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  1. 立川市議会 1993-09-01
    09月17日-12号


    取得元: 立川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成 5年  9月 定例会(第3回)  平成五年           立川市議会会議録(第十二号)  第三回定例会九月十七日(第三日) 出席議員(三十二名)     1番   小玉博美君      2番   上條彰一君     3番   安東 真君      4番   森 文昭君     5番   矢口昭康君      6番   中島光男君     7番   田中和夫君      8番   荒井明久君     9番   青木晃一君     13番   牛嶋 剛君    15番   鳴島勇一君     16番   豊泉喜一君    17番   笠原順二君     18番   梅田尚裕君    19番   堤 保有君     20番   青木更造君    21番   伊豆善正君     22番   小林茂夫君    23番   浅川修一君     24番   戸井田春子君    25番   新井美智子君    26番   志沢 実君    27番   矢島重治君     28番   太田光久君    29番   長野尚文君     30番   白飯磊三君    31番   中山孝次君     32番   高田好一君    33番   須崎一男君     34番   尾崎玄三君    35番   岡部寛人君     36番   志村真次郎君 欠席議員(一名)    14番   中村 進君  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~説明のため会議に出席した者の職氏名   市長       青木 久君    助役       中島 寛君   収入役      清水庄平君    企画部長     斎藤光世君   企画課長     藤本 完君    財政課長     大澤祥一君   総務部長     中原 勲君    職員課長     羽生凱哉君   総務課長     森 信保君    文書課長     北岡宏邦君   生活経済部長   関根吉雄君    福祉部長     清水甲子雄君   都市開発部長   豊田和雄君    都市開発部参事  宮下 隆君   建設部長     伊藤宗四郎君   清掃部長     石川 博君   清掃事務所長   瀬古 駿君    下水道部長    宮田道男君   公営競技事業部長 田島悦郎君    水道部長     荒井 博君   教育長      小山祐三君    学校教育部長   乙幡克治君   生涯学習部長   佐藤高之君    女性青少年課長  神林 績君   代表監査委員   菅沼 寛君    監査委員事務局長 中根哲三君  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議に出席した事務局職員の職氏名 事務局長       野口慶次君    議事課長     石坂慶通君 議事係長       花角主税君    調査係長     河合朝英君 主事         金子裕二君  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議事日程   1 請願の撤回について   2 請願の常任委員会への付託について   3 議案第74号 立川市下水終末処理場アクアパークモデル事業高度処理設備設置第二期工事請負契約   4 議案第75号 立川市下水終末処理場監視制御設備設置第三期工事請負契約   5 議案第76号 立川市清掃工場焼却炉増設工事請負契約   6 議案第85号 立川市西砂学習等供用施設(仮称)新築工事(建築工事)請負契約   7 議案第77号 平成五年度立川市一般会計補正予算(第二号)   8 議案第78号 平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号)   9 議案第79号 平成五年度立川市特別会計受託水道事業補正予算(第一号)  10 議案第80号 平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)  11 議案第81号 立川市歴史民俗資料館条例の一部を改正する条例  12 議案第82号 立川市児童遊園条例の一部を改正する条例  13 議案第83号 立川市乳幼児医療費助成条例  14 議案第84号 立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例  15 議案第65号 平成四年度立川市一般会計歳入歳出決算  16 議案第66号 平成四年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算  17 議案第67号 平成四年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算  18 議案第68号 平成四年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算  19 議案第69号 平成四年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算  20 議案第70号 平成四年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算  21 議案第71号 平成四年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算  22 議案第72号 平成四年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算  23 議案第73号 平成四年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~本日の会議に付した事件 議事日程第1から第23まで。   〔開議 午前十時零分〕 ○議長(中山孝次君) ただいまから平成五年第三回立川市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 まず最初に、議会運営委員長より報告を願います。牛嶋委員長。 ◆13番(牛嶋剛君) おはようございます。 それでは、本日の議事日程につきまして御報告申し上げます。 お手元に配付の議事日程をごらんいただきたいと思います。 日程第一の請願の撤回につきましては、請願者より撤回の申し出がございますので、これを諮るものであります。 日程第二の請願の付託は、お手元に配付の請願付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へ付託するものでございます。なお、一部請願に紹介議員の追加がございます。 次に、日程第三から日程第十二までにつきましては、順次上程し、議決を願いたいと思います。 次の日程第十三の議案第八十三号につきましては、新しい条例でございますので、厚生委員会に付託をいたします。 続きまして日程第十四でありますが、単独上程、採決を願いたいと思います。 次に、日程第十五から日程第二十三までの九議案でございますが、これは平成四年度の各会計決算議案でございます。一括上程し、質疑の後、十二名の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、付託願いたいと思います。 以上のとおりでありますので、議事運営につきましては、皆様の特段の御協力をお願いいたしまして、議会運営委員会からの御報告といたします。 ○議長(中山孝次君) 報告は以上のとおりであります。 議事の運営につきましては、よろしく御協力のほどをお願いいたします。  ---------------------- △日程第1 請願の撤回について ○議長(中山孝次君) 初めに、日程第一 請願の撤回について、請願第四号 青少年の健全育成を阻害する性教育読本等に関する請願を議題といたします。 本請願については、文教委員会に付託され、審査中でありますが、請願者からお手元に配付のとおり撤回の願い出が提出されております。 お諮りいたします。 本請願は、願い出のとおり、これを承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、本件は願い出のとおりこれを承認することに決しました。  ---------------------- △日程第2 請願の常任委員会への付託について ○議長(中山孝次君) 次に、日程第二 請願の常任委員会への付託について。 受理しました請願十件につきましては、お手元に配付の請願付託表のとおり、それぞれ常任委員会に付託いたします。 なお、この際、紹介議員の追加について御報告をいたします。 請願第十八号 看護婦不足解消に関する請願について、田中議員、須崎議員、尾崎議員から、請願第十九号 日本中央競馬会場外馬券第二売場の飲食販売所の設置に反対する請願について、志沢議員から、それぞれ紹介議員に追加されたいとの申し出がありましたので、お手元に配付の請願書の写しに追加願います。  ---------------------- △日程第3 議案第74号 立川市下水終末処理場アクアパークモデル事業高度処理設備設置第二期工事請負契約 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第三 議案第七十四号 立川市下水終末処理場アクアパークモデル事業高度処理設備設置第二期工事請負契約を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) おはようございます。 それでは、議案第七十四号について御説明いたします。 本案は、立川市下水終末処理場アクアパークモデル事業高度処理設備設置第二期工事の請負契約でありますす。 平成五年八月二十五日、指名競争入札の結果、二億八千八百四十万円で月島機械株式会社が落札いたしましたので、これを相手方として契約いたしたいとするものであります。 工期限及び内容は、議案記載のとおりであります。 なお、工事の内容につきましては、担当より補足説明をいたさせます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) 下水道部長。 ◎下水道部長(宮田道男君) 議案七十四号について、補足説明を行います。 本件は、昨年に引き続いて、下水道事業の活用について、補助採択を受けて設備工事を発注したもので、場所は、議案書の三枚目を見ていただきたいと思います。 錦町下水道終末処理場内です。工事の内容ですが、議案書の四枚目の機器配置平面図をお開きください。活性炭吸着塔、大きさは二メートル八十、高さ五メートル七十、図面に丸の中に斜記している部分です。この二基と、砂ろ過器塔、内径三メートル八十、高さ六メートル、図面の中に斜記した部分。その他、自動制御盤、計装設備一式、点検用架台及び配管等一式等です。これを完成しますと、日量二千トンの能力になります。 よろしく御審議くださるようお願いを申し上げます。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第七十四号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第七十四号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第4 議案第75号 立川市下水終末処理場監視制御設備設置第三期工事請負契約 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第四 議案第七十五号 立川市下水終末処理場監視制御設備設置第三期工事請負契約を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第七十五号について御説明いたします。 本案は、立川市下水終末処理場監視制御設備設置第三期工事の請負契約であります。平成五年八月二十五日、指名競争入札の結果、二億一千四百二十四万円で株式会社東芝が落札いたしましたので、これを相手方として契約いたしたいとするものであります。 工期限及び内容は、議案記載のとおりであります。 なお、工事の内容につきましては、担当より補足説明をいたさせます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。
    ○議長(中山孝次君) 下水道部長。 ◎下水道部長(宮田道男君) 議案七十五号について補足説明を行います。 場所は、議案書の三枚目を見ていただきたいと思います。錦町の下水道終末処理場内です。本工事は、中央監理室に設置しておりまして、監視、記録制御設備が老朽化したため、補助事業として五カ年計画を立て、今回は第三期目に当たります。 議案書の四枚目の中央監視室制御設備本体と、議案書の五枚目の塩素滅菌機室及びブロワ設備の緊急監視機能と制御機能の向上を図るものです。 工事内容として、ソフトウェア一式プロセスコントロールステーション一式ブロワリモートステーション一式でございます。 よろしく御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第七十五号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第七十五号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第5 議案第76号 立川市清掃工場焼却炉増設工事請負契約 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第五 議案第七十六号 立川市清掃工場焼却炉増設工事請負契約を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第七十六号について御説明いたします。 本案は、立川市清掃工場焼却炉増設工事の請負契約であります。 平成五年八月二十日、指名競争入札の結果、七十九億八千二百五十万円で三菱重工業株式会社が落札いたしましたので、これを相手方として契約いたしたいとするものであります。 工期限並びに構造及び規模は、議案記載のとおりであります。 工事の内容につきましては、担当より補足説明をいたさせます。 なお、本件につきましては、おかげさまで関係自治会の御協力がいただけることになりましたので、申し添えます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 議案第七十六号について補足説明をさせていただきます。 まず、構造、規模についてでございますが、お手元の議案の二ページをお開きいただきたいと思いますが、まず工場棟でございますけれども、地下三階、地上四階でございます。また、附属棟につきましては、二枚目にありますように、集会室、温室、これは二階建てになってございます。そのほかに洗車場、防音壁等で、総体的には、総面積として四千三百五十三平方メートルでございます。内容につきましては、今回の増設も既設と同様、焼却炉は全連続焼却炉であります。焼却能力は百トン、一基でございます。 内容につきましては、受け入れ供給設備、燃焼設備、焼却ガス処理設備排ガス処理設備については、特に力を入れております。余熱利用につきましては、白煙防止等のためにも利用するということが新たにつけ加えてございます。それから、通風設備につきましては、現在の煙突は五十八メートルでございますけれども、今回は百メートルにするということになってございます。それから、排水設備等については、特に一番下の灰の固化を新たに設置をするということにいたしております。 それから、次に二枚目をお開きいただきたいと思いますけれども、清掃工場の焼却炉の増設の位置でございますけれども、これは、案内図にございますように、現在の清掃工場内に増設をするということでございまして、現在の清掃工場の総面積は九千五百六十平方メートルでございます。 それから、右の配置図、ごらんいただきたいと思いますが、斜線部分が今回の増設の部分でございまして、既設部分については、現在工場棟、また倉庫等も含めまして約五千七百八十一平方メートルございます。焼却能力は、現在九十トン、二基でございます。今回の増設分につきましては、先ほど申し上げましたように、斜線部分でございます。 次に、お開きいただきたいと思うんですけれども、平面図をごらんいただきたいと思います。この平面図、地下三階につきましては、それぞれ斜線部分が今回の増設部分となっております。主として、焼却室及びピットより構成されておりまして、そのほか、排水処理室、消石灰サイロ室飛灰サイロ室、余熱利用室などでございます。 次のページをお開きいただきたいと思います。地下二階部分は排ガス処理室のみで、その他は地下三階吹き抜けのスペースとなっております。右の地下一階部分は、地下三階及び地下二階の吹き抜け部分になってございます。 次のページをお開きいただきたいと思いますが、一階部分は、収集車のごみの投入ステージ、ごみ投入口、搬入ごみの計量室、施設見学用の身体障害者の方々の便所等も準備をしてございます。それから、誘引送風機室もございまして、灰の積み出し口等がこの部分でございます。二階部分はごみピット、焼却室、その他、地下三階からの吹き抜け部分が主なところでございます。 次のページ、三階部分でございますけれども、ここはごみピット、焼却炉室、地下三階からの吹き抜け部分が主なものでございます。四階は委託業者等の事務室、更衣室、便所等がここに、それと焼却室の屋上等がこの部分になっております。 次のページでございますけれども、附属棟でございますが、構造は鉄筋コンクリート二階建てで、面積的には千六十平方メートルでございます。一階には、余熱を利用しました温室、機械室、管理室、障害者用の便所、または清掃作業員の控室等もございます。二階は吹き抜けになってございますが、地域の会合用の集会室、これは和室十畳程度を考えております。それと和室十五畳、二つを考えております。それから、集会室といたしましては、多目的な会議室として、その他には収集員の食堂、休憩室等も考えてございます。そのほかには、洗車等の面積約四十平方メートルのことも設備をして設置をしていきたい、そのように考えております。 以上、補足説明といたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--太田議員。 ◆28番(太田光久君) 何点か、工事請負契約の議案につきましてお伺いしたいと思うんですが、一つは、先ほど市長から、地元の協力が得られて、協定を結んだというような話でありましたけれども、この地元の理解の中に、あそこの清掃工場の将来の方向について、どうしていくのかということについて明記がされているかどうかというのが一つであります。 もう一つは、部長から今細かい説明がございましたが、この議会の中からも、あるいは今、清掃問題に対してはいろんな提言だとか、それから議会からの提起だとか、毎回一般質問の中でも出されているわけでありますけれども、いわゆる公害対策につきまして、どのような対策が立てられているか。若干報告があったような気もいたしますけれども、もう少し細かく、公害対策について御説明をいただきたいと思います。 二点であります。以上。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 第一点の、地元の対応でございますけれども、これは、今まで何回か御報告申し上げましたが、十一自治会を対象に話し合いを進めてまいりました。現在、十自治会の御理解をいただきまして、同意の方向が確認をされております。 一つ、あと小平のことが、この増設については御理解いただいておりますけれども、一部協定の内容によりまして、まだ同意の方向が出ておりません。この中で、前回も建設委員会の中でもいろいろ御論議いただきましたけれども、旭自治会の方々が最後にこの同意の方向を確認しましたのが、今月の十一日でございます。その中で、今までの経過でも申し上げましたけれども、最後まで二十年後の跡地、また移転というような問題がございました。これは、私どもも、自治会の皆さんとも話し合いの結果、市としては、跡地についてはどこに移るということが言えないというようなことで、いろいろ話し合いを進めてまいりました。自治会の方々も、その方法については、協定の中でこれから話し合っていくということが大きな、まだ一つ残っておりますけれども、方向づけといたしましては、今回の増設についての同意という方向が確認されたわけで、ここで御提案申し上げたわけです。 これから、他の自治会も協定を結んでおりますけれども、この二十年後の問題については、必ず移転をするという約束は、私の方としても、二十年には移転をするという約束はしております。ぜひ我々も、その二十年には移転をするという、跡地のことについては十分考えていきたいと、そのように考えております。 それから、公害問題でございますけれども、公害問題が一番大きいのは、振動、またにおいの問題、ガスの問題もいろいろございます。こういう問題については、地元の皆さんとの約束の中でも、一番新しい基準でいく、国の基準より上回った基準でいくということは現実にできるようでございますので、そういう約束も私の方ではしております。そういうことで、公害問題については誠意をもって対応していく。個々の細かい点、ちょっと申し上げにくいわけですけれども、特に排ガスの問題については、大幅な規制をしていくということはお約束してございます。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 一点は、今、太田議員の方からも言われた、周辺自治会の問題ですが、平成二十年には移転をするということで文書化ができておるんだというふうなことで、それで言えば合意というふうになったんだというふうに、その点聞こえたわけでありますが、ちょっと確認の意味で、文書の形式といいますか、例えば覚書というのか、協定書というのか、あるいは確認書というのか、そのあたり、差し支えなければちょっと明らかにしておいていただきたいというふうに思うんです。 それから、もう一点は、それと契約の問題でありますが、一般質問でも申し上げたわけでありますが、清掃工場の工事ということになると、ここの業者が契約を結ぶ。申し上げましたように、これまでの清掃工場の工事関係では、この業者が八九・五%という高い率を占めているわけで、どうもこういうことというのはおかしなもんだなというふうに思うわけでありますけれども、それと、市側の方は、指名参加をして、それで入札の結果だからというふうなことなんでしょうが、非常に随契等があったわけでありますが、こういう高い率で工事を請け負っておるという、こういうふうな状況についての感想というのか、コメントというのか、ぜひ聞かせておいてもらいたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 二十年までの協定の内容でございますけれども、これは、今まで九自治会は協定を結んでおります。