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令和元年10月 総務委員会-10月11日-08号

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  1. 江戸川区議会 2019-10-11
    令和元年10月 総務委員会-10月11日-08号


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    最終取得日: 2021-10-03
    令和元年10月 総務委員会-10月11日-08号令和元年10月 総務委員会 令和元年10月 総務委員会会議録 ●日時 令和元年10月11日(金) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午後 0時36分 ●場所 第1委員会室 ●出席委員( 9人)   早川和江  委員長   太田公弘  副委員長   岩田将和  委員   佐々木勇一 委員   笹本ひさし 委員   大西洋平  委員   瀨端 勇  委員   竹内 進  委員   須賀精二  委員 ●欠席委員( 0人) ●執行部
      斉藤 猛  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝  教育長     外、関係部課長 ●事務局   事務局長  天沼 浩   書記    佐々木康祐 ●案件  1 議案審査      第22号~第49号…可決(全会一致)    第22号:令和元年度江戸川区一般会計補正予算(第3号)    第23号:令和元年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    第24号:令和元年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)    第25号:会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例    第26号:江戸川区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例    第27号:職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例    第28号:職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例    第29号:職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例    第30号:外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例    第31号:職員の分限に関する条例の一部を改正する条例    第32号:職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例    第33号:職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例    第34号:江戸川区非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例    第35号:職員の給与に関する条例の一部を改正する条例    第36号:江戸川区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例    第37号:幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例    第38号:幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例    第40号:江戸川区印鑑条例の一部を改正する条例    第41号:江戸川区教育認定子ども利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例    第42号:江戸川区保育認定子ども利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例    第43号:江戸川区立幼稚園使用条例の一部を改正する条例    第44号:江戸川区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第45号:江戸川区個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例    第46号:東京都市計画事業南小岩七丁目土地区画整理事業施行規程    第47号:江戸川区立学校設置条例の一部を改正する条例    第48号:陸上競技場エレベーター設置その他工事請負契約    第49号:陸上競技場外壁塗装その他工事請負契約                      (午前10時00分 開会) ○早川和江 委員長 ただいまから、総務委員会を開会いたします。  署名委員に、大西委員、竹内委員、お願いいたします。  はじめに、審査日程についてお諮りします。  既にご案内のとおり、本定例会中の総務委員会は、本日と15日(火)の2日間です。  本日は、本定例会で当委員会に付託された議案の審査を行い、陳情及び発議案の審査、並びに所管事務調査については、15日に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、本日の進め方ですが、第22号議案より、順次審査を進めていきたいと思いますが、第22号議案、令和元年度江戸川区一般会計補正予算(第3号)については、予算書・同説明書に従い、歳入は「款」、歳出は「項」で審査を行い、第23号及び第24号議案の各特別会計補正予算については、歳入・歳出とも「款」で審査を行いたいと思います。  なお、第22号 から第24号までの各議案については、関連する議案ですので、第24号議案の審査が終了した後に、順次お諮りをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、そのようにします。  さらに、お諮りをいたします。  第25号から第38号までの計14件の各議案については、いずれも、地方公務員法及び地方自治法の改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するため、条例を制定、または改正するものであり、また、第41号から第45号までの各議案については、いずれも、子ども・子育て支援法及び子ども・子育て支援法施行令の改正に伴い、幼児教育及び保育の無償化が実施されるため、条例を改正するものであり、さらに、第48号及び第49号議案については、いずれも、陸上競技場に係る工事請負契約に関するものでありますので、それぞれ、一括して審査を行いたいと思いますが、このとおり進めてよろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、そのようにします。  なお、執行部の答弁に当たっては、卓上マイクを配置してある2列目までは、着席のままで結構です。  質疑及び答弁は、明瞭で簡潔に行うよう、お願いいたします。  また、携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレット端末などの電源はお切りいただき、使用することのないよう、お願いいたします。  録音についてもできませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより審査に入ります。  はじめに、第22号議案、令和元年度江戸川区一般会計の補正予算(第3号)ですが、予算書・同説明書の1ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は、2ページと3ページにあります。  それでは、28ページをお開き願います。  歳入、第14款国庫支出金より、審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第15款都支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第17款寄付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第18款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第19款繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第20款諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  36ページをお開き願います。  第2款経営企画費、第1項経営企画費より、審査願います。 ◆大西洋平 委員 ここでは、児童文学館の建設費についてお伺いをしたいと思います。  昨年8月に、角野栄子さんが国際アンデルセン賞、大変名誉ある賞を受賞されて、12月には区民栄誉賞表彰条例が議会でも可決をされて、今年1月には第1回が、角野先生が受賞されて、そしていよいよ2022年開館に向けて、本定例会でこの基本設計等がいよいよ予算として議会にもお示しがあったところでございます。  そこでお伺いしたいんですが、まず今回、1億4,200万強が提案をいただいておるところでございますけれども、いろいろお話を聞く中でのボリューム感、大体の建物の中で設計費という観点でいくと、この1億4,000万強というのは、結構ボリュームがあるんだなというのが正直印象を受けました。その内容の理由とこの金額になった理由と、そしてその狙いを改めてお聞かせいただきたいと思います。 ◎矢作紀宏 企画課長 おはようございます。よろしくお願いします。  今、委員お話しのとおり、昨年8月から角野先生の児童文学館の建設構想を進めてまいりました。先日、基本構想も策定したところでございますが、今回、補正予算計上させていただきましたのは、この基本構想に基づきまして、なぎさ公園展望の丘を中心といたしまして、児童文学館を建設する建設設計費が主なところでございます。総額1億4,261万3,000円ということでございます。今回、この大半が設計費の部分でございます。設計費約1億2,000万でございます。今回、メインの場所に最大1,200平米の延べ床面積を持つものを考えております。コミュニティ会館等と違いまして、少し博物館的な要素も持っておりますし、少し設えがよりよいものというような形で、少し平米単価も高くなっております。あわせて、展望の丘の部分に加えまして、北側の遊具広場、それから南側のゲートボール場、こういったところも合わせて活用していきたいと考えております。そういった部分に何か別の関連するような施設をつくったり、あるいは広場をつくったりというふうなことも考えております。それに加えまして、そこをつなぐような形で、公園の造成ということも考えております。そういったあそこ全体を一大、角野栄子ゾーンといいますか、児童文学館ゾーンというような形で、大きな形で捉えるというような形で、その建物の設計費、それから公園の改修経費、それから中の展示の部分、そういった部分も含めまして、全体的な一体的な設計費ということで、これぐらいの規模というような形になっております。あわせまして、1億2,000万ぐらいの設計費のほかに、アドバイザリー契約の委託料ですとか、あるいは土地の調査、地歴調査等々、そういったものも含めまして、1億4,000万というような形で計上させていただきました。 ◆大西洋平 委員 内容については、改めて理解をしたところでございますけれども、当初、この構想が沸き上がったときには、今お話しいただきましたけど、文学館に加えて遊具広場とかゲートボール場とかある意味ゾーンを三つぐらい設けて、そういう意味では、あくまでも文学館単体だけではなくて、全体的に大いに巻き込んでよりよい施設にしていこうというその意気込みについては理解をさせていただきました。これから設計委託についても民間の活力を活かすということで、募集等始まって厳正な選定が始まっていくわけでございますけれども、大いに民間企業ならではノウハウを活用していただいて、よりいい形で進んでいってほしいなと思っているんですが、そこで、決算特別委員会でもいろいろと議論がございました。ぜひ、箱をつくって、最初は確かに盛り上がっていくかもしれませんけど、その後が今後、愛されていくという意味では課題だということが、私ども会派からもいろいろと議論があったと思います。そこで、改めてお伺いをしたいんですが、今回、レクリエーション公園のところで、その近くには臨海公園もありますし、その臨海部を巻き込んだ形のにぎわいづくりというのは、これから大きな区民の皆さんも期待があると思っております。そこで、ここでは経営企画費の中での文学館というところでございますから、お伺いするのはこの文学館を一つの拠点として、シンボル的な一つの拠点として、それを中心にどう臨海部のにぎわいづくりをお考えか、その展望をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎矢作紀宏 企画課長 葛西南部地域の全体的な活性化ということの、今後、児童文学館は大きなポイントになろうかと思います。ここも含めまして、今、葛西臨海公園のより魅力アップ、魅力創造というようなことも先日決特のほうでも福本委員さんのお話からもいただきました。また、あるいは都有地、臨海町のほうの都有地などのお話もいただいておりますが、そういったところが一体的に葛西の魅力創造に向けて、さらによりよいものになっていくよう、我々としてもいろいろな多方面から見てまいりたいと考えております。 ◆大西洋平 委員 ぜひ、よろしくお願いします。設計のところでもちろん設計を加えて、ある意味専門性の視点を入れた展示設計の、そういうのも内訳としてイメージをされているということでございますので、より専門的な視点をしっかり取り入れていただく形で、加えて造園の視点もあるということでございますから、ぜひ、いい形で進んでいってほしいと思います。大いに期待が寄せられている事業でございますので、私ども大いに期待をしますし、いろいろ今後の進捗については注視をしていきたいと思っています。 ◆佐々木勇一 委員 よろしくお願いいたします。今、大西委員とのやりとりで、設計費のほうが大分この予算の中に占めているということでございますけども、中には伺ったところでは建物とか展示スペース、そしてまた公園の設計費なんかも含まれているということでございます。今回、この設計業務委託のために設計パートナー募集プロポーザルを行うというふうにお聞きしております。これ、設計パートナーの募集とした理由、そしてまた、プロポーザルの概要についてお聞かせください。 ◎矢作紀宏 企画課長 今回、児童文学館を建設していくに当たりまして、一つは角野さんの思いをそこに組み込んで形にしていくということが一つ大きな要素になってまいります。そうした中で、これから1年余りをかけて設計を進めていくわけなんですけれど、その中で、いろいろな専門的なアドバイス、意見を言っていただいて、一緒になって考えてつくっていって設計をしていっていただけるようなパートナーということで、設計パートナーというような形で今言わせていただいております。あわせまして、今、先ほどもちょっと申しましたけれど、建築の部分と、それから中の展示の部分、それと公園造成というような部分で、三つに分けて考えておりますが、プロポーザルのほうは一体的な形で、要はその三つの仕事ができるような、例えばJVの形を組むような形ですとか、そういうような形でタッグを組んでもらって、ここにプロポーザルは参加していただきたいと思います。