それでは、当分科会に付託されました議案所管分を一括議題とします。
市側の説明を願います。
4 ◎
小柳都市戦略部長 それでは、都市戦略部の主な事業について御説明をいたします。
お手元の主要な施策の成果・事務報告書をお願いいたします。ページは108ページでございます。1、秘書業務等でございますけれども、理事者の執務及び対外的な交際が円滑に行われるようスケジュール調整など秘書業務に努めました。
その下、2、姉妹都市交流でございます。こちらは、国内の4姉妹都市と各種交流事業を行い、友好親善をより一層深めたところでございます。
続きまして、118ページをお願いします。上段1、広報活動でございます。広報はちおうじを初め、映像広報やホームページ、また、市長記者会見やプレスリリースなどのパブリシティ等々、多様な媒体を活用した情報発信を行いまして、積極的に市政情報を提供いたしました。また、コミュニティFMの
株式会社八王子エフエムにラジオ番組の制作と放送業務を委託しまして、新たにラジオを通じた市政情報の発信を始めました。
続きまして、126ページです。上段、政策立案機能の充実の(2)都市戦略経費でございます。八王子市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略について、平成27年の国勢調査の結果及び基本計画の見直しを踏まえまして、改定を行うとともに、各種施策の評価を実施いたしました。
続きまして、右のページです。127ページをお願いします。3、自治推進でございます。中核市市長会を通じまして、国や関係機関に対し政策提言を行いました。また、地方分権改革に関する提案といたしまして、マイナポータルにおけるお知らせ通知の範囲拡大について国へ提案を行いまして、閣議決定により国の対応方針に盛り込まれたところです。
次に、その下、4、都市の魅力の創造・発信でございます。本市の魅力を内外に発信する
シティプロモーションを推進するため、本市ならではの魅力や目指すまちの姿を示す
ブランドメッセージ「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」を決定し、ロゴマークとあわせて公表するとともに、周知啓発に努めました。
続きまして、1枚めくりまして128ページでございます。上段5、ふるさと納税でございます。本市の効果的な魅力発信につなげるため、
ふるさと納税返礼品のリニューアルを行いました。本市の伝統工芸品などのお届け返礼品の充実のほか、自然や伝統文化を体験できます体験型返礼品、障害者の就労を応援する応援型寄附などさまざまなメニューを用意するとともに、本市の魅力と返礼品を紹介する
リーフレットふるさと納税「八王子じまん」を作成し、本市の効果的なプロモーションにつなげたところでございます。
なお、これに伴います歳入でございます。ページを戻りまして、67ページをお開き願います。中段の17款寄附金のうち、
ふるさと納税八王子応援寄附金として1,923万円となっております。
5 ◎松岡オリンピック・
パラリンピック推進室長 続きまして、オリンピック・
パラリンピック推進室所管分につきまして御説明をいたします。
主要な施策の成果・事務報告書の128、129ページをごらんください。128ページ下段の7、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組推進でございます。東京2020大会に向けた機運醸成を図るため、オリンピック・
パラリンピック競技の体験イベントやパネル展を開催するとともに、
八王子レガシープランの重点項目であります障害者スポーツの普及啓発に向け、
車椅子バスケットボールの体験を交えたパラアスリートによるトークイベントを実施いたしました。また、オリンピック開催による効果を本市に呼び込み、今後のまちづくりにつなげていくため、海外選手団の事前キャンプ誘致に取り組み、アメリカ合衆国の
スポーツクライミングチームと
事前キャンプ等実施に関する覚書を締結いたしました。そのほか、平成29年度に引き続き、本市での開催となったボルダリングワールドカップにつきまして、その開催を支援いたしました。これらの事業につきましては、東京都の2020オリンピック・パラリンピック区
市町村支援事業補助金443万円を充当し、実施をしております。
6 ◎
