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  1. 八王子市議会 2019-05-28
    総務企画委員会(5月28日) 本文 2019-05-28


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     〔午前10時00分開議〕 ◎八木下輝一委員長 ただいまから総務企画委員会を開会します。  本日の進行については、お手元に配付しました日程及び審査順序・方法をお目通し願います。  以上の方法により進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎八木下輝一委員長 御異議なしと認め、そのように進行します。  改選後初めての委員会ですので、一言御挨拶を申し上げます。  このたび総務企画委員長に選任をいただきました自民党新政会の八木下輝一でございます。  何分、初めてでふなれなところがあると思いますけれども、この総務企画委員会の責をしっかりと果たせるように取り組んでまいりたいと思います。部長を初め、市の皆様方、委員の皆様方の御協力をぜひお願い申し上げまして、御挨拶にかえさえていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。  次に、副委員長から御挨拶をお願いします。 3 ◎冨永純子副委員長 このたび総務企画委員長、総務企画委員会の皆様の御推挙により、副委員長に就任をさせていただきました市議会公明党の冨永純子でございます。  私のような新人がこのような重責を仰せつかり、身の引き締まる思いでございます。八木下委員長を補佐し、皆様に教えを請いながら、公平かつ円滑に委員会運営に努め、市民の皆様の負託にお応えしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願いいたします。 4 ◎八木下輝一委員長 次に、委員の紹介ですが、机上の名札にて省略させていただきます。  次に、理事者から御挨拶をお願いします。 5 ◎木内副市長 この総務企画委員会の市側の担当副市長でございます木内基容子です。どうぞよろしくお願いいたします。  この委員会は、4つの常任委員会の中でも所管の部課長の数が62名ということで最も多くなっております。市民部のように市民の生から死まであらゆる分野にわたるインターフェースとなる所管はもとより、計画、財務など政策全般を見渡す部署、また、総務など庁内全体を統括する部署など、所管事項も大変多岐にわたっております。この委員会で市民の代表として皆様方が御発言される、あるいは議論される御意見あるいは御提案を部課長ともども私もしっかりと緊張感を持って受けとめさせていただいて、説明責任を果たし、よりよい市政運営に反映させていく、そういう職責を全うすべく努力してまいりたいと思います。  この後、部課長の紹介、あるいは所管事項の説明もさせていただくことになっております。どうぞよろしくお願いいたします。 6 ◎八木下輝一委員長 次に、部課長の紹介をお願いします。 7 ◎小柳都市戦略部長 おはようございます。私、都市戦略部長の小柳悟でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、都市戦略部の課長を御紹介いたします。
     都市戦略課長の今川邦洋です。  続いて、地域づくり担当課長の武田衞です。  秘書課長の小林中です。  広報課長の中正由紀です。 8 ◎松岡オリンピックパラリンピック推進室長 オリンピック・パラリンピック推進室長の松岡秀幸でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、オリンピック・パラリンピック推進室の主幹を紹介いたします。  総務担当主幹の坂口崇文です。 9 ◎植原総合経営部長 総合経営部長の植原康浩です。どうぞよろしくお願いします。  それでは、総合経営部の課長を御紹介いたします。  経営計画第一課の真辺薫です。  経営計画第二課の上川正高です。  若者政策担当課長、兼ねて子ども家庭部子ども若者支援担当課長の中山あずさです。  広聴課長の櫻田ひかりです。 10 ◎瀬尾行財政改革部長 行財政改革部長の瀬尾和子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、行財政改革部の課長を紹介いたします。  行革推進課長の高野芳崇です。  行政管理課長の渡邊康宏です。  情報管理課長の中嶋徹です。 11 ◎小峰市民活動推進部長 市民活動推進部長の小峰修司です。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、市民活動推進部の課長を御紹介いたします。  協働推進課長の叶清です。  学園都市文化課長の山野井寛之です。  多文化共生推進課長の中野目泰明です。  男女共同参画課長の中野みどりです。 12 ◎平本総務部長 総務部長の平本博美です。よろしくお願いいたします。  それでは、総務部の課長を御紹介いたします。  総務課長の大津仁利です。  統計調査課長の久保田竜司です。  法制課長、あわせて公平委員会事務局長の松本美保子です。  職員課長の岡本洋です。  人財育成担当課長の倉田直子です。  労務課長の齋藤和仁です。  安全衛生管理課長の富山佳子です。 13 ◎立花財務部長 財務部長の立花等です。よろしくお願いいたします。  それでは、財務部の課長を紹介いたします。  財政課長の小澤寛です。  庁舎管理課長の加藤雅己です。  資産管理課長の谷靖之です。  建築課長の高田義久です。  契約課長の加藤毅です。  検査課長の平井孝明です。 14 ◎宇田川税務部長 税務部長の宇田川聰です。よろしくお願いいたします。  それでは、税務部の管理職を御紹介させていただきます。  税制課長、あわせて固定資産評価審査委員会事務局長の内田卓です。  住民税課長の小林真毅です。  資産税課長の須藤文夫です。  納税課長の櫻田俊二です。 15 ◎大野生活安全部長 生活安全部長の大野哲宏です。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、生活安全部の課長を紹介させていただきます。  防犯課長、福島義文です。  防災課長、菅野英之です。 16 ◎野口市民部長 市民部長の野口庄司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、市民部の管理職を紹介いたします。  市民生活課長の中部いずみです。  消費生活センター所長の橋本光太郎です。  市民課長の田島巨樹です。  八王子駅南口総合事務所長の平野三津雄です。  浅川地域事務所長の内野茂樹です。  由木地域事務所長の清水隆弘です。  元八王子地域事務所長の松井洋一です。  北野地域事務所長の田中勉です。  斎場事務所長の鈴木克彦です。 17 ◎小浦会計管理者 会計管理者兼会計部長の小浦晴実でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、会計部の課長を御紹介いたします。  会計審査課長の元木博でございます。 18 ◎荒木選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の荒木紀行です。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、選挙管理委員会事務局選挙課長を紹介いたします。  選挙課長の荻原博です。 19 ◎布袋監査事務局長 監査事務局長の布袋孝一です。どうぞよろしくお願いいたします。 20 ◎八木下輝一委員長 以上で紹介は終わりました。  次に、本委員会の所管事項の説明でありますが、議会事務局については省略させていただきます。  それでは、お願いします。 21 ◎小柳都市戦略部長 それでは、各所管事項の説明につきましては、配付されております常任委員会所管事項説明資料に沿って説明をいたしますので、お手元の資料をごらん願います。  私からは、都市戦略部の所管事項について御説明いたします。  5ページをお開きください。当部は、都市戦略課、秘書課、広報課の3課及び地域づくり担当の構成となっております。  都市戦略課につきましては、特命事項や政策の調査研究を初め、地方分権の推進、シティプロモーション、そして、ふるさと納税に関する事務を行っております。  地域づくり担当につきましては、公共施設の再編に関する基本的な方針の策定及び地域づくりの推進を行っております。  秘書課につきましては、理事者の秘書業務及び姉妹都市交流を行っております。  そして、広報課につきましては、広報はちおうじの発行を初め、市政情報の発信、メディア対応の総合調整を行っております。 22 ◎松岡オリンピックパラリンピック推進室長 オリンピック・パラリンピック推進室の所管事項につきまして御説明をいたします。  6ページをごらんください。オリンピック・パラリンピック推進室は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する事務のほか、国際的なスポーツ大会に関する事務を行っております。なお、令和3年3月31日までの時限組織でございます。 23 ◎植原総合経営部長 総合経営部の所管事項について説明いたします。  資料の6ページ、7ページをごらんください。当部は、経営計画第一課、第二課、広聴課の3課及び若者政策担当で構成されております。  経営計画第一課及び第二課に共通いたします業務として、重要な施策の総合調整を行っております。それに加えまして、第一課は、基本計画及び実施計画の総括及び進行管理、第二課は、市議会一般質問、請願・陳情等の総合調整を行っております。  また、若者政策担当は、子ども・若者支援施策の立案及び総合調整を行っております。  1ページおめくりいただきまして、7ページをごらんください。広聴課につきましては、市民の声を市政に反映する広聴業務及び市民参加の推進に関する業務を行っております。 24 ◎瀬尾行財政改革部長 行財政改革部の所管事項について御説明いたします。  資料7ページをごらんください。当部は、行革推進課、行政管理課、情報管理課の3課で構成されております。  行革推進課につきましては、行財政改革大綱の策定や進行管理、民間経営手法の活用など行財政改革の総合的な企画推進にかかわる事務を行っております。  次に、行政管理課につきましては、職員定数や事務効率に係る調査分析、事務事業評価など、効果・効率的な行政運営の総合的な調整に関する事務を行っております。  続きまして、情報管理課につきましては、行政情報化に関する総合調整、行政情報などのネットワークの運営、住民記録システムなどの情報システムの運営に関する事務を行っております。 25 ◎小峰市民活動推進部長 市民活動推進部の所管事項について御説明いたします。  8ページをごらんください。当部は、協働推進課、学園都市文化課、多文化共生推進課、男女共同参画課の4課体制となっており、男女共同参画課につきましては、クリエイトホール8階で執務しております。  まず、協働推進課につきましては、町会・自治会の活動支援、八王子まつりなどへの支援、市民活動団体の活動支援に関する事務のほか、市民センターなどの管理運営を行っております。  学園都文化課につきましては、学園都市づくりに関する総合調整のほか、文化芸術施策に係る企画調整や、市民会館、芸術文化会館などの文化施設の管理運営等、文化芸術振興に関する事務を学園都市文化ふれあい財団と連携して行っております。  多文化共生推進課につきましては、外国人へのコミュニケーション、生活支援や国際交流、国際理解の推進などを行っております。  9ページをごらんください。男女共同参画課につきましては、男女共同参画センターを運営し、相談事業や啓発講座の開催など、男女共同参画の推進に関する事務を行っております。また、DV被害者への支援に関する事務なども行っております。 26 ◎平本総務部長 それでは、総務部の所管事項について御説明をいたします。  9ページをごらんください。当部は、総務課、統計調査課、法制課、職員課、労務課、安全衛生管理課の6課及び人財育成担当の体制となっております。  総務課につきましては、情報公開・個人情報保護制度の推進及び総合調整などを行っております。
