武蔵野市議会 2009-03-23
平成21年度予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日: 2009-03-23
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○午前10時00分 開 会
【やすえ委員長】 おはようございます。それでは、ただいまより予算特別委員会を開会いたします。
日程第1、議案第28号 平成21年度武蔵野市一般会計予算、議案第29号 平成21年度武蔵野市
下水道事業会計予算、議案第30号 平成21年度武蔵野市
国民健康保険事業会計予算、議案第31号 平成21年度武蔵野市老人保健(医療)会計予算、議案第32号 平成21年度武蔵野市
後期高齢者医療会計予算、議案第33号 平成21年度武蔵野市
介護保険事業会計予算、議案第34号 平成21年度武蔵野市
水道事業会計予算、以上7議案を一括して議題といたします。
本日は、第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費、以上3款の審査から入ります。
説明を求めます。
2 【
五十嵐環境生活部長】 それでは、第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費を一括して御説明いたします。
242、243ページをお願いいたします。第5款労働費、第1項労働諸費、第1目労働諸費は、武蔵野市勤労者互助会の運営、中小企業勤労者への
融資あっせん事業、メーデーに対する補助など、労政に関する経費でございます。21年度は、隔年で実施しております武蔵野市技能・
産業功労者表彰事業を実施いたしますが、人事異動に伴い人件費が減少したこと、及び勤労者互助会で実施しておりました海の家事業を交流事業に移管したこと等により、前年比218万4,000円の減となっております。内訳につきましては説明欄記載のとおりでございます。
次に、244ページから247ページまでの第6款農業費、第1項農業費、第1目農業委員会費は、市内農地の保全を図るとともに、農地法の規定に基づき、農地の利用関係の調整に関する事務を行う農業委員会の運営に要する経費でございます。前年比44万9,000円増の主な理由は、行政視察を実施する経費等でございます。内訳は説明欄記載のとおりでございます。
第2目農業総務費につきましては、農業関係事業の共通事務に要する経費でございます。前年比212万5,000円の増は主に人件費でございます。内訳は説明欄記載のとおりでございます。
第3目農業振興費は、前年比711万7,000円の減でございます。これは前年度900万円を計上いたしました東京都の
生産緑地保全整備事業費補助事業について、21年度は補助要件に合った整備事業がないこと等によるものでございます。21年度の新規事業といたしましては、249ページの下の方にございますが、
認定農業者経営改善支援補助金制度を立ち上げ、認定農業者に対する本市独自の支援を実施するための費用250万円を計上いたしました。こうのとりベジタブル事業の実施、農産物品評会の開催、各農業団体への助成、
フレッシュサラダ作戦事業、
登録農地育成事業、
安心ファーム事業等への補助を通じて、農地を守り、安全で新鮮な農産物を市民に提供するための農業振興事業を引き続き進めてまいります。また、
自然崩壊性マルチシートや
減農薬野菜等栽培、有機質肥料等の購入助成を行う
環境保全型農業資機材購入補助金により、環境への負荷がより少ない農業を推進するとともに、
農業交流活性化支援事業への助成も実施してまいります。内訳は説明欄記載のとおりでございます。
第4目市民農園費は、市民農園7園の管理運営に要する経費でございますが、前年比21万円の増は、
可燃ごみ処理委託料の増額等によるものでございます。その他の経費につきましては、説明欄記載のとおりでございます。
次に、250、251ページをお願いいたします。第7款商工費、第1項商工費、第1目商工総務費は、
生活経済課関係事業の共通事務に要する経費でございます。前年比53万9,000円の減は主に人件費によるものでございます。
252、253ページをお願いいたします。第2目商工振興費は、前年比8,031万3,000円の減となっておりますが、これは20年度に実施したダイヤ街の
アーケードリニューアル事業への補助金7,500万円がなくなったこと、及び
小規模事業者建物建てかえ促進のための
信用保証料補助金を利用実績に応じて2,000万円減額したこと等が主な理由でございます。一方、21年度の新規事業といたしまして、
装飾街路灯維持管理経費補助金680万円があり、また、
ダイヤ街装飾舗装事業への補助を含む、新・元気を出せ
商店街事業補助金は、前年比2,167万5,000円の増額となっております。
説明欄に沿って事業ごとに説明をいたします。
商工会館管理運営事業は、前年比399万7,000円の減ですが、これは修繕料の減が主なものでございます。
吉祥寺地区商業活性化事業につきましては、
イルミネーション等の
駅周辺商業活性化事業補助金を商工振興事業に組み替えたため、前年比1,200万円の減となっております。
路線商業活性化総合支援事業は、
コミュニティスタジオ事業につきまして、原則として当該商店会、商店会連合会、そして市がそれぞれ費用の3分の1ずつを負担するというルールを取り入れたため、80万円の減額となっております。
商工振興事業は、新・元気を出せ
商店街事業補助金、商工関係団体への補助金、
商店街装飾街路灯電気料補助金等が主なものでございます。3駅
周辺イルミネーション等の
駅周辺商業活性化事業補助金装飾街路灯維持管理経費補助金が加わったこともあり、前年度計上しておりました
ダイヤ街アーケードリニューアル事業の7,500万円分を除外して計算をいたしますと、この商工振興事業については前年比4,057万1,000円の増でございます。利子補給等事業につきましては、
小規模事業者建物建て替え促進信用保証料補助金を2,000万円減額したこと等により、前年比2,196万9,000円の減でございます。
友好都市交流事業は、説明欄記載のとおりでございます。
友好都市アンテナショップ運営事業につきましては、
アンテナショップ麦わら帽子の経営が好調なため、運営費補助金300万円を減額したこと等により前年比370万円の減でございます。
武蔵野桜まつり事業につきましては、
中央通り桜並木ライトアップのための経費を実行委員会の費用から除外し、市が直接実施することといたしましたので、その分が減額になっておりますが、一方、駐輪場整理要員としてのアルバイト雇用のための経費を増額した結果、前年比84万3,000円の減でございます。
観光振興事業は説明欄記載のとおりですが、平成19年度に策定された武蔵野市観光推進計画に基づき、観光推進のための組織体制をつくり上げるため、現在、関係団体との協議を重ねているところでございます。
次に、256ページから259ページまでの第3目
消費生活対策費は、消費者対策に要する経費で、前年比39万9,000円の減でございます。主な事業といたしましては、
消費生活センターでの相談、
消費者啓発事業、
悪質商法被害防止街頭キャンペーン、青空市等で、内容は説明欄記載のとおりでございます。なお、修理市は、担い手の後継者がいないため、20年度をもって終了いたしました。
以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
3 【やすえ委員長】 以上で説明を終わります。
これより3款一括して質疑に入ります。
4 【斉藤委員】 きょうは、まちが元気になる商工費、農業費、労働費です。まず、順不同ですが、大きく数点質問させてください。
まずは、観光推進機構の設立を目指すというものなんですけれども、観光推進組織の設立準備会の会の構成を教えていただきたいと思います。
もう1点が、農業費全般での質問なんですけれども、
Musashinoごちそうフェスタとか、食に関することをつくり手の側からアプローチするというふうな事業が多い中で、食のときに出た生ごみ、残飯、残菜、それに対しての減らしていこうというアプローチをつくり手の側からも発信していく、食べ物を大事にしてくださいということだと思うのですけれども、そういうようなアプローチで発信していくことも、対象者が食事を食べに来ている人たち、その
ごちそうフェスタであればそういう方々だと思うのですけれども、ここをどのように可能性として考えられるか、大きくこの3点お願いします。
5 【
小島生活経済課長】 まず1点目の観光推進機構、観光推進をする組織の準備会を21年度に立ち上げるのですけれども、現在、その準備会の準備会というのを商工会議所と財団法人武蔵野市開発公社、そして吉祥寺のまち案内所を行っておりますNPO組織、
まちづくり観光機構ですか、そちらと私どもで、まず今、何をするべきか、どういったメンバーがいいのかということを今、検討しております。ですから、その検討が終わり次第、どういった形で設立準備会のメンバーがということは決まっていくというような状況でございます。
それと、食の残飯を減らすアプローチというのは、今まで正直申し上げましてそういうアプローチはなかったというふうに考えておりますけれども、今後、確かに、もったいないというふうな発想も必要でございますので、そういうものは商業者とともに研究していきたいというふうに考えております。
6 【斉藤委員】 ありがとうございます。まず、設立準備会の準備会ということで、何をそこで、課題が何であるかということとかをいろいろな形で吟味精査されると思うのですけれども、そこの中でちょっと着目していただきたい点が、子育て中のお母さんとお年寄りの方、そういう方々が商店、まちで、吉祥寺が主なんですけれども、買い物しやすいんだというふうなことのアプローチがうまくできるようにしていただきたいと思うのです。それで、行く行く先はその準備会の中にもうまくそういうような方々の声を取り入れられるような、例えば子育て中のお父さん、お母さんを例えば委員の中に入れるですとか、そういうようなヒアリングをするですとか、いろいろな形の工夫というのはあると思うのですけれども、観光というところで、実際、暮らしの中で買い物をしている消費者の声というのをうまくそこの事業の中に、計画の中に取り入れていってほしいというふうなことを提案したいと思いますが、いかがお考えでしょうか。
あともう1点、済みません、先ほど抜けていました。消費生活というところで、新しい形のオレオレ詐欺だとか、被害の状況を、今、重立ったものでわかれば教えていただきたいと思うのです。定額給付金のこともあって、いろいろなパターンでの被害というのが、この年度明けからいろいろ考えられると思うのですけれども、重立った事例といいますか、あれば教えてください。
7 【
五十嵐環境生活部長】 私の方から、それでは、初めに御質問ございました観光推進の、現段階では準備会の準備会でございますけれども、その今後の議論の中に、ぜひ子育て中のお母様ですとか高齢者の皆さんの意見が反映できるようにやれということについて御説明いたします。
基本的に私どももそういう考え方で進めてまいりたいと思っております。現在も商店会連合会のさまざまな取り組みの中で、これは必ずしも観光推進ということを掲げての取り組みではございませんが、商業振興というのでしょうか、そういう商店街をよりよくしていこうという取り組みの中で、まさにそういう消費者の声をどのように反映していけるのかということをいろいろ議論されているところでございますので、今後、観光という中には私ども武蔵野市のような場合には名所旧跡を見ていただくというよりは、まちを歩いて楽しんでいただく、その一つにはショッピングというのも、あるいは飲食というのも大きな楽しみの一つになろうかと思いますので、そういうときのお客様の声といいますか、当事者の声といいますか、それをどのように反映できるか、今後の観光推進の取り組みの中で大切な視点として考えてまいりたいと思います。
8 【
小島生活経済課長】 消費生活相談のオレオレ詐欺の状況でございますけれども、オレオレ詐欺につきましては、基本的に警察の方へ連絡が行く関係で、いわゆるそういったオレオレ詐欺につきましては消費生活相談の方には入ってはこないのですけれども、むしろ安全生活課の方でその実態は押さえているかというふうに存じます。
9 【斉藤委員】 観光推進計画で、そういう買い手といいますか、消費者の声というのをうまく反映していただくということと同時に、それを踏まえた上で、現在の商店街の経済状況、経営状況というのも、何とか過去の例えば5年間ぐらいから含めて分析というかデータを具体的に見えるように出していくということ、それでこんなふうにやはり状況としてはいいとか大変だとか、そういうふうなことが見えるような計画にしていただきたいと思います。それは商店街も含めて、どこの部分が計画を立案する上で課題なのかというところ、観光を行う上での、商店街が実際活動していく上での課題というのはどこなのだということを計画の中にやはり見えるようにしていただいた上で、こうしていきたいという次のステップにうまくつなげていっていただきたいなと。そうすれば、事業内容、計画内容も説得力がちょっと出てくるのではないか、方向性が見えてくるのではないかと思うのですけれども、いかがお考えか、よろしくお願いします。
10 【
小島生活経済課長】 商店街のいわゆる売り上げとかそういった状況につきましては、なかなかそのデータはちょっと今、集めづらいのですけれども、現在、商店会連合会の方で商業活性化条例というのを検討しておりまして、その中で、各商店街のアンケート調査というのを今後検討しておりますので、そういったものの実態、状況を把握しながら、そういうものも観光の方に生かせるような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。
11 【斉藤委員】 商店街活性、観光等に関しては、どれだけ消費者の声を集めるかということ、あとは今までの状況を分析するということ、その分析が丁寧にできていないと、こちら側がいい計画、いい提案をしたとしても、社会の流れであったりとか時代の流れにうまく乗せることができないというふうになってしまうと、それこそそれはもったいない計画になってしまうので、どう社会の流れ、時代の流れに乗せていくかということでは、過去5年間なり10年間なりの吉祥寺だったり、その商店の中の状況分析というのがやはり一つキーになると私は思いますので、丁寧にやっていただきたいと思います。
12 【橋本委員】 商工費のところで1つだけ伺います。
商店街の振興策なんですが、先日、緑町2丁目に大型スーパーのサミットが開店をいたしまして、という状況なんですが、すぐ近くの
グリーンパーク商店街の商店の幾つかのお店の方にお話をいろいろ先日伺ったのです。そうしますと、話を伺ったどの方も、そのサミットが来て人通りが減ったというふうに、聞いた方皆さん答えていらっしゃいまして、お店によってはこれはもうだめなんじゃないかとあきらめ感みたいなものが漂っているところもあると。まあ、市が商店街の振興策を今回いろいろやっているというのは私も把握しているんですけれども、やはり地元の商店街と大型の店と、なかなか共存していこうとかいっても難しいんですよね、実際問題として。というのが現状だというふうに思います。それで、やはり市がもっと積極的に商店街に対していろいろアプローチしていく必要があるんじゃないかと思うのですが、そこで質問なんですけれども、今、市はいろいろな事業をやっておりますが、例えば商店会連合会とか商工会議所とか、そういうところといろいろ意思疎通はふだんやっていると思うのですけれども、ただ、やはり個々の商店街をどうするかというのは、個々によっていろいろ事情があるわけですね。
グリーンパーク商店街だったら、サミットという大型店が近くにある。ほかの商店街だったらほかのいろいろな条件がある。だから、個々の商店街ともっといろいろ意思疎通ができる体制はないかなというふうに思っているんですけれども、そういうお互いに知恵を出し合うような会議というか、仕組みをつくる必要があるんじゃないかと思っているんですが、それはどういうふうに考えているのかというのをちょっと伺いたいと思うんですね。そこには、商店街の関係者だけじゃなくて市民の人にも来てもらう、それから学生とか、市内にいろいろな大学がありますから、そういうところの学生にも来てもらっていろいろ知恵を出し合うという、そういう何かお互いに知恵を出し合うような会をつくれないかなと思っているんですが、そういう考えはあるのかどうなのかというのを、それだけ伺いたいと思います。
13 【
小島生活経済課長】 個々の商店会と行政とのつながりというか関係というか、そうしたものなんですけれども、現在、やはり商店会連合会を通じて個々の商店会と関係を持たせるというのが現状でございますけれども、ことし平成21年度から、今考えているのは、先ほどちょっと申したのは、商店街の活性化条例のアンケート調査に絡めまして、亜細亜大学の学生と亜細亜大学の先生と共同で各商店街にいろいろお話を聞いていこうというような事業を行おうと考えておりまして、その中でいろいろな意見を、市と学生と商店会というような形で意見を集めていくというようなことを考えておりますので、以前よりは少しずつよくなっていくのかなというふうに考えております。
14 【橋本委員】 それでは、そういういろいろな取り組みを通じて、個々のいろいろな事情がある、それをきめ細かく反映できるような体制をつくっていく必要があるなというふうに思っておりますので、今後ぜひいろいろよろしくお願いしたいというふうに思います。
15 【深田委員】 では、商工費について1点だけお伺いしたいと思います。
このところ、12月からの世界的な金融経済不況の中で、まず、吉祥寺のまちの中でどれぐらいの店舗が撤退なり閉店をし、そして利子補給や緊急対策の支援の相談もしくは支援の対象となった事業者がどれぐらいおられるのか、教えていただきたいと思います。
16 【
小島生活経済課長】 吉祥寺に限定しての閉店の状況とかは、まだ細かくはつかんでおりません。いわゆる倒産状況で、大型のスーパーが店を閉じたとかという状況は入ってくるんですけれども、お店もいろいろ小さいのがありまして、例えば
Musashinoごちそうフェスタで賞を取ったところも、その翌年にはなくなったりとかしているのが現状でございまして、内部まで、細かい数字まではつかんでおりません。申しわけございません。
それとあと、融資の状況なんですけれども、それも吉祥寺限定というような形では、申しわけございませんが、出しておりませんけれども、昨年の12月に小規模企業融資の方の限度額を上げまして、いわゆる12月までの状況と1月以降の状況につきましては、いわゆる小規模企業融資につきましては4月から12月までの9カ月間で170件あっせんしておったのですけれども、1月から3月までの現在でも123件あっせんしております。それで、現在の状況はあわせて293件のあっせんを行ったというような状況でございますけれども、昨年は120件、平成18年は112件という数字に比べまして極めて高いというような状況にはございます。
17 【深田委員】 やはり例年に比べると大きく御相談の件数もしくはあっせんの対象となる方がふえているという中で、吉祥寺限定というふうな尋ね方をしてしまったんですが、やはり今、このところ、吉祥寺に住んでいる人間として見ますと、ちょっとただならぬまちの変化に驚いております。特にイーストの側は28年間頑張っていらしたデニーズが閉店をした後、いろいろな影響もあったんでしょうか、ラオックスも閉店になり、そしてずっと南に下りますとららマートが突然の閉店になるということで、どちらかというと東側が一気にシャッターをおろしたという雰囲気にまちの住民は思っております。さらに、長く長く高齢者の方には親しみを持たれていました三浦屋の急な撤退、これはやはり高齢者の方にとっては、路面店であったということと、それからなじみがあったり自宅まで配達をしてくださっていたということにおいてはとても残念な閉店なんです。こういうことを考えていきますと、やはり吉祥寺のまちというところに一つの魅力があるのと、吉祥寺の中のまちの成り立ちからしますと、住宅街の中に囲まれている吉祥寺のまちの魅力というものを、市としては極めて計画的につくってきていたのではないかというふうに私は聞いているのです。というのは、大規模な店舗と小さなお店が共存するまち、そして歩いて回れる回遊性の高いまちというところで、大規模店を駅の近くに持ってこないで、少し離れたところにわざわざ居を構えてもらい、そこに行く間に小さなお店をたくさん並べて共存させていくというまちづくりがとられていたということを考えたときに、やはりここはもう今もって支援のしどきではないかなというふうに思っております。
1つは、かねてから申し上げているのですけれども、産業センター、まちづくりセンターというものを拠点にしたまちづくりに取り組んでいる自治体が多い中で、本市が今後どのようにこのことに取り組んでいらっしゃるお考えであるのかという方向性を1つお尋ねしたいのです。まちづくりは、例えばお店の活性化だけではなくて、やはりまちの成り立ちということを考えていくと、吉祥寺の文化、ジャズとか絵画、絵かきさんが非常に多かったのが吉祥寺東町の特徴なんです。こういったことを組み合わせてまちをつくり起こしていくということを考えていかなければならないときに来ているのではないでしょうか。というのは、やはりこれからのまちづくりは文化がキーワードだというふうに言われています。そこを考えていただいて、本市の方向性とかお考えをそろそろ示していただきたいと思うのですが、いかがでしょう。
18 【邑上市長】 吉祥寺グランドデザインでは、ハード面だけではなくて、ソフト面という形でもさまざまな方向性を示しておるところであります。御案内のとおり、吉祥寺というのはこれからどうするかというまっさらのところで計画するところではなくて、先ほど御紹介いただきましたとおり、さまざまなまちづくりの歴史を経ております。大きな特徴としては、大規模店が散らばって、その間に商店街があるという、そういう商店街と大規模店が共生した、そういうまちづくりとして特徴を持って、それなりの発展をしてきたということがございます。ただし、やはり経済環境ということの中で、今、さまざまな店舗が入れかわっているというふうに思っておりまして、必ずしもそれがシャッターとして閉じられたままではないというふうに私は思っておりますが、さまざまな業態の変更をしているという中での課題があるのではないかなと。つまり、どちらかというと今まで老舗的な店が、それが撤退をして大規模な、全国的なチェーン店に変わっていくというような、そういう様相の変化が吉祥寺らしさをやや逸しているのではないかなということもありますので、そういう業態に関しましては、市が直接的な指導というのはなかなか難しい面がございますので、むしろ地元の商店街等とどのような形で商店街の性格を強めていくのかということを議論いただいた上で、地元とともにその方向性をもう少し議論をして、どのような形で誘導ができるのかどうかについては、さらに研究を進めていくべきだというふうに思っております。
19 【土屋委員】 それでは、1点だけお願いいたします。
商業の活性化というところですが、先ほども他の委員からも1つ出ていましたけれども、私自身からは、子育て応援企業ということでの、たしか男女共同参画の中でもうたわれていたと思いますし、それから私自身も数年前に、子育て応援企業に対してきちんと表彰するべきだ、市内に企業と商店に対しての一般質問をしたかと思います。そろそろもうこれは出てくるのかなと思って今回の予算の中で楽しみにしておりましたけれども、ちょっと掲載されていなかったということで、ぜひとも、例えば
Musashinoごちそうフェスタの中の一環として、例えばそのときに一緒にやるということも可能だと思いますので、ぜひそういう視点からも親子連れでとか高齢者とか子育て中の方たちにとっても生きやすいまち、お店がこんなにいっぱい吉祥寺にはあるんだよ、武蔵野市にはあるんだよということをきちっと評価する必要性があるというふうに思うのと、それからあと、企業に対しても、やはり今、ワークライフバランスとか女性の就業率がすごく高まっております。子育て中の方にとっては、市内での就業は私はすごく大事だと思うのです。そうすれば、保育園も早く迎えに行かれるというような、すべてにとってのワークライフバランス、環境にとってもいい、いろいろな面でもいいと思いますので、ぜひ市内の優良企業、こんなところがあるということで、市内の方は市内で就業できるような方向性ということも考えられると思いますので、その辺のところを御提案したいと思いますが、いかがでしょうか。
20 【
小島生活経済課長】 子育て応援企業を表彰するという制度につきましては、国の方の制度もございますし、市の方も、確かにおっしゃるとおり、ワークライフバランスという方向からまさにそのとおりでございますので、今は本当に経済危機で、融資だとかほかの活性化のことで手いっぱいでございますけれども、その子育て応援、少子高齢化対策もあわせて検討するようにいたします。
21 【桑津委員】 おはようございます。まず、労働費で1件お伺いしますけれども、この技能・
産業功労者表彰事業というのは新しい事業です。表彰事業ということで、ここに書いてあるとおり、長年いろいろな面で貢献された方を表彰していただくというのは非常にいいことだと思うのですけれども、明細の説明の中に食糧費というのが計上されているのですけれども、表彰事業の中で食糧費が計上されているので、どんなことをされるのかなと思いましたので、ちょっとお尋ねをまず1点させてください。
22 【
小島生活経済課長】 技能・産業功労者表彰の食糧費につきましては、表彰式の後、懇親会というのをホテルで行いますので、そのための費用でございます。
それとあと、これは新しい事業ではございませんで、2年に一度行う事業でございまして、19年度に実施して、20年度がなくて21年度行っている事業でございます。
23 【桑津委員】 ただここに二重丸で新規事業と書いてあったので。
表彰されて、その後ホテルで当然そういう流れだと理解はするんですけれども、もう少し表彰でも、昨今、こういう時節柄ですから、表彰の仕方というのも少し工夫をされた方がいいのかなと思いました。これは私の意見ですから。
次に、商工費で1件お伺いします。この商工費については、昨今の経済不況下の問題で、総括のところでも触れさせていただいています。同じような内容について、市長にお伺いしたいんですけれども、たしか、市長は総括のときに私がお尋ねした中で御答弁いただいたのですけれども、経済対策懇談会を開いたと。この間も主管者会議の概要ということの報告書の中にも、五十嵐部長から、それを開催しているという形で庁内報に報じられているのですけれども、ここに、まず2つの視点で取り組むと。要は、1つは2カ月間程度の集中的に検討する取り組みであると。あわせて中長期的な武蔵野市の経済活性化を図るというような取り組みの、大きく2つあるということです。まずお尋ねしたいのは、1点目の2カ月間程度の期間、集中的に検討する取り組みということなんですけれども、2カ月間でやろうということ、それなりの結論を出そうということであれば、普通考えれば、もう取り組む前にある程度こうしていこうというような考えがなかったら、始めてから意見、どうですか、ああですかといって2カ月なんかでまとまるなんてことはちょっと考えられない。それで、今までいろいろと議会の報告の中のいろいろな会議等々を見ても、今、検討するとか研究していますとか、そういう話で、2カ月間で諮ろうというなら、それなりにやはりスケジュールもしっかりやって、どこに落とすんだというのをある程度もう考えておくべきだと思うのです。多分、その辺をお考えになっていらっしゃると思うので、その辺のお考えを、市長にお伺いします。
24 【邑上市長】 経済対策懇談会は、副市長を委員長として商工会議所の会頭、商店会連合会の会長、商業専門委員、金融業界から来ていただいておりまして、それぞれが日ごろから武蔵野市でこんなことをしたいなという御意見をお持ちの方なので、むしろそういう御意見があるというふうにお伺いしておりますので、そういう意見を持ち寄って、それを集中的に議論してみようということで短期的に設けたものでございます。前もってこういう案があるからこれを皆さんどうですかということではなくて、むしろ、地域でさまざまな経済活動にかかわっている方から、直接こういう支援がよろしいのではないかということをぜひお聞きをして、それを短期的に策としてまとめることができれば、6月以降の議会での補正等でお願いをしていくという段取りで考えているものでございます。
25 【会田副市長】 今、経済対策懇談会の視点、短期と中長期というその2つの視点、これは市長が答弁申し上げたとおりなんですが、この経済対策懇談会は、この2カ月ないし3カ月ぐらいの短期のものを検討しておしまいという形ではなくて、これは常設の機関という形で置いた方がよいというこの懇談会のメンバーの皆さんの意見がございましたので、これは常設の形ではありますけれども、当面、短期の2カ月ないし3カ月でやれることを検討しましょうということになっております。
26 【桑津委員】 それではまず、短期の話からすると、僕もどっちかというと短気なんですけれども、2カ月ぐらいでやろうということに対して、さまざまな業界の皆さんの御意見を聞きながら、その中で取り組めるものに取り組んでいこうというような形で、はたまた、6月の議会で補正までというような話が今出ましたけれども、もうそういうような、意見を聞いていてそういうようなことまで進められるのか、やはり市としてこういう方向に持っていく、こういうことに取り組みたいんだけれども、こういうことを考えているんだけれども、どうだというふうな形で進めないと、僕は、6月の補正で組もうなんて、そんなことは、多分、今までのスケジュール的なことを見ていると進んだ例が余りないんじゃないかなと思うんですけれども、ぜひともやはり市としても、その辺、業界の皆さんと、いい、具体的な意見を交換していただいて、早期に取り組めるものは取り組んでいただきたいなということでお願いしたいと思います。
あわせて、ここに関係団体から公共工事の前倒し発注などの要望を受けていますがということが書いてあるんですけれども、その辺についても、これはまた土木のところでもお伺いする予定ではいるんですけれども、市としてもそういうことに対して前向きに補正を組んでいる、もしくはこの予算の中でそういったこともかんがみて検討しているんだというようなことがあるのかどうかもお伺いしたい。これをもう1点追加で。
それからもう1つ、中長期的な取り組みということになれば、やはり市だけじゃなくて、歴史ということじゃないんですけれども、振り返ってみると、武蔵野市でもとりわけ吉祥寺なんていうまちは、日本の商業地域の中でもどちらかというと本当に特異なキャラクターのまちだと思うんですね。それでずっと育ってきたまちだと思うんです。それで、やはり国や都もその吉祥寺の今までの歩みにすごく注目してきているかと思うんです。そういう意味で、吉祥寺のいいところを今まで我々は財産として持っているわけですから、その財産を国と都と共有するというか、国、都から、もっともっとこちらの方に顔を向けていただいて、吉祥寺をベースに、三鷹とか武蔵境もあわせてなんですけれども、とりわけ吉祥寺をベースにして、もっともっと国から、都から着目を、注目を受けて、具体的に補助金を受けて、吉祥寺の活性化を図るだとか、そういった視点をぜひとも中長期の中に持っていただきたいなと思うんです。現実的にやはり地元なり現場の皆さん方からは、その辺が今の武蔵野市には欠けている、なかなか国と都とうまく連携してやっていただけてないというようなコンプレインも聞きます。これはある意味、政治的背景があるのかどうか、私はわかりませんけれども、ぜひともそういった意味でやはり国、都ともっともっと経済の活性化に向けても、今後、前広に積極的に取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、その辺、現状、やっているよというようなことも含めて、御意見をお伺いしたいと思います。
27 【会田副市長】 中長期の視点でさまざまなことに取り組まなければいけないというふうに考えております。私どもが商工費関連で申しますと、2億5,700万円ほどの総額に上る、これは21年度予算をベースにしたお話ですけれども、商業振興、商工振興に費やす予算というのは、そのようなレベルに達しておりますし、その中に国・都支出金も当然入っているわけでございます。これは参考資料をごらんになればよくおわかりかと思います。また、吉祥寺ということでございますと、これは土木費の議論の中でまた出てくるかとは思いますけれども、吉祥寺の南北自由通路の件に関しましても、私も国交省に何度か足を運び、さまざまな調整をお願いをし、あるいはさまざまな形で鉄道事業者とも話し合いをしている。
それからまた、まちづくりとも関係してくるお話ではございますけれども、私と、それから商工会議所の会頭、この2人は、いわゆる東京圏駅ビル開発の取締役という形で、これはロンロンの取締役を引き継いでいるわけですけれども、吉祥寺駅の改修等について、吉祥寺駅と申しますか、あそこの商業施設の改修につきましても一定の意見を申し上げ、また、これから耐震工事に入るロンロンの中身についても一定の情報を得て、必要な場合にはそれを私どもの都市整備部の職員にも情報提供している。それでまちの人たちと一緒になって吉祥寺の商業振興に役立てていくという考えで、今までもおりましたし、これからもそのように考えていると思っております。
28 【島崎委員】 それでは簡単に4点ほど。
まず、装飾街路灯維持管理経費補助事業なんですけれども、新・元気を出せ商店街事業の対象にならないところにも光を当てていただいたということで、大変ありがたく思っております。これは新・元気を出せ商店街事業対象外の商店街というのは、結局今、何商店街あるのか、ちょっと素朴な質問なんですが。
それと、今回のその事業についての補助率とか範囲はどのようになっているのか。それと予定件数はどうなっているのか、これを教えてください。
それから、Mu~SHOPについてです。先ほども生活経済課長の方からちょっと御説明がありましたけれども、私もあの商店街の方でお聞きしておりまして、選ばれたMu~SHOPが結構な軒数閉店してしまっているとお聞きしているんですが、その辺の現状を教えていただきたいと思います。
それから、これは商店会連合会の方の事業ではありますけれども、市の方としても、ある程度基準づくりとかを一緒にやっていった方がいいんじゃないかなと思うんですね。今、推薦に頼っているようなところがありまして、商店街によっては違うやり方をやっているところもあるかもしれないのですが、大方は推薦に頼っているという形で、そうなると、どうしても顔見知りのところでみたいな話で、それもまちに貢献していただいているという意味では必要なんですけれども、やはり一般市民の方々の目を、肥えた目を活用した方がいいと思うんです。そういう意味ではアンケートとかも行って、もう少し幅広く選定していった方がいいんじゃないかと思っております。それからMu~SHOP自体ももう少し広げた方がいいんじゃないかと思っているんですが、いかがでしょうか。
それから、その選定基準づくりに当たっては、ただ野放しというか手放しでというわけにもいかないと思いますので、例えば商連の商店会に加盟していることとか、事業に協力していることとか、幾つかのそういうわかりやすい基準づくりというのをしていった方がいいんじゃないかなと思うんですが、現状ではどのようにお考えになっているのかを御見解を伺いたいと思います。
それから、アンテナショップについてです。ここのところ好調だということでお聞きしておりますし、経営改善も大分進んでいるということで、そろそろ3駅圏で検討していった方がいいんじゃないかなと思います。加えて、今の経済状況で、とりわけ私の住んでいる近くの境圏は、いなげやが出店したり、西武の下にもできましたし、今度はこれから高架下にもできてくるでしょうし、それから周りの商圏を見れば、今度は武蔵小金井にもイトーヨーカドーができるということで、大分集客が周辺に散っていってしまっているようなところがありまして、やはり何か商店街の核となるような意味からもアンテナショップを活用した──地元ではこういうショップが来てもらっては困ると言う方もいらっしゃるのですけれども、それはそうじゃなくて、商業の活性化に資するために、位置なんかも含めてぜひ検討していった方がいいんじゃないかな、検討するべき時期なんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
それから、先ほど桑津委員からもお話があった経済対策懇談会なんですが、補正予算だということなんですが、本来なら、予備費とか何かで持っていてすぐに活用できるようにすべきだとは思うんですが、ここでの質問は、委員で、市商業活性化専門委員とあるんですが、これはどのような実績を持たれた方なのか、それを教えてください。
とりあえず4点。
29 【
五十嵐環境生活部長】 まず私の方から、アンテナショップのことについてお答えしたいと思いますけれども、今、おかげさまで吉祥寺の現店舗についてはまあまあ順調にいっている。まあまあというよりも予想以上にといいますか、周辺の経済状況が厳しい中で頑張って売り上げも維持しているという状況でございます。それを3駅圏にというお話なんですけれども、まず1つは、例えば武蔵境のことで言うと、武蔵境の商業者の皆様の最近の自主的な動きで、御存じのように武蔵境活性化委員会とかいろいろやっていらっしゃいますので、そういう場での議論の一つに、例えばその核になるような店舗でアンテナショップのようなものをどう考えるのかというのは、市の側からも提案をして、そうすべしとまではちょっと言えませんけれども、皆さんの認識をまずよく聞いて考えていきたいなと思います。
それと、アンテナショップそのものの拡大について、吉祥寺の方は現在の従業員の頑張りとともに、場所的な中道通り全体の活性化の中でアンテナショップも中道通りの活性化に役割を果たしたし、また、中道通りの皆さんが頑張っている中で、そういういい場所にあるためにアンテナショップも頑張れている、そういう相互のプラスになる面があると思うんですが、これを、今うまくいっているからといって、なかなか、拡大していくためには、あのアンテナショップは友好都市でお金を出資し合って維持運営していくという原則もございますので、ちょっと今のところ、拡大ということでどうしようかという議論には至っていないという現状がございます。アンテナショップについてはそのようなことかと思います。
あと、Mu~SHOPの関係で、基準についてもっとより前向きなようにできないのかということで、このMu~SHOPは、当然商店会連合会の方の事業でございますから、市は一緒にはやっておりますけれども、市主導でどうこうというのではないと考えております。しかし、いろいろな意見を述べさせていただくことはできるわけですので、そういう姿勢で取り組んでまいりたいと思っております。推薦という形で各商店会からの推薦になっていると。そこに商店会によってその取り組みの温度差といいますか、これがあるというのが一つの課題だと思っておりますので、これは商店会連合会の中でももっとみんなが前向きに取り組めるようにしなきゃいけないという議論がされておりますから、その方向になっていくかと思います。
市民の、あるいは消費者の皆さんに選んでいただくような店に発展させていくべきだという御意見なんですが、現に商店会から推薦を受けたお店について、市民モニターという形でモニターを募集して、そのモニターの方に実際にその店舗に行っていただいて、点をつけていただく、そういうチェックをしていただいて、現在のMu~SHOPも認定をされておりますので、今後ともそういう市民の声、消費者の声というのがより反映されていくように、私どもも意見を出していきたいと思います。
また、商店会の事業への協力だとか、そういうことを条件にすることも考えられないかという御意見ですが、御意見として承りますけれども、商店会活動の活性化ももちろん必要なんですけれども、個別の店が頑張れるようにするということも、これは100%商店会と一体となってということでもないと思いますので、そこら辺は今後よく商店会連合会の中でも議論をしていただこうと思っております。
30 【
小島生活経済課長】 まずMu~SHOPの方でございますけれども、申しわけございません、最新の情報をつかんでおりませんで、今、私の方でつかんでいるのは、9月16日現在で、一番最初に認定したのが114件だったんですけれども、9月の段階では6店閉店しておりまして、108店となっております。
それとあと、装飾街路灯の方でございますけれども、予算参考書の文がちょっとわかりづらかったかなとは思いますけれども、新・元気を出せ
商店街事業補助金の対象とならない商店会というようなことではなくて、装飾街路灯の維持管理の経費自体がその新・元気を出せ商店街事業の補助金の対象にならないというような内容でございます。
それと、補助率の範囲でございますけれども、これは修理費等の補助率が2分の1、1商店会20万円という形で今、考えておるのですけれども、これによれば、市内の装飾街路灯の本数がアーケード型を除きまして875本ございまして、街路灯の所有商店会数が31ございまして、予定では3年間で塗りかえと電球交換が可能となるというような状況でございます。
31 【島崎委員】 3年間の中の1年分を計上したということでしょうか、これは。ということで理解してよろしいんでしょうか。
32 【
小島生活経済課長】 はい、そうです。
33 【島崎委員】 それで、Mu~SHOPの方についてはモニター制でやっているのはよくわかっています。ただ、より市民の方々の感覚を商店街に吹き込む必要があるのかなと思っております。私も商店街の理事会なんかに出て、今回も来たんだけどどうしようっていう、何か基準がないので困っちゃっているんですよね。かといって全部出しちゃうわけにもいかないしということで、その辺、ある程度やはり話し合いの中で基準づくりだとか市民の目を入れていくだとか、そういったところが必要なんじゃないかなと思いますので、これからの協議の中で生かしていただければというふうに思います。
それからアンテナショップについてですけれども、もちろん、地元との話し合いの上でというのは必要ですし、押しつけじゃないというのは必要なんですが、やはり、こういう経済状況の中で戦略的にこのアンテナショップも今後考えていくべきなんじゃないかなと思っておりますので、その辺では商店街の中には駅前ですら空き店舗が出始めておりますので、そういう意味では、少しそういう地元の商業の状況も勘案しながら戦略的に真剣に前向きに考えていただきたいというふうに思います。
あれ、経済対策懇談会の専門委員のお話は──済みません、お願いします。
34 【