植原総合経営部長 それでは、総合経営部の所管分について御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書の118ページ、119ページをお開き願います。118ページ下段の2、広聴活動ですが、市長とパネリストがテーマについて意見を交換する市民フォーラム・未来を語るにおきまして、
ブランドメッセージの発表とその活用方法についてワークショップを3月3日に
学園都市センターで実施いたしました。
続きまして、126ページ、127ページをお開きください。下段の2、市民参加の推進になります。附属機関等の委員及び参加者の公募に当たり、より多様な市民の声を反映するため、第2期として無作為抽出方式による市民委員等の公募を実施いたしました。
続きまして、1枚めくっていただきまして128ページになります。中段の6、総合教育会議の運営ですが、市長と教育委員会で構成する総合教育会議を3回開催いたしました。小中学校における東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会を契機とした豊かな国際感覚を身につけるための取り組みや、家庭教育支援はちおうじの「いえいく」などについて、公開の場で意見交換や議論を行い、市長と教育委員会との連携強化を図ったところです。
7 ◎
瀬尾行財政改革部長 引き続きまして、行財政改革部の事業について御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書130ページ、131ページをお開き願います。適正な定員管理でございます。水路維持業務の集約化や学校給食調理業務などの合理化、効率化により職員を減員した一方、東京2020大会開催に向け体制を強化したほか、受動喫煙対策などに必要な職員を配置いたしました。
続きまして、2、行財政改革の推進でございます。第8次行財政改革の最終年度として、目的達成に向けた取り組みを進めたほか、次期行財政改革に向けて、
行財政改革推進審議会からの答申を踏まえ、第9次行財政改革大綱の策定に取り組みました。
次に3、行政評価制度の推進でございます。効果・効率的な行財政運営の実現に向け、前年度に実施した事業を対象に、財務諸表の活用による年度間のコスト比較、分析を踏まえた事務事業評価や業務改善に向けた業務量調査等を実施いたしました。
続きまして、132ページをごらんください。1、ICT活用でございます。安全で効果的な情報化施策を推進するため、情報システムの専門家でありますCIO補佐官の知識と経験を活用したほか、
行政専用ネットワークであるLGWANについて、第四次LGWANへの移行に伴い、接続環境の整備を行いました。
次に2、
情報基盤ネットワークシステムの運営でございます。
行政情報システムやインターネットを利用するための
ネットワーク設備の管理運営を行ったほか、
財務会計システムサーバのOS更新を行ったものであります。
次に、133ページをごらんください。3、
住民情報ネットワークシステムの運営でございます。マイナンバーカードなどに旧姓を併記するための対応として、歳出と同額の国補助金を活用し、
住民記録システム改修作業を行ったほか、
統合滞納整理システムなどを
外部データセンターに移行したものであります。
8 ◎
小峰市民活動推進部長 引き続きまして、市民活動推進部の事業について御説明いたします。
138ページをお開きください。2、町会・自治会活動支援でございます。町会・自治会の活動支援を通じて地域のつながりを強化するとともに、誰もが安心して生き生きと暮らすことができる地域社会を実現するため、新たに八王子市町会・自治会の活動活性化の推進に関する条例を制定いたしました。
次に、140ページをお開きください。男女共同参画の推進でございます。男女が共に生きる
まち八王子プラン(第3次)に基づき、男女共同参画に関する講座の開催や女性のための相談、DV被害者への支援などを行いました。平成30年度は、策定後5年目を迎えた同プランについて中間見直しを行い、社会情勢の変化や29年度に実施した市民意識・実態調査の結果を踏まえ、改定を行いました。
次に、149ページをお開きください。1、多文化共生の推進でございます。平成30年3月に改定した多
文化共生推進プランに基づき、八王子国際協会との協働で多言語による生活情報の提供や国際交流事業を実施するなど、外国人市民も安心して暮らすことができる多文化共生のまちづくりを推進いたしました。
