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  1. 江戸川区議会 2021-03-11
    令和3年 3月 総務委員会-03月11日-19号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和3年 3月 総務委員会-03月11日-19号令和3年 3月 総務委員会 令和3年3月 総務委員会会議録 ●日時 令和3年3月11日(木) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午後0時55分 ●場所 第1委員会室出席委員(9人)   栗原佑卓  委員長   川瀬泰徳  副委員長   本西光枝  委員   岩田将和  委員   大西洋平  委員   高木秀隆  委員   瀨端 勇  委員   中道 貴  委員   竹内 進  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部
      斉藤 猛  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝  教育長     外、関係部課長 ●事務局   事務局長  岡村昭雄   事務局次長 田島弘明   議事係長  三上欽司   書記    野村一貴 ●案件  1 議案審査      第 6号~20号、第22号、第23号、第26号~第30号、第32号~      第36号、第38号…可決(全会一致)      第21号、31号、37号…可決(7:1)   第 6号議案 令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第10号)   第 7号議案 令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)   第 8号議案 令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第5号)   第 9号議案 令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)   第10号議案 江戸川区役所の位置を定める条例   第11号議案 江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙公報の発行に       関する条例の一部を改正する条例   第12号議案 江戸川区組織条例の一部を改正する条例   第13号議案 江戸川区監査委員条例の一部を改正する条例   第14号議案 江戸川区建築審査会条例の一部を改正する条例   第15号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   第16号議案 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例   第17号議案 福祉向上基金条例   第18号議案 子ども応援・はあと基金条例   第19号議案 江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例   第20号議案 江戸川区総合区民ホール条例の一部を改正する条例   第21号議案 江戸川区介護保険条例の一部を改正する条例   第22号議案 江戸川区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定          める条例の一部を改正する条例   第23号議案 訴えの提起について   第26号議案 江戸川区立二之江小学校教室棟外解体工事請負契約   第27号議案 江戸川区立篠崎小学校教室棟外解体工事請負契約   第28号議案 江戸川区立南小岩小学校教室棟外解体工事請負契約   第29号議案 江戸川区立瑞江第三中学校教室棟外解体工事請負契約   第30号議案 松本橋架替工事(その8)請負契約   第31号議案 仮称新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約   第32号議案 債権の放棄について   第33号議案 債権の放棄について   第34号議案 債権の放棄について   第35号議案 債権の放棄について   第36号議案 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例   第37号議案 江戸川区国民健康保険条例の一部を改正する条例   第38号議案 令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第11号)                     (午前10時00分 開会) ○栗原佑卓 委員長 ただいまから、総務委員会を開会いたします。  まず、はじめに先月2月13日、福島県沖を震源とする激しい揺れを伴う地震が東北地方を襲いました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。  また、本日3月11日で東日本大震災の発災から10年になります。震災で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、今なお不自由な生活を送られている方々の生活が安定され、一日も早い復興を遂げられますようお祈り申し上げます。  それでは、署名委員に、岩田委員中道委員、お願いいたします。  座席の指定についてですが、現在着席している席でよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、このように決定いたします。  新型コロナウイルス感染症対策のため、引き続き、マスクの着用をお願いいたします。また、換気のため窓を開けさせていただいておりますので、ご了承願います。  はじめに、審査日程について、お諮りします。  既に、ご案内のとおり、本定例会中の総務委員会は、本日と明日12日(金)の2日間です。  本日は、本定例会で当委員会に付託されました議案の審査を行い、陳情及び発議案の審査並びに所管事務調査については明日に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、本日の進め方ですが、第6号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算第10号については、予算書・同説明書に従い、歳入は「款」、歳出は「項」で審査を行い、第7号から第9号までの各特別会計補正予算及び第38号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算第11号については、歳入・歳出とも「款」で審査を行いたいと思います。  なお、第6号から第9号までの各議案につきましては、それぞれ関連する議案が付託されておりますので、第10号から第23号及び第26号から第37号の各議案の審査が終了した後にお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、そのようにいたします。  さらに、お諮りいたします。  第26号から第29号議案につきましては、いずれも解体工事についての請負契約であり、また、第32号から第35号議案については、いずれも、生活保護費返還金の債権の放棄に伴うものでありますので、それぞれ一括して審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、そのようにいたします。  なお、執行部の答弁に当たりましては、卓上マイクを配置してあります3列目までは着席のままで結構でございます。  質疑及び答弁は、明瞭で簡潔に行いますようよろしくお願いいたします。  また、携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレット端末などの電源はお切りいただき、使用することのないようにお願いします。  録音についてもできませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより審査に入ります。  はじめに、第6号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算第10号ですが、予算書・同説明書の1ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は、2ページから4ページにございます。  それでは、52ページをお開き願います。  歳入、第8款地方特例交付金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第9款特別区交付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第11款分担金及び負担金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第12款使用料及び手数料。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第13款国庫支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第14款都支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第15款財産収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第16款寄附金。 ◆中道貴 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  この指定寄附金のところでお尋ねをしたいと思います。  議案の17号、18号にもかかってきますが、今補正におきまして、福祉向上基金並びに子ども応援・はあと基金が計上されております。  この基金の提案に至った、これまでの経緯をまず教えてください。 ◎岡部長年 財政課長 おはようございます。お答えいたします。
     まず、経緯ということでございますので、こちらにございます地域力活用基金のお話からお話しさせていただきたいと思います。  この地域力活用基金につきましては、地域の皆さんからの浄財を活用することで住民福祉の向上を図り、共育・協働による理想の地域社会を築いていくということを目的としまして、令和元年12月に議決をいただきまして、条例を公布施行させていただいております。ここは1年数か月が過ぎたところでございますけども、大変ありがたいことにたくさんのご寄附をいただきまして、この地域力活用基金に積み立て、また活用させていただいているというところでございます。  この間、寄附者のご意向を拝見いたしますと、区のために使ってほしいということ並びに福祉のために使ってほしいですとか、子どものために使ってほしいということで、この3つに大別されるということでございます。  この基金の趣旨としましては、基金へ積み立てることで、使途を十分に検討し、寄附者の意向を最大限尊重して、真に必要な事業に活用していくということでございますので、ついては福祉のため、子どものためにというご意向の寄附につきましては、それぞれの所管部署で基金を設けて管理運用していくことが望ましいと考えたところによるものでございます。 ◆中道貴 委員 これは、昨年10月のやはり議案審査の中で、特定寄附ということで、区民の方々から継続的な指定寄附のお申出をいただいて大変ありがたい寄附をいただいた。  特に、今ご説明いただいたように、子どものためにという思いの強い指定寄附もたくさん継続してあったということから、これについては、昨年、私新たな事業をさらに期待をしたいと申し上げたところ、当時、部長から継続的に続くとの目途が立てば新たな展開を検討したいと、このようなご答弁をちょうどいただいたと思っております。  それが、今回、子ども応援・はあと基金に結実して出来上がったというふうに理解をさせていただいておりますが、今度はこの二つの基金について、もう少し具体的にどのような使途をお考えになっていらっしゃるかお聞きをしたいと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 まず、ちょっと部がまたがるので、すみません、私のほうは福祉向上基金についてお答えさせていただければと思います。  先ほど、財政課長申し上げましたとおり、まず寄附していただいた方のご意向を尊重してということを考えさせていただいてございますが、それらを受けて、年2回程度この基金を活用させていただく機会を今後この基金が設立した暁には設けていきたいというふうに考えてございます。  具体でいいますと、福祉の場合、これまでは基金はございませんでしたが、例えば、今回も障害者施設のほうで災害用の蓄電池を購入させていただいたりですとか、あるいは、かつて、くすのきクラブ用にボッチャの貸出用の器具の購入をさせていただいたりという実績がございますので、そのような形でその都度、必要なものを検討しながら、大変ありがたい浄財でございますので、貴重に有効に使わせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ◎茶谷信一 子育て支援課長 福祉と同等になりますけれども、やはり、寄附者の意向にできるだけ早く応えていきたいというふうに思っております。  子どもに関係する関係部署、私ども子ども家庭部以外に、文化共育部ですとか教育委員会、健康部などもありますので、みんなで年に数回集まって、どういうものが適当なものか、妥当なものかというものを検討していきたいと思っております。  具体的には、できれば形に残るもの、例えば運動会だとかそういうところで使う備品ですとか、いろいろなものが考えられると思いますので、少しみんなで知恵を出していきたいと、このように考えております。 ◆中道貴 委員 何はともあれ、寄附者の厚意を、思いをしっかりと受け止めて使わせていただくということはそれぞれ大変大事な観点だと思いますので、その上で考えますと、例えば、こういうものに使わせていただきたいと、いかがでしょうかと、寄附者に対してもそういう確認といいますか、ご意向を確かめるようなことも時には必要ではないかと、いつもいつもというわけではありませんけども、そういったことを、寄附者の思いを強く受け止めた成果として、そういう話をぜひしていただければなと思います。  特に、社会的養護を必要とするお子さんたちに対する寄附ということで、昨年来、指定寄附があったと思いますので、そういったことも踏まえた寄附者の思いをしっかりと実現する、そのことに徹して、事業として推進していただきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 今、使い方というところでお聞きしました、年に2回程度必要なものを検討しながら形に残るようなものということのお話を伺ったところなんですけども、やはり、児童養護施設子どもたち、退所後なんですけど、18歳で退所の日を迎えるんですけど、経済的に不利な状況にあるため希望の進路に進むのが難しい傾向があります。  そこで、大学進学や資格取得などの学費の一部として給付型奨学金のための寄附金とするなど、この新しく作られます子ども応援・はあと基金も、これに使いますよって、こんなことに使いますので寄附をぜひしていただけませんかみたいなメニューを示すことも必要なのかなと思いますが、その点はいかがなんでしょうか。 ◎弓場宏之 子ども家庭部長 今、お話ありましたようなものも当然考えられると思いますが、私どものほうで見極めをしていかなければいけないのは、本来、私ども区の事業として行っているようなものであるのか、あるいは、そういう寄附者の方のご意向を受けてやっていくべきものなのか、こういう見極めも必要だと思いますので、この先そういうことも含めて、視点としていろいろ研究していいやり方をしていければなというふうに思っております。 ◆本西光枝 委員 分かりました。  今、申し上げました、そういったような本来であれば厳しい環境で育った子どもたちは、通常より長い期間、回復の時間というものが必要だと思います。その多くが、18歳で自立を求められますので、児童養護施設を退所した後に突然支援が切れることがないようにして、退所後の経済的な支援などにも活用できるようにしていただくこと、そんなことも必要だと思いますので、ぜひ、いろいろとご検討いただきたいと思います。  そして、多くの寄附が集まるように区としても積極的にアピールをしていただくようお願いをいたします。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  それでは、次に、第17款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第18款繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第19款諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  76ページをお開き願います。  第2款経営企画費、第1項経営企画費より審査願います。 ◆中道貴 委員 ここでは、財政管理費基金積立経費についてお尋ねをしたいと思います。  今回、財調基金積立金をはじめとして、それぞれ積立金額が出されておりますが、まず、この基金積立の原資について、どのようなところからこれが積み立てられているのか、原資についてお尋ねいたします。 ◎岡部長年 財政課長 まず、原資でございますけども、二つあると思います。  原資につきましては、政策的に積み立てるものにつきましては、これはそれぞれ当該年度の予算の中から組んでいくということで、具体的には教育の施設整備については毎年50億を組んでいるところでございます。  今回、お示ししました104億の積立てにつきましては、これは決算見込みを年度末に立ててございます。その中での剰余金を充てているということになります。  