鹿倉 勇 委員
白井正三郎 委員
牧野けんじ 委員
間宮由美 委員
佐々木勇一 委員
大橋美枝子 委員
金井しげる 委員
桝 秀行 委員
窪田龍一 委員
大西洋平 委員
高木秀隆 委員
伊藤照子 委員
竹内 進 委員
島村和成 委員
●欠席委員(0人)
●執行部
斉藤 猛 区長
山本敏彦 副区長
新村義彦 副区長
千葉 孝 教育長
外、関係部課長
●事務局
書記 野村一貴(
文化共育費)、當山寛成(生活振興費)
●案件
令和2年度予算審査(第3日)
一般会計予算歳出 第8款
文化共育費、第9款 生活振興費
(午前10時00分 開会)
○藤澤進一 委員長 ただいまから、
予算特別委員会を開会いたします。
冒頭申し上げますが、現在のこの
コロナウイルスによります社会状況を鑑みまして、本日の委員会より適時屋内の換気のためのお時間をいただくことにもなりますので、その点まずもって通常の休憩とは別の形で屋内の換気のための時間を設けさせていただくことにいたしますので、まずもってご了解をよろしくお願いいたします。
それでは、署名委員に、本日、
伊藤ひとみ委員、高木委員、お願いいたします。
はじめに、委員の交代についてですが、栗原委員、瀨端委員、岩田委員、神尾委員、本西委員から、白井委員、大橋委員、小林委員、金井委員、
伊藤ひとみ委員にそれぞれ交代しましたので、報告をいたします。
なお、千葉教育長から所用により本日の審査を欠席するとの連絡がありましたので、ご報告いたします。
座席につきましては、現在着席している席でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは、このとおり決定いたします。
◆島村和成 委員 おはようございます。ちょっと審査に入る前に、昨日、政府が発表をいたしました、公立の小・中・高が急遽春休みまで休校するということで、江戸川区としての対応をここで聞きたいんですが、よろしいでしょうか。
○藤澤進一 委員長 入る前ではありますけれども、よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは。
◆島村和成 委員 新聞報道で大々的に報道されていますけれども、政府の発表では小・中・高、
あと特別支援学校も入れて、春休みまで休校ということに対しまして、江戸川区としての対応、そして、今、委員長の話で教育長が席を抜けるといったけれども、今後の対応によっては、例えば区長だとか教育長だとか、この委員会からも外れることがあってもいいのではないかと私は思うんですけれども、とりあえず政府の対応について江戸川区はどうするかということで、区長のほうからお願いします。
◎斉藤猛 区長 今回の国の要請を受けまして、江戸川区でも区立の小・中・幼稚園、3月2日から春休みに入るまでの期間、休校とさせていただきたいというふうに思っております。なお、保育園、また
学童クラブにつきましては、
通常どおり受け入れをしていきたいというふうに思っております。ただ、
学童クラブはやるんですけれども、すくすくスクールは活動休止ということを考えております。そして、
学童クラブでございますけれども、時間につきましては、3月2日からの休みの期間、平日は8時半から午後6時まで、土曜日は午後5時まで、日曜日は休みということで、今までの春休み・冬休み・夏休みと同じような開け方になってまいります。そして、学童登録なんですけれども、これは随時受けておりますし、これからも受けてまいります。そして、
学童クラブの受け入れについては、今のところ人数に制限をしない方向で動いております。当然、これから施設の問題とか、そこに対応する職員の問題とか、課題は山ほどあるんですけれども、ただ区の姿勢としては、
学童クラブの登録をいただいた方、これは就労証明等をいただければすぐに登録できますので、全て受け入れる方向で考えております。なお、学校以外では今回の趣旨にのっとりまして、共育プラザ、こども未来館、子育て広場、ここは休館にさせていただきたいと思っております。そして、図書館につきましては、貸出・返却のみ、
カウンター業務のみにさせていただきたいというふうに思っております。まことに急な対応でご迷惑をおかけいたしますが、国を挙げての感染の防止策でございますので、ご理解、ご協力をいただければと思っております。
◆島村和成 委員 動き出している、またいろいろな問題が出てくると思いますけれども、その辺は臨機応変に対応して、区民の皆様に迷惑はかけない、また拡大をしないという対応方、よろしくお願いしたいと思います。
◆大橋美枝子 委員 関連して一つだけ確認したいんですけれども、今のお話を聞いて、子どもたちのさまざまな対応も当然やってくださると思いますけれども、学校で働いている臨時職員は結局1カ月間子どもがいないと、臨時職員の方で仕事がいらない、例えばSSSの方とか、また学校給食のほうはとりあえずなくなるから、どうするかということについては対応されると思いますけれども、そういう職員の対応がどうなのかなというのが、つまり休業補償みたいなこととか、そういうのはどうなんだろうというふうに思ったので、回答は別にいいんですけれども、問題意識だけお伝えしたいと思って、今お聞きしました。
○藤澤進一 委員長 ご意見だけにしておいていただければ。今、大きなところについては、島村委員のほうから全体像についての確認がありましたけれども、個別のことについては、また別途の審査項目の中で具体でお願いします。今あくまでこの緊急の事態に対しての区の対応ということで、委員会審査前にやらせていただいております。
よろしいでしょうか。
それでは、本日は
一般会計予算歳出の第8
款文化共育費、第9
款生活振興費の審査を行います。なお、滝沢議員から、第8
款文化共育費、第1項
社会教育費、第2目健全育成費の審査で、
委員外議員の発言の申し出がありましたので、これを許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤澤進一 委員長 それでは、
委員外議員の発言を許可することといたします。
それでは、これより本日の審査に入ります。
予算書・同説明書の224ページをお開きください。
第8
款文化共育費、第1項
社会教育費、第1目文化振興費より審査をお願いいたします。
◆白井正三郎 委員 おはようございます。大変な時期ですけれども、今日もよろしくお願いいたします。
ここでは、
ボランティア活動推進支援経費がありますので、そのことについてお聞きします。
区長が招集挨拶で、今回の予算で究極の目的というのは共生社会の実現だとお話になって、それを支える産業界とか、それから
地域ボランティアの方への感謝と、それから、支援を実現させていただきたいとお話になって、いいお話だなと思って聞いておりましたし、そうしなくてはいけないんだろうなと思いました。ここでは
ボランティア立区、そして地域力の強化ということで、ちょっと
ボランティアの支援について、また
有償ボランティアについてお聞きしますけれども、ご案内のとおり、昨年9月の9日、10日で、・・・さんの
さわやか福祉財団が、大阪で3,000人ぐらい関係者を集めて、いきがい・助け合い
サミットin大阪、みんなでつくる共生社会、区のほうからも行かれた方はいると聞いていますけれども、を行いました。そこでいろいろあったんですけれども、お話としては、例えば男たちは競争原理から協力原理に転換が必要で、そのためにわずかながらの費用をいただく
有償ボランティアが重要ですとか、それから、継続して支援していくためには
有償ボランティアでなければ続きませんとか、そういうお話がかなり出たということを私も見させていただきました。7月には、もう皆様お読みになっていると思うんですけれども、より継続的でより深い
ボランティア活動を推進するために、いわゆる
有償ボランティアの
ボランティア性という提言までお出しになられております。ここでお話を聞きたいのは、その提言の一番は、助け合い社会の中核となる新しい道を行くための重要なツールが
有償ボランティアだということを提言なさっているのです。これは生活支援という意味でもそうだと思うんですけれども、幅広い
ボランティアでもある意味こうかなと思うんです。江戸川区の
ボランティア支援、
ボランティアセンターを見ますと、まだ実は有償ではなくて、足代も出していなかったり、いわゆる実費も出していなかったりするんですね。これは昔から足代ぐらい出したらどうだというお話もあったりして、ここで議論になっているのを私も覚えておりますが、そこでお聞きしたいのは、これからの
ボランティアへの支援のあり方と、それから、
有償ボランティアということへの研究を何かするということがあるのだったら、その点について教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎藺草光一 文化課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。
ただいま白井委員から
ボランティアについてということでご質問をいただきましたけれども、恐れながら白井委員さんがえどがわ
夜間ぬくもり塾で
ボランティアとして子どもたちに学習支援や進路相談に乗ってくださっているということは承知をしているところでございますけれども、この奉仕するという
ボランティア活動につきましては、公共性ですとか自主性、社会性、無償性、創造性など、四つの考えのもとで他人や社会に貢献する活動だということで把握をしているところでございます。こちらの有償の定義といたしまして、先ほどお話がございました、交通費の実費分ですとか、活動中の食事代ですとか、交通費に当たる実費弁償に加えて、最低賃金よりも低い賃金でお支払いするといった、特殊な技能をお持ちの方にそういう部分をお支払いするといった、そういうようなお考えがあるというようなことも把握をしてございます。最近では実費弁償などということで、交通費などを受け取って、それも無償の範囲だと、それも
ボランティアの範囲だという考え方もあって、そのような事例も含めて募集をするという事例も聞いているところでございます。先ほどお話がございました、
さわやか福祉財団のいわゆる
有償ボランティアの
ボランティア性、白井委員さんからご教示いただきましたけれども、こちらの中でも直接の受益者である奉仕された方が
ボランティアにお礼を支払うことは有意義なことであるということも定義されてございます。先ほど来の
有償ボランティアの考え方からすれば、この受益者への
ボランティアへの感謝の気持ちということで、その思いを示す方法も、もちろん大切な一つであるのかなというところで考えてございます。一方で、
ボランティアセンターとして一律でこうすべきだということをなかなか
ボランティアの方々、または受益者の方にお話をしていくというところは難しい部分もあろうかなというところもございますので、私どもの
ボランティアセンターとして何ができるのか、研究課題として検討するように働きかけてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆白井正三郎 委員 前向きに答えていただいて、ありがとうございます。
江戸川区は自分たちが委嘱している
ボランティア、例えばふれあい訪問員もそうなんですけれども、あとは
リズム指導員はもうお仕事になってしまっているんですかね。ただ委嘱しているような方には今までお支払いをしてきたと思うんです。そうでない、一般の
ボランティアセンターに登録している人たちにはあまりそうでないところがあって、でも、お金をもっていない人たちでも時間や体だったら出せるという、家族もいるから、そうやって家族の理由もつけなければいけないので、そういうことが少し出してくれるんだったら、もっと
ボランティアできるよという方もいらっしゃるように思います。だから、これからは支え支えられる共生社会ということだと思うので、一人でも多くの方が
ボランティアに参加しやすい環境づくりというのを、ぜひ検討いただけたらというふうに思います。平成12年度の
国民生活白書でも、
ボランティア活動は無償が基本だが、そればかりではないというものを経済企画庁のほうでも出していますので、いろいろな研究をしていただいて、1人でも多くの方がいわゆる
ボランティア活動に参加できる環境づくりを区のほうでも研究いただければと思います。
◆
小林あすか 委員 今日もよろしくお願いいたします。
ボランティアセンターの関連ですが、江戸川区
ボランティアで検索すると、まず、えどがわ
ボランティアセンターが出てきて、こちらで登録された
ボランティアの団体の方の一覧を見ることができるようになっているんですけれども、まず、
ボランティアセンター、これに登録することによって何があるのか、お聞かせいただけますか。
◎藺草光一 文化課長 こちらの
ボランティアセンターの
ホームページに団体として登録いただくことで、こういう団体でこういう活動をしていますということで、参加したい方に
ボランティアを周知することができますとともに、活動助成金を皆様にお支払いするということがございます。
◆
小林あすか 委員 この登録に関して何点かあるんですけれども、まず、
ボランティア団体を立ち上げようという方々がたくさん江戸川区にもいらっしゃいまして、登録しようとするとまず、
ボランティアセンターの窓口まで赴かなければいけないという方法しかないんです。赴いてそこで書類を書いて登録が終わるかというとそうではなくて、書類が結構複雑なものがあるので、一回では終わらなくて、何回か赴かなければいけないというところに、皆さんいろいろな時間で過ごされているので、ここに手間を感じる方がいらっしゃって、結局
ボランティアセンターに登録せずに、今いろいろな媒体がありますので、いろいろな広報であったり、いろいろな方法があるので、登録せずに
ボランティアの団体をつくられているという方がいらっしゃいます。そこでご提案というか、ご質問なんですけれども、例えば
ホームページというか、
ボランティアセンターを検索して
ボランティアしようかな、登録しようかなと思ったときに、まず一歩目、問い合わせをすると、例えば必要な書類が郵送されてくるとか、例えばある程度のフォーマットで登録して審査が終わって、いついつに来てくださいと、はじめのハードルをすごく下げることも可能だと思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃるとおり、今は窓口においでをいただいて、対面の中で登録をいただいている実情でございます。その理由としましては、申請書が少し難しいとおっしゃいましたけれども、その書き方も含めて相談に応じたり、さらにその
ボランティアがどのような展開ができるか、またはその活動の広がりも含めて助言をさせていただければという考えで、対面で行っているところでございます。ただ、その中で、委員がおっしゃるとおり、