次に、150ページをお開きください。3、海外都市との交流でございます。中国・泰安市、台湾・高雄市、韓国・始興市との交流に加え、平成29年度に友好交流協定を締結したドイツ・ヴリーツェン市に本市の高校生、大学生を派遣し、ホームステイを通じた交流を行いました。
次に、151ページをお開きください。4、学園都市づくりでございます。
大学コンソーシアム八王子と連携し、学園都市づくりに取り組むとともに、
学園都市センターについて、指定管理者による効率的な管理運営を行いました。また、
大学コンソーシアム八王子設立10周年を記念した事業を
大学コンソーシアム八王子と協力して実施いたしました。
次に、153ページをお開きください。6、文化芸術の振興でございます。文化3館及び夢美術館について、指定管理者による管理を行うとともに、利用者の安全を確保するため、芸術文化会館大ホールと
南大沢文化会館主ホールの舞台設備の更新工事を行いました。また、芸術文化会館の大規模改修に向け、芸術文化会館大
規模改修基本構想を策定いたしました。
最後に、155ページをお開きください。7、文化芸術活動の推進でございます。市民がすぐれた文化芸術に触れる機会を提供するとともに、文化芸術活動への参加を支援いたしました。また、本市の伝統文化の魅力を市内外に発信するため、
多摩伝統文化フェスティバルを東京2020
公認文化オリンピアードの認証を受けて実施いたしました。
9 ◎平本総務部長 続きまして、総務部所管分について御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書の108ページ、109ページをお開きください。108ページ下段の3、平和推進についてでございます。昭和59年から実施しております平和展では、写真パネルや小中学生による平和をイメージした絵の展示に加えまして、語り部の証言を映像化するなど、戦争の悲惨さと平和のとうとさについて啓発を行いました。
続きまして、113ページから114ページの1、人事管理でございます。平成30年度は、職員採用試験の実施に当たり、市内の大学が開催する就職説明会等へ参加し、本市のまちの魅力や市の職員の仕事の内容ややりがいについて広くPRを行い、57名の職員を採用いたしました。
次に、114ページの2、職員研修でございます。研修基本方針に基づき、多様な研修を実施し、平成30年度は自主参加研修を充実させるとともに、管理職や臨時職員を対象として、危機管理や危機対応研修を実施し、職員の危機管理能力の向上を図ったところでございます。
次に、116ページの5、安全衛生管理でございますが、職場を起因とした
メンタルヘルス不調者を発生させないことを目標に、職員のストレスチェックを実施するとともに、公用車事故ゼロを目指し、若手職員を中心に自動車教習所における運転技能研修に取り組みました。
次に、少しページが飛びまして165ページをお開きください。中段の基幹統計調査でございます。総務部が所管する事業としましては、平成30年度では、毎年度実施する学校基本調査及び工業統計調査に加え、住宅・土地統計調査を実施し、合わせて1,775万円を支出しております。これにかかわる歳入といたしましては、恐れ入りますが、前のほう、100ページをお開きください。7節の基幹統計調査費とございます。総務部所管分としましては、基幹統計調査の委託金として、細節3
建設工事統計調査を除き、1,796万円の歳入がございます。
次に、168ページの外部監査事務でございます。財務に関する合規性や適法性の観点から、弁護士である監査人により条例に基づく事務執行についての監査を実施いたしました。
最後に、給与費決算について御説明いたします。448ページからの
給与費決算明細書をお開きください。449ページ、中段の2、一般職につきましては、合計で247億1,154万円になり、前年度と比較しまして8億7,291万円の減額となっております。主な要因といたしましては、勤勉手当が支給率の引き上げにより1億803万円増額になったものの、一般職員数の減により給与が4億2,653万円、扶養手当が支給額の見直しにより3,415万円、時間外勤務手当が1億5,035万円、退職手当が定年退職者数及び支給率の減により6,808万円、それぞれ減額になったことなどによるものです。
10 ◎立花財務部長 続きまして、財務部所管分について御説明いたします。
110ページをお開きください。7、庁舎維持管理です。平成30年度は、震災時の庁舎の安全確保のため、議場つり天井を重いアルミ鋼材から軽量の膜材に取りかえる工事を行うとともに、戸吹清掃工場で発電した電力を自己消費する電力の自己託送制度を導入するなど、効果・効率的な維持管理を行いました。