剰余金というのは、歳入と歳出の差分でありますので、そういったものの中から翌年度に繰り越すべきものを考慮しまして、残りの部分を基金に積み立てているということになります。 ◆中道貴 委員 今補正につきましては、事実上2年度決算に近い数字が現れていると思います。  5月の出納閉鎖を待たないと正確なところは出ませんけれども、その意味でいいますと、今補正の基金のお金というのは、例年にない特徴がやはりあったと思います。  一つは、やっぱり当然、コロナの1年でありましたので、コロナによって影響を受けた事業の中止による減額補正、あるいは契約差金、これも相当数今年度についてはあったと思います。  そのような減額補正の合計が、ほぼほぼ全部がこの基金の積立てに回ったんだろうというご説明と理解をさせていただきました。  そのうちで、今度は取崩しの話なんですが、その前に、毎年、過去七、八年振り返っても前年度の積立基金総額を150億以上上回る基金を毎年毎年重ねてきました。大変順調な基金残高だと思います。  ところが、元年度におきましてはそれが半減をしました。プラスにはなっているんですが積立金額の前年比が半減したと。この令和2年度におきましても、若干微増はするんですが、伸び率は非常に鈍化をしております。そういった意味で、基金の目的がいよいよ重要度を増してきたと、逆に見るとそういう感じがしております。  そこで、この取崩しの問題でございますが、特にこの資料等によりますと、災害対策基金、これが令和元年度の基金の取崩しと比べますとほぼ3倍に近い約30億の取崩しがありました。元年度は台風19号の対策だと思いますけれども、この2年度の30億に上る取崩し金の問題、中身について、どのような対策にこれが取り崩されたのか、それと併せてもう一点、教育施設整備、これにつきましても元年度は約23億円の取崩しでしたが、2年度は71億円、これも3倍近い、ほぼ3倍の取崩し金額となって大変膨大な取崩しがありました。  この二つの取崩しについて具体的にどのような目途で取崩しされたのかそれをお示しください。 ◎岡部長年 財政課長 まず、1つ目の災害対策基金でございますけども、令和元年度につきましては、ご案内のとおり台風19号の対応ということで取り崩したものでございます。  令和2年度、今年度につきましては約30億ということで、そのほとんどが新型コロナウイルス感染症対策ということで29億余ということになります。それ以外にも、通常の災害対策の備えといたしまして、非常用蓄電池ですとか簡易トイレ等を含めて30億という取崩しとなってございます。  それから、教育施設整備基金でございますけども、ここは学校改築の計画的な改築が進んでまいりますけども、毎年3校ずつ改築していくという計画でございます。これが本格的に工事が動き出したのが令和2年度からということになります。そういった関係で、令和元年につきましては瑞江三中の工事費に充てていたものが、令和2年度につきましては3校、小岩小、小岩二中、小松川中ということで増えたということが主な要因でございます。  そのほかに、GIGAスクール構想の事業分ということで約15億円がプラスされているという内容でございます。 ◆中道貴 委員 分かりました。  取崩し額が多ければ多いほど積立額も増やさないと、徐々に徐々にこの基金残高が減っていってしまうということがちょっと懸念されていましたのでお聞きをさせていただきました。  学校改築については、これから毎年、建設費として3校、3校の建設費がこの令和2年度からずっと続いていくということですので、取崩し金額はこの2年度の取崩しにほぼほぼ近い金額がこれからも出ていくと。そして、約50億ぐらいが積立てに回していくというような予定だと思いますが、災害対策については、これはそのときその時々で何が起こるか分かりませんので、取崩しの予想というのはちょっと立てにくいとは思いますけれども、しかし、いずれにしても出ていくお金がどんどん増えていくことがこれからも予想されますので、一方で入ってくるものはどうかというと、市町村民税の法人税が一部国有化になって影響を受けていることも間違いありませんので、出と入りのバランスというのが非常に難しい時代に今後なっていくということが懸念されますので、その財政運営についてはより慎重に、ぜひ先を見通した財政運営のほう、よろしくお願いをしたいと思います。 ◆岩田将和 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今、中道委員さんより基金全般についての詳細にわたってお話がございました。よく理解をさせていただきました。ありがとうございます。  私からは、この基金の中の災害対策基金について少し区のお考えを確認させていただきたいというふうに思うんですけれども、本区は、この新型コロナウイルスの感染症を災害と位置づけております。  つまり、地震であったり、あるいは自然災害だけが災害ではないと、ここに感染症も含まれるんだと、これが区のお考えだと思うんですけれども、私はこの考え方について別に否定をするつもりはないんです。なるほど、確かにそうだなというふうに思うんです。ただ、法的な根拠はどこにあるのかなというふうに思うんです。つまり、行政のやるべき仕事としてやっぱり法的な根拠って必要になるんだろうというふうに思うんです。  そこで、この江戸川区の災害対策基金条例、ちょっとこれを見ますと、この1条に、この1条というのは設置の目的に当たるんですけれども、こうあるんです、1条、災害の予防及び応急対策並びに復旧等に要する経費を充ているためと、つまりどこにも感染症という言葉がないんです。コロナ、イコール災害と位置づけるのであれば、私は、この災害対策基金条例の中に感染症という言葉を入れてもいいんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、ちょっとこのあたりの区のお考えを確認させていただきたいんですけども、区のお考えはいかがでしょうか。 ◎岡部長年 財政課長 新型コロナウイルス感染症につきましては、これまでも申し上げたとおり、コロナ禍ということで禍という話もあります。江戸川区としては災害の中に位置づけているということでございます。  この条例の第1条の条文の中の災害の中に感染症という名称を入れたらどうかというご提案ということだと思います。  この災害も、例えば今言われた自然災害、地震ですとか水害ですとか、あるいはそれ以外にもコンビナートの火災で広域的なものも含まれてくるのかなというところでございます。あわせて、コロナですとかを含めた感染症ということも、いわゆる災害の中に含まれるということになろうかと思います。  本区としては、災害という言葉の中にそういったものが包括して入っているということで考えてございますので、それを委員さんがおっしゃるところは、分かりやすくしたほうがいいんだろうということでございます。  どんなお示しの仕方がいいのかということを、ちょっとご意見としてお伺いさせていただいて考えていきたいと思います。 ◆岩田将和 委員 今、課長のほうからご説明がございましたけれども、コロナの感染症というのは新しい災害の概念に含まれるんだろうなというふうに思います。まだまだ厳しいコロナ禍で厳しい財政運営が引き続き続くんだろうというふうに思います。しかし、区民生活への影響を最小限にとどめる努力をぜひ続けていただきたいと、もちろん我々議会のほうにも大きな責任はあろうかと思いますので、共にその辺のしっかりとしたかじ取りを行っていきたいなというふうに思います。 ◆瀨端勇 委員 よろしくお願いします。  私も、この基金積立て経費についてちょっと伺いたいと思います。  今回、総額約104億円となったこの主要6基金への積立額、それぞれの根拠が分かればお教えいただきたいということと、それから、先ほど中道委員からも原資のというお話がありましたけども、前にもちょっと伺ったことあったかも分からないですけど、地方財政法の第7条で剰余金という項がありまして、その剰余金は2分の1を下回らない額を翌々年度までに積み立てなければならないという規定があるわけです。そのこととの関係で、今回の104億円の積立てというのはどういう関係になっているのか、そういうことちょっと教えていただきたい。 ◎岡部長年 財政課長 まず、1点目の根拠ということですけど、一つ、財源につきましては、先ほど中道委員さんのお話の中で答弁させていただいたとおりでございますけども、この積立て、各々の中身をどう考えているかということでよろしいでしょうか。  そうしますと、今回、まず災害対策基金につきましては、先ほど申し上げましたとおり、新型コロナ感染症対策等で使用しました取り崩しさせていただきました30億につきまして、これを国の地方創生臨時交付金ですとかそういった財源が入ってまいりましたので、それを穴埋めする形で積み戻す形で組んでいるものでございます。  それから、教育施設整備基金につきましても、GIGAスクール構想で使いました。これ、ネットワークシステム構築ですとか無線LANの工事に使った約15億でございますけども、これも、やはり積み戻してお返しするということで、そういった意味合いで組んでございます。  それから、JR小岩駅周辺地区等街づくり基金につきましては、これは、再開発事業におきまして総事業費、これ平井のほうも入りますけども、そういった総事業費が増加したことに伴いまして、その不足分を追加するというものでございます。  それ以外の大型区民施設につきましては、今後、やはり老朽化する施設の建て替えの対応等で施設設備に多大な経費がかかるということを見込みまして、積み増しをするものでございます。  それから、2点目の地方財政法第7条のところでございますけども、歳入歳出の剰余金が生じた場合については翌々年度までに積立てというお話でございます。積立て、もしくは区債、地方債があればその償還に充てるということになってございますけども、そういったことも含めまして、今回、剰余金につきまして翌年度に回す分を除いた分を基金に繰入れという形で対応させていただいているというところでございます。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  それで、今回、主要6基金なんですけれども、今年度2年度末の各基金の年度末残高といいますか、それもちょっと事前にお示しいただいたわけですけど、そこから当初予算で必要な財源不足とか必要な経費を基金から取り崩されたわけですね。  その結果、主要6基金の現在高といいますか、これはどういうふうになったのかなというんで、ちょっと私も計算してみたんですけど間違ってたら教えていただきたいんですけど、例えば、財調基金を412億円年度末見込まれていたものを、そこから当初で125億円取り崩したと、結果は287億円になったのかなと思われるんですけども、それから大型区民施設は599億円から9億円取り崩されて590億円。JR小岩は、やはり318億から43億取り崩して275億とか、そういうような基金の、大体基金って年度末の見通しでこれだけの基金があるということをお示しいただくことが通例だと思うんですけども、今回のように財調基金、財源不足で大きく取り崩したということもありますので、当初予算で取り崩された結果、現在主要基金残高といいますか、それは、例えば2年度末では2,103億円だったと思うんですけども、そこから約、当初で262億円取り崩されたと、残りは1,841億円かなと思うんですけど、その辺の見方、計算とか考え方が正しいのか間違っているのか、ちょっとそこを教えていただきたいということです。  それから、これ新年度取り崩された後、今後、取崩しとか積立ての予定というか考え方といいますか、そういうことをどういうふうにお考えかということをお尋ねしたいと思います。 ◎岡部長年 財政課長 まず、1点目の基金残高の件でございますけども、今、委員さんがおっしゃられた内容、そのとおりでございます。2年度末につきましては、この補正の104億積み増しをお認めいただきますと、約主要6基金は2,103億円ということになります。  委員さん、3年度のお話も今触れられておりました。  3年度中のほうも予算認めていただけますと財調基金の125億を含めまして、全体で約262億を取り崩すということのマイナスの部分と、あと、先ほども申し上げました学校改築に伴いまして、政策的に積み立てます教育施設整備基金、これを50億積むということで予算のほうも計上させていただいております。ついては、先ほどお話ありました1,841にプラス50億ということで、ちょっと端数の関係もありますけども1,892億円がこのままでいくと3年度中の残高になるという見込みでございます。  それから、今後の見込み、取崩し、積立ての計画がどうなのかというご質問と承りましたけども、まず一つは、計画的に実施していく事業については、これは計画どおりに対応していきたいと思います。  教育施設整備基金については、毎年の積み増し50億、それから3校づつの工事費に対しましては取崩し約72億ということで、これはやっていきます。  JR小岩駅等につきましても、事業の進捗に応じて取崩しとしてあります。  それから、ちょっと小さいところでは、減債基金については毎年の区債の償還に充てていくということで取崩しを計画的に行ってまいります。  その他につきましては、必要に応じて対応していきたいと思いますし、また、剰余金が出た場合については、そこのふさわしいところに積み増しをしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 やっぱり、この基金の積立てとか取崩しとか、これはもうやっぱり本区財政の運営といいますか、そういうところに、心臓部というか、そういう重要ないろいろご判断が必要なところかなと思っています。  私も、やっぱりコロナから区民の命と暮らしを守るための基金の取崩しというような果敢な決断が求められると。昨年来、さっきちょっとお話ありましたけど、やっぱりコロナ禍という災害に対する対策として災害対策基金の活用ということをされた。非常に妥当な決断だったのではないかなというふうに思っております。  やっぱり、似たような経験をいろいろこの間もずっと区長からもお話伺いましたけど、リーマンショックの後に4年間でしたか、財調基金を連続して取り崩したと。その後だったと思うんですけども、やっぱり300項目以上のいろいろな福祉施策の見直しがありました。約36億円ぐらいに上るような福祉施策の見直しなどがあったわけですけど、私は、やっぱりそういうちょっと区の財政の歴史としては、運営としては痛い、致し方なかった面もあったかと思いますけど、痛い教訓だったんじゃないかなと思う面があるんですけども、そういった教訓を踏まえて今回、今後、どういうふうに財政運営の方向というか、そのことを見てらっしゃるか、それをちょっとお尋ねしたいなと思います。 ◎岡部長年 財政課長 リーマンショックのときの教訓がこれ非常に今回生かされているというふうに、率直に言いますと思ってございます。そういった経験があって、財調基金をリーマンショックがあったとしても耐えうる財政基盤ということで400億を積み増しをしてきたというところで、まさに今それが活用するべきときになったというところだと思います。  そのときも、やはり財調基金、それから特定目的基金を取り崩しながら対応していったわけでございますけども、今の216事業見直しといったところでも、これも23区の中でサービス水準がよりちょっと飛び抜けて高いところについての見直しということでさせていただいているところでございますので、そういったこれまでの経過含めまして、今の健全財政が生きているのかなというふうに思っているところでございます。  今後につきましても、やはり区民の福祉の向上、それから区民の生命・財産を守るという施策はしっかりとやっていくというところと、あわせて区内産業、区内経済の活性化についても対策をしっかりと取っていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  私たち、予算特別委員会でも述べさせていただいたわけですけど、やっぱり、福祉施策や社会的弱者対策を維持していただくということを大前提として、ここは一致しているというふうに区長からもお話いただきましたけど、コロナ禍で区民の命と暮らしを守るということを最優先にした財政の運営をしていただきたいということは共通しているのかなと思います。  ただ、今後、財政状況が最悪の場合の緊急の経済対策として、私ども、例えば新規の政策的な経費とか、それから、かなりの公費を使う大規模公共施設の整備とか、こういう問題について場合によっては凍結、先送りを含めた検討といいますか、それはやはり柔軟な姿勢といいますか、財政運営についての柔軟な考え方をぜひ最優先である区民の命と暮らしを守るということを重点にした基本とした運営をお願いしたいということを意見として述べさせていただきます。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第4款危機管理費、第1項防災危機管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第5款総務費、第1項総務管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第6款都市開発費、第1項都市計画費。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第7款環境費、第1項環境整備費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第2項清掃事業費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第8款文化共育費、第1項社会教育費。 ◆瀨端勇 委員 すみません、ちょっとここで総合人生大学の運営費の減額ということで、いろいろこのコロナ禍の下で授業の減少とかいろいろあったと思うんですけども、その減額の根拠と、それから、このことと、昨年、総合人生大学が業者への委託から区の直営に戻されたというふうに認識しているんですけども、そういうこととの関係とか、それから直営に戻された理由とか、そういうことちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 今回、減額した根拠でございますけれども、コロナウイルス感染症によりまして大学の授業を休講したことによりまして、講師謝礼が不要になったためその授業費未執行分を減額したということでございます。  今回のこの減額と、今年度から直営化したということについての関係は一切ございません。  この直営化した理由でございますけれども、大学を取り巻く社会情勢の変化に伴って、大学の学生の皆さんの意見やニーズを大学運営に直接迅速に反映させるために区の職員がそれを丁寧に聞き取って運営に反映をさせていきたいということで、今年度から区職員による運営に変更したということでございます。 ◆瀨端勇 委員 区の職員による運営で、直接的な迅速な運営ということでした。  私どももよく認識しているつもりなんですけど、総合人生大学をやはり卒業された卒業生などの方々のボランティア活動が区内では非常に活発に行われて取り組まれているんじゃないかなと思われるんですけども、その方々のボランティア活動への取組みとか、そういった活動についての支援というのはどういうふうになっているのか、ボランティアの方々の声とか要望とか、そういうことを何かお聞きになっているかどうか、そういう点ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 これまで人生大学900名近い方が卒業してございまして、それぞれ自主サークルを結成して地域活動をされてございます。  その地域活動するに当たって、区内の区政課題、または自分たちがどういうことを取り組むとそれは地域に貢献できるのかというような、そのようなニーズを直接ボランティア、卒業生の皆さんが、私ども職員が直接聞き取ることによって、より効果的に活動に結びつけていけるというふうに考えてございます。  ですので、卒業生の皆さんからも、さらに職員の皆さんに直接伝えることで、それがそれぞれの所管課の職員に伝えられるようになったということでの声をいただいております。 ◆瀨端勇 委員 今までの区政の大きな流れとしては、民間にできることは民間にというようなことで民間への委託の流れがほとんどであったかと思うんですけども、今回のように委託された事業を区の直営に戻したりとか、そういう変更をされるような考え方といいますか、これはもうやっぱり、区民サービスとか区政の運営にとってよくなることはやっぱりよくなる方向に進めていかれるという合理的な考え方というか、そういう考え方に基づくものなのかなと思うんですけど、そういう今回のようなことは今後もあり得るのかどうか、そういう点どうでしょう。 ◎藺草光一 文化課長 例えば、区立図書館においては、現在、指定管理者によりましての運営ということでございます。  こちらに関しては、やはり専門の事業者の専門的な知識を持っている民間事業者がより効果的に図書館運営をできるということで指定管理制度を導入しているというところでございます。その都度、その都度、その事業に合った運営の仕方というのは、それは直営がいいのか民営がいいとか、区民の皆さんにとって何がいいのかということを十分に考えた上で今後も検討してまいりたいと考えております。 ◆瀨端勇 委員 ぜひ、そういう方向でご検討をお願いしたいと思います。  ボランティアの方の声の中には、いろいろイベントなんかやるときの会場費というか、そういう経費まではちょっと難しいでしょうけど、そういう準備のための会議の際の会場費とか、そういう程度の補助を求めるような声もあると聞いてます。  ボランティアの支援は今後も重要な課題だと思いますので、ぜひ可能な支援を検討していただきたいと、そういうことを要望して終わります。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第2項保健体育費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第9款生活振興費、第1項地域振興総務費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第2項商工・農業水産費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第10款福祉費、第1項社会福祉費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第11款子ども家庭費、第1項児童福祉費。 ◆本西光枝 委員 ここのところで、在宅子育てサポート事業費というのが書いてあるんですが、受入超過額返納金というところで。これはどのようなものなのかってことをちょっとお聞かせください。 ◎佐久間義民 児童家庭課長 この事業は、よちよち応援隊というものの事業に充てるものでございます。ゼロ歳の保育サービスを受けていないご家庭に対して、ご家庭に入って保育、子育ての支援をすると、そういう事業でございます。 ◆本西光枝 委員 分かりました。  この事業、緊急事態宣言下、出ていたときも継続して行われていたというふうに聞いておりますが、それでよろしかったですか。 ◎佐久間義民 児童家庭課長 そのとおりでございます。  やはり、子育てというのは待ったなしということでもございますので、3密を十分注意しながら、依頼者側、受ける側と十分お話をした上で、子育てに、よちよち応援隊をコロナ禍の中でも継続してやってきたところでございます。 ◆本西光枝 委員 分かりました。  新型コロナウイルスは見えない感染症ですので、すごく不安を抱えるかと思いますけども、その中でも一定程度の方が利用されていたということです。虐待予防に通じますので、感染予防対策を取りまして、これからもしっかりと事業を行っていただきたいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 次に、第2項児童相談所費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第12款健康費、第1項保健衛生費。 ◆瀨端勇 委員 139ページの保険予防費のところなんですけれども、感染症予防費の感染症検査等委託料の減額というのがありますよね。それから、新型コロナウイルス感染症医療費というのは3,800万の増となっているということで、この辺の内訳というか状況をちょっと教えていただきたいと思います。 ◎石原詠子 健康推進課長 今ちょっと、コロナの現場対応で担当課長席を外しておりますので少々お待ちください。  戻りましたので、少々お待ちください。 ◎深井園子 保健予防課長 すみません、ちょっと現場対応が急遽ありまして申し訳ありませんでした。  感染症検査等委託料なんですけれども、こちらは新型コロナウイルス感染症の拡大のために、HIVの検査がちょっと中止になっている状況が続いておりまして、その分の委託料の減額ということになっております。  コロナの関係対策費に関しましては、コロナの医療費の内訳ということになっておりまして、入院のコロナの患者さんの医療費ということで、大変患者数が増えておりまして、その分の補正ということになっております。 ◆瀨端勇 委員 申し訳ないですが、質問するのは憚れるような感じもするんで申し訳ないんですけど、一応、議案の審査ということで分からないところを教えていただきたいと思ってます。  検査の委託料の減というのは、PCR検査ということじゃなくて、ほかの検査の委託が減ったということと、入院患者の増というお話でした。  いろいろ繰り返し強調されていますように、私たちやっぱりこの新型コロナウイルスの感染症感染拡大防止のために区が独自にされてきたこの巡回型のPCR検査、これは非常に有効な役割を果たしてきたのではないかというふうに判断しているわけですけど、この検査の概要なんですけど、直近の実績とか、検査の対象者に対して検査数とか陽性数とか、そういうことが分かったら教えていただきたいということなんですけども、いかがでしょうか。 ◎深井園子 保健予防課長 巡回PCRの2月25日時点の内訳になってしまいまして、前回の委員会のときと同じような値になってしまいますが、施設数といたしましては772施設、ただこちらに加えまして、幼稚園、保育園、私立幼稚園と保育園の検査が終了しているというふうに、昨日、委託の業者から聞いていますので、こちらに若干足されるかと思います。  ちょっとそちらが入っていない状況でございますが、2月25日の検査人数といたしましては9,922人、結果といたしましては、また同じく2月25日の時点で再検査者数11名、そこの中で陽性者数6名ということになっております。 ◆瀨端勇 委員 江戸川区の健康部のというか区のご努力として、新たに特定の地域の飲食店とかの社会的検査といいますか、無症状者への検査も拡大されるというようなご報告も伺いました。非常に重要な取組みではないかというふうに思っております。  これからワクチンの接種が4月以降始められていくと思うんですけども、いろいろワクチンがどういうふうに入荷されるとか、そういう見通しがなかなかはっきりしない面もあるかのようなご報告とか報道もあります。ちょっとワクチン接種遅れるんじゃないかなというような見通しも感じるんですけども、高いリスクの高齢者とか介護施設、これクラスターが相次いで発生しているという事態もあります。そういう方々、そういう施設への2回目の巡回型検査というのを3月末までやられていくというようなご答弁というか、区の考え方もお示しいただいているわけですけど、それは3月末までで終わっちゃうのか、4月以降への延長というのはないのか。  それから、やっぱりこの区の報告によりますと、2月2日から3月1日までの区内の新規感染者数は全体的には減少傾向というか、全国的にも減少傾向にあるわけですけど、しかし、江戸川区内の感染者は138人でしたかね1か月で。これは都内で一番多かったというご報告もいただきました。  そういう中で、PCR検査というのを3月までで終了というふうにお考えになっておられるのかどうか、その点ちょっと確認したいと思います。 ◎深井園子 保健予防課長 前回の委員会のほうでもちょっとお話をさせていただいたんですけれども、基本的にはこちらの施設巡回でのPCRに関しましては、一旦2巡目を3月下旬にいたしまして、そちらで一旦終了というふうな形で考えております。  今後に関しましては、やはり、高齢者施設ですとか障害者施設等、クラスターが発生しやすいような、そして重症化しやすい施設に関しましては調査の上でしっかりと対象者を見極めて、さらに場合によっては対象者を拡大しながらしっかりと検査をして早期発見に努めていきたいと思っております。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  ぜひ、一旦終了というようなことなんですけど、ちょっと本区の場合、一旦終了でいいかなという、本当にそういう懸念があります。  何回も繰り返し言ってきましたけど、やっぱりワクチンは非常に期待されるものですけども、ただ発症とか重症化を抑制する効果は確認されているけども、感染を予防する効果というか感染予防の効果というのは確認まだされてないという指摘も専門家の間であります。  ですから、やっぱり私たちはワクチン接種とこのPCR検査というのは同時並行でやっていくべきではないかという考え方を持ってまして、国もいろいろ検査を拡大していくということを言っているんですけども、例えば、この間の報道で、高齢者施設のPCR検査を3万件やりますとか、無症状者の方への社会的検査の拡大をしていきますというふうに報道ではよく聞くんだけど、国のそういうPCR検査の拡大の方針というのは、江戸川区においてはどういうふうに、そういう国の厳命とか報道はいつ頃どういうふうに実施されるのか、反映されるのか、そういう点がちょっとよく分からないんですよね。国の全額国庫負担でやるのか、自治体の持分があるのか、そういう点は何か国のほうから通知とかお聞きになってらっしゃいますか。 ◎深井園子 保健予防課長 現時点におきましては、特に国からの通知というところで正式にそういったものはございませんが、東京都のほうからも、やはり高齢者施設、障害者施設、高齢者施設を中心にやはりクラスター対策をしていくべきというものが国から下りてきた情報ですけれども、東京都のほうでもそちらの強化というふうなことは言っておりますので、それに従って、こちらも検査の対応というものは、やはり、あとまた流行状況に従って、流行状況を見ながら、検査に関しても今後は4月以降、特に検査はしないというふうには申しましたが、今後のことに関しましては、やはり流行状況ですとか、国の通知、東京都からの情報なども鑑みながら検討していく、考えていきたいというふうには思っております。 ◆瀨端勇 委員 よく分かりましたというか、ちょっと心配ですよね。ですから、流行状況を見ながらまた検討されていくということかなと思いますけども、3月で終わりという結論じゃなくて、やはり区内の感染の状況とか、国や都の方針というか、実施の状況とか、そういうことを見ながらということなんですけど、できるだけ積極的にやはりワクチンと並行してPCR検査を継続していただきたいということを強くお願いして終わります。 ◆高木秀隆 委員 今のPCR検査の話でありますけれども、巡回したPCR検査は、やっぱり一定程度相当な成果が出てきているんだろうというふうに思います。数字は、今課長がご答弁されたとおりだというふうに思います。大変よくできた、私は政策だったなというふうに思います。  課長、一旦これで3月末で終了して、また状況を鑑みて状況が出てくればまたやりますよというような答弁であるので、私はその方向でいいと思っています。  それで、今後じゃあどういうふうにしていくのかというところで、高齢者施設だとか障害者施設だとか、クラスターが起きているところを少し状況を見極めながら、そこに積極的にアプローチしていきながら、そこを抑えていきながら、今後は、もしまた再燃するようなことがあればPCR検査を巡回でしていくようなことも考えたいというような、今、答弁だったというふうに私は思っていますので、ぜひ課長が思っている方向で進めていただいて、常に状況を鑑みながら区民の安全・安心をしっかりと守っていく使命感持って、自信を持って進めてほしいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆竹内進 委員 我が会派としましても、この巡回型のPCR検査をやっていただいているということに関しましては、本当に高く評価をさせていただいてます。鈴木財団のほうからのご寄附等もあって、それで今度はコロナのワクチン接種についても江戸川区は独自で集団接種と個別接種とこの巡回接種という、ワクチンの接種ですけども、これもやっていただけるということで、これも非常にその巡回型の接種ができるということについては、本当に高く評価をさせていただいていますし、そのPCR検査についても、昨日から小岩地域の飲食店はじめとする、方々に対するPCR検査も実施をしていただいているということで、様々今ご答弁いただきましたけれども、本当に区民の安全・安心のために本当一生懸命やっていただいていることですので、今ご答弁いただいたように、着々と進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆本西光枝 委員 私も巡回型のPCR検査は、非常に働く人たちの安心につながったと思います。  流行状況を見てクラスターがまた発生しやすい状況になったりとかしたときには検討されていくということでしたので、ぜひともそういった体制をとって対応をとっていただきたいと思います。 ◆岩田将和 委員 今、委員様々なご意見がございました。先ほど課長からもご答弁ございましたけれども、感染拡大の推移、それから流行をしっかりと注視して、適切なPCR検査の実施、運用を求めたいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 それでは次に、第13款土木費、第1項土木管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第2項都市計画費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第3項道路橋梁費。 ◆竹内進 委員 ここでは149ページの街路灯関係経費の中から少しお尋ねをさせていただきたいと思っていまして、今回この補正予算の中で、この街路灯に関する減額となっている約4,600万余のこのまず内容と理由を教えていただけますか。 ◎佐京達也 保全課長 街路灯の関連した減額補正でございますが、3点ございます。1点目が電力料金そのものが、これ予算見積りしたときに比べて現段階低下していますので、これの減額というのが1点。2点目が今街路灯のほうがLED化を促進しているところでございます。それに伴いまして、点検であるとか維持管理の経費が少なくなっているというところが2点目。3点目は、LED化に向けてリース事業を導入しておりますけれども、このリースに関わる賃借料金、これを当初3か月見込んでおったんですが、これ1か月に減額させてもらいたいということ、以上3点でございます。 ◆竹内進 委員 一つのこの減額になった理由の中で、今ご答弁いただいたようにLED化の効果が出てきて、それで減額になったというご答弁が今あったと思うんですけども、このLED化の今の進捗状況と今後の予定を教えていただけますかね。 ◎佐京達也 保全課長 LED化でございますが、区内全体で3万4,500基ございます。26年からLED化の整備を進めておりまして、今年度末でこの全体の90%を超えるかなというところにきてございます。  今後も、残り1,265基、100%向けて1年でも早く整備してまいりたいということで努めてございます。 ◆竹内進 委員 ここで一つ質問させていただいたのは、今ご答弁いただいたように、本当に一つ一つの例かもしれませんけども、とにかくその経費の削減だとか節減に努力するという、研究しながら努力するその効果が一つ一つやっぱり積み上げていって、最終的には健全財政の維持とか推進だとかというものに当然つながってくる話でございますので、ですから、今後とも本当にここは一つの例ですけども、今言ったように様々な角度から見直しもそうだし、研究だとか検討だとか様々いただいて、とにかく江戸川区で一番大事なその健全財政を維持していく、推進していくというものにぜひつなげていっていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆瀨端勇 委員 私も147ページの交通安全施設整備費の自転車走行環境整備工事費についてなんですけど、具体的には平井の駅前の区街2号というんんですか、駅前道路なんですけど、自転車走行帯という路線を引いていただいて、青い非常に目立つものだったんですけど、今ではほとんど古くなっちゃって見えないと。自転車走行帯をつくっていただくための予算かなと思うんですけども、今回の整備費の根拠と、それからこういったもう古くなっちゃって見えないようなものについて再度整備していただくような、そういう基準とか考え方とか、そういうことがあるのかどうかちょっと教えていただきたいと思います。 ◎佐京達也 保全課長 今回、この147ページで減額している内容は、これ国庫補助金が入っておりまして、国庫補助金を令和2年度に前倒ししていただけるということありましたので、計上しているところでございます。  それと、劣化したブルーレーンとか、自転車走行環境をやっている路面の表示でございますが、これは平成29年から順次やっておりますので、確かにちょうどタイヤが、車のタイヤが乗るところなので、場所によっては薄くなっているところもございますので、これは新設と合わせて適時補修をしていくということで取り組んでおります。今後も悪いところは直しながら新しところをつくっていくということで努めてまいります。 ◆瀨端勇 委員 ぜひお願いしたいなと思います。非常に新しく自転車走行帯つけていただいたときは、税金の使い方として非常に歓迎するというような声も知人からいただきました。やっぱり非常に目立つ、やっぱりそういう使い方については共感得られるものですので、非常に交通安全上も重要な取組みと思いますので、ぜひ一刻も早く改善していただきたいなと要望します。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第14款教育費、第1項教育費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第15款公債費、第1項公債費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳出の審査を終わります。  次に、166ページから171ページの補正予算給与費明細書についてでありますが、何かございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、1ページに戻りまして、第2条継続費の補正ですが、第2表継続費補正は6ページと7ページにございます。  なお、補正予算継続費調書は172ページから175ページに記載されております。  第2条継続費の補正について、何かございますでしょうか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、1ページに戻りまして、第3条繰越明許費の補正ですが、第3表繰越明許費補正は8ページから17ページにございます。  第3条繰越明許費の補正につきまして何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、第6号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算第10号の審査は終了いたしました。  次に、第7号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算第5号ですが、予算書、同説明書の19ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表歳入歳出予算補正は20ページと21ページにございます。  それでは、180ページをお開き願います。  歳入第1款国民健康保険料より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第3款国庫支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第4款都支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第5款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第6款繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。186ページをお開き願います。  第1款総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第2款保険給付費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第3款国民健康保険事業費納付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第5款保健事業費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第7款諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、第7号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算第5号の審査は終了いたしました。  次に、第8号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算第5号ですが、予算書、同説明書の23ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正でありますが、第1表歳入歳出予算補正は24ページと25ページにございます。  それでは、198ページをお開き願います。  歳入第2款国庫支出金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第3款支払基金交付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第4款都支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。202ページをお開き願います。  第1款総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第2款保険給付費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第3款地域支援事業費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第4款基金積立金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第5款諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳出の審査を終わります。  次に、208ページと209ページの補正予算給与費明細書につきまして何かございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、第8号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算第5号の審査は終了いたしました。  次に、第9号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算第4号ですが、予算書、同説明書の27ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表歳入歳出予算補正は28ページと29ページにございます。  それでは、214ページをお開き願います。  歳入第1款後期高齢者医療保険料より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  次に、第3款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第5款諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第6款国庫支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。218ページをお開き願います。  第1款総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第3款広域連合負担金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 次に、第4款保健事業費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、第9号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算第4号の審査は終了いたしました。  ただいま審議いただきました第6号から第9号までの各議案につきましては、はじめに申し上げましたとおり、第37号議案の審査が終了した後にお諮りいたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、第10号議案、江戸川区役所の位置を定める条例につきまして審査願います。 ◆高木秀隆 委員 区役所の位置を定める条例が提出をされました。思い起こせばもう六、七年前、平成27年前後だったというふうに思いますけれども、議会で船堀が、今のところが区役所の移転の候補地として適正なんじゃないかという議決をして、その後議決をもって当時都市開発部長、今は副区長の新村副区長さんとか、議運の理事会のメンバーの皆さん一緒に、当時、財務担当だった副知事のところにその議決を持っていきました。  本当になかなか向こう側、局長でお願いをしたいということを言われたんだけれども、当時の宇田川都議会議員に無理矢理強引にお願いをして、いや私たち副知事にぜひ会いたいんだと。私たちとしてはどうしてもあそこの船堀四丁目の土地をどうしても取得したいんだ、その思いを伝えたいということで、宇田川都議会議員に副知事の面談をとってもらって、理事会のメンバーと一緒に副知事に決議案を持っていきました。その時、同行していただいたのが今副区長の、新村副区長に同行していただいた。その時はやっぱり印象は非常に厳しいかなというような、何かあんまり回答はいただけなかったのは非常に記憶をしています。  そこから考えて、時間が経過をして、その間、都市開発部の皆さんだったり、途中企画の皆さんも入ったりして、全庁的に当時の多田区長を先頭に東京都と交渉していただいて、ようやく物事もかなり進んできて、いよいよ住所を変更するんですか、位置の変更する条例が出てきた。本当に皆さんのご努力に非常に感謝をしたいなというふうに思っているところであります。それで、非常にこの条例出てくることは、非常に私たちとしては大歓迎をするところで、もちろん賛成の立場で臨んでいくわけでありますけれども、ただ、いろいろなご説明の中で、新庁舎の供用開始というのは大体2028年ぐらいだというふうに聞いています。完成はまだまだ先の7年後ぐらいだというふうに思います。7年後の普通だったら、住宅だったら住宅完成して住民票は移転するのは完成した後に移転するのが普通かなというふうに思うんだけれども、この時期にあえて、もちろん私たちは歓迎する立場から今話をしていますけれども、なぜこの時期にあえてこの条例を出してくる。恐らくそれなりの背景があって出してきているんだろうというふうに思いますので、それはどういう背景があるんでしょうか。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 新庁舎におきましては、2019年から2年間、新庁舎建設基本構想・基本計画策定委員会で議論を重ねて、基本構想・基本計画が今まとまりつつございます。パブリックコメントも終了してこの3月には改めて区の行政計画に位置づけられる予定でございます。  また、地元の地域に目を向けると、庁舎予定地とあと民有地を含む船堀四丁目2番地、3番地において、地元の権利者による再開発の準備組合が昨年7月立ち上がることができました。現在、準備組合におきましても、再開発の建築物の計画を練って、再開発事業の民間パートナーである事業協力者、これの募集も目前に迫っているところということでございます。このような中で、新庁舎供用開始は2028年が目標ということでございますが、庁舎の建設における理念、それから地元の検討体制、そして最終目標年次も設定された今こそ、庁舎を船堀に移転しますという意思を区として宣言し、事業を推進していく時期だと考えて上程させていただきました。 ◆高木秀隆 委員 今、もろもろ理由をお話をされました。まさに最後のところの意思を示すというところがとっても重要だろうということを思いました。今まで役所としては、いろんなところの経費の予算案を出してきて、私たち議決してそれで進めてくださいという思いで進めてきたわけだけど、これで正式に条例を出して住所を変える、意思を示して私たちもそれに同意をするということで、これ大いに意義があるというふうに思いますので、ぜひこの条例進めてきたことに対しては、非常に高く評価したいなというふうに思います。これは進めていく方向でもちろん私たちもそう思っていますので、お願いしたいと思います。  それで、いよいよ位置は示しました、住所を変えましたよ。まだただ、我々の土地ではない、我々というか役所の土地ではないんです。所有権移転はまだお金も払ってないし、所有権移転もしてないわけで、そのいよいよ気になってくるのは、6年前、7年前を思い出せばあのときから比べると全然違うんだろうというふうに思います。今恐らく、昔は財務局所管だったものがもう今建設局に移っているんだろうというふうに思いますけど、そういうところで本当にまだ私たちのところの所有権移転というのがされてないので、実際の私たち本当に江戸川区の持ち物になるスケジュール感というのはどういうふうになっているんでしょうか。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 取得の時期はまだ未定でございますが、区としての思いでございます。区としては来年度に入りましたら、都有地取得のための手続に入りたいと考えております。 ◆高木秀隆 委員 都有地取得のための手続ということであれば、ぜひそれは来年度中にその決意を持って私たち自民党も支持をしますので、交渉していただいて、その手続に入ってほしいというふうに思います。  ただ、今回の今、予算審議している最中だけれども、予算書の中には土地取得の費用というのは入ってないんですよね。その取得の費用は、状況が整った段階で計上する予定なのか、どういう方向で進めていこうと思っているのか、恐らく安いもんじゃないと思いますけれども、どんな状況で考えていますか。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 新年度予算には確かに計上されていません。ただ今後、東京都と協議をしていく中で取得の見込みがついた段階で補正予算ということでまた再度上程させていただくような形になると思います。また、手続が進めばまた契約の議決ということで、節目節目で議会にお諮りして進めていく形になる予定でございます。 ◆高木秀隆 委員 ぜひそういう方向で進めてほしいなと思います。しっかり来年度中に交渉して、話がまとまって契約の段取りまで行って、予算計上して議決をして、ぜひ来年度中に所有権移転、私たちの江戸川区のものになって、いよいよ物事が進んでいく、そういう方向でお願いをしたいなというふうに思いますので、ぜひ積極的に進めてほしいというふうに思います。 ◆竹内進 委員 私もこの点については、ちょっと確認も含めてなんですけども、地方自治法の位置づけとして当然その新しく区役所を定めるという中に、この条例で定めないといけないと。なおかつ、これ確認なんですけども、なおかつ、我々議会のほうの立場で言わせていただくと、議会としましては、この条例案をたしか出席議員の3分の2以上の者の同意がなければならないという多分地方自治法の一文が入っていると思うんですけど、そのちょっと確認をさせていただきたい。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 委員おっしゃるとおり、地方自治法の4条の中に、その事務所位置を定め又はこれを変更する場合は条例でこれを定めなければいけないと、この事務所というのは法律上の主たる事務所ということで、江戸川区におきましては区役所を示すことになります。  その条文の中に、第1項の条例を制定し又は改変しようとするときは、当該地方公共団体の議会において、出席議員の3分の2以上の者の同意がなければならないということで、地方自治法上は特別議決という大変重い議決でございます。 ◆竹内進 委員 ですから、当然我々議会のほうも、この点についてはしっかりと賛成する立場で進めさせていただきたいと思ってます。  それともう一つ、ちょっと確認といいますか、ここの新しい区役所の中に都税事務所も今のところ入る予定で進めていくんでしょうか。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 都税事務所と一緒の合築の方向で東京都とこれから協議をしていく予定でございます。 ◆竹内進 委員 本当に区民が望んでいる、本当に新しい区役所でございますし、私も本会議等でも発言させていただきましたけども、本当に70万区民の防災の本当に拠点となる大事な大事な100年の大事な区役所の建設ということになりますので、今後ともしっかり検討いただきながら前に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆瀨端勇 委員 私もこの区役所の位置を定める条例について、今お二人のお話やり取りで全容が大分分かりました。私どもの態度、さっき高木委員から当時議長さんだった当時のことかなと思いますけども、私自身の態度の問題、ちょっと釈明じゃないんですけど、当時は前期の議会でこの船堀への移転決議というか、そういうことが決められました。私たちは、議員の交代というか任期が切れる、選挙で新たな議会ができる、そういうタイミングでこういう議決をするということはどうなのかというところから、そういうような理由で態度は反対の態度をしたんですけど、その後、区民の皆さんへの区役所移転の周知とか、それからいろいろな公益関係者や、あるいは住民の代表、区民の代表、議会代表と多くの方々が参加された検討委員会、審査会等々特別委員会ももたれて、2年間にわたる議論を続けてこられたということで、今回の区役所の位置の指定の条例ですか、こういう点については、前向きに判断をさせていただきたいと思っております。