また、旭自治会の関係については、これから協定を結ぶわけですけれども、今までの協定の内容といたしますと、二十年の移転につきましては、全市域的な中で検討をしていきますという内容が主でございます。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 契約についてお答えいたします。 この、現在ある既設炉につきましては、既に御存じのように、当時の炉の形式をいろいろ検討いたしまして、現在のストーカー方式がすぐれているということで、三菱重工と随意契約した経過がございますが、その後の技術の進歩等がありまして、これに対応できるということで、私どもとしては、指名参加願が出ております社、ここにございますように五社を指名したわけでありますけれども、ただいま御指摘のように、この三菱が必ず高い契約率で落札しているということについての感想ということでありますけれども、私どもとしては、適正な入札が行われた結果である、このように理解しております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 一点目のは、協定書なんだということで確認をしておいていいんですかね、念のために……。 今、総務部長の御答弁ですが、適正な入札の結果なんだということで、私の質問でもそういうことは言ったので、そういうふうな見解しかないんだろうなというふうに思っているんですが、言えば、これまでの実績が非常に高い。そういうところで、言えば適正な指名参加だったんだということだけれども、結果として、こういうふうに従来一番実績を持っていた業者が契約を結ぶと、こういうことになってくると、今までのそういう実績というか何というか、そのあたりが有形無形に働いておるんだろうなというふうには思うわけですよね。 この前の議案は、これも一般質問では言ったんですが、下水処理場ということになると東芝になる。これは二六%ということで申し上げて、先ほどの議案のときには、あえて質問はしませんでしたけれども、やっぱりこういう下水処理場、清掃工場、競輪場と、この三つは、大体何か契約を結んだ業者が決まっているというふうに見ざるを得ないような、非常に高い率の契約ということになっているわけで、言えば、このあたり適切な入札の結果なんだというふうに言うわけですけれども、こういうところに指名競争入札ということの弊害があるというふうにはお考えになりませんか。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) お答えいたします。 ただいま御指摘のように、指名競争入札の有利な面として、今御指摘ございますように、いわゆるこれまでの実績を評価して指名していくということで、今まで運用してまいりました。それらが、今問題になっておりますように、いろいろ指摘されております。したがいまして、それらも含めて、現在検討しております契約制度の検討会の中で総合的にいろいろ検討してみたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 御質問の、すべて協定で締結をさせていただきたい、そのように考えております。 ○議長(中山孝次君) 長野議員。 ◆29番(長野尚文君) 何点かお伺いしますけれども、まず一点は、二十年後の移転ということで、協定を結ぶという報告なんですけれども、お見受けするところ、前の方の席の人は全部いないんじゃないか。それから、議員の方も半分ぐらいか三分の一はいない。完全に後世に託すというような状況で協定を結ぶということなんですけれども、これ、今回初めてなら私はいいんですけれども、過去二回あるわけだ。これは、岸中市長の時代に議会は全然知らなかった。基地跡地に移転をするという協定を結んで、いざ改築しようとしたら、それが出てきて大騒ぎになった。もめにもめて、市民から言わせれば、だましたという形で改築が行われて、今回、二回目もすったもんだして、協定を盾にして難航した。何とか追っつけたわけですけれども、これをまた二十年後に同じようなことをまた繰り返すという状況をなぜ残すようなことをしなきゃならないのかということなんですよね。 口約束である程度紳士協定をするならいいけれども、協定書を残して、それは、今お住まいになっている方たちも、世帯主はほとんどいらっしゃらなくなるんじゃないか。その子供さんたち、孫さんたちが、またこの問題について協定書をしっかりと金庫にしまっておいて、そういう問題が起こってくるだろうと、こういうふうに思うわけですけれども、協定書をやっぱり交換しなければ、市役所が信用できないという状況に、過去の姿からなったということは、極めて残念だと思うんですよね。今回も、そういうことで、ただの口約束じゃだめだ。前回だって協定書がありながら二回もおかしくなったんだから、三回目はもっともっと堅固な協定書を結ばなきゃしょうがないだろうというような心情もわからぬでもないわけですけれども、非常に将来に禍根を残すようなことになっているんじゃないかと思うんですけれども、今回は、質問によって協定書を結んだということが明らかになったわけですけれども、前回は、これは議会は全然わからなかった。問題が起こってから、協定を結んでいるんだというのがわかったわけですけれども、この協定書は、もう署名、捺印をしたんですか。これ、議会に配ってください、それは。 それから、この五社が今回指名参加をしているわけですけれども、これは、私なんかは素人で余りわからないわけですけれども、三菱重工とタクマは、これは基本的には構造が違うんじゃないでしょうかね。今、かなりの焼却メーカーありますけれども、日本鋼管も、これは恐らく違うんじゃないか。これは鋼管ですから、要するに製鉄所ですから、高炉式の方式で、タクマは俗にいう多段式、これは変更になっているかわかりませんけれども、この五社ともそれぞれの特色のある、言ってみれば焼却方法が基本的に違うんじゃないかと思うんですけれども、この辺はどうなっているのか。立川市は、もし違うとすれば、違う機種をもし落札をすれば、タクマでやればタクマでも契約をすると、こういうことになったのかどうか。 市が三菱の方式がいいということならば、なぜ随契をしなかったのか。こういうふうな形でやって、これが機種が違うというような、三菱と同じものをタクマが採用しているならばいいけれども、鋼管がやっているならいいですけれども、そうでない機種がありながら、これを指名参加させたということは、基本的にはどういうことなのか。これは納得できないわけですよ。 それから、えてしてこういう建物が平面図でいつも説明されるわけですけれども、こういうやつは特に、地下三階から地上四階かな、こういうようなのは、やっぱり立体図を、側面図をつけてもらわないと理解しにくいですよね。こんな平面図だけでやったんじゃ、頭の悪い私はわかりにくいです。その辺、まずお伺いしたい。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 二十年後の移転の問題で--二十年までにということでございますが、二十年の移転については、今、市の考え方といたしますと、現在の清掃工場は九千五百平米ございます。しかし、現在の清掃工場を増設した、また清掃工場というのは使いながらそれをやるということでございまして、現実には、今の清掃工場を増設しますと、ほとんどもう九〇%の敷地面積は利用しているということになります。それを使いながら増設ということはもうあり得ないという、市の基本的な考え方を打ち出したわけでございます。 これを考えますと、どうしても今の清掃工場を十五年なら十五年使うということの一つの方針で、二十年という方針を出したわけですけれども、これからの清掃工場というのは、いろんな内容も改善され、またいろいろなことも処理できるような方法も考えられるだろう。また、次の清掃工場の基本的な考え方は、必ず建てかえをしなければならないというのが基本的でございまして、もし今の清掃工場を移転したにしても、次の清掃工場をつくる場合には、次の移転をするということはできませんので、同じ場所に必ず次のものもできる面積を確保しなければならないということが、一つ大きな基本にございました。 そこで、何回か地元の皆さんにも、お約束が守れなかったということは、やはりそういうようなことで、まだ面積的に建てかえができた、また増設ができるというものがあったわけですけれども、今後は、今の場所では再び増設、改築はできません。そういうことで、市としての基本的な考え方は、もう次には必ず新しい場所をつくるということの上に立って、地元の皆さんと協定を結んだわけでございますので、その点については、基本的には移るという前提でおりますので、その中に入れさせていただいたわけでございます。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) お答えいたします。 ここに指名してあります五社は、すべてストーカー方式に対応できる会社でありまして、それぞれ実績を持っている会社でございます。 以上でございます。 申し落としました。それから、平面図だけではわかりにくいという件につきましては、今後検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 先ほど、協定を結んだものについて、ここに提示をしろというお話だったんですけれども、ちょっと検討させていただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 長野議員。 ◆29番(長野尚文君) 平成二十年には建てかえをしなきゃならないという、それも移転をしなきゃならぬと、いろいろ理由づけをされたわけですけれども、日進月歩の焼却炉の時代に、技術的にどういうふうになるのか、これはお互いわからない。今の延長線上でいけば迷惑施設であろう。だけれども、そのうちに誘致施設になる可能性もなきにしもあらずと。平成二十年に必ず移転しますなんて言って、技術革新されて、とんでもない、行ってもらっちゃ困るなどという事態にならないとも限らないわけですけれども、それはさておいて、いずれにしても後世にツケを残すという、極めて大変な代物になることだろうと思うんですけれども、御努力に対して敬意を表しますけれども、協定書は、何もそれを、私たち、見たからといってとやかく言うものではないですけれども、一応、議員としては、そのぐらいの協定書がきちっと配られているという常識の理解のために、ひとつ議員だけにでも配付していただきたい、こういうふうにお願いをしておきます。 それから、総務部長の、五社ともストーカー方式、これ、全然対応できるということで、今の三菱がやっているのと同じ設計でやるということができるということだと。タクマの従来の多段式というのは、あれはタクマはもうやめたんですか。注文があればやるということで、オリジナルじゃないと。鋼管の方もそういうことですか。みんな同じ機種が採用できるんだと、技術的には。それだけお願いします。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 今議案に出ております焼却炉の方式がストーカー方式と申しますけれども、この会社はすべてストーカー方式でやっております。それぞれ実績を持っている会社でございます。五社ともそうでございます。ただ、タクマの前の多段式をやめたのかということは、ちょっと私存じませんけれども、ストーカー方式で実績を持っている会社、五社それぞれ実績を持っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 長野議員。 ◆29番(長野尚文君) これはあれですか、五社とも実績だということで、市としては確認をしているわけですか、このストーカー方式というのは。そういう実績は、みんなあるわけですね。ストーカー方式というのは、すのこというか、焼却した灰が下へ落ちていくという、ああいう方式を全部採用していると、こういうことですね。それだけ。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) お答えいたします。 ただいまの御指摘のとおりでありまして、最低の会社でも全国で十九カ所、七千トン以上のそれぞれ実績を持っている会社でございます。 ○議長(中山孝次君) 同じですか、重複があったら……。(「重複じゃないから質問するんだよ」と呼ぶ者あり) 矢口議員。 ◆5番(矢口昭康君) このストーカー方式を選定した理由はどういうところにあったのか。通産省等で、いわゆる耐久年限というか、これは何年ぐらいで--十五年後というと、耐久年限とか、その辺の関係はどうなっているのか、その点、一点確認させてください。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) このストーカー方式を選定するに当たりましては、まずストーカー方式、あるいは先ほども御質問ありましたけれども、そのほかにも流動床式ですとか、いわゆるちょっと方式の名前は忘れましたが、言ってみれば、溶鉱炉みたいな感じの溶融式とでも申しますか、そういう方式がございます。それで、これを選ぶに当たりましては、機種選定委員会を開きまして、焼却の方法の面、管理の面、それから公害対策、そういう面を主に比較検討いたしましてストーカー方式、それと、さらに今回増設いたします部分、前の既設炉もストーカー方式でございますが、集中管理する、そういう意味もございましてストーカー方式に決定したわけでございます。 なお、耐久年数でございますけれども、七年ということだそうでございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 矢口議員。 ◆5番(矢口昭康君) 七年ということですけれども、これ、実際に完成されてから十年ですか。それを、七年だけれども十年もたせると、こういうことになるのかな。この辺についてはどうですか。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 耐用年数ですけれども、現在申し上げたのは、国庫補助の基準は七年ということでございまして、現実には、現在の清掃工場も五十四年に建設いたしまして、もう十数年たっているわけでございますけれども、やはりその期間というのは、相当の維持管理も必要になりますし、できるだけ長い年月を使うということも一つの方法でもありますけれども、国の基準はあくまでも七年ということになっております。 ○議長(中山孝次君) 矢口議員。 ◆5番(矢口昭康君) 耐用年数をオーバーするとどこに問題があるかというと、いわゆる機種そのものが老朽化して、ばい煙というか、そういうところに問題があるんじゃないかと、こう言われているわけでして、だから、こういうオーバーしたものが本当に規格どおりに、いわゆる公害そのものの基準どおり抑えられるか、その辺が非常に問題なわけですね。ですから、その辺の補償もあるのかどうか、その辺も含めてやっぱり検討すべきじゃないかと思うんですけれども、この辺はどうなんですか、技術的に見て。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) やはり公害問題についても、そのようなことも考え、五十四年のときには、当初そういう施設はなかったわけですけれども、これを途中で排ガスの問題についても増設をしたということがございます。この問題につきましては、清掃工場を維持管理をするには、やはり年間三億、五億という、維持管理にはかかるわけですけれども、当然その期間が過ぎますと相当の維持管理はふえるということは現実でございます。公害問題についても、必要に応じてその時点でのまた対応はしていかざるを得ないというのが実態だろうと思います。 ○議長(中山孝次君) 矢島議員。 ◆27番(矢島重治君) 重複するかもしれないですけれども、ちょっとわからないところがあるものですから、議長にお断りをしておいて質問したいんですけれども、五社で、機種選定委員会でストーカー方式ということで五社を選んで、その全部がそれで大丈夫だという答弁がありました。それで、ストーカー方式も、例えばストーカーの長さだとか、それからじんかいをずっと固めておくと、なかなか中まで燃えないというんで、かくはんする装置だとかということを含めて、多少会社ごとによって違いがあって、それが、ストーカー方式といいながら、それぞれの会社の特徴というようなことになっているんじゃないかというふうに思うわけですけれども、そういう面でいうと、この隣に三菱重工の焼却炉があり、この敷地の中でという形で機種を選定した時点で、実質的には、この三菱重工の機械を導入するしかないということになるのではないか。それは、それぞれのところが余分に予算的なものをつければ、できないことはないということになるんだと思うんですけれども、そういう面でいえば、一番安いところということに指名競争入札の場合なるわけですから、実質的にそれで三菱に決まるというようなことに、いわゆる機種選定委員会が機種を決定した時点で、そういうことに実際上はなったんじゃないか。そこら辺について、どんなふうに御見解を持っておられるでしょうか。 二点目は、集じん装置についてなんですけれども、ろ過式集じん機一基ということになっていますけれども、ろ過式集じん機一基で十分であるというふうに考えておられるかどうか、その点について伺いたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 第一点目にお答えいたします。 機種選定の段階で既に三菱に決まりではないかという御指摘でありますけれども、私どもこの五社は、私どもの方で出す仕様にすべて対応できるということで考えておりまして、その段階で既に三菱ということではないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(瀬古駿君) 排ガス処理中のろ過式集じん機について、若干御説明申し上げます。 現在の集じん機につきましては、集じん機をろ過式の集じん機に今回かえるわけでございますけれども、通常バッグフィルターと申しまして、排ガス中のばいじん、ダストをろ過する、旧集じん機に比較しまして集じん能力は非常にすぐれておりまして、今回の新規の集じん機につきましては、メーカーによりますと、約九九から一〇〇%近い集じん能力があるということは聞いております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 矢島議員。 ◆27番(矢島重治君) これ以上聞いても同じような答弁しか出てこないのかなというふうに思うんですけれども、僕なんかも、あそこのところで増設ということになる場合には、これは、ある面でいうと随契なのかなというふうに思っているところもあったわけですけれども、こういうふうに指名競争入札というふうになって出てきたわけで、実際上いろいろ、契約の問題もいろいろあるんで、格好としてはこういうことにしたけれども、実際上は、中身はいわゆる同じところに、例えば中央制御室とか、煙突とか、煙突までのもろもろの機器を考えると、いわゆる同じ会社の方が効率がいいというような一般的な話になるわけでして、それがこういう形に出てきたというのは、いろいろあるから、実際は三菱になるんだけれども、格好としてこういう形にしたのかなと、こんなふうにうがっても見るわけですけれども、確かに五社に対してストーカー方式の様式でということで言えば、それなりのものが出てくると思います。そのくらいの技術力というのは、それぞれ各社持っていると思いますけれども、問題はコストの問題なわけで、自分のところが手がけてきて、長く手がけてきたものについては、それだけコストを下げるノーハウもあるわけで、そういうのがこういう入札の金額の差になってきているのかなと、こんなふうに思うわけで、そういう面でいうと、機種選定委員会が機種を決めるときには、形としてこういう入札方式はとるけれども、結果としてはこういうふうになる、こういうことになるんではないかというふうに質問をしたわけですけれども、その辺についてどんなふうにお考えでしょうか。 あと、ろ過式集じん機についてですけれども、これ、今まではあれですよね。ガスをぐるぐる回してごみを下に落とすという集じん機と、あと電気集じん機を使っていたんじゃないかと思うんですけれども、それにかわるものとして、このろ過式集じん機でいいという、そういうことなんですか。そこのところについて、もう一度伺いたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 機種選定の段階で、結果としてこのようになるのではないかという御質問でありますけれども、私ども、あくまで私どもの仕様にすべて対応できるということでありますから、こういうふうにしたわけでございますが、確かに御指摘のように、これまで既設炉を手がけ、設置し、いろいろ維持管理に当たってきた会社としては若干有利な面があろうかと思いますけれども、私どもとしては、だからといって、結果としてこうなるというふうには考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(瀬古駿君) ただいまの集じん機の件でございますけれども、現在、先ほども御答弁申し上げましたように、現在の炉では電気集じん機の方法でとっている。通称EPと申しますか、電気集じん機でやっております。これを今回の改造に伴いまして、ろ過式集じん機に全面取りかえをするものでございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 矢島議員。 ◆27番(矢島重治君) 既設の炉の業者が若干有利になるかもしれないという答弁があったわけですけれども、そういう面でいうと、機種選定のときに仕様をつくるときに、もう少し幅を持った形での機種の選定ということをすべきだったんじゃないかというふうに思います。そうじゃないと、ある面でいうと、もちろん能力の問題もあるわけですし、あるいはそこのところの条件の問題もあるわけですけれども、機種選定委員会でストーカー方式、この新設する炉のような仕様にした主な理由、これについて伺っておきたいと思います。 それから、ちょっと勉強不足で大変恐縮なんですけれども、ろ過式集じん機というのは、ほかのところでの実績というのはどのぐらいあるのか。そこのところちょっと勉強不足で、新しいものの方が必ずいいというわけでもないと思いますので、ちょっとそこのところだけ聞かせておいていただきたいと思います。(「議長、関連」と呼ぶ者あり) ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 今の総務部長の答弁の言葉じりをとらえるようで恐縮なんですが、若干有利というのはちょっと気になる答弁で、それは、聞きようによると、業者間の話し合いにとって有利ということなのかなと。あるいは、市の選定委員会が選定する際に、言えば有利なそういう実績があるというふうな意味で、好意的に考えようという意味で若干有利なのかな。