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  1. 八王子市議会 2013-03-18
    平成25年度_予算等審査特別委員会 都市環境分科会 本文 2013-03-18


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                    〔午前10時00分開議〕 ◎相澤耕太委員長 ただいまから都市環境分科会を開会します。  本分科会に付託されました一般会計歳入歳出予算、特別会計予算及び関連議案は、分科会議案付託表のとおりであります。  審査の方法としては、お手元に配付してあります分科会審査順序・方法をごらんいただきたいと思います。  なお、本分科会においては、効率的な運営ができますように、答弁を含めた1人当たりのおおよその持ち時間をあらかじめ設定しておきたいと思います。2日間の審査時間から勘案して、おおむね1人当たりの持ち時間を60分、再配分なしとしたいと思いますので、御協力をお願いします。  以上の方法により審査することとし、議題にした案件ごとに説明を受け、質疑を行うという方法で進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎相澤耕太委員長 御異議なしと認め、以上の方法で進行させていただきます。  部課長の説明につきましては、新規事業等、前年と特に変わった点について簡潔に説明を願います。  なお、分科会におきましては、付託された案件については採決を行わないことになっております。  ただいまから審査に入ります。   ──────────────────────────────────────────  第7号議案 平成25年度八王子市一般会計予算について 所管分  歳出予算及び関連議案   第2款 総務費中 所管分   第4款 衛生費中 所管分   第8款 土木費中 所管分   * 関連議案    ○第37号議案 八王子市道路構造の技術的基準に関する条例設定について    ○第38号議案 八王子市道路標識の寸法に関する条例設定について
       ○第40号議案 八王子市道路の移動等円滑化の基準に関する条例設定について    ○第41号議案 八王子市都市公園条例の一部を改正する条例設定について    ○第42号議案 八王子市営住宅条例の一部を改正する条例設定について    ○第43号議案 八王子市立都市公園の指定管理者の指定について(八王子市立いちょう公園ほ           か)    ○第44号議案 八王子市立都市公園の指定管理者の指定について(八王子市立上柚木公園)   ────────────────────────────────────────── 3 ◎相澤耕太委員長 初めに、第7号議案、平成25年度八王子市一般会計予算についてのうち所管分、歳出予算のうち、第2款総務費中所管分、第4款衛生費中所管分、第8款土木費中所管分、及び関連議案、第37号議案、第38号議案、第40号議案ないし第44号議案を議題とします。  市側の説明をお願いします。 4 ◎渡辺環境部長 それでは、環境部が所管する歳出のうち、清掃事業を除く主なものにつきまして御説明いたします。  予算説明書の126ページをお開きください。2款総務費のうち1項総務管理費、7目財産管理費ですが、説明欄16にみどりの保全基金積立金として899万円を計上しております。市内に残る貴重な緑地の保全等を推進する資金として、引き続き積み立てを行うものであります。  続きまして、173ページをお開きください。4款衛生費、1項保健衛生費、10目環境保全推進費でございます。環境保全活動の推進及び良好な環境の確保に要する経費として環境部所管分は1億3,092万円で、前年度比2.8%の減でございます。  説明欄4の環境保全推進の(3)環境基本計画策定において400万円を計上しております。これは、平成16年3月に策定した環境基本計画の計画期間が平成25年度で終了となることから、これまでの取り組み状況を踏まえた新たな環境基本計画を策定するものです。  続きまして、175ページでございます。説明欄12の温暖化防止対策では、再生可能エネルギーの普及拡大に向け、市内における再生可能エネルギー推進の方法について引き続き検討するとともに、再生可能エネルギー利用機器の設置者に対して補助を行うもので、合わせて1,220万円を計上しております。  これらの事業に合わせ、開所から3年目となると八王子市温暖化防止センターの運営をさらに活性化させ、温暖化防止対策を推進してまいります。  飛びまして213ページでございます。8款土木費、3項都市計画費、10目緑化対策費でございます。説明欄2の自然のみどりでは、市街化調整区域内の保全に向けた適正な土地利用に関する条例の目的を実現するため、調整区域内の緑の環境現況調査を行い、保全の必要性を判断する基礎資料を作成するため、新たに自然環境評価として900万円を計上しております。 5 ◎山崎清掃事業担当部長 続きまして、環境部所管に関する歳出のうち、清掃事業に関する主なものについて御説明をいたします。  176ページをお開きください。4款衛生費、2項清掃費、1目清掃総務費でございます。清掃事業の管理運営に要する経費で38億9,972万円を計上しており、前年度比3.7%の減となっております。こちらは、本年度にごみ処理基本計画の策定を終了したことや、施設の維持管理を減じたことなどによるものです。  次に、177ページをお開きください。2目ごみ減量・リサイクル推進費でございます。ごみ減量及び資源リサイクル推進に要する経費として15億9,661万円を計上しております。前年度比1.3%、2,115万円の減となっております。  続きまして、179ページをごらんください。説明欄11の生ごみ減量・資源化推進では、家庭で生ごみを堆肥化したり、できた堆肥を地域の公園などで活用していく地域内活用モデル事業と、小学校においてダンボールコンポストの活用により給食残渣を堆肥化する校内活用モデル事業を実施するため、90万円を計上しております。  次に、180ページです。3目塵芥処理費でございます。ごみ等の収集、運搬及び処分に要する経費として44億4,124万円を計上しており、前年度比1.1%、4,832万円の増となっております。  説明欄1にありますごみ等の収集運搬では、可燃ごみ収集業務の民間委託を拡大して効率化を図るため、5億5,157万円のうち、5億2,378万円計上しております。  また、説明欄2から4にございます各清掃事業所におけるごみ等の収集運搬では、ごみ出しが困難な高齢者、障害者世帯を対象としたふれあい収集事業のニーズ拡大に対応するため、新たに軽自動車を購入する経費を計上しております。  次に、説明欄6でございます。ごみ等の焼却・破砕処理では、多摩ニュータウン環境組合への負担金、いわゆる多摩清掃工場の運営管理費でございますが、平成24年度をもって調布市分の焼却受け入れが終了することにより、負担金が1億9,000万円増となり、8億8,127万円を計上しております。  次に、1枚めくっていただきまして、182ページでございます。説明欄14の戸吹不燃物処理センター設備更新では、老朽化した戸吹不燃物処理センターの設備を、機械、手選別による細かな選別に対応した設備に更新する工事に要する費用として、新たに1億9,901万円を計上しております。  次に、183ページをごらんください。5目ごみ処理施設等建設費でございます。新館清掃工場建設のため、基本計画を策定し、及び戸吹清掃工場の劣化状況検査等に要する経費として、新たに835万円を計上しております。  以上、環境保全関連予算と合わせまして、環境部全体の歳出予算額は総額63億5,406万円となりまして、前年度対比0.5%、2,942万円の増額となっております。 6 ◎穴井水循環部長 それでは、水循環部所管に関する歳出の主なものについて御説明いたします。  初めに衛生費でございますが、予算説明書の173ページをお開き願います。4款衛生費、1項保健衛生費、10目環境保全推進費、説明欄2の水循環の保全、(1)湧水復活10年では、平成24年度の涵養域調査結果をもとに、中野山王地区の湧水保全計画の作成を行うとともに、説明欄3、(1)雨水浸透促進では、健全な水循環の再生を図るため、引き続き雨水浸透施設等の設置補助を進めてまいります。  続きまして、182ページをお開きください。2項清掃費、4目し尿処理費でございます。説明欄1のし尿等の収集運搬、及び説明欄2のし尿等の処分に関する経費として合わせて8,303万円を計上し、今後も効率的な処理を行ってまいります。  続きまして、183ページ、3項下水道費、1目下水道費でございますが、下水道事業特別会計への繰出金として42億6,894万円を計上しております。  続きまして、土木費について御説明します。199ページをお開きください。8款土木費、2項道路橋りょう費、2目道路維持費でございます。説明欄1の道路・水路の改良整備、(1)水路・雨水排水施設の整備に要する経費といたしまして1億2,081万円を計上しております。谷萩川の改良工事に着手するほか、6ヵ所の水路改修、雨水排水施設の整備を行い、また本年度は(2)浸水対策重点整備として初沢、長沼地区の治水対策を行い、溢水などから市民の生命・財産を守り、安全なまちづくりを進めてまいります。  また、(3)の生態系豊かな水辺の整備として、身近な水辺の復活10年プロジェクトに掲げた湧水周辺等の整備を行ってまいります。  以上、水循環部全体の予算額は総額45億7,517万円となり、前年度対比5.7%、2億4,691万円の増額となっております。 7 ◎箕作まちづくり計画部長 それでは、まちづくり計画部のうち、都市計画室所管分の主なものについて御説明させていただきます。  予算説明書204ページをお開きください。第8款土木費、第3項都市計画費、第1目都市計画総務費につきまして、住みよい都市づくり推進のための経費を計上してございます。  まず、説明欄5の都市復興マニュアルの策定でございます。これは、平成17年度から実施してきました地域協働復興模擬訓練の成果を踏まえまして、地域特性に即した課題を整理、検討し、都市復興マニュアル及び都市復興条例の策定に向けた検討を行う経費として340万円を計上するものでございます。  次に、説明欄11の都市計画マスタープラン改定でございます。これは、平成15年に策定しました本市の都市計画に関する基本的な方針であります都市計画マスタープランにつきまして、新たな基本構想・基本計画の策定や、東京都の都市計画区域マスタープランの改定に合わせまして、さまざまな社会情勢の変化を踏まえた見直しを行うための経費としまして1,310万円を計上するものでございます。  次に、予算説明書205ページ、説明欄16、都市計画調査でございます。(1)多摩ニュータウン未利用地の活用調査は、多摩ニュータウンの未利用地の活用を促進するため、敷地要件や都市基盤の整備状況、環境への影響などの課題について調査・整理するための経費としまして470万円を計上するものでございます。  また、(2)都市計画基礎調査は、都市計画法に基づき、都道府県が5年ごとに実施します都市計画基礎調査及び土地利用動向調査を行う経費として850万円を計上するものでございます。  次に、予算説明書207ページ、説明欄28の国有地等跡地活用の検討でございます。これは、八王子駅南口周辺地区まちづくり方針を踏まえまして、平成28年度に移転が予定されております八王子医療刑務所用地の活用に向けました検討を行うための経費としまして236万円を計上するものでございます。  以上が都市計画室に関するものでございます。 8 ◎池内交通政策室長 続きまして、交通政策室の所管にかかわる一般会計歳出のうち、主なものについて御説明させていただきます。  まず、予算説明書126ページをお開き願います。2款総務費、1項総務管理費、7目財産管理費、説明欄15の高尾駅周辺整備基金積立金でございます。これは、高尾駅周辺整備に必要となる事業費を確保するため、平成24年度に基金を設立したものでございますが、その利子収入にかかわる経費として480万円を計上しております。  次に、205ページをお開き願います。8款土木費、3項都市計画費、1目都市計画総務費、説明欄12高尾駅北口駅前広場及び南北自由通路等の整備でございます。これは、観光と交通の拠点である高尾駅周辺の整備を進めるために、南北自由通路の建設に向けた調査設計や、駅構内の通り抜けに対して通行費用の支援を実施するとともに、北口駅前広場予定地の一部用地買収を行い、地域の活性化と、利用者の利便性を図るための事業の経費といたしまして4億376万円を計上しております。  次に、説明欄14圏央道高架下等の整備でございます。これは、圏央道橋りょう下部の空きスペースなどを利用し、地域活動の拠点となるまちの広場などを整備することにより、活力ある住みよい環境を創出し、地域の活性化を図るための事業の経費といたしまして4,542万円を計上するものでございます。  続いて、説明欄15交通空白地域交通事業でございます。これは、交通空白地域において公共交通による移動手段を確保するため、地域住民、事業者、行政が協働で持続可能な交通事業を実施するための経費といたしまして460万円を計上するものでございます。  続いて、説明欄17都市計画調査でございます。これは、リニア新幹線の整備効果をまちづくりに生かすため、広域交流、広域連携に有効な八高線と横浜線の連結化を推進するほか、都市計画道路の事業化に向けた調査、及び総合交通体系整備計画の改定に向けた基礎調査を実施するための経費といたしまして、合計で1,623万円を計上するものでございます。  最後に、207ページ、説明欄27圏央道八王子西インターチェンジの機能強化に伴う関連整備といたしまして8,385万円を計上しております。これは、圏央道八王子西インターチェンジと関越・東北自動車道方面との相互アクセスを可能にし、まちのにぎわいの創出、防災機能及び市民の利便性の向上のため、機能強化に伴う整備を行うものでございます。  以上が、本室にかかわる歳出予算で、総額は5億6,021万円となっております。  交通政策室からの説明は以上でございますが、バリアフリー整備にかかわる関連議案といたしまして第40号議案、八王子市道路の移動等円滑化の基準に関する条例設定についてを上程しております。 9 ◎榎本まちなみ整備部長 続きまして、まちなみ整備部が所管する事項のうち、区画整理室分を除く歳出の主なものについて御説明いたします。  まちなみ整備部に係る歳出予算の総額は、区画整理室分を除き、34億7,589万円となっており、平成24年度に比べ11億2,036万円の増額となっております。  それでは、予算説明書の203ページをお開きください。都市計画総務費におきましては29億9,622万円のうち、2,252万円を計上しております。  初めに、説明欄4都市景観形成では、景観法に基づく景観行政団体として景観条例及び景観計画を運用し、景観に対する取り組みを市民や事業者へ周知するとともに、計画に基づく指導や届け出、景観審議会の運営等の景観施策を推進してまいります。  続きまして、204ページをお開きください。説明欄6旭町・明神町地区周辺まちづくりの推進では、東京都が実施する東京産業技術研究センター八王子支所跡地への産業交流拠点整備に合わせ、旭町街区と明神町街区との一体的なまちづくりを推進するため、本年度は旭町・明神町地区の事業化及び地区内に整備を予定している広場、自転車駐車場についての具体的な検討を進めるとともに、引き続き、権利者勉強会を行ってまいります。  続きまして、212ページをお開きください。公園費では18億2,685万円を計上しております。  説明欄1公園管理では、(2)指定管理者制度による公園管理を市内全域に導入し、今年度759公園を指定管理者による公園管理とし、公園利用サービスの向上と、より効率的な公園管理を行います。  次に、説明欄2協働による公園づくりでは、公園アドプト制度を推進するとともに、公園まちづくり活動支援として、小田野中央公園まちづくりの会へ補助金を交付しております。  次に、説明欄3公園整備(1)片倉城跡公園整備では、史跡等の保全のため、21年度から継続して片倉城跡公園の用地取得及び施設整備を行います。  また、(2)六本杉公園整備、(4)子安公園整備についても、老朽化した施設の改修等の再整備を行ってまいります。  次に、214ページをお開きください。住宅総務費では9億6,103万円を計上しております。  説明欄2市営住宅管理では、市営住宅の維持管理など住環境の向上に配慮した事業を推進してまいります。  次に、説明欄3耐震化促進では、木造住宅耐震診断補助金、及び木造住宅耐震改修工事補助金、並びに特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化補助金などのほか、本年度より新たに一般緊急輸送道路沿道建築物及び分譲マンションの耐震診断等に要する費用の一部を助成し、建築物の耐震化を促進してまいります。  さらに、説明欄4居住環境整備では、居住環境の向上及び住宅の長寿命化を図り、市民が安心して住み続けられる住宅を確保するため、個人住宅の所有者等に改修工事に要する経費の一部を助成するものでございます。  次に、次ページ、215ページをごらんください。住宅建設費では、6億3,347万円を計上しております。八王子市営住宅管理計画に基づく中野団地建て替えについて、本年度は第1期本体工事を完了する予定となっております。  なお、関連議案といたしまして、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、都市公園の設置及び規模の基準等について定める第41号議案、八王子市都市公園条例の一部を改正する条例設定について、及び市営住宅の入居者資格及び整備基準について定める第42号議案、八王子市営住宅条例の一部を改正する条例設定について、この2議案並びに第43号議案及び第44号議案の八王子市立都市公園の指定管理者の指定についてを御提案しているところでございます。 10 ◎桑原区画整理室長 それでは、区画整理事業につきまして御説明申し上げます。  現在、本市が施行しています区画整理地区5地区の25年度予算総額は19億1,988万円であります。平成24年度、国の緊急経済対策に伴う補正予算により、前倒しして行う事業1億9,200万円を合わせますと、21億1,188万円となり、前年度当初予算と比較しまして68.3%の増となります。  また、上野第二地区を除く4地区は、財団法人東京都新都市建設公社に業務を委託しておりますが、中野中央及び中野西地区は、本年度から本格的な委託を行うこととしております。  それでは、予算説明書208ページをお開き願います。8款土木費、3項都市計画費、2目上野第二地区土地区画整理費でございます。予算額は4億6,287万円を計上しております。主な内容でございますが、街路築造等工事費1億8,243万円、移転補償費2億2,830万円でございます。  続きまして、その下、209ページになりますが、3目打越土地区画整理費でございます。事業収束に向けた予算は7,323万円を計上しております。本年度は、換地計画作成、道路補修工事等を実施してまいります。  次に、4目中野中央土地区画整理費でございます。街路築造等工事、移転補償費等で3億3,999万円を計上しております。  続きまして、210ページをお開き願います。5目宇津木土地区画整理費でございます。総額は5億767万円を計上し、街路築造等工事、移転補償費などの事業の進捗を図ってまいります。  最後に、6目中野西土地区画整理費でございます。予算額は5億2,139万円を計上しております。本地区は国道16号線拡幅用地の確保を急務としております。街路築造等工事、移転補償費等の事業の進捗を図ってまいります。 11 ◎駒沢道路事業部長 それでは、道路事業部が所管いたします予算について御説明申し上げます。  まず、本年度の道路事業部の予算総額は57億5,185万円となっており、前年度と比較しますと、4億9,167万円の増額となっております。  続きまして、平成25年度の主な事業について、順次御説明申し上げます。  まず、2款総務費についてでございます。予算説明書の125ページをお開きください。7目財産管理費の説明欄の6になりますが、南大沢総合センター駐車場の管理運営経費といたしまして2億1,273万円を計上したところでございます。  続きまして、8款土木費のうち、道路事業部の予算について御説明申し上げます。  まず、199ページをお開きください。199ページから201ページまでになりますが、2目道路維持費につきましては20億8,865万円を措置したところでございます、主な内容といたしましては、市民の住環境の向上、交通環境改善を図るため、道路・水路の改良整備、交通安全施設の整備、西八王子駅北口の交通環境改善、道路・水路の維持補修などに要する経費を計上しているところでございます。  続きまして、201ページ、202ページをごらんください。3目道路新設改良費では、19億9,143万円を措置しております。主な内容といたしましては、幹線・生活道路の整備に要する経費として7億9,300万円を計上しております。これは、通行や防災上に支障を来している狭隘道路の拡幅改修や交差点改良、また幹線1級17号線、いわゆる北大通りですけれども、それの歩道整備をするものでございます。  また、平成25年度に竣工予定のマルベリーブリッジ延伸工事など、八王子駅周辺交通環境改善に要する経費といたしまして11億7,423万円を計上しているところでございます。  次の4目橋りょう維持費につきましては、橋りょうの長寿命化修繕計画、いわゆる八王子市橋守計画に基づいた予防保全工事の経費、老朽化した橋りょうの補強工事費などといたしまして1億7,050万円を計上いたしているところでございます。  次の203ページをごらんください。5目橋りょう新設改良費では、東京都が進めております河川改修に伴う橋りょうかけかえの負担金、また橋りょうの新設・かけかえを行うための経費を計上しているところでございます。  続きまして、203ページから208ページになります。1目都市計画総務費では、9億9,062万円を計上しております。これは、地域循環バスの運行経費や、交通安全対策に関する経費のほか、放置自転車対策に要する経費などを計上しているところでございます。  続きまして、211ページをお開きください。8目都市計画道路事業費におきましては、平成25年度で事業が完了する都市計画道路3・4・17号線の用地取得費、工事費等、また、その他の都市計画道路の測量経費を含めまして、合計で8,946万円を計上しているところでございます。  道路事業部所管の一般会計歳出の説明は以上でございますが、なお、道路整備にかかわる関連議案といたしまして、第37号議案、八王子市道路構造の技術的基準に関する条例設定について、及び第38号議案、八王子市道路標識の寸法に関する条例設定についてを上程いたしております。 12 ◎相澤耕太委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。なお、質疑の際は、予算説明書等のページ数を明示願います。 13 ◎星野直美委員 おはようございます。それでは、予算の概要の103ページから、環境保全活動の支援と啓発のところの路上喫煙対策について、まずお伺いをします。  この路上喫煙対策を質問するに当たりまして、たばこ税に関して八王子市のホームページを見てみました。そうすると、たばこは市が施策を行う際の貴重な財源となりますので、たばこは市内で購入していただきますようお願いいたします、とありました。21年度の決算額が出ていたんですけど、本市のたばこ税の税収は約30億円で、市税全体の3.3%を占めている。結構大事な税金なんだなと。  ここで、路上喫煙対策の主な経費というところが、マナー推進及び清掃業務委託料になっているんですけれども、たばこは市内で買ってほしいけれども、たばこを吸う場所というものがどんどん限られてきてしまっていて、たばこを吸う方はちょっと苦労していらっしゃるんじゃないかなと。その反面、受動喫煙の害というものも考えなければいけなくて、その受動喫煙についても、結構テレビなんかでやっていると、電話がかかってきたりして、市でたばこを吸うのをやめてほしいみたいな御要望もあるんですが、やっぱりたばこは市内で買っていただく。市内で買うということは、吸うことが目的ですから、場所を余り絞り込んでいくのもいかがなものかなと私は思っているんですけれども、たばこを吸う場所を限らなければいけない、受動喫煙の害も考えなければいけないんですけれども、この現状を市ではどんなふうに考えてやっていこうと思っているのか、教えてください。 14 ◎佐藤環境政策課長 市内における喫煙対策というところですけれども、今現在は路上喫煙の禁止地区を設定して、その中では、喫煙スポットの中で吸っていただく。市内においては歩行喫煙は禁止という中で取り組ませていただいております。ただ、マナーをきちんと守っていただくことで、吸う方、吸わない方の共存を図っていけるように取り組んでおります。 15 ◎星野直美委員 共存は大事だと思うんですけれども、マナーの周知活動というものは、具体的にどんなふうなことをやっていらっしゃるんでしょうか。 16 ◎佐藤環境政策課長 特にイベント等で周知を図っているのと、あと、通常の清掃業務の中等で、よろしくない喫煙行動をされている方に啓発をしているというようなことをやっております。 17 ◎星野直美委員 見て、だめだよということを教えているとか、そういう形ですか。そうすると、効果というのはどうなんでしょうか。マナーの推進で、歩いている人にだめだよと言うこととか、イベントもやっていらっしゃるというんですけれども、マナーが向上してきているとか、そんなふうな実感というのは感じていらっしゃいますか。 18 ◎佐藤環境政策課長 平成18年から歩行喫煙の調査を行っておりまして、5年間、八王子駅北口周辺等で調査を行ったところですけれども、18年7月の段階では歩行喫煙率が2.66%だったものが、22年7月の段階では0.26%という形で下がっております。また、ほかの5地区の中でも、そういう歩行喫煙率というのは1%を切っておりますので、そういった意味では啓発効果が効いているのではないかなというふうに考えております。 19 ◎星野直美委員 効果が目に見えてあらわれているということは大事なことですし、うちの委員長もたばこを吸うんですけれども、ちゃんとマナーは守っていますし、あと、すごく感心したのが、たばこを吸ってはいけないところで吸っている人を見ると、ちゃんと注意をされるという、そういう意識もある方がどんどんふえていくといいなと、委員長を見てそう思いましたので、共存というのはできていけるんじゃないかなと思っております。受動喫煙の害は認識はしているんですけれども、どんどん絞り込んでいくと、余計変なところで吸うということもあるかと思いますので、その辺のマナーの推進というのもやっていただければと思います。あと、歩行喫煙というのもすごく危ないので、それもマナー向上のところで言っていただきたいですね。  この路上喫煙対策に対して1,182万円の計上がされているんですけれども、ちょっと左側のページを見ると、委員会は関係ないんですけれども、産婦人科休日夜間救急診療というところ、そこだけを見ると260万円ぐらいしかついていないんですね。そうすると、どっちが大切な事業なのかなと思うと、判断はしかねますけれども、その効果ですとか、そういったところも考えて、この活動のあり方そのもののそれも考えていただきたいなと。それは要望なんですが、よろしくお願いします。
