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  1. 江戸川区議会 2021-07-07
    令和3年 7月 生活振興環境委員会-07月07日-03号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和3年 7月 生活振興環境委員会-07月07日-03号令和3年 7月 生活振興環境委員会 令和3年7月 生活振興環境委員会会議録 ●日時 令和3年7月7日(水) ●開会 午後1時30分 ●閉会 午後2時50分 ●場所 第4委員会室出席委員(7人)   中山隆仁  委員長   田中淳子  副委員長   大橋美枝子 委員   金井しげる 委員   笹本ひさし 委員   堀江創一  委員   早川和江  委員欠席委員(0人) ●欠員(2人) ●執行部   髙原伸文 環境部長
      加山 均 環境部参事   後藤 隆 生活振興部長   石塚幸治 産業経済部長   外、関係課長事務局    書記 佐々木康祐 ●案件  1 座席の変更  2 陳情審査 第63号・第68号・第72号・第76号・第78号・第82号…継続      第63号:マイナンバー制度利用範囲拡大の中止を要請する意見書の提出を求める陳情      第68号:「江戸川区屋根等遮熱塗料施工助成金制度(仮称)」創設に関する陳情      第72号:葛西海浜公園 西なぎさ自然環境景観保全に関する陳情      第76号:江戸川ゼロカーボンシティ宣言に関する陳情      第78号:羽田新飛行ルート運用中止を国に働きかけるよう求める陳情      第82号:江戸川区内全域において全面禁煙を求める陳情  3 所管事務調査…継続  4 執行部報告     江戸川気候変動適応計画策定有識者会議の設置について  5 その他                     (午後 1時30分 開会) ○中山隆仁 委員長 ただいまから、生活振興環境委員会を開会いたします。  署名委員に、金井委員堀江委員、お願いいたします。  なお、大竹水とみどりの課長より、所用により欠席との連絡がありましたので、ご報告いたします。  新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施していきますので、マスクの着用をお願いいたします。換気につきましても窓を開けさせていただいておりますので、ご了承願います。  はじめに、よぎ委員及び大西委員の辞職に伴い、座席を変更いたします。座席は、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、このとおり決定いたします。  これより、陳情の審査に入ります。  はじめに、第63号、マイナンバー制度利用範囲拡大の中止を要請する意見書の提出を求める陳情について審査いたします。  執行部より資料の提出がありますので、執行部から説明願います。 ◎藤戸潤 マイナンバー推進課長 マイナンバーカード申請状況特定個人情報漏えい事案等の報告についてという資料について、ご説明をさせていただきます。  マイナンバーカード申請状況でございますが、まずは江戸川区について、交付率は令和3年6月1日現在33.16%でございます。こちらはカードをお届けした方の数となりますけれども、申請をいただいている方の数、表にして一番左上の数字ですけれども、50.14%ということで、半分を超えたところでございます。いずれも令和2年6月1日現在に比べまして、相当数増えている状況にございます。  国につきましては、交付をした方、カードお届けした方は31.73%、申請をいただいている方は43.94%ということで、江戸川区は国平均をやや上回っている、そんな状況にございます。  続きまして、特定個人情報についての事故の件ということでございます。  国の個人情報保護委員会がまとめた資料の抜粋になりますが、個人情報漏えい事案のうち、重大な事態の内容について抜粋をさせていただきました。全体では156機関、207件の報告があったとのことですが、そのうち8件が重大な事案に当たってございます。  中身についての詳細については、お手元の資料のとおりとなってございます。 ○中山隆仁 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としてください。  それでは、審査願います。 ○中山隆仁 委員長 特になければ、本日は継続したいと…… ◆大橋美枝子 委員 今、重大な内容の個人情報漏えいというところを読んでいたものですから、すみません。ちょっと手を挙げるのが遅くなりました。  マイナンバーカード申請状況は大変よく分かりました。国より上回っているという江戸川区の実態もよく分かりましたが、江戸川区がやっぱりそれなりに努力してこういう状況になったと想定されますけれども、具体的に江戸川区が特に気を付けたというか、皆さんにいろいろと働きかけたということなんでしょうけども、50%の申請率というのはなかなかすごいので、区が重点にDXのことを位置付けたとか、そういうこともあると思うんですが、何か区の特徴的な取組みというのがあれば、教えていただけないかということが1点です。  それと、こういう重大な流出事故ということに関して、あってはならないんだけれども、そういうことがあるから、やっぱりマイナンバーカードは心配だという区民もたくさんいらっしゃるんじゃないかと改めて思うんですけども、それへの江戸川区の対応というのを概略で結構ですので、特にこういうところを気を付けているというのを教えていただければと思って、以上、二点お願いします。 ◎藤戸潤 マイナンバー推進課長 まずは、交付率申請率が伸びたことについての取組みということでございます。  交付率のほうにつきましては、昨年の7月と9月に葛西の事務所と、それから区役所区民課に専用の交付窓口を設けて交付の促進に取り組んだところでございます。  併せまして、国のマイナポイントの取組みの周知啓発に取り組みまして、その効果もあって現在のような交付率申請率になっているというふうに承知しております。  それから、個人情報の保護のほうの件でございます。区としてどのように取り組んでいるかということでございますが、区として情報セキュリティポリシーがございます。まずはここを基本にして守るようにしております。  それから、交付に取り組む職員につきましてもセキュリティに関する教育であったり、そのようなことを徹底を行っているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 区の今の取組みの様子がよく分かりました。  それで、船堀に交付センターを開設して、新たにまた窓口が増えたというふうに捉えるのか、この葛西と役所と3か所なのか、ちょっとその辺のところをもう一回確認したいのと、それから今の情報セキュリティのことに関してなんですけれども、このもともと根本的にデジタル技術の発展そのもの利便性を高めるという側面はあると思うんです。でも、だからこそ、デジタル化による新たな情報流出危険性というのも、何かこう付いて回るというか、そういう心配が私はやっぱりあるんだと思うんです。なので、今後引き続きセキュリティのことについてはきちんとやっていただくと同時に、国がデジタル関連法を作って、いろいろな意味でこうまた新たな展開をすると思うんですけれども、そういうことに関して区との関係でいうと、何か国が決めたデジタル関連法江戸川区のその情報セキュリティの問題との関連というので、何か変更があるのかどうか分かれば教えてください。 ◎藤戸潤 マイナンバー推進課長 まずは、船堀の交付拠点が新しくできたことについて、それが申請状況に影響しているかというのをお問いでありました。  船堀の拠点につきましては、6月の10日に開設をしたところでありまして、まだこの数字に影響を与えているところではございません。