加山 均
環境部参事
後藤 隆
生活振興部長
石塚幸治 産業経済部長
外、
関係課長
●
事務局
書記
佐々木康祐
●案件
1 陳情審査 第63号・第68号・第72号・第76号・第78号・第82号…
継続
第63号:
マイナンバー制度の
利用範囲拡大の
中止を要請する
意見書の提出を求める
陳情
第68号:「
江戸川区屋根等遮
熱塗料施工助成金制度(仮称)」創設に関する
陳情
第72号:
葛西海浜公園 西なぎさの
自然環境と
景観保全に関する
陳情
第76号:
江戸川区
ゼロカーボンシティ宣言に関する
陳情
第78号:羽田新
飛行ルートの
運用中止を国に働きかけるよう求める
陳情
第82号:
江戸川区内全域において
全面禁煙を求める
陳情
2
所管事務調査…
継続
3
執行部報告
令和2年
国勢調査速報値の公表について
4 その他
(午後
1時30分 開会)
○
中山隆仁 委員長 ただいまから、
生活振興環境委員会を開会いたします。
署名委員に、
笹本委員、
早川委員、お願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施してまいりますので、マスクの着用をお願いいたします。換気につきましても窓を開けさせていただいておりますので、ご了承願います。
これより、
陳情審査に入ります。
はじめに、第63号、
マイナンバー制度の
利用範囲拡大の
中止を要請する
意見書の提出を求める
陳情について審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 この
陳情に関しては何回か話をしてきて、私も
結論出したほうがいいのではないかということで、この間、そんな
意見を述べさせていただいております。
それで、この
陳情を改めて読み直してみまして、
陳情の趣旨は、国に対して
マイナンバー制度の
問題点を指摘し、
利用範囲拡大の
中止の
意見書を、となっています。
利用範囲拡大ということでは、この前国会で法律が成立して、ある程度
利用範囲の
拡大という点が打ち出されたというふうに認識しています。それが、どう具体化されるかについては今後によると思うんです。
だから、逆に、やっぱり私
たちがこの
陳情に
議会として一定の判断をして、
陳情者が求めている
問題点があるということとか、
利用範囲の
拡大を
中止してほしいというこの
意見書の中身をきちんと受け止めて、早く
結論出すというのを改めて
皆様に提案したいと思います。
それで、この
陳情者の意向を見ると、
監視社会の
危険性を予感させるという言い方もされているわけですけれども、私は
前回資料を頂きまして、
特定個人情報の
漏えい事案が昨年度は
156件あって、特に8つの重大な内容を報告していただきました。
その具体的な中身を改めて見させてもらうと、実際に
行政機関など、あるいは
地方公共団体の、言わば
特定個人情報の取扱いに関しての事故があったと、8件報告されたうち4件がそういう形で公的な部分から
データが流出しているという、あるいは紛失しているという形になっていますので、紛失した場合は何もなくそのまま終わる場合もあるかもしれませんが、いずれにしても、昨年度だけじゃなくてその前の年も結構重大な事故が続いていたというふうに認識しています。
ですから、やっぱりこの、これから
自治体の
皆さんが仕事をしていく上で課題はついて回るんじゃないかなというふうに思いますので、区がこの前の質問に対しては、職員の研修に努めていくというふうに
担当課長がおっしゃったのはそのとおりだと思いますし、それはぜひとも続けてきちんとやっていただきたいんですけれども、それでも、
事業者からもいろいろ
流出事故もあるわけですから、この問題については、とにかく、もっと徹底してきちんと
情報流出がないようにということも
意見書にしてほしいって述べていますから、そういう問題をぜひ
とも国に対して私は
意見書を上げていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。
繰り返しますけれども、何より
区民が心配するのは、自分の知らないところで
個人情報が何か利用されたら困るということにあると思うんです。そこのところを、ぜひともきちんとどう対応するかということの問題をしっかりしてほしいという
意見書を私はやっぱり上げたほうがいいんじゃないかというふうに思います。
それから、もう一点、
皆さんご承知のように、
デジタル庁が今度できるということになりますよね。そうすると、
行政の持つ
データをどう使うかということがそこについて回ると。私の調べた
資料によりますと、
菅内閣が昨年12月に閣議決定した
デジタル・ガバメント実行計画では、
デジタル社会においては
行政機関が最大の
データ保有者であり、
行政自身が国全体の最大の
プラットフォームになると強調しています。だから、
行政の持っている最大の
ビッグデータというんでしょうか、その
データを
行政が持っているわけですから、そこを国が
プラットフォームにしていくということは、それを使うということをやっぱり言っているように聞こえるわけです。
それと、今後、私もこの前ちょっと触れたような気がするんですけれども、
デジタル社会形成基本法というのが出されてきて、国と
地方自治体の
情報システムの
共同化、集約、
自治体の
業務内容を国が今後整備する
システムに合わせることを進めるとしているんです。今、
自治体によってみんないろいろ違いますよね、それを集合して国の
システムに一緒にしていくということが言われてきているので、そこのところが私はすごくどうなっていくのかがちょっと心配なんです。
それで、この前聞いたのとちょっと重なっちゃうかもしれないんですけれども、国がそういうふうに動いているということに対して、前段は
意見でしたけれども、一応、区としてはこれから国がそういうふうに全体を集約していく、
個人情報保護についても国の
システムに合わせていくという
方向を打ち出してくるとすると、区としてはどんなふうに関係してくるのかなというのを分かる
範囲で、今の段階の区の認識について聞かせていただけないかなって思いますので、そこの
1点だけお願いします。
◎
藤戸潤 マイナンバー推進課長 ご質問にありました、
デジタル社会の形成に関する法律ということで、
自治体の
システムを集約をしていく
方向であるということについてどう考えるかという問いだったと思います。
こちらにつきましては、法に基づいて各
地方自治体の
システムを