     それでは次に、107ページの環境教育のところに移ります。  1番の環境学習推進というところで、環境学習室(エコひろば)管理運営委託料というものが主な事業の内容になっているんですけれども、ここでは各種講座の開催等啓発事業とか、環境市民会議活動支援とあるんですけれども、具体的にどんな教育支援とか啓発活動をやっているのかを教えてください。 20 ◎佐藤環境政策課長 具体的な講習ということですけれども、例えば自然体験講座等を、市内の自然の有名なというか、いいところを実際に歩いて体験していただくとか、あるいは環境に関係する大学の先生とかをお呼びして講座を設けたりとか、そういった講座等を開いております。 21 ◎星野直美委員 八王子で自然の多そうなところに行って、先生を呼んで環境講座をやっていると。そういう支援というのは大切なんだと思うんですけれども、どういうふうなスパンといいますか、カリキュラムというか、年に何回ぐらいやっているとか、そういったことはわかりますか。 22 ◎佐藤環境政策課長 これはカリキュラムという形ではないんですけれども、単発の授業で、そこに興味のある方が御参加いただくという形になってまいります。講座としては約50講座程度ございます。 23 ◎星野直美委員 50講座というと、年間50講座で、対象になる方というのは子どもたちではなくて、今のお話を伺っていると、普通の環境に興味のある方、お時間に余裕のある方が対象になっているようなんですけれども、いかがでしょうか。 24 ◎佐藤環境政策課長 大人の方から子どもの方まで、これは24年度の上半期の実績としてなんですけれども、大人の方で565名、子どもの方で224名が御参加いただいております。 25 ◎星野直美委員 あと、市立小・中学校環境教育支援というのがあるんですが、これはどんなことをされているのか。 26 ◎佐藤環境政策課長 この事業は、環境市民会議という各6地区等で活躍されている市民の方がいらっしゃるんですけれども、その方々等が学校等に行きまして、授業の1つを受け持っていただくような取り組みになっています。これを環境について勉強していただく中で、あとで皆さんでまとめて発表会をしていただくような、そんな取り組みもやっております。 27 ◎星野直美委員 そうすると、これは市立の小中全校に環境学習の支援はされていらっしゃるんですか。 28 ◎佐藤環境政策課長 去年の実績でいきますと、9校やられていました。 29 ◎星野直美委員 今、9校は少ないなと思ったんですけれども、小中合わせて9校ですか。そうですか。1,400万円かけてエコひろばの主な事業としてうたっているのが、自然体験の学習、あと学校に行って9校で環境の学習をしている。単発の事業で50個の講座で、大人の人565人、子どもが224人。この講座なんですけれども、これを例えば全部を環境に詳しいNPOの方々にお任せするですとか、あとボランティアとか、環境のことを考えている大学ですとか、そういったところと連携をしていくと、もっと効率よく、もっと子どもたちにも環境の講座というのができるような気もいたしますし、ここまで予算をとらなくてもいいのかなと思っています。  また、委員会は違いますけれども、教育のつながりでちょっと見てみると、小中学校で土・日の放課後の授業をやっている事業もあるんですけれども、そこには777万円しかついていないんですね。学力を向上するという目的で777万円、環境の学習を推進するということで1,450万円、そのバランスももうちょっと考えて予算の組み立てをしていただければいいなという要望で、終わらせていただきます。  ぜひそのバランスを整えていただきたいというか、環境という枠でとらえるんじゃなくて、学習という単位でとらえると、余りにも差があり過ぎていかがかと思うんですけれども、その辺の予算のバランスをこれから考え直していただきたいと思うんですが、そのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 30 ◎佐藤環境政策課長 この1,457万円の委託料なんですけれども、これはNPOの団体に委託している事業でございまして、そのうちの約900万円ぐらいが人件費という形になってまいります。それ以外の管理費、事業費等で約400万円ぐらいかかっているという、そういう内容になっております。この講座等も、なるべく多くの方に見ていただきたい、聞いていただきたいというのがございますので、内容を精査して、余り人がいらっしゃらないような、そういったものについては順次更新をして、新しいものに取り組んでいきたいというふうに考えております。 31 ◎渡辺環境部長 行事としてはいろいろやっておるんですが、今、課長から説明がありました学校関係は年間9校から10校程度で、1校当たり1回で終わるのではなくて、実際の観察があって、その後のいろいろな発表会とかをやりますから、1校当たり二、三回実施をしているという状況はございます。  それから、学校だけではなくて、いわゆる一般の大人も含めた講座が50講座ぐらいあって、その参加者は24年度の上半期だけですけれども、8,000名程度の受講参加者があるという状況でございますので、そういった講座への講師謝礼とか、会場等の準備とか、そんな経費をかけてございますので、学校だけということではございませんので。 32 ◎星野直美委員 実効性の高い教育をしていただきたいというのと、せっかくなので、何かを皆さんで取り組んで、それを発表するという、そういうテーマみたいなものも、環境のテーマというものは学校にお出ししたほうが意識も高まると思いますので、その辺の取り組みも、9校ではなくて、もう少し多く、発表の場もたくさん、みんなに見てもらえるような環境も整えていただければと思います。  では、次なんですけれども、今度は111ページのところで、ごみ減量の推進というところです。これは、指定収集袋制度を継続するとともに、市民・事業者に対して意識啓発を行う。ここで4万5,000世帯を戸別訪問するというのがあるんですね。この4万5,000世帯の方々にどんな啓発をされていくのか、そこを教えてください。 33 ◎橋本ごみ減量対策課長 今回の戸別訪問につきましては、特に集合住宅を考えておりまして、戸建てにつきましては各戸の家の前に出していただいていて、集合住宅に比べまして分別が比較的整っておりますが、集合住宅につきましては、集合住宅についている集積所にお出しいただく関係から、なかなか分別がまだ不徹底のところがございます。特に不燃ごみにつきましては、まだまだ、組成分析などを見ますと、半分ぐらいが本来不燃ごみでないものが入っているという実情がございますので、それを個別にお話をさせていただいて、理解を進めていただきたいというふうに考えております。 34 ◎星野直美委員 きょう、役所に来る途中で、集合住宅の前の青いごみ袋の中を、透けていたから見てきたんですけれども、大きいごみ袋が、すかすかの状態で紙がいっぱい捨ててあったりとか、空き缶なんかも一緒に入っていたりとか、あの辺の人たちも、紙は多分渡っているし、大家さんから何かあるかもしれないんですけれども、ちゃんと啓発はされていないんだなと。あと、何よりも面倒くさいんだなというのがあって、なかなかこの方々に分別の大事な点というのを理解していただくというのは難しいと思うんですけれども、不燃ごみが半分入っているという現状も理解できるんですけれども、その人たちにどんな言い方をすると、上手に分別していただけるようになると思っていらっしゃいますか。 35 ◎橋本ごみ減量対策課長 まずは、私どものほうでもホームページや広報を通じて、分別については御案内をさせていただいているところなんですが、そもそもが、何が燃えるごみで、何が不燃物で、何が資源かという御理解がまだ十分いただいていないのではないのかなと思っております。例えば、私どものほうで開催します環境フェスティバルですとか、あったかホール祭りで、分別を実際に見てくださいというブースを出すんですが、そのときに大半の方が、あら、これ可燃ごみなのということで、例えばですけれども、プラスチックが不燃ごみだと思われている方が多いということから、まずは、御説明させていただいて種類の理解を進めていただくことが重要なことかなと思っております。 36 ◎星野直美委員 そういうごみの出し方をする方というのは、多分、朝、出して、すぐお仕事に行かれてしまうと思うんですけれども、この4万5,000世帯を戸別訪問する、ただピンポンして、いなかったから紙を入れていくというだけだと全然効果がないと思うんです。そういう方たちがいる時間に、ごみの分け方などを教えていただきたいと思うんですけれども、そういった時間帯ですとか、やり方というか、皆さん町会会館とかに集まって効率的にやっていくとか、そんなふうなプランみたいなものはお考えでいらっしゃいますか。 37 ◎木下環境部主幹 この4万5,000世帯に対する啓発の仕方ですけれども、その集合住宅の実態を把握した中で、集会所等を使ってお集まりいただくとか、状況がひどい場合には個々のお宅、例えば時間外の場合も、夜にお邪魔して、具体的にこういうものは資源に回してください、こういうものは可燃ごみなんですよということを、排出の実態を見きわめた中で、それに対応するような形でのきめ細やかな啓発をしていきたいというふうに思っております。 38 ◎星野直美委員 うちの隣にも集合住宅があって、ゲージみたいな中にごみを入れるんですけれども、そのお宅の方がごみの出し方が物すごくよくなくて、水色のごみ袋を持っていってくれないというときもあるんですね。そうなると、隣に住んでいる家は、においもすごくきついので、私と家族の者で、ごみ袋を分別して出すという、気がついた人がやらなくてはいけないという現状もありますので、どんなふうにされていくのか参考にして、隣の家に言いに行こうかなとちょっと思っていたんですけれども、その方々に周知をするというのはすごく難しいことだと思うんですが、やっていかないとわからないことだと思いますので、ぜひ効果的なものを見つけて実行していただきたいと思います。  それから、ごみ集積所用地売り払い件数300件というのがあるんですが、これは、300件は売れたということなんでしょうか。 39 ◎橋本ごみ減量対策課長 300件につきましては25年度の予算になりまして、25年度中に300件売り払うという計画で載せさせていただきました。 40 ◎星野直美委員 では、全部で何件あるんですか。 41 ◎橋本ごみ減量対策課長 箇所といたしましては1,281ヵ所ございます。そのうち、2宅地にまたがっています集積所が402件ございますので、件数といたしますと1,683ヵ所ございます。 42 ◎星野直美委員 このごみの集積所の売り方なんですけれども、市に言って、この場所が欲しいですと。実は、ここの用地が欲しいんだけれども、コンクリートで固まっちゃっているから、そこを何とか使える形にしてくれたら欲しいというような、そんな御要望もありまして、コンクリートをはがして、土の状態になったら買ってもいいという人がいるんですけれども、そういう条件というものには少し補助を出すとか、少し考えていただけるような、そんな措置は考えていらっしゃいますか。 43 ◎橋本ごみ減量対策課長 売り払いの方法でございますけれども、基本的には現状有姿、そのままでお売りをさせていただいております。ただ、価格面で、コンクリートブロックですとか、RCのコンクリートでできている囲いがある場合には、一定程度それを減額して、売り払いの価格に反映させての売却とさせていただいております。 44 ◎星野直美委員 1,683ヵ所あって、現状で買い取ってくれるという人は多分少ないと思うんですけれども、そこを更地にしたら買ってくれるという人をきちんと出すことで、少しでも持っている分が売れるんだとすると、その辺の工事をして売るということと、何もしないで買ってくれる人を待つということと比べてみると、費用と効果に関して計算してみる価値があるのではないかと思うんですけれども、そういったことというのは計算したことはありますか。 45 ◎橋本ごみ減量対策課長 これはそもそもが平成16年に戸別収集を開始したことによりまして、要らなくなった、使うことがなくなった集積所というものができてきたわけですけれども、実際に売り払いを始めたのは一昨年の夏からでございます。その七、八年の間に買いたいという御要望の方がかなり多くいらっしゃいまして、お待たせしていることから、まず、その方を優先的に売り払いを進めさせていただいておりまして、おおむねその方々は、今の状態でいいから欲しいということで売り払いをさせていただいています。その後も、それ以外の方もお声かけをさせていただいておりますが、特段、この囲いがないと買えないという方はそういらっしゃらないので、まずは今のまま売り払いを進めさせていただきたいとは思っております。その後、残った場合には、また考える必要もあろうかと思います。 46 ◎星野直美委員 では、もう少し時間を置いて、もうちょっと補助を出すとか、そういった条件が出てきたら、また買いたいという人にはお声かけをしてみようと思います。このままでもいいという人が多い中で、ここを更地にしてくださいという声が少ない、だからそういうことは考えないということであれば、もっと切羽詰まったというか、ここをどうしても売りたい、こういう条件でもいいからというところにならないと売れないというか、買ってくれないのかなというところもあると、もう少し様子を見て、そんな声も出てきてから、もう一度発言をさせていただきたいと思います。  次に、今度は113ページにありますダンボールコンポストの活用についてなんですけれども、今回は300世帯を考えているようなんですが、このダンボールコンポストというのは、どのあたりでモデル事業をされるのでしょうか。 47 ◎橋本ごみ減量対策課長 このダンボールコンポストのモデル地区でございますが、まずは23年度、24年度に、別の形で生ごみの資源化のモデル事業を実施いたしました。その方々はおおむね分別にもなれるようになっていらっしゃることもありますので、そういう方々にもちょっとお声かけをさせていただきまして、またその地域、地区以外の方にも、ある程度まとまった形で御協力いただけるような地区へお声かけをさせていただいて、実施したいと思っております。 48 ◎星野直美委員 そうすると、戸建て中心でそれを行うということでよろしいんでしょうか。 49 ◎橋本ごみ減量対策課長 戸建て中心というふうにはこだわっておりません。23、24年度につきましても集合住宅の方々にも御協力をいただいておりますので、ダンボールコンポスト、ベランダで少し軒があれば、雨のかからないようなところであれば、マンションでも実際に取り組んでいただくことが可能でございますので、集合住宅にも働きかけをしてまいりたいと思います。 50 ◎星野直美委員 ダンボールコンポストってどんなものか、ネットで調べてみたら、結構意識の高い方がそれを行っているんですね。マンションでそれを取り組んでいる方がブログで紹介していたんですけれども、普通のダンボールに土を入れて、生ごみを入れると、本当ににおいも出ないで、きれいに堆肥化されるということが紹介されていました。  今回もこれを周知していくわけなんですけれども、今度、4万5,000世帯を戸別訪問するお宅というのは、多分、余り分別がうまくされていないところを中心にやっていくんじゃないかとも思うんですが、おっしゃっていたとおり、集合住宅でもそういった取り組みをやっていらっしゃる方もいるようなので、戸別訪問する際に、こういうダンボールコンポストというものを使ってマンションでもやれるんだということも、あわせておっしゃっていただくようにすると、モデル事業というものを、マンションでのモデル事業というもので確立させていくことができると、結構、八王子では環境に取り組んでいる人が多くて、マンションでもこんなふうになって、インターネットを見ると、堆肥でできたものを緑のカーテンのために使っているみたいなことも書いてありましたので、こういう自宅で生ごみの減量をして、集合住宅でのモデル事業というものまで展開していただけると、八王子の環境のモデル事業の1つとしてやっていけるんじゃないかなと思いますので、御提案をさせていただきたいと思います。  次ですが、117ページにあります戸吹不燃物処理センター設備更新ですけれども、ここを見ると、手選別による細かな選別というものが書いてあります。その手選別によるもののふえた分、小型家電、陶器、ガラスというのがあるんですけれども、そもそも資源ごみというんですか、ペットボトル、プラスチック、古紙、鉄、スクラップ、空き缶、古布、これが今、収入が減少傾向にあるというのは市債のところも見てわかるんですけれども、出される量そのものが減ってきているというふうに思っているんですが、今回、小型家電、陶器、ガラスの手選別ができるようになったということで、どんな効果が期待されているのか、そこを教えてください。 51 ◎橋本ごみ減量対策課長 この手選別につきましては、まだこれからということになりますけれども、戸吹不燃物処理センターの改修工事後ということになりますが、効果といたしましては、詳しくはあすの分科会終了後にお願いをしております委員会の中で、25年度から新たなごみ処理基本計画が策定されるということを御報告させていただきますが、その中にも計画しております、最終的には埋め立て処分量ゼロを目指せるものだというふうに考えております。 52 ◎星野直美委員 その埋め立てをゼロにするということを目的に、この小型家電、陶器、ガラスの手選別をしていく。そのために戸吹の不燃物処理センター更新の工事をする。そうすると、更新工事をして、この設備というのは耐久年数としてはどれぐらいもつものなんでしょうか。 53 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 今回の工事内容につきましては、建屋はそのままで、2系列あるうちの1系列について稼働をさせたままで、休止をしております1系列について更新するものでございます。その更新によりまして、15年から20年の耐用年数でございます。 54 ◎星野直美委員 今度新しく清掃工場をつくるわけですから、この機能を一緒につけて、それでやってもいいんじゃないかなと思ったんですけれども、今これを早目にやるということの意義みたいなものがあれば、教えていただきたいんですけれども。 55 ◎山崎清掃事業担当部長 先ほど課長からも御答弁しましたように、ここで新たなごみ処理基本計画を策定をいたしました。そこで最大の大きな目標が、埋め立て処分量ゼロを目指すということでございます。そのために、まずソフトの面では、先ほど来、分別の戸別啓発というお話をさせていただいておりまして、よりきめ細かな対応をとる。実は昨年も館清掃事業所管内のある団地では、団地への戸別の徹底をした結果、不燃物が半年前と比べて半減したという結果も出ているんです。そういう意味できめ細かな対応をとりたいと思っております。  また、今言ったように更新工事、このハードの面ですけれども、これも非常に大きな要素でございますので、今、例えばガラスとか陶磁器とか、そういうものが残渣として残るんですね。そういうものまでも、小型家電も含めて、手選別によって分別をして、新たな資源化のルートに乗せよう、そんな考えでございます。そういうソフトとハードの両輪で埋め立て処分量ゼロを目指していきたい、そのように考えております。 56 ◎星野直美委員 ソフト面とハード面を両立させて、それでごみの埋め立て処分量ゼロ、それを目標にぜひやっていただきたい。それから、ガラスの手選別なんかもありますので、その辺の安全性も重視しながら取り組んでいただきたいと思います。  次が、140ページにあります道路・水路の改良整備というところで、2番目に国体競技会場周辺道路の整備というのがあります。これから道路の工事で、上柚木公園陸上競技場周辺道路というところがあるんですけれども、ここに行こうと思うと、南大沢が最寄り駅だと思うんですけど、歩いていくには遠いですね。坂道も多いし。国体ではないですけれども、週末、何かの競技会でいろんな方がお見えになられているんですけれども、一番困るのが、駐車場はたくさんあるのに路上駐車が物すごく多いんですね。車で来ている人が多い。しかも、選手たちはすごく気分が高揚していますから、車が来るのを見ないでランニングとかして出てきちゃったりして、中学生なんかはすごく危ないなと思うことがよくありました。  この周辺をバリアフリーの工事をされるということなんですけれども、そこも大事なんですけれども、車で来てしまう人、それから選手が飛び出てきてしまうとか、そういった状況というものも理解をしていただきたいなと思うんですが、こういう駅からも遠い、車で来ている人たちの、お行儀が悪いといいますか、駐車場に入れない、そういうふうなことも対応していただきたいと思うんですけれども、その辺のことは何かお考えになられていますでしょうか。 57 ◎三宅公園課長 運動施設の管理自体は、スポーツ振興課のほうが中心になって、駐車場の整備も含めて現在、行っておりますので、そちらの担当がきょうはいないのであれなんですけれども、そういった駐車場利用に関しての注意・啓発も含めて進めていきたいというふうには考えております。 58 ◎星野直美委員 ここに行くまでの間に、なるべく自分の車を使わないで行こうと思っているんですけれども、そのためには公共の交通機関との連携というのも考えていただきたいと思うんですが、バスの利用も、バスもそんなに多く通っていないと思うんですけれども、この辺の公共交通機関との連携というのは、どのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。 59 ◎岸本交通政策室主幹 路線バスということですけれども、そこの部分については陸上競技場前ということで、確かにバス停はございます。本数ということになりますと、陸上競技場ですから、住宅地とは若干違うということで、使うときに本数が多くできるかというと、そういうことはちょっと難しいかと思いますけれども、国体等については、関係所管やバス事業者のほうと協力していきたいというふうに考えております。 60 ◎相澤耕太委員長 発言者は、このページの件名は道路工事の関係なので、そこに絞って質問をお願いいたします。 61 ◎星野直美委員 済みませんでした。では、ここはもう終わりにします。  次に、152ページの多摩ニュータウン未利用地の活用調査というところなんですけれども、多摩ニュータウン未利用地の活用を促進するため、調査・整理するとあるんですけれども、この活用促進のための調査は、どんな活用を考えて調査をされるんでしょうか。 62 ◎瀬尾都市計画室主幹 今、御質問がありました多摩ニュータウン未利用地の調査につきましては、東京都が施行したニュータウンの事業区域内で、大規模ブロック、場所としては多摩美術大学の東側のエリアあたりに約20ヘクタール近くで、大規模のまま未利用地となっている土地がございます。そこにつきまして、都は都としての検討中の用地ということで処分をしていくことになっておりますが、八王子市としましても、多摩ニュータウンのまちづくりの醸成が図られますように、今後、検討用地の活用に向けての調査をしていくというようなことが目的になっております。 63 ◎星野直美委員 八王子市としては、その土地をどんなふうに活用していこうと思っていますか。 64 ◎瀬尾都市計画室主幹 ニュータウンにつきましては、住宅地の供給というようなことが大きな目的で進められてきましたが、ニュータウン事業が収束し、今後のまちづくりを考えていく上では、持続可能なこととか、地域の方々に役立つようなことということで、住宅用地以外にも業務とか商業とか、多様な都市機能についての導入を検討していきたいという考えでおります。 65 ◎星野直美委員 商業ですとか、多様な土地活用ということなんですけれども、調査をするわけですから、こんなまちにするために適しているのかどうかということを考えて調査をされるのではないかと思うんですけれども、それから、多摩ニュータウンの10年後、20年後というものをどんなふうに考えて調査をしていくのか、その辺、もう少し詳しく教えていただけませんか。 66 ◎瀬尾都市計画室主幹 予算の概要にございますように、敷地条件や都市基盤の整備状況、環境への影響、そのあたりのところにポイントを置いて考えていきたいと思いますが、都市計画的な調査ということですので、地形のこととか、都市計画の規制などについての調査、あるいはインフラの整備状況の調査、あるいは周辺の住環境や交通環境への調査などを考えていきたいと思います。持続可能な、住み続けたいまちづくりというようなことが八王子市としても大きなテーマでもありますので、今後のニュータウンを考えたときには、多摩ニュータウン全体として人々が住み続けたいというようなことをポイントに置いたときに、必要となってくるような事例がどんなものがあるかについても調査していければというふうに考えております。 67 ◎星野直美委員 余り具体的にというか、まず地形の調査をして、そこから何ができるのかということを考えようというところなのでしょうか。 68 ◎瀬尾都市計画室主幹 ここの用地につきましては、事務レベルでは東京都と八王子市において、どのような導入機能がふさわしいか、どういうふうな土地活用をしていくのがふさわしいかというようなことを検討しておりますけれども、具体的には民間に処分をするような用地になりますので、先ほど言いました住宅機能や業務機能や商業機能、そのようなものについてそれぞれ影響とか、何を導入するのがいいのかというようなことについて検討していくことになろうかと思います。 69 ◎星野直美委員 東京都ともそういった話し合いというのはなされていらっしゃるんでしょうか。 70 ◎瀬尾都市計画室主幹 ここの用地は、最初に御答弁しましたように、大ブロックのまま、特に細かい基盤整備、道路整備などがなされていない状況でございますので、都においても検討中の用地というふうな位置づけになっております。