小島生活経済課長】 済みません、答弁漏れがございました。
商業活性化専門委員が今取り組んでいる事業につきましては、もともと路線商業活性化についての専門委員でございますので、コミュニティスタジオの事業につきましては、ハートらんど富士見と20年度はグリーンパークで取り組みを行いました。あと並んで、商店会連合会の活性化条例の方にも現在参加をして意見を言っております。
35 【島崎委員】 最後の専門委員の方を初めとした経済対策懇談会には期待をしたいと思いますので、ぜひ前向きな意見の交換をお願いしたいと思います。
きょうは、日本経済新聞の関連誌の日経MJを読んでいたら、川崎市で、消費を振興するために市独自で、ある程度の商店街で協働した広告に補助をするとか、そういう取り組みもやっているようですので、ぜひそういう他の自治体で取り組んでいる消費の落ち込みに対する対策をよく注目をしておいていただいて、そういったものを生かしていただきたいと思います。意見です。よろしくお願いします。
36 【深沢委員】 1つだけお聞きをしたいと思います。
観光振興事業で、先ほど来、観光推進機構(仮称)をつくるということであります。そこで、総括的にお聞きしたいのは、行政として観光施策に民間の観光のムーブメントに対してジョイントしたり、あるいは市としてもみずからこの観光に力を入れるというふうに解釈をする次第なんですが、そのような考え方でやっていきたいということでよろしいのかどうか、確認をしたいと思います。
それから、直近では七福神めぐりがございまして、私も乗って一周をさせていただきましたが、この経験と実績、これも市がジョイントして、あのときは補助していたかと思いますが、ちょっとその辺も聞きたいんですが、民間におけるそういう動きといいますか、具体的には今申し上げた七福神めぐりをやった経験や実績をどう全体に生かしていくかという、この辺で市としてどういうふうに考えているのかをお聞きしたいと思います。
37 【邑上市長】 武蔵野吉祥七福神めぐりについて、これは商工会議所が主催をしておりますので、商工会議所に対する補助という形で市もかかわっているわけでございます。最初にお尋ねの観光につきましては、先ほど部長から答弁をいたしましたとおり、名所旧跡めぐり、地方でやられているようなそういう観光ではなくて、どちらかというと都市観光でございます。その意味というのは、武蔵野市もさまざまな資源を有しておるわけですが、いかんせん、なかなか市民の方はそれを御存じないという方もあって、こんないい場所があるのにということを市民自体がもっと知っていただきたいなと、そういうことを通じて、より地域を愛していただけるんじゃないかな、そしてまちづくりにさまざまな点で関心を持って参加もいただけるんじゃないかなというのが一義でございまして、そういうことをすることによってより魅力的な都市が生まれ、そしてより多くの地域からより武蔵野市にも人を呼ぶという、そういう効果も得るのではないかなと思っておりますので、そうなれば、人がまたさらに来ていただければ、商業の活性化にもつながっていくということで、そういう副次的な効果も期待をして、観光という視点でこれから大いに取り組んでいきたいということでございます。
38 【深沢委員】 まず、七福神めぐりは、当時、商工会議所の会頭を先頭にかなり熱心に、バスに乗ったところ、結構、私、1週間ぐらいたったころだったんですが、思った以上の人が来ておりました。そういった民間の動きというのは、非常にいろいろな意味での力になってくるのかなと。観光というのを、今、市長が言われた意義というか中身について御紹介がございまして、私もそれは賛成です。というのは、確かに、古い史跡といいますか、歴史的な資源というのは、古い民家、きょういらっしゃいますが、それも含めてあるわけです。と同時に、やはり具体的にいえば、例えば玉川上水を含めて、武蔵野市のイメージというのは雑木林というのが一つ大きくあると思うんです。現に、とりわけ西地区、境を中心としてまだ保存されているというか、残っているわけで、この上水の水と緑、それから雑木林という、この全体のムードというのが武蔵野の一つの残されたイメージであろうかと思っているのと、それから、先ほどは画家の話も出ましたが、いわゆる文芸関係の人たち、端的に言えば、武蔵野を書かれた国木田独歩が、ちょうど玉川上水のあそこをずっと歩いていって、ちょうど今の関前5丁目のあの橋のところで、お店で麦わら帽子をとって、そこのお茶屋でお茶を飲むという場面がありますが、これなんか、極めていい資材と言ったら変ですが、財産だというふうに思っておりまして、市長の言われるいろいろなそういった幅広い要素、武蔵野市のオリジナリティーといいますか、まだ広く万般に知られていない、それは足元に住んでいる人でも知らない、特に若い人たちは、それをいわば発掘といいますか、全体をわかりやすいように知っていただくということを、あえて観光振興という中でやることで、いわゆる商工にもいい影響が出るように、こういう全体像であるというふうに今、把握をいたしましたが、そういうことですよね。であれば、私も非常に賛成でありますので、これは単に商工の部署だけでなくて、教育委員会とかいろいろな庁内で、職員参加の話も総括でしましたが、いろいろあると思うので、いい連携をとって推し進めていただきたいなということを、これは要望ということで。もし何かあったら。
39 【
五十嵐環境生活部長】 武蔵野市の観光につきましては、先ほど来、市長からもお話ししましたように、市民自体にももっともっと市のよさを知っていただくということがあります。このことによって、よそからいらしたお客様にも、武蔵野市民が武蔵野市のよさをより話せるようになっていくということで、市民が自分たちのまちの歴史も含めて、今のまちのよさを知っていくということが、外からも人を呼べる、こういうことにつながっていくのではないかと考えております。それと、最後におっしゃいました庁内の連携については、観光推進計画をつくっていく過程の委員の議論の中でも、その当時の委員長は、横刺しというような言い方をおっしゃっていましたが、つまり、教育委員会は教育委員会で非常にいいパンフレットをつくって出している。あるいは別の部局では、また公園のパンフレットをつくって出している。そういうものを結びつけて、一覧性のあるものといいますか、よりわかりやすく全体が見えるような、これは冊子だけの問題ではなくて、観光推進事業そのものがそのような姿勢を持ってやっていくべきだというふうに議論されておりましたので、これはもう私どももそのとおりだと思っておりますから、今後とも庁内の横のつながりを観光推進というときには大切にして取り組んでいかなければならないと考えております。
40 【田中委員】 商工費から何点か質問させていただきますけれども、これにつきましては、総括等でいろいろ申し上げさせていただいた定額給付金絡みで申し上げてまいりましたのですが、地元の商業環境はまことに厳しくなってきているという前提でお話をさせていただいてきたわけですが、21年度予算でも商工業、商店活性化の事業が予算的にもふえているというようなお話が、説明がありましたけれども、正直、予算書から見ても余りそこら辺がよく伝わってこないんです。それで、これだというものをちょっとお示しをいただけませんでしょうか。というのは、ただ単純的に予算書の20年度と21年度を比べますと、減額されているのが多いのです、新・元気を出せ商店街事業もそうだし、小規模のあれもそうでしょう。いや、実際は補正で減されているから、それと比べれば大して変わらないよという部分はあるんだけれども、当初予算と比べると落ちていますよね。首かしげているからあれだけれども。新・元気を出せ商店街事業でも、20年度は8,600万円ぐらいが21年度は7,000万円でしょう。ほかも落ちているけれども、まあいいです。何を聞きたいかというと、要するに21年度でこういう活性化事業を新しくやるんです、そういうのを具体的にちょっとお示しをいただきたいということです。
それと、これはそれにも絡むのですけれども、路線商業活性化創業支援というのがありますね。ここに820万円。このうち、境南のハートらんど富士見の費用ってここに入っていませんでしたっけ。いつも入っていますよね。それは幾らですか。それをあわせてお伺いしたいと思います。なぜ聞くかというと、残った金は幾らあるのかなと思って。そういう意味で聞いております。
それから、
駅周辺商業活性化事業補助金というのは、説明があったと思うのですけれども、これはイルミネーションですよね。これも昨年並みというか今年度並み、大して変わらない。そして、建物建てかえの促進というのがございましたね。これは20年度でどのくらいの実績があるのかというのと、20年度の特色というのは、創業者支援というのがありましたよね。21年度はないんですよね。書いてないだけですか。実際は入っているんですか。とすれば、その実績もお教えいただけませんか。とりあえずそこまでお願いいたします。
41 【
小島生活経済課長】 ではまず、
路線商業活性化総合支援事業が平成20年度から21年度で予算が減少しているんですけれども、これにつきましては、路線商業活性化支援事業というのは、ふれあいスタンプ事業、ファミリースタンプ事業のものと、あとコミュニティスタジオの事業が入っておりまして、スタンプ事業については、これは昨年と同額でございます。
コミュニティスタジオ事業につきましては、確かに80万円減少しているんですけれども、この
コミュニティスタジオ事業につきましては、事業評価委員会の提言がございまして、
コミュニティスタジオ事業の費用負担につきましては、商店会と商店会連合会、そして市の三者が3分の1ずつ負担しようということで、3分の1ルールという提言を受けまして、それを盛り込んだ結果、例えば、1カ所のコミスタ事業、例えばハートらんど富士見につきましては、事業費が240万円なんですけれども、それにつきましては20年度は120万円を計上している。で、平成21年度はそれを80万円にしたと。ですから、マイナス40万円が2カ所でございまして80万円を減少させたというような内容でございます。
それと、新・元気を出せ
商店街事業補助金が減ったのは、ダイヤ街のリニューアル事業が7,500万円減った、それがかなり大きく占めているというふうに考えております。
それと利子補給でございますけれども、建てかえのための融資でございますけれども、これは実は信用保証料の補助金でございまして、例えば吉祥寺のいわゆる借地部分のところの建物の建てかえをする場合、その建物を担保に金を借りるということはなかなか難しいのです、あそこの地域の特徴として。その理由で信用保証料の補助を100万円を限度として考えていたのですけれども、見込みでは30件ぐらい来るのかなと考えて3,000万円としたんですけれども、折からの経済不況によりまして、実績としては20年度はまだゼロ件でございます。それで3,000万円を1,000万円に減少させたというような内容でございます。
それとあと、ダイヤ街につきましては2,000万円、解体の費用を当初計上していたのですけれども、それを実施しなかった、それもございます。
それと、創業者支援につきましては、まず、創業融資のあっせんの方なんですが、まず相談を受けて、こちらから信用保証協会、銀行の方に書類を送ったというのが22件ございまして、それが今、3月の本日現在で、実際に融資の実行があったのは9件でございます。ですから、例えば信用保証協会の方で、創業の当初の計画がこれでは余りうまくいかないよというような内容のものにつきましては、はねられるというようなことでございます。
そして駅周辺活性化補助金につきましては、これはイルミネーション補助金でございます。
42 【田中委員】 私が今の質問で一番聞きたいのは、この厳しい状況、どんどん厳しくなっていくであろう中で、商店活性化というか商業活性化に力を入れていると、こういうことを新しくやるんだというものが見えてないと。だから、それを示してくださいと私は質問したんです。もちろん、20年度の実績というのもお聞きしましたけれども、それは減額になっているんじゃないかという意味で、本当にこの商業活性化のために力を入れる21年度予算になっているのかどうかということの中で聞いているわけです。だから、21年度はこれをやることによって活性化に向けていくんだというものがあったら、示してくださいということです。
43 【
五十嵐環境生活部長】 委員の御指摘で、なかなかたくさん挙げられないんですが、具体的なことといたしましては、初めにも御説明いたしました装飾街路灯維持管理経費の補助ということで680万円、これは新しい事業でございます。それ以外について新規事業でこれもやる、あれもやるという形では特にございませんけれども、初めの説明の中で申し上げたのは、ダイヤ街の関係が昨年7,500万円とかいろいろ大きなものがあったりしたのが、ことしは形は変わっておりますけれども、それによって商工費としては減額というふうに見えているけれども、必ずしもそうではないんだということを申し上げたくて初めに御説明したのでございます。
44 【田中委員】 結局、大した活性化支援策は21年度には入ってないということですよね。ですから、これから補正でそれをやってでも活性化していくというお話が出ていましたから、それに期待するしかないんですけれども、定額給付金の使い方の中でもさんざんやりましたけれども、やはりこういう厳しい経済情勢を本当に認識していただいて、ここで行政がやるべき経済対策というのは限りがありますというのはもう前提としてわかっているんですけれども、もう少し市が主導的立場に立ってやる必要があるということを強く申し上げておきたいと思います。
それは商店会自体がどんどん先細りになるんです。これは前にも申し上げましたように、地元負担はある意味当たり前なんですけれども、それを負担し切れなくなっている現状があるわけですよ。だから、そこら辺を、これを5年も先、10年も先も続けろということじゃなくて、それこそめり張りある予算として、この21年度補正を組んでまでやるとおっしゃるのですから、ぜひお願いをしたいと思います。
それからちょっと細かな質問になりますが、いろいろ商店会でも4月の頭に事業をやる場合があります。そうすると、準備は10日とか2週間先に始めるわけですね。そこで物品購入すると3月の領収証なんですよ。これは意外と商店街は困っているんですよ。だから、ここら辺をどういうふうにするか。あれはいいですよね、武蔵野市は、桜まつりは前年にあれしているんだから。自分たちのやることはそういうふうに金の手当てをしておいて、各商店街はそうやって苦労しているんだから、そこら辺は何とか方法といいますか、ありませんか、それをお聞きしたいと思います。
それから、これは土木費かなと思うんですけれども、先ほどどなたかの質問でもあったように、浄水場のところのいなげやですか、オープンしますよね。あそこで一番問題になったのは、やはり車をどうさばくかなんですよ。それで、あそこの開発業者といいますか、あれが、右折で敷地内には入れません、左折で入れますということだったんです、それなら渋滞が起こりにくいなということで。ただし、じゃあどこで車を回旋させるんですかということになったんですよ。そのとき、向こうは検討しますと言った。例えば、境の駅の方から、南から浄水場の方へ向かいますよね。で、右折入庫ができないんだからどこかでUターンして左折で入れるようにしなきゃいけないわけですよ。そのときに、もしそれをやると、関前5丁目の住宅街に入って、要するに西に向かわないと左折できないわけですから。ですから、これは問題ですよ、そこら辺はしっかり考えてくださいねと申し上げてあったんですが、情報を得ていらっしゃるかどうか。お聞かせいただきたいと思います。
45 【
小島生活経済課長】 商店街の事業の4月の頭の実施の3月の領収証の取り扱いでございますけれども、申しわけございませんけれども、新・元気を出せ商店街事業費補助金につきましては、何分、都の基準で行っておりますので、それはちょっと難しいというふうにお答えさせていただきます。
それから、境の駅からのUターンの左折の件でございますけれども、いなげやですか、それにつきましては、申しわけございません、それも情報がちょっと入っておりません。
46 【田中委員】 元気を出せというのは本当にいい制度だとは思います。これは本当に3分の1ずつ的なあれですよね、地元も都も市も。それで、別にその元気を出せで補助金申請をしているものばかりじゃないでしょう、やりたいという場合でも。それがないだけですよ、今、武蔵野市に。何でも商店街でやろうとすると、元気を出せの方で申請してやってくださいと。独自の商店街支援策がないからですよ。だから、そういうものをつくって、例えば元気を出せ、例えば先ほども言いましたように、地元でどうしてもそれだけの費用が負担できない、だけどこれは今必要だというようなものがもしかしたらあるかもわからないじゃないですか。そういうときに元気を出せでは適用にならないけれども、武蔵野市独自の補助をいたしましょう、そういう考えを持たないとだめなんですよ。市長、いかがですか。
47 【邑上市長】 各商店街は、そういう形で今までは元気を出せ商店街事業を中心にさまざまなイベントを含めて行ってこられたというふうに思っております。それについて、私どもも東京都と並んで補助を差し上げてきた経過がございますが、その制度を使う限りは東京都の制度のとおり使わないといけないというふうに思っておりますが、さまざまな先ほどの課題もお聞きをし、もう少し柔軟な対応をするのであれば、市独自のさまざまな支援策も必要ではないかなというふうに思いましたので、今後よく研究をしてまいりたいというふうに思います。
48 【田辺委員】 まず景気対策なんですが、今、田中委員の方からもありましたけれども、私も同感です。経済対策懇談会というものの中で今議論をされているということなんですけれども、先ほど、市長の答弁の方では、特に市からの具体的な提言というものはないというふうに、聞き間違いだったらあれなんですけれども、ちょっとそこを確認したいと思います。どういう形の内容の議論が行われているのかをちょっとお伺いできればと思うんですが。
49 【会田副市長】 経済対策懇談会につきましては、これは3月の上旬に第1回目、そのときには市は、先ほど市長が答弁申しましたように、商店会連合会の会長、商工会議所、専門委員、金融機関の代表として多摩信用金庫、そうした代表者にお集まりいただいて、緊急な経済対策、それから常設的な情報交換の場、こういう2つの目的を持った形でこのような会議を持ちたいけれどもいかがでしょうかというふうなことから話を出発させました。その中で出された中身というのは、まだ十分練られてはおりませんけれども、それぞれの立場で今の現状の課題、こういうところが課題だよといった点が商工会議所会頭あるいは商店会連合会の会長、金融機関からも寄せられました。現段階では、こうした会議を持って一緒に同じ方向を向いて、短期の施策のヒントとなるものを出し合っていきましょうという、そういう状況でございます。
50 【田辺委員】 わかりました。現状を精査をして課題をきちっと定めた上で経済対策を打つという理解でよろしいですね。それは大変大事なことだというふうに、また設置をされて緊急に取り組んでいるという姿勢については評価をしたいと思うのですが、昨年来、定額給付金については、市としての姿勢として、来るか来ないかわからない経済対策費を市のプレミアム等の経済対策に使わないと。で、武蔵野市の経済対策は独自で、別建てでしっかりしたものをやるという御答弁を昨年も伺い、ことしに入ってからも伺ったような気がします。しかし、国が20億円もの、生活支援と合わせて景気対策というはっきりとした目的を持った給付を行うというときに、私としては、かなりこれはスピードが遅いということを言わざるを得ないと思うんです。なおかつ、今回、懇談会という形で緊急経済対策について議論されているということを今、御答弁で伺いましたけれども、これは昨年の10月、11月ぐらいから本当に景気が厳しい状況というのは先が見えていたわけですから、本来なら、定額給付金が来るか来ないかわからないのは確かでしたけれども、しかしそれも含めて全国で景気対策というのは率先をして、スピードを持って取り組んできたという経緯が、これはだれの目にも明らかだと思うんです。こういうことからすると、武蔵野市は大変悠長なことをやっているのではないかという気がしますけれども、ぜひともこれは、今、田中委員の方からも御指摘がありましたけれども、現場の商店街では大変な中を、予算を工面したり、またさまざまな節約をし、そしてあらゆる知恵を駆使して商業活性化に力を注いでいる。しかも、その中にはボランティアに近い状況の中でまちづくりも含めた活動に積極的に取り組んでいるという現場の声を、また生活状況を見たときに、武蔵野市の姿勢としてはもっともっと積極的な取り組みという姿勢を私たちにわかるように示していただきたいということを1点として要望しておきたいと思います。
それからもう1つは、観光に対する振興事業として今回新たに取り組みを始めるということで、これは高く評価したいと思います。国を挙げて日本を観光立国にしようという大きな背景があり、流れがあり、その中で武蔵野市としても武蔵野ブランドという一つの市の特性をPRするいいチャンスだというふうに思うのです。ただ、この件につきましても、先ほど来伺っている限りでは、環境生活部長の方から、市民がまちのよさを知っていくということも大事だし、全体が見えるような観光の推進事業ということで安心したわけですけれども、最初の議論を聞いている限りでは、どうしても商業中心の観光推進のような印象を受けていたわけですけれども、ずっと議論が展開していく中で、文化や芸術を含めたまちづくりの中でこの観光推進というのを促進していくということを伺ったので、安心をいたしました。ぜひともそこは促進をしていただき、文化、芸術、理念に基づいたまちづくりというのはとても大切だと思いますので、ぜひそれは要望としてお願いをしておきたいと思うのです。
もう1つ、この観光については回遊性というのが一つのネックになってくると思うんです。この回遊性をつなぐものが、先ほど深沢委員の方からありましたけれども、文化のいろいろな史跡だとか歴史上のさまざまなポイント、こういうものも含めてまちを回遊しながら、そして経済的にもまちの魅力に貢献していっていただきたいという、こういう思いなので、まずこの回遊性についてはしっかりと押さえていただきたいというのが1点と、今、コミュニティビジネスというのが社会では光を浴びています。市長は、余りブームの流れに乗らないということを施政方針ではおっしゃっていましたけれども、コミュニティビジネスというのは、ビジネスという一つの視点ではありますけれども、極論を言えば、まちづくりをどうするかという事業だと思うんです。私の方でも、公明党としても、市場とかバザーとか、人々が人々の力でもってまちおこしをしていこうというパワー、市民力というのを大いに観光の中にも取り入れていってはどうかなというふうに思っておりますけれども、だんだん商業ベースから文化ベースに至るまで、まちづくりというのは広い視点があると思うんですが、そのあたりについてはどのようにお考えなのかも1点伺っておきたいと思います。
51 【
五十嵐環境生活部長】 1つは、回遊性ということを重視して取り組んだらどうかということでございますが、まさに私どももそのように考えておりまして、もう1年半前の観光推進計画の中でも、33ページになりますが、市内散策コースと近隣都市周遊コースとか、幾つか具体的に、例えばこういうふうに歩いていくというコースもあるじゃないかというのを、計画の中の一つのプランとしても出しております。ただ、この計画がまだ具体的なものとして、じゃあその散策コースをどうやって企画し、人を呼んであるいはPRするのか、ここら辺についてがまだ不十分でございますので、そこは先ほど来議論がございました観光推進のための組織づくりの中で、あるいはその組織できちんとこの回遊性ということで、その回遊性というのは主に駅を一つの起点としてということになろうかと思いますが、回遊性のあるまちづくりといいますか、そういう観光の推進に取り組んでいきたいと考えております。
52 【田辺委員】 わかりました。ぜひこの回遊性についてはさまざまなまちの魅力をしっかりと漏れなく集約していただいて、観光という視点からまちづくりを拡大していただきたいと思っております。
それからもう1つは、子育てに優しいということで、先ほど来何件か御意見もあったかと思いますけれども、私も赤ちゃんの駅ということを提案しておりまして、これは子育て施策として前回は御答弁をいただいたと思うんですけれども、これは吉祥寺のまちの中で、買い物をしやすいまちというお話も先ほどありましたが、そういう意味からすると、一つの提案として何か工夫ができればいいかなというふうに思っておりますので、要望としてお伝えしておきたいと思います。もし何か御意見があれば伺っておきたいと思います。
53 【川名委員】 細かいことではないんですが、いつも言っていることでおわかりかと思うんですけれども、この予算参考資料の商工費を見てみますと、例えば吉祥寺ウェルカムキャンペーン、商業活性化を図る。吉祥寺アニメフェスティバル、ここも商業化生活を図る。ほかのところにも商業振興を図る、図る、図る、図ると書いてあるんですけれども、具体的にどうやって図るんでしょうか。どういう状態になると商業は活性化したかと判断すればいいのかを伺いたいと思います。というのも、これはこの21年度予算のときはまだ確定してはいないかと思うのですが、いわゆる事務事業評価シートが新しくなりまして、この中で、どういう状態、何がどうなった状態ということを当然考えなくちゃいけないかと思うんですけれども、21年度予算の状態ではどこまでお考えになっているのかということを伺いたいと思います。なかなか答えづらいかとは思うんですけれども、これは先ほど来いろいろ議論もあるんですが、要は今後の経済状況を考えていくと、いろいろな施策、あれもこれもできるという状態ではなくて、選択と集中というのが当然求められてくる。とすると、現在のこの施策の中でどれが一番有効なのか、あるいはこれから有効になっていくかということも判断しなくちゃいけない時期だと思うんです。そう考えると、何がどうなると商業の活性化になっていくのかというデータを集めなくちゃいけない時期かと思うんですが、21年度中ではどこまでをお考えになっているのか、あるいは考えていることがあればお示しをいただきたいと思います。
54 【
小島生活経済課長】 商業活性化の図り方というのでしょうか、まず、ウェルカムキャンペーンにつきましては、春がわかりやすいのですけれども、やはり吉祥くじの売り上げですね。平成20年度は3日間で8億円というような売り上げがあったんですけれども、この経済不況の中、ことしも3日間行いますけれども、それが幾らぐらいまで売り上げるのか、そこは注目したいというふうに考えております。
それとあと、アニメの方につきましても、動員力ですか、こういった人通りが少なくなってきたというような状況の中でどれぐらいの動員が図れるのかということも、今年度はそういった面で活性化の度合いをはかっていきたいというふうに考えております。
55 【川名委員】 これまでこういう話はいろいろしていたんですけれども、この動員力ってどうやってはかるんですか。というか、現状でははかってないですよね。ここではかれというのもなかなか難しいんですけれども、そういう指標も考えていかなくちゃいけない時期だと思うんですよ。例えば、JRの乗降数でも普通にいってもよくわからないし、人が多いなと思っても、実際多いんだかどうだかもわからない。商店街のいろいろ支援もしなくちゃいけないと思うんですけれども、それが実際売り上げに結びついているのか、あるいは観光客がふえているのかという、これが一番数字でわかりやすいことだと思うんです。こういうことを調査していかないと、先ほど言いましたけれども、選択と集中ということが必要になってくる、有効な商業振興策も必要だというこの時期に、何をしていいのかというのがわからなくなってくるんじゃないんですか、今の時期は。今までいろいろやってきた市の政策も評価しますけれども、同じことを繰り返していたのでは同じことにしかならないわけですから、この点、もう切りかえる時期だと思うんですが、現状でいかがお考えになっていらっしゃるんでしょうか。これはちょっと何か具体的にどうだという話ではないんですけれども、商業を振興していく意味でも、そろそろというか21年度にこれは評価指数を考えなくちゃいけないと思うんですが、この点について伺いたいと思います。
もう1つは、先ほど来ありました麦わら帽子のアンテナショップの件なんですが、昨今いろいろ経営状況が好転してきまして、これは非常に大いに評価するところなんですけれども、去年の審査か何かでも、やはり将来的な目標としては、市からの補助はなくしていくんだという長期的な目標が出されたと思うんですが、21年度は一体どこまで経営改善を図るか、この点はどのように検討されていらっしゃるのでしょうか。この点について伺いたいと思います。
56 【
五十嵐環境生活部長】 まず、アンテナショップの経営改善ということでございますけれども、補助金については、初めに申し上げたように今年度予算化はしていないと。ただ、例えば正規の従業員も少ない、3人しかいないという中で、あとパートの方はもちろんいらっしゃいますが、そういう小規模なお店でもございますので、まずは経営という意味では売り上げを上げる、あるいは売り上げを維持する。逆に言えば経費の方はなるべく合理的に抑制していくという当たり前のことしかないわけでございまして、21年度にこういう経営改善をしてさらによくしていくんだという特別なことはございません。ただ、もう少しプラスの面でいえば、友好都市のアンテナショップとしての本来の姿について、これは21年に始まったことじゃなくて、ずっと以前からの課題なんですが、友好都市との間の連携といいますか、情報交換をさらに密にして、新商品の開発その他というもともとの目的も達成していくことで、これは結果的に売り上げの増にもなり、経営の改善にもなっていくということかなと考えております。
それともう1つの方の商業活性化の指標の話でございますが、確かに21年度予算で、じゃあそういう指標についてどうするということを具体的に進めていく予算化はしてございません。考え方といたしましては、商業の活性化を図るというのは、1つには売り上げ増だと思うのです、単純な指標は。問題は、それをどうはかるか、どのように測定するかということです。例えば、商業統計調査ですとか、そういう国が行う定期的な統計調査はありますけれども、これは4年に一度とか間隔があいてしまいますので、じゃあ、もっと最近の状況をどういうふうに測定していくのかということは、幾つかのやり方が考えられると思います。まちにいらした方にアンケートをとるだとか、あるいは商店主にアンケートをとるだとか、いろいろな手法は考えられますが、当然、お金もかかることですので、どこまで予算を使ってそういう状況把握をしていくのかというところをきちんと考えていかなきゃいけないと思っています。21年度については今のところそれを具体的にこの部分を予算化して、今のような状況把握というのでしょうか、指標につながっていくような把握をする予定は今のところないということでございます。
57 【川名委員】 具体的な話じゃないので難しいんですけれども、これは理事者側に伺わなくちゃいけないことだと思うんですが、先日、ある広告代理店とお話をしていたときに、武蔵野市の状況をいろいろディスカッションしたんですが、去年、調整計画の市民会議の前にいろいろ武蔵野市の基礎データのデータ集を出されましたよね。あの中に、独身の女性が数多く住んでいるとか、男性が住んでいるとか、まちの様子がいろいろ出ていて、こういう姿を見たときに、広告の代理店の人たちは、なぜこれを売りにしないんだろうとすごく不思議がっていたわけです。30代の女性の人たちが多く住むということは、それだけお金を使うというのは失礼な話なんですけれども、いろいろまちに来てくださることが多いし、しかも住んでいる。じゃ、なぜこういう魅力を、さらに活性化というのですか、魅力アップあるいは商業に結びつけていかないのか不思議でならない、こういうことはあり得ないんだという話をしていました。それはどういうことかといえば、その情報をもっと伝えていくということもありますし、先ほど来、商業の活性化もありましたけれども、商業にお金を使うだけではなくて、広報宣伝していくということなんです。もう1つは、雑誌ですとかメディアですとかそういうところにどんどん伝えていかない限りは、私たちだけわかっていても意味がないわけですね。要は、観光という話が先ほど来ありましたけれども、知っている人に伝えていても意味がない。知らない人にもっと伝えていくことでもあるし、もっと大きな話をいえば、日本じゅうからこの武蔵野市に来て商業にお金を落としていってもらう、こういう政策というか方向性が当然必要だと思うんです。
そういうことを考えていくと、現在、どういう人たちがここに来て、何人来ているかという基礎データがない限りは何もできないということになると思うんです。そういうことも含めて、21年度予算で早急に予算というのは難しいんでしょうけれども、もうそういう方向性を出さないといけない時期だと思うんです。一番簡単なのは、ネットアンケートやったっていいじゃないですか、それだとほとんどお金はかからないし。そういうことでもできますし、基本的に駅に来ている人に普通に個別のアンケートしたってそんなにお金はかからないだろうし、まず基礎調査でもいいですし、1日1時間だけでもいいからアンケートをとるということを当然やったっていい時期だと思うんですが、そういう方向性で考えていくべきと思いますけれども、この点については理事者に伺いたいと思います。
58 【邑上市長】 吉祥寺というのを取り上げますと、かなり人気のあるまちということで、大変評価をいただいているわけですが、それを選定をいただいているのが実はマスコミが中心でございまして、行政みずからということはなかなか今まではなかったかというふうに思っております。川名委員がおっしゃったとおり、行政ベースでもっとPRすべきいろいろな情報というのは持っているというふうに思っておりますので、例えば人口構成だとか、あるいはどういう公共施設があるとか、その辺も含めて、行政として多くの情報をこれから提供していくという積極的な姿勢を、ぜひ取り組んでいきたいというふうに思っておりますし、その一つが観光的なとらえ方だというふうに思っております。これは観光はすべて行政がやるということではないですけれども、地域の皆さんとさまざま連携をして、この地域の情報を整理し、それを発信していくという取り組みをぜひしていきたいというふうに思っております。
それから活性化というのは、おっしゃいましたとおり、一部分的な問題ではなくて、総合的なさまざまな手だてを積み重ねないといけないというふうに思っております。行政の役割というのは、商売について直接意見を言うということではなくて、むしろ自由に商業活動ができるような環境づくりと基盤整備だというふうに思っておりますので、例えば吉祥寺で申しますと、交通基盤がかなり脆弱であるというさまざまな課題がございますので、そういうところにも力を入れていくというのが総じて吉祥寺全体の活性化に結びついていくんだというふうに考えております。
59 【川名委員】 ぜひともそのようにしていただきたいと思います。
1つ提案というか、アイデア出しなんですけれども、川崎市が今、音楽のまち・かわさき事業というのをやっていまして、何で川崎が音楽のまちなのかなと私もよくわからないので聞きに行ったのですけれども、新たな産業をつくろうということでやっているんですが、そこでの広報宣伝活動というのは、単に市役所がマスコミに対して宣伝するだけではなくて、各編集プロダクションとか放送局とか新聞社に直接行って、川崎の場合、川崎ではこういうことをやっていますよというアプローチをしてきているということが一番大きかったわけです。いわば武蔵野市であれば、広報課か観光推進機構かどこになるかわかりませんけれども、直接武蔵野市だけではなくて、相手の懐に飛び込んで、こういうことをやっているからぜひ来てくれと、こういう宣伝だけなわけです。そこでお金を使うわけではないですよね。例えば、こういう情報で、この時期にはこういうイベントがあるんだとか、あるいはこういう場所が使えるんだとか、そういう宣伝をしていくことで、逆に製作側も、それだったら武蔵野でやろうとかいう話に当然なってくるんだと思います。多くのところではフィルムコミッションとかつくっていてそういう事業をやっているんですけれども、武蔵野市はこれからだと思いますので、そういう積極的に相手側の懐に飛び込んでいくような政策をぜひともやっていただきたいと思います。以上、要望です。
60 【やすえ委員長】 それでは、以上で労働費、農業費、商工費、以上3款の質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
○午前11時47分 休 憩
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○午後 1時00分 再 開
61 【やすえ委員長】 それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、第8款土木費の審査に入ります。説明を求めます。
62 【檜山都市整備部長】 それでは、第8款土木費について御説明いたします。土木費については、全体で対前年度比11.9%の減となっております。予算説明書258、259ページをお願いします。なお、主要な施策予算一覧については、予算参考資料の33ページから40ページまでを、施工箇所図につきましては48ページから50ページまでをあわせて御参照ください。
第1項土木管理費、第1目土木総務費は、土木事業の共通事務に要する経費で、対前年度比1.0%の増となっています。
それでは、事業ごとに主なものについて御説明しますので、説明欄をごらんください。
一般管理経費の人件費は、交通対策課職員14人分の給料、職員手当等です。負担金は説明欄記載のとおり、各種協議会等に要する経費で、補助金は雨水浸透施設の助成金です。
260、261ページをお願いします。第2目交通対策費は、ムーバス運行事業自転車対策、交通安全施設整備等、交通対策に要する経費で、対前年度比35.7%の減となっております。減額の主な要因は、自転車対策事業での土地購入費、建設負担金及び自転車駐輪場運営委託料の減、並びに違法駐車防止交通指導員業務の廃止、人に優しい道づくり事業の休止などです。
一般管理経費の人件費は、交通安全対策会議8人、交通安全対策協議会委員21名の報酬です。負担金、補助及び交付金については説明欄記載のとおりです。
交通安全施設整備事業の工事請負費は、ガードパイプ、カーブミラー、道路区画線等の交通安全施設の整備に要する経費で、三鷹市と連携し、市道第199号線、通称かえで通りですが、そこに自転車道を整備いたします。
263ページの自転車対策事業の人件費は、自転車等駐輪対策協議会委員等10人の報酬に要する経費です。賃金につきましては、自転車登録事務等に要する経費です。委託料は、自転車安全利用講習、自転車駐車場の運営及び放置自転車等対策事業に要する経費が主なもので、吉祥寺駅周辺地下駐輪場等調査を実施いたします。土地の借上料は13カ所の自転車駐車場等の土地借上料に要する経費です。工事請負費は、自転車駐車場施設の維持・修繕に要する経費です。265ページの負担金、補助及び交付金は、説明欄記載のとおりで、三鷹駅北口建設大型マンションの地下自転車駐車場の建設負担金等を含んでおります。
違法駐車対策事業のうち、4月1日からの民間駐車監視員制度の開始に伴い、吉祥寺駅周辺の重点地区における違法駐車防止の交通指導員業務は廃止となります。負担金、補助及び交付金は説明欄記載のとおりです。
ムーバス運行事業の委託料は、バス・交通サービス向上のための総合計画策定調査や、大正通り交通整理指導業務等に要する経費です。土地借上料は、ムーパークの土地借り上げでございます。補助金はムーバス運行補助で、平成19年度からバス購入費をバス会社の負担とし減価償却しているため、増額となっております。
266、267ページをお願いします。第2項道路橋りょう費、第1目道路橋りょう総務費は、道路橋りょう事業に要する経費で、人件費が主なものですが、対前年度比2.6%の増となっております。一般管理経費の人件費は道路課職員32人分の給料、職員手当等です。台帳整備の委託料は、法定外公共物の測量調査、道路台帳の補正、道路区域外の民有地に関する現況測量調査等に要する経費です。
268、269ページをお願いします。第2目道路維持費は、道路維持補修及び道路の清掃並びに街路灯維持管理に要する経費で、対前年度比3.4%の減となっております。道路維持管理の工事請負費は、市内全域の道路の路面補修工事等に要する経費です。271ページの道路清掃事業の委託料は、月2回の車道機械清掃を初めとした側溝清掃、雨水枡清掃等、説明欄記載のとおりです。街路灯維持管理は、本市設置の街路灯の電気料とランプ交換等の管理委託料、街路灯新設等の工事請負費です。
272、273ページをお願いします。第3目道路新設改良費は、市道及び私道の舗装等、道路整備に要する経費で、対前年度比12.6%の増となっております。増額の主な要因は、三鷹駅前の市道第16号線及び第129号線の電線類地中化、自治体管路設置委託料の増加によるものです。道路新設改良事業の工事請負費は、市道及び私道を含め9カ所の改修等により道路改良を施行するものです。環境舗装事業の工事請負費は、透水性舗装及び遮熱性舗装により道路整備をするもので、7カ所の施行をします。なお、事業箇所につきましては、予算参考資料48ページの図面を御参照ください。
第4目橋りょう費は、橋りょうの新設及び維持補修に要する経費で、対前年度比614.3%の増となっております。これは仙川リメイクに伴う橋りょう新設の工事請負費の増加によるもので、説明欄記載のとおりです。
274、275ページをお願いします。第3項都市計画費、第1目都市計画総務費は、都市計画事業の交通事務に要する経費で、対前年度比0.4%の増となっております。一般管理経費のうち人件費は、都市計画審議会、まちづくり委員会、まちづくり委員会調整会、都市マスタープランの改定にかかわる委員会、及び財産価格審議会の各委員の報酬、並びに都市計画部のうち、都市計画事業にかかわる職員50人分の給料、職員手当等です。特別旅費は、都市計画審議会の活動にかかわる経費です。委託料の主なものは、用途地域等の随時見直しに伴う調査、都市計画図等の作成、都市マスタープランの改定等で、その他は説明欄記載のとおりです。負担金、補助及び交付金は、武蔵野市開発公社への派遣職員の負担金、各種協議会等への負担金等、説明欄記載のとおりです。
