4の1)、平成26年2月に吉祥寺駅北口広場内の
マナーポイント、また、同年4月に三鷹駅北口及び武蔵境駅北口と南口の
マナーポイントを廃止しました。その後、まちはきれいになったのでしょうか。私は、1年半以上前から、補欠選挙後になりますが、駅前で遊説をする際に、まちをきれいにしたい、まずは自分ができることから始めようと考え、掃除をしてきましたが、本当に駅前にはたばこの吸い殻がふえております。吸わない市民の方々のためにもぜひ分煙を進めてほしいという市民の声を聞きます。そろそろ具体的に分煙対策を進めるべきだと考えます。以前市長は、場所さえあれば分煙を進めたいと答弁をされております。その考えに変わりはないかを伺います。
4の2)、分煙を進めるのであれば、場所の確保についてはどのように
スケジュール感を持って進めるのか、市の見解を伺います。
4の3)、他区での例として、既に実施されている自治体がたくさんありますが、例えば
指定喫煙場所設置費補助制度、これは世田谷になりますけれども、企業と協力して事業者への呼びかけをして、一般開放可能な喫煙場所の設置に要する経費の補助など、市独自での取り組みも活用するべきではないかと考えますが、見解を伺います。
5の1)、2002年の開館から17年たった
武蔵野市立吉祥寺美術館は、いまだ市民への周知が徹底できていないのではないかと考えます。確かに、芸術に関しては、誰もが関心のある分野ではないことは理解できますし、他の議員からも質問があったことにおいて、ただ単に集客率だけを評価するものではないという意見、これは文化芸術に当てはまる分野だと私自身も認識をしておりますが、しかしながら、入場料も安く、立地条件もよいので、もっと多くの市民に利用をして足を運んでもらうべきだと考えます。近年の来館者数の推移、また、調査研究を行うべきであり、アンケートなどの調査によってその結果を運営に活用すべきだと考えますが、見解を伺います。
5の2)、近隣自治体の取り組みなども連携をとっているのか、現状と課題、新たな取り組みについて伺います。
6、いよいよ9月20日に
ラグビーワールドカップ開幕を迎えます。昨日は、あと100日で
ラグビーワールドカップという時期に来て、イベントなどが開催されていました。テレビでも放送しておりました。先日、民放放送局へ行ってみました。ちょっと用事がありました。そうすると、駅周辺も含めて局全体が
ラグビーワールドカップムード一色になっていました。本市の武蔵境駅が、開催地となる
東京スタジアムへ向かう
アクセスステーションとなるわけですが、フラッグなど広報的周知がまだ見受けられておりません。これは我が会派の道場市議からも質問がありましたが、改めて今後の確認の上で質問します。
先日開催された
吉祥寺平和通りでのイベントでは、
ラグビーフィールドができ、体験イベント、
ストリートラグビーやデモンストレーション、元日本代表選手によるトークショーなど、たくさんの参加者、多くの観客で盛大なイベントとなったと評価をしております。では、武蔵境でのイベントはどうでしょうか。まだ行われていないと認識しておりますので、開催まであと100日を切った中、武蔵境駅周辺でもぜひ大々的なイベントなど、定期的に行い、市民意識を高め、市としてできることはぜひ行っていってほしいと考えます。イベントの開催時期について、具体的に決まっていることがあれば伺います。また、今後の予定や方向性についても伺いたいと思います。
大きな項目の2つ目、
武蔵野プレイスのさらなる発展についてです。平成31年3月に武蔵野市
図書館基本計画が示されました。その中では、
武蔵野市立図書館をめぐる現状、基本理念や施策体系、施設整備のあり方など詳細が書かれておりました。平成23年7月に開館した
武蔵野プレイスは、8年が経過しようとしております。調べましたら、1日の来館者数は、平日が延べ約5,000人から6,000人、これは行ったり来たりしている人もいるので、ちょっと正確にはとれないということで了解しているのですけれども、また、土日祝日は約6,000人から7,000人とも言われているのですから、大盛況です。しかしながら、ここに来て新たな課題も出てきていると認識しておりますので、さらなる進化を期待して、以下の質問に入ります。
1、駐輪場については、朝9時半から駐輪できますが、
図書館利用者以外の駐輪防止対策について、改めてここに来て調査を行い、エビデンスを明確にするべきだと考えますが、今後の取り組みについて伺います。
2、3階の
学習スペースと
市民活動スペースが隣り合わせに位置しております。今何回か、平日に見てまいりました。
市民活動団体の利用が全くない時間も多く見受けられました。一部のスペースを時間帯で一般利用者へ開放するという対策も行うことが
サービス向上につながるとも考えますが、見解を伺います。
3、他市区にわたる利用者がいることは、施設として大いに評価できると考えておりますし、それを否定するものでは全くないと考える一方で、近年、土日や祝日、試験前など時期によっては、多くの来館者が、特にオープン前には列をなして入口に並び、スタートダッシュするという光景が見られています。館内が混雑し、閲覧席や
有料ワーキングデスクも混雑しています。対策として、市民の図書館カードの色分けなどを行うようなこと、また、ほかの方法もあるかもしれませんが、時間帯で
市民枠デスクを設けるなど、試行してみてはどうかということも新しい試みとしていかがかということについて、見解を伺います。
4、高齢者の方の貸出方法や返却の対応など、どのように行っているかについて伺いたいと思います。
5、地下2階の青少年の居場所について、この質問をするに当たって何回か平日、土日、行ってみました。時間帯によっては大変利用率が高く、活気があふれているという評価がありますけれども、現状と課題、新たな取り組みについて伺います。
6、1階のカフェの利用の推移について伺います。モーニングですとか昼ですとか、何度か分けて行ってみました。大変工夫がされていて、常におおよそ混んでいる状態ということで大盛況ですが、現状と課題、新たな取り組みについて伺います。
7、アクションの連鎖が起こる施設を目指す中で、アクションの連鎖ができているのかという点について現状と課題を伺います。
8、施設の理念は、複数の機能を積極的に融合させ、図書や活動を通じて人と人が出会い、持っている情報を共有・交換しながら地域社会の活性化を深められるような活動支援型の公共施設を目指しているというのが当初の理念だったと記載がありますが、このことについて、一歩進化というところにおいて、現況と課題について伺います。
9、来館者が増加傾向の中、利用者への
サービス向上のためには、さらなる人材育成や人材確保が必要と考えますが、現状と課題について伺います。
以上、壇上からの質問とします。よろしく御答弁をお願い申し上げます。
5 ◯市 長(松下玲子君)
ひがしまり子議員の一般質問に順にお答えをいたします。
まず、大きな1問目の1番目についてです。ミカレットみたかの
女子公衆トイレのうちの1つが平成30年の8月から故障したことに伴い、使用禁止となっています。故障し、使用できないことについての市民の皆様からの御連絡等は数件いただいております。トイレの故障につきましては、配管の電磁弁が故障し、女子用便器の水がとまらなくなったことにより、使用が不能となったものです。ミカレットみたかは、昭和45年に建設された施設です。老朽化に伴い、閉鎖後に喫煙所の併設も含めて改築の可能性をこの間検討してまいりましたが、JR駅舎敷地内にあることなど法的な課題も多く、改築は不可能と判断をいたしました。早期に従前のトイレの機能が復旧できるように対応していきたいと考えます。
次に、大きな1問目の2の1)についてです。子どもへの虐待は、子どもの心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代に引き継がれるおそれもあるものであり、何人も子どもへの虐待を行ってはならないことは言うまでもありません。しかしながら、さまざまな要因で保護者が子育てに困難を抱え、その結果、虐待行為に至ることがあるのも残念ながら悲しい事実であります。児童虐待が深刻化する前に早期発見することや、適切な対応を図るため、武蔵野市
子育て支援ネットワークにおいて、関係機関がその子どもや家庭に関する情報や考え方を共有し、連携して子どもや家庭の支援をしております。
次に、大きな1問目の2の2)についてです。平成30年度の児童虐待の相談件数は342件で、うち162件が新規の受け付けです。新規受け付けのうち身体的虐待が78件、心理的虐待が72件、性的虐待が3件、ネグレクトが9件です。この中には近隣での子どもの泣き声が気になるといったいわゆる泣き声通告も含まれております。協定締結のメリットといたしましては、例えば110番通報では該当世帯が特定できないといった場合がございました。一定の範囲の情報を提供できることにより世帯が特定され、虐待の未然防止・早期発見につながることがございました。
次に、大きな1問目の3についてです。
市地域防災計画では、ペット対策の基本方針について、飼い主やペット用の食料備蓄や住宅の耐震化などの飼い主の責務の周知徹底を図り、可能な限り自宅で生活を継続できる自助の取り組みを推進することとしています。しかし、近年の災害の教訓から、飼い主がペットを同行して避難せざるを得ない状況が発生していることから、市では災害時の避難所へのペットの同行避難も認めております。総合防災訓練において、平成27年度から犬の
同行避難訓練を行っており、昨年度は大型犬の
同行避難訓練を実施しました。訓練を通じ、受け入れ手順の確認を行うとともに、同行避難の啓発もあわせて行うことができました。
犬以外の環境についての御質問ですので、ペットの種類についてですが、市内には豚や蛇をペットとして飼っている方もいらっしゃいますが、災害時の同行避難については犬と猫を想定しており、これ以外の爬虫類、鳥類等は、獣医師会からのアドバイスもあり、避難所運営上困難と考えております。また、屋内の
避難生活エリアのペットの同行は困難であるため、校庭等にペット用のスペースを設ける方針を検討しております。
次に、大きな1問目の4の1)についてです。受動喫煙の影響の少ない形での喫煙所の設置が望ましいと考えておりますので、場所さえあれば分煙を進めたいという考えに変わりはございません。
1の4の2)についてです。2020年の4月から
健康増進法改正案と都の
受動喫煙防止条例が全面施行され、飲食店等において屋内原則禁煙となります。そのことにより、路上禁煙地区を設定している区域については、店内も含めて喫煙が難しくなります。喫煙所設置の方向性については、この時期に間に合うようにすることが一つのめどと考えております。
続きまして、大きな1問目の4の3)についてです。駅前周辺において、受動喫煙の影響の少ない形での喫煙所の設置は、特に場所の確保が困難なのが現状です。そのため、武蔵野市の市有地のみならず民有地も含め、必要な場合は企業の御協力も視野に入れながら、喫煙所の設置の可能性を検討していきたいと考えております。
次に、大きな1問目の5の1)についてです。来館者数は、企画展の影響が大きいこともあり、年度によってばらつきがございます。この5年間では、一番少ない年が平成29年度の2万3,551人で、一番多いのは平成28年度の6万857人となっています。また、武蔵野市公の施設の
モニタリング評価の際に行ったアンケート結果を見る限りですが、来館者のうち市民の割合は2割弱となっております。
吉祥寺美術館は、まちのにぎわいのために広く市外からも来館をしていただきたい施設であるため、必ずしも市民の割合が低いこと自体がマイナス要因とは考えておりませんが、市民にも親しまれる施設であるため、さまざまな工夫を継続しているところです。具体的な例としては、
吉祥寺今昔実行委員会との連携した展示や、
市民社会福祉協議会事業のおとぱサロンとの連携、
吉祥寺東コミュニティ協議会事業への協力などが挙げられます。また、企画展が新聞紙面に取り上げられたり、NHKの日曜美術館で紹介されたりすることもあり、こういったことが市民への認知度向上にも寄与していると考えております。
続きまして、2)近隣自治体との取り組みについてです。三鷹市が開催をした三鷹まるごと絵本市との連携が挙げられます。これは昨年度、柿本さんの作品展示を
吉祥寺美術館で行っている期間中に、三鷹まるごと絵本市において柿本氏のワークショップを開催したものです。このほか、
公益財団法人東京都歴史文化財団が作成している東京・ミュージアムぐるっとパスへ掲載するなど、他の自治体等との連携による広報にも努めているところであり、今後もこのような取り組みを進めていきたいと考えます。
次に、大きな1問目の6番目についてです。武蔵境駅周辺のイベントにつきましては、9月20日の開会式及び日本対ロシア戦を中心に、ふれあい広場公園で行い、それまでの間はPR活動を中心とし、イベントに向けた準備調整等に注力をしてまいります。イベントの目的としては2点あります。中央線から
東京スタジアムに向かう
アクセスポイントとしての武蔵境駅の認知度向上を図り、翌年度のオリンピック・パラリンピックや、それ以降の武蔵境駅周辺への客数の増加につなげていきたいと考えています。また、武蔵野市が
公認キャンプ地でもあることの周知を図り、市民のラグビー及びスポーツへの関心を高めるとともに、市民の市への誇りや愛着を高めることが期待されます。9月に向けてのPR活動として、
シャトルバス発着の武蔵境駅周辺での装飾は、開催都市である東京都が実際には行うこととなっておりますが、東京都の装飾が大会開催の1カ月前である8月20日ごろであるとされたため、市として先行して実施するように準備中でございます。
他の質問については、教育長からお答えいたします。
6 ◯教育長(竹内道則君) 私からは、
武蔵野プレイスについての御質問にお答えいたします。
まず1番目、駐輪場についてでございます。駐輪場整理員の確認できる範囲では、ほとんどの方が
プレイス利用者と見受けられると報告を受けておりますが、利用者の状況把握については、どのような方法があるのか検討してまいりたいと考えております。
次に2番目、
学習スペースと
市民活動スペースの開放のことについてのお尋ねでございます。既に一部のスペースを一般利用者へ常時開放しておりますが、以前はその開放部分を今より広げていたことがございました。しかし、
市民活動団体が利用しづらい状況になってしまったため、
市民活動団体の利用に支障がない範囲で、状況に応じて一般利用者の開放部分を柔軟に変更する現在の運営に至っているところでございます。3階フロアの本来の目的に照らし、御理解いただければと思います。
次に、図書カードの色分けなどを行い、時間帯で
市民枠デスクを設けることの試行についてでございます。御指摘いただいた館内の混雑と
市民利用優先については、課題として認識をしているところでございます。第二期
図書館基本計画においても、一部サービスについて市内在住・在勤・在学者と
市外登録者向けの
サービス内容差別化の検討が示されておりますので、いただいた御意見も含め検討してまいります。
次に4番目、高齢者の方の貸し出しや返却の対応についてです。
武蔵野市立図書館3館は、貸し出し、返却、予約ともにシステムによる自動化がされており、利用者御自身で全ての操作手続が行えるようになっております。初めて操作されるときは操作方法に戸惑ってしまう方もおられますが、一、二回経験されれば、御高齢の方も含めほとんどの方に操作を覚えていただけると認識をしております。貸し出しなどの操作手続に戸惑った御様子の方がいらっしゃれば、職員がすぐにサポートに参ることとしておりますが、引き続き接遇の向上を図ってまいります。
5番目です。
プレイス地下2階の現状と課題でございます。例えば、ひとりで気兼ねなく時間を過ごしたり、青少年フロアでたまたま出会った青少年たちが会話をし、交流が生まれたり、居合わせた小学生に中学生や高校生が勉強を教えてあげたりといったことも見られるように、青少年たちの居場所としての役割を果たせていると考えております。非常に人気があるため、混雑し過ぎてしまうということが課題とも言えますが、引き続き青少年たちが気兼ねなく思い思いに過ごせる居場所となれる環境を整えてまいりたいと存じます。
次に6番目、1階カフェの利用者の推移、状況、課題についてでございます。カフェの利用者数については集計をとっておらず、把握をしておりませんが、お昼どきなど満席となっている様子が頻繁に見受けられるところでございます。カフェには、飲食の提供、読書環境のみならず、利用者同士の情報交換や交流が行える場となることを期待しており、お気に入りの本を紹介するサロンや、
イングリッシュナイト、英会話を楽しむサロンなど、年40回以上の
カフェ自主企画イベントが実施されており、
武蔵野プレイスの理念に沿ったさまざまなイベント、新たな取り組みを開催していただいているところでございます。
次に7番、アクションの連鎖について、それから8番の施設の理念の現状と今後の展開について、あわせて答弁をさせていただきます。アクションの連鎖については、情報発信による気づきから始まり、知る、参画する、創造するへとつながる連鎖を意味しておりますが、
武蔵野プレイスは、気づきから始まり、知るための環境を図書館機能や数多くのイベント、ワークショップなどを通じて提供できているものと考えております。そこから先の参画・創造については、明確な成果を現在では示すことが難しく、それ自体が課題とも考えられますが、
市民活動団体がみずから企画・運営し、活動を発信できる、あるいは青少年たちが音楽やダンスなどを通じて自己を表現できる機会と場の提供に引き続き取り組み、今後さらに参画や創造につながる活動が生まれるよう支援をしてまいります。
次に、最後の9番、利用者
サービス向上のための人材育成、人材確保についてでございます。生涯学習振興事業団では、平成29年度に人材育成基本方針を策定し、この方針により求められる人材を育成するため、計画的・体系的な研修を実施していくことを目的に、職員研修計画も作成しております。人材の確保については、事業団では嘱託職員から職員を選考採用する内部登用制度や、雇用期間の定めのない無期雇用制度を導入し、人材の確保に努めているところでございます。なお、吉祥寺図書館の指定管理委託を受けるなど、図書館サービスに必要な人材の確保と育成も今後の課題でございます。第二期
図書館基本計画の重点取り組みに、専門人材の育成強化が掲げられていることも受けて、中央図書館との連携も図りながら、公共図書館サービスを支える人材の育成に努めてまいります。
以上でございます。
7 ◯8 番(