次に、111ページ、8、車両管理です。公用車の事故対策といたしまして、事故防止安全装置のコーナーセンサーの取りつけを行うとともに、
東京都市町村総合交付金を活用し、環境に配慮した次世代自動車である電気自動車を7台購入いたしました。
次に、121ページをお開きください。契約管理です。学識経験者を含めた
入札契約制度検討会におきまして、品質の向上と競争性確保のため、解体工事への
総合評価方式導入を検討するなど、入札契約制度の見直しを行いました。
次に、123ページ、1、財産管理です。ごみ集積所跡地の売り払い12件、165万円の売却を行いました。また、ごみ集積所の売り払いを進めるため、購入者が行わなければならなかった構造物の撤去や測量を、購入者の希望により市が行うことができるように変更いたしました。加えて、市有財産のさらなる効果・効率的な利活用を推進するため、
資産利活用推進会議を立ち上げ、
資産利活用基本方針を策定いたしました。
続きまして、124ページ、3、市施設の大規模改修です。実施状況の表に内訳を示したとおり、
石川市民センターの
屋上防水改修工事などを行っております。
次に、125ページ、6、各種基金積立金でありますが、詳細につきましては20ページ、21ページの基金状況調をごらんください。財務部所管分のうち、まず、
公共施設整備保全基金につきましては、今後の公共施設の維持更新費用に係る財源の確保と年度間の財政負担の平準化を図るため、平成30年4月1日に新たに設置いたしました。同日、廃止いたしました
公共施設整備基金の残高43億9,335万円を原資といたしまして、同じく同日付で廃止しました
職員退職手当基金の残余金や一般寄附金など17億9,640万円を積み立てたことで、基金残高は53億8,975万円となっております。また、財政調整基金及び減債基金につきましては、運用利子収入を積み立てまして、基金残高はそれぞれ104億4,059万円と374万円になっております。
戻りまして、次に131ページをお開きください。4、
公共施設マネジメントです。取り組みを広く市民の方に知っていただくため、説明会及びパネル展を開催いたしました。また、今後、地域において公共施設再編の議論を円滑に行うため、既に中学校区を基本として公共施設の再編を市民と議論している新潟市を訪問し、ワークショップなどの視察を行いました。
次に、飛んで445ページをお願いします。12款公債費です。決算額は142億7,251万円で、前年度に比べ17億77万円、13.5%の増になっております。これは、利子が前年度に比べ1億7,
438万円減の9億7,625万円になったものの、後年度の利子負担を軽減させるため19億1,684万円を繰り上げ償還したことなどにより、元金が前年度に比べ18億7,515万円増の132億9,626万円になったことによるものです。
続きまして、歳入について御説明いたします。戻っていただきまして、51ページをお願いします。まず、9
款地方特例交付金でありますが、
住宅借入金等特別税額控除による個人住民税の減収額の増により、前年度に比べ4,960万円増の4億7,388万円になりました。また、その下の10款地方交付税でありますが、前年度に比べ4億1,134万円増の46億8,837万円になっております。このうち普通交付税は
地方消費税交付金を初めとする税外収入などの基準財政需要額の減によりまして、前年度に比べ4億726万円増の43億6,807万円になっております。
次に、63ページをお開きください。15款都支出金、都補助金のうち
市町村総合交付金でありますが、東京都が交付総額を50億円増額し550億円にしたことなどによりまして、前年度に比べ6億3,653万円増の44億2,680万円になり、55事業に充当いたしました。このうち東京都が市町村と連携して取り組む政策課題への取り組みを支援するために新設されました政策連携枠につきましては1億8,695万円になり、待機児童対策や電気自動車の購入、消防団の装備充実に関する事業に充当したところでございます。
次に、67ページをお願いします。18款繰入金のうち基金繰入金です。財務部所管分のうち財政調整基金につきましては、決算収支の状況から10億円を取り崩しました。また、
公共施設整備保全基金につきましては、
富士森公園陸上競技場の改修など投資的事業に充当するため8億円を取り崩したところです。
