眞分晴彦 都市開発部参事
室井邦昭 都市開発部参事
立原直正 土木部長
外、
関係課長
●
事務局
書記
近藤知博
●案件
1
陳情審査 第2号、第3号、第12号、第15号、第16号、第21号、
第22号…継続
第2号:
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する
陳情
第3号:
住民の生命・財産を守ることとは無縁の
スーパー堤防事業の撤回を求
める
陳情
第12号:上篠崎1丁目の高
規格堤防及び
土地区画整理事業等に関する
陳情
第15号:
公有地(旧
公有水面、
字境等)の処分に関する
陳情
第16号:
京葉交差点角の
宝くじ店に対する
土地収用法の適用に関する再度の陳
情
第21号:北小岩一丁目
東部地区内の
車両交通の
安全性を高めることを求める陳
情
第22号:
江戸川区
スーパー堤防整備方針の再検討を求める
陳情
2
所管事務調査…継続
3
執行部報告
(1)「
東京における
都市計画道路の
在り方に関する
基本方針」の策定について
(2)国道14号境川橋架替
小松川境川親水公園内の
工事の
お知らせ
(3)国道14
号東小松川交差点 道路改良工事の
お知らせ
(午前10時00分 開会)
○
川瀬泰徳 委員長 ただいまから、
建設委員会を開会をいたします。
署名委員に、
X藤委員、
牧野委員、よろしく
お願いをいたします。
それでは、これより
陳情の審査に入ります。
はじめに、第2号、
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する
陳情について審査を
お願いします。
◆本
西光枝 委員 今日配られているこの「
東京における
都市計画道路の
在り方に関する
基本方針」ですが、これについて7月から8月の間に
パブリックコメントを募集していたと思うんですけども、その結果についてもお聞かせいただければと思います。
意見数がどれぐらいあったのかということや、主な
意見とかその
考え方や対応についてもお聞かせください。
○
川瀬泰徳 委員長 田中課長、これあとであれかな。
◎
田中正淳 計画調整課長 あとで報告が入っているんですけれども、一緒にということで。
○
川瀬泰徳 委員長 では、一緒に先に報告してもらいましょうか。いいですか、皆さん。いい。
◎
田中正淳 計画調整課長 この「
東京における
都市計画道路の
在り方に関する
基本方針」これについてご報告をしたいと思います。
これ、11月27日に公表ということで、今お手元に
概要版を配っておりますけれども、これの本編が
東京都なり
江戸川区のホームページで見られるようになっております。それで、最終的に一番後ろのこの地図を見ていただきたいんですが、
江戸川区においてまだ未
整備の未着手の
都市計画道路については、全てその
必要性があるということで、今後もその
都市計画道路について
整備を進めていくと。
それから、環状七号線のところに黒丸があるんですけれども、これが
立体施設です。
都市計画道路、それから環七等を横断する
立体施設なんですが、これに関しても4カ所必要だということ。
それから、黒丸の中グレーになっている部分、
交差点拡幅、これは
行船公園のところの
葛西橋通りと
船堀街道がぶつかるところの東側です。
行船公園側の
左折レーンの拡幅なんですが、これについても交通の
状況から必要だということで、
江戸川区内においては現在の
都市計画については全部必要だということになりました。
下の
パブリックコメント実施ということで、今、本
西委員さんからご質問ありましたけれども、7月22日(金)から8月12日(月)まで1カ月
間パブリックコメントの募集をいたしまして、
意見数としては延べ1,112件で、寄せられた便りの数としては429通でございます。
主な
意見をここに書いてありますけれども、「
基本方針全般について」、これについて294件寄せられています。
それから、その下「
検証対象について」これについては135件寄せられています。
それからその下の「具体的な
検証項目について」これは39件寄せられています。
右側いきまして上の「
住民参加、
情報公開について」、これが128件寄せられています。
その下の「
検証結果について」、これが251件寄せられております。
それから最後です、「事業中路線、
優先整備道路について」、265件寄せられています。
この
パブリックコメントも内容を精査した上で、最終的にこの
あり方に関する
基本方針の決定となっています。
◆本
西光枝 委員 そうですね。1,000件を超える
意見数があったということなんですけども、その中に本当に
見直しを求めるものとか、
整備を進める
意見の両方があったかと思うんですけども、この
江戸川区内の
道路に対しての
パブコメの
意見というのもあったと思うんですけど、それについてもちょっとお聞かせください。
◎
田中正淳 計画調整課長 具体的にどの区からという、
東京都からの公表の仕方がなかったので、内容を見れば
江戸川区かなというのはわかるとは思うんですけれども、具体的に何件という
数字は与えられておりません。
◆本
西光枝 委員 何件ということではなくて、当該のこの
江戸川区内にある
道路についてのその検討結果というんですか、そういうのがあったのかというのをちょっとお聞きしたかったところなんです。
◎
田中正淳 計画調整課長 東京都のほうからは、
江戸川区から寄せられた
パブリックコメントもあったということは聞いております。
◆本
西光枝 委員 わかりました。
区内のその各路線ここに載っております
道路のところについても、個別の回答というのが、個別というか、この
道路に対するところの
考え方とか対応というのがあったかと思うんですけども、この
意見というのはその都が考えて回答するのか、それとも区も一緒になって考えているのかというのを、ちょっと教えてください。
◎
田中正淳 計画調整課長 東京都のほうで回答しております。
◆本
西光枝 委員 いや、やっぱり
道路とかそういうものは、
生活道路という観点もあるので、一番
住民に近いのは区かなと思うんです。現状の
道路の使われ方とか、
住民の声ということも
東京都よりもよくわかると思っております。
この
陳情に出ている283号線のところは、地図で見たりしますと碁盤の目になっていて、結構きれいに
整備された閑静な
住宅街になっていると思うんです。ですので、私としては新たな
道路をつくるということの
必要性はないのではないかと思っていて、見直すべきかと考えております。
○
川瀬泰徳 委員長 ほかに。
◆牧野けんじ
委員 私からもこの
都市計画道路の
基本方針ということで先日出されましたけれども、今、本
西委員からもありましたけれども、やはり今都内でもいろいろな地域でこういう
都市計画道路を進める中で、
住民から非常に強い反対の声が上がっているようなところも幾つもあります。そういう視点が
検証だと
見直しだといって行われたものでありますけれども、そういう
住民の視点というところがそもそも、もともとの
検証に含まれていないと。後から
パブリックコメントを取って、
意見を聞いたという形にはなるわけですけれども、そもそも地域でどのように受けとめられているのかという把握を
検証の時点から行うべきだということは、やっぱり必要だと思います。