ひがしまり子君) 御答弁いただきました。それでは順番に質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、では三鷹駅北口駅前のトイレについてです。市長から、どうしてそういった理由だったか、配管が壊れていて改築不可能だというような御答弁があったと思うのですけれども、やはり、とはいっても、都の土地だったとかいろいろとあるのですけれども、まずはその8月から、もうかなりの年月、数カ月がたっている中で、何とか方法はなかったのかなというのが正直な気持ちとしてあります。であれば、もう思い切って、ここでの改築が不可能であれば、場所等のことも考え──まあ今あそこは三鷹と武蔵境は和式が2つなのです。ミカレットが1つずつあるのですが、これはもちろん共有で使えるところですけれども、これが洋式で、やはり今から何十年も前にできたトイレですから仕方ないのですけれども、今はおおよそ洋式が主流になっているという中で、今後公共のトイレとしては、もう一旦大きく見直さなくてはいけない時期に来ているのではないかなと思います。今後、対応するということでありますけれども、老朽化も進んでいるので、ここで思い切って方法を見つけて、では全面的に改築する、場所等もどうするのかということも含めて、もう1回御答弁をいただけたらと思っています。トイレは、昔は5Kのイメージ、暗い、汚い、臭い、怖い、壊れているみたいなことがあったのですけれども、今はそういったことからほど遠くなって、トイレ大賞みたいなものも今、国でやっているのです。トイレのイメージが大分変わって、新大阪なんかもたまたま行く機会があって見てきましたら、トイレでも居座るというとあれですけれども、居心地がいいみたいな感じのトイレも今できていたりして、昔のイメージとは大分違うなというところになっておりますので、公共の駅前ですから、そこまでする必要はないかもしれませんが、まずは壊れていることを直すと。その先には今後ではどうしていくのか、和式2つずつ──吉祥寺は大昔は本当に汚いトイレで、それこそ何回か行ったことがありますけれども、今は大変きれいになっている中で、三鷹と武蔵境についての今後のあり方みたいなものを、方向性についてもぜひもう1回御答弁いただけたらなと思っております。
それから、児童虐待については、私はこの質問は昨年の9月、12月から引き続き行わせていただいておりました。理由としては、もちろん世の中的に2018年3月に目黒区で起きた5歳の結愛ちゃんや、19年2月の野田の心愛ちゃん、そしてつい最近には6月に札幌で起きた衰弱死とされる2歳の詩梨ちゃんと、本当に痛ましい事件で、本当に心が痛みます。武蔵野市でも当然ながら潜在的な虐待についてまだ表に出てきていないところがあると思われますので、ぜひ今後もこの対応については、その提携を警察と結んだということだけではなく、そこにとどまらず、先ほど言った、その現場の世帯が特定できた、これは私はとてもよかったことだと思います。今までどこなのだろうといっていたところが、警察と連携することによって世帯が特定できるということは、一つ進歩だと思いますので、ぜひ現場として今後事前に対応していくことの思いみたいなものをもう1回市長に、絶対これを武蔵野市でゼロにするのだ、虐待を特定できることによってやるのだという思いをもう一度お聞かせいただけたらなと思います。
それから、ペットの避難についてです。平成27年に犬の
同行避難訓練を行ったということで、これも一つの進歩かなと思うのですけれども、実は獣医師会のほうにいろいろと調べて聞いてみますと、やはりなかなか現実問題として、実際本当に災害が起きたときに、ではペットを連れてきました、では校庭にどうするのだと。もう混乱状態であり、そういった状態を誰が仕切って、誰が──買い主が基本的には面倒を見る、責任を見るということがこのガイドラインにも長々と書かれているのは重々承知なのですけれども、実際、混乱状態の中で誰がそれをやるかということは大変大きな課題だということを獣医師会も認識しているということで、これは他市や他区の獣医師会にもちょっと聞いてみたのですけれども、それぞれ同じような課題を皆さん抱えている、感じているということを聞きましたので、ぜひこのことについても今後、ではどうしたらいいのだというところがありますけれども、そうですね、犬の同行避難のこの先に、実際犬と猫がおおよそ中心だということなので、これに関しては今後対策をさらに獣医師会と連携をとって進めていただきたいということで要望にしておきたいと思います。
喫煙所設置に向けてですけれども、壇上でも言いましたけれども、私は、吸わない方のためにも、ぜひ望まない受動喫煙をなくすということを考えて喫煙所を設置するべきだと常日ごろから思っているという考えを持っています。港区、千代田区、文京区はもう既に実施していますけれども、4月から世田谷区も、この世田谷区は指定喫煙場所という区独自でやっている補助金制度なんかも使っていますけれども、都の条例が施行されて、先ほど市長からも答弁がありましたけれども、ポイ捨てがふえるのではないかとも想定していて、今年度、約20億の公衆喫煙所設置の補助金を用意していると、都に聞きましたら言っていました。補助金の中身が、パーティションタイプで1カ所上限600万だとか、箱形タイプだと1カ所1,000万円だとか、何と補助金の締め切りが6月14日、今週の金曜日だったということを知りまして、ちょっと間に合わないのかなというところですけれども、うわさによると、ほとんどの自治体が今年度活用予定で申請しているということを調べました。延長されるのではないかとも言われていますが、武蔵野市も──狛江市とか東村山市ではもう既に設置をしているということだそうです。ぜひとも分煙を進める中では、出おくれることなく具体的な施策を進めていただきたいと思いますが、そのことについてもう一度、やっていくのかどうなのか、具体的にどうなのかということをもう一度御答弁いただきたいと思います。
それに伴って、マナーからルールに変わるという中でもぜひ、私はたばこを吸わないのですけれども、約8億円以上ですか、武蔵野市でもたばこ税は入ってきているので、そのことも含めて、吸う人のことも、一部の人になるかもしれないけれども考えていただきたいということも含めて、御答弁いただきたいと思います。
それから、
吉祥寺美術館についてです。先ほど29年に一番、企画展によるということはまさにそのとおりだなとは思っております。入場料が300円とか中高生が100円だとか、65歳以上、障害者は無料だとか、非常に割安な設定をしております。ちょっとこの間行ったら、10日から12日は展示がえで休館だったのですけれども、つい最近です、展示がえもあるという中で、1日の来館者数は最近どうだったのかなと調べましたら、土日で80人、平日が52人と、かなり少ないなという感想がありますので、やはりもう一工夫必要だなと。では何の工夫かというと、やはりグッズなんかも販売していますよね。そういった何かささいなきっかけを1つ改善することによって、ちょっと関心が高まる、幅が広がるということもあるのかなと思いますが、その辺についての取り組みを今後考えていくのかどうかということを1つ伺いたいと思います。
それから、
ラグビーワールドカップの周知についてです。都は8月20日からやると。1カ月前ですね。市としてぜひ先行してやっていただきたいと思います。フラッグなども都のほうから来るということですので、その辺も含めて、見た目からとりあえず入るというのも一つ大事かなと思いますので、ぜひ武蔵境が
アクセスステーションになるということもありますから。それで何か、この間吉祥寺に行ったときに、ラグビーというのはなかなかルールがわかりづらいということがあって、このラグビー簡単ガイドというのを配っていて、私も実は中学からラグビー観戦はずっとしているので、自分なりにいろいろ研究していて、昔は何でこれはルール違反をとられているのかなというのがわからなかったけれども、今はテレビでも解説等をやったり、こういったガイドブックなどを見れば一目瞭然にわかるという中で、非常に親しみやすい観戦スポーツにもなっていると思いますので、その辺においても、ぜひ今後そういった取り組みをさらに進めていくということについてももう1回御答弁いただけたらと思います。
それから、
武蔵野プレイスです。私は何で
武蔵野プレイスがこんなに人気があるのだと改めて検証したいなと思いましたので、実は三鷹市とか小金井市、西東京市の図書館を視察してきました。それと、ちょっと前から気になっている、2016年に開館した大和市の文化創造拠点シリウス、これも行ってまいりました。これは教育長、また教育部長などは行かれたのでしょうか。これはもちろん武蔵野市と全然土地というか、違いますので、大和市、結構のどかな、駅をおりて3分ぐらいなので、すごく近いのですけれども、2万6,000平方メートルだったかな、うちの
武蔵野プレイスは延べ床面積が1万弱ですから、2.6倍ぐらいなので、ちょっと比較にはならないのですけれども、やはりここは車で来る、駅前なのだけれども、なぜか車の利用率が高いという図書館であり、広々として、武蔵野市と完全に対照的な比較はできないのだけれども、工夫がされているというところにおいては、今後
武蔵野プレイスの新たな進化としてもこういったところを多少取り入れていく、2016年にできたところですから、取り入れていくということも考えたらどうかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
あえて壇上では言わなかったのですけれども、私がいつも前からお話ししている駐車場の利用についてです。これはまたちょっと調べてみました。そうしますと、地下の駐車場は28台スペースがあるけれども、満車になったことが一度もないということで、これは東京都の駐車情報においては、用途が全くないよと、都の規制があるのですけれども、手間暇かけて、都知事がここはもう変えてもいいだろうとなれば変えられるということを聞きました。ということは、計画を見直すこともできなくはない、全部なくせということではないのです。いつ行っても、結局は7台とまっていたよ、きょうは7台もとまっているという状況であるのは、行ってみていただければわかるのですけれども、駐車場に入る入り口すら市民の方はわかっていないというところも、駐車場にとめられたのかということもこの間聞かれましたので、その辺も含めて今後、これは要望になりますけれども、駐車場については検討の余地ありかなということがわかりましたので、ぜひ考えていただけたらなとも思います。
それから、
学習スペースについて、これは市民活動が──では一旦そこで切ります。
8 ◯市 長(松下玲子君) 私の再質問5点に順にお答えをいたします。
まずトイレに関してです。このトイレの修繕の見積もりをとりましたところ、1つ修繕するのに配管を交換する必要があって費用が多額になるため、トイレを単体で修繕するのか、施設自体の老朽化、間もなく50年になりますので、それ自体も施設全体の大規模修繕とするのか、検討をしてきました。その中で、喫煙所を併設したいという思いもあり、JRや東京都との協議に時間を要したというのが現状です。この間、協議の中で、喫煙所をトイレの位置に併設することは困難であるという結論が出ましたので、洋式化について検討した上で、施設ではなくトイレの修繕を行いたいと思います。再質問の中で、三鷹だけではなく境も今後どうするのかということがありました。平成30年12月の厚生委員会において、誰もが使いたくなるミカレットに関する陳情が提出され、こちらは採択をされております。この陳情の採択の趣旨にのっとって、武蔵境についても今後検討していきたいと考えております。
次に、児童虐待根絶への思いをお話しさせていただきたいと思います。毎朝新聞を読んでおります。連日虐待でけがをしたり命を落とされているお子さんの記事が載っており、大変心が痛んでおります。私自身、昨年の4月1日の市報のコラムにおきましても、「子育て家庭を支えるまち~児童虐待根絶を目指して」というタイトルで思いを書きました。児童虐待を防止・根絶するためには、虐待に至った、または至りそうな不安を抱えた親御さんたちの背景にも寄り添って、その不安を解消し支えていくことが重要であるという認識を持っております。相談体制を充実して子育てを楽しめるまちづくりを実現したいと思いますし、また、虐待がなくならない背景には、民法上の課題、懲戒権の課題もあります。こちらは国政のほうの課題として、民法に懲戒権があるから虐待が正当化されてしまうのではないかという中で今議論が始まっているようでございますので、民法改正も視野に入れた懲戒権についてもしっかりとその推移を見ながら、武蔵野市で子どもの命を絶対に守るという強い気持ちで児童虐待根絶に向けて取り組んでいきたいと考えています。
続きまして、3問目の喫煙スペースです。先ほどのトイレと重なるのですけれども、やはりこの間武蔵野市では、ごみ総合対策課が吸い殻のポイ捨て防止の観点から取り組みを進めてきていました。私自身、ポイ捨て防止、もちろん吸い殻を捨てるのをまちの美化という観点からも取り組むのは大事ですが、受動喫煙の防止、吸う方の権利を守って吸わない方とそこをしっかり分けるということが重要であるという認識を持っておりますので、民間の土地への設置も含めて、そして都の補助もしっかりと活用し、こちらは延長の可能性があると私どもでも認識をしておりますので、今、用地探しをする中で、喫煙所の設置に向けて取り組んでいきたいと思っております。
去年の7月に武蔵野市喫煙対策庁内調整会議を設置して、現在まで4回会議を行っております。この会議において、喫煙所のあり方や設置可能性について実効性ある具体的なことを検討していきたいと考えております。
続きまして、4番目の
吉祥寺美術館についてです。やはり企画展が非常に大きく集客というか来場者数を左右するという認識を持っております。最初にお答えしました、平成28年度の総数6万857人のとき、1日平均は204人でした。これは萩尾望都展を企画して開催し、こちらではグッズも販売していたと聞いております。どんな企画を行うか、限られたスペースですので、私が就任してからも、魅力ある企画展を行いたいと思い、幾つか調整をしたこともあったのですが、作家さんの意向等で、なかなかこの規模のスペースでは作品展示が難しいのでということで、泣く泣く見送った企画展もございます。今ある
吉祥寺美術館でより魅力的な企画展が行えるように取り組んでいきたい、こちらは文化事業団と、また学芸員の方が中心になって行いますが、しっかりと私自身も把握をしながら取り組んでいきたいと考えております。
次に、最後です、ラグビーに向けた取り組みです。こちらはさまざま調整中の部分がありますので、この後の総務委員会の行政報告でまとまったものを報告したいとは考えておりますが、装飾について、南口のロータリーに横断幕の設置や、駅の付近にラグビーボールモニュメントなど設置をする、これは狛江市さんと共同になるのですけれども、その方向で今、最終調整を行っております。イベントに関しても、公式スポンサーの権利保護のため、さまざまな制約が課されておりまして、そのあたりの調整が非常に難しい部分もあるのですが、9月20日の初日、開会式及び日本対ロシア戦、もう間近となってまいりましたので、武蔵境駅を中心に
ラグビーワールドカップに向けて盛り上げていきたい、地元の皆様、境の商店会や活性化協議会の皆様、さまざまな地域の皆様とともに力を合わせて取り組んでいきたいと考えています。
私からは以上です。
9 ◯教育長(竹内道則君) 議員が御紹介いただいた大和市の施設については、私は直接は拝見していないのですが、さまざまなルートで図書館あるいはそういう施設についての情報が入ってきておりますので、内容については大体承知しているところです。現在も
武蔵野プレイスはたくさんの方が、行政関係、図書館の関係の方が視察に見えます。新しい図書館を整備する場合には
武蔵野プレイスを見るというのが前提だというようなことをおっしゃる方もいらっしゃいますが、他団体でもかなり複合施設が多いようですけども、最近はそういう施設、図書館などを整備することが多いようです。大和市に限らず、私どもも運営の参考になるものについては、指定管理者とともに情報共有したり、あるいは場合によっては視察をしたりして参考にしていきたいと思っております。
10 ◯8 番(
ひがしまり子君) 御答弁いただきましたので、では再質問したいと思いますが、そうですね、トイレに関しては、もう要は直していただきたいというところで終わりにしたいと思います。直していただいて、市民の方が公共のものなので早く使えるようにしてほしいと。その後についてはまた今後考えていっていただきたいと思います。
たばこについても、用地探しをぜひお願いしたいと思いますし、前に進めていただきたい。受動喫煙防止ということでも、究極はやはり私は箱型かなと思っておりますので、そういったことも、業者というか会社等も含めて検討しながら進めていってほしいと思います。
ラグビーワールドカップについては、そうですね、今調整中ということなので、ではきっと間もなく出てくるのかなと。きのうもたまたま市民の方と会ったらそういった話をしていましたので、進んでいるのだなということはわかりましたが、ぜひこういったことも、100日を切っているので、早目にどんどん進めていただいて形にしていただきたいということを要望したいと思います。
それから、プレイスはもう言うまでもなくほかのところが視察に来ているぐらいですから、あえてと思ったのですが、あえてそのプレイスの中での最初のそのコンセプトというのは、まだこれから次に向けて進化があるのかなと。融合していくというか、いろいろな人とのかかわり合いというのも最初のコンセプトで掲げていると思いますので、その辺のもう一歩進化したところ、それから、さっき答弁がありましたので、私は市民スペースをなくせということを言っているわけでは全くないのです。ところが、私、実は何回かこの間、プレイスにも1回や2回のみならず、1カ月以内に何回も足を運んだときに、市民スペースがぎゅうぎゅう詰めで、8人ぐらい並んでいて狭く座っているのです。その横に広々と活動のスペースがあるという、市民の方が勉強しているスペースの横にだーっとあいているわけです。これを見て、やはり何か違和感がすごくあったのです。だから、ずっと同じ時間を変えるというのではなくて、その辺の調査をここに来て一回するべきだということを提案したいのです。それについて、先ほど答弁ありましたけれども、工夫をしていただきたいと私は考えておりますので、その辺のところも新たな今後の進化というところにおいては、さらに発展したプレイスを武蔵野市としてもぜひ進めていってほしいと思います。
最後に、三鷹の駅前の図書館に行ったときに、さっきの高齢者の方の話なのですけれども、武蔵野市であえて来ている方がいたのです。三鷹駅前の南口にある、古めかしい図書館だったのですけれども、あえて武蔵野市の方が来ていて、ちょっと入り口でしか声をかけられなかったのですけど、何人か聞いてみたのです。そうしたら、人がいてやはり安心したと。80歳を過ぎている方なのですけれども、要は、今、機械化されて、すごくプレイスは斬新なアイデアでいいのですけれども、中には、高齢者の方で、人が窓口に座っていて貸し出しをやっている古いやり方、これが安心して、もといた図書館で何かほっとするという意見も実はあったというのが、現場の声として聞きましたので、そういったことも今後利用する中では、サービスの向上という中では高齢者に対しても今後も対応をぜひプレイスの中でもしていってほしいということを要望として伝えさせていただきたいと思います。
11 ◯議 長(小美濃安弘君) 要望でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
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12 ◯議 長(小美濃安弘君) 次に、保育園設置予定の吉祥寺南町市有地近接住民への対応等から見える市長の政治姿勢等について、2番堀内まさし議員。
(2 番 堀内まさし君 登壇)(拍手)
13 ◯2 番(堀内まさし君) 自由民主・市民クラブ堀内まさしでございます。まず、4月に行われました市議会選挙におきまして、市民の皆様より多くの御支援、御支持を賜り、再びこの議場に立たせていただくことができました。改めて責任の重さを痛感するとともに、身の引き締まる思いであります。
