三鷹市議会 2002-06-28
2002-06-28 平成14年 第2回定例会(第5号) 本文
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↓ 最初の箇所へジャンプ 1 午前 9時30分 開議
◯議長(
吉野博明君) ただいまから平成14年第2回
三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
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2 ◯議長(
吉野博明君) 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
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3 ◯議長(
吉野博明君) この際、
議会運営委員長より報告願います。1番 丹羽秀男君、登壇願います。
〔1番 丹羽秀男君 登壇〕
4 ◯1番(丹羽秀男君) おはようございます。6月25日の
議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので報告いたします。
本日上程される
議員提出議案3件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致をみております。
また、請願1件の取り扱いにつきましても、お手元に配付のとおり決定をみておりますので、ごらんいただきたいと思います。
以上、本委員会に諮問された議案等の取り扱いについての協議結果を報告いたします。よろしくお願い申し上げます。
5 ◯議長(
吉野博明君)
議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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6 ◯議長(
吉野博明君) この際、事務局長より事務報告をいたさせます。
7
◯議会事務局長(亀谷二男君) ご報告いたします。
報告事項は1点でございます。
常任委員会の
委員長互選結果でございます。
建設常任委員会におきまして、
委員長互選の結果、委員長に島田甲子三委員が選任されました。
報告は以上でございます。
8 ◯議長(
吉野博明君) 以上をもって事務報告を終わります。
・平成14年度
三鷹市内私立幼稚園園児通園状況
の資料の提出を求め、審査を進めました。
ついで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 本条例は、三鷹の
幼児教育の根幹に関わる大きな問題として、保護者をはじめ、広く市民の方々からの意見を聞きながら行わなければならないことだと考えるが、今までの話し合いでは市民参加という面で不十分である。
市長の提案に対し、1万4,000人余りの人々が反対の意を表明したが、保護者への市長の説明は極めて不十分であり、市長が日頃主張する説明責任を果たしていないと言わざるを得ないし、かつ
労使間協議も十分でなく
労使間合意も形成されていない状況である。
また、数字上では
私立幼稚園は
公立幼稚園の受け皿になるとも考えられるが、
地域1つ1つを見れば幼児人口の増加が見込まれる場所もあり、必ずしも
私立幼稚園が受け皿になるとは考えにくい。さらに、現状抱える諸問題も解決されないまま、
希望的観測で
私立幼稚園に任せるのは、保護者も
私立幼稚園も不安になると考える。
40年間、永々と培ってきた本市の
幼児教育は、個性を尊重し豊かな人間性を育んできた。子育てから子育ちへと児童に対する考え方も進歩、発展し、まさに子どもの権利条約が定める子どもにとって一番望ましいことをすることが責務となっている今日、40年間地域の中で親と子、職員たちで培ってきた本市の
幼児教育の実践は役割が終わったのではなく、これから花開く重要なときでもあることから、
公立幼稚園の廃園は時代に逆行するものと考える。
よって、本条例に反対する。
(2) 本条例は、現在3園ある
公立幼稚園を全廃する条例であるが、
公立幼稚園は、
私立幼稚園に入れなかった
子どもたちを教育する場として、
私立幼稚園の補完として、その大きな根拠があったものと説明がされてきた。しかしながら、少子化の中でその役割が終わったものとし全廃をするというのが本条例の提案理由であるが、果たしてそうなのだろうか。
就学前人口は、この5年間で大きく増加をしており、この間
ファミリー向けマンションの建設も増えている。そうした中で、
私立幼稚園に受け皿があると言っているが、質疑の中で問題になった三鷹の市民枠を確保できるのかどうか、通園バスを出すことができるのかどうか、そして
障害児保育を今後
私立幼稚園でどのように受けることができるのか、また、学区内における幼・小連携の問題など、受け皿の整備は、全くの手つかずの状態にあると言わざるを得ない。
また、小1問題に象徴されるように、
幼児教育の重要性は高まっており、
公立幼稚園の新たな役割が求められている現状にある。施策を進め
幼児教育の内容を充実させるためにも
公立幼稚園は存続すべきであると考える。
〔賛成討論〕
(1) 今回の
市立幼稚園廃止に関しては、市立、
私立幼稚園の視察も行い多角的な視点から慎重審議を続けてきた。
市立幼稚園の廃止計画は、第3次基本計画に示されていることだが、条例審査にあたり、何点かの意見を付したいと考える。
1つ、
市立幼稚園廃止に伴い、現在
総務部文書課扱いの
私立幼稚園の所管を
検討どおり早期に
教育委員会に移管し対応を図ること。
2つ、
ちどり幼稚園の廃止にあたっては、
上連雀地域では、第三
小学校通学区域、第七
小学校通学区域、第四
中学校通学区域の大部分で、市立、私立を問わず幼稚園がなくなる。
ちどり幼稚園を囲む地域は、第三小学校、第四中学校、隣接地には
あけぼの保育園もあり、環境豊かな