この
検証の中では、例えば3章の4番に
既存道路によって、
計画道路を代替できるんじゃないかと、そういう
検証もしたんだというくだりがあります。やはりこの
検証自体は大事な
検証だなというふうに思っていて、ただ、それがなかなか実際には
見直した区間というのは、ほんのわずかな区間にとどまっていますので、こういう
検証を今後さらに抜本的に大がかりに行う必要があるということは、やっぱり改めて必要だということを申し上げたいと思います。
それから、
運転免許の返上ということもこの
陳情ではうたわれているんですが、ちょうど今年の
ゴールデンウィークでしたかね、池袋で
高齢者による事故があって、それをきっかけにして
高齢者の
免許返上が相次いでいるというような話もあって、私の身近なところでもまだまだ十分運転できるかなという人でも、ちょっと自分の判断であらかじめ早めに返上しておくというような方も出てきていて、かなりその件数が増えているんじゃないかというような感じはするんですけども、その
あたり具体でここ何カ月かというところでの動きというのは、把握されておられるでしょうか。もし、把握しておられたら。
◎
大竹則之 施設管理課長 細かい
数字のところまで、やっぱり
新聞報道で
あと区内3署からは返上が多いというのは、例の
ゴールデンウィークの池袋の事件を契機にしてですけれど、多いというのは聞いておりますけど、具体的な
数字はすみません、把握しておりません。
◆牧野けんじ
委員 いずれそういった
数字も年間で取ることが多いと思いますので、出てくるかと思います。そういった
数字も反映されてくると、やはり今後
車中心という
あり方から、やっぱり抜本的に
考え方を変えて、
道路についても
道路計画についても、そういう角度からも
検証する必要があると。従来の
検証の範囲にとどまらない、そういった視点からも
検証が必要だということは改めて指摘はしたいと思います。
○
川瀬泰徳 委員長 ほか、いかがですか。
他にないようでしたら、本日は継続とし、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第3号、
住民の生命・財産を守ることとは無縁の
スーパー堤防事業の撤回を求める
陳情について審査を
お願いします。
◆本
西光枝 委員 前回ポンプ所の資料をいただいたこともありますので、
ポンプ所のことをお聞きしますけれども、市川では
浸水対策事業を進めておりまして、2017年4月には
大和田ポンプ場ができて、今は
市川南ポンプ場をつくっていると聞きます。こちらのほうは2024年の春には使われるようになると聞いているんですけども、
江戸川区内のところでは
小松川第二
ポンプ所が建設中とありますけど、これは今はどのような状態で、いつから使われるようになるのかということをお聞かせください。
◎
立原直正 土木部長 小松川第二
ポンプ所、現在
下水道局のほうで
幹線整備とともに進められているというふうに承知しております。
完成時期については、今のところ明確に示されておりません。
◆本
西光枝 委員 当初2019年というように聞いていたと思うんですけど、今の時点ではいつでき上がるのかというのは、特には示されていないということですか。
◎
立原直正 土木部長 おっしゃるとおり2019年、平成で言うと31年ということになろうかと思いますが、
着工時点ではそのようなお話を私どももお聞きしておりました。
ちなみについ最近も一、二カ月前ですが、
進捗状況を確認した際の結果として、完成時期ははっきりと定まっていないという返答をいただいたところです。
◆本
西光枝 委員 すみません、それは何か理由というのはあるんでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 工事が大規模かつ非常に何と言いましょうか、ボリュームの大きい仕事だというふうに承知しておりますので、その分、現実に時間はかかる仕事であるというふうに思っております。
ちなみに当然ですけれども、早期の
整備を望むということは常日ごろから要望・要請をしておるところでございます。
◆本
西光枝 委員 また、
ポンプ所の高さというのを先月も確認させていただいたんですけども、
高潮対策としてAP3.74メートルの
対策はおおむね完了しているということだったんですけど、この
小松川第二
ポンプ所というのは今建設中で、こちらについては5.1メートルの高さを満たすものと考えてよいのかということ、それとほかの
ポンプ所はその3.74の
対策は完了したけれども、さらなる
高潮対策ということで求めているということでいいのかということ。
もう一点、
ハザードマップを見たら
計画高潮位というのは5.1メートルなんですけど、
区内の
堤防の高さはどのようになっているのかということも合わせてちょっとお聞かせください。
◎
立原直正 土木部長 まず高さの件ですけど、
小松川第二
ポンプ所はその
高潮対策潮位に対応するということでの
整備を進めているというふうに伺っております。
それから既存の
下水道ポンプ場については、今
委員がお話しになられたとおり、3.11以降に想定される津波の高さに対応する
耐水対策は終えていると。
なお、
高潮対策潮位である5.1に対しての対応はまだできていないという
状況ですので、これは再三再四あらゆる機会を捉えて
下水道局のほうに要望しておるところです。
あと高潮対策に対する
堤防の高さです。これは基本的には
江戸川区内満足をしておる
状況になります。
◆本
西光枝 委員 わかりました。
江戸川区は最
下流部に位置しているので、洪水の
対策も高潮の
対策もしていくことが必要な区であると思います。
ポンプ場についても、高さを満たしていないところは要望をしているというところですので、しっかりとそれはしていただきたいと思います。浸水への
対策として、区が行っていることはこれまでお聞きしていますと、
土のうステーションをつくることと、
雨水ますの清掃ということをお聞きしておりますが、やはり一番は
ポンプ所がきちんと動くことだと思っております。
この
陳情、
スーパー堤防事業についてなんですけれども、やっぱり
スーパー堤防というのは、高さが変わらないで幅を広げるだけですので、越水をしてきたら水が中にたまるということになります。そして、この
スーパー堤防を今進めていく方針をもっているんですけども、これを完成するためにはこの
陳情文にあるように長い期間と多額の税金を要すると思います。かかります。
住民の命と財産を守るということには、
スーパー堤防というのが
最善策ではないのではないかと思っております。
○
川瀬泰徳 委員長 ほかは。
◆牧野けんじ
委員 3号ですけれども、前回も
江戸川区の部分だけではなくて、
上流域、
中流域の
対策も重要で、そちらこそ今般の台風の影響などを見ても、そういう未
整備の部分を一刻も早くと。
整備してほしいというような話もいたしましたけども、先日も
東京新聞のほうでやっぱり同じような、今回
堤防が決壊した
箇所でも、従来強化を予定していたと。
堤防強化が必要で予定もしていたというところが全国で10カ所ぐらいあったというような、そういう指摘もありました。予算には限りがあるので、そういうところが取り残されてしまうと。そこをやっぱり今重点の配分を変えていくということも、やはり必要だというふうに思っています。
