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次世代支援・高齢社会対策特別委員会(2月5日) 名簿 2021-02-05
次世代支援・高齢社会対策特別委員会(2月5日) 本文 2021-02-05

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  1. 八王子市議会 2021-02-05
    次世代支援・高齢社会対策特別委員会(2月5日) 本文 2021-02-05


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     〔午前10時00分開議〕 ◎中島正寿委員長 ただいまから次世代支援高齢社会対策特別委員会を開会します。  この場合申し上げます。  本日の委員会運営につきましては、新型コロナウイルス感染症への対応を考慮し、3密に配慮した運営としておりますので、御了承願います。  それでは、本日の進行については、お手元に配付しました日程をお目通し願います。  以上の方法により進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎中島正寿委員長 御異議なしと認め、そのように進行します。   ────────────────────────────────────────── 3 ◎中島正寿委員長 これより案件に入ります。  まず、コロナ禍における学生状況について、市側から説明願います。 4 ◎山岸学園都市文化課長 それでは、コロナ禍における学生状況につきまして、資料に基づきまして御説明をいたします。  初めに、1、「学生生活実態に関するアンケート(第2回)」の結果についてでございます。  (1)目的です。コロナ禍における各方面の支援施策、これは国、各学校、そして本市でも実施してまいりましたけれども、その実施後の生活実態の把握のため、昨年5月に実施したアンケートと同じ方法で調査を行ったものでございます。  (2)実施方法です。調査期間は令和2年、昨年10月の下旬でございます。以下、対象者周知方法回答方法は前回同様で御覧のとおりでございます。  オの回答数は、今回527名でございました。  (3)主な回答結果でございます。アのアルバイトを行っているかどうかにつきましては、しているという回答が63.4%で、前回をやや上回る割合でございます。イの経済的な影響について、学費支払い影響が生じているという回答が17.1%、生じていないという回答が34.7%、家賃支払い影響が生じているという回答が14.6%で、生じていないという回答が30%でした。  (4)回答結果のポイントでございます。アンケート回答者数は前回の984名から半減してございます。アルバイトしている学生は前回の割合からやや増加していますが、ほぼ変わらない割合で、収入については、2割の学生が、春ですけれども、緊急事態宣言時期より減っていると回答しております。経済的な影響は、学費支払いへの影響家賃支払いへの影響は、これも前回の割合からやや増加しておりますが、ほぼ同じ割合でございます。一方で、学費家賃ともに、それぞれの支払い影響が生じていないとの回答は前回の割合から大幅に増えております。また、経済的な影響への対応方法といたしましては、多かった順に、保護者からの援助、日本学生支援機構奨学金給付金、国が行った学生支援緊急給付金などとなっております。  結果の詳細につきましては、添付の一覧表を御覧いただければと思います。  続きまして、裏面を御覧ください。2の大学コンソーシアム八王子大学等連携部会で報告された各大学の現況についてでございます。
     (1)内容です。大学コンソーシアム八王子大学等連携部会ですが、これは加盟校事務担当者が、四半期に1回、定例で集まりまして、各種の協議、連絡を行っている会議でございます。年度初めは開催できませんでしたけれども、9月からオンライン併用で開催をしておりまして、去る12月の会議におきまして、コロナ禍における相互の情報交換のため、退学、休学の状況対応策等につきまして各校から報告がありましたので、要点をまとめて御説明いたします。  開催日出席校数は御覧のとおりで、参考までに、全加盟校数は25校でございます。  (4)主な報告内容でございます。まず、ア、退学及び休学の増減でございますが、(ア)は退学者、(イ)が休学者の増減です。いずれも増えたという学校は1校もございませんでした。半分以上で変化なしで、むしろ減ったとするところも複数ございました。  退学、休学ともに増加しなかった要因といたしまして、ほとんどの学校から、行政や学校当局が行いました各種の給付、学費延納措置などによりまして、支援を必要とする学生相当数が救済をされたためとする見解が示されております。また、休学減少の要因としては、例年であれば海外留学のために休学する学生コロナ禍で留学ができなかったためという分析も示されたところでございます。  イの学費未納者の増減ですけれども、これも半数の学校で変化がなしで、未納、延納や相談が増えているとするところが4校でございました。  次に、ウの授業形態の変化でございますけれども、全ての学校で、対面とオンライン併用で実施をしているとのことで、来年度に向けましては、状況を見ながらも対面を増やしていく予定であるとの報告が多数でございました。  続いて、エの各校が独自で実施した学生支援策です。学生困窮度などにかかわらず、金額のほうはばらつきがございますけれども、一律の現金給付を行ったというところが過半数の15校でございました。そのほか学費の延納や困窮学生を対象とする奨学金支援金などの新設、それから、オンライン授業等々ございましたので、パソコンの貸与などの報告がございました。  最後に、オの来年度に予定している学生支援策ですが、今のところまだ検討中との報告がほとんどでございます。  学生生活実態には一定の改善が見られ、また心配されました退学、休学については、現時点ではほとんど影響が出ていない状況でございます。しかしながら、アンケートでまだ影響があるという回答もありまして、また、先行きへの不安もあることから、引き続き国が行っている各種支援制度等の周知に努めてまいりたいと考えております。 5 ◎中島正寿委員長 市側の説明は終わりました。  御質問はありませんか。若林修委員。 6 ◎若林修委員 おはようございます。御説明ありがとうございます。  この内容の中で、比較的学生は何とかいろいろな状況にも乗り越えられてというような雰囲気が感じられるんですけれども、就職活動の部分に関してと、あとは新入生のことに関して、もし情報があれば教えていただければと思うんです。新入生の方は、部活もなかなか参加できていないとか、最初からずっと孤立しているままというような状況も非常に多いように感じるんですけれども、その点の何か対応方法とか、各大学でどんなことをされていたのかというようなことと、あとは就職活動も例年よりもかなり厳しくなっているのではないかと思うんです。その点に関して、各大学とかはどのように対応されているのか、もし何か情報があれば教えてください。 7 ◎山岸学園都市文化課長 まず、新1年生に関する御質問でございますけれども、各大学学生オンライン授業等に関する意見等々を聞いた結果ということで、この12月の会議でも幾つか報告があったんですけれども、押しなべて、2年生以上の基本的に学校になじんでいる学生は、むしろオンライン授業によって授業に参加しやすくなったというような声も少なからずある。一方で、1年生に関しては、ニュース等々で報道されているとおり、そもそも学校にまだなじめていない、知り合いもできていないという中で、リアルに出会う場がないことに対する不安だったり不満だったりといったことを訴えているという声があると大学のほうも把握しているということです。幾つかの大学では、状況を見ながらなんですけれども、1年生に向けた人数を限った交流会みたいなものを実施したりということで、リアルで顔を合わせる場の提供等々も考えているといったような動きもあるやに聞いてございます。ただ、だんだん秋口から、実際の対面での授業等々も少しずつ実施をしてきているというのが実際でございますので、そういったところも含めて、大学等々もいろいろ状況を見ながら対応しているということだと承知をしております。  もう一点、就職活動でございますけれども、やはり例年に比べて非常に厳しいという報道がなされているところでございます。直近ですと、12月ぐらいの報道ですと、各月の対前年比の内定率というのは非常に下回っているという話があったんですが、12月ぐらいに、追い越すほどではないんですけれども、大分追いついてきたというような報道もございました。実際、直近の1月2月に市内の大学を幾つかヒアリングしたところでも、同じような回答がありまして、例年より厳しかったし、当然昨年を超えてはいないんだけれども、大分例年内定率の面で追いついてきているというような声が幾つかの大学から出てきています。ただし、就職活動のうまい下手と言ったらちょっと語弊があるかもしれませんけれども、例年であれば、景気がいいときであれば、多少不器用な学生でもきちんと決まっていくようなところが、今年はそこの就職活動のやり方次第で差がついている部分があるのではなかろうかというお話が大学就職当局担当者から聞いているところでございます。 8 ◎若林修委員 ありがとうございます。そのような様子をこういったアンケートを通して、前回と今回ということで、このような現場の意見なり考え方を吸い上げるというのは非常にすばらしい活動だなと思いますので、本当に評価させていただきます。  この結果を、今回2回目をやられたのですけれども、来年度以降に何か本市としてこのアンケートをどのように生かしていくのかという何らかの方向性があればお示しいただければと思います。 9 ◎山岸学園都市文化課長 コロナ禍における学生への支援ということでございますけれども、各大学の見解にもあったとおり、学生の危機ということで国のほうもかなり既存の制度を機動的に活用しながら、年度の途中でも申請できるようにしたり、要件を一部緩和したりということで、かなり充実した学生に対する支援というものがこの間講じられたのかなと思っておりまして、それが実際学生退学者数がむしろ例年よりも減っているという状況につながっているんだろうと思っています。  