スクールゾーンである。すくすくひろばも近く、この地域に必要な
子育て支援策としては、幼稚園が必要である。
幼保一元化の
モデル施設などを視点に、早急な検討を要望する。
3つ、
市立幼稚園の廃止により、諸費用などの
保護者負担増が予測される。引き続き
保護者助成などの検討を要望する。
今回の
市立幼稚園の廃止にあたり、
市立幼稚園が担ってきた
幼児教育への成果を大きく評価している。しかし、今後は時代のニーズに合った
子育て支援施設の拡充も必要と考え、本条例への賛成討論とする。
以上の討論ののち、本件を採決いたしました結果、議案第39号については、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 13請願第6号
三鷹市立幼稚園全廃の方針の撤回を求めることについて
井口1-22-29-1 Jハイツ三鷹B-212
三鷹市立幼稚園保護者交流会
代表 上野 かよ子 提出
委員会は本件審査にあたり、市側の説明及び
請願代表者からの補足説明を聞くとともに、
市立幼稚園2園(
ちどり幼稚園、
大沢台幼稚園)、
私立幼稚園3園(
愛泉幼稚園、
三鷹幼稚園、
明泉幼稚園)を視察しました。
また、委員会は審査の参考とするため
・
三鷹市立幼稚園廃止に関する
検討委員会報告書
・
幼稚園設置基準
・
幼稚園教育要領
・平成12年度 三鷹市
私立幼稚園園児数等調査表
・
三鷹市立幼稚園廃止方針について
・
教育委員会請願文書表(14請願第2号
三鷹市立幼稚園廃止に関して、
教育委員会と市民との話し
合いがなされた上で、方針が打ち出されることについて)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
ついで、本件を採決いたしました結果、13請願第6号については、賛成少数により、不採択と決定いたしました。
3 所管事務の調査について
三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について
本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
18 ◯議長(
吉野博明君) 以上をもって
文教委員長の審査報告は終わりました。
議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
本件に対しては、高井章博君ほか2人から修正の動議が提出されました。この際、提出者の説明を求めます。16番 高井章博君。
〔16番 高井章博君 登壇〕
19 ◯16番(高井章博君) それでは、お手元に配付をしております案文を朗読いたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例
上記の議案に対する修正案を、
地方自治法第115条の2及び
三鷹市議会会議規則第17条の規定により別紙のとおり提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明 殿
発議者
三鷹市議会議員 高井 章博
〃 〃 嶋崎 英治
〃 〃 谷口 敏也
議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例に対する修正案
議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例の一部を次のように修正する。
第2条中「
三鷹市立ちどり幼稚園」を「三鷹市立こじか幼稚園」に改める。
第3条を削る。
附則ただし書中「第2条の規定は平成18年4月1日から、第3条の規定は平成19年4月1日」を「第2条の規定は、別に条例で定める日」に改める。
本修正案の理由ですけれども、議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例の一部を修正し、こじか幼稚園の廃止の日を別に条例で定める日とするとともに、
ちどり幼稚園を廃止しないこととするため、本案を提出するものであります。
ただいま
文教委員長からの報告にもありましたように、
文教委員会における審議の結果、賛成をされた方も、
ちどり幼稚園の地域については幼稚園の存続が必要だと、このような討論もされているところでございます。ぜひ皆さんのご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。
20 ◯議長(
吉野博明君) 説明は終わりました。
これより原案並びに修正案に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑を終わります。
これより原案並びに修正案に対する討論に入ります。
21 ◯28番(岩田康男君) 議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例並びに同修正案について討論を行います。
私どもの会派は、これから議題になります請願の紹介議員でもありまして、
三鷹市立幼稚園は3園とも存続してほしいというのが主張であります。この条例が審議をされました
文教委員会に、残念ながら席がないために、私たちの意見は、事前に6月14日に市長並びに教育長に4点提出をしてあります。
以下、これからの討論はそれと重複をするところがありますが、本会議の討論ですので、改正する条例についての反対の理由について、3点述べさせていただきたいと思います。
その1点は、
市立幼稚園の廃園によって、幼児の公教育の拠点を失うという問題です。現在、公立と私立は制度上の違いがありまして、公立は小学校の併設ということになって、必然的に一貫教育、連携教育、こういうものが成り立っています。しかしながら、私立は、個々独立したものであって、必ずしも
学校法人立というふうにはなっていません。この私立全体を
一貫連携教育の制度に誘導するということは大変難しい課題ではないかと思います。せっかく現行でその拠点が存在をしているのですから、ぜひ