前回の議論の中で
堤防強化の
あり方ということで、私たちが従来
フロンティア堤防だとか
アーマー・レビー工法だというようなことを提案してきましたけども、関連して堤体の中に
コンクリートを入れる場合、
コンクリートの寿命が50年ぐらいだというような、そうしたお話もあったと思うんですけども、これは
コンクリそのものがそういう寿命だという、その堤体の中に入れるということに限らず、
コンクリ自体の寿命ということなんでしょうか。
◎
田中正淳 計画調整課長 一般的に
コンクリート自体の強度と言いますか、最終的に
コンクリートが中和すると強度なくなりますので、その期間がおおむね50年で。学校なんかは50年というのを一つのめどにして、建て替えのめどにしております。
◆牧野けんじ
委員 おおむね50年程度だということなんですけども、
学校改築も今それをめどにしているというようなお話がありました。
ただ、私たちが提案しているような
フロンティア堤防だとか
アーマー・レビー工法というのは、必ずしも
コンクリートを中に入れるだとか、
コンクリートで固めるというようなことではなくて、天端はアスファルトで舗装して、法面や何かは
防水シートなどで覆うというような、そういう工法になっています。今はこうした工法が採用されていないということですけども、かつてはこの
フロンティア堤防、2000年ごろにはこれを全国でも進めようというような話があって、今回
堤防の決壊があった茨城の那珂川だとか、それから信濃川などで、合計で250キロぐらいの区間をこの
フロンティア堤防で強化するというような、そうした
計画もかつてはあったようです。
現状は、越水に対して決壊しない
堤防は
スーパー堤防は唯一だということによって、それ以外の耐越水、水が
堤防を越えてくることへの強化の
対策というのが、
スーパー堤防以外ないということがあるために、
スーパー堤防の
計画がある5河川以外はこの
堤防、越水に対する
強化策から事実上置いていかれてしまっているような
状況があるというのを、やっぱり改めて憂慮しています。
こういう
状況でやはりこの改めてこうした
フロンティア堤防のような、かつては一度は採用されて全国の9河川で実証をされたこの工法を再検討していくということを、改めて求めたいと思います。
もう一点ですけれども、
前回河川の
整備計画の話をしていたかと思うんですけども、もう一つ少し別の視点で
重要水防箇所についてもやはりこの河川の氾濫を考えるときには、重要な視点だという指摘があります。この
重要水防箇所については、ちょっとこれは確認ですけれども、
江戸川区内についてはそういう
箇所がありますでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 重要水防箇所、まず定義のことから若干触れさせていただきますけれども、先般の台風のような洪水が起こるということが想定される場合に、
河川管理者とともに地域の自治体、
水防管理団体ということになりますが、相互に協力をしながらふだんから注意する
箇所をあらかじめ認識をしておきましょうというようなものになります。
江戸川の全体では右岸、
左岸合わせて、最近の水位はちょっと確認をしておりませんが、数年前の
数字で約400カ所ほどあったかと思います。
うち江戸川区の範囲においては、たしか26カ所、27カ所という
数字であったと認識しております。すみません、3年ほど前の
数字ですが。
◆牧野けんじ
委員 今のは
江戸川についてということでしょうか。
荒川は含まれていますでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 江戸川でございます。400と申し上げたのは、
江戸川全体の右岸、
左岸合わせてで、そのうちの
江戸川区の部分がたしか26ないし27というような
箇所数だったかと思っております。
◆牧野けんじ
委員 荒川にもそうした
箇所があるんでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 もちろんございます。すみません、
数字のほうはちょっと手元にございません。申しわけございません。
◆牧野けんじ
委員 わかりました。そうしましたら
資料要求とさせていただきたいんですけれども、この
江戸川区内の
江戸川沿い、それから
荒川沿いの
重要水防箇所について、今後
区内でも23区でも多摩川のほうではいろいろな要因で氾濫であったり、実際は
内水氾濫であったりということがありました。やっぱりふだんからそういう
危険性があると言われている
箇所を把握しておくことというのは、すごく重要なことだと思いますので、資料として提供いただきたいと思いますが、いかがでしょう。
◎
田中正淳 計画調整課長 確認して準備したいと思います。
◆牧野けんじ
委員 お願いします。
それから、先ほどちょっと本
西委員からも少し触れておられたんですけれども、
江戸川の対岸の市川のほうで、
市川南ポンプ場の建設が今始まっているところだと思うんですけれども、
堤防を一度開削して、
堤防を一度切り開いて
工事を今している最中なんですが、ここについては
ポンプ場と川とをつなぐ樋管になるんですかね、樋管を新たに入れるというような
工事かと把握しているんですけれども、おわかりの範囲でどういう
工事か教えていただければと思うんですが。
◎
田中正淳 計画調整課長 ちょっと今現在その資料を持ち合わせておりませんので、次回でよろしければお持ちしたいと思います。
◆牧野けんじ
委員 というのは、同じような
工事で
江戸川区でも4年ぐらい前でしたか、
江戸川沿いの東小岩の
あたりで、やはり一度
堤防を開削して、そのときは逆に従来使用していた樋管を抜き取る作業、
工事であったと思います。堤体の中にそうした
構造物を存置されたままではいけないということで、取り除いたという説明をいただいたかと思います。その点からいくと、その
市川南ポンプ場の
工事というのは、どういう関係にあるのかなというのを確認したいということはありました。やはりこの
陳情でも
内水氾濫についても備えをという趣旨も含まれておると思いますので、そういう点からもちょっと確認を求めたいと思います。
◆
川口俊夫 委員 NHKの
テレビ番組で、
首都圏直下型の
地震シリーズでやっておりまして、ごらんになっている方もたくさんいらっしゃるんだろうと思うんですけれども、私も昨日見ていまして、
阪神淡路大震災のときの淀川
左岸の
堤防が粉々に粉砕をしている
状況が映像で映りました。実は私当時に現場まで行きまして、自分の足であの壊れた
コンクリートの上を歩き、自分の手で淀川の水をすくいました。そういう経験があるものですから、我が
江戸川区もやっぱり
首都圏の人の多い、もしくは
平野部から海に面する部分というのは、どうしても
液状化が起こりやすい。関東平野全体を考えても海に面している私
ども地域というのは、最もその
液状化現象が起きやすい地域ですから、相当強固な
堤防をつくっていかなければ、なかなか備えとしては十分だとは言えない。これまでの議論の中で、
堤防を断面で切りますと、できるだけその面積が広いほうがいいんだということで、私もそういう認識に立っているんですけれども、そういう意味では