私どもの給付金を昨年実施いたしまして、申請された学生とずっと接触してきていますけれども、いまだにそういった制度を十分知らないまま、私どもの給付金に応募してきている学生も中にはいまして、特に文部科学省の今年度からスタートした新学習支援制度などは、給付の部分と学費の免除の部分、学費の免除の部分については、国が大学の財政を後押しするという形の制度になっています。そういったかなり充実した制度がございますので、そういった制度の周知に今後も市のほうでも力を入れていきたいと考えているところでございます。 10 ◎若林修委員 八王子市の大学で、学生時代非常に厳しい状況があったけれども、支えてもらったということで、改めてその学生が将来就職を八王子市でしたり、八王子市で暮らしたいと思えるような、そんな支えとなるように、大学のほうと連携して引き続きサポートしていただければと思います。 11 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。安藤修三委員。 12 ◎安藤修三委員 それでは、私からも何点かの質問をさせていただきます。  まず、今回のアンケート、第2回目ということで、実態を知る上で非常に重要な内容なのかなと思っておりますが、回答数が前回より半分ぐらいに減っちゃっているんですけれども、今回大幅に減った要因などをどのように評価されていますか。 13 ◎山岸学園都市文化課長 個別に確認しているわけではないんですが、学生の置かれている緊急度がそれだけ相対的に下がったということではないかというふうには感じています。それだけアンケートに対する関心が、これは任意で回答していただいていますので、訴えるような緊急度がそれだけ薄れてきたということがここにも半減という形で表れたんだろうというふうには考えているところでございます。 14 ◎安藤修三委員 数字を見ても、経済的な影響が余り生じていないという方が割合としては増えているというのも、今課長がおっしゃったこととつながるのかなと思いますが、できればそういう実態をより正確に把握するという意味では、前回回答してくれた人に向けてちょっと強めにプッシュを入れるとか、そういった方法も今後は考えられるのではないかと思いますので、これは参考までに、今後生かしていただければと思います。できれば同じパイで数字を拾っていったほうがよく見えるかなと思いますので、お願いします。  あともう一点が、先ほど経済的な状況は少し改善しているのかなという評価がありましたけれども、私がまちを歩いていて、お店とか行くと、八王子市でアルバイト学生を雇っているときに、今回支援を行っていただいたじゃないですか。それがすごく助かっていると御評価いただいていまして、これがあるから学生を雇っていられるみたいな、そういう御意見もいただいているんですけれども、市側としてはどのような声が上がってきているのかをお聞かせいただけますか。 15 ◎山岸学園都市文化課長 こういう状況でお店そのものが立ち行かないところもあるとは思うんですが、一方で、一定程度業績を伸ばしている業態もあるという中で、資金に余力があれば雇えるというところには、ぜひ学生、それから若年者を雇っていただきたいということでこの制度を実施したところでございます。実際御利用いただいている方からは、今お話があったとおり、これのおかげで一定の学生を雇えて、また、その学生、若者の皆さんに賃金を支払うことができるというのは非常にいいことだというような声はいただいているところでございます。 16 ◎安藤修三委員 これは、私も結構評判がいいと思っているんですけれども、心配なのは、今年度で終わりということで、さきの市議会協議会でも質問しました。これは要望なんですけれども、状況を見て、これは学生支援というよりも、お店の経済的な支援になると思うんです。それで、飲食店だけ1日6万円という補助が出ていますけれども、これは幅広く学生を雇用していただける業者の人件費の面で助けになると思いますので、こういった経済的な支援を広い意味で見ていただいて、こういったところも私としてはできれば継続していただきたいという要望があります。  あと、もう一点ですが、このコロナ禍でいろいろイベントが減っちゃって、学生天国もそうだし、ほかのお祭りとかも全部なくなっています。それで、市民協働という意味で、市と学生とのつながりというのがこれで薄れてしまうのではないかという懸念がありまして、そういったところは、これからもコロナが終わったり、ウィズコロナではないですけれども、そういった生活スタイルになっていく中で、また学生のお力をかりるときが来ると思いますので、そういったつながりというのもしっかり視点を持って取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 17 ◎山岸学園都市文化課長 おっしゃるとおり、学生天国八王子地域での学園祭ですけれども、これは昨年、今年度は実施はできませんでした。そのほかにも、学生企画事業補助金といいまして、学生が地域で活動するために企画を提案していただいて、内容を審査させていただいて補助金を出すということをやっているんですけれども、これについても接触を伴うような事業については、今年はできなかったというのが実際でございます。そういったところについては、実は個別の学生はそういう活動をしたいという要望は非常に大きい一方で、当期はそういう地域活動は今のところ制限しているという状況でございました。  学生との接点という点では、学生委員会というのが私どもはございまして、学生と今直接会うことはなかなかできませんので、オンライン等々でやり取りをしています。そういったところ学生は、引き続き意欲ある学生にこちらもちょうどバトンタッチをしたところなんですけれども、接点は引き続き持っておりますし、先ほど報告にもありました大学コンソーシアム八王子の各大学先生方あるいは事務当局皆さんとの会合というのは、秋口からリアルでも実施しておりますし、オンラインも併用して実施しております。  そういったところで、できる範囲での様々な活動は今後に向けて準備もまたしておりますし、それから学生発表会学生の研究の発表会、これは、この12月にほとんどオンラインにしたんですけれども、例年とやや減りましたけれども、かなりの数の発表は引き続き実施されまして、学生たちからは、こういう状況になって、外で学習の成果を発表するといった機会がない中で、学生発表会ができて非常によかったという声もたくさんいただいたところでございます。そういったいろいろな方法を考えながら、引き続き学生との接点をしっかり維持し、また、発展させていけるように頑張ってまいりたいと思っております。 18 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。青柳有希子委員。 19 ◎青柳有希子委員 まず、この間のアンケートというか、支援を行ったときに聞いたのが、4月時点の19歳の転入というのが著しく低くて、これは緊急事態だということでこういうアンケートを取ったというお話を伺ったんです。今の1年近くたった上で、19歳の人口というのは、オンライン授業との兼ね合いもあると思うんですけれども、八王子市はどういう状況になっているか、直近の数字が分かりましたら教えてください。 20 ◎山岸学園都市文化課長 その後転入等は一定あるんですけれども、直近でどのぐらいまでになっているかが今手元に数字がございません。把握してございません。 21 ◎青柳有希子委員 ぜひ後で教えていただきたいんですけれども、それが回復しているのかというところも含めて教えていただきたいと思っているんです。  オンライン授業が続いている学校もあると聞いているんですが、自宅の援助を受けられる方と、そうではない、どうしても1人でこちらに来て生活しなければならないという方との2極化が少し進んでいるのかなと数字で感じるんですけれども、学費支払い影響とか家賃の支払い影響が生じているという方も増えている。アルバイトの収入が減っているという方が20%。これが10月の時点の2回目の結果で、今第3波が来ていて、それで緊急事態宣言飲食店の休止ということも踏まえて、類推するしかないんですけれども、今の学生状況がどうなのかというところも踏まえて、今後の政策決定、また支援の再開とかも検討していただきたいと思っているんです。  飲食店支援の案内の中で、先ほど安藤委員が言ったような雇用の支援のことも助かるんだと思うんですけれども、同時に学生を雇っている中小企業皆さんも、この10万円の給付金学生に案内してみようかなという声もあったんです。ですから、大学コンソーシアム八王子もそういう情報発信の場としていいのかなと思いますけれども、そういう中小企業皆さんで、アルバイト学生を雇っている方が大変な状況というのもよく御存じだと思いますので、そういった方々への支援策の案内というのも有効なのかなというふうに思います。  というのは、学生が、八王子市が支援制度を持っているということ自体を知らない方が本当に多いんです。周知ということになるんですけれども、まさか自治体が支援しているとはというか、全国の状況を見ても余りないものですから、特別な周知の方法が必要なのかなと思っているんです。せっかく設けた制度だったので、そういった支援も行いながら、もし再開する場合など、今ある学生支援の周知でもそうなんですけれども、そういった市内の事業者だとか、たしか保護者を通じての申請も多かったと聞いています。そういった周知の方法の工夫というのは、いかがお考えでしょうか。 22 ◎山岸学園都市文化課長 おっしゃるとおり、先ほどお話ししたように、私どもの給付金を受給されている学生と接触しても、国の制度とかを実は知らなかったという方も中にはいらっしゃるという状況の中で、本当に末端にまで情報を届けるのはなかなか難しいと感じているところではございます。ちょっと繰り返しになってしまうんですけれども、普通にホームページ等々で流すだけではなくて、LINEですとかツイッターですとか、そういった学生に身近なチャンネルを使って、1度ならず繰り返し、それからタイミング、これから年度末に向けては、次年度当初の学費支払いということが学生にとっては恐らく喫緊の課題になってくるんだと思いますので、そういう学生が本当に必要とするようなタイミング、情報を欲してのタイミングを捉えて、繰り返しいろいろなチャンネルで周知をしていくということをしたいと考えております。 