ホームページの中でまずは登録の仕方をもう少し簡単にできるような、その場でわかるような説明を掲載したり、またはさらにウェブ上で申請書をダウンロードできたりといった、そのような方法も今後研究していきたいと考えております。
◆
小林あすか 委員 ぜひお願いいたします。
それとは別に、今度は逆に
ボランティアを探そうと思っている方に対してのアプローチなんですけれども、今たくさんの
ボランティア団体が一覧で見ることができるんですけれども、これを見ますと、中には
ホームページの
ウェブサイトにアドレスが載っていたり、メールアドレスでやりとりができるような団体もあるんですけれども、中にはここの
ボランティアをやりたいなと思っても、お名前と活動日と、あとは自宅の固定電話の番号しか載っていないという方々もいらっしゃって、私も何度か興味があったところ、もちろん固定電話にかけたこともあるんですけれども、なかなかつながらないというところがあります。そうすると、結局
ボランティアをしようと思う方と、
ボランティアに来てくださいという方、せっかく人と人とをつなげるサイトであるべきところが活用されていないところがあるんですね。幾つか確認すると、
ボランティアをやっていらっしゃる方もさまざまな方がいらっしゃるので、例えばちょっとご自身で
ホームページとか
ウェブサイトをつくるには困難な方がいらっしゃったり、そもそも持っているけれども、
ボランティアセンターの登録のところにまで申請に行かなければいけないんだけれども、手間でねという方がいらっしゃるというのもお伺いしております。そこで、まず一番はじめの取っかかりになるであろう
ボランティアセンターの一覧のところに、皆さんで見てこれはちょっと情報がもしかしたら少し希薄かもしれないなというところの活動をされている方に、例えばもしアドレスがあるようであれば載せませんかとか、お手伝いすることができるかと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 現在の
ボランティアセンターの
ホームページにつきまして、内容が少し薄い、または問い合わせが足りないという部分が実際にあることはそのとおりかと思っております。ご指摘いただいた内容で訂正をしていきたいというふうに考えております。ただ一方で、問い合わせにつきましては、各団体の中では個人情報のことも考慮いたしまして、あえて載せていないという団体もありまして、その際には間に私どもの
ボランティアセンターが仲介として入りまして、円滑な双方の情報連携の提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。
◆
小林あすか 委員 個人情報というところがあるので、その辺はぜひセキュリティなども考えながらやっていただけたらなと思います。
最後になります。たくさん見ると、すごく広報が上手な
ボランティア団体さんもいらっしゃって、中にはぱっと見るとお写真が貼ってあったりする団体があるのを、私も確認しております。最近は動画だったり、視覚的な広報がすごくわかりやすいということで、たくさん区民の方からも反応がいいので、今、個人情報とかアドレスのお話をしましたけれども、例えば難しいようであれば、活動されている様子のお写真をちょっと横に貼りつけるだけでも、すごく活動の雰囲気がわかるかと思いますので、その辺は要望としてお伝えして、以上で終わります。
◆間宮由美 委員 現在、
ボランティアセンターへの登録団体は210団体、6,026人と多くの方が参加して、その活動分野も大変広くなっています。先ほどの白井委員のお話にもありましたが、共生社会の実現という点で、とても大切な活動が、今、江戸川区の中で広がっているのだなと感じております。私は特に本日は、
防災関係ボランティアについてお聞きをしたいと思います。
ボランティアセンターが主催する
防災ボランティアの講習が初級・中級と開かれています。この位置付けをお聞かせください。
◎藺草光一 文化課長 こちらの
ボランティアセンターで、
災害ボランティアを育成しているところでございます。この
災害ボランティアにつきましては、地震や災害ですとか、何かその自治体で発生したときに行政のみで応急・復旧活動が困難でございますので、近隣住民、区外、都外から
ボランティアの方を受け入れるために、この
災害ボランティアを育成しまして、この方たちと一緒に私
どもボランティアセンター、
社会福祉協議会が
災害ボランティアセンターを立ち上げて受け入れる、そのときの人材として育成をしているところでございます。
◆間宮由美 委員 では、現在まで何人の方が講習を受けて
ボランティア登録をされているでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 この
災害ボランティアの養成研修につきましては、平成25年度から開始をしておりまして、初級修了者が223名、中級修了者が103名、合計で326名いるところでございます。その中で、実際に発災時に
災害ボランティアセンターの立ち上げに協力するよということで登録していただいている方は51名いるところでございます。
◆間宮由美 委員 非常時に社協とも協力しながら、行政とも協力しながら
災害ボランティアセンターを立ち上げるということで、これはいつ災害が来るかわからないときですので、本当に待ったなしの
ボランティアの方々なんだと思います。非常時のときのことはそういうことだということでわかりました。
では、日常、ふだんでは何ができるでしょうか。
◎藺草光一 文化課長
災害ボランティアの方につきましては、万が一の発災時に即座に被災地に駆けつけていただけるように、その要請に応えてもらうように、常に待機をしていただいているところでございますけれども、合わせて養成講座で習得した高い技能を平時でも発揮していただくことは、とても大切なことだと考えております。例えば、毎年の江戸川区
総合防災訓練において、実際に
災害ボランティアセンターの立ち上げを、その
災害ボランティアの方たちと立ち上げる訓練を防災訓練の行程に入れてもらうようなことができないかとか、そのようなことをよく危機管理室と協議していくように、
ボランティアセンターに働きかけてまいりたいと考えております。
◆間宮由美 委員
総合防災訓練のときから、ともに訓練体制に入るということは、大変必要なことだと考えられます。ぜひ次の訓練時から実践できるように働きかけをお願いしたいと思います。また、
災害ボランティア講習の講師の方々というのは、災害時はもちろんのこと、その後、年何回も被災地へ赴いて、被災された当初から今現在の様子までつかんでおられる方々です。ですから、内容は非常に質の高い内容になっています。ですので、それを受けている方々ですから、326名おられるということですので、ぜひそれぞれの方々が所属する各町会とか自治会からでもいいと思いますので、防災訓練など、学んできたことを実践で生かせるように、ぜひマッチングも含めて助言などもお願いできればと思っております。
◆齊藤翼 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
ここでは、新規事業の
江戸川文化コンシェルジュと真夏の
スーパー文化フェスについて、お伺いさせていただきたいと思います。
まず、
江戸川文化コンシェルジェについてですが、何かをやってみたいという区民にあった文化活動を紹介するとのことですが、もう少し具体的にお聞かせ願えますでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 この事業でございますけれども、区民の今おっしゃっていただいたとおり、何か行動を起こしたいという区民の思いにこたえる事業でございます。具体的には、例えば昔やっていた英会話をもう一度やってみたい、実は中学校のときに編み物をやっていたんだけれども、退職をしてもう一度始めてみようかなとか、あとはコンサートに行ってみたいんだけれども、気軽に行けるコンサートはないかとか、音楽を始めたいですとか、いろいろな文化活動、何かやりたいというきっかけをもっている方の背中をそっと押していける事業でありたいというふうに考えてございます。そのような方が私どもの文化施設のほうにおいでをいただいて、私どもの職員がその要望を丁寧に聞き取り、その方にあった文化活動を紹介し、一人ひとりの活動につなげていきたい、そういう事業でございます。
◆齊藤翼 委員 それでは、きちんと対面で向き合ってお話ししてマッチングされていくということだと思いますので、すばらしい取組みだと私は思います。やはり対面でやることによって、表情からお相手のお気持ち等もくみ取れますので、そのほうが有効だと思っておりますので、大事だと思います。ただ、今、設置窓口が総合文化センター、タワーホール船堀、グリーンパレスの三つとのことですが、今後そのほか各区民館等で、どこか行っていくお考えはありますでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 おっしゃるとおり、スタートは3施設を予定しているところでございます。ただ、先ほど申しましたとおり、気軽に誰もが利用できるコンシェルジュや窓口を目指してまいりますので、今後、実際に講座等をやっている区立12館の図書館でも、その窓口を広げてまいりたいと考えているところでございます。
◆齊藤翼 委員 インターネット検索も10月から予定ということですが、江戸川区はとても広く、熟年者の方々はあまりインターネットを使われてない方も多くいらっしゃいますし、3カ所では少ないなと思いまして、ちょっとご質問させていただきました。老若男女、また現在の多様性で外国人の方を問わず、地域活動を始めるきっかけになり、各世代で支え合うコミュニティがより活発になることを願っております。
次に、真夏の
スーパー文化フェスについてお伺いいたします。
まず、ネーミングにとてもインパクトがありまして、最初にこの資料をいただいたときに目を引いたのですが、こちらもどのような内容なのか、お聞かせ願えますでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 こちらのイベントにつきましては、7月20日に予定しているところでございますけれども、7月20日は委員の皆様もご承知のとおり、江戸川区に聖火リレーがやってくる日でございます。オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典でもありますとともに、文化の祭典とも言われておりますので、この日に江戸川区におけるさまざまな文化活動、日本舞踊、伝統文化を紹介する活動、または音楽家のコンサート、そして、10代の若者によるバンド演奏、ダンス、パフォーマンス等、そして、あとは飲食・物販を含め、文化的にこのオリンピック・パラリンピックを盛り上げるイベントとしてフェスを開催したいと考えております。
◆齊藤翼 委員 私ごとですが、イベント会社に勤めていたもので、とても興味があり、質問させていただきました。また、昨今、夏は大変暑くなることが予想されますので、屋内外ともに盛り上がりを期待するとともに、熱中症対策等を注意していただき、江戸川区民だけではなく、さまざまな地域のところからいらしていただいて、江戸川区の文化、芸能を楽しんでいただけるフェスになることを期待と要望いたしまして、終わります。
◆牧野けんじ 委員 ここでは指定管理施設についてお伺いしたいと思います。
台風19号の際の対応についてです。当初の自主避難先として、各区民館と指定管理施設であるグリーンパレスが発表されましたけれども、その後、当日になってタワーホール船堀なども対応したということで、合わせてどれぐらいの人数をこの指定管理施設で受け入れたのか、ちょっとほかの目にかかる部分もあるかもしれないんですけれども、教えていただければと思います。
○藤澤進一 委員長 これは答えられる人はいるかどうかわからないけれども、数字の確認ぐらいならいいんですけれども、昨日やった危機管理の中で、この問題やっていますので、今せっかく出たので、人数ぐらいの今の範疇であれば。
◎藺草光一 文化課長 恐れ入ります。全体の避難者数は、すみません、手持ちにないんですけれども、私ども文化共育部で所管している施設におきましては、一番多いときで8施設2,500人を受け入れたところでございます。
◎後藤隆 生活振興部長 私どもでは、区民館、それから、コミュニティ会館のほうの施設でございます。最大では全体で5,662人の受け入れを行っていたということでございます。
◆牧野けんじ 委員 そうしましたら、この目で指定管理になっている図書館について、この台風の際の対応についてお聞きしたいんですけれども、なかなか図書館がこういう災害時に避難先になるという着目が、私自身もあまりない部分もあったんですけれども、まずこの23区でこの台風通過に際して臨時休館の対応をとった区が多かったということで、20区、21区ぐらいが臨時休館の対応をとったということのようなんですが、江戸川区の図書館は開館をしたということで、これはどういう考え方で開館としたのかということを教えていただきたいんですが。
◎藺草光一 文化課長 委員おっしゃるとおり、23区においては、港区と江戸川区の2区が開館したということで承知してございます。今回、江戸川区が開館がした理由ですけれども、図書館は公共施設であるということで、また、江戸川区の防災計画においても避難所補完施設という役割がございますものですから、その役割を担うという目的で開館をいたしました。
◆牧野けんじ 委員 図書館は公共施設だということでの開放だったということなんですが、実際に当日、事実上避難所のように利用された状況について、夜間や深夜も対応したというような館もあったかと思うんですけれども、そのあたりの対応を少し教えていただければと思うんですが。
◎藺草光一 文化課長 開館時間においては、通常どおり開館をしていたんですけれども、ただあくまでも避難所という側面を強く考えておったために、図書館機能としては最小限、もし図書館が機能できれば、それは開けてもらいたいけれども、まずは避難者の受け入れを最優先という考えのもとで開館をしてございました。実際には、小松川図書館と小岩図書館に70名弱ほど合計で避難者を受け入れたんですけれども、その受け入れた図書館については昼夜を通して避難者対応をしたところでございます。
◆牧野けんじ 委員 それで、指定管理の施設であるわけですけれども、区の職員が当日配置をされるというようなことはあったんでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 指定管理者が、そもそもこの避難所補完施設として運営するということにはなっておったんですけれども、今回の台風19号の対応においては、念のため、私ども区の職員も配置をして一緒に対応したところでございます。