標準化していくというような取組みがメインになっております。その意味するところは、
地方行政の
効率化であったり、あるいは、
システムに関するリソースが十分でない
自治体も今後の
システムを十分運用していけるようにという、そんなような意図を込めたものでございます。
我々といたしましては、法に基づいて国の示した
計画にのっとり進めていく意向でございます。
◆
大橋美枝子 委員 これ以上言うとちょっと
陳情の趣旨と違っちゃうので微妙なんですけれども、
一言意見を言わせていただきます。
この、法に基づいて各
自治体が
標準化するというのは、すごく私は問題だと思います。せっかくいいものを持っている
江戸川区が、
標準化することによって全体に合わせていくということになると、
江戸川のよさがなくなっちゃうんじゃないかということを心配しているわけで、もちろん十分できない
自治体に対して国が示したものを出せばその
自治体は助かるということがあるということを理由にしているのは聞いていますけれども、でも、実際に結構大きな
自治体では独自にやっているわけです、いろいろと。それを全部国が言ったとおり
システム化して
標準化していったら、
江戸川区のよさとか
江戸川区の住民が今まで、根本的になくなっちゃうということはないと思いますけれども、いわゆる
標準化の中身が、いいところがなくなってしまうんじゃないかという心配がありまして、それで私も
一言意見として言わせていただきますので、このことについては引き続き
問題意識を持っていきたいと思うんですが、
陳情はとにかく、前段で言ったとおり、私は
結論を出す
方向で
皆さんにぜひ判断していただければというふうに思います。ぜひご検討ください。なるべく早く
結論を出したほうがいいのではないかと思います。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は
継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第68号、「
江戸川区屋根等遮
熱塗料施工助成金制度(仮称)」創設に関する
陳情について、審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 前回の
資料で頂いた、温度の
低減効果については評価されていないという
資料をこの前頂きました。そうなのかなと思いつつ、実は、4月
13日に頂いた
委員会の
資料で、お手元にない方もいらっしゃるかもしれませんが、この高
日射反射率塗料の
有効性として約7%の
電力量が削減されるという
データもあるという紹介がありました。それで、直接温度の
低減効果が明確ではないといっても
電力量が削減されるのならば、私は効果があるというふうに感じます。
それで、
前回もほかの
委員さんがおっしゃったように、
17区で既にやっているわけですから、私はぜひ実施する
方向でこの
陳情の趣旨を受け止めていけたらというふうに思うんですけれども、区としては
住宅リフォーム資金融資あっせんということを紹介されているんですけれども、ぜひ何らかの形の
助成金制度を検討してほしいと思うんですが、検討するという
方向が打ち出せないんでしょうか。そこはまだなかなか言いにくいかもしれませんけれども、何か検討できないかなということで
陳情者が言っていますので、何かちょっとでも検討する
方向というのは何かありませんでしょうか。お聞かせください。
◎
佐藤弥栄 気候変動適応課長 前回等でも
資料のほうお配りさせていただきましたけれども、今回この高
日射反射率塗料等についての部分でありますけれども、先ほど
委員さんおっしゃったとおり、
江戸川区の場合は
住宅リフォーム資金融資あっせん制度という形で今実際行っているところであります。
その中の項目に、屋根・外壁・窓等の
断熱性、または遮熱性を高める
工事ということで入っているところもありますので、
現時点ではこちらのほうを活用していただいて対応していただければというふうに思っております。
今後、この辺の施策の部分になりますけれども、今、
気候変動適応計画も含めて検討してきているところがあります。その中も踏まえながら考えていくことになるかとは思うんですけれども、
現時点ではこちらの
あっせん制度のほうを活用して対応していっていただきたいというふうに思っているとこであります。
今後については、これからの
気候変動適応の
計画も含めて考えている中で検討はしていきたいというふうに思っているところであります。
制度自体そのまま、新しく設けるかどうかというところは今時点では確実にそれをやるということは申し上げられないところはご理解いただければと思います。
◆
大橋美枝子 委員 区の今の段階での
考え方がよく分かりましたが、だとしたら余計、議員がこれを推進する立場でぜひともこの
助成金制度があったほうがよいということで
皆さんが
陳情を採択すれば、区には提言としてそれを受け止めていただけるんじゃないかなというふうに思いますので、私としては、ぜひこの創設をするという
陳情を
皆さんで採択できたらというふうに、今、区のご回答を聞いて改めて思いましたので、これもぜひ
皆さん、やっぱり一定の
結論を出していくって、もう夏が過ぎてしまいますけれども、今後の
方向としては、本当に少しでも
環境に優しいというのをやっていくとすれば
制度をつくったほうがいいんじゃないかなというふうに思いますので、以上、
意見です。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は
継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第72号、
葛西海浜公園西なぎさの
自然環境と
景観保全に関する
陳情について審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 何か私ばかりで申し訳ないんですが、この
陳情に関しては、
現地視察を取り入れる
方向だということをお聞きしましたので、そのことに関して何か今ご報告をいただくという形はどうなんでしょうか。後からでしょうか。
○
中山隆仁 委員長 後からでよろしいでしょうか。
◆
大橋美枝子 委員 報告ということですものね。わかりました。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
◆
大橋美枝子 委員 前も似たようなことを質問していたかもしれないんですけれども、
東京都のほうが
