武蔵野市議会 > 2020-03-18 >
令和2年度予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日: 2020-03-18

  • 浜松市(/)
ツイート シェア
  1. 武蔵野市議会 2020-03-18
    令和2年度予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日: 2020-03-18


    取得元: 武蔵野市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-15
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                ○午前10時00分 開 会 【土屋委員長】  ただいまより予算特別委員会を開会いたします。  本日の傍聴につきましては、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にかかわる措置といたしまして、令和2年3月10日の議会運営委員会において、傍聴については御遠慮いただく旨の決定がなされたため、本委員会においてもそのように取り扱いたいと存じますので、御了承いただきますようお願いいたします。  日程第1、議案第22号 令和2年度武蔵野一般会計予算、日程第2、議案第23号 令和2年度武蔵野国民健康保険事業会計予算、日程第3、議案第24号 令和2年度武蔵野後期高齢者医療会計予算、日程第4、議案第25号 令和2年度武蔵野介護保険事業会計予算、日程第5、議案第26号 令和2年度武蔵野水道事業会計予算、日程第6、議案第27号 令和2年度武蔵野下水道事業会計予算、以上6議案を一括して議題といたします。  本日は、第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費、以上3款の審査から入ります。  説明を求めます。 2 【渡邊市民部長】  おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費を一括して御説明申し上げます。  所管の生活経済課は、令和2年4月より産業振興課と課名を変更し、武蔵野第六期長期計画の着実な推進と、第二期産業振興計画を初め農業振興基本計画、第二期観光推進計画等に基づき、まちの魅力を高め豊かな暮らしを支えることに取り組んでまいります。  それでは、256、257ページをお願いいたします。予算説明書でございます。  初めに、第5款労働費から御説明いたします。  第1項労働諸費、第1目労働諸費は、労政に要する経費で、人件費及び勤労者互助会の運営補助が主なものでございます。  258、259ページをお願いいたします。第6款農業費を御説明いたします。  第1項農業費、第1目農業委員会費は、市内農地の保全を図るとともに、農地の利用関係の調整に関する事務を行う農業委員会の運営に要する経費で、前年度に比べ105万7,000円、13.7%の減となっております。これは農業委員会の行政視察に要する旅費の減が主な理由でございます。その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  260、261ページをお願いいたします。  第2目農業総務費は、農業関係事業の共通事務に要する経費で、人件費が主なものでございます。前年度に比べ183万6,000円、6.1%の減となっておりますが、人件費の減が主な理由でございます。その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  第3目農業振興費は、農産物品評会やフレッシュサラダ作戦などの実施により、都市農業に対する市民の理解と関心を促すとともに、各種補助金などを通し、環境への負荷がより少ない農業を推進し、都市農業を守っていく意欲のある農業従事者を支援することで、安全・安心かつ新鮮な農産物を市民に提供する農業振興に要する経費でございます。前年度に比べ521万8,000円、17.3%の増となっております。  262、263ページをお願いいたします。  主な増の理由といたしましては、東京都と連携して実施する都市農地保全支援プロジェクト補助金や、都市型認定農業者制度の創設に伴う認定農業者等経営改善支援補助金農業振興基本計画中間見直し支援委託などでございます。その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  第4目市民農園費は、市民農園8園の管理運営に要する経費で、前年度に比べ79万7,000円、6.4%の増となっております。これは、農園のごみ処理経費の増などが主な理由でございます。その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  264、265ページをお願いいたします。第7款商工費を御説明いたします。
     第1項商工費、第1目商工総務費は、産業振興課関係事業の共通事務に要する経費で、人件費が主なものでございます。前年度に比べ2,388万7,000円、31.9%の増となっておりますが、人件費の増が主な理由でございます。その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  266、267ページをお願いいたします。  第2目商工振興費は、商工振興に要する経費で、前年度に比べ9,024万8,000円、20.4%の増となっております。これは、商工会館の空調設備保全に伴う工事費、組織改正に伴う武蔵野ふるさと応援寄附の移管による増などが主な理由でございます。  説明欄に沿って、事業ごとに御説明いたします。  商工振興事業は、商工関係団体への負担金、補助金、商店街装飾街路灯電気料補助金商店街チャレンジ戦略支援事業費補助金及び駅周辺商業活性化事業補助金などが主なものでございます。  路線商業活性化総合支援事業は、中央地区、武蔵境地区が行うスタンプ事業に要する経費への補助でございます。  商工会館管理運営事業は、商工会館の光熱水費、維持管理委託料、市民会議室管理運営委託料、土地借上料及び施設の維持修繕工事費などで、主な内訳は269ページに記載のとおりでございます。  268、269ページをお願いいたします。  利子補給等事業は、中小規模事業者事業資金利子補給金及び信用保証料補助金並びに商工会議所で取り扱う小規模事業者経営改善資金利子補給金が主なものでございます。  友好都市アンテナショップ運営事業は、施設借上料、庁用器具費などが主な経費でございます。  武蔵野桜まつり事業は、本年4月5日に実施を予定しておりました第28回桜まつりの経費と、来春に実施予定の第29回の準備経費を計上いたしました。  観光振興事業は、一般社団法人武蔵野観光機構への都市観光事業の委託料及び市内で行われるイベント事業への補助金が主なもので、内訳は271ページに記載のとおりでございます。  270、271ページをお願いいたします。  武蔵野ふるさと応援寄附は、ふるさと納税制度による寄付受領事務や返礼品に要する経費で、返礼品代を含む業務支援委託料のほか、クレジット利用手数料、寄付受領証明書を送付する郵送料、ふるさと応援基金積立金などでございます。  第3目消費生活対策費は、消費者対策に要する経費で、前年度に比べ193万7,000円、7.8%の増となっておりますが、人件費の増が主な理由でございます。  消費生活センターの運営事業は、消費生活相談、消費者セミナー、悪質商法被害防止街頭キャンペーンなどによる消費者被害の防止と啓発が主なものでございまして、内容は説明欄記載のとおりでございます。  272、273ページをお願いいたします。  毎年11月に実施しております青空事業は、会場等設営委託料が主なもので、その他の内訳は説明欄記載のとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審査くださいますようお願いいたします──済みません。なお、桜まつり事業の中で、本年4月5日に予算計上しておりますけれども、今般の新型コロナウイルスの影響を受けまして、中止ということにさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 3 【土屋委員長】  説明が終わりました。これより、3款一括して質疑に入ります。 4 【宮代委員】  おはようございます。3日目になりました。私ごとですけど、私は今回初めてなので、日々、すごくいろいろな内容が込められていて、非常に自分自身としても勉強にもなっています。一生懸命質問するためには、きちんといろいろなバックグラウンドを知らなければいけないということで、不十分ですけれども、あと2日間頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。  まず、やはり今はこの話題でいきたいと思うのですが、こうのとりベジタブル事業について質問させていただきたいと思います。まず、農業費のところでこうのとりベジタブル事業というのを展開されていて、これまで金券というのですか、チケットを配って、それを大体どれぐらいまず使用されているかという実績を把握されているかということと、この事業に対する評価というか、感想のようなものが寄せられていたら、そのことについて教えてください。 5 【田川生活経済課長】  それでは、よろしくお願いいたします。こうのとりベジタブル事業についてのお問い合わせでございます。こちらは直近の令和元年、これはまだ何日か残っていますので、期の途中ではあるのですけども、今実際、配布件数としては930件にわたって配布をさせていただいておりまして、実際これは配布枚数としては9,300枚という枚数にはなるのですけども、そのうち5,454枚使われているということで、利用率としては58.6%というふうになっております。昨年が丸々1年で1,353件の配布で7,810枚の引きかえということですので、利用率としては57.7%、それに比べると、ことしは若干多くなっているのかなというふうなことで、一定こちらのほうを評価いただいているものと認識しております。  以上です。 6 【渡邊市民部長】  こちらの件で補足ですけれども、配った年だけではなくて、この年から3年間使えますので、配った年と実際の実績というのが少しずれているというのがございます。 7 【宮代委員】  感想とか評価とかというのは何か寄せられていませんでしょうか。 8 【田川生活経済課長】  声として寄せられているものとしては、おおむね、本当にありがたいというふうな形でお声は寄せられているということで聞いております。 9 【宮代委員】  済みません、やや意地の悪い前振りなのですが、生の声をお届けしますが、使ったばかりですけれども、2,000円だとあっという間になくなってしまうと。要するに、すごくありがたいなということなのです。2,000円分もらって野菜を入手するわけですが、例えば麦わら帽子とか、そんなところで活用していくわけですけれども、確かにすごいきっかけにはなると。もらったからこそ、せっかくだから使おうと思って行ってみる。そうするといっぱいいいものがある。いろいろ買いたいけど、2,000円だとあっという間になってしまうと、そういう一つの生の声でございます。  それで、1つここからの展開で御提案というか、今後の考えなのですけど、これは野菜とコウノトリがどれだけの直結性があるのかわからないのですけど、この農業を市民に知っていただくという意味でいくと、必ずしも出産のときだけではなくて、例えば成人式とか、あるいは卒業式とか、そういう若い世代の方たちが知らないものに触れるチャンスかなというふうなアイデアが出ていて、成人式でもらうと、それを野菜にかえて、料理をしてみようかなとか、家庭に持ち帰ろうかなとか、まずもってその若い世代が麦わら帽子に足を運ぼうかな、新鮮感もありますかね、というようなそういうきっかけになるのではないかという提案がありますが、何かお考えがあれば教えてください。 10 【笹井副市長】  御質問の趣旨としては、まず1つは、1点目、あっという間ということなのですが、そもそもの事業の目的が、市内でつくられた野菜、農産物を知ってもらうと。それで、麦わら帽子にしても、JAさんにしても、それをきっかけとして市内産野菜に親しんでいただいてリピーターになっていただくということだと思います。経済的な側面としては、御案内のように、子ども応援券の1万円というのも配布をしておりますので、そちらはどちらかというと経済的支援、こちらは市内産農業の振興と市内産野菜を食べていただくという目的がありますので、合わせると1万2,000円になるのではないかと私は思っております。  それから2点目の成人式などの節目での活用でございますが、成人式については、これは市民参加で、当該の成人を迎える方々で実行委員会形式でやっておりまして、一応所管は教育委員会が所管しておりますけども、できるだけ主体性も尊重しながら、ポスターなんかも実行委員会で決定をしているということでございますので、よくよく教育委員会と、またその実行委員会の主体性、参加性を尊重しながら、情報としては提供していきたいというふうに思っているところでございます。 11 【宮代委員】  ありがとうございます。経済的な支援をという意味合いでは、余りそういうふうに言ったつもりはないのですけど、一つのアイデアとして御提案を差し上げたいと思います。  それから今、成人式のほうのお話が出ましたけど、何代かにわたって実行委員長と懇意にしていますので、非常に頑張って運営しているなというところも認識しております。何かそういうところをうまく複合的にアイデアを寄せていけたらいいのではないかなというふうな思いがございます。  さて、できるだけ明るい話題から入りたいなということで来たのですが、やはりどうしても今この状況の中で、きょう特に商工費においてはいろいろ難しい問題があるなというふうに感じていて、コロナ対策というか新型コロナ肺炎について、今、から出ている商工関係のメッセージとしては、中小企業支援対策として、制度融資における利子補給率のかさ上げ、各本人負担の軽減を実施するということが出されていますが、とりあえず今のところ、方策としてはこれのみという理解で間違いないでしょうか。お願いします。 12 【田川生活経済課長】  お尋ねにありましたコロナウイルス感染症にかかわる経済対策ということで、一旦、私どものほうで今持っています制度融資の中でできる限りの対応をしようということで検討をしております。今、現段階で生活経済課として持っているメニューとしては、そこのところをまずしっかりやろうということで今計画をしておりまして、実際持っているメニューとしては、特別融資と小口特別融資という2つの枠が、今回の特に業況が悪化して何%か減をしたというところが対象にはなるのですが、そういったところの金利負担をのほうが、既に金利負担しているのですけども、その金利分を0.1%ずつ上げて、逆にいうと、利用者の方からとってみたら0.1%負担率が下がるということなのですけども、そういった対応をしようということで現在準備を進めているところです。 13 【宮代委員】  もうこんな状況ですから、特効薬、即効薬があるとは決して思っていなくて、私たちもどうしていいかわからないという状況なのですけど、今マスクされている方も多いですけど、我々は自分たちの命を守るためにマスクをして、手を消毒してというふうに生活していくのですけど、商業、要するに商店の方たちというのは、商いそのものが生き物で、このままコロナに負けてしまうと、倒産をするということは死を意味するわけです。やはりそうさせてはいけないというふうな思いがあって、そこに対して、人間が自分の命を維持しようとするように、そういった商業というものをどういうふうに命を維持することができるのかということについて、ぜひ施策として考えていただきたいなというふうに思います。そしてまた、商業はまちそのものの活性化と直接つながっているところもありますので、まちは我々より長生きなので、ずっとこのまちが疲弊してしまわないように、ここは踏ん張らなければいけないのではないかなというふうに考えています。  それと、直接というわけではないのですけど、今回の中で、創業・事業継承支援というものがあって、予算を組んでいただいております。その中に、むさしの創業サポートネットを再編しというふうな御説明をされていて、名称が変わったということはネット上で理解したのですけれども、何を主に変えてきたかということについて御説明をお願いいたします。 14 【田川生活経済課長】  創業の件でございます。まだ実は仕組みとしては、これから変えていこうということで準備をしているという段階になります。今まで創業というところにある意味特化して、サポートネットという形でこの取り組みを進めてきたわけなのですけども、そこにさらに事業承継、要するに今までやられていた方々から、新たに移り変わっていく部分など、そこら辺も含めて総合的にそういったものを支援していくというふうな枠組みをつくろうということで今準備をしています。その中では、今構成メンバーの中に政府系の金融機関だったりとか、あと武蔵野ももちろんなのですけども、そういったところのメンバーが入っているのですが、そういったところに、例えば不動産の関係の知見を持っている方であるとか、そういった方々に入っていただきながら、さらにそのネットとしての活動というのを進めていこうというふうに考えているところでございます。 15 【渡邊市民部長】  1番目の質問の商業支援ですけども、先ほど担当課長のほうが申しました私どもの、今現在ですと特別融資のほうの利子補給分のかさ上げということで、こちらのほうも商工会議所さんですとか商店会連合会さんの御意見も伺って、そこの御要望を反映させた形で今現在として考えているところなのですけども、やはりまち場の方のお考えというか御意見を聞いた中では、やはり不安だというのです。先行きが見えないことへの不安がとにかく一番大きいというのは聞いております。そういったことで考えますと、今回というのは本当に、日本といいますか世界的なことなのですけども、はっきり言えば商業関係について国全体のことになります。やはり資金の援助ですとかその辺の補償がどうかという御不安はあるというふうには聞いておりますので、大きな仕組みとしてはやはり国が国策としてやるべきであろうと。国のほうの政策、実はいろいろなメニューは出ているのですけど、細かい実際の運用とかというのはまだ示されていませんので、そこのところのまた不安も大きいと思いますけれども、そことあとは、東京都もかなり今回補正のほうも出して手当てをしております。こういったことも見ながら、私どもとして第1弾として先ほどのものをやっていきたいと思いますけれども、今後については、またその辺の国とか都のものを見ながら考えていく必要があるかなと思っております。  ちなみに窓口のほうは、私ども生活経済課のほうでは、融資の窓口をもともと持っておりますけれども、今回の件がありましてかなり御相談がありまして、現在も主任以下は全員そちらの窓口のほうの仕事を今やっているという状況でございます。  以上です。 16 【宮代委員】  ありがとうございます。国、都と協力をしながら、ぜひずっと寄り添い続けていただきたいと思います。もうまさに、我々もそうですし、まち場での不安というのは本当に絶えないと思いますので、とにかくこれを乗り切るまで、みんな力合わせて前に進んでいきたい、いってほしいというふうに思っております。  それから、まちの魅力発信と観光推進というところなのですけれども、やはりこの中にはキーワードとしてオリ・パラがあって、それを契機に多言語でのまちの魅力発信・観光事業というふうになっているのですが、昨日IOCからのメッセージが出て、安倍首相からも全部やりましょうというメッセージが出ているのですけど、これはいろいろな見方、受けとめ方がありますが、もしかすると開催できないかもしれないということも考えなければいけないというメッセージとも受けとめられたのかなというふうな見方もあるのかなと思っています。その中で、例えばこの6,461万2,000円という予算ですけれども、もし仮に、オリ・パラが中止になってしまった、あるいは延期になってしまった場合に、この予算はどこまで執行していく予定なのか、これがなくなると、もう全部そこでそれまでやろうとしていた事業をとめてしまうのか。そうではなくて、これは単なるオリ・パラだけのためのものではなくて、まちそのものの魅力発信、そういった継続的な未来に向けた予算として考えていらっしゃるのか、そこの考え方を教えてください。 17 【田川生活経済課長】  お尋ねにありましたまちの魅力発信と観光推進のところで、今回こちらのほうの御説明の内容の中で、オリンピック・パラリンピック需要を踏まえたというような形で書かせていただいておりますけれども、必ずしもこれが全てオリンピック・パラリンピックに関連したものというわけではもちろんございません。ですので、オリンピック・パラリンピックがもしも開催されなかったとしても、当然観光ということで、まちの魅力向上という形で使われるものというのは、もちろん通常どおり行っておりますので、それによってこれが激減するとか、そういったことというのは基本的にはないものだというふうに考えております。  以上でございます。 18 【宮代委員】  ぜひそうあってほしいと思います。第二期武蔵野産業振興計画の中に明確に産業振興の方向性について示されておりますので、オリ・パラがもし思ったとおりにならなくても、そこで気持ち折れてしまわずに、市民と一緒に私たちも頑張っていかなければいけないので、ぜひそれを支えて、前を向いて歩けるような状況をつくっていただきたいと思います。こちらは要望です。  以上です。 19 【浜田委員】  よろしくお願いします。今、宮代委員からいろいろ聞かれましたので、かぶらないように、いつも済みません、よろしくお願いします。創業・事業継承支援です。伺いたいと思います。  今るる聞かれていましたけど、とにかく今回のコロナの感染で、本当に中小企業の方は大変だなと、たくさん影響が出ているという状況はもう見てのとおりだと思うのですが、先ほどの答弁の中で、行政として何ができるかということで、制度融資ということを確認させていただきました。あと、相談窓口も今一斉に皆さんが取り組んでいただいているという中なのですけれども、それで、事業継承のほうを伺いたいと思うのですが、これから先、継いでいく後継者がなかなかいないという相談も多いかなと思うのですが、私もいろいろ御相談とか歩いている中で、年配御夫婦で商店を頑張ってやっていらっしゃる。もう娘も息子も地元にいないから、私たち2人で終わるのよだとか、そんな話を伺いながら、後継者問題で悩んでいるのだなと。でももう私たちでここは終わりだからとか何かいろいろ言われながらなのですけれども、その後継者という部分では、行政として基本施策でも、産業振興の中でも書かれているのですが、本市のそういうさまざまな現在の状況というのを把握しているのかどうかというのを1点聞きたいと思います。実は、昨年の決算のときですか、ちょっと議事録を読んでいたら、まだまだの後継者のそういうところがなかなかつかみにくいというお話もあったので、その辺が人手不足だとか、後継者不足だとか、把握ができているのか伺いたいと思っています。まずお願いします。 20 【田川生活経済課長】  事業承継は大変大きなテーマだというふうに思っております。せんだっての決算のときにももしかしたらお答えしているかもしれないのですが、なかなか具体的な数であったりとか、具体的な相談という形でのほうに上がってきているというところは、今のところ少ないのですけれども、ただ、それぞれのお店、個店単位でお困りのことがあるというのは、例えば商店会連合会さんのほうとのやりとりであったりとか、商工会議所さんのほうとのやりとりであったりとか、そういったところでもお話を伺っているところではあります。実際、創業支援、むさしの創業サポートネットを、事業継承を含めた産業サポートネットという形で変えていこうというのも、まさにそこのところをしっかりつかみながらサポートしていくということをやっていきたいということが大きな目的としてありますし、今現在、日本政策金融公庫さんのほうでは、事業承継のマッチング支援みたいなものにも積極的に取り組んでいるというところがありまして、こちらは私どものほうの窓口でも、こういったことをやっていますよということで御案内をさせていただいているところであります。  実際、前回の第二期の産業振興計画の策定の際には、その段階での商店会、事業者のアンケートの中で、その事業承継に関しての希望というのでしょうか、思いというのでしょうか、そういったことは、一定聞いてはいるのですけども、きちんとまとまったデータという形では、今現在は存在していないというふうな状況でございます。  以上です。 21 【浜田委員】  ありがとうございます。でも、状況を把握しないと、また前に相談とかが進まないかなと思いますので、その辺、難しいかなとは思いますが、しっかり掌握をしながらこれに取り組んでいただきたいと思います。この計画が2023年度までですよね、その中で取り組まれるということなので、次の後継者という部分では、しっかり御相談を受けながら取り組んでいただきたいと思っています。  その中で、後継者のためだけではないですけど、厚生労働省とハローワークがトライアル雇用という、3カ月の期間を設けてそういうのもやっているということもありますし、そんなことも含めてやってくださっていると思いますので、しっかりと後継者という部分では相談に乗っていただけたらなと思います。  事務報告書のところでも創業支援事業の相談受け付けが年々ふえているということで、昨年で相談窓口48件のうち27件が創業したということでいいのですね。この27件というのは武蔵野で創業されたという形なのですか。武蔵野だけでなくて、相談を受けて、どこかで相談しているという件数なのか、確認をしたいと思っています。  以前、私は何度か創業支援のことでお話を伺っていまして、補助金が出ていた創業支援がありましたね、30年でもう打ち切ったのですけれど。そういうものは、もうあれは国か何かいろいろあったのかもわからないのですけど、そういうことはもう行政としては考えられないのかどうか、伺いたいと思います。 22 【田川生活経済課長】  まず、創業支援の相談という形で、昨年、平成30年度は確かに48件の相談者の方がいらっしゃって、そのうち27件が創業をされたという、ただ、これが全て武蔵野での創業かというと、そういうわけではないということでございます。それがまず1点。  それと、3年間にわたって創業支援施設に対しての補助という形でやらせていただいたものが平成30年に一旦終わっています。これはそれぞれ個性のある取り組みということでスタートをしておりますので──済みません、先ほどの3年間のものに関しては、さらに引き続き継続して新たに同じような仕組みでやるということは、現在のところは考えておりません。  済みません、ちょっと訂正させてください。先ほどの創業支援に関しましては、創業者数、事務報告書のほうにもちょっと記載があるのですが、101ページのところに、創業支援事業ということでむさしの創業支援コーナーの相談受け付け創業者数27人は、全て市内でした。ちょっと訂正をさせていただきます。申しわけございません。 23 【浜田委員】  ありがとうございます。済みません、もう一度確認ですけど、創業者数が、うち市内が27件、その27件が武蔵野でいらっしゃるということですね、はい、了解しました。ありがとうございます。その30年度で補助金を打ち切った創業支援の方々なのですけれど、境南で8Kさんが好評で、私もたびたび行くのですけれども、議事録を読んでいると、8Kさんの中で2名の方がもう卒業されて創業されているという部分で、すごく人気があるというようなお話でしたが、その後のフォローというのですか、補助金を打ち切って、その後の行政としてのかかわり方というのは、どんな形で支援をしているのかなというのを1点確認したいと思っています。 24 【田川生活経済課長】  今、8Kのお話がございました。こちらのほうは一旦、平成30年までの事業ということで取り組みをした後に、実際、皆様それぞれの団体さんにお話を伺うというような機会を設けまして、その事業の振り返り、レビューみたいな形をやらせていただいているところです。これは今年度中に報告という形でまとめていくということにはなっておりますが、今後どのような形でフォローしていくのか、いわゆる創業の一旦区切りをつけてその後どうするのかということについては、この後また相談をしながらやっていこうかなというふうに思っているところです。  8Kでいいますと、今のところ状況としては、延べ創業者数が5人いらっしゃったというふうなことで、ちょっと数がふえているということで御報告をさせていただきたいと思います。  以上です。 25 【浜田委員】  ありがとうございます。また行政としてできることをしっかり支援をしていただいて、後継者のほうも頑張っていただけたらなというふうに思います。  もう1点は、計画の48ページのところに高齢者の創業支援ということも書かれていました。人生100年時代ということで、定年も60歳、65歳と伸びていますし、セカンドキャリアのためにというふうに書かれていましたけれども、これもこれから考えられるのかなと思いますが、もし何かこういうことを考えているとか、そういうことがあれば伺いたいと思っています。 26 【田川生活経済課長】  計画の中で書かせていただいている中で、高齢者の創業支援、人生100年時代に向けたセカンドキャリア構築のためにということで書かせていただいております。残念ながら、まだこれは具体的なメニューとして何かこれに取り組んでいるというところではございません。しっかりと計画を推進していく中で取り組んでまいりたいなというふうに思っております。  以上でございます。 27 【浜田委員】  そうですね、計画ですからこれから、23年までの計画なので、いろいろお考えもあるかなと思いますが、また報告をいただけたらなというふうに思います。  では次に、消費生活センターの管理運営ということで、33ページのところです。これも今コロナ感染症で、またいろいろな形で詐欺だとかそういうことが起こっているということは掌握されているのかなと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大に便乗して、メールとか電話などで悪質な手口が多くなっているということでニュース等でも言われていますが、そういうことも掌握はされていると思うのですが、例えば、スマートフォンでショートメールが届いて、コロナウイルス感染の肺炎が広がっている問題で、マスクを無料配送する、確認をお願いしますということで、フィッシング詐欺というのですか、そういうものがアクセスすれば何かだまされてお金を取られるだとか、また、大阪とか仙台でもあったそうなのですけど、警察官だとうそをついて電話をかけてきて、下水道にウイルスがついているといって何か約10万円ほど請求されたとか、そういうことがニュース等でありました。そういうことも、今現在、いろいろな形で御相談とかあると思うのですけど、先日この消費者行政、これもまとめていただいて、その中で見てみると、詐欺でよく相談があるのが70歳以上の方、やはり高齢の方が多いのだなと。特に女性のほうが多いだとかいろいろまとめていただいて、これも見させていただきました。これも毎回こんな形でいただいていますし、武蔵野では、なかなかやはり件数も多いのだなというのも、いろいろ状況としてはよくお知らせをいただいています。この中で確認をしたいのですが、自動通話録音機の設置状況とかはわかるのでしょうか、これは。 28 【恩田副市長】  済みません、ちょっと費目が違うので、安全対策のほうになりますので、申しわけございません。安全対策になってしまいますと、総務ですので先々日ということになります。申しわけございません。(「わかりました、ありがとうございます」と呼ぶ者あり) 29 【土屋委員長】  続けて質問してください。 30 【浜田委員】  では聞けないですね。 31 【土屋委員長】  では整理して。 32 【浜田委員】  はい、済みません。しっかりこれも取り組んでいただけたらなと思っています。 33 【堀内委員】  おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  まず、労働費勤労者互助会について伺いたいと思います。昨年度から現時点でいいので会員数の増減、また、来年度に向けての目標と、あと入会への広報については、どのようなことを行っているのか。またあと、福利厚生事業について、私も利用させていただいていてとても魅力があるなと思っているのですけども、来年度に向けて、何か改善等々入れかえの予定等があれば教えていただければなと思います。 34 【田川生活経済課長】  勤労者互助会についてのお尋ねでございます。平成31年4月の期末の段階で会員数が2,940人いらっしゃいました。事業所数でいうと314事業所で、2月末までの数字になりますけれども、事業所数で317、プラス3です。会員数でいうと2,949ということで9名増というふうな状況でございます。  事業のほうに関してなのですけれども、今のところ、新しい取り組みというので追加されるメニューは特にはないのですけれども、実はやはりこのコロナの関係でさまざまな影響を受けています。東京ディズニーランドが中止になってしまうとか、よみうりランドもだめだとかということで、逆に言うと、勤労者互助会で使えるメニューがどんどん今減っていってしまっているというふうな状況があります。そういったことが本当に深刻な状況なのかなというふうに思っておりますが、注視をしていきたいなというふうに思っております。  以上です。 35 【堀内委員】  状況はわかりました。私もホームページを見たら、いろいろ最初にそれがうたわれていたので、大変な状況かなとは思いますが、落ちついたときには、やはり今紹介いただいたところあたりが人気の事業かなとも思いますので、うまく割り振りをしていただいて、結構抽せんになっている部分もあるので、うまく組みかえていただいて希望が通るようにしていっていただければなと要望をしておきたいと思います。  次に農業費のほうで、予算特別委員会の資料のほうの19ページです。都市農地保全支援プロジェクトということで、令和5年までの補助でことしも使用するというところで、このあたりはまだ残額が残っていたりしておりますけども、農地のパトロール等々している中で、来年度もやるというところで、まだまだ見込みがある、やはりこれは本人負担も若干あるので、なかなか進めようとしても本人の意向もないとというところがあると思うのですけども、このあたりは、パトロールしている中で、来年度幾つかをやって、ここにある倒壊のおそれのあるブロック塀だとか土砂の流出というところは、おおむね改善の方向に向かっていて、まだやはり改善したほうがいいなというところもあるのかどうか、その辺の現状と今後の展望について伺えればと思います。 36 【田川生活経済課長】  都市農地保全支援プロジェクトということで、これはかなり補助率も高くて、農業者の方には非常にありがたい制度だというふうに聞いております。実際これはどのような、もちろん自己負担があるということは委員おっしゃるとおりで、もちろんそうなのですけれども、私どものほうとしては、できるだけ困っているニーズ、こんなことをしたいのだということについては、もちろん農地パトロールの際もそうですし、毎月農業委員会をやっています。農業委員会の中では、農業者の方と直接お話をする機会というのが毎月ありますので、そういったところでも、情報をこちらからも提供する、情報をいただくというような形で、丁寧にそこのところは集約をして、また予算として上げていくというふうな形でやっていきたいなというふうに思っております。今年度は今回3件ということにはなりますけれども、しっかりと取り組んでいきたいなというふうに思っております。 37 【堀内委員】  了解しました。情報交換を行いながら、でも本当に有効かなと、補助率がすごくいいので、ぜひ有効に活用していただいて、農地の保全と、農ある風景と、あと農業振興に役立てていっていただきたいなと思います。  今いろいろある中で、やはり事業継承とかが課題かなと思いますけども、農業の現状と課題等々については、今のところはとしてどのような認識でいるのかを伺いたいと思います。 38 【田川生活経済課長】  まさに担い手不足というのは共通の多分課題なのだろうなというふうに思っていますし、武蔵野でもそれは例に漏れずということかというふうに思っております。農業者の方の平均の年齢でも70歳を超えているというようなところもございますし、うまくきちんと農業をやっていただける方が育っていただかないと農地が保全できないという、これはもう明らかなことなので、そこに対して何ができるのかということをしっかりと考えていきたいというふうな、私ども事務局としては認識でいるところです。なので、今回もいろいろと施策として打ち出しをさせていただいているところは、そういったもののあらわれということで御理解いただけるとありがたいです。 39 【堀内委員】  そうですね、本当に私もやはり、幼稚園児とかが農に触れる機会というところで、農ある風景、農地の保全、農業者の後継問題等々、やはりこれは取り組んでいっていただきたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に商工費なのですけども、今、財務の方もいらっしゃるので、私ちょっと総括のときにふえて喜んでいたのですけども、今の御説明で、商工会議所の改修費がすごく大きいなということで、予算の概要でいうと、ちょうどこの比較のプラス分と合うのかなというところなので、そういう認識でいいということは、逆にそれを差し引くと、逆にマイナスなのかなというふうにも思えるのですけども、そのあたり、そういう認識でよろしいのかどうか伺いたいと思います。 40 【田川生活経済課長】  確かにおっしゃるとおり、今回、商工会館の改修工事というのがかなり高額になっておりまして、こちらのほうが予算のパーセンテージを上げているという事実はもちろんそうだと思います。ただ、全体としてその分ほかが目減りしているかというと、決してそんなことはなくて、今回も農業のこともそうですし、商工のところでも新たな部分でメニュー出しをしているものについては、予算をアップしているところがございますので、そういった意味でいうと、決して目減りをしているということではないかなというふうに思っております。 41 【堀内委員】  ということでは、まあ安心かとは思うのですけど、でも総務費のほうで、あと一般質問等々でも、私は市長に、警察が大切だというのは、安心・安全があるからこそまちに人が来る、そして産業が振興するという観点から、やはり警察さんとの安心・安全が前提にあるからこそ産業振興、クリエイティブ産業の振興が図られるのかなという意味で、優先順位としてはそちらのほうが大切なのではないでしょうかと、私の思いを伝えた中でも、市長は、警察の武道始めではなくクリエイティブ産業、漫画家さんが原作のオペラを見に行かれたということは、別にもうしようがないので、でもそれで自分としては認識が違う、市民の皆様も多分おかしいなと思っている人も多数いると思いますけれども、これは市長の御判断なので、でも、そうであるならば、今の予算でもそうですが、自分はふえたのだと思っていたら、まさか商工会議所という自分の読み込み不足もあったのですけども、そういう思いかなと思ったのですけども、市長からは、オペラを見ることで産業振興を図ることで税収がふえ、命最優先につながるといったような趣旨の発言が総務委員会のときにあったと私は思っていますので、この次年度予算にかけた思い、あと新規事業でも、コンテンツで本らしいですとかというところがあります、本市ならではだとか、というところで、やはりオペラを見に行くことが産業振興、だからそれがどう生かされるのかどうか、新規事業等々を含めてどのようなイメージを持たれていて、今後どうやってつなげていくのかを市長みずからの言葉でお聞かせいただければと思います。 42 【松下市長】  いろいろと答弁のやりとりをした中で、誤解というか、それは受け取る側がそう思ったということは、それは受け取る側の感じ方なので、私がどうこう言うことではないですが、さまざまいろいろなことが大切で、そこに優劣をつけるというよりも、そこは、私は最初にお答えをしたのは、受け取った順で、お答えをした順で行ったということを言ったので、事業において、こっちがより命に大事だからこっちとか、そういうことを言ったことではないというふうに私は認識をしております。  その上で、新規事業でも、コンテンツを活用した連携事業ということで予算参考資料32ページにも挙げております。さまざま武蔵野には、クリエーターの方、漫画家の方、作家の方がいらっしゃいます。そうした方々とともに事業連携をしたいというニーズも、市内の他の事業者の方もいらっしゃいます。そうしたつながりですとかマッチングですとか、としてできることにしっかりと取り組んでいきたいという思いを持っています。波及効果というのは非常に大きいというふうに思っています。グッズの作成ですとか、ファンの方が訪れるですとか、さまざま堀内議員もそういう認識を持って行動されているということを思いますし、堀内議員もお好きなコンテンツがあって、そういう会にもいらっしゃっていますよね。ですから、そういうものが何が大事で、切り取り方ですけれども、私はこの今回のコロナに際しても、さまざま影響を受けている中で、演劇だったり音楽だったりの事業者の方々が大変多大な影響を受けているということは、今後死活問題にもなってくる。そこはどうやってとしても考えていけるのかというのは、非常に重要であるという認識を持っております。 43 【堀内委員】  言い合いになってもしようがないですけども、思いだけは伝えたいなというのは、最初に御案内が来ていたというのも理解はしていますけども、私たち議員もいろいろな御案内が来る中で、やはり自分自身もいろいろ吉祥寺のイベントに、市外のクリエーターさんでもお手伝いに来てくださった方々がやる舞台だとか演劇だとかは、お誘いをもらうこともあります。でもそれは、いろいろ精査した中で、やはり最初にもらっていてもお断りをする場面もあります、ほかの公務が優先する場合。でも、それに行く場合でも、私は応援する気持ちはあっても、全て自費ですし、応援するのは自由ですけれども、それをやはり公務として行くのであれば、やはりそこで成果を上げていただいて、それを生かしていただきたいなと思いますので、しっかりとその辺は、今回の言ったことをずっと私も言い続けますので、しっかりと成果として御答弁がいただけるように整理をしておいていただきたいなと思います。  あと、そこで今コンテンツです。私もいろいろある中で、今回調査をされるということで、今、この予算特別委員会の資料の20ページ、本らしいですとかと、市内団体調査、各種イベント調査ということは、これは通年を通じて調査させて、いつこの結論というか、都度検証していくのかどうか、この辺の、110万円を使って、いつどういうふうにこれが生かされていくのかなというところを伺いたいなと思います。 44 【田川生活経済課長】  コンテンツを活用した連携事業ということで、目指しているものがかなり大きなところ、広いところということになるのですけども、今現状なかなか何をすればいいのか、誰に対してすればいいのか、どこに対してところがしっかりと見えていないというのが、実はこの1年かけて検討していく中でわかってきたというのが正直なところで、それをまず一つ一つ、では誰が今そこで活動しているのか、どういったことをやっているのかということをきちんと捉えていこうというのが、この令和2年度のまさにコンテンツを活用した連携事業というところで調査をしていこうというふうなところで考えている部分になります。少なくとも上半期には、一定こちらのほうは、まずどういった武蔵野にコンテンツとして可能性のあるものがあるのか、私たちは正直知らないことがいっぱいあるわけなので、そういった知らないものをではどうやったら知ることができるのかということも含めて、その調査の手法も今検討しているところです。そういったことをやりながら、できれば年内に一定のこういった内容で調査ができましたというようなことの報告ができるようなことを今イメージはしております。 45 【堀内委員】  そうですね、市長も言われたとおり、私もコンテンツは相当幅広いと思っておりますので、ただ、どこまでどうやってというところがあると思いますので、ぜひ、観光機構さんもかなりまちを歩いていらっしゃるので、そのあたりとも連携をとりながらしっかりと進めて、いい報告をしていただいて、それが生かされるようにしていっていただきたいなと思っております。  先ほど宮代委員からもあったとおり、今はやはりコロナの影響を一番受けているのかなというところで、早々に農業関係者の人たちに対しては、いろいろ給食食材の配慮等々をしていただいたことはすごい評価と感謝をするところであります。今も地元商業に関しては相談がふえているということで、今はどうなのですか。商工会議所、商連も多分いろいろ対応で追われているとは思うのですけども、情報交換等々はしているのかどうかについて伺いたいと思います。 46 【田川生活経済課長】  情報交換の場を設けること自体が今はなかなか難しいというところもありますので、本当に電話でのヒアリングとか、そういったところでのお話の伺いということで情報を把握しているところになります。商工会議所さんについては、もうかなり早い段階で中小企業のコロナ対策の対応窓口を設けなさいということで設けていて、そこでも相談を受けているということで聞いております。ただ、件数はそれほど多くはないというふうなことで、きのう聞いた段階では20件までまだいっていないというふうなことでお話を聞いています。その相談の中身としては、やはり運営運転資金をどうしたらいいのかとか、中には、創業したばかりなのだけれども、もう回るお金がないという、これも資金のところになってしまうのですけど、そういったことのお話などが来ているというふうなところです。  もう一つ、商店会連合会さんのほうからは、やはり商店会に加入されている個々の事業主さんのもっと生々しい声という形でお聞かせいただいているところでは、それこそお店をあけるために、お客さんが来なくてもマスクをしなければいけない、アルコールを用意しなければいけないという、そのもの自体がもう回ってこないのだと。それは本当にどうしたらいいのだろうと。でも、どこにもないのだから誰もどうしようもないよねというふうな、若干諦めのようなお言葉があるというふうなことも伺っております。ちょっとシビアな話になるかもしれないのですが、御高齢でお店を本当に今まで一生懸命やられてきた方が、このタイミングでお店を閉めざるを得ないというふうなことも考えているのだというようなことも、相談の中では寄せられているというふうには聞いております。  そういった形で、私どものほうとしてはできるだけ、何が求められていて、が何ができるか、そういったことについては、お聞きできる範囲でしっかりとお聞きし、対応ということでやっていきたいというふうに考えているところでございます。