それが、これから1年ちょっとかけて設計の段階で一緒になってどういったものをつくっていけばいいのかということを考えていただけるようなパートナーとして一緒に歩んでいければなと思っております。 ◆佐々木勇一 委員 パートナーとなって一緒に歩んでいければなと、いいですね。角野先生の本当に思いがしっかりと込められたものをつくっていくということを念頭に進めていただけるということですので、期待をしております。私も何度か現場のほうは足を運ばせていただきましたけれども、やっぱり駐車場、これ確保が必要だなということと、あと、葛西駅、葛西臨海公園駅のほうから交通アクセスという点では、やっぱり歩いてはいけないなというふうに思いました。そういった意味では、交通アクセスについての課題があると思うんですね。この点について、区としてどのようにお考えなのかお聞かせください。 ◎矢作紀宏 企画課長 今、委員おっしゃったとおり、確かに葛西駅からバス、それから臨海公園駅からも徒歩ではちょっと遠いというような部分でバス利用になろうかと思いますが、そういった部分の課題はあろうかと思います。アクセスについては、これから検討していくということになりますけれど、例えば、循環バスみたいなものができるとか、あるいはレンタサイクルを活用していただくとか、そういったもちろんアイデアもあるでしょうけれど、あるいは駐車場というものもどうしても必要になってまいります。今現在、あそこの駐車場につきましては、なぎさ公園が43台で富士公園が67台ということで合わせて110台ということなんですが、平均しますと土日の使用率は40%程度だということなんですけれど、それで、またさらに大型バスなんかもこれからも入ってくるでしょうし、また区外からも多くの方を呼び込みたいという思いもありますので、さらに駐車場の整備ということも考えていかなくてはならないかなと思っております。そういった諸々のことも含めまして、アクセス問題については考えていきたいと思っております。 ◆佐々木勇一 委員 やっぱりリピーターを確保していくためにアクセスというのも非常に大事だというふうに思いますので、しっかりと進めていただけるかなというふうに思います。  角野先生の代表作といえば魔女の宅急便ということですけども、それも、これだけ有名になったというのもやっぱり原作がすばらしいというのもあるかと思うんですけれども、スタジオジブリがやっぱり映画化したということが非常に大きいんじゃないかなというふうに思うんですね。そこで、簡単なことではないとは思うんですけれども、スタジオジブリの協力、これが得られれば集客にも大いに寄与するんじゃないかと思いますけども、この点についていかがでしょうか。 ◎矢作紀宏 企画課長 おっしゃるとおり、宮崎駿監督のジブリの作品がやはり世の中の人はそういったところが一番身近な部分であるということもあるかもしれません。そういった意味で、ジブリ等はライセンスの問題ですとか、あるいは角野さんご自身の思いというのもどういった形でそれを取り入れていきたいかということもそこには加わってくると思います。そういったことも含めて、これから調整をしてまいりたいと思います。 ◆佐々木勇一 委員 私もスタジオジブリのホームページを見てみましたところ、デジタルメディアの利用というのはやっぱり許諾が得られないというふうに出ているんですね。それ以外のものについては、逆に言えば検討の余地があるんじゃないかなというふうに思いました。角野先生のご理解が大前提ではありますけれども、そのもとに先生の原作の思いというのがこんなにも世界に広がっていく、また世界を広げていくというような一つの証にもなるんじゃないかというふうに思います。またPRの一環として、さっきバスというようなことも出てましたけども、ラッピングバスにするとか、ちょっと違いますけど猫バスとか、いろいろな工夫もできるんじゃないかなというふうに思います。今後とも、世界に誇れるような先生でありますので、世界に誇れる児童文学館の建設を期待をしております。 ◆笹本ひさし 委員 同じ内容で、文学館のことで幾つか質問というかちょっと意見に近いことを言うかもしれませんが、この議案にはもちろん賛成ということでいろいろ言いたいと思います。  角野栄子さんがかつて北小岩、たまたま私同じところなので非常に思い入れも強く、角野さんの同級生がそれなりの年齢の方の男性の方が、大変角野さんといまだに数十年親しくしている方と大変私懇意にしております。そんなことがありまして、二十数年前からお話を聞く機会があって、今回のことは大変喜ばしいことだなというふうに思っております。言うまでもなく、角野さんの原風景というのは、江戸川の今でいう菖蒲園のあたり、あそこに水練場があって、信じられないけどあそこで泳いで市川まで行ったり、あるいは土手で滑ったり、ちょっと区はまたぎますけど柴又の帝釈天のあたりで遊んだというのが原風景。ただし、作品の中には一つも小岩とか江戸川とか入れたことがないそうです。1月17日、斉藤区長は当時は教育長という立場で区民栄誉賞の後に中小岩小学校の講演会、一緒に聞きましたけれども、そういう話も出ました。そんな中で、今回、江戸川区初の区民栄誉賞に輝いたということも大変ご本人も喜んでおりました。本人は、私は見てて驚いたんです。一体この人幾つなのかなというぐらいモダンでおしゃれですてきな方でした。そんな中で、この文学館を設立していくということは大変すばらしいと思いますが、その自治体が整備というか、こういうものはプロデュースといったほうがちょっと格好いいんでしょうけど、プロデュースしていくこの手のものをやるのには、やっぱりいろいろ超えなきゃならないものとか幾つかあると思うんですよ。今もありましたけど、例えば、三鷹に行けばジブリもありますし、練馬にもいわさきちひろさんですとか、あるいはそのトトロの森とかいろいろなところにあったり幾つか見に行っていますけど、もちろん角野さんはお住まいは鎌倉市ですから、もう多分30年近く鎌倉市では毎月のように読書会だとかお話し会だとかさまざまなことをずっとやっているということも伺っております。育ったのは川の河川敷のあたりということでよくしきりに言っていますけど、海が好きで海が見えるところがやたら作品にも出てきたり、そういうところなんかも非常に反映している場所なのかなというふうには思います。そんな中で、ちょっと誤解ないように言いますけど、区議会議員というのは、多様な地域の住民の意見を聞く立場に当然あるわけです。私が聞いた幾つかの中では、この文学館自体は大変うれしい、すばらしいというんですが、先ほど言いましたが同級生の方、それなりの年齢です。あるいは大変ファンの方は、「え、なんで小岩じゃないの」という意見はありました。これはもうありました。なかなか区のほうには言いづらいと思います。多様な意見を我々聞く立場にある、これは事実として聞いています。でも、やっぱり適切な場所というのは、もちろんそれが河川敷につくれるとかどこかに適切な土地があれば別だけれども、なかなかそういうふうにはいかない。人によっては中小岩小学校につくったらどうなのと言う人もいましたよ。それもいい考えですねと。だけど、セキュリティだとか敷地の面だとか、それは課題もあるかもしれない。ただ今回、そういう話が出ている中で、少しよく言えばスピード感もって対応している。でも、もう少しプロセスが、議論の積み重ねがあってもよかったのかなという印象はあります。だけど、角野先生の年齢だとかこういうお祝いごとだから急いだほうがいいというのはそれも理解をします。小岩にはかつてしつこく言っていますけど、例えば歌人といえばいいのかな、詩人といえばいいのかな、北原白秋だとか、文学者でいえば永井荷風だとか、文豪がいましたよね。台東区なんか行くと、芸大があるせいもあるんでしょうけど、文学的なやっぱりそういう文学館だとかそういう記念館だとかがあったり、市川なんかでも結構そこらはよくできています。そういうことを考えたときに、本区の場合は、例えば芸術ホールだとか美術館だとか、その手のものというのは今後の課題だと思うんですよ。今回は非常に早く角野さんのことがきっかけとなってこれができたということはあると思うんですけど、ちょっとそこらの経緯がなかなかわからなかったんですが、最大のきっかけはアンデルセン賞受賞ということがきっかけだと思うんですけど、そこらも含めてもう一度、ひょっとしたら決算委員会等でもそのやりとりはあったかもしれませんが、お聞かせいただければと思います。 ◎矢作紀宏 企画課長 この流れでございますけれど、おっしゃるとおり、昨年8月国際アンデルセン賞作家賞を角野さんが受賞されて、区にゆかりの児童文学作家である、ぜひ世界一の、ナンバー1の賞ですから、まずは、ぜひこれを顕彰したいというところから始まりました。区民栄誉賞表彰条例を議決いただいて、第1号ということで今年の1月表彰させていただいたわけですけれど、その顕彰に合わせて、それではさらに記念館的な、何か角野さんのご功績をたたえられるような施設、あわせて子どもたちが児童文学に親しめるような施設、そういったものをつくっていこうじゃないかということで話が始まったわけです。それで、基本構想の策定というような形に至っております。その中で、当然、我々も小岩で育ったということは十分存じていますし、いろいろな場所を区内全体でどうしようかということも考えました。なぎさ公園ということになったんですけれど、これはもう角野さんの魔女の宅急便ですとか、おばけのアッチシリーズですとか、そういったものを角野さんの世界観というものに一番イメージが合っている、ご本人もぜひここがいいというようなお話もいただきました。小岩、葛西という話ではないんですけれど、江戸川区民だけが使う施設ではございませんので、オール江戸川でよその自治体からも江戸川区に来ていただけるような、そういった施設をつくりたい、一番イメージにマッチしたような場所に施設を建設したい、そういうような思いであそこを選ばせていただいたということでございます。 ◆笹本ひさし 委員 場所のことはあんまりしつこくは言いませんけれども、そういう意見もあるということを理解していただきたいのと、お隣の葛飾の柴又には寅さん記念館とあって、映画の影響ももちろん大きいでしょうけれど、全国から人が来るというところですよ。自治体がプロデュースした中で、どういうところでこれがやっぱり地域の住民、あるいは全国的になるかということは、今後のいろいろ課題で、どういうコンテンツを中に設えていくんだということも課題としてはあると思いますけれども、やった以上は、しばらくたって、初めはオープンした当時はよかったけど後になってなんていうことがないようにしっかりすべきだと思う。これだって相当な税金を投入するわけですから、一時的なことだけじゃなくて。前にも言いましたけれども、例えば本区にゆかりのある文化人の功績だとか偉業のたたえ方というのはやはりそれなりに考えたほうがいいと思いますよ。それが文化だとかスポーツだとか芸術だとか落語だとかいろいろあると思いますけれども、やっぱり急に賞を取ったときに何かじゃなくて、やっぱり場合によっては、そういう芸術家とかそういう人を地域で育てていくといったらあれですけど、大切にしていくということも大切だと思いますので、ぜひそういう観点も持ってやっていただきたいなと思います。  なぜ場所のことを私はこうやって言ったかというと、ご高齢の方たちは、先ほどもアクセスのお話あったけど、なかなか行きづらい。これは本当なんですよ。しようがないわねと。車があって家の人に頼んで送ってもらうとかっていえばいいですけど、本当にふらっと行きたい、栄子ちゃんの実績をやっぱり見ておきたいという人が、多くはないですけど、聞いた以上はやっぱりこの意見は意見としてそれなりに考えてほしい。それがまたアクセスになるかもしれないので。そう言われたら私は「ほうきに乗って行けばいいですよ」と言うんだけど、あんまり笑ってくれないんですよね。そのぐらいのしゃれがあってもいいと思うんだけど、ぜひそういうことで、角野さんはちょうど言ってまして、講演のときに。今まで原風景の小岩のことは1回も作品に書いてなかったと。だけど、これからの作家生活の中で、ぜひ小岩のことを書き残しておきたいとおっしゃっていたんですよね。私、それ耳に残っているので、何とかやっぱり地域とのゆかりという部分は大切にしていただきたいと思います。すばらしい文学館になるんだろうなということを私思っていますので、ぜひそういうことで、そんなことも加味していただきながらこの事業を進めていただきたいと思います。
    ○早川和江 委員長 次に、第5款都市開発費、第1項都市計画費。 ○太田公弘 副委員長 地元の平井五丁目の駅前地区の再開発の予算ということでお聞きいたします。  まず、今回の補正の補助金の目的と内訳について、まずお聞かせください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 今回の補正の目的と内訳ということでございますけれども、当該地開発事業の進捗が想定以上によく、今回7億3,460万円の補正予算を計上させていただいておりますけれども、目的といたしましては、除却費と補償費が主だったところでございます。また、内訳といたしましては、半額は国費、半額は区費というふうになってございます。 ○太田公弘 副委員長 わかりました。補償費があるということで、これもかなり話が進んでいるかと思うんですけども、現状と今後の見通しについてお聞かせください。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 委員さんおっしゃるとおり、進捗よく、現在権利者さんですとか借家人の方々に金額提示を組合が行っているという状況になっておりまして、権利者の方々にはほぼ全員に金額の提示が終了してございます。また、借家人の方にもほぼ半分程度、5割の方々に金額提示が終了しているという段階になってございます。順調にいけば、年明けには一部の建物の除却に入れるかなと思っておりまして、来年度には本体工事の着工、順調にいけば令和5年度に建物工事の完了という予定になってございます。 ○太田公弘 副委員長 わかりました。私は当初聞いてた予定とほぼ狂いなく順調に進んでいるということで、安心いたしました。  最後にですけども、これも以前にもお話ししたと思うんですけども、せっかくここがきれいになるということで、整備されるということで、駅前広場、これをできれば一緒にというわけにはいかないでしょうけども、行く行くは整備をしていただければと。あそこは平成7年、地下駐輪場ができまして、もう25年近く四半世紀ほど経つということで、やはり周りの環境に合わせて整備が必要じゃないかなということで、この点についてはどうお考えでしょうか。 ◎立原直正 土木部長 今、委員からお話しございましたとおり、平成7年に地下駐輪場の整備をさせていただきました。その後、順次適切な維持管理等してきておりまして、現状におきましては、交通の機能ですとか、現場の状況、大きな課題はないかなというふうには思っております。一方では、再開発事業、街の活性化、にぎわいということでこれから行われるわけでございますので、地域の顔、街の顔としてふさわしいように、適切に部分改修などはしっかりと検討して、今後の維持管理、しっかりと努めていきたいと、このように考えております。 ○太田公弘 副委員長 期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆瀨端勇 委員 よろしくお願いします。  今の太田副委員長の質問と関連して、このまちづくり調整費で、平井五丁目の駅前の再開発、順調に進んでいるというお話でした。財源は国と区で半分ずつということのようなんですけど、東京都の補助というのは、いろいろ考えたら財調、都市計画交付金に当たるのかなと思われるんですけども、都市計画交付金というのは、この事業の場合どういうふうに算定されているのかということが一つと、権利変換計画を今地権者の方々に対して進めてらっしゃると。