ただ、この後申請率交付率の差の部分、今待ってらっしゃる方に対してカードをお届けしていくことになりますが、こちらについては大いに力を発揮していく取組みになるかなというふうに考えてございます。  続きまして、デジタル関連法案について、区の取組みは何らかの変更はしていくかということでございます。  情報セキュリティの関係につきましては、何ら変わるところはございません。国のほうは電子申請の手続きを推進していく立場でございますが、引き続き我々も情報セキュリティポリシー、それから法を遵守して取り組んでいくところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 概略は分かりました。  大きな変更がない、これから変わってくる可能性はもしかしたらあるかもしれませんが、やっぱり情報を守るという点が区として一番の大きな課題だと思いますし、一番そこのところを気にしていると思うんですけど。  陳情に関わってもう一つだけ確認したいんですけれども、この陳情者情報漏えいが起こったら大変だし、いつ起きてもおかしくない状況だというふうに指摘して、具体的に預金口座紐付けとか、健康保険証としての利用を進めるというような政府の姿勢に問題があるという指摘をしているわけです、今後のマイナンバーカードの関連で。それでデジタル関連法とのことが出てくるんじゃないかと思うんですけども、情報セキュリティについては頑張ってちゃんとやるというふうにおっしゃったので、そのことはそれとして区としては当然やるわけですけど、新たにマイナンバー利用拡大で医師・看護師免許に関する事務や、保育士の登録など、国家資格保有者に関する業務をマイナンバーで行えるようにするとか、こう新たな付与された部分というのが出てきていると思うんです。だからそういうことに関わって、共産党はこの法案を国会では反対しているわけですけども、何か区として特にこういう新たな紐付けの部分、あとは担当部署が違うのでお答えできないかもしれませんが、健康保険証へのマイナンバーカードが使える形での変更とかというのも出ていますよね。そういうことに関して、もうそういう動きが法律では出てきているわけですが、そのことと区との関係ということで、何か今分かることがあれば。担当が違うので、答えられなかったら結構なんですけど、今何か分かることがあれば。  健康保険証のほうは、当初3月ぐらいと言っていたのが秋まで伸びましたよね。そのことも関連あると思いますので、デジタル関連法ができたこととの関係で、先ほどはセキュリティのことは聞いたんですが、そのほかに何か関連するようなことがあるでしょうか。お願いします。 ◎藤戸潤 マイナンバー推進課長 まずは、情報漏えいに関して銀行口座紐付けのお話がございました。こちらにつきましては全員が強制で紐付けられるわけではなく、個人の申請に基づいて紐付けていくものでございます。こちらにつきましては、セキュリティの保持はもちろんでございますけれども、個人の意思によって行われるものというふうに承知をしてございます。  それから国家資格の事務に関してマイナンバーというようなお話がございました。試験の受験に関して、マイナンバーカードを活用する利活用の拡大ということで、企画をされているものでございます。  私ども区に関する事務の中で関わってくるものはこの点についてはございません。  ただ、我々としてもマイナンバーカードの普及を進める観点で、区の中で利活用の拡大は考えているところでございます。  それから健康保険証紐付けについてですけれども、ご指摘のとおり3月の本格稼働が10月までに実用化するというようなことで、国のほうはアナウンスをしております。10月の変更については、アナウンスはないところでございますので、このまま行われるのかなというふうに考えてございます。  マイナンバー推進課としては、確かに直接関わってはいないところですけれども、普及の促進に関して区民の皆さん利便性を高める取組みかというふうに存じております。この点につきましては法令に基づきまして、適切に進めていけるように努力をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆大橋美枝子 委員 江戸川区の関連したことが今の説明で大体分かったんですけども、私はこの陳情者がすごく心配していることよく分かる。私も心配しています。なので、ぜひともこの陳情は採択して、意見を上げていけたらというふうに思って、前もそういう意見を言いましたけれども、皆さんのご意見もぜひお聞きしながら、議会としての対応を、私は決めていただければと思います。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は継続したいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第68号、「江戸川区屋根等遮熱塗料施工助成金制度(仮称)」創設に関する陳情について、審査します。  執行部より資料の提出がありましたので、執行部から説明をお願いいたします。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 まず資料のほうですけれども、「江戸川区屋根等遮熱塗料施工助成金制度(仮称)」創設に関する陳情ということで、前回委員の皆様から資料要求のほうございまして、そちらのほうこちらのペーパーA4でまとめさせていただいております。  まず1点目、高日射反射率塗料施工助成実施状況ということでございますが、23区中17区、こちらの表にまとめさせていただいております。区名と助成上限額5万から30万ほどありますけども、あとは助成の概要ということで、17区の状況をまとめさせていただいているところでございます。  詳細な助成内容につきましては、4月13日に資料1として出させていただいておりますので、そちらのほうが詳細にはなっておりますが、こちら17区の状況ということで、載せさせていただいております。  江戸川区でありますけれども、助成を現在していないところでありますが、参考で江戸川住宅リフォーム資金融資あっせん制度というのがございまして、そちらのほうを皆様のほうにはお使いいただくということで、載せさせていただいております。  概要としますと、所有者が居住する住宅の修繕、模様替え等リフォームする際に、江戸川区が窓口となって、工事に必要な資金融資について取扱金融機関へあっせんする制度ということでございます。  陳情の部分でありますけども、屋根・外壁・窓等の断熱性、または遮熱性を高める工事で使えるということであります。  遮熱性塗装につきましては、屋根・屋上・外壁・ベランダの遮熱性塗装、これは日射反射率50%以上のものに限りますけども、こちらのほうで使えるのと、あと窓断熱改修、二重窓や複層ガラスへの改修、こういったものにこのあっせん制度が使えるということであります。  内容としましては、固定金利で年1.5%、通常のリフォームですと固定金利2%に対しまして、さらに0.5%の引下げの優遇措置があるというものでございます。  融資金額としましては、10万円から500万円までということで、工事見積額の80%以内ということで使えるものでございます。  裏面に移らさせていただきまして、2点目であります。  高日射反射率塗料についてということであります。  まず、温度の低減効果ということで、どれくらいなのかというお話でありますが、これは性能につきましては日射反射率で評価されておりまして、温度の低減効果については、実際いろいろ調べましたけれども、その部分の評価がなかったというところでございます。  屋根の表面温度につきましては、最大20℃以上も低下するというものとか、あとは最大で15℃から20℃以上低下するという記載があるパンフレットがあるということでございます。  屋根に塗布した場合ですけども、室内の温度低減効果として建物の形状や立地、使用環境、用途、また断熱性等で大きく異なる部分がありますけども、室内では約1℃から3℃の低減効果が期待できるといったパンフレットの記載があったということでございます。  