     統計調査課につきましては、国勢調査、経済センサス及び工業統計調査などの基幹統計に関する事務を行っております。  法制課につきましては、市議会の招集及び議案に関する事務などを行っております。  続いて10ページになりますが、職員課につきましては、職員の任免、分限、懲戒、服務、その他人事に関する事務などを行っておりますほか、人財育成担当において職員の人財育成に関する事務などを行っております。  労務課につきましては、職員の勤務時間、休日及び休暇に関する事務などを行っております。  安全衛生管理課につきましては、職員の安全と健康の確保に関する事務を行っております。  恐れ入りますが、ページが少し後になります16ページをお開き願います。中段の公平委員会事務局でございますが、総務部法制課に事務局を置いており、職員に対する不利益な処分についての審査請求に関する事務などを担当しております。 27 ◎立花財務部長 財務部の所管事項です。  10ページにお戻りください。10ページ、11ページでございます。当部は、財政課、庁舎管理課、資産管理課、建築課、契約課、検査課の6課で構成されております。  財政課につきましては、予算の調製及び執行管理、決算認定資料に関する事務を行っております。  庁舎管理課につきましては、本庁舎と公用軽自動車の管理に関する事務を行っております。  資産管理課につきましては、市有財産の取得管理及び処分と公共施設の効果・効率的な運営に関する総合調整を行っています。  建築課につきましては、市有建物の建築工事に関する設計及び管理を行っております。  契約課につきましては、契約に関する事務を行っております。  検査課につきましては、工事・物品等の契約に係る検査に関する事務を行っております。 28 ◎宇田川税務部長 それでは、税務部の所管事項について御説明いたします。  12ページをごらんください。当部は、税制課、住民税課、資産税課、納税課の4課体制となっております。  税制課につきましては、税制に関する事務及び税関係の証明書の交付に関する事務を行っております。  住民税課につきましては、個人市・都民税、法人市民税、軽自動車税及び事業所税の課税に関する事務、資産税課につきましては、土地家屋及び償却資産の評価や固定資産税、都市計画税の課税に関する事務を行っております。  納税課につきましては、国民健康保険税を除く市税の収納と滞納整理に関する事務を行っております。  続きまして、恐れ入りますが、17ページをお開きください。上段の固定資産評価審査委員会事務局になります。税制課に事務局を置いており、固定資産課税台帳に登録された価格に対する不服の審査に関する事務を行っております。 29 ◎大野生活安全部長 それでは、生活安全部の所管事項につきまして御説明をさせていただきます。  13ページをお開きいただきたいと思います。当部は、防犯課、防災課の2課体制となっております。  初めに、防犯課につきましては、防犯のためのパトロールや啓発活動などを中心とした生活安全対策を初め、空き家の適正管理などに関する事務を担当しております。  次に、防災課につきましては、震災・風水害など災害から市民を守るための災害対策に係る事務を行っております。また、消防団や自主防災組織の強化推進を図るほか、常備消防の東京都への委託に関する事務を担当しております。 30 ◎野口市民部長 それでは、市民部の所管事項について御説明いたします。  同じく13、14ページをお開きください。当部は、市民生活課、消費生活センター、市民課、八王子駅南口総合事務所、4つの地域事務所及び斎場事務所の9所管から成っております。  市民生活課は、法律相談や交通事故、不動産など各種専門相談に関する事務、市営霊園の管理運営、交通災害共済の事務を行っております。  消費生活センターは、契約トラブルなどの相談及び消費者教育に関する事務のほか、はかりの定期検査など計量業務を行っております。  市民課は、戸籍法、住民基本台帳法に基づく届け出の受付、記録、証明書の交付、マイナンバーカードの申請交付に関する事務や印鑑登録及び証明書の交付事務のほか、住居表示に関する事務を行っております。  八王子駅南口総合事務所ですが、市民課業務に加えまして、福祉部、医療保健部、子ども家庭部などに係る窓口サービスを提供する総合事務所であります。  続きまして、15ページをお開きください。市民部事務所では、地域における市民サービスといたしまして、市民生活にかかわりの深い窓口業務を行っております。  最後に斎場事務所ですが、斎場の管理運営、南多摩斎場組合に関する事務を行っております。 31 ◎小浦会計管理者 それでは、会計部の所管事項について御説明をいたします。  同じ15ページでございます。当部は、会計管理課、会計審査課の2課体制となっております。  会計管理課につきましては、公金の出納及び収納及び保管に関する事務、決算書の調製に関する事務を行っております。  会計審査課につきましては、支出命令の審査に関する事務、地方公会計の会計基準に関する事務を行っております。 32 ◎荒木選挙管理委員会事務局長 続きまして、選挙管理委員会事務局の所管事項について御説明いたします。  16ページをごらんください。選挙課につきましては、公職選挙法に規定する選挙の管理執行、啓発及び選挙人名簿の調製、閲覧に関する事務を行っております。 33 ◎布袋監査事務局長 監査事務局の所管事項について御説明いたします。  同じく16ページをごらんください。監査事務局は、監査委員の命を受け、定期監査、決算審査などの監査等の実施、結果の報告、公表に至るまでの一連の監査事務を行っております。 34 ◎八木下輝一委員長 所管事項の説明は終わりました。  御質問はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◎八木下輝一委員長 御発言もないようでありますので、進行します。   ────────────────────────────────────────── 36 ◎八木下輝一委員長 次に、報告事項に入ります。  まず、第9次行財政改革大綱の策定について、市側から報告願います。 37 ◎高野行革推進課長 それでは、第9次行財政改革大綱の策定について、資料に沿って御報告いたします。  まず、報告趣旨でございます。昨年8月に行財政改革推進審議会より答申を受け、ここで第9次行財政改革大綱を策定するとともに、個別取り組みを開始することから、その内容について報告するものでございます。  続いて、報告内容についてです。第9次行財政改革大綱の考え方ですが、人口減少や少子高齢化の進展を長期的視点で捉え、今後、働き手の減少などにより経営資源の確保が難しくなった場合でも、地域のニーズに的確に対応した行政サービスを継続的に提供するために改革を実施いたします。社会情勢の大きな変化が見込まれる中、地域の課題やニーズをその時代に合った形で的確な行政サービスとして提供していくために、課題解決に取り組む行動力と柔軟な発想で改革の目的達成に向けて取り組んでまいります。  次に、大綱の構成についてです。本大綱につきましては、第9次行財政改革大綱の概要、個別取組、取組期間中の定員管理の考え方の大きく3つの構成といたしました。  続いて、大綱の概要について御説明いたします。恐れ入りますが、大綱冊子8ページ、9ページをお開きいただければと思います。まず、改革の目的ですが、将来の持続可能性を確保するため、行政内部の仕組みや人づくりに着目し、社会変化に対応した適正な行政サービスの維持と、地域と職員の協創によるひととしくみづくりの2点といたしました。また、取り組みをまとめた柱と視点についてですが、ICT技術の活用等により、サービスの適正性の確保という柱、公共施設の管理運営手法の見直しなどにより、資源の効果的な運用という柱、多様なニーズに対応できる人づくりなどにより、職員と組織の能力を引き出す環境づくりという柱、そして、情報の利活用・マネジメントという柱、以上4本の柱を掲げ、全ての取り組みに共通する2つの視点を持って個別取り組みを実施いたします。  続いて、取組期間ですが、本年度から令和5年度、2023年度までの5ヵ年といたします。  続いて、冊子10ページ、11ページをお開きください。創意工夫し、柔軟な発想力を持って取り組みを進めることに共感していただけるよう、表紙とともに、ボルダリングに関連づけて特徴を説明しております。最適なルートを見つける柔軟な発想力と経験による想像力といった思考能力が求められるボルダリングと同じように、スピード感を持って課題の解決に取り組む行動力だけでなく、柔軟な発想や新たなルールの提案といった戦略的な思考力を持って目標を目指して課題にトライし、将来に向けて安定した行財政運営を推進していきます。  15ページ以降は個別取組についてです。個別取り組みでは、なじみやすく、見やすいよう、イラストで見せる工夫をいたしました。個別取り組み項目では、4本の柱を軸に19の取り組み項目、そして個別の取り組みを掲げています。  参考までに具体的な例をここで御説明差し上げたいと思います。例えば18ページ、19ページをお開きいただければと思います。出生、結婚、離婚、転入・転出などライフイベント時の窓口が目的ごとに複数に分かれているという現状、また、手続ごとにフロアが分かれ、移動しなければならない場合があるという現状を踏まえ、ライフイベントに応じた窓口のワンストップ化、あるいは電子申請などを進めてまいりたいと考えております。  次に、34、35ページをお開きください。定型業務に労働力が割かれているという現状がございます。