◆牧野けんじ 委員 今後のことを考えてみても、こういう災害時に指定管理、こういう図書館のようなケースの対応が求められてくると思うんですけれども、今後の役割分担というのですか、指定管理の部分と、今、区の職員も当日配置されたということで、役割をどのように分けていくのか、この辺の考え方とか方向性というのを教えていただければと思うんですが。
◎山田康友 地域防災課長 現在、台風19号での対応を踏まえまして、今後の風水害に備えて補完施設などにつきましても、区の公共施設としてどのような役割を果たしていくべきかということを、今検討しているところでございます。
◆牧野けんじ 委員 わかりました。ありがとうございます。
また図書館のほうに絞ってなんですけれども、今回の台風のときに、図書館の中で浸水の被害があったというところが、公立図書館だけで全国で109館あったそうなんですが、そのうち浸水については13館あって、そのほかに雨漏りでも57館、こういう被害があったということなんですけれども、江戸川区ではこういうことはなかったということでよろしいんでしょうか。
○藤澤進一 委員長 それは、図書館だけに限った話で。
◎藺草光一 文化課長 今回の台風19号において、若干の雨漏りは数館で見られましたけれども、大きな被害は通常あってはいけないんですけれども、時々あることでございますけれども、それは今回も多少あったということでございます。
◆牧野けんじ 委員 図書館の中でも、小松川図書館なども古い施設ということで、今後の方向性なども検討されていると思うんですけれども、書籍はどうしても水につかってしまうと、それをもとに復元するのはなかなか大変だというような状況もありますけれども、必要で貴重な書籍をどのように水害のときに管理をするか、その優先順位だとか、その際の行動について、手順を決めているというようなことはあるのでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 指定管理者図書館については、そもそも協定書の中で災害時の対応ということで、江戸川区地域防災計画に基づいて行動するということが決められております。これに基づいて各図書館、マニュアルを整備しておりますけれども、今回の台風19号の対応を踏まえまして、改めて詳細な対応マニュアルを構築してまいりたいと考えております。
◆牧野けんじ 委員 今回は、江戸川区では大きな被害はありませんでしたけれども、ほかの自治体での事例などもよく検証していただいて、対応していただければと思います。
それから最後に、私たちの会派では、図書館には指定管理はなじまないという立場で、これまでも意見を述べてまいりました。この点で、活字文化議員連盟、公共図書館プロジェクトという超党派の国会議員、自民党の衆議院議員が顧問を務めています。ここは、去年の6月に公共図書館の将来という答申を発表しました。この答申を発表するに当たっては、千代田区の日比谷図書文化館だとか、神奈川の大和市立中央図書館シリウスだとか、ビアックス、それから、現場の司書さんなどからもヒアリングを行って打ち出したというもののようなんですが、この中でも公共図書館には指定管理制度はなじまないということが明示をされています。指定管理者の業務実態を評価するというときに、日々の図書館業務に直接携わっていない行政のほうから、意見を述べることができなくなっているというような事例も見られるということが、ここで指摘されています。また、指定管理の図書館であっても、館長及び業務を統括する職員は自治体職員にするというようなことも、そういった人材を登用することも必要ではないかということも提案をされているんですが、今の江戸川区の指定管理図書館は、水準を維持しているということなのかもしれないんですが、今後について、こうした必要な部分については自治体の職員を配置するというような検討はされないんでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 私どもの区立図書館は、指定管理者と私ども文化課の職員が緊密に連携をして、図書館運営に努めているところでございます。サービスも随分向上したというふうに考えているところでございますので、これからも指定管理者とともに、よりよい図書館運営に努めてまいりたいと考えております。
◆牧野けんじ 委員 図書館が指定管理化されて、長いところでは10年というようなところもありますので、今後については必要な検証をしていただきたいというふうに思います。
◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。
新型
コロナウイルス肺炎の感染拡大に備えて、国の基本方針や、区でも方針が決まりましたが、その影響が今後どのようになっていくのか、予測はできませんが、長期化した場合、稼働率の低下の影響が大きくなるのは目に見えています。タワーホールや文化センター、グリーンパレスなどの大型施設は特に影響が出てくるかと思われますが、現在どれぐらいキャンセルが出ているのかということと、それから、今後に向けてどのような支援が必要になるかなど、方向性などを考えておられるようでしたら、お知らせください。
◎藺草光一 文化課長 今回の新型
コロナウイルスで、この新型
コロナウイルスを理由としたキャンセルは、1月末から昨日までで、文化施設で173件、宿泊施設で383人の方が利用取り消しをされているところでございます。この取り消しに伴いまして、各施設は大幅な収入が減ということになります。また、このキャンセルのほかにも、それぞれの施設が自主的に興行、イベントを企画してございますけれども、こちらもキャンセルしてございますことで、興行主への支払いですとか、利用者への返金等の損失が発生するところでございます。こちらについては、今後、指定管理者との協議の中でどのように対応していくか、損失については検討してまいりたいと考えております。
◆伊藤ひとみ 委員 民間のノウハウを生かしながら、コスト削減を目指している指定管理者制度ですが、今回の
コロナウイルスへの経済面への影響は、これまで経験したことのないものになってしまいます。住民サービスへの支援は当然のこととはいえ、区がその支援をするということを伺って安心しました。
また、もう一つ、今度は指定管理者のもとで働いている人たちについてなんですが、施設での会議や宴会などがこんなに自粛されてしまったというところで、そこで働いていた臨時のパートの人たちとかの把握はしているのでしょうか。
◎藺草光一 文化課長 各施設におきまして、休業によりまして、ただ現在のところ雇い止め等の状況は発生してございません。もともと指定管理者に任せいている部分というのは、繁忙期・閑散期によりまして、柔軟に従業員体制を変化できるというのが、この指定管理者のいいところでもございます。こちら、実際には指定管理者の労務管理ですとか、勤務体制によるものですので、私たちが運営方針に対してこうしなさいということは強くは言えないところでございますけれども、有効に雇用を守っていくような働きかけはしてまいるように、協議をしていきたいと考えております。特に宿泊施設については、安曇野市や南魚沼市の地域雇用の一端を担っている面もありますので、この点については十分配慮するように、指定管理者と協議をしてまいりたいと考えております。
◆伊藤ひとみ 委員 パートなどで働いている方々の労働条件については、個々の指定管理者に一任されているとは思いますが、そこで働いている人たちも、また区民の方が多いのが現状ですので、今回のような、これまで経験したことのないような理由で、経済的に追い込まれることのないように、区の相談窓口や情報などを得られる場を、情報として指定管理者にも周知していただいて、守っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○藤澤進一 委員長 ほかに。
◆
小林あすか 委員 ここでは、江戸川区が保有する塩沢荘と穂高荘について、少しお伺いさせてください。
こちらは、区民の皆様の健康維持のためにということでされているとは思うんですが、特に、例えばお子様がいらっしゃる子育て層に向けての広報というか、取組みというものは何かされているのでしょうか。二つあるんですけれども、どちらでも構いません。何か広報というか、施策はされていますか。
◎藺草光一 文化課長 穂高荘についてでございますけれども、平成30年度から、6月に全区立小学校及び幼稚園に、子供向けのリーフレットを配布してございます。3万5,000人を対象に配布をしているところでございます。平成30年度については「自由研究にもってこい 夏休み安曇野・穂高荘に行こう」、令和元年度は「信州安曇野のわくわくがいっぱい」ということで、それぞれ安曇野の美術館ですとか、水上アスレチックですとか、リバーアクティビティ、そのようなことを紹介して、穂高荘への集客に努めているところでございます。実際に、こちらの集客をすることによりまして、小学生以下の利用が200人以上増えたという実績がございます。
◆
小林あすか 委員 今おっしゃられた、200名以上の実績というところで、私もそのとおりだと思っています。実は私も存在は知っていたんですけれども、抽選で当たらなかったというのもあるんですけれども、区議になって初めて穂高荘のほうに行かせていただきました。行って、母の目として一番に思ったのは、「こんなにいい場所なら、うちの子どもが来たら大喜びするな」、何かしたいとかではないんですよね。江戸川区は公園がたくさんあるとはいえ、過密しているところで、どうしても子育てをしているので、いい意味で何もない、大きな声で騒いでも、「邪魔になってしまうから」と言わなくてもいい環境は、江戸川区の子育てをしている方々は共通で思っていらっしゃると思うんですね。というところで、すごくいい施設だと思いました。もったいないなと思いました。実際に、私の周りのお子様をおもちの保護者の方に聞くと、存在は知っているけれども、一部の方のイメージですけれども、「おじいちゃん、おばあちゃんが行くところだよね」とか、「行っても遊ぶものはあるの」とか、そもそも区報でちょっとだけ何とか狩りとか書いてあるけれども、あとはいつ申し込んでいるのというところで、私も微力ながら広報はしたんですけれども、何が言いたいかというと、広報力をすごく心配しております。といったところで、先ほど平成30年度から、私も手元にありましたので見させていただいて、すごくいいものだと思ったんですけれども、夏休みや、この長期休みは、お母さんとかお父さんが何をもらうかというと、例えばご近所ですみだ水族館とか、最近ではキッザニアとか、いわゆるちょっと民間の力が入ったようなところのパンフレットも一緒に入ってくるんです。お母さんといっしょが映画館に来るよとかといったときに、ぱっと並べたときに、やはりちょっと見劣りしてしまうと、せっかくのいいもの、もっと言うと、お値段的にはすごくリーズナブルなので、知れば多分リピーターの方がいらっしゃるところ、すごくもったいないなというところがありますので、これは要望としてですけれども、ぜひもっと自信を持って、積極的に子育て世代に広報していただきたいのと、ちょっと難しいかもしれないんですけれども、ちょっとキャッチーなパンフレットなどにしていただくと、お母さんたちもぱっと目を引いたりとか、あとは子どもが「お母さん、このアスレチックに行ってみたい」などというようなものがあると、子どもたちからスタートすると思いますので、ぜひ広報という部分で、今後やっていただけたらなと思います。
◆伊藤照子 委員 よろしくお願いします。
今、タワーホールなどの指定管理者の災害時の補完施設になるということでお話がありまして、災害マニュアルも作成していくというようなことをお答えいただいていたんですけれども、今回の台風19号のときに、避難所をあれこれ回ったんですけれども、それで、補完施設には備蓄物資や毛布等は置いていないと聞いたんですけれども、その辺について、マニュアルをおつくりになるとかというお考えがあるなら、備蓄については今後考えていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。
◎山田康友 地域防災課長 現在、避難所の補完施設には、マンホールトイレの上物を若干二つほど備蓄をしていたり、あとは毛布を100枚備蓄している状況でございます。今後の備蓄につきましては、避難所の補完施設の役割について、改めて検討するとともに、備蓄物資の保管のスペースの場所といった課題もありますので、そういったことも踏まえて、慎重な検討が必要だというふうに考えております。
◆伊藤照子 委員 東日本大震災のときを思い起こすと、電話がつながらなくて、毛布が欲しいと言ってもなかなか来なかったりとか、そういうことがあったので、ぜひ今後の課題として、指定管理、また補完施設についても検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○藤澤進一 委員長 ほかに。
次に、第2目健全育成費。
◆齊藤翼 委員 ここでは、民法改正に伴う成人式のあり方について、お伺いしたいと思います。
2018年6月に成立いたしまして、これからは成人が18歳になる。それが2022年の施行になるということで、毎年行われております成人式は、本区においても当然関係してくると思いますが、昨年の予算委員会での御答弁では、2019年度中に各業界団体、理美容団体ですとか、貸付衣装団体、また写真業界等のヒアリングをして、結果が出るということでしたが、現状をお聞かせ願えればと思います。
◎上坂かおり 健全育成課長 よろしくお願いします。
ただいま成人年齢引き下げに伴う成人式の実施についてのご質問でございますが、こちら民法改正に伴いまして、おっしゃいますとおり、2022年より成人年齢が18歳に下がるものでございます。これに伴いまして、成人を祝う会の成人式、こちらについては実は特段の法律の定め等がございませんので、各自治体での判断となってまいります。その判断をどうしていくかというところで、現在の状況についてお答えさせていただきます。
まず、国の動きといたしましては、国では成人年齢の引き下げを見据えた関係省庁連絡会議、こういったものを昨年の4月より開催しております。その中で、省庁連絡会を3回、また、先ほどお話にもありました、自治体や理美容協会、和装協会等からのヒアリングを行う分会を7回開催していまして、その結果をもとに、これから国が答申を出す予定でございます。対して、区の動きといたしましては、当然国の答申というのを参考にさせていただくところではございますが、合わせて主役となる祝われる子どもたち、この子たちがどう考えているかというところの意見も大切にしたいと思っておりまして、現在区内の都立校7校の高校生1年生から3年生、約5,000人に、成人式の開催年齢についてのアンケートを実施させていただいているところでございます。
