• "伊藤宗四郎"(1/7)
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  1. 立川市議会 1994-09-01
    09月14日-14号


    取得元: 立川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成 6年  9月 定例会(第5回)      平成六年第五回定例会 立川市議会会議録(第十四号)九月十四日(第三日)出席議員(三十三名)         1番   堀江重宏君     2番   小玉博美君         3番   見乗シゲ子君    4番   堀 憲一君         5番   酒井大史君     6番   西岡正文君         7番   田代容三君     8番   天野孝一君         9番   豊泉利夫君    10番   青木晃一君        11番   荒井明久君    12番   牛嶋 剛君        13番   鳴島勇一君    14番   豊泉喜一君        15番   笠原順二君    16番   田中和夫君        17番   梅田尚裕君    18番   中島光男君        19番   矢口昭康君    20番   安東 真君        21番   上條彰一君    22番   浅川修一君        23番   戸井田春子君   24番   志沢 実君        25番   島田清作君    26番   青木更造君        27番   堤 保有君    28番   小町幹夫君        29番   中山孝次君    30番   高田好一君        31番   須崎一男君    32番   尾崎玄三君        33番   岡部寛人君欠席議員(一名)        34番   志村真次郎君   ---------------------------------説明のため会議に出席した者の職氏名    市長       青木 久君  助役       中島 寛君    助役       石橋 愿君  収入役      清水庄平君    企画部長     中原 勲君  企画課長     藤本 完君    財政課長     越川康行君  総務部長     石川 博君    職員課長     羽生凱哉君  文書課長     北岡宏邦君    市民部長     滝島茂男君  生活経済部長   田島悦郎君    福祉部長     大澤祥一君  都市開発部長   豊田和雄君    都市開発部参事  横倉克彰君  都市開発部参事  宮良 真君    建設部長     伊藤宗四郎君 清掃部長     佐藤高之君    下水道部長    杉本光義君  公営競技事業部長 関根吉雄君    水道部長     荒井 博君  教育長      小山祐三君    学校教育部長   乙幡克治君  生涯学習部長   河村重雄君    代表監査委員   菅沼 寛君   ---------------------------------会議に出席した事務局職員の職氏名    事務局長     清水甲子雄君 議事課長     山本茂治君    議事係長     花角主税君  調査係長     品川公代君    主事       金子裕二君   ---------------------------------議事日程    1 請願の常任委員会への付託について    2 議案第81号 立川市下水終末処理場監視制御設備設置第四期工事請負契約    3 議案第83号 物品の買入れについて    4 議案第84号 物品の買入れについて    5 議案第85号 物品の買入れについて    6 議案第86号 平成六年度立川市一般会計補正予算(第三号)    7 議案第88号 平成六年度立川市特別会計駐車場事業補正予算(第一号)    8 議案第82号 建物の買入れについて    9 議案第98号 立川市総合福祉センター建設基金条例を廃止する条例   10 議案第87号 平成六年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号)   11 議案第96号 立川市国民健康保険条例の一部を改正する条例   12 議案第89号 平成六年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)   13 議案第90号 立川市都市公園条例の一部を改正する条例   14 議案第91号 立川市児童遊園条例の一部を改正する条例   15 議案第92号 立川市自転車駐車場条例の一部を改正する条例   16 議案第93号 立川市高齢者集合住宅条例の一部を改正する条例   17 議案第94号 立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例   18 議案第95号 立川市中小企業事業資金助成条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例   19 議案第97号 立川市非常勤職員公務災害補償条例の一部を改正する条例   20 議案第72号 平成五年度立川市一般会計歳入歳出決算   21 議案第73号 平成五年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算   22 議案第74号 平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算   23 議案第75号 平成五年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算   24 議案第76号 平成五年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算   25 議案第77号 平成五年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算   26 議案第78号 平成五年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算   27 議案第79号 平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算   28 議案第80号 平成五年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算   ---------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第1から第28まで。   〔開議 午前十時零分〕 ○議長(笠原順二君) ただいまから平成六年第五回立川市議会定例会を再開いたします。 初めに、議会運営委員長より報告を願います。高田委員長。 ◆30番(高田好一君) おはようございます。 それでは、本日の議事日程につきまして御報告申し上げますので、お手元に配付の議事日程をごらんいただきたいと思います。 請願の付託は、お手元に配付の請願付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託するものでございます。なお、一部請願に紹介議員の追加がありますので、申し添えておきたいと思います。 次に、日程第二につきましては単独上程、採決を願いたいと思います。 次に、日程第三から日程第五までの三議案につきましては一括上程し、採決についてはそれぞれお願いいたしたいと思います。 次の日程第六から日程第九までの四議案につきましても一括上程し、採決については単独でお願いいたします。 次の日程第十と日程第十一につきましても同様に一括上程し、採決については単独でお願いいたしたいと思います。 続きまして、日程第十二から日程第十九につきましては順次上程し、議決を願いたいと思います。 次に、日程第二十から日程第二十八までの九議案でございますが、これはいずれも平成五年度の各会計決算でございます。一括上程し、質疑の後、十二名の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し付託願いたいと思います。 以上のとおりでありますので、議事運営につきまして皆様の特段の御協力をお願いいたしまして、議会運営委員会からの御報告といたします。 以上です。 ○議長(笠原順二君) 報告は以上のとおりであります。議事の運営につきましてはよろしく御協力のほどお願いいたします。 これより本日の会議を開きます。   --------------------------------- △日程第1 請願の常任委員会への付託について ○議長(笠原順二君) 日程第一請願の常任委員会への付託について。 受理いたしました請願九件につきましては、お手元に配付の請願付託表のとおり、それぞれ常任委員会に付託いたします。 なお、この際紹介議員の追加について御報告いたします。 請願第十五号スポーツの健全な発展をゆがめる「サッカーくじ」法案化に反対する意見書を国に出すことを要請する請願について、安東議員から紹介議員に追加されたいとのお申し出がありましたので、お手元に配付の請願書の写しに追加願います。 △日程第2 議案第81号 立川市下水終末処理場監視制御設備設置第四期工事請負契約 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第二議案第八十一号立川市下水終末処理場監視制御設備設置第四期工事請負契約を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) おはようございます。 それでは、議案第八十一号について御説明いたします。 本案は、立川市下水終末処理場監視制御設備設置第四期工事の請負契約であります。 制限つき一般競争入札の結果、一億六千五百八十三万円で株式会社東芝が落札いたしましたので、これを相手方として契約いたしたいとするものであります。 工期限及び内容は議案記載のとおりであります。 なお、工事の内容につきましては担当より補足説明をいたさせます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) 下水道部長。 ◎下水道部長(杉本光義君) 工事の内容について補足説明いたします。 議案書の三枚目をお開きください。 これは処理場全体図でございますが、中央監視室及び雨水ポンプ室、管理棟の一階に設置するものであります。 次のページをお開きください。 これは中央監視室の図面でございます。平面図でございますが、ここにソフトウェアを設置するものでございます。 次のページをお開きください。 本館一階の平面図、左の方でございますが、ブロワリモートステーションをここに一面設置いたします。 次の右の図面をごらんになっていただきたいと思いますが、これは雨水ポンプ室一階の平面図でございます。ここにプロセスコントロールステーション二面を設置いたします。 本工事は年次計画に基づいてやっておりますが、全六期のうち本年度は四期目に当たります。機能といたしましては、中央監視室制御設備本体と雨水ポンプ室及びブロワ設備の緊急監視機能と制御機能の向上を図るために設置いたします。 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--島田議員。 ◆25番(島田清作君) 最初に三点お尋ねいたします。 全六期の工事の第四期目であるということなんですが、ちょっと不勉強で申しわけないんですが、この過去三期の工事がいつ行われて、契約金額が幾らで、契約の相手がどこであったのかということを初めにお答えいただきたいと思います。 二点目は、この下水処理場というのは以前から大変お金のかかる施設といいますか工事が毎年のように巨額な費用をかけて行われる工事なんですけれども、現在のこの処理場を維持していくために今後まだどのような工事が必要なのか、おおまかな計画をお答えいただきたいと思うんです。 それから三点目に、この入札が行われたのが今月九月二日でありますけれども、ちょうど九月二日の新聞によりまして、下水道事業団の談合ということが非常に大きな新聞記事として報道されました。それによりますと、建設省が認可する法人の日本下水道事業団が電気設備工事に絡んで大手など九社に談合を指導している。特に東芝電機、富士電機、三菱電機、明電舎、日立電機、この五社が地方自治体から発注のあった下水道の電気設備工事の八〇%を均等割で一六%ずつで請け負う、安川電機以下四社の中小があとの二〇%を五%ずつで請け負う、こういうことを毎年やっている。それを官庁が指導して談合をやらしていたということで、公正取引委員会が立入調査を行い、刑事告発も考えているという、こういう記事がちょうど九月二日の朝刊で大きく報道されているわけです。その日に立川市が指名した東芝、富士、三菱、明電舎が入っているこういう競争入札をそのまま入札をやるというのはちょっと不見識ではないか。大概こういう談合などかあって問題になると指名停止等が出てくるわけですが、こういうことを知っていて入札を行われたのかどうか、その点について初めにお答えいただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 下水道部長。 ◎下水道部長(杉本光義君) 一期・二期・三期目の実績でございますが、平成元年度に第一期を行っております。業者名は東芝でございます。平成四年度第二期目の工事でございます。同じく東芝でございます。平成五年度第三期工事を行っておりまして、業者名東芝でございます。 それから、今後の計画でございますが、監視制御設備、本工事の残りはあと二期ございます。それから、低段沈砂池の現場盤改良というのが七年度まで、あと一期ございます。アクアパークモデル事業、これがあと一期ございます。それから、汚水ポンプ設置があと一期ございます。主な工事でございますが、以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 総務部長。 ◎総務部長(石川博君) 三点目の入札の関係でございますけれども、この九月の二日に入札は実施をいたしましたけれども、その時点で私どもはそのような情報はちょっとつかんでございませんでした。きのうの夕刊またきょうの朝刊でも下水道事業団に対して公取委が立入調査、また聴取をしているということはきのうの新聞で私どもも知ったわけでございます。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) まず、一点目につきましては事実の問題でありますので、了解しました。 二点目の今後の問題でありますけれども、汚水を高度処理をして再利用する、このために費用がかかるということはわかるわけですが、この処理場をつくってから毎年非常に多額の経費をかけてきているわけですね。それで、今言われた三点の工事が完了すると、その後数年はあるいはかなり長い期間この処理場はそのままで運行できるのかどうか、その辺の処理場に関しての計画をもう一度お尋ねしたいと思うんです。 それから三点目の下水道事業団の談合の問題ですけれども、昨日の朝刊とそれからけさの朝刊にも記事が出ておりましたけれども、私が最初に見たのは九月二日なんですね。それで、ある新聞の一面のトップでかなり大きな見出しで「下水道事業団が談合指導」ということで書いているわけです。それで、これとの関連でちょっと疑問に思うのは、先ほど言いましたように、地方自治体から発注される日本下水道事業団の関係の工事の八〇%を先ほど言った大手の五社で割り振る。ところが、それだと中小に対して回ってくる率が少なくなるので、一六%ずつではなくて途中の年度から一五%ずつにして中小の方にも回す率を少し大きくしたと、そういうことも建設省の外郭団体が指導しているようですし、さらに前の年度に工事を請け負った会社があれば次の仕事が出た場合にはその前の会社が受注すると、そういう指導も行っているというふうに新聞には書いてあるわけですね。先ほど第四期工事ですが、一期、二期、三期はどこかとお聞きしましたら、一期は東芝電機で二期は東芝電機で三期は東芝電機であると。四期も東芝電機ですから結局全部東芝がやっているわけですね。まさにこの事業団の指導のとおり、一期請け負ったら次からの仕事はそこがやるように指導するというふうになってるわけですから、そういうことが行われているようなんですけれども、そういう記事が九月二日の朝刊に大きく出ているのに、そこで調査の対象になっている五社のうち四社が指名されているこういう入札を行い、しかも指導どおり--指導というのは下水道事業団の指導どおり、前を請け負ったところが落札してるということは、当然この立川市が示した九社の中でもそういうことが行われたと疑うに足りることではないかと思うんですが、その点はどうお考えになりますか。 ○議長(笠原順二君) 下水道部長。
    ◎下水道部長(杉本光義君) お答えいたします。 今後のあと先ほど申し上げました計画以外にはないのかということでございますが、大きな課題といたしまして、高度処理施設ということでただいま二次処理までやっておりますが、その上の高度処理施設を八次五計--いわゆる八年度から始まります下水道計画の八次五カ年計画、この中に調査基本設計ぐらいを位置づけております。これが施行することになっております計画でございます。 ○議長(笠原順二君) 総務部長。 ◎総務部長(石川博君) 入札制度の問題につきましては、昨年の九月の議会でも今おっしゃられたような継続して工事をとるというような状況があるということで指摘もされております。そのようなことの中で、今回は一期から三期までは指名競争入札で実施をしてまいりました。今回はその談合を防ぐということで制限つき一般競争入札の導入をしてまいりました。今回御指摘がございましたようなことをすべて排除するということはできませんけれども、何とかそれを解決をしたいということでこの制度を取り入れたわけでございます。結果的には一期、二期、三期、四期も同じ業者ではございますけれども、市としてはそれを排除するためにこの制限つき一般競争入札を導入したわけですので、よろしく御理解いただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) もう一度下水道事業団の談合の問題をお尋ねいたしますけれども、談合など排除して公正な入札を行おうと努力しておられることはわかるんです。しかし、市がそういう努力をしていたとしても、現実に建設省認可の法人である日本下水道事業団が大手の下水道関係の電気工事についてはこういう形で指導をしていて、しかも先ほど言ったように、前年にやった工事があればそれは同じ企業が引き続いてやるようにとか、そういう細かい指導までやっているんですね。官庁絡みの談合だというふうに新聞も報じているんですが、そういうことが明らかになったというか公正取引委員会が立入検査をして、そういうことが明らかになってきている。刑事告発もこれからやろうというような段階の中で、それと同じ、そこに該当する会社四社を含めて指名すると、その入札を行うということはやはりちょっと不見識だと思うんですね。それで、きのうの新聞で知ったということですが、それは立川市どこの部局か知りませんが、議会事務局にもたくさん新聞とってますけれども、市長部局でも新聞とっておられると思うんですね。それで、入札の担当の方も見ておられると思うんですが、あるいは下水道の方でも見ておられると思うんですが、二日のこれは全く気がつかなかったんですか。あるいは二日の入札を行ったときに気がつかないとしても、入札の後その日の夕方までにでも新聞見れば、きょうやった入札が果たしてよかったのかどうか、あるいはそれをそのまま議会に議案として出すのがよかったかどうか、そのぐらいの検討があってしかるべきではないかと思うんですが、そういう点は理事者はどう考えておられますか。 ○議長(笠原順二君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 御提案を申し上げております下水道の設備工事につきましては、ただいま部長からもお答え申し上げましたように、制限つき一般競争入札ということで試行を始めている一つのケースであったわけでございます。そういう中で御指摘のような新聞報道も確かにありましたけれども、私どもが下水道事業団のああいう形の談合的な行為が行われていて、そのことに対して公正取引委員会がどう行動するかということの動き方がはっきりいたしましたのはやはり最近になってでございます。この後の対応につきましては、それなりに私どもとしましても対応するつもりでおりますけれども、本件の議案につきましては、ただいま申し上げました事実経過から申し上げまして、制限つき一般競争入札での試行の案件であると、こういうことで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) 質問はこれで最後にしておいてあとは意見を申し上げたいと思いますが、立川市が入札のあり方を改めるために制限つき一般競争入札をやられたという、それはわかるんです。それから指名競争入札なんかについても改善されているということはわかるんですが、明らかに下水道事業団が談合指導して、大手五社、中小四社、九社でこういう談合をしているということがはっきりしているわけですね。立川市の発注したこれについてはそういうことがないとしても、今までいろいろな建設関係で立川市が発注したもので、談合がなくて中央官庁の関係あるいはよその都道府県でそういう問題があると指名停止などをしてきましたね。