ロボティック・プロセス・オートメーションと言われるRPAツールを活用いたしまして、効率的な事務執行を目指してまいります。  そして、48ページ、49ページをお開きください。市民ニーズの多様化、複雑化により行政需要が増大しているというような課題が現状ございます。そういったことに対して人財育成プランの見直しによる若手職員が生き生きと働ける環境づくりなどに対応するため、多様なニーズに対応できる人財育成制度の充実などを図ってまいりたいと考えております。  そして、55ページをお開きいただければと思います。こちらは既に立ち上げの準備をしておるところでございますけれども、若手職員のプロジェクトチームによる既存の行政事業の刷新提案を実施してまいります。こういったことを通じて人財育成と事業マネジメントの推進を図ってまいりたいと考えております。  続いて、58ページ、評価の方法についてでございます。大綱に掲げる個別取り組みの推進のため、進行管理を行います。また、取り組み期間中の成果として、人財、財源、財産の3点を指標に、その変化の状況を確認いたします。  続いて、61ページ、取組期間中の定員管理の考え方についてです。冒頭でもお伝えいたしましたが、長期的視点で人財や財源といった経営資源が制約される状況であっても必要な行政サービスを継続して提供できる体制整備について、大きく4点示させていただきました。  最後に、今後の予定です。本日よりホームページ等で公表いたします。また、広報掲載は6月15日号といたします。 38 ◎八木下輝一委員長 市側の報告は終わりました。  御質問はありませんか。川村委員。 39 ◎川村奈緒美委員 自民党新政会、川村奈緒美でございます。4本の柱に共通する2つの視点とございますが、状況に応じ対応でき、行動を起こせるような職員の研修や強化、やりがい、やる気を持たせるよう、具体的にはどのようなことを考えていらっしゃいますか。研修など決まっていることがあればお教えください。 40 ◎倉田人財育成担当課長 方向性は決まっておりますが、具体的に個別の事業はまだ検討中でございます。方向性でございますが、現在、部下指導力や後輩指導力の向上ですとか、若手職員が生き生きと働ける環境づくりなど、重点的に取り組んでいければよいと思っております。 41 ◎川村奈緒美委員 ありがとうございます。 42 ◎八木下輝一委員長 他に御発言はありませんか。若林委員。 43 ◎若林修委員 無所属諸派、若林修です。人財育成の中で自立心というものを持たせることが非常に重要だと思うんですけれども、その点に関して制度等でどのようなものがあるか教えてください。 44 ◎倉田人財育成担当課長 後輩指導力に力を入れるというお話を先ほどさせていただきましたが、メンター制度という制度を取り入れまして、後輩と先輩がペアになってお互いの力を伸ばし合うような制度を考えております。その制度によって後輩が自分で自信を持って仕事を進めていけるような取り組みになればよいと考えております。 45 ◎八木下輝一委員長 森委員。 46 ◎森喜彦委員 森喜彦でございます。立憲民主・市民の会でございます。若輩者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。今回、報告ということですので、質問ではなく、意見として申し上げたいと思います。  今回の第9次行革大綱は、生産年齢人口の減少に対応するために、適正管理、財源の健全性を目的に計画を立てたということでございますが、その中で自前主義からの脱却、そして定員管理のことについて申し上げたいと思います。  多様化、高度化する行政ニーズのために民間業者のノウハウを活用する、また、行政特有の業務を精査するという手法については、八王子に限らず、さまざまな自治体で試みが行われているところでございます。民間委託の導入等により業務が効率化する一方、委託の目的が専門性の活用ではなく、コストカットに偏重したことにより、住民サービスが低下した事例といったものも一方で聞いておるところでございます。  ある保育園では、非正規化や低賃金化により保育士のなり手が集まらず、保育士が次々とやめていく結果、逆に待機児童がふえてしまった。また、ある自治体では、清掃委託の現場において安全衛生に対する意識啓発、そして、その会社の中の資材配分が行き届かずに、従業員がビーチサンダルや短パンといった姿で収集作業についていた、そのような事例も聞いております。行政サービスの担い手は必ずしも公務員である必要はないと思いますけれども、運営がブラック企業同然であったり、行政関連で働く地域住民がワーキングプア同然になっているといった状況では住民が安心して行政を頼ることができないといったことがありますので、これまでと同様の配慮をお願いしていきたいと思っております。  また、直営で残す正規職員についても、現場のノウハウ、そして知識が適切に蓄積、継承されていくことはもとより、また、定員管理の中でもうたわれているところでありますけれども、新たな行政ニーズに対応できるように配慮していただきたいと思っております。制度変更に伴うシステム改修の場面などで特に顕著ですけれども、これまでどおりといったことのイージーなオーダーが通用できずにシステム改修側の業者が戸惑ってしまったり、また、業者主導のもとによって使い勝手のよくないシステムができて、行政効率が低下してしまった自治体もあるやに聞いております。  また、東日本大震災など特に緊急時において言えることでございますけれども、大震災では当該自治体が震災瓦れきの処理に対して手も足も出なかった。これは、機材や人員などが失われてしまったということもあるんですけれども、それよりも多くの自治体が清掃業務を委託に出しておって、機材、そしてごみを収集するためのノウハウや知識を持っている職員が自治体に残っていなかったことが大きな一因であると聞いております。人財やノウハウといったものは急に育ちませんので、短期的な目標にとらわれることなく、持続可能な取り組みをぜひともお願いしたいと思っております。 47 ◎八木下輝一委員長 他に御発言はありませんか。石川委員。 48 ◎石川裕司委員 御説明ありがとうございました。時代も令和に変わり、新しい市役所を目指していくという姿勢が大変うかがわれました。4本の柱と2つの視点ということでお伺いしたいんですけれども、第2の視点の中に組織を横断する柔軟な対応、これは特に新しいことではなく、かねてからさまざまに言われているところでございますけれども、今回、第9次になったところで新たに横断的なプロジェクトチーム、また、横断的な情報交換の会議など、そのような取り組みがもしございましたら教えてください。 49 ◎高野行革推進課長 組織全体、横断というところでございますけれども、先ほど私から御説明をしました若手職員による行政事業イノベーションプロジェクトなどは若手職員が中心にはなりますけれども、全体の案件ということで特徴的なものと捉えております。 50 ◎石川裕司委員 若手職員の柔軟な発想にも期待したいところでございます。  もう1点、若者政策担当ということで今御説明をいただいたんですけれども、少子高齢化もございます。子どもの対応ということで非常に御期待をしているところでございますが、特にこういったものは、子ども関係、また教育関係、いじめ関係などが書いてございますので、ぜひとも学校教育部、また教育委員会などとも連携をとっていただきたいんですが、その辺は何か取り組みはございますでしょうか。 51 ◎中山若者政策担当課長 現在、八王子市では、新たに子ども・若者育成支援推進法を勘案して、若者施策を体系化したものを子ども育成計画に加えて、一体とした切れ目のない、横断的な計画づくりに取り組んでおります。これにつきましては、若者が生き生きと八王子市で活躍できる環境づくりを目指して、八王子市役所にある全ての関係所管で連携して、現在策定作業を行っているところでございます。 52 ◎石川裕司委員 ありがとうございます。今まで学校教育部だけではできないところでぜひとも市民の声も大きく取り入れて、皆様に喜んでいただけるような八王子市の若者の取り組みをしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 53 ◎八木下輝一委員長 石井委員。 54 ◎石井宏和委員 2期目の共産党の石井宏和です。当委員会は初めてですので、勉強しながら頑張っていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  一読させていただいて、さまざまな問題があるのではないかというのがまず印象です。ボルダリングに例えていらっしゃいますけれども、ボルダリングは命綱がなくて落ちてしまうということで、けがもあるということでもありますし、競技ではありませんし、こういう例えはちょっと軽いのではないかなという思いがまずいたします。  また、個別取り組みの中で絵が書いてありますが、この叫んでいらっしゃる方が誰なのかなと。誰が叫んでいて、決定をして走り出す、走り出す以外の選択肢はないのか。これは当然、問題があれば問題があったとおりに動くということなんでしょうけれども、これでなじまないような印象があります。行財政改革というのは本当に大きな問題で、これによって行政が変わっていくということになるわけで、当然真剣にこれから検討されるということだと思うんですが、声を出しているのは誰なのかということをお聞きしたいと思います。 55 ◎高野行革推進課長 この声を出しているのが誰かということなんですけれども、別にこれは誰がというイメージではなく、冒頭説明したとおり、いろんな方にわかりやすいイメージでこのようなイラストにさせていただいたところでございます。 56 ◎石井宏和委員 わかりやすくということは理解できますけれども、この声が本当に正しい声というか、こういう方向でという声であればいいんですけれども、私自身は、この声にはさまざまな問題もあるのかなと。いろんな声があるわけですから、声をきちんと受けて、どうした方向で進んでいくかをやはりしっかり考えていく必要があると思います。  そういう点で、はじめにから少しだけ見ていきたいと思うんですが、1ページで、大きな成果を挙げていますと表の下のあたりに書いてありますけれども、こういう評価でいいのかとか、もっとさまざまな問題もあるのではないか。そういった問題が一つも挙がっていないんですけれども、これでいいんでしょうか。 57 ◎高野行革推進課長 こちらの部分はこのような表現でよいのかというような御質問かと思いますけれども、こちらで取り上げた部分は行財政改革の変遷という部分で取り上げておりますので、私としては問題ないと考えております。 58 ◎石井宏和委員 そういうことですか。  そのすぐ2行ぐらい下に、雇用ポートフォリオの推進というのがありますが、これも実はそれほど一般的ではない言葉だと思います。しかも、多分いろいろなニュアンスも違うのかもしれません。ここで雇用ポートフォリオの推進とうたっていますけれども、どういうことになのか。その下に、これまで職員をたくさん削減したということを成果として書かれていますが、これでいいのかなという思いがいたします。