23 ◎青柳有希子委員 ぜひお願いしたいのと、今の状況を見て、この10月の少し収まったような時期の結果で20%いらっしゃるということで、自活して、1人でお暮らしになって、学費も自分で奨学金を借りて払うとか、生活費は自分でバイトして暮らす予定だった方にとっては、今の状況を考えると、すさまじい状況なのかなと想像するんです。フードバンクなども、学校前でやった団体なんかからは、かなり多くの方が取りにきて、様子を聞くと、1日1食だったとか、そういった状況も伺えるので、今後、収入について、もう一回市のそういった力で、地方創生交付金なども第3次補正であると思うので、ぜひ前回の改善点なども踏まえて給付金の実施をしていただきたいと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 24 ◎山岸学園都市文化課長 現時点では、春先に関しては、こういう新型の感染症というのは予想もない中で、アルバイト先からの収入が突然絶たれるということが多くの学生に起こったということで、国もそうですけれども、自治体のほうでも、私たちの市のほうでも、まさに緊急対応ということで直接給付を行ったところでございます。状況をもちろん見てということではあるんですけれども、この1年、緊急事態は春と、それから今ということです。コロナが終息しない状況がずっと続いてくる中で、この退学、休学のデータにも出てきているんですけれども、学生はそれなりにいろいろな給付制度を活用したり、それからアルバイト先ということでも言えば、先ほどの御質問にもありましたけれども、必ずしも休業に至っているわけではない、業績をむしろ伸ばしている業態というものがある中で、そういったところアルバイト先を変えているような学生もいらっしゃるという状況だと承知をしております。今すぐに給付金ということは考えてございませんけれども、もちろん状況を見ながら、必要であればそういったことも場合によっては検討していくということになろうかというふには思っております。 25 ◎中島正寿委員長 ほかに御発言がなければ、進行します。  次に、若者総合相談センターの利用状況について、市側から説明願います。 26 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 私からは、若者総合相談センターの利用状況につきまして御説明させていただきます。お手元の資料を御覧ください。  まず冒頭に、大変申し訳ございません。1点資料の訂正がございます。  裏面の中ほど、項番(2)訪問支援(アウトリーチ)の部分でございます。項目のア、イの下に米印としまして、「連携する他の支援機関からの紹介4件」とございます。申し訳ございません。ここの4件の部分が、正しくは6件でございました。訂正をお願いいたします。おわび申し上げます。よろしくお願いします。  それでは、改めまして、11月に開設いたしました若者総合相談センターの利用状況につきまして、資料に基づき御説明させていただきます。  まず、資料の項番1、対象期間ですけれども、この資料の内容につきましては、昨年11月4日に開設いたしました当相談センターの2ヵ月間、11月、12月までの利用状況について記載してございます。  続きまして、資料の項番2、主な利用実績について御説明いたします。当相談センターの機能としましては、相談業務、訪問支援、サードプレイス、そして地域活動の紹介がございます。これらの項目に沿って説明をさせていただきます。  まず、(1)相談業務についてです。資料の中段左側、新規相談者数のグラフを御覧ください。新規の相談利用者は、令和2年11月が16名、翌12月が12名、累計として28名でございました。  当相談センターは、結果的に八王子若者サポートステーションと同一の受託者となりましたことのスケールメリットを生かしまして、利用者の利便性、支援の連携に配慮し、サポートステーションと併設としたところでございます。  設置直後から、サポートステーションのこれまでの利用者の方も相談センターのサードプレイスなどを利用されておりますけれども、ここでお示ししました28名の方というのは、サポートステーションの利用のない、新規に相談に来られた方という形で数えてございます。  続きまして、今の表の右側、相談のきっかけのグラフを御覧ください。こちらは、この28名の方がどのような形で相談センターを知り、相談に来ようというような形になったかというきっかけについて伺ったものの集計でございます。最も多かったのが、インターネット上のホームページを御覧になられてという方が10名、次いで、昨年11月1日号、12月1日号の広報はちおうじの紹介記事を御覧になられてという方が7名ございました。また、それまでのいずれかの相談機関の方ですとか、御家族の紹介を受けてというような方もいらっしゃいました。  この表の中のその他で1名ございますが、それは実際には御家族からの紹介ということにはなるかもしれないんですが、祖父母の方がお孫さんについて困ったということで相談に来られた。ちょっと現場では珍しいパターンだということで、その他で数えてございます。  続きまして、表面下段には、新規相談者数の年齢別、男女別の円グラフを記載してございます。傾向としましては、年齢別では、20代の方が60%を占めまして、また、10代後半の方も25%、7名ございました。また、男女別のほうで見ますと、男性が約60%、女性のほうも40%ということで、若干男性が多かったという結果になりましたけれども、男女問わず御利用いただけるかと受け止めてございます。  なお、資料には記載が間に合わなかったのですが、1月以降の速報的な利用状況としましては、1月5日から23日までのところで、新規の相談者としまして男性4名、女性2名、6名が相談に来られていらっしゃいます。  資料裏面をお願いいたします。ここからは実際の相談内容の傾向などについて御説明いたします。  まず、左上の相談者の円グラフについてです。新規相談者の28名の方に対しまして、2ヵ月間で延べ41回の相談対応を行っております。そのうちの63%が若者本人との相談対応という形になりまして、残りの37%が御家族との相談対応ということになっております。  なお、御家族との相談対応の際には、若者御本人も同席された回というのが5回程度あったということなんですけれども、そのときの状況で実際に滞在されていた時間ですとか話ができた内容にはかなりの開きがありまして、一律に数えることが厳しかったので、集計上はこのような形で、主に若者御本人、主に御家族という形で集計をさせていただいているところです。  続きまして、このグラフの右側、困り始めた時期のグラフを御覧ください。今回新規に相談いただいた方の感覚として、困り始めた時期を伺った結果でございます。御覧いただいたとおり、大半が1年以上既に困り出してから経過している。一番多かったのが、3年以上既に困ってから経過しているということで11名の方、そう答えられておりまして、非常に多くなっております。こういった方は問題の本質の部分はこれから面談で掘り下げていくわけなんですが、これまでにいずれかの相談機関に相談したことがないですとか、どうしていいか分からない、どこに行っていいか分からないということで困っていたんですが、今回の相談センターの開設を知ってこちらに訪ねてきましたということを口をそろえておっしゃっていらっしゃるようです。  続きまして、中段の主たる相談内容のグラフを御覧ください。今申し上げました延べ41回の相談対応をさせていただいた中で、いろいろなお話を伺っております。内容は多岐にわたるんですが、あえてこういった項目の形にして、どういったテーマで相談対応したかということで集計を取ったものです。やはり一番多かったのが、最終的には自立、就労に向けてというのが27回、心理、医療面が6回、以下御覧のとおりになっております。  なお、その右側に記載してございますが、心理、医療の相談では、12月に公認心理師による専門相談を実施いたしました。こちらには3名の方が利用して、この先専門の医療機関を受診するべきか否かというところを助言を受けたりしております。この部分の数も含んでございます。  続きまして、項番(2)訪問支援(アウトリーチ)についてでございます。まず、ア、家庭訪問については2件実施しておりまして、それについては、ひきこもり状態の方へのアプローチということで始めているところです。  その下のイ、他の支援機関への訪問です。これについては、当相談センターの相談員が定期的に他の支援機関を訪問しまして、連携のための関係づくりですとか情報交換を行っていくこととしております。実際12月までの実績は7件、支援先を回って、こういったことができるだろうかということで、将来の支援に向けて情報共有をしているところです。また、実際事業者によるそういった活動以外にも、各支援機関には、私どもですとか、また事業者と協力し合いまして周知は行ってきております。この米印のところでは、連携する他の支援機関からの紹介というところで、既に支援機関関係者から御連絡をいただきまして、ひきこもり状態への若者への支援を一緒にやってほしいということで実際に動き出した事例が6件ございます。  次に参ります。(3)サードプレイスの利用状況です。サードプレイスでは、御承知のとおり、対人関係の訓練、社会体験の補完、居場所の提供といったような機能を果たすもので、新規の相談者だけではなくて、既存のサポートステーションの利用者も居場所として活用されています。  まず、アのプログラム活動では、ベルマークの仕分け作業ですとかゲーム活動など、コミュニケーションを伴うようなプログラムを16回開催いたしまして、延べで64名が参加されてございます。  また、イ、フリースペースでは、53名の利用登録がありまして、こちらは延べで267件の利用がございました。  続きまして、(4)地域活動の紹介です。コロナ禍の中で、地域に出向いての活動は実施が非常にしづらい状況にございます。ただ、そういった中ではありますけれども、12月に高尾山薬王院において、3名の若者が相談センターの相談員同伴の下に清掃活動に参加をさせていただきました。こういった活動は、引き続き状況を見ながら、協力先を探して続けていきたいと考えております。  最後に、項番3、コロナ禍における今後の対応についてです。