その関係から、今後の土地利用については八王子市と一緒に、ニュータウンをやってきた東京都、あるいは土地を処分する東京都という立場での東京都と、それからまちづくりの最終責任者そのものとしての八王子市、一緒に考え方を合わせて土地活用を図っていこうということでお話をしております。 71 ◎星野直美委員 今おっしゃっていた大きなブロックというのは、橋本にも近いエリアだと思いますし、すごく大切なエリアだと思うんですね。住宅も、小さい住宅をたくさん建てていくのか、お金持ちにたくさん来てもらって、たくさん税金を払ってくれる人を呼ぶのかとか、そういった高額所得者のまちとか、多摩美も近いわけですから、学生が住まえるような学園都市みたいなものを想定しているのか、どんなふうなまちづくりかはわかりませんけれども、10年、20年後、どんなふうなまちづくりをしていくのかということもちゃんと念頭に入れて調査をしていただきたいと思います。  それと、今あるニュータウンですけれども、大体ニュータウンって、いろいろインフラの整備もできていますし、できているから後回しというのが、住民の方々もすごくそれをわかっていて、つくりっ放しかとか、維持とかをどうするんだよという、そんなこともよく言われます。街路樹のこともそうですし、白線の欠けているのも何とかしてほしいとか、そういう細かいところもいろいろ言ってきますので、ニュータウンをこれからつくるときには、市民の人たちも新しい人ですから、コミュニティのあり方ですとか、そういった維持管理のところまで、きちんと最後まで面倒を見てもらえるような、そんなまちづくりを考えていただきたいと思います。  最後に、第41号議案、都市公園条例のところなんですけれども、そもそも都市公園というのは何なのか、定義みたいなのがあれば、教えてください。 72 ◎三宅公園課長 都市公園の定義でございますが、都市公園法上では、都市にある公園または緑地という位置づけになっております。 73 ◎星野直美委員 そうすると、その都市公園というのは、八王子市内には幾つありますか。 74 ◎三宅公園課長 都市公園自体は、都市緑地も含めて764になっております。 75 ◎星野直美委員 その764ある都市公園に関する条例で、八王子市民1人当たりの都市公園の面積というものを、八王子オリジナルで変えていくというのが今回の目玉だと思うんですけれども、1人当たり11.48平米、政令では10平米以上と定められているんですけれども、これを少し広げていく。八王子は広げるのはいいんですけれども、他市はどうなんでしょうか。八王子は少ないから広げていくんでしょうか。どうなのか、ちょっと教えてもらえますか。 76 ◎三宅公園課長 他市との比較ということでございますけれども、多摩26市については、市によって違いますけれども、政令の基準を移行して10平米としているところが多うございます。すべてを調べ切ってはおりませんけれども、八王子より1人当たりの公園面積が多いのが、多摩ニュータウンを抱えている例えば稲城市ですとか多摩市が10平米を超えているという現状はございます。 77 ◎星野直美委員 八王子の独自の基準にしようとすると、都市公園759ってすごく多いような印象があるんですけれども、あとどれぐらい都市公園を準備しないと12.5平米にならないんでしょうか。 78 ◎三宅公園課長 現在、646ヘクタールほど都市公園がございますので、人口割にして12.5平米にするには738ヘクタール必要になります。その分の差が約80ヘクタールありますので、こちらの分をふやしていかなければならないということでございます。 79 ◎星野直美委員 あと80ヘクタール分の都市公園を準備すると。都市公園を買うということが目的で、この条例の数値を設定したのではないんですよね。 80 ◎三宅公園課長 都市公園を買うということではなくて、開発も含めた引き取り公園なんかもありますので、新しく整備するところというのはなかなか多くはないんですけれども、そういったところも含めて、買うというだけではなくて、いろんな方法により公園をふやしていくということでございます。 81 ◎星野直美委員 そうすると、その都市公園をふやしていくという目的はどこにあるんでしょうか。 82 ◎三宅公園課長 目的ということでございますけれども、公園自体の目的ということも含めて、まちづくりの考え方の中で、オープンスペースを必要とするということも都市公園法に書いてございます。最近ですと、コミュニティの場所ですとか、そういうところも含めて、今後も公園についてはふやしていくということで、こういった数字を掲げたところでございます。 83 ◎星野直美委員 都市公園というものを調べてみると、一番最初に役割・機能として、災害のときの避難場所というものも出ていたり、もちろん憩いの場というのも出ているんですけれども、八王子で1人当たり12.5平米確保されました、うちのニュータウンのほうで12.5平米確保しましたと言われても、災害のときにその公園に行かれるかというと、そんなに広い公園はうちのほうにはないと思うんですね。都合12.5というふうな形にしても、役割としては余り果たしていないんじゃないかなということも印象としてあるんですが、先ほども都市公園を準備するというのは、開発することも目的ということもおっしゃっていたんですけれども、公園を準備するということ、それにもあるということがあったんですが、その目標、開発するということありきではなくて、公園というものを、先ほどおっしゃったようなオープンスペースの役割ですとか、コミュニティということで使っていただけるようにお願いをさせていただいて、質問を終わりたいと思います。 84 ◎馬場貴大委員 予算の概要の141ページ、ひよどり山トンネルのにおいが気になるという件に行きたいと思うんですけど、これまでも先輩の議員の皆様方、大変多くの方々が、このひよどり山トンネルの大気状況についての御指摘をされていらっしゃったかと思います。私からもここについて幾つか確認をさせていただきたいんですけれども、まず、ここに挙げられておりますひよどり山トンネル大規模修繕料ということで、この事業のそもそもの目的と、これまでの推移を御説明いただきたいと思います。 85 ◎田中管理課長 ひよどり山トンネル大規模修繕の内容ですが、23、24、25年度で、今、天井からつるしてあります大型ジェットファンと送風機、合計7台のうち、23、24年度で5台オーバーホールしましたので、25年度、残り2基をオーバーホールして、当初の性能を維持して、環境維持に努めていくというのが目的でございます。そのほかに環境調査を予定しております。その調査の結果によって、中の換気を、運転を効率よく、いかに数値になったときに運転して環境を保っていくかということの調査を行っていきたいというふうに考えております。 86 ◎馬場貴大委員 送風機のオーバーホールをして、当初の能力を回復する。それと、環境をよくするというふうなことが目的であることがわかりましたけれども、ここで25年度、最後の2台のオーバーホールが終われば、当初の目的が達成されるというふうにお考えでしょうか。 87 ◎田中管理課長 今回のオーバーホールが終わった段階で、当初開通したときと同じような環境を維持できる能力が確保できたというふうに考えております。 88 ◎馬場貴大委員 私も、理系でもないですし、この分野のプロでもないのですが、今あそこを利用されていらっしゃる方の嫌悪感というか、大気汚染の問題というのが市民要望で上がっているということは、課長も重々御承知のことであろうかと思いますけれども、それが解決されるというふうに期待はするところです。他の委員もおっしゃっておりましたけれども、今後、原状復帰という意味でも、まちは日々進化していますから、ちょうどインター北地区の拠点整備も広がりますし、先週の土曜日でしたけれども、新滝山街道が開通をしました。また、あそこを利用される方というのは飛躍的に多くなってくるというふうに推測されるわけですけれども、そういった意味では当初の状況よりは若干変化をしていく、交通量もふえていく、そういう懸念もあるわけですけれども、そもそも技術的に、あそこの送風機、ジェットファンが7台あるというふうにおっしゃいましたけれども、今、大気の流れというのはどちら側に引っ張って、少し汚れた空気を出しているのか、ちょっと教えていただけますか。 89 ◎田中管理課長 大気をどちらのほうに排出しているかということですが、大和田側から左入のほうに向かって空気を送って、昔の料金所のところの出たところから真上に、その送った空気を出しているというような状況になっております。 90 ◎馬場貴大委員 では、一定方向に空気を送り出すというふうなことで、その種の設計でよろしいのかと思いますけれども、そしてまた、もう一個確認したいのは、環境測定をして、今まで余り問題がなかったというふうな報告で、これまでも測定をされていたわけですよね。これまで測定をされてきて、何か問題があったりした、そういった経緯、これまでの過去というのは何かありますでしょうか。 91 ◎田中管理課長 平成13年にひよどり山が開通したときに、ファンが回る基準というのがありまして、それが、ばい煙透過率50%、トン当たり一酸化炭素100ppmという状況でファンが回るような設定になっておりました。市に平成19年に移管した後、21年度に大気観測を行いまして、その結果、基準のほうも厳しく見直しをしまして、ばい煙透過率、これはよく透き通るほうが高いですから、50%から80%に厳しい条件設定をしたのと、あと、一酸化炭素のほうも100ppmを10分の1の10ppmで運転するように改善を図っております。今回、そのオーバーホールに合わせて環境調査等を行って、適切な数値等、また、どこではかればいいのかとか、そういう状況を検討していきたいというふうに思っております。 92 ◎馬場貴大委員 そこで、そもそもなんですけど、そのばい煙透過率を測定していただいている、それからまた一酸化炭素を測定をしていただいています。車から出る排ガスというのが、その成分は私すべてわかりませんけれども、あそこは人道、人が歩ける場所でありますから、一定程度その整備は必要であるんですが、一酸化炭素そのものの成分の中であの不快感を感じているのは、この測定だけで網羅されるものなんでしょうか。 93 ◎田中管理課長 測定値につきましては、今、全国的に今のばい煙透過率が主流になっているかというふうに聞いております。また、一酸化炭素につきましても、一酸化炭素自体は無臭でにおいはありませんので、ただ、この濃度につきましても、ほかの排気ガスの濃度とも比例しているでしょうから、その辺は厳しい数値を使ったことによって、かなり改善はされているというふうに考えております。 94 ◎馬場貴大委員 一酸化炭素だけではにおいがない、せいぜい、吸い込み過ぎると頭がくらくらして倒れちゃうというふうなところだとは思うんですけれども、花粉も黄砂もにおいはないですけれども、その点については、測定の内容というのは改めてまた御精査をいただいて、一酸化炭素とばい煙透過率だけを測定して、それで市民の──我々の目的というのは、あそこを通行する市民の皆さんが快適に、マスクを付けたりとか、ハンカチを当てたりしないで、ごくごく普通に歩行者が通ることができるというのが目的でありますので、ぜひ測定の内容というのは改めてまた見直しをしていただきたいというふうにも思います。今回、またその測定の調査についてありますけれども、これは今後どのように行っていかれますか。 95 ◎田中管理課長 今回の調査につきましては、一酸化炭素とばい煙透過率のほうを大和田側で調査をしたいというふうに考えております。これにつきましては、時期については6月をめどに実施したいというふうに考えております。 96 ◎馬場貴大委員 前段に引き続きまして、6月にやられるのであれば、またその結果を楽しみにしておりますので、前向きにぜひよろしく御検討をお願いしたいというふうに思います。  それから、予算の概要の150ページに行きます。圏央道高架下等の整備ということでありますけれども、ここに記載されておりますとおり、広場整備工事費、また広場トイレ工事費、先ほど説明にありましたけれども、この地域の活力の向上というふうなことが目的であろうかと思いますが、具体的にどのようなことを当該地域においては期待をされておるのか、御説明をお願いします。 97 ◎坂倉交通政策室主幹 今回お願いしております整備につきましては、(仮称)裏高尾梅の里まちの広場の整備でございます。これにつきましては、当該地は梅の里として広く知られているところでございます。今回の整備は、そこにつきまして、今まで圏央道事業で東京工科大学の前に仮移植されていました梅の木をそこに戻すとともに、公園化を図り、さらにはハイカーのためのトイレ等を設置することによって、高尾山を取り巻く全体的な観光も含めたスポットとして活用ができるというふうに考えております。 98 ◎馬場貴大委員 あいたところを活用するという、また持っているものを、多少経費はかかるのでしょうけれども、有効活用するという意味では、大変すばらしい事業なのかなというふうに感じます。  ついては、先ほども申し上げましたけれども、ちょうど新滝山街道も開通しました。行政の皆さんにも大変なお骨折りをいただきながら、この新滝山街道の高架下も、今後また有効活用をさせていただける、そういったところも出てこようかと思います。例えば丹木一丁目あたりも、高架下というのはまだ空きスペースが幾らかあるわけでございますけれども、そういったことにもぜひ活用を、こういった発想を地域の皆さんに還元をしていただきたいというふうに思いますが、新滝山街道の高架下の活用についてはどのようなお考えでしょうか、教えてください。 99 ◎坂倉交通政策室主幹 新滝山街道の高架下につきましては、一部、地元の皆さんに御利用いただくような形で今調整を進めさせていただいております。  そのほかにつきましても、利用できるような空間があれば、私どもが東京都と調整して、地元の方々に利用していただけるものにつきましては、検討していきたいと思っております。 100 ◎馬場貴大委員 よろしくお願いします。ちょうど宮下のところもそうですが、丹木一丁目の周辺にもございますので、あわせて地域の皆さんの意見を聞いていただければというふうに思います。
     それから、今度は予算説明書の206ページ、説明欄20市街化調整区域の集落における活力の向上というところで幾つか教えていただきたいと思うんですけれども、平成24年からされておる、この検討をする事業だと思いますけれども、整理する意味でも、改めて目的から教えてください。 101 ◎中邑都市計画室主幹 この目的でございますが、一昨年に市街化調整区域の基本方針並びに適正な土地利用に関する条例を制定させていただきました。その際に、地元に説明会に入りまして、そこでいろいろな御意見をいただきました。その中で一番大きかったのが、調整区域に指定されたことで土地利用が大幅に制限されて、それが原因で人口の減少に拍車がかかって、地域のコミュニティがかなり衰退してきている、そういう切実な声を多くいただきました。市ではこれを受けまして、土地利用のあり方を見直して、地域が持つ特色を生かすことによって調整区域における集落の活力向上が図れるのではないか、こういったことを目的としております。 102 ◎馬場貴大委員 これは議論がある程度固まってきている内容でもあると思います。本当にコミュニティの衰退とか、都市計画制度によって地域を何とかしてくれというのが、当該地域にお住まいの方々の要望であろうかというふうに思います。そこでまず、平成24年度に具体的にどういうふうなことをされてきたのか、御報告をお願いします。 103 ◎中邑都市計画室主幹 今年度につきましては、地域の現状を、我々が今まで把握できなかったものも細やかに把握するために、対象地域の土地利用の状況であるとか、人口動向の調査、また調整区域にお住まいの方へのアンケート、それと一番大きいのは、地区の代表者の方と意見交換を行いました。これをもとに、また来年度、検討してまいりたいと思っております。 104 ◎馬場貴大委員 意見交換会をされたということであります。そのうちの1つでしたね。これは具体的にどのような意見が多く出てきましたでしょうか。 105 ◎中邑都市計画室主幹 まず一番大きく声が上がったのは、簡単には建物を建てられないという都市計画法上の制限、これを撤廃してもらいたいという声が上がったところであります。そのほかに、地域における産業のあり方とか、あと、公共交通を求める声も各地域共通して上がっておりました。 106 ◎馬場貴大委員 もうちょっと具体的に教えていただければと思うんですけれども、建物の制約というのは、これまでルールでありました。それについては結構ですけれども、例えば公共交通と産業については具体的にどのような要望が多かったか、ちょっと教えてください。 107 ◎中邑都市計画室主幹 公共交通につきましては、実際に上がった声としては、はちバスを走らせてほしいといった声とか、今あるバスの本数を多くしてほしい、こういった声が多く上がっていたところでございます。  あと、産業につきましては、地域において、例えばそこに人が住めるようになっても、産業がそこになければ雇用も生み出されないといったことで、まず地域における産業がひとつ重要な要素ではないかといったことと、あわせて、農業であるとか、林業であるとか、今、ある一時期よりは林業もかなり衰退してしまっていて、農業についても、地元の方のお言葉をかりれば、かなり衰退しているというようなこともいただいております。そういったところを多くいただきまして、これに対する市の支援であるとか、そういったものが必要ではないかという声をいただきました。 108 ◎馬場貴大委員 建物の制約とか、産業の面、また公共交通、この件に関してはその3大柱、このテーマを論じるにはその辺のところが一番核になってこようかというふうにも感じます。これは当然、地域の皆様方の持っていらっしゃる土地でありますので、そのコンセンサスを得ていくというのは一番大切なことだということではありますけれども、今御答弁いただいたように、地元の声を受けて、農林業もあるし、それから、西インターや新滝山街道なんかもそれに当たるんでしょうけれども、今度は産業を呼び込むようなインフラ整備も徐々に進んできた現状でもありますので、ぜひともコンセンサスを得て、この点は、余りやる前からそんなことはあれなんですけれども、一部、地方の自治体では、行政が当初意図をしなかったまちづくり、ないしは開発が進んでしまったという負の報告も聞いたりもしますけれども、これは八王子は八王子でしっかりと、今度、中核市に移行するのであれば、そのタイミングになるべく合わせていただく形で、前向きに進めていただきたいというふうに思います。この事業、検討する事業でありますけれども、それについての全体的なお考えというか、25年度に向けての意気込みを最後に教えていただきたい。 109 ◎中邑都市計画室主幹 今述べさせていただいたような調整区域に関するさまざまな課題というのがございます。こういったものを総体的に捉えまして、関連所管との連携も図りながら、調整区域の活性化に資する一定の方針を25年度に立てたいと思っております。それと並行いたしまして、都市計画上の土地利用に関する制度設計といったものについても、鋭意検討していきたいと思っております。 110 ◎馬場貴大委員 予算の概要の107ページ、環境教育・学習の推進です。このエコひろばの内容について、私からも、これはぜひ推進をしていただきたいというふうに思って幾つか確認をしたいんですけれども、ちょうどこれは立地上も、拠点としているところが環境の拠点である北野でありますし、あったかホールのところでありますので、それと、八王子はこれだけ、東京といえども自然豊かなまちで、これは今さら申し上げることでもないんですが、ぜひこういったことというのは推進をしていただきたい。この1,400万円というのは私はそんなに多いとは思っていないんですけれども、先ほどの報告では、学校においては9から10校、1校に対して2から3回ぐらいのそういった講座があって、それから一般の人には8,000名の人に対して50講座をやっていらっしゃるということで、これをNPOの方に委託をしてされているということであります。  目的は、先ほど御報告いただいたものですから、ここでは特に求めませんけれども、これから環境に対する市民の意識だとか、特に子どもたちに対しても、その教育面というのは極めて重要なことは今さら言うまでもないですが、NPOにお願いをしているということで、ここでは行政と、その委託をしているNPOとの関係性について幾つか確認をさせていただきたいんです。まずは接触をするタイミングというか、NPOの方はNPOの方で行政に対しての要望も恐らくあろうと思うんですよね。行政は行政で、お願いしているNPOの方に、実はこうしてもらいたいということもあろうかと思います。大体どのような頻度で、NPOの方とは意見交換だとか、接触をされているか、頻度でなくても結構なんですけれども、その関係性は円滑に進んでいるのかというふうなところをちょっと説明をもらいたいんです。 111 ◎佐藤環境政策課長 定期的にということではございませんけれども、本当に毎日に近いぐらい連絡はとり合ってやっております。いろいろな事業がございますので、そのことに関する懸案をどう解決していくかということで、連絡は常にとり合っているという状況です。 112 ◎馬場貴大委員 毎日連絡をとられているということで、関係は上々というふうなことであろうかと思いますし、恐らくそれは市のほうがアドバイスをすることもあるということで、要は、その事業に関して、八王子市側、行政側は、NPO団体にすべて丸投げをしているというふうなことではないのか、そこがちょっと心配だったんですけれども、改めて御説明ください。 113 ◎佐藤環境政策課長 事業はさまざまございますけれども、もちろん丸投げということはございません。こちらの意図を酌んだ内容で事業を執行していただきたいということで委託をしていただいておりますので、そこら辺の調整、そういったことを常日ごろから進めているところです。 114 ◎馬場貴大委員 そこで、そもそもの事業の内容ですけれども、今後、八王子市としては、このNPO団体と肩を組んで、どのような形で、またどのような将来像をもって進めていきたいのか。もしありましたら、お示しいただきたいんですけれども。 115 ◎佐藤環境政策課長 将来的なビジョンという、具体的なところまではまだこれからいろいろ詰めていく部分はあると思うんですけれども、環境教育というのは非常に重要だというふうに認識しております。特に小中学校、若い方にここをしっかり根づいていただくことが、これからの八王子の環境を保全・維持していくものであるというふうに考えておりますので、ここの進め方については、拡大していく方向で進めていきたいというふうに考えております。 116 ◎馬場貴大委員 ぜひよろしくお願いします。これだけの少ない経費で8,000人の人たちを相手にし、また、子どもたちに対しても、限られた人と予算の中では大変多くの活動をされていらっしゃるというふうに僕も現場で見させていただいて、思っております。また、NPOの方も、建物の中でいつも地域の人たちに開放しているスペースを、下の階の人たちが会議に使うときに、あったかホールの限られたスペースの中で、お互いに場所を譲り合ったりしながら、会議室を提供してあげたりだとか、その逆をしたりとか、皆さん方で協力し合いながら、環境教育を総体で進めていらっしゃる姿を拝見しまして、これもぜひ行政側も力強くパートナーシップを組んで進めていただきたいというふうにも感じるところでありますので、ぜひよろしくお願いいたします。  では、予算の概要の166ページ、居住環境整備で確認をさせていただきます。これまでも何度か質問をさせていただきました。これは冒頭申し上げておきますけれども、八王子の税金を投入して、当初の目的である居住環境の整備をされているということもさることながら、大変な経済効果を上げているということに関して、推進の立場から幾つか確認です。すべて途中の数字になってしまうので、何とも確認をしづらいタイミングではあるんですが、今回はそれのPR方法について確認します。ちょっと数字はやめておきますけれども、冒頭申し上げたとおり、これは経済効果が大変多く図られていますし、平成25年1月15日現在では、これは高齢福祉、耐震、環境の区分に3つに分けたときに、件数330に対して経済効果が7.2倍に上がっているというふうなことであろうかと思います。  これというのは、ちょっと質問の趣旨がそれるかもわからないんですけれども、八王子のこういった今の経済情勢の中で、経済効果が上げられているという1つの意味では、他市でもやられている事業の1つかもしれませんけれども、行革のプログラムというか、1つの経済効果を上げた成果として、市民の皆さんに、ある種、前向きにPRをされたらいかがかなというふうに思いますが、その点について、所管はいかがでしょうか。 117 ◎安達住宅対策課長 居住環境整備補助金につきましては、平成23年度に、委員おっしゃられましたとおり、高齢福祉、耐震、環境という3つの柱をもとに補助金制度をつくりまして、しかも市内の工務店等に限定をすることによって、経済の循環という点で、限られた補助金の交付によって市内での需給効果が7倍以上の効果があったという点では、大変、当初思っていた以上に効果があったのではないかなと思っております。  このPR、普及については、市の広報、ホームページ等で行ってまいりましたけれども、特にこの点につきましては、工務店等が積極的に活用していただいたということで、このような成果が上がったかなと思っております。  そしてあと、テレビメディアのほうでは、例えば、ことに経済の循環という効果を捉えまして番組で取り上げていただいたということもございます。この効果についてのPRについて、まだまだ十分ではないかもしれませんけれども、今後検討していきたいと思います。 118 ◎馬場貴大委員 その経済の循環、テレビメディアに出たのは、ちょっと私は承知しなかったんですけれども、確かによその自治体でもやっていますが、八王子は先駆けて、PRも含めてやって、予算等審査特別委員会でもちょっと言わせていただいたんですけれども、確かに皆さんから預かっている税金を抑えて抑えてというのがこれまでは大切だったんですが、余り安上がり行政ばかり続けていくと、世の中が成長しないのはわかっているんですから、八王子の色を出す意味でも、それこそ市長がおっしゃる攻めのまちづくりの色を出すのでも、これはすごく画期的というか、もっともっと外にも八王子の自慢としてつなげていって、僕は新たな企業誘致なんかにもつながっていくのではないかというふうにも思っていますので、ぜひまたお願いします。  最後に、これだけの実績を上げられて、25年度の予算づけの中でこの金額を選ばれた、総事業費が前年度同額でありますけれども、この3,000万円についての見解はいかがでしょうか。 