今現状で雇用ポートフォリオというのがどうなっているのかお示しください。 59 ◎渡邊行政管理課長 雇用ポートフォリオということでの御質問をいただきました。主には図書館なんかをイメージしていただきたいんですけれども、司書の資格を持っていらっしゃる方がいらっしゃいます。これは全ての職員が司書の資格を持つということではなく、専門性のある司書の資格を持っていらっしゃる方を嘱託員として窓口に配置する。そういったことで、本来職員がやるべき部分、またはそういう専門性を持った嘱託員の方が担っていただく部分、また、それ以外の単純な定型的なものについては臨時職員の方を雇用して担っていただいている、そういった役割を分けて雇用ポートフォリオとさせていただいているところでございます。 60 ◎石井宏和委員 では、非正規の方と正規の方との割合というか、この間の変遷の概略をお示しいただければと思います。 61 ◎渡邊行政管理課長 常勤と非常勤の割合というお話でございました。直近のところで言いますと、常勤が65%で、非常勤がおおむね35%となってございます。 62 ◎石井宏和委員 わかりました。これでいいのかなという思いをしながら今後も見ていきたいと思います。  これにかかわって、少し飛んで8ページ目に改革の目的というところがあります。その中に社会変化に対応した適正な行政サービスの維持というのがあり、その冒頭に、公務員でなければできない仕事の整理というのがあります。ちょっと別な話にもなりますけれども、この中身を見ていきますと、ここで本当に外注に出したり、さまざまなものを民間にというような流れが個別で見ると出てくるわけですけれども、そもそも公務員でなければできない仕事という言い方がふさわしいのかなと思います。ほかを探してもこういう言い方をしているところは余り出ていないと思うんですが、こういう言い方でよろしいんでしょうか。 63 ◎渡邊行政管理課長 公務員でなければできない仕事という表現についての御質問でございます。行革推進課長からも御説明申し上げましたとおり、将来的に見たときに、先を見たときに、人口もなかなかふえていかない、少子高齢化が進む、生産年齢人口は減っていく、働き手自体が減っていくと、そういったことが想定されるところもございます。やはりそうしたときには、今いるような人数をずっと維持する、またはふやしていく、そういったところというのは難しいところもあるのではないかと考えております。そうしますと、先ほど私から雇用ポートフォリオの説明も少しさせていただきましたけれども、やはり職員が真にやるべき部分と、そうじゃない部分というのはあるのではなかろうかと。ただ、それは我々がここでどうだということを決めるわけではなく、実際にそこで働いている人たちが、これは自分たちがやるべきだ、これは自分たちじゃなくてもいいよ、そういうことを議論していただくことが重要だと思っています。この行革の中でうたっているのは、まずそこを議論してもらって、自分たちが担うべきは何なのか、それ以外はどのようにすべきなのかをしっかりと考えていただくということを考えております。ですので、この表現というのは、私といたしましては、決してよろしくないものではないと考えております。
    64 ◎石井宏和委員 そうおっしゃいますけれども、実はこういう表現をしているところはほとんどないと思います。でなければできない仕事と言ってしまって、ではそれ以外をほかに、ということになってしまえば、いろんなことが考えられるのかなと思いますけれども、例えば水道とかいろいろありますけれども、私たちは、でなければできない仕事も当然公務員がやるべきだと思いますが、それだけでなくて、やはり公務員がやるべきというか、公務員のほうがふさわしい、民間も当然いろんな仕事を一緒にやっているところがたくさんありますけれども、例えば、民間であればもうけが出なくなれば撤退して、水道などは外国で大変な問題になっています。それを公務員でなければできなくはないだろうと言って流してしまっていいのかという非常に根本的な問題があると思います。本当にほかの自治体とかもごらんになって──こんな表現を余りやっていないんじゃないですか。おわかりでしたら、国や都でも含めてお示しください。 65 ◎高野行革推進課長 ほかの事例が余り見られないのではないかというところで、私どももそこまでこの表現について、他の自治体がどのように使われているかというのを調べ尽くしたわけではないですけれども、ただ、一方で、私たちなりの表現、言葉を使ってはいけなかったのかなという思いも今感じております。別に八王子市として我々が考えた言葉で、公務員でなければできない仕事、その後に「の整理や」という言葉も使っております。これで決めつけているわけではなく、市の職員でないとやっていけない仕事というのをみんなでよく考えていこうという思いが込められたものでございます。 66 ◎石井宏和委員 私は本当に大問題だと思いますし、ほかでそうはないと思います。例えば61ページの定員管理の考え方、自前主義からの転換で、まず第1に、限られた職員が公務員でなければできない仕事に特化できるような効果的なアウトソーシングと柱として挙げているわけですが、私は、公務員でなければできない仕事以外は外にという言い方は本当にまずいんじゃないかと考えますので、指摘させていただきます。そうではなくて、やっぱり公務員がふさわしいものというのは当然残すべきだろうと思います。  少し戻りまして2ページに行って、社会環境の変化による本市の影響で、先ほどから職員を削減する根拠に職員の確保が難しくなるという想定をされています。その中で生産年齢人口が2015年から2040年に22.1%減少すると推計するとありますけれども、この推計の根拠をお示しください。 67 ◎高野行革推進課長 生産年齢人口の22.1%減の根拠でございますけれども、30年に改定されました八王子市まち・ひと・しごと創生総合戦略を根拠にしております。 68 ◎石井宏和委員 八王子市まち・ひと・しごと創生総合戦略を根拠にということで、出生率が1.8まで徐々に改善してというシミュレーション4を根拠にされているんだと思いますが、そもそも1.8でいいのかなという問題もありますし、そもそも人口減少を当たり前のようにして考えていることは1つ大きな問題だと指摘したいと思います。出生率を含め改善させなければならないし、魅力的なまちづくりもしながら流入人口もふやしていくような方向を考えていくべきだと考えます。  そこで、これを前提として職員の確保が難しくなるとありますけれども、そうでしょうかと素朴に疑問に思います。なぜならば、公務員はやはり非常に人気のある職種で、選ばれている方、皆さんもそうだと思いますけれども、将来的にも考えて、また、特に女性にとってなど、ずっと働き続けるという意味でも非常に魅力のある職場だと思います。また、その後に出てくるさまざまな省力化はほかの業種でも見られるわけですから、決して職員の確保が極端に困難になるということは、素朴に考えて、ないと思いますけれども、いかがですか。 69 ◎渡邊行政管理課長 随分先を見据えたときに生産年齢人口が減る、今、委員がおっしゃったように、もしかしたら公務員というのは人気があって減らないかもしれない。ただ、それはわからないです。であるならば、今の人口のトレンドを見て、もちろんふやす施策というのはほかにやっていますので、そうなれば、この行革の中身も当然変わってくると思っています。しかし、そういったものが想定されるのであるならば、厳しい状況になったとしても、その時点でしっかりと市民サービスを提供できる体制を構築しなければいけない。そのためにここでいろいろ書かせていただいているのは、今、日進月歩で進んでいますICTの活用ですとか、または最適な担い手が別にあるならば委託化というのもあるかもしれません。そういったものを活用して、先ほど職員の削減というお言葉もありましたが、ここでは特に削減ということはあえて申し上げておりません。結果的に自分たちがやるべきものが、例えば機械に効率的に置きかわったときに、職員が担っている業務量というのは当然減ると思います。そういった減ったものについては新たな行政需要が当然ございますので、そういったところに一定程度活用するということも61ページのところには少し書かせていただいておりますので、以上のように考えております。 70 ◎石井宏和委員 先ほどの絵にある声が、やはりこれから公務員も人も減る、それで職員も減らし、公共施設も減らすというような方向が個別でも出てきますが、もともとの声で、いわばこういう今の大きなところで少し問題があるのではないかとまず考えます。  個別のところでも少しだけ見たいと思います。19ページの先ほども紹介された中で、2番の取り組みに外部資源を活用した窓口業務の整理で外部化の検討などがありますが、窓口業務の外部化、要は民間の方にやっていただく、担っていただくということになるのかと思います。これについては、例えば足立区などでもいろんな問題があったりしていますし、マイナス面も非常にたくさんあると思うんですが、いかがかというのと、これに限らず、個別の取り組みであっても検討をそれぞれやるということですが、この検討をどのように行っていくのかというのが市民的に見てもきちんと検討されるのかというのが本当に問題だと思っています。この外部資源活用でも本当にさまざまな問題がある、マイナスがある、私たちは反対の立場ですが、そうした見識というか、事例も集めてきちんと検討されるのか、この検討のやり方について、これは一例なんですけれども、ほかも含めて検討をどんなふうにやっていくのかお聞かせください。 71 ◎高野行革推進課長 2つの御質問がございました。まず1問目が、足立区などの状況などを踏まえていかがお考えかということと、検討をどのように行っていくかでございますけれども、足立区の事例というのは偽装請負のお話かと思います。実は、予算等審査特別委員会の分科会の中で私は同じ質問を受けまして、そのときに答弁しておりますけれども、私自身、足立区役所は見に行っております。そういった中で、今はもうあそこは対応ができておりますので、どのような形で対応していかなくてはいけないのかという部分も足立区役所も見てまいりましたし、他の自治体も数多く足を運ばせていただきました。今対応が十分できているところでも、ここはこういう改善ができるのではないかなども実際に感じておるところもあります。そういったところを含めながら偽装請負とかにならないやり方というのは考えていかないといけないと考えております。  また、検討の進め方ですけれども、窓口の担当の所管が数多くございます。その担当の所管及び担当の職員などを含めて意見を交えながら検討を進めていくような形で考えております。 72 ◎石井宏和委員 その検討が終わって方針が示されて、そこで私たちもこういう場で議論することになるかと思いますけれども、さまざまな問題点もしっかり検討していただきたく思います。私どもは反対いたします。  また、ほかのさまざまな個別課題についてもことしから検討するということになって、早いものでは今年度中に方針を大体策定するというところもある。