壁用塗料の商品のパンフレットについては、温度に関しての記載がなかったということでございます。  (2)の高日射反射率塗料施工費用でありますけども、戸建住宅、30坪程度、100平米弱の建物で屋根と外壁の塗装で大体100万円前後ということであります。屋根については、平米2,500円から3,500円、外壁については平米単価で2,000円から3,000円ぐらいの金額だということでございます。  また、3点目でありますけども、高日射反射率塗料商品数でありますけども、これは商品としましては、登録商品数としては12社で28商品ほどございます。塗料大手のほうも5社で取扱いしておりますので、この塗料につきましては一般的に流通しているというところが分かりましたので、こちらのほうを載せさせていただいているところであります。 ○中山隆仁 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としてください。  それでは、審査願います。 ◆早川和江 委員 今この17区は助成制度があって、6区は助成制度がないということでございますけれども、やはり様々ちょっと裏面のほうを見てみますと、20℃も低下するし、屋根の表面はね。室内では1℃から3℃の低減効果もあるようでございますので、こういうことを鑑みますと地球温暖化の防止にも少しでも役立つことは、やるべきだなと私は思っているんですけども、今の松島のコミュニティ会館でも外壁とか屋根とか窓とか断熱とか様々なものを利用していると思うんですけれども、なぜこの助成制度をしないのかなとこう思うんですけど、その効果とその実証実験をしているちょっと結果をお知らせ願いますか。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 実証の結果ということでございます。  今、松島コミュニティ会館の部分でございますか。 ◆早川和江 委員 いや、いや、じゃなくて。それは今やっているところだから。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 全般でということでよろしいですか。  すみません、全般で申し上げますと、効果等は今こちらのほうで、資料のほうでお出しさせていただいておりますけども、パンフレットも一部でこちらの表記があるということでありまして、全体的に室内の温度が下がるかどうかというのは、ちょっとここの部分しかないところがあるところもあります。  ただ、効果とすれば、表面温度のほうも下がるというところはあるかなと思っておりますので、今、早川委員さんおっしゃったとおり、気候変動の関係とかいうことでありますと、効果がある程度あるのかなと思っております。  ただ、実証としましては、各施設の部分につきましても区施設のほうもいろいろと建物のほうを施工しておりますが、ここの部分については前にもお答えしたところもあるんですが、今、具体的に例えば断熱材を使ったりとか、そういったところの対応を行っているところではありまして、必ずその施設についてそういった施工をしているということではないというところもありますので、実証としてはまだそこまで行っているところではないということでございます。  今後その辺も含めて検討していきたいとは思っておりますが、今現時点ではそのような状況だということであります。
    早川和江 委員 この問題は前からもう様々皆さんのご要望があったと思うんですけれども、やはり実際に17区はこう助成金も出していますし、この6区だけ助成がないということも今現実問題でございますし、やはりこういったことを今効果はあるというふうにおっしゃってましたので、やはり効果があるんであれば、やはりこういう助成制度を出してどんどん皆さんのところで改築するとき、リフォームするときにやはり温度を下げたりとか、遮熱塗料を今もう常識的になっていますので、どんどん利用していただければ、料金も大変安くなってきておりますので、この断熱材を使うより軽易な仕様でできると思うんですけど、その辺もよく研究していただいて、お願いしたいなと思います。まず研究してください。 ◆大橋美枝子 委員 早川委員が研究してくださいとおっしゃって、そのとおりだなと私も思いまして、一言。  今頂いた資料戸建て住宅30坪程度の屋根と外壁の塗装で、約100万前後という試算が出されましたけれども、この100万前後かかるうちのほかの区で言えば、経費の10%、あるいは20%出しているということは、100万かかって10%なら10万円の補助金、20%なら20万円の補助金みたいな捉え方でほかの区が実施しているというふうに、そういう理解でいいんでしょうか。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 今申し上げましたとおり、経費の部分については様々な条件があると思いますけれども、今、大橋委員さんが言われたとおり、その大元の金額に対しての経費何%、10%、あるいは20%とかいろいろとありますけれども、その金額に対して上限がそこまで出るということなので、そういう考え方でよろしいかと思います。 ◆大橋美枝子 委員 この資料一覧表にして大変読みやすく、分かりやすい表になっています。だから今、私も質問したんですけれども、やっぱりほかの区も効果が一定認められるということで、その助成に踏み切ったのではないかというふうに捉えますので、私はぜひとも本当に研究をして、具体化の方向でそれぞれの業者にもちょっと調査することも含めて、ぜひ研究してほしいということを改めてお願いしたいのと同時に、こういう陳情は積極的に議会としても応援するということがどうかなというふうに思いましたので、意見です。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は継続といたします。よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第72号、葛西海浜公園西なぎさ自然環境景観保全に関する陳情について審査しますが、前回の委員会現地視察をしてはいかがかとの提案があり、視察の実施について、正副委員長案を作成しましたので、お手元の行程表案をご確認ください。               〔資料確認〕 ○中山隆仁 委員長 この案のとおり、9月6日(月)、午後1時30分に委員会を開催し、行程表のとおり現地視察を実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。 ◆大橋美枝子 委員 一つだけ確認したのですが、多分、大丈夫だと思うんですが、駐車場は使えるということでいいんでしょうか。今ほら、オリンピックの関係で駐車場閉鎖となっているから、ちょっとそこだけ確認したかったんですが。 ◎区議会事務局 駐車場については、すみません、まだバスの手配等を行ってはいませんけれども、もしここの駐車場に停められない場合には、どこか別の場所に停められるように手配はさせていただこうと思います。すみません、今使えるか、使えないかは、まだ未確認です。 ○中山隆仁 委員長 よろしいですか。 ◆大橋美枝子 委員 カヌーのスラローム競技場はパラリンピックでは使われないから、多分大丈夫かなと思うんですけど、コロナ感染のときは公園閉鎖駐車場使えないということがずっと続いたので、ちょっと今心配することじゃないんですけど、ちょっとすみません、心配だったので一言。別に何とかやってくださるということなので、よろしくお願いします。 ○中山隆仁 委員長 よろしいですか。 ◆堀江創一 委員 視察の提案をさせていただいて、受け入れていただいたこと、正副委員長はじめ執行部皆さん大変感謝をいたします。ぜひ行って、また今後の議論の参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○中山隆仁 委員長 よろしいですね。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのように実施いたします。  