いずれにしても余りいい響きはないので、私の誤解であればいいんですが、むしろこの際真意を明らかにしておいた方がいいんじゃないかと思うんですが。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) まず、矢島議員さんの御質問でありますけれども、機種選定委員会で特にこれの方式を選んだと申しますのは、先ほども若干申し上げましたが、燃焼方式の問題でありますとか、管理の面、それから公害対策、それぞれもう少し細かくいろいろありますけれども、それらを比較すると同時に、既設炉との集中管理の関係、それらを勘案いたしまして、ストーカー方式に決定したわけでございます。 それから、志沢議員さんの御質問であります。 大変、私の申し上げ方が皆さんに誤解を与えるような言い方で申しわけなかったと思いますけれども、先ほど御質問の中にもありましたように、炉を新設して、それで維持補修の部分も若干担当してきたというようなことがあって、その同じ建物ということで、いろんな算定をする際に自分の経験が生かされるというようなことの意味で申し上げたつもりで、全然工場に携わっていなかった業者から見れば、工事のやり方と申しますか、そういうことでは熟知している部分がございますので、全然携わっていなかった業者からすれば有利な算定ができるかなという意味で申し上げたあれでございまして、談合ですとか、その業者に有利な意味で指名をするという意味ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。(「集じん機の実績を聞いたんだよ」と呼ぶ者あり) ○議長(中山孝次君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(瀬古駿君) 先ほどのろ過式集じん機の施行実績をということでございますけれども、まことに申しわけございませんけれども、現在、手元に施行実績の資料がございませんので、後ほど調べまして御報告申し上げたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) もう一回、恐縮なんですが、今の総務部長の御答弁ですと、要するに、これまで維持あるいは補修ということで経験があるから、経験のない業者よりは若干有利じゃないかということは、結論的に言えば、入札のときの大体の積算の価格の算定などでほかの業者よりは有利な面があったんだという、そういう意味になるんでしょうか。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 積算と申しますと、市の側の積算に関係することではございませんで、会社として積算する場合にやりやすいのかなという意味の程度でございます。(「向こうがそう言ったの」と呼ぶ者あり)--会社自身がそう思っているかどうかは、これ、私、存じませんけれども、そういうふうに感じられるかなという程度でございます。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 会社側の立場に立ってというか、会社の意向を代弁するかのような答弁というのは、余り適切ではないんじゃないかと。今、これだけ入札問題で社会的にも関心があるわけで、少なくとも立川市の総務部長が三菱の腹の中を何かつかんでいるような答弁というのは、撤回された方がいいんじゃないでしょうか。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) もしそのように理解されると大変困りますので、私の答弁はそういう意味ではございませんので、撤回いたします。 ○議長(中山孝次君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第七十六号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、議案第七十六号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第5 議案第85号 立川市西砂学習等供用施設(仮称)新築工事(建築工事)請負契約 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第六 議案第八十五号 立川市西砂学習等供用施設(仮称)新築工事(建築工事)請負契約を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十五号について御説明いたします。 本案は、立川市西砂学習等供用施設(仮称)の新築工事(建築工事)の請負契約であります。 平成五年九月八日、指名競争入札の結果、一億九千二百六十一万円でニイクラ株式会社が落札いたしましたので、これを相手方として契約いたしたいとするものであります。 工期限並びに構造及び規模は、議案記載のとおりであります。 なお、工事の内容につきましては、担当より補足説明をいたさせます。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 議案第八十五号につきまして補足説明をさせていただきます。 本件は、市民の生涯学習活動を支援するために、市内の十二カ所に学供施設の設置ということで計画を立てまして、年次設置を進めてまいりましたが、本施設はその十館目に当たる施設でございます。 施設は、御案内のとおり、西砂町五丁目に建設いたすもので、従来の学供施設の中里分館でございますが、これを取り壊しまして再建するものです。鉄筋コンクリート建ての二階建てで、倉庫を含めまして五百五十八・九三平米ということです。一階には事務室、休養室、学習室、印刷室を配置いたしまして、二階には集会室、保育室、ホールということでございまして、特に、身障者のための利用できるような配慮としましてエレベーターを設置いたしますし、また、障害者用の便所も一階と二階に設置しているものです。 今後の運営につきましては、地域の社会教育関係団体で構成いたします管理運営委員会を今後設置いたしまして、市民サイドで管理をさせていただくようなことになろうかと思っております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--長野議員。 ◆29番(長野尚文君) この図面を見ますと中里公会堂に隣接しているわけですけれども、この中里公会堂というのは、用地は市の用地で、上物はどこの施設なんですか、これは。地元が市の補助金か何かで建てた建物なのか。これ、答弁する人、いるかな。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 用地はお寺のものでございまして、そこをお借りするということになってございます。(「両方とも、今度の学供も」と呼ぶ者あり)--そうです。(「公会堂も」と呼ぶ者あり)--公会堂でございますか。公会堂につきましては、担当がちょっと違いますが……。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 中里公会堂につきましては、いわゆる周辺対策ということで、防衛庁の補助を得て建築をしたものであります。市で建築をして、中里自治会に貸与しているというものであります。 ◆29番(長野尚文君) 所有権はどこの財産に……。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 所有は、立川市所有のものであります。 ○議長(中山孝次君) 長野議員。
    ◆29番(長野尚文君) 公会堂と学供施設、おのずから目的が違うから、こういうふうに独立して、別々にしているということはわかるんですが、言ってみれば、市民が使うわけですよね。ですから、玄関の入り口は別でもいいけれども、同じ、この建物をもう少しくっつけるとか、出入りができるとか、そういうふうな利用がもう少し、玄関から一々入らなくたって中でつながるような施設というものは、地元としては離してくれと、くっつけてくれと、行き交いできるようにしてくれというような、そういう話はなかったんですか。 私が使うわけじゃないですけれどもね、地元の人が使うんですから、それはいいんですけれども、わざわざ公共施設でありながら分離して、使い勝手が悪いように、雨が降ったら、外へ行くにしても、目的が違うから、全然別々に使うのかどうか知りませんけれども、もう少し利用勝手がいいような、うまいやり方というのは考えられなかったのかどうか。その辺わかれば教えていただきたい。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) ただいまの建設に当たりましては、地域の多くの方といろいろ検討を重ねてまいりまして、それで、一つは、この西砂学供は西砂エリア全体の住民のためにというようなことが一つございます。それから、公会堂につきましては中里自治会というようなことがございましたので、私ども、本来としましては、全体計画の中とは思っておりましたが、いろいろそういうような地域の方々の御意見もございます。 それから補助金の、私どもの学供につきましては防衛庁の補助金でございますが--両方防衛庁なんですけれども、その防衛庁の中でも補助金の資質がちょっと異なってございますので、そういったいろんな関係の中から離したというようなことがございますので、御了解いただければありがたいと思っています。 ◆29番(長野尚文君) 要するに、地元が離してくれと、こういうことが強かったということですね。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) そうです。 ◆29番(長野尚文君) わかりました。 ○議長(中山孝次君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十五号を採決をいたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、議案第八十五号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第7 議案第77号 平成五年度立川市一般会計補正予算(第二号) ○議長(中山孝次君) 次に、日程第七 議案第七十七号 平成五年度立川市一般会計補正予算(第二号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第七十七号について御説明いたします。 本案は、平成五年度立川市一般会計補正予算(第二号)であります。 今回の補正額は十三億四千七百六十万三千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は六百七十六億六千四百四十四万円となります。 補正の内容を歳出から御説明いたしますので、補正予算事項別明細書の十七ページをお開きください。 総務管理費の筆耕翻訳料は、賞状書きを職員が行っておりましたが、当該職員の退職により、外部に依頼しようとするものであります。 次の積立金でありますが、公共施設整備基金は、立川広域防災基地関連工事に係る国土庁の負担金の納入が見込めることとなりましたので、これを基金に留保しておこうとするものであります。 その下の地域文化振興基金は、文化振興のためにとの御寄附をいただきましたので、基金に積み立て、有効活用していこうとするものであります。 次の償還金利子及び割引料は、過年度の国や都の補助金等の精算による返還金であります。 十九ページをお開きください。 徴税費の償還金利子及び割引料は、法人市民税等の還付金等に不足が生じますので、補正しようとするものであります。 次の統計調査費は、調査区域の増や報酬額の改定等によるものであります。 民生費でありますが、立川市社会福祉協議会への委託料のうち、精神薄弱者福祉及び精神障害者福祉に係る委託料は、通所訓練事業等についての東京都の補助基準額の改定によるものであり、真ん中の入所委託施設助成等に係る委託料は、市内の障害者自立生活団体の自立のための機器購入に対し助成を行おうとするものであります。 社会福祉基金への積立金は、市民からいただきました寄附を積み立てるものであり、次の福祉作業所の土地借上料は、地代の改定によるものであります。以降に出てまいります土地借上料は、同じ理由によるものであります。 次の扶助費でありますが、心身障害者手当及び難病手当について、受給者の増加等により予算の不足が見込まれますので、補正しようとするものであります。 二十一ページをお開きください。 老人福祉費の老人手当は、受給者の増加によるものであり、その下のシルバー人材センターへの事業委託料は、予算に不足が見込まれますので補正しようとするものであります。 次の需用費は、本年五月に開設した柏地域福祉サービスセンターの光熱水費が不足を来す見込みでありますので、補正しようとするものであります。 高齢者住宅対策に要する経費の土地鑑定料は、平成六年度に予定しております高齢者集合住宅のための住宅供給計画策定に必要とする鑑定を、国の補助金を受けて行おうとするものであります。 児童福祉費の補助金は、地代の改定によるものであります。 一番下の衛生費の補助金は、平成三年に発生したMMRの接種による健康被害が、予防接種法第十六条第一項の規定により予防接種を受けたことによる健康被害との厚生省の認定がありましたので、国等の補助金を受けて見舞い金を支出しようとするものであります。 二十三ページをお開きください。 商工費の補助金は、商店街等の共同施設設置の追加申請によるものであります。 土木費でありますが、道路維持費の工事請負費は、損傷度の高い市道二級八号線について、当初一部について補修を予定しておりましたが、全面補修することとしたため、今後の予定事業に不足が見込まれますので補正しようとするものであります。 次に、道路新設改良費であります。 市道一級一一号線の改良工事費は、東京都との都道接続協議の結果、既存の砂川用水路の構造上改良の必要性が生じたためのものであります。 次の市道新設改良事業の用地買収費等でありますが、上段の用地買収費と下の物件補償費は、懸案でありました市道一〇三号線の未買収用地について買収の目途がついたことによるものであり、次の用地買収費は、立川市土地開発公社が保有の市道用地を一般会計で取得するものであります。 市道一級一五号線ほか十四路線拡幅事業の工事請負費は、都の補助金の対象事業の変更やガス管等の移設工事が年度末までかかるため、本年度は減額し、翌年度へ先送りしようとするものであります。 一番下の用地買収費は、立川市土地開発公社に対するものであります。 二十五ページをお開きください。 多摩東京移管百周年記念事業関連道路整備事業の減額は、事業の完了による精算分であります。 都市計画費の立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業でありますが、平成四年度の三月議会で四年度事業の未執行相当額を減額し、平成五年度へ先送りさせていただきましたが、今回の補正はその部分の追加事業費と一部事業の進展に伴う事業費を増額しようとするものであります。 公園費の松中公園用地買収費は、防衛庁補助金の増額決定により事業費を増額しようとするものであります。 住宅費は、市営住宅の雨漏り補修など、緊急対応のためのものであります。 二十七ページをお開きください。 教育費の第一中学校の用地買収費は、立川市土地開発公社に対する割賦金であります。 図書館費の備品購入費は、来年の二月から実施いたします図書館の貸し出し、返却業務の電算化に伴うものであり、次は、多摩川図書館が借用しております富士見町団地で外壁塗装などが行われることになったことによる東京都住宅供給公社に対する負担金であります。 以上で歳出の説明を終わり、歳入について御説明いたしますので、前に戻りまして、十三ページをお開きください。 中段の都補助金の地域米消費拡大対策事業費補助金は、交付決定を受けたことによるものであり、一番下の多摩東京移管百周年記念事業関連道路整備事業に係る補助金のうち、市道二級八号線改良事業補助金は、新たに記念事業関連道路として補助金を得られる見込みとなったことによるものであります。 そのほかにつきましては、歳出で御説明いたしました事項に係る補助金等であります。 十五ページをお開きください。 繰入金は、平成四年度の特別会計老人保健医療事業の精算による一般会計への返還金であります。 繰越金は、所要財源として充当しようとするものであります。 以上で歳入歳出についての説明は終わりますが、このほかに繰越明許費の補正をお願いしておりますので、四ページをお開きください。 内容は、当初予算でお認めいただいた立川駅西地下道上自転車駐車場(仮称)整備工事と、これに関連する諸経費であります。年度内完成に向けて諸手続を進めてまいりましたが、周辺自治会への対策として一部設計変更の必要も出てきましたことから、年度内の完成が困難となったのものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 二点ほど質問をしたいと思います。 初めに、二十一ページの高齢者住宅対策の土地鑑定料ですが、ただいまの御説明で平成六年度ということでございましたが、これは、場所、例えば何々町で何戸ぐらいを予定をしているとか、そういうことが、もし今言っていただけるんでしたらお願いしたいと思います。 それから、もう一点、十九ページの社会福祉基金の問題でお尋ねをしたいと思います。 御説明で、四百万円の寄附を充てて積み立てていくということでありますが、これは今年度始まった基金であります。三月の予算委員会の中でもこの問題でいろいろ御質問をいたしましたが、そのときに、この基金のこれからの運用方法とか、もろもろについて要綱づくりを考えているということで御答弁ございましたが、要綱はできたのかどうか、お聞きをしたいと思うわけです。 それから、この基金でありますが、今の予定では、何年ごろからこの果実を使って事業をしていこうとしているのか。その時点で積立金はどのぐらいになると考えているのか。 それからもう一点ですが、積立金の総額は五十億ということで、平成十一年度までに三十三億ということで、予算委員会のときに御答弁がありましたが、この辺の基金の積み立ての可能性といいますか、そういう点についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 建設部長。 ◎建設部長(伊藤宗四郎君) 一点目の土地の借上料の鑑定料でございますけれども、本年六月に供給計画を立てるということで公募いたしましたところ、柴崎町に予定をしております。戸数としては約二十戸を予定をしております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 福祉基金の要綱でございますが、まだ要綱の作成はできておりません。 いつごろからこの果実が使用できるかということでございますが、要綱の検討等も含めて、今後検討をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 基金の積み立ての可能性でありますけれども、可能な限り積み立てをしていくということで考えているわけでありますけれども、昨今の経済状況等を考えますと、実施計画等のローリングの中で調整をしていく必要が出てまいるのではなかろうかというふうに考えております。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 一点目の質問はわかりました。 二点目の社会福祉基金でありますけれども、この基金を使ってのいろいろ福祉サービスの提供というのは、財源的にも問題があるのではないかということを予算特別委員会で申し上げてきた経過があるわけでありますが、そのときに、そうした、どういうサービスにこの基金を充てていくのかということで、いろいろ担当の方から御答弁もあったわけですけれども、大変抽象的でわかりにくい答弁だったわけですね。そういう中で、要綱をつくってはっきりさせていくんだということで言われましたので、どんなふうになるのかということで、問題ありという立場から見てきたわけでありますけれども、いまだに要綱もできていない。 それから、今後何年ごろからこの果実を使って事業をするのかという点についても、今後検討するんだということで、本当に漠とした計画でありますね。企画部長の今の御答弁ですが、可能な限り積み立てをしていくんだということで、そういうことでは、これは地域福祉総合計画そのものが一体どこまで本気に事業としてやろうとしているのか、大変疑問になるわけであります。その基金の積み立ては、十一年度末には三十三億ということで御答弁があったわけですから、今年度を含めて七年間になるんでしょうかね。大体七年間で三十三億ということでいきますと、年間四億から五億ぐらい積んでいかなければ、そういう目標にならないわけですね。その地域福祉総合計画そのものでありますが、これは国の方の財源の問題もあって、どこまでこれが計画どおり進んでいくのかということで、いろいろ見ていかなければならないというふうに思っているわけであります。 高齢化社会が進むに従って、先日も一般質問で申し上げましたけれども、住宅の助成の問題とか、いろいろな福祉サービスが新たに必要になってくるわけでありますし、予算委員会での御答弁の中では、民間の方たちの協力を得る事業もいろいろやっていかなければならない。そういうところにこの果実を充てるということで言われたわけなんですね。そういう点から考えますと、その地域福祉総合計画については、しっかり年次的なというか、計画も、ちょっとあいまいな面もありますけれども、一応数字で明らかになっているわけですね。それなのに、今の基金の積み立てについては可能な限り積んでいくんだと、そういう答弁ではちょっと私は納得できないですよ。 十一年度まで三十三億ということで、そういう明確な金額も示していたわけですから、やはり、例えば今年度は幾らとか、年度当初四千九百万ですね。今回、たまたま寄附があったから四百万積むということであるようですが、来年度、再来年度、この辺はどんなふうになっていくのか、地域福祉総合計画との関係でいいますと、今のような答弁ではとても納得できませんので、もう一度御答弁お願いしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 基金の積み立ての問題でありますけれども、第一次実施計画を調製いたしました段階の景気の見通しと現在の景気の見通しというのは、かなり厳しい状況になっております。したがいまして、この基金の積み立てだけではなく、第二次実施計画を立てる中では、総体的にいろんな面で見直しを図っていく状況というのは出てくるんではなかろうかという予測等もございます。したがいまして、先ほど申しましたように、可能な限りという表現は非常に弱い表現かもしれませんけれども、私どもとしては、この部分だけ現状で特定をしてしまうということにはまいらない事情がございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) ですから、基金を積み立てていくということ自体が、福祉事業としては問題があるんではないかと、こういうことを三月の議会でも申し上げてきているわけなんですね。 