少し思いを話させていただきたいと思います。大事にしている四字熟語の一つに温故知新という言葉があります。古い昔のことを並べたずねて、その中から新しい見解や知識を得る、ただ古典や伝統を調べるだけではなく、その中から新しい価値や意義を再発見し、現在に生かすという意味があります。先人の方々、諸先輩方が築き上げた歴史と伝統を基礎に現在の武蔵野市があると考えております。それをもとに次世代の礎を築いていくことが、生まれ育ったまち、また、先祖代々大正時代よりお世話になっているふるさと武蔵野市への恩返しになると考えております。その思いを胸に、2期目4年間も初心を忘れず、一生懸命議員活動に取り組んでいく所存でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして、保育園設置予定の吉祥寺南町市有地近接住民への対応等から見える市長の政治姿勢についてと、学校の安全対策について、大きく2点質問をいたします。
まず、大きな項目1つ目についてです。一部の議員とお子様の保育を必要としている方に誤解があるといけませんので申し上げておきますが、今回は、保育園の整備の有無に関しての質問ではございません。前市長の武蔵境駅北口市有地のPPP(公民連携)事業を初め、事業の市長の市民への最初のアプローチの仕方に疑問があることが前提であることを申し加えておきます。
まず、質問に至るまでの経緯、趣旨等について話したいと思います。私も議員になってからさまざまな方から私自身の姿勢や行動についてアドバイスを受け、その都度自分自身を見詰め直す機会があり、結果的には話してくださった方に感謝をしております。よかれと思っていても、感じ方は人それぞれであります。人の言動について指摘するのは勇気と責任、また、言った後に後悔も残る場合もありますので、市長におかれましても真摯に受けとめていただければ幸いでございます。
市長は、市長選挙時から、対話を重ね、議論を重ね、対立ではなく、排除ではなく、民主主義を諦めず、市民自治のまちを目指したい、違いを認める、他者を受け入れると訴え、また、就任後も思いは変わっていないと認識をしております。私も、対話を初めとする姿勢に対して期待をしていましたが、本宿コミセンで行われた初めての市民と市長のふれあいトークから徐々に疑問が出始めました。私だけではなく、その場に参加しており、市長を支持されていた市民の方からも残念だったとの声をお聞きしました。
具体的に申しますと、東エリアには子どもたちが体を動かす公園やスポーツのできる施設が少ないので、例えば子どものみや一緒に行く場合でも、公共交通の乗りかえもあり市民プールに行くのは大変なので、せめて以前のように、夏休みの間だけでも学校のプール開放はどうかとの質問に対し、四中では行っていますとの回答でした。市民プールも四中も距離は変わらず、質問者はあきれておりました。
また、何が優先順位なのか疑問を持った出来事を申しますと、前回の衆議院選挙開票日におきまして、大雨で消防団には深夜警戒に当たるよう指示が出ており、その際、お願いをした市長本人は、支援をする方の事務所で万歳三唱するといった行動をしておりました。警戒に当たっていた消防団員は唖然としておりました。市長の掲げる命最優先とはほど遠い行動であると感じます。まだまだありますが、この事例2つをとっても、武蔵野市の市長として恥ずかしいことであると感じております。また最近は、市長の支持者からもどうなっているのかとの質問も受けるようになりましたので、見詰め直していただくきっかけとなればと思い、以下、最近の姿勢について質問をいたします。
1、市長は市政運営における基本姿勢は対話と掲げておりますが、吉祥寺南町市有地の近接住民の方とは、市長みずからどの程度対話を行ってきたのか伺います。
2、市民の財産である市有地の活用でありますので、今後もしっかりと近接・近隣住民の方と合意形成に向けて真摯に対応を行っていくのか、市長の姿勢を伺います。
3、市長はごみ収集車に乗車していますが、経緯と目的について伺います。また、実体験を通じて出てきた課題の庁内共有方法、課題解決に向けた進行管理はどのように考えているのか伺います。先日、他の議員からの質問での回答や、フェイスブックの投稿では、収集の際に車からおりて走って回収をしていた、持ったときの重さからしっかりルールを守って分別されているかどうか感じることができる、市民の方の所有物である門等を触る際は手袋を外す、とても大変な業務だった等の感想を述べられております。このようなことは、ごみ収集に興味のあるうちの5歳の長男でも、従事者に質問をしたり、実際に回収する現場を見て私に話してくれた内容であります。このようなことは実体験するまでもなく想像のつくことでありますので、しっかりとしたお答えを望みます。
4、ごみ収集を行う市長の個人の写真が個人のSNSに掲載されていますが、誰が撮影されたのか伺います。
5、市政の課題は多岐にわたりますが、市長が実体験する基準を伺います。
6、4月の市議選挙の際に、私の選挙公報の内容について公の場で私に対して抗議をされ、周囲の方へ誤解を招く発言があり、活動を妨害されました。市長は職員に向けて、私たち公務員は、たとえプライベートであっても公職としての振る舞いをしなくてはならないことを職員の皆様も襟を正して認識してもらいたいと発言されておりますが、まずは松下市長本人の市のマイナスイメージにつながる言動を正していただきたいと思いますが、見解を伺います。
6番項に関しましては、先日の議会で、質問をするなら具体的にとの声がありましたので、詳細をつけ加えます。まず、私は市議会議員選挙時に全戸配布される選挙公報──氏名、顔写真、プロフィール、政策等の内容がチェックされ、基本的には自由に主張ができる紙面において次のように記載をしました。現市長の対話には疑問を持っております。結論ありき、形だけの市民参加で市政が進んでいます。私は、声なき声にも耳を傾け、武蔵野市を愛する皆様と力を合わせて、スピード感を持って力強く市政を前進させますと書きました。それを踏まえまして、選挙最終日の土曜日の夜、吉祥寺駅北口の交番前で市長とお会いしたので、お疲れさまですと声をかけたところ、堀内君には意地悪をされているとの返答をされ、選挙公報のことですかと返したところ、そうよとの返答が一連のやりとりであります。個人的に呼び出されたり、2人にしか聞こえないボリュームであれば特に問題視はしませんでしたが、人通りが多い中での市長の発言でありましたので、選挙等を抜きにしても、多くの人の耳に入る場での市長の発言としては問題があると感じ、問題を指摘しておきます。
次に、大きな項目2つ目の学校の安全対策について伺います。
まだ最近のことですので記憶に新しいと思いますが、5月下旬は記録的な暑さが続きました。暑さはほぼ全国に及び、気象庁のアメダス926地点のうち288地点で5月の最高気温を記録しました。また、35度以上の猛暑日は53地点に上り、5月としては、最多の地点数でございました。市内で運動会が多く開催された翌日の26日日曜日では、北海道の上空1,500メートル付近に21度以上の温かい空気が流れ込んだこと、地形と風の影響によるフェーン現象も加わったことで、北海道でも記録的な高温となり、北海道・佐呂間で39.5度を観測するなど、道内36地点で史上最も高い気温となりました。東京でも最高気温が32.6度と、1876年の統計開始以来5月の1位を更新したほか、3日連続の真夏日も5月初となるなど、まさに記録ずくめの一日となりました。
そのような環境の中、行われました市内小学校10校の運動会での対応、また、その後行われました小・中学校の運動会でも、各校子どもの安全を考え、さまざまな対応がされておりました。ある程度暑さは想定していたと思いますが、このような記録的暑さへの対応には大変御苦労があったと感じました。数例を申し上げますと、学校で保有するテントが少ないので前日に地域団体等から借りてきて、PTAと地域有志を急遽募って設置した学校。運動会が重なっていない、1キロぐらい離れた近隣の学校から教職員がリヤカーで借りた事例。当日の朝にお父さんを募って設置をした学校。テント購入予算がないため、安価な日よけを購入し、教職員が当日苦労して張りめぐらせた学校。演技や競技の合間に冷房のきいた教室に一時的に休んでもらう等の対応がされておりました。
以上のようなことを踏まえ3点質問をいたします。
1、各小・中学校が保有するテント数を伺います。
2、運動会での暑さ対策について、各校対応に差がありましたが、教育委員会としての対応を伺います。
3、熱中症対策、また災害時は避難所となる小・中学校へテントを増備すべきと考えますが、見解を伺います。
次に4点目として、学校敷地内のブロック塀、万年塀の安全点検後の対応状況について伺います。
昨年6月の大阪北部地震を受けて、迅速に学校敷地内等のブロック塀、万年塀の安全点検を実施し、危険箇所については撤去を行う等の対応は非常に評価するところであります。ですが、そろそろプールが始まる季節となりますが、例えば関前南小のプール周りのブロック塀は、応急処置であるガードフェンスのままであり、また、パイプ等での応急処置がされたままでありますので、質問をいたします。
最後に5点目として、品川区のような児童見守りシステム導入について見解を伺います。
先月、川崎市登戸駅付近で悲しい事件がありました。市長も近年の事件・事故に対しまして、これは決して他の市で起きている特別な事件ではなく、武蔵野市でも起こり得る危険を秘めていることを認識し、しっかりと考えていかなくてはならないと話していらっしゃいます。登戸の事件での犯人は下見をしていたとの情報もあります。犯罪を行う前に、多くは事前に調査を行う可能性が高いと思いますので、私は、必要以上に守りを固めることが一つの抑止力となり、犯罪の防止につながると考えております。
市ではさまざまな見守りとして、防犯カメラの設置やホワイトイーグル、市民安全パトロール隊、武蔵野ワンワンパトロール隊、地域の方の自主的な活動などが充実しており、犯罪抑制につながっていると思っております。ですが、さらにもう一歩安心・安全の担保として、以前にも紹介をいたしましたが、品川区の児童見守りシステムの導入を検討していただけないかと考えております。現在、市でも安全メールはありますが、情報源は警察であり、情報がタイムリーに配信されない場合もあります。この品川のシステムは、児童が直接身の危険を感じた際に、すぐに自動通報され、GPSを利用し地域の登録者に情報が行き、現場に直行できる仕組みになっております。子どもたちには、いざというときに大声で助けを求めてと言っておりますが、実際に犯罪に遭った子どもの証言からは、声を出せなかったという回答がほとんどであります。
以上となります。御答弁のほど、よろしくお願いいたします。
14 ◯市 長(松下玲子君) 堀内まさし議員の一般質問に順にお答えをいたします。
(10番 浜田けい子君 登壇)(拍手)
47 ◯10番(浜田けい子君) 10番、市議会公明党、浜田けい子です。通告に従いまして質問いたします。今回は、大きな項目で4点、1、食品ロス削減とごみ収集事業、2、災害時には液体ミルクの活用を、そして、身近な市民相談より、3、お悔やみコーナーの設置、4、小・中学校における欠席届の提出方法についてです。
1点目、食品ロス削減とごみ収集事業について。
食品リサイクル法に基づく事業者からの報告等をもとに、平成28年度には約2,759万トンの食品廃棄物等が発生したとの結果でした。また、食品廃棄物等のうち、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品ロスに関しては、平成28年度には約643万トンであったと推計されました。そのうち事業系廃棄物が約352万トン、家庭からは約291万トンと余り大差ない割合です。事業者からの食品ロスには、規格外品、返品、売れ残り、食べ残し、そして食品流通業界の慣習である3分の1ルールが大きくかかわっていると言われています。3分の1ルールは、製造日から賞味期限までを3分割し、賞味期限の3分の1までを小売店への納品期限、次の3分の1までを消費者への販売期限としています。賞味期限とは、未開封の状態で保管した場合においしく食べられる目安となる期限で、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないと言われています。欧米にも同様のルールはありますが、メーカーが小売店に納品するまでの期間は、米国は2分の1、欧州は3分の2が一般的で、日本は特に短いです。3分の1ルールの見直しをする中で、昨年から納期のルールを緩和したり、賞味期限の表示を年月日から年月に切りかえたりする動きが広がり、新しいものを求める消費者への思いを踏まえながら、食品ロスを減らそうと事業者も努力をしています。また、賞味期限が近くなったものをフードバンクに持ち込んだり、スーパーなどで格安に販売をしたり、話題になっています。
そんな中、武蔵野市では、将来にわたって持続可能なごみ処理事業を進めるため、環境負荷低減と事業の効率化を図るため、ごみ収集の頻度と収集日が4月より変わりました。そして、持続可能な開発目標にも掲げられている、まだ食べられるのに捨ててしまう食品ロスの削減を目指す、食品ロス削減推進法が5月24日午前の参院本会議で全会一致で可決・成立をいたしました。国連で採択された持続可能な開発目標の中で、2030年までに1人当たりの食料の廃棄を半減させることが定められていることを踏まえ、自治体や事業者、消費者が一体となり削減を推進する内容で、具体的には、関係大臣や有識者で構成する食品ロス削減推進会議を内閣府に設置し、基本方針が策定されます。この方針をもとに、都道府県、市町村は削減推進計画を定め、対策を実施、消費者や事業者に対しては食品ロス削減に向けた理解や関心を深める教育、学習振興に加え、知識の普及啓発に取り組み、削減に顕著な功績を挙げた人や団体の表彰、10月が食品ロス削減月間に設定をされます。同法は、政府や自治体、企業の責務や消費者の役割を定め、国民運動として問題解決に取り組むよう求めています。未利用食品を福祉施設や災害被災地などに提供するフードバンク活動への支援なども法律に盛り込まれ、関係者から喜びと期待の声が上がっているとの報道がありました。
私は、平成28年第2回定例会で食品ロスについて一般質問し、今回の選挙公約でも、この食品ロス削減の取り組みを掲げてきました。持続可能な開発目標に掲げられる食品ロス廃棄の半減と、未利用食品の福祉的活用で、もったいないをありがとうに変えるため、公明党議員のネットワーク力を生かし、強力に進めていきたいと考え、以下質問いたします。
1、本市の1人1日当たりのごみ排出量は、一般廃棄物処理基本計画におきまして目標値は600グラムとなっています。持続可能なごみ処理事業を進めるために、4月から一部のごみの収集頻度が隔週になりました。市民の皆さんの反響を伺います。
2、近年、外国人の転入が増加傾向にあり、単身世帯、若年層の移動も多く、こうした転入者の方がごみ出しルールに従って正しくごみを排出していただくための取り組みも必要と考えますが、見解を伺います。
3、自治体が策定しなければいけない食品ロス削減推進計画についてのスケジュールと管轄部門、関連部門はどこになるのかを伺います。あわせて、食品リサイクル法との関連性を伺います。
4、食べきり運動の取り組みとして、応援店における事業系廃棄物の削減は、事業者にとっては経費の削減、市にとってはごみの減量、また、環境に優しいまち、CO2削減につながります。その効果を市が検証し、まだ取り組んでいない事業者に伝えることで、Ecoパートナー認定事業者の優良事業者としてごみ減量の推進につながると思います。平成31年1月には、宴会時の食べ切りについてのチラシを作成し、商工会議所の会報や商店会連合会の会員に対して3,500枚を配布し、周知を図ったということでしたが、この取り組みに対する会員などからの意見や効果を伺います。
5、事業系ごみの減量の取り組みの一つとして、飲食店でのドギーバッグ推奨は検討されているのか伺います。
6、本市は、食品ロス対策事業を積極的に推進するため、地域団体、事業者、学識経験者等による協議会を立ち上げ、これまでも検討してこられたとのことでした。食品ロス削減推進法には、フードバンクの活動の支援とあります。現状と課題、今後の展開について伺います。
7、食品ロス削減に向けた理解や関心を深める教育、給食のつくり方、食育の推進などの今後の取り組みについて伺います。
2点目、災害時には液体ミルクの活用を。
2017年第1回定例会で紹介し、推進してきた液体ミルクで、国産では初となる商品が食品大手から3月5日に発売されました。液体ミルクは、計量やお湯の温度調整が必要な粉ミルクよりも手間がかからず、外出時などの際に便利とされ、育児の負担軽減にもつながります。とりわけ注目すべきは、災害時の備蓄品としての活用です。避難所などでは水を十分に確保できない事態もあり得るからです。特に母乳が出ない母親にとって支えとなります。そして、妊産婦・乳児救護所等の強化や、その対象者に向けての情報提供というのもしっかりやっていただきたいと思っています。
内閣府は、自治体に向けた「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針」を2019年度に改定する方針で、乳幼児に早期に必要な物資として粉ミルク用品などに加えて液体ミルクの明記を検討しているとの報道もありました。課題は液体ミルクの認知度です。実際、2018年9月の北海道胆振東部地震などで救援物資として液体ミルクが届けられましたが、自治体の知識不足などから十分に活用されなかったそうです。既に千葉県山武市では、全国に先駆けて液体ミルクを備蓄しています。また、東京都文京区でも液体ミルクの備蓄方針を明らかにして取り組んでいます。公明党は、災害から赤ちゃんを守る社会の実現を目指し、液体ミルクの普及を後押ししてまいりました。本市もいつ起こるかわからない災害に対して、液体ミルクの備蓄が必要と考え、質問いたします。
1、本市は備蓄をするに当たって、まず、市民への液体ミルクの知識の普及啓発が必要であるとの考えを示していました。どのように認知度を高めていく考えかを伺います。
2、母子保健としては、液体ミルクをどのように認識し、周知啓発に取り組まれるのか伺います。
3、毎年の総合防災訓練で普及啓発をしてはどうかと考えますが、見解を伺います。
4、乳児に特化した備蓄品として備蓄するに当たり、課題としてどのようなことが考えられるのかを伺います。
3点目、お悔やみコーナーの設置について。
これは身近な市民相談から受けました。葬儀の後の役所での手続で、どの窓口に行けばよいのかがわからないことが多く、実に煩雑で時間がかかるということです。市民が市役所に来ることが多い用件の一つが、肉親が亡くなったときです。個々の状況によって違いますが、最低でも5つから7つ、多い場合は30以上の届け出に10以上の窓口を回ることもあると伺いました。こうした手続を一括して手助けする窓口の開設が静かに広まっているそうです。以下質問いたします。
1、葬儀の後の役所での手続の本市の現状を伺います。
2、予約をすることで申請書作成がスムーズにできると考えますが、見解を伺います。
3、本市でも窓口の一本化と申請手続の簡素化の一環として、一括して手助けする窓口、お悔やみコーナーの設置が必要と考えます。見解を伺います。
4点目、小・中学校における欠席届の提出方法について。