次に、執行部より資料の提出がありましたので、執行部から説明願います。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 それでは、お手元の資料を説明させていただきます。  葛西海浜公園西なぎさ自然環境景観保全に関する陳情についてであります。前回ビジターセンター新築に関する現在の状況についてということでご質問ございまして、こちらの部分でありますけども、今、東京都港湾局では関係法令、建築基準法・都市計画法、手続きについて、今継続して今調整中ということでございます。また、景観や環境への配慮方法について港湾局のほうでも今検討しているというところでございます。  前回の4月13日に資料のほう出させていただきましたけども、その後の続きとしてはこのような状況だということでございます。  2点目のビジターセンターを2階建てで建設することに関する環境調査はどうなのかというご質問ありましたけども、これにつきましては前回の4月13日に提出させていただきました環境調査、こちらの資料でということでありまして、それ以外のビジターセンターを2階建てで建設することに対する環境調査のほうは特に行っていなくて、前回お示ししました環境調査の部分でということでございます。あとは、地質調査の部分も含めてであります。  続きまして、3点目でありますけれども、ビジターセンターを建設するにあたって工夫した内容でありますが、こちらにつきましては、既往の自然環境調査等から環境負荷の最も少ない位置を選定しているということが1点目。あとは必要な機能に対しまして最小限の規模としているということと、あとは西なぎさに点在しております老朽化したトイレ、また案内所等もそのビジターセンターの中に集約すると、そういった視点で工夫されているということを東京都のほうから確認しているところでございます。 ○中山隆仁 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としてください。  それでは、審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 葛西海浜公園保全活用計画(仮称)(案)に係る意見公募に寄せられた意見及びそれらに対する考え方という東京都が出している資料があります。それで、今年の2月9日から3月10日まで約1か月パブリックコメントを取って、メール、あるいは郵送で意見が寄せられ、意見総数50件ということで、私もちょっと資料をさっと読んだんですけども、これはすみません、私しかないかもしれませんが、すみません。  それで、いろいろな具体的な寄せられた意見というのがありまして、ビジターセンターに関しては、この陳情者の意見もこのパブリックコメントに入っているような感じがしました。それで、とにかく自然を大事にということで、2階建ては必要ないんじゃないかとか、それからこの陳情者が4月に出した資料の中に、コアジサシ保護区域というのをもっと明確に示して、西なぎさの中のもっと西より、荒川の河口のほうにそういう地域を作ったらどうかとかという積極的な提案も出されていると。それから、この陳情にあるように、一定のトイレとかの施設が必要なので、それはそれで作るとしても、1階建てにして2階は登れるように屋上みたくして、そこから周りの環境、周りの景色が見えるような形にすれば、わざわざ2階建てにしなくてもいいのではないかとかいう提案が、やっぱりこのパブリックコメントにもかなり指摘があったんです。  ですので、この陳情者はよく考えて提案されているなというふうに私は思いました。実際に今度は皆さんそういう問題意識でこれから9月に実際に見てくるということになると思いますので、そのときにこの陳情者の出した資料を、これは前回の委員しか持っていないとしたら、新しい委員さんにもちょっと何とか渡らないかなというふうには思うんですけれども、その辺の皆さん委員から引き継いでいればいいんですけど、持っていない場合は、この資料も、資料としてはこういう考え方もあるんだなというのは分かるかなと思ったものですから、何か視察に行くときに適した資料があるといいかななんていうふうに思ったもので、陳情者の意見がどういう思いで出ているかというのも調査するに当たって、資料も必要かななんていうふうに思ったので言わせていただきました。  いずれにしてもこういう貴重な意見を、ぜひ東京都が受け止めていただければというふうに私も思ったわけですが、この陳情者は代替案を出しているので、そこがなかなか優れているんじゃないかなというふうに、私は思っているところです。  葛西のなぎさがアユの稚魚の育つ場所だというのも初めて知りまして、本当に自然を豊かにしている場として、東なぎさが大きな役割を果たしていると。西なぎさもそういう中で、貴重な自然環境を守っているというのが、大変よく分かるので、そういうのも実際に東なぎさまでは行かれないと思うんですけども、この西なぎさしかね、でも、ぜひ現地を見て、皆さんで研究できたらと思います。 ◎区議会事務局 昨年度からこの陳情が付託されておりまして、陳情者から陳情が提出された際に、参考資料ということでカラー刷りの資料が来ております。前期いらっしゃった委員さんにはお配りはしているんですけれども、必要があれば事務局にありますので、コピーをいたしますので、必要であればお声がけいただければと思います。 ◆早川和江 委員 前回調査していただきましたんですけれども、この前回調査した環境関係調査の一覧ちょっと見たんですけれども、調査年度とかタイトルが書いてないので、ちょっとどういうことで、どういう調査をしたのかというのをちょっと簡単に説明していただけますか。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 自然環境関係調査一覧ということで、4月13日の日に別紙2という形で裏面に表示させていただいておりますけれども、文献名の一番左側のところに、各年度ごとに行ったということで、年度が示されているかと思います。やっているものは同じなんですけども、その年度ごとで毎年やっているというような状況だということなので、それぞれ例えば葛西海浜公園の生物調査報告書というような形で昭和57年度からとかございますけれども、それぞれの年度で行ってきているというのをまとめて表示させていただいているものであります。  また、中には水生生物の調査とか、ほかにも環境省のモニタリングとかいろいろなものをやってきておりますので、東京都が行ってきたその自然環境に関係する調査ということで、一覧を表示させていただいているものであります。  もう一つは別紙3として、このビジターセンターに関係する地質調査、こちらのほうも東京都のほうで行っておりますので、そちらのほうを付けさせていただいたものでございます。  一応、調査内容としましては、それぞれの年度ごとに行ってきているものをまとめて、表示させていただいているところであります。 ◆早川和江 委員 そうですか。じゃあ、それではそのようにいろいろと調査をしてきたという、調査の内容は全部一緒ですよということなんですね。年度で。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 項目で名称が同じものについては、大体中身的なものは同じだと思っております。 ◆早川和江 委員 じゃあ、それは、私もこれ研究してみます。  それで、このビジターセンターを2階にするということなんですけども、その2階の利活用について教えてください。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 この部分につきましては、2階建てになるかどうかというのは、そのパースが前にお示しされておりますけども、これも最終的なその葛西海浜公園の計画の中では、このパースではない形で3月30日の日に出されているものもございます。  上の使い方でありますけども、東京都のほうはこちらの分については、海がやっぱり眺望できるような形で遠くまで見えるということと、あとは近くの東なぎさのほうもそこから見えるということで、このような形にされているというふう伺っているところでございます。 ◆早川和江 委員 ということは、そこに行った人たちが、雨の日でも風の日でもそういう2階から眺望をするということが目的。 ◎髙原伸文 環境部長 当初のこれは東京都港湾局から聞いた話になりますけれども、要は屋根付きの展望室ですね、というような形を想定をしていたというふうに伺っております。 ◆早川和江 委員 屋根付きか屋根付きじゃないかとかいろいろとあるけども、眺望するそういうところですという意味ですね。分かりました。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第76号 江戸川ゼロカーボンシティ宣言について関する陳情について審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 この前の質問の中で、江戸川区が第2次エコタウンえどがわ推進計画を見直して、年度内には新たに提案できるような方向で動くということを聞きしました。その中でいわゆるゼロカーボンシティ宣言をという陳情が出ておりますけれども、ゼロカーボンシティということの宣言については、何か考えているのかどうか。つまり、今後検討するのかどうかについて、区の意向はどうでしょうかということが1点です。  それから、区がこの間、例えば2100年を見据えた江戸川区の未来というような形でこうずっと意見をもらったりしましたよね。ああいうふうにこのエコタウン計画についても、区民の積極的な方から意見を集めていくというか、どういう形になるか分かりませんが、そういうような方向を考えているかどうか、2点お願いします。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 ゼロカーボンシティ宣言につきましては、現時点で江戸川区の部分については、まだ宣言してないというところであります。  ただ、気候変動適応センターをこの4月に立ち上げまして、先ほどお話にも出ましたが、第2次エコタウンえどがわ推進計画、これは江戸川区で2018年から2030年までの計画ということで定めたものでございます。  これも今、国の動きもございまして、2050年にカーボンニュートラルということで、国のほうも動いてきているところと、あと2030年には温室効果ガスですね、マイナス46%という動きもございます。  そういう中で、江戸川区としても国に準じて当然計画のほうを考えていくことでいきたいと思っておりますので、この部分につきましては、今年度からこの2次のエコタウンえどがわ推進計画も含めて、あと気候変動適応計画もございますので、それも併せて検討してまいりたいというふうに思っているところであります。  ゼロカーボンシティの宣言につきましては、今後その状況も含めながら考えていきたいなというふうに思っているところであります。  あと、その計画を進めていって、今年度中にまとめていく予定でございますけども、これにつきましても今現時点でエコタウンえどがわの推進本部会議というのもございます。これは中に区民の方も入っているところもございますけれども、そういったところの会議に意見を伺うとか、やはり出来上がるときにパブリックコメントもしながら、区民の方の意見を入れていくというようなことも考えてまいりたいと思いますので、これからその部分につきましてもやってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上であります。 ◆大橋美枝子 委員 私も区のホームページを見まして、その2100年を見た皆さんの明るい未来、広く意見公募というのが載ってまして、4月15日付の広報えどがわに出て、意見をどうぞというのが載りました。皆さんどんなふうな意見を載せているのかなと思って、集計結果を見させていただきましたが、全部で7,904件の小中学校46校からの応募を含むというふうに書いてありましたけれども、たくさんの意見が寄せられて、皆さんの関心があるということがすごくよく分かる一つの貴重なデータになったと思います。  その中で、最も言葉、単語ね、これが出たのが自然、緑、それから豊かな街を目指すという意見が非常に多かったというふうに、そのホームページで書いてあるんです。区のホームページ見ましたら。だから、やっぱりこの区民の皆さんの多くが自然、だから環境に優しいということを、当然区は考えていると思いますけども、そういうのが出ているわけですから、区民の皆さんも経済的な発展を求めるご意見の中にも自然との共存、水と緑を生かした産業の発展というふうに環境問題への関心の高さが伺えますと、区のまとめにも書いてあるんです。  なので、やっぱり環境問題というのは、一人ひとりが気を付けていく部分と、区として推進していく部分と両面があって、できることだというふうに思うんです。ですから、陳情者の言っているゼロカーボンシティというのは、これは絶対プラスになるというふうに私は思いますので。  また、区民のこういういろいろな意見のポイントが自然豊かなということを言っていることに、ますます私としてはこのゼロカーボンシティというのは、心意気だけでなく、区の方向性を明確に示すという点では、とても大事なことではないかというのを改めて思いまして、今日はその2100年明るい未来の意見募集について触れさせていただきました。これもぜひ皆さん、後でホームページも皆さん十分見てらっしゃると思うんですけど、たまたま私も比較的最近見たものですから、ちょっと意見として区民の声をきちんと受け止める点では、先ほどのパブリックコメントも考えているとおっしゃったので、それを期待しながら私たちも区民の声をしっかり受け止めていけたらなというふうに思います。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。  なければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第78号、羽田新飛行ルート運用中止を国に働きかけるよう求める陳情について審査いたします。  執行部より資料の提出がありましたので、執行部から説明願います。 ◎髙橋和彦 環境課長 前回の委員会で3点ほど質問が出ておりましたので、お答えいたします。  1点目は、北風ルートにおける1時間あたりの飛行便数ということでありますが、令和2年度、これは令和2年の3月29日から3月31日、開始当初も含みますけれども、から令和3年3月31日までの1時間当たりの平均便数は10.4便でございます。  この計算方法ですけれども、飛行日数延べ316日ございまして、この荒川ルートは7時から11時半の4時間30分、それから15時から19時のうちの3時間、一日当たり最大7.5時間となっております。  ただ、北風ルートによって、その日によって1時間のときもあれば、7.5時間のときもございますので、この316日のそれぞれの時間を足していった数字が、1,973時間でございます。ただし、1時間15分ですとか2時間10分とありますので、この部分については、30分単位で計算をさせていただいております。この間に飛んだ飛行便数が2万474便ということで、この飛行便数と運用時間から計算した数字が10.4ということになっております。  2点目の荒川ルートの国際便、国内便の内訳ということでございますが、この件について国交省は未公表でございます。  3点目、私どものほうから議会への陳情で羽田新ルート運用は一旦中止とあるけれども、これについて減便しているのに、なぜ新ルートを継続しているのか、国の見解をという回答要求があったので、見解をお答え願いますとメールで問い合わせた回答がここに書いてあるとおりでございます。 ○中山隆仁 委員長 資料については、説明のとおりですので、審査の参考としてください。  それでは、審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 全部計算して、1時間当たり10.4便ということをお聞きしました。