建設工事を始めちゃうと変更は難しいってやっぱり思います。それで、都の
工事の
進捗状況は、その後、何か変化があるでしょうか。分かれば教えてください。
◎
佐藤弥栄 気候変動適応課長 こちらにつきましては、
東京都のほうにも話合いをさせていただいているところであります。今現在、こちらの区のほうにも
陳情が出ているというのは
東京都さんのほうも分かっているところだと思います。区としても、ここの部分については
陳情が出ているところとか、あとは
区民の方の
意見を聞いていただきたいという話も含めて、
東京都さんのほうには要請をさせていただいているところであります。
工事については、今年度、
計画を
東京都のほうが立てているところでありますけれども、これについては今後進めていく形になると思うんですけれども、まだ具体的には決まっていないところがありますので、今回の
陳情も含めて
東京都さんのほうではそれも含めて考えていただけるかなというふうに思っているところであります。詳細のスケジュールについては、まだ具体的には、というところになると思います。
◆
大橋美枝子 委員 今のお話を聞いて、改めて、
意見を聞いていただける
可能性があるというのを何となく感じたんですけれども、少なくとも、先走って都が動くという形にまだなってないようなのでちょっと安心しましたけれども、
東京都にもぜひ慎重に対応するよう引き続き言っていただければと思います。併せて、この問題も早く私
たちが
結論を出していく必要があるんではないかと思います。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
◆
早川和江 委員 今、いろいろとこれ拝見していて、やはり、これは
東京都の持ち物といえども、やはり
江戸川区が利用する大切な
ラムサール条約の湿地だということを鑑みますと、やはり、これ建設が決まる前にしっかりと
東京都の
意見聞きながら、
江戸川区としてこの
ラムサール条約のこの地をどう守っていくかということをよくやはり話し合っておかないと、決まってからではなかなか撤回することができないので、私
たち区民の全体の
意見として、この大切な
葛西臨海公園、
ラムサール条約のこの地をしっかりと
環境を守っていくということが私
たちの責務でございますので、しっかりとその辺、
意見を言っていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。経過見ておりますので、よろしくお願いします。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は
継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第76号
江戸川区
ゼロカーボンシティ宣言に関する
陳情について審査願います。
◆
大橋美枝子 委員 すみません。私の発言がちょっと多くなって申し訳ないんですが、
環境省のホームページを見ましたら、7月30日現在で、
ゼロカーボンシティ宣言を23区中
10区で発表しているんです。前、この
陳情が出たときに比べてはるかに増えているという感じはしますので、3月の時点ではもっと少なかったような気がするんですけど、やっぱりこの半年、数か月の間に、やっぱり
ゼロカーボンシティ宣言が増えたということはちょっと注目されるかなと、着目されるなというふうに改めて思います。
担当者のご
意見をこの前も聞いても、そのことも含めて検討するというようなお話をお聞きしていますので、ぜひこのゼロ
エミッション宣言を
江戸川区としても出していくという
陳情は妥当だなというふうに私は思っています。
それで、
適応センターを設けたこともあってしっかり検討したいというふうに区長もおっしゃっているわけですから、また、今後の
エコタウン計画も年度末までにはしっかりやりたいというふうに課長もおっしゃっていましたので、そういう流れを受けると、やっぱりこの
陳情を
議会として採択するのは区の仕事を後押しすることに私はなると思いますので、やっぱり
議会として、いいことはいいということで判断して前へ進めていくというのが大事だなというふうに思いますので、ぜひ
皆さん、何か私も早く
陳情の
結論を出してってばっかり言っていますが、このこともやっぱり一定の
結論を出していく必要があるんじゃないかというふうに思いますので、ぜひ
皆さんご検討いただいて、第3回
定例会で、全部の
結論を出すのが無理だとしても幾つかはやっぱり
結論を出せる
方向で何とか
皆さんの
意見がまとまればいいなというふうに思っていますが、ぜひとも
結論を出す
方向で、しかも、この
ゼロカーボンシティ宣言、ゼロ
エミッションのことは全体の流れとしてもうどなたも反対しないんじゃないかって私は思いますし、ぜひ進めていただくって意味で
結論を早めに出したらどうかというふうに、このことについても思いますので、
意見として述べさせていただきました。
議会の
積極姿勢を示すというそんな意味も含めて、どうでしょうか。以上、
意見です。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
◆
早川和江 委員 今も話がございましたけれども、やはり
地球温暖化に伴う
異常気象の発生などを指すのがやっぱり
気候変動ということで、やっぱり
江戸川区でもこれに対応していこうと今年の4月に
気候変動適応センターを設置したところでございますので、現在の気候にどう適応していくのかとか、また、その異常さをどう緩和していくのかといった視点で
区民の
皆様に知っていただいて、行動していただこうということを狙ったことだと思うんですけれども、こういったことをやるということが、まさに
SDGsの
考え方にしっかりとつながっていくんだろうなと思っております。
それで、国連が2030年までに
達成目標としてこの
17のゴールを掲げておりますので、やっぱり、こういう中にも
気候変動がしっかりと位置づけられているんだなというのを感じております。
それで、これから、みんなのえどがわ大会議というのがワークショップも行われますので、大きな
区民の声をしっかり共通認識する
方向性を今しっかりしつつあるというのかな、
江戸川区もその取組みをしているということなので、あんまりこうだこうだって決めずに、やっぱり
区民のしっかりとした
意見を聞きながら、
区民に少しずつその輪を広げていって、大きな理解がなければこういうことというのはできないので、ただ決めても何の役にも立たないということなので、自らみんながそういうことをやっていくという機運を高めていくということを今しているところだと思うんです。私