企画部長の立場としては、その基金の積み立てということだけで言えば、今のようなことになってしまうのかもしれませんけれども、地域福祉総合計画を進めていくという立場からいえば、今のような答弁でできるだけ積み立てて、そこから出た利子で事業をやっていく。これ、極めていいかげんとしか言いようがないと思うんですよ。この辺につきまして、その地域福祉総合計画を計画どおり進めていくという点との関連で、こうした福祉基金を積み立ててやっていくということにつきまして、理事者の方はどういうふうにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 地域福祉総合計画の推進と基金との関係でございますが、これは福祉計画の中でも触れてございますように、総合福祉計画を予定どおり進めるためには、いろいろな財源的な手当てをしていかなければいけないと、こういうふうに言っておるわけです。その中で重点的に考えるべきものは、やはり基金運用でこの計画を担保していこうと、これが総合福祉計画の考え方でございます。 状況といたしましては、この基金の積み立てを開始をしておるわけでございますが、一定の目標値もございます。目標値もありますけれども、この基金の積み立てにつきましては、財政状況、特に今年あるいは来年、再来年に向けましては、非常に財政的に厳しい状況に私ども立たされておりますので、そういう財政状況を見合いながら、現在実施計画のローリング作業等も行っております。そういうローリング作業の中から、具体的にこの基金に幾ら積み立てるかにつきましては策定をしてまいりたい、このように思っておるところでございます。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 助役の答弁でありますが、予定どおり地域福祉総合計画を進めていくために基金の運用でということでありますけれども、でも、今の企画部長の御答弁でも、それから助役自身の御答弁でも、景気に非常に左右されるという問題で、計画どおりいくという見通しはほとんどないと言っていいと思うんですね。その基金の運用でやっていくということが、これも今の御答弁でできないというのか、事業の中身としては、とても基金の運用ではやっていけないということだと思うんですけれども、その辺でどうなんですか。 私は、こういう積み立てを始めたからということではなくて、やはり福祉サービスというのはもっとしっかりした財源で進めていかなければならないと思うんですよ。特にこれからの社会で考えていけば、ニーズも非常に多様化してくると思いますし、それに寝たきりは絶対に出さないと、そういうことでの地域福祉総合計画でもあるわけですね。ですから、財源としては、こうした不安定なものではなくて、やはりしっかりとした一般会計からきちんと予算をとって、計画的に事業を進める必要があると思うわけでありますが、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 私どもでは、計画的に事業を進めるべきだという考え方を持ってございまして、基本計画あるいは基本計画に関連をする実施計画、その中から具体的に個別の計画があるわけでございます。この総合福祉計画は、言ってみれば福祉についての個別計画というふうに理解をしてございます。 個別計画をどう担保するかにつきましては、財源的な措置が当然必要になってくるわけでございまして、この財源的な措置につきましては、やはり実施計画、あるいは基本計画の中での財源手当ての問題の中から、個別計画にどこまで財源が充てられるか、こういう検討をしていかなければならないわけでございます。 そこで、先ほど来の御答弁にもありましたように、この計画を策定をした段階と現在の経済状況は、非常に悪い方に変化をしておるわけでございます。この悪い方に変化をしている中で、どこまで財源措置を福祉計画のところに割けるか。この辺のところは十分慎重に検討していかなければならないというふうに考えておりますので、ただいま申し上げました全体の行政運営をどうするか、そういう点を考えながら、この基金の積み立てをどういう年次計画でやっていくか。この辺については十分今後検討していきたい、このように考えておるわけでございます。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 助役の答弁ですけれども、経済状態も非常に悪化している。それで、基金の積み立てにつきましても極めて見通しが難しいと、そういうことになっているわけですよね。しかも、例えば積み立てる財源がある程度あったとしても、その運用利子ということになれば、なおのことこれは極めて不安定なものになっていくわけですね。それでいて計画どおり事業を進めていくということが、これもできないのは明らかではないかと私は思うんですね。先ほどの要綱についてまだつくっていない。それから、運用利子での事業の展開ということにつきましても、今後検討するということで言われているわけで、大変、地域福祉総合計画はそれなりのものをつくったとしても、それをやはり裏づける担保といいますか、その財源の問題では本当にいいかげんだというふうに思うわけですね。 それで、もう一度お聞きをしておきたいわけですけれども、その運用利子でのサービス事業の展開ですね。これは今後検討するということではなくて、既にもう福祉総合計画が進められているわけですから、何年度ぐらいからこの運用利子を使ってのサービスを提供するようになると考えているのか。ちょっと、今後検討するということでは、これ理解できませんので、もう一度この点につきまして、事業の展開ということがそれぞれ計画してあるわけですから、何年度ぐらいからこの利子を使ってのサービス提供になるか、お答えいただきたいと思うわけです。 それとあわせまして、助役の御答弁ですが、計画は進めていかなければならない。だけれども、積み立てについてはいろいろ難しいということで言われたと思うわけですが、その計画を進めていく上で、もっと財源的にしっかりした安定的なもので進めていくと、そういうお考えになれないかどうか、もう一度お聞きをしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) さまざまな計画を実施をするためには、財源的に、これも多方面での検討を進めなければいけないわけであります。総合福祉計画の中で言っておりますのは、財源的な工夫の一つとして、基金を中心にこの計画の推進をというふうに言っておるわけでございますが、その基金そのものの積み立ての状況といいますのは、やはり私どもでは全体的な財政運営の中から物を判断をしていかなければならないわけでございますので、そういう意味合いから申しますと、若干、積み立てのスピードといいますのは、最初私どもが計画をしたものよりはあるいは落ちるかもしれない。こういう考え方が出てまいりますけれども、最初の基金を中心にこの計画を進めようという考え方は変えてございません。 ○議長(中山孝次君) 梅田議員。 ◆18番(梅田尚裕君) 一点だけお聞きをしますけれども、十五ページに、一般寄附金で個人寄附金と法人寄附金が入っていまして、この四百十万円が、積立金のうちの地域文化振興基金というのに入っておりますけれども、これは、個人の三百十万というのは、個人としては随分大きな金額ですけれども、一人の金額かどうかと、名前だとかそういうのは、まさかここでは言えないのかもわかりませんけれども、私の言わんとするところは、これだけ大きな多大な寄附金を、それなりの何か用途を考えているかどうか。ということは、やはり三百万とかという寄附金をする方ですから、何かいろんな用途があっての話だろうし、またそれだけのものをもらう以上は、それなりのお金の遇し方ということがありますので、この地域文化振興基金にただぽんと入れて、基金の一部だけにしてしまうというのも、何か寄附者の趣旨と反するような気もするんですけれども、その辺についてどのようなお考えがあるかどうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 個人の寄附金の人数でありますけれども、四名の方でいらっしゃいます。 以上でございます。 ◆18番(梅田尚裕君) 使い方は。 ○議長(中山孝次君) 財政課長。 ◎財政課長(大澤祥一君) お答えいたします。 福祉目的のために、今総務部長から御答弁ありましたように、三百万なんですが、これは福祉のことに使っていただきたいというようなことで、趣旨を生かしまして福祉基金に積み立てたわけですが、これは先ほど来御質疑、答弁等がございますけれども、これは行く行くは福祉基金の原資として福祉の方に還元されるというようなことで、現時点では福祉基金の方に留保をしておきたいというふうな考え方で積み立ててございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 森議員。 ◆4番(森文昭君) 一点だけお伺いしますけれども、十九ページの民生費の中の委託料の八十万円ですけれども、これは市内の障害者団体が点字ワープロを導入するための補助金というふうに理解してよろしいでしょうか。 それともう一つは、点字ワープロを導入して、すぐに立ち上がるということにはならないと思いますけれども、将来的には、例えば市報ですとか、あるいは議会だよりですとか、あるいは市民向けに発行する文書について、こういった団体に委託して点字文書を発行するお考えはおありかどうか、お伺いいたします。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 第一点目の八十万円については、御指摘のとおり、障害者団体の購入する点字ワープロの助成でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 点字広報の発行につきましては、現在その方策について検討しているというところでございます。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 一点なんですが、二十五ページの再開発のところの補助金でありますが、基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業ということで、先ほど市長の方からの御説明あったわけでありますが、この段階で補正が組まれるということは、工期のことには関係してくるのかどうなのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 補助金の執行でありますから、工期には当然関係してまいりますけれども、説明申し上げましたように、この当該事業の進捗が当初の予算計上より早く進んでおります。早く進んでおりますのは、この前の議会で減額の説明を申し上げましたときに、工事の進行状況と、それから補助の対象とする判断との間に食い違いがありまして、実際には工事が進んでおりますけれども、補助基準では達成率にカウントされないと、こういう状況から、平成四年度から五年度へ繰り延べた経過がございます。そういう背景から、現時点ではその工事が進捗しておりますので、カウントの対象となって、国の内示がここで参ったと、こういうことでございます。進捗状況は当然かかわってまいります。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 実は、この問題では、せんだっての代表者会議の中でいろいろ説明があって、論議もあったんですが、このとき、たしか国の景気浮揚対策なんだとか、あるいは人手が多く供給されていて、したがって、今工事のピッチが進んでおるんだとか、地元負担のあれはどこの部分だとか、いろんな論議があったんですが、いま一つはっきりしなかったんで、今の質問をしたわけでありますが、今申し上げた景気浮揚対策であるとか、人手がこのところでたくさんに見込めるんだとか、そういうふうなことなんかも、これはあるんでしょうか。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 国の立場としては、景気浮揚対策ということで公共投資を進めておりますので、その関連が出てまいります。ただし、現場の工事が進みませんと対象とならないわけでございまして、背景としてはありますけれども、具体的には、その工事の進捗に合わせて交付が決まってくると、こういう関係になります。 それから、人手の関係でありますけれども、直接的に今の工事には関係ございません。 ○議長(中山孝次君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) そうしますと、せんだっての代表者会議の説明は一体何だったんだということになるわけですね。あのときも、地元負担の部分はどこの部分だということで、結局理事者も答弁ができなかったということで、私はちょっとみっともない話だなというふうに思ったわけでありますが、今のようなそういう、言えば横の連携か、縦の連携かはともかくとしても、代表者会議に補正予算の説明を行うというときに、今のような内容なんていうのはつかまないで報告しているんですか、それは。非公式の会議ではあるけれども、各会派の代表を集めてやりとりしている論議ですから、本会議の市側の説明と変わってくるというのは余りよろしいことではないんではないかというふうに思うんで、ちょっと見解を聞かせておいてもらいたいというふうに思うんです。 それから、もう一つは、ここで地方債と一般財源ということで二億四千万ほど計上されているわけでありますが、これは従来からここの再開発事業に係る立川市の負担分ということとの関係では、変化があるのかないのか、この点もちょっと聞かせておいてください。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 二点目の市の負担でございますけれども、当初御説明申し上げました総額で市負担分が六十六億三千五百万になりますけれども、この枠には変化はございません。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 一点目の、人手がというふうなことにつきましては、私がちょっとあいまいな御説明を代表者会議で申し上げまして、大変申しわけありませんでした。 ○議長(中山孝次君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 私は、この議案第七十七号に反対をするものであります。 ただいま質問いたしました社会福祉基金でありますが、質問の中でも明らかになりましたように、経済状況に大きく左右される積立金による利子の運用、こういうことでは、安定的な、計画的な事業は実施できないことが明らかであります。三月の議会でもその点を指摘してまいりましたが、例えば、施設の建設などについてはそれなりの財源で行うとしても、その運営とかサービス、こういう面では、量、質ともに絶えず安定的にサービスが展開される必要があります。積立金のめども定かでなく、しかも、この社会福祉基金にかなりの部分頼って事業を進めていこうとする、こういうことはとても納得できるものではありません。 以上の理由をもちまして、議案第七十七号 平成五年度立川市一般会計補正予算(第二号)に反対であります。 ○議長(中山孝次君) ほかに討論、ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本議案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中山孝次君) 起立多数であります。よって、議案第七十七号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。   〔休憩 午前十一時五十五分〕  ----------------------   〔開議 午後一時一分〕 ○議長(中山孝次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △日程第8 議案第78号 平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号) ○議長(中山孝次君) 次に、日程第八 議案第七十八号 平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第七十八号について御説明いたします。  本案は、平成五年度立川市特別会計国民健康保険事業補正予算(第一号)であります。 今回の補正額は二千六百八十一万円で、補正後の歳入歳出予算の金額は六十二億六千五百四万九千円となります。 補正の内容は、退職被保険者等の高額療養費に不足が見込まれますので、補正しようとするものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 異議なしと認めます。よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第七十八号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第七十八号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第9 議案第79号 平成五年度立川市特別会計受託水道事業補正予算(第一号) ○議長(中山孝次君) 次に、日程第九議案第七十九号平成五年度立川市特別会計受託水道事業補正予算(第一号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第七十九号について御説明いたします。 本案は、平成五年度立川市特別会計受託水道事業補正予算(第一号)であります。 今回の補正額は四百六十万円で、補正後の歳入歳出予算の金額は二十九億三千九百七十万円となります。 補正の内容は、検針業務の一部を民間に委託していくことの条件整備が整いましたので、人件費を減額するとともに、所要の委託料を補正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第七十九号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第七十九号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第10 議案第80号 平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号) ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十議案第八十号平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十号について御説明いたします。 本案は、平成五年度立川市特別会計老人保健医療事業補正予算(第一号)であります。 今回の補正額は三億二千百十万九千円で、補正後の歳入歳出予算の金額は七十億七千五百八十五万一千円となります。 補正の内容は、平成四年度の本会計の決算の結果生じた一般会計からの繰入金、審査支払手数料交付金の余剰金と、これらの歳計現金に係る預金利子を一般会計に返還しようとするものであり、また同様に国・都支出金につきましても、精算による返還を行おうとするものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第11 議案第81号 立川市歴史民俗資料館条例の一部を改正する条例 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十一議案第八十一号立川市歴史民俗資料館条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十一号について御説明いたします。 本案は、歴史民俗資料館の附属施設として、川越道緑地古民家園を設置するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十一号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、議案第八十一号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第12 議案第82号 立川市児童遊園条例の一部を改正する条例 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十二議案第八十二号立川市児童遊園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十二号について御説明いたします。 本案は、立川市宅地開発指導要綱に基づき設置された立川市栄一むつみ児童遊園の条例化に伴い、立川市児童遊園条例の一部を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十二号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十二号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- △日程第13 議案第83号 立川市乳幼児医療費助成条例 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十三議案第八十三号立川市乳幼児医療費助成条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十三号について御説明いたします。 本案は、三歳未満の乳幼児を養育している者に対し、乳幼児に係る医療費の一部を助成することにより、保健の向上と児童福祉の増進を図るものであります。 なお、条例の施行は平成六年一月一日からとするものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております本議案については、厚生委員会に付託いたします。  ---------------------- △日程第14 議案第84号 立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十四議案第八十四号立川市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(青木久君) 議案第八十四号について御説明いたします。 本案は、東京都医療費助成制度に係る難病疾病に、新たにミトコンドリア脳筋症が追加されたことに伴い、条例を改正するものであります。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--御質疑はないものと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、本議案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論はないものと認め、これより議案第八十四号を採決いたします。 