生徒が欠席するときの届け出方法を改善してほしいとの御要望をいただき、質問いたします。紙媒体の欠席届を、兄弟がいる人はいいのですが、友人にお願いするとなると、病気の子どもを一旦家に置いて外に出なければいけないなどの現状を把握し、ICTやアプリの活用など、現状に沿った提出方法の改善を求めます。見解を伺います。
以上、壇上での質問を終わります。御答弁をよろしくお願い申し上げます。
48 ◯議 長(小美濃安弘君) 暫時休憩をいたします。
○午後 2時47分 休 憩
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○午後 3時10分 再 開
49 ◯議 長(小美濃安弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
50 ◯市 長(松下玲子君) 浜田けい子議員の一般質問に、順にお答えをいたします。
まず、大きな1問目の1番目についてです。4月初旬は、収集の見直しに伴い、1日当たり100から250件程度の問い合わせがありましたが、問い合わせは5月中旬には平常時と同程度まで落ち着きました。問い合わせで最も多い内容は、単純に、その日の収集ごみが何かという問い合わせでした。また、カレンダーはどこでもらえるのかという問い合わせが多くありました。今回初めてのカレンダー配布ということで、御自宅に届いていない、見たことがないという問い合わせも多数あり、苦情としてはこの内容が一番多いものでした。カレンダーは市報配布を担当しているシルバー人材センターの登録者が配布をしてくださっております。その他の苦情としましては、隔週化したことで不便になったという御意見で、特にペットボトルについての御意見が多くありました。
こうしたお問い合わせについては、御理解いただくよう努めていくとともに、引き続きこれらの意見を踏まえ、収集頻度の見直しの効果について検証してまいります。
次に、大きな1問目の2番目についてです。ごみの減量・資源化、また安全な収集、処理のためには、市民の皆様がごみ出しのルールに従ってごみを出していただくことが必要です。頻度の見直しを機に、今年度から、分別品目ごとの収集日や分別の仕方を記載したごみと資源のカレンダーを全戸配布し、このことについても周知をしています。外国人や単身世帯、若年層といった転入者については、転入時にごみと資源のカレンダー、ごみ便利帳を配布しております。お問い合わせについても丁寧に対応しているところです。あわせて市報、市ホームページ、ごみ便利帳、ごみカレンダー、武蔵野ごみニュース、ごみアプリ等さまざまな媒体での周知を図っております。外国人に対しては、ごみと資源のカレンダーの表紙で、分別品目のイラストに合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の表記をしています。そのイラストとあわせてカレンダーを見ていただければ収集日がわかるようになっております。今後も継続的な周知を図ってまいります。
大きな1問目の3番目についてです。食品ロス削減計画についての所管課は、ごみ総合対策課となります。また関連部門としては生活福祉課等福祉部門や、防災備蓄品等を扱う防災部門等が考えられます。飲食、小売事業者の取り組みという意味では商業部門も関連します。食品ロスの削減の推進に関する法律は本年5月24日、御説明いただきましたとおり、成立しております。食品ロス削減計画については、政府による食品ロスの削減の推進に関する基本方針に基づき、都道府県、市区町村が策定することが努力義務とされています。法案は、公布日から起算して六月を超えない範囲において政令で定める日に施行されます。基本方針は法案が施行後、閣議決定されるとのことですので、その内容を踏まえ計画策定を検討したいと考えています。
また、食品リサイクル法との関連性についてです。食品ロス削減計画は食品ロスの削減の推進に関する法律に位置づけられているものであり、食品ロスの削減は食品廃棄物の発生抑制等に資するものです。食品リサイクル法は食品ロス削減に関する法律を踏まえ推進していくべきものと考えます。
次に、大きな1問目の4番目についてです。事業者が食べきり運動に参加することは、事業者にとって、廃棄物の削減によるコスト削減とともに、二酸化炭素の削減にもつながります。加えて、このような社会的な意義のある活動をしている事業者であることを顧客にPRすることもできます。また、市にとっても、クリーンセンターに持ち込まれる事業系搬入ごみの削減という効果があります。市としてはEcoパートナー制度として、事業者がごみの減量・資源化の動機づけをする制度を設けております。食品ロス削減の取り組みも含め、優良な取り組みを行う事業者を顕彰し、PRするとともに、エコパートナー制度への申し込みの募集を行っています。立ち入り検査等において優良な事業者には参加を呼びかけているところです。ぜひ事業者の方には、この制度に参加をしていただき、食品ロス削減も含めたごみ減量の取り組みを推進していただきたいと考えております。
宴会時の食べ切りチラシの配布についてですが、御意見として、チラシ記載内容中、武蔵野市宴会5カ条の1項目に、食べ切れなかった料理はお店の方に確認して持ち帰るという部分がございました。この持ち帰った料理によって食中毒等が生じた場合の責任の所在について、事業者がせっかくの料理を食べてもらいたいとの思いとは別に、難しい問題というのがあると認識しております。慎重に進めたほうがよいとの御意見を頂戴いたしました。効果としましては、連絡会に参加された方々を通じて、お店の思いとして、お店で手をかけた料理をおいしく、残さず食べてほしい、ごみとするのは忍びないとの思いを強くお持ちになっていることを市としても確認ができたことが成果であると考えております。
次に、大きな1問目の5番目についてです。今お答えしましたように、今回作成したチラシの記載内容である、食べ切れなかった料理はお店の方に確認して持ち帰ると記載をしております。このチラシは食品ロス削減連絡会にて検討されたのものであり、このようにドギーバッグの推奨を検討した上での記載となります。ただし、配布後に、持ち帰った料理によって食中毒等が生じた場合の責任の所在について、慎重に進めたほうがよいとの意見をいただきましたので、この御意見を踏まえ今後も検討を継続してまいります。
続きまして、1の6番目についてでございます。本市では食品ロス削減連絡会を設置し、検討を進めているところです。構成員は事業者を中心としております。武蔵野料理飲食業組合や商工会議所の食料品部会、商工会議所の飲食業部会、商店会連合会及び市が構成員となっておりますので、これは、食品ロスの削減を推進するに当たり小売業や飲食業といった事業者の率直な御意見の把握が必要であるとの思いによるものです。フードバンクにつきましては、現在、生活困窮者自立支援事業において、NPOセカンドハーベスト・ジャパンと協定や覚書を締結し、生活困窮者への食料支援を行っており、平成30年度は10人、16回の新規利用がありました。食品ロスの削減といったごみ減量に資する活動である一方、事業の実施に当たっては食料の収集や保管、配送時に必要な人員、場所、費用等が課題であると考えます。提供可能な食料品と提供を受ける側の需要等の調整も求められます。こうした課題はありますが、食料品を廃棄物になる前に有効利用することは、廃棄物削減以上の意義もあると考えます。現在、関係各課により本市によるフードバンク事業のあり方を検討しているところですが、それも含めて積極的に食品ロス削減の取り組みを進めていきたいと考えます。
続きまして、大きな2問目の1番についてです。液体ミルクの普及啓発については、市民防災協会が発行する防災協会だより本年4月号において、乳児用液体ミルクについての啓発記事を掲載しました。今後はさまざまな防災イベントでのPR、あるいは市民防災協会での販売事業で液体ミルクを扱っていく等、さまざまな機会を捉えて啓発を行っていきたいと考えます。
次に、大きな2問目の2番目についてです。液体ミルクは常温保存で半年から1年の保存が可能です。そのまま飲むことが可能であることから、授乳の時間が限られているときや保育者の体調がすぐれないとき、不在のときなど、簡便に授乳ができるというメリットがあります。一方で、飲み残しは使用しない、高温下に保管しないなど、取り扱い上の注意点があります。現時点では問い合わせ等はありませんが、今後市民より問い合わせを受けた場合、災害時における備えとして、取り扱い上の注意点を十分に伝えた上で、母乳代替食品として情報提供を行っていきます。今後、ゆりかごフェスティバルなどのイベント時や個別面接の機会を利用して、各家庭における災害時の備えとしての液体ミルクの啓発を検討したいと考えます。
続きまして、保育施設等です。保育施設においては現状の粉ミルクとのメリット、デメリットを、これは比較をしながら各保育施設と意見交換を行い、方向性を検討したいと考えます。
続きまして、大きな2問目の3番についてです。液体ミルクの啓発については、防災フェスタや地域の防災イベント等のさまざまな防災イベント、あるいは市民防災協会で行う防災キャラバンを通じても普及啓発をしていきたいと考えております。総合防災訓練における液体ミルクの啓発についても、その方法について可能性を探っていきたいと考えます。
次に、大きな2問目の4番目についてです。乳児は災害時、自立して生活ができないため、特別な支援が必要です。市では一般的な備蓄に加え、乳児対策として粉ミルク、哺乳瓶、哺乳瓶用の乳首、おむつを備蓄しています。また、粉ミルクについては、アレルギー対応の粉ミルクの備蓄を行っております。しかし、市が行う備蓄については、個々の乳幼児にとって万能なわけではありません。乳児はそれぞれの個性があり、粉ミルクや哺乳瓶の乳首などは、ふだん使っているもの以外は子どもが受け付けないという場合もございます。そのため家庭における乳児向けの備蓄推進についても、さらに啓発に力を入れていきたいと考えます。
次に、大きな3問目についての御質問です。葬儀の後に市役所で必要となる手続は、世帯の変更届け出、介護保険の届け出、福祉関係の届け出、国民健康保険の届け出、後期高齢者医療制度の届け出、税の届け出、児童手当の届け出、医療費助成制度の届け出などがあります。これらをまとめた「ご遺族のみなさまへ」というチラシを、死亡の届け出があったときにお渡しをしています。この届け出のうちの一部は市政センターでも手続を行うことができます。
続きまして、大きな3問目の2番目についてです。電話等の予約を受けることで、予約日までにどのような手続が必要になるかの調査をしておくことができるメリットはございます。しかし、手続窓口へ御案内した際、必ずしも電話による予約をいただいた方を優先して申請等の手続を行うことができません。窓口にいらっしゃる方もいらっしゃいますので、これは難しいと考えます。一連の手続全体で考えますと、予約の有無による大幅な時間短縮は見込みづらく、ただし、事前に御連絡をいただくこと、及びサポートする職員がいることで、安心感を持つとは思われます。
次に、大きな3問目の3番目についてです。市民課または市政センターの窓口で死亡の届け出があったときに「ご遺族のみなさまへ」というチラシをお渡しし、現状、御活用いただいております。また、本市のように福祉サービスが充実している場合、初めに市民課でなく、ふだんからかかわりのある福祉の窓口に行くという場合もございます。他市の例を見ますと、コンシェルジュ担当の職員は手続窓口まで付き添って、遺族が手続をする上でのサポートを行っているようです。このような職員を配置するには、対応できる知識を有すること及びこれにかかわる経費、2名分程度の人件費や、設置スペースの確保等が必要となります。本市においてお悔やみコーナー設置の必要性については、慎重に研究をしたいと考えます。
他の質問については教育長からお答えいたします。
51 ◯教育長(竹内道則君) 私からは、大きい御質問の1の食品ロス削減に向けた教育、給食のつくり方、食育の推進についてお答えいたします。
持続可能な社会をつくる大切さを、さまざまな教育活動を通して指導していくことが大切であると考えております。現在取り組まれている学習として、例えば小学校4年生の社会科、暮らしとごみの授業や総合的な学習の時間等で食育を扱い、給食の食べ残しや配り残しとごみ問題の関係について理解を深めたり、小学校5、6年生や中学校の家庭科においては廃棄量を少なくする調理の仕方を実習したり、ごみを循環させる工夫について児童生徒に具体的に考えさせたりするなど、環境に配慮した学習を行っています。学校給食においても、給食の目的や栄養価を維持しながら、児童生徒の嗜好に合わせた味つけにすることで残菜の削減に努めております。食育については、栄養士が給食時間を利用して栄養指導を行っております。調理残渣と食べ残しについては、一般ごみとはせず、豚や鶏の飼料として、餌としてリサイクルされております。今後も継続して、食品ロス削減に向けて、環境問題の視点も含めた取り組みを推進してまいります。
次に、大きな御質問の4番目のICTやアプリを活用した欠席届の提出についてのお尋ねでございます。現状は連絡帳などの紙媒体やファクス、電話などで欠席の連絡を受けておりますが、さまざまな御事情もあるかと存じますので、教育委員会といたしましては、ことしの3月から欠席連絡専用のメールアドレスを設定できるよう用意しており、このことは既に学校に周知をしているところでございます。欠席の連絡方法に関しましては学校で判断して決める内容であると捉えておりますが、また改めて検討していくことを学校に促してまいります。
以上でございます。
52 ◯10番(浜田けい子君) ありがとうございます。それでは、市民相談の3番、4番から再質問をさせていただきたいと思っております。
まずお悔やみコーナーなのですが、このお悔やみコーナー、大切な人を亡くしたばかりの方が本当に、どこで何を届ければいいのかというのがやはりわかりづらい。手探り状態で役所内に来て、同じことを同じ課で、名前を記入したりするというのはとにかく大きな負担ではないかなというふうに考えています。他市でもいろいろというか、取り組んでいるところがあるので、ちょっと紹介したいと思いますが、2016年5月に大分県の別府市が真っ先に取り組んだということで、その別府市に三重県の松阪市が視察に行って、ワンストップ窓口の先進事例である別府市の取り組みを参考にして研究した松阪市が現在、住民基本台帳のデータとエクセル、各課とのやりとりができるメールやオンライン環境さえあれば、新規のシステムの構築などで経費は全くかからずできますというようなことで、松阪市が取り組んでいるということなのです。
そうすると、もう本当に武蔵野市はより優秀な市の職員の方がたくさんいらっしゃるというふうに言われていますし、ICTをとにかく活用して、窓口のスピード化、ワンストップ化は可能だと私は思うのです。だからそういったことを本当に考えていただきながら窓口業務を簡素化すると、先ほど、予約をして来た方に優先順位というか、たくさん待っていらしたら、順番もまた待ってもらわないといけないというような御答弁でしたけれども、簡素化になると、そういうことも簡略化できるのではないかなというふうに考えます。とにかく来庁者に、市政センターに行っても一部できますよということでしたが、市政センターに行ってもまたこちらの市役所に来ないといけないという、二度手間でもあるということです。本当に時間もかかるということで、とりあえず予約をしたときに、その御説明、時間もかかりますがこういうことですよということも踏まえて案内をすれば、大丈夫ではないかなというふうに思っています。とにかく来庁者、本当に大変な中で来られた方に、市役所の窓口のワンストップ化、スピード化について、もう一度、市長の見解を伺いたいと思います。
4番目の欠席届、教育長のほうから今御答弁ありまして、メールとか、3月には設定しているということでした。私、この相談をいただいた方というのは小学生と小さなお子様をお持ちの方で、新しいマンションに越されてきた方なのです。やはり御近所に、現状お友達も少ない、そういった小さい子どもさんを抱えての大変な中での御相談だったと思うのですけれど、3月の予算のときの資料を見させていただいて改めて思ったのですけど、そのファクスでの届け出もありましたけど、現在余りファクスを持っていらっしゃる方も少なくなってきたので、そういうことも鑑みて、3月に設定していただいたメールとか、そういうふうに考えていただいたということなのですが、当初指導課に御相談に行ったときに、各学校に任せていますということだったのです。地元の校長先生にも御相談したのですけれども、検討させていただきますというお返事はいただいていたのですが、やはりこういった形でいろいろ悩んでいる方もいらっしゃるので、教育委員会として、課としてもしっかり。学校に任せる部分も大事だと、状況によって違うと思うのですけれども、逆にそういうことを責任を持って教育委員会各担当課がしっかり御指導していただけたらなというふうに思っています。これは要望としておきます。
では、まずそこまでお願いします。
53 ◯市 長(松下玲子君) お悔やみコーナーの設置とワンストップの可能性についての再質問かと思います。御紹介いただきました他市の例ですけれども、やはりお亡くなりになられて届け出をする際に、一人一人届け出をするものが異なってきますので、なかなかそのワンストップ、1カ所で全部というのは難しいかと思います。他市の例でもコンシェルジュがいろいろな窓口に付き添っていって、その場で手続をする上でのサポートをしているようでもございます。また予約も、私自身もいろいろ考えたのですけれども、死亡の届け出なので、実際に亡くなるか亡くならないかがわからない段階での予約というのは難しいわけですので、非常に、予約をして順番を決めるというのは、これはなかなか難しいのかなという思いがしています。なので、御質問の趣旨に添うような形かどうかがあれなのですが、事前にお問い合わせがあった際などにできるだけわかりやすく説明をして、事前の準備ができるように、どうした届け出が必要なのかということの説明をした上で、丁寧な対応が必要になるのかなという認識を持っております。
54 ◯10番(浜田けい子君) ありがとうございます。今、市長が亡くなられる前と言われた、手続というのは亡くなられた後の手続なので、その後のことですので、電話予約でどなたの手続かということもはっきり明確にできますし、窓口には、本人確認ができれば手続は断然スムーズになるということなので、他市のこともいろいろ調べていただいたのかもわかりませんけれども、よく調べていただいて。担当課の方に一度尋ねたときに、逆に私のほうが聞かれたのです。どういうところがあるのですかみたいな形で聞かれたので、こういうところもあるみたいですということで御紹介もしましたけれども、よく検討していただいて、もう本当に来庁の市民の方に寄り添ったというか、一人一人に寄り添ったそういう対応をしていただけたらなというふうに思いますので、再度御検討をお願いしたいと思っています。これは要望とさせていただきます。
次に、液体ミルクの災害時の活用についてお伺いしたいと思います。世界保健機構は、生後6カ月は母乳のみで育てることを推奨すると、母乳は栄養が豊富なだけでなく、乳児の免疫機能を高め、産後の母体の回復も促すとされるということで、このことを踏まえて、災害時とか、本当に何かあったときの液体ミルクの備蓄の推奨など要望をしていきたいと思っています。私自身も2人の子どもを母乳で育てました。その母乳はありがたかったのですけれども、自分が体調を崩したりだとか、こうした災害時、いつ何が起こるかわからない、こういったときに、こういった液体ミルクが手軽に使えるということは本当に時代の流れでもあるし、すごいなと、ありがたいなというふうに思います。