     今、用地取得の見通しとか、スケジュールとか、それから重要な合築の問題とか、そういうことはご質問があったので分かりました。ただ、もうちょっとやっぱりこの位置を定める条例をつくることを通じて、確実にとは言えないんでしょうけども、東京都の姿勢との関係で、本当に来年度いつ頃そういう見通しが立つのか。それから、用地取得の減額というようなことがこの位置を定める条例を定めることを通じて、何かそういうメリットがあるのかどうか。そういう点がどうかということを伺いたいと思います。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 取得の見込みは、今、高木委員さんから来年度にという宿題はいただいたんですが、これは相手が居ることですのでちょっとぜひ頑張ろうとは思っていますが、まだ正式にはこういう場では未定ということでございます。  減額につきましては、どのようなその都の中のルールで適用されるか。それからあと、都営住宅の建物の基礎とか杭も残っていますので、そこら辺が土地の取得の価格にどのように反映されるかは、これから東京都との協議によります。それは条例を定めると減額されるとかという話ではございませんので、減額は東京都の内部で土地を鑑定して、諸条件によって出てくる金額でございますので、条例は都有地を取得するための一つのステップでございますが、大きな意味では区として今までいろんな地元の方とも勉強会していましたが、区役所来ます、どうだというお話ししていたんですが、その一つの根拠になるということで、今回上程させていただいております。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと地元の声といいますか、具体的な問題で恐縮なんですけど、あそこ今、旧都営住宅の跡地が更地になって、囲いがされているわけですけど、その一部に児童遊園というか小さな角地に公園みたいなものがあって、それが使えなくなることで地元の方々からは区役所が来るということで長期間にわたることにもなるのかなと思うんですけど、そういう点、暫定的にも使うようなことは可能なのかどうか、そういう声があるんですけど、いかがでしょう。 ◎町山衛 新庁舎・大型施設建設推進室長 南側の都有地の部分に、今、大きな木が1本だけ残っているところが、元公園があったところでございます。現在囲われているという状況でございます。  今後、都有地を取得した後、工事まで年数はあると思いますので、その中でどのような使い方ができるかも合わせて検討していきたいと考えております。取得前提での検討でございます。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  ほかにございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第10号議案につきまして、議案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第10号議案は原案のとおり決しました。  次に、第11号議案、江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例について、審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  それでは、お諮りいたします。第11号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第11号議案は原案のとおり決しました。  次に、第12号議案、江戸川区組織条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆本西光枝 委員 12号議案についてなんですけども、本区では男女共同参画推進センターの所管が、建物が総務部、相談が子ども家庭部と二つの部にわたっております。SDGsの目標達成においてジェンダー平等の観点は大きいと考えます。今年度、児童相談所設置に当たって子ども家庭部と児童相談所の指揮命令系統の一元化をしたことで効果的な運営がなされていると、予算特別委員会での質疑の中でもありました。人権男女共同参画推進センターにおいても、この部というところで一元化の必要があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎矢作紀宏 経営企画部参事〔企画課長事務取扱〕 ご質問でございますが、昨年、児童相談所を設置した際に子どもの相談事は児童相談所へ、それから大人の様々なご相談ですとか悩みですとか、そういったものはこの人権男女共同参画推進センターへということで振り分けさせていただきました。  それぞれ、今ご指摘のように児童家庭課、それから総務課のほうの担当係が入ってございますけれど、それぞれの特性ですとか特徴を生かしながら、自分たちが相談できるところにきちんと対応しているものと考えております。ここは、そういった意味で大きな意味で一元化をされているところでございまして、組織として一元化ということは考えてございません。 ◆本西光枝 委員 人権男女共同参画推進センターがあるんですけど、そこの中で二つの部が関わっているというところが、ちょっと、何とも中途半端な感じが否めない気がしているところなんです。SDGsということもありますので、しっかりとジェンダー平等ということに取り組むこととか、人権課題に取り組むということについて、一元化したほうがよりいいんではないかというふうに思っております。  例えば、3月8日は国際女性デーでして、このとき1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に制定しましたが、まだまだ日本での広がりはありません。  6月はプライド月間があります。全国各地でLGBTQの権利や文化・コミュニティへの支持を示す様々なイベントが行われております。 SDGsを推進していくに当たり、人権課題から取り組む視点に重点を置いてやっていく。そういうことをきっちりとしていただきたいと要望したいと、思います。こちら今、この組織体制でということだったので、それは理解しましたが、ぜひとも、人権課題ということを大切にしていただきたいと思います。  また、次ちょっとお聞きしたいんですけど、何点かお聞きしたいんですけど、広報課をSDGs推進部に置くというふうに聞いておりますが、どのような狙いがあるのかということをお聞きしたいです。広報はSDGsに関するものではなくて、それだけではなくて、区の全体に及ぶものだと考えているんですが、ここはどうでしょうか。 ◎矢作紀宏 経営企画部参事〔企画課長事務取扱〕 SDGsの推進というのはまさに来年度、区が力を入れていく三本柱の一つでございます。そういったところをしっかり区民の皆さんに周知をしていきたい、情報発信をしっかりやっていきたいということで広報課はこちらへ移させていただきましたけれど、SDGsの発信ということだけでは当然ございません。SDGs、1300を超える区の事業全てに関わっております。そういった区全体の広報ということを考えましても、広報課はSDGs推進部にあってしかるべきかと考えます。 ◆本西光枝 委員 この点については、SDGsという言葉が単なるスローガンに終わってしまうのではなくて、具体的な取組みを進めるための指標として、区民の理解が深まるということも目指すべきかと思っております。きちんと広報ということをやっていっていただきたいと思います。  もう一点なんですけど、企画部の都市戦略課の廃止に伴って、都市交流係を文化課に移設することになっております。区長も都市交流は文化面だけではなくて、経済面も含めたあらゆる面での交流が考えられるとおっしゃっていました。このことについて、経営企画部の中でこそ実行ビジョンということを持つことができるのではないかと思うんですが、その点はどのようにお考えなんでしょうか。 ◎矢作紀宏 経営企画部参事〔企画課長事務取扱〕 これは先日、区長もお話しさせていただいたとおりでございますけれど、今、文化課では穂高荘ですとか、塩沢江戸川荘ですとか、そういった施設を中心に都市交流ですね、交流事業を進めております。文化交流、スポーツ交流というのは、都市交流の中心にはなるんですけれど、当然そういう意味で窓口を一本化したほうがいいというようなことは一つあると思います。ただ、当然、文化、スポーツだけではなく、例えば産業面での連携ですとか、あるいは災害時の相互支援ですとか、そういったこともしっかりこの新しい組織の中でやっていくものと考えております。 ◆本西光枝 委員 ぜひともその政策面からの都市交流というものを進めていただきたいと思っておりまして、それでその計画をつくるに当たっては、こちらの経営企画部のほうがいいのかなと思ったところです。例えば、安曇野市がある長野県はエネルギーについての先進自治体ですので、またそして鶴岡市がある山形県は卒原発を表明して再生可能エネルギーの活用というものを推進をしています。  これまで海外へと流れていった化石燃料へのお金を友好都市と経済とエネルギーの循環をつくることができるかと考えております。  また、庄内地方では環境を守るために合成洗剤を使わずに石けん運動に取り組んでいますし、農薬を使わない農作物というものを多く産出しております。  都市交流を行う自治体と、こういった自治体政策の観点からの交流ということをぜひとも考えていっていただきたいと思います。これは進めていっていただきたいと思います。 ◆瀨端勇 委員 私もこの今、組織改正条例について本西委員からお話ありましたけど、予特で区長から組織改正ありきではなくて、区民サービスに即したフレキシブルな組織にしていきたいというか、そういうふうに私は聞いたんですけど、そういうお考え方であるとすれば、組織改正の意図というかそういうことについては共感持てるものがあります。ただ、今ご意見あったように、ちょっと私どもも人権啓発とかこの問題について、ちょっと組織的にやっぱり分かりづらいところもあるので、いろいろフレキシブルな検討が可能だとすれば検討していっていただきたいなという思いはあります。  ただ、今回こういった大幅な大胆な組織改正というものがあって、その意図といいますか、ちょっと私も感じたのは、新庁舎施設整備部に公有地の施設計画利活用の課を設けられるんですかね、そういう任務があると。防犯は環境部であったものを今後危機管理部に移行されると。環境部にはその気候変動や緑化公園というものを整備されて、特にやっぱり産業経済部ですか、これを立ち上げられて、一方で住宅課を解体というか、そういう結果になっているような感じがするんですけど、そういった今回の組織改正の全体の要所というかその要点というか狙いというか、その点ちょっと改めてお聞きしたいなと思います。 ◎矢作紀宏 経営企画部参事〔企画課長事務取扱〕 組織改正の基本的な考え方は、先ほど委員おっしゃっていただいたような、そのフレキシブルなその時代その時代に合わせた改革ということで考えております。  全体を通してはそういうことでございますが、ご質問のそれぞれ少しじゃあちょっとご説明させていただきます。  まず最初の新庁舎につきましては、財産活用課というものを設置してまいりますが、これについては、今、施設計画課で施設の再編計画ですとか、後利用に係る調整などを一手にやってございますが、ここを明確に二つに分けまして、再編計画、それから後利用の具体な調整ですね、利用者の選定ですとか公募貸付、そういったような具体的な事務手続をする課に分けていきたい、効率を上げていきたいということでございます。  それから、防犯につきましては、危機管理というこの概念には、やはり防災のみならず防犯ということも含まれると考えます。現行危機管理室でも災害対策中心に警察署とも連携も深いところでございますので、そういった窓口を一つにするということは効率的にはなるかと考えております。  あとは、他区の状況を見ても、大体もうほぼ危機管理室にございますので、横のつながりということも考えられるかと思います。  それから、産業経済部。これも部の新設ということで、区長のほうからもお話ございましたけれど、区民、それから区内産業ですね、区内産業、区民の暮らしと結びついているものでございますので、ここをしっかりアピールしていきたいというようなことと、区内産業構造の把握ですとか、強み弱みと言ったところの分析ですとか、そういったことを経済産業の活性化に向けた取組みをより強化していきたいということでございます。  それから、住宅課につきましては、現在も福祉部のほうに住まいの改造係という係がございます。住宅施策、高齢者はじめとして、その福祉施策に係る部分というのが非常に多いと考えております。リフォームとかもそうですし、公営住宅、都営住宅、あるいは高齢者向け賃貸住宅、そういったような事務も、今、都市開発部のほうでやってございますけれど、そういったところを福祉部とここは一体的に実施していきたいというような思いで移させていただきました。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。当然そういうこともご配慮されることと思いますけども、やっぱり職員の方々皆さんの意欲とか経験とかキャリアとか、そういう仕事に対する熱意が生かされる職場といいますか、そういった組織の改正が何よりではないかなと思います。それが区民のいろいろな要望と合致していくようなフレキシブルな体制が取られれば一番いいのかなというように思います。  最後に要望ですけど、この産業経済部ということで、本当に区民の区内の産業振興といいますか、この構造の分析とかいろいろされていくということなので、こういうのを設置されるというようなことであれば、業者の皆さん、区民の皆さんの声を大いに生かしていただいて、私たちは江戸川区の中小企業振興基本条例とか、そういった区内の圧倒的な多数を占める中小企業の振興のための基本的な姿勢といいますか、そういうものをぜひ、検討していただきたいということを要望したいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第12号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第12号議案は原案のとおり決しました。  次に、第13号議案、江戸川区監査委員条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第13号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第13号議案は原案のとおり決しました。  次に、第14号議案、江戸川区建築審査会条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第14号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第14号議案は原案のとおり決しました。  次に、第15号議案、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について審査願います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第15号議案につきまして原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第15号議案は原案のとおり決しました。  次に、第16号議案、公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例について審査願います。 ◆岩田将和 委員 特段、反対するものではないんですけれども、やや制度として複雑なものでありますので、何点か確認をさせていただきたいと思います。  まず、なぜ派遣が必要なのかなという疑問があるんですけれども、目的ですよね。当然、派遣先の団体のほうでも、独自に職員を採用していると思うんですけども、なぜ職員の派遣が必要なのか、この目的についてお答えをいただきたい。 ◎笠貴裕 職員課長 派遣の目的ですけれども、区と密接な関連のある公益的法人のさらなる施策、あと事業の推進を図るためでございます。 ◆岩田将和 委員 少し数字の確認をしたいんですけれども、この派遣の任期、この期間はどのくらいあるんでしょうか。 ◎笠貴裕 職員課長 任期でございますが、原則3年以内でございます。 ◆岩田将和 委員 原則ということは、当然、延長もあり得るということでしょうけども、3年ということで、ありがとうございます。  そうしますと、3年の任期満了後、この職員の方の身分なんですけれども、当然、復帰というか、復職は可能だと思うんですけども、これがルール上、しっかりと担保されているのか。職員の復帰後の身分、ここを教えていただきたいと思います。 ◎笠貴裕 職員課長 復帰後は、区の職員という身分になります。 ◆岩田将和 委員 最後にしたいと思いますけれども、現在、この条例に基づいて、何名の方が派遣をされているのでしょうか。 ◎笠貴裕 職員課長 現在、23名が派遣されています。 ◆岩田将和 委員 以上、確認をさせていただきました。先ほど、課長のほうからもご説明がありましたけれども、この派遣の目的、意義、派遣の経験をしっかりと復職後も生かしていただきたいと、このことは言うまでもないんですけれども、この派遣が、この人事交流が実りあるものとなりますことを、今後とも期待をしたいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 ほかによろしいでしょうか。  それでは、お諮りいたします。  第16号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第16号議案は原案のとおり決しました。  次に、第17号議案、福祉向上基金条例につきまして、審査願います。  よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第17号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第17号議案は原案のとおり決しました。  次に、第18号議案、子ども応援・はあと基金条例につきまして、審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第18号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第18号議案は原案のとおり決しました。  次に、第19号議案、江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。
     よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第19号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第19号議案は原案のとおり決しました。  次に、第20号議案、江戸川区総合区民ホール条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。 ◆本西光枝 委員 この議案ですが、ワーキングスペースでは、30分まで300円、1時間だと500円というふうになりますが、タワーホールにある一番小さい部屋よりも割高に感じるんですけども、このお部屋についてはどのような利用を見込んでいるのでしょうか。 ◎藺草光一 文化課長 タワーホールの諸室の利用については、午前、午後、夜間ですとか、3時間単位の利用ということになっております。ただ、こちらのスペースについては、30分単位ということで、ちょっとした事務作業、ちょっとした調べ物ができる目的で設置をしたというところでございます。 ◆本西光枝 委員 分かりました。スペースの有効活用というのはしていただくということはよいと思います。交通の便がいいために、タワーホール船堀は全ての会議室が埋まってしまうこともあります。  そこでなのですけども、2階にあるバンケットルームの控室として通常使うお部屋は、午前、午後の枠ではなくて、3時間の単位で貸出し可能ですので、フレキシブルに利用できます。しかし、ここ会議室として使用する場合も、5階で予約をした後に2階のマツヤサロンに打合せに行かねばなりません。ここを少し整理をしていただいて利用しやすいようにしていただくようにお願いをいたします。 ○栗原佑卓 委員長 そのほかよろしいでしょうか。  それでは、お諮りいたします。  第20号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第20号議案は原案のとおり決しました。  次に、第21号議案江戸川区介護保険条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。 ◆瀨端勇 委員 この江戸川区介護保険条例の一部改正条例なんですけども、意見だけ述べさせていただきたいと思います。  今回、特別会計でもいろいろ議論させていただきました。介護保険料値上げ抑制のために、区として基金の繰入とか、高所得者への保険料段階の拡大ですね、そういうことも行っていただいて、低所得者のための一定の努力はしていただいたというふうに認識をしております。  ただ、やはり給与とか年金の減額など、コロナ禍の中で、収入が減っているという下での介護保険料の値上げということになります。これは区民にやはり重い負担をもたらしていくと思います。予特でも述べましたけども、保険料の据置きや値下げをしている自治体もございます。そういった意味で、介護保険事業特別会計でも反対いたしましたけども、この保険料値上げの本議案についても同様に反対したいという意見です。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。よろしいですか。  それでは、お諮りいたします。  第21号議案につきましては、反対の意見表明がありましたので、採決をいたします。  第21号議案、江戸川区介護保険条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するに賛成委員の挙手をお願いします。               〔賛成者挙手〕 ○栗原佑卓 委員長 挙手多数であります。よって、第21号議案は原案のとおり決しました。  次に、第22号議、江戸川区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について審査願います。  よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第22号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第22号議案は原案のとおり決しました。  次に、第23号議案、訴えの提起について審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第23号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第23号議案は原案のとおり決しました。  次に、第26号から第29号議案につきましては、はじめにお諮りいたしましたとおり、いずれも解体工事についての請負契約ですので、一括して審査願います。 ◆高木秀隆 委員 この解体工事についての4本について、一括審査ということなので、簡単にちょっとお伺いをしていきたいというふうに思います。  この4校の入札経過書を提出をしていただいて、それを見ていきますと、まず一つ非常に気になるのは、例えば予定価格がそれぞれ2億6,400とか、1億8,400とか、いろいろ予定価格が出てきて、その上に今度、契約金額、いわゆる入札で確定をした契約金額というのが出てきています。これを見ているとやはり、かなり大幅に予定価格を下回って、中には1億から1億数千万も下がって、率でいくとまあ50%切るぐらいな勢いで、予定価格を下回って契約がされようとしているということ、それが成立している、この状況が正しいのかというか、何となくと言ったら失礼だけど、やはりちょっとおかしな状況が4本ともそうなんですね。解体業特有の何かあるのかもしれないけれども、それはちょっと私たちにはよく分から分からない。でも私たちから出る、私どもに頂いている資料から見ると、やはり1億数千万下回っている。率で言えば半分ぐらいになっちゃっている。  そうすると、この予定価格というのは、正確なものなのかなというところにちょっと話を持っていくしかないなというふうに思うんだけども、この予定価格というのは、実際にどういうふうに出しているのか、まずそれをちょっとお伺いをしたいというふうに思います。 ◎髙澤誠 学校建設技術課長 では、予定価格はどのように算出したかでございますが、区では、積算した予定価格につきましては、図面の確認ですとか、現地調査を実施しまして、東京都の積算基準に準拠した単価等にて算出しています。つまり、適正な工事価格を算出していると考えております。 ◆高木秀隆 委員 課長の答弁は、当然そうなりますよね。その予定価格は適正であると、ある一定の基準にのっとって、恐らく算出しているんだろうから。ただ、適正だと言いながら、業者はこの金額でできると入札してくるんですよね。それが本当にいいものなのかどうか、ちょっとなかなかやはり理解しがたいというか。  ただ、そのもう一方違う方面から見ると、1億も安くやってくれるんだからいいじゃないかという見方もこれはあるんだろうと思いますけど、私は公共工事というのは、やはり適正な価格で、適正な利潤、工事業者さんがちゃんと適正な利潤を持って、それからしっかりとした仕事をやってもらう。本区においては、プラス区内業者の育成という視点を持って、公共工事をやっていく、こういうことが非常にやはり公共工事の基本だというふうに思っていて、こんなに安く取って本当に利潤は取れて大丈夫なのかなというふうに、やはりそういう思いがしています。これは今すぐここで課長のご答弁でどうすることというふうにはなかなかならないと思うけれども、やはりこの4つそういうことになっているということについては、それなりにちょっと課題を持って、いろいろな方向性から考えてもらいたなというふうに思っています。  じゃあ次の段階に移っていきますけれども、これで本当に落札して1億何千万切って、実際に50%切り、40何%とかというところで落札をして契約をしていくんだけど、これで本当に大丈夫なんだろうかという調査になりますよね。これ全部低入調査にこの4つともかかっている。実際、この低入調査というのは、そこの低入調査について伺いたいんだけれども、どういうふうにしてこの低入調査というところは、どういう視点を持ってやっているのか、低入調査について伺いたい。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 その低入札価格調査ございますが、これはあらかじめ設けた調査基準価格、これを下回る入札をした者に対して、入札価格の積算の根拠でありますとか、それから当該契約の履行体制などについて調査を行いまして、その結果により、落札者とするか判断するという制度でございます。  本区では、1億5,000万円以上の案件と総合評価の案件に対して、この制度を適用しております。 ◆高木秀隆 委員 低入調査をして今、課長が説明したように低入調査をする。それで低入調査の結果概要というのをつけてもらっていますよね。これ見てみると、アからどんなことをセまでいろいろなところで調査してもらっているんだけど、例えば手持ち資材の状況、B型バリケード鉄板とか、手持ち機材の状況、解体用重機36台、散水車1台、こういうふうにいろいろと書いてあるんだけれども、調査するのはこれは聞き取り調査だけですか。実際に、具体的にどういう調査をしているのか、こういうふうに申告してきたものを、それをここに転記をしているのか、それとも例えば実際にそれを行って見てきているとか、そこはどうなっていますか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、今この結果概要にあります項目のアからセ、これに関わるまず関係する資料を提出を求めます。その資料を私どものほうで、区として確認をいたします。確認をしている中でちょっと不明な点があれば、それについて改めて資料を求めるとかという形でまず行います。その上で事情聴取ということで、区のほうにその当該事業者にお越しいただいて、状況を確認するという形でやっております。その上で、低入札価格審査委員会というところに図りまして、最終的に区として履行が可能と判断されれば、次の段階に進むということで、特段、その事業所のほうに伺うというところまでは行っておりません。ただ、状況については、いろいろな下請の見積りの書類等、それも頂きながら確認をするということで、書類を確認しながら事情聴取をするという形でございます。 ◆高木秀隆 委員 分かりました。事業所に対する一般的に言えば、聞き取り調査みたいなところ、申告の調査をしていくというようなところだというふうに思います。  やはり気になるのは、そこで無理しないだろうねと、大丈夫なのかなというようなところが非常にやはり気になってきます。しっかり調査もその場に行くのではなくて、私たちは解体重機36台持っているから、それを使い回すことができるから、新しく購入することもないし、だからできるんですよという論法になってくるんだろうというふうに思うけれども、なかなかやはり、この低入調査の聞き取り調査でやっていくというところ、これも今すぐ課長がそうじゃありませんというふうに答弁できるところではないというふうに思うけれども、何かそのところも非常に、業者さん無理してやっているんじゃないのかな。無理してやってとれば、当然無理が無理に重なっていって、最終的には、もし工事の途中で何かあったときには、私たちに、区民に相当な迷惑がかかってくるというところになってくるわけでありますから、ぜひそういうところもしっかり調査というか、してもらうというふうに言うしかないんだけれども、やはりある意味、現場調査ということも大事なところもあるのかなというふうに思います。要は無理をする必要はないだろうというふうに、適正な利潤をしっかりとってもらうということが大事だと思いますから。  それで、参考までにお聞きしたいんだけれども、低入調査はいろいろ出てきているけれども、過去に低入調査をして、やはりこれちょっと安過ぎませんかと断ったことはあるんですか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 私が来てからといいますか、昨年もやりましたが、その中で確認をした中では、履行ができるというような確認が取れましたので、落札をするというような方向で議会のかける案件についてはかけさせていただいております。 ◆高木秀隆 委員 用地経理課長が来られてからは断ったことはないと。もっと知りたいのは、過去に断ったことはあるんですか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、この間の資料要求で出していただきました5年ぐらいの間隔の中では、落札をするような方向で判断を出しております。 ◆高木秀隆 委員 低入調査価格でやはりなかなか断った経過がないというところもやはりあると思うので、ぜひそうすると業者ができるといったものは、やはり低入で調査をしても認めていかざるを得ない部分は多少出てくるのかなという、非常に今言いづらいんだけど、そういうふうに思っているんですよね。だから、さっきも言ったように、適正な利潤をしっかり取ってもらって、私たちはこの予定価格でできると言っているんだから、そういう方向にやはり持っていく、それを防ぐためには、最低制限価格ですか、ということを設けるというところも一つの一考になるんだろうというふうに思います。  制限価格は、当然うちもやっているところで、さっき言った希望型指名競争入札で1億5,000万円未満のものについては、自動的にその低価格に引っかかれば失格になっちゃいますよね、ということですよね。そういうこともやっているんだけれども、いろいろ、希望型競争入札の中でも、施工型になっちゃうと今度低入になっちゃうとか、いろいろ複雑な制度が江戸川区の中でもいっぱいあるけれども、ただ単純にそういうあまりにも下になり過ぎるところを防止するために、低価格制限価格、あまりにも下に行かせないように、制限をかけるということはできないんですよね。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、都のほうでも、今そういった運用も実際しているところもございますので、制度として、やはり一定程度以上のものについては、低入札価格調査という形で設けて運用していくことにはなろうかと思うんですが、ただ実際、その中の運用の仕方として、ある一定程度の別の基準点を設けながら、そこの中でどうかということを判断するというふうなスキームを考えてくということは可能であるというふうな考えでございます。 ◆高木秀隆 委員 ぜひ、いろいろなところを参考にして考えてみてほしいなというふうに思います。  今言った東京都のやつだと、今言ったように、ある程度の価格までいけば失格になったりとか、あと価格がより下がってしまうと、価格点というのがよりもっと下がっちゃうというようなところの仕組みもあったりしますから、そういうところも参考にしながら、こういうところをぜひ気をつけて考えてみてほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それでもう一つ、時間もあれですから簡潔にいきますけれども、今回解体4校やってもらっているんですけど、制限付一般競争入札が2校、施工能力型、地域貢献型ということで2校をそれぞれやって、入札方式が違う方式で入札をかけています。これは何か特別な理由があって分けているんでしょうか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、瑞江第三中学校と二之江小学校につきましては、この工事規模が大きいということと、騒音振動等の周辺住民への一層の配慮が必要だということで、事業者の施工能力を確保できる方式ということで、施工能力審査型の地域貢献型という形で設定をさせていただいております。 ◆高木秀隆 委員 そういう形で分けて、2校それぞれ分けてということで、その話は理解をしました。  今度、いわゆる施工能力型というところの入札計画書を見ると、例えば瑞江三中のところを見てみると、入札金額が低くなると価格点が当然上がるんですね。ただ、地域貢献というのは、これゼロなんですよ。取れちゃっているというところがあるんですよ。2番手のところを見ると、入札価格が当然上げて、そうするとやはり価格点が下がっちゃう、でもここの業者さんというのは地域貢献点は取れているんですよね。