公立幼稚園は存続をしてほしいというのがその1点です。
2点目は、時代の要請、社会の要請、こういうものを冷静に分析をしてほしいというのが2点目です。
私立に欠員があって、公立をなくしても受け皿があるというふうに説明をされています。数の上から計算しますと、確かにそうかもしれません。しかしながら、
文教委員会の審議を傍聴しておりまして、私立の欠員の内容、例えば
私立幼稚園の場所だとか、あるいは年齢、こういうものを細かく分析をしてみますと、それで対応できるのかなという疑問も1つあります。
もう1つは、現在の三鷹市の幼児人口が、この三鷹市内では年々増加をしているという点も、やはり着目をしなければならないと思います。小学生と中学生は年々減少しているのですが、行政の担当者に、私、調査を依頼した数字が今手元にあるんですが、0歳から6歳までは平成8年で7,752名、平成12年で8,154名、平成13年になりますと8,256名というふうに増加をしています。三鷹市で幼児人口が増加をしている要因は何なのかということは、いろいろ要因があると思いますが、1つは、この三鷹市が通勤で大変便利なまちであるということ、そして統計を調べてみますと、共同住宅が大変多い市に属しているということ、そして最近は、公団やマンション、これが増加をしているということが要因だというふうに思います。つまり、幼児人口を抱える家族が、この三鷹のまちには住みやすい一定の条件があるということを示しているのではないかと思います。
かつて保育園を増設してほしいという、こういう要望にはなかなかちゅうちょするという時代がありました。しかし、今や、三鷹市が、公設民営であっても2つも3つも保育園を新設する、こういう時代の要請にこたえるという状況が生まれています。3歳までは親の手元で子育てがしたい、こんな願いもあるそうでありますが、今、時代や社会の要請を冷静に分析をすることによって、
公立幼稚園の存続問題は再検討をしていただきたいというのが2つ目です。
3つ目は、子育ての支援には多様化が必要であるという点を私ども申し上げたいと思います。市長は、
公立幼稚園廃園後の施設は保育園にする、子育て支援の施設に転用する、幼稚園機能を持った保育園、これも検討してみたい、こんな発言をしたそうでありますが、それについては、全く私ども異存はありません。しかしながら、今、
子育て支援策というのは、青少年育成対策とあわせて、何が効果的なのか、何が親や
子どもたちにとって必要なことなのか、このことについては、模索と研究の面も今は持っているのではないかと思います。そういう点では、経済性や効率性、これを全く否定はいたしませんが、多様な子育て支援のあり方、これについては、ぜひ
公立幼稚園も含めて再認識、再位置づけをしていただきたいと思います。
以上3点が条例改正案についての反対の意見です。
修正案についても一言述べます。結論は、私ども、3園の存続が主張ですが、次善の策として1園でも拠点が存続すればよいというふうに思いますので、修正案については賛成をいたします。
私たちは、昨年、大阪の幾つかの市を視察いたしました。
公立幼稚園廃園後の問題をどう考えているかというのが視察の内容でした。ある市では、廃園後に
幼児教育センターと分室、研究実践園の設置、これを考えているという話がありました。つまり、公教育の拠点を存続させるという点が大事な課題なんだという話がありました。そういう点でも、1園でも存続をできればというこの修正案に賛成をいたします。
22 ◯25番(杉本英騎君) 私は、文教委員として、この議案第39号に対する質疑をしまして、委員長の報告にもありますように、幼稚園の全廃については反対であるというふうに討論をしてきたところです。
現在、これに対する修正案が出ておりますが、私の立場としては3園とも存続をすべきであるというふうに考えますが、全廃よりは1園でも2園でも残した方がいいという立場で、修正案については賛成をいたします。
23 ◯議長(
吉野博明君) これをもって討論を終わります。
これより採決いたします。議案第39号
三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例に対する高井章博君ほか2人から提出された修正案について採決いたします。
本修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、修正案は否決されました。
次に、原案について採決いたします。
文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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24 ◯議長(
吉野博明君) 13請願第6号
三鷹市立幼稚園全廃の方針の撤回を求めることについて、本件を議題といたします。
これより質疑あわせて討論を願います。
25 ◯10番(島田甲子三君) 13請願第6号
三鷹市立幼稚園全廃の方針の撤回を求めることについて、反対討論をいたします。
昭和30年、40年代の人口増加に伴う幼児の急増に対応するために、
幼児教育をゆだねられた
私立幼稚園の不足を補完するために設置された
市立幼稚園は、核家族化や少子化など社会状況の変化に伴い幼児人口の減少が続いているところや、
私立幼稚園、
私立幼稚園保護者への支援の充実が進められており、行財政改革の視点からも私立・公立の役割分担の見直しが求められております。
一方、女性の社会参加の機会の拡充や就労形態の多様化の進行などの社会状況の変化から、多様な保育ニーズ、子育て支援の必要性が増大し、保育園待機児解消などの緊急課題への対応の視点から施策の転換が求められ、廃園後の施設の活用についても、
幼児教育の充実や幅広い子育て支援への利活用が求められております。
これらの理由から、
三鷹市立幼稚園全廃の方針に賛同するものであり、本請願については反対いたします。
26 ◯議長(