スーパー堤防というのは、大変大きな役割を果たしている。今ほど申し上げました淀川
左岸も、いわばビフォアーアフターを見ましたけれども、あとは
スーパー堤防できれいに
整備されて立派な公園があり、
高層マンションが建ち、いい町になっていました。そういう意味ではやっぱり
都市部においての
堤防の
強化策というのは、最も有効的で最も後々の
利用価値のある施設になるんではないかなということを、私は確信を持っています。そういう意味で、認識の違いはあろうかとは思いますけれども、やっぱりこれは進めていかなければならない。そして、この
スーパー堤防が仮に
計画されているものが全部終わったとしても、それで水との戦いが終わるわけじゃありません。人類がこの
都市部に生活をする限り、
平野部で生活をする限り、ほぼ永遠に水との戦いが続いていくものだと、そんなふうな認識に私は立っております。
そういう意味で、今我々の世代がやるべきこと、やらなければならないこと、次の世代に責任を負うこと、そういう意味においては私どもが今やれるこの地域での
スーパー堤防、その他もろもろの
治水対策というのは、やれるときにやれるだけをやっておく。とりわけ財政的にはもう過去と比べると全然違う、雲泥の差があるわけです。それだけ今余力があるときに力があるときに、しっかりやれることを継続してやっていかなければいけない、そんな私の個人的な考えも含めまして持っているところでございますので、私はこれからも継続して、これらの事業を推進していただきますことを、
お願いをしたいとそんなふうに思っております。
○
川瀬泰徳 委員長 よろしいですか。
他にないようでしたら、本日は継続としまして、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第12号、上篠崎1丁目の高
規格堤防及び
土地区画整理事業等に関する
陳情について審査を
お願いします。
◆本
西光枝 委員 すみません。この上篠崎一丁目地区なんですけども、審議会が行われておりますが、どういった
状況なのかということと、あと同じくまちなみ検討会というのも行われていると思うんですけど、そちらの
状況のほうも教えてください。
◎高橋博幸 区画整理課長 上篠崎の審議会につきましては、先週の11月26日に第11回の審議会を行いまして、換地設計案についての諮問、そして審議会が答申を受けた次第であります。
また、地区
計画の上篠崎一丁目を含む25ヘクタールの地区
計画につきましては、現在、地元の方とまちなみ検討会をつくって、3回会議を行ったところであります。
今週の金曜日、12月6日に第4回の検討会を行っていき、お示ししているとおり来年の秋ごろに地区
計画としての素案発表、そして法定手続に入っていければというふうに考えております。
◆本
西光枝 委員 この地区
計画を立てているまちなみ検討会、そこではこの
あたりの地形が変わるということについても、そういったことについても話題に上がるんですか。盛り土をして、その
あたり一体の地域の形状が変わるとかそういうことについても話になるのか、ちょっと教えてください。
◎高橋博幸 区画整理課長 基本的には
スーパー堤防と一体にやりますよという上篠崎一丁目の区画整理事業、また
都市計画道路事業、並びにその他の地区ということで、全体25ヘクタールの面的にどういう街づくりをするかということで、情報としては4ヘクタールの上篠崎一丁目土地区画整理事業については、
スーパー堤防と一緒にやっていきますよというご説明はしていますけれども、それで今回の地区
計画が変わるですとか、そういう話には今なっていません。
◆本
西光枝 委員 一般区民として見てみると、その地区
計画といったときのその地域の街をつくっていくんだというふうに思うわけです。そうすると、この中のこの上篠崎の中の範囲の一部地区で
スーパー堤防と一体の街づくりというのが行われるということになった場合に、傾斜地をつくることになると思うんです。治水という点では、その意図的にその傾斜地を、街をつくっていくということは、水がたまる場所というのもつくり出していくことになるのかなと思いまして、
住民にとってはそこの地域に住んでいる方にとってみたら、結構大きな問題かなと思ったわけです。そして、そんなことが話題になっているかなということを、ちょっとお聞きしたかったところなんです。
この
陳情のところを見ると、記書きの2のところで、法面の不連続部とあると思うんです。この地区の高
規格堤防も
堤防の幅を満たさないところができることになると思います。浅間神社のところは窪地になるとか、そういったことになると思うんですけれども、地球温暖化で台風が大型化しているんだということが盛んに言われていると思うんですけども、この在来堤との法面不連続部ができるということで、これはこの
陳情文でも整理などして検討解明し、公表していただきたいとあるんですけども、これまでちゃんと
堤防はつながってこそ、ちゃんと効果が発揮できるというところにおいては、この上篠崎の高
規格堤防についてはつながらないので、きっちりとした効果が出ないんではないかということが推測されるわけです。なので、見直すということというのは、この地区においてそういうことはないんでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 当然全部できればいいですけれども、できるところからやっていくというような形で、当然、在来
堤防と
スーパー堤防のところについては、擁壁等で当然一部そういう土地のところが出ます。それをもって、
スーパー堤防をやる、やらないという議論には区として、国としてもですけれどもそういう議論にはなっているということは、聞いてもおりませんし、区としても当然
スーパー堤防の
整備方針にのっとって、できるところはやっていくということで、今取り組んでいるところであります。
◆本
西光枝 委員 それって時間的な概念というのは全然入ってこないんですか。全部がつながるのというのは、本当にこの
スーパー堤防、高
規格堤防を完成までには最初400年と言われていて、どんどん長くなって1,000年ぐらいかかるのではないかとも言われていますよね。そういったところからの
見直しというのは全然なされないのですか。
◎高橋博幸 区画整理課長
スーパー堤防事業については、今、国がこのような大規模水害が多くなるという予測の上、少しでも早くするということで、いろいろな角度で今取り組んでいると。進めるために何をやればいいかということで、いろいろな検討を今しているというような形でお聞きしているところであります。
◆本
西光枝 委員 そこに住む人がいますので、暮らしていかなくてはいけない方もいますので、やっぱりちょっと無理があるのかなとは思っていて、高
規格堤防というのは
見直していただきたいと思っております。
◆牧野けんじ
委員 12号ですけれども、先ほど区画整理審議会については、換地設計案を答申されたということだと思うんですが、並行して地盤調査です、第一次移転先の地盤を調査するスウェーデンサウンディング方式で行われたと思うんですが、これについてはもう既に終了しているんでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 今
委員のおっしゃった
スーパー堤防事業の一時移転と言われている所については、試験としては完了しています。