たちもそれに参加しておりますので、しっかりとこれからそういった
区民の
意見を聞いて、ディスカッションをしっかりとして、その輪をしっかりと広げながら
区民の理解を得て、その中から、
皆さんの気持ちの中から湧いてくるということが一番大事なことだなと思っていますので、まさしく今取り組んでいる足がかりになっているところだなと思いますので、私はこういうことをやっている、今の
江戸川区のやり方をもうちょっと眺めていきたいなと思っておりますけれども、どうでしょうか。
◎
髙原伸文 環境部長 今の、
早川委員さんおっしゃっていただいたとおりだというふうに思ってございます。
やっぱり、
SDGsにしても、それから、今回、
気候変動適応センター、あるいは脱炭素への取組みということについても、やはり
行政だけでできるものではなくて、
区民の
皆様、それから
事業者の
皆様と
心一つにして行動していかなければいけないのかなというふうに思ってございます。ですので、十分、地域の
皆様方からのご
意見も頂きながら、私どもの取組みを見定めながらやってまいりたいなというふうに思ってございます。
一つ申し上げさせていただければ、やはり、この4月に
気候変動適応センター、都内で初めてということでございますけれど、まだ全国的にもそれほど
設置例がない中で、やったこと自体が、立ち上げたこと自体が、脱炭素とか
気候変動への取組みということへの、
江戸川区のいわゆる
姿勢を示したものだというふうに思ってございます。
今回は、宣言という形での
陳情ということでありますけれども、いろいろな形で、意気込みとか、
姿勢ですとか、地域としての取組みというのを示す、見せる形というのは様々あるのかなというふうに思ってございますので、引き続き、
議会、地域の
皆様のお話よく耳を傾けながらこの問題に取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
◆
早川和江 委員 全くそのとおりだと思いますので、やはり、この
陳情者の趣旨を、どうそこにまた取り組んでいくかということも大事なことなので、私
たちも、みんなのえどがわ大会議などで、この
陳情者の
意見も出しながら、しっかりとディスカッションして、よりよいものを作ってまいりたいと思っていますので、もうちょっと眺めてみたいと思います。よろしくお願いします。
◆
大橋美枝子 委員 今の話を聞いて、改めて、この
陳情は2050年のゼロ
カーボンシティを目指すことを宣言するということが
陳情なんです。ですから、本当に大きなことをまずきちんと
皆さんに示していこうということが
陳情なので、私は、今の
早川委員と部長との話をお聞きしても、このことの
陳情を応援するというのは、むしろ区の
姿勢を応援することつながるというふうに思います。
ですから、ぜひ
区民の声として私は受け止めて、
議会としてもそういう立場を示すということになるかなって、区に
意見を言うということと同時に、
議会の議員としてそういう立場を表明することの意味があるんじゃないかということで、ぜひ
結論出したほうがいいんじゃないかという意味合いで言わせていただいたところです。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
ほかになければ、本日は
継続としたいと思います。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
次に、第78号、羽田新
飛行ルートの
運用中止を国に働きかけるよう求める
陳情について審査いたします。
◎
髙橋和彦 環境課長 前回、
大橋委員から要求のあった2点についてご説明をいたします。
一つ目は、
前回の
資料で、新経路については
首都圏における航空機の騒音による影響の分散の観点からと書いてあるけれども、このことについて国に
説明会を開催するように求めてほしいということでございました。
この旨を国に求めたところ、国の回答は、騒音共有に特化した
説明会を実施する予定はないとのことでありました。
二つ目ですが、羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会、これは略称で固定化回避検討会と言っておりますが、これが、どのような中身が話されているのか
資料を提示してほしいとのことでありましたが、お手元に
資料を出させていただいておりますが、これまでこれは3回ほど行われております。この
資料を提示するとなりますと膨大なページ数になるものですから、(3)のところに
資料の公開先ということでアクセス先を提示させていただきましたので、後ほどご確認をいただければと思います。「羽田空港のこれから」と検索をして、そこから一番上の部分に「国土交通省の取組」という部分がございます。そこをクリックしますとそこの部分に「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会について」と出ておりますのでクリックしていきますと検討会のページが開かれ
資料が出てまいります。以上、よろしくお願いをいたします。
○
中山隆仁 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としてください。
それでは、審査願います。
◆
金井しげる 委員 国際線増便の需要に応えるためというのがこの羽田新ルートの主な理由だというふうには思うんですが、現状のコロナ禍で生活様式が激変していると。そして航空便の需要も激減しているという現状にあって、従来の
飛行ルートで対応できるというふうに言われているわけですから、ちょっとこれは繰返しになりますけど、我が会派としては、新ルートに反対するものではないですけれども、現状を見るとやっぱりこの
陳情の趣旨というのは十分理解できるものがあると考えております。特に、この記書きの需要回復の見通しがついてからの運用にという、期間が限定されているものですから、まさにこの今のことですから、この
陳情に関しては、これだけじゃないですけれども、
結論が出せるものにおいては早めに出してあげたいというふうな思いがありますが、いかがでしょうか、という
意見です。
◆
大橋美枝子 委員 金井
委員のご
意見に私も賛成です。ぜひ早く
結論を出したほうがいいのではないかと。
それで、
資料としてお聞きした点は、また私も改めて調べていきたいと思いますけれども、この