今の段階では契約といってもまだ仮の契約の段階だろうと思うんですが、議決をしなければ正式の契約にならないわけで、そういう公正取引委員会が立入検査を行い、刑事告発も辞さないということになっている段階でなお議案としてどうしてもこのままここで通せというのはちょっと事実に対する認識が甘過ぎるんではないかという気がするんですが、この最終的な態度を決めるのは議会の問題ですけれども、理事者としてはこのまま議案としてどうしても決めろというこういうことですか。取り下げる意向はないかどうか。 ○議長(笠原順二君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 下水道事業団をめぐりますいろいろな事件につきまして、それを受けて立川市として今後どう対応するかにつきましては先ほどお答え申し上げましたように、今後の問題として対応策を考えていく、このつもりでおります。今御提案を申し上げておりますこの案件につきましては、そういう背景はあることは十分承知をしておりますけれども、御提案の内容でぜひ御審議をいただきたいとこのように考えます。 ○議長(笠原順二君) 浅川議員。 ◆22番(浅川修一君) それでは、二、三お伺いをいたします。 私も同じようなことを伺おうと思っていたんですが、この今回試行的に制限つき一般競争入札が初めて行われるということなんですけれども、いろいろ最近の多摩の例を見ましても、せっかく行政の方でいろいろ入札制度の改善を行いましてもなかなか談合情報が入ったりということで、うまくいっていないということも事実のようでございます。今回先ほどの御質疑でも明らかなように、市がせっかく制限つきの一般競争入札ということでやりまして、こういうやり方で市とそれから業者との関係というのは断てるんだというふうに思うんですけれども、その上の公団なんかが絡むともうとても市の範囲の及ばないところでの談合ということになるんだというふうに思うわけですね。だから、ここら辺の問題についてやはり慎重な対応というのが必要だというふうに思うんですが、やはりわかった時点では本件についてもやはり調査といいますか、そういうことも行う必要はあるんではなかろうかというふうに思うんですが、このことについて御答弁をお願いしたいと思います。 それから、先ほどもありましたようにいつも下水関連というのは大変な費用がかかるわけでありまして、そもそもこの変えなくてはならない旧の装置といいますか、それは耐用年数というのはどれくらいあったものなのか、そういうことをちょっとお示しをいただきたいというふうに思います。 それから、再開発が完成をするわけでありますけれども、あれはこの立川の単独処理場に流すということになるわけでありますけれども、こういう点からいきましても、立川の下水問題というのはこれからの開発と絡んで大変だというふうに思うわけでありますが、ここら辺の見通しといいますかこういうあたりについてはどんなふうにお考えなのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 総務部長。 ◎総務部長(石川博君) 今後の試行的ではありますけれども、改善については努めてまいりたいと思います。その中で今御指摘ございましたように、公団その他の団体等もこれからも十分協議をしてまいりますけれども、今回の内容につきましても東京都にも実情を聞いてまいりました。また、公取委とも連絡をいたしましたけれども、具体的なまだ内容が発表できないという、そういうようなことでございます。また、この内容がはっきりしますと立川市の指名停止基準にも該当いたしますと、当然これは指名停止になるわけでございますが、そのような順序を経て調査をし、対処をしてまいりたいと、そのように思っております。 ○議長(笠原順二君) 下水道部長。 ◎下水道部長(杉本光義君) 今回の--設置年は五十二年でございますので、十七年たっております。 それから、再開発ビル並びに基地跡地の問題でございますが、これにつきましては将来は流域別下水道総合計画、いわゆる流総の中では多摩川上流処理区に編入する区域でございますが、ただいままだ上位計画であります流総の処理場の位置等がまだ決まっておりませんが、その間の暫定処置といたしまして、ただいま錦町にございます下水の終末処理場へ暫定的に例えば夜間放流とかいうことで暫定的に対応をしていきたいと。これには限度がございますが、それまでは多少余裕の範囲内で例えば夜間放流というようなことを考えていきたいと思っております。 ○議長(笠原順二君) 浅川議員。 ◆22番(浅川修一君) この議案についても調査をすべきではないかというふうに言ったわけですけれども、今の総務部長の御答弁というのはこれは調査をしたという意味の御答弁なんでしょうか。それとも実情を聞いたという程度の範囲のものなのか。それで、やはりこういう状況になって調査をするお考えというのはないのかどうか。 それから、事態が判明したときにはそれなりの対処をするということを言われたわけでありますけれども、これは今後そういう対応をされるということで理解をしてよろしいのか、確認の意味でもう一度お聞きします。 それから、十七年ということですが耐用年数はどれくらいなんでしょうか。 それから、再開発の関係はやはりこういう開発が行われる中での市の対応ということで大変なものだというふうに思うわけでありますけれども、全体としてこの下水処理にかかる費用を減らすという意味でも、今例えば雨水を浸透させるとかいろいろなことが各分野でも行うべきだということで、いつまでかかっても下水には大変な処理するのに費用がかかるというようなことが今後--これまでもそうでしたんですけれども、続くというような中で改めて全体の処理の体系を見直すとかいうようなことが叫ばれておりますので、再開発の問題とあわせて、これはまた別の機会に議案と直接関係ありませんので申し上げますけれども、この点はぜひ検討なりしていただきたいというふうに思います。 ○議長(笠原順二君) 総務部長。 ◎総務部長(石川博君) 今後の調査の関係でございますけれども、現在では新聞報道だけでございまして、また公取委にも問い合わせたんですけれども、その内容では、現在の段階では一切説明できないというような返事が参っております。いずれこの問題については今後あらゆる方面で検討はされ、また調査はされると思います。市といたしましても、その調査の方向を見て今後も結果で対応していきたいと思っております。 ○議長(笠原順二君) 下水道部長。 ◎下水道部長(杉本光義君) 本工事は補助事業としてやっておりますので耐用年数は過ぎておりますが、ちょっとその点のここに数字を持ち合わせておりませんのでまことに申しわけありませんが耐用年数のはっきりした数字を持ち合わせておりませんので、申しわけありません。 ○議長(笠原順二君) 浅川議員。 ◆22番(浅川修一君) 耐用年数というのは大事で、やっぱりこれこれこういう実情だから変える必要があるんだということが御答弁として述べられないというのはまことに残念だというふうに思うわけですが、一般的に十七年というのはいろいろなものを見て長いのか短いのかというのはそれはちょっとこの場で判断するのはどうかと思うんですけれども、建物なんかではもっともっと使えますし、これは電気関係ということで日進月歩ということなのかもわかりませんけれども、きちんと御答弁できるようにしてください。(「すぐ調べてもらえば」「休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) 暫時休憩いたします。   〔休憩 午前十時三十五分〕   ---------------------------------   〔開議 午前十時三十六分〕 ○議長(笠原順二君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 下水道部長。 ◎下水道部長(杉本光義君) まことに申しわけございませんでした。 耐用年数は十五年でございます。(「わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) ほかに御質疑ありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--島田議員。 ◆25番(島田清作君) 私は、この議案第八十一号については、質疑の中で申し上げましたように、立川市が契約のあり方について改善の努力をしておられることは十分認めるわけでありますけれども、大手電機会社並びに下水道事業団の談合等のことが報道されている中で、立川市が指名した企業のうち四社がこの談合に参加をしていることが公正取引委員会の立入検査の中で明らかになってきているわけであります。まだこれからもっと詳しいことは報道されていくであろうと思われますけれども、やはり独占禁止法に関するこういう談合だとか、あるいは自治体が行っている契約についての改善の努力等を無視したこういう事業を行っている会社と契約をするということは非常に大きな問題があると思います。今後改善するということは、今後調査をして対処の仕方を考えるということが答弁ありますけれども、それはまた別の問題でありまして、やはり今の段階でここと契約するということはちょっと納得できない。できればこの議案を取り下げてもらうのが一番いいと思うんですが、そうでないならば、議会の意思として契約をすべきでない。したがって、この議案には反対をいたします。 ○議長(笠原順二君) ほかに討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十一号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本議案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(笠原順二君) 起立多数であります。よって、議案第八十一号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第3 議案第83号 物品の買入れについて △日程第4 議案第84号 物品の買入れについて △日程第5 議案第85号 物品の買入れについて ○議長(笠原順二君) 次に、日程第三から第五までの議案第八十三号物品の買入れについて、議案第八十四号物品の買入れについて、及び議案第八十五号物品の買入れについて、以上三件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十三号、議案第八十四号及び議案第八十五号について一括して御説明いたします。 本案は、立川市立立川第三中学校、立川市立立川第五中学校及び立川市立立川第七中学校のコンピューター機器の買い入れ契約であります。 三議案とも平成六年八月二十四日、指名競争入札の結果、議案第八十三号につきましては二千四百三十万八千円で株式会社ライオン事務器、議案第八十四号につきましては二千四百四十一万一千円で日通工株式会社、及び議案第八十五号につきましては二千四百八十二万三千円で多摩ホリイ株式会社がそれぞれ落札いたしましたので、これらを相手方として契約いたしたいとするものであります。納期限並びに品名及び数量は議案記載のとおりであります。 なお、買い入れの内容につきましては担当より補足説明をいたさせます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 議案第八十三号、第八十四号及び議案第八十五号につきまして補足説明をさせていただきます。 本案で契約いたしますのは、昨年度から本格実施されております中学校の学習指導要領に沿ったものでございまして、平成三年度から平成六年度までの四カ年計画で市内全中学校にコンピューター教室を設置するものであります。今回のものは第三中学校、第五中学校及び第七中学校の備品購入費でございまして、パーソナルコンピューターを各教師用二台と生徒用二十台の合計二十二台、及びプリンター等の周辺機器でございます。 なお、平成三年度には第四中学校及び第八中学校に、それから平成四年度につきましては第六中学校及び第九中学校に、平成五年度には第一中学校及び第二中学校に設置済みでございます。これで市内全校の設置は終了いたしました。 よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより一括質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) このコンピューター機器の買い入れでありますけれども、学校教育部長の方の御説明で、今年度で九校終了ということでありますけれども、これまでこれを導入したところで十分に使いこなせているのかどうか、それを一つお聞きをしたいと思います。 それから、これは新学習指導要領の実施に伴ってのものということでありますけれども、具体的に授業の中のどういうところで使われるのか、これも参考までにお聞きをしたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 使われている状況等につきまして、昨年入れました一中の場合につきまして御説明させていただきますと、二、三年生の技術の選択ということで週四時間程度使ってございます。授業以外の活用ということでコンピュータークラブが十八人ございまして、週一、二回程度、夏休み等に集中して使用してございます。技術の選択教科の使用でございますが、一太郎、花子とかいうソフトを使いまして基本操作を勉強してございます。また、二、三年生の技術の授業でございますが、一太郎等によりまして基本操作を実施してございます。大体以上でございます。 二中等につきましても技術科三年生が週一時間、主に週一時間程度。それから、四中等につきましても技術科で数学等で使用してございます。パソコン等でのクラブ活動で部員が四中の場合は三十四人というようなことでございます。 ○議長(笠原順二君) 戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) 幾つかの学校について御説明いただきましたけれども、学校の中で十分にこれが使いこなされているかというような状況等の調査というか、されたことがあるんでしょうか。学校の全体の声ということではないわけですけれども、生徒たちの心を育てるというか、感性とか感情ですね、こういうのを豊かに育てるという観点からこういう機器が学習指導要領で決められているとはいえ、どんどん入ってくることについてやはりこれでいいのかという声もあるようですけれども、教育委員会としてはそのような懸念といいますか、そういうことはお持ちにならないかどうか、お尋ねをします。 それから、ここで九校終わるわけですけれども、九校それぞれの機種とかそれからメーカーはどういうところなのか、これもお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 九校の機種はNECでございます。 それから、このコンピューターの使用勝手の問題等でございますけれども、なかなか教えることができる先生がいらっしゃらないというような学校がございまして、我々といたしましてもできるだけ教員のこの部分の研修等をやらなくてはいけないというようなことで、五年度からにつきまして出前研修というような格好で学校にお邪魔しながら、そこで講師を派遣しながら勉強してもらうということもやっております。実際問題としてはどうそれが教師の方で使いこなせるかという、使い切っていくかというのが大きな問題でございまして、その辺のところの対応は十分図っていきたいなということも考えてございます。そういう面からしますと、十分な活用がなかなか現状の中では無理があるんではなかろうかということを判断してございます。 ○議長(笠原順二君) 戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) NECであるということはわかりました。 今の御答弁ですけれども、学校の中では実際そういう状況というのがあるようですね。ですから、かなり高い金額でありまして、それがいろいろ市の財政が厳しいと言われる中で平成三年度からの購入を始めているということでほこりをかぶっているようなところもあるようだとすれば、こういうやり方というのはことしで終わるわけでありますけれども、やはり考える必要があるんではないかというふうに思うんですね。特に教育的な観点ということで子供たちの心を育てるというところからこういう機器についての批判的な声もあるようですので、先生の出前研修ですか、そんなことまでやってるということを言われてちょっとびっくりしたんですけれども、ぜひこういうことはやはり学校の中の合意が十分なければいろいろひずみも出てくると思いますので、具体的な対応につきましてはぜひ慎重にやっていただくようにこれは要望しておきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 高田議員。 ◆30番(高田好一君) それぞれの学校の方と十分打ち合わせをしてこの内容についてはあるんだろうというふうに思うんですが、五中でプリンターが少ないですよね。三中ではカラーディスプレーがとにかく削減されてるんですけれども、これは内容はどういう実態になってますか。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 平成六年度の導入に当たりましては、予算の関係がございまして、昨年の額と若干少なくなってございます。そのような格好でその額の少ない中で各校等に十分に打ち合わせしながら入れているわけでございます。例えばちょっと五中の場合でございますが、プリンターが各学校は十一台入れてるところでございますが、三台ということで、これは先ほど言いましたように学校等の予算との関係もございますので、学校のできる範囲の中で金額的に御協力いただきたいというような格好でやらさせてもらったものですから、最低の道具は入ってるということで御理解いただきたいと思います。(「三中のカラーディスプレーは」と呼ぶ者あり)--申しわけありません。 三中のカラーディスプレー等につきましては、二十一台一中の場合入れさせてもらったわけでございますが、先ほど言いましたようにちょっと予算との関係がございまして、大画面用に一台、それから教師用に二台というような入れ方をさせてもらったというところでございます。 ○議長(笠原順二君) 高田議員。 ◆30番(高田好一君) これ予算の関係で無理をしながら削減してきているというふうに聞こえるんですが、これからの対応はどう考えてるんですか。(「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) 堤議員。 ◆27番(堤保有君) プリンターの数が少ないというのはこれはわかるんですね。ところが、カラーディスプレーにつきましては本体、特に三中については二十二台が本体が入っていて、端末が二十台、これは教師用の二台が入っているんだと思うんですけれども、そうなりますと、キーボードたたいて入力をした場合インプットした場合、ディスプレーがなければこれは三台は稼働するでしょうけれども、残りの十七台についてはこれ使えないんじゃないかと思うんですね。そうすると、使わないのをなぜこの年度に入れなきゃならないかと。これちょっとおかしいんじゃないかと思うんですね。 それからもう一点は、先ほどの戸井田議員との関連なんですけれども、今回新学習指導要領に基づいてこの導入が決まってるわけですね。そうしますと、先ほどの学校教育部長の答弁からいいますと、いわゆるコンピューターの使い方を教えると、それが今回の新学習指導要領の内容だと思うんですね。今までコンピューターを使い切れるかどうかという問題で往々に議論になるのは、つまりコンピューターを道具として教育をしていくと。そういう部分におきましてはソフトの問題であるとかいろいろな問題があって、教師の資質ということでは大変難しい問題があるというふうに言われておりますけれども、ただコンピューターの操作を教えるということで出前の指導をしなければならないというのはちょっとおかしいんじゃないかと思うんですね。その辺の実態についてもう一度確認をしたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 御指摘のとおり、予算上の関係でことしは入れなかったものにつきましては来年度の予算でできるだけ早目にカバーしていこうという考えを持ってございます。 それから、堤議員さんの御質問でございますが、基本的なものとパーソナルコンピューター端末機等についてはすべて教師用、生徒用と入れてございまして、先ほど言いましたカラーディスプレー、これは教師の指示用でございます。そのような格好でこれ等につきましては来年に持ち越していくというようなことでございます。 ○議長(笠原順二君) 堤議員。 ◆27番(堤保有君) ちょっとよくわからないんですけれども、カラーディスプレーが三台というのは教師用のみということですか。そうすると、生徒のいわゆるコンピューター本体があって、それにインプットしたときに、じゃどこに画面としてあらわれてくるんですか。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 三中のカラーディスプレーの場合でございますが、これは大画面用に一台と教師用二台ということでございまして、それで基本的な問題等につきましては先ほど言いましたようにパーソナルコンピューターそれから端末機等がそれぞれ入ってございますので、いいんではなかろうかと。