次に、71ページをお願いします。21款市債です。市債の借入総額は121億7,970万円で、前年度に比べ18億7,650万円増になりました。これは、
戸吹清掃工場延命化対策や小中学校増改築のほか、臨時財政対策債の増などによるものです。
最後に、戻っていただきまして22、23ページをお開きください。現債額及び償還額調です。この表では市債残高を一覧でお示ししております。30年度末は、一般会計の市債残高は1,274億2,979万円です。
11 ◎宇田川税務部長 続きまして、税務部所管分について御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書157ページをお開き願います。1、納税意識の啓発でございます。中学生の税に関する理解を深めるための研究授業に加え、小学6年生を対象に税金の使われ方をテーマとした授業を市立小学校9校で実施しております。
次に、1枚おめくりいただいて158ページをごらんください。下段2、市税の賦課でございます。税制改正に対応するためのシステム改修を行うなど、適正な課税事務に努めたところでございます。
次に159ページ、3、市税の徴収でございます。29年度に設置した
コールセンター業務とあわせ、各徴収事務手続における単純定型業務の民間委託化を進めるとともに、
民間コンサルティングが持つ専門的な視点を活用し、公平で効率的な滞納整理事務のあり方について検討を進めたところであります。
次に4、納付機会の拡大でございます。本年10月から国が運用開始する
地方税共通納税システムに対応するため、必要な総合税システムの改修を行っております。
続きまして、歳入について御説明いたします。お戻りいただいて16ページ、17ページをお開き願います。8、市税徴収実績でございます。まず、表のつくりでございます。表頭左側16ページが30年度、右側17ページが29年度及び対前年度比較となっております。表側には各税目を示し、一番下が総計欄となっております。それではまず、30年度の収入額C欄の一番下にあります総計欄をごらんください。市税決算額でございまして、906億291万円となっております。29年度との比較ですが、右端、対前年度比較の収入額C-F欄の一番下の総計欄をごらんください。合計で前年度に比べ6億4,379万円の増となりました。増減の主な内容といたしましては、表の上段、個人市民税において、納税義務者数の増加や給与所得の伸びにより、現年分として5億6,240万円の増、その下、固定資産税では償却資産において設備投資が増加したことなどにより、現年度分で2億4,740万円の増となりました。一方、表の中段よりやや下、市たばこ税では、30年10月に税制改正があったものの、健康志向の高まりによる売上本数の減少により4,127万円の減となっているほか、滞納繰越分が徴収の進展により全体で2億1,696万円の減となっております。なお、収入率は全体で前年度に比べ0.6ポイント増の98.3%となりました。
次に、51ページをお開きください。2款地方譲与税から8款自動車取得税交付金までが税務部所管分となります。このうち2款地方譲与税、3款利子割交付金、8款自動車取得税交付金が交付実績により29年度に比べそれぞれ増となっているものの、4款配当割交付金及び5款株式等譲渡所得割交付金が株価の下落に伴いそれぞれ減となっているほか、6款
地方消費税交付金が交付額の算定に使われる国の精算基準が見直されたことにより17億7,049万円の減となり、交付額では102億8,366万円となっております。
12 ◎大野生活安全部長 それでは、続きまして、生活安全部所管分につきまして御説明をさせていただきます。
144ページ、145ページをお開きいただきたいと思います。1、生活安全対策でございますが、145ページ上段、青色回転灯を装着した安全パトロールカーにより市内全域の巡回パトロールを行うとともに、地域の皆様や警察と連携しながら防犯パトロールを実施し、市民生活における安全・安心の確保を図りました。同ページ中段からとなりますが、町会・自治会に対しまして地域のパトロールをより効果的に行っていただくため、パトロール用品の無償貸し付け及び地域防犯リーダー養成講習を行うとともに、補助希望のあった町会・自治会に対しまして防犯カメラの設置経費補助を行い、地域防犯をさらに推進いたしました。また、自動通話録音機の無償貸し付けを引き続き行い、市内で多発している高齢者を狙った振り込め詐欺の防止を図りました。