119 ◎安達住宅対策課長 24年度、その前の23年度も含めまして、当初で3,000万円、そして補正予算で1,000万円の増額というのが今までの経緯でございます。25年度を考えるに当たって、これまでのことをどういうふうに考えるかということもあるんですけれども、25年度も当初は3,000万円でスタートさせていただく。その後の経済状況等を踏まえまして、またそのときはそのときの判断をさせていただきたいというふうに考えております。 120 ◎鳴海有理委員 私からは、ごみの問題について質問させていただこうと思います。  最初に、生ごみについてお伺いいたします。可燃ごみの4割が生ごみといわれていまして、生ごみを減らすことが、ごみ全体の減量につながるということは、皆さんの共通認識だと思います。予算の概要の113ページに、生ごみのダンボールコンポストのモデル事業について書かれてありますので、少しお伺いしたいと思いますが、生ごみダンボールコンポストも、生ごみの堆肥化という意味で減量につながる1つの方法だと思っています。  今は、講習をしたりとか、イベントなどでアピールをしたりとかやっているんですけれども、私も先日、見せていただきましたけれども、私もこれをやってみたいなと思ったんですが、すぐ手に入る場所が少ないという問題があります。市役所へ行っても、売っているわけでもないですし、これからは、講習とかイベントではなくても、身近で手に入る場所をふやしていけばいいんじゃないかなと思うんですけれども、例えば市民センターや出張所なんかで、ちょっと迷っていらっしゃる方に、職員も説明ができて、そしてその場で買って帰れるというような場所がふえていったらいいんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 121 ◎橋本ごみ減量対策課長 ダンボールコンポストの購入先ということですが、今のところは、補助はさせていただいているものの、市のほうで直接販売ということはしておりません。今後も、直接市のほうで販売ということにはならないかと思いますが、インターネットでの販売もしておりますし、当然、ダンボールコンポスト講習会を受けた方々につきましては、NPOを通じて販売をさせていただいておりますので、そういったことで今は考えております。また、将来的には、北野のあったかホールでも、どんなものなのかというものの展示ですとか、あるいはそこでの実際の展示や、お問い合わせにも応えられるようにしていければと思っています。 122 ◎鳴海有理委員 直接販売できないということなんですけれども、なかなか、講習に行ってもらってくるということですとか、インターネット販売を使っていらっしゃらない方もたくさんいますし、ちょっと目に触れる場所にあった方が、ああ、やってみようかなという気になると思うので、ぜひ考えてほしいですし、例えばどこでどうやったら買えるのかという案内だけでもあれば、すごく効果的なので、その点、気軽に出向ける場所でPRしていくということが非常に重要だと思います。  例えば、物があっても、すぐにどうやって使うのかわからない方たちが多いと思うので、こんなにメリットがあるんだよということをわかりやすく説明するパンフレットですとか、お店の協力を得て、説明をしていただける人をふやしていくですとか、例えば市民センターでも、職員に聞けば使い方を教えてもらえる、相談できるというような場所をふやしていけばいいと思うんですけど、その点のPRについてはどのように考えていますでしょうか。 123 ◎橋本ごみ減量対策課長 購入先の御案内や使い方ということですが、確かにこれはなかなかいいシステムといいますか、かなり減量の効果のある、そして比較的簡単に取り組めるものということで私どもも認識しております。あとは、委員がおっしゃいますように、それをどこで買えるのか、あるいは使い方はどうなのかということに関しましては、私どもも工夫をして、25年度も引き続き講習会も公募して実施する予定でございますし、あるいはパンフレット、チラシ等をつくって、皆様がお手にとっていただいて、そのやり方やお求め先がわかるような工夫というのも検討してまいりたいと思います。 124 ◎相澤耕太委員長 会議時間も長くなりましたので、暫時休憩します。                                    〔午前12時00分休憩〕   ──────────────────────────────────────────                                    〔午後1時00分再開〕 125 ◎相澤耕太委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行します。 126 ◎鳴海有理委員 生ごみの堆肥化について、引き続きお伺いしていきたいと思います。  今、ダンボールコンポストのPRについては、パンフレットなどでPRしていくということをお示しいただきました。ごみ袋を売っている場所の横に置いておくですとか、本当に身近なところで、ちょっとごみ袋を買おうかなと思ったときに、あっ、こういうのもあるんだとわかるような、そういうPRをぜひ進めていただいて、ダンボールコンポスト、お隣の方がやっていたら、じゃ、私もやってみようかなと思ったりもするので、ぜひはやらせてほしいというふうに思います。  マンションでもできるというところがすごくメリットだと思いますので、うちはベランダがないのでできないんですけど、ベランダでもできるというのが非常にいいかと思うんですけど、ただ、コンポストで堆肥化しても、では、その堆肥をどこに使うのかという問題があると思います。園芸をされている方はいいですけれども、堆肥ができたけれども、その行き場所がないというのでは困りますから、その点、堆肥化したものを、では次、どうやって使っていこうという、どういう考えがあるのか、お示しいただけますでしょうか。 127 ◎橋本ごみ減量対策課長 堆肥化されたその後の活用について御質問をいただきました。まさに25年度に取り組ませていただきます生ごみ資源化モデル事業につきましては、その点をしっかり検証していきたいと思っておりまして、集合住宅を初め、あるいはお庭での活用が限られている方もおありかと思いますので、その御家庭でつくられた堆肥を地域でいかに活用できるかということを検証してまいりたいと思います。具体的には、地域の公園、あるいは一部、学校等もあろうかと思いますが、そういった目に見えるところで活用していく道を開くことによって、またそれが生ごみを堆肥化していただく方へのやる気といいますか、モチベーションアップにつながるものと思っております。 128 ◎鳴海有理委員 ぜひお願いします。今、公園での活用とかを考えていらっしゃるということなんですけれども、公園だけじゃなくても、農地への活用が向いているのかどうかというところまではよくわかりませんけれども、野菜づくりとか、農業への活用ということですとか、また、それを販売するということも可能なのかどうかというところもあわせて研究をしていって、つくるだけではなくて、堆肥をもっともっと活用していける仕組みづくりをぜひ進めていただきたいと思います。  生ごみについてなんですけれども、私が小さいころを思い出しますと、小学校のときとか、家のお手伝いといったら、生ごみを捨ててきてといって、庭に穴を掘って木の下に埋めたりするのを今でもやっていますけれども、庭とか、埋める場所がある家庭はいいと思うんですよね。非常に原始的なやり方ですけれども、マンションの方にはダンボールコンポストを使ってもらって、庭のたくさんある方には庭に埋めてもらうということですとか、そういったこともPRしていってもいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。  あと、生ごみの減量というところで、今は家庭のお話でしたけれども、生ごみというと、飲食店とか、事業者の協力が必要不可欠だと思っています。生ごみをたくさん出す飲食店などにぜひ協力を呼びかけていかなければならないのではないかと思っているんですけど、その点、どのように働きかけを行っていくおつもりなんでしょうか。 129 ◎橋本ごみ減量対策課長 事業系のごみにつきましても、その3割ぐらいだったでしょうか、生ごみが占める割合というのが一定程度ございます。そちらへの働きかけも、日ごろは清掃指導員が大規模な事業者には立ち入りの指導をしておりますので、そういった中での分別、あるいは資源化への誘導、そして25年度からのごみ処理基本計画の中では、そちらへ誘導していくためということになりますけれども、持ち込まれるごみの値段についても検証しながら、事業系の生ごみの資源化への誘導を図りたいと思っております。 130 ◎鳴海有理委員 飲食店の食べ物残渣ですとか、食べ残しも大量に、こんなに捨てちゃうのと思うくらい捨てているところもたくさんあるので、そういった協力をぜひ呼びかけて、頑張っていただきたいと思います。  あと、生ごみに限らず、ごみ全体に言えることなんですけれども、減量するということを考えるときに、同時に、発生を抑制していくということを考えていかなければならないと思っています。生ごみで言うと、食べ残しをしないというのはもちろんですけれども、私も心がけていますけど、生ごみを出さないためには、まずごみを出さない食べ方を進める。食べればいいんですよね。例えば、ナツミカンの皮だったら、ピールにしたり、マーマレードにしたり、大根の皮はきんぴらにしたり、いろんな工夫ができるんですよね。そういうPRも必要かと思いますし、それができるのは、同時に、農薬が余り使われていないということも必要になってくると思うんですけれども、例えばそういう生ごみを出さないレシピのPRですとか、小学校の給食の調理の方法、食育にもかかわってくるところですけれども、それもまた発生抑制の取り組みとして、給食や食育というところも連携しながら考えていただきたいなと思います。これは意見として、要望としてお願いします。  個人で取り組める生ごみの堆肥化というのにも非常に限りがあると思っていますし、どうしても個々では取り組めないよという方は大勢いらっしゃると思うんですけれども、その場合に、例えば集合住宅とか、何ヵ所か集まって大型の生ごみ処理機なんかもありますよね。そういうところに共有できるコンポストみたいな、そういう大型の処理機に例えば補助をつけて進めるですとか、売り払えていない集積所を利用してそこに置くですとか、そういったことも考えられるのではないかと思うんですけど、どのようにお考えでしょうか。 131 ◎橋本ごみ減量対策課長 発生抑制、あるいは排出抑制については、私どものほうもさらに啓発の工夫をしてまいりたいと思います。  今御質問がございました大型の電気になりますでしょうか、処理する機械ということですが、今のところ、御案内のとおり、みなみ野君田小学校では、食育の観点も含めまして、機械を導入してやっております。ただ、イニシャルコスト、初期投資が二、三百万円、そして電気代を含めた維持管理費が年間30万円近くかかる。大きさにもよろうかと思いますが、そういった観点、あるいは電気を使わなければならないこと。あるいは、それでできるものは一次堆肥と申しまして、そのまますぐ使えるものではないんですね。そんなことから考えますと、直ちにこれを普及するという状況にはございません。また、その維持管理をどなたにしていただくかという問題がまだございまして、ちょっと検討をさせていただく課題かなとは思っております。 132 ◎鳴海有理委員 よくわかりました。ひとつ生ごみ処理といってもいろんな手法があって、今のような大型の処理機もいろいろ課題があるということですので、多様な手法を用いながら減量していける方法を、ぜひ今後も研究していただきたいと思います。  続いて、プラスチックの資源化のことでお伺いしたいと思います。112ページに資源物の分別収集ということがありますけれども、これもリサイクルしたからいいということではなく、リサイクルするにも非常にお金がかかっているということがわかります。本来であれば、プラスチックの処理、リサイクルコストというのも、消費者である私たちはプラスチックの容器、包装が欲しくて買っているわけではなくて、その中身が欲しくて、たまたまついてきたのがごみになっているということですから、事業者が負担をしていかなければならない問題だと思っているんですけれども、それが法律上もなかなか進んでいないというわけで、プラスチックをいかに減らしていくか、膨大なコストをかけてリサイクルするよりも、減らしていくということに重点を置いていきたいと思うんですけれども、例えばレジ袋の有料化によって、あるスーパーが取り組んでみたら、マイバッグが非常にふえたというような効果も示されているようですけれども、レジ袋もいいんですが、レジ袋よりも、魚のトレー、肉のトレー、惣菜のパック、こういうものを有料化して発生抑制に努めるという方法も考えられるのではないかなと思うんですけれども、例えばそういったトレーの有料化ということをスーパーに働きかけていくことなんかも考えられないでしょうか。どのようにお考えでしょうか。 133 ◎橋本ごみ減量対策課長 事業者へトレー等の有料化を働きかけないかということでございますけれども、前段に出ましたレジ袋につきましては、事業者、市民の方々、そして行政とでレジ袋削減推進協議会を立ち上げて検討しているところでございます。そちらにつきましても、ややもすれば即売上に結びつくということで、大手では先行して八王子市内でも一部の事業者ではここで始まったところでございますが、なかなか有料化に関しては現実は難しいところがございます。  トレーにつきましても、そういった観点から、即有料化を働きかけるということは難しいかと思いますが、排出抑制、発生抑制ということからすれば、基本的には資源もごみですので、それを少しでも削減できるような手法につきましては、例えばレジ袋削減推進協議会には市内の大手や商工会議所等が集まっておりますので、そういった場を利用して働きかけはしてみたいと思います。 134 ◎鳴海有理委員 私もマイバッグも持っていたりもするんですが、レジ袋というのは、ごみ箱に入れたりですとか、プラスチックのごみを出すときとかに結構必要になったりもするので、プラスチックのごみでレジ袋よりも大きく占めているのがトレーじゃないかなと感じたので、今後の方向性として、そういったトレーとか、レジ袋以外の抑制というのもぜひ考えていただきたいと思います。  私も、これはプラスチックだろうと思って出しても、間違っていることってあるんですよね。プラマークがついているのがプラスチックだというのは結構認知されてきてはいると思うんですけれども、この間、プラスチック資源化センターに行って改めて知ってちょっとショックだったのは、プラスチックってぬれていたらだめなんですよね。私は汚れていたらだめだというのまではわかっていて、汚れているから一生懸命洗って、そのままぬれたまま出していたことが多かったんですが、ぬれていたものは全部可燃ごみに回っているというのを知りました。  それでお伺いしたいんですけれども、ぬれているもの、汚れているものはだめということをちゃんと周知されているのかということと、プラスチックで出されたものの中から可燃ごみに回っているものというのは何パーセントぐらいあるんでしょうか。 135 ◎橋本ごみ減量対策課長 汚れにつきましては、分別の手引き、あるいは収集カレンダーの中で御案内はさせていただいております。必ずしもぬれているからだめということでもないんですけれども、数字については、済みません、少しお待ちください。 136 ◎山崎清掃事業担当部長 プラスチックは汚れたのは、おっしゃったとおり、だめなんですけれども、それを一手間かけていただいて、水でゆすいで洗う。ぬれていても、ある程度それは構わないと思っております。全く乾かなければいけないというわけではないということでございます。 137 ◎鳴海有理委員 答えられないみたいなので、もう一回言いますけれども、プラスチックに出されたものから可燃ごみに、間違っていたり、汚れていたりというものははじかれますよね。その分別しているところで働いている人が、ぬれているものも可燃ごみに回しているよと言っていたんですけれども、可燃ごみに回されている割合を教えてください。 138 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 23年度で、プラスチックの年度の処理量が5,949トンでございますけれど、このうち戸吹の清掃工場に回っているものが1,141トンでございます。 139 ◎鳴海有理委員 5分の1程度が可燃に回されているということでよろしいですか。  現場の認識が、ぬれているのをよしとしているのかどうなのかというのははっきりしませんけれども、プラスチックだと思って出していても、少しでも汚れていたり、間違っていたりで可燃に回されている割合が多いというところをもう少し周知できないか、浸透させていってほしいなと思ったので、そういう質問をさせていただきました。  特に、八王子は大学生が多いですよね。私もそうでしたけれども、初めてひとり暮らしをする方が多かったりですとか、今までごみを出したことがない人が、八王子に来てごみの分別についてすぐわかるかといったら、なかなか難しいと思うんですけれども、特にそういった大学生の方への周知というのも非常に重要だと思っています。それは大学と連携してPRするですとか、例えば契約をするときに不動産屋からきちんと伝えてもらうですとか、そういった働きかけが必要なんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 140 ◎木下環境部主幹 大学生のごみの分別、資源化の周知ですけれども、4月にガイダンスがある際、ごみ総合相談センターのほうで必要な書類をお送りし、必要があれば大学のほうへ出向きまして説明をさせていただくということもやっています。  不動産屋も、ごみの集積所が適正になっていない状態では入居者への影響ということがありますので、不動産屋自身もごみの分別については注意を払っているという状況の中で、不動産屋から指導しているという状況はあります。 141 ◎鳴海有理委員 ぜひそういった大学との連携で、さらに周知の働きかけを強化していただきたいと思います。  先ほどのプラスチックも、ポテトチップスを食べた後、油がついているから可燃になる、でも洗えばいいんだけれども、油まで洗い落とすには結構大変なので、可燃のほうがいいということも聞きました。そういう、物の分別だけではなくて、どういう状態で出せるのかどうかというところも、資源化されていると思っていたら、5分の1はされていなかったということを後から知ってちょっと残念だったので、ぜひその点も徹底して行っていただきたいと思います。  次に、ごみの運搬業務についてお伺いします。114ページにありますけれども、今回、可燃ごみ収集運搬業務の民間委託を拡大するということが書かれてありますが、収集運搬というと、この委員会でも交通事故の報告というのが何度もされていますけれども、これまで委員会で報告されているのは直営の運搬の事故の報告しかなかったと思うんですけれども、これまで民間の業者はどれぐらいの事故があったのか、教えていただけますでしょうか。 142 ◎木下環境部主幹 民間委託をしております可燃ごみの事故の件数は、これは対人、対物を含めてですけれども、委託を開始しました平成22年度が4件、23年度が3件、24年度がきょう現在で4件という状況になっております。 143 ◎鳴海有理委員 今報告をいただきましたけれども、直営で報告されているものよりも非常に多いように思います。直営よりも委託にしているごみ収集車の件数が多いというのはどういう理由だと考えていらっしゃるでしょうか。 144 ◎木下環境部主幹 先ほども申し上げましたように、平成22年度から委託にしております。1つには、可燃の戸別収集というのは、平成16年10月からごみの有料化をしたときに実施しておりまして、収集に当たっての熟度も上がっているという部分もありますし、それが委託の場合には22年度からということもあります。それと、直営の場合には、安全衛生管理体制のさまざまな工夫をしている中で、事故の撲滅に向けてさまざまな取り組みをしている部分もございます。決して民間の事業者がしていないというわけではないんですけれども、そこの部分の温度差というか、対応の仕方が若干違う部分がありますので、そこについては今後改めていきたいというふうに思っております。 145 ◎鳴海有理委員 市民にとっては、収集車を見たときに、それが直営か、民間委託なのかというのは関係なく、どれを見ても八王子市のごみ収集車なんですよね。だから、そこに温度差があってはいけないと思いますし、具体的にどういうふうな対策を考えているのかというところをお聞かせいただけますか。 146 ◎木下環境部主幹 さまざまな形で、交通事故以外にも、苦情の対応を含めまして、委託業者の指導管理ということについて、ごみ総合相談センターを中心に行っているところなんですけれども、交通事故につきましては、事故報告等に基づいた詳細な分析をして、特にバック事故が多いですから、そういったことへの対応をきちっと図っていきたいというふうに考えております。 147 ◎鳴海有理委員 きちっと図っていきたいということなんですけれども、今、可燃ごみ収集の直営と民間委託の割合を出してもらいましたけれども、民間委託が、今、7割なんですね。直営が3割で、どこをどういうふうに収集しているのか、何台で収集しているのかという図をいただきました。民間委託業者は3つあって、9台、13台、14台、1地区、2地区、3地区に分かれて収集していて、これが木・金と火・金と分かれてやっていますので、民間委託が請け負っている世帯が6万9,530世帯、これを72台で収集しているというわけですよね。直営でやっているのは2万9,000世帯と4万7,000世帯で、そのあとの30%を62台で収集しているということなんですけれども、世帯数で見ると、委託が7割、直営が3割、だけど台数で見ると72台と62台なんですけれども、この差というのはどういうことなんでしょうか。 148 ◎木下環境部主幹 25年度の4月1日当初の車の台数で言いますと、委託が35台、直営車が26台という形で、委託が58%で直営が42%という形になっておりまして、委員が今おっしゃられた7対3というのは、単純に市内全域を世帯数で見たときに、委託で収集しているエリアが全体の7割、直営で収集しているところが3割という形になります。この車の台数の違いにつきましては、民間に委託している場合には、民間の創意工夫の中で、車の大きさを若干変えたりとか、そういう効率性を上げる中で収集をしておりますので、その差というのは、車をかえるであるとか、そういった工夫の中でその差が出ているという状況でございます。 149 ◎鳴海有理委員 さっき私が言った世帯数はちょっと間違っていましたね。済みません。  世帯数で見ると70%と30%、台数で言うと、大きさの違いとかもあって58%と42%ということですよね。1つの車に入るごみの量が違ったとしても、そこで働いている労働者の人数ですとかは、1台に入れるのは2人ですから、1台当たりの受け持つ世帯数というのが委託のほうが随分多いのかなと思うんです。それで、労働密度の濃さの違いによって事故の危険性も変わってくるんじゃないかと思うんですが、そういうところを改善していかないと、直営と民間委託の安全性の確保というのは保たれないんじゃないんだろうかと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。 150 ◎木下環境部主幹 単純に労働密度の問題だけではなくて、先ほど車の大きさの話を申し上げましたけれども、収集したごみは一回清掃工場へ持ち込みをしなければなりません。例えば、直営車が4回持ち込みをしているところを、車の大きさを2トン車を3トン車にかえることで、2回ということはないですけれども、3回で済むとか、そういったことが出てきますので、単純に車の台数だけで労働密度の問題は説明し切れないのかなという部分はあります。冒頭にもお話ししましたように、熟度の問題であるとか、さまざまな要素がある中でこういったことになっておりますが、事故の発生につきましては、当然、ゼロを目指すのが理想の姿でありますので、そういった意味での安全管理体制については、業者のほうにきちっと指導をして、教訓として、模範的なものについては委託業者のほうに流すなどして、十分注意をしてきたいというふうに思っております。 151 ◎鳴海有理委員 ぜひ業者のほうに徹底をしてください。というのは、事故の報告を見ても、バイクとの接触ですとか、人との接触、電柱を倒してしまったっという、結構大きな事故まで報告されていますので、そういったことが、もちろん委託だから許されることではなく、市の業務としてしっかりと徹底していただきたいと思います。ぜひお願いします。その点について、部長、これからどういうふうにこの事故に対して徹底していくのか、お聞かせください。 152 ◎山崎清掃事業担当部長 ごみの収集運搬は非常に大事なことでして、市民の皆さんが高い分別意識を持ちながらされているものを、安全に収集をするということが、市民の皆様の信頼をかち得る大きな要素だと思っております。そのために、安全運転講習会、これは直営もそうですし、民間に対しても、全事業者を集めた講習会等もやっておりまして、交通事故ゼロを目指して、また安全作業、こういうことも含めて、今、行っているところでありまして、これからも継続して安全作業に努めたいと思っております。 153 ◎鳴海有理委員 ぜひよろしくお願いします。  次に、不燃ごみの設備更新についてお伺いします。これも安全性の問題で私が危惧しておるんですが、これから不燃物の仕分けを手選別でするということなんですけれども、既に資源化センターでプラスチックの手選別を行っているのを見てきましたけれども、プラスチックの手選別ですら、注射針が混入していたり、それが手に刺さったりですとか、そういった事故が報告されています。不燃物となると、さらに危険なものが混入してくるんじゃないかなということが心配なんですけれども、特に刃物であったりとか、爆発物があるかもしれないですよね。そういった危険をどう予測して、どういうふうに対策をとっていくのか、お聞かせいただけますか。 154 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 新しい施設につきましては、コンベヤーに入れる前に、まず粗選別をいたします。その中で危険物については除去をいたします。  なお、手選別での安全対策につきましては、既にガラスとか刃物で切れないような手袋もございますので、そういう保護具については、十分配慮した中で対応してまいります。 155 ◎鳴海有理委員 ちなみに、プラスチックの手選別をしている作業の中で、事故やけがというのはどれぐらい起こっているんでしょうか。 156 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 昨年度、針による事故が1件起きてございます。 157 ◎鳴海有理委員 プラスチックでも事故が起こっている。針となると、手袋を突き抜けてしまいますので、不燃物でもそういったことが予測されると思うので、非常に危ない作業になるのではないかなと思っていますので、その辺は徹底してお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  あと、117ページ、新館清掃工場建設についてお伺いしたいと思います。これから基本構想を策定するということなんですけれども、ここは以前も清掃工場があったというところですが、といっても、やっぱり清掃工場となると迷惑施設として扱われますよね。その場合、近所とのトラブルというのが非常に気を使わなければならないところなのかなと思っているんですけれども、まず、計画を決めてから近隣に説明しに行くということではなくて、基本構想を、どんな清掃工場が必要なのかというところを一緒に考えていくというスタンスで、近隣の住民の方と一緒に考えていくことが必要だと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 158 ◎木下環境部主幹 新清掃工場につきましては、旧の館清掃工場の跡地を想定しております。旧の館清掃工場につきましては、地元の対策協議会というのを当時もつくっておりましたし、今現在もその組織は継続しておりまして、必要に応じて情報を提供し、相互に情報交換を行いながら、御意見をいただく場を設けるなどして、その構想の中に反映させていきたいというふうに考えております。 159 ◎鳴海有理委員 近隣の住民といっても、市内だけじゃなくて、あそこは町田とも近い場所ですよね。そういった場合、市を超えて、町田市との連携も必要になってくると思うんですけど、そういった町田市との連携、住民との連携、意見を伺うというだけではなくて、構想策定の場にきちんと出てもらって、一緒につくっていくというスタンスでやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 160 ◎木下環境部主幹 隣接する町田市の住民の方に、構想をつくる上での参画をしていただくということにつきましては、今のところ考えておりません。 161 ◎鳴海有理委員 町田市の住民の方に入っていただくということではなくて、近隣の住民と、市内の住民と、また町田市との連携はきちんとしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 162 ◎木下環境部主幹 当然、町田市には、必要な情報については提供をしていきたいというふうには考えております。 163 ◎鳴海有理委員 情報提供にとどまらず、私が言っているのは、基本構想策定の段階で一緒につくっていく、一緒に策定で意見をいただきながら、また策定の場にかかわってもらいながら、建設の計画を進めていかないと、またトラブルにならないようにしていただきたいと思いますので、それは要望としてお願いいたします。  では、ごみは終わりまして、108ページの再生可能エネルギーの普及促進についてお伺いしたいと思います。今回、再生可能エネルギー導入検討会が立ち上がりまして、その中でさまざまな委員の意見が出ていまして、いろんなエネルギーの可能性を探っている段階かと思いますけれども、いろんな意見が出ているんですけど、次の予算には、それを実現できる予算はついていないわけですよね。その点は、ここの導入検討会で出ている中身をどういうふうに実現していくのかというところをお聞かせいただけますか。 164 ◎佐藤環境政策課長 検討会のほうは、今年度、3月末にまたもう一回あるんですけれども、合わせて5回行ってまいります。一応、絞り込みのほうが大体進んでいまして、太陽光発電、太陽熱、あと木質バイオマスの利用、この3種類を重点的にやっていこうというふうになっております。