五中、七中の場合は手元のディスプレー方式ということで、三中の場合は大画面方式でということで前に一つ見えてしまうというやり方で、その辺のやり方等につきまして、先ほど言いましたように予算の中で各学校と相談しながらやっていったというところでございます。 ○議長(笠原順二君) 堤議員。 ◆27番(堤保有君) そうなりますと、あえて二十台必要ないんですよね。つまり大画面でやるとしたら一人がコンピューターを使うしかないんですね。二十人一斉にコンピューターを使うということはできないわけですよね。そうすると、どうして二十台ここで買わなきゃいけないかという問題出てくるわけです。つまり、ディスプレーに対応するだけの本体があればそれで済むわけでしょう。そうじゃないですか。要するに大画面でやるのが一人が一回、同時に一人しかできないわけですね。同時に二十人の人が一斉にコンピューターを使うということはできないわけですよね、大画面方式でやるとするならば。そうじゃないですか。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 先ほど来説明してございますように、パーソナルコンピューター端末機はおのおの入っているわけでございまして、そのカラーディスプレー等につきましては手元には何というんですか直接的になくてもその場はしのげるようでございますので、そういう意味合いで、先ほど言いましたように予算上の兼ね合わもございましてやらせていただいたというようなことでございます。 ○議長(笠原順二君) 堤議員。 ◆27番(堤保有君) 何回も言うようですけれども、じゃ二十人が一斉に使えますかということです。それだけで結構です。 ○議長(笠原順二君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 先ほど来申し上げていますように、二十人分はすべて画面は用意してございます。 以上でございます。 ○議長(笠原順二君) ほかに御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本三議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本三議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより順次討論、採決を行います。 初めに、議案第八十三号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十三号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十三号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第八十四号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十四号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十四号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第八十五号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十五号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十五号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第6 議案第86号 平成六年度立川市一般会計補正予算(第三号) △日程第7 議案第88号 平成六年度立川市特別会計駐車場事業補正予算(第一号) △日程第8 議案第82号 建物の買入れについて △日程第9 議案第98号 立川市総合福祉センター建設基金条例を廃止する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第六から第九までの議案第八十六号平成六年度立川市一般会計補正予算(第三号)、議案第八十八号平成六年度立川市特別会計駐車場事業補正予算(第一号)議案第八十二号建物の買入れについて、及び議案第九十八号立川市総合福祉センター建設基金条例を廃止する条例、以上四件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十六号、議案第八十八号、議案第八十二号及び議案第九十八号について一括して御説明いたします。 まず、議案第八十六号について御説明いたします。 本案は、平成六年度立川市一般会計補正予算第三号であります。 今回の補正額は十億四千五百八十七万六千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は六百二十六億九千二百十三万九千円となります。 補正の内容を歳出から御説明いたしますが、全体にまたがります使用料及び賃借料の土地借上料は、地代の改定等に伴うものであります。 それでは、補正予算事項別明細書の十五ページをお開きください。 議会費の議員の報酬等の経費は、市議会議員の改選に伴う報酬等の不足分を、また備品購入費についても改選に伴う議員控室の改修にあわせて増額するものでございます。 次の総務費のうち一般管理費の災害補償費は、立川市職員公務災害等見舞金支給条例第七条に該当する職員が発生したため見舞金を支給するものであります。 続いて給与計算事務電算に係る委託料は、所得税等の特別減税に伴うシステム変更料を増額するものであります。 一般管理に要する経費の委託料につきましては、損害賠償等請求事件の裁判が終結いたしましたので、弁護士に報酬金を支払うものであります。 次の仮称富士見連絡所建設に要する経費は、平成七年度春の開設に向け二階建て約七十二平米の連絡所を新築するものであります。 財産管理費の地域文化振興基金の積み立ては、平成六年三月に受け入れた寄附金を同額の市費とともに積み立てるものであります。 交通安全対策費の自転車対策に要する経費は、立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業の四-一街区の公共自転車駐車場取得費が確定したため割賦金を減額するものであります。 十七ページをお開きください。 地域振興費の自治会等の振興に要する経費でありますが、集会施設の設置等について当初見込みを上回る補助申請がありましたので、不足分を増額するものであります。 次の諸費につきましては、平成五年度の国・都支出金等の精算確定により超過交付額を返還するものであります。 徴税費の固定資産評価審査委員会に要する経費の報酬は、審査委員会の開催が増加したため増額するものであります。 十九ページをお開きください。 統計調査費の全国消費実態調査につきましては、委託金の交付決定に基づき事業費を補正するものであります。 民生費に入りますが、交通弱者対策に要する経費につきましては、JR立川駅のエレベーター設置について、JRとの間で費用分担などについて基本的な合意に達し、また自治省承認の目途もつきましたので、委託料を減額し、新たな費用負担に基づき実施設計費を負担金として計上するものであります。なお、本体事業費につきましては、平成七年度当初予算に計上する予定となっております。 特別会計国民健康保険事業への繰り出しは、出産育児一時金など制度改正に伴うものであります。 続いて総合福祉センター建設基金の積み立ては、基金の運用利子を積み立てるものです。 二十一ページをお開きください。 老人手当支給に要する経費の扶助費の増額につきましては、受給資格者の増加によるものです。 衛生費の一般保健指導に要する経費のミルク扶助は、支給対象者の増によるものであります。 次のごみ収集に要する経費の収集作業に係る委託料の増額につきましては、事業者の自己責任による事業系廃棄物の収集運搬の実施を六カ月先送りしたことによるものであります。 続いて、リサイクルセンターに要する経費の修繕料は、機器の修繕が発生したため増額するものであり、鉄資源等処分の委託料の増額は、家電製品の処分が七月から逆有償になったことによるものです。 ごみ減量に要する経費の需用費は、事業系廃棄物の収集を十月一日から実施するに当たり、少量排出事業者を対象にこの趣旨を御理解いただくために統一規格の専用指定袋を作製する費用と、EM菌堆肥化促進モニターの応募者増に伴い、モニター枠を拡大するための費用六十七万円をあわせて増額するものであります。 二十三ページをお開きください。 土木費の市道新設改良事業に要する経費の市道二級四号線工事委託につきましては、東大通り線整備工事に伴い、交通管理者及び道路管理者との協議の結果、曙町二丁目交差点の巻き込み部分の一部の改良を住宅・都市整備公団へ委託するものであります。続いて、市道一級一五号線外十四路線拡幅事業に係る公有財産購入費は、市道北一六・一七・六三号線の土地開発公社取得用地の買い戻しに係るものであります。 土地区画整理費の南口土地区画整理事業に要する経費の事業計画変更資料作成委託料は、平成七年二月の都市計画変更予定に伴い、事業計画全体を見直すための資料作成を、また物件移転等補償は国庫補助金の追加要望が認められたため増額するものであります。 続いて公園費でありますが、今年度と平成七年度の継続事業として東京都から委託を受けて実施する予定でありました武蔵野の路整備事業が今年度での繰り上げ施行を認められましたので、増額をお願いするものであります。なお、これに伴い当初予算でお願いいたしました当事業に係ります債務負担行為は解消されることになります。 また、松中公園整備事業につきましても、平成七年度に計画しておりました用地買収と整備について防衛庁補助金の増額決定を受けましたので、今年度に繰り上げて実施するものであります。 二十五ページをお開きください。 住宅費の修繕料の増額は、十二月入居予定の空き家募集戸数の増などによるものであり、また印刷製本費は都営住宅の地元割り当て公募に伴うものであります。 次に、教育費に入らせていただきます。 まず、小学校費の学校管理費の学校警備委託料の増額は、第十小学校の警備の民間委託に伴うものであります。 続いて、社会教育費の学習等供用施設建設に要する経費でありますが、二十七ページをお開きください。 仮称西砂地区学習等供用施設の開設に向け、宅地開発等まちづくり指導要綱に基づくセットバック用地の借地買収に要する費用と難視対策や公設升の改修を増額するものであります。 図書館費の公有財産購入費につきましては、先ほど御説明いたしました四-一街区公共自転車駐車場取得費と同様、中央図書館と女性総合センターの取得費が確定したため、割賦金を減額するものであります。 続いて市民体育館の維持管理に要する経費の修繕料でありますが、泉市民体育館の非常用バッテリー外が老朽化により緊急に交換する必要が生じましたので増額するものであります。 競技場等の管理運営及び整備に要する経費のうち、移動式簡易水洗トイレ借上料につきましては、西砂スポーツ広場にトイレ二棟を増設するものであります。 公債費の借入金償還に要する経費の土木債の償還につきましては、平成三年度の立川駅北口土地区画整理事業に係る無利子貸付金について繰り上げ償還の決定通知を受けましたので、同額の国庫補助金を受け入れ、受け入れ当日に繰り上げ償還を行うものであります。 以上で歳出の説明を終わり、歳入について御説明いたしますので、前に戻りまして十一ページをお開きください。 国庫補助金のうち総務費国庫補助金は、防衛庁の民生安定施設助成事業補助金で、松中公園整備事業の繰り上げ実施に伴うものであります。 次の民生費国庫補助金の高年齢者労働能力活用等事業費補助金は、制度改正に基づく減額であります。 衛生費の国庫補助金のうち保健活動費と保健対策推進費補助金については、国庫補助金の一般財源化の一環で廃止されたため減額するものであります。なお、地域保健推進特別事業費につきましては、現在導入を進めております健康管理総合システムが先駆的な事業として補助採択されましたので、新規に計上するものであります。 土木費国庫補助金ですが、立川駅南口土地区画整理事業補助金は、補助の追加要望が認められましたので増額するものであります。また、立川駅北口駅前土地区画整理事業補助金は、先ほど御説明しました繰り上げ償還の財源として受け入れるものであります。 民生費委託金の児童手当事務と児童扶養手当事務委託金は、委託事務費のうちの人件費部分が一般財源化されたため減額するものであります。 都支出金のうち福祉のまちづくり区市町村モデル地区整備事業補助金は、今年度本市がモデル地区に指定され、JR立川駅のエレベーター設置事業が補助対象事業になりましたので、実施設計に係る補助金を計上するものであります。 続いて、土木費都補助金の立川駅南口土地区画整理事業補助金は、国庫補助金の増額に伴うものであります。 委託金でありますが、全国消費実態調査と都営住宅地元割り当て公募事務については、歳出の増に伴い委託金を増額するものであります。 武蔵野の路整備事業につきましては、先ほど御説明したとおり、事業の繰り上げ実施に伴い委託金を増額するものであります。 財産収入の総合福祉センター建設基金運用利子は、運用利子収入の増収分を計上するものであります。 十三ページをお開きください。 基金繰入金でありますが、総合福祉センター建設基金からの繰り入れにつきましては、今年度で総合福祉センターの建設に関する経費の支出が終了しますので、今回の補正で基金残高全額を繰り入れするものであります。 中央図書館建設基金からの繰り入れにつきましては、取得費の確定に伴い割賦金が減額となりましたので、中央図書館の割賦金相当額の繰入金を減額するものであります。 特別会計繰入金の平成五年度特別会計老人保健医療事業精算金につきましては、平成五年度の一般会計から老人保健医療事業への繰出金の精算が終了しましたので、余剰分の返還を受けるものであります。 繰越金は、所要財源を充当しようとするものであります。 市債について御説明いたします。 都市計画事業債につきましては事業費の増額に伴うものであります。 以上で歳入の説明を終わりますが、地方債補正をお願いしておりますので、五ページをお開きください。 第二表地方債補正は、事業費の増額に伴い限度額を変更するものであります。 次に、議案第八十八号について御説明いたします。 本案は、平成六年度立川市特別会計駐車場事業補正予算第一号であります。 今回の補正額は二万四千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は四億六千五百二十四万円となります。 補正の内容を歳出から御説明いたしますので、補正予算事項別明細書の九ページをお開きください。 事業費の公有財産購入費は、四-一街区公共駐車場の取得費割賦金につきまして住宅・都市整備公団との間でその金額が確定したことによる減額であります。 また、次の積立金は取得費割賦金の減額分相当額と、後ほど歳入で御説明いたします保険によるてん補金相当額を将来の駐車場建設のため基金に留保するものであります。 以上で歳出の説明を終わり歳入について御説明いたしますので、前に戻りまして七ページをお開きください。 諸収入の雑入は、本年六月に緑川第六駐車場で発生した盗難事故についての現金動産総合保険によるてん補金であります。 次に、議案第八十二号について御説明いたします。 本案は、現在開発が進められております立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業の四-一街区に建設中の建物の買い入れ契約であります。 議案の内容は、再開発事業の施行者であります住宅・都市整備公団と協議を重ねた結果、譲渡価格が二百九十五億八千八百八十七万九千八百四十円で合意に達しましたので、同公団を相手方として契約いたしたいとするものであります。 建物の所在並びに構造及び規模は議案記載のとおりでありますが、この建物は既に議会の御承認をいただいております中央図書館、女性総合センター、駐車場及び自転車駐車場の施設として使用しようとするものであります。 なお、買い入れの内容につきましては担当より補足説明をいたさせます。 次に、議案第九十八号について御説明いたします。 本案は、平成二年度から四カ年計画で施工してまいりました総合福祉センターが皆様の御協力を得まして本年二月に竣工し、七月から各種の事業を実施しております。 今年度は開設に係る初度調弁費に、残された基金の全額を取り崩して充当することにより、立川市総合福祉センター建設基金条例を廃止することとしたものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) 企画部長。 ◎企画部長(中原勲君) 議案第八十二号について補足して御説明申し上げます。 まず、契約の金額でございますけれども、この金額につきましては二月に開かれました臨時議会の本会議及び全員協議会等で御説明申し上げました。その際に、概算でございますけれども三百二十二億というふうに申し上げましたが、その後譲渡契約の確定に向けて住宅・都市整備公団と話し合いをいたしてまいりました。その結果、ただいま申し上げましたように二百九十五億八千八百万という概算になったわけでありますけれども、この減額になった部分は建設費用の部分は当初お話し申し上げたとおり変更になっておりません。利息部分で概算二十六億程度でございますけれども、減額になっております。 それから、その際に三年据え置き、元利均等払いというふうに申し上げてありますけれども、今回話し合いの結果、五年間は元金据え置き、二十五年間で元利均等払いということになりました。 それから、この建物の引き渡しの予定でございますけれども、この議案がお認めいただいた後譲渡契約を結びまして、建物の引き渡しは十月十二日の予定となっております。 なお、開館の予定でございますけれども、女性総合センターが十月十六日、駐車場・駐輪場関係が十月十七日というふうになっております。なお、さらに図書館につきましては準備の関係がありまして、来年一月十二日の開館予定となっております。 私の方からは以上でございます。 ○議長(笠原順二君) これより一括質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--安東議員。 ◆20番(安東真君) 議案第八十六号の民生費について一点だけお伺いをしたいと思いますが、長い間懸案になっていたエレベーターの実施設計がJRと基本合意に達したということなんですが、本体は来年度計上されるというふうに今お話があったわけですけれども、これは基本的に恐らくこの金額だと最初の委託料で組んでいた四千万円ですか、これが三分割をされるということになったと思うんですが、このそれぞれの予算の配分といいますか本体の建設の総額と、その建設費の予算配分というのが一体どれぐらい--立川市の負担分も含めてどの程度になるのかということを一点お伺いをしたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 福祉部長。 ◎福祉部長(大澤祥一君) 立川駅のエレベーターの御質問にお答えいたします。 委託料でございますが、この二千万というのは総額でございます。 それから建設費でございますが、あくまでも現時点ではJRとの折衝の段階での概算額ですが、約七億弱というふうなことで話し合いを進めております。これは今後詳細設計に入りますとこの数字が動いてまいりますが、あくまでも現状はそういうふうなことでもって話をしているところでございます。 それから、負担の割合でございますが、JRが一応総事業費の三分の一ということでございます。その他東京都の補助金がございますので、立川市の負担金が現時点では約三億一千万弱というふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 安東議員。 ◆20番(安東真君) 割合についてはわかりました。 最初その四千万で組んでいたときに、これがD案ということで建設費が大体四億ぐらいになるんじゃないかということだったんですが、結果として最初のA案ですか、新しい乗りかえの跨線橋をつくって各ホームにエレベーターをおろすという形に変わったんで、総額が大体七億円ぐらいになったということなんですが、非常に長い間すったもんだしたあげく、何とかJRの方も出さなきゃいけないということにはなってきたんですけれども、やはり一度つくった建物なりにまた穴をあけたり組みかえをしてエレベーター等をおろすというのが非常に大変だということはもう今回の件を通じて非常によくおわかりになったと思うんですよね。ですから、一つは今後のモノレール、これに関しての駅舎の問題等出てくると思うんですが、これに関しては当然設計の段階からエレベーターなりスロープという計画がきちんとなされるのかいうことと、それからやはり当事者自身の意見を聞くということで、設計をなされた段階できちんとこういった計画があるんだということを当事者に提示をすると、そういう場を設けるべきだと思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(笠原順二君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 今までも何度か申し上げてきておりますが、モノレールにつきましては当初は主要駅にエレベーター、その他のところにはエスカレーターと、こういうことでございましたが、その後東京都のまちづくりの指針、福祉のまちづくりの関係、それから運輸省の指導などもございまして、最近では各駅につけるということで、設計の段階から組み込まれておりますので、今御指摘のような不便のようなところはないようになるのかと思います。ただ、住民との話し合いということにつきましては駅も各駅でありますので、これは福祉関係の方と設計の方で東京都あるいはモノレール株式会社の方でやられているのであろうと思いますが、後ほど確認はしてみたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 小玉議員。 ◆2番(小玉博美君) それでは、議案第八十六号の一般会計補正予算について何点かお尋ねしたいと思います。 まず初めに、十七ページの自治会等の振興に要する経費というところで、集会施設ということで先ほど言われましたけれども、具体的にどこの集会施設なのか、お聞かせ願いたいと思います。 それと、十九ページのJR立川駅エレベーター実施計画で今やりとりがあったわけでありますけれども、私も原点に戻ったのは大変結構だというふうに思っています。それで、いつごろ実施となる予定といいますか見通しなのかということと、それと南口の方はどういうふうな見通しなのか、エレベーターに関してその点についてお尋ねします。 それと、二十一ページのリサイクルセンターに要する経費の関係でありますけれども、機器の修理というふうに言われましたが、これはもうちょっと詳しく具体的にお示しいただきたいというふうに思います。 それと、二十三ページの南口の土地区画整理事業の関係でありますけれども、この事業計画変更資料作成ということで平成七年二月の都市計画変更に関する計画ということに言われましたけれども、もう少し具体的にお示しいただきたいと、中身について具体的にお示しいただきたいというふうに思います。 それと、二十七ページの学習等供用施設の土地鑑定料でありますけれども、これは西砂の学供ということなんでしょうかね、お示しいただきたいと思います。 以上、お尋ねします。 ○議長(笠原順二君) 生活経済部長。 ◎生活経済部長(田島悦郎君) 一点目の自治会集会施設の補助金の関係で場所はということでありますが、当初予算一千五百万、ここで二千五百九十万の補正でございまして、総計で四千九十万ということでございますが、新築の自治会がトータルで三件、補助額が建築費の七割の一千万円限度ということで、七割でも一千万円に該当するところが三件ございます。これは柴崎町それから西砂町、幸町にそれぞれ新築ということでございまして、あとは修繕等がございます。総体で二十一自治会からの申請でございます。 以上です。 ○議長(笠原順二君) 福祉部長。 ◎福祉部長(大澤祥一君) 立川駅のエレベーターの着工の時期でございますが、JRからは平成七年度の初旬には着工したいというふうに聞いてございます。 以上でございます。