◆齊藤翼 委員 わかりました。ありがとうございます。
特に女性の着物のご予約は、早い方は2年ぐらい前から始めていくという、区民からのお問い合わせも結構いただいておりまして、まだまだ議論が必要ではあるかと思いますが、今、高校生にアンケートをとっている最中ということですが、正式な発表時期とかのお考えがあればお聞かせください。
◎上坂かおり 健全育成課長 委員のご質問にありますとおり、私どもの部署のほうにも数件ではございますが、そういった問い合わせ等は入っております。今早い方は、2年前には美容院の予約等をしているという状況がございますので、そういった部分を考慮しますと、なるべく早く一定の方針を出す必要があるかなと考えております。先ほどお話しましたアンケートにつきましては、3月中には集計ができると思っていますが、あとは国の答申が出ましたら、区民の意見と国の公表を参考にさせていただいて、なるべく早い時期に実施年齢とか時期、合わせて名称、成人年齢が変わりますので、もし二十歳でやるとなったときには、成人式とは呼べないかなというところで、そういった名称も含めて方針のほうを決定して、合わせて公表していきたいと考えております。
◆齊藤翼 委員 先月の成人式に私も出席させていただきましたが、厳粛で和やかな成人式でしたので、江戸川区としてはあのようなすばらしい式典は、式典名は変わってしまうかもしれませんが、20歳で続けていくのがよいのではないかなということを意見といたしまして、終わります。
◆伊藤照子 委員 共育プラザについてお伺いしたいと思います。
今年度、共育プラザについて、利用者を増やしていくために、中高生にアンケートをとったとお聞きをいたしておりますけれども、大まかにどのような結果だったでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 こちら共育プラザについてのご質問でございますが、昨年の9月に区内の中高生を対象にアンケートを実施させていただきました。実施の目的といたしましては、学校でも家庭でもない第三の場所ということで、より多くの中高生に利用してもらいたいということで、当事者である子どもたちの声を聞こうということで、実施させていただきました。調査項目といたしましては、まず「共育プラザを知っていますか」とか、あと「共育プラザに行ったことがありますか」、利用した目的「どんな共育プラザだったら利用したいですか」、そういった6項目を調査させていただきました。こちらは区内の学校の協力もございまして、約1万9,000人の中高生から回答をもらうことができましたので、ここでは結果の中で、二つの項目について、ちょっとご紹介させていただきたいと思っております。
まず、共育プラザの認知率です。「共育プラザを知っていますか」というところでは、54%の中高生のみが知っているような状況でした。実は私たち毎年、中高生にチラシ等を全生徒に配っていたり、定期的なSNSを使った情報発信もしているんですが、子どもたちにはそれが届いていないなというのがわかりました。また、利用率、こちらにつきましては、利用者の率を地図に落としましたところ、共育プラザの周辺の学校は非常に利用率が高いところなんですが、共育プラザのない葛西南部と中央地区に関しましては、非常に利用率が低いということがわかりました。
◆伊藤照子 委員 今のお話で、中央と葛西南部が利用者が少ないと、やはり近くにあったら行こうかなということになるというのが、よくわかったということだと思うんですけれども、新年度予算で、空白地域だった中央地区のグリーンパレスの中に開設されるとお伺いしておりますけれども、その内容、そしてまた、上一色のe-リビングがこの中央の中に移転してくるということですが、そのねらいについて、またこの中央地域と平井地域を民間委託にするとも聞いておりますけれども、そのねらいについてお聞かせいただきたいと思います。
◎上坂かおり 健全育成課長 こちらのほうの共育プラザ中央のお話をいただきましたとおり、グリーンパレス内に設置をさせていただきます。具体的には、グリーンパレスの新館と言われるほうの2階の部分、合わせて5階の発達障害支援センターの跡地、こちらを利用して開設させていただく予定でございます。
次に、e-リビングの件ですけれども、今回開設します中央、そこには上一色にございますe-リビングを内包する形で設置させていただこうと思っております。このe-リビングは、フリースクールとフリースペースが融合したような、不登校や不登校気味の子、合わせて家庭の事情等で支援が必要な子どもたちを受け入れて、丁寧にかかわりながら生きる力を育む場所としていきたいと思っております。
最後に、中央と平井の民間委託に関しましてでございますけれども、今回開設します中央と、現在直営で運営しております平井、こちらを民間事業者へ運営委託していきたいと考えております。この運営委託します2館につきましては、実は現在の共育プラザは平日9時から夜9時まで、土日は9時から5時までという運営方法で、月曜と祝日はお休みの状況です。この運営委託後は、運営委託しました2館についてのみにはなりますが、年末年始以外の朝9時から夜9時まで開所する予定になっております。また、ここでは先ほどお話もありました、e-リビングを設置いたしますので、生きづらさを抱えた子どもたちに丁寧に対応できるような専門医の設置、合わせて民間の力を使いまして、中高生が行ってみたいと思ってくれるような魅力ある館運営、あと情報発信というのを積極的にしていきたいと考えています。
◆伊藤照子 委員 民間委託でどういうふうになっていくか、大変楽しみにしておりますので、大いに期待したいと思います。今回この共育プラザ、今年度末まで1655勉強カフェに、すごくたくさんの方が生き生きと勉強に通っているというのを聞いていたんですけれども、これがこの共育プラザの中になくなるとお聞きしているんですけれども、大変効果が上がっていると聞いていたんですが、今年の受験も含めて、その成果についてお伺いしたいと思うんですけれども、不登校児童生徒も、その中には一緒に通っていたんだと思うんですけれども、そういった効果もあるんじゃないかと思うんですけれども、その効果についてお聞かせください。
◎上坂かおり 健全育成課長 1655勉強カフェ、こちらの部分に限ってという形にはなりますが、今年は中学3年生の受験者数は42名でした。そのうち18名が、私立であるとか、あと都立の推薦で実は合格のほうが決まっています。ほか24名のお子さんにつきましては、現在、都立高校を受験していまして、3月2日の都立高校の発表を現在待っているところでございます。不登校生徒につきましては、現在、中学生が3名、高校生が2名通っております。効果のところで、一つ事例をお話させていただきますと、学校には行けていない中学3年生が通っていたところではございますが、高校には行きたいということで、チャレンジ校への進学を希望していました。その子に通う中で面接対策であるとか、作文対策というのを丁寧に支援させていただきましたところ、毎回きちんと通ってくれまして、一般入試に臨むことができました。今、3月2日の結果を待っているところではございますが、こうやって丁寧にかかわることで、前進するきっかけが提供できたかなと考えております。
◆伊藤照子 委員 今まで一生懸命通っていた、今のようなお子さんがいるので、ちょっとこの場がなくなってしまうのは、がっかりしてしまうんではないかなとすごく思うんですけれども、多様な学びの場として、自由で、また年代が近い大学生がいたことがすごくいいのではないかなと思っています。来年度は、放課後の補習教室をモデル校30校だと聞いていますけれども、この共育プラザに行っている子も、昨年発表になった不登校のガイドラインの中で、登校扱いとなるというのを表示してあったので、この学びの確保が進んだなと思っていたんですけれども、この30校以外の子どもたちは、今後どういったところで、今まで1655で受けていたものをできるのかなというのがちょっと心配なんですけれども、共育プラザではこの点についてはどのようにお考えになりますか。
◎上坂かおり 健全育成課長 今まで行っていました、1655勉強カフェというのは、二つの側面あったと思います。一つは当然学びというところがございますけれども、もう一つは子どもにとっての居場所という側面があったかなと思います。今回学びの部分につきましては、モデル校30校で対象者をさらに拡大をして実施をする形になります。その30校以外のお子さんについては、当然学校の放課後補習教室、こちらのほうを引き続き実施する中で支援をしていくという形になると、教育委員会のほうからも伺っております。あわせて私のほうで行っています、居場所の側面、こういったところは引き続き共育プラザで提供していきながら、さらに新たな利用者の拡大、そういったものも図っていきたいなと思っています。具体的には、大学生とか大人とかと一緒に話す機会、そういったキャリアプログラムの提供であったり、あと対話を通じて相談が気軽にできたりとか、居心地のいい場所、食事の提供、そういったことをしながら、環境を整えていきたいと思っています。それと、共育プラザに自習室がございますが、自習につきましては、さらに充実をさせていきたいなと思っています。具体的に参考書も充実させていただいたり、コピーとか、プリントサービスというのを少しさせていただいたり、あとは子どもたちのニーズに合った居心地のいい自習室、そういったものを提供して支えていきたいと思っております。
◆伊藤照子 委員 ぜひそういう場を、学ぼうという気持ちが起きるような、外へ出ていってという場を、共育プラザでもつくってもらいたいなと思います。この名前が1655勉強カフェというのがとてもいいなとみんな思っていると思うんですけれども、これは子どもたちと職員の方が一生懸命考えたんじゃないかなと思うんですよね。このラフな感じが子どもたちにとっても受けたのかなとすごく思うんですけれども、ぜひどこかで残してほしいなと思うんですよね。1655という名前はあるわということで来てもらえるように、勉強をとって1655カフェとか、居場所としてこの名前をぜひ残してもらいたいなと、きっとみんな思っていると思うんですけれども、その点どうでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 学びの部分というのは、学校のほうでやらせていただくところですが、居場所としての機能のところで、ご意見のほうは参考にさせていただいて、研究していきたいと思っております。
◆伊藤照子 委員 最後にします。すみません。ぜひ一人ひとりが希望をもって、子どもたちが成長できる江戸川区にしてもらいたいと思うので、この不登校対策は特に江戸川区の将来にとっては一番大事なことだと、私は本当に思っているんです。ぜひいろいろな学びの機会をつくるということで、ガイドラインもつくったので、この辺が前進するように、絶対に後退しないようにしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆大橋美枝子 委員 共育プラザの葛西南部が少ないということのお話がありましたけれども、その見通しというか、今後どんなふうにお考えか、改めて聞かせてください。
◎上坂かおり 健全育成課長 共育プラザの南部ということで、ご意見いただきましたが、確かに今回のアンケートでも南部は空白地帯ということで、私どもも把握しております。それは建物の関係とか、どういった施設にするかというところもございますので、こちらについては引き続き検討していきたいと考えております。
◆大橋美枝子 委員 ぜひ早急に検討して、具体化してほしいということを改めて要望します。
もう一点、伊藤委員が詳しく指摘していただきましたけれども、1655は大変子どもたちにとっていろいろな意味で力がついたんじゃないかと、改めて私も思います。そういう何らかの形を、共育プラザは今後も工夫して残せないかと、改めて思うんですけれども、人の配置が難しいとしたら、共育プラザの配置の職員をそこで何か工夫するとか、忙しいのをまた忙しくさせてしまうみたいなことを言っていますけれども、何かできないかと思うんですけれども、どうなんでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 1655勉強カフェという事業自体は、学校のほうで行っていく形にはなりますけれども、今までも、通常のやっていない以外のところでも、職員が勉強を教えたりとか、相談に乗ったりとかということは、当然ロビーワークの中でさせていただいていますので、そういったことは引き続き丁寧にやっていきたいと思っています。
◆大橋美枝子 委員 やはり職員が増えたほうがいいと改めて思いましたので、その辺も含めて要望いたします。
◆伊藤ひとみ 委員 1655勉強カフェなんですけれども、やはりここは大学生のお姉さんとかお兄さんと話もできて、身近な目標にもなって、前向きに勉強ができる場所となっていたことがすごくよくわかりました。不登校の生徒さんたちにとっても、とても通いやすい居場所となっていた、この1655勉強カフェがなくなってしまい、子どもの可能性を伸ばせる場所が減ってしまうことにとても危惧をしています。また、今のお話もありましたけれども、ほかにも子どもたちへの聞き取りなど、調査・評価されたことがあれば、伺いたいと思います。
◎上坂かおり 健全育成課長 今ご質問がございました、この学習支援のほう、1655勉強カフェの部分等では、特に今回の件では聞き取り等はさせていただいておりませんが、アンケートの中では「どういったものがあったら共育プラザに行きたいですか」という質問はさせていただいています。その中では、eスポーツであるとか、あとはゲーム、漫画、アニメ、あとは食事とか、そういった意見も聞いていますので、そういったところを丁寧に対応しながら、居心地のいい共育プラザにしていきたいと思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 前向きな答えが聞けてよかったです。なくなることについての子どもたちへの説明はされているのでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 説明につきましては、これから事業終了に当たりまして、説明をさせていただこうと思っていたところではございますが、今回の新型
コロナウイルスの関係で、健全育成事業に関しましては、大小かかわらず中止という形にさせていただいているもので、そういった意味では、説明のほうが十分にはできていない状況ですが、当然子どもたちが再び来るようになった際には、丁寧に説明していきたいと思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 やはり年が近いお姉さんやお兄さんたちと楽しく勉強ができるという時間や空気が自由な感じもして、居場所としてよかったのではないかと思っています。居心地のいい居場所づくりを、子どもたちの声を反映してつくっていただきたいと思います。