これで見ますと、総合税システムの再構築など、幾つかは今年度中に結論を出すということになっているようです。それぞれの個別課題の検討をどんなふうに進めるのかお示しいただけないかと思うんです。公共施設をどうしていくかというのは個別的なさまざまな施設の問題も上がっています。それについては、当然ここだけじゃなくて、そこの所管の方がたくさんいらっしゃるわけですし、特に市民の皆さんにとってはぜひとも残してほしいという声がたくさんあります。例えば北野あったかホールとか、戸吹湯ったり館とかを含めて、そういった市民の声をしっかり受けとめながらちゃんと検討する仕組みがあるのかなと。どんなふうにそういう検討を進めるのかお聞かせください。 73 ◎木内副市長 どのように検討を進めるかという今の御質問にお答えする前に、この大綱そのものに対する認識について幾つか御指摘をいただきました。私どももこういうことを報告させていただいている中で、さまざまなお立場からいろいろ御意見はあろうかと思いますので、率直にぶつけていただくということは我々にとっても気づけないところに気づかされるというところもございますので、そこはしっかりと受けとめたいと思っておりますが、これまで、委員御指摘のところで我々と認識が若干違うところについては、先に私からも申し上げたいと思います。  1つは人口減です。これについては、もう明らかに全国的にそうですし、八王子市の国勢調査の結果などを見ても既に減少局面に入っております。もちろん、我々も人口増に向けていろいろ取り組みをしていますし、今後もさらにそこは力を入れていかなければいけないと認識しておりますけれども、実際に出生率等が下がってきている中で、またこれが回復して、せめて横ばいにいくにしても、相当時間のかかることでございます。ですから、少なくとも人口減少局面であり、特に生産年齢人口が今後どんどん減っていくのはもう明らかだと考えております。  それから、職員確保につきましても、我々は非常に危機感を持って捉えております。現実に、来年度に向けての職員採用試験の申し込みを受けたところですが、申込者が大変減っております。本当に危機感を覚えるほど減っております。これは公務員だけではありません。もちろん八王子市だけではなく、国家公務員、地方公務員の志望者が減少しているというのは周知の事実でございますし、民間企業につきましても、今、人員の確保ということについて、あるいは中小企業の後継者の確保、こういったところが切実な問題になっております。そういった中で行政としてのサービスをどういうふうに維持していくのか、市民生活に支障のない形でまちづくりをどう進めていくのか、これを我々は真剣に考えていかなければいけないという中での第9次行革であると思っております。  そういった中で、今、さまざま個別の取り組みについては私のほうでは触れませんけれども、1つは、職員がきちっと課題の切実感、危機感を共有するために、よりわかりやすく、親しみやすくということでキャッチフレーズ的なものであるとか、見やすい、ビジュアルを工夫してという形で今回この冊子をつくっております。  そして、その検討につきましても、それぞれの取り組みごとに検討の仕方というのはいろいろありますけれども、例えば公共施設に関しましては、今後、地域づくりという中で市民の合意形成をどういうふうに進めていくかということも含めて今年度方針をつくっていくことにもしておりますし、市民参加条例等がここで10年たちましたけれども、改めて各課題ごとにどういう形で市民の方に議論に入っていただくか、また、ここでいろいろな取り組みをこれから進めていく中で、折に触れて個別に、またそれぞれ議会でも報告をさせていただきますし、予算、決算の審議の中でも市民の代表たる議員の皆様方にもこれからどういう形で進めていくかということについての議論を真剣にしていただくことになりますので、そういった中で八王子としてどう進めていくのがいいのか。  それからもう1つ、あえて申し上げますと、公共サービスについては、民間も含めて公共サービスの担い手として、今、本当になくてはならない存在になっております。あらゆる業務について公共サービスで民間事業者が担っているところもございます。そういったところをむしろ正しく市民も含めて我々が評価をしていく、そしてよりよいサービスになっていくように、これは公務員だからとか、公務員じゃなくてということにこだわるのではなく、いい形でサービスが提供され、それを市民が評価するという形になれば一番望ましいと思います。  あわせて、今回、ここでコンビニの問題なども社会的な問題になっていますけれども、やはりサービスの質とか量の適正性というのは時代ごと、あるいは置かれている社会状況の中で、これは市民も含めてそこも評価をしたり、ここまでやらなくてもいいんじゃないかというようなことも含めて合意形成を図っていかなければならない時代になっていると思います。そういったことをいろいろな場でいろいろな形で議論をしながら、最適な形、八王子市としての公共サービスはどうしていくかということをしっかり見きわめながら進めてまいりたいと思っております。 74 ◎石井宏和委員 これから個別の問題をそれぞれ検討することになりますが、ぜひ本当に市民の声をしっかり受けとめて、削減ありきということではなくて、やはり必要なものは、望まれるものは残すという立場は当然だと思いますので、個別に見ながらですが、私たちも皆さんの声を受けながら望まれるものを残していきたいと思いますし、また、どんどん外部にアウトソーシングとか、民営化とかいうことは問題が非常にたくさんあると思いますので、大きなところでそうしたところにも反対していきたいと考えています。個別の問題については、またいずれほかの場でやりたいと思います。よろしくお願いいたします。 75 ◎八木下輝一委員長 他に御発言はございませんか。鈴木委員。 76 ◎鈴木玲央委員 それでは、この第9次の行革の報告につきまして質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回、第9次ということで今拝見させていただいていまして、新しい令和の時代に入って5年間、その中において見ておりますと、ICT技術を活用したキャッシュレス化や学校の適正配置、保育園、学童保育や放課後子ども教室のあり方の検討ということに関しましては、やはりこれからの時代、人口減少という中では絶対避けることができない問題。それに対して触れられたということは、八王子市の改革に臨む姿勢としては大変すばらしいものがあるなと感じました。5年間という時代ではありますけれども、時代の流れというのはすさまじいスピードで変わっております。キャッシュレスも5年という計画ではありますけれども、恐らく来年にはまた新たな電子マネーが出てきたり、そしてマイナポータルなど、そういったシステムに関しましても徐々に変わっていくかと思っておりますので、これを機軸にして、時代に即して、今、副市長がおっしゃられたとおり、常にビルドアップしながら、ボルダリングは壁が上までありますけれども、しかし、市の改革は点々がないと思いますので、ぜひ青天井を目指して改革に臨んでいただければと思います。  その中で1点確認させていただきたいんですけれども、この行財政改革に関しましては、当初減量改革ということで、今ある八王子市の行財政に関して一体どうやって減量して人員の削減やさまざまな事業を見直して事業のあり方を考えていこうかということで、1ページ目を見ましても、昭和60年からスタートしたときに、量的な削減、減量改革の取り組みというのが一番最初だったと書かれております。その後、第5次ではいろいろな時代が変わった中で、地域経営の視点ということから、減量改革とあわせて自主財源の確保も考えられるような改革に変わってきて、第8次におきましては施設マネジメントや受益者負担、あくまで行政サービスは無料で行うところも多くありますけれども、しかし、受益者として受ける部分に関しましては適正にしていく、また、債権に関しても、問題があるものに関しては厳しい対応を持ちながらしっかりと取り組んでいくといった姿勢を第8次のほうで示されたところは結果として大変いいと思います。ぜひそういった観点からこの第9次も進めていただきたいというところはあるんですが、その中で見ておりますと、今回もやはりさまざま適正化、そして減量、そして改革というものがあるんですけれども、どうしても自主財源の確保というところの改革に関しては少し弱いところがあるのではないかと思っております。  特に八王子市におきましては、人口減少がこれから如実にあらわれている中、生産年齢人口をふやしていくには雇用の確保は重要になってくると思います。雇用を確保することによって転入人口をふやすことによって、法人市民税と住民の市民税の増額を得ることによって、改革による減量と自主財源の確保というところであわせ持っていくことによってこの改革は進むところだと思うんですが、今回見ておりますと、これは自分が今確認したところなんですが、14項目めの48番、行政サービスに対する受益者負担の適正性の確保に、クラウドファンディングや広告収入、未利用資産の売り払いとかがあるんですけれども、できれば企業誘致による改革における法人市民税の増とか、より自主財源の確保というのをもっとここに強く盛り込んでもらえていればと思ったんですが、もしここにない部分で自主財源の確保ということに関して、今回の改革の中においてこういうことを考えていますということがあれば1点報告いただきたいと思うんですけれども、お願いいたします。 77 ◎高野行革推進課長 ここにない自主財源の確保ということで、今お話しのありました企業誘致の部分でいくと、場合によっては政策的なところになるのかなと考えておりますけれども、委員から少し少ないという御意見もありましたけれども、今お話しのあった前のページには、債権管理をしっかりやっていき、とれるものの見きわめなどもしっかりやっていこうという考えもあります。また、やっていく中で何かあれば必要に応じて、例えば私どもの担当の中では歳入歳出改革という年度単位の取り組みもやっていますので、そういった中で追加もあるのかなとは考えております。何か御意見があれば、教えていただければ取り組んでいきたいと考えております。 78 ◎鈴木玲央委員 歳入歳出改革に関しましては歳出を抑える方向でされておりますので、歳入を上げるという改革は行革だけではなくて、八王子市全体の試みとして必要になってくると思いますので、ぜひ行革の中において企業誘致等を含めて改革すべきところがあれば発信していただいて、私もさまざま勉強させていただいて、こういったことができるのではないかということを今後も両輪となって提案させていただきながら取り組みたいと思うんですが、1つ、今回、答申の資料がこちらに載っていました。  