     以上です。 47 【堀内委員】  済みません、さまざま生の声をお聞かせいただきありがとうございます。本当に今の状況で何ができるか、物資も不足している中であると思います。でもやはり一番は相談に乗ってあげることかなと思いますので、密に連携をとりながら、ちょっと大変かもしれませんが、相談体制の強化を図っていっていただきたいなと思います。また、これからどんな補助金が来るかはわからないのですけども、その中で私も、市長が前からおっしゃっているとおり、まちのイベントも大切だけど、個店を重視したというようなこともあるのですけども、そもそも今回のことだと、やはりまち全体を盛り上げないといけないなというところもありますので、ぜひ補助等が来たときには、個店に対する補助もあれですけども、まち全体を盛り上げるというような視点でも、ちょっとお金のほうの使い方を考えていっていただきたいなと思いますけども、その辺の御見解を伺いたいと思います。 48 【田川生活経済課長】  これから多分、きょうも国の経済対策ということで経済関係者との懇談が行われるというようなことも聞いております。さまざまな形で、これからは本当に金融だけではなくて、財政出動みたいなところも含めてどんどん出てくるのではないかなというふうに思っています。そういった機会をしっかりと捉えて、まちにお金が行き渡るような形の政策ということを意識してまいりたいというふうに思います。  以上です。 49 【深田委員】  それでは、新型コロナ対策、今お話が出ましたので引き続きお伺いをしたいのですが、市中の金融機関にヒアリングとかはされていますか。 50 【田川生活経済課長】  今回私どものほうで特別融資、小口特別融資の補助の利率を上げるということをするときに、それぞれの金融機関さんに、これはそれぞれ契約で成り立っているものですので、一店一店に対してこういったことを考えているのだけどということでお話をさせていただいて、状況等について今集約している段階、なかなか難しいのですけども、お話は今させていただいているところになります。 51 【深田委員】  私が聞くところによれば、もう本当に御相談の予約が殺到していると聞いています。かなり緊急事態なのです。東京都が融資を出したので、さらに加速しているというふうに聞いています。まち場では売り上げが7割減です。極めて深刻。これはコロナが終息した後の生業支援を本気で考えていただきたい、財政出動も考えていただきたいと思っています。もう吉祥寺はえらいことになっていますので、ぜひお願いしたいと思います。  そうした意味で今後、今かねてからこの多摩地域におきましては、卸業それから小売業、極めて厳しい状況にもうなっていますね。その中で、これは市長に伺いたいのですが、今後の多摩経済、それからこの20年間の産業構造の変化、都心の23区と比較してどのように認識されているか、お聞かせいただけますか。 52 【松下市長】  漠然とし過ぎた質問ですので、私は経済評論家ではありませんので、23区と多摩経済を比較する立場にはないというふうに思っております。その上で、武蔵野の産業振興を考える上で、この間も商工会議所や商連の皆様と議論していく中で、かなり消費行動というのがこの20年間で変化をしている、eコマースというところに影響が大きく出ている、そこを今後どう補っていくかというのが大きな課題であるという認識をしています。 53 【深田委員】  そういう御答弁になると思っていました。産業振興をしていく上で、コンテンツ産業なり都市型産業なりを振興していく背景というのをきちんと認識していただきたいと思っております。  今度は御担当にお伺いします。この間、大きく変化したことは3つあるというふうに評論家から言われています。1つはプラットホームビジネス、要は情報戦略、こちらが23区に集約されてきているということです。これはすなわち情報通信産業の従業員の数で明らかにわかります。23区は81万。多摩地域は3万8,000、このような格差が広がっているというのが1点。それから2つ目は、やはり製造業の打撃です。本はとりわけありませんから、製造業がもう厳しい状況の中です。そして3つ目は働き方が変わってきている、暮らし方が変わってきている。すなわち、女性の社会進出とともに共働き世代がふえているということによって、利便性の高い都心に人口が集中してきているということがあります。こうした3つの大きな構造変化、これを捉えた上で、武蔵野がどこにかじを切っていくのかということを考えなければならない。その上で、東京都の戦略室などとの情報交流とかをなさっていらっしゃるようであればお話を伺いたいと思います。 54 【田川生活経済課長】  今御質問いただいた東京都戦略室とは、特に私どものほうと情報交換みたいなことはしておりません。 55 【深田委員】  そうですね、東京都のほうの動きをキャッチしながら、武蔵野がこの23区のへりにいる自治体として、交通が非常に便利であること、どういう戦略を持ってやっていくべきなのかということを根本的なところから考えていかないと、創業支援をした先がつながっていかないのです。つまり、都市型産業、コンテンツ産業にかじを切っていくのであれば、きちんと情報化を進めていくというプラットホームビジネスにかじを切っていくということも視野に入れた上で考えていかなければ、打ち上げ花火で終わるということです。今後、東京都のほうはICTを活用して、それこそソサエティ5.0実装に向かってかじを切っています。私としては、ぜひとも東京都とのパイプをしっかりと組んだ上で、武蔵野の産業振興をベースのところからつくり上げていくように努力をしていただきたいと思います。いかがですか。 56 【田川生活経済課長】  かなり大きなところの話になるのかなというふうに思います。産業構造ということで考えたときに、どのようなところを目指すのかというところが、実際この第六期長期計画の中でも記載があるところであるかと思いますが、少なくとも今、ICTに特化した形でというようなところにはなっていないのかなというふうに思っています。バランスを見て、それぞれ武蔵野が今持っているコンテンツ、そういったものを生かしていきながらの事業、また、今おっしゃったようなICTをどういうふうに活用していくのかということも含めて、これから考えていきたいというふうに思います。  以上です。 57 【深田委員】  クリエイティブシティのベースはICT活用でございます。私もかつてアニメの支援をしていくことを提案した際に、これはICTとセットでお話をしていると思います。ぜひ御検討ください。  それから身近なお話です。麦わら帽子の売れ残った食材はその後どういう検討をされたでしょうか。前回伺いましたときには廃棄ということで、食品ロスの問題に課題が残ったというふうに認識しています。いかがですか。 58 【田川生活経済課長】  本当に心が痛い話なのですけれども、もちろん、どうしても残ってしまうものというのはいまだにやはり出てはいます。それは間違いなく出ています。ただ、極力売り切るための努力ということで、もともと入れる数を絞るというところ、これは逆に販売機会の喪失ということにもつながりますので、店舗としては非常に厳しいところなのですけども、担当のほうには極力ロスのないようなものということで努力するようにということでお話をしております。 59 【深田委員】  売り上げ力だけに頼っていても難しいですね。フードロスの解決については、フードバンクや、それから資料請求にもありましたフードドライブ、いろいろな生かし方があると思います。一度流通にのったものをどのように会計上処理するかという課題が残りますけれども、ぜひとも御検討ください。 60 【大野委員】  よろしくお願いいたします。まず、先ほどちょっと出たのですけれども、都市農業のことですが、予算の請求資料の新規事業の中で19ページに載せていただいておりますけれども、都市農地保全支援プロジェクトということで、これが令和5年までの補助が受けられるということで、あと4,308万円、1で使える部分が残っているということですが、これは今後の予定も立てられているということでしょうか。 61 【田川生活経済課長】  事業自体の継続年度が令和5年度までということで、まだ、令和3年度、4年度、5年度という形で、具体的なメニューというか、希望者を募って計画しているわけではございません。 62 【大野委員】  わかりました。せっかく東京都が非常に多くの補助をしてくださっているので、ぜひこれは有効に使って都市農業を守っていただきたいと思っております。  次に、最初の説明のときにも少しありましたけれども、桜まつりが今回は中止ということですが、毎年ちょっと言われていることなのですけれども、4月の第一日曜日という設定なのですか、やはり気候変動の影響で、そこに桜がなくなっているというお声が非常に多く、パレード等もいつも計画していただいているので、やはり桜並木のもとでパレードするのがいいのではないかなと思うのですけれども、その辺の期間の見直しなどはお考えではないでしょうか。 63 【田川生活経済課長】  本当に難しいです。桜がないと桜まつりとはなかなか言いにくいというのは重々理解はしているつもりなのですけども、この時期に関しては一旦4月の第一日曜日ということで、実行委員会等での議論の中で決めてきたという経緯がございます。また今後、日程の変更につきましては、そういったところで御協議させていただきながら、対応することがあればしていきたいというふうに思います。  以上です。 64 【大野委員】  ありがとうございます。気候変動はこれからもずっと続いていくかと思いますので、ぜひそこは柔軟に、桜まつりなので桜のもとでということを考えていただきたいと思います。  最後にふるさと納税ですが、地元のいろいろな特徴がある、吉祥寺の有名なお店とかが商品を出していただいておりますけれども、その出品されている方々からのお声があれば、お伺いしたいと思います。 65 【齋藤財政課長】  ありがとうございます。ふるさと納税に出品されている方のお声ということです。一応今のところ、昨年の12月時点で1,358万というところで寄付いただいて、この2月の末でも1,500万ほどというところで、10月から始めた中では、比較的寄付いただいているところかなというところであります。  それからあと、当初返礼品として御用意しているもの、全国各地の方から寄付いただくところですが、商品を送るという形のものが寄付が来るかなというところだったのですが、意外に、ふたをあけてみましたら、この吉祥寺のほうに来ていただいて、つまり市内のほうに来ていただいてお食事をしていただくというような体験型のところが一番寄付いただいた件数が高かったというところがございます。そういった意味では、意外に反響が多くて喜んでいらっしゃる事業者の方もいらっしゃるところでございますので、やはり可能性として、吉祥寺等を含めた市内のほうに来ていただいて、来店いただいて、お食事等を体験いただくコト消費というところを行っていただくような返礼品というところに、武蔵野は可能性があるのかなというふうに思っておりますので、その辺をもう少し広めていければなというふうに思っておりますし、そこがまた今度何らかの商工費に持っていって、そういったところにもっと広めていく可能性がもっと広がってくるのかなというふうに思っているところでございます。  以上です。 66 【大野委員】  ありがとうございます。ぜひ地元の商店街の皆様にも喜んでいただける方向で進めていただければと思います。  最後に要望になりますけれども、先ほど来出ております新型コロナの影響で、飲食店等物を売るというところでなくても、中国が非常にいろいろな部品をつくっているので、電気関係ですとか工事をされる方々も大きな打撃を受けています。その中で、やはりずっと昔から商売をされている方は、借金はしてはいけないという意識が非常に強いので、そこも不安感を和らげて差し上げて、事業が継続できるようにと思います。何かございましたら伺います。 67 【田川生活経済課長】  おっしゃるとおりだと思います。実際今、セーフティネットというのが既に発動されていて、これは国の制度でやっているものですけども、相談件数がもう30件以上私どものほうに、の認証を受けなければいけないので、いらっしゃるのですけども、その中では、実は建設業の方が非常に多いです。計画的に事業を行われている中で、どうしても先が見えてしまうというところで、これはきちんと対応しなければいけないというところがありますので、私どものほうとしても、そういった状況を踏まえつつ、しっかり対応していきたいというふうに思います。  以上です。 68 【本間委員】  今回の予算委員会は、総括のところから新型コロナウイルス対策で質疑させていただきまして、経済の影響が大きいということを、歳入の状況にもかかわってくるのではないかというように指摘させていただきましたが、この今質疑されている中でも、多くの議員の方たちが経済的な問題としての質疑があったというように思います。私のほうから何点か聞きたいのですが、非正規の方たちにも大変な影響が出ているというように思います。こうしたことについて、としてはどのように把握をされていて、例えば相談窓口だとか何かそういうような対策というのはどのように考えていらっしゃるかというのを1点伺いたいというように思います。  それから、商業支援ということで、さまざまな質疑、また対策というのが御答弁ありましたけれど、融資を受けるときに、保証協会がだめというようなことになってしまうと受けられないわけで、その辺の対策についてはどのようにお考えになっていらっしゃるか。なかなかこれからすごく厳しい状況というのがあると思いますので、今までの融資制度のかさ上げということはわかるのですが、それ以外にも考えていかなければいけないものというのがあるのではないかなと思いますので、その辺をどういうようにお考えになっているか、2点目にお伺いしたいと思います。  3点目は、3月9日に国税庁が各国税局に、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い納税が困難な者に対する対応というのが文書で連絡があったと聞いております。それを受けて、3月10日、衆議院の財務金融委員会で、国税庁に対して共産党の清水議員が要求いたしましたが、新型コロナウイルスの影響で売り上げが急減した場合、帳簿がなくても聞き取りで納税の猶予を適用していいということを明らかにしたということがわかりました。こうした情報についても、各商店街の皆さんにもお知らせするようなことも必要ではないかなというように思っておりますが、その点についてどのようにお考えになっているか。情報の発信というのもすごい大事なことだというように思うのです。その点についてお伺いをしたいというように思います。 69 【田川生活経済課長】  まず1点目、非正規の方への影響ということで、これは当然報道等でもわかるとおり、かなり大きなダメージのあるものだというふうに認識しております。ただ、のほうで、例えば雇用関係とか労政というところで担当の窓口というと、基本的には東京都のハローワークさんとか、そういったところを御紹介させていただいて相談していただいているというところになりますので、私どものほうには直接その関係で相談が来ているということは今のところはございません。ただ、いろいろな制度がどんどん変わって、本当に一日のうちにも変わっているような状況でございますので、そういったものを、3番目の御質問にも沿う話ですけども、情報提供をしっかりとしていきたいというふうに考えております。  そして商業支援のところで、いわゆる融資を受けるときの保証協会の保証の問題ということで、これは政府がかなり信用保証協会等に対して要請をされていて、しっかりと保証をしてほしいということでやっているというふうに聞いています。ただ、そのもともとの業の持っている業況とか、それまでの融資額の上限額とか、さまざまな要素があると思います。その中では、やはり信用保証が受けられないというケースもこれは残念ながら生じるのかなというふうに思っております。それに対しては、が何かできることというのは、正直申し上げてなかなかないのかなというのが率直なところです。  先ほどの情報提供のところに関しましては、のほうでも今コロナウイルス感染症対策ということで、一定ホームページ等でも周知をさせていただいておりますし、また、必要な情報につきましては、先ほど申し上げたような商工会議所、商店会連合会等にも横展開をして共有を図ってまいりたいなというふうに思っております。  以上です。 70 【本間委員】  では、情報の発信についてはぜひ力を入れていただきたいなと思います。セーフティネットとして、困ったときに武蔵野でどんな制度があるのかなとか、いろいろな市民の人たちが情報を知りたいというときに、武蔵野でやっていないものでも、ここがこういうようにやりますとか、一緒にいろいろな対策をとりますよということはすごく大事なことではないかなと思いますので、ぜひ情報の発信というのをきめ細かにやっていただきたいなというように思います。  それからもう一つは、国、東京都に対しての要求というのも重要だと思います。昨日、保育とか福祉のところで、国が、マスクや消毒液を購入したら50万円が上限ですよということがありましたけれど、ないから買えないのであって、お金ありますよと見せられたって、それはやはり、どうも国はそういうところがまだまだ実態を把握されていない中での対策になっているのではないかなと、これは一例ですけれど、ということを紹介させていただきました。やはり一番市民に身近な自治体であります武蔵野の中で、国に対して具体的な困っている内容を要求して、こういうように改善することが大事だというような声を上げていくこともやはり必要ではないかなと思いますので、休業補償だとか財源の確保、さらに、先ほど言ったようなきちんとした中身がある、きちんと対応できる、そうした国に対しての要求をぜひ上げていただきたいと思いますが、もし御答弁があれば伺いたいと思います。  それからもう一つは──済みません、せっかく手を挙げていただいたのに。もう一つだけ伺いたいので。桜まつりが中止になると、こういうことはちょっと今までなかったなと思うのです、予算審査最中に、もう既にこの予算は執行しませんというのは、ちょっと今まで私は余り記憶にないのですけれど、桜まつりが中止になって、具体的に金額的には幾らになるのか。これは不用額という形になるのか、ちょっと教えていただければと思います。 71 【笹井副市長】  桜まつりのほうは所管のほうから、私の記憶だと3回ぐらい中止ということがあると思いますが。  いずれにしても、まず非正規の相談の窓口については、基礎自治体としては、前も申し上げたと思いますけども、非正規、正規、それから生活困窮、それから採用内定取り消しで生活困窮し、4月以降どうすればいいかという御相談も含めて、生活福祉課の総合窓口にさまざまな御相談が今来ているところでございます。それに対して担当部署に振るなり、伴走型の支援をするなりということをやっております。  それから国との協調でございますけども、国が新たに小規模事業者経営改善資金融資で新型コロナウイルス対策の貸し付けの特例措置を行います。従来ですと、経営改善利率としては1.21%のところを、国が0.9%引き下げます。残り0.31%が自己負担ということになるのですが、その0.31のところにが利子補給をし、実質無利子で緊急対策をやる方向で、これは日本政策金融公庫のほうで取り扱う方向で今調整を進めているところでございます。そのほか、先ほど言いましたセーフティネット保証の4号、5号、それから独自の特別融資についても、従来本人負担0.3%のところを0.2%、小口中小向けの特別融資については0.2%のところを0.1%、それぞれ融資限度額1,000万円でございますが、その方向で、東京都並びに金融機関各社と調整中でございます。あした開催する対策本部会議で決定次第、またその情報を提供して、お困りの方については、そういう相談に対応できるようにしていきたいというふうに考えているところでございます。  国への情報については、厚生労働省に私どものから職員を派遣研修で出しておりますので、厚生労働省情報については、その職員から適宜的確に情報収集しながら対応しておりますので、厚生労働省関係については、その職員を通じて意見反映をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 72 【田川生活経済課長】  桜まつりに関してです。桜まつりの予算は、もともと今年度というか、この4月に実施する分と、その次の年の4月に実施する分の両方が含まれているということになっております。それぞれ、ことしの予算で言いますと、1,090万円が第28回のほう、第29回のほうが150万円という形で、今、予算としては組んでいるものになっております。実際その執行されなかった部分につきましては、最終の段階で補正予算という形で減額補正をかけますので、不用額にはならないということです。  あと、桜まつりが中止になったというのは、第19回のときに、3.11、震災のときに中止になっているのが1点、あと、21回に荒天のため、すごい天気が予想されたためにやめたというのがあると。だから、今回は3回目ということになるかなというふうに思います。  以上です。 73 【道場委員】  おはようございます。コロナコロナで大変なことになっておりますが、本当に大変ですね。この間からいろいろな本会議とか委員会とかでも言っておりましたが、日本は世界で一番衛生的にもしっかりした国、そして、民度も高くて、きちんとした約束や決まり事を守れる国。ですから、感染者の数も、ほかの国と比べれば一目瞭然、何とか抑えている状況かと思います。やはりいつも引き合いに出しますが、世界中に行っていると、日本のよさがやはりわかるわけです。特に心配していたのは、これが長引く、恐らく先進国からだんだん、今ヨーロッパは大変ですけれども、あそこはやはり陸続きだというところが決定的なものかと思いますけれども。日本はある意味島国ということ、例えばイギリスもそうですけど、そういういろいろなエッセンスが出てくるわけですけれども、抑え切った後、今度は発展途上国です。途上国でまたそれが引き続いていくのかなと。非常に大変。結局長引くと、経済にじわりとくると。これはもう2月の段階から、こんなものかなと思っていましたから、やはりそういうことで、サプライチェーンの関係でいろいろなものの供給がとまり始めていると。これはもうあと1カ月2カ月すると大変なことになってきて、じわじわと経済の底のほうから来るということです。  先ほど生活経済課長から、今持っている自分たちの武器というか方法を駆使して何とかこれを乗り切ろうということをお伺いしましたが、まさに経験したことのないことに挑戦というか、我々は戦うわけですから、そういうことでいうと、今持っているものだけではなくて、新たにつくって何かやっていこうという、そういうものが今の時点で何かあれば、また、それこそ意気込みですけれども、ちょっと御確認いただけますか。 74 【田川生活経済課長】  本当に私たちができることは何なのかなということをしっかり考えていかなければいけないということと同時に、今、国、都といったところがどんなことをしようとしているのか、そういったことをきちんと踏まえた上で、それでも足りないところ、埋めなければいけないところというのは必ず出てくるというふうに思っています。そういったところを逃さないように、きちんと私たちがまず把握すること。その上で必要なことがあれば、これは私個人のということではなくて、やはりきちんと対応しなければいけないということを武蔵野としては考えなければいけないのではないかなというふうに思っております。  以上です。 75 【道場委員】  せっかく潤沢と言ったらちょっと言い過ぎかもしれませんが、経済的に恵まれたということですので、やはり事業にももっと攻撃的に提案型でいっていただければと思います。コロナの話はもう切りがないので、そういうお気持ちだけお伝えしておきます。  友好都市のアンテナショップ麦わら帽子で、前回、生活経済課長といろいろやりとりをいたしました。あのときにマーケティングの4Pというのをちょっとお話ししましたが、それに沿ってどう整理というか展開されたか、教えていただけますか。 76 【田川生活経済課長】  前回不勉強で私、4つのPというのを知らなくて大変恥ずかしい思いをしたところだったのですけれども、その中でも一番重要視しなければいけないところでいうと、プロモーションというところの御指摘があったのかなというふうに思っております。今回、麦わら帽子は、もちろんプロモーションもしっかりやっていくというところがあったのですが、その4つのPの前段となります経営基盤みたいなところで、これをしっかりと立て直していかなければいけないというところが大きなテーマでございました。正直申し上げて、本当にぎりぎりのところで何とかやりくりをしているというところの一番大きな点として、いわゆる経常経費がかなりかかっている、要するに売り上げを上げても利益にならないというようなところが構造上ちょっとあったということがありまして、そこのところに、副市長が社長なのですけれども、経営改善の検討会のようなものをつくって、ではどういったことに取り組もうかということに対して取り組んでまいりました。そういったものがちょっとずつ功を奏しているのかなというふうな状況でございまして、さらに今後、今課題になっているのが、いわゆるプロモーションというところでの情報発信、SNSでの発信ですとか、そういったところというのがやはりまだまだうまくできていないところがありますので、そういったところにしっかりと取り組んでいきたいなというふうに思っているところでございます。  以上です。 77 【道場委員】  ありがとうございます。経営基盤で打たれた手を具体的に教えていただけますか。 78 【田川生活経済課長】  一番大きなところは、人の働き方のところです。要は、今までどういうふうな働き方で人が入っているのかということが、正直私どものほうでははっきり見えていなかったというところがあります。それをできるだけ無駄のない人の配置にする、要するに、今まで5人でオペレーションしていたものを4人でやるとか、時間の重なり合いが多いところをちょっと少なくするとか、そういったところを細かく見直しを現マネジャーにしていただきまして、運用を図ってまいったということ、それがまず1つ。  それとあと、今ちょっとずつテスト的に始めているのですけれども、今まで水曜日がお休みということでやっていたのですけども、水曜日を臨時開店というような形であける。あと、開店時間を6時半までだったものを7時まで30分繰り延べする、これも人のシフトの配置で対応可能にしたというところで、そういったところが基本的に、働く人間の母数は減っていっているのだけれども、利益につながるというところになっていっているのかなというふうに考えております。  以上です。 79 【道場委員】  6時半から7時というのは、これは妙手というか、間違いなく効果が出ていると思います。やはり駅から帰宅時に寄って買っていくというパターンが、やはり6時半と7時、この30分は如実に違うと思います。まさにこういうことが固定費の有効活用というか、これは本当に効いていると思います。こういうことはもうどんどん進めていただいて、効果が出ることはまた拡大していく、そして見直すところはしっかり見直していただいて、いわゆる基盤、固定費関係、この辺を抑えていただく。そして攻めの、マーケティングというのは攻めなのですけれども、もう1回確認になりますけど、プロダクツはもちろんいいものなのです、友好都市からの要はよりすぐりのものが置いてあるのです、あそこは。それこそ、あれは浜松町でしたか、全国のいろいろなアンテナショップが入っているような、あそこに行けば、そこに行かないと買えないようなものが買えてしまったりするわけです。それがあの麦わら帽子には置いてありまして、本当においしいお焼きとか、ホタルイカの沖漬けとか、僕もよく買うのです。本当にめったに買えないものが置いてあるのです。そういうことでプロダクツがいい、そしてプライスも高いわけでもない。そして場所は、中道商店街という非常にいい場所にあって、やはりプロモーションだけかなと。さっき宮代委員のほうからもありましたけど、例えば商品券というか、子育てのこうのとり事業とかで使えるものにすれば、こんないいものに使えるのか、これも一つのプロモーションです。だから、自分たちの持っているいろいろな武器をどう有効活用していくかということでプロモーションをやって、まあプロモーションで一番簡単なのは宣伝ですけれども、やはりいろいろな手はありますから、それはいわゆる知恵を絞って、市長がよく言われている、ないものねだりではなくあるもの探しでやっていただければと思います。そういう点でどうでしょうか、経営基盤の話はわかりましたけれども、プロモーションで何か今ここからやってやろうというようなものは現時点でありますでしょうか、御確認ください。 80 【田川生活経済課長】  これからやるものというよりは、ことしもうやったものということにちょっとなってしまうのかもしれないのですけれども、吉祥寺時間というフリーペーパーが、今回00号ということで発刊をされたと、もしかしたらお手元にあるかもしれません。この中で、実は麦わら帽子のことを取り上げていただきまして、かなりいいページになったのかなというふうに思っております。これは経費としてはゼロ円で出しているものになりますので、プロモーションとしてはマイナスの効果はないのだろうなと、逆に言うと思っているようなところでございます。  このように、できること、本当に広告費はかけようと思えば幾らでもかかってしまうものになってしまいますので、プロモーションのできるだけ効果のあるやり方というのをしっかりとまた考えていきたいと思います。今現段階でこれというのは特にはございません。 81 【道場委員】  そうなのです、プロモーションというのは、一番費用対効果という測定ができないものなのです。どのメディアに投資をして幾ら返ってくるかというのは、広告会社は一応数値化するのですけど、実際わからないのです。そういうことでいうと非常に厄介なものなのですけれども、そういうことでいうと、さっき言ったようにあるものからやっていくと。ちょうどこの参考資料の33ページの友好都市の1つ下の、まちの魅力発信、観光推進のところともちょっと絡むのですけども、例えば、市外から来た人とかにいろいろな魅力を発信する、まさに今言われたフリーペーパーの話もそうですけども、そういうものにも1つ、武蔵野に来たら武蔵野のものはもちろんそうなのだけれども、それ以外に、ここに来れば友好都市のものも買えるとか、こういうような発信もいいのではないかと思うので、どうでしょうか、まちの魅力発信というのは、友好都市をこれだけ持っているという言い方もできたりするので、こういうようなものはどうお考えでしょうか。 82 【田川生活経済課長】  もう既に、逆に言うとやっているつもりではいるのですけれども、まだまだ足りないところもあると思います。特に観光機構との連携ということで言いますと、プレミアムの商品の事業なども連携しながら、これを例えば麦わら帽子で販売をしてもらうというようなところでやっていたりとか、本当に麦わら帽子を軸にしてさまざまな友好都市のことを知っていただくということ、それがまた武蔵野の魅力ということにつながっていくということをうまく回しながらやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 83 【道場委員】  そうですね、どんどん発信していただければと思います。ちょうどこの後に土木の関係でもあるのですけれども、例えばムーバスです。あれがちょうど25年たって5,000万人も乗ったことだし、ムーバスのチョロQというのを昔つくってやったりしたわけです。あれをまたつくって麦わら帽子に置いたりしたら、僕だったら売れるかなと思ったりするわけですよ。それを買いに来た人がほかのいろいろな商品を見たときに、これは一発で宣伝効果があるわけです。どうしても私はビジネスマンだったもので、そういうようにすぐに発想してしまうのですけど、そういう気持ちも、非常にやわらかな、何でもありみたいな、そういうことでいうとどんどん攻めていただければと思います。これはどうお考えでしょうか。 84 【田川生活経済課長】  できるだけやわらかく考えていきたいというふうに思います。  以上です。(「はいオーケーです」と呼ぶ者あり) 85 【内山委員】  私もムーバスのチョロQ、宝物なので、前にもふるさと応援寄附のときに、ああいうものを武蔵野としてぜひ全国に発信してほしいと言ったのです。去年の予算委員会だったかな。同感です。  今のは感想なのですけど、さっき堀内委員が質問の中でおっしゃっていた商工会館の件ですけど、ごめんなさい、私、事前にヒアリングしていなくて、素朴にこの施設改修1億2,617万9,000円というのは何に使うのでしょうか。 86 【田川生活経済課長】  これが全館の空調設備です。要するに、ついているこういう空調がありますね、それのもとになっている熱源と、そのセットになっているものが全館で交換という形になるということなので、これで相当な金額が発生するということになります。金額としては1億2,617万9,000円という金額が計上されている。期間も結構かかるのかなというふうにちょっと今思っているところです。 87 【内山委員】  これは公共施設等総合管理計画の中に入っていないのです、こういう館全部のことは。予防保全のためにの行政財産のそういうメンテナンスをするのは当然なのですけど、何か唐突感がすごくあって、しかも期間がかかるということは休館するということも含めてなのか、もう少し説明をいただきたいということがあります。  それと、どうしても昨年の指定管理者の議案審査のときに、うちの会派からは指摘させていただいた件がありますので、この商工会館全体の委託料と、4階部分の市民会議室の指定管理、それからビルのメンテナンス、通常の管理運営ですね、それは清掃とかそういうことをやっている会社に別途委託していると思いますけど、そういったもろもろ、もちろん地代のこともありますけれども、もう少し丁寧に説明してください。 88 【田川生活経済課長】  まず、工事に関しましては、保全という形で施設課のほうからの指摘もありながら、計画的な保全工事ということで上がっているものということで私どものほうとしては理解をしております。ですので、それにかかる経費として空調設備交換工事1億2,600万と。会館を全部一気に休館をするというやり方は当然できませんので、段階的に場所を分けてうまく工夫しながらやっていくというふうな工事の段取りを今は考えています。また改めてこれがわかった段階でお知らせをできればなというふうに思っております。  商工会館の維持管理経費に関しましては、こちらは予算書のほうの269ページの上のほうに記載がございます。商工会館の維持管理経費といたしまして4,712万2,000円、市民会議室の管理運営費として990万円、土地借上料が2,304万3,000円というふうな形になってございます。  以上です。 89 【内山委員】  商工会館は、もちろん市政センターや吉祥寺まちづくり事務所、1階は観光推進機構、消費者センターも3階にあり、段階的にとおっしゃっているのですけど、市民生活に影響が出ないようにどういうふうに段階的にやるのか、この款で聞いていいことなのかちょっとわからないのですけど、必要なら理事者からきちんとお答えをいただきたいということが1つあります。  それと、予算の説明書の中に、今お答えにあった数字が出ているのですけども、何を言いたいかおわかりですよね。商工会館維持管理の委託料4,712万というのは、どこにお支払いするものでということとか、去年の議案審査があったのですから、次年度予算を計上するに当たって、少しはあの議案審査で出た問題点というものを考慮して組んでいただいているのかということを聞きたいわけです。昨年の予算審査で、ゼロワンホール、市民会議室の委託料972万、この積算根拠は何なのだと、結局人件費だと。では、人件費というのは張りついて人がいるのかというと、そうではないと。そういうことを問題にしましたでしょう。きょうは時間が20分しかないので、ほかでも使いたいので、余りこのことはやりたくないのですけど、ぜひお答えをきちんといただきたい。 90 【田川生活経済課長】  御指摘いただいたところで、課題意識、問題意識というようなことは共有をしているというふうに私は思っております。これは前回の議論の中でも、今後の指定管理のことについては毎年きちんと確認をしていきますということで予告をいただいているところでもありますので、そこは丁寧に対応していきたいなというふうに思っております。  商工会館の維持管理経費のところに関しましては、これはのほうからいわゆるビルメンテナンスの管理会社といったところへの支払いというようなことでございますし、人件費等になりますので、そちらの金額というふうになります。実は今回ちょっと多目にとっているところがあります。昨年台風の被害がありました。台風等の被害があったときに、そういったものにも対応できるようなということで、若干金額を増額しているところがございます。また、先ほどの一番最初のお話で、市民生活に影響のあるというようなところに関しましては、市民生活に影響がないように会議室等を分割して使用して、ここの会議室は使えるけどこの会議室は使えないとか、そういった工夫もしながらやっていきたいなというふうに思っています。  この工事の必要性に関しましては、実はフロンの使用の関係で、今使っている空調機器が使っているフロンがもう使えない、要するに補充できないというタイプのものになってしまいますので、それ自体を更新しないと、もう使えなくなってしまうというところから、これが2020年までなのです。なので、これで対応しなければいけないということで、ぎりぎりことしの工事となった次第でございます。  以上でございます。 91 【内山委員】  もうちょっと私が知りたいことは別にあるのですけど、今の答弁でフロンが使えないというのは、ノンフロンになるという理解でよければ、それは歓迎すべきことなので、ぜひノンフロンにしていただきたいというふうに思います。  昨年より増額した部分があるとおっしゃったのですけど、指定管理料も増額ではないですか。972万から990万ですよね。過去5カ年変わっていないのにどうして変わっているのですか。消費税が人件費にかかるのですか。消費税分ということなのでしょうか。去年の議案審査で問題にした点が全く考慮されていない。おかしいではないですか。人件費でここに張りついている人はいないのだから、ここは考えるべきでしょうと言っているのに、どうしてもう少し考えてもらえないのでしょうか。  ごめんなさい、次年度の予算にすぐに反映できることが不可能だとしても、長い経過の中で今の商工会館が設立され、そして、市民生活や商業の発展のために貢献しているとしても、よく民間ではこんなの通用しないとか、時代が変わっているのだからとかという御発言をする議員もいますけれども、これは、市民の皆様に説明をする責任として私たちは果たせないから、あえて問題にしているのです。余り言いたくないのです、こういうことは。ぜひ理事者のほうできちんと対応していただきたいと思います。その御答弁はぜひ理事者からいただきたい。  それで、向こう5年間指定管理を認めたわけですから、その期間のうちには何らかの見直しを図っていただくように求めます。ちょうど、当初の商工会館の基本協定から30年という節目を迎えますから、ぜひそこは検討していただきたい。予算のここだけに私は引っかかってもやもやしたくないので、よろしくお願いします。 92 【笹井副市長】  議案審議のときにも歴史的な経過を私のほうからお話しさせていただいて、あの後すぐ、ちょっと日にちは記憶しておりませんが、商工会議所の加藤専務をお呼びして、御指摘いただいた事項について、いろいろな課題がございましたので、会議所内で是正していいただくように加藤専務には直ちに伝え、その後も協議をしておりましたけれども、ちょっと新型コロナの関係で、そっちのほうに加藤専務と商工会議所の話がシフトしておりまして、現時点では是正は申し入れて、その内容についての確認はしておりませんが、継続協議中であるというふうに認識をしています。  指定管理料については、所管の課長からお答え申し上げます。 93 【田川生活経済課長】  先ほどもちょっと申し上げましたけれども、指定管理のところに関しましては、基本的に増額分というのは増税分の部分ということで御理解いただければと思います。 94 【渡邊市民部長】  先ほど経費につきましては、予算説明書の269ページのほうでお答えをしておりますけれども、実は、こちらのほうとして商工会議所にお貸ししていますので、会議所のほうから負担金というのが返ってくるものもあります。それにつきましては歳入ということで、83ページの諸収入のほうに記載をしておりまして、これは商工会館維持管理費負担金、私どもとすると、維持管理に4,700万ほどありますけれども、2,400万ほどが商工会議所のほうからのほうに戻ってまいります。また、市民会議室の管理運営としては、990万ほどこれは委託料という形でかかっておりますけれども、こちらにつきましては47ページですけれども、商工会館施設使用料、ゼロワンホールですが、447万7,000円ほどの歳入がございます。  以上です。 95 【内山委員】  わかりました。また、いろいろな緊急の対応等が済んで落ちついた環境の中で、きちんとお話をしていただければありがたいなというふうに思っています。もちろん、利用料が歳入に入ってくるというのは当然で、ほかの指定管理の場合も同じなのですけど、もう1点、ここの使い勝手のことが非常に問題になっていますよね。今インターネットでみんな公共施設のあきぐあいを見て、どこを予約しようとか、予約に行こうとか。それで、ゼロワンホールだけ別格なのです。ぜひこの使い勝手もよくしていただいて、市民の皆さんの利用に供するように努力していただきたいと思いますので、あわせてお願いしておきます。 96 【土屋委員長】  暫時休憩いたします。                                ○午前11時52分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午後 1時00分 再 開