それで、1、2、3番をまとめて伺いますが、認知度を高めるために4月のところで周知をしていただいたということですけれども、市長はこのミルク、試飲をされましたか。まだでしょうか。防災課、あとは健康課だとか、担当課の方も、勧める側として、このミルクをやはりきちんとわかってもらいたいと思います。試飲もしてください。なかなか好き嫌いもあるかわからないですけれど、私は飲めました。周知をしていただいて、安全だと、安心して使えるというふうにお母様方が思われれば、さらに広がりもありますし、保育施設等でも使っていただけるというふうに思いますし、もう本当に災害時の備蓄品としては最適ではないかなと思います。この裏にもミルクの成分だとか飲ませ方だとかがきちんと載っていますので、使い方もわかると思います。そういったことも含めて、さらに認知度を、しっかり周知をしてもらいたいなというふうに思っております。
壇上でも紹介させていただきましたが、文京区のことを再度紹介したいと思うのですが、平成29年度の第1回の定例会の一般質問でも私、女性の視点を生かした防災対策で紹介をさせていただきました。文京区というところは、跡見学園女子大学、そこは全国で初めて妊産婦専用の避難所開設に取り組まれたところなのです。そういうことも紹介させていただいて、今回もプロテクトベイビーコンソーシアムというのを設立しました。ちょっと長い横文字なのですけれども、赤ちゃんを災害から守る社会の実現に向けてということで取り組まれまして、文京区にある大学や事業者などと協力をして、昨年11月に設立をして、この液体ミルクの備蓄にもいち早く取り組んでいるということです。約2,000本の備蓄をということで掲げまして、これは乳幼児160人に1日半にわたってできるように約2,000個を備蓄したと。2019年度で260万の予算を使ってやったということで、また使った分を買い足すローリングストックという手法で、乳児健診や母親学級、保育園の防災訓練などさまざまなところで、半年から1年、その期限が短いと先ほど言われていましたけれども、そういったところでローリングストックという手法で皆さんに周知啓発を行ったということです。さらには日本栄養士会が作成したハンドブックも配付をして、安心で安全なのだということは周知したということなのです。
なので、もう一度伺いますけれども、こういったことも含めて周知啓発もさらにしていただく中で、家庭用の備蓄としてというふうに言われましたけど、家庭用はもちろんなのですけれども、好き嫌いも子どもにとってはあるかなとは思うのですけれども、本当に最悪のことを考えて。災害、いつ起こるかわからないことを予報はしたくはないですけれども、本当に子どもの命を守るために大事ではないかなと思いますので、再度お願いしたいと思いますが、見解を伺います。そして、こういった情報誌にも液体ミルクのことを掲載していただいてもいいのではないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。
そこまで、よろしくお願いします。
55 ◯市 長(松下玲子君) 液体ミルクに関しての御質問です。液体ミルクに関しては、調乳において水を使わなくてできる、お湯を使わなくてできるというメリットはあると思うのですが、液体にしろ粉にしろ、実際に使う際には哺乳瓶の煮沸消毒というのが必要になってくるのはどちらも同じです。その上で、液体ミルクを勧める上ではという趣旨の御質問だったので、液体ミルクというものの存在をお知らせしているところではありますけれども、それを使うといいですよ、使ってくださいというような勧め方を行政として行うものではないと私は思っています。それはあくまで選択肢の一つとしての啓発であり、母乳、液体ミルク、粉ミルク、さまざまな、御家庭だったり、赤ちゃんの様子だったりお母様の様子だったりで判断をすべきものかなと思っておりますので、またそうした観点と、保存期間が液体ミルクは半年から1年という短期間で、文京区の例でローリングストックで啓発用に配ってという御説明がございましたけれども、行政としての備蓄にはなじまないのではないかなという課題を認識しております。なので、やはり私自身も、本当にその赤ちゃんによって、ふだん使っていない哺乳瓶を使えない方もいたりとか、母乳だけで過ごしている方、併用の方、本当に家庭によってさまざまだと思いますので、またミルクが必要な期間というのも一定程度限られておりますので、まずはお使いのものだったり、各家庭でその部分は基本的には備えていただいて、その上で行政として、お示しをしたような粉ミルク、アレルギー対応の粉ミルク等の備蓄を災害時に備えている現状でございますので、そうお答えをしたいと思います。
56 ◯10番(浜田けい子君) ありがとうございます。なかなか前に進まないかなと思うのですけど、(発言する者あり)そうですね、やはり最悪のことを考えて。やはり好き嫌いもあります。全員が全員に与えられるものではないというのも周知をしています。だけれども、文京区では使い捨ての哺乳瓶とか吸い口を利用されているそうです。だからいろいろこれからも、賞味期限ではなくて、その期間も今、半年、1年ということですけれども、それもだんだん広まれば、またいろいろ会社も考えていくかなと思うのですけれども、最悪のことを考えた上で、備蓄は必ず必要だと思いますので、これは要望というか、検討していただきたいと思いますし、一日も早く試飲をしていただきたいと思っておりますので、各課の方もよろしくお願いいたします。
済みません、戻りますが、「ご遺族のみなさまへ」という、市の窓口でいただけるのは、A4のこの1枚なのです。ぎっしり詰まったこの1枚でわかるというのは、とてもじゃないと思います。これを見た上で判断をされているのかどうかということも踏まえて、お悔やみコーナーというか、ワンストップ窓口というか、そういうことも考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
済みません。では、大きな1番として食品ロス削減、ごみ収集のことについて伺いたいと思います。
1番目、2番目ということで、収集日が変わったということで大きな問題なく、当初は大変だったというふうにお答えいただきましたが、今問題なくということですが、私もやっと最近なれたというか、間違いなくごみ出しをできるようになりましたけれども、先ほどペットボトルのことを言われていましたけれど、私のほうにも御意見があったのは、ペットボトルの収集日が2週間に1回になったということで、ペットボトルでそういう飲料水を利用される方が多い御家庭かと特に思うのですが、もう本当に置き場所にも困るし、時々はもう燃やすごみに入れてしまっているというような、そういうお声を伺ったこともあります。それは違いますよということで丁寧に御説明させていただいたのですけれども、苦情でもそのペットボトルのことがあったということですが、ペットボトルのリサイクル製品の充実ということで、PETボトルリサイクル推進協議会が掲げているリサイクル製品の充実だとか回収率、リサイクル率の向上ということで、2020年までリサイクル率85%以上の維持を目指しているということが掲載されていました。そのことで大きく行政には何ら問題はないのか、今こういったごみ収集、隔週になって回収率に影響が出るというか、そういうことはないのかどうか、また逆に、どう考えているのか伺いたいなと思っています。
武蔵野市の平成30年度の事業概要、廃棄物の抑制・再利用と適正処理ということが毎年細かく資料として掲載されていましたけれども、その中で、我が市は食品ロス等にさまざま取り組んでいただいているのであれなのですけれども、30年度のその再利用と適正処理ということで、食品ロスの食品が、全国平均の2割よりかなり少なくなっていたと。これはすごく評価することなのですけれども、その中で手つかずの、不燃ごみの中にも手つかずの食品が1.04キロあったということで、先ほどフードバンクも行っているということでしたけれども、私も壇上で言いましたけれど、もったいないをありがとうに変える部分で、そのフードバンクを市としても考えているという御答弁が今ありましたけれど、厚生委員会のところでもエコプラザのことで話題になっていましたし、そういうことも含めて考えられているのかどうか、もし何かあれば伺いたいなと思っています。
4番目の食べきり運動なのですけれども、これはチラシのほかに食べきり運動の取り組みをされているというのがあるかどうか伺いたいと思います。他市では食べきり運動の啓発品としてポケットティッシュだとかコースター、そういうのを市が提供して、しっかり食べきり運動の啓発をしているということもありました。Ecoパートナーのことで、現在29の事業所がEcoパートナーとなっていますけれども、大きなところが、事業所が多いなというふうに感じています。このごみ減量と環境問題に取り組む事業所の拡大を考えて、さらにどのような啓発をしているのか、また大きな事業所だけではなくて、小さな小売店だとか、そういうところも考えられているのか。その取り組みとして、やはり参加するにはメリットだとか、どういうことが目標とされるのかというのを具体的に示されているのか、その辺を伺いたいと思います。
5点目のドギーバッグの紹介ですけれども、これは前回も、私も紹介させていただきましたが、滋賀県の大津市で取り組んでいるということで、今、栄養面だとか注意をしないといけないところがあると言われましたけど、ガイドブックの中に適切な食べ残しの持ち帰りを重視して周知をしているという、滋賀県の大津市で取り組まれているということもありましたので、そういうことも踏まえて考えていただけたらなと思います。
お願いします。
57 ◯市 長(松下玲子君) 3点にわたっての御質問かと思います。まず1点目のペットボトルに関してです。
ペットボトル業界のリサイクルの方針についての御説明がございましたが、今回隔週化とした中で、市民の皆様に、やはり発生抑制というものも考えていっていただきたいなと、国際的な海洋プラスチックの問題もございますので、利便性は高いですが、ペットボトルを使った生活様式を考えるというのも、これは取り組んでいただきたいなと思いますので、ペットボトル業界はペットボトルを推進して使っていきたいという業界になると思いますので、そこの方針というのとはまた違った視点からも私たちは考えて、ペットボトルも含んだプラスチックの問題、課題というのは取り組んでいかなければいけないだろうという認識を私は持っております。
そして、食品ロスに関しての2点なのですけれども、チラシに5カ条書いてある中で、例えば開始後30分、終了後10分、席を立たずにしっかり食べる食べ切りタイムをつくりましょうという30・10運動という、これは運動にもなっているようなのですけれども、これは実際にチラシをつくって、ポスターを庁内にも掲げ、また飲食店等でも御協力いただいたところはポスターも張ってあったかと思いますが、声かけも重要ではないかと感じましたが、宴会シーズン、なかなか難しいですよね。乾杯の挨拶の前にこの30・10のことを言うのかとか、非常に私自身、試みてみて、その声かけは難しいなという思いがいたしました。ポスターやチラシ等で啓発をしつつ、さらに声もかけるというのは難しく、やはり食品ロス削減への取り組みは、人数に合わせたお料理の注文だったりとか、当日のキャンセルを見込んで少な目に注文するとか、根本的に、そこにあるものを全部食べるのだということよりも、適切な注文だったりとか参加者の注文方法だったりとか、すごく多岐にわたるなと、取り組んでみて実感をしております。
実際にメリットがあるような運動が必要ではないかとの御趣旨での御質問かと思いますが、先ほどもお伝えしたように、たくさん注文して残すということは、お金もかかっていますので、その分廃棄物を削減するということは注文量も減らすことになるので、注文者、宴会をする人にとっても、また廃棄物をふやさないというお店にとっても、これはそれ自体がメリットがあるという取り組みだと私は認識をしておりますので、ティッシュを配るなどは、そうした運動があるよという啓発の一助にはなるかと思いますが、本質的には、個々人にとって、また地球環境にとって大切だということを訴えていくのが大切かな、必要かなというふうに私は考えます。
また、ドギーバッグに関しましては、国が、食べ残し対策に取り組むに当たっての持ち帰りへの留意事項というのを公表しております。消費者が食中毒のリスクを十分に理解した上で、自己責任の範囲で行うべきとしております。また飲食店には、消費者には衛生上の注意事項を説明するなど、食中毒等の予防措置を求めています。推進に当たって、責任のありよう等、配慮しなければならないことがあり、それを踏まえて取り組みを検討しなければならないかなと非常に思いますので、一たび食中毒や何か起きたときのリスクを考えると、ドギーバッグを行政が作成して、持ち帰りを推奨するというのはなかなか難しいという認識を持っています。
58 ◯10番(浜田けい子君) ありがとうございます。食品ロスといっても、かなり広範囲にさまざまあるので、今、市長の答弁にあったように、本当にいろいろな、発生時だとかあると思いますが、本当にこれは今回推進法ができて、国民運動という形で大きく取り組むということで、すごく期待もするというか、武蔵野市もさらに充実して食品ロスに取り組んでもらいたいなと思っています。それと同時に、本当に私たち一人一人がこの食品ロスを日々意識して取り組むことも大事ではないかなというふうに思いますので、さらに周知啓発を行って食品ロスに取り組んでいただきたいということを要望して、終わります。
以上です。
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59 ◯議 長(小美濃安弘君) 次に、公職選挙法等に関する事項に対する考え方等について、9番木崎 剛議員。
(9 番 木崎 剛君 登壇)(拍手)
60 ◯9 番(木崎 剛君) 自由民主・市民クラブの木崎 剛です。一般質問を始める前に、一言、午前中の我が会派の堀内議員に対しての市長の最後の答弁は、公党へ対しての非常に不適切な発言であると考えますので、党と協議の上、しかるべき対応を検討させていただきたいと考えておりますということを、まず最初に、冒頭申し上げておきます。
それでは、一般質問に入らせていただきます。
大きく分けて、項目としては3つございます。まず初めに、公職選挙法等に関する事項に対する考え方についてです。これについては初日にも、そして本日も、他の議員からも幾つか質疑がありましたが、違う切り口でということだと思いますので、お答えいただければと思います。
ことし4月に選挙がございました。私たち市議会の市議会議員選挙が行われました。その選挙期間もそうですけれども、選挙前でも、それぞれの候補予定者が一定の理解の中で街頭演説などを調整し、市民の皆さんが不快にならない努力をしていたと私は考えております。もちろんそれでも不快に感じる方はいたというふうにはお聞きをしております。
そして、公職選挙法に基づき、ルールに即した政治運動であり、選挙運動をし、お互いに調整も行われ、ルールだけでなくモラルも一定武蔵野市では保たれていたのではないかと感じておりますが、そのルールを守る努力が足りなかったのか、足りなくなったのか、理解できていなかったのかはわかりませんが、選挙管理委員会からの指摘、警告などを重く受けとめていない状況が見受けられ、とても残念でなりませんでした。もちろんルールは守るべきものですが、ルールを犯さなければ何をしてもよいというものでないというふうにも思っています。私たち政治家はルールをつくる側にいるのですから、そのことを理解して、率先して、支援者はもちろん、市民にもルールを理解していただく努力が必要なのではないでしょうか。
一部の方が自分たちに都合のよいようにルールを解釈するようでは、政治が信用を失っても仕方ありませんし、その原因が政治家にあると認識をすべきです。実際この間の選挙中に、支援者から、自分が支援をしていない候補者が行っている違法性が高いことをなぜやらないなどというふうに言われたこともありました。もちろんその方が公職選挙法を全て理解しているわけではありませんので、しようがない部分もありますが、私たちは、自分たちの襟を正すことももちろんですが、もっと公職選挙法、全般的な政治活動のルールについて理解を求めていかなければならないのではないでしょうか。
例えばガードレールなどの公共物、市役所や学校などの公共施設に対してポスターの掲示やのぼり等の設置、また公共施設内へのポスター等掲示物の持ち込みなどは違反であると認識をしております。これは多い少ないの問題ではありません。またポスターの掲示においては、その時期によって認められる基準が市民にとってはわかりづらいとも感じています。市議会議員を基準に大まかに言えば、当該選挙の6カ月以前であれば、個人、1人のポスターもオーケー、6カ月以内であればNG。政治団体による演説会告知ポスター、弁士が2人以上で、弁士の表示は同じ扱いで、告知部分より大きくならないこと、政治団体名ははっきりと見えるようにすることをすれば6カ月以内でもオーケーですが、選挙期間中は掲示板以外はNGとなっています。上記にはさらに規定がありますが、私たち選挙に出たことのある方なら御承知のことと思います。
実際にはガードレールにのぼりをくくりつけていたり、ポスターの規定に問題があったり、選挙期間中のビラの配布に問題があったり、公示日以降に掲示板以外に立候補者の演説会ポスターがあったりと、ルールを守られていないことが多く見受けられました。このことを踏まえ、誰かがやって問題ないから私もやるのではなく、ルールにのっとって、モラルの中でできることをするとしなければならないのではないでしょうかと思い、ルールの確認の意味も含めて、以下、質問させていただきます。
1、公職選挙法の遵守を徹底するためにどのような対応をしてきたか、お伺いいたします。また、ことし4月に行われた選挙、さらにその期間前において、公職選挙法の遵守ができていない事例があったかどうか。どのように指導し、違反を改善させたかをお伺いいたします。
2、政治運動、選挙運動について、市民の方からは、違反をしてもおとがめがないなら同様に行えばよいなどとのお言葉をいただくことがあります。このような状況は決してよくない状況だと考えますが、市長に見解をお伺いいたします。
3、今後行われる選挙へ向けて、市民に対して、改正された公職選挙法などのルールをしっかりとアピールすることが必要と感じておりますが、見解をお伺いいたします。
4、法律改正により市議会議員選挙においてもビラの配布が可能となりましたが、課題はなかったのかお伺いいたします。また、もしあったとすれば、その対策はどのように行ってきたのかお伺いをいたします。
5、選挙公報の表面と中面に記載された各候補の広報は視認率に大変不公平があると考えますが、御見解を伺います。また、その対策をどのように検討しているかもあわせてお伺いいたします。
76 ◯14番(藪原太郎君) ありがとうございました。
まず電話リレーサービスですけれども、普及がこれからだということで、研究ということで御答弁をいただきましたが、これ、利用者の方は、非常に生活が劇的に快適になるほどの感想を持っているというお話を聞いています。ぜひ普及してほしいと思います。なので、例えばこういったサービスがあるということを市内の聴覚に障害のある方にお知らせすることは、これは何も悩むことはないと思うのですが、ぜひホームページや、あとは事あるたびに、こういったサービスもあるのですといった紹介はしていただきたいと思います。これは研究というよりは、ぜひ進めていただきたいのですが、もう一度その辺も踏まえてお答えいただければと思います。