276、277ページをお願いします。第2目街路事業費は、都市計画事業に要する経費で、対前年度比3.0%の減となっております。事業箇所については予算参考資料49ページの図面を御参照ください。都市計画道路3・4・27号線事業は、用地買収等に要する経費が主なものです。都市計画道路3・5・17号線、成蹊通りですが、この事業は地下水影響調査・検討に要する経費を計上いたしました。都市計画道路7・6・1号線、御殿山通りですけれども、この事業は用地買収及び人道橋設置のための調査委託料等に要する経費です。鉄道連続立体交差事業は、JR中央線連続立体交差事業に伴う沿線市の負担金のうち、本市負担分及び基金の積み立て並びに側道整備に伴う現況測量及び事業史を作成するための委託料です。
区画道路整備事業は、市道第308号線の用地買収等に要する経費で、説明欄記載のとおりです。
狭あい道路拡幅整備事業は、幅員4メートルに満たない道路の拡幅整備工事に要する経費で、路線の拡幅整備など説明欄記載のとおりです。なお、狭あい道路拡幅整備の進捗率は、現在約18%となっております。
交通バリアフリー事業は、交通バリアフリー基本構想策定支援のための委託料、並びに三鷹駅北口のエレベーター及びエスカレーターの維持管理及び修繕に要する経費で、説明欄記載のとおりです。
電線類地中化等検討委託事業は、電線類地中化や舗装のカラー化等、優先的に景観整備する路線の事業化計画策定のための調査検討委託に要する経費です。
281ページの武鉄中付第1号、第2号、第3号線整備事業は、鉄道連続立体交差事業に伴う武鉄中付1~3号線の整備に向け、無電柱化の検討委託に要する経費です。
第3目吉祥寺駅周辺開発事業費は、対前年度比42.3%の減となっております。これは南口駅前広場事業の土地購入費の減等によるものです。一般管理経費のうち、賃金はアルバイト職員の賃金であり、その他経費の主なものは、電子複写機等の使用料、需用費、役務費等でございます。
都市計画道路3・3・14号線南口駅前広場事業は、吉祥寺駅南口交通広場整備にかかわる土地購入費等です。
吉祥寺方式物流対策委員会運営支援は、昨年度立ち上げました吉祥寺における荷さばき問題を解消するための関係者による委員会の運営支援を行うものです。
吉祥寺まちづくり推進委員会は、吉祥寺のまちづくりを推進するために設置した庁内検討委員会での議論に必要な調査検討を行うための経費です。
吉祥寺駅周辺整備事業は、駅の改修並びに自由通路の整備に伴い、あわせて実施すべき事業等について整備計画を策定するための調査検討に要する経費です。
吉祥寺東部地区まちづくり構想調査は、吉祥寺東部地区内においてまちづくりの種地として取得済の用地の利活用について具体的な検討を行うための経費です。
第4目武蔵境駅周辺開発事業費は、対前年度比43.0%の減となっております。減額の主な要因は、南側駅舎連続施設の建設が昨年6月に完了したこと、及び西地区の区画道路整備事業の進捗による工事費等の減等によるものでございます。一般管理経費は、説明欄記載のとおり、事務所及び武蔵境駅自由通路、同エスカレーターの保守、駅舎連続施設維持管理、武蔵野市開発公社への利子補給等に要する経費です。
283ページの都市計画道路3・3・23号線事業は、北口駅前広場の基本設計をもとに、関係機関との協議及び関連道路の条件整備等に要する経費です。
西地区の区画道路整備事業は、平成20年度に道路整備をした区間の電線共同溝の連系・引込管工事委託等に要する経費です。
東地区の区画道路整備事業は、事業予定地買収のための測量及び仮整備に要する経費です。
武蔵境駅舎周辺環境整備計画は、まちづくりパンフレットのリニューアル等に要する経費です。
都道123号線拡幅整備事業は、東京都のみちづくり・まちづくりパートナー事業路線で、市道第72号線から境南通りの区間を整備するための道路築造工事及び連系・引込管工事業務委託に要する経費です。
284、285ページをお願いします。第5目建築指導費は、建築基準行政に要する経費で、対前年度比51.4%の減となっております。減額の主な要因は、一般管理経費のうち、20年度から進めております指定道路調査整備業務の委託料を減額したこと、及び民間建物に対する耐震関係支援施策を住宅対策課へ一本化するため、耐震性相談業務と耐震助成関係経費を住宅対策費へ移したことによるものです。一般管理経費の人件費は、建築紛争調停委員会の委員報酬です。その他につきましては、説明欄記載のとおりです。
建築審査会の運営につきましては、委員報酬のほか、説明欄記載の委託等に要する経費です。
286、287ページをお願いします。第6目下水道事業費は、総務省繰出基準による一般会計から下水道事業会計への繰出金です。第4項住宅費、第1目住宅管理費は、4カ所・110戸の市営住宅の維持管理に要する経費で、対前年度比14.1%の減となっております。減額の主な要因は、維持修繕工事等、実績に合わせた減によるものです。経費の主なものは、管理人の人件費のほか、市営住宅の維持管理に必要な給水保守、エレベーター保守及び市営住宅維持のための工事請負費等、説明欄記載のとおりです。
288、289ページをお願いします。第2目住宅対策費は、住宅対策に要する経費で、対前年度比27.4%の増となっております。増額の主な要因は、先ほど御説明いたしましたけれども、耐震診断窓口の一本化により、これまで建築指導課が担当してきた安全・にぎわいのまちづくり促進型耐震助成金等の業務を住宅対策に移したことや、民間アパートの高齢者世帯入居支援事業、雨水タンク購入助成事業の新設でございます。経費の主なものは、住宅セミナー運営、耐震アドバイザー派遣等、説明欄記載のとおりでございます。なお、289ページの、ただいま説明いたしました安全・にぎわいのまちづくり促進型耐震助成金の事業でございますが、申しわけございません、説明欄のミスプリントがございまして、「安心」となっているのを「安全」というふうに御訂正をお願いいたします。
290、291ページをお願いします。第3目住宅建設費は、市営住宅の建設に要する経費で、対前年度比1.9%の減となっております。減額の主な要因は、市営西久保住宅の建てかえ工事費の進捗に伴う減によるものです。内訳は説明欄記載のとおりです。
第5項緑化公園費、第1目緑化公園費は、公園の建設、維持管理及び緑化推進等に要する経費で、対前年度比9.5%の減となっております。減額の主な要因は、公園の土地購入費の減によるものです。
一般管理経費の人件費は、緑化環境センターの職員22人分の給料、職員手当等です。負担金は説明欄記載のとおりです。
293ページの公園等建設事業は、公園の新設及び増設に要する経費です。なお、事業箇所につきましては予算参考資料50ページの図面を御参照ください。人件費は、各種委員会等委員報酬に要する経費です。委託料は、土木積算システム保守、土地鑑定現況平面図作成委託業務、公園緑地リニューアル総合計画、千川上水整備計画、境南中央公園ワークショップ運営に要する経費です。工事請負費は、新設工事と改修工事を含んでおり、事業箇所については、中央通り桜並木公園のほか、予算参考資料50ページの図面を御参照ください。土地購入費は境南中央公園、グリーンパーク緑地及び白山公園の用地買収に要する経費です。
公園等維持管理は、既存の公園の維持管理に要する経費です。電気及び水道料は説明欄記載のとおりです。委託料は、千川上水の維持管理、街路樹・植樹帯等管理、それから農業ふれあい公園運営管理、公園等除草清掃ごみ処理、公園トイレ清掃のほか、公園台帳作成に要する経費です。土地借上料は、もくせい公園ほか5カ所の土地借り上げに要する経費です。工事請負費は、既設公園の遊具等の修繕、街路樹治療工事、緊急対策としての公園内緑地保全工事に要する経費です。庁用器具費は草刈り機、小型チェーンソーの買いかえ等に要する経費です。
295ページの緑化推進事業の委託料は、環境緑地の維持管理、二俣尾・武蔵野市民の森森林整備、むさしの自然観察園維持管理、緑のサポーター制度運営等に要する経費です。土地借上料は、二俣尾・武蔵野市民の森管理棟及び二俣尾自然体験施設に関するものでございます。工事請負費は、既存樹移植、保存樹木維持管理、二俣尾自然体験施設維持管理等、説明欄記載のとおりです。負担金は、奥多摩の森整備事業に要する経費、また補助金は、保存樹木・保存樹林・保存生垣及び接道部緑化に対する助成並びに緑のボランティア団体及び二俣尾・武蔵野市民の森事業運営、活用を行う団体の活動支援に要する経費です。公園緑化基金積立金は、公園緑化基金の利子として計上したものです。
297ページの仙川水辺環境整備事業の委託費は、既に供用している仙川緑地の高木植栽帯を含めた維持管理委託、及びつけかえを行う桜二の橋下流部から約100メートルの親水化整備の設計委託に要する経費です。工事請負費はその部分の整備工事費です。工事負担金は、つけかえ区域における水道管の移設約200メートルに要する経費です。
以上で第8款土木費の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。
63 【やすえ委員長】 以上で土木費の説明を終わります。これより質疑に入ります。
64 【落合委員】 それでは、土木費に関連して質問をさせていただきます。
初めに、都市マスタープランの見直しについて幾つかお伺いをしたいと思います。これも皆様御承知のとおり平成12年に策定されて、ちょうど9年ですか、来年が10年ですけれども、そういう中で、さまざまな社会状況の変化であるとか、そうしたところから今回見直すということになっているんだろうと思うのですけれども、12年に策定されてから初めての見直しということになろうかと思いますので、今後さらに見直しをしていくという意味では、今回の見直しというのは非常に大事な位置を占めるのかなと位置づけをされるのかなというふうに私自身は認識をしております。その上で、今回の改定というか見直しに関して、一番根底となる目的というのですか、何のための見直しなのかという部分、これまでも御答弁あったかもしれませんけれども、それを再度ここで確認をさせていただきたいと思います。都市マスタープランの位置づけは、これは法的拘束力というのは当然ないわけですけれども、さまざま、いわゆる拘束力を持つ基本的な計画の根拠となる、そういう意味では非常に大事なことではないのかなというふうに思いますので、その点をまず伺いたいと思います。
それから、この変更についての手続ということですけれども、これはこの4月1日から施行になりスタートしますまちづくり条例の中に、都市マスタープランの変更に関する手続ということでありまして、これに基づいて変更の見直しを進めていくというふうな御答弁も、これも昨年の定例会等々でもあったかと思います。その中で、この手続の流れについては、条例の、これは最近もらったやつですかね、運用のパンフレットですか、これにも掲載されていますけれども、この手続の流れの中で、いわゆるスケジュール的なものというのですか、どのぐらいの期間をかけてということは特にうたわれてないわけで、これをどういうふうなスケジュールを持って進めていこうというふうにお考えなのか、その点をあわせてお伺いをしたいと思います。要するに単年度でやるのか、複数年数かけるのかということです。
それから、見直しに当たってですけれども、当初、平成12年の時点で目標とされていた年次が平成32年、要するに向こう20年間ということで上がったかと思います。今回の見直しというのは、どこかにあったんですけれども、ちょうど中間期に当たって次の10年ということでの見直しというふうに理解していたんですけれども、これは特にいわゆる見直して向こう20年ということではないのか、その辺も具体的にお示しをいただければと思います。
とりあえずそこまで、済みません、お願いします。
65 【恩田まちづくり推進課長】 それでは、3点お伺いがあったと思います。まず、都市マスの見直しのポイントでございますけれども、1点は、大きなところではまちづくり条例が4月から施行されるのに伴いまして、都市マスタープランそのものがまちづくり計画に位置づけられたというところがございます。運用に際しましても、条例にのっとりまして、民間に対しても一定のまちづくりへの協力ということで、ベースとなる計画となるというところもございます。それからあと、10年たったというところもございまして、当然のことながら、見通していた展望が若干、社会状況の変化等でやはり修正しなければいけない、特に土地利用等につきましてはそういうような状況もあるというところも踏まえまして改定をしたいというふうに考えてございます。
それからスケジュールの考え方でございますけれども、マスタープランの見直しにつきましては21年、それから22年を予定してございます。2カ年で見直しをしたいと考えてございます。それから先ほど委員の方から御案内のありました、こちらのパンフレットの方で手続等が示されてあるわけでございますけれども、まず、基本的な考え方等々をまず庁内でもみまして、その考え方に立って委員会を立ち上げてそこでもんでいただくとかいう流れの中で考えてございまして、この手続に乗るのは、最終的には市の変更案が固まって手続に乗っていく形を考えておりますので、こちらのパンフレットに載っている手続については半年ぐらいを予定しているというところでございます。
それからマスタープランの見直しの考え方というところでございますけれども、具体的には、基本的には先ほど1番で述べましたように、これから都市基盤分野の基本的には基本計画であるというところでございますので、各セクションがおのおの基本計画を持っている中で、都市分野についてもここで更新すると。ただやはり、土地利用とかこういった都市分野におきましても横の連携等が必要になってきますので、そういったところを考えていきたいというふうに思ってございます。
あと、見通しにつきましては、基本的には10年の見直しというふうに考えてございますが、展望としては20年、将来を見通して10年ごとにこのマスタープランの見直しを行っていくというふうに考えております。
66 【落合委員】 わかりました。年数については20年を見通した中での10年というふうに認識をいたしました。
それと、今、多分御答弁の中でも触れていた部分だと思うのですけれども、要するに今さまざま、まちづくりの計画というのですか、いわゆる基本的な計画、例えば具体的に言うと、いわゆる交通バリアフリーの基本構想であるとか、あと下水とかそういうインフラ整備にかかわることであるとか、さまざまないわゆる個々の計画がそれぞれ進行していて、その各計画というのは、いわゆる予算がある程度見通しが立っているものから、そうでない、まだこれからという部分のものから、さまざまな計画が今、同時進行で進んでいると思うのです。そういういわゆる各それぞれの計画と、また密接にこの都市マスタープランというものが関連性を持つというふうに思うのですけれども、先ほど横断的にという話がありましたけれども、その部分をもう少し具体的にお示しをいただければと思います。マスタープランも当然長期的な計画の中で、いわゆる武蔵野市がこういうふうにあったらいいなといういわゆる理想を求めるような形にはなるとは思うのですけれども、当然それについても実行可能なのか、また不可能なのかという、そうした部分もあるでしょうし、10年、20年は何とかなるのかなと。もしかしたら50年後には何とかなるのかなという部分だとか、さまざま出てくると思うのですけれども、その辺のいわゆる個々の基本計画とこの計画との関連性ということについて、もう少し詳細を教えていただければと思うのですが、いかがでしょうか。
67 【檜山都市整備部長】 まちづくりの個別計画と都市マスタープランとの関係、あるいは財源も含めた、裏打ちとなる財政計画を含めた総合的な調整の御質問かと思いますけれども、まず基本的には財源の裏打ちを持った財政計画をつくっての調整というのは、都市マスタープランというよりは、基本計画の分野で財政計画が、5年間ですけれどもつくられますので、その中での調整になるかというふうに思います。ですから、先ほど、担当の課長の方から答弁申し上げましたが、もともとの社会状況の変化というところの中には、当然、第四期長期計画・調整計画の策定ということが根底にございますので、それも前提条件の中に入れた形の都市マスタープランの見直しというふうになると思います。
あと、その分野の都市基盤整備の全体の調整ということに関していえば、これは都市マスタープランがいわば全体を調整する役割の総合計画になりますので、これについては全体を調整をしながら既存の計画をいわば編み上げていくというような部分も当然中にはあるというように思いますが、財政的な裏打ちの部分については、先ほど申したとおり、これは全庁的な問題で調整が必要ですので、これは長期計画・調整計画等の財政計画によるというふうに考えております。
68 【落合委員】 そうなってくると、いわゆるこの都市マスタープランの位置づけというもの、私もまだ認識不足のところが多々あるのであれなんですけれども、多分にいわゆるまちづくりの理念的なものという部分にかかわることになるのかなというふうには受けとめたんですけれども、要するにまちづくりをこういう理念のもとで、根本にこれがあって、そこから派生をして武蔵野市のまちづくりというのは進んでいくんだと。その上での具体的な個々の計画があり、またその財政計画という部分では、いわゆる長期計画の中でまたつくっていく、そういうふうには受けとめたんですけれども、その辺、もし間違っているのであれば指摘をしていただきたいと思いますが、いわゆる核になるまちづくりの部分、武蔵野市のまちづくりの理念というか、その部分というのはどういうふうにお考えになられているか。これは市長にお伺いした方がいいのかもしれませんけれども、その部分、お願いしたいと思います。
それと、手続の方で、これも確認ですけれども、いわゆる市民の意見、市民参加というのですか、その部分が具体的にはどういうふうになっていくのかなということも再度お示しをいただければと思います。これは前回初めて策定するという段階での話なので、今回には直接当てはまらないかもしれませんけれども、前回の一番最初のスタートのときというのは、平成7年に当時の土屋市長が都市マスタープランを策定するというふうに声を上げてから、実は平成8年、9年ととんざをして、そして平成10年から具体的に始まって平成12年に策定をされたという、都合5年近くかかってつくり上げているということからすると、かなり大変な労力を使うのかなというイメージがあります。そういう意味では、先ほど2年間かけてということだったんですけれども、その年数が時間的に足りるのか足りないのかは置いておくとして、市民参加ということになっていくと、またさまざまな時間的なものであるとか、そういった部分も必要になってくるんじゃないかなと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
69 【檜山都市整備部長】 まず基本的には、これは現都市マスタープランの改定であるということで、当然、この都市マスタープランの基本的な枠組みは維持しながら、その後の社会状況の変化とか諸々の条件が若干変わってきておりますので、そこを調整する、そういう意味合いになると思います。ですから、市民参加もおのずとゼロから積み上げるというような市民参加ではございませんで、先ほど担当課長が答弁いたしましたとおり、その既存のプランの検証といいますか、実績の検証等は庁内等で行いながら、必要な枠組みを、プランをつくった上でそれをお諮りするというような手続になるだろうというふうに思っております。
それからまちづくりの理念あるいは核となるものでございますが、これはあくまでも調整計画に武蔵野市は3駅圏それぞれ特徴のあるまちづくりが示されておりますので、そういったものをベースに、快適な環境と、安全なまちづくりというところは、これはもう既に枠組みとして示されておりますので、そういったものを使いながら、あとは個別の分野の、個別の緑あるいは住宅マスタープランとか、そういったものを編み上げていくというような作業になるのかなというふうに思っております。
70 【邑上市長】 ちょっと補足いたしますと、都市計画マスタープランというのは、基本的には都市計画法に基づく位置づけもあるわけでございます。ですので、私どもとしては、都市計画をこれから動かしていく上で根幹となる計画となってまいります。ただし、武蔵野市の都市マスタープランですから、当然のことながら、市の総合的な方針、つまり基本構想・長期計画、今では調整計画になっておりますが、それとの整合が大変不可欠でございますので、そういう大きな都市の方向性と連携をしながら、整合を図りながら、都市計画分野でどういう計画をつくるかというのがこの都市マスタープランでございます。
71 【落合委員】 わかりましたが、先ほどちょっと理念的なものという話をしたのは、要するに先ほど部長の方からも御答弁ありました、いわゆる3駅圏を中心にしたまちづくりであるとか、あと安心・安全のといった部分であるとか、その辺は私もよく理解をしているつもりですので、それがどうのこうのと言うつもりもさらさらありません。先ほど、さっきの款の質疑の中で、うちの田辺委員の方から、いわゆるまちづくりという部分で文化芸術という話をさせてもらったかと思うんですけれども、一つの国、これは国であれば国の大方針として、例えば環境立国だ、また経済立国だ、それぞれあるかと思うんですけれども、一つの大きな核になる部分、そういう意味での核という発言をさせてもらったんですけれども、例えばこの武蔵野市、文化芸術を軸にしてさまざまな施策を展開する、そういった部分での理念というのですか、いわゆる骨格、そうした部分をお考えになられているかどうか、そうした部分からの安心・安全であり、そうした部分からのいわゆる3駅圏であり、また経済、そうしたものへの波及というのもあるのかなというふうに考えているのですけれども、そういう部分についてはいかがお考えなのか、再度御答弁いただければと思うのですが、いかがでしょうか。
72 【邑上市長】 調整計画の中でもさまざまなそういう文化的な視点も加えているわけでございますので、それを実現するために、じゃあまちづくりはどうするのかというようなことも必要だと思います。それを受けた形で、都市マスの具体的なそれぞれの地域での方向性を定めていくべきだというふうに考えております。
73 【落合委員】 ちょっとよくわからなかったので。市長の一番やりたいところというか、一番骨格になるところ、一言で言って何になりますか。それだけお聞かせください。
74 【邑上市長】 まちづくりに関しては、これから新たに全く白紙の状態で始めるわけではなくて、今まで武蔵野市でのまちづくりの歴史があるわけであります。再三申し上げましたとおり、そういう歴史を経てさまざまな特殊性を持った地域があるわけでございますので、その地域性を、個性を生かしていくというのがこれからの方向性であるのではないかなというふうに思っています。それぞれの、先ほど部長からも駅勢圏ごとの特徴がある、それを踏まえてまちづくりというのはあるのではないかという話をしましたけれども、そのような個性を再度認識をしていく、それに向かってどのようなまちづくりの方策になり得るのかどうかというのを都市マスタープランで考えていくべきだというふうに考えております。
75 【落合委員】 わかりました。とりあえず受けておきます。またさまざまな機会で質問させていただきたいと思います。
時間がないので別の質問に移らせていただきますけれども、吉祥寺まちづくり推進委員会の件でお伺いしたいのですけれども、予算参考資料の35ページのところに吉祥寺まちづくり推進委員会ということでありまして、このまちづくりを推進するために庁内に横断的な委員会を設置し云々とあるわけですけれども、この具体的な構成メンバーとか、また、どういう活動をされるかというか、その辺の具体的な今後の動きについてちょっとお伺いしたいと思います。また、これも期間的にはこれから継続してずっと持たれるのか、まあ今回限りということでもないでしょうけれども、その辺について今後の動きとかその辺も含めてお聞きをしておきたいと思います。
それと、ムーバス事業についてもお聞きしたいんですけれども、ムーバス運行事業で、20年度の調査をして、これを今度さらに具体的に進めていくというふうにあったかと思うんですが、具体的にその20年度の調査内容はどういうような形で進めてこられたのか、その辺についてお伺いいたします。
それと、さまざま調査を行って、課題、また市民の意見等々も多々あったかと思うんですけれども、その辺の課題整理というのはこれからされるという理解でいいのか、その辺についてちょっと具体的にお示しをいただければと思います。
それから具体的施策の策定を21年度に行うというふうに理解をしておりますけれども、その辺のスケジュール的なことも含めてお示しいただければと思うのですが、いかがでしょうか。
76 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 まちづくり推進委員会のことでございますが、実はこれは今年度に庁内で地下利用の検討をするということで始まった委員会の拡大版でございまして、メンバーとしましては、技監、部長が頭になりまして、都市整備部の関係課長、それから企画、防災、財政という課長に入っていただいた庁内委員会でございます。中身につきましては、本来、地下利用について検討するはずだったところでございますが、地下だけ単体で見てもなかなかまちづくりになっていかないというところで、ほかのいろいろな、例えば東部ですとか南口ですとかといった要素を一体的に考えようということでございまして、吉祥寺の今後のまちづくりについて具体的にどのようにやっていくのかということを議論していくという委員会でございます。期間につきましては今年度、来年度2カ年で考えております。
77 【北原交通対策課長】 ムーバスに関するお尋ねでございますが、バス交通の向上に関する調査事業を去年、それから今度の予算で掲げております。昨年度の調査内容でございますが、各路線、特に6号、7号や、一番古い1号路線等のOD調査であるとか、そういったものをやり、その再整理などを行っております。そういったものを踏まえて課題の抽出作業を行っているところでございますけれども、それともう1つは、ムーバスだけではございませんが、武蔵野市の福祉型運送サービスでございますレモンキャブやそういった部分についても、同時にヒアリング調査等を行っております。そういったものの中で、一定今、ムーバスの1号から7号までの問題点等の抽出作業を取りまとめている段階でして、段階的に7号まで引いていったという経過はございますので、ムーバスそのものについては第1号と第7号ではやはり多少の違いも出ているというようなことも含めながら課題を抽出しておりまして、今のところ8点ほどの課題の抽出作業が素案の段階で終わっております。1点目が運行時間帯や本数などに関する事項、2点目が乗り継ぎニーズ、3点目が運行ルートやダイヤに関する事項、4点目がわかりやすい情報提供をどうしていくのか、5点目がバス停や車両、車両そのもののあり方も含まれております。それから6点目として、自転車や他の駐車対策との連携をどうしていくのか。7点目として、通常の一般路線バスとの連携をどう図っていくのか、最後に8点目としては、JR中央高架化等への対応をどうするのか、そういったような課題が出ておりますので、それらをもとにしながら来年度の中で今後のあり方について結果を出していくということになってまいります。
78 【落合委員】 ムーバスの方から先に聞きますが、今、8点ほど個別の調査を行って、それを今、課題を整理しているというふうな御答弁があったかと思います。21年度は、要は21年度じゅうをかけてこれに対しての施策を策定するという認識でいいのか、再度お願いしたいと思います。例えば実際に事業化をして、例えば見直すところを変わっていくというか変えていくというか、そういう作業は、22年以降というような流れになっていくのかという点もあわせてお願いしたいと思います。逆に、例えば21年度じゅうにこれは簡単だからできそうだというものがもしあれば、21年度内でも変えていくこともあり得るのかどうか、その辺もあわせてお示しいただければと思います。
それからまちづくり推進委員会の方ですけれども、庁内委員会ということで、もともと地下利用の検討をする委員会をさらに発展させたというふうに伺いました。この委員会の位置づけというのかな、いわゆる吉祥寺地区の中ではほかにも民間の方々で構成をするまちづくりに関しての検討委員会ですか、そうしたものもあるわけで、そうした部分等のいわゆる連携とか、そうしたものというのはどういうふうになっていくのか、その辺も具体的に教えていただければと思いますが、いかがでしょうか。
79 【北原交通対策課長】 来年度の1年間の中でその課題で解決すべき課題について対策を短期的、中期的、長期的というような時系列的に整理をしていきたいというふうに考えておりまして、基本的にはやはり実施時期は22年度以降になっていくのではないかなというふうに考えております。
80 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 位置づけの件でございますが、直接的にはやはり内部の委員会でございますが、各関係課を通じて、その課が持っているいろいろな事業の中で、他の方々との意見交換等が入ってきておりますので、まず内部で調整をします。その後決まった事業につきましては、やはり周りの方と調整していくということになると思うのですが、あくまでも、まず内部の、いろいろな課が持っていることを整理していこう、そういう位置づけでございます。
81 【落合委員】 わかりました。それぞれ多分課題も千差万別であろうと思いますので、吉祥寺のまちづくりに関しては、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それからムーバスの方も、これから短期的から、また長期的にわたっての課題抽出ということでしたので、早くできるものは早くしていただければなと思いますけれども、恐らく、要望が出されていることは非常に時間のかかるものも多々あるのかなという認識も持っておりますし、そういう意味では、課題をまず精査をしていただいて、一日も早い対応をお願いしたいなというふうに思います。これは要望しておきます。
それから話題を変えますが、道路の、これは環境対策だったかな、になったかと思うのですけれども、透水性舗装について、ちょっと細かい話なんですが、平成18年度から試験施工を行っているということで、平成18年ですから3年経って、その辺の状況等々を教えていただければと思います。いわゆる耐久性であるとか、あと、環境対策なので安全性という部分では安全なんでしょうけれども、そうした部分であるとか、あと、いわゆる透水なのでどのぐらい効果があったのかというのがもしわかれば、それもお示しいただければと思います。
それと同じ道路ですけれども、都市計画道路7・6・1号線、御殿山通り、これは去年も質問したので、その後の状況ということで確認をさせていただきたいのですけれども、この21年度については国庫支出金と都支出金が大幅にふえているようでして、去年の当初予算から比べるとかなり大きくふえて、一般財源の方は逆に減っているというような状況ですけれども、その辺の背景はどんなことがあったのか、教えていただければと思います。
それと、かえで通りの自転車道整備で、三鷹市側が大分進んできていて、見えてきたなという感じであるのですけれども、これから武蔵野市側の工事に入られるのかなと。ちょっとまだ工事中なので最終的な形がよく見えていないのですけれども、いわゆる車道と自転車道と歩行車道がそれぞれ縁石で仕切られているような格好に多分なっていたかと思うんです。それで、歩道側にいわゆる一般の民家であるとか、例えばコンビニがあったりとかしているのですけれども、そこの出入りのところだけが縁が切れているというような格好になっていたかと思うのですけれども、例えば、その間のところに植木があるとか、そういうような格好になるのか、今までも計画があったのかもしれませんけれども、ちょっとその辺が見えてなかったので、再度確認をさせていただければと思うのですが。それと、自転車専用というこの表示みたいなものは何かつくのかどうなのか、それもあわせてお聞きしたいんですけれども。
82 【山家道路課長】 私の方から、まず道路の透水性舗装でございますが、18年から20年度の3カ年で試験施工を行って、その間、追跡調査を行ってきているわけですが、その調査結果でございますけれども、路床の透水性については、一応、関東ロームの粘性度ということで若干基準を下回っているわけですけれども、舗装自体の透水性、保水性、あるいは耐久性については一定基準を満たしている、一定基準以上であるということが確認できたということから、予算にもありますように、21年度、予算書記載のとおり実施していきたいというふうに考えているということです。
それから、事業効果でございますが、これも前回お話しさせていただいたことにもう少しつけ加えて御説明させていただきたいと思いますが、一応、今後、市内の生活道路を対象に実施していきたいというふうに考えているわけですが、市内の生活道路、9メートル未満の市道、仮に全部透水性舗装にすると、概算で1.3万トン、1万3,000トンの透水量が見込まれるということでございまして、このほか、降雨強度50ミリの雨が降った場合なんですけれども、計算上、30分までは雨水流出が抑制できるということから、ピークカットの一定の効果があるというふうにとらえているところでございます。
それから7・6・1号線でございますけれども、これにつきましては、用地買収を進めているところでございますが、このほか、予算書記載のとおり、人道橋等の調査委託ということで21年度見込んでおりまして、予算的なことということで御指摘をいただいているわけですが、予算につきましては、21年度につきましては、全体の用地費のうち5割が国庫補助金ということで、そのほか東京都の市町村土木補助、それから東京都の総合交付金、このようなこともあわせて補助割合が補助対象額の約87.4%ということでその所定の予算を見込んでいる、歳入予算を見込んでいるということでございます。
83 【北原交通対策課長】 かえで通りの自転車道の件でございますけれども、これはたまたまですけれども、きのう、おとといあたりの新聞に国土交通省、警察庁の自転車道の広告が出ておりまして、そちらに形状が詳しく説明されているんですけれども、自転車道等については3つぐらいパターンがございまして、今回やります自転車道については、縁石等で区分されるパターンですので、当然ながら自転車道としての専用の表示、交通規制標識が設置をされる予定になっております。それから植樹帯というのでしょうか、そちらとの関係は、当然、植樹帯は基本的にはそのままで区域が設けられるのですけれども、ただ、沿道からの駐車場等の出入りの空間が当然切り下げがありますので、そういったところは当然ながら自転車道側の区域の柵というのでしょうか、そういったものも車の出入りができるようにあけるような形状になっているというふうに聞いております。
84 【落合委員】 わかりました。おとつい出ていたのは、済みません、認識をしておりませんで失礼をいたしました。わかりました。これからかえで通りについてはこれから武蔵野市側をやっていくということですので、また推移を見守っていきたいなと思っておりますけれども、縁石があることで、武蔵野市側の部分については、いわゆる車道と自転車道を行き来するような場所というのはそんなになかっただろうかなと思うのですけれども、三鷹市側って割と多かったのかなと。要するに、ここで曲がりたいのにという、先まで行かなきゃ反対側の車線に行けないみたいな、そうなると、何かわざわざそこを通らずにあえて車道を通るような人が出ちゃうとまたあれなのかななんていううがった見方をしていましたもので、これも今後の話なんだと思いますけれども、見守っていきたいなと思います。
それから透水性舗装については効果があるということで、さっきの御答弁だと、舗装そのものは特に一定基準以上だという認識でしたけれども、いわゆる土壌そのものがしみていかないという部分では、ちょっと効果が落ちている、落ちているというのは変ですけれども、予想していた効果よりもちょっと落ちるのかなと、そういう認識をしておりますが、それでよかったですね。わかりました。
それに関しては、今後ですけれども、生活道路を例えば全部やっていこうとなると、年数ってどれぐらいかかるのか、その辺お聞きしたいと思いますが、どんなものでしょうか。
85 【山家道路課長】 今後、市内の生活道路を対象に進めていきたいというふうに考えているわけですが、あくまでも透水性舗装にすることを前提に事業化を考えるのではなく、従来から実施しておりますローリングスケジュール、いわゆる耐久性等、損傷度が高い道路から順次改修するということでございますが、それに合わせて、従来ですと通常のアスファルト舗装で改修をしてきたわけですが、それを今後は財政計画との整合性も図りながら必要な路線について進めたいと。ですから、そういったローリングスケジュールの中で事業化を図っていきたいということで考えているということでございます。
86 【落合委員】 わかりました。ぜひともまた進めていただければと思います。
最後に1点だけ、公園についてお伺いしたいんですけれども、これはちょっと消防費かもしれないのですけれども、どういうふうにすみ分けをしているのかだけ確認をしたいのですが、公園の防災設備、ここで何を聞きたいかというと、いわゆるトイレなんですけれども、新しい公園についてはその計画の中でいわゆる災害用のトイレというものが設置をされるような流れであったかと思うんですけれども、既存の公園の整備の中では、これは消防費の方でよかったのか、もしくはこちらの方なのか、それだけちょっとお伺いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
87 【笠原緑化環境センター所長】 既存の公園等の改修におけます防災トイレの取り扱いでございますけれども、基本的には公園の改修の整備費の中に計上してございまして、公園の中に設置いたします防災トイレについては緑化公園費の方で計上させていただいております。また、学校施設ですとか他の部門の防災用トイレについては、防災安全課の方で計上しているというところでございます。
88 【落合委員】 わかりました。では、ここで再度聞きたいと思いますけれども、その既存の防災用トイレの整備に当たっては、どういう計画を持って進められようとしているか、また、大きさ等々があるかと思うのですけれども、その辺についてもう少し詳細を教えていただければと思うのですが、いかがですか。
89 【笠原緑化環境センター所長】 防災トイレにつきましては、防災安全部の方とも十分協議をいたしておりまして、防災安全部の方の立場といたしましては、下水道管がそばにある場合は、下水道管に直結できるような防災トイレということを希望していますので、私どもの公園に設置する場合も、そういう状況のところについてはそのように設置する計画でおります。また逆に、近くに下水道管がないですとか、下水道管までに施工するのはなかなか費用的にもかかり過ぎるというものにつきましては、従来型のため式のトイレを設置するように心がけております。目標につきましても、約160の公園がございますけれども、これも何年か前の議会でお話しさせていただいたのですが、最低でも各公園には1つぐらいというふうに考えておりまして、全体目標としては約900カ所ぐらいの目標が今、立てられているところでございます。
90 【落合委員】 わかりました。財政計画等々の絡みもあるかと思いますけれども、できれば早い整備をお願いしたいなと思います。地震になったときに、例えば避難所とかであれば整備がされているものが、家の状況によっては家に帰れるという方も出てくるのかなと。ただ、そういう家に帰れるような状態であっても、いや、家に帰ったはいいけれどもトイレは使えないとかというものが多々あるのかなと。そういう意味では、近くの公園にあれば、そこへ行って用が足せる、そういうこともあるのかもしれないなという思いでは、公園の整備、それもしっかりと進めていただきたいなと思いますので、これは要望させていただきます。
91 【斉藤委員】 まず、土木費に関しては、大きく、都市のまちづくりについて、交通について、緑化について、道路について、以上の大きく4つの項目について質問をさせてください。
まず、都市マスタープランの見直しの事業と交通バリアフリー基本構想の改訂について質問です。
まず、都市マスタープランの見直しで、この10年前に作成した都市マスタープラン、この作成時と10年後の現在では、本プランを物差しにして考えると、武蔵野のまちはどのように変わったかということを、土地利用、交通、インフラ整備、都市のまちづくり、緑化、この5点で一言ずつ、都市プランナーだった市長と、技監、済みません、一言ずつお願いします。どのようなところが10年前と今とでは変わったかということ、この都市マスタープランを物差しにお願いします。
92 【井上技監】 御指名でございますが、なかなかお答えしにくいのですが、まず1つは、ここのところにも書いてございますように、まちづくり、都市マスタープランを策定するのには、1つは策定委員会をつくり、もう1つは3駅圏にさらに市民参加の中で意見を、協議会を設けて策定委員会に報告し、それをもってつくってきたものが1つございます。それと、10年前といいますと、ちょうど平成12年でございますので、いろいろな形の中で都市計画法等の改正がございました。建築基準法もそうでございますけれども、1つは、小泉内閣のときに、要するに民営というような方針が示されてきたわけでございます。そんな中でこれをちょっと見渡しますと、なかなか一言では難しいのですけれども、特に変わってきたのは、やはり環境面が非常に変わってきている。それと浸水、要するに防災面のものが大きな変わり方じゃないかと思っています。それともう1つは財政のことでございます。このころは、下水については恐らくこのような形の中で浸水対策をやっていくということは考えてはございませんでした。ところが、1時間当たり100ミリを超えるような非常に強い雨が降ったということで、まずその部分について早急に浸水対策をやっていくというところがまず違ってきてございます。それと、道路なんかについてもそうなんですが、外環道路につきましても、これは平成14年の6月にPI方式の協議会が設立され、いろいろな協議を経た中で最終的には平成19年4月に、地域分断あるいは環境汚染等々の問題から、現在、上は残っていますけれども、大深度地下方式に変わったというようなことがございます。
それから、緑の問題につきましても、やはりいろいろな形の中で緑被率という問題がございまして、当初は30数%あったわけですけれども、今は24%ぐらいでございますので、その辺につきましても、やはり皆さんに環境面を含めて緑をふやしていただきたいというものは変わってきているのではないかと思ってございます。