同じ共育プラザについて2件、あとよろしいでしょうか。
○藤澤進一 委員長 どうぞ。続けてください。
◆伊藤ひとみ 委員 では、共育プラザの図書についてです。少し前になりましたが、図書の充実という意味では、どの館も本を収集しているというよりも、置いているという感じがしてしまったんですけれども、最近の図書の様子はいかがでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 図書についてでございますけれども、以前、委員も来ていただいた際に、ちょっと古い本があるんじゃないかなというところでお話もいただきまして、うちのほうでも図書については意識してそろえているところです。子どもたちに人気なのは漫画ですので、漫画も人気のものをそろえ、最新刊も用意しておくと、それを目的で来る子どもたちもいます。あわせて小説、雑誌等ですが、小説に関しましては、図書館では順番待ちでなかなか借りられないような本、そういったものをご用意させていただいていますので、子どもたちはそこに来ることで、図書館ではなかなか借りにくい本も借りることができるといった形になっております。
◆伊藤ひとみ 委員 本を読むことは情報も無限大なので、本を読んでもらいたいと思っているところなんですが、図書館との連携は改めて何かあるのでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 こちら、図書館との連携ということですが、現在、共育プラザ葛西で、図書プラという形で、近隣の西葛西図書館との連携事業を実施させていただいております。これは共育プラザ葛西の入り口ロビー等を使わせていただいて、図書館の職員が子どもたちと対話をしながら、さまざまな図書の話を通じて本に関心をもっていただくという目的で実施させていただいております。大体、月1回から2回、西葛西図書館の職員が訪れまして、本の紹介をしたり、あと図書館員と中高生による交換ノート、図書プラノートというのを実施したり、あと夏休みには読書感想文をテーマにした話をしたりということで、毎回工夫を凝らして実施をさせていただいております。子どもたちからは図書館の職員に「自分の悩みを解決するにはどんな本を読んだらよいですか」とか、「特定の本を探していないときに図書館ではどうやって本を絞っていくとよいのですか」というところの質問がありまして、そういったものに図書館職員が一つ一つ子どもの質問に丁寧に回答をしてくれている状況です。中高生世代は、やはりこれからの人生を生きていくに当たっては、さまざまな人との出会いとか、本との出会いというのが大切だと思っていますので、こういった子どもたちにいい影響を与えるような本の出会い、大人の出会いを提供していきたいなと思っております。
◆伊藤ひとみ 委員 楽しそうでよかったです。やはり自然に本に親しめるようになる環境づくりが大切ではないかと思っています。居場所としてよい空間となるように、司書の方の意見などを聞いたり、子どもたちの意見を聞いたり、先ほども申しました、居心地のよい楽しい共育プラザにしていただきたいと思っています。
あと、もう一点、中学生と赤ちゃんとのふれあい体験についてです。共育プラザで行われている、中学生と赤ちゃんとのふれあい体験について、少子化や核家族化が進んでいて、母親世代は中学生と話す機会がほとんどなくなっているのが現状です。また、一方でも中学生は兄弟が少なくなっていることから、赤ちゃんに触れたり見たりする機会もなくなっています。助産師という専門職が命についての座学だけではなく、その後に赤ちゃんと実際に接することができる、とてもよい取組みだと思っています。これまで6館全てでは行われていなかったかなと思っているんですが、現在はどのような状況で行われているのか、活動内容や感想などもお聞かせいただければと思います。
◎上坂かおり 健全育成課長 赤ちゃんふれあい体験についてというところで、共育プラザで現在行っています、赤ちゃんふれあい体験、こちらでございますけれども、現在、共育プラザでの中学生と、あと子育て広場を利用しています、子育て親子が触れ合う体験として実施させていただいております。今年は新型
コロナウイルスの関係で中止になったところもございますけれども、基本全ての館で、今年度は実施予定とさせていただいておりました。中でも、共育プラザ南篠崎、あと共育プラザ平井、こちらは中学校との連携をさせていただいておりまして、中学校の授業の一環として行っていただいております。昨年7月も共育プラザ南篠崎で、篠崎中学の3年生の子245名と、あと親子が198組の親子、4日間に分けて交流を行いました。はじめに、赤ちゃんの人形でお世話の仕方や、ふれあい遊びの仕方を教えてもらった後に、その後に親子が入場してきて、親子一組に生徒一人から二人がついて、あとは地域の民生委員さんとか、青少年委員さんがそのグループの中でアドバイスをしながら、赤ちゃんをだっこしたり、一緒に遊んだりということをします。生徒の中には、赤ちゃんと見つめ合ったまま、じっと動かなくなってしまう男の子がいたりとか、子どもたちにとっては、生まれて初めて赤ちゃんに触れ合うというところで、貴重な経験となっております。実施後の感想の中でも、生徒からは「ひとりではまだ何もできない子が目の前にいるだけで守りたいと思いました」「お母さんは子どもをどう育てればいいのか不安を抱えていることを知りました」とか、「話すことをしないでコミュニケーションをとることの難しさ、自分もこんなに小さいときに周りの人に支えてもらったという感謝の気持ちが生まれた」という感想がございました。あわせて協力してくださった親子のほうからは、「私自身も中学生と話す機会がないので、とてもいい経験ができました」とか、「中学生がとてもやさしくいい子で、自分の子どもも、こんな中学生になってもらいたいな」と、そういった感想がございました。先ほど話にもございました、館によっては助産師によります命の授業を組み合わせさせていただいているところもございます。子どもたちにとっては、やはり命の大切さを学ぶ貴重な経験だと思いますので、今後も継続して行っていきたいと考えています。
◆伊藤ひとみ 委員 よかったです。中学生にとっても母親側にとっても、近い将来を想像できるようになるかと思います。新たに運営管理を予定している平井と中央でも、この事業は行われるのでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 これから運営委託します、平井と中央でも、当然ですけれども、継続して、さらに拡大をできたらいいなとは思っております。
あわせてちょっと1件、先ほどの訂正させてください。先ほど篠崎中学校の赤ちゃんふれあい体験ですが、中学生245名、親子は405名という形です。失礼いたしました。よろしくお願いします。
◆伊藤ひとみ 委員 共育プラザは、子育て広場と中高生の居場所が同じ場所にあり、世代間の交流が自然にできる形であります、それぞれお互いの未来を想像することができる、よい事業だと考えております。赤ちゃんとのふれあい体験で、赤ちゃんのやわらかさだったり、だっこをしたときの重さだったり、体温から自分への思いだったり、保護者への感じ方だったりというようなことも、中学生、高校生自身に変化があるのではないかと思っています。また、新しくできる中央を入れて、7館全てを使って、全ての学校で学年単位で行うことはできないのかなというふうにも思います。ちょっと教育長がいらっしゃらなくて残念なんですが、ぜひとも学校単位で、共育プラザを知るきっかけにもなりますので、ぜひご検討をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆白井正三郎 委員 ここでは、青少年の翼事業でお聞きいたします。平成15年から始まって、これは本当に皆さんの善意でできているんじゃないかと思うんです。・・・・さん、そして、・・・さんのご遺族のほうで、野村・立井国際交流基金を大いに活用させていただいてできていると思うし、たしか平成23年ぐらいからは京葉鈴木記念財団のほうで、年間数千万円にわたるご寄付をいただいて、ほかの方からもいろいろご寄付をいただいていますけれども、今は青少年の翼基金ということで、できている、もう1,300人近く行かれている事業だと思って、すごく効果のあるいい事業だと思っています。この間聞いていましたら、大西委員さんのほうから、ハワイのホノルル市のほうの派遣もというようなお話があって、きっとそういうことも、これから考えられていくんだろうなというふうに思って、期待しているところですが、ここで聞きたいのは、もう17回ぐらいになったんですか、その評価と、それから、プログラムの改善のために、行った方のアンケートをとられたというふうに聞いているのと、それから、OB・OG会があって、翼の会というのがあって、その会のアンケートもとられて、どのような活動をしていますかということだったというのですけれども、それを教えていただいていいでしょうか。お願いいたします。
◎上坂かおり 健全育成課長 委員のお話にもございました、青少年の翼事業につきましては、平成15年に始まりまして、今年度まで1,275名を派遣させていただいたところでございます。こちらのほうも、私どもも、その派遣の効果というのを検証していく必要があるかなということで、前回平成26年11月に、当時の二十歳以上の子たちを対象に、派遣後の効果についてアンケートをとらせていただいております。その後、5年が経過いたしましたので、再度アンケート調査を実施させていただきました。現在、最終的な調整をさせていただいていますので、年度内には完成したものをお見せできればと思っております。ご質問にございました、青少年の翼のOB・OGで構成されています、翼の会の活動についてでございますけれども、こちらについても、今回のアンケートで質問をさせていただいております。内容としましては、「翼の会の活動に参加されたことがありますか」という質問に対しまして、回答者のうち56%が「参加したことがある」と回答をされています。翼の会の活動です。こちら平成22年に活動が始まりまして、毎年イベントとか事業の参加回数、参加人数、そういったものは年々増えている状況でございます。また、委員のお話にもございましたとおり、翼の会の事務局を、健全育成課の青少年係で行っていますので、事務局から翼の会への定期的な情報発信、そういったものを行っています。そこでは、区の事業の協力はもちろん、海外からの留学生の対応、あとはホームステイとか、そういった個別の海外交流事業にも積極的に参加してくださっております。翼の経験を活かして活動をしてくださっているなというところでございます。また、翼の会の会員に限ったところではございませんが、今回アンケートの回答にいただきました、派遣団員のうち40%近くが
ボランティア活動にも参加をしているということがわかりました。内容を見ましても、留学生の日本語
ボランティアはもちろんのこと、被災地での
ボランティア、あと地域の清掃活動、障害者支援など、さまざまな活動に参加している状況がございましたので、派遣団員たちが派遣後も地域で活躍している、そういった状況がわかったところです。
◆白井正三郎 委員 大変活躍しているのがよくわかってうれしいです。これを考えたときに、基本構想で出ているんですけれども、世界に目を向ける人材を育成したいというのがあったんですけれども、その個人の成長だけじゃなくて、今お話ししたように、地域にこういう方たちが根づいて、活躍いただけるというのがもう一つあって、先ほど私が
ボランティアの話をしましたけれども、今も40%の方が
ボランティアをしていただいていますけれども、こういう方たちが時代を担う
ボランティア活動をしてくれたり、今度は大人になったら、おやじの会に入ったり、PTAの役員をやってくれたり、もっといけば、町会の役員をやってくれたり、いわゆる地域力のすごく力になってくれるというのも、これだけ皆さん善意を出して派遣している、ご自分もお金を出してとかもあるんでしょうけれども、だからそこのところを、せっかく青少年係さんが今お話ししたとおり、担当で、この翼の会というのを事務局でなさっているので、そこをうまく毎年人数が増えていくわけなので、ぜひそのあたりも考えながら、参加者の声を聞き続けて、離れることなく、江戸川区の地域力の向上のためにもこの事業を生かしていただければということを要望して終わります。よろしくお願いいたします。
◆よぎ 委員 おはようございます。
こども未来館のところですけれども、先日の子ども議会についてです。とてもすばらしい子ども議会でした。私も傍聴席から傍聴させていただいたんですけれども、その中から出てきた意見はとてもよくて、この議会については、これから例えば中学生とか高校生に展開していくということについては、どういうお考えでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 今回やらせていただきました、こども未来館の子ども議会でございますけれども、こちらはこども未来館で行っています、政治ゼミの成果の発表の場としてやらせていただいたものでございます。実はこの政治ゼミというのが3年に一度行っているゼミでして、政治・経済・法律、これを毎年回してやらさせていただいている状況ですので、またこの政治ゼミの年が来たときに、再度また実施については検討していきたいと思っております。
◆よぎ 委員 ぜひ中学生、高校生への展開を検討していただきたいんですが、今回の議会を見て思ったのは、本当に小学生からでも政治に関係なく、実は社会を見てくれている。それから、社会が抱えている課題について見てくれている、考えてくれている。そういったところをすごく思ったので、小さいころから自分の周りを見る、自分の周りを思うというところを育てるためのすごくいい機会だなというふうに思いました。そういう意味で、例えばこれから中学生、高校生に対して展開していくと、その中で、もっとグローバルな問題とか、例えば今回のSDGsだとか、そういったところも勉強の一環として入ってくると、もっと視野が広がっていくんだろうなというふうに思います。なので、ぜひ検討いただきたいという要望をしたいと思います。
それからもう一つは、今回議会で最終的に子ども議会の本会議をやったんですけれども、例えば将来は大ホールでやって、もっと区民とか、ほかの小学生とか中学生とかも参加できて、そういう意見に触れ合うというふうな機会をつくれたらどうかなというふうに思いました。要望として残します。ありがとうございます。
◆
小林あすか 委員 子ども議会に関して関連で、私も意見だけ少しお話させてください。