    97 【土屋委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。 98 【木崎委員】  それでは午後もよろしくお願いします。まず最初に、もう午前中に新型コロナウイルス関連でいろいろ経済にということで質疑がありました。その中で、市内業者に対して、商工会議所とも連携をとりながら、そして銀行等と話をしながらということで、融資の話が出ておりました。もちろんその融資をしっかりやっていただいて、実質ゼロでということなのですけども、中小企業、中企業はいいのかもしれないのですけど、小そして零細企業はもう既にかなり借り入れをしていて、これからさらに借り入れをするということが厳しいのかななんというふうに思うのですけれども、先ほどの話からすると、特別枠で出していただけるのであれば、手を挙げるところもあるかと思うのですが、そうでない場合だと、借りられないというようなことがある可能性があるかなと私は思うのですけども、そのあたりの対応というのは、どうお考えなのかというふうに思いますので、お聞かせいただければと思います。 99 【田川生活経済課長】  まさに借りられる体力がある事業所さんであれば、借りるという選択肢は当然あると思います。そのために今回、特別融資、小口特別融資という形で、借りるに当たってもできるだけ利率を負担のない形で今回対策をとる予定でございます。やはりそれでも届かない部分というのはどうしても出てくるのかなというふうに思います。ただ、これに関しては、単独で何か制度を設けてというふうにやるようなレベルの話ではもしかしたらないのかなというふうに思っています。今後、国のほうでも大型の財政出動みたいな部分で議論がされているようですが、一定、給付であったりとかそういったことなども含めて出てくるのかなというふうには想像はしております。ただ、としては、そこら辺の状況をよく踏まえて、しっかりとまた伝えていくということをやっていきたいと、まずは思っているところでございます。  また、今実際やっているところとしまして、現状借りていらっしゃる方、特別融資、小口特別融資で借りられている方も、やはり同じようにお困りなわけです。その方々に対しても、今回、この4月1日からの新しい利率の適用を受けられるものとするというふうな制度に今回しようというふうに思っております。ですので、御本人の申し出が必要になることはもちろんなのですけれども、今、借りられている方の金利自体も下げるというようなことで今回対応しようということで考えてございます。  以上でございます。 100 【木崎委員】  先手先手でぜひやっていただきたいと思いますし、その情報がしっかりと商業者の皆さん、そして個人事業主も同じように入ってくるかと思うので、そこまで含めて届くように、ぜひ対応していただければと思います。  先ほどるるお話をお聞きしていて、この新型コロナウイルスへの対策として、かなりの手をかけているというか、かけざるを得ないような状況なのかなとお見受けをしております。そうなってくると、今すぐどうのというふうにはできないのかもしれないのですけども、年度が変わる、そして本当であれば今からなのかもしれないのですけども、誰か人員を配置するような、もう完全にその対策のためにというようなことも検討するべきではないかというふうに思っておりますので、これは人事の関連になるので、どこまでお答えいただけるかわかりませんけども、そういうものも含めて、もしお答えいただければお願いしたいと思います。  それで、1つ農業費のほうでお話をお伺いしたいと思います。この間、先ほども農地の保全プロジェクトだとか、認定農業者の経営改善支援事業とか、さまざまな形でいろいろな手を打ってきていただいていることは承知をしております。しっかりと対策をとっていただいて、表現からすると、今の都市の農地をできるだけ減少させないように努力をしていただくというのが、今々の表現が正しいのかもしれないのですけども、私としては、それだけではなくて、若干でも農地をふやすという方法を方法論として可能性を求めていただきたいというふうに考えています。これは昨年も申し上げているとおり、全くゼロではなくて、農家さんが今までやっていた老朽化した建物を壊してもう一度農地にしようとして耕作をすると、2年3年かかってやっと農地認定が受けられると。その間は、農地に戻すまでの間というのは建物が建っている間の税金というのは宅地並み課税ですけれども、建物があるから6分の1だったかな、そのあたりのところを壊してしまうと6分の1の規定がなくなってしまうので、そのあたりの補助の部分を検討していただけないかということで昨年も一昨年も多分お伺いしていると思うのですけども、もしそのあたりの検討が進んでいるのであれば教えていただきたいと思います。 101 【田川生活経済課長】  一番最初にお話しいただいた、農地をできるだけ残すという、これはもうなかなかこれ自体も難しいことなのですけども、まずはそこを目指していくということ。さらにそれだけではなくて、今、宅地であるものを農地としてまたよみがえらせるというところに対しての御発言かというふうに思います。実際、生産緑地の下限面積が500平米から300平米に引き下げられたというところも、これは1つ大きな取り組みであったと思います。実際、それの証左として、生産緑地として再認定されるというケースも出てきているというようなところでございます。そういったことを、実際はなかなか本当に宅地を農地にするということは現実的に非常に難しいところではあるのですけども、これは一つの選択肢として、制度の中でやれる範囲の中でサポートしていきたい。今回実は都市型認定農業者というものに取り組むということも、実はそこら辺とも関連しているというところをお伝えできればと思います。 102 【木崎委員】  農地は、減るばかりでは本当に寂しいので、ぜひふやす努力にもチャレンジをしていただけたらというふうに思います。  それで、ほかの方もお聞きをしているのですけども、少しふるさと応援寄附についてお伺いしたいと思います。現状、資料を出していただいたので、どれぐらい入ってきたというのは理解をしているつもりです。その分析というか特徴みたいなものは先ほどもちょっと教えていただいたのですけれども、2年度に対しても同じような傾向で出てくるのかなという表現でいいのかと。そうすると産業振興には十分資するものがあるというふうには思いますけれども、実際に、今度は提供する側について、まだまだ本来であれば数をふやしていくということが産業振興にとってはよりいいことになるのかなと考えますけれども、その辺で、ふるさと応援寄附の返礼品になるための基準みたいなものがあれば、教えていただきたいと思います。  それともう一つ、私としては、まちの魅力発信と観光推進で、さらには新しいコンテンツの取り組み、そして麦わら帽子、このあたりは本当にセットでというか、あわせてうまく連携をとりながら取り組むべきだというふうに考えております。その場合で言うと、観光をメーンで考えるべきなのかなとは思うのですけども、そうなってくると、観光機構さんが中心になりながらやっていくことになると思いますけれども、そのあたりの今の話というか、こういう連携の仕方というのは、現状どういうふうにされている、また、どういうふうにしていくというのがあれば、教えていただきたいと思います。 103 【齋藤財政課長】  まず、今現在の評価、あと、今後令和2年度の傾向等に向けてというところかと思います。まずこちら、予算特別委員会の資料51ページのほうに実績を出させていただきました。少し今、金額のほうと、あと、初日に使い道の件で少し御案内を差し上げましたけれども、例えば、評価としては、この寄付者の所在地という部分もお読みいただいているかと思いますけども、一応1,500万強の寄付をいただいた中で、やはり東京都内の方が半分以上という形でございます。やはり全国的にも寄付いただいている方というのは東京都内、それから神奈川とか埼玉、大阪、そういったところの大都市圏内の方が寄付をしているという形でありますので、例えば物をもらうモノ消費ということになりましたら、やはり地方のお米とか、カニとか、お肉とか、今返礼品のほうで人気の商品がございますけれども、そういったことを寄付していただくという流れもありますが、それだけではなくて、やはり先ほども少し話しましたコト消費ということであれば、武蔵野市内のほうへ来街いただいて、それで御使用いただくような形。そうすると、東京都内の方が多く寄付されるということでありましたら、その可能性が十分あると思っております。そういった意味では、やはり先ほどもありましたが、体験型のお店をよりもっとふやしていくという形が重要になってくるかなというふうに思います。  それからあと、返礼品の基準のほうも、やはり総務省のほうが昨年の6月に強化されまして、返礼品競争のほうも落ちついてくるような形にはなりましたけれども、強化されている中では、やはり地場産品というものが重要になってくるところでございますので、やはりその辺のところ、地方から何か受けたものをそのまま返礼品として返すわけにはいかないというところがございますので、そういった意味では、武蔵野は特産品というのはなかなか少ない状況でございますので、そういった意味でも、先ほど申したとおり、コト消費というところに力を入れていくところかなというふうに思っております。  それから、返礼品の事業者のほうなのですが、先日の本部会議がございまして、そこで返礼品の基準を改めて規定するような形になりました。2月1日から適用という形にしておりまして、ホームページのほうにはまだ出たばかりなのですけれども、こういうコロナの状況ですので、まだ広く事業者の方には宣伝できているような状況ではないのですが、また改めて4月から産業振興課になる形になったときに、また市内の事業者さんのほうに少し広く周知をして、改めて我々のこの半年の実績を踏まえて御案内を差し上げて、そういった事業者を募っていくということをまたやっていければなというふうに思っているところでございます。  あと、コンテンツの関係も少しお話等出てきました。この辺のところは、やはり我々財政課のほうではなかなか踏み出せなかった部分を、産業振興課のほうでいろいろな連携があると思っております。さまざま、先ほどチョロQ等の話も出て、そういった部分も可能性が十分あると思います。それから、コンテンツ部門でもアニメというところでは非常にいろいろと可能性がありますので、そういった連携というのを大いに発揮いただいて、そういった返礼品の何か可能性というのを模索していっていただきたいなというふうに思っているところでございます。  以上です。 104 【田川生活経済課長】  この4月に私どもの課が産業振興課に変わるということで、やはりそれなりの思いを持って取り組むということだというふうに思っています。その一つがこのふるさと応援寄附のところになっていると思っていまして、今、特産品がなかなか武蔵野ではないよというようなお話がありましたが、いえいえそんなことはないというところをきちんと見せていくということが私たちの責務だというふうに思います。特に今回、皆さんも御承知かと思いますけれども、武蔵野のウドが大嘗祭に供納品されたということがありました。これはまさに武蔵野のウドだからこそ供納されたという事実があると思います。時期とかいろいろなタイミングとかはありますけれども、もう本当にこれは武蔵野が誇るべき、それこそ私たちの誇りと言えるものなのではないかなというふうに思っています。こういったものをきちんとこの応援寄附の中のメニューでも取り入れられるように、それこそ産業振興課という名称になっただけでなくて、形としてあらわしていきたいなというふうに思っております。  以上です。 105 【木崎委員】  今のウドの話も、もちろん私もそれはもし取り扱いができるならいいなと思います。それ以外でも、先ほどチョロQの話が出ましたが、私はムーバスのハンカチを持っているのです。ああいうものも、チョロQだとちょっとねと思うかもしれないけど、ハンカチだとかさまざまなものを考えて、ちょうどことしが5,000万人、そして25年というのを考えれば、ことしだけしかできないかもしれないということは、もう早目に手を打ったほうがいいと、検討していただいたらいいのかなと思います。  それと、コンテンツの部分でいったときに、先ほど上半期で何とか調査をして、さまざまな形でどういうものをというお話があったのですけども、調査の手法として、いわゆるコンテンツを今武蔵野市内でやられている方に、自分たちで調べるだけではなくて、ホームページ上で、要は調べていますみたいな形でお聞きするだけでも、聞いてよ、今一生懸命やっているのだというところは幾らでもあると思うので、その中からしっかりと選ぶというのかな、見つけていただくということも可能なのかなと思いますけども、その調査方法として、そういう方法がとれないか、お聞きをしておきたいと思います。  それともう一つ、あわせてほかのところでも前にも言ったことがあるのですけども、今武蔵野の、これはもう環境はきのうの話なのですけども、環境先進都市というか、環境についてかなり頑張っていただいているのは理解をしていますが、きのうもちょっと残念な、チャレンジをしていただけていなかったので、(「油田ですか」と呼ぶ者あり)ええ、油田の話もさせていただきましたけれども、まあそれはそれとして、可能性のあることとして、商業で言った場合に、今、商店街の街路灯だったり、イルミネーションとか、防犯カメラとかに電気の補助だとかを出しているかと思うのですが、それをクリーンセンターで発電をしたエネルギー、要は電気を自己託送なりという形で送り出せないかと。そうすると、地産地消のものを使ってこの街灯がついていますという宣伝も含めて、環境先進都市という武蔵野のイメージを皆さんに発信することも可能なのかなと思いますし、商店会に対しての補助というのが、現金ではなくて物としてそのまま受け渡す。そして夜間電力が使えるというようなことを検討していただけないか、改めてお伺いしたいと思います。 106 【恩田副市長】  ここで答えるべきことなのかどうなのかはあるのですが、今クリーンセンターのごみ発電の電気については、託送で学校に送るというような形の計画の中で進めておりますので、今後はそれをどう広げていくかとか、その辺についてはまだ途上でございますので、今後の課題として捉えております。 107 【木崎委員】  お答えいただいてありがとうございます。実際には、そういうことも可能性として、要は環境側からではなくて、商業の側から発信をできる可能性というので、ぜひいろいろなものに挑戦をしていただきたいというふうに思っておりますので、ぜひ課をまたいで御検討いただければというふうに思います。  それと、先ほど、ふるさと応援寄附で基準をつくったということで、ぜひそれは御披露、後でわかるのでしょうけども。この間、実際にはふるさと応援寄附が始まる前の段階で、もともとは入っていた、選定をされていた商品が抜けた、外れたということがありました。そういうことは本来はないほうがいいものだと思っておりますけども、単純に商品が悪いから外れたということではないとお聞きをしておりますが、それについては、どのような経緯で外れたのか、お伺いをしておきたいと思います。 108 【齋藤財政課長】  その返礼品として外れたというところもいろいろな部分がございますが、まずは、始める準備段階で少し訂正をさせていただいたというところは1件ございましたが、それは返礼品のほうにまだ掲載はしていなくて外れたという形でございますので、そこはちょっと御案内の漏れがあったということであります。  それからもう一つが、期間限定で返礼品をというところがございました。参加自体も、ちょっと我々のほうからも営業活動をしましてお声かけさせていただいて、では期間限定であれば参加するよということで御参加いただいたものに関しましては、そちらはもう掲載が終了という形になったものもございます。  あともう一つ、Tシャツを障害のほうの社福武蔵野のほうから出しているもの、これは季節物で半袖Tシャツと長袖Tシャツというのがございますので、季節で表示が見え隠れするというようなところもあったりはしますけれども、今のところ、そういった今返礼品として出せないものは、掲載終了というような形で表示しているところでございます。  以上です。 109 【木崎委員】  ふるさと応援寄附が始まる前に掲載をやめる形にしたというのがあったということで、それについては、先ほど申し上げたとおり、コンテンツそのもの自体ではないということでお聞きをしておりました。今後もそういうようなことが起こり得るのかをお聞きしたいと思います。今現在あるもので、コンテンツのことではない場合、ほかの要因で取り下げられるようなことが基準としてあるのであれば、それはお伺いしておきたいと思います。  それと、ふるさと応援寄附なのですけども、令和元年度については1,530万ぐらいの収入というか寄付があったと。実際にはどれぐらい支出をしたのか。要は、既に政策として使った、応援寄附以外、要は別の項目として使ってくださいといったもの以外で使った、ふるさと応援寄附に対してかかった収支として、寄付自体の金額に対しての実際の収支というのはどれぐらいだったのかというのを教えていただきたいと思います。 110 【齋藤財政課長】  まず1点目の御質問に関しましては、初日にも少しあったかと思いますけども、事業者のほうで、例えば是正命令等の指導が重なりまして、改善が図れないような場合、そういったものが確認されれば、掲載を見合わせるということも検討が必要になってくるかなというふうに思っているところでございます。  あと、また今後の基準に関しましても、これは今現在、我々のほうの決裁のルートとしては、環境部門、それから建築指導課部門も通した形で、一応確認をするようなことにしておりますので、今後こういうことがないような形で新規掲載はしていければというふうに思っております。  それから収支の部分でございますけれども、今回、収入としましては、返礼品として今、2月末時点で1,500万ちょっとです。3月までまた御寄付いただければ、決算的にはもう少し伸びていくかなと思いますけれども、一応今、歳出のほうとしましては、手数料の関係としまして、支援事業者でありますサイネックスという事業者のほうにお支払いをするのが多くございますが、こちらは返礼品のほうとか、あと郵送料の関係とか、そういったところを総じて一応今取りまとめをしていただいている事業者にお支払いする部分がございます。それから、クレジットカードのほうの手数料の関係等もございます。今、支出としましては返礼品は3割まで、それからそのほかの手数料等も含めて半分まで、5割までということで来てございますので、今、例えば1,600万の決算という形になりましたら、その寄付に連動した歳出という形になりますので、その半分の800万程度の支出になってくるかなというふうに思っております。  以上です。 111 【田川生活経済課長】  先ほどちょっと1点答弁が漏れていたところがございました。失礼いたしました。コンテンツ調査のところで、自分もやりたいよ、自分もちょっとやっているよみたいなことのアピール、そういったものを受けとめられないかどうかというようなところがあったかと思います。これはホームページ等での調査ももちろんさせていただく予定にしておりますので、何らかの形でそういったことを受けとめられるように準備をしたいと思います。  以上です。 112 【木崎委員】  そうすると、ふるさと応援寄附は、実質半分以上はプラスになるということで、今年度で言えば800万ぐらいは十分プラスであったということですね。その数字が聞ければ、それはそれでいいのですけども、そうすると、来年度は3,600万という、さらに今の現状からいうと倍以上の金額です。最初にお聞きしていたのは、その応援寄附は、後半のほうが多いみたいな話を聞いていたのですけれども、そうすると、ちょっと来年度はコロナの関係があるので特殊になってしまうかもしれないけども、ただ、前半はそんなに同じように見込めるのかといったときに、厳しいのかなというのが私の素直な感想です。これはどういうふうにやってというのは受け身なので難しいところがあると思うのですけども、そのあたりのところは、もう一度お聞かせいただければと思います。  それともう一つ、問題があって掲載をやめますとかというような場合というのは、ちょっと私が心配しているのは、先ほど建築だとか環境だとかの関係でということだったので、大丈夫かなと思ったのですけども、場合によっては処罰を受けるような場合、要は、個人営業をしている方が交通事故を起こしてしまって、万が一の人身事故だったとかといったときに、だめだよ、掲載をやめるよとかと、そんなようなことはないよなというのがあって、その辺のところのぐあいはどうなのだろうというのがすごく心配だったものですから、本来であれば、もともとは税の話なので、税金に対することに関連することというふうになるのかなと思っていたのでお伺いしたわけであって、改めてその辺の区切りというのがわかれば、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。  それで、先ほど課長からもちょっとあった、私が2日前に話をした件ですけれども、これについては、事業者がなかなかきちんと話を聞いてくれていなくて、私としては、もし同じ基準でやるのであれば外すべきだと思っています。そして、あの中で私がお聞きをしたクリスマスツリーの件で、2019年はやっていたけど、2018年についてはやっていませんということだったのですけども、2018年の12月に写真を撮ったものがあって、ちょっと言いづらいのですが、ここにクリスマスツリーが写っているのです。ということは、確実に使っているのです。というふうに考えると、やはりとしては、うその言葉をいただいて、それを言ってしまったという形になりますので、うそを言われるような会社を契約上載せているというのは、やはり問題があるかなというふうに思いますので、そのことだけは申し伝えておきたいと思います。 113 【齋藤財政課長】  それでは、2点ほどだと思いますが、まず、1年を通じての寄付の状況ですけども、皆さんも御存じかと思いますが、11月ぐらいからテレビCMが始まりまして、大体12月の末でというところ、これは税の控除の関係で、やはりそういった宣伝等が多くなってくるという形なのですが、現に、先ほども1,600万円ほど今年度というところを申し上げましたが、12月の1カ月間だけで873万というような状況でした。これは各団体ともに同じような傾向であるかなというふうに思っているところでございます。ただ、では全くぱたりとなくなるかというと、1月だけでも100万ほど寄付いただいたような状況でございますので、ちょっとこの4月から上半期を我々は経験していないところでございますので、いかにまた改めて新たな商品等を打った形で、魅力的なところで御寄付を募れるかどうかというところかなというふうに思っているところでもございます。  あと、先ほど交通事故等のお話も少しございましたが、例えば営業停止、これは例えば食中毒等が出てしまって、保健所からの指導で営業停止があったとか、あと交通事故で店主さんが対応できなくなったとかというようなところに関しましては、一応、今所管は我々財政課ですけども、サイネックスのほうと協議をしまして、対応が難しいということになれば、掲載を一旦終了ということとか、一旦休止ということも可能でございますので、そんな対応になってくるかなというふうに思ってございます。  以上です。 114 【木崎委員】  最後の部分です。私が聞いているのは、対応が難しくなったから掲載中止ではなくて、要は、食中毒はアウト、だめだと思いますけども、要は交通事故だとかの場合、その事態をもって、こちら側からだめですよというようなことになる、要は、掲載をとめますよというような案件というのはどういうものなのかというのをお聞きしているのです。なければいいです。 115 【土屋委員長】  現在どのようになっているかということでもよろしいのではないですか。 116 【齋藤財政課長】  一応、法令遵守という形で行っているところでございますので、御質問がちょっと、ごめんなさい、どちらからというのは、基本的にはそういった交通事故があった事実を我々が知るところではないと思いますので、返礼品が出せるような状況ではないという御相談があった上で、それに対応するという形になってくると思うのですけれども、その事実が、要は法令違反等がありまして、その確認を我々がしたところであると、またそこは掲載禁止とか中止とかというような形の対応をせざるを得ない状況にはなると思いますけれども。  以上です。 117 【木崎委員】  ありがとうございます。それはいいのです。ただ、要はそうすると、法令違反だとかということが起こった場合は、全てにおいてこちら側からだめだよ、掲載をやめますとかということがあり得るということなのかなと思ったので、その辺の線引きというのは一定のところでしておかないと、軽微なものでもという話になりかねないので、その辺は注意をしていただきたいので、そういう線引きがどこかにあるのではないかと思ってお聞きをしているのです。  もう一つ聞き忘れていたので、コンテンツのところで、市内コンテンツがたくさんあるよという話で、映画、音楽、アニメーション、漫画などというふうな話があったのですけど、私としては、演劇もそうだし、スポーツ、伝統文化とか、そういうものも含めてそういう中に入ってくるのだろうと思っているのですけども、もう少し具体的にどこら辺まで広げているのかというのがもしあるのであれば、教えていただきたいと思います。 118 【田川生活経済課長】  コンテンツということで、かなりこれは間口の広い話だというふうに思っております。さらに言えば、六長の中でクリエイティブ産業というふうな言い方もしています。これは本当にいろいろなケースが考えられるので、今の段階では、逆に言うと線を区切らないで考えるというようなスタンスにいる状況です。  以上です。 119 【西園寺委員】  まず、学校給食の食材に関して迅速な対応をいただきまして、感謝を申し上げたいと思います。市民の方から大変喜ばれたと思います。  それから、今回のコロナ対策で、さまざまなあらゆるツールを使いながら、決して取り残さないという状況もきょうの質疑で確認ができたと思いますので、どうぞよろしくお願いします。決して絶望したりするような人が出てこないようにということを祈っております。  質問なのですけれども、今回の資料請求でも、LED化のことを資料請求しましたので、その中にはこちらの商店街のほうは入っていなかったのですが、もともと政策課題対応型の商店街への補助金制度というのはありますよね。商店街のほうには電気代の補助というのも、もともとこれも1,200万ついている。LED化する場合にも、この政策課題対応型ということで補助が出ているのですけども、ここのところ実績は毎年どんどんふえているという状況でもないようですが、これは新年度はどういうふうになっているのか、要望としては上がってきていないのかということをお聞きします。 120 【田川生活経済課長】  LED化に関する補助金の関係ですけども、令和元年度につきましては、全部で6件ぐらい実績としては上がっているということで、それぞれLED化を進めたと。一番目立つところでいうと、吉祥寺のサンロードはすごく明るくなって、びっくりするぐらい明るくなったというのはあります。同じように今年度も、まだ上がってきてはいないのですけども、これから補助金の説明会があって、これから手挙げをしてくる事業者というか商店街があるかというふうに思っております。それに対しては、また適切に対応していきたいというふうに考えています。  以上でございます。(「はい、結構です」と呼ぶ者あり) 121 【土屋委員長】  以上で第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費、以上3款の質疑を終わります。  説明員交代のため、暫時休憩いたします。                                ○午後 1時33分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午後 1時45分 再 開 122 【土屋委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、第8款土木費の審査に入ります。説明を求めます。 123 【早川都市整備部長】  それでは、第8款土木費について御説明いたします。よろしくお願いいたします。  土木費全体の予算額は63億8,162万円で、対前年度比は8.4%の減となっております。主要な施策予算一覧及び施工箇所図につきましては、予算参考資料を御参照ください。  それでは、予算説明書、272、273ページをお願いいたします。  第1項土木管理費、第1目土木総務費は、土木事業の共通事務に要する経費で、対前年度比19%の増となっております。  事業ごとに主なものについて御説明いたしますので、説明欄をごらんください。  一般管理経費の人件費は交通対策事業に係る職員13人分、負担金は各種協議会等に要する経費でございます。  274、275ページをお願いいたします。  第2目交通対策費は、交通安全施設整備、自転車対策、ムーバス運行事業など交通対策に要する経費で、対前年度比0.2%の減となっております。減額の主な要因は、交通安全施設整備事業、自転車対策事業及びムーバス運行事業の委託費の減によるものでございます。  一般管理経費の人件費は、交通安全対策会議委員4人、交通安全対策協議会委員21人等の報酬で、委託料、負担金、補助及び交付金等については説明欄記載のとおりでございます。  交通安全施設整備事業の委託料は、平成30年度及び令和元年度に実施した市内主要交差点、生活道路等における交通量調査データの整理、分析等に要する経費、工事請負費は、カーブミラー、高輝度看板、道路区画線等の交通安全施設の整備に要する経費で、負担金、補助及び交付金は、バス屋根設置補助金でございます。  276、277ページをお願いいたします。  自転車対策事業の人件費は自転車等駐車対策協議会委員11人の報酬に要する経費で、委託料は自転車安全利用講習会、放置防止指導業務等に要する経費でございます。施設借上料は3カ所、土地借上料は11カ所の自転車駐車場等の借り上げに要する経費でございます。工事請負費は、自転車走行空間整備、中町自転車保管場所の解体等に要する経費で、負担金、補助及び交付金は説明欄記載のとおりでございます。  278、279ページをお願いいたします。  違法駐車対策事業は、負担金、補助及び交付金等に要する経費で、説明欄記載のとおりでございます。ムーバス運行事業の人件費は、地域公共交通活性化協議会委員4人の報酬、委託料については、ムーバスバス停標識等点検フォローアップ調査等に要する経費でございます。負担金、補助及び交付金はムーバス運行補助金でございます。  第2項道路橋りょう費、第1目道路橋りょう総務費は、道路橋りょう事業に要する経費で、対前年度比12%の減となっております。減額の主な要因は、道路台帳平面図のデジタル化が完了したことによる道路台帳補助費及び公共基準点設置が完了したことによる測量費などの委託料の減によるものでございます。  一般管理経費の人件費は、道路事業に係る職員29人分の給料、職員手当等でございます。  282、283ページをお願いいたします。  第2目道路維持費は、道路の維持補修、清掃、街路灯維持管理に要する経費で、対前年度比14.9%の減となっております。減額の主な要因は、道路総合管理計画に基づく大型街路灯及び大型標識等の点検調査に伴う道路附属物維持管理の減によるものでございます。道路維持管理の委託料は、路面下空洞調査委託等、説明欄記載のとおりで、工事請負費は市内全域の道路の路面補修工事等に要する経費でございます。  道路清掃事業の委託料は、車道、側溝及び雨水ますの清掃等、説明欄記載のとおりでございます。  284、285ページをお願いいたします。  街路灯維持管理は、本市設置の街路灯の電気料とランプ交換、清掃等の管理委託料、小型街路灯LED化の工事請負費等でございます。  第3目道路新設改良費は、市道等の道路整備に要する経費で、対前年度比17.5%の減となっております。減額の主な要因は、区画道路整備事業等における土地購入費の減によるものでございます。  道路新設改良事業の工事請負費は、市道第73号線道路改修工事のほか8カ所の道路改修等を施工するものでございます。  環境舗装事業の工事請負費は、透水性舗装による道路整備を1路線、道路浸透ますによる雨水浸透事業を1路線施工するものでございます。  286、287ページをお願いいたします。  景観道路事業の主な経費は、無電柱化推進計画の策定、第二次景観整備路線事業計画に基づき、市道第17号線、16号線のほか、3路線の道路及び電線共同溝の調査、設計等に要する委託料、市道第129号線の土地購入費、市道第177号線の電線共同溝工事請負費、市道第16号線の電線共同溝整備に伴う移設補償費等でございます。  区画道路整備事業の主な経費は、市道第79号線の整備工事請負費でございます。  狭あい道路拡幅整備事業は、幅員4メートルに満たない道路の拡幅整備事業に要する経費で、昨年末現在の進捗率は約32.8%になってございます。  第4目橋りょう費は、橋りょうの新設及び維持補修に要する経費で、対前年度比24.7%の増となっております。増額の要因は、橋りょう長寿命化計画に基づくよろず橋等の補修設計等、定期点検調査委託料の増でございます。  288、289ページをお願いいたします。  第3項都市計画費、第1目都市計画総務費は、都市計画及び街づくりに要する経費で、対前年度比26.6%の減となっております。減額の主な要因は、みちづくり・まちづくりパートナー事業、それは都市計画道路3・4・2号線でございますが、これを第2目街路事業費に移したことや、5年に1回、東京都から委託されて実施する都市計画基礎調査が終了したこと等によるものでございます。  一般管理経費の人件費は、都市計画審議会、まちづくり委員会、財産価格審議会、会計年度任用職員等の40人分の報酬並びに都市計画及びまちづくり事業に係る職員51人分の給料等でございます。委託料の主なものは、土地購入に係る鑑定・調査、都市計画道路の調査検討に関する業務、三鷹駅北口街づくりビジョンの推進に関する業務、都市計画マスタープラン改定に関する業務、その他説明欄記載のとおりでございます。  負担金、補助及び交付金は、武蔵野開発公社への派遣職員人件費、各種協議会等の負担金等、説明欄記載のとおりでございます。  290、291ページをお願いいたします。  バリアフリーの街づくり事業は、三鷹駅北口のエレベーター・エスカレーターの維持管理及びバリアフリー基本構想改定に要する経費でございます。  第2目街路事業費は、都市計画道路3・4・2号線事業に要する経費で、皆増となっております。  292、293ページをお願いいたします。
     第3目吉祥寺駅周辺開発事業費は、吉祥寺駅周辺のまちづくりに要する経費で、対前年度比17.6%の減となっております。減額の主な要因は、駅北口公共用歩廊、これはひさしでございますが、安全点検調査業務及び吉祥寺駅南口駅前広場設計業務の委託料の減によるものでございます。  一般管理経費の委託料の主なものは、駅北口公共歩廊の清掃に要する経費で、説明欄記載のとおりでございます。  都市計画道路3・3・14号線南口駅前広場事業は、交通広場整備に係る経費で、土地購入費のほか、用地測量に係る委託料並びに暫定整備工事に要する経費でございます。  吉祥寺方式物流対策事業は、荷さばき共同集配所の維持管理に要する経費で、説明欄記載のとおりでございます。  吉祥寺駅周辺整備計画は、NEXT-吉祥寺改定に要する経費で、説明欄記載のとおりでございます。  吉祥寺まちづくり基金積立金は、説明欄記載のとおりでございます。  294、295ページをお願いいたします。  第4目建築指導費は、建築基準行政に要する経費で、対前年度比5.2%の増となっております。増額の主な要因は、会計年度任用職員に係る手当等の増によるものでございます。  一般管理経費の人件費は、建築紛争調停委員会の委員3人の報酬と会計年度任用職員3人の人件費で、その他説明欄記載のとおりでございます。  建築審査会の運営は、委員報酬等に要する経費で、説明欄記載のとおりでございます。 124 【木村環境部長】  296、297ページをお願いいたします。第5目下水道事業費は、下水道事業特別会計に繰り入れていた繰出金を、公営企業会計移行に伴い、負担金、補助及び交付金及び出資金として、下水道事業公営企業会計に繰り入れるものでございます。対前年度比は21.2%の増で、主な要因は、下水道事業会計における建設改良費等の対象経費の増額によるものでございます。 125 【早川都市整備部長】  第4項住宅費、第1目住宅管理費は、4カ所110戸の市営住宅の維持管理に要する経費で、対前年度比13.7%の増となっております。増額の主な要因は、市営住宅の老朽化に伴う維持修繕工事費等の増加を見込んだ費用でございます。  その他の経費の主なものは、市営住宅の給水、エレベーター、保守等市営住宅維持のための業務委託料及び維持修繕工事費等、説明欄記載のとおりでございます。  298、299ページをお願いいたします。  第2目住宅対策費は、住宅対策に要する経費で、対前年度比26.5%の減となっております。減額の主な要因は、緊急輸送道路沿道建築物耐震化助成金の減によるものでございます。委託料の主なものは、住宅耐震アドバイザー派遣、第四次住宅マスタープラン策定業務、市営住宅長寿命化計画策定業務等で、説明欄記載のとおりでございます。負担金、補助及び交付金は、住宅や分譲マンション等の耐震化助成事業等で説明欄記載のとおりでございます。 126 【木村環境部長】  続きまして、第5項緑化公園費について御説明いたします。  300、301ページをお願いいたします。  第1目緑化公園費は、公園の建設、維持管理及び緑化推進等に要する経費で、対前年度比36.7%の減でございます。減額の主な要因は、公園用地取得に係る土地購入費の減額によるものでございます。  一般管理経費の人件費は、緑のまち推進課職員の人件費で、委託料、負担金、補助及び交付金は備考欄に記載のとおりでございます。  302、303ページをお願いいたします。  公園等建設事業は、公園の改修及び千川上水整備に要する経費で、委託料は、千川上水整備設計業務、公園の改修に係る設計業務等に要する経費でございます。工事請負費は、千川上水の整備、中央通り公園の木製複合遊具の更新工事、桜などの街路樹植えかえ工事等に要する経費でございます。  公園等維持管理は、既存の公園の維持管理等に要する経費です。  委託料は、街路樹や公園の維持管理、公園トイレ清掃、公園遊具安全点検、樹木診断等に要する経費でございます。土地借上料は、もくせい公園ほか5カ所の土地借り上げに要する経費でございます。工事請負費は、既存公園の遊具等の修繕、公園及び緑地内の樹木保全工事、みやび青葉公園等での浸水対策に要する経費でございます。  緑化推進事業は、緑化推進等に要する経費でございます。  304、305ページをお願いいたします。  委託料は、二俣尾・武蔵野市民の森の森林整備、緑の情報発信事業、農業ふれあい公園運営管理、むさしの自然観察園維持管理、吉祥寺東町農業公園運営管理、環境緑地維持管理等に要する経費でございます。  工事請負費は、寄贈樹移植などの樹木の保全、保存樹木維持管理等に要する経費でございます。負担金、補助及び交付金は、奥多摩の森整備事業負担金や保存樹林等及び接道部緑化に対する助成並びに緑ボランティア団体の事業助成に要する経費でございます。  仙川水辺環境整備事業は、仙川の水辺環境整備に要する経費で、委託料は仙川緑地の維持管理委託に要する経費でございます。  以上で第8款土木費の説明を終わります。よろしく御審査のほどお願いいたします。 127 【土屋委員長】  説明が終わりました。直ちに質疑に入ります。 128 【宮代委員】  質疑させていただきます。詳細な説明ありがとうございました。勉強不足でわからないことが多いので幾つか教えていただきたいことがあります。  まずムーバスの運行事業の件なのですけれども、予算減という御説明だったのですが、なぜ減になっているかということがなかったので、教えていただきたいと思います。 129 【栗林交通対策課長】  今年度の予算につきましては、令和元年度に比べまして、約144万円の減となってございますが、これはそれぞれの年度でやる事業が異なります。例えばムーバス運行事業で言いますと、令和元年度、今年度になりますが、地域公共交通網形成計画の策定がございました。これが約860万あるということが主な要因となっているところでございます。  以上です。 130 【宮代委員】  ありがとうございます。年度によって、いろいろなやる項目が変わってくるということで、金額も全体に比べると大して大きな額ではないので、変動は理解しました。昨日、私の知人にレモンキャブの運転手がいるという話をしたのですけど、これは本当の話なのですけど、知人にムーバスの運転手もいらっしゃるのです。これは本当の話なのです。その方のお話を伺うと、やはりかなり大変なお仕事だというふうに、もちろん車の運転ですし、公共交通ですしということで、すごいあって、また、その方のコメントでは、なかなかなり手がそう簡単には出てこないのではないかというお話を伺ったのですが、実際、人手不足、要するに、なり手が少ないという状況はあるのでしょうか。 