吉野博明君) これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。本件に対する
文教委員長の報告は不採択でありますので、13請願第6号の原案について採決をいたします。
13請願第6号は採択の上、市長並びに
教育委員会に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
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27 ◯議長(
吉野博明君) お諮りいたします。所管事務の調査について、三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について、本件については、
文教委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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日程第5 厚生委員会審査報告
(1) 14請願第1号 「心身障害者施設緊急整備3カ年計画」の延長・拡充を求める意
見書提出に関することについて
(2) 14請願第2号 小規模通所授産施設制度の拡充を求める意見書提出に関すること
について
(3) 14請願第6号 三鷹市における精神医療保健福祉の充実を求めることについて
(4) 所管事務の調査について
福祉、環境施策の充実について
28 ◯議長(
吉野博明君) 日程第5 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
22番 石井良司君、登壇願います。
〔22番 石井良司君 登壇〕
29 ◯22番(石井良司君) それでは、お手元に配付の審査報告書の朗読をもちまして厚生委員会審査報告といたします。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明 殿
厚生委員長 石 井 良 司
厚生委員会審査報告書
本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
記
○
委員会開会月日
(1) 平成14年6月18日
(2) 平成14年6月28日
○ 付託案件及び審査のてん末
1 14請願第1号 「心身障害者施設緊急整備3カ年計画」の延長・拡充を求める意見書提出に関する
ことについて
上連雀4-1-8 福祉コアかみれん
三鷹ひまわり共同作業所
運営委員長 三瓶 和義
野崎3-17-9
社会福祉法人おおぞら会
アクティビティセンターはばたけ
施設長 三浦 昭雄
上連雀5-8-7
グループホームかみれん
世話人 吉川 五月
上連雀9-29-21
巣立ち会
事務局長 田尾 有樹子
中原2-12-3
みたか共同作業所
運営委員長 一瀬 清
中原2-12-3
リビングハウス マム
施設長 倉井 和子 提出
2 14請願第2号 小規模通所授産施設制度の拡充を求める意見書提出に関することについて
上連雀4-1-8 福祉コアかみれん
三鷹ひまわり共同作業所
運営委員長 三瓶 和義
野崎3-17-9
社会福祉法人おおぞら会
アクティビティセンターはばたけ
施設長 三浦 昭雄
上連雀5-8-7
グループホームかみれん
世話人 吉川 五月
上連雀9-29-21
巣立ち会
事務局長 田尾 有樹子
中原2-12-3
みたか共同作業所
運営委員長 一瀬 清
中原2-12-3
リビングハウス マム
施設長 倉井 和子 提出
以上2件につきましては、一括して審査を進めました。
委員会は本件審査にあたり、市側の説明を聞きました。
ついで、以上2件についてそれぞれ採決いたしました結果、14請願第1号、14請願第2号については、いずれも賛成少数により、不採択と決定いたしました。
3 14請願第6号 三鷹市における精神医療保健福祉の充実を求めることについて
三鷹市精神障害者地域支援連絡会
中原2-12-3
みたか共同作業所
運営委員長 一瀬 清
上連雀4-1-8
三鷹ひまわり共同作業所
運営委員長 三瓶 和義
上連雀9-29-21
巣立ち会
代表 栗田 一秋
中原2-12-3
リビングハウス マム
運営委員長 小泉 隆司
上連雀7-27-18
グループホームかみれん
世話人 吉川 五月
大沢2-20-36
グループホーム陽だまり荘
運営委員長 遊佐安一郎
上連雀4-14-1
財団法人 井之頭病院長 橋本 元秀
あおき会
上連雀4-9-24
会長 土屋 秀雄 提出
委員会は本件審査にあたり、市側の説明を聞きました。
また委員会は、審査の参考とするため
・精神障害者共同作業所運営費補助金
・精神障害者グループホーム運営費補助金
の資料の提出を求め、審査を進めました。
ついで、本件を採決いたしました結果、14請願第6号については、賛成少数により不採択と決定いたしました。
4 所管事務の調査について
福祉、環境施策の充実について
本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
以上であります。よろしくお願いいたします。
30 ◯議長(
吉野博明君) 以上をもって厚生委員長の審査報告は終わりました。
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31 ◯議長(
吉野博明君) 14請願第1号 「心身障害者施設緊急整備3カ年計画」の延長・拡充を求める意見書提出に関することについて、本件を議題といたします。
これより質疑あわせて討論を願います。
32 ◯6番(後藤貴光君) 本請願について討論をさせていただきたいと思います。
特定の市町村が単独で財政支援を拡充していくことは、ほかの自治体からの心身障害者の流入を招き、このことで財政的な支出が増大し、新たな転入者がふえ、支出がまたふえるという循環になることから、心身障害者福祉については国や都が主体となって広域的に、主体的に行うべきであると考えております。