◆牧野けんじ
委員 それでこの地盤調査を行ったタイミングが、並行して区画整理審議会も行っている間に行われたと。時系列ではこの調査が終わった後、換地設計案の答申というそういう順番になったと思うんですが、その
あたりはそれで間違いないでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 結果として今
委員のおっしゃった今回の換地設計案の諮問答申と調査が、調査が終わってから結果としては答申をいただいたということですけれども、同時並行にやっていくということで答申を待って調査をするですとかということではなくて、今できることを地元の方とお話をしながらやっていったということであります。
◆牧野けんじ
委員 地元の人とも話をしたということでありますけれども、一方では換地設計案、この換地設計でどうですかということを審議員の方々に諮問しているという一方で、その換地される移転先については、要するに宅地ごとに5カ所ずつ調査をしたわけですから、その宅地がどこなのかということを、私もそのタイミングで現地も見にいきましたけれども、ある程度の目印、目安をつけて、どの部分が宅地になるかというようなことが何となく見えるような、そういう
状況で調査が行われたというのは、やはり結果的にというようなお話もありましたけれども、やはりこの換地設計案を役所のほうで引いた設計ありきではないかというような印象を与えるということは、やはりあるんじゃないかというふうに思います。
この上篠崎では、この宅地のとりわけ地盤について、北小岩の経験も踏まえて国のほうでも検討会を開いて、改めて整理をして宅地地盤に対する
考え方というのを示してきましたけれども、従来指摘をしているように
住民の方々からすれば、決して十分なものとは言えない。改めて内容を見ても、従来、北小岩で行ったものと変わらない建築基準法施行令どおりにやるというふうになっていると受けとめています。やはりこういう事業で、公共事業として行うというときに、しかも安全のためということでこういう事業を進めるわけですけれども、そのときにはやはり
住民の方々にもっと寄り添った
対策が必要じゃないかということで、この間は
液状化への
対策を行政として、区としてもっと支援できることはないかというような指摘もいたしましたけれども、国のほうでもこの間、高
規格堤防整備事業を促進したいという、そういう角度から固定資産税の特例措置というのを今年度から恐らく始めているんだと思うんですけれども、やはりこういう促しをして進めると、逆に言うと促しをしないとなかなか進まないということもあるんだと思うんですけれども、これは国の固定資産税を減免するという施策ですけれども、やはり区としてもさらなる何らかの支援が
対策が取れないかと思うんですけれども、その
あたり何がということに限らないですけれども、お考えはないでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 今
委員の言った支援というのは、今のところそういった施策については検討はしていません。
ただし、区画整理事業をやらせていただくということで、今後換地設計の個別相談ですとか、そういう中でいろいろなお話を承って、それから区ができること。あとは当然いろいろな地区でいろいろな街づくりをやっていますので、そことのバランスと何ができるかというのをしっかり
意見を聞きながら、検討していければというふうに考えております。
◆牧野けんじ
委員 今ご答弁ありましたように、区画整理だと。でもほかの区画整理とのバランスもあるというふうにおっしゃられるんですけれども、やっぱりここの区画整理というのは、
スーパー堤防と一体だという特殊性を持っています。事業決定された段階では50件ぐらいの権利者だったかと思いますけれども、それが今、三十数件にまで減っているというのは、やはり区画整理であれば本来的には元いた人がおおむね元に戻るという事業であるのに対して、上篠崎ではこういう
状況になっているということは、やはり必ずしもこの区画整理としても受けとめられていないということのあらわれだと思います。そういう意味でも区としてさらなる
住民の方々に対する支援策が、必要だということを求めて終わりたいと思います。
○
川瀬泰徳 委員長 他にないようでしたら、本日は継続として、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第15号、
公有地(旧
公有水面、
字境等)の処分に関する
陳情について審査を
お願いします。
◆牧野けんじ
委員 前回資料をいただきまして、ちょっと改めて基本的な確認になるんですけれども、
陳情のほうで取得時効、公有財産としての取得時効が確実に成立するではないかという指摘があって、前回の資料では
区内事例で2件、これまで取得時効の訴訟があったというようなご説明だったと思うんですが、この取得時効の扱いについては民法上に定めがあって、それに基づいて取得時効が成立するではないかということだと思うんですが、この取得時効を求めるときのスキームというんですか、については訴訟を必ず伴うと、そういうものだということでいいんでしょうか。
◎
大竹則之 施設管理課長 江戸川区においては、取得時効を主張される場合は訴訟を提起していただくということになってございます。
◆牧野けんじ
委員 それと、この取得時効が20年間だとか10年間ということをうたっているんですが、このもとになるどこのタイミングから20年、10年としているのかという、その
あたりの始まりの基点についてはどういう
考え方になるんでしょう。
◎
大竹則之 施設管理課長 20年の場合は、所有の意思を持ってということの場合は、ブロック塀とかを自ら設置しまして、自分の占有地としての
考え方というような形がスタートラインというふうに、今までの経緯ですけど聞いております。
また、10年のほうは自らがそれが法定外だとわからなかったというところの中の善意ということで10年というふうな
考え方でございます。
○
川瀬泰徳 委員長 ほか、よろしいですか。
◆本
西光枝 委員 前回この法定外公共物についての価格算定引き下げの
お知らせをお手紙で配付してというふうなことをお聞きしたんですけど、今その自らわからなくて使っていたということがあるということですよね。お手紙を送ったときには、自分がそういう行為をしているんですよということが認識できるようなものなんですか。
◎
大竹則之 施設管理課長 基本的には法務局のほうに公図というものがございます。公図の中にはその法定公共物のですけど公図の位置付けがございますので、それをもってご説明をさせていただいているところでございますので、それが自らの土地でないということはご認識いただけるかというふうに考えております。
◆本
西光枝 委員 わかりました。それで示して、どの程度反応があったというか、そうなんですねということがわかって次の行動に移った方というのはあるんですか。
◎
大竹則之 施設管理課長 基本的にはそういう反応は、1ページ目の先般の資料のほうですけれど、当時平成10年からですけど、255路線売り払い路線という形ありますけど、反応あった方についてはこのような61路線ということですけど、先般も前回の