131 【栗林交通対策課長】  まさにそうでございまして、これは武蔵野だけではなくて、全国共通の課題ということで、乗務員不足がございます。あと、バス事業者からもいろいろお話を伺うこともございまして、やはり整備士、そもそも整備していただくというところも、今なかなか人材不足というようなことがあります。ただ、我々としましても、充実している公共交通網というものを維持するためにどうしていくか。先ほど言いました計画の中で施策をさまざま取り入れてございます。  本年度も5,000万人を突破したというようなこともあり、また、今後も継続してムーバスをやるためには、乗務員不足というところを何らか対策を講じていかなければいけないと。昨年で言いますと、桜まつりでブースを出させていただきまして、ムーバスの乗車率も上げていくというようなPRもさせていただくとともに、これはバス事業者さんと一緒にやったわけでございますが、そういったような中で、どんどんそういったPRをして、乗務員不足というところの対応もしっかりしていきたいと考えているところでございます。 132 【宮代委員】  注目して見れば見るほど、やはり利用されているし、高齢者の方の利用も非常に多くて、本当にいい事業なので、ぜひ続けていっていただきたい。その中で課題もあるのだなということは認識しております。また、今回の説明の中に、不便地域を解消するという、また新しい積極的な取り組みも見せていただいているということから言うと、もっと大変になっていくと想像するのですが、その辺、継続的に対応していただきたいと、こちらは要望としてお伝えいたします。  2つ目ですけれども、済みません。これもまた仕組みをよくわかっていないので、質問なのですが、都市計画道路3・3・14号線、いわゆる南口駅前広場の事業の中で、予算で土地の購入費が3,700万、工事請負費1,000万となっている。あと、補償金1,300万ですか。ここに積まれている予算というのは、もう既に決まったものが予算として積み上げられているという理解で間違いないでしょうか。 133 【松崎吉祥寺まちづくり事務所長】  3・3・14号線ですけれども、こちらで上げている補償費と、それから、工事請負費、こちらにつきましては想定で上げてございます。事業化されて買い戻す際は、当然5,000万では足りませんので、補正を行って買い戻しを行うということでございます。あと、工事費につきましては、買収が進みましたら、暫定整備工事を行うために確保してございます。  以上です。 134 【宮代委員】  吉祥寺の駅前広場の件は、一般質問、代表質問でも非常に注目されているところで、どんなふうな見方で予算を組んでいるのかということをまずひとつ確認しておきたかったのですが、NEXT-吉祥寺の改定とあわせて、代表質問のときに市長から、私は合意形成をしっかりお願いしたいということで御質問させていただいたときに、御自分から、来てくださいというふうにして声がかかったときに断ったことはないと御説明をいただき、これから先もそういった交渉あるいは協議の場には出てきていただける、積極的に取り組んでいただけるという言葉をいただいていますので、もちろんこの予算をベースにして、さらに今、補正の話も出ていますので、より積極的に進めていただいて、確実に、それもスピーディにこの事業は進めていただきたいということをもう一度ここで申し上げておきたいと思います。ここは予算の場ですので、これ以上細かい質疑をするつもりはないですけれども、この場をかりて、いつものお話ですが、繰り返しまたお伝えさせていただきます。  それから、3つ目ですけれども、今回、2月で、素案ですけれども、武蔵野自転車等総合計画を出していただいております。これを見ながら、また、我が会派は市民の皆さんからいろいろSNSを通じて御意見をいただいている中で、自転車の件、非常に強い意見が来ています。端的に言うと危ない。だから、それはがどうこうということではなくて、住民の問題、市民の問題だと思うのですけれども、やはりそれを何とか解消していってほしいという非常に強い声があります。  あと、その中で、今回、予算を見て、安全講習会で1,200万円という、それなりの大きな額を使っていただいているのですが、今まで行ってきた講習会の実効性というか、それをどんなふうに評価されていますでしょうか。講習会によって、かなり改善されていると見ているのか、もう少しこれから変えていかなければいけないという考え方があるのか。その辺の講習会に関することをお願いいたします。 135 【栗林交通対策課長】  自転車安全利用講習会の中には、一般講習というのと、あと、各企業さんですとか学校ですとかそういったところに我々職員が出向きましてやっている出張講習会がございます。評価というところでございますが、具体的な、客観的な数値で言いますと、自転車が関与する事故件数については年々減ってきているのかと思ってございます。  ただ一方で、委員がおっしゃるとおり、我々も地元とお話しするいろいろな機会がございます。やはり自転車のルール、マナーに関することはまだまだ課題があるのかと考えているところでございます。  今回、レベルアップ分ということで、特に出張講習会の面について、より多くの方々に聞いていただきたい。また、安全利用講習会をやるときは、アンケートでも、よく理解できたということもいただいておりますので、より多くの方にお話しする機会を設けさせていただいて、そこのところからどんどん広がっていくような、何かそういったような仕組みづくりができればと考えているところでございます。 136 【宮代委員】  ありがとうございます。今、講習会の中で、実際に自分の自転車を持ち込んで、どこかフィールドでやるような、そういう講習会というのは実施しているのでしょうか。 137 【栗林交通対策課長】  実際に自転車を持ち込んでいるというところの面で言いますと、各小学校、12校ありますが、なかなかできないところもあったのですが、来年度からどうもできそうだということで、各12校の中で、3年生に対してはやっているところでございます。  以上です。 138 【宮代委員】  すごい大事だと思います。自分のことで恥ずかしい話ですけど、私もこの立場になって今、自転車で通勤していて、今までずっと電車に乗って、自転車はある短い期間、距離しか乗っていなかったのだけど、長い距離を20分、30分と乗ると、やはりヒヤッとする場面があったりとか、でも、それは結局、自分の問題なのではないかと思うケースがすごく多いなと思います。  それから、信号もとまって待てば、待つのがだんだん当たり前になっていくので、そういう意識を。済みません、今までも一生懸命だったのですけど、イライラしたのですが、きちんと待って、それを長く感じないというふうにどんどんなっていくと思うので、そういったものをみんなに伝えていくことはすごい重要だと思いますので、これからも継続的にやっていただきたいし、特に子どもたち。でも、どちらかというと、もしかすると大人のほうが問題なのかもしれないというところも感じています。  意見の中にもう一つあって、これはここ、土木ではないですけど、同じ自転車の話で、たばこを吸いながら自転車に乗っているというのは、もう本当に周囲から見ると困るなという意見が出ていて、そういったことも含めて、これから対策をしていただきたいなと思っています。  それから、駐輪場の問題については、例えばウェブを使った満空情報であるとか、あれは大変好評です。見ている人も多くて、すごい便利だという話も来ていますし、それから、今回の総合計画の素案を見て、その中にHOPという、ホリデーフリーパーキングですか。銀行の休みのところのスペースを使うのですか。こういったものもやってきましたということは書いてあるのですけど、今後このHOPについては広める方向で行けそうでしょうか。 139 【栗林交通対策課長】  HOPについてのお尋ねでございます。今、HOPは大変好評をいただいていまして、やっているというところがございます。ただ、一方で、やはり課題も多うございます。また、時間内でできないということですとか、そういったような課題もございますので、今、実はお借りしている銀行さんとかにいろいろお話を伺ってございます。そういう中で、今はまだ具体的に決まっていないので、どうのこうのと言えるところではないのですが、そういったような課題もございます。もしほかにもというところもあるのですが、そういうようなところの可能性については、引き続き検討していきたいというふうには考えているところでございます。 140 【宮代委員】  ぜひお願いします。かなり有効だ、実効性があると見られているものだと思います。それからもう一つ、シェアサイクリングに関する検討ということが書かれていて、これはまだ検討段階ということなので、今の段階までの話の流れで見通しというか、どんな考え方になっているかを教えてください。 141 【栗林交通対策課長】  今、シェアサイクルにつきましては、23区ですとかさまざまなところでやられているところでございます。あと一方で、ただ、これは民間の事業者さんがかなりやられているということで、市内でも、名前を言っていいかあれですが、ソフトバンクがやられているということで、ここは民間さんで力強くやられているということなので、民間さんでできることは民間さんでやっていただきたい。ただ、の中で協力できることはお互い民間とも連携して進めていきたいと考えているところでございます。 142 【宮代委員】  自転車の有効利用というのは非常に、車からシフトするというのは非常に有効だと思いますし、武蔵野の緑豊かなまちの中で、来街者の方もシェアサイクリングを使って、休みの日を過ごしていただくとかそういういろいろなことに広がりが出てくると思うので、この検討もぜひ継続して続けていただきたいなと思います。  済みません。小刻みになりますけれども、バリアフリー基本構想の改定ということで、約1,000万足らずですけれども、積み上げていただいています。これは第何回と書いていないので、基本構想ですから、今回のこの構想が初めての計画になるという理解で間違いないでしょうか。 143 【中迫まちづくり推進課長】  バリアフリー基本構想の改定ですけれども、実はこれで2回目、1回目が交通バリアフリー基本構想というものがございまして、そのあとに一度、バリアフリー基本構想という名前になって、今回また改定するというものでございます。 144 【宮代委員】  勉強不足で済みません。この予算を使って改定していこうというのは、やはり年月が流れて、それに合わせて内容を変えていこうという、そういうためにやるものでしょうか。 145 【中迫まちづくり推進課長】  次年度末をもって、前回の計画からちょうど10年経過しますので更新していくと、そういったものになってございます。 146 【宮代委員】  わかりました。ありがとうございます。それから、環境舗装事業の予算が入っていて、透水性舗装化をやりますと。先ほどのお話ですと、1路線といったかな、1区画というお話だったでしょうか。これは暑熱対策とかにかなり有効なのではないかと私の中では理解があるのですけど、透水性の舗装化、これは今後どういうふうに進めていこうとしているか、大きな流れについて教えてください。 147 【高橋整備調整担当課長】  透水性の舗装についての御質問でございます。透水性の舗装につきましては、最初に吉祥寺北町周辺の浸水対策ということで、平成18年から3年間、試験施工させていただきまして、その後、平成21年度から吉祥寺北町地区だけではなくて、市内全域、生活道路を対象に透水性の舗装をしているところでございます。  これまでは平成30年度に、道路管理の方向性を定めた道路総合管理計画というものを定めまして、これに基づきまして、ひび割れですとかわだち掘れ、平坦性等の測定結果から、舗装の損傷度を判定して、舗装の改修の路線というのを決めてございます。透水性の歩道につきましても、こういった計画に合わせて路線を選定して、生活道路中心なのですけれども、今後も進めていきたいと思ってございます。 148 【宮代委員】  承知しました。最後になります。道路通報システムです。SNSを活用したということで、LINEの登録をして、それで写真を撮って出す。私も割と新しいもの好きなので、3件ほどやらせていただいて、もう即時対応していただいたものがあって、これはすばらしいなと思う一方で、いつまでたっても手をつけていただけなくて、担当課に電話して街路灯が消えているという話を出したのですけど、それはまちの商店街の担当のものだったので、で直接手を下せません。なので、ここの商店街があと1カ月後か2カ月後に補修するつもりだという返事が来ているのでという話を聞いたのです。  ああ、そうですかということなのですが、このときに感じたのは、市民の皆さんがLINEを通じて、せっかく通報したのに、パッと結果が出るとよかったと思うけど、一方で、あれっ、全然やってくれないのかというと、何じゃこりゃとなっていると思って、フィードバックはどうするのですかと伺ったところ、ホームページのほうに、1カ月か何かまとめて、結果を一覧表にして出しますというお答えをいただいていて、LINEでやっているから、誰が連絡をくれたかわかっているので、特にやらない場合は、LINEを通じて返事するという方法もあるのかと感じました。ということで、バックグラウンドの件数が大体どれぐらいの件数を処理していて、今申し上げたような個別具体の対応はできるものなのかどうか教えてください。 149 【田原道路課長】  まずこれまで、昨年の9月2日から試行運用という形で開始して、今、先月末で6カ月たったところなのですけども、77件来ていますので、月当たり、今、12から13件という形で来ております。返信のお話なのですけども、たしか来たときは商店街の街路灯だったということでお答えさせていただいたと思うのですけれども、今後、先進都市である、例えば芦屋とか、2団体か3団体、あるいは民間のシステムを入れているところもあるのですけども、現段階では個別に返信ということはやらずに、1カ月ごとにホームページに掲載しているというような形で対応しております。  本市におきましても、まずは一つの効果としては、事務の効率といいますか、まずは早く行って補修するということだったのですが、今、委員おっしゃられたように、対応が例えば商店街の街路灯だった場合、どうすればいいというところもあるので、そこについては今後研究していかなくてはいけないことだとは思うのですが、システムの中にもしもその辺であれば、電話での問い合わせというのも記載しております。  つまり、通報システムの場合は、例えば道路の穴ぼことか簡易なものについて通報していただいているというのがまず趣旨で、市民に気軽に通報してもらうというのが趣旨でございますので、そのほかいろいろ御回答というような御要望があるかとは思うのですが、その点は御一報いただければ対応を、電話で回答したいと考えておりますが、その辺は今後のほかの状況も見て研究していきたいと思います。  以上です。 150 【宮代委員】  済みません。あと1分です。電話とLINE、どちらが楽かと、今、絶対LINEのほうが楽なのです。電話で通話する時間、まずかけるので待っていなければいけないし、LINEは自分の好きな時間に入れて、すぐそのまま出して、出したら、あとは、受ける側が自分のタイミングで受けることができる。その利便性はもう電話とは全く違う。だから、電話で補完できているという考え方は私はしないほうがいいと思います。  これは実はなぜこんなこと言っているかというと、このSNSの件については、総括のところで、これは武蔵野のほぼ第1号の試行実験になっていて、ほかのいろいろな分野へ広がっていく可能性があると思っているので、ぜひ道路の修復の話、頑張って、いろいろな利便性、使い勝手についても研究していただいて、ほかの分野にどんどんと広げていっていただいて、必ずや電話よりもこのほうが楽だということがわかってくると思いますので、そこを信念を持って続けていただきたいと思います。  以上、要望でございます。終わります。ありがとうございます。 151 【浜田委員】  よろしくお願いします。代表質問でも質問しました交通安全対策について伺いたいと思います。参考資料の34ページ、新規事業で、交通量調査データの整理、分析というところで、生活道路等における安全対策の検討に活用するということもありました。それも受けて、会派資料としても、104ページの資料も、未就学児が日常的に集団で移動する経路等の安全対策についてということで、地域別でまとめていただきました。ありがとうございます。それももとにしながら伺いたいと思います。  この点検については、昨年の5月の滋賀県大津での、散歩中の保育園の園児らの死傷した交通事故を受けて、しっかり対策を求めるということで、本当に素早く対応していただけたと思っております。市内で30カ所点検していただいて、対策の内容もしっかり、もう全部これは完治したというか、対策が済んだという認識でおりますが、その辺は大丈夫でしょうか。それを1点確認と、それで点検していただいて、小学校はスクールゾーン、未就学児はキッズゾーンということで、キッズゾーンは何メートル以内とかそういう設計というか、そういうのもあるのです。調べたところ、500メートル圏内、500メートル以内ということなのでしょうか。他では300メートルのところもありますし、その辺はどうなのか伺いたいと思っています。  この対策の中で防護柵の設置というところが5カ所あります。特に防護柵というと、大小あるのかもしれないですけれど、特に危険なところだったのか。その辺の状況を専門的に見られて、ここは危ないという、警察の皆さんだとかといろいろ検討するのでしょうけど、その辺、5カ所あったというところで、特に危険な場所だったのかどうかというのを専門的に見てこうだったと、何か気がついたところがあれば教えていただけたらなと思っています。そこまでお願いします。 152 【田原道路課長】  私からは1番目の、対策は大丈夫かということと、5カ所、防護柵を設置したことについてお答えしたいと思います。  対策につきましては、そもそもこの調査というのは、園側から、保育施設側から抽出してもらった対策箇所について、道路管理者と、あと、警察と関係部署で点検したところでございまして、対策については31カ所をきちんとやっておりますので、大丈夫だと考えています。  それと交差点の部分の防護柵5カ所ということなのですが、こちらについては資料のほうに住所等が書いてあると思います。一つは平沼園の交差点のところで、防護柵がもう全くなかった。資料で住所が書いてあると思うのですが、このうちの9番になるかと思うのですが、これが平沼園の交差点ということで、明らかに防護柵がなくて、園から、そういう施設からも、滞留して車が中に突っ込んできたときに危険が生じるということで、これは関係機関ともども、これは設置しないといけないということで設置した箇所でございまして、ほかの4カ所に関しても全て、比較的、園児らが滞留できるような空間があったにもかかわらず、防護柵が設置していなかったというところでございましたので、これはもう関係機関ともども、これは設置しなくてはいけないということで設置したものでございます。  以上です。 153 【栗林交通対策課長】  先ほどスクールゾーン、キッズゾーンの適用範囲というようなお話がありました。たしかこれは500メートルというところと思ってございます。今後はスクールゾーン、キッズゾーンをどうするかというところにつきましては、なかなか我々でどうのこうのというところに行けませんので、教育部門あるいは子育て部門等々の関係で、用途に応じて、今後検討されていくと考えてございます。  それとあと、今現在、市内はスクールゾーンですとかキッズゾーンというのは定めてはいないところでございます。  以上です。 154 【恩田副市長】  なかなか部門が難しくて、交通対策のほうは、道交法に絡めた、道路管理に絡めた形での施策をやっていますので、警察との協議になりますと、道交法になるのです。ゾーンの設定というのは、恐らく各所管のほうが形としては児童の安全を守るという形になると思うのです。道交法で言えば、ゾーン30というのがあって、30キロ規制で、面的にエリアを決めて、警察が主体で、そういった規制をかけていくという形になっています。よく見ますと、30キロというのが生活道路から外側の大きな通り道があって、30キロ規制ですという形で表示があると思うのですけども、規定するのはあちらなのですけども、いろいろと手助けするのが市役所というような形になっています。 155 【浜田委員】  詳細をありがとうございます。しっかり手助けをして、とにかく子どもたちが安心して安全で、事故のないようにするということが基本だと思いますので、そこは各課なりに相談していただけたらなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それで、キッズゾーン、スクールゾーンは決めていないということなのですけれども、他ではそうやって決めているというところもきちんとありますし、1カ所、境南町で通学路のところをグリーンに色を変えているところがありますよね。他でもやはりキッズゾーンのところを、きちんと設定をして、安心・安全という部分で路肩の色を変えているというのです。だから、本当に安心して渡るというか、歩ける、歩行できるという部分でもありますので、そういうのもまた検討していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  2点目に、先ほどの宮代委員と同じ、道路通報システム改修ということで伺いたいと思います。関連しているので、済みません。これは昨年の9月からということで、私も一般質問で、道路通報システムをSNSでということで一般質問もさせていただきましたので、確認と思っておりますが、第六次総合情報化基本計画というところも見ました。これをパッと見たときに、ああ、課題は何だろうなと、先ほど質問されていましたけど、その課題をここにも書いて、現状と課題というのも細かく書いていただいています。施策内容として、サーバーを導入するということで、こういう内容できちんとやりますということなのですけれど、先ほど、9月から試行をやって、77件。だから、通常、電話で受けたり、私たちもいつも道路課、交通対策課には現場の声をすぐ届けるのに、いつもお世話になっているのですが、それ以上に仕事量も現場というか、そちらの行政側はふえているということですよね。  だから、その辺の、こちら側としては助かるし、すぐLINEで、SNSでしっかり通報できて、すぐ回答ができたと言われていましたけど、行政側は、人数的にというか、仕事量としてはふえているという認識でいいのかどうか。しっかりふえていると思うのです。その辺、事務の効率はよくなったと今、御答弁がありましたけれども、その辺は整合性というか、大丈夫なのでしょうか。 156 【田原道路課長】  先ほどの事務の効率がよくなったというのは、写真で送っていただきますので、来てから現場に行く時間については短縮しております。そういう面で改善はされています。ただ、昨年と苦情、通報の件数を比較しますと、電話の通報件数というのは減っておりません。つまり、LINEの通報件数が、その分、付加されている状況ですので、効果としてはそれだけのほうのパトロールですとか、その辺で気づかなかったふぐあいというのが、市民の方々から情報提供をいただいているということからすると、質の高い道路管理ができているという意味ではすごい効果的なのかなと思っています。  ただ、ここで課題でもあるのですが、一つには通報の確認作業というのが今、LINEの無償団体プランというのでやっておりまして、通常のLINEのシステムを使っておりますので、来た通報がどんどん積み上がってくるような状況になっていますので、一つは、どこまで確認したかという取りこぼしとかのそういう心配を、かなりチェックを入れなくてはいけないということと、あと、LINEのシステム上の課題なのですけれども、写真、画像データがある程度たつと消えてしまうということがございますので、それとあと、道路システムといいながらも、ほかの分野の問い合わせというか、通報も来ています。  そういうこともありますので、今後、予算要求させていただいている内容というのは、まずサーバーを入れて、データをカチッと保存しましょうと。それとシステム改修につきましては、今後の拡大を視野に入れて、来た通報を部署に転送できるような形のシステム改修を含めて、その課題解決のために予算要求しているということでございます。  以上です。 157 【浜田委員】  よくわかりました。行政側としては、仕事量はふえているという形ですよね。私たち市民は本当にありがたいことなのですけれども、そういうことも踏まえて、システム改修だとか、さらに利便性も考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  最後に、これは毎年聞かれていると思うのですが、天文台通りの整備状況でございます。予算、35ページに掲載になっていまして、今回は費用の一部を。済みません。違います。用地取得を行うということなのですけれど、昨年は用地取得まで行かなくて、まだこれから交渉する。いろいろな方がというか、交渉中にいろいろ問題も課題もあったと思うのですが、用地取得を行うということですので、これはゴーで、全てオーケーをもらってするのか。  事業採択が2017年にされて、7年間の工事期間ということだったと思うのですが、だから、今、4年目です。あと3年で工事ができるということは考えられないかとは思っているのですけど、その辺、進捗状況というか、教えてください。 158 【福田まちづくり調整担当参事】  基本的に今、谷合モーターさんの前の天文台通りという形でよろしいかと思っているのですけれども、昨年度の4月末に事業認可を取得して、今、事業着手を本格的にしているという話で、ある意味の今年度予算につきましては、それ以降、アンケート調査した中で、先に買ってほしいという方々を募りながらやっていたのですけれども、やはり交渉等で時間がかかっておりますので、今年度の予算執行上はできなかったという形ですけれども、それらを踏まえて、来年度予算に関しては一定程度の見込みの中で、予算、土地購入費と補償費等々を計上させていただいているという形で、事業認可取得2年目に入るのですけれども、なるたけ着実に認可どおりの7年間で整備できるように頑張っていきたいと考えてございます。 159 【浜田委員】  あそこだけはやはり狭くて、きちんと整備してもらいたいという地域住民の方が、もう早くやってもらいたいというお声が多いので、しっかり安全面を考えていただいて、年数、7年間でできるよう、こちらも祈っております。よろしくお願いします。 160 【堀内委員】  よろしくお願いいたします。まず都市計画マスタープランの改定ということで、改定委員会を開催しということがあるのですけども、大まかなスケジュール感を教えていただきたいと思います。  あと、もう一つ、交通量調査が先ほどありましたけども、そこでいつぐらいに、これはまとまって報告される予定なのかを伺いたいのと、あと、そこから見えてきたところで、ここの実施効果でも、交通安全対策の検討に活用するということで、今までもこの調査によって、ここが危険というか、多いというところで何か対策を講じたことがあったのか。それから、裏づけとして、市民の皆様から、ここの道路にこういうものをつけてほしいというときの裏づけとして、このデータを使用されているのか、そのあたりを伺いたいと思います。
     皆様からもある道路通報システムですけれども、今、電話は減ってはいないということですが、私は、将来的にはやはりこれは継続していくことによって、こちらにシフトすると思うので、ぜひこれは継続して行っていただきたいというところで、継続しての広報。1回はパッと出たのですけども、今後の広報について、こういうシステムがあるという広報についてはどのように考えているか、伺いたいと思います。 161 【中迫まちづくり推進課長】  私から、都市計画マスタープランの進捗と来年の予定について御説明させていただきます。都市計画マスタープランでございますけれども、もう今年度から既に委員会は開催してございまして、今まで3回、改定委員会をやっています。それ以外に合同のワークショップだとか地域ワークショップ等を重ねてきたと。  それに加えて、出張座談会ということで、こちらからお伺いして、地域の方々にお話を聞くようなことをやってきました。来年、令和2年度の予定なのですけれども、このまま第4回、第5回、第6回と続けていくのでございますが、最終的には、今の都市計画マスタープランはまちづくり条例に載せて、その手続の中で決まっていくという過程をたどっていきます。それなので、素案自体ができるのは、まちづくり条例にそれを載せていきますので、10月だとか11月ぐらいにはある程度形にしたものをつくっていくというような予定を立てているところでございます。  以上です。 162 【栗林交通対策課長】  私からは、交通量調査結果の報告の時期と、あと、使用方法という2点でございますが、まず交通量調査の取りまとめなのですけども、来年度、30年度と今年度やったものについて取りまとめをしまして、また、補足調査もかけたいと思っています。といいますのも、各路線に応じて、それぞれの課題が違うと認識していますので、そういったような補足調査をしながらデータを取りまとめていきたいと考えてございます。  また、報告の時期なのですが、そういったような検討も進めていく中で、きちんとまとめた段階の中で、適切な時期に報告したいと考えてございます。  それとあと、交通量調査データの使用方法というところでございますけども、交通量調査自体が各ポイントにおける断面の交通量、どういう方向に行ったかといったものが今とっている交通量データでございます。今はそういうものをどういうようなものに活用しているかといいますと、例えば現場というところで言いますと、道路設計時に舗装厚の厚さをどうするのか。あと、今、都市計画マスタープランの話がありました。あと、我々のところで言いますと、自転車等総合計画がございます。自転車の交通量もとってございますので、計画策定の基礎データとして使用しているというところもございますし、あと、信号機ですとか横断歩道という御要望がございます。ただ、これはでできないのですが、では、どれだけの人がいるのかというところの場所によってですが、定量的なデータとして、警察にお示しするというような使途でも使っているといったところでございます。  以上です。 163 【田原道路課長】  通報システムの広報の件でございますが、これまで報、FM-むさしのですとか、機関誌でPR、あるいはコミュニティセンターにチラシを置かせていただいたりはしています。ただ、今後、さらに友達といいますか、通報していただける方をふやすために、実は今月あれば、吉祥寺の活性化協議会に私も行って、PRしてこようとずっと思っていたところだったのですが、延期しまして、今後、各連絡会ですとか、あるいはのイベントで、直にこういうことをやっていますよというのをPRしていきたいと思っておりますし、また、さまざま、PR方法についてはまだ課題があると思いますので、今後、研究していきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 164 【堀内委員】  通報システムのほうはいろいろな広報をされているということで、私どもは、もう一つ加えてほしいと思ったのは、転入者に転入セットみたいなのを渡すときにも、ペラ1枚でもいいので、そういうのも入れると、転入者にもすぐ、ああ、こういうのが武蔵野であるんだなというのもわかると思うので、その辺はまた市政センターとか市役所の転入手続のところとも連携をとりながら広報に努めていって、なるべく電話が少なく、こちらが多くなって、またほかにも利用できるような環境になればいいと要望しておきたいと思います。  交通量のほうは、いろいろなところで使われているということで、また、精査が必要だからと。これを見ると令和3年2月までとなっているので、でも、いろいろ調査していただいて、報告を待ちたいと思います。  あとまた、国交省のほうの交通センサスもそろそろ5年というところで、そのあたりの情報が入ってきているのか、あと、そのときのポイントというのは、あれはもう勝手に向こうが決めているのかどうかの確認。ここというような要望がでできるのかどうかというところを確認させていただきたいと思います。  都市マスのほうは、大体10月、11月というところで、私も何回かいろいろな会議にも参加させていただいている中で、本当に実務的なところで、せっかくの改定なので、私もいろいろな方から言われているのが、どうなるかわからないのですが、課題としては、やはり土地の最低面積というところは一つの課題としては、いろいろな業種からも上がっているかと。あと、個人的に相続が発生したときに、今、100平米規制だったら、では、190平米を持っていると分割できない。だから、120のところであれば、230だと分割できない。230となると、市内だと相当な高い金額になってしまうのです。そのあたり、やはり課題認識、そういったような情報があって、どうするかはわからないですけど、話し合える余地というか、そういう検討もされるということでいいのかどうかの確認をさせていただきたいと思います。  もう一つ、マンションに関してです。建てかえているところもありますけども、だんだんマンションも老朽化している中で、いろいろ分譲マンションの管理組合の形態ですとか、高齢化によっていろいろあるので、アドバイザーの派遣等々があると思うのですけども、その辺の今後の問い合わせはふえているのか。言ってくるときはもうかなりの状況かと思うので、やはりきめ細やかに、そのあたりを事前にリサーチして、こちらからアプローチしたりということも必要かと思いますけども、その辺のマンションの管理についての今の現状と課題等々について、教えていただければと思います。 165 【福田まちづくり調整担当参事】  私のほうから、交通センサスに関することを御答弁させていただきたいと思います。交通センサスは5年に一度行われておりまして、前回が平成27年という形ですので、令和2年度になるのか。ある意味、今年度という形になるのかと思っております。まだ実際の具体的などのような形での、タイミング等を含めての情報等は入ってきていない状況になってございます。  また、調査ポイントなのですけれども、基本は固定しているとは思うのですけれども、その時々の道路の状況ですとか新しい道路ができたですとか、そういうふうな形で変化する場合もあるかとは思います。以前、外環委員会のときにも調べたのですけれども、うちの市内においては、今のところ7カ所ほどポイントが設定されていると思ってございます。  以上です。 166 【中迫まちづくり推進課長】  都市計画マスタープランにおいての最低敷地面積の話でございますけれども、一度いろいろと話し合っている中では、意見は両極端に割れるような、そういった感じになってございます。ただ、最低敷地面積をだんだん割っていくと、おのずと空地がだんだん減ってきて、それで緑化が減っていくというような、そういった相関関係みたいなものが見えているかと思っています。  いろいろ市民の方に聞きますと、広い敷地があるから武蔵野が好きだとおっしゃる方と、当然、相続等で長い間住んできたのに引っ越さなければいけなくなったとおっしゃる方もいらっしゃって、本当にそこは価値観が分かれているところなのかなと感じています。やはり今時点で、今後どうするかというのはまだ考えてはいないのですけれども、一つの大事な論点であるとは考えてございます。  以上です。 167 【上島住宅対策課長】  分譲マンションの件ですけれども、平成30年度から、分譲マンションに限らないのですけども、耐震化の緊急の促進アクションプランというものをつくりまして、今まで、どちらかというと受け身的なものだったのをアプローチ型ということで、平成30年度は戸建てを、一般緊急関係のところ、主な幹線道路のところに行かせていただいたのですけども、31年はそれに基づく分譲住宅14棟に行かせていただきまして、そこで半分の管理組合の方がある程度興味を示して、次のステップに進むような形になっていますので、来年度は大きな幹線道路以外の分譲住宅にも行きたいと思っています。  また、来年度4月1日から、都のマンションの管理条例もあって、そういった中で、いろいろマンションの管理組合の方とは今後密になっていくということになりますと、今後そういう相談等がふえていくということが考えられますので、今回の予算等も集合住宅の部分を少し厚くして、増になっているような形になっております。 168 【堀内委員】  マンションのほうはよかったです。いろいろなことがある中で、やはりその辺の情報交換等々の場はふやしていっていただきたい。地方ほどではないとは思うのですけども、本当に取り返しのつかないような状態になってから入ると非常に大変なので、早めからそういうところとは密に連絡をとっておいたほうがいいと思いますので、ぜひ予算を活用して進めていっていただきたいと思います。  交通のことに関しては、また情報があり次第、お知らせいただければと思います。  都市マスのほうも、私もやはり両方の課題があるという中で、どうするかはわからないのですけど、今言われたとおり、議論の俎上にはのせていただいて、いろいろな意見を聞く場を持っていただければなと思いますので、また自分も時間のあるときは、傍聴等に行って、この議論を見守っていきたいなと思います。  最後、吉祥寺についてですけども、総括のところでも触れましたけども、予算の説明書だと、特別職が5人となっていますけども、なっていなかったでしたか。293ページです。吉祥寺駅周辺整備、この特別職5人は特に、別にNEXTの検討の5人というわけではないのかどうかという確認と、この改定の方針を求める、その辺のスケジュールです。いつぐらいからこういう議論を始めて、いつぐらいに取りまとめる予定なのか。この予算は全部委託するところに払うのか。それともまた広く、グランドデザインとも関連するのですけども、大体これは3月に終わって、本当だったらトークセッション等々も予定されていたのか。  今はコロナの状況でできないということですけども、この辺はやはりグランドデザインの広報も含めて、その後、どういうふうにNEXTにつながっていって、あと、さっき都市マスは10月、11月。文化のところの文化施設は7月ぐらいに大体固まってくる。秋口に固まってくるという中、NEXT-吉祥寺は全部を包含した形でどうするかという議論になるかと思うのですけども、そのあたり、いろいろな計画等々を踏まえて、どういうふうに進めていく予定なのか伺いたいと思います。 169 【松崎吉祥寺まちづくり事務所長】  NEXT-吉祥寺の改定ということで御質問いただいています。まず、5名という特別職は、委員会等を設置していく中で、学識経験者の方の専門部会なるものを用意しておこうかと思っていますので、そこの人件費に当たります。  それから、NEXT-吉祥寺改定のスケジュールですが、新年度、令和2年の4月から、業者選定から入りますけれども、スタートしまして、やはり適切な議論が必要だと思っておりますので、1年間では足りないだろうと思っております。  では、丸々2年間かかるのかというところなのですけども、そこまで要するかわかりませんが、現状、スタートして、1カ年プラスアルファで策定したいと思っております。  それから、委員から先ほどありましたグランドデザインのほうが今まとめ作業をやっておりまして、あした19日が最終稿を入れるような段取りになっておりますので、4月に入ってしまうと思いますが、印刷が上がってくるというところなのですが、3月末に実施しようと思っておりましたトークセッションは、中止ではなくて延期ということで、これは秋口ごろにやろうと思っております。やはり周知の関係がございますので、その辺はまた相談しながら進めたいと思っております。  それから、グランドデザインは基本的には、何度も申し上げていて申しわけないのですけど、まちにかかわる皆さんのコンセプトブックということで仕上がっておりますので、このビジョンに従って、NEXT-吉祥寺は行政計画でございますので、各所管が取り組む施策をまとめていくといったものになります。  都市マスとの関係という形になりますと、都市マスが上位計画で、その下にNEXT-吉祥寺がある。では、グランドデザインはどこにあるのかというと、そこには当然、相互に連携する形になるのですけども、その下にぶら下がっている椅子の上にあるというものではなくて、あくまでも長期計画。長期計画があって、都市マスがあって、NEXTがある。NEXTだけではなくて、三鷹のビジョンとかいろいろありますけども、この長計の横にグランドデザインもあって、そこも相互に連携するということで考えておりますので、あと、文化施設のあり方のほうはどういう形で何が上がってくるのか、私は把握できていないものですから、そことの考え方というのはあるのですけども、当然、吉祥寺エリア、そんなに数はありませんが、文化施設を抱えておりますので、ここの今後の進め方等々、そこで上がってきた部分も含めて、またまちづくりに生かしていけると考えております。  以上です。 170 【堀内委員】  ひとつびっくりしたのは、大きなことだからしようがないのかもしれないが、2年かかる。議論に2年ぐらいかかるということはちょっとスピード感の面ではどうかなと思ったのですけど、でも、進めるところは進めるという理解でいいのかを確認させていただきたいと思います。長計が決まり、もうこれでグランドデザインが決まり、実行計画であるNEXTは、議論はされていますけども、それに基づいてやるべきことはやっていくという理解で、決してあれですよね、何かの答弁で、今はNEXTをつくっているので、それが終わらないと進みませんということにはならないというところだけの確認はさせていただきたいと思います。  あと、NEXTを進めるに当たって、これは自分の感想というか、あれなのですけども、私もこの前、まちづくり講座ですか。景観ですか。まちの見方を教えますというところでは、講師の先生の話はすごい、なかなかちょっと難しい面もありますけども、ああ、そうだなと思う面もありました。やはりまちに来て、ポッと座って、景観を眺めてという、そういうあれですか。  グランドデザインはコトをということに主眼を置かれていましたけども、自分はその後にはやはりトキ消費というか、時はいろいろな捉え方があって、今だと体験型、そのときだけ楽しいというときに引きつけられる。悪い例を言えば、渋谷のハロウィンみたいな形ですけども、二度と体感できないようなことを今の人たちは求めている。そこに人が集まってくる。  いい意味で言えば、先ほども言ったようなコンテンツを生かしたような、聖地と呼ばれるようなイベントだったり、そういうところに人が引きつけられてくる。自分が参加したことによって、やはり価値観。そこでも消費が生まれるというところにも着眼点を置いて、また、トキ消費の中には、今どんどんこういうのができてもしようがないなと思うのですけど、イミ消費というような形で、私がそこで参加して、消費した、そのことによって、この社会がこう変わったのだと自分の行動に意味があるような行動に共感を得て、そのまちに訪れて消費活動するといったようなこともあるとは言われていて、私もその辺は共感するところでもありますので、幅広く捉えて、NEXT-吉祥寺で、いろいろな可能性を生んでいる吉祥寺だと思いますので、一つのデザインはできましたけども、広くまた時代のニーズを捉えながら、貴重な公会堂もありますし、あと、まだまだ老朽化しているところで、どうにかすればポテンシャルは相当上がると思いますので、その辺は私もところどころで言いますけども、皆さんもいろいろなところにアンテナを張っていただいて、よいまちづくりに進んでいっていただければというふうには、これは私の感想と要望とさせていただきたいと思います。  