現在、三鷹市は市内の共同作業所といった法外施設に対して相当の補助金の上乗せをしており、東京都と三鷹市の補助割合はおよそ1対1.3となっております。しかし、東京都多摩の他市の補助割合はおよそ2対1となっており、三鷹市が突出している状況にあり、この状況は好ましい状況ではないと考えます。
また、この請願項目の中にある格差是正を行うためには、1億円近くの財政的支出が必要となりますが、国や都が新たな動きをする状況になく、来年度以降に市単独で行うことになり、現在の厳しい社会経済状況のもと、市税の減収傾向が続く中では極めて困難であることが2点目、そして3点目として、特に三鷹市においては、経費の使途や人件費等についての妥当性について、十分な精査を行政は改めて行っていく必要性があるということが3点目。
以上のことから、本請願に対する反対の討論とさせていただきます。
ただし、やはりこういった障害者福祉ということは、人生の生活の根幹に弱者の保障といった部分でかかわる部分ですので、市としては、補助金を出すということではなくて、むしろ国や都により積極的に働きかける、そういった活動でこそ基礎自治体としての行政としての果たす役割があるということは、強く行政に対しては要望していきたいと思います。
以上をつけ加えて反対討論とさせていただきました。
33 ◯議長(
吉野博明君) これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は不採択でありますので、14請願第1号の原案について採決いたします。
14請願第1号は採択の上、関係方面に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
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34 ◯議長(
吉野博明君) 14請願第2号 小規模通所授産施設制度の拡充を求める意見書提出に関することについて、本件を議題といたします。
これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は不採択でありますので、14請願第2号の原案について採決いたします。
14請願第2号は採択の上、関係方面に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
──────────────────────────────────────
35 ◯議長(
吉野博明君) 14請願第6号 三鷹市における精神医療保健福祉の充実を求めることについて、本件を議題といたします。
これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は不採択でありますので、14請願第6号の原案について採決いたします。
14請願第6号は採択の上、市長並びに関係方面に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
──────────────────────────────────────
36 ◯議長(
吉野博明君) お諮りいたします。所管事務の調査について、福祉、環境施策の充実について、本件については厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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日程第6 議案第43号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第7 議案第44号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第8 議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
37 ◯議長(
吉野博明君) この際、日程第6 議案第43号から日程第8 議案第45号までの3件を一括議題といたします。
〔書記朗読〕
提案理由の説明を求めます。市長 安田養次郎君。
〔市長 安田養次郎君 登壇〕
38 ◯市長(安田養次郎君) ただいま上程されました議案第43号から議案第45号までの3件につきましてご説明申し上げます。
議案第43号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第44号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
以上の3件につきましては、いずれも平成14年7月3日をもって任期満了となります固定資産評価審査委員会委員の選任についての議案でございます。
固定資産評価審査委員会委員といたしまして、引き続き吉野徳男さんを、また新たに石井八重子さんと上田 定さんを、それぞれ選任いたしたく、議会のご同意をお願いするものでございます。
再任の吉野徳男さんの略歴につきましては、お手元に差し上げてあるとおりでございますので、ご紹介は省略させていただきます。
新任の石井八重子さんと上田 定さんにつきまして、お手元の略歴書によりまして、ご紹介をさせていただきます。
まず、石井八重子さんでございます。
略 歴 書
氏 名 石 井 八重子
生年月日 昭和14年1月3日
現住所 東京都三鷹市井の頭三丁目16番26号
学 歴
昭和32年3月 大東学園高等学校家政科卒業
職 歴
昭和33年4月 金井編物教室就職
昭和36年11月 同教室退職
平成10年2月から 東京むさし農業協同組合三鷹地区女性部長
平成14年4月まで
平成12年4月 JA東京ホームヘルパー連絡会委員、現在に至る。
これが略歴であります。
次に、上田 定さんであります。
略 歴 書
氏 名 上 田 定
生年月日 昭和3年7月7日
現住所 東京都三鷹市下連雀四丁目6番13号
学 歴
昭和20年3月 大分県立国東中学校(現大分県立国東高等学校)卒業
昭和31年3月 国税庁税務講習所高等科(現税務大学校本科)修了