それから次、いきいきプロジェクトなのですけれども、先ほど教育長のほうからも御答弁いただいたように、やはり人が入ったところというのは、先ほど壇上で私も申し上げましたが、非常にいい反応が出ている。これはそもそも、実は学校においては、多分皆さん感じていることだと思うのですが、人が足りないと思っています。人が足りないと私は感じているのですけれども、いかがでしょうかということを1つお聞きしたいと思います。
人をふやすということは、やはりお金もかかってしまいますので、ほいほいとふやすわけにはいかないのもわかるのですけれども、もちろん先生の健康のためでもありますし、ひいてはやはり児童生徒、先生と児童生徒がしっかりと向き合って教育の質が高まっていく、そういった、先生がしっかりと向き合う時間を確保できるようにしていくためには、場合によっては必要なのかなとも思います。先生には先生にしかできない仕事もあると私は考えておりますので、その辺は、必要だと思ったときにはぜひしっかりと進めてほしいのですが、これについても御見解をいただければと思います。
ここまでで。
77 ◯市 長(松下玲子君) 藪原太郎議員の再質問にお答えいたします。
電話リレーサービスというものがあるということをもっと市が紹介すべきではないかとの御質問かと思います。この電話リレーサービスについて、2013年度より日本財団が、耳の聞こえない人など音声でのコミュニケーションに困難のある人々も平等に電話を使えるようにするため実施をしているようではあるのですが、まだ日本では制度化されていないというところがやはり課題だという認識を持っております。紹介をして、期待をしていただいても利用ができないのであれば、これはなかなか紹介する側としても積極的にそこは紹介しかねると思いますので、国会でも今ちょうど、昨年にと御質問の中でもありました、参議院の総務委員会や予算委員会、厚生労働委員会などでも議論されているようですので、そうした国のこの制度化についての動向というものをまず注視していきたいというふうに思っております。紹介はその次になってくるかなというふうに考えます。
以上です。
78 ◯教育長(竹内道則君) 人が足りないのではないかということで、確かに答弁でも申し上げたとおり、人が入っていった項目については評価も高いところがございます。それから、基本的には私、小学校は先生の持ち時間数をどう軽減できるのか、中学校は部活動についてどういうふうに負荷を軽くしていくことができるのか、どちらも人にかかわる事柄だと思いますので、そこら辺については、先ほど申し上げた市の講師の配置などもこれから拡大できるのかどうか、あるいは、ことしから、部活動については部活動指導員という制度で人を配置していただきましたので、それをどういうふうに効果を見きわめて、拡大できるのかということもございます。
それ以外にも、予算をお認めいただいて、学校のICT化も進みました。電子黒板や書画カメラなどを各教室に配置することで、大分授業も効率的に行うことができましたので、いろいろな要素を、1つだけ行えば効果が上がるというものではないと思いますので、いろいろな取り組みを重ねて行う必要があると思いますし、場合によっては、先ほど議員からお話があった先生でなければできない業務というものをよく見きわめて、それ以外のものについていろいろな方法を考えていくということも必要になってくると思いますので、28年度から行っていて、当初の目的を達成するというのはなかなか遠いところかなと思いますけれども、今年度もさらにいろいろなものを見きわめながら進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
79 ◯14番(藪原太郎君) わかりました。では、電話リレーサービスについてはもう少し様子を見るということですけど、一応、他の自治体では既に紹介している自治体もございますということだけはお伝えしておきたいと思います。また、もう一つ加えて言うと、日本財団の行っていることですので、例えば急にサービスが頓挫してしまったとか、そういったことは余り考えにくいのではないかなと思いますので、もちろん注視していただいて、軌道に乗った際にはいち早くこの周知をしていただきたいですけれども、もし可能であれば早目でも私はいいと思っております。ぜひお願いします。これはぜひということで、お願いしておきます。
あと、ICT機器を使った、もしくはタブレットなどを使った通訳、多言語対応ですが、確かに専門的な行政用語などはちょっとまだ多少の不安はあるのかなと思いますけれども、でも実際には、例えばデータをクラウド上に蓄積しているサービスなんかですと、使えば使うほどに精度は上がっていきますので、この辺もぜひ研究をして。やはり何といってもオリ・パラに向けては、外国から来られた方が困ることのないような、そういう状態をつくっていただきたいと思いますし、武蔵野市も外国籍の方もふえておりますので、ぜひそういった方がしっかりと安心して、行政サービスなど、もしくは市の施設を利用できるような体制というのは心がけていっていただきたいと思います。
あと、いきいきサービスで、先ほどやはり教育長のほうから、(発言する者あり)そう、先生いきいきプロジェクトですね。失礼しました。いきいきプロジェクトのほうで、先生は積極的に地域にかかわっていきたいというような御答弁、一番最初にあったかと思います。ちょっとここのところジャンボリーなんかのことで、なかなか先生が難しい状況にあるというお話も聞くことがあるのですが、このあたりは実際のところどうなっていくのでしょうか、この先。この辺ちょっとお答えいただけたらなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
80 ◯教育長(竹内道則君) ジャンボリーのことです。ジャンボリーのことについては学校も、地域で行われている──もともとはあれは教育委員会で開始してきた生涯学習の系統ですが──行ってきたこともありますし、学校としてもやはり大事な、子どもを地域で育てる、育成すると、健全育成のために大事な事業だという認識ですし、子どもたちが夏休みの間にどういうふうに過ごすかという意味では、学校としても事業にかかわっていく意義については認めているところです。ただ先ほど来、この先生いきいきプロジェクトのお話の中で、新しい取り組みがどんどん入ってきます。その中で、学校の中での働き方改革を同時に進めなければいけない中で、なかなか学校として今までと同様にかかわっていくことが難しくなっているという状況もあります。それから、地域の中で学校とどのように、例えば先生がどのぐらいかかわるのかというのも実際にはかなり幅があります。その中で、どういうふうにこれからジャンボリーについて学校とのかかわりを持っていくのかというのは、ことしについてはほぼ、大体どういうふうに行うかというのは定まったようですけれども、もう少し時間をかけてきちんとその意義を見ながら学校も、やはり本分である子どもたちの教育というものをどういうふうに行わなければいけないのかというところもありますので、その辺を見据えながら、もう少し時間をかけてうまく、子ども家庭部とも相談しながら進めていきたいと思っております。
以上です。
81 ◯14番(藪原太郎君) わかりました。本当に一番大事なのは、先生が健康でいていただくことと、児童生徒と向き合う時間をふやしていただくこと、これに尽きるのではないかなとも思いますので、本当に、先ほど答弁の中でもおっしゃられていましたけれども、先生でなければできないことというのを今後も大切にして、それ以外の人ができるようなことは、場合によっては人材をふやすなども検討して進めていっていただければと思います。要望で、以上、終わりとします。お願いします。
82 ◯議 長(小美濃安弘君) 暫時休憩いたします。
○午後 5時15分 休 憩
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○午後 5時35分 再 開
83 ◯議 長(小美濃安弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、子どもたちへの安全対策等について、21番本間まさよ議員。
(21番 本間まさよ君 登壇)(拍手)
84 ◯21番(本間まさよ君) 子どもたちへの安全対策等について一般質問いたします。
5月8日、滋賀県大津市で、車同士の衝突事故によって散歩中の保育園児16名が死傷し、15日には千葉県市原市の公園に車が突っ込み、園児を守ろうとした保育士が負傷、幼い子どもたちが巻き込まれる痛ましい交通事故が相次いでいます。こうした事故から子どもたちを守る対策が急がれます。大津市の事故を受けて、政府は6月10日、保育園や幼稚園の周辺で車の通行規制などをするキッズゾーン(仮称)を新設する方針を固め、近く発表する交通安全対策に盛り込むと報道がありました。国土交通省が蓄積をしているETCカード搭載車のデータを活用し、危険箇所を特定し、対策をとるとなっています。データから割り出した危険箇所のスピードを落とすための対策などに、政府は既存の交付金制度を強化するとしています。武蔵野がこの交付金の対象になるかどうかは現在わかっておりません。
武蔵野市内の各保育園でもさまざまな対応が協議されたと伺っています。ある保育園では、お散歩の安全マニュアルを策定するまでは、園外、お散歩は行わないと決めた保育園もあったと伺いました。お散歩や園外遊びは、まちの中で草木が咲いている状態を感じたり、地域の人に挨拶したり、園内ではできない体験もできる、子どもたちの発達に必要な活動です。子どもたちにとって必要な園外遊びが安全に行えるよう、以下の質問をいたします。
1点目、認可保育園、幼稚園など就学前の子どもたちが通う施設から危険な箇所を洗い出してもらい、道路管理者や警察、市の関係部署が連携して合同点検を実施することを求めます。保育現場の意見を踏まえた、より抜本的な対策が求められると思います。見解を伺います。
2点目、昨年9月と本年2月の文教委員会で行政報告された通学路安全点検の実施は、道路の安全についても関係機関とともに点検したと報告されています。危険と認識された箇所への対応は進んでいるのか、お伺いをいたします。
3点目、質問の1及び2で指摘された危険箇所の解消に向け、ガードレールの設置、信号機の新設、歩車道分離、歩道の確保などの有効な対策の実施を求めますが、見解を伺います。
4点目、安全対策に必要な予算措置を求めますが、見解をお伺いいたします。
5点目、園外活動、お散歩などにおける安全確保に必要な保育園などの職員配置増を求めますが、見解を伺います。
6点目の質問は、園庭のない保育園についてです。園庭の広さに関する国の基準は、近くに公園や広場があれば代替できるとのただし書きがついています。さらに公園などについて、2001年に政府が地方自治体に対して、移動に当たって安全が確保されていれば必ずしも保育所と隣接する必要はないと文書で通知しました。これにより園庭が面積基準を満たさない施設が増加しました。次に紹介することは何度か議会で発言いたしましたが、吉祥寺のあるビル内に開設した保育施設の内覧会に伺った際、園庭はありませんが、お散歩は井の頭公園に行きますと説明されました。人も車も多い場所から複数の幼児をどのように安全に井の頭公園まで移動させることができるのか、大変驚きました。また、園庭のある保育園でも、外遊びは子どもたちの発達に非常に大切なものです。保育施設から公園等に子どもたちが移動する姿をよく目にしますが、行った先の公園に複数の保育所の子どもたちが来ていることがよくあります。小さな公園に二、三の保育施設の子どもたちが集まり、安全性の不安があったり、後から来た保育所の子どもたちは他の場所に移動せざるを得ない実態になっていることが問題となっています。特に園庭のない保育施設では公園が園庭の役割を果たすことになりますので、現在の武蔵野市の実態は深刻だと思います。今後設置する保育施設は園庭を設けることを必須とすること、現行の園庭のない保育施設も園庭が確保できるように、条件が整ったところには園庭の設置を指導するよう求めます。見解を求めます。
7点目は、公園内で遊ぶ子どもたちの安全についてです。この間、短期間の間にも、公園で遊ぶ園児に対し、声が大きいと部外者の大人からどなられた、また近づいてきた子どもを威嚇するなどの行為があったと聞きました。子どもたちの安全を見守るために、現在行われているホワイトイーグルの巡回をふやしたり、公園への見回りなどの制度の拡充を検討する必要はないのか、見解を求めます。
次に、大きな質問の2点目、幼児教育の無償化について伺います。
国は幼児教育の無償化を、ことし10月からスタートさせることを決めました。安倍首相は無償化を、子育て世代の負担軽減としています。しかし、この財源は逆進性がある消費税です。保育料は既に所得に応じた傾斜配分がされているため、低所得層では増税による負担が無償化の配分を上回り、軽減どころか負担増となります。多くの保護者が求めているのは、全ての子に安心・安全な保育です。認可保育園不足、保育士不足、待機児童は解消されない、こうしたもとでの幼児教育無償化は、保育の質の悪化をより深刻にする懸念が持たれています。幼児教育無償化の実施直前の中で懸念される問題や、武蔵野市でできる対応などを求め、質問をいたします。
1点目は、幼児教育の無償化による給食費の負担について伺います。食材料費、いわゆる給食費や、通園送迎費、行事費などは、無償化の対象ではありません。食材料費については、3歳から5歳児はこれまでも主食費は実費負担でしたが、新たに副食費、おやつ代が公定価格から切り離され、実費化されることになりました。副食費は、生活保護世帯やひとり親世帯などは免除の対象になっています。食材費の実費化によって、一部のケース、低所得世帯では、無償化前と比較して利用者の負担がふえる可能性があります。例えば第2子以下の保育料を無償化している自治体などの場合です。また、保育所等の施設側の負担増も考えられます。公定価格から副食費分として切り離された4,500円の減収分が補えず、減収が生ずる可能性もあります。また滞納があった場合の負担や食材料費の内訳を利用者に説明するなど、事務などの問題も発生します。対策が求められます。見解を求めます。
2点目、幼児教育の無償化による武蔵野市の新たな負担について伺います。無償化にかかる費用は初年度のみ全額公費負担で、その後は国が2分の1、都道府県と市町村が4分の1ずつ負担し、公立保育園は市町村が10割負担となります。これではますます公立保育園の廃止や民営化を加速させることにもなりかねません。武蔵野市の幼児教育無償化による新たな負担についてお伺いをいたします。
3点目、無償化の対象範囲をどのように考えるのかということです。今回の無償化は、認可外保育施設も一定の上限額の範囲で利用料を補助することを明記しています。原則として、厚生労働省は、保育士の配置人数などの指導監督基準を満たすことを条件としていますが、経過措置として、施行から5年は基準を満たさない施設も補助の対象としています。無償化の対象には、2016年からスタートした企業主導型保育事業も含まれています。企業主導型保育事業は審査、指導監督に市町村がかかわれない仕組みであり、児童福祉法で定める市町村の保育の実施義務から外れた制度です。職員の一斉退職による閉園、定員割れや短期間での閉園、助成金の不正受給などの問題が相次いで発生しました。定員に対する施設の充足率が6割しかないことも明らかになりました。
今回の無償化に対して、さまざまな課題がある施設も対象になるのか、指導監督基準すら守れない施設を対象にするのか、それでは保育の質は保てないという批判を受けて、国は、市町村が条例を特別に制定すれば無償化の対象を限定できるという規定を法の付則に設けました。しかし、国は、5年間は指導基準を満たしていない施設でも無償化の対象にするのが原則であると強調し、対象を限定する条例を制定できるのは、待機児童がいない、認可外の利用者がいない地域に限る、たとえ条例をつくっても指導基準を満たしていない施設しか排除することはできないと強調しています。こうした国からの牽制はあるものの、幾つかの自治体では対象となる認可外保育施設を限定するために条例化の準備がされているところがあると伺いました。条例制定の裁量は市町村にあります。武蔵野市がこうした動きに対してどのように考えているのか、武蔵野市独自の条例制定についての見解をお伺いいたします。
最後の質問は、生活保護受給者への健診等の手続の改善についてです。
武蔵野市で実施される特定健診は40歳から74歳を対象に実施され、後期高齢者医療健診は後期高齢者医療制度に加入されている方らを対象に実施されています。いずれの健診も申し込みは不要で、対象者には個別に市から受診票が送付されます。誕生月前に受診票が届きますので、健診があることを忘れることはありません。しかし生活保護受給者の健診は、本人が希望し、受診する場合は市の生活福祉課に申し込む必要があります。なぜ国保の加入者などのように個別に受診票が送られてこないのでしょうか。これはインフルエンザの予防接種も同様とお伺いました。このような例はほかにもあるのでしょうか。改善が必要と考えます。
誰もが平等に健康で大切にされる武蔵野市を強く求め、壇上からの質問を終わります。
85 ◯市 長(松下玲子君) 本間まさよ議員の一般質問に、順にお答えをいたします。
まず、大きな1問目の1番目についてです。大津市等の事故を踏まえ、令和元年5月13日付で警察庁から警視庁及び各都道府県警察等に、道路管理者と連携し、幼稚園や保育園等に通う幼児等の安全を図る対策の必要性について検討、実施するなど、交通安全の確保に向けた道路環境の改善に取り組むよう通達が出されました。市町村道においても警察及び道路管理者合同の点検を実施するよう要請があり、市関係部署との情報共有及び連携を図りながら、武蔵野警察と道路管理者等により合同点検を実施していきたいと考えています。道路管理者としては、既に5月中旬より市内の主な交差点の現状確認を行っております。危険が想定される箇所については防護柵の設置など、警察と協議の上、安全対策を行っていきたいと考えております。
続きまして、大きな1問目の3番目と4番目の質問は関連があるため、まとめてお答えをいたします。市内の危険箇所については、警視庁より交通事故防止箇所が示され、ガードレール設置等の安全対策について一括要請があります。また小学校のPTAからの要望等を受け、道路管理者と警察等で現場確認を行い、啓発看板の設置を含め、その対策を行っております。信号機や横断歩道の設置については交通管理者である警察が所管となりますが、これまでもさまざまな要請等を踏まえ、警察と連携を図り、市で実施可能な安全対策は速やかに行うなど、地域の実情に即した安全対策を進めているところでありますが、道路幅員が狭い場合や沿道住民の御理解が得られない場合など、ガードレール等が設置できないというケースもございます。部分的なガードレールの増設、区画線の設置等、小規模な対策については、実績を踏まえ通常の維持管理費で対応しておりますが、路線的なガードレールの設置や交差点改良等の大規模なものについては、必要に応じて予算措置を行っております。