あと一つ、最後に、グランドデザイン。もう今はまだ、多分これで出てくると思うのですけど、「○○したくなるまち吉祥寺」というのがあると思うのですけども、どうするかはわからなかったのですけども、トークセッション等々に合わせて、自分は、この「○○」をいろいろ募集したりしてもいいなというところがあるのですけども、そのあたり、この「○○」したところによって、グランドデザインをオープンにするときにこの辺の、いろいろな人にアイデアをもらったりする機会になったり、グランドデザインを読むきっかけにもなるかと思いますけども、そのあたりをどう考えているか伺いたいと思います。 171 【松崎吉祥寺まちづくり事務所長】  補足と合わせて説明させていただきますが、丸2年かけるというイメージではないのですけども、1年では議論が足りないということで、1年プラスアルファで策定したいと考えております。  それから、グランドデザインの一番最後のところで、今後どういうふうに動かしていくかというところに実は書いてあるのですけれども、社会実験、実証実験、こういった性質のものをまずやってみようと。それぞれの役割、これは行政主体であったり、地元主体であったりすると思うのですけど、もしくは一緒にやることもあると思いますが、まずこれをできるところからやってみよう。それでまた振り返って、どういう課題があるのかというのを確かめてみようというのがグランドデザインの幹事会でも議論がされました。ですので、NEXTが完成しないと次のステップに動けないということではないのです。並行してそういった実験の準備をしながら進めていこうということと、NEXTの整備。NEXTは幅が広いので、ソフト施策も入ってくると思いますから、そういったものはここで一定整理するということ。  それから、最後に、トークセッションのことでアイデアをいただきました。本当は皆さんが集まれるような場所でなるべく、ちょっとおもしろおかしくみんなに触れていただくような形で参加していただける仕組み、仕掛けをしてやりたいなと思っていたので、今、堀内委員のアイデア募集みたいなのも含めてまた整理していきたいと思います。  以上です。 172 【堀内委員】  いろいろコロナであれですけども、本当にみんなでまちづくりをつくっていきましょうというのがグランドデザインの一つのコンセプトでもあったと思いますので、またトークセッション等々、開かれる際には広くいろいろな人、子どもたちも参加できるような形で、今、おもしろおかしくというところの要素も踏まえつつやっていっていただきたいと思います。  最後に、最後の幹事会は傍聴に行けなかったのですけれども、そこでやはり停滞感というところの問題が議論されていて、何で停滞感なのか、10年、何も吉祥寺は変化がないではないか、国分寺や調布は変化しているのにという中で、市長も停滞感を受けとめつつ打破するような気持ちでとおっしゃって、生まれているという表現には賛成ですというふうな。だから、停滞感は受けとめつつ、打破という形で表現されておりますので、ぜひ吉祥寺を前に進めていっていただきたいと要望して、終わりにしたいと思います。 173 【内山委員】  いろいろあるのですけれども、少し絞って伺います。今まで出ていないところで言うと、第四次住宅マスタープランの改定を控えて、今回、総合的、体系的という言葉が使われているのですけど、これは具体的にどういうことを意味しているのかということを伺いたいと思っています。  ちなみに3月に予定されていた会議が延期になっていると聞いていますので、全体の策定の工程に影響はないのかという見通しです。それと、もう一個、住宅関係でいうと、耐震改修助成制度の件なのですけど、私も御相談があって、改めてパンフレット等を見てみたのですけど、すごく専門的でわかりにくいのではないかと思うのですが、御見解を伺いたいと思います。 174 【上島住宅対策課長】  まず住宅マスタープランの総合的、体系的というところですけれども、住宅マスタープランといいますと、家だけではなくて、ほかの住まい方も含めて、複合的、多面的なものになっていますので、そういった意味で総合的ということで、他の福祉部署とか防災部署とか環境部門と連携してやっていきたいというところで、こういうような表現になっているところでございます。  3月に委員会が延びたということで、体制等は今後見直す予定ですが、若干のおくれはあるかもしれませんが、予定では秋にある程度の素案等を出して、来年度の年度内に計画を策定する予定でいるというところでございます。  あと、耐震のパンフレットがわかりづらいという御指摘ですけれども、何度か改定していますので、今後またその辺についてはよりわかりやすいように検討していきたいと考えています。 175 【内山委員】  住マスについては、民間のストックとのにらみもあると思うのですけども、真に武蔵野が行政として住宅供給に力を注がなければいけないという、その対象はどういうところかということをきちんと見極めていただきたいというのが一番の要望です。  私の住んでいるURとの協定の件も、前の予算委員会のときでしたか、話しましたけれども、やはり誰もが安心して暮らし続けられるまちという意味では、どういう方が住宅に困窮されていて、どういうところとマッチするのかということを特に、協議会を今後立ち上げていただくのだと思うのですけども、そういったことも期待しています。  協議会のほうについては、今どういうふうな進捗状況になっているのかということを伺いたいのと、耐震改修の助成制度なのですけど、すごく武蔵野はメニューが多くて、東京都の関係もあって、マンションのほうはかなりの額になっているので、税の支出という意味では非常に厳しい審査をしなくてはいけないという分野もあると思うのですけども、市民からすると、自分のニーズにどれがマッチしているのかというのがわかりやすいほうが親切なのかと思うので、そういうふうにもしパンフレット等を書いていただく際には、市民のニーズをきちんとわかりやすく導いてあげるようなものにしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 176 【上島住宅対策課長】  委員おっしゃった協議会については、居住支援協議会と解釈しておりますけれども、まさに今、マスタープランの中で協議中なので、現在、まだ協議中以外のことは特に進展がないといいますか、庁内でも議論して、どうするかというのを検討するような段階ですので、今のところはまだそのような段階だというふうに理解していただければと思います。  あと、パンフレットにつきましては、なるたけとしては多くの補助メニューを用意しましたので、用意したがために、いろいろなメニューがわかりづらくなったという面もあると思いますが、市民の方からわかりやすい。今のところ、専門家の方だけにやっているつもりはなくて、わかりやすくしているつもりですが、それでもやはりわかりにくいということですと、今後また見直していきたいと考えます。 177 【内山委員】  よろしくお願いします。ごめんなさい。居住支援協議会の件です。これについては、過去にもいろいろ御提案しているのですけれども、きょうは今後の推移を見守りたいというところで、よろしくお願いいたします。  それと、先ほど堀内委員から吉祥寺の件についてたくさん出ているので、私は、三鷹駅北口街づくりビジョンの件で伺いたいと思います。三鷹ラボ、社会実験していただいたりして、大変好評だったというふうには聞いているのですが、来年度、またラボも含めて、調査検討する社会実験を実施するということなのですけども、これは社会実験と、いつまで社会実験なのかとやはり思いますので、ある程度の想定するものというのがあって実験しているのだと思うのですけれども、補助幹線の開通というものと、大きな三鷹駅北口のまちづくりというのは関係しているわけですけども、再開発等も入ってきていて、議会でも御意見が出たりしていますけれども、その辺の次年度の取り組みについて、どういうふうな展望を持っていらっしゃるのかを伺いたいと思います。 178 【中迫まちづくり推進課長】  社会実験についてでございますけれども、来年度、社会実験については、今年度は特に子どもの参加が多かったので、ラボで参加されていた企業の方たちのもう少し参画というか、そういった方も参加できるようなものを考えていきたいと思っています。具体的には、例えば二、三日で全部とめてやるようなものではなくて、もう少し日常の生活に溶け込むような、そういったイベントというか、イベントではないのですけれども、椅子だとかテーブルを例えば並べてみるだとか、そういったものを具体的に地域に落としていきたいなと思っています。  最終的にはがやるものではないと思っていますので、その地域の方々になるべく参画していただいて、それが、重ねて申しますけども、日常の生活に溶け込むような、そういった形になっていけばいいなと思っています。  では、いつまで社会実験をやるのですかという話なのですけども、実は、社会実験は今回来年までを今は私どもとしては考えている。その理由でございますけれども、新しい使い方というものを地域に示したかったという大きな理由がございます。今までそういったものは誰もやってこなくて、とてもできない場所だと思っていたので、こういうことはやればできるのだということをモデルとしてが示したと。来年は、一度示してございますので、そういった経験を皆様と共有しながら、自分たちでもやっていけるような、そういった形に何とか育てていければいいなと思っているというのが答えになります。 179 【内山委員】  よくわかりました。そうすると、1,400万円強の予算は、主に三鷹ラボという理解でいいのでしょうか。  それで、今おっしゃった、本来がやるべきではない、可能性を示したとおっしゃるのは、やはり大きな集合住宅ができたことで、公開空地というものがあって、公共空間が新たに広がって、そこに居住者さんたちの組合や準備組合の方の創意工夫で、マルシェが実験的に行われたりしたことで、あるいい刺激が三鷹駅北口にできたのではないか。それが駅の北口街づくりビジョンや、今回の社会実験というものにもつながってきているのではないかというふうに私は感じています。  そうするとやはり主体となるのは、そこに住まう人々や、同業者さんも含めた近隣の事業者さんや、もちろん地面を持っていらっしゃる方のお力は重要なのですけど、そういった方たちの、今、実行委員会形式でラボをやっているかと思うのですけども、ある意味そういう、よく言われるエリアマネジメントと言いますけれども、関係者の方の協議体みたいなものをが立ち上がるように支援していくとか、その後もまちづくりについてアドバイザリー的な役割を果たしていく何か機能を持つとか、が直接やるかどうかは別ですけども、そういったものにだんだん発展していけるのではないかと思います。  それと、もう一個言ってしまうと、補助幹線道路と、それから、暫定と言われている三鷹駅北口の駅前広場です。その辺はやはり交通体系をどうするのかという大きな課題があるので、そういったことも見据えて、今後やっていくのかということを伺いたいと思います。 180 【中迫まちづくり推進課長】  まず来年度の予算なのですけれども、三鷹駅北口の予算は全てが社会実験の予算ではないです。としては、将来の交通体系も検討してございますので、その予算も入っている。その予算が約半分ぐらい入っているというものでございます。  それから、三鷹駅北口の目指すべき姿というものが、この三鷹駅北口街づくりビジョンでも、住む人と働く人が集い、心地よく過ごす街ということで、どちらかといえば、来街者を招き入れるというよりも、住んでいる人や働いている人がそこで豊かな時間を過ごしてもらえるような、そういったまちを目指していくべきだと思ってございます。  当然そういったまちになるためには、住んでいる方と働いている方が使っていただけるのが一番よいわけでございまして、そうやって使ってもらうためのプラットホームみたいなものはつくっていきたいなということで、ラボを始めたわけでございます。  ただ、やはり担い手の問題というのは最後までつきまとうものでございまして、私たちがずっとラボを続けていくというのも実際には難しいとは思っています。まずそういった機会の提供をしたということ、それから、自由に使えるような空間づくりを示したということ。あとは、この後、どのようにして地域の方に使っていってもらえるのか。また、地域の方が使う際に私たちがどういうお手伝いができるのかということは、来年にかけて考えていきたいと思っています。 181 【恩田副市長】  今、おおむね課長が説明したとおりなのですけども、基本的には三鷹は三鷹の性格があって、武蔵境は武蔵境の性格があり、吉祥寺は吉祥寺の性格がある中で、武蔵境はああいうまちづくりをしてきました。駅場協という、地元のそういった団体がいて、行政とかかわって、まちを進めてきた。三鷹は、実はそういった形でのエリアマネジメントを担うような地域という形ではなかったのです。ところが、タワーができて、そこで集う住民の方々がいる。ただ、そこだけだとなかなか、やはり担い手としては広がりがないので、そこに企業という大きな要素がありますので、そこに参画していただいて、まちづくりのソフト、要するに、エリアマネジメントを担い手としてやっていただきたいという形が考えられるわけです。  では、のほうは何をということで、そこの部分の支援とともに、やはり交通体系の問題がありますので、それは着実に補助幹線道路の完成とともに、駅前広場をどうしていくかというところを予算の中に含めて考えているということで、今後もその方向の中で検討を続け、近い将来、実現に向けてやっていきたいというところでございます。 182 【内山委員】  よくわかりました。私はこの件を考えていて、灯台もと暗しかなとふと気づいたことがあるのですけど、私はとても恵まれた住環境にいるのです。それは住民のネットワークでもそうで、緑町の緑懇話会というものがあるのを御存じだと思うのですけど、これは町会だとか集合住宅の組合だとか商店会だとか、それから、大手の参入してきた店舗も入った不思議なというか、余り見たことのない懇話会で、緩やかにつながっているのですけど、一たび大手のストアが進出するとか、一たび大規模な集合住宅の建てかえがあるといったときは、それに集中して、みんなが協議できたという経験があって、ああ、もしかして、担い手、協議体をつくるというのはこういうことなのかなと思ったことがあります。参考になるかわかりませんけれども、私もできることにはかかわっていきながら、の行う三鷹駅北口街づくりビジョンを注視していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それと、時間がないのですが、交通量調査データの整理、分析というのが入っています。これは総括のときに、議員のほうから提案があったもので入った項目という質問がどなたかからあったときに出てきていて、この件は、今回どういう視点で分析して、どういうふうに生かしていくのかということを伺っておきたいと思います。 183 【福田まちづくり調整担当参事】  今回の交通量調査の一つの要因として、議員からの提案というものに関しましては、私の所管する外環委員会で、とある委員から、そういうふうなデータを総合的に考えたらどうだという質疑がありまして、私のほうからは、とりあえず部内で少し議論してみたいという答弁をさせていただいた経過がございます。  それ以外にいろいろ生活道路の問題ですとか、そういうふうなものを含めて、いろいろ既存のデータを分析する必要というのを考えておりますので、議員からのそういう投げかけがあったことも踏まえて、このような形で進めていきたいと考えているところです。 184 【内山委員】  発端は外環の委員会ということですけど、外環に関係する視点ということだけではないという理解でいいですか。 185 【福田まちづくり調整担当参事】  済みません。それはそのときの聞いた委員の方は、外環に多少絡めた言い方はしておりましたけれども、これは市内全域にも必要なことではないかという形で、特に外環に特化したという考え方ではないという認識で進めております。 186 【内山委員】  わかりました。もう少し聞きたいけど、次のことを伺います。今回、自治基本条例が策定されたことを常に念頭に置きながら審査に臨んでいるのですが、特に条例審査の際に議論が集中した15条関連について、これはまち条との関係で言うと、手続の整理はどのようにされていくのかということが、今お答えできる範囲で結構ですので、伺いたいと思います。 187 【中迫まちづくり推進課長】  自治基本条例でございますけれども、例えばまちづくり条例で言えば、が施工者となって何か建てたりするときは、政策、施策、事務事業等の立案、決定、実施、評価という説明責任がまず入ってくるのは当然かと思っています。まちづくり条例そのものは、どちらかといえば実施段階の条例になっているかと思っています。ということは、逆に言えば、まちづくり条例に来るまでに自治基本条例の仕組みをしっかりと立てる建主というか、立てる所管をしているところが地域と話し合うなり、パブコメ、アンケート、いろいろあるかと思うのですけれども、自治基本条例に乗っかっていただいて、まずは整理していただく。最終的にまちづくり条例に乗るときは、もう建物の姿だとか近隣に対する日陰だとかそういった影響のものでございますので、そこは実施段階ということで、まちづくり条例の中でも説明責任を果たしていくというものなのかと理解しているところでございます。 188 【内山委員】  わかりました。政策の立案や一定の姿を決めていく過程で、自治基本条例の15条にあるようなさまざまな手法を使って市民参加で議論を重ねて、決定していく、そういうプロセスを踏むというお約束だということで、実際に政策がほぼ固まって、実行段階に移って、それがもし建物だったりして、まち条に係る規模感のものであれば、具体的な整備の手続はまち条でやっていくという整理でよろしいですね。わかりました。  これ以上はやめておきましょうか。では、まちづくり条例について、もう一つ伺うのですが、5年ごとの見直しでしたか。あと二、三年で、また次のサイクルがやってくるかと思うのですが、おおよそ5年だったと思うのですけども、さっきの交通とも関係するのですけど、駐輪場とか、駐車場はで整備するものではないのですけども、可能な収容台数、収納可能台数と、それから、例えば車だったら保有台数、それから、自転車だったら、交通対策のほうで調査していますよね。どれぐらいの自転車が駅周辺に滞留しているか。その辺の需要と供給のバランスというのは、今どういうふうになっているとつかんでいらっしゃるのでしょうか。それを踏まえて、何か今後のまち条の見直しに反映すべき点があるのかということが一つと、それから、何年前でしたか。7年ぐらい前に改正した保育所等の設置について協議するという条文が一文入っているのが、300人から100人というふうに、より厳しくなった経緯があります。あの点については、今後どのようになると今のところ見通していらっしゃるかということを伺いたいと思います。  そういうが要求しているもののために、全体のまちづくりに好ましくない影響が出るというのは、まち条の役割としては逆転してしまいますので、そこら辺は見きわめが必要なのではないかと思っているので、伺います。 189 【中迫まちづくり推進課長】  何点かいただいたのですけれども、では、私が一番答えやすい公益的施設についてでございます。100人以上が住むようなマンションについては、公益的施設について、と事業者で協議しなければいけないと、そういったような内容が条例に定められています。協議しなければいけないということで、協議した際にが、例えば保育所なり、防災倉庫なり、必要だと思うものを協議する。お互い事業者と私たちの協議の間の中で、協議でございますので、そのニーズが合致して、そこに初めて、その施設が事業者の負担というか、事業者が設置していくというようになっています。  これまでの経緯で考えると、今までは大体が保育所と、あとは防災倉庫が設置されてきたと思っています。私がまちづくり推進課長になってから、そのニーズがでは多かったというふうに理解しています。ただ、公益的施設でございますので、実はそれに限ったことではないと思っています。それ以外のものでも当然求めることができまして、ただ、が一方的に求めるのか、本当にニーズがあるのか、事業者がつくれるかというのはまた別の問題になってきますので、今後例えば保育所が充足するという話にもしなれば、また違うものを求めていくということをの中で話し合っていく必要性があるのではないかというふうに、そこについては理解しているところです。  それから、もう1点、まちづくり条例の改正でございますけれども、おおむね5年に1回改正するとなっています。前回が27年だったと思いますので、5年たつと32年ですか。平成で言うと32年。ちょっとまだ先、あと2年ぐらい、あと1年先。ごめんなさい。5年先です。済みません。もう少し先だったというふうに覚えています。  まちづくり条例そのものはツールになっていると思っています。各課が必要だと思うものをまちづくり条例で束ねて、まちづくり条例のもとで協議しながら、各課と調整しながらそういったまちづくりを進めていくというツールになってございますので、私のほうで自転車駐輪場をどうするだとか、駐車場をどうするというのをまちづくり条例が発意して整理していくようなものには、仕組みとしてはなっていないというのがまず一言お伝えしなければいけないことかと思います。  駐車場については、東京都の駐車場条例がございますので、そういったものが原単位でもう決まってしまっています。何平米に1台設置しなさいということが決まっているので、そういうのを若干減らすことができるかできないかというのは、も東京都と話をしながら詰めていく必要性があるというのは、ふだんからのまちづくりとして思っていることでございます。  駐輪場については、済みません。交通対策課のほうでしょうか。 190 【栗林交通対策課長】  駐輪場の目標整備台数をどう考えていくかというところだと思いますが、今現在、令和元年度に、停留台数調査、これは実際に駐輪場等を回って、民間も含めてですけども、放置自転車も含めた台数と、実際に整備されている台数を、収容台数と言いますけども、これを平成23年以降見てみますと、23年以降、収容台数のほうが上回っている。要は、駐輪場が整備されている台数のほうが上回っているということです。ただ、よく御要望いただく中で、日中使えない、一時利用の方で使えないというようなことが多く聞かれます。その一つとしては、定期利用の利用率に課題があると考えているところでございます。  このたび、建設委員会の中でも、今後、利用体系につきましては、一時利用の時間体系も含め、定期利用と一時利用の台数バランスというのを今後は利用体系のほうの変化を図っていきたいと考えてございます。  あと、今後の整備目標台数のそもそものあり方をどうするかというところでございますが、これまででは、放置自転車対策という意味合いで、需要型の対応をしてきたというところがございます。今後整備するに当たって、では、本当に整備目標台数に向かっていくのかどうか、今後の利用体系の変化というのをここでやっていきますので、そこを見定めながら、法定協議会であります自転車等駐車対策協議会の中でしっかりと検討、検証していきたいと考えているところでございます。  以上です。 191 【内山委員】  駐輪場の利用の体系を見直していただくということは理解しています。おっしゃっているように、やはり今は収容できているので、また足りなくなったら大変になるのですけども、前も、去年も言いましたけれども、新しい集合住宅の開発で、何百台もの駐輪場と公益的な施設を入れたがために、タワー型の駐車場が三鷹駅の北口に幾つもできるみたいなことは絶対避けなければいけないと思うのです。半世紀以上、それは負の遺産になるので。ですから、なるべくその辺はきちんとしたデータに基づいて見直していらっしゃるということは理解するのですけれども、そういったことは引き続き行いつつも、例えばさっき言った三鷹ラボみたいなことが引き出せた公共空間を創出していくということもある意味、公益的な意味もあるわけですから、さまざまな可能性を探っていただくようにお願いいたします。 192 【土屋委員長】  暫時休憩いたします。                                ○午後 3時28分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午後 3時45分 再 開 193 【土屋委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。 194 【大野委員】  よろしくお願いいたします。先ほど、前の委員の質疑にもありましたので、三鷹の北口ビジョンのことから始めさせていただきたいと思います。コロナの対策等で今、集まることができないので、私もさまざま散歩しているところですが、北村西望さんのアトリエなども保存されていて、本当に武蔵野はすばらしいところだと思っております。その中で、先ほど来ありました三鷹北口ビジョンですけれども、これは北口ビジョンの中にある絵なのですが、三鷹駅からおりたときにこのような風景がここに、北村西望さんの世界連邦平和像がバーンと見えたら、今、バスがぐるぐる回っているのでほとんど見えないのですけれども。独歩の碑もあるのですけど、あの辺が特に薄暗いという。本当に貴重な武蔵野の資源がなかなかまだ生かされていないというふうに思っております。  その中で北口ビジョン、今回、1,400万ぐらい計上されていたのは、先ほど交通体系の見直しということで御説明がありましたが、この中で、玉川上水の件は一般質問でも取り上げさせていただきましたけれども、駅をおりて左手のほうにずっと玉川上水が流れていて、水辺空間をつくっていくのだということはずっと伺ってはいて、あそこは今、すごく広がっているのですけれども、あそこの今後の考え方をもう一度お伺いしたいと思います。 195 【関口緑のまち推進課長】  三鷹北口広場の玉川上水の今後についてでございます。委員のお話にありましたとおり、今、鬱蒼としている部分です。広がっている部分については、西部公園緑地事務所、東京都と連携しながら整備していくというところで今進めているところでございます。まだ、いつ何をどうするという具体化はしていませんけども、そのような形で進めているところでございます。
     以上でございます。 196 【大野委員】  ありがとうございます。では、この特別委員会の中で、一番最初から技術職のお話がずっと出てきているのですけれども、この土木の分野というのは非常に公の役所の中で、一本の線を引くことでまちづくりが大きく変わっていく、非常にロマンにあふれた分野だと思います。住民の皆さんとのいろいろな交渉で矢面に立つのもこの分野だと思いますけれども、ぜひ三鷹駅からおりたときにこのような風景が、いつの日か見えることを楽しみにしまして。  例えばこういうものを駅の周辺のどこかに掲示したりしてもいいのではないか。何種類かパターンがあったら、縦に変えたときと横に変えたときとかあったかと思うのですけれども、そういうものも市民の皆さんと一緒に共有しながら、三鷹駅北口のイメージを、オリンピックもそうですけど、醸成していく、盛り上げていくということが必要ではないかと思いますが、その辺について御意見をお伺いいたします。 197 【中迫まちづくり推進課長】  委員おっしゃるとおりで、目標イメージというのはまちづくりでとても大事なことだと思っています。ただ、今、このビジョンなのですけれども、縦案、横案と、その縦案、横案に従った今の絵があるということでございますけれども、本当にただのイメージで、目標イメージにすら遠いかな、余り無責任に大きく出せるものでもないかなというふうに思っています。  先ほど来、来年、予算をいただいているところなのですけれども、少なくとももう少しまともなというか、現実に近いものを今後考えていく必要性があるかと思っています。ビジョンにも書いてあるとおり、そもそも北口については面積がもう足りないという大前提があります。面積が足りない中で、今、道路課のほうでいろいろと試行錯誤して何とかなるように頑張っているところなのですけども、根本的には面積が足りないので、やはり拡張の必要性ということについてビジョンでうたっていると。その拡張を踏まえた上の絵がそちらの絵になっているものでございますから、もう少し交通体系等も含めてしっかりと北口のあり方を考えていき、やがて地域の方々とみんなで同じ目標、イメージを持ちながら、まちづくりを進めていかれるような、そういった意味での大きな道筋というものを来年以降考えていきたいと思っているところでございます。 198 【大野委員】  ありがとうございます。ぜひまちの皆様とともに北口をつくっていければと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。  次に放置自転車のことなのですけれども、何と吉祥寺、住みたいまちランキングは最近3位になっておりますが、鉄道の駅の中で、自転車の乗り入れ台数の1位はずっと三鷹駅、2位が吉祥寺駅、そして、9位が武蔵境駅ということで、大変な御苦労をされて、駐輪場対策をしてこられたのだと思います。これが放置自転車の10年前、平成20年から平成30年までの放置自転車の撤去した台数ですけれども、20年ぐらいには2万5,000とか2万6,000とか、すごい台数。2万はすごいみたいな。今30年は3,386台になっております。そのおかげで、先ほど予算の中にもございましたけれども、北町に続いて、中町の駐輪場の撤去したものの保管場所も壊すということで、関前1カ所になっていくということで、すばらしい行政の努力のたまものだと思います。  その一方で、放置自転車の指導業務というのにかかっているお金があるのですけれども、これが大体2億、ずっと計上されていて、それがずっと2億のままなのですけれども、減った、撤去場所も少なくなった、その上でずっと同じ金額がかかってしまっているというのはどういう現象なのかということをお伺いいたします。 199 【栗林交通対策課長】  詳しいデータをありがとうございます。おっしゃるとおりで、過去にはやはり吉祥寺に1日4,000台放置自転車があったということで、全国でワーストワンになってしまったと。その後、駐輪場整備を行うことによって今の現状があると思ってございます。  こちらの放置自転車の業務でございますけれども、そもそもこちらにつきましては、各自治体で考え方が違います。我々というのは、撤去するというのが目的ではなくて、適切に駐輪場のほうに誘導して、とめにくい環境づくりというのをつくっていくのがすごく大事だなと思っているところでございます。また、適切に駐輪場へ誘導していって、減ってきたといったところでございます。  一方で、近年の傾向といたしまして、イタチごっこではないのですが、やはりその辺が広域化といいましょうか、顕在化してきているというのも事実でございまして、事実として、撤去の回数です。数は減ってはきているのですが、回数自体がふえてきているというところでございます。あと一方で、そこに係る労務単価というのがございまして、それも一定程度、上昇してきているというところもございます。  ただ、ずっとこの2億で来ているというところ。見直すべきところは見直していかなくてはいけないと考えてはございますが、労務単価が上がっている中で、見直すべきところは徐々に見直ししながら、今ずっと2億円のほうはキープさせていただいているところではございますが、当然、徐々に改善できているというところもございますので、そこはさまざまな実証等をしながら、今の状況をキープするにはどういったことができるのか。実証等も見ていきながら、その辺については検討していきたいと考えているところでございます。  以上です。 200 【大野委員】  ありがとうございました。今後考えていただけるということで。やはり普通に考えると、3,000台しか。2万5,000あったものが3,000になったのに労務単価は、確かに最低賃金は上がっておりますけれども、もう少し見直す部分もあるのかと。ずっと見張っていなくてもいいので、だんだん市民の皆さんの意識が高くなる。2億かかる分を駐輪場対策に充てて、すんなりと自転車がとめられるような環境にすれば、もしかしたら放置。放置する方も、放置したくてしているわけではなくて、とめるところがないので放置するという、礼儀の悪い方もいらっしゃいますけれども、ほとんどの方はやはりとめるところがないからということなのだと思うので、お金の使い方という部分はこれから考える余地があるのではないかと思います。御意見があれば伺います。  それと駐輪場ですけれども、予算書を見させていただいたのですが、特に今年度の予算の中には、駐輪場をふやすというような予算は入っていないという理解でよろしいでしょうか。 201 【栗林交通対策課長】  駐輪場につきましては、土地の借上料ですとか借地のところがありますので、そこは計上させていただいているところでございます。あと、駐輪場の整備に当たりましては、これは自転車駐車場整備センターと協定を結んでございます。もし仮に新たにつくるですとかそういったものにつきましては、自転車整備センターのほうで、設計ですとか整備をやっていくというようなところでございます。  以上です。 202 【大野委員】  わかりました。では、それは委託料に入ってくるのですか。そういうことではなく。では、またそれはお願いします。  あと、駐輪場のウェブ化と、一番最初の質疑でありましたが、見ていると大変好評で、最初のときに民間との連携も含めて、民間の駐輪場は吉祥寺、三鷹でも大分ふえてきておりますけれども、そこの満空情報も入れていきたいというようなお話でありましたが、その辺はどうなっているのかお伺いいたします。 203 【栗林交通対策課長】  まず整備センターとの関係なのですが、こちらは協定を結ばさせていただきまして、そこの駐輪場の整備をします。そこの使用料が出てきますので、その使用料で、整備センターは回収していくというようなスキームになってございますので、委託料だとかそういったものは発生しません。  あと、満空ウェブ情報につきましては、今、自転車等総合計画の改定を行ってございます。当然民間との連携も必要だと考えてございますので、そこは強力にと言いましょうか、これからお声がけさせていただきたいと考えているところでございます。 204 【大野委員】  わかりました。使う側の立場にしてみると、民間でなのか、公なのかというのは関係ない。あいていればいいわけなので、そこはぜひ。地図を見たときに、せめて地図上に、民間の駐輪場をプロットするというか、ここにあるというのを書くことは可能でしょうと思うのですけど、あるということがあれば、そっちへ行くこともできるので、書くことは可能ですか。 205 【栗林交通対策課長】  今、アイデアをいただいたので、それもどうなのかも含めて、ぜひ書けるものであれば書きたいと思いますので、そこは整備センターのほうと協議させていただきたいと思います。  以上です。 206 【大野委員】  ありがとうございます。あと、先ほどの三鷹駅北口ビジョンの中との兼ね合いで、中町第1・第2の駐輪場です。そこの考え方、ずっとお伺いしていることなのですけれども、もう一度、ことしに関して、第1・第2のことはどのように考えられておりますでしょうか。 207 【栗林交通対策課長】  済みません。中町第1・第2というところでございますが、将来的には、これは建設委員会のほうでも御報告させていただいているとおり、まだ三鷹駅北口。先ほど収容台数が上回っているというお話がございましたが、将来的に見ると、やはり借地駐輪場も多い状況でございます。当然、今後の整備目標台数というのもしっかりと整理しなければいけないのですが、今現段階では将来的な、中期的と言ったらいいのですか。その次の段階ということで、立体化を考えている。ただ、立体化につきましては、使いながら整備していかなければいけないということもございますので、おおよそ今、試算では700から800台ぐらいは必要だと考えていますので、今、住友でやっているところの駐輪場を一つの目安として、今どちらで進めていくのかも含めて検討しているといった段階でございます。 208 【大野委員】  ありがとうございます。次に、決算のときからずっとお伺いしているのですけれども、景観道路事業です。電柱の地下化のことでございますが、こちらは市長の施政方針とか六長にも地中化は進めていく。そして、無電柱化の推進計画の策定に向けた調査をしていくということで、先ほど、説明、概要のほうにも載っておりますけれども、この基礎調査というのはどういったものなのでしょうか。 209 【高橋整備調整担当課長】  景観整備路線事業計画につきましては、決算のときも御答弁させていただきましたが、現在は第二次の計画ということで、早期事業化路線を中心に進めさせていただいています。こちらの計画なのですけども、景観整備のメニューですとか路線、スケジュールを示した実施計画となってございます。第六期長期計画で上げさせていただいています無電柱化推進計画では、現在、こちらの景観整備事業計画を踏まえまして、今後の無電柱化に向けた基本方針ですとか、あと主要施策、そういったものを定める推進計画と、あと、こちらの推進計画に基づきます具体的な整備計画を示す実施計画という形で整理して、策定したいと考えておるところでございます。 210 【大野委員】  わかりました。これから策定していくということなのですけど、予算関係の書類を見たときに、あれっ、計画はどうなっているのかと見たときに、この景観道路事業のところに一緒に入っているので、ちょっとわかりにくいと申しますか。武蔵野は無電柱化を頑張るんだぞという気合いが伝わってこないので、ぜひそこは、景観道路整備計画というのは、一次、二次と、二次計画を今進めている途中であるという理解をしているのですけれども、それとは別に、先ほどおっしゃったような指針といったものを策定していくわけなので、ネットで検索したときもそういうふうに外出ししていないとひっかかってこないので、ぜひ武蔵野がどういう気持ちで無電柱化を進めていくのかというのは分けたほうがいいのではないかと私は思うのですけれども、その辺についてどうお考えかということです。そこをお伺いします。 211 【高橋整備調整担当課長】  事業の見せ方になってくるかと思います。景観整備事業計画につきましては、景観メニューの一つに無電柱化という形で明記させていただいております。先ほど言いましたように、推進計画が全く別物というものではなくて、今、景観道路の計画が無電柱化推進、これから定めます計画の実施計画に当たるものと考えておりますので、そういった整理をさせていただいて、今後、外向けに発信していく見せ方というのを考えていきたいと思ってございます。 212 【大野委員】  ぜひそういうふうにお願いします。あと、国、国交省も東京都も非常に近年の気候変動によって災害が多いことから、無電柱化ということは大きく言っておりますし、補助金も出ているかと思うのですけれども、その補助金の中で時限つきと言うのですか。何年までと区切られていて、例えば、ことし、が動く、来年、が動くことで補助金がとれるというような期間限定の補助金はあるのでしょうか。 213 【高橋整備調整担当課長】  補助金についての質問でございます。こちらも決算のときにちょっと説明させていただきましたが、東京都のほうでチャレンジ支援事業といいまして、財政支援を行っております。市道17号線、市役所の前の通りなのですけれども、こちらは特定緊急輸送道路ということで、としても重要と捉えておりまして、こちらにチャレンジ路線という形で登録をしまして、今、チャレンジ事業を動かしている最中でございます。  ことし、来年度で、電線共同溝の予備設計を終了すると、そこで認定という形になります。その後、詳細設計という形で認定を受けて、事業は進んでいくのですけれども、その後、認定を受ければ、基本的には事業が継続する限りは、補助金のほうはいただけるという形ですので、そういった形で、今、動いているところでございます。 214 【大野委員】  ありがとうございます。東京都のチャレンジ路線はもう補助金として終わったのかと思っていたのですけど、今の御説明だと、1回登録しておけば大丈夫ということなのですか。間違っていたら教えてください。  東電の所長さんのお話を聞く機会があったのですけれども、無電柱化になると上に出ている機械が出っ張りますけれども、あれが浸水すると非常に困るから、やはり浸水するような場所では無電柱化は向かないのだけれども、水が余り来ない、海から遠い、例えば川も余りない武蔵野のようなところでは非常に向いている防災対策だと思っていますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。さっきのチャレンジ路線のお話、もう少しお伺いできますか。 215 【高橋整備調整担当課長】  チャレンジ路線に今、17号を検討していまして、予備設計が終わった段階で、路線として認定されるのかというのはそこで判断されますので、認定を受ければ、補助金のほうは、継続的に事業が進む場合については進めなくてはいけないのですけども、いただけるという形になります。 216 【道場委員】  お願いします。三鷹駅北口というと何となく条件反射をしてしまうわけですけれども、今回、社会実験ということをされまして、資料請求もさせていただきました。三鷹駅北口のパブリックスペースの活用の実験。我々がいただいた資料の中の111ページにあります。ちょっときついことを言いますが、これは報告書というか、いろいろな今回に至る話とか、実際やってみてあるわけですが、当然、一般的に言うPDCAの中で動いていくわけなのですが、当然目的があって実験をやっているわけなのですけれども、いわゆるチェックとアクションというか、本来ならダイレクション、方向性をつくるもの。方向性、要するに、実験というのは必ずそこから出てきた所産があって、では、こうしようとかそういう判断の材料になると思うのですが、正直、ちょっときつく言いますが、ここからは全くそれがうかがえないのです。  そういうことで、今回のこの社会実験の本来の目的、それと、ここから、では、どうしていこうかということを具体的に教えてください。 217 【中迫まちづくり推進課長】  社会実験の目的というものでございますけれども、私は、ここに書いてあるとおりなのですけれども、先ほど御説明したように、今まで使われていなかった場所というものをがみずから切り開いて、そういった使い方の将来像というものを市民みんなで共有していきたいと、そういったものが一つの目的になってございました。  また、別の目的としましては、先ほどのプラットホーム、いわゆる三鷹ラボみたいなものも、これまでは市民としかつくったことがなかったので、そういったところにさまざまな企業の方等も集まって、その緩やかなプラットホームの中でこういった実験をしていくという、その2つの目的があったというふうに私は考えてございます。  新たに切り開くということにおいては、実際に警察と協議したり、企業の方々とお話をしながら、実際、道路をとめて、パブリックスペースを使うという姿を示すことができたということについて、まずそれだけでも一つ成果があったのではないかと思っています。  例えば桜通りについては、誰もとめられると思っていなかったというふうに私は認識しています。それを行政という、公的な、力といえば力、立場を使って、市民の方々の参画も得て、とめるという形を示すことができたというのは一つの大きな成果だったかなと思っています。  