     ただ、都市環境委員会のほうでも報告させていただきましたけれども、小学校への太陽光発電の設置の検証も来年度、25年度の中で進めていこうと。この検証も含めた中で、全体的な市の方針を決めていきたいというふうに考えております。その中で、どういうふうに取り組むかを市として決めていきたいというふうに考えております。 165 ◎鳴海有理委員 ということは、どういうふうに取り組むかということを25年度に決定して、26年度には実現をする方向であるということでよろしいんでしょうか。 166 ◎佐藤環境政策課長 26年度には一定程度の予算を獲得していきたいというふうには考えております。 167 ◎鳴海有理委員 わかりました。105ページにもあります環境基本計画も、これから見直しが始まるということですけれども、今まで、再生可能エネルギーの普及促進というのは、地球温暖化防止計画の中の地球温暖化の対策のための再生可能エネルギーの普及促進という、そういう位置づけだったと思うんですが、今後は、エネルギーというものは、地球温暖化という目的だけにとどまらず、もっと大きな位置づけで取り組む必要があると思うんですけれども、その辺の位置づけも環境基本計画の中で示されてくるのかなと思っているんですが、再生可能エネルギーの普及促進という点では、どういった位置づけになるんでしょうか。 168 ◎佐藤環境政策課長 再生可能エネルギーの普及というか促進は、引き続き努めてまいりたいと思っておりますが、全般的なエネルギー政策そのものについては、これは国の政策というふうに考えておりますので、そこまで踏み込む考え方は、今のところ持っておりません。 169 ◎鳴海有理委員 地球温暖化防止という観点でも必要なんですけれども、今、エネルギー政策って、もっと環境の中の位置づけとしてはすごく大きなものだと思うんですよね。導入検討会で、市民も踏まえて構想を練っていて、八王子市としてのエネルギーのモデル、どういうエネルギーの構想にしていくかということは、環境問題の大きな柱になってくるんじゃないかと思うんですけれども、どのようにお考えですか。 170 ◎佐藤環境政策課長 あくまで私たちが進めていくのは、温暖化防止ということで進めてまいります。その一環で創エネ、エネルギーをつくり出していくということも、化石燃料を削減していくという意味で重要だということで進めてまいりますので、これと、あと省エネ、こういったものを中心に進めていきたいと考えております。 171 ◎鳴海有理委員 では、部長にもお聞きしたいと思いますけれども、同じことですけれども、エネルギーとしての位置づけという、そのエネルギー施策というのは環境政策の中でも、八王子の環境を考える上で大きな柱にして、位置づけをもう少し格を上げて、どういうエネルギービジョンを持っていくんだというところを、どういう位置づけで取り組んでいくんだというところを見直していただきたいと思うんですけど、いかがでしょか。 172 ◎渡辺環境部長 2年前の大震災を契機に、そういうエネルギーに対する関心、認識、あるいは問題意識が高まったのかなというふうには見ております。ただ、私ども環境部、あるいは環境政策で担う部分というのは、地球温暖化の抑制、CO2の排出抑制という観点からこれまでもやってまいりました。  エネルギー政策そのものは、これまでは国が、あるいは民間の大きな電力会社が担ってきたという経緯はございますし、今のところ、その方針そのものが根本的に変わることは多分ないんだろうなというふうに思っております。ただ、1つは、環境面からの配慮としての再生エネルギーの導入、それからもう1つは、エネルギー的に、例えば絶対量が不足する中で、少しでも補うという面での再生可能エネルギーの利用というものは考えられますけれども、ただ、それは環境政策のメーンテーマではない。それは別途エネルギー政策なりで考えていく問題であるというふうに考えております。 173 ◎鳴海有理委員 そんなにメーンテーマではないとはっきり言われてしまったら、とても困るんですけれども、今は、普及促進のためにCO2をどれぐらい削減するんだという目標を持っていますけど、その目標も、再生可能エネルギーを市内に何%ふやしていくという大きな目標立てですとか、目指すところ、目標がないと取り組んでいけないと思うので、ぜひ考えてください。では、要望しますので、ぜひ御検討ください。  では、次に移りまして、高尾の橋上駅化のことについてお伺いさせていただきます。先日の総括質疑で委員長も質問して、お聞きして、私も驚いたんですけれども、私も以前から高尾駅の駅舎を残してほしいということはずっと指摘させていただいております。この橋上駅は物すごいお金がかかりますよね。跨線橋で7億円から8億円、地下自由通路で10億円程度でできるものを、橋上駅にすることで物すごい莫大なお金がかかるわけなんですけれども、全体で114億円ですか、その橋上駅と跨線橋というのと、すごい値段の差がありますよね。こういう値段の差があって、どうして駅舎を橋上駅にするということに決めたのか、もう一度確認をさせてください。 174 ◎坂倉交通政策室主幹 予算等審査特別委員会の総括質疑の中でもお答えさせていただいたと思うんですけれども、自由通路についてJR東日本といろいろ協議をしていく中で、自由通路の出入り口を含めた位置、並びに将来的にJRのほうの駅の改築等の関係から、この機に一緒に橋上化をすることのほうが非常に理にかなっているということで、今回の計画では、橋上駅化を伴う自由通路の整備ということで進めるような形になりました。 175 ◎鳴海有理委員 理にかなっていると言われましても、コストとのバランスもありますし、あと、市民から、駅舎を残してほしいという声が私のほうにもたくさん届いているんですよね。そういった市民からどういう声が来ているのか、また、橋上駅化するということで、住民、市民の意見はどういうふうに反映したのかというところをお聞かせください。 176 ◎坂倉交通政策室主幹 従前検討した中では、現在の駅舎を残したままだと、自由通路の出入り口が非常に離れてしまう。今の駅前にはつくれないというような状況でございます。現在の駅につきましては、市民の方々からも残してほしいというような要望はいただいております。このため、市としましては、今後、現在の駅の取り扱いにつきましては、位置的にはあそこへの保存は非常に難しいですけれども、何らかの形で高尾地区の中で活用を図っていきたいという形で、今、地域の住民の方々にも御説明申し上げているところでございます。 177 ◎鳴海有理委員 市民からは駅舎を残してほしいという声がそちらにも届いているんですよね。駅舎を残すといっても、どうやって残すのか。移築するにしても、一回解体をして、また組み立てて、それを保全していかなければならないという、また、そこでの費用はどれぐらいかかるのかというところも試算されていないんですけれども、残す計画がない状況で壊していいのかというところが非常に疑問なんですよね。そこを建て直すというか、多分、組み直す形になると思うんですけど、その辺の費用を試算されているのか。その計画がはっきりしていない中で市民は納得できるのかというところを、どのようにお考えでしょうか。 178 ◎坂倉交通政策室主幹 現在の駅舎の移築の費用ですけれども、私どものほうとしては郊外移築をした場合に、約2億円というふうな形で試算をしております。駅の移築につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、地域の方々ともそういった方向でお話し合いさせていただいておりますが、今後、具体的な検討を進める中で、改めていろいろ御意見をお伺いしながら、適切な方法で保存に努めていきたいと思っております。 179 ◎鳴海有理委員 市民、住民の方と相談させていただくということであっても、そこで、それだけたくさんの税金を使われるんだよということを、一回壊してしまってからでは、じゃ、やっぱりそのまま使ったほうがいいじゃないかという意見が来ても、橋上駅化の工事が進んでしまったら遅いですよね。そのまま使う、どうやって残すのかという計画がない中で、市民がまだ納得いかない中で進められてしまうというのは、非常に問題があると思います、という意見にしておきます。  最後に、街路樹の対策についてお伺いしたいと思います。道路にも公園にも街路樹というか、木がありますけれども、昨年も台風でたくさん倒れて、被害が出たりもしましたので、今年度はしっかりと調査をして、街路樹のチェックをしていってほしいと思うんですが、特に、私も一般質問で取り上げさせていただきましたけど、ニセアカシアというのが非常に弱くて、倒れやすいんですよね。ことしはどういうふうに対策をしていくんでしょうか。 180 ◎西山補修センター所長 トゲナシニセアカシアのことだと思うんですけれども、白山通りに植わっておりましたけれども、昨年度、すべて伐採いたしました。市の中にはニセアカシアは残っておりません。 181 ◎鳴海有理委員 そうだったんですか。ただ、伐採しても、これは弱いくせに、すごい繁殖力が強いんですよね。そういう特徴がある外来種なので、特に注意していただきたいと思うんです。公園のほうではどうなっているのかというのを、もう一度お聞かせください。 182 ◎三宅公園課長 ニセアカシアについては、もともと造成地だとか、そういったところに入り込んできやすい種類なので、一番最初に根づきやすいんですけれども、雑木林ですとか自然の植生を侵しますので、その辺は指定管理者とも調整しながら、伐採は適宜進めてまいりたいと思います。 183 ◎鳴海有理委員 わかりました。この街路樹で、一時期は非常に好まれて植えられていたということもあったかと思うんですが、繁殖力が強くて、従来の木が壊されてしまう、また台風などで倒れやすいという危険もありますので、そういった木の特徴もとらえながら、優先するところを見つけて点検していただきたいと思います。 184 ◎中島正寿委員 では、私からも質問をさせていただきます。まず最初に、私もすべて予算の概要でお願いいたします。まず、143ページ、幹線・生活道路の整備ということで少々質問をさせていただきます。  社会基盤の再整備ということで、市はまちの耐震化に御努力をされているところかと思います。財源もかかりますし、スタッフも非常にかかる。そうした中で、この質問をさせてもらうのは、何かむち打つようで、大変恐縮な感じもするんですが、特に私が活動をさせていただいているところで、西部地域ですけれども、こうした質問が多いので、ちょっと簡潔に質問をさせていただきます。  西部地域は、御存じのとおり、八王子の中でも非常に歴史が古くて、狭隘な道路が多いです。諏訪町、大楽寺、弐分方もそうですけれども、密集しています。緊急の関係の車両も入れないといったところも少なくないんですね。それで、さまざまなお声が出てくるわけですが、まず最初に、ここにも書いてあります建築基準法第42条第2項のみなし道路というところで、このみなし道路について、市民との協働により整備を行うというくだりがございますが、まず、そもそも本市におけるみなし道路の延長距離はどれくらいになりそうなのか、概算でもいいので、教えていただければと思います。 185 ◎山下道路事業部主幹 延長でございますが、建築指導課の平成20年3月のデータではございますが、市内で約257キロメートルございます。 186 ◎中島正寿委員 そのみなし道路の整備費用ということになると、これも概算でどんなものになるんでしょうか。 187 ◎山下道路事業部主幹 済みません。恐縮ですが、概算で、積み上げは行っておりません。しかし、ここ3年程度の傾向でございますが、年間約1,500万円の予算計上で執行しております。 188 ◎中島正寿委員 その予算ですけど、これは毎年ほぼ消化をしているということでよろしいでしょうか。 189 ◎山下道路事業部主幹 そのとおりでございます。 190 ◎中島正寿委員 今、そうした予算で着実にやられているということですが、そこで、市民との協働で整備をするということなんですけれども、本来、みなし道路は法的義務でもあるかと思うんですけれども、そうしたところの考え方ですね。大変御努力されているかと思いますが、どのように考えていらっしゃるのか、お示しをいただきたいと思います。 191 ◎山下道路事業部主幹 御指摘のとおり建築基準法でセットバック義務というのがございますので、それの履行を図るということで条例設定をしております。しかしながら、下がる義務はあるんですが、財産権がございます。その財産権の主張をされる方が大変多くいらっしゃいまして、その点でセットバックがなかなか図られないということでございます。したがいまして、このみなしの条例の適用につきましては、寄附と、あと、管理承諾、無償使用承諾という、この3つの方法で御協力をいただいて、道路用地の提供ということで、狭隘道路の改善に努めるという考えでございます。 192 ◎中島正寿委員 そういうことで、ステップがたくさんあるわけで、恐らく住民の方も、そのみなし道路のセットバックということについてはやってもらいたいと。自分がセットバックするのは大変なんだけど、周辺はやってもらいたいというところが非常に多いと思うんですね。なので、そうした市民との協働ということをうたわれるのであれば、段階がスムーズにいくような方針、青写真なりをお示しになる御努力も必要なのかなという印象を持っていますが、これはまたよく御検討いただければと思います。現状は、所管が一番御存じだと思いますので、よろしくお願いします。  関連して、生活道路というところで、最近は国でも通学路の安全ということで言われております。最近は、私のところでは、例えば具体的に言いますと、元八王子事務所の脇の道があるんですけれども、カラー舗装、グリーンベルトになって、それが消えかかっているということもございます。消えかかっているということは、恐らく車もその上を走っているということもあり得るんでしょうけれども、若いお母さん方から言わせれば、ああいうカラー舗装でも、やはり通学路だということを認識させるということで、非常に効果があるんじゃないですかと、こういうお話もたくさん入るんです。  そこで、このグリーンベルト、カラー舗装ですけれども、この部分でどのように把握をされているのか、また取り組みを考えていらっしゃるのか、お示しをいただければと思います。 193 ◎村野計画課長 グリーンベルトの検証ということなんですが、市内でも路側線を外側に着色しましたグリーンベルト、カラー舗装を試験的に行った、今、委員もおっしゃったような元八王子の横の部分があるんですが、その効果を検証しているところですが、今後、交通管理者、学校関係者とも連携を密にしまして、グリーンベルトに限らない、交通安全に寄与するあらゆる手段を考えていきたいと思っております。 194 ◎中島正寿委員 ぜひよろしくお願いします。私の今申し上げたところのほかに、大和田でもモデルケースがあるというふうに伺っているところでございますので、その効果の検証を、まさに課長がおっしゃったように、カラー舗装だけではなくて、効果的な検証、ここをぜひやっていただければというふうに思います。  このカラー舗装の話だけではなくて、特に西部地域ですけれども、冒頭申し上げましたように、狭隘な道路が非常に多くありまして、標識やカーブミラーや道路標示が非常に多い。カーブミラーも非常に多いんですね。必要なのかなと、正直ながら私も思うところもある。ガードレールさえ設置できない、そうしたところがあるわけですけれども、そうした中でも、生活道路の改善という意味から、着実に手直しをしていただきたいと思うところですが、そうした動きが少しずつでも見えれば、住民の皆さんも安心されるのかなという印象を持っております。そうした構造物等を含め、カラー舗装も含め、今後、生活道路の改善に向けてどういうふうな取り組みをしていくのか、お示しいただければと思います。 195 ◎村野計画課長 先ほど御質問いただきましたみなし道路の整備や、生活道路の拡幅など、事業を着実に行いまして、狭隘道路の解消をしていくとともに、危険箇所の部分的な改良を行うなど、職員の知恵を絞りまして、市民の生活の安心・安全の向上を図ってまいりたいと思います。 196 ◎中島正寿委員 大変御苦労かと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、117ページのところでございます。先ほども別の委員からも質問があったかと思いますが、私からも若干質問をさせていただきます。戸吹不燃物処理センター設備更新の件でございます。まず、先ほど来、出ていますように、不燃物選別品目について新たに小型家電、陶器、ガラスを加えております。この3つを特に追加した理由についてお示しいただきたいと思います。 197 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 品目でございますけれど、小型家電につきましてはレアメタルの回収でございます。なお、ガラスと陶磁器につきましては、今の埋め立てに回っております不燃残渣のうちの約2割強がこのガラスと陶磁器が占めておりますので、これを資源化のルートに乗せることによりまして残渣を減らしていく、こういう目的でございます。 198 ◎中島正寿委員 わかりました。先ほど来、手選別ということでも質問があるわけですが、手選別も導入するとしておりますけれども、恐らくラインがあると思うんですけれども、そのラインには何人立たれるのか、また、そのラインというのは幾つあるのでしょうか。お示しいただければと思います。 199 ◎舛山戸吹清掃事業所長 手選別のラインにつきましては、20人程度を想定しておりますけれど、コンベヤー自体は15本から20本ございます。 200 ◎中島正寿委員 相当ラインがあるんですね。わかりました。この手選別作業の職員はどのように募集をされるんでしょうか。 201 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 不燃工事後の体制につきましては、25年度、検討会を発足した中で、体制につきまして十分検討してまいりたいと思っております。 202 ◎中島正寿委員 今の現段階でお答えできる範囲でいいんですけれども、私、予算総括でシルバー人材センターの事業展開ということで質問させてもらったところなんですが、シルバー人材センターはここは視野に入るんですか。危険性もありますけどね。いかがでしょうか。 203 ◎松本戸吹クリーンセンター所長 例えば、今、プラスチック資源化センターでやっておりますようなNPOの法人、障害者も使っておりますけれど、このようなことはちょっと想定をしておりません。いろんな分別も難しいですし、危険も伴いますので、健常者による人員を考えております。 204 ◎中島正寿委員 わかりました。この設備更新で、不燃物資源化の効果、これは最終的にどのように予測をしているのか、この点についても確認させてください。 205 ◎木下環境部主幹 手選別ラインを導入することで、先ほど申し上げました資源化のルートができれば、埋め立てゼロの形になっていくかなと思います。ただ、その前提としては、不燃ごみの量を、今ある量よりさらに啓発を進めて、さらに減量し、資源化するものは資源化していくということがまず前提にありますが、究極は、新しいごみ処理基本計画で目指しておりますように、埋め立て量をゼロにするということが最終目標になっております。 206 ◎中島正寿委員 埋め立てゼロに向かってのまず第一歩であるということで伺いました。また、ゼロに向けてのスケジュール等、思うところもありますが、これはまたお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。  続きまして、その下の新館清掃工場建設、これは後で報告があるかもしれませんが、これにつきましても若干お聞きをさせていただければと思います。  まず、この一文の中に生活環境影響調査という言葉もございます。これは環境局所管の環境アセスと同じような趣旨と考えていいのか、この点、確認をさせてください。 207 ◎橋本ごみ減量対策課長 国のほうでは、環境影響評価法に基づきます調査ということで、いわゆる環境アセスという制度がございます。都のほうでは上乗せ条例として東京都の環境影響評価というものが求められておりまして、特に廃棄物の処理施設、最終処分場ですと国のアセスが必要となってくるところではございますが、焼却炉につきましては、処理量が日量200トン以上のものにつきましては、都条例に基づく環境影響評価が必要になってまいるということでございます。 208 ◎中島正寿委員 今、課長からお示しありました、200トン以上のものでは都の上乗せ条例により上乗せがある。厳しく評価をされるということですね。それで、約835万円の予算がついていますけれども、この計画の策定にこれだけつくのは、素人ながら少々高いようにも見えるんですけれども、中身はどのようなものになっているんでしょうか。 209 ◎橋本ごみ減量対策課長 今回の目的でございますが、新ごみ処理基本計画でお示しをいたします、安全・安心で安定・継続的な可燃ごみ処理を行うことのできる市内2清掃工場体制構築のためということで、館の新工場の基本構想の業務委託に235万2,000円、そして既存の戸吹の現状を調査して長寿命化の計画を策定する予算といたしまして600万円、都合835万2,000円を計上させていただいております。 210 ◎中島正寿委員 わかりました。そうしますと、今現在、戸吹と北野が動いているところでございますけれども、この新館清掃工場の建設によって、市の清掃工場業務の体系というか、流れというか、これは概略どんなふうになっていくのか。この点も、大まかで結構ですので、お示しいただければと思います。イメージが湧くようにお願いいたします。 211 ◎橋本ごみ減量対策課長 先ほど御説明申し上げました新ごみ処理基本計画の中でも、工場は今、戸吹と北野が動いているところでございますが、館が、これはまだ先になりますけれども、平成34年の稼働を目指してこれから進めさせていただこうと思っておりますが、それが完成した暁には、恐らく北野のほうは、工場としては年数もかなりたっていることから、その時点ではとまるということになろうかと思います。ただ、これがこの先、戸吹が延命化を図りますけれども、その後、そこへつくるのか、また3ヵ所を順番に回していくのかというのは、今後の構想の中でも検討していきたいと思っております。 212 ◎中島正寿委員 そうした観点につきましても、私は注視をしておりますので、またさまざまな動きがございましたら、お示しをいただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、146ページ、都市復興マニュアルの策定ということで、これも若干確認をさせていただきたいと思っております。上壱分方小学校で行われた訓練、忘れもしませんが、大変評判がよくて勉強になったと地域住民の方もおっしゃっております。