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  1. 江戸川区議会 2019-11-05
    令和元年11月 建設委員会-11月05日-08号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和元年11月 建設委員会-11月05日-08号令和元年11月 建設委員会 令和元年11月 建設委員会会議録 ●日時 令和元年11月5日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午後12時15分 ●場所 第5委員会室出席委員(6人)   川瀬泰徳  委員長   野﨑 信  副委員長   よ  ぎ  委員   本西光枝  委員   牧野けんじ 委員   関根麻美子 委員 ●欠席委員(2人)   藤 翼  委員   川口俊夫  委員 ●執行部   町山 衛  都市開発部長
      眞分晴彦  都市開発部参事   室井邦昭  都市開発部参事   立原直正  土木部長   外、関係課長 ●事務局    書記 近藤知博 ●案件  1 陳情審査 第2号、第3号、第12号、第15号、第16号、第21号、         第22号…継続     第2号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情     第3号:住民の生命・財産を守ることとは無縁のスーパー堤防事業の撤回を求         める陳情     第12号:上篠崎1丁目の高規格堤防及び土地区画整理事業等に関する陳情     第15号:公有地(旧公有水面、字境等)の処分に関する陳情     第16号:京葉交差点角宝くじ店に対する土地収用法の適用に関する再度の陳          情     第21号:北小岩一丁目東部地区内の車両交通の安全性を高めることを求める陳          情     第22号:江戸川スーパー堤防整備方針の再検討を求める陳情  2 所管事務調査…継続  3 執行部報告   (1)西小松川町、東小松川一・二丁目地区まちづくりについて   (2)JR小岩北口地区第一種市街地再開発事業組合認可申請について   (3)小松川JCTの開通式について                        (午前10時00分 開会) ○川瀬泰徳 委員長 ただいまから、建設委員会を開会をいたします。  署名委員に、本西委員関根委員、よろしくお願いをいたします。  本日は、川口委員、藤委員及び多賀水とみどりの課長より、所用により欠席との申し出がありましたので、ご報告をいたします。  それでは、これより陳情審査に入ります。  はじめに、第2号、都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情について審査いたします。  前回の委員会で要求した資料について、執行部から説明をお願いをします。 ◎田中正淳 計画調整課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  前回の委員会で隣接する葛飾区内の補助283号線の位置のわかる図面と、それから二つ目として岩槻街道周辺交通量予測という資料要求ございました。表紙を1枚めくって裏面になりますけども、一つ目として都市計画道路補助283号線の概要(葛飾区内を含む)というところでございます。葛飾区内柴又街道を挟んで、283号線が既に完成している区間ございます。補助282号線から北側に上がっていく部分ですけども、ここは昭和44年1月完成となっておりますが、これは葛飾区の区画整理事業によって整備された箇所になっております。それから、その先から新柴又駅を越えてのところまでなんですけども、これが平成29年3月完成ということで、いずれも都市計画決定は昭和41年7月30日でございます。江戸川区内のところがちょうど二重線で示しておりまして、そこから葛飾区の未整備区間が破線で示してある状況でございます。  それから、その次のページでございますけど、岩槻街道周辺交通量予測でございます。上側が283号線完成時を想定しております。これ区内の都市計画道路が、全て完成した時点ということを想定して交通量推計をしております。そうしますと、岩槻街道交通量が1,200台、それから、283号線が1万3,700台と、1日当たりです。それで下、参考でございますけども、昨年の6月2日に外環道が開通いたしましたが、その際に区のほうではかったときの交通量でございます。ほぼ現況でございますけど、岩槻街道が8,028台という状況になっております。 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、説明のとおりでございますので、審査の参考としていただきますようにお願いします。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 おはようございます。  葛飾の区間については、ちょっと私のほうでも調べて、大体新柴又駅のあたりで既に完成しているということで、ちょっとイメージとしても湧きやすかったんですけども、それに加えて江戸川沿いまで出て、そこで川沿いに江戸川区までの計画だということになると思います。それで、この交通量の予測出していただいて、区内の都市計画道路全てが完成した場合ということですけども、下のほうは現況、去年の10月の調査の結果だということなんですが、この予測でいうと、今後交通量が283号線もそうですけども、蔵前橋通りいってみても交通量が増えていくという想定になっているんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 主要な都市計画道路、これ完成時フルネットになりますので、主要な道路に交通量が回っていきますので、いわゆる岩槻街道のような補助する道路については、交通量が減っていくという予測になっております。 ◆牧野けんじ 委員 具体的に区内の都市計画道路全て完成というのは、時期としてはいつごろということで想定したわけではないんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 一応これを想定したときが、4次事業化のときの想定なんですけども、一応、平成62年ですから令和で言うと32年の時点で想定しております。 ◆牧野けんじ 委員 一応、年次についても想定があるということなんですけども、やはりその交通量という点では少子化が進んでくるということだったり、車離れというようなこともあって、交通量が今後これだけ増えるという想定のままでいいのかというのは、やはり改めてこれ検証しなくてはならないのではないかというふうに思います。それでいくと、次、第5次は少し先ですけども、第5次のときにはまたこうした予測を、これ予測しているのは都が予測しているということなんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 4次の全体のは都が予測しておりますけども、そのデータを一部利用して区のほうでこの解析をしております。 ◆牧野けんじ 委員 そうすると、第5次のときにもそうした想定が出てくるという理解でよろしいんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 今、第4次終わりまして、都市計画道路あり方検討を行っておる最中でございます。その結果によって、今後そういう交通量のを回すか、それともあり方検討でしっかり検討したからということでそれをしないかというのは、ちょっと今の時点ではわからない状況でございます。 ◆牧野けんじ 委員 わかりました。いずれにしても、やはりこの交通量が増えていくという想定が今後成り立つのかというのは、ちょっといろいろな角度から検証する必要があるというふうに思います。  それから、改めてこの葛飾区までのルート示していただきまして、この機能として延焼遮断の機能もあるんだということをうたってきていますけども、この283号線の場合は、江戸川沿いになる区間というのもかなりありますので、町と町に挟まれた道路でない区間もありますので、この延焼遮断という理由も改めて本当に必要なのかというのがちょっと理解できないかなというふうに思います。そういう点からも、やはり昭和41年に都市計画決定されているということで、もうちょっといろいろな角度から検討、検証していくことが必要だと改めて思います。  ちょっと確認ですけども、この都市計画道路といったときに、ちょっと不思議というか考え方として、計画は東京都が計画をしているのかと思うんですけども、施工については都施工もあれば区施工もあるということだと思うんですが、ここの区間は区施工ということになるのかどうかということと、管理についてもそうなると区の管理というふうに完成した後はなってくるのかと思うんですけども、そのあたりちょっと教えていただけますか。 ◎田中正淳 計画調整課長 283号線については、区施工の予定でございます。それから、当然完成した後も区の管理となります。 ◆牧野けんじ 委員 計画そのものについては都の計画ということでいいでしょうか。確認です。 ◎田中正淳 計画調整課長 都市計画道路ですので、東京都市計画事業で全体を定めております。 ◆牧野けんじ 委員 ということですので、計画自体は東京都なんですけども、つくるのも管理していくのも江戸川区ということになりますので、もともとの仕組みというのを変えるのもなかなか難しいかとは思うんですけども、やはり地元の自治体、実際に施工して管理していく自治体として、地元の状況、地元の住民の皆さんの意見がどうなのかということで、本当に16メートルである必要があるのかというあたり、やはり深い抜本的な検証が必要だということ改めて求めまして終わります。 ◆本西光枝 委員 いただいた資料ちょっと見ていて、第4次のときの交通量予測ということで、これから先も交通量が増えていくという前提に立っての資料だということを今お聞きしたところです。牧野委員もおっしゃっていたように、今後この人口というのがどんどん増えていくのか、交通量というのがどうなっていくのかというのは、やっぱりよく見極めていかなくてはいけないかなと思っております。道路はほかの場所と場所を結ぶものとして必要なものだとは思うんですけども、必要性というのが今から53年も前に立てられた、東京都がまず都市計画道路として決定をするということであって使うのは私たち区民、そして今お聞きしたら、つくるのも、その後管理していくのも区だということをお聞きしました。そうすると、やっぱり今の事情というのをよく考えていくことが必要ではないかと思っております。  道路を拡幅するときというのは、その道路をつくるところに家が建っていたら、そこの住んでいる方にみんなのために道路をつくりますからどいてくださいということで、買収しますということだと思うんですけども、その場所に暮らしていた方というのは、家を壊して新たに暮らしを立て直さなくてはいけないかと思うんです。  前回、前々回ですか、見学に現地視察に行ったんですけど、そのとき本当に非常に閑静な住宅地だなというふうに見ました。高齢化も進んでいますし、ひとり暮らし高齢世帯のみの世帯にとっては、これまでの暮らしというのをその道路が通るから家をどかしましょうとかそういうことを判断していくということは非常に大変なことだと思うんです。書類の手続をすることも大変だし、引っ越すことだけでも労力がかかると思っております。こういう意味では、新しい道路を通すということが果たしてその土地に住む、その地域に暮らす住民のためになるかというのはすごく疑問に思っております。いただいた資料見てみましたら、都市計画道路の機能の中には、交通機能として歩行者の安全性というものが入っているんですけども、そこで高齢化していく現実の課題ということからも検証しているのかというのをちょっとお聞きしたいです。 ◎田中正淳 計画調整課長 この283号線は全幅16メートルで、車道が9メートルで歩道が両側3.5メートルの道路でございますので、将来的にも車椅子、それから自転車、歩行者、それが安全に渡れるようなことを当然考慮してその幅員構成を決めております。 ◆本西光枝 委員 そういったこともということだったんですけど、ますますこれから高齢化は進んでいきます。介護の現場は、介護職員担い手不足で今後、介護保険制度が持続していけるのか、サービス提供という点でも非常にこの危機感を持っているところなんです。介護が必要になったら施設に行くのではなくて、今は在宅で多くの方が過ごしている現実があります。そして、おうちにヘルパーさんと呼ばれる訪問介護員が行っているんですけども、そこで生活の全てを支えるわけではなくて、日常の生活はご自身でなさっていただかなくてはいけないし、そもそも高齢者が多くなるのだから、介護保険を使っていない高齢者にとって生活しやすい道路であることが大切になっていくと思うんです。車椅子ということは誰かに押してもらう、電動車椅子もあるので自分たち自身が操作して移動するということもあるかと思うんですけども、まずまずその高齢になった方が杖をついてすごいゆっくりなスピードでも歩いていく、歩いていける道路というのが非常に大切で、日常生活圏域に今後必要な道路だと思うんです。道路についてその検証を行うときに、先ほども車椅子とか歩行者の安全ということもおっしゃっていたんですけども、福祉部とは連携をして考えたりはするんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 どのような連携でございましょう。すみません、ちょっと……。 ◆本西光枝 委員 すみません。高齢者の暮らしということを福祉部だったら、現場とのつながりもあるから、そういうことが高齢者の暮らしに必要な道路という実感を持っている部かなと思っているんです。なので、高齢者の方が移動するのにはどういったことが道路に求められているのかとか、生活を日常的にするためには、暮らしを支えるための道路というのはどういう機能が今後必要なのかとか、そういった面です。 ◎田中正淳 計画調整課長 都市計画道路もそうですけども、既存の道路の中でもこれ全庁的にどの道路はどういう役目を担うか、どこにどういったものが交通横断施設とかそういったもの含めてどうあるべきかと、それは常に全庁の中で検討しながら事業進めてきております。 ◆本西光枝 委員 全庁で進めているということなんだけども、今後道路というのがほかの地点とほかの地点をつなぐための機能、都市計画道路として先ほど交通量もここの道路をつくれば将来的には増えていくというふうな見通しを持っているということだったんですけども、そういった物と物を動かすというような視点ではなくて、今後はもっとその生活のための道路がどうあるべきかということの必要性というのが非常に問われてくると思うんです。なので、この陳情文にもあったりするんですけども、歩道橋がもしもつくられれば、もう高齢者、児童にとっても横断しにくい道路、通りにくい道路となってしまうというふうにあるんですが、本当にそうだと思っているんです。高齢者がよく横断歩道がすぐそばにあるのに横断歩道まで行かないで道路を横切って横断するということを見たことがあると思うんですけども、道路幅は非常に大事で、高齢者がどんどん増えていく中でそういう道路が今後いいのかどうかというのは、きちんと検証する必要があるかと思っております。 ○川瀬泰徳 委員長 ほかはいいですか。 ◆関根麻美子 委員 視察に行かせていただいたので、私も現場を見させていただきまして、この陳情を考えるに当たって非常に参考になる部分もありましたので、率直な感想なんですけども、述べたいと思います。  まず驚いたのが、岩槻街道のあの狭さに非常に大きなトラックとか交通量が多いなということで、小学校に面している、中小岩小学校ですか、ということを見まして本当に歩道が狭いし、また子どもたちがそこを通学路として通ってくるという、今まで本当に大変な危険のある中を通ってきているという現実だとか、また近辺には幼稚園とか保育園とかあることも聞いておりまして、この岩槻街道、ものすごい交通量がある中で、その抜け道として住宅街の中に入っていって事故も結構多いということも実はお近くの方から聞いたこともあります。その283号線そのものだけをとってみれば、この陳情者の方々のご意見というか、そういった思いもわかる部分もあるんですけれども、またその岩槻街道も含めてこの全体の地域の課題といいますか、もう子どもたちがまだまだ江戸川区は多い、高齢者の方も車椅子が通れるようなそういった道路も必要だとか、そういったあらゆるところから総合的に判断していかなくてはいけないのかなということを、視察に行ったときに非常に実感をさせていただきました。やっぱり現場見ないとわからないなと思いまして、またそこから住民の方のご意見もしっかりと聞きながら、地域のためにその街の環境問題とか環境に対する課題とか、しっかりそこに住んでいる皆さんの子どもたち、それから高齢者、それから住民の方々のそういった安全とか、そういったことも含めて私は総合的にこの地域の課題という点では道路の拡幅も含めまして、その課題解決に向けて進んでいかなくちゃいけないんじゃないかなと思いました。そういったことを、またしっかりと含めながらこの陳情に関しては今後検討していきたいなと思っております。感想までです。 ○野﨑信 副委員長 今日ちょっと二人が欠席しているので私のほうから。  私も視察へ行かせていただいて、ガードレールとかあの辺が傷だらけだったりとか、それから電信柱がガードレールなかったら歩道にあのようにあるというところを見ると、やはり先ほど来、多分委員が言われているような、高齢者の方たちとかその辺の対応が十分できてないのではないかということはもう明らかだと思うんです。また、その283号線の最後のほうのところは少し広がっているような感じがして、ひらけているなという感じがあるので、そこでやはり現状やれることはやったほうがいいということだと思うので、ぜひ進めていただきたいなと思います。 ○川瀬泰徳 委員長 他になければ、本日は継続としたいと思います。 ◆よぎ 委員 おはようございます。  既に先にたくさんの意見が出ているんですけれども、確かに行ってみたところ、交通量が多くて大変だなというのもわかるし、私がずっと思うんですけれども、何かもっと選択肢が出てこないだろうかということです。もうちょっと一方通行を考えるとか、少しどこかで交通を分岐させてまた融合させるとか、何かこのままだとちょっとあるとかないとかというものだと、気持ち的には平行線、みんなそうかなという気がするんですけれども、交通を分岐させてやっぱり交通量を両方でバランスとるとか、そういうふうなもうちょっと真ん中線の方法が出てくる可能性はないんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 葛飾区の先、280号線そのまま土手から来るんです、国道296号線です。外環道路の側道から来るのが土手道を通って江戸川区内に今現在岩槻街道入ってきているんですけども、そういった交通量をこの都市計画288号線が完成しますと蔵前橋通りに来ますし、今現在つくっている264号線が283号線とつながると、それはそこも16メートル車道9メートルの道路として柴又街道通って環七に大きい交通量流せるようになりますので、先ほど本西委員からありましたけど、歩道のネットワークということも3.5メートルの歩道が264号と283号がつながることによって、より安全な3.5メートルの歩道のネットワークができたりしますので、そういう今よぎ委員さんのことで全体のいろいろなその交通量の分散やその方法論はこの都市計画道路の中でいろいろ検討されている部分でございます。 ○川瀬泰徳 委員長 いいですか。  他になければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第3号、住民の生命・財産を守ることとは無縁のスーパー堤防事業の撤回を求める陳情について審査をいたします。  前回の委員会で要求した資料について、執行部から説明をお願いします。 ◎田中正淳 計画調整課長 4件資料出させていただき、ちょっと資料が多いんですけども、まとめてご説明をさせていただきます。  まず1点目が、江戸川堤防の未整備の箇所についてということで、あわせてその江戸川堤防の中で浸透に対する課題の箇所があるかというご質問がございました。これについては、国交省からヒアリングをしておりまして、この利根川水系利根川江戸川河川整備計画、この原案変更でございますが、これめくっていただきましてちょうど52ページ、53ページになりますが、この施工の場所というのがありますけど、こういったところが改良されて数字が変わるたびにこの原案の変更というのをしているということで、大きい変更箇所があるときはさらなるその変更を行っているということですが、こういう数字の改定の部分に関しては軽微な変更ということで今年度変更予定です、11月8日まで原案を国交省のほうで今縦覧中ということでございます。この資料でございますが、52ページ、53ページ、いずれも利根川、江戸川荒川とありますけれども、江戸川であれば左岸でいいますと一番上に市川市稲荷木から市川南の間、距離定で言うと3.2キロメートルから11.6キロメートル付近からずっと左岸で言うと最後上流側の千葉県野田市関宿元町から関宿町のところまで57.4から59.1キロメートル付近、右岸であれば下流側の市川市河原から上流の春日部市西親野井までの51.5キロメートルまでの間が施工が終わっているという箇所、これ以外のところが未整備だというふうに国交省から聞いております。  あわせまして、次のページ開いていただきまして、ページで言うと下に61ページと書いてありますが、堤防の浸透対策に係る施工の場所もこの表に載ってあるところは浸透対策が終わっているというふうに聞いております。  それから、3、区内のポンプ箇所の位置図と耐水対策ということで、右肩に第3号(3)-1と書いています、これが区内にある下水道のポンプ所、これの箇所図でございます。その裏面に、各排水機場ポンプ排水能力が記載されております。これは平成29年の下水道局下水道事業年報から転記をしております。それから、A4の横になりますけども、区内ポンプ所浸水対策についてと、これは前にも建設委員会のほうでお出しさせていただいた資料と同じでございますけども、いわゆる左から耐震対策ということで建物の耐震化、そういったものを行っております。それから、耐水対策では換気口の高さを上げるとか、防水扉の位置を高くするとか、一番右側、高潮防潮堤の操作、これは遠隔操作による自動化のイメージでございますけども、迅速性、安全性を確保するということを目的に自動化などを行ってきております。これが、ポンプ場の対策についてでございます。  それから、四つ目は、今回の台風19号において首都圏外郭放水路これがどのように機能したかという。まず、外郭放水路の概要からということでお話ございましたので、表紙、出水速報と書いています。これが実際に裏面を見ていただけますと、(2)首都圏外郭放水路稼働状況ということで、先の台風19号のときの稼働の状況が出ております。右側の表の上から3番目になりますが、順位というところで3番目、これが令和元年10月12日台風第19号、このときに1,200万トンの排水をこの首都圏外郭放水路から江戸川へ流したと。それぞれ立坑の位置で流入開始時間、流入終了時間が書いておりまして、江戸川に吐き出す庄和排水機場ポンプの稼働時間もこの中に書いております。これが実際の稼働の状況でございます。  