全額権利者の方には金額を提示されたと。借家人は半分というようなお話でしたけど、何というか、権利変換計画と借家人の方の権利保障の関係というか、常識的には権利者の方の権利の一部として借家権の方々の権利保障というのは含まれるのかなと思うんですけども、これ実態どうなっているのかということですね。それから、権利者が両方で44名ぐらいですかね、借家人が110名ぐらいと資料いただきましたけど、その借家人の方々の店舗とか住宅の内訳といいますか、その辺ちょっと伺いたいと思います。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 今、3点ご質問いただきました。  まず、都費についてはおっしゃるとおり、補助金としては入っていないところでございまして、これは東京都による要綱によるところでございます。都市計画交付金でございますけれども、区費の部分に2割から3割ほど充当されるというようなところでございます。また、権利変換計画における借家権の状況でございますけれども、これは金額をもらって転出することもできますし、借りる家賃の算段さえつけばまた戻るというようなことも権利変換計画の中でできますので、そういったことでございます。  また、借家人の内訳の状況でございますけれども、店舗が35、借家が75というようなそんな内訳でございます。 ◆瀨端勇 委員 借家人の方々半分に補償額を提示されたということだったと思うんですけど、補償を提示された方々というのは、店舗、それから借家それぞれでどれぐらいの件数の方々に提示されたのかということと、それから提示された借家人の方々の反応といいますか、その辺がどうかと。あと、残りの借家人の方々どれくらいいらしていつごろまでに示されるのかという、その辺の見通しとか、その辺わかったらお願いします。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 まず、借家人の方々の反応ということでございますけれども、やはり店舗の方は代替地、こちらを示してほしいというようなお話をいただいているところでございます。  また、金額の提示の見通しでございますけれども、今月もしくは来月いっぱいぐらいまでに終わらせたいなというふうに思っているところでございます。  あと、金額提示の割合でございますけれども、こちらの店舗も借家人の方についてもほぼ半分ずつぐらいというようなところでございます。 ◆瀨端勇 委員 決特でも申し上げさせていただいたんですけど、こういった再開発事業とか街づくり事業の、ある意味では業というか宿命的な問題、制度でやっていますので、どうしても権利の小さい借家人の方々というのが、例えば代替地、代替の店舗を示されても、その店舗の賃料とか条件がなかなか合わないということで、なかなか移っていきたい、商売続けたいと思っても困難であるとか、いろいろ悩みが相当深いかなと。喜んでいらっしゃる方もいられるということもお聞きしましたけど、やっぱり提示された方々の中には相当これから営業、商売続けていく上で困難を抱えていくんじゃないかなというような声もお聞きするところなんですね。そういう生活の再建、特に営業の再建、これを図っていくために、どういう努力が必要と思われているか、その辺ちょっと考えがあったら教えていただきたい。 ◎乙訓陽一 まちづくり調整課長 おっしゃるとおり、店舗の再建というのはこれは非常に重要な課題でございます。我々も、そこがうまくいくように代替地について、例えば、金額的なもの、また場所的なもの、これを数パターン組合のほうから提示するようなことで選んでいただけるような、そんなことが必要かなというふうに思っているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。いろいろ困難が続くと思いますけども、ぜひ、特に権利の小さい借家権利者の方々の営業と生活の再建を図るために努力を引き続きお願いしたいという意見です。 ○早川和江 委員長 次に、第6款環境費、第1項環境整備費。 ◆大西洋平 委員 端的にやらせていただきます。  自動通話録音機の購入費についてお伺いしますけれども、本当にこの詐欺については、大きな社会問題でありまして、何とかしなくてはならないという思いは誰もが共通認識だと思っております。本区としても、警察と連携して貸し出しなど、もう5年以上前からいろいろ行ってきて、抑止に力も入れてくれていますけれども、その中で、ずっと今までの議会での議論とかを思い浮かべると、さらに拡大して支給形式でするのはどうだとかいろいろな議論があった中では、今までは、そこまではという形の慎重な区のお答えがあったと私も記憶しているんです。その中で、今回、こういった形で示していただきまして、さらに踏み込んで被害を抑えるということでは、私ども大いに提案していたことであり、それがこうなることは歓迎はしておりますので、そこで、今回あえて改めて給付する形で踏み込んだ背景についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 環境推進課長 委員さんおっしゃるとおり、これまで平成25年から警視庁、あと東京都、あと江戸川区が購入いたしまして、1,440台を、これは警察を通じて区民の皆様にお貸ししておりました。おおむね65歳以上の希望者の方に対して、警察のほうでその必要性など調査、判断してお貸ししてきたものでございます。しかし、このまま65歳以上の希望者全員にお貸しすることは、これは幾らあっても、何台あっても足りません。したがって、基本的には自分の身は自分で守っていただこうということで、今、自動通話録音機も電話はかなり安くなってきておりますので、どうかご自分で、またはお身内の方がご両親様に購入してあげてくださいよということで推奨してきたわけであります。一方で、この特殊詐欺の被害に遭われた方を年齢別に私たち分析しましたところ、75歳からぐっと増えてくるということがわかりました。また、架空請求というはがきでの最初のアプローチでなくて、75歳以上の方は全て電話による被害だということもわかってきました。75歳といいますと一般的にはだんだん判断能力が弱ってくる年齢とも伺っております。後期高齢となり、社会的には弱者の部類には入ってくる方たちでございます。そうしたことから、この世代の方たちには何とか区が援助して、卑劣な犯罪から区が守っていかなくてはいけないというふうに今回判断したわけでございます。今回、給付事業が75歳以上の単身、または75歳以上のみの世帯のうち希望される方に手を挙げていただいて、全員に給付すると、そういう事業でございます。 ◆大西洋平 委員 大変、強い意気込みをお聞かせいただきまして、いろいろ取り組んできてさらに踏み込んでという形でよく理解はしましたし、議会でも私ももちろん、議会全体としてもこの必要性についていろいろ議論があった中で、こういった踏み込んだ形は大いに歓迎をするところでございます。  そこで今、お話しいただきましたけど、手挙げ方式ということでお話をいただきましたが、その希望者が恐らく区の施設で申請するという形になると思うんですけど、これを申請しやすい環境についてが非常に重要だと思っています。申請しやすい場所、これから設けていくと思うんですけれども、その申し込み場所、この希望者が申し込む場所はどのように想定してらっしゃるかお聞かせください。 ◎茶谷信一 環境推進課長 申し込み場所につきましては、熟年者の皆さんができるだけ行きやすい場所ということで、今回、37カ所予定しております。区の施設、区民館、コミュニティ会館は全てでございます。あと消費者センター、あとなごみの家の松江北地区ですとか、あと、くすのきカルチャーセンターでもやります。土日もやっておりますので、ご自宅から一番近い施設でお申し込みいただきたいというふうに思っておるところでございます。 ◆大西洋平 委員 37カ所とお話をいただきましたけれども、ぜひしやすい場所を設けていただきたいと思います。すみません、1点確認なんですけど、これご本人じゃなくてもご家族が行っても対応ができるんですか。 ◎茶谷信一 環境推進課長 今回は、郵送で全部送らせていただく予定でございますので、代理の方、署名するところがございますので、申し込みは可能でございます。 ◆大西洋平 委員 では、ぜひいろいろと周知を図っていただいて、今回の予算では大体6,000世帯ほど見込んでいらっしゃるということなんですけれども、ぜひ周知をしていただいて、これが関心が高まって逆に増えてさらに補正予算ということになるのは、これは決して悪いことじゃないんですね。ぜひしっかり引き続き強い姿勢で区民の財産をしっかり守るということで、強い姿勢で取り組んでいただきたいと思います。 ◎茶谷信一 環境推進課長 一つ私、言い忘れておりました。もしも、その補正が承認された後は、11月1日から一斉に大々的に区をあげてPRしていきたいというふうに思っておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆竹内進 委員 今の大西委員のほうから、さまざま幾つか質問等でよくわかりました。非常に今回、緊急給付事業、この緊急というのが非常にやっぱり大事だなと思っているんですね。ですから、高く評価をさせていただきます。やっぱり熟年者の皆さんたちが安心して生活ができる基盤を整えるというのは非常にやっぱり大事なことだと思うんですね。あとは、問題は、今、さまざまな周知の仕方だとかありましたけども、今度、具体的に確実にそれが設置ができるのかどうか。やっぱり75歳以上の方でひとり住まいとか夫婦のみとか、そうすると、なかなか、機械は来たけどもそれをどうやってつけるのという方々が結構いらっしゃると思うんですね。だから、この辺の最後の最後の詰め、これが一番大事だと思っていますので、この最後の設置はどういう形でされるのか。当然、ご本人ができるんだったらいいんです。できればいいんですけども、なかなかやっぱり75歳以上の方で機械物が苦手の方、これどうやってつけるのって、ただ置いておくだけでもだめなので、そこまでどういうふうに考えていらっしゃるのか。 ◎茶谷信一 環境推進課長 委員さんおっしゃるとおり、今回の事業はそこが肝でございまして、肝心なのは、そこでございます。基本的には、この機械は壁から出てきている線、その線を実は電話機にちゅっとついているんですけれども、その間に1個かますという単純なものではあるんですけれども、熟年者の方ですとか高齢者の場合、そういうことがなかなかわからないかなということもあります。今回、郵送で送らせていただきますけれども、その中にはつける手順みたいなものも合わせて送らせていただこうと思っています。まず第一段階では、自分でつけてくださいと、やってみてくださいというのがまず1番です。その次は、専用のコールセンターを設けておりますので、設けさせますので、そこに携帯電話、その電話使っちゃうとちょっと取り付けできないので、お尋ねいただくか、または携帯電話か何かでやりながら、聞きながら取りつけるとか、そういうことでコールセンターを利用するというのが第2番目です。3番目には、それでもできないという方々には、シルバー人材センターのお助け隊を今回お願いしようというふうに思っております。ご本人様からシルバー人材センターのほうに直接ご連絡いただきまして、一、二週間程度、ひょっとしたら混んでくるとお伺いするのが遅れるかもしれませんけれども、そういうお助け隊の皆さんにもご本人としては無料でこちらから派遣するというようなことを今考えているところでございます。また、配送されてしばらくたちましたら、全てのお宅にこちらからご連絡いたします。電話でこの通話は録音されていますとなればちゃんとついたんだなということでございますので、もしもついてない場合には、ちゃんと取りつけるように、またシルバーのほうから派遣していただくというようなことも徹底してやっていこうというふうに今回は考えております。 ◆竹内進 委員 よくわかりました。やっぱり本当に大事なのは、ものが来ても最終的に使われなかったら何もならないわけでありまして、シルバー人材センターの方、お助け隊の方々もそうやってご協力いただきながら、これ経費とってあるわけですよね。当然この中にね。ですから、そういう本当に最後の最後の詰めのところが一番大事だと思っていますので。あともう一つは、周知なんですけども、送られてきましたよと。送られてきて、それが全部なかなか理解ができない人というのはどうしたらいいですかね。 ◎茶谷信一 環境推進課長 熟年者の方も活動的な方もいらっしゃれば、やはり家にいがちな引っ込みがちな方もいらっしゃると思っております。今回は、非常に特徴なのが、いろいろな方にご協力いただこうというふうに今計画しているところでございます。例えば、民生委員の皆さんのお力をお借りいたしまして、比較的家にこもりがちな方に直接訪問していただいたり、あとは、ファミリーヘルス推進員の皆さんにもご協力いただいて、周知活動をしていただいたり、ご自宅に訪ねていったりしていただこうというふうに思っております。また、さらに3警察署、警察にも今回ご協力いただきます。警察のほうでも情報をお持ちの熟年者の方いっぱいいらっしゃいますので、全部回っていただきまして、この事業を知らしめていくと。最終的にチェックしていただくというようなことも考えています。今回の事業の特徴は、部署を超えて江戸川区全部で取り組んでいこうというのが大きなところでございます。人の力による周知も本事業の大切な一つだというふうに思っております。 ◆竹内進 委員 本当にさまざまな方々のご協力とお力をお借りして、とにかくやっぱり熟年者の方々が安心して暮らせる環境をしっかりつくるというのが一番大事だと思いますので、逆に6,000台じゃ足りないよというぐらいの事業にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆瀨端勇 委員 私も、今回の補正で提案されている自動録音機、非常に区民から歓迎される、そういう補正だなということで思っています。  今、二人の議論で、相当細かいいろいろな可能性について、微に入り細に入り対応はされているということも安心できるんですけど、ちょっと改めて、今回補正に提案されている事業、6,000台ということなんだけど、積算根拠といいますか、これはどういうふうにされているのかなと、一体どうなっているのかなと。これまで1,440台ということで、既に実施されてきたと思いますけども、そのことによる具体的な被害防止効果といいますか、そういう実績というか、そういうことがどういう状況になっているかということと、それから周知の方法とか応募の方法とかそういうのがよくわかりました。非常に丁寧に対応されるということで期待したいと思います。こういうのは他区の取組みというか、その辺はどのようになっているのか、ちょっと教えていただければと思います。 ◎茶谷信一 環境推進課長 まず、積算の根拠でございますけれども、今回、75歳以上の単身の方、もしくは75歳以上のみの夫婦の方が大体住基上は4万世帯ということでございますけれども、実質的には世帯分離等もございますし、大体2万世帯ぐらいだというふうに私たちは踏んでおります。その約15%ということで、今回はとりあえず6,000台用意しようということでございます。あと、効果でございますけれども、これまで私たちが調べたところ、この自動通話録音機は、つけたところは古い過去に1件だけ詐欺にあったという方ありますけれども、昨今はまずゼロでございます。ですから、ほとんど効果抜群と。つけてしまえば効果抜群というところでございます。あと、他の取組みはさまざまでございます。基本的に65歳以上の方に区の窓口から差し上げているところもありますし、警察から渡しているところ、全てそれぞれさまざまといいますか、ということでございます。 ◆瀨端勇 委員 よくわかりました。非常に私もすばらしい給付の制度だなと思っております。