あれがこれと関連していたというのは、私はわかっていなかった、勉強不足だったわけでございますが、今回、東京都の指導もあって、都市復興マニュアル、都市復興条例を策定するということでございます。  確認をさせていただくわけですが、このマニュアルを作成するに当たって、平成17年度から行ってきた地域協働復興模擬訓練、その中から、現在、主にどのようなことを教訓として抽出されたのか、この点をお示しいただければと思います。 213 ◎篠崎都市計画室主幹 この地域協働復興模擬訓練につきまして、本市の特性であります上恩方地区のような中山間地、それからスプロール化の諏訪地区、それから既存市街地の子安地区、そしてあと丘陵地の造成団地であります旭ヶ丘団地、こういったようなところを抽出しました。あと、もう1つ、ニュータウンの別所地区、集合住宅が建っているようなところです。そういったところを抽出しております。そういったものを、今後どうやって復興していくのかというようなところでございます。 214 ◎中島正寿委員 中山間地、スプロール化、また丘陵地と、アクセントをつけながらお調べになられたようでございます。これから復興マニュアルができて、お話によりますと、職員の側の取り組み方のバイブルになる、このような大切なものだとも聞いておりますけれども、マニュアルの柱、これは現在のところどのようになっているのか、今わかる範囲で結構ですので、お示しいただければと思います。 215 ◎篠崎都市計画室主幹 マニュアルの柱でございますけれども、まず震災復興本部の設置、それから復興対象地区の指定、建築行為の届け出、そして都市復興基本計画の策定、それから住民たちと行います地域の協働復興、それから応急的な住宅の整備等でございます。 216 ◎中島正寿委員 わかりました。確認ですけれども、復興マニュアルと復興条例、これはマニュアルをつくると条例もつくらなきゃいけない、こういうセットのものですか。 217 ◎篠崎都市計画室主幹 マニュアルは職員のバイブルということでつくっておりますけれども、より意味合いをきちっと整理をする中で、条例もつくろうというふうに進めております。この条例につきましては、まず復興対象地区の指定と申しまして、復興予算を入れる根拠となるもの、予算の根拠、それが1点ございます。もう1つが、復興対象地区を指定したときの建築制限。勝手に家を建てられては困るものですから、建築制限を行う。この2点が基本的な柱でございます。 218 ◎中島正寿委員 わかりました。そうしたものが内容となっているということで、またこれからの動きもその都度、適時、適切にお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。  最後に4点目、交通空白地域交通事業ということで、151ページをお願いいたします。これにつきましても、所管が大変御努力されていることは私もよく知っております。細かく状況把握をされて、私がお聞きしても、ほぼ完璧に把握をされておりまして、私が恥ずかしいくらいなんですけれども、それでも地域住民の方、特に恩方方面の方からよく聞くお話がございますので、ここで改めてちょっと確認をさせていただきたいところでございます。  コミュニティバス、本市でははちバスですけれども、加えて貸し切りのバスやタクシーもやっている。こういう、自治体でもセットでやっているところは珍しいんじゃないか、そんなお声も聞いたことがございます。特に貸し切りタクシー、俗に乗り合いタクシーと言っていますけれども、この点について確認をさせていただきたいと思いますが、これについてもさまざまお声がございます。乗り合いタクシーという形態でなければ存続していかないんだとか、バスの形態が欲しいとか、一部、そういうお声も聞こえてくるわけでございます。そこで、現在の小津と醍醐・降宿のモデル事業、これについては今のところ定着したと言えるのかどうか、この点について、現在のところのお考えをお示しいただきたいと思います。 219 ◎岸本交通政策室主幹 定着ということですけれども、現在、小津町では1日6往復のマイクロバスを運行しております。また醍醐・降宿地区においては1週間に2往復のタクシーを運行しております。現在、乗客もふえているという面もありますし、運行日、運行時間に合わせて買い物や通勤、通院に利用していただいているということからも、十分定着しているというふうに考えております。 220 ◎中島正寿委員 そこで醍醐・降宿のほうなんですけれども、乗り合いタクシーという形態でございますが、中にはバス形態のほうがいいというお声もあるようでございます。ただ、これについては道路の幅員だけでも一説には5.5メートル、それに人の歩くところも必要だということですから、相当の幅が必要なんだろうということでございます。山を崩すと、そののり面も補強しなきゃいけないということでございますから、物理的に大変難しいということもあるんでしょうが、その辺のところのお声はどのように把握されていますか。 221 ◎岸本交通政策室主幹 地元のアンケート等をとっておりますけれども、その中では、既存の現状のタクシーの運行で十分満足しているという声が上がっております。バスにしてほしいというような声は、私どもの耳には入ってきておりません。 222 ◎中島正寿委員 私の耳には入ってくるわけですけれども、主幹のお話を否定するわけではないんですけれども、そういうお声もあるんだというところで、これは所管のほうでも大変御苦労されているんだろうなという気がしますね。  それで、平成20年に地域公共交通活性化協議会もできまして、4年でございます。そろそろある程度、一定の方向性も出さなきゃいけないんだろうと、これは所管も思われていると思うんですけれども、このモデル事業の形態をいつまで続けていくのかというところで、実証運行か本格実施かという、この判断の方向性は現在どのようになっているのか、この点についてもお示しいただきたいと思います。 223 ◎岸本交通政策室主幹 現在ですけれども、これまでの実績や調査結果を整理した上で、地域公共交通活性化協議会において今、議論を行っております。その内容としましては、地域とどんな形で継続できるのかという中で、実証運行から本格運行までの流れをフローにしたりとかをして市の役割、地元の役割をどういうふうに考えるかについて今、活性化協議会のほうで議論をしているところです。 224 ◎中島正寿委員 いずれにしましても、この形態というのは住民の御協力が大前提になるというところで、それを地域住民の皆様もどこまで御理解をいただいているのかな、そうした心配もあります。したがって、先ほど私が申し上げたように、私のところに、バスの形態ってだめなのという素朴な質問も出るのかなと、そんな印象も持っております。非常に悩ましい判断を、これからしていかなきゃならない時期が来るわけですが、そうした判断に当たりましては、先行事例というのはあるのか、参考にして考えていらっしゃるのか、その点についてもお示しをいただきたいと思います。 225 ◎岸本交通政策室主幹 最近ではいろいろな市でこういうものを行っております。また八王子市よりも古いところもあります。そういう中では、我々はさいたま市とか川崎市、そういうところの事例とか、そういうものを研究しながら勉強しております。 226 ◎中島正寿委員 そろそろ住民の方も、どうなるのかなと不安も持たれている時期でございますので、そのお気持ちを大切にしていただいて、この辺の物差し、基準も考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 227 ◎鈴木勇次委員 私も、わかりやすいので、予算説明書ではなくて、予算の概要のほうでページ数をお示しして、お尋ねさせていただきます。  まず冒頭、恐縮ですが、副市長にお尋ねしたいんですけれども、7ページの歳出の目的別の表を見ると一目瞭然なんですけれども、目的別で土木費が22%増ということで、突出した伸びになっているわけです。質問の趣旨としては、22%増の理由と、市民に対してどういう説明ができるのかなということをお尋ねするんですけれども、総括質疑の中でも、市長が言う攻めのまちづくりというのはどういう中身なんだということの論議がありました。投資的経費、土木費等を含めて、そういうハード的な側面だけではないんだということで副市長などからも回答がされていたわけですけれども、石森市長がつくった本格的予算として初めての今年度の予算で、実態としては土木費の大幅な増加があるわけですね。  そうすると、議会での論議としても、少子高齢化社会を見据えた、こういう時代背景で、時代認識が果たして正しいんだろうかというような問題提起、あるいは、市民が求めている市政の課題、政策的課題とマッチしているんだろうかという問題提起。それからもう1つは、八王子市における都市基盤整備その他、公の施設等の設備も含めて補修等の時期にかかっている、そういう問題についての配慮も必要な時期ではないのかというようなことを含めますと、こういう投資的経費、土木費だけが突出するような予算で果たしていいんだろうかという疑問が湧くわけなんですよね。  こういう形で、22%増という、ほかのところと比べても突出した予算を組んだ背景と原因について、市民にどういう説明をなさるのかなということが疑問なものですから、まず冒頭、恐縮ですが、お答えいただければと思います。 228 ◎村松副市長 7ページの目的別経費で、民生費の増が2%、土木費が22%、総合計では3%と、こういう数字になっている。土木費がかなりふえているというふうなことでありますけれども、実はこれは1つの数字の見方だろうと思いますね。土木費の22%が非常に突出して見えますが、これは大きくは、恐らく数字は、確認はしておりませんが、区画整理費が圧倒的に多い。これは当初予算比でありますから、昨年6月の補正で区画整理費を相当つけております。それから比較しますと、それほど伸びていないのではないか。正確には、ここでぱっと出るわけではありませんけれども、それほど伸びていない。  あとは、確かに攻めのまちづくりということもありますが、高尾の関係ですとか、そういったところで、これまでにないところで若干付加されています。しかし、それほど、ここで数字で見るほどは伸びていないというようには思っているところでございます。 229 ◎鈴木勇次委員 何が原因としてということについては、区画整理が大きいだろうというお話がありましたけれども、私が見ても区画整理は確かに大きいんだと思います、何が原因かということで問われると。あと、マルベリーブリッジの8億円だったか、目につくところとしては、そういうものが非常に多いんですね。それぐらいだろうなというふうに思うんですね。  ただ、先ほど所管からも説明をいただきましたけれども、まちなみ整備部等の予算についてもふえているなということを感じました。それから、全体として22%増ということの説明はやはり必要なんだろうなと。そういうものが、市民が求めている政策課題ときちっとマッチしているかどうかということについて、やはり説明が必要なんだろうなということを、今年度予算を見る上ですごく感じたところであります。  まず、先ほども質問があったものですから、忘れてはいけないので、次に都市計画調査の問題についてお聞きするんですが、多摩ニュータウンの調査の問題なんです。予算の概要では152ページになっているかと思うんですけれども、住宅地と事業用地というようなことで整備がされたということでお聞きしましたけれども、今後、商業地だとかを含めて活用ができないかどうかということで影響調査をしていくんだというようなお話が、午前中、ございました。  東京都が持っているということで、こういう活用の方向について東京都で考えているんだけれども、その影響調査を八王子市でやってもらえないだろうかというような打診があったのかどうか。東京都の土地ですから、活用方針は東京都が一応は決めるんだと。地元自治体の意見も聞くということが当然あるんだろうと思いますけれども、もともとは住宅地と事業用地の計画だったわけですから、それと違う活用方式を今考えているんだというようなことで、東京都から打診があったのかどうか、まずお尋ねしたいんです。 230 ◎瀬尾都市計画室主幹 東京都から八王子市のほうで調査をしてほしいという打診があったというようなことについてはございません。土地利用については、当初、ニュータウンの計画の中で、もう10年以上前ですが、集合住宅系とか業務系というようなことになっていまして、その後、ニュータウン収束時にはその他公益施設地区ということで、特に土地利用を決めないで、言ってみれば業務系みたいな形で収束をしているような状況になっています。東京都は八王子市に調査をしてくれとかということはないですが、今後の土地処分等、土地活用なりを図るに当たっては、八王子市のまちづくりへの寄与であるとか、あるいは八王子市のまちづくりの考え方というようなものと調整を図りながら、土地活用を進めていきたいというような意思を持っています。 231 ◎鈴木勇次委員 先ほども質疑の中であったかと思うんですけれども、八王子市がその土地についてどういうふうに考えるのかという基本的なスタンスが何となくわからないんですよ。商業地として活用したらいいのかとか、事業用地として、あるいは住宅地としてということで、既存の活用方式の影響調査をしたいんだということなんですけれども、行政が金をかけてこういう調査をするときに、あそこの土地を行政課題として公共的なものについても活用できるかどうか、そういうことも含めて調査をしていくということであるならば、私は調査の必要性をすごく感じるんですね。ただ、東京都がこういうふうに、今の状況では住宅に全部というわけにいかないから、何となくほかの活用法もないかということで、その影響調査ということであるならば、それは東京都にやらせるべき課題であって、八王子市がこういう方向で使いたいので、東京都と交渉するに当たって、そういう問題について調査をしていくんだというのだったらば、市のお金を使って調査する意義は私はすごく認めるんですよ。でも、何となくそういうものを感じないんですね。  このニュータウン地域の中で、今、行政課題として最も用地の必要性を感じている問題は、保育園の問題なんですよ。ニュータウン地区での待機児童数の割合が非常に高いんですよね。所管ではありませんけれども、所管では、待機児童がどこに住んでいるか、全部地図上に落としてくれています。300人いれば、300の点を落としてくれています。多摩地域は非常に多いんですよ。  ところが、こういう整備されたニュータウン地区で保育園用地として活用しようとするときに、東京都の壁が非常に強いんですね。例えば、どういうことを東京都が言うかというと、ここの整備地域において保育園を認める場合については社会福祉法人ではだめだ、株式会社がつくるのだったらばいい。しかし、八王子市ではそういう方式を認めていませんから、八王子市の計画的な認可保育園をつくるときには、障害になっちゃうわけですね。  東京都がそういう、ある意味では理不尽なことを言う理由は私はわからないんですけれども、そういう公共用地に社会福祉法人が認可保育園をつくるなんていうことの可能性だって十分にあるわけですよ。ただ、正直言って土地は高いですよ。だから、そこに法人が土地を取得してそういうものができるかどうか、事業的に成り立つかどうかというのは非常に難しいんですけれども、しかし、そこに行政が何らかの支援ができる可能性があれば、そういう土地活用なんかも含めてできるんだろうと。住宅地の比較的隣接地域であり、駅にも近いということがあれば、非常にそういう課題にマッチした土地活用ができるわけですから、行政としてここの公的活用を含めた可能性というものを視野に入れて、こういうものは調査する必要があるのではないかというふうに私は思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。 232 ◎瀬尾都市計画室主幹 個別の施設につきましては、ここの大未利用地、あるいは今、個別の用地として東京都が販売等をしているところもありますので、そこにつきましては、保育園の立地なんかについても関係所管と調整しながら考えていく必要もあるかと思いますので、特に保育園を排除するわけではありません。ただ、公設のものをつくるという考えがあるというふうには、私どものほうでは所管のほうからは聞いていないところです。  今やる理由ですけれども、背景としましては、未利用地として大きく残っていたことは事実なんですが、この中で現在、5ヘクタールぐらいだったかと思いますが、ハイパーレスキューという広域施設ができることが、消防庁から東京都のニュータウン担当に打診があって、立地を予定しているというふうに聞いております。そうしまして、あと残っている用地についてどうしていくのかということについて、東京都は東京都で動向調査とか、どういう人が買ってくれるかとか、どういう利用動向があるかということについては、土地所有者、あるいは今までニュータウンをやってきた事業者として調査をしているということです。八王子市としましては、残った用地がそのまま放置されることなく活用を促進するため、ハイパーレスキューの立地を踏まえて、周辺からしたらどういうものがいいのか、あるいは社会情勢も変化してきておりますので、圏央道を初めとして周辺の道路整備がなされてきたり、集合住宅をたくさんつくればいいということでもなくなってきておりますので、さまざまな社会情勢の変化に鑑みて市として土地活用を考えていきたいというのと、あとは、最終的に都市計画の決定権者も八王子市に移行しておりますので、そういうものへの影響とか、都市計画についての今後の検討とか、そういうものの役に立てていきたいなという意図でございます。 233 ◎鈴木勇次委員 今、公的活用の問題としてハイパーレスキューの問題が出てきましたけれども、市のある意味ではやらなければならない1つの課題が、保育園という問題もありますので、そういうことも含めて民間の社会福祉法人がそこに土地を買ってというふうになるかどうかわかりませんけれども、しかし、ある意味で、市が土地を買って有償の賃貸借の契約を結びながら支援をしていくなんていう方策だって考えられないではないわけですから、所管とよく相談をしながら、そういう可能性も含めて御検討いただければと思っております。  それから、衛生費の問題について若干お尋ねしたいんです。予算の概要の115ページになります。ここでは、ごみ等の焼却と破砕処理についての説明がなされているわけなんですけれども、説明についての分析の問題なんですけれども、24年度と比べて1億9,700万円の減額になっているわけです。ごみ等の焼却・破砕処理という点では、未処理部分が残っているということではないわけですから、当然100%処理をして、こういう予算計上をするということになっているわけですから、ある意味で、どんどん少なくなれば好ましいことだとは思うんですけれども、それが減量効果に基づくものなのかどうかということが、よくわからないんです。  ここでは事業費と職員費ということで、合わせての計上になっておりますので、職員費の減額分が大きいのかなということも読み取れるんですね。ただ、23年度の決算では18億4,900万円ということで、決算ベースではそういうことになっていて、24年度の予算が22億8,500万円で、25年度が20億8,800万円ということですから、24年度の決算がどういうふうになるかというのは、私は資料を持ち合わせていないんですけれども、次のページも、ごみ等の最終処分の関係で3,100万円が減額になっておりますけれども、減量効果との関係でこれが説明できるのかどうか、それとも圧倒的に人件費の問題で民間委託をした関係だとか、人員が減った関係でこういうふうになっているんだということなのか、その辺ちょっと御説明いただけたらありがたいなと思っております。 234 ◎木下環境部主幹 1億9,000万円につきましては、工場の大規模な修繕の関係で落ちたものとか、御指摘のとおり、人件費の減の要素が主なものでございます。
    235 ◎鈴木勇次委員 工場の補修のことは、先ほど冒頭の説明で若干聞いていたわけですけれども、ここに職員費とあるので、職員費の関係がほぼ大きいのかなということで、市民に説明するときに、減量効果だよというふうにはなかなか言えないのかなということは何となく思ってはいたんですけれども、よくわかりました。  私たちがこの間、ごみ問題で課題としてきたのは、ごみの減量化ということで、プラスチックの分別をやったわけです。今年度1年間、生ごみの分別ということで1つの実験をやったわけですよね。今年度の方式として、ああいう形でやれば、市民が分別に協力をしてくれる体制はほぼできるかなという感触を私たちも持っていたわけです。ところが、それはことしだけで終わって、次に新しい方式をやるんだと。なぜそういう方式をするのかと言ったら、いろいろな方式をやって、どれがいいのか、どういう形ができるのかということを確かめてみたいんだというような御回答があったわけです。  私たちが何となく感じるのに、市民が分別の協力をして、それでできても、それをどういうふうにリサイクルをしていくのか、循環の形にしていくのかということのシステムが、まだなかなかでき切れていない。そこが最大のネックだろうなというふうに思うんですね。分別したものを堆肥化するなり、また別の活用にするなりしていくことで、リサイクルの循環に乗せていくということがまだまだ困難で、この計画を見ても生ごみ資源化実施世帯割合が平成34年で10%というようなことですから、なかなか大変なことなのかなというふうに思っているんですね。  去年やった分別のモデル事業といいますか試行事業というのは、何が問題で、今後、市がやっていくとすれば、どういう課題があるのかということについては、私たちは報告をいただいていないんですけれども、そういう点からの分析というのはなさっていますか。 236 ◎橋本ごみ減量対策課長 23年度につきましては138世帯の方、そして本年度24年度につきましては258世帯の方々に、生ごみの資源化のモデル事業に御協力をいただきました。アンケートを初め、集めました生ごみの組成、どんな程度に分別が徹底されているかという結果を見ますと、非常に良好でございまして、分別がしっかりできている状態でありましたし、市民の方にアンケート等をとりますと、ごみが半分以上減った、あるいは3分の1になったという方が70%ぐらいという結果が出ております。皆様かなり自発的に率先して手を挙げていただいた方ですから、そういった方については分別の成果も非常にあったというふうに認識しております。  ただ、これを全域に広げるには、まだちょっと課題があるかなと思います。その課題の1つとして考えられますのは、せっかく分別したものを、普通の可燃ごみと一緒に同じパッカー車に入れてしまったのでは意味がないことでございますので、それをいかに環境負荷も経費もかけずに別に回収をすることができるかどうかということが、課題の1つとしてございます。それにつきましては、今年度特に予算化はしておりませんけれども、内部の検討会の中で検討をしてまいりたいと思っております。 237 ◎鈴木勇次委員 それは市民が協力しなければならない課題ではなくて、市側の、どういうふうに集めるのかということについての回収費用がかかるという問題を今言っていただいたと思うんです。そういう課題があるよということでしょう。  回収に費用がかかっちゃう、だから市民に地区内での活用を考えてもらいたいということで、公園等でそれを使うんだというところに、ことしのモデル事業はあるんですけれども、それが確信が持てる方向かということについては見えないんですよ。でも、なかなか難しい課題だなということは感じています。  この生ごみをどういうふうにしていくのかということについて、市の計画そのものがまだ十分にきちっと市民に指し示された方向で、こういうふうにしていくんだよというものがなかなか感じられないんですよ。だから、いろいろなモデル事業をやるにしても、何となくぶれが大きいなということをすごく感じるものですから、そこのところをつくっていくことが、すごく必要だろうなというふうに今思っています。  それで、1つの提案的な要素もあるんですけれども、私たちは九州の日田市も見てまいりました。また、この委員会でも以前、視察したことがありますけれども、バイオガスとしての活用方法をできないかどうか。新たな方向として堆肥化という問題がありますよね。それから、バイオガスというものも、これをもしやれば、循環のシステムの中に大量のものが一気に組み込めるという要素がありますので、町田市なんかでも喚起していくということで、今、提起がされているんですけれども、こういう方向についても基本的に検討していくべきではないかと思っているんですけれども、この点についての研究だとか検討はどういうふうになさっているんでしょうか。 238 ◎山崎清掃事業担当部長 委員御指摘のように、生ごみの資源化につきましては非常に大きな課題がありますし、難しい問題かと思っています。今後10年の間に全世帯の10%を、何らかの方法を使って資源化をしていただくという目標を立てておりますが、そのためにはさまざまな施策が必要だということで、先日も御答弁させていただきましたけど、そういう中の1つとして、御提案されましたバイオマスの活用というのは1つの考え方とは思います。ただ、バイオマスの活用につきましては、ガスを取り入れるのはいいんですけれど、その後に残る残渣が多いことも事実なんですね。ガスを取り入れた後も、6割から7割は残渣として残る。それは処分しなきゃならない。いろんな課題がありますので、これから十分研究してまいりたいと思っています。 239 ◎鈴木勇次委員 残渣の問題もありましたけれども、日田市の状況を見てきましたら、ほとんど水分ですから、水分として残ったものをどういうふうに処理するかということで、現実的には下水処理場で浄化をして川に流しているというのが状況ですというようなお話でしたけれども、そういう課題も感じました。町田市でもその問題が大きな課題だろうと言われておるようですから、研究をしてやっていただきたいなというふうに思っています。  それで、戸吹清掃工場の建設の問題があるわけですよね。先ほどからお話を聞いていると、地域との関係では、対策協議会という名前で協力をいただいて、そういう協議会も設置をしているということなんですけれども、問題は、この計画づくりの中に市民の声をどういうふうに入れていくのかという課題だと思うんです。どうしてもごみ処理施設というのは、必要な施設だけれども、地域住民にとっては迷惑施設だという、そういう言い方が正しいかどうかわかりませんけれども、俗にいう迷惑施設という捉え方があるわけですよね。生ごみの分別等も含めて、市民の参加をどこまで得られるかが、市の計画そのもの、どういう施設をつくっていくか、そのことにも大きく影響してくるんだと思うんです。  だから、分別についての市民の協力が全く得られないような地域だったらば、生ごみの処理施設というのは現実にはつくったって意味ないんですよね。