それから、全体の話ということでA3を折り曲げてございますけども、何回か議会でも視察に行っていただきましたが首都圏外郭放水路、ちょうど一番見やすいのは2枚目のA3のこちら地図あります、これを開いていただきますと、どこにどう入っているのかと。全長6.3キロメートル、それぞれ小さい河川のオーバーフローを全部立坑で入れながら、この江戸川に吐き出すと。模式はこの全体構造図というの見ていただければこういう形で入ってくよということがおわかりになるかと思います。あと、それ以下のページはポンプの機能とかそういったものを記載しております。  最後のページ、ちょうど9ページ目のほうになりますけども、首都圏外郭放水路治水効果ということで、中川、綾瀬川流域の浸水被害の軽減に首都圏外郭放水路が大きな力を発揮しておりますと。まさにこの点でございまして、今回はこの外郭放水路が完成してから3番目の大規模なこの放水路への流入、あわせて江戸川への放流ということで、これがあったためにこの流域は浸水をせずに済んだということでございます。 ○川瀬泰徳 委員長 資料については説明のとおりでございますので、審査の参考としてください。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 堤防の未整備箇所ということでお出しいただきました。すみません、確認で、ここに52ページ、53ページの一覧表に示されているところが施工済みの箇所ということでよろしいでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 今、施工済みということのご確認でしたが、流下能力の向上に向けて、言うなれば課題のある箇所ということで載せられているところがここになります。これ河川整備計画の国が先ほど申し上げた、課長が申し上げたような河川整備計画としての資料でございますので、こういったところで、この場合ですと機能の概要というところに流下能力向上というところが書いてあると思うんですが、この必ずしもその堤防が未整備ということだけではございませんので、流下能力を向上させるための何らかの手だてをしなければいけないようなところが、こういうところにありますよという意味でございます。 ◆牧野けんじ 委員 ここで言うと、流下能力の向上の機能を満たしたところがこの表。逆ですか。満たしていないというところですね。わかりました。  江戸川の右岸でも、江戸川区にもそうすると、そういう計画を満たしていない区間があるということですし、やはり上流利根川の部分でもそうですし、江戸川の上流、中流にもそういう区間があるということなんですけども、こうした区間について、国交省のほうで計画としてはめどというんですか、いつごろまでに整備するというめどをもって事業を進めているんでしょうか。もし、わかりましたら。 ◎田中正淳 計画調整課長 具体にどの区間をいつということは聞いておりませんが、次の項目にあります浸透対策に係る施工の箇所については、ここ2年ほど国交省のほうで調査をして予算がつくという状況の中で、去年は北小岩の市川市の上流側、今年は北小岩一丁目から南側の篠崎までのそういった区間で工事を行ってきている状況でございます。 ◎立原直正 土木部長 個々に直近の時期ではそのようなことで、今課長から申し上げましたが、河川整備計画という意味では、従前の7月9日の資料で河川整備計画の概要お示ししていますが、これは国の河川をまさにいろいろな堤防もそうですし、水門もそうですし、さまざまな施設を整備していくということの計画ですが、この計画自体は主にこの平成25年に立てた段階で、おおむね30年間の中でここに挙げたような課題をしっかりと取り組んでいかなければならないということで書かれています。ですので、言うなれば30年分の計画が示されていると、それを順次やっていくということになろうかと思います。 ◆牧野けんじ 委員 よくわかりました。全体の計画としては30年ということなんですけども、ここでいろいろな区間が示されていますけども、具体で言うと、さっき浸透対策の話をされて、区内でもそういう箇所で構築されてきましたけども、ほかにはここで言う、この52ページ、53ページの区間については、いわゆるその緩傾斜堤防を整備していくということになっていくんでしょうか。あるいは、利根川のあたりですと首都圏氾濫区域堤防強化ということもやられていますけど、そういったものも含まれてくるのか。具体的にはどういう対策をしていくのかというのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 概略という言い方あれなんですが、結論申し上げますと、さまざまなその施策、今委員がおっしゃったような緩傾斜堤防もそうですし、低水護岸の整備、河川敷等、実際ふだん水が流れているところの境目の整備なんかもそうですけれども、もしくはその堤防を緩傾斜堤防ほど広げないまでも一部盛り土をして丈夫にするだとか、それから堤防に水がしみ込まないように堤防の天端を舗装するだとか、こういったことも含めて、いわゆる現在のその堤防に関してのさまざまな施策、その内容をもってこういったその課題のある箇所を着実になくしていこうと、そういうことになろうかと思います。ですから、一つ何々という施策ということだけではなく、例えばその高規格堤防という施策だけではなくて、あらゆる施策をもって河川を丈夫にしていこうということになろうかと思います。 ◆牧野けんじ 委員 このたびの台風19号の際には、全国で言うと71河川、130カ所で堤防が決壊したということで、やはりこう危険性がもともと指摘されているような箇所だとか、今資料で出していただいたような整備が済んでいない箇所のほうをやはり急いで計画をもって整備していくことが優先されるべきであるというふうに思います。  東京新聞で記事が出て、全国の堤防の計画が3割は未達成になっていると、今年3月の時点でみたいですけども、そういう状態にあると。堤防が必要な区間が1万3,000キロメートルであるのに対して、計画水準に達していないというのは3,500キロメートルで26%ぐらい、いまだ残されているというようなことです。やはりこういった脆弱なところ、この利根川、江戸川で言えば、やはり上流、中流で残された弱い部分を整備していくということを優先して取組むべきだというふうに改めて思います。  もう一点は、この資料で7月にお出しいただいた河川整備計画そのものの中でも、整備に当たっては新技術の開発や活用の可能性を検討するということもうたわれています。やはり急いで弱いところを整備するという点ではアーマーレビー工法だとか、耐越水の堤防というのが主に90年代に九つの河川で整備をされてきたという経緯もあります。こうしたやり方を改めて見直すだとか、それをさらにこうよくしたような施工方法を検討して、そういったやはり見通しをもってできる対策を治水については行うべきだということを改めて求めたいと思います。  ここの陳情では、スーパー堤防はそれには当たらないということだと思います。やはり国土交通省自身がいつ完成という見通しを示せないというのは、治水対策の中でもほかにはないと思うんですけども、そのあたりどうでしょう。治水対策としてそういう完成のめどが示せない、そういう事業というのはほかにあるんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 今回の19号の件で河川の整備が遅れているという、洪水になったという箇所が全国で71カ所という話の中で、優先的にやるべきところという考え方は、そこは堤防の整備としてはあるかと思いますけども、それは優先的にやるところもやらなきゃいけないし、私どもの下流側もあわせて並行的にやっていかなくてはいけない、治水というのは上流から下流までそういうことでございますし、新工法の検討というのは当然必要でございますけども、ただ、今の例えば堤防の中にコンクリートの壁をつくるとかそういう工法も、今いわゆる河川工学の学者さんなんかで提唱されている方いらっしゃいますけど、私なんかが考えるにそのコンクリート構造物というのは50年、ある程度有限の期間しかもたないんですね。堤防は土堤で無限にもちますから、例えば今よく言われているスーパー堤防が400年かからないと完成しないという、それが例えばそのコンクリートでつくったものが50年ごとに更新していかないといけないということであれば、400年の間に8回そのコンクリートのそこをつくりかえていかなければいけないんです。そういった費用対効果だとかそういったことを考えていけば、これは土堤で整備していくというのが当然優先的に考えられるべきで、そういった方法で全国的に整備を進めていこうというような世論といいますか、全体の盛り上がりがあればなと思うところでございます。ですから、必ずしも都市部とか弱いところだけに限らず、河川全体の堤防の強化を均等に図っていくべきだというふうには思います。 ◆牧野けんじ 委員 堤防必要なところに強化を図るという点では、江戸川区内でも必要なところはあると思います。ただ、スーパー堤防という国の高規格堤防というやり方ではやはり見通しが立たないというのは明らかですので、治水の事業として、今、首都圏外郭放水路のお話だとか、もう今回、渡良瀬遊水地も非常に水を多くため込む機能、役割を果たしましたけども、やはりそういう事業については、時間がかかるといっても15年だとか30年だとかそういうスパンで完成をしていますので、やはりそういうめどが示せないものを治水事業として進めるというのはなかなか理解を得られないのではないかということ改めて言いたいと思います。
    ◆本西光枝 委員 ハザードマップの浸水想定図を見れば、堤防が切れれば江戸川区は浸水するということはもう明らかで、大雨で上流が破堤すれば街の中にその水が押し寄せて、やがて江戸川区にも来るということを前回のときにお聞きしたかと思います。そもそも、私たちが暮らす江戸川区というのは最下流部にありまして、ゼロメートル地帯であるので、堤防が決壊するというのは致命的なのだと思います。区役所前に荒川河川水位表示灯がありますが、あれを見ると日々堤防に守られているということを実感しますし、堤防がなければ生活できない場所であるということがよくわかります。  それで、先ほど江戸川のこの河川整備のところで、まだこれから浸透対策が必要なところとか流下能力向上しなくてはならないというところ、課題があるところということでこれお示しいただきました。そして、あらゆる施策をもって堤防を丈夫にしていくことをやっていっているということなんですけど、その緩傾斜堤防だったり、上面をコンクリートにしたりということをお聞きしたんですけど、それというのはこの浸透対策に課題があるところ、この流下能力向上に課題があるところというところをやっているということでいいんですか、ちょっと確認なんですけど。 ◎立原直正 土木部長 先ほど私、包括的にちょっと申し上げましたが、高規格堤防に比較してというのでちょっと言葉が抜けていたと思うのでつけ加えさせていただきますけど、高規格堤防の施策というものに比較して既存の堤防を丈夫にする、流下能力を向上させる、浸透を防いでいく、こういったものの対策として、先ほど来出ております首都圏氾濫区域堤防強化対策事業でありましたり、それが一番顕著な例だと思いますけれども、あとはその緩傾斜堤防ですとか、それから堤防天端を舗装するというようなといったことの細部にわたりまして、それ全体が現在の堤防、もしくは水門等の河川管理施設、これらを向上させていって治水対策を高めていく施策に全てがつながっているという意味で申し上げました。 ◆本西光枝 委員 全てがつながっているということなんですけど、この出された課題がまだありますよというところに対して、今言われた工法で堤防強化しているということでいいんですか。 ◎立原直正 土木部長 全てにわたって、今、手がかけられているということではございませんけれども、さまざまなその河川を丈夫にする工法、施策がありますから、その内容をその箇所ごとに選択をして順次取り組んでいっているということになろうかと思います。 ◆本西光枝 委員 そのときに流域で見たときの30年間の計画だと先ほどお聞きしたと思うんですけど、その中でも優先順位をつけていく場所というのがあるかと思うんですけど、それはどういうふうに決まっていくんですか。 ◎立原直正 土木部長 具体は、事業を展開する国土交通省の判断ということに最終的にはなろうかと思いますが、そのリスクの度合いといいましょうか、その内容によって当然プライオリティーをつけて国土交通省のほうで取組みをしていると思います。ただし、それとは別に外的な要因、例えば橋がかかっていて今すぐやりたいと思ってもできないとかといった事柄もあります。ですので、リスクの重い、軽いという言い方いけないかもしれませんが、そのリスクの荷重とともにその他の要因も含めて、国交省のほうで最終的には判断をして施工しているということになります。 ◆本西光枝 委員 では、その国交省が判断するというときに、江戸川区の思いというか必要性とか、そういうところも加味されて判断されるんですか。 ◎立原直正 土木部長 当然私ども地元の区、それから水防管理団体という立場でもありますから、この河川を丈夫にしていくという意味では常に日ごろから江戸川河川事務所、その上部である関東地方整備局、さらには本省ということでさまざま議論、意見等させていただいています。そうしたことを、当然ですけれども反映していただいて、治水対策を推進していただくということが当然のごとく我々の使命かと思っておりますので、常日ごろそういうことで取組みさせていただいております。 ◆本西光枝 委員 先ほども申し上げたんですけど、堤防に守られていないと暮らしていけない江戸川区だなと思っておりまして、水に浸からない街へと先人たちが努力してきたこととか、あと水防ということで河川整備をきっちりと堤防を丈夫にしていくという努力を、今の区がしていることもとても感謝しているんですけども、でもちょっと私どうしても、そのスーパー堤防というのを同時にやっていくということがわからないところではあるところなんです。  今日資料いただいたんですけども、ポンプ所の資料いただきました。ポンプ所の資料いただいて、この下水道ということで言うと、これに後水再生センターというのが荒川の下流のところにあるというふうに思っていればいいですか。下水道といったらポンプ所でこうやってくみ上げてどんどん流していくんですけど、最終的には水再生センターに流れていく、そしてそこから放流されるというふうに思っていればいいですか。 ◎田中正淳 計画調整課長 本西委員さんが多分、この区内のポンプ所、内水氾濫対策ということでお聞きになった。合流式ですのである一定の量を超えた場合は、このポンプ所でそれぞれ河川に3倍希釈以上で吐き出していますので、最終的に平時であれば、この河川の処理場で荒川のほうへ吐き出しているようになります。 ◆本西光枝 委員 なるほど、では大雨が降ったときにはこのそれぞれのポンプ所で、そこの場所でもうどんどん河川のほうに汚水を吐き出しているということでいいんですね。 ◎立原直正 土木部長 今申し上げたとおり合流式になります。大ざっぱな言い方をしますけれども、下水道管の中に流れる汚水の量、おトイレとかお風呂とかお台所から出る量というのは、本当大ざっぱな言い方で申しわけありませんが、管の中で流れるボリュームの1割程度です。9割程度が時間50ミリの汚水を安全に流すための管ということで設計がされています。それで管の大きさが決まっています。そういう中で、大雨になったときに、今、田中課長が申し上げましたが、おおよその目安ですけれども、ふだんの汚水の量の3倍を超えるような状況になりますと、かつまだまだこの降雨が続くなというようなときですと、こういった大きな川に面しているポンプ場から外の河川のほうにその汚水まじりの水も入ってしまうと。それを吐かないと街の中に水がたまってしまうので排水をしていると、そういう状況になります。ですので、このポンプ所というのは、東京都の下水道局の23区内にたしか80ぐらいあったと思うんですが、そのほとんどが当然ですけれどもこの低平地の、山の手にはありません、その必要がありませんから、どんどん下へ流れていっちゃうわけですので、こういった低平地の部分において集中的にこのポンプ場が設置をされているということになります。 ◆本西光枝 委員 そして、首都圏外郭放水路の中にもポンプと書いてあって、その燃料は重油と書いてあったんですけど、では全部のポンプ所というのは、重油で動いているというふうに思っていればいいんですか。 ◎立原直正 土木部長 こちらのほうは、電気の系統で動くもの、それからバックアップで重油で自家発電という機能を有しているというふうに承知しております。 ◆本西光枝 委員 そうすると、今日お示しいただいたこのポンプ所は全て通常は電気で動いていて、何らかの原因で通電しなくなった場合はバックアップとして重油を使って動かすということですか。 ◎立原直正 土木部長 基本的にはそのような状況でして、ですので、そういった電気設備等が、このポンプ所自体が浸水をして電気施設等に支障を来すということになると、ポンプの運転機能に影響を与えますので、そうしたことのないようにこの耐水対策、先ほどの本日お示しした第3号(3)-2というこの地震・津波対策整備計画というもの、これをもちましてこういったそのポンプ所耐水対策を行っているということになります。 ◆本西光枝 委員 耐水対策ということでこの資料を拝見しますと、平成28年度末までにおおむね完了となっているんですけど、そうするとまだ耐水対策というのがしてないところがあるというところでしょうか。そして、それはどこになるのか、お聞かせください。 ◎立原直正 土木部長 区内のこの箇所に関しましては、既にこの計画上の耐水対策は完了しています。 ◆本西光枝 委員 今だと、ではこの七つお示しいただいて、そのうち一つは建設中ですけども、おおむね完了というのは区外のほかのところのがということなんですか。 ◎立原直正 土木部長 これ、江戸川区だけの計画ではございませんので、具体的にはこれ日付を見ていただくと平成24年12月27日となっておりますが、具体はその前年に起きました東日本大震災3.11の発災を受けて水に当然丈夫な耐水、もしくは当然ですけど耐震ということで東京都下水道局が立てた計画でございます。真ん中に耐水対策ということで小さい字ですけど東京都防災会議で示された最大津波高さTP+2.61に対し、耐水対策を実施と書いてございますが、23年の3.11以降、東京都がこの防災会議において想定津波高さというものを出しています。ここの数字がその数字になりますが、東京湾で、もしくはそれが遡上してくる津波高さに対して電気設備が水に浸らないようにという対策を速やかに施そうということでこの計画が立てられて、既に実施されたということになっております。 ○川瀬泰徳 委員長 よろしいですか。 ◆本西光枝 委員 では、耐水対策も終わっていて、電気が通じていればポンプ場は動き続けるということ。大規模に氾濫をしてしまったら、もしも浸かってしまったら、でも浸水のを見ると、場所によってですけれども2メートル程度や2階程度の5メートルのところまでというふうに浸水するというふうに見えて、そうするとこの耐水対策の水位と浸水対策の水位とはクリアできているのですか。 ◎立原直正 土木部長 結論から言いますと、想定最大規模の浸水に対してはクリアしていません。ですので、先ほどTP+2.1というふうな数字を記載されているものをそのまま読み上げましたが、これはAP換算にするとAP+3.74ということになります。例えばですが、高潮で一番恐れられている今のところの水位としてはAP+5.1と、もし今回はあれでしたが、930ヘクトパスカルを下回るような台風に襲われてということになると、そのAP+5.1も本当に起こり得るというようなことが危惧されるわけで、その高潮が起こって堤防が壊れてしまう、もしくは水門が壊れてしまうという事象が生ずるとすれば、この下水道の耐水対策だけでは、場合によっては浸水のおそれがあるということになります。ですので、私どもとしては3.11以降、この下水道局はまずもって津波対策高さに対してはしっかりとやっていこうということで取組みをしていただいて既に終えていますが、江戸川区としての最大リスクである5.1をクリアするように、引き続きこの耐水対策を検討、取り組むべきということで繰り返し要望活動を行っているところであります。 ◆本西光枝 委員 すみません、少し混乱してしまいました。じゃあ、AP5.1の高潮対策は終わっていないということで、この耐水対策の高さはAPでいうと幾つになるか、もう一回教えてください。 ◎立原直正 土木部長 AP+3.74です。 ◆本西光枝 委員 それで、今はAP+3.74は終わっているんだけれどもということで言うと、高潮対策が終わっていないポンプ場はこの七つのうちかなりある、どれがまだなのですか。 ◎立原直正 土木部長 基本的に全部になります。ただし、現在整備中の建設中の小松川第二ポンプ場につきましては、高台の堤防場の上につくっていますので、こちらのほうは高さをクリアすることになろうかと思いますが、それ以外のところはもともと低平地に位置しているポンプ場ですので、だからこそ、まず取り組むべきはしっかりと取り組んでいただいたということになりますが、先ほど申し上げたとおり、引き続きの対策に取り組むべき必要性があるということでの課題認識は持っております。 ◆本西光枝 委員 まだまだ対策が必要だということがよくわかりました。やっぱりお聞きしていると、江戸川区がまず進めていくのがスーパー堤防対策をつくっていくことよりも、浸水に対する対策をしっかりしていくことが必要なのかなと思いました。ありがとうございました。 ○川瀬泰徳 委員長 ほかにいかがですか。  他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第12号、上篠崎一丁目の高規格堤防及び土地区画整理事業等に関する陳情について審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 12号ですが、先日、篠崎公園地区のまちづくりニュースをいただきました。一方では、区画整理審議会が換地設計案について審議をしていますということなんですが、あわせて現地の地盤調査を行うということもお知らせされております。今回については10月末からということなので始まっているのかもしれませんが、11月までで、方式はスウェーデン式サウンディング試験という方式をとると。これは第1次移転箇所について今回確認ということですけれども、スウェーデン式サウンディング試験は簡易試験になると思うんですけれども、具体的には箇所数、宅地ごとに試験、調査をするのかどうか、そのあたりはどうでしょう。 ◎高橋博幸 区画整理課長 今、委員のおっしゃったとおり、篠崎公園地区のまちづくりニュースで10月18日に地元の方にお知らせしている地盤調査ということで1次移転の2カ所について、この委員会でもお示ししたとおり、7月9日に資料としてお渡ししたように、高規格堤防及び同事業と連携した土地区画整理事業における宅地の引き渡しと住宅の建築についてということに基づいて、今回、今審議会で管理設計の案の審議をしている最中でございますけれども、その案のところの宅地について、一つの区画について5カ所、今の想定ですと23区画地ありますので115カ所をスウェーデン式サウンディング調査をさせていただきたいということで、今現在準備をして入っているところでありますので、今月いっぱいかかるのかなというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 箇所については上篠崎一丁目と飛び換地の三丁目についてということなんですが、あわせて23区画地という理解でよろしいのでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 委員の今おっしゃったとおり、今、区で予定しています1次移転というところの今言われました2カ所でございます。 ◆牧野けんじ 委員 2カ所をあわせて画地数で言うと23カ所ということでいいですか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 おっしゃるとおりです。 ◆牧野けんじ 委員 それと、このスウェーデン式サウンディングの深さについてはどの程度まで、5メートル程度までということでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 資料にお示ししましたとおり、国と区で地元に説明しているとおり、地盤から5メートル50のところをお約束どおり調査をまずさせていただきたいということでございます。 ◆牧野けんじ 委員 それと、方式としてはスウェーデン式サウンディングということで、もう一方ではボーリング調査というやり方もあると思うんですけれども、このスウェーデン式サウンディングでは地中の土のサンプルを取り出すという、そこまでの試験ではないということでいいでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 委員のおっしゃったとおりでございます。 ◆牧野けんじ 委員 これまで今回の陳情の資料でも国交省の調査分と合わせてボーリング調査、地盤調査についてはボーリング調査の資料を提出していただいております。ボーリング調査では土のサンプルまで取り出して調査をすると。深さについても10メートル程度まで調査をするということで、これはもう出されている資料で柱状図で明らかになっておりますので、それの中で見ていくと非常に弱いという層があるというところを権利者の方々もごらんになって、やはりこれは不安を覚えるというのは当然のことです。一方で、これまでボーリング調査の結果がこうやって権利者の皆さんにも知らされてきたという一方で、今回はスウェーデン式サウンディングの簡易試験というやり方で地盤調査をすると。目的が違うということではあると思うんですけれども、やはり調べた結果についてはある程度理解をいただけるような形で開示していくということが必要になると思うんですけれども、そのあたりの調査した結果の開示のあり方についてはどのようなお考えでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 今調査していますので、その辺については当然説明会ですとかまちづくりニュース等で結果についてご説明できればというふうに考えております。 ◆牧野けんじ 委員 説明会で説明するということですけれども、このあり方自体があくまでも今年の3月に出た宅地の引き渡しの国と江戸川区の連名で出した方針に基づくものだということであります。地盤強度ということではうたっているわけですけれども、液状化の不安ということについてはこれに応えていないということは、やはり改めて指摘をしなくてはならないと思います。そういったところまで不安に応えるということ抜きにはここで事業を進めるということはなかなか理解が得られないだろうということを改めて指摘して終わります。 ◆本西光枝 委員 スウェーデン式サウンディング試験の調査について牧野委員が聞いていましたので、そこはおいておきますけれども、結果についても説明会で説明するということだったんですけれども、それにしても陳情が出てきておりまして、記書き3のところでは地耐力不足を心配して10メートルの層を入れかえるべきというふうなことも訴えられておりますし、先ほどの液状化という不安もあるというところで、その不安というところを今後区としてはどういうふうに住民の安心を得ていこうと考えているのか、お聞かせください。 ◎高橋博幸 区画整理課長 当然、国と区で、基本的には国が決めていただいたのを区と一緒に説明をさせていただいているという地盤の。これについては北小岩の件がありましたので、事前にしっかり基準を決めてやるということで今お示ししているところであります。今委員の言われたように、不安がということは当然江戸川区内、地盤が弱いところ、液状化が起こりやすいところという中で、今回の区画整理事業で最低限の3階建てが建てられるような地盤をお約束しますよということで説明をしているということでご理解いただければというふうに思っております。 ◆本西光枝 委員 納得しないままにこの事業が進められているのではないかなということを懸念をいたしました。 ○川瀬泰徳 委員長 ほか、よろしいですか。  他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第15号、公有地(旧公有水面、字境等)の処分に関する陳情について審査いたします。前回の委員会で要求した資料について、執行部から説明をお願いします。 ◎大竹則之 施設管理課長 資料に基づいてご説明させていただきたいと思います。1枚おめくりいただければと思います。法定外公共物のことなんですけれども、そもそもの1番としては概要を載せさせていただいています。道路法や河川法等の適用を受けない土地でございます。また2番では地方分権推進計画によって譲渡、無償譲渡でございますけれども、平成12年4月1日に国のほうでこの法律が施行されましたので、これに基づいて里道であるとか水路の法定外公共物で機能を有しているものについては市町村へ譲与できることになったということになります。  (1)でございますけれども、これを受けまして江戸川区としましては国へ譲与申請を平成12年から15年度に行いました。この結果でございますけれども、道路として機能、もしくは道路として機能させるべきものについては区有通路条例に基づいて告示をさせていただいているところでございまして、また道路として機能していない埋没255路線については売り払い処分としておりまして、今回の陳情につきましては、この埋没255路線のことを言われているものでございます。  (2)では、全体の埋没路線の数字でございまして、255路線、約11キロございます。また面積につきましては、2万2,000平米余あります。これまでの売り払いとして合計でございますけれども、61路線、3,422メートル、また面積につきましては6,400平米強を売り払ってございまして、面積比の進捗率では28.5%となってございます。  その下の米印でございますけれども、売却価格の見直しを26年1月に実施してございます。これはあくまでも売り払い処分の促進を目的として価格の引き下げを実施したところでございまして、上の売り上げ状況につきましても平成14年から25年の11年間における進捗率は16.5%に対して、売り上げ価格の引き上げをしたことによって12%、4年間でですけれども進捗率を進めているという状況でございます。  従前の3点につきましては、鑑定評価の一つの方法であります折半法に基づいて土地評価額の55%、また今現在につきましては、国有財産評価基準に基づいて土地評価額の約20%で売り払いを行っている状況でございます。  (3)では、今後でございますけれども、売り払いの内訳になってございまして、194路線、延長7,909メートル、面積で言えば1,600平米ございまして、その下につきましてはエリアごとですけれども内訳となってございます。うち、今回の陳情をいただきました松島のエリアといたしましては7路線、477メートルで、面積は478平米となってございます。  裏面をごらんください。売却の手続でございます。黒塗りになっているところが江戸川区、また白塗りは購入希望者の権利者のことになってございます。先ほど26年1月に売却価格の引き下げをしたところでございますけれども、これらのことにつきましては関係する方々にですけれども売り払いの周知促進を実施させていただいているところではございます。また、3番でございますけれども、境界確定の考え方ですけれども、あくまでも国から譲与されたものにつきましては構図のみでいただいているものですから、正確な距離、また幅等もですけれども面積が確定してございません。そうしたことから、買いたいという購入者の方が境界確定申請をしていただき、隣地所有者との立会をして確定することになってございます。その後ですけれども、5番では購入申請を出されたのち、売却するための登記、商品とするための登記関係、保存登記等をさせていただいて、6番、土地代金の提示とございますけれども、事前に売却の相談をいただいたときにはある程度の概算価格はお示ししている中でですけれども、進んでいる中で正式な土地代金の提示をさせていただいて、その代金において合意いただければ契約していくというような流れになってございます。  次のページをごらんいただければと思います。所有権の取得時効ということで、これは民法第162条に定められてございます。それぞれ原文をそのまま転記させていただいている次第でございます。  5番でございますけれども、取得時効を求めた事例ではこれまで区内で2件ございましたけれども、取得時効として成立した事例としてはゼロでございます。一つ目の事例として、これは駐車場になってございますけれども、そもそもハッチングされたところが法定外公共物でございますけれども、今、車がとまっているところはかつては田んぼだったということで、その墓地に接するところが取得時効によるもので求められたものでございます。裁判所からですけれども和解ということになってございまして、これがそもそも価格の引き下げということでしたけれども、もともと私ども土地評価の55%を折半法で受けたものについて、裁判所からの和解提案につきましては先ほど言った国有財産評価基準に基づいた提案をされたということがございました。これは23年の7月に和解が成立したものでございます。これを受けまして江戸川区としては検討を重ねて、先ほど26年1月に施行しました国有財産の土地評価額掛ける20%の価格の引き下げをしたところでございます。事例2につきましても、25年9月に原告側が訴えを提起されておりましたけれども、今回の26年の価格の引き下げに伴ってまた再度提示をしたところ、26年8月に訴訟の取り下げをされて契約売買に至ったというような事例でございます。  6番は23区における売り払い、これは電話による問い合わせでございますけれども、条例、また要綱、基準・規則で定められている対象区でございまして、江戸川区につきましては要綱で定めさせていただいています。なしというふうに9区がございますけれども、これはその都度、財産価格審議会等で諮っているというふうに聞いているところでございます。 ○川瀬泰徳 委員長 資料については説明のとおりでございますので、審査の参考としていただきますようにお願いします。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 ちょっとなかなか一度で理解できない部分もありますけれども、この法定外公共物に当たる部分の方について、26年の算定の改定があった際にお知らせして周知を図っているということですけれども、その後というのは何か定期的に何年ごとにというような形で再度お知らせするというようなこともあるのでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 委員ご指摘のように、直近では29年度、30年度であったりということで適宜価格の改定もしていましたし、いかがですかというお知らせはさせていただいています。 ◆牧野けんじ 委員 具体にはそういうお知らせをして受け取った方の中で売却に至りたいという方の区民の方のほうから相談を受けるというような手順になるのでしょうか。 ◎大竹則之 施設管理課長 委員おっしゃるとおりです。 ◆牧野けんじ 委員 今日いただいた資料を参考にして、少し検討したいと思います。 ◆本西光枝 委員 お知らせというのは、その土地にかかわる人のところにどういった形でお知らせするのですか。郵送しているのですか。 ◎大竹則之 施設管理課長 法定外公共物に接している所有者の方に対して、お手紙でお知らせさせていただいています。 ◆関根麻美子 委員 まだまだ理解が足りないところがあるんですけれども、埋没路線の売り払い状況を見ますと、面積による進捗率26年から30年の4年間で12%で、それ以前よりは進んだということでございますが、合計28.5%、なかなか進まない理由としての課題は、例えば境界が確定していないとかという話が先ほどありましたけれども、そういった課題が何点くらいあるのかということが一つと、それからこの陳情文で読んでみますと、原文の上から2行目で、松島周辺だけを見ても水路を埋め立て、あたかも私有地のごとく使用しているところもありますとあるのですが、実際にこの松島の中でそういう形になっているのかどうか、現状を区としてはどのように把握していらっしゃるのかということ、この2点教えてください。 ◎大竹則之 施設管理課長 基本的には2番目のほうについては、宅地の中にちょうど法定外公共物があって、建物の下にまさにある場合もございます。その方についてはその1軒が所有者で折衝をしますけれども、あとはちょうど法定外があるというのをご認識されている中では建物のちょうど間、間にあるというところがございます。進まない理由としてはまさに委員が言われたように、購入希望の方については確定したいというところがございますけれども、確定の行為をすることによって隣の方はこの境界は認めないという方もいらっしゃいますし、もしくは売り払いの金額、土地評価の20%でございますけれども、これがまだ高いという方もいらっしゃって、かつプラスですけれども、その境界確定するに当たっては大体1件当たり40万円から50万円の境界確定の測量費が、それは購入者のほうがご負担していただくものになるんですけれども、それ自体が高いというようなご意見等もございまして、さまざまな要件の中で進んでいないというところもございます。あと、補足ですみません、基本的にはお話をいただくときは建て替えを契機にというところがございますので、まだ使える建物であればお話がいったとしてもまだまだというところは大きい要素でもございます。 ○川瀬泰徳 委員長 他にないようでございましたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第16号、京葉交差点角宝くじ店に対する土地収用法の適用に関する再度の陳情について審査をいたします。前回の委員会で要求した資料について、執行部から説明をお願いします。 ◎田中正淳 計画調整課長 陳情16号に対する資料請求でございますが、4点ございまして、一つ目は亀戸小松川立体の事業概要、それから進捗状況です。二つ目として今後の見通し。三つ目として幅員構成として船堀街道の拡幅の見込み。四つ目として本田広小路の概要ということをいただいております。めくっていただきまして一つ目、右肩に16号(1)と書いてございますが、これが国道14号亀戸小松川立体の事業概要。これ、Ⅰ期Ⅱ期含めて全体でございます。土地の取得率はⅠ期目の部分が80%用地を取得しておりまして、Ⅱ期目はゼロということに、全体では29%ということでございます。その下、平面図でございますが、亀戸小松川立体全体で2.5キロの延長がございまして、荒川、中川を挟んで亀戸地区と小松川地区に分かれております。亀戸地区については既に用地買収は全部終了しておりますけれども、小松川地区に関しては今現在29%という状況でございます。小松川地区、Ⅰ期目、Ⅱ期目とそれぞれ分けまして、Ⅰ期目はちょうど京葉道路の平八さんのあるあたり、あそこがⅠ期目でございまして、残りが公園のあるところまでがⅡ期目で、あわせて1,200メートルの区間になっております。それぞれ下に標準横断図が書いてありますけれども、33メートルの道路になって立体の部分は16メートルの立体交差になると、小松川地区、こういう形で将来構成を形成するようになっております。  続きまして、次のページでございますが、東小松川交差点、これがいわゆる京葉交差点と言われている部分ですけれども、今後の事業の見通しということで、黒で白抜きになっている部分がその工事の項目等です。グレーで白抜きになっている部分がそれぞれの着手の時期等になります。京葉交差点の部分でいいますと、新小岩から船堀に向かって南下する左折の路線、これが都道拡幅、ちょっと縦書きに横文字で申しわけございませんが、都道拡幅事業ということで今年の8月にR元年完了ということになっております。それぞれ共同溝の工事、それから共同溝を行うための支障移設工事、それから共同溝への換気口の設置の工事などが平成30年から着手して今現在も続いております。それから、今年から京葉道路の南側になりますけれども、ちょうど牛丼屋とか自転車屋さんのあるところ、そこに関しては車道拡幅の工事に着手していく予定になっております。  問題の宝くじ屋さんのところですけれども、そこに丸枠で囲ってございますけれども、これは国土交通省首都国道事務所からの聞き取りでございますけれども、引き続き権利者との交渉を進めていくというお話でございました。あわせまして、船堀街道の将来的な拡幅見込みということで、北側に関しては今後左折路線が完成しましたので、ここに関してはほぼ現況のままでございます。南側は同じように18メートルから21メートルに拡幅しているところでございますけれども、線形についてはこれを大きく変える予定はないというふうに聞いておりますけれども、現在のちょうど18メートルのところから交差点に向かうところ、この車線の幅が非常に狭いので、こういったものを整備検討していきたいというふうに話を聞いております。  続いて、本田広小路の件になりますけれども、これも前にも出した資料でございますが、本田広小路、同じように昭和21年3月に都市計画決定をして、昭和40年6月に都市計画変更、立体化の変更をして事業取得、東京都が事業者でございます。昭和42年10月に着手して昭和45年3月に完成ということでございます。四つ木四丁目地先から四つ木五丁目地先の626メートル、そのうち立体化が390メートル、幅員が30メートルから35メートル、位置図は水戸街道と平和橋通りがぶつかるところでございます。裏面に少し詳細な図面がございまして、立体区間が390メートル。要するに水戸街道が平和橋通りの上を通っているということでございます。それを下の写真で示しているのがこの状況でございます。これは陳情文にもございますけれども、同じ時期に都市計画道路として事業認可しながら先に完成したというところの本田広小路の概要でございます。 ○川瀬泰徳 委員長 資料については説明のとおりでございますので、審査の参考としてください。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 買収用地取得率について80%ということで、過去にも資料を出していただいて少しずつ取得率が増えてきているという状況にはあると思うんですけれども、この用地取得率は面積比で80%という理解でよろしいでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 そのとおりでございます。今回、工事スケジュールをA4の横、出しておりますが、この中に凡例にも出ておりますけれども、全部ではございませんけれども、黒でハッチングしてある部分に関しては未買収用地ということで、その面積比での計算をしております。 ◆牧野けんじ 委員 この陳情については、特にこの交差点に直接接している宝くじ売り場についてということなんですが、今のお話でもあったようにこの宝くじ売り場以外にもまだ買収となっていないところもあるということで、今回具体的に位置図でもお示しをいただきましたけれども、もし把握されていればですけれども、この宝くじ売り場については縁起を担ぐとか、そういうこともあるんだというような権利者の方の意向というのがお話を聞いたことが過去の陳情審査の中でありますけれども、ほかの権利者の方についてはどのような意向でおられるのかというのがわかればお願いします。 ◎田中正淳 計画調整課長 細かいところは個人情報ということでございますので詳しくは聞けていないのですが、いずれも事業の継続が大きい要因だとは聞いております。 ○川瀬泰徳 委員長 いいですか。 ◆本西光枝 委員 資料を見させていただいたんですけれども、このⅠ期区間とⅡ期区間と分かれていて、立体化にするにはこのⅡ期区間までが必要ということで、まずはこのⅠ期区間は道路の拡幅というところで、という分け方なのですか。 ◎田中正淳 計画調整課長 Ⅰ期区間から着手をしておりまして、まずⅠ期区間の用地を取得して、下の断面がございますけれども、真ん中に立体化する部分をつくらなくてはいけませんので、両側に広げてからということで先にこういったところを進めるようになっています。 ◆本西光枝 委員 これを見ると千葉側から来て、今年令和元年着手となっていますけれども、この道路標示を見ると直進が2車線で、もう一つのところを拡幅するというのは、これは左折車線ができることなのか。 ◎田中正淳 計画調整課長 そのとおりでございます。 ◆本西光枝 委員 そしてじゃあ、この交差点を通った後は、もう直進の2車線はそのまま行くということでいいんですか。 ◎田中正淳 計画調整課長 もともと京葉交差点自体の改良が交差点の中をスムーズに通過させるためでございますので、今委員がおっしゃられたとおりの効果を期待して整備するものでございます。 ○川瀬泰徳 委員長 よろしいですか。  他になければ、本日は継続とさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。