委員会でもお話したようにやっぱり建物、その土地があるにしても、建て替えに合わせてやるとか、もしくは建物と建物の間にこのような法定外公共物がある場合は、やはりそれを契機としてということがございますし、また境界確定をしなければならないんで、自らの土地のご理解、境界を納得していただけなければならないというところがございますので、それをどちらもですけどクリアした場合がこのような購入希望をしていただけているという
状況でございます。
◆本
西光枝 委員 わかりました。あと、この
陳情文にあるように、松島ということでなくてもモデル地区として、区として設定して行っていくというお考えについては、どうなんですか。
◎
大竹則之 施設管理課長 今までも61路線、3,440メートルで6,000平米近く売り払いをさせていただいて、これは
江戸川区内全てに対してですけれど、
区内でくまなくですけど、購入希望の方に売り払わせていただいていますので、特に私どもとしてはそのモデルケースということではなくて、さまざまな地区においてですけど、ご説明させていただきながら対応させていただいているというふうに考えておりますので、特にモデルケースを設けてという
考え方はございません。
○
川瀬泰徳 委員長 いいですか。
他にないようでしたら、本日は継続としまして、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第16号、
京葉交差点角の
宝くじ店に対する
土地収用法の適用に関する再度の
陳情について審査を
お願いします。
◆牧野けんじ
委員 16号についても、前回資料を出していただきました。ちょっとすいません、追加で資料を求めたいと思うんですが、この
陳情では記書きで
土地収用法の適用ということをうたわれています。この
土地収用法が適用となる場合、条件というんですかね。そういう根拠となる法律の条文と、もしできればこういう
土地収用法が適用になったケース、具体例です。
区内でそういう具体例があるか。あればそれについてもちょっと具体で示していただければと思うんですが、いかがでしょう。
◎
田中正淳 計画調整課長 土地収用法で該当する法律、ほか例えば
都市計画道路とか非常に範囲が広いので、
東京都の収用
委員会のパンフレットがあるんですけれども、次回それを資料としてお出しさせていただいて、どういったものが収用なのかということをご説明させていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
◆牧野けんじ
委員 それを出していただくということで。
区内事例については、おわかりになるでしょうか。
◎
田中正淳 計画調整課長 確認してみます。用地経理課を含めてです。
○
川瀬泰徳 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としまして、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第21号、北小岩一丁目
東部地区内の
車両交通の
安全性を高めることを求める
陳情についてですが、はじめに、署名の追加がありましたので、
事務局に報告させます。
◎区議会
事務局 それでは署名の追加がありましたので、報告いたします。
第21号
陳情ですが、11月20日付で印なし署名13人の追加がございました。
陳情文書表の
陳情者名の後ろの括弧書きの人数を16人にご訂正を
お願いいたします。
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、審査を
お願いします。
◆牧野けんじ
委員 これも前回資料を出していただきまして、ちょっと確認なんですが前回もご答弁があったと思うんですけども、今の実態としてこの千葉街道沿いからこの北小岩一丁目
東部地区に入ってきて、天端のほうまで上っていくと。上っていったところで右折をすると。右折をして河川敷のほうにおりるということですけれども、この右折については法律上も可能だということで、どうでしょうか。いいでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長
委員のおっしゃられたとおり、天端通りについては右折も左折も可能ということであります。
◆牧野けんじ
委員 この
陳情については、従来の経緯もあるというふうに理解をしています。やはりこの
スーパー堤防と一体で区画整理を進める際に、通過交通が心配だというようなことが、議会のほうにも
陳情のような形でも出てきたこともあったかと思うんですけれども、そういう経過を踏まえての
陳情だということで、議論していく必要があると思うんですが、前回の議論のときに地元の声はというようなお話もあったんですけども、私のほうでは一応複数の方から、この特にこのエリアを通って河川敷におりていくケースですね。それについて時間帯によってですけども、特に土日の野球に使うと。河川敷で野球をしにいくという方などがその時間、土日の朝だとか夕方の時間に利用が多いというような話で伺っています。
ただいま、今、あれですかね。河川敷の野球グラウンドが一部使用できないところもあると思うんですけども、この市川橋ですとか京成鉄橋
あたりを利用される方がふだんここを通るのかなと思うんですけども、現状この
あたりの野球グラウンドについては、例の台風の影響でまだ使えないところもあるんでしょうか。
◎
立原直正 土木部長 河川敷の復旧の件ですけど、私ども土木部のほうで主に管理をしております緑地、それからあとスポーツ振興のほうで貸し出し対応をしております野球グラウンドですとかサッカーですとかとございます。今、それぞれが復旧作業をやっているところでございまして、現状におきましてはこの
陳情のこの
箇所の部分、それからあと市川橋の下り側から上流側に入っていく、正面側に入っていくところですね、これについては基本的には閉鎖をしております、一般車両。それはグラウンドに入っていっていただいても、駐車していただくことができないのでという
状況です。
ちなみに下流側のほうは、篠崎のポニーランド側のほうです。こちらのほうは比較的復旧が早めに終えていますので、下流側のほうは車が出入りができるのですが、この上流側のほうはまだ完全に復旧し切れておりませんので、そんな
状況です。
◆牧野けんじ
委員 現状がそういう
状況にあると思いますので、なかなかちょっと今の時点でその現状がどうなっているかというのを見ようとしても、この
陳情で指摘されているような
状況がなかなか今はないのかなというふうに思うんですけれども、その
あたりも踏まえて、ただ、この
陳情では右折禁止にできないかというようなことも言われておりますので、そういうことも含めて検討したいと思います。
◆本
西光枝 委員 前回の議論の中で地
区内にお住まいの方からは、こういった通過車両についての声は聞いていないというようなことだったかと思うんですけれども、何か私のほうには地
区内の方も署名しているというようなことをお聞きしたところなんですが、この通過車両について区のほうではどんなふうに認識をされているのでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 前回お話したように、そんなばんばんと車が通るような認識はございません。ただし、先ほど