そういう市民の協力を本当にかち取っていくという点では、どういう施設をつくっていくのかということについても、市民の声を聞きながらやっていかないと、なかなかうまくいかないというのが、ごみ行政の本質、大事なところだと思うんです。  市民参加で、どういう施設が必要なのか、また、私たちの日常の中でごみをどういうふうに循環社会の中で乗せていくのかということを一緒に考えていかないと、私たちの計画はつくれないという要素がありますので、ぜひ基本構想をつくる体制の中に、きちっとそういうものを位置づけて、市の職員だけでつくっちゃって、あと、影響がどの程度出るか、その影響を削減するための対策協議会という位置づけではなくて、ぜひそういう形でやってもらいたいと思うんですけれども、この構想をつくるという形についてはどんなふうに考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 240 ◎山崎清掃事業担当部長 新たな館清掃工場の基本構想策定に当たりましては、市民の皆様の御理解は最優先をしなければならない。そのための御意見をいただくことは、あらゆるいろんな機会をとらえてお受けしたいなと思っております。地元の対策協議会はもちろんでございますけれども、ごみゼロ社会推進協議会とか、いろんな他の協議会がございますので、そういうところも捉えて、しっかり御意見をいただきたいと思っております。 241 ◎鈴木勇次委員 つくるときの体制を含めて、これからであるならば、検討していただきたい。  ただ、現実に起こってしまっている問題の処理としてお聞きしますが、これは環境部のほうだと思うんですけれども、民間の施設でありますけれども、南大沢のほうで八王子バイオマス・エコセンターができております。これをつくるときにも、住民から非常に心配の声が現実の問題としては上がりました。私たちもこの議会の中で、どういう施設なんだろうということでお聞きしてきて、市としても、稼働している施設の調査も含めて行っていただいて、においの問題としては、施設内で処置して十分解決できるんだということで、近隣住民にはそんなに迷惑にならないだろうという説明も受けてきたわけですけれども、ここに来て非常に近隣ににおいを発生させているということで、今、一部とまっている状況もあるということを聞いています。  というのは、八王子市が持ち込んでいた福生の施設なんかも、いろいろな事情があって閉鎖をされ、そこに持ち込んでいた自治体も、この南大沢のエコセンターに持ち込んでいるということで、処理量も多くなったのかもしれないんですけれども、現実の問題として、においが相当発生をしているという状況になっています。それが解決できなくて、搬入が全部が持ち込めない状況になっているということを聞いているんですけれども、この問題について、民間施設ではありますけれども、近隣住民への大きな影響をもたらしているわけですので、市の対応としてどういうふうになさっているのか、まずお尋ねしたいと思います。 242 ◎橋本ごみ減量対策課長 南大沢にございます、イズミ環境が設置しました八王子バイオマス・エコセンターにつきましては、委員御指摘のとおり、残念ながら臭気の問題が発生しております。この件につきましては、近隣の市民の方からも苦情ということで、市のほうへメールや電話で御意見を寄せられているところです。  こちらにつきましては、実際には処理能力といたしましては日量80トン処理できる施設でございますが、今はそれ以上、施設での受け入れを控えるようにということで15トンから20トン、処理能力の5分の1ぐらいの運転で抑えさせているところです。具体的には、業者を呼びまして、今後の改善計画を提出させ、脱臭の方法について、どういった方策でやるのか。今ここで新しい装置がついて、まさに試運転、検証しているところでございますが、引き続き立ち入り等を実施して、においについては問題のないようになるまで、しっかり指導をしていきたいと思っております。 243 ◎鈴木勇次委員 市のほうとしてもかかわって解決に努力していただければと思っております。今、入れているプラントのスクラバーというような機械も十分ではないんじゃないかというような意見もありますので、どういうふうになるかわかりませんけれども、中でも相当努力をしていただいているようですけれども、なかなか解決できないということで、悲観的な意見も出始めておりますので、何とか解決していただければありがたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  引き続いて、先ほども出ていた高尾駅の問題なんですけれども、これは149ページになります。25年度で基本協定の締結ということで、これまでも中間的な報告が何度かありまして、そういうスケジュールになっているよということで御説明いただいているわけなんですけれども、私たちが求める財政負担の問題で、JR、京王等の問題も含めて、相当開きがあるわけなんですよね。今年度中に協定を結ぶというと、114億円のうち、市が相当負担をせざるを得ないという、そういう水準での基本協定にならざるを得ないのかなという感じを持つんですね。私たちが思っているものとは、かなり違う中身になってしまうのかなという懸念を私はしているんですよ。  少なくとも私はこのところでも言ってきたんですけれども、自由通路については八王子市でつくりたいということで言ってきたものですから、この部分についてはJRに協力しろと言っても無理だろうという中身では、橋上駅部分について市が補償しなければならないという、その部分については、妥協しないでJRと交渉すべきだろうなというふうに思っているところなんです。そういう水準で解決を図るべきだというふうに思っているんですけれども、どんな見通しになっているのかということが報告されないまま、基本協定に行っちゃうのかなという不安をすごく感じるんですね。  当初、黒須前市長は、地下通路で8億円でできるんだけれども、果たしてそれで効果があるんだろうかなんていうことで、一番最初は答弁していたわけですよ。それでもやっぱり市民の要望は強いということで、実際にはもっともっとたくさんの人が利用しているんだということで、つくることになったわけですけれども、市民要望が非常に強いわけなんですよ。そういう中では、やらなければならない事業だと私たちも思っているんですけれども、余りにも当初とかけ離れた、事業の負担が大きいというふうになっていますので、そこのところについてちょっとお答えいただければありがたいと思います。 244 ◎坂倉交通政策室主幹 高尾駅南北自由通路及び橋上駅舎の関係につきましては、今、予算の概要にもありますとおり、基本協定ということで、基本協定の内容につきましては、一番大きな問題は費用の負担の問題、あと、用地処理、財産区分、維持管理等について基本的な合意が調えば基本協定締結ということで、それは平成25年度を目途に頑張るということで今、考えております。ただ、今、委員御指摘ありましたとおり、費用については非常に大きな問題ですので、これについてはJRとも十分協議して、議会等も納得いただくような形でないと、当然締結には至らないと思いますが、なるべく費用負担をJR側に求める形で、これから1年、頑張っていきたいと思っております。 245 ◎鈴木勇次委員 そういう、市が頑張って交渉しなくちゃいけない中で、1つの障害になっているのが、国土交通省都市・地域整備局長と道路局長と鉄道局長が出した通達というか、考え方を示されたものがあるんですね。自由通路の整備及び管理に関する要綱についてということで、これは市から出していただいたものでありますけれども、その中で、都市基盤事業者が、つまり、市がということですけれども、自由通路の整備費の全額を負担するものとするという考え方が示されていて、この場合、自由通路整備に伴う既設駅施設、駅舎だとか、乗りかえのホーム、跨線橋等についてですけれども、それらについての保証は、公共補償基盤要綱によるものとするということで、原因者負担ということで、そういう計画をつくった自治体が負担をしなさいという考え方を、局長の、これは通達というんでしょうか、考え方を示したものが平成21年6月1日に出ているんですね。まさに八王子市がJRと交渉しなければならない、そういう時期にこういうものが出されてきているんですね。  だから、これを乗り越えての交渉にならざるを得ないわけですよね。ある意味では、JRはこれを盾にとって、国はこういうふうな考え方だから、これは自治体が負担すべきだということを当然言いますよね。それを乗り越えての交渉を、私たちは、やりなさいと言っているんですけれども、こういう通達は本当は撤回させなくてはいけないですよね。ある意味で、その自治体、そこの地域の実情に応じて、JRだとか鉄道事業者に対して交渉しながら、負担をさせていく。その地域に見合った形での負担というものを交渉していく交渉権というものを自治体が獲得していくという上では、こういうものは障害になるわけですから、本来、こういうものはあってはならないんだろうなというふうに私は思うんですけれども、それを乗り越えて交渉できるかどうかということについて、部長、ぜひ頑張ってもらいたいと思っているんですけれども、どうでしょうか。 246 ◎池内交通政策室長 ただいまの通達を撤回しろという話は、私どものほうでは何とも言いがたいところがあるんですけれども、実際、この通達どおりですと、委員おっしゃるとおりで、市が全額負担ということで、今、JRとは交渉を続けているわけですけれども、ただ、場所によって、例えば、今回の高尾駅もなんですけれども、ただ単に橋上駅化して自由通路というだけでなく、JRがメリットとなるような、例えば商業施設であるとか、そういうような施設を一緒に抱き込んでつくった場合は、JRとしてはJRのメリットがあるわけですから、そういう面での負担をお願いしたいとか、今後、そういう話にもなろうかと思います。  非常に難しいこういう通達が出ている以上、この場で、できる、できないという話はなかなかできないんですけれども、とにかく、負担が少しでもできるように、それは頑張って交渉するしかないという形で、予定どおり25年に締結できるように、今後も協議は続けていきたいと、そういうふうに考えておおります。 247 ◎相澤耕太委員長 会議時間も長くなりましたので、暫時休憩します。                                    〔午後3時03分休憩〕   ──────────────────────────────────────────                                    〔午後3時30分再開〕 248 ◎相澤耕太委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行します。 249 ◎鈴木勇次委員 限られた時間でありますので、全部はできませんけれども、お尋ねをします。  旭町・明神町の問題について、一言だけちょっとお尋ねをしたいんですけれども、東電が持っていた土地を住宅・都市整備公社が優先交渉権を得たということで、まだ買ったという報告はないんですけれども、ほぼ買えるだろうということになったようであります。そういうことも含めて、この地域の問題は動き始めています。ただ、東京都が持っているところの産業交流拠点がどういう形になるのかということが、まだ何となく見えてこないものですから、どういう整備になるのかということがちょっとわからないんですね。東京都との関係でどういうふうな状況になっているのか、そこのところについてちょっと報告をいただきたいと思うんです。  というのは、住宅・都市整備公社も金融機関からお金を借りて買ったということもあります。現状のまま使うということになるとは思うんですけれども、賃貸の関係を引き継いで、使っている方々に貸して、再開発事業が進むまでは、その状況が続くんだとは思うんですけれども、金利のこともありますよね、当然借りたものですから。そういうことを含めますと、どういう活用になっていくのかということが見えてこないといけない時期なのかなというふうにも思っているものですから、東京都との関係がどういうふうにして進んでいるのか、そこのところだけちょっと報告をいただければと思います。 250 ◎長谷川市街地整備課長 東京都との検討の現状について答弁をさせていただきます。  東京都とは平成20年度から、都2局、市3部からなる旭町・明神町地区まちづくり連絡会議、その下部組織といたしまして、東京都の都市整備局と本市のまちなみ整備部交通政策室で組織をいたします都市基盤検討会を平成21年度から設置をいたしまして、地区全体の一体的な地区開発に向けた協議・検討を行っております。この検討におきまして、現在は公共施設等の規模、配置等について検討を行っているところでございます。 251 ◎鈴木勇次委員 まだわからない部分がたくさんあって、ちょっときょうはやり切れませんので、また別のところでゆっくり聞かせていただきます。  次の問題で、北西部幹線の問題について、ちょっと確認だけさせていただきます。予算の概要の143ページですけれども、これまでの説明で、第2工区、第3工区までの整備について進めていきたいんだということで、秋川街道までの区間2,530メートルを整備するということに予算の概要ではなっているわけです。現実の問題として、私が常々問題としている物流拠点との関連があるかと思うんですけれども、物流拠点との関係では、第1工区だと思うんですけれども、どこの点で接続をするのかということについて、ちょっと確認をしておきたいんですが、もし地番がわかれば、お示しをいただければありがたいと思っています。 252 ◎太田交通政策室主幹 正確な地番まではちょっと今の段階ではわかりません。しかし、今、御指摘がございました第2工区の中での接続になると思われます。 253 ◎鈴木勇次委員 陵北橋、宝生寺団地に上がって行く道路もありますし、団地もあることから、それよりもずっと西側ということになるとは思うんですね。紙谷町会館があります。それよりもさらに西になるんだと思うんですよ。そこから上に上がっていくときには、山の上ですから、現状ではかなり急勾配にならざるを得ないなというふうに思っているんですけれども、この間、代表質疑の中でも、着々と進められているという答弁なんですけれども、現実の問題として、北西部幹線とその接続道との関係も含めて、かなり急勾配にならざるを得ないんじゃないかなという心配もしているところなんですけれども、勾配の問題では、圏央道との接続道が現実にできなかったというのは、勾配の関係で計画が難しいというようなことがあって、直結道路はできないだろうということで説明を受けたわけですけれども、この北西部幹線との接続もかなり急勾配にならざるを得ないんじゃないかなと心配しているんですけれども、その点ではどうですか。 254 ◎太田交通政策室主幹 現在の状況で申しますと、今、第2工区、第3工区については、随時、測量等を進めております。その中で今、物流拠点の整備につきましては、準備会のほうが、全体の計画も合わせて調整をしております。細かいところの勾配等についても、現段階ではまだ私どものほうに示されていない状況でございます。その辺がはっきり出てきた段階で、また御報告等をさせていただきたいと思います。 255 ◎鈴木勇次委員 何をもって着々と進めているという御答弁なのか、今の答弁を聞いていてもはっきりわかりませんけれども、代表質疑での答弁はそういう答弁だったんですよ、着々と進めていると。何をもって着々と言っているのか、私にはさっぱりわからないんですよ。だから、課題はかなり大変だろうなというふうに思っているところですけれども、今後の質疑にしたいと思います。  最後に、自然環境評価の問題について質問しておきます。163ページです。これについて、900万円の予算がついているんですけれども、市長が冒頭の予算提案説明の中でこういうふうに言っているんですよ。さらに市街化調整区域の適正な土地利用を推進するため、緑地の環境現況調査を行い、保全の必要性を判定する基礎資料を作成してまいります。つまり、市街化調整区域の土地利用を推進するためというふうに言っているのね。私も従前から言ってきたんだけれども、八王子市の基本構想でも基本計画でも、市街化調整区域の開発は抑制するということを方針としてずっと持って、ぶれないでやってきたんです、その意味では。特に市街化調整区域において、土地の形質を変えてしまうような開発はやらないんだ、認めないよということを再三にわたって東京都には意見具申しているんですよ。  そういうことからすると、石森市政というのは、市街化調整区域についての考え方は基本スタンスを変えたのかなというふうに私はとらざるを得ないんでけれども、そういうことなんですか、この予算の市長の説明というのは。その点について、副市長か、もしくは環境部長から、どちらでも結構ですけれども、お答えいただければと思います。 256 ◎渡辺環境部長 石森市政になって姿勢が変わったというようなことはございませんで、この条例の趣旨にのっとりまして、緑を保全していくということの考え方は変わっておりません。ただ、条例の中で緑のランクづけをし、それによって規制のかけ方を変えるという考え方がございますので、そのための調査を行う予算を今回措置したということでございまして、姿勢は何ら変わることはございません。 257 ◎鈴木勇次委員 予算が900万円だったと思いますけれども、八王子市の広大な市街化調整区域の用地の環境評価を行うという調査ですけれども、900万円で八王子市の市街化調整区域、ここは開発すべき区域だ、ここは保全すべきだということで色分けなんかされたら、私はたまらないなというふうに思っているんですよ。特定の1ヵ所を調査するんだって、現実にはこれぐらいの費用がかかりますよ、厳密な評価をしようと思えば。それをこの程度のお金で開発に道を開くような回答を引き出してくるんだとするならば、これは重大なことで、こういう調査ならば、やらないほうがいいというふうに私は思っているんですけれども、こういう調査をして本当に保全できるという結果を導き出せるのか、私は非常に不安を持っているんですけれども、その点についてはどうですか。 258 ◎渡辺環境部長 確認でございますけれども、予算につきましては、25年度と26年度、2ヵ年にかけまして調査を行うということで、とりあえずは25年度分として900万円ということで、予定でございますけれども、26年度は約1,000万円程度かけて調査をする。八王子市の調整区域の全域を対象にした調査を、もちろん実地調査も行いますけど、基本的には過去の文献等を調べまして、その中から、環境に関する評価事項があるかどうかということを調査していきつつ、それ以外には、調査できない部分につきましては、実際に実踏しながら調査を行って、総合的な評価をしていくという考え方でございます。 259 ◎鈴木勇次委員 時間がないので、また別のところで議論しなくてはいけない課題かなというふうに思っておりますので、1点だけお聞きをしておきます。  川町の計画との関係ですけれども、ここの個別調査をするものではないということがこれまでも聞かれているわけなんですけれども、先ほどもちょっと出てきたんですが、東京都の環境調査の制度があります。国のアセスではなくて、東京都の地域アセスですけれども、この東京都のアセスでは、15ヘクタール以上の埋め立て等の事業についてはアセスの対象だというふうに条例上はなっているんですけれども、川町では15.5ヘクタールの計画になっているんですけれども、東京都のアセス条例の適用の事業になるのかどうか、そのことについてちょっとお聞きをしておきたいんです。 260 ◎佐藤環境政策課長 対象事業としては40ヘクタール以上が対象というふうに聞いておりますので、川町はアセスの対象にはならないというふうに考えております。 261 ◎鈴木勇次委員 埋め立てが含まれる事業については15ヘクタールという規定があるんだけれども、それについてはどういうふうに考えていますか。 262 ◎水越環境保全課長 東京都のほうに確認いたしましたところ、埋め立て面積が15ヘクタールで、事業面積でいくと20ヘクタールというようなお話も聞いております。個々具体的にアセスに該当するかどうかは、事業者から東京都に事前に相談をしていただいて判断をしているということでございますが、この件については事前に相談がないということで、具体的に都のアセスの対象になるかどうかというのは、東京都としては今、判断はしていないということのようです。 263 ◎鈴木勇次委員 判断していないということでありますので、今後のことだというふうに思います。  あともう1点、私が非常に問題だなと思っているのは、協力企業の中に、表には出てきていないんですけれども、産廃事業者が入っているということなんですよ。土地の所有をしていますので、現実にはその事業者もこの事業に何らかのかかわりを持っているはずなんです。事前協議の中で、あそこの土地の所有関係を全部明らかにさせて、そういう調査もするということを、もし今後、事前協議の申請が出てきたときに、そういうこともやるということだけはちょっと確認をしておきたいんですが、どうでしょうか。 264 ◎三輪開発指導課長 お尋ねの企業につきまして、現在、おっしゃっている会社がこの事業に参画するということは直接私どものほうは聞いてございません。事前協議を受理した後には、登記所等で事業者が土地所有者の承諾というものが必要になりますから、その辺の確認はするような形になると思います。 265 ◎鈴木勇次委員 事業者がお金を出して土地の所有権を獲得しているわけですから、何らかの関係があることは間違いないんですよ。今、住民が、そうした土地の所有関係もすべて出しなさいということで要求していますけれども、そういうものも事業者のほうから出されてきておりませんので、行政の力でそういうことについてもきちっと協議中には明らかにさせる必要が当然あると思いますので、よろしくお願いしますということで、私の質疑を終わります。 266 ◎伊藤祥広委員 お疲れさまでございます。それでは、予算の概要に沿って質問をさせていただきます。  104ページをお開きください。水循環の保全というのがありまして、昨年とほぼ同額の予算計上となっております。1番、雨水浸透促進、2番、湧水復活10年等々、事業がありますが、この説明の一番初めに、湧水の保全計画を作成するというふうに書いてあるんですけど、今まで保全計画というのがなかったんでしたか。これは下に書いてある中野山王子安神社の保全計画をつくるよという意味なのか、市全体の保全計画をつくるという意味なのか、ちょっと整理して教えてください。 267 ◎宇都宮水環境整備課長 今、御質問の中野山王子安神社湧水保全計画作成委託料ということで、名称は子安神社と書いてありますけれども、これは基本的には子安神社から湧き出た湧水から、水路を使って流れ出るこの地域一体の保全計画の作成をしていこうということで、中野山王につきましては、ことし、地下水調査を行っているところなんです。今までは一括してコンサルタントを頼んでいたわけですけれども、中野山王につきましては、ことし、地下水の涵養域調査を、来年は、どうやったら保全とか活用が水路でできるのかということで、委託料を計上したところでございます。 268 ◎伊藤祥広委員 僕の聞き方が悪かったんだけど、要は、上のほうに湧水の保全計画と書いてあるのは、今課長が説明したことだけを指しているのか、今の説明だと、多分そうだと思うんですけど、全体計画というのはあるんでしたっけ。横川弁天池だの叶谷榎池だのとあったじゃないですか。あの整合性というか、保存しようというのを、全体で、湧水を残そうとかありましたよね、市の計画で。その重点を決めて、僕の記憶だと、そこの横川弁天池がスタートで、叶谷榎池へ行って、次、この子安神社、また六本杉公園も公園課のほうで予算がついていますけど、その全体の流れと今回の事業のあり方をちょっと教えてください。 269 ◎宇都宮水環境整備課長 これは八王子市全体の保全計画ではなくて、中野山王のところの子安神社から出てくる湧水の周辺地区の保全計画ということです。全体のはまだ作成しておりません。 270 ◎伊藤祥広委員 そうすると、湧水を保全していこうという場所を決めたら、今までも順番にこういう保全計画というのをつくってやっているんでしたっけ。それを整理して教えてくださいということなんです。ここは初めてですか。 271 ◎宇都宮水環境整備課長 水循環計画の八王子・水のまちづくりモデル事業ということで、特に市街地の湧水、中野山王ですと、東京の名湧水57選に選ばれている湧水池なんですけれども、これを一つ一つ手がけていこうということで、横川弁天池につきましては水循環計画の前でございましたので、これは計画に載っていないんですが、六本杉、叶谷、今度中野山王ということで、その箇所、地域の魅力づくりということを主眼にしていますので、地域ごとにつくっていくということです。 272 ◎伊藤祥広委員 大分わかってきました。3ヵ所目ということなんですけど、そうすると今回、子安神社、自分も前に行ったことがあるんですけど、神社のところに水が湧いていて、すごくきれいだったなというイメージがあります。保全計画というのは具体的に、保全計画作成委託となっているんですけど、今まではそこを保全するためには、水がかれては困るから、ボーリング調査をして、重点的に浸透ますを設置するところを決めて、そこに手厚く助成をしてというようなことだったと思うんですけど、そういった、いわゆるかれないようにするということだけなのか、湧き水ですから、ずっと水路が、僕は細かくわからないんだけど、流末というのかな、ずっと流れていくんだと思うんですけど、どんな計画を作成しようとしているんでしょうか。 273 ◎宇都宮水環境整備課長 中野山王につきましては、かなりの水量を持った湧水が流れているということと、縦横無尽に水路も走っていますし、また、暗渠化されているところもあります。また、洗い場もありますし、どのようにしたら魅力あるような水路づくりというか保全、この辺ができるかということを来年考えていきたいというような形で計上しております。 274 ◎伊藤祥広委員 今は既に十分水量も豊富だし、いろんな要素を残していきたい、あるいは逆にもっとよくしたいというような要素があるから、それをどうしようかと、具体的にはこれから考えるんだと。わかりました。では、ぜひよく考えてください。  それと、今回3つ目ということなんですけど、六本杉が一番最初ですか、その前が弁天池ということなんですけど、重点でやっていって、とにかく水をしみ込ませなければ、かれちゃうということで、地質調査をして、重点区域を決めて浸透ます設置をすれば、水量が確保されるというか、復活というか、そこは弁天池というんでしたか、前は少なかったような気がするんですけど、結果としてどうだったのか。そんな簡単に、まだやっている最中なのかもしれないんですけど、水量がふえてきたとか、効果というのはどうなんでしょうか。 