    ○議長(笠原順二君) 都市開発部参事。 ◎都市開発部参事(横倉克彰君) 南口の事業計画の変更でございますけれども、これは現在の区画整理事業で整備されます二十五メーターの街路がここにモノレールが導入してまいりますと三十八メーターに計画変更がなされます。これに伴います区画整理事業の資金計画の見直しの委託料でございます。 ○議長(笠原順二君) 清掃部長。 ◎清掃部長(佐藤高之君) 各種機械等の修繕料のことでございますが、平成六年度に当初予算に計上しておりました定期的修繕のほかに、一番町にございますリサイクルセンターが仮施設で非常に狭い場所でございまして、そこで不燃ごみの処理を強いられているところから、正規の施設においては予想できないような修繕が発生いたしまして、今後当初予算で予定しております修繕料に不足してきたわけでございます。それで、それは二軸破砕機の修繕をいたしまして、ごみの不燃物の処理過程ではごみ選別ラインを通過いたしまして、選別されたものが最終的に破砕機にかけられて減容されるわけですが、そこの施設が非常に狭いために選別ラインが大変短いというようなことで、十分なるいわゆる選別作業がなかなかできない結果、破砕機に負担がかかり、通常では考えられないようなことができまして、こういうようなもののほか、それからトラックスケールがやはり通常は重量だけはかる場所でございますが、入り口のところにございます関係上、そこへ出入りするようなことと同時にやってございますので、そこで故障が生じたと。そういうようなことで当初予定して今後これからやらなきゃならないような減容機の修繕だとか種別コンベアーの修繕、並びに自選機の修繕、それから減容の運搬のコンベアーの修繕等を当初予定しておりましたので、これとの不足が生じておりますので、ここで補正をさせていただきたい、このように思います。 ○議長(笠原順二君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(河村重雄君) 学習等供用施設の鑑定料の場所の件でございますが、御明察のとおりでございます。 ○議長(笠原順二君) 小玉議員。 ◆2番(小玉博美君) それでは、お聞かせいただきたいというふうに思います。 十七ページの自治会の振興等に要する経費の問題はわかりました。 それと、JRの立川駅エレベーター実施計画の関係でありますけれども、平成七年の初旬ということでありますので、一日も早くできるようにさらに努力をしていただきたいということを要望しておきたいと思います。 それと、二十一ページのリサイクルセンターに要する経費の関係でありますけれども、今破砕機ということを言われましたけれども、これは当初予測できないような事態だったというふうに言われましたけれども、予測できなかったんでしょうか。無理があったんではないかというふうに思うんですが、その辺の見解をお聞かせいただきたいというふうに思います。 それと、二十三ページの南口の土地区画整理事業の関係でありますけれども、今御答弁いただきまして、それで昨日のある議員の質問に対する答弁の中でも開発部参事が、残念ながら区画整理と再開発で対応することができなかったと。一部買収、一部借り上げというふうに言っていましたけれども、これは再開発は断念ということなんでしょうかね、お示しいただきたいというふうに思います。 それと、二十七ページの問題、学供の関係はわかりました。わかりましたけれども、この際御質問しておきたいと思いますけれども、今まで何度も議会の中でも曙町の学供についても早期にできるように取り組んでいるんだというふうに言っていましたけれども、今どういう段階なんでしょうか、この曙町の学供をめぐっては。その点についてだけお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 清掃部長。 ◎清掃部長(佐藤高之君) 今お答えいたしましたが、通常ではこの破砕機の主軸のところまでいきませんで、刃の破損程度で済むわけでございますが、選別する場所が非常に狭いというために手選別でやり、さらにラインの上で選別を続けておりますが、そこでなかなかできないというような状況が続いています。このために非常なる使ってる頻度が高くなってきたりしまして、そこで破損が生じたというようなことでございます。 ○議長(笠原順二君) 都市開発部参事。 ◎都市開発部参事(横倉克彰君) 再開発事業は断念かということでございますが、昨日お話し申し上げましたのは、区画整理事業と再開発事業の同時施行につきましては、昨年の十二月の段階で大変厳しいと、こういうようなことでございまして、組合は経過もございますので、ことしの秋、もう至近でございますけれども、秋までにはその方向を定めたいとしておりまして、早晩その結果が出るものと思われます。 以上であります。 ○議長(笠原順二君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 曙町の学供施設のおくれにつきましては大変申しわけないと思っておりますが、適地について基本的にはフロア取得という計画がありますので、検討を進めている状況でございます。現状具体的に申し上げる段階にありませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 小玉議員。 ◆2番(小玉博美君) 二十一ページのリサイクルセンターの関係でありますけれども、今部長答弁ありましたけれども、狭いということでというふうに言われましたが、私そういうことで最初から無理があったんじゃないかということでお聞きしてるんで、その辺の見解をちょっとお聞かせ願いたいというふうに思うんです。 それと、南口の土地区画整理事業の関係でありますけれども、今までも十月がリミットでというふうに言われてきたわけでありますが、今の答弁でも何だか組合の方に責任を転嫁してるんじゃないかなというふうに思われるような答弁でもあったわけでありますが、この四・四全域については断念ということじゃないんだという立場なんでしょうか。リミットが十月ですから、この辺はもうはっきりと示していただく必要があるというふうに思うんですが、どうお考えなのか、お聞かせ願いたいというふうに思います。 それと、直接今回の議案じゃなくて申しわけありませんでしたけれども、この曙町の学供については強い要望もありますので、ぜひ早急に着手という方向で頑張っていただきたいということを要望しておきます。 それと、十三ページの繰越金の関係でありますけれども、九千五百八十万七千円が補正となってるわけですが、この繰越金というのは年間で大体何億ぐらいになるのか、今回補正を合わせまして六億三千数万という状況になりますけれども、これで全部なのかどうか、その辺についてもお聞かせください。 ○議長(笠原順二君) 清掃部長。 ◎清掃部長(佐藤高之君) 当初の計画はやはりこの施設の中でそれに対応できるものというようなことでやっておりましたが、思いのほか選別する場所が狭いところでやむを得ずやってる状態でございまして、ごみの質が思いのほか非常に悪かったというようなこともございますし、作業もその中で一生懸命やっておるわけですが、そういう中で全然考えられないというようなのが発生したということでございます。 ○議長(笠原順二君) 企画部長。 ◎企画部長(中原勲君) 繰越金にかかわる御質問でありますけれども、決算にもございますように、実質収支といたしましては十三億七千五百万、それから既に予算計上済みが約六億三千万で、残り約七億四千万程度が繰越金として残っております。 以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 都市開発部参事。 ◎都市開発部参事(横倉克彰君) 南口の再開発事業でございますけれども、これ現在組合施行でございまして、確かに四・四ヘクタールは大変広範でございますし、これが一度に持ち上がる可能性というのは大変低うございます。そういう中で区域を絞れということでお話を申し上げてございまして、組合はことしの秋までその猶予を欲しい。したがいまして、再開発事業の方向性も含めまして十月までには決断すると、こういうようなことになっております。 以上であります。 ○議長(笠原順二君) 小玉議員。 ◆2番(小玉博美君) 二十一ページのリサイクルセンターの関係ですけれども、今の部長答弁、よくわからないのでもう少し見解をお聞かせいただきたいということを言っていますので、その点についてお願いしたいというふうに思います。 それと、南口の関係でありますけれども、今も十月リミットでそれまでということでありましたけれども、私は再開発について十三年間かかってきて、結局今こういう十月を目前にしてこういう事態になっているわけでありますよね。ですから、その点について改めて市長の見解を求めたいというふうに思います。市長の見解をお示しいただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。 それと、十三ページの繰越金の関係でありますが、七億四千万円残っているということがわかりました。これから市民要求が実現できるものもたくさん、七億もあればかなりあると思いますので、ぜひ市民のためにこうしたお金は使っていただきたいということを要望しておきます。 ○議長(笠原順二君) 清掃部長。 ◎清掃部長(佐藤高之君) 一番町のリサイクルセンターにつきましては、あくまでも仮設施設でスタートしたわけでございます。非常に狭い施設でそこで不燃ごみの処理をしなければならないというようなことで当初ここで作業を続けたわけでございますが、正規の施設においては予想できないような状況でございまして、そこの中で機種につきましてはこれでいけるんだということでやってございましたが、やはりごみと分別との関係上非常に無理が来ていたと、このように思ってございます。 ○議長(笠原順二君) 市長。 ◎市長(青木久君) 南口の再開発問題でございますが、先ほど来部長からも答弁しておりますように、今せっかく地元の組合が一生懸命努力しておりますので、その成り行きを見て判断すると、そういう気持ちで今おります。 ○議長(笠原順二君) 小玉議員。 ◆2番(小玉博美君) 今市長の方から、成り行きを見て判断するというふうに言われましたけれども、これからどうなるかは市長の責任がやっぱり問われていくというふうに思うんですね。ですから、この点で今の見解をお示しいただきたいというふうに言ったんです。どうお考えかをお聞かせください。 ○議長(笠原順二君) 市長。 ◎市長(青木久君) ただいまも申し上げましたとおり、今組合の人たちは一生懸命努力しておりますので、その結果を見てから決断する、あるいは判断すると、そういうことでございます。 ○議長(笠原順二君) ほかに御質疑はありませんか。--志沢議員。 ◆24番(志沢実君) 二点お聞かせをいただきたいというふうに思います。 一点は、二十一ページのごみの問題でありますが、きのうの一般質問で大体経過、状況というのはよくわかったわけでありますが、この際確認の意味で一、二聞かせてもらいたいわけでありますが、今回市側の言えば半年間の取り組みに基づいて十月一日から専用袋方式で臨もうということになっているわけでありますが、若干懸念をされますのは、要するに一日十キログラムまでは無料という、この辺の問題についてきのう助役の方から処理費を無料にするように詰めておるということで、まだ最終的な結論ではないというふうな感じがあることと、それからもう一つは、専用袋方式で事業所と処理業者がグループ化して費用の軽減を図ろうということがあるわけでありますが、この点では全市的にフォローできるのかなという点が懸念をされるわけでありますが、今申し上げた二つの点で十月一日からの実施ということで遺漏なくこれがスタートできるというふうにお考えかどうか、この点を聞かせていただきたいというふうに思います。 それからもう一点は、今南口の問題でやりとりがあったわけでありますが、参事の方からは、十月決断というふうな言明があって、やはり従来の経過なんだなというふうに思うわけでありますが、市長の答弁を聞いてますと、せっかく組合の方が努力中ということで何か時期的な明示がないので、十月段階というのは恐らく定例会もない段階なので若干気になるわけでありますが、参事が言っておる十月段階の決断ということでそういう認識で議会側もとらえていていいのかどうか、これだけをひとつ確認の意味でお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(笠原順二君) 石橋助役。 ◎助役(石橋愿君) ごみの問題でございますけれども、きのうお話し申し上げましたように、十月一日の実施でまいりたいと思ってます。内容につきましては、今お話にございましたように、手数料の無料化につきまして最終の詰めをしている段階でございます。この件がブロック割の件ができましたら、その周知方法を徹底しながら十月一日からの実施をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(笠原順二君) 市長。 ◎市長(青木久君) 十月という時期を想定しております。 ○議長(笠原順二君) 志沢議員。 ◆24番(志沢実君) 今助役の方から、十月一日からの実施ということでいろいろ詰めておるということで言われたんですが、例えば九月二十七日には建設委員会が開かれるわけでありますが、このころまでには今申されたいわゆる若干まだ詰まってない問題については委員会に報告ができるのかどうなのか、この点を何日かまだございますけれども、お示しができた方がいいんじゃないかなというふうに思いますけれども、見解を聞かせてもらいたいというふうに思うんです。 それから、市長の方の答弁でわかりましたけれども、私は三月、五月の段階で十月が何かモノレールとの関連でぎりぎり決着のそういう何か時期なんだというふうな言い方に比べて若干何か十月でなくてもよいのかなと、想定というふうな響きは若干抽象的な、言葉に何か緊迫感が少しなくなってきたのかなというふうな感じもするので、老婆心ながら想定というのは十月ちょっきりよということでいいんでしょうか。 ○議長(笠原順二君) 石橋助役。 ◎助役(石橋愿君) ごみの問題でございますけれども、建設委員会には御報告できるようにいたしたいと思います。ただ、周知の問題もございますので、その前にPRをさせていただくことも考えてございますので、その辺の御理解を得ながらやってまいりたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 市長。 ◎市長(青木久君) 十月というふうに御理解いただいて結構でございます。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) 議案第八十二号についてちょっとお尋ねいたします。 建物の買い入れということで二百九十五億円という非常に大きな買い入れをするわけで大変驚いているわけなんですが、先ほど企画部長から、当初の予定よりも利息分で二十六億円ぐらいですか安くなったというお話だったんですが、それでも図書館や女性総合センター、駐車場まで含めまして平均して一平方メートル当たり大体百八十万円ぐらいなんですか、百七十何万円になる非常に高い値段の建物になるんですけれども、これは土地ではなくて建物だけ購入、床だけを購入するということなんですか。非常にともかく額が大きいので驚いてるんですが、こういうものは随意契約であり、立川市が買う以外ないわけですけれども、交渉によって下がってきたということですが、これ以上下がることはないのかどうか。これほど高い--総額が大きいという気がするんだけれども、単価としては高くないものかどうなのか、ちょっと市民にわかるような説明をお願いしたいと思うんです。 それから、八十六号について十五ページの富士見連絡所の件でお尋ねしたいと思うんです。 富士見町は旧市内の中で市役所に来るには非常に不便なところであったわけです。それで、前市長の時代から私が何回か要望してきたので、やっと十数年経てこういう連絡所がつくられるということを喜んではいるんですけれども、その当時から言っていたのは、以前には国立から立川市役所前を経過して南口通って東中神まで行くバスの路線があったんですが、そのバスの路線がなくなったと。富士見町の団地等から南口までバスに乗ってきて、南口からまた市役所まで歩くにしても非常に歩道もない道で歩きにくい。こういうことから何とか早く連絡所を富士見町につくってくれということを再三言ってきたわけですね。それで、つくられるのは大変結構なことですし、私の住んでいる六丁目の近くですから団地の近くですし非常にいいんですけれども、場所が住宅街の中といいますかともかく道路からかなり入り組んだ袋小路の突き当たりあたりにできるんですね。何でもっといい場所にできないのか。東部連絡所がけやき台団地の中にありますね。それから西部連絡所は市の単独施設の中にあります。そういう点からいいますと、住宅供給公社のあの広い富士見町住宅の中にも交番があったりあるいは郵便局があったり、スーパーマーケットがあったりするわけですが、そういうことから考えましても、住宅供給公社の土地の中につくるとか、あるいはあの付近には小学校、中学校、保育園、児童館、水道部の用地等公共用地があるのに、なぜそういう便利なところというかいい場所につくらないでこういう奥まったちょっとわかりにくいというか不便なところにつくったのか、その点の経過を説明していただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 企画部長。 ◎企画部長(中原勲君) 第一点の図書館等の建物、土地も含むかということでございますけれども、共有持ち分といたしまして土地も含みます。それで共有持ち分といたしまして、全体でございますけれども、一億分の四千六百七十万二千四百という割合になっておりまして、実際には約二千八十平米程度の土地の持ち分があるということでございます。 それから、具体的に土地あるいは建物のそれぞれ分けて幾らというふうに御説明すれば一番わかりやすいのかもわかりませんけれども、これが明確に示されておりません。これまでも二月の臨時会の際にもいろいろ御質問ありましたけれども、総体で建設費用幾らということで平成四年に基本協定を結びまして、それら土地代等を含みまして基本協定を結んできた経過がございます。そのことで先ほども申し上げましたように、当時の長プラが約四・三でありますとか四・四ということで現在若干上がっておりますが、そういうことをあれしまして、この前御説明申し上げましたのは利息四・一五で仮に計算いたしまして三百二十二億というふうに申し上げたわけでありますけれども、その後議会のいろいろな高過ぎるという御意見ございました。