もう一点のラボというものでございますけれども、2年間、三鷹ラボというものをやって、企業の方々にも参画していただいて、企業の方々、商店街の方々、あと、マルシェだとかやっている方々の交流の場が生まれたというのも、今回初めてだったかと思っています。  今まではそういった方々同士がお話をしながら、一つのイベントというか、催し物を同じ日に開催するようなことは今までなかったと私は思っていますので、そういった意味では、成果というものは一定程度あったのではないかなと思っています。  私からは以上でございます。 218 【道場委員】  今回、この実験の前に自分なりに考えてみました。恐らく、今、課長の説明のあった桜通りをとめてしまうとか、そういう話。それと、中町新道のほうからの車の流れです。要は、三鷹駅の北口に車を入れなくすることができるかどうか。最終的にはそれが三鷹駅北口全体をどう変えていくかということの実験だと私は思っていたのです。だから、実験というのは仮説があって、それができるかどうかというのをやるわけです。そうなると、もっとそこをはっきりすればいいのです。それが仮説であって、そのプラン、ドゥ、そして、それができるかどうかがチェックですね。できるのだったら、では、次に、入っていくということだと思ったわけです。  そうなると、この報告書だけだと、そういうパブリックスペースの使い方をどうしようとか、こうあったとか、やはりこう進むべきだという先が見えないのです。多額の金をかけてやっているわけですから、その成果物をいかに次につないでいくか。PDCAというのは1回ではだめなのです。続いていくわけです。その中でいろいろな所産が出ていって、それをいろいろなものに効果を出していく、これが作業です。  だから、その作業をもうちょっと効率を上げないと、何かやりました、こうでしたではなくて、ここからはこう行こうという、それをお願いしたい。最初、ちょっと辛口で言いましたけど、済みません。いつも厳しいもので、こんな口調になってしまうのですが、ぜひそういう概念でお願いいたします。やってくれという話ですから、これは要望です。  この間、代表質問のうちの会派の与座からあった市長とのやりとりの中で、三鷹駅北口に一般車を進入禁止にしてしまおうかというような話もちらっと出たのですけれども、その辺の話というのは、例えば、私のさっきの分析から言えば、こういう実験が反映してくるわけです。そういうものと整合性が合うか合わないか。そういうことは検討されて、市長のこの間の御答弁にそういう一般車を入れないということも言及されたのかというのは御確認をお願いいたします。 219 【中迫まちづくり推進課長】  大きな交通体系については、次年度以降も検討していくことになるのですけども、今回、資料の中の113ページに記載しているとおり、交通状況の調査も実施してございます。例えば桜通りを通って、東から西に駅を使わずに通過していく一定程度の交通量がございます。その交通量が駅前の中の一定程度の錯綜を招いているという仮定も実はございました。当然、駅に送迎するために使っている方々もいらっしゃいますので、全部の乗用車を排除できるかということはまた違うかと思うのですけれども、少なくとも通過する交通を、仮に桜通りをとめてみたらどういう結果が生まれているのかというのが113ページの資料になってございます。  結果を言ってしまいますと、とめたことによって、警察署の前の交差点で若干混雑が発生したと。それから、この図面で言うと、左下の4番と書いてある三鷹通りと桜通りの角の交差点の信号等の問題から、さばけ残りというものが発生しているというような結果が出てございます。また、駅前から警察署の間の道が、左側に、要は、補助幹線道路だとか、その南側の道が東から西に通り抜ける車が約800台あったというような結果がここに書いてございます。こういったものについては、補助幹線道路ができれば、今は、補助幹線道路は西から東の一方通行になっている部分がございますので、そこが相互交通になれば、その部分については一定程度解消すると思っていますというデータとしてこれを使っていこうと思ってございます。  そういったデータについても、来年度以降、これは基礎データになりますので、こういったデータを使いながら、交通体系がどうあるべきかということは検討していきたいということを考えてございますので、済みません。そんな答えになってしまいます。 220 【道場委員】  市長の答弁との整合性については、まだお答えいただいていないのですが、実はそういうのを書かないといけないのです。いや、それは書いていない。ここは結果で、結果でこうなっただけしか書いていないのです。ここはそういう結果が出たとしか書いていない。だから、そこにはもっと具体的に、実際はこの手法として、さばけ残りが出た。それだったら、ここにこういう道路が一本、例えば通った時点では解決ができるとか、そこなのですよ。結局、報告書というものは、最終的なものをはっきり言わないとだめなのだと僕は学んできました。  だから、ここから読み取れとかというのは報告書ではないのです。だから、そこはわかっていただきたい。ここに書いてあるのは結果、流れていったという結果です。やはり読み取れない人は読み取れないのですよ。ここからこうであるから、こういう手法があれば、こういうことも次に進めるとできるわけです。そこはやはり、副市長がそうではないとおっしゃいましたけど、私は違うと思います。(「チャレンジです」と呼ぶ者あり)チャレンジです。もちろんチャレンジなのですよ。ですから、そういうことをぜひチャレンジして、わかりやすくやっていただきたいと思います。  そこで戻りますけれども、この間の代表質問のときに、三鷹の駅北口のほうには一般車両を入れないという話に関しては、どういう整合性というか、関係性があるか、御説明お願いします。 221 【中迫まちづくり推進課長】  一般車を入れる、入れないということになりますと、ロータリーの形が関係してくると思っています。例えば今の三鷹駅のまちづくりビジョンで示しているようなロータリーという形は、恐らく見ていただくと、武蔵境駅の南口のようなロータリーをイメージして、今、漫画を描かせていただいていると。そういったものを、どこを通れる、どこを通れないかということで形を変えていくことで、乗用車がどこまで近づけるかというのが変わってきます。  今、駅前は乗用車とバスが錯綜していると。乗用車をどこまで駅前に近づけるか。近づければ近づけるほど錯綜することになると思っています。それは優先度の問題でございますので、どういった形で、乗用車はどうするのか、タクシーはどうするのか、福祉車両はどうするのか、それとバスはどうするのか。送迎バス等もございますので、そういったバランスを見ながら、今後の人口の関係等もございますので、駅前広場に乗用車を入れるのか、入れないのか。駅前広場というのはどこまでが範囲なのか。そういったいろいろな考え方がございますので、一概に駅前広場に車を入れるとか入れないというお話は今できないと思っています。だから、それも含めて、今後検討していくものになると考えてございます。 222 【道場委員】  ということは、今の段階では、まだ具体的にそういう話は出ているということではないと認識してよろしいですね。 223 【恩田副市長】  そのとおりでございます。要するに、具体的な方向性を示してやっていくという話ではございません。交通量のこういった基礎データを踏まえ、それから、このラボというのは、基本的には、先ほど来言っていますように、エリアマネジメントの団体というか、そういう組織づくりも含めます。  それから、道路空間の活用。要は、今まで道路空間というのは、そういったイベント系で使われるということはそうそうなかったわけです。道路法の改正を踏まえて、そういったことも開放していくとなっていっていますので、その活用。それから、今言った、そういうことをすることによって、交通に対してどういう影響を与えるかという、この3つを目的にして、これをやっているわけです。出たものに対しては検証し、次の段階に、例えば今言った一般車を入れられるのか、入れられないのかとかそういったことにつなげていくというふうに御理解いただければよろしいかと思います。 224 【道場委員】  わかりました。入れないとなると大変なことですから、またそのときはいろいろと情報を公開していただいて、地域の人とかいろいろな人の意見も反映させていただきたいと思います。  次に行きます。ムーバスの話、これはうれしい話です。平成7年11月26日、ことしで25周年、1月1日、縁起のいい日に5,000万と一遍で覚えてしまいましたけど、すばらしいことです。年に、今、270万人に利用されているという、こんな市町村のサービスでこれだけ皆さんから愛されているサービスというのはないのかと思いますけれども、これは、ちょっとまたおもしろい話と思われるかもしれませんけど、これは記念式典とか、記念行事とか、何か企画されていますでしょうか。 225 【栗林交通対策課長】  記念式典というようなお話でございますが、今、ムーバスにつきましては、ここで回数券廃止ですとか、あと、利用の向上に向けたというようなところで、料金は据え置くというような話がありましたが、なかなかそういったような状況の中で記念式典は難しいというように考えてございます。  ただ、一方で、乗務員不足を何とか解消しなければいけないですし、また、ムーバスの利用の促進といいましょうか。どんどんPRしていきたいということも、先ほどイベントもやって、ブースを出してということをお話しさせていただきましたが、そういったようなことは継続してやっていきたいというふうに考えてございます。 226 【道場委員】  時世柄、コロナの件もあるので、余りこんな話もできないのですけれども、秋に、11月になって、いざ本当にそのときになったときに、こういう状況も終息していたりすれば、またこれがいい、明るい材料になって、まさに宣伝です。それこそチョロQをまたつくったり。実はこの前の午前中にもちょっと言ったのですけれども、アンテナショップにチョロQを25周年でつくれば、絶対お客さんは来るのだから、もうかるからやれとそんな話をしたのですよ。大笑いになりましたけど、でも、実際そういうものです。世の中にはミニカーのマニアとか、チョロQのマニアはいっぱいいらっしゃるわけです。そういう人が25周年記念でつくって、限定とやったら必ず来るのです。そういうようなのもあるし、それでやはりもう一回、日本で初めてのコミュニティバスは武蔵野だということを言えば。もう最近、ムーバスが日本で初めてのコミュニティバスだとわかっている人はいないではないですか。新しく来たような人というのは。そうなれば、また、ここで一回宣伝になって、それこそ運転手さんも来ますし、目標の21台、24人という目標。この間も言いましたけど、それもできると思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。  ムーバスに関しては4月以降、ダイヤが変わるとかいろいろありますけれども、何か見ていると、見直して、縮小に行くのかという懸念をしているのですが、そうではないというのでしたら、僕としては一番安心するのですが、今、何かそういう意図があってのことなのか、方向性をお聞かせ願えればと思います。 227 【栗林交通対策課長】  休日ダイヤの導入でというようなことでだったと思いますが、きちんとデータ、来年度もフォローアップ調査を行いますが、やはり調べてみますと、便数によっては1乗車3人ですとか、少ない乗車数となっているところでございます。乗務員不足というようなこともあって、労働環境とかそういう全体的な側面を見ていきますと、運行の効率化というようなことでやっていきたい。当然、乗車がふえていった場合につきましては、それはそれとしてきちんと、その利用者数といいましょうか、数に合わせたことは考えていかなければいけないと。そこは利用状況を見ながら、法定の協議会もございますので、そういったところと御相談しながら検討を進めていきたい、このように考えているところでございます。 228 【道場委員】  検証するときは当然、乗客数というものが如実に出ますから、それは一つありますよね。それと使っている人の意見が聞ければ一番いいとは思うのです。よく見かける風景があるのです。僕はいつも朝、犬の散歩で毎朝通るのですけど、ちょうど税務署前のところ、7時発のものが7時6分に来るのです。始発ですけれども、そこで待っていらっしゃる方は必ずスマホを持って、そのバスを待つわけです。そうしたら、スマホを持っているわけですから、例えば新しい時刻表のところに、ムーバスの連絡というか、御意見連絡板みたいにQRコードを張っておくと。何かあったらここにくれと。例えばダイヤが変わって不便だなと思う人は恐らく連絡すると思うのです。だから、そういうようなアイデアで具体的な、いわゆる使っているユーザーの意見を吸い上げる方法も生きると思うので、やはり一番大事なのはヘビーユーザーをつくることなのです。新規ユーザーからヘビーユーザーになっていくということで回数が上がっていくわけですから。  だから、そういうことで言うと、時刻表が変わるというのは結構インパクトがありますから、いつも私が見ている風景。スマホを見ながらムーバスを待つ。そこから言うと、ピッとやる。そういうのもアイデアですから、何かそういうような方法もやっていただければいいかと思いますので、これは一つの提案でございます。  次に行きます。次もちょっと辛口なのですけれども、公園の件です。私は御殿山に住んでおりますが、JRの高架下の公園がもう延々、しばらくの間閉鎖中ですと。しばらくが5年ぐらい続いているのですけども、御見解を教えてください。 229 【関口緑のまち推進課長】  JRの高架下公園の件でございます。平成25年だと記憶しておりますが、スケートボードの騒音、また、利用者の騒音ということが顕在化して、現在閉鎖しているという状況でございます。  以上です。 230 【道場委員】  ということは、しばらくが5年、6年続いているということなのですけれども、何でこれを解決しないのか。解決できないというか、解決をするのですよね。ここは以前の質問のときに、JRから借りている。ということは、これは賃料が出ているということですよね。賃料が幾らぐらいかかっているかというのは御確認願えますか。 231 【関口緑のまち推進課長】  JR高架下部分ですが、道場委員のおっしゃられている一番東側から西側までがJRに借りているわけですけれども、契約額といたしましては399万円。約400万になっております。固定資産税の1.5倍ぐらいになっているところでございます。  以上です。 232 【道場委員】  年間ですよね。そうなると、1日に1万数千円払っているということです。でも、それは5年間、6年間、ずっと閉鎖しているというのはおかしいのではないでしょうか。やはり借りるということは、有効活用していないといけないわけであって、苦情のために閉めるというのは本末転倒ではないでしょうか。御確認ください。 233 【関口緑のまち推進課長】  ここの場所については、現場の私どもも課題とは思っております。JRなのですけども、契約相手先は、今、アトレさんになってございますので、お返しできるのかですとか、有効活用がもっとできるのかということをアトレさんと協議しております。あそこの場所は、本町と御殿山を分断させない、つなぐオープンスペースになっております。あそこは、今、一部閉鎖しておりますが、今、全体の30%ぐらいは閉鎖しておりますけれども、あそこを返すとなりますと、行き先が、本町と御殿山の行き来ができなくなってしまうということもあるものですから、そこはアトレさんと慎重に協議して、デメリット、メリットを今、解決に向けて協議しているというところでございます。  以上です。 234 【道場委員】  通路の件は、誰よりも私が一番感じております。あそこが閉まったら大変なことになってしまうので、もちろんそんなことは大変なことなのですけれども、そういうことではなくて、でも、それを閉鎖しているわけです。それが延々と、例えば半年や1年ならまだわかります。でも、恐らく課長の前の担当者から引き継いだもの。これはもしかしたら次の方まで同じことを引き継ぐのですよ。やはり解決してもらわないとだめだと思いますし、うちの近所の人がみんな言っています。  そこをまた開放したら、スケボーの人やそういう人が来て、またうるさいかもしれない。だけど、やはり方法は考えないと、まして、あそこに「しばらく」と書いてあるのです。「しばらく」とか「ちょっと」と。ちょっとが五、六年ですよ。しばらくの間、閉鎖する。あれは何とか解決していただかないと、ここから先は僕も少しプッシュしていきますので、必ず早期に解決してください。これはお願いをしておきます。  それと、風害の話がいろいろ出ていて、電柱が倒れる、倒れないという話はよく出ているのですけれども、倒木の話が、この間、副市長の話もありましたけど、まさに武蔵野ならではです。これだけ緑の多いまちというか、多くの木々があっていいのですが、当然、風で倒れるわけです。これは資料請求をしました。倒木の被害がどのくらいあったかというような。去年は大きい台風が2発も来て大変だったのですが、倒木は16本。その前、平成30年度は34本あった。たしか平成30年の9月でした。ちょうどうちの近所の仲よし祭りというのが中止になった日だったと思うのですが、日曜日、大変な雨風で、井の頭公園の木々がすごく倒れまして、御殿山のうちの近くは、井の頭公園の木が1本、大きいのが倒れてきまして、ムーバスがとまってしまったのです。道路が寸断されて、八丁通りがとまってしまうと、御殿山の2丁目の方が吉祥寺のほうに出れなくなってしまうのです。そういうこともあって大変だったのですけれども、この倒木に関して対策というか、風をとめるわけにいかないので、なった後のこととか、もしくは倒れそうな木を巡回してチェックするとか、そういうようなことはどう考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 235 【関口緑のまち推進課長】  倒木の件でございます。街路樹については定期的に路線を選定いたしまして、街路樹診断を行いながら、空洞化率ですとか、中の腐朽菌、キノコが生えているとか、そういう状態を確認しながら、5年に1回、ローテーションをかけながら樹木は更新しているところでございます。また、今年度からですけれども、道路の街路樹については剪定を多く、基本、剪定を重視しながら、多くしながら維持管理をしているというところでございます。  以上です。 236 【道場委員】  ありがとうございます。いずれにしても、気候が大きく変わっていって、雨だけではなくて、風もそういう害が起きるということで、本当に武蔵野ならでは。やはり緑のまち武蔵野ですけど、そういう害というか、災害も起きるということですので、そこは本当に先手を打ってチェックとか、そういうことで言うと、剪定のそういうチェックとか、そういう作業と、いざ何か起きたときにはすぐに動けるような対応策をしっかりとお願いいたします。これはお願いになります。  以上です。 237 【深田委員】  それでは、平成31年3月に、新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針、これが東京都から示されました。この中で大きく吉祥寺駅、三鷹駅、そして、武蔵境駅、三駅が重要な、枢要な地区拠点として指定されたことであります。これは大きな規制緩和のもとで、災害に強いまちをつくっていくことを目指した東京都の方針の一環であります。  昨年の12月12日付で、東京都の小池知事から、都市再開発の方針、都市計画変更原案、資料作成についてということで、松下市長に依頼が来ております。これはもう既に2月26日に提出済みということでよろしいでしょうか。であるならば、この見直しの中で、松下市長におかれましては何を重点とし、何に配慮されたのかお聞かせいただければと思います。 238 【中迫まちづくり推進課長】  私からお答えさせていただきます。都市再開発の方針につきましては、東京都が決定するものなのでございますけれども、都市計画法に基づいて、資料提出という要求が来てございます。本来であれば、先般開催する予定であった都計審、都市計画審議会で御議論いただく予定だったのでございますけれども、コロナの関係で延びてしまって、4月になってしまったということでございます。  内容については、案のほうを作成しておりまして、東京都には提出する必要性がございますので、済みません。ちょうど今、提出するころなのか。済みません。今月を目途に提出することになるという予定でございます。 239 【深田委員】  本来であれば、都計審に諮ってから提出していただくほうがよろしかったのではないかと思います。恐らく専門家の視点から見れば、幾つか質問も出るのではないかと思います。その中で私のほうからは、学校と病院ということを公共公益施設として、この中に書き込まれました。これについて趣旨を、お考えをお聞かせください。 240 【中迫まちづくり推進課長】  都市再開発の方針では、それぞれの三駅周辺の場所だとか、全体について、再開発の方向性を示していくような、そういったものになってございます。ただ、再開発という言葉でございますけれども、それはいわゆる市街地再開発と言われるもののみではなくて、一般的な地区計画だとか、あとは道路をつくるときに一緒に面的なまちが変わっていくだとか、そういったものも含めて、広義の意味での再開発という言葉を使っているというのがまず前提でございます。  今回、学校だとか病院等の役割というものについて、都市再開発の方針のほうに記入させていただいているところでございますけれども、これは例えば第六期の長期計画等においても計画的な土地利用の誘導に際し、業務、商業の集積により都市の活力を維持するとともに、良好な住環境を保全するため、都市計画と産業振興施策、農業振興施策、地域医療施策等を初めとしたさまざまな分野との連携を強化するというようなことも書かせていただいているところでございます。  そういったものを受けて、都市計画として、そういったほかの分野が都市空間の中で課題として考えているものを、都市計画という範囲でどのように解消していくのかということを、都市計画の分野としても考える必要性がございますので、そういった意味で、学校や病院は今、近々の課題になってございますので、それを都市空間を考える都市計画というところで、今後何らかの手だてというか、策を考えていく必要性があるというような、そういった趣旨で、今、書かせていただいていると、そういったところでございます。 241 【深田委員】  都市計画法におきましては、学校や病院というのは都市施設として、その役割が大きく規定されているわけでありますが、自治体におきましては、その点については、自治体の考え方に任せるということになっています。あえてここに書かれたことによって、武蔵野においては、都市施設としての役割か何かを期待されているという理解でよろしいのですか。 242 【中迫まちづくり推進課長】  今、学校施設については、都市計画法で都市施設というものになってございます。都市施設は限定列挙されてございまして、それを都市計画法で定めると、都市計画施設というものになるというような、まずそういった内容になってございます。  学校、病院、そういった公共施設でございますけれども、例えば東京都について言えば、集約型の地域構造を今後進めていくという中で、そういった低層住宅にある毎日使うような施設、店舗だとか病院だとかそういったものが、周りが低層住宅であるがゆえに、ニーズに合致した建物が建てられないと、そういったようなことが課題だということも都の方針のほうで掲げられているということでございます。  また、国のほうの施策でも、そういった一低層だとか住居系の地域について、本当にが必要であると考えるのであれば、今後、容積率を緩和していくような、そういったような方向性も今回、閣議決定されているところでございます。そういったものを、今現在使うためにはさまざまな前提条件があって、立地適正化計画を定めなければいけないだとかいろいろあるのでございますけれども、全般的な方向としては、都市計画というものを使って、地域のニーズを解消していくという選択肢が出てきたというような状況になっている。そういったことを踏まえて、今、再開発の方針のほうには、学校だとか病院の建てかえの際に、さまざまなニーズが出てくると思いますので、そういったことも含めて、都市計画で都市全体、地域、地区、さまざまな視点から何ができるかということは検討していくべきだというような、そういった趣旨で書かせていただいているということです。 243 【深田委員】  非常に前向きな考え方でよろしいかと思います。何しろ武蔵野のこの狭さの中で、学校の立地は、いわゆる住宅街でございます。今後のことも考えますと、ここで一度、きちんと方針を検討しておくことは大事なことでもありますし、具体的に言えば、吉祥寺南病院の件、これについてもここに記しておくことが大事だと思います。長計に1行書いただけでは難しいと思いますので、そういう意味では、今回、1年半がかりから2年近くで策定しています都市計画マスタープランの中に、きちんと病院や学校のこと。今もほんの少し触れているわけですけれども、このことについては、特に吉祥寺南病院の件です。都市計画マスタープランには記述していく方針であると理解してよろしいのでしょうか。 244 【中迫まちづくり推進課長】  吉祥寺南病院でございますけれども、先ほど私が述べましたように、そういった公共公益的な施設については、地域だとか全体の考え方の中で、そこにそれが必要であるということをしっかりと合意形成を図っていくことができるのであれば、都市計画を変えていくという必要性はあるのかと思ってございます。今回、都市計画マスタープラン、今、改定している途中でございますので、当然そういった施設というのは最初から決まっているわけではなくて、その時々に応じてニーズが高まってくるものだと考えてございます。  なので、都市計画のほうでは、そういったニーズが出たときには場所を限定せずに、今のようなかたい考え方ではなくて、もう少しやわらかい形で丁寧にニーズをつくりながら、都市計画というところも変えていく、そういった国や都や、全体の方向に合わせていこうと考えているものでございます。
    245 【深田委員】  かねてより、何らかの上位計画に記しておいたほうがよろしいのではないかというふうに申し上げてきましたので、そこは期待したいと思っています。そして、今、ここに書いてあります合理的な再開発、この一文字が何の意味を示しているのかということがよく説明でわかりました。非常に幅広に考えていらっしゃるようなので、ここに再開発という言葉があったとはいえ、決して、幅広でありますので、注意が必要かとは思いました。この件については結構です。  次に道路の問題です。遮熱性の舗装の道路、これについては取り組んでいく可能性というのは検討されていらっしゃいますか。 246 【高橋整備調整担当課長】  遮熱性の舗装についてでございます。遮熱性の舗装につきましては、平成21年、22年、24年度に試験施工をしていまして、3路線をやってございます。各路線の路面温度の低減というのは一定確認できたのですけれども、単独の路線ではなくて、面的整備でないとヒートアイランドの低減効果まではなかなか期待できないだろうということで、現在の段階では本格実施を見送っている状況で、透水性の環境舗装のほうに重きを置いているというところでございます。 247 【深田委員】  道路整備については、これまでも雨水の浸透のことでいろいろ御提案をさせていただいたと思いますし、御担当におかれましては、進捗を環境部と連携しながらやっていただいたと思っています。その成果も上がっているものと期待しておりますが、何しろこのヒートアイランド現象、これは東京都においても力を入れていく政策であるということがわかっています。ぜひとも遮熱性の舗装の整備や緑化、ミストの設置など、東京都が実証というか、今、東京都はデータが欲しいのです。そこにしっかりとお取り組みになるお気持ちがあるのであれば、手を挙げていっていただきたいと思っています。御検討をお願いします。  道路に関しては今後も、先ほど大野さんからもお話がありましたように、電線の地中化、それから、今後の雨水の排水、特に内水氾濫、これが予想されることもありますし、それこそ沿道の緑化や、今、ベンチが欲しいという声もあります。こういうことについても、東京都は今、一生懸命検討してくれていますので、しっかりと手を挙げていくようにお願いをしたいと思っています。  こういったことを東京都とともに進めていく中で、先ほど、交通データを一生懸命おとりになっているわけです。これは物すごく大事なことなのです。これから東京都は、今のようなヒートアイランドだけではなくて、交通センサスや、交通のさまざまなAI、IoT、MaaSのようなものの導入を目指して、ソサエティ5.0へ向かっているわけです。このデータをしっかりと、その場限りで終わらせずに、都市のOSという考え方で武蔵野も取り組んでいっていただきたいのです。  今一番、世界で進捗しているのはバルセロナ。こういったところが頑張っているわけですが、このデータをしっかりおつくりになっていくということの一歩に、先ほどの駐輪場の満空だとか、それから、道路のふぐあいとか、こういったことをきちんとデータ化していくという、都市のOSにつなげていくという考えをぜひともお持ちいただきたいのですが、御担当におかれましてはどうでしょう。 248 【栗林交通対策課長】  交通施策で、どちらの分野でということで、さまざまなデータを取得してございます。特に今回の自転車等総合計画をやる際には、さまざまなデータ、交通量調査も取り入れながら、あと自転車の実際のアンケートも含めて機械化されているところのデータも取りながら、どういう属性があるのかというところで、時間体系だとかそういったようなところにも活用させていただいています。そういったようなデータを当然、交通でも整理しながら、さまざま、先ほど交通量も単純データでありますけども、都市計画マスタープランのところの基礎データとして使用していただくだとか、そういったようなことを整理させていただいていますので、交通でまず得られたものについては、皆さんに送っていますし、ほかの分野でもそうだと思いますので、そういったような活用できるものについては活用していきたいと考えているところでございます。 249 【深田委員】  それを各課だけではなくて、一元化していくということをぜひとも考えていただきたいのです。これが結局、平成30年10月に総務省が提案していますエビデンスに基づく政策立案。エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングと言われている、このEBPM、ここにつながっていく。集中的に資金投資をするとどれだけの効果が上がるかということで、いわゆるばらまきをしないで済むわけです。こういったことにつなげていくためにも、今おとりになっているデータをしっかりと蓄積していくという考え方を持って進めていただきたいと思っています。  次は、私ども議会が関与できない、大がかりな公園取得のお話を幾つか確認させてください。吉祥寺本町4丁目にあります宗教法人のナミュール・ノートルダム修道女会、こちらの手続の進捗状況は今どのような段階に入っているのでしょうか。 250 【天野用地課長】  ナミュール・ノートルダム修道女会の土地取得のスケジュール、進捗状況に関しましては、今現在は先月土地取得に関するナミュール・ノートルダムとの基本合意書を2月13日に締結いたしました。それ以降につきましては、今後のと土地開発公社との覚書締結を今後予定しています。今現在はそこまでです。  以上です。 251 【深田委員】  わかりました。何しろ議会が関与できませんので、20億もの予算が必要だということですので、確認させていただきたいと思っていました。やはり市民の方からいろいろなお問い合わせをいただいていますので、この間も代表質問で伺いましたが、ほとんど回答いただけませんでした。まずは市民の皆様からの御質問は、特定の宗教法人との土地の不動産の売買については、はどのような判断をしているのかということ。それから、私ども議会に説明がありました文化財の指定、それから、社会資本整備基金、この補助金がとれているのかどうかお聞かせください。 252 【恩田副市長】  2点、御質問いただきました。  1点が宗教法人としての対応はどうなのかということでございますけども、こちらの土地につきましては、公有地拡大法に基づきまして申し入れをいただいた。要するに、買い取りの申し出です。もうそこで法的な手続に乗っかってございますので、宗教法人が相手であったとしても、仮に売買代金を使って、仮にどこかを改修するとか、それは使途の問題でございますので、我々が関知する問題ではございません。あくまでも公拡法に基づいて手続が進められていくという形でございます。  それからあと、補助金の話でございますけども、代表者会議のほうでも御報告していると思うのですが、基本的には、今のところ、そういう見通しの中で財源を確保していきたいと考えております。有形文化財について、それから、土地については、これから新設されるグリーンインフラに伴う社会整備交付金ですか。こちらのほうを利用させていただきたいと思ってございますが、土地開発公社が基本的にと合意形成しまして、それで土地開発公社がまず先行取得するという形になりますので、補助金の手当てはその間に履行していく。手続というか、協議していけばいいと考えてございますので、基本的に買い戻す段階において補助金の財源が確保されれば、それはそれで形としては対応できると考えてございます。 253 【深田委員】  補助金の獲得できる見通しと、それから、最悪の場合、武蔵野が全額、買い取りの金額を負担しなければならなくなるのか。その辺についての見通しはどうでしょう。 254 【恩田副市長】  今のところ、まだ新しい制度に移行する具体的な要綱等はできておりませんので、所管のほうとも協議はしてございません。まだ取得もしていません。ですので、今後だと思いますが、もう全力を尽くして、補助金、交付金の取得に向けて、としては動いていくということでございます。 255 【深田委員】  順序がどうなのかわかりませんが、本来、補助金の見通しがしっかりとできている中で、これだけ大きな買い物というのをしていただきたいという声が市民の方からは上がっています。それは人情だと思います。  それと、建物についての維持管理費というのはどれぐらいを見込んでいらっしゃるのですか。 256 【恩田副市長】  済みません。具体的な数字はまだ当然出ていません。というのは、施設そのものがやはりどういう利用になるか、それから、どういう範囲で利用するか、それによってかかる投資というのは違うと思うのです。例えば、今いろいろな設備関係も老朽化しています。赤星邸からのものもありますし、今の宗教法人がお持ちになっている設備もございます。そういったところを含めて、まだ詳細の調査はしていませんので、これにかかる、あるいはどういう形で建物を使って、どういうふうな維持管理をしていくかという方向もまだはっきりとしたところは見えていませんので、ここで仮に試算したとしても余り意味のない話になりますので、基本的にはそういう段階において、予算という形でお示しをするという形になると思います。 257 【深田委員】  実はこのことについて大変、ある意味、買ってほしいという思いもある。一方で、のほうが本当に買ってくれるのだろうかということが心配で、私のほうに相談がありました。その中で、庭園のみ買いますという提案というのはされたことがあるのですか。  建物のほうは買ってほしいと、皆さんで買っていただきたい。例えばクラウドファンディングで活用して、皆さんで基金を集めるなどとか、こういった提案というのはされたということがあったというお話が来ているのですけれども、この件については、は検討したことがあるのですか。 258 【笹井副市長】  交渉事でございますので、いろいろなやりとりをしております。その詳細については、ここでは明らかにはできないのですけれども、基本路線といたしましては、予算特別委員会資料36ページの基本合意に基づいて、現在、鋭意取得へ向けた努力しているというところでございます。  今、恩田副市長からもありましたように、建物は寄贈していただきますけども、その全体をとして活用するのか。レイモンドさんがお建てになったところだけにするのか。増改築部分はどうするのか。いろいろな課題が残っておりますので、そういうことも含めて、相手方との交渉あるいは我々としての方針というものを早急に定めてまいりたいと考えているところでございます。 259 【深田委員】  何しろお金のかかることなので、市民の皆様が、積極的に買っていただきたいと思っている方々も大変心配をされているようであります。一時期、東京都に買ってもらおうかとか、維持管理だけ武蔵野でやろうかとか、いろいろな交渉事、または考えがおありになったようにお見受けします。いずれにしましても、大金です。しかも、今、新型コロナです。何を優先として物事を進めていくのかということについては、市民の皆様のさまざまな御意見があって当然だと思います。その辺のところは、この条例、あと、政令があるために、これは私ども議会も全く関与できないのです。やはり説明をきちんとしていきながら進めていただきたいと思っています。これは要望でございます。 260 【本間委員】  ことし4月から自転車の賠償保険が義務化ということになりますが、これは、は何かかかわることがあるのでしょうか。 261 【栗林交通対策課長】  保険の義務化につきましては、東京都の条例でございます。当然東京都が設定しておりますので、武蔵野市内を走行する方につきましても、全て賠償保険の条例化というところは適用されるといったようなところでございます。  以上です。 262 【本間委員】  それは東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例に関して、そういう形になるということなのですが、保険の費用だとかそういうのもいろいろ皆さん、市民の方たちは関心を持っていらして、いろいろポスティングされたりもしているのですけれど、自転車に乗る人はみんな対象になるわけですから、費用などについてもいろいろとこれから負担がかかるわけですが、の職員の方たちも仕事上でも自転車を利用する。それはのほうでどういうようにするかというのはわからないのですけど、それから、通勤にも使われるわけです。それから、市民は個々に判断して、自転車を利用する場合はこの保険に入るということなのですが、今回、自転車のルール、マナー向上と自転車利用環境の整備というのがレベルアップしているわけですけれど、こういう中での情報提供だとか、そういうようなことというのは考えられるのでしょうか。  また、今、加入、入っていらっしゃる人というのはどのぐらいいらっしゃるというようにはつかんでいらっしゃいますか。全くのほうは関与はしていないというように考えていいのでしょうか。お伺いしたいと思います。 263 【栗林交通対策課長】  情報提供のところと、あと、加入のというところで、まず最初、加入のほうからということで、まず加入につきましては、全市民を対象とした調査は行ってはいないところでございますけれども、我々は自転車安全利用講習会をやってございます。その際にアンケート調査をとった中では、54%の方がこちらの賠償保険のほうには加入されていると聞いたことがあったと思います。  あと、私の記憶ですけど、東京都が条例化するときにたしか新聞でも同じような数字だったかと記憶はしているところでございます。あと、情報提供の仕方でございますが、今、では、先ほど言いました自転車安全利用講習会の中でも、TSマーク付帯保険ということで、これは推奨させていただいてございます。安全利用講習会を受けた方で、市内在住の方につきましては、自転車の点検整備にかかる費用、大体2,000円かかって、そのうちの半分を助成しているところでございます。年間約100件ほどございますが、こちらのほうを助成させていただいているといったようなところでございます。あと、やはり保険の義務化に伴って、交通対策課のほうにもお電話の問い合わせは多々ございます。  ただ、よく言うのは、なったから新しく入らなくてはいけないのかというふうに言われるお問い合わせが多いのですが、そうではありませんよと。まず、例えばキャッシュカードについていたりとか、あと、例えば車の保険の中で付帯がついている場合もございますので、まずそこは御確認くださいといったような御案内をさせていただいているといったところでございます。  以上です。 264 【本間委員】  私も自動車を運転するのですけれど、その保険プラス、今回入りました。大人の場合はいろいろなことで入っている可能性があることもあると思うのですが、子どもたちの場合は、そういうことというのは余りないのではないかと思いますし、のほうでもそういう形で、市民の方から相談などの問い合わせがあるということなので、ぜひ、例えばこういうことに関しても詐欺というか、そういうようなことも出てくる可能性もありますので、ぜひ窓口での相談にも乗っていただきたいと思います。市民の方からは、このことは今話題になって、関心になっておりますので、よろしくお願いいたします。  では、次に、ムーバスについて伺いたいと思います。消費税の10%への増税などがある中で、料金を100円に据え置くということで、としては大変御苦労なさって、最終的に料金とか、それから、休日ダイヤの変更というのがあったというように御説明を伺いまして、大変だなと思っているのですが、今後のムーバスの課題というのはどういうものがあるのかを改めて伺いたいと思います。 265 【栗林交通対策課長】  今後の課題というところで、先ほど来、私が申し上げているところで、まず乗務員不足ということがございます。今後はそこをいかに今の充実されている交通バスのネットワークというのをどう維持していくかというのは課題だということでございます。あと、今、7路線9ルートが走ってございますが、各路線に応じてそれぞれに課題がございます。例えば6号路線ですと、やはり渋滞路線も入っていくというようなところで、定時性が保たれていないというようなところもございます。来年度またフォローアップ調査等々もやっていきながら、今、状況はどうなっているのか。あと、交通量調査も過年度でやってございますので、そういったような中から、より定時性に向けた取り組み等々をやっていきたいと考えているところでございます。 266 【本間委員】  今、料金改定だとか、休日ダイヤ変更だとかいろいろ大変なところで、またいろいろなことを言うというのはちょっと酷かなと思いながら、要求というか、私のほうでいろいろ考えていることを申し上げたいのですが、路線の変更ということについては、今後の課題にはなっていないのでしょうか。  一つは、境の場合は、中央線の高架化が終わった後、境と境南のルートについての見直しという話はもう大分前から言われていましたよね。今、そういう交通渋滞の話もありましたので、そうした路線を改めて今後見直していくということについての課題というのはどうなのかということをお伺いしたいのですが。 267 【栗林交通対策課長】  今後のルートの変更というところでございますが、まずムーバスというのがそもそもコンセプトがございます。交通空白不便地域を走らせているというところがございますので、まずそこは踏襲すべきだというところがございます。それとあとは、駅を起終点として5キロ、約30分というところもございます。そういったところもやはり踏襲していかなければいけないというのはございます。  