それと土地利用もそうでございます。土地利用につきましても平成16年の用途地域の改正の中で、今までは一定の事業に合わせて改正することができたわけですけれども、平成16年の改正のときには、東京都の都市づくりビジョンに合わせた改正がされてきたわけでございます。その中で、私どもとしては一定の誘導居住水準、これは90平米でございますけれども、それを確保の上で、最低敷地の導入、これは住居系全部に入れているわけでございますが、建ぺい率40%、容積率80%のところについては120平米、それ以上のところについては100平米という形も入れてございます。
それと、この都市マスタープランの最後に、実現に向けてという形の中で記載されてございますけれども、やはり市民、それから事業者、行政が協働して連携してまちづくりをやっていくんだと。それでまちづくり条例をつくっていこうじゃないかという提案がありました。平成12年ですので、ここで9年たったわけですけれども、これを市民参加、検討委員会を設けましてつくって、ことしの4月から施行していくという形がございます。いろいろな社会状況の変化に合わせた中で変わってきてございますので、先ほど部長、それから市長からも申し上げましたように、ここで一定程度の、私が思っていますのは、やはり10年間、9年間ですけれども、今までの都市マスターの評価をして新たな次のマスタープランをつくっていけばいいんじゃないか、こんな形で考えてございます。
93 【斉藤委員】 ありがとうございます。今のお話ですと、主に、1、市民参加、2、いろいろなものが民営化された、3、環境面が違う、4、防災の面、5、財政の面、6、外環道の面、7、緑化、緑の緑被率のこと、8、土地利用のこと、そして9、市民協働で行っていくという、その主に9つのポイントを出していただきましたが、そこのところで私が着目したいのは、市民参加、市民協働ということは今までもずっと邑上市政が言ってきたことだと思うのですけれども、私は、共感をし合うまちづくり、協働とか市民参加ということからもう一歩踏み込んで、それぞれが共感し合えるまちづくりをどうつくるかという共感というところが私はこれからのキーになるのではないかととらえていますが、この点、いかがお考えか、市長、よろしくお願いします。
あと、ここにはやはり住んでいる方が、その5つの項目に関しては住んでいる方が、住むまち、この平成12年に策定された都市マスタープランでは、住む場、住みよい場というか、そういうまちづくりということを基準にプランを策定していっていると思うのですけれども、そこの住むというところでは、この10年、やはり大きく形が変わってきていると思います。その変わってきている部分ということを評価という形とともにきちんと分析してほしいと思います。
もう2点、この都市マスタープラン、そしてまちづくりというのをこの10年間行って、武蔵野市のよさというのはどこであると言えるかというセールスポイントを1つ挙げてください。お願いします。
あと、この都市マスタープラン、先ほども技監がおっしゃったように、環境というところでの物差しと、あとはやはりこれからお年寄り、高齢化社会ということではユニバーサルデザインのまちづくりというこの2点、私は着目する必要があるのではないかと思いますが、この部分では、この10年先、そしてまたは20年先を見越してどのようにお考えになっているか、お願いします。
94 【邑上市長】 共感するまちづくり、つまり、地域の皆さんが将来像を共有する必要があるというふうに思います。4月からまちづくり条例がいよいよスタートいたしますが、その中でも地域のそれぞれのまちの将来像を共有化しようということの中では、地区まちづくり計画をぜひ地域ごとにつくっていただきたいなというふうに思っておりまして、そういう形ある、言葉としての形かもしれませんが、そういう明確にしていくことが、それは地域のまちにとってまずは必要だろうというふうに思っています。それがあって初めて、じゃあどういうかかわり方をするんだという具体的なまちづくりにそれぞれ参加をできるというふうに思っているわけでございます。
10年間のセールスポイントというのは、10年前との直接的な比較というのは、私は10年前は直接かかわってございませんでしたので、なかなか言いがたい面がございますが、よさということからすれば、武蔵野市は大変コンパクトなまちであるというのは、これはいい点であるのですが、それが生かし切れてないというふうに思います。ですので、きょうも何人かの委員からも御意見をいただいておりますけれども、歩いて楽しめるような、回遊性のあるようなまちづくりというのをもっと武蔵野市で展開する、さまざまないい点をみんなで再発見をし合って、そんなことを自慢し合えるような、そんなまちづくりをぜひ進めていきたいなというふうに思います。
それからユニバーサルデザインの観点は、これは再三お話をしておりますけれども、当たり前のところは当たり前のようになっているということで、これがユニバーサルデザインだよとわざわざ銘板を掲げて、看板を掲げてやる話ではないので、自然にまちづくりの中で取り組んでいければというふうに考えております。
95 【斉藤委員】 ありがとうございます。まず、これからはそれぞれの地区のまちづくりというのがポイントになるだろうという点と、現在、やはりコンパクトさというのが武蔵野市のよさであるということなのですけれども、それが生かし切れてないという点など、これからどのような形で武蔵野市が進んでいくかということが少し見えてきたと思いました。
次に、交通バリアフリー基本構想の改訂です。これは新バリアフリー法に基づいてということがまず基本になっているんだとは思いますが、改訂をすることでどこがよくなるのかということを端的にわかりやすくまず教えていただきたいと思います。そこの点、よろしくお願いします。
96 【大塚まちづくり調整担当課長】 交通バリアフリー基本構想の改訂についてのお問い合わせでございますけれども、現交通バリアフリー計画でございますけれども、15年3月に策定してございまして、事業期間がまず22年で終了するということでございます。交通バリアフリー法に基づいてそれをつくったわけでございますけれども、現在までの間に、12年に施行された交通バリアフリー法とハートビル法というものが統合拡充されてございまして、バリアフリー新法という委員御指摘の法が施行されてございます。これを受けて、平成23年度以降の本市におけるバリアフリー事業についての基本方針を定めるということで、武蔵野市バリアフリー基本構想の改訂を行うものでございます。
新法の目指す考え方ということでございますけれども、先ほど出ましたユニバーサルデザインの考え方を踏まえまして、公共交通とか建築物、また都市公園等の施設のバリアフリー化ということ、個々の建設施設のバリアフリー化を行うということを推進すること、そして駅を中心とした地区で、高齢者、障害者の方が利用する施設が集まった地区において重点的、一体的にバリアフリーを推進するというものでございまして、それに伴って主な改正としては数点ございまして、重点地区が拡大されたこととか、特定事業が都市公園なども入るようになったというようなこと、また、生活関連施設という、障害者の方が一般生活で使うところの施設の考え方が拡大されたこと。また、対象者が知的障害者の方なども含めて拡大されたことなどでありまして、これらの法改正を受けて、新しいバリアフリー法では現重点整備地区を拡大するような方向で今のところ検討を進めていきたい、そのように考えてございます。
また、スケジュール的な話でございますけれども、一応、23年度以降ということなので、21、22年度の2カ年での策定作業を行う予定でございまして、21年度については施設の利用者等の意向調査等を実施していきたいと思ってございまして、22年度以降は高齢者とか障害者とか公募市民の方、また学識なども入れた会議などを設置して検討していきたい、そのように考えてございます。
97 【斉藤委員】 ありがとうございます。交通バリアフリーに関しては、いつもそうなんですけれども、法律に基づいた物差しということと、あとはやはり使うのが幅広い人間であるという、幅広いというのはいろいろな属性を持った人間であるということでは、法律に基づかないもの、基づかないけれども必要だというものというふうなこともこれからは出てくると思います。例えば、認知症の方、知的障害者の方がいろいろな表示を見てわかりやすいというふうに判断できるかどうか。トイレでもそうですし、いろいろなまちづくりを見たときに、そういう方々がそれを見て判断できるかどうかという、法律とはまた別の視点でのまちづくりというか、見直しというのも必要だと思いますので、そこのところも着眼して改訂をよろしくお願いしたいと思います。
次は吉祥寺のまちづくりに関してです。まず、吉祥寺駅周辺の整備計画策定についてです。これは実際、庁内でいろいろな形で幅広いこれから計画をつくるに当たっての調整を行っていくというふうなことも前提として行われると思うのですけれども、実際にこのプランをどのように考えているかという点が大きく1つ。
あと、吉祥寺方式の物流対策委員会について、これは現時点での問題点というところが1つと、あと、この委員会というのを自立させるという意味では、都市内物流システムというのもこれから考えていくというふうなことだったと思いますが、そこの点、具体的に1点教えてください。あと、吉祥寺まちづくり推進委員会については、まちづくりという意味では具体的に吉祥寺というはっきりとしたイメージがしやすいものが一つベースになってこれから行われると思います。その上で、大局的見地から事業のあり方を検討するというふうなことではありますが、吉祥寺のどの部分においてあり方というのが検討されているか、そのポイントを幾つか挙げられると思うのですけれども、要点を絞ってお願いします。
98 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 まず、駅周辺の整備のことでございますが、ここでJR、京王との関連で、駅がそれこそ数十年に1回という改良の時期を迎えます。それに合わせまして、市としましても、公共空間をどのようにしていくんだということで、これから大きな目でプランを考えていきたいなということでございます。
物流の問題でございますが、問題点といいますと、これは多々ございますが、なかなか都市内物流問題につきまして解決策が全国どこでも成立していないというところでございますので、今、議論しているところでございますが、従来型ではなくて、思い切った吉祥寺方式として何か対策を打っていきたいなというところでございますが、それが本当に大きな問題になっております。
それから委員会の自立という点につきましては、予算書を見ていただきますと、私どもはあくまでも運営支援としております。こういう委員会につきまして、市が抱える委員会ではなくて、関係者の合意の中で自律的にやっていっていただきたいという意味で、私どもが設置した委員会ではなくて、関係者の合意によって設置をした委員会ということでございますので、市はあくまでも期間を限定しまして支援していく、あとは自立していっていただくという考え方でございます。
まちづくり委員会ということでございますが、どのような部分に着目するかということでございますが、やはりこれも駅だけではございませんで、もう一度吉祥寺の再々開発ということでめぐってきた時期でございますので、それこそこれから吉祥寺がまち間競争で勝ち残っていくにはどうするのかというところで、いろいろなことを考え、また事業の実施に移していきたいなというふうに思っております。
99 【斉藤委員】 今、挙げた幾つかの事業とほかの事業もあわせて、吉祥寺のまちづくりということでは、総合的につなぎ合わせてやらなければいけないと思うのですけれども、そこのところの総合的につなぎ合わせるというところで、やりづらい点とか、または難しい点というのが現状の時点であれば、そこを教えてください。
それとあわせて次の道路というところでも質問をします。まず、バス交通サービス向上に関する調査ということで、実際、具体的な施策を策定するということと、あと課題抽出、分類、改善に向けた方針を立てるというふうなことが実際あると思うのですけれども、先ほどもちょっと御説明の中に幾つか挙げていただいたんですけれども、そのほかに、人的サービスの向上という言葉でいいんでしょうか、運転手の方ですとか、そういうスタッフの方々のレベルの向上といいますか、そこというのが一つ私は大きな問題になるのだと思うのです。それはなぜかというと、常々私もバスを利用していて、やはりハード的な面であったりとかシステム的な面ではなく、最終的には運転手の方の機転のきかせ方であったりとか、気の配り方であったり、目のつけどころであったりというところが、たとえノンステップバスじゃないバスに直面したとしても、例えばその場でバスの営業所に連絡をとっていただいて、何本後にそういうバスが来るねと一言言ってもらえるだけで違うんですよね。そういうふうに、運転手の対応というところでは、レベルというのはこれからすごく大事になってくるのではないかというふうに私はとらえているんですけれども、そこの点、どのようにお考えか、お願いします。
100 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 総合的にまちづくりを進めづらい点というのは、特に私は感じておりません。例えば、いろいろ議論があるようですが、昔の武蔵境の開発事務所のように部体制ではございません。私どもは課でやっております。そういう意味では部としての総合力といいますか、まちづくりの仕組みの中で私どもの事務所が果たす役割をちゃんと果たしていくという意味では、部として総合的にまちづくりを進めていくということだと思っておりますので、そういう意味では風通しを私どももなるべくよくさせていただきながら、皆さんの力をおかりしながらまちづくりを進めていきたいと思っております。
101 【北原交通対策課長】 バス交通の向上に関する調査に関連する御質問で、人的な問題ということでございますけれども、この調査に関しましては、先ほどムーバス関係の御質問としてお答えしておりますけれども、検討の母体といいますか、協議機関としては、地域公共交通会議、現時点では地域公共交通活性化会議という形になっておりますけれども、そこに各市内に乗り入れている4つのバス事業者も含めて委員に参加いただいております。今後の検討としては、その会議の中にバス部会というのをつくりまして、バス部会でそういったいろいろなバスをめぐる、ムーバスだけではなくて路線バスをめぐる問題も論議をしていこうというふうな考え方をしております。人的サービスのあり方ともとらえることが今の話ではできますけれども、バス交通のわかりやすさ、表示のわかりやすさの問題ということとも関連しておりますので、そういった観点も含めて検討していくことになるというふうに思います。
102 【斉藤委員】 次、済みません、環境舗装事業に関してです。この普通の舗装と透水性舗装、遮熱性舗装、それぞれをやった場合、どのぐらい費用が上がるのかということをまず1点お聞かせください。
次に、未来へ育て!苗木すくすく大木計画という大きな計画なんですけれども、この計画を実際実施するには、苗木を配布するということなんですけれども、どこの場でどういう形でどういう人々、例えば親子連れだとか、どういう人をターゲットに行おうとしているのかということ、この大きく2つの事業について質問をお願いします。
103 【山家道路課長】 環境舗装についてでございます。透水性舗装のコストでございますが、イニシアルコストにつきましては、通常舗装の3割増しということで、このほかに機能回復のための高圧洗浄等の費用がさらにプラスされるということになります。
遮熱性舗装につきましては、新たに遮熱舗装を新設するものと、あと既存の舗装に遮熱性舗装をコーティングするといった2つの事業方法があるわけですけれども、新規の場合は通常舗装の約2倍、既存舗装に塗布する場合は通常舗装新設分の約1.2倍、そのような試算で見込んでおります。
104 【笠原緑化環境センター所長】 未来へ育て!苗木すくすく大木計画の御質問でございますけれども、名前は結構大きいのでございますが、事業費はちょっと小さいのですが、内容といたしましては、昨今、一番の緑化の問題であります民間の緑の減少が続くということでございまして、これも長期的な取り組みということで、すぐには結果があらわれないものですが、10年、20年後を対象に、今考えておりますのは、個人の住宅ですとか、もう既にお住まいになっている集合住宅の一部の空間ですとか、そういう場所に、将来、大木と申しましても、ケヤキやヒマラヤスギのような大きな木を望んでいるものではございませんで、あくまでもお庭で育つような中木の大きいものということで、今、樹種についてはいろいろ検討中でございます。また、配布の仕方につきましても、現在いろいろ検討してございまして、今のところ、応募方式を広く広報させていただいて、自分の御家庭のお庭に植えていただけるという方ですとか、また、宅地開発の指導要綱に御相談に来られた事業者も含めて、PRをさせていただいて、申し込んでいただいて、その人たちを対象に年に数度、多分、隣の市民公園ですとかわかりやすい場所になると思いますが、そこで苗木を配布させていただくということを考えております。
105 【井上技監】 済みません、先ほど、都市マスタープランが10年でどう変わったかということで、全体的な構想のことしかちょっと述べてございませんでした。当然ながら、この都市マスタープランにつきましては、全体構想の中で地域別とかのものがございまして、特にこの3駅圏の地域別に分けていくものにつきましては、武蔵境で一番変わっていくのが、鉄道連続立体交差化をやって南北一体のまちづくりを推進しているところだということと、それから三鷹につきましては、いろいろ高さの問題、それから商業の活性化等々の問題がありまして、今、ツインタワーのビルを建築しているものがあるということ。それから吉祥寺につきましては、武蔵境が終わったら再々開発ということの中で、吉祥寺グランドデザインを策定した経緯があるというような形でございます。済みませんでした。
106 【斉藤委員】 ありがとうございます。私もその環境舗装事業でのコーティングというのは初めて知ったのです。1.2倍かかるということですけれども、遮熱性舗装とコーティングの違いといいますか、対象となるものの違いというのがわかれば、教えてください。
あと、来年度、21年度、このすくすく大木計画はいつごろから実施をするのか、その実施のポイントによってはすごく着目して、広く市民に私もスピーカー役となって宣伝したいと思いますので、聞かせてください。お願いします。
107 【山家道路課長】 遮熱性舗装についてでございますが、通常のアスファルト舗装に遮熱材をコーティングしたものでございます。そのアスファルト舗装にも通常のいわゆる密粒と言われているアスファルト舗装の上をコーティングするものと、あと、透水性舗装にコーティングするもの、両方できるということでございますので、その場所に応じて適切な舗装ということで事業を進めていきたいというふうに思っております。
108 【笠原緑化環境センター所長】 事業開始、実施の時期でございますけれども、何分に植物が相手でございますので、植える時期がございますので、まずその時期を見ながらということになります。多分一つが梅雨時の前ですとか、あとは冬場に植えるようなものが多うございますので、大がかりなものとしては、秋以降というふうに実際には考えてございます。
109 【斉藤委員】 この緑と水のネットワーク、民有地緑創出事業ということで、幅広く公園とかいろいろ、今回の質問では大木計画ということで私も質問しましたが、ほかの面でもこれは大変評価できる計画だと思います。今後も注意深く見守っていきますので、よろしくお願いします。
110 【橋本委員】 まず、駐輪場の件に関して伺いたいのですけれども、この委員会の初日に、事務事業見直しについての資料が配られました。それを見ますと、53事業の中に有料自転車駐車場の運営というのがありまして、2枚目の一番上なんですが、利用登録制度を吸収し一元化を検討というふうに今後の見直し内容の中に書かれております。それで、まず一元化というのはどういうことを考えているのかという中身についての説明をまずいただきたいと思うのです。その上で、今は利用登録と有料の運営ということで、月決めと一時利用のパターンがあると思うのですけれども、今、利用登録は手数料が半年で3,000円で学生は2,000円です。月決めは場所によって違いますが、1カ月700円のところから1,900円のところまであるというふうに思います。一元化ということになると、この運営を──まず一元化の説明をいただいてからになるんですけれども、料金体系はどういうふうになるのかと考えているのかというのを2つ目に聞きたいのです。まずそこまで。
111 【北原交通対策課長】 武蔵野市の自転車駐輪場に関しましては、御承知のとおり2つの形態がございます。1つは、今の利用登録駐輪場で、自転車条例で位置づけているものでして、これはそもそも暫定的位置づけで、現実には、御承知のとおり、道路の歩道部分などを活用した暫定的な駐輪場として、正規の駐輪場がすぐに整備できないがために暫定的に使ってきているというようないきさつで長年続いております。それともう1つは、有料駐輪場条例に基づくいわゆる本来の駐輪場という2系列ございます。この利用登録制度というのは、全国的に見ても余り例がなくて、大都市部分の、特に自転車問題に非常に大きな影響を受けた武蔵野市を初めとするこの周辺の区市に限られた制度でございまして、全国的には、一般的には有料駐輪場というのがいわゆる駐輪場でございます。ということもございまして、基本的には、武蔵野市としては、歩道上の駐輪場をなるべく早くなくして、歩行空間を確保しながら、そのときには別の正規の駐輪場を確保しなければいけないわけですけれども、そういったことによっていわゆる有料駐輪場に一本化をしていきたいというふうに考えているというような考え方でございます。
112 【やすえ委員長】 一元化がどういうことかということですね。
113 【北原交通対策課長】 ということですので、一元化というのは、利用登録制度を吸収して、基本的には有料駐輪場制度に一元化、一本化をしていくという考え方でございます。
それから料金の関係につきましては、駐輪場の1台当たりの運営経費等々を考えますと、当然ながら利用登録駐輪場の制度は暫定的だということもあったり、道路上を使っているということもあって、非常に格安な価格設定になっております。ですので、原則的には現状の有料駐輪場制度の料金体系の方に一元化をしていくという考え方でございます。
114 【橋本委員】 ということは、この間、利用登録を減らしていますよね、それで月決めとか一時利用をふやしているのですが、じゃあそれは全部そっちに一本化するという考え方だと。それはいつぐらいをめどにやろうとしているんでしょうか。
115 【北原交通対策課長】 そのためには、やはりまず道路上の現在使っています利用登録駐輪場について、ほかにその台数を吸収できる駐輪場が整備できるということが大前提になっておりますので、具体的に何年後にそれができるとかという計画をきちんとお話しできるような状態には現時点ではまだなっておりません。ただ、そういった暫定的状態が長年続いておりますので、なるべく早い段階でそういった方向にはもっていきたいというふうには考えております。
116 【橋本委員】 そうすると、料金は有料駐輪場の方に合わせていくんだという話なんですが、また今後具体的なことが出てきてから議論になると思うのですけれども、意見だけ言っておきますが、私は、料金というのは高い方に合わせるというのはおかしいんじゃないかなというふうには思っておりますけれども、それはまた今後具体的なものが出てきてから、それだけ言っておきたいと思います。
それで、駐輪場の関係で続きなんですけれども、もう1つ、三鷹駅北口の大型マンションの地下に駐輪場を1,500台つくるというのがこれからあると思いますけれども、それに関して次に聞きたいと思います。そうすると、今の話でいくと、この大型マンションの地下につくる駐輪場というのは、今、利用登録、一時利用、月決めとありますけれども、それはどういう構成で何かやろうというのが、もし具体的にあれば、まずそれを教えてほしいと思うのです。
それから駐輪場については、絶対数が足りないわけですので、全体としてのキャパシティー、数をふやす必要があるというふうに考え方としては思うのですけれども、三鷹駅北口周辺の自転車収容台数というのは2008年度では、私の手元にある数字だと、利用登録が4,740台、これは割り増しした台数ですかね。あと、一時利用が1,615台、月決めが620台で合計6,975台、これは3月10日の建設委員会で出された資料に書いてあります。それで今、駅前の中央通りに中町第4、第5駐輪場という、要するに路上にずらっと並んでいる駐輪場がありますよね。あれが全部地下駐輪場に入るというふうに考えていいわけですかね。そういう話がどこかにあったと思うんです、路上をなくして地下に入れちゃうんだと。そうすると、それでも道路上のは利用登録730台分ですから、割り増しかけるともう少し多いのかもしれませんけれども、それを全部入れても1,500台に余るというか、まだ余裕があるわけですから、それは全体としての駐輪場の三鷹駅北口のキャパシティーがふえるというふうに考えていいのか、それともどこか別のところを統合しようという発想があるのか、そのあたりの具体的な考えを聞きたいと思っているんです。そこまで。
117 【北原交通対策課長】 まず、大型高層マンションの地下につくっていただき整備をする予定の公共駐輪場につきましては、1,500台を予定しておりまして、おおむねそれは基本的には定期利用の有料駐輪場化をする予定です。ただ、部分的に50台から100台前後の一時利用部分をつくるケースも考えられまして、それは今現在検討中でございます。
それから、道路上の、今の利用登録として使わせていただいています駐輪場との関係でございますが、既に平成17年に自転車総合計画というのを立てた段階で、三鷹駅北口周辺の目標台数は、当時7,500台ということで、その現状における総台数がその段階でも800台ぐらいあって、将来における廃止分として、いわゆる道路上の部分の廃止台数を1,000台程度見込んでおったということになりまして、基本的には道路上の部分の駐輪場を廃止してその大型マンションの方に吸収できるという方向にもっていきたいというふうには考えておるのですけれども、ただ、その後、三鷹駅北口の全体の需要台数が増大してきているというようなこともございますので、その辺も鋭意見極めながら最終的な方向性を決めていくようになるというふうに考えております。
118 【橋本委員】 基本的には定期利用ということは、これは利用登録ということじゃなくて。
119 【北原交通対策課長】 いや、有料です。
120 【橋本委員】 有料で。じゃあ、利用登録ではなくて月決めとか、そういうことだということですね。なるほど。そうすると、今、道路上にある利用登録という仕組みは消えるというか、そこはなくなると。全体のキャパとしてはふえるというふうに考えていいんですか。もう一度そこを確認したいんですが。
121 【北原交通対策課長】 利用登録として使わせていただいているのが1,000台なんですけれども、利用登録は、御承知のとおり規定台数と実際に入れ込んでいる台数に幅がございまして、なるべく多く入れてしまっているという現状がございますので、そういった意味では、規定で1,000台でも実際には1,500台前後ぐらいの収容量があるという現状もございます。その1,500台だけを比べれば、ちょうど行って来いという形でうまくおさまるように考えられるんですけれども、ただ、三鷹駅北口の全体の需要の方もここ数年でやはり若干ふえてきている傾向もございますので、そういったことも見きわめながら最終的な方向性を決めていくようになると思います。
122 【橋本委員】 わかりました。
あともう1つ、関連して、三鷹駅北口の中町第1、第2駐輪場がありますね、広い土地の。あそこは私どもは立体化すべきじゃないかということを前に言っていたんですけれども、あそこは、今後の利用というのは、今は暫定ですよね、どういう方向性を考えているんでしょうか。
123 【檜山都市整備部長】 あそこは駅前の一等地でございますので、公共的に駐輪場でいいのかという問題がございますので、今、平置きの形で使っております。あの当該の土地の有効活用方策につきましては、これは私ども都市整備部だけで考えるということは不可能だろうと思いますので、全庁的な立場で第五期長期計画策定の中で議論されるものだろうというふうに思っております。
124 【橋本委員】 わかりました。じゃあ、それは今後の議論ということですね。
次のテーマにいきますけれども、中小零細業者の仕事をふやすということについてちょっと聞くんですが、今、景気悪化のもとで建設業界は非常に大変なんです。それで、市長が施政方針で、景気対策については公共事業の前倒し発注を行うというふうに表明をされております。これは非常に大事なことだなというふうに私は思っているんですけれども、それで、これはいろいろ中身はあるんですが、例えば耐震改修とか、あと介護保険を使って家の改修をするとか、住宅改善とか、そういういろいろな種類のものがあると思うんですけれども、例えばそういう工事というのは、予算を一定組んでも市民が活用しないとこれはできませんよね。耐震改修も市民がこれを使いたいというふうにたくさんの方がなってくれればそういう需要は生まれるけれども、そうじゃないと、予算を組んでもなかなかそれが実際には使われないということがあると思うんです。
それで、まず私が1つ言いたいのは、こういういろいろな制度があるんだから、それをもっと市民にアピールして、こういう住宅改善とかいろいろな生活密着型の仕事を喚起することによって雇用をもっとたくさん創出できないかということを私は思っているわけですけれども、こういういろいろな制度がありますよということをもっとアピールしていくというのが大事なんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、それをどういうふうに考えるかというのを1つ伺いたいと思います。
それからもう1つは、小規模の工事を市内の中小零細業者に直接発注して、仕事をもっとふやしていくという必要があるんじゃないかと思うんですが、例えば、小規模工事希望者登録制度というのがありまして、これは武蔵野市にはないんじゃないかと思うんですが、あればまた言っていただきたいのですけれども、どういう制度かというと、競争入札資格のない地元の業者で、小規模で簡易な工事などの発注・施工を希望する業者をあらかじめ登録しておく。それで自治体が発注する小規模な建設工事や修繕の受注機会を拡大するということで設けられた制度だということなんですが、ことしの1月現在、全国362の自治体でやられていると。
あと、例えば長野県には参加希望型競争入札制度というのがあって、これは長野県内に本店があって一定の基準を満たす工事の場合には直接工事が請負社によってできるということで、これを採用して以降、長野県では住民生活密着のきめ細かい事業を地元の小さい業者が受注しやすい方式になったと。まあいろいろ制度はあると思うんです。そういう地元の中小零細業者にできるだけ小規模の工事が行くようにということをやはりもっと積極的にやる必要があるんじゃないかなと思っているんですが、武蔵野市はどういう考えなのかというのを伺いたいと思います。ですから、2つですね。
125 【檜山都市整備部長】 生活密着型の雇用喚起という問題でございますが、ちょっと私どもの土木費の款の中でおさまり切る話ではございませんので、今後、この景気対策につきましては全庁的な検討の組織もできておりますので、その中で、こういった私どもが所管する小規模工事が、その中でどういう形で実効性が景気対策として持てるのか等については検討してまいりたいというふうに思います。現在の市内業者の小規模工事の発注状況については所管の方からお答えいたします。
126 【恩田まちづくり推進課長】 小規模工事の発注契約でございますけれども、部内におきましては、130万円以下の小規模工事については部内契約という形になってございます。所管の地元業者を中心とした業者で契約をしているという実態でございまして、およそ年間にわたりまして300件近く、部では契約している状況でございます。
127 【橋本委員】 そうすると、私がさっき例えばということで取り上げた小規模工事希望者登録制度というような、そういう仕組みはないけれども、市の方で、これはこう、これはこうとかというふうに配分していると考えていいわけですかね。
できるだけそういう地元の小さな業者を中心にできるものは発注していくということが、景気対策の点でも、それから雇用対策の点でも私は非常に大事だろう、経済状況がこういう状況ですから、そういうふうに思っていますので、そういう登録制度がいいかどうか、いろいろどれだけ効果があるのかは全体的に考える必要はあると思いますけれども、いろいろな仕組みを参考にしてうまく運営していくことが大事だというふうに思いますので、それは求めて要望として言っておきたいと思います。
それから、次に行きますけれども、先ほどこれも議論がありましたけれども、環境舗装事業で幾つか議論があったんですが、透水性舗装というのと遮熱性舗装ですけれども、費用の点では先ほど答弁がありました。それで、これからこれをやっていく際に、市内の生活道路改修の際に透水性舗装を試行するというふうに書かれていたんですけれども、それで、この予算参考資料の48ページの図を見ますと、今後の道路新設改良事業の図が載っておりますね。これを見ると、いろいろこれからやる工事の中で、透水性舗装が5カ所、それから遮熱性舗装が2カ所あって、どちらもやらない普通の道路工事もあると。これはどういう考え方でこういうふうに分けているのか、それをまず聞きたいと思うんです。で、これから基本的に、先ほどの答弁を聞いていると、生活道路改修は透水性舗装をどんどん推し進めていくんだという感じだったというふうに思ったんですが、しかし、そういうふうになっていないところもあるので、これはどういう考え方なのかというのを聞きたいと思うんです。
それから、遮熱性舗装というのもこれから試行をやるというわけですが、これは効果の高いところをまずということだと思うんですけれども、今後、具体的にどういう路線が効果的だというふうに考えているのか、それが2つ目です。
それから3つ目に、先ほど、遮熱性舗装というのは新たにつくる場合とコーティングする場合とあるんだというわけですが、透水性舗装の上にコーティングするやり方もあると。これは何か、すごく複雑になってくるからよくわかりませんけれども、ここは透水性舗装ですよ、ここはコーティングで両方ですよ、ここは遮熱性だけですよって、何かそういうのはあるんですかね。考え方ですけれども、聞きたいと思います。
128 【山家道路課長】 環境舗装でございますが、考え方といたしまして、まず遮熱性舗装の対象からお話しさせていただきますと、今、想定しておりますのが、例えば駅周辺のおおむね500メートル以内で、例えば幹線道路や商店街など、いわゆる歩行者、自転車が多く通行量のある、交通量のある、そういった路線について、ヒートアイランド等の効果から考えると事業効果が期待できるのかなというふうに思っておりますので、駅周辺のそういった道路につきましては遮熱性舗装を想定して進めていきたいというふうに思っています。
そのほかでございますが、先ほどの説明でわかりにくくて恐縮なんですけれども、その駅周辺以外のところでございますけれども、その駅周辺以外のところで、交通量の多いいわゆる幹線道路的な道路と、いわゆる生活道路として使われている道路と、おおむねそういった2つに区分されるかと思いますけれども、重車両の通るところにつきましては遮熱性舗装はなかなかまだなじまない、必ずしも適当ではないというふうに考えていますので、市内のそういった駅周辺以外の幹線道路につきましては従来どおり通常舗装ということで想定をしておりますが、その幹線道路以外の生活道路についてはできるだけ透水性舗装を実施していきたい、このように考えています。
それから、今の説明で半分ぐらい説明しているところもあるかもしれないのですが、遮熱性舗装の効果といたしまして、これは独立行政法人の土木研究所のデータとして、真夏日の舗装面で10度C以上、地上面から1.5メートルで約1度Cの温度低減が見込まれるということがございます。ただし、一般的に大気の温度というのは、湿度や風とか街路樹とか建物の影響やら、さまざまな影響がございますので、そういったことで必ずしも断言できるということはございませんが、そういった事業効果があるということを見込んでおりまして、そういった事業効果を見据えながら、動向を踏まえながらこれから事業化を図っていきたいと思っております。
129 【橋本委員】 一定の基準が今出たんですけれども、そうすると、この市内の道路の何%が遮熱性、何%が透水性で、どちらもやらないのは重車両の通る幹線道路、何か大まかな数字でもあるんでしょうか。あれば、ちょっと聞きたいんですけれども。
それからもう1つは、今、遮熱性舗装で地上1.5メートルの温度が1度下がると。これは武蔵野市の気温を1度下げるというふうに市長が言われておりますので、これは効果がそういう意味ではあるというふうに考えて、そういう環境対策にも貢献できるというふうに、大いに進めていくべきだというふうに考えていいんですか。
130 【山家道路課長】 市内の駅前のそういった遮熱性舗装として事業効果の高い路線がどのくらいあるのかとか、あるいは幹線道路がどのくらいあるのか、生活道路がどのくらいあるのかということでございますが、何分にもそういった遮熱性舗装、透水性舗装については、先ほど申しましたとおり、一定の事業費が通常よりも多くかさむということもございますので、そういった事業費につきまして今後の長期的な財政の見通しも踏まえながら事業化していきたいというふうに考えておりますので、現時点で対象路線というのは抽出しているということではございません。
それから、ヒートアイランド等の効果につきましては、これは遮熱性舗装につきましては、国や都ではもう既に進められておりまして、例えば23区のうちでも14区が遮熱舗装を実施しているということでございます。国庫補助対象にもなるということで、国内でも全国規模で19年度で約40万平米の事業実績があるということも伺っておりますので、そういったことから一定の事業効果はあるものとして、その事業効果を検証しながら事業化を図っていきたいと思っております。
131 【橋本委員】 わかりました。じゃあ、今後効果を見ながらということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それから次へ行きますが、先ほどからこれも議論になっている都市マスタープランの見直しのことなんですが、私が聞きたいのは2つあるんですけれども、1つは、さっきの市民参加の形態、どういうふうにやるのかという若干議論はあったんですけれども、それについて聞きたいんですけれども、都市マスタープランの変更手続の手順を見ますと、最初に、市民意見を反映するため懇談会の設置など必要な措置を行うという記述があるんです。その後、パブリックコメントとかいろいろあるんですけれども、この最初につくる懇談会というのはどういうものを想定しているんでしょうか。つまり、どういうメンバー構成なり何人ぐらいで、市民意見を反映するためということなんですが、それはどういう形で反映していくのか、そのあたりの具体的なことがあれば聞きたいと思っているんです。
それからもう1つ都市マスタープランに関連してですけれども、私は何度も言っているんですが、高さ制限の問題なんですけれども、これはまちづくり条例を審議した去年9月の建設委員会で、まちづくり推進課長が、景観の視点から高さを制限していくやり方もあるというふうに言って、それで、高さ制限等については都市マスタープランの議論の中でされていくのかなというような答弁をされております。今回、都市マスタープランの見直しで、ですから、そういう高さ制限のことも議論のテーマになるんだと思うのですけれども、市の考えがどうなのかというのを聞きたいんです。つまり、その都市マスタープランの議論の中で、このテーマについてやってくださいと。結論は議論にお任せしますということなのか、それとも市としては、やはりこういうことが必要だという一定の考えがあるのか、そこがどうなのかというのを聞きたいというふうに思います。
132 【恩田まちづくり推進課長】 まず、都市マスの市民懇談会等というところの位置づけでございますけれども、懇談会等というふうに書かれてございますので、その参加方式については今後検討したいというふうに考えてございます。いずれにしましても、市の考え方、方針というものを示して、それをたたきに市民の御意見をいただきたいというふうに考えてございます。
それから高さ制限につきましては、せんだってまちづくり条例の改定のときにお話ししましたが、都市計画でやはり高さ制限というのは規制していくものだというふうに考えてございます。そのまちづくりの方針である都市マスタープランの方で当然議論していただく。その中には景観の要素も含まれるだろうというふうに考えてございます。
市のスタンスでございますけれども、基本的には今まで要綱等でまちづくりを進めてきた観点、周辺に空地をとっていくというところがございましたが、高さ需要については近隣市でもそれぞれありますし、武蔵野市内でも今後想定されてございますので、これは慎重に議論していきたい。ですから、今現在の方針としてやっていくんだ、やっていかないんだという話ではなくて、議論の推移を見ながら慎重に対応していきたいというふうに考えてございます。
133 【橋本委員】 議論の推移を見ながら慎重にということなんですが、ぜひこれは、説明を繰り返すまでもないですけれども、この間、大型のマンションの建設のことがありまして、いろいろ市民の中からも意見が出ていると思いますので、そういうものがきちんと反映されるような仕組みといいますか、制度として、それはぜひ都市マスタープランの中で議論を、市の方も積極的に進めていく姿勢を今後出していただきたいというふうに思います。市民参加の形態も、ぜひ今後積極的なものを考えていただきたいと思います。
それで、余り時間ありませんので、細かいことですけれども、これは前から言っていることですが、ムーバスでシルバーパスをぜひ使えるようにしてほしいという、これはなかなか難しいようですけれども、今、経済状況が大変で、特にお年寄りなんかは収入が減って年金も減ると。それで外出を手控えるという状況も生まれているので、そういう経済状況もありますから、ぜひ再検討していただくことはできないかなというふうに思っているんですけれども、その答えを聞いて終わりたいと思います。