ぜひ実績上がるように頑張っていただきたいし、一応15%ということのようなんですけど、これはぜひ必要に応じて補正も積み上げて万全の体制をとっていただきたいと要望します。 ○早川和江 委員長 次に、第7款文化共育費、第1項社会教育費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第8款生活振興費、第1項地域振興総務費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第9款福祉費、第1項社会福祉費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第2項生活保護費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第10款子ども家庭費、第1項児童福祉費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第11款健康費、第1項保健衛生費。 ◆佐々木勇一 委員 ここでは、健康推進費のがん検診についてお尋ねをしてまいります。胃がんの内視鏡検査というふうにお聞きしておりますけども、まず、委託料というふうになっておりますけども、想定している一日当たりの人数、そしてまた延べ人数、そしてまた対応するお医者様の数とその概要についてお聞かせください。 ◎塚田久恵 健康推進課長 予定しております人数等のお尋ねでございますけれども、一日当たり7名の方の検査でまずはスタートしたいと考えております。営業日の日数をかけますと92日間、今年度はできる予定になっておりますので、今644人の方を受け入れる体制で計画してございます。これは、実施する医師は内視鏡の専門の先生になりますので、1名で対応したいと考えております。 ◆佐々木勇一 委員 年度途中からではありますけども、ようやくスタートするということでございます。しっかりと進めていくということで、来年度から50歳以上の方が区民で2年に1回ということで受けられるようにしていくというふうにお聞きしております。  そこで、3点お尋ねしたいんですけれども、まず1点目に、来年度どれぐらいの方が検診の想定人数になっているのかということと、2点目に、内視鏡の検診の希望者の方、どのような流れで検診を受けて、今年度内視鏡で検診を受けた場合、次年度の検診でⅩ線は受けられるのか。3点目に、この検診でもしがんを疑うような異常が発見された場合の対応について、以上、3点お聞かせください。 ◎塚田久恵 健康推進課長 3点についてお答えいたします。  まず1点目、来年度の人数でございますけれども、来年度は2,000人を予定しております。これは先ほど申し上げましたように、1日7人掛ける営業日ということで想定しておりますけれども、少し検診がスムーズに実行できれば、もう少しキャパは増やせるかなというふうに想定しているところでございます。  それから、2点目の流れということですけれども、こちらは内視鏡での検診は2年に一度ということになりますので、今年度例えば受けていただいた方は、次の年は胃がん検診の対象から外れます。ですので、内視鏡の検査を受けた翌年が胃がん検診の対象にはなりませんので、Ⅹ線、バリウム、内視鏡ともに検査できません。翌々年からは、Ⅹ線を受けていただいても構いませんし、内視鏡を選択していただいても構いません。そういう流れになりますので、内視鏡を受けていただいた翌年は胃がん検診の対象外ということになります。  それから、もしがんを疑うような異常が見つかった場合なんですけれども、せっかく内視鏡入れていますので、異常があったからといって精密検査は後日というわけにはいきませんので、それは事前にきちんと受診した方に、そういう場合には保険診療に切りかえて細胞診をしますよということでご了解をいただきます。ご了解をいただけた方につきましては、きちんとそこで胃の内壁を採取して精密検査ができる体制にしたいと考えております。 ◆佐々木勇一 委員 今、ご説明していただきましたけれども、がん検診、新しく内視鏡は受けられるというふうになると、今年は内視鏡、来年はⅩ線、また内視鏡みたいな感じでとらえていらっしゃる方もいるかと思いますので、ぜひその点については、区民の方にもしっかりとご説明いただけるようにお願いいたします。  今、1カ所で人数も来年に向けて広げていくということですけれども、今後、区内の医療機関等でも受けられるような検討をぜひ進めていっていただければというふうにご要望させていただきます。  本区の胃がん検診では、Ⅹ線と内視鏡があるわけですけども、これ一人当たりの検診料、幾らぐらいなんでしょうか。また、今回検査費用も無料ということになりましたけども、その理由や思いについてお聞かせください。 ◎塚田久恵 健康推進課長 胃のバリウムX線での検査のほうは1件当たり1万1,500円、税抜きですけれども、それから今回始まります胃の内視鏡の検査につきましては1万8,180円ということになります。単純にいきますと、内視鏡のほうは2年に1回になりますので費用的には1.6倍、バリウムよりはかかるんですけれども、2年に一度ということを考えれば、コスト的にはそんなにコスト増というふうにはならないかなと思っている点と、非常に胃の中を直接見ることができますので、いろいろな異常を早期に確実に発見できるという意味では、医療費の削減にもつながるというふうに考えております。  今回、検査を区の全額負担ということで、無料で開始いたしますけれども、ぜひ多くの方に無料のがん検診、ほかも江戸川区は全てがん検診無料でやっておりますので、ぜひ多くの方に受けていただいて区民の命と健康を守るということで無料でさせていただきたいと考えております。 ◆佐々木勇一 委員 本当に江戸川区の心意気というんでしょうかね、また区民をしっかりと健康・生命を守っていくというようなあらわれの一つじゃないかなというふうに思います。  その一方で、費用もしっかりかかっているわけですから、区民の皆さんがしっかりと受けていただけるようにお進めいただければというふうに思います。これについては私もそうですけど、我が会派としてもお訴えしてきたことでございまして、今回実現をしたということで高く評価をさせていただきます。今後、周知・啓発ということも必要になってくるかと思いますので、全力で区民の健康を守るということでお進めいただければと思います。 ○早川和江 委員長 次に、第13款教育費、第1項教育費。 ◆笹本ひさし 委員 ここでは、校舎の改築と学校の再編統合というのは区政課題の非常に重要なことであり、一体となっていることであります。ここにあります当該校、つい最近、小岩小学校にしても小岩第二中学校でも、もう恐らく、小松川はちょっと行ってませんけれども、解体も結構進んでいまして、安全のために柵ができたりということで進んでいるなということが見てとれるわけです。  ここで、まずちょっとお伺いしたいのは、今回北部域では、小学校も中学校も初めて改築をしていくという形なんですけれども、この学校を改築していこう、当然築年数だとか生徒の数の推移だとか、さまざまなことを勘案していくんでしょうけれども、例えば小岩小学校であれば、いつぐらいに小岩小学校が該当で改築を進めようというものは決まるものなんですか。 ◎石塚修 学校施設担当課長 今お話にありました、まさに小岩小ですとか、小岩二中は平成19年の学校改築の基本的な考え方のときから老朽化、今後、築年数が経過していく学校として捉えられておりました。つきましては、その中で2校以外にもたくさんの学校があるわけでございますが、その中で改築する学校、今委員のお話にもありましたように築年数とか児童推計、また拠点性などを加味した上で、順次どの学校にしていくかというのを検討しておりました。おおむね学校改築する新校舎ができ上がる前の五、六年前から着手しなければいけませんので、その前に改築校として決定した上で事業としては進ませていただいております。 ◆笹本ひさし 委員 今のお話では大体五、六年前からということで、それは理解するわけなんですけど、例えば小岩小学校を今見ていると、プールはもう既に解体をしていると。かつての幼稚園のところも解体したと。真ん中に相撲場があるんですよ。相撲場、たしか平成29年12月かな。稀勢の里の横綱なった後だと、ですから29年ぐらいだと思いますよ。ということは、恐らく五、六年前に、もし決まっていたんだったら、やっぱりちょっともう少し慎重になってもよかったのかなということは、私は思うし、そういうことをこの前小岩小学校でやった区民運動会でも言われましたよ。というのはあそこが今、あそこだけ囲っていて、すごく工事がやりにくい、大きな木もありますけれども、恐らくもし一体的にやったとしたら、例えば相撲場を体育館と一体型にするとか、プールと体育館と相撲場と、あるいは格技場を一体にするとか、そういう設計も可能だったんじゃないかなという意見があって、そのとおりだと思うんですよ。だから今、五、六年前から決まっていたんだったら、もう少し例えば施設の整備をするという部分もビジョンがあってもいいのかなというふうに思うんです。  それはいろいろな計画と事情もあるんでしょうけれども、やはり数年前からということを今おっしゃいましたので、そういうのあるのであれば、別に全部発表してくださいとは言わないけれども、やっぱりそこらは50年か60年に1回の建て替えなんですから、やっぱりできるだけいいものをつくる、時間も3年から4年ぐらいかかるわけですから、やっぱりそこは一体となった議論をすべきだと思うんですよ。相撲場をもう一遍改築してくださいというのはどうかと思うんだけれども、僕はその意見もまんざらでもないなと思ったんですよ。1回相撲場を、今どのぐらい使っているかは別の議論で今聞きませんけれども、相撲場も含めて改築をするというぐらいのタイミングですよ、50年か60年に一遍だったら。だから何年かということを聞いたわけです。幸い当該する学校、中学校なんかでは来年入学予定の人たちの希望者というのは、全然例年に比べて減っているということもないようなので大変うれしく思います。ですけれども、その地域とかには該当する方とかには、いろいろ説明会はしていると思いますけれども、数年後の入学予定者の方とかには、やっぱりこの学校は統廃合の可能性があって、改築の予定もあるとかということは、それなりのビジョンにもなると思うので、ぜひそういうことは情報として提供していただきたいと思いますけど、可能な限りでいかがですか。 ◎石塚修 学校施設担当課長 今、改築だと、委員のお話がありましたのは適正配置という観点で、やはり江戸川区、非常に多くの学校ございますので、地域の方に何らかの現状ですとか今後の推計などを踏まえた上での情報提供というのは必要だと思っております。伝え方につきましても、いろいろな媒体を通しての可能性もあると思いますので、そういったもの含めて、いろいろな手段ですとかタイミングなどを考慮した上で対応させていただければと思っております。 ◆笹本ひさし 委員 ぜひ今いろいろなメディアも多様化していますから、いろいろな形でお子さんを入学させる可能性のある方がわかるような形で情報提供していくということだと思います。  年間3校ベースで、これからも改築を進めていくということになれば、10年間で単純計算すれば30校以上になるわけですから、相当関係する方はいるというふうに思いますので、ぜひそういう形で 学校再編のビジョンにもつながるというふうに思いますので、ぜひそこらは情報提供をお願いしたいと。 ◆瀨端勇 委員 今の笹本委員の小岩小・小岩二中・小松川一中の改築費ということで解体工事費が補正されているんですけど、一つは学校ごと解体経費というのは平米単価とか、そういう根拠があると思いますけど、仮設校舎の建設というのは、それぞれがどういうふうになっているのか。小松川一中は仮設校舎は要らない改築の方法がとられると思うんですけど、そのことが一つと、それから小岩小・小岩二中の場合の仮設校舎を建てた場合の校庭とか、今お話があったプールが解体されたということで、それぞれのプール、校庭の使用方針といいますかね、どういうふうにこれを取り組んでいくのか、そういう点をちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎石塚修 学校施設担当課長 今ご質問にありました2点ですが、まず1点目の仮設校舎についてです。  小岩小と小岩二中につきましては、現在あります学校敷地内の校庭に仮設校舎を建設いたします。また、小松川、今度統合校になりますが、こちらのほうは小松川一中・小松川三中は今の校舎をそのまま使いますが、小松川二中の夜間学級がございますので、こちらの仮設校舎を少し規模を考えた上での仮設規模で敷地内に、平井校舎の敷地内に建設させていただきます。  次に、2点目の小岩小と小岩二中の校庭、あとプールの利用の件でございます。今申し上げましたように、校庭の敷地内に仮設校舎をつくりますので、例えば小学校であれば体育の授業、また中学校であれば部活動も含めて使用できなくなるということがございますので、一応代替となる場所のほうを今、予定、確保しております。  小岩小につきましては、江戸川の河川敷の緑地のところを使用する予定でございます。また、プールにつきましては、近隣の東小岩小ですとか小岩一中さん、お借りする予定となっています。また、小岩二中につきましても、部活動を含めまして江戸川の河川敷ですとか、あと近隣の小学校のグラウンドを使用する予定です。また、プールにつきましては、柴又街道を挟んだところにございます南小岩二小のプールをお借りすることになっています。  なお、小岩小と小岩二中につきましては十分な広さではございませんが、大体1,500平米ぐらいの仮校庭の場所を設けておりますので、そういった部分も活用しながら対応させていただければと思っております。 ◆瀨端勇 委員 小岩小と小岩二中、特に小岩小が校庭の代替として江戸川河川敷でしたかね、利用するというような方針だというお話を伺いました。  河川敷を校庭の代替として使用するというケースは、初めてなのかなと思われるんですけども、その辺、具体的にどういった方針、対策でされるのか。夏場なんかの日よけの逃げ場がないとか、いろいろ用具なんかどうするのかなとか、いろいろそういう疑問というかそういう心配も保護者の間からはあるそうなので、そういう点がどうかということをお聞きしたいと思います。 ◎石塚修 学校施設担当課長 今回、今委員のお話にもありましたように、河川敷を利用するケースというのは、初めてでございます。私どもも河川敷の利用につきましては適しているかどうかなどの現地調査もさせていただきながら、また関連部署とも相談させていただきながら、こちらに決定をさせていただきました。  今お話にもありました確かに日よけの件ですとか用具のご心配については学校側からもございます。用具の置き場所等につきましては一時的におけるような場所などの設置なども考えております。また、日よけについては、ちょっとなかなか対応が難しいところがあるんですが、今回学校から河川敷のところまで大体1キロぐらいありますので、マイクロバスによるバスの運行で対応させていただく部分ございますので、万が一ちょっと体調が悪くなったとかいった場合には、そういったバスでちょっと休んでいただくとか、そういったことも想定の一つとしては考えてございます。 ◆瀨端勇 委員 極めて具体的な問題ですので、日よけの設置とか、用具置き場ですか、そういうことも検討していただきたいというふうに思います。あと、プールが使えなくなるわけですけども、アーバンプラザのプールとかそういうのは利用できないのかどうかということと、使えなくなる期間がどれくらいなのか、どういう対応をするのか。ちょっとそこだけを教えていただけますか。 ◎石塚修 学校施設担当課長 小岩小につきましては、今、委員のお話にありました小岩アーバンプラザの使用の可否についても検討しました。