では、今後、全くルートを変更しないのかというと、そうでもなくて、先ほど言いました、例えばなのですけれども、渋滞に巻き込まれている路線があるのであれば、そこはきちんと検証した上で、どういうルートが最適なのかというのはきちんと検討しなくてはいけないのかと考えているところでございます。  以上です。 268 【本間委員】  市民の方が利用するので、より利便性のあるムーバスになってもらいたいなというように思っています。随分前なのですけれど、7路線あって、1つのバスに乗ると、本当は目的地は、そのバスからまたもう一つのムーバスに乗ったところに、公共施設の近くのところに行きたいとあって、それが例えば乗り継ぎをできるようにというのは御希望としてはあったりするのです。そうすると、本当は200円もらわなくてはいけないところが100円になってしまうということで、今、採算の問題というように、きっと答弁が返ってくるだろうなと思うのですけれど、利用者の方からすると、一番こういうところに行きたいと思うところに行かれるようなものというのは、一番求められているというように思っていて、そういうことも含めて、ぜひ検討してもらいたいなと、検討の課題の一つにしてもらいたいなと今でも思っています。  何を一番言いたいかといいますと、境の地域では、市役所に来るのにバスが、バスというか、路線がなくて、駅まで出て、そして、最寄りといえば三鷹。三鷹まで行って、そして、バスに乗ってこなくてはいけないというところでは、これはもう地域の要求としてはあります。吉祥寺と三鷹は、市役所まで来るバスというのはあるのです。駅から来るバスは。境だけないのです。地元ではこれはすごい強い要求なのです。私も路線バスのところにも何度も要望してまいりましたが、採算がとれないということで、なかなかならないのですけど、何とかこれが解決できないかということの中で、例えば乗り継ぎとかそういうことも含めたことができないのかということをいろいろな形で検討してもらいたいなと思っていますので、ぜひいろいろな路線の市民の利便性という意味での路線と、それから、乗り継ぎ、それも研究していただきたいと思いますが、御答弁があればお願いしたいと思います。  なかなか厳しいというようなことで御答弁ないのかと思うのですが、でも、本当にこれは境の地域ではとても強い要求です。というのは、市議会議員選挙があった昨年の4月に、一番最初に市長と語る会が境南コミセンであったときも、この話題が一番でしたよね。もうすごい大きな話題として、みんながいろいろな発言されていました。ぜひこれは、こういう要求が強くあるのだということは、関係者の皆さんに理解していただき、何か解決できることを研究していただきたいということを強く、きょうは申し上げておきたいと思います。これからも具体的な提案ができればしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  答弁していただけるのであれば、ぜひ。では、よろしくお願いいたします。  次に、道路、交通安全の問題で、今回の一般質問をさせていただきました。その中で、道路通報システムのところでももっと回答が、安全についてのいろいろな情報というのもそこで把握していただいて、早急に対応していただくということについて質問させていただいたのですが、そういう情報は来ていないというのが御答弁だったのですが、そうした情報についても対応していただけるのかどうかというのをまず最初に確認させていただくのと、ムーバスの御答弁をいただけそうなので、お願いいたします。 269 【栗林交通対策課長】  まずムーバスの現状をお話しさせていただきますと、先ほど来、繰り返しになりますが、やはり乗務員不足というような中で、何と言ったらいいのでしょう。のほうへもさまざまな御要望をいただいているところでございますが、そもそもムーバスというのは、外に出ていただいてというところがまずひとつございますし、また、今、乗務員不足という中で、そこまで回っていくですとか、新しいルートを開設するといったところはございません。今回やる地域公共交通網形成計画の中では、今の充実されている公共交通網というものを維持していくというところを強く出させていただいているところでございます。  あと、市役所から武蔵境駅まで直通のバスというお話でございますが、これは採算性という話にはなってしまいますが、過去に特例として武蔵野、境地域のお住まいの市民から、境から市役所間のバス路線の開設に関する強い要望を受けて、過去に走らせたといった経緯がございます。平成2年4月からですか。ただ、やはり採算性の話の中で、平成7年に終わってしまったといったところでございます。さまざま市役所のほうにもそういった御要望があります。先ほど乗り継ぎというようなお話があったのですが、大変恐縮なのですけれども、まず境駅からは、バス停から距離はありますが、営業所までバスに乗っていただくか、あるいは電車に乗っていただいて、三鷹駅まで出ていただいて、そこからバスに乗っていただくといったところでお願いしたいと考えているところでございます。  以上でございます。 270 【田原道路課長】  先ほど委員から質問がありました通報システムのほうに、交通安全上のお話があった場合、対応しておられるのかどうかという話なのですけども、たまたま今回、試行の中ではそういう案件はないですけれども、例えば交通安全施設といってもいろいろありまして、例えば防護柵を設置してほしいですとか、スピード抑制のために区画線を書いてほしいとか、路面表示をしてくれというような形の画像つきで、その旨を送っていただければ、短期でできるものについては当然対応を検討していきますし、また、長期的なものについては、また関係部署で連携して、どうするかということを検討していくことになろうかと思います。  以上です。 271 【本間委員】  境地域に住む議員は、市役所までのバスというのは市民の方からの強い要求になって上がっていますので、今後もいろいろな方たちから出ると思いますので、ぜひそれは胸におさめていただいて、いろいろと考えていただければというように思います。  では、交通安全についてなのですが、一般質問でさせていただきました。地域を見ますと、通学路だとか、それから、子どもたちの通う道だけではなく、まだまだいろいろと安全対策しなければいけないところはたくさんあると思います。それをぜひつかんでいただきたいということで、この道路通報システムの中でも市民が活用して、情報をすぐキャッチしていただいて、対策していただきたいというのが一番の希望なのですけど、その中で一番は、信号機だとかガードレールだとか横断歩道というのがあると思うのですが、これは警察ですよね。  これはまた強く言わせていただきたいのですが、やはりスピード感が遅いと私は思っています。警察は、安全・安心の大事なところだと。そうだと思います。だけど、交通安全についてはどうもスピード感がないように感じるのです。本当に1年以上、危ない場所が改善されないことについて、とても不安に感じていますし、その辺については、はどこに課題があるというようにお考えになっていらっしゃるか、率直なところを伺いたいと思います。 272 【高橋整備調整担当課長】  一般質問のほうでも御質問をいただきまして、境の旧天文台通り付近の横断歩道について、以前からこちらで答弁させていただいているのが、所轄のほうで、東京都の、本庁の公安委員会のほうに上申している状況で、その判断を待っている状況であるという御説明もさせていただいています。  まず、ここの踏切についてなのですけど、私も境事務所にいるころから、いろいろな環境が変わってきたというのは、経緯を見てございます。当時、高架下の店舗数ですとかそういったものがなかったときは、従来の歩行者の数だったのですけども、そういった店舗ができたりですとか、そういった経緯の中で危険性が高まってきたというところで、所轄のほうでもそういう判断で今、上申しているという経緯がございます。  一方で、ひとつ西の旧山中踏切のほうもセットで横断歩道を移設するというような形で、所轄のほうで考えていまして、いろいろ所轄とは連携していますので、お話を聞きますと、旧山中の踏切のほうはある程度、公安のほうでもオーケーの方向というのが出たのですけども、天文台の踏切については、北側の横断歩道の取り扱いだとか、あそこでちょっと待ったがかかったというようなところも一時期ございました。  それで、武蔵境商店街連合会の要望書も所轄のほうに提出して、公安のほうにも提出しているという状況も聞いてございますので、道交法上の決定が、東京都公安委員会の決定がおりなければ、所轄としても当然引けませんので、同じ答弁になってしまいますけども、その判断が、決定がおりれば、横断歩道の設置に向けて、標識だとかそういったのは所轄のほうで設置して、街渠の改修ですとかそういったところは道路管理者がやりますので、決定がおり次第、すぐに対応できるような形でやっていきたいと思ってございます。  一般的なお話になってしまいますけど、やはり道交法の中でも、所轄の警察署長が東京都公安委員会に上申をして、警察で所管するあらゆるものが設置できるというような体系になっていますので、としましても、地域性の中で、危険ですとか設置、市民の要望も含めて、そういったところは今までもやっていますけども、所轄のほうに申し入れをして、直接公安という話にはからはできないものですから、所轄と連携して、設置に向けたといいますか、そういった動きを今後もとっていきたいと思ってございます。 273 【本間委員】  説明はいただいたのですが、何で時間がこんなにかかるのかというのが私は不思議でしようがないのです。1年以上前に、既に見にきて、ここは改修しなければいけないという話もあって、そういう認識にもかかわらず、1年たっても、何にもまだ改善されないという、この1年以上たっても改善されないことがなぜかというのがわからないのです。それははどういうようにそれを把握されているのでしょうか。 274 【高橋整備調整担当課長】  まず一般的なお話をさせていただきますと、所轄の上申する横断歩道ですとか信号というのは、当然地域のそういった個別といいますか、地域に即した形になろうかと思っています。公安の判断というのが個別の地域だけではなくて、面的な大きな範囲で、設置間隔はもちろん、周辺の面的な交通環境ですとか、そういったのを勘案して、決定を下すものですから、なかなかそこで検証するのに時間がかかるというのはひとつあろうかと思ってございます。委員がおっしゃられる天文台付近の踏切につきましては、確かに先ほど山中の踏切とセットですとかいろいろな見解がある中で、北側近くに横断歩道があるかと思っています。  最初の上申はそれを残した形で、新設するというような形の上申で、北側は必要ないのではないかですとか、そういった手続が2段階ですとか、そういったようなことも関係しているのかと思ってございます。 275 【本間委員】  警察のスピード感がないということをのほうに一生懸命言っても困ってしまうのかもしれないのですけれど、ただ、市内の必要な信号機だとか横断歩道だとかを設置することは、市民の人たちの安全を守るということですので、やはり私たち議員とすれば、どうしてそれがスムーズにいかないのかということについては知っておきたいと思ったので質問させていただきました。  ほかの場所のほうが早めに設置されているというところも見受けられるのです。ですから、何がどういうことをすれば、どういうような条件であれば、すぐに設置されるのかとか、そういうことがわかれば、もっと私たちもいろいろな要求もしていけるし、声も上げていけるのではないかと思ったので、今回あえて質問させていただきましたし、を追及しているということではなく、一緒に安全ということについて声を上げていくということの立場で質問させていただきましたということで、これ以上言ってもあれなので、早めに設置されることを強く希望して、終わりたいと思います。 276 【恩田副市長】  大変御迷惑をかけて済みません。も所轄も武蔵野警察署も努力し、そういう形で地域の声を上げて、公安委員会のほうにお持ちしているという状況でございます。やはり公安委員会は公安委員会の恐らく基準があって、その中での判断という形になるので、どうしてもそれ以上、我々も動きようがないのです。本庁の公安委員会に副市長が行って、頭を下げても、これはだめなのです。そこを御理解いただく。我々は、武蔵野警察署を信じて、対応していただくと。もう一緒になって、一体となってやっていくというところが大事なのかと思っていますので、済みませんが、よろしくお願いいたします。 277 【深沢委員】  1点だけなのですが、これは極めて総論的にまちづくりについて、の姿勢をただしたいと思います。本予算でも、先ほど来出ております三鷹の北口、これは吉祥寺の南口の問題もある。それから、景観道路事業を初めとした景観行政、これらに取り組むに当たって、私の考え方を申し述べ、の執行姿勢についてお聞きする次第であります。  市長公室から見る風景、武蔵野のまちの風景、これはすばらしい。私は何度も質問等で取り上げてまいりましたが、よそからのお客様をお迎えするに当たって極めて適地といいますか、ふさわしい場所だと思います。これだけのまちを営々とつくり上げてきた実績があるので、正しく自信を持って、何よりもやはりまちづくりは、夢、それから、希望、これをもって取り組むのが本来のあり方だと私は思っています。そういう立場から、長年、今おられる皆さんの中で取り組まれてきた担当副市長に、そこのところの基本姿勢、お考えを聞きたい。  仮に東京八景というものがあるとすれば、そのうちの一つだと。それは武蔵野のまちの全体像だというぐらいのつもりで私はおります。この点についての気概をぜひお聞かせをいただきたい。 278 【恩田副市長】  大変なお言葉をいただいた後の答弁なのであれですけども、基本的には、武蔵野はやはり住宅地でございます。その基本的な考え方に沿って、今までまちづくりを進めてきたところだと思ってございます。それとともに、武蔵野は自治がしっかりしていて、その中で第一期基本構想の段階から緑というものを大事にしてきた。それがやはり将来の武蔵野を形づくる上でも、資産上の問題においても、それは得策であるというような考え方のもとに進められてきたという理解でございます。  でございますので、基本的には、武蔵野は住宅地であるということを念頭に置きながら、土地利用をつくってきて、それで中央線という大きな運輸経路があって、そこを人が行き来するという商業地があるというところが大きな特徴でございますので、この3つの駅を中心とした商業エリア、それから、住宅地。住宅地を守るための土地利用という形を昔から今につないできているので、今後もそういう考え方のもとに、恐らくまちづくりを進めていくべきだと思ってございます。  それから、まちをつくるに当たってはさまざまな基盤整備等々もございます。下水道もつくってきましたし、道路もつくってきた。そういう経過の中で、やはり折々の新たな考え方も含めながら、まちづくりを進めていくというのが大事なのかと思ってございます。 279 【深沢委員】  新たなものも大事なのだけども、今までの蓄積、今ある文化、築いてきた文化というのも、これもまた極めて重要だと。これは同じ認識だと思います。  ここでもう一言。2つのことを私はこの際、皆さんに私の考えを述べたいのですが、1つは、日本の土木建築技術というのは極めてすぐれていると私は思っています。例えば先ほども出た玉川上水は、あれが引かれたのは1600年代です。羽村から内藤新宿。つまり、当時、土木技術はもちろんのこと、測量ができたという。測量学あるいは測量技術があった。つまり、どういうことかといえば、背景には数学、今で言う数学がなければ、それは成り立たないわけだから、これはもう既にできていたわけです。しかも、現在まで、ずっとこれは残って、いわば文化遺産となって、今後も続くでしょう。こういうことがあるので、ここに技術、土木のそれぞれの専門の皆さんがおられますが、ぜひそういう我が国の水準が極めて歴史的に高水準で来ているという、正しく自負を持って、持っておられればそれで結構なのですが、頑張ってもらいたい、まちづくりに大いに寄与していただきたいと思っております。  特に、私は中学生のときに、ちょっと余分な話ですが、皆さんも行かれた京都に、大体当時、修学旅行で行きますが、金閣寺を見て、私はびっくりいたしました。ちょうどそこにアメリカ人だと思いますが、夫婦連れの中年の方がいて、その第一声が、奥さんがワンダフルと言った。私は国際化が進めば進むほど、そういうものだと、オリジナリティが発揮される、高い価値を持つと考えておりますので、新しいものの導入あるいは利便性ということのバランスがある追求は必要であるが、根本にはそうした、正しく伝承されてきた高水準のものがあるということをぜひおなかに据えて、これからも頑張っていただきたいということが一つです。  それから、もう一つは、武蔵野という場所が、やはりこれはオリジナリティがあるということは解説する必要もないと思います。私は直近なのですが、長らく読んでなかった、「平家物語」は難しいのでなかなか読めないものですから、吉川英治さんの「新・平家物語」や「平の将門」をちょうど去年からことしにかけて読んだのですが、専ら関東の、この武蔵野も入っています。東京、千葉、神奈川はもちろんですが、茨城、それから、栃木の県南、群馬の県南。今で言う関東地区一帯が出てきて、この辺も出てくるのです。  一般的に武蔵野は江戸のちょうど上水ができるちょっと前のころから、つまり、17世紀からと言われておりますが、やはりもっとさかのぼった時代に、常にそういう舞台となっていた。これは半分、ロマンの面もあると思いますが、逆にロマンであったとしても、そこに描かれる舞台でもあるということでありますから、ぜひ自負を持って頑張っていただきたいということをつけ加えておきたいと思いますが、これは全くの総論的な基本姿勢なので、市長、もしくはもう一度、担当副市長から御感想でもいいし、お聞きしておきたいと思います。 280 【恩田副市長】  ありがとうございました。技術職、頑張れというエールだというふうに捉えて、職員のほうも受けたと思いますので、どうもありがとうございました。 281 【木崎委員】  それでは、お願いします。歳入のときにお話をお聞きして、武蔵境駅前QuOLaの機械室の使用について、屋上で営業しているバーベキューを行う貸席業者が違法に機械室を使用していたと報告を受けていました。歳入で質疑して、建物を管理している建物管理会社もそこを使用していたということが答弁がありました。大変問題でありますよということをそのときにも申し上げましたけれども、やはりどう考えても問題だと思っています。  機械室の使用について、管理計画書の経緯。これは開示請求でお出しいただいた。開示請求だったら出しますよということだったので、開示請求で出していただいた、要は、機械室の使用についてどうだったかということで、出てきた経緯については、ここには事業責任者、(5字削除)建物管理会社─(9字削除)─と書いてあります。管理するべき人たちが出した書類です。この経緯を見ると、確かに使っていました。もう撤去しましたという。台風があったので、一時的に物を入れて、ここに若干載っているのは、クリスマス飾り等が入っていたから、それを撤去しましたという経緯は入っています。今後はそういうことがないようにきちんとやっていきますというふうに報告は受けているのですけども、この報告を出した建物管理会社が機械室を使っていたことは何も書いていないのです。こういう状態で、この管理会社─(9字削除)─が隠蔽して報告していたことになりませんか。確かにこれ自体は正しいというか、間違っていないとは思いますが、隠していたことがある。自分たちがやったことを、ミスを犯したことをきちんと報告できずに、責任もとれないような会社が管理会社として、このままいていいのでしょうか。  この管理会社は、事業責任会社とのプロポーザルを行ったときの構成会社であります。ということは、完全なるグループとして見るということになると、が契約している土地の賃貸をした事業責任会社にも問題があるというふうに考えられますけれども、この件について、今、私が指摘したことについて、御見解を求めたいと思います。 282 【佐藤建築指導課長】  木崎委員からいろいろと議会のほうで、QuOLaへの御指摘をいただいております。建築指導課としましてですが、あくまでも建築基準法に基づくことの規制を、指導を行っているということで、建築基準法と違っているところを是正するというのが建築指導課の目的と思っておりますので、是正につながるような指導を粘り強くやってきていて、それの相手との指導のやりとりの中で信頼関係ができてきて、建築基準法で、倉庫に物を置いた時点ですぐ違反になるかというと、機械室というのは機械が置いてあれば機械室なので、それイコールすぐだめと基準法で言い切るというのは大変難しいのですけれども、その中で、建物管理上、よろしくないのではないかというお話を差し上げて、今回、たしか建築指導課とのやりとりは2回目のそういうやりとりだったと思いまして、やはり相手としても、そういう信頼関係を崩してしまったということは反省されていて、管理計画書をつくるという形で、今後ないようにしたいということで、書類を受けたという状況でございます。  以上でございます。 283 【木崎委員】  書類が、要は、私から言わせれば、なぜ、ここに建物管理会社も使っていたと書いてこないのですか。では、もう一つ言います。これは実際に書いてあるのは、台風接近に伴い、物品の一時避難として、管理会社より屋上営業テナント会社に鍵を貸して、その後、返却がなくて、一時的に物品を保管していた。そこにはクリスマス飾り等が判明しましたと書いてあるのです。私たちのものも置いてありました。大変申しわけありませんと書くべきではないですか、管理会社です。2回目です。わかりますか。  建築基準法上の問題だということであれば、それは、後はきちんとやりますで、それは課長の答弁ならそうなのかもしれないですけども、が一緒に行っている契約の中で言ったときには、これでは信用なんかできないです。だって、自分たちがやっていることを隠蔽して報告しているのですよ。  もう一つ言えば、この間も、先ほども申し上げましたけども、クリスマスツリーの件で、去年、2019年12月に指摘したときには使っていた。入っていた。では、その前の年、2018年はどうなのですか。同じように使っていたのではないのですかとお聞きしたときには、いや、クリスマスツリーは使っていないと聞いていますというふうに御担当からはいただきました。  先ほども出しましたけども、ここに2018年12月の写真があるのです。これは私が撮りました。よく見るとクリスマスツリーが去年、2019年12月に置いてあった場所と同じ場所に置いてあるのです。使っているのです。何でうそをつく必要があるのですか。そのときに、やはり機械室を使っていたからではないですか。それもきちんと確認してもらいたいし、なぜそういうことを隠さなければいけないかというと、これは屋上営業テナント会社だけがやっていたことですと言わなければいけなくなってしまったからです。  自分たちがもし使っていないのだったら、本当にこの説明のとおり、台風の接近に伴ったときからだったら、全然何でもなく言えるはずです。なのに、それができていないのです。明らかになっていないのです。これは報告として終わっていないことなのですよ。今は確かに管理されているかもしれないけど、その前段が全く違う話の可能性がすごく高いし、今の状況、私が聞いている状況だけで言えば、間違いなく使っていたでしょうとなるのです。使っていないというのだったら、その証拠を見せてください。私は証拠を一つ出しました。うそをついているということも含めて、これについて、もう一回、御答弁をいただきたい。 284 【佐藤建築指導課長】  先ほどと同じ答弁になってしまうかもしれませんが、あくまでも建築指導課の仕事というのは、実態として違反建築をなくす、是正させるということでございますので、建築指導課でも木崎委員から御指摘いただいた後、すぐには見えなかったのですけど、日程を決めて確認させていただいて、物が置いていないことを、すなわち是正を確認させていただいておりますし、管理計画書も特にうちから強く求めたというよりも、むしろ相手から何度もということで、相手から出てきたものですので、それが合っている、合っていないかというよりも、今後そういうことが起きないことのほうが大事であろうということで、例えば管理計画書だけではなくて、例えば倉庫の中にほかのテナントが間違って置いてしまわないように、物を置かないように掲示させるとか、鍵をかけて、その鍵はその辺に置いておくとあけてしまうので、本社のほうで預かるとか、そのようなことも含めて書かれているかと思いますので、そういう形で、今後ないようなことを建築指導課としては目指して、そういう指導をしてきたという状況でございます。 285 【木崎委員】  建築指導課としては、その御答弁ということで理解はしました。そういう答弁になるのですねと。ただ、これは、前にお座りになっている方々に言わなければ、やはりこれはおかしいと思いますよ。きちんと調査しないと、本当にがだまされている。私はだまされていると思っていますけど、だまされている可能性が非常に高いです。まず最低一つは、クリスマスツリーについては、うそをついていたということがはっきりしていますから、そこの部分は間違いなくだまされています。なので、そういう意味では、この部分も含めてしっかりと精査しなければいけないと思います。  私としては、自分たちが犯した違法行為を隠すようなことをしている会社が参加する、参加というか、一緒にやっているグループとの契約が本当に27年間もこの先、続いていっていいのかというのが疑問であります。私は解除すべきだろうと思っています。それぐらいのことをやってしまったのです。ミスを犯したら、しっかりと反省して、全てをさらけ出して、今後はないというふうにしていただかなければ、こんなの。要は、2回目ですから、再犯で、なおかつ、さらに隠しているというのはもう最低です。ということを申し上げておきます。ぜひともそれは改善するというよりも、変えていただきたい。私からすれば解除すべきだと考えています。  それで、時間がないので、もう一つ言っておきます。これとは全く別の話で、保存樹木の管理ですけども、補助を出しているのは理解していますけども、まだまだ、今のままだとやはり補助の金額がどうしても少ない部分があります。前にも御提案したシンボルツリーなど、どうしても残したいものにはお金をかけて、さらに補助額を上げて、保存していただくような、民間のお宅で持っているようなものに対しては、そういうようなことをするべきだと思いますけども、考え方に対しての御見解をいただきたい。  それともう一つは、先ほどの風害の話もありましたけれども、公園だったり、街路樹については、高さをできるだけ下げる。要は、一定の基準でが管理できるものについては、高さを下げるような努力をしてもらいたいと思いますけれども、これについての御見解をいただきたいと思います。 286 【関口緑のまち推進課長】  保存樹木の助成金の件と、街路樹を含んだ公園樹木の高さの件でございます。以前も木崎委員からのお話もありましたとおり、保存樹木、民有地の緑を、今の1本6,000円という形で補助金を出しておりますけれども、なかなかその金額だけでは足らないということはいろいろ所有者の方からも聞いております。その辺も含めて、長計にも書いておりますとおり、民有地の緑は大切だと思っておりますので、近隣の動向ですとか、金額も含めて、どのようなものが一番適するのかということを考えていきたいと思っております。  所有者の方に、皆さんに聞きますと、金額ではなくて、何か別の形の位置づけが欲しいというような声も個別には聞いていたりしますので、その辺も含めて検討してまいりたいと思っております。  あと、街路樹と公園樹木の高さを下げるという点ですけれども、樹木の種類にもよるかと思いますが、今、緑のまち推進課でやっておりますのは、街路樹の維持管理は少し手厚く、剪定をかけてやっていくということはこれからもやっていきたいと思っております。  また、来年度は、公園の樹木についても手をかけていきたいと思っておりますので、その中で、剪定しながら、樹木に対しての適切な高さというのは研究していきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 287 【木崎委員】  樹木に関してはしっかりと考えてやっていただきたいと思います。高いところから物が落ちれば危険物になりますので、万が一のことを考えると、やはり一定しっかりと管理した形に見えるようにしていかないと、市民の皆さんは、それこそ遊歩道だとか、ほかの公園の横に家があるところなどは、本当に見上げるような状態で木を見ているというようなことがあります。実際に大きな枝が落ちてきたというようなことも、お話が実際に出ていますので、被害がないようにするためには、それこそ、建物の高さ制限が10メートルであるのであれば、10メートルにしろとまでは言いませんけども、それに近い数字で何とかやるというような基準をつけながらやっていただけたらいいのかと思いますので、そこは強く要望しておきます。
     もう一つ、最後に、昨年から始まった、今年度か。森林環境譲与税が、今年度は550万だったかな。来年度は1,100万にふえるということで、これの使い道を改めてお伺いしたいと思います。 288 【関口緑のまち推進課長】  森林環境譲与税の使い道の件でございます。来年度、徐々に譲与税が上がってくるということは認識してございます。来年度につきましては、中央通り公園に木製複合遊具を多摩産材で使っていきますので、森林環境譲与税は、一部、そこで充当していきたいと思っております。あとはその他、建物、建築物の中で多摩産材を使っているところに充当していくという予定でございます。  以上です。 289 【木崎委員】  しっかり活用していただいて、そういうのが活用され、場合によっては、そういうところに、こういうところで活用させていただいていますみたいなことがあってもいいのかと思いますので、御検討いただければと思います。  今、御紹介があった多摩産材のガードレールというのかな。それ自体をさらにほかの場所でふやして使うというようなことは考えられないのか、最後にお聞きしたいと思います。 290 【田原道路課長】  確かに木製ガードレール、多摩産材を使用しているのですが、一方、例えば交差点とかの防護という面では、機能としては不足しているということがございますので、そういうところについては、防護柵という通常のものを設置していきたいと思います。あとは、もともと多摩産材のガードレールを使った経緯としましては、やわらかな景観、潤い感とか、そういうところの効果を見込んでいるということと、あと、多摩産材を使うことによって、多摩の森林をさらに活性化するというような意味合いから使っておりますので、今後そういう景観整備路線で、そういうような景観整備路線を整備するにしても、住民と意見を交えながら整備していきますので、そういうところでの使用というのは今後可能性としてはあると思いますが、そういうところで使っていくのかと思っています。ですので、通常の安全対策と、横断抑止の機能を、すみ分けを考えながら検討していきたいと思っています。  以上です。 291 【西園寺委員】  それでは、私から短く3点、お願いいたします。  1点目、東町の農業公園が新設されるということは、数年がかりで取り組んでいただいて、本当にうれしく思っております。4月から開設ですが、市民の方が実際に使えるようになる、新年度、どこら辺から稼働していくのかとか募集とか、そこら辺のスケジュールのことをひとつお伺いいたします。  2点目は、資料請求もいたしました。街路灯のLED化でございます。資料によれば、新年度は1,800基で、1億7,000万というふうについていると思います。質問といたしましては、資料請求の84ページに出していただいたように、平成24年度を基準にすると、既にエネルギー消費を84%ぐらいに減らすところまで実績を上げているということなので、では、令和2年度の1億7,000万、1,800基をLED化したら、何%ぐらいになる予定、見通しなのかということ。  さらには、LEDも大分安くなってきていると思います。改めて見てみると、1,800基で1億7,000万というのはちょっと高いなという感じもするのですけれども、ここら辺のコストの状態というのはどんなふうな推移になっているかということをお伺いしたいと思います。多分安くなってきているのだろうとは思うので、そこら辺の経年変化も少し教えてください。  3つ目は、これは中町の駐輪場の跡地でございますね。165万円で解体するというのは次年度の予算ということで、恐らくこれは市有地活用ということなので、その後は資産活用課のほうに移っていくのかと思うわけですけれども、市有地活用という面で、いい場所ですから、これから市民の皆さんが大変注目している。そういう注目されていく場所となります。どのような検討をされていく見通しなのか、大枠を教えてください。この3点です。 292 【関口緑のまち推進課長】  新たに東町にできます農業公園の見通しとスケジュールの件でございます。3月1日の報で募集をかけさせていただいておりまして、今現在で、区画割、個人区画でできるところ14区画、共同栽培、親子で体験できるところを、14区画を募集しておりまして、おかげさまで両方とも2倍の応募がありまして、残念ながら抽せんになってしまいますので、そこの方たちには丁寧に説明していきたいなと思っております。  1回目の講義、現場での体験作業を、今現時点では、コロナの関係もありまして、不確定なところはあるのですが、4月の第2週ぐらいの土日で行っていきたいなというスケジューリングで、今考えているところでございます。  以上でございます。 293 【田原道路課長】  1点目の質問は、令和2年度にLED化したときに、エネルギー削減効果がどのぐらいあるかということだと思うのですが、済みません。単純に計算すればすぐ出るのですけれども、まず平成30年から令和元年で、6%の向上をしております。それで本年度と来年度で、LED化事業というのが終わるのですけれども、今年度も昨年度と同等の1,900基程度のLED化をしています。来年度は若干減りまして、1,800基を予定しておりますので、単純に6%減っていますので、大体10%ぐらいは軽減してくるのかというふうに。あくまで推定値ですけども、軽減効果があるのかということからしますと、大体70から74%ぐらいの間で推移するのかと思います。  それと単価の話なのですけども、確かに一般的な家庭製品でのLED化というのは、LEDランプというのはだんだん技術開発もされていて、安くなっておりますが、ここで、街路灯のLEDランプにつきましては価格が上がっております。特に武蔵野で使っているものというのは、照度あるいは寿命に関してもグレードのいいものを使っておりますので、ここで価格が上がっております。  以上です。 294 【栗林交通対策課長】  中町の自転車保管場所のその後というところでございますが、中町の自転車保管場所につきましては、5月の末まで保管場所の機能として使用させていただきます。その後の、建物がございますので、撤去については今後また詳しく検討はしていくところでございますが、その後の土地利用のところまでにつきましてはまだ決まっていないというような状況でございます。  以上です。 295 【関口緑のまち推進課長】  申しわけございません。先ほど農業体験の1回目の講座が第2週目ぐらいの日曜日と申し上げたのですが、今、第3週目の日曜日ぐらいを予定しているところでございます。  以上でございます。 296 【西園寺委員】  わかりました。やはりLEDは、街路灯は違うのだということがわかりました。令和2年度を1,800基やると、70%台までにエネルギーの削減効果はあるということはわかりました。これはそこで終了ということですか。その後も続くのか。そこだけお願いします。 297 【田原道路課長】  まず街路灯なのですけども、平成30年度から来年度の3カ年をかけて、市内の小型街路灯、防犯灯です。市民生活に密着しているということで、まず防犯灯のLED化をしています。その後につきましては、まだ大型街路灯というのがございます。まず第一に大型の水銀灯というのがございますので、その大型水銀灯のLED化に着手していきたいということで考えております。  以上です。 298 【西園寺委員】  わかりました。水銀灯がどんどん減っている状況もこの資料でわかりました。市民の方々からは、LEDにかわって、ああ、明るくなってよかったという声はいただいております。これもしっかり着実に進めていただきたいと思います。  以上です。 299 【内山委員】  先ほど木崎委員が質疑されていた中で、聞いていて、やはり穏やかな心で聞いていられない箇所がたくさんありまして、議事進行をかけさせていただきました。土木費の関連の審査です。私は事の経緯がよくわからないのですけれども、連日ヒートアップされて演説されるのは、それはそれぞれの思いなのですけど、事実と違うことを持ち出して、民間の事業者さんを追い詰める。そういうことが議会としてあると、それは皆さん、コロナの影響で心配だとおっしゃっている、の事業に協力した業者さんを追い詰めることに、結局、結果としてつながるのであれば、それは木崎委員も不本意なところではないかと思うのです。  それで気になっているところは、うそをついているというところと、それから、特に再犯とおっしゃったところも私は非常に聞き捨てならない言葉だと思いました。例えば食品衛生法だとか建築基準法に違反しているということを言うのであれば、それなりの根拠を示して、こういう予算委員会の場ではないところで、業者に是正を求めるべきだと思います。だが、再犯と言ったということは、では、何か刑事事件でもあったのかと勘ぐられてしまいますよね。一般の方々から見ればですよ。世間の常識から言えば、議員がきちんとした根拠もなく、そういうことをオフィシャルな予算委員会の場で再三重ねて言うというのは、これは厳に慎むべきだと思いますし、委員長はきちんとそこは注意していただきたいということが一つ。  そして、木崎委員におかれては、言葉が行き過ぎたとか、事実に基づかないことがあったというのであれば、きちんと予算委員会の場で謝罪し、訂正していただきたいということを求めます。 300 【土屋委員長】  先ほどの木崎委員の発言につきましては、会議録を調査の上、措置することにいたします。  以上で第8款土木費の質疑を終わります。  説明員交代のため、暫時休憩いたします。                                ○午後 5時58分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午後 6時20分 再 開 301 【土屋委員長】  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、第9款消防費の審査に入ります。  説明を求めます。 302 【西川防災安全部長】  それでは、第9款消防費について御説明いたします。  予算書の306、307ページをお願いいたします。  初めに、第1項消防費、第1目常備消防費でございます。この経費は、消防事務委託及び消防関係事業の共通事務に要する経費で、前年度と比較して2,040万円、1.2%の増となっております。一般管理経費は、防災課職員15人の人件費が主なものでございます。人件費は、前年度と比較して2,542万円の増となっておりますが、これは会計年度任用職員制度の導入等によるものです。  消防事務委託は、本市域における常備消防事務を東京消防庁に委託するための経費で、委託料は前年度の消防費の基準財政需要額のうち水利費を除く常備消防算定額である15億9,072万円を計上しておりまして、前年度と比較して514万円、0.3%の減となっております。  次に、第2目非常備消防費でございます。この経費は、消防団の運営に要する経費で、前年度と比較して5,974万円、32.5%の減となっております。減の主な理由は、第4分団詰所改築が終わったこと等でございます。  なお、本市消防団員は、定数260人のところ、本年2月1日現在244人で、充足率は93.8%でございます。  一般管理経費でございます。経費の主なものは、団員報酬、退職慰労金、共済費、福利厚生費及び消防団運営交付金等でございます。本年度は、東京都操法大会出場に向けての訓練手当、令和3年度消防団員改選に伴う退職報償金等を計上しております。  308、309ページをお願いいたします。  出初式等開催事業は、令和3年出初式の開催に要する経費でございます。  次に、消防施設維持管理でございます。この経費は、消防団詰所の維持管理に要する経費で、委託料の施設健全度調査は築52年になる第6分団詰所のコンクリートの状況を調査するものでございます。  310、311ページをお願いいたします。  第3目消防施設費でございます。この経費は、消火活動に使用する消防水利施設の新設及び維持管理に要する経費で、前年度と比較して2,324万円、30.7%の増となっております。増の理由は、消火栓の計画的改修等によるものです。防火水槽・消火栓新設等事業でございますが、市役所北側に消火栓を1基新設するための負担金等を計上しております。  防火水槽・消火栓維持管理でございます。消火栓維持工事負担金は、主に消火栓の計画的改修工事に係るもので、本年度は32カ所を改修するための負担金として、6,910万円を計上しております。その他は説明欄記載のとおりです。  続きまして、第4目災害対策費でございます。この経費は、災害対策全般に要する経費で、前年度と比較して6,038万円、16.4%の増となっております。  初めに一般管理経費でございます。人件費は、防災会議委員11人の報酬等でございます。委託料の災害時マニュアル作成支援は、災害時物資供給マニュアルを策定するための経費として計上いたしました。施設借上料は、災害対策職員住宅として、吉祥寺東町、北町、中町及び境南町に計37名分の住宅を確保し、災害時初動体制の強化を図っているところでございますが、令和2年度は新たに世帯用の災害対策職員住宅の借り上げに係る経費として、6世帯分を計上しております。  312、313ページをお願いいたします。  防災訓練事業は、水防訓練、防災フェスタ、総合防災訓練、防災ボランティア訓練及び帰宅困難者対策訓練等に要する経費でございます。本年度の災害対応等も踏まえ、より実践的で、参加者にとって意義のある防災訓練を企画し、実施してまいります。  次に、災害対策用器具機材備蓄品整備でございます。主なものは、消耗品費として計上しております、クラッカー、アルファ米及び生活用品セット等、備蓄品の購入に要する経費でございます。  次に、防災施設整備事業でございます。委託料の主なものは、防災情報システムや給水施設の保守、防災情報システムの開発等に係る経費でございます。防災情報システムの開発につきましては、8,040万円を計上し、令和2年度中に更新いたします。  工事請負費は、固定系防災行政無線のデジタル化に要する経費が主なもので、3年計画の最終年度として、1億3,200万円を計上しております。  314、315ページをお願いいたします。  最後に、防災啓発事業でございます。市民の皆様に、地域防災計画の内容をわかりやすくお伝えするための防災ハンドブック、及び、先日新しいものが完成しました防災情報マップの増刷に係る印刷製本費が主な経費となっております。  以上で第9款消防費の説明を終わります。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 303 【土屋委員長】  説明が終わりました。