当相談センターでは、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底しておりまして、相談対応ですとか、利用者への支援が途切れることのないよう取り組んでいるところでございます。緊急事態宣言中につきましては、原則として、対面相談を電話相談としまして、また、サードプレイスの活動は休止という形にさせていただいておりますが、利用者の方には相談員から定期的に電話連絡をさせていただきまして、状況把握をしております。また、必要に応じては、対面を含めた必要な支援を個別に行っておりまして、利用者が困ることのないように個別の対応を行っているところでございます。 27 ◎中島正寿委員長 市側の説明は終わりました。  御質問はありませんか。日下部広志委員。 28 ◎日下部広志委員 説明ありがとうございました。何点かお聞きさせていただきます。  まず、表面の左下の新規相談者数、年齢別のグラフなんですが、35から39歳が一人もいなかったという結果になっています。ここはどういった原因というか、どういった理由が考えられるかとか、そういうのが何かあれば教えていただけますか。 29 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 ただいまの御質問の中で、35歳以上の方の利用がなかったのはどうしてかということでございますけれども、まだスタートした直後でございまして、結果的に現時点での利用者の中にはこの年齢層の方がいらっしゃらなかったというところが、まずあります。ここについては、若者総合相談センターということで、この年代の方が御自身は若者に当たるのかどうかというようなところも含めて、感じ方はあると思います。実際働かなければならないというところでは、サポートステーションに先に相談が入って、その上で総合相談センターとも協力し合いながら支援というケースも考えられますので、そういった層にも手が届くように考えていきたいと思います。 30 ◎日下部広志委員 今言われたように、名称で若者というくくりには入っていないのではないかと感じられている方も確かにいらっしゃるかもしれないというふうには思います。皆さんに周知するというのはなかなか難しいというのは本当にそう思うんですが、インターネットで見た方というのがかなりいらっしゃるということで、広告ではないですけれども、その他年代の方がよく見るような、そういうところに広告というか、お知らせを出すとか、そういったこともできるのではないかと思いますので、よろしくお願いします。  あともう一点、裏面の主たる相談内容で、今回延べ41回の内容ということなんですが、これは年代別に、この年代の方はこういった相談が多いとか、そういう分布があれば教えていただけますか。 31 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 年代別の傾向ということでございますが、確かに総じて多いのは、ニート、ひきこもりというような、どうしていいかなかなか分からないというようなことが各年代であります。ただ10代の方に関しては、高校生活での出来事、うまくいかないとか、高校卒業を控えて、この先の進路をどういうふうにしていけばいいか、そういった助言を受けたいというようなものが多かったように感じております。 32 ◎日下部広志委員 確かに年齢も幅広いので、本当に様々な相談があると思うんですが、始まってまだ2ヵ月ですが、すごく大きな一歩だと思います。なので、これから8050問題とか様々ありますが、そういった中で、若者をどうサポートして、市としてこういうことをやっていますというふうなことをいかに若い方に届けていくかというのも、一つすごく大事なことだと思いますので、ぜひこういった取組を今後も進めていっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 33 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。小林秀司委員。 34 ◎小林秀司委員 御説明ありがとうございます。確認というか、教えてほしいことがあるんです。  11月4日に開設された若者総合相談センターの利用状況とあって、新規相談数とあるんですけれども、11月4日にできたんですよね。私も行ったんですけれども、不勉強でごめんなさい。サードプレイス事業というのがあって、実施16回で延べ人数が64人とか、フリースペースが53名、利用状況が267件と、これは2ヵ月間でこんなにあったということですか。 35 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 結果としましては、資料に記載のとおり利用がございました。これについては、11月4日にオープンしまして、新規で相談から始めた方は28名になります。ただ、もともと同じ建物の中に若者サポートステーションの支援を受けている方がおりまして、この方たちのかなりの数が相談センターのほうのメニューも受けてみたいですとか、フリースペースで読書をしたり、インターネットを見たり、会話をしたりということをしたいということで、開設直後から、もともとの若者サポートステーションの利用者の方も相談センターを使われているということで、このような数値になってございます。 36 ◎小林秀司委員 若者支援をする意味ではいいんですけれども、この紙にあるのが総合相談センターの利用状況というと、若者サポートステーションですか、そこのカテゴリーというか、一緒にしちゃうと、これ全部が、この2ヵ月間でここに来た28人がこういうふうにすごく上がってきたのかと、一瞬そう感じてしまったものですから、相談センターの趣旨とここが一緒なのかと感じてしまったので確認をしたかったんです。若者サポートステーションに来た人も含むとかと記載したほうがいいのかなと思うんですが、そのあたりはどのようにお思いですか。 37 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 資料が分かりづらい記載で申し訳ありません。  実際、総合相談センターの中でも、居場所提供ですとかプログラム活動は実施しております。また、これまでのサポートステーションでも、各種セミナーですとかプログラムというもの、就労準備に関するものは実施してきております。ここに記載しましたのは、あくまで総合相談センターとして実施しましたプログラム活動です。就職支援よりもさらに手前にあるようなコミュニケーション能力を培っていくですとか、とにかく家を出て外出する。そういった生活のリズムをつけるですとか、そういったことを趣旨にしたようなプログラムを総合相談センターとして独自にやっております。このプログラムのほうにもこれまでのサポートステーションの利用者が、早速私も参加してみたいということで利用されているということで、ここに示しました数字というのは、あくまで総合相談センターとしての事業の部分の利用者ということで記載させていただきました。 38 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。若林修委員。 39 ◎若林修委員 御説明ありがとうございます。  1点教えていただきたいんですが、裏面のほうのアウトリーチの連携する他の支援機関からの御紹介が6件ということで、主にひきこもり状態の方という状況だと思うんです。この6件に関して、この2ヵ月間ですぐに何か改善ということもなかなか難しいと思うんですが、実際に行われた支援というのはどのような内容だったのかお示しください。 40 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 他の支援機関から御紹介いただいた方への支援についてですけれども、個別の内容は、すみません、この場では控えさせていただきますが、10代の方、20代の方について、男性、女性もあります。長くひきこもりのような状態で、その背景には、ちょっと精神的な不調ですとか、あと家族関係のかなりなもつれ、あとは学校でのつまずき、職場でのつまずきというようなことで、いろいろな悩みの中で、家にいがちというような方で、心配された支援機関の方が若者総合相談センターも一緒にということで始め出しているところです。  まだ今の段階では、こういった方ですので、まずは相談員と御本人、また家族との関係づくり、信頼をしていただいて、胸のうちを1つずつ開けていただく、そういった現状の段階です。コロナの関係で対面相談がやりづらいんですが、定期的に電話連絡で状況を把握したりですとか、必要な助言等をさせていただいております。引き続き丁寧に支援のほうは連携しながら進めていけたらと考えております。 41 ◎若林修委員 今御説明にありますとおり、複雑な要因があってこの状態にいらっしゃると思いますので、ぜひおっしゃられているとおり、丁寧に1件1件実績を積んでいただいて、この窓口がひきこもりの相談の一番の安心して相談できるような窓口だというような実績を積み上げていただければと思います。引き続きよろしくお願いします。 42 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。安藤修三委員。 43 ◎安藤修三委員 私からは、地域活動というか、地域とのつながりという面で質問させていただきたいんです。今回、高尾山薬王院での清掃活動ということで、すばらしい取組だと思うんですけれども、3名参加ということで、ハイキングというか、そういうのも兼ねて組まれたプログラムなのか。参加人数を見る限り、ちょっと敷居が高かったのではないかという気もしているんですけれども、いかがですか。 44 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 今回の12月の高尾山での清掃活動なんですけれども、高尾山薬王院側との調整もありまして、利用者の方への周知期間が1週間程度と短かったというのが、参加人数が少なかったことの要因としては1つあります。ただ、実際に参加するにしても、相談員が同行しています。この3名に対して2人のスタッフがついていっているということがありまして、人数の規模感というのは、いきなり10人20人という形ではなかなか進めづらかったんですけれども、もう少し準備が早ければ、もう何名か参加ができたかなというふうには思っているところです。  