ただ現在の小岩アーバンでの利用状況ですとか、あとやはり今回、小学校ですので、プールの深さの問題であるですとか、あとは更衣室の問題等々ありまして、極力近隣の小学校である東小岩小さんですとか小岩一中さんの利用ということで検討させていただき、学校と調整がついているところでございます。 ◆瀨端勇 委員 改築するわけですからしようがないんだけど、なかなかその間の児童生徒の方々のいろいろ不便というか困難さも出てくると思いますけど、できる限りそれは対応していただきたいというふうに思います。  それから、小松川一中・三中の件なんですけど、いろいろ伺ってきまして統合の話し合いが進んでおられるということなんですけども、最近ですかね、学校のそれぞれの保護者の方々への説明会とか関係者の方々との話し合いとか、そういうのは進んでいるというお話なんですけども、具体的な声としてはどういうような声や課題があるのか。それから今まで伺ってきた統合した場合の校名とか校歌とか制服とか体操着とか、いろいろ課題があるかなと思うんですけど、そういう点どういうふうに対応されているのかをお尋ねしたいと。 ◎石塚修 学校施設担当課長 小松川の中学統合校の件でございます。こちらにつきましては7月から各小松川・平井地域の小学校6校、中学校3校の保護者会等で説明をさせていただいております。また、今年度からは各中学校のPTA役員、あとは学校評議員、校長先生にも入っていただいた合同会議という会議体も運営しているところでございます。また、中学校の学校説明会等が8月末から9月中旬にかけてございましたので、そちらのほうでも改めて統合の件でお話をしているところでございます。  地域の方、保護者の方からのご意見としましては、やはり統合に当たって、特に現在の5年生、6年生の子たちは統合校の入った途中の学年、学年が2年から3年に移る段階とかで統合校になるものなので、そういったことについての不安があるというお声もいただいております。また、今お話にありました校歌ですとか校名のこともどうなるかというお話もございます。校歌ですとか校章につきましては、先ほど少しお話ししました合同会議という会議体で、どのようなスケジュール感で検討していくかということも今ちょうど話し合っているところでございまして、統合まであと大体2年半ぐらいのところでございますが、来年度以降は学校の先生方にもかかわっていただきながら、そういったことを詰めていければと考えております。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。中学校の統廃合という点では、小松川三中とかいろいろ関係者のOBとか、いろいろな方々の中にはいろいろな声があるということも伺っています。いろいろそういった住民の方々とか、特に子どもたちの本当に学びの環境として、できる限りストレス少なくして対応していっていただけるように努力をお願いしたいという要望ですね。 ◎茶谷信一 環境推進課長 訂正です。私、先ほど環境費の中の瀨端委員さんのご質問の中で、台数の積算根拠のところを2万台の15%で6,000台と言ってしまいました。正確には4万世帯のうちの15%で6,000台と訂正させていただきます。 ○早川和江 委員長 以上で、歳出の審査を終わります。  次に、1ページに戻りまして、第2条繰越明許費の補正ですが、第2表繰越明許費補正は、4ページと5ページにあります。  第2条繰越明許費の補正について、何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、1ページに戻りまして、第3条債務負担行為の補正ですが、第3表債務負担行為補正は6ページにあります。
     なお、補正予算債務負担行為調書は72ページと73ページに記載されています。  第3条債務負担行為の補正について、何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次上で、第22号議案、令和元年度江戸川区一般会計補正予算(第3号)の審査は終了をいたしました。  次に、第23号議案、令和元年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第1号)ですが、予算書・同説明書の7ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表歳入歳出予算補正は8ページと9ページにあります。  それでは、78ページをお開き願います。  歳入、第7款繰越金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  80ページをお開き願います。  第4款基金積立金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第5款諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 以上で、第23号議案、令和元年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の審査は終了いたしました。  次に、第24号議案、令和元年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)ですが、予算書・同説明書の11ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表歳入歳出予算補正は、12ページと13ページにあります。  それでは、86ページをお開き願います。  歳入、第4款繰越金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第5款諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  88ページをお開き願います。  第3款広域連合負担金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 次に、第5款諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 以上で、第24号議案、令和元年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の審査は終了いたしました。  それでは、関連する議案の審査が終了したので、順次、お諮りします。  はじめに、第22号議案、令和元年度江戸川区一般会計補正予算(第3号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第22号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第23号議案、令和元年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第23号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第24号議案、令和元年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第24号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第25号から第38号までの各議案については、はじめにお諮りしましたとおり、いずれも、地方公務員法及び地方自治法の改正に伴い、会計年度任用職員制度を導入するため、条例を制定、または改正するものでありますので、一括して審査願います。 ◆瀨端勇 委員 第25号から38号でしたかね、14本まとめての関連議案の審議ということなので、それぞれ中心的な点をご質問していきたいと思います。  来年度から始まる新しい職員制度である会計年度任用職員という制度について質問させていただきたいと思います。  私たちの党は、国会では2年前の2017年の国会で、地方公務員法及び地方自治法の改定による会計年度任用職員制度の議案に対して、地方公務員制度の原則と言える任期の定めのない常勤職員を中心とした公務の運営という原則に反していて、会計年度という1年間を任期とする会計年度任用職員としての非正規職員を固定化する改定ではないかという立場で、国会では反対しました。それはやっぱり非常勤職員の正規化とか、あるいは正規職員の定員拡大というような方向で、本来、住民の福祉の増進とサービスの向上のための根本的な対策に反するのではないかということで反対したものです。  そういう前提なんですけども、法案は結局賛成多数で可決されました。ただ、その際に全会派一致で議決された附帯決議、これがつきました。附帯決議では、臨時非常勤職員の方々の処遇が後退せず、むしろ充実できるようにするということが重要だという角度から全会一致の附帯決議がされたということで、会計年度任用職員制度の実施に当たって制度の改善を求める立場で何点か質問させていただきたいというふうに思います。  第一は、附帯決議が会計年度任用職員及び臨時的任用職員について、再度の任用が可能であるというふうにうたっているわけです。また、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心としていることに鑑み、会計年度任用職員についてもその趣旨に添った任用のあり方を検討することということが全会一致の附帯決議に述べられているわけですね。  こういうことに照らして質問したいわけですけど、江戸川としては今2,200人を超える臨時非常勤の職員の方々がいらっしゃるわけですが、こういう方々を会計年度任用職員として、これから来年4月以降、そういう制度に変わるということなんですけど、再度の任用ということをどうするのか。また、任用の更新はどういうふうに考えていらっしゃるのか。その点から、まずはじめに伺いたいと思います。 ◎須田賢治 職員課長 総務省のそういう方針もございます。そういうようなことから、当区においても再度の任用の回数4回を上限として可能とすることを考えております。 ◆瀨端勇 委員 4回可能ということなんですけど、これはちょっと後でまた伺うかもしれません。4回で上限5年間の雇用ということで、上限がある働き方というのは、非常にやはり非正規雇用の方々にとっては不安定というか不安な働き方にならざるを得ないんじゃないかなということを強く危惧します。  二つ目に、附帯決議では現行の臨時的任用職員及び非常勤職員から会計年度任用職員への移行に当たっては不利益が生じることなく、適正な勤務条件の確保が行われるということを附帯決議でうたっているわけですけども、不利益が生じない勤務条件とはどのように考えていらっしゃるか。また、新しい制度の実施に当たって必要な財源対策といいますかね、この点どうなのかちょっと教えていただきたいと思います。 ◎須田賢治 職員課長 ここに不利益を生じないようにというような表現ございますが、これはもちろん報酬給与面、これにおいて維持がされること。あくまで仕事が変わらないという前提ですね。また今回、期末手当の支給が可能というふうになっておりまして、そういう面でも不利益は生じないというような意味。あとは例えば休暇制度とか福利厚生制度もその中に入ると思いますが、それも十分配慮して今考えておるところでございます。  また、財源につきましては一般財源が充てられるものというふうに考えておりますが、具体的には来年度の予算審議の中で審議されるものというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 不利益が生じることのなくということなんですけど、ちょっと具体的になるかもわからないんですけど、ちょっと大変膨大な総務省の事務処理マニュアルというんですかね、会計年度任用職員という新しい制度が始まるので、総務省がマニュアルを出しているわけですね。全部細かく精読するわけにはいかなかったんですけど、例えばこの事務処理マニュアルでは、週に15時間30分未満の人には期末手当は支給しないと。ただ、東京都は都議会の審議なんかでは6カ月以上の任用期間があれば支給ができるというふうな、そういう制度の違いというのか、ちょっとその辺、江戸川区はどうなるのかなというので、ちょっとそういう違いはどういうふうに理解したらいいのかと、江戸川区としての対応を教えていただければと思います。 ◎須田賢治 職員課長 期末手当の支給要件につきましては、23区統一事項でございます。それによりますと6カ月以上の任期があり、週15時間30分以上で、または週当たりの勤務日数が二日を超える職員に対して支給するというふうになってございます。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。それは統一事項で6カ月以上であれば出せるということですね。  それから三つ目に、同じく附帯決議では、さっきちょっと休暇の話がありましたけど、育児休業にかかわる条例の整備のほか休暇制度の整備が確実に行われることというふうにされているわけなんですけども、また民間の動向を注視しつつ公務における同一労働同一賃金のあり方に重点を置いた対応に努めることというふうにあります。こういう点については附帯決議との関係で、育児休業とか同一労働とかそういう点について、どういうふうにお考えでしょうか。 ◎須田賢治 職員課長 育児休業というお話もございましたので、例えば育児休業につきましては無給ということになっておりまして、ただ正規職員も一緒でございます。給料は出ない。ただし、東京都職員共済組合から手当金ですね、正規の場合には支給されます。会計年度任用職員につきましては、今後ハローワークから同様の趣旨で支給されるということで、こういう意味で均衡が保たれているというふうに考えております。  また、同一労働同一賃金というようなことでございますが、いろいろな解釈があろうというふうに思っております。職務の責任とか、やはり範囲、異動の範囲とかそういったものを総合的に考えられて、それをもって何をもって同一労働同一賃金とするかというようなことだと思います。  そういう意味で、今回、より期末手当はこれから支給することができるということになりますので、近づいて、正規職員に準じた形でそういうものが実現できていくのかなというふうに思っております。 ◆瀨端勇 委員 それで、やっぱりさっきの会計年度任用職員の事務処理マニュアルでは、今ちょっと育児休業で無給という話もありましたけど、別の形で支給があるということでしたけど、マニュアルで無給の休暇として、国では産前産後とか保育時間、子の監護、短期の介護、生理日の就業困難、負傷または疾病、骨髄移植、これが無給だということを国がマニュアルで示されているんですけど、ちょっと細かいですけどね。そういういわゆる正規職員でいろいろ休暇の制度があると思うんですけども、そことの均衡ということもあるかと思うんですけど、そういう具体的な休暇について事務処理マニュアルどおりなのか、江戸川区としての独自の考え方があるのか。そういう点ちょっとお聞かせいただきたいと。 ◎須田賢治 職員課長 総務省から今回、国、他団体の非常勤職員、この制度に準拠して運用するようにという方針が示されているところでございます。これに基づきまして、いろいろ今、具体的に産前産後休業でございますか、というお問い合わせがございましたので、具体的にお答えいたしますと、産前産後休業につきましては正規職員は有給でございますが、会計年度任用職員は無給を考えているということでございます。ただし、従前から条件を満たす臨時非常勤職員の場合は健康保険による出産手当金の申請が可能であるということで、一定のバランスがとれているかなというふうに考えております。  また、ちょっと育児介護というふうにおっしゃったんですけど、育児時間でよろしいでしょうか。          〔「保育時間です」と呼ぶ者あり〕 ◎須田賢治 職員課長 保育時間ですね。育児時間というそういう呼び方をしていますけれども、正規は有給でございます。会計年度は無給ということでございますが、これも国との均衡を考えてということでございます。