これより質疑に入ります。 304 【深田委員】  総務費のところで、企画調整課とまちづくり推進課と共管で取り組まれる震災復興に関する基本方針の策定というのがございます。これは防災課です。ぜひとも地域防災計画の見直しがベースでしょうけれども、最悪の事態というのを想定していただきたいのです。  直下型地震に見舞われる。ゲリラ豪雨が同時に来る。内水氾濫が起こる。そして、今回のような新型コロナのような感染症も発生する。一個一個、別々に来るとは限りませんから、最悪のリスク、これを想定して、ぜひ見直しをしていただきたいと思います。このタイミングで見直しをしていただくことは非常によいことだと思いますが、いかがですか。 305 【奥野防災課長】  ただいまの、最悪の状態でリスク想定していかなければいけないという点でございます。先般、防災マップでハザードマップというものを配らせていただきました。今までは想定として、過去にあった教訓のデータに基づいてハザードマップをつくっていますが、今度のハザードマップというのは、想定し得る最大の降雨量ということでつくっております。我々も想定し得る災害ということで、今後こういった計画づくりをしていきたいと思っております。 306 【深田委員】  最悪を想定することによって、初動の体制が全然変わってくるわけです。当然のことながら、皆さんが初動していただく。私どもも協力しますけれども、その状況を一つ一つシミュレーションしていくことが減災、1人でも多くの命を救うことになると思います。  それと、せんだっての代表質問で、余り市長には関心を持っていただけませんでしたが、都市が被災するという視点で考えていただきたいのです。ということは、過去には、阪神・淡路大震災が、一つしか事例がないのです。これを一つの教訓。仮に25年前であっても、やはり都市が被災するという視点で物事をぜひとも考えていただきたいと思っています。その際には具体的なシミュレーションが必要になります。  それとあわせてぜひお願いしたいのは、やはり芦屋が、財政力が豊かであっても、大変な負担になったということ。これは一つの前例として、武蔵野が被災したときにどれだけのお金がかかるのか。被災したってお金は必要なのです。ですから、その点についても、あわせて武蔵野は考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 307 【西川防災安全部長】  委員がおっしゃるように、基本的に、東日本大震災の大きな被害というのはやはり津波ということで、我が武蔵野に関しましては、恐らく津波の被害ということはないと思っております。25年前の阪神・淡路大震災での神戸市内で火災が起こって、救助が大変だったという実情につきましては、私どもも十分認識しておりますので、先ほどの芦屋に限らず、災害復興計画を検討していく中で、25年前の災害から立ち直る状況等については、つぶさに確認しながら、本市の計画を練り上げていく必要があると思っております。 308 【深田委員】  前から申しているように、倒さない、塞がない、燃やさない、これが武蔵野の3命題です。道路啓開ができない、重機がない。こうした状況もどうにか何とか考えていかなければならないところだと思います。そういう意味では、交通事業者さんたちが災害に備えた準備もしてくださっていると聞いております。関東バスさんは非常にいい建てかえをしていただいていると思いますが、情報をお持ちでしょうか。 309 【奥野防災課長】  関東バスのほうでは、施設で職員用の建物も新しくなったということで、のほうで、こちらの災害の協定ということで、そちらの施設をお借りして、帰宅困難者対策ということで我々は考えているのですが、そういった形で利用させていただくということで、今、計画段階に入っております。 310 【深田委員】  営業所を建てかえるに合わせて、給油の機能も大変心強い状況になっています。それから、東京電力さんにつきましては、とにかく電源を欠かさないということですね。しっかりと綿密に連携をとっていただくようにお願いしたいと思います。  それから、先ほど中町の自転車の保管所の話が出ました。ぜひお願いしたいのは、あわせてあそこを防災拠点にしていただきたいと思っています。何しろ医師会館がボロボロです。医師会館を拠点として、あそこでトリアージができるなど、防災機能を高めていく一つの拠点化していくことが恐らく中央エリアの減災の機能をアップしていくと思われますが、いかがでしょう。 311 【恩田副市長】  先ほども保管所のところについては御質問がございましたが、5月に閉鎖、それから、建物の小屋を解体ということになるのですが、普通財産で、資産活用のほうが所管する形になりますので、土地利用につきましては今後の検討ということになりますが、御意見として賜りたいと思います。 312 【深田委員】  本当にすぐ裏が医師会館です。やはり先生方がしっかりと災害時に1人でも多くの命を救っていただくための拠点づくりというのは、環境を整備して差し上げる分には構わないことだと思います。ぜひともそのような活用を検討して、なるべく早く実現していただければと思います。  以上です。 313 【浜田委員】  よろしくお願いします。今、深田委員から、最悪の状態を考えてというお話がありましたが、今回、地域防災計画ということで、代表質問したときに、女性の視点での計画をということを要望しました。そうしたら、この予定を計画の中に入れるということで、具体的にスケジュール感というのがありますか。伺います。 314 【奥野防災課長】  地域防災計画の今後のスケジュールということの御質問でございまして、地域防災計画については、来年度については予算を組んでおりません。来年度に実際の下地づくりということで準備を始めまして、実際の計画策定については、令和3年から4年にかけてを今予定しているところでございます。 315 【浜田委員】  わかりました。では、下準備をということで、2020年度はしっかり下準備をしていただくという部分では、先般、東京都が昨年夏に改定をして、それをもとにというような御答弁だったと思うのですけど、では、夏だったら、昨年10月の台風の状況だとか、東京都の計画に反映されているのか。また、それをもとにするのであれば、風害、水害という部分で、どういうところに、具体的に計画の中に入れていくのか。それをこの1年間で下準備をするのかどうかだと思うのですが、どういったところに反映されるのでしょうか。 316 【奥野防災課長】  現在、東京都の昨年夏の地域防災計画の改定ということですが、こちらは地震編ということで、地震に備えたものでございます。東京都は、それ以外にも風水害編とか火山編とか、そういったところもつくっておりますが、今、風水害編には具体的な情報が、策定の変更状況はまだ私のほうには届いていない状況ではございます。ただ、東京が風水害編を改めましたら、こちらについても次の地域防災計画の中に反映していくような考えでおります。  今回の風害の被害については、武蔵野の地域防災計画については、水害、ゲリラ豪雨に対応したものということで記載してございますが、この点については、今後予想されるスーパー台風、そういったものを考えて、計画の策定に当たっていくという考えでございます。 317 【浜田委員】  しっかり考えていただいて、1年間、しっかりした準備をしていただいて、3年、4年のときにはしっかりと作成に取り組んでいただきたいと思っています。  では、次に、これも代表質問で伺ったのですが、防災行政無線のデジタル化ということで、今年度で最終完成するというお答えだったのですが、そのときに障害をお持ちの方のことも、答弁漏れではないですけど、明確なお答えがなかったように思うのです。改めて伺いたいと思います。 318 【奥野防災課長】  障害を持った方への情報伝達ということでございます。障害を持った方というのはそれぞれの特性がございまして、その特性に沿って伝え方が変わってきますので、その特性に沿った形で、どういう伝え方があるかというのを改めて、担当課、あと、障害者団体さんと協議して進めていきたいと考えております。 319 【浜田委員】  それぞれ、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりするので、その特性をしっかりと把握した上で、どういった形で情報提供していけるのかというのを考えていただきたいと思っています。そのときに答弁の中で、LINEを活用した災害情報の伝達も検討していくということでしたが、そういうことも考えられるのか。それを伺いたいと思います。 320 【奥野防災課長】  現在、のほうの防災では、LINEを活用している状態ではないのですが、ほかの自治体でLINEを活用した、そういった災害情報の伝達というのも行っている自治体がありますので、我々はその辺の情報を集めて、研究、検討していきたいと考えております。 321 【浜田委員】  では、研究をお願いしたいと思うのですが、ちょっと紹介したいと思うのですが、障害をお持ちの方なのですが、これは地方なのであれなのですけれども、聴覚障害をお持ちの方が、今まで小さなランプだとか文字表示だとか、そういう災害に対しての準備というか、支援をしていただいていても、やはりなかなか気づきにくいと。そうしたら、行政が、仕事場と寝室と細かくいろいろな形で回転灯を設置していただいたということで、手厚くされているという部分なので、先ほど言いましたけれども、その障害によっていろいろ状況は違うかとは思うのですが、しっかり一人一人、命を守るという部分ではしっかりと考えていただきたいと思います。  もう1点は、デジタル化、防災行政無線なのですけど、行政無線もすごい雨のとき、それこそ昨年の台風の大雨のときなのですけれど、やはり聞こえにくい。台数もふやして、完璧にという部分があると思うのですが、その聞こえないという部分で、これも地方なのですけど、武蔵野と状況は違うかとは思うのですけれども、雨天時には何を言っているかわからない。だから、武蔵野では電話で応対できると言いましたが、その電話もつながらないときもあるという部分では、全戸に無償で個別の受信機を配備している地方もあるのです。だから、武蔵野は状況も違うかと思うのですけれども、その状況もこういうこともあるということで、そこも手厚くというか、最悪のことを考えると先ほども言われましたけど、そういうことも検討の中に入れていただけたらなと思っています。  最後に、先ほどハンドブックを配布するという説明があったと思うのですが、どういったハンドブックですか。ハザードマップはいただきまして、ハンドブックというように聞こえたのですが。以前からいただいている分でしょうか。以前からいただいている分で、では、変わりはないのですね。それを確認します。 322 【西川防災安全部長】  先ほど、予算の御説明のときにお話をしたこれなのですけど、ごめんなさい。基本的に今回のは増刷ということで、また、防災計画をつくり直したときには、内容を計画に合わせたものをまたつくるようなことは予定としております。 323 【道場委員】  消防関係で、防災安全部の方にはいつも、職員の皆様にはお世話になっているのですが、特に災害時と、一番大変なときに、市民のためにいろいろ助けていただいて、本当にありがとうございます。また、皆様が活躍しないことをいつも願っております。しかし、万一起きたときには、最高のパフォーマンスが発揮できるようにお願いいたします。  先ほどから、最悪の場合、想定が難しい。もう想定ができないことも、先を考えなければいけないという話が出ましたが、まさに今、このコロナの時期に地震が起きたらどうなるのだろうと、では、どこに避難するのだろうと、人を集められるのかとか、全くそういうことで言うと、いい勉強の例になりますね。避難所に人が集まれば、途端に何が起きるかわからないとかそういうこともありますから、そういう常日ごろ頭の中でシミュレーションをしていただければと思います。  質問に入ります。防災無線の話です。今ずっといろいろ、ほかの委員の方も言われていますけれども、デジタル化とか、お金をかけて、いろいろ整備はされていますけど、当然、雨や風が降っている中で、窓をあける人はいないわけです。だから、聞こえるわけがない。根本的に言うと、それは無理な話です。正直な話。合理的に考えていくと、例えば若い人はインターネット。電話はパンクしてしまう。電話なんて線が切れればそれまでですし、インターネットは電波が何とかあればできるわけですから、若い人は補完できます。いろいろ語られて、よく出てくるのが、これは去年の11月の総務委員会であったのですけれども、FMラジオを、78.2のFM-むさしのからの情報というのは、非常にそういうことで言うと原始的だけれども、いいのではないか。お年寄りはよくラジオを聞かれます。テレビの前はラジオしかなかったのですから。そういうことで言うと、そういうものだと思います。  そういうことで言うと、方法はいろいろあるのですけれども、ちょうどこの総務委員会で恩田副市長から前向きに検討したいという話が出ていたのですけども、御記憶にあったら、その前向きが前向きのままなのか、前に進んだのか、進捗を教えていただけますでしょうか。 324 【西川防災安全部長】  むさしの-FMのみを聞ける簡易なラジオをつくって、防災協会のほうで販売しております。 325 【道場委員】  これが今、手元に来たのですけれども、聞こえにくいという文句が出ました。これはちなみに、どういう形で配られたり、もしかして、売ったり。1,000円もする。そうなのですか。私は知らなかったのですけど、実はこの間、避難所運営委員会という、井の頭の地元で会合がありまして、そこにやはりお年寄りの方がいらっしゃって、防災無線が聞こえにくいという話。同じ話になったのです。FMラジオがあったら便利ねという話になっていて、では、どうやってそれを広めていったらいいのかという話題になったわけなのです。  そのときに、例えば敬老会のときにお弁当をもらうよりは、食べたらなくなるのだったら、ラジオをもらえるといいねと言われたのです。正直な話。恐らくあの弁当も1,000円ぐらいするのではないかと思って。インターネットでFMラジオは幾らするのか調べてみたら、もう500円ぐらいからあるのです。ということなので、そういうような形で進めていただければと思うのですが、いかがでしょうか。 326 【奥野防災課長】  そちらのお手持ちのFMラジオですが、まずこちらの防災協会のほうで実はつくりまして、防災推進員にまず配って、使い勝手というのを今、見てもらっています。それと、防災協会のほうでは1,000円という形で今、販売しているところです。  委員おっしゃるとおり、確かにラジオの形もありますし、携帯、あと、むさしの-FMのホームページにアクセスいただければ、スマホでも聞くことができますので、そういった形で、さまざまな方法で、まずはむさしの-FMの災害情報の伝達というのを市民の皆様に知っていただいて、こちらからも市民の皆様に災害情報の伝達を行っていきたいと考えております。
    327 【道場委員】  やはり1,000円は高いです。安いのでもいいし、FM-むさしのしか聞けなかったら、ふだん使わないではないですか。ですから、そういうことで言うと、安い汎用のもので、裏に78.2と書いて、いざというときに78.2と、そういうような形で何か考えていただければと思いますので、これは必ず前向きにというか、どんどん進めていただければと思います。また今度何かあったときに聞きますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 328 【本間委員】  先日の総務委員会で、新しくなったハザードマップについて御説明いただきました。今回増刷するということなのですが、どのぐらいの数を増刷して、どのような活用をされるのかお伺いしたいと思います。 329 【奥野防災課長】  防災マップの増刷の件についてお答えします。防災マップのほうは、今回、全戸配布という形で、今、配布を進めております。増刷については、プラスアルファということで、さらに、市内に転入された方とか、あとは市内でも実際にこれから家を建てるということで場所を詳しく知りたい方という形で、印刷を考えております。部数につきましては、2万部を予定しております。 330 【本間委員】  先日の総務委員会のときには、配布するんだ、というような御意見も一部、議員からあって、私はそれはとんでもないなと思いました。私も自分のところがどうなっているのかと思って、見ましたら、やはり前回のよりも若干色がついたところのすぐ近くに住んでいるということで、注意しなければいけないと思って、そういう自分の自覚というのがすごい大事なことだと思うのです。ですから、住民の人たちが、自分の住んでいるところがどうなっているかという情報はしっかりつかむというのが大事なことだと思いますので、今回、全戸配布していただくということについては安心しましたし、ぜひそういう形で進めていただきたいと思います。 331 【大野委員】  よろしくお願いします。災害時の物資の供給マニュアルをつくるということで、物資の供給について少しお伺いしておきたいのですが、資料のほうに、協定を結ばれて、災害時における物資の供給の協定がコメリさんとヨーカ堂さんと結ばれているとお見受けするのですけれども、どういう物資を融通するかというのは表によるということで、その表というものに入っている、どのような物資を協定で譲っていただく。優先的に購入されるということになっているのでしょうか。 332 【奥野防災課長】  基本的には物資については、生活に必要なものということで、例えば下着とかそういったものを。のほうで現在備蓄していない、食料以外のものということで、支援をいただくという形を計画しております。 333 【大野委員】  そこで、私どもがかねてより申し上げております液体ミルクでございますが、これは明治さんが2020年に調べられたもので、母子に関するいろいろな、だんだん女性目線での細やかな防災計画ということで、ミルクですとかおむつですとか、一部の子どもとか女性しか使わないものもどんどん防災用品に加えられております。その母子に必要になるものの備蓄に取り組んでおられるところが35.6%、今後、取り組む予定が37.7%なのですけれども、液体ミルクについては、十二、三%しか備蓄していません。その中で、そういう協定によって備蓄されているところがあるのですけれども、例えばヨーカ堂さんとの協定の中で、液体ミルクを入れていくということは可能でしょうか。 334 【奥野防災課長】  協定に基づいた液体ミルクの使用ということでございますが、実際、災害が起こったときに市民の方に液体ミルクがもう少し普及していないと、使い勝手というのもございますので、もう少しその辺については普及のぐあいを見まして、考えていきたいと考えております。 335 【大野委員】  ありがとうございます。台風があったときにも液体ミルクは売り切れるぐらい売れておりますので、その辺については認識をもうちょっと広く持っていただければと存じます。  その次に、防災情報システムの更新ということで、今回予算が上がっておりますが、この防災情報システム、平成19年に導入されているのでしょうか。これのアウトプットになる部分です。今、防災メールが来るのですけれども、市民が防災情報システムから受けられる情報の手段というのは、先ほどのFMラジオとメールになるのでしょうか。 336 【奥野防災課長】  防災情報システムは、どちらかというと、職員の中で、被害情報の収集をできるだけ早くやっていこうということで、例えば今までできなかったスマホのほうを使って、災害情報を収集したり、それで迅速にその種類を総括して、迅速な意思決定をしていくもので、今回、防災情報システムを導入します。現状の予定では、市民への情報発信というところは、今のところはこちらのシステムの中には考えていないところでございます。 337 【大野委員】  ということは、防災情報システムの市民に対するアウトプットというのは、防災課の方がメールを、あれは打っているのですか。防災・安全メールというのが時々来て、コロナのことなども来ていますけれども、個別に打っているということなのかということと、もう一つは、そういうような防災情報は、やはり日常、ふだん皆さんが使っているものに出てこないと意味がないと思うのです。FMラジオもいいのですけれども、ふだんFMを聞かない人が、FMってどこだっけというところから始まってしまうので、今、非常に普及しているのがやはりスマートフォンだと思います。そのアプリという形で、いざというときに防災情報システム、きっと相当お金がかかっていると思うのですけれども、そこで得た武蔵野の被災情報であったり、物資の供給状況であったりが瞬時にアプリを見れば、今のごみアプリがありますけれども、ああいう形で、きょう、どこに水が来ますとか、そういうことがピッと出れば、非常に情報伝達がしやすいと思うのですけれども、防災アプリについてはどのようにお考えか伺います。 338 【奥野防災課長】  現在、の防災情報の発し方としましては、防災・安全メールを使うとともに、SNS、ツイッター、フェイスブックを使った、あるいはエリアメールとかございます。気象情報とかそういったものに関しては、警報に関しては、消防庁のほうからJアラート経由で自動発信して、それ以外のものは、職員が手動で打っているような形でございます。  防災アプリの導入については、防災情報システムのほうは、今後、LINEのほうで活用できないかということで、情報発信については考えていきたいと考えております。 339 【笹井副市長】  実は今、課長が申し上げたのは、予算参考資料の18ページの総務費のところなのですが、ソーシャルメディアの活用による情報発信の充実というのがございます。先ほどの土木費でもお話がありましたが、現在、LINEを試験的に運用開始しております。令和2年度から新たに、受信を希望したジャンルに関する情報を配信する機能と、自動回答機能を追加するということで、運用を進めながらメニューや機能の充実を図るということで、来年度から再来年度にかけて、拡充を段階的にやっていく予定というか、計画になっております。今は道路情報ということなのですが、リッチメニューといって、6つ、アイコンが最大で出るようになっています。  その中で、子育ての関係のすくすくナビもそこにリンクさせるとか、あるいは、将来的にはそこのリッチメニューの中で防災機能を持たせて、そこから避難所や災害情報が見れるような検討を進めておりますので、いましばらく時間を頂戴しながら、関係部署とも連携して、充実を図ってまいりたいという計画を立てているところでございます。 340 【大野委員】  ありがとうございます。LINEで検討されているということで、ただ、そういえば、以前も御答弁にあったような気がするのですけれども、メニューを、武蔵野のいろいろなものを一つにまとめてしまうと複雑になるので、いわゆるスマホのアプリというのは、それを押したら単機能と言うのですか。そこが出てくるほうが簡単で、では、子育ての情報が必要のない方もいらっしゃるわけなので、子育ての必要な人はアプリを入れればいいし、ごみの情報が好きな人はごみ、防災が好きな人は、自分でカスタマイズするのが今、いわゆるスマホ世界で。だから、それぞれ皆さん、スマホを持っていたら10台が10台、入っているアプリは違うわけです。それはその人が欲しいものが違うからなので、もちろん簡単につくったほうがいいのではないかと思うのですけれども、これは要望とさせていただきます。  あと消防水利のことなのですけれども、これを見ましたときに、消火栓は、ふるさと納税を使われて、今回更新されるということなのですが、水槽のほうの消防水利で一部不足しているところがあると書いてあったのですけれども、不足しているというのはどの地域でしょうか。 341 【奥野防災課長】  失礼しました。水利の整備については、消防署のほうでメッシュというものをつくっていまして、それである程度地域を区切った上で、その区切った範囲内で水槽があるかということをやっております。その際、平常時の水利と震災時の水利と分けておりまして、現在、震災時の水利が不足しているというところでございます。 342 【大野委員】  ありがとうございます。消防署長のお話の中でもやはり震災時は、消火栓では水道が途中で断絶してしまうとだめなので、水槽型のものはしっかりと整備してほしいということはおっしゃっておりましたので、今後この不足地域については補充していただきたいと思います。  最後に初動要員のための住居の借り上げというのが入っておりましたけれども、これは初動要員が不足しているということでしょうか。 343 【奥野防災課長】  今回の風水害、台風の15号、19号の際に、台風の19号のとき、JRのほうで計画運休ということが行われまして、実際、職員の招集ということで、人数が集まらない、十分な人数で対応できないということがございましたので、そういうことも含めまして、今回の台風の教訓を反映して、そういった形で、初動要員も含めて、災害時に活動できる職員をふやすために借り上げを行うことを今回、予算に計上しました。 344 【大野委員】  今回の予算で何人ぐらいの初動要員がふえるのでしょうか。 345 【奥野防災課長】  今回のものについては、世帯用という形で想定しております。6名程度の世帯用を供給する予定でございます。 346 【大野委員】  6世帯という理解でよろしいでしょうか。それである程度充足できるという御判断ということでよろしいでしょうか。 347 【西川防災安全部長】  初動要員としては、今も基本的には充足しているのですけれども、今、課長が話をしたように、例えば電車がとまってしまったりすると、必ずしも市内だけで充足できるだけの職員が市内に在住していませんので、少し離れていますので、そうするとなかなか来づらくなってきます。そういうところをカバーするために、今回、世帯用の借り上げをしたということで、単身ではなく、世帯というのは少し長く武蔵野市内に在住してもらいたいという思いもありまして、単身ではなく、今回は世帯用ということで対応してまいりたいと思っております。 348 【大野委員】  ありがとうございます。確かに武蔵野に住んでいただくことで、武蔵野でやっているいろいろなことも理解しやすくなる部分もあろうかと思いますので、了解しました。ただ、やはりの職員の方だけに初動要員を頼るのではなく、社会の力を使いながらやっていくということも進めていっていただければと思います。  以上で終わります。 349 【堀内委員】  消火栓については定期的に点検、交換していただいて、感謝を申し上げます。消火栓そのものについては、法定的に点検は何年に1回とか決まっているのか。あと、法定耐用年数はどれくらいと想定しているのかについて、伺いたいと思います。  もう一つ、災害用物資マニュアルですけども、マニュアルをつくるのはすごいいいことだなと思いますけども、運用面で、できた後はやはりそれを用いて訓練するような想定があるのかどうかについて、伺いたいと思います。  あと世帯についてですけども、今、既存である世帯用、単身用、両方に使える部屋が17室というところは、それはどのような内訳で今使用されているのか。あと、で借り上げて、だから、その辺はどれくらい補助ではないですけど、結果的に補助みたいになっているのか。10万円で借り上げて、10万円で住んでいるのか。10万円で借り上げたのを8万円で住めるのかだとか、その辺の割合について教えていただきたいのと、あと、災害なので、何か特別な設備がついているかどうかです。携帯で大体やっているとは思うのですけども、何か無線がついているだとか、災害用だから、特別に災害用の住宅ということで、ほかとは違ったような設備が備えつけられているような住宅なのかどうかについて伺いたいと思います。 350 【奥野防災課長】  まず消火栓のことでございます。消火栓については、年1回、消防署のほうで水利の確認をしておる次第でございます。法定年数については特に定めがございませんので、その点検で問題があった場合は、修繕なり交換をしていくという対応になっております。  続きまして、世帯用の住宅の災害用住宅の内訳ということでございます。現状におきましては、世帯用ということで明確に使っているものが、北町の2世帯と吉祥寺東町で2世帯ございます。中町の世帯用8室と、境南町の世帯用についても9室。こちらについては、平米数が30平米ちょっとございますので、ある程度、2人ないしお子さん1人程度では使える。世帯用という形で使えると思いますが、若干、お子様が大きくなったりとかそういったことですと、やはり現状の世帯用では対応は、今のこの中町、あと、境南町については対応が難しいのでないかと考えております。 351 【土屋委員長】  家賃補助のことは。 352 【奥野防災課長】  済みません。あと、物資マニュアルについては、こちらの内容について、来年度つくり上げて、次年度にマニュアルの検証のために訓練を実施していきたいというふうに考えてございます。  あと、1件、答弁漏れがございまして、家賃の負担はどういうふうに考えているかというものですが、今、想定として、家賃の半額程度の補助を考えているところでございます。 353 【堀内委員】  消火栓に関しましても、特に法定耐用年数はないということで、来年度は32カ所で、今、大体950カ所ぐらいあると思うと、毎年やっていても30年かかるというところなので、これぐらいのペースでやっていっていただくことを要望しておきたいと思います。  マニュアルのほうは作成だけではなく、やはりやることによって、いろいろまた課題が見えてくると思いますので、ぜひ訓練を重ねていっていただきたいと思います。  世帯用借り上げにつきましては、特殊な設備があるかどうかについては伺いたいと思います。特殊な設備がなければ、今、半額ぐらいの補助をされているということで、だったら、でわざわざ借り上げる必要があるのかどうか。それだったら、今、住んでいる人。家賃が高くて、でも、こういう社宅みたいなところには入りたくないけど、市内で初動要員としてかかわりたいけど、家賃が高いから市外に行ってしまう人に対しての家賃補助というところも考えられるのではないかと思いますけども、そのあたりはどうお考えなのか伺いたいと思います。 354 【奥野防災課長】  まず建物についてございますが、災害対策の住宅についての借り上げについてですが、1棟借り上げという考えではなくて、部屋の借り上げという形で今考えております。1棟に集中しますと、そこに人がまた集中してしまいますので、できるだけ職員を分散させたいということで、部屋の借り上げを行いたいと考えております。  あと、災害用住宅の部屋の設備面については、今、ジェイコムさんの緊急情報システムが入るように、今の借り上げ、世帯用の住宅を含めて、中町とか境南町、東町を含めて、そちらのほうは緊急情報が入るような形で整備しているところでございます。 355 【笹井副市長】  堀内委員の市内に在住している人間に家賃補助を出せばいいではないかという検討は、私自身も含めて市長ともいろいろ検討してまいりました。総務部とも協議して、市内住居手当をかさ上げするとか、あるいは市内防災要員手当という、さまざま検討に次ぐ検討を重ねてまいりましたけれども、現時点での制度では、第2給与的な要素がありますし、人事委員会の定める制度の縛りがあるということでございますけども、御指摘の点についてはよく検討してまいりたいと考えているところでございます。 356 【堀内委員】  事情はわかりましたので、実質的な家賃補助かと思ったのですけど、そういうのであれば、やはり世帯数を、借り上げをふやしていってほしいと思いますので、また、さらに1棟ではなくて分散されているということですと、職員の方々もまた入りやすいのかと思いますので、またどんどんふやして、先ほど大野委員も言っていたとおり、住んでいることによって、初動要員なり、そういうときに災害時なり訓練に出ることで地域とのつながりも深まると思いますので、お願いしたいと思います。  最後に、今いろいろスマホで、この前も台風のときに避難所が開設されました。もう今はスマホがないとというところで、そのスマホの充電に対して、避難所でのスマホの充電に対しての対策については、どういうふうに考えているのか伺いたいと思います。 357 【奥野防災課長】  今回、スマホの充電ということで、避難所でも、千葉のほうでもかなり需要があったと認識しております。スマホについては、こちらから情報を発信したものをまた受け取ってもらう。また、各被災者がツイッターを通じて情報を発信するということで、双方そういった部分は、災害時の対応として情報収集、発信ということで有益な部分もございますので、まだ避難所のそういった装備については、今年度、予算は組んでいないのですが、今後、整備については検討していきたいと考えております。 358 【深沢委員】  大きく2点お聞きします。1つは、参考資料の37ページにあります災害時物資供給マニュアル、その策定に494万1,000円とあります。質問の1つは、この額の具体的な内訳を御説明いただきたいということと、もう1つは、これまでの想定と比較して、何を具体的に変えていくのかということ、これについてお聞きします。近年、大災害が重なる中で、災害時対応についてはいろいろと知見が重ねられていると思いますし、本市でも熊本に職員を派遣研修させるなど、調査を続けていることと思いますので、これらの情報から、3つ目は、本市に何が不足していると考えている。今後、何をしていくのか。その想定をお聞かせいただきたいということであります。よろしくお願いします。 359 【奥野防災課長】  物資の供給マニュアルの策定については、昨年度より災害対策の物資班のほうで検討を続けているところでございます。ただ、検討の中でも、災害時のときに、物資を取り扱うというのは通常の業務の延長ではないので、いろいろ専門的な知見を含めた上でつくっていかなければいけないと認識しております。そういった意味で、まず専門的な知見を得た上で、災害時の物資の受け入れ、そして、それを分けていく。そして、それを送り出す。そこをマニュアル化して、迅速な災害対応を図っていきたいと考えております。また具体的な書式とかそういったものも含めて整備していきたいというふうに考えてございます。  金額の内訳でございますが、コンサルに委託しまして、それで物資の供給マニュアルの策定に当たっていただくことを計画しています。 360 【深沢委員】  内訳はわかりました。要はこれからですね。具体的なことが徐々に明らかになってくるのはこれからというふうに。それと今、こちらから出すほうだけど、受け入れるのもあるわけです。それもあわせてということでよろしいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)わかりました。これはひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、もう1点は、予算説明書の309ページにある簡易無線電波利用料負担金がございます。これは特に危険な火災現場で確実な情報伝達を行うために、日々御尽力いただいている消防団の皆さん、本席にも、議員でかつ消防団員の職責の議員さんもおられますが、その皆さんが無線機を使うことは必要不可欠なことだと思います。そう認識しています。  実は、そのうちの私の会派の議員からもちょっと声が入っているのですが、消防団団員の方から、無線での会話は独特なこともあり、情報を伝えにくいという、そういう声であったと、こういう声が来たということであります。円滑な活動だけでなく、団員の安全を守るためにも無線を使いこなせるように、使い切れるようになるような、そういう必要があると考えます。  まずこの1点目についての御見解を伺いますのと、あわせてもう1点は、市内には、本市と災害時における情報収集等の協力に関する協定書を交わした武蔵野アマチュア無線通信ボランティア連絡会があります。市内のアマチュア無線家が何人も名前を連ねていると聞いております。いわゆるアマチュア無線とはいえ、通信技術や会話の方法、無線で情報を伝える技術というか、それはそれこそプロフェッショナルなレベルと認識するところであります。武蔵野のアマチュア無線通信ボランティア連絡会に無線機を用いた情報伝達の講習を依頼してはどうかという提案になりますが、この点について、どのようにお考えになるか、御見解を伺います。  以上、この点については2点お聞きします。 361 【西川防災安全部長】  私のほうから、消防団員の簡易無線の使用、使い方ということで御答弁させていただきたいと思いますが、簡易無線機は各分団に8台は配備しております。それで、災害現状だけではなく、訓練とか、また、お祭りの警戒だとか、いろいろな場面でこれは使っております。私ども事務局としましても、ほかのいろいろな訓練等の際に無線の使用についてもお伝えすることはあるのですけども、基本的には消防団の中に台数がありますので、消防団の中で、使い方については習熟してもらえるように、今後また分団長会議の席等でもお伝えをしていきたいと思います。  これは基本的に簡易無線ですから、余り無線の、厳しいといいますか、ルールの縛りがそんなにないもので、いわゆるトランシーバーと同じように使っていただければいいので、ただ、それが一方通行になりますので、そこになれていただければ、逆に言うと、指示命令と、それから、それを受ける応答は、むしろ一方通行のほうが確実性が高いですので、これについてはそういう形で、分団内で練習していただいて、なれていただくようにということで、分団長にも伝えていきたいと思います。 362 【奥野防災課長】  アマチュア無線のボランティアの連絡会ということで、平成28年にこちらのほうは協定を結ばせていただいております。主にこれは協定に基づいて、今、防災フェスタということで、夏休みに行われる、はらっぱ武蔵野で行われる防災イベントのほうに参加していただいているところでございます。活用については、実際の指導方法とか使い方は、消防署、消防団の使い方がございますので、その辺も含めて、団のほうに御意見は伝えていきたいと考えております。 363 【深沢委員】  2点目ですが、ぜひそういう団体と協定を交わしているのであれば、ぜひそういうマンパワーというか、そのノウハウもいい形で役に立ってもらえるような、今後ともそういう取り組みで行かれると思いますが、その点はよろしくお願いいたします。  以上です。 364 【木崎委員】  それでは、最後よろしくお願いします。まず最初に、ちょっと気になったので、お聞きします。説明書の309ページに、消防施設の維持管理で、消防団詰所改修で439万とあるのですが、結構大きな額なのですけども、どこをどう改修するのか教えていただきたいと思います。  それと、毎回のように言っているのですけども、今ここの中では、6分団のコンクリートの調査ということで、実際には今度、6分団が建てかえに向けての準備に入るのかと思いますけれども、6分団だけではなくて、その先の2分団です。ほかも含めて、長いスパンで計画的にやっていただきたい。毎回言っていることなのでお願いしたい。  それともう一つは、3分団についてであります。3分団は建てかえではなくて、あそこは仮住まいだとずっと私は思っているし、ずっと言ってきていることなので、あそこは何とか早めに場所を選定していただいて、建てる。私が最初の年に言ったのは9年前になるのですけども、公会堂の駐車場に建てたらどうだと。毎年500万も使うのであれば、10年で5,000万だから何とかなるのではないか。もう9年ですから、そろそろ5,000万円に達するのですけども、その辺の考えをお伺いしたいと思います。 365 【奥野防災課長】  消防団の分団の改修についてでございます。こちらは4分団の本体の工事は終わって、4分団の改築、本体の工事は終了しているのですが、横づけの道路の改修とかそういった工事がまだ完了してございませんので、そういった部分での予算を計上しているところでございます。あと、2分団のほうでも空調の更新期を今回、予算のほうで組んでいるところでございます。  かねてから御意見いただいている2分団、3分団の件でございます。2分団については、場所的に狭いということでございます。3分団については家賃を払って、あそこに位置しているところでございますが、なかなか吉祥寺地区はまとまった土地とかそういったものがない、出にくいというのも現状でございます。そういったところ、よい場所があれば、また我々としても考えていきたいと思うのですが、現状ではなかなかそういったところは出にくいところでございますので、ぜひその辺はアンテナを張って考えていきたいと思っています。 366 【木崎委員】  4分団の残りということで、残りの改修ということで、それは理解しました。  3分団については、要は、3分団が普通に建てて、古くなったからということではなくて、もうずっとあそこは、電車が通れば声が聞こえない。結局、負荷をすごくかけた状態でそのままになっているのです。ずっと私は言っているわけです。9年前から言って、さっき申し上げたとおり、だったらばということで、この間に公会堂の駐車場という方法もあったのではないのですか。公会堂の駐車場は、コインパーキングに一時的に貸したというのもありますよね。そう考えれば、そういうことも本当は検討ができたのではないでしょうか。今からでも検討する可能性はやはりあるのではないかと思って、言っているわけです。それをもう一度お聞きしておきたいと思います。  それともう1つ、災害時には、コミセンでの支え合いステーションの開設がされると思うのですけども、開設するためのどういうふうな手順でやっていくか。開設する受け手側がどうやって情報をいただくのかを教えていただきたい。 367 【笹井副市長】  担当の所管ではございませんが、9年前からその問題意識は、もう9年以上前から持っております。いろいろと検討して、公会堂の駐車場であるとか、あるいは、吉祥寺北口のロータリーの地下にサンダーバードのような基地をつくってというような検討だとか、いろいろ検討に次ぐ検討をしてまいりましたけども、なかなか難しい課題があるということでございます。  まず公会堂については現在、文化施設のあり方検討委員会の検討を進めておりますし、また、新しい年度では、全庁的な取り組みとして、NEXT-吉祥寺の検討も行いますので、吉祥寺の安全・安心の問題と、文化施設のあり方を総合的に、また研究、検討していきたいと思っております。 368 【奥野防災課長】  支え合いステーションの立ち上げのところでの御説明ということでございます。支え合いステーションについては、まず建物の安全チェックをしていただき、その上でライフラインのチェックをしていただく。そして、災害対策本部に状況を報告していただく。こちらのほうから地域支え合いステーション運営組織ということで、そちらのほうに御連絡して立ち上げていただくような形になります。 369 【木崎委員】  最後のところです。誰がどうやってそれを連絡するのですか。どうやって連絡を受けるのですか。それだけ教えてください。 370 【奥野防災課長】  地域支え合いステーションの運営については、地域のコミュニティセンターとかそちらの運営している方が従事していただくような形を考えております。ですので、そちらの方にこちらの災対本部から御連絡を差し上げるような形になります。 371 【土屋委員長】  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  本日はこれにて閉会いたします。                                ○午後 7時23分 閉 会 Copyright © Musashino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...