なお、実際に参加された方によれば、久しぶりに体を動かして、確かに言われたように、山を登って掃除をして、また登山客の方からはありがとうと感謝の声をかけられ非常にうれしかった、やってよかったというような感想が出ているということでございます。 45 ◎安藤修三委員 清掃活動は地域に入っていく上ですごくいい入り口だと思っていまして、今回薬王院との調整がいろいろあったんでしょうけれども、もっと手軽にできると思うんです。京王八王子の建物が建っている地域なんかは結構ごみが落ちているじゃないですか。そういうところで定期的に、出たい人は出てねみたいな形でやっていけば、地域にも、ああいうところであそこの若者がやってくれているんだと定着をしてくると思いますし、もっとこういう活動を気軽に皆さんが若者も参加できるような形でやっていくことで、地域ともコミュニケーションが生まれて、相乗効果が生まれてくるのではないかと思うんです。そこら辺の視点もぜひ入れていただいて、いい取組だと思うので、今後進めていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 46 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 ただいま委員にお話しいただきました地域に入っていって清掃活動ですとか、地域の方との触れ合い、これは非常に重要だと考えております。まさに言われたように、身近なところから身近な地域の方との触れ合いという機会を気軽につくっていく。そういったところは、開設以来そういうふうにしていきたいという思いで進めております。ぜひそういう形が実現できるように引き続き努めてまいります。 47 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。青柳有希子委員。 48 ◎青柳有希子委員 幾つか質問させていただきます。
     困り始めた時期が3年以上前の方が多くて、そういったところ支援が入り始めたということで、非常に意義深いというふうな印象を持ちました。この相談窓口のよいところとして、皆さんが居場所をつくれるというところがあると思うんですけれども、居場所の中でお互いつながりながら、次のステップにそれぞれが進んでいくというのが魅力かなと思っていたんです。コロナ禍で今これがかなり制限されているというところで、電話連絡というふうなことが書いてあるんですけれども、例えばその居場所を全て補完できるわけではないんですけれども、Zoom会議だとか、画像を通して、電話だと相談者と受ける方のやり取りだけになってしまうということで、双方向でお互いのことを確認しながら、運動なんかもできるのかなと思うんです。そういったツールを使って、広がりというのはいかがお考えでしょうか。 49 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 オンラインでの面談についてなんですけれども、現在も総合相談センターでは、電話、対面以外に、一応オンラインによる面談ができるような用意はあります。実際、今回のコロナ状況の対応を踏まえまして、電話連絡している中で、顔が画面上見えるのでオンラインでやりましょうかという投げかけはしているところなんですけれども、実際のところ、利用者からオンラインでわざわざやらなくても今電話で話が聞けたので、ですとか、逆に本当に必要があれば、申し訳ないんですが、出向くので対面で対応してほしいというようなことになってしまいまして、今のところ、用意はしてあるものの、オンラインの面談ツールは余り活用されていないという状況でございます。 50 ◎青柳有希子委員 分かりました。オンラインをして何か話せとて言われても困るというのもあるんでしょうけれども、工夫して何か企画をするというので使っていただいたり、あと対面が必要ですという方には、それはそう対応していただければというふうに思います。  あと先ほどの大学生状況でも、今ちょっとふさぎがちになっているというような自由記述もあったりして、特に若い方がこのコロナ禍で何か責任があるような報道も少しあったりして、考えようによってはふさぎがちになってしまうというか、大学生も含めて、先が展望できないというような、大きな社会問題だったり感染症というところで、不安を抱える人が潜在的に多くなっているのかなと思うんです。こういった今の大学生の相談というところでも、前にたしか受けていただけると聞いたんですけれども、そういったところへのアプローチというのはどのようになっていますでしょうか。 51 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かにコロナ状況で、なかなか人との交流ができないというところで、広く不安に案じられた方というのは聞いております。また、学生の方の中にもそういった学生はたくさんいらっしゃるということで、先日も大学コンソーシアム八王子を通じまして、若者総合相談センターについては周知をさせていただきました。各大学でも、いろいろ学生支援についてはかなり対応されているようなんですけれども、そこでやり切れない部分などについてはこちらを紹介していただいてということで、お話は何でも受け止めますということでお話はさせていただいているところです。 52 ◎青柳有希子委員 分かりました。ぜひ連携を強めていただきたいということと、15歳を過ぎて義務教育後の方たちの窓口なわけですけれども、何らかの理由で、義務教育中もひきこもりがちだったというところで相談に来た方に対して、第五中の夜間中学を案内して、もう一回学び直しが必要だったり、本人がしたいという方についてはぜひ案内していただきたいんです。そういう教育面での次のステップというか支援、中学校だったり、あと高卒試験だとかを受験したいという方も年齢的に含まれる。夜間中学はかなり年齢層が高い方も多くいらっしゃっていますので、全ての方があり得るかと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 53 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 15歳以降の切れ目のない支援ということで、教育関係との連携は非常に重要だと考えております。現状では、中学校校長会のほうとの連携ですとか、また教育センターなどとも情報共有をしているところでございます。また高尾山学園などとも交流がございます。今言われました第五中学校夜間中学についても、今のところ実例はないんですけれども、今後連携を深めていけたらと考えております。 54 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。鈴木玲央委員。 55 ◎鈴木玲央委員 それでは、昨年11月から始まりました若者総合相談センターということで、もう28名の方が相談に来られて、また年明けも6名の方が新規ということでありますけれども、この相談者の方の居住地を少しお聞かせいただきたいんです。皆さんは市内の方という基本的なところでよろしいのでしょうか。市外の方でいらっしゃっている方はいらっしゃいますでしょうか。 56 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 現段階では、利用者の方、基本的には全員市内在住の方の御利用になってございます。 57 ◎鈴木玲央委員 恐らくこういったことに関しての相談というのは、市内に在住の方で訪問したりということもできる方たちが多いのかなと思うんですが、今回、総合相談センターということで、サポートステーションと併せてということなんですけれども、基本相談を受けて、今支援体制ができて、そこから自立まで持っていくのは一番最終的な目標だと思っていますので、しかも自立も保護者が面倒を見てできるのではなくて、自分自身が本当に生活様式を確固たるものとして、家族の心配なく自分で働いて就職して仕事を持てるというところまで、それは最終目標になると思うんです。相談が入り口になると思いますけれども、ぜひそこまで、つなげていっていただきたいと思うんです。  その中で、今支援体制をお聞きしていますと、いろいろな事業者の方とか協力してということであるんですが、1つ私は提案でもあるんですけれども、そういった相談をされる方はほぼ全員市内の方ということになりますと、恐らく地元の保育園や幼稚園、小学校、中学校、高校へ行ったり、途中ひきこもりがあったりとかといういろいろなそれまでのバッグボーンの生活があったかと思うんです。できるならば、聞き取りの中で、その方の幼少期、中学校でひきこもったとかいう話が出たとしても、いきなり幼稚園からひきこもっていたかとか、保育園からひきこもっていたかということはきっとないと思うんです。  ゼロ歳からずっといく中のどこかしら、小学校のときに傷がついて、それが中学校になったときひきこもったとか、小学校の中において何かがあったことによって、それが出てきたのが3年後4年後だったというバックボーンがきっとあると思うので、もちろん事業者の大人の支援体制は大事なんですけれども、幼少期に、市内の中において、もし通っている学校とか幼稚園、保育園が分かったら、ぜひそういったところにも、本人の了解を得ながら、家族の了解を得ながら、聞き取りをして、どこでその子が道をたがえたという言い方は悪いかもしれないです。道をそれてしまったのかというのをぜひ聞き取っていただくような体制を取っていただきたいと思うんです。今日は子ども家庭部の皆さんもいるので、学童でもいいと思うんです。学童保育所でどうだったか、そういった取組というのはこの支援体制の中においてされているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 58 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かに利用者のそれまでの生育歴といいますか、幼少期にどうだった、学童期にどうだったというようなところをヒアリングの中で1つずつ実際のところを聞き出していっているところです。その裏づけのところとしまして、実際当時のその方、その御家族を知っている方にお話が聞けるというのは、確かにそれが可能であれば大事なところだと思いますので、まずは御本人、御家族の同意の中で、関係先に御協力いただけるかというところも個別に探っていけたらと考えております。 