ただし、国が子が1歳に達するまでということで、かつ取得時間は1日1時間までというふうにしていますが、当区においては新規職員と同様に、子が1歳3カ月に達するまで、また取得時間も1日1時間30分までとすることを考えておりまして、この点では国を上回る制度となると考えております。  また、短期の介護休暇でございます。五日なんでございますが、正規職員は有給でございますが、会計年度任用は無給ということでございます。これも国の均衡を考えまして無給とすることを考えておりますが、取得日数は正規職員と同様の五日とすることを考えております。  生理休暇につきましては正規が有給、会計年度無給ということでございます。ただ、これも取れる期間については正規職員と同様というふうに考えております。  骨髄移植というご質問だったかと、よろしいでしょうか。  これは、正規職員は職務専念義務、これは有給無給じゃなくて、職免の対象かどうかということなんですが、同様に会計年度においても職免の対象になるというふうに考えておりまして、職免につきましては、ほかの職免につきましても正規職員と同様、認められたものについては全て認めていくというふうなことで考えております。  あと、負傷・疾病というようなことでおっしゃったでしょうか。  公務中のそういう負傷とか事故については公務災害、我々公務員にはございますけれども、同様の制度がございまして、その間の休業手当、それから治療費と同様に支給になります。  また、今度はそういう公務上じゃなくて病気休暇については、例えばけが、通勤途中じゃない勤務中でもないけがで療養中というようなことの場合には、会計年度任用職員についても健康保険による疾病手当金の支給が可能となっているということでバランスがとれているかなというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 そういうふうに書いてあるんですね、事務処理マニュアルというやつではね。事細かく無給の休暇と、会計年度任用職員については無給だと、こういう休暇は無給だよということが書いてあることで、やっぱり国の均衡とかいうことで、やっぱり江戸川区としても無給のものがちょっとあるのかなというようにお聞きしました。努力、いろいろ工夫されて有給というか、ほかの形で何とか保障が出るように、そういう工夫もされているということもよくわかりました。これは無給のものは、やっぱり附帯決議の冒頭に、根幹にあったように、やっぱり常勤としての働き方を原則とするという地方公務員制度の根幹がありますので、できる限りやっぱり近づけていただきたいということは強くお願いしておきたいと思います。  それから4点目、今度は会計年度任用職員について人事評価を行うというふうにされているわけですけど、いつどこでどのように行われるのか。評価は任用についてどのように影響されるのか教えていただきたいと。 ◎須田賢治 職員課長 人事評価につきましては、本年4月から各所属におきまして本年度中の実施をしているところでございます。正規職員に準じた形で行っておりまして、原則として所属長が行うということでございます。評価がどういうふうに使われるかにつきましては、再度の任用をするに当たっては、やはり客観的なそういう能力を実証するものが必要だというふうにされていますので、客観的な能力実証には、例えば人事評価ですね、これが使えると、判断要素の一つとなるということでございますので、そんなことで活用していくということでございます。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。客観的な評価ということでされていくということのようです。  質問として5点目なんですけども、会計年度任用職員の昇給について江戸川区としての具体的な臨時的任用非常勤職員として勤務する、これまで勤務をされてきた保育園とか学童クラブに働く保育士、指導員、こういう方々の中にも会計年度任用職員になられる方がいらっしゃると思うんですけど、会計年度任用職員制度についての国会審議を通じて、大体会計年度で1年ごとなんだけど、そういう働き方でも3年以上ぐらい程度経験すると、非常勤の保育士の方でもクラス担任を持たせるとかいうような場合が出てくるとか、そういうような場合は昇給することが望ましいというような質疑と、それから総務省の答弁があったんですね。そういう会計年度任用職員の昇給の制度というのはどういうふうに考えたらいいのか。  あと、学童クラブの非常勤指導員というんですかね、そういう方々もたくさんおられると思うんですけど、そういう働き方というか、すくすくスクール学童クラブの指導員のあり方について、決特ではちょっとよくわからなかったんだけど、大体研究していくというような答弁だったのかなと。学童クラブの運営全体についてなのかもわからないんですけど、そういうお話があったかと思うんですけど、そういった昇給とか非常勤指導員、保育士の待遇とか、そういう点どういうふうに考えられているかをお尋ねしたい。 ◎須田賢治 職員課長 経験による加算というようなことでございますが、加算を行うかどうかにつきましては、各区の判断に委ねられているということでございます。  当区におきましては、そういった今学童クラブの非常勤というようなお話もございましたが、はじめから専門性に応じて一定の報酬設定をしているということでございます。また、報酬というのは職務に対する反対給付というようなことで、やはり会計年度ごとに必要を見きわめて職が設定されるということでございますので、そのことについては、その範囲では経験加算しないということで考えております。  ただし、一方で、フルタイム会計年度任用職員につきましては、正規代替職員につきましては同様の勤務形態であるということを考慮しまして、一定の上限はあるんですけれども、前年度の職務経験を踏まえて加算をすることを考えております。  なお、もとより職務の内容とか責任が異なった場合には、また新たな職に任用されるということでございますので、経験加算というよりは報酬額がそれによって変更になるということはあり得るということでございます。 ◆瀨端勇 委員 経験加算はないというようなことなのかなと思うんだけど、さっきちょっと具体的な例に挙げた保育園の、要するに非常勤とか会計年度任用職員が何年かの経験を経てクラス担任を持たせるというような場合は、職務の内容とか何だっけ、責任ですか、そういうことが変わるということで、実質的な具体的な昇給とか、そういう可能性あるんですか。 ◎須田賢治 職員課長 具体的な運用は、それぞれの所属においてなされるものというふうに考えております。今、具体的なお話でございますが、先ほど申し上げたように本当に役割が変わるとかということであった場合に、それをどういうふうにそこに考慮していくかということであるというふうに思っております。 ◆瀨端勇 委員 クラス担任を持つとか、それは具体的にやっぱり役割が変わる、責任も変わる、そういうことではないかと思います。各所管でということなんだけど、やっぱり学童クラブの指導員の方々の処遇も含めて、何しろ江戸川区、非常勤職員の方というのは、さっきも言いましたけど2,200人ですか、4割ぐらいの方がそういう非正規雇用というかね、そういう働き方をされているという実態があると思います。  ちょっと筋が違うと言われちゃうとそうかもしれないけど、民間労働者の場合は労働契約法という法律に基づいて、第18条で非正規雇用労働者が5年以上勤務した場合、無期雇用に転換するルールがあると。5年転換ルールですか、これは適用されると言っているんですよね。公務員は適用除外だということで、さっきお聞きしたように更新4回、5年という頭、上限がつけられるということになると、当然5年先は自分の職はどうなるんだろうかと、自分は雇い止めにならないだろうかということが、こういう方々にとっての最大の不安になるんじゃないかと、これは人間の常識として明らかではないかと思うんです。  一番最初に言ったように、もともと正規職員化を原則とするという地方公務員法の制度に照らせば、正規化を進めるとか、あるいは正規職員を拡大するとか、そういうことはやっぱりどうしても必要ではないかというふうに考えるわけですけど、民間の法律と地方公務員法の法律の違いと言ってしまえばそれまでなんだけども、やっぱり働く人、人間というのは同じ感覚、気持ちだろうと思うんですね。そういう点で法律の限界はあると思いますけども、江戸川区の人事担当としては、どういうふうにお考えか。 ○早川和江 委員長 瀨端委員、あまりね、地方公務員法、自治法のことで中身がなっていますので、余り飛ばないようにしていただいてくれますか。 ◆瀨端勇 委員 その法律に基づく制度なんだから。もう今、最後の質問にしますので。 ◎須田賢治 職員課長 まず、誤解のないように申し上げますけれども、たまたま今回再度の任用を4回ということで5年までということで、そういうことで、それが労働契約法の雇い止めみたいないうような印象が私持ったんですけど、そういうことでは全くございません。ほかの自治体、団体との均衡でそういう任用回数を決めたと。背景には、やはり原則毎年公募を行うことが原則なんですね。でありますけれども、やっぱり毎年となりますと、これだけ多くの人数を公募すると、ものすごく事務処理が大変だということもございますし、また行政サービス、やっぱり安定的な供給をしなきゃいけないということで、一定の条件を設けるのがやはり適切だろうということで、4回がバランスから考えてというふうに考えております。  ただし、あくまで公募によらない再度の任用に条件を設けるということを考えておりますので、その後に公募によって、その方がまた再度それに応募して任用になることもあり得るということでございます。また、正規職員のもっと拡大してというようなことでございますが、なかなか今の状況を考えますと、ここで正規職員を、新規事業はある場合は別でございますが、拡大していくというのは難しいというふうに考えておりまして、また、特別区では最近、経験者採用、この応募年齢を59歳までというようなところで拡大しているところでございまして、例えばそういう正規職員として働きたいと意欲のある方には、そういった職も応募がありますよなんていうことも紹介をしていきたいというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 これで最後になりますけど、私たちも最初言ったように、やっぱり新しい制度なんですよね。会計年度任用職員制度というのは新しい来年度から始まるという一定の周知期間もあって、準備期間もあった、設けられてきた、議論もされてきたと思います。当会派としてはやっぱり非常に悩みました。国会での態度とかそういうこともあって、会派の中でもいろいろ意見があったんですけど、私自身としては、やっぱり非常勤とか非正規雇用の働き方を固定化させるというようなニュアンスというか、そういう面も確かにあるわけなんですけど、たださっき言ったように、全会一致の附帯決議でこう改善させようという努力の方向も、国会では全会一致でされているということを重視して国会では反対したけど、やっぱり処遇の改善という大事な問題があるので、それを前向きにやっぱり受けとめて、ぜひこういう働き方の方々を、職の改善を図って働く公務員というか会計年度任用職員という名前になりますけど、そういう働き方に対する誇りと、それから職務に対する情熱というか、そういうことをやっぱり職員の方々がしっかり感じられるような、そういう待遇というか処遇の改善というか、これをぜひ図っていただきたいということで悩んだ結果、賛成することになりましたので、ちょっと長くなりましたけど、いろいろ改善点を要望しましたので、ぜひ慎重に検討していただきたいということです。 ○早川和江 委員長 それでは、順次、お諮りします。  第25号議案、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第25号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第26号議案、江戸川区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第26号議案は、原案のとおり決しました。
     次に、第27号議案、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第27号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第28号議案、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第28号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第29号議案、職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第29号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第30号議案、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第30号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第31号議案、職員の分限に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第31号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第32号議案、職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第32号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第33号議案、職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第33号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第34号議案、江戸川区非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第34号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第35号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第35号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第36号議案、江戸川区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第36号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第37号議案、幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第37号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第38号議案、幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第38号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第39号議案、江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例について、審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 それでは、お諮りします。  