本議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認めます。よって、議案第八十四号は原案のとおり可決されました。  ---------------------- ○議長(中山孝次君) この際、請願の紹介議員の追加について御報告いたします。 請願第十九号 日本中央競馬会場外馬券第二売場の飲食販売所の設置に反対する請願について、太田議員、長野議員、岡部議員、それぞれ紹介議員に追加されたいとの申し出がありましたので、お手元に配付の請願書の写しに追加願います。  ---------------------- △日程第15  議案第65号 平成四年度立川市一般会計歳入歳出決算 △日程第16  議案第66号 平成四年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算 △日程第17  議案第67号 平成四年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算 △日程第18  議案第68号 平成四年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算 △日程第19  議案第69号 平成四年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算 △日程第20  議案第70号 平成四年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算 △日程第21  議案第71号 平成四年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算 △日程第22  議案第72号 平成四年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算 △日程第23  議案第73号 平成四年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算 ○議長(中山孝次君) 次に、日程第十五から第二十三までの議案第六十五号平成四年度立川市一般会計歳入歳出決算、議案第六十六号平成四年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算、議案第六十七号平成四年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算、議案第六十八号平成四年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算、議案第六十九号平成四年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算、議案第七十号平成四年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算、議案第七十一号平成四年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算、議案第七十二号平成四年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算及び議案第七十三号平成四年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算、以上九件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長。   〔市長 青木 久君登壇〕 ◎市長(青木久君) 平成四年度の一般会計及び特別会計の決算の御審議をお願いするに当たりまして、執行の概要について御説明いたします。 なお、金額につきましては、四捨五入により百万円単位の概数で申し上げます。 まず、議案第六十五号平成四年度立川市一般会計歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は七百四十六億三千六百万円、歳出決算額は七百三十二億一千八百万円となり、この歳入歳出差引額から平成五年度への繰越明許費に係る翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は十一億八千六百万円となりました。 予算現額に対する歳入歳出予算の執行状況は、歳入が収入率九九・八%、歳出につきましては、執行率九七・九%となりました。また、前年度決算額との比較におきましては、歳入で七十億五千二百万円、一〇・四%、歳出では七十二億五千七百万円、一一・〇%と、それぞれ増額となりました。 この増額の主な理由は、立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業や柴崎市民体育館の事業の進展、立川駅北口有料自転車等駐車場や羽衣地域福祉サービスセンター(仮称)用地の買収、リサイクルセンター仮設備設置や多摩東京移管百周年記念事業関連道路整備事業を初め、公園、道路、住宅、学校など、積極的にまちづくりや生活環境整備を行ったことによるものでございます。 次に、主な内容について御説明いたします。 まず歳入であります。 市税は、全体で三百十七億七千七百万円となり、前年度決算に比べ七億八千六百万円の増と、二・五%の微増にとどまりました。これは、景気低迷による法人市民税の減収や、土地の譲渡所得に係る個人分の市民税が前年度より減少したことが大きな理由となっています。 市税の項目別に申し上げますと、市民税個人分につきましては、ただいま申し上げました土地の譲渡所得の減少によりまして、前年度決算に比べ〇・一%の伸びとなりました。法人市民税につきましても、国の総合経済対策等の措置が講じられましたが、企業収益の回復までには結びつかず、前年度決算に比べ七億九千四百万円、一三・九%の減収となり、これで平成二年度以降、三年連続前年度決算比マイナスとなりました。純固定資産税及び都市計画税につきましては、土地は負担調整措置により、また家屋は新増築等により、それぞれ一一・一%、一一・四%の増収となりました。 税の収入率につきましては、本年度も引き続く不況により、納税をいただく環境としては大変厳しい状況にありましたが、納税者の皆様の御協力や、納期内納付等の啓発や内部努力を行った結果、前年度を下回りはしましたが、本年度も二十七市中で最高の結果を得ることができました。 次に、利子割交付金でありますが、これも景気低迷による企業収益の悪化や公定歩合の引き下げにより、前年度決算比で六億一千五百万円の減収、五五・五%のマイナスとなりました。 自動車取得税交付金につきましても、不況の影響により、一七・五%の減収となりました。 次に、国庫支出金でありますが、前年度決算比で二十三億七千九百万円と、二七・六%の大幅な増加となりました。これは、主に立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業や、立川駅北口駅前土地区画整理事業などのまちづくりや、柴崎市民体育館や小中学校の防音事業などの補助金の増額によるものです。 都支出金につきましても、国庫支出金と同様、まちづくりに係る補助金の増額のほか、多摩東京移管百周年記念事業関連道路整備事業に係る新たな補助金の交付などにより、前年度決算比一三・六%の増となっています。 国庫支出金に関連します補助負担率の削減と超過負担についてであります。 国庫補助負担率の削減についてでありますが、経常経費分につきましては、既に補助率の恒久化が図られ、投資的経費分につきましても、平成三年度から平成五年度まで、昭和六十一年度の補助率水準で暫定適用されております。これらの措置による平成四年度の立川市への影響額は、削減が実施された昭和五十九年度との比較で、一般会計が十億五百万円、特別会計下水道事業が八千四百万円、合計で十億八千九百万円となっています。 超過負担につきましては、平成四年度の超過負担額は三十六億八千五百万円となっています。これらにつきましては、全国市長会を通じ、補助負担率の復元や超過負担の解消等について要請をしてきているところであり、一部改善がなされているものもありますが、なお引き続き要請を重ねてまいります。 次に、繰入金でありますが、法人市民税や利子割交付金の減収分の補てんやリサイクルセンター仮設備設置費のために、財政調整基金から二十四億六千百万円、南北のまちづくり事業や下水道事業などの投資的事業に十六億九千二百万円を公共施設整備基金から繰り入れるなど、基金の積極的な活用を図りました。 諸収入のうち、収益事業収入につきましては、日本選手権競輪開催により、前年度より九億一千七百万円増の五十九億一千二百万円を繰り入れ、都市基盤整備事業等の促進を図りました。 市債につきましては、立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業の進展や、立川駅北口有料自転車等駐車場及び羽衣地域福祉サービスセンター(仮称)の用地買収、柴崎市民体育館や総合福祉センター(仮称)の建設などの大規模事業の実施により、前年度決算に比べ七七・六%増の六十一億三千六百万円の借り入れとなりました。 次に、歳出について御説明いたします。 歳出の款別構成比は、土木費二九・〇%、民生費二三・九%、教育費一八・〇%、総務費一五・七%、以下、衛生費、公債費、消防費、商工費、議会費、農林費、労働費の順となっています。性質別には、普通建設事業費四〇・二%、人件費一七・〇%、扶助費一〇・九%、物件費一〇・六%、以下繰出金、補助金等、積立金、公債費、維持補修費の順になっています。 次に、本市を取り巻く状況並びに諸課題への対応について御説明いたします。 なお、一部につきましては、後ほど、それぞれの施策の柱にそって御説明いたします。 まず、JR中央線三鷹-立川間立体化複々線事業についてでありますが、昨年十二月に国立-立川間の事業採択がされ、平成五年度の国の予算に同区間の高架化調査設計費が計上されるなど、具体化に向けて大きく前進を見たところであります。今後は、都市計画決定などの諸手続が進められることになりますが、関連市とも連携をとりながら、早期実現に向けて努力してまいります。 次は、多摩都市モノレール事業についてであります。 さきの建設委員会で御説明いたしましたように、懸案でありました立川基地跡地の区画整理事業が、大規模民有地について企業の理解を得られことになり、また、立川駅以北の一般民有地についての用地買収も順調に進むなど、多摩都市モノレールも、目標であります平成九年度の開通に向けて大きな前進を見ております。市といたしましても、東京都を初めとする関係機関とも十分連携をとりながら、関連します駅南北のまちづくりの諸課題解決に全力を尽くしてまいります。 多摩東京移管百周年記念事業「TAMAらいふ21」でありますが、御承知のように、現在国営昭和記念公園で開催中の「多摩21くらしの祭典-VOICE93」を初めとし、多摩各地において各種イベントが繰り広げられているところであります。 多摩都民フォーラムにつきましては、多摩都民フォーラム基本構想懇談会の中間答申におきまして、本館建設の位置は北多摩西部地域にとの方向が示されております。このことは、立川市域が有力な候補地となるものと理解されますので、早期実現に向けて努力してまいります。 立川広域防災基地の厚生省の新病院につきましては、平成四年度に着工され、現在平成六年度完成、七年度オープンに向け、工事が進められているところであります。 国の省庁移転についてでありますが、平成十二年までに自治大学校や文部省四機関の移転の方向が示されております。前で申し上げましたように、基地跡地の区画整理事業につきましては、実現に向けての動きも出てまいりましたので、省庁移転につきましても、関係機関とも連携をとり、目標年次までに実現するよう取り組んでまいります。 新庁舎建設につきましては、新庁舎問題懇談会の御意見もいただきましたので、事業計画を進めていく方向で、検討のための準備作業等も開始したところであります。内容につきましては、六つの柱に沿って御説明いたします。 第一は、住みよいまちづくりのための施策であります。 立川駅南口土地区画整理事業は、四十九街区から五十五街区において二十棟の建物移転等工事を実施したほか、街路や区画整理用地の整備を行いました。これにより、建物の移転率は、これまでの累計で九百八十五棟、七六%となりました。 立川駅北口駅前土地区画整理事業につきましては、本年度をもって減価補償金による公共施設充当用地の取得を完了いたしました。これとあわせて早期に仮換地指定ができるよう、仮換地設計案を作成し、また仮換地指定後、公共施設等の早期着手のための実施設計も行いました。 次に、再開発事業でありますが、立川駅南口第一地区第一種市街地再開発事業は、本事業の実施に向け、地元準備組合への指導を行うとともに、合体ビル計画の当事者である東日本旅客鉄道株式会社等、関係機関との調整に努めました。 南口周辺地区市街地再開発事業につきましては、多摩都市モノレール駅舎の設置並びに駅前広場の早期実現のための地元準備組合の指導及び事業化への誘導に努めました。 また、住宅・都市整備公団施行の立川基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業につきましては、中央図書館(仮称)等の入居を予定している四-一街区を含め、十一棟すべての施設建築物の着工がなされ、現在平成六年度の完成に向けて工事が進んでおりますが、今年度も共同施設設備費や公共施設管理費負担金としての補助金を支出いたしました。 まちづくりに関連します調査等につきましては、JR中央線三鷹-立川間立体化複々線事業と整合のとれたまちづくりを推進するため、中央線沿線まちづくり調査を実施いたしました。 また、基地跡地の六十ヘクタールの土地区画整理の都市計画決定を円滑に進めるための都市計画決定関連資料や都市計画図書の作成も行いました。 その他、代替地情報登録制度を創設し、事業用用地取得に際しての用地提供者の代替地要望への対応を図ったほか、社会情勢の変化に対応できるよう、宅地開発等指導要綱の改正も行いました。 次に、道路の整備に関してでありますが、前年度に引き続き、都市計画三・五・六号線、三・四・一五号線の用地買収を行ったほか、三・五・三五号線の用地買収にも着手いたしました。 市道一級一一号線の築造も、本年度で七八・八%を完成し、平成五年度で全線完成の予定となっております。 また、多摩東京移管百周年記念事業に関連しまして、基地跡地北側の市道一級一三号線や広域防災基地内の市道中一二九号線の改良工事等を、東京都の補助金等を得まして、平成四、五年度の継続事業として着手いたしました。 公園の整備につきましては、前年度に引き続き、立川公園を初めとして用地の確保に努めたほか、下水の高度処理水を利用した清流と自然を生かした公園としての根川緑道の整備や川越道緑地内の古民家の復元、拠点の公園としての諏訪の森公園の改修などを行いました。また、緑化に関しても、東京都の緑化地区やみどりのアメニティー推進地域にも指定され、一層の推進に努めました。 交通問題についてでありますが、交通渋滞対策につきましては、前年度に作成した交通渋滞カルテに基づき、今後、検討、具体化を深めるための資料を作成いたしました。 自転車対策といたしましては、放置禁止の指導や啓発に努めたほか、国有地を借用しての駐車場の設置も行ったところであります。 第二は、健康な市民生活を送るための施策であります。 保健医療面では、疾病の予防や高齢者等に対する在宅サービス、母子保健事業などの充実に努めました。 また、平成四年三月に立川市保健医療推進協議会からいただいておりました保健医療計画についての答申をもとに庁内で検討を重ね、今後の立川市のあるべき保健医療の施策を体系化した立川市保健医療計画を策定いたしました。 ごみ対策でありますが、ごみ問題の解決には、市民一人一人の認識と協力がなくてはなりませんので、本年度も地域や団体等の協力をいただきながら、ごみゼロ運動を初めとするさまざまな啓発運動を行いました。また、ごみの減量化や資源化のための紙資源のリサイクル流通システムを確立したほか、将来のリサイクルシステム構築のため、リサイクルモデル地区を指定しての分別収集の推進や、オフィスビルでのリサイクルモデルの実施、全小中学校への減量化ビデオの配布など、積極的な取り組みを行いました。 ごみの処理につきましては、中間処理施設としての不燃物中継地を一番町地内に移設し、諸設備の整備を行い、作業能率の向上を図りました。 次に、清掃工場の焼却炉増設についてであります。 先ほどの工事請負契約の議案説明でも申し上げましたように、周辺自治会と話し合いを重ねてまいりましたが、ようやく建設についての同意をいただけることとなり、今議会に契約の議案をお願いする運びとなったところであります。ここに至るまでの間、周辺の市民の皆様を初め、議会や国等の関係機関など、多くの方々に御心配をいただくとともに、多大なる御理解と御協力をいただきましたことを、ここに重ねて心からの感謝を申し上げる次第でございます。細部について、まだ残された部分もありますが、今後とも地元と十分協議を尽くし、誠意を持って当たってまいります。 公害対策についてでありますが、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動などの調査、測定を引き続き行ったほか、環境騒音の経年変化を知るための調査も実施いたしました。 防災対策では、地域防災計画の全面改定に着手したほか、新防災無線システム構築に向けての基本調査を実施いたしました。 消費者対策につきましては、低年齢化する消費者被害を未然に防止するため、中学三年生向けの啓発冊子の配布を行うなど、消費者の保護や自立した消費者の育成に努めました。 交通安全対策でありますが、交通安全施設の整備、改善を図るとともに、ふえ続ける高齢者の事故防止にも努めました。 第三は、豊かな人間形成のための施策であります。 まず、学校教育面では、本年度から小学校で新教育課程が実施されることになったことに伴い、各教科、領域ごとの新教材、教具等の整備を図りました。また、情報化社会の中で機器を活用した学習指導の充実を図るため、今年度も年次計画により小中学校に視聴覚機器を導入いたしました。 コンピューターの導入につきましては、これまで年次計画により中学校に配置してきましたが、本年度は六中と九中に配置するとともに、コンピューター室の整備も行いました。また、教員のためのコンピューター操作技術習得用や研修用のソフトウエアも導入いたしました。 八ヶ岳の自然教室は、前年度に小学校五年生を対象に七校でスタートいたしましたが、本年度は全校で実施し、学校では経験できない自然の中での体験学習として成果を上げることができました。 中学校の給食につきましては、中学校給食問題懇談会からいただきました報告や教育委員会での検討内容をもとに、実施に向けての条件整備を行うため、教員や教育委員会関係者から成る中学校給食準備検討委員会を設置し、検討を重ねるとともに、先進地の視察も行いました。引き続き、立川市にふさわしい学校給食について検討を深めてまいります。 また、今年度途中から、毎月一回の学校週五日制が実施されたことに伴い、学校週五日制対策協議会を設置したほか、各小学校に学校週五日制管理指導員を配置するなど、児童生徒の健全育成に努めました。 次に、学校の施設整備の面でありますが、小学校では大山小学校、第二小学校及び西砂小学校の防音各種工事を実施し、あわせて大山小学校、西砂小学校にはランチルームも設置いたしました。中学校では、第二中学校の防音機能復旧工事や、第三中学校の防音機能復旧の設計も行いました。 教育環境面におきましては、小中学校の視聴覚室の冷暖房化を年次計画により行ったほか、小中学校の特別教室や小学校普通教室の机、いすの年次計画による買いかえも行いました。 また、父母負担の軽減を図るため、小中学校の修学旅行補助金の増額も実施いたしました。 生涯学習面でありますが、平成二年度に生涯学習推進審議会からいただいた答申をもとに、本年度は生涯学習推進計画を策定しました。また、この計画に係る施策を効果的に推進するため、市民に推進計画書を配布したり、記念講演会を開催するとともに、新たに市民レベルの生涯学習推進審議会も設置いたしました。 公民館事業につきましては、社会状況の変化や市民のニーズにこたえるため、国際化や情報化、環境問題など、多分野にわたり事業を展開いたしました。 図書館につきましては、地区館と移動図書館による図書館ネットワークの活用を図るとともに、図書資料の整備や障害者サービスなど、市民の利用にこたえました。 また、中央図書館(仮称)及び女性総合センター(仮称)等につきましては、平成六年度に基地跡地関連地区第一種市街地再開発事業区域の四-一街区の共同ビルで開設するため、現在準備を進めているところでありますが、中央図書館(仮称)に関しましては、図書館協議会からサービスについての意見具申もいただきましたので、中央図書館にふさわしい運営を目指して検討を加えてまいります。 なお、中央図書館(仮称)及び女性総合センター(仮称)等につきましては、四-一街区の共同ビルの一階から五階までの床を取得することで、施行者であります住宅・都市整備公団と協定を締結いたしました。あわせて、付帯する公共駐車場につきましても同様の対応を図ったところであります。 女性問題関係では、情報紙の発行や女性フォーラムの実施など、女性問題についての理解を深めました。 次に、文化面でありますが、文化と優しさを目指した文化振興計画策定の前段階としての有識者による文化振興計画懇談会を発足させ、立川の文化のあり方等をまとめた提言書をいただきました。今後は、これらをもとに文化振興計画を策定してまいります。 施設面では、九館目の学習等供用施設として、栄地区学習等供用施設(仮称)を平成三、四年度の継続事業として実施し、平成五年度に駐車場の整備工事等を行い、本年六月に開館したところであります。また、十館目の西砂地区学習等供用施設(仮称)につきましても、平成五年度の建設に向けての地質調査を行いました。 体育施設では、平成3年度から建設してまいりました柴崎市民体育館を本年一月に開館したほか、西砂スポーツ広場運動場や中学校の校庭夜間照明設置など、市民のスポーツ、レクリエーションの場の整備に努めました。 第四は、幸せな生活のための施策であります。 地域福祉についてでありますが、高齢者や障害者も社会の一員として尊重され、地域社会の中で心身ともに充実した生活を送っていくためには、市民の主体的な参画と、市、民間団体等が協働して、地域の福祉環境を整備、充実していくことが重要です。そのため、地域福祉を推進する核施設としての総合福祉センター(仮称)の建設や、福祉環境整備要綱の制定、介護者等の人材育成など福祉環境の整備を行ったほか、社会福祉法人への事業委託や民間団体が行う自立のための活動援助など、多角的な施策の推進に努めました。 高齢者のための施策でありますが、今年度も引き続き、寝たきりやひとり暮らしの高齢者の方々への各種サービスを実施したほか、在宅での生活を支援するため、四つ目の高齢者在宅サービスセンターを市内老人ホームに併設し、また五つ目につきましても、平成五年度開設に向け、都営柏町住宅内への併設施設として完成したところであります。 