59 ◎鈴木玲央委員 その人のライフスタイルのところで、いきなり生まれた直後からひきこもっていましたという人は絶対いないと思うんです。その生育歴の中において、どこかしらで何かあったので、御家族の同意を得る中で、もし本当に市内の学校であればそこに聞き取りに行ったりとか、学童であったり、公立だと結構先生が異動してしまうことは多いんですが、保育園、幼稚園は結構長く、10年、15年とか勤務している先生もいたりしますので、市内在住の方もいるので、そういった方の聞き取りをしながら、その人の生育歴、せっかく八王子版ネウボラということで今そういった活動もしているので、そういった聞き取り情報等も大切にしていただきたいと思います。  もう一つが、今安藤委員からも高尾山の話がありました。もちろん、そういった清掃活動とか、そういう奉仕活動というのは大切だと思うんですが、もしその中で、当時の話を聞く中で、例えばうちの地元は横山第二小学校がありますけれども、横山第二小学校の出身だったと。実は小学校の頃は結構元気で、1、2年生の頃は活発にやっていたという話を聞けたのであれば、高尾山とかもいいんですけれども、例えば学校とかに、スクールサポーターではないですけれども、お手伝いとかで行って、結構子どもたちはお兄ちゃんとかが来ると、特に一人っ子の人だと兄弟に余り触れたことないので、1年生とか2年生がお兄さんに喜んでまとわりついたりとか、そういった活動をすることによって、自分は頼られているとか、自尊心というものをしっかりと守れる。しかも、自分の母校、母園というものに行くような形をすれば、その相談を受けつつ、支援から、自分で頼られているんだな、誰かのために自分は役に立つんだなというのを自分の母校であれば入り口は低くなると思います。そういった支援活動をすることによって、自尊心を高めて自立につなげていくということが、これからの次世代の支援になるかと思うんです。そのあたりの考え方をお聞かせいただければと思います。 60 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かに若者の支援の中で、自己肯定感を培う上で、誰かに必要とされているという実感というのは大切なところになってくるかと思います。小学校などの子どもたちとの交流、いろいろと条件整備を整える必要があるかと思いますけれども、そういった機会もつくっていけるように、また今後、事業者のほうとは話をしていきたいと思っております。 61 ◎鈴木玲央委員 最後に、これは恐らく特別委員会で最終的にまとめの意見の発言のときもあるかと思いますけれども、私といたしましては、今回こういったことで調査させていただいた中で、今子ども家庭部がこういった窓口になっています。子ども家庭部であれば、保育園、幼稚園、学童といったところは協力しやすいと思いますし、それと同時に学校教育部といったところ、その人のライフスタイルのバックボーンに関わっているところに対しての横断的な取組というものを今後ぜひつくり上げていっていただけると、どうしても学校教育部と子ども家庭部というと、常任委員会でも分かれてしまっていますけれども、そこの垣根を超えて、その人のバックボーン、ライフスタイルの中で、どこでその人に問題があったか、様々な情報共有できるような体制というのをぜひつくり上げていただくことが、今回いろいろお話を聞かせていただく中で感じたところでありますので、また、それは最後のまとめのところになるかと思いますけれども、ぜひその取組を進めていただきますよう要望いたしまして、終了とさせていただきます。 62 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありますか。伊藤忠之委員。 63 ◎伊藤忠之委員 対象期間が11月4日から12月28日までということで、合計で28件の相談件数がありましたということがあったんですけれども、相談のきっかけとなったのは、一番多いのはインターネット、その次が広報はちおうじということで、広報はちおうじも意外と見てくれているんだなという感想もあるんです。インターネットを見て相談するきっかけができたというんだけれども、そのインターネットはどんな工夫をしていたのか。インターネットというのか、ホームページ上でどんな工夫をして、この10件を捉えたかということを知りたいんです。 64 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 相談センターのホームページの中では、どういったことについて相談ができるのかというような内容を記載しております。その中で、こんなことでも話しにいっていいんだなというようなところを感じていただいて、であれば、相談に行ってもいいんだなということで申し込まれたというような方が多かったと聞いています。また、相談予約がしやすいように、ウェブ上での相談、LINEを使っての相談ができるような形での工夫もしてございます。 65 ◎伊藤忠之委員 要は、相談センターというものを知っていないとそこに行けないという状況と見ていいのか。 66 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かにこちらのセンターを使われるような方の傾向としまして、かなり周りの方に気を使い過ぎてしまう。こういう状況で私は使っていいんでしょうかというようなことを過度に心配されているような方も多いと聞いています。そういう意味で、あなたが使って大丈夫なんですというようなことを発信して、それを知っていただくというのが一つ利用のきっかけにはなっていると受け止めています。 67 ◎伊藤忠之委員 何が言いたいのかというと、主たる相談内容というのが、一番高いのが自立と就労だったりとか、学校だったり、いろいろあるんだけれども、こういうところがありますというところにリンクをして、例えば職安のホームページとかに、就職で困っていたらそこに行ってまた相談できますよと、職安へ行けば相談はできるんだけれども、そういったところとか、また精神を病んじゃっている人がいるならば、八王子市のそういう課があるじゃないですか。そういう課のところにもリンクを張ってやれば、相談件数が多いのがいいのか悪いのか僕には分かりませんけれども、ただそこで知ってもらって入るきっかけにもなると思うので、そういったやり方もありなのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 68 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かにおっしゃられましたとおり、いろいろな情報が見にいけるということは重要だと思っております。関係機関との調整をしまして、ホームページ上のリンクなどについても広げていけるように考えていきたいと思っています。 69 ◎中島正寿委員長 ほかに御質問はありませんか。荻田米蔵委員。 70 ◎荻田米蔵委員 私も1点、こういう若者を支援していただいているということで、専門の福生市のほうにあるNPOに委託をして、委託期間もあると思います。我々も少しそういうこともしっかり知識を吸収しなきゃいけないと思うんですけれども、よくやっている、そうでもないとか、そういう最終的にモニタリングの話になってくると思うんです。その辺の基準のつくり方というのはどういうふうに考えていますか。 71 ◎小俣子ども・若者支援担当課長 確かに受託者の評価というところですけれども、まずは実務的なところをきちっとやっていただけるというようなところはあるかと思います。加えて対人援助ですので、実際利用者が相談対応を受けた結果どのように感じられたのかというようなところを今後アンケートなどで声を拾っていきまして、そのあたりも含めてトータルで事業者の評価というのを考えていけたらと考えております。 72 ◎荻田米蔵委員 私は、最近8050問題で、議会の図書室から本を借りてしっかり読んでみたんですけれども、黒川祥子さんという方の本なんです。7つの事例があって、いろいろなNPOを含めて支援機関のありさまを書いている。その7つの家族のストーリーなんですけれども、ようやく週2回のバイトを始めたとか、自立とか就労といっても、なかなかそこまでいかないというのは、親は働いて1人でと思うかもしれないし、周りもそうだし、行政がやっているんだから、働いて税金を払うようになれば最高だという感じなんですけれども、どうもそこまでなかなかいかない。  では、受託した人たちは自分でこれだけやっていますということをどう表現するかというと、このように新規に相談者は何名来ましたとか、こういうふうなサードプレイスの利用者はこうですと言うんです。そこは少ないとか多い、2年かけたら倍になりましたみたいな、なかなかそういかないような感じがいたしました。でも、一生懸命やってというような物語でございましたけれども、テレビドラマよりもすさまじいというか、本当に誇張なく書いている分、すさまじい、今まで見えなかったところを私は感じたんです。その辺のモニタリングの在り方も、ぜひこういうことを補足させていただいて研究していただければと思います。どちらかというと、評価というか、なかなか難しいところだと思いますので、そのあたりは育てていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。 73 ◎中島正寿委員長 ほかに御発言がなければ、進行します。  次に、委員間での協議を行いますので、市側の方は退席願います。  暫時休憩します。                                     〔午前11時16分休憩〕   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                     〔午前11時17分再開〕 74 ◎中島正寿委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、委員会の調査研究に基づく各委員の意見についてであります。  本委員会の調査研究については、来る令和3年第2回定例会において報告を行うことになります。