そういうことで先ほど申し上げましたように、譲渡契約に向けて話し合いをしてきたわけでありますが、基本協定で結んであります建設費関係の部分についてはこれ以上の減額の変更のための契約をすることができませんでした、結果として。それでさらにまだ確定しておりません利息部分についていろいろ話し合ってきたわけでありますけれども、その結果先ほど申し上げましたような結果になったということでぜひ御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 市民部長。 ◎市民部長(滝島茂男君) 仮称富士見連絡所の件でございますが、この連絡所につきましては、かねがね地元住民の方々、ただいま議員からもおっしゃられましたとおり十数年来というお言葉でございますが、強い御要望等があったわけでございます。市といたしましても、市民サービス向上のために窓口の拡充を図るという必要があるということは、そういう見地から現在多摩川図書館内に取次所を設置してございますけれども、これを発展的に解消というか機能を持つ新たな連絡所の設置の可否について検討してまいったわけでございます。そこで、どういう場所、施設ということで検討してまいったわけでございますが、当初の方針では、公共施設あるいは公有地こういったところを利用いたしまして開設をいたしたいという前提で検討したわけでございますが、今のお話にもありましたとおり学校、これは近くには南富士見小学校等がございます。現実には空き教室等がありますので、当然のことながらこの利用について検討もしたわけでございますが、教育目的以外はまかりならぬというふうなことでございまして、これはあきらめざるを得なかったという経過もございます。また、それではその敷地の一部をというふうなことでも考えたわけでございますが、学校関係者の御了解が得るに至らず現在に至ったわけでございます。そういう中で水道の用地とかいろいろあったわけですが、先ほども島田議員さんからのお話のように、もう長年の御要望でございますので、これは一日も早く開設をしなきゃならないと、これが今私どもに課せられた急務でございますので、それにはただいまお示しした場所については確かに住宅地内で、私どもといたしましてもこれでよしとするわけではございませんけれども、一日も早い開設ということで最終的にはこの場所を選ばせていただいたわけでございますので、市民サービスの窓口向上ということでひとつぜひ御理解のほどをお願い申し上げます。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) 一点目の公団との関係については細かい点でちょっとわからないことがありますが、それは後ほど別の機会に聞かせていただきたいと思います。 それから富士見連絡所(仮称)の件ですが、地元住民からの強い要望があるからともかく開設をしたいんだということですけれども、十数年待たされてきたんですからそれは早い方がいいけれども、場所が本当に適地なのかどうなのかということについてはいろいろ疑問があるんですね。それで、今の部長の答弁に関連して理事者にお尋ねしたいんですが、ともかく今の場所に開設するんだというように聞こえる答弁なんですね。ですから、将来例えばあの付近の市営住宅を建て直すとか、あるいは他の公共用地に適地があるとかという場合にはもっと住民に便利なところに移設することもあり得るというように考えてよろしいでしょうか、その点だけ。 ○議長(笠原順二君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 富士見町の連絡所の開設につきましては、場所につきまして今御提案を申し上げております中身については御不満もあるいはあるかもしれませんけれども、長い懸案事項でございますので、私どもといたしましてはここの場所で開設をさせていただきたいと思います。 将来--これはどの段階の将来になるかちょっと予測がつきませんけれども、お話のように、隣接の市営住宅の建てかえの計画が発生をした場合等々につきましてはしかるべきもう少し良好な用地ができれば私どもといたしましては全く固定的に考えているわけではございません。(「わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) 戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) ただいまの議案第八十二号で一、二お聞きをしておきたいと思います。 二月の全協のときから見れば改定額は確かに大分安くはなっているわけですが、金利は何%ぐらいなのか。それから、五年間据え置きということでお話があったようですけれども、この五年間というのは利息分だけ払うとか、そういうことなんですか。すると、五年間毎年幾らずつ払うのか、それから六年後からはどのくらい支払いをするようになるのか、その辺も明らかにしていただきたいと思うわけです。 それで、二月の全協でも高い買い物ではという論議があって、今もそういう御意見があったわけでありますけれども、先日図書館協議会でここの図書館の部分を視察させていただきまして、本当にもうまだ本がないわけですから広々として広いスペースでかなり立派なものになるなという感じが率直にしたんですけれども、その一方で例えば図書館、地区館の活動などがいろいろ抑えられるようなそういうことはないかどうか、その辺もお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 企画部長。 ◎企画部長(中原勲君) まず第一点目の金利でございますけれども、これは事務費も含みまして三・一九二ということになります。 それから、年度の償還額でございますけれども、御指摘のように元金は五年間は利息のみ払ってまいりますが、約六億一千三百万。それからこれが元金を含んでまいりますと、これは十二年度以降になりますけれども、十三億二千百万程度、こういう予定になっております。 以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(河村重雄君) 中央図書館のことでございますが、御見学いただきましたように今準備が進められておりますけれども、念願の中央図書館がここでオープンをするわけでございますから、それを中心にして立川市全体の図書館活動が活発化するということでございますので、ブランチが活性化することはあってもこれによって沈滞化するということはないというふうに思っております。 ○議長(笠原順二君) 戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) 企画部長の御答弁はわかりました。 生涯学習部長の方からの今の御答弁でありますけれども、実際にこの高い買い物をするということでもって今年度も予算が減額されているというような状況でもあるわけですね。図書館の地域の地区図書館の活動の面でいいましても、例えばこれが直接この買い入れと関係があるかどうかというのはちょっとはっきりしませんけれども、いろいろ地区館で文化活動やってますね。その中でお話会とか映画会とかクリスマス会とか講演会とかずっとやられているようでありますけれども、五年度からでしょうか講演会というのがなくなってますね。それ以前は特に西砂図書館では年に四回もやっておりまして、あと高松図書館、若葉図書館、それから多摩川図書館などでもやってきた経過があるわけなんですけれども、この辺やはりいろいろなところでちょっと市民的には見えにくいようなところで図書館の活動費というのがやはり圧縮されているんではないかと、私はそのように思うわけでありますけれども、その辺はどんなふうにお考えになりますか。 ○議長(笠原順二君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(河村重雄君) 予算の話でありますが、その年によって多少の全体的な増減はあると思いますけれども、この中央図書館を建設するためにブランチの方の予算が削減されているということはないというふうに思っております。むしろ運営の中でお話の会でありますとか講習会でありますとか読み聞かせの会でありますとか、それぞれ職員が事業を組んでおりますのでそういうレパートリーの一つだというふうに御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(笠原順二君) 戸井田議員。 ◆23番(戸井田春子君) 今の生涯学習部長の御答弁でありますけれども、例えば図書館費としましてこれは予算書を見ても各地区館ごとの活動がどのくらいかということで出ておりませんので、ちょっとわかりにくい点はあるわけでありますけれども、講演会というのはかなりの人が参加をしていたような状況もあるようですね。図書館の職員の中には講演会を引き続きやりたいという希望があったけれども、予算を縮小するということでもって中止にされたというようなそういうことがあるのではないかと私は思うわけでありますけれども、そういう点でこれからのことになりますけれども、私はこの議案に反対するわけではなくて、中央図書館の建設というのは広くこれは市民の要求でもあるし結構でありますけれども、やはり非常に買い物としては高いですよね。十二年度以降になると年間十三億から払っていくということでもって、十二年度から先二十年間これが続くわけでありますから、こういう点では結構高い買い物をするということでの影響といいますかそれがいろいろ出てくる恐れもあるわけでありまして、私は地域の図書館活動がこのことによっていろいろ圧縮といいますか抑えられることがないように、これは強く要望しておきたいと思います。(「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) 西岡議員。 ◆6番(西岡正文君) お話聞いておりまして思ったんですけれども、やはり今後図書館にしても女性総合センターを運営していくにいたしましても、余りにも行政依存的な考え方というのは廃して、何もかも行政がやるというふうな、何か講演会の数が減ったとか映画会の数が減ったとかいう話がありましたけれども、市民の意識もかなり成熟をしてきておりますので、ある種行政依存体質みたいなものを廃して、市民が自主的にやる場というふうにいろいろなことをやる場所というふうに位置づけていく方がこれからの時代にそぐうのではないか、そのように思います。(「要望」と呼ぶ者あり)--要望です。 ○議長(笠原順二君) ほかに御質疑ありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本四議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本四議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより順次討論、採決を行います。 初めに、議案第八十六号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十六号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十六号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第八十八号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十八号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十八号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第八十二号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十二号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十二号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第九十八号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十八号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十八号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。   〔休憩 午後零時十分〕   ---------------------------------   〔開議 午後一時十一分〕 ○議長(笠原順二君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △日程第10 議案第87号 平成六年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号) △日程第11 議案第96号 立川市国民健康保険条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十及び第十一の議案第八十七号平成六年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号)、及び議案第九十六号立川市国民健康保険条例の一部を改正する条例、以上二件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十七号及び議案第九十六号について一括して御説明いたします。 まず、議案第八十七号について御説明いたします。 本案は、平成六年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算第一号であります。 今回の補正額は一千二百四十九万四千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は六十八億一千四百五十八万四千円となります。 補正の内容を歳出から御説明いたしますので、補正予算事項別明細書の九ページをお開きください。 保険給付費は本年十月より出産育児一時金の創設と、助産費及び育児手当金の廃止等の条例改正を予定しておりますので、助産費及び育児手当金については減額し、出産育児一時金については新設し、増額するものであります。 また、移送費は法律改正に伴う科目の新設と所要額の補正であります。 次に、老人保健拠出金は老人保健施設に対する新規拠出金の創設に伴い、補正するものであります。 以上で歳出の説明を終わり歳入について御説明いたしますので、前に戻りまして七ページをお開きください。 繰入金の助産費繰入金は、歳出で御説明いたしました出産育児一時金の創設等に伴う増額に対する繰り入れであります。 最後の繰越金は所要財源として充当するものであります。 次に、議案第九十六号について御説明いたします。 本案は、健康保険法等の一部を改正する法律の公布に伴い、立川市国民健康保険条例の一部を改正するものであります。 改正の要点は、許認可事務の整理合理化等の観点から、国民健康保険制度における届け出等の規制緩和により「療養取扱機関及び国民健康保険医」が廃止され、健康保険法に定める「保険医療機関及び保険医」等に統合されたものであります。 出産育児一時金は、健康保険法において分娩費及び育児手当金が統合され、出産育児一時金が創設されたことに伴い、現行の助産費及び育児手当金を改めるとともに、給付額を改定し施策の充実を図るものであります。 その他、在宅医療の充実などに伴う条文整備を図ったものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより一括質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本二議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本二議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより順次討論、採決を行います。 初めに、議案第八十七号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十七号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十七号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第九十六号について討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十六号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十六号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第12 議案第89号 平成六年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号) ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十二議案第八十九号平成六年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十九号について御説明いたします。 本案は、平成六年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)であります。 今回の補正額は一億五千五百四十二万七千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は六十九億八千三百十四万円となります。 補正の内容を歳出から御説明いたしますので、補正予算事項別明細書の九ページをお開きください。 繰出金は、平成五年度の医療費交付金や国・都負担金等の確定に基づき、平成五年度の一般会計からの繰入金を精算し、一般会計へ返還しようとするものであります。 以上で歳出の説明を終わり歳入について御説明いたしますので、前に戻りまして七ページをお開きください。 医療費交付金や国・都負担金につきましては、先ほどの歳出にかかわるものであり、繰越金につきましては所要財源として充当するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十九号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十九号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第13 議案第90号 立川市都市公園条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十三議案第九十号立川市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十号について御説明いたします。 本案は、立川市宅地開発等指導要綱に基づき、住宅・都市整備公団が幸町団地の増設によって設置した公園を、上水幸緑地として条例化を図るため、立川市都市公園条例の一部を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第14 議案第91号 立川市児童遊園条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十四議案第九十一号立川市児童遊園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十一号について御説明いたします。 本案は、立川市宅地開発等指導要綱に基づき設置された立川市栄五東、柏三東及び一番四児童遊園の条例化に伴い、立川市児童遊園条例の一部を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十一号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十一号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第15 議案第92号 立川市自転車駐車場条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十五議案第九十二号立川市自転車駐車場条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十二号について御説明いたします。 本案は、平成五年度より建設を進めてまいりました立川市立川駅西地下道自転車駐車場の設置に伴い、立川市自転車駐車場条例の一部を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はございませんか。--島田議員。 ◆25番(島田清作君) 自転車の置き場ができるということは毎日自転車を利用している私にとっても大変ありがたいことだと思うんですが、この駐輪場に入るための道路の安全の問題で若干お尋ねしたいと思うんですけれども、西の方から入ってくる道、中央線の線路沿いの道ですが、自転車一台がやっと通れるぐらいの狭い一本道なんですけれども、それでまた線路に囲まれた住宅街でありまして、今まで余り自動車等が通ったことのない道だろうと思うので、この道路を恐らく通勤、通学のために朝急いでたくさんの自転車がこっちから入ってくるということになりますと、非常に自転車の交通事故の起こる危険性をあるんではないかという気がいたします。