134 【檜山都市整備部長】 ムーバスにつきましては、外出困難な方がなるべくまちへ出ていただいてという、当初のコンセプトもございますし、当然また、実際問題として環境配慮型の地域公共交通ということもございますし、また、実際には通勤通学の利用者もあるという多面的な利用形態になっているということで、それに応じた見直しを今後委員会等で検討してまいるということになると思いますが、基本的に、当初のコンセプトの中では、シルバーパスを使ってというようなことは考えておりません。というのは、事業として一定成り立つ、マーケットリサーチもやっておりますので、そういった事業として成り立つというコンセプトが、これはムーバスの一つの大きな柱でございますので、それがゆえにこのムーバス事業、類似の事業が全国的な展開を見たという評価もいただいておりますので、ここで当初のコンセプトをかなり濁すといいますか、ちょっと言葉足らずですが、非常にそういう基本的なコンセプトの一つの柱である、そういう事業の採算性という面からシルバーパスの導入というのは非常に困難だろうというふうに考えております。
135 【橋本委員】 ムーバス再検討の会議もこれからやられるようですので、ぜひ検討課題の中に入れていただければなと思いますので、これは要望です。終わります。
136 【やすえ委員長】 それでは、暫時休憩いたします。
○午後 2時56分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 3時16分 再 開
137 【やすえ委員長】 それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
138 【深田委員】 1点だけ教えていただきたいと思います。
吉祥寺の駅の周辺の整備の計画ということで、いよいよ吉祥寺駅の大改修に備えなければならない時期に差しかかってきたということですが、今現在でおわかりのところで結構なのですが、工事のスケジューリングとか、それから工事期間中のしつらえはどのようになるのかとか、防災上の観点からも危機管理的な視点と情報の共有が必要になってくると思います。と申しますのは、やはり吉祥寺駅の乗降者数は十四、五万いるわけで、バスの乗りおりも7万7,000いるというデータがありますので、そういったことから、やはり情報を共有した上で事故のない工事の期間を過ごしていきたいと思うのですが、何か情報がおわかりでしたら教えていただきたいと思います。
139 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 まずスケジュールの関係でございますが、本来ですと、今年度に詳細設計というところでございましたが、若干三者間での合意ということもおくれておりまして、来年度に繰り越しさせていただいたということもございまして、スケジュール全体からいきますと若干おくれぎみになっております。ただ、まだ詳細設計も来年度という状況でございますので、いついつまでに完成するというところまではちょっと精査ができていないという状況でございます。
それから、工事期間中どうなるかということでございますが、今回の工事はJRだけではございませんで、京王さんもございます。そういう中で乗り換え動線はどうなるかということにつきましても今後詰めていこうという状況でございます。
それから、危機管理、安全・安心ということでございますが、今申しましたように駅全体が、例えばJR、それと京王、それと市という多様な主体の中での工事ということになりますので、基本的には情報公開をちゃんとしながら、安全・安心、それから危機管理も含めてやっていきたいと思っているところでございます。
ただ、スケジュールで申しましたように、何分にも今後詰めていくことが多々ございます。そういう観点を大事にしながらやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
140 【深田委員】 承知しました。やはりJRさんといえども、京王さんといえども、この経済不況の波は影響があるかと思います。そういった中で、工事が見通しが立たなくなるとか、それから極めて規模が小さくなるような工事になるとか、そういったことがあるとすると、やはり駅はまちの玄関、顔でありますので、そのあり方というのは、やはり吉祥寺のまちの活性化とも極めて大きな影響があると思います。その辺についてのお話し合いというのはどのようになっていますでしょうか。
141 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 確かに鉄道会社も昨今の不況の影響を受けておりまして、例えばJRでいきますと、定期券のお客様は減ってはおりませんが、長距離客、例えば新幹線なんかを使った長距離客でたしか13.8%ぐらい乗客数が落ちているというデータもございまして、なかなか経営環境としては厳しくなっていると思います。
ただ、私どもとしましては、吉祥寺駅というのは、やはり都内でも大切なターミナル駅でもございますので、そこでけちなまねはしていただきたくないということで、ちゃんとしっかりした吉祥寺らしい風格のある駅にしてくださいという議論をしております。
142 【深田委員】 承知しました。何しろJR沿線というのは文教地区路線でもありまして、皆さんもよく御存じのように、小さなランドセルをしょって通っている子どもたちがたくさんおります。そういう観点からも、ぜひ工事中の安全管理だけはしっかりとお話し合いを進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
143 【土屋委員】 それでは質問いたします。
一昨日はむさしの環境フェスタがございまして伺ってまいりました。私自身、昨年の6月に一般質問でぜひ環境サミット的なものをと提案していたものですので、大変うれしく参加させていただきました。
そのときに、緑という関係の部分のところの団体が展示されておりまして、その中に7カ所緑関係の方が展示されておりました。目的とか活動、方法とか資金づくりとか、それぞれさまざまな様子でございました。でも、御自分たちの活動にはすごく情熱を持って取り組んでいるという輝きを感じさせていただきまして、ああ、よかったなと思って行ったのですが、たまたま、皆さん御存じだと思いますけれども、「みちまちみどり」というこの冊子をつくっていらっしゃる団体のところを拝見させていただきまして、R30.0プロジェクトですね。そこのところで、私もいつもこの冊子につきましてはすごく関心を持っておりまして、四季、年間4回出ているのですけれども、とてもいい武蔵野の緑の中の案内をしてくれたり、あっ、こんなところがあったんだとか、ああ、こういうことはいいなということをすごく感じています。これは市民の皆様からも大変評価をいただいているという冊子です。これは数年ずっとやっていらっしゃるのですけれども、市としましては、その年その年によって、最初は某企業の方のバックアップから始まったということで、その後、緑化関係とか、それから今回は武蔵野市開発公社の環境まちづくりの協働事業というような形で経緯があります。しかし、本当の印刷費のみだというようなお話で、ずっとボランティアのような状況でやってきているという形ですね。やはりこれだけのものを数年持続してやってきていることに対して、市としてはどのように評価しているかをまずお伺いしたいと思います。
それと同時に、今後、委託とか、そういうことを考えられるのかということをお伺いしたいと思います。まず一つの質問はそれです。
次に、武蔵野市緑の基本計画2008はわかりやすく、視点がいろんな方向で書かれていたので、私としては大変評価いたしております。その中で施策の19、境山野緑地の保全に関して記載されていたのですけれども、林の自然を再生するためには適度な伐採が必要というふうに記載されていると思います。私もたまたまそちらの関係の方と一緒に都立の小宮公園に、緑化の方も御一緒だったと思いますけど、行かせていただきました。そして、伐採による萌芽更新による林の再生、その有効性を本当に目の当たりにいたしまして感動したのを覚えております。
このように記載されていますので、いつごろ伐採するのかなと思いまして、先日来もちょっとその近辺を通りましたのでのぞいてみたらそのままの状況だったので、どのような予定になっているのかなということで、21年度の予算に伐採の費用は入っているのかということをちょっとお伺いしたいと思います。
次に3点目ですけれども、先ほど来「未来へ育て!苗木すくすく大木計画」、これはネーミングは大変すばらしいと思いました。確かに苗木を植えていくということは、私もすごく緑化とか、そういうことに関心がありますので、大変いい企画だと思っております。でも、先ほど御答弁の方でも10年ぐらいかかるだろうという長いスパンで、そういう意識を持って市民でということには大賛成です。それはそれで進めていただきたい。
しかし、現在市民が大事に持っている大木があるわけです。大木というか、低木というか、御家庭にあるという。その辺のところに対する補助というか、システムに対しては、これと同様に私は考えるべきだと思うんです。せっかくあるもの、実はうちにも狭い敷地内に3本ほど大きなのがあるのですが、本当に大木になりました。だんだんと高齢化になってきますと、私どもでもちょっと切りにくくなったりしてきます。やはり武蔵野市の方というのは、かなり今まで平成10年ぐらい前には、7割の方が市民の方の民有地の中の緑被率が高かったというふうにも聞いておりますので、そういう方たちがずっと維持してきたものに対して、やはり光を当てていただかないと、もう大変だから切ってしまおうということになってしまっては、せっかく苗木すくすく運動をしても、まあどうなのかなというふうにも思われますので、やはり両方の面から考えていただきたいと思いますが、その辺についていかがでしょうか。
まず3点お願いいたします。
144 【笠原緑化環境センター所長】 まず1点目の「みちまちみどり」、R30.0プロジェクトの評価をどのようにとお聞きですけれども、大変自立した活動としてすばらしいリーフレットを作成していただいているということで大変評価をしているところでございます。支援の方法をいろいろ御質問ございましたけれども、委員おっしゃいましたように、当初は企業の支援のもとに市民ボランティアさんが自立する活動として始めた事業ということで継続しておったわけですけれども、途中から企業の方がそういう支援を撤退したということで、その後、市が何らかの支援をできないかということで、委員おっしゃいますように環境政策課の方でそういうボランティア活動の助成という事業を受けながら活動しているわけですけれども、確かに中の活動でいろいろな経費でお金がかかることは承知しておりますけれども、私どもの今現在といたしましては、ボランティア団体の支援事業ということで、公園を拠点としていただいているボランティアさんには、実費を弁済するという形で費用を年間20万円を上限にして支援させていただいているところでございますけれども、今後、こういう活動につきましても、公園を拠点にしていなくても、もうちょっと幅広く対象とできるように検討、研究をしていきたいと考えております。
次に、緑の基本計画の境山野緑地のことでございますけれども、こちらにつきましては、境山野緑地の検討委員会を設置いたしまして、昨年度、その報告をさせていただいたところでございますけれども、その報告書の中でも、皆伐、すべてを切ってしまうという、萌芽更新よりもっと木を切るということがございますので、まだまだ多くの市民の議論が必要ではないかということも書かれてございます。ですから、今の段階といたしましては、もっと広く境山野緑地について広い市民の方に状況を見ていただいたり、今後について一緒に検討していただこうということで、昨年度、勉強会ということで、いろいろな場所のそういう活動を見に行ってまいりました。そういう活動を広めまして、一人でも多くの方に境山野緑地を見ていただいて、またいろんな御意見をいただきながら検討方針の若い雑木林にするという方向について、今後皆さんと研究をしていきたいというふうに考えております。
それから、苗木のすくすく計画の御質問でございますけれども、確かに保存樹につきましては、現在も保存樹木制度というのがございまして、年間6,000円ですが、一定の補助をさせていただいています。また、一番所有者で大きな問題になります落ち葉の問題ですとか、周辺への日陰の問題で、なかなか保存樹木を維持していくのが、周辺の環境から難しいという御意見も多々あるのは事実でございまして、それをカバーする方法といたしまして、年に約40本程度でございますが、保存樹木を対象に市が維持管理の制度として、市の費用、予算で剪定をさせていただくということもしております。現在のところ、保存樹木の所有者にはがき等でアンケートですとか要望をお聞きしまして、そういう要望があるところを中心に、保存樹木の剪定の維持作業をしているところでございます。
145 【土屋委員】 ありがとうございました。
先ほどのこちらの方は検討していただけるということで大変うれしく思っております。今回も市長は市民との協働ということを掲げていらっしゃいます。本当に今まで地道に市民の中で継続してきていろんな活動をやっている方にも日の目を当てていただきたいと私は思っております。それでないと、今新しく、市長は先ほども言っておりましたね、一時的なブームに左右されるのではなくということで、市民との協働におきましても、やはり今世の中的にはGONPOといいましてガバナンスのNPO、要するに、行政のひもつきの、委託された、そういうNPOをつくっていけばいいというふうな風潮もあるわけですけれども、そういうことではなく、やはり地道にきちんとした活動をしている方たちに対してもきちっと光を当てていくということがすごく大事だと思いますので、ぜひいろいろな中で市民の方たちはやっていることをきちっと評価して持続できるような形にしていただかないと、せっかくやってきた方たちが疲弊してきてしまいますので、そうなっては残念でたまりませんので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それから、高木の件、苗木すくすくと、それから保存樹林というのは、一定規模の大きさとか太さとかというがあるのか、それは申請制度かということが、もしあれでしたらぜひ広報していただいて、そういうものが今後どんなふうな形になっていくのかということを言っていただけると、多分高齢者のお宅の庭木の中で、どの程度のものだったらそういうふうな維持管理に対して補助がいただけるのかということがわかりやすいと思いますので、その辺のところはきちんと広報していただきたいと思いますし、今御答弁いただけたら、大変私としてはありがたいと思います。
それから、先ほどの林の自然を再生する境山野公園ですけれども、たしか2008年の4月のこれが出ている中でそういうふうに検討していくということですので、萌芽更新は全部を切ってしまうのではなく、間引きという形で切るわけですね。ですから、やはりこれは早目に手を打たないと、せっかくの雑木林が死んでしまってからではなかなか大変だと思います。伊豆の方では、今、竹林がすごく問題になっていると思いますけれども、やはり放置していって密集されていくことによって日が当たらなくて、その林自体が全面だめになるというケースもありますので、きちんと早目にぜひやっていただきたいと思います。
じゃ、次に移りますけど、先に今再質問したところで御答弁をお願いいたします。
146 【笠原緑化環境センター所長】 民間の大木の保存樹木の件でございますけれども、市の方といたしましても、年に1度広報で、委員と御同様の趣旨のことをPRさせていただいております。
また、現在、いろいろな職員が地域の方に出まして、大きな大木を見つけますと、一軒一軒ちゃんとセールスをしてやっているところもございまして、実績としては、今もう数十本の保存樹木の新たな登録も出ているところでございます。規模といたしますと、目通りというのですか、目の高さで幹回り、ぐるっと回りがおおむね1.3メートル、そのくらいの大木を目指しておりまして、そういうところで外から見えるところをPRしているところでございます。
147 【土屋委員】 わかりました。ありがとうございました。
それでは、次に公園建設事業関連でお伺いしたいと思います。公園では、武蔵野市はすごく公園がたくさんあるということで、都市公園とか、都市公園以外の公園、それからちびっこ広場とか、苗木畑で165カ所というふうに書かれておりますし、そのぐらいすごくたくさんあるなというふうに思っております。その中で、市民との協働で公園の維持ということで、先ほど緑化環境センターの方の御答弁の中で一律20万円ということの維持管理費というふうに先ほどお伺いしたんですけれども、これはほとんどの小さな公園に対して市民との協働の場合はすべて20万円を上限というふうにとったらいいのか、それともどのような形で市民に委託というのか、そういうふうな形でしているのか。それから、それに対する条件とか何か、基本となるものがあるのかどうかというのがなかなか見えにくくて、先ほど道路の方の公園というか、花壇に対して20万円というふうな形の掲載をされていましたけれども、それと同じように、市としては大体一つのそういう公園の管理とか何かに委託するときには20万円が限度というふうに了解していいのかというところを1点お伺いしたいと思います。
それと、市民からのアンケートによると、公園に対しての御意見は、新しくつくるというよりか整備や保護に対してがすごく多かったと思うんです。私も数年前に公園のリニューアル作戦を御提案したかと思うのですけれども、今ある公園を十分に生かしていくということも一つの手だと思うんです。それはどうしてかというのは、市民の方のアンケートもあります。そういう一つの方法もあるということと同時に、あと、緑被率とか、それから公園の少ない地域によっては、今回境南町、私どもの地元の方では公園をつくっていただきまして本当にうれしく思っております。といいつつも、その陰にはやはり莫大な費用がかかっているということに私は気づいたわけです。緑被率を高めたいとか、公園が欲しい、欲しいと単純に思っておりましたけれども、今回の予算の中で、諸支出金の中で土地開発公社の借入金によって利子補給が900万ふえたということからちょっと調べさせていただきましたら、あらあらあらというような感じで、かなりの金額が、土地を購入するに当たっては長年の経緯があってということもあるのですけども、そういうことにつながっていったということに気づかされまして、土地開発公社の件でちょっとお伺いしたいというふうにも思っております。
私も、土地開発公社というのは、今までの中でプリントアウトもさせていただきました。武蔵野市の土地開発公社がどういう形でできたのかということで、昭和48年、49年、あのころから、要するに、地方自治体が土地を購入するに当たって、どんどん土地の値段が上がっていって、なかなか公有地が買いにくいという、そういう背景があっての上のこれは全国的な国を挙げてのそういうふうな方針だったということをよく理解いたしました。その上でやってきたことは、それはそれでいろんな効果があってきたと思います。それから35年でしょうか、もうたちますね。その中でやはり世の中が変わってきました。バブルも崩壊いたしました。で、今、いろいろな金融危機がある。こういう中でやはりこのままの形でいいのかなというところに私は疑問を持ったわけです。この利子がかなりの金額になるということと、そういうことを含めまして、でも、それには道路用地とか、いろんな問題に関しては先取りで買っておかなければならないということもよくわかっております。その辺のところで、どういうふうな形で今後あったらいいのかなということで、代表質問の中でも市長の方に御答弁を求めたわけですけれども、今後も維持していくみたいなお話だったのですが、私としてはそれだけで本当にいいのかなというふうに思いましたので、あえて、今また質問させていただいているということなのですが、調べたところによりますと、要するに、今回武蔵野市の予算額552億円ですね。その中の、一般会計の5分の1になる100億円を超える土地開発公社の借金があるわけです。そのほかに市債とかもあるわけですね。そして、今100億を超えるということは、結局年間利息は幾らになるのかなと、私もすごく算数が苦手ですから計算はできませんし、私はにこにこ現金派なものですから、ローンということがよく理解できないのですけれども、企業をなさっていらっしゃる方は、借りて当たり前だというふうな、企業展開するに当たりましてはもちろんそれもわかります。でも、その辺のところを考えると、100億円に対して利息は幾らになるのだろうというように素朴に市民サイドでは考えるということも感じております。
買い戻しのときは、議会を通して買い戻しするときに幾ら幾らですというのはわかるのですけれども、土地開発公社で買っていただくときというのは、多分議会の方には、いろいろな手続があることでお声がかからないのだと思うのですけれども、やはり100億円とか何億円という土地を購入するわけですね。それが全く本当に必要か必要でないか、最後、もし土地開発公社で買ってしまって、あと議会の方で、そんな高い100億円もするものを今要らないよと言われちゃったらどうするんだろうな、とかまたちょっと考えてみたりいたします。
そういうこともあるので、この土地開発公社のシステム的には、きちんと部課長が入っている委員会の中で、部長も求めるということも書いてございますので、そういうことも承知ではありますけれども、やはりそれで本当にいいのかなというようなこともちょっと思ったりします。
あと、ほかの自治体の方でも、今、自治体の財政健全化法案でも見直した方がいいというような御提案も出ているようです。そして、あと豊島区とか、他区市におきましても、隠れ借金という、言葉は悪いのですけれども、40億円の利息を払ってきたとか、そういうことに対して返済計画を立てていかなくてはならないということが出ています。この近くでは八王子市の方におきましては、もう土地開発公社に関してはなくなっております。たまたま八王子市の市報を読んでおりましたら、市有地を売却しますという広告が出たんです。私は、はっと、何でだろうと思ったら、そういう経緯があってというようなことだったと思うんです。ですので、いろいろ他区市のことを考えたりしまして、武蔵野市は幾ら財政豊かだといっていましても、先ほど来、市長を初め行政の方から、やはりこれからは市税の担保がしにくい、だんだん縮減していくということはだれもがわかっていることですので、そういう時点でありましたら、やはり借金は少しずつどういうふうにしていくか見直していくということ、返済方法、そういうものに対してもきちんと出すべきだと思っておりますけれども、その辺のところも含めまして、今幾つか申し上げましたけれども、御答弁いただけたらと思います。
確認しますと、まず聞きたいことは、金額的に、要するに、利子は毎年幾ら払っているのかということです、総額。それと、それに対して今までの経緯がありますから、すぐになくせとか、そんなことを私は申し上げているわけではありません。やはり財政健全化のそういう対策をしっかりと今からスタートすべきだと思いますので、借金を返済していく工程表とか、そういうものを示していくべきだと思いますので、それに対する考えはどうなのか、大きくその2点を伺いたいと思います。
148 【笠原緑化環境センター所長】 私の方から前段の2つの御質問に対してお答えをさせていただきます。
まずボランティア団体活動の助成の補助金につきましては、上限が20万円ということでございまして、今現在、21団体交付をさせていただいておりますけれども、数万円から20万円という、いろいろばらつきがございます。
それで、どういう事業を対象に補助をさせていただいているかというと、やはりそこの実費ということで、その公園の花壇の苗を買っていただいたとか、清掃道具を買っていただいたとか、そういうものに対して補助をさせていただいている。また、大きな公園で申しますと、年に数回イベント等が、市民交流という名のもとに行われておりますので、そのような経費の一部ということで補助をさせていただいているということでございます。
条件といたしましては、その公園を管理していただく団体を結成していただいて、当然団体ですので規約ですとか、メンバーをつくっていただいて、そこの団体と市が協定を結ぶという形で助成をさせていただいているという形でございます。
2点目の市民のアンケートの件で、既存の公園の活用ということでございますが、まさに委員おっしゃるとおりでございまして、市内160カ所、既に公園のストックがございます。ですけれども、一方で古い公園がもう使われていなかったり、周辺から木が大きくなり過ぎて、逆に邪魔にされているようなところもなきにしもあらずというところでございますので、そのせっかくの市民の財産を有効活用するという意味で、公園の総合リニューアル計画を今年度と来年度の2年間かけて策定する予定でございます。その中では、当然公園の一部を改修すればよくなる場所ですとか、全部を改修する必要があるですとか、また機能を変える、まるっきり機能を変えてしまうというようなことも含めて検討させていただいて、計画的に改修をしていきたいと思っております。
それの昨今の一番いい事例といたしましては、関前南小学校のすぐそばをことし工事をしておりまして、4月に開園するのですが、大師通り公園というのがございまして、今までワークショップというと大人の人が参加して、どちらかというと大人の公園になりがちなところがございますので、今回、直近に小学校がございましたので、小学校の子どもたちにリニューアル計画を手伝っていただきまして、今度の4月11日にオープンする予定でございます。
149 【小島用地課長】 それでは、土地開発公社の利息、借入金の利息についてお答えいたします。
毎年借入額が上下しますので、おおむね100億としますと、利息がおおむね年1.5%程度ですので、計算しますと、大体1億5,000万円程度かなと、想定ですが思われます。
150 【檜山都市整備部長】 私、土地開発公社の常務理事もやっておりますので、そういう立場からちょっとお答えさせていただきますが、土地開発公社の意義が、いろいろ状況が変わってきているのではないか、今後このままでよいのかというような趣旨の御質問かなというふうに思いますけれども、これは委員も御存じのとおり、公拡法、公益拡大に関する法律に基づいて設置されている団体ですので、そういう面では、公有地先行取得をしていくという面で、当然国なり東京都の補助を得るためには、一定のまとまった土地にしていく必要がございますので、そういった面では計画的に先行取得をしていく役割というのは、今後もなくならないということが一つあります。
もう1つは、やはり土地は出物ということもございますので、相続等、いろんな事情で発生した土地の出物について、機動的に対応していくためには、やはり公社という存在がなくてはならないというふうには思っております。
ただ、委員御心配のように、じゃ、借入金がどれぐらいの規模であればいいのかという問題がございますが、もう1つ、機動性を担保するためには資金繰りがきちっとついてなければいけないということかあるのですが、従前、設置した自治体が債務保証すれば、かなり金融機関からの借り入れが自由にといいますか、かなり融通がきいた状態がございましたけれども、現時点では、その債務保証だけではかなりきついという状況がございますので、一定の期間で市に買い戻しをしていただかないと、公社としてはそういった借入金、金融機関からの借り入れは行えないという状況がございますので、今後は計画的に市に買い戻しをしていただくということでは、借入金は一定のレベルで推移していくような形になるだろうというふうには思います。一概にその100億がいいのかどうかという問題はちょっと言えませんけれども、今後はそれは圧縮をしていく形には当然なるだろうというふうに思っております。
151 【会田副市長】 土地の取得の流れでございますけれども、土地開発公社が先行取得をするという、それは仕掛けとしてそのような仕掛けを公有地拡大に関する法律に基づいてやっているわけですが、その前段階で、いわゆる土地の取得についての検討委員会というのを、これは内部組織ですが、立ち上げております。その中で検討した上で、取得にかかわるものについては経営会議、いわゆる市の方の主管者会議と並ぶ経営会議にかけて、それで最終的には取得の意思の検討をするということで、その先の流れが土地開発公社の方に流れていくわけであります。それは担当の部長から説明申し上げたとおりであります。
それから、行政課題があるからこそ、先行取得という形をしていくわけでございますので、あくまでも土地があるから買うというのではなくて、一定の行政課題の解決に向けて、その土地の取得が必要であるという判断のもとに購入をしていくという形でございます。
それから、委員御指摘の未利用地などについても、未利用地の活用の検討委員会、これも内部組織で検討いたしておりまして、これは一定の結論が出たら、また議会の皆様方にも御報告をしたいと思っております。
152 【土屋委員】 よくわかっております。確かに行政で必要だと思うから購入するということになっている、もちろん会議の中でやっているということはよくわかっております。でも、このところ、ちょっと耳にしましたら、吉祥寺北町の方でも公園用地をかなりの高額の、7億だか8億ぐらいのものを購入するようなお話も耳にしましたので、そういう意味では、あの地域にとって本当に公園が必要なのかなという部分も考えるわけです。周りには青葉公園もあったり、それから公園の数を見ると、吉祥寺北町はかなり多いですね。
だから、そういう中で、こういうふうな財政が危機にこれから陥るというときに当たって、どんどんそういうものに対して本当に必要なんだろうかと。額が額ですので、そういう点で私はすごく危惧しますので、購入することも今後は、もちろん私は緑をふやしていきたい、そういう一人ではありますけれども、かといって財政的には圧迫するものがすごく多いということを私自身認識しましたので、まだ本当に市民にとって必要な福祉とか、そういうものにまだまだ皆さん、今回の予算枠の中でも何%かカットして、行政の方たちは皆さん頑張ってやっていらっしゃいます。でも、本当に必要なところに私はお金を、市税を回していきたいというふうに思いますので、その辺のところもきちんとした財政計画を立てていただきたいと思いますので、再度お願いしたいのは、この財政健全化計画を策定していって、借金を返済していく工程とかいうものに対して一歩踏み出していただけるかどうかということを再度市長の方にお伺いしたいと思います。
153 【邑上市長】 土地の購入に関しましては、目的を必ず確認をして、そして経営会議での判断をして購入に向かっております。とりわけ公園用地というのは、御案内のとおり武蔵野市は大変少ないという中で、公園用地に適切な用地があれば、それは前向きに購入していこうということを考えておりますし、特に公園用地というのは、国の補助あるいは3分の1、さらに東京都もプラスで3分の1といったようなことも、この間ありましたので、そういうときにも時期を逸せずぜひ検討すべきだというふうに思っております。
当然のことながら、全体的な健全な財政計画というのは前提でございますので、それを踏まえた上で購入計画をきちんと考えていきたいというふうに思っております。
154 【田辺委員】 それでは、まず道路からお伺いしたいと思います。
鉄道関連の鉄道の立交関連でさまざまな状況の変化があるわけですけれども、まず1点目、都市計画道路3・3・23号線、これは境駅の北口、駅前広場というふうに理解いたしております。ここで市民意見収集と条件整理を行っていくというふうになっているのですが、これはいつごろをめどに計画をしているのかということです。そして、市民意見を募集するのは、何をもとに市民意見を募集するのかということが1点目です。
それから2点目、武蔵境駅周辺環境整備計画、これはまちづくりのパンフレットのリニューアルと市民団体への側面支援というふうになっております。パンフレットの内容についての見直し、リニューアルというのは、具体的にパンフレットの内容がどんな形になるのか。それから、2点目は、市民団体を側面支援という、ここの市民団体はどこを指すのかですね。
それから、大きな3点目、都道123号線、これは天文台踏切の南側の場所でよろしいですね。あそこは完成時期、工期はいつごろになるのかということを伺っておきたいと思います。工期というか、終了がいつごろをめどに行われるのか。それから、ここについては上り線が来年の3月に高架というふうに理解しております。そうすると、要するに、今年度内になるわけですね。21年度内に上り線が高架になるというふうに理解しています。そうすると、そこへ向かって工事完了をめどに進めていくのだと思うのですけれども、そこが工事が完了すると、今、天文台踏切から亜細亜大まで通っている道路と貫通するわけですね、踏切を挟んでというか。それで、ここについては相互交通になるというふうに以前からうたわれていたわけですけれども、もう高架が始まった段階で、そういう交通形態が開始されるのかどうか伺いたいと思います。
あと、3・4・27号線、観音院の東側、ここの工期もいつからいつまでということを伺えればと思います。
以上、そこまでお願いします。
155 【星武蔵境開発事務所長】 まず北口広場の件でございますけれども、市民意見の収集ということですが、現在、東京都並びに警視庁と協議をする中、東京都のある一定の見解は出たのですけれども、警視庁とはまだ合意に至っておりません。そういった中で、早急に警視庁と話をして、ある一定の合意をいただく中で、北口広場の設計の内容に関して市民の方々に公表していきたいというふうに思っています。
ですから、21年度、このような形で書かせていただいたということは、私どもとしましても、一日でも早く警察と決着をつけて、市民の方々に公表したいというふうに思っている、ある意味では決意といいますか、という部分でございますので、何としても21年度の早い時期に公表できるような形でいきたいというふうに思っております。
それから、何をもとにということですけれども、基本的には基本設計の今補完作業をしているところですけれども、まずは基本設計の形を市民の方々に公表して、御意見をいただいて、より具体的な形で設計をしてまいりたいということでございます。
それから、周辺環境整備計画のパンフレットの件でございますが、実は今、武蔵境の計画そのものは、「いま21世紀へ-SAKAI-」というパンフレットに基づいて計画を進めているところでございますが、今、私どもの手元にございますのが2000年版という形になっております。若干在庫も少ないというのが現実でして、それをより具体的に、もう形としてあらわせるところに関しては、このような形になるんだというような中で皆さんにお知らせしていきたいというふうに思っております。
それから、市民団体への側面支援の部分でございますけれども、これは武蔵境駅舎広場まちづくり協議会への側面支援でございます。
それから、123号線でございますけれども、まず、今現在みちづくり・まちづくりパートナー事業の中で事業をやっておりまして、そのみちづくり・まちづくりパートナー事業としては、今年度で終了でございます。来年度からは、これは東京都がまだ予算の段階ですけれども、内々諾みたいな形ではいただいておりますけれども、来年度からは新みち・まち事業という形で27年度まで行っていくという形になっておりまして、高架から南側に関しまして、電線、共同溝、全部設置されておりますので、21年度に関しましては、その道路としての街築を整備していくという形になっております。ただ、高架下に関しては含まれておりません。今後、21年度末に上り線が上に上がりますので、その上り線が上がって仮線が撤去された後、その高架下の部分と、それから84号線という今工事をやっている南側の部分ですけれども、それから291号線、最終的にはつなぐような形でやっていきたいというふうに思っております。
それから、相互通行ですけれども、123号線の高架下の部分と291号線の──すみません。今ちょっと123号線と291号線をちょっと間違って話してしまって申しわけないのですが、そこの部分がつながった後に相互通行という形になろうかと思います。
156 【山家道路課長】 私の方から3・4・27号線について御説明させていただきます。
3・4・27号線は、連立事業につきましては21年度末ということでございますが、武蔵野プレイスの完成も22年の7月ということですので、とりあえず3・4・27号線につきましては、暫定整備を22年度に予定しておりまして、その後、連立事業の進捗や、あるいは用地買収の進捗に合わせて本整備をしたい、一応このように考えております。
157 【田辺委員】 まず、今の3・4・27号線からですが、用地買収に合わせてということは、まだ具体化されていないということですか、この期間が。もう1回ちょっと説明をお願いします。
それから、123号線のところですけれども、つないだ後、相互交通になるんですねと確認しましたので、なるのであれば、いつごろから共用開始といいますか、高架になったら、もう即開通するのか、その後の、今整備とかもあるということですから、その整備が終わるまでは開通できないのか、そのあたりをお聞かせください。
パンフレットの内容については、「いま21世紀へ-SAKAI-」のパンフレットの内容はどういったことか、大まかにこれとこれと、私も探したのですけれども、見つからなかったので、こういうこととこういうことを示すという、まちの方向性ですね、それについてちょっとお示しいただきたいと思います。
それから、警察と決着をつけ次第公表するという、すごい決意みなぎるお話ですが、何か決着がつかない問題があるのでしょうか。今課題になっていることが何なのかをお示しいただければと思います。
158 【山家道路課長】 私の方から3・4・27号線ですが、都市計画道路ということで、一応事業認可の事業年度としては21年度までと事業期間を設定しておりますが、従来からの経過を踏まえると、今後の進捗がなかなか難しいというところもございますので、そういった地権者の意向も踏まえながら用地買収をしていきたいということでございます。
159 【星武蔵境開発事務所長】 まず123号線でございますけれども、仮線の撤去が終了するのが22年度ということで、その後に道路の整備という形になりますので、23年、24年ぐらいになるかというふうに思っております。
それから、警察との協議の中でどこが問題かというお話ですけれども、3・4・27号線は16メートルの都市計画道路ですけれども、その高架下の部分に関しては、平成8年ぐらいからだったと思いますけれども、基本的に緊急自動車以外は通さないという中でずっと進められてきた経緯がございます。そういった中で、16メートルの都市計画道路の認可上の話をいたしますと、これは認可上は1万台の車を通すということができるというような内容になっておりまして、そのことそのものが都市計画としての整合性からしますと、北口広場との整合性、ロータリーをつくるという上での整合性はとれてございません。そういった中で、東京都と警察といろいろ協議をする中で、都市計画の法の網の中でどこまで人にやさしい道づくりをしていくのかということで、今、協議を進めているところで、どんなに少なくとも通過交通は基本的には入れないということでどういう処理をしていくのかというようなことで、構造上の問題と、交通規制上の問題という中で、今協議を進めているという状況でございます。
パンフレットに関しましては、具体的に今どういう形でということに関しては、すみません、少しでもよりよいものをという形なのですが、ただ、ずっと説明が、「いま21世紀へ-SAKAI-」というもので説明をしてきまして、基本理念ですとか、基本方針ですとか、3つのモールですとか、区画道路、都市計画道路の状況、それと平面的に言いますと、駅を中心として道路がどのように整備をされるのかというような中で構成をされて、一番最後に武蔵境のまちづくりの歴史が時系列的に書かれているというような内容で構成をされています。基本的なものとしては、そのような構成になろうかと思いますけれども、先ほども申しましたように、より具体的な形となるものを皆さんにPRしていきたいというふうに思っております。
160 【田辺委員】 わかりました。
では、3・4・27については理解いたしました。それから、構造上の問題と、それから交通規制上の問題について、今、人にやさしいというところを主張しつつ、警察と検討している、前向きに検討し、早い時期に結果を公表したいということでいいでしょうか──わかりました。じゃ、ぜひそれについては期待をしたいと思っております。
それからあと、3・4・27については先ほどのことですね。パンフレットについては、まだいま一つ内容がよく見えないのですけれども、これは予算に計上するということは、こういう方向性のパンフレットをつくりたいから、こういう予算を計上する、これが普通の理論じゃないでしょうか。ですから、おおむねは決まっている、細かい部分がまだ詰めていないということならそれでいいのですけれども、やっぱりつくり変える、そして予算を計上するということであれば、しっかりと骨子だけでも固め、市としてはこの方向性でいくという、その意欲のあらわれが形としてパンフレットとか、そういうものに出てくるんじゃないかというふうに感じるわけですけれども、再度そこについては御答弁をいただきたいと思います。
天文台踏切の南側123号線については、来年3月に高架になったとはいえ、仮線撤去までは相互通行は行わないという理解ですね。23年か24年まではまだ交通規制というのは、今の段階では北側が一方通行になっていますね、その状況は変わらないということでよろしいんですか。そこの2点をちょっと確認したいと思います。
161 【檜山都市整備部長】 それでは、パンフレットのことについて私の方から答弁させていただきます。
委員のおっしゃることは十分理解できますので、基本的には現在発行しているパンフレット、残部は少なくなっておりますけれども、これをリニューアルしたいということでございます。内容的にも、西の玄関口としての武蔵境の位置づけであるとか、当然その他の上位計画での基本理念を踏まえたまちづくり、あるいは境周辺の地区の整備イメージをわかりやすく示して、より御理解をいただけるようなものにしていきたい。詳細については今後検討させていただきます。
162 【星武蔵境開発事務所長】 123号線につきましては、高架下の部分、駐輪場の出入り口が今ある部分ですけれども、もともと123号線の現況7.2メートルという中で、今高架下の部分も、実際西武が持っているような形になっておりますけれども、今現在では拡幅されていません。ですから、仮線の撤去が22年度に行われた後に、高架下の整備という形になります。それも含めて整備が終わった後に、相互通行になるということですので、それが23年から24年にかけてという形になろうかというふうに思います。
163 【田辺委員】 わかりました。
次に、土地の法定外公共物についてなのですけれども、今回ちょっと資料請求して出していただきましたが、基本的にはこれはある程度掌握ができている公共物ということで、実際にはこんなもんじゃないと思うんですね。ただ、今回の予算については、法定外公共物の調査費、台帳整備委託料の中の調査費という理解をしているのですけれども、これは具体的にどういう調査を行っているのか、そして、多分この法定外公共物というのは、物すごく膨大な量があって、時間とお金がかかる作業なんだというふうに聞いてはいるんですけれども、実際武蔵野市の現状としては、どの程度の掌握がされているのか、今後どの程度この調査に時間とお金をかけていこうとしているのか、方向性について確認をしておきたいと思います。