続きまして、少し飛びますけれども、357ページからの消防費でございます。常備消防費につきましては、東京都との協定に基づきまして所要額を負担いたしました。
次に、358ページ、下段1、消防団運営の(7)新夏制服購入費では、国の消防団員制服基準に準じた新しい夏制服を昨年に引き続き配備し、団員の士気高揚を図りました。
次に、362ページの下段、3、消防車両購入では、20年を経過した可搬ポンプ積載車を更新し、消防団の災害対応力を強化いたしました。
次に、363ページ、1、災害対策の(3)八王子市総合防災ガイドブック作成・配布委託料では、平成29年度に東京都による土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の全域指定が完了したことを受けまして、市内全戸に八王子市総合防災ガイドブックを配布し、防災の基礎知識のほか、地域の危険性及び避難先を周知したところでございます。
次に、364ページ、2、災害時連携強化の(1)総合防災訓練実施経費では、町会・自治会や警察、消防、自衛隊などの防災機関と合同で総合防災訓練を実施し、地域住民・団体の防災意識の高揚を図りました。
また、3、防災倉庫整備では、平成30年度の災害級の猛暑を踏まえまして、大型扇風機が未設置の避難所に配備するための予算化をし、41ページのとおり繰越明許費を設定し、令和元年に執行することとしたものでございます。
最後に、366ページ、5、防災行政ネットワークの整備ですが、防災行政無線のデジタル化の更新を行うとともに、地域防災無線のFAX設備を整備し、地域への情報伝達機能と避難所等防災拠点における緊急時の通信機能の強化に努めたものでございます。
13 ◎野口市民部長 続きまして、市民部所管分について御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書の134ページをお開き願います。1、事務所の管理運営ですが、市内14ヵ所の事務所において、住民登録を初めとした各種市民サービスを提供しております。
次に、147ページをお開き願います。3、消費生活対策では、消費者被害防止・予防に関する情報提供、啓発及び相談等を行っており、広報特集号の発行や、中学生向けに加えて新たに小学生向けの消費者教育副読本の作成、配付を行い、消費者教育の推進を図りました。また、計量法に基づく計量器検査を行い、安心な消費環境づくりに努めております。
次に、161ページをお開き願います。戸籍住民基本台帳では、戸籍住民基本台帳に係る届け出の受け付けや証明を発行するとともに、DV、ストーカー被害者の支援や住民居住実態調査等を実施し、住民票、戸籍の適正な管理に努めたものでございます。
最後になりますが、衛生費の261ページ、262ページをお開き願います。下段の1、斎場運営でございます。火葬の執行及び式場の貸し出しなど斎場の管理運営のほか、今後の火葬件数の増加に対応するため、平成29年度から令和2年度までの4ヵ年計画の2年目として、老朽化した火葬炉2炉の改修を行い、8炉中4炉が更新されたほか、火葬棟及び葬祭棟の和式トイレを洋式に改修し、洋式化が全て完了、利用者の利便性の向上を図ったところでございます。
14 ◎荒木選挙管理委員会事務局長 引き続きまして、選挙管理委員会事務局の主な事業につきまして御説明いたします。
主要な施策の成果・事務報告書の164ページをお開き願います。本年4月21日執行の市議会議員選挙の準備費として1,512万円を執行いたしました。
15 ◎立花財務部長 それでは、特別会計について御説明いたします。
536ページをごらんください。土地取得事業特別会計です。決算額は、前年度と比べ歳入歳出ともに221万円増の8,223万円になっております。内容につきましては、539ページの公債費をごらんください。平成30年度の土地取得事業特別会計は、公債費のみの執行となっております。
次に、553ページをお開きください。借入金管理特別会計です。まず、繰出金につきましては、各会計の市債借入額の合計で139億7,940万円になっております。一方、公債費につきましては、各会計の市債償還元金及び利子の合計で223億480万円になっています。この結果、全会計の市債残高ですが、前年度に比べ60億9,952万円減の1,920億5,177万円になりました。