81ページのところに、これは審議委員の方から特定の事業目的に見合った多様な財源確保ということで報告が上がっているんですけれども、その中を見ますと、例えば高尾山を登られる方に関しては、さまざまな経費の部分を受益者負担としていただくような高尾山応援基金というのはどうなのか、また、今、八王子市がスーパーサポート・ゼロとか、さまざまな中小企業支援を行っているものに対して補助金を受けたところに関しては、その後に、これはもう経済的に資本と投資という考え方からの、実際、投資を受けたところからは配当としてその一部を返還していただくような仕組みづくりはどうかというのが具体的に記載がされておりました。実はこれを見たときに、せっかくこれだけ皆さん方がつくられているので、こういった答申をぜひきめ細かく拾っていただいて、自主財源の確保のクラウドファンディングや広告収入、自動販売機の収入というのはもちろん効果としてありますけれども、高尾山応援基金とかを立ち上げるとなると、結構壁があると思うんですよ。今、富士山を登る方に清掃費として入山料1,000円を取ってやっているところがありますけれども、それをやるにもいろいろな壁があったということは聞いておりますが、こういった壁があるけれども、答申では出ている。そして、それが今後の高尾山の景観を維持するとともに、それがあったとしても高尾山に来る方がふえるような魅力も守り続ける。これがまさにこれからの改革として──いつもどうしても改革というと、削減だとか、後ろ向きなところがあると思うんですけれども、もっと前向きに、こういった姿勢でもっと頑張っていきたい、そのために財源が必要だし、それによってこういったものをつくり上げて魅力を高めていきたいというのを今後は、この第9次は5年間ということでありますけれども、この5年間にビルドアップして第10次へとつながっていくと思う。これで終わりじゃないですよね。そういった意味では、次の第10次に向けてはこういった答申で上がっているものをきめ細かく拾っていただいて、それを盛り込んでいただいて、たとえ今やるにしても厳しいことでも、行革が、こういうことが答申に挙がっている。だから、所管の人たちも横断の中においてしっかりと声を上げていくべきだということを、これからリーダーシップを発揮してやっていただきたいと思いますし、総務企画委員会は木内副市長が理事者としていらっしゃいますので、理事者からも横断的に発信していただいて歳入歳出の改革に取り組んでいただきたいと思いますので、これは意見として述べさせていただきます。ぜひ頑張ってください。 79 ◎八木下輝一委員長 他に御発言はありませんか。五間委員。 80 ◎五間浩委員 ただいま本市から第9次行財政改革大綱につきましての御報告をいただきました。この大綱につきましては、令和元年度から5年度ということで計画期間が記載されております。まさに令和の時代、新しい時代を出発点とされまして、この5年間の中で行財政改革大綱に沿っての、本市における行財政改革がさらに進展されることについて大変期待をしたいと思っております。  令和という元号でございますが、これを英語訳にいたしますと、御案内のとおりで、ビューティフルハーモニー、美しき調和という言葉になると伺っております。本市の今後の行財政改革の取り組みにつきましても、政治行政のこれからの運営の中でこの調和という言葉は本当に1つの大事なキーワードになってくるのかなという認識でございますが、まさに本市における行財政改革が市民の皆様とともに美しい調和が図られる中でさらに進展されること、この点について、まず要望させていただきたいと思います。  それでまず、何点かお伺いしたいと思いますが、この大綱の10ページにございます今回の第9次行財政改革の特徴においてはボルダリング型行財政改革の実践ということで、大変シンボリックといいますか、わかりやすい表現なのかなと拝見しながら思ったところですけれども、まず、本市においては、この下のところに明示されておりますとおり、ボルダリングのワールドカップも開催されまして、まさに八王子市がこうした全国大会、大きな大会を開催されておられる、今後のボルダリングのまちということも踏まえてのこの競技の名称の御選択というんですか、そういうところとの関連性はあるんでしょうか。 81 ◎高野行革推進課長 今後の本市のボルダリングに対しての考え方に入っていくところの御質問なのかもしれませんけれども、本大綱でボルダリング型としたのはそこを意識したわけではないんですけれども、ただ、大綱を進めていく中でのイメージ、考え方がボルダリングの競技と似ている、共通する点があるかなという視点で今回採用させていただいたような形になっております。 82 ◎五間浩委員 八王子市もスポーツ競技はさまざま盛んなところもございますので、1つの特徴としてボルダリングというのは市民の皆様は承知されていると思いますけれども、いい形でボルダリング型行財政改革の実践ということが市民の皆様にしっかりと御理解いただけるように御推進いただきたいと思います。  それで、ボルダリング型ということの意味を私なりにそしゃくしてまいったところでございますが、私は、この競技はちょっと手をかけたぐらいで上まで行ったことはないんですけれども、時間制限がある中で本当に瞬時に適宜的確な位置を選択しながら上に向かって上がっていくという競技でございますので、まさに行財政改革の運営の中で、本当に今、本市の皆さんが取り組んでいく1つのメッセージであり、気構えというんですか、そういうところでも大変一致するところが多いかなという認識でございまして、まさに新しい名称、表現と受けとめておりますけれども、これはまだまだ新しい競技で、市民の皆様にとっては予算もありながら素人目から見ますと、それだけ危機感など、一歩間違えれば転落するんじゃないかというスポーツなので、そのあたりのメッセージ性というんですか、市民の皆様の受けとめについて、今後、本当に一緒に行革に取り組みましょうというメッセージに転換していこう、推進しようとされているのか、そのあたりの御見解を伺いたいと思います。 83 ◎高野行革推進課長 ボルダリングのメッセージ性ですけれども、メッセージ性というところでいくと、表紙にまず掲げさせていただきましたけれども、目標めざして課題にトライということで、そのトライという単語自体もボルダリングの中で使われている言葉ではあります。そういったところで当然落ちる話もあるかもしれません。でも、行革を進めていく中で所管が落ちるような事態にならないように、落ちても大丈夫なようなクッションになったり、落ちないように支えてあげる役割というのが私ども行財政改革部の役割でもあるかなと考えております。そのような形で進めてまいりたいと思います。 84 ◎五間浩委員 行財政改革も市民の皆様の御理解、御協力を伴って初めて成功するという側面もありますので、ちょっと今の御答弁の趣旨は、もちろん承知をいたしましたけれども、市民の皆様に発表していかれるときに、八王子市が本格的に今日的な視点を伴った上でのボルダリング型の実践をこれからされるんだなということで、しっかりメッセージを伝えていっていただきたいと思います。  それで、あと2点ほどこの事業の中で特に注目しているところをお伺いして終わりたいと思いますが、まず職員研修に関することについては、ただいま他の委員から御質問と御答弁がありましたので、これについては今回割愛をさせていただきたいと思います。  それで、冊子の18ページ、19ページのところで市民起点の窓口改革とうたわれております。これについては、市民の皆様から多くお声のある、いわゆる窓口改革について、新しい情報通信技術等も活用されながら本当にこれから変わっていくんだな、期待感の持てる内容であると思います。それで、右側、19ページのライフイベントに応じた窓口のワンストップ化ということで紹介されておりまして、特にこのワンストップ化というところでお話をさせていただきますと、きょうは課題に対する1つの問題提起ということで聞いていただきたいと思うんですけれども、今の時代を捉えながら、いろんな社会の情勢を捉えながらの行財政改革であり、また、窓口改革であるということになると思うんですけれども、例えば今の死亡届を考えていったときに、その方に応じてそれぞれ違うと思いますけれども、本庁舎内に死亡届をお出しになった方が、関連して八王子市役所の中で手続をしようとされると、今はどのぐらいの部局の窓口を回らないといけないのか、まずこのあたりを教えていただきたいと思います。 85 ◎田島市民課長 現在ですけれども、亡くなった世帯の状況によってもさまざま違うことがございます。例えば、まずは戸籍の届け出で死亡届を出していただきます。そのほかに、その方が国民健康保険に加入されていれば国民健康保険の手続もございます。高齢者の方ですと、例えば介護保険に加入されていますと介護保険の手続ということで、その人それぞれによって変わってきますので、一概に何ヵ所とお話しすることはできませんが、1階のフロアで動いていただくと、このような形で現状は動いてございます。 86 ◎五間浩委員 その方、個々で違うとは思うんですけれども、私が伺う限りでは、多い方ですと、この本庁舎内でも10ヵ所ぐらいに及ぶような、半日ぐらい費やすようなお話を聞くんですけれども、例えば今、死亡届をお出しになった方についてはどういう御案内をしているのか、こういうところに行かれてくださいという御案内のようなことはされているのか、このあたりを伺いたいと思います。 87 ◎田島市民課長 現在、亡くなった戸籍の届け出をいただいたときに、御不幸があった場合の市役所の各種お手続ということで御案内のチラシを渡して説明をさせていただいております。 88 ◎五間浩委員 これが今の御答弁を簡潔にお示しいただいているわけですけれども、大変数多くの所管に行かれて、そこで時間がもちろんかかりますから、それは半日程度に及んでいたり、お昼を召し上がってからまた回られたりとか、そんなお話を私も伺っております。今のお話ですと、それに対する御案内もしっかりとされていると思いますけれども、このワンストップ化ということの1つの課題提起からすると、今そのような状況が本庁舎内でも行われていると思います。  象徴的な例として、まず成功例といいますか、1つ残すことによって市役所の窓口が変わったんだなと思っていただくことが大事だと思っていまして、死亡届で申しますと、例えば配偶者の方がお亡くなりになったときに、死亡の理由というのを何ヵ所にも書かないといけない。これは精神的に大変苦痛も覚えられる。直後のことですから。そういうことも配慮しないといけないし、また、そういうことをワンストップ化の中でしっかりと御検討いただいて、そうした情報通信技術の進展等も生かしながらそういうシステムをつくったりとか、そういう工夫をしながらこうした課題に応えていくのが今回の市民目線の窓口改革の中の範囲に入ってくると思いますが、こうした取り組みを1つ出発点としてまず御検討いただけないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。 89 ◎上川経営計画第二課長 今回、ライフイベントに応じた窓口のワンストップ化につきましては、経営計画第二課が取りまとめの所管になっておりますので、私からお答えさせていただきます。  