それから、国から譲与されていない公共物というのは、今、どういうものがあるのかを伺っておきたいのですが。
164 【山家道路課長】 法定外公共物ですが、資料にありますとおり、道路課で把握しております法定外公共物、国から譲与されている法定外公共物は65カ所ということでございまして、どういった調査かということでございますが、こちらの法定外公共物につきましては、現在、要は未登記の状況ということでございまして、今調査しておりますのが、測量調査ということでございますが、測量調査した上で境界確定をして、その上で表示登記、保存登記をする。そこからまずスタートということで考えておりまして、今後取り扱いについてさまざまな取り扱いがあるのかなというふうに思っておりますが、いずれにせよ登記を済ませないと、今後取り扱いが難しいということでございますので、今後、今実施している調査につきましては、そういった測量調査をした上で、今後の有効活用、あるいは適正管理、そういったことに役立てていきたいというふうに思っているところでございます。
それから、費用についてどれくらいかかるかということでございますが、実はお示ししている資料の中で境界確定が済んでいる、済んでない、一部済んでいるというような記載がございますけれども、実は、これは法務局との話し合いの上でのことなのですが、当初境界確定済みのところは改めて測量する必要はないというお話であったのですが、改めて法務局と協議したところ、境界確定を既にしているものであっても、現在の表示が必ずしも現地と一致しないものについては改めて測量するべきだというような話がありましたので、基本的に境界確定しているものも含めて、現地と一致していないものについてはすべて境界測量を実施したいというふうに考えております。
測量につきましては、今その65カ所で、合わせて5,000万程度の測量費というふうに見込んでおりますけれども、今後の動向も踏まえまして、要は予算の範囲内で優先的に測量すべきものから順次実施していきたい、このように考えております。
165 【田辺委員】 結局、この法定外公共物というのは、道路法とか河川法の適用を受けない国の財産だったものが地方分権の一環として市町村に無償で譲与されることが立法化されたということですね。だから、今まで余り測量が必要なかった部分が市の持ち物になったために、もう1回測量し直してきちっと財産としてどう取り扱うかということが、今の課題になっているわけですね。
今後についてですけれども、先ほど来の議論の中で、未利用地活用検討委員会というのがあって、この中で市の未利用地についての今後の活用法について検討しているというお話があったかと思うのですが、今この委員会というのはどういう構成によって、どういうものをいつまでに検討しようとしているのかだけ教えてください。
166 【檜山都市整備部長】 この未利用地活用の検討委員会そのものの所管は、企画政策室なのですが、その中でも、例えば一般会計で普通財産として所有しているもの、あるいは土地開発公社で所有しているもの、あるいは法定外公共物のようなもの、いろんな種類の未利用地がございまして、一定条件をつけて、現在その中の利活用方策を検討しておりますので、そう遠くない将来、検討結果が報告できるのではないかというふうには思っておりますが、その中で法定外公共物については、非常に幅が狭い土地で、非常に特殊な形状の土地、ほとんどがそういう形状の土地でございますので、未利用地の検討委員会の検討の中からはこれを外して、別途利活用を検討するということで今進めております。
基本的には、道路として活用できるものは道路として活用しますし、民有地の中に入っているものについては、当該の方と協議しながら今後のあり方を決めていきたいというふうに思っております。
167 【田辺委員】 わかりました。じゃ、測量から始めているという段階で、まだどういった活用が可能なのかどうかすらこれからの課題になってくると思うのですけれども、やはりせっかくの市の財産ですので、有効活用していただきたいというのが一つと、ある国有地に大きな木が、これは自然に生えてしまったのだと思うのですけれども、それが嵐のたびに倒れてこないかと隣接の方が大変心配をしていらしたというケースがありました。この表からすると、かなりの数のそういう法定外公共物というのがありますから、どういう形状になっているかわかりませんが、私はたまたまその一件を存じ上げていまして、今後の万が一のときの補償とか責任とかということも発生しますので、できるだけ早い時期に掌握と、それから責任の所在を明らかに、また財産の明確化については尽力をお願いしたいと思っております。
最後に1点だけ。今回高齢者入居支援補助金として80万円、これは参考資料には130万円となっているわけですけれども、この内容について詳しくちょっと説明していただけますでしょうか。件数とどのくらい見込んでいらっしゃるのかも含めてお願いします。
168 【樋口住宅対策課長】 130万円の内訳でございますけれども、入居支援のステッカーが20万円、それとあとパンフレットの印刷製本、これが20万円、それと郵送料が10万円、それとあとは補助金の方が80万円ということで80万円と130万円という形で書いてございます。
169 【田辺委員】 この支援補助金は何人見込んでいるかだけ、80万円の内訳。
170 【樋口住宅対策課長】 80万円の内訳でございますけれども、月額賃料が50%、最低金額を2万円という限度にしてございますもので、2万円掛ける40人ということで80万円で計算してございます。
171 【田辺委員】 支援の補助金ということでよろしいんですね、高齢者世帯の。それで、私は高齢者の方については、この間も衛生費の中で申し上げましたが、本当に住宅に対する不安というのは殊のほか大きいと思うんです。我々以上についの住みかになるわけですから、そういう意味では、せめて住宅だけはしっかりと確保していただければなという思いがいつもいつもあるわけです。
そういう意味からすると、そういう支援策というのは大変歓迎するものであるのですが、ただ、この前もちょっとお話ししましたけれども、福祉型住宅、これは高齢者だけではなくて、母子家庭とか、それから障害者の方も含めてになると思うのですけれども、この180世帯に対して3億円家賃を払っているわけです。この表をつくっていただいた、これは108ページですけれども、一戸一戸の市の負担額というのは、大体10万9,000円となっていますけれども、実はこの市の負担額の前に国や東京都の補助金が入っていたり、それから本人負担の家賃負担が入金されているものを引いた賃貸料の支払額を戸数で割ったのが、この平均の月当たりの負担額になっていると思うんです。
したがって、本人から入金される家賃分、それから東京都から入ってくる補助金を引かない実際の賃借料というのは、これ以上に膨らんでいるわけです。左から2番目の建物については、10世帯入っている建物ですけれども、実際には2,467万円、つまり単純に計算しても1人当たり20万円払うことになりますね。本人からいただいている家賃は2万3,000円。実際この家賃を払っているのは、1部屋20万円の家賃を払っている。こういう不公平感についてはもう少し是正をする余地があるのではないかなというふうに考えるわけです。
ですから、これは衛生費の分野ですけれども、前回家賃の値下げ交渉をするという御担当の所長からもお話がありましたけれども、ぜひともこうした不公平感を是正し、より多くの高齢者の一人でも多くの方にこうした恩恵が行き届くような制度の改正を、今後、今直ちにとは言いませんけれども、求めておきたいと思います。これは希望です。よろしくお願いします。
172 【島崎委員】 簡単に4点お聞きします。
まず、先ほど田辺委員もおっしゃっていた123号線のことなのですけれども、平成23年度、つながってから相互通行にするということなのですが、私もあそこはよく子どもと一緒に通るんですけれども、南側から、もうかなり広くなっているので、突っ込んできて、この前なんか踏切を渡って走り抜けていっちゃったんです。一方通行だということがわかりづらいんですね、危険でもありますので、そこのところを明確にわかるように表示をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
ついでになんですけれども、今度は釣り堀の東側の山中踏切のところなんですけれども、あそこもかなり工事をして広がってきて、ことしは下水道をやっていただくみたいなのですけれども、あそこも今度は北側から入ってきて、突っ込んできちゃうんですね。きのうもそうですけど、毎回通るたびにあそこに入ってきてしまう車がいるんです。あそこもよく子どもと一緒に通るものですから、危ないなと思いつつ、きのうも踏切の指導員に注意されて引き返させられていたんですけれども、この前なんか山中踏切のところを突っ切っていっちゃって、しかもかなり強引な車だったので、何とも手の施しようがなく突っ切っちゃったんですけれども、その辺、ぜひ一方通行ということをきちんと明確に表示してもらいたいと思うのですが、両踏切についての対応を伺います。
それから、略称バス交通サービス調査なんですけれども、総合的な交通体系ということでムーバスについてお聞きしたいと思います。資料でもそれぞれの路線の収益とか収支差額とか出していただいているんですけれども、バスの発車時間とか本数とかの考え方というのは統一してないんですね。それは地域事情というのもあると思うのですけれども、例えば申し上げると、吉祥寺東循環では、この5年間で平均で1日当たり1,118人の利用で、1時間当たりのバスの本数が8本ということです。これは最新が19年度なので19年度のものなんですけれども、吉祥寺北西循環は1日平均1,768人の利用で、1時間当たり5台、ずっと調べればわかるんですが、境南東循環は467人に対して3台、境南西循環は808人に対して3台、三鷹北西循環は862人に対して5台、境西循環は873人に対して4台、境東小金井線は488人に対して2台、三鷹吉祥寺循環は560人に3台、境三鷹循環は288人に2台ということで、しかも7時から出発するところと8時から出発するところとばらばらで、これは福祉型とはいっても、やはりかなり便利に、交通不便地域ですから通勤・通学にも利用されているところもあると思うんです。この辺、始めたばっかりのところはまだ定着していないので何とも言えないのですが、少なくとも5年ぐらいやっているムーバスについては、この利用人数に合わせて、削減するところはないと思うのですが、増便してもらいたい、早く言えばそういう要望が地元でもかなり強くあります。この辺の数字を勘案しながら、増便を図っていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
それはお答えとしては、計画全体の中でというお答えになるかもしれないのですが、予想して先に言っておくんですけれども、そうすると、武蔵境地区は、平成23年度の相互通行とか、そういうのがきちんと完成しないと、全体的なバス路線というのはできないわけですね。要するに、23年度までは恐らくいじれないのではないかと思うんです、コース的には。その後に、23年度中になるのかわからないですけれども、南北を含めた循環コースを改めてつくり直すという形になると思うんですが、恐らくそれまではいじれないと思うんです。ですから、少なくとも5年間で定着した人数を目安に、早期に増便等を考えていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
それから、上水南公園と桜堤公園の工事があるというふうにお聞きをしております。これはどのような工事で、いつからいつまでの工事期間なのかを教えてください。
それから、関連して、桜堤地区地区計画というのを去年の3月にお出しいただきまして、I街区には大型のマンションができて、ちょっと景気が低迷して、売れたとか、売れないとかという状況のお話があるのですが、この桜堤地区計画の地区内、とりわけE街区からJ街区まで、J街区は先ほどの上水南公園なので、E街区からH街区までの現在の状況をちょっと報告をしていただきたいと思います。議会で答弁できる範囲で結構ですから、もしどこの会社とかわかったら教えてもらいたいのですけれども、どこの会社がどこの街区をいつどのように開発する予定なのか、これを、いろいろうわさが飛び交っているんです。手を引いたとか、じゃ、桜野小学校の増築はどうなんだとかいう話も出てきているんです。いや、順調に進んでいると思いますとはお話をしているのですけれども、改めてどんな状況になっているのかを教えてください。
173 【星武蔵境開発事務所長】 それでは、私から123号線の一方通行の件についてお答えしたいと思います。
まず、先ほどもちょっとお話しさせていただいたのですが、123号線は今、踏切といいますか、高架になっている部分が一方通行で、市道72号線といいまして、境南協栄会の商店街がある駅からずっと西の方に行っている道路から南の部分に関しては相互通行なんですね。そういった中で、拡幅をしたのが西側に一方的に拡幅をして12メートルということになったために、道路標識も一緒に、当然そうしないと道路の真ん中に標識があるという形になってしまいますので、西の方にずれているということで、若干見にくい部分があるのかもしれません。ただ、そういうことも含めまして、警察とよく協議をいたしまして、直進してしまう車もあるという状況があるので、何か対策をということで協議して話をしていきたいというふうに思います。
174 【恩田まちづくり推進課長】 同じく山中踏切の件でございますが、こちらの3・4・24号線、都施行の事業でございまして、通称天文台通りでございますけれども、JRから北側につきましては、今年度中に先行工事としての地中化と下水、上水、それから東京ガス、それから東京電力、この辺の先行工事が終わりまして、来年度整備という形を考えられてございます。
それから、踏切から南でございますけれども、こちらはちょっと用地買収の方も北側に比べまして進捗が進んでない関係上、21年度は買収、22年度は先行工事、23年度整備と。それで、23年度、踏切を整備という形で考えてございます。
でございますので、しばらくは貫通するまで相互通行というのは難しい状況にございます。それから、21年度は整備ということになりますので、暫定的にかなりきれいになった部分が北側に存在する形になりますので、こちらにつきましても、東京都北多摩南部建設事務所の方と協議しまして、その辺の対応等を要請していきたい、協議したいというふうに考えてございます。
175 【北原交通対策課長】 ムーバスの件でございますけれども、委員の方から各路線ごとの便数、時間帯を御説明いただきまして、そのとおりなのでございますが、ムーバスは段階的に整備されてきたという経過もございまして、1号、2号路線と、その後の3号、4号と段階的に、その地域的な性格を帯びて、本数とかを決めてきたというような経過がございます。
今御説明いただいた中で、例えば3号路線、境南地域の路線でございますけれども、ここは自転車問題と関係するのですが、500メートル以内は、先ほどの利用登録駐輪場が使えないということもあって、ムーバスを引くときに割に通勤、通学用途を加味して検討したという経過があるということで、7時から始まっているとか、そのように、その後の路線については、割と運行時間が早く、遅くまでになってきているというような経過も含めて、そのような個別の事情があったということでございます。
当然、先ほどの8点の課題の中の運行時間帯、本数というのは今後の検討課題でございますので、どうしていくのかを検討していくということにはなっていくんですけれども、やはり一番ネックになってまいりますのは、結局、時間当たり運行便数をふやすためには、どうしても投入するバスの台数の問題がありますので、先ほどの経営といいますか、財政的にきちんと回っていくようにやっていこうという観点で一番大きく影響するのは、一つの路線にバスを何台回すかというのがかなり大きく左右しますので、そういった部分では、そういったことも加味しながら検討していく必要があるだろうというふうに考えています。
176 【笠原緑化環境センター所長】 上水南公園と桜堤公園の工事の内容と工期の件でございますけれども、いずれの工事も、仙川の維持水にかかわる工事でございまして、上水南公園につきましては、本年度、桜一の橋からめがね橋まで仙川の改修工事を実施しました。それに合わせまして、上水南公園に浅井戸、井戸を1本設置いたしました。21年度工事といたしましては、その浅井戸から水を仙川に放流する一部工事と、それとあと園内の修景工事を一部実施するということでございます。
もう1つの桜堤公園の循環施設の工事、これにつきましては、桜堤公園内に今現在500トンの貯留施設がございますけれども、そこのポンプの補修ということでございまして、両方の工事につきましては、工事時期を選びませんので、逆に言ったら、年度当初速やかに工事発注をいたしまして、工事を完了したいというふうに考えております。
177 【大塚まちづくり調整担当課長】 桜堤の地区計画の中の桜堤2丁目の部分の状況でございますけれども、地区計画上のI街区は、有楽不動産によって現在販売中でございまして、当初はトントンだったのですけど、大分売れてきたという状況を聞いてございます。あと、H街区、その向かい側になるところについても、指導要綱の承認済みでございまして、そこについても同じ事業者がやるということなのですけども、現在、この経済状況とか、実際に自分が売っているところの状況を勘案しまして、現在まだ事業着手については検討している段階ということでございます。
あと、地区計画上のG街区についても、指導要綱上の承認は済んでございます。フージャースコーポレーションというところが計画中でございましたけど、地域住民の方にも説明会等を行っておりましたが、同様に最近の経済状況とかで事業をちょっと保留しているというような状況でございます。
あと、D街区、D1、D3の部分ですが、URが持っている部分なのですけども、11月にURの方は公募をかけたのですけども不調に終わってございまして、それは今年度については全くやる予定はないと。今年度もう時期でございますし、来年度については、今のところ見通しが立っていない状況でございます。
178 【島崎委員】 では、踏切の一方通行の件は、ぜひ安全上、よろしくお願いします。速やかに対応してください。
それから、ムーバスについてですけれども、いろいろと検討していただくというお話なんですが、バスをふやさなければいけないとか、そういったこともあるとは思いますが、今回やる計画で、総合的に、とりわけ今高架事業をやっている武蔵境地区については、相互交通とか、そういうのがかなり複雑に絡んでくるので、これはちょっと分けて考えてもらいたい。発着時間については、コストのこともあるんでとおっしゃっていましたけど、黒字のところもありますので、そこについては、かなりそれは強いんです。具体的に言うと、境西循環の朝とか、通勤の行き帰りの時間帯にもうちょっとふやしてもらえないのかというような要望があるので、予備車みたいなのはなかったでしたか。そういうので対応できないのか、あるいはことしはもう予算上無理なのかもしれないですけれども、来年度でも対応していただくなりというような下交渉をしていただけないものかなと思うのですが、いかがでしょうか。再度御答弁をよろしくお願いします。そうじゃないと、23年度以降になってしまいますので、そうすると、平成24年以降になる可能性がかなり大きいので、そこまでちょっと待っていられないと思っております。
それから、上水南公園については、結構、市内のスポーツ団体とか、市外もかなり多いというやじもありますけれども、あと、子どもたちが野球をやったり、そういったこともありますので、時期については、慎重というか、そういうのに影響のない、例えば夏休みとか、そういうのにはかからないような形でやっていただいた方がいいのかなというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。
それから、桜堤地区計画内のE、F街区については、去年の11月にやったけれども、不調だったということでしょうか。ちょっとなかなか不安ですね。これについてはまた逐次情報収集に当たっていただきたいというふうに思います。
以上です。御答弁のあるところはよろしくお願いします。
179 【笠原緑化環境センター所長】 上水南公園の工事のお話でございますけども、今井戸を掘りましたところにつきましては、上水南公園は2つのエリアに分かれてございまして、北側の大きな広場のところが、今委員がおっしゃっているボール遊びなり、少年野球が練習に使われるところでございまして、そこから一段下がった南側のところに井戸を掘りましたので、早急に工事をしても広場の使用には支障がないというふうに考えております。逆に言えば、仙川の維持水を早く川の方に流しませんと、川が干上がった状態になってございますので、速やかにやりたいというふうに考えてございます。
180 【北原交通対策課長】 今、境地区につきましては別に検討できないかというようなお話を含めて、特に境西循環というお話だったのですけども、毎年市政アンケートを実施しておりまして、そこに自由記載欄というのがございまして、ムーバスに関しましても、かなり個別に御意見をたくさんいただいております。一般的にムーバス沿線の住民からは、運行本数と時間帯を早く、遅くというのは、乗っている方々からは、どの便もおおむね多くの希望が出ているというような実態でございますが、しかし、沿線の方は逆にそういうのは困るというような声も一方で同時に出ているというような傾向もございます。
確かに境地区については、南北一体化の問題が大きくありまして、先ほどの交通体系上の問題もございますので、一定境地区だけを別に考えなければいけない要素はあろうかとは思いますが、かといって、先ほど申し上げましたように全体的な事情もございますので、そこだけ前倒しでやっていくというような考え方は現在持っておらない状態でして、全体の検討の中で、実際にいつやれるかも含めて中期的、短期的、長期的というような課題整理も含めて検討してまいりたいと思います。
181 【桑津委員】 午前中の商工費のところでも若干触れさせていただいたのですけど、経済対策ということで、市長も施政方針でも述べられていますし、先ほどの懇談会でも要望が出ている公共事業の前倒しということなんですけど、先ほど檜山部長から御説明いただいた第8款の土木費の今年度の予算の中に公共事業の前倒し発注というのが含まれているのかどうか教えてください。あるなら具体的にどういう形で、今まで、平成22年度なり23年度なり、複数年度にわたって事業を考えていたけど、この部分については、こういう昨今の事情だから前倒しにしたというようなことで御説明をいただきたいと思います。
もしないということならば、公共事業の前倒しということについては、具体的に、それでは、どのような形でやっていこうというお考えなのかも教えてください。まずそこをお願いします。
182 【檜山都市整備部長】 景気対策として21年度予算土木費の中に公共事業の前倒しの部分が入っているかということであれば、これは入っておりません。今後、公共事業の前倒しは考えられるかということにつきましては、予算に絡むものについては補正なりをしないと、22年度以降のものを21年度に前倒すということはできませんので、そういった観点については別途の検討になりますけれども、年度内でどういうふうにそれを、少しでも早く発注する、あるいは実際の工事費の支払いについて前払金制度をどういうふうに活用していくかとか、そういったことについては庁内で全体的な景気対策としての検討に値するだろうというふうに思っております。
183 【桑津委員】 値するだろうということは、市長は公共工事の前倒しをというようなことをあえて施政方針にも触れられているのにもかかわらず、まだ現場レベルでは今後検討ということで、全くその辺の考えは進められていないということになろうかと思うのですけども、その辺については、市長はどのように公共事業の前倒しを含めて、地元の経済活性化については、どのような手段で具体的に臨もうとお考えなのか、それは施政方針に述べられているのでちょっとお伺いしたいのです。
184 【邑上市長】 大きくは、これは結果論かもしれませんが、学校の耐震工事については、これは前倒しでやったというのは大きな話でございます。しかし、今年度につきましては、来年度のものを新たに21年度に前倒しで取り組んだというのは、大きなものはございませんが、しかし、今ある工事については、なるべく早期の発注ということを心がけていくということで、それぞれの課の中でこれから発注に向けて努力をしていくというふうに私は理解をしてございます。
185 【桑津委員】 なるほど、そういうことで施政方針に書かれているんですね。この議論については、また他の委員からもあると思うので。
次に、土木費となると非常にローカルな話がいっぱい出てくるので、私も東部の方から出ている市会議員としてローカルな質問をちょっとさせていただきたいと思うのですけども、東部地区では、今後公園として考えられる用地が、一つには東町4丁目のポンプ場の跡地がありますね。もう1つは、昨今大変私どもも悩みました法政跡地のところの用地があります。このいずれについても、その用地の下の部分については、下水道事業会計の平成21年度の中で計画を持って、どのようにしようかというような計画が進んでいるかと思うんです。そうであるならば、やはり下の方がそういう計画にするならば、その公園の上の部分についても同じようなテンポで進めていかないといけないのではないか。どうも今回の予算を見ると、その上の部分についての計画に対しての立案の作業の予算とかは全く見えてこないので、その辺がどのようにお考えになっているのか、今後進めようとされているのか教えていただきたいんです。
特にその中でも東部地区には全くといっていいほど、親子がコミュニケーション、ボール遊び、キャッチボールしたりできるような広場がないし、また、若者、青少年がコミュニケーションをとるような広場もない。ぜひともこの機会にそういったこともしっかりと御検討いただきたいというのが私の思いでございますが、その辺について、そういった静かに憩える公園ばかりではなくて、そういった公園もあってもいいのかなと思うのですけれども、ぜひとも地下の下水道の計画とあわせて、上についても計画を進めてもらいたいのですが、その辺についての今後の予定をひとつお伺いいたします。
186 【井上技監】 東町の法政跡地、それからポンプ場につきましては、いろいろな形の中で住民の皆さんから御要望いただいたところでございます。特に法政跡地につきましては、非常に市民から提案された初めての地区計画ということの中でいろいろな経過がございました。その中で一つの案として、下水の施設を、記念館の下につくったらどうかという提案を私たちはしましたけれども、周辺の市民の方からは、なぜというような疑問が非常に多かったことについては、よく記憶してございます。
それともう1つ、先ほど3カ所と言われましたけど、テニスコートについては、今のところ、下水の使用は今考えてございません。ポンプ場につきましても、今年度いっぱいにポンプ場の跡地を全部壊しまして、来年度からのこの基本計画に備えているわけでございます。当然ながら、今言われたように今回法政跡地等を取得したものにつきましては、東町地区については、公園の1人当たりの面積が非常に少ないということを念頭に今回、先ほどからいろいろ議論が、買う買わないの議論がありました。ただ、ここにつきましては、いろんな経緯の中で、そういうものも含めて買いました。20億ちょっとになってしまいましたけれども、ただ、その部分については、一定の特財、これは下水の合流改善事業の中で、恐らく2分の1程度出るという形の中で現在計画を考えているわけでございます。
それと、下につきましては、今言ったように合流改善と浸水対策。合流改善事業につきましては、当然ながら一時貯留して、その上水を川に流す。これは水質改善。それともう1つは、ためることによって浸水対策を図っていく。この2つの考え方でやってございます。来年一応基本計画をやりまして、22年度には実施設計、さらにその後工事に入っていくわけでございます。
現在の状況につきましては、委員御存じかと思いますけれども、ちょうど法政の跡地に今現在事業者がマンションを建設中でございます。一定の間、あそこをまだ貸している状態もございます。それと、基本計画・実施設計という形もございますし、逆に法政の地区計画の位置づけは、現在、ここのところについては公園に一応なっています。ちょうど今事業者がやっている東側についても、どんなものをつくるか、どんなものを植えるかというような形の中で、緑化環境センターの方と、市民の皆さんと協議を進めているという状況でございます。
ですから、私どもとしては、この合流改善、基本計画の策定にあわせて、確かにお金を上げていませんかもしれませんけれども、一つは、やはり下に下水道施設を入れますと、公園にはなってございますけれども、下をやって、上の立体都市計画、例えば公園という形もございますし、それらのものを含めて、現在検討を進めてございます。ですから、なるべく早いうちに今言われたような形で、私ども公園をつくるときには、今ワークショップ方式が主流でございますので、そういうような形を含めて、これからスケジューリングを考えていきたい、このような形で考えてございます。
187 【桑津委員】 確かに思い出しました。法政跡地については、技監が当時都市整備の部長で、大変本当に御苦労なさったということをよく覚えております。私も地元議員の皆さんとともに大変な思いをしたという記憶をしているのですけれども、それがゆえに、ぜひともあそこの用地については納得のいくというか、市民の皆さんに喜んでいただけるようなスペースに提供できればと思っておりますので、ぜひとも早期に都市整備、公園関係の皆さんと、場合によったら教育委員会も入ってくるのかもわからないですけれども、よくじっくり検討を進めていただきたいというように思います。
次に、吉祥寺の駅周辺の吉祥寺の新たなまちづくりについてお伺いをしたいと思います。
過日、去年の11月の建設委員会の行政報告の資料に、吉祥寺駅改良計画についてという資料が出されています。そこに、京王吉祥寺駅ビルは2010年度の建てかえ工事着手に向け、新ビルの基本設計及び施行計画を策定します、というようなことが記載されてあります。そしてまた、その裏面の論点4のところの具体の手法等については、2008年内を目途に市と京王電鉄の間で一定の結論を出すこととするというようなことが報告をされておりますが、確かに昨今の急激な経済環境の変化で、やはり企業の方も大変だと思うのですが、この計画どおり今のところ進んでいるのかどうか、その辺の状況についてひとつお尋ねをしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
188 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 京王の駅ビルの件でございます。これは2010年から建てかえに入るということで、京王が2008年の全体の計画の中で発表されたことでございまして、これにつきましては着々と進んでいると思っております。先ほどの経済悪化の影響を受けて、JRははっきり受けております。京王はどちらかというと定期のお客様が多いものですから、その点につきましては、京王はスケジュールに乗っているというふうに思っております。
189 【桑津委員】 ということであるならば、その下の方の今年度内にある程度何か合理的な、もう少し具体的に我々に示していただけるような、もう少しはっきりした方向性が出てくるというように考えていいわけですね。
190 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 駅ビルにつきましては、京王と私どもの関係各課がございますので、まちづくり条例をにらみながら、今、前段階の協議を進めております。駅前広場に面するビルでもございますので、なるべく公共貢献もしていただきなから、京王としてもいいビルを、それで南口としてもランドマークになるというような観点で、今プレでございますが、協議をしている段階でございます。
191 【桑津委員】 それじゃ、よろしくお願いします。
ただ、それにつけても、南口広場事業の進展については、やはりいかがなものかなと。昨年の予算特別委員会でも、ある委員からもいろいろとこの件について質問があったかと記憶しているのですけれども、今回南口については、予算が5,000万ぐらいですか、土地購入費ということで。昨年がたしか1億だったのですけれども、まあ半分ぐらいになって、あの辺の土地ですから、5,000万で買える土地というのは、ほんとに猫の額ぐらいの土地かなと思ったりするんですけれども、一方ではこういった形で京王さんとの合意も進めながら、あの辺の地域開発をしようとしている。また、先ほど来出た環境問題の中で取り上げた遮熱性舗装もパークロードをやるというようなことで、南口について少しは着目を、もっともっとスピード性を上げて、アクセルを踏んで開発指導といいますか、取り組みをやっていただかないと、このような予算規模だけを見ていると、遅々として進まずで、周りはできても、結局はあそこだけが取り残されるというような形で、余計またふん詰まりになるような開発になる。これはもう御理解いただいていると思うんです。ぜひとももっともっと力を入れて、入れていただいているのはよくわかるのですが、もっともっと馬力をかけて、この南口の開発については力を入れていただきたい。
いろんな委員からも言われていると思うのですけれども、やはりあのパークロードの、今のバスが入ってくる、あれは本当に異常なことですね。あれでよくけがをしない。あれだけぎゅうぎゅうだからかえってけがをしないのかなと思うんだけど、本当に早くあれは開発したいし、あの辺のビルも相当老朽化しているビルばかりですから、これについても考えていかなければいけないことだ。一朝災害があったときなんか大変なことがあそこは当然想定されますよね。ひとつ本当に力を入れて北も南もやっていただきたいと思います。その辺については、市長ひとつ在任中にやり終えるかどうか僕はわからないですけれども、ぜひ取り組んでいただきたいと思うので、その辺のお考えをひとつ教えていただきたい。
もう1つ、先ほど吉祥寺まちづくり推進委員会というような話が出て、これは地下利用の検討事業の拡大版だというような話がありましたね。ということは、もう少し広い意味で北口周辺のまちづくりを考えようということだと思うのですけども、前市長時代には吉祥寺グランドデザイン委員会というのがあって、それは今も残っていると思うんです。それとこれとのまちづくりというのは当然整合性を図られて進められるべきだと思います。その辺について、ぜひとも今後の進め方について教えていただきたい。先ほども出たかと思うのですけど、もう一度教えてください。
それからあわせて、吉祥寺のヨドバシカメラの裏手のところですね。あそこについてもいろいろと共同ビル化の構想も上がったことは上がったのですけれども、現状はとんざしちゃって、今のところ駐輪場なり駐車場にはなっていますけども、あの辺の開発については、ぜひとも市もあそこの事業者、外資の会社でしたか、外資だけじゃなくて地元の業者さんもビルをお持ちですものね、その辺でぜひともあそこの開発については積極的に取り組んでいただきたい。南も北も東もやっていただきたいところがいっぱいございますので、所長さんも体力があるように見えますので、ぜひともお願いしたいと思います。
市長、ひとつその辺の吉祥寺のまちづくりについて、今後具体的に取り組んでいくべき最優先のところはどこにあるとお考えでしょうか、お教えください。
192 【邑上市長】 今回の議会でも、吉祥寺問題につきましては、私も幾つか答弁をしておりますが、基本的にはやはり市が責任を持つべき話は、その都市の基盤であろうというふうに思っております。とりわけ吉祥寺については、交通基盤が脆弱であるということから、それに対処していかなければいけないというふうに考えているところでございます。
南口の問題もしかりでございまして、南口も、今担当の方で鋭意努力をして、地権者等々、交渉しているわけでございますが、もう1つは、南口広場とは一体何なのという、実は市民的にもなかなか認知されていない面もございますので、南口広場のイメージ図を今作成をしておりますので、それをどのような形で効果的に使えるか、ちょっと今精査をしているところでございます。
あわせて地下の問題、これも語れば長くなりますけども、やはり吉祥寺の駐輪場問題等を考えると、地上部での用地確保というのはなかなか困難であるということから、地下利用というのはぜひ進めるべきだと私は思っておりまして、ここ数年課題を整理して、議論をしてまいりましたので、ぜひ来年度以降には、具体的な計画づくりをしていきたい。ただ、地下問題だけではなくて、さまざまな計画が別個に動くのではなくて、それを総合的にとらえていく必要があるというふうに考えておりますので、それを庁内委員会でございますが、推進委員会を発足して、そごのないような形で総合的にまちづくりを考えていこうということで進めていきたいと思っております。
193 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 吉祥寺グランドデザインとの関係でございますが、グランドデザインというのは、あくまでも大きな方向性でございますので、具体の事業としてどうやって落としていくかということを議論していきたいと思っております。
それから、ヨドバシカメラの裏の件でございますが、委員おっしゃいますように、基本的には外資系のファンドでございますので、昨年の12月に事務所に来ていただきまして、いろいろお話を聞いております。基本的には、経営的には大丈夫だということでございまして、今後もあそこについて活性化方策を考えていきますというようなお答えをいただいております。
194 【桑津委員】 それにつけてもいろんな問題が山積していて、確かに吉祥寺事務所と、すぐそばの大林ビルには開発公社が入っています。ぜひとも連携をとっていただいて、コミュニケーションをよくして取り組んでいただきたいと思います。
小さなことで一つお尋ねしますけど、実はこの間評議員会が開発公社でありまして、今、事務所と協力して、この開発については、また地元商店街の皆さん方のいろいろと難儀されていることについても協力をして気をつけてくださいというような、対策を練ってくださいということはお願いしたんですけど、市からたしか、今回の予算の中に開発公社負担金というのがありますね、1,300万。これは派遣職員の方の人件費という形でお伺いしていますけど、細かいことでちょっとあれなんですけど、開発公社の予算書には1,200万になっているんですね、この金額は。そういったこともコミュニケーションをよくとっていただいて、こういったことが余りないようにすべきじゃないかと私は思いますが、ひとつよろしくお願いします。
195 【恩田まちづくり推進課長】 当該年度に開発公社に対する負担金として1,300万円計上してございますのは、派遣職員、管理職1名の給与等でございます。これにつきましては、一般管理職の1年間の給与の平均という形で計上させていただいているところでございます。
196 【田中委員】 それでは、まず最初に桑津委員から質問のあったことからいきますけれども、公共事業の前倒し、これは要するに、22年度に予定しているものを21年度に組み入れることは難しいですよというふうなことか、あと補正とかというようなあれが出ましたね。多分そういう意味ではなくて、例えば発注を秋にしようと思っていたのを春にするということだと思うんです、市長がおっしゃっている施政方針でも述べていることは。とすれば、それはどのぐらいの件数で、どのぐらいの予算規模のものを予定されているのか。ないならないでもいいですけどね。それをお答えいただきたいと思います。
それからもう1つは、これはきょうの午前中にちょっと聞いたことなので、いなげやの車が浄水場の敷地に入る件なんですけども、いわゆるあそこの会社と地元の人たちとの話し合いの約束では、右折しては入らせません、こういうお約束でした。もう1つは、じゃ、右折して入れないとすれば、北から向かった車や西から向かった車はどこかでUターンしなきゃいけない、そんな場所、それだと住宅街に車が入り込むんじゃないですかというようなことを問題提起して、業者もよく考えますと。たしかあのとき警察とも相談してというようなことがあったように記憶しておりますが、この件については、どのような情報を得られておりましょうか、お伺いをいたします。
それからもう1つ、武蔵境の南口のヨーカドーの五宿通りに面している駐車場のあれは出で、入りはないのですけども、あそこも最初にあれを開設したときに、高架になった場合はあそこからは出さないという説明を受けたように記憶しておりますが、それはなかったでしょうか。ヨーカドーのあれです。私の記憶違いかもわかりませんので、それはないと言ってくだされば結構ですけども、かなり今もう車がぼんぼん通るようになりました。それで、確かにあそこは整理員の方がついていますから、うまくとめているといいますか、いいんですけれども、これが高架になって相互通行になったとき、果たしてどうかなというふうに思っているんですけれども、そういう思いがあってちょっとお聞きしましたので、以上3点とりあえずお伺いをいたします。
197 【檜山都市整備部長】 先ほどの答弁は私もちょっと言葉足らずだったというふうに思っておりますが、公共事業につきましては、確かに現在の市内の経済状況も含めて、できるだけ前倒し発注をしたいというふうには思っているのですが、ただ、委員も御案内のとおり、工事については手順とか前後の調整がございますので、現時点でどれぐらいの規模が前倒し発注できるのかというのは把握できておりません。今後、鋭意検討したいというふうに思っております。
198 【北原交通対策課長】 いなげやの件でございますけれども、昨年の9月に大店法に基づきます交通協議等を行わせていただきまして、その席で事業者の方から、いわゆる出店経路はどうなるのかというような、資料ともども説明がございました。特に左折入庫というのは大原則だということの中で、特に南側から来る車については、経路をいわゆる武蔵高校の方の都道の方に入っていって、境町を右折をして、関前5丁目を右折をして、関前4丁目を右折をして左折で入るというような動線計画になってございましたので、それで交通量計算とかを行った資料が出されましたので、私どもの現場の感覚からすると、実際のお客様がそういう経路では来ないのではないか、特に南側からの方向性は、その想定は違うかもしれませんよということを指摘をし、特に桜橋、南側から来る車については、この配置ですと、関前4丁目を左折をし、関前5丁目を右折をし、柳橋を南におりて、三角形を回ってくる形で左側から入構するしか方法はないよというような御指摘もしました。その結果、事業者の方から、それに基づいたまた交通量を計算し直した調査が出されて、それで一応交通上問題がないのだというような説明があって、そういった経緯で最終的には整理をしたという段階でございます。