陳情者がお話しされているように、とにかく減便な状態が続いていると。この前の
委員会のときに、202
1年の5月下旬で見ると、国内線が50%減便で、国際線は80%減便と課長からお話をお聞きしました。これも現状では同じような状態なのかな、毎月、私も全部
データ取っているわけじゃありませんが、課長から教えていただいたこの減便の数で見ると、通常よりも半分ぐらいか半分以下になっているというふうに見受けられます。だとすれば、新ルートの設定の理由も増便のためというわけだったわけですから、現状ではその理由も当たらないと。そうすると、やっぱり、元に戻すという、また需要が回復したら運用するという。だから要するに、新ルートにこの
陳情は反対するという書き方は一切してないですよね、文章の中身見ると。なので、すみません、ちょっと話がそれちゃって申し訳ない。共産党が実は反対という
意見を言ってきたので私が言うと誤解を招いたら申し訳ないんだけれども、この
陳情はそのことについて触れていない。新ルートは一旦
中止して需要の回復見通しがついたらまた運用したらどうですかということを国に働きかけてほしいと言っているので、新ルートをやったほうがよいというお考えの方でも十分この中身は
議会としては一致できるんじゃないかなというふうに思ったものですから、
皆さんがどんなふうにお考えなのか、もし聞かせていただければと思うんですけれども、まだ検討してということになりますか。もしよかったらほかの会派の方のご
意見もお聞かせいただければと思います。私はこの
陳情を、前も言ったと思いますが、賛成です。ほかの方はいかがでしょうか。
○
中山隆仁 委員長 いかがでしょうか。
◆
大橋美枝子 委員 私も無理強いして
皆さんにということではありませんけれども、一応、ぜひ早く
結論出したほうがいいと思ってちょっと言わせていただいたわけです。
それで、10月には、さっきも繰り返しなりますけれども、一定の
結論が出せたらってやっぱり思うんです。つまり、第3回
定例会で判断できたらというふうに思うので、そのことも含めて各会派でご検討いただけるように改めてお願い申し上げます。
委員長もぜひ取り計らってくださいますようにお願いしたいと思います。
それで、最後に
意見をちょっとすみません。
陳情に直接関係ない部分がありますので、この前、私がお願いした
説明会の部分とか、ちょっと
意見を一言言わせていただきます。
国に
説明会をぜひやってほしいというのを一貫して区が要望しているのは承知しています。それで、私としては、騒音の共有みたいな言い方をされたのがとっても気になったものですから、そのことも含めて
説明会をやってほしいというふうに言ったつもりだったんですが、特化してというふうに言ったかどうか、ごめんなさい記憶が曖昧なんですけれども、いずれにしても、
説明会をやっぱりやってほしいということは引き続き、言ってらっしゃることは承知の上なんですけど、働きかけてほしいということを改めて強調させていただきます。状況がやっぱり変わってきている部分があると思うんです。さっきも言ったけど、減便が実際に行われているということと、それから、この前頂いた
資料にあるように、
首都圏における航空機の騒音による影響の分散等の観点からというふうに、前の説明とは違うことを言っているということ、これだけでも説明をする必要、国の説明の責任あるんじゃないかなと思ってそういう言い方したと思いますけれども、でも、とにかく減便が続いているわけですから、そのことと併せてやっぱり
説明会をぜひ早急にやってほしいということを改めて国に要請してほしいと思います。
それから、もう一点、この検討
委員会のほうなんですけれども、私も後でもう一回中身を確認しますけれども、国の検討会で新たなことが何か話されたとしたら、
環境に関わる部分でもありますので、できたらこの
委員会で、この
陳情とは関係なしに
委員会にも報告していただけると大変ありがたいなというふうに思いますので、今後何か新たな動きがありましたら、航空機問題について
委員会へのご報告をいただければというふうに思います。
それから、すみません、最後に、先ほど
陳情についてはもう
意見を言ったところなんですけれども、やっぱり、
区民の声を私
たち議員がどう受け止めるかという問題は、いつも
陳情審査のときに私も考えるわけですけれども、この出されている中身に対して、やっぱり
陳情者の言うとおりだな、あるいは、ここが問題だな、疑問だなという点がありましたら、積極的にこの場で
意見を言いながら
結論を出していくということに当然なると思うんです。それは、ほかの
陳情も同じですけれども。せっかく出していただいた
区民の声ですから、私はきちんと受け止めて、繰り返しますが10月に
結論を出してほしいということが言いたいわけですけれども、ほかの
陳情も含めて、できるだけ早く
結論を出していくという私
たちの
姿勢というんでしょうか、それを大事にしていきたいなというふうに思いましたので一言。ちょっと蛇足になったかもしれませんが、
意見として言わせていただきました。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますでしょうか。
◆
早川和江 委員 この飛行機騒音の低減に向けては、常にいろいろ働きかけを随時続けているんではないかなと思っているんですけれども、それが
1点。
現在も南風の悪天候などにより視界不良などのときに
江戸川区側のB滑走路の利用は朝の6時から夜の
11時までになっているというのは、働きかけのためにこういうふうになったんではないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎
髙橋和彦 環境課長 実際に、私どもの要望が全てではありませんが、
江戸川区に最大限の騒音軽減をということで決まったのはこのルートだということになっております。
◆
早川和江 委員 そういうことだと思いますので、そういう働きかけは随時行っているのだなというのは分かっておりますけれども、需要回復の見通しがついてからの運用にするよう国に働きかけているんじゃないかなということなんですけど、これ長い年月やっていて、昭和46年から羽田空港の着陸機が
江戸川区の上空を飛行するときは
江戸川区中がもう本当にこの騒音で、中里区長を中心に国に要望して、浦安もそうですけど、みんなで共通認識でやったというのを覚えておりますけれども、今は少なくなっているんですよね、利用が。利用が少なくなって音もそれだけ出てない、それから時間も限られているということなので、これ飛行機を利用しないというのはこのコロナのためだけなので、これからいろいろなことも起こってきますので、世の中の飛行機の利用率はどんどん利用が下がるわけではないので、これをどうしていくかということが私