本日は最後の委員会となりますので、まず、今期の委員会のテーマでありますこれからの若者支援の取組について、2年間の活動経過を振り返り、委員の皆様からの忌憚のない御意見などをいただき、委員会の調査報告に反映していきたいと考えております。  今事務局のほうから、机上に以前皆様からいただいた視察報告のペーパーなどもお渡しさせていただきました。このようなものも御覧になりながら、御発言をいただけたらと思います。  それでは、期数年齢の順で指名させていただきますが、よろしくお願いいたします。初めに日下部広志委員からお願いできないでしょうか。 75 ◎日下部広志委員 2年間やらせていただきまして、一番よかったなと思うのは、学生の方と一緒に対話ができたというのが一番よかったと感じました。次世代支援・高齢社会対策というところで、テーマがすごく大きいなという最初の印象だったんですが、まず次世代支援というところで、若い方に市政に興味を持ってもらうというのが一番必要だなというふうに感じます。興味を持ってもらうためには、お互い顔が見えないと、先ほどもありましたが、いろいろな施策とかを打っても、なかなか伝わっていないとか、知らないとか、そういうのが現実にあるというところ、改善する一つの方法としても、興味を持ってもらうというのがすごく大事だなと感じました。  なので、ぜひ今後もこういった学生というか、若い方との接点というのは定期的に持っていければと感じます。特に若い方というのは、柔軟な頭もあるし、あと、今コロナ禍でなかなか会えない状況ですが、デジタルというのも駆使して、様々手段はあると思いますので、そういった新しい試みもこの特別委員会では柔軟に対応できると思いますので、そういったところはすごくよかったと、ぜひここは続けていっていただきたいと思います。 76 ◎中島正寿委員長 続きまして、小林秀司委員、いかがでしょう。 77 ◎小林秀司委員 2年間ありがとうございました。次世代支援ということで学生にフォーカスしたわけですが、ただ、コロナ禍となって、本当に支援というか、本格的な支援をすることになるとは、まさかゆめゆめ私も思わなかったんです。若者を支援して若者が育っていき国を支えていただければ、高齢化社会の対策にも、ひいてはつながるのかなと強く感じたところでございます。  学園都市を標榜する本市八王子市ではございますが、学生を市民と見るというよりも、学校に通うために八王子市を暫定的に使っているようなイメージというのが正直ございました。海外のボストンやロサンゼルスのように、本当にまちと学生が一体となっているような、研究するような、産学連携と言葉はたくさんありますが、つくば市とか、そういった先進事例もありますし、ひいては八王子市が学生のまちから、そのまま産業、オークランドやああいった西海岸のIT企業がどんどんできるようなまちになって、高齢化社会も対応できる独自の独立した都市になるように頑張っていただきたい。 78 ◎中島正寿委員長 では、若林修委員。 79 ◎若林修委員 2年間ありがとうございました。特に先ほどもお話がありましたように、学生とか若者に対してのいろいろな情報の交換とか、そういった場を持たせていただいたことが非常に有意義だったなと感じています。次世代という部分で言いますと、若者プラスもっと下の層というのもあると思いますし、課題は非常にたくさんあるなと感じております。そういった面一つ一つ焦点を絞りながら、こういった委員会でかなり細かく調査できるというのは非常に有意義だなと感じておりますし、このような委員会に参加させていただいて本当によかったなというふうに感じております。これを日頃の活動に今後も生かしていきたいと思います。ありがとうございます。 80 ◎中島正寿委員長 岸田功典委員。 81 ◎岸田功典委員 皆さん、2年間ありがとうございました。  まず、次世代支援か高齢社会対策かという2つの大きなテーマ、皆さんから御意見をいただきまして、次世代支援のほうに今回はテーマを絞らせていただいて、まさかこういうコロナという状況になるとは、初め私も思わなかったんですが、こういった今のコロナ禍の御時世の今の若者をどうやって支援していくかという本当に特殊な事例ではあったと思うんです。今までなかったことですので、そういった中で、委員長の機転で、視察とかはなかなか行けなかったんですが、調布市にお伺いさせていただいたり、また、若者総合相談センターがちょうどでき上がるということ、あと、市側が学生たちアンケートを取ってくれたというのは本当に大きくて、約1,000人のアンケートはなかなかできないということだったんですけれども、本当に生の声が聞けて、また直接お会いもさせていただいて、大きないろいろなテーマができ上がってきたと思います。  今回のいろいろな御意見を集約させていただいて、まだ若者総合相談センターも立ち上がったばかりですので、これから、またこの委員会での意見をまとめて、また、そこの運営に生かしていただけたらと思います。今回のこの特別委員会は、私のとてもいい経験にもなりましたし、今後の若者支援に対しても大いに生かせると思いますので、引き続きまた皆さんと一緒に力を合わせていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 82 ◎中島正寿委員長 安藤修三委員、よろしいですか。 83 ◎安藤修三委員 2年間ありがとうございました。  先ほど来委員の皆さんがおっしゃっているとおり、学生との交流ですとか、そういった視察も、正副委員長を中心にセットしていただいて、本当に感謝しております。生の声を聞けて、私も勉強になりました。議論を通じて思ったのは、若者というくくりなんですけれども、社会的にいろいろ問題を抱えている世代ということで言われているんですが、そこをどう捉えるか。先ほども議論がありましたけれども、こちらが政策をやっても情報がなかなか届かないとか、そういう捉え方、捕まえ方というか、そういうのが今後もっといろいろ市役所も工夫をしてやっていかないといけないのかなと。SNSを活用したりですとか、今もやっていると思いますが、より一層工夫が必要だなと思いました。若者たちは、こういった市議会とかで、当事者のために頭をひねって真剣に議論しているということさえ、多分知らないと思うんです。そういったことを若者の皆さんとよりもっとつながれるような環境をつくって、活動を効果的に生かせていけるようになったらいいなと感じました。本当に勉強になりました。ありがとうございました。 84 ◎中島正寿委員長 続きまして、青柳有希子委員、よろしいですか。 85 ◎青柳有希子委員 2年間ありがとうございました。  私は、次世代支援高齢社会対策特別委員会は2回目なんですけれども、前回が子どもに特化していたものですから、当初は子どもの支援も必要かなと言ったんです。ちょうど皆さんが言うように、大学生のお話を直近で聞けて、その直後にコロナ禍になって、どうなっているんだろうというところにつながっていったなと感じているんです。アンケート調査も行われて、若者総合相談センターも開設ということになってきた。  大学生の声の中で、支援があったら使いたいみたいなお話が幾つか出ていたと思うんですけれども、例えばボランティアに対して支援してほしいだとか、そういったお話とかもあったので、そういう対応などや、あと調布市の視察先では、大学生が無料塾の先生になっているというところがあって、今コロナ禍で対面でできているかは知らないんですけれども、若者総合相談センターでやるか分からないんですが、市のどこかの機関でそういった大学生へのアルバイトのあっせんだとかのシステムをつくってもらいたいという要望と、あと全体的に、コロナ禍に対応した支援の継続というのを今後市に求めていけたらいいなと思います。  この2年間で激動の若者もすごい状況下に置かれて、この特別委員会もそこに機に照らした形で市にも提言していけたらなと思います。 86 ◎中島正寿委員長 それでは、鈴木玲央委員。 87 ◎鈴木玲央委員 中島委員長、岸田副委員長、お疲れさまでございました。  これから取りまとめをされての報告になるかと思うんですけれども、今回の委員会の調査研究に基づくことに関しましては、次世代支援ということを考えた場合に、学生と若者、これが2つの基本になるかなと感じています。学生に関しましては、先日、中島委員長のお取り計らいの下で、いろいろ学生と直接対話させていただく機会をいただきましたし、今日も資料等を見ていた中において1つ感じたのは、やはり市内に残らない人が多いのかなと。市外から来ていて、結果的に就職を含めて市外に戻られる、田舎に帰られる、そういった方も多いのか。今回のアンケートでも、約70%の方が市外の居住ということを考えますと、もちろん生活困窮とか、今この場で困っていることを助けることは重要だと思うんですが、将来的に考えた場合に、八王子市の人口としては定着する可能性が低いというところが問題かなと考えます。  ということは、今度次世代支援として考えた場合、支援していくならば、八王子市に居住していただいた上で支援体制を構築できるようにしていかないと、今この場はいいけれども、将来的には支援が途切れてしまうと思いますので、そういった意味では、今後の研究課題としては、まず市内に就職していただけるような産業振興部との連携、さらに学生時代に支援したことを継続的に、今度は新入社員となって働き始めたときに行政として支援できる体制、今度は子育て、結婚して家庭を持って子どもを産み育てるときになった場合の支援ということで、次世代のせっかく八王子市を学校で選んでいただいた方たちをしっかりと支援することによって、学生から社会人、家族を持っての家庭というようなところへの切れ目ない支援体制を構築できるような施策をつくり出すことが重要かと。  今の状況だと、学生八王子市は学校のために来ているだけみたいなイメージを持たれているのかなと思っています。それを払拭するような次世代の人を今子どもたちはネウボラがありますけれども、それを一歩上の今度は学生で来た人たちが、八王子市はやはりいいまちだな、住みたいな、働きたいなというような継続的な次世代への支援対策というものをつくり上げることが必要かなというのは感じました。  それともう一つ、若者のことに関しましては、先ほど議論の中でもお話しさせていただきましたけれども、支援から自立に持っていくことが大変重要だと思います。