この辺の安全対策がどう考えられているかという点が一つです。 もう一つは、西地下道から上がっていく道路が今建設されておりますね。この西の地下道もそれから東の地下道も歩行者専用の地下道で、地下道の入口には「自転車・バイクはおりましょう」という市が書いた表示があるんですけれども、これは全く無視されていて、自転車を押して歩いている--私は押して歩くんですけれども、押して歩いている人っていうのは今まで余り見たことがない。バイクもそのまま走っているという状況であります。朝一分を急ぐというときになりますと、恐らくこの西の地下道を南北両方から自転車に乗ったままおりてくるということになるんではないかという気がするんですが、あそこに自転車おりましょうというふうに表示してある以上、この地下道を通る人たちにどのような指導を行うのか、事故が起きないようにどういう安全指導を行うのか、その点をお尋ねしたいと思います。 それから、これは開設はいつからですか。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 自転車の安全対策といいますか、これにつきましては西の方から来る、確かに中央線の上の道路が狭いということもありまして、西側に行きますと踏切がございますけれども、あそこに指導員あるいは看板等を立てましてできるだけ迂回していただくような指導をしていきたいというふうに考えております。これは地元の住民の皆さんともこの駐輪場を設置するときにいろいろ話し合った中での要件でもございました。 それから、西地下道の自転車対策ですけれども、これにつきましては西側の方になりますか、自転車の走行しやすいような位置をセットいたしまして、走りやすいといったらちょっと語弊がありますね、おりるのが当然ですから。自転車が通行しやすいようなもの、またそれから出会い頭に駐車場の階段の方とぶつからないようなガードレールとは申しませんけれども、そのような防護さくなどを設けまして、極力ここのところでは--また反射鏡などを置きまして安全対策を図っていきたいというふうに考えております。(「開設はいつなんですか」と呼ぶ者あり) 開設は十二月一日を目途に行っております。 ○議長(笠原順二君) 島田議員。 ◆25番(島田清作君) 西の方、踏切というのは短絡線の踏切ですね。ちょうど公民館の西側、中央線の線路の西側のところで短絡線を渡ってこちらに入ってくるように道路があるわけですが、あそこの踏切もかなり踏切を渡って北側に行ったところが道路が急な斜面になっておりますね。それで、ずっと線路沿いの道も昨日見たんですが、真ん中の部分だけ舗装されて自転車が走りやすくはなっておりますけれども、非常に狭い道であります。それから、先ほど言いました西の地下道も以前は左側通行で矢印が書いてあったんですが、歩行者専用なのに左側通行というのはおかしいんではないかという私が指摘をしまして、右左通行逆になったんですよね。ところが、依然として右側通行でありますけれども、ほとんどの自転車は自転車に乗ったまま通行していますしバイクも乗ったまま通行している実態です、これは東の地下道も同じですが。たまに警察官が入り口に立っていまして、乗ってきたのをつかまえてるという状況ですけれども、通勤者、通学者が非常に多い駐輪場になるわけですから、その辺の安全対策というのはよほど慎重にやらないといけないんではないかと思うんですが、自転車置き場の入り口といいますか地下道の方から入る入り口、この辺には指導員というのは置かないんですか。踏切のところに置くだけですか。 その点が一つと、もう一つは、ここに上がっていく階段は前からありまして、階段を上がりおりする人は通れるんですけれども、車いすでここを通る場合に駐輪場の中を通って西の方から来て駐輪場の中を通って地下道に入るという、こういう通行はできますか、その点もあわせて。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 地下道の入り口については自転車駐車場の管理の指導員でございますので、そちらの方には掲示板等あるいは案内板等、忠告板といいますかそういったものを置きまして注意を促したいと思います。また、富士見町の方から来まして地下道をおりるとき、これは自転車の階段でございますので、自転車をスロープがついておりまして、階段のずっとわきにスロープがついておりまして、自転車だけでございます。車いすの方が御自身でおりられるような状況にはなっておりません。(「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) 酒井議員。 ◆5番(酒井大史君) 今の件に関連してちょっとお聞きしたいんですけれども、今島田議員の方から現状の西地下道駐輪場に入るための現状といったものをお話しされたと思うんですけれども、私が見る限りきのうもお話ししたとおり、あの駐輪場から駅まで行くにはかなりの時間がかかると、そういう現状を考えると、今後もやはりそのまま自転車に乗ったままその駐輪場に地下道に進入される方といったものは減らないと思うんですね。そこで私の立場から言わせていただければ、指導員を置いて必ず自転車をおりて通行するようにするという反面、逆に自転車だけのレーンといったものを完全に歩行者と自転車を分けるようなレーンをつくるといったような考え方は持てないのかどうか、その点に関してお聞きしたいと思うんです。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 先ほどちょっと言葉が足りなかったかと思いますけれども、自転車は入り口に近い方にそういった自転車のレーンを設けたいというふうに考えてございます。 ○議長(笠原順二君) 酒井議員。 ◆5番(酒井大史君) そうしますと、今実際にこの地下道に入る入り口に車どめみたいなものが設置されていますよね。これはそうしますと歩行者の側に関してはもう少し強化をして絶対に自転車が入れないような車どめにする計画はございますでしょうか。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 車どめにつきましても、あわせて整備いたします。 ○議長(笠原順二君) 安東議員。 ◆20番(安東真君) 先ほどの島田議員に対する答弁の中で、新たに今建設をしている地下道の中のスロープについて車いすの通行の件なんですけれども、これは考えてないということなんでけれども、実際この駐輪場の予定をされている西側の地域に今電動の車いすを使って生活をされている方が何人かいらっしゃるんですよ。ここに行くには今は富士見町の方にぐるっと回って踏切を渡るか、それともこの地下道を越えて、駅の北側からの道を行くという、この二つの道しかないんですよね。ですから、ここにこの地下道の中から上がるというこれを見て、これは非常に便利になるんじゃないかというような話をされていたということなんですけれども、こういう点についての配慮というものは何かないんですか。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) ここの駐輪場の整備として行ったものでは、北側には在来の道路の関係で階段がございますけれども、自転車駐車場としての整備でありまして、その辺までの車いすの方の自由に出入りできるというような整備はいたしておらないのが実情です。 ○議長(笠原順二君) 安東議員。 ◆20番(安東真君) 先ほどのそれは答弁で整備をしてないというのはわかったんですよ。だから、それを今後何とか改善をするような方向というのは考えていらっしゃらないのかということなんです。ですから、それだけの車いすが何とか一台分通行できるだけの何らかの形でのスペースの確保ということができればそれは問題じゃないと思うんですよね。ですから、せめてこの程度の配慮というのはやるべきじゃないかというふうに思うんですけれども。 ○議長(笠原順二君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 現在四メーターの自転車のための階段をつくってございますけれども、双方の上下する自転車のスペースあるいは自転車を転がしていくスロープ等を考えますとぎりぎりの線でございまして、ちょうど軌条と軌条にはさまれておりますので、ここの入り口を拡幅することが非常に難しかったということの精いっぱいの拡幅でございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) 安東議員。 ◆20番(安東真君) 現状での道路の幅でなかなか難しいという御答弁なんですが、やはりこういうせっかくスロープとして自転車の駐輪場用だというふうに言われてもそれが単に併用できる場合もあるわけですよね。ですから、こういった点今後完成をしてその利用状況等を見て、もう一度そういうことが考えられないのかどうか、これは継続をして御検討いただきたいと思います。 ○議長(笠原順二君) ほかに御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十二号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十二号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第16 議案第93号 立川市高齢者集合住宅条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十六議案第九十三号立川市高齢者集合住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十三号について御説明いたします。 本案は、国制度の特定目的借上公共賃貸住宅制度要綱に基づき建設した高齢者集合住宅を住宅に困窮する高齢者に提供し、高齢者の生活の安定及び福祉の増進を図るものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十三号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十三号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第17 議案第94号 立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十七議案第九十四号立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十四号について御説明いたします。 本案は、東京都医療費助成制度に係る難病疾病に、新たに「遺伝性(本態性)ニューロパチー」が追加されたことに伴い条例を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十四号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十四号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第18 議案第95号 立川市中小企業事業資金助成条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十八議案第九十五号立川市中小企業事業資金助成条例の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十五号について御説明いたします。 本案は、景気低迷に伴う緊急不況対策の一環として、現借受者のうち返済が困難となった者に対して一年以内を限度として支払猶予制度を特例条例により実施するものであります。 これまでも限度額の引き上げや金利の引き下げ、季節資金の無利子化等を実施してまいりましたが、市内商工業団体へのアンケート結果、また現在の経済状況をかんがみ対応を図るものでございます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十五号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十五号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第19 議案第97号 立川市非常勤職員公務災害補償条例の一部を改正する条例 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第十九議案第九十七号立川市非常勤職員公務災害補償条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第九十七号について御説明いたします。 本案は、地方公務員災害補償法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、立川市非常勤職員公務災害補償条例の一部を改正するものであります。 改正の要点は、葬祭補償の額の定額部分を二十六万五千円から二十八万円に引き上げ、葬祭補償の額を二十八万円に補償基礎額の三十日分に相当する金額を加えた金額とするほか、条文の整備を図るものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(笠原順二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第九十七号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第九十七号は原案のとおり可決されました。   --------------------------------- △日程第20 議案第72号 平成五年度立川市一般会計歳入歳出決算 △日程第21 議案第73号 平成五年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算 △日程第22 議案第74号 平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算 △日程第23 議案第75号 平成五年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算 △日程第24 議案第76号 平成五年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算 △日程第25 議案第77号 平成五年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算 △日程第26 議案第78号 平成五年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算 △日程第27 議案第79号 平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算 △日程第28 議案第80号 平成五年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算 ○議長(笠原順二君) 次に、日程第二十から第二十八までの議案第七十二号平成五年度立川市一般会計歳入歳出決算、議案第七十三号平成五年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算、議案第七十四号平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算、議案第七十五号平成五年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算、議案第七十六号平成五年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算、議案第七十七号平成五年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算、議案第七十八号平成五年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算、議案第七十九号平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算、及び議案第八十号平成五年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算、以上九件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 平成五年度の一般会計及び特別会計の決算の御審議をお願いするに当たりまして、執行の概要について御説明いたします。 なお、金額につきましては四捨五入により百万円単位の概数で申し上げます。 まず、議案第七十二号平成五年度立川市一般会計歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六百九十六億六千六百万円、歳出決算額は六百八十億四千九百万円となり、この歳入歳出差引額から平成六年度への繰越明許費及び事故繰越しに係る翌年度へ繰り越しすべき財源を差し引いた実質収支額は十三億七千五百万円となりました。 予算現額に対する歳入歳出予算の執行状況は、歳入が収入率一〇〇・二%、歳出につきましては執行率九七・九%となりました。 また、前年度決算額との比較におきましては、歳入で四十九億七千万円、六・七%、歳出で五十一億七千万円、七・一%とそれぞれ減額となりました。 この減額の主な理由は、立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業や、清掃工場焼却炉増設事業などによる増があるものの、北口駅前土地区画整理事業の事業費が減少したこと、また前年度決算には大規模な事業として柴崎市民体育館建設事業や立川駅北口有料自転車等駐車場及び地域福祉サービスセンターの用地買収事業などが含まれていたためであります。 次、主な内容について御説明いたします。 まず歳入であります。 市税は全体で三百十七億三千百万円となり、前年度決算に比べ四千七百万円、〇・一%の減となり、昭和三十年以来の対前年度比でマイナスの決算となりました。これは景気低迷による法人市民税の減収や土地譲渡所得に係る市民税個人分の大幅な減少が大きな理由となっています。 市税につきまして項目別に申し上げますと、市民税個人分につきましてはただいま申し上げました土地の譲渡所得の減少によりまして、前年度決算に比べ〇・二%の伸びにとどまりました。 法人市民税につきましては、国の景気対策等の措置が講じられましたが、円高の影響もあり、今年度の企業収益の回復までは結びつかず、前年度決算に比べ四億八百万円、八・三%の減収となり、平成元年度の六十九億一千五百万円をピークに、平成二年度以降、四年連続で前年度決算比マイナスとなりました。 純固定資産税及び都市計画税につきましては、土地が負担調整等によりそれぞれ二・五%、二・九%の伸びなのに対して、家屋は新増築等によりそれぞれ八・八%、八・四%の増収となりました。 なお、商品切手発行税は平成五年三月末をもって廃止しましたので、一億一千五百万円の減収となりました。 税の収入率につきましては、バブル経済の崩壊に伴う経済の冷え込みや金融引き締め政策による不動産関連その他企業の業績悪化が引き続く厳しい状況の中で、土地譲渡所得者や高額納税者の滞納を防止するため早期の納税指導を行ったほか、納期内納付や自主納税意識の啓発に努めましたが、前年度を〇・九ポイント下回る九六・三%となり、二十七市中で三位の収入率となりました。 次に、利子割交付金でありますが、低金利が継続しているものの高金利時の定期預金の満期期日の到来などにより前年度決算比で一億九千五百万円、三九・六%の増収となりました。 自動車取得税交付金につきましては、不況の影響により一〇・六%の減収となりました。 次に国庫支出金でありますが、前年度決算比で九億五千九百万円、八・七%の減となりました。 これは主に北口駅前土地区画整理事業、小中学校の防音事業、市営住宅建てかえ事業などに係る補助金が事業量により減少したことや、前年度の柴崎市民体育館建設事業に相当するような大型の国庫補助事業がなかったことによるものです。 都支出金につきましても、国庫支出金と同様、北口駅前土地区画整理事業を初めとする普通建設事業の減少により、前年度決算比で七億四千七百万円、九・五%の減となりました。 国庫補助負担率の削減についてでありますが、平成三年度から暫定措置が続いていた投資的経費分につきまして平成五年度に恒久化が図られ、この措置による平成五年度の立川市への影響額は削減が実施された昭和五十九年度との比較で一般会計が十億五千七百万円、下水道事業会計が六千二百万円、合計で十一億一千九百万円となっています。 超過負担につきましては、平成五年度の超過負担額は三十三億七千八百万円となっています。また、国庫補助負担金の一般財源化につきましては後ほど御説明いたします立川市特別会計国民健康保険事業に係る事務費負担金の一部について実施され、影響額は二千六百万円となっています。これらにつきましては、全国市長会等を通じて復元や改善等について要請をしてきているところであり、超過負担の解消では公営住宅建設費等補助金に係る補助単価の改善を初めとして、対象面積の拡大などが一部実施されましたが、なお引き続き不交付団体への財政措置等を含めて要請を重ねてまいります。 