多い、少ないのずれはあると思いますが、今日も朝から北風新ルートもう7時台から飛んでいましたので、何か夏なのに北風ルートが多いなとか思いながら過ごしておりますけれども、やっぱり区民にとってはそんな簡単に慣れないというか、音はとっても私なんかは気になるほうですので、前から個人差があるということは何度も言っておりますけれども、私は気になるほうなものですから、引き続き区としても国とのパイプを大事にして、区民の声を届けてもらいたいと思って、改めてこの国際線がどのぐらい減っているのかをお聞きしたかったんですが、未公表ということですので、ちょっと残念に思います。  でも、実際には減っているということは分かっていると思いますので、便数の数までは分からないまでも、国際便が要するに通常のもともと一時間当たり80を90にするというもともとの提案があったわけですよね。羽田空港の離着陸を。だからそこに比べたら今は減っているという理解は当然できると思うんですけれども、区としてはそういう国の正式な発表はないとしても、国際便、国内便が減っているという認識では、そういう認識でしょうか。ちょっと確認してください。 ◎髙橋和彦 環境課長 羽田空港の発着における2020年1月中旬比の実績ですけれども、比較をしますと、2021年5月下旬の週で考えますと、国内便については50%マイナス、国際便については80%マイナスの便数となっているというお話は伺っております。 ◆大橋美枝子 委員 今ので具体的にどのぐらい減っているかというのがよく分かりました。それで、それだけ減っているのに、この陳情は減っているから従来の飛行ルートで対応できるのではないかという陳情の趣旨だと思うんです。もともとは国際線を増やすので、今の羽田の離着陸を増やすためには新ルートしかないということで提案してきた経過があります。私たちもそういうふうにずっとその問題については、そういう認識の下、減ったんだから元に戻せということで、議会でも取り上げてきました。  それで、その上に立って、じゃあ国が、私もどうして減便しているのに、国はどういう見解をということで今お聞きして、改めて国交省の回答に正直驚きました。皆さんどんなふうにお考えでしょうか。新経路については、感染にかかわらずこのままやりますと書いてある理由の中で、我が国の国際競争力の強化、首都圏における航空機の騒音による影響の分散等の観点からとありますね。特に2点言っているわけですけど、国際競争力という点では、以前から提案の中身に触れていました。経済効率優先、国際競争力を高めていくということは、ずっと一貫して説明してきました、国は。でも、その次の首都圏における航空機の騒音による影響の分散、影響の分散というのは一度も正式な説明は聞いていません。説明会何回もやりましたけど、一度も私は国交省の説明会欠かさずいきましたけど、一度もこの説明なかったんです。それが私すごい不思議に思うんですけれども、江戸川区は航空機の騒音による影響の分散ということについては、説明を受けたんですか、区として。区民は受けてないけど、区は説明受けたんでしょうか。それをちょっと確かめたいんですが、どうでしょう。 ◎髙橋和彦 環境課長 国から区が個別で説明を受けたかということに関しましては、受けておりません。 ◆大橋美枝子 委員 今、課長が直接国からちゃんと説明を受けてないというふうにおっしゃったのですが、だとしたら改めてこの説明が今まで新ルートに関して区民に、あるいは区に説明してきたことと、この航空機の騒音による影響による分散という点は特に説明を受けていないので、これはどういうことですかとちゃんと聞いてもらえませんか。何か、そういうのを聞くのはまずいんでしょうか。私は、区としては国がどういうふうに説明してきたかという経過は十分分かっていると思うんです。私も何回か議会でも質問をしてきていますので、そのときに航空機騒音の影響の分散ということについては、少し触れたということの経過はありますけれども、区として私はきちんと国にこれはちゃんと説明を受けてないけれども、区民にも説明してほしいというふうに言っていただくというわけにはいかないんでしょうか。そこをちょっとお答えいただけませんか。 ◎髙橋和彦 環境課長 以前この部分については、国が出している資料、ホームページ等で、このことに限らず国の回答はもろもろこのような公表されている分については、資料等では提示をしておりますという回答をいただいたことはございます。  今、改めてこの中の大橋委員さんからの要求として、このことについてきちんと国に求めてほしいということであれば、区として求めますけれども、それでよろしいんでしょうか。 ◆大橋美枝子 委員 ぜひ国に私は聞いてほしいと。こういう回答を国が出したわけですから、この回答について少なくとも私はきちんと聞いていないので、ぜひもう少し詳しく聞かせていただきたいと思うんですけれども、ぜひ説明を求めることが可能ならば、求めてまた報告していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎髙橋和彦 環境課長 先ほど申し上げた国のほうはホームページで会議録であったり、「羽田のこれから」というニュースレターであったり、そのような部分でこうしたものは出ていることはございます。改めて、それを確認した上で、今、大橋委員がおっしゃったことを国に求めたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 区がこの間ずっと国にいろいろと要望を伝えてきたということは私も承知しておりますので、いい意味でパイプを持っているということは、やっぱり今後も力になると思いますので、それは引き続き大事にしていただきながら、やっぱりこういう説明だと私は納得できないなと思って、今言わせていただきました。  それで、もう一つ陳情との関係では、厳密に言うとちょっと違う部分もあるかなと思ったんですけど、羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会というのが2回会合を開いて、中身を検討するというのが今行われています。これは技術的方策となっているので、この陳情にある減便ということとちょっと意味合いは違うんですけれども、国がこの検討会を設けたというのは大変意味があることなのではないかと私も認識しておりますので、国際線増便の需要に応えるためとして始まった新ルートに対して、改めてその新ルートの固定化回避に係る技術的方策検討会というのが設けられたわけですから、この技術的方策検討会で私も前にお話は聞いているんですけれども、また新たな委員会ですので、どういう中身が話されているかということについて、改めて確認したいのですが、資料は頂けませんでしょうか。 ◎髙橋和彦 環境課長 2回にわたる固定化回避検討会の資料ということでございますか。ホームページ上で公表されているんですが、それでよろしければご用意いたしますけれども。 ◆大橋美枝子 委員 ホームページで見ればいいと言われたらそれまでなんですけど、できたらそんな膨大な分量じゃなければ、文書でいただけないんでしょうか。 ◎髙橋和彦 環境課長 今一度、その量を確認いたしますが、仮に膨大な量であれば、ホームページのアクセスでよろしいでしょうか。 ◆大橋美枝子 委員 膨大な量になるんなら、ちょっとそれは紙ベースではあれですので、概略ということで紹介だけで結構ですけど、何か紙ベースでぱっと見られるといいかなと思ってお聞きしました。