最後に、556ページをごらんください。給与及び公共料金特別会計です。これは、一般会計特別会計の各費目に、個々に計上してあります常勤職員等の給与費と電気料金等の公共料金を本会計に再計上することで一括経理を行い、事務の効率化を図るもので、年度末に各会計と振替精算を行うため、歳入歳出は同額となっております。平成30年度は前年度に比べまして、給与費においては定年退職者数の減などにより1.9%減の295億4,321万円、公共料金費につきましては、電気使用料金算定における燃料費調整額単価及び再生可能エネルギー発電促進賦課金単価の増等により0.6%増の24億4,491万円になっています。
16 ◎八木下輝一委員長 市側の説明は終わりました。
次に、
一般会計等歳入歳出について質疑を行いますが、主要な施策の成果などのページ数を明示願います。
それでは、お願いします。川村委員。
17 ◎川村奈緒美委員 自民党新政会、川村奈緒美です。初めての総務企画分科会です。よろしくお願いします。
きょうの質疑ですが、まず、子どもという視点で何点かお聞きしたいと思います。
まずは、市民力・地域力を発揮できる八王子を目指していく上で、平成30年度主要な施策の成果・事務報告書の144、145ページの防犯についてお伺いいたします。
安全パトロールカーによる巡回とありますが、パトロールカーは、先ほど御説明いただきましたが、市民にとってとても身近です。本市にとっては4台のパトロールカーがあるということですが、この4台で市内をどのように分担して巡回されていますでしょうか。
18 ◎福島防犯課長 市内をどのように巡回しているかという御質疑でございます。安全パトロールカーは通常、青パトと呼ばれております。八王子市内は八王子警察署、高尾警察署、南大沢警察署の3つの警察署がありますが、その3つの警察署管内の巡回用の各1台と、八王子駅周辺の中心市街地及びその他市内の広域パトロールにも対応できる1台の合計4台により巡回を行っております。
19 ◎川村奈緒美委員 それでは、その中で日々、不審者情報などが届くと思うんですけれども、この情報と連携してのパトロールの対応はどのように行っておりますでしょうか。
20 ◎福島防犯課長 青パトは、不審者情報がある場合には、通常のコースに加えまして、その周辺の地域の巡回強化を一定期間行っております。また、例えば公園にいたずら等を行いそうな少年が──少年蝟集と言うんですけれども──たくさんいる場合ですとかは、該当地域へのパトロール強化を行い、臨機に対応しております。
21 ◎川村奈緒美委員 そうなると、警察との連携はいつもされているということでよろしいでしょうか。
22 ◎福島防犯課長 各警察署管内の巡回コースにつきましては、毎日警察署に立ち寄りまして、犯罪発生状況等を入手し、通常のコース、そして先ほど申し上げました巡回強化の区域に、毎日警察署から入手したリアルタイムの情報も加え、該当地域近くの巡回もあわせて実施しております。
23 ◎川村奈緒美委員 市としては、青パトの運行はどのような効果があると考えていらっしゃいますでしょうか。
24 ◎福島防犯課長 青パトの効果についてですが、市内の犯罪発生件数、ここでは刑法犯の認知件数なんですけれども、青パトの運行を開始した平成16年当時には1万件あったものが、平成30年には約3,800件弱まで減少しております。このことは、地域の皆様の地道な防犯パトロールによる効果ですとか、警察による積極的な取り締まり、または防犯カメラの設置の効果などもあろうかと思いますが、青パトの運行につきましては、犯罪抑止という点で多大な効果があると認識しております。
25 ◎川村奈緒美委員 ありがとうございます。これからも効果的なパトロールをよろしくお願いいたします。
同じく145ページ、キッズパトロール隊防犯教室についてお伺いいたします。
私は、このキッズパトロール隊を知らなかったので、今までの実績について教えていただけますでしょうか。
26 ◎福島防犯課長 キッズパトロールは平成24年度から実施しておりまして、子どもたちの夏休みに実施しています。当時は1年に1回だけの開催でしたけれども、好評のため、平成28年度からは2つの警察署管内で実施しまして、ちなみに令和元年度につきましては、八王子、高尾、南大沢の3警察署管内の市域全体で実施することができました。
27 ◎川村奈緒美委員 夏休みに実施ということで、とてもよい意識づけだと思います。そして、思い出にも残ると思います。一人でも多くの子どもたちに参加してほしいと思いますが、台数にも限りがあると思うんですが、今までにどのくらいの子どもたちが参加しているか教えてください。