私も、先日の子ども議会を傍聴させていただきまして、こちら、大変感動いたしました。とてもすばらしいものだと思いました。私ごとですけれども、私は今でこそある程度の形で区議として立っておりますが、ものの5年ぐらい前は選挙で誰に入れたらいいのかというようなレベルの話で、何なら私たちの周りの子育て世代の方も、選挙に行ったという方も、聞くと2分の1は行っていないという方が多いところでございます。先日も選挙のお話だったり、投票率のお話が出ておりましたが、選挙に行けと言っても行かないんですね。皆様、勉強しろとか、ダイエットしろと言っても行かないんですよ。何が必要かというと、何でそれをしなければいけないのかということの土台が、実は今選挙に行かない人たちはできていないんですね。なんで勉強しなければいけないか、なんでダイエットしなければいけないか、なんで健康でなければいけないかがわかっているから、その目的につながるのであって、選挙に行けと言ったところで、土台がない人にお話をしても意味がないといったところで、先日の子ども議会は大変すばらしいものだと思いました。たくさん傍聴席も埋まっていましたが、恐らく保護者の多くが、あそこの傍聴席に座った方の多くが、初めて傍聴席に座られた方だと私は認識しております。中には私もそうですけれども、小さなお子様を連れていらっしゃった方もいらっしゃって、本来はあれが私は正しい開けた議会だと思っております。といったところで、少し離れてしまいましたが、子どもたちを通して政治を知るとか、議会を知るというところで、とても大変すばらしい試みだと思いましたので、先ほど、よぎ議員からもありましたが、ぜひこういった活動はいろいろな形ができると思います。私も子どもたちが傍聴してもいいなと思いました。映像媒体もありますので、映像媒体を使って、例えば授業で使うこともできると思いますので、いろいろ広がりがあるかと思いますので、その辺ぜひご検討、ご研究いただけたらなと思います。
◆大西洋平 委員 今、子ども議会のお話が出ました。大変結構なことで反響もあって、すばらしいことだと思います。大いに賛成する立場であるんですが、一方でいろいろと開催するに当たっては、準備をしっかりしていただいて、議場を使用していただくということは重いこと、だからこそ、区民の方に足を運んでいただいて身近になるという、大いに効果もあるんですが、ここで多くは語りませんが、二転三転したこともあったりとか、議会でもいろいろと調整というか、諮った経緯もありますので、事前にしっかりと、すばらしいことをおやりになるんですから、ぜひいろいろと意思疎通をうまく諮らせていただけたらとありがたいと思いますので、すみません。一言申し伝えます。
◆
小林あすか 委員 ここでは、子ども会に関して少しお話させてください。
前回の決算のときに、ほかの委員会でも少しお話ししているんですけれども、子ども会等の目的なんですけれども、これは地域の全ての子どもたちに対しての子ども会の活動なのか、それとも子ども会に加入している子どもたちに対しての活動なのか、まずこちらを、ぜひお聞かせください。
◎上坂かおり 健全育成課長 子ども会活動に関する考え方ということでのご質問でございますが、こちらについては、一つではないのかなと私たちは考えております。当然、まず子どもが楽しめる場所である、そういったことは必要ですが、ジュニアリーダーなどはまさに地域の人材の育成の場ではございますし、また参加している家庭にとっては家庭の孤立の解消、そういった面もございます。視点を変えて地域の支援されている方から見ますと、それが地域の方たちの生きがいであったりやりがいであったりという面もあると考えております。考え方や目的、いろいろ考えられますが、共通しているのはやはり地域で自立した子どもを育てていく、それに尽きるのかなと思っております。
◆
小林あすか 委員 私もそのような場であってほしいなと思っております。これは多分、ほとんどというか全ての方がそのように感じていることだとは思うんですけれども、その中で、例えば大きな目立つ行事として長期休みの夏休みのラジオ体操でしたり、お祭りや盆踊りという活動が子ども会としてやられていると思うんですけれども、その一部の地域では、例えばラジオ体操、自分も地域の子どもを行かせたら、子ども会の子たちにはスタンプカードがあって、隣にいる子ども会に入っていない自分の子どもはスタンプカードがないとか、お祭りに関しても子ども会に加入している子たちには数枚つづりのおもちゃ券みたいなものがあるので、まず優先的に子ども会に入っている、その券を持っている子たちが先にやって、持っていない子たちはその子たちが終わってから残り少ないおもちゃをみんなで分け合うみたいなところがあって、実際そういうことを体験してしまうと、子ども会にまだ未加入のお子さまをお持ちのご家庭だったりお子さまは、まあ別に無理して来なくていいかなというところで、すごく隔たりを感じているのはもったいないなと思っております。そこで、前回は子ども会のまずはどういう活動をしているか、インターネットでしてはどうですかというところをご提案させていただいたんですけれども、やはり子ども会に加入していただくには、まず子ども会を知っていただく必要があると私は思っているので、例えばお祭りのときに体験でお手伝いができますよとか、今度の週末、みんなで芋ほりがあるので体験でできますよみたいな、少しハードルを下げて子ども会を知ってもらうということもできるのではないかなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎上坂かおり 健全育成課長 今、小林委員のほうからご質問いただきましたそういった課題、子ども会における課題、こういったものは確かに長年実施しています子ども会ですので、あるのかなと感じています。実際、私どもで行いました子ども会のアンケートでも、約75%の子ども会が何かしらの課題を抱えているということがわかりました。やはり長年の課題ということで、すぐに解決するのはなかなか難しいのかなとは思っていますが、やはり行政ができるものとしては、先ほど言っていました加入者数を増やすであるとか、子ども会同士の横のつながりですね、そういったことを通じてさまざまな事例を参考にしてもらったり、困ったときに相談できるような関係づくり、そういったことをやっていくべきかなとは思っております。お話のありました子ども会へのハードルを低くする取組みといたしましては、アンケートの中でもお試し参加期間というのを設けたらどうですかという意見を子ども会からもいただいています。そういったことを実施していくということも子ども会連合会等に働きかけをしていきたいと思っておりますし、新年度の新規事業といたしまして小学生低学年向け親子キャンプ、こちらを子ども会連合会が実施するという形になっておりますので、そういったことを通じて子ども会の参加、あとはジュニアリーダーの参加ということを進めていきたいなということで思っております。
◆
小林あすか 委員 スタートの話に戻りますが、子ども会に入っている方も子ども会のお手伝いをしている方も未加入で子育てされている方もみんな共通して言っているのは、やはり地域で遊べる場が欲しいとか、お祭りに参加したいし子どもたちみんながつながりたい。地域がつながりたいとみんなが実は同じことを思っているんです。私も実際に子ども会のお手伝いをされている、ずっと町内でやられている方のお話を聞くと、やっぱりいやって、なかなか今のお母さんたち、来ないんだけれども、僕たちそんなに怖くないんだけどねというところで、すごく悩みを抱えていらっしゃったりというところで、みんなが同じことを思っているのにみんながつながらないというのは、やはりツールが足りなかったり方法が間違っていたりというところがあるんだと思うんです。今おっしゃられたようにハードルを低くして、キャンプなどはとてもキャッチーなワードだと思います。行きたいけれども、今の子育て世代、恐らく各個々で動いているので、自分たちだけでは行けないというところを、そこにかゆいところに手が届くという施策はとてもすばらしいと思うので、ぜひそういったところで地域がつながっていけばいいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。
◆窪田龍一 委員 子ども会のことが出ましたので、すごく今、やりとりの中で地域と密着すればいいというような、本当にこれが難しいことだというのを先般担当の方からも教えていただきましたし、私も子ども会の取組みについてすごく関心を持っていて取り組んだときにも、それが本当にどれだけ難しかというのを感じさせていただきました。地域、自治会も今のお話の中では簡単に言えば子ども会がそこにあれば、子ども会に入れば権利だとかいろいろなものを主張するのも大事なんですけれども、まずそこに飛び込んでいただくということが大事な区民としてのあり方ではないかなというような気もします。そういう子ども会づくりに関して、本当にアンケートをとっていただいたり地域、町会の方と連携をとっていただいていることがあるかと思うんですが、ぜひ、その辺の何かうまくいった成功な事例だとか、現場の地域、町会の方が抱えているようなことがあればお聞かせしていただければと思います。
◎上坂かおり 健全育成課長 地域との連携の事例ということで一つ挙げさせていただきますと、地域の葛西のほうになりますけれども空手の団体がございまして、そちらのほうがぜひ今まで長年やってきたので、子どものために、地域のために何かしたいというところで子ども会のお話を提案させていただきました。思いを持ってやっていただけるというところで、地域の町会のほうにもご相談に行かせていただいたところ、そういった思いがあるなら、ぜひ祭りなどに来て演舞をしたりとか、あとはいろいろな行事に参加をして少しずつつながる機会をつくっていきましょうということで言っていただくことができました。地域の方を広く入れるような子ども会活動をしてくださると同時に、その地域とのつながりをつくれたというところでは非常にいい取組みだったかなとは思っております。
◆窪田龍一 委員 私も少しその取組みを区の方が細かく丁寧に町会の方だとか新たな参画してくる子ども会をつくろうというようなことで取り組まれる方の、区の方が説明している、今現状あるものをいかにきちんと説明していく、その姿勢というのは大切だなというのは感じさせていただいて、その中でやはり大事なのは、我々もいろいろそういう今ある子ども会のあり方については、本当に町会だとか自治会もぜひ入っていただくという、我々もそれを強く発信していかなくてはいけないなというのは改めて感じましたので、ぜひ今後も今アンケートをとって、現場の声をしっかり聞いて、子ども会活動をもっともっと浸透させていくという取組みはとてもすばらしいことだと思いますので、ぜひ今後もその推進をお願いしたいと要望して終わります。
◆間宮由美 委員 子ども会が発展するために、とても支えていただいているというのが大変よくわかります。子ども会で大人がすることに子どもたちが参加を、大人がつくって、そこに子どもたちが参加をする子ども会から、子ども自身が最初からつくり上げていく、子ども自身が参画をしていく子ども会ということの意識をぜひ広げていっていただきたいと思います。要望します。
○藤澤進一 委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
そこで、この防災倉庫に入る備蓄品の内容、そして、この建物全体の特色についてご説明いただきたいと思います。
◎永塚正佳 地域振興課長 まず、1点目の防災倉庫の備蓄の物品でございます。
今、考えている案というものでございますけれども、1点目はガスバーナーの発電機をちょっと考えています。これが1点目でございます。あと、折り畳み式のボートを一つ入れたいなと考えてございます。また、ランタンとか投光器、こういった、万が一災害があったときに必要となる、いわゆる明かり等を防災倉庫に備えつけさせていただければと今考えておるところでございます。
また、2点目の、防災的な特色ということだと思うんですけれども、この施設でございますが、停電時に非常用のコンセントをちょっと用意させていただければと設計上考えております。また、調理スペースを用意しておりまして、災害時に炊き出しが可能な状態にしたいと思ってございます。また、あわせて太陽光発電、こちら年間1万キロワットほど発電できるものを用意したいと考えてございます。
○中道貴 副委員長 大規模水害のときには広域避難、これを我々は大前提としております。が、しかし、逃げ遅れる方々もやむなくおられることだと思っておりますし、寝たきりの方、けがをされた方、病気の方々につきましては、この一時避難時となるこの建物が大いに命を永らえることができると、またお聞きしますと、3階には座敷が、畳の間があって約21畳でしたか、ぐらいの部屋だと思いますが、これも3階にありますから非常にいざというときのためにお体の悪い方、病気の方々が安心してそこで休むことができるという機能もあるように聞いておりますので、これらの施設を含めて、災害時に大きな効果を発揮するものだと期待させていただきたいと思います。
何よりも、ふだんから住民の地域の皆さんに愛されて守られて、そして、逆に災害時には住民を守る。こういった施設でありますように無事完成を祈ってまいりたいと思いますが、開設が令和4年の3月とお聞きしておりますので、無事の開設を心から祈って質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
◆白井正三郎 委員 コミュニティ会館の建設のことでいいですか。
○藤澤進一 委員長 はい。
◆白井正三郎 委員 すみません、ここでコミュニティ会館の今建設経費って出ているので、松島の地区の区民施設建設費は今いろいろお話があったとおりだと思いますが、実は、木造化の検討を、ちょっと要望を一つだけ言っておきたいと思います。要望です。
同僚議員が、校舎の木造化、これについてはずっと検討してほしいと言っていて、今回、都市開発費で979万円予算案としてはつけていただいているので、大変うれしく思っております。
それで、ご案内のとおり、平成22年に公共建築物の木材の利用促進という法律もできて施行になっていますが、例えば、このコミュニティ会館だとか、区民館とか、これからいろいろ見直される、まあコミュニティ会館は新しくつくる、それから区民館は古くなったのをつくり直さなければいけないっていって検討いただけるんだと思うんですけれども、その際に、どうかこの木造化ということも学校と同様に検討していただければ非常にありがたいと思いますので、それを要望しておきます。
木材でつくりますと、きっと名所の一つになるかなというふうに、環境にも非常にいいんでしょうけど、名所の一つになって、皆さんが心に潤いあるというんでしょうか、なるかなとも思いますので、どうぞそこも検討を、今年の予算は学校の校舎だけでしたけど、こちらのコミュニティ会館とか、できたらまた今後、検討いただきたいと思うんで要望しておきます。お願いいたします。