次に、大きな1問目の5番目についてです。職員の採用、配置につきましてはそれぞれの保育所に委ねられておりますので、配置増について強制することはできません。しかしながら、散歩などの園外活動での安全確保については、園長会や保育アドバイザー巡回など、さまざまな機会を通じて各保育施設に周知をしてまいりたいと存じます。
次に、大きな1問目の6番目についてです。待機児童の解消というのが市の喫緊の課題でもあり、早急に取り組む必要があると考え、この間対策を講じてまいりました。新規保育施設の開設に当たっても、園庭の確保については重視をしている項目であり、市としても可能な限り園庭の確保をお願いしております。現行の保育施設の改善につきましては、各施設の事情により早期の対応がなかなか難しいとも思われますが、御相談をいただいた場合に、施設と協議をしながら、協力をしながら対応していきたいと考えます。
次に、大きな1問目の7番目についてです。ホワイトイーグルの巡回は、日曜日を除く毎日午前7時から午後7時までの時間帯で、パトロール車3台により、子ども関連施設158カ所の立ち寄りと、公園、福祉型住宅など105カ所の周辺警戒を行っております。巡回、公園の周辺警戒等の拡充につきましては、新規対象施設の追加等があった場合に立ち寄り先の見直しを行うなど、より効果的なパトロールを行ってまいります。不審者情報があった際の集中パトロール実施など、機動的な対応ができるよう体制を整備するなど、青色回転灯パトロールカーによる市内巡回での見せるパトロールで、防犯力の向上を進めていきたいと考えます。
続きまして、大きな2問目の1番目についてです。
幼児教育・保育の無償化に当たっては、制度がまだ細部まで決まっておらず、現段階では給食費の取り扱いというのは決まっておりません。しかしながら、御質問の中でもございました、国は副食費相当4,500円分を公定価格から外すこととなるため、市が負担をするとなると、一般財源にて全てを賄うこととなります。なお、国では年収360万未満の世帯からの給食費の徴収は行わないという方針を出しており、市としても、徴収する場合はこれらを参考にしながら制度設計をしていきたいと考えます。給食費の取り扱いは、他市の状況なども加味しながら、慎重に判断をしていきたいと考えております。仮に徴収する場合については、施設側及び保護者にも丁寧に説明をしてまいりたいと思います。
次に、大きな2問目の2番目についてです。今回の無償化によって、新たな負担としましては、公立保育園における3から5歳児の保育料が国から手当てされないため、全額市負担となります。また給食費の減免措置についても補助が充当されないため、新たな負担となります。
続きまして、大きな2問目の3番目についてです。国の定める無償化の対象となる施設は、認可保育所、幼稚園のほか、認可外保育施設のうち認証保育所や企業主導型保育施設などとなっております。国は無償化の対象範囲について条例等で定めることができるとしておりますが、本市においては、保育の質の観点も含め、認証保育所や企業主導型保育施設以外の認可外保育施設を無償化の対象施設とするかは現在検討中であります。条例化についても、この検討の上で、他市の状況なども踏まえて対応していきたいと考えます。
次に、大きな3問目の1番目についてです。まず特定健診に関しては、生活保護受給者は高齢者医療確保法における健診対象者から除外されております。そのため生活保護受給者は、健康増進法の健診事業という位置づけで受診をしていただいております。特定健診等の対象者については国保連合会から対象者データが送られてきますが、今お答えしましたとおり、その中に生活保護受給者の方々は入っておりませんので、健康課から直接受診票を送付することはできません。仮に、個人情報である生活保護受給者データを生活福祉課から健康課に送り、そのデータをもとに受診票等を発送したとしても、医療機関では受診時点での生活保護受給状況を確認することができないなどの課題もあり、申し込みなしで直接お送りするのは難しいという現状がございます。
次に、生活保護受給者が受けられる予防接種やがん検診で市から受診票を発送していないものは、基本的にお申し込みが必要な予防接種や健診等で、利用者負担が免除になるものです。やはり予防接種や受診の時点の生活保護の受給の状況をそれぞれ確認する必要がありますので、どうしても生活福祉課か健康課にお申し込みいただくこととなっております。以上から直接受診票等をお送りすることは難しいと考えておりますが、御指摘をいただいたように、希望される方が健診等の受診につながるということが重要と考えますので、わかりやすい周知方法等について今後研究してまいりたいと考えます。
他の質問については教育長からお答えいたします。
86 ◯教育長(竹内道則君) 私からは、大きい御質問の1の(2)、通学路安全点検の実施後の対応についてお答えいたします。
御質問いただいた通学路の安全点検は、昨年発生した新潟での児童連れ去り事件や大阪北部地震などを踏まえて、保護者と学校、行政の連携で、防犯、防災、交通安全などの観点から、市内の市立小学校区の通学路を合同点検したものでございます。その点検結果については、学校、PTAや庁内関係課で情報共有するとともに、警察署にも情報提供して、パトロールを実施する際に活用していただいています。学校や家庭においても、点検結果に基づいて、児童に指導や注意喚起を行っております。また市報やきょういく武蔵野、ホームページでも、点検を踏まえた注意喚起を広く市民に呼びかけたところでございます。そして関係各課においても、パトロールの強化やハード面での環境整備、具体的に申し上げると街路灯の照度アップ、植栽伐採による良好な通行環境の確保などに、順次取り組んでいるところでございます。
以上です。
87 ◯21番(本間まさよ君) おおむね前向きな御答弁をいただいたかなというように思っております。
最後のところの生活保護の健診につきましても、これからも対象者の方たちがきちんと受けられるように、きちんと情報提供したいという御答弁をいただきましたので、ぜひやっていただきたいと思っております。健診の場合の手続というのは、それほど大変な手続ではないというように対象者の方からも伺っておりますが、ただ、他の健診の場合は市のほうからきちんと連絡が届く、しかし生活保護の受給者の方の場合は自分が意識しなければできないというような、やはりそれはハンデがあると思います。こういうものが、やはり細かいものがいろいろとあるのではないかなと思いましたので、今回はこの問題について質問させていただきましたが、私は生活保護の医療券についても、本来であれば国民健康保険等で行っているような制度をやるべきではないかなと。病院に行くときに生活福祉課に行かなければ、医療券をもらってからでなければ行けないというようなことは、改善をしていかなければいけないのではないかというように思っておりますので、これは国の制度とか、そういう内容ですので、今後も市とも協力して、改善できることについては、引き続き提案、また指摘をしていきたいというように思っております。これは市長の御答弁をいただきましたので、ぜひ今後も周知徹底をよろしくお願いしたいと思います。
子どもの安全対策についてお伺いいたします。
まず1点目のところでは、市のほうで合同点検をこれから行うということで、ぜひやっていただきたいと思っておりますが、1点目のところの質問をさせていただいたのでは、保育園や幼稚園で、園外遊び、お散歩に行かれている人たちが、直接体験したり見たりして、ここは危険だというようなところがある場合、関係者の人たちと一緒にその話を聞き、そして点検をするというのが必要ではないかなと思っておりますので、認可保育園や幼稚園などでの危険箇所についてのいろいろな聴取、これはどういうようにお考えになっていらっしゃるかというのを1点伺いたいと思います。
2つ目は、ガードレール等の設置について、私たち議員はいろいろな市民の方から、いろいろな御要望を伺って、設置について市にも要望させていただくのですが、警察も必要性は十分理解しているという御答弁をいただきながら、なかなか設置が進まないという状況がございます。もっと早く設置していただきたいなというように思うのですが、もう半年以上かかっているようなところもあります。ぜひ市のほうから、もっと関係機関のところに強く働きかけていただき、改善を進めていただきたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。2点目に伺いたいと思います。
それから、5点目の質問についてなのですが、ちょっと市長の答弁がよくわからなかったのですが、これは園長会などで意見を伺って、周知したいというのは、職員の、例えばお散歩などに行く場合の補助などのことについて求めたわけですが、この周知したいというのはどういうようなことをおっしゃったのかというのがちょっとわからないので、改めて御答弁いただきたいと思います。実は昨年、保育士さんたちにお話を伺いました。今本当に子どもたちの安全ということに関しては、とてもいろいろ注意を払っているということがよくわかるお話でした。というのは、お昼寝をしているときに、5分おきに子どもの状況をチェックしているというのを伺って、すごい大変だなというように思ったのです。今、保育士不足もありますし、それから、なかなか必要な保育士さんの確保というのも大変な中で、遊びに公園に行く、散歩に行けばそれについていく、そして担任だけでなくて、いろいろな人たちがついていく。そうすると今度は園内での職員の配置という問題も出てくると思うのです。これは、やはり散歩などはとても大事な、子どもたちにとっての生活に大事な活動ですので、これをやはり安全に進めていくためには、市としても、こういう補助も含めたことも今後検討する必要があるのではないかなというように思いますので、改めてこの点についてお伺いをしたいと思います。
それから、園庭のない保育園と、それから市の考え方ということについてはお伺いいたしました。ぜひ今後は、本当に園庭をしっかりと確保する、これを市の姿勢としてしっかりと示していただきたいなというように思います。もう一度ここのところを御答弁いただきたいと思います。
それから、安全対策につきましては、2点目の文教委員会で報告された通学路の安全点検については教育長のほうから御答弁いただいたのですが、この文教委員会のところで私も質問したのですけれど、一番調査の中で数字的に多かったのが、交通安全に関する案件が一番多かったと報告をされているのです。注意喚起はもちろんなのですが、やはりその対応として、先ほど言いましたような信号機とかガードレールとか、きちんと対応できるものというのが必要ではないか、特にこれは関係者の方たちと一緒に点検していきますので、こうした必要なところというのが明らかになってきていると思うのです。これは保育園の散歩のところと同じなのですが、これについて、ガードレール等が必要だというようなところについては、この調査後にどのように進んだのかというのを伺っているので、もう一度御答弁いただきたいと思います。
88 ◯市 長(松下玲子君) 私からは本間議員の4点の再質問についてお答えをいたします。
まず1点目についてです。幼稚園や保育園等の園外遊び等で危険と思われる箇所については、こちらは危険箇所について報告をいただくようにお願いをしております。これは認可保育園、小規模保育園の施設長会議において、改めてお願いをしております。認証保育所はこれからお願いをします。今回のこうした通達以降の動き以前におきましても、幼稚園の側から、園外遊びというよりも通園に関して、ガードレールの設置等で、その都度、市に対して御要望等もいただき、協議、調整等を行っているというこの間の現状もございます。
続きまして2問目の、ガードレールの設置がなかなか進んでいないのではないかとの御趣旨での御質問かと思います。最初にお答えをしましたように、ガードレールの設置に関しましては、道路の幅が狭い場合や、設置する場所の沿道の住民の御理解が得られないという場合などに、ガードレール等の設置の要望があってもできないというケースもございます。ただ、例えば平成29年度には、警視庁より、市道114号線、伏見通りの八幡町4丁目の交差点について、交差点の形状が非常に大きく、自転車等の巻き込み事故や追突事故等の発生が懸念されるということから、交差点改良、歩道の張り出しを実施するよう指導があり、これは平成30年度の交差点改良工事として実施をしております。なので、ガードレールの設置の要望というのは、現状では協議や理解を得る中で、また道路の幅など、ケースによって異なってくるということをお答えいたします。
そして、配置です。安全確保に必要な職員配置増を求めますがとの御質問でしたので、職員の採用、配置はそれぞれの保育所に委ねられているのでということでお答えしましたが、今の再質問の中では、配置増に際して、加配というか補助です。この配置増に関する補助も含めた配置増についてとの御趣旨でした。現状で、こうした保育園などの職員の配置等について補助を行っておりませんので、本間議員からの御意見として承りたいと思います。
次に、4番目、園庭のない保育園をどう考えるかとのことですが、これは本当に難しい課題であると思います。待機児童の解消、保育園に預けたくても預ける場所がないということで、この間、東京都の制度として認証保育所という制度もできて、その中で園庭のない保育園というのが既に市内にも幾つもできているというのが現状であります。保育の質の観点から、子どもの最善の利益の観点から、園庭の確保というのは、これは重要であるという認識を持っておりますが、その一方で待機児童の解消というのも、この間の取り組みの中で、園庭のない、特にゼロ、1、2歳児ですとか、そうした小規模の保育施設などがふえてきたという現状があります。今後の新設に関しては、先ほどもお答えしたとおり可能な限り園庭の確保をお願いしてまいります。また、現状の保育施設の改善についても各施設と、事情によりなかなか状況は異なるとは思うのですが、御相談があった場合に、協力をしながら対応したいと考えております。
以上です。
89 ◯教育長(竹内道則君) 本間議員が御指摘いただいたように、合同点検の結果、抽出された課題については370件でした。そのうち防犯上の観点からのものが70件で、防災上の観点からのものが90件、交通安全上の観点のものが210件で、交通安全に関するものが一番多かったです。その上で、交通安全の面で注意が必要だ、そういったハードではないものについてもかなり多かったのですが、一つ一つの点検結果について、防犯のチーム、防災チーム、交通道路チーム、住宅建築チーム、緑・公園チームというふうに、さまざまな観点から対応策を考慮して、特に道路交通については交通対策課、道路課、それから警察署の交通課と合同で対処するようにしております。そして、一つ一つの案件について、児童に注意喚起が必要なもの、行政の対応が必要なものなど分類して、担当課を定めて、例えば、先ほど御紹介したように道路のLEDの交換が必要だとか、これは行ったものですが、それからガードパイプの取りつけなどの補修が必要だというもので、これも行いました。それから横断歩道が必要だというものもございましたので、これについては交通量を調査し、東京都公安委員会に横断歩道の設置を上申するなど、一つ一つの点検された結果について担当課を定めて、そこで具体的な対処について既に取り組んでいるものでございます。先ほど申し上げたように、まだこれから行動するというものもありますけれども、できるものから行っているところでございます。
90 ◯21番(本間まさよ君) では、市長も教育長も、安全という面からできるだけ速やかに、必要な対応についてはぜひ実施していただきたいと、改めてお願いをしていきたいと思います。
1つだけ、保育園の園外活動などに必要な職員の配置ということについて、民間の場合は職員配置は民間で行う、公立の場合は市のほうで考える。今の安全ということに関してはもう少し、職員というか、付き添う人たちが必要になってくるというように私は思っております。これはいろいろな保育園等でも、全国的にも見直して、もっと必要ではないかというようなことが言われております。このことに関しては、公立の場合は市ということになりますので、民間の場合はそういう補助というようなことになると思いますので、こうしたこともぜひ今後検討していただきたい。また園長会等でも意見を聞いていただきたいというように思います。
次に、幼児教育の無償化についてです。まだ全部決まっていないということもあって、予算のことについては9月という御答弁も、他の議員の質問で伺いました。ただ、今御答弁いただいたのは、私が指摘した、例えば保育料がもしかしたら高くなってしまう可能性もある、こうした世帯については制度設計の中で対応していきたいという御答弁だったというように理解しておりますので、こうしたことについては負担がふえないように、ぜひお願いをしたいと思います。
それからもう一つ、保育の質ということがこの間ずっと叫ばれてまいりましたが、今回の幼児教育の無償化では、先ほども指摘させていただきましたように、指導監督基準を守らない、保育士はきちんと何人配置しなければいけないということを、何度も指導してもやらないとか、そういうような施設もこの無償化の補助の対象になる、5年間は対象になると。これはやはりすごく問題があって、本当に子どもたちの安全というか、そういうことについても大変不安になる問題だと思います。
今回6月の議会で条例を検討している自治体も複数あるというように、新聞報道等でも紹介されております。市のほうでもさまざまな検討をしていくという御答弁をいただきましたので、ぜひこうした情報をしっかりとっていただいて、保育の質が低下しないような市の取り組みというのを進めていただきたいというように思いますが、これについて再度御答弁をいただきたいと思います。
91 ◯市 長(松下玲子君) 今の最後の部分です。無償化の対象範囲がどこまでになるかという部分と、保育の質が低下しないような取り組みという観点からの御質問かと思います。これは本当に難しいところがあると私は考えております。というのは、無償化というのと保育の質というのを両方考えた場合に、認可保育園、認証保育所に入れなかった方が無認可の保育施設に、無償化のいかんにかかわらず入る可能性がございます。そうした際に、やはりさまざまな統計的な観点から、事故が実際に起きているという現状を考えると、これはその無償化とはまた違った観点から、無認可保育施設の保育の質というのをどう向上させていくのかというのが課題であるという認識を私は持っております。無認可保育施設への指導権限等、また東京都とも情報共有をしながら、また私どもに寄せられる情報を東京都にも伝えながら、この無償化にかかわらず、無認可保育施設の保育の質の向上というのをどのように取り組んでいけるかというのを、そこで過ごす子どもの命というのをしっかりと考えた上で取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
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92 ◯議 長(小美濃安弘君) 次に、行政手続の電子化等について、5番品川春美議員。
(5 番 品川春美君 登壇)(拍手)
93 ◯5 番(品川春美君) 5番、改革武蔵野・都民ファーストの品川春美です。初めての一般質問となります。そして、本日最後の一般質問となります。皆様もう少々おつき合いくださいませ。よろしくお願いいたします。
質問の前に、少し思いを述べさせていただきます。