第39号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第39号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第40号議案、江戸川区印鑑条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いいたします。決して反対するものではございません。最初に表明しておきます。  この印鑑条例の改正によりまして旧姓での印鑑登録であったり、あるいは印鑑証明書の交付が可能になるわけでございますけれども、何点か確認をさせてください。まず当然、システム変更があろうかと思いますけれども、システム変更に伴う費用、これをまず教えていただきたいんですけれども。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 ご質問でございますけれども、平成29年度からシステムの整備をさせていただいておりまして、今年度の予算を含めて8,246万760円計上させていただいております。そのうち平成29年度、30年度の6,600万円については、国庫補助の対象となっております。 ◆岩田将和 委員 次に、ちょっと基本的な確認で申しわけないんですけども、登録できる印鑑というんでしょうかね、これは一つだけになるんでしょうかね。例えば旧姓と新姓と両方は登録できないとは思うんですけども、これ一つだけになるんでしょうか。ちょっと確認させてください。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 印鑑登録は、印影は一つになります。ただ、お選びいただけるのは旧姓、それから現在の氏、どちらも選ぶことができます。 ◆岩田将和 委員 どちらか一つということで確認をさせていただきました。  それと、法の改正以前に姓を変更されていて、希望すれば過去にさかのぼって旧姓への変更は可能なんでしょうか。つまり、さかのぼることはできるんでしょうかね。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 11月5日に施行させていただきますけれども、それ以前に旧姓がある場合でも申請をしていただくことによって、戸籍のつながりを確認させていただいた上で使用ということになります。記載させていただくということになります。 ◆岩田将和 委員 11月5日の施行前であっても、さかのぼって本人が希望すれば変更は可能だということですよね。ありがとうございます。  今、課長のほうからもご説明ございましたけれども、この制度、11月5日の施行、スタートでございますけれども、窓口対応の準備、それから区民の皆さんへの情報提供といいましょうか周知ですね、このあたりをちょっとお知らせがあればお聞かせをいただきたいんですけども。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 周知方法につきましては、これから11月1日号の広報えどがわ、ホームページ、それから国が作成しておりますポスターを区の施設に掲示させていただく予定でございます。  窓口の対応につきましては申請書と、そして戸籍の関係の書類を提出していただくということで手続できますので、お申し出をいただければというふうに思っております。 ◆岩田将和 委員 これで終わります。今の最後の部分がとっても大事になると思います。区民の皆さんへの情報提供と周知、そして窓口対応、しっかりと準備を行っているということで安心をさせていただきましたけれども、以上、情報提供、周知、そして窓口対応をしっかり行っていただきたいと思います。 ○早川和江 委員長 それでは、お諮りします。  第40号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第40号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第41号から第45号までの各議案については、はじめにお諮りしましたとおり、いずれも、子ども・子育て支援法及び子ども・子育て支援法施行令の改正に伴い、幼児教育及び保育の無償化が実施されるため、条例を改正するものでありますので、一括して審査願います。 ◆瀨端勇 委員 幼児教育と保育の無償化の関連議案ということで、ちょっと時間節約というかまとめて伺えればと思います。  幼児教育・保育とは何かよくわからない、なかなか覚えにくいんだけど、1号認定、2号認定、3号認定とかあって、それぞれ41号議案は1号認定というか、3歳以上の幼稚園の方のことかなと思われるんですけど、41号に関連して幼児教育・保育関連施設というんですかね、無償化の対象外になっている施設の考え方といいますか、類似園というような言い方もされているのかもわからないですけど、それをなぜ対象外にしたのかということが1点です。  それから、42号にかかわっては、2号認定というのは多分保育園に通っている3歳以上のお子さんを2号認定というそうなんですけど、それ以下の、なぜゼロ歳から3歳未満、2歳までの保育園に通っているお子さんは無償化にしなかったのか。この点が2点目ですね。まず二つをちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎浅見英男 子育て支援課長 1点目は、私のほうからお答えいたします。幼児教育・保育の無償化の対象施設は、国が対象施設を定めておりまして、先ほど委員からお話がありました類似施設は国のほうが対象外ということでしております。 ◎茅原光政 保育課長 2点目につきましてゼロから2歳、3歳未満児の保育料ということでございますけれども、3歳未満児の保育料については住民税非課税世帯が無償化の対象になります。ただ、江戸川区の場合については、住民税非課税世帯については以前から保育料ゼロということでございますので、実質的な変更はないということでございます。 ◆瀨端勇 委員 1点目の類似施設は国が対象外にしたということのようなんですけど、今、議会にも陳情がされて福祉健康委員会ですかね、審議されているということなんですけど、私の住んでいる平井の地元のすぐそばにキリスト教会系の幼稚園がありまして、そこが60年の歴史とかいうことで、非常に幼児教育に貢献されてきた施設だなと常々思っているんですけど、園庭とか施設が認可に値しないということなんでしょうかね、類似施設ということで対象外になっているのかな。  ただ、いろいろ委員会での審議とか区としても幼児教育の一環を担っていただいたという評価をされているというふうにも伺っています。国会、国の動きということもあると思うんだけど、ちょっとやり方がいろいろ複雑で違うのかもしれないんですけど、ほかの区ではそういう類似施設についても無償化の対象ということで区が独自に支援されているというようなことも伺っているわけなんですけど、そういう点は誤解なのか。それともそうじゃないのか。区として何か可能性が、可能な方法があるのか。そういうことをちょっと伺いたいと。  それから、ゼロ歳から2歳というのは、やっぱり保育はこの世代が一番需要がというか人気が高くて待機児も主にほとんど、最近ちょっと変わっているかわかりませんけど、この子たちが多いんじゃないかと思うんですけども、やっぱり働きながら子育てされるというんであれば、こうした子たちを対象にするということも非常に重要なことじゃないかと思うんですけども、そういう点、どう考えられるか。その2点、もう一回お願いします。 ◎浅見英男 子育て支援課長 これまで江戸川区としても独自に補助の支援をしてまいりました。今後も引き続き東京都の補助制度を最大限に活用して支援をしてまいります。 ◎松尾広澄 子ども家庭部長 つけ加えて、ゼロ、2を含めて私のほうからお答えをいたしますけれども、冒頭申し上げますけれど、幼児教育・保育の無償化の考え方は国が定めた考え方でありまして、我々自治体としては国の考えに準拠して今実施しているところであります。国におきましては、冒頭の幼稚園類似施設の考え方ですとか、あるいはゼロ、2の考え方についても引き続き議論がされるというふうに伺っておりますので、検討の推移を今後見きわめてまいりたいというふうに思っております。 ◆瀨端勇 委員 わかりました。区としても独自の支援をしてきたし、これからもされていくと。それから国の動向を見守っていきたいというお話で、そうかなと思うんですけど、区として独自に努力してきたとされるのであれば、いろいろ陳情もありますけど、やっぱり江戸川区の子どもたちにとって、そういう新しい制度で無償化を、国の制度ではありますけどもしていくというんであれば、やっぱり対象外になっているところとかそういうところについても、やはりぜひ同じ江戸川区で子育てされているお子さんたちですので公平にといいますかね、そういう対応をぜひ図っていただきたいというふうに思います。  それから、44号議案が保育連携施設の設置期間を5年から10年へと緩和したということなんですけども、これはなぜそういう対応をとられたのかをお伺いしたいと。 ◎浅見英男 子育て支援課長 これも国の基準改正に伴いまして、条例を改正するものでございます。 ◆瀨端勇 委員 だから、国がなんでそういう緩和をしたんですかと聞いているんですけど。 ○早川和江 委員長 それ国の問題だから、どうにも答えようがないので、申しわけないけど、そういう質問じゃないのにお願いします。 〔「国の問題だけど、江戸川区の子どもが影響を受けるわけだから、考え方をきかせてくれてもいいでしょ」「質問に対しては答えてください」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 場外も静かにしてください。 ◎浅見英男 子育て支援課長 国に確認しておりませんけども、恐らく連携施設を十分に、連携を図るために期間を延長して、日本全国の連携施設の充実を図るものと考えております。 ◆瀨端勇 委員 子ども・子育て支援法ですか、7年前につくられた法律で認可された保育施設というのは非常に多岐にわたっています。ゼロ歳から、さっきの今の2歳、3歳未満までとか、それから企業主導型とか、いろいろな保育園ができて待機児解消に向けて努力されているということは、されてきたということは、いい面もあるんですけども、ただ問題はやっぱり働きながら子育てしていくという場合にゼロ歳から就学前の5歳まで安定して継続した認可保育園で質が確保される、そういう保育園こそ大事じゃないかというふうに私たちは考えています。  そういう方向に、ぜひ国に対しても意見を言っていただきたいし、私たちの党は消費税増税を財源とするという制度で、一番土台の問題というか財源の土台として、やっぱり問題があるんじゃないかということで、この制度には反対してきたわけですけど、これもやっぱり実施された以上は、東京新聞に出ていましたけれど、明星大学、垣内国光名誉教授という保育政策の専門家の方が述べているわけですけど、やっぱり自治体が保育の行政の責任を担っていて保育施設に対しても責任を負っているわけですから、自治体が評価する保育の施設というのは、やっぱり全て、せっかく無償化ということでやられるのであれば無償化の対象にするとか、そういう柔軟な運用をすべきだということを専門家は言っています。そういう声をぜひ国に挙げてそういった柔軟な運用ができるように、国に要望していっていただきたい。制度の改善を図っていただきたい。そういうことを要望して終わります。 ○早川和江 委員長 それでは、順次、お諮りします。  第41号議案、江戸川区教育認定子ども利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第41号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第42号議案、江戸川区保育認定子ども利用者負担額を定める条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第42号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第43号議案、江戸川区立幼稚園使用条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第43号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第44号議案、江戸川区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第44号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第45号議案、江戸川区個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第45号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第46号議案、東京都市計画事業南小岩七丁目土地区画整理事業施行規程について、審査願います。 ◆大西洋平 委員 南小岩七丁目土地区画整理事業施行規程について読み込んでいきますと、立体換地という表現が出てきます。余り聞きなれない手法だなと思って、もちろん事前にいろいろ調べてはみたんですが、立体換地について、この表現について、もう少し詳しくお聞かせいただいてよろしいでしょうか。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 立体換地の説明をさせていただきます。