職 歴
昭和21年5月 熊本財務局国東税務署就職
昭和25年4月 熊本国税局経理部
昭和30年5月 東京国税局神田税務署
昭和41年12月 税理士試験合格
昭和43年10月 東京国税局板橋税務署退職
昭和43年12月 上田定税理士事務所開設、現在に至る。
昭和63年6月から 東京税理士会武蔵野支部副支部長
平成3年6月まで
平成7年1月 有限会社トップ・コンサルティング取締役、現在に至る。
これが略歴でございます。
提案理由の説明は、以上でございます。
よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
39 ◯議長(
吉野博明君) 提案理由の説明は終わりました。
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40 ◯議長(
吉野博明君) この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
午後 2時27分 休憩
41 午後 3時00分 再開
◯議長(
吉野博明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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42 ◯議長(
吉野博明君) 議案第43号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。議案第43号は原案に同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、本件は原案に同意することに決しました。
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43 ◯議長(
吉野博明君) 議案第44号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。議案第44号は原案に同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、本件は原案に同意することに決しました。
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44 ◯議長(
吉野博明君) 議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。議案第45号は原案に同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、本件は原案に同意することに決しました。
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日程第9 意見書(案)第8号 青少年の健全育成法の制定を求める意見書
45 ◯議長(
吉野博明君) 日程第9 意見書(案)第8号 青少年の健全育成法の制定を求める意見書、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。22番 石井良司君。
〔22番 石井良司君 登壇〕
46 ◯22番(石井良司君)
意見書(案)第8号
青少年の健全育成法の制定を求める意見書
上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明 殿
提出者
三鷹市議会議員 石井 良司
賛成者 〃 吉田 武
青少年の健全育成法の制定を求める意見書
明日の社会を担う青少年の健全育成は、すべての国民の願いである。
しかし、今日の青少年を取り巻く社会環境は、露骨な性描写や残酷な描写を売り物にした雑誌、有害なテレビ、ビデオなどの氾濫、さらには情報通信技術の進展やテレホンクラブ等の新しい営業形態を出現させ、悪化の一途をたどっている。
我が国において青少年を有害環境から保護するという観点に立つ法令は「風俗営業等適正化法」や「児童福祉法」等がある。しかし、現実に起きている青少年の諸問題に対して体系的、包括的になっておらず、むしろ都道府県における青少年保護育成条例に対する補足的な機能しか有していない現状である。そうした中、青少年の健全育成について、我が国の法整備が強く求められている。
よって、本市議会は、政府に対し、早急に青少年健全育成のための法制定をするよう要請するものである。
上記、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明
以上であります。よろしくお願いいたします。
47 ◯議長(
吉野博明君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑あわせて討論を願います。
48 ◯14番(嶋崎英治君) 討論に参加させていただきます。
青少年が健やかに育つためには、適切な社会環境が必要であることは私たちも十分認識しています。これは、人間として成長し、人らしく生きていくためには、さまざまな出会い、体験、学習を経る中でそのよしあしを判断し、人間的成長を遂げていくものです。青少年に何が有害で何が有害でないか、何を与え何を与えないかを国家が一方的に判断することは、表現の自由とも大きなかかわり合いがあります。
現に青少年を有害環境から保護するという名目で新たな法を制定し、規制すべきとの動きがありましたが、与党内でもまとまらず、また、日本民間放送連盟会長は、日本テレビ放送網株式会社会長の氏家齊一郎さんですが、いわゆる民放連の反対もあり、今国会には上程されませんでした。
本来、文化には、国家権力が介入すべきものではなく、国民一人ひとりの自主的かつ自由な判断のもとではぐくまれているものと考えます。表現の自由や文化にかかわる問題は、国家による法規制によらず、自主規制で対応すべきであることから、法制定を求める本意見書には反対し、あわせてテレビを初め放送界、マスメディアみずからによる、さらなる自主的規制を求めて反対討論といたします。