荻田委員が言ったとおり、自立に持っていくのは本当に難しいことで、それができるというのは可能性としては厳しいかもしれないけれども、でも、そこを目標にしていくことが大事なので、その中で、子どもたち、支援を受ける人たちのバックボーン、ライフスタイルというものをしっかりと、子ども家庭部だけではなくて学校教育部や、先ほどの話ではちょっと思いつかなかったんですけれども、町会とか子ども会もありなのかなと。  その人が住んでいる地域、昔は子ども会に参加していたとか、近所のおじちゃんや、あの子は昔こうだったけれども、最近見なくなったなという話から、では、どんな子でしたかというのを今度は支援の一つの情報ツールとしてやるような、子ども家庭部と学校教育部、さらに町会活動、市民活動というような、そういった情報の横の連携をすることによって、サポートステーションや総合相談センターだけに頼ることではない、よりその人の生育歴を取った上での支援体制というのを構築できれば、より自立というものにつなげることができるかなと思っております。今回そういった調査をさせていただいた中では、調布市でも、たしか行政の壁によって、参加があるけれども、予算がという話をされていたと思うので、それを払拭するようなその人の生育歴というのをしっかりと情報を取得した支援体制ができる組織づくりができれば、八王子市としての役割をより高められるかなというのは感じました。 88 ◎中島正寿委員長 それでは、伊藤忠之委員。 89 ◎伊藤忠之委員 2年間正副委員長にはお世話になりました。正確に言うと、私は2年間いないけれども、今日の議論というか、タイトルというか、議題なんかを見ていると、僕なんかの時代は、男なんだからどうの、女なんだからどうのという議論で、結構歯を食いしばって我慢してやらされていたというか、今の子たちなんかを見ると、やはりどうなのかなという感覚で見ていたんです。今日見ていると、これまでのことを感じると、時代の変化によっていろいろな悩みができて、手を差し伸べる機関も必要だなと感じて大変勉強になりました。今後もこういった機会があれば、今度は次世代支援高齢社会対策特別委員会という名前ではなくて、次世代支援次世代支援で行っていただいたり、高齢者のほうは高齢者のほうで考えていく形もありなのかなと感じました。 90 ◎中島正寿委員長 では、荻田米蔵委員。 91 ◎荻田米蔵委員 委員長、副委員長、お疲れさまでした。  委員会のテーマを次世代支援に集中させたというのは、それは大変よかったと思いました。大学生との懇談も今までなかったことなので、あそこに出てきている学生も、元気な学生だと思うんですけれども、もっと支援が必要だなと思いました。中央大の女の子が言いましたよね。せめてボランティアの足代ぐらい出してと、そういうことが、また、こういう同世代でひきこもりになっている人に一番手を差し伸べやすいのは元気な若い人ではないかなとも思ったり、いろいろ考えさせていただきました。  それで、こういうことは、コロナになると、引き続きなると思うんですけれども、やはり衰退するというか、後回しにされるということがあるので、そういう意味では委員会が100%その力を発揮したわけでもないんだけれども、若者ということでは今度新しく組織改正があります。児童青少年課が若者というのを入れて、だから、そういうふうに行政もなってきているんだというのがあります。  最後に、仙台市の例を1つだけ、直接は関係ないんだけれども、仙台市は、東日本大震災、10年目です。いち早く3.11の追悼式典はやりますと宣言したんです。1年前、コロナが2月ぐらい、自分たちの近くに襲ってきているというときに、中止に追い込まれたんです。仙台市は、あそこは東日本大震災の中心的な被害もあったところですので、そこが去年は中止に追い込まれたんだけれども、やりますということで、そして、様々工夫をして、市外の遺族の方も招待してやらさせていただく。パブリックビューイングみたいなものも使ってやる。だから、コロナで何となくこれは無理なのではないかというのではなくて、弾をよけながら、何とか1つ旗を立てていくというか、そういうのが生涯学習とか、こういうこととか、なかなか目に見えづらいような支援には必要かなというのが1つ。  それと最後なんですけれども、仙台市はオンライン委員会を今度つくるんです。それは大会派の自民党がいろいろなところに呼びかけて、ほぼ全部が同意して、今度条例改正をする。本会議は総務省の見解で、ちゃんと対面でなければ駄目だけれど、総務省はそれをOKしている。私たちは忘れているけれども、忘れていない方もいらっしゃるけれども、あそこはひどい災害があったところです。最悪の災害があって、しかも、今最悪の感染症が来ているところ、そういうぎりぎりのところで何か議決をしなければいけないというときに、大会派とか、どこでもいいんですけれども、音頭を取って、震災を忘れない意味でも、そういうことを提案して、通常はもちろん対面です。できるだけ対面なんだけれども、最悪の事態はこういうふうにできるみたいな、そういう備え、委員会もそうだけれども、こういう支援事業についても、災害と感染症という最悪の事態でも、何とか弾をよけながら前へ進めるみたいな体制は、ちょうど10年だからやっておいたほうがいいのではないかという気がしました。いろいろ考えさせていただける委員会だったので、大変勉強になりました。ありがとうございます。 92 ◎中島正寿委員長 皆様の御意見をいただく中で、冒頭、皆さんそれぞれより、執行させていただきました委員長、副委員長に激励の言葉をいただきましたこと、ありがとうございます。感謝いたします。私どもこそ本当に支えられて、ここまで来られることができたと思います。  皆様に今多彩な様々貴重な御意見を賜りました。いただいた意見の中で、おおむね間違いなく共通していただいた内容、項目としましては、引き続き生の学生との意見交換、今後もしっかりとSNS等のツールも含めて続けていく重要性ということは、これは共通してあったのかなと思いますので、この点につきましては全員の賛同が得られたということでいかがでしょうか。その上で、委員会の意見として報告もしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◎中島正寿委員長 ありがとうございます。  それでは、報告時の文言につきましては、正副委員長で調整し、後日、各委員に改めて御確認をいただきたいと思っております。また、貴重な御意見様々ございました。御発言いただきました意見につきましても、各委員の意見としてきちんと報告もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、委員会の調査報告についてであります。  先ほど委員の皆様から、今期のテーマについての御意見をいただきましたが、報告の取りまとめに当たり、最後にその他の付議事項や委員会の運営方法などについて、特に指摘する点、市側への要望、意見等がありましたら、ここで御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◎中島正寿委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  それでは、本委員会の調査報告については、先ほどのテーマに関する御意見と活動経過の概要をもって報告することとし、正副委員長において取りまとめたいと思いますが、御一任願えますか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◎中島正寿委員長 御異議なしと認め、そのように御了承願います。  以上で、本日の案件は終了しました。  進行します。  最後に、委員長として一言ご挨拶をさせていただきたいと思います。  皆様、お疲れさまでございます。本委員会がテーマとしましたこれからの若者支援ということにつきましては、話題としては上がるんですけれども、今回の当委員会のように、真正面でテーマとして掲げて研究をさせてもらったということは余りなかったのではないかと思うところでございます。そういう意味では、コロナ禍の中ではございましたけれども、ファーストステップを踏むことができたものと思います。ありがとうございます。これからの若者支援の取組のスタートとして、議会、また議員活動で展開をさせていただけたらというふうに思う次第でございます。  そして、委員の皆様、大変に御協力をいただきましてありがとうございました。退席されましたけれども、木内副市長をはじめ部課長の皆さんにも大変真摯な御対応をいただき、貴重な調査報告もできそうでございます。ありがとうございます。  一言感謝を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。皆さん、本当にありがとうございました。  次に、副委員長から御挨拶をお願いします。 96 ◎岸田功典副委員長 皆様、2年間本当にありがとうございました。副委員長という大任をいただきまして、本当に頼りない副委員長で、委員長をはじめ委員の皆様に御迷惑ばかりおかけしましたが、皆様にお支えいただきまして本日を迎えることができましたこと、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。  先ほども申し上げましたが、今回のこの特別委員会で取り上げた次世代支援というテーマは、これからの八王子市にとっては本当になくてはならないものでありますし、先ほど鈴木玲央委員からも話がありましたけれども、学生たち八王子市に定着していただくためには、やはり大学と、そして八王子市の企業とがしっかりとした連携体制をつくること、そのためにも、また若者総合相談センターという新しくできたものが後押しする形になれば、またいいまちづくりにつながるのではないのか。そして、八王子市に初めて来たけれども、このまちはいいな、これからも住み続けたいなと思っていただける人が一人でも増えればいいなと思います。  これからのまたさらなる新しい取組はいろいろあると思いますけれども、今回のこの特別委員会で皆様と議論し合ったことがこれから役に立つことをまた願っております。本当に皆様ありがとうございました。 97 ◎中島正寿委員長 以上をもちまして、次世代支援高齢社会対策特別委員会を散会します。                                     〔午前11時47分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...