     私もホームページ見てみますけれども、要するに羽田新ルートに関わって検討しているというデータですので、陳情と関連があるかなというふうに思ったものですから、資料であるといいかなと思ってお聞きしたわけです。それは、分量は課長にお任せしますので、出せたらよろしくお願いします。 ○中山隆仁 委員長 よろしくお願いします。 ◎髙橋和彦 環境課長 分かりました。 ○中山隆仁 委員長 ほかに。 ◆大橋美枝子 委員 個別に聞けばよかったんですけど、ちょっと聞き損ねてしまって、大変申し訳ないんですが、私も議会で質問をしたデンバー空港の離陸時の事故のボーイング777の運行は、そのときはすぐ停止したとお聞きしています。その後、何か動きはちゃんと掴んでないものですから、ボーイング777の運行状況は何か分かっていることがあるでしょうか。それだけ確認させてください。すみません。 ◎髙橋和彦 環境課長 JALとANAだったと思いますが、どちらも運行はしておりません。今申し訳ありません、どちらの会社だったか手元に資料がないので、明確な答えではないのですが、どちらかの会社の777については、もう既に運行を完全に止めております。その飛行機自体を。もう一社のほうは、今なお停止をしているということでございます。 ○中山隆仁 委員長 よろしいですか。 ◆大橋美枝子 委員 了解です。それで結構です。 ◆金井しげる 委員 ちょっと意見・要望にとどめさせていただきますけれども、新ルートの運用について反対するものではありませんが、単純に今私たちの生活様式が激変しているという中で、この航空機のほうの減便もされて、従来のルートで対応ができるというふうな、国も認めているということであれば、これ単純にこの陳情者のこの意見というのは十分理解できることだというふうに思います。全てを中止しろということではなくて、このコロナ禍においてこの状況が激変しているこの期間について、改めて見直すべきだということだというふうに思いますので、ここはまた改めて区としても国のほうにまた働きかけてというようなことは十分考えられるかなというふうに思いますので、それは我が会派としても一つ要望させていただきたいと思います。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 なければ、継続といたしたいと思いますので、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それではそのようにいたします。  次に、第82号、江戸川区内全域において全面禁煙を求める陳情について審査しますが、はじめに陳情者に確認をした内容について、事務局より報告をさせます。 ◎区議会事務局 前回の大橋議員よりご質問がありました陳情文にある「江戸川区全域での全面禁煙」とは、具体的にどういったことを指しているのか、陳情者に確認していただきたいとの要望がございましたので、事務局より陳情者へコンタクトを取りまして、確認をいたしました。  陳情者が意図する江戸川区全域での禁煙についてですが、区内全域の公共の場で喫煙できなくしてほしいという趣旨とのことです。陳情者が千代田区や港区を例に挙げまして、その中心エリアでは屋外で喫煙をしている人を見たことがないとおっしゃっておりまして、そのようなまちを実現してほしいとのことです。  また、自宅での喫煙についてまで制限することはお考えではないということです。  また、陳情者は、公共の喫煙所の設置にも反対のお考えで、昨年設置された平井駅前等の喫煙所についても本来は反対とのことです。これ以上、屋外で喫煙が可能な場所を増やしてほしくはないということをおっしゃっておりました。 ○中山隆仁 委員長 次に、執行部より資料の提出がありましたので、執行部からの説明を願います。 ◎髙橋和彦 環境課長 前回の委員会で2点ほど質問がございました。  1点は、罰金のある区の一覧。それから、2点目は23区で全面禁煙している区。そしてその理由ということでございます。  前回の質問の中で罰金というお言葉がございましたけれども、これは条例上、各区、過料という形になっておりますが、過料を定めている区が11区、また全面禁煙をしている区が9区ございます。  また、それぞれ禁煙をしている理由については、そこに書いてございます。  なお、墨田区と葛飾区は三角になっておりますが、条例上過料を設定しているんですが、この過料に当たっては禁煙の重点区域を指定するということなんですが、指定をされていないので、過料は設定しているけれども、現実は機能していないというのは、この回答でございます。 ○中山隆仁 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としてください。  それでは審査願います。 ◆早川和江 委員 今、過料をかけている区が11区であるということでございますけども、この過料について罰金は取らなければ意味がないと思うんですけれども、取るためには人をつけなければならないということなんですけども、この千代田区ですとか、新宿ですとか、品川ですとか、罰金のこの金額、過料の金額、そしてそれを集める人の経費の実績。それから条例は作ったんだけども、集めていないというところ、この2か所だけなんですかね。どういう区があるのかというのをちょっとご説明ください。 ◎髙橋和彦 環境課長 1点目の過料の金額ということですけど、この過料を定めたのが千代田区が一番最初で、今、私が手元で持っている資料は千代田区の例ですけれども、千代田区は過料については2,000円というのを設定しております。  平成29年度の実績ですけれども、喫煙の巡回指導員として約20人体制で8,000万ほど予算を組んでおります。そのうち、過料を徴収した金額が820万ということでございます。処分した件数が4,800件強ということで、820万の2,000を割った数字です。4,000件摘発と言いますか、注意をして800万、約8,000万に対して800万の過料ということになっております。  それから、先ほどの2区というのは、墨田区と葛飾区は屋外で喫煙した場合は、過料を取ります。ただし、その屋外喫煙は重点区域に限るものですという規定になっていて、重点区域を指定していないので、ここは三角ということにしております。 ◆早川和江 委員 今のご説明でよく分かったとおりで、やはり2,000円の罰金を取る、過料を取るためには、20人体制で巡回をするということで、8,000万円余の予算をかけて実績は820万円だということなんですけども、それは現実現場で実際に吸っているところじゃないと、その過料をかけるための行為ができないという、大変難しいところですよね。人と人との関係でございますので、やはり過料をかけるのはちょっとなかなか難しいんじゃないかなという、ちょっと今感じを受けたんですけども。  それから、重点区域を設けると、この2区ね。やはりそういう過料をかけたりとか、やはり皆さんにそういう啓蒙啓発するには、やはりその重点区域でやらなきゃならない。それ以外の人にはあまり効果がないのかなと思いますので、もうちょっと江戸川区は、やはりこの全面禁煙に向かって、一歩一歩しっかりと進んできているという経過は、私感じておりますけれども、私もたばこ吸わないから本当は全面禁煙であればうれしいなとは思いますけども、やはりそういう中で飲食をするタワーホールとかああいうところは、やはり全面禁煙なかなかできなくて、やっぱり禁煙ルームを作ったりとかしながら、徐々に徐々に皆さんに理解をいただくというようなことをしているんじゃないかなと感じていますけども、やはりこれは長い歴史の中ですから、今日一日すぐこういうことができるかというと、なかなか難しいのかなと思いますけども、お願いしておきますけど、しっかり皆さんその百害あって一利なし、こういうことを少しずつご理解いただきながら、やはりその環境をしっかり守っていく、作っていく、そういうようなことをしっかりやっていただくということを進めながら、過料をかけるということがどうかなというのは、ちょっと考えながらお願いしたいと思います。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますでしょうか。 ◆大橋美枝子 委員 陳情者の思いがよく分かったと思います。  それで今、早川委員もご指摘されたとおり、過料を取るとなるともう経費がかなりかかるというのは、前からその課題は皆さん認識されていると思います。  なので、やっぱりあくまでもあのモラルで働きかけていくということになると思いますが、それでも2018年に健康増進法の一部を改正する法律で、相当大幅に禁煙ががっと一気に進んだと。