              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第21号、北小岩一丁目東部地区内の車両交通の安全性を高めることを求める陳情についてですが、はじめに署名の追加がありましたので、事務局に報告させます。 ◎区議会事務局 それでは署名の追加がありましたので、報告をさせていただきます。第21号陳情ですが、10月15日付で印なし署名3人の追加がありました。陳情文書表の陳情者名の後ろに括弧書きで3人と追記をお願いいたします。 ○川瀬泰徳 委員長 次に、要求した資料が提出されましたので、執行部から説明をお願いします。 ◎高橋博幸 区画整理課長 21号陳情に関する資料請求が3点ありましたので、ご報告させていただきます。  1点目につきましては、めくっていただいて道路交通標識、看板、天端道路の区画線が写真をつけてわかりやすくという前回のご請求がありましたのでつくらせていただきました。真ん中が北小岩の今の現況の図面になりまして、1番につきましては千葉街道に行くところの止まれの標識、あと、道路の区画線、また区のほうでとびだし注意の看板をつけさせていただいております。2番につきましては、今回の陳情にも出ています天端道路へ行くところですけれども、2番については天端道路から北小岩地区に入れないようにということで進入禁止の標識と、見づらいということで看板を設置してあるところであります。3番については当地区から天端道路へということで自転車歩行者道について注意看板をということで歩行者・自転車の注意看板をつけております。4番につきましては、天端道路から千葉街道へということで、止まれですとか横断歩道がある、あとは左折しかできないという標識がございます。5番については、地区内の道路ですけれども天端と並行しているところについては一方通行の看板という標識。また、そこの天端道路と区画からいったところということで右端に区画道路の図面と現在の区画線を表示させていただいております。  二つ目ですけれども、今回の陳情文に書いてあるものですけれども、次のページで事業目的の車両通行環境に関する記載資料をということで21号の②ということで土地区画整理事業の目的ということで、本区画整理事業の事業計画の抜粋を載せさせていただいております。  続いて、三つ目の資料ですけれども、道路交通標識設置に関する考え方、基準等ということで、この管轄の所轄の小岩警察といろいろ相談したところ、今回つけさせていただきました交通規制の基準ということで、このような形でホームページ等に公開させていただいておりますので、交通規制の基準、あと全部で180ページ、厚いものですので、一応目次だけつけさせていただいております。 ○川瀬泰徳 委員長 資料については説明のとおりでございますので、審査の参考としてください。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 具体的に現地の見取り図と写真も載せていただきました。道路交通の標識があるのとあわせて、江戸川区のほうでも看板を設置していただいているということだと思うのですが、この図のところの②番の進入禁止の看板について、これも江戸川区の設置ということになるのでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 委員のおっしゃったとおりでございます。この注意看板ですとかというのは区のほうでわかりやすく設置させていただいております。 ◆牧野けんじ 委員 こういう注意看板を行政としても設置していただくということで、実際にこれまでにも自転車の飛び出しや何かも危ないんだということで私もお聞きをしてきましたので、それに対応していただいたということだと思うのですが、この江戸川区の看板を設置する際には交通の標識との関係では警察とも調整をした上で了解を得て設置をするという手順になるのでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 了解と言いますが、いろいろ陳情がありますので、その都度警察と協議して何が一番わかりやすく一番効果があるのかということで、このような形で今は設置をさせていただいているところであります。 ◆牧野けんじ 委員 今回の陳情では実際に一方通行、地区内を結構通過するような車両もあると、中には逆走してくるようなものもあるというようなお話だと思うんですけれども、そういう状況についてはこれも警察との関係でそういう情報というか現状の把握、そのあたりで警察とも現状について把握をするというようなこと、現状はされている状況はあるのでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 当然、陳情があったり今回の建設委員会に出された陳情についても、当然規制については警察になりますので、その辺についてはご相談しながらやっているというところでございます。 ◆牧野けんじ 委員 今日いただいた資料、交通標識についてはかなり膨大な基準になっているということだそうなので、ちょっとそれも見ながら検討したいと思います。 ◆本西光枝 委員 そうすると、この資料を見ると①は一方通行でも何でもないので千葉街道側から入ってくることができて、どんどんこの坂を上がっていってということができるということですよね。それで③のほうから②に向かって出ていくことができて、そのまま右折して地区内ではない細いところを今度は河川敷の道路に向かって、現状では道路標識がわかりづらいけれども行けるということになっているということですよね。この右下の写真もあって。そういったことでいいんですよね。 ◎高橋博幸 区画整理課長 この間、現地視察をしていただいて天端で説明させていただいたと思うんですけれども、土手の上の道からこの地区内には入れません、一方通行で。地区内からは当然土手の道に上がって右も左も行けるというような状況になっております。 ◆本西光枝 委員 そこのところに堤防、天端に出るところに右折禁止の標識が設置していないのでわかりづらいということだと理解をしました。そしてこれを求めたいということだったんですけれども、先ほどお聞きしたら警察と相談しながらということでもできるというふうにお聞きしたので、できないことではないんだなということがわかりました。 ◆関根麻美子 委員 基本的なところですみません。この陳情者の方、千葉県八千代市なんですけれども、特に北小岩一丁目のこの地区内にお住まいの方々から、この標識とかさまざま進入する車のことで非常に事故があるとか、何か不都合だとか、そういった具体的なお声というのは役所のほうに届いていたりするのでしょうか。 ◎高橋博幸 区画整理課長 地元の方からは、車の交通量が多いだとかという具体的な話はいただいていません。ただ、坂道になって、子どもたちが自転車がスピードを出すというのは心配だということで注意看板ですとか、そういうのは設置させていただいて、当然この看板についても地元の人の要望を聞きながらやっているというところであります。 ○川瀬泰徳 委員長 他になければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第22号、江戸川スーパー堤防整備方針の再検討を求める陳情についてですが、はじめに署名の追加がありましたので、事務局に報告をさせます。 ◎区議会事務局 それでは署名の追加がありましたので、ご報告をさせていただきます。第22号陳情ですが、10月15日付で印なし署名3人の追加がありました。こちらも同様に、陳情文書表の陳情者名の後ろに括弧書きで3人と追記をお願いいたします。 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、次に要求した資料が提出されましたので、執行部から説明をお願いします。 ◎田中正淳 計画調整課長 22号陳情に関する資料でございますけれども、六点と非常に多くなっております。  一つ目の高規格堤防の越水のときの水深15センチについての根拠ということで、これは国土交通省のほうにヒアリングいたしました。その結果、添付されております第4章、102ページの高規格堤防設計水位ということで、右側に表がございまして、水位変動を加味した堤防越流水深というものがあって、グラフの右側には不定流計算による堤防越流水深というのがございます。ここのちょうど表の15というところが15センチ、これが国のほうからいう15センチの根拠ということでございました。考え方については水理学、河川工学、そういったものを加味して考えておりますので、ちょっと私には理解できないところだったんですけれども、表に関してはこういう形でこの15センチを根拠にしているということでございます。  二つ目が荒川左岸のスーパー堤防と中川左岸の都のスーパー堤防ということで、それぞれ重複しているではないかということでお話がございました。国に関しては、この資料をめくっていただきまして荒川水系河川整備計画の45ページになりますけれども、高規格堤防に係る施行の区間という中で附図15というのがございますけれども、いわゆるお尋ねの区間は国のスーパー堤防の区間として位置づけられております。一方、その次をおめくりいただきましてスーパー堤防整備事業、これは東京都のスーパー堤防の整備事業でございますが、この中にも一番最後にA4の縦でございますけれども、ここにもスーパー堤防等整備事業実施箇所配置図ということで、お尋ねの中川左岸については東京都で整備する路線として位置づけられております。じゃあ、どちらがやるのということに関しては、その事業事業のときに双方で協議をして進めていくということで、今現在は両方ともその整備する区間の中に入っているということでございます。  それから、3番目として江戸川スーパー堤防整備方針の概要版、これはお手元に配らせていただきました。これが概要版でございます。それから、そのスーパー堤防整備方針策定委員会の概要、経過についてということで、この概要版ではないんですけれども、本編のほうの55ページにこのスーパー堤防整備方針の経緯等記載されておりますので、それの写しを添付させていただいております。  それから、5番目として、江戸川区内におけるスーパー堤防の整備区間と暫定区間について、いわゆるフル断面にできているのとできていないというところで、これは国土国土交通省にヒアリングしまして、江戸川区内スーパー堤防整備箇所を述べで2.7キロメートル、基本断面整備延長、これがいわゆる30H、フル断面ができているのが0.2キロメートルというふうな回答をいただいております。  それから、最後に、国の高規格堤防と都のスーパー堤防はどこが違うのですかということに関して、今年改訂しました都市マスタープランの105ページに記載してありますけれども、ちょうど真ん中ら辺のところ、国と東京都のスーパー堤防整備事業の特徴ということで、国、東京都ということで絵柄の表示も含めて書いてあります。主な整備目的として、国は超過洪水対策(計画を超える洪水)、東京都の場合は、耐震対策と親水性の向上、これが整備の目的になっております。盛り土の範囲でございますが、国は堤防の高さの約30倍、30H、200メートルから300メートル程度。東京都は最大50メートル、後背地の土地の利用等によって最大は50メートルだよということでございます。 ○川瀬泰徳 委員長 資料については説明のとおりでございますので、審査の参考としてください。  それでは、審査をお願いします。 ◆牧野けんじ 委員 国交省のほうにもヒアリングをしていただきましてありがとうございます。この陳情についてはスーパー堤防整備方針、平成18年に策定になりましたのを再検討、見直しが必要ではないかという趣旨であります。そもそも整備方針であるとうたっているんですが、その位置づけというのがどういうものなのか、江戸川区ではさまざまに基本計画だとか、そういったものが幾つかありますけれども、この江戸川スーパー堤防整備方針というのはこれらの計画と同じような位置づけになるのかどうか。具体的に言うと、この建設委員会に係る部分では都市マスタープランは20年ごとに改定されていくということであったり、橋梁の長寿命化の計画なども土木のマターになると思うのですが、このスーパー堤防整備方針についてはこれらと同じような位置づけになるのか、そのあたりを整理して教えていただきたいんですけれども。 ◎田中正淳 計画調整課長 今お話にあったとおり、都市計画の最上位におかれます都市マスタープランについては当然このスーパー堤防計画を取り入れていただいて、その中で位置づけしています。それから橋梁のかけ替えでございますが、現在架設している橋梁がこういった上位計画に劣っている場合は、当然橋のかけ替えの際にはこういったものに合わせて整備する方針としています。 ◆牧野けんじ 委員 お聞きしたい趣旨としては、スーパー堤防整備方針がこの都市マスタープランだとか橋梁の長寿命化と同じような位置にあるものなのか、位置づけについてお聞きしたんですが、どうでしょう。 ◎立原直正 土木部長 結論から言うと、今委員がおっしゃったもの、いろいろ異なるかと思います。まず橋梁の長寿命化から申し上げますが、これは現在の橋梁をいわゆる長寿命化、延命化をして、トータルでコストを縮減しながらしっかりと維持管理をして供用していこうではないかという計画ですので、こちらのほうは法定で5年ごとにしっかりと技術的なチェックをしろという法律で決まっています。このチェックに基づいて具体的に、じゃあどういうことを優先度を設けてやっていくべきかというのが長寿命化計画でございますので、いわゆる実施レベルのまさに計画になります。