また、住宅に困窮している高齢者のため、高齢者集合住宅三棟四十四戸及び都営柏町住宅内に高齢者向け住宅十二戸の確保を図ったほか、民間賃貸住宅の家賃等の助成も行いました。 また、四館目の福祉会館として、幸福祉会館が完成いたしました。 障害者対策でありますが、障害者の自立を援助するための各種サービスを実施したほか、各種事業への支援や社会福祉法人が建設する通所授産施設や更生入所施設への助成も行いました。 立川駅へのエレベーター設置についてでありますが、実施設計についての予算をいただき、JRとも話し合いをしてまいりましたが、協議が調うまでに至りませんでしたので、さきの議会に御報告いたしましたように平成五年度へ予算を繰り越し、引き続き実施に向けての努力をしてまいります。 次に、子供の幸せのための施策でありますが、上砂川小学校区に民設公営方式による上砂第二学童保育所(仮称)の建設が開始されました。市ではこれを借り受け、平成五年六月に開設したところであります。 住宅対策では、錦町住宅の建てかえが完了したほか、今後の住宅政策の指針とするための住宅マスタープランのうち、本年度は住宅供給計画の策定を行いました。 第五は、活気に満ちた産業経済の発展のための施策であります。 商業の振興策についてでありますが、首都圏の核都市としてのまちづくりや消費者意識の変化などにより、本市を取り巻く商業の環境は大きく変わろうとしております。このような中で、商店街を中心にした活気あるまちづくりを進めるため、本年度は平成三年度にいただいた商業振興計画策定検討委員会の答申を踏まえて、近隣型商店街のモデル商店街プランを策定いたしました。 また、不況や資金供給の停滞など経済状況悪化の中で、中小企業の経営活動を支援するため、融資期間や融資あっせん枠の拡大など融資事業の充実を図りました。 工場アパートにつきましては、工場集約化問題懇談会の答申を踏まえ、具体化に向けたモデルプランの策定を行いました。 都市農業策につきましては、地元農産物の特産化等の事業を推進いたしました。 第六は、計画推進のための施策であります。 国内外交流につきましては、長野県大町市や中国の柳州市と、それぞれ姉妹都市、友好都市としてこれまでも交流を深めてまいりました。このうち、大町市とはその関係も根づいてまいりまして、今年度もスポーツや観光、文化面などで民間レベルでの交流が行われたところであります。中国の柳州市につきましては、本年度は立川市に招待し、医療、産業等の視察研修を通じ、友好親善を図りました。 また、内部事務の改善や見直しのため、補助金等審議会及び使用料等審議会を設置し、補助金の見直しや保育料、下水道使用料の改定を行いました。 事務のOA化につきましては、印鑑登録証明システム、市税収納検索システム、土木や建築の積算システム、職員健康管理システムなど、市民サービスや事務改善のための導入を図りました。 次に、特別会計について御説明いたします。 議案第六十六号平成四年度立川市特別会計競輪事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は九百四十一億七千二百万円、歳出決算額は九百二十五億七百万円となり、実質収支額は十六億六千五百万円となりました。本年度は、館林場外車券売り場や青森冬季場外車券売り場並びに平成五年一月からの富山冬季場外車券売り場の開設や電話投票の積極的な活用を行うことにより、また平成五年三月十九日から二十四日まで、第四十六回日本選手権競輪を全国二十九場の協力を得て場外発売を実施するなど、売り上げの向上に努めた結果、前年度に比べ二四・三%の売り上げ増となりました。 歳出につきましては、コーナースタンド各種改修工事や裏門改修工事、本館下屋の設置工事、モニターテレビ設置関連工事などの施設改善を行ったほか、周辺対策といたしまして自転車駐輪場用地を買収し、周辺住民へ環境改善を図りました。 一般会計への繰り出しは五十九億一千二百万円となりました。 次に、議案六十七号平成四年度立川市特別会計国民健康保険事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十一億三千七百万円、歳出決算額は六十億六千百万円となり、実質収支額は七千六百万円となりました。 平成四年度末における加入世帯数は二万二千七世帯、被保険者数は四万四千二百八十九人となりました。 医療費につきましては、保険給付費が四十二億九千万円で対前年度比九・一%の増、老人保健拠出金は十四億二千三百万円で対前年度比五・〇%の減となりました。 また、総合健康診査に対する補助金は対前年度比で一・七%増、契約保養所の利用者補助金は五・三%の増となりました。 一般会計からの繰り入れは九億六千百万円となりました。 次に、議案六十八号平成四年度立川市特別会計下水道事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十八億二千六百万円、歳出決算額は六十五億三千三百万円となり、この歳入歳出決算差引額から平成五年度への繰越明許費に係る翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は二億四千六百万円となりました。 本年度は、流域下水道北多摩二号処理区の残された各処理分区の枝線埋設工事や私道下水管の埋設工事等を実施いたしました。一方、単独処理区につきましては、各処理分区の枝線埋設工事を行うとともに、平成五年度完成予定の緑川放流渠改修工事を建設省関東地方建設局に委託し、実施いたしました。 多摩川上流処理区につきましては、雨水対策としての基本設計や地質調査、埋設物調査を初め、西砂川第一排水区の雨水枝線埋設工事等を実施いたしました。 下水終末処理場につきましては、一系電気設備工事を初め、施設の老朽化による改良工事などを行いました。 また、アクアパークモデル事業に伴う高度処理施設建設工事や設備設置工事を行い、平成五年四月から根川緑道への通水を一部開始いたしました。 なお、これらの事業を推進するための一般会計からの繰り入れは三十四億一千三百万円となりました。 次に、議案第六十九号平成四年度立川市特別会計駐車場事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は三億六千六百万円、歳出決算額は三億三千七百万円で、実質収支額は三千万円となりました。 駐車場使用料は、立川駅北口駅前土地区画整理事業の進展により緑川第一駐車場を廃止することとなり、曙町自転車保管場所跡地を緑川第七駐車場として開設いたしましたが、前年度に比べ四・九%の減収となりました。 駐車場建設基金へは一億六千六百万円を積み立てました。 次に、議案第七十号平成四年度立川市特別会計診療事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は二億一千七百万円、歳出決算額は二億百万円で、実質収支額は一千六百万円となりました。 本年度も休日急患診療や歯科休日応急診療を開設し、日曜、祭日等の医療施設の空白時の応急対策に努めたほか、総合健康診査につきましても、検査機器の充実を図りながら成人病の予防や疾病の早期発見などに努めました。 一般会計からの繰入金は一億六千万円となりました。 次に、議案第七十一号平成四年度立川市特別会計受託水道事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入歳出決算額は、ともに二十四億二千九百万円で、前年度に引き続き、ソケット管の布設がえや給水管のステンレス化を推進するとともに、厳重な水質管理のもとに安定給水と市民サービスに努めました。 次に、議案第七十二号平成四年度立川市特別会計老人保健医療事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入決算額は六十五億八千万円、歳出決算額は六十二億二千二百万円で、実質収支額は三億五千八百万円となりました。 医療給付費及び医療費支給費は二十三万八百九件、六十億四千九百万円で、前年度に比べ七・〇%の増となりました。医療受給者一人当たり平均月額は四万九千六百九十五円となり、前年度に比べ千七十四円の増となりました。 次に、議案第七十三号平成四年度立川市特別会計立川駅北口駅前土地区画整理事業用地取得事業歳入歳出決算について御説明いたします。 歳入歳出決算額ともに二十九億八千百万円となりました。 内容は、平成二年度、三年度に国庫債務負担行為に基づいて先行取得した公共施設充当用地のうち、平成四年度の国庫補助金の対象となる年次割額に見合った用地の一般会計への売り払いと、新たに平成四年度の国庫債務負担行為分として公共施設充当用地を先行取得したものであります。 以上で、決算の概要についての説明はこれで終わらせていだたき、次に、総括的な御説明をさせていただきます。 当初予算の所信でも申し上げましたが、平成四年度は二十一世紀を展望した新しいまちづくりのために策定いたしました第二次基本計画のスタートのの年であり、また私にとりましても市長二期目の最初の予算でありました。 一方、立川市を取り巻く状況はと申しますと、業務核都市として、また多摩の「心」としてのまちづくりの真っただ中にあり、さらに、急速に進展する高齢化や生涯学習など多様化する市民要望、あるいは国際化や情報化などの新たな行政需要、深刻化するごみ問題や交通渋滞問題などへの対応等、行政課題が山積しておりました。加えて平成二年度後半からと言われている景気の後退は、いよいよ本格的な不況となり、市の財政状況も、この影響により大変厳しい状況にありました。 このような状況ではありましたが、市長一期目の経験を生かし、また財政面では各種基金や収益事業収入の活用を図りながら、「この町に住み続けたい」、「この町に行ってみたい」とだれからも思われるようなまちづくりを進めるため、第二次基本計画をできる限り具体化するよう努め、また行政水準を低下させないよう市民サービスの充実にも努めたところであります。 その結果、これまで申し上げてきましたようなそれぞれの成果を上げながら、最終的に一般会計と八特別会計を合わせ、前年度に比べ一〇・七%増の千九百四億八千九百万円の決算となったものであります。 最後に、財政構造についてでありますが、経常収支比率は八四・八%と前年度を四・七ポイント上回り、実質収支比率は三・九%と前年度を〇・三ポイント下回りました。また、公債費比率は六・六%と前年度を〇・六ポイント上回りました。以上のうち、経常収支比率の悪化につきましては、経常経費の増加抑制についてはそれなりの効果を上げましたが、不況により法人市民税を初めとする経常一般財源の落ち込みが大きく影響したものと分析しております。しかしながら、今後の経済動向等を推測しましても、内容をさらに十分検討し、健全財政への取り組みを強めなければならないと考えております。 以上、平成四年度の一般会計及び特別会計の決算について御説明申し上げましたが、今後とも財政基盤の強化に努め、議会の皆様や各方面からの御指導、御指摘をいただきながら、計画的、効率的な行政運営に努めてまいりたいと存じます。 以上で説明を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(中山孝次君) 以上で市長の説明は終わりました。 この際、監査委員からの決算審査の結果について御報告を求めます。代表監査委員。 ◎代表監査委員(菅沼寛君) 平成四年度立川市一般会計、各特別会計歳入歳出決算及び基金の運用状況の審査結果について御報告を申し上げます。 地方自治法第二百三十三条第二項の規定に基づいた平成四年度立川市一般会計、各特別会計決算及び決算附属書類並びに同法第二百四十一条第五項の規定に基づいた立川市基金の運用状況を示す書類について、それぞれ市長から審査に付されましたので、収入役所管の関係調書類等を照合調査し、各所管部課からは決算に関する説明を聴取して慎重に審査をしました結果、各会計の決算書及び附属書類並びに基金の運用状況を示す書類は、いずれも適正に表示され、計数も正確であるものと認められました。 なお、審査の概要並びに審査結果の意見及び要望事項は、審査意見書のとおりであります。 以上、決算審査の報告にかえさせていただきます。 ○議長(中山孝次君) これより一括質疑に入ります。 御質疑はありませんか。--梅田議員。   〔18番 梅田尚裕君登壇〕 ◆18番(梅田尚裕君) 私は、この決算が予算のときにちょうど--あれは平成四年度の予算のときに総括質問をしましたので、それのことにつきまして何点か、どの程度あれしたかということでお聞きをしたいと思います。 今、市長の説明を聞いていますと、大体私が原稿に書いたのをほとんど言われちゃった感じで、こういうぐあいでもう全部やりましたという感じなものですから、何か質問も、二度同じような形になってしまいますんですけれども、一応総括的に何点かお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 平成四年度の質問の中で、ちょうど市長は二期目の最初の予算編成であり、大変重要な年でもあります。また、選挙後一年目の予算で、公約も約七〇%強が実施をしました。そういう取り組みをした予算であるということで答弁をされたわけですけれども、ちょうどここでその予算の執行が終わったわけです。なにしろ一般会計で七百四十六億余り、特別会計を見ても一千九百四十三億円という予算を執行したわけですけれども、市長としてのこの大事な平成四年度の予算と決算を執行した結果として、どんな感慨を持つか、お聞きをしたいと思います。 特に、今やったことについては相当強調されましたので、例えば、やはりうまくいった面と、それから全部が全部うまくいったわけじゃないだろうと思いまして、やはりこれはもっと反省をすればよかったとか、両方あると思います。特徴とそれから反省点、これにつきまして、やはり一年間これだけの予算を執行した中ではいろんな考えがあると思いますけれども、その辺を、どれをやったということでなくて、ひとつわかりやすいように感想を述べていただければありがたいと思います。 例えば反省点の方でいえば、TAMAらいふなど、あのときは会場の誘致をするということで、これはうまくいったみたいですけれども、あと余りこのところ、TAMAらいふのあれは余りうまく今のところはいっていませんけれども、そんなことを含めまして、やってよかったということと反省点と、両方にわたって何点かずつお示しをいただきたいと思います。 また、今日バブルがはじけた時代であり、六年度の予算をこれからつくっていくわけです。そのための決算になるわけですけれども、歳入の減収それから税収の減が予想されてきますが、歳出を抑えることが大事であると思われますが、特に能率化、効率化が必要であり、いかに能率よく、気持ちよく職員に働いてもらうか。これからは、バブルがはじけますと、やはりどうしても経費類を節約をしていく。その場合に一番大事なのは、これから特に人の問題が一番大事だろうと思います。いかに気持ちよく、しかしいかに能率よく働いてもらうということで、抜本的に、人の問題についてはいろんな意味で見直しをしていく時期に来ているのではないかと思いますけれども、この点につきまして、市長のお考えを聞きたいと思います。 また、それと、細かい問題になりますけれども、平成四年の三月に質問した中で、昇任試験制度や給料表の見直し、職制の見直しにつきまして御質問をしまして、職員団体と交渉中であると前回お答えをいただいておりますけれども、約一年半ぐらいたっているわけですけれども、どの程度進展をしたか。簡単で結構ですので、お答えを願います。これについては、もっといろんな問題につきまして、今度は十二月の一般質問のときにこれだけまとめてやることですので、この辺につきましては簡単で結構ですから、進展をしたのか、それとも余りまだしていないのか、そのようなことについてお答えをいただければいいかと思います。 三点目にしましては、前回、やっぱりOA化の効率化の問題につきまして質問をしたわけですけれども、次の予算編成に当たり、OA化を総合的にやる計画はないか。 私どもは、過日、松山市を視察した折に、松山市においてはOA化を総合的にやっておりました。例えば建設部などの都市計画道路、下水道を含めたすべてのそういう管理をやる、チェックができるというような問題もありましたし、また、福祉関係においては、老人問題で、今立川市の場合ですといろんなところに行かなきゃならないけれども、コンピューターにすべて一つの資料が入っていまして、全部一カ所でチェックができるとか、そういうようなことで、今のところ、まだパソコンで一つ一つのOA化の能率化というのはやられていますけれども、もっと大がかりな、総合的な意味でのやり方というのがこのごろ何かはやってきましたというか、そういうような進行になっていますけれども、こんなのも今回の決算に当たって、来年度の予算に当たりまして、そういう総合的なことを、OA化の総合化については予定があるのかないのか。その点につきましてもお聞きをしたいと思います。 それから、第四点といたしましては、一般質問で何回も出ていました南口の問題があります。やはり平成四年の三月の予算の総括質問で、あと何年くらいで南口の問題ができるのかということで、ちょうど私の同級生のほとんどが、南口の問題のいろんな問題で人生設計ができないという状態になっているということで、あと何年ぐらいでできるかということで御質問しましたところ、順調に進んでいくと、ちょうど六、七年で--順調に進んでもあと六、七年かかるというようなお答えでしたし、また、志村議員の方では、それでは遅過ぎるからもっと早くやりなさいという言い方をしておりましたが、ちょうどもう一年半たったわけで、あと五年ぐらいで完成をしていくというような感じになりますけれども、多分市長の頭の中にも、私の方にも、多分それは平成九年のモノレールの開通の時期までには何が何でも一つの解決をしなければならないというのが、やはり頭にあったんじゃないかなと思って、六、七年ぐらいという答弁をされたのだと思いますけれども、これは、六、七年と言うこともありますけれども、大体モノレールの開通ぐらいまでの間に、南口の問題というのはすべて完了するのか。大体一つの目標としましては、そのくらいにできなければ、南口の駅舎の問題なんかもなかなかできないでしょうし、一つの目標として、この時点までにすべての問題が解決をしていくんじゃないかなと、私はそういう解釈をしているんですけれども、その解釈で間違いがないかどうか。 そんなことを一回の質問で、それ以上は再質問する気はありませんので、明快にひとつよろしく……。あとは決算委員の田中さんの方にやっていただきますので、明快にお答えをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 梅田議員の質問にお答えいたします。 平成四年度決算についてのいろいろ成果については、決算の説明でいろいろ申し上げたわけでございますが、一つには、二十一世紀を展望した新しいまちづくりのために策定いたしました第二次基本計画のスタートの年でございました。もう一つは、私にとりましても、先ほども申し上げましたが、市長二期目の最初の予算編成であったという重要なときだったんでございますが、このような中で私の取り組むべき課題は、首都圏の業務核都市としてのまちづくりの推進と、私のまちづくりの理想としておりますところの、思いやる優しい町、緑や自然の豊かな美しい町、文化、芸術の薫りをたたえる上品な町、活気のある豊かな町の着実な実現を図っていくということでありました。 このような背景や課題の中で、長引く不況という大変厳しい財政事情でありましたが、私は、高齢者や障害者対策を中心とする福祉の充実や、立川駅南北を初めとするまちづくりの推進、あるいは教育や文化の振興や緑化公園事業の推進、ごみ問題や交通渋滞対策などへの積極的な対応などを意欲的に盛り込み、平成四年度の予算編成を行ったわけでございますが、このたびは、その決算でございますが、一つの決算になった現在において、いわゆる広域的な課題やまちづくりについては、長年の多摩地域の願いでありましたところの三鷹-立川間の複々線の事業が大変大きな前進を見た。また、基地跡地の市街地再開発事業の進展や、北口区画整理事業、道路、公園などと市民生活に密接なまちづくりも、一部を除きほぼ順調に進展していると、このように考えております。また、高齢者や障害者などに対する福祉事業については、地域の中で充実した生活が送れるよう、地域福祉の充実を一層推進するなど、大きな成果を上げることができたと考えております。 その他、教育や文化、商工業や農業対策など、市政全般におきましても、予定しておりました成果をまずまず上げることができたと、私自身ではそう思っております。 反省点といいますと、今、御指摘にもございました。後の質問にも出てまいりましたが、南口の問題、この問題がやはり相当懸案でございまして、職員も一生懸命、私ども、やっておるわけでございますが、なかなか進展いたしませんで、一般質問やあるいは建設委員会、あるいは懇談会等でも、議員さんからも再三御指摘をされておりますが、この南口の問題を何としても前進なり決断をする時期が、もうそろそろ来ているということを自覚しているわけでございますが、この辺の見通しについて、まだうまくいっていないということは十分反省しているわけでございますが、最後の御質問の、いつまでにというようなお話もございましたが、我々といたしましても、とにかくモノレール事業というものが、北は大体見通しがつきました。南の駅舎問題が、これを解決しなければ、南北のまた格差が大きくなる。北の駅ができるとともに、南の駅も何とかこれをつくっていきたい。その空間を確保するためには事業を進展させなきゃいけないと、このように考えておりますので、このモノレール事業を推進する年度に合わせてまちづくりも進めていきたいと、このように考えております。 また、幾つか御質問ありましたが、それぞれ助役なり担当の方から答弁させます。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 個別の問題で若干補足をさせていただきたいと思いますが、歳出を抑える努力をどうしたかということでございますが、確かに、御指摘のように歳入が非常に、特に平成四年度から落ちてまいりまして、これからも恐らく数年落ちてくるであろうという予測が行われておるわけでございます。 そういった中で、私どもは、特に平成四年度は一般経常経費の削減の努力もさせていただいたわけでございます。具体的には経常経費の一〇%カットの問題等々、年度途中におきましてそういう削減努力も行ってきておりますし、さらに全体的には行政改革を進めるための方針を決めまして、職員数の可能な限りの抑制でありますとか、そういう努力は進めてきたつもりでございます。 次の昇任試験あるいは給料表の改善の問題でございますが、これにつきましては、現在この検討作業に着手をしておる段階でございます。