さきの選挙で、私は、武蔵野市をテクノロジー先進都市にと訴え、市民の皆様から大きな御負託をいただき、議会に送り出していただきました。最近発表された世界銀行によるビジネス環境ランキングでは、日本はOECD加盟国34カ国中24位、特に行政手続のランキングが低迷しています。現在はスマートフォンの利用を前提としたサービスが急速に拡大し、クラウドなどのICT技術の低廉化・多様化が進んでおり、行政の申請、手続についても民間サービス同様に、オンラインで完結できるようなサービスが求められています。また、行政手続のオンライン化は、庁内の業務プロセスの改善やコスト削減、働き方改革の推進につながると考えられます。市民の利便性向上はもちろんのこと、武蔵野市役所の生産性向上につながる重要なテーマであるため、4年間しっかりと取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして、一般質問に入ります。
まず1つ目のテーマ、行政手続の電子化について伺います。
先日、行政手続を原則電子申請に統一する、いわゆるデジタルファースト法が今国会で成立しました。行政手続を原則オンラインにて実施するデジタルファースト、一度提出した情報は再提出不要とするワンスオンリー、民間ともつながり、複数の手続を一度に済ますコネクテッド・ワンストップの3つが基本原則です。これらが実現することで、将来的にはスマートフォンやパソコンなどオンライン上で、市役所に来ることなく行政手続を済ますことができます。このデジタルファースト法は地方自治体においても努力義務を課しています。そこで、以下の点について伺います。
1、現在、市の行政手続は何種類あるか伺います。
2、それらはどのくらい電子化されているか伺います。
3、これまでどのくらいのペースで電子化を進めてきたか伺います。
4、このままのペースだと電子化はあと何年かかるか伺います。
5、武蔵野市として行政手続の電子化はいつまでに行うか伺います。
6、デジタルファーストを推進していく上では、書類への押印義務も1つのハードルです。そこで、市の手続で押印が必要な手続が何種類あるか伺います。
通告では、次の質問は受動喫煙防止対策についてでしたが、順番を入れかえて、SNSの活用方法について先に質問させていただきます。
SNSの活用方法について。
行政手続の電子化の先には、よりオープンに、かつテクノロジーを活用して市民が行政に参加するオープンガバメントを実現していくことが重要です。武蔵野市でも、例えばSNSを活用して市民から道路のふぐあいなどを通報していただく道路通報システムの試行的導入を検討し、予算として計上したと、過去の御答弁にありました。これは大変よい取り組みだと思います。LINEなどのSNSを活用して効果検証をしていくとのことですが、例えば福岡市では、LINEを使い、防災、子育て、ごみの日、お知らせの4つの項目で、登録した内容に合わせて自分に必要な情報だけが届くという、便利なLINE公式アカウントをつくっています。武蔵野市でLINEを活用していくに当たり、今後、道路通報システムのほかにもサービスを付加していくお考えがあるか伺います。
次に、受動喫煙防止対策についてです。
昨年、東京都では
受動喫煙防止条例が制定され、本年1月1日に第1段階施行を迎えました。これより2020年4月の全面施行に向けて、数回の段階を経て実施されていきます。武蔵野市では現在、喫煙対策庁内調整会議を設置しており、喫煙所や
マナーポイントの設置についても検討されていると過去の御答弁にありました。そこで、武蔵野市の今後の受動喫煙防止対策の方向性について、分煙対策も含めて改めて御見解を伺います。こちらにつきましては、先ほどひがし議員、本多議員からの質疑において同じ内容を伺っておりますので、割愛いたします。
引き続き、受動喫煙防止対策の質問です。
1、平成30年第3回定例会の中で、屋外での受動喫煙対策について、市民の方から御意見などいただいた際には、ごみ総合対策課の職員が出向き、たとえそこが私有地であっても、事業者等には道路に煙が流れないよう配慮を求めておりますという御答弁が市長からありました。
1の1、屋外での受動喫煙には路上喫煙者の煙だけでなく、民間事業者の私有地から流れてくる煙によっての受動喫煙もあります。事業者に対して道路に煙が流れないよう配慮を求めるとき、どのような対策を講じているか伺います。
1の2、これまで民間事業者に配慮を求めた際、どのような対応及び回答を得ているか伺います。
2、東京都は受動喫煙防止対策において、市区町村に対し、公衆喫煙所整備への全額補助や禁煙治療費への補助など、さまざまな取り組みで支援しています。東京都が補助金の助成をしても、窓口である市区町村が手を挙げなければ受動喫煙対策が進まないと考えます。
そこで、2の1、武蔵野市では東京都の市区町村支援を現在どのように利用しているか、取り組み状況を伺います。
2の2、今後、東京都の支援を武蔵野市としてはどのように利用していく予定か伺います。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
94 ◯市 長(松下玲子君) 品川春美議員の一般質問に、順にお答えをいたします。
まず、大きな1問目の1番目についてです。市民の皆様から市役所に申請する手続には、法令や条例などに基づく許可や認可に関するもの、各種手当の申請のほか、育児支援ヘルパーの利用や各種講座の申し込みなどもあり、非常に多くの手続を行っております。そのうち法令や条例等に基づく申請で、許可や認可など行政庁の処分に関する手続など行政手続条例の適用をするものは、平成30年10月1日時点で465種類でありました。
続きまして、本市における電子申請は、主なものとして図書館の貸出予約、こちらは約48万件です。粗大ごみ収集の申し込み、約5,000件です。地方税の申告手続、eLTAXで約10万件です。職員の採用試験の申し込みなどを行っております。また東京都や都内の区市町村が共同で運営する東京電子自治体共同運営協議会の電子申請システムにより、研修、講習、各種イベントなどの申し込みを行っており、30年度では48手続、6,470件の実績となっております。
大きな1問目の3番目についてです。電子自治体の共同運営サービスは平成17年の1月から運用を始め、図書館の貸出予約は平成17年から、地方税の申告手続は平成23年から、粗大ごみの収集申し込みは平成29年から電子申請を実施しております。基本的には、市民ニーズ、費用対効果、近隣自治体での状況などを考慮しながら各手続ごとに検討を進め、必要に応じて電子申請化に取り組んでまいりました。本年6月1日からは児童手当の現況届についても、この共同運営サービスの仕組みを使って電子申請を開始しております。
大きな1問目の4と5については関連しますので、まとめてお答えをいたします。
電子化まであと何年かかるか、行政手続の電子化はいつまでかかるかという御趣旨の御質問ですが、全ての手続を電子化するためには相当の時間とコストがかかると想定されます。また、申請に際し、成り済まし対策のため個人番号カードの普及が前提条件となることもあり、こうした場合、個人情報保護の観点から慎重な対応が必要と考えます。今後については、この
デジタルファースト法、
デジタル手続法について、他市の動向を見ながら、今年度中に策定いたします第六次総合情報化基本計画の中で検討を行ってまいります。
続きまして、大きな1問目の6番目についてです。印鑑の押印が必要な手続の数についても、行政手続の種類と同様の理由から全体数は把握しておりませんが、住民異動届や税証明など、押印欄のない申請書類も多い状況です。電子申請を進めていく上での課題となるのは、オンラインによる手続は、これまでのように対面で行うものではないことから、本人確認をどこまで厳格に行うか、本人確認を行うための仕組みがどこまで普及し、その仕組みを多くの人が使いこなすことができるか、添付書類が複数あるような手続への対応などであると考えます。
続きまして、2問目の質問でございます。
令和元年度の新規事業である道路通報システム試行的導入の検討は、四條畷市や芦屋市などが行っているLINEを活用した道路通報システムを参考に、本年度後半に実施できるよう現在計画をしております。LINEが持つさまざまな機能やLINEの普及状況を考えると、道路通報システムだけでなく防災や子育てなど、さまざまな場面での活用も考えられると認識をしております。まず今年度は道路通報システムの試行的実施を行い、システムの効果検証を行った上で、その後の展開について検討を進めていきたいと考えます。
続きまして、大きな3問目、受動喫煙対策についての質問です。そのうちの3の1、3の2については関連しますので、まとめてお答えをいたします。
民間事業者の私有地、民有地の屋外の喫煙所等について苦情があった場合は、御質問の中でも御説明いただきましたが、職員が現場に伺い、苦情があった旨をお伝えするとともに、所有者や管理者に対して喫煙所については極力、道等の公有地から離れた場所に設置するとともに、可能な場合、パーティションを設置することで煙が道等に流れないような配慮を求めています。ただし、これには法的な根拠がなく、実効性がないということが課題であると認識をしております。数は少ないですが、このようなお話、対応をすることで、灰皿の撤去等対応していただける場合もあります。ただし大多数は、検討しますといったお答えはいただけますが、実際の改善が見られない場合が多いのが実情であります。市としては地道な取り組みを継続して行ってまいりたいと考えます。
次に、大きな3番目のうちの2問目の1、2問目の2についてでございます。こちらも関連するため、まとめてお答えをいたします。
昨年度利用した都受動喫煙防止対策促進事業補助金は、平成31年3月22日に医療職向けに実施し、52名の先生方に御参加をいただいた講演会「多職種連携で進めようたばこのない世界」の講師への謝礼や講演会チラシの印刷、また今年度の喫煙対策啓発用リーフレットの購入に使わせていただきました。今後もこうした啓発に補助金を活用するほか、喫煙所設置等の際には整備事業補助金を利用したいと考えております。
以上です。
95 ◯5 番(品川春美君) 御答弁いただきましてありがとうございました。再質問をさせていただきます。
まず最初に、1つ目の行政手続の
デジタル化についてですが、先ほど御答弁の中にありました行政手続の私が質問した中で、数、種類です。こちらは行政処分といいますか、そちらをもとに数字のほうを465種類、出していただいたのだと思います。実際、庁内の全ての種類についてはまだ把握できていないという理解をいたしました。まず現状の把握をより正確に行うべきだと私は考えます。
デジタルファースト法といいますか、それらを行っていく上で、先ほど本人確認が最大のネックといいますか、なかなか進まないところだと思うのですけれども、まずそこに行く前段階で、行政手続というのがこの市役所内にはどのぐらいあるかというのを把握しておくのが1つのステップかと思いますので、より正確に行うべきと考えるのですが、私は今回、ほかの自治体の取り組みについて調査してみました。この分野で先進的な取り組みをしている福岡市では、行政手続が何種類あるか把握するために、各課に対して、どういう手続があるか、オンライン化するとしたらどのくらいかかるか、なぜオンライン化できないかなどの照会をかけ、1カ月ほどで全1,700の手続について集計を完了したとお聞きしています。ぜひ武蔵野市でも、次の定例会までに市全体の行政手続に関する現状を正確に把握すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
また同じように、押印が必要な書類の種類についても、大分昔に一度全て、どのぐらいの種類があるか調べたというのをヒアリングの際にお聞きしているのですが、それ以降行っていないということで、これについても
デジタルファースト法を行っていくに当たり、押印をしなければいけない書類というのはネックになってきますので、やはりなるべく何種類あるかというのは把握していったほうがよろしいかと思います。同じように、どのぐらいの種類があるかというのを、次の定例会までに把握できるかわかりませんが、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。
また先ほどの御答弁の中で、
デジタルファースト法については第六次総合情報化基本計画の中で扱っていくというような御答弁があったかと思います。これについては、行政手続の電子化について第五次総合情報化基本計画の中には数値目標なども設定されておりませんでしたので、今後、第六次総合情報化基本計画で取り扱っていく際には数値目標をしっかりと立てて進めていくべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
次に受動喫煙対策についてですが、民間事業者に対して配慮を求めていく際、補助制度などがあることを案内したりしているかどうかというのをお聞きしたいと思います。喫煙所の設置なども、民間の私有地であっても市が出すということであれば、東京都の喫煙所の設置の補助、費用というのは使えたかと思います。そういった案内を含めてしているのかというのをお聞きしたいと思います。
あと、先ほど配慮をお願いしに行っていて、案内などもしているということだったのですが、ちょっと話が前後してしまうのですけれども、市民の方から御相談が絶えないのはどのような課題があるからかというのを、市長の御見解を伺いたいと思います。
まずこちらの再質問をお願いいたします。
96 ◯市 長(松下玲子君) 3点の再質問に、順にお答えをしたいと思います。
まずは、行政手続は何種類かというところで、福岡市の例も御紹介いただきましたが、福岡市は政令市ですので、1,700と聞いて、うちで今465で、ちょっとこの、やはりこれは私が先ほど答えたような行政手続条例を適用するものでの数ではないかなと思います。というのは、市ではさまざまなイベントや事業の申し込み、利用の申し込みなども行っております。種類も多岐にわたり、短期間のものから1年間の申し込みのものまで非常に多岐にわたるので、それらを全て把握するというのは、これはやはり困難であると考えます。なので、先ほどもお答えしましたように、法令や条例等に基づく申請に対する処分や不利益処分について、行政手続条例に基づきその審査基準や処分基準を公表していることから毎年点検を行い、その分については種類を把握しているということでございます。
次に、関連もいたしますが2問目で、第六次総合情報化基本計画の中でいつまでになど目標を立ててとの御質問かと思います。行政手続の電子化、市役所にかかわる全ての手続の電子化というのは相当の時間とコストがかかり、単独の自治体、基礎的自治体でそれを全て行うというのは、また目標を立てて行うというのは、私はこれはやはりなかなか困難であると思いますし、であるからこそ、この
デジタルファースト法でも努力義務という形になっているのだと考えます。なので、具体的にどういった手続について電子化を行うかということについては、第六次総合情報化基本計画の中でまずしっかりと検討をしていきたいと考えます。
次に3問目の受動喫煙防止対策についてでございますが、市長への手紙の中で、特に歩道を歩いているときに民間の企業やお店等に設置してある灰皿から、そこで吸っている、民有地の中でたばこを吸っている方からの煙が流れてくる、屋外での受動喫煙ということです。それについて何とかしてもらえないかというようなお声が届きます。そうした声が届いた際に、現場に行って確認をして、注意をして、配慮を求めますが、法的根拠、民間の土地、民地に対しての強制的な、私どもで灰皿を撤去するという法的根拠はございませんので、これはお願いになります。お願いの上で、取り組んでいただくこともあり、地道に取り組んでおります。
御質問の中で、都の補助があることを説明しているのかどうかということでございますが、まず私どもが現状、今考えているのは、市として屋外に喫煙所を設置することはできないか、その上では、市有地のみならず、民有地をお借りして設置をすることができないかという公的な喫煙スペースの可能性について検討し、探っている状況でございますので、私どもが回る中で、各お店や企業等のそこに直接、都の補助を使ってつくったらどうですかというような働きかけは、現在では行っておりません。その上で今後、御相談があれば、一緒に考えて対策をしていきたいと思っておりますが、企業によってはコンビニ等でも屋外の灰皿を撤去するという、そういう自主的な動きがあるというのも承知をしておりますので、受動喫煙防止の対策について市も積極的に取り組む中で、民間の事業者、企業の皆様とも協力をして行っていきたいと考えております。
以上です。
97 ◯5 番(品川春美君) 御答弁いただきありがとうございます。
デジタルファースト法を第六次総合情報化基本計画の中で取り入れてというか、しっかりと検討を進めていくということでしたので、そちらに対して今後も注力し、引き続き意見、提案などをしていけたらと思います。ありがとうございました。
また、行政手続の数の把握なのですけれども、行政手続に係る全ての手続を把握することはできないということでした。福岡市の1,700の手続についても、同じように行政処分がかかるようなものに対しての手続ではないかという御答弁でしたので、これは私のほうでも今後確認して、また調査研究し、次回の定例会で質問させていただきたいと思います。
受動喫煙防止対策についてなのですが、規制ができないということ、規制といいますか、こちらから注意、そういったことができないということで、あくまでも配慮、お願いをするしかないということだったのですけれども、また市からあえて、民有地というか私有地に対して、喫煙所の設置を都の補助金を使って促すことはしないということでした。しかしながら、実際に受動喫煙という観点から言うと、路上ではあるのですけれども、特に三鷹駅の北口のオフィス街など、本多議員もおっしゃっていましたが、やはり路上を通行しているだけでも煙がかかって受動喫煙してしまっている状況というのはとてもあるので、そういったことを市のほうからも、そうですね、配慮をお願いするしかないということだったのですが、その説明をしにいくときに、どういった課題がその事業者さんにあって、それをどういうふうに解決していけるかという、協働の点からも探っていただけないかと要望いたします。
一応、三鷹駅の北口エリアの、特に通学路に関して言うと、東京都子どもを受動喫煙から守る条例の第10条が、喫煙しようとする者は、学校、児童福祉施設その他これらに準ずるものの周辺の路上において、子どもの受動喫煙防止に努めなければならないとありまして、事業者といえども、やはり子どもの受動喫煙防止に対して配慮した喫煙所の設置などをしていかなければならないと理解しております。そういったことも含めて、市のほうからも配慮をお願いする際に提案して、引き続きお願いしていっていただけたらと思います。
以上です。
98 ◯議 長(小美濃安弘君) お諮りいたします。日程はなお残っておりますが、本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
99 ◯議 長(小美濃安弘君) 異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
次の本会議は6月14日午前10時から開きます。なお、ただいま御着席の方々には改めて御通知をいたしませんので、さよう御了承願います。
本日は、これにて延会いたします。
○午後 6時55分 延 会
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