総合窓口のワンストップ化につきましては、今の死亡届に関するもの、他市では既にお悔やみコーナーというような名称で先行事例はかなりございますけれども、そのあたりも含めましてさまざまな情報を集めまして検討は今までもさせていただいておりますし、今後もさせていただく予定になっております。 90 ◎五間浩委員 きょうは課題の提起ということで、せっかくの出発点ですから死亡届をキーワードにお話を伺いましたけれども、ぜひ市民の皆さんにとって本当に市役所の窓口がよくなったと、変わったと言っていただけるような取り組みに期待をさせていただきたいと思います。  続いて、最後にいたしますが、55ページのところでございますが、若手職員による行政事業イノベーションプロジェクトということで御紹介がなされております。特にこれはこの下の取り組み内容について、令和元年度から5年度に向けた取り組みの概要がここに書かれているわけでございますが、まず、若手職員による行政事業イノベーションプロジェクトについて、このプロジェクトチームの規模であるとか、人選であるとか、どのような皆さんに集まっていただくのかとか、このあたりのイメージでもあればお示しをいただきたいと思います。 91 ◎倉田人財育成担当課長 人選については職員課が担っております。実際には、若手の職員から自分の希望で手を挙げていただきまして、募集をいたしました。現在16名が集まりまして、メンバーが決定したところでございます。 92 ◎五間浩委員 希望される方ということで16名と伺いました。いろんな視点を若手であるがゆえの新鮮なといいますか、ここに書かれてあるとおり、経験やしがらみにとらわれない発想、新しい発想ということが言われておりますけれども、では、この16人の方の例えば男女の比率でありますとか、市内、市外どちらから出勤されているとか、そのあたりは今わかっていますか。 93 ◎倉田人財育成担当課長 男女の比率でございますが、16名のうち2名が女性の職員でございます。市外、市内の別は集計を今現在とっておりませんので、把握しておりません。後ほど御報告させていただければと考えております。 94 ◎五間浩委員 16名の方で女性が2名ということで、ちょっと残念かなと、そんな感想ではございますけれども、若手職員ということなので、私の希望は、その中でも女性の職員の方の御意見がさらに反映できるような取り組みをしていただきたいと思っております。また、八王子市生まれ八王子市育ちというお気持ちなり、志で働いている方は多いと思いますけれども、逆に八王子市の外から八王子市を見るような視点を持つことも大変重要だと思っていまして、希望されるということなので、それ自体を操作することはできないかもしれませんけれども、そういう方々にもしっかり期待感を持って携わっていただけるように見ていただきたいと、このことを要望しまして終わりたいと思います。ありがとうございました。 95 ◎八木下輝一委員長 荻田委員。 96 ◎荻田米蔵委員 私からも何点か質問させていただきます。この答申といいますか、提言が示されたのが去年の8月ということで、8ヵ月間どのようなプロセスを経て5年間にわたる行財政改革大綱ができたのかを知りたいと思いましたので、質問させていただきます。  1ページを見ますと、今回が9次ということで、昭和の時代から始まっていて、大概七次までは3年ぐらいのスパンで行政改革を、あるいは財政改革をやろうというようなことでテーマを示されておりますけれども、8次からは5年、そして今回も5年のスパンになっております。初めてやるわけではありませんから、行財政改革大綱の一定のルールといいますか、プロセスというのは大体確立されながらできてきたんだろうと思います。最近5年というスパンにしたのはどういうことでしょうか。 97 ◎高野行革推進課長 5年にした理由はいかがかという御質問かと思います。5年の理由ですけれども、1つは、単純に数年で行える調整がないということもあるのかなと。中には規定整備をしなくちゃいけないものもあったり、市民の意見も確認しなくてはいけないものもあったりということで5年という期間の設定をさせていただきました。 98 ◎荻田米蔵委員 基本構想・基本計画というのは八王子ビジョン2022といって、それは3年後ですよね。そういうことも意識されてもよかったのかなという気がいたします。  それから、3年ではなかなかできにくいというようなお話でございましたけれども、どうなんでしょうね。例えばキャッシュレス化といって来年導入の方向を決めて、令和5年に一部実施という書き方というのは、5年前の今決めて、5年後一部実施、何か言葉がどれぐらい認識をされて、市民部の方はどう考えていらっしゃるのか。無駄な部分もあると思いますよ。現金で払ったりして現金を管理するとか、領収書は一々出すんでしょうけれども、でも、本当に突き詰めて考えていらっしゃるのかなという気がいたしました。  それから、3ページ目には今回の答申の方向性というのがしっかりと書かれております。そして、目指す方向性というのは太字で書いてありますけれども、行政サービスの適正性の確保、それから財政の健全性の維持ということで、改革の4本の柱は後ろのほうにきちっと示されております。サービス提供手法の最適化、人と組織の強化とか提案をされているんですけれども、9ページを拝見しますと4本の柱と言っているので、この提言に沿った4本の柱かなと思いますと、そうでもない。表現だけ重なっているかなと思う部分もありますけれども、全く違う独立の柱を立てていらっしゃる。この辺は長年行財政改革大綱をつくられてきたので、もう行財政改革部のほうで柱があって、その柱に沿って審議会の答申を参考にしたという考え方でよろしいでしょうか。 99 ◎高野行革推進課長 柱についてなんですけれども、行財政改革推進審議会からの答申で出た柱を参考にはしておりますけれども、私どもが個別の取り組みなどの検討を進めていく中で、それが表現で理解しやすい柱という形でこの4本の柱を改めて立たせていただいたような考えでございます。 100 ◎荻田米蔵委員 わかりやすくということですけれども、多分それは違うと思いますよ。もともと今まで行財政改革というものを進められてきて、例えば前回の大綱にあった施設マネジメントという言葉は今回ないにしても、今実行中であるから、それはもう倒すことのできない柱として、一応そちらの内部ではちゃんと立てていらっしゃる。その上で提言あるいは答申を参考にして、新しい考え方だとか、新しい手法だとかをつけ加えていらっしゃるんじゃないかというのが私の理解なんですけれども、どうですか。 101 ◎高野行革推進課長 考え方として、委員のおっしゃられたような考え方が正しいのかなと私も今改めて感じたところではございます。 102 ◎瀬尾行財政改革部長 8月にいただきました答申で、改めまして行政サービスの適正性の確保、それを支える財政の健全性の維持というのをいただいたところでございます。この方向性をしっかりと十分認識いたしまして、それから答申には各個別の取り組みについてもさまざまな提言をいただいておりますので、それにつきましては十二分に生かしていきたいということで検討を進めたところでございます。  その中で、答申の一番肝になっているところといたしまして、きっちりと今までやってきた行財政改革大綱も政策実現のために支えてきたところですけれども、行政内部の仕組みづくりをしっかりしていくという中では、答申の中の行政サービスの適正性の確保についてをこちらでは大きな目的にしたところでございます。内部の仕組みづくりを考えたときに、やはり職員と地域の方々の声をきっちりと反映した仕組みづくりということが全体にかかってくるということで、2つの目的ということでまずは考えていこうということにいたしました。  そこで柱をつくった上では、そのサービスという行政サービスの部分、それから市の行政の中を支えています資源の部分、それから人の部分、情報の部分ということで4つの見え方の部分ということで4本の柱を整理したところでございます。そこに職員、人と仕組みづくりを目的としておりますので、機動力であるとか、組織を横断する柔軟な対応ということで、視点についてを横断的にしたところでございます。答申にある財政の健全性の維持につきましては、これらの取り組みを進めることで全てにかかってくるという理解でおります。 103 ◎荻田米蔵委員 ありがとうございます。時間のほうもあれなので、あと2つだけ聞かせてください。  16ページ、17ページに5年間のサービスの適正性の確保、あるいは資源の効果的な運用とか、4本の柱について具体的な施策というか、取り組みを書かれております。例えばこの推進責任というのは、市民起点の窓口の改革というのは市民部が推進をして、自己完結みたいな感じでやっていくということですか。 104 ◎高野行革推進課長 資料の56ページ、57ページをごらんいただければと思います。代表所管、関連所管をこちらで出させていただいております。その代表所管のほうで推進はしてまいりますけれども、全体的な推進は当然私どもでもやってまいります。 105 ◎荻田米蔵委員 実際の窓口というか──私が言うことでもないかもしれませんけれども、市民部の考えていることとかを理解した上で進めていただければと思います。各所管にまたがるので、どうしても横断的になると思いますけれども、やはりこれを進めていくためには行財政改革部、行革推進課がみんなに応援してもらってやっていかないとできないような感じもありますので、ぜひ頑張っていただければと思います。  最後になります。いろんな提言がある中でこの扱いはどうなったのかなということがありますので、80ページのア、税徴収の充実の一番最後のところに、地方税法を根拠とする市税と国民健康保険税については、共通する事務処理が多いことから、組織を一本化するなど、現状の課題に対応するための効果的な体制づくりが必要と考えると提言されているわけですけれども、こういうことが幾つかありますが、こういう扱いというのはどのように処理されたのかお聞きします。 106 ◎高野行革推進課長 この部分の扱いですけれども、個別の取り組みの番号でいきますと、45番に適正な債権管理を行うための手法及び管理体制の整備、ページでいくと45ページに、他の債権と同時に徴収の実施体制、支援体制の検討構築をしてまいる考えでございます。 107 ◎荻田米蔵委員 組織を一体化するとか、そういうことも含めて検討されるということですね。わかりました。  新しい事業が始まったとか、いろいろ計画が打ち出されたということよりも、市民の皆さんが喜ぶのは行革が目に見える形でこうなっているということを知ったときですよね。頑張っているじゃんかということですよ。そういうのを意識して、これが内部の書類にとどまらず、市長の挨拶でも地域起点のサービスということをおっしゃっていますけれども、こういうことを大きくPRしていただいて、市役所もしっかり取り組んでいるんだということをPRしていただければと思います。 108 ◎八木下輝一委員長 ほかに御質問がなければ、進行します。  