やはり私たち区内業者育成で地域に貢献をしてくれるところというところをやはり重要視したいなというのは、何と言ったって江戸川区議会議員ですから、そう思うのは当然だというふうに私は思うんです。  さっきも言いましたけれども、やはりこれは価格点のところの配分というところに少し問題があるのかなというふうに思います。要はさっき言ったように、ある程度のところまでいけば、価格点、価格を下げ過ぎれば失格になっちゃう。価格をより一層下げれば価格点が下がっちゃうというのは、東京都の方式の中であるわけではあるけれども、それに加えて、うちはもう既にやっているけど、うちの学校改築の価格点の見方は、ある一定のところまで下がっちゃったら、もう点数上がらないんですよ。これはもうみんなちゃんと業者さんたちは分かっていて、だからあまりにも低く出したとしても、別に価格点が下がらないからという歯止めになっているんですよね。だから、いわゆる価格点との配分の見直しとか、いわゆるいろいろな相互作用するところをしっかりと見直ししていく必要がある。要は、この制度の趣旨にあったような形で地域貢献したところがしっかり取れるような制度、仕組みに変えていく必要があるんじゃないか。いわゆる、簡単に言っちゃえば配分の見直しですよね。それはどうでしょうかということなんだけど、課長、どう考えますか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 その点につきましても、今の現行のルールにのっとって、今回については実施させていただいた結果でございますが、今後につきましては、今、高木委員からもいろいろ種々お話ありましたが、種々、ちゃんとしておく余地はあるのかなというふうに考えておりますので、今後、よく研究していきたいというふうに思っております。 ◆高木秀隆 委員 ぜひ、検討してもらいたいなというふうに思います。  予算委員会で同種の質問を、多分同僚議員もしていると思います。これをしっかり連携をした中で、条例について私のほうで発言をするということで発言をしていますので、自由民主党の政策だというふうに思っていただいて、しっかり改革をしていただくところは改革していただくというところでお願いをしたいというふうに思います。 ◆岩田将和 委員 今、高木委員さんのほうからもこの契約案件のところで、低入調査、それから最低制限価格制度、この二つの制度もそれぞれの疑問点あるいは課題というものをご指摘をいただきました。多少重複する部分があろうかと思いますけれども、私のほうからもこの点を確認をさせていただきたいと思います。  先ほど課長のほうからもご説明がありましたけれども、江戸川区では1億5,000万円、この金額を超える大規模な工事案件については、低入調査、低入札価格調査制度を導入していると。そして、それ以外の工事案件については、最低制限価格制度導入していると。つまりこの二つの制度を江戸川区は導入しているわけでございますけれども、私は、この二つの制度を客観的に比較をしてみますと、例えば入札参加者の企業努力を促すという観点からすれば、私は前者の低入札価格調査制度のほうが優れているというふうに考えております。だとしたら私は、この二つある制度を一本化すべきではないのかなというふうに思うんですけれども、まずこの点についての区のお考えをお聞かせください。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 この点につきましては、低入札価格調査は、相当多岐にわたります確認をすることとなります。先ほどの議論にもあったとおりなんですが、そのための資料の提出、また確認をして、必要において資料を再提出していただいて、その上で事情聴取という段階になってまいりますので、事業者側も相当の負担になるということもあります。行政事務量も膨大なものになっています。そう考えますと、130万円以上からが希望型指名競争入札でございますが、どこまでをやっていくかということで考えると、高価なコストということを考えますと、なかなか全ての案件に広げるということはどうかなというふうには思っております。 ◆岩田将和 委員 先ほども、高木委員さんとの質疑の中で、この低入調査の、確かに今課長おっしゃったように、調査項目は確かに非常に多岐にわたっておりますよね。恐らく資料も膨大になります。これは提出側の事業所も大変な大きな負担になるだろうし、現場にいらっしゃる課長も、職員の皆様も本当に業務が膨大であるということは、恐らく肌で感じていらっしゃると思いますので、なかなか、私、今、一本化すべきではないのかということを申し上げましたけれども、それぞれこの業務の中身を考えると、なかなか一本化することは難しいということは理解をさせていただきました。江戸川区は現在この二つの制度を、ある意味うまく、いいとこ取りと言いましょうか、うまく採用しているんだろうというふうに思いますけれども、先ほども高木委員のほうからも、常に制度の見直しは必要だよと、こういったご指摘がございましたけれども、まさにここはしっかりとこの制度の検証を今後も行っていただいて、もう見直すときは思い切って大胆に見直すということは必要だろうというふうに思います。  もう一点、頂いた入札の調書を見ますと、幾つかの企業で辞退というものがございます。プライバシーに関わる部分になろうかと思いますので、詳細については結構なんですけども、区としては、辞退の理由については、把握をされているのか。つまり、私、何が聞きたいかというと、辞退の理由は義務づけているんでしょうか。例えば、辞退しますというその旨だけを宣言すればいいものなのか、いやいややはりその辞退の理由についてもしっかり説明しなければいけないのか、それは義務づけているのか、この辺の辞退の理由について、区はどこまで把握をされているのか。そしてそれは義務づけているのかどうか、この点をお聞かせください。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 今現在の運用の仕方といたしましては、これは辞退をされた企業側のほうで、辞退理由を書いてくるところもありますし、書かれていないところもありまして、それを必ず義務化してやっているという形ではございません。ただ、基本的には辞退理由を確認していきたいと考えていますが、そういった形で今運用としてはそういうふうにしてやっております。 ◆岩田将和 委員 先ほど来、この入札制度全般の見直し、それから検証というお話をさせていただきましたけれども、やはり見直し、検証のためには、私は辞退理由はやはり義務づけるべきだと思いますよ。ここの辞退理由も私は大いに検証の大切な材料というか、資料になると思うので、それは私は辞退理由はどこまで求めるのかというのは、それは難しい面もあろうかと思いますけれども、やはり私は理由を求めるべきだと思いますけれども、この辞退理由についていま一度お考えお聞かせください。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 この点つきましても、やはり1社入札ということもございますし、必要に応じて、今も確認すべきことは確認はしているわけなんですけれども、ただ、全ての案件に及んでいるわけではございませんので、その辺のことは今後しっかりと検討していきたいというふうに考えています。 ◆岩田将和 委員 これで終わりたいと思います。  入札制度、先ほどの高木委員さんのお話ではないんですけれども、やはりこの入札制度は100%というのはなかなかないと思うんですね。ただ、だからこそ私はこの100%に近づける努力というのは、私は行政側にはあるんだろうというふうに思います。そのための見直し、そして検証が必要だと思うんですけれども、最後に指摘をさせていただいた辞退理由、私はこの辞退理由も、検証にとても必要な材料になるんだろうというふうに思います。義務化という言葉が適切かどうか分かりませんけれども、やはりしっかりと辞退する理由も、区としては私は把握すべき、そしてそれを検証に活かしていくということは必要だろうというふうに思いますので、課長、今、前向きに検討するというご答弁いただきましたけれども、ぜひここは、まさに前向きに検討していただきたいというふうに思います。 ◆本西光枝 委員 今お聞きしていて、地域社会等貢献点数が高くとも落札できない状況にあるんだなということが分かったところです。  この総合評価方式と一般競争入札と2種類になっているんですけど、この違いというのを今、工事規模によるとか、あと地域への影響があるからということがお聞きしたんですけども、こちらというのは予定価格ということも影響するのか、その点だけちょっと基本的なことなんですけど、教えてください。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 当然、工事規模が大きくなれば、予定価格も大きくなりますので、ただ予定価格幾ら以上というふうな形も明確なものではなくて、やはり工事規模は、一定程度大きいものについて進めていくというふうなことで。 ◆本西光枝 委員 分かりました。それで、いずれの案件もかなり低く、金額で入札が行われておりまして、低価格調査の結果概要の理由を見させていただきました。そこで下請事業者にやはりしわ寄せがいくのではないかなと思ったわけですが、その点については、事情聴取もして確認をしているということだったんですけど、いろいろな書類を出されると思うんですが、その中には賃金というものも考慮されていることが分かるような書類の提出というのはあるのでしょうか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 下請業者の見積書としては、聴取をしているところでございますが、その中に具体的な賃金が幾らとかという形の書類は聴取はしておりません。 ◆本西光枝 委員 分かりました。そうすると、ではやはり働く人が不利にならないことが必要かと思います。技能実習生などもおりますし、そういった意味では公契約条例の制定が非常に待たれるところかと思います。この4つの解体工事の案件については、ぜひとも工事が終わった際には、賃金台帳の提出というのを求めていただきたいと思っております。そこをよろしくお願いいたします。 ◆瀨端勇 委員 皆さんからのご意見があって、いろいろやり取りがありました。私たちもやはりこの4件全てが学校解体の工事の案件で、全てが低入札価格調査制度に該当するというようなことで、非常に今回の契約案件としては特徴的な案件なので、注目されていると思うんですね。  高木委員とのやり取りで、私も非常に違和感を感じたのは、施工能力審査型の総合評価ということで、入札経過調書も拝見しましたけど、やはり価格点で、もう値段を圧倒的に下げれば下げただけ価格点の点数が大きくなって、肝腎の総合評価でうたわれている地域社会貢献点というか、総合評価方式で一番重要な点数で、加点がある業者に対しても、結局価格点で決まってしまうというような、そういう今の構造になっているということについての見直しをやはり図っていく必要があるということは、高木委員とのやり取りをお聞きしても、そういうことは痛感します。区内業者の育成という観点からも、それから今、本西委員もおっしゃったように、税金による公共事業ですから、経費が安ければ安いほどいいというふうになるんだけど、やはり一方で、安い工賃で、工事の品質はどうなのかと。特にそこに働いている下請労働者の賃金等の待遇はどうなるのかと。労働者の賃金を抑制したダンピングというような、そういう契約にならないのかということが非常にやはり問題として感じるわけですけど、そういう点についてやはり契約制度の総合評価方式の点数はどうするかとかということも重要で、その見直しの方向性とか、それからダンピングと言っていいのかどうか分からないですけど、予定価格というのは、一応やはり労働者の賃金、設計労務単価とか、そういう一般に認められた国が定めた賃金の基準によって予定価格が定められているんじゃないかなと思うんだけど、その5割を切るというような設定になっちゃうと、もう働く人たちの賃金というのは、一体どうなってしまうのかなということが非常にやはり不安ですよね、常識的に考えて。そこが切り崩されてしまうんじゃないかなという不安が非常に強くあるので、それは調査の項目の中に入ってないということなんだけど、ちょっとこれだけ安くされて、労働者の賃金は考慮に調査の対象にならないというのは、ちょっと変じゃないかなというか、常識的な考えとしては何か分からないですね、どうしてそうなっちゃっているのか、そういう点どのように認識されているのでしょうか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 この点につきましては、この結果概要にもアで、その価格により入札した理由というところで幾つかございますけども、今回4社とも主な理由としては、ここにあります解体重機等は自社保有であると、作業員重機オペレーターも自社の社員で施工ができると、保有の重機の置場も近隣にあって、重機運搬費も安価に見積もることができるとか、あと処分先も近郊であるとか、あとは効率のよい搬出ができる、また長年取引実績がある処分業者で安価に進めることができるとか、直接仮設についても同様な形で、要は長年の取引実績もあって、その業者との関係の中で企業努力でやっていけるというようなこととかございます。そういったもろもろの点で価格については、相当押さえていただいているというようなものと認識しております。  また、その事情聴取の場でも、下請企業にしわ寄せがいくということがないということは、その場でも改めて確認をさせていただいているという状況でございます。 ◆瀨端勇 委員 この低入札価格調査の概要を皆さんもおっしゃったけど、結果概要というのを詳しく読ませていただきましたので、今課長がおっしゃったことはいろいろ調査、努力をされたということはよく分かるんだけども、そうなると、要するに解体工事であっても、建築工事であっても、設計労務単価のような賃金の基準というのは変わらないんじゃないかなと思うんですよね。例えば、今年、令和3年の3月以降の設計労務単価、国交省と農水省かな、二省設定とされている単価があると思いますけども、重機を取り扱う特殊作業員というのは、日額で2万4,700円、普通作業員は2万1,600円とか、軽作業員は1万5,600円とかそういう一定の賃金の労働者の基準があって、それに基づいて予定価格ですか、こういうのを決められていくんじゃないかなと思うんですけども。だから、そういう設計労務単価みたいなことは、低入調査の中では全く考慮されないというか、対象にならないんですかね。 ◎髙澤誠 学校建設技術課長 工事の積算の単価につきましては、用いる積算単価になりますが、資材費ですとか、施工の手間からそういったものを構成した合わせた単価を、その施工の数量に掛け合わせて、工事のほうは積み上げて積算しております。ですので、当然、その単価の中にはそういった価格が含まれているというものでございます。 ◆瀨端勇 委員 だから、設計労務単価が予定価格に中には含まれていると当然思うんですけども、その積み上げた予定価格の半分以下で落札するということは、ちょっとそういう賃金を保障しているというふうにちょっと思えない実態が私はあるんじゃないかなと。疑うわけじゃないけれども、詳しく調査されたんだと思うんだけど、賃金については調査の対象にはなってないとおっしゃっているので、これはちょっとどうなのかなというふうに思いますね。  国交省のホームページを見ると、設計労務単価、100%労務費としては見なきゃならないということだけではなくて、そのほかに法定福利費ということで、事業主負担分ですね。社会保険料とかそういうことの事業主負担分とか、労務管理費、こういうものも事業者が、事業主が労働者1人当たりの雇用に必要な経費を、労働労務単価が100%、事業主負担は41%で合計で141%の事業主の負担をみる必要があるということも国交省のホームページに明記されています。こういうことが、下請労働者とか公契約制度というか、公契約条例の基本的な考え方ですけども、そういう賃金とか待遇を守っていくという、そういう姿勢がやはり今回のような解体工事のような現場ではどうなっているのかというのは、非常に、やはり5割を割るような落札ということで、ちょっと問題が大きいんじゃないかなと思いますけども、そういう点はちょっとどうにもならないというか、どうでしょう、ご感想ありますか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、先ほど、学校建設技術課長が申し上げましたとおり、予定価格の積み上げの仕方の中で、労務費とか、あとそれなりの材料費等があるとか、重機の例えばそういったものであるとか、そういったものを入れたものを一つの積算のそういった単価にして、そこから積み上げた形で予定価格を出しております。当然、解体が事業者のほうも、解体の事業者ごとの、民間ですので、いろいろとアレンジしながら積み上げていっている見積書であるということだと思います。私どもの今の調査の仕方としては、私どもが積み上げてきた積算の一つの見方と、それからその事業者が出てきているその見積書が適正であるかどうかということを確認しながら進めているということで、今回、確認した中でやっていった中では、仕様どおりの履行が可能であるというふうな形で判断をさせていただいたものでありますので、こういった形で今回、契約議案として出させていただいているということでございます。 ◆瀨端勇 委員 予定価格は、いろいろ資材とか人件費、労務単価だけじゃなくて、いろいろなものを丸めて積み上げたものであって、それをしっかり調査したというようなお話かなと、ちょっと理解違うかもしれない。どうも賃金について詳しく調査されたようなお話ではないような感じがしているんですね。