それから、都市マスタープランはもちろんのこと、街の姿、江戸川区という姿を今後の江戸川区を指し示していく、まさに最上位の計画というところになろうかと思いますが、そのもとに、例えばこのスーパー堤防整備方針ですとか、それから例で言えば例えばみどりの基本計画ですとか、それぞれのパート、パートで目指すべき姿というものがございますので、そういう役割というか位置づけになろうかと思います。 ◆牧野けんじ 委員 今お聞きしたのは、江戸川区の公式ホームページを見ると計画、目標というページがあるんですが、そこにはスーパー堤防整備方針は記述がないんです。一方で都市マスタープランだとか、先ほど言った橋梁の長寿命化だとか、そういったものについては計画、目標として示されているということで、このスーパー堤防整備方針がどういった位置づけなのか、部長も異なるというふうにおっしゃいましたけれども、非常に位置づけが曖昧なところがあるのかなというふうに印象としては思ったんですが。 ◎立原直正 土木部長 少し先ほどの答弁につけ加えさせていただきますが、都市マスは先ほど申し上げたような区の姿ということで、これは法定で決まっています。一方、こちらのスーパー堤防整備方針は国の高規格堤防の計画に基づいて江戸川区のまちづくりということも兼ね合わせて治水とまちづくりということで区のほうで立てた行政計画でございまして、区民の皆さんの意見をお聞きした上で、先ほどの今日お示しした資料の第22号(4)という流れに基づきまして、学識経験者の方々等に意見をいただきながら策定案をつくりまして、その上で具体的には平成18年度になりますが、区の都市計画審議会に諮問させていただいて答申をいただいたということになります。それから、今、ホームページに載っていないということでしたが、すみません、再度私も確認いたしますが、この18年当時に策定をして以降、掲出はしてあるはずでございますので、改めて私も確認いたしますけれども、そのように、少なくとも策定当初はそういったことで住民の皆さんに当然ごらんいただく資料として載せているはずでございます。 ◆牧野けんじ 委員 私のほうでもいま一度確認はしてみますが、江戸川区のホームページの計画、目標というページがあります。その中には掲載されていないです。まちづくりのほうにはもちろんのこと全文掲載されておりますけれども、江戸川区の全体の計画、目標という一覧で幾つも出てきますけれども、その中には見つけられなかったということであります。今こういう話をしているのも、ほかのプランだとか計画だとかといったときには、やはり立てた計画がどこまで進んでいるのかだとか、そういう検証をしながら、ものによっては何年かごとに改定を図るという仕組みになっていると思うんです。スーパー堤防整備方針についてはそういうところが読む限りではうたわれていないのかなという点が、やはり方針といえるのかと、検証を位置づけていなくて方針といえるのかなという部分で、ここの陳情でおっしゃられている最低限の見直しというのは必要だというのは当然だということを述べて終わります。 ◆本西光枝 委員 国と都のそれぞれのスーパー堤防と高規格堤防の位置ということだったんですけれども、資料でいただいたのは小さくて見づらいんですけれども、一応、荒川左岸というところは国の高規格堤防をしていて、東京都のスーパー堤防というのは中川のほうにつくっていくというか重なるというふうに思っていればいいのでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 中川の左岸の区間については重複しているという。 ◆本西光枝 委員 わかりました。そして、それは今後事業としてつくっていくということでお聞きしたかと思います。単純な質問をお聞きしたいんですけれども、下水道局のホームページを見たら50ミリを超える雨というのが昭和50年代というのは発生しない年もあったんですけれども、今は降るようにだんだんなってきて、降る確率というのも上がってきているというふうに書いてありました。地球温暖化によってこれからも大雨の降る確率は上がっていく状況にあるのかなと思うんですけれども、スーパー堤防というのは堤防の高さは変えずに幅だけを広げるというものですけれども、今、高潮対策として5.1メートルだと思うんですけれども、今後そういったことで巨大な台風が来て高潮に対する対策の数字ということも変わってくるとしたら、今後、江戸川区としてはどういうふうに対応していくんでしょうか。 ◎田中正淳 計画調整課長 高潮については葛西のところに堤防の記録があると思うんですけれども、既往最大のものが来ると当然それを超えるものがくればそれが抑えられるというように、堤防の高さもかさ上げしてきています。今現在は先ほど部長が申しましたように5.1というところがございますけれども、もしそれを超えるようなものが発生して甚大な被害が及ぶような状況が生じれば、それも当然また見直していくことになろうかと思います。 ◆本西光枝 委員 そういった意味でもスーパー堤防、高さはそれまでのものと変えずに幅だけ変えていくというふうにさっきもあったかと思うんですけれども、やっぱりそういった点からもスーパー堤防整備方針というものを見直すことは必要なのかなと思いました。今日はたくさん資料をいただいたので、よく読ませていただきます。 ○川瀬泰徳 委員長 他にないようでしたら本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で陳情の審査を終了いたします。  次に、所管事務調査については本日は継続としたいと思いますが、よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。  都市開発部、お願いをいたします。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 まちづくり調整課より西小松川町、東小松川一・二丁目地区まちづくりについてということでご報告をさせていただきます。  現在、我々のほうで主に地区計画という手法を用いて上一色ですとか東葛西八丁目地区のまちづくりに入っているところでございますけれども、次期、次のまちづくり箇所ということで進めていこうというところでございます。箇所図については下の案内図をごらんいただければと思います。当該地でございますけれども、曲がりくねった狭隘道路が多く、火災ですとか地震に対する地域危険度が高いという地区になってございます。また、一部には緊急車両が入りにくい消防活動困難区域と呼ばれる地区もございます。そういったことがございますので、まちづくりについて地域の方々と考えていきたいというものでございます。また、本地区については現状の想定では上一色、本一色、興宮のような密集事業で道路拡幅等をしていくというような想定でございます。位置、面積、地区の現況については記載のとおりでございまして、経過といたしましては今年の9月から10月にかけて地元の町会、主に町会長の皆様と意見交換をいたしまして、まちづくりについて考えていきましょうというような方向性について了解をいただいたところでございます。今後の予定ということで、今月11月21日、23日はこの地区にお住まいの方ですとか権利をお持ちの方と意見交換会のほうを開催していきたいと思っております。その後、協議会委員の公募をいたしまして、来年度にはまちづくり協議会、また来年度から再来年度にかけてはまちづくり協議会活動、そして令和4年度には地区計画の都市計画決定手続の予定でございます。またあわせて、先ほど申し上げたように密集事業についても導入を予定しているということでございます。 ◎川原 市街地開発課長 続きまして、市街地開発課より1点ご報告させていただきます。資料としましてはJR小岩駅北口地区第1種市街地再開発事業組合認可申請についてでございます。このたび北口地区において、組合設立の認可を東京都へ申請されましたのでご報告させていただきます。  まず最初に1番、地区の概要でございますが、JR小岩駅と蔵前橋の間にある2.0ヘクタールの土地になっておりまして、右の地図で太線で囲った部分になっております。権利者数としましては68名。借家人としては約150名いらっしゃいます。  2番、事業概要でございますが、施設の規模としまして地図のほうで書かせていただいて、点線で囲った線がかぶってしまったんですが、点線で囲われたイトーヨーカドー以外の部分のところ、こちらの部分約8,600平米敷地面積です。延べ面積が約9万2,000平米、施設の用途としましては低層のほうに商業、業務、あと高層に住宅、あとは保育所が入る予定になっております。今までの事業の経過でございますが、平成27年度に準備組合が設立されまして、平成30年度に都市計画決定をしております。今後の予定でございますが、今年度組合設立、今の認可申請をしまして設立しまして、来年度、令和2年度には権利変換、令和3年は解体工事になり令和4年度から工事着工という形で予定しております。その後、令和7年度、パースでも書いてあります建物が令和7年度完了する予定です。その後、今あるイトーヨーカドーの大体エリアのところの交通広場の整備に入り、令和11年度の全体の完成を見込んでおります。認可の申請としましては、申請先が東京都知事ということで東京都になっております。申請者としましては、準備組合の理事長を含む発起人で6名の方で申請されております。今後の経過及び予定でございますが、組合設立の認可申請は今年度令和元年10月15日に申請されまして、その後、事業計画案の縦覧ということで、江戸川区役所の市街地開発課において今月11日から11月25日までの2週間、縦覧を行います。また意見書の提出ができますので、同じく11月11日から12月9日まで4週間、こちらを意見書の提出となっております。こちらは東京都が認可権者ということもありますので、提出先としましては東京都の都市整備局市街地整備部再開発課となっております。今後の予定で組合設立の認可でございますが、令和2年の1月から2月の予定となっております。 ◎田中正淳 計画調整課長 口頭でのご報告で申しわけございません。既に建設委員の皆様にお手元には首都高速道路小松川ジャンクションの開通式典のご案内がいっていると思いますが、私どもと首都高との連携がうまくいかなくて、委員会でご報告する前にお手元にご招待状が届いてしまった次第で申しわけございません。ご案内どおり12月1日に小松川ジャンクションの開通式を行います。区からは区長、議長、交渉会派の幹事長、それから建設委員の方々、再開発のまちづくり委員の方々にご案内をさせていただいている状況でございます。また、それに先立ちまして、11月17日に近隣の4町会を対象に、開通直前の現場見学会ということで、実際に通行する前の小松川ジャンクションに上がってもらって見学するということも首都高のほうで計画しております。これも今はまだ地元町会と調整中ということでございますので、これが決まりましたら詳細はご案内したいと思います。 ○川瀬泰徳 委員長 ただいまの報告について、何かご質問はございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、以上で執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川瀬泰徳 委員長 それでは、今後の委員会ですが、12月は第3回定例会中の3日(火)、午前10時、また17日(火)、午前10時を。1月は本日の委員長会で正式に決定をいたしますが、9日(木)、午前10時をそれぞれ予定をしておりますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、本日の建設委員会を閉会いたします。                        (午後 0時15分 閉会)...