牧野委員が言ったように、土日の野球の方が一部、特に地元の方からいろいろとお話を聞いたところによりますと、区のほうにもやっぱり少年野球の子供たちが自転車でおりるところについては、看板ですとかそういう注意喚起をしてほしいというご要望を受けて、今、看板を設置しているところであります。
◆本
西光枝 委員 わかりました。先ほど
牧野委員もおっしゃったように、今の時点ではちょっと河川敷のところがまた違う使われ方というか、復旧
工事をしているので、現状どうであるかということはよく確認はできないんですけれども、野球で使う方の通過車両がこの地
区内を通るということがあるということは、認識しておく必要があるかなと思いました。
○
川瀬泰徳 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としまして、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第22号、
江戸川区
スーパー堤防整備方針の再検討を求める
陳情についてですが、はじめに、署名の追加がありましたので、
事務局に報告をさせます。
◎区議会
事務局 それでは署名の追加がありましたので、報告いたします。
第22号
陳情ですが、11月20日付で印なし署名7人の追加がありました。
陳情文書表の
陳情者名後ろの括弧書きの人数を10人にご訂正を
お願いします。
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、審査を
お願いをいたします。
◆牧野けんじ
委員 22号ですが、これも前回資料を幾つか出していただきました。その中で例えば国の高
規格堤防整備状況ということで、
江戸川区内の部分についてお出しいただいたんですけれども、
整備済みは2.7キロでそのうち基本断面を満たしたのは0.2キロだということでしたけれども、これはもとになるトータルの
計画区間、
江戸川沿い、それから
荒川沿いになると思います。
荒川沿いについては、平井
小松川の部分も入りますので、右岸と
左岸と両岸ということになると思うんですが、そのもとになる
計画区間の距離については、何キロになるのでしょうか。
◎
田中正淳 計画調整課長 そこの資料の下に45ページと書いてあるところに、右岸、
左岸と書いてありますけども、実際に延長距離ということであればちょっとお時間をいただいて、調べさせて次回お答えさせていただくようになります。範囲はそこに書いてあるとおりです。
○
川瀬泰徳 委員長 いいですか。
◆牧野けんじ
委員 確認を
お願いします。
このちょっと元に戻って、
整備済みとされているのが2.7キロということなんですが、これはすみません、具体で確認したいんですけども、北小岩だとか平井七丁目だとかということになると思うんですが、ほかに具体的にどの部分かというのをちょっと教えていただきたいんですが。
◎
田中正淳 計画調整課長 江戸川区内ですよね。
江戸川で言いますと、北小岩一丁目地区でございます。
それから、
荒川に行きましては、平井七丁目の地区、それから
スーパー堤防の
小松川の再開発の地区になります。
◆牧野けんじ
委員 これが国の高
規格堤防の部分だということで、国の高
規格堤防については、30Hと言われる
堤防の高さの30倍が基本断面だというふうにされていることを受けて、私たちも基本断面はどうなんだということを聞いているわけですけれども、一方で、ここで言っている
江戸川区
スーパー堤防整備方針は都型の
スーパー堤防についても全て
整備をするんだというつくりになっています。
すみません、この都型
スーパー堤防の区間について、私も余り具体で認識をしていなかったんですけれども、ちょっとこれも資料で都型の
スーパー堤防整備と全体の
計画の距離と現在概成している距離と、具体的な場所についてもお示しをいただきたいと思うんですが。
◎
田中正淳 計画調整課長 距離というのは
整備予定延長ですか。
◆牧野けんじ
委員 そうですね。
◎
田中正淳 計画調整課長 あと概成した
箇所を。わかりました。
○
川瀬泰徳 委員長 いいですか。
◆牧野けんじ
委員 すみません、
お願いします。
◆本
西光枝 委員 区では国型と都型の
スーパー堤防事業というのは異なる形であるということを認識されていると思うんですけれども、区民に説明責任を果たすためには、違いをわかるようにやっていくことが必要だと思っているんですけども、呼び名を変えるとか何かそういった工夫をしているのかちょっと教えてください。
◎
田中正淳 計画調整課長 特に呼び名を変えるとか、何かそういうことはしてないんですけども。特に呼び名を変えて周知している事実はありません。
◎
立原直正 土木部長 呼び名ですけど、それぞれの事業主体である
河川管理者のほうが、そもそも定めているということもありますので、私どものほうで区のほうが意思を持って何か違う名称でというようなことは、取り組んではおりません。今、
計画調整課長が申し上げたとおりです。
なお、
スーパー堤防というのは、ご承知のとおり国で言えば高
規格堤防というのは正式名称でございますので、一般論として今の機能の
堤防に比べて、非常に大きいといいましょうか、そういう意味合いで用いられている表現であろうかとは思いますが、そういう意味では我々として例えばその資料で前回ですかね、お出ししたような資料でも例えば都市マスタープランの中で表現するというものにおいては、その比較論として高
規格堤防という表現をしっかりと国の場合はということで用いていると。そういったことでございます。
◆本
西光枝 委員 やはりきっちり区民もわかるように伝えていくことが必要なんではないかと思っております。この河川
整備というところでは、同僚議員からの質問から上流ではダム、中流は遊水地、下流は
堤防整備を進めていくということを区長も答弁されたと思うんですけど、先日私は院内集会に参加してきました。そこで水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之さんのお話を伺ってきたんです。この方はきちんとした
数字の根拠をもとに発言されていらっしゃいますけど、そこのお話でダムを過大評価しないこと。
堤防強化を優先すべきということをおっしゃっていました。洪水をまずは流すことで、越水しても壊れない
堤防をつくっていくこと。破堤するから被害が大きくなってしまうということだったんです。
先ほど、
牧野委員も触れられていましたけれども、実際には高
規格堤防によらない
堤防強化というものもあるわけで、
アーマー・レビー工法とか
フロンティア堤防とかそういうものもあるわけなんですけれども、越水に耐えられる
堤防は高
規格堤防しかないとしているから、
堤防強化が進まないのではという指摘がありました。そういう指摘だったんですけど、その場に国交省の方もいらしておりまして、鬼怒川で決壊した地区とかほかの所で
堤防が決壊した地区もありますけど、そこではきちんとやっているということで、天端を舗装するとかそういったこととかもやって、