特に給料表の問題につきましては、現在六等級制の給料表を持っておるわけでございますが、これを現在の職員構成との兼ね合いの中から、しかるべく経験のある職員を処遇ができるような形に昇任制度も変えてまいりますし、それに関連をしまして、給料表そのものも若干の改善を行うべきであろう、こういう考え方を持ってございまして、作業に着手をしておる段階でございます。 三番目のOA化の問題でございますけれども、これも私どもでは、OA化を進めるにつきまして基本的な計画を定めてございます。やり方といたしましては、個別の事務のOA化から始めまして、それを総合化をしていこう、こういう計画を立てておりますけれども、現在は、個別のOA化がある程度成熟をした段階でございます。したがいまして、今後の考え方といたしましては、個別のOA化を総合化をどうしていくか、こういう検討段階に入るわけでございますけれども、これからの課題として、総合化につきましては、目標を定めてまとめ上げていきたい、このように考えておるわけでございます。 ○議長(中山孝次君) 浅川議員。   〔23番 浅川修一君登壇〕 ◆23番(浅川修一君) それでは、市長の決算説明を受けまして、総括的に何点かお伺いをいたします。 まず初めに、この決算の議会に臨む姿勢についてでございます。 この決算議会というのは、言うまでもなく、これまで平成四年度のいろいろな事業に対する決算の総括を行って、来年度の予算編成に役立てるというものでございます。とりわけ今日、大変な不況の中で財源の問題をどうするかという点では非常に重要な議会だと思うわけでありますが、この決算議会に臨むに当たって、その財源の問題を取り仕切る市民部長が不在だという問題でございます。 これは、先日の議会運営委員会で、市長の方から、市民部長が辞任をした、その後任に中島助役が当たる、これだけの報告しかありませんでした。一方、新聞報道などでは、やめられた部長が商工会議所の専務になるということで報道がされております。こうした決算の議会に臨むに当たっての市民部長不在という事態に対して、市長としてはどのようなお考えなのか。そして、今回の事態は、市長の意向で商工会議所へ専務となると、こういうことでやられた人事なのか、それとも商工会議所の方から働きかけがあって、ぜひ来ていただきたいと、こういうような経過でこうした事態になっているのか、その経過についても明らかにしていただきたいと思います。 次に、市税の落ち込みの問題でございます。 御説明がありましたように、大変な不況の影響ということで、三年連続して前年度を下回ると、こういう状況であります。こうした不況の影響というのは、法人市民税に特にあらわれているわけでありますけれども、今後の見通しといたしまして、やはりこうした事態というのが続くというふうにお考えなのかどうか。 また、この不況の影響というのは、業種によってとりわけて厳しいというような状況が、立川の市内の問題を見たときにあるのかどうか、お示しをいただきたいと思います。 また、経常収支比率についても御報告がありましたけれども、この経常収支比率、私たち、これが低ければいいと思ってはおりませんけれども、財政の硬直化の一つの指針となるということで注目をしております。この点でも改めて、今回の決算の経常収支比率についてどのようなお考えか、お聞きをしたいというふうに思います。 それから、基地交付金についてでございます。 この四年度の予算の議会の意見書といいますか、予算に対する要望意見の中でも、基地交付金について固定資産税相当額を交付されるよう、国に対して強く働きかけることというお願いをしてございます。しかしながら、実際の金額というのははるかに少ないと思うわけでありますけれども、この固定資産相当額に比べてどれほど少ないのか、お伺いをしたいというふうに思います。また、具体的な働きかけをどのように行われたのか、この点もお伺いをいたします。 次に、積立金でございます。 決算の段階で、積立金は財政調整基金、それから公共施設整備基金がそれぞれ八倍、十倍と、予算よりふえております。私たちは、この積み立てのあり方について、これまでも指摘をしてきたわけでありますけれども、やはり決算の段階で予算よりも八倍、十倍というような積み立てをしてしまうというやり方については、これだけいろいろな不況でありますとか、市民に対する福祉、教育の施策、求められているときに、何の検討もされずにこういうことになっているのか、その経過が極めて疑問であります。ぜひ、この点もお示しをいただきたいと思います。 それから、さきの説明で、多摩都民フォーラムですか、西部地域にという見通しで、その中に含まれるよう要望するということでございましたけれども、これとの関連で、いつの間にか都立美術館というのが消えてなくなったような気がするわけでありますけれども、ここいら辺の見通しについてもお聞きをしたいと思います。 次は、まちづくりに関する問題であります。 中央線の複々線化が大変進展をしたというような御説明でありましたけれども、私は、ここには大きな問題があると思います。それは、この複々線化に伴って区画整理を行うという問題であります。この複々線のために、側道、いわゆる中央線の横の道路をつくるための区画整理であります。 まちづくりというのは、これは建設省なりの考え方が強く働いているものでありまして、実際に住んでいる市民から見ますと、なぜ、中央線のために側道をつくる、そのために協力をしなくてはならないのか、一般的な区画整理とも全く異なるではないかという、こういう意見が出るのは当然であります。ここいら辺の市民の声について、市長はどのようにお考えか。 また、この財政負担について、限りなくゼロにということをこれまで言われてきたわけでありますけれども、現状の見通しについてお伺いをいたします。 それから、北口駅前の区画整理事業でありますが、予算説明のときに、仮換地指定後のまちづくりに向けての準備を行っていくんだと、こういう説明がございました。ただいまの市長の決算の説明の中で、公共施設、これをつくっていく実施設計の準備の調査を行ったというようなことが言われましたけれども、この予算の段階での説明というのは、ただいま市長が御説明をされたようなことなのかどうか、お聞きをしたいというふうに思います。 また、この北口の区画整理で、仮換地の発表をすれば、すべて事業がスムーズに進展をしていくと、そういうふうな見通しなのかどうか、お伺いをしたいと思います。 それから、南口については、これまでも再三指摘をされておりますけれども、一つだけ私が非常に疑問といいますか、大事だなと思うことは、この事業がなかなか進まない中で、補助金を毎年減額補正をして国に返すというようなことがここ何年も行われているかというふうに思うわけでありますが、こういう事態について、国は何の意見も持っていないのかどうか。国はどういうふうに考えているのか、お聞きになったことがあるかどうか、ここら辺も明快にしていただきたいと思います。 それから、開発問題ではもう一つ、砂川地域の開発についてでありますが、先ほども市長が言われましたように、第二次基本計画の初年度ということで、砂川地域も、武蔵砂川駅周辺、それから西武立川駅の北口周辺地域ということで、それぞれこの平成四年度から具体的な作業に入るという、こういう計画になっておりますが、実際にこの四年度に何か具体的な動きがあったのかどうか。あわせて、D、E地区についてもお伺いをしたいと思います。 それから、中学校給食についてでありますが、やはりこの平成四年度の予算に対する要望意見で、中学校給食については条件整備の検討期間を短縮して、実施に向け努力することと、こういうふうに全会一致で議会でお願いをしたわけでありますが、残念ながら、教育委員会では、その議会の要望を聞き入れていただけなかったわけでありますけれども、何ゆえこうした議会の要望について教育委員会は--握りつぶしたというとちょっと強いでしょうかね--聞いていただけなかったのか、お伺いをしたいと思います。 それから、学校五日制でありますが、いろいろ学校五日制が始まるについて諸施策をされたということは理解をしているわけでありますけれども、さきの新聞報道でも、実際に中身が子供たちにとってゆとりがあるようになったかどうかというのは、なかなか疑問だということが言われていたわけでありますけれども、この点で、中身が、立川の場合、ゆとりあるようになったのかどうか、お聞きをしたいと思います。 それから、都市農業についてでありますけれども、この決算の中で、立川市独自の施策としてどういうものがあるのか、お示しをいただきたいと思います。 それから、競輪からの依存体質ということで、当初予算五十二億ということで始まったわけでありますけれども、決算の段階で五十九億ということになっておりまして、これはやはり依存体質を強めているのではないかというふうに思うわけでありますけれども、ここら辺の考え方をお聞きをしたいと思います。 最後は、公用車の問題であります。 立川では、公用車について、運行表といいますか、運行日誌といいますか、こういうものがあるかどうか。それで、これは克明に記録をされておるのかどうか。この際、こうした公用車の運行日誌、あるとすれば公表して、いろいろな市政の公正な運営のために役に立てたらいかがかというふうに思うわけでありますが、この点をお伺いいたします。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 浅川議員の質問にお答えいたしますが、まず、議会に臨む姿勢という御質問でございましたが、市民部長が八月末日をもって退職いたしまして、その補充は中島助役のしばらく兼務ということで、補充をまだしておりませんので、その辺は申しわけなく思っておりますが、なるべく早い時期に補充をしたいと、このように思います。 また、市長のあれで、退職して商工会議所へというようなお話でございますが、本人が退職したいという申し出がありましたので、これを許可したわけでございまして、その後、新聞に出たような結果になったと私は理解しております。 そのほか、具体的な問題は、それぞれ担当から御答弁申し上げます。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 二点目の市税の落ち込みの問題でございます。 御指摘のように、非常に平成四年度も含めまして落ち込みが激しい状況がございます。これは、特に市税の中でも法人市民税にこのことが顕著にあらわれてございまして、このことは、午前中の補正予算の中でも、法人の市民税についての還付金が増額になったということでも、如実にこれは示している部分ではないかというふうに思います。 問題は見通しでございますけれども、私ども、結論的に、見通しは非常にまだ暗いという考え方を持ってございます。これは、御案内のように、最近の新聞報道等によりましても、景気は底割れの状態になるのではないかというようなこともございますし、具体的にはGNPの伸びも実質的にはマイナス二%だというようなこともいろいろ報道されております。そういう状況から見ますと、今後の法人についての業績は非常に暗いものがある。私どもの法人の種別といたしましては、常々申し上げておりますように、銀行、証券あるいは生命保険、この辺の分野が多いわけでございますけれども、どの業種がということでなくて、全般的にこの法人の部分については業績悪化が伝えられてございますので、これに関連をする税収は今後も上昇は見込めないと、こういう考え方を持ってございます。 飛びますけれども、四点目でございますが、基地交付金の問題でございます。 これは平成三年度の基地交付金の交付額でございますが、一億八千四百九十三万四千円に対しまして、決算で平成四年度でお願いしておりますのは一億八千五百四十三万四千円ということで、若干の伸びが出てきておりますが、自衛隊立川基地関連の家屋についての資産の変更がございまして、この関連での若干の増加が見込まれてございます。しかしながら、常々私ども申し上げております、固定資産評価の基準まで何とか伸ばしてもらいたいという要望は、全くそこまで到達をしてございません。関連市町村ともども、国に対する要望はしておりますけれども、今後も続けるべきものであろうというふうに考えております。 十番目の、競輪からの依存体質の御指摘でございます。 これは、平成四年度で繰入金がふえた理由といいますのは、市長からの説明にもありましたように、平成四年度は日本選手権競輪を開催をさせていただきまして、これの売り上げ増に伴う、関連をする繰入額の増加であると、こういうふうに私どもは見てございますし、そのように御理解をちょうだいしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 御質問の三点目の経常収支比の問題であります。 経常収支比が八〇台に上がってきたと、こういうことにつきましては、私ども、かなり財政上深刻な問題であるというふうに受けとめております。経常収支比の問題というのは、御承知のように、経常収入と経常支出のバランスの問題でありますけれども、特に、経常収入の方が非常に今までと違って見込めないと、こういうような状況が続くということで、特に平成五年度の予算についても、さらに当初予算について悪化をしていると、こういうようなことから、経常収支比の悪化の状況というのは大変重要な問題というふうに認識をしているところであります。 それから、五点目の積立金の問題であります。 決算段階で、予算よりかなりふえているということでありますけれども、この点につきましては、ただいま申し上げましたように、特に景気の低迷と、こういうようなことから、現在の景気が相当程度まだ上昇の状況にならないだろうと、こういうような見通しから、将来の予算編成に向けて剰余金が出たものについては積み立てをしていくと、こういうことから決算段階で積立金がふえていると、こういう状況になっているわけであります。 それから、六点目の多摩都民フォーラムの見通しに関連いたしまして、都立美術館の見通しの問題であります。 この問題につきましては、市長ともども東京都に参りまして、担当局長あるいは都の教育長等に要請をいたしました。しかしながら、現在の状況では、位置的な問題もさることながら、東京都の財政状況の問題、これらの問題から、実現の可能性が相当先にいく。したがいまして、現在のところ、立川市での誘致ということについては若干見通しが暗くなっているんではないかというふうに認識をいたしております。 それから、九点目の御質問の砂川地域開発に関連いたしまして、D、E地区の問題について御質問がございましたが、このD、E地区の問題につきましては、現在大蔵省、防衛施設庁それから立川市の三者で、事務レベルによる協議をいたしております。この協議を進めることによりまして、私どもは、現在の事態の打開が図れるというふうに認識をいたしまして、さらに精力的に取り組んでまいりたいと、こういうふうに考えております。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部参事。 ◎都市開発部参事(宮下隆君) 北口の区画整理事業についての御質問にお答えいたします。 まず一つは、北口の区画整理の実施設計と言っているが、その内容はという御質問でございますが、これは区画整理区域内の道路の設計、これは平面、縦横断設計及び数量計算、工事費の算出をいたしまして、仮換地指定後、速やかに道路築造等の工事に着手することを目的としてございます。内容といたしましては、道路の詳細設計でございます。 それから、仮換地の指定が済めば、すべて北口の区画整理事業は順調にいくのかという御質問でございますが、仮換地の指定をいたすまでには、いろいろと地元権利者との協議があるわけでございますが、仮換地の指定をした後に移転、それから工事というようなことが進んでいくわけでございます。仮換地の指定については、土地所有者と借地権者でございますが、移転というようなことになれば、借家人の方にも御協力いただかなければならないというふうなことでございますので、仮換地の指定が済めばすべて順調というわけではなく、個々の権利者の御協力をいただかなければこの事業は進まないと、そのように考えてございます。 それから、南口の再開発事業に関してでございますが、毎年国の方に補助金を返還していることに対して、国はどう思っているのかという御質問でございますが、これは、予算は当然当年度に執行することが通常でございますので、これが一番望ましいわけでございますけれども、立川の南口の再開発事業につきましては、国でも非常に難しいということの理解を示しておりますので、今までは、この補助金を返済したことに対して、そう厳しい注文はついてございませんけれども、これに甘えることなく事業の執行に当たっていきたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 中央線沿線まちづくりの関連でございまして、側道をつくるために区画整理をするのではないかということでとの御質問がございました。 中央線の高架化に関連いたしましては、側道が必要な部分、これは必ずつくらなければならない部分と、そうではなくて、側道をつくる必要がない部分とがあります。立川市域の場合におきましては、特に中央線の高架化に合わせて側道をつくらなければならないというものではありませんが、町をつくるために、立川市のちょうど中央線の北側、立川駅以東のアクセスをよくするために側道を設けた方がよいということで、市が独自に考えているまちづくりでございます。もちろん、区画整理という話はここで出していくわけでございまして、住民の皆さんにも戸惑いがあるかと思います。せんだっても説明会をさせていただきました。いろいろと、区画整理に当たりますと減歩等もありまして、御迷惑をかけるということになりますので、何とか理解を得られるように十分な対応を図っていきたいと考えているところです。 それから、中央線の複々線立体化に関連する市の財政負担のことでありますが、これにつきましては、まだ具体的な協議が行われたというふうには聞いておりませんが、今後高いレベルでの話し合いが持たれて解決されるものと期待いたしております。 砂川地域の開発についてでありますが、武蔵砂川駅周辺、西武立川駅周辺につきましては、今までも御指摘をいただいているところであります。この間におきまして、せんだっても御説明申し上げましたように、生産緑地の指定並びに宅地化農地というものをどう今後整備していくかというようなことが大きな課題になっているわけでございます。これに関連いたしましては、地区計画、あるいはこれらを含めた農地と生産緑地との、あるいは宅地化の進行をどう組み合わせるかということで、総合的な計画を立てる必要があるだろうということで、今、砂川地域のまちづくりの全体的な検討を進めようということで、時間をかけながら内部で検討しようということでやっております。もちろん、アンケート等についても御指摘ありましたので、しようということで今検討しておりますが、これらにつきましては、内部の力でアンケートはできるのではないかということで、今詰めているところでございます。現在、まだ具体的な作業に移ってはおりませんけれども、作業に移すべく、今準備中ということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 十一番目の中学校給食でありますけれども、一般質問でもお答え申し上げましたが、議会の御意見につきまして、早急にこれはまとめていくべきだという意見、それから請願の審査あるいは採択のときの経過につきましては、十分踏まえております。 御承知のとおり、この中学校給食の検討の前にアンケートをとった経過がございますが、おおむね父母の意見といいますのは、三分の二程度の方が賛成、それから子供はおおむね半々。それから先生方の意見というのは、父母と反対に、おおむね三分の二ぐらいが反対というような意向があったわけでございます。この問題は、学校のやはり授業の一環として入って取り扱うべきでありますので、学校側の理解を十分得ないまま進めるわけにもいきません。したがいまして、現在、後戻りできないようにするためにも、途中経過をやっぱり十分踏まえて検討していくべきだということで、検討を進めておりますので、ぜひとも御理解をいただきたいと思っております。 十二番目の学校五日制の施行、ちょうど一年たったわけでございますが、中身が子供にとって果たしてゆとりが持てるようになったのかということでございますが、当初、この五日制の施行を前にいろいろ心配されました、塾通いがふえるかという問題もあったわけでございますが、結果的には塾通いがさほどふえておりませんし、子供が休みになって町に出て非行に走らないかというような心配も、現状では出ておりません。それから、おおむね家庭の中で親子の触れ合いをつくる機会が多くなったというふうに見ております。一般的にこの制度は定着をしてきたという傾向を見せておるわけでございますが、これは月一回の試行でありますので、今後の課題というものは、我々も十分検討していかなければいけないと思っております。 学校の授業の面で、月一回の土曜日の時間を総体の時間の中で生み出していかなければいけませんので、短縮の期間を午後までやるとか、あるいは今まで行事を行うのに二日かけたものを一日で仕上げるとか、学校の中での行事の精選という問題もあります。そういった工夫の中で月一回の時間を生み出しているわけでございますが、子供にとりまして、総体的にゆとりが出たか、出ないのかという結論を今、まだ出す段階には至っていないように、家庭に戻っては大変ゆとりが持てたというふうに見ておりますが、学校の生活の中では、どうしてもやっぱり時間をその中でやりくりをするということでは、ゆとりに欠ける点が出てくる可能性が強いというふうな判断をしております。 ○議長(中山孝次君) 生活経済部長。 ◎生活経済部長(関根吉雄君) 都市農業における立川市の独自の政策はないかという御質問にお答えいたします。 一つは、各種品評会事業でございます。農産物の技術の向上、品質の改良推進、市民生産物を広く紹介し、即売することにより、農家と消費者の触れ合いを深めたというふうなことでございます。 次に、農業後継者・農家女性育成事業ということで、次代の農家の担い手である農業後継者に対し、交流畑事業、先進地視察研修等の事業に参加を働きかけ、農業への意欲を高揚いたしました。 都市農業との、特に都との関連事業でございますけれども、都市地域農業特産化事業の推進事業でございます。都市地域農業農産物特産化事業の二年目の事業に当たる特産化推進事業を、地場流通強化整備事業及び生産基盤強化制度などを実施してまいりました。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 公用車にかかわる御質問にお答えいたします。 公用車は各部、各課にわたりますので、それぞれ運転管理者が全部違いますけれども、各部にわたる関係から、私の方でお答えいたしますが、運行日誌があるかということでありますけれども、運行日誌はございます。その内容を今手元にちょっと持っておりませんけれども、点検項目でありますとか、運転者名、それから運行先等々について、使用者がそれぞれ記入することになっております。