     まず最初に、通常の区画整理事業でよく聞く言葉としまして、平面換地という形があるんですけど、これは従前の土地に対して従後減歩した土地を土地として換地するというやり方なんですが、立体換地というやり方は従前の土地に対して、これと同等の資産価値となるように施行者である区が建物を建てた一部、その床部分とそれにかかわる部分の敷地の共有持ち分に権利変換するという形になっております。 ◆大西洋平 委員 なかなか難しい手法ですけれども、でも実際、利用者にとっては合致すれば大変有効的な手法なんだと思いますが、要は何か等価交換のようなイメージに近いという認識でよろしいですかね。わかりました。  ここで立体換地という手法を、あえてこのエリアで導入する目的というかねらいと、あわせてそれを導入することによってどういったメリットが想定されるか、お聞かせいただいてよろしいでしょうか。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 立体換地を導入する目的とメリットということでございますが、この地域、七丁目地区の特徴としましては、やはり高齢権利者の方がやはり半数近くいらっしゃるというところと、やはり小岩らしさというところもあるんですが、借地権の設定をされている方がやはりかなり多くいらっしゃるというのが七丁目地区の特徴でございます。その中で、やはり自力再建の難しい高齢者の方とか借地権者、こちらでどうしても比較的資産の少ない方、こういった方々が移転先として、やはり困っているという声を多く聞く中で、こういった立体換地の手法を使うことで小規模な住宅を建設して生活再建を円滑に行う。また、そうすることで全体の事業が進んでいくということで、そういった目的で立体換地という手法を使わせていただいております。  また、この地区におけるメリットとしましては、ここは4.9ヘクタールという中で、小岩の街づくりで一番大きなエリアになっております。そのような関係からも、ある土地を使いながら初期の段階で、区のほうで立体換地建築物をつくることで早期に移動ができるというところと、多く聞かれる、どうしても区画整理だと2回の引っ越しを伴うんですが、できてから移動という形で1回の引っ越しで即座に移動できるというところを共感されてメリットかなとは思っております。あとは、必ず事業をやりますと、手続関係、これがかなり煩雑にあるんですが、そのあたりを施行者である区が一括してできるというところがメリットかと考えております。 ◆大西洋平 委員 大変よくわかりましたし、このエリアをしっかり研究して、いらっしゃる方、高齢者が多いとか借地権利者の方々が多いとか、本当にそれに合った形の熟慮に熟慮を重ねて、そういった手法を見出してくれたんだと、私たちは理解をいたしました。聞くと、全国でも余り類のない手法だということですが、逆に言えばそれだけ権利者の方々に寄り添って最善の策を研究していただいて見出してくれたと思っておりますので、私どもとしては大いに歓迎することでございますし、結構なことだと思っております。  いずれにいたしましても、通常、面と面と平面換地ではというのとはまた別の形で、恐らく僕が想定すると、借地権で家で住んでいたけれども、今後、開発が進んでいく上で共同住宅か何かをつくって、そこの2階部分とか、より例えば住環境が向上する可能性だってあるわけですし、そういった形ではいろいろな可能性があるんだなということもあわせて把握したところでございます。いずれにしても、これからしっかり引き続き権利者の方々の最善の形で事業を進めていっていただきたいと思います。 ○太田公弘 副委員長 関連で、すみません。今、立体換地ということで、とても非常にいい制度だというふうに理解をさせていただきました。  ちょっと1点だけですね、非常にいい制度だというふうには思うんですけども、ほかのところでこういったことをやっているかどうかだけ、ちょっとこれだけ確認をさせてください。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 ほかの地区で事例などということでございますが、立体換地制度は昭和29年の区画整理法ができたときから、実を言うと制度としてはある形ではあるんですが、やはり運用面の難しさだったり、また、平成11年には区画整理事業と再開発事業の一体的施行ができる制度なんかもできた関係もあって、やはりちょっと事例が少なくて、全国で3事例、3件ということになっております。いずれも関西の方面で平成初期に行われてきたという実績になっております。  しかしながら、国と勉強会も進める中で、やはり社会の情勢も変わってきておりまして、市街地整備をめぐる状況が変わってきている中で、国交省としても立体換地をぜひ使っていこうというところの中で、そういった課題を整理して、平成28年に立体換地活用マニュアルという形を作成していただきました。そのようなことから、最近では周辺地区である、ある地区ででも立体換地を含んだ区画整理事業がこの8月に認可されたということも聞いております。  私たち江戸川区としても、平成27年からマニュアルの作成に向けて検討委員という形で一緒に入らせてもらいながら研究を進めてきました。その後も国と都を入れながら勉強会を進めてきて、ようやく今ここで使っていけるという形で導入に至ったという経緯がございます。 ○太田公弘 副委員長 わかりました。本当にこういった制度も活用しながら、区画整理事業も一日も早く前進できるような形で進めていっていただきたいと、以上よろしくお願いします。 ◆瀨端勇 委員 私も今お二人のご質問に関連して伺いたいと思います。  一つは、南小岩七丁目土地区画整理事業施行規程ということで、今回議案提出されたわけですけど、この地区の施行者、江戸川区が施行をするということにした理由ですね。なぜ区施行にしたかということが一つと、それから今ちょっと課長のお話にあった、私も区画整理事業と再開発事業の一体型施行というのが七丁目地区では実施されるというふうに理解していたんですけど、その施行の、今回の立体換地ですか、これとの違いというか、その辺ちょっとわかれば教えていただきたいということですかね。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 まず、区画整理事業の施行者がなぜ区なのかということですが、小岩地区の特徴でもあり、昭和32年から明治32年、駅ができてから非常に発展してきた中で、やはり老朽家屋というんですかね、密集地域という中でのエリアになっておりまして、狭隘道路、その辺の公共的な施設が不足しているという関係から、その改善はやはり区がやるべきだということで区が施行者になっていると考えております。  あと、再開発と立体換地の違いという形でよろしかったと思うんですが、簡単に言いますと、立体換地というのがやはり先祖というか元祖なつくりになっています。ここが発展してきて再開発になっているというような、簡単に言うと意味合いになるんですが、大きな違いは何かといいますと、再開発事業は都市計画決定をしてやっていくものなんですが、権利関係が一番最初のステップの中の権利変換というところで事前に権利が確定される。それから建物ができるというのが再開発事業の大きな動きなんですが、立体換地というのは区画整理事業の中で行って、都市計画決定等は必要なわけではないんですが、権利の確定が区画整理の流れで行いますので、最後に権利が確定してくるというようなちょっと違いがあるかなと。  あとは大きさの違いがありまして、再開発事業はご存じのとおり、かなりヘクタール数とかも決められておりまして大きな事業になりますが、基本的に立体換地は小さい小規模共同化というような違いかなと思っております。 ◆瀨端勇 委員 ちょっとわかりにくい部分もあったけど、大体よくわかりました。その違いとかね。  それで、ちょっと私も現物見なかったので、後でいろいろご紹介していただいたんですけど、先日、テレビ番組で大体似たような同じような手法で区画整理をやられている千葉県松戸市の新松戸駅東口地区区画整理というんですかね、それが紹介されました。ある広大な農地を所有する権利者に77%でしたかね、7割以上の減歩を迫って、これも松戸市が施行者ということのようですけど、そこに共同化でマンションを建てるという事業だということなんですけど、やっぱり農地の保全とか農業にやっぱり意欲を燃やしてこられた所有者としては7割以上の減歩ということになっちゃうと、これ農地は農地としてできないということで非常に反発があって、あるテレビの番組でも取り上げられたという話なんですけども、そういうような手法が可能になるような制度なのか。江戸川区として今回この規程にね、区画整理施行規程で決められようとしている立体換地というのは違いがあるのかどうなのか。そこをちょっと教えていただければと思います。 ◎川原進太郎 市街地開発課長 委員さんのおっしゃる地区とですね、簡単に申しますと同じ立体換地と頭は一緒なんですが、その中に、93条の中にやり方の違いが出ておりまして、江戸川区はちなみに他区さんとやり方は違いまして、江戸川区の場合は先ほど申しました高齢者等の対応ということで、申し出という形で手上げをしていただいて、入りたい方のみをそういった共同化に導くというような手法になっておりますので、根本的に同じ立体換地でありますが、違った形であるということをお伝えしたいと思います。 ◆瀨端勇 委員 よくわかりました。強制的なものではないという理解をさせていただければと思います。繰り返し課長からお話があったように、非常に過小な権利者が多いと、借地権者とか高齢化の地域ということで、共同化という手法でそういう方々が救えるというか、そういう街づくりが可能になるとすれば、非常に貴重な手法ではないかと私も考えます。そういう点で、そこのお住まいの方々のお一人おひとりの意向をよく汲んで生活再建が図れるように引き続き一層のご努力をお願いしたいという要望です。 ○早川和江 委員長 それでは、お諮りします。  第46号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第46号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第47号議案、江戸川区立学校設置条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆佐々木勇一 委員 条文を読んでいきますと、二之江小学校の住所改め二之江第三小学校を削るというふうになっております。その後の説明でも二之江小学校と統合するということになっております。これ確認なんですけれども、統合後の学校名についてはどうなるのか。また、両校の保護者の方については、ご理解をいただいた上でのことなのか。確認ですけども、お聞かせください。 ◎石塚修 学校施設担当課長 まず、学校名についてですが、今委員のお話にもありましたけど、二之江三小を閉校し二之江小に統合するということで、学校名二之江小学校となります。また、保護者の方々のというお話でございますが、二之江小・二之江第三小学校の統合につきましては、平成29年度から地域の方ですとか保護者の方、あとはPTAの会議体等で順次お話をしてきたところでございます。  そういった中で、二之江第三小学校の保護者の方から校名がというお話は聞いておるところでございますが、今それを受けまして、じゃあ統合後の先を見据えた形で、例えば校章はどうするか、校歌はどうなるか。また、学校ですとかPTA主催行事はどうなるかというちょっと先を見据えたご意見をいただいているのが現状でございます。 ◆佐々木勇一 委員 同じ葛西地区で、清新ふたば小学校と新しく校名ができたところもありまして、やはり名は体を表すで、皆さんも同じですけど名前が変わるって大きいことですよね。そういった意味でPTAの方とか学校評議員の方とか合同会議出られている方、そういった方々は当然ご理解いただいていると思うんですけども、保護者の方々に対して、やはり丁寧な説明というのは必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。今、ご答弁いただいたとおりだと思いますので、その点しっかりとご説明を丁寧にしていただければというふうに思っております。  両校の合同会議が続いておりますけども、やっぱりその中でも、校名以外でもやっぱり校章、校歌、これについてさまざまなご意見があるようですが、現状についてお聞かせください。 ◎石塚修 学校施設担当課長 今、委員のお話にもありましたように、合同会議というものを今年の6月から開催しております。ここには両校の校長先生、学校評議員の方、あとはPTA役員の方ご出席いただいておりますが、やはり先を見据えたときに校章、校歌どうするのかというお話、非常にたくさんございます。また、各校のPTA会長さんの方たちがいろいろ話を吸い上げて、意見等を吸い上げてくれて合同会議の場に持ち込んでくださっております。つきましては、我々としましてもいつぐらいを見据えてやっていくかですとか、どういうふうな決め方をしていくか、まず、こういったことを議論させていただいておる状況です。  現状につきましては、校章、校歌とかについて、どのように思っているのかというのを両校のPTAの方々が意見を再度拾っていただくような流れで今動いておるところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 校名、校歌、校章って本当に思いが込められているものですので、両校の思いがあります。大変な作業だと思いますけども、教育委員会の事務局としてしっかりとその思いも受けとめた形で進めてください。  あと、これ要望なんですけども、現在スムーズな統合に向けて、子ども、児童同士の交流が進められております。その中でやっぱり統合に向けた予算というのはやっぱり必要になってくると思うんですね。来年度に向けて学校に対する予算、そしてまた学用品も変わってきたりしますので、それについて、教育委員会としてしっかりと支給をするというようなことを、ぜひお考えいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○早川和江 委員長 それでは、お諮りします。  第47号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第47号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第48号及び第49号議案については、はじめにお諮りしましたとおり、いずれも、陸上競技場に係る工事請負契約に関するものでありますので、一括して審査願います。 ◆岩田将和 委員 よろしくお願いいたします。この二つの議案につきましては、決して反対するものではございません。ただ、2点ほど確認をさせていただきたいと思います。  そもそも入札制度というのは誰もが公平に参加ができる。つまり競争の機会がいかに確保できているか、ここにあるんだろうというふうに思っております。この点を踏まえまして、この二つの入札結果を見ますと、それぞれ3者が参加をしているんですけれども、そしてそれぞれ1者が辞退をしておりますけれども、区として辞退理由ですね。詳細は結構ですけれども、辞退理由は把握されておりますでしょうか。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては把握をしております。 ◆岩田将和 委員 ここでは会社が特定されておりますので、詳細につきましては、質問は差し控えたいと思いますけれども、その辞退理由は行政から見て妥当なものと判断できましたかね。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これはそういった理由も、他でもそういったことで理由が出ておりますので、妥当なものというふうには認識しております。 ◆岩田将和 委員 次に、ちょっと2点目なんですけれども、3者がそれぞれ入札に参加しておりますけれども、そもそも入札参加の資格のある業者は何社ほどありますでしょうかね。 ◎岡﨑由紀夫 用地経理課長 これにつきましては、まずエレベーター設置その他工事のほうでございますが、こちら建築になりますので、区内格付Aの業者ということで、11社ございます。それから、もう一つの外壁塗装につきましては塗装の部門になりますので、これも区内格付Aの業者ということで、9社でございます。 ◆岩田将和 委員 エレベーターのほうが11社、そして外壁塗装のほうが9社、そのうちそれぞれ3者が参加をしているということでございます。  なぜ、今二つの質問をしたかといいますと、当然入札の参加者が多いほど競争性というのはやっぱり高まるんですよね。私は、これは入札制度においてはとっても大切なことだというふうに理解をしております。今回の二つの入札結果を見て、やや厳しい見方をしますと、入札参加者にやや偏りがあるのかななんていうね、私はそんな印象も持っておりますけれども、今、用地経理課の皆さんが一生懸命入札制度についてはしっかりやっていただいているということは私も承知をしているところでございますけれども、先ほど申したように競争性をいかに高めるか。ここのやっぱり工夫と努力ということは引き続きお願いをしたいなというふうに思っておりますので、競争性を高めるための工夫と努力を引き続きお願いをしたいと思います。 ○早川和江 委員長 それでは、順次、お諮りします。  第48号議案、陸上競技場エレベーター設置その他工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第48号議案は、原案のとおり決しました。  次に、第49号議案、陸上競技場外壁塗装その他工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○早川和江 委員長 よって、第49号議案は、原案のとおり決しました。  以上で、本日の議案審査は、全て終了しました。  次回の委員会は、15日(火)、午前10時、陳情及び発議案の審査、並びに所管事務調査を予定しています。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。                      (午後 0時36分 閉会)...