◆桝秀行 委員 この新規事業として来年度予算案に入っている、特に大きな行事、花火大会や区民まつりの来場者のデータを、ビッグデータを使ってはかろうという事業なんですけど、私かねてからこの来場者数については提案させていただきました。
それで、こういうものが本当に自治体で使われるようになったらいいなと本当に心から思っていたので、これだけ早く予算化されて正直言ってちょっと驚いているとともに、実用化に向けて取り組んでいただいた所管の皆様と、最終的に決断していただいた区長には、心から感謝を申し上げたいと思います。
それが、私の提案があったからこれが採用されたかどうかはわかりませんけど、実際に今年初めて運用されるということで、私自身この事業を自分で調べてみたんですけど、恐らくほかの自治体でも前例がない取組みだと思います。今まで、委員会の中で申し上げてきた例は、徳島県の阿波おどりの例を申し上げたことがありましたけど、よくよく聞いていると、あれは外郭団体の事業なので、実際には市の事業ではなかったというお話も聞いております。その前例のない取組みに改めてチャレンジするという、その精神も本当に高く評価したいと思っています。
今年初めて取り組む事業ということなので、できる限り今わかっている状況をお話しできる範囲で構いませんので、事業の内容をちょっと教えてください。
◎永塚正佳 地域振興課長 ビッグデータというお話でございます。
今回、第43回になりますけれども、江戸川区民まつり、このビッグデータを活用させていただければと思います。
まず内容でございますが、篠崎公園の中心から0.5キロメートル範囲で円をイメージしていただくと篠崎公園が入ります。そこの部分の人口を9時から4時まで1時間ごと、1時間滞在した方をその都度、測定していくという形でございます。
ただ、ここの部分でわかる部分は、性別、あとはどちらからいらっしゃったかという部分、例えば、外国の方とかいらっしゃると思います。国籍が実はわかります。これが2点目あります。あと年齢層、ただ、この未成年の方は実はデータ端末から取るものですから、契約者情報から取ります。そのため、未成年の方というのはちょっとわからないんですけれども、15歳以上の方わかります。
そういった形で、いわゆる人口統計的な形で取るわけでございますけれども、まずこの目的でございますけれども、区民まつり40回を超えて実施するわけでございます。この部分については一度検証させていただきたいと思います。目的としては、より区民まつりが効果的、かつにぎやかさを増すように、そのための材料として今回事業化させていただいたというものでございまして、数ありきではなく、イベントの効果性、具体的にはこのデータを使って、例えばお昼の時間、例えばパレードの時間、どういった人の移動があるのかと、こういった部分を分析しながら、例えばトイレの配置であったり、あと1,200名ほど職員含めて警備体制、区民まつりではとります。この警備体制もどうあるべきか、そういった部分にこのデータを使わせていただくということでございますので、まずしっかり分析しながら、まつりのいい形での展開を考えながら活用していくと、そういう目的で導入させていただきたい、そう思っております。
◆桝秀行 委員 警備に使えるとなると、大変有用なデータになってくると思いますし、ほかの使い方も、こういうデータというのはさまざまな切り口から使おうと思えばいろいろな角度からデータというのは見ることができると思うので、新しい切り口が出たときにも、いつでも使えるような、そういうスタンスで臨んでいただきたいなと思います。
ビッグデータというのは、多分スマートフォンのデータですよね、おっしゃっていたのね。これはどこの会社と提携をしているかというのは、そこは今公表できるんですか。
◎関山健二 産業振興課長 すみません、今、ビッグデータのお話で、花火大会についても関連するので、ちょっと私のほうから今の状況をお話させていただきます。
ビッグデータ、私ども今まで、従来、来場者とかカウントの部分なんですけど、大勢の方に花火を楽しんでいただいて安全にお帰りいただいたという観点だったんですけど、新しい技術があって、いろいろな今、地域振興課長のほうが申し上げたとおり、いろいろ活用が有用な部分もあります。そういったところで活用していこうということでございました。
それで、大手の通信会社と、どこということではちょっと申し上げられないんですが、今ちょっと情報を収集しているのは大手の情報通信会社ということでご理解いただければと思います。
今の時点ではこの程度でちょっとご理解いただければと思います。
◆桝秀行 委員 またちょっと別の角度からもお尋ねしたいんですけど、そのデータを買うわけですよね。そのビッグデータというのは、生の端末から得た膨大なデータ量だと思うんですけど、それをどういう形で買うのかなと。1回使ったら終わりというものではなくて、データベースとして区に来年も再来年もずっと令和2年度のデータは蓄積されていくわけですよね。というのが聞きたかったのが一つと、それから、そのデータを区役所の中にある人材とそれから設備で十分な解析が行えるのかどうかという技術的な部分と、この2点を聞かせてください。
◎関山健二 産業振興課長 すみません、技術的な面はまだこれから事業者と詳しく詰めていきたいと思っていますので、詳細についてはちょっとこれから確認しながらやっていきたいというふうに思っています。
◆桝秀行 委員 そのデータはどういう形で来るんですか。1個目の質問なんですけど。
◎関山健二 産業振興課長 今年、考えているのが業者のほうからデータを買い取るという形になってございます。
◆桝秀行 委員 1年目で、どれだけいい成果が出るかちょっとまだわからないところではあると思いますけど、初めて自治体として取り組まれていることですし、それから、今のこれだけのこういうデータ革命が起こっている世の中の背景を考えれば、何年後かにはもうどこの自治体でも標準的に使っている、僕は技術になるだろうなというふうに思っていますので、全国に先駆けていい例を残せるように研究を進めていただきたいなということを最後に申し上げて終わります。
◆牧野けんじ 委員 ここでは就労支援事業についてお聞きします。
資料245ページでお示しいただきましたが、江戸川区若年者就職サポート事業について、ちょっとお聞きしたいんですけども、区内企業への就職に興味のある39歳以下の方の就職を支援しますということをうたって行われてきた事業です。
私たちも、都の補助の制度を利用するということ。それから、区内の企業とマッチングというようなこともあわせてできないかというようなことを要望してまいりましたけども、この実績という資料の中でもいろいろ示していただいておりますけども、例えば、平成30年度については、就職決定したのが22人だということで示されていますが、その中で区内の企業に就職できたという方は何人だったかということを教えてください。
◎永塚正佳 地域振興課長 22名全員でございます。
◆牧野けんじ 委員 全員が平成30年については区内企業だったということで、ここはこの事業の効果があったというふうに私たちは捉えておりますけども、新年度、この事業については予算計上されていないということなんですけども、このあたりの経過についてご説明いただきたいと思います。
◎永塚正佳 地域振興課長 こちらの事業、平成29年度東京都人づくり・人材確保支援事業ということで、東京都が10分の10全額でございます。これが東京都からいただいた、それでなし得た事業、そういう視点から今回精査させていただいて来年度予算計上していないと。
◆牧野けんじ 委員 もともと都のほうでも期限があるような事業だというようなことも伺っていましたけども、やはり、先ほどご説明いただいたように区内企業に若い方に就職していただくという点でも効果あったと、予算規模は毎年大体1,000万円程度で計上されてきて、就職人数も20人ぐらいで推移してきたという点で、予算規模がもっと大きければ効果もさらにあったんではないかというふうにも考えるわけですけれども、今後、これに代わり得るような取組みというのは何かあるんでしょうか。
◎永塚正佳 地域振興課長 本庁にはハローワークがあります。また、船堀にもワークプラザございます。
今後、この事業を代替としましてハローワークと一体的に江戸川区協定結んでおりますので、ハローワークと一体的に事業展開をして、区民の方に、できれば区内の事業所に就労できるよう一体的に動いていきたい、そう考えております。
◆牧野けんじ 委員 今、ご説明いただきましたけども、やはり今回このたびの事業で重要だったのは、江戸川区の施策として若年者だとかサポートというフレーズで、こういう部分にフォーカスして、区からメッセージを発信するという点で非常に意味のあった事業だと思っています。
ちょっとこれに関連して、今もっと課題だと思っているのは就職氷河期世代ではないかと思います。
30代半ばから40代後半までという部分を指すようなんですけども、正規雇用を希望しながら非正規で働くだとか、就業希望しながらさまざまな事情で無職となっているという方が全国では100万人、東京都でも10万人程度いるんじゃないかと、これもあくまでも推計値ですけども、こういう状況にあるということで、やはりこの部分、就職やキャリア形成だけではなくって、その後の結婚だとか、子育て、こういうライフステージにも重なってくるというようなことで、やはり、この世代が失ったというものは非常に大きいということで、この部分への支援ということをやはり強めていただきたいと思うんですが、政府はこのたびこの世代の正規雇用を3年で30万人増やすという計画を打ち出しました。それから、東京都も就職氷河期世代への新たな雇用安定化支援事業ということを始めるというのを新年度予算案で打ち出しています。また、単独では、兵庫県の宝塚市、昨年、就職氷河期世代を対象に市として職員を3人募集したら全国から1,800人以上が応募するというような出来事も注目されました。
こういう点で、江戸川区としてもこうした若年者就職サポートよりも、またもう少し上の世代について取組みが必要ではないかと思うんですが、区としてのお考えどうでしょうか。
◎永塚正佳 地域振興課長 この事業、若年者というところで、委員おっしゃるとおり、今、若年にこだわることはないということで、いわゆる年齢層の幅広い就労支援、これは必要だと思っております。委員おっしゃるとおり、こういった展開をハローワークと一体的にやっていきたい、そう考えております。
◆牧野けんじ 委員 昨日、都議会でも小池都知事がこの世代への支援は重要だということは、論を俟たないというような答弁もありました。江戸川区としてもやはり独自にも今後施策を探求していただきたいということを、探求すべきだということを指摘して終わります。
○藤澤進一 委員長 ほかに。よろしいですか。
次に、第2目、住基・個人番号制度推進費。
◆大橋美枝子 委員 手を挙げたので、よろしくお願いします。
この個人番号制度の特にマイナンバーについて、この間一貫して私たちの会派は質問をし、江戸川区の進捗状況などをお聞きしながら、やっぱり課題が大きいんじゃないかということを、毎回のように触れてまいりましたが、今回も改めて江戸川区の作成交付状況は、今どのぐらいになっているのか、まずお聞かせください。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 1月末現在、江戸川区で交付している枚数は、13万3,433枚で19.06%でございます。
◆大橋美枝子 委員 政府が発表した2020年1月現在の交付枚数が、約1,900万枚、人口比で15%とお聞きしていますので、江戸川区がちょっと高いなというふうに思うわけですが、もともと政府の予定では、2019年3月に8,700万枚が目標だったわけです。そういうふうに目標どおり進まない、全国でも15%という今の一定のレベルで考えれば、いろいろと問題が出たからではないかというふうに認識されますが、区としては一定進んでいるとしても、全体に進んでいないことをどんなふうに認識しているのかどうかを、改めてお聞かせくださいということと、いわゆる誤送付などの事故がかつてありましたけれども今はないのか、その辺の確認をお願いします。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 すみません。委員さんおっしゃるとおり、当初27年の10月からマイナンバー制度を発足しましたけれども、当初の目標どおりではないということは事実だと思います。
その理由として私が考えているのは、やはり活用の範囲です。それがまだ狭かったからだろうなというふうに思っております。今、現実的に住民の方はずっと27年のときの申請書を持っていただいていて、私どもが申請支援に行くと、それを今がチャンスとばかりに申請をしてくださっています。ですので、これからいろいろな施策が国も予定しておりますし、私どもも4月からはマイナンバーカードを使って住民票等をコンビニで取っていただくと、100円の減額という条例も議決していただいておりますので、これからますますマイナンバーカードの申請が増えるというふうに見込んでおります。
また、誤送付については、現在のところ聞いておりません。
◆大橋美枝子 委員 今、見解をお聞きしましたけれども、やっぱり適用の範囲が狭いということを今度広げていくという、国の施策に私は大変課題があるというふうに思います。
つまりカードの取得そのものは任意だけれども、これでどれだけの特典があるかというふうに考えるメリット、デメリットみたいなことをいつでも区民の皆さんも考えるとは思うんですけれども、私が一番心配しているのは、マイナンバーカードが顔写真つきですから、何か張りめぐらされた監視カメラとか、顔認証システムによって、個々人の行動が容易にわかってしまうというところが、私は一番心配に感じます。いわゆる国民監視社会というふうになったら、これは大変なことになるなというのを、改めて思うところです。
国はさまざまな便利な点を、いろいろと宣伝をしていますけれども、例えば保険証代わりに使えるというふうに言っていますけれども、このことについても、私はちょっと矛盾があるんじゃないかと思います。従来の保険証と併用をするわけですから、マイナンバーカードをわざわざつくらなくても、いいんじゃないかとやっぱり思うんですけど、この辺の絡みはどうでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 まず一点目の監視カメラで張りめぐらされているというのは、少し誤解かなというふうに認識しております。といいますのは、この制度自体がもう法の中で利用が制限がされておりますので、そういったご心配はないというふうに認識しております。