ただ、今庁内に大店法に基づきます委員会等も設置をされておりまして、特にその中で交通問題については、特にただし書きとして、交通問題に対して一言つけさせていただいておりまして、現実の出退店経路の状況によっては、周辺の交差点での渋滞や生活道路への車両の流入が生じるおそれがあるので、その場合は事業者として対策を講じろというような付帯意見をつけて、事業者側に示したという経過でございます。
199 【大塚まちづくり調整担当課長】 今のいなげやの件について補足でございますけども、住民とのお約束ということで、右折入構禁止ということは、あそこは指導要綱の物件ですのでわかってございまして、事業者には、事業計画当初から生活道路へは利用者が行かないようにということを指導で行ってございます。
事業者から聞いている情報といたしましては、オープン前の情報としては、オープンチラシにその辺の交通の注意書きをするというように聞いてございまして、オープン後についても、店内放送、また入口にはガードマンがつきますので、ガードマンにより誘導したいというようなことを聞いてございます。また、オープン後についても、指導要綱担当を投げ出すわけではございませんで、そこについては生活道路に行ってないということを十分確認させていただきまして、また事業者に指導していきたい、そういうように思っております。
200 【山家道路課長】 公共事業の早期発注ということで一つお話をさせていただきます。
経済対策というわけではなくて、工事の集中やら、いわゆる地元企業の育成やらで、ゼロ市債ということを従来から、御存じのことかと思いますが、ゼロ市債工事というのを発注しておりまして、いわゆる債務負担の一つの形で契約を年内にという形で、翌年度に支出を行うというものでございますけれども、道路工事においては、大体4路線程度ゼロ市債という形で早期発注して施行しているということでございます。
201 【北原交通対策課長】 ヨーカドーの問題でございますが、そのいきさつについては把握をしてございません。ただ、御指摘のとおり、高架になった段階で、一定あそこの出入りについてのあり方を見直す必要があるのかなというふうには今考えております。
202 【田中委員】 あの浄水場のところは、どう見ても武蔵高校の方まで行くわけないので、ぜひ住宅街に入り込んで、右折、右折で回ってくるようなあれを、地域の住民の方から迷惑がられないように、ひとつ指導をしていってほしいなというふうに要望をいたしておきます。
それでは、次に、いわゆる境北口広場の件でございますけども、ここで市民意見の収集や関係機関と協議しということをうたっておられます。要するに、あそこの北口の広場につきましては2つ考えなきゃいけないわけですね。ラッパの部分と、それから今使っているあの広場、タクシーが並んでいるあの広場。最初のころの話ですと、バス路線は8割方はいわゆるラッパの部分でUターンして、また北へ行くといいますか、それで東に行くのは1路線か、あるいは多くて2路線というような話がございました。それはこれからいろいろ協議をされるのでしょうけども、この21年度でやりたいこと、やろうとすること、そしてこの意見収集等はだれがやるんですか。というのは、何か委員会とか協議会とか地元の人とつくったりして、こういうことをやろうとしているのか、それとも庁内で市民の意見、例えばアンケートとか、そういうのがいいのかどうかわかりませんけど、何しろどういうふうな形態でこれをやろうとしているのかをお伺いしたいと思います。
それから、武蔵境駅舎周辺環境整備計画というんですけども、これは随分長く見ているね、この項目。通常は、要するに、武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会との絡みがあって、これは決算でも私はお聞きしたんだね、内訳はどうなっているんですかと。そのときはっきりお答えになれなかった。まちづくりパンフレットというのに幾らかかって、それで、それ以外の部分でどういう予算づけをして、何をしようとしたか。先ほど、どなたかの質問にお答えになられて、武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会への補助といいますか、それがあると。もともとここから出ていますから、それはわかっていますけども、その割合。その割合によっては、ついでに要望といいますか、質問をしてしまいたいと思うのですけれども、21世紀の武蔵境でしたか、それをリニューアルするということですね。あれは確かに境のまちがこれからどうなっていくのかなというのがある程度見えるものでしたよね。今、これからどのくらいかかるか聞かないとあれなんだけど、どの程度新しい情報を入れてリニューアルするか、答弁でも、今わかっているものを入れていきたいというあれでしたね。そうすると、どの程度のボリュームになるのかということと、まだまだ北口部分においては、わからないことがものすごく多い。そして、やっていることがばらばらにやっている、そういう印象です。
だから、個々に聞けば、例えばどなたかの質問で、天文台は相互通行ですか、いつからですかという。いつから相互通行になってという、そういう話も出る。僕なんかも常に言っている環境側道のあれはどういう性格づけにするんだということを言っている。その一つ一つをお伺いすると、ちゃんと答えは返ってくるんですよ。だけど、境のまちの、例えば5年後──5年後には大体すべて完成するでしょう。新しい駅も、広場も広がって、駅舎もつくられますね。そうなったときにはこうなりますという全体像が見えてないんです。僕は、どうせつくるならそういうものにすべきだと思うのですが、いかがでしょうか。そこまでお願いします。
203 【星武蔵境開発事務所長】 まず、北口広場の件でございますけれども、委員おっしゃるとおり、その2つの部分がありまして、あのラッパの部分というのはロータリーの部分で、また、今の通常といいますか、現状の武蔵境の北口というのは、バスが5バースありまして、全部縦列で並んでいるというような状況なわけですけれども、その約35メートルの南北の部分にタクシープールと、あと駅に近い部分に関しては車寄せというような形で、なおかつ東に流す動線というようなことで、駅前に関しては人が待ち合わせのできるような形で、ちょっとせり出したような形の広場を考えている。先ほどお話がありましたように、バスに関しては、基本的には、そのラッパの部分のロータリーの周りで乗降させる。基本的には、北口広場の計画をされている中でバスは全部処理をしたいというふうに考えています。
そういった中で、例えば21年度においてバス、タクシー事業者、あと電気、通信事業者等々の協議ですとか、それから意見収集ということでやっていくわけですけれども、今、必ずこうしたいというような意見収集の方法というのは、何案かあるのは事実なのですけれども、例えばスイング等で、ある一定期間、オープンハウス的な形で場を設けて意見を聞くという機会を設けるですとか、または資料をつくって、より広くそれを配布させていただいて意見を聞く。また、ホームページ等で公表して、その中で意見を聞いていくというようなことで、なるべく広い方から意見を聞いていければというふうに思っております。
それはだれがやるのかということですけれども、当然市ということですので、所管は武蔵境開発事務所として行ってまいりたいというふうに思っております。
それから、周辺環境整備事業の中の武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会への支援の部分と、それからパンフレットの内訳の部分ですけれども、金額的に申しますと、来年度の予算に関しましては500万という中での内訳に関しましては、パンフレットのリニューアルの部分が150万、それ以外の支援の部分が350万という形で考えております。
武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会の支援の部分に関しましては、総会ですとか、あと懇親会、幹事会、それからまちづくりニュースの発行、それから、サイン部会の運営、それとふれあい花壇の維持管理というような中で今考えています。
204 【田中委員】 150万パンフレットでどのくらいのものができるのかなというふうに思うし、今現在、リニューアルして、中途半端なものになりそうだなというような気もするんですね。もう少し、例えば駅下のことを含めたり、例えば交通体系のことも、先ほど言ったように5年後にはこういうあれになりますということの方が、ここで150万円かけるよりはいいのかなと私は個人的には思うのですけども、どうお考えですか。とりあえずはリニューアルしても、十分な情報を市民の方々に与えられるかどうか、そう思われているかどうかお聞きします。
もう1つは、私は駅場協の活動の中でサイン部会、正直言って何を目的にといいますか、やっていらっしゃる活動はわかるんです。だけど、最初私も個人的には、市民募金をしたでしょう。今、七、八百万ぐらいあるじゃないですか。それを使って何かシンボル的なものをやるためにやっているのかなと思ったら、それともちょっと違うんですね。ですから、サイン部会の活動と目指すもの、これについて2点お聞かせください。
205 【星武蔵境開発事務所長】 まずパンフレットですけれども、当然武蔵境駅周辺を中心とした、これからのまちづくりをどうするのかという、その中で当然決まってない部分もあるのは事実です。事実ですけれども、当然一番最新の情報を伝えるという役目があると思っております。そういった中で、いろいろ精査しながら、そのパンフレットに盛り込んで、その時点で一番最新の情報という形で提供してまいりたいというふうに思っております。ですから、ちょっとボリュームに関しましては、例えば全体的な交通体系ですとか、環境側道ですとか、高架下ですとかという中で、今ある「いま21世紀へ-SAKAI-」、表題は絶対に変わってしまうというふうには思うのですけれども、今一番最新の情報として提供していきたいというふうに思っております。
それから、サイン部会ですけれども、これは19年の夏から始めたものですけれども、確かに今まで武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会の方たちがいろんな活動をされていたということも、私も書類になっているものですとか、また、武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会の方からじかにいろんなお話を聞いた中で、今まで計画していたものが実際に形になっていくというときに、もう一度まちを見直す、またまちに興味を持ち直すというんですか、必要があるのではないかという中でいろいろ協議をして、ちょっと単年度ではなし得ないかもしれないけれども、なるべくいろんなというか、武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会の活動している人を一人でも多く取り込むような形で、武蔵境がどういう形でよさを感じているのかとか、どういう形にすることが武蔵境の魅力であるのかという、正直言ってその一つの形になったものが南側の駅舎連続施設だというふうに思っているんですけれども、例えば武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会の総意として駅舎連続施設ができたときに、本当にそれができてみんながうれしいとか、いいとかいうふうに思ってくださっているのかということが非常に大事なことだと思うのですけれども、それに関してはいろんな御意見を聞いているのは事実でございます。それと同じように形になることそのものが、自分たちがつくったというような形にすることが私はすごく大事だと思いますので、そこにつなげるのがサイン部会であるという位置づけで今取り組んでいる状況です。
206 【田中委員】 私も機会あるごとに武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会がやってきた功績に対しては申し上げているところだし、今も活動には感謝しているところです。これの誕生のいきさつもお話をさせていただきました。今委員会でも、代表質問で言ったのかな、要するに、境の武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会というのはあらゆる階層の方が集まっていらっしゃる、これはもう事実なんです。例えば先ほど質問をした北口の広場の構築等についても、武蔵境駅舎、広場、まちづくりですから、この3つをやろうとしているのが武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会です。ですから、ぜひそういう人たちの意見もうまく活用していただきたい、これを要望しておきたいと思います。
自転車の関係で2つお伺いをいたします。かえで通りが自転車専用道ができるということで、三鷹市側が今工事をやっております。正直言って、あそこを通ってもちょっとどういうふうになるのか見えなかったんです。特に今、交差点部分をあれしているのかな。そこで、車道をいじめているというか、車道を狭めてつくっているのはわかるのですけれども、そこら辺のつくり方、自転車道の幅も含めて、どういうあれかを教えていただきたい。それが1点。
もう1点は、右折ラインが下手するとなくなりそうなところもあるんです。ここら辺はどういうふうに聞かれているというか、あれなんでしょうか。絶対それは自転車道をつくっても、右折道はなくならないのかどうか、この2点。
それからもう1点は、三鷹のツインビルの駐輪場の件なのですけども、これもいろいろ御意見が出ておりました。それで、三鷹の北口、まあ吉祥寺もそうなのですけども、やっぱり歩道駐輪が一番問題で、担当の方もツインビルの地下の方におさめたいと。だけど、三鷹もだんだんふえてきまして、そういくかなというような御答弁を聞きました。
そこで、ぜひやってほしいのは、1,500台あそこが用意できたら、もう歩道の駐輪は絶対許さないという姿勢でいってほしいんです。もしそれでも収容し切れなかったら、今平場で置いている一部を2階建てにしてでも歩道は絶対とめさせない、とめないんだと、こういう決意でやってほしいんです。そうしないと、市長がおっしゃっている歩いて楽しい道なんかできませんよ。そういうことでいけば、三鷹はモデル事業になりますよ。ですから、そこら辺御決意のほどを、これは市長に聞いた方がいいですね。担当の方に聞いてもかわいそうだから、そこら辺は市長にお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。
207 【北原交通対策課長】 かえで通りの整備の件でございますが、三鷹市側の整備については、武蔵野市との市境といいますか、通称連雀通りでしょうか、あそこから南側で、いわゆるかえで通りのサンドラッグぐらいのあたりまでが20年度区間ということでして、現在の道路断面構造が、全幅が16メートルで、2.5メートル、2.5メートルの歩道があって、真ん中に11メートルの車道があるというのが基本構造です。そのうち11メートルの車道部分のうち、両側に2メートルの自転車道を整備するというのが基本的な断面構造という形になっております。
右折レーンのところについては非常に悩ましいというか、そういう検討を三鷹市でもされているようですけれども、やはり歩道の部分を若干拡幅する形で自転車等を上げていく構造というんでしょうか、やはり右折レーンについては残していく方向で、かなり自転車側を無理をするという言い方はおかしいですけども、歩道側をいじめる形での構造整備というふうに聞いております。
208 【邑上市長】 三鷹駅北口の開発に絡みまして、せっかく地下駐輪場という場所を得たわけですから、基本的にはやはり歩道上の駐輪をすべてそちらに収容するという方向だというふうに思っております。その後、ふえる自転車につきましては、先ほど御提案いただきましたようなところで工夫をして、何とか歩道上の駐輪は認めないという方向を打ち出していきたいというふうに思っております。
209 【田中委員】 最後にします。
ちょっと変わりまして、いわゆる環境舗装の事業と、それから狭あい道路についてお伺いをいたします。
透水性の舗装を今後やっていくということで、モデル地区というか、モデル場所といいますか、やっていくというふうなことでしたけども、この事業自体いい事業だなというふうに思うのですが、この透水性の舗装については前に手がけませんでしたか。失敗していますね。失敗しているというのは、やっぱり目詰まりしちゃって、余り効果が出なかったというあれがあるはずです。それとはもう全く工法も違うんだ、御心配なくということなのか、ちょっとそこら辺を御説明いただきたいと思います。
それから、狭あい道路については、職員の皆さんは大変努力をされて4メートルにしようということでやっていらっしゃいますが、基本的には建てかえのときとか、そういうときに本来の4メートル、中心線から2メートルですから、それを確保していただくということで広げていくわけですね。
ときどき、あと1軒か2軒塀を引っ込めてくれると、その通りが広くなるのになというところを見かけるのですけれども、そのお家が塀を引っ込めることで家まで壊さなきゃいけないというなら、これはしようがないのですけれども、塀だけ、あと例えば50センチ内側に寄せても家は壊さなくてもいいというところをときどき見るんですね。ここがちょっと広がったらいいのにと、こうなるのですが、多分職員の方も、どうですか、やってくれませんかということはやられていると思うのですけども、基本的には家の新築、改築等で引っ込めるというあれですから、市は塀に対する補助はいろいろあるでしょう。ブロック塀を生け垣にするとかという補助はお持ちなんですけども、そういう人に引っ込めてもらう補助というのは持っていらっしゃらないと思うのですけども、ケース・バイ・ケースなんですけども、そういうことをお考えになるというあれはないですかね。また、いや、そんなこといったって、補助を出すからといって、塀を新しくしてくれませんよと言われればそれまでなんだけど、何か僕はちょっとこういう補助をしますからやってくれませんかというと進むのかなというような気もしたものですから、そういう補助制度というのを、あと本当に1軒か2軒というようなときに、そういうものというのは考えられないのかなと思うのですけども、いかがでしょうか。
210 【山家道路課長】 まず透水性舗装の目詰まりの件でございますが、済みません、とんざしたというのがはっきり私の方で把握しているところでございませんが、目詰まりの懸念については従来から指摘されているということは存じ上げておりまして、この目詰まりの件につきましては、実は透水性舗装については、23区の中では3区が本格的に実施しているということでございまして、そういった中でどういった対応をしているかということで確認しているところでございますが、現在、話を聞いているところでは、高圧洗浄すると、今のところ、4年に1回とか、そのぐらいは高圧洗浄したいというふうに考えておりまして、1度高圧洗浄すると、機能が8割回復するということを聞いておりますので、こういったことも確認した上で今年度予算化しているわけですが、今後またそういった動向も踏まえながら、追跡調査も実施いたしますので、また、そういった機能の状況を踏まえながら事業を進めていきたいというふうに思っております。
もう1つ狭あい道路につきましては、委員御指摘のとおり、現在武蔵野市では狭あい道路で支障となっているブロック塀等について後退していただく補助制度は設置しておりませんが、実は他の区等ではそういった制度を持っているところもありまして、国庫補助の対象にもなるという話は聞いておりますので、今後、制度の見直し等に合わせて、そういう制度が可能かどうか慎重に検討していきたいというふうに思っております。
なお、狭あい道路につきましては、従来基本的には建てかえに合わせて後退していただくということを進めていたわけですが、21年度からは、少なくとも塀が後退していて、道路整備ができそうなところにつきまして、一応予算でも3路線予算計上しておりますので、そういったところにつきましては、新たにお声かけをさせていただいた上で事業に協力していただけるということが可能でしたらば、狭あい道路の拡幅を整備していきたいというふうに思っております。
211 【井上技監】 透水性舗装の失敗したということなのですが、そのころは、はっきり言って透水性舗装という議論ではなくて、アスファルト舗装には密粒、それから開粒とありまして、一般的にはその開粒につきましては歩道のところによく使っていたんです。ちょうど市役所の目の前、重要な路線なのですが、そこにつきまして、今言った開粒舗装をやりました。一つはやはり透水性もありましたけれども、一定のものの中で考えていくと、1番は耐久性がやはりなかったということがございます。それで、私どもとしてはもうそこしかやらないという状況がございました。
ただ、その後に車道等のことにつきましては、市長の方からよく提案されています保水性舗装だとか、排水性舗装、これは当然ながら一定の水をまいたり、要するに水を保たないといけないということがございますけれども、これについては東京都も実験をしていますし、今、高速道路なんかは雨が降って走ると、センターラインというか、追い越しラインがよくわかりますね。あれは排水性舗装とか、ああいうものなのですね。ですから、当然ながら、先ほど道路課長の方から説明しましたように、透水性舗装ではなくて、当面は密粒でいくんだけれども、最終的に安全だとか環境だとかというものを考えれば、交通量が多いところについては、少なくともそういう面も含めて、透水性舗装とは言わないのですが、そういう効果のあるものについて今後検討していくべきだと思っています。
212 【深沢委員】 4点ほどになるのですが、一番先にやるものは一番でかい問題で、まちづくりの問題であります。それは総括的にさせていただきますが、その上で各論的に3点というのは、1つは吉祥寺の話、もう1つが、先ほどもそれらは全部出ていますが、いわゆる環境の立場からの道路づくり、自転車道の問題、それからもう1つ、最後が外環道路のその後の進捗についてということで、外環道路問題、こういう順番でお聞きをしたいと思います。
先立って一番大きなまちづくりという問題ですね。これは図らずもこの土木費の最初の方で落合委員が聞かれたことと趣旨において全く一つなのですが、都市マスタープランの問題も含めて、新たな時代のまちづくりに向けて、結局はどういうまちを武蔵野はつくるか、どういうまちづくりを進めるかということになるわけですが、先ほども落合委員の方から、その核になるものということかな、聞かれていました。要は、どういうまちをつくるか、どういうまちを目指すかということなのですが、言ってみれば扇子を広げるときに、かなめの部分があって扇子が広がっていく。いわば核というのは、このたとえがいいかどうか、扇子で言えばかなめの部分だろう。これがあってぐうっと開いていって、一つの世界を織りなしていく。そのかなめの部分が何かということを聞いたというふうに私は理解しているのですが、違いますか。
そうですということです。これは非常に重要で、もう1つは、開いたときの全体というのは、先ほどちょうど図らずも前の質問者である田中委員が聞かれた武蔵境の一つ一つはよくわかるけど、全体がどういうデザインになるのかが見えないという、そのデザインというのが、扇子を広げたときの全部かと。これはたとえがいいかどうかは御批判をいただきたいのですが、そういうことで、そのかなめの部分が何かということで、文化とか芸術という言葉がさっき出されました。市長の御答弁は、各3圏域なら3圏域それぞれの地域で歴史がある。したがって、そこの地場の歴史のオリジナリティーに沿って、これまでの過程を踏まえて新たなものをつくっていくんだという御答弁だったのですが、もう一度この点を聞きたいというのが1点目なんです。
私は、それははっきり明言をしますが、文化であると。文化都市武蔵野をつくるんだということだと私は思っています。この文化というのは、単に京都のように、あそこは余りにも豊かな歴史資源と文化財があり比較にならないかもしれませんが、必ずしもそういった資源がなくても文化都市ということは創造できる。それは広辞苑なんかで調べると、人間の精神みたいな、文明に対する文化、こっちは技術的発展に対して精神性というか。例えばコミュニティを大事にする、これもやはり一つの生活様式の文化ですね。それから、生け垣を、前土屋市長の時代に助成をスタートした。生け垣のあるまちというのは非常に文化的なものを感じる。それから、雑木林を大事にしている。あるいは最近で言えば、武蔵野の温度を1度下げるという、これも一つのみんなでやろうとする生活様式を想像しようということだから、これも文化というふうに言える。
ちなみに広辞苑でそういうことが書かれているんですね。「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住を初め、技術、学問、芸術、道徳、宗教、政治など生活形成の様式と内容等を含む」と。文明とはほぼ同義語に使われるけれども、さっき言ったように、片や技術的な発展に対して、片や精神的な意味合いを込めるという意味での文化、こういう文化都市。武蔵野市はそういう素地が十分あるわけです。例えば、道の名前をつけるにしても、例えばうちの近所の東町ではうぐいす小路とか、通称、愛称を含めてですね。それから、十一小路とか、これはほかの地区でも、そういった愛称、通称というのはいっぱいあると思いますが、もう既にそういう素地が、市長が言われるように各地域、地域でそれぞれ素地がある。これをどう発展させていくかというときの扇子のかなめになるのはどういうまちの様子かというと、その文化という、今総合包括的に文化という言葉を出しましたが、まさにそれがかなめで、それを軸にして開かせていく、そういうものだというふうに私ははっきり申し上げますが、代表質問で環境と福祉の時代が来たと。それから、これを担うべき子どもの子育ての時代であるということを申し上げました。これも全部文化なんです、というふうに私は考えています。
そういう意味で、都市マスタープランの改定にしても、これは景観ということを考えるときも、我々も法政の跡地の問題では大変いろんな経験をしましたが、高さの問題も、それから私どもの会派でも、松本議員なんかがよく言う色彩、カラーポリシーという問題も、ひとえにそういうくくりの中でどう位置づけていくかというふうに私は考えるんです。それを市長はどう考えるのか、これをお聞きをしたいんです。
これが聞きたいことのすべてなんですけれども、これをまず聞いた上で、あとは短いですからよろしくお願いします。
213 【邑上市長】 まちづくりをこれから進めていくに当たって、最も一番基本は安心・安全です。これは間違いありません。安心・安全なくして、市民の生活は成り立たないわけでございますので、市としてもそれを最大限にまちづくりの視点としてとらえていくというのは、これは当たり前の話でありまして、どの自治体でも、どの土地でも、その安全・安心というのが最優先されてまちづくりは行われるというふうに思っております。
しかし、そこでやはり武蔵野市に住む意義というか、それを考えると、武蔵野市ならではのさまざまな個性を堪能できるといったようなことが大変必要でございます。それが魅力につながっているというふうに私は理解をしてございます。武蔵野市は60年を超える市政の歴史もある中で、それ以前から多くの文人墨客が活動し、それぞれの文化的な積み重ねもしてまいりました。文化人だけのまちではございませんが、さまざまな市民のそういう素地のもとにさまざまな活動をする中では、やはりキラリと光るさまざまな文化的な活動もしてきたのではないかというふうに思っております。
これからの都市を語る上でも、やはり武蔵野市ならではのさまざまな積み重ねを生かした、全く新たにつくるのではないと私は再三申し上げてございますが、今まで積み上げてきた一つの大きな武蔵野文化というべきものなのかどうかわかりませんが、そういう大きなベクトルを受け継いでいくという中で、都市の形成を図っていくべきではないかというふうに思っております。
10年前に制定をいただいております都市マスタープランの中でも、全体構想では、環境・共生・生活・文化創造都市武蔵野といったようなことで、ここでも文化という言葉を大きく語られておられます。これは恐らく大きく変わるものではないというふうに思っておりますが、さらに我々が今、今日的に抱える課題も、都市マスタープランではその課題を受けていかなければいけないということもございますので、大きく長く見据える都市像を描きながら、かつ今日的な課題について大いに議論をして、それを都市マスタープランに反映できたらなというふうに思っております。
214 【深沢委員】 ベクトルは、したがって、私が申し上げたようなベクトルと大体一致している、そういう御答弁というふうに解釈をいたしましたが、そういうことでよろしいですね。
そこで、武蔵野市政始まって61年ですね。それで、これは実は井上技監にこれまでの歩みを振り返って、ちょっと御感想をいただきたいのですが、いわゆる最初のうち、上下水道も道路もまだ引かれていないという時代に、そういった都市インフラを基礎からつくり上げてこられた。当時はじかに穴なんかも掘ったという話をよく聞きました。そうしたいわば基本構造をつくりつつ、今日の武蔵野市を行政の立場で築いてこられたということで、例えば一つの例を挙げますと、公園を見ても、よその公園とやっぱり遊具の内容や置き方、それから緑、木々の配置とか、それから、例えば遊具でも、雰囲気というか、ほかのまちの公園と違う。私は全国で武蔵野市の公園が一番好きなんです。その空間と緑を見事に生かしている。これもやはり文化ある武蔵野市ということをおのずからなる感性として皆さんが持っていないと、こういうものというのはできてこないというふうに私は思うんです。
そういう意味で手がけてこられた井上技監、ぜひ一言何か、未来へ向けたまちづくりに向けて、長くなくて結構ですから、いや、長くてもいいですよ。
215 【井上技監】 私はちょうど42年前に、昭和42年に入庁いたしまして、39年に吉祥寺の都市計画決定をし、事業認可を取得して、42年から事業に着手した。そのときにたまたま用地の買収を始めるということで用地課に配属されたわけでございます。吉祥寺につきましては、昭和62年に北口広場ができて、一定の事業の進捗を見た。それが今、思えば、住みたい町ナンバーワン、これは私にとって非常に誇りに思っていることでございます。
それともう1つ、その次には下水道の水洗化普及を図るための全市普及、これは三鷹市が1年前にそれを達成したわけですけれども、私どもは昭和62年にたまたま、吉祥寺と一緒でございますけれども、62年に全市の下水道普及が完成し、水洗化が可能になったということでございます。それもまたここで、3月いっぱいで退職するわけですけれども、今度は逆にこの42年間という中で、今度は再整備をやっていくという形がありました。
私が次に行ったところが、ごみの最終処分場、これは三多摩地域全体の最終処分をどうするのだという形の中で派遣されました。今は谷戸沢処分場が終わりまして二ツ塚になってございますけれども、そのときにはちょうど今の小金井市みたいな形の中で最終処分が、極端な話をすると、茨城県だとか、そういうところに不当投棄が相次いでいたということもございまして、都下の32町村で構成する清掃連絡協議会という中で最終処分場を一部事務組合でつくっていくんだという形が示されました。私としては、そのときの経験で今の自分があるのだと私は思ってございます。
それは何が言いたいかといったら、やはり外に出て武蔵野市を見れたということでございます。特に先ほどから言っています吉祥寺東町の地区計画につきましても、そういうことを経験したから市民の方から誹謗中傷、いろいろな形で受けました。でも、それは耐えられたのではなかったかと思います。
それともう1つは、その吉祥寺東町地区計画に例えますと、市長が職員も市民のところに出ていけという、これで今ここにいる私ども職員が前面に出てこそ初めて、武蔵野市始まって以来の地区計画ができたのではないかと、私は本当にこの職員を褒めてやりたいと思ってございます。
まあ、そんな経験の中で、また最終的にごみにかかわりましては、きょうもあるのですが、クリーンセンターの市民検討委員会に参加させていただきます。これも何かの縁ではないかと思っています。要するに、着手して、最終的にまたやめるときにも同じような形でかかわらせていただいた。これは本当にありがたいことだと思ってございます。
また、今都市マスタープランの話が出てきてございますけれども、この都市マスタープランにつきましても、当然ながら議会の皆さんで審議していただいて議決をいただいている基本構想・長期計画、それから東京都が定めています都市計画区域のマスタープラン、これは上位計画でございますけども、これらに伴って私どもが都市基盤に伴うものを定めたものがこの都市マスタープランでございます。
ただ、そうはいっても、いろんな形の中で、この前斉藤委員の方から質問がありましたように時代が変わってきてございます。ですから、その辺も含めた中で、私どもとしては、今までは行政主導でやってきましたけれども、少なくとも武蔵野市の今までの先人がやってきたもの、それから、例えばこれから財源が非常になくなってくるという中で、特定財源を取ってくる、これはやはり今まで築いてきた人脈等も含めてこれからのまちづくりをやっていくべきだと思ってございます。
いろんな形の中でいろんな思いはあります。ですけれども、やはり今言ったように一つは生活核都市、それから環境共生、それからここに5つの生活像を描いてございます。これは私はちょうど結婚式の主賓でごあいさつしたときにも、ここに書いてある5つのことについて、自分がやる場合にはどうなんだという形でやりました。ぜひ武蔵野市も市民のためのまちづくりということで目指すべきこの生活像を目指して、ぜひこれからも皆さんに頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
216 【深沢委員】 どうもありがとうございました。まだまだ言葉は尽きないと思いますが、また、今後いろいろな場面で御教示をいただきたいと思います。
確かにそのとおりで、基礎構造、市長が言う安全・安心ということの確保、これは法律上も自治法で生命、財産を守っていくという義務といいますか、そういう役割もあるわけですから、それは基礎構造にそういった安心・安全、それから都市基盤というミニマムのインフラ整備、その上に立っていろんな花が咲いていくというか、そういう全体像の中でぜひとも文化的な武蔵野市をさらに一層敷衍をしていきたいと私も思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
そこで、各論3点を手っ取り早くやらせていただきますが、吉祥寺グランドデザインの問題は、再三にわたって出ておりますが、私は資料を請求して出していただいたので、実はこれは総務部人事課側に出していただいたものですから、総括のところでお聞きをしてしまったのですが、吉祥寺のまちづくり、それから境のまちづくりと、歴史はそれぞれ違いますが、やってきたその比較表、職員体制、職員数、武蔵境開発事務所、吉祥寺まちづくり事務所、一方は昭和56年から、もう1つは平成15年からということで、人数の表を出していただいたのと、武蔵境駅周辺の整備状況ということで、今総事業のうちの78%の進捗率があるということで、これは既に総括で質問させていただき、一定の答弁もいただいたわけですが、境は昭和60年の都市計画決定のときは7名いて、当時は部長クラスの方もそこに出張って境のまちづくりに本格的に取り組んでいた。実は今の吉祥寺も、さっき広場、駅舎、まちづくりとありました。まさにそのものが今吉祥寺で目の前の課題となっているわけです。現在、境が3名で頑張っている。吉祥寺の方も3名ということなのですが、ちょっと私が吉祥寺地区だから言うわけではないのですが、しっかりとグランドデザインの目の前の課題をきちっと達成できる体制でぜひとも臨んでいただきたい。
先ほど来出ているだけでも、南口広場、東部地区まちづくり、地下空間活用、駅舎改造による自由通路や周辺整備という問題があるわけでありまして、一挙にこれが、この3カ年から5カ年ぐらいの間にどんと来るような形になろうかと思います。
その点をもう1回お聞きしたいと思うのですが、市長はしっかり総力戦で体制を整えたい、そういう趣旨の御答弁だったので、ここでもう一度聞かせていただきたいということがまず一つ。
それから、南口の広場造成については、今回の予算で土地購入費が、さっきの説明で減額になっているということなのですが、これはどういうことなのかということ、これをちょっとお聞かせください。
もう1つは、東部まちづくりについては、先ほど来も地域の議員からも提起がありましたが、駅舎の改造と同時に、東部、いわゆる交番を渡った東部側、ロンロンの高架下のお店があるところ、この部分も改造になるわけです。そうすると、東部まちづくり、東部といった場合に、この線路の南も含めてトータルで東部というふうに、以前は北側だけというイメージがあったのですが、今は全体、吉祥寺南町も含めてですけれども、そうすると、あの部分の駅舎がどうなっていくかというのは非常に大きな、いわば駅舎というのは顔ですから、まちづくりに影響を及ぼすものと思っております。これについて、先ほどもちょっと出たと思いますが、今後のプロセスといいますか、スケジュールが示されているのかどうか、またどういうふうに協議を進め、どういうふうに地元のいろんな声というものが反映し得るのか、あるいはどうその辺を出していくのかというあたりについてお聞きをしたいというのがこの吉祥寺のうちの細かい3点目です。
ついでにもう1つ言ってしまいますと、自転車レーン、自転車道ですが、これは代表質問の前の一般質問でやらせていただきました環境ということを考えた道路づくりということで、まさにこれから本当にふさわしい道づくりをさらに進捗していってもらいたい。候補地で、私なんかあそこがいいなと思うところが幾つかありますが、それはまたおいおいやっていくとして、ぜひかえで通りを大成功に導いていただきたい。それこそモデル地域になるように期待をかけております。先ほどもいろんな質疑応答があって諸問題もあるようですが、ぜひクリアしてよろしくお願いしたい。これは要望にしておきますが、何かお答えがあればお願いします。
それから、最後の大きな4点目についてもやってしまいますが、外環の問題で、この議会が始まって11日に特別委員会がありました。一つは、きょうが23日ですが、この間、その後、国や東京都の動きとか、全体に関する動きは何か出ているでしょうか。それを確認したいのが一つ。
もう1点ありますが、それは11日の特別委員会の折に市長の名前で出す要望書、国や東京都に対して1月に示された対応の方針素案、これに対して自治体としてしっかりと意見を言うべしという立場から、この際、市が議会の外環道路特別委員会の意見も、それから市民の意見はもとより、総合して市の意見を集約して市長名で出すということでございました。その後の経過についてお聞きしたいのですが、その折に、ちょうど今委員長であるやすえ特別委員から、市長みずから政治姿勢としてそれを持っていくべきであるという意見が出されましたが、それも含めて2点目にお聞きをしたいということでございます。
217 【邑上市長】 まず吉祥寺のまちづくりに関する市の体制ということでございます。これはさきの御質問でもお答えしておりますとおり、吉祥寺はさまざまな事業がこれから予想されるわけでございますし、それを吉祥寺まちづくり事務所だけでは到底担い切れない、これは当然のことでございますので、オール武蔵野市役所という形で体制を強化をしていくというのは、これは当然のことでございます。
さらに、現場でのさまざまな課題を適宜対応しなければいけないということも、当然あるでしょうから、総合的な体制の中で、どのような現場での、あるいは窓口としての体制が必要かどうかについては、よく検討していきたいというふうに思っております。
最後にお尋ねの外環道路につきましては、外環道路特別委員会でもお話をしましたとおり、市としての要望書をまとめたところでございます。これに関しましては、市民の皆さんがパブリックコメント等で意見を出された、あるいは外環道路特別委員会の中でも委員の皆さんから幾つかの意見をいただいていたことも踏まえて、市としての要望をまとめました。そして、時期がやや遅くなったかもしれませんが、先週、3月19日に国土交通大臣あて、そして東京都知事あてに要望書をそれぞれ持参をしまして、直接私もその趣旨を説明し、そして文書等で回答いただきたい旨をあわせて申し述べ、要望を出してきたところでございます。
その内容については理解をいただいたところでございます。回答につきましては、いつ回答するというのはまだいただいてございませんが、とりあえず先週の段階ではお伝え申し上げたところでございます。また、その後につきましては、特段大きな動きにつきましては情報としてはまだ入ってございません。
218 【郡吉祥寺まちづくり事務所長】 体制について1点だけ申し上げさせていただきますと、私が常々感じますのは、例えば、昔、吉祥寺まちづくり事務所ができたとき、例えば武蔵境開発事務所ができたときと大きく違いますのは、既にもう市民の方々の中にいろいろな協議会ですとか、いろんな機構ができているというところは全く違うと思っております。そういう意味では、市の体制も必要ですが、市民の方との協働ということでいけば、そういう皆さんと一緒にやっていくという意味で、私どもの事務所が決して大きくはないのでということはございますが、その方たちと連携しながらやっていくという、今機能をやっているところでございます。
また、今後につきましては、いろんな事業が出てきたときに、市としての体制が必要であれば、それは拡大していくということになろうかと思いますが、私どもはやはり市民の方々とか地元の方々といかにやっていくかということでは、全く時代背景が変わっているという気がいたしております。
それから、南口の土地購入につきましては、経済状況とか財政状況等を勘案しましてこのような計上をさせていただきました。
それから、東部でございますが、確かに駅改良、それとロンロン、大きな要素がございます。またそれ以外にも、あそこには区画道路網も入っております。それから地区計画も動いております。そういうことと、また、先ほどの話ではございませんが、東部まちづくり協議会という方々が一生懸命やっていらっしゃいますので、そういう方々と連携しながら、東部地区の活性化についても進めてまいりたいと思っております。