たち共存共栄の
考え方なんじゃないかなと思いますけど、ちょっと私
たちのほうで、中央地区であんまりこの騒音がちょっとみんな理解できてないんですよ、私
たちよく
皆さんにお聞きしますけれども、やっぱり葛西のほうの
皆さんがそう言って、どれぐらいの方
たちがこの騒音で寝られない、
11時までだからそれほどじゃないのかなとも思うんですけれど、どうしても寝られなくて体を壊してしまうとか、そういうことがあればやはりこれはしなければいけないので、よく調査をしてもらいたいなと思いますけど、どうなんでしょうか。
◎
髙橋和彦 環境課長 住んでいる住民一人一人にどうですかということはないんですが、国も
東京都も、そして
江戸川区も騒音の機械を取り付けておりまして、騒音の機械です、その機械を取り付けてきちんとどれほどの音か、基準値内なのかという部分は常に把握しているところでございます。
○
中山隆仁 委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
◆
大橋美枝子 委員 早川委員がおっしゃったのに、また私が言って申し訳ないんですけれども、私、いろいろなことが、騒音の問題も落下物の問題もいろいろ私も言ってきたので、そういうことはいろいろ課題はあるんですが、この
陳情に関して言うと、騒音とかあんまり書いてないのね。この
陳情に関して言うと。それで、航空機の需要が減っているから、まずは新ルートを一旦
中止して、回復の見通しがついたら運用するというふうに国に働きかけてくださいというふうにすごく絞って
陳情を出してきているというふうに私は捉えたんです。
だから、要するに、新ルートとかについてのご
意見がいろいろ違ったとしても、このことに関してで
1点に絞った
陳情なので、私は
皆さんで一致できるじゃないかってしつこく言っているのはそういう意味なので、例えば、騒音の問題なんかはずっと私も
議会で質問してきているから、どうしてもそういうふうに私も言っちゃうことがあるんですが、
陳情に関してというところを判断していただければなって、しつこくてごめんなさいね。ちょっとそこのところを強調させていただきますので、よろしくお願いします。
○
中山隆仁 委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は
継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第82号、
江戸川区内全域において
全面禁煙を求める
陳情について審査願います。
いかがでしょうか。
◆
大橋美枝子 委員 この
陳情者の、子ども
たちを守りたいというその思いは大変よく分かります。子どもの受動喫煙防止のために
全面禁煙をとか、それから罰金
制度をとおっしゃっている趣旨は理解できるかなと思うんですけれども、具体的にどうするかって問題になると、ちょっと課題が多いかなというのが率直に私の今の
意見です。
それで、一番初めのほうの、二十歳以上の大人が
江戸川区内全域、公共の場で
全面禁煙をというふうに言っていますけれども、国が法律を決めて
東京都も条例決めて、それに従って動いていますよね。
江戸川区も対応していると思うんですが、この法律は健康増進法の一部を改正する法律で、このことに関わって
江戸川区が今までと違う、例えば、喫煙室をなくしたとか、そういう動きがありますよね。そういうことについては、
環境部で答える中身とちょっと違うんでしょうか。つまり、この喫煙対策について区がこんなふうにやってきましたというのを、経過が分かると今の状態が分かるかなと思うんですけど、何かそういう区のこの間の経過というのは、ちょっとごめんなさい、
環境部で無理だったら結構なんですが、もし答えられたら。例えば、庁舎の喫煙室をなくした経過とか、その辺が分かればと思いまして。
○
中山隆仁 委員長 いかがでしょうか。
◎
髙橋和彦 環境課長 今のご質問で、私ども
環境部は、路上喫煙、あるいはポイ捨てという観点からの喫煙との関連がありますけれども、今のご質問ですと健康被害、あるいは庁舎、区内の各施設と全庁的にわたっていることですので、健康部だろうと
環境部だろうと区としてのことでございますので、次回までに、ある程度お示しができればちょっと整理をさせてもらえればと思います。それが
環境部面になるのか健康部面になるのか、それはちょっとさておき、何らかの形でこの健康、たばこ被害に関する、喫煙に関するこれまでの経過、まとめられればと思いますので、それでよろしいでしょうか。
◆
大橋美枝子 委員 すみません、健康部かと思いながらちょっと場違いな質問してしまいましたけど、もしご回答いただけるようでしたら、経過が分かるとこの
陳情者にも示していけるかなって思いましたので、分かる
範囲でお願いしたいと思います。
環境部としては、2番のほうの、この歩きたばこやポイ捨てのほうが主として対応するということになると理解してよろしいのでしょうか。
◎
髙橋和彦 環境課長 そのとおりでございます。
◆
大橋美枝子 委員 関連して、このポイ捨てに関しては、議員のほうの提案で条例提案をしてきた経緯があります。
それで、そのときに罰金
制度はどうなんだろうって論議したって経緯はあったような気がするので、議員の
皆さんそういう認識だと思います。それで、私も罰金
制度というのはかなり厳しいんじゃないかなって、この前、
早川委員もおっしゃったなというふうに記憶しているんですけれども、やっぱりちょっと無理があるかなって。だから、一番初めに言ったように、この趣旨は分かるんだけれども、具体的にこれを全面的にやるというのはちょっと無理があるかなというのがやっぱり私の
意見になってくるわけですが、ただ、これも健康部のことなので
意見として一言言いたいんですが、禁煙したくてもできない方というのはニコチン依存症だと。だとすれば、医療機関の助けを借りれば十分治療可能な病気であるということを健康部を通して多くの方に知ってもらうということになると思います。これは依存症ですから健康保険で治療できます。だから、そういう広報をぜひ
江戸川区としても
環境部も連携取りながらやっていって、たばこ吸っている方は本人の判断ですけれども、少しでも何か
問題意識を持って、たばこをやめるという方が増えるといいかなというふうに全く単純に思ったものですから、そういうニコチン依存症の問題をちょっと触れさせていただきました。