次に繰入金でありますが、法人市民税や利子割交付金の減収分の補てんに財政調整基金から六億一千五百万円、南北のまちづくり事業や下水道事業などの投資的事業に五億五千四百万円を公共施設整備基金から繰り入れたほか、総合福祉センター建設基金から事業費に充てるため十四億四千万円を取り崩すなど基金の積極的な活用を図りました。 諸収入のうち収益事業収入につきましては、前年度より十一億三千五百万円増の七十億四千七百万円を繰り入れ、都市基盤整備事業等の促進を図りました。 市債につきましては、地方債の対象となる大規模事業の減少により前年度決算に比べ三〇・八%減の四十二億四千三百万円の借り入れとなりました。 次に歳出について御説明いたします。 歳出の款別構成比は、土木費二九・三%、民生費二六・七%、総務費一四・六%、教育費一四・二%、以下衛生費、公債費、消防費、商工費、議会費、農林費、労働費の順となっています。 性質別には普通建設事業費三四・一%、人件費一八・八%、扶助費一二・七%、物件費一一・八%、以下繰出金、補助金等、積立金、公債費、維持補修費等の順になっています。 細部の説明に入る前に本市を取り巻く状況並びに諸課題への対応について御説明いたします。なお、一部につきましては後ほどそれぞれの施策の柱に沿って御説明いたします。 まず、中央線三鷹-立川間立体化複々線事業についてであります。 平成四年十二月に国立-立川間が事業採択され、在来線の高架化及び計画線の都市計画決定を受けて、現在事業認可へ向けての作業が進められており、平成六年度内の事業着手が目標となっております。今後は国立-立川間の事業採択に向け、関連市とも連携をとりながら早期実現に努力してまいります。 次は、多摩都市モノレール事業についてであります。 立川基地跡地関連地区土地区画整理事業が平成六年度内の都市計画決定に向けて作業が進められ、また東京都が行っている用地買収も順調に進んでいるとのことであります。課題となっております立川駅南北のまちづくり事業でありますが、立川駅北口駅前土地区画整理事業におきましては、現在仮換地の指定に向け作業を急いでいるところであります。 一方、立川駅南口土地区画整理事業においても、モノレール駅舎用地確保に向け事業計画の変更を行う予定となっております。今後も東京都を初めとする関係機関と十分連携をとりながら平成九年度開業に向け全力を尽くしてまいります。 多摩東京移管百周年記念事業「TAMAらいふ21」でありますが、国営昭和記念公園での「多摩21くらしの祭典」を初めとして各種のイベントが各地で開催され、「TAMAらいふ21白書」の刊行をもちまして記念事業はすべて終了いたしました。この活動を通じて形成された市民のネットワークと広域的な市民の交流を支援するため「多摩交流センター」が設置され、今後も継続的に多摩のまちづくり活動を助成していくことになっております。 多摩都民フォーラムにつきましては、平成六年一月に多摩都民フォーラム基本構想懇談会の答申が出され、基本的機能、施設構成、事業内容、立地条件などが明らかになりました。しかし、東京都は財政難から大規模十四施設については先送りの方向にあり、現在も調査費のみの予算計上となっております。このような状況を打開するため、多摩都民フォーラムの優先着工を求めて粘り強く努力してまいります。 立川広域防災基地については、赤十字血液センターの移転が完了し、厚生省の新病院と立川警察署の建設が平成七年オープンの予定で進められております。 国の省庁移転についてでありますが、自治大学校と文部省四機関は平成十二年から十四年の移転が決定しており、あわせて国の合同庁舎の移転構想も検討されております。立川基地跡地関連地区土地区画整理事業も都市計画決定に向けて作業が進められておりますので、関係機関とも連携をとり、目標年次までに実現するよう取り組んでまいります。 庁舎問題につきましては、現庁舎の狭隘から民間ビルへの分散など、市民の皆様にも大変御迷惑をおかけしております。懸案となっております新庁舎建設につきましては、今年度から庁舎等建設基金の積み立てを再開し、国の省庁移転にあわせ建設すべく検討を進めていきたいと考えております。 それでは、細部につきまして六つの柱に沿って御説明いたします。 第一は住みよいまちづくりのための施策であります。 立川駅南口土地区画整理事業は五十街区から六十六街区において十二棟の建物移転等工事を実施したほか、街路や区画整理用地の整備を行いました。これにより建物の移転率はこれまでの累計で九百九十七棟、七六・四%となりました。 立川駅北口駅前土地区画整理事業につきましては、前年度をもって減価補償金による公共施設充当用地の取得を完了いたしましたので、実施計画変更のための図書作成や仮換地指定後速やかに工事着手できるよう供給処理施設の実施設計を進めました。 次に再開発事業でありますが、立川駅南口第一地区第一種市街地再開発事業は、本事業の実施に向け地元準備組合の指導を行うとともに、合体ビル計画の当事者である東日本旅客鉄道株式会社等関係機関との調整に努めた結果、合体ビル事業に関する覚書の締結が実現し、事業化に向けて大きく前進いたしました。 立川駅南口周辺地区市街地再開発事業につきましては、多摩都市モノレール駅舎の設置並びに駅前広場の早期実現のため地元準備組合への指導及び事業化の誘導に努めました。 また、北口の住宅・都市整備公団施行の再開発事業につきましては、仮称中央図書館等の入居を予定しています四-一街区を含めて十棟の施設建築物の工事が進められており、一棟を残し平成六年十月に完成の予定となっております。本年度も共同施設設備費や公共施設管理費負担金などの補助金を支出いたしました。 まちづくりに関連します調査等につきましては、JR中央線三鷹-立川間立体化複々線事業と整合のとれたまちづくりを推進するため、曙町三丁目地区の土地区画整理事業によるまちづくり調査を実施いたしました。 また、駐車場法の改正により義務づけられた駐車施設整備に関する基本計画を実態調査や現況分析に基づき策定いたしました。 このほか、都市計画法及び建築基準法の一部改正により用途地区の区分が変更されたため、用途地域見直し案の作成を進め、原案を公表しました。 次に、道路の整備に関してでありますが、前年度に引き続き都市計画道路三・四・一五号線、三・五・三五号線の用地買収を進め、三・五・六号線については用地買収のほか延長百六十九メートルの改良工事を実施いたしました。 市道一級十一号線については前年度に引き続き改良工事を行い、昭和五十七年度の事業着手から十一年をかけ全線の事業が完了いたしました。 また、多摩東京移管百周年記念事業に関連しまして、基地跡地北側の市道一級一三号線や広域防災基地内の市道中一二九号線の改良工事等を東京都の補助金等を得まして前年度に引き続き実施し、くらしの祭典の開幕前に整備を完了しました。 公園の整備につきましては、前年度に引き続き立川公園を初めとして用地の確保に努めたほか、下水の高度処理水を利用した清流と自然を生かした公園としての根川緑道の整備や川越道緑地内の古民家園の開設、拠点の公園としての諏訪の森公園の改修などを行いました。 また、緑化に関しましても緑化推進協力員会制度を発足させるなど、「みどりのまちなみづくり」を進めました。 交通問題についてでありますが、交通渋滞対策につきましては、交通問題対策検討資料を作成し、対策の具体化の検討を進めました。 自転車対策といたしましては、放置禁止の指導や啓発に努めたほか、玉川上水駅周辺の駐車場の整備や、立川駅西地下道上自転車駐車場整備に着手しました。また、今後の計画的な駐車場整備に向けて、現況調査と将来の需要予測などを盛り込んだ自転車駐車場整備調査を行いました。 第二は、健康な市民生活を送るための施策であります。 保健医療面では、疾病の予防や高齢者等に対する在宅サービスなどの充実に努めました。特に幸福祉会館での機能回復訓練や乳幼児医療費助成制度を実施したほか、予防接種の個別化を進めました。 また、平成七年四月の開校に向け、看護婦養成所の開設準備を開始いたしました。 ごみ対策でありますが、ごみ問題の解決には市民一人一人の認識と協力がなくてはなりませんので、今年度も地域や団体等の協力をいただきながら、ごみゼロ運動を初めとするさまざまな啓発運動を行うとともに循環型の地域社会づくりの確立に向け、市民の責務、事業者の責務、行政の責務を明確化した「廃棄物処理及び再利用促進条例(リサイクル条例)」を四月一日に公布し、十月から施行しました。 また、紙資源のリサイクルとしてトイレットペーパーの品質改良を行い、市民から愛称を募集して「里がえり」として商標登録し、市内の小売店等で販売するリサイクル流通システムを確立いたしました。また、リサイクルモデル地区の空きカン、空きビン、牛乳パックの回収やオフィスビルでのリサイクルモデルの実施、空きカンプレスカーの配車など、リサイクル事業の推進に努めました。 ごみの処理につきましては、不燃ごみ、粗大ごみ、資源ごみの処理基本構想を改めて策定しました。また、課題となっておりました中間処理施設(仮称)総合リサイクルセンターの建設については地元の方々との話し合いを通じ、用地の確保や周辺対策に努めてまいりましたが、ようやく今九月議会に工事請負契約の議案をお願いする予定となりました。なお、(仮称)総合リサイクルセンターは平成七年度末に完成する計画となっております。 次に、清掃工場の増設についてでありますが、百トン炉の増設につきましては、周辺自治会の了解をいただき今年度から平成八年度までの四カ年計画で整備を進めることとなり、工事に着手いたしました。 公害対策についてでありますが、大気汚染、水質汚濁、騒音振動などの調査、測定を引き続き行ったほか、高松町に自動車排出ガス測定局を新たに設置いたしました。 防災対策では地域防災計画の全面的な見直しのほか、新防災無線システム構築に向けて実施調査を行いました。 消費者対策につきましては、低年齢化する消費者被害を未然に防止するため、中学生向けの啓発冊子の配布や消費生活相談事例集の充実など、消費者の保護や自立した消費者の育成に努めました。 交通安全対策でありますが、交通安全施設の整備改善を図るとともに、ふえ続ける高齢者の事故防止にも努めました。 第三は、豊かな人間形成のための施策であります。 まず、小学校では演劇鑑賞教室の補助金を増額したほか、低学年のプール指導に当たり補助指導員の新規配置を行いました。 中学校については生徒の個性を生かす教育を充実するため、選択教科の拡大を進めるとともに課外クラブ活動で技術的指導を行う外部指導員を五校に配置しました。 国営昭和記念公園で開催された多摩くらしの祭典の見学遠足のため、バス代等の助成も行いました。 また、情報化社会の中で機器を活用した学習指導の充実を図るため、今年度も年次計画により小中学校に視聴覚機器を導入いたしました。 コンピューターの導入につきましては、今年度は第一中学校と第二中学校に配置するとともに、コンピューター教室の整備も行いました。また、教員のためのコンピューター操作技術習得用や研修用のソフトウェアーの導入を進めるとともに、研究推進校などに貸し出すための機器の充実に努めました。 課題でありました余裕教室の利用については、モデルケースとして地域に開かれた学校を目指して、幸小学校の二教室を地域と学校がともに利用できるよう改造し、十一月から地元に解放しました。 給食における食器改善事業については、第二小学校と第五小学校において食器の強化磁器への買いかえとそれに伴う給食設備機器等の整備を進めました。 中学校の給食につきましては、前年度に引き続き教員や教育委員会関係者等からなる中学校給食準備検討委員会で検討を重ね、二月に中学校給食準備検討報告書が提出されました。引き続き立川市にふさわしい学校給食について教育委員会事務局で実施に向けての課題の整理など検討を深めてまいります。 次に、学校の施設整備の面でありますが、小学校では第二小学校の防音機能復旧工事や第三小学校の防音機能復旧の設計を実施したほか、プールや校庭、トイレの改修を進めました。 中学校では第三中学校の防音機能復旧工事や校庭の改修を実施しました。 教育環境面におきましては、小中学校の視聴覚室の冷暖房化を年次計画により行いました。 このほか、教職員の疾病の予防を図るため、結核検診に直接撮影を導入しました。 生涯学習面でありますが、青少年事業の推進については「乳児の父として母として」を全面改定して保護者に配布したほか、大町市でのふるさと体験交流事業などを引き続き実施しました。 公民館事業につきましては、社会状況の変化や市民のニーズにこたえるため、高齢化、国際化、情報化、環境問題など多分野にわたり事業を展開いたしました。 図書館事業につきましては、地区館による図書館ネットワークの活用を図るとともに、図書や障害者サービスの充実などで市民の利用にこたえました。 また、中央図書館の平成六年度開館に向けて図書や資料の計画的な購入を進める一方、図書等の返却業務のOA化を図りました。 女性行動計画の推進では、情報誌の発行や女性意識実態調査を実施したほか、中央線沿線八市合同女性フォーラムの開催などを通じ、女性問題についての理解を深めました。 文化面では、文化振興計画懇談会から受けた提言書をもとに「立川まちづくりコンチェルト」を発刊したほか、文化とまちづくりを考えるフォーラムを開催しました。 国際化につきましては、外国人のための日本語教室を実施するとともに、国際交流と音楽によるまちづくりを視野にTAMAらいふ21の地域企画プログラムとして「93立川世界こども音楽祭」を開催しました。また、外国人学校に在学する児童生徒の保護者に補助金を交付し、教育の振興を図る制度を新設しました。 都市間交流については、TAMAらいふ21に関連してくらしの祭典会場に本市のPRブースを開設したほか、甲州街道フェスティバルを開催いたしました。 施設面では、九館目の学習等供用施設として「さかえ会館」が平成五年六月開館し、また十館目の西砂地区学習等供用施設(仮称)につきましても平成六年度での開設に向け現在工事が進められております。体育施設では、柴崎市民体育館が昨年一月に開館し、平成五年度は十八万人の方々に利用していただきました。このほか中学校三校に校庭の夜間照明設置を行い、これで市内小中学校全校庭に照明が完備されました。 第四は、幸せな生活のための施策であります。 地域福祉についてでありますが、障害者や高齢者も含め市民だれもが地域社会の中で心身ともに充実した生活を送っていくには、市や市民、民間団体等が共同して地域の福祉環境を整備、充実していくことが重要です。その基盤となる地域福祉の総合的な核施設として建設を進めてきました総合福祉センターがこの二月に竣工いたしました。今後は地域に密着したよりきめこまやかな福祉サービスを提供するため十分に活用を図ってまいります。 このほか、ホームヘルパーの人材育成や社会福祉基金の創設など福祉環境の整備を行ったほか、社会福祉法人への事業委託や民間団体が行う自立のための活動援助など多角的な施策の推進に努めました。 高齢者のための施策でありますが、今年度も引き続き寝たきりやひとり暮らしの高齢者への各種サービスを実施したほか、地域での生活を援助するため五館目の高齢者在宅サービスセンターを都営柏町住宅内に昨年五月に開設するとともに、在宅介護の総合的な相談などに応じる在宅介護支援センターにつきましても、市内で初の施設として業務を開始しました。 また、住宅に困窮している高齢者のため民間集合住宅一棟十八戸の建設に着手したほか、民間賃貸住宅の家賃等の助成も行いました。 また、健康なお年寄りの趣味や生きがいづくりの場として、四館目の幸福祉会館を昨年六月に開館するとともに、就労者の活性化と増加する会員の働く場の確保のためシルバー人材センターに屋内作業所を設置しました。 障害者対策でありますが、障害者の自立を援助するための各種サービスを実施したほか、民間団体が運営する通所授産施設や更生入所施設への助成も行いました。 立川駅へのエレベーター設置についてでありますが、平成五年度では協議が整うまでに至りませんでしたが、事業費や負担割合等を含めた計画案についてJR側とおおむね了解に達しましたので、今九月議会に関連経費の補正予算を計上させていただいております。今後は平成七年度初めの着工の目標に向け努力してまいります。 次に、子供の幸せのための施策でありますが、保育の充実では、地域や世代を通じた交流事業を実施する一方、民間保育所のゼロ歳低月齢児の受け入れ実施園を一園増加したほか、児童の午睡用寝具の保護者負担の軽減を図るため、購入費の補助を行いました。また、学童保育についても上砂川小学校区に民設公営方式による上砂第二学童保育所を平成五年六月に開設しました。 住宅対策では、市営柏町青柳住宅建てかえ事業を平成六年度までの継続事業として着工しました。 第五は、活気に満ちた産業経済の発展のための施策であります。 商業の振興策についてでありますが、首都圏の業務核都市としてのまちづくりや、消費者意識の変化などにより本市を取り巻く商業の環境は大きく変わろうとしております。このような中で、商店街を中心にした活気あるまちづくりを進めるため、今年度は平成三年度の商業振興計画策定委員会報告、四年度のモデル商店街プラン報告を受けて、商店街活性化事業推進委員会報告をまとめました。 また、不況や資金供給の停滞など、経済状況悪化の中で中小企業の経営活動を支援するため、金利の引き下げ、融資枠の拡大、据え置き期間の延長など緊急対策を実施しました。 工場アパートにつきましては、厳しい経済環境から入居企業の公募が予定の七社を下回る五社の選定にとどまったため、基本計画の策定を延期している状況にあります。 農業の振興については、長期的な展望のもとに新しい時代に対応した立川の農業のあり方を「農業マスタープラン」として策定しました。また、農産物特産化推進事業として特産品目の地場流通の促進を図るため、アンテナショップや直売所の設置を進め、多くの市民の方に御利用いただいております。 第六は、計画推進のための施策であります。 広報・広聴の推進では、紙面のカラー化やイラスト、写真を多く使い、市民にとってより読みやすい広報紙を目指しました。 また、事務事業の見直しについては前年度の補助金等審議会の答申に基づき、補助金の見直しを行うとともに受益者負担の適正化では保育料や、後ほど御説明いたします特別会計の下水道使用料と国民健康保険料を改定しました。 事務事業のOA化の推進については、長年の懸案事項であった税総合システムの基本計画がまとまり、平成六年度を初年度として四年間でシステム開発を進めることが決定しました。 このほか、図書館の貸し出し返却業務や住民の各種健診データを総合的に管理し、事務の能率化や健康指導サービスの向上を図る健康管理総合システムなどを新規に導入しました。 このほか、行政の文化化につきましては、プロジェクトチームによる検討の成果として、各種申請書等の押印の一部廃止が昨年四月から実施されました。 次に、特別会計について御説明いたします。 議案第七十三号平成五年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六百五十五億九千九百万円、歳出決算額は六百五十億二百万円となり、実質収支額は五億九千七百万円となりました。 今年度は立川開設記念競輪の弥彦場間場外車券売場の開設を初め、館林場外車券売場、青森と富山の冬期場外車券売場や電話投票の積極的な活用とあわせて、十二月二十八日から三日間S級シリーズ・阿佐田哲也杯と競輪グランプリを開催し、売り上げの向上に努めました。この結果、車券発売額は六百億五千五百万円となりましたが、前年度に日本選手権競輪を開催していることから、対前年比では三三・八%の減となりました。 歳出につきましては、第二湯茶接待所の改築や第五投票所前床補修工事などの施設改善を行ったほか、周辺対策といたしまして競輪場周辺道路の整備や防犯灯の設置などを行い、周辺住民の環境改善を図りました。 一般会計への繰り出しは、競輪事業財政調整基金の取り崩しによる財源と合わせて七十億四千七百万円となりました。 次に、議案第七十四号平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十五億九千二百万円、歳出決算額は六十五億六百万円となり、実質収支額は八千六百万円となりました。 平成五年度末における加入世帯数は二万二千六百二十七世帯、被保険者数は四万四千八百七十人となりました。 医療費につきましては、保険給付費が四十六億一千百万円対前年度比七・五%の増、老人保健拠出金は十五億六千四百万円で対前年度比九・九%の増となりました。 また総合健康診査に対する補助金は、対前年度比で〇・二%増、契約保養所の利用者補助金は、補助額のアップもあり一四四・三%の増となり、保健施設費全体では対前年度比六一・一%の大幅な伸びとなりました。なお、給付と負担の均衡を図るため、平成五年度より保険料改定を実施しました。 一般会計からの繰入金は十一億九千九百万円となり、対前年度比二四・八%の増加となりました。 次に、議案第七十五号平成五年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十九億百万円、歳出決算額は六十五億九千六百万円となり、この歳入歳出決算差引額から平成六年度への繰越明許費に係る翌年度への繰り越しすべき財源を差し引いた実質収支額は二億五千百万円となりました。 今年度は流域下水道北多摩一号及び二号処理区の残された各処理分区の枝線埋設工事や私道下水管の埋設工事等を実施いたしました。 一方、単独処理区につきましては、各処理分区の枝線埋設工事を実施するとともに、緑川放流渠改修工事を建設省関東地方建設局に、緑川幹線改修工事を住宅・都市整備公団に施工を委託しました。 