219 【深沢委員】 まず外環道路については、市長、御苦労さまでございました。政治姿勢として、当然私も市長みずから先頭に立って、これは国、東京都を向こうに回している話、協力もし合いつつ、やはり意見を言わなければいけない。要望書という、我々の手元にも届きまして、ありがとうございました。今後とも市を代表するお立場で、ぜひ立つべきときは先頭に物理的にも立っていただいて、ともに頑張っていきたいと思っておりますので、これは感想として申し述べておきます。
それから、吉祥寺の話、御趣旨はまことにごもっともで、ぜひ大変だろうけど、頑張ってもらいたい。やっぱりまちづくりは、最後は人間関係をいかに信頼のきずなと、温かい意味での血の通ったような人間関係ができていくかということが、最後の決め手で、最初で最後じゃないかという気がするので、そういったいい関係の構築ということには、体も使うし、神経も当然使うのでしょうし、現在3名であるということなのですが、ぜひそこの勘案を理事者の皆様にも十二分にいただいて、武蔵境地区もある意味では全く一緒だと思います、そういう次元で言えば。未来のまちづくり創造へ向けて、よろしくお願いしたいということを申し述べておきます。
今のあれでもう1点だけ聞かせていただきますが、駅舎改造によって東側の部分も、吉祥寺本町1丁目と吉祥寺南町のあそこを含めて、あそこに入っておられるお店なんかも今度は改造されることによって移動等もあり得るわけですね。それはあくまでも民間会社であるJRさんの、またさらなるそこの事業体の経営会社があると思うのですが、それは内部問題とはいえ、たしかあそこは私がちょうど前土屋市長の1期目の最後、昭和62年に、さっきもありましたが、吉祥寺の再開発事業が達成された、あの広場が造成されて、あの広場造成の折、あるいは再開発事業の折に、移動、つまり代替地としてそこを協力してくれた皆さんへの一つのあっせんといいますか、としてもそういう使い方をしたというふうに記憶しておりますので、そういう意味では、吉祥寺のまちをつくってくれることに寄与してくれた実績のある方々だろうということもちょっと考えますと、ぜひあの部分は本当にいい東地区の駅舎の一つのまちの顔として、市民から親しまれるようになってもらうのはもとより、中にいる権利者の方々のことも心配になるので、市としての裁量がどの程度あるか私はわかりませんが、ぜひそういったこともよろしくお願いしたいと思います。これについては何かお答えできることがあったら、それだけお聞きしたい。それで終わりにしたいと思います。
220 【会田副市長】 いわゆるJRの高架下の部分の店舗部分のことと思いますけれども、先ほども答弁申しましたように、東京圏駅ビル開発のいわゆる改築計画というんでしょうか、耐震化に合わせた中の改修計画といったものは、まだいわゆるそこでの取締役会での情報提供というところにとどまっている状況でございますので、その場でも私は要望いたしましたけれども、できるだけ早く地元の人たちに対して情報提供できるように、そのような機会、そしてそういう場所を設けてほしいということは申し述べてございますので、その点については、時期を見てきちっと説明できるようになったら説明したいというふうに相手方も申しておりましたので注目をしてまいりたい、このように考えております。
221 【深沢委員】 よろしくお願いします。終わります。
222 【川名委員】 あと少しだけおつき合いください。
予算書の271ページ、街路灯の維持管理とあって、街路灯の新設、取りかえというのがありますけれども、これはどういう街路灯のいわゆる電気にするのかというのを御説明いただきたいと思います。
これはなぜ聞くかといいますと、20年度予算の新規事業、環境に配慮した街路灯取りかえ事業というのがあって、小型のインバーターにする、要は省電力、CO2削減ということを新規事業でわざわざうたっているのに21年度ではなくなっている。この理由を御説明ください。本年度で中止した事業一覧を出していますけれども、ここにも説明がない。これはどういうことなのでしょうか。この御説明をお願いします。
もう1つは、二俣尾・武蔵野市民の森なのですけども、事業見直しをして委託金を下げていますが、これはどういう内容で変更されたのかどうか。
それともう1つは、こちらの参考資料の方には、市民の自然環境に対する関心を高めると書いてありますが、具体的にこの施設でどうやって高まるのかということを御説明していただきたいと思います。逆に言えば、この施設がなくて何が困るのかということを検証されているのかどうか。これは事業評価として非常に重要なことかと思いますので、御説明をお願いします。
もう1点は確認したいのですが、先ほど来、公共事業の前倒しとかいうことがいろいろ出ていたのですけれども、確かに21年度予算をここは審議しているのですが、今後、本当に必要な公共事業があるとすれば、補正予算等々で対応していくという理解でよろしいんですよね。今までの御答弁だと、どうもそこら辺が余りどうされるのかよく見えないものですから確認をしたいと思います。要は国も補正予算を今後また組んでいくという方向も出ていますから、市としても必要であれば補正は考えているという認識でいいのかどうか、この点について確認させてください。
223 【山家道路課長】 街路灯についてでございます。
予算書でお示しさせていただいている街路灯新設、建替等につきましては、路線的な整備ということではなく、例えば住民要望等で暗いとか、そういうようなところに対しての新設あるいは改修費ということで予算計上させていただいているところでございます。
それとあと、小型街路灯の20年度予算計上させていただいた取りかえ工事でございますが、そのときにも御説明させていただきましたが、一定程度、たしか10年ですか、経過した水銀灯に対してインバーターつきの蛍光灯に改良するという事業でございまして、その事業年度を経過したものが200基ということで、それは20年度に改修してしまいましたので、そうしたことから21年度には予算計上していないということでございます。
街路灯新設等につきましては、従来、蛍光灯あるいは水銀灯中心に設置してきたということでございますが、路線的にということではなかなか難しいのですけれども、今後、できるだけ、今高効率の製品が実用化されておりますので、折を見てそういった高効率の製品を設置していきたい、このように考えております。
224 【会田副市長】 公共事業の前倒しの件でございますけれども、趣旨は先ほども市長から答弁申し上げたとおりでございまして、補正で対応する必要があるものが出てくれば、これはそのような形でやってまいりたいというふうに考えております。
225 【笠原緑化環境センター所長】 二俣尾・武蔵野市民の森事業での減の理由でございますけれども、平成13年度から二俣尾・武蔵野市民の森ということで、山の施業費を一定負担をしてきたところでございますが、年月が経過することによりまして、中の施業内容が変わってまいりまして、それの減ということでございます。
もう1点、あそこにございます体験館の必要性ということでございますけども、実際には、市民の方は青梅の駅でおりて、奥多摩線沿いの稜線のところをずっと歩いて奥多摩の山のところからおりてきて、二俣尾の自然体験館等でまた休憩をとったりして活動しているわけでございますけども、また、もう1つ、これも現地を委員は御存じだと思いますが、多摩川のちょうど下流がございまして、多摩川の場所で自然を観察したり、また、自然と申しましても、吉川英治記念館ですとか、周りの文化も含めて、あそこを周回する一つの拠点として使っているということでございます。
それとあと、今後の事務事業の見直し評価のお話もちょっと出てまいりましたけども、これも根本的なことになるのかもしれませんが、この事業を始めたきっかけというのが、都市側にできることということで、多摩の森林を守りたい、今私たちにできることということで、実際には私どものところには人工林がないのでございますけども、私たちの市民、都民としての気持ちを含めて、責務もあるということで一定の負担をさせていただきながら、二俣尾の方の人工林の荒廃を未然に防いでいるということも一定評価するところがあるのではないかというふうに考えています。
226 【川名委員】 二俣尾に関しては、もう少し目的を明確にした方がいいと思うんです。あそこの自然観察だったら別にあそこである必要はなかったりしますし、ほかでも十分ある。人工林を保全していくというのだったら、そっちをもっと主力を入れてもいいのかもしれないし、あそこで得られた樹木をもっと武蔵野市で使うとか、そういう方向に変えていかないと、いま一つ説明がつかないと思いますので、検討するしかないのでしょうけれども、ぜひ目的を明確にした方がいいかと思いますが、この点について御見解を伺いたいと思います。
もう1つインバーターつきのことなのですが、これは、去年限定でしましたけれども、非常にいい事業だと思っているんです。何を言いたいかというと、要は環境問題ともつながっていくことですし、これは全市挙げてほかの部門にも取り上げていかなくちゃいけないことだと思っているんです。前に一般質問等でも言ったのですけれども、市全体として環境施策を進めていくという方向性があるのだったら、こういう事業がここでぽつんと消えてしまうのではなくて、ほかにも施策展開をもっとつなげていかなくちゃいけないと思うんです。今回中止した事業でもなく、何げなく消えてしまったというんだったら、せっかくここまでインバーターを進めていったということは非常にもったいない。逆に言えば、せっかく担当の人たちが頑張ったのにもっと評価を広げていかなくちゃいけないと思うのですが、これは非常に残念だと思ったんです。
要は、環境施策全体を進めていく意味で、こういう施策をもっといろんなところに広げていかなくちゃいけないと思っているんですが、これは理事者側に聞いた方がいいと思うのですけれども、こういうことをもっと広げていくというのは、たしか方向性として合っているわけですね。要はここで消してしまうというのはもったいないですから、ぜひともほかの部門、街路灯も含めて、いろいろなところでこういうことを進めていっていただきたいと思うのですが、最後にもう一度御見解を伺いたいと思います。
227 【邑上市長】 当然のことながら、環境施策というのは全市的に取り組まなければいけないというふうに思っておりますが、ちょっとインバーターつきの灯部の取りかえにつきましては、これは新しいものにかえた方がいいというふうな現場での判断もあったので、そのようなことになったというふうに私は理解しておりますけれども、これからも環境の面というのは、これは大きな視点でございますので、そういうことをぜひ配慮してさまざまな施策に取り組んでいきたいというふうに思っております。
228 【山家道路課長】 すみません。先ほどのをちょっと訂正させていただきたいのですが、先ほど10年以上と申しましたが、20年以上ということで、昨年度20年以上老朽化した小型水銀灯をかえるということで実施したということでございまして、今後、従来から設置している水銀灯につきましては、逐次老朽化ということになっていきますので、そういったことも含めて、また事業化については検討していきたいと思います。
229 【笠原緑化環境センター所長】 ただいま委員御指摘の二俣尾・武蔵野市民の森事業の目的を明確にしろということでございますけれども、先ほどお話ししましたように、平成13年度から始めている事業も10年の期間で協定を結んでおりまして、その協定期間が、あと数年、2年ぐらいで来ることも含めまして、おっしゃるような内容も含めて、今後検討していきたいというふうに考えております。
230 【やすえ委員長】 以上で土木費の質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
○午後 6時24分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 6時41分 再 開
231 【やすえ委員長】 それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、第9款消防費の審査に入ります。
説明を求めます。
232 【堀井防災安全部長】 それでは、第9款消防費について御説明申し上げます。296、297ページからお願いをいたします。
初めに、第1項消防費、第1目常備消防費でございますが、この経費は消防事務委託及び消防関係事業の共通事務に要する経費でございます。
一般管理経費は、防災課職員の人件費が主なものでございます。
東京都への消防事務委託料は、前年度の地方交付税のうち、水利費を除く常備消防算定額を計上しておりまして、16億5,165万円、前年度と比較して319万、0.2%の減となっております。
次に、第2目非常備消防費でございますが、298、299ページをお願いいたします。
この経費は、消防団の運営に要する経費でございます。
一般管理経費の主なものは、消防団員、定員260名の報酬、共済費、福利厚生費等でございます。本年度は消防団役員の改選時期に当たりますので、昨年は100万円計上いたしました退職慰労金を1,923万円といたしました。
消防施設維持管理事業でございますが、この経費は消防団詰所の維持管理や車両の購入に要する経費でありまして、昨年に引き続きポンプ車の買いかえ2台分、4,383万円を計上いたしました。これで10個分団のうち6個分団のポンプ車の買いかえが終わり、残る4個分団についても計画的に買いかえを実施してまいります。
第2目非常備消防費は、退職慰労金等で、前年度に比べて1,943万円、13.7%の増額となりました。
次に、第3目消防施設費、300、301ページでございますが、この経費は消火、防災活動に使用する消防水利施設の新設並びに維持管理に要する経費でございます。今年度は境南町青木公園、北町中央通りさくら並木公園にそれぞれ100トンの防火水槽を設置し、消防水利の充実強化を図ってまいります。3,200万円を計上いたしました。また、消火栓の新設、移設を水道部に依頼するための負担金として、1,815万円を計上いたしました。消防施設費は、昨年に比べ269万円、4.7%の増となりました。
次に、第4目災害対策費でございますが、この経費は防災訓練、災害対策用器具、機材、備蓄品の整備、防災施設の整備、防災啓発事業などに要する経費でございます。
一般管理経費でございますが、本年度は東京都市長会が3年間にわたって実施をする家具転倒防止器具設置助成事業の初年度に当たります。2,603万円が市長会から交付されますので、市民の利便性を図り、より効率的にこの事業を実施するため、事業を市民防災協会に委託をいたします。その委託料を交付金の額同等2,603万円で計上いたしました。市民防災協会は、昨年秋、市民体験型防災イベント、防災カフェを企画し、好評を博すなど、活動を充実強化しておりますので、本年度は補助金を100万円増額し、さらに市民に向けての啓蒙、防災推進員の活動強化に努めます。
防災訓練事業は、水防訓練、総合防災訓練、地域初動訓練、防災ボランティア訓練等に要する経費ですが、各機関の展示、訓練のほかに、さらに多くの市民が積極的に参加できる訓練内容の検討を進めてまいります。173万円を計上いたしました。
災害対策用器具、機材、備蓄品整備事業でございますが、クラッカー、アルファ米や炊き出しがまなどの備蓄品購入及び救急医療セットの保守点検委託料が主なものでございます。本年2月に医師会や薬剤師会、日赤病院等と締結をいたしました災害時医療体制の覚書に基づき、救護所の医療資器材の充実を図ります。昨年より519万円の増加となりました。
防災施設整備事業でございますが、防災施設の新設並びに維持管理に要する経費でございます。前年度と比較し、5,114万円の増となっております。今年度は吉祥寺南町コミュニティセンター広場に飲料水兼用耐震性貯水槽を設置いたします。これにより学校の災害用井戸に行くのに井の頭通りを横断しなければならない吉祥寺南町1丁目、3丁目、5丁目地区の給水拠点が完備することになります。また、昨年境南小学校に設置いたしました災害用トイレを、本年も1カ所、避難所となる学校に設置をしてまいります。
また、平成23年5月でアナログからデジタルに移行するとされている地域防災行政無線ですが、全面的にデジタルに移行するとなると多額の経費が見込まれますので、本年度は200万円を計上して、デジタルへの移行の経費、また他の通信手段が考えられないかどうか等の具体的な検討を行います。
次に、防災啓発事業でございますが、訓練等に参加していただいた方への啓発を兼ねた記念品、自主防災組織に可搬ポンプ等を整備するものでございます。より効果的な物品の検討を行ってまいります。
以上で、第9款消防費の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
233 【やすえ委員長】 以上で消防費の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
234 【落合委員】 端的に1点だけ質問いたします。
災害時のいわゆる緊急避難所とここの防災センターとの情報伝達について1点だけお聞きしたいのですけども、避難所に何か情報管理システムみたいなものが、もしあればですけども、あったときには、例えば災害時につないで有効利用するとか、そういうことも考えられるのかなと思うのですけども、それについてどのようなお考えを持たれているか、そこだけお聞きしたいと思います。
235 【堀井防災安全部長】 避難所と防災センターの通信ということでございますが、まず基本的には、考え方としては多チャンネルにわたったものを用意をしようと思っております。一つのものに頼るのではなく、だめな場合を考えて、幾つかのものを想定しております。まずは有線電話がございます。そして、有線が使えなかったときのために、各行政無線を配置をしております。それから、インターネットが使えれば、災対本部、防災センターと各学校とインターネットを使ったメールのやりとり、あるいは情報の交換ができる。何にも増して、全くそういうものがだめな場合は、人的な、いわゆる伝令というものを想定をしております。そういう最悪の事態も想定しながら、その場その場に合った通信手段を有効に活用したいというふうに考えております。
236 【橋本委員】 一つは、緊急時の職員招集の体制なのですけれども、これは今あると思いますが、これから、例えば新型インフルエンザ対策とか、いろいろそういうことが入ってくると、体制を強化していく必要があるのではないかと思うのですが、土日や夜間の体制の強化などを含めて、何か考えていれば一つ伺いたいと思います。
もう1つ伺いたいのは、住宅用火災警報機取付普及事業で、これは3月で終わりになるのですけれども、初日に配られた事務事業の見直しでは廃止と、消防署、住民防災協会などと連携した広報活動、集団割引購入の支援を行うと書いてあります。
それで、まず聞きたい一つは、2007年度、2008年度でどれぐらいの世帯に普及したか。実績ですね。
2つ目に、集団割引購入への支援とあるのですけど、これはどういうことを具体的に考えているか。自治会とか町内会のない地域もあると思うのです。これはどういう割引を集団でやるのか。
もう1つは、3月末でこれは助成が終わるのですが、1年残して今終えるというのはどういうことなのかの理由を聞きたいと思います。
237 【堀井防災安全部長】 まず私の方からは、職員の招集問題、体制の問題でありますが、まず、今招集のシステムは、防災安全センターができたときに、防災情報システムを導入させていただきました。その際に、非常招集システムというのもそのシステムの一つとして導入をさせていただいております。その内容は、職員が各個人で持っている携帯のメール、そして携帯の電話、そして有線電話、これを登録をしていただいて、私どもの方から一斉に配信をいたしますと、例えばメールですと、一斉配信ができまして、その職員のメールに防災センターから情報が入ります。そこで、その画面にアクセスしていただくと、けがをしているかどうか、それから、現在市内にいるかどうか、それから登庁が可能かどうか、可能であれば、30分後、1時間以内というような幾つかの選択肢がありまして、そこで返信をしていただきますと、即時に防災センターの方では、職員の招集の予定が把握できるようになっております。
これによりまして、そのときには体制というのは当然とれないわけですが、30分後には、例えば200人という返事が来たということになれば、30分後には避難所には何名ぐらいの職員を派遣できるかということが、その30分前の時点で計画としてできるという、非常に有効な手段だというふうに思っております。現在、すべての職員に個人の携帯なのですが、登録をお願いをしておりまして、現時点では大体6割から7割の職員に登録をしていただいております。この数をさらにふやすことが重要だと思っておりますが、今後も職員の意識啓発に努めてまいりたいと思います。
それから、現在、御指摘のように武蔵野市内には23%ぐらいしか職員が住んでおりません。ただ、例えば八王子市が市内に職員が23%しか住んでいないのとは、これは状況が違うと思っております。武蔵野市域は小さいですので、武蔵野市外であったとしても、半径5キロ、10キロで円を書けば、ある程度の職員は確保できると思っておりますが、しかし、それでもやはりできるだけ近いところに職員がいた方がいいと思っております。
現在、職員住宅は、吉祥寺東町、それから大きくは中町というふうに東側と中央地区、この2つに職員住宅を、合計で28人分、世帯用も含めまして28人を確保しておりますが、まだまだ数が不足しておりますので、できましたら、近い将来、西部地区に、西側の方に、以前は桜堤の第2浄水場のところに職員住宅がありましたので、これが今廃止になっておりますので、それにかわるものということで、西部地区の方に職員住宅の借り上げを進めていきたいというふうに思っております。職員の招集というのは非常に重要だと思っておりますので、ぜひやっていきたいというふうに思っております。
それから、住宅用火災警報機の基本的な考え方を私の方から申し上げて、個別の個数等については、課長の方から申し上げます。
基本的には、まずなぜやめるんだというお話なんですが、これは基本的に事務見直しでやめようという話になった事業ではございません。当初から、これは平成19年、20年の事業として警報機の設置に補助を出すという、そういう発想でやってまいりました。それはどういうことかといいますと、補助ですので、当然目的があるということで、私どもはこの目的は、義務化をする前に、なるべく早い段階でつけていただきたい。非常にこの火災警報機は有効性を我々自身も確認をしておりますので、本来22年の4月までにつければいいということになっているわけですが、それよりもできるだけ早くつけていただきたいということで、補助を出して19年、20年というまだ義務化にならない段階でつけていただきたいという、そういう目的で補助を実施いたしました。
間もなく22年ということで、あと1年を切るわけですので、21年度については、補助という誘導方法ではなく、これはあらかじめ予定されていた義務化ということを設置の主たるモチベーションといいますか、そういうものにやっぱり当てるべきであろうと。我々としては、22年が来ない段階で、できるだけ早くつけていただくための補助でしたので、19年、20年の補助事業というふうに限定をさせていただきました。
個数については課長から。
238 【大野防災課長】 それでは、私の方から19年度、20年度に実施しております補助事業の実績について御説明いたします。
19年度は、近隣他市に先駆けまして19年度から実施したわけでございますけれども、交付の決定の件数が1,099件、約1,100件、交付決定金額が1,240万円ほどです。全体で、設置していただいた、申請した方の設置の個数が4,275個でございます。こちらの方は7月に事業を開始いたしましたが、そのとき対象の方々にダイレクトメールを送付いたしました。
20年度につきましては、2月現在の数字でございますけれども、交付決定件数が430件、助成額が494万円、設置の個数が1,873個になっています。こちらの方は、今年度につきましては、新規に対象になった方にダイレクトメールを8月に発送しております。その他いろいろ市報ですとか、ホームページ、あるいは2月、1月の末に全戸にチラシを配布いたしました。
それで、今、非常に効果がありまして、2月から申請がふえておりまして、特に3月は、現在、毎日のように申請が来ておりますので、もう200から300件程度ふえて、昨年にかなり近い実績になるというふうに考えております。
239 【堀井防災安全部長】 集団割引のやり方なのですけれども、住宅火災用警報機は、定価と実際の販売価格に大分乖離がございます。個別に買いますと非常に高い値段になるのですが、ある程度ロットをまとめて買いますと、非常に安くなる。防災協会が販売しておりますのも、そういうやり方でまとめて大量買いをするという前提で安く仕入れまして、それを、利益をほとんど取らないで市民の方にお売りしているということで、安く販売ができております。
我々が考えております集団なのですが、確かに市内には自治会等ございませんので、他市でやっている自治会単位の購入とか、その辺は難しいかと思っているのですが、やっていただいた議員さんの関係のところもありますけれども、マンション全体で個数をまとめて購入していただくとか、あるいは地域でなくても、例えばPTAですとかサークルでも、ある程度の個数がまとまれば、金額は安くなりますので、ぜひそういういろんなところのグループ、集団からお問い合わせをいただいて、それを業者を紹介をしながら、なるべく安く市民の方に手に入るような、そういう活動をことしはやっていこうというふうに考えております。
240 【橋本委員】 ということは、そういういろんな市民団体のサークルとか、そういう単位でもできるということですね。
241 【堀井防災安全部長】 はい、そうです。
242 【橋本委員】 じゃ、非常にやりやすい仕組みになっていると思います。わかりました。今後ともよろしくお願いします。
243 【深田委員】 手短にお伺いしていきたいと思います。
まず、家具転倒防止器具の普及事業につきまして、これは東京都市長会、町村会で20億の事業というふうに聞いております。阪神・淡路大震災の犠牲者の7割が家屋の倒壊とか、室内家具による圧死と聞いておりますので、極めて重要な普及事業と思っておりますが、本市においては、平成8年から既に武蔵野市家具転倒防止器具等取付事業というのが実施されてきて、高齢者とか、重度の心身障害者の世帯の方に既にやっていらしたようですけれども、今回これを行うに当たって、希望する世帯に助成があるということですが、金額的にどれぐらいの助成があって、どのように周知徹底を図るかということが1点と、それから高齢者世帯については、また、先ほどの火災警報機と同じで、設置をするのが難しいかと思うんですね。これについて、どのような設置方法を考えていらっしゃるかを2点目にお伺いしたいと思います。
244 【大野防災課長】 家具転倒防止器具の設置につきまして、この事業自体は、現在の高齢者支援課が、平成7年度、阪神・淡路大震災以降に要綱をつくりまして行っている事業がありまして、平成17年度にはその事業を重点的にPRするということで、市内の対象の65歳の高齢者ですとか障害者の方にダイレクトメールを送りました。それによって対象者のうちの約3割の方、3,744件の方が取り付けをしていただいたという実績があります。
それで、翌年度、18年度に防災課の方で、全市民、一般の世帯も対象にした事業を行いました。高齢者の方でやっている事業というのは、これは基本的にはすべて無料で取り付けまでをシルバー人材センターの方に委託してやっている事業ですけれども、17年度に行った事業は、2分の1の助成で上限が1万円という事業でございました。その関係もありまして、やはりなかなか無料と2分の1の助成では大分取り上げ方が違うというのでしょうか、319件の一般市民の方に取り付けをしていただきましたが、今年度、市長会の方で行う事業につきましては、基本的に助成ではなくて、市長会の方の考え方としまして、無料で送付する、お渡しするという事業でございまして、三多摩の全市町村に補助金がまいりまして、それを使って行うわけでございますけれども、1人当たりにしますと、器具費が1万5,000円でございます。それと、どうしても設置が難しいという高齢者の方ですとか、障害者の方の世帯では、その設置も行う。それについては、これも市長会の方でのスキームなのですが、1件当たり6,000円ということで、最大2万1,000円分を使えるということになっております。
先ほど部長から説明いたしましたが、この事業につきましては、市民防災協会の方に基本的に委託をして、業者に器具の発注ですとか、シルバー人材センターへの取り付けの依頼ですとか、あと、その器具の宅配ですとか、そういうものを防災協会の方が中心にやるという形で考えております。市報やホームページで5月以降全市的に周知をしていきたいというふうに考えております。あと、全戸チラシを配布する予定で考えております。
245 【深田委員】 承知しました。
ちょっと関連してお伺いしたいのですけれども、家具やしつらえのものが転倒するというのは、それぞれの御自宅だけではなくて、市役所の中も大切なことでありまして、事業継続計画、これは地域防災計画でも書かれておりますが、その後、このBCPとBCMについては、どのように取り組まれているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
246 【堀井防災安全部長】 事業継続計画、BCPにつきましては、その重要性を主管者会議等でも発表といいますか、述べさせていただきまして、理事者の御理解をいただいた上で、全市的に取り組むということになっております。
私どもは防災あるいは安全対策という部分でのBCPは作成をいたしますが、その根幹となります市役所全体のBCPについては、企画政策室が中心になって来年度といいますか、この予算で言えば今年度、検討を始めるというふうになっております。私どももそれと歩調を合わせながら、その基本をもとに、災害時にはこういうBCPに活用する、新型インフルエンザの場合にはこういうようなBCPに活用するという、そのバリエーションはうちの方でつくっていきたいというふうに考えています。
247 【深田委員】 承知しました。たしか阪神・淡路大震災のときには、まちづくりの中枢である都市整備部が一番クラッシュしてしまって、どうにもデータが出せなかったという経験がありますので、そういうことも踏まえまして、庁内の中のBCPはしっかりと進めていただきたいと思います。
それからちょっとトイレのことを伺います。これはトイレパニックが起こるということなのですが、1校につき何台のトイレを設置されるか、要は1ラインにつき何人が利用するということを目安に設置されているのかというのが1点と、それから、これは全市的に、要は一時避難場所は18カ所あるわけですね。それについて、全部設置されるのはいつごろとお考えになっていらっしゃるかお伺いしたいと思います。
248 【堀井防災安全部長】 避難所のトイレは、まずどれぐらい必要かという必要数からいきますと、一般的には、トイレは60人に1基あれば問題は起こらないというふうに言われております。100人に1基であれば、いろんなクレームは出るけども、パニックは起こらないというふうに言われております。100人に1基ないと、トイレパニックが起こる。神戸のああいう状態になるというふうに言われております。これはどういうことかといいますと、1人1日何分トイレに入るかということを考えますと、合計で15分トイレに入れば、トイレ1基で1時間で4人分できる。24時間トイレがフル稼働すれば、96人のトイレ需要を満たせるということで、100人に1基あればパニックは起こらない。だけど、それは24時間フルに、前の人が出たらすぐ入ってという、夜中もずっと使ってという意味で100人に1基ということで、ですから、標準的に言えば、やっぱり60人に1基あれば問題は起こらないというふうに考えております。
では、幾つつくるかといえば、これは欲しいかということと、幾つできそうかということは、これはちょっと話が別でありまして、私ども欲しいのは60人に1基分、当然、避難所で言えば避難者数に見合ったトイレを設置したいのですが、現実に各校、最大二千数百名の避難者を予定をしておりますので、それに見合ったトイレを、各学校に30個とか、それを設置するのは現実的には難しいだろうということで、当面、昨年、20年度実施いたしました境南小学校では10個のトイレを設置いたしました。10個のうち2個を車いす対応のトイレといたしまして、残りを一般用。境南小学校はたまたま下水にも非常に接続の状況がよかったものですから、下水に接続のできるタイプにしてあります。じゃ、必ずそのパターンで各学校設置できるかというと、下水との自然流下を当然考えておりますので、場所の関係で自然流下できないところは貯留型というような形になると思いますが、当面、先行しました境南小学校に見合うような1校に10個ずつぐらいのトイレを順次設置していきたいというふうに考えております。
249 【深田委員】 承知しました。マンホールというか、下水設備があるところはこの設置が可能なわけですけれども、そうじゃないところの対応というのは、いわゆるポータブルとかいうような、いわゆる簡易トイレというようなことも考えていかなければならないと思うのですが、一つ御提案したいのは、猫の砂がすごく役に立つというふうに聞いておりまして、これを本気で考えている自治体もあるようですので、これは結局は燃やすことができてしまうということが利点らしいのですね。ですので、手軽に手に入ってということですので、御検討いただければと思っております。
あとは、医療救護所の医薬資器材の整備、これにつきましては、先月21日に大規模災害時における武蔵野市内の緊急医療体制に関する覚書を取り交わしていただきまして、大変心強い限りです。やはりまず医師会との連携をちゃんと構築していただいた上で、先般お尋ねしましたように、二次避難所である福祉避難所の整備、また一時避難所の中での福祉避難室、これとあわせて救護所における医薬品の整備、それをしっかりやっていただけると、さらに安心感が高まると思います。
ここで整理されています医薬資器材の種類ですが、例えばちょっと難しい、糖尿病の方のインシュリンとか、狭心症の方にはニトログリセリンとか、いろいろ必要になってくると思うのですが、どれぐらいの幅の薬剤を御予定になっているのかというのが1点と、それから当然のことながら、注射針とか、その場で使用されることがあると思うんですね。これがまた廃棄のときにいろいろ問題を起こすわけで、その辺のガイドラインなんかもおつくりになる予定があるのかどうか、ちょっと教えてください。
250 【堀井防災安全部長】 まずトイレの猫の砂というのは一つアイデアかなと思いますが、猫と違ってどこでするかというのが非常に大きな問題になるのかなというふうに思いますが、一つの御提案としてまた考えてみたいとは思います。
災害時の医療体制ですが、御指摘いただきましたように、2月に医師会、歯科医師会、薬剤師会、接骨師会、それから日本赤十字病院、そして消防署と連携がとれまして、災害時にはこういう医療体制でやりましょうという基本的な考え方と覚書が締結できました。
基本的な考え方は、簡単に言いますと、医師会のブロックに合わせて市内を5つに分けて、その5つの中にある避難所の中の一つに医師会が救護所を運営しましょうと。そこで賄えないような重症の患者は、そのブロック内にある大きな病院の方に搬送しましょう。そして、その大きな病院でも手当てできないような重篤な患者については日赤の方に搬送しましょうということで、一番の目的は、災害時に医療機関が混乱をしないように、皆さんが大きな病院に押しかけることによって、大きな病院で重症患者が診られなくなるというような状態にならないように、軽症の患者は学校に設置する救護所で手当てをしましょうという、それが大きな考え方でございます。
そのためには、救護所となる学校に直ちに医療が開始できるような設備を整えなければいけないということで、この医療器材を確保する。今年度1,700万円ぐらいを予算化しておりますが、基本的に医薬品の内容は、薬剤師会の方に内容の選定についてはお任せをしております。ただし、考え方は、先ほどちょっとありました難病といいますか、特別な方を対象にしたようなものではなく、一般の方がけがをする、あるいは頭痛がする、風邪を引いたとか、そういうようなたぐいの医薬品を中心に置いて整備をしていきたいと思います。難病の方とか、その方が救護所で治療するという、それはなかなか難しいと思っておりますので、そういう方は基本的には大きな病院、設備の整った病院の方に行っていただくというような、その方が行って治療を受けられるようにするのが今回の救護所のねらいでもありますので、そのように考えております。
それから、注射器等の医療器具の廃棄物なのですが、申しわけございません。今のところ、そこまでのことは考えておりませんが、ただし扱うのが、医療関係者であって、我々市の職員がかわって医療をするわけではありませんので、その辺については、こちらがきちんとしたごみ箱といいますか、回収箱等を用意すれば、そのやり方については、医療関係者の方でしっかりやっていただけるというふうに思っておりますが、それは再度確認をしていきたいと思います。
251 【深田委員】 最後にしたいと思います。
飲料水兼用耐震性貯水槽、これについて、確かに水の確保は非常に重要でありまして、先ほどのトイレと同じぐらい重要だと思うんですね。それで、この貯留層と兼ねて飲料可能となっているということで、それは何かくみ上げる自家発電とか、ろ過するフィルターとか、何かそういったものがセットになっているのかどうかというのをちょっと教えていただきたいと思います。
252 【堀井防災安全部長】 今御質問の飲料水兼用型貯水槽なのですが、単純に申しますと、防火水槽というのは、水をためてあります。ですから、一回入れた水がずっとそのまま残っているわけです。この飲料水兼用型というのは、水道管が膨らんだ状態です。ですから、常に一般の方が、その地域の方が使っていると、その水道管の中には水が流れています。常に新鮮な水が通っております。ところが、貯水槽のところだけ管が太くなっておりまして、地震を感知しますと、入り口と出口のところが遮断をされます。そうすると、そこで残った水というのは、ふだん今現在流れている水ですから、新鮮な水がその管の中で入り口と出口でふさがっている。
御指摘のように、では、それをどうやってくみ上げるんですかということになるので、それについては、発電機をつけて、発電機でくみ上げて、それを高架台、蛇口のついたものにつなげるというような、そこまでの設備を一式で飲料水兼用型貯水槽というふうに呼んでおります。それを本年度南町コミュニティセンターの方に工事をしていきたいというふうに考えております。
253 【深田委員】 ということは、直で飲めるということですね。それはもうすばらしいことだと思います。承知しました。
あと、最後に、この間ちょっと一般質問でもお尋ねしたんですが、福祉避難所の運営について、市民の方々と一緒に手引きをもとにマニュアルをつくっていきたいという御答弁をいただきました。これについては、いつごろ取り組まれていく御予定でいらっしゃるか、ちょっと最後に伺わせていただきたいと思います。
254 【堀井防災安全部長】 先日、本会議でも述べさせていただきまして、できるだけ今年度中に根幹はつくっていきたいというふうな御答弁をさせていただいたと思っておりますが、現在、そのとおり進めております。つくっているといいますか、作文をしているところと、何回かやりとりをしておりまして、原案となるものはこの3月中につくっていきたいというふうに考えております。予定どおり進めていきたいと思っております。
255 【深田委員】 だとすると、今年度中に例の高齢者施設とか、障害者センターとかとの、福祉避難所という形での協定みたいなものは今年度中には結べそうですか。
256 【堀井防災安全部長】 委員の方からは何回か福祉避難所について御指摘、アドバイスをいただいておりますけども、お答えしていると思いますが、現在、担当レベルで細かいところのやりとりをしております。若干まだ幾つかボトルネックになっているところがありますので、それを解決しましたら、オーソライズさせていただいて、施設長、あるいは市側は市長というような形で協定を結ぶ、その時期ですけども、今ちょっと、本来は3月中に結びたかったのですが、先ほど申しました若干の課題がありますので、それを解決しまして、来年度早々には福祉避難所として市と協定を結べるように努力していきたいと思っております。
257 【深田委員】 ありがとうございました。
258 【桑津委員】 先ほど御答弁いただいた貯水槽整備工事の件なんですけれども、ついでにちょっと教えてください。全市的にこの目的を達成するためには、今後整備計画が、今後も引き続いてあるのかどうか、また、現状、こういった施設がもう既に備わっているのか、まだ備わっていない地域があるのか、その辺について教えてください。
259 【堀井防災安全部長】 給水につきましては、東京都は大体、いろいろ考え方はあるのですが、2キロ圏内に1カ所の給水拠点を設けたいというようなことを計画で言っております。私ども武蔵野市は、それでは余りだと思っておりますので、500メートルに1カ所給水拠点を設けたい。給水拠点の主なものは、基本的には小・中学校に設置をしております災害用井戸、これは自家発電機もついております。それから、水道部が現在使っております地域の井戸、ここを拠点にしますと、この500メートル歩いていけば給水拠点がありますよというのはほぼ完了しております。
ただし、一部ないところと、それから、今回吉祥寺南町につける大きな理由は、第三小学校まで行くのに、井の頭通りを横断しなければいけないということがありましたので、この南町吉祥寺地区に新規に設置をする予定ということなのですが、吉祥寺南町地区といいますか、考え方は、基本的には井戸でやるべきだと、常に水をくみ上げられますので。先ほど言いました飲料水兼用型といいましても、ある程度容量は限られております。それ以上の水の給水はありませんので、無尽蔵にある水ではございませんので、重点としては井戸をやっていく。その補完として、この飲料水兼用型の貯水槽をつくっていく、こういう考え方で進めていきたいと思っております。
260 【やすえ委員長】 以上で第9款消防費の質疑を終わります。
本日はこれにて閉会いたします。
次の委員会は3月24日午前10時から開きます。なお、委員会開会通知は、各会派控室前のポストに投函してありますので、念のため御連絡しておきます。
以上です。お疲れさまでした。
○午後 7時20分 閉 会
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