49 ◯27番(大城美幸さん) 討論をいたします。
青少年を取り巻く社会環境の実態を考えると、確かに低年齢化とともに、パソコンや携帯電話の普及に伴って、有害な図書類、CD-ROMなどの販売、貸し出しが野放しの状態で、青少年に悪影響を与えていることも心配をされ、青少年を保護する立場からの法整備の必要性は認めるものです。
我が党は、日本におけるテレビでの過剰な暴力や、性の表現の青少年への影響を憂慮し、社会の自己規律の力で子どもを守ろうという呼びかけをしてきました。
2000年4月、NHKと日本民間放送連盟が共同で放送と青少年に関する委員会を設置、1年間で2,600件を超える意見や苦情を受け付け、放送局が番組内容について局自身の自己規制を促すきっかけがつくられました。欧米のように日本で恒常的に視聴者の意見を受け付け、放送の青少年へ与える影響を審議する第三者機関がつくられたことは、前進面と評価するものです。
そのような中で、政府は、今国会当初、メディア規制3法案とのセットで青少年社会環境対策基本法の制定をねらっていた経過があります。本意見書には具体的にどのような法案になるのかが記されていません。メディア規制や淫行処罰規定が重要視される危険を否定していない以上、そのことを含む可能性に強く危惧をするものです。
また、青少年の保護を重要視する観点が具体的に示されないまま、包括的な体系的な具体的中身が示されないまま政府案を後押しする形での本意見書に、無条件に賛成することはできません。
よって、本意見書には反対です。
50 ◯議長(
吉野博明君) これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。意見書(案)第8号は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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日程第10 意見書(案)第9号 有事関連法案の徹底審議、自治体への具体的説明を求める意
見書
51 ◯議長(
吉野博明君) 日程第10 意見書(案)第9号 有事関連法案の徹底審議、自治体への具体的説明を求める意見書、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。14番 嶋崎英治君。
〔14番 嶋崎英治君 登壇〕
52 ◯14番(嶋崎英治君) お手元に配付させていただきました案文を朗読させていただきまして、提案にかえさせていただきます。
意見書(案)第9号
有事関連法案の徹底審議、自治体への具体的説明を求める意見書
上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明 殿
提出者
三鷹市議会議員 嶋崎 英治
賛成者 〃 大城 美幸
有事関連法案の徹底審議、自治体への具体的説明を求める意見書
第154回通常国会で審議されている有事関連法案は、地方公共団体や住民の人権・生活に深く関わる内容を含んでいる。しかし「武力攻撃事態法案」における『緊急事態』『有事』の定義が極めて広く、『武力攻撃事態』については、日本に対する武力攻撃の『恐れ』や『予測される場合』を含めてきわめて広い範囲を設定しているが、それぞれの事態の定義があいまいのままとなっている。
また、自治体に対して具体的な説明がなされないまま、内閣総理大臣が自治体の長の権限を越えて代執行できる権限が盛り込まれている。
三鷹市においては「非核自治体宣言」を行い、「平和条例」を制定しており、地方自治拡充と地域住民の安全確保を直接負託されている本議会として十分な説明が必要と考える。自治体に対して内閣総理大臣が代執行権を行使する場合には、具体的にどのような状況のもとに、どのような事例において、どのような手続きにより執行されるのか、また自治体の長による住民の安全確保のための『意見の申し出』についてはどの程度尊重されるのかなど、具体的な点について明らかにされるよう要請する。
また、これらの重要事項について、国会での十分な議論を尽くしていただくとともに、自治体への具体的で十分な説明がなされることを要請する。
上記、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明
よろしくお願いいたします。
53 ◯議長(
吉野博明君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑あわせて討論を願います。
54 ◯25番(杉本英騎君) 一言討論いたします。
現在、国会で審議をされています有事関連3法案については、反対の立場であります。徹底審議をし、自治体への具体的な説明があればいいというものではなく、廃案にすべきであると考えますが、国会でのきちんとした答弁、自治体への具体的な説明すらないことは重大な問題であり、その点においては、この意見書に賛成をいたします。
55 ◯議長(
吉野博明君) これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。意見書(案)第9号は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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日程第11 意見書(案)第10号 健康保険法等改定案に対する意見書
56 ◯議長(
吉野博明君) 日程第11 意見書(案)第10号 健康保険法等改定案に対する意見書、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。27番 大城美幸さん。
〔27番 大城美幸さん 登壇〕
57 ◯27番(大城美幸さん) お手元の案文を読み上げて提案にかえさせていただきます。
意見書(案)第10号
健康保険法等改定案に反対する意見書