多摩川上流処理区につきましては、雨水対策としての基本設計や地質調査、埋設物調査を初め、空堀川排水区の雨水枝線埋設工事等を実施いたしました。 錦町下水処理場につきましては、監視制御設備設置第三期工事や濃縮槽現場盤改良工事などを行いました。 また、アクアパークモデル事業に伴う高度処理設備設置第二期工事を行い、根川緑道内のせせらぎの水源として、また柴崎市民体育館の雑用水として下水道資源のリサイクルを実施しました。なお、受益者負担の適正化を図るため平成五年度より下水道使用料の改定を実施しました。 これらの事業を推進するための一般会計からの繰り入れは二十八億九千三百万円となりました。 次に、議案第七十六号平成五年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は三億五千三百万円、歳出決算額は三億一千三百万円で、実質収支額は三千九百万円となりました。 駐車場使用料等は二億七千三百万円となり、対前年度比四百万円の増収となりました。駐車場建設基金へは一億四千七百万円を積み立てました。 次に、議案第七十七号平成五年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は二億二千五百万円、歳出決算額は二億一千四百万円で、実質収支額は一千百万円となりました。 今年度も休日急患休日診療や歯科休日応急診療を開設し、日曜、祭日等の医療施設の空白時の応急対策に努めたほか、総合健康診査につきましても検査機器の充実を図りながら成人病の予防や疾病の早期発見などに努めました。 一般会計からの繰入金は一億七千万円となりました。 次に、議案第七十八号平成五年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入歳出決算額はともに二十九億六千三百万円で、前年度に引き続きソケット管の布設がえや給水管のステンレス化を推進するとともに、立川砂川浄水所の改良工事などを実施し、厳重な水質管理のもとに飲料水の安定給水に努めました。 次に、議案第七十九号平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十六億二千万円、歳出決算額は六十五億四千百万円で、実質収支額は七千九百万円となりました。 医療給付状況は二十四万六千件、六十一億九千七百万円で前年度に比べ二・五%の増となりました。医療受給者一人当たり平均月額は四万八千五百十四円となり、前年度に比べ千百八十一円の減となりました。 一般会計からの繰入金は四億七千三百万円となりました。 次に、議案第八十号平成五年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入歳出決算額ともに十七億四千七百万円となりました。 内容は、平成二・三・四年度の国庫債務負担行為に基づいて先行取得した公共施設充当用地のうち平成五年度の国庫補助金の対象となる年次割額に見合った用地の一般会計への売り払いであります。 以上で、決算の概要についての御説明はこれで終わらせていただきます。 次に、総括的な御説明をさせていただきます。 当初予算の所信でも申し上げましたが、平成五年度は二十一世紀を展望した新しいまちづくりのために策定いたしました第二次基本計画の第二年次であり、また私にとりましても市長二期目の第二年次の予算でもあり、「文化とやさしさのあるまち」の実現に向け着実な前進を目指す重要な年でありました。本市を取り巻く状況は業務核都市として、また多摩の「心」としてのまちづくりの真っただ中にあり、さらに急速に進展する高齢化や生涯学習など多様化する市民要望、あるいは国際化や情報化などの新たな行政需要、深刻化するごみ問題や交通渋滞問題への対応など行政課題が山積しておりました。加えて長引く不況から、市の財政状況も大変厳しい状況にありました。 このような状況ではありましたが、市長一期目の経験を生かし、また財政面では各種基金や収益事業収入の活用を図りながら「この町に住み続けたい」、「この町に行ってみたい」とだれからも思われるようなまちづくりを進めるため、第二次基本計画をできる限り具体化するよう努め、また行政水準を低下させないよう市民サービスの充実にも努めたところであります。 その結果、これまで申し上げてきましたようなそれぞれの成果を上げながら、最終的に一般会計と八特別会計をあわせ、前年度に比べ一七・一%減の一千五百七十九億三千二百万円の決算となったものであります。 最後に財政構造についてでありますが、経常収支比率は八九・九%と前年度を五・一ポイント上回りました。実質収支比率は四・四%と、前年度を〇・五ポイント上回りました。また、公債費比率は七・二%と前年度を〇・六ポイント上回りました。 以上のうち経常収支比率の悪化につきましては、既存経常経費の増加抑制についてはそれなりの効果を上げましたが、大規模施設の開設に伴う維持管理費の増加や、不況による法人市民税を初めとする経常一般財源の落ち込みが大きく影響したものと分析しております。しかしながら、今後の経済状況等を勘案しましても早急な企業収益の改善は望めないばかりか、特別減税の先行実施など市財政を取り巻く環境は一段と厳しくなっており、現在検討が進められている第二次行財政検討委員会の報告などをもとに健全財政への取り組みを強めていかなければならないと考えております。 以上、平成五年度の一般会計及び特別会計の決算について御説明申し上げましたが、今後とも財政基盤の強化に努め、議会の皆様や各方面からの御指導、御指摘をいただきながら計画的、効率的な行財政運営に努めてまいりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(笠原順二君) 以上で、市長の説明は終わりました。 この際、監査委員から決算審査の結果について御報告を求めます。--代表監査委員。 ◎代表監査委員(菅沼寛君) 決算審査の結果について申し上げます。 平成五年度立川市一般会計・各特別会計歳入歳出決算及び各基金の運用状況の審査結果について御報告をいたします。 地方自治法第二百三十三条第二項の規定に基づいた平成五年度立川市一般会計・各特別会計決算及び決算付属書類並びに同法第二百四十一条第五項の規定に基づいた立川市各基金の運用状況を示す書類についてそれぞれ市長から審査に付されましたので、収入役所管の関係調書・証書類等を照合調査し、各所管部課からは決算に関する説明を聴取して慎重に審査をいたしました結果、各会計の決算書及び付属書類並びに基金の運用状況を示す書類は、いずれも適正に表示され、計数も正確であると認められました。 なお、審査の概要並びに審査結果の意見及び要望事項につきましては、審査意見書のとおりでございます。 以上、決算報告にかえさせていただきます。 ○議長(笠原順二君) これより一括質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--上條議員。   〔21番 上條彰一君登壇〕 ◆21番(上條彰一君) 市長の決算説明を受けまして、総括的に何点かお聞かせをいただきたいと思います。 九三年度予算は予算段階から一般会計で前年度比マイナス九%、六十八億円減というマイナス予算でありました。決算でも同様でありまして、前年度決算よりも歳入で六・七%、歳出で七・一%の減となっているわけであります。しかし、立川市の財政運営の問題点は、不況の影響といって済まされない側面があるわけであります。 それは業務核都市計画にふさわしい都市基盤整備事業という大規模開発にのめり込んだことが立川市の財政に深刻な影を落としているという問題であります。例えば一般会計の歳出の構成比では土木費が二九・三%で第一位となっており、民生費の二六・七%、教育費の一四・二%を上回っております。また、経常収支比率は前年度に比べて五・一ポイントアップの八九・九%となり、三多摩二十七市の中で上から二番目であり、財政の硬直化が指摘をされているわけであります。 さらには、市債は予算段階で一般会計と下水道会計、土地開発公社の合計で六百四十八億円ということで、ほぼ一般会計に匹敵する額であるということでありました。今回の決算でも一般会計の公債費比率は〇・六ポイント上昇し、七・二%になっております。 競輪会計からの一般会計への繰り入れの問題では、予算段階で五十五億円であったものが決算ではさらに上乗せされて七十億円を超えたということで、競輪財政への依存が一層進んでいるわけであります。 市民に対しては下水道使用料、保育料、国民健康保険料の引き上げが行われ、不況で苦しむ市民生活に追い打ちをかけております。また、ことしの三月議会では財政上の理由として錦児童館の移設、新設や特別教室の机、いすの更新、食器改善など、第一次実施計画に計上しながら新年度予算に計上しないで先おくりしてしまうということも行われているわけであります。 以上のようなことが挙げられるわけでありますが、次の四点について見解をお聞かせをいただきたいと思います。 まず一点目は、大規模開発関係の土木費がふえ続けております。このままふえ続けるならば、市の財政全体にさらに深刻な影響を与えることになると思うわけでありますが、御見解をお聞かせください。 次に二点目は、経常収支比率の問題です。 八九・九%ということで財政の硬直化になっているということが新聞などでも報道されているわけでありますが、御見解をお聞かせいただきたいと思います。 三点目は、市財政全体の市債の総額は決算段階でどれくらいになったのかという問題であります。 また、予算段階では慎重でなければならないとの認識を示されておられましたけれども、考え方をお聞かせをいただきたいと思います。 四点目は、競輪会計から一般会計への繰り入れが七十億にも上っている問題であります。 市側は、この問題をどのように見ているのか、今後ともこういう不安定な財源に依存する財政運営を行うつもりなのか、考え方をお聞かせをいただきたいと思います。 次に、市長の予算説明で言われていたことが決算段階では予算説明のようにはなっていないと思われるわけですが、御見解をお聞かせをいただきたいと思います。 北口土地区画整理事業について「共同化等への動向を見きわめた上で仮換地の指定を行ってまいります」と、このように説明をされていたことについて、御見解はいかがでしょうか。 南口の駅周辺市街地再開発事業について、「平成五年度中の都市計画決定に向けて実施要件を整えてまいります」--この説明についてはいかがでしょうか。 南砂学童保育所及び富士見連絡所の開設について、「適地の選定等を含め早期実現に向けて努力してまいります」と説明されていたことはいかがでしょうか。 工場アパートについて。「工場アパートモデルプランを具体化するため入居予定企業の選定を含め、全体配置計画等の基本計画を策定してまいります」と、このように説明されておりましたが、全体配置計画等の基本計画が基本計画策定事業その一と変わってしまったことについてはいかがでしょうか。 以上について御答弁をお願いをいたします。 ○議長(笠原順二君) 暫時休憩いたします。   〔休憩 午後二時四十一分〕   ---------------------------------   〔開議 午後三時一分〕 ○議長(笠原順二君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 市長。 ◎市長(青木久君) 総括質問の上條議員の御質問にお答えいたします。 最初の大規模開発計画と予算についての御質問でございますが、大型開発と市財政についての問題でございますが、現在本市は第二次基本計画をベースにこの三月に策定いたしました第二次実施計画に基づいて計画的な財政運営に努めているところでありまして、大型開発につきましても今回の第二次実施計画の中で財政的な裏打ちのもとに計上されておりますので、計画どおり進めてまいりたいということで、財政的にもいろいろ将来のことを考えてやってるわけでございます。 次に、経常収支比率並びに市債につきましては担当部長から答弁させますが、競輪会計の七十億の問題でございますが、競輪会計への依存につきましては、以前に比べ市税収入に対する収益金の比率は下がってきております。平成五年度も七十億で多くなっておりますけれども、うち十五億七千万円は一般会計の財政調整基金の積み立てに充てたもので、必ずしも依存という性格のものではございません。市税収入の増加が見込めない中では当面依存する場面も出てくるものでございますが、基本的には市税収入に対する収益金のウェートを下げていきたいと、このように考えております。 それから、北口の問題でございますが、北口の区画整理につきましては、共同化の問題や地区計画の課題など大変難しい条件整備が必要であったために、換地の設計もこれらの動向を見定めておりましたために時間がかかったわけでございますが、このたび仮換地の発表の準備が整い、近く正式に審議会へ諮問する予定でございます。 それから、南口の周辺地区につきましては、組合もスケジュールをもって大変な努力をされてきましたが、社会情勢等も厳しく、再開発の構築に至っておらない状況であります。先ほども御答弁申し上げましたように、十月には決断して新たなまちづくりへの動きを出してまいりたいと考えております。 それから、富士見町の連絡所の問題でございますが、これは先ほどの議会でも御説明申し上げたような状態になっておりまして、一応方向づけ、補正予算を認めていただきましたので、これから事業にかかりたいと、このように思っております。 それから、学童保育所の配置につきましては、従来の十七館構想の見直しによって新たに上砂川と南砂小学校区に設置することが第二次基本計画により位置づけられております。今後はこれらを含めて施設の適正な配置や老朽化施設の改善など、計画的に整備を図ってまいりたいと、このように思います。 それから、工場アパートの問題でございますけれども、平成四年度では参加希望企業が八十九社の具体的な内容のヒアリングの実施、適地調査、規模及び建物形態等の検討を進めて、工場アパートモデルプランの策定に努めてまいりました。今後このモデルプランをもとに入居企業の公募、及び基本計画の策定を進めてまいりたいと存じます。 ○議長(笠原順二君) 企画部長。 ◎企画部長(中原勲君) 経常収支比率の件についてお答えいたします。 先ほど御指摘にもありましたように、八九・九%、平成四年度と比較いたしまして五・一%悪化しておりますけれども、この原因は先ほど市長からも御説明申し上げましたように、この経常収支比率の算出の分母となります経常一般財源が法人市民税、あるいは土地の譲渡所得にかかわる個人市民税の減などによりまして、〇・五%の伸びにとどまっていたことということが一つ挙げられますし、一方、その分子となります経常的経費の充当一般財源でありますけれども、これが新施設のオープン、そのほか福祉施策の充実というようなこともありまして、六・六%増加しております。こういうことから、予算では九四%ということで一応の努力をしたつもりでおりますけれども、八九・九ということで大変御指摘のような状況になってきております。このような状態のまま推移いたしますと、確かに今後の新規の施策に対応することが非常に困難になってこようかということも言えますし、私どもこれも先ほど市長からも申し上げましたように、行財政検討を通じまして経常的な経費の削減に一層努めていきたいと、このように考えております。 それから、市債の総額ということでありますけれども、平成五年度決算段階でありますが、一般会計で三百十三億九千八百二十八万七千円、下水道会計で申し上げますと二百七十九億八千百七十一万九千円、以上となっております。 以上でございます。(「公社はないんですか」と呼ぶ者あり)--落として申しわけございませんでした。 開発公社の関係でありますが、八十八億七千百四十四万五千円、以上でございます。 ○議長(笠原順二君) 上條議員。 ◆21番(上條彰一君) 御答弁をいただきましたので、幾つかに絞ってお聞きをしたいと思います。 まず、大規模開発関係の土木費の問題でありますが、基本計画では市税の伸びを六%ということで計画を立ててきたわけであります。ところが、この不況で財政の伸びが期待できないということでありましたけれども、実態としては大規模開発事業は聖域扱いにいたしましてきちんとした見直しがなされていないという状況になっているのではないでしょうか。こういう大規模開発事業が具体化をすればするほど予算が膨らんでいくということになっているわけでありまして、今市長の方からは計画どおり進めてまいりたいというような御答弁でありましたけれども、私はきちんとした見直しをする必要があると考えるわけであります。これ以上このまま進めば市財政に深刻な影響を与えることになるわけでありまして、見直しを図るということが必要だということを御意見として申し上げておきます。 それから、市財政全体の市債の問題でありますけれども、一般会計で三百十三億、下水道で二百七十九億、公社で八十八億ということでありまして、相当な額に上るなと思うわけであります。今後はこういう公債費というのは減少させていくのかそれとも現状維持いうことになっていくのか、その点での考え方をお聞かせをいただきたいと思います。 それから、競輪財政への依存の問題であります。 この点では市長は七十億のうちの十五億については財調へ積み立てたんだという答弁をされまして、基本的には下げていきたいということを言われたわけであります。やはり私も競輪財政という不安定な財源に依存をするような財政運営というのは非常に危険性があると思うわけでありまして、こういう点では考え直していくということが必要だと思うわけであります。それで、お聞かせいただきたいのは、大体何%くらいのところを考えていくのか、もしそういう考え方があればお聞かせをいただきたいと思います。 以上、絞ってお聞かせをいただいたわけでありますが、あとは決算委員会で御審議をいただくということでお願いをいたしまして、私の総括質問を終わらせていただきます。 ○議長(笠原順二君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 基本計画に従いまして市の仕事を進めておるわけでございますが、大規模開発に関連をする土木費がふえていてという御指摘でございます。このことにつきましては、市長の方から計画どおり進めていくという御答弁を申し上げましたけれども、これすべてを立川市の一般財源で充てるということでなくて、国あるいは東京都からの財源も求めながらこの事業を進めていきたいと、こういう考え方でございますので、御心配はあるようでありますけれども、私どもは基本計画に定める計画に基づいて進めてまいりたいというふうに思うわけでございます。六%の御指摘もありました。これは確かに現状の経済状況の中で見ますと六%の税収の伸びを見込むというのはそのとおりいかないという判断はしておりますので、この税収の伸びの部分につきましては、いずれかの段階で見直しが必要であると、こういう見解を持っております。 二番目の市債の額が多いということでございます。 現状推移か減少かという御指摘でありますけれども、私どもは事業を進める上におきまして適債事業、起債が受けられる事業につきましてはむしろ逆に起債を受けながら事業を進めるということで活用して図っていきたいと、こういう考え方で財政運営を進めておるわけでございます。 三番目の競輪事業への依存の問題でありますけれども、これはどこまで依存をしたらというような数値的なお問い合わせでありますけれども、私どもといたしましてはこの競輪事業の収益につきましては、まちづくりあるいはその他の行政を進める上で貴重な財源だというふうに考えてございますので、この財源をやはり有効に活用しながら財政運営を行っていくべきものであろうと、こういう考え方を持っておるわけでございます。(「わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(笠原順二君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本九議案については、十二人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 次に、お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、議長において    三番  見乗議員       六番  西岡議員    七番  田代議員       八番  天野議員    十番  青木(晃)議員   十二番  牛嶋議員   十三番  鳴島議員      十六番  田中議員   二十番  安東議員     二十二番  浅川議員  二十三番  戸井田議員    二十七番  堤議員--以上、十二名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(笠原順二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました十二名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決しました。   --------------------------------- ○議長(笠原順二君) 以上で本日予定された日程は全部終了いたしました。 なお、次回本会議は三十日午前十時から開きますので、あらかじめ御了承願います。 また、十六日午前十時から決算特別委員会を開催いたしますので、関係者の皆様は御参集願います。 本日はこれをもって散会といたします。 ありがとうございました。   〔散会 午後三時十六分〕...