まず、あと国民健康保険の資格確認につきましては、これについてはまだマイナンバーカードをお持ちじゃない、カード自体がやはり任意だというところで併用が可能だということで、やはり持っている方にとってはマイナンバーカード1枚で保険証がなくても使えるということ。
それから今後は、例えばお薬手帳の代わりとか、受診履歴ですとか、それから健康診断の結果ですとか、そういったことがご自分で確認ができるようになる、こういったことの利便性が享受できるというふうに考えております。
◆大橋美枝子 委員 今、課長がご説明されたようなことは、別にマイナンバーカードがなくても十分個人で確認できると私は思うんですけれども、それは見解が違うということになると思いますが、やっぱり例えばアメリカなどでは年間900万件を超える、この番号のなりすまし犯罪が発生しているとかお聞きしておりますし、日本でも他人がマイナンバーカードを取得する事件とか、カードの偽造が一部発覚していると聞いているので、私は江戸川区民にも起こる可能性があるんじゃないかなというのを心配して、言っているわけです。
そこで、もう一つ確認なんですけども、いわゆる法律でこれを義務付ける。きちんと全員取りなさいみたいなことになったら、私は大変だということで先ほどから言っているわけですけど、今は任意だということは、それは任意だという形はずっと継続する。そういう意味での法的な利用制限との絡みで言うと、あくまでも任意だという、そういう理解でいいんでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今現在では、カードの取得につきましては任意でございます。
ただ、番号については、住民基本台帳に記載されている住民皆さんに付番させていただいております。
◆大橋美枝子 委員 やっぱり任意だとしても、それを押しつけ的になってきたら、大変だなというふうに思う一つの大事な例として、公務員に対して政府が今年度中のカード取得を求めているというふうに聞いていますが、この点での強制はないんでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 私ども共済組合の職員につきましても、ご本人、それから被扶養者に対して申請書を、一斉に配らせていただいております。これにつきましては、あくまでも強制ではなくて、これから健康保険証としての利用が予定されていくので、一般区民の方が申請を始めて混雑をしないように平準化をするために、公務員自ら先に取っていきましょうという意味での申請書の配付でございました。ですので、あくまでも強制ではないということに変わりはございません。
◆大橋美枝子 委員 強制ではないと大事なことを確認させていただきましたが、実は地方公務員のところも連動すると思うんですが、国家公務員向けの調査用紙、取得したかどうかの調査用紙の中に、カードの交付申請をしない理由を問う欄まであります。東京新聞の報道によれば、弁護士は作成しない理由を聞くこと自体に、強制的な要素があると。カードをつくらないと処遇に影響が出るのではとの不安を職員に感じさせると。家族まで調査するのは行き過ぎと批判をしているわけです。
こういう現に強制力を持つような、そういう示し方がアンケートを何回も取るとか、そういうのが実際に行われているわけなので、今課長がおっしゃったように強制はないというのは、原則ということを確認できましたけれども、実務レベルでは何かこう強制力を持つような心配があるということで、心配をしているところです。江戸川区ではそういうことはないというふうに、理解してよろしいでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 江戸川区でも職員課と私ども住基・個人番号推進課、推進する立場で一緒にやらせていただきました。個別にメールで職員宛に通知をしまして、プライバシーを保護して、先ほど委員がおっしゃったようなそのマイナンバーカードを申請しない理由というところを聞くこともございませんでしたし、また、申請したかしないかということも、お答えしなければいいというような、そういった丁寧なアンケートを実施させていただいておりますので、ご心配はないかなというふうに思っております。
◆大橋美枝子 委員 やっぱり一人ひとりの思いというのもいろいろあると思うんですが、やっぱりトータルで言うと毎日の生活に、必要性を余り感じないと。取得するつもりがないというのが、今の全体の世論のアンケートでは、53%もあるというのが報道されています。やっぱりマイナンバーは私も何点か指摘しましたけれども、リスクのほうが大きいというふうに私は認識しますので、これ以上の推進の予算は必要ないというふうに私は考えていますので、それを改めて意見として申し述べます。
◆鹿倉勇 委員 私からは、このマイナンバーカードの普及促進についてお伺いをいたします。
先ほど、普及につきまして19.06%ということを、お話を伺いました。この普及に向けてどのような取組みをしていますか。まずはお願いをいたします。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 推進につきましては、先ほど少し申し上げましたけれども、国のほうでこの後9月から来年の3月までマイナポイント制度事業というのを実施いたしまして、消費税増税後の消費活性化策、それからオリンピック後の消費活性化策ということ、それからマイナンバーカードの取得促進、それからキャッシュレス社会の実現ということで、マイナポイント事業が予定されております。
それからもう一点は、大きなことでは健康保険証の資格確認を来年の3月から実施させていただくということでございます。
あと、区として大きなことは、やはりコンビニ交付での窓口との手数料の差額です。100円減額させていただくというところが、大きいというふうに思っております。
◆鹿倉勇 委員 こちらのカードの今後の活用シーンの拡大、それにつきましてはいかがでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今申し上げたようなマイナポイントの推進ですとか、マイナポータルでご自分の情報が確認できるとか、e-Taxができるとか、それから今後予定されているものさまざまございますけれども、例えば高齢者の方は運転免許証を返納したときの運転履歴の資格証、こういったものもマイナンバーカードに一体化させるというようなことも、検討しているようでございます。
◆鹿倉勇 委員 これは私の意見ですけれども、私はこのマイナンバーカードを使って、コンビニのマルチコピー機で住民票や印鑑証明を取ったり、先日もe-Taxを利用して確定申告の申請を行ったりと、非常に便利にこのカードを使っております。
また、今後はさらにこちらのシーンの拡大について健康保険証だとか、またお薬手帳ですか、今、お薬手帳忘れると処方箋でも若干高く金額払わなきゃいけないですよね。私なんかよく忘れるんですけれども、そういった代わりを全てこのカード1枚でできるということは、高齢者の方々でも管理しやすいカードになると思いますので、そのためにも多くの方に普及を促進していただいて、利用者が増えれば、さらにさらに活用シーンが増えることを今後も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆窪田龍一 委員 私も心配していない立場から、お話させていただければと思います。
このマイナンバーカードなんですが、国が昨年6月に骨太の方針の中で令和4年度までに、住民がマイナンバーカードを保有想定していると、今そんな取組みのお話もされましたけれども、特にこのマイナンバーカードのこの作成していない方も含めて、最大の目的である情報連携の効果です。ここについてお聞かせをしていただければと思います。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員さんおっしゃるとおり、マイナンバー制度はマイナンバーカードを持つということも、住民にとって利便性が上がることですけれども、マイナンバーを付番することによって、さまざまな事務の効率化とか図られているところでございます。
情報連携につきましては、平成29年11月から本格実施をいたしまして、昨年度30年度の実績ですと、3万3,900件余りを江戸川区から照会をかけて、それから他の自治体に提供をしたのが6万6,000件ほどございました。
ただ、今年度から年金機構の情報連携が始まりまして、爆発的にこの件数が伸びております。今回、年金機構から情報を求められまして提供した数がこの12月までで22万9,000件ございます。江戸川区から他の自治体も含めまして紹介しているのは、今のところ12月現在で3万7,000件余りでございます。
◆窪田龍一 委員 今の数字もお聞きをして、これはあれですよね、カードをつくっているとか、つくっていないとかということではなくて、この連携することで大きくその数字が伸びているということと捉えていいんだと思いますが、そういったものが今後私たちの知らないところで、カードをつくっていようが、つくっていない方も、どういったものがこれから大きく増えていくかどうかを、お聞かせしていただければと思います。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 今回の年金機構の拡大によって、来年度になりますと児童手当、これを受けている方が今までは年金の手帳ですとか、保険証のコピーを添付して提出しておりましたけれども、これの必要がなくなります。それで大体6万件ぐらいあるんではないかというふうに、見込んでおります。
また、5年後ぐらいになりますけれども、戸籍の情報連携も始まりますので、ますます便利になるというふうに見込んでございます。
◆窪田龍一 委員 ということは、本当にこの制度自体が動いていて、いろいろな心配な方だとか、反対する方はおられるかとは思うんですが、もう知らないところでこれだけ進んでいるわけですから、ぜひそのマイナスイメージを、とにかくそのセキュリティだとかそういった監視は特に必要ですけれども、どんどん積極的に進んでいくということが、本区にとっても大事なことだと思いますし、今回新しい施策の中でも主要施策の概要にもありましたけれども、例えば専用窓口を区民課だとか、葛西事務所に開設だとか。それと証明手数料のキャッシュレス決済なんかもやっていくというようにお聞きをしていますが、この辺をもう少し教えていただければと思います。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員さんおっしゃるように、これからマイナンバーカードの取得者が増えるということを見込みまして、来年度区民課と葛西事務所のところでマイナンバーカードの専用窓口を設置させていただきたく予算計上をさせていただきました。ますますマイナンバーカードのことにつきまして、そこに行けば何でもわかるというような窓口を目指して、開設してまいりたいというふうに思っております。
また、キャッシュレス化につきましては、葛西事務所で試行ではございますけれども、交通系、それから消費系のカードを使ってぴっとワンタッチで支払いができるようなことを、試行実施させていただければというふうに思っております。
◆窪田龍一 委員 そういったこの窓口も増やしていくというのも、とっても大切なことだと思いますし、いろいろな検証もできたら早く、時間をスピーディーにしていただいて、葛西だとか区民課のみならず、ほかの事務所にも展開が。スペースの問題だとかあると思うんですが、しっかり検証していただいて、展開を急いでいただければと思います。
また、このカードをつくるときに写真が必要なんです。これ私も前の仕事が写真の会社にいましたので、やっぱり私もつくるときにやっぱりこのいい顔で、カチッとなって撮ろうというのは、本当にたくさんの方、そういうカード来ていてわかっているんだけど、カードをつくるのに写真がという。そういったところの工夫もかなり必要になると思うんです。
特に、また皆さんがやっている写真も、いつ撮られたかちょっとわかりませんけれども、写真を撮るというのはかなりなかなかハードルがやっぱり実は高いんだと思うんです。その辺の工夫も何かしていることがあれば、何かお聞かせしていただきたいですし、今後私もそういう例えばこの写真館さんだとかカメラ屋さんだとか、そういったところにこの写真を普及するためにカードをつくるための、何か告知みたいなものも必要なのかなと思うんですが、そういったことをちょっと気づいたことがあれば、教えてください。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 委員のおっしゃるように、マイナンバーカードは10年間有効期限がございますので、写真とても大切なものです。今、私どもで実施しておりますのは、やはり委員さんおっしゃるように写真を撮るハードルがあって、いつ使うか本当わからないので、なかなかいつ撮ろうかしらなんていうふうに思っていた方が、私どもキャンペーンで写真撮影のキャンペーンを実施させていただいております。今、毎週どこかの区のコミュニティ会館で写真撮影のサービスと申請の支援をさせていただいているところでございます。とても好評で、こんなに簡単に申請ができたのかしらと。写真撮るのちょっと大変だと思っていたので助かったわ、というふうにおっしゃっていただいておりますので、これは来年度以降も続けさせていただこうと思っています。
また、そういった写真撮影は、おまつりなど人が多く集まるところでも実施させていただきたいと思っております。その町中のいろいろな写真屋さんでということにつきましては、いいヒントをいただきましたので、その写真業界の方とコンタクトをとって、何か普及啓発のために写真を撮っていますよとかということが掲示できるようなことを考えられたらというように思っております。
◆窪田龍一 委員 やはりこのカード自体の情報連携の根本的な意義も含めて、推進方をお願いしたいと思いますし、やはり先日も出ましたけど、やっぱり各部署間の連携というか、この部署だけではなくていろいろなところでそういう普及もできるかと思いますので、ぜひやっていただければと思います。
また、先ほど公務員さん、いわゆるセキュリティの何か推進を無理にさせられているんじゃないか、みたいなお話もありましたけど、庁舎なんか今度新しくなって、今はセキュリティのカードではありませんけど、ゆくゆくそういう形になれば、そのセキュリティのカードとしてそのマイナンバーカードが利用できたりだとかというのも、発展的にはできると思いますので、そういう本当に前向きな発想でどしどしやっていただければと思いますので、要望して終わります。
○藤澤進一 委員長 ほかに。いいですか。