それで、ぜひ諦めずに挑戦してほしいというようなアピールとか、やっぱり
区民の
皆さんにアピールしていくということなしには子どもの受動喫煙防止というのがやっぱり実現しないと思うので、ぜひともそういう働きかけを、
環境部とは場違いだというの分かった上で、ちょっと健康部なんだけれども、
一言意見も言わせていただきました。
◆
早川和江 委員 今ちょっとこれ見ていたんですけれども、私も子どもの受動喫煙防止のためにいろいろやってほしいなというのは分かっています。それで、犬の散歩や何かで歩きたばこしている人が5メートルぐらい先でも後ろでも、ものすごい臭いし、息が詰まりそうなんです、歩いていると。ですから吸わない人が一人でも多いといいなっていつも思っていますけれども、この
陳情を見ますと、二十歳以上の大人が
江戸川区内全域での全面喫煙を禁止するようルールを設けてくださいというんですけど、これ今コンビニでは二十歳以上じゃなければたばこを売らないというような形にしていますけど、何かそのそばに自動販売機なんかもあって、じゃあ自動販売機だったら誰でも買えているなというのがすごく思っていますし、やっぱりこのルールをどうやって設けるのかなというのがちょっと疑問視なんです。たばこを売っている限り、これをどうやって、家族が買ってお父さんが買って、それを
18歳の息子が遊びで若い子が吸っているのもありますから、そういうこともあるし、それはあんた何歳ですかって歩いている人に聞けないですし、やっぱり、これちょっと無理的なものを非常に感じちゃうかなという思いがしています。
ポイ捨てについては、
前回も私言いましたけれども、千代田区なんかは、やっぱり2,000円の過料をしていますけれども、やはり、巡回する方
たち20人を頼んで、それで8,000万円の予算を使っていて、これで実質820万円しか
皆さんから過料を取れてない、それで全面禁止に至ってないという事実もございますから、やはり、すごく一応やったけど失敗に近いという話も聞いておりますので、なかなか、ちょっと無理があるんじゃないかなと思って、これ研究していかないといけないなと思いますけれども、これ、たばこが存在する限りなかなか難しい問題であるということを非常に感じておりますけど、いかが考えていますでしょうか。
◎
髙原伸文 環境部長 記書きのところで2点ございますけれども、後段のところについては、歩きたばこ、それからたばこのポイ捨てについては取組みをこれまでしてきたんですけれども、中心になってきたのはやっぱり地域で行われている、
環境をよくする運動であります。やっぱり、地域の
皆様方が自ら自覚を持って、また、清掃活動などで美化に努めていただいているということがあります。
以前、本会議の一般質問で、やはり金井
委員さんからご質問があった中でも、やはり、この辺のルール化についてということなんですけれども、そのときに区長もお答えしましたとおり、やはりそういうような地域に根づいた活動がある中で、半面そういう形のルール化、強制化みたいなのをするとなると、ちょっとそちらのほうに寄りかかりがちになってしまって、地域の
皆様のせっかくの活動というのがちょっと弱まってしまうんではないかなというような形で答弁をさせていただいたことがあったかと思います。
ですので、今ある条例自体ももともとは議員提案で、
議会のご提案で、先般それを
執行部のほうで屋外喫煙所を設ける、受動喫煙防止という今日的な課題に対応するということで条例改正をさせていただいて今日に至っているところがあると思いますので、今、
委員さんの中でのちょっとご議論の中であるところなんですけれども、率直に申し上げて前段のルール化、それから後段のところのルール化というのを一律にどういう形にやっていくのかというのはなかなかちょっと難しいところがあるのかなというふうには正直思ってございます。
◆
早川和江 委員 今、ポイ捨て条例つくっておりますけれども、やはりポイ捨て条例をしていても、もううちも駅に行くまでの通り道なんですけれども、もうすごいです、捨ててあって。毎日毎日、私、本当に玄関先まで捨ててありますので、きれいに朝に夕方に掃除していますと、やはりきれいなところには捨てづらい、こういう意識ってあるんだなというのを感じますので、やっぱり地道に、金井議員も小岩駅で清掃してくれていますので、やはりみんなでこういう機運を高めていって、きれいな
江戸川区、本当に
環境に対して一人一人がこういうことを考えていく
区民であれば、こういうポイ捨てをする人はいなくなるんじゃないかなというふうに思っておりますので、やっぱり、こういう運動をどんどん大きくつなげていって、子ども
たちも嫌な思いをしないで清掃活動していれば、たばこを吸う人にならないんじゃないかなと思っておりますので、これをしっかりと続けていただきたいなと考えております。
◆
堀江創一
委員 確認だけさせていただければなというふうに思います。
記書きに関しては様々な今議論もしていましたし、私
たちも理解をするところですけれども、原文のほうで、ここには歩きたばこや公共の場でたばこを吸う喫煙者が増えておりというのは、
陳情出された方が、これは確実に増えているという認識だというふうに思うんです。その後に来る、この受動喫煙による被害が
拡大しているように感じる、これは多分
陳情者を含めた方
たちが感じていることだというふうに思うんですけれども、特に、先ほどもいろいろありました健康増進法の問題だとか、区役所というか公共施設の中での喫煙ができないとか様々な健康も含めてたばこを吸う
範囲というのはどんどん狭めてきている努力をしているということは事実だと思うんですけれども、ここでいうところの歩きたばこを公共の場でのたばこを吸う喫煙者が増えているというのは、区としては増えているという認識なのか、それとも
環境をよくする運動だとか様々な努力によってこれは増えているということではないのか、そこら辺の認識というのはどう捉えていらっしゃるのか、その
1点を教えてください。
◎
髙橋和彦 環境課長 実際に、私どもで確認ができるのは、これからまた秋と冬と予定をしておりますが、駅周辺、特に屋外喫煙所設置した場所については年2回ほど調査をしております。
その中で、僅かながらでありますが減ってはいるかなという感じはありますけれども、この方がおっしゃっているように、具体的にはどれぐらいだとか、あるいは健康被害増えているかとなりますと、そこまでは私どものほうではまだ把握はしていないところでございます。
◆