今回、次回の新年度2定で、公契約条例を制定されようとしているわけですけど、一応、区の公契約条例を制定されたとした場合は、これはちょっと私もこの間、課長に確認させていただきました、予定価格が1億8,000万円以上かな、今、区が想定している適用範囲ということで言うと、1億8,000万円以上ということなので、この4件全部予定価格は1億8,000万円以上ですというお話でしたので、これ適用範囲になると思うんですけども、こういう公契約条例なんかが実際に施行された場合は、こういったような、私が勝手に言っているんだけど、ダンピングまがいの契約から、下請労働者の待遇とか賃金とか、そういうことを守ることができるのかどうか、これはやはり重要な公契約条例の効果というか、意義ということが言えるのかなと思うんですけども、そういう点がどうかなということですけど、いかがでしょう。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 この点につきましては、来年の2定で上程させいただく予定でございますが、その中身としては、今、瀨端委員がお話にありましたとおり、今、区で検討しています1億8,000万円以上の工事案件ということで、仮にその形であるということであれば、当然その対象の案件になってまいりますので、実際、その労働者の賃金についても落札した事業者と状況を確認するというようなことが、事前のステップに入ってくる、そういう形になろうかというふうに考えております。 ◎柴田靖弘 総務部長 すみません。今、課長が来年2定と申し上げましたけれども、今年の2定でございます。訂正させていただきます。 ◆瀨端勇 委員 よく分かりました。やはり4件全てが低入調査の対象になっているということで、やはり一番私は心配されるのは、労働者の方々の賃金ですよね。その待遇がどうなっちゃうのかなということが非常に心配されます。ですから、この委員会でもやはりほとんどの委員の皆さんがこういう注目されて、ご質問もあり、議会として非常に高い関心のある案件だと思うんですよね。ですから、私たちも学校解体しないわけにいかないから、低入札調査価格だからちょっと問題があるとは思うけども、なかなか反対するということはちょっと難しいと思うんですよね。ですから、これで進められていくんだと思いますけども、低入調査の実態を、区として調査された実態を信頼させていただきながら進められていくと思うんだけど、現実的にダンピングまがいですので、そこに働いている方々の待遇はどうなっていくのかということはしっかり注目して、適正に指導というか、そういうこともやはりしていただくことが必要じゃないかなと思います。  それから公契約条例については、やはり1億8,000万円と委託が4,000万円でしたか、そういう範囲ということで、私たちから見ると、特に工事が予定価格1億8,000万円以上ということで、ちょっとかなり適用範囲が狭いというふうにも見えます。ですから、これはパブコメでも一番多くの反応があったというか、反響があったと聞いていますけど、やはり工事費用1億8,000万円からさらに下げていただくことや、あるいは委託料についても引き下げて、公契約条例の適用範囲をできるだけ拡大していただきたい、そういうことも強く求めて終わります。
    ◆竹内進 委員 今の各会派からご要望、ご意見があって、我が会派としましては、まず一番大事なのは、これは学校の改築なわけですよね。確かにその予定価格が50%で切るような金額で、確かに入札されるということ自体が少し疑問には思うんですけども、当然、いろいろな企業努力があったり様々があると思うんですけども、一つは学校という中での解体工事ということを含めると、まずその安全性というか、子供たちの安全性がどうなっているのかという部分と、それと今様々な各会派からのご意見、ご要望がありましたけれども、本当に一つは、その適正な価格というのはどうなのかとか、あと区内業者の在り方とか、今おっしゃっていただいたような下請の業者の形だとか、とにかく様々な用件がこの中にはたくさん、いろいろな形で出てきていると思うんですよね。ですから、今後も含めて、様々な角度からその制度の在り方というものを検討、もしくは研究をしていただきたいことだけをお願いして終わります。 ○栗原佑卓 委員長 それでは、順次お諮りいたします。  第26号議案、江戸川区立二之江小学校教室棟外解体工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第26号議案は原案のとおり決しました。  次に、第27号議案、江戸川区立篠崎小学校教室棟外解体工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第27号議案は原案のとおり決しました。  次に、第28号議案、江戸川区立南小岩小学校教室棟他解体工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第28号議案は原案のとおり決しました。  次に、第29号議案、江戸川区立瑞江第三中学校教室棟他解体工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第29号議案は原案のとおり決しました。  次に、第30号議案、松本橋架替工事その8請負契約について審査願います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第30号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第30号議案は原案のとおり決しました。  次に、第31号議案、仮称新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約について審査願います。 ◆本西光枝 委員 ここには、人工芝を予定しているとお聞きをしております。決算特別委員会でも申し上げましたが、人工芝は日差しを受けたりすると表面温度が高くなることだけではなくて、走り回る選手からは疲れやすい、けがをしやすいといった体への負荷など、デメリットがあります。水まきをすることで温度上昇が防げるとの答弁もありましたが、こういったことに加えて、やはりマイクロプラスチックの問題というのは大きいと思います。  昨年4月に環境ベンチャーピリカが、関東から沖縄の12都府県にある73の河川や港などを調査しました。全ての都府県で人工芝の破片が見つかったという報告がありました。人工芝はプラスチックですので、通行やスポーツ利用などによってちぎれて、その破片が雨などで流されて、河川や海に流出し海洋汚染につながるのです。この点については、どのようにお考えでしょうか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 この件につきましては、10月の総務委員会でも同様のご質問をいただいたかと思っております。  マイクロプラスチック対策としましては、強度の高い人工芝を採用することによってちぎれにくくする。それから、河川の手前にはフィルターを設置し、流出防止策を講じまして、あわせて定期的に清掃も行っていく予定でございます。 ◆本西光枝 委員 SDGsに力を入れていく本区において、質の高い環境の提供に合致するということもおっしゃられておりましたが、疑問を持つところなんです。対策は取るということなんですけど、河川や港湾に流出するマイクロプラの14%が人工芝でありまして、スポーツ用途の人工芝ではその85%以上の施設で流出をしていたという調査結果もあります。ですので、わざわざこの時期に取り入れるのは非常に理解に苦しむところです。  先ほど、河川に流れる手前でフィルターを設置し、定期的に清掃するという答弁をいただきましたが、風で舞い飛ぶということも想定されるかと思います。この点、区民に対して説明ができないと考えるのですが、その点はいかがでしょうか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 もちろん、こういった施設を整備するに当たっては、SDGsが達成されるようにすべきというふうに私たちも考えております。そういったことも工夫しながら、安心して全ての人が利用できるように、環境にも配慮した上で設置していきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 今回のラグビー場では、広大なエリアに膨大な量の人工芝が敷かれると思います。流れ出ないように対策をするとしても、完全には封じ込めるのは難しいと考えますので、SDGsのつくる責任、使う責任の観点からもこの議案については反対をいたします。 ○栗原佑卓 委員長 ほか、よろしいですか。 ◆大西洋平 委員 今回、人工芝の選択をしていただいているわけですけれども、スポーツの観点、今回、仮称ラグビー場になっていますけど、サッカーもしかり、アメフトしかり、人工芝の流れというのはもう必然な形で広く浸透しているわけでございまして、今回、やはり一番安全面が心配される、危惧されるというところで、今回、人工芝は切れなければ安全というわけではなくて、特にラグビーなんかは非常に運動が激しいですから、ですから今、改良に改良を他社のいろいろなメーカーさん重ねて、ある一定まで伸びてそこで切れるという、いろいろ改良が進んでいます。そういった意味で、今回、私も構想段階からいろいろ行政の方からもヒアリングを受けていますけれども、いろいろなあらゆる仕様が入る形で最初からスタートしてくれているので、ですからこれは公平公正がしっかり担保された中で、より安全な人工芝がしっかり組み込める、そういった検証もしっかり重ねていただいていることも承知をしているところでございますので、そういった意味では、今回の区のこういった形で進めていただいていることに、私たちは大いに理解をしていますし、評価もさせていただきます。ぜひ引き続き、しっかりと進めていっていただきたいというふうに意見を申し上げて終わります。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいでしょうか。  それでは、お諮りいたします。  第31号議案につきまして、反対の意見表明がありましたので、採決いたします。  第31号議案、仮称新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約につきまして、原案のとおり決するに賛成の委員の挙手をお願いいたします。               〔賛成者挙手〕 ○栗原佑卓 委員長 挙手多数であります。よって、第31号議案は原案のとおり決しました。  次に、第32号から第35号までの各議案につきましては、はじめにお諮りいたしましたとおり、いずれも生活保護費返還金の債権の放棄に伴う議案でありますので、一括して審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、第32号から第35号までの各議案を一括してお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  それでは、第32号から第35号までの各議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第32号から第35号までの各議案は全て原案のとおり決しました。  次に、第36号議案、職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につきまして審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、お諮りいたします。  第36号議案につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第36号議案は原案のとおり決しました。  次に、第37号議案、江戸川区国民健康保険条例の一部を改正する条例について審査願います。 ◆瀨端勇 委員 国保条例の一部改正ということで、国保料の関係だと思います。予特でも質問させていただいたんですけど、今年度2020年度の医療給付費の見込額が減少するという結果で、剰余金が出るという説明を受けました。この医療が、昨年は医療抑制というか、受診の抑制で、医療費や医療給付費が減額になったと、そこから剰余金が出るということのようなんですけども、その剰余金というのはどの程度のもので、具体的に今後、その2022年度、令和4年度の国保料などに、そういうものを反映することは可能なのかどうか、そういう点、ちょっと教えていただければと思います。 ◎加藤英二 医療保険課長 国民健康保険の剰余金の取扱いでございますけども、これは東京都において、毎年、被保険者数とか医療費の請求をしまして、予算立てを行っているところでございます。それぞれ会計年度が終わりまして、決算の際に剰余金が発生した場合は、平成30年度と令和元年度につきましては、それぞれ2年後の納付金算定において充当をしているところでございます。  今回、令和3年度の保険料率を算定するに当たっては、元年度に生じたものを充当した形で算出をしているところでございます。令和2年度、確かに委員ご指摘のとおり、受診抑制等が起こったところで、医療費等が剰余金が発生する可能性が高いところでございます。今後、3月を過ぎますと、決算に向けて、金額のほうが固まっていくと思いますけども、その際に、剰余金が発生すれば、令和4年度にそれを当てるかどうかという議論をこれから、夏以降にしていくような形になろうかと思います。 ◆瀨端勇 委員 ぜひ、毎回申し上げさせていただいていますけど、非常に高過ぎる国保料ですので、少しでも可能性があるなら、特に1年後は令和4年度の2022年度の国保料というのは、今年均等割の値上げを医療分は据え置いたということで、倍の値上げになるんじゃないかという非常に強い心配がありますので、少しでも可能性があるんであれば、こういうものを活用して抑制していただきたいということは意見として申し上げさせていただきたいと思います。  新年度の国保料は、今言ったように、医療分の均等割保険料据置きの措置を措置を取られました。コロナに苦しむ区民にとって、少しでも痛みを和らげるものとして率直に評価できるものなんですけども、しかし、国の方針とはいえ、子育て世代を含む40歳から64歳の保険料は、全ての所得階層で値上げとなりました。今申し上げたように、1年後には今年の分も含めて2倍の保険料の値上げを予定しているということもあります。こういうことも容認できないということを、昨日の予算特別委員会でも申し上げさせていただいて、反対させていただきました。国保の運協でも同じ態度を取りました。ということから、引き続いて、今回の条例の一部改正条例についても、同じ態度で反対させていただきたいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、よろしいですか。  それでは、お諮りいたします。  第37号議案につきまして、反対の意見表明がありましたので、採決いたします。  第37号議案、江戸川区国民健康保険条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するに賛成の委員の挙手をお願いいたします。               〔賛成者挙手〕 ○栗原佑卓 委員長 挙手多数であります。  よって、第37号議案は原案のとおり決しました。  それでは、次に、保留となっておりました第6号から第9号までの各議案につきまして、順次お諮りいたします。  はじめに、第6号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算第10号につきまして、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第6号議案は原案のとおり決しました。  次に、第7号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第7号議案は原案のとおり決しました。  次に、第8号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第5号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第8号議案は原案のとおり決しました。  次に、第9号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第9号議案は原案のとおり決しました。  次に、第38号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第11号)でありますが、予算書・同説明書の1ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表歳入歳出、予算補正は2ページと3ページにございます。  それでは、36ページをお開き願います。  歳入第13款国庫支出金を審査願います。  よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  40ページをお開き願います。  第12款健康費を審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。  以上で、歳出の審査を終わります。  次に、1ページに戻りまして、第2条繰越明許費の補正ですが、第2表繰越明許費補正は4ページと5ページにあります。  第2条繰越明許費の補正につきまして、何かございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 以上で、第11号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第11号)の審査は終了いたしました。  それでは、お諮りいたします。  第38号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 よって、第38号議案は原案のとおり決しました。  以上で、本日の議案審査は全て終了いたしました。  次回の委員会は、明日12日(金)、午前10時、陳情及び発議案の審査並びに所管事務調査を予定しております。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。                     (午後0時55分 閉会)...