次に、市有公共施設における不適合コンクリートブロック塀の撤去及び改修工事の完了について、市側から報告願います。 109 ◎谷資産管理課長 それでは、市有公共施設における不適合コンクリートブロック塀の撤去及び改修工事の完了について御報告いたします。  1、報告趣旨です。平成30年、2018年6月18日に発生しました大阪府北部を震源とする地震で小学校プールのコンクリートブロック塀が倒壊し、小学生が死亡した事故を受け、本市の学校を含む全ての公共施設にあるコンクリートブロック塀を調査し、建築基準法に適合しないコンクリートブロック塀であることが判明したものについて、撤去及び改修工事が完了しましたので報告するものです。米印ですが、建築基準法に適合しないコンクリートブロック塀とは、高さが2.2メートルを超えるコンクリートブロック塀及び高さが1.2メートル以上で倒壊防止用の控え壁がないか、控え壁があってもその間隔が3.4メートルを超えるコンクリートブロック塀になります。その下に参考としまして、コンクリートブロック塀の高さ、控え壁、控え壁の間隔につきまして写真を載せております。  2、報告内容です。(1)工事を実施した施設は、小中学校が33校となります。内訳としましては、小学校が25校、中学校8校になり、具体的な学校名は表のとおりとなります。工事の完了例の写真は第五小学校のものになります。  続きまして、イ、学校以外の公共施設では、川口児童館など19施設の工事を行いました。具体的な施設は表のとおりになります。工事の完了例は北野事務所の写真になります。  続きまして、(2)対応経緯です。平成30年6月18日の地震発生後、直ちに全ての公共施設を対象に不適合コンクリートブロック塀の有無について調査を開始しました。6月29日には全ての公共施設について点検調査を完了し、7月4日から、まずは小中学校にある不適合コンクリートブロック塀の撤去工事から既定予算を使い、着手いたしました。9月7日には施設管理の徹底を図るため、施設点検実施の通知を全所管に行っております。9月21日には改修工事に係る補正予算の議決をいただいております。そして平成31年、2019年3月29日に、学校を含む全ての公共施設の撤去及び改修工事が完了いたしました。4月23日、新年度になりまして改めて施設の安全点検を実施し、適切な施設管理を行うように全所管に通知を行っております。  3、その他、公共施設の安全対策についてです。市が所有、管理する施設及び構造物等につきましては、経年劣化等による状況の変化を確認し、継続的な維持管理を適切に進めていくことが重要になります。これまでも実施してきた日常点検などを通じ、ふぐあい等の早期発見、早期対処に努めておりますが、さらに点検者のスキルアップや情報共有の体制の強化を進めてまいります。そのために定期的な研修を実施し、施設管理所管や指定管理者との情報共有の充実を図り、公共施設の安全管理に努めてまいります。 110 ◎八木下輝一委員長 市側の報告は終わりました。  御質問はありませんか。鈴木委員。 111 ◎鈴木玲央委員 コンクリートブロック塀に関しましては、事故が起きてから迅速に対応していただいたことは、本当に子どもたちの通学路の安全という意味では、対処して完了したことを改めて御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。  その中でありますけれども、今回、工事完了例に第五小学校が挙げられておりまして、この第五小学校のプールの塀なんですけれども、たしか3年ぐらい前に地域の方から、ここのブロック塀はちょっと傾いているから危ないと言われて市のほうにお願いをさせていただいて、塗装と補強を若干していただいたことがあったんですね。それをやるのに大体半年ぐらいかかったんですけれども、事故が起きると、3年前に改修したのを2年後にすぐに改修しているというのは、今回、安全対策の中に早期発見、早期対処と書かれているのに、事故が起きればすぐに対応するけれども、事故がなければ、このブロック塀は3年ぐらい前に直してもらっているんですが、そのままであったと考えると、そのときの直し方はどうだったのかなとすごく疑問に感じるところではあるんですね。もちろん、これは学校教育部も絡んでいることなので、今回報告事項として総務企画委員会で上がっているのはわかるんですけれども、やっぱり事故が起きてから即時に対応する。その前に同じような事例で直してくださいという話が出たとしても、そこは時間がかかったり、これを見ると、3年前は直し方が違ったんじゃないかと正直思うんですね。今の直し方だと塀が変わっているじゃないですか。3年前は塗っていなかったのに塗って、ブロックが落ちないように横の柱を打ち込んでもらったんですね。それで大丈夫ですとPTAの方たちに話した記憶があります。それが、事故が起こるとつくり方が全然変わるというのは、事故がなければ、市の対応の仕方としてこれは余りにも甘かったんじゃないかというのはありますが、今回、改修工事をしていただいたのは本当に感謝します。子どもたちへの安全対策をしていただいたということはすごくありがたいことなんですけれども、やっぱり日々そういった情報をしっかりと共有した上で安全の部分には早期対処していただきたいと思うんですけれども、その点はどう考えているのかお聞かせいただきたいので、お願いいたします。 112 ◎高田建築課長 小学校のブロック塀の件なんですが、今回のブロック塀の対応につきましては、補強するという考え方と撤去するという考え方、大きく2つあるかと思うんですが、当時選択された工法というものも外部からの鉄骨で補強すると、そういったやり方は今も認められている工法ですので、当時の判断としましては、工事の期間ですとか、周りに与える影響等々を極力考えた中で、構造的に問題ないという判断のもとでそういった工法が選択されたものと認識しております。  昨年の対応に関しましては、そういったことも含めてやはり一定以上の高さの構造物に関しては、経年劣化等、そういった問題もありまして、永遠に安全であるといった保証はございませんので、昨年の判断の中では2.2メートルを超えるものに関しては全て撤去するといった判断のもとで対応したと。ここの部分に関しましても、ブロック塀自体は恐らく2.2メートルは超えていないとは思うんですけれども、地上面から見た際にそれ以上の高さがあるといった判断からフェンスに改修をしたという対応になっているかと思います。  ですが、委員の御指摘のとおりに、当時もそういった検討がなされたかどうかというのは、済みません、知り得ないところなんですが、やはりいろんな可能性を検討した中で慎重に判断していくことが重要なんだなということが今回の経験を踏まえてよく実感できましたので、また今後、施設管理の所管課としっかり情報共有、連携をしながら安全管理に努めていくようにしていきたいと思います。 113 ◎鈴木玲央委員 当時の基準値において違ったところでの補強ということは私も理解します。その当時の段階で判断し、補強したことでこういった対応されていたというのは理解しますし、今回は高さのところもあって、高さを落とすためにこういうふうにしたと。学校は外から見えないように結構目隠しの意味でフェンスをやっているけれども、今回、目隠しの意味がなくなっている状況でもありますので、では今後、こういったフェンスが不審者から見られないようにまた目隠ししますというような話が出たら、また工事するんですかみたいな話になると思うんですね。  もちろん、やっていただいたことは自分はすごくありがたいんですけれども、ただ単にやれと言われてやるんじゃなくて、八王子市として、今、不審者対策とか学校の安全、児童の安全、外から侵入されないような──このフェンスだと多分外から、大人だったら手をかけて上れると思うんですね。こっちの横側のやつだったら、上ろうにもかけるところがないので上れないから進入はできないと思うんですけれども、では今後、不審者の侵入というのはどうするんですかという議論が絶対出てくると思います。それでまた直しますといったら、結果的に市の財源をまた使ってやるとかということになると、何度直すんですかという話になってきますので、そこは学校施設としてやる部分と、その工事に対して本当にこれが財源としてどうなのか、何回も改修して本当にこれでいいのかというのを管理するのが総務企画委員会の場だと思っておりますので、そういった意味では、先ほどの行革ではありませんけれども、適正な財源の使用方法、そして実際のあり方の確認をぜひ行っていただきたいと思います。  特に今、大津市の事故があって歩道の安全と言われておりますけれども、ではまたカードレールをどうするのかと常に安全対策をするのはいいですけれども、毎回毎回同じことを繰り返していったら、結果的に施設マネジメントで先ほどこれだけ議論をしていたのに、そこにかかる費用はまた幾らかかるのという話になるので、そういったところのチェックを皆さん方にはしていただきたいと思いますし、各所管を横断しているので、学校教育部とかにそういったところをしっかりと確認していただいて、ぜひ子どもたちの安全というのを今後守っていただきたいと思いますので、お願いいたします。 114 ◎八木下輝一委員長 石井委員。 115 ◎石井宏和委員 撤去及び改修とありますけれども、撤去だけのものと改修したものがおわかりでしたらお示しいただければと思うんですが。 116 ◎高田建築課長 基本的にはもともと塀があったということでそこを区画するですとか、目隠しをするですとか、そういった機能があったところですので、撤去した後に目隠しのフェンスを設置するなり、もしくはネットフェンス等を設置するなりといった対応になっております。 117 ◎石井宏和委員 全て別なものをつくったということなんですが、その際、生け垣的なものとか、緑を生かしたものとか、そうした対応を考えたりしたものがあったら教えてください。 118 ◎高田建築課長 今回、市の施設に関しましては、生け垣等、そういったものの対応はしておりません。 119 ◎石井宏和委員 緑化につながることですから、生け垣など緑をできるだけ生かせるような対応も望ましいと思いますので、ぜひ今後は御検討いただければと思います。 120 ◎八木下輝一委員長 ほかに御発言がなければ、進行します。
     次に、本委員会の行政視察についてお諮りします。  行政視察については、日時、目的、場所等を委員会で決定の上、あらかじめ議長の承認を得なければならないことになっております。詳細については、この後各委員のお考えを伺い調整したいと思いますが、最終決定においては正副委員長に御一任願えますか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◎八木下輝一委員長 御異議なしと認め、そのように御了承願います。  以上をもちまして、総務企画委員会を散会します。                                     〔午前11時57分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...