275 ◎平賀水再生課長 水量の効果ということなんですが、例えば横川地区などの例で申し上げますけれども、こちらでは97基の浸透ますを設置したという経緯がございます。平成20年度ごろから水量の測定をしておりますけれども、目立った変化というのは、現在の段階でまだ確認ができていない状況でございます。 276 ◎伊藤祥広委員 目立った変化が見られないということなんですけど、いつになったら目立つんでしょうか。 277 ◎平賀水再生課長 浸透ますの効果ですけれども、一般的な考え方としまして、20軒に1基浸透ますを設置すれば、およそ効果3倍というような話もございます。それからまた、建物5軒に対して1基の浸透ますを設置することによって効果はもっと上がるというような話もございますが、いずれにしても、補助制度でも浸透ますの設置を17年度からやっておりますけれども、現在まで1,300基を超える設置を行っておりますが、まだまだ基数的にはふやしていく必要があるんじゃないかなというふうに思っています。詳細はまだわからないところでございます。 278 ◎伊藤祥広委員 今の説明だと、横川地区で97基じゃないですか。20軒に1基ぐらい設置すれば効果は3倍だと。もっと効果を上げるには5軒に1基ということなんですけど、要は、目標が、例えば横川地区だったら300基、調査をして、これぐらい入れようというので、今、途中が97基で、まだ目立っていないというならわかるんですけど、もう終わりで、例えば横川で、もうやらないんですと、補助率を高めたりしないんですということなのか、ゴールというのは、一応目標というのはあるんですか、何基入れようとか。 279 ◎宇都宮水環境整備課長 今、水再生課長のほうから、目標は現在の湧水量の3倍ということで20軒に1基ということで、あくまでもこれは机上の計算で、なぜ目標を3倍にしたかというのは、目に見えるんじゃないかと感じられる水量の増加ということで、3倍という言葉を出しているんですね。目標につきましては、20軒に1基を基準として、例えば横川ですと100基を目標値、例えば六本杉でも100基程度を目標にしたいと。ここについては、市街地で屋根の面積が非常に多い。幾ら計算しても2倍がいいところかなと。今、目標としては100基ということで、机上の計算の中で、目標値は3倍ということで設定はしてあります。 280 ◎伊藤祥広委員 そうすると、横川は100基が目標で97基といったら、もう97%できているわけじゃないですか。目立った効果がないというと、矛盾を感じませんか。要は何が言いたいかというと、それをやるときに、たしか質問したんですよ。ちゃんと重点区域を決めて、浸透ますを入れればわかるんですと。そんなことわかるんですかと聞いたら、わかるんですと、たしか当時答えられたんですよ、課長じゃないけど。  ときどき陳情とかで、地下室とかに地下水が出ちゃうと。陳情を受けて市にも相談をするんですけど、原因と思われるようなことの対策はしてくれるんですけど、結果的に水みちというのは、自然もあるのでわからないところも多いんですというのが半分説明されていて、この事業については、せっかくお金をかけてやるわけですから、地下へ自分が分身して水に化けて行くわけにいきませんから、結果というのが本当に目に見えてわからないものなのかもしれないんですけど、調査をして、重点で補助率まで上げてと、お金は市民の税金じゃないですか。今の説明をそのまま聞いたら、100基目標で97基やっていて、目立った効果はありませんといったら、すばらしい事業ですと言えなくなっちゃうじゃないですか。なので、実際問題として、その辺どうなんですかね。 281 ◎穴井水循環部長 湧水の涵養域を設定して、当初、水循環計画ができる前に横川弁天池を強化地区ということで設定して、当時、9割を補助して市民の方に雨水浸透ますをつくってもらいました。私の記憶では、当時、横川弁天池は、一番多いときでも毎分30リットルぐらいで、冬になると本当にかれて、水が全くないという状況でした。  今、水再生課長がお答えしたのは、公園をリニューアルして湧水がある程度出た中で、今、水量調査をしていますけれども、要するに雨の降り方によって変動がかなり激しいので、科学的にそれが確実にふえたと、確かにふえた時期もありますけれども、そこまで明確に言えるところがないということで、実際には現在、毎分100リットルぐらい出ていますので、3倍は出ているんですね。そんな状況です。  六本杉公園とか、今回、子安神社についても強化地区をつくって、それで雨水浸透をしていきますけれども、実際に市民の方、地域の方々が湧水の水量がふえたねというところまではやっていきたいということで、当初目標は3倍ですけれども、市民の方から本当にふえたというところまで、何とか雨水浸透ますをふやしていきたいというのが、私たちの考えです。 282 ◎伊藤祥広委員 ぜひ応援をしたいと思っているので、ちゃんと整理して答えられるように、今回初めてスタートするというなら、ある意味実験的なところもあるかもしれないですけど、六本杉、叶谷、今度、中野山王子安神社と来るわけですから、事実関係というか、100%結びつけられないのかもしれないですけど、実績が出るように、説明もそうですし、内容も工夫をしてもらえればと思います。  続きまして、117ページ、新館清掃工場建設ということで、他の委員からも質問がありました。今回、新清掃工場の基本構想策定委託料で、将来、先ほどのお答えだと、市内の可燃ごみの工場が、2工場体制に向けて館工場のあり方を検討と、こんな御答弁だったと思います。将来2工場というふうになると、これから基本構想をつくるんですけど、スケジュールがここに書いてあって、平成34年度、館の新しい工場が稼働で、確認ですけど、そうすると館と戸吹の2ヵ所ということなのか、多摩環は含めない話なのか、それと北野の清掃工場は閉鎖ということが、これから9年先なんですけど、今の考えというのはどういう方向なんでしょうか。 283 ◎橋本ごみ減量対策課長 市内2工場体制の考え方についてでございますが、平成34年に新館清掃工場ができた暁には、基本的には、そのときには北野清掃工場が古くなっておりますので、北野清掃工場はひとまずお休みということになろうと思います。あくまでこれは市内2工場体制ということでございますので、多摩清掃工場につきましては、また多摩ニュータウン地域のごみについては、そちらのほうで処理をするということになります。また、多摩のほうも更新が、恐らく計画はまた別途していくということになろうかと思います。 284 ◎伊藤祥広委員 それで、またその先の話になるかもしれないんですけど、そうすると、多摩環はちょっと置いておいて、戸吹と館になると、今は館が3年前に閉鎖をして、建て替えをするのでお休み状態じゃないですか。今度、戸吹と館というふうになると、戸吹が一番古くなるので、戸吹が古くなって、建て替えのとき、また北野に建てて、戸吹がお休みと、3ヵ所が、2勤1休じゃないですけど、ローテーションしていくイメージなのか、そこまでまだ決まっていないのか、その辺はどうなんでしょうか。 285 ◎橋本ごみ減量対策課長 今年度合わせて予算を計上させていただいております戸吹清掃工場につきましては、長寿命化についての計画を策定する予定でございます。その計画ができ上がったときには、どのくらいもたせればいいのか、あるいはどういう工事が必要なのかということで、戸吹については延命化を図る。そして、新館工場については34年度稼働ということになります。この先につきましては、できますれば、この基本構想の中でも、今、委員がおっしゃられましたように、3ヵ所ある中をぐるぐると2ヵ所ずつ回して、公平に市民で負担していくのがいいのかどうかということもあろうかと思いますけれども、それはまだこれから先の論議といいますか、計画を考えていかなければならない課題だとは認識しております。 286 ◎伊藤祥広委員 そうすると、館がスタートした後で、さらに先の話なので、今のところはごみも減らそうとしているわけですよね。2工場になった場合、古いのを建て替えるときにどうするか。ローテーションで回していくかどうするかというのは、その後という、現時点ではそういう理解でいいのかな。まだ決まっていないということですよね。  そうすると、それはそれでいいんですけど、先の話なので余り心配しなくていいのかもしれないんですけど、あったかホールはたしか北野清掃工場の余熱を利用しているんじゃなかったでしたっけ。そうすると、北野清掃工場がなくなっちゃうと、余熱がなくなってしまうので、あったかホールもなくなってしまうということなのか、どうなんでしょうか。 287 ◎渡辺環境部長 北野工場の停止に伴ってあったかホールをどうするかということは、当然議論になると思います。ただ、今この時点ではっきりこれをどうするということは決めてございませんけれども、ただ、あそこの施設は、地元への還元施設、それから高齢者が御利用いただけるような施設という特性を持っておりますので、基本的には、継続してサービスを提供するということになろうかというふうには思っております。  ただ、熱源がなくなりますので、その熱源をどうするか。それを単純にまきボイラーでも使って熱を取るのか、それとも太陽熱等、あの近くには下水の施設等もございますので、そういったところに太陽光の熱の利用というようなことも考えていく。まさに環境教育の拠点という位置づけもございますので、そういう利用も今後考えていきたいというふうに思っております。 288 ◎伊藤祥広委員 あそこはプールもあって、僕は泳いだことがないからわからないんですけど、結構利用しているという話も聞くんですね。館がスタートするのが平成34年度ですから、9年ありますので、その中でしっかり計画をつくってもらいたいなというふうに思っています。というのは、北野清掃工場はどうなるんですかとしつこく聞いたのは、もし仮に北野清掃工場は閉じた切り、あそこは稼働しないよとなれば、ここで下水道特別会計が出てきますけど、流域に接続するじゃないですか。下水の高度処理の建て替え用地でしたか、あれも国かな、東京都かな、交渉して、市民に還元できるようにと、たしか市側も動いていると思うんですね。そうすると、今あそこにいろんな衛生施設が集中しているわけですよ。なので、その後、北野だけじゃなくて明神町、大和田、もちろん八王子の市民の人たちに別の形で、環境とか、防災とか、あるいはスポーツでもいいんですけど、今までどっちかというと迷惑施設みたいだったのが、逆に喜んでもらえるような施設の転換というのも含めて考えてもらえたらなというのが自分の要望です。きょうはいいですけど、そんな思いでいます。  それと確認なんですけど、下水処理場の焼却汚泥灰ってあったじゃないですか。江東区だか中央区だかが受け入れをしてくれて、搬出をしていたと思うんですけど、最初のころに発生したのはちょっと基準が高くて、それはまだ持って行けないんですと言われた記憶があるんですが、あれから2年近くたちまして、去年は消防団の操法大会の練習で下水処理場に大変お世話になったので、しょっちゅう行っていたので、あ、あるなと思っていたんですけど、ことし、行っていないものですから、今どうなっているんですかね。 289 ◎石井水循環部主幹 今、北野下水処理場に保管しております焼却灰につきましては、まだ今のところ174トンが未処理の状況でございます。ただ、委員がおっしゃるとおり、もう2年を過ぎておりまして、今現在、東京都と調整を図りながら、特殊吸引装置を早く市の方に持って来れるように調整を図っているところです。ただ、一方では、もう2年間たっておりまして、焼却灰の性状が少し変わっていることもございますので、そういう部分も含めて、今、東京都と調整を図っているところです。 290 ◎伊藤祥広委員 とにかく、あるということですよね。まだ置いてあるということですよね。置くときに説明を受けたのは、暫定的とか仮と言われたんですけど、仮というのは何年まで仮なんですかね。 291 ◎石井水循環部主幹 確かに震災から2年たっておりまして、保管灰の処分につきましては、我々も早急な課題と思っております。東京都と関連市町村の共同事業の中で、今後、早期に搬出ができるように、さらなる調整を図っていきたいと思っているところです。 292 ◎伊藤祥広委員 よろしくお願いします。  それでは続きまして、144ページ、八王子駅周辺交通環境改善とあります。こちらの2番のほうに、交通環境改善で、1番のマルベリーブリッジの延伸はもう既に工事も始まっていて、一日も早く無事にできたらいいなと思っているんですけど、この2番のほうは、用地取得費とか移転補償費とあるんですけど、もともと南口の再開発でやろうとしていて間に合わなかった、子安五差路から真っすぐ来る通りのあたりに出る道路のことでよろしいんでしょうか。 293 ◎村野計画課長 こちらの事業は八王子1393号線の事業で、駅前の通りから野猿街道の入り口の交差点に接続する道路のことでございます。既にJR貨物の用地は取得しておりまして、これから個々の家の立ち退き等の交渉に入る予定でございます。 294 ◎伊藤祥広委員 たしか南口再開発のときにも見せてもらった道路だったと思うので、今の説明で間違いないと思うので、しっかりやってもらいたいなというふうに思っております。
     ここのページでいいのかちょっとわからないんですけど、総括質疑のときに通告をしておいたんですが、とちの木デッキなんです。この間の都市環境委員会で、八王子駅南口周辺地区まちづくり方針で、個性的なにぎわいと良好な住環境が調和して、歩いて楽しい文化の薫るまちを目指してと書いてありました。南口再開発はもう終わってしばらくたつんですけど、とちの木デッキはそもそもどんな整備目的でつくったのか、確認のため、お答えいただきたいと思います。 295 ◎田中管理課長 今、維持、管理を管理課のほうで行っております。目的につきましては、八王子の玄関口にふさわしい交通拠点の形成や、南北動線の一体化、非常時のオープンスペース、休息機能やイベントなどに利用できる多目的な機能を持った空間形成、駅から再開発ビルへのアクセスの向上などであります。 296 ◎伊藤祥広委員 それだけの要素を備えたすばらしいデッキだということだと思うんですね。それで、北口のマルベリーブリッジのほうが、歩道橋もどきみたいな形で、イベントをやるときも、環境フェスティバルとか、テントを立てると通行人に非常に迷惑だという目で見られながら、肩身の狭い思いをしていたんですけど、南口の再開発を整備するときは、せっかくの駅前なので、あっちはイベントができたり、にぎわいができるようなのにしようねということで、多分、今説明した要素に入っていたんだと思うんですけど、それでできたんだと思うんです。成人式の日も、ことしは雪でかわいそうだったんですけど、大勢たまれますし、いろんなイベントをやってもらったらいいんじゃないかと思うんですけど、現在、とちの木デッキでイベントというのは年間どれぐらいやっているんでしょうか。 297 ◎田中管理課長 とちの木デッキのイベントの利用につきましては、年間10件程度利用されています。その中では環境フェスティバルや学生天国など、本市主催の事業や警察、消防などが主催する事業なども行われております。 298 ◎伊藤祥広委員 そうなんですよね。年間10件だから、1件で2日やったり3日やったりというのがあるのかもしれないので、もしかしたら日数とは違うかもしれないんですけど、果たして10件というのは、あれだけお金をかけてつくった場所で、10件は多いと思いますか、少ないと思いますか、適当ですか、どうでしょうか。 299 ◎田中管理課長 年間10件ということの数ですが、西放射線のほうが、環境フェスティバルに陶器市等を加えましても年間10件程度行っています。ただ、駅前のところからすると、西放射線より駅に近いところですから、そういうイベントはもう少しあってもいいのかなというふうに考えております。 300 ◎伊藤祥広委員 西放射線なんかはしょっちゅうやっているようだけど、あれでも年間10件なんですかね。朝顔市だ、陶器市だ、古本市だ、僕が数えられるだけでも10件ぐらいありそうな気がするんですけど、田中課長が言うんじゃ間違いないと思います。ただ、10件は多くないと思うんですよね。1年間52週あるじゃないですか。毎週土日やれば、52回ですよね。毎週といっても冬場とかもあるんですけど、やっぱり10件は少ないと思うんですよ。  もちろん南口再開発をして、市民ホールも入って、シャワー効果だというのもありましたけど、市民会館の中は何かイベントをやっていれば、用がある人しか中へ入れないわけですよ。にぎやかになったなというのは、あそこでいろんなイベントをやってもらうのがいいんじゃないかと僕は思っています。まあまあじゃないかというので、まあまあだと思っている人に聞いてもあれなんですけど、僕は少ないと思うんですけど、なぜ10件しかないのか。理由は、別に感じてないと思うんですけど、いかがでしょうか。 301 ◎田中管理課長 先ほどの西放射線の数字なんですが、私の手元にあったのが10件だったので申し上げましたけど、今、30件という数字が出てきましたので、訂正させていただきたいと思います。  それと、10件しかない理由につきましては、あそこは道路施設になりますので、道路を使用することから、イベントの内容について警察との協議に時間を要することが1つ原因かというふうに考えております。 302 ◎伊藤祥広委員 そうなんですよ。そこなんですよ。要は、大変なんですよ、使うときに。副市長は去年来たばかりだから余り知らないかもしれないんですけど、南口の再開発をやるにも、さんざん議論したわけですよ。僕はもちろん賛成派だったんですけど、八王子駅は1日十五、六万人も乗降客があって、もっとイベントで使ってもらえるものなのかと思っていたんですけど、少ないんです。市役所の担当課長もすごい一生懸命やってくれているんですけど、要は、使いたいときに、まず、どこかの所管とタイアップしなきゃいけないんですね。その上で、警察との協議を道路事業部の管理課がやってくれて初めて使えるという仕組みなので、こういう条件でにぎわいになるからぜひ皆さん使ってくださいというふうに言えないそうなんですよ。  その原因をお聞きしたら、兵庫の明石の花火の歩道橋の事故で、警察のほうがかなり安全対策に厳しくなっているということなんですね。ただ、安全をないがしろにしろと言うつもりはないですし、もちろんそれが一番大事なんですけど、わざわざあのつくりにして、南口のまち開きのときはあそこでセレモニーをやったわけじゃないですか、知っている人は知っていると思うけど。それを10件しか使えないのは、申請が10件しかないなら、逆にこっちから使ってくださいとPRをするとか、それぐらいにならなきゃいけないのに、2年半もたってそれが全然見えないんですね。その点をぜひ改善をしてもらいたいと思うんですけど、何が原因なんでしょうか。 303 ◎田中管理課長 平成13年の明石の歩道橋の事故以降、橋の上の限られた空間の中でのイベントについては、警察としては安全をかなり重視しているということで、現在、今御質問者が言われましたように、八王子市の主催で安全性が確保できるというものであれば、八王子警察も許可を出すというところなので、その辺、安全性を確保するのに必要以上に交通誘導員の配置とか、いざというときの誘導はどうするかとか、そういう細かいところまで踏み込んで今協議していますので、その辺のマニュアル化なり事例を重ねていけば、もう少し簡略できる方法に協議ができるのではないかというふうに思っております。 304 ◎伊藤祥広委員 ぜひ、部長もちゃんとやってくださいね。せっかくつくったのに、もったいないんですよ。別に僕は安全を無視しろと言う気はさらさらないんですけど、どう見ても、北口で使いにくくて反省してやったのに、年間10件で、しかも、それもこっちから使ってくださいとアピールできるような状況じゃないわけですよね。それは警察にもちゃんと、安全をしっかりやりますと。使いたいという人には必ず条件を守ってもらうルール票みたいので署名、捺印をしてもらってもいいじゃないですか。その内容と規模によって誘導員の配置計画とか、余りハードルが高過ぎてもだめだと思うんですけど、イベントの内容によるんですけど、とにかくにぎわいをつくるために、別ににぎわいのためだけにつくったわけではないんですけど、それはしっかり年度内、年度内といっても今月しかないけど、近いうちにルールづくりを決めてやってほしいんですよね。その点、部長、どうですか。 305 ◎駒沢道路事業部長 この件につきましては、警察と再三にわたり協議を行っておりまして、警察は警察の言い分が若干ある。その安全性の問題もあるだろうし、あるいは全国としてペデストリアンデッキの扱いをどうしなきゃしようがないんだと。そういうイベントを現実的に出していないという事例もありますから、そういうのを含めて、精力的に協議をやっているんですけれども、先ほど委員が御指摘のとおり、南口の活性化、にぎわいのあるまちを何とかつくりたいという思いは私どもは十分持っていますので、引き続きその辺の仕組みについては十分検討して、警察から一定程度の回答を得たいと、このように思っています。 306 ◎伊藤祥広委員 今でも全く使えないわけじゃなくて、もちろん年間10件でも使えているんですね。だけど、それは本当に、やろうと思う市民団体の人がいると、まず所管を見つけて云々から始める。多分、その時点で、じゃ、いいやとなっちゃうので、それはもったいないと思うんですよ。なので、しっかりやってください。  続きまして、147ページ、旭町・明神町地区周辺まちづくりに行きます。総括質疑では、産業交流拠点、産業振興部のほうの話を聞いたんですけど、もう1つ、目玉で、都市型広場ができるということで、予算の概要の147ページにも、広場・自転車駐車場というのが書いてあります。今回、調査委託料が計上されていまして、広場・自転車駐車場についての具体的な検討を実施すると書いてあるんですけど、どんなことを検討するんでしょうか。 307 ◎長谷川市街地整備課長 本年度の委託の内容でございます。具体的な検討とは何かということなんですが、土地の有効利用の観点から、広場と自転車駐輪場は同一場所に整備を予定しております。平成25年度は、広場の機能を損なわないような自転車駐車場の整備手法等について、一体的に検討を行っていきたいと考えております。 308 ◎伊藤祥広委員 広場の支障にならない自転車駐車場だから、地下ということですよね。そういう検討をするということなんですけど、これは都市型広場ということで、いろんなイメージ図とかをもらっているんですけど、広さとか、どんなイメージとか、どんな機能を持っていてとか、そういうのは具体的にお考えなんでしょうか。 309 ◎長谷川市街地整備課長 都市型広場の機能でございますが、都市アメニティーとしてのたまり空間とか、産業交流イベントや商業機能と一体となった活用によるにぎわい空間としていきたいと考えております。  また、災害時には集結機能や防災機能を発揮することを想定しておりまして、規模につきましては、今申し上げた機能を十分に発揮できる面積を確保することと考えておりますが、具体的には、地区全体の公共施設等の配置計画の中で検討していきたいと考えております。 310 ◎伊藤祥広委員 たまり空間で、にぎわい、また防災機能に十分に必要なスペースということなんですけど、南口のほうは医療刑務所の跡地予定地を取得しようということで、この間、青年会議所主催でパネルディスカッションもありまして、市の職員の人も結構来ていたと思うんですけど、みんな、関心が駅周辺にあるなというふうに思っています。産業交流拠点というのは東京都が整備をするじゃないですか。この広場というのも東京都が整備するんですか。自転車駐車場をつくるのは八王子市なのかな。その辺の役割分担というのは、どうなっているんでしょうか。 311 ◎長谷川市街地整備課長 委員御指摘のとおり、産業交流拠点の整備は東京都の事業でございます。それの前面のホワイエといいますか、建物の敷地構成をどういうふうにとっていくか、あるいは広場もその一部を包含するような形になろうかと考えておりますので、そこの所有の区分界がどういうふうに入っていくのか。いずれにしましても、産業交流拠点と一括でイベント等を開催できるような空間として検討しておりますので、全体を1つの固まりとして整備をしていきたいと考えております。また、市のほうには、恐らく地下には駐輪場というような配置になると考えております。 312 ◎伊藤祥広委員 またこれから決まることなのかもしれないんですけど、そもそも八王子駅は駅周辺に空地が余りないじゃないですか。地方の県庁所在地とか中核的な機能を持っている市とかに視察とかで行くと、割とスペースが取ってあって、いろんなイベントをやっていたりとか、いざというときには防災空間になったりとかというのを感じるんですけど、どうも八王子駅周辺というのはそういう場所がないなと前から思っていたので、いいのかなと。ただ、具体的にこれからどんなのができてくるか。去年、商工会議所と市で、東京都に全体について提案をしたんだと思うんですけど、しっかりやってもらいたいなと思っています。  それで、素朴な疑問なんですけど、これは東京都の土地ですよね。整備するのも、広場まで含めて東京都が整備をするのか。要は、市とどういう関係になっているんですかね。繊維試験場の跡地は今、土壌改良は終わったのかな、やっていますよね。あの辺まで全部、東京都の土地じゃないですか。その上、勝手に調査委託料なんて、市がお金をかけて委託して計画をつくったら、東京都から、それはちょっと勘弁してくれなんていう話にならないと思うんですけど、どういう役割分担をされるんでしょうか。 313 ◎長谷川市街地整備課長 駐輪場は市の事業として整備をすることになると考えておりますので、それの地上部に当たる広場部分については、今後の東京都との協議になるとは思いますけれども、恐らく、市が買収することを視野に入れて検討いたしております。  先ほど申し上げました産業交流拠点の前庭部分も、広場の一部というような構成になってくるのかなというふうに考えておりまして、広場自体のアクセススペースとしては、両方の権利関係になってくると思います。 314 ◎伊藤祥広委員 何となくまだ決まっているようで、決まっていないようなんですけど、再三言いますけど、東京都のウエートがかなり占めているので、本当に連絡を密にしてもらいたいなと思っています。僕からすると、同じ行政体だから、東京都も市も考えていることは大体一緒なんじゃないかと思うと、全く文化も違うし、考え方も違うし、そんなことまでずれがあるのということもあるかもしれないので、その辺はぜひしっかりやってもらいたいなと思っています。僕のほうからは以上です。 315 ◎相澤耕太委員長 本日の都市環境分科会は、これで散会します。                                    〔午後4時32分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...