堤防強化をしているんだというお話もあったわけです。その院内集会のときに滋賀県の流域治水条例を策定した、元滋賀県知事の嘉田由紀子議員もいらしたんです。そこでちょっとお話を伺うことができたんですけど、地球温暖化によってこれから豪雨災害というのは頻発するであろうと。気候が変動しているからですよね。そこでおっしゃっていたのは、これからは生態系を活用した防災や減災であるべき。Eco−DRRという言葉を使ってらしたんですけれども、そのようなことをおっしゃっていました。例えばもともと湿地帯であったところは、湿地に戻すことが重要であって、その流域に住む方が10軒であるならば、ダムをつくるよりも移転していただくことが安全であり、コスト的にもよいということをおっしゃっていたんですね。そのお話を伺っていて、これからの河川
整備というのは、地球温暖化ということも踏まえて、あと人口減少ということもありますので、変わっていくのかなと思いました。また、こういうことを考えていかなければならないんだなというふうに思いました。
◆よぎ
委員 前回もちょっと
お願いをしていたんですけれども、何かこの
スーパー堤防についてはもう聞けば聞くほど話がいろいろとあって、一回できたら
執行部から、私だけなのか、X藤議員とかも興味あれば、新人なのでちょっと一回説明会みたいなのが欲しいなというふうに
お願いしたいんですけれども。
○
川瀬泰徳 委員長 それは、
委員会の場ではなくてね。
◆よぎ
委員 どういう場にしていくか全然見当がつかないので、個別に興味ある議員でもいいですし。
○
川瀬泰徳 委員長 それはもう各
委員さんであれしていただいたらと思いますよ。
◆よぎ
委員 それも個別に
お願いする形でいいですか。
○
川瀬泰徳 委員長 もちろんです。大丈夫ですよ。十二分に話を聞いていただければと思いますので。大丈夫です。
執行部のほうも今よぎ
委員おっしゃいましたけども、十二分にご説明をしていただくように。
◎
立原直正 土木部長 対応させていただきます。よろしく
お願いいたします。
○
川瀬泰徳 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としまして、閉会中の
継続審査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
以上で
陳情の審査を終了します。
次に、
所管事務調査については、本日は継続とし、閉会中の継続調査を申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、
執行部より報告があります。
最初にさっき一番冒頭にお話しました、この「
東京における
都市計画道路の
在り方に関する
基本方針の策定について」という、これを今日は最初に報告をいただくようになっていましたけども、
陳情の最初でご説明いただきましたんで、皆さんこれはよろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 じゃあ、二つ目に行きましょう。
◎
田中正淳 計画調整課長 1点目です。いずれも国道14号にかかわる
工事の国からの
お知らせでございます。
1点目は
小松川境川公園内のところなんですが、上に境川橋という国道にかかる橋がありまして、それの改修
工事の
お知らせです。裏面を見ていただきますと、この国道14号をまたぐ形で境川橋というこの橋がございまして、現在はこの
工事内容というところを見ていただきたいんですけれども、板が境川橋でかかっているこういう構造になっていますが、これを残したまま今度下側に函渠、箱型のボックスカルバートを入れる
工事をしまして、その後撤去して埋め戻して回復すると。橋の構造からボックスの構造に変えるための
工事を今回進めるということでございます。
また、ちょっと表に戻っていただきまして、
工事期間でございますが、
令和元年の12月から令和2年の3月25日まで行います。夜間
工事も途中含まれる
状況になります。
工事の予定でございますけれども、この夜間
工事が予定されるところがこの
工事予定の一番下にあります管渠
工事、この期間に夜間
工事が対象となります。
発注者は、国土交通省の首都国道事務所でございます。これと次のでございますが、国道14
号東小松川交差点、これは交差点改良で、これも裏面からみていただきたいんですが、今現在京葉交差点のところすき家のあるところから自転車のあさひのところ、2スパン買収の終わったところを
左折レーンを設置してまいります。
工事の内容のナンバー28と書いてある真ん中の囲いを見ていただきたいんですが、現在現況の歩道というのがございます。これに
左折レーンを一つ付加しまして
工事後の歩道ということで、千葉方面から
東京方面に向かう際、京葉交差点での左折専用レーンをつくって、交通の渋滞をなくすということでございます。
あわせまして、
建設委員会に
陳情もいただいておりますけど、国の首都国道
工事事務所としては、買収したところをできるだけ
工事を進めて、未買収のところに
工事のご理解を深めるとそういう目的もあるということで、なるべく買収の済んだところは速やかに
工事を進めていきたいということでございました。
期間は12月2日から令和2年の2月28日。ただ、これちょっと
工事の
進捗状況によりまして、
工事工期の延伸もあるよという。ここに関してはオール夜間
工事でやる予定でございます。
以上2件ご報告でございます。
○
川瀬泰徳 委員長 それではただいまの報告について、何かご質問がございましたらどうぞ。
◆牧野けんじ
委員 すみません、
小松川境川親水公園工事のほうなんですが、ここは
工事の内容が違うんだと思うんですけども、
工事が始まってから1年ぐらいたっているのかなと思うんですが、今度はボックスカルバートを入れるということで、全体が完成するというのは、このボックスカルバートの
工事の完了をもって全体も完了となるんでしょうか。
◎
田中正淳 計画調整課長 まだ、附属する
工事がございますので、まだ今回終了ではございません。
◆牧野けんじ
委員 おおむね全てが完成するのが何年後の予定というのは、何年ごろとされているのでしょう。
◎
田中正淳 計画調整課長 それがあまり具体的に聞いてないものですから、情報がありましたらまたご紹介したいと思います。
◆牧野けんじ
委員 一応確認をしていただければと思います。
◎
田中正淳 計画調整課長 これはこの境川の部分だけで、それとも全体、
小松川全体ということですか。
◆牧野けんじ
委員 全体について、
工事の
計画があるということでしょうか。
◎
田中正淳 計画調整課長 小松川立体全体の今これ交差点の改良も含めて、まだ共同溝をつなぐ
工事がいろいろとありますので、もし全線完了ということであれば、そういう答え方もしますし。
◆牧野けんじ
委員 これについては、親水公園部分についていつ完了かということで確認していただきたいと思います。
○
川瀬泰徳 委員長 それでは以上で、
執行部報告を終わります。
次に、その他について何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
川瀬泰徳 委員長 それでは、今後の
委員会ですが、次回は12月17日(火)、午前10時。1月は9日(木)、午前10時を2月は、本日の
委員長会で正式に決定いたしますが、5日(水)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしく
お願いをいたします。以上で本日の
建設委員会を閉会いたします。
(午前11時23分 閉会)...