現在の管理体制は、各車を持っておりますところの担当課長が副安全運転管理者、それから統括いたしまして、総務部の総務課長が安全運転管理者として管理しておるわけでありますけれども、運行日誌を公表する考えはないかということでありますけれども、私の方からは、しますというか、統一的にどうしますというふうには申し上げられないんですが、当然公文書公開条例に基づく請求があれば公開されるものというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 浅川議員。   〔23番 浅川修一君登壇〕 ◆23番(浅川修一君) それでは、お答えをいただきましたので、重ねてお伺いをいたします。 まず初めに、この議会に臨む姿勢について、市民部長が退職をされた件でありますけれども、本人が退職をしたいと申し出たということでありますが、私は、だからといって市長がすぐ、じゃ、やめていいというふうな対応というのはなかろうと。そこには何らかの、なぜやめるのか、あるいはやめた後どうされるのか。また、市長自身、この九月議会に市民部長がいないという事態について、どう対応されるのか。こういうことを考えられるのが当然だというふうに思うわけでありますけれども、補充の問題については、早い時期に行うということでありましたけれども、これはやはりそうした見通しがつくまで慰留をするというのが当然の態度ではないでしょうか。なぜそういうふうにされなかったのか。 それから、商工会議所へ行かれたということは、本人が退職したいということを申し出たということでありますので、市長は、自分はかかわっていないと、こういうふうなことの御答弁だと思うわけでありますけれども、商工会議所へ行かれたということについてはどのようにお考えでしょうか。これは、市民部長一人の一存でやったということなのでしょうか。 私は、商工会議所との関係ということでは、人事の交流が全くだめだというようなつもりはありません。ただ、こうした大事な時期に、仮に商工会議所の意向があるとすれば、私は、市に対して、やはり商工会議所のとるべき態度というのは若干失礼ではないかと。これだけ重要な時期に、やはり年度を終わるのを待つなり、そういう商工会議所としての当然の立場というのがあるのではないかと思いますけれども、そこら辺について、市長の考えをお伺いしたいと思います。 税収の落ち込みや経常収支比率についての御説明は大体わかりました。今後も財政運営に十分意を尽くしていただきたいと思います。 それから、基地交付金についてでありますが、全く到達をしていないということでございます。この点では、私は、固定資産税だけの問題ではなくて、あの基地があることによって、例えば高さ制限を受けている。市民が建てる住宅や建物、すべてこれに引っかかりまして、いわばある程度から上は財産権まで侵害をされている。だから、こういう市民の財産が影響を受けているような被害の額も合わせますと、この基地の存在というものは、市民として、また市長として本当にそれに--現状、すぐなくせというわけにいかないわけですから、そのある被害について、やはりそれを十分に補うような、財政的な負担は当然させるべきではないか。そうでなければ、基地は撤去してほしいというふうに改めて言うべきではないかというふうに思うわけでありますけれども、ここら辺の関係についてお伺いをいたします。 それから、積み立ての問題については、私は今の御答弁については、将来のためという考えはわからなくはないわけでありますけれども、しかし、予算の八倍とか十倍というような額を一気に積み立ててしまうというのは、いかにも無計画なような感じがいたします。ここら辺は、ぜひ引き続いて決算委員会の中でも御審議をいただきたいと思います。 それから、都立美術館についてですが、財政的には難しい。立川は見通しがないということでありますが、財政的に難しいならば、立川だけでなく、どこも見通しは暗いのではないかというふうに思いますが、そういうことなのかどうか、お聞きをいたしたいと思います。 それから、D、E地区についてはわかりました。 それから、北口の区画整理についてでありますけれども、すべて順調にいくとは限らないということでありますが、仮換地の発表を行った後は何の問題もないのかという点をお聞きしましたので、この点は改めてお聞きをいたします。 それから、南口について、国の補助金は、国も難しいということを理解を示しているということでありますけれども、これはどういう段階といいますか、どういうところがそういうふうに理解を示しておるのか。今までは注文はついていないということでありますが、これは将来にわたってもそういうことなのか、お聞きをしたいと思います。 それから、中央線の複々線化でありますが、側道をつくらなくてよいということで、立川市の場合はそういう場合だということでありますが、だとするならば、この側道をつくることによって、住民の立ち退きだとか、側道をつくるためのまちづくりといいますか、区画整理によって立ち退きだとか、そういうことが問題になって、むしろこの事業は困難というふうになる可能性が強いわけですよね。立川の場合、側道をつくらなくてもよい地域ならば、何も無理して、中央線複々線のためならば、あえてこういうことをやる必要はないのではないでしょうか。そこら辺は、最初のボタンをかけ間違うと、将来大変な問題になりますので、改めてお聞きをしたいと思います。 それから、砂川地域の開発の問題では、御答弁はわかりましたが、ただ、私は第二次基本計画との関連で、四年度から始まるということで、七年度までに都市計画決定を行って事業を実施をするんだ。十一年には完成だ。しかし、ことしは五年度で、事業を実施するまでに六年、七年と、こういうわずかな期間しかないわけでありますが、こういう中で、例えば武蔵砂川周辺の区画整理について、四十一ヘクタールとかいうようなことが書かれておりまして、私は前々から、これを一度に網をかけるようなやり方は無理ではないか、できるところからというようなことを言ってきたわけでありますけれども、そういうところも含めて、よく住民の意向も聞いていただいて、アンケートなども行っていただきたいと、これは要望しておきます。 それから、中学校給食については、議会の意見を踏まえているという御答弁だったんですが、議会の意見がなかなか聞き入れられなかったので、今日まで早期に結論が出なかった。条件整備の検討期間を短縮しと、こういうふうに議会としてはお願いをしているわけで、なぜ検討期間は短縮されなかったのか。どうすれば検討期間を短縮することができたのか、今後のこともありますのでお聞きをしたいと思います。 五日制については、学校の中ではゆとりに欠ける面があるということが言われましたので、これはやはり新学習指導要領の見直し等がなされないとならないというふうに思います。この点も引き続いて要望もいたしますし、私たちもそういうことでお願いをしていきたいというふうに思います。 それから、競輪への依存体質ということで、日本選手権が行われたので一時的にふえたというような中身でありましたけれども、私は、それにしても大変な額だというふうに思います。そういたしますと、来年度についてでありますけれども、今回の選手権を行った、この五十九億というのは参考にはならないと、こういうふうになるんですか。今までは、一つバーを越えますと、そこが実績になって、その次の年はその上の繰り入れの額を大体出してくるんですね。だから、また来年は六十億を超えるようなことになることは非常に心配をされますので、この点は、そういうことは関係がないのかどうか、ここをお聞きをします。 それから、都市農業についてはわかりました。私が申し上げたいのは、立川自身の施策というのは、やはり極めて少ないのではないかということで、先日、視察をした先で、ウドようかんというのを見つけまして、それで聞きましたら、これはようかんの中にウドが入っているわけでありますけれども、これは地域の経済連でありますとか、また自治体なんかもいろんな産業振興ということの一つで、もちろんつくったのは民間の菓子メーカーでありますが、そういうことで始まったというようなことも聞きましたので、別にウドようかんをつくれと言っているわけではないんですけれども、そういうことも参考にしていただいて、農業施策ということで考えていただきたいと思います。 それから、運行日誌はあって、公文書公開の請求があれば公開をされるということでありましたので、ここで、これに関連してお聞きをしたいわけでありますけれども、石橋助役がお休みになっている間、石橋助役の公用車について、これを、入院されているからいないわけでありますけれども、助役ではなくて、別のことにいろいろ使っていたということがあるようでありますけれども、ここら辺の考え方というのは、やはり私は若干問題があるんではないかというふうに思うわけでありますけれども、この点をお伺いをいたします。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 商工会議所と役所の関係から申しますと、立川市の職員が商工会議所に勤めるということは、一つの職場としては結構であろうと、このように考えます。 ただ、今からして考えれば、決算の委員会もあるし、九月の議会もあるし、時期的にはやはり考えるべきではなかったかなと反省しているところでございます。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 二点目の基地交付金の関係でございます。 御質問にあるような御意見もあると思います。私どもでは、常々申し上げておりますように、この増額につきましては、国に対して今後も要求をしてまいるつもりでございます。そういうことで、交付金の増額の要求で対応していきたい、このように考えておるわけでございます。 それから、競輪の問題でございます。これは、平成六年度の財源捕捉の問題につきましては、これから検討を始めるという段階でございますので、どう変化をするかにつきましては、今申し上げられない事情にはございますけれども、ただ、立川市全体の会計の中で財源やりくりというのは、私どもでは、財政運営上必要な場面が出てくるであろう、このように考えてございます。額につきましては、これからの私どもの課題でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 都立美術館の問題でありますけれども、先に東京都の財政の問題を申し上げてしまいましたが、位置的な問題につきましても、折衝の経過の中では、大変立川市に誘致というのが困難な状況にあるという認識を持ってまいりました。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(豊田和雄君) 中央線沿線のまちづくりの関係でありますけれども、中央線の高架化に合わせましてまちづくりを進めていきたいと、こう考えているわけであります。高架化に伴いまして、町の南北の分断の緩和を図る。また、あわせて、立川駅北側の東側の方へのアクセス道路が大変未整備であります。これらのアクセスが弱い点も考慮いたしまして、これらの道路の整備をしたいということで、あわせて側道もつくりたいと、こういうふうな計画でございます。同時に公益施設の整備もおくれておりますので、それら、当然のことですが区画整理を考えておりますので、宅地の利用増進ということになります。こういった区画整理の手法を用いまして、この連立事業に合わせてまちづくりを進めるということになりますが、いずれにいたしましても、住民の皆さんに御理解をいただかなければなりませんので、これから十分な説明をさせていただきまして対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(中山孝次君) 都市開発部参事。 ◎都市開発部参事(宮下隆君) 北口の区画整理事業についてでございますが、仮換地指定後は何も問題はないのかという御質問でございますが、仮換地の指定をした後に建物の移転工事が行われるわけでございますので、移転の時期とか、それから移転の補償の問題とか、これは個々の問題が多々ありますので、仮換地指定をしたからといって、すべて問題なく事業が進むというわけではございません。 それから、南口の再開発事業の関係で、どのレベルの方がやむを得ないと言っているのかという御質問でございますが、建設省の再開発課の担当のレベルでございます。国といたしましても、いつまでもこういう状況で待ってくれるというふうには考えられませんので、できるだけ早く執行できるように努力していきたいと、そのように考えております。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 中学校給食の検討期間の短縮ができないのかということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、一つ一つの課題につきまして、先生方必ずしも一様の意見ではありません。賛成の意見を吐いたり、反対の意見もありますので、この点を十分踏まえて、論議をやはり尽くしていくということで、どうしても時間がかかりますので、この辺は、後戻りしないような方向で検討を続けていきたいと思っておりますので、ぜひとも御理解いただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 石橋助役の車についての御質問でありますけれども、私ども総務部の総務課の方で、委託の乗用車ですが、何台か管理しておりまして、各部からの要求に応じて貸し出しいたします。その際に、助役さん、中島助役さんもそうでありますけれども、いらっしゃるときでもなんですが、もし時間があって、車があいている場合、総務部の方から助役車をお借りして各部にお貸しする、こういうことがございます。それ以上のことは、ちょっと私ども、承知しておりません。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君)  浅川議員。(「決算委員会でお願いします」と呼ぶ者あり)   〔23番 浅川修一君登壇〕 ◆23番(浅川修一君) それでは、そのようになるように、重ねて若干お伺いをしたいと思います。 市民部長がやめられた件でありますけれども、私は、今反省をされているということでありますが、こうしたことはやはり、こうした議会に臨む立場としては非常に問題があったというふうに思います。こうした指摘がなければ、この間の議会運営委員会では都合でやめたということで、かわりに中島助役がなるということしか報告をされないわけでありますから、私はやはりこういう点は厳しく改めてもらいたいというふうに、この点は申し上げておきます。 それから、中央線の複々線化についてでありますけれども、やはりこの点は、私は本当に複々線化をやるんであれば、立川の場合は測量が要らないということでありますので、区画整理を行うよりは、反対があるのに区画整理を行うよりは、そうしたことを改めて取り組む方が早くなるということを申し上げておきたいというふうに思います。 それから、中学校給食についてでありますけれども、この点はやはり論議を尽くすために時間がかかったということでありますが、そうすると、今後についてどういうことになるのか。この点はやはり、今後も我々は、検討期間は短縮をして--教育委員会でまた検討されるわけでしょう。短縮をしてやってもらいたいというふうに思うわけでありますけれども、こうした議会の意向が生かされるような立場で臨むのかどうか、この点をお聞きしたいというふうに思います。 それから、公用車の問題でありますが、一般的に、時間があってあいている場合は貸し出しをしていると、こいうことでしょうか。私がお聞きをする範囲では、石橋助役が休まれている間、普通は使わないというふうに思われている助役の公用車が使われているということでの問題提起といいますか、こういうことがあったわけでありますけれども、これは具体的に、後ほどで結構ですから、そうした実例をお示しいただきたいというふうに思います。 それから、最後、一点だけ落として申しわけないんですが、百七十七ページなんですが、決算書なんですが、青少年対策事業というのがございまして、これは三でありますが、その下に青少年対策地区活動に要する経費というふうになっておりまして、これは同じような事業が並んでいるわけでありますが、同じ事業なのか。ここら辺のところはちょっと字句が違っているのではないかというふうにも思いますので、改めて、落として申しわけありませんが、お聞きをします。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 百七十七ページの三の青少年対策事業でございますが、これは主に青年の主張大会等をやっております事業でございまして、それ以外に青少年健全育成の推進事業としてのいわゆる広報の編集等ございます。 それで、下の青少年対策の地区活動でございますが、これは、青少年の地区委員だと思いますけれども……。(「字句が違うんじゃないかと」と呼ぶ者あり)--これ、四の方は青少年問題協議会に変わりますが、それぞれ十二地区ありまして、地区委員会がございます。それの活動費でございまして、上の方の青少年対策事業につきましては、青少年を中心とした健全育成の活動でございます。(「四番の字句が違っているんじゃない」と呼ぶ者あり)--どこがですか。(「予算書では青少年健全育成対策、こうなっているん ですけれども、決算で名前が変わったんですか」と呼ぶ者あり)--予算書との違いでございますか。(「休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(中山孝次君) 暫時休憩します。   〔休憩 午後三時十三分〕  ----------------------   〔開議 午後三時十六分〕 ○議長(中山孝次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 予算書では確かに青少年健全育成地区委員会活動というようなことになっていまして、決算書で、ここのところちょっと、これ間違えまして大変申しわけございません。以後気をつけるようにいたします。 平成五年度に当たりまして、青少健というようなことでずっと統一してやっていましたので、ここのところがちょっと当初の予算では青少健ということにたしかなっておりますし、平成四年度地区活動というような形で、ちょっとこれ、間違ってございますので訂正させていただきます。申しわけございませんでした。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 中学校給食の議会の検討期間の短縮の問題につきましては、十分尊重して取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(中山孝次君) 森議員。 ◆4番(森文昭君) 数字の問題で、確認だけさせていただきたいんですけれども、市長の説明の冒頭の部分で、市税のところですけれども、前年決算比の伸び率についての数字が、市民税個人分、法人市民税、固定資産税、都市計画税について、全部この主要な施策の成果説明書の数字と違っておりましたけれども、これはどちらかが正しくて、どちらか誤っているのか、それとも計算方法の違いによるのか、ちょっと教えていただきたいと思いますので、それで、市長のおっしゃった数字をちょっと、どう違うのかなと考えている間に書き取りそびれてしまいましたので、もう一度説明をお願いします。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 伸び率の数字の問題でございますが、施策の成果説明書の中の十四ページの一表の中で使っておりますのは、現年課税分、滞納繰越分、分けて記載をしてございます。決算書の中では、この両者を含めまして伸び率で表示をして、たしかおりますので、その辺の数字の差が出てきているというふうに思います。 ◆4番(森文昭君) 市税の数字を教えてもらえますか、さっきの……。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 失礼しました。歳入での御説明では、市税全体で三百十七億七千七百万円となりまして、前年度決算に比べまして七億八千六百万円の増になりまして、二・五%の微増にとどまりましたというふうに御説明を申し上げてございまして、この中で、項目別に申し上げますと、市民税個人分につきましては、前年度決算に比べまして〇・一%の伸びとなっております。法人市民税につきましては、前年度決算に比べまして七億九千四百万円、一三・九%の減収となっておりましてというふうに申し上げてございます。(「その後は」と呼ぶ者あり)--その後でございますか。失礼しました。 純固定資産税及び都市計画税につきましては、まず土地につきまして一一・一%の増収、家屋につきましても一一・四%の増収ということでございます。(「もういいです、わかりました」)と呼ぶ者あり)--よろしゅうございますか。失礼いたしました。 ○議長(中山孝次君) 暫時休憩いたします。   〔休憩 午後三時二十一分〕  ----------------------   〔開議 午後三時二十二分〕 ○議長(中山孝次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 先ほどの御質問の中で、決算書の百七十七ページの経費名につきまして誤りがございます。まことに申しわけございません。後ほど正誤表を配付させていただきまして、御訂正をお願いをしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山孝次君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本九議案については、十二人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 次に、お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第五条第一項の規定により、議長において、     一番  小玉議員     七番  田中議員     八番  荒井議員     九番  青木(晃)議員    十三番  牛嶋議員    十四番  中村議員    十九番  堤 議員    二十番  青木(更)議員   二十一番  伊豆議員   二十二番  小林議員   二十六番  志沢議員   三十二番  高田議員--以上十二名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 異議なしと認めます。よって、ただいま議長において指名いたしました十二名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決しました。  ---------------------- ○議長(中山孝次君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 なお、次回本会議は九月三十日午前十時から開きますので、あらかじめ御了承願います。 また、二十日午前十時から決算特別委員会を開催いたしますので、関係者の皆様は御参集願います。 本日はこれをもって散会いたします。   〔散会 午後三時二十四分〕...