上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明 殿
提出者
三鷹市議会議員 大城 美幸
賛成者 〃 岩田 康男
健康保険法等改定案に反対する意見書
国民に1兆円を超える負担を押しつける健康保険法等改定案の審議が国会で行われている。この負担はあらゆる世帯を直撃する。70歳以上の高齢者は定額制と上限制が廃止され、1割負担(一定所得以上は2割)に引き上げられる。しかも償還払いが導入され、自己負担限度額を超える場合も患者が病院窓口で全額をいったん立て替えなくてはならなくなる。
健康保険の窓口負担を2割から3割に引き上げる影響は、労働者と70歳未満の年金生活者、その家族8,000万人以上に及ぶことになる。
さらに、国民の負担は窓口負担だけでなく、保険料の負担も大幅に増やされようとしている。
深刻な不況のもとで、これが強行されれば、受診抑制が急増し、かえって症状の重症化を招き、医療保険財政を圧迫することになる。「持続可能な社会保障制度」が叫ばれる昨今であるが、これこそ、持続を不可能にする選択といわなくてはならない。医療を受けやすくし、早期発見・早期治療こそ、国民の命と健康を守り、医療保険財政を立て直していく道である。
家計消費支出に占める医療費の窓口負担などの「医療費」の割合でみても、公的医療保険制度における自己負担の割合でみても、すでに日本は主要国の中で最も高い水準にあり、これ以上、国民負担を増やす理由はない。もともと医療保険は、病気という人生の困難なとき、収入も苦しくなるときに、だれでも安心して医者にかかれるようつくられたものである。
「持続可能な医療制度」にするためにも、このような患者負担増の「改革」はやめ、まる1国が最優先で財政支出を行いまる2高すぎる薬剤費にメスを入れまる3保険料は経済的能力に応じた負担とする、などによって、医療保険財政を立て直すべきである。
よって、本市議会は、患者負担を押しつける健康保険法等改定案に反対するものである。
上記、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成14年6月28日
三鷹市議会議長 吉 野 博 明
よろしくお願いいたします。
58 ◯議長(
吉野博明君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑あわせて討論を願います。
(「省略」と呼ぶ者あり)
これをもって質疑、討論を終わります。
これより採決いたします。意見書(案)第10号は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
挙手少数であります。よって、本件は否決されました。
なお、ただいま可決されました意見書の提出先、提出方法、案文の整理等については議長に一任願います。
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日程第12 14請願第7号 井の頭の地域に小規模の公衆浴場を設置することを求めることにつ
いて
59 ◯議長(
吉野博明君) 日程第12 14請願第7号 井の頭の地域に小規模の公衆浴場を設置することを求めることについて、本件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は厚生委員会に付託し、議会閉会中の継続審査を願うことにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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日程第13 総務委員会閉会中継続審査の申出について
(1) 所管事務の調査について
高度情報化システムと行政サービスについて
日程第14 建設委員会閉会中継続審査の申出について
(1) 14請願第5号 墓地造営計画反対について
(2) 所管事務の調査について
まちづくりについて
日程第15 三鷹駅前再開発事業対策特別委員会閉会中継続審査の申出について
三鷹駅前地区再開発計画・事業にかかる諸問題について調査検討し、対策を講ず
ること
日程第16 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申出について
調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
日程第17 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申出について
東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
日程第18 三鷹市立アニメーション美術館特別委員会閉会中継続審査の申出について
三鷹市立アニメーション美術館にかかる諸問題について検討すること
日程第19
議会運営委員会閉会中継続審査の申出について
議会運営について
~議会の円滑な運営を図るため必要な事項を協議する
60 ◯議長(
吉野博明君) この際、日程第13から日程第19までの7件を一括議題といたします。
以上7件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付のとおりであります。
お諮りいたします。以上7件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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61 ◯議長(
吉野博明君) 以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
これをもって平成14年第2回
三鷹市議会定例会を閉会いたします。
午後 3時18分 閉会
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