だからこの区役所の中でも喫煙所をなくすとか、公的なところはみんななくなったという形は取っていますよね。だからこの数年でいろいろな意味で、受動喫煙について認識が広がったなというふうにはすごく思います。  それで、子どもたちのよく受動喫煙の問題も、子どもを守るということでも言われますが、健康部との関係にもなってくるからちょっと難しいんですけど、やっぱり禁煙を勧めるというんでしょうか、そういう世論を盛り上げていけたらなとすごく思うんですけども、喫煙が新型コロナウイルスへの感染時に重症化、死亡へのリスクを高めるということが報告されてきているので、ちょっとここで論議する話ではないんだけれども、でもやっぱり皆さんにそういうことを知らせて、やっぱりできたら禁煙をというふうに世論が高まっていくと、すごくいいかなと思いながらこの陳情を見ました。  それで、罰金制度はちょっとそこまでは行き過ぎかなというのは、私もそこのところは早川委員と同じ意見だということを述べさせていただきます。  それで、健康との関係なので、ちょっとご回答を得られることではないんですけども、それは分かった上で言っているんですよ。だけど、そういうことも含めて、この全面禁煙というのを提案しないと、要するに罰則で何か取り締まるということではなく、ポイ捨てもやめ、それからたばこの影響も少なくしようということになると、そういう言わば健康教育というんでしょうか、健康増進の視点も必要になってくるので、それで今ちょっと意見として言わせていただいたという経緯で今言っているんです。だから、この陳情者もとにかく子どもの受動喫煙防止ということから1番目に書いてありますので、このことを大事に受け止めながら、やっぱりいい意味でのモラルの問題、それからあと、いわゆる禁煙外来というところもあるそうですので、そういうところも本当は皆さんに勧めながらやってくといいのかななんていうふうに思って、すみません、これは別に回答を求めません、健康部ではないので。そんなことを感じたので、意見として。子どもを守るという視点をこの方が一生懸命言ってらっしゃることを受け止めながら、やっぱりたばこの要するに禁煙できるような支援をしていけたらいいのかななんていうふうに思って、意見を言わせていただきました。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 ほかになければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、本日の陳情審査を終了いたします。  次に、所管事務調査については、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部報告に入ります。  環境部、お願いいたします。 ◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 お手元に江戸川気候変動適応計画策定有識者会議の設置についてというペーパーのほうをご用意させていただいております。  目的でありますけども、気候変動適応計画策定及び第2次エコタウンえどがわ推進計画の改定にあたりまして、専門的な見地に基づく助言等を得るために設置するものでございます。  委員構成はこちらに5名の方を書かせていただいておりますけども、5名の方の学識の先生方に委員のほうをお願いしております。  昨日ですけれども、7月6日に第1回江戸川気候変動適応計画策定有識者会議のほうを開催させていただいたところであります。今後、学識の委員の皆様からご助言をいただきながら、今年度中に計画の策定を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○中山隆仁 委員長 ただいまの報告について、何か質問ございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、以上で執行部報告を終わります。  その他について、何かございますか。 ◆大橋美枝子 委員 たばこのいわゆる喫煙所のことで、西葛西の駅でたばこの臭いがするという、つまり喫煙所から煙が漏れているんじゃないかというふうにある区民から言われたので、私も何回か西葛西駅に行ってきました。そしたら時々臭いはするんですよ。だから、その辺は微妙なことだなと思うんですけども、区のほうもぜひいわゆる調査といいましょうか、していただいて、それは漏れているのか、あるいはたばこを吸った後出てきたときにその辺で臭うのかみたいなのも微妙なことがあるので何とも言えないんですが、やっぱり区民の声も幾つか来ていると思いますので、今後も重点地域を決めて、それで喫煙所を作ったという経緯はありますので、見守りのほうをぜひよろしくお願いしたいと思うんですが、何か区民からの苦情とか、そういうので対応なんかはどうされているかだけ、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○中山隆仁 委員長 いかがですか。 ◎髙橋和彦 環境課長 西葛西の喫煙所の件につきましては、私どものところにも声は届いております。  苦情に関して言えば、4・5・6とこの3か月ですけれども、当初30件ちょっとあった苦情が10件程度ということで、減ってはおります。  西葛西については、私も現場に足を運びましたが、臭いという部分については、入り口の部分です。人が出てきたときに、そのたばこを吸った方が出てきたときに、その人を介して臭いがするなというのは、私自身の感想です。  それから、裏に花屋さん、ガード下にありまして、花屋さんにつきましては、設置前からいろいろと相談をさせていただいたんですが、ちょっと話を聞いてみたら、風向きによっては臭いがするというようなときはあるということなんですが、この臭いの元ばかりは、私ども屋外喫煙所は厚生労働省の基準に沿ってやっていますので、その作りでやっていけば、煙は漏れない、臭いは漏れないというふうに伺っておりますので、果たして本当にそこから漏れているのか、あるいはたばこ吸った人が大量に出入りをしますから、それが拡散しちゃっているのか。  それからもう一つ、トイレからもという話があったので、これにつきましては解決に向けてもう動いているんですけども、灰皿の掃除に当たってトイレを使わせていただいたことがあります。もちろん清掃をしながら除臭ですか、臭い消しもやってたんですが、ちょっとそれが弱かったということで、そこは徹底して換気も含め、あるいは薬まきも含め、そこの部分は取り組んでおります。  そんなことで、引き続き私ども担当係、外へ出る係でもございますので、定期的にというか、ほぼ毎日のように現場を歩いて、状況は掴んでいるつもりでございます。 ◆大橋美枝子 委員 それで、ちょっと蛇足かなとも思う部分もあって申し訳ない、もう一言。男子トイレでたばこを吸っている人が相当いるというのに掃除の人が言っていて、私もそれどうしようかと思ったんですが、吸い殻もすごく落ちてた。あそこの隣接している。そのトイレの中でたばこの吸い殻がすごいんだというのを掃除の方が言ってたんです。だから困ったなと思って、私も男子トイレ入れないから、何かたばこのことで何かちょっと苦情があったんですがどうですかと言ったら、掃除の方がそう言っていたので、もしあれだったらそういうので直接清掃に関わっている方なんかにも聞いていただいたらどうかと思って、ちょっとすみません、直接関係ないかもしれませんが、一言情報提供です。 ○中山隆仁 委員長 ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中山隆仁 委員長 それでは、今後の委員会ですが、8月は4日(水)、午後1時30分を、また、9月は6日(月)、午後1時30分をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の生活振興環境委員会を閉会いたします。                     (午後 2時50分 閉会)...