には乗せませんという名簿です。その搭乗者の届け出っていうのが、ここに書式があるんですけれども、この操縦者に対してはこういう搭乗者だけが乗りますと。しかも、その方についての写真を添付するということで、本人確認も行った上で飛行の許可を行うということになります。 68 ◯委員(半田伸明君)  そうしたら、遊覧飛行で乗せたいお客様を最初から搭乗者のリストで出せば済む話でしょう。そういうことになりませんか。何が言いたいかというと、変わってないじゃんと言いたいんです。これを見た瞬間、都も本当、なめたもんだなって正直思いました。結局書面とか、搭乗者の制限とか、そういった事務的なことをクリアしちゃえば、これ、また遊覧飛行が発生しますよ。慣熟飛行という欄がなくなるかどうかはさておき、そこそこ理解してもらえるような目的を書いて、はい、事前チェックオーケーです、はい、どうぞ飛び立ってください。飛び立った後に、遊覧しているかどうかなんて、実際はそこまでチェックしませんわね。  そう考えると、甘いと私は思います。これで本当に実質的な遊覧飛行をね──さっき慣熟飛行という話がありましたけど、それを抜けて遊覧飛行が実質的に行われたって話があるけども、そこが空港使用届出書の様式の改善によって若干変わってくるのかもしれないけれども、でもね、書類とか、名簿とかを出したら、はい、どうぞっていうふうに見えちゃう。  ポイントなのは、本当にこれで遊覧飛行を防げるのっていうことをきちんと都に指摘をすることだと思うんですよ。これで本当に遊覧飛行を防げるのであればいいんですが、これで本当に遊覧飛行を防げますかっていうことをきちんと都に詰めなければいけない。いかがでしょうか。 69 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  遊覧飛行を防いでほしい、絶対になくすべきだ、これはもちろんこの間の東京都との協議、事務レベルの打ち合わせの中でも、三鷹市も、調布市も、府中市も一貫して言い続けてきていることです。御指摘のとおり、これでは書面上の審査で終わってしまって、本当に防げるかどうかの疑問があるということについて、我々もほぼ同じようなことを東京都に対していろいろと申し上げています。そうした中で、東京都もいろいろと改善を図ってきて、例えば出発前の搭乗手続、今までは確認書だけだったんです。ただ、そこに宣誓という項目を入れて、こういうことに違反した場合には空港の使用許可を取り消されてもいいというような宣誓書までとって運航させると。  確かに根本的な部分では、御本人の良心の部分というのがどうしても出てきます。ただ、そこにどこまで立ち入れるかということと、そして、もう一点、大事な点は、ここは公の施設であるということです。ですから、本来的には、自家用機の自粛ということを余り強制できない施設です。そういった中での最大限の運用を、東京都が努力をして制度をつくってくれたというところで、我々も一定の理解をした上で、今回のこういった四者協での確認書の締結に至ったということで。  また、この運航に当たってどういったチェックをしているかとか、そういったところは実際現場をごらんになっていただいて、それで安心できるのか、あるいは、やはりこれでは不十分ではないかということがございましたら、それはぜひこの委員会でも御提案いただいて、そういった問題については我々もしっかりと東京都にこれからも申し入れを続けていきたいと思います。 70 ◯委員(半田伸明君)  慣熟飛行の名目のもとに遊覧飛行が発生して、それで民家に突っ込んだのが平成27年でしょう。事故は現実にあったんですよ。だから、これでセキュリティー面で事前チェックを幾らやっても、多分発生します。ですから、東京都に対して、これで本当に遊覧飛行を防いでくれよと。あれは実質的な遊覧飛行で起きた事故じゃないか。もう一回、実質的な遊覧飛行が脱法行為的に発生して事故が起きたら、東京都、あんたが責任をとれるんですか、それぐらいの勢いでやったほうがいい案件ですね。  本当に遊覧飛行がこれで防げるのかという意味で言うと、今後の運用の部分をきちんと見ていかなければいけない。実質的な遊覧飛行がきちんと防げたかどうかについては、逐一港湾局に確認をとらなければいけない。港湾局に確認をとるときも、きちんとしたやりとりを私は残すべきだと思いますね。実質的な遊覧飛行がありましたか、いや、ありません、ちゃんと監督できていますみたいなのを何らかの形の公文書で私は残すべきだと思う。  今、るる申し上げましたが、地元3市の偉いさんがこれで判こを押しているんだから、我々、どうしようもないわけなんだけど、これ、多分もう一回同じ事故が起きますよ。そのぐらいの危険性で臨んだほうがいいと私は思います。書類しか変わっていないだけで、遊覧飛行を行わない旨の宣誓・署名って、宣誓すりゃ済む話なんでしょう。簡単な話ですよね。それで遊覧飛行できるんだったら、それはおいしい話ですよと、とられかねない話なんですね。  ですから、書類を幾らつくっても事故は絶対発生するだろうから、この取り組みを変更したことによって、実質的な遊覧飛行は発生させないんだっていうことを、東京都にきちんと約束をさせることが一番ポイントだと思うんですね。今後の東京都のこの運用について、地元3市はそういうところを見ていかなきゃいけないと思うんですよ。  ですから、河村市長も──実質的には企画部長になるんでしょうけど、事務レベルのやりとりの部分についても、ちゃんと遊覧飛行を防げていますかっていうことは、きちんと確認をとらなきゃいけないと思います。今後の東京都のこの運用のあり方を地元市がどうチェックするかについて、まとめ的な話をもう一言いただきたいと思います。 71 ◯企画部長市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  今までのプロセスの中で、この事故を重く受けとめなくてはいけない。そして、今後二度と起こしてはならない。そして、万が一、また同じようなことが起こった場合、調布飛行場そのものの存在を否定されかねない、そのくらいの危機感を持って空港の安全管理に取り組むべきだと──この主張は私もそうですし、調布市も、府中市も、同じように東京都に強く言っています。そこは信頼していただきたい。  東京都もそのことは本当に真摯に受けとめています。その上で出てきたこういう案というのが、ちょっと事務的過ぎるし、抜け穴があるんではないかという御指摘だというふうに受けとめております。おっしゃるとおりだと思いますし、この飛行場に関しては、これからも東京都港湾局と常に連携をとってやっていきます。港湾局のほうからも、1日に何回もメールが来るんです。こういう飛行が行われましたとか、飛行状況はどうだったとか、自家用機がいつ飛びましたというような連絡が、本当に企画部に1日何回も入ってくるような状況もありますので、そうした情報提供について、これからも一定程度求めつつ、遊覧飛行が行われた場合というか、行われないような取り組みを引き続き強く、しっかり我々も声を大きくして言っていきます。  その上で、万が一そういうことがあった場合、適切な対応がとられるかどうか、そこについてもしっかりと確認をするということで、場合によってはこの委員会にも御報告させていただいた上で、皆さんにも御議論いただくというようなこともしっかりやっていきたいと思います。 72 ◯委員長高谷真一朗君)  それでは、以上で行政報告を終了いたします。  休憩いたします。                   午後2時33分 休憩 73                   午後2時37分 再開 ◯委員長高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。  議会閉会継続審査の申し出について、本件を議題といたします。  調布飛行場周辺の利用及び安全についての積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。  次回委員会の日程については、11月1日金曜日、午後1時30分とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  その他、ございますでしょうか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまでした。                   午後2時38分 散会 Copyright 2001 Mitaka City Assembly. 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