堀江創一
委員 ちょっと、この方自体はもう
江戸川区全域でということも含めてのお話だと思うんですけれども、今お話がありましたけど、例えば、各駅に喫煙所を設けたりとか様々しているという努力はやっぱり大事だなというふうに私も思っています。
ただ、これ自体を増えているという認識があるということは、区長の手紙でもやはり多くがたばこの課題を報告されているような状況があると思いますけれども、そこをやっぱり何とか一つ変えていかなければいけないのかなというふうに思います。一人が吸っているシーンを見て増えているというふうに捉えられがちなのかなというふうに思うんです。ただ、やっぱり今なかなか多くの方
たちが集まって今までもやっていた
環境をよくする運動だとか、そういう
環境フェアだとか様々なことを区としても努力をしているアピールする場というものが確実にやはり減っているわけですから、なかなかやっぱりそういう認識というのは理解していただけないことも多いのかなというふうに私は感じています。
先ほど来、お話があった増えているのか増えていないのかというのは、その人の認識だし、私はむしろそういうこの今までの区の努力、
区民の方
たちのやっぱり大きな大きな努力によって私は減ってきているのかなという、そういう認識でいます。このことをやはり共有しながら、しっかりとまた前に進めていただきたいなというふうに思いますので。
しかも、この
陳情が出ている先ほど来お話があったようにその早く
結論をとか、様々な
意見をという話もありましたけれども、当然私
たちは会派の中でこの話も含めて各
陳情に関しては議論もしていますし、様々な
意見があるということもご承知おきをいただきたいなというふうに思います。
意見です。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
◆
金井しげる 委員 私も個人的な
意見としてなんですけれども、私、たばこ嫌いですし吸いません。ただ、先ほどお話にありますように、たばこが販売されている以上吸う方の権利もしっかり守ってあげたいという思いが最近すごくあります。
この
陳情の記書きにあるようなことができるのであれば、それはそれですごくいいことだと思います。ただ、果たしてそれが実効性のあるものとなるかというとちょっと首をかしげてしまうところがあります。
やっぱり、区長への手紙だったりいろいろな形でたばこのことで相談受けたり、いろいろな
意見をいただきますけれども、やっぱり、ルールでということも一定の抑止にはなるかもしれませんが、やっぱりさっきの話の、地域の力でとか、いろいろな取り決めを通してというのもすごく重要にも感じていますし、あとは、いろいろ
意見を言ったり何だかんだと言う人にもお願いをしたいんですが、これ大変なことかもしれないんですけど、気がついた時点で少し勇気を出して直接注意をしていくということが地域全体でできれば圧倒的な多数になりますから、そういう部分が一番の抑止になるかなというか、注意をされたほうもそういった雰囲気というふうになれば心を改めてというふうなこともあると思うんで、やっぱり、一つ勇気を出して気になったときに声をかけるということが一番の抑止力になるかなというふうなことを最近強く思っているところです。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
◎
髙橋和彦 環境課長 先ほど、
大橋委員から禁煙の話がございました。
屋外喫煙所の中には、健康部で禁煙外来のお知らせですとか、禁煙助成
制度をつくっておりますが、そのようなポスターを貼って、我が部としても
区民には呼びかけておりますのでご報告をさせていただきます。
○
中山隆仁 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は
継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
なお、次回9月の
委員会では、
前回の
委員会で決定しましたとおり、
葛西海浜公園西なぎさへの視察を実施しますので、
陳情審査は行わず、
継続としたいと思いますので、ご承知おきください。
以上で、本日の
陳情審査を終了いたします。
次に、
所管事務調査については、本日は
継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、
執行部報告に入ります。
生活振興部、お願いいたします。
◎藺草光一 地域振興課長 お手元に配付してございます
資料のとおり、
令和2年の国勢調査の速報値が公表されましたので報告をいたします。
速報値では、
江戸川区の人口69万8,
189人、日本全国では
1億2,622万6,568人となってございます。
これまで日本全体の人口は、毎年増減はあるにせよ5年ごとで見ると増加をしていまいりましたけれども、
前回の平成27年の調査から初めて減少となり、今回の調査でも0.0
1%の減となってございます。
しかし、
東京都や23区はじめ一部地方中核都市においての人口は増加をしているということで、
東京都では54万9,425人の増、特別区では47万
1,794人の増、
江戸川区では
1万6,89
1人の増となってございまして、
東京圏だけで全国の人口の3割が集中、人口上位8都道府県で全国の5割を占めているという実態が今回の調査で分かりました。
一方で、多くの
自治体では人口が減少しているという
自治体も出ておりますので、人口分布の二極化が顕著となっているということがこの調査で分かっております。
今回、報告いたしました数値はまだ速報値でございますので、今後、総務省統計局でさらに審査、精査の上、確定値が11月頃また報告されますので、そのときにまた
皆様にご報告をしていまいります。
○
中山隆仁 委員長 ただいまの報告について、何か質問ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 以上で
執行部報告を終わります。
次に、その他について、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中山隆仁 委員長 それでは、今後の
委員会ですが、9月は6日(月)、午後
1時30分、10月は第3回